2020年4月に発令された緊急事態宣言。外出自粛をする人など多くの人の協力によって感染者は減り、5月には全国で緊急事態宣言が解除されました。まだ油断できない時期ではありますが、元の生活へと戻りつつあるところもでてきています。長期間、在宅勤務が続いたため…@viyoukamaさんは会社でのエピソードをTwitterに投稿。これまで在宅勤務していた先輩社員が久々に出社したといいます。しかし、在宅勤務が長期間続いたことによってある困りごとが出てきてしまったそうで上司に相談していたのだとか。その相談内容とは…。テレワークしてた先輩が昨日久々に出社したんだけど、飼ってる犬が落ち込んでしまって家に帰ってからもご飯食べないらしく、総務に相談してた。犬も家族だしねぇ、と総務部長めちゃ悩んでた。— @巣篭もり中 (@viyoukama) 2020年5月26日 愛犬が落ち込んでしまって、ご飯食べてくれない…。これまでも先輩社員は、趣味のツーリングに愛犬を連れて行くなど、とても仲がよかったといいます。愛犬も、そんな飼い主さんとずっと一緒にいられると思っただけに、落ち込んでしまったのでしょう。この相談に上司は「犬も家族だしね…」と困っていたのだとか。投稿者さんによると、来月からはテレワークと時短出勤を組み合わせて愛犬の様子を見ることになったそうです。上司の優しさに多くの人がコメントを寄せていました。・理解のある上司でよかったですね。・「犬も家族」という言葉に感動しました。・いい会社!一緒に悩んでくれるなんて素敵。優しい上司がいる会社なだけに、多くの人が「入りたい」と志願しているようですが、投稿者さんは「会社名を聞くのは控えていただきたい」とお願いしています。上司の粋な計らいは、さびしがっていた愛犬を救ってくれることでしょう。[文・構成/grape編集部]
2020年05月28日恋愛で不安になったり悩んでいるときに友達の存在はとてもありがたいですよね。悩みを聞いてもらったり愚痴りあったりと一緒に話しているだけで気分も晴れてきます。でもこんな恋愛アドバイスをしてくる女子には要注意!そのアドバイスはあなたのためになっていないかもしれませんよ。■「自分の場合は~」という話ばかりする「相談していたはずなのに、気づけば『私は~だった』と自分の話ばかりしている友達がいる。結局その子の過去の話や恋愛自慢を聞いているだけになってしまう」(26歳/教育)自分の経験をもとにアドバイスをくれる友人はとてもありがたい存在ですよね。でも単に自分語りで終わっているだけのケースも。また、アドバイスしてくれているようだけど、「私はこうする!」「私はこうだった」と自分の話ばかりしてくる友人には注意が必要です。一方的な決めつけや彼女しかあてはまらない場合も多いので、一度冷静になって自分ごととして考えてみましょう。■人格を否定してくる「恋愛を相談をしているのに『だから~はダメなんだよ』とか『いつもそうだよね?』とやんわりと人格を否定してくる友達がいます。相談をすると自分にどんどん自信がなくなっていきます」(27歳/メーカー)辛口なアドバイスをくれる友人の存在もとても貴重なものです。でも辛口というのを通り越して、人格否定にまで感じるようなら要注意。相談することによって逆に悩みが増えたり深みにはまってしまうなんてこともあります。■すぐに解決させようとする「『今すぐ電話して告白しちゃいなよ』とか『すぐに別れな』とか今なにかを強引にさせようとするアドバイスはだいたい従うと失敗してしまいます」(23歳/大学生)友達と恋話しているとついつい盛り上がってテンションもあがってしまいますよね。勢いもついてつい告白したり振ったりと急な展開にふみこんでしまうかもしれません。でも友達の今すぐなにかをしようというアドバイスは要注意。その友達も、自分のことじゃないからそんな風にノリと勢いで進めてしまっているだけなのかも。一度冷静になることを忘れずに。■考えをおしつけてくる「決めつけが激しい人には相談をしないようにしています。『そういうタイプの男は女遊びは激しい』とか『絶対浮気している』と一方的に決めつけてこちらが不安になってしまいます」(30歳/サービス)マウンティングという言葉もありますが、恋愛相談によって相手をマウンティングしてくる女性がいるのも事実です。自分のほうが恋愛経験が多い/恋愛上手であることを表して、自分が上位にたとうとするのです。この場合は、わざと「失敗するようなアドバイス」をしてくることもあるので、なるべく距離を取ることをおすすめします。■おわりに一人で悩むよりも、相手にアドバイスをもらうことで気づくことや良い方向に向かうことはたくさんあります。でも、最後に決断をするのはあなたです。あなたの恋愛の主導権はあなたが握って、自分らしい、楽しい恋をたくさんしてくださいね。(夏目英実/ライター)(ハウコレ編集部)
2020年05月18日「最近、彼氏が冷たい」「うまくいきそうだった相手と音信普通になった」……なんて悩んでいるとき、みなさんはどのように解決していますか?普段は友達に恋愛相談をしているかもしれませんね。でも、今は会って話すのが難しい時期。悩みは増えているのに吐き出せず、もやもやがたまっている人も多いのでは?そんなふうに感じるなら、手軽に使えるチャット占いアプリを試してみてはいかがでしょう。■いつでもサクッと占ってもらえるチャット占いアプリにもいろいろありますが、その中でも今回は20~40代の女性に人気の『Chapli(チャプリ)』をご紹介しますね。こちらは「文章の体裁を気にせず、自由な会話を楽しむ」というチャットの特性を活かし、文字数や送信回数を気にすることなく、リアルタイムで会話のキャッチボールをしながら占いを楽しめるツールです。スマホでお好みの先生を選び、その場ですぐに占える手軽さが好評。1回10分からの時間固定鑑定システムを採用していて、お財布にも優しく、安心して利用できるのも魅力的です。また、時間が過ぎても占いが途中の場合は、終わるまで結果を届けてくれるので、かなりの満足度。鑑定終了後、先生にお礼を伝えると、再度メッセージをくれたりもします。そのあたり、オンラインなのにアナログ感があるというか……人の温もりを感じられ、ほっこりした気持ちになれますよ。■実は、友達よりも相談しやすい?先日、『Chapli(チャプリ)』を利用している方々に「普段、お悩みの相談はどうすることが多いですか?」とのアンケートを取ったところ、以下のような結果になったそうです。1位:占いアプリで相談(62%)2位:家族や友人に相談(27%)3位:対面の占いで相談(7%)4位:その他(4%)60%以上が占いアプリで悩みを相談しているとのこと!要は、親しい人に相談するよりも気楽なんでしょうね。また、納得のいく答えをもらえる確率が高いってことなのかもしれません。もちろん、家族や友達が適切なアドバイスをくれて、そのお陰で恋がうまくいく、ということもあるはず。でも、身近な人であればあるほど、相談される側も客観的な意見は言いづらいし、相談した側も、答えを聞いたら傷つくこともあるだろうし……いろいろ難しいですよね。そういう意味では、他人だけれど心に寄り添い、本気で応援してくれる占い師さんって、ちょうどいい存在なんだろうなと思います。■Chapliで相談したくなるのはどんなとき?なお、『Chapli(チャプリ)』で悩みを相談したくなるのはどんなとき?というアンケートについては……1位:好きな人の気持ちが知りたい(34%)2位:お相手との今後を知りたい(30%)3位:転職や人間関係など仕事の悩みがあるとき(11%)4位:不倫など周囲の人には言いづらいことを相談したい(9%)5位:恋の出会いがほしい(8%)なるほどー!という感じの結果でした。「好きな人の気持ち」や「相手との今後」は友達に相談したって、その人も想像や個人の経験の範囲内でしか答えられないですからね。筆者も以前、『Chapli(チャプリ)』を利用したことがあるのですが、その際は、長年、ただの友達だと思っていた男性が、酔って口説いてきたときのことを相談しました。それ以来、彼のことをちょっと意識してしまっていたし、以降の展開も気になっていたので。これって1位の「彼の気持ち」と2位の「相手との今後」を同時に聞いたことになるのかなと。こういう、誰かに相談しても答えが出なそうなことや、仲間内では話せないこと、自分の中に既に答えがあるけれど、本当にそれでいいの?と悩んでいることなどを知るには、占いを頼るのが一番なのかもしれません。みなさんも、もやもやしたら「あーもう!」ってなる前に、『Chapli(チャプリ)』を利用してみてはいかがでしょうか。占い師さんの言葉に背中を押されて、気持ちの整理ができたり、一歩進むための元気をもらえたり。向かうべき道がわかれば、心も頭もスッキリするはずです。(文=ココロニプロロ編集部)
2020年05月17日恋の相談は、同性ならきっと気持ちを分かってくれるはず!そう思って女友達に何でもかんでも相談していませんか?何でも話してしまうのは、友達を失いかねないリスクがあるのです。親しき仲にも礼儀あり!相談される側の気持ちも考えて「気心の知れた仲だし、どのようなことでも相談して大丈夫」なんて思っていませんか?付き合いが長ければ長いほど何でも話せてしまうでしょう。しかし、相談される側の気持ちを考えたことはありますか?例えばあなたが、「最近彼氏とうまくいっていない」と友達に相談したとしましょう。そのとき、友達も同じ状況だったらどう思いますか?自分と同じ状況ならば、気持ちを分かち合えると思うかもしれません。でも、友達は友達なりに考えていることがあります。友達は、彼氏とうまくいっていないことを誰にも知られたくないかもしれません。また、自分のことで精一杯で、あなたの相談が全く入ってこないこともありえます。このように、たとえ同じ悩みを抱えていたとしても、共感し合えるかは分からないものです。相談に見せかけたのろけはやめましょう恋をすると、誰もが浮かれやすくなります。浮かれていると「彼氏が電話中に寝落ちした」とか「ラブソングを聴くと歌詞に共感しすぎて泣いてしまう」など、くだらないことまで悩みとなりがちです。それを相談されたところで返答に困るだけですし、悩みというよりのろけにしか感じません。特に、友達に彼氏がいない場合は、「彼氏がいる自慢にしか聞こえない」と嫉妬されてしまうこともあります。一度冷静になって、友達に相談するほどの悩みなのかをよく考えましょう。命の危機を感じるときは、警察や相談機関へ!彼氏から暴力を受けていたり、暴言を吐かれて困っているというときは、警察や相談機関で悩みを打ち明けましょう。友達に相談してはいけないわけではありません。正義感の強い友達であれば、警察や相談機関へ一緒に行ってくれるかもしれません。そういった点では心強いですよね。しかし正義感が強すぎると、間を取り持って当人たちだけで解決を試みる可能性も出てきます。これは、彼氏による暴力や暴言の対象が自分だけではなく友達も入ってしまうため、非常に危険な行為となります。心身にかかわる深刻な悩みは、決して当人たちだけで解決しようとしないでください。恋、友情だけではなく、命まで失いかねませんよ。男心は女性には分からない彼氏から言われた言葉や、メールの文章がどうしても気になってしまう。そんなとき、「彼氏はどう思っているのかな?」と女友達に相談したところで、正直男心は分からないものです。女同士で男心について解決するのは難しいので、男友達に相談することも選択肢にいれましょう。
2020年04月25日※本記事は外出自粛要請前の取材をもとに書かれたものですこんにちは、心理カウンセラーの佐藤栄子です。これまで、子育てや夫婦関係、ママ友トラブルや自分のココロの在り方についてなど、さまざまなテーマを心理カウンセラーの立場で取り上げてまいりました。そういった記事に寄せられた「もっと深掘りした内容が知りたい」「個々のケースで対応は変わるの?」といった皆様のお悩みにお答えする連載「ココロで読み解く『ママのお悩み相談室』」。今回は、 「子連れでおでかけ『周囲の冷たい視線や態度がつらい』夫もわかってくれない…【ココロで読み解く「ママのお悩み相談室」 第4回】」 という記事に寄せられたお悩みです。記事では、子連れに対して冷たい視線を送る人がいても「できることはやっているのだから、自分を責めることはない。頑張っている自分を労ってあげて」とアドバイスさせていただきました。しかし、周りに迷惑をかけないように気をつかっていたら逆に「あなたが周囲に気をつかい過ぎるから、子どもが親の顔色を見ているじゃないか」と知らない男性から叱られてつらかったというご相談です。■質問:周囲に気をつかっていたら「気をつかい過ぎ!」と叱られて…おでかけ先で、周囲に気をつかいながら子どもに声がけをしていたら「あなたが周囲に気をつかい過ぎるから、子どもが親の顔色を見ているじゃないか」と激しい剣幕で男性に言われたことがあります。気をつかっても気をつかわなくても言われてしまう。じゃあどうすればいいのでしょうか。子連れで外出するのは何もなくても本当に苦痛です。■回答:他人の “余計なお世話” で自分を責める必要はありません!周囲の方に気をつかっているのに、逆にそのことを責められるような言葉をかけられたご経験は本当にやるせなかったと思います。まだまだ家の外に出る経験が少なく、その場でどうふるまうべきか理解できない小さな子どもであれば、不安もあって親の顔色を見るのは自然なことでしょう。この男性のような声がけを子連れのお母さんにしてしまう方は、あなたを責めているのではなく、「育児の先輩として、自分がいい(と信じている)ことを教えてあげているのだ」と思い込んでいるのかもしれません。しかし、誰にでも当てはまる育児の正解などありません。その男性の家庭でうまくいったことも、あなたとお子さんに当てはまるとは限りません。ですから、あなたの対応が間違っていたわけではないのです。この男性はあなたを非難したのではなく、有効なアドバイスをしたつもりでいるのでしょうが、どちらかと言えば「余計なお世話」の部類かと思います。ですから、どうぞご自身を責めたり落ち込んだりなさらないでくださいね。■全員が満足する「正しい子ども連れの対応」はあるのかきっかけとなった記事 「子連れでおでかけ『周囲の冷たい視線や態度がつらい』夫もわかってくれない…【ココロで読み解く「ママのお悩み相談室」 第4回】」 には、そのほかにこういったご意見も寄せられています。「しつけのなってない子どもと親が多すぎて困ります。配慮や寛容を求めるくせに、さらに優遇しろだのお前は何様だ。子なしに、仕事でも公共の場でも負担を押し付けるな」「子育て中って子どもを育てている自分たちが最優先されるべきな方が多い気がします。 もう少し周りを見れば迷惑がられないかと。自分を甘やかすより、他人目線を持って見るのもいいかと思います」このように、今回のご相談で登場した男性とは逆の声も上がっています。一方で、子育て真っ只中のママからは、あきらめの声も寄せられています。「母になったら、あつかましくなった。それぐらいじゃないと心が保てないから。できる限りのことはやって、それでもダメなら気にしないようにしています。非難されるかもしれませんが、そうでなければ母親はつぶれてしまいます。迷惑かけてごめんなさいって姿勢だけ忘れなければ、それでいいのではないかと思います」気をつかっても気をつかわなくても、子連れに対する風当たりは強いと感じるお母さんは多いようです。「子育て中の母親はこうあるべき」「自分はこれだけ子育てに工夫したから周りもそうするべき」といったものは、おそらくその親、その子どもの個人的な経験から生まれた「常識」だと思います。しかも、各々「これは誰にも共通する一般的な常識だ」と信じているのです。そういった方は、「育児に対する常識」は千差万別で、他人が自分とは違う考え、感じ方をしているとは認められないのかもしれません。そう考えると、やはりどんなに気をつかい努力したとしても、世の中の人全員を満足させる「正しい子ども連れの対応」は存在しないのではないかと思います。■育児の常識「他人は他人、自分は自分」誰にもイヤな顔をされない、世の中の人全員を満足させる「正しい子ども連れの対応」が存在しないのだとしたら、お母さんが傷つかないためには「相手の考えはそうなのだ」と割り切ることです。子育てのことで何か言われたとしても、あなたと違う意見なら同調する必要はありません。ただ「この人はそう思うのね。私はそうは思わないけど」と認識するだけでいいのです。子連れの外出に悩むのは、他人に対して気をつかう気持ちを持っているからこそです。ですから、自分がやれるだけの対策をしているのなら、あとは何を言われても気にすることはありません。本来であれば、頑張って子育てをしているお母さんが、子どもとおでかけしただけで責められる理由はありません。しかし、余裕のない社会で、人それぞれの考えもあるので、そこまで期待するのはなかなか難しいのが残念ですね。もし、何か非難めいたことを言われたとしても、「迷惑だと感じさせたのであれば申し訳ないです」という姿勢だけ忘れなければそれでいいと思います。文句を言う一人の背後には、口には出さないものの内心「頑張れ!」と子育てママを応援している何十、何百の人がいます。あまり縮こまらず、伸び伸び育児を楽しんでくださいね。これからも皆さんのお悩みに答えていきたいと思います。お気軽に、下の読者アンケートにお寄せください。お待ちしております。 エキサイトお悩み相談室で佐藤先生に相談する
2020年04月20日cakes史上、最も読まれた連載が書籍化されました! ガンを宣告された写真家・幡野広志さんによる人生相談です。幡野さんのところには、なぜか多くの人からありとあらゆる人生相談が集まるのですが「悩み相談を受ける中で、親子や家族関係で、悩んでいる人が多い」とのこと。「親子関係」は、人間関係の原点で悩みも深いテーマなのかもしれません……。親子の「距離感」は難しい幡野広志さん(以下、幡野):本のタイトルにもしましたが、人生の悩みを『なんで僕に聞くんだろう』とずっと思ってました。おそらく、相談者の方は「親に相談できる」という選択肢や人間関係を持てていないのかなぁ…と。自分の親に相談しても、納得のいく答えが出ないと思っているんでしょうね。編集部(以後、―)自分が母親になってみると、耳が痛い話です。幡野:多くのお母さんの子どもに対しての距離感、僕は「不思議だなあ」と、感じます。少し距離をとっているお父さんのことをdisっちゃったりして。― 夫が、自分と同じくらい子育てに「一生懸命」でないのが腹立たしくなるんですよね…幡野:子どもからすれば、お父さんまで、お母さんと同じ距離感になってしまったら、逃げ場がなくなってしまいます。あまりよくないと思います。― 母親にとっては、「自分」と「子ども」の精神的な線引きが、難しいのかもしれません。幡野:子育て以外に何かアイデンティティを持ってないと危ないですよ。子どもが生まれると、自分の仕事や趣味を諦めてしまう人は多いですが、僕は逆じゃないのか? と、思うんです。子どもができた人ほど、色々なことをやってみるべきだと思います。ストーカーみたいな親にならないためにもね(笑)。― 子育て以外のことをしていい…。なかなか、そうは思えない人が多いように思います。幡野:とりわけお母さんと息子のパターンは、恋愛にかなり似たようなものを感じます。下手な恋愛みたいになっている親子を見てると、逃げられない子どもは可哀想だと思います。恋愛上手な人って、恋人との距離感の取り方が上手だと思います。― 子どもとの距離感について、幡野さんはどう考えてますか?幡野:今、僕の子どもは3歳ですけど、とても魅力的な存在です。子どもが生まれて、子どものことが何よりも大事になるのはわかります。あそこまで純粋無垢に自分のことを大好き!と言ってくれる存在は、他にはいませんから。「ママ大好き! パパ大好き!」という「大好きでいてもらえること」が嬉しくて、それに依存してしまうんでしょうね。―親が「子どもという存在」に依存してしまう…。わかります。幡野:でも、子どもが、大きくなれば親がどういう人間なのかというのはバレます。いずれ、こう、何というか……例えば依存が強い親だったらそういう人間だってことが子どもにバレちゃうんです。僕だって、子どものころは「大人は立派で偉い人」と思っていた時期もありました。でも、大人が立派なわけではなくて、立派な人もそうでもない人がいることが自分が大人になるとわかりますよね。僕が子どもの頃、偉ぶっていた学校の先生がいましたけれど、今考えると大したことなかったと思います。いずれバレるんだから、あんまり子どもに偉そうな態度はしないほうがいいんじゃないかなと僕は思っちゃいます。力の弱い人間に対して、どんな態度をとるかで人間性は出るー著書の中で、「力の弱い人間に対して、どんな態度をとるかで人間性が出る」と。幡野:すごく出ると思います。これは、子どもに対しての話だけでもなく、たとえば、会社の後輩や、弱い立場の人に対する態度で人柄ってわかると思います。もちろん、これは男性だけでなく、女性も一緒です。― 反省しかないです…。家庭という密室の中で、どうしても子どもに対してイライラをぶつけてしまうことがあって…たとえば、出ないといけない時間なのに子どもがダラダラしている…とか、そういう些細なことなのですが。幡野:でも、子どもは、そういうもんなんじゃないですか? 僕は36歳で、もう36年も人間をやっているから、ある程度のことはできます。でも、3歳の息子は、地球に来て3年ですから。まだ新人ですよ。そんな人に怒ってもしょうがないかな~、と僕は思うんです。怒って子どもが成長するのだったら話は別ですけど、怒ったところであまり効果はないと思うので。― 怒っても何もいいことないのは、頭ではわかっています。でも、毎日の生活の中で、子どもと接していると、合理的な判断ができなくなってしまう瞬間もあって…幡野:そりゃそうですよね。その感じもわかります。お母さんの中には、完璧を求めている人が、多くいる気がします。無意識に「絵に描いたような家庭」や「良妻賢母なみたい自分」を目指してしまっているんだと思います。そんな「絵に描いた餅」を目指したって、無理なんじゃないですか?― どうして、母親は「「絵に描いた餅」を目指してしまうのでしょうね? 幡野:う〜ん…人の目を気にしているからじゃないですか? 僕は、人の目を全く気にしないから、あまり子どもに怒らないんだと思うんです。たとえば、「オムツが早くとれることは、良いことだ」と、思っていませんか? 無理にオムツを取ろうとして、それでおもらしをして子どもにイライラして、ストレス抱えるぐらいなら、オムツが自然に取れるのを待てばいいんじゃないかなと思います。きっと、「他の子よりも早くオムツがとれる」とか「喋り出すのが早い」とか「立つのが早い」とか……。無意識に他の子と比較しちゃうんでしょうね。次は、学校の成績や習い事の上手い下手、進学先や就職先、結婚相手……と比較ばかりしていると、その先にあるのは「自分のことを他の誰かと比較する人間」のできあがりですよ。―幡野さんは、比較とは無縁そうですね…(笑)幡野:僕自身、誰かと比べられるのが嫌いなので、自分の子どもを他の子どもと比較するなんて絶対に嫌です。妻の実家に行くと、「早くオムツ取れるといいわね」と言われるんですけれど、「関係ねえよ」と、僕は大きい声で言っちゃいます。人は比較する生き物だというのはわかっているんですが、あまり巻き込まれたくないので、面倒くさい人に釘を打つのは、大事な仕事かなぁと。僕は、1人の子どもを夫婦2人で育てていて、かなりギリギリだと感じています。これは僕もやってみてわかったことです。もし、ワンオペでやらざるをえないんだったら、よっぽど他の部分を切り捨てないと無理です。家事なんか、無理。バッサリと割り切って、合理的にやっていかないと難しいと思います。― ワンオペ育児でも「家事をきちんとやらないと」と思う人は多いですよね…。幡野:毎日の食事を自分で作らなければいけないと思っている人は多いですが、「そんなにがんばらなくていいんじゃないかな?」と、思います。もちろん好きで楽しんで食事を作ってる人はいいのですが、うちはかなりウーバーイーツに頼っています。子育てという、あんな大変な仕事を、1人でなんて、絶対に無理です。何度も言いますが、ウチは1人の子どもを夫婦2人で育てていてギリギリです。子どもが泣き止まない。僕はそんな時、音楽を聴いている― 幡野さんみたいに、「合理的」+「人と比べない」だと、だいぶ楽になれそうです幡野:そうですよ。人の目を気にするより、自分の子どもからの目を気にした方がいいですよ。僕は、子どもが泣き止まないとき、イヤホンをつけて音楽を聴くこともあります。「泣き声」でイライラするくらいだったら、イヤホンをつけて自分の好きな音楽を聴いていた方がいいじゃないですか。―泣き声は、自分が責められている気がしてしまうんですよね幡野:泣き声は生理的に不快だから、ですよね。それだったら僕は自分が耳栓をしたり、イヤホンで音楽を聴いて自分の気持ちを落ち着けてから子どもの対応したほうがいいと思うんです。「子どもが泣いているのにイヤホンで音楽を聴いているなんて、何て、ひどい人!」と言う人もいると思いますが、僕は「合理性に欠けるな」と、思っちゃいます。楽するところと、がんばるところを分けて考えればいいのに。親の方が立場が強い期間なんて一瞬― 楽をしていいところを見極める……。そういう「境地」になかなかたどり着けないです幡野:まず、人のことを気にするのをやめたらいいと思うんですよね。周りの人のことより、自分と自分の子どものことを気にした方がいい。あとね、最終的に「子どもの評価」を「自分の評価」にすり替えちゃう人がいるんです。― 子どもは、自分とは切り離して考えた方がいい? 幡野:そりゃそうですよ。想像するのが難しければ、「先輩」「後輩」ぐらいの関係性で考えてみたら、どうでしょう。 自分が何もできない新人の時に、「ガミガミ怒る先輩」と、「優しくいつも待って教えてくれた先輩」、どちらに信頼を置きますか? おそらく、感情的に「ガミガミ怒る先輩」を尊敬することって難しいですよね。それは親子関係でも、同じだと思います。今、子どもは自分よりも弱い存在ですが、15年ぐらいで抜かれますから。親がよっぽど成長する人でない限り、そのうち絶対に抜かれます。親の方が立場が強い期間なんて人生で圧倒的に一瞬ということを意識した方がいいと思います。幼少期は、自分と子どもの信頼関係を積み重ねる時期― 著書の中の「言葉で人の歩みを止めることも、背中を押すこともできるならば、できるかぎりぼくは背中を押す人でありたい」という言葉が印象に残りました。子どもの背中を押すことができるママになるために、どうすればいいですか? 幡野:子どものことを、否定しないことじゃないですか? たとえば、うちの息子がyoutubeを見て「これ、欲しい」と言った時、僕はいつも「いいね! 今度、探しにいこうか」と、言うんです。3歳の子どもが「これ、欲しい」というのは、少し噛み砕けば、「これ、いいな」ということでしょう? それを、大人の都合で「いらない」とか「すぐ飽きちゃうよ」と決めつけるのは、子どもの感情の否定だと思うんです。買う、買わないは、別の話として、「いいね! 今度、探しにいこうか」って言えばいいと思うんです。―どうして、幡野さんは、そういうセリフがサラっと出てくるのでしょうか?幡野:そうだなぁ、そうですね……。いずれ評価をするのは、子どもだと思ってるからですかね。最後は自分の人間性が子どもにバレるんです。だから僕は子どもに自分の価値観をできるだけ押しつけないようにしています。幼少期は自分と子どもの信頼関係を積み重ねる時期なんだと僕は思ってるんです。幡野さんの人生相談が人気の理由詳しくは本書を読んでいただきたいのですが、恋愛相談から家族のこと、病気の悩みなど多種多様な人生相談に幡野さんが答えています。「家庭のある人の子どもを産みたい」「娘がイジメられていて自殺を考えている」「2歳半の息子の子育てがツラい」「娘が非行にはしった」「中2の息子の成績が悪い」「友人と同じ人を好きになった」「夫の浮気が判明し、自分の病気も発覚した」ヘビーな相談も多いのですが、幡野さんは、子どもや立場の弱い人に徹底的に寄り添いつつ、合理的――そして、問題の本質をさらっと見抜きつつ本音で生きることの大切さを伝えてくれます。合理的で優しい…このバランスの絶妙さが幡野さんが人気の秘密だと思いました。…本の帯には「言葉で人の歩みを止めることを、背中を押すこともできるならば、できるかぎりぼくは背中を押す人でありたい」と書かれています。幡野さんが誰かの背中を優しく(時に強く)押している言葉をぜひ読んでみてください。子どもとの関係に役立つ言葉はもちろん、人生のヒントがたくさん散りばめられています。ガンになった写真家になぜかみんな、人生相談をした。 Amazonで詳細を見る 『なんで僕に聞くんだろう。』 幡野広志著/幻冬舎刊 定価(本体1500円+税)
2020年02月26日こんにちは、心理カウンセラーの佐藤栄子です。これまで、子育てや夫婦関係、ママ友トラブルや自分のココロの在り方についてなど、さまざまなテーマを心理カウンセラーの立場で取り上げてまいりました。そういった記事に寄せられた「もっと深掘りした内容が知りたい」「個々のケースで対応は変わるの?」といった皆様のお悩みにお答えする連載「ココロで読み解く『ママのお悩み相談室』」。今回は、 「『夏休み明け不登校』子どもが発するSOS、原因、対処法」 という記事に寄せられたお悩みです。記事では、長期休暇期間と登校期間の生活時間配分などに気をつけながら様子を見ていきましょうとお話ししましたが、今回寄せられたのが、「先生が原因で子供が不登校ぎみになっている場合」に対するご相談です。■質問:先生と合わない我が子「我慢しなさい」と言うしかないのか…小学5年の子どもをもつ母です。4年生までは、なんの問題もなく通っていた学校に、5年生に上がってから登校をグズるようになりました。進級と同時に担任が変わり、子どもにかけるような言葉ではない発言をされる先生で悩んでます。学校にも何度か相談しましたが改善しません。これからどうしていけばいいでしょうか? 子どもに「我慢しなさい」と言いきかせるほかはないのでしょうか? ■回答:まずは子どもの気持ちを受け止め「あなたの味方だよ」と伝える子どもの登校しぶりの原因が、担任の先生にありそうなことはわかっているのですね。では、もし子どもが学校を休みたいと言うならば、一旦気持ちを立て直す意味でも、お休みさせてよいと私は思います。親としては当然心配ですし、不安になる気持ちもあると思います。しかし、まずは「先生が何と言おうと、親は絶対にあなたの味方」ということを子どもに話し、安心させてあげることが先決です。おそらく、子どもは先生の心ない言葉で自信をなくしたり、傷ついているのでしょう。その気持ちを受けとめ癒してあげるほうが、無理して登校させるより大切だと感じます。そして、お母さん自身も一緒にゆっくり休んで元気を取り戻しましょう。■「先生だからといって絶対正しいわけではない」ことを話すでは、これからどうしていけばいいのでしょうか。子どもに「我慢しなさい」と言い聞かせることは、私はあまりおすすめしません。「先生の言葉に納得できないかもしれないけれど、あなた自身が学校で面倒な存在になってしまうから、無理にでも納得すべき」と子どもに我慢を強いてしまうと、「親は自分の味方にはなってくれない」と子どもに不信感を抱かせてしまうからです。子どもには「先生の言うことが、いつも絶対正しいわけではない。だからと言って、間違っているわけでもない。正誤ではなく、それがこの先生の考え方というだけ」と伝えるのはいかがでしょうか。例えば、先生が「男子のくせに、こんなこんなこともできないのか?」と発言したとします。しかし、それは真実でも正しいことでもなく、その先生が「男子=できて当然」と思っているだけ。世界中の人みんなが同じ考えではないのですから、「自分はダメだ」などと落ち込む必要はないのです。この先生が実際はどのような言葉をかけているのかはわかりませんが、おかしいと感じた時「どういうことですか?」「では、どうすればいいか教えてください」と子どもから聞き返すように促してもいいかもしれません。ただし、これは子どもの性格によってできる・できないがあるでしょう。先生の言葉があまりにも感情的な内容であれば、「真に受けなくていいよ」と聞き流すようにアドバイスするのもいいでしょう。本来、「先生」とは人格が優れ、周りのお手本となる存在であってほしいものですが、必ずしもそういう人ばかりが教職を選ぶわけではないのがとても残念ですよね。同じように感じている保護者がほかにもいるかもしれません。目に余る発言が続くようなら、ほかの保護者にも働きかけるなどして、学校へのアプローチは続けたほうがいいと思います。■不登校を防ぐ「反面教師からの学び」と「学校内の逃げ場」かつては、親や先生、上司の言うことを何も考えずに「はい、はい」と聞いていれば一生安泰で、穏やかな老後が待っていると大多数の人が考えていましたし、実際その通りの場合も多かったでしょう。しかし、現在は全く違う世界になりつつありますよね。変化の早い今の時代を生きていくためにも、子どもの頃から自分の頭で考え、行動する力が求められています。そういった力を養う意味で、この先生の言動を教材としてみてもいいのではないかと思います。子どもには「先生にどんなことを言われ、どんな風に嫌だったかをママに話してね」と伝えておき、子どもの言葉にきちんと耳を傾けましょう。子どもが先生の言葉をどうとらえ、それに対しどのような判断を持ったか、自分ならどのように相手に伝えようと思うかなどを聞きます。その子どもの考えを親が認めてあげたり、違う視点を提供したりすることで、子ども自身に自分で考え対応する力がついてくると思います。また、担任以外で、子どもの気持ちに寄り添ってくれる先生を学校内で見つけておくというのもいいでしょう。担任に何を言われても、気持ちをわかってくれる先生がほかにいるという「逃げ場」が学校にあると思えば、子どもも少し気が楽になるのではないでしょうか。今はつらいかもしれませんが、親が笑顔で子どもに「絶対に味方でいるから、あなたは何があっても大丈夫」と伝えてあげれば、子どもも少しずつ自信を取り戻すでしょう。先生より誰より、ママに信頼されていることが子どもにとっては一番励みになりますからね。これからも皆さんのお悩みに答えていきたいと思います。お気軽に、下の読者アンケートにお寄せください。お待ちしております。 エキサイトお悩み相談室で佐藤先生に相談する
2020年02月20日こんにちは、心理カウンセラーの佐藤栄子です。これまで、子育てや夫婦関係、ママ友トラブルや自分のココロの在り方についてなど、さまざまなテーマを心理カウンセラーの立場で取り上げてまいりました。そういった記事に寄せられた「もっと深掘りした内容が知りたい」「個々のケースで対応は変わるの?」といった皆様のお悩みにお答えする連載「ココロで読み解く『ママのお悩み相談室』」。今回は、 「浮気が本気に…不倫に走りやすい夫、3つの条件」 という記事に寄せられたお悩みです。記事では、夫のタイプによって具体的な対処法を挙げて説明いたしましたが、今回寄せられたのは「不倫が発覚したあとの理解できない夫の行動」についてのご質問です。■質問:不倫夫「金銭的制裁を気にしないのはどうして?」不倫をして妻と離婚したいと言い出す夫は、妻から慰謝料や養育費、生活費を請求され、離婚後の自分の生活が貧しくなることを不安に思わないのでしょうか?また、不倫相手も、自分自身も慰謝料を請求されたり、養育費を払い続ける不倫相手と生活していくことを理解しているのでしょうか? とても不思議に思ったので教えていただきたいです。■回答:「今」しか見えない男性、「将来」を見通す女性男の子と女の子の育て方の違いでよく話題になることですが、男性は「今だけ」「一つのことに集中」するタイプが多い傾向にあります。ですから、ゲームをやりだすと「まだ寝ないの?」と話しかけても気づかなかったり、「洗たくしながら料理する」というように同時に2つのことをやるのが苦手だったりします。男性の浮気や不倫はバレやすいとよく言われるのは、この気質に起因しているように思います。頭では「隠そう」と考えていても、気持ちは恋愛モードに支配されていますから脇が甘くなりがちです。例えば、携帯電話。夫は24時間いつでも不倫相手と連絡をとりたくなり、一応家では隠れてメッセージを送りますが、携帯を肌身離さず持ち歩いてしまいます。そして、妻に「普段そんなことしないのにおかしい」と疑われてバレるのです。特に不倫相手との恋愛に気持ちが集中している時期は、それ以外のことにあまり気が回らなくなりがちです。ご質問の「離婚後の自分の生活が貧しくなることを不安に思わないのでしょうか?」にお答えするとしたら、恋愛が盛り上がっている時には、そんな先々のことまで考えがおよばないので、夫はさほど不安を感じていないのでしょう。それは、妻に不倫や浮気がバレた時の反応にもよく表れています。逆ギレしてすぐ「おまえとはもう離婚する」と宣言する男性は多いのですが、今の「恋愛が楽しい気持ち」に従い勢いで言っただけというのがほとんど。その証拠に、すぐ離婚の手続きに入る男性は少ないようです。逆に、本気で離婚を考えている場合は、手続きの煩雑さや財産分与、慰謝料、養育費といった具体的な部分まで見越して不倫をするでしょうから、すぐに離婚の話し合いに入るでしょう。■不倫夫「時間の経過とともに現実の問題が見えてくる」最初は勢いもあり不安など感じていない男性であっても、不倫の期間が長くなったり、バレて妻ともめ出すとだんだん「離婚で直面する現実」が見えてくるものです。男性は「妻に愛情はなくても離婚の手続きは面倒だし、子どもはかわいいと思っている。かと言って不倫相手も失いたくない」というのが本音なので、どちらにも思いきれず、ズルズルと時間を引き延ばすケースが多いようです。自分からアクションを起こして、どちらかから悪者扱いされるのもイヤという思いもあるでしょう。もし、本当に離婚の意志があれば、きちんと妻と話し合いをしようとしますが、だいたいは家を出て別居するくらいで、一番解決しなければいけない問題からは逃げて時間稼ぎをしてしまいがちです。■浮気相手「女性はより現実を見据えている」では、不倫相手の女性はどうでしょうか。今までのご相談から受ける印象ですが、以前は女性が後先考えず「とにかく早く離婚して自分と結婚して」と男性に迫るケースが多かったように感じます。しかし、最近は既婚女性の不倫相談も増えていることもあり、女性のほうが恋愛を楽しみつつ冷静な対応をしている傾向があります。「自分の置かれている立場を理解している」女性が多く、慰謝料請求のリスクや、養育費の負担がありうることも想定しています。そのため、気持ちをコントロールしつつ「自分はこの男性と最終的に結婚したいのか」ということを常に考えているので、付き合って行きたいけれど結婚は望まないと線引きをする女性が増えています。不倫相手がそういったタイプの女性だと、熱を上げた男性が離婚を決意した途端に別れを告げられ、両方を失うというケースもありますし、離婚しても結婚せずに同じ距離感でお付き合いを続けることも多いようです。もちろん不倫や離婚は個々の事情で異なるので、ご紹介した結果に必ずなるというわけではありません。今回は、個別のお悩み相談ではなく、読者の方が感じた疑問からのご質問なので、今までのカウンセリング経験を踏まえたうえで一般論としてお答えいたしました。これからも皆さんのお悩みに答えていきたいと思います。お気軽に、下の読者アンケートにお寄せください。お待ちしております。 エキサイトお悩み相談室で佐藤先生に相談する
2020年01月20日ウーマンエキサイトをご覧のみなさん、はじめまして、でっかいおっさんです。保育士、僧侶、親などなどこれまで、経験したことを元に、ウーマンエキサイトの読者のみなさんのお悩みや相談に答えていく連載です。前回の記事はこちらから!それではさっそく、今日の相談についてお話ししたいと思います。相談内容:5歳と3歳の子どもがいる母親です。普段子どもたちは私に遊んで遊んでと言ってきますが、一緒におままごとをしてもすごろくをしても、公園に行って遊んでも楽しいと感じません。子どもたちの事は大事だし愛していますが、大人と遊ぶ方が楽しいです。 子どもと楽しむにはどうしたら良いでしょう。◆おっさんからの回答どうも~でっかいおっさんです。子どもと遊んでいても楽しくない、どうやったら楽しくなるのか。率直な質問で良いですね! この質問に興味を持たれる方も多いと思います。おっさんの正直な意見を言いますと、天性の才能を持った子ども好きの人以外、子どもと遊ぶのはそんなに楽しいものではありません。なぜなら彼らは、自分の思うように大人を動かしてくるからです。ままごとをしてても「○○屋さんごっこするからママもしよう~」と誘ってくるも、彼らの思っている行動をしないと注意されしっかりとしろと命令してきます。ひどい時には「○○って言って」とセリフまで強要されます(笑)勝敗のつくゲームを始め、大人の力を見せつけて大勝すればキレる。わざと負ければ「弱っ!」「いぇ~い!」と調子にのってくる。大人からすれば何も面白くありません(笑)大人と子どもでは圧倒的な力の差があるのに、子どもの作った無茶苦茶なルールの上で遊ばされるから何も楽しくないのです。会話もちゃんとキャッチボールが出来て自分たちの思った通りに動ける大人と遊ぶことの方が楽しいに決まってるんです。心配しないで下さい。大丈夫です(笑)じゃぁどうやって楽しむかなのですが、彼らの成長を感じたり大人がイレギュラーな対応をしてその反応を楽しむ事以外ありません。子ども達とままごとの中で、彼らの設定と全く違うことをしてみると彼らがどんな反応をするか勝敗のあるゲームでわざと負けないことを宣言し「圧倒的な強さで勝つ」とどんなリアクションをするか公園で「私はあなたたちと遊ばない」「自分たちで遊んで」と宣言し見守っているとどんな行動をとるのか。その日はぜひ一緒に遊ばないようにしてみてください。そうすると遊びたい欲の強い子ども達は、私たちを遊んでくれない、つまらない奴と認定し、そうそうに放っておいて勝手に遊び始めます。兄弟で遊ぶかもしれませんし、1人ずつ遊ぶかもしれません。他の所の子と遊び始めるかもしれません。その姿を見守っているだけでいいんです。楽になるでしょう?子ども達は元から遊びたくて仕方がないのです。道具の使い方やルール友達の誘い方等の自分たちで遊べる方法を見つけると「お前と遊ぶの面白くない」と思って遊んでいる相手よりもっと面白い相手やおもちゃを見つけて遊び始めます。\楽しく自分で遊ぶ方法を教える/ことで「一緒にやって」「遊ぼう遊ぼう」が少し減ってお母さんは楽になるのではないでしょうか。
2019年12月09日こんにちは、心理カウンセラーの佐藤栄子です。これまで、子育てや夫婦関係、ママ友トラブルや自分のココロの在り方についてなど、さまざまなテーマを心理カウンセラーの立場で取り上げてまいりました。そういった記事に寄せられた「もっと深掘りした内容が知りたい」「個々のケースで対応は変わるの?」といった皆様のお悩みにお答えする連載「ココロで読み解く『ママのお悩み相談室』」。今回は、 「夫にイライラ『もう口もききたくない』帰省や旅行で夫を嫌いにならない方法」 という記事に寄せられたお悩みです。記事では、事前に夫と役割分担を明確にしておくことや、旅支度をラクにする方法などについてお話ししましたが、今回寄せられたのが、生活面での夫との役割分担に悩むママからのご相談です。■お悩み:夫は逆ギレ「育児も家事も私ばかり…」育休が明けてから、夫とケンカばかりです。初めての育児、頼れる親も近くにおらず、育休中から「休みが明けたら協力が必要」と協力を仰いできたのですが、夫は自分から知ろう、考えよう、動こう、とはせず、頼んだ事は面倒くさそうに応じる始末。結局、育休明けから思うように動いてくれず、イライラが募ってチクリと言っても、本人なりにはやっているつもりらしく、逆ギレされて終わるだけ。もっと建設的に話し合って夫を動ける人間にしたいのですが…子育てと家事と仕事と、夫育てまでは疲れてしまいます。■回答:女性と男性「親になるスピード」が違う初めての育児でただでさえ不安なのに、頼れる親が近くにいないうえ、さらに仕事にも復帰。体がいくつあっても足りないと思えるような状況ですね。こんな時こそ、一番身近な夫を頼りたくなるのは当然でしょう。しかし、肝心の夫が思うように動いてくれずイラ立ちが募っていらっしゃるのですね。「女は弱し、されど母は強し」とはよく聞くフレーズですが、女性は妊娠がわかると、比較的すんなりと「親になる」覚悟を受け入れるように思います。自分の体の中で新しい命が育っているという感覚が、親としての自覚を促すのかもしれませんね。一方、男性はこのような感覚を経験できないからか、頭では「親になる」ことを理解したつもりでも、女性の受け止め方とは違う方が多いように感じます。その部分があいまいなまま子どもが生まれて育児がスタートすると、どうしても負担が多くなる女性がイラついてしまう事態が起こりやすいのではないかと思います。■「夫とは、父親とは」を押し付けていませんか?あなたが育児に協力的ではない夫に怒りを感じるのはごもっともです。もしかすると、あなたの心のなかでは「育児に奮闘している妻を率先してサポートするのが良き夫である」といった、確たる「理想の父親像」があるのかもしれません。また、自分自身にも「良き母親であること」を求め、そうなるために「家庭はこうあるべき」といった思いが強いのかもしれませんね。それ自体は正しいことですが、いったん立場を逆にして考えてみませんか? つまり、自分が夫になったと思って、現在の自分を眺めてみるのです。ご相談の文面に「建設的に話し合って夫を動ける人間にしたい」とありますが、これはあなたが夫に対して「自分の思う通りに動いてくれ、家事育児を手伝う人になってほしい」と望んでいる印象を受けます。ということは、もしかすると夫も同様にあなたのことを「もっと家事育児がテキパキできる、動ける妻になってほしい」と思っているかもしれません。2人とも建設的な関係を望んでいるのは同じかもしれませんが、夫には夫なりの考えがあるように感じます。例えば、夫は「子どもにはお金がかかるから、自分はどんどん仕事を頑張って稼ごう」と考えているかもしれません。だとしたら、そうやって頑張って家に帰ってきたのに、イライラした形相で待ち構えた妻が育児の手伝いを強要してきたら、やるべきとわかっていてもウンザリした顔になってしまうでしょう。子どもを頑張って育てようという思いは同じでも、頑張るポイントが夫婦で違っているというのはよくあることです。そこに気づかない妻は、疲れて家で積極的に動けない夫を見て、ただただ怒りばかりが募るでしょう。上記は、あくまで想像の話なので、あなたの夫がこの通りとは限りません。ただ、自分のなかの「理想的な夫・父親像」をいったん脇に置いて、夫の家庭に対する考えをあらためて聞いてみてはいかがでしょうか。■夫をキレさせない「妻ができる働きかけ」自分の考え方を省みると同時に、夫への働きかけでできることも考えてみましょう。ご相談には「夫は自分から知ろう、考えよう、動こう、とはせず、頼んだことは面倒くさそうに応じる」とありますが、普段毎日の家事育児を行っていて、やるべきことの流れを掌握している妻に比べ、夫はおそらく家事育児の全体像が見えていないのではないでしょうか。そのため、どんな時にどんなサポートが必要かを即時に理解できず、その様子にイラつく妻を見てさらにやる気を失ってしまっているかもしれません。そこで、手伝ってほしいことを可視化するために、現在家事や育児でやっていることをすべて書き出してみましょう。それを、以下の3つに振り分けてみます。1.今は無理せずやめてもいいこと2.夫が取り組みやすいこと3.外注(家事代行や出前を取るなど)できること家事、育児の全体像が見えていない夫としては、どこまで手伝えば妻の気がすむのかわからずウンザリしている部分もあるかもしれません。夫は家事育児を可視化してもらえたら自分に何ができるのかはっきりしますし、妻も「これだけやることがあって大変だから、夫の手を貸してほしい(もしくはお金を出してほしい)」と主張しやすくなるでしょう。■夫婦でも違って当たり前「焦らずにゆっくり親になっていく」親になるということは、夫にとっても妻にとっても、人生の方向性や価値観が変わるほどの大きい経験だと思います。最初からうまくいくことばかりではありません。育児を通してお互いの考え方の違いを発見することも多いでしょう。夫婦2人の違いをすり合わせしながら、焦らずゆっくり親になっていきましょう。将来「あの時は大変だったね」と笑いあえる夫婦になっていることを祈っています。これからも皆さんのお悩みに答えていきたいと思います。お気軽に、下の読者アンケートにお寄せください。お待ちしております。 エキサイトお悩み相談室で佐藤先生に相談する
2019年12月06日読者の方からのセックスに関するお悩みをセックスレスカウンセラーで、まじめにセックスレス、ED問題に取り組む三松真由美がアドバイスします。【夫婦に贈る夜のお悩み相談】私のまわりでは、セックスレス問題は妻側がその気にならず、夫との温度差に悩んでる方が多いです…。だから 前回の記事 を読んで、妻のほうがしたくて悩んでいる場合も多いのか?!と驚きました。妻が避けたい場合はどうしたらいいのか教えてほしいです。嫌々でもたまには受入れるべきなんですかねえ… (めぐみ)夜の営みを拒否するのは夫か妻か問題!めぐみさんの周りには「妻がしたくない」友達が多いのですね。この状況で安心してはいけません。ワイワイ集まる女性のお茶会、実は本心を告げていない方もいると思います。私も長年ママさんサークルで、ママお茶会を開いてきましたが、自分の性の欲求、夫の求め具合の詳細を話す方はほとんどいませんでした。かいつまんで話す、大事なとこだけ隠して話す。つまり核心は開示するひとは少ないという見解です。性の衝動や願望はひとそれぞれで、オーガズムを感じて完遂という人もいれば、ムギュっと抱きしめてくれれば…とかキスだけで満足という人もいます。挿入は苦手だけどタッチはしてほしい人もいます。どのレベルをもって自分の性欲感覚をジャッジするかには個人差があるのです。例えば「夫は遅漏で時間が長いから挿入はイヤ。でもタッチはしたいけど夫はそれでは気がすまないから、私のほうが最初から拒んでるのよ」など、お友達に細部まで心情を解説するひとは多くないでしょう。夜の営みが苦手な理由は、計り知れないバリエーションがあるのです。よって「私の周りは苦手な友達ばかりだから、これが普通なんだ。拒んでいいものだ。」と危険な判断をしがちです。夜の営みが苦手な友達を安全圏と思うなかれ。隣の寝室事情と自分の寝室事情は切り離して考えてください!なぜ「拒んでいい」が、危険な判断かというと嫌なのは「夜の営み」だけ?めぐみさんは「嫌々でもたまには受け入れるべきか」とのことですが、その「嫌々感」の原因を考えないと、子どもが手を離れて、また2人の生活がはじまるころに北風がピューと吹きすさぶ状況が目に見えます。セックスレスは愛情を表現する行動ができなくなっているサインの1つなので、無視し続けると「嫌々感」は寝室のみならず日常に漂い始めます。夜の営みだけが嫌なのか? 他にも夫の嫌な部分が増加してきているのではないか? もしかすると夫も私に「嫌々感」が増してるのではないか?セックスレス問題を通して、何が問題なのかを改めて考えてみてください。「嫌々感」からまず2人の関係性を見つめてみませんか?拒んだ翌日の夫の心中を想像してみましょう。数回拒むと、男性も傷つきます。拒んだ理由を自分でも考えて、話し合いをしようなど夫と向き合おうとしていますか?相手の性的欲求を無視せず、すり合わせようという気持ちがあるのかどうかで今後が変わると思います。「嫌々受け入れる」のはNG!私もセックスがなくても仲良しという夫婦にたくさん出会ってきました。しかし、性の衝動は環境や身体の変化、ホルモンバランスによって都度変化するものです。30代では「なくても仲良し」だったけれどアラフォー世代になってどちらかが不満を言い出すケースも多いのです。とくに女性は生理、出産、閉経などによって体調と性意識の変化が大きいです。めぐみさんも「おばあちゃんになる前に女性として求められたい」「このまま閉経になるのは寂しい」とフッと思うこともあるかもしれません…。さて、めぐみさん、「嫌々でも受け入れなければ」の回答ですが…「嫌々受け入れる」のはおススメしません。「喜んで受け入れる」ために、相手の希望とすり合わせる工夫をする。そのためには、夫と向き合う覚悟が必要です。そして、その前に…なぜ拒みたくなるのか。自分の問題か。夫の問題か。これをクリアにすることなしに先には進めません。本気で改善したいと思うのであれば、その理由にフォーカスし、そこを治す努力ができれば「嫌々感」は減少してきます。まずは、なぜ嫌なのか…の理由を深堀りして、自分と向き合ってみてくださいね!
2019年11月20日ウーマンエキサイトをご覧のみなさん、はじめまして、でっかいおっさんです。本日から、保育士、僧侶、親として経験したことを元に、ウーマンエキサイトの読者のみなさんのお悩みや相談に答えていく連載をはじめます。どうぞよろしく願い致します。それではさっそく、今日の相談についてお話ししたいと思います。相談内容:我が家には男の子兄弟(3歳、3ヵ月)がいます。夫は次男が泣いた時の対処や寝かしつけができず、食事についても長男の食事を手伝いながら一緒に食べるということができません。私は次男に授乳しながら自分も食事をすることができるのですが、父親は要領よく子どものお世話をできないのでしょうか?◆おっさんからの回答「本当に男って、使えないわよね…」そう思われる理由はよく分かります。兄弟のいる家庭の育児は同時に色んなハプニングが起こり、それを上手に回せないと大人はドっと疲れてしまいます。母親は育児を毎日毎日こなしているためいつの間にかコツを掴み、手際がよくなり上手にこなせるようになります。逆になぜ、世の父親が上手に動けないのか…それはお母さん達と圧倒的に経験値が違うからです。お母さんの手際の良さと、父親の手際の悪さの違いはただ単なる経験値です。おっさんのところの夫婦は逆におっさん(父)が手際よくホリカン(母)が手際悪く相談者さんと同じように「何でこの人こんなにできないんだ?」と思っていました。が…それは、ただおっさんに保育士の経験があって、それまでに0歳から6歳までの子達を数多く見ていた経験値が多かっただけだと気がつきました。子ども達を多く見ていると、子どもが次に何をするのか、日常の生活リズムの中で、次に何をしたらスムーズに事が進むのかというのが仕事をしていく中で自然と身についていました。ただ新人時代は…ご主人と同じく…まったく使いものにならず、ただ目の前で起こった事に対して、必死に対処しているだけの日々を過ごしており、どうしたら、子ども達の要求をうまく回せるかなどまったく分かりませんでした。そんな中、先輩保育士から指導を受けたり、他の保育士の動きを見たり、マニュアルや育児書研修などで学んでいきました。そのあと、私生活で結婚をし、子どもを授かり、自分の子どもとして初めての子育てでしたが、知っている事やできる事が多くなっており、子育て新人の妻より多くの子を見てきたおっさんの方が手際が良かったのだと思います。こう考えるとご主人に足りないのは圧倒的な経験値だと思います。経験を積んでいけば、誰でもできるようになるんです。ただ、ここで問題になるのが「見ていられない問題」です。旦那さんの圧倒的な手際の悪さ、子ども達の泣いたりふざけたりのリアクションに対する「もっとこうしろよ」「どうして今それなんよ!」という、母親のイライラはあると思います。これは将来的にあなたが楽になるために訪れる試練です。これを乗り越えると「救世主」になる父親の誕生となります。しかし、我慢できずに口だし手だしをし続けると相変わらず要領がわからない父親のままです。それを育てれるのはお母さんのあなたです!先輩になったつもりで、少し我慢をしながら後輩を育ててみると良いでしょう。ちなみに育てるには一日の流れを、文章や図にして書いてあげるととても動きやすくなります。『これは何時までにして欲しい』『自分の食事はあと! もしくは同時進行』『〇〇はあそこにある』『〇〇をしている間に△△もする』して欲しい内容と時間を具体的に説明、もしくは書いてあげると理解しやすく効率がアップすると思います。「私がなぜ指導役まで…?」と鬼軍曹になりそうなところをグッとこらえてくださいね。後輩が育てばラクになるのは先輩ですから!おっさんからでした。<おっさんへの相談募集中>おっさんへ相談したいこと、聞いてみたいことあればぜひ、ご投稿ください。採用された方はおっさんが記事にて回答致します。お気軽にご投稿ください。
2019年11月06日好きな人ができたり恋人ができれば、「嬉しい」「幸せ」という感情だけが生まれる訳ではありません。どんなに好きな人と交際することができても、新たな悩みや不安を抱えることになるでしょう。そんなとき、あなたは誰に相談しますか。苦しみや悩みを抱えた時、ひとりでは抱えきれなくなることもあります。だれかに話すことで気持ちがラクになったり、的確なアドバイスを受けることもできるでしょう。今回はそんな恋愛相談の悩みについて、ご紹介します。■恋愛相談の悩みを誰かに聞いてほしい恋愛に苦しんだり、息詰まったときには「誰かに話を聞いてほしい」「相談にのってほしい」と思うもの。自己解決ができる人もいますが「もうひとりではどうにもできない」というときには、誰かに相談したいと思うでしょう。しかし「誰かに聞いてほしい」と思ったとき、「誰に相談したらいいのだろう?」「友達には相談できない」と感じる人も少なくありません。相談事というのは、誰に相談するかも重要。相手を間違えてしまえば、新たな悩みが増える可能性もあるでしょう。■恋愛の悩みを相談したときは誰にすればいい?恋愛相談をする際には、誰に話すかを見極める必要があります。間違った相手に相談してしまうと、逆に問題が大きくなってしまうこともあれば、嫉妬から違うトラブルに巻き込まれてしまうこともあるでしょう。恋愛相談は、どういった相談をするか、どういった状況かによって相手を選ぶ必要があります。■アドバイスが欲しい場合は異性の友人に彼氏との恋愛に悩んでいる人の中には、「男性はこんな時どう思っているのだろう?」と異性故に分からない悩みを抱えている人もいるでしょう。そんな時には、同姓の友人に相談するよりも、異性の友人に相談することがオススメです。なぜなら、異性に故に的確なアドバイスを受けることができるから。彼氏に対する悩みであれば、男友達に相談することで、男故の気持ちなどを知ることができるでしょう。ただし、異性に相談する場合には「アドバイスがほしい」と思っている時。異性に相談する場合には、ストレートな意見や厳しいアドバイスが返ってくる可能性があります。そのため、「きついことを言われるとへこんでしまう」と思う人は異性への相談は、避けた方がよいでしょう。■男性がノウハウを知りたいなら男性の友人に男性も恋愛に悩むことがあります。特に、恋愛経験が少ない男性は「これからどうしたらよいのだろう?」と行き詰ってしまうこともあるはず。そんな時には、信頼できる男友達に相談することがオススメ。友人に恋愛相談をするというのは、照れくさいものがあるかもしれませんが、恋愛経験が豊富な友人であれば、あなたにとってプラスになるアドバイスをくれるはず。あなたの性格も理解している友人であれば、あなたの気持ちも理解した上であなたの幸せを思った意見をくれるはずです。■女性が悩みを共感して欲しいなら女性の友人に女性が恋愛に悩んだとき「どうしたらよいだろう」と思いながらも、単に「誰かに話を聞いてもらいたいだけ」ということも多いはず。女性は相談と言いながらも、アドバイスを求めている訳ではないことが多いでしょう。そんな時には、信頼できる女友達に相談することがオススメ。女同士であれば、アドバイスせずにじっくりと話を聞いてくれるはず。そして、あなたの悩みに共感してもらうことができるでしょう。女性にとって、この共感というのは安心するもの。「そうだよね」「自分は、間違えてはいなかった」と気づくことができれば、話を聞いてもらうだけで、悩みが解消することもあるでしょう。「ちゃんとアドバイスしてほしい」と思うのであれば、やはり男の気持ちが分かる男友達に相談した方が、あなたの求めている答えが返ってくるはずです。■なかよしなら兄弟姉妹に話すのもよい恋愛につまづいたとき「誰かに相談したい」と思っても、友人や同僚などに「話しにくい」と感じている人もいるでしょう。そんな人は、兄弟姉妹に相談するのもオススメです。兄弟姉妹というのは、友人とはまた違った特別な関係。兄弟姉妹であるが故に「話しやすい」と思うこともあるでしょう。兄弟姉妹だからこそ、「その気持ちわかる」と理解してもらえることもあるはず。なによりも、近しい関係だからこそ安心して相談することができるでしょう。■恋愛相談の悩みを友人などには話づらい場合は?恋愛の悩みを抱えている人の中には、「どうしても友人には相談しずらい」と感じている人もいるでしょう。なかには、「相談できるような友人がいない」という人もいるはず。では、恋愛相談する相手に困った時にはどうしたらよいのか、ご紹介しましょう。■恋愛の掲示板を使う恋愛相談の相手に悩んだら、恋愛の掲示板を使うのもひとつの方法。掲示板であれば、無料で不特定多数の人に相談することができます。なによりも、あなたのことも相手のこともわからない関係ですから、気軽に相談することができるでしょう。ただし、掲示板の場合にはアドバイスだけではなく、誹謗中傷などを書いてくる人もいます。こういった内容に「傷つく」と感じるのであれば、利用は避けた方がよいでしょう。■アプリを使うSNSを毎日使っている人も多いと思いますが、恋愛相談に困った時にもアプリ利用することができます。恋愛相談できるアプリは、気軽にあなたの悩みを打ち明けることができ、アドバイスを受けることができます。安心して悩みを相談することができるでしょう。■恋愛相談所を活用する恋愛に悩み、苦しんでいる人の中には、「自分では、どうにもならないから、プロの意見を聞きたい」と思っている人もいるはず。そんな人は、有料の恋愛相談所を利用することがオススメ。恋愛相談所の利用は料金が発生してしまいますが、その分プロならではの意見やアドバイスを受けることができます。■アプリや掲示板などを使う場合の注意点恋愛相談をしようと思った時、アプリや掲示板を利用するのもひとつの方法。知り合いではないからこそ、気軽に相談することができるでしょう。しかし、アプリや掲示板を利用する際には注意も必要。気軽に利用できるからこそ、注意しなければいけないことがあります。せっかくの相談が、さらなるトラブルに発展しないようにしましょう。■個人が特定できるような書き込みはしないアプリや掲示板となると、「友達には気づかれないだろう」と安心してしまうもの。しかし、書き込む内容によっては個人が特定されてしまう可能性があります。そのため、利用時には個人情報が漏れる心配がないか、個人が特定される内容になっていないかを確認することが必要不可欠です。また、相手のことを悪く書き込んだりするのもNG。愚痴ではなく、恋愛相談として利用するようにしましょう。■誹謗中傷の書き込みは無視する本気で恋愛相談をしたにも関わらず、アプリや掲示板では誹謗中傷する内容を書きこんでくる人もいます。悩んでいる時に、こんな書き込みをされれば嫌な気持ちになるでしょう。しかし、こういった書き込みは気にしないこと。あなたにとって、必要と思うアドバイスだけを受け入れるようにしましょう。■一意見として軽く受け入れるようにしたほうがいい恋愛相談をしたとき、「そんな考え方があるんだ」「そんな風に思われているんだ」と自分では気づけなかった意見やアドバイスを受けることもあるでしょう。しかし、これはあくまでもその人の意見であり、正解ではありません。どの意見を受け入れるか、今後どうするかはあなた次第。意見やアドバイスをされたからといって、それがすべてではありませんから、そこからあなたが選択していくことが必要です。■まとめ楽しいはずの恋愛も、時には苦しんだり、悩んだりすることがあります。そんな時、誰にも話せずにひとりで抱え込んでしまう人も少なくありません。しかし、辛い時には誰かに打ち明けることも必要。話すだけですっきりすることもあれば、思いもよらないアドバイスを受けることもあるでしょう。誰かに相談することで、自分の状況を客観的に見ることもできるようになります。そうなれば、いま抱えている悩みも霧が晴れたように解決するはずです。(NaonN/ライター)(ハウコレ編集部)
2019年11月01日こんにちは、心理カウンセラーの佐藤栄子です。これまで、子育てや夫婦関係、ママ友トラブルや自分のココロの在り方についてなど、さまざまなテーマを心理カウンセラーの立場で取り上げてまいりました。そういった記事に寄せられた「もっと深掘りした内容が知りたい」「個々のケースで対応は変わるの?」といった皆様のお悩みにお答えする連載「ココロで読み解く『ママのお悩み相談室』」。今回は、 「この毎日、いつになったら終わる…? 子育ての閉塞感から抜け出すためには」 という記事に寄せられたお悩みです。記事では、育児にも小さい目標を設定して、それを励みに日常をこなしていきましょうとお話しましたが、今回寄せられたお悩みは、「外出時の楽しみを小さな目標に設定したいけれど、子連れに対する世間の冷たい態度がつらい」というママからのご相談です。■お悩み:子連れでおでかけ「世間の冷たい視線や態度がつらい…」ランチの約束をする、スイーツを買って帰る…。もしできたなら、ちょっとした気分転換になってホッとできるでしょう。でも、現実にこれをできる人がどれだけいるでしょう。ランチに行くために、もし電車に乗ったら…「ベビーカーが邪魔だ」「子どもの泣き声がうるさい」と言われ、車両に乗り込むだけで、そこの空気がかわります。また、移動するにも「ノロノロ歩くな」と言われ、お店にやっとたどり着いても、ほかのお客さんの目や声が気になって…。帰宅したらどっと疲れが出て、そして家事。夜遅くまで仕事で、時には付き合いで夜中に帰る夫。片付いていない部屋に嫌な顔をされ…。もう、外出することすら嫌になります。■回答:感じ方は人それぞれ「味方は必ずいる」と信じ、自分をいたわる子育て中のママに向けられる「他人の冷たい目線」に対するやるせなさ、失望、腹立ちは実際経験しないと理解できないものかもしれません。実は私自身、出産前は子どもの泣き声や騒ぐ声が苦手でした。そんな私が子育てをする側になった時、他人が子連れに対してどう感じるかわかっているだけに、外出から帰宅するとどっと気疲れしていました。しかし! どんなにこちらが気をつかっても、冷たい対応をされることは多々ありました。レストランで「ほかのお客様からクレームが出ていますので」と言われ、雨の中、レストラン外の軒下で子どもをずっとおんぶしてなんとか寝かせようとしたり、私たちの席のそばを通りがかりに「出ていけ!」と言う人もいたり。もちろん、私のいたらないところもあったと思いますが、「子どもなんてこんなものでしょ!」と開き直った態度をしていたわけでもないのに…と、とても悲しく本当に外出するのが嫌になった時期はありました。このように、私自身及び周りで見聞きした経験から思うことは、どんなに用意周到に対策を講じたとしても「子連れママ」に向けられる非難の目は避けられないことがあるということです。それが良いか悪いか、正しいか正しくないかではなく、他人の感覚や感じ方は人それぞれです。そのため、あなたに非がまったくなかったとしても、残念な対応をされる可能性はあるということ。ですから、どうぞご自身を「周りに迷惑をかけてしまうダメな母親」などと思わないでくださいね。■子連れママに冷たい視線を送るのは2タイプ子連れママに対し厳しい視線を送るタイプの人は、大きく分けて2種類あると思います。ひとつは、周りへの気配りに欠けた子育てママからなんらかの迷惑を被った経験があり、子ども連れのママというものに悪印象を持ってしまった人。もうひとつは、子どもそのものが嫌いという人です。もしこのようなタイプの人たちに外で出くわしてしまったらどうしましょうか。まずは「ここでは静かにしようね」などとあえて大きめの声で子どもに語りかけるなど、オーバーすぎるほど「周囲に気をつかっている」ことをアピールしましょう。前者のタイプは「気づかいのない無神経なママ」に苛立つので、一生懸命子どもに対応している様子を見せれば、あからさまに責めてはこないと思います。後者の子ども嫌いタイプはこちらのアプローチや努力だけで回避することは難しいので、にらまれたり文句を言われたら「すみません」と対応しつつ、「やれる努力はしているのだからどう思われても仕方ない。世の中はいろいろな人がいるのだから」と心の中でつぶやき、自分の気持ちを守りましょう。こういった人たちの態度や言葉をつらく感じるのは「子どものしつけがちゃんとできない」「こんな場所に子どもを連れてくるなんて非常識だ」と一方的にダメな母親だと責められている気がするからではないでしょうか。しかし、どんなしつけをするか、子どもをどこに連れていくかは、それぞれのご家庭の判断です。自身を省みることはあってもいいですが、自分はダメだと落ち込むことはありません。■自分で自分をねぎらって欲しいご相談内容を読む限り、私はあなたの一番の思いが「自由に外出できるようになりたい」ことではなく、「育児を頑張っているのに、夫を含めた周囲の人に理解されないどころか、非難されてしまうつらさをわかってほしい」ことではないかという印象を受けました。でも、あなたのつらさ、頑張りはあなたが一番わかっているはずです。それなのに、外出先で遭遇した心ない人や夫からの理解のない態度にダメな母親と責められていると思い込んでいるのではないでしょうか。だからこそ、あなたには「自分で自分をねぎらう」ことを習慣にして欲しいのです。もし、外出することで心がふさぐようなら、無理におでかけする必要はありません。例えば「水曜の午後は必要最低限の育児以外しない」と決めて録画したドラマを観たり、SkypeやLINEのビデオ通話などでお友だちとおしゃべりしたり、SNSを利用して同じような悩みを抱えるママを見つけたりするのもいいでしょう。また、本当に予定も何も決めずに、思う存分お昼寝をするのもおすすめです。育児に家事に頑張っている自分を、徹底的に甘やかしてねぎらうのです。口うるさい夫には「最近体調がすぐれないから家事ができなかった」と言って家事をさぼってもいいでしょう。そうしてでも、自分にはやさしくしてあげてください。■理解してくれる人を信じる、味方にするもし、あなたが思いきって子どもと外出した時、冷たい視線を送られることがあったとしても、周囲の人全員があなたの「敵」となるでしょうか?おそらく周囲を気づかうことができるあなたに対して、100人が100人全員、不快だと感じることはありません。言葉には出さなくても、「頑張って!」「大丈夫だよ」と応援してくれる人が大多数ではないでしょうか。あなたが感じるつらい気持ちを理解できる人は(私も含め)必ずいますから、「頑張っているのにわかってもらえない」というネガティブな気持ちをひとりで抱え込まないでくださいね。自分の頑張りに対して、自分でごほうびをあげる習慣を身につけていきましょう。例えば、お散歩ついでにコーヒーをテイクアウトして、公園で子どもを遊ばせつつゆっくり飲むといったささいなことから始めてみてはいかがでしょうか。そうやって、少しずつ行動範囲を広げながら、自分自身をねぎらうことを楽しめるといいですね。いかがでしたか。これからも皆さんのお悩みに答えていきたいと思います。お気軽に、下の読者アンケートにお寄せください。お待ちしております。 エキサイトお悩み相談室で佐藤先生に相談する
2019年10月13日読者の方からのセックスに関するお悩みをセックスレスカウンセラーで、まじめにセックスレス、ED問題に取り組む三松真由美がアドバイスします。【夫婦に贈る夜のお悩み相談】40歳結婚3年目で子どもは2歳になります。夫とは仲が良くて幸せなのですが、夫とのセックスが嫌なのです…準備ができる前に入れるから痛い。前戯の仕方を教えようにもポイントがずれていて気持ちが悪くて…。夫は経験人数が少なく、セックスの楽しみは入れることだと思っています。それだけじゃない事を伝えたいけどどう伝えたらいいのか…毎日ハグはしてるのでハグだけで一生を終えたいです。でもセックスの良さも分かりますし、夫が求めてきます。どうしたらいいでしょうか。(美香)女性の性欲は40代で二極化する美香さん、40歳!まさに私が唱える「女性の性欲は40代で二極化する」のスタート地点に立っておられます。美香さんの寝室事情がこの先、天国になるか、地獄になるか、まさに運命の分かれ道の時期です。この大切な時期に美香さんはちゃんと「夫婦間セックスの大切さ」に気づいています。それは妻としては素晴らしいことなのです。前戯のポイントがズレている、準備できていないのに挿入…世の妻たちの不満の代弁をしてくださってありがとう。夫のセックスに同じような感想を持つ妻たちがウンウンと頷く姿が浮かんできました。「ハグだけで一生終えたい」と思う反面、セックスの良さもちゃんと理解しておられるので、もしセックスレスになってしまうとこの先、どうなるか。美香さんは「何か足りない…」とジクジク悩んでしまう姿が私には見えます。間違いない。ではどう改善してゆけばよいかにお答えすると…自分の好みを把握する前戯の仕方に関しては、人によって好みも違いますので…美香さん向けにカスタマイズしてもらわなければなりません。まずどんなタッチが好きか、どこにタッチされたいか、強さはどれくらいがいいのかご自身でわかってらっしゃいますか?わかっている場合…羽のような軽さでふわっと触られたいときもあれば、ガッツリワイルドに…などを伝えるには、口頭ではむずかしい。よって美香さんが、私がやることを真似してと伝え、めんどうくさがらず、一歩ずつ。人はまず模倣から上達の道をたどります。また、美香さん自身が自分の好みがよくわからない場合…自分で探索、確認、開発するしかありません。もうひとつ、 前回の記事 でも言いましたが、女性向けセクシーな動画で気に入ったものがあればそれを観ながら手本にしてもらうのもいいと思います。いまの状況を嘆いていても仕方ないので、不満を感じるくらいが成長の見込みがあるのだと思って、夫婦間セックスを2人で作り上げていきましょう。久々のセックスはセカンドバージンのようなもの夫のセックスを拒否する方たちの意見で「痛いからしたくない」という理由でセックスレスに突入する割合は、非常に多いです。特に産後2年以内は突出しています。お産時の痛みがフラッシュバックして緊張してしまう方もいます。そして、子どもが成長してそろそろ再開という久々のセックスはセカンドバージンのようなもの。性器官も使ってないと衰えます。よって私は、事情があってセックスレスになったとしても自分で膣メンテナンスをすることをおすすめしています。美香さんの場合は、夫のテクニックの未熟さが痛みを起こしているとのことなので、美香さんが迎え入れる準備がどういう状態なのかを教えてあげましょう。美香さんが挿入OKの膣の状態を自ら作り出しておき、これくらい潤っていてやっと痛くないのだと、確認してもらうことが…できるといいのですが。私が運営する夫婦仲相談所では「夫が私をオンナとして見てくれない」「今さら何言ってるんだと言われた」とおっしゃる方も多いです。ですが、美香さんの旦那さんは、毎日抱きしめてくれるし、夜も求めてくれるというのは、美香さんをちゃんと異性のパートナーとして扱ってくれている素敵な旦那さんだと私は思います。「家族としては大事だけど色気は感じない」「妻だけED」「仕事とセックスは家庭に持ち込まない」「盆暮れのイベントでしてあげてる」と言ってしまうような男性も少なくないですが、私はそういう発言は失礼なことだと思っています。美香さんと旦那さんは家族となっても異性の関係を維持しているハッピーカップルです。2人で改善に取り組めば、きっと楽しい時間になると思います。エンジョイ!
2019年10月03日はじめまして。読者の方からのセックスに関するお悩みをセックスレスカウンセラーで、まじめにセックスレス、ED問題に取り組む三松真由美がアドバイスします。【夫婦に贈る夜のお悩み相談】夫のセックスがいわゆるAVのようなセックスで、力は強いし激しく動けばいいと思ってるようで…で、全然気持ち良くありません。正直言って、いままで付き合った人の誰よりも下手です。でも男のプライドや自信(?)もあるみたいなので、なかなか改善や誘導が難しいと感じています。よく聞く「もっとゆっくりが気持ちいい」という言い方を試してみたのですが、あまり効果はありません。 何かいい方法はないでしょうか?(あき子)■なぜ男性はAVセックスになるの?どうして男性は、AVセックスになってしまうのか…。AVに出てくるようなセックスしかしない男性はあき子さんの旦那さんだけではありません。ニッポンのAV文化は男性がたの背中を押したり、スッキリさせたりと良い面もたくさんあります。でもでもマイナス面は「AVでしているようなセックスが正しい」と考える男性が増えたことです。リアルセックスにAVの知識を持ち込むことで、女性は「痛いんだけど!」「これじゃイケない…」「何か違う…」など不満を感じる人も多いのです。男性側の意見を聞きますと「女優さんが気持ちよさそうだからAVをお手本にしている」と…。そういえば、「女性がうれしいセックス」などを教えてもらったことがない。つまり知識がない。実際にある男性に「最後には、彼女の顔に発射するのが普通だと思っていた」と真顔で言われたとき、私はのけぞってしまいました。「それをされて嬉しい女性はいったい何割いるのでしょうか…」。セックスに対する男女の温度差が一番現れている発言だと思いました。AV作品はフィクションです。ファンタジーと言い換える男優さんもいます。ファンタジーであることを世の男性にわかっていて欲しいです。ですが「セックスのやり方を、どこで習えばいいかわからないからAVの模倣をする」というのが一般的な意見でしょう。あき子さんの旦那さんも、おそらくAVで習得されたのです。学習の場がなかったのですから、しょうがない。今までのことは水に流しましょう。これから新しいステージに2人で上がればいいのです。■男性は、女性がうれしい「セックス」を学んだことがない私の持論は「過去のセックスの積み重ねが現在のセックスを作り上げる」です。男性が上達するには、パートナーが「そこは痛い」「次は私が動くからじっとしていて」と具体的に伝えて導くことでAVセックスとリアルセックスは違うのだ! と気づきを得るのが理想です。しかし性経験が少ない、あるいは過去のパートナーが何も言わずにスルーしていた場合、変わりません…よね。あき子さんの旦那さんは「これでいいのだ」と思い込んでいます。あき子さん、はやく終わって欲しいのでイッたフリなどしていませんか。気持ちはわかりますが、それを続けると成長しません。ステップアップのポイントは…■夫に独りよがりなセックスを卒業してほしい!そんな妻がやるべき夜のアクション3つ(1)具体的な言葉と仕草で伝える「やさしくして」という抽象的ワードでは夫には伝わりません。「このくらいの強さで触って」と自分から相手を触ってみせたり「このくらいの速さで動いて」と具体的に。お習字を子どもに教えるとき、背後から子どもの手を取り一緒に筆を動かすという感覚で、妻も自ら身体を使って具体的なセックスのオーダーを出してみましょう。(2)自分がしてみたいセックスをお互いに話すベッドの上ではなく、日常のリラックスタイムの話題にしてみませんか。理想のセックスについて語ってみて、それを伝えます。もちろん夫の理想も聞き出しましょう。そして、この話し合いに置いて大切なことは、否定しないこと。「えー?そんないやらしいこと考えてるの!ヤダー」は絶対NG。人には見せない恥ずかしい欲望を、お互いが情報交換するって…本当に信頼している関係じゃないとできないことですよね。夫とそういう関係にステップアップしたいと思えれば、ヤル気…でませんか?(3)女性向けAVを二人で観る今やレンタルショップでひと目を気にしながらAVを探す時代ではありません。ネットで動画ダウンロードもできるし、通販でも買えます。AV鑑賞のハードルはかなり低くなりました。夫のAVセックスに悩む妻こそ女性向けの作品の夫婦鑑賞会を提案しましょう。女性向け作品は、ベッドに至るまでのストーリーがしっかりあります。多くの女性にとって「セックスする理由」というストーリー性が大事であることも男性側に知ってもらえるといいですよね。こんなシチュエーションで…とか、やさしい言葉あるいはエッチな言葉があると嬉しい…など、作品を観ながら自分の思いを伝えるのです。「この体位してみたい」「今の言葉いいなぁ」とお手本があると、伝えやすいですよね。私も何本か女性向けAVの監修をしています。男性向けとは違う視点で、女性がして欲しいことを取り入れて、激しい動きだけが正解ではないということを伝えています。また、性の欲求は株価のように波打つもの。その日の体調、環境、気分によって「激しくして」の日もあります。やはりポイントはお互いの(自分の)好みを把握することです! 独自の欲望や好みを把握してセックスが楽しくなった!という方はたくさんいます。あき子さん、セックスレスで悩む方が多い中、旦那さんはちゃんと夫婦間の営みを継続しようとしています。そこは「よかった…ありがとう」という気持ちを持ってください。さらにA子さんは男性のプライドについて気づいていらっしゃる。そこはとても花丸です! 数々の夫婦仲相談を受けていますが、夫のプライドをチクチク崩してゆく妻には、夫の愛情は確実に冷めてゆきます。それに気づかない妻の方々がいかに多いか…。「あなたとエッチしてもイケない」「あなたのセックス下手だから気持ちよくない」などプライドを傷つける包丁セリフは、決して口に出してはいけません。あき子さん、簡単なことではないかもしれませんが、旦那さまのプライドを傷つけずにお互いを思いやりながら深いことも話せる関係にステップアップして、ぜひいろいろ楽しんでくださいね!【三松真由美】恋人・夫婦仲相談所所長。まじめにセックスレス、ED問題に取組む夫婦仲コメンテーター。セックスレスや理想の寝室事情を語るコミュニティで女性会員1万3千名を集める。
2019年09月21日昼間、眠くなるのは単に睡眠時間が足りてないだけ?それとももっと深刻な病気?いつも月曜日の朝ツライのはなぜ…?読者アンケートであがった睡眠の悩みと疑問について、睡眠学の第一人者の先生に伺ってきました!Q. 睡眠時間は足りていると思いますか?A. はい…29.3%、いいえ…51.3%、どちらともいえない…19.4%Q. 睡眠の悩みは何?A. 1位…寝ても疲れが取れない、2位…寝つきが悪い、3位…眠りが浅い、4位…朝、なかなか起きられない、5位…日中、眠くなる、6位…夜中に何度か目が覚める、7位…予定より早く目が覚める、8位…寝相が悪いアンケートの結果をご覧の通り、自分の眠りに満足している、という人は3割以下。でも、現代人は睡眠に理想を求めすぎる眠り至上主義に陥っている、と内山真先生。「睡眠が安らぎの時間と認識されるようになったのは、250年前の産業革命以降のこと。それまでの自然を相手にして生きていた時代は、夜は動物に畑を荒らされたり家畜が食べられたりするので、いつでもパッと起きる必要があり、朝までぐっすり眠れるということはなかったのです」夜中に安心して眠れるようになったからこそ、眠りの重要性と健康との関わりに気づくことができた。ところが、これが逆に現在の睡眠に対する過剰な期待や誤った思い込みを招くことに。「睡眠は翌日、私たちが充実して頭や体を働かせるためのもの。長い目で見れば、体と心の健康を保つために必要なものであって、ただ長く眠ることだけに価値を求める必要はありません」重要なのは眠りのために眠るのではなく、生き生きと活動するためには、どう眠るかということ。そのため睡眠についてよく理解し、これまでの考え方や睡眠習慣を見直すべき。第一歩として、よくある悩みや疑問に、眠りの第一人者のアドバイスをいただこう。いびきがひどくて、家族から苦情が…。先生の回答:いちど病院で相談してみましょう。睡眠時無呼吸症候群かもしれません。眠ると体の筋肉はリラックスして緩みます。舌のまわりの筋肉も緩んで舌が落ち込み、気道が狭くなります。この状態で空気が出入りするときに喉のあたりが振動する音が“いびき”。気道がもっと狭くなると喉が詰まって無呼吸に。これが睡眠時無呼吸症候群です。睡眠が深まらないので起きたときに熟睡した感じが持てない、日中眠くなるといった症状も出てきます。高血圧や心臓病といった病気を引き起こすことも。できるだけ早く呼吸器科や耳鼻科に相談を。眠っているときの喉の状態健康な人でも眠っているときは筋肉が緩み、舌が後ろに落ち込み上気道が狭くなるが、睡眠時無呼吸症候群の人は上気道が塞がり窒息状態に。主な原因は肥満、顎が細いことなど。『睡眠学の権威が解き明かす 眠りの新常識』(内山真著 KADOKAWA)より、一部改変最近、睡眠薬がないと眠れなくなってきました。先生の回答:慢性的なら、医師に相談を。睡眠習慣の見直しと睡眠薬の処方も。夜眠れないとき、人は孤独を感じます。眠れないと、何かに襲われるのではと思うほど心細い気持ちになります。それで眠れない夜が続くようなら睡眠薬を使ってみてもいいと思います。昔の不眠治療は睡眠薬でうまく眠らせることが目的でしたが、現在は生活指導が主で、睡眠薬は従。睡眠薬を使っている人の中には実は薬で寝すぎている場合もあるので、少しずつ睡眠時間を短くしていけば、睡眠薬は意外と簡単にやめられます。睡眠薬を飲んでいますか?ほぼ毎日飲む…4.7%、ときどき飲む…4.0%、以前飲んだことがある…15.7%、飲んだことがない…69.3%、答えたくない…6.3%睡眠薬の種類と違いは?睡眠のために使う薬剤には薬局で買えるものと医師が処方するものがある。薬局で買えるのは睡眠改善薬で、主成分のジフェンヒドラミンは乗り物酔い薬の主成分でもある抗アレルギー薬。すぐに慣れがくるので不眠症の改善には不向き。医師が処方する睡眠薬のなかで、よく使われる「マイスリー」や「ルネスタ」は、比較的常習性が低く、安全性の高い不眠症治療薬。他に体内時計に働きかける「ロゼレム」という薬や、覚醒レベルを下げる「ベルソムラ」という薬もあり、患者の症状に合わせて生活指導の補助として処方される。睡眠薬代わりのお酒がやめられなくなってしまいました。先生の回答:お酒はあくまで気分転換に。不眠対策には向きません。寝酒をすることで眠れる理由は、アルコールが脳の活動を抑えてくれるからです。でも、アルコールは大体2~3時間で分解されるので、その後、急に脳の活動が活発になって、睡眠後半の眠りが浅くなってしまいます。中途覚醒の原因となることも。また、舌の沈下が起こりやすいので、いびきや睡眠時無呼吸が促され、こちらも不眠の原因に。さらに、睡眠薬と比べて癖になりやすいのがアルコール。お酒はリラックスのために。睡眠薬代わりの飲用はダメです。うちやま・まこと日本大学医学部精神医学系主任教授。日本睡眠学会理事長を務める。著書に『睡眠学の権威が解き明かす 眠りの新常識』(KADOKAWA)、『睡眠のはなし』(中公新書)など。アンケート:25~39歳の女性338人に調査※『anan』2019年9月11日号より。イラスト・SANDER STUDIO取材、文・石飛カノ(by anan編集部)
2019年09月08日こんにちは、心理カウンセラーの佐藤栄子です。これまで、子育てや夫婦関係、ママ友トラブルや自分のココロの在り方についてなど、さまざまなテーマを心理カウンセラーの立場で取り上げてまいりました。そういった記事に寄せられた「もっと深掘りした内容が知りたい」「個々のケースで対応は変わるの?」といった皆様のお悩みにお答えする連載「ココロで読み解く『ママのお悩み相談室』」。今回は、 「夫の愚痴 甘え? それともモラハラ? やってはいけない妻の対応」 という記事に寄せられたお悩みです。記事では、夫から愚痴をぶつけられる妻側の立場に立ってお話しましたが、今回寄せられたお悩みは、子どもに対する注意の仕方について、妻から責められてしまう夫からのご相談です。■お悩み:モラハラ妻? 子どものしつけで責め立てられる夫小5男の子、高3女子、21歳社会人、そして妻の5人というごく普通のサラリーマン家族です。よく生活の中で、子どもに「また靴直していない」「また湯沸かしのスイッチ切ってないな」「ゴミが落ちてるのに見て見ぬふりか」など、小言のようなことをついつい言ってしまいます。そのため、ちょっと妻と口げんかになった時には「あなたもたまに同じことをしているんだから、人のこと言える立場じゃないでしょ」と昔の失敗などいくつも掘り返してきて責め立てられます。でも、だからといって注意しなかったらしなかったで「なんで注意しないの?」「子どもたちに関心がない」などと責められます。どう対応したらいいでしょうか?■回答:子どもを通して自分が責められているように感じる妻普段、仕事で忙しいお父さんが、これほど日常生活の細かいところまで注意できるというのは、関心がないどころか逆によく子どものことを見ている方だと思います。しかし、せっかく子どもに良かれと思って言っているのに、妻からそれを否定されて、どうしたらいいのかわからなくなってしまう気持ちも理解できます。人工知能研究者、脳科学コメンテイターで『妻のトリセツ』(講談社+α新書)著者である黒川伊保子さんによると、女性脳の中では一定程度の体験記憶が「心の動き」と共に格納され、それをトリガー(引き金)にして、過去の類似体験を瞬時に引き出すことができるそうです( 「俺のごはんは?」育児でヘトヘト妻の“怒りの地雷”を踏む夫の一言【夫にイライラするのはどうして? 脳から科学する“妻のトリセツ” 第2回】 参照)。もしかすると妻は、かつて夫が子どもと同じ行動をとってイライラした記憶を、夫との口げんかを引き金に思い出したのかもしれません。または、子どもが叱られていることを妻自身も苦手と感じていたり(例えば、妻もスイッチを切り忘れるなど)、きちんと子どもをしつけできていないと遠回しに夫から責められているように感じて、反発したくなったのかもしれません。■夫と妻では大きく違う「注意したいポイント、注意してほしいポイント」夫が困惑してしまう原因の一つとして、妻が夫に期待している「子どもを注意するポイント」と、夫自身が「注意したくなるポイント」におそらくズレがあることが考えられます。もしかすると妻は「夫は外でいろいろな世界を見ているのだから、子どもには細かい日常のことより、将来についてなどもっと大局的な視点で話をしてほしい」と考えているのかもしれません。しかしそうであったとしても、その妻の不満をけんかの際にいきなり持ち出され、過去の失敗まで引っ張り出されると、夫もいい気はしませんよね。「それならもう注意しない!」と言いたくなる気持ちもわかりますが、そこでグッとこらえて「だったら、どういことを注意してほしいと思っているのか」と妻に問いかけてみてはいかがでしょうか。子どもを注意するポイントにズレが生じていることでもわかるように、何を一番大事にして子どもを育てるのかという点が夫婦間で共有されていないように感じます。普段からお互いの考えを伝えあうコミュニケーションが不足しているのかもしれませんね。■「子どもがどうあってほしいか」夫婦で意見を共有する子育てに絶対の正解はありません。これを良い機会ととらえ、今一度、夫婦で「子どもたちにはどう育ってほしいか」「そのためにどういう働きかけをするか」を話してみてはいかがでしょうか。そのうえで、例えば勉強への姿勢や習い事、進学など、将来に関することは父親、日常の生活習慣やマナーについては母親というように、子どもに対する責任分野を2人で分担してはいかがでしょうか。それぞれの範囲で意見が違うところについては、話し合って決めていくといいでしょう。子育ては自分自身の価値観がダイレクトに反映されるものです。夫婦で話し合う過程で、お互いの考え方に新たな発見がみつかるかもしれません。それに気づくことで理解が深まり、夫婦としてより良い関係になれるように思います。いかがでしたか。これからも皆さんのお悩みに答えていきたいと思います。お気軽に、下の読者アンケートにお寄せください。お待ちしております。 エキサイトお悩み相談室で佐藤先生に相談する
2019年08月29日片思い中は苦しいことや辛いこともたくさんあります。そのような時に相談してはいけない相手というのは一体どのような人なのでしょうか。片思い中の友人には相談しない片思い中の辛さを分かってくれるだろうと、同じ片思い中の友人に相談しようと考える人も多いでしょうが、実はこれあまり好ましくありません。同じ境遇だからこそ分かり合えることもあるのですが、相手の片思いが順調であればある程、苛立ちや焦燥感に苛まれることになります。また、逆にこちらが一歩前進している時に足を引っ張るような発言をされることもある為、相談相手にはふさわしくないのです。忙しい人には相談しないこと仕事や学業で忙しい人にとって、片思い中の悩みなど聞いている余裕はありません。いくら親しい友人であっても、自分に余裕がない時には人の相談には乗れないのです。ましてや、恋愛に現を抜かすことができない現状の人にとっては、そのような悩みは嫌味でしかありません。相談に乗ってあげたいという気持ちがあるものの、自分の状況の方が優先されてしまうので、辛辣な言葉を投げかけられることも考えられます。「暇でいいね」なんて言われてしまうこともありますので、今忙しいと分かる人には相談しない方が良いでしょう。ネガティブ思考な友人は避ける片思い中というのは、現状に対して何とかしたい気持ちがあるものの、その一歩を踏み出す勇気が出ない時です。そのような時に、ネガティブな発言ばかりするような友人と接すると、勇気を出そうとするその気持ちすら挫かれてしまうことがあります。否定的な発言をされることもあるでしょうし、場合によって追い詰められることもあるでしょう。前に踏み出したいという時は、ポジティブ思考なな友人と会いましょう。仲間意識が強い友人は危険恋愛にベクトルが向いていない友人に会うのも気を付けなくてはいけません。特に仲間意識が強く、一緒のタイミングで恋人を作ろうなどと考えているタイプの友人だと、片思い中の悩みに対しても否定的になります。「その相手は脈なしだよ」「辞めておいた方がいいよ」など様々な後ろ向きな発言で、あなたに片思いをやめさせようとします。恋人ができると一緒に遊んでもらえなくなるという焦りや、自分より先に幸せになるのが許せないというタイプの人に相談すると、あの手この手を使って今の現状を悪い方へと導いてしまうのです。今幸せな人に相談することが大切彼氏と仲良くしている人や、恋が実ったばかりの人に相談することが大切です。片思いを応援してくれるような人に相談することで前向きになることができます。勇気を出して告白しようと思えるようになるのも、このような人達に相談した時が多いと言われています。友人のようになりたいと思えることが背中を押してくれますので、幸せな友人を探し、相談してみましょう。
2019年08月19日どうも、保育士のてぃ先生です。今日は「子どもがお片付けをしない」というお悩みに答えたいと思います。ポイントは3つです! 1)お片付けの必要性を伝える2)片付けを面倒にしない3)言っただけで放置しない お片付けの必要性を伝える「お片付けしなさい!」と怒られるからやっているだけだと、怒られないためのお片付けになり、当然ながら習慣化はされません。 年齢に合わせて「おもちゃお家に帰れなくて泣いちゃうよ。えーんえーんは可哀想」「次遊ぶときに使いたいおもちゃがすぐに見つかった方がいいよね」といった内容で、お片付けをする理由・メリットを伝えると良いです。 反対に「お片付けしないとおやつあげないよ!」といった脅し文句を使ってしまうと、ますます「お片付け=嫌なこと」と認識されてしまうので、そこは意識した方が良いと思います。 お片付けを面倒にしないそもそも子どもにとってお片付けというのは、好きな遊びを中断しなければならない悲しいものです。そこに面倒臭さが乗ってくると、そりゃあお片付けしなくなります。 まず思い浮かぶ面倒臭さは「お片付けする場所が分類され過ぎている」ということが挙げられます。「お人形は棚の上」「お人形のお洋服はカゴの中」「電車のおもちゃ本体はカゴ、でも線路は別の箱の中」といった具合に、大人は「この方がわかりやすいだろう」と思っていることが、子どもにとっては覚えにくく面倒なんです。 お片付け先を間違えたときに「何でここに電車が入ってるの?」なんて言われた日には「もうやりたくない」となるのは十分理解できます。 まずは、「大きめの箱を1つ用意する」ことをオススメします。とりあえずは「もうこの箱の中にさえ入れてくれればいいよ」というところから始めると、「ここに入れるだけなら簡単にできる」と子ども自身がお片付けに関心を持ちやすく、もちろん達成しやすいので、褒められる機会も増えてポジティブな感覚を持てるようになると思います。 それがきちんとできるようになったときに初めて、箱を2つ、3つほどに増やし「お人形はこの箱に入れてね」「電車はこっちね」と分類することを学べるようにすると非常にスムーズです。 それもできるようになったら、「棚の上」「カゴの中」と少しずつお片付け先を増やしてみてもいいと思います。その際、できればお人形を置く棚には「お人形の写真」、電車をしまうカゴには「電車の写真」を貼ってあげると、よりわかりやすいものになるので工夫なさってみてください。保育園ではよくこの手法を使います。 言っただけで放置しない「お片付けしなさい!」と言うだけで放っておくと、子どもはやりません。習慣化されるまでは、最低3つだけでも一緒に片付けてあげましょう。 それでも捗らなければ両手に1つずつおもちゃを持ち、「これとこれ、どっちから片付けてみようか?」と“選択”できるようにしてみてください。「こっち!」と案外乗ってくれます。あとはありがちですが、「どっちがたくさん片付けられるか競争ね!」とゲーム性を持たせるのも良いです。 「できて当然」と思われがちなお片付けですが、大人でさえできない人は多いです。押し付けたり、急かしたりするのではなく、“じっくりと教える”つもりでいくと、大人側のストレスも減って良いと思います。何より大切なのは「お片付けする大人の姿」を飽きるほど見せることです。 著者:保育士 保育士 てぃ先生都内の保育園に勤める男性保育士。ちょっと笑えて、可愛らしい子どもの日常をつぶやいたTwitterが好評を博し、フォロワー数は49万人を超える。Twitter原作のマンガ『てぃ先生』は20万部を突破、著書である『ほぉ…、ここがちきゅうのほいくえんか。』は15万部を超える大人気作に。他にも『ハンバーガグー!』『きょう、ほいくえんでね…!!』など多数出版。保育士として勤務する傍ら、その専門性を生かし、子育ての楽しさや子どもへの向き合い方などをメディアなどで発信。全国での講演活動も年間50本以上。他園で保育内容へのアドバイスを行う「顧問保育士」など、保育士の活躍分野を広げる取り組みにも積極的に参加している。ちなみに、名前の読み方は「T」先生。HP::::
2019年08月09日ウーマンエキサイトをご覧のみなさんこんにちは!龍たまこです。今回は、体験記事となります。普段生活している中で、育児や仕事、夫との関係、人間関係などいろいろ悩みが出てきますよね…。わたしも、ちょっと最近疲れがたまっておりました。エキサイトの「お悩み相談室」!実はわたし、昔少し心理学やカウンセリングを学んだことがありましたので! こちらのサイトの存在は知っていました。ですが、利用するのは初めてです…!先生によって料金設定も違いますし、プロフィールも細かく書いてありますので、じっくり読んで自分に合う先生を探すと良いと思います!※予約は思ってたより簡単でした♪ どんなカウンセラーの先生がいるかチェックしてみよう! ホントは前もって「子育ての悩みが~」とか、「夫の健康管理が~」とかそういう悩みを相談するつもりだったのですが…先生の話しやすい雰囲気に安心したのか「むしろこっちが本音だよね」っていう部分がサラ~と出てきてしまいました(笑)わたし、完全にノックアウト…!(人間図星を突かれると言葉が出ないものです)(よくクソ真面目だって言われるんです…うう…)仁科先生の経験に裏打ちされた言葉のなんという説得力よ…!!とても気さくで話しやすいのに、ガンガンに胸に響きます…!仁科先生には「これで体験記事書くんです~」って前もってお伝えしてまして、電話を切るとき「しまった!!楽しく話してしまったけどこれ記事にできるだろうか」と一瞬焦ってしまったんですよね。そこで「適当でいいんです!!」という先生のダメ押しの一言…すっかり先生のファンになりましたよね(笑)同じようなタイプの夫を持つ主婦の皆さん…大丈夫!!意外とバレません!(笑)今回相談してみて一番よかったのは自分の考え方のクセのようなものを客観的に整理できたこと!自分のクソ真面目なところとか、正直でありたいと思いすぎるところ。これは決して悪いところじゃないんだけど…もっと器用に適当にその場しのぎで生きてもいいんだということを先生に教えていただきました。そして、仁科先生のような人気カウンセラーさんはアドバイス内容が的確なのはもちろんのことそのお人柄というか、パワーというか、言葉にこもったエネルギーのようなものが本当に凄い!!ということを実感しました。エキサイト相談室には仁科先生のほかにも人気カウンセラーさんがたくさん在籍しています。ちょっとした悩みでも丁寧に聴いてくださいます。1人で抱えないで、こういったサービスも是非使ってみて下さいね♪ 悩みを解決に導く専門家に相談してみませんか?「エキサイトお悩み相談室」はこちら
2019年08月07日どうも、保育士のてぃ先生です。今日は「子どもがおもちゃやお菓子がほしいと言う」というお悩みに答えたいと思います。ポイントは2つです! 1) 欲しいのではなく好きなだけ2) 理由を聞く 欲しいのではなく好きなだけ特に年長さんより前の子どもはそうですが、「欲しい!」と言ったからといって本当に欲しいと思っているかというと、そうでもありません。信じられないことかもしれませんが、「自分はこれが好きなんだ〜」と伝えているだけのことが多いです。 語彙力が足りない、たったそれだけのこと。 「そんなのいらないよ!」「ダメ! 買わないよ!」と言われてひどく怒ったり、泣きわめいたりするのは「これ好き」「見て! 素敵だよね」といった意味を込めて言った「欲しい」を全否定されているからです。 まして、ママやパパといった普段は自分の気持ちを受け止めてくれる存在の人が、自分の価値観を完全否定してくるのですから、これほど悲しいことはありません。 なので、必要な対応としては「お〜! それいいね」「ママもこれ素敵だなぁと思ったよ」と肯定的な言葉をかけるだけで十分。きっと子どもは「うん!」と満足な顔を見せてくれるはずです。 理由を聞く「どうしてそれが欲しいと思ったの?」と理由を聞くことも効果的です。ただなんとなく欲しいではなく、必ず理由を聞くようにすると、子ども自身も不必要なものを分別できるようになっていきます。 園の保護者から聞いたエピソードでは、お菓子をねだった息子さんに「どうして欲しいの?」と聞いたら「だってママお菓子好きでしょ? 僕と一緒に食べたらおいしいよ」と言われて納得し、買ったと言っていました。 その後、これを常套手段に使われると思っていたら、思いの外言ってこず、「きちんと考えているんだなぁと感心しました」とも。 子どもは子どもなりにいろいろ考えていますから、「理由を聞く」ということも大事ですね。やっかいな外出先での「これほしい!」、ぜひ一度見方を変えてみてはいかがでしょうか。 著者:保育士 保育士 てぃ先生都内の保育園に勤める男性保育士。ちょっと笑えて、可愛らしい子どもの日常をつぶやいたTwitterが好評を博し、フォロワー数は49万人を超える。Twitter原作のマンガ『てぃ先生』は20万部を突破、著書である『ほぉ…、ここがちきゅうのほいくえんか。』は15万部を超える大人気作に。他にも『ハンバーガグー!』『きょう、ほいくえんでね…!!』など多数出版。保育士として勤務する傍ら、その専門性を生かし、子育ての楽しさや子どもへの向き合い方などをメディアなどで発信。全国での講演活動も年間50本以上。他園で保育内容へのアドバイスを行う「顧問保育士」など、保育士の活躍分野を広げる取り組みにも積極的に参加している。ちなみに、名前の読み方は「T」先生。HP::::
2019年08月02日こんにちは、心理カウンセラーの佐藤栄子です。これまで、子育てや夫婦関係、ママ友トラブルや自分のココロの在り方についてなど、さまざまなテーマを心理カウンセラーの立場で取り上げてまいりました。そういった記事に寄せられた「もっと深掘りした内容が知りたい」「個々のケースで対応は変わるの?」といった皆様のお悩みにお答えする連載「ココロで読み解く『ママのお悩み相談室』」。今回は、 「夫、いらないかも…? 妻が見切りをつけたくなるとき」 という記事に寄せられた「夫や義母に対して爆発寸前」というお悩みです。■お悩み:収入もない、家事もしない夫「もう爆発しそう」結婚する際に、夫が起業しました。以来、12年間、夫からの生活費は年間50万円程度です。私の収入で生活ができるのですが、家事も手伝い程度しかしないのに、夫が私の行動を制限します。自分はゲーム仲間と遊びに行くのに、私が仕事で出かけると不満を言います。姑は、私を「わがままな嫁だ」と言います。私は「誰のおかげで生活できているんだ!」と爆発しそうです。誰に相談したらいいでしょうか?■回答:夫婦それぞれ「見ている方向」が違っている?旦那様が起業してから12年。それ以来、生活費が月4万円少々しか渡されていないとのことですが、旦那様は起業があまりうまくいっていないのでしょうか。それとも奥様の収入に甘え、自分自身のためだけにお金を使ってしまっているのでしょうか。いずれにしても「夫婦」という運命共同体のグループにおいて、お互いが見ている方向が違うように感じます。また、旦那様は家にお金を入れないうえに、家事にもさほど協力的ではないようですね。家事を手伝わない男性というのは、結婚前からその予兆があります。次のようなタイプは、「女性は家のことをしたり、自分の世話を焼くのが当たり前」と思っている傾向が強いように感じます。・女性に何かしてもらっても感謝の言葉をかけない。・合理的で効率重視の考え方をする頭の良いタイプ。・母親が世話好きで、何かと手を出してしまう。・父親が亭主関白で、男尊女卑的な態度を見て育っている。旦那様も結婚前からそういう面があったのでしょうか。だとするとますます同じ方向を向いて生活するのは難しいかもしれませんね。■妻に依存する夫 「あなたに見捨てられるのが怖い?」旦那様は、自分は遊びに出かけるのに、あなたが仕事に出かけると不満を言うとのこと。もしかすると夫は、仕事を通じてあなたがいろいろな人と会うことにより、「妻が自分(夫)のいたらなさや情けなさに気づいてしまい、ついには自分を見捨てるのではないか」と危惧しているのかもしれません。夫本人は気づいていないでしょうけれど、12年間も生活費を年間50万しか渡さず、かといって家事もせず今まで過ごしてきたということは、経済的にはもとより精神的にもあなたに依存している状態であるように思われます。そのような夫をかばうような発言をする姑も、間接的にあなたを頼っているのでしょう。あなたのことをわがままだと責めているようですが、言葉の裏には「あなたがいなくなっては困る」という気持ちが隠れているような印象を受けます。■怒りを出し切ったあと「今、自分はどうしたいか?」あなたのご相談は「誰に相談したらいいか」ということですが、まずは「今」あなたは現状に対してどうしたいと考えていらっしゃいますか?ご相談の内容を字面だけで追えば、真っ先に旦那様に相談(というより抗議)するべきでしょうけれど、おそらく何らかの理由でそれができないから悩んでいらっしゃるのかなと感じるのです。たとえば「今」あなたの怒りを爆発させたいなら、ひとまず信頼できる友人やカウンセラーなどに相談して話を聞いてもらい、思いきり怒って愚痴って気持ちをぶちまけましょう。「人に話すのはちょっと…」と思われるのであれば、1人でノートなどに気持ちを殴り書きして怒ってもいいと思います。そうして現在、抑えつけている怒りを解放して怒りきると、自分が本当はどうしたいのかが見えてきます。旦那様にもっと生活費を入れてほしいのか、自由に行動させてほしいのか、もしくはもう生活の面倒を見切れないので別居ないし離婚したいのか。それによって相談する相手も変わってくることになります。あなたの思いによっては、親や弁護士などの第三者に相談することになるかもしれません。でも、夫婦の問題そのものは他人が仲介するのは難しいものです。あなたがどんな思いにいたったとしても、いつかは直接、旦那様に思いを伝える勇気を持っていただきたいと思います。いかがでしたか。これからも皆さんのお悩みに答えていきたいと思います。お気軽に、下の読者アンケートにお寄せください。お待ちしております。
2019年07月23日1歳8カ月の娘は外では人懐っこい性格、家に帰ると甘えん坊。私は初めての育児に悩み、自分はだめだと責めて娘と一緒に泣いた日もありました。そのとき支えになってくれたのが、町の保健師さんでした。落ち込みがちだった私が育児に少し前向きになれた体験をお話しします。 育児中に涙が止まらない町の保健師さんの訪問の際、産後の入院中に昼間眠れず、夜中は授乳しても抱っこしても娘が泣きやまず何度も助産師さんに助けを求めて大泣きした経験があったということを話しました。 私は9年前から心療内科に通院していたため、心配してくれていた保健師さんは娘の体重と私の心身の状態を見に月に2回訪問してくれました。自宅では病院で習ったようには授乳ができず不安ばかりで、授乳や体重について相談に応じていただきました。 ベビーカーで育児相談会へ娘が生後3カ月のころ、保健師さんの案内で町内4カ所で決まった日に開催される育児相談会に行きました。最寄りの会場は家からベビーカーで20分の公民館。保健師さんが娘の身長、体重、頭囲、胸囲を測ると、娘の成長がわかって安心しました。娘の体重を心配していましたが、少しずつ増えていることがうれしかったです。 また、来ているお母さん方も会場で1番小さい娘を気にかけてくださり、心配ごとがあれば毎月会場に行ってみようと思えました。 離乳食・生活リズムの不安を改善!娘が生後10カ月のころ、夫は異動で昼夜交替勤務になりました。すると、娘の生活リズムも夫に合わせるように週ごとに寝起き時間が変わってしまい、悩みました。夫が日勤のときに朝早起きしすぎたりするのです。また、離乳食をあまり食べなかったりすることにも悩みました。 そのことを保健師さんに相談すると私にベビーフードを3種類くださり、頑張り過ぎなくて大丈夫だと励ましてくれました。外で遊ばせれば生活リズムがつくし、食欲も出るかもしれないとアドバイスも頂き、気持ちがラクになりました。 あそびの教室で親子ともにリフレッシュ保健師さんのアドバイス通りに外出を心がけて半年。今は娘がはしゃぐ姿を見るのが楽しみになりました。 特に楽しみな行事が、あそびの教室です。保健師さん主催、支援センターの先生も参加する音楽遊びの会で、発語の遅れ、落ち着きがないなど、心配ごとのある保護者と子どもがのびのびと音楽に合わせて歩いたり踊ったりします。ダンスや音楽に合わせて大きなシートをゆらゆらさせるなど、大人もいい運動になりリフレッシュになりました。 娘が生後3カ月のころに保健師さんに育児相談会を案内されていなかったら、家に引きこもり、もっと自己否定していたかもしれません。健康・育児の専門家であり、先輩ママでもある保健師さんには感謝の気持ちでいっぱいです。 著者:小泉陽子1歳の女の子の母。前職は家庭教師。アニメやイラストを描くのが好きで、娘と一緒にお絵かきするのが毎日の楽しみ。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年07月19日こんにちは、心理カウンセラーの佐藤栄子です。これまで、子育てや夫婦関係、ママ友トラブルや自分のココロの在り方についてなど、さまざまなテーマを心理カウンセラーの立場で取り上げてまいりました。そういった記事に寄せられた「もっと深掘りした内容が知りたい」「個々のケースで対応は変わるの?」といった皆様のお悩みにお答えする新連載がスタートいたします。これからどうぞよろしくお願いいたします。第1回となる今回は、 「いつもひとり…うちの子、大丈夫? 心配なひとり遊び、問題ないひとり遊び」 という記事に寄せられたお悩みです。記事では、子ども自身がひとり遊びを楽しんでいる様子なら見守ってあげてという対応をおすすめしました。そこで寄せられたのが「友だちを誘いたいのに誘えない小5の娘」を持つお母様からのお悩みです。■お悩み:断られるのが怖くて友だちを誘えない小学5年になる娘のことでご相談です。放課後、誰とも遊ばず家でひとりで過ごすことが多いです。望んでひとりで過ごしているのならいいのですが、話を聞いてみると、どうやらそうではなさそうです。「本当はお友だちを家に呼んだり、一緒に遊びに出かけたりしたいのだけど、もし誘って断られたらどうしよう…」と。断られて気まずい思いをするのが怖くて、自分から誘えないようです。もう5年生にもなると、女子の間でもある程度のグループができていると思うので、今からでも誘ってくれるような友だちはできるのでしょうか。今後が心配です。■回答:「断られるのが怖い」のも心の成長のひとつ自分の子どもが家でひとり過ごしているのを見て、「遊ぶお友だちがいないのかしら」と心配になるお母様のお気持ち、よくわかります。 「いつもひとり…うちの子、大丈夫? 心配なひとり遊び、問題ないひとり遊び」 でも紹介している通り、ひとりで遊ぶのが好きな子どもなら、自分自身と対話する時間を多く持つことで精神的に成長している過程として見守るのがいいでしょう。しかし、相談内容によると、娘さんはお友だちと遊びたいと思っている様子です。でも、誘って断られて気まずい思いをするのが怖いと感じていて、なかなか自分から声がかけられない状況なのだと思います。娘さんは現在、小学校5年生とのことですが、もっと小さい頃、小学校低学年や未就学児の頃はひとりで遊ぶことが多かったのでしょうか。もしくは、お母さんがお膳立てをして、お友だちと遊ぶ機会を作っていたのでしょうか?もし、上記2つのうちどちらかに当てはまるとしたら、娘さんは自分から友だちを誘うことや、断られることにあまり慣れていないため、それを怖いと感じてしまっているのかもしれません。また、以前は自分からお友だちを誘って遊んでいたけれど、小学校高学年になって誘いづらさを感じるようになったのかもしれません。この場合は、娘さんが精神的に成長して、他人の気持ちをより慮ることができるようになってきたためと思われます。「相手にも気まずい思いをさせてしまう」と遠慮しすぎているところがあるのでしょう。上記どちらの場合であっても、誘って断られたら「自分は嫌われているのかも」「自分は一緒に遊ぶ価値がないダメな存在なのかも」と娘さんは感じてしまい、傷つくのが怖いと感じているような印象を受けます。お母さんも娘さんも優しい方で、他人からの誘いを断ったら「相手の気を悪くさせるのでは」と申し訳なく思う「断り下手」なタイプなのかもしれませんね。では、どうすればいいのでしょうか? ■誘うのも断られるのも「慣れ」質より数が重要お母さんは「今からでも誘ってくれるような友だちはできるのでしょうか」と書かれていますが、確かに新たな環境でお友だちを作ろうと思ったら、ただ誘われるのを待つだけでは難しいかもしれません。お母さんから娘さんに次のような言葉をかけてみてください。「断られることに意味なんてない。たまたまほかの子と遊ぶ約束があったのか、遊ぶ気分じゃなかったくらいのことで、あなたに何か問題があるからとは考えなくていい」「断られることなんて怖くないよ、断られてもいいんだよ」お母さんからそう言われたら、「じゃあ、誘ってみようかな」と娘さんも思うかもしれません。そうやって、どんどん「誘い慣れ」「断られ慣れ」の経験をさせてあげましょう。いきなりクラスのお友だちはハードルが高そうなら、習い事や近所の公園などで会うような「たとえ断られても毎日顔を合わせるわけではないので気まずさを感じにくい」子から誘う練習をしてみてもいいでしょう。たくさん誘っていれば、その中の何人かとは実際に遊べるでしょうし、自分が断るのも断られるのもたいしたことではないと実感していけるようになると思います。■女子の場合「友だち関係も友情もコロコロ変わるもの」今はまだ、新しい学年が始まったばかりです。現在できているグループは、教室で席が近いとか、帰る方向が一緒とか、とりあえず最初に話をするきっかけがあったくらいの理由で固まっていることがほとんどと思います。夏休みをへて2学期になると、お互いのことがだんだんわかってきて、女子のグループ編成も変わっていくでしょう。今、気軽に誘える友だちがいないとしても、あまり心配しなくても大丈夫。習い事を始める、キャンプへ出かける、夏休みの行事に参加するなど、学校だけではなくいろいろな場面・コミュニティで、子ども同士が話をしやすい場を設けてみましょう。お母さんは娘さんを見守ってあげるだけでいいのです。いかがでしたか?今回は、記事に寄せられたお悩みにお答えしましたが「ちょっと話を聞いてほしい」という感じでまったく関係のないお悩みでも結構です。お気軽に、下の読者アンケートにお寄せください。お待ちしております。
2019年06月04日「子育ては完璧じゃなくていい。毎日ご飯を作る余裕なんてないから、お惣菜や出前の日もある。でも、それでいいと思うんです。子どもたちが思っているほど親は立派じゃないということを見せることも大事。私はいつも “そのままの私” で体当たりしてきました」と語る小川菜摘さん。2人の息子さんもそれぞれ成人し、ようやく子育て一段落。改めて、駆け抜けた日々を振り返り子育てのお悩みに答えます。【読者からのお悩み】完璧な家事を求める夫。ストレスでまいっています。うちは共働きなんですが、夫が育児、家事をほとんど手伝わず、あれこれ文句ばかり言います。私は、もともとフルタイムで働いていましたが、今は朝8時半〜13時までパートをしています(とはいいつつ時間外の仕事も多いです)。彼いわく、「俺が帰宅する18時半ごろまでに家事を終わらせるのは無理なのか?」と……。彼が帰宅するまでに、洗濯物を済ませ、ご飯の準備をし……。掃除機もかけ終わった状態にしておかないといけないようです。さらにはお風呂の湯も溜めててねと……。しかも夫は、ご飯を作っても美味しいかどうか聞かないと感想も言いません。彼にとって私は一体何なのか?4歳になる息子のベビーシッター兼家政婦なのかと思ってしまうことも。現在、息子は幼稚園に通っていますが、預かり保育を利用するなりして、家事を優先してほしいと……。さらには日曜日は彼が掃除をしたいので、子どもと月2回ぐらいは出かけてほしいと……。こうしたやりとりにストレスが溜まります。もういっそのこと、私は家政婦だと思って生活したら気分が楽になるんでしょうか?ゆくゆくは2人目も欲しいのですが今のままだと心身ともにおかしくなりそうです。【小川さんからのアドバイス】動画やタイムスケジュール表などで日々の家事内容を可視化して話しあって。[ 画像が省略されました ]子どもが小さいうちは、やるべきことが多すぎて本当に疲れますよね。片付けても片付けてもおもちゃが散らかっていく、あの徒労感を思い出しました。「家事を優先してほしい」「日曜日は彼が掃除をする」という文章から推察するに、旦那さんはとてもきれい好きで、相談者さんには仕事をやめて主婦になってほしい、あるいは働いたとしても家事を優先できる程度に留めてほしいと思っているのかもしれませんね。小さい子どもを抱えて仕事もあれば、家事を完璧にするなんて到底無理です。いや、専業主婦であっても無理でしょう。そこで完璧をめざしたら心身とも壊れてしまいます。その点を旦那さんはまったく理解していないように思います。まずは、夫婦で冷静に話し合い、自分の希望、抱えている問題をそれぞれ明らかにする必要があるのかもしれません。そのとき、くれぐれも注意してほしいのは、感情的になって不満をぶつけないように。相談者さんは「仕事をしたい」という希望を伝え、朝◯時に起きて、出勤して、帰ってきて子どもの迎えに行って家事はこれをして……と自分がいまやっている家事・育児の内容とタイムスケジュールを細かく書けば伝わりやすいでしょう。エクセルで表にしてもいいかもしれません。小さな子どもがいるので、イレギュラーなこともたくさん起きますよね。駄々をこねたり泣き出したり体調が悪くなったり……。タイムスケジュール通りには絶対に行かないことも知ってもらうべき。その時間のロスだけでなく、ストレス、疲労が大きいことも。子どもが騒いでてんてこ舞いの様子を動画に撮っておくとわかりやすいかもしれません。旦那さんに今の状態を知ってもらった上で、たとえば10ある家事のうち、2できたらよしとするなど妥協点を見つけたり、また経済的に余裕があるならたまに家事の一部を外注してみたり。互いができる範囲で生活を回していく方法を、夫婦で協力して探っていけたらいいなと思います。最近の小川さんお稽古浴衣、豹柄に肉の帯(笑)PROFILE26歳で結婚、28歳で第1子、31歳で第2子を出産。小川菜摘Natsumi Ogawa東京都出身。1978年『ゆうひが丘の総理大臣』でデビュー後、文学座演劇研究所入団。数々のテレビドラマや映画に出演。Photo:Reiko TohyamaText:Yukiko AnrakuComposition:Shiho Kodamaあなたのお悩み募集中!2人の男の子を育て、家事に、仕事にと奮闘した経験を持つ大先輩である小川菜摘さんに「親にも話せない悩みをこっそり相談したい」「自分では解決できない悶々とした感情を諌めることができない」などなど、心に引っかかっていることについて小川さんと一緒に考えてみませんか?※子どもの性別、年齢は問いません。※子どもが生まれてからの夫婦間のお悩みや、親との関係性など。※お母さんだけでなくお父さんからのお悩みも募集中です。お問い合わせありがとうございます。
2019年06月04日「子育ては完璧じゃなくていい。毎日ご飯を作る余裕なんてないから、お惣菜や出前の日もある。でも、それでいいと思うんです。子どもたちが思っているほど親は立派じゃないということを見せることも大事。私はいつも “そのままの私” で体当たりしてきました」と語る小川菜摘さん。2人の息子さんもそれぞれ成人し、ようやく子育て一段落。改めて、駆け抜けた日々を振り返り子育てのお悩みに答えます。【読者からのお悩み】モノにあたり時には暴力も……反抗期真っ只中の息子とどう向き合えば?反抗期真っ最中の息子がいます。少しでも気に入らないことがあると壁を殴り、壁が穴だらけに。私も殴られて傷だらけになっています。もう無視しておこうと食事だけ用意して相手にしないようにしています。しかしまだ子どもで、たまにわざわざ寄ってきて話しかけてきます。そんな反抗期中の息子との関わり方がわかりません。【小川さんからのアドバイス】1人で抱え込まず夫と2人で正面から向き合ってみて。[ 画像が省略されました ]うちの息子たちも、やはり反抗期は四六時中イライラして、時にはものに当たるようなこともありました。私は、親が「反抗期だからいまは我慢するしかない……」と無視したり腫れ物に触るような態度を取っていたりすると、増長させてしまうのではないかと考え、「なんだ、その態度は!」「こっちに不満があるなら言ってみろ!」と正面から向き合って、時にはケンカしていましたね。それが正しかったかどうかはわかりませんが、我が家の場合はそうでした。言いたいことを言い合って、親に非がある点は「そうだよね、そこはお母さんが悪かった」と謝ることもありましたし、息子が間違っていれば「お母さんはそうは思わない。こう思う」と彼が納得するまで説明したことも。親だから、子どもだから、ということではなく、なるべく対等に接することを心がけていました。……というと理想的な親のように聞こえるかもしれませんが、私も息子達と衝突することが多々ありましたし、何度も言って聞かない場合は、最終兵器として夫に怒ってもらったことも。相談者さんの場合、旦那さんがどのように関わっているのかが書かれていないところが気になります。相談者さん1人ではなく、夫婦で一緒に息子さんに向き合ってほしいですね。息子さんには、自分から話しかけてくる冷静なときに、「壁に穴を開けられて悲しい」「殴られて悲しい」と何回も伝えるしかないように思います。そして、「あなたの味方だよ」ということを示して、なにか不満や問題を抱えているようならそれを引き出していく。面と向かって話しにくいのであれば、今ならLINEで聞いてみるのもいい。たとえ無視されても「心配しているよ」と繰り返し根気よく発信する。私だったらそうすると思います。最近の小川さん5/11は、家族で主人のお誕生日をお祝いしました。PROFILE26歳で結婚、28歳で第1子、31歳で第2子を出産。小川菜摘Natsumi Ogawa東京都出身。1978年『ゆうひが丘の総理大臣』でデビュー後、文学座演劇研究所入団。数々のテレビドラマや映画に出演。Photo:Reiko TohyamaText:Yukiko AnrakuComposition:Shiho Kodamaあなたのお悩み募集中!2人の男の子を育て、家事に、仕事にと奮闘した経験を持つ大先輩である小川菜摘さんに「親にも話せない悩みをこっそり相談したい」「自分では解決できない悶々とした感情を諌めることができない」などなど、心に引っかかっていることについて小川さんと一緒に考えてみませんか?※子どもの性別、年齢は問いません。※子どもが生まれてからの夫婦間のお悩みや、親との関係性など。※お母さんだけでなくお父さんからのお悩みも募集中です。お問い合わせありがとうございます。
2019年05月28日恋愛に悩んだ時、あなたなら誰に相談しますか?人によっては、誰にどう相談していいかわからず、一人で悩みを抱えてしまう人もいるのでは?恋愛相談は、内容によって誰に相談するかがとても重要になります。今回は、誰に相談していいかわからなくて困っている方にむけて、相談内容別に相談すべき人をご紹介します。■ 1、完全に自分の片思いの場合好きな人ができたけど、どうしていいのかわからない。恋が始まったばかりで、わからないことだらけ!そんな時は周りの女友達に相談するのがオススメ。特に恋愛経験豊富な女友達か、今現在お付き合いが順調に進んでいる女友達に相談することで、これから自分がどのようにしていけばいいのか適切なアドバイスをもらえるでしょう。ただ、ここで気を付けなければいけないのが同じように片思いをしている女友達に相談してしまうことです。片思いをしている女友達に相談してしまうと、相談している時の話は盛り上がりますが共感するだけで解決方法が見つからない可能性があるからです。■ 2、片思いだけど、脈がありそうな場合好きな人もいて、なんとなく相手もこちらを見ていてくれているような気がする……。相手の些細な行動に一喜一憂し、振り回されている場合。この場合は男友達に相談し、男性目線から相手の行動を判断してもらうことがオススメです。異性にはわからない行動や真意がわかることもあります。女友達に相談するのも悪くはないのですが、どうしても女性側の目線に偏りがちです。今一番知りたいことは、彼の真意なのですから、思い切って男友達に相談することで彼の行動の意味が分かってくることでしょう。■ 3、付き合った後、次のステップに進みたい場合晴れて付き合うことができたら、いままでのような悩みとはさよなら!……なんてできるワケではないですよね。お付き合いを続けていく中でも、新たな悩みはどんどん発生します。特にお付き合いを次のステップへ進めていきたいという場面では、悩みがつきないでしょう。お付き合いも数年続いて関係も安定してくると、次に意識するのは結婚。相手からは何も言われないけど、自分もそろそろ結婚を意識してもいい年齢……。そんな時は既に結婚している女友達や男友達に相談することで良いアドバイスがもらえるでしょう。結婚に対しては、女性側の意見と男性側の意見で分かれることもありますから、できればどちら側からもアドバイスをもらうことが解決への近道になるのではないでしょうか。■ 悩みに応じた人に、的確に悩みを伝えよう!全てに共通して言えることですが、相談相手は口が重く信頼できる相手を選ぶことが重要です。口が軽い人にうっかり相談してしまった場合、その人から相手に自分の相談内容が伝わってしまい余計にこじれてしまう……なんてこともあるでしょう。最終的に自分の行動を決めるのはやはり自分自身。アドバイスは参考程度に考え、自分が後悔しない行動を選べると良いですね!(コンテンツハートKIE/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2019年05月17日片思いの相手に、ちょっとした相談をして距離を縮める女性っていますよね?聞くところによると、この作戦は結構、効果があるみたいです。でも、何でもかんでも相談すればいいというものでもありません。今回は20~30代の一般男性に「女性が相談してOKなこと、NGなこと」をリサーチしてみました。■職場の人間関係についての相談はOK「会社の女の子に上司との関係について相談されました。彼女が苦手だという上司は僕の元上司で、ちょっと癖はあるけど実はすごくいい人。いろいろアドバイスしてるうちに突破口が見えたみたいで、感謝されたし距離も縮まった。で、今は付き合ってます」(28歳/公務員)【分析】これは飽くまで相談であり、愚痴ではないのがポイントかも。真剣に悩んでいるなら相談に乗ってあげたい、という男性は多いようです。■恋愛のこと&彼氏関連の相談はNG「女友達に彼氏と上手くいってないって相談されたんだけど、その彼氏のことも知ってるので微妙。しかも基本的に愚痴だから、聞いてるうちに嫌気がさしてきました」(29歳/広告)【分析】カップル間の問題はアドバイスしづらいし、相手と彼氏が知り合いだったら2人の関係を壊す可能性も。相談されると迷惑みたいですよ。■家族のことはOK「後輩の女の子に、弟について相談されました。会社がブラック企業みたいで心配なんだけど、どうすれば?と意見を求められたんです。でもよく話を聞いたら、弟が好きで始めた仕事らしいので“見守ってあげればいいよ”とアドバイスしました。聞いてもらえてよかったと感謝され、うれしかったです」(30歳/メーカー)【分析】家族の問題はなかなか他人に話せることではないので、「信頼されている」と感じる人も多そう。男性ならではの意見も聞けるため、悩んだら相談してみるといいかも。■体調にまつわることはNG「同期の女子が、なぜか“冷え性がひどい”“化粧ノリが悪い”などの相談をしてきます。極めつけは“生理が重い”。適当なことも言えないし、困る」(29歳/美容師)【分析】親しい男性には、つい女性特有の問題を話したくなることもあるでしょう。でも女性の体調のことは、なかなかアドバイスもできず、困惑してしまうようです。■友達に関することはOK「男友達と微妙な雰囲気になってしまったと、同僚から相談された。男の気持ちを代弁してアドバイスしたら解決したみたい。その子の意外と繊細な面を見て、気になる存在に」(34歳/不動産)【分析】友人関係の悩みはライトなものが多いし、アドバイスもしやすいので、基本的には相談してOK。特に男友達のことは、男性の立場から語ってもらえるというメリットがあります。■お金の話は絶対にNG「遺産相続でもめてると相談された。僕は専門家じゃないし、そんなこと言われても……。どうしていいかわからないまま、聞くだけ聞いたけど、泥沼にハマってるみたいだし怖い」(35歳/メーカー)【分析】お金の話は基本NGです。コメントのしようがないうえ、下手なアドバイスもできません。ディープな問題は弁護士や税理士など、専門家に相談しましょう。■相談する内容を工夫してとりあえず相談!と思って、意中の彼に微妙な話をしてしまっていませんか?ぜひ、上手に相談して2人の距離を縮め、恋愛を進展させてくださいね。
2019年04月05日「子育ては完璧じゃなくていい。毎日ご飯を作る余裕なんてないから、お惣菜や出前の日もある。でも、それでいいと思うんです。子どもたちが思っているほど親は立派じゃないということを見せることも大事。私はいつも “そのままの私” で体当たりしてきました」と語る小川菜摘さん。2人の息子さんもそれぞれ成人し、ようやく子育て一段落。改めて、駆け抜けた日々を振り返り子育てのお悩みに答えます。【読者からのお悩み】夫と同じぐらい稼いでるのに家のことはほぼ私。我慢ならない!いつまでも子どものような夫に日々イライラします。自分が一番、自分のことしか考えていない、というような言動。それでも、私が専業主婦ならば納得できる面もあるかもしれませんし、仕方なく我慢します。しかし、うちは夫の給料では生活ができず、共働きで二人の収入はほぼ同じです。どうしたら夫は変わりますか?もしくは私が変われますか?【小川さんからのアドバイス】夫婦の関係性は日々変化していくもの。夫をうまく育てる方向にスイッチしてみては?[ 画像が省略されました ]働きながらの家事は本当にたいへんですよね。うちの夫も忙しく、時間的に家事をする余裕はほとんどありません。子どもが小さいうちは「少し手伝ってくれればいいのに……」と思うこともよくありました。でも、ただ思っているだけでは伝わらないんですよね。「今日は疲れてどうしても動けないの」「この家事を手伝ってくれたら嬉しいな」と口に出して頼んでみると、案外「やったるわ」と対応してくれるんです。言わずにイライラするより、冷静に話したほうがいいみたい。相談者さんはイライラをそのままイライラとしてぶつけてはいないでしょうか。「どうして手伝ってくれないの?」と、言いたくなる気持ちはよくわかるけど、それは言っちゃダメ。「1時間、自分の時間を持てたらストレスを発散できてがんばれるんだけどな」「食べたあとの食器を洗ってくれるだけでも助かるんだけど」などとやんわり根気強く言い続けてみては……?そんなことはもう実行済みという場合であれば、もはや大きい子どもをひとり抱えたと思って育てていくこともひとつの手。旦那さんはきっと甘えたい人なのだと思います。だから、奥さんが子どもにかかりっきりになるとすねてしまうんでしょうね。「私はあなたのお母さんではないよ。一緒に家のことをやってほしい」と説明しつつうまく操縦して、ほんのちょっとしたことでもやってくれたらオーバーなくらい「ありがとう、嬉しい」と喜ぶ。また、子どもたちにも日頃から「お父さんは一生懸命働いてがんばっているんだよ」と夫の前で言い聞かせて、仕事のやる気を出させて収入が倍になるように育てる。そうしたほうが、ストレスは軽減されるかもしれません。なんで私がそこまでやらないといけないの!と思う気持ちもわかりますが、旦那さんをパートナーとして選んだのはあなたなのだから。そういう男性を選んだ以上、人生のパートナーとして今後どういう関係性を作っていくか。まだまだ長く一緒にいることになるのだから、なんとかふんばってほしいなと思います。PROFILE26歳で結婚、28歳で第1子、31歳で第2子を出産。小川菜摘Natsumi Ogawa東京都出身。1978年『ゆうひが丘の総理大臣』でデビュー後、文学座演劇研究所入団。数々のテレビドラマや映画に出演。Photo:Reiko TohyamaText:Yukiko AnrakuComposition:Shiho Kodamaあなたのお悩み募集中!2人の男の子を育て、家事に、仕事にと奮闘した経験を持つ大先輩である小川菜摘さんに「親にも話せない悩みをこっそり相談したい」「自分では解決できない悶々とした感情を諌めることができない」などなど、心に引っかかっていることについて小川さんと一緒に考えてみませんか?※子どもの性別、年齢は問いません。※子どもが生まれてからの夫婦間のお悩みや、親との関係性など。※お母さんだけでなくお父さんからのお悩みも募集中です。お問い合わせありがとうございます。
2019年03月31日