夫とは破綻同然…姉にとっての幸せとは―…主人公のC奈には3つ年上の姉、W子がいます。W子はC奈とは真逆で、昔から派手好きで、破天荒な性格。そんなW子が20歳の頃、妊娠を機に突然の結婚。しかしある時期から家族に嘘をついて実家に娘を預けてはM志と遊び歩くようになりました。結局夫に裏切り行為の証拠を掴まれ離婚したW子でしたが、数年後には関係があったM志と再婚しました。ところが2人目を妊娠中、M志が同じ会社の後輩女性と関係をもっていることを突き止めます。しかしM志は女遊びもやめない、W子との婚姻関係も続けていくと断言。無事2人目を出産したものの、M志は家事育児を一切やらず、W子に強く当たることも。数年が経ち、パート先でL男と出会ったW子。二人の距離は一気に縮まり、ある日、C奈に子どもたちを預け、L男とデートに出かけます。酔っぱらったW子はL男に抱きかかえられながら帰宅し、ふたりの関係を怪しんだC奈が問い詰めると、W子はM志も裏切っているのだから自分も好きに遊んでいると開き直ります。W子は誰もが羨ましがる今の家に住むことが自分にとっての幸せだと言いますが、こんな形の夫婦一緒にいる意味があるのかと疑問を持つC奈なのでした。■前回のあらすじお互いに裏切り行為を容認し、現実に向き合わずに家族を続けている…。こんな夫婦一緒にいる意味があるのかとモヤモヤするC奈なのでした。■相変わらず遊び続けているW子夫婦■家族のあり方はそれぞれ違うお互いずっと思い合える夫婦、それが一番理想なのかもしれませんが、現実はそううまくいかない夫婦もいるかもしれません…。W子夫婦も、歪ではありますがお互い同意のうえで成り立っている家族のかたち。幸せの感じ方も人それぞれ。様々な家族のあり方がある中で、C奈は自分なりに家族を大事にしていこうと再認識させられるのでした。最後までお読みいただきありがとうございました。
2023年12月28日イッツフォーリーズ公演・ミュージカル『聲の形(こえのかたち)』の10月6日(金) 公演が、生配信されることが決定した。本公演は、第19回手塚治虫文化賞新生賞を受賞した大今良時による漫画『聲の形』(講談社『週刊少年マガジン』所載)のミュージカル化作品。聴覚障害を持つ少女との対話を通じ、「思いを伝えることの難しさと尊さ」を繊細に描く。先天性聴覚障害をもつ西宮硝子役に山﨑玲奈、もう一人の主人公・石田将也役を島太星が演じる。併せて、声優・ナレーターとして数々の代表作をもち、その安定感と深みのある声で長年声優界を支え続けている若本規夫が、声の出演で登場することが決定。さらに開幕前、終演後の場内アナウンスを2001年のCDデビュー以降多数のミュージカルに出演し、唯一無二の存在として日本ミュージカル界を牽引する中川晃教が担当することが発表された。<配信情報>イッツフォーリーズ公演 ミュージカル『聲の形』生配信10月6日(金) 13:00公演(全景映像配信)10月6日(金) 19:00公演(スイッチング映像配信)配信サービス:PIA LIVE STREAMチケット料金:3,800円(税込)チケット販売期間:10月4日(水) 19:00~31日(火) 21:00までアーカイブ視聴期間:各公演終了後~10月31日(火) 23:59までチケットはこちら:<公演情報>イッツフォーリーズ公演 ミュージカル『聲の形』2023年10月4日(水)~8日(日) サンシャイン劇場イッツフォーリーズ公演 ミュージカル『聲の形』キービジュアル(C)大今良時・講談社 (C)2023 All Staff Co., Ltd. / Musical company It’s Follies原作:大今良時『聲の形』(講談社『週刊少年マガジン』所載)上演台本・作詞・演出:板垣恭一作曲・音楽監督・演奏:桑原まこ振付:山田うん【出演】山﨑玲奈島太星/宮下雄也大西桃香大川永・德岡明(Wキャスト)河内美里田中愛実・澤田美紀(Wキャスト)神澤直也杉尾優香矢野叶梨・近藤萌音(Wキャスト)塩田康平向谷地愛/入絵加奈子カンパニーキャスト:植木達也町田慎之介池田航汰東城由依加藤梓平葉月緋宮寿光由ミュージシャン:桑原まこ(Key.) 山口宗真(Reed) 地行美穂(Vln.) 大嶋世菜(Vla.) 島津由美(Vc.) 寺尾陽介(Cb.)チケット情報:公式サイト:ミュージカル『聲の形』PV(C)大今良時・講談社 (C)2023 All Staff Co., Ltd. / Musical company It’s Follies
2023年10月01日7月15日、新しい1対1の出会いのかたちとして上質な出会いを体験できる「1on1 for Singles(ワンオンワンフォーシングルス)」の第1号店が、新宿にグランドオープンしました。■新しい1対1の出会いの形「1on1 for Singles」とは「1on1 for Singles」は、すべての「おひとり様」に向けた新たな1対1の出会いのサービス。同店は会員制となっており、ワンランク上のプレミアムな空間で上質な出会いを届けます。1回の1on1を20分とし、全席個室のプライベート空間でドリンクを楽しみながら、ゲスト同士ゆっくり話をすることができます。内装はこだわりのカフェラウンジ的な洗練された空間。高級ホテルのようなおもてなしに、非日常的で1対1の特別な出会いを楽しむことができます。1on1中は、お互いのプロフィールを見ながら話すことができ、趣味や性格など、20分間で相手のことをよく知ることも。1on1終了後には、ゲスト同士で相互にマナーを評価。評価により出会いの質をコントロールすることで、上質で安心な出会いが期待できます。この夏、1on1 for Singlesですてきな出会いを探してみてはいかがでしょうか。■店舗概要店舗名:1on1 for Singles 新宿店営業時間:15:00~23:30(最終受付/ラストオーダー 23:00)料金形態:・男性料金月〜木曜日平日20分 2,750円/金〜日曜日・祝日・祝前日週末20分 3,300円※どちらもドリンク飲み放題・女性料金完全無料※ドリンク飲み放題URL:(エボル)
2023年07月21日10月4日(水) から8日(日) にかけて東京・サンシャイン劇場にて、山﨑玲奈、島 太星W主演によるミュージカル『聲の形(こえのかたち)』が上演されることが決定した。原作は、第19回手塚治虫文化賞新生賞を受賞した大今良時による漫画『聲の形』(講談社『週刊少年マガジン』所載)。聴覚障害を持つ少女との対話を通じ、「思いを伝えることの難しさと尊さ」を繊細に描く。2016年には劇場アニメ映画も制作され、累計動員177万人を突破し話題となった。今回が初のミュージカル化となる。主人公の先天性聴覚障害をもつ西宮硝子役は、2019年のミュージカル『アニー』で主演を務めた後、2020年に第44回ホリプロタレントスカウトキャラバンにてグランプリを受賞、2023年7月よりブロードウェイミュージカル『ピーター・パン』で11代目ピーター・パン役の出演を控える山﨑玲奈。もう一人の主人公・石田将也役は、2016年結成のボーイズユニット「NORD」 のメンバーで、バラエティ、舞台、映画等に出演する島 太星が演じる。上演台本・作詞・演出を手がけるのは、演劇、ミュージカルと幅広いジャンルの作品で繊細な感情描写に定評のある板垣恭一。作曲・音楽監督は、映像、舞台の作編曲から、演奏家としても活躍する桑原まこが担当する。<キャスト&スタッフ コメント>■西宮硝子役 山﨑玲奈この度、ミュージカル『聲の形』で西宮硝子役を演じます山﨑玲奈です。このお話を頂いた時、嬉しさと同時に演じるのはとても難しくて大変だ……とも感じました。何年か前に映画は観ていたのですが、今回改めて原作漫画を読んだところ、ショッキングな内容にどんどん心がしんどくなりました。でも最初から最後まで硝子ちゃんの優しさが私の心をギュッと掴んで離しませんでした。先日の打ち合わせでは作品について板垣さんや島さん、手話指導の方と様々な視点でお話をさせて頂きました。私も硝子ちゃんと同じ高校生として、彼女の『聲の形』を歌や手話を使って表現していきたい思います。■石田将也役 島 太星初めまして島 太星です。この度は聲の形という素敵な作品に出演させていただけて、とっても嬉しいです!!︎このお話をいただく前から、作品を個人的に読んだことがあり、それがまさか僕に……!と、かなり恐縮な気持ちながら頑張りたい!!︎ とワクワクしております。劇中に手話などがあり、一から勉強し、伝えなければならないので今からプレッシャーを感じる日々ですが、絶対に素敵なミュージカルに致します!!︎ ぜひ楽しみにしてください!■上演台本・作詞・演出 板垣恭一『聲の形』をミュージカルにしてみたい。このことをいつプロデューサーに伝えようか、僕は機会をさがしていました。やっとそのタイミングが来て「でさ今度の企画なんだけど──」と言いかけたところで「聲の形ってどうですか?」と言われて驚きました「えー、同じこと考えてたんだけど……!」こうしてこの企画はスタートしました。以前、手話の美しさに魅せられて、ろう者が主人公の物語を演出したことがあります。そのとき、聞こえる人と聞こえない人という「立場や環境の違い」が相互理解の妨げにどれだけなっているかを学びました。手話つながりから手にした今回の原作に触れたときに、同じ衝撃を受けました。一見すると愛らしいキャラクターが多いこの作品から「人間のコミュニケーションの難しさを描こうとする本気」を感じたからです。ミュージカルという手法を使うのは、話が重くなりすぎないためであり、時間軸を圧縮して伝えるために有利だからでもあります。情報がぎっちりと詰まった原作の魅力を、新しいカタチの表現に転化するべく、現在、試行錯誤を続けています。■作曲・音楽監督・演奏 桑原まここの物語を知ろうとするほど、見て見ぬふりをしたあの子の感情や、置き去りにした過去の自分と向き合うような気持ちになり、懸命に生きる登場人物達に感謝しております。私は作曲することが大好きです。自分のために努力をし、負けず嫌いが鎧を作り、どんな締切にも負けまいと曲を書いてきました。ですが自分のための努力には限界があり、曲を書くスキルだけが私の中に虚しく残ってしまう時期もありました。想像を超える感情や、目を瞑りたくなる出来事を、音楽は嘘なく届けてくれると、私は今も昔も信じています。今の自分の中にあるスキルを勇気に変えて、真正面から曲を書き、この物語のために愛を込めてたくさんの努力をしたいと思っています。<公演情報>イッツフォーリーズ公演ミュージカル『聲の形(こえのかたち)』ミュージカル『聲の形(こえのかたち)』ビジュアル(C)大今良時・講談社 (C)2023 All Staff Co., Ltd. / Musical company It’s Follies10月4日(水)~8日(日) 全7公演会場:サンシャイン劇場原作:大今良時『聲の形』(講談社『週刊少年マガジン』所載)上演台本・作詞・演出:板垣恭一作曲・音楽監督・演奏:桑原まこ出演:山﨑玲奈、島 太星 ほかチケット料金(全席指定・税込):前売 8,800円 ほか一般発売日:8月25日(金)公式サイト:
2023年07月07日企画展「いきもののかたち ビュフェの“自然誌博物館”」が、静岡・クレマチスの丘のベルナール・ビュフェ美術館にて、2023年7月15日(土)から10月1日(日)まで開催される。ビュフェの目を通して生まれた“いきもののかたち”20世紀フランス具象画壇を代表する画家、ベルナール・ビュフェは、幼少期には虫が大好きな少年であった。画家を志したのも、自然科学の先生がビュフェの描いたトンボを褒めてくれたのがきっかけだという。そんな彼は、少年時代から好きだったトンボやチョウから、鳥、魚、カエルや哺乳類、骨格標本まで、様々な生きものを描いた。ビュフェが生きものを描く上で夢中になったのは、生きものたちの「かたち」。生きものを写実的に描くのではなく、それぞれのかたちの美しさ、おもしろさをビュフェならではの黒い線やデフォルメで誇張し、時には空想も交えて描き出した。企画展「いきもののかたち」では、そんな生きものたちのかたちに着目し描かれたユニークな作品の数々を紹介。さながら“自然誌博物館”と化した会場で、多彩な生きものの魅力と出会うことができる。ふじのくに地球環境史ミュージアムとのコラボもまた本展では、静岡県立の自然系博物館「ふじのくに地球環境史ミュージアム」とコラボレートし、様々な生きものたちの実物標本をビュフェの作品と共に展示。実物標本をじっくり観察し、ビュフェが生きものたちのどこに魅力を感じて描いたのか、新たな発見や驚きがありそうだ。展覧会概要企画展「いきもののかたち ビュフェの“自然誌博物館”」会期:2023年7月15日(土)~10月1日(日)会場:ベルナール・ビュフェ美術館 別館・企画展示室住所:静岡県駿東郡長泉町東野クレマチスの丘515-57開館時間:10:00~17:00(入館は閉館の30分前まで)休館日:水・木曜日入館料:大人 1,200円(1,100円)、高校・大学生 600円(500円)、中学生以下 無料※( )内は20名以上の団体割引料金。この料金で同時開催中の「“ビュフェ・スタイル”とは何か?」を観覧可【問い合わせ先】ベルナール・ビュフェ美術館TEL:055-986-1300
2023年06月15日うらわ美術館では、2022年11月15日(火)より『雰囲気のかたち―見えないもの、形のないもの、そしてここにあるもの』を開催する。「見えないもの、形のないもの、そしてここにあるもの」とサブタイトルにあるように、はっきりとは見えないものや不定形なものに、芸術家たちがどのような視線を向け、どう表現しようとしてきたのかを探る展覧会だ。出品作家は、横山大観や菱田春草といった近代日本画の大家から、第二次世界大戦をはさんで活躍した瑛九や牛島憲之、河口龍夫や若林奮をはじめとする現代作家まで、幅広い世代、多様なジャンルの作品約105点を紹介する。「朦朧体」という描法で大気や光を表現しようとした横山大観らの近代日本画や、大正時代、顔料による写真プリント技術「コロタイプ印刷」により空気感まで表現した西亀久二の写真、また現代作家による驚きの絵画やインスタレーション……。単に、現象としての空気や光を描くのではなく、その場に漂う微妙な空気感や佇まい、生気やオーラ、ムードといった、人間の感情や行動に大きく作用する「雰囲気」を、美術家たちはどのように描き、写し、形づくっていったのか?目には見えないけれど時代さえ動かすウィルスや情報がより意識されるようになった私たちは、それらをどう受け止めるのか?筆致や素材の吟味といったことも含めて、ぜひ、美術家たちの感性と創造力に注目しながら考えたい。また同展では、「見えること」と「見えないこと」の関係性をテーマにしてきたベテラン河口龍夫と、本や文房具に刺繍をほどこした作品などで知られる福田尚代の未発表の新作の発表も。貴重な機会をお見逃しなく。出品作家:横山大観、菱田春草、中谷芙二子、武内鶴之助、淵上白陽、西亀久二、伊庭靖子、小川芋銭、牛島憲之、瑛九、河口龍夫、若林奮、福田尚代 ほか横山大観《菜の花歌意》1900年、個人蔵若林奮《雰囲気》1980-2000年、WAKABAYASHI SUTUDIO蔵、撮影:山本糾瑛九《春》1959年、うらわ美術館蔵中谷芙二子《霧の森(国営昭和記念公園・こどもの森、東京)》1992年、作家蔵、写真撮影:小川重雄西亀久二《どよめく空気》1926年、名古屋市美術館蔵【開催概要】『雰囲気のかたち―見えないもの、形のないもの、そしてここにあるもの』会期:2022年11月15日(火)~2023年1月15日(日)※会期中展示替えがあり会場:うらわ美術館時間:10:00~17:00、金土は20:00(入場は閉館30分前まで)休館日:月曜(1月9日は開館)、12月27日(火)~1月4日(水)、1月10日(火)料金:一般830円、大高520円、中小200円公式サイト:
2022年11月09日とらや(TORAYA) 東京ミッドタウン店ギャラリーは、企画展「和菓子のかたち 〇△□」を2022年6月30日(木)まで期間限定で開催する。「和菓子のかたち」にフォーカスした企画展企画展「和菓子のかたち 〇△□」は、和菓子の形にフォーカスしたユニークな企画展だ。とらやの菓子の中から、〇(まる)△(さんかく)□(しかく)の形をしたものを厳選して紹介する。中には、□の中に□、〇の中にさらに〇があるユニークな菓子も。菓子の画像とともに、菓子からイメージできる四季の風景や工芸品などのパネル展示も行う。〇△□の限定生菓子もまた会場では、〇△□のかたちの生菓子を期間限定で販売。白とピンクのコントラストが美しい□の和菓子「朝日川(あさひがわ)」や、透明感のある△型の琥珀製「ルーブルの光・紅(るーぶるのひかり・べに)」、ロリポップ形のような煉製「花晴(はなはる)」などが限定で販売される。【詳細】第45回企画展 「和菓子のかたち 〇△□」開催期間:2022年2月25日(金)~6月30日(木) 11:00~20:00会場:とらや 東京ミッドタウン店ギャラリー住所:東京都港区赤坂9-7-4 D-B117 東京ミッドタウン ガレリア地下1階TEL:03-5413-3541<限定販売菓子>・外良製「朝日川(あさひがわ)」1個 486円販売期間:3月5日(土)~3月17日(木)・羊羹製「玉柏(たまがしわ)」1個 540円販売期間:4月1日(金)〜4月10日(日)・焼物製「玉の江(たまのえ)」1個 540円販売期間:4月11日(月)〜4月20日(水)・羊羹製「花林(はなばやし)」1個 573円販売期間:5月7日(土)〜5月19日(木)・焼物製「峯の春(みねのはる)」1個 540円販売期間:5月20日(金)〜5月31日(火)・琥珀製「ルーブルの光・紅(るーぶるのひかり・べに)」1個 508円販売期間:6月1日(水)〜6月9日(木)・煉製「花晴(はなはる)」1本 357円種類:黄紅・黒・紫緑販売期間:6月17日(金)〜6月24日(金)
2022年03月11日2月26日(土)より根津美術館にて、同館のコレクションを軸に、素材が形作る造形美を紹介する展覧会『かたちのチカラ-素材で魅せる-』が開催される。同展では、3つの切り口で素材が形作る造形美を紹介。第1章では、“極まるかたち”をテーマに中国・宋元時代を中心とした、漆器や磁器に代表される均整と洗練を極めた唐物を、第2章では、長年の使用に耐えるたくましさを持った日本の “用いるかたち”を紹介。特に寺社の什器であった、シンプルなかたちで長年使用されたことがわかる朱漆器は、後世その力強い造形に加え、塗膜の摩耗にさえも美が見いだされることになった。第3章は“挑むかたち”と題して、新たな価値の創出など、挑み続ける茶道具のかたちを展観。素材のバリエーションが豊かな花入と水指を中心に、茶の湯における名脇役である茶道具の形に光を当てる。また、ウルシノキから採取される樹液を用いた天然の塗料であり、接着剤でもある漆にも注目。美しさと強さを兼ね備えた稀有な素材・漆は、古来さまざまな造形に用いられてきた。これら漆工に陶磁や金工の名品を織り交ぜながら、文様がないからこそ鮮明になる、かたちのチカラ、素材の魅力を提示する。≪黒漆輪花椀≫中国・北宋時代12 世紀根津美術館蔵 永田牧子氏寄贈龍泉窯重要文化財≪青磁竹子花入≫中国・南宋時代13 世紀根津美術館蔵備前≪緋襷鶴首花入≫日本・江戸時代17世紀根津美術館蔵≪刷毛目茶碗銘 八重葎≫朝鮮・朝鮮時代16 世紀根津美術館蔵【開催概要】企画展『かたちのチカラ-素材で魅せる-』会期:2022年2月26日(土)~3月31日(木)時間:10:00~17:00(入場は16:30まで)休館日:月曜(3月21日は開館)、3月22日(火)料金:一般1,300円、大高1,000円※オンライン日時指定予約制美術館公式サイト:
2022年02月04日どこで、誰と、どんなふうに暮らしていきたいか。“拡張家族”という新しい家族のかたちを実践するコミュニティ〈Cift〉の石山アンジュさんに、新たな家族の関係性についてについてお聞きしました。新しい家族のかたち“拡張家族”概念を共有してから家族関係を築いていく。――〈Cift〉というコミュニティの特徴を教えてください。〈Cift〉は、1歳の子どもから60代まで、年代も職種も価値観も性的指向も異なる人たちが共同で暮らしています。料理研究家、弁護士、画家、鍼灸師、ミュージシャン、映画監督、建築家…メンバーの肩書を集めたら、300は超えると思います。みんなのスキルをシェアすれば、このコミュニティで起こるほとんどのことが解決できるのかなと思うほどで。現在、家族は102人です。拠点は渋谷と京都にあるので、分かれて暮らしているのですが、この拠点以外の場所で暮らしているメンバーもいます。例えば、私も一か月の半分は渋谷にいますが、もう半分は大分で暮らしています。そういうメンバーも増えているので、Googleマップで“家族マップ”を共有し、メンバー同士が滞在できるようにしています。私はシェアリングエコノミーを専門にしているので、色々なシェアハウスを見てきましたが、ここの一番の特徴は、物件として入居することが目的ではないということ。私たちが考える“家族のビジョン”を共有して、「お互いが家族になれるか」という話し合いを繰り返し、コミュニティに入ってもらうことから始めます。少しずつ関係を築いていくのではなく、他人だった人と家族になるという合意があって関係が始まるんです。暮らしはそのあとに続くもので。――どのようにビジョンを共有しているのでしょうか。“家族”といっても、人によって価値観がまったく違いますよね。私は、長い時間軸を共有するものだと思っていますが、血縁関係があったとしても育ってきた環境によって捉え方が異なるメンバーもいる。だから、家族を定義するのではなく“どういう家族を作っていきたいか?”ということから生まれた問いを分かち合い、対話することを大切にしています。今は、暮らしている場所もそれぞれになってきているので、物理的に一緒に過ごすことを超えて、家族でいられるかという実験をしているともいえます。だからこそ、コミュニティに入る前に、しっかり話をして、少しずつ人数や範囲を広げていくことを目指しています。すごく簡単に言ってしまうと、“人類みな家族”のように、血縁関係などの枠組みに囚われず、家族だと思うことができたら、世界は平和に近づいていくのではないかなと思っていて。一人ひとりが自分の世界を平和にしていって、それを広げていくことができたら、より良い世界にできるのではないかと思っています。その挑戦は、このコミュニティの大きな目的でもあります。――家族として人間関係を築く上で大事にしていることは?多様な価値観の人と関わる中で、自分が変わる、変われるという意志を持って接することができるかということ。多くの人は、自分が変わらないことを前提に問題を解決しようとするのですが、それは一時的な解決にしかなりません。意見が違ったとしても、相手を受け入れ、対話することを諦めずに、自分が変わる意志を持って人との関係性を築いていくことが重要ではないかと思います。――コミュニティで決まりごとはありますか?毎月1回くらいのペースで開かれる家族会議や、組合費もあります。具体的なお金の使い方は家族会議で決めていきますが、メンバーの誰かが病気になった時のサポート費や食材など、共同で使うものを買ったり、家族で何かプロジェクトをやる時に使うものです。会議では、多数決はとらないと決めています。なるべくルールは作りたくないし、一人ひとりの自発性や主体的な行動を尊重しながら生活が成り立つことを目指しているので。とはいっても、話がまとまらないのは、日常茶飯事です(笑)。それでも、納得いかない人がいたら、その意見に耳を傾けて、どうしたらいいか話し合いを続けています。――“拡張家族”の面白さはどこに感じていますか?面倒くさいことばっかりですよ(笑)。でも、私は面倒くさいことにこそ幸せがあると思っていて。東京にいると特に思うのですが、一日中誰とも話さなくても、協同しなくても生きていける。そんな分断と孤立が進んでいる今の時代だからこそ、人と関わりながら、自分ではコントロールできないような価値観も受け入れて葛藤を抱えることが、必要ではないかなと。愛の修行のような…(笑)。決して簡単なことではないけれど、幸せは人とのつながりからしか生まれないと思っているので。――コロナ禍でみなさんの関係に変化はありましたか?この一年は、みんなとつながっていることをより強く感じました。私は、東京よりも大分で過ごす時間が増えて、みんなと一緒に過ごす時間は減ってしまったのですが、一緒にいなくても、拡張家族という価値観を共有していることで、自分に何かあった時に助けてくれる人がいると思えたり、味方でいてくれると思う存在を認識できることで十分なんだな、と思いました。しかも、それが102人もいることって、生きていく上ですごく心強くて、豊かなことだから。かくちょう・かぞく…同じ概念を共有し、広げていく家族のかたち。拡張家族とは、2017年5月に渋谷の複合施設の住居スペースを拠点に始まったコミュニティ〈Cift〉が掲げる、新たな家族の在り方。世代も職種も異なる102人が、この「拡張家族」という概念を共有しながら暮らしている。現在はメンバーの約7割が2拠点~多拠点で暮らしを実践し、コミュニティを個々に拡張中。共用部のキッチンに設置されている「どんぶりバンク」。日用消耗品など共同生活に必要な資金は誰でもそこから支出できる。一方、誰かに助けられた時や何かを借りた時などお金を入れるタイミングも自由。京都にあるCiftのもう一つの拠点。もともと学生寮だった「京都下鴨修学館」の建物を全面リノベーションし、2020年に完成。敷地内には中庭もある。石山アンジュさん社会活動家。シェアリングエコノミーを通じた多様なライフスタイルを提案している。著書に『シェアライフ』(クロスメディア・パブリッシング)がある。※『anan』2021年7月21日号より。写真・村上未知インタビュー、文・菅原良美(akaoni)(by anan編集部)
2021年07月16日愛と性と生殖という、女性がいつか直面する問題に切り込む意欲作、高瀬隼子さんによる小説『犬のかたちをしているもの』。「セックスをしないでも仲のいい、同棲中のカップルというのがまず浮かんできたんです。展開はそのつど考え、『こうだったらもっとつらいだろうな』と薫が思うような状況に、少しずつ追い込んでいきました」高瀬隼子さんの『犬のかたちをしているもの』の主人公は、〈わたし〉こと間橋薫(まはしかおる)。卵巣の病気をきっかけに性交に抵抗を感じるようになり、それで別れた恋愛も経験している。〈セックスしなくなるよ、わたし〉と言う薫に、いまの恋人・郁也は〈薫のこと、好きだから大丈夫〉と答えてくれた人。実際、セックスレスになってからの方がずっと長い。そんなある日、郁也は、自分との子を妊娠している〈ミナシロさん〉という女性に、薫を引き合わせる。ミナシロさんから「産むけれど、薫と郁也にもらってほしい」と告げられ、薫はあらためて、愛や子どもを持つことの意味を考え始める。「薫、郁也、ミナシロさん…、それぞれの立場に身を置いてみたら、どの葛藤も困惑もわかるというか、彼女たちが『こうなったかもしれない自分』に思えたんです」郁也とミナシロさんは金銭を介した性のみの関係で、ふたりの間に愛はない。それでも、薫の気持ちは千々に乱れる。また、ミナシロさんの数々の言葉にハッとする読者も多いだろう。たとえば〈わたしは子どもを育てないけど、産むわけだから、なんか、クリアした感じ〉。出産も、女性自らが望んで、というだけでなく「なんとなくそうすべき」と思いがちなことだ。女性というだけで、当たり前のように課されてきた役割やタスクへの違和感を問いかけてくる。「子どもの頃から友だちが『いつか結婚したい、子どもが欲しい』と無邪気に言うのがよくわからなかったんです。それは自分の親とかを見ていて、ひとつの理想として『あんな人生が欲しい』という意味なんでしょうが、『子どもがいる人生が欲しい』と『子どもが欲しい』は、重なる部分はあっても、実は別の話という気がするんですよね」本書には、女性にとってのたくさんの問題提起が含まれている。「読者からの感想を見て、確かに女性の苦しさを書いていたのだとあとから気づきました。これからもそうしたテーマで書いていきたいです」たかせ・じゅんこ1988年、愛媛県生まれ。立命館大学文学部卒。2019年、本作で第43回すばる文学賞を受賞し、デビュー。次回作は、歩きスマホの問題にもの申す作品になる予定。『犬のかたちをしているもの』愛のあるセックスとは何か。したくない気分の相手に性行為を求めるのは愛と呼べるのか。性なき愛は可能か。自問自答しながら読みたくなる。集英社1400円※『anan』2020年4月15日号より。写真・土佐麻理子(高瀬さん)中島慶子(本)インタビュー、文・三浦天紗子(by anan編集部)
2020年04月10日映画『未来へのかたち』が、公開を延期。当初は2020年7月3日(金)に公開を予定していた。新たな公開日は決まり次第、公式ウェブサイトなどにて発表される。焼き物で巨大聖火台を!愛媛県にある焼き物の里・砥部町(とべちょう)を舞台に、磁器製の聖火台を制作を目指すお話。それを通してへ家族の再生を描いていく。主人公・竜青(伊藤淳史)『未来へのかたち』の主人公で砥部焼・りゅうせい窯の主人。聖火台デザインコンペを勝ち抜き「磁器製の聖火台」制作へ挑むことになる。ただ、しかしそれには、敵対する父や、陶磁器を窯で焼いて作る窯元(かまもと)たちの技術が必要となるのだが…。兄・竜哉(吉岡秀隆)竜青の兄。突然町に戻る。竜哉のついた嘘により職人気質で不器用な父子の争いが激化。因縁が再燃される。父親・竜見(橋爪功)竜青とは対峙している。不器用で竜青と同様に職人気質。母親(大塚寧々)竜哉、竜青の母親。2人が幼いころに不慮の事故で亡くなる。それが家族がバラバラになるきっかけとなってしまう。あらすじ『未来へのかたち』砥部焼・りゅうせい窯の主人である竜青(伊藤淳史)は、聖火台デザインコンペを勝ち「磁器製の聖火台」制作へ一家で挑むことになった。しかしそれには、敵対していた父などの技術が必要。そこへ突然町に戻る兄・竜哉(吉岡秀隆)。封印していた「母(大塚寧々)の死」にまつわる父子の因縁が再燃する。それでも竜青の妻・幸子(内山理名)、娘・萌(桜田ひより)、、窯元で働くアルバイトの武(飯島寛騎)やその家族らが救いの手を差し伸べる。そして、亡き母の遺したものこそが聖火台の完成へ向けた鍵となっていく。バラバラだった家族はもちろん、町の心もひとつになろうとしていた。そして巨大な聖火台は完成するのか?■作品概要映画『未来へのかたち』※当初2020年7月3日(金)公開を予定していたが、公開延期。新たな公開日は、決まり次第公式ウェブサイト・SNSにて告知される。※購入済み前売券は、延期後の公開時も利用可能。監督・脚本:大森研一出演:伊藤淳史、内山理名、吉岡秀隆、橋爪功、桜田ひより、飯島寛騎、宮川一朗太、川野太郎、六平直政、大塚寧々、三谷麟太郎、山口太幹、小川隆市、剛州【スタッフ】製作:ウサギマル配給:スターキャット
2020年02月28日11/6(水)発売のanan2175号「絆のかたち。」特集の表紙に登場した、今市隆二さんの撮影エピソードを紹介します。コメント動画もあります!anan編集部今市さんが読んでいる手紙の中身は…。今回の表紙は、三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEの今市隆二さん。この号は「絆」特集ということで、絆を感じ、思いがあふれ出す瞬間を写真におさめたく、ストーリー性のあるグラビアに挑みました。設定は、おおよそ次の通り。朝起きて、まだぼんやりしている今市さん。ソファに横たわるなどしてくつろぐ眼鏡をかけて本を読む今市さん。そろそろ出かける準備でもしようかなあ。そんなとき、無造作に置かれている手紙に気づく。おや、これはなんだ?手紙を開いて読み始める今市さん。次第に真剣に読む今市さん。1枚目を読み終わり、2枚目を読み、そして熱い思いが胸に迫ってくる…、という流れ。その想定に沿って、家具や小道具など、必要なものを、インテリアのスタイリストさんに事前に用意してもらいます。展開のキモである、手紙。こちらももちろん、スタイリストのNさんにご用意いただいたわけなのですが、当日、テスト撮影中にカメラマンが気づきました。「白紙だとバレる!!」。そこで撮影直前になって、何でもいいから中身書いて、とNさんに無茶ぶりする私。「任せてください!」と力強く頷いた彼女は、しばらくすると、英文をぎっしり書いた便せん2枚を持ってきました。そして撮影がスタート!冒頭から撮り始めて、いよいよ手紙の場面に。横たわる今市さんを、遠くから撮る美しいシーン。読んでいる姿を淡々と撮影していると、今市さんが突然、「あ、これ!」と言って、嬉しそうに曲の名前をつぶやきました。そうなのです、当然ながら、英語の手紙を即興で書き下ろすというほどネイティブではなかったNさんは、今市さんが好きと思われる曲を調べて、その英語の歌詞を書き写したのでした!(賢い!)そんなこんなで、みんなの力を結集したグラビアは、今市さんの魅力をあますところなく写し取った素晴らしい出来栄え。ぜひ本誌にて、じっくりご覧ください。ちなみに、手紙に写した曲は、ブライアン・マックナイト「Back At One」でした!(S)今市さんご本人による告知動画です。撮影中の様子もちょっぴりお見せします!
2019年11月05日エルメス(HERMÈS)の展覧会「夢のかたち Hermès Bespoke Objects」が、六本木ヒルズノースタワー1F&2Fにて開催される。期間は2019年11月1日(金)から17日(日)まで。入場無料。スペシャルオーダーのオブジェを展示「夢のかたち Hermès Bespoke Objects」は、顧客や社員の様々な“夢”を実現してきた、エルメスのスペシャルオーダーにフォーカスした展覧会。顧客の要望に職人のアイデアも取り入れつつ共創していくスペシャルオーダーのオブジェは、メゾンが大切にしている職人技によるものづくりを体現するものでもあり、展覧会を通じてエルメスのクラフツマンシップの真髄に触れることができる。誕生のきっかけとなった“夢”も紹介会場ではスペシャルオーダーに基づき制作された実際のオブジェと共に、誕生のきっかけとなった“夢”の物語を解説。“夢”にまつわるエピソードを紹介する音声に耳を傾けながら、レザーバッグをはじめ、サーフボード、釣り道具、人力車など、顧客にとってもエルメスの職人にとっても遊び心溢れる多種多様なオブジェを鑑賞することができる。ディスプレイを使った体験型展示も会場に足を踏み入れるとまずはじめに手渡されるのが「どんな色が好きですか?」「どんなところへ行ってみたいですか?」「親友をどんなふうに驚かせたいですか?」といった14の質問が記載されたクエスチョンシート。会場入り口の壁面にも同様の質問が記されており、鑑賞者は自分が抱く“夢”のイメージを膨らませながら、展覧会の世界観に入り込んでいくことができる。続いて、絵を描くことによって自分の“夢”を具現化することができるディスプレイが登場。設置された電子パネルの上に自分の“夢”を描いた専用用紙をのせてスキャンすると、壁に設置されたスクリーンに自分の“夢”が現れて、展示の一部になるという仕組みだ。バッグから自動車、帆船まで次に現れるのがスペシャルオーダーされたバッグ類。鼓を収めたいという人のために作られた「Tuzumi bag」や、旅をする時にも33回転LP盤を肌身離さず持ち運びたいという人のための「Vinyl bag」などが並ぶ。通常持ち歩くことの少ない鼓やレコードといったアイテムをも優美に収納してしまうレザーバッグは、エルメスが秘める卓越した技術や大胆な発想力を教えてくれる。フランスのモルビアン湾に浮かべるための半透明のカヌー、エルメスのスカーフ柄《サバンナのダンス》を配したサーフボード、名古屋のブティックスタッフからのアイデアで実現した釣り道具一式などバッグ以外のオブジェも続々登場。展示背景には各アイテムに合わせて海や川の景色が採用されており、それぞれのオーダーに込められた“夢”の世界を感じ取ることができる。その他にも、上質なレザーをシートなどに用いたフランス生まれの自動車「ヴォアザン」や、帆船、人力車などメゾンのクラフツマンシップが光るオブジェの数々を目にすることが可能だ。【展覧会概要】夢のかたち Hermès Bespoke Objects会期:2019年11月1日(金)~17日(日)会場:六本木ヒルズノースタワー1F&2F(東京都港区六本木6-2-31)時間:10:00~20:00(最終入場19:30)入場料:無料【問い合わせ先】エルメスジャポンTEL:03-3569-3300
2019年10月24日映画『母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。』が、2019年2月22日(金)より全国順次ロードショー。母が遺した“愛のかたち”感動の実話映画『母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。』では、母を亡くした家族の感動の実話を描く。原作は、宮川サトシの自伝エッセイ漫画「母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。」。作者の宮川サトシが実際に体験した、母との最期の日々から葬儀、その後の生活の日々を綴った作品は、2013年にWEB サイト「くらげバンチ」にて連載がスタートすると、Amazon レビューやSNSで話題を呼び、500万PVを記録した。安田顕、息子サトシを熱演映画『母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。』では、宮川サトシ役に安田顕を迎えて実写映画化。映画『銀魂』『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』『愛しのアイリーン』、ドラマ「下町ロケット」と話題作にひっぱりだこの実力派俳優が、いまは亡き母への愛にあふれる、息子・サトシを熱演する。倍賞美津子が明るくパワフルな母親役に母親・明子役は、倍賞美津子が担当。心優しいがゆえに頼りないところがある息子・サトシと対照的に、明るくパワフルな母親明子を演じる。映画『母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。』の見所となるのは、亡くなってから1年後、サトシへ贈った母・明子のプレゼントの存在。母から息子へ、息子から母へ、すべての思い出がカタチとなるこのプレゼントは、愛にあふれた感動作に彩りを添える。松下奈緒が献身的な恋人・真里役母亡き後のサトシを励まし、支える恋人・真里役には松下奈緒。NHK 連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」「まんぷく」で活躍した松下が、サトシに寄り添い、時には叱咤する恋人役を温かい眼差しで演じる。サトシの兄・祐一は村上淳、父・利明役は石橋蓮司と実力派俳優が集結した。『日日是好日』の大森立嗣監督が家族の愛の物語を描く監督は、『さよなら渓谷』『日日是好日』の大森立嗣。本作では脚本も担当する。人間の心の闇を描くことに定評のある大森立嗣監督は、映画『母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。』でどういった人間の心理を切り取るのか。人を温かく包み込む慈愛に満ちたストーリーに期待が高まる。あらすじ2012 年・春。最愛の母の火葬場で母の遺骨の前にたたずむサトシは、小さい母のかけらをポケットにそっとしまうのだった。30 代後半、漫画家になる目標がありながら、知人と営む塾の講師として働いていたサトシは、自分の母と永遠に別れる日が来るなんて、思ってもみなかった。子供の頃から泣き虫で病気がちで、お調子モノだったサトシは、いつも明るく、優しく、パワフルな母に救われてきたのだった。その母が突然がんを宣告されたのは 2 年前の春のことだった。それまで母が自分にかけてくれていた言葉を今度はサトシがかける番になる。「俺がいるから大丈夫だよ、お袋は必ず助かるから」―。サトシは母のためにがむしゃらになり、家族も戸惑いながらも見守るが、がんは進行していってしまう。弱気になりがちなサトシを笑顔にさせてくれたのは、母が病になってからよく家に来てくれるようになったサトシの恋人・真里だった。2011 年・秋。それまでの自宅治療から入院に切り替わる事になった母は、それでも気丈にふるまい、サトシと真里の結婚を後押ししてくれるのだった。そして、2012 年・春。ついに、その時が来てしまった。病室に駆け付けたサトシは母の命がゆっくり消えゆく前に、「お袋……愛しとるよ。」と伝える。そして家族に見守られ母は安らかに旅立っていった。一家の大黒柱の存在だった母と別れて、すっかり生きる気力を失っていたサトシ、そして父と兄。それまでしっかりしていた父は酔っぱらって庭に大の字で寝転んだり、兄も母の壊れた形見の時計を肩身放さず身に付けていた。だが、久しぶりに人気のない海で男たち3人だけで集まった時、兄が熱いお想いをぶつけ、3人はようやく新たなスタートをきる気持ちになれたのだった。2012 年・秋。サトシは念願だった漫画家としてデビューを果たし、結婚した真里と東京に引っ越していた。そして引っ越しがまだ落ち着いていない、ある日、一本の電話がかかってくる。それは、サトシの人生を大きく変える、母からの“驚くべき贈り物”だった……。【作品情報】映画『母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。』公開日:2019年2月22日(金)より全国順次ロードショー。出演:安田顕、松下奈緒、村上淳 / 石橋蓮司、倍賞美津子監督:大森立嗣脚本:大森立嗣原作:宮川サトシ「母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。」 (新潮社刊)
2019年01月26日今どきの結婚のあり方として、「共生婚」がじわじわきているようです。共生婚は事実婚ではなく、ちゃんと入籍して結婚というかたちをとるのですが、生活は夫婦で別。おサイフや部屋、生活時間、食事も別になります。一見、独身生活の延長線上にあるような共生婚ですが、共生婚ってどんなメリットがあるのでしょうか?具体的に見ていきましょう。■ 自分の人生を自分でコーディネートできる共生婚は夫婦が別々のおサイフを持ちます。長い人生、いろんなシーンでお金をつかう機会がありますが、その使い方は男女でちがうことが多いもの。たとえば病気になったときに、治療に費やしたい金額もちがいますし、老後の貯蓄として残しておきたい金額もちがいます。持ち家がほしいと思う人もいれば、賃貸でいいという意見も。価値観がちがうふたりが同じおサイフだと、お金の使い方はある程度、どちらかに合わせて妥協しなくてはなりませんでした。ですが、共生婚を選べばおサイフは別々。それぞれが稼いだ分だけ、自分で自由に使えるので、自分の価値観で消費できるし、貯蓄もできます。夫婦ふたりの老後資金はなかなか見通せなくても、自分ひとりの老後資金なら先も見通せますからね。■ 夫婦の経済格差を気にしなくていい夫婦に経済格差があるといろいろと問題があるものです。一緒に暮らすと、どうしてもある方がない方にお金を融通しないとなりません。男性よりも女性の収入の方が多い場合、何かと大変な思いをする女性がけっこう多いようです。男性のプライドに気を遣いつつ、自分のお金も多く出さないとならないという状況のにアンバランスさに、ストレスを感じることも。その点、共生婚は完全におサイフが別々なので、自由に自分の価値観で使えるのがいいですね。男性のほうも、収入が低いことに変にプライドを傷つけられなくてすみます。お互いの収入がわからないままというのも可能ですよ。■ となりに住んでいる安心感お互い独立した生活を保ちたい。それでも結婚を望む人は、ひとりではさびしい、なにかあったときに不安と思っているからでしょう。共生婚はまるで独身のような生活ですが、パートナーととなり同士、近くの部屋に住むことで、助けを求めたいときに求められるという利点があります。それに、別々の暮らしをしながらも、表向きにはちゃんと入籍しています。法律的にも身分が守られるという安心感を得られるのです。■ まとめ独身ゆえの自由と、結婚ゆえの安心。この両方のいいとこどりをした結婚のあり方が、共生婚です。女性も社会進出をするようになり、経済力を持つようになってきたので、今後このような結婚のあり方がますます増えてくるかもしれませんね。(如月柊/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2018年11月22日国内で初となる本格的な「デンマークのデザイン」展「日本・デンマーク国交樹立150周年記念 デンマーク・デザイン」が、新宿の東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館にて、11月23日から12月27日まで開催される。本展はデンマーク・デザイン博物館のキュレーションで実現する、日本で初めてのデンマーク・デザインに特化した展覧会。ロイヤル コペンハーゲンから、ミッド・センチュリーの巨匠たちの名品、伝統を引き継ぎ展開する現代まで、家具・食器の他、家電、自転車、玩具レゴなど多彩な展示作品のほとんどが日本初公開。また、見るだけでなく巨匠の椅子に座れるコーナーも設置され、展示室にはハンス・ヴィーイナのウェグナーがデザインした数種類の椅子に座ることができる。見るだけでなく座り心地が体感できる上、このコーナーでは写真撮影も可能。コンポート、皿、バターパット〈ブルーフルーテッド〉ロイヤル コペンハーゲン/塩川コレクション第1章では、国際的評価を得た最初のデンマーク・デザインとして、20世紀以前のデンマークの工芸で世界的に有名な、1775年に設立された王立磁器製作所が生み出したロングセラー、ロイヤルコペンハーゲン(Royal Copenhagen)の「ブルーフルーテッド」を軸に、アーノル・クローウ(Arnold Krog 1856-1931)によるサーヴィス類、1853年に設立され王立磁器製作所に比肩する優れた陶磁器のメーカーとして国際的評価を得たビング オー グレンダール(Bing&Grondahl)の磁器デザインを紹介する。椅子 KK37580〈レッドチェア〉(コーオ・クリント)1927年/ルド・ラスムッセン工房/デンマーク・デザイン博物館蔵 Photo:Designmuseum Danmark/Pernille Klemp第2章では、古典主義から機能主義への変遷として、王立美術アカデミー建築学科家具専攻科の初代教授コーオ・クリント(Kaare Klint 1888-1954)をはじめ、彼の弟子を含むデザイナーたちのデザインを展示。デンマークのデザインと美術工芸を特徴づけるシンプルさと晴朗さは、古代ギリシャ的なものを理想とする古典主義から生まれた。その伝統を切り捨てず、発展の土台とすることを出発点に、物、人、空間に調和する実用的な機能性を重視した家具製作という彼らの取り組みを紹介する。ペンダント・ランプ〈PH アーティチョーク〉(ポウル・ヘニングスン)1957年/ルイスポールセン Photo:Michael Whiteway第3章は、1950年〜70年代に人々の注目を集めた、ハンス・ヴィーイナ(Hans Wegner 1914-2007)やフィン・ユール(FinnJuhl 1912-89)、アーネ・ヤコプスン(Arne Jacobsen1902-71)を中心に、デンマーク・デザインの黄金期に活躍した多彩なデザイナーたちによる製品を紹介。コーオ・クリントと彼にもっとも近い弟子たちの幾何学的、古典的な形態とは一線を画する彼らの有機的な形態、「オーガニック・モダニズム」は、機能性を犠牲にすることなく、デザインに遊び心と人間的な温かみを与えることができることを世界に示した。自転車〈PEK〉(キビースィ)2015年/ビオミーガ/デンマーク・デザイン博物館 Photo:Biomega第4章はポストモダニズムと現代のデンマーク・デザインとして、伝統を引き継ぎながら生み出されていく表現力に富むデザインや、リサイクル素材によって環境に配慮する新しいスタイルなど、現代に展開するデンマーク・デザインの世界を紹介。1970年代はじめ頃、デンマーク・デザインへの国内外の関心が衰退する中、1920年代に基礎が築かれたデンマークの機能的、モダニズム的伝統を継続したデザイナーたち。彼らにとって、良質な日用品が重要なテーマとなり、1970年代にデンマーク・デザインは、工業デザインの分野で非常に強力なブランドとなった。製品の多くはシンプルで使い勝手が良いため、名作デザインとして長年にわたって人々から愛されている。なお、前売券は12月26日まで、チケットぴあ、ローソン、セブンイレブン、イープラス、チケットポートにて販売中。【展覧会情報】日本・デンマーク国交樹立150周年記念 デンマーク・デザイン会期:11月23日〜12月27日会場:東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館住所:東京都新宿区西新宿1-26-1 損保ジャパン日本興亜本社ビル42階時間:10:00~18:00(金曜日は19:00)※入館は閉館30分前まで料金:一般1,200円 大学・高校生800円 65歳以上1,000円 中学生以下無料休館日:月曜日(ただし12月25日は開館)
2017年11月24日東京国立博物館で特別展「禅―心をかたちに―」が、2016年10月18日(火)から11月27日(日)まで開催されます。臨済宗・黄檗宗(おうばくしゅう)の源流に位置する高僧、臨済義玄(りんざいぎげん)禅師の1150年遠諱と、日本臨済宗中興の祖・白隠慧鶴(はくいんえかく)禅師の250年遠諱を記念して行われる展覧会です。全国から選りすぐりの寺宝が集結し、禅宗にまつわる代表的な名品が楽しめます。また、 講演会や坐禅会、禅語を書写する写禅語などのイベントも充実。身体全体で禅を体感してみませんか。禅を知る!「禅 ―心をかたちに―」が東京国立博物館で開催東京国立博物館で2016年10月18日(火)からスタートする特別展「禅 ―心をかたちに―」は、臨済宗・黄檗宗(おうばくしゅう)の源流に位置する高僧、臨済義玄(りんざいぎげん)禅師の1150年遠諱と、日本臨済宗中興の祖・白隠慧鶴(はくいんえかく)禅師の250年遠諱を記念して開催される特別展です。●禅の歴史禅の教えは約1500年前、菩提達磨(ぼだいだるま)大師によってインドから中国へ伝わり、臨済義玄によって広がった後、やがて日本に伝えられました。中世には武家をはじめ、天皇家や公家の帰依を受け、日本の社会と文化に大きな影響を及ぼします。江戸時代に入ると白隠慧鶴禅師をはじめとした高僧らにより民衆へ普及。現代においても禅は多くの人々の心の支えとなっており、欧米でも「ZEN」の思想は大いに注目を集めています。「禅 -心をかたちに-」では臨済・黄檗両宗十五派の全面的な協力により、各本山や末寺、塔頭(たっちゅう)に伝わる高僧の肖像や墨蹟、仏像、絵 画、工芸など多彩な名宝の数々が集合。禅僧たちの足跡や禅宗の教えが日本文化に対し果たしてきた役割が紹介されます。日本の美意識に深く根付いた禅宗文化を様々な角度から紹介!展覧会は「第一章 禅宗の成立」、「第二章 臨済禅の導入と展開」、「第三章 戦国武将と近世の高僧」、「第四章 禅の仏たち」、「第五章 禅文化の広がり」の全5章から構成されます。展示品は国宝22件、重要文化財102件など計240件です。特定の経典を持たず師の心から弟子の心へと受け継がれてきた禅宗は、心のなかの仏性を見出して、直感的な悟りの境地へ至るという考え方です。理想化された超越的存在としての仏像よりも、歴史上実在した生身の祖師・先師たちの人間味あふれる姿を「かたち」として遺し伝え、茶の湯、漢詩や水墨画を中心とした文芸、建築様式や庭園の造作などにも深く関わりました。「禅 ―心をかたちに―」では、そんな日本の美意識にも深く根を下ろした禅宗文化を振り返り、様々な角度から紹介されます。特別展「禅―心をかたちに―」の見どころについて●戦国武将を支えた禅僧や、武将の茶道具を紹介織田有楽斎像 古㵎慈稽賛 狩野山楽筆 江戸時代 元和8年(1622)京都・正伝永源院蔵 通期展示日々生死を分ける決断を迫られた戦国武将たちの心を鍛え、ブレーンとして活躍したのが禅僧です。快川紹喜(かいせんじょうき)や沢彦宗恩(たくげんそうおん)など、中国の政治思想・歴史・文学に関する学識を活かし陰で戦国武将を支えた禅僧たちに焦点を当てています。肖像画や遺品を中心とした展示です。また、 今回の展覧会では唐物荘厳の時代から戦国の世を経て、侘茶が浸透するまでの様子をたどります。この転換期を象徴する人物として、織田信長の弟で茶人としても知られる織田有楽にも着目。激動の時代を経て、今日まで大切に伝えられてきた名品の数々を間近で見られる絶好のチャンスです。●禅寺の障壁画が集合!日本の絵画史を代表する画家たちの作品重要文化財 南禅寺本坊小方丈障壁画のうち群虎図 狩野探幽筆 江戸時代 17世紀 京都・南禅寺蔵通期展示(場面替えあり、この場面の展示期間は10/18~11/6展示)禅寺特有の建物といえば、方丈には山水・花鳥・人物などの障壁画が描かれました。時代をリードする絵師たちはそこで腕を競い合い、新時代の様式を生み出します。本展にはそんな日本の絵画史の象徴とも言える禅寺の障壁画が一堂に集結。狩野元信や狩野山楽、長谷川等伯、海北友松、狩野探幽、伊藤若冲、池大雅らが描いた各時代を彩る作品が楽しめます。●白隠慧鶴(はくいんえかく)の禅画「慧可断臂図(えかだんぴず)」が初公開!日本における臨済宗中興の祖・江戸中期の禅僧・白隠慧鶴(はくいんえかく)の禅画が、大分県臼杵市の臨済宗妙心寺派見星寺(けんしょうじ)で新たに見つかりました。こちらも本展で公開されます。「慧可断臂図(えかだんぴず)」は禅画ではよく取り上げられる画題の1つです。初祖・達磨(だるま)に慧可(えか)が入門を請うため、自らの左腕を切り落として覚悟の意を示す場面が表現されています。この禅画は腕を切り落とす直前の、刀を構える姿が描かれている非常に異色の作品です。●禅の心を体験できるイベントも充実!会期中は禅の文化や歴史などを、禅宗の僧侶がわかりやすく語る「禅トーク」や、禅院に伝わる茶道の原点「四ツ頭」(よつがしら)」の再現、実演と解説、坐禅会などのイベントも多数開催されます。 目で耳で身体で、直に禅の心を体感できますよ。詳細は随時、公式サイトで発表されますので、ぜひチェックしてみてください。イベント詳細名称:臨済禅師1150年・白隠禅師250年遠諱記念 特別展「禅-心をかたちに-」会場:東京国立博物館住所:東京都台東区上野公園13-9アクセス:JR上野駅公園口・鶯谷駅南口から徒歩約10分会期:2016年10月18日(火) ~11月27日(日)開催時間:9:30~17:00(入館は閉館の30分前まで)※ただし、会期中の金曜日および10月22日(土)、11月3日(木・祝)、5日(土)は20:00まで開館休館日:月曜日料金:一般1600円(1400円/1300円)、大学生1200円(1000円/900円)、高校生900円(700円/600円)※中学生以下無料、 ()内は前売り/20名以上の団体料金※障がい者とその介護者1名は無料(入館の際に障がい者手帳などを提示)公式サイト:
2016年09月05日竹尾は、3人の建築家が紙の可能性を探る「紙のかたち展 まるめる、かさねる、ひっぱる」を開催する。会期は10月2日~11月20日(土日祝も開催)、開場時間は10:00~19:00(10月2日は17:00まで、10月15日は13:00まで)。会場は東京都・神保町の竹尾 見本帖本店 2階。入場無料。同展は、2013年に開催された「ハンドメイド・ストラクチュア」展に続く、建築家による紙の展示会の第2弾。川添善行、原田真宏、吉村靖孝といった3人の建築家が紙の新しい可能性を探り、建築やプロダクトへの活用を提案する。四角いシート状の紙を「まるめる」「かさねる」「ひっぱる」ことによってつくりだされた新たな「紙のかたち」を見ることができるという。また、同展に際して、スペシャルトーク「紙のかたち」が開催される。開催日時は10月15日 18:30~20:00、会場は見本帖本店2F。展示を手がけた川添善行氏、原田真宏氏、吉村靖孝氏が出演し、中崎隆司氏が司会を務める。参加は事前申込制のため、希望者は9月30日までに展示会Webページより手続きを行う必要がある。なお、定員を超えた場合は抽選となり、結果は10月7日までに返送されるとのことだ。
2015年09月10日六本木の森美術館が約4ヶ月にわたる改修工事期間を経て、ついにリニューアル。4月25日からリニューアル・オープン記念「シンプルなかたち展:美はどこからくるのか」(7月5日まで)を開催する。開幕を前日に控え、説明会・内覧会が行われた。プレス説明会には、森美術館館長南條、アソシエイト・キュレーター椿を始め、エルメス財団理事長ピエール=アレクシィ・デュマ、パレ・ド・トーキョー プレジデントであり展覧会共同キュレーターのジャン・ド・ロワジー、ポンピドゥー・センター・メス館長エマ・ラヴィーニュの他、出品アーティストら豪華な出席者がそろった。本展は、19世紀から20世紀にかけてヨーロッパで注目を集めた「シンプルな形態の美」に再度着目した展覧会だ。ポンピドゥー・センター分館「ポンピドゥー・センター・メス」が「エルメス財団」とコラボレーションして昨年開催された展覧会が、日本展として森美術館に巡回した形となる。出品作品約130点の内、30から40%を日本展だけの限定出品作として組み直し、美術、デザイン、考古学、生物学、数学、物理学、機械工学など幅広いジャンルから作品をそろえ、展示構成を九つのセクションに再編成し、先史の石器から現代アートに至る約2万年もの時を超えた大規模なテーマ展として仕上げた。展示ストーリーは、ル・コルビュジエやブラッサイが浜辺で拾った石や、杉本博司が水平線を写した「スペリオール湖、カスケード川」など、自然が生み出したシンプルなかたちへの問いかけから始まる。グザヴィエ・ヴェイヤンの新作大型インスタレーション「光線」は、展示室に“シンプルなかたち”を鑑賞するにふさわしい静かな空間を創出した。侘び茶の精神を示す長次郎の黒樂茶碗は日本展限定出品作であり、日本文化が誇るシンプルな美と静謐な精神性を感じさせる。また、オラファー・エリアソンの「丸い虹」や、「エルメス(HERMES)」社と関係の深いサン=ルイガラス工芸職人と協力し、本展のために制作したスザンナ・フリッチャーの「息」など、円や曲線が放出する宇宙的なエネルギーを感じさせる作品も興味深い。柔らかな素材をファンの力で空中浮遊させる、大巻伸嗣のインスタレーションシリーズ「リミナル・エアー スペース-タイム」は、館内でも眺望を見わたす印象的なスペースに設置されることで、息を呑むほど美しい「かたち」を提示している。展示のクライマックスを飾るカールステン・ニコライの《アンチ》は、アルブレヒト・デューラー「メランコリアI」に描かれたブラックモノリスを立体化した大型作品で、手で触れるとミステリアスな低音を発しつつ、鑑賞者に人類と宇宙の起源についての謎を問いかける。他にも、航空力学に触発されたブランクーシの「空間の鳥」、幾何学形態に注目したアンソニー・マッコールの映像インスタレーション「円錐を描く線」、妊婦の腹部が壁面から飛び出したかのようなアニッシュ・カプーアの「私が妊娠している時」など、全人的にアートを捉えた作品がそろう。南條氏は「この展覧会は日仏のコラボレーション展ながら、日本美術や日本文化が誇るシンプルな美を示す作品を多数盛り込むことができ、リニューアルされた館内を見てもらうにも相応しい展覧会となった。この展覧会は美術史的なものというよりも、むしろ「官能的」な、つまり感覚を駆使して美を感じ取るようなタイプのテーマ展であり、極めて美しく、そしてセクシーな展覧会である」と語った。19世紀から20世紀には、あらゆる分野において新発見や発明による近代化が進んだ。機能美や自然科学が発見した基本的な形態に注目が集まるなかで、多くのアーティストたちが「シンプルなかたち」が持つ豊かで普遍的な美に魅了され、作品を生み出した。21世紀のグローバル化と多様化の波に直面する現代、この「シンプルなかたち」の背景に広がる豊かな美の世界に立ち戻ることから見えてくるものがあるのではないかと、本展は我々に問うている。【イベント情報】「シンプルなかたち展:美はどこからくるのか」場所:森美術館住所:東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー53階会期:4月25日から7月5日まで時間:10:00から22:00(火曜日のみ17:00まで、4月25日は翌朝6:00まで、5月5日は22:00まで)入場料:一般1,800円学生1,200円4歳から中学生まで500円、65歳以上1,500円
2015年04月24日毎年人気を博している日本ホビーショー、今年はゴールデンウィーク直前の4月26日(木)~28日(土)の3日間に開催される。今年は人気作家たちが作品を展示するコーナー「Bonheur / ボヌール」シアワセのかたち に注目してほしい。このライフスタイル展示は、日本ホビーショー内の「ファブリック&ソーイングWORLD」にて展開される3日間だけのアトリエである。今回は8名の作家が、小さな世界観のある「憧れのアトリエ」を作り、作品の展示~即売を行う。木々に囲まれたあるアトリエ。そこでは8人の作り手たちが、日々作品づくりをしている。今は1カ月後に行われる企画展の作品制作中。そのテーマは「幸せ」。普段の生活にふと感じる幸せ、しみじみと思うしあわせ、そして未来にきっと味わうシアワセ…。こんなコンセプトで作られた素敵な空間が、日本ホビーショーに登場する。手作りで表現する「Bonheur」シアワセのかたちをあなたも体感してみてはいかがだろうか。[参加作家] CITE 金子真穂 May Me 伊藤みちよ riche coco 山之内かおり kupu すずきよりこ per te* 友田友紀 un deux trois 菅嶋秀美 STYLE OF ILE 清水きみえ Lammy made 村上史子 [インテリア] cohako le grenier de la terre [協 力] 日本紐釦貿易株式会社株式会社幸徳ボタンWoman.excite「おうちスタイル」エキサイト株式会社第36回 2012 日本ホビーショー会期:2012年4月26日(木)~ 4月28日(土)午前10時~ 午後5時会場:東京国際展示場(東京ビッグサイト) 東展示棟 東1・2・3 ホール ---------------------------------------------------「ボヌール」のコーナーでプレゼント!「アトリエ」特製「春のコラージュ&アクセサリーパーツセット」「おうちスタイル」の仲間、手芸ポータルサイト 「アトリエ」 から、オリジナルキット「春のコラージュ&アクセサリーパーツセット」をご来場者の皆さまにプレゼント!数量限定となります。日本ホビーショー内「ボヌール」のコーナーにてお待ちしております。※おひとり様1点とさせていただきます。数に限りがあるため在庫がなくなり次第、プレゼントは終了とさせていただきます。あらかじめご了承ください。※「春のコラージュ&アクセサリーパーツセット」セットには、写真内の糸巻き、オブジェ、はさみなどの小物は含まれません。---------------------------------------------------
2012年04月24日