立派な鯛とお赤飯でお祝い(※画像は北斗晶さんオフィシャルブログより)凛さんはカナダで8月9日に第一子を出産。産前から北斗晶さんは「おばあちゃん休」として仕事を休んでカナダに飛び、栄養満点の食事を作るなど出産を控えた息子夫婦をサポートしていました。日本と違いカナダでは産後すぐ退院して自宅で赤ちゃんとの生活がスタートすることもあり、産後も北斗さんは大活躍。新生児の薄く小さな爪を切ったり、沐浴させたり、久しぶりの赤ちゃんのお世話に奮闘しています。北斗さんは生後7日目に「お七夜」と「命名式」を実施したとブログで報告。凛さんはまだ歩くのも困難そうだといい、息子の健之介さんを連れてスーパーへ買い出しに行き、立派な鯛を購入して、美味しそうなお赤飯に、鯛の和風アクアパッツァなどお祝膳をこしらえたといいます。孫の名前は凛さんと健之助さんが2人で考えたものだそうで、北斗さんは「この子の両親の選択に全て任せてますが…いつも応援してくださる皆様に、誕生を喜んでいただき、これからもこの子の成長を一緒に親しみをもって見守っていただけます様、名前を公開するそうです」と、赤ちゃんの名前も後に発表することを予告。「皆んなを笑顔にしてくれ幸せにしてくれたこの子にピッタリな名前」で、「この子が皆さんに名前で呼んで貰えると思うと嬉しい限りです」と、おばあちゃんになって本当に幸せそうな笑顔を見せています。(※画像は北斗晶さんオフィシャルブログより)(※画像は北斗晶さんオフィシャルブログより)(※画像は北斗晶さんオフィシャルブログより)(※画像は北斗晶さんオフィシャルブログより)お七夜は何のため?「お七夜」は、赤ちゃんが生まれてはじめておこなう最初のお祝いです。生まれてから7日目にお祝いするので、7番目の夜という意味で、「おしちや」といいます。地域によって違いはありますが、生まれた日を1日目と数えることが多いようです。昔は、栄養状態や衛生状態が悪く、医療技術が発達していなかったため、7日目までなにごともなく過ごすことができると、名前をつけ、家族で祝ったのです。この習慣が今も「お七夜」として残っているのですね。「お七夜」では、神棚の下などに赤ちゃんの名前と生年月日を書いた命名書をはります。そしておかしらつきの鯛やお赤飯など、縁起のよいお料理の祝い膳を囲んで会食します。ただ、出産直後の女性はまだ体調もととのっていません。現在では7日目の夜にこだわらず、内容もそれぞれの家族に合わせて無理のない形で行うことが多いようです。命名書と赤ちゃんの写真を撮るだけだったり、家族だけで小さくお祝いをしたり、といったケースも増えています。どうか無理はしないでくださいね。
2023年08月17日赤ちゃんの無事の成長を祝う「お七夜」のメインイベントともいえる「命名式」。命名式に欠かせないアイテムが、赤ちゃんの名前を書いた「命名書」です。命名書に関して「どんな紙を使うの?」「どう書けばいいの?」「誰が書くの?」と、疑問がたくさんある方も多いでしょう。そこでここでは、命名書の用紙の入手方法や書き方、飾り方など、命名書を用意するときに困らないためのアレコレを解説します。お七夜の大切な行事「命名式」とは?お七夜は、赤ちゃんが生まれてから初めて迎える大切な節目の日。この日のメインイベントともいえるのが「命名式」です。お七夜、命名式とはそれぞれどのような行事なのでしょうか。お七夜とはどんな行事?「お七夜(おしちや)」とは、赤ちゃんが生まれてから7日目(生まれた日を含む)に行う行事。周囲の人や土地の神様に赤ちゃんの誕生をお披露目する意味があります。平安時代にはすでにあり、江戸時代ごろに庶民に広まったといわれるお七夜。医療などが発達していなかった時代には、生まれてすぐに赤ちゃんが亡くなることは珍しくありませんでした。そのため、7日目を無事に迎えられたことを喜び、お祝いするようになったのです。お七夜は、鯛や赤飯などのお祝い膳をかこみ、両家祖父母などごく近しい人で行うのが一般的。赤ちゃんの名付けの儀式「命名式」のほか、写真撮影や手形・足形を取るセレモニーなどでお祝いします。お七夜に行われることが多い「命名式」とは?「命名式」とは、赤ちゃんに名前をつけてお披露目する行事のこと。赤ちゃんの名前と生まれた日、お父さんお母さんの名前と続柄などを書いた「命名書」という紙を神棚や床の間、最近ではもっとカジュアルにベビーベッドの近くなどに飾ります。赤ちゃんが7日目を迎える前に亡くなることも多かった時代には、7日目を無事に過ぎてはじめて名前をつけるのが習わしでした。7日目にはじめて神の子から人間の子として認められ、その証として名前が与えられると考えられていたからです。その風習が江戸時代には命名の儀として将軍家の公式行事となり、庶民にも浸透し今日でも命名式として残っているのです。命名式はお七夜に行うことが多い行事ですが、だからといって、生後7日目までに慌てて名前を決める必要はありません。日本の法律では、赤ちゃんの名前などを届け出る「出生届」の提出期間は生後14日間と定められています。7日目にこだわらず、納得いく素敵な名前がつけられたタイミングで、命名式を計画しましょう。 命名式に必要な「命名書」の準備方法命名書は、命名式に欠かせないアイテムです。事前にきちんと準備して、命名式を迎えましょう。命名書の種類と準備方法命名書は、大きく分けると「正式」と「略式」の2種類があります。正式な命名書には「奉書紙(ほうしょがみ)」という種類の紙を使用します。奉書紙とは、コウゾという植物から作られたやや厚手の上質な和紙のこと。純白でしわがないのが特徴です。奉書紙は大きな文房具店や書道用品店、画材店などで購入できます。略式の命名書には、半紙が使われます。他にもイラストなどが印刷された命名書専用の命名紙や、色紙タイプの命名紙などが使われることもあり、いずれも文房具店などで購入可能です。とくに専用の命名紙は、西松屋やアカチャンホンポなどのベビー用品店にも売っています。また、さまざまなオンラインショップでも奉書紙や半紙、命名紙の購入が可能です。妊娠中や産後すぐで、お店に買い物にいくのが大変な場合は、ネット通販の利用がおすすめです。テンプレートや業者を活用する方法も命名書の用紙は、お店で購入する以外にウェブページからのダウンロードでも手に入れることが可能です。「命名紙 ダウンロード」などのキーワードで検索すると、さまざまなテンプレートが見つかります。豊富なデザインから選べるうえに無料のものもあるため、こちらを活用するのも1つの方法です。また、手書きに自信がなかったり、忙しくて用意が難しい方は命名書の作成を代行してくれる業者を利用するのも便利ですよ。命名書を印刷してくれる業者のほか、手書きで代筆してくれる業者もあります。 命名書は誰が書くもの?命名書を誰が書くかについては、絶対にこうしなければならないという決まりはありません。以前は、命名書の書き手は父方の祖父が担うことがほとんどでした。なぜなら、お七夜および名付け式を父方の実家が主催するケースが多かったからです。しかし現在では赤ちゃんの両親主体でお七夜、命名式を行う場合が多く、そのため、赤ちゃんのお父さんやお母さんが書いたというケースが多いようです。また、先ほど紹介したように筆文字を書くのがどうしても苦手だという場合は、印刷に頼ったり業者に代筆をお願いしたりと選択肢はさまざま。もちろん、毛筆が得意な知り合いにお願いして書いてもらってもかまいません。 【正式・略式】命名書の書き方と飾り方ここからは、命名書の書き方を、正式、略式に分けて紹介します。なお、ここに紹介する書き方はあくまでも一例です。命名書に書く内容や文字の配置、紙の折り方などには諸説あります。命名書の書き方【正式】奉書紙を横半分に折ります。折り目を下にして縦3つに折ります。三つ折りの右側部分中央に「命名」と書きます。三つ折りの中央に赤ちゃんの名前を大きく書きます(ファーストネームのみ)。赤ちゃんの名前の右上に赤ちゃんの続柄を書きます。赤ちゃんの名前の左下に生年月日を和暦・漢数字で書きます。三つ折りの左側部分に右から命名日(和暦・漢数字)、父親の名前(フルネーム)、母親の名前(ファーストネームのみ)の順に書きます。別に命名者(名付け親)がいる場合は、両親の名前の左に命名者の名前を書きます。左、右の順に折り畳み、三つ折りにします。別の奉書紙で上包みをかけ、表中央に「命名」と書きます。※壁などに貼る場合は9.10.は省略します。命名書の書き方【略式】半紙の中央上に命名と書き、下に大きく赤ちゃんの名前(ファーストネームのみ)を書きます。赤ちゃんの名前の右に父親の名前(フルネーム)、母親の名前(ファーストネームのみ)を書きます。両親の名前の下に赤ちゃんの続柄を書きます。赤ちゃんの名前の左に生年月日を和暦・漢数字で書きます。※2.3.は省略する場合もあります。市販の命名紙を使用する場合は、「命名」「年月日」などの文字があらかじめ入っている場合があります。その場合は書類に従って記入しましょう。命名書の飾り方書き上げた命名書は、三方(さんぼう・胴がついた素木の四角い盆)にのせて、神棚や床の間に飾るのが正式な作法です。自宅に神棚や床の間がない場合は、ベビーベッドの枕元や鴨居、壁などの目立つ場所に飾ります。命名書をいつまで飾るかには、はっきりとした決まりはありません。床上げをすませ、お宮参りを終えるまでの約1ヶ月間飾るケースもあれば、出生届を出したタイミングで外す場合もあります。外した命名書は捨ててしまわず、へその緒などと一緒にしまっておくと、赤ちゃんが成長した際に見せてあげることができますね。形式にとらわれない命名書も増えている最近では、形式にとらわれない命名書も増え、選択の幅が広がっています。インテリアとして飾り続けられるような商品もたくさんありますよ。例えば、次のようなものがあります。掛け軸タイプ花文字(文字を絵のようにデザインしたもの)や書道アートフォトフレーム一体型ポスター風デザインなど伝統的な風習に乗っ取って命名式を行うのももちろん素敵ですが、家族にぴったりなオリジナルの命名書を作成するのも、思い出に残りそうですね。 まとめ「命名式」は、赤ちゃんの名前を披露する大切な行事。赤ちゃんの無事の成長を祝う「お七夜」に行われます。命名式に欠かせないアイテムが、赤ちゃんの名前や生年月日、両親の名前などを記した命名書です。お父さんやお母さんや周りの人が、愛情を込めて、赤ちゃんの名前を書いてあげましょう。用紙を購入するのが大変、文字を書くのが苦手といった場合には、業者に作成を依頼することもできますよ。最近は、伝統的な命名書だけでなく個性的なデザインのものもたくさんあるので、気に入った命名書を用意してお祝いしましょう。 参考:学研ライフ&フーズ編集室(2009年)「決定版冠婚葬祭マナー・しきたり大辞典」ギフトマナー辞典赤ちゃんの名前を皆に披露する「命名式」ベネッセ 教育情報サイト 赤ちゃん 行事
2018年09月19日「お七夜」は、赤ちゃんが生まれるとすぐにくるお祝いごと。どんなスケジュールで何をすればいいの?と、段取りに悩んでしまいますよね。ここではお七夜について、どのような行事か、何をするのか、どんな準備をすればよいのかを解説。お七夜に行う「命名式」についてもまとめました。赤ちゃんの初めての行事「お七夜」とは?赤ちゃんが生まれて初めて迎える行事「お七夜」。お七夜とはどのような意味を持ち、どんなお祝いをする行事なのでしょうか。お七夜の意味や読み方お七夜は「おしちや」と読み、赤ちゃんの生後7日目(生まれた日を含めて7日目)に行われるお祝い事です。実際には、産後7日目は母子の退院当日や直後にあたることが多く、お母さんも赤ちゃんも、体調が万全とはいえません。そのため、きっちり生後7日目にはお祝いせず、落ち着いた頃に行う場合も少なくありません。お七夜には、赤ちゃんが誕生したことを周囲の人や家を守る神様、土地の産神様に報告し、赤ちゃんの健やかな成長を願う意味があります。医学が発達していなかった時代には、赤ちゃんが生まれてすぐに亡くなるのは珍しくないことでした。そのため、節目となる7日目を無事に迎えられたことを盛大にお祝いをする習わしが古くからあったのです。赤ちゃんが早くに亡くなることが減った現在では、身内だけでささやかにお祝いの場をもうけるのが、一般的になっています。お七夜の正式な起源はよくわかっていませんが、平安時代にはすでに、同じような行事が行われていたようです。当時は、生まれた日、生後3日目、5日目、7日目、9日目に赤ちゃんの無事を祝う宴を開催していました。江戸時代には、7日目にあたる「七夜」に行う命名の儀が将軍家の公式行事に。庶民にもその風習が広がった名残から、現代でも広くお七夜が祝われているといわれています。お七夜のお祝い方法かつては、赤ちゃんの父方の祖父が主催して行われることが多かったお七夜ですが、最近では、赤ちゃんの両親が主催するのが一般的。赤ちゃんの祖父母などごく近しい間柄の人を招き、お赤飯や尾頭付きの鯛といったお祝い膳を用意して、内々でお祝いすることが多いようです。お七夜には、次のようなイベントを行います。命名式赤ちゃんに名前をつけてお披露目する行事。「命名書」に赤ちゃんの名前や生年月日、両親の名前、続柄、命名した人の名前などを書いて、飾ります。手形・足形取りお七夜を無事に迎えた記念や、成長の記録として、あかちゃんの手形や足形をとる人も多いようです。赤ちゃんの小さな手足はすぐに大きくなってしまいます。手形・足形を残しておけば、子供が成長したら「こんなにちっちゃかったんだよ」と、見せてあげられますね。最近では、手形・足形をスタンプする台紙と命名書がセットになったものや、立体に加工するサービスなども販売されています。お七夜で使う命名書とは?命名書とは、命名式で飾る、赤ちゃんの名前などを書いた紙のことです。正式には奉書紙という白い紙を三つ折りにして使いますが、半紙で代用する場合もあります。また、イラストなどが印刷されたかわいらしい命名書専用の用紙(命名紙)も市販されていて、広く使われています。そのほか、フレームとセットになったものや掛け軸タイプのものなど、最近ではさまざまなバリエーションの命名書が利用可能です。 お七夜に欠かせない「お祝い膳」の料理お七夜ではみんなでお祝い膳を囲むのが一般的です。お祝い膳の基本的な内容や無理なく準備する方法をみていきましょう。お七夜の基本のお祝い膳の内容は?お七夜のお祝い膳の内容に、決まりはありません。定番は尾頭付きの鯛の焼物と赤飯。加えて、お膳にはおめでたいとされる食材や料理が並べられます。お祝い膳によく用いられるのは、次のようなものです。紅白のもの(麩・なますなど)こんぶ出世魚(ブリ・ボラなど)刺身煮物(筑前煮など)天ぷら吸い物などまた、出身地方の伝統的なお祝い料理や、ケーキなどを用意してお祝いすることもあります。お祝い膳を無理なく準備するポイントお七夜を行う時期は、赤ちゃんも両親も慣れない育児や赤ちゃん中心の生活リズムに戸惑っている時期。無理して完璧なお祝い膳を用意しようとする必要はありません。赤ちゃんのお世話やお母さんの体調などを最優先して、無理なくお祝い膳を用意する工夫が必要です。夫婦どちらかの実家のお母さんに頼めるようなら、前もってお願いしておきましょう。もしも実家に頼れない場合には、仕出しやケータリングなどを利用することも検討してみてください。料亭やホテルなどを利用する方法もありますが、生後1ヶ月を迎える前の赤ちゃんの外出は控えた方が無難。できるだけ、宅配してくれるサービスを利用しましょう。また、スーパーのお総菜など、出来合いのものを上手に活用するのも、1つの方法です。赤飯スーパーや和菓子店に注文しましょう。レトルト食品を利用してもよいでしょう。鯛の焼き物スーパーや魚屋に「尾頭付き」を指定して注文し、すぐに焼けるようにはらわたや鱗の処理をお願いしておきましょう。お店によっては、調理まで引き受けてくれる場合もあります。刺身スーパーで購入しましょう。事前に注文しておくと、予算や人数、好みなどに合わせたお造りを用意してもらえます。煮物スーパーのお総菜などが利用できます。 お七夜に行われる「命名式」とは?お七夜のメインイベントの1つが「命名式」です。命名式の意味や、命名式に必要な「命名書」の書き方、飾り方を紹介します。赤ちゃんの名前を披露する「命名式」先にも少し触れましたが、命名式とは赤ちゃんの名前をお披露目する儀式のこと。お七夜に行うのが古くからの習わしです。昔は赤ちゃんが生後すぐに亡くなる(=神様のもとに帰る)ことが珍しくありませんでした。そのため、7日目に名前をつけることには、正式に「人間の子供」として認められる意味もあるといわれています。ただし、法律では生後14日目までに出生届を出して赤ちゃんの名前を届け出ればよいと決まっています。そのため、お七夜に間に合わせるために慌てて名付けをする必要はありません。日数にこだわらず、名前が決まったタイミングでお披露目しましょう。命名書の書き方・飾り方命名式では、赤ちゃんの名前を書いた命名書を用意します。命名書を書くのは、本来、命名した人の役目です。しかし、字が得意な人にお願いしたり、印刷や代書業者を利用してもかまいません。命名書には「正式」と「略式」の2通りの形式があります。それぞれどのような形式かをかんたんに説明します。正式な命名書奉書紙を横半分に折ったのち三つ折りにして使う。裏面中央に生年月日と名前、父母の名前、続柄を書く。裏面左側に命名式の日付と命名した人の名前を書く。表面中央に「命名」と書く略式の命名書半紙に生年月日と名前、父母の名前、続柄を書く(名前と生年月日のみでもOK)。また、これ以外にも、記入項目が印刷された命名紙やダウンロードできるテンプレートなどもあります。用意した命名書は、三方(さんぼう・下に胴がついた素木製の四角い盆)に乗せて神棚や床の間に飾るのが習わしです。家に神棚や床の間がない場合は、鴨居やベビーベッドの枕元などに飾ります。命名書をいつまで飾るかに決まりはありません。出生届を出したタイミングや床上げの後(およそ生後1カ月ごろ)などに外すとよいでしょう。外したあとの命名書はへその緒などとともに保管しておくと、思い出になりますよ。フレーム入りのものなどは、インテリアとして飾り続けてもOKです。 お七夜の赤ちゃんと両親の服装は?お祝いごととなると気になるのが、ドレスアップするべきかどうか。お七夜を迎える赤ちゃんとお父さん、お母さんは、どのような服装をすればよいのでしょうか。お七夜の赤ちゃんの服装お七夜の赤ちゃんの服装に、決まりごとはありません。写真に残ることを考えて、普段着よりもおしゃれな、よそゆきを着せてあげるとよいでしょう。退院のときに着せたセレモニードレスなどがあれば、それを着せるのもお祝いごとらしくて素敵です。お七夜の両親の服装お父さん、お母さんの服装も、特別にフォーマルである必要はありません。写真に残ってもおかしくない、清潔感がある服装なら問題ないでしょう。きれいめのカジュアルで十分です。特にお母さんは、授乳をしなければならない場合があります。授乳のしやすさや動きやすさも考えて、服を選びましょう。 まとめお七夜は、赤ちゃんが生後7日目を無事に迎えたことを喜び、誕生をお披露目する行事。同時に名前を披露する「命名式」も行うのが一般的です。産後すぐのタイミングで行われる行事なので、体調などに配慮して日取りを決め、お祝い膳などの用意も、負担になりすぎないように工夫しましょう。服装も、特別フォーマルに装う必要はありません。赤ちゃんが生まれてはじめて迎えるお祝いの行事。素敵な1日にしてくださいね。
2018年09月15日赤ちゃんが生まれてから七日、「お七夜」を命名式ともいいます。生まれて七日目に子どもに名前を付けます。何でこのように早く名前を付けるのでしょうか。一生使う名前です。もっとゆっくり考えたいですね。昔の命名の方法名前は今のように両親がつけるものでなく、昔は色々な考慮がなされ、大きく分けて5つのつけ方がありました。1. 生児が将来偉い人、尊敬される人になるようにと、神主やお坊さん、地域の有力者などに名づけを頼む。2. 幾つかの名まえの中からおみくじ等の神意によって決める。3. 子沢山で丈夫な子を育て上げている人に名付けを頼む。4. 祖父母の名まえの一字をもらう(祖名継承)。5. 生まれてきた環境によって名前をつける(季節や続柄など)。また、この日、初めて赤ちゃんに産着を着せました。男の子は左手から袖を通し、女の子は右から手を通し、帯は結ばず、産着を打ちかけておいたそうです。出産届は、いつまでに誰が出すか出産したら必ず出産届を提出します。用紙は、市役所、区役所、村町役場にあります。産院や病院にも備えてあります。生まれた日を入れて2週間以内に出産した土地の市役所、区役所、村町役場の戸籍係に出します。提出する時は、病院で書いてもらった出生証明書と母子健康手帳、印鑑などが必要になります。届け出をするのは誰でも構いません。お七夜に隠された、名前を早く付ける意味もっとも役所に名前を届けるのは、生まれた日から14日以内に届ければよいのですが、なぜ、七日に名前を付けるのでしょうか。それは、子どもに何かあった時、名前がないとこの世に呼び戻せないと考えたようです。私たちの名まえは、肉体でなく魂についていると考えられています。乳幼児の死亡率の高かった時代には、今よりも不安が多くあったのでしょう。また、昔は七日目に生児の父親の忌みが、晴れて産室への出入りも許されるというというところもあり、父親が生児とかかわりをもち名前をつけることが許されることを意味したようです。今は、父親も出産から立ち会うことも多く、時代が随分違いますね。お七夜の由来現代では、生まれて七日目を大事な日としていますが、奈良・平安時代の貴族階級には「産養」(うぶやしない)とか「産立(うぶだち)の祝い」と言って、子どもが生まれた日を「初夜」、生後三日目を三夜(みや)、五日目を五夜(いつや)、七日目を七夜(しちや)、九日目を九夜(くや)と言って、奇数日に生まれた赤ちゃんの無事を祈って宴が開かれていました。江戸時代に幕府が七夜を公式の儀式としたこともあって、現代にも残っているようです。徳川将軍家では、お七夜を命名の儀として名前を披露して諸大名からお祝いの品を受け取る公式行事としたため庶民にも広まったようです。お七夜は、別名「枕下げ」「枕引き」とも言われ、昔は仲人夫妻を招いて祝膳を囲むことが行われましたが、現代では特別な祝宴をせず、内輪で簡単なお祝いをする方が多いようです。出産して間もない母親のためにも現代の祝い方のほうが思いやりのあるやり方だと思います。出産して七日目に親戚の人や近所の人を招いてお披露目の祝宴をするのは、出産したばかりの母親には、大変だったことと思います。命名書の書き方命名書は、「はいばら」「鳩居堂」など大手文房具店などにも日の出、亀、鶴、犬張り子など縁起のよい絵が入ったものが売られています。命名書はきれいな字で書かなければと思い、他人に頼む人もいますが両親や祖父母が書くことが生まれた子にとって大事なことなので、是非、肉親が丁寧に書くことをおすすめします。市販の略式の命名書には「命名」と書いた字の下に、赤ちゃんの名前を大きく書きます。左側に誕生日月日、赤ちゃんの名前の右上に親の名まえを書きます。「田中太郎・花子 長男」というようにです。昔は父親の名前しか書かなかったのですが、両親の名まえを書いてもよいと思います。それを神棚の下、床の間の柱、今では、ベビーベットの頭側の壁などに飾ります。命名書はひと月ほど飾り、へその緒と一緒に取っておいた家族が多かったようです。 お七夜の当日赤ちゃんに名前が付いたことを祝う命名式当日のお祝いの仕方ですが、母親にとって出産七日目でご両親をお招きしてお祝いをというのは、しんどいことだと思います。おじいちゃん、おばあちゃんと一緒に住んでいる場合や出産の里帰り中であれば、簡単な御祝いなら無理なくできそうですね。できたら大事な命名のことですから、出産前にそのことを話し合って決めておくとよいと思います。いづれにしても命名書なども出産前に購入しておくとよいですね。親御さんが主催してくれる場合は、甘えてお客様になってよいでしょう。お七夜の祝膳は、母乳が出るようにとお赤飯や消化のよいお餅などで祝いました。お赤飯はたくさん炊いて、熨斗紙に「内祝」の表書き、子どもの名前を書いてご近所に配ったようです。多くの人に食べてもらうことでその赤ちゃんは幸せになれると言われました。赤ちゃんは、全く記憶にないお七夜です。集まった人たち一人ひとり赤ちゃんを抱いてもらい写真をとって、その下にメッセージを書いてもらうことをお勧めします。赤ちゃんに対する想い、将来の希望など思いつくままに書いてもらうと記念にのこるお七夜になると思います。ご両親と離れて暮らしているママは、夫に手伝ってもらって、簡単な祝宴をするとよいでしょう。名前が付いた喜びなどの感想をそれぞれ書いて、命名書とともに大事にしまっておきましょう。また、この時に足形や手形をとる家族も多いようです。小さな紅葉のような赤ちゃんの手形や足形は、子どもが成長する上で比べると「本当に大きくなったな」と実感できると思います。赤ちゃんの健やかな成長を祈り、ママに無理のない素敵なお祝いになるとよいですね。
2017年04月26日