タニタ食堂監修のデザート6月5日、森永乳業株式会社と株式会社タニタがコラボして開発された「タニタ食堂監修のデザート パンナコッタ風プリン ベリー&グレープソース」が森永乳業株式会社より発売される。美味しいながらもカロリー控えめ今回発売される「タニタ食堂監修のデザート パンナコッタ風プリン ベリー&グレープソース」は、素材や美味しさにこだわりながらもカロリーが抑えられており、カロリーを気にしている人でも罪悪感なく食べることができるデザートだ。【商品特長】1.さっぱりとした味わいながらもクリーミーな口どけのパンナコッタ風プリンに、ストロベリー・ブルーベリー・グレープの3種の果汁を使用したソースを組み合わせたデザートです。2.フルーツソースは、甘さひかえめな味わいにしており、果実本来のフレッシュさと酸味を引き立てます。3.2018年9月頃までの期間限定商品です。(プレスリリースより)商品に含まれるカロリーは100kcal。希望小売価格は120円(税別)。カロリーを気にせずデザートを食べたい人に是非「タニタ食堂監修のデザート パンナコッタ風プリン ベリー&グレープソース」をオススメしたい。そのほかにも「タニタ食堂監修のデザート」シリーズには、カスタードプリンや杏仁豆腐などがラインナップされている。そちらも併せて要チェックだ。(画像は「タニタ食堂監修のデザート」公式サイトより)【参考】※「タニタ食堂監修のデザート」公式サイト
2018年05月27日1人でも、子連れでも! 気軽に訪れたい地域の食堂昭和レトロな雰囲気の「ししまる食堂」。まるで昔に建てられた小学校の教室のドアのような、白い木製の引き戸を開けて店内に入ります。入口のそばには重厚感のある木のカウンター席があり、おひとりさまのお客さんも多いそう。お店の奥には、まったりとできるお座敷席も。ソファの上にはぬいぐるみが置いてあり、お子さん連れのお客さんへの配慮が感じられます。女性が一人でも入りやすいお店で美味しいお食事を店主がこちらのお店を作るにあたり、意識したのは「女性が一人でも入れる温かみのあるお店であること」です。若い人たちがお弁当を買っている姿に寂しさを覚え、一念発起しました。その甲斐あって、2010年の10月にオープンして以来、お昼時には近隣の企業に勤めるサラリーマンや、主婦、夜には地元の方が老若男女問わず、多く訪れます。土曜にはお座敷席で子連れのお客さんの姿も見られる、地域に密着したお店です。お店の看板メニュー「肉汁うどん」は打ち立て麺が絶品「肉汁うどん」は、お店イチオシの人気メニュー。店主のお父さんが、茨城県桜川市でうどん屋を営んでおり、そこで作られたこだわりの麺を直送してもらうこだわりようです。打ち立てのシコシコ麺を、お肉がたっぷり入ったおつゆにつけていただきましょう。温泉卵やネギも入れて、自分好みの食べ方ができます。お出汁の旨みと、柔らかなお肉の味が麺と合わさり、麺のコシもあり、噛めば噛むほど美味しい1杯です。1皿で栄養満点! 「アボカドのサラダ」も人気「アボカドのサラダ」は、アボカドとマッシュしたポテトでつくられた、ボリューム満点の人気メニュー。味の決め手は、お店でこだわって手作りされたドレッシングです。バジルの香りが豊かなドレッシングをまとったサラダは、こちらのお店でしか味わえません。一口食べると、ほっこりするサラダは必食。なお、お店で使われているドレッシングは、全て店主が手作りしているというから驚きです。手作りや、食の安全にこだわった温かい雰囲気のお店こちらのお店では食事の内容の安全にこだわっており、子育て世代のお客さんに特に支持されています。ドリンクの人気メニュー、「シャンディガフ」を作る際に使われるジンジャーシロップは、もちろん自家製。「ローストポーク」もお店特製のつけ汁に1日じっくり漬け込んで仕上げています。「働く若い方たちに美味しいご飯をしっかり食べ、お酒を楽しんでもらいたい。」そう語る店主が、温かくお客さんを迎えてくれるお店です。「ししまる食堂」は東京メトロ半蔵門線、都営浅草線「押上駅」のB3出口から徒歩2分程の場所です。「桜橋通り」沿いにお店があります。ししまる食堂のほっこりする店内で、店主こだわりの優しいお食事を味わってみてください。スポット情報スポット名:ししまる食堂住所:東京都墨田区押上1-16-7 シマダハイツ1F右電話番号:03-5637-7734
2018年05月16日全国各地に着々と増えつつある「子ども食堂」。その総数はなんと現在2,200以上という調査結果があります( 「こども食堂安心・安全向上委員会」 の調査による)。この数年で爆発的に増えているといっても過言ではない普及ぶり。しかし、まだ一度も行ったこともない、その場を見たこともないというママも多いはず。そもそも「子ども食堂」とはどんなところなのでしょうか?■今や6人に1人…貧困対策として始まった「子ども食堂」子どもの相対的貧困率が16%を超えている( 内閣府「子どもの貧困」 )、つまり子どもの6人に1人が“見えない貧困”に陥っているという今、満足に食事をとれない子のために、無料または1食100~300円ほどで夕食を提供しているボランティアワーク。料理を作る人や食材を提供する協力者がいて、社会貢献のために活動している。それが「子ども食堂」の基本的なスタイルです。具体的な運営形態について、農林水産省が3月にまとめた運営者へのアンケート( 農林水産省「子供食堂と地域が連携して進める食育活動事例集~地域との連携で食育の環が広がっています~」 )を参考にしました。まず、開催会場は公民館、児童館などの公共施設が最も多く39%、ほかにはお寺や教会、飲食店などが多いようです。そして、開催頻度は「月1回」が最も多く48.5%。続いて「2週間に1回」が24.5%を占めています。「週1~2回」は10.3%、「ほぼ毎日」はわずか3.3%に過ぎません。“食堂”というと、毎日オープンしているというイメージを抱きがちですが、実際は月1~2回ほどの開催がほとんどという現状です。食堂というよりはイベントのような感覚で参加する子も多いのかもしれません。「子ども食堂」を運営する人たちの根底には、生活困窮家庭の子どもを支えるセーフティーネットになりたいという思いがありますが、ほかにもいろいろな目的があるようです。農林水産省のアンケートによると、「子ども食堂」の活動目的として最も強く意識されているのは「多様な子どもたちの地域での居場所づくり」(78.8%)。たとえば低所得世帯ではなくても、親が仕事などで不在がちで夕食をひとりで食べなければいけない「孤食」の子や、親の虐待やネグレクトがあって家庭ではごはんを食べられない子など、さまざまな事情が考えられます。また、「子どもたちにマナーや食文化、食事や栄養の大切さを伝えること」という「食育」や、「高齢者や障害者を含む多様の地域な人との共食の場の提供」という「共食」についても、約3分の1の運営者が「とても意識している」と回答しています。 ■半数が母子で利用「ママもごはんをゆっくり食べられる」が魅力そして、1回の参加者数を見てみると、平均値は子ども23.7人、大人14.9人。つまり、「子ども食堂」を訪れる子どもの半数以上が、親といっしょに来ていることがうかがえます。「うちは生活困窮家庭じゃないから」と遠慮することはなく、ママも気軽に利用していいのです。ママがワンオペ育児の重労働や子どもの反抗期に疲れた時や、ごはんを作りたくない、誰か家族ではない人と話したいと思ったら、子どもを連れて行ってみるのもいいでしょう。そこで“ママ友”ができることもありうるのです。農林水産省のアンケート結果では、実際にそうした保護者の実例も紹介しています。仙台市の子ども食堂のコメント「初対面の参加者同士でもスムーズに、楽しそうに話されています。70代のボランティアメンバーにたびたび相談に訪れる母親もいます。小さい子どもを抱っこしながらの食事は“両手を使って食べる”ということがなかなかできません。子ども食堂では、ボランティアが子どもと遊んだり見守ったりするので、親も安心してゆっくりと食事ができ、リフレッシュされているようです」千葉県の子ども食堂のコメント「引っ越してきて、周囲に知り合いがいない母親は、ボランティアが子どもの世話をしている間にゆっくりごはんを食べられ、悩みごとを気軽に相談できる」新潟県の子ども食堂のコメント「子どもが家族以外の大人とコミュニケーションをとる機会になる。親がゆっくり食事をとれるなど、親にとって息抜きの場にもなっています。食べ終わった後には子どもたちはトランプで遊び、親同士はおしゃべりして情報交換する様子も見られます」こうした実際の声を聞くと、行ってみようかな? という気になりますよね。自宅の近くにあるか分からない場合は、地域名と「子ども食堂」というワードを組み合わせてネット検索してみるといいかもしれません。また、 「こども食堂ネットワーク」 のWEBサイトには、全国の子ども食堂の一部が掲載されています。大人が利用する場合の多くは有償ですが、子どもが無料で食べさせてもらうのは気が引けるという人は、食材を持参して寄付するのはいかがでしょうか? ほとんどの食堂が寄付を歓迎しています(事前に確認するほうがベター)。共助の精神を忘れず気軽に参加して、困った時はちょっと甘えてみる。そんな母子にとって居心地の良い場所が、ますます増えてくれるといいですね。 ・「こども食堂安心・安全向上委員会」 ・内閣府「子どもの貧困」 ・農林水産省「子供食堂と地域が連携して進める食育活動事例集~地域との連携で食育の環が広がっています~」 ・「こども食堂ネットワーク」
2018年05月11日路地裏で一際目を引く、青いフレンチ食堂大阪・谷町六丁目にある「Bistro Galop(ビストロ ギャロ)」では、おいしいフレンチをリーズナブルに楽しむことができます。銅座公園すぐ近くで、一際目を引く青いお店。外からも見える、ズラリと並んだワインの瓶がお店の目印です。フランスの食堂をイメージしたという店内は、全部で席数11席という作り。階段下にはワインクーラーも置かれ、絶品フレンチを肴に、ワインも進みます。創業10周年を迎えた、地元で愛されるお店お店がオープンしたのは、2007年11月のこと。たまたまこのエリアを訪れたオーナーシェフが街の雰囲気に惹かれ、この地においしく安くお腹いっぱいになれるフレンチ食堂を開業しました。オーナーシェフを務めるのは、橋本元氏。大阪に生まれ、数々のお店で修業を積みました。店名の「Galop」とは、馬が駆ける様を指すフランス語。馬好きのオーナーシェフならではの店名です。ほろほろと口のなかでほどける絶品お肉料理!ワインが進む絶品フレンチメニューが豊富に揃うお店ですが、「牛ほほ肉の赤ワイン煮込み」はフレンチの王道メニューであり、お店の人気メニューのひとつです。牛ほほ肉は塊のまま軽くソテーし、特製の赤ワインソースでじっくり煮込みます。赤ワインの風味を充分に吸い込んだ牛ほほ肉は、口に含むとほろほろと解けてしまう柔らかさ。付け合わせの野菜たちも、ソースに絡めていただきましょう。鴨肉の旨味を閉じ込めた、ジューシーなメイン料理「鴨もも肉のコンフィ」も、ワインと相性抜群の逸品です。やわらかい食感が特徴の鴨のもも肉を、フランス南西部発祥の伝統的な調理法・コンフィでいただきます。低温の油でじっくり加熱することで、表面はカリっと、中は柔らかい食感を実現。ジューシーな鴨肉の旨味を逃がさず閉じ込めます。表面にほどよくついた焦げ目が、食欲をそそるメニューです。おいしいだけじゃない!安心して食べられる厳選食材肩ひじ張らず、気軽に立ち寄れる雰囲気が魅力のお店。お店で使われている食材は、どれもシェフが厳選したこだわりの逸品です。キッシュや、デザートに使われる卵は、薬剤を一切使わずに飼育された徳島県産のものを使用。有機栽培された野菜は、奈良県の明日香村にある契約農家から仕入れています。おいしいのはもちろんのこと、安心して楽しめる食材選びも人気の秘訣です。OsakaMetro谷町線・堀鶴見緑地線「谷町六丁目駅」が最寄り。4番出口から南方向に進みます。空堀商店街に入り、2本目の筋を左に曲がったところにあるお店です。フランスの食堂を思わせる店内で、楽しくおいしいひと時を過ごして下さい。スポット情報スポット名:Bistro Galop住所:大阪府大阪市中央区瓦屋町1-1-1電話番号:06-6762-1016
2018年04月12日森永乳業は3月6日、タニタとコラボレーションしたデザート「タニタ食堂監修のデザート レモンチーズケーキ3種の柑橘ソース」(120円・税別)を全国の量販店、一般小売店などで発売する。販売は、2018年6月までの期間限定。「タニタ食堂監修のデザート」シリーズは、素材やおいしさにこだわり、カロリーを抑えつつも満足感が得られることを目指して開発したデザート。同商品は、レモンチーズケーキプリンに「丸搾りオレンジ果汁」「手摘み完熟レッドグレープフルーツ果汁」「地中海産丸搾りレモン果汁」をブレンドしたかんきつソースを組み合わせたデザート。3種のかんきつの甘み、酸味、苦味が詰まったフルーティーなソースとクリーミーでさわやかなプリンの組み合わせが楽しめるという。使用する素材を工夫することで、同社従来プリンと比べてカロリーを抑えた(内容量85g、100kcal)。また人工甘味料は使用せず、素材の味わいを活かした自然な甘さに仕上げている。
2018年02月22日北欧暮らしのお正月北欧暮らしを目指す著者が、インテリアや雑貨、収納等について綴る人気ブログ「めがねとかもめと北欧暮らし。」では、2018年のお正月インテリアの様子が公開されました。北欧アイテムと日本の伝統がコラボ書籍化もされている同ブログの著者が紹介するのは、広々としたコンクリートの玄関土間に飾られたアイテム達。北欧ヴィンテージのキャビネットの上には、「中川政七商店」の鏡餅が。餅部分は天然の木で作られていて温かみが感じられます。また伊賀組み紐で作られた橙が彩りをプラス。そしてその横に添えられているのが、正月らしい千両。一輪挿しとして使われているのは、デンマークブランド「ローゼンダール」のキャニスターです。「オマジオ」のフロアベースに正月の草花を土間スペースでもう一つ目を引くのは、同じくデンマークブランド、ケーラー社「オマジオ」のフロアベースに飾られたお正月の草花。北欧ブランドとして有名な「オマジオ」ですが、千両、松、しだれ柳といった日本的な草花がとてもマッチしています。日本の伝統と北欧アイテムをうまく使った同ブログの正月インテリア、参考にしてみてはいかがでしょうか。(画像はブログ「めがねとかもめと北欧暮らし。」より)【参考】※「めがねとかもめと北欧暮らし。」オフィシャルブログ
2018年01月06日白い壁にかわいらしい看板、つい足が向く本格派イタリアン「イタリア食堂 Q.T.8(クティオット)」は、カジュアルでありながら本格的なイタリアンがいただけるイタリアンレストランです。ビルが立ち並ぶ路地にあり、ひときわかわいらしい看板、イタリアの大きな旗が目印です。外壁の黒板には、本日のメニューが書かれています。おすすめメニューは日々変わるため、何度訪れても飽きが来ないお店です。カウンター越しに気軽におしゃべりできる店内は白とこげ茶を基調とした、落ち着いた雰囲気。どんな世代にも気軽に楽しんでもらえる空間作りを目指しているオーナーならではの、アットホームな造りです。メインの座席はカウンター8席。シェフを身近に感じることができるカウンターは、椅子を高めに設定。直接話をしながら、さまざまな要望に応えてくれる気さくなシェフです。いろいろな味をちょっとずつ「前菜盛り合わせ(5種)」「前菜盛り合わせ(5種)」は頼んでおきたいメニューのひとつです。いろいろな味を少しずつ楽しめる前菜は、量が多めなので、グループで取り分けるとちょうどいい量に。5種と言いながらそれ以上盛り合わせてあるのがシェフの人柄を表しています。トマトクリームがよく絡む「手長エビのリングイネ」次におすすめするのは「手長エビのリングイネ」。手長エビを丸ごと2尾使用した贅沢な逸品です。平打ち麺にトマトクリームがよく絡みます。ソースは残さず食べてしまいたいほど濃厚。コースで頼むとついてくるフォカッチャにつけながら食べるといいでしょう。イタリアミラノの地下鉄の駅名「Q.T.8(クティオット)」「Q.T.8」は、市営地下鉄千日前線・谷町線「谷町九丁目駅」4番出口より徒歩2分。満席になる日も多いので、予約をしておくのがおすすめです。気さくなオーナーシェフと気軽におしゃべりしながら、本格イタリアンを楽しみましょう。スポット情報スポット名:イタリア食堂Q.T.8住所:大阪府大阪市中央区上汐2-5-14 ワカミズビル1F電話番号:06-4304-8715
2017年12月14日温もり感じるアットホームな空間が魅力絶品の野菜料理が楽しめる「ムサシノ野菜食堂miluna-na(ミルナーナ)」は、東京・武蔵境にあるカフェ。おしゃれな食堂のような雰囲気で、ウッディな外観と内観、オレンジの入り口が目印です。地元の旬野菜をふんだんに使った料理の数々がお店の自慢。温もり感じる空間に心癒され、おいしい野菜料理が身体をリフレッシュさせてくれる、素敵なお店です。フレッシュな旬の地元野菜がたっぷり楽しめる!「ムサシノ野菜食堂miluna-na」は、2014年にオープン。地元生産者たちとの出会いから、お店の歴史は始まりました。新鮮な旬の地元野菜と国産の材料にこだわり、安心で安全な料理がいただけます。友人同士の集まりや女子会、ダイエット中の方にもおすすめ。心温まる手作りのランチやディナーをじっくり味わってみてください。野菜をふんだんにいただく「ワンプレートメニュー」新鮮な野菜をたっぷり使った「ワンプレートメニュー」は、食べごたえ抜群の人気メニュー。焼いたりマリネにしたりと、複数の野菜をさまざまな調理法で仕上げています。ヘルシーな雑穀ごはんと一緒にいただけば、おなかいっぱいになれる満足メニューです。一度食べたらクセになる味わいの自家製ネギソースと玉ねぎドレッシングをたっぷりかけていただきます。ほかにも魅力あふれるヘルシー料理が満載!ヘルシーなのに食べごたえのある野菜メニューはほかにも数多くあります。優しい味わいに癒される「季節の野菜のスープ」や、定番の「本日野菜のペペロンチーノ」など、人気のメニューが盛りだくさん。ビールやワインなどのお酒も置いてあり、お酒も一緒に楽しめます。深い味わいが魅力の自家製ジンジャーエールもおすすめ。お腹いっぱい食べても罪悪感ゼロどの料理も身体に優しく、お腹いっぱい食べても罪悪感は無し。野菜の旨味をしっかり引き出せるよう、調理法にもこだわっています。ヘルシーなのに食べごたえのある料理が揃っています。心も体もリフレッシュできる絶品料理を堪能してみてください。夜はお酒と一緒に楽しむのもおすすめです。「ムサシノ野菜食堂miluna-na(ミルナーナ)」は、JR中央線「武蔵境駅」南口徒歩6分。オレンジのドアが目印のお店です。ぜひ一度足を運んで、ヘルシーごはんを堪能してみてください。スポット情報スポット名:ムサシノ野菜食堂 miluna-na住所:東京都武蔵野市境南町2-17-5 センチュリー境南2電話番号:0422-30-9195
2017年10月27日カジュアルイタリアンで、楽しく温かい時間を過ごす「イタリアン食堂ヴァベーネ(Va bene)」は、吉祥寺で気軽にイタリアンが楽しめるお店です。肉料理を中心としたワインにピッタリのメニューが揃い、肉バルや居酒屋、パスタのお店としても利用されています。店内は、木の温もりを感じるカジュアルで入りやすい雰囲気。カウンター席やテーブル席、集まりに最適なロフト席など座席も充実しています。大きな炭火焼き台に生樽クラフトビールが5タップと、本場の空気感も味わってください。元気が湧き出るモリモリサラダはシェアして召し上がれ「生ハムとパルミジャーノ ガッツリ盛りサラダ」は、フレッシュなサラダを濃厚な生ハムと香り豊かなパルミジャーノで飾り付けた一品。ローストした玉ねぎの甘みと、香ばしい香りのドレッシングが一体感を生む、野菜が主役の料理です。野菜は信頼する契約農家から直接仕入れたものだけ使っているので、新鮮そのもの。ボリュームたっぷりなので、シェアして食べるメニューとしてもおすすめ。自家製パスタに牛の旨みがよく絡む食べ応え満点の一皿シナモンとグローブの香りが食欲をそそる「あか牛のラグーソースのタリアテッレ」。あか牛の旨みとパルミジャーノのコクが平打ちパスタに絡み、口の中で広がる一品です。乾麺には出せない、自家製の手打ちパスタのしっとりモチモチの食感がおいしさのポイント。ボロネーゼソースとの相性も良く、食べ応えのある麺に奥深い味わいのソースがよく絡みます。おいしくてヘルシー! 脂肪分控えめのあっさりステーキ希少部位のイチボを使った、「熊本産あか牛イチボの炭火焼き」も人気のメニューです。余分な脂肪が入っていない、さっぱりした美味しさが特徴の熊本産あか牛。噛む必要がないほど柔らかく、甘みとコクが味わえます。赤身ながら血生臭さはまったく感じません。炭火でサッと香ばしく炙っただけのシンプルな調理法だからこそ、お肉本来の美味しさが際立ちます。レアのあか牛と赤ワインの組み合わせは、まさに最強タッグ。満足間違いなしのメインディッシュです。料理よし雰囲気よしで、様々なシーンに大活躍客層は30~40代がメイン。女子会やデート、家族との食事や記念日での利用が多く、地元のお客さんにも親しまれるお店です。カウンター越しにキッチンがあり、調理の様子を見ながらお酒と料理を楽しむこともできます。来店の狙い目は、平日の夜とランチタイム。世代を問わず誰でも気軽に入れて、お好きなスタイルで楽しめます。美味しい肉料理が食べたいとき、本格的なクラフトビールが飲みたいときにもぜひ立ち寄ってみましょう。お店までは、JR中央線、京王井の頭線「吉祥寺駅」公園口(南口)を出て徒歩5分ほど。OIOIの右側の道を井の頭公園方面にまっすぐ歩くと左手に見えてきます。温かい雰囲気で、何度でも訪れたくなるイタリアン。笑顔と活気であふれる「イタリアン食堂ヴァベーネ」に行ってみませんか?スポット情報スポット名:イタリアン食堂ヴァベーネ (Va bene)住所:東京都武蔵野市吉祥寺南町1-17-9電話番号:0422-26-7235
2017年10月25日タニタは11月下旬、同社が運営するレストラン「丸の内タニタ食堂」(東京都千代田区)をリニューアルオープンさせる。あわせて、新メニュー「タニタの洋食ごはん」の提供とディナータイムの営業を開始する。「丸の内タニタ食堂」は、タニタの社員食堂のコンセプトを忠実に再現した一般向けのレストラン。カロリーを500kcal前後、塩分を3g以下に抑えながら、おいしく食べごたえのある定食メニューを提供している。新メニューは、一般にカロリーや塩分が高くなりがちなハンバーグやカツレツ、グラタンといった洋食メニューをタニタ食堂のメソッドでアレンジしたもの。洋食のしっかりした味つけやボリューム感を損なうことなくヘルシーに仕上げているという。ランチタイムではハンバーグやカツレツ、グラタン、エビフライなど10種類のラインナップの中から3種類を提供する。また、ランチタイムに加え、新たにディナータイム(18時~21時ラストオーダー)の営業を開始する。ディナータイムでは、ハンバーグやカツレツ、グラタンなど10種類のラインナップを全種類提供するという。提供価格は850円~1,500円(税別)。ランチ・ディナーともにメーンディッシュ、サイドディッシュ、スープ、ごはんのセットで野菜は150g以上使用する。1食あたりのカロリーは800kcal以下、塩分を4g以下とした。洋食本来のおいしさはそのままに、一般的な洋食メニューと比べてカロリー、塩分ともに2~3割のカット(「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」より)を実現した。さらに、大手町・丸の内・有楽町エリアで働くビジネスパーソンをメーンターゲットに法人向けケータリング弁当の配達サービスも予定している。
2017年10月04日誰でも受け入れる開放的な雰囲気「青山食堂」は地下一階に店を構えていますが、通路に対して壁がなく開けているため、とても開放的な印象を受けます。店に入る前から中のオープンキッチンが良く見え、その温かい雰囲気に、一人でも思わずふらっと立ち寄ってしまいたくなります。看板に「みんなでごはん」とあるように、一人はもちろん、仲間内でも使いやすいお店です。手ごろな価格と豊富なメニュー!店に入る前から中のオープンキッチンが良く見え、その温かい雰囲気に、一人でも思わずふらっと立ち寄ってしまいたくなります。看板に「みんなでごはん」とあるように、一人はもちろん、仲間内でも使いやすいお店です。「入りやすい、頼みやすい、食べやすい、分かりやすい、払いやすい、また来やすい」そういうお店を目指して「青山食堂」は生まれました。そのため、手ごろな価格と豊富なメニューが特徴です。食事だけでなくお酒の種類も多く、生ビール・ハイボールからレアな焼酎・日本酒、さらにはシャンパンや高級ワインまで揃っています。一番人気! 3種の「出汁巻き玉子」「青山食堂」で一番人気のメニューといえば、「出汁巻き玉子」。ほどよく焼かれた玉子の中には、たくさんの具材が挟み込まれています。一口食べれば、出汁と具材が口いっぱいに広がって、なんとも幸せな気持ちになるでしょう。プレーン、明太チーズ、三ツ葉&穴子の3種類があるので、複数人で訪れた際にはぜひ全部頼んで分け合って食べてほしい逸品です。板前さんが厳選したこだわりの魚を味わう「青山食堂」は、旬の食材を使うことにもこだわっています。中でも自慢なのは、板前さんが厳選した新鮮な魚を使った「本日の刺身 5点盛」です。なんとも豪華な見栄えの刺身盛りは、SNS映えもばっちり!思わず写真を撮りたくなります。この一品を頼めば、食事や仲間との会話もさらに弾み、美味しいお酒もすすむことでしょう。居心地のいい和食屋さん、青山食堂東京・表参道という土地にあって、おしゃれさを保ちながら、それでいて開放的な雰囲気に満たされた空間の「青山食堂」。一人でも、大人数でも、デートでも、いろいろなニーズに応えてくれる使い勝手のいいお店です。友達と、あるいはとりあえず一人でふらっと、気軽な気持ちで立ち寄ってみてはいかがでしょうか。東京メトロ千代田線「表参道駅」B2出口を出て渋谷駅方向へ進むこと数分。青山学院大学の目の前「ラ・ポルト青山」の地下1階にあります。気取らずカジュアルに、美味しい和食を味わってみてください。スポット情報スポット名:みんなでごはん 青山食堂住所:東京都渋谷区神宮前5-51-8 ラ・ポルト青山 B1F電話番号:03-6418-6421
2017年09月29日グリーンと光が溢れる明るい食堂カフェ「STUDY」「STUDY」は、地元の人たちから愛されている食堂カフェです。大きなガラス窓から光が差し込む明るく広い店内は、空間デザイナーが手がけたもの。外にはグリーンが溢れ、ナチュラルな雰囲気を演出しています。食事を食べたいときにいつでも立ち寄れるように、ランチタイムとディナータイムの間に※ティータイムを設け、常時食事ができる空間を提供。地域密着型大衆食堂として地元住民に愛されているカフェです。(※現在ティータイムは不定期営業)松陰神社エリアの大衆食堂を目指す「STUDY」店名「STUDY」は、街のシンボル・松陰神社に祀られている吉田松陰の学問への熱い思いに因んで名付けられました。子ども連れのママや近くに勤務するサラリーマンがくつろげる空間になっており、一人でも訪れやすいオープンな雰囲気。まるでリビングで過ごしているような癒しのひとときを過ごすことができます。オリジナルサルサが病みつきになる絶品タコライス「STUDY」の定番人気メニューが「タコライス」。パクチー、トマト、玉ねぎ、ハラペーニョが入ったオリジナルサルサと、スパイス好きにはたまらないスパイシーなミートソース、それをやわらげるアボカドが絶妙なコンビネーション。トッピングには千切りのフライドポテトとパセリ。スパイシーな香りもよく、ポテトのパリパリ感、アボカドのクリーミーさが同時に楽しめる一品です。リピート必至! 肉汁溢れるジューシーなハンバーグ定食最新の定番メニューが「ハンバーグ定食」。熱々のスキレットにのせられた、お肉ギッシリのジューシーなハンバーグに半熟卵が絡む誰からも愛される味が魅力。女性ばかりでなく男性にも好評のハンバーグ定食は、新しい定番メニューですがすでに人気のメニューとなっています。いつでも食事が楽しめる空間を提供する「STUDY」幅広い世代に愛される地元に根差した大衆食堂として、ランチタイム(12:00~15:00)、ティータイム(15:00~18:00 ※不定期営業)、ディナータイム(18:00~22:00)と、常時食事を楽しめる空間を提供しています。ランチメニューは全て1,050円(ドリンク付)とリーズナブルなのも嬉しいところ。手間暇かけて作っている自家製のシロップで作る「無農薬レモンビターレモンスカッシュ」もチェックしてみて!「STUDY」は東急世⽥⾕線「松陰神社前駅」から北方面へ歩いてすぐビルの1階に。野菜たっぷりのヘルシーなメニューは、一度食べたらまた訪れたくなる美味しさです。スポット情報スポット名:STUDY住所:東京都世田谷区若林 4-20-7 1F電話番号:03-6804-0160
2017年09月01日大ヒットした「かもめ食堂」や「めがね」で、日本映画の新たな頁を開いた荻上直子監督の最新作「彼らが本気で編むときは、」は、“もう癒し系とは言わせない”と監督自らが語る“真骨頂”と呼べる映画です。南カリフォルニア大学大学院の映画学科に留学していた20代の6年間、それから12年後、夫と生後間もない双子とともに再びアメリカ生活を送った1年間も、アパートの大家さんはじめ、周囲にはゲイ、レズビアン、トランスジェンダーの人たちが普通に暮らしていたのに、日本ではそうでないことに違和感を感じた荻上監督。ある新聞記事で、中学生の息子に「おっぱいがほしい」と打ち明けられ、彼に “ニセ乳” を作ってあげた母親の存在を知った監督は、このお母さんに会いに行きます。女の子になった息子を自然のこととして受けとめ、我が子を大切に思う気持ちを知り、自分の双子への愛情と変わらないと思った監督が、映画にしたいと切望したのがこの作品なのです。トランスジェンダーの女性・リンコ(生田斗真) の恋人・マキオを演じているのが、桐谷健太さん。普通の男性役ながら、セクシュアル・マイノリティであるリンコを、あくまで一人の女性として守り抜く姿勢の男らしいこと! そんな桐谷さんに、映画を作り上げるまでの熱い思い、この映画で到達した新境地についても、たっぷり語っていただきました。■小学校5年生のトモ。テーブルにコンビニのおにぎりが置かれている生活―― この映画に出演しようと思われたのは、なぜですか?「最初、マネージャーから電話があって、すごくいい脚本だと。母親が家を出て行ってしまった姪っ子が、元は男性だった女性と暮らしてる母親の弟と同居することになって…と聞いて、『ええっ、どういう話?』みたいにはなりましたけど(笑)。でも、実際に読んでみて、すごくええ脚本やなあと思ったし、今、オリジナル脚本で製作する映画は減っているから、これは映画らしい映画になるんじゃないかって、すごく感じた。監督の作品も観ていて、『ああ、空気を撮る監督やな』って感じたから、めっちゃ楽しみでしたね、はい」母・ヒロミ(ミムラ)と二人暮らしのトモ(柿原りんか)は、小学校5年生。帰宅すると、テーブルにコンビニのおにぎりが置かれている生活でしたが、ある日、母が男性と出奔してしまい、仕方なく書店勤務の叔父・マキオを訪ねます。マキオは、彼らの母親(りりィ)が暮らす施設で働く恋人のリンコと同棲しており、三人の共同生活が始まりますが…。―― この映画に出演する前と後で、トランスジェンダーに関する感じ方、恋愛観に変化がありましたか?「俺は東京に出てきたばっかりの時、ゲイの方にナンパされ、そこからこの業界、モデル事務所に紹介してもらったりして、ゲイやトランスジェンダーの友達がすごく多かったんです。いうたら僕も、大阪から出てきてマイノリティだったわけですよ。誰も知らない中、彼らはすごく優しくしてくれたし、中には下心あった人もいるかもしれないけど(笑)、でも、すごく仲良くて。その頃からの友達に『こういう映画やるけど、聞いてもいい?』って、いろいろ話を聞かせてもらって。だから、俺の中ではトランスジェンダーって言葉は、この映画をやるまで知らなかったっていうぐらい、あたりまえの日常やったから、よくいう “認める” とか “認めない” とか、そういうことじゃなくて、いろんな考え方があってそれでええやん…っていう考え方なんです」―― 当事者になってみて、初めてわかる差別があると思うのですが…。「当事者ということでいうなら、中学生の頃、自分はトランスジェンダーだと気づいた時が、思うことはすごく大きいんやないかと思う。だからこの映画を観ながら、その友達たちは俺には何も言わなかったけれど、世間に対する苦しみや悲しさを経験してきたのかなと、想いを馳せたりしました。役を構築する上で、友達に『トランスジェンダーの女性が、つきあう男性の共通点って、あったりするの?』って聞いたら、『それは健太、人それぞれだよ』と。普通、 “人それぞれ” っていうのはヒントにならないじゃないですか、ある種漠然としていて。でも俺、それですごい腑に落ちたんですよ。もちろん結婚を考えてるとしたら、すごく覚悟をちゃんとしてる人だと思う。で、その時に、『そうか、マキオってすげえ男らしい男なんやな』と感じた」じっとこちらの目を見つめながら、丁寧に真摯に言葉を紡ぐ桐谷さん。ワイルドな印象が強いけれど、大きいのにとても繊細な手をしていて、美しい指を組んだり解いたりしながら、時に笑いを取り、時にガキ大将のように豪快に笑い、時にホロリとさせるのです。■一番目立ちたい!よりも「斗真がきれいに見えるように」変化した新境地―― マキオは普通の男性ですが、母親は夫が他の女性と駆け落ちした辛い過去があり、姉は好きになった男を追って家を出てしまう…という環境。そんな中でトランスジェンダーの恋人と暮らす彼を演じるのは、なかなか難しかったのではないでしょうか?「マキオを演じる上で、いろんなリサーチをしたり、監督からは、監督の旦那さんのイメージなんだって聞いたり…。ダサくて話もおもしろくなくて…って、旦那さんのことをガーッて文句言った後、『でも、すごく優しいんです』と。それ、聞いた時に俺、すごく愛情を感じて、『何か、グッとくるなあ』みたいな…。それでまた、イメージもらったんですよ。でも、人を愛する気持ちとか傍にいたい気持ちは、別に俺と何ら変わんないって感じたから、それを核にして、無垢なマキオ像というか、マキオを生きられたと思ってますけどね」最初は馴染めなかったトモも、お弁当を作ってくれたりする優しいリンコに、少しずつ心を開いていきます。リンコはリンコで、世の中から哀しい差別を受けながらも、辛い気持ちを編み物で紛らわせ、トモの愛らしさにだんだんと母性が目覚めていき…。―― 生田さんの女性役、現場ではいかがでしたか?「斗真も、最初は苦労したと思う。メンタルな部分を作り上げながら、フィジカルな部分で肩幅が大きく見えないように、手がお兄ちゃんみたいにならないように…。やっぱりそこって重要じゃないですか。そういう意味ではすごく苦労していたし、撮影中、今回は女性陣が多かったから、みんなが注文を言いにくるわけですよ、そこはちょっと…みたいに。だから、俺は傍にいて支えることができたら…と、ホンマに今回、強く感じた。やっぱり斗真が美しく見えることが、この映画にとってすごく重要なわけですから。それと、監督も撮影前、『私もこれに賭けてます』と。『私の人生の第2章なんです』と言うてくれたんで、その監督のお手伝いを全力でしたいな、という思い。今までは、『自分が一番目立ったる!』としか思ってなかったわけですよ。まあ、それが作品のためにもなると思ってやってたわけですけど。でも、今回はそうじゃなくて、斗真がきれいに見えるように、斗真が心折れないように…と思ってて。現場にいた時に俺、今までと違う感覚に『アレ?』って思いました。でも、それはマキオがリンコさんを支えてることとシンクロしていたと思う」―― マキオはリンコさんの心の美しさに惹かれ、それ以外の部分はどうでもいいと選んだ人。内面の美しさが外側にも出ている女性ですが、生田さん、本当にきれいでしたね。「斗真はものすごい一生懸命やってて、俺は最初に脚本見た時から、合うやろなあとも思ったし、本当に可愛いかったし、だから、『可愛いよ』って常に声かけてた。斗真が言ってたのが、斗真もトランスジェンダーの友達がいて、話を聞いた時に、もちろんフィジカルな見え方も大事だけど、やっぱり気持ちだと。籍を変えてる人は、籍を変えてない人よりも自信を持ってて、自分はもう女性なんだっていう…、それだけで全然違うとか、そんな話を教えてもらったのかな。その時、気持ちをちゃんと持っていけばいいんだって思えた、って言ってた。俺もそれを聞いて、すごく腑に落ちたというか、斗真が、後半に向けてどんどんきれいになっていったし。だから、監督が長になって、みんなで一緒に世界観を作っていけたからよかったのかな、と俺は思うんですよね」■リンコさんと「キスしたい」「抱きしめたい」と、自分から監督に提案―― 生田さんとのシーンでは、いろいろ苦労話もあるのでは?「恋人同士の役なのに、監督に『男同士の友情に見えます。ちゃんと抱き合って、今!』とか言われながらっていうのが、最初の頃はありましたよ。でも、それがみんなで作っていく映画の醍醐味っていうか。あと、監督は空気を撮る人なんで、『この台詞をちょっと強く言ってください』とか『ここはこういう表情で…』っていう演出をしない。ドラマとかだとあるじゃないですか、カットがけっこうあるから。ここは強めで、ここは弱めでいきますか、みたいの…。お芝居によって役によって、いろいろあっていいと思うんですけど、監督の場合は、丸々無垢なこの人間そのもの、たとえばマキオが後ろ姿で、座ってるだけの背中だとしても、この人ってこういう人なんだな、と説得できるくらいの力量が求められてる、と俺は思ったんですね。だから、人を愛する気持ちってのを確認して、ただ表面的なんじゃなくて、無垢なマキオを生きるんだっていうんで、そこにいるんだってことで努力して。でも、俺はやれたと思っています、はい」―― 結婚してトモを養子にしたいと願うリンコさんに、「受け入れます、全部。真剣に考えよう、一緒に」と答えるマキオさん。男らしいなあ! と感動しました。「その後のキスシーン、実は台本になかったんですよ。俺が、『あそこは俺、キスしたい。抱きしめたいんですけど…』って言ったら、監督も、そういうシーンがないからどうしようかなって思ってたみたいで、『もしできるなら、ぜひやってみてください』と。斗真にも『ちょっとキスしたいねん』って話したら、『わかった』って。斗真とは、その前の連ドラの打ち上げでキスしてたからね。経験済みやったから(笑)」―― キスは本当にしてるんですか? よく見えなかったんですけど…(笑)。「してる、してる(笑)。そこも、荻上監督っておもしろいなぁと思ったんですよ。普通だったら見せたいじゃないですか。でも、唇重ねてるとこ、撮ってないし。この人っておもしろいな、すごいなって思った。監督はワンカットでずーっと撮るんですよ。お姉ちゃんが帰ってきて、トモが殴りかかって、みんなで話し合うシーンは、ものすごい回数を重ねたシーンなんです。普通だったら、撮り方ちょっと変えたりとかするかもしれないんですけど、監督はずーっと撮ってる。それが、俺はすごいな、監督には見えてるんだな、と思いましたね」桐谷さんも何度も語っているように、“空気を撮る”荻上監督のこの映画は、問題意識の強い作品ながら、映像が非常に美しく、音楽も登場人物の心象風景に伴走していて、決して途切れさせない時間の描き方が見事。思わず、「うーん」と唸ってしまう、心に余韻を漂わせる名場面がいくつもありました。―― 桐谷さんも、マキオになりきってリンコさんを受けとめていらっしゃいました。「マキオはきっと、お父さんが出て行ってからすごく傷ついて、お母さんももちろん荒れただろうし、その中で、女の人の怖さとか弱さとか嫌なところもいっぱい見てきて、もしかしたら、自分はもう誰かとおつきあいすることはないかもな…、ってあったと思う。そんな中、自分の想像を軽く超えた美しさに出会ったわけなんですよ。リンコさんとの出会いって、それまでは白黒だった世界がカラーになったくらいのこと。自分の人生を、輝く方向に変えてくれた人なんですよ。彼女がトモの母親になりたいって言った時、最初はびっくりした部分もあったかもしれないけど、でもマキオは揺るがず、この人が幸せなら、と思っただろうし。自分の人生を、丸々変えるような出会いだったわけですから」―― トモを一人置いて出ていってしまうお姉さんについては、どう思われますか? 『私は母親である前に、一人の女よ』という台詞がありますが…。「マキオから言わせてもらうと、お姉ちゃんの気持ちもわかるんですよね。だから、マキオは、大声で怒鳴ったりしないし、ボソッと『トモは、コンビニのおにぎりが嫌いなんだ』っていうような言い方で、相手に伝えようとする。それはきっと、マキオが痛みを優しさに変えることができた人だから。お姉さんはそうじゃなかった。でも、お姉さん役のミムラちゃんも言ってたけど、お姉ちゃんにもマキオのような男性がいてくれたら、そうはなってなかったと思うと。だから、単純にアカンとかって言えない。そりゃ自分の子供なんやから、一緒にいてあげるほうがいいに決まってる。そういう人を見ると、俺は感動する。家計や精神的とかも大変やけど、子供をグッと支えてる人を見たら、ええなあって思う。そんな人に、俺は感動するわけですよ」―― 桐谷さんご自身は、どんな家庭が理想ですか?「明るく楽しく、思ったことはちゃんとみんなで言い合うような…。みんなが、最初からデッカイ木を望んでるんじゃなくて、芽から育てていくのを楽しんでいけたら、そう、愛情の過程もじっくり楽しんでいけたらいいなあ、と思いますね」テレ臭そうに、そう語ってくださった桐谷さん。長身でたくましく、でも、繊細な感性で穏やかに包み込まれるような雰囲気は、“ダンナにしたい!”と、この映画からさらに人気急上昇中。“普通の男”の魅力を余すところなく描ききった、桐谷さん演じるマキオに、今すぐ会いに行ってください!第67回ベルリン国際映画祭 テディ審査員特別賞受賞(パノラマ部門、ジェネレーション部門 正式出品作品)「彼らが本気で編むときは、」脚本・監督:荻上直子出演:生田斗真、柿原りんか、ミムラ、小池栄子、門脇麦、柏原収史、込江海翔、りりィ、田中美佐子/桐谷健太フードスタイリスト:飯島奈美配給:スールキートス 2017年2月25日(土)から全国ロードショー
2017年02月22日生田斗真さんがトランスジェンダー役に挑戦した話題の映画『彼らが本気で編むときは、』。監督・脚本を務めた荻上直子さん(44歳)は、34歳の時に撮った『かもめ食堂』がヒットし、広く名前が知られるようになった。そんな荻上さんが初めて映画を撮ったのは30歳の時だったという。荻上さんの30代を振り返って送るメッセージとは・・・。昼間からフラフラしているアラサー女子に世間の目は冷たいが・・・映画を学びにアメリカに行き、帰ってきたのは27歳の時でした。そこから、30歳でのデビューまで映画を撮ることができず、その時期は昼間に実家周辺を歩いていて、世間の視線が冷たいと感じていました。幸い両親は何も言いませんでしたけど。そんな時期もあったし、やっと映画を撮れるようになってからは、嬉しくて本当に無我夢中でした。ずっと親のスネを齧っていたのでお金はありませんでしたが、自分のやりたいこと・やるべきことがはっきりしていました。「やっていることは間違っていない」と確信できた『かもめ食堂』34歳の時に撮り、35歳で公開されたのが『かもめ食堂』なんですが、実はアメリカ・ハリウッドで学んだ映画作りをこの作品で変えました。ハリウッドの王道は「主人公が、ある目標に葛藤を克服しながら向かっていく」というものです。でも、目標がなくても、葛藤がなくてもいいんじゃないか。そういう物語(脚本)を書かないといけないんじゃないかと思ったんです。『恋は五・七・五!』を撮った時に王道パターンの限界も感じていましたから。そんなこともあって、やりたいこと、やるべきことがはっきりしていたとはいえ、「間違っていない」と確信できたのは『かもめ食堂』を撮ってからです。映画がヒットしたとか、他人から評価されたとかではなく、自分の中で「これでいい」としっくりきたんです。20代の時は曖昧だったものが掴めたというか。その次の企画を決めた時に、掴めたものが自分の中で確実なものになりました。そういえば、『かもめ食堂』の頃に、当時の彼と一緒に住み始めたんです。たとえ仕事をしていなくても、結婚していなくても、“男性と一緒にいる”というだけで、世間の目は柔らかくなりました。自分の道を進んでいるのなら、誰に何を言われても平気© 2017「彼らが本気で編むときは、」製作委員会『かもめ食堂』のサチエも、『彼らが本気で編むときは、』のリンコも、「自分の生きる道」には迷いがないんです。例えばリンコは、トランスジェンダーで女性として生きる道を選んで進んでいます。そこに迷いはありません。今作ではその道を選んだことより一歩進んで「リンコは母親になれるのだろうか?」ということをテーマにしています。もちろん、生まれた時の性と違う性で生きることに対して、まだまだ世間の理解は深くありません。でも、自分が決めた道を歩んでいるのであれば、周囲が何と言おうがどうでもいいと思うんです。これは、私が私自身に対して考えていることです。こんな世界にいると、いろいろ酷いことも言われます。ファミレスで独り何時間も仕事していれば、隣のテニス帰りの主婦たちに“変な人”みたいに見られたりもします。アラサーで仕事をしていなかった時の周囲の目も冷たかった。でも、それって気にしても仕方のないことです。自分が選んだ道を進んでいる限り、私は誰に嫌われても平気なんです。やり続けているのは「好きが異常に強いから」私は、映画を撮ることが好きでしかたなくて、ある時「映画をずっと撮っていく」と決心したんです。それからはブレることはないです。自分の道を選ぶ、これだと決めることが難しいと言われれば、確かにそうかもしれません。周囲の目や声に耐える強さがなかなか持てないと言われれば、それもそうかもしれません。でも、周囲なんか関係なくやり続けられるのって「好き」ってことでしかないんじゃないかと思うんですよ。「好きを仕事にすることは難しい」という人がいますし、よく「昔、私も映画を撮ってみたいと思っていたんです」と言われることがあるんです。じゃあ、なんでその人は撮っていないのか?たぶん、好きなことを仕事にしている人は、他の人よりも“好き”が異常に強いのでは、と思うのです。同じようなことを松田聖子さんが言っていたと聞いて納得しました(笑)。それに、会社に勤めている人でも、その仕事の中に“好き”を見出している人ってたくさんいると思います。前回できなかったことが、今回はできた。その繰り返し30歳で初めての映画を撮ってから、30代はわからないことだらけでした。現場に入って女優さんと話をするだけで緊張するし、どうしていいかわからない。でも、それをがむしゃらに越えてきたことによって、40代となった今では一通りのことはわかるようになりました。憧れていた女優さんと話しても緊張はするけど、言いたいことは言う。まぁ、気づけば周囲がみんな年下ってこともあるんですけど(笑)。30代に土台を築いてこられたかなと思いますが、都度振り返って「成長した」と思ったわけではなく、次の作品に入った時に、前回はできなかったことができていると気づいてそう感じました。積み重ねです。今振り返ると、その時々目の前のことを本当に一生懸命やっていました。今、30代の人も絶対みなさん頑張っていると思うんですよ。だから単純に「頑張って」とは言えないんですけど、葛藤がある人生ばかりではなくて、淡々と生きる人生もありで、そこも含めて自分にとっての大切なものがわかっていれば、周囲に何を言われてもやり続けて欲しいと思います。あと、恋愛についていうと自分がタイプだと思っている人と真逆の人に目を向けて見るのがいいですよ。視野が広がります!実際、私の今の旦那もタイプとは真逆です(笑)。<取材を終えて>現在4歳になる双子を育てながら監督・執筆業をされている荻上さん。やわらかな雰囲気からは「がむしゃらだった」とおっしゃる30代も軽やかだったのでは?と想像してしまいましたが、言葉の端々に感じられる強さは、やはりその時代にやりきった自信からきているのではないのかなと思いました。“自分で選んだ道を進んでいれば、誰に何を言われてもいい”ANGIEでは「結婚も、仕事も、生活も、人生すべてにおいて自分の幸せは、周囲や世間の物差しではなく自分基準で選びとってもらいたい」とのおもいで日々記事を作っています。その思いにぴったり寄り添いながら、力強いメッセージをいただきました。みなさんも映画館で監督の強いメッセージを受け取ってみませんか。photo by 加藤義一(荻上直子監督)<Profile>荻上直子(おぎがみなおこ)1972年生まれ。長編劇場デビュー作『バーバー吉野』(03)でベルリン国際映画祭自動映画部門特別賞受賞。『かもめ食堂』(06)で日本映画界へ新しいジャンルをもたらした。続く『めがね』(07)、『トイレット』(10)、『レンタネコ』と作品を発表。各々で賞を受賞している。<Information>『彼らが本気で編むときは、』© 2017「彼らが本気で編むときは、」製作委員会脚本・監督荻上直子出演生田斗真、柿原りんか、ミムラ、小池栄子、門脇麦、柏原収史、込江海翔、りりぃ、田中美佐子/桐谷健太他製作:電通、ジェイ・ストーム、パルコ、ソニー・ミュージックエンタテインメント、パラダイス・カフェ制作プロダクション:パラダイス・カフェ配給:スールキートス助成:文化庁文化芸術振興費補助金©2017「彼らが本気で編むときは、」製作委員会2017年2月25日全国ロードショー公式ウェブサイト【STORY】小学5年生のトモ(柿原りんか)は、母のヒロミ(ミムラ)と二人暮らし。ある日、ヒロミが男を追って姿を消す。ひとりきりになったトモは、叔父であるマキオ(桐谷健太)の家に向かう。母の家出は初めてではない。ただ以前と違うのは、マキオはリンコ(生田斗真)という美しい恋人と一緒に暮らしていた。食卓を彩るリンコの美味しい手料理に、安らぎを感じる団らんのひととき。母は決して与えてくれなかった家庭の温もりや、母よりも自分に愛情を注いでくれるリンコに、戸惑いながらも信頼を寄せていくトモ。本当の家族ではないけれど、3人で過ごす特別な日々は、人生のかけがえのないもの、本当の幸せとは何かを教えてくれる至福の時間になっていく。それぞれの気持ちを編み物に託して、3人が本気で編んだ先にあるものは・・・============================================================
2017年02月20日森永乳業は2月28日、タニタとコラボレーションしたデザート「タニタ食堂監修の100kcalデザート レアチーズプリン オレンジソース」 (120円・税別)を、全国で発売する。9月上旬頃までの期間限定販売。同シリーズは、1個当たり100kcalながら"おいしさ"と"満足感"の両方を実現したデザート。今回発売する新商品は、甘酸っぱくフルーティーな味わいのオレンジソースと、濃厚なクリームチーズを使用した本格感のあるレアチーズプリンを組み合わせた。脂肪分を抑えることで、通常プリンの3~5割(同社従来プリン比)のカロリーをカット。1個85g当たり100kcalに仕上げた。人工甘味料は不使用。
2017年02月18日生田斗真演じるトランスジェンダーの女性を主人公に、『かもめ食堂』『めがね』などの荻上直子監督が5年ぶりに手がける最新作『彼らが本気で編むときは、』。このほど、「ゴスペラーズ」による「True Colors」にのせ、劇中のシーンが初めて明かされる予告編と本ビジュアルが解禁となった。本作は、優しさに満ちたトランスジェンダーの女性リンコと、彼女の心の美しさに惹かれ、すべてを受け入れる恋人のマキオ、愛を知らない孤独な少女トモの3人が、それぞれの幸せを見つけるまでの60日を描いた物語。生田さん、桐谷健太、子役の柿原りんかをはじめ、ミムラ、小池栄子、門脇麦、田中美佐子、本作が遺作となったりりィら、豪華キャストが共演を果たしている。これまで、劇場や公式ウェブサイトなどで公開されてきた特報は、キャスト陣が一切登場せず、タイポグラフィのみで構成されていたが、今回解禁される予告編では、ついに動くキャストたちの姿が初お披露目。1分半の映像は、母親に家出され、ひとりきりになった少女トモ(柿原さん)が、叔父であるマキオ(桐谷さん)を頼って家を訪れると、マキオと同棲している美しいトランスジェンダーの女性・リンコ(生田さん)と出会うところから幕を開ける。食卓を彩る美味しい手料理や初めてのキャラ弁、髪を可愛く結んでくれることなど、母が与えてくれなかった家庭の温もりを初めて知り、自分に愛情を注いでくれるリンコに少しずつ心を開いていくトモ。トモが自分なりにリンコを知ろうとする一方、世間の無理解や偏見から「普通じゃない」と言われてしまうリンコ。でも、そんな悔しいことや悲しいことがあっても、彼女は編み物を編むことでネガティブな感情を全部「チャラ」にしていくのだという。やがて、トモとマキオとの生活が変わらずずっと続いていくことを願い、リンコは「私、マキオと結婚したら、トモのママになれるのかな」と思わず本音を漏らす。そして、マキオは「リンコさんのような心の人に惚れちゃったらね、あとのいろいろなことはどうでもいいんだよ」とリンコへの気持ちをトモに告白する。3人がそろって編み物をする姿から、3人で過ごす特別な日々は人生のかけがえのないものであり、本当の幸せを教えてくれる至福の時間になっていく様子が描かれていく予告編。また、11月11日に亡くなったりりィさんをはじめ、ミムラさん、小池さん、門脇さん、田中さんら、豪華女優陣の顔ぶれも見逃せない。さらに、イメージソングとして「ゴスペラーズ」がカバーする「True Colors」(トゥルー・カラーズ)も予告編の中で解禁。1986年にシンディ・ローパーが発表した「True Colors」は、ビルボード・ホット100で2週間1位を記録したほか、世界中で大ヒットとなった名曲。これまでもさまざまなアーティストにカバーされ、幅広い世代から愛されているが、その歌詞の内容から、セクシュアル・マイノリティをはじめ、生きづらさを抱える多くの人たちを勇気づける心の応援ソングとしても知られている。また、これまで劇場などに設置されていたポスターやチラシ、公式ウェブサイトで使用されていたキービジュアルは、リンコ役の生田さんが大きく配置され、海辺でひとり目を伏せる意味深な表情を浮かべていたものだったが、今回はこちらも一新。新たなキービジュアルは、リンコに加え、マキオとトモも登場。満開の桜の木の下、3人が家族のように寄り添いつつも、希望の中に複雑な表情を浮かべるリンコとマキオ。それとは対照的に、2人の間で安堵の笑顔を見せるトモの子どもらしい仕草が印象的なビジュアルとなっている。『彼らが本気で編むときは、』は2017年2月25日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年11月29日アジア各国でも旋風を巻き起こす「深夜食堂」の劇場版第2弾『続・深夜食堂』の公開記念舞台挨拶が11月24日(木)、都内で行われ、主演の小林薫をはじめ、安藤玉恵、宇野祥平、金子清文、須藤理彩、小林麻子、吉本菜穂子、オダギリジョー、松岡錠司監督が登壇した。安倍夜郎の人気漫画を原作に、ドラマ、動画配信、映画と世界観を広げる人気シリーズ。新宿ゴールデン街を思わせる繁華街の路地裏で、経歴も年齢も不詳なマスター(小林さん)が佇む深夜営業の食堂「めしや」を舞台に、夜な夜な集まる個性豊かな客たちが、悲喜こもごもの人生を交錯させる。この日はステージ上に、撮影で使われた「めしや」の実物のれんが設置されたり、写真撮影時に登壇者全員がビールピッチャーを手にしたりと、映画のヒットを祝う演出が施された。公開3週目も好調をキープしており、主演の小林さんは「トランプさんが大統領になったり、重大な事件もあるなかで、自分の息子や彼女の話、過去のあやまちが棘のように刺さった市井の人たちのドラマこそ、共感してもらえるのだと思う」とヒットの理由を分析。ステージ端に立つ松岡監督に視線を送り、「第2作目というプレッシャーのなかで、細やかな部分にも気を配っていた。松岡監督は良くも悪くも、評判が良いといい気になるから、立ち振る舞いを心配するところもあるんですけど(笑)。でも、今回に限っては調子に乗るのもいいんじゃないかなと」を苦言(?)をこめて、労をねぎらった。当の松岡監督は「そういうの、いいから」と照れ笑いを浮かべ、「日本独自の話を作っているつもりですけど、言語も食文化も違うアジア圏で評価が高いのはうれしいですね」と手応えは十分。「映画が始まって割と早めから、お腹が鳴ると思いますが、皆さん同じ現象だと思うので、気になさらないで」と“飯テロ”を警告していた。「実は今日、二日酔いなんです」と告白したのは、オダギリさん。今週末には松岡監督とともに、台湾キャンペーンに出かけることになっており、主演の小林さんは「いま、初めて聞いた」とうらやましそうに話していた。『続・深夜食堂』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:続・深夜食堂 2016年11月5日より全国にて公開(C) 2016 安倍夜郎・小学館/「続・深夜食堂」製作委員会
2016年11月25日小林薫を主演に安倍夜郎の大ヒットコミックをドラマ化し、現在の食ドラマブームの先駆けとなった「深夜食堂」が、再びスクリーンに戻ってくる『続・深夜食堂』。本作で、映画化第1弾から続投しているのが、オダギリジョーだ。今年、出演作が相次いで公開され、40代を迎えて絶好調のオダギリさんは、10月21日からスタートするNetflixの新ドラマ「深夜食堂-Tokyo Stories-」ではまったくの別人役を演じている。深夜になると開店する、繁華街の路地裏にある小さな食堂「めしや」。マスター1人で切り盛りする小さなお店の営業時間は、深夜0時から朝の7時ごろまで。「深夜食堂」と呼ばれるその店のメニューは「豚汁定食、ビール、酒、焼酎」それだけ。「できるもんなら何でも作るよ」と言うマスターが出す懐かしい味を前に、夜毎さまざまな人々が集まり、悲喜こもごもな人生ドラマが巻き起こる。ある夜は、常連たちが揃いも揃って喪服姿で現れる。そんな中、1人喪服姿で来た範子(河井青葉)。だが、彼女は喪服を着ることがストレス発散という一風変わった女性だった。そんな彼女が、本当の通夜の席で喪服の似合う渋い中年男(佐藤浩市)と出会い、心惹かれて…。また、近所のそば屋の息子・清太(池松壮亮)は父亡きあと、店を切り盛りする母親・聖子(キムラ緑子)が子離れしてくれず、年上の恋人さおり(小島聖)との結婚を言い出せずにいた…。お金に困った息子に頼まれ、九州からやってきた夕起子(渡辺美佐子)。息子の同僚という男性に大金を渡してしまう。「騙されたのでは?」と常連客たちも心配するが、あまり気にも留めぬ様子。そんな折、迎えにやって来た義弟(井川比佐志)が、夕起子の身の上話を明かし…。小林さん演じる「めしや」の渋くて頼れるマスターをはじめ、今回も店を訪れる客たちに個性的な豪華俳優陣が集った本作。中でも、オダギリさんは2015年の映画化第1弾に引き続き、「めしや」のある“よもぎ町”交番の警察官・小暮役で出演する。今年は1月放送のドラマ「重版出来!」での、ストイックで頼れるコミック誌の副編集長・五百旗頭(いおきべ)役に始まり、9月公開作『オーバー・フェンス』では、過去に訳ありの冴えないバツイチの中年役、10月29日公開『湯を沸かすほどの熱い愛』では、宮沢りえ演じる主人公の頼りないが憎めない夫役と相次いで話題作に出演、飛ぶ鳥を落とす勢いで躍進を続けている。本作でオダギリさん演じる小暮といえば、町交番勤務の警官で、飄々として掴みどころがないが、マスターとはツーカーの仲。「めしや」で困ったことがあると仲介してくれる役どころだ。凛々しい警察官の制服姿とは裏腹に、おだやかな語り口とマイペースさで、女性たちをほっこりとさせる不思議な魅力を放っている。実力派かつ個性的なキャスト陣の中でも独特の存在感を発揮するオダギリさんは、マスターが手掛ける料理に負けず劣らず、“いい味“を出している。ちなみに、Netflixオリジナルドラマとして配信スタートする最新シリーズ「深夜食堂-Tokyo Stories-」にも、オダギリさんは出演。ドラマオリジナルのキャラクターとして、これまでのシリーズにもチラチラと登場していた、「めしや」にふらっと現れる謎の男・カタギリ役を演じている。着物姿がサマになるミステリアスなキャラクターで、こちらも気になるところ。40代に突入し、俳優としてノリにのっているオダギリさんの最新作として、映画もドラマも見逃せなくなりそうだ。映画『続・深夜食堂』は11月5日(土)より全国にて公開。Netflixオリジナルドラマ「深夜食堂-Tokyo Stories-」は10月21日(金)より配信開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:続・深夜食堂 2016年11月5日より全国にて公開(C) 2016 安倍夜郎・小学館/「続・深夜食堂」製作委員会
2016年10月09日俳優の小林薫が10月3日(月)、都内で行われた『続・深夜食堂』の完成披露試写会に出席。国内を飛び越え、アジアでも人気を博す「深夜食堂」の根強い人気について、「うれしいけど予想外」と語り、「可能性はまだまだある」とさらなる飛躍に期待を寄せた。新宿ゴールデン街を思わせる繁華街の路地裏に、ひっそりと佇む深夜営業の食堂「めしや」を舞台に、夜な夜な集まる個性豊かな客たちが、悲喜こもごもの人生を交錯させる。安倍夜郎の人気漫画をドラマ化し、続く映画『深夜食堂』は全国80館ながら、興収2.5億円、動員数20万人超を記録。さらに中国、韓国、台湾でも人気を集め、アジア各国で一大ブームを巻き起こした。食堂のマスターを演じる小林さんは、「ドラマの4作目も含めて、こんなに続くと思っておりませんでした。めでたく映画の2作目が完成し、グレードアップした『深夜食堂』の味わいが繰り広げられている。お店もお料理も主役です」と駆けつけたファンにアピールした。完成披露試写会には小林さんをはじめ、河井青葉、小島聖、キムラ緑子、渡辺美佐子、多部未華子、不破万作、安藤玉恵、金子清文、須藤理彩、小林麻子、光石研、松岡錠司監督がズラリ勢ぞろい。前作映画にゲスト出演し、本作では常連客として登場する多部さんは、「取材を受けると、『レギュラーとして』と言われるんですが、まだ慣れないし、恥ずかしいですね」と照れ笑い。一方、ドラマシリーズでおなじみの常連客を演じる光石さんは、「現場に行けば薫さんや監督がいらっしゃって、『また帰ってこられたな』とホッとします」と喜びをかみしめていた。『続・深夜食堂』は11月5日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:続・深夜食堂 2016年11月5日より全国にて公開(C) 2016 安倍夜郎・小学館/「続・深夜食堂」製作委員会
2016年10月03日デビューは中学2年生。すでにキャリアは37年になるのに、小林聡美さんは、インタビューのなかで何度も「自分は女優に向いていない」と口にした。誰もが認める素晴らしい女優でありながら、まるで女優っぽくない、その不思議な魅力はどこにあるんだろう。――今回、舞台『あの大鴉(おおがらす)、さえも』に出演されます。6年ぶりの舞台出演をお決めになったのは、どういったことからでしょうか?小林:私のなかでは、舞台というジャンルが自分から一番遠い領域で、苦手意識があるんです。そういうなかで、共演者が片桐はいりさんだったり、出演者が3名だけっていう少なさだったり、前回の舞台『ハーパー・リーガン』で振付を担当されていた小野寺(修二)さんが、戯曲を演出されるというところに興味が湧いたというのもあります。少人数というところで、面白いことになるんじゃないかという予感がありまして。――小野寺さんは、マイムをベースにした新しい舞台を作られています。小林さんはどこに面白さを感じているんですか?小林:彼自身の世界が明確にあって、毎回、個性的で面白いものを見せてくださるんです。セリフは少なくても、ステージはとても饒舌。これまで何度か舞台を拝見していますが、出演者の方々はすごく動くじゃないですか。まさか自分がここに入るのか?と思うと、軽く背筋が凍りますが(笑)。――この舞台に限らず、映画でもドラマでも、出演したいと思うのは、作品のどういったところを見て感じるんでしょう?小林:なんか皆がワーッて熱狂しているものって、入っていきづらいんですよね。それを掻き分けてまで見たいとは思わないんです。だから、あまり知られていないものを見てみたいし、やってみたい。…非常にマイナー志向(笑)。――出演者は少人数がいい、というのもそこから来てるわけですか。小林:そうです、そうです。――そういう志向は、もともとお持ちだったんですか?小林:多分そうだと思います。大人数のチームでやる部活とかスポーツって、どういうモチベーションで参加していいのかわからない。社交的じゃないわけじゃないんですけれど、大人数になると、なんか閉じちゃうんですよね。――10代、20代の頃の作品の印象があるからか、健康的で活発な体育会系のイメージだったので…。小林:全然体育会系ではないです。なんでもひとりでやっちゃったり、出かけちゃったりするのが好きだし、誰とも口をきかずに一日が終わることもあります(笑)。――ただ、俳優ってチームプレーが大切なお仕事ですよね。小林:だから、向いてないことを、ここまで一生懸命やってきたんだなって思います。――でも、向いてないと思いながらも続けてきたのには、何か理由があったのかなと思うのですが。小林:きっと20代って誰もがそういう時期だと思うんですが、私もその頃には、自分の可能性っていうのがもっと他にあるかもしれないって考える日々でした。仕事しながらも、居心地の悪さを感じたり。それでも、これといったタイミングがないまま、ゆっくり走り続けてきたという感じです。理由があるとしたらきっと、仕事でちゃんと責任なり役割を自分が果たせたとか、そういうことで続けてこられたのかな。自分が俳優にあまり向いていないと思いながらも仕事を続けられているのは、私で何かをやりたいとおっしゃってくれる人がいるからなんだろうなと。それはとてもありがたいことで、私だけのことじゃないんだという意識がどこかにあって、自分が嫌だから辞めようってところまでいかなかったんだと思うんですよね。――なるほど。小林:そんな人生ですわ(笑)。――でもそれも、小林さんがプロデューサーや監督、演出家のような方々の創作意欲を刺激する存在だからだと思うんです。小林:どうなんでしょうね。自分ではよくわからないんです。――例えば、それぞれの作品において、ご自身のここが求められているのかなと感じることはあるんでしょうか?小林:年代ごとにありましたよね。CMをよくやっていた頃は、元気で明るい感じを求められているんだろうなって思ったり、映画『かもめ食堂』くらいからは、自分のやりたいことをやっていく清々しい女性だったりとか。そんな匂いを感じ取ってはいます。――そういう世間的なイメージを、どう受け止めていたんでしょう?小林:まあ、自分にないわけじゃないけれど、あんなに元気で明るくないし、あんなに清々しくて凛としてないしって思いながら…。――淡々と、求められているものを演じていらっしゃる、と。小林:そうそう。この場での私の役割はそれだなーって(笑)。――よく俳優さんを評して、演技がうまいとか、ナチュラルな芝居だとか言いますが、小林さんの作品を拝見していると、そういうところとは別次元にいるような印象を受けるんです。役になりきるというより、役と小林さんとがシームレスに繋がっているような。小林:役ですか…作ってないですね。台本の通りですよ。台本に描かれた物語から、自分が感じたイメージを頭に思い浮かべてやっているというだけです。◇こばやし・さとみ1965年生まれ、東京都出身。'79年に女優デビュー。'82年に映画『転校生』で主役に抜擢され、その後、数々のドラマ、映画に出演。おもな出演作にドラマ『すいか』、映画『かもめ食堂』など。エッセイも執筆しており著書多数。近著に『読まされ図書室』(宝島社)がある。◇小林聡美さんが出演する舞台『あの大鴉、さえも』は、36年前に書かれた現代演劇史に残るナンセンス・コメディ。演出は、いま注目を集める小野寺修二さん。共演は、片桐はいりさん、藤田桃子さん。9月30日~10月20日まで東京芸術劇場シアターイーストにて上演。東京芸術劇場ボックスオフィス TEL:0570・010・296※『anan』2016年9月21日号より。写真・内田紘倫ヘア&メイク・北 一騎(Permanent)インタビュー、文・望月リサ
2016年09月18日日本を代表する国民的“食”コミックをドラマ化&映画化し、大ヒットを重ねている「深夜食堂」が、初めて海外ロケを敢行した新シリーズ「深夜食堂-Tokyo Stories-」。10月21日(金)よりNetflixにて世界190か国で配信開始となる本作から、韓国ロケを行ったエピソード「オムライス」の場面写真とともに、出演する岡田義徳、コ・アソンのコメントが到着した。深夜ドラマとしてスタート後、シリーズを重ねるたびに大きな反響を呼び、いまやアジア中でも人気ドラマとなった「深夜食堂」。Netflixオリジナルドラマとして新シリーズとなる本作にも、マスター役の小林薫をはじめ、常連客たちには実力派、個性派の俳優たちが顔を揃える。韓国ロケを行ったエピソード「オムライス」(監督・松岡錠司)は、岡田さん演じる物理学者・雨宮と、コ・アソン演じる日本で働く韓国人女性レイの国境を超えたラブストーリーだ。今回公開された場面写真には、韓国のレストラン前で向き合う雨宮とレイの姿に加え、オダギリジョー演じる「めしや」常連で風来坊のカタギリが、韓国でキムチと焼酎を楽しむ様子をとらえている!果たしてカタギリは、韓国で何をしているのか…?オダギリさんといえば、本エピソードの日本パートで、マスターとツーカーの間柄の警官・小暮も演じており、一人二役での出演を果たしている。今回「深夜食堂」初参戦のコ・アソンは、『ビューティー・インサイド』『戦場のメロディ』などに出演する若手実力派。本作への出演を「ファンとして、とても光栄でした」と語り、「マスターはカウンター越しに黙々と聞いてくれる。そのどこか包みこむような優しさが気持ちを癒してくれるんですよね」と、「深夜食堂」の魅力についてコメント。もしマスターが韓国に来てくれたら、「キムチポックムパプ(キムチ炒めご飯)を注文してみたい」と希望を明かした。一方、相手役を務める岡田さんは、本作には「演者として参加してみたい」と思っていたとか。「実際にセットに来てみて、その作り込みの凄さに驚かされて、自分がこの役をどうやっていくべきかという気持ちが一段階上がりました」と、作品への姿勢を熱くコメント。「小林薫さんとも『この作品では誰が主役というのはないよね。あの食堂が主役なんだよね』という話をしていた」そうで、「“ここが主役だから”という気持ちでやっていました」と語った。「深夜食堂」では、『かもめ食堂』や「ごちそうさん」のフードスタイリスト・飯島奈美が手がけるメニューの数々が見どころの1つだが、岡田さんは「出てくる小料理へのこだわりがものすごく強くて、しかも全部美味しいんですよね。細部に渡ってこだわっていて本当にびっくりしました」と絶賛。マスターには、もちろん「オムライス」を注文するという。なお、本作の配信に先駆け、Netflixではドラマ「深夜食堂」第1部~第3部も一挙配信中だ。Netflixオリジナルドラマ「深夜食堂-Tokyo Stories-」は10月21日(金)より世界全世界190か国オンラインストリーミング開始。(text:cinemacafe.net)
2016年09月08日『かもめ食堂』『めがね』などを手掛け、その世界観から女性に圧倒的人気を持つ荻上直子監督がメガホンをとり、生田斗真主演で贈る『彼らが本気で編むときは、』。この度、本作のティザービジュアルと、特報第1弾が公式ウェブサイト上で公開された。小学生のトモ(柿原りんか)は、母親ヒロミ(ミムラ)と2人暮らし。ある日突然ヒロミが家出をしてしまい、独りきりになったトモは、叔父であるマキオ(桐谷健太)の家に向かう。母の家出は初めてではない。ただ以前と違うのは、マキオはリンコ(生田斗真)という美しい恋人と一緒に暮らしていた。リンコは、女性への性別適合手術を受けたトランスジェンダー。リンコの美味しい手料理に、安らぎを感じる団らんのひととき。母は決して与えてくれなかった家庭の温もりや、母よりも自分に愛情を注いでくれるリンコの存在に戸惑いながらも、3人での奇妙な共同生活が始まった…。荻上監督が5年ぶりに描く本作は、女性として人生を前向きに生きようとしているトランスジェンダーのリンコと、その恋人・マキオのもとに、母親に置き去りにされた少女・トモが引き取られてきたことから、戸惑いなが らも3人が奇妙な共同生活をスタートする物語。出演陣は、主演の生田さんを始め、トモ役に柿原りんか、叔父・マキオ役に桐谷健太、母・ヒロミ役にミムラ。そのほか田中美佐子、小池栄子、りりィ、門脇麦ら豪華キャストで贈る。そしてこのほど、公式ウェブサイトにて解禁されたビジュアルには、「本気の理由を聞こうじゃないか」というコピーと共に、海辺でひとり佇み目を伏せた生田さんが大きく配置されている。また同時に、主要キャスト7人の役衣装でのショットを集めたビジュアルも到着。ミムラさんはマキオの姉でありトモの母親、田中さんはリンコの母親、小池さんはトモの同級生の母親、りりィさんはマキオとヒロミの母親、門脇さんはリンコの職場の同僚で登場し、いずれもこの物語を語る上で重要な役どころとなっている。また同時に解禁された特報第1弾では、キャストのビジュアルではなくタイポグラフィで構成。本作のキーアイテムである“毛糸玉”が、「彼女」役の生田さん、「彼氏」役の桐谷さん、そしてふたりのもとに現れる「少女」役の柿原さんの3人を赤い毛糸の絆で結び、「家族となる」のか、本作のテーマがダイレクトに表現されている。なお、本作の上映館となる劇場(一部除く)ではティザーポスターの掲示や、チラシが設置され、スクリーンでは特報の上映が開始。同じティザービジュアルがデザインされた特別鑑賞券(ムビチケのみ)の発売も開始される。『彼らが本気で編むときは、』は2017年2月25日(土)より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年08月06日映画『彼らが本気で編むときは、』が2017年2月25日(土)に新宿ピカデリー・丸の内ピカデリー他全国でロードショー。荻上監督が描く、奇妙な共同生活監督を務めるのは、『かもめ食堂』や『めがね』を手掛けた荻上直子。女性として人生を再出発しようとしているトランスジェンダーとその恋人のもとに、母親に置き去りにされた少女が引き取られてきたことから始まった、3人の奇妙な共同生活を物語の中で描いていく。荻上自身が、「映画を撮影していて、おもしろいな-と思う瞬間は、俳優さんが、自分の想像を越え、さらにすばらしいものを出してくれた時です。今回もおもしろい瞬間がたくさんあって幸せでした」と語るほど、脚本執筆時に思い描いていた通りのキャスティングが実現。主演のトランスジェンダーのリンコ役に生田斗真、そのパートナーであるマキオ役に桐谷健太が抜擢された。2人がカップルを演じるということも、本作の見どころのひとつだ。また、少女・トモ役に本作が映画デビューとなる柿原りんかを起用。さらに、トモの母親・ヒロミ役にミムラ、小学生であるトモの同級生・カイの母親であるナオミ役に小池栄子、リンコの職場の同僚・佑香役に門脇麦などの出演が決定。この物語により一層の深みを加える顔ぶれが揃う。イメージソングは、シンディ・ローパーの「トゥルー・カラーズ」。また、日本のヴォーカル・グループのパイオニアであるゴスペラーズが楽曲をカバーする。この曲は、歌詞の内容から、セクシュアル・マイノリティをはじめとする多くの人たちの心を打ち、世界中の様々なアーティストにカバーされ、幅広い世代から愛されている名曲。今や「世界的なセクシュアル・マイノリティの応援歌」の定番にもなった曲で、LGBTパレードやイベントなどでよく歌われている。“テディ審査員特別賞”を受賞全世界の映画祭の中で、もっとも権威のある、最高峰のLGBT賞である「テディ審査員特別賞」を邦画として初受賞。第67回ベルリン国際映画祭のセクシュアル・マイノリティの人たちをテーマにした全37作品の中から本作が選ばれ、この賞以外にも、パノラマ部門、ジェネレーション部門の2部門に選ばれている。ストーリー11歳の孤独な少女が心を開いたのは、トランスジェンダーの美しい人だった・・・小学生のトモは、母親ヒロミと二人暮らし。ある日突然ヒロミが家出をしてしまい、独りきりになったトモは、叔父であるマキオの家に向かう。母の家出は初めてではない。ただ以前と違うのは、マキオはリンコという美しい恋人と一緒に暮らしていた。リンコは、女性への性別適合手術を受けたトランスジェンダー。リンコの美味しい手料理に、安らぎを感じる団らんのひととき。母は決して与えてくれなかった家庭の温もりや、母よりも自分に愛情を注いでくれるリンコの存在に戸惑いながらも、三人での奇妙な共同生活が始まった。作品詳細『彼らが本気で編むときは、』公開日:2017年2月25日(土)場所:新宿ピカデリー・丸の内ピカデリー他出演:生田斗真、桐谷健太、柿原りんか、ミムラ、田中美佐子、小池栄子、りりィ、門脇麦 ほか脚本・監督:荻上直子配給:スールキートス© 2017「彼らが本気で編むときは、」製作委員会
2016年06月24日生田斗真がトランスジェンダーの女性役、桐谷健太がそのパートナー役を演じることでも話題の、『かもめ食堂』『めがね』の荻上直子監督作『彼らが本気で編むときは、』。このほど、本作にミムラ、田中美佐子、小池栄子、りりィ、門脇麦という各世代を代表する豪華女優陣の出演が明らかとなった。小学生のトモ(柿原りんか)は、母親ヒロミと2人暮らし。ある日、突然ヒロミが家出をしてしまい、独りきりになったトモは、叔父であるマキオ(桐谷さん)の家に向かう。母の家出は初めてではない。ただ以前と違うのは、マキオはリンコ(生田さん)という美しい恋人と一緒に暮らしていた。リンコは、女性への性別適合手術を受けたトランスジェンダー。リンコの美味しい手料理に、安らぎを感じる団らんのひととき。母が決して与えてくれなかった家庭の温もりや、母よりも自分に愛情を注いでくれるリンコの存在に戸惑いながらも、3人での奇妙な共同生活が始まった――。本作は、デビュー作『バーバー吉野』や、『かもめ食堂』、『めがね』などで日本映画の新しいジャンルを築き、その世界観から女性層に圧倒的支持を集める荻上監督の5年振りとなる最新作。女性として人生を再出発しようとしているトランスジェンダーとその恋人のもとに、母親に置き去りにされた少女が引き取られ、3人の共同生活がスタートする物語。今年3月の制作発表時には、主演のトランスジェンダーの女性リンコ役に生田さん、そのパートナー役に桐谷さんというカップリングに加え、少女役に新人の柿原りんかの3名が発表されていたが、今回、5人の強力な女性キャスト陣が加わることが分かった。ミムラさんが演じるのは、マキオの姉であり、娘のトモを愛しながらもシングルマザーのつらさから悩み、娘を置き去りにしてしまう母親・ヒロミ役。また、田中さんは、リンコの母親・フミコ役に。子どもの頃から自分の性に悩むリンコの一番の“人生の応援団長”であり、誰よりもリンコを明るく支え続ける存在だ。また、小池さんは、トモの同級生・カイの母親・ナオミ役。自分の息子が家庭環境が良いとは決していえないトモと仲良くすることに警戒心を抱くが、実はその息子自身も心に深い悩みを抱えている。りりィさんは、ヒロミとマキオ姉弟の母親・サユリ役。認知症が進み、リンコが女性の介護士として勤める老人ホームに入居しているが、ヒロミとは長い間不仲が続いている。さらに、門脇さんは介護士として働くリンコの同僚・佑香役。リンコと対照的に、サバサバとした性格で、結婚を控えている。2人はお互いの人生の節目に多大な影響を与え合っている存在だ。荻上監督自身が「映画を撮影していて、おもしろいなーと思う瞬間は、俳優さんが、自分の想像を越え、さらにすばらしいものを出してくれたときです。今回もおもしろい瞬間がたくさんあって幸せでした」と語るほど、脚本執筆時に思い描いていた通りのまるで“当て書きのような”キャスティングが実現。先日クランクアップし、撮影を終えたこの豪華キャスト陣からも熱いコメントが到着している。<以下、キャストコメント>■ミムラ(ヒロミ役/トモの母、マキオの姉)荻上監督の作品は、登場人物がお互い信頼し合っている感じがとても素敵だなと思いました。今回の台本を読んで、そのままズバリというところと、いままでの監督のテイストとは少し違うぞというチャレンジの部分も感じて、この作品に呼んでいただけたのは、本当に光栄です。多様な親子関係と、血のつながりではない部分での関係。血縁者であることの弱みと強み、そうではない人の弱みと強み。私の演じたヒロミのネグレクトも決してあってはならないことで、今回は、題材的にそんな社会問題にも踏み込んだものが多く描かれています。■田中美佐子(フミコ役/リンコの母)脚本を最後まで一気に読み切ってしまうくらい、とても感動しました。まさに監督のいま一番描きたいことが、この脚本の中にはすべて詰まっていると思います。トモちゃんよりは少し歳が上ですが、私も子育て中です。ただ、監督がこの映画で望む母親像と、私が実際にやっている母親とはまるで違うものです。母としてこの現場に来るのではなく、役者としてここに来て、監督の思う母親を100%できたらいいな、それに近づけたらいいなと思いながら演じました。監督もお子さんがいらっしゃるということで、「突然、子どもにカミングアウトされたら、やっぱりびっくりしますよね」って監督にお話したら、「え、どうしてですか?全然びっくりしないと思います」という答えが返ってきました。その言葉にも感動しました!(笑)■小池栄子(ナオミ役/トモの同級生・カイの母)色々なことに切り込んだ脚本ですし、いまの時代だからこそ、こういったテーマを、特に女性監督の目線で描くことが大事だと思いました。監督も、妥協しない、こだわりの強い方で、自分が理想とする役のイメージに近づける作業を、とても楽しんでいらっしゃると感じました。今後ももっと一緒に監督と作品を作ってみたいという気持ちです!非日常のように思えて、日常で巻き起こっている恋愛話なので、どう感じるかというのが、自分の恋愛観を見つめ直すいい機会になると思います。恋愛には寛容でいてほしい、いられる人になってほしいと、この映画を観た人には期待します。観終わった後は、恋したくなりますよ。やはりパートナーがいるのは、とても心強いことなので。恋しましょう!■りりィ(サユリ役/マキオとヒロミの母)私はリンコさんのようなタイプの人が友達に多くて、結構身近な問題だったんです。こういうテーマを取り上げてもらえるのは嬉しく思いました。生田さんは、キレイの一言!傍からみていて、ちょっとしたしぐさも女性になりきろうと努力されていました。男女を超越した人間愛。そこには男も女も、年齢制限もない。愛するってそういうことだと思うんです。そこを感じさせてもらえる作品になるんじゃないかと、完成を楽しみにしています!■門脇麦(佑香役/リンコの同僚の介護士)荻上監督の作品はとても好きなので、お話をいただいた時はとても嬉しかったです。脚本を読んで、いままでの荻上監督の作品のテイストと少し違うなと思ったので、どういう風に撮られるのか楽しみにしていました。監督の演出は非常に的確だし、繊細だし、自分が「いまの違ったな」と感じると、その微妙な違和感も察知されて、ちゃんと「もう1回!」が来ます(笑)。私が演じた佑香は「女の子っていいな」「恋するっていいな」「誰かと一緒になるっていいな」「人と人との繋がりっていいな」っていうことをリンコさんに感じさせる役だったと思います。本作では、育児放棄など様々な社会問題が盛り込まれていますが、どんどん人間関係が希薄になっていく社会で、一緒になるのが困難だからこそ、人間の繋がりの大切さや温かさが描かれるところを観て欲しいです。『彼らが本気で編むときは、』は2017年2月25日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年06月20日安倍夜郎の人気コミックを小林薫らで実写化する『深夜食堂』の劇場版第2弾の公開と、ドラマ新シーズンの配信が決定し、豪華キャスト陣が発表になった。映画『続・深夜食堂』は、11月5日(土)に公開され、ドラマ新シーズン(全10話)は、10月21日(金)よりNetflixにて配信される。その他の画像ビッグコミックオリジナルで連載中のコミック『深夜食堂』(既刊15巻)は、繁華街の路地裏で小さな食堂を営むマスターのもとに、味と居心地の良さを求めて集まる人々の悲喜こもごもを描いた人気シリーズ。これまでドラマ全3シリーズと、劇場版が2015年1月に公開された。映画『続・深夜食堂』は、マスター役の小林薫と、ドラマと劇場版を手がけてきた松岡錠司監督が続投。ドラマシリーズでおなじみの常連客(不破万作、綾田俊樹、松重豊、光石研、安藤玉恵、須藤理彩、小林麻子、吉本菜穂子、中山祐一朗、山中崇、宇野祥平、オダギリジョーと、劇場版に出演した多部未華子、余貴美子)のほか、新たなキャストとして佐藤浩市、河井青葉、池松壮亮、キムラ緑子、小島聖、渡辺美佐子、井川比佐志が出演する。映画の撮影は前作同様、美術監督・原田満生による300坪の倉庫の中に組まれた、新宿ゴールデン街を思わせるような街並みのセットで行われ、4月13日にクランクインし、5月12日にクランクアップ。もうひとつの主役となる焼肉定食、焼きうどん、豚汁定食をはじめとした季節感あふれる数々の料理は、これまでにも作品に関わってきたフードスタイリストの飯島奈美が手がけた。ドラマ新シーズンは、Netflixにて全世界190ヶ国同時配信。各話のゲストとして、片岡礼子、近藤公園、岡田義徳、コ・アソン、伊藤麻実子、矢本悠馬、志賀廣太郎、平田満、豊原功補、佐藤B作、新井浩文、森下能幸、緒川たまき、風間トオル、宮下順子らが出演する。ドラマ『深夜食堂』新シリーズ10月21日(金)よりNetflixにて全世界190カ国 同時配信『続・深夜食堂』11月5日(土)全国公開
2016年05月20日『かもめ食堂』『めがね』などを手掛ける荻上直子監督の5年ぶりの最新作『彼らが本気で編むときは、』が製作決定し、来年公開することが決定。なお、本作の主演には生田斗真、共演には桐谷健太、そして映画本格デビューとなる柿原りんかが出演することが明らかになった。小学生のトモは、育児放棄ぎみの母親・ヒロミと二人暮らし。ある日母親が家出をしてしまったため、叔父のマキオの家に向かう。過去にも同じ経験があったが、今回マキオはリンコという美しい恋人と暮らしていた。リンコは、元男性で“トランスジェンダー”。老人ホームで介護士として働いている。リンコの美味しい手料理に、食卓の団らん。母よりも自分に愛情を注いでくれるリンコに戸惑いながらも、3人での奇妙な共同生活が始まった――。本作は、日本映画の新しいジャンルを築き、その世界観から女性に圧倒的人気を持つ荻上監督の5年ぶりとなる待望の最新作。本作の監督と共に脚本も手がけており、その脚本は、2013年、アメリカから帰国した荻上監督が、「トランスジェンダーの子どもを持つ母親が子どものためにニセ乳を作る」という心温まるエピソードの書かれた新聞記事に目が止まり、そこから着想を得て監督自身が作り上げたオリジナル。今回の主人公、トランスジェンダーで介護士のリンコ役には、「ほかは考えられない」という監督たっての希望により抜擢された生田さん。『脳男』『予告犯』『グラスホッパー』そして8月公開の『秘密 THE TOP SECRET』など主演作が続く生田さんも、「荻上監督独特の、かわいくもあるし、優しくもある温かい脚本で、監督の期待に応えたいという思いが湧きました。監督はとてもサバサバした方で、違ったら違う、よかったらよかったと物事をはっきり言ってくださるので、とても信頼しています」とコメント。そしてその恋人・マキオ役には、『クローズZERO』『BECK』などに出演し、CMでは浦島太郎役で“浦ちゃん”の愛称でも知られる桐谷さん。以前から監督の作品を観ていると話す桐谷さんは、「荻上監督は、自分で本を書いて、自分で監督されているので、説得力が半端じゃないし、演出の指示が的確で、『なるほど、確かにそれがマキオかも!』って思えるんです。監督の演出によって、俺のマキオは余分なところが削がれ、本物の『小川マキオ』になって、転がり出していく感じです」と監督の凄さを痛感したと語る。さらに、育児放棄された子ども・トモ役には、「マルモのおきてスペシャル2014」、ミュージカル「モーツァルト!」でアマデ役を演じた柿原さん。今回、数回に渡るオーディションで輝く才能を見せ、本作が映画本格デビューとなった。すでにクランクインし、順調に撮影が進んでいるという本作。撮影が始まり生田さんは、「桐谷さんの存在もとても心強いです。僕のことをたくさん褒めてくれるし、『大丈夫、大丈夫』って背中をポンと押してくれるんです。もともとマキオさんのように器が大きい俳優さんだし、頼りたくなる存在」と共演の桐谷さんについて話し、また桐谷さんも「斗真とも『この映画は俺らのターニングポイントになりそうやね』と話しています。自分にとって何かが凄く変わりそうな作品と感じていますし、いままでやったことのない人物像なので、自分自身も凄く楽しみだし、肩の力を抜いてマキオとして監督の世界にちゃんと漂えるようにしたいです!」と意気込みを語っている。さらに監督も「私にとっても、生田さんや桐谷さんにとっても、転機となる作品だと思っていますし、そうなるように努力しているところです。癒し系、スローライフなどが、私の過去の映画のイメージでした。ならば言いたい。本作では、癒やしてなるものか!もはや、生ぬるいものを作る気など一切ありません」と熱いメッセージを寄せていた。監督の新境地ともいえる本作で、生田さんと桐谷さんのどんな新たな一面が覗けるのだろうか。『彼らが本気で編むときは、』は2017年2月25日(土)より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年03月21日東京・渋谷にある「なぎ食堂」は、肉・魚・卵を一切使わない“ヴィーガン”料理のお店でありながら、がっつり食べて満腹になれるメニューで人気のお店。2013年にはそのレシピを一冊にまとめた『なぎ食堂のベジタブル・レシピ』を発売し話題になった。そしてこのたび待望のレシピ本第二弾『野菜角打ちなぎ食堂のベジおつまみ』が3月15日(火)に発売となる。『野菜角打ちなぎ食堂のベジおつまみ』発売情報タイトルにある“角打ち”とは、いわゆる「酒屋の店頭で酒を呑む」行為のことで、ここ数年の立ち飲みブームもあって注目されているキーワードだ。今回のレシピ本では、まさにそんな角打ち気分で楽しめる、野菜だけで作れる超簡単なおつまみをたっぷり掲載。しかも、調理時間は最短1分、ほとんどのレシピが2~3行程でできるものばかり。しかしながら、ちょっとしたおかずにもなるメニューもいろいろで、お酒を呑まない人でも満足できるアイデア盛りだくさんのレシピとなっている。すぐにできるスピードメニューから、和える・焼く・炒める・煮る…など調理法別にレシピを掲載。また、「なぎ食堂」でもお馴染みの、使い勝手のいいオリジナルのソースのレシピも公開。巻末には、著者であり店主の小田晶房さんと、バンドcore of bellsのメンバーであり「飲み屋 えるえふる」を経営する會田洋平さんとの「角打ち対談」も収録。おふたりにとってのお酒やおつまみ、飲み屋やお店を経営することなどが語られている。■『野菜角打ちなぎ食堂のベジおつまみ』小田晶房2016年3月15日(火)発売1400円+税ISBN:978-4-8356-2879-0四六版並製本128ページ
2016年02月09日●ベジタリアンにも嬉しい! 社内ビュッフェ2015年5月、社員食堂をリニューアルしたソニー。バラエティに富んだメニューを楽しめる「ビュッフェアイランド」と、食事や会議など自由に利用できる「リラックスゾーン」が新たに設立された空間といった噂をきいて、実際に社員食堂に足を運んだ。○社員の好奇心を刺激する、社内環境へそもそもなぜ社員食堂をリニューアルしたのか。そこには、会社のミッションがあったそうだ。ソニーでは、「ユーザーの皆様に感動をもたらし、人々の好奇心を刺激する会社であり続ける」ことをミッションに掲げている。「社員が元気でクリエイティブでなければ、感動をもたらす商品やサービスを生みだせませんから」 と話してくれたのは、ソニーコーポレートサービス 総務センター 蔵並絵里子さん。今回のリニューアルには、仕事の合間にリラックスや気分転換し、十分に能力を発揮してもらいたい! という社員への期待が込められている。○テイクアウトできるビュッフェスタイル一番大きな改革は、社内食堂の一番奥にあったフルサービス形式の和食レストランをビュッフェスタイルに変えたことだ。以前の社食は、奥まったエリアで人が集まりにくかったことや、メニューが和食のみという、社員の食のニーズへの配慮不足などの課題があった。リニューアルによって同社が特に強化したのは、「リフレッシュ」「社員間のコミュニケーション」「グローバル対応」「ワクワク感」「社内交流」の5点。そこで、実際に社内食堂に新設された2つのスペースをみせてもらった。まず「ビュッフェアイランド」は、豊富なメニューから好きな量・種類を選べるビュッフェスタイルの食堂。「計量カウンター」にプレートを置くと、食事の値段が表示される仕組みとなっている。料理の重さによる料金制で1g=1.2円。食べたいものを食べたい量だけ購入できるのが魅力的だ。専用のプレート に入れればテイクアウトできるのも、時間に追われる社員には嬉しいだろう。料理は日替わりで、20種類の和食・洋食・中華料理が展開されている。さらにベジタリアンの多い外国人社員や外国人の来客などに備え、「ベジタリアンメニュー」を導入することで、社員の多様性に対応している。このほか、中華、宮城県の郷土料理、北海道のグルメなどの料理フェアを月に1回開催し、社員を飽きさせないための工夫がなされている。●ビュッフェに隣接するのは……まるで"公園"!?○"目線"の変化で気分転換できる、リラックスゾーン次に紹介するのは、「リラックスゾーン」。社員から“休息”を求める声があったために、創設された。通常のオフィスにはないポップな色彩と形状で、見る人をワクワクさせるようなテーブルやイスが並ぶ。家のリビングをイメージした「ミニハウス」に入ると、オフィスなのにプライベート空間にいるようだ。さらに、ランチやミーティングなどコミュニケーションの形に合わせ、フレキシブルに利用できるテーブルとソファが並んでいる。これらのイスに共通するのは、座席の背もたれをあえて高くして設計していることだ。周囲からの目線を遮り、リラックスした時間を共有できる。○"段差"をつくることで"目線"をズラす「リラックスゾーン」の端にあるL字型スペースは、床に公園の芝生をイメージしたカーペットを使用し、他のスペースから一段下がったつくりになっている。イスとイスの間には、隣に人がいても目線が気にならないように、人工植物が置かれている。さらに、設置されたテーブルは縦横自由に動かすことができる。実際に、個人作業の際はテーブルを縦にしてメモ帳を置いたり、複数人の場合はテーブルを横にして床に座って話したりと、利用の仕方もさまざま。このように家具のレイアウトを変えることで、ケースバイケースにリラックスした空間を楽しめるのも魅力的だ。また、はしごを登って利用できるロフト形式の個人スペースもある。左右に壁があるので、隣にいる人のことを気にせず、自分の部屋のように集中して作業に取り組めそうだ。デザインを担当した乃村工藝デザイナー 上田 薫さんは、「公園の遊具と同様に、段差によって目線の位置が変化する仕掛けづくりをしています。普段自分達が見えない光景が見えてくるので、気分も変わるのではないでしょうか」とその効果に期待を寄せる。○これからの展望は?今回の社内食堂のリニューアルの効果について、ソニーコーポレートサービス企画管理部統括部長の白石憲一さんは「2008年以降、ソニーの業績が大変苦しい時期でしたが、2015年度より色々な施策を打った結果、回復傾向にあります。業績回復の一部に、今回のリニューアルも貢献していると感じています」とコメントした。ビュッフェアイランドの平均利用人数は、リニューアル前の80名(2014年5月)から528名(2015年12月)まで増加している。ビュッフェアイランドに対しては「以前よりも味が美味しくなりメニューバリエーションも増えた」「時間がないときにテイクアウトができるのが便利」といった声も寄せられているそうだ。リラックスゾーンも、「人の目線が気にならず、落ち着いて食事ができる」「個人作業に集中できる」などの好評価を得ている。今後、社内食堂を通してどのような取り組みをしていきたいかを聞いたところ、蔵並さんは「課題の一つである社員間のコミュニケーションの活性化です。今後としては、スペースを活用してイベントや懇親会などの機会をつくっていきたいと考えています。お昼以外の時間にも、人が集まる空間をつくることができると思っています」と意気込みを語った。○まとめさまざまな製品を生み出すソニー。その舞台となるオフィスでは、"人々に感動をもたらす商品やサービスを届けたい"という想いから、より社員の好奇心を刺激するための仕掛けづくりがなされていた。以前本誌が取材したジョンソン・エンド・ジョンソン でも、社内の組織変更に応じてオフィスのレイアウト改善が行われていた。このような会社の方針やミッションを紐付けた社内環境の改変は、企業成長と密接なところにあるのかもしれない。
2016年02月03日インドネシアのお土産によく挙がるのが、コーヒー。コーヒー愛好家の中では有名な、最高級コーヒー「ルワックコーヒー」をご存じでしょうか?映画「かもめ食堂」や「最高の人生の見つけ方」の中でも、このルワックコーヒーの名が出てくるので、聞いたことがある方も多いかもしれません。ルワックコーヒーとは、コーヒーの実を食べたジャコウネコの糞から取れる未消化のコーヒー。ジャコウネコの体の中で発酵し、より風味豊かなコーヒーになるそうです。100%純粋なルワックコーヒーは、とても希少価値が高いため、日本では1杯数千円もするそうです。ジョグジャカルタにも、100%ルワックコーヒーを販売するお店が何軒かあります。今回は、旅行者の方が一番行きやすいお店をご紹介します。Pawon Luwak Coffee(パオン・ルワック・コーヒー)ボロブドゥール寺院の近くにあるパオン寺院のすぐそばにあります。こちらが、ジャコウネコ。ネコというよりもタヌキのような見た目です。アラビカ種の豆/粉、ロブスター種の豆/粉の4種類が販売されています。お店では、試飲もできるので、是非ご興味ある方は立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
2016年01月27日「締切から逃れたい…」、ライターとしての心の声がうっかり漏れてしまったが、ドラマ『本棚食堂』の主人公、少女漫画家・姫川ロザンナのペンネームを持つ男性コンビも同様のようで。彼らは、締切という現実から逃げたくて、小説や漫画に出てくる料理を作り始める。「最初の企画書ではズバリ“逃避飯”というタイトルでした。受験勉強のときに、ふだんはしないくせにやたら部屋を掃除したくなって、無心でやってしまう。そういうのって面白いなというのが企画の原点です」とプロデューサーの吉見健士さん。このドラマにおいて、料理は主役ともいうべき存在。美味しそうに撮影するためにあらゆる工夫を凝らす。「音は大切ですね。ジューッと焼く音が入るとぐっと食欲を増しますから。寄りのカットを入れてみたり、毎回、試行錯誤しています」と、同じくプロデューサーの小澤寛さん。そもそも、古今東西、膨大な数の本や漫画から、どうやってレシピを探してくるのだろう。「最初は選書家やリサーチャーにお願いしました。『任せてください』と言われたので安心してたら、10日ほど経って無理だと…。小説1冊から5行くらいの料理描写を探すのは、砂漠で水を探すような作業なんです。結果、ADが国会図書館に2か月通いつめて200冊くらい目星をつけました。続けていくと、ページをめくっていて光が差すらしいですよ。もうね、監督より、努力してレシピを探してくるADが偉い!次があるとしたら、レシピを探さない者には監督させません(笑)」(吉見さん)実は、吉見さんは『孤独のグルメ』のプロデューサーでもあり、小澤さん曰く「グルメドラマブームの仕掛け人」。ブームにある背景って?「ひとり飯が女性を含めて、一般的になったのが大きいですね。あとは、ごはんの画力。小澤さんも話されてましたが、数秒でも長く、美味しい料理を見てもらうことには、とことんこだわっています」(吉見さん)◇『本棚食堂』昨夏の2本、8月の4本に続き、10月6日23:15~毎週火曜、新たに4回分がNHKBSプレミアムにて放送される。今回は、姫川ロザンナの結成秘話が明かされるなど、見逃せない展開が!※『anan』2015年10月7日号より。文・小泉咲子
2015年10月05日