これなんて読むの!?と驚くような難読漢字や、よく使うのに意外と読めない常識漢字…あなたも漢字クイズにレッツトライ!「各々」はなんて読む?「各々」という漢字、皆さんは正しく読めますか?「かく…」と言いかけてしまった人、要注意です!ではいったいなんと読むのでしょうか。正解を知りたい人は、もう少しスクロールしてみてください。正解は…正解は「おのおの」でした!「各々」は、2つの使い方があり、一つは名詞として、多くのものそれぞれ、めいめい、という意味で使われます。言い換えると、「各自」という言葉でも伝わります。もう一つは代名詞。大人数に向かって呼びかける語として使われ、皆さん、あなたがた、という意味をもっています。こちらは平家の時代によく使われていた用法です。「各々」を用いた例文としては「会議に使う資料は各々準備してください」などがあげられます。日常会話の中でもよく耳にする言葉ですよね!皆さんは正しく読むことができましたか?ぜひ日常生活で活用してみてくださいね。《参考文献》・『デジタル大辞泉』(小学館)・『精選版 日本国語大辞典』(小学館)・『日本大百科全書』(小学館)
2023年11月19日「百聞は一見にしかず」といえば、日本人になじみ深い故事成語のひとつ。「人から聞くより、自分の目で見るほうがよくわかる」ということを意味し、日常生活でも何かと使える言葉です。そんな名文句、じつは書き出しのほんの一文だったのをご存じですか。世の真理を端的に言い表したフレーズの続きとは、いったいどのような教えなのでしょうか。前漢時代に誕生した「百聞は一見にしかず」「百聞不如一見(百聞は一見にしかず)」とは、中国の書物『漢書』に記された言い伝えに由来する故事成語です。前漢時代の武将・趙充国(ちょうじゅうこく)が作戦の立案をしていた際、「前線から遠く離れた場所で戦略を立てるのは難しい。聞いたことだけであれこれ考えるよりも、一度敵の様子を見てから作戦を練ろう」と話したのが始まりだとされています。趙充国の有能ぶりが垣間見える逸話。そうと聞けば、このあとにどう続くかが余計気になります。さて、「百聞は一見にしかず」の結末とは。壮大なメッセージが込められていた百見は一考にしかず:見るだけでなく、自分で考えなければならない。百考は一行にしかず:考えるだけでなく、行動しなければならない。百行は一果(効)にしかず:行動するだけでなく、結果を出さなければならない。百果(効)は一幸にしかず:結果を出すだけでなく、幸せに繋がらなければならない。百幸は一皇にしかず:自分の幸せだけでなく、みんなの幸せを考えなければならない。まさに名文句!思わず膝を打つ含蓄のある成句が並びます。さすが名将と謳われる趙充国と言いたいところですが、続きの文は後世の創作といわれていて、漢書には記述がありません。とはいえ学校報や会社の朝礼でもたびたび引き合いに出されるなど、付け足された文章の説得力は折り紙付き。考えを行動に移し、結果を出し続けて自分や周りを幸せにする。確かに現代のビジネスシーンにも置き換えられるマインドかもしれません。まだまだあった!あのことわざの続きこうした続きの文が多いのが、日本のことわざです。初夢で見ると縁起のいいものの順番を表した「一富士二鷹三茄子」に続くのは「四扇五煙草六座頭(しおうぎごたばころくざとう)」。末広がりの扇、芸者が吸う煙草、弾き語りをする法師など、当時の暮らしを反映したおめでたいものが挙げられています。「柔よく剛を制す」は、柔らかくしなやかな者が剛強な者に勝てることを表します。その続きは「剛よく柔を断つ」。剛強な力が柔軟性のあるものを断ち切れる、ということを表す一文が続いていたのです。上の句と下の句を続けて読んでみると、しなやかなさと強さの両方の重要性を説いているのがわかります。一部だけがフォーカスされて広まってしまった故事成語やことわざ。全文を知ることでより深く意味を理解できるかもしれませんね。[文・構成/grape編集部]
2023年02月14日大人気マンガシリーズ、今回は長谷川ろく(@hasegawa_roku)さんの投稿をご紹介! 「もやもや恋愛記」第9話です。 おまつさんのサークル説明会に来たヤマダです。全然喋らないヤマダは正直邪魔でしかありません…。説明会中だから出典:instagram新入生が来た出典:instagramムカつく…出典:instagramそれだけで?
2021年07月20日「ママはテンパリスト」「かくかくしかじか」「海月姫」などを描く人気漫画家・東村アキコの「東京タラレバ娘」が日本テレビでドラマ化されることが決定。この度、本作の主演に吉高由里子が抜擢されたことが明らかになった。鎌田倫子30歳、独身、売れない脚本家。彼氏もおらず、親友の香・小雪と3人で居酒屋で女子会ばかり繰り返す日々。「キレイになっ“たら”もっといい男が現れる!」「好きになれ“れば”ケッコンできる!」そんな話ばかりしていると、突然、金髪イケメン男子(年下)に「このタラレバ女!」と言い放たれてしまい、ハタと厳しい現実にブチ当たる。「あれ?あたしたちってもう女の子じゃないの?」オトナになりきれないまま30代に突入したヒロインが、幸せを求めて、恋に仕事に悪戦苦闘、右往左往する――。現在講談社「Kiss」にて連載中の「東京タラレバ娘」。作品に登場するセリフが女性読者の心に突き刺さると、一巻発売直後から話題を集め、累計発行部数180万部を突破している。そんな人気作の実写化で主演を演じるのは、連続テレビ小説「花子とアン」や『僕等がいた』などテレビやドラマ、CMなどで活躍する吉高さん。自身が“タラレバ女”を演じることについては「私が演じる主人公・倫子は“独身、彼氏ナシ、仕事もイマイチ”というアラサー女子。私は28歳ですが、同級生が結婚したりママになったりしていて『あ、そんな歳になったんだなぁ』と思う一方、ずっと仲の良い友人たちと一緒に歳を重ねているので、あまりピンと来なかったりもして…。そういった意味では、『タラレバ言いながら、女子会ばかりやってたらこんな歳になってしまった』という倫子と似ている部分もあるのかも、と思います」と語り、「幸せ求めてもがく倫子と一緒に、私も泣いたり笑ったりジタバタしながら、楽しんで演じられたらと思います。来年1月まで、楽しみに待っていてください!」とメッセージを贈った。実写化について東村氏は「と、東京タラレバ娘が…私の大大大好きな吉高さん主演でド、ドドドドドドラマ化だとお~っ!?全国のタラレバ娘のみなさん、水曜夜10時の女子会は禁止だァァ!!!」とコメントを寄せている。「花咲舞が黙ってない」「ごくせん」シリーズの加藤正俊プロデューサーと脚本家・松田裕子氏のコンビが手掛ける本作。吉高さんがどのように倫子を演じるのかはもちろん“女子会”に集まる香、小雪の配役にも注目したい。本作は2017年、1月より毎週水曜日22時~日本テレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2016年09月08日8月29日(土)より日本公開となるカン・ドンウォン&ソン・ヘギョ主演のヒューマンドラマ『世界で一番いとしい君へ』。このほど、「海月姫」「かくかくしかじか」「主に泣いています」など数々のヒットを生み出した人気漫画家・東村アキコより、「世界で一番好き」と言うカン・ドンウォンへの愛情と本作への思いが詰まったイラスト&コメントが到着した。テコンドーの選手として活躍していた17歳のハン・デス(カン・ドンウォン)は、アイドルを夢みるチョン・ミラ(ソン・ヘギョ)と出会う。17歳という若さで子どもを授かった2人は、夫婦としての生活をスタートするが、生まれた子は早老症という世界でも稀な病気を抱えていた。それから17年、80歳の身体年齢である17歳の息子と若い夫婦は、家族3人、数奇な人生を時に笑いを交え、お互いを慈しみながら支え合って生きていた――。原作は、韓国で発行3ヶ月で14万部が販売され、各国でも翻訳本が出版されているほどの人気を誇る作家キム・エランの小説「どきどき僕の人生」。実生活では独身のカン・ドンウォンが初の父親役、しかも「少女時代」ファンという設定など、これまでにない一面を見せる本作は、本国でも感動を呼び、海外でも第17回ウーディネ・ファーイースト映画祭で「観客賞」第3位に輝くなど注目を集めている。本作をいち早く鑑賞した東村先生も、「ドンくんが好き!!!」と愛たっぷりのイラスト&コメントを寄せ、感動の涙に暮れたことを明かしている。<東村アキココメント>私が世界で一番大好きな俳優、カン・ドンウォンが初の父親役ということで、ドキドキしながら鑑賞しました。17歳の高校生から、33歳の若いやんちゃパパまで、いままで見たことないドン君の魅力が炸裂!髪型もいっぱい変わって、さらにまさかのあの女子たちとの共演と、ファンにはたまらない内容でした。ストーリーも、重いテーマを扱っているのに、ちょっととぼけたコメディタッチで、くすくす笑っちゃうシーンもたくさん。でも、やっぱり最後は泣いて泣いて、もうどうしようもなく泣きました。愛に溢れた素晴らしい映画です。私にも10歳の息子がいますが、また一緒に映画館に観に行きたいと思っています。『世界で一番いとしい君へ』は8月29日(土)よりシネマート新宿ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2015年08月08日世の中の酸いも甘いもわからない少女にカレシがいない場合、「恋に恋する状態」などと言ったりします。でも、30歳過ぎて彼氏ナシの場合、どんな理由があるのでしょう。「いたって大していいもんじゃねえしな」なんて意見もありそうです。辛い現実を知ってしまったわけです。この際、シングルを満喫しきるために、心の萌えは現実ではなく少女マンガで消化しましょう、ええ、そうしましょう。「これさえあれば、男なんかいらないわ……」っていう少女マンガ、ご紹介します。若い頃は大人の“懐の深さ”“愛ある厳しさ”に気付けない『かくかくしかじか』(東村アキコ/集英社)全5巻芸能人の恋愛ゴタゴタニュースを見ていると、なんとも息苦しくなります。だって、誰にだってひとつやふたつ、恥ずかしい恋愛の「やっちゃった」話くらいあるでしょう。「別れたくない」と泣いてすがってみたり、女に「××くんは私の彼なんだから、話しかけないでよ!」とかケンカ売ったりさ。ポエム調の手紙を書いて、あまつさえ誰かに送っちゃった人もいるんじゃないでしょうか。それらは一般人だったから闇に葬れたわけだけど、もし自分の過去の恋愛沙汰が逐一公表されたら、たいていの人は生きていけません。まあ、得てして若いうちなんて自己中心的だし、他人がどれだけ自分を許してくれているかなんてまったく気付かない。自分の視野が狭くて他人を正当に評価できないから、安易に大人たちを小バカにしたりもするものです。アラフォーくらいになってようやく、「ああ、なんて自分は奢った人間だったんだ!」とか「地球は自分のために回ってるとか、俺のことだった!」と気付いて、また頭を抱えるわけですけど。そんなけで、今回の『かくかくしかじか』は、贖罪の物語です。美大受験でデッサンを教わったことから始まる、作者の東村アキコさんとその恩師・日高先生との長い交流を描いています。日高先生は、とにかくサボって怠けたがる若者を叱咤して絵を描かせるスパルタ講師です。竹刀で叩いたりして有無を言わさずひたすら描かせます。家族以外の居場所、親以外の保護者がいる大切さBridget H社会に出る前は、自宅と学校以外に自分の居場所(習い事とか塾とかクラブ活動とか)があったほうが、精神的な逃げ道ができて安全です。自宅や学校で問題があっても、もうひとつ居場所があればなんとかなるかもしれません。また、大人になる頃には親以外の保護者がいたほうが救いになります。親がわかってくれなくても、尊敬できなくても、親の言うことは聞けなくても、無責任な関係の保護者になら、慕ってついていこうと思えたりするものです。東村さんにとって日高先生は、家と学校以外の居場所であり、親以外の保護者であったようです。この作品では、自分の過去の葬り去りたい恥ずかしい思い出で読者を爆笑させつつ、自分の浅はかな態度と、今だから言える敬愛をこれでもかと描いて読者を嗚咽させます。右に左に感情を揺さぶられる名作です。若いうちの苦労は買ってでもしろというけれど、体力がある若いうちに努力する基礎を作れたら、その後の人生どうとでもできるものです。日高先生にしごかれた人たちは、きっとどこででも生きていけるでしょう。そして、そんなふうに愛を注いでもらった恩人にですら、若いうちは人が死ぬなんて想像もしないから、不義理ができるもんです。それを突然失って後悔するんです。途中から物語のラストが読めてくると、笑ってばかりいられなくなって辛いです。それにしても東村さん、美大に現役入学して、その後も描き続けたらしいので、真面目な美術系の絵がとても見たくなりました。で、基本的にこの作品は自伝なので、萌えとかラブシーンとかはないんですが、彼氏の西村くんはかっこいいです。作者は、あまりに西村君がかっこいいので、似顔絵描いたり、漫画のモデルにしたりしたそうです。若気の至りの数々を披露していて、それもまたすがすがしいというか、痛いというか。いや~、ホント、若い頃の恋愛話なんて思い出したくないですね。ましてや人に暴露するとか……(でも金になるなら前向きに検討するな)。Text/和久井香菜子
2015年07月16日