皆さんは恋人との同棲中、喧嘩してしまったことはありますか?今回は家事が原因で喧嘩したエピソードを紹介します。些細なことで大喧嘩家事を当番制にして同棲していたあるカップル。その日は彼氏が夕食を作る担当でしたが、疲れて夕飯を作れずにいました。彼女は彼氏を責め、2人は大喧嘩、彼氏は家を飛び出してしまいます。そのまま頭を冷やそうと、居酒屋に向かった彼氏。離れて冷静になった2人は、やっと話し合いをし始めて…。欠点も好きなところその日彼女は、仕事中後輩に泣かれてしまっていました。そして人に完璧を求めすぎていることを自覚したのです。彼女は言い過ぎてしまったことを謝りました。すると彼氏は、彼女のしっかり者なところが好きだと言ってくれたのです。そして彼氏は、彼女を自分のいる居酒屋に呼びました。仲直りした2人は、今日はとことん飲もうと決めたのでした。譲歩することが大切大喧嘩したものの、2人は話し合いで絆を深めることができました。他人同士で暮らしているのだから、お互いに譲り合うのも大切かもしれません。素直に気持ちを伝え合う2人に、ほっこりするエピソードでした。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
2023年06月12日保護者は少年団にさまざまな「お当番」という形で関わります。リーダーとなった人は当番を公平に割り振らなければならず、受ける方もできるだけ手伝いたいと思っていても、家庭の事情などでどうしても断らなければならないときもあります。そんな際に「無理です」「できません」と突っぱねてはチームの空気も悪くなってしまいます。できない時はできないとカドを立てずうまくお断りをする「スキル」を身につけておくことも大事です。前回に引き続き、元テレビ朝日のアナウンサーでコミュニケーションインストラクターの渡辺由佳さんに教えていただきました。「なんで私がそんな言い方をしないといけないの」と感じてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、お子さんがチームを気に入っていてサッカーを続けたいなら、親も上手く立ち回ることも大事です。あくまで「スキル」なので、ぜひ今度から使ってみてください。(取材・文:前田陽子)■お願いするときの基本はクッション言葉と「いただけませんか?」保護者同士だけでなく、人にお願いをするときはまず「もしできれば」「申し訳ありませんが」「もしよろしければ」といったクッション言葉をつけるものですよね。特に職場などではそういった指示を受けてきた方が多いと思います。そして「~ください」を言わないことが大事なのだとか。「~ください」という言葉には丁寧語であると同時に、軽い命令の意図を含むためだそうです。「次回のコーチのお弁当を用意してください」はNGです。渡辺さんは、「実は『~ください』はある雑誌のアンケートで上司が部下から言われたくない言葉のTOP5に入っています。会社で1日中『ハンコをください』『会議室にお越しください』『●時までに資料に目を通しておいてください』とずっとくださいと言われていると、命令されているようでイヤだと答える方が多いんです」と教えてくれました。渡辺さんが講師を務めるビジネスコミュニケーションの場でも、「~ください」は使わないようにと教えているそうです。さらに、絶対にやってほしいことでも「見守りのお当番をお願いできますか?」「車を出していただけますか?」と丁寧に。最も丁寧に相手の意思を確認できるのが「車を出していただけませんか?」になります。場面や相手によって使い分けてもいいでしょう。何かを頼むときは前述の3つを守れば、「どうして私が命令されなければならないの」と相手を不快にすることはないのです。同じチームの保護者同士に上下はありません。自分のことを大事に思ってもらっている(尊重されている)と感じられ、そういう思いを持っていることが伝えられる言葉遣いを心がけることが大事だと教えてくれました。全ての人に100%効果があるものではないかもしれませんが、押し付けない、命令しない、相手に選んでもらえる選択肢があると、相手に引き受けてもらいやすくなります。■断るときはお詫びの言葉から。具体的な理由と代案の提示をするまた、失礼のない断り方として、お詫びの言葉から始めるのが良いそうです。送迎係を頼まれて「車がないから無理です」といきなり言わず、「申し訳ございません」とまずは手伝いたい気持ちはあることを表現します。そして、「家に車がないので」というように具体的な理由を続け、可能な限り代案を提示しましょう、と渡辺さんは言います。打診された当番に対応できないとしても、「車は出せないけれど、お茶当番ならできます」など、やる気を見せることが大事です。自分の子はほかの保護者のサポートを受けるのに自分はまったく関わりたくない、関わらずにいたいというの、はボランティアで運営されている少年団では好ましくありません。それぞれ家庭の事情などもあり、できることとできないことがあるので、役員さんにはそのあたりを考慮する度量を持つことも求められます。また、一度引き受けた当番が急に都合が悪くなったときも同様の対応をしましょう。ただし、一度は受けたことなので、自分が対応できなくても他の家族(夫など)にお願いするなどまずは家庭内で調整を検討する姿勢が大切です。それでもどうしてもできない場合は、それ相応の努力をしたことを含め、周りの方が納得できる理由を伝え、「この日は無理だけど、○日なら大丈夫です」など前向きで積極的な代案を用意してお断りをし、ほかの方にお願いしてもらうなどの交渉をするとカドが立ちません。■LINEで連絡するときは絵文字を使って柔らかく最近はチーム内の連絡もスマートフォンでやり取りされることが多いと思いますが、プライベートのメールとは違うので、どこまで砕けて良いものか、絵文字使用などを迷うこともあるのでは。「ビジネスではNGとされていることが多いと思いますが、プライベートの連絡では絵文字やスタンプを使うのが当たり前の世代ですよね。きちんと連絡事項が伝われば、保護者同士なのでサッカーの連絡の際には絵文字を使っていいと思います。お詫びのマークや水滴マーク、意思の強さを見せるエクスクラメーションマークなどを使うと、気持ちが伝わるやすくなって効果的だと思います」と渡辺さん。スタンプは送る側、受け取る側の性格にもよるので、使うときはよく考えて送るようにしましょう。スタンプだけでは軽く感じるので、きちんとした言葉があって最後に絵文字を入れるなどの配慮も必要です。頼まれたことを受けられますという返事ならOKのスタンプだけでもいい時もあるでしょう。結局は相手とのコミュニケーションなので、相手がどう感じるかを考えられることが大事なのです。■お願いごとは1対1ではなく全体に対して話す保護者間のやり取りは、1対1にするとプライベートな話になりがちなので、対面でもLINEでも全体に対して行うのが良いのだそうです。1対1ではカドが立ちがちな内容でも、全員に周知するというスタンスにするともめ事にならないからなのだとか。例えば送迎の際に車内マナーの改善をお願いしたいとき、メールやチームのSNSで伝える際に「すごく汚されて迷惑だという意見があります」と書いてしまうと、言っているのは誰か、汚しているのはどの子なのかと犯人捜しが始まってしまいますよね。そんな時は、誰かが言い出したからではなく「いつも送迎してくださる方に迷惑が掛からないように、車内マナーを徹底しましょう」、「こういう経緯でこのルールができました」と説明をするのではなく、ルールだけをバンと提示したほうが収まりやすいのだそう。「ルール○か条」などとして「車に乗るときは靴の汚れをはらう」「乗車時はよろしくお願いします」「降車時はありがとうございます」など、送迎時のルールを決めて子どもたちに徹底してしまったほうが問題も起きにくくなるのだそうです。「コロナの自粛もそうですが、日本人は個別に言われるとイヤなのにルールには従う傾向にあります。気になることを個別に注意するのではなく、全体のルールとして提示するといいですね」と渡辺さんは言います。ルールは感情を乗せずに文書化して渡したり、無機質にルールだけをLINEで流すのも保護者間の付き合いをうまくやる方法なのだと教えてくれました。「子どものサッカー」という共通項で知り合った、年齢も育ってきた環境も違う人たちとのつきあいは、学校や職場のつきあいとも異なりストレスを感じることもあるかと思います。イラっとして返した言葉で雰囲気が悪くなったり、ご自分が嫌な思いをするより、今回ご紹介したような、カドの立たないお願い、お断りの「スキル」を身につけて、チームの保護者、指導者とうまく付き合っていくことも、保護者間のやり取りは、1対1にするとプライベートな話になりがちなので、対面でもLINEでも全体に対して行うのが良いのだそうです。1対1ではカドが立ちがちな内容でも、全員に周知するというスタンスにするともめ事にならないからなのだとか。例えば送迎の際に車内マナーの改善をお願いしたいとき、メールやチームのSNSで伝える際に「すごく汚されて迷惑だという意見があります」と書いてしまうと、言っているのは誰か、汚しているのはどの子なのかと犯人捜しが始まってしまいますよね。そんな時は、誰かが言い出したからではなく「いつも送迎してくださる方に迷惑が掛からないように、車内マナーを徹底しましょう」、「こういう経緯でこのルールができました」と説明をするのではなく、ルールだけをバンと提示したほうが収まりやすいのだそう。「ルール○か条」などとして「車に乗るときは靴の汚れをはらう」「乗車時はよろしくお願いします」「降車時はありがとうございます」など、送迎時のルールを決めて子どもたちに徹底してしまったほうが問題も起きにくくなるのだそうです。「コロナの自粛もそうですが、日本人は個別に言われるとイヤなのにルールには従う傾向にあります。気になることを個別に注意するのではなく、全体のルールとして提示するといいですね」と渡辺さんは言います。ルールは感情を乗せずに文書化して渡したり、無機質にルールだけをLINEで流すのも保護者間の付き合いをうまくやる方法なのだと教えてくれました。「子どものサッカー」という共通項で知り合った、年齢も育ってきた環境も違う人たちとのつきあいは、学校や職場のつきあいとも異なりストレスを感じることもあるかと思います。イラっとして返した言葉で雰囲気が悪くなったり、ご自分が嫌な思いをするより、今回ご紹介したような、カドの立たないお願い、お断りの「スキル」を身につけて、チームの保護者、指導者とうまく付き合っていくことも、子どものサッカーで親がストレスをためないための方法です。ための方法です。渡辺由佳(わたなべ・ゆか)フリーアナウンサー。慶應義塾大学卒業後、テレビ朝日にアナウンサーとして入社。「こんにちは2時」「ザ・ニュースキャスター」など、報道から社会情報番組まで多数の人気番組を担当。1993年に同局を退社後、フリーアナウンサー、話し方講師としての活動を開始。テレビ朝日アナウンサースクールなどで話し方講座を担当するほか、大学や企業でも講師を務める。著書に、『会話力の基本』(日本実業出版社)、『スラスラ話せる敬語入門』『サクサク書けるビジネスメール入門』(以上、かんき出版)、『気の利いた「ひと言」辞典』(講談社)、『好かれる人が絶対しないモノの言い方』(日本実業出版社)などがある。
2021年03月23日子どもはチームを気にいっているけど、親の自分が面倒なお当番や古い習慣に付き合うのが嫌でサッカーをやめさせたい。または少年団に入ってほしくない、という保護者の声は少なくないもの。特にお当番制は保護者のストレスNo.1ともいわれています。地域の少年団などでは、保護者がボランティアで関わることが多々あります。試合会場への送迎や、練習の見守り、お昼の当番など団によってやることは様々ですが、当番を巡って親同士に亀裂が入り、子どもがサッカーを続けられなくなることもあるようです。子どもが大好きなサッカーを続けるために、普段の交友範囲にはいないタイプの親御さんとも表面上円滑に付き合うスキルを身につけるのも大人として大事なこと。あくまで「スキル」なので参考にして実践してみてください。会話における保護者同士の心がけなどについて、元テレビ朝日のアナウンサーでコミュニケーションインストラクターの渡辺由佳さんにお話をうかがいました。(取材・文:前田陽子)■保護者同士は礼儀を欠かず、深入りをしない。人の好き嫌いを口にしないが大前提少年団に関わらず、学校のPTAなど、子どもの学校生活に保護者のサポートは必要不可欠。何かあるごとに親たちが集まって話すことになります。現在は父親の参加も珍しくありませんが、まだまだ多くの場合、母親たちが参加することが多いかと思います。「子どもたちと同様、ママたちも自然とグループが出来上がります。そういったグループで誰かの悪口合戦になるのが一番良くないですね。組織社会でもグループでもそうですがどうしても声が大きな人になびいてしまいます。まずは人の好き嫌いを口にしないということを前提としましょう」と渡辺さん。「あの人の●●が気に入らない」「お当番をしてくれない」「気遣いが足りない」などということを話題にしないこと。グループでは自然発生的にリーダーが生まれますので、声の大きいリーダー格の方々には特に気を付けてほしいところです。■カドが立たない質問返し!「かわし術」を身に付けると気が楽になる「○○さんのことどう思う?」「ご主人何されているの?」「△△君はどこを受験するの?」など、答えにくいことや家庭の事情を詮索してくる人もいますよね。答えたくなくてもつい真面目に答えてしまうと、「□□だって」とあっという間にみんなに広まってしまい、不快な思いをしたことがある方も少なくないのでは?聞かれたことにすべて返事をするのではなく、かわす方法を身に付けることでそんなストレスがグッと減ると渡辺さんは教えてくれました。たとえばお子さんのことを聞かれた際は、「子どものことを外で話すとあの子に怒られちゃうの」と「言いたいけれど言えないんです」という意味を含んで言えばカドが立たないそう。上記のような言い方で「私が言いたくない訳ではないのだけど、言っちゃうと子どもがね......」というニュアンスが含まれると相手もそれ以上聞けなくなるのだとか。正論ではありますが、真正面から「そういうことを聞くのは失礼じゃない?」「どうして家庭の事を詮索なさるんですか?」などと言うと、人によっては亀裂が入って、関係性が悪くなり、時として自分が居心地悪くなってしまうことも。また、質問に質問で返すのも一案だそうです。「お子さんのテストの結果はどうだった?」との問いに「●●さんこそ、どうでしたか?」と返すような形式です。学生同士の会話の例になりますが、部活やサークルの春合宿に行きたくないと考えている時に「春合宿は来るの?」と聞かれて、相手が先輩だったりして「行きたくない」と素直に言えない状況なら「その前に追試が来そうで怖くて」などと「合宿に来る」と「追試が来る」というように、動詞にかけて主語を替えるという質問返しも有効なのだそうです。「かわす技は慣れないと難しいかもしれません。少年団のお母さん同士の会話では、聞かれる質問はだいたい想像がつくと思うので、事前にこう聞かれたらこう返そうと準備しておくといいのですね。かわし技とカドが立たない範囲の質問返しの術を考えておくと、気が楽になるのでは。会話の力があれば、多少の人間関係は乗り越えていけると考えています。人間関係を円滑にするにはのらりくらりとかわす術はどんな場面でも強いですよ」と渡辺さんはアドバイスを送ります。■話の中身と同時に顔の表情や声色が重要心理学の法則に「メラビアンの法則」というものがあります。話し手が相手に与える影響を数値化したもので、その伝達の割合は以下だと言われています。視覚情報:外見、しぐさ、表情など55%聴覚情報:話し方、声の大きさなど38%言語譲歩:言葉の意味、会話の内容7%それほど人の印象は外的なものが大きいとされています。自分が伝えたいことを的確に伝えるにはまず「お願いしたい」という顔の表情と、「あなたにお願いしたいんです」という音の調子が必要で、最後に言葉の中身が生きくるのだとか。「外見だけが大事ということではありませんが、人は外見から信頼を築いていきます。顔が見えなければ信頼もできず、話し方に自信がなさそうだったり発音が悪かったりすると説明が耳に入りません。伝えたいことが明確であればいいのではなく、表情や声色もメッセージを伝えるときには大切になります」と渡辺さん。これはスキルであり、顔の造形や服装は関係ありません。相手の目を見て、表情と声でお願いの気持ちを届けるのです。上手なお願いは後天的に身につけられるスキルなのです。ぜひ実践してみてください。■ママ同士、立場は平等であるべきだけれど年長者を敬うことも忘れずに「同じ年ごろの子どもを持つ親という立場は同じですが、若いお母さんが年上のお母さんと話すときは、最初は敬語にしましょう」と渡辺さんは言います。年上のお母さんから「同じママ同士だから敬語使わなくて良いよ」と言われて初めて言葉を崩すのが礼儀です。また若い人が最初から友達言葉で声をかけるのも、なかなか難しいものなので、年上のお母さんも若い人に寛容な心を持ちましょう。お母さんが他のお母さんの悪口を言うと、聞いていた子どもが悪口を言われている家庭を見下すようになります。子どものためにも悪口は言わない、上下関係を作らないこと。女性はついマウンティングをしがちです。子どもにマネをされないように自分の言動に注意しましょう。子どもたちがサッカーを楽しむためには、保護者同士がお互いを尊重し上手く関係性を築くことでチームの雰囲気をよくすることも大事です。よほど気が合う方は別として、ほとんどはプライベートまで深く付き合うことは無いのです。親御さんも疲れてしまわないよう、お願いの仕方やかわし術の「スキル」を使って楽しく子どものサッカーを応援しましょう。渡辺由佳(わたなべ・ゆか)フリーアナウンサー。慶應義塾大学卒業後、テレビ朝日にアナウンサーとして入社。「こんにちは2時」「ザ・ニュースキャスター」など、報道から社会情報番組まで多数の人気番組を担当。1993年に同局を退社後、フリーアナウンサー、話し方講師としての活動を開始。テレビ朝日アナウンサースクールなどで話し方講座を担当するほか、大学や企業でも講師を務める。著書に、『会話力の基本』(日本実業出版社)、『スラスラ話せる敬語入門』『サクサク書けるビジネスメール入門』(以上、かんき出版)、『気の利いた「ひと言」辞典』(講談社)、『好かれる人が絶対しないモノの言い方』(日本実業出版社)などがある。
2021年03月18日