いま知っておきたいお金の話。お金に振り回されずに生きるために身につけたい5つの力について、ファイナンシャルプランナーの黒田尚子さんに伺いました。お金に振り回されずに生きるために5つの力を身につけよう。お金ビギナーが家計改善のために立ち上がると、まず取り組むのが節約。「今日からコンビニは禁止!毎月2万円は貯めよう」と張りきるのはいいが、黒田さんはそれだけではお金に困らない状態を作るのは難しいという。「どんなに節約を頑張っても、〈稼ぐ力〉が弱くては十分な額を貯められません。また、〈貯める力〉を上げるのはいいのですが、預貯金だけに資産を置いていると将来損をするリスクも」自分の家計を強く豊かにしていくには、下の5つの力をバランスよく育てたい。なかでも20代、30代が強化したいのは〈貯める力〉と〈稼ぐ力〉。お金ビギナーは、まずは毎月安定して貯められる力と仕組みを作ることを目標にしよう。そして長く働ける特権を活かし、今のうちに資格を取るなど収入を上げる努力をしていけば、貯蓄や投資に回せるお金を増やせ、生涯のゆとりを大きくできる。「仕事に直接は関係ないかもしれませんが、FP資格を取るのもおすすめです。貯蓄や投資だけでなく、ライフプランや社会保険など幅広く学べ、5つの力を伸ばすための基礎が身につきます。私も自己啓発の目的から20代で資格を取りましたが、起業につながっただけでなく、ライフプランを考えるうえで、非常に役に立ちました」1、稼ぐ力節約には限界があり、貯蓄を増やすには収入を上げることが不可欠。副業やポイ活もいいが、若いうちはまず本業の収入アップに注力を。「いろいろな資格を取得したり、語学力を磨いたりしておくことは将来にプラス。自己投資は惜しまないようにしましょう」・現在の手取り額を知る・働き方を見直す・自己投資する2、貯める力多く貯めてもしょっちゅう取り崩していては意味がない。毎月、コンスタントに残高を伸ばすことを目指そう。「最も重要なのは、確実に先取り貯蓄できる環境を整えること。会社の財形や給与口座から自動的に積み立てる仕組みを、少額でよいのでスタートさせて」・毎月決まった金額を積み立てる・先取りで貯める仕組みを作る・ライフプランを設計する3、増やす力貯める力があっても、超低金利の預貯金だけでは物価上昇に追いつけず、実質的なお金の価値が下がってしまうことも。「お金を運用して増やす力はこれからの時代に必要。ただし、投資をギャンブルにしないために、最低限の知識やリスクへの理解は必要です」・金融商品の特性を知る・長期・積立・分散投資を取り入れる・インフレについて理解する4、使う力好きなように使っていては、お金はいつまでも貯まらない。必要なものを見極め、ムダを減らす努力は家計管理の基本だ。「とはいえ無理な節約は続きません。おすすめはお金を使わない日を作ること。普段、いかに安易に財布を開いているか気づけ、効果的です」・家計の収支を改善する・ムダな出費を減らす・自分に必要な生活費を知る5、守る力増加する詐欺や契約トラブル、突然の病気や事故など、人生のアクシデントから資産や生活を守る力も大切だ。「ただし、保険に入りすぎてもムダ。会社員なら公的保障が充実しているので、まずその中身の確認を。若いうちは不足分だけ保険を使えば十分です」・人生のまさかに備える・契約トラブルや詐欺に注意する・加入している社会保険について調べる部屋が片付いている人は、お金に困らない!黒田さんによると、お金が貯まらない人ほど物が多く、部屋が散らかっているのだそう。「物が多いということは、それだけお金を消費したということ。しかも物が増えると管理できず、買ったことを忘れて使わずじまいになったり、賞味期限が切れたりして余計なロスが増えるのです」下のイラストに当てはまるものがあれば要注意。節約する前に、物を減らして部屋を片付けよう。「不用品を処分することで、自分のムダが浮き彫りに。きちんと収納できる状態を維持すれば、物の適正量がわかり、自分にとって何が必要かも見えてきます。結果、服も日用品も食品もムダに買いすぎないようになり、無理しなくてもお金が貯まり始めますよ」片付ける物とお金が見える化される自分に必要な適正量がわかる本当に必要なものと好きなものがわかるムダ使いがなくなり、家計にゆとりが出るお金が貯まり始めるあなたはいくつ当てはまる?こんな人はお金が貯まらない!玄関にビニール傘が何本も!食べようとしたら賞味期限切れだった!知らないうちに同じアイテムを3着持っていた。「お得」「まとめ買い」が好き。くろだ・なおこファイナンシャルプランナー。CFP(R)認定者、1級FP技能士、城西国際大学非常勤講師。セミナーや講演、メディアなど多方面で活躍。『マンガでわかる お金に人生を振り回されたくないから超ビギナーが今すぐやること教えてください』(主婦の友社)ほか、著書多数。※『anan』2024年4月24日号より。イラスト・oyumi取材、文・大上ミカ(カクワーズ)(by anan編集部)
2024年04月18日毎日の暮らしや将来に必要なお金のこと、きちんと把握してますか?「わからない」ゆえの不安は、知ることで解消できるはず!“お金初心者”3人と一緒に、お金の勉強を始めましょう。「お金の教科書」、今回のテーマは「金運アップのインテリア風水」です。金運アップのインテリア風水谷口 令(たにぐち・れい)さん風水心理カウンセラー。開運術に心理学を加えた独自のメソッドを構築し、迷信に振り回されない現代の環境学としての風水を提案する。近著に『あたらしい時代の開運大全』(ダイヤモンド社)が。地道奈子(じみち・なこ/28歳・派遣社員)既婚・子なしのDINKS。つみたてNISAは2年前にスタート。貯まったポイントを使った投資など、自分ができる範囲で楽しむのが得意。家の中を快適に整えてパワースポットに。奈子:春だし、暮らしも金運もアップデートしたい!そんな便利な風水術、ないですか?谷口:おすすめは、住まいを整えることです。家はとても長い時間を過ごすところですし、毎日の疲れを癒して英気を養う場所ですよね。だとしたら、そこが自分にとって快適で居心地のいいパワースポットであることが大切だと思いませんか?奈子:確かにそうですよね!じゃあ、気がいい方角への引っ越しや模様替えをするのが近道?谷口:そんな大がかりじゃなくて大丈夫!確かに古来の風水のセオリーではそうですが、何事も時代に合わせてアップデートすることが大切なんです。いま暮らす家を整えて、心地よいと感じる空間に変えることを意識するだけで、運気は上がっていきますよ。奈子:そうなんですね。てっきり方角や間取り、インテリアの色にこだわるものとばかり…。谷口:風水はバランスを整える学問です。そういった運気の上げ方も間違いではありませんが、もっと手軽で暮らしに馴染むように取り入れるのが本来の姿なんです。運気を上げる家の条件は無意識に安らげること。谷口:まずは帰宅するのが楽しみになるような空間づくりを。外での張り詰めた気持ちをほぐしてくれて、ほっと落ち着くことができる場所にすることを目指して。無意識に安らげる家がベストです。奈子:ふむふむ…。谷口:そのためにも大切なのは清潔感。ホコリや汚れがないことはもちろんですが、モノが散らかった雑然とした部屋もNGです。奈子:疲れているとつい掃除をサボっちゃうんですよね(汗)。谷口:気持ちはわかりますが、そんなときこそ整った部屋が重要!自分でやらず、家事代行などに頼っても効果は同じですよ。奈子:そうなんですね!谷口:特に運気に大きな影響を与えるのが玄関やリビング、トイレ。まずはそこを重点的に整えて。奈子:優先順位があると、がんばれる気がします!谷口:グリーンや生花などの植物を置くと、家全体にプラスの気を循環させることができます。アロマなど天然の香りや音楽を流すのもおすすめですよ。奈子:楽しみになってきました!谷口:家が整えば人が整い、結果として運気が開いていくというのが風水の考え方。自分の住まいを整えることは、開運、そして金運アップへの第一歩なんです。奈子:がんばって整えます!インテリアの風水術をチェック!【玄関】いつでもスッキリ&清潔を心がけて。新しい気の入り口であり、家中によい気を循環させる室内最大のパワースポット。「毎日ホコリを掃き出し、水拭きするのが理想的。出しておく靴や小物などは最小限にとどめて」【リビング&ダイニング】多くの時間を過ごす場所だからこそ快適に。よく座る場所から見える景色が心地よく、リラックスできることが理想。「テーブルやソファなどの家具は丸みのあるものを選ぶと、室内を陽のエネルギーで満たすことができます」【ベッドルーム】パジャマやベッドリネンは素材にこだわって。風水では、厄払いとパワーチャージにつながるといわれる睡眠時間。「直接肌に触れるパジャマやベッドリネンは麻素材がおすすめ。よく言われる枕の向きは気にしなくて大丈夫!」【バスルーム】湿気をためないよう清潔感重視で。バスタイムには陰の気を洗い流す効果が。湿気は邪気のもとだから、常に清潔を心がけたい。「浴室に置くものは最小限に。ボトル類はスッキリしたデザインで統一するのがおすすめ」【トイレ】気が流れ去る出口だからこそ清潔第一で。トイレが汚れていると家全体の気が滞る原因に。「とにかく掃除のしやすさと清潔感を重視して。季節の花や植物を置いたり、天然のアロマオイルを活用すると浄化につながります」次回は、2394号(4月17日発売)掲載予定です!※『anan』2024年4月10日号より。イラスト・小迎裕美子取材、文・宮尾仁美(by anan編集部)
2024年04月07日皆さんは、家の中でお金をなくした経験はありますか?今回は「お金がなくなったと訴え続けた女性」にまつわる物語とその感想を紹介します。 ※この物語はフィクションです。イラスト:モナ・リザの戯言お金がなくなる家家から頻繁にお金がなくなることに気づき、悩んでいた主人公。しかし息子に「またお金がなくなったの!」と訴えても、相手にしてもらえませんでした。実は主人公のお金を盗んでいたのは、家を訪れるホームヘルパーだったのです。そして主人公が犯人に気づかないまま、ヘルパーの訪問日がやってきて…。封筒を覗いたヘルパーは「100万円!?私にボーナスってコト!?ラッキー!」と大喜びしました。そのとき、どこからか「この泥棒!」と言う声が聞こえてきたのです。声に驚いて…出典:モナ・リザの戯言突然の声に驚き、足を滑らせてしまったヘルパー。転んで痛がっていると、後ろには同僚のヘルパーたちが待ち構えていました。ヘルパーは「お金がなくなっていたのは、あなたの訪問日」と、同僚に指摘されてしまい…。信頼していたヘルパーに裏切られていたと知った主人公は、肩を落とすのでした。読者の感想確かに家からお金がなくなっているのに、息子にも信じてもらえないなんてつらいですよね…。そのうえお金を盗んでいた犯人が信頼していたヘルパーだったとは、驚きました。(20代/女性)家からお金がなくなったら、泥棒か家にいる人間を疑ってしまうと思います。ヘルパーがそのようなことをしていたとは、驚きとショックを隠せません。(40代/女性)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。※実際に募集した感想をもとに記事化しています。(lamire編集部)
2024年02月04日お金が貯まらない、稼ぎも少ない…といった、お金に関するさまざまな悩み。実は日頃の何気ない行動が、”お金”を遠ざけてしまっているかもしれません。今回は、コツコツと日頃の正しい行いや資産を積み上げて億万長者になった佐藤拓司さんに、お金を遠ざけるNG習慣を5つ教わります。金運はちょっとした習慣でUPする!?「お金に縁がない、お金が欲しい」と思って色々なことを試しているあなた、ちょっと待って!その行動が、実はかえってお金を遠ざけてしまっていることもあるかもしれません。今回は、自身の成功体験をもとにした金運気学に関する入門書「お金持ちになれる『金運カエル』の育て方:気学的人生設計のすすめ」の著者で、年商5億円、個人資産3億円を築き上げた佐藤拓司さんに、お金を遠ざけるNG習慣をうかがいました。正しい習慣も同時にうかがいましたので、ぜひNG習慣を正してお金を引き寄せましょう!実は逆効果だった!?お金を遠ざけてしまう習慣5選NG1.神社で「お金が増えますように」とお願いする佐藤さん神社では、お金が増えてブランドバッグが買えますように…といった、自分のための願いごとは避けましょう。むしろ感謝や謙虚さの気持ちを表現することが肝心です。しかし「自分のための祈願はNG」という意味ではありません。自分の合格祈願や病気の平癒祈願をすることは問題ないからです。ただ、それを行う際には謙虚さと日頃の感謝の心を忘れずに持ち、他者への思いやりも大切にしましょう。NG2.「お金は悪いもの」というイメージを持っている佐藤さんお金が貯まらない人の多くは、「お金は悪いもの」というネガティブなイメージを持っています。しかしそれでは金運を引き寄せられないので、お金をポジティブなリソースとしてとらえることが大切です。「お金には、私たちの夢を叶える魔法の力があるんだよ!」「私、お金を使って人を笑顔にするのが大好き!」「お金ってすごいよね、私たちにたくさんのチャンスをくれるから!」「私、お金を上手に使うことで、もっと幸せになれるんだ!」「お金は私の夢の大切なサポーター!」これらのフレーズは、お金に対するポジティブなイメージを抱くのに役立ちます。NG3.財布に不要なレシートやポイントカードなどをためこみ整理整頓されていない佐藤さん財布の中に不要なレシートやポイントカードなどを溜め込んでいませんか?お金が舞い込んでくる財布にするために重要なのは、中身を定期的に整理し、不要なレシートや使わないカードなどは取り除くことです。整理整頓された財布は、金銭的な整理整頓を象徴します。財布の中身はその人のライフスタイルや必要性に応じて異なりますが、頻繁に使わないカード類は財布から取り出して、必要な時だけ持ち歩くのがよいでしょう。財布がすっきりすることで、金銭管理に対する意識が高まり金運がUPします。NG4.「お金がない」「稼げない」などのネガティブな口癖を言う佐藤さん「お金がない」「稼げない」といったネガティブな口癖は避け、代わりに「お金は増えていく」「豊かになる」といったポジティブな言葉を使いましょう。また「私は豊かになる」と自分自身に言い聞かせ、具体的な金銭的目標を設定し、その目標を達成している自分を想像して喜びを感じるのもおすすめです。他にも「賢くお金を増やそう」とマインドセットして、定期的な貯蓄や投資を始めたり、「収入を増やすための新しい方法を見つけよう」と、副業や趣味を収入源に変える方法を探ったりするのもよいでしょう。ポジティブなマインドセットと具体的な行動が、金運アップの鍵となります。NG5.「安いから」という理由で買い物をすることが多い佐藤さん買い物のときには「安いから」という理由だけで購入するのではなく、その物の価値や必要性を考慮しましょう。価格と価値のバランスを考えることが重要です。お金持ちは買い物のときに値札を見ないことが多いのですが、さすがに見ないわけにはいきませんよね。大切なのは、自分の財務状況に合わせた賢い消費習慣を身につけることです。買い物に行く前に予算を設定したり、ものを購入する前に「この商品は私の生活にどれだけの価値をもたらすのか?」と自問して価値を確認することをおすすめします。節約と投資の適切なバランスを見つけ、長期的な財務的安定を目指しましょう。お金に対する心のもち方や日々の習慣が重要ーー最後に、お金を引き寄せるためのまとめのアドバイスをいただきました。佐藤さん金銭的な豊かさを達成するためには、単にお金を稼ぐことだけでなく、お金に対する心のもち方や日常の習慣が重要です。今回ご紹介した習慣によってお金に対する健全なマインドセットを築くことは、結果として金運を向上させる助けとなります。日々の小さな習慣が、長期的な金銭的な成功に大きく寄与することを忘れないでください。ーーもう少し詳しく知りたいという人は、佐藤さんの著書に触れてみるのも良いのではないでしょうか。Information<教えてくれた人>佐藤 拓司(さとう・たくじ)さんアルファルマホールディングス株式会社 代表取締役社長。34歳で起業し、わずか3人で調剤薬局をスタート。翌年、人生の師と出会い、気学を学ぶことで人生が変化。学びと経験を体系化し、経営者や個人起業家を指導するスクールも開校。著書に「お金持ちになれる『金運カエル』の育て方 気学的人生設計のすすめ」(主婦と生活社)がある。<筆者情報>椎原茜ライター。記事を通して、読者の方々に役立つ情報を知ってもらい、ハッピーかつ快適な生活を送っていただきたいという思いで執筆中。©InputUX/Adobe文・椎原茜
2024年01月27日毎日の暮らしや将来に必要なお金のこと、きちんと把握してますか?「わからない」ゆえの不安は、知ることで解消できるはず!“お金初心者”の3人と一緒に、お金の勉強を始めましょう。「お金の教科書」、今回のテーマは「2023年お金のトピック5選」です。2023年お金のトピック5選貯蓄未知子(ちょちく・みちこ/34歳・会社員)都内の賃貸で一人暮らし中。毎月の貯蓄は財形2万円+口座に残った分のみ。奨学金は完済。家を買うべきか悩み中。地道奈子(じみち・なこ/28歳・派遣社員)既婚・子なしのDINKS。つみたてNISAは2年前にスタート。貯まったポイントを使った投資など、自分ができる範囲で楽しむのが得意。散財好美(さんざい・よしみ/31歳・フリーランス)5年交際中の彼と同棲中。貯めたい意思はありつつも、推し活とちょこちょこ散財する癖が抜けず、気づくと残高減。お財布に厳しい話題が多かった一年。未知子:今年ももう終わりかー。奈子:早いよね…。今年はこれまでにないくらいお金のことを考える機会が多かったなぁ。好美:本当。お金にまつわるニュースを耳にする機会も増えたよね。未知子:とにかく値上げラッシュがやばかった!最初はニュースで騒いでいるだけかと思っていたら、何から何まで上がったよね。奈子:生活にかかるすべてのコストが一気に上がって、冗談抜きにお財布が痛いもん…。未知子:わかる!実は今までインフレの意味がいまいちよくわかってなかったんだけど、こうやって自分の生活に影響が出てようやく理解できた感じ(笑)。好美:皮肉なもんだけど、同じく。奈子:それ、私は円安がそうだわ。いつも円高とごっちゃになってたけど、もう絶対間違えない(笑)。好美:円安の進行も本当によく耳にした言葉だし、嫌というほど理解できたよね。海外旅行をしたくて調べたら驚くほど高くて!現地での滞在コストも爆上がりしてると聞いて、諦めたよ…。奈子:1ドル150円前後だもんね。確かに想像するだけでめまいが…。輸入品が値上がりしているから、より物価高を感じるよ。未知子:だよね。だからこそ、ふるさと納税にはかなり助けられたな。お米とかトイレットペーパーとか、返礼品は日用品ばかり(笑)。好美:でも、あれもルール改正が話題になっていたよね。奈子:ルールが厳しくなって返礼品の量が減ったんだっけ?未知子:そうみたい。私、それを知って慌てて申し込んだもん。奈子:私は控除上限額までまだ微妙に残っているから、年内に申し込まなきゃ!明るい兆しを感じる前向きなニュースも!未知子:なんだか世知辛い話題ばっかり出てきたけど、ポジティブなニュースもあったよね。好美:あったっけ!?(笑)奈子:来年から新NISAがスタートする話は、けっこう盛り上がったんじゃない?未知子:現行NISAが終了してより使い勝手がよくなるって話だよね。私はやってみるつもり!好美:そうなんだ!?じゃあ私も年末年始の間に勉強してみるわ。奈子:日経平均株価が3万円台を突破したニュースもあったね。未知子:なんか沸いてたよね。バブル期以来の高値更新でしょ?好美:あんまり実感ないけど、日本経済が上向きになるのかな?奈子:上向きになってほしい!未知子:こうやって振り返ってみると、お金のことだけでもいろいろあった一年だったよね。奈子:本当。でもおかげで少しだけお金に詳しくなった気もする。好美:そうね。考えるきっかけをもらったともいえるかも。奈子:この調子で、来年もお金のリテラシーを上げていこう!ファイナンシャルプランナー・西山美紀さんと一緒に注目トピックをチェック!【TOPIC1】インフレ(物価高)インフレ率が上がり、あらゆるものの物価が上昇。消費支出に占める食品の割合を示すエンゲル係数が40年ぶりに26%を超えたという総務省の発表も。「一般的には物価が上がっていくのは普通のことで、今まで逆に下がっている日本が異常でした。物価とともに賃金が上がれば経済がよくなるので、今はその過渡期。今の頑張りは今後に必ず活きますよ」【TOPIC2】円安が進行2023年1月に1ドル130円前後だったのが、10月下旬には150円台に突入。主な要因は、日米の経済政策と金利差だといわれている。「2022年1月は1ドル115円前後だったことを思うと、大きく円安に動きました。『海外旅行が高い!』と聞いたり、海外製品の値上がりを実感した一年だったのでは?一方、外貨の資産を持っている人は資産増になったはず」【TOPIC3】ふるさと納税のルール改正過度な返礼品競争に歯止めをかけるため、今年10月からルールが厳格化。改正前に駆け込みで寄付する人も。「大きな変更点は、熟成肉や精米は原材料が同一都道府県産の品物に限定されたことと、返礼品と経費の総額が寄付額の50%以下に限るルールが厳格化されたこと。結果、寄付額に対する返礼品が減ったり、同じ返礼品でも寄付額が上がりました」【TOPIC4】つみたて&一般NISA終了つみたてNISAで20年、一般NISAで5年と投資期限が設けられていた現行NISAが終了し、来年から新NISAがスタート。新制度の紹介や、使い方などの記事を目にした人は多かったのでは。「期限が無期限になり、投資可能額も増えることから、使い勝手が大幅にアップ。これまで『なんだかややこしい…』と避けていた人でも、わかりやすくなると思います」【TOPIC5】日経平均株価バブル後最高値更新日本の株式市場の代表的な株価指数を示す日経平均株価が、バブル後の最高水準に。1990年以来33年ぶりのことで、日本経済に明るい兆しが見えるニュースとなった。「アメリカ株の伸びに好影響を受けているのが理由のよう。今後も他国の動きや国内外の金利動向などさまざまな要因がからむので、上がり続けるとは限りません。動きには要注目です」にしやま・みきお金、生き方などをテーマに、日々にうるおいをもたらすお金の貯め方、使い方を発信中。All About貯蓄ガイド。次回は、2380号(2024年1月10日発売)掲載予定です!※『anan』2023年12月27日号より。イラスト・小迎裕美子取材、文・宮尾仁美(by anan編集部)
2023年12月26日今日、12月19日は一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)。小さなことを大きく豊かに育てるスタートにぴったりの日といわれており、何か新しいことを始めたり、お金にまつわることをしたりするのがおすすめです。そんな一粒万倍日には、これらを両方を兼ね備えた財布の買い替えや使い始めの日とするのがぴったり!金運がアップしてお金が貯まりやすくなる、臨時収入を得られるといったうれしい出来事が期待できるかもしれません。そこで今回は、来る2024年に向けて財布の色で取り入れると良いラッキーカラーを風水の観点からご紹介。吉日×風水パワーで、お金に好かれる財布を目指しましょう。■【2024年版】風水的に良い財布の色とは?2024年は、三碧木星(さんぺきもくせい)が中宮に位置する年。五行(木・火・土・金・水)では「木」の気が強い年となります。そんな2024年は、「木」の気を育ててくれる水の気を持つブルー系の「コバルトブルー」「ターコイズブルー」「アクアブルー」などがラッキーカラー。その他、三碧木星が中宮にいることから「ブラウン」「キャメル」も良い気をもたらしてくれます。ラッキーカラーの財布で金運を高めていきましょう。参考記事はこちら▼風水で金運アップさせる方法。インテリア術やお金がたまる財布の色は?金運アップに効果的な色や方角、持ち物、習慣、インテリア、やってはいけないNG行動などを、人気風水師の李家幽竹(りのいえ ゆうちく)先生にうかがいました。■欲しい運気別におすすめの色は?色にはそれぞれ異なる風水効果が宿っているとされます。例えば恋愛運アップならピンク、金運アップならゴールド……などは有名です。2024年のラッキーカラーを取り入れるのも良いですが、「○○運を上げたい!」というはっきりとした目的があるならば、その運気に強い色の財布を選ぶのもおすすめ。以下の記事では、欲しい運気別におすすめの財布の色をご紹介しています。併せてチェックしてくださいね。風水的に良い財布の色とは?2024年のラッキーカラーを紹介(マイナビウーマン編集部)
2023年12月19日皆さんは、パートナーとお金について揉めたことはありますか?今回は「お金の貸し借り」にまつわる物語とその感想を紹介します。※この物語はフィクションです。イラスト:CHIHIROお金が減っている…主人公は、夫と2人で暮らしています。ある日、主人公が通帳を確認すると、お金をおろした覚えがないのにお金が減っていることに気づきます。夫に話すと…このことを夫に話すと、夫は急に怒鳴り声をあげました。どうやら夫は、友人からお金を貸してほしいと言われて、10万円を貸してしまったようなのです。出典:愛カツ相談もせず勝手にお金を貸した夫に腹を立てる主人公。お金がいつ返ってくるのかを聞いても、夫は黙り込んだままです。さらにその日以降、夫の主人公に対する態度が悪くなり、主人公はモヤモヤする日々を過ごすことになったのでした。読者の感想友人にお金を貸す前に、相談をしてもらえるとよかったですね。お金の貸し借りは慎重にするべきだと思いました。(30代/女性)夫婦である以上、お金のことで隠しごとをされると困ってしまいます。これからは些細なことでも相談しあって、協力し合えるといいですね。(20代/女性)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※実際に募集した感想をもとに記事化しています。(愛カツ編集部)
2023年12月18日手相、風水など金運を高める方法は様々ありますが、暦を活かして自分のお金の流れを“波として知る”ことは、未来を予測するうえで重要と言えます。2024年上半期には、どのような出来事が待っているのでしょう。今回は、十二支別に「2024年上半期の金運」を解説します。2024年上半期の「開運の秘訣」2024年は暦で見ると「甲辰(きのえたつ)」の時期。金運に関しては、草木が生育するように富や幸運がもたらされやすかったり、竜が天に昇るように出世や成功に恵まれやすかったりする1年だとされています。しかし、全ての人に当てはまるわけではなく、これまで努力を重ねてきた人や、先を見越してダイナミックなアクションを起こせる人がチャンスを掴めると言えます。だからこそ金運の波に乗るには、積み重ねと洞察力が肝心。2024年上半期からスタートダッシュをかけられるよう、今から準備しておくと良いかもしれませんね。子(ねずみ)年生まれ2024年上半期は判断力に優れ、大きな買い物に迷ったときも的確な決断を下せそうです。買っても買わなくても損はしないはずなので、自分の直感と考えを信じてください。もしも大事な人と出かけるなら、遊園地やテーマパークなど活発に遊び回れる場所が金運を呼び寄せます。貯蓄に関しては、不用な買い物を慎むようにすれば自ずと貯まっていきそうです。丑(うし)年生まれ2024年上半期は、金運が非常に良いタイミングと言えます。しっかりとアンテナを張り、有益な情報をキャッチできるようにしましょう。耳寄りな吉報を得ることができればしめたもの。得た情報をきちんと分析し、今後の自分のためになるものをしっかり取捨選択しましょう。得た情報を日常の中で活かせば、波はあるもののお金は右肩上がりで貯まっていくはずです。寅(とら)年生まれ2024年上半期は、現状を正しく把握して行動することによって、金運が高まっていきそうです。不快な気分やストレスを溜め込まないように、適度に発散しておきましょう。あなたの気持ち一つでお金から愛される一年と言えます。ニコニコして気分良く過ごす時間を多くすれば、蓄財運がアップするはず。帽子や靴、カバンなどの小物にこだわると、今後の運気も上昇していくでしょう。なるべく明るい色味を身につけて心を軽くしてみて。卯(うさぎ)年生まれ金運は安定しているようですが、2024年上半期は可もなく不可もなくといったところでしょう。財布の中身を一度全て出し、不要なポイントカードやレシートなどを捨てて整理整頓すると金運が上昇しそうです。財布はいつもきれいにしておきましょう。小銭とお札を分けるのもおすすめです。小さなことの積み重ねによってお金に対する感受性が高まり、コツコツ貯金ができるようになるはず。辰(たつ)年生まれ2024年上半期の金運は良好のようです。少額ながらも臨時収入やご褒美を得る機会がありそう。何かをもらったときは、ニッコリと笑ってお礼を言うことを忘れないように。前を向いて朗らかな気持ちを保ち、笑顔で過ごすことで金運が開けていきます。そうすれば、さらに大きな収入も期待できる予感が。入ってきたお金は使わず貯金すると、下半期を迎える頃にはまとまった蓄えになるでしょう。巳(へび)年生まれ2024年上半期はチャレンジ精神が旺盛になるタイミングのようです。これまでやりたいと思っていたことに挑戦する機会が与えられるでしょう。習い事や資格取得の勉強を始めるのにもピッタリなので、自己投資のお金は惜しまないように。ジムに通うなど、運動の機会を作るのも吉です。実際の貯蓄金額はそれほど増えないかもしれませんが、今後大きな収入を得るための土台づくりができるはずです。午(うま)年生まれこれまで求めていたマネーに関する情報があれば、周囲の人に話しておきましょう。アンテナをしっかり張っておくことで、お得な情報を得ることができたり、思わぬ機会をもらえたりしそうです。あなたにとって、2024年上半期は何よりも準備が大切な時期と言えます。この時期の貯蓄運はそれほど良くはありませんが、下半期に入ると大きく伸びる可能性が。今は将来に向けてコツコツと準備をしておきましょう。未(ひつじ)年生まれお金に関する理想や願望があるなら、紙に書き出してみましょう。手帳など持ち歩くものに書くのがおすすめです。書き出したものを眺めながら、本当に必要なものはどれなのか、優先順位を決めてみてください。将来をイメージして優先順位を決めれば、蓄財のためのバネになるはず。何を優先すべきかを受け止められたとき、金運が一気に開けていくでしょう。通帳の数字も安定的に増えていきそうです。申(さる)年生まれ2024年上半期は古いものにご縁がありそうです。古着屋や古本屋、フリーマーケットなどで、待ち望んでいたものや価値のあるものに出会えそうな予感が。周囲にいる幸せなそうな人と一緒にショッピングするのがおすすめです。良い品を格安で購入できる暗示があるので、お金をセーブしながら欲しいものが手に入るかもしれません。ただし、不要なものまで買わないように注意してください。酉(とり)年生まれ2024年上半期の金運は悪くありませんが、落とし物には注意が必要です。使ったものは、きちんと元の場所に戻したかどうかを確実に確認しましょう。気を抜くと忘れ物をしてしまう恐れがあるため、特に小物類を置きっぱなしにしていないかチェックしてください。貯蓄に関しては、支払うべきものから先に支払いを済ませておくことが大切。支払いを優先して欲しいものを後回しにすることが、貯蓄をセーブするためのポイントと言えます。戌(いぬ)年生まれ2024年下半期は、普段読まないような雑誌に目を通してみましょう。蓄財運を上げるヒントが得られるはずです。貯蓄や資産運用の特集ページがあれば、積極的にチェックして。今すぐではなくても、いずれ役に立つときがやってくるでしょう。知的好奇心を絶やさないことが、2024年上半期にお金に愛されるための秘訣。積極的に情報収集をすると、財運アップが期待できます。亥(いのしし)年生まれ2024年上半期は、調子のいいときほど慎重さが求められるようです。思い込みや直感で判断せず、何事もしっかりと確認してから動きましょう。特に契約関係には十分注意を。仕事を手伝ってもらったときは、お礼の言葉を真っ先に伝えてください。人もお金も“感謝”に集まってくるもの。周囲への感謝を忘れないようにすれば、金運にもツキが訪れるはずです。不思議な運の巡りによって、意図せず貯蓄が増えるかもしれません。脇田尚揮/占い・心理テストクリエーター株式会社ヒューマン・ライフ出版代表取締役社長、企業占術鑑定士、大学講師、秀心寺住職。©iuricazac/Adobe Stock ©mimagephotos/Adobe Stock文・脇田尚揮
2023年12月11日「お金が貯まらない人には、共通したクセがあります。お願いしていた期限までに返事が届かなかったり、似たような言い訳をしたりする人は、貯蓄額を見るとやっぱり貯まっていないんです」そう話すのは、ファイナンシャルプランナーの塚越菜々子さん。これまで1300人以上の家計相談を受けるなかで、お金が貯まらない人の特徴や行動が見えてきたという。「ちょっとした習慣や心構えを変えるだけでムダ遣いが減るのに、と感じることがあります」(塚越さん・以下同)お金が貯まらない人には、さまざまな悪癖が。「家計相談をしていると、都合よく数字を丸めて、端数を四捨五入する人がいるのですが、自分で認識している金額と現実の金額の差が大きく開いて、『使った覚えがないのに、お金が貯まらない』と嘆きがち。なぜだか車をよくぶつける人も、貯蓄額が低い傾向にあります。先を見通す力が甘いため、車を乱暴に運転してぶつけたら、ムダな出費がかさんでしまうという危機感が薄いんです」行き当たりばったりで行動するタイプも、お金が貯まりにくいという。「外出先で予定外の買い物が多い人。急に雨が降ってきて傘を買う、思ったよりも寒くてカイロを買う、自動販売機で飲み物を買う。これらはすべて、事前に準備しておけば、必要なかったお金のはず」自分にも似たようなクセがないか、考えてみよう。当てはまるようなら、お金を貯められない原因になっているかも。「SNSが発達したことで、他人の生活を垣間見ることが増えました。それによって、“隣の芝生は青い”ことが起きてしまい、自分が必要と思って買うのではなく、他人が持っているから手に入れたいと、他人軸で考える人が増えています」とくに、スマホで最新情報をチェックしている人は要注意。SNSやネットニュースでは、見たい情報を選択的に見てしまうため、自分の中の基準よりも、他人の基準を優先しがちになる。「みんなが流行のバッグを持っているように感じてしまい、自分も持たないと恥ずかしいと思い込んだり、ダイエット中にもかかわらず、限定販売のスイーツを買いに行ったり。でも、必要かどうかを軸に自分の基準で考えれば、貯められるお金だったはずなんです」■貯め下手には典型的な口グセが!お金が貯まらない人の習慣は、口グセにも表れる。「何かにつけて『もったいない』と言う人は、倹約家のように見えて、実はお金より物を溜め込んでいるケースをよく見かけます」物が多くなると、必要なものが見つからなかったり、持っていることを忘れたりして、結局同じものを購入するハメに。本当に必要なものを大事に使っていないことで、衝動買いも多くなる傾向にあるという。「しかも、物が多い家に住んでいれば、探す手間がかかって時間を失い、落ち着いて物事を考えられなくなります。そうすれば、先の見通しを立てるヒマもなく、行き当たりばったりの行動になって、予定外の出費が増えるという負のスパイラルが生まれるのです」貯まらない人の典型的な口グセは、「これくらいは普通」。「よく聞きます(笑)。『みんなやってる』『みんな持ってる』という気持ちは『バンドワゴン効果』といって、みんなが支持していると聞くと、より一層それが欲しくなる心理が働いている可能性が。自分の判断に自信がない人がわりと陥りがち」■お金が貯まらない人の悪癖10【1】都合よく数字を丸める(四捨五入する)買い物の金額や貯蓄額を、ざっくりすぎる数字で把握。「支払ったのは6万円くらい」と言いながら、実は6万8000円など、都合よく数字を丸める。自分が把握しているつもりの額と現実の金額に大きな差が出て、慌てることも。〈対処法〉お金の計算は、ざっくりとではなく、百円単位で行おう。支出額の把握はムダ遣いを防ぐ第一歩。計算が苦手な人はスマホに無料の計算アプリなどを入れておくと便利【2】なんでも先延ばしにする「明日までの提出書類を書かない」「返事を保留したまま」「整理する予定の書類が山積み」など、先送りグセや保留グセがある。お金の使い方も、後先考えずに欲求を先に実現させてしまう悪いクセが。貯蓄にまわすべきお金を無計画に使ってしまう習性も。〈対処法〉先取り貯金がおすすめ。給与が入るタイミングであらかじめ決めた金額を先に貯蓄にまわし、残りのお金で生活することで、いろいろ考えなくても、自然と貯まる仕組みをつくれる。【3】ビニール傘をよく買う出掛ける前にバタバタ準備することが多い。“雨が降るかも”と考えずに家を出るため、ビニール傘を毎回買うハメに。コンビニで傘を買うついでにスイーツも買うなど、余計なお金を使う機会が増え、どんどんお金が減っていく。〈対処法〉朝に天気予報を見る習慣を。一日の行動を考え、服装や持ち物の準備を万端に。一日の予定を見通して行動することで、数年先を見通す訓練にもなる。【4】車をよくぶつける「これくらい大丈夫でしょ!」と運転した結果、車をこすったり、ぶつけたりする失敗を何度か経験済み。乱暴な運転をしていることに気づいていない可能性大。保険料は爆上がり、修理代はもちろん燃費も悪く、ケガをしたときの医療費もかさみ、ため息をついたこと多数。〈対処法〉物を大事に扱うことが、節約につながると意識する。急いでいるときはまわりが見えなくなって、運転も荒くなりがち。勢いで行動せず、一呼吸おいてしっかりと確認を。【5】スマホを使う時間が長い頻繁にSNSをチェックしたり、ネットニュースを見る習慣がある。情報に踊らされ、「みんな持っているから手に入れたい」と判断基準がまわりに流されがち。見えのために散財することも。「有名人おすすめの店」「行列の店」のワードにも弱い。〈対処法〉情報に振り回されず、自分の中で「必要」「いらない」の軸を持つこと。「行ってみたい店は月1回まで」「ネットショッピングの予算はいくら」と基準を決めておく。【6】クレジットカードを複数使い分ける3枚以上のクレジットカードが財布にあり、お店ごとにカードを使い分けてポイントを貯めるが、思ったよりも貯まっていないと感じることが多い。また、あちこちから利用明細が送られてくるため、そのまま放置。不正利用に気づいていない恐れも。〈対処法〉ポイントを無理に貯めるよりも、クレジットカードはメインカードを1枚、サブ1枚に絞る。実は少ないほうがポイントが貯まりやすく、有効活用しやすい。利用明細の確認もラクに。【7】「もったいない」が口グセ押入れや引出しがいつもパンパン。「必要ないけど、捨ててはお金がもったいない」という気持ちを常に持っていて、捨てられない。何を持っているかを把握できず、重複買いも多い。小さな損を避けるために、大きな損をしていることに気づいていない。〈対処法〉必要のないもの、使わないものは「ありがとう」と感謝しながら手放す。物を減らすと部屋の管理がしやすくなり、今あるものを生かそうとすることで、ムダ遣いや重複買いが大幅減。【8】「それだけはしたくないんだよね」が口グセ趣味や遊びなどのお金管理の言い訳でよく使う。「夫の唯一の趣味だから、これだけは手放せないの」「どっちの習い事もやめることだけはしたくないんだよね」など。“それだけ”じゃないですよね、とまわりは突っ込みたくなることも……。〈対処法〉限られた状況のなかで、どれも手放さないのは難しいこと。「〇〇だけは」と言うときは、本当にほかは手放しているのか、優先順位が間違っていないか改めて確認を。意外とすんなり手放せることも。【9】「これくらいは普通」が口グセ買い物のたびにつぶやいて、自分を納得させている。自分の判断に自信がない人という疑惑も。「まわりは孫にこれくらい普通におこづかいをあげている」「リフォームにこれだけお金をかけるのは普通」のように使うことも多い。〈対処法〉他人の家計ではなく、自分の家計と向き合って決めることが大事。使えるお金のなかで、それができるのかどうか落ち着いて考える習慣を。まわりに流されているだけかもと自分を疑って。【10】「税金が高い」が口グセいつも同じお金のグチが止まらない。「どうせお金が出ていくのだから、節約してもしょうがない……」とやる気が消失中。問題を直視せず、まわりのせいにしながら自分では行動しない習慣あり。〈対処法〉お金のグチはぐっとこらえること。お金が貯まる口グセ「ありがたい」「やっぱりお金は大事」に言い換えて。自然と1円単位でも大事に使おうという気持ちが湧いてくるはず。これらの悪癖に心当たりがあれば、今すぐ見直しを。それによって、自分でも気づかない浪費グセがみるみるよくなる可能性が。「これらのクセを改善すれば、月6万円くらい減る人は多いはず。考え方のクセや行動グセが変わることで、見栄のために使っていたお金や、いつかやめようと思っていた固定費、ガソリン代など、少しずつ支出が減って、家計全体の見直しにつながるからです。頑張れば、年に約70万円を貯金することも夢ではありません」先述の10項目をはじめ、いつまでも悪癖を直さずにいたら、一生お金は貯まらない!一日も早く断ち切ろう。
2023年11月03日anan Beauty+ clubに所属する女性たちに「お金が貯まらない人の特徴」について聞いてみたところ、たくさんの回答が!みなさん自分を含め、周りの人にいろいろと思うところがあるよう。当てはまるものがないか、チェックしてみませんか?お金が貯まらない人の特徴は?【当てはまるかチェック】anan Beauty+ clubのメンバーに、「お金が貯まらない人の特徴」について調査を実施。自分や周りの人で、どのような共通点があるのかを挙げていただきました。心当たりがある場合は、改善することでお金が貯まる人になれるかも!「生活習慣や行動」「持ちもの」「性格・考え方」と3つのパートに分けてご紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。※anan Beauty+ club…美容・健康・エコ好きな女性たち約100名が集まるanan Beauty+の読者組織。生活習慣や行動「カバンの中がぐちゃぐちゃ。家が汚い」(37歳・専門職)お金についての整理がついていない人は、物の整理もできていないのかも。身の回りをすっきりさせると、自分に本当に必要な物がわかり、無駄遣いも減りそうですね。「だらしがなくて、すぐ物を失くして買い直したり、寝坊して遅刻しそうだからタクシーを使ったりと本来必要のなかった出費が多い。そうして気分が下がって、ストレス発散のために買い物をしたりしていて、どんどんお金がなくなる一方」(31歳・専門職)だらしない生活を送っていると、このような負の連鎖に陥るのだという戒めになりました…。お金を貯めたいのであれば、まずは自分の生活を見直すところから始めたいですね。「夜行性気質」(36歳・自営業)夜をだらだらと過ごしてしまうということは、自分の生活を管理できていない証拠。もちろん理由があって夜行性なのは悪いことではありませんが、意味もなく夜更かししてしまっている人は、朝型に切り替えると気分が変わりそうです!「推し活など、お金のかかる趣味が多い」(27歳・会社員)お金のかかる趣味が多いと、出費もそれなりに。筆者も推し活となると財布の紐が緩んでしまうので、気をつけます…!持ちもの「安いものに手を出す。とりあえずこれは安いからと買うタイプの人」(36歳・専門職)筆者もセールだからと買った服を、ほとんど着ないまま処分した経験が。安さは本当にほしいかどうかを麻痺させてしまうので、割引にとらわれすぎないことが大切ですね。「系統が定まっておらず、いろんな格好をする人。着回しもできずお金がかかりそう。着物が好きな人は、小物も集めだしてキリがない」(33歳・主婦)好きなものがたくさんあることはいいことですが、すべてに手を出しているとキリがなくなりますよね。多系統の服を着る場合はプチプラをうまく使うなど、工夫が必要かも。「新しいもの好きで、最新のものがほしくなる」(27歳・会社員)新しいものは良く見えがちなのですが、本当に必要かはまた別問題。自分にとって必要なものかどうか見極める力をつけていきましょう!「何かしら汚いような気がする。ものを大事に扱っている感覚があまりない」(36歳・自営業)お金が貯まる人の特徴では、「ものを大切にする」というコメントが多くみられました。持ちものへの意識を変えることが、お金が貯まる人になる第一歩!ぜひまずはバッグの中に入っているものを見直してみて。性格・考え方「約束をドタキャンする人。時間の管理ができない人」(39歳・専門職)“時間の管理ができない”というコメントが多くみられました。時間管理はお金管理と通ずるものがあるのかも。お金のことを考えるのが苦手な方は、まずは時間の管理から意識してみましょう!「メンタルが不安定な人が多い印象です。不安定だから、ものを買うことで一時的に満たされる充足感を味わって不安を補うイメージ」(36歳・自営業)納得の考察。個人的にも何かを買うと心が満たされるような気がしますが、それってすごく一時的なんですよね…。買いもの以外にご自愛方法を見つけておくと、物欲が少し抑えられるかも。「何事もルーズな人、整理整頓が苦手な人」(41歳・専門職)整理整頓ができていないと、必要な物が把握しづらくなります。同じような服や雑貨を何度も買ってしまったことがある方は要注意です!「人に文句ばっかり言っていたり、ひがんだりする人」(36歳・専門職)人をひがむ癖があると、人が持っているものがほしくなり、無駄遣いにつながりがち。自分が本当に好きなものにお金を使えるよう、意識を変えてみて。「適当で計画性がない。その日が楽しければOKという、よく言えば前向きなスタイル」(31歳・会社員)前向きなことは大切ですが、浪費につながるなら改善ポイントかも。毎月使えるお金を把握しておくなど、大雑把でいいので計画を立てておくと安心ですね。「この人ケチだな」と感じる行動お金を貯めるには、ある程度の節約も大切。とはいえ、あまりにケチな行動は人からあまり良くない見え方をすることも…。そこで、人に対して「ケチだな」と感じる行動について聞いてみました。「1円単位で割り勘」(36歳・会社員)大人になると、細かい単位での割り勘はあまり好まれないよう。割り勘のお金を請求する際は、ある程度の端数を切り捨てて、少なめに言っておくとベターです。「おしゃれな店に行くと『高くない?これで700円?』とか言う(笑)」(33歳・会社員)正直、おしゃれなお店でメニューの価格に驚くことってありますよね(笑)。とはいえ、声に出さないのが大人のたしなみといえそうです…!「ポイ活に必死。何枚もポイントカードを駆使して会計していたり、まとめて払う際は必ず自分のカードで払ってポイントをゲットしたがったりする」(31歳・会社員)ポイ活をしている人は多いかと思いますが、必死すぎるのはケチに見えるかも。せめて人といるときは、迷惑をかけない程度のポイ活を!「冠婚葬祭などの洋服をなるべく普段着で使い回そうとする。その場にふさわしい見栄えなら問題ないが、ときどき普段着にしか見えない服装もあるので…」(36歳・自営業)あまりにカジュアルすぎる服装での冠婚葬祭は、周りから良く思われない可能性が。最近はカジュアルなドレスも増えてきましたが、ある程度のマナーは大切に!「自分も人からもらったものを、人にプレゼントとしてあげている」(36歳・専門職)実はこれ、筆者ももらった経験あり。友人からの証言で気づいたのですが、知ったときのショックは計り知れないのであまりおすすめできません…。普段の行動を変えると、お金が貯まるかも…?お金が貯まらない人の特徴を紹介いたしました。心当たりがあるものはありましたか?行動や考え方がどれだけ影響するかわかりませんが、変えてみる価値あり!心当たりがある方は、ぜひ今日から意識を変えて、お金が貯まる人を目指してみませんか?筆者情報比嘉桃子1992年生まれのフリーライター。化粧品検定1級を保有しており、美容ジャンルを中心に執筆中。いち消費者としてもコスメやスキンケアを愛する美容オタク。(C)琢也 栂/Adobe Stock文・比嘉桃子
2023年09月09日anan Beauty+ clubに所属する女性約100人に「お金が貯まる人の特徴」についてアンケート調査を実施。お金が貯まる人は普段、どのような生活をしているのでしょうか。性格や持ち物など、思い当たることを女性たちに聞いてみました!お金が貯まる人の特徴は?【当てはまるかチェック】anan Beauty+ clubに、お金が貯まる人の特徴を調査。周りにいる、お金が貯まっていそうな人の性格や行動について聞いてみました。お金が貯まる人の共通点を真似すれば、貯金ができるようになるかも…!?「生活習慣や行動」「持ちもの」「性格・考え方」と3つの項目に分けてご紹介します。※anan Beauty+ club…美容・健康・エコ好きな女性たち約100名が集まるanan Beauty+の読者組織。生活習慣や行動「カフェやコンビニなどにあまり行かないイメージ」(33歳・会社員)用事がなくても、フラッと寄ってしまうコンビニやカフェ。誘惑であふれているため、無駄遣いしたくない場合は寄らないという意思が大切ですね。「おしゃれでセンスの良い人が多いイメージです。センスを磨く努力ができる人は同様に、お金持ちになるための努力ができるんだと思います」(31歳・専門職)センスを磨くには、それ相応の努力が必要。そうした努力を惜しまない人が、お金に対してもしっかり努力できるのかもしれません。「とにかく必要なもの、ほしいものは惜しまず買うけれど、ただ安いからという理由で買わない。無駄遣いはしない。安くても高くても良いものは良いと思って使ってる」(39歳・専門職)ただなんとなくで物を買うのではなく、買う物をしっかりと見極めているとのこと。普段は無駄遣いをしないからこそ、本当にほしいものは高くても手に入れられるのかも。「お金持ちの友人は、お得情報に詳しい」(41歳・専門職)お金持ちには情報をゲットするのが驚くほど早い印象。世の中には知らないと損することがたくさんあるため、ぜひ得する情報にはアンテナを張っておきましょう!「フットワークが軽い人が多い気がします」(41歳・専門職)フットワークが軽い人は、何かと情報ツウ。お得な情報も、こうして人から仕入れているのかも。「外出ばかりでなく、家での楽しみ方を知っている」(31歳・会社員)外出すると、何かと出費が増えてしまうもの。家でも楽しく過ごす方法を知っていれば、無駄な外出による出費が抑えられそうです。「タクシーを使う人が多いです。ただ楽だからではなく、時間を無駄にしない(移動中に仕事をしやすい)など、理由があることが多いです」(31歳・専門職)お金よりも時間を優先することで、結果的にお金も手に入るという好循環!無駄にタクシー移動を使うのではなく、移動時間も無駄にしない姿勢が大切ですね。「計画的だと思う。日常でなんとなく使うかもしれないとか、なんとなくカゴに入れるみたいなことをしない」(36歳・専門職)お金の使い方に計画性がある人は、お金を使うべきところ、使ってはいけないところの区別がしっかりとついているよう。筆者は気になったらすぐにECサイトのカートに入れてしまう癖があるので、耳が痛いです…。持ちもの「持ちもの一つひとつにこだわりをもっている。親からもらったものを大切にしている」(36歳・自営業)どんどん新しいものを取り入れるのではなく、今手元にあるものを大切にするという特徴も。何かと目新しいものに注目しがちですが、まずは自分がすでに持っているものに目を向けてみましょう!「ブランドものよりも、質のいいものを使っている人が多いです」(31歳・専門職)みんなが持っているブランドものはよく見えてしまうのですが、知名度が高いブランドは価格もそれなり。ブランドにこだわることなく、価格に見合ったものを見極めることはとても大切ですね!「リセールを考えているので、あとで売れる高いものを買っていると思います」(36歳・専門職)お金が貯まる人は、買うときにすでに手放すことまで考えているのだとか。売るときに戻ってくる額を考えると、良いものを買っても損しないのかもしれませんね。「自分が好きなものをはっきりとわかっているので、買いものに失敗がない」(31歳・会社員)あれもこれも手を出すのではなく、自分の好きに忠実な買いものをすることで、無駄遣いを減らしているとのこと。その他自分に合うサイズをしっかり知っておくことも、失敗を減らすコツのひとつです!「派手な服はプチプラ、白Tなどベーシックなものはブランドと、上手に取り入れてる」(33歳・主婦)ベーシックなアイテムは毎シーズン重宝するため、安い物をどんどん買い換えるよりも、良いものを大切に気回した方が得なことも。お金のかけどころを見極めれば、お得におしゃれが楽しめそうです。性格・考え方「常に自信があり堂々としている。できないや諦めるという言葉を使わない。常にプラス思考」(37歳・専門職)貯金なんてできないと諦めるのではなく「貯めてやる!」と強い気持ちがあるからこそお金が貯まるのかも。お金だけでなく、福も貯まりそうな性格ですね。「何事も費用対効果を重視する。時間をお金で買う概念がある」(36歳・自営業)時間は有限。誰にでも平等にあるからこそ、使い方で人生が大きく変わります。家事を外注する、宅配サービスを利用するなどで、時間は作ることができます。その時間でお金を生み出すことができれば、結果的にお金を貯めることにつながりそうですね。「余裕があるので、人の悪口とかで楽しまない」(36歳・専門職)“お金の余裕は心の余裕”と言われることもあるほど。心の余裕があると、周りにも良い人が集まってきそうです!「真面目で将来のことをすごく真剣に考えている」(31歳・会社員)将来のことを考えておけば、自分にいくら必要で、毎月いくらまで使っていいのかが明確に。そうした計画こそ、お金を貯めるための第一歩ですね!「投資や保険、会社、税金対策に関する話にとても詳しい」(39歳・専門職)お金に関しては、知らないと損することがたくさん。自分で学ぼうと思わなければ教えてもらえる機会がないため、ぜひ積極的に勉強してみましょう。「ポジティブな人が多いです!仕事も私生活もポジティブでいることでステップアップできたり、負の連鎖に入りにくいのかも」(31歳・専門職)前向きな人は周りにも良い影響を与えるため、チャンスが巡ってくるのかも。筆者も見習います!お金が貯まる人になりたい!お金が貯まる人の特徴を紹介いたしました。お金が貯まる、貯まらないといった事象は、性格や行動に現れている部分があるのかも。女性たちのコメントを参考に、ぜひお金が貯まる人の真似をしてみませんか?筆者情報比嘉桃子1992年生まれのフリーライター。化粧品検定1級を保有しており、美容ジャンルを中心に執筆中。いち消費者としてもコスメやスキンケアを愛する美容オタク。(C)taka/Adobe Stock文・比嘉桃子
2023年09月07日毎日の暮らしや将来に必要なお金のこと、きちんと把握してますか?「わからない」ゆえの不安は、知ることで解消できるはず!“お金初心者”3人と一緒に、お金の勉強を始めましょう。「お金の教科書」、今回のテーマは「お金が貯まる人のプチ習慣は?」です。お金が貯まる人のプチ習慣は?和田由貴さん節約アドバイザー。消費生活や家電製品、食生活など、暮らしや家事の専門家として多方面で活動。“節約は、無理をしないで楽しく!”をモットーに、快適と節約を両立したスマートな節約術を提唱する。散財好美(さんざい・よしみ/31歳・フリーランス)5年交際中の彼と同棲中。貯めたい意思はありつつも、推し活とちょこちょこ散財する癖が抜けず、気づくと残高減。いよいよやばい物価高。節約するコツは?好美:いよいよ生活コストの上昇がやばいです!気づけば推しのライブチケットの値段も上がって、お財布にじわじわダメージが…。和田:ありとあらゆるものが値上がりしていますよね。好美:節約するのが本当に苦手なんですが、私でも手軽に続けられそうな方法、ないですか?和田:家計簿をつけて、管理して…となると面倒だし続かないですよね。実は私もそのタイプなので、今日はずぼらな方にもぴったりな節約術を紹介しましょう!好美:ぜひお願いします!!和田:まずは、予算の枠を作ってやりくりするのがおすすめ。何もかも出費を抑えようとすると挫折してしまうので、食費は月に何万円、娯楽費は…など枠を決め、その範囲内ならどう使ってもOKというゆるいルールにしてみては?好美:それなら私にもできそう!和田:事前に予算管理してあるので、多少はみ出てもほかで調整するのが簡単だし、大幅に赤字になることはないはずです。好美:早速やってみます!和田さんが実践する買い物のコツをチェック!和田:買い物するときの癖に気をつけると、お金が貯まる体質に。好美:癖ですか?和田:そう。お金が貯まらないという方の買い物方法を見ていると、散財する癖が無自覚についているパターンが多いんです。好美:ど、どういうこと!?和田:たとえば、コンビニの利用頻度が高かったり、安いという理由で不要なものを買ったり…。好美:それ、私のことかも(汗)。和田:こういった癖を自覚するだけでも節約体質になれるはず。好美:私は散財タイプなので、いっぱい癖がありそう…。和田さんが実践する方法を知りたいです!和田:そうですね、まずはどこで買うか。洗剤などの日用品は、スーパーだと割高なことが多いので、ちょっと遠くてもドラッグストアを利用するようにしています。好美:専門店は安いですもんね。和田:リストを作ってからスーパーに行くのも有効。余計なものを見ないので無駄買い防止に。好美:ふむふむ…。和田:あとは買うときによく考えること。レジに行く前に本当に必要なものか、使うのか立ち止まって考えるようにしています。好美:たしかになんとなく買ったものは結局使わないんですよね…。和田:日々の消費行動に意識的になれば、自然と節約できますよ。好美:意外とシンプルだから、私にもできそう!がんばります!和田さんの“貯まる”デイリールーティンは?・買い物リストを作るスーパーに行くときは、買い物リストを作成してから行くことで無駄買いやついで買いの防止に。「スーパーは新製品など誘惑も多いので、献立を決め、買うものをリスト化します」・ストック品は賢くまとめ買い洗剤などの日用品は1個ストックを持つようにし、ストックが切れたらポイントデーにまとめ買い。「還元率がいい日だとポイントが効率的に貯まるし、無駄買いも防げて一石二鳥」・嗜好品の買い置きは要注意お酒などの嗜好品は買い置きがあると飲む頻度が増え、かえって消費量が多くなることも。「飲みたくなったら購入するなど、少し不便な状況にすることで、消費を減らす工夫も」・安いものほど買う前に熟考セール品や100円ショップなどは、安さに気を取られてお財布の紐がゆるみがち。「使う頻度や費用対効果など、購入する前に本当に必要かどうか考える癖をつけることが大切」・衝動買いはしない「洋服などを買う際、その場で即決はしない」と和田さん。「短時間でも一度その場を離れて、冷却期間を設けます。本当に必要か冷静に考えることができ、無駄買いや失敗買い防止に」・お金の面倒ごとを放置しないスマホ料金や電力会社、保険の見直しなどは、面倒に感じても早めに対処を。「つみたてNISAやふるさと納税もそうですが、やるとやらないでは大違い。やれば節約効果大です」次回は、2362号(2023年8月30日発売)掲載予定です!※『anan』2023年8月16日‐23日合併号より。イラスト・小迎裕美子取材、文・宮尾仁美(by anan編集部)
2023年08月14日「何もかもが値上がりしているいまこそ、お金の使い方を見直す必要があります。そこでおすすめなのが、意識的に“お金を使わない日”をつくること。買い物にメリハリをつける感覚を学べ、無理なくお金が貯まるようになります」そう提案するのは、約25年にわたりファイナンシャルプランナーとして家計の相談に乗ってきた黒田尚子さん。「当然ですが、お金は使えば減ります。なので、まずは月1回『支出ゼロ円デー』を決め、買い物に行くのをやめることです。これまで多くの家計を見てきて感じることは、お金が貯まらない人は無計画に買い物しがちで、なんとなく消費しているものが多いんです」(黒田さん、以下同)実は、特売品を求めて毎日スーパーに行く、ドラッグストアに寄り道する、散歩帰りに商店街をのぞく、スマホの契約を5年以上見直していない……そんな習慣が、ムダを生んでいる。「お金を使う回数を絞ると、行かなくてもよかった買い物に気づいたり、安いからと手にしていた総菜を買う頻度が低くなったりして、お金の使い方にメリハリが出てきます。ふだんどんなことにお金を使っているのかを意識することで、何を買うべきかという目的が明確になりお金への意識が高まります」ゼロ円デーでとくに節約できるのが「ラテ・マネー」だという。カフェラテ1杯分程度の見過ごされがちな浪費のことで、知らず知らずのうちに回数が重なり多額の出費になっているお金のことだ。上図のように“ちりも積もれば山”となる。「お金が貯まらない人は、ラテ・マネーに消えている恐れがあります。半額シールにつられて買う特売品や、なんとなく寄るコンビニでの消費などは、ゼロ円デーを設けることで、確実に減らすことができるでしょう」さらに、やりくりする力や計画性も養われる。「ゼロ円デーにドレッシングがなくなっても、家にあるオリーブオイルと酢、はちみつなどで手作りできますし、冷蔵庫の中身を計画的に使いきる、出かけるときには弁当や水筒を準備するなど、工夫してやりくりするクセがつきます。また、食材や日用品のストックを切らさないように意識することで、安い日を狙って必要な分だけ上手に買い物ができるようになるなど、節約のテクニックが自然と身につくのです」慣れたら、ゼロ円デーを増やしてみよう。年11万円以上のムダが減り、35年で老後資金400万円を貯めるのも夢ではない!さっそく、ゼロ円デーのやり方を見ていこう。「ゼロ円デーは、お金を使うことが少ない日を選びます。たとえば、週末に買い出しに行く家庭であれば土日は難しいので、“3週目の月曜日”など平日に設定すると成功しやすくなります。また、定年前なら給料日前、年金生活者なら年金支給日の前日と奇数月の15日など、意識してやりくりする必要がある日を設定するのもおすすめです」「ただし、厳しくやりすぎると、別の日に浪費してしまったり、長く続かなかったりするため、まずは月1回程度で成功体験を楽しんでから、買い物の頻度に合わせて、少しずつ増やし、週1回から3回程度に設定してください」長く続けるコツはあるのだろうか。「特売品につられがちなのでチラシを見ないこと。その商品は安く手に入れられるかもしれませんが、一緒にムダ買いしてしまうのであれば、チラシは見ないほうが家計全体で見ると節約できます。ゼロ円デーを達成できた日は、カレンダーや家計簿に印をつけるなどして『見える化』しましょう。頑張った達成感を味わいやすくなり、次のモチベーションにつながります。何日お金を使わない日があったのか、ゲーム感覚で行うくらいでOKです」最近、お金を使わない日を設けて節約することを“ノーマネーデー”と呼び、SNSを中心に話題になっている。その背景にキャッシュレス決済の普及があると黒田さんは分析する。「これまでは財布にお金がなければ買うのを諦めていましたが、今はスマホで決済できたり、チャージして買い物ができたりします。キャッシュレス化が進んだことで、お金が足りないから買えないという場面がなくなってしまったのです。だからこそ、ブレーキのひとつとして、ゼロ円デーを設け、意識的にお金を使わないと決める必要があるのではないでしょうか」今の時代に合ったゼロ円デー。楽しみながら老後資金を貯めてみてはどうだろうか。
2023年07月26日お金を貯めるためにアクションを起こそう!今回紹介するアクションは、積極的に貯蓄する、節約して支出を減らす、投資して資産を増やすの3ステップ。物価上昇や少子高齢化など、お金を貯める理由も多い。お金が貯まる仕組みを知って、将来にしっかり備えよう!お金を貯める理由と、やるべき3ステップとは?今もなんだかんだ生活はできているし、そもそもなぜお金を貯めないといけないのかわかっていない人も多い。そこでお金を貯める理由を、ファイナンシャルプランナーの高山一恵さんが解説。「数年前から物価が上昇し始め、いま日本はインフレに直面しています。さらに賃金が上がらず物価上昇に追いついていません。インフレによるお金の価値の目減りを防ぐには、物価上昇率以上に資産を増やしていく必要があります」また、寿命が延びたことで老後の資金もさらに必要なのだとか。「暗い話題が多くなりましたが、ポジティブなテーマとしては、やはりお金があったほうが、ゆとりのある老後を送れることはもちろんのこと、やりたい仕事でも夢の実現でも、やりたいと思った時に挑戦できるので、自分の可能性を広げることに繋がりますよね」お金を貯める方法は、突き詰めると“収入を増やす”“支出を減らす”“お金に働いてもらう”の3つしかない、と高山さん。「収入を増やすには転職や副業が考えられますが、時間も行動力も必要で、すぐにはできません。なので、より簡単にできるプロセスとして、積極的な貯蓄と節約で支出を減らし、最終的にお金に働いてもらうための資金を捻出する3ステップに取り組みましょう」まずは、この3ステップの流れとお金が貯まる仕組みを理解しよう。STEP1:積極的に貯蓄する。積極的な貯蓄とは、毎月余ったお金を貯蓄しようと考えるのではなく、収入から貯蓄分を先に取り分け、確実に貯める“先取り貯蓄”のこと。貯蓄専用口座を作り、自動的、強制的にお金を貯められる仕組みを作ろう。今後のライフプランで、いつ頃、何にいくらお金がかかりそうかを計算し、今からいくら貯める必要があるかを考えることも大切。STEP2:節約して支出を減らす。お金は使うためにあるものだが、この支出を減らすことが、お金を貯める上で、いちばん早く効果が出て継続が簡単なアクション。なかでも固定費は、金額が大きなものが多いので、削減による節約効果が高い上に、一度削れば効果がずっと続く。次に変動費や無駄遣いの見直しにトライ。まずは、“支出を見える化”するためにカンタン家計簿をつけてみて。STEP3:投資して資産を増やす。貯蓄と節約によって、お金に働いてもらうための資金が作れたら、3ステップ目の投資を検討する。とはいっても、投資は必ず元本が保証されているわけではないので、運用リスクを抑えるために、“分散”“長期”“積立”の3つのキーワードを覚えておきたい。それらに適した金融商品が投資信託。少額から始められるので若い人や初心者にもおすすめ。高山一恵さんファイナンシャルプランナー。講演や執筆活動、相談業務を通して、女性の人生に不可欠なお金の知識を伝えている。頼藤太希さんとの共著に『はじめてのお金の基本』(成美堂出版)など。※『anan』2023年5月24日号より。マンガ・サヲリブラウン取材、文・鈴木恵美(by anan編集部)
2023年05月18日お金は、一生付き合っていくもの。将来、お金に困るようなことやお金への不安をなくすためには、正しい知識や判断力を身につけたい。貯める、使う、節約する、増やす、備える。お金との基本の付き合い方を学ぼう!お金との5つの基本の付き合い方「物価上昇や低賃金など、先行きの見えない将来を、お金に困らないで生き抜いていくためには、お金の知識を身につけて、それを生かしていく方法を学んでおいたほうがいいと思います。そのためには、まずは貯める、使う、節約する、増やす、備える、5つの基本的なお金との付き合い方を知る必要があります」とファイナンシャルプランナーの高山一恵さん。「5つには優先順位があり、収入を得たらまず、“貯める”を考えます。ただ、いくら貯められるか知るには“使い方(支出)”の分析が必要。そうすれば、“節約”のポイントがわかり、節約できた分をさらに貯蓄に充てられます」この3つがベースとなる。そして、十分にお金が貯まって初めて、“増やす”という段階に。“備える”は、まさかの時の保険のことだが、貯蓄があればそれで補える。「これら5つの基本をしっかりわかっていれば、これから生きていく上で、ライフプランがある程度盤石になってくると思います」1、貯める収入を得たら、まずは3~6か月分の生活費を貯める。家賃や生活費など日々使うお金や、病気で急に働けなくなった時の備え、また、将来に備えて資産を増やすにも、手元にお金がないと始まらない。「収入を得たら最初に、お金を“貯める”ことを考えましょう。会社員の場合、病気で休んでいる間も給料の3分の2の傷病手当金が支給されますが、フリーランスは無収入に。なので最低限でも、会社員なら3か月分、フリーランスなら6か月分くらいの生活費を貯めましょう」。このお金は、銀行の普通預金口座などすぐに引き出せる場所に置いておくこと。また“先取り貯蓄”など、確実にお金が貯まる仕組みを作ることも大切。2、使う自分のお金の使い方のクセを把握する。貯めるためには、自分はどれくらいの額だったら定期的に貯金できるのか知ることが必要。「そのために重要なのが“支出の分析”です。一体何にどれぐらいのお金を使っているのか?使っていいのか?自分のお金の使い方のクセを把握しましょう。無駄のない使い方ができる人こそ、お金の管理が上手な人といえます」。ステップアップやキャリアアップのための自己投資など、自分が満足できるお金の使い方をすることも大切。「資格やスキルを取得するためにお金を賢く使えば、昇給や収入アップにも繋がるし、転職の際にも有利になるでしょう」3、節約する支出を減らすことで、お金が貯まるサイクルを作る。支出を分析することで、どこで“節約”できるかが見えてくる。「あ、ここが無駄遣いかな、とわかると思うんですね。ただし、むやみやたらと節約しても長続きしません。衣・食・住、何に価値を感じているかは人それぞれ。自分が重きを置いているものをカットしようとすると、節約がストレスになりかねません。“ここだったら減らせるかな”というものや、支出の中で割合の高い固定費から見直すなど、優先順位をつけるのがおすすめです」。お金の使い方を見直し、節約した分を貯蓄へ。この基本サイクルが習慣化しないとお金は貯まらない。4、増やす十分に貯まったら、お金に働いてもらう。“貯める”~“節約する”の基本サイクルが軌道に乗って3~6か月分の生活費が貯まったら、お金を“増やす”ことを検討する。「昔は銀行口座に貯めておけば勝手に増えましたが、今は超低金利で預金だけではほとんど増えません。だから投資でお金に働いてもらい、長期的なプランで増やしていくことが大事。初心者が少額から投資できて、税制優遇が受けられるNISAやiDeCoのような制度を国が考えてくれているので、以前より断然始めやすくなっています。ただし、投資は“元本割れ”があることを忘れないように。十分に貯金ができてから検討を」5、備える貯めることができない人は、保険でもしもの時に備える。もしもの時に“備える”とは、保険のこと。「突然の病気や事故などで、3か月くらい働けなくなることがあるかもしれませんよね。ただし日本には、手厚い公的保険制度があるし、会社員なら何かあった時に傷病手当金も支給されます。なので、若いうちは生活費半年分ほどの貯金があれば、そこで補えると思うので、20~30代なら今すぐ検討する必要はないかなと思います。現在貯蓄がない、どうしても貯める余裕がない、病気しがちで不安などという場合は、民間の医療保険への加入を検討してみてください」高山一恵さんファイナンシャルプランナー、Money&You取締役。女性向けWebメディア「FP Cafe」「Mocha」を運営し、お金の知識を伝えている。頼藤太希さんとの共著に『はじめての資産運用』(宝島社)など。※『anan』2023年5月24日号より。イラスト・熊木まりこ取材、文・鈴木恵美(by anan編集部)
2023年05月18日今回のお話「なぜかいつもお金が無い……お金が貯まらない人の特徴とは?」あなたの身の回りに「なぜかいつもお金が無い」という人はいませんか?もしかしたら「私のことです!」という人もいるかもしれません。そもそもなぜ貯金できないのか分かったら、今後は少しずつ改善できそうですよね。お金が貯まらない人の特徴を考えてみましょう。■お金が貯まらない人、12個の特徴お金が貯まらない人には、いくつかの特徴があります。貯金に悩んでいる人は、自分に当てはまるものがないか、チェックしてみてください。◇(1)嗜好品の消費が多い嗜好品とは、お酒・ジュース・菓子パン・お菓子・タバコなどの消え物です。この消え物の消費が多い人は、お金が貯まりにくい傾向があります。家計診断をしていても、晩酌する習慣がある家庭はどうしても食費が増えがち。お酒を飲むと、必然的におつまみも消費することになるので、ついつい出費が増えてします。◇(2)プチご褒美が好き何かある度に「私、頑張ったから」と少し高めのスイーツや飲み物を買ったり、デパ地下の食材を買ったりするのが好きな人。こういう人は日々の消費が積み重なってお金も貯まらず、本当に欲しいものを買えていない傾向があります。たとえば、デパコスは高いと思われがちだけど、コンビニで毎回500〜700円の買い物を10回我慢すれば1個買えますよね。「何かを買わなければ別の何かを買える」ということに気づくのが大切です。◇(3)固定費が高い家賃などの固定費が手取りの半分を超えている人は、やはりお金が貯まりにくくなってしまいます。収入を増やすか、固定費を減らすかしないといけません。一人暮らしをしている人は、家賃は収入の3割までに収めるといいでしょう。そのラインを超えると貯蓄に影響が出てきます。更新や引っ越しなどのタイミングで、しっかりと見直しましょう。◇(4)流行や人気に弱い、ミーハーインフルエンサーが発信する情報にすぐ食いつき、「人気のお店」「行列ができるお店」などのワードに弱い方も注意。有名人がおすすめしているからといって、旬の情報に飛びつかず、自分の中で「いる」「いらない」をきちんと判断できるようになりましょう。◇(5)ブランド志向食品や衣類などを、高級セレクトショップで買うのが好きな人や、キラキラとした生活をしたい欲が強い人。ブランドへのこだわりが強いほど、買うものの金額が倍くらい変わってきます。ブランドものは本当に長く使うものだけに絞るなど、自分の中で基準を決めましょう。◇(6)お金に困ったことがないお金がなくなっても、ご両親やパートナーなど、周りに助けてもらってきた人。お金に困ったことがないので、危機感もなく、どうお金を貯めればいいのかも分かりません。他の人からするとうらやましく見えるかもしれないですが、生活力に不安が残りますね。今後誰も助けてくれなくなったとき、一番困るタイプでしょう。◇(7)安物買いの銭失い100円ショップ、リサイクルショップ、フリマアプリが大好き!とにかく「お得」「安い」が正義!といった考え方の人。安いものには、やはり何かしら理由があります。買ったはいいけど、よく見てみると何かいまひとつ用が足りなかったり、すぐに壊れてしまったりと、結局いいものを買い直さなくてはならなくなります。また、安いものを買うために遠出して、時間や交通費を無駄にしていることも。「セールで買い物をする=買い物上手」ではありません。半額だからと必要ないものまで買って、実際には使わないなんてことも。「お得」「安い」のキーワードに気をつけましょう。◇(8)言い訳が多いお金が貯まらないのは「一人暮らしだから」「給料が安いから」「自炊する時間がないから」などと、根本を見直さずに言い訳ばかりしている人。言い訳している時点で、お金が貯まらないことを肯定していることになります。その原因を取り除き、お金を貯める努力が必要です。◇(9)面倒くさがり「携帯料金を見直しするのが面倒くさい」「自炊するのが面倒くさい」「アイロンがけが面倒くさい」などといろんな場面で面倒くさがってしまう人。携帯料金の見直しをせずに、いつまでも高い料金のまま使っている。自炊するのが面倒だから、外食に頼ろう。アイロンがけが面倒だから、クリーニングに出そう。……など、面倒くさがるとその分のお金が外に出ていきます。◇(10)整理整頓ができない「クローゼットを見てみると、似たような服ばかり……」「引き出しからはさみが3つも出てきた!」など、同じものを買ってしまう人。普段から整理整頓をして、このような無駄な買い物を減らしましょう。◇(11)趣味に使いすぎてしまう車・アウトドア・推し活など、お金がかかる趣味を持っている人。中には、推し活でアイドルに数百万円つぎ込んでいる方もいますよね。趣味を楽しむのは悪いことではありませんが、「お金を貯める」という目標があるなら、趣味にかけられるお金は無限ではありません。予算を決めてその中で楽しむなど、ルールを見直すことも大切です。◇(12)形から入りすぎるたとえば、新しいスポーツを始めるときに、有名なウェアやグッズを一式そろえるなど、何事にも形から入る人。そろえて満足、やったつもりになっただけで、その趣味にすぐ飽きてしまうこともあるので、始めるときは形から入りすぎず、セットでそろえずに必要最低限から少しずつ買ったり、レンタルにするなどお試し期間を自分自身で作ってみるとよいでしょう。■お金が貯まらない人が「お金を貯められる人」になるためには?「お金を貯められる人」になるには、日々の習慣を見直すことが必要。今日からすぐにできるポイントをまとめました。◇日々の出費をチェックする最近はキャッシュレス決済が主流なので、お金の動きが見えづらいですよね。毎月1回、出費の振り返りをする日を決めて、決済の明細をチェックしましょう。お金が貯まらないのには必ず理由があります。明細を見ることで「この出費が多かったんだ」「これだとお金が貯まらないわけだ」と気づけるようになります。◇「いる」「いらない」を自分で判断して、買い物する買い物するときに「本当に必要かどうか」を、ワンクッション挟んで判断すること。これじゃなければ絶対にいけないのか、買ったその先まで考える力を養えるといいでしょう。ネットショッピングをするときは、いったんカートに入れておいて、翌日まで寝かせると、クールダウンできて「やっぱり必要ないな」と気がつくこともあります。◇心が弱っているとき、疲れているときに買い物はしない心が弱っているときや身体的にも疲れているときは、買うべきかどうかの判断能力が鈍ったり、早く買い物を済ませたいと思ったりしてしまいます。また、タイムセールなどで時間制限があると「今買わないと!」と焦って、いらない出費がかさむことも。この二つのタイミングで買い物はしないように要注意。午前中など、冷静かつ判断力がある時間に買い物するのがいいでしょう。難しい場合は、金銭感覚がしっかりとしている友人や身内に相談するのもおすすめです。令和のマネーハック73お金が貯まらない人には「嗜好品やプチご褒美が好き」「流行物やセールに弱い」などの特徴があります。自分の癖や趣向を見直して、お金が貯まる人の習慣を身につけましょう!(監修:丸山晴美、取材・文:高橋千里、イラスト:itabamoe)
2023年05月01日将来に向けてお金を貯めたい、お金がなかなか貯まらないなど家計のやりくりについて悩んでいる方も多いのでは。他の人はどのようにやりくりしているかリアルをお届けするべく、MOREDOOR編集部で「毎月の支出額の内訳」に関するアンケートを実施!今回は茨城県に住むEさん家庭の収支内訳から、独自のやりくり術も含めて結果をご紹介します。Eさん家庭の状況●所在地:茨城県つくば市●年齢:40代●家族構成:夫婦、子ども2人●年収:夫1,000万円●貯金額:1,500万円茨城県、4人家族の収入状況と1ヶ月の主な出費内訳家賃や食費、光熱費など、主な1ヶ月の収支内訳は以下の通りです。●住宅ローン:10万円●間取り:3LDK(マンション)●食費:6万円●交際費:3万円●電気代:7,000円●ガス代:5,000円●水道代:6,000円●その他:管理費2万円、教育費4万円、資産運用1万円、そのほか貯蓄Eさんの節約術はこれ!現在のお金のやりくりの工夫として、「使ってしまう前に先取り貯金をすることです。また、ある程度貯まったら定期預金に預けて、使えなくすることもポイントです。」と話してくれました。お金を使う前に貯金をして、使えないようにしているEさん。使わないように我慢をするのではなく、使えなくするのも1つの方法かもしれませんね!すぐできる節約術は?また、編集部に寄せられた他の方の節約術もご紹介します。「電気や給湯器は、必要なとき以外は消すようにしています。」(27歳/専業主婦)「スマホの契約ギガ数を小さくして、Wi-Fiを使っています。」(50歳/会社員)「1回分を複数に使い分けています。たとえば大盛りの商品を2回に分けて、使う量をあらかじめ分けて利用すると節約に繋がります。」(53歳/会社員)家計簿を見直す際の参考にしてみてくださいね。今回の「みんなの節約術」は、茨城県にお住まいのEさんの収支内訳と、すぐにできる節約術をお伝えしました!(MOREDOOR編集部)◆調査主体:MOREDOOR編集部◆調査方法:クラウドソーシングサイト「クラウドワークス」によるアンケート調査◆調査期間:2023年3月12日~3月13日
2023年03月21日「お金を貯めたいけれど、節約がなかなかうまくできなくて…」。そんなあなたは、ひょっとすると非効率的だったり自分に合わない節約法をしているのかも?今回は、20~30代の女性が集まるanan総研メンバー約200人に聞いた賢い節約術をご紹介します!自分にあった節約法を一緒に探してみませんか。【女性約200人調査】お金が貯まる節約術節約は「苦しいもの」「ちょっとケチくさいかも…」なんて思っていませんか。でも、実際はちょとした工夫次第で節約効率がアップでき、お金が貯まれば、さらに節約自体を楽めちゃうはず。今回は、20~30代の女性が集まるanan総研メンバー約200人に聞いた節約術をご紹介します。ぜひ、自分に合うものを見つけて参考にしてみてはいかがでしょうか。【買い物編】:無駄に買わない工夫をする「買い物の時は、自分が気に入ったものがあっても、まずはお店を一周します。そしてもう一回見て、欲しいと思った時だけ買うようにして、無駄な衝動買いを抑えています」(28歳・会社員)「スーパーで買えるものは、コンビニで買わないようにしている」(30歳・会社員)「お目当ての食材がスーパーで高かったら買わずに『なしでいいや!』と料理を雑に完成させる」(31歳・公務員)安いお店で買う、衝動買いをしないようにする、買いたい食材が高ければ無理して購入しないなど、買い物のちょっとした我慢が、長い目で見ると大きな節約につながるのかもしれませんね。【日用品編】:無料のものは確実にGET&最後の一滴まで使い切る!「シャンプー、ヘアジェル等は必ず使い切る」(33歳・主婦)「商店街の『ご自由にお持ちください』のハンガーをたくさんもらう」(30歳・専門職)「コンビニやスーパーでお箸やスプーンをもらう。ビニール袋や紙袋は捨てないですべて取っている」(31歳・会社員)「フリマアプリで物を発送する時に、無料で街に置いてある封筒を使っている…」(33歳・主婦)「コスメは使用期限を気にしないので、見た目が大丈夫そうで肌が荒れなければ古いものも普通に使っています」(35歳・専門職)お店で無料でもらえたり、商品についてくるものを無駄にせず普段の生活で活用している人がけっこういるようです。また化粧品や日用品も、最後の一滴まで使い切るなど、資源を大事にする行為こそ、そのまま節約につながっていますよね。でも使用期限は気をつけたほうが、長い目で見て安心安全かもしれませんよ!気軽に真似できるものから試してみてはいかがでしょうか。【食べ物編】:賞味期限切れも余裕で食べます「賞味期限が切れたものも余裕で食べます(笑)。もったいない!」(35歳・専門職)「自分だけで食べるときは賞味期限切れでも気にしない」(34歳・会社員)「賞味期限なら切れてても、もったいないし!と普通に食べています(笑)」(29歳・会社員)「賞味期限が切れたものでも火を通せば食べられる物は食べる。物によりますが切れて2週間前後くらいなら可能だったりしますよ」(35歳・自営業)食べ物に関する節約術でとにかく多かったのは、「賞味期限が過ぎても食べちゃう」という声。賞味期限は、美味しく食べられる期間なので、「多少過ぎてしまっても気にせず食べちゃう」という人が多いようです。ただ、食品の様子はチェックしながら、ですね。傷みやすい食材に表記されている消費期限は守った方が安全かもしれませんね。節約は、日々の積み重ねが大事!いかがでしたか。その他にも、「コンセントをこまめに抜く」「とにかくポイントが付く購入方法でしか買わない」「どんなに疲れていても安い日に買いだめして冷凍する」など、地味だけれど確実に節約につながる方法が寄せられました。自分のライフスタイルにあった無理のない節約術を見つけて、楽しみながら節約できたらいいですね。©With love of photography/Getty Images©stockfour/Getty Images文・オリ子
2023年03月16日結婚するといろんなものに出費してしまいますよね。想像していたよりもお金が掛かってた!なんてことも……。そこで今回は「結婚にまつわるお金の後悔」のエピソードをご紹介します!想定外だった、引き出物お返しのお金が予想以上の予算オーバーしました。結局トントンなら良かったのですが、20万ぐらいはマイナスになったので、20万もあったら家電が中々揃うので少し後悔しました。お金の有り難みは若いうちから知ってたがいいですね。もしやり直すとしたら、貯金に回して家を買う時の頭金にしたいです。(28歳/製造業)やめておけば良かった、結婚指輪私の希望は結婚指輪だけでしたが、主人の希望でオーソドックスな婚約指輪とネックレスを購入ました。結婚指輪と重ねても綺麗に指に映えるデザインを結婚指輪と一緒の店で購入したのですが、使う場があまりなかったです。2点で30万円ぐらいだったと思います。もしやり直せるとしたら、新婚旅行の日程をもう1泊増やしたかったです。(42歳/主婦)これからの人は参考に結婚式や引き出物、結婚指輪など……何かと出費が重なりがちですよね。今回の先輩方のエピソードを参考に、後悔しない選択ができるといいですね!(MOREDOOR編集部)
2023年01月29日物価高の今、簡単にできる節約術って気になりますよね。家族3人で食費月2万円を実践していた、元保育士で節約マニアのYuiさんに、無理なく節約できる買い物術をお聞きしました。毎日の献立作りに悩まなくなる簡単なコツも教えてくれます!知ってると断然得する!簡単に節約できる買い物術さまざまな分野において価格の上昇が止まりません。この上昇は今年2023年は徐々に下がるようですが、あくまでも上昇率の話であり、一度高くなった物価が下がることに期待はできないと言えそうです(※1)。日本経済を牽引する大手企業、ユニクロが40%もの賃金アップを発表しました(※2)が、他企業が追随するのかどうか、特に中小企業においては微妙なところですよね。というわけで、私たちが今もっともするべきことで、かつ簡単にできることは、節約なわけです。とはいえ、ケチケチして身も心も縮こまってしまうのはイヤですよね。そこで、元保育士で節約マニアのYuiさんが、誰でも無理なくできる、節約につながる買い物術を教えてくれます。また、毎日の献立作りに悩まないコツもご紹介。無駄買いを防ぎ、ストレスのない節約術を身につけましょう。Yuiさん数年前、子どもが幼児のときは家族3人で食費月2万円を実践していました。今は家族が増え、子どもの弁当作りもあり、もう少しかかっていますが節約ポイントはずっと変わらず心がけています。お金をかけない食事作りって、はっきり言えば限りなくできてしまうけど、栄養が足りなかったら、それは食事とは言えないですよね。なので、“栄養はしっかり”を基準に、私は節約術を考えてきました。今回は、買い物編です。肉、魚は値引きになっているものを購入し冷凍する肉、魚は、スーパーの特売日や、割引シールが貼られる夕方以降の時間帯を狙って、値引き品をまとめて購入し、下処理をして冷凍します。数日間はもちろん、1か月くらい保存できますので無駄なく使えて、通常価格で買うよりもかなり節約できます。パンも安い時にまとめて購入し冷凍するおもにシンプルな食事用のパンを購入することが多いです。まとめて買ったら、焼く前の状態のピザトーストにしてから冷凍したりしますよ。子どものおやつにぴったりです。ポイントが多くつく日に買い物する同じ量を買ったとすると、ポイント数が多いほうが当然ながら得ですよね。ですから、買い物はポイントが多くつく日にする、というのは鉄則です。ポイントは貯めておき、クリスマスや年末年始、誕生日などの特別料理を作る時に使用しています。財布の紐を緩めずに高級食材を買えて、お得感がさらに高まりますよ。商品によってスーパーを使い分けるスーパーによって力を入れている商品が違うので、箱アイスだったら〇〇スーパー、野菜なら〇〇マーケットなどと店を使い分けています。わりと近距離にスーパーが複数あるので、そこまで負担には感じず、買うたびにお得感を覚えていますね。ーーこれらを続ければかなりの節約ができそうですね。では、こうして無駄なくお得に買い物できた食材をどう調理するか、献立づくりって毎日となるとなかなかの負担になりますよね。Yuiさんは、どのようにして考えているのでしょうか。Yuiさん何にも考えたくない時や疲れている時は特に、夕飯のメニューを考えるのが苦痛ですよね。その解決策として、私は日頃から手帳にメインの料理をメモっています(写真)。唐揚げ、ハンバーグ、ぶりの照り焼き…など、料理名だけを書き留めればOKです。それを見返すと、何に考えずに「そろそろこれを作るかぁ~!」というメニューが見つかるんです。あ、外食の日は、店名を書いていますね(笑)。それだけでも、何を食べたかがパッと思い浮かび、そこから連想して料理を作ることもあります。ーー以上、Yuiさんの「節約につながる買い物術と献立作りに悩まないコツ」でした。何事も続けることが大切ですが、ストレスや苦痛を伴うことは継続なんてできませんよね。こちらを参考に負担を感じることなく節約を習慣化しましょう。(C)d3sign/Getty Images文・田中亜子
2023年01月21日相次ぐ値上げで貯蓄ができなかった…という人も多いであろう今年。来年こそしっかり貯めるため、年内に家計の決算を!お金の流れが見えると、節約ポイントがぐんとわかりやすくなるのです。「“今年もお金が貯まらなかった”と嘆いているだけでは何も変わりません。けれど、決算シートでこの一年のお金の出入りを振り返れば、’23年は貯蓄体質に生まれ変わることができますよ」そう語るのはファイナンシャルプランナーで「生活設計塾クルー」取締役の深田晶恵さん。“決算”と聞くと「家計簿をつけていないから無理」と感じる人もいるかもしれない。しかし、深田さんが考案した「家計決算シート」なら、家計簿をつけていない人でも決算できる!用意するのは通帳とクレジットカードの明細書だけ。書き方はこちらの見本を参考にして。「お金の出どころとして、『銀行口座引き落とし』や『クレジットカード払い』は通帳やカードの請求明細でいくら使ったかを把握することが可能です。家計簿をつけていないとわからないのは『お財布』からの支出だけ。こちらはATMなどで引き出した額を1カ月分集計すればよし。何に使ったか気にする必要はありません。毎月の変動があっても、平均的な金額をお財布支出(基本生活費(2))としてまとめましょう。また、『毎月の支出』のほかに、固定資産税や交際費、旅行のような支出を『年数回の支出』として分けることもポイントです」この決算シートの目的は、お金のざっくりした動きを年単位でとらえること。千円〜1万円単位で記入し、端数は無視しよう。自由項目には、見える化したい出費を記載。特に「使いすぎかもしれない」と感じる支出は、外食費、通信費など項目を独立させることでムダが際立つという。■毎月赤字がある家庭は貯金しづらいシートを書き込んだらチェックしたいのは次のような項目だ。「まずは、毎月の赤字があるかどうか。貯蓄できない家庭は月々2万〜3万円ほどの赤字をボーナスで補塡しているケースが多く、ボーナスの半分近くが赤字補塡として消滅……。その結果、たちまち貯蓄計画が崩れてしまいます」いちばん右の列の「年間合計」を見ると、その項目の出費の大きさを知ることができる。「たとえば保険や共済の掛金は、ひとつひとつだと大したことがなくても、家族全員でまとめると大きな出費になっていることも。大きいと感じる出費は、支出をカットして貯蓄に回せないか検討するのが肝心です。年数回の支出が毎月の収支を圧迫していないか、ボーナスで賄えているかも確認しましょう」また、ぜひ見比べてほしいのが「収支B-A」ではじき出された計算上の年間貯蓄額とその下の「実際に今年貯まった額」。「実際の貯蓄額のほうが少ない場合は、無意識の無駄遣いである使途不明金があるということ。理論上貯められるはずの金額を目標貯蓄額として設定し、毎月固定で貯蓄する額とボーナスで貯蓄する額を逆算。先取りして貯めるようにすれば、このような無駄遣いはカットできます」現状を見渡せば、確実に無駄が見つかる。「“ここから毎月2万円減らそう”と項目ごとに縮小して月々やりくりしたり、固定費で大きく削れるところを探せば、日々の節約に追われることなく楽に貯蓄額をアップすることが可能です。毎月赤字を出さずに月1万〜2万円でも貯金をして、さらにボーナスの半分を貯めることができれば、専業主婦世帯なら最低年間60万円、共働き世帯なら年100万円は貯められますよ」使ってしまったお金を書き出すのは悲しい作業だが……。「決算シートに書き込みながら自分の無駄遣いに落ち込んだり、恐怖を感じたりすることもあるでしょう。でも、このつらい体験をしなければ、お金が貯まる人に変われないのです」決算シートを書き込んで、’23年こそは「貯まる人」に変身!
2022年12月28日女性約100人が所属するanan Beauty+ clubのメンバーに、「お金」にまつわるアンケートを実施。「お金を増やすためにしていること」や「お金をかけないようにしていること」など、どのように資産を形成しているのか聞いてみました。お金を増やすためにしていることは?まずanan Beauty+ clubに聞いたのは、「お金や資産を増やすための施策」について。みなさんどのような対策をしているのでしょうか。最も多かった回答は「積立NISA」「iDeCo」「保険」の3つ。それぞれやってみた感想を聞いてみました。積立NISA「入金する際に資金がプラスになっていると、若干だが増えてるんだなと実感する」(35歳・専門職)「銀行に預けていてもほとんど利息が付かないので、変動はあるものの、積立NISAをしてからプラスになっていて良い!」(30歳・会社員)すでに資産が増えていることを実感している方もいるようです。積立NISAの知名度が上がっていることから、始め方マニュアルなどもかなり充実しています。スタートしやすい環境が整っているため、気になる方はぜひチャレンジを。iDeCo「iDeCoは始めて5年になるがしっかり増えているのがわかり、やらなきゃ損だと感じる」(29歳・主婦)「老後の安心材料にはなる」(34歳・会社員)自分で運用する私的年金、iDeCo。60歳になるまで原則引き落としができないので、老後の資産形成にぴったりです。運用がうまくいくと資産が増えていることを実感できるよう。老後が不安な方は要チェックです!保険「変額保険に入ってます。普段貯金が全然できないのでこれで自然に貯まるのはいいかなと思う」(32歳・会社員)貯蓄できる保険に入っているという方も。自分で貯金できない方は、自動で引き落とされる仕組みを作って強制的に貯金するのは効果的かもしれませんね。※anan Beauty+ club…美容・健康・エコ好きな女性たち約100名が集まるanan Beauty+の読者組織。お金を減らさないためにしていることは?お次は「お金を減らさないための施策」について。無駄遣いしないよう、極力お金をかけないようにしていることを聞いてみました。回答が多かった順にご紹介します。美容費「年相応であれば良いと思うので、無理にお金をかけてメンテする必要性を感じていない」(35歳・専門職)「化粧品、日用品はもらいものばかりで買ったことほとんどありません」(32歳・会社員)最も多い回答は「美容費」という結果に。スキンケアにメイクアップ、脱毛、エステ…とお金をかけだしたらキリがない美容ジャンル。なるべく最低限に抑えたいという方が多いようです。スキンケア用品や化粧品などは、プレゼントでもらったものを活用しているという回答が多くみられました。食費「コロナを機にテレワークが多くなり、自炊も増えて節約に。家で作って食べる方がおいしい!」(35歳・専門職)「自宅での食事はあまりお金をかけないようにしています。調味料などはいいものを使うことで、食材はこだわらなくてもおいしく仕上がります。牛肉は国産だと高いので米牛などで価格を抑え、味付けでカバー!」(30歳・専門職)続いて多かったのは「食費」。おうち時間が増えたことから、自炊に対する意識が高まっているのかもしれません。お金をかけずとも美味しく食べられるメニューはSNSにもたくさんアップされているので、ぜひ参考にしてみて!保険料「子どもができるまではいいかな…と思っちゃってます」(30歳・会社員)「保険料を払う分、貯金した方がいいです」(35歳・専門職)次に多かったのは「保険料」という回答。最近は“無保険”で生きる方も増えており、保険に対する考え方に変化が見られます。みんなが入っているから入るのではなく、自分に本当に必要な保険を考えている方が多いのかもしれませんね。被服費「プチプラやファストファションを利用するから」(34歳・会社員)「服は安いものでも全然問題ない。どうせ飽きて寿命は短いし…」(32歳・会社員)プチプラファッションの流行で、服にかける金額が減った方は多いのではないでしょうか。トレンドものは飽きを考えてプチプラ、長く着られるベーシックアイテムには多少お金をかけるなど、自分の中でルールを決めておくと無駄遣いしなくてすみそうです。交通費「自転車で行けるところには自転車で行くようにしている」(35歳・専門職)「タクシーはクセになるのであまり使わない」(34歳・会社員)なるべく徒歩や自転車での移動を心がけることで、節約だけでなく健康にもいい暮らしができそう。また、タクシー移動は楽でいいものの、頻繁に使うとなると大きな出費になりかねません。ここぞというときのみの利用が無難かも?お金に関する状況を見直してみたい!お金や資産を増やすも節約するも、まずは自分とお金について知ることが大切。何にお金を使いすぎているのか、今後のためにどのくらいの貯蓄をしておきたいのかなど、お金についての現状と未来を見つめてみましょう。そうすることで、自分が取り組むべきことが見えてくるはず。その際はぜひanan Beauty+ clubのメンバーたちの意見を参考にしてみてくださいね。(C)the_burtons/Getty Images文・比嘉桃子
2022年10月27日物価高に負けずに過ごすためには、誰かを頼るよりも自分自身の力で金運を上げたいところ。今回は少しでもお金が貯まるようにと、お財布に入れると開運につながる最強アイテムを、占い師の五十六謀星もっちぃ先生に教えてもらいました。豚のチャームお財布に豚というのは、日本ではあまりなじみがないかもしれませんが、ドイツでは錫細工の小さな豚のチャームが人気なんです。古代ドイツでは、豚は神への捧げ物として用いられる貴重な動物だったことに由来するともいわれています。金運と豚といえば、アニメなどにも登場する豚の貯金箱が有名ですね。金運を上げたい方は、お財布に豚のチャームを忍ばせてみてはいかがでしょうか。きれいな五円玉「良い御縁」に通じるという洒落もさることながら、日本の五円玉にはもっと強力な開運効果が仕組まれているといわれています。お手元に五円玉がある人はぜひともじっくり見てください。面の穴の周りには歯車がデザインされており、その上にはたわわに実った稲が描かれています。これは、日本の豊かさを支える農業と工業を表したものです。そして裏面に書かれている双葉は、林業の象徴であると同時に、天高く成長していく日本の未来への祈りが込められています。五円玉のデザインには、日本の豊かな発展への切なる願いが満ちています。金色に輝くこの美しい硬貨こそ、財布に忍ばせるのに最適な開運アイテムといえるでしょう。四つ葉のクローバー四葉のクローバーが珍しいものであるということはよく知られていますよね。そんな四つ葉のクローバーは、代表的な幸運の印です。魔女は満月の夜にクローバーを探すともいわれているため、満月に摘み取ったものはさらに開運効果が期待できるでしょう。蹄鉄(ていてつ)馬の足の裏につけるU字型の金属のパーツをご存じでしょうか。英語ではホースシュー、すなわち、馬の靴と呼ばれています。これは本来、馬の蹄が摩耗するのを防ぐための道具ですが、西洋社会では幸運のアイテムとしても知られています。蹄鉄を留めるために使う釘の本数がラッキーセブンで縁起がよいこと、そして蹄鉄をはめる職人が富を築いた話などが理由とされています。本物の蹄鉄はお財布に入りませんが、ミニサイズのお守りが売られていることがありますので、見かけた際はチェックしてください。なるべく多くの現金お金はお金を愛しています。それは資本主義社会で富裕層にばかりお金が集まることが証明していますが、運気の視点でもそれは確かにいえることのようです。資本家と同じように、お金でお金を稼ぐのは容易ではありません。しかし運命学の世界では、お財布の中にたくさんのお金を入れておくだけで金運が上昇すると考えられています。どんなに偉大な資本家でも、お財布に1億円を入れている人はいないでしょう。つまり、大金持ちが持ち歩くのと同じくらいの金額をお財布に入れておくだけで、資本家と同じようにお金が集まりやすくなる可能性があるのです。できればピン札で現金をたくさん持ち歩くなど、心を裕福にすることが金運上昇の鍵です。五十六謀星もっちぃ10代の頃から占い一筋に生きる職業占い師。著書『1日2時間で月10万円 はじめよう 電話占い師』(同文舘出版)©mediaphotos/Ivan Bajic/gettyimages文・五十六謀星もっちぃ
2022年10月21日「老後資金が貯まる人、貯まらない人には共通点があるんです」そう話すのは約25年にわたりファイナンシャルプランナーとして家計の相談に乗り、『お金が貯まる人は、なぜ部屋がきれいなのか』(日本経済新聞出版)などの著書を持つ黒田尚子さんだ。黒田さんいわく、とくに家を訪れた瞬間にその人が貯蓄上手かどうかがわかるという。「これまで、家計相談のために数々のクライアントの自宅を訪問してきました。その中で気づいたのが、貯蓄がある人の部屋は、すっきり片付いているんです。突然、保険の資料などをお願いしても、そういう人はさっと出てきます」(黒田さん・以下同)いっぽう、資料がすぐに出てこない、片付けが下手な人は貯蓄も下手なことが多い。「100円ショップが大好きで、行くとつい大量買い。ぐちゃぐちゃの部屋を片付けたら『フライ返しが10個出てきた』という人もいました。そういう人は、無駄遣いが多く貯蓄下手な人が多いです」黒田さんによると、このような人には5つの共通点があるそう。「衝動買いが多い、買い置きがないと不安になる、無料やおまけが大好き、もったいないから捨てられない、使ったものを元に戻せない……これらに当てはまる人は要注意。ついものを買いすぎる人たちです。ものが増えると、部屋は散らかり、必要なときに目当てのものが見つからず、再度購入する……。このような無駄遣いを繰り返してしまうんです」そんな特徴は冷蔵庫にも表れる。「冷蔵庫からちょっと余ったご飯をラップに包んだものや、賞味期限切れのものがゴロゴロ出てくる。そんな家庭は、食材を必要以上に買って食費がかさみがちです」■ポイントアップデーは無駄遣いの罠大切なのは、新たにものを買うのを控えること。そのためには、整理整頓してすでにあるものを、活用できるようにしよう。「冷蔵庫なら、空きスペースになんでも押し込むのではなく、食材が見やすい置き場を決めましょう。週に1度は買い物をせず食材を使い切る“冷蔵庫リセット”も、食材や家計の管理には有効です。収納スペースに収めるには、ものを減らすしかありません。必要なものの量を決め、それ以外は処分。でも、もったいないでしょう。その気持ちを忘れずに、次からの買い物はくれぐれも慎重に」さらに、本人は節約のつもりだが、実は逆効果の“無意味な節約”行動をとっていることも貯まらない人の特徴だ。「まとめ買いしたお酒があるのは、そんな“無意味な節約”のサイン。お酒は安い店でまとめて購入する方が多いですが、それによってすぐ手が届くところにお酒が常備されることになります。安く買っても多く飲めば、その分高くつく。嗜好品は、つどコンビニで購入するなど、消費のハードルを上げるのがおすすめです」また、レシートやポイントカードでパンパンに膨らんだ“豚財布”も要注意アイテム。「ポイントカードを大量に持ち歩く人は、ポイントアップデーを見つけると“お得!”と買い物をする。しかし、わずかなポイントがたまるのみで、余計な買い物によりお金は減っています。惑わされず、買い物は必要なものだけに」無意識のうちに“浪費”につながる行動をとる人も貯まらない。「チェックのポイントは冷凍庫に保冷剤がたまっているかどうか。大量の保冷剤は、デパ地下スイーツや総菜を頻繁に買っている証しです。本人にとっては“プチ贅沢”でも、積み重なれば大きな出費に。月〇回までとリミットを決めるといいでしょう」■「もったいない」が口癖の人はお金が貯まらないそれでは、貯まらない人の特徴を見ていこう。もし自分に当てはまる生態があったら、〈対処法〉を実践して貯め体質に変身だーー!【その1】ビニール傘収集家〈生態〉:「雨が降ったらコンビニで買えばよい」と便利なコンビニに依存する無計画タイプ。目的以外の“ついで買い”も大好物で、“チリツモ消費”の罠に引っかかりやすい。〈対処法〉:折りたたみ傘を持とう。コンビニには「近づかない」&「必要なものしか見ない」決意を。【その2】冷蔵庫に詰め込み師〈生態〉:ごはんやお肉などちょっとした余りものを「とりあえず冷凍」し、亡き者とするのが得意技。冷蔵庫の奥から“化石”が発見されることも。食材の無駄にはうるさいが、食費の無駄には無頓着。〈対処法〉:冷蔵庫内で食材が見やすい置き場を決め、週1回は食材を使いきる“冷蔵庫リセット”を。【その3】黒パンコレクター〈生態〉:黒いパンツを3本以上保有するが、本当は何本あるか実態は不明。パンパンのクローゼットを前に「着る服がない」と嘆き、ついつい新しい服を買ってしまう習性あり。〈対処法〉:過去の愛着や「いつか着る」未来は考えず、クローゼットには「今、着る」服だけ並べて。今夏一度も着なかった服は処分するべし。【その4】まとめ買いのしもべ〈生態〉:お酒のつど買いを忌み嫌い「安い店でまとめ買い」をこよなく愛する。単価にはきびしいが、「たくさんあるからもう1本」と消費には甘い。〈対処法〉:お酒や嗜好品はあえて単価の高いコンビニで買い、飲みすぎを抑えて。経済的な大容量より「今必要な分だけ」が家計と健康管理に◎。【その5】もったいない妖怪〈生態〉:口癖は「もったいない」。何も捨てられず、ごみ屋敷化する過激種も。ありすぎるものの中から必要なものが見つからず、無駄遣いに発展しやすい。〈対処法〉:「いつか使う」ものは、3カ月~1年など保管期限を決めて隔離を。期限内に使わなかったものは潔く処分すべし。■犬好きは猫好きよりも貯まりにくい!?【その6】豚財布〈生態〉:レシートやポイントカードの収集癖があり「全部持っていると安心」とすべてを財布に詰め込む豚財布。財布の整理をしないため、家計管理もずさんになりがち。〈対処法〉:キャッシュカードは自宅で保管し、持ち歩くのはその日使うカードだけにしてポイントアップデーは無視すること。レシートを整理して、財布のスリム化を。【その7】割高バケーション〈生態〉:「早期割引」などの特典には目もくれず、レジャーを直前・急きょ決めるのが特徴。計画性の欠如から“行き当たりばったり”の散財を重ねてしまう。〈対処法〉:レジャー費は年間予算を立て、時間的にも経済的にも余裕をもって計画を。レジャーはリーズナブルに楽しむのが貯めるコツ。【その8】デパ地下国の民〈生態〉:デパ地下で“プチ贅沢”にいそしむ姿の目撃情報多数。“プチ”を盾に予算をスルー。保冷剤コレクションが増えるにつれ、家計へのダメージが大きくなる。〈対処法〉:誘惑を断ち切るため、デパ地下には立ち入らないこと。きびしい場合は「月〇回まで」などリミットを決めよう。【その9】「いいね!」モンスター〈生態〉:SNSでの「いいね!」のために、豪勢なモノ消費・派手なコト消費を繰り返す“見栄消費”マニア。承認要求がエスカレートすると、支出が膨らみ家計の圧迫につながる。〈対処法〉:リアルな人間関係が幸福度を高める一方で、SNSは接するほど幸福度が低下するという調査も。SNSとは適度な距離を保つのが肝心。投稿をやめるのも手。【その10】ペット貧乏〈生態〉:「ペットは家族」が信条。こだわりのフード、高級なトリミング、人間並みの病気治療など飼育費用を惜しまない。〈対処法〉:一般的な飼育費用は、猫が年約16万円に対し犬は年約34万円(2020年・アニコム損害保険)と、犬好きはお金がかかりやすい。ペットと一生を共にするためにも、費用の確認と予算立てを。心当たりのある人は、生活を見直して貯蓄上手に変身!老後資金をザクザク貯めよう。
2022年09月16日簡単に人間関係を崩してしまうお金。お金があれば不自由はしませんが、トラブルの元になることも。 今回は実際に募集した金銭トラブルエピソードをご紹介します!お金にだらしない友達とにかくお金にだらしがない友達がいます。ご飯を食べに行ったときも「お金を忘れたから今度返すね」と言って払わせておきながら返してもらったことがありません。友達へのプレゼントを割り勘で買うことになったときも「お金先に出しといて~」と言って出してくれませんでした。計算なのか…出典:lamireそのわりにはブランドのバッグや財布を買ったことを自慢してきます。お金に困ってるわけではないのですが、人としてどうなのかと思います。最近は全く会っていません。(女性/パート)先輩なのに恥ずかしい行動…会社の先輩との金銭トラブルエピソードです。会計になるたびにいつも1万円札しかないから払っておいてと言うのです。ランチなのでひとり1000円ぐらい…。最初は致し方ないかと思いました。しかしそれが何度も続いたので先輩に「今日は細かいお金ありますか?」と聞いてみました。するとあとでジュースおごるからと言われごまかされました。(男性/会社員)あなたの周りでもこんなこと、ありませんか?「金の切れ目は縁の切れ目」と言うように、お金はトラブルの元になりやすいみたいです。お金の貸し借りをするときには慎重にしないといけませんね。以上、金銭トラブル体験談でした。次回の「金銭トラブル体験談」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。"
2022年09月01日下げ止まらない円安にジワりと忍び寄る物価高…。私たちの暮らしにこの先どんな影響を及ぼすのか、お金への不安は高まるばかり。新連載「お金の教科書」では、「今、お金のこれが知りたい!」に答えます。今回のテーマは「私のお金、大丈夫…?」です。“わかったつもり”で実はよく知らないお金のこと。貯蓄未知子(ちょちく・みちこ/34歳・会社員)年収は手取りで約450万円。都内の賃貸で一人暮らし中。毎月の貯蓄は財形2万円+口座に残った分のみ。奨学金は完済。地道奈子(じみち・なこ/28歳・派遣社員)年収は手取りで約350万円。既婚、子なしのDINKS。独身時代からの貯金は約200万円。つみたてNISAは2年前にスタート。散財好美(さんざい・よしみ/31歳・フリーランス)年収は手取りで約300万円。推し活とちょこちょこ散財する癖が抜けず、気づくと残高減。貯金はこの3年で約150万円。未知子:近頃、ザワついてない?好美:何が?未知子:お金まわりのハナシ!円安とか物価上昇とか…さぁ。奈子:確かに「約24年ぶりの円安水準」って、ニュースで聞いたなぁ。でも、それがどういう状況を招くのか、ぶっちゃけ言うとピンときてない(苦笑)。そんなこと、ここでしか言えないけど(笑)。好美:物価も「上がります」の一点張りだもんねぇ。ガス代も電気代も上がるって噂は聞いたよ。今は数字で実感してないけれど、夏の終わり頃にゾッとするのかな…。未知子:今年は猛暑っていわれているもんね。でもクーラーつけなきゃ熱中症で命が危ないといわれたら、背に腹は代えられぬ(笑)。奈子:色んな意味で、実感というものはないけれど、未来に対して楽観的でいられる状況じゃないことだけは、なんとなくわかるわ。好美:うん、将来へのお金の不安はあるね。岸田総理大臣が「貯蓄から投資へ」って言ってるけど、今さら何から始めていいか…さっぱり。数年前からやたら耳にするNISAやiDeCoにだって、まったく手つけてないもん。テヘ。未知子:わかる~。私も貯蓄っていえるのは、新入社員当時からやってる会社の財形のみ~。奈子:え、ホント!?私は2年前からつみたてNISA始めたよ。未知子:えっ!聞いてないし!奈子:いやいや、報告するような話じゃないし(笑)。でも正直なところ、つみたてNISAがなんなのかはしっかり把握してないのよ。夫に「やれ」って言われたから始めたようなもので…任せきり。未知子:そうだよね。私、「やりなさい」って言う人が身近にいないし、一生やらなそう…。好美:私も~。推し活含め、好きなことにお金を使える自由、サイコー!1か月の収支がトントンで合ってれば、問題ないでしょ。未知子:そもそも、銀行預金のままで、何がマズいんだろうって思うよね。安心・安全なのは今も銀行預金でしょ?奈子:いや、それが、なんかそうでもないらしいよ。私もちゃんとは説明できないんだけどね(苦笑)。好美:あ、ふるさと納税、あれは気になってる。なんかお得に美味しいものが届くんだよね!?奈子:それも合ってるように聞こえるけど、本質は違う気が…。ちゃんとは説明できないけど(汗)。未知子:いや~自分で言うのもなんだけど、私たちのマネーリテラシー、だいぶ低いねぇ(笑)。好美:こうやって3人で話していると笑い話だけど、私、一生独身かもしれないし、家で1人でいると突然、不安になるよ…。奈子:結婚してたって同じだよ…。未知子:そろそろ、お金とちゃんと向き合うべき時期なのかも…ね。好美:よし!これからひとつひとつ、一緒に勉強していこう!奈子:“わからない”を解決すれば、不安もクリアになるはず!未知子:頑張ろう!20~30代女性400人に大調査!今も未来も「お金」に不安アリ!Q. お金に関して、何か不安はありますか?不安がある…80.5%お金への不安は、「今、100万円あったら何に使う?(複数回答)」という質問に対する答えが、「貯金」79.5%、「投資」16.5%という回答からも明らか。旅行などのレジャー、服やバッグ、美容関係に使いたい人は、いずれも3割未満。消費よりも貯蓄、という傾向は若い世代であればあるほど、顕著のよう。Q. お金の備え、何かしていますか?備えている…48.2%具体的には?(複数回答)銀行預金…77.2%、ふるさと納税で節約…25.3%、NISA、つみたてNISA…25.3%、株式投資、投資信託…18.1%お金に関して、「備えている」と回答した人のうち、未知子同様、「銀行預金」と回答した人は77.2%。「ふるさと納税」は“備え”というよりは節約ですが、約4分の1がしているよう。ちなみに「副業」という回答は8.8%。副業OKの会社が増えていけば、この数字は今後さらに上がるはず。Q. 自分が1か月生活するのに必要な金額は把握していますか?正確に把握している…15.7%、ざっくり把握している…55.5%、把握していない…28.8%お金への意識を高める第一歩ともいわれる収支の把握。でもみんなのリアルはあくまでも「ざっくり把握」。そのままずっとそれでは、好美同様、お金はずっと貯まらないままかも?※『anan』2022年8月10日号より。イラスト・小迎裕美子取材、文・一寸木芳枝(by anan編集部)
2022年08月24日毎日の暮らしや将来に必要なお金のこと、きちんと把握してますか?「わからない」ゆえの不安は、知ることで解消できるはず!“お金初心者”3人と一緒に、お金の勉強を始めましょう。「お金の教科書」、今回のテーマは「みんなが知りたいお金のこと」です。みんなが知りたいお金のこと貯蓄未知子(ちょちく・みちこ/34歳・会社員)年収は手取りで約450万円。都内の賃貸で一人暮らし中。毎月の貯蓄は財形2万円+口座に残った分のみ。奨学金は完済。地道奈子(じみち・なこ/28歳・派遣社員)年収は手取りで約350万円。既婚、子なしのDINKS。独身時代からの貯金は約200万円。つみたてNISAは2年前にスタート。散財好美(さんざい・よしみ/31歳・フリーランス)年収は手取りで約300万円。推し活とちょこちょこ散財する癖が抜けず、気づくと残高減。貯金はこの3年で約150万円。今さら聞けない、お金にまつわるキーワード。散財好美:お金の勉強を始めよう!と、意気込んではみたものの、何から手をつけていいものやら…。貯蓄未知子:まずは何が知りたい?地道奈子:会社の後輩がやたら「ポイ活、お得な上に楽しいですよ」って言うんですけど、ポイ活って何を指すのか、イマイチよくわからなくて。クレジットカードでマイルを貯めるのと何が違うのかな?好美:私はフリーランスで収入が不安定なぶん、将来を見据えた投資に興味があるな。でもかといって、毎日数字と睨めっこ、みたいなことはしたくないから、面倒くさがり屋でもできる投資ってないのかな、と。お金を銀行に預けっぱなしなのが一番ダメって聞くし。未知子:私はそもそも、その銀行について知りたい!銀行というのは、ネット銀行のことね。何がメガバンクと違うのか、基本的なことから知りたいわ。同じように保険についても見直して、よりベターなものがあるなら乗り換えてもいいと思ってる。好美:それを最近、“換え活”って言うらしいよ。未知子:まさに、興味があるのはそれ!節約にもつながりそう。暮らしの中で実践している私たちのささやかな節約。未知子:ねぇねぇ、ふたりは貯金って、いくらある?好美:正直なところ、20代は貯金する余裕がまったくなくて、始めたのは30歳になる少し前から。ようやく150万円に届いたくらい。奈子:私は独身時代から、少額だけどコツコツ貯めてて。といっても派遣だからボーナスはないし、200万円台くらいですけど…。未知子:ふたりとも偉い…。節約はどう?何かしている?奈子:買い物は、必ず冷蔵庫の中身をチェックしてから行くことで、ロスを省くとか。あとは、必要なとき以外はコンビニは使わないようにしてるかな。好美:私は推し活の予算を決めているくらい。今年は特に周年で、グッズや出演雑誌を全部買ってたら、カツカツになっちゃって…。月に使っていいお金の上限を慌てて決めたよ。未知子:なるほどね~。私、お金にも節約にも無関心すぎな気がしてきたわ(汗)。好美:こうやって、それぞれが知りたいことだけでもたくさんあるね~。一気に詰め込むとパンクするから、まずは生活に密着する部分から勉強していこうか。奈子:そのためには、まず1か月の収支を把握する必要がありそう。どこにどんな生活費がかかっているのか、わからないと話にならないもの。私は一応、主婦でもあるからざっくりはわかるかも。ふたりはどう?好美:あ…やばい(苦笑)。未知子:同じく…。では、1か月の収支を把握した上で、次回はお金のプロ、ファイナンシャルプランナーに相談してみよう!続・20~30代女性400人に大調査!お金の対策、何から始める?Q. 節約のために何かしていますか?している…59.5%アンケートに回答してくれた20~30代の女性400人の平均年収は「100万円以上、500万円未満」が59%。その中でも、ボリュームゾーンは約300万円前後。「節約しないと、生活が厳しい」というのが現実のよう。かといって、大きく切り詰めるのではなく、できることからコツコツと、という人が多かった。Q. 具体的にはどんなことをしていますか?外食を控えて自炊する(24歳・静岡県)ポイ活(32歳・愛媛県)飲み物は自宅から水筒で持参(36歳・千葉県)固定費をこまめに見直す(21歳・岩手県)1か月の収支を記録する(24歳・大阪府)ほかにも「節電、節水」「1か月の娯楽費を決めておく」「ネットショッピングを控える」「一回の買い物で作り置き」といった回答が目立った。日々の生活の中で、コツコツと取り組めることから始めている様子。Q. 今の貯蓄額は?貯蓄なし…20%、50万円未満…20.5%、50万円~100万円未満…11.5%、100万円~200万円未満…15%、200万円~300万円未満…10.5%0円~50万円未満が全体の約4割。一方で、300万円以上の人も22.5%。ある人はあるし、ない人はない。そんな状況がうかがえる。ちなみに、夏のボーナスが支給される時期から1か月。「次のボーナスは何に使う予定ですか?」という質問には「貯金」と回答した人が47.75 %も!堅実志向は高まるばかり。※『anan』2022年8月31日号より。イラスト・小迎裕美子取材、文・一寸木芳枝(by anan編集部)
2022年08月24日いざというときのために、お金に余裕があると安心ですよね。 本記事では、【星座×干支】この夏“お金が貯まりそう”な人ランキング|TOP15をご紹介しています。 ぜひ、チェックしてみてくださいね。15位 おひつじ座×未年この夏のあなたは、これまでの自分をブラッシュアップしてイメチェンするとお金が貯まります。今の自分の魅力を最大限に引き出すことで運気も上がり、交友関係が広がります。その過程の中でお金の貯め方や使い方などの価値観が変わり、これまで以上に効率良く貯金ができる体質になっていきそうです。ワンランク上の自分を意識して、自己改革を進めましょう。14位 さそり座×亥年この夏のあなたは、人助けをすると金運が上がりお金が貯まります。困っている人を助けたり募金に協力したりと、人のために労力やお金を使ってみましょう。助けてあげた人からの見返りを求める必要はありません。天からのギフトで、金運がアップし夢を叶えるためのお金が集まってくるでしょう。いいエネルギーの循環を生む思考や行動を意識して動くようにしてください。13位 しし座×丑年この夏のあなたは、仕事を頑張ると収入がアップしてお金が貯まります。残業や休日出勤を率先して引き受けて収入を増やしましょう。そのお金を使わずにプールすることで、お金が貯まります。この夏は仕事運がいいときなので、ここで頑張っておくと後々昇進のチャンスにつながるかもしれません。また、収入アップにつながる転職もうまくいきそうです。12位 かに座×子年この夏のあなたは、おうち時間を増やすとお金が貯まります。模様替えをしたり新しいレシピを試してみたりと、家の中に楽しみを見出してみましょう。家で過ごす時間が増えると出費が抑えられて、自然とお金が貯まります。また、家の中でポジティブな時間を過ごすことで、家全体の波動が上がりそこに住んでいる人の金運も良くなります。11位 みずがめ座×亥年この夏のあなたは、必要に迫られてお金を貯めることになりそうです。好奇心旺盛で情報に敏感なあなた。この夏も新しい趣味や目標ができそうです。必要なお金を貯めるためには、手堅く稼いでいくといいでしょう。休日のリゾートバイトなど、楽しみながらお金を稼いでください。10位 おとめ座×辰年この夏のあなたは、自分をタレント化して稼ぐとお金が貯まります。自分のファンを作ることが、収入アップや貯金アップにつながりそうです。配信アプリなどの投げ銭を狙うのもいいでしょう。その優れたセルフプロデュース力を発揮して、自分をアピールしてください。9位 みずがめ座×卯年この夏のあなたは、直感を信じて行動するとお金が貯まります。ピンときた友達に連絡してみると、臨時収入やお得情報の話が入ってくるなど、お金を貯めるチャンスがありそうです。直感が働いたら、即行動に移してみましょう。8位 てんびん座×寅年この夏のあなたは、お金の使い方を工夫するとお金が貯まります。今、あなたが目を向けるべきなのは節約術です。今の時代にあった節約術やお得情報を調べてみましょう。自分で思っている以上に生活費が減らせて、貯金に回せるお金が増えそうです。7位 ふたご座×酉年この夏のあなたは、自分の得意なことで副業にチャレンジするとお金が貯まります。周りの人に誉められたり感謝されたりしたことをヒントに副業を始めてみるといい反応がありそうです。入ってきたお金は使わずに貯金に回しましょう。貯める楽しみを覚えると、貯金に弾みがつきそうです。6位 いて座×巳年この夏のあなたは、人脈を活かすとお金が貯まりそうです。プレゼント運やコミュニケーション運が上昇しています。それとなく欲しいものを周りの人に話しておくと、プレゼントされたり格安で譲ってもらったりできそうです。浮いたお金を手堅く貯金に回しましょう。感謝の気持ちや誠実さをもって、周りの人と仲良くしてください。5位 やぎ座×戌年この夏は、目標額を決めて貯金するとお金が貯まります。地道にお金を貯めることが得意なあなた。この夏は、目標の貯金額をアップしてみましょう。そこから逆算して無駄な予算を削っていくと、順調に目標額をクリアーできそうです。ゲーム感覚のように楽しみながら進めていくことがポイントです。4位 いて座×午年この夏のあなたは、棚ぼた式にお金が入ってきて貯金が増えます。金運が上昇中のこの時期は、思わぬことで謝礼金をもらえるなど金銭面でラッキーなことがありそうです。そのお金は使わずに、そのまま口座に入れて忘れるようにしましょう。お金に対しての執着心を無くすことで、さらに金運がアップします。3位 さそり座×申年この夏のあなたは、貯金術や儲け術を強化するとお金が貯まります。合理的で無駄のないお金の使い方が上手なあなた。使い方だけではなく、お金の貯め方や稼ぎ方にも目を向けてみましょう。いいアイデアが閃いて、今まで以上にお金を貯められるようになりそうです。2位 おうし座×子年この夏は、ちょこちょことお金が浮きそうです。人から奢ってもらったりバーゲンなどで格安で買い物ができたときは、浮いたお金をつもり貯金しましょう。ちりも積もれば山となる、といった感じで苦労することなくお金が貯まります。貯金上手なあなたの本領を発揮しましょう。1位 かに座×未年この夏、あなたの金運は爆上がりしてお金が貯まります。倹約家でやりくり上手なあなたは、お金から好かれる人です。自分の夢ややりたいことを実現するために必要なお金をシミュレーションしてみましょう。目標額を明確にすることが、お金を貯めるポイントです。お金が入ってきやすいこの時期にしっかり貯めておきましょう。この夏、お金持ちに!?【星座×干支】この夏“お金が貯まりそう”な人ランキング|TOP15をご紹介しました。ぜひ、本記事を参考にお金を貯めてリッチになってくださいね。"
2022年07月22日「貯金が苦手」「なかなかお金が貯まらない」……、そんな悩みを抱える人には、共通する数々の“口グセ”があるという。浪費を招く禁句を口走っていないか、チェックしてみようーー。「コロナ禍の行動制限の緩和が進んでいますが、途端に財布のひもが緩んでしまった、という人も多いのではないでしょうか?日用品の値上げに関するニュースも多いなか、浪費グセには注意が必要です」そう指摘するのは、『50歳を過ぎたらやってはいけないお金の話』(東洋経済新報社)の著書があるファイナンシャル・プランナーの山中伸枝さんだ。人生100年時代、老後2000万円問題も話題となったが、山中さんのもとには、将来に不安を抱える50代女性からの家計相談が増えてきているという。「いまの50代にあたる世代はバブルを経験していることもあり、ついお金を使ってしまう浪費家さんが多い傾向があります。“ラスト昭和世代”とも呼ばれ、物欲が強く、ブランド物が好きな人も多い。テレビの影響を強く受けた世代でもあり、月曜夜9時には月9ドラマといったように、みんな同じ番組を楽しんでいて『みんな同じだよね』という思考になりがちです。そのため『みんなはーー』が主語となり、現代の若い世代のように自分軸で、『私はーー』と考えられる人が少ないのです」50代の人が浪費をしがちであることは、統計にも表れている。総務省の「世帯主の年齢階級別消費支出(総世帯)全国家計構造調査(2019)」によると、もっとも支出が多いのが50代で、月額28万3725円。同時に、金融広報中央委員会が昨年発表した50代の資産保有額を見ると、“預金なし”の世帯はじつに23.2%にものぼる。そして、山中さんによると、お金を貯めるのが苦手だったり、浪費に走りがちな50代の人には、共通する“口グセ”があるのだという。今回はそんな“ムダ遣いを招く禁句”を山中さんに解説してもらった。1つでもあてはまれば要注意。不意に口走っているものはないか、正直にチェックしてみよう!【1】「経済に貢献しないとね」「コロナ禍でこのフレーズを口走る人がとても増えました。食事や旅行のシーンでちょっと奮発する散財を繰り返してしまう言い訳で、大いに危険です。相談者の方からこのフレーズを聞いたときはいつも『大丈夫。そのムダ遣いがなくても、経済はきちんと回りますよ』と、たしなめています(笑)」(山中さん・以下同)【2】「自分へのごほうびだから」これも【1】同様に散財の言い訳だという。50代はとにかく自分へのごほうびが大好きな人が目立つと山中さんは話す。「美容に関する支出で体のメンテナンスに気を配るように、“お金の使い道”のメンテナンスもとても大切です。人生100年は、50歳の自分がいまのままあと50年生きる、というわけではありません。いまだけでなく、老いた自分への備えにもきちんと目を向けましょう」【3】「とりあえず買おう!」予算も立てず、気になったものは“とりあえず”買ってしまうことはないだろうか?「スーパーの特売品からデパートで一目ぼれした洋服まで、本当に必要かどうかを見極めずに、勢いで物を買ってしまうクセがある人は早急に改善しましょう。こういう人が“とりあえず”すべきことは『ねんきん定期便』のチェック。浪費グセのある人のほとんどは、将来自分が受け取れる年金の額をきちんと把握できていませんから」【4】「うちのまわりってーー」「お金に関してルーズな人は、『まわりの奥さんも、みんな扶養だし』『うちの近所はどこの家も……』と、“赤信号みんなで渡れば怖くない”という意識を持ってしまっていることが多いようです。しかし、周囲の人のことは自分自身の家計のものさしには決してなりません」自分の家計を客観的に振り返る姿勢が大切なのだ。■「もう年だから……」もNGワード!【5】「もう年だから……」このフレーズは「まだ若いし」とセットでクセになっている人が多いという。「旅行に出かける、ダイエット器具を買うなど、お金を使うときには、『まだ若いのよ』『人生楽しまないと損だよね』と言う人が、新たに働くことについて考えるときや、資産形成に関する話になると、『もう年だから……』と、おっしゃいます。物を買うことへの貪欲な姿勢が、お金について学ぶことにも向けられたら、50代からの資産形成でも老後の暮らしを大きく助けてくれますよ」学びに年齢は関係なし!【6】「なんとかなるかも」「『いいかも』『そうかもね』と、なにかと『--かも』という楽観的な思考がある人を、私は“カモ族予備軍”と呼んでいます。こういった人は、金融機関のセールストークにつられて、退職金を投資につぎ込んでしまうリスクが高いのです」前向きと向こう見ずは異なるもの。一度に大きなお金を手にしたことで「意外と余裕あるかも」と錯覚することのないようにしたい。【7】「投資で儲かる商品は何ですか?」最近、政府は「貯蓄から投資へ」を促す政策を積極的に打ち出している。「これを機に投資の勉強をしてみようという方はいいのですが、危険なのは、成功体験などいい話ばかりに耳を傾けて、『投資で楽に儲けられる』と考えてしまうこと。基本的な知識もなく金融機関を訪れて『儲かる商品を知りたい』などと言えば、相手の思うつぼ。手数料の高い金融商品をつかまされることは明らかです。残念ながら、うまいだけの話はありません」7つの口グセのうち、複数が自分にあてはまるという人も多いのではないだろうか。浪費グセから脱却し、貯め体質になるためには、いったいどうすれば……。山中さんは最後にこうアドバイスをする。「一見当たり前のようですが、『収入-支出=貯蓄』ではなく、『収入-貯蓄=支出』という原則をきちんと守ることです。給料日に貯蓄分をいったん取り分けても、なんだかんだでその部分に手をつけてしまうことはありませんか?その余分な支出にこそ、改善のカギがあるはずですよ」お金が出ていく口グセを克服するためにも、一度お金の使い道を丁寧に洗い出してみよう。
2022年06月15日「お金を貯めたいと思っても、全然貯められないという声をよく聞きます。たくさんのお宅を訪問して家計相談に乗ってきましたが、お金を貯められない人の共通点は『部屋が散らかっている』ということ。反対にお金が貯まる人は部屋がきちんとしています」そう指摘するのは、『お金が貯まる人は、なぜ部屋がきれいなのか「自然に貯まる人」がやっている50の行動』(日本経済新聞出版)の著者で、ファイナンシャル・プランナーの黒田尚子さん。部屋が片付いている人は、収納に収まる適正量がわかっているので、漠然と買い物をしたり、衝動買いをしたりすることがない。どこに何が入っているかを把握していると、「あるのにまた買ってしまった!」という失敗がなくなる。日々の行動、買い物のクセや考え方をあらためることが節約につながり、お金が貯まるといった好循環が生まれてくる。そこで、部屋を片付けられない人たちに共通する「NG習慣」を教えてもらった。【買い物が好きで“衝動買い”をしてしまう】散歩の途中で商店街やショッピングセンターに立ち寄ったら、あれこれ手に取ってしまうことはないか?「買う予定がないのに買ってしまい、同じようなモノがいくつもある、というケースはよくあります。クローゼットに似たような服ばかりある、雑貨が好きでモノであふれている人は、片付けをして持ち物を把握することから始めましょう」(黒田さん・以下同)冬物をしまうときに、着なかった服は処分。二度買いを防ぐためにも所有している服を全部把握しておこう。【“スーパーのお総菜”をよく買う】外食はしていないのに、食費がかかるという人は、テークアウトを頻繁に利用していないか?「コロナでテークアウトを利用する機会が増えてきました。三度の食事を作るのが面倒なので、ついお総菜に頼ってしまいがちですが、食費がかかってしまいます。お金を貯めたいときは自炊が基本。冷蔵庫の在庫を常にチェックして食品ロスを防ぎましょう。特に、保冷剤が冷凍庫にたまっているという人は、スイーツをひんぱんに買っている“チリツモ消費”が多い証拠ですので控えましょう」チリツモ消費の代表例のもう一つはビニール傘。外出先で天気が急変してつい安い傘を買ってしまい、それが玄関先にたまっていたら要注意。雨の季節は必ず傘を持ち歩くようにしよう。【“ストック”がないと不安】最近、地震が多いので非常食やミネラルウオーターを買う人も多いだろうが、買いすぎはNG!「食品の値上げが相次いでいるので、食用油や調味料などを大量に買い込んでしまうケースもよく見かけますが、結局使い切れなくて捨ててしまうことがあります。必ず使い切る前に買う習慣をつけましょう」一軒家は収納スペースが広いので、非常食やミネラルウオーターなどを把握できないほど買い込む傾向にあるので気をつけて。買い物習慣を見直して、今度こそ貯め体質になろう!【PROFILE】黒田尚子ファイナンシャル・プランナー。講演や執筆、個人相談など幅広く行う。『お金が貯まる人は、なぜ部屋がきれいなのか「自然に貯まる人」がやっている50の行動』(日本経済新聞出版)など著書多数
2022年05月23日