アイドル・瀬名ちひろがプロデュースする新規アイドルグループ『天空プレモ』の第1回メンバー・オーディションが開催され、先行デビューメンバー3名が発表された。メンバーの平均身長は169.3cmで、「日本発のK-POPを発信したい」というプロデューサーの想いから、「日本版“少女時代”」を目指し高身長アイドルグループとしてデビューする。『天空プレモ』はモデル並みのスタイル、圧倒的なビジュアル、長い手脚を活かしたフォーメーション・ダンスパフォーマンスを武器とした革新的なアイドルグループを目指して結成。今回第1回オーディションが開催され、福原きほ(174cm)・桜井綾菜(170cm)の合格が発表された。プロデューサーの瀬名ちひろ(164cm)を加えて高身長の計3名の先行デビューメンバーが解禁となった。オーディションの模様は、登録者数100万人超のYouTubeチャンネル『令和の虎』で配信が開始されている。■『天空プレモ』メンバーコメント●瀬名ちひろひよっこプロデューサー瀬名ちひろです!日本にないアイドルジャンルを創りにきました。コンセプトに憧れを抱いてくれたメンバーと期待をしてくださるファンの方と夢を掴むまでの生活を何より楽しみにしています。まだまだ未熟者ですが、一度きりの人生「私らしい、貴方らしい」をモットーに突っ走っていきます!“令和の少女時代”ついてきて下さい!!■福原きほ天空プレモのふわふわビッグバード、福原きほです!私は元OLで、何も分からないゼロからのスタートです!今はまだ卵ですが、いつか大きな鳥に成長したいです。みなさん、私を一緒に育ててくれませんか?これからの生活、ドキドキワクワクで胸が張りさけそうです!ずっと憧れていたアイドル。天空プレモに加入できてとっても嬉しいです。夢のようで信じられません。これから一生懸命頑張ります。応援よろしくお願いします!■桜井綾菜天空プレモの笑顔、満開!枯らしたらあかんで!桜井綾菜です! 天空プレモオーディションで名前を呼んでもらえたら時、言葉にできないくらい嬉しい気持ちでいっぱいでした。アイドルはほんとに初めてで右も左もわからないですが、ファンの皆さん、これからファンになってくださる皆さんと大空に羽ばたいて行きたいです。皆さんに癒しの空間を届けれるようスタイルを武器に精一杯頑張ります!応援よろしくお願いします!■瀬名ちひろプロフィール瀬名ちひろは日本の女性アイドル、プロデューサー、モデル、インフルエンサー。2020年にアイドル・デビュー。2022年に夢みるアドレセンスに加入し、2代目ピンク担当として活躍。ファッション雑誌への掲載デビューを経て2023年に卒業。高身長アイドル・グループ『天空プレモ』の結成を目指す。164cmの高身長スレンダーなスタイルで表現するエレガントで躍動的なパフォーマンスに定評がある。千葉県出身。
2024年04月01日絵本画家・いわさきちひろ(1918-1974)の没後50年を記念した展覧会が、練馬区の自宅兼アトリエ跡に建てられた「ちひろ美術館・東京」で、3月1日(金)から開催される。かつて、ちひろの絵本を読んで育った世代も、今まさに絵本を手にしている世代も、ともに楽しめる展覧会だ。福井県に生まれ、東京で育ったちひろは、書と絵画を学び、第二次世界大戦後は子供の本を中心に画家として活躍。55歳で亡くなるまで、子供や花の絵を描き続けた。活動期にあたる戦後の日本は高度成長期のまっただ中で、多くの自然が失われていった時代だ。ちひろは、「私は私の絵本のなかで、いまの日本から失われたいろいろなやさしさや、美しさを描こうと思っています」と語っていた。そこには、身近な自然が失われていくことへの危惧が含まれていたのだろうという。同展は、「あそび」「自然」「平和」の3つのテーマに現代科学の視点も加え、ちひろの絵を通して、様々な「いのち」と仲良く生きるにはどうしたらよいかを考える展覧会だ。タイトルの「あれ これ いのち」には、「あれ? とたちどまってみる。これ? とみつけてみる。あれこれかんがえてみる」という呼びかけが示唆され、身近な自然やいのちの存在に自ら気づき、考えようという気持ちが込められている。見どころは、生態学の視点とアートユニット「plaplax」 による観客参加型のインタラクティブな展示を通して、ちひろの描いた絵の中の草花や生きものたちに、まるで道草をするように出合えること。作品を見たり、展示に触れたり、身体を動かしたりしながら、楽しみつつ学ぶ体験型展示は、通常の絵本展とはまた違った新鮮さをもっている。科学の視点から企画された興味深い展示もある。ちひろが愛した紫色は、生態学的には、植物が動物と共生関係を結ぶために進化させた花や熟した果実の色なのだとか。様々な紫色を「共生の色」として注目した後には、ぜひ、美術館の庭へ。「共生の庭」と名づけられた庭では、絶滅が心配されるサクラソウや、絵本『あかまんまとうげ』にも登場するワラビやフキも目にできる。実物の植物を実感することで、地球の未来に想いを馳せる機会ともなるだろう。<開催概要>『いわさきちひろ ぼつご50ねん こどものみなさまへあれ これ いのち』会期:2024年3月1日(金)~6月16日(日)会場:ちひろ美術館・東京時間:10:00~17:00(入館は閉館30分前まで)休館日:月曜(祝日の場合開館翌平日休館)※GW期間は無休料金:一般1,200円、65 歳以上・大学・18歳以下に同伴する保護者(お子さま 1 名につき 2 名まで) 900円展覧会特設サイト: 2024kodomo/
2024年02月28日ちひろさんは、小学2年生の娘あかねを育てるママ。趣味はハンドメイドで、休みの日にはあかねと一緒に作ることもあり、生活の楽しみになっています。ある日、小学校のPTA会長みずほさんに媚を売るトモカさんを見て「煩わしいママ友関係とは無縁でいたい」と願うちひろさんでしたが、トモカさんから「ハンドメイド服を2着作ってほしい」と依頼されてしまいました。 断り切れずに引き受けましたが、自分で作ったことにして、みずほさんに見栄を張ろうとするトモカさんの企みを知ります。 さらにトモカさんの娘、優子までもがあかりに手作りの服を着て来るなと意地悪を仕掛けてきました。あまりに自分勝手な行動にちひろさんは、返金して依頼を辞退。 すると、あかりの洋服が優子たちに破られるという事態に……。それでもしつこく依頼してくるトモカさんの言葉に、ちひろさんの頭にあるひらめきが浮かび、再び新しい服の制作に取り組むことにしました。 笑いが出ちゃう…これが私の仕返しだ!!! ちひろさんは『仕事用』と言って、目玉のボタンや、アスパラガスとスズメ柄のリボン、怪獣のアップリケなどの材料を買い足し、ワクワクしながら制作に取りかかります。 ちひろさんに制作状況を確認してきたトモカさんですが、言葉巧みにちひろさんは画像を送らず、どんな服になっているのか知る由もありませんでした。 ちひろさんは、あかりに作るようなかわいい服とはほど遠い材料を、トモカさんから依頼された服として買い足しました。トモカさん親子から受けた仕打ちを、「ださすぎるデザインの洋服をトモカさんが作ったことにする」ことで仕返しすることにしたのです。 人にお願いする立場とは思えない自分勝手なトモカさんの行動の数々が、ださすぎる洋服という形になって戻ってくることになろうとはきっと思いもよらないでしょう。人の努力を自分の評価にしようと横取りしたり、人に横柄な態度をとったり……トモカさんは、因果応報の結果が待ち受けていそうです。 作画:綾部夕貴著者:ライター ちひろ
2023年12月25日ちひろさんは、小学2年生の娘あかねを育てるママ。趣味はハンドメイドで、休みの日にはあかねと一緒に作ることもあり、生活の楽しみになっています。ある日、小学校のPTA会長みずほさんに媚を売るトモカさんを見て「煩わしいママ友関係とは無縁でいたい」と願うちひろさんでしたが、トモカさんから「ハンドメイド服を2着作ってほしい」と依頼されてしまいました。 断り切れずに引き受けましたが、自分で作ったことにして、みずほさんに見栄を張ろうとするトモカさんの企みを知ります。 さらにトモカさんの娘、優子までもがあかりに「ハンドメイドの服を着て来るな」と意地悪を仕掛けてきました。あまりに自分勝手な行動にちひろさんは、返金して依頼を断ります。 しかし、あかねが優子に意地悪をされるのでは?と不安に駆られ……。 発想の転換…やられてばかりでたまるもんか! ちひろさんの嫌な予感は的中しました。ある日、娘がトモカさんの娘・優子に着ているハンドメイドの服を破られてしまいます。 もとはといえば、あかねの服を見て、ハンドメイド制作を頼んできたのに、その服を優子とPTA会長みずほさんの娘だけでお揃いにするため破いたってこと……?! 自分の子どもを利用して、人の娘を傷つけてまで、自分の思い通りにしようとするなんて許せない……ちひろさんの怒りが再燃。 さらには、返金したはずのお金も再振り込みしてあり、図々しくハンドメイドの服を一方的に依頼してくるトモカさん。いつまでも落ち込んでいられないちひろさんは、このまま洋服制作を受けることにしたのでした。 娘を悲しませたくないという一心のちひろさん。強く前向きな姿は娘への大きな愛情を感じられますね。 一方で、ちひろさん親子に意地悪をしてまでも、PTA会長の機嫌を取ることばかり考えているトモカさん親子の行動は目に余るものがあります。本当に大切にするべきママ友とは、自分の評価のためでなく、周りの人と助け合い支え合うことができる関係ではないでしょうか。>>次の話 作画:綾部夕貴著者:ライター ちひろ
2023年12月24日ちひろさんは、小学2年生の娘あかねを育てるママ。趣味はハンドメイドで、休みの日にはあかねと一緒に作ることもあり、生活の楽しみになっています。ある日、小学校のPTA会長みずほさんに媚を売るトモカさんを見て衝撃。煩わしいママ友関係とは無縁になりたいと願うちひろさんでしたが、トモカさんから突然連絡があり、ハンドメイドの服を褒められ、「2着作ってほしい」と依頼されてしまいました。 断り切れずに引き受けましたが、後にみずほさんに媚びるために自分で作ったことにして、みずほさんの娘と自分の娘のお揃いの服を作ったことにしようとしているトモカさんの企みを知ってしまいました。 さらにトモカさんの娘・優子が、あかねにハンドメイドの服を着て来ないよう意地悪を仕掛けてきます。それを知ったちひろさんはそんな手に乗るもんかと……? はぁ?私がモンペ!? 落ち込むあかねのため、ちひろさんは直接トモカさんを問いただすことに。 「子どもから聞いた話を鵜呑みにして、直接文句言ってくるなんてモンペみたい(笑)」 トモカさんは証拠がないのにうちの子のせいにするなんて……と逆切れし、さらにはちひろさんをモンペ呼ばわりします。 これ以上関わらない方が良いと判断したちひろさんは一方的に話を切り上げ、ハンドメイド代金として頂いていたお金を返金し、今回の依頼はなかったことにしたのでした。 みずほさんに対していい顔をするのはトモカさんの勝手ですが、人を巻き込んでまでする必要のあることでしょうか。 母親の作る洋服が好きな娘までも傷つけられ、さすがのちひろさんも黙っていられるはずもありませんよね。返金してお断りした潔いちひろさんの行動は当然のことのように思えます。>>次の話 作画:綾部夕貴著者:ライター ちひろ
2023年12月23日ちひろさんは、小学2年生の娘あかねを育てるママ。趣味はハンドメイドで、休みの日にはあかねと一緒に作ることもあり、生活の楽しみになっています。ある日、小学校のPTA会長みずほさんに媚を売るトモカさんを見て、そのあからさますぎるごますりにドン引き。 煩わしいママ友関係とは無縁でいたいと願うちひろさんのもとに、トモカさんから突然連絡があり、「もし良かったらうちの子にも作ってくれませんか?」と洋服を2着、制作依頼されてしまいます。 数日後、PTAの集まりで学校を訪れたちひろさんは、みずほさんが「トモカさんの作るハンドメイドの服本当に楽しみ~」と言っている会話を聞いてしまいました。 トモカさんは、ちひろさんのハンドメイドの服を、自分が作ったことにしようとしていて、トモカさんに利用されていたことに気づきました。 娘が着ていたハンドメイドの服を褒められて舞い上がっていたちひろさんは、怒りとともにショックを受けます。 信じられない言動に物申す!? 利用されたと気づいたちひろさんは、トモカさんに対してはもちろん、浮かれていた自分自身に腹が立ちます。 さらにトモカさんは娘、優子にも悪知恵を入れたのか、あかねに「ハンドメイドの服をもう着ないで」と言ってきたのです! トモカさんに利用されたうえに娘までも傷つけられたら、関わりたくないと思っているちひろさんも黙ってはいられないですよね。 自分がPTA会長のボスママ気に入られたいがために、子どもたちまで巻き込むトモカさんには反省してもらいたいものです。 作画:綾部夕貴著者:ライター ちひろ
2023年12月22日ちひろさんは、小学2年生の娘あかねを育てるママ。趣味はハンドメイドで、休みの日にはあかねと一緒に作ることもあり、生活の楽しみになっています。ある日、小学校のPTA会長みずほさんに媚を売るトモカさんを見て、そのあからさますぎるごますりにドン引き。 煩わしいママ友関係とは無縁でいたいと願うちひろさんのもとに、トモカさんから突然連絡があり、「もし良かったらうちの子にも作ってくれませんか?」と洋服制作を依頼されてしまいます。 断り切れず「わかりました。お作りいたします」と返事を返すと、「洗い替え用に2着お願いします!」と言われてしまって……。 自分の手作りだと大嘘!? 仲良くもない同じクラスのママに突然連絡をしてきて、2着も洋服制作を依頼したトモカさん。しかしちひろさんはハンドメイドを褒められたことがうれしくて、懸命に作り始めます。 数日後、PTAの集まりで学校を訪れたちひろさんは、トモカさんとみずほさんの会話を聞いてしまいました。 「トモカさんの作るハンドメイドの服本当に楽しみ~」 どうやらトモカさんは、ちひろさんのハンドメイドの服を、自分が作ったことにしようとしている様子。そして洗い替え用だと聞いていたもう1着は、みずほさんの娘・さあやの分だったのです。 ちひろさんに服を作らせておいて、自分が作ったことにしようとしているトモカさん。そんなことをする人がいるなんて……お金を払えばいいという問題でもありません。なぜそこまでしてママ友に媚びるのか、理解に苦しみます。 そもそもちひろさんの娘・あかねちゃんと同じワンピースを作ってほしいという話なので、嘘がバレるのは時間の問題ではないでしょうか。ちひろさんのショックは計り知れないです。>>次の話 作画:綾部夕貴著者:ライター ちひろ
2023年12月15日ちひろさんは、小学2年生の娘あかねを育てるママ。趣味はハンドメイドで、休みの日にはあかねと一緒に作ることもあり、生活の楽しみになっています。ある日、小学校のPTA会長みずほさんに媚を売るトモカさんを見て、そのあからさますぎるごますりにドン引き。 煩わしいママ友関係とは無縁でいたいと願うちひろさんのもとに、苦手に思っていたトモカさんから突然連絡が。 連絡先を交換した覚えもないのに……。トモカさんが連絡してきた理由は? 手作りの服を褒められついつい… トモカさんからのメッセージをちひろさんは無視することもできず返事をすると、どうやらあかねが授業参観のときに着ていた服がかわいいと思ってくれたようでした。 「もし良かったらうちの優子にも作ってもらえませんか」とトモカさんから依頼が。 褒めてくれる言葉もあり断り切れずに引き受けてしまったちひろさんは、さらなるずうずうしいお願いに複雑な気持ちになるのです。 トモカさんには近寄りたくないと思っていたにも関わらず、ハンドメイドの服を褒められてうれしくなったちひろさん。 一方で、PTA会長のみずほさんにしているのと同じように、じょうずに媚びられているのでは!? と思ってしまったのも不自然ではありませんよね。 トモカさんが人を褒めるのは、純粋な気持ちなんでしょうか? とはいえ、これも人間関係を円滑にする術の1つではあります。使い方と使いすぎには注意したいものですね。>>次の話作画:綾部夕貴著者:ライター ちひろ
2023年12月14日ちひろさんは、小学2年生の娘あかねを育てるママ。趣味はハンドメイドで、休みの日にはあかねと一緒に作ることもあり、生活の楽しみになっています。ある日、小学校のPTA会長みずほさんに媚を売るトモカさんを見て衝撃。煩わしいママ友関係とは無縁でいたいと願うちひろさんですが……。 媚びるママ友関係ってめんどくさっ! ハンドメイド好きなちひろさんは、自分が作った服やアクセサリーをあかりがうれしそうに身に着けてくれることに喜びを感じていました。 ある日、あかりの参観日で、カリスマ的存在のPTA会長みずほさんに対し、あからさまに媚びるトモカさんを見て「ママ友とは一定の距離を取ろう……」と決意します。 それからママ友とは深い付き合いにならないように回避していたのですが、ある日トモカさんからメッセージが送られてきて、ちひろさんはドキッとします。 みずほさんへ気に入られたいトモカさんの媚び方は、どんなママでもちょっと引いてしまうようなレベルですね。 明らかにおおげさな褒め方ですが、みずほさんは嫌な気はしないのでしょう。ただ、はた目にはこのような関係に、巻き込まれたくないと思うのは当然かもしれませんね。>>次の話作画:綾部夕貴著者:ライター ちひろ
2023年12月13日有村架純主演で、安田弘之の原作漫画を今泉力哉監督が映画化した『ちひろさん』のBlu-ray&DVDが2024年2月23日(金)にリリースされる。海辺の小さな街にあるお弁当屋さんで働く主人公・ちひろ役を務めるのは、有村架純。優しさと厳しさの両方を併せ持ち、どこか陰があってひょうひょうとしているという難しい役どころを、有村さんは深みと軽やかさをまとって演じ、新境地を開拓。脇を固める役者陣には、弁当屋の主人の妻・多恵を演じる風吹ジュンや、風俗店の元店長役のリリー・フランキーといったベテラン陣から、若葉竜也、豊嶋花、佐久間由衣といった若手の注目俳優まで、個性的なメンバーが集まった。メガホンを取るのは、『愛がなんだ』や『街の上で』など立て続けにヒット作を生み出し、最新作の『アンダーカレント』も話題の今泉力哉。本作では、純粋な恋愛とは距離を置いた登場人物たちの人間模様を繊細に描き、新境地を見せる。主題歌は今泉監督が愛するバンド「くるり」が書き下ろし、岸田繁が全編の劇伴音楽を作曲した。「くるり」と岸田さんならではの大胆かつ繊細に心に響くメロディと言葉は、ちひろのキャラクターと作品の世界に美しく寄り添い、その魅力をいっそう引き立てる。さらに、作品を彩るお弁当も欠かせない。『かもめ食堂』『南極料理人』「深夜食堂」など、日本映画を食で彩ってきた飯島奈美がフードスタイリストを務めており、食は作品の中で重要なパートを担っている。どんなにつらいことがあっても、人はご飯を食べる。誰かと、またはひとりで。食べることは生きること。悲しみや孤独を癒してくれるのだと教えてくれる作品となっている。『ちひろさん』は2024年2月23日(金)よりBlu-ray&DVDリリース。Blu-ray:5,390円(税込)DVD:4,290(税込)同日DVDレンタル開始発売・販売元:ギャガ(シネマカフェ編集部)■関連作品:【Netflix映画】ちひろさん 2023年2月23日よりNetflixにて全世界配信&新宿武蔵野館にて公開©2023 Asmik Ace, Inc.©安田弘之(秋田書店)2014
2023年11月28日人気歌手の鬼束ちひろ(43)が10月30日、公式サイトで43回目の誕生日を報告した。自身の公式サイトに「うまれがち!!通信」と題した直筆の書面をアップした鬼束。《今日で43歳になりました。お騒がせ鬼束ジョイナーちびマダムです》と切り出し、《支えてくれるファンの方々、家族、ダーリン、いえねこ2 みんなのために歌を届けたくて ストック、楽しみにしててくださいね》(原文ママ)と綴った。そのいっぽう、こう明かした。《実は今、ジョイナーちび、歯の治療が長引いていて、人前に出れなき状態でした。でも、それも終わりに近づいているので、マダムちび自身、「もうすぐ歌える!!」というきもちでいっぱいです》そして、《たのしみにしててね》と呼びかけた。鬼束は‘21年11月28日、東京都渋谷区の路上で救急車を蹴ったとして、器物損壊の疑いで逮捕された。12月2日、公式サイトで謝罪文を発表し、’22年1月21日には不起訴処分に。以降、ライブ映像作品のリリースはあったものの、沈黙を貫いてきた。その陰に、歯の不調もあったようだ。「もうすぐ歌える」といい、活動再開を示唆している鬼束。ファンの喜びもひとしおだろう。
2023年10月31日豊田徹也による同名漫画の実写化した映画『アンダーカレント』が明日から公開になる。本作で共同脚本と監督を務めたのは、『愛がなんだ』『ちひろさん』など話題作を数多く手がける今泉力哉監督。本作では3人の登場人物の過去、現在、そしてその先を丁寧に描きながら、ひとの心の“奥底=アンダーカレント”にある感情を丁寧に描き出している。本作の主人公・かなえは、夫・悟が突然失踪してしまい、周囲の人々の助けを借りながら、銭湯「月乃湯」を再開する。そんなある日、堀と名乗る謎の男が「働きたい」と現れ、彼は銭湯に住み込みで働くことになる。同じ頃、かなえは友人から胡散臭い私立探偵を紹介され、失踪した夫の行方を捜すことに。突然の失踪、突然の同居人の出現……不思議な日々の中で、かなえは自分の心の底に沈めていた想いに気づいていく。本作の原作は、フランス・アングレーム国際漫画祭でオフィシャルセレクションに選出されるなど、国内外で人気を誇る豊田徹也による伝説的同名漫画。熱狂的なファンも多く、過去に映画化を望んだ映画製作者もいたというが、今回は今泉監督が豊田氏と直接会って、映画化の許可を得たという。「豊田さんは、作品をつくることに対する純度の高い方だと思っています。実際にお会いすると難しい方ではまったくなくて、とてもやわらかい方でした。話をしていく中で、豊田さんと自分はものをつくる時のベースになるものや、大事にしていることが似ていると思いました。だから、最初にお会いした時に豊田さんから『この原作って映画にして面白くなると思います?』って聞かれた時に『絶対に面白くします!』じゃなくて『確かにそうですよね』って答えたんです。『難しいと思います』と。そんな会話から始まったことで、信用してもらえたのかもしれないです。とにかく豊田さんはまっすぐで真摯な方でした。この作品も『ちひろさん』もそうでしたけど、この原作がやりたい、この漫画を映画にしたい、というよりは“この原作者に会いたい”とか”この人の描いた世界観や感覚に興味がある”という感じが近いのかもしれないです。『アンダーカレント』の作者は本当のさみしさや孤独を知っている人、という感覚がありました。それは人によっては知らないままでも生きいけるものだし、なんなら知らない方が幸せかもしれない。でも、そこを描いていることに惹かれました」今泉監督が語る通り、本作では夫が失踪してしまった女性、銭湯に住み込みで働く謎の男、そして妻の前から姿を消した夫……それぞれの孤独やさみしさが、細かな表情やしぐさ、そして時間の積み重ねによって描き出される。物語の中ではさまざまなことが起こるが、登場人物の内面を単純化するような描写や強引な展開、大事件はひとつも描かれない。本作では出来事ではなく、“そこに流れる時間”を何層にも重ねることで作品が出来上がっているのだ。「そうですね。だから時間であったり、空気とか、まさにアンダーカレントという言葉に象徴されるような“通底している存在”が大事で、これをどうやって映画にすればいいんだろう? と思いましたし、撮っている時も完全にはわかっていなくて、ただの出来事の羅列になってしまうんじゃないか、という恐怖はずっとありました。こうして完成した作品を観ても、どこまであの空気を描けているのか、どこまで出来事の羅列になっていないか……まだ客観的には観れないですね」登場人物が魅力的であってほしい、と常に思っています本作では登場人物がセリフでわかりやすく感情を説明したりはしない。むしろ彼らが“自分でも気づいていなかった”感情や時間がゆっくりと浮かび上がっていく瞬間が描かれる。大きなきっかけはないし、明確な転換点もない。しかし、その感情は最初からずっと奥底にあった。それが静かに浮上してくるのだ。「真木さんをはじめ、俳優陣は本当に大変だったと思います。ただ、非常にレベルの高い、いろんな経験をしている俳優さんたちだったので、最初からこうしてください、ということはほぼなくて。まずはやってもらって、自分の想像していないことが起こったとしても『そちらの方が正解かも』という想いで撮影してました。僕としては、俳優さんがその役をガッツリと掴んでいるよりは、少し迷っている方が良いと思っているんです。演じることってそれだけで疲弊するし、今回はどの役も事前に考えてきたことを現場でやればいい役ではないので、テストしている時と本番ではやっぱり芝居は違う。でも、僕としては俳優さんのアイデアを先に潰してしまうことはしたくないと思っていますし、芝居ってひとりではできなくて、目の前にいる人と対峙して生まれるものだと思っているので、キャスティングの際も真木よう子さんをよく知っている人々を選びました。過去の時間も取り入れたいと思っていました」今泉監督は「わかりやすい物語があって、わかりやすい結末があるようなものをあまり作りたいとは思わないですし、本作では“人をわかるってどういうことですか?”ってセリフが出てきますけど、答えが出ないからこそ題材にできるんだと思います」と語る。一方で本作は決して難解な作品ではない。本作で描かれる感情は誰もがアクセスできるもので、何よりも観終わったあと、登場人物たちを“愛すべき存在”と思える魅力的な作品なのだ。『アンダーカレント』は観終わったあとすぐにスラスラと感想が出てくるような映画ではないのかもしれない。しかし、この映画は観た人の中にずっと残り続けるものになるはずだ。「とにかく登場人物が魅力的であってほしい、と常に思っています。物語が魅力的とか、そこにある謎が解けて、とかそういうことじゃなくて、とにかく人物が魅力的で、愛せるか。映画をつくっていて一番やりたいことはそこなんです」『アンダーカレント』10月6日(金) 全国公開豊田徹也/講談社 2023「アンダーカレント」製作委員会
2023年10月05日大人も子どもも、家族みんなが過ごしやすい家づくりに大切なことってなんだろう? vol.4では、東京の西側、上水道が近くに流れる、イラストレーター・よしいちひろさんの住まいへ。目が合うと自然と笑顔になれる、子どもの作品や可愛い雑貨に囲まれた賑やかな空間が広がるよしいさん宅。さっそく子育ても家事もおしゃれもはかどる、理想の住まいのヒントを探ります。profileよしいちひろさんイラストレーター雑誌や書籍、広告などで幅広く活躍するイラストレーター。エッジの効いたライフスタイルにファン多数。8歳男の子のママ。Instagram:@chocochop2FAMILY:3人家族(パパ・ママ・長男8歳・犬・ハムスター)HOUSE TYPE:一軒家/注文HOUSE DETAIL:築8年/73㎡/3LDK(+小部屋、WIC、ロフト)AREA:東京都こだわりの住まいについてひとり時間を楽しみながら、家族の仲も深まる間取りイラストレーター・よしいちひろさんの住まいは、8年前、息子さんの出産を機に建てたという一軒家。「家づくりのテーマは、ライフステージやそのとき感じたことに耳を傾けること。今年の春、息子の成長や夫の働き方が変わったこともあって、リノベーションを行いました」リノベを担当したのは、国分寺の建築事務所〈straight design lab〉。大きな変更は、扉付きの子ども部屋と、夫婦それぞれの仕事部屋を新設したこと。「家を建てた当初は、家族みんながいつでも繋がれるように、できるだけ壁や扉を取り払った間取りにしました。今は各々のパーソナルスペースを持てたことで、家族の時間をより大切に過ごせるようになったと思います」家族が集まるのは、2階のリビングダイニング。ボードゲームをしたり、ソファに横並びに座ってのんびりテレビを見たり。リビングは以前よりスペースが狭くなった分、親密さが増して、かえって居心地のよさが増したそう。「家の満足度は広さで測れるものではないと嬉しい気付きもありました!」LIVING & WORKSPACEコンパクトでも視界は広々!仕事も団らんもはかどるリビング窓を大きめに設計した、開放感あふれるリビング。お気に入りのシンボルツリーは「ポリシャス」という名で〈SOLSO farm〉で購入。リビングの一角には、よしいさんのワークスペースも新設。「設計士さんと選んだ、グリーンの窓枠がお気に入りです。派手な色だと飽きちゃうかなと悩んでいたとき、『みんなそうやって無難な色を選んじゃうけど、塗り直したらいいんですよ!』と背中を押してもらいました」10年以上使っているソファはセレクトショップ〈OCAILLE〉のオーナー・恩田登喜枝さんが雑誌で紹介していたもので、駒沢公園近くの家具屋〈GECKO〉でセミオーダー。家族3人で座っても余裕のある3シーターで、〈LAPUAN KANKURIT〉のモスグリーンのブランケットも相性◎。可愛く結ばれたカーテンの先には、家族の写真やイラストなど、思い出がたくさん。「額は蚤の市やアンティークショップなど、手頃でいいものを見つけたらストックしています」国立の〈LET’EM IN〉で購入したチェアと、プラントスタンドと組み合わせてサイドテーブルに見立てた太鼓。「息子がときどきドンドコ叩いて遊んでいます」小屋のような2畳の仕事部屋。「コンパクトになった分、極力ものが増えないように心がけるようになりました。窓越しに愛犬のおいも(ときには息子)がソファでうたた寝しているのを見るのが至福の時間です」アウトドア好きのよしいさんが使う作業デスクは〈callman〉。「とりあえず家にあるものでまかなってみたら、サイズもちょうどよく、窓枠のグリーンとも相性◎。そのまま使ってみることにしました」天井からぶら下がるのは、息子さん作の新幹線のオブジェ。「絵は飾れるけど、工作ってそんなに置ける場所もないし、持て余しますよね。わが家では天井から吊るして飾ってみることが多いです」KITCHEN & DINING大きめのダイニングテーブルで、家族がくつろげる空間にダイニングテーブルは北欧家具を扱う〈haluta〉で見つけた〈アアルト〉のもの。「ヴィンテージというほど古くはない90年代ぐらいのもので、珍しい爽やかなグリーンの天板がお気に入りです。友人たちにもよく褒められます!」キッチンは〈無印良品〉のシステムキッチンを導入。「キッチンは空間を広く取るためにオープンで設置しましたが、次は個室のように空間を分けるなど、ゆるやかに検討していきたいです」器は、北欧ブランドのものや日本の作家もの、ヨーロッパの蚤の市で出会ったものなどさまざま。食器棚上の置き時計は〈ZARA HOME〉の無地の時計に、息子さんが手書きで文字盤を描いたもの。「こういう味のある文字って、小さいときしか書けなくて貴重ですよね」オモチャのクモに一瞬驚く、キッチンの窓際。ミカンが入っていた赤いネットはリンゴ型に、シソは水につけてお花のように飾って。「近所の農家さんで茎についた状態で販売していました。シソは水に浸けていると根っこが生えてきて、わりと長持ちします」お気に入りの〈THONET〉のチェア。「ラタンで編まれたものはよく見かけますが、これはビニール素材。半透明なのが可愛くて気に入っています。穴が空いてしまったので、今は半分観賞用です(笑)」フラップ扉のアンティーク棚は、〈LET’EM IN〉でひと目惚れ。「わが家の古家具はほとんど〈LET’EM IN〉。素敵なアイテムがお手頃価格で手に入ります。“日本人の買い物の軌跡”をテーマに、すべて日本で買い付けされていて、店主の原さんの美学には芯があり、共感しています」BEDROOMひとつの部屋を3つにセパレート!狭さが落ち着く寝室にもともと家族みんなの寝室だった1階の大部屋は、夫婦の寝室と子ども部屋、ご主人のワークスペースとして、分けて使えるようにリノベーション。夫婦のベッド上のスペースは、息子さんのベッドスペースとして活用している。「珍しいタイプの2段ベッドです(笑)。巣ごもり感があり、落ち着きます」愛犬のおいもちゃんのベッドはクレートを上下に分解して重ねたもの。「何か災害があったときでもクレートにすぐ慣れるように、わが家では普段からベッドとして使っています」絵はイギリスのブランド〈creamore mill〉の木製ポスターハンガーに挟んで飾る。「マグネットで挟むため、紙や布に穴を開けることなく、気軽に飾ることができます」寝室は巣穴のようなこもり感。上にかかっているタオルケットは〈HAY〉、毛布は〈LAPUAN KANKURIT〉、緑のフチが可愛い掛け布団は〈NORDIC SLEEP〉、レースのクッションカバーは〈ZARA HOME〉で購入。KIDS ROOM秘密基地のような空間で、ひとり時間を覚える学習机は天板を〈IKEA〉、足はフランスのインテリアブランド〈TIP TOE〉でチョイス。イスは約20年前にリサイクルショップで見つけたもの(500円!)で、グレーに塗装して使い続ける。机の下には工作用の空き箱や緩衝材をたくさんストック。「自分の部屋があるのはやっぱり嬉しいみたい。工作をしたり、漫画を読んだり、ひとり時間を満喫していますね」自分で育てたカブトムシやクワガタは標本にして思い出に。デスクの壁には穴が大きめの〈IKEA〉の有孔ボードを設置。「〈IKEA〉は、クリップやハンガー、小物入れなど付属品も豊富に揃います」天井を見上げると、お花紙でつくった花のオブジェや、〈ボーネルンド〉で見つけたパラシュートのオモチャ、幼稚園のときにつくった気球の作品が吊るされている。デスクの向かいにははしご付きのベッドが。ベッドサイドのてんとう虫ライトは〈IKEA〉で購入。2段ベッドの一角にはジャストサイズの〈IKEA〉の本棚が。寝転びながら漫画を読める至福空間。HALLWAY-WIC & STAIRS-風通しのいい廊下&階段下は収納スペースとして大活躍!吹き抜けで風通しもいい1階の廊下は、夫婦のウォークインクローゼットと、本や雑貨の収納スペースとしてフル活用。ウォークインクローゼットは、左手奥の洗面所&バスルームとつながっていて動線も◎。「服はすべて見えるように収納することで、いろんな服を満遍なく着られるようになりました」ウォークインクローゼットの一部にはお店のようなオープン棚も設置。「昔はガーリーな服も好きでしたが、今はそれらをスポーティなものや癖のあるもの、上質なものなどとミックスしながらおしゃれを楽しんでいます」〈OZ VINTAGE〉の鈴木里美さんから譲り受けたヴィンテージ棚の引き出しを開けると、たくさんのジュエリーが!「ここ数年、アクセサリーは〈R.ALAGAN〉で探すことが多いですね」階段下は本などの収納場所に。手前の古い棚は、閉店してしまう文房具屋さんで譲ってもらったもの。旅先で見つけた袋やスイーツのパッケージ、可愛い包装紙など偏愛コレクションを保管。ハムスターのポテちゃん。「気が強くて、本気噛みされることもしょっちゅうですが、ずっと見てられます♡」ケージは、イタリアのブランド〈ferplast〉のもの。「備品が全部カラフルでデザインも可愛くお気に入りです」落下防止のために、透明なアクリルパネルを取り付けた階段。木の幹をイメージした、マスキングテープのデコレーションも可愛い!リノベーションは苦労もあったけれど、家族でああだこうだ言いながら家のプランを考えるのが何より楽しかったと教えてくれた、よしいさん。リノベーションの工夫や雑貨や家具のセレクトなど、ぜひ参考にしてみてくださいね。
2023年09月27日企画展「没後50年 初山滋展 見果てぬ夢」が、2023年11月30日(木)まで、長野・安曇野ちひろ美術館にて開催される。童画画家・初山滋の回顧展初山滋(はつやま しげる)は、1991年21歳の時に児童文芸誌『おとぎの世界』表紙を描き注目を集めて以来、大正から昭和にかけての50年余りにわたり活躍した童画画家。江戸の装飾美に西欧のモダンな要素を融合させ、自由な表現を落とし込んだ絵は、没後50年を経た今もない新鮮さを失わず人々を魅了し続けている。企画展「没後50年 初山滋展 見果てぬ夢」では、初山滋の人生を辿りながら、童画や木版画、装丁画、絵本の原画、貴重な資料など約170点を展示。流麗な線と明澄な色彩で描かれた煌めきに溢れる世界観を楽しむことができる。絵雑誌『コドモノクニ』代表作や木版画初山は日本初の本格的な絵雑誌『コドモノクニ』にも数多くの作品を発表した。会場では、1935年に出版された初めての画集『初山滋童画集』にも選ばれた代表作を展示する。また、戦時中に子どもの本の仕事が徐々に減っていった初山は、時局に合った絵は描かずに、自画・自刻・自摺の創作木版画の制作に熱中。本展では、手摺の私刊本や「彫りすすみ」の手法で制作された希少な作品などを展示し、童画画家としてだけでなく木版画という画業についても紹介する。アンデルセン童話『にんぎょひめ』や宮沢賢治の絵本原画さらに、戦前からアンデルセン童話の書き手としても評価を得ていた初山による、『にんぎょひめ』『おやゆびひめ』『マッチうりのしょうじょ』といったアンデルセン童話の絵本も紹介。加えて、チャイコフスキーのバレエ曲を絵本にした『はくちょうのみずうみ』、宮沢賢治の童話集など、戦後に出版された絵本原画の展示も行う。展覧会概要企画展「没後50年 初山滋展 見果てぬ夢」会期:2023年9月9日(土)~11月30日(木)※会期は予告なく変更になる場合あり会場:安曇野ちひろ美術館 展示室4住所:長野県北安曇郡松川村西原3358-24開館時間:10:00~17:00休館日:水曜日(祝休日開館、翌平日休館)出展作品数:作品 約140点、貴重書を含む書籍資料 約30点料金:大人900円 / 高校生以下無料※団体(有料入館者20名以上)、65歳以上、学生は700円※障害者手帳提示者、付き添い者1名まで無料※年間パスポート3,000円【問い合わせ先】TEL:0261-62-0772(受付時間:10:00~17:00)※3月 10:00~16:00/GW/8月 9:00~17:00、休館日、冬期休館期間中を除く
2023年09月25日展覧会「ちひろ美術館コレクション 冒険する子どもたち」が、2023年11月30日(木)まで、長野・安曇野ちひろ美術館にて開催される。“冒険する子どもたち”に着目世界の絵本画家の作品を展示する絵本美術館・安曇野ちひろ美術館では、“冒険や探検をする子どもたち”を描いた作品をセレクトした展覧「冒険する子どもたち」を開催。非現実的な景色や、一生懸命な主人公の姿を、世界中の絵本画家たちが想像力を膨らませて描いた絵本を紹介する。『不思議の国のアリス』や『ニルスの不思議な旅』ここでは、イギリスのルイス・キャロルが書いた女の子の冒険物語『不思議の国のアリス』と、女性初のノーベル文学賞を受賞したスウェーデンのセルマ・ラーゲルレーヴによる『ニルスの不思議な旅』の2作品をピックアップ。まず『不思議の国のアリス』は、今回の展示ではクロアチアの絵本画家アンドレア・ペトルリック・フセイノヴィッチによる作品で紹介する。ルイス・キャロルによる原作とは趣が異なり、明るく鮮やかな色彩に溢れる世界を描きつつも、不条理な物語を綴っている。一方の『ニルスの不思議な旅』は、誰にも好かれない乱暴者のニルスが、小人に体を親指ほどの大きさにされ、ガンの群れとともにスウェーデン各地を旅するという物語。本展では、ロシア出身のボリス・ディオドロフによる『ニルスの不思議な旅』が展示される。彼による作品は、エッチングの手法を用いて細密に場面が描かれており、鳥の群れは暗い画面の中で白く浮かび上がるように見えるのが特徴だ。このほか会場では、『ピノキオの冒険』や『ミオよ、わたしのミオ』といった作品が展示される。展覧会概要展覧会「ちひろ美術館コレクション 冒険する子どもたち」会期:2023年9月9日(土)~11月30日(木)※会期は予告なく変更になる場合あり会場:安曇野ちひろ美術館 展示室3住所:長野県北安曇郡松川村西原3358-24開館時間:10:00~17:00休館日:水曜日(祝休日開館、翌平日休館)出展作品数:約30点料金:大人900円 / 高校生以下無料※団体(有料入館者20名以上)、65歳以上、学生は700円※障害者手帳提示者、付き添い者1名まで無料※年間パスポート3,000円【問い合わせ先】TEL:0261-62-0772(受付時間:10:00~17:00)※3月 10:00~16:00/GW/8月 9:00~17:00、休館日、冬期休館期間中を除く
2023年09月25日展覧会「いわさきちひろと師・中谷泰」が、2023年11月30日(木)まで、長野・安曇野ちひろ美術館にて開催される。いわさきちひろと師・中谷泰の姿に迫る戦争と家制度に翻弄されながらも、いわさきちひろは絵を描くことへの情熱を断ち切れず、終戦後画家になることを決意。そんなちひろが画家として巣立つまでの過程を見守った唯一の画家が、戦中にちひろが師事した中谷泰(なかたに たい)であった。油彩や2人の交流の証を紹介展覧会「いわさきちひろと師・中谷泰」では、戦後美術の奔流の中、それぞれの道を模索したちひろと中谷の姿に迫る。会場では、戦災を逃れた唯一のちひろの油彩《なでしことあざみ》や、戦時中に中谷がちひろをモデルに描いたとされる油彩《婦人像》が展示される。さらに2人が一緒に滞在した旧満州(中国東北部)での資料や中谷の油彩、終戦後にちひろが中谷へ送った手紙など、歩んだ道は少しずつ違えど亡くなるまで続いた2人の交流を紹介する。“民主主義的な表現”を求めていた画壇の潮流に近づきながらも、ちひろと中谷は終戦後、身近な人物や静物を見つめ、独自のリアリズムを追求した。1960年代後半以降、ちひろは絵本を舞台に活躍の幅を広げ、絵で展開する絵本シリーズで新たな表現の可能性を切り拓いた。一方の中谷は、常滑の陶工や、炭坑風景など同じ題材に繰り返し取り組みながら、実直に自身の造形世界を深めていった。そんな中谷が度々訪れた常磐炭坑は、ちひろも取材し作品として残していることから、2人の交流が続いていたことが見て取れる。会場では、2人が描いた炭鉱の風景も鑑賞することができる。展覧会概要展覧会「いわさきちひろと師・中谷泰」会期:2023年9月9日(土)~11月30日(木)※会期は予告なく変更になる場合あり会場:安曇野ちひろ美術館 展示室1・2住所:長野県北安曇郡松川村西原3358-24開館時間:10:00~17:00休館日:水曜日(祝休日開館、翌平日休館)出展作品数:いわさきちひろ 約55点、中谷泰 約20点料金:大人900円 / 高校生以下無料※団体(有料入館者20名以上)、65歳以上、学生は700円※障害者手帳提示者、付き添い者1名まで無料※年間パスポート3,000円【問い合わせ先】TEL:0261-62-0772(受付時間:10:00~17:00)※3月 10:00~16:00/GW/8月 9:00~17:00、休館日、冬期休館期間中を除く
2023年09月25日真木よう子主演、今泉力哉監督作『アンダーカレント』よりスペシャルポスターが解禁された。『愛がなんだ』『ちひろさん』などの今泉力哉が監督を務める本作は、豊田徹也の同名長編漫画を映画化した話題作。突然夫が失踪してしまった銭湯「月乃湯」の女主人・かなえを真木よう子、夫が失踪したかなえの前に「働きたい」と現れる謎の男・堀を井浦新、失踪したかなえの夫の行方を期間限定で探すことになる探偵・山崎をリリー・フランキー、突然失踪したかなえの夫・悟を永山瑛太、かなえと悟の同級生でかなえに探偵・山崎を紹介する菅野には江口のりこなど、実力派俳優が集結した。この度解禁となったのは、スペシャルポスター6種。映画の内容を深く掘り下げて作り出されており、作品の世界観を残しつつ新たな魅力を引き出している。また、「誰しも、人には言えない大切な<嘘>を秘めている。」「人をわかるって、どういうことですか?」「生きるための嘘は、罪ですか?」「それでも私はあなたを知りたい」「本当のことは、誰かを傷つけ、そしていつか救い出す。」「いなくなる、ってことはここにいた、ってこと。」という深く心に残る本作を象徴する珠玉の言葉たちに、情感あふれる様々なシーンが切り取られ、強いメッセージが心に深く染み渡ること必至だ。また、ひと足先に本作を鑑賞した各界の著名人からも絶賛の声が届いている。今泉監督の『his』に出演した宮沢氷魚は「自分に正直に生きたいと思わせてくれる作品」、イラストエッセイストの犬山紙子は「観る哲学だった」、今泉監督の『街の上で』の共同脚本も手掛けた漫画家の大橋裕之は、「全キャストがハマってて、終わり方も凄く好きでした」と、それぞれが本作のタイトル通り、心の底流・深いところを刺激されたようだ。『アンダーカレント』は10月6日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:アンダーカレント 2023年10月6日より全国にて公開(C)豊田徹也/講談社(C)2023「アンダーカレント」製作委員会
2023年08月24日4歳の娘・ちひろちゃんが幼稚園を拒否し、病院で不登園の診断を受けることに……。幸せな日々を壊したパパのせいで娘は不安な状態になり、むかえた入園の先で起こったことは?担任のさい子先生のきつい言葉にショックを受けた幸さん。 お迎えに行った際、怒る気持ちをグッと抑えながら、ちひろちゃんの腹痛の原因はさい子先生の威圧的な態度であると訴えました。 すると、「理由があって指導しているんです。この月齢って自分にとって都合のいいように言うことがありますから」というちひろちゃんを責めるようなことまで言い返してきたのです。 こちらの話を一切聞き入れようとしないさい子先生の姿勢に、幸さんは話す気力をなくてしまい……。 どうなる!?ちひろちゃんの幼稚園生活 さい子先生の厳しい言葉に、言い返す気力すらない幸さんでした。 一方のちひろちゃんは、翌日も登園しました。幼稚園に到着すると「昨日何かありました? ちひろちゃんに何かあったのかなって気になっちゃって」とウワサ好きのママ友に声をかけられます。不快な気分になりながら「給食が苦手で相談してたんです」と足早に仕事場へ向かうことに。 お迎えに行くと、ちひろちゃんは元気そうな様子だったのでひと安心しました。帰宅後、幸さんが「さい子先生は何か言ってなかった?怒ってなかった?」と聞いてみると、ちひろちゃんは「なかった!」と言い、給食も食べられたとそう。 その翌日も「幼稚園楽しかった!」と話してくれ、さい子先生の話題も出なくなったのです。それ以来、トラブルも起きず、1カ月が過ぎました。 ◇ ◇ ◇ ウワサ好きのママ友とはできるだけ、関わりたくないですよね。あらぬウワサを立てられてしまっては、さらに面倒になるだけ。園長先生もさい子先生の味方で、幸さん親子の力にはなってくれなさそうです。親身になって相談に乗ってくれるような人が現れるといいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター 幸
2023年07月19日4歳の娘・ちひろちゃんが幼稚園を拒否し、病院で不登園の診断を受けることに……。幸せな日々を壊したパパのせいで娘は不安な状態になり、むかえた入園の先で起こったことは?幼稚園を早退したちひろちゃんですが体調も回復したので、翌日はいつも通り登園しました。 ちひろちゃんを送り、担任のさい子先生に「熱もなく、元気で……」と幸さんが言いかけたところ「そうだと思ってました」とさい子先生。 さい子先生いわく、ちひろちゃんは給食の前に必ずおなかが痛いと訴え、量を減らすことがわかると治る、つまり「仮病」を使っていると言うのです。さらに、幸さんと夫との関係がうまくいっていないことに触れ「そういう子ほどウソをつくんですよ。愛情不足の子が多いんですよね」と幸さんを傷つけるような言葉まで飛び出します。 あまりのショックにどう返事をしたのかも覚えていない幸さん。仕事をしていても「愛情不足、仮病、家庭環境の悪さ……」という言葉が頭をよぎり、自分を責めてしまいます。その日、幼稚園にお迎えに行くと……。 それでも先生ですか? 幼稚園にお迎えに行くと、「朝はいろいろと言ってしまいましたが、大丈夫でしたか?」とさい子先生に話しかけられました。 怒る気持ちをグッと抑えながら幸さんは「ゆめちゃんが嘔吐したときに、怒ってひとりで片付けさせたんですよね?」と質問。さらに、そのようなさい子先生の威圧的な態度がちひろちゃんの腹痛の原因だと訴えました。 すると、さい子先生は「ひとりでさせてません。別の先生が手伝いに来てくださっています。わざと吐いたので注意したとお母さんにも伝えています!」と言い返してきたのです。さらに「理由があって指導しているんです。この月齢って自分にとって都合のいいように言うことがありますから」とちひろちゃんを責めるようなことまで言ってきます。 園長先生はさい子先生を信頼しきっており、追いつめられたような気持ちになってしまった幸さんでした。 ◇ ◇ ◇ 教育の知識が長けているとはいえ、子どもたちの扱い方や指導がうまいとは限りません。実際にさい子先生によってちひろちゃんや体調を崩しています。園長先生も経歴だけを見るのではなく、子どもたちとの接し方を見て、判断してほしいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター 幸
2023年07月18日4歳の娘・ちひろちゃんが幼稚園を拒否し、病院で不登園の診断を受けることに……。幸せな日々を壊したパパのせいで娘は不安な状態になり、むかえた入園の先で起こったことは?幼稚園を早退したちひろちゃんですが、帰宅後に熱を測ると平熱でした。腹痛もすっかり良くなり、いつも通りのちひろちゃん。 さい子先生の様子が気になっていた幸さんは「さい子先生好き?」と聞いてみると、ちひろちゃんは「好き。でも引っ張ったのイヤだった」という本音も話してくれたのです。 園長先生から電話がきたら、無理やり引き離されたことを話そう思った幸さん。しかし、電話はかかってきませんでした。 翌日、幼稚園に到着して、「昨日できなかった分もぎゅうしておくね!」と抱きしめていると、さい子先生が現れ「お時間いいですかー?」と話しかけてきて……。 娘が給食を食べないのはママのせい? 園長先生から電話がこなかったのは、「私が直接話したほうがいいと思ったので」というさい子先生の考えからでした。 「熱もなく、元気で……」と幸さんが言いかけたところで、「そうだと思ってました」とさい子先生。さい子先生によるとちひろちゃんは給食の前に必ずおなかが痛いと訴え、量を減らすことがわかると治る、つまり「仮病」を使っていると言うのです。 続けて、幸さんと夫との関係がうまくいっていないことに触れ「そういう子ほどウソをつくんですよ。愛情不足の子が多いんですよね」と幸さんを傷つけるような言葉まで飛び出します。 先生にどう返事をしたのか覚えていないほど、ショックを受けた幸さん。仕事をしていても「愛情不足、仮病、家庭環境の悪さ……」という言葉が頭をよぎり、自分を責めてしまう幸さんでした。 ◇ ◇ ◇ たっぷり愛情を注いでいるはずなのに、第三者が「愛情不足」と言うのはあまりもひどいですね。保育の知識はあるとはいえ、親子の関係をしっかりと見ていない人に言われたくない言葉です。人の気持ちを考えられない人に大切な子どもを預けるのは不安になってしまいますね。 著者:マンガ家・イラストレーター 幸
2023年07月17日4歳の娘・ちひろちゃんが幼稚園を拒否し、病院で不登園の診断を受けることに……。幸せな日々を壊したパパのせいで娘は不安な状態になり、むかえた入園の先で起こったことは?職場に園長先生から「ちひろちゃんがおなかが痛いと言うので、お迎えに来てもらえますか?」と電話がありました。 急いでお迎えに行くと、電話の内容とは正反対に元気そうなちひろちゃんの姿が。園長先生に居残り給食のことを聞いてみますが、園長先生の回答は「幼稚園は初めてなので、先生方にお任せしています」という頼りないのものでした。 さらに、さい子先生について「保育について県でも有名な先生で、一番しっかりされています。なので安心して大丈夫ですよ!」と言うのです。「担任に状況を確認して電話しますね」という返答をもらい、電話を待っていましたが……。 担任の先生は好き? 帰宅後、ちひろちゃんの熱を測りますが平熱です。腹痛もすっかり良くなり、いつも通りのちひろちゃん。 さい子先生の様子が気になっていた幸さんが「ちひろはさい子先生好き?」と聞いてみると、ちひろちゃんは「うん、好き」と答えました。しかし、「でも引っ張ったのイヤだった」という本音も話してくれたのです。 園長先生から電話がきたら、お見送りの際に、無理やり引き離されたことも話そうと思った幸さん。しかし、電話がかかってくることはありませんでした。 翌日、給食の献立を見て「今日は行けそう!」と言うちひろちゃん。幼稚園に到着して、「昨日できなかった分もぎゅうしておくね!」と抱きしめていると、さい子先生が現れ「お時間いいですかー?」と話しかけてきたのでした。 ◇ ◇ ◇ 腹痛はちひろちゃんのSOSのサインなのかもしれません。園長先生に聞いても、小さなちひろちゃんに聞いても、さい子先生の実態がつかめません。ちひろちゃんの異変の原因が早く判明するといいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター 幸
2023年07月15日4歳の娘・ちひろちゃんが幼稚園を拒否し、病院で不登園の診断を受けることに……。幸せな日々を壊したパパのせいで娘は不安な状態になり、むかえた入園の先で起こったことは?ちひろちゃんが幼稚園に行きたがらず、この日は少しだけ遅れて幼稚園に行きました。 さい子先生に「今日はどうされたんですか?」と聞かれ。幸さんは「給食のことが不安みたいなので、また配慮をお願いしたいのですが……」と答ます。しかし、さい子先生から返ってきたのには「また給食ですか!? その件はわかっていますから!」という冷たい言葉。 「ママがいい!」と泣き出すちひろちゃんに、「一緒に頑張れるようにぎゅうしようか!」と幸さんが抱っこを提案。すると、2人の様子を見ていたさい子先生は「泣いててもいいので、早く行ってください!」と無理やりちひろちゃんを引きはがして……。 幼稚園から呼び出しの電話? ちひろちゃんの泣き声が廊下に響き渡りますが、生活費を稼ぐためにグッとこらえてお仕事へ向かった幸さん。ちひろちゃんのことで頭がいっぱいになりながらも働きます。 すると職場に、「ちひろちゃんがおなかが痛いと言うので、お迎えに来てもらえますか?」と園長先生から電話がありました。 急いでお迎えに行くと、電話の内容とは正反対に元気そうなちひろちゃんの姿が。せっかくの機会だ……と思った幸さんは園長先生に、居残り給食のことを切り出しました。しかし、園長先生からは「幼稚園は初めてなので、先生方にお任せしています」と頼りない回答が。 さらに、さい子先生について「保育について県でも有名な先生で、一番しっかりされています。なので安心して大丈夫ですよ!」と言うのです。「担任に状況を確認して電話しますね」という返答をもらったものの、幸さんの不安はさらに大きくなる一方でした。 ◇ ◇ ◇ 保育の知識がいくらあっても、生徒や保護者を不安な気持ちにさせる先生が「良い先生」だとは言えません。ひとまず、ちひろちゃんの元気そうな姿が救いですが、これからの日々が心配でなりません。いくら幼稚園が初めてとはいえ、園長先生にはきちんとさい子先生の人間性を見てほしいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター 幸
2023年07月13日4歳の娘・ちひろちゃんが幼稚園を拒否し、病院で不登園の診断を受けることに……。幸せな日々を壊したパパのせいで娘は不安な状態になり、むかえた入園の先で起こったことは?担任のさい子先生に無理やり居残り給食をさせられて以来、給食に苦手意識を抱いているちひろちゃん。毎日のように献立を見ては、不安そうにしています。 ある朝、ついにちひろちゃんから「今日はお休みしたい」とSOSが……。幸さんは「先生にちひろの気持ちを伝えるし、量を減らしてもらおうね」とやさしく伝え、その日はなんとか幼稚園に向かったのでした。少しだけ遅刻して園に到着すると、そこに待っていたのはさい子先生で……。 ついに見せた鬼先生の本性…! 少しだけ遅れて幼稚園に着くと、すでにハンドベルの練習が始まっていました。 さい子先生に「今日はどうされたんですか?」と聞かれた幸さんは「給食のことが不安みたいなので、また配慮をお願いしたいのですが……」と返答します。しかし、「また給食ですか!? その件はわかっていますから!」と冷たく返されてしまいました。 「ママがいい!」と泣き出すちひろちゃんに、「一緒に頑張れるようにぎゅうしようか!」と幸さんが抱っこを提案。すると、2人の様子を見ていたさい子先生は「泣いててもいいので、早く行ってください!」と無理やりちひろちゃんを引きはがしたのです。さい子先生の強引さに、あっけにとられてしまう幸さんでした。 ◇ ◇ ◇ 自分の教育方針しか眼中にないさい子先生のような人に、子どもを預けるのは不安で仕方ないですよね。子どものトラウマになってしまうような言動は避けてほしいものです。他の先生や園長先生に、さい子先生の異常さが伝わるといいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター 幸
2023年07月11日4歳の娘・ちひろちゃんが幼稚園を拒否し、病院で不登園の診断を受けることに……。幸せな日々を壊したパパのせいで娘は不安な状態になり、むかえた入園の先で起こったことは?さい子先生のあじさい組は、小学校入学に向けた集団行動の練習のために、いつもより早めに登園することになりました。 登園したちひろちゃんがうれしそうに走って向かった先は、子どもたちから人気のあかね先生です。そんなちひろちゃんを見たさい子先生は「あじさい組はこっちでしょ! 」と気に入らない様子で言いました。 その日の夜、幸さんがちひろちゃんに何をして遊んだのか聞くと、「遊んでない」と驚きの答えが。ずっとハンドベルの練習をしていたと言い……。 娘の様子が明らかにおかしい…! 1カ月以上先の七夕会に向けて、1日中ハンドベルの練習をしていたことに、違和感を覚える幸さんでした。 話を変えて、給食についてちひろちゃんに聞いてみると「ゆめちゃんがオエってしてた。さい子先生が怒って、自分で拭きなさいって」と衝撃発言が飛び出します。さい子先生は吐いてしまった同級生のゆめちゃんに、あまりにもひどすぎる対応をしていたのです。「ちーちゃんもオエってなったらどうしよう……」と心配するちひろちゃんを、抱きしめることしかできない幸さんでした。 毎日、不安そうに献立を見るちひろちゃんですが、ついに翌朝「今日はお休みしたい」とSOSが出たのです。幸さんは「先生にちひろの気持ちを伝えるし、量を減らしてもらおうね」とやさしく伝え、その日はなんとか幼稚園に向かったのでした。 ◇ ◇ ◇ ついにちひろちゃんに異変が現れてしまいました。同級生のつらそうな現場を見てしまったら、自分も同じことをされるのではないかと不安になってしまいますよね。幼い子どもの小さな異変に気づいてあげたいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター 幸
2023年06月30日4歳の娘・ちひろちゃんが幼稚園を拒否し、病院で不登園の診断を受けることに……。幸せな日々を壊したパパのせいで娘は不安な状態になり、むかえた入園の先で起こったことは?幼稚園が定める登園時間を、さい子先生のあじさい組だけ10分早めるということを言い渡された保護者たち。集団行動の練習として時間を早めると言い、モヤモヤした気持ちなるお母さんたちでした。 お迎えに行くと、手をケガしたちひろちゃんが現れます。心配している幸さんに話しかけたのは、隣のクラスのあかね先生で……。 担任の先生に懐かないのはなぜ? 隣りのクラスのあかね先生によると、ちひろちゃんの手のけがは、一緒に遊んでいるときに転んでできてしまったそう。きちんと消毒をしてくれ、謝罪もしてくれました。 あかね先生は子どもたちから人気の先生でちひろちゃんも大好き。幸さんがちひろちゃんに何をして遊んだのか聞いてみると、「あかね先生と遊んだ!」と言います。遊びもけがの対応も、担任のさい子ではなくあかね先生がしていることに、幸さんはモヤモヤした気持ちに。 その後、幸さんがさい子先生からのお便りを確認すると集団行動の重要性が書かれていました。翌日から、いつもより早めに登園することになった幸さん親子。登園したちひろちゃんがうれしそうに走って向かった先はあかね先生です。そんなちひろちゃんを見たさい子先生は気に入らない様子で、「あじさい組はこっちでしょ! 早く用意しましょうね」と言い、気まずそうにするあかね先生でした。 その日の夜、ちひろちゃんに何をして遊んだのか聞くと、「遊んでない」と驚きの回答が。詳しく聞いてみると、ずっとハンドベルの練習をしていたと答えるのでした。 ◇ ◇ ◇ 子どもが担任の先生ではなく、別のクラスの先生に懐いているという点で、保護者は心配になるかもしれません。ハンドベルの練習も大切ですか、もっと子どもたちをのびのびとさせてあげてほしいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター 幸
2023年06月29日4歳の娘・ちひろちゃんが幼稚園を拒否し、病院で不登園の診断を受けることに……。幸せな日々を壊したパパのせいで娘は不安な状態になり、むかえた入園の先で起こったことは?幸さんがちひろちゃんの給食の量について切り出した瞬間、「調整してますよ!」とすかさず返答する担任のさい子先生。自分の意見が正しく、曲げるつもりのない態度に違和感を覚えます。 ただただ「今日は食べられたかな……」と心配することしかできない幸さんに、他のお母さんが話しかけてきました。幸さんと同様にさい子先生の給食に関する指導が気になるとのこと。2人はさい子先生の子どもたちへの接し方に、疑問を持ち始めます。 お迎えに行くと「保護者の皆さん、お話があります」と集合をかけられ……。 先生ってもしかしてすごいの…!? 幼稚園が定める登園時間を、さい子先生のあじさい組だけ10分早めるということを言い渡された保護者たち。集団行動の練習として時間を早めると言い、モヤモヤした気持ちなるお母さんたちでした。 一方で、「しっかりした先生のあじさい組がうらやましい~」という他のクラスの保護者たちもいます。保護者たちいわく、県内でも有名で研修に来られるほど優秀な人とのこと。しかし、授業参観での様子や子どもたちへの態度を考えると、信じがたい幸さんたちでした。 お迎えに行くと、手をケガしたちひろちゃんが現れます。心配していると、隣のクラスの担任の先生に話しかけられるのでした。 ◇ ◇ ◇ 集団行動も重要ですが、今までの子どもだちへの態度を考えると心配になってしまいますよね。他のクラスの保護者はさい子先生のことを知らないので、うらやましがるのでしょう。時には厳しくすることも大切ですが、穏やかな幼稚園生活を優先してほしいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター 幸
2023年06月28日4歳の娘・ちひろちゃんが幼稚園を拒否し、病院で不登園の診断を受けることに……。幸せな日々を壊したパパのせいで娘は不安な状態になり、むかえた入園の先で起こったことは?「ママが給食の量を減らしてくださいって言うからね!」とちひろちゃんと約束した幸さん。送迎の際に担任のさい子先生に話しかけようとします。すると、すでに他のお母さんがさい子先生と話していました。 そのお母さんから聞こえてきたのは「子どものごはんに猫の餌って言い方は、なんなんですか!」という衝撃の言葉。お母さんもさい子先生もかなり怒っているようで、周囲にいたお母さんたちもびっくり。 さい子先生に「小学校で笑われないように、子どもたちに食事のマナーを指導している」と言われたお母さんは言い返すことができません。 さい子先生に萎縮してしまった幸さんは、ちひろちゃんの給食について話せるのでしょうか……? 先生の圧がすごい 幸さんがちひろちゃんの給食の量について切り出した瞬間、「調整してますよ!」とすかさず返答するさい子先生。自分の意見が正しく、曲げるつもりのない態度に違和感を覚えます。 「何時何分に何をしていたか知りたいんですか? それは難しいです」と、まるで幸さんをモンスターペアレントに仕立て上げようする話し方に、何も言い返せない幸さんでした。 ただただ「今日は食べられたかな……」と心配することしかできない幸さんに、他のお母さんが話しかけてきました。そのお母さんも幸さんと同様にさい子先生の給食に関する指導が気になるとのこと。 2人はさい子先生の子どもたちへの接し方に、疑問を持ち始めるのでした。 ◇ ◇ ◇ 自分の意見を押し付けようとするさい子先生に、大切な子どもを預けるのは不安だと思います。さい子先生の恐ろしい部分がこれ以上現れないことを願うばかりです。 著者:マンガ家・イラストレーター 幸
2023年06月26日4歳の娘・ちひろちゃんが幼稚園を拒否し、病院で不登園の診断を受けることに……。幸せな日々を壊したパパのせいで娘は不安な状態になり、むかえた入園の先で起こったことは?担任のさい子先生に居残り給食をさせられてしまったちひろちゃん。年少のときは居残り給食なんて1度もなかったので、幸さんは心配になってしまいました。 幼稚園に電話をかけ、さい子先生に話を聞こうとしますが、さい子先生は出張で不在。「明日はちゃんと食べられるかな……」と不安そうなちひろちゃんを見て、幼稚園に行った際にさい子先生と話をしようと思い……。 保護者を論破する先生 給食のことを気にする素振りも見せず、幼稚園に行ってくれたのでホッとした幸さん。 「ママが給食の量を減らしてくださいって言うからね!」とちひろちゃんと約束したので、送迎の際にさい子先生に話しかけようとします。すると、すでに他のお母さんがさい子先生と話していました。 そのお母さんから聞こえてきたのは「子どものごはんに猫の餌って言い方は、なんなんですか!」という衝撃の言葉。お母さんもさい子先生もかなり怒っており、周囲にいたお母さんたちもびっくりしている様子です。 さい子先生の言い分は、ねこまんまや箸の使い方を注意したかったというもの。また、「小学校で笑われないように、子どもたちを指導している」と言われたお母さんは言い返すことができませんでした。 そんなお母さんとさい子先生のやりとりを見て、幸さんは萎縮してしまいました。◇ ◇ ◇ さい子先生の話にも一理ありますが、言い方がひどいですよね。相手はまだ小さい子どもです。きつい言い方で子どもたちが傷ついてしまわないか心配になります。 著者:マンガ家・イラストレーター 幸
2023年06月25日4歳の娘・ちひろちゃんが幼稚園を拒否し、病院で不登園の診断を受けることに……。幸せな日々を壊したパパのせいで娘は不安な状態になり、むかえた入園の先で起こったことは?家でちひろちゃんと先生ごっこをしていると、ちひろちゃんから「この箱きったねーな!」と汚い言葉が飛び出します。担任のさい子先生からの影響を心配した幸さんは、嫌な思いをしていないかちひろちゃんに聞いてみますが、「褒めてくれるから好き」と答えるので様子をみることに。 ところが数日後に事件が起きます。幼稚園にお迎えに行きますが、ちひろちゃんの姿が見当たりません。 心配している幸さんの前に現れたのは、泣いているちひろちゃんで……。 娘の泣いている理由に絶句 ちひろちゃんが泣いている理由を、さい子先生に聞いてみると「給食を食べるのが遅くて、帰りの時間に影響が出てしまいました」とのこと。居残り給食をしていたことに絶句してしまいます。 年少のときは居残り給食なんて1度もなかったので、不安になる幸さん。ちひろちゃんにいつまで食べていたのか聞いても、まだ4歳なので「わからない」と答えるだけ。 はっきりとした状況がわからない幸さんは幼稚園に電話をしますが、さい子先生は出張で不在。「明日はちゃんと食べられるかな……」と言うちひろちゃんを見て、嫌な予感がする幸さんでした。 ◇◇◇ 泣いてしまうような指導によって、給食がトラウマにならないか、心配になってしまいますよ。手強そうな相手ですが、ちひろちゃんが毎日楽しく幼稚園に通えるといいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター 幸
2023年06月24日4歳の娘・ちひろちゃんが幼稚園を拒否し、病院で不登園の診断を受けることに……。幸せな日々を壊したパパのせいで娘は不安な状態になり、むかえた入園の先で起こったことは?担任のさい子先生に違和感を覚えた幸さんは、授業参観で先生やクラスの様子を確かめることにしました。 授業参観に行くと、子どもたちは姿勢をピシッと保ったまま大人しく座っています。誰ひとりしゃべらず、親のほうを振り返らず、その光景は異様なものでした。そんな子どもたちを見て、保護者からは「すごい!」という声が聞こえてきますが、幸さんはちひろちゃんとの一件があったため、静かすぎてか怖い……というのが正直な感想です。先生から「厳しく指導しますが、子どもたちのためです」と言われ、保護者たちは納得せざるを得ない状況になってしまいました。 授業参観も終わり、家でちひろちゃんと遊んでいるまたしても、耳を疑うような発言が……。 先生!うちの子はどこですか!? 家でちひろちゃんと先生ごっこをしていると、「この箱きったねーな! 全部捨てるから!」と以前よりも汚い言葉が飛び出します。また、言葉遣いだけではなく、嫌みな言い方をすることにも気になる幸さん。さい子先生の影響を受けているのではないかと心配になります。 嫌な思いをしていないか聞いてみますが、「褒めてくれるから好き」とちひろちゃんが答えるので、様子をみることに。 ところが数日後に事件が起きます。幼稚園にお迎えに行きますが、ちひろちゃんの姿が見当たりません。出てくるのが遅いちひろちゃんを心配する幸さんでしたが、そこに現れたのは泣いているちひろちゃんでした。◇◇◇ 子どもは素直なのですぐに、周囲の大人の影響を受けやすいと思います。子どもに悪影響を与える先生に大切なわが子を預けたくないですよね。今まで感じていた幸さんのモヤモヤや違和感が、当たらないことを願うばかりです。 著者:マンガ家・イラストレーター 幸
2023年06月23日