「横隔膜ヘルニア」という先天性疾患を抱えて生まれたお子さんを持つママの体験談をお届けする連載企画です。横隔膜ヘルニアとは、本来胸とおなかの臓器を隔てている横隔膜に生まれつき穴が開いており、その穴からおなかの中の臓器が胸の中に出てきて心臓や肺を圧迫してしまう病気。おなかの子が横隔膜ヘルニアであると診断された妊娠中から出産までのできごとやママが感じた不安、生まれたお子さんの様子やその後の治療についてご紹介していきます。息子が入院していたこども病院では、入院している息子だけでなく、上の子を含めた家族のケアにも気を使ってくれました。息子の容態が安定してGCU(新生児治療回復室)に移った日、本来病棟内に入れない上の子たちとの面会(特別面会)についての説明があり、家族みんなで楽しみにしていたのですが……。 特別面会とは?感染防止の観点から、18歳未満の面会は原則禁止(18歳以上は患者の親と連れ添って1人まで面会可能)となっているGCU。しかし18歳未満のきょうだいがいて入院期間が長い場合などは特例措置として個室での面会が認められており、この面会は「特別面会」と呼ばれていました。 息子の場合はGCUに移った時点で容態が安定していたので、すぐに特別面会を手配してもらえることに。1週間後に予約してもらった特別面会を家族みんなで楽しみに待っていました。 インフルエンザでまさかの延期特別面会を予約して帰った土曜日、長女が熱を出しました。幸い月曜日には熱が下がったのですが、夕方ごろ幼稚園から「インフルエンザが流行っているため明日から学級閉鎖です」との電話が。「まさか娘も?」と思っていると、その夜に次女が発熱。病院で検査してみるとやはりインフルエンザでした。 家族全員インフルエンザの予防接種は打っており、娘たちも軽症で、私や夫にうつることもなかったのですが、こども病院と話し合った結果、特別面会は延期することになりました。 少し不安だった子どもたちの初対面上の娘たちの体調も整い、やっと特別面会をおこなえたのは息子が生後2カ月半を過ぎたころでした。念入りに手洗い消毒をし、マスクをつけて、ガウン代わりのスモックを着せられた娘たちは緊張の面持ち。看護師さんについて、家族みんなで息子のいる個室へ向かいます。 生まれてすぐのころと比べるとだいぶ身軽になったとはいえ、まだ鼻に人工呼吸器がついている息子。写真は見せていたものの、いわゆる「普通の赤ちゃん」ではない息子に娘たちがどう反応するか私は少しだけ心配でした。 離れていてもちゃんときょうだい「かわいい! 触ってもいい?」。長女がそう言いながらちゅうちょなく息子に手を伸ばしたときは本当にホッとしました。看護師さんから息子を抱っこさせてもらった長女は、私が「重いでしょ? 代わろうか?」と言ってもなかなか抱っこをやめず、緊張していた次女も息子の頭をわしわしと無遠慮に撫でまわしています。 そして、当の息子は初対面の姉たちを不思議そうにじっと見つめたまま、何をされても一切泣かずに1時間超の面会を終えました。 「医療的ケア児の息子を上の子たちが受け入れられないのではないか?」という私の不安は完全に杞憂(きゆう)に終わりました。ずっと会えなくても、初対面で打ち解けた子どもたちの姿に、きょうだいの絆の強さを感じた忘れられない出来事です。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:岩崎はるか2女1男の母。両実家とも遠方のためワンオペ育児中。先天異常の影響で肺が片方しかない医療ケア児を含む3人の子を育てた育児体験談のほか、大学院まで学んだ食についても執筆。
2020年09月18日息子が小学6年生の時の出来事小学校6年の冬、息子は季節性のインフルエンザにかかりました。病院で処方された抗ウイルス薬を服用した後も高熱は暫く続きました。夜、私と娘が話をしていると、隣の部屋で寝ていた息子が何か訴えてきました。「どうした?しんどいの?話し声がうるさかった?」娘との話を中断し息子の部屋に向かうと、息子がドアの前に立っていました。何やら不穏な様子息子はこちらの問いに答えず、唸り声を上げていました。「吐き気がするの?トイレに行く?」私は息子をトイレに誘導しましたが、背中をさすっても息子は上手く吐くことができないようでした。唸り声は徐々に大きくなっていき、息子は便器に顔を突っ込んだまま便座の蓋の開閉を始めました。「ちょっと⁉頭、挟まってるよ!危ないって!」私が制止しても息子はやめる気配がありません。唸る息子が自ら“便器怪獣に食べられてるような仕草”を繰り返すのを見て私は思いました。「これは熱せん妄かも…」知識はあったけれど1~10才台の子どもが発熱に伴って異常な行動をとる『熱せん妄(もう)』は、ニュースなどで見て知ってはいました。実際、娘が小さいときに、インフルエンザの高熱でうなされながら布団の中で足をバタバタさせていたのを(私も横で寝込みながら)目にしたことがありました。2才の幼児が布団の中で足をバタバタするぐらいなら「熱でうなされているのかな?怖い夢でも見たのかな?寝ぼけているのかな?」と思う程度ですが、11才の男子が立ち歩いて大声を上げる様子を目の当たりにすると、知識はあってもやはり動揺します。救急外来を受診幸いそのときは家に主人がいたので、叫び声を発しながら便器に頭を突っ込んで便座の蓋を開閉する息子を主人に押さえてもらい、その間に私は救急に電話をしました。救急隊の人に支えられ救急車に乗り込む頃に息子は落ち着き始め、受け答えもできるようになっていました。病院に着いて医師の診察を受けたときには日時や名前、自分がいる場所なども言えていました。医師によるとインフルエンザの流行時期だったこともあり、その日は息子と同じような症状の子どもが10人ほど救急外来を訪れ、そのうち何人かは経過観察の為そのまま入院になったそうです。息子は会話もできるようになっていたので、解熱剤を処方され帰宅することになりました。ただ、今後も同じような症状が起こり得るので、暫くは大人が傍で様子を見ているように言われました。熱が高い間は要注意熱が続いた数日間は、医師に言われた通りできるだけ私か主人が息子の傍にいるようにしました。玄関や窓はダブルロックをし、台所のコンロもロックを掛けました。熱せん妄と思われる症状はその後2回ありました(いずれも寝起きの時)。目は開いているのですが、やはりこちらの呼び掛けには応じることはありません。2度目以降は“便器の蓋パカパカ”はありませんでしたが、トイレの前で叫んだり、廊下で頭を抱えてうずくまったりしました。私は息子が落ち着くまで背中をさすりしました。落ち着くと息子は再び布団に戻り眠りました。私は息子の様子から、「身体は起きているけど脳は眠っていて夢を見ている状態なんだろうな」と思いました。熱せん妄よりも私が驚いたこと息子が回復した後、私は息子と熱せん妄を起こしたときの話をしました。本人にはその時の記憶ほとんどありませんでした。息子「最初の時だけ少し覚えてる。多分夢だと思うんだけど、部屋の中に何人か人がいて、その人の頭の上にしずくの形をした魂みたいのが見えたんだ。」私「そりゃ怖いね。逃げ出したくもなるね。」息子「でもその後は記憶ないな。俺、どんな様子だったの?ホントに大声出したりしたの?」私はそのときの様子を絵に描いて息子に見せました。すると...Upload By 荒木まち子息子「・・・。俺、障害になっちゃったのかな?」私「!?」息子「だって姉さん、暴れてた時あったじゃん。」私は息子のこの言葉にとても驚きました。暴れる=障害!?数年前、娘が高校生のとき、家で暴れていた時期がありました。息子はそのとき、小学校の低学年でした。それまでの姉からは想像できないほどの豹変ぶりを彼は目の当たりにしていました。そのときの様子がよほど印象深かったのでしょう。息子は今回自分が暴れた原因が、姉と同じように障害由来ではないかと心配したようです。それは“きょうだい児ならでは”の発想なのでしょう。私は息子に熱せん妄の説明をし、姉が暴れた原因とは違うことを伝えました。思春期の息子に対し今年中学生になった息子は、「親に自分の部屋に入って欲しくない」「友達に姉の障害の事を知られたくない」と思うようになってきています。親を疎ましく思い、友達に大きく左右されるといった典型的な思春期を迎えています。また、精神的にも知的にも息子は姉を追い越し始めてきています。息子が私に「姉さんに対してどう接したら良いかわからないときがある」と言ったこともあります。小学生の時とは明らかに違ってきています。今まで事あるごとに娘や主人に対して障害の特性について対話を重ねてきたのと同様に、これからはきょうだい児である息子に対しても、娘の障害について丁寧に話をしていく必要があると感じています。おまけ息子が回復するまで同じ部屋で寝たり、日中そばでずっと見守ったり、熱せん妄をおこした際には抱きしめたり体をさすったり、と濃厚接触をしていたにも関わらず他の家族にインフルエンザは感染りませんでした。マスク、消毒、手洗い、うがい、換気などの対策をすれば、家庭内感染の予防はできるんだなぁ、と実感できたできごとでもありました。おしまい
2020年09月16日夏休みは家で過ごす時間が長いため、いつも以上に増えるきょうだいゲンカ。そんな時、上の子に対してつい厳しく叱ってしまうママは多いのではないでしょうか。私は元幼稚園教諭であり、現在は2児のママとして活発なきょうだいの育児に奮闘中。今回は、私の今までの経験から、きょうだいが仲良くなるために必要な、親の上の子のへ対応についてお伝えします。ケンカの原因は、下の子への嫉妬かも一緒にいる時間が長くなると、きょうだいケンカが増えるのは仕方のないこと。やりたい遊びがちがったり、ものの取り合いであったり、理由のあるケンカは、お互い素直に気持ちを出し合える仲のいいきょうだいだからこそ起きるものです。しかし、上の子が下の子に必要以上にきつく当たったり、理由なく手を出すことが多い場合、「下の子への嫉妬」が原因かもしれません。具体的には、下の子のものを取る、叩く、押すなど明らかにいじわるをしているなど。ある程度の年齢になると、ものを貸さない、下の子のやることが気になり文句を言う、無視するなど、冷たい態度をとることもあるかもしれません。叱りすぎは上の子の嫉妬心をあおり、悪循環に!それでケンカになると、上の子が原因となっていることが多いわけですから、叱られるのは上の子に。ママとしては上の子に、「叩いてはいけない」「下の子にも貸してあげなきゃダメ」「優しくしなさい」など伝えなくてはいけないと思うので、どうしても厳しくしてしまいがち。しかし、「嫉妬」からいじわるをしている場合は、それがよくないことというのは、その子自身がすでにわかっていることが多いのです。それでも下の子に対しイライラが抑えられず、悪いとわかっていてもいじわるをしています。また、何とかして大人の気を引きたいという思いが行動に出てしまうことも。上の子がそのような気持ちを抱えている時に、ママにきつく叱られると、叱られない下の子に対しイライラし、さらにいじわるをするという悪循環になってしまうのです。叱らずに甘やかすことが解決の近道上の子が嫉妬から下の子にいじわるしていると感じたら、親がすべきことは叱ることではなく、「甘やかすこと」なのです。改めて考えてみると、下の子は許されていて、上の子は許されないことは多くあるはず。いったんそれをゆるめて、同じように対応します。たとえば、下の子に靴を履かせてあげているなら、自分でできる上の子にも履かせてあげましょう。また上の子だけの特別な時間を作ります。下の子のお昼寝の時間に抱っこする、二人だけでアイスを食べるなど、なんでもかまいません。そして、当たり前のこともほめてあげましょう。下の子がまだできないことができていたら「さすが〇歳だね!」と誉めたり「お兄ちゃん(お姉ちゃん)ってすごいね!」と下の子に同意を求めたり。「下の子に負けないくらいかわいいよ!大切だよ!」というメッセージをどんどん伝えてあげればいいのです。上の子の様子を見ながら軌道修正していけばいい甘やかすこと、かわいがることを続けていくと、少しずつ上の子に余裕ができ、下の子に当たることが少なくなってきます。そうしてやっとお兄ちゃん・お姉ちゃんとして、下の子にやさしく関わることができるのです。とはいえ、私自身子育てをしていて感じるのは、上の子の愛情バロメーターは底がないということ。もともとは、両親からの愛情を独り占めしていた第一子。親としてはできる限り手をかけ、かわいがっているつもりでも、本人にとっては足りないという時もあるようで、常に満足させるのは至難の業。だから、親が十分に対応できないときがあっても、それはそれでしょうがないのかなと思うようにしています。大事なのは、上の子の「嫉妬心」に気づいた時にはいつもより少し優しく対応すること。その時々の様子に合わせて軌道修正しつつ、関わっていけばいいと思います。
2020年08月22日集団生活には何かしらのトラブルはつきもの。小学6年生の女の子、小学2年生の男の子、幼稚園年中の男の子がいるわが家でも、毎日、大なり小なりの言い争いが発生し、険悪なムードになることもしばしば…。しかし、寝る前に必ず「幸せの呪文」を唱えることにして以来、その日のいざこざが驚くほど解消され、翌朝には皆スッキリした気分で「おはよう」と言えるようになりました。今回の記事では、わが家で「幸せの呪文」が生まれた経緯や、活用法をお伝えします。みんな口が達者!?口ゲンカが絶えないわが家ウチの家族5人は、どちらかというとみんなおしゃべりが大好き。話のネタがどんどん出てきて、「私・僕の話を聞いて!」となることが多いです。特に、第3子が3歳になり、だいぶ話せるようになってきたころから、きょうだい3人それぞれが自分の話を聞いてほしいがために「私が先!僕が先!」と、人の話をさえぎって話すことが増えました。話を途中でさえぎられた側からすると、「どうして話し終わるまで待ってくれないの!」とストレスがたまり、子ども同士で言い争いになる場合も。その都度、私も「順番だよ」「ちょっと待ってね」と諭すのですが、回数が重なるとイライラして声を荒げてしまい…。その後自己嫌悪に陥るのですが、私も頑固なところがあり、「どうして何度も言っているのにわかってくれないの」と、怒ったこと自体を素直に謝ることができない気持ちもありました。ベッドタイムに気持ちを吐き出したらスッキリわが家では、寝る前に寝室で絵本を読み、その後電気を暗くして1日のできごとを振り返る時間を「ベッドタイム」として設けています。もともとは、フルタイム勤務をしていた当時、忙しくて日中子ども達の話をゆっくり聞くことができなかったので、ベッドに寝転んで体を休ませながら、保育園での様子などを聞く時間として使っていました。専業主婦になった今は、以前よりも子どもと日中に接する時間が増えたので、幼稚園や学校での出来事は寝る前までの間に聞くようになりました。その代わり、ベッドタイムに暗くなった部屋でベッドに横になりながら、自分のモヤモヤした気持ちを吐き出すことにしてみたのです。その日は、「さっきはママ、言いすぎちゃったね。ごめんね。ママは1人しかいないから、順番にしか話を聞けないんだよ。〇〇ちゃんのことも△△くんのことも大好きだから、明日は順番守ってくれたらうれしいな」そう言いながら、子どもをギューッと抱きしめました。部屋を暗くしているので、子ども達の表情はあまり見えませんでしたが、肌が触れあうことで私の思いもストレートに伝わるような気がしました。「うーん、わかった。気をつける」子ども達からも、そんな言葉が聞こえました。「幸せの呪文」をしっかり口に出して伝えるそれ以来、私自身「あ、言いすぎたな」と思うことがあったら、ひと呼吸して自分のイライラが落ち着くまで待ち、その日の夜に「さっきはごめんね」「大好きだよ」「世界で一番大切だよ」など、思いをしっかり口に出して伝えるようにしています。また、おもちゃの取り合いやテレビのチャンネル争いなど、子ども同士のいざこざがその場で解決できていないように感じたときは、ベッドタイムに私から「さっき〇〇でもめていたけど、仲直りした?」と声かけするようにしています。すると、子ども達の間でもギューッとハグをしながら「ごめんなさい。明日は仲よく遊ぼうね」などと言い合うように。こんな感じで、わが家では「ごめんなさい」「大好きだよ」と伝えること、そしてハグをすることが、「幸せの呪文」として機能しています。子どもの月齢に合わせて「幸せの呪文」も変化「幸せの呪文」は、子どもの成長に合わせ、少しずつ内容が変化しています。一例を紹介します。・幼少期:「ごめんなさい」「ありがとう」「大好き」、ハグ、抱っこ、手つなぎ・小学校低学年:「ごめんなさい」「ありがとう」「大好き」「世界で一番大切」、ハグ(抱っこや手つなぎはしたがらなくなりました)・小学校高学年:「ごめんなさい」「ありがとう」「大好き」「どんなときでも〇〇の味方だよ」(肌の触れ合いはしてもらえなくなりました)ちなみに、夫婦間でも、もめごとの大小はあるでしょうが、幸せの呪文は有効だなと感じています。普段なかなかいえないセリフでも、たまには意識して「愛している」「いつもありがとう」と言うようにすると、夫婦関係も円満にいくように感じています。各家庭それぞれの「幸せの呪文」は「私は家族に愛されている」と感じられるパワーを与えてくれるものだと思います。「なかなか気持ちを素直に伝えられないな」と感じる場合は、ぜひベッドタイムで試してみてください。その日のモヤモヤは、その日のうちに解消して、スッキリした朝を迎えましょう!<文・写真:ライターnanahi>
2020年07月26日私には7歳・5歳・2歳・0歳の子どもがいます。4人きょうだいの上2人にはついつい「自分でやってね!」と言ってしまうし、下の子たちの面倒もたくさん頼んでしまいます。一生懸命やってくれるけど、本当は大変だよなぁ……と気づかされたことがあったのでご紹介したいと思います。 「かわいいけどちょっと困る!」長男と次男は2歳半差。次男が生まれたときには「これがおめめ、これが鼻、あ~かわいいな~」なんてメロメロだった長男ですが、次男がハイハイを始めたころからかんしゃくが多発するようになりました。せっかく作った作品が壊されたり、おもちゃはよだれでべとべとにされたり。 赤ちゃん返りはほとんどなかったですが、ふとしたときに長男が「○○ちゃんはかわいいけど、ちょっと困る!」と叫んでいて、お兄ちゃんは大変だなぁと思ったのでした。 「ばあばんちに行ってくる!」次男から2歳半差で、第3子が誕生! 次男に対しては着替えやトイレなどを「自分でやってね」と言うことが多くなり、できていないと長男が「そんなこともできないのか!」と少々強く言うこともありました。妹が少し成長しておもちゃの取り合いになると、気の強い妹が勝ち取ることが多く、次男は噛まれてしまうことも多々。 お兄ちゃんにはバカにされ、妹には喧嘩で負け、親は育児・家事で忙しそう。次男は家で過ごすのがつらかったのかもしれません。しばしば「ばあばんち行ってくる」と義実家で過ごしていました。家族で「次男の気持ちを大切にしよう」と話し合って、なるべく次男の話には耳を傾けるように意識するようになりました。 「お母さんにはわからないよ!!」第3子から2歳差で第4子が生まれ、ますますバタバタな毎日。お兄ちゃんたちは自分のことは自分でできて「当たり前」とされ、下の子のお世話や簡単な家事もどんどん任されるようになりました。 しかし次男は気に入らないことがあるとキーキー叫び、物を投げたりドアをバタンと強く閉めたり、とにかくぐずり始めたらなかなか止まらず、私もイライラすることも多くなりました。 しかし、ある日長男が放った「お兄ちゃんは大変なの! おかあさんにはわからないよ!!」のひと言。私自身が年の離れた3きょうだいの末っ子だったので、言ったのでしょう。長男だってまだ7歳、次男はまだ5歳、もっと甘えたいこともあるんだよな……と反省しました。 4人も子どもがいると、毎日必ず喧嘩はあるし、上の子たちは我慢しなければいけないことも多いです。それでもきょうだいの誰かがいなくなると「つまらない!」と言っています。夜寝るときは相変わらずママの隣の争奪戦。あともう少しだけ、お兄ちゃんたちと触れ合える時間を大切にして過ごしていきたいです。 監修/助産師REIKO著者:小林まり3男1女の母。元小学校教員。夫は土日出勤、出張も多いNPO職員。育児の大変さを実感しながらもコツをつかみ始めてきたところ。自身の経験を中心に執筆している。
2020年06月30日2020年6月18日、俳優の清原翔さんが脳出血による緊急手術を受け、入院したことが明らかになりました。所属事務所は「命に別状はなく、当面治療に専念する」と発表。27歳という若さから、ネット上では驚きと心配の声が数多く上がっています。横山だいすけ「ただ無事に笑顔でまた会えるのを願うばかり」同月19日、清原さんとドラマなどで共演し、プライベートでも親交のある、タレントの横山だいすけさんがブログを更新。清原さんのことを『大事な友人』と称し、自身の想いをつづりました。昨日大事な友人の俳優・モデルの清原翔くんが、緊急手術・入院しました。ただただ無事に笑顔でまた会えるのを願うばかりです。とにかく、みんなも健康には気をつけてね。ちょっとでも異変を感じたら休むこと。休むことが大事。横山だいすけオフィシャルブログーより引用横山さんは、清原さんへのエールとあわせて「ちょっとでも異変を感じたら休むことが大事」と注意を呼びかけています。心のこもった投稿に、ネット以上ではさまざまな声が寄せられました。・清原さんのニュースにはビックリしました。本当に、無理せず休むことが大切ですね。・「体調の異変には気を付けなければ」と改めて実感させられました。・だいすけお兄さんも、心配や不安があるかと思いますが、無理しないでください。横山さんの気遣いは、清原さんのもとにも届くことでしょう。1日も早く、清原さんの元気な姿をテレビで見られる日が来ることを願うばかりです。[文・構成/grape編集部]
2020年06月19日私は物心が付いたころから、母親からのきょうだい間の対応の差を感じていました。私はずっと「私は親からきょうだい差別を受けている」と思っていました。でも、大人になってからは「あれは、区別だったのかも」と思うことも。しかしどちらにしても、私にとってはつらい経験でした。 幼いころから感じていた「差」私は幼いころから、私と弟に対する母の対応に差を感じていました。例えば、おもちゃ。おもちゃ箱の中には、弟のプラレールやトーマスのおもちゃがたくさん詰まっていました。でも、私のおもちゃはないのです。弟のおもちゃで遊んだ記憶はあるのですが、自分のおもちゃで遊んだ記憶はありません。 私に向けられたものは、本棚に立てられた幼児教育の教科書だけでした。写真を見ても、これは私の記憶違いではなさそうでした。 弟は褒められるのに、私は…少し成長してからは、「弟は褒めてもらえるのに、私は褒めてもらえない」と思うことが多くありました。 例えば、学校のテスト。私が90点台を取ると、「どうしてこんな問題を間違えたの!? ちゃんと勉強しなかったからでしょ!」と怒られました。一方、弟が50点台を取ると、「ここも、ここも、できたね! 頑張って勉強したからだね! すごいね!」とやさしく褒められていました。それを見た私は大ショックです。私のほうが良い点数なのに、なぜ私は怒られるのか。なぜ弟は褒められるのか。 とてもつらかったことを覚えています。 母は私のことが嫌いなのだと思ったなぜ母は「きょうだい差別」をするのか。幼い私が考え出した答えは、「ママは私のことが嫌いだから」でした。「ママは弟のほうが好きなんだ」「私はいらない子なんだ」そんなことを考えると、つらくて悲しくてたまりませんでした。 しかし、今になって考えると、あれは「差別」ではなく「区別」だったのではないかと思うこともあります。母は私に「あなたは何でもひとりで、じょうずにできた。でも弟は何をやらせても遅いし、下手だった」と言っていたことがあるからです。 平等に接してほしかったもしかしたら母は、こう考えたのかもしれません。 「姉には遊びより教育を与えたい。弟には教育より遊びを与えたい」「もし50点で良いと姉を褒めたら、姉がそれで良いと勘違いして怠けてしまうかもしれない。逆に、90点を取れないからと弟を叱るのは、弟には酷だ」 確かにその子の個性、その子の個性に合わせた対応をすることは大切なことです。しかし子どもの私にとって、それはとてもつらい出来事だったことに変わりはありません。 私も親となった今、子どもへの接し方の難しさがわかるようになりました。でもやはり、あからさまにきょうだい間の対応を変えることは、子どもの心を傷付けることに繋がると感じています。 子どもの個性に合わせた対応をした結果、傷つく可能性があるくらいなら、みんな同じように接してあげたいと感じます。私は現在第二子妊娠中です。第二子が生まれたあとは、自分のつらかった経験を思い出し、どちらも「差別されている」と感じないよう、平等に接してあげたいと思っています。 イラスト:ののぱ監修/助産師REIKO著者:丸川朋一女の母。出産を機に仕事を退職。子育てのかたわら、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。現在第二子妊娠中。
2020年05月22日長引く休校休園、きょうだいが揃って家にこもっていると、ケンカが絶えないのが多くのママの悩みではないでしょうか。うちの小2の息子と年中の娘も、いつも以上にケンカが増え困っていたのですが、最近、ある方法でピタっと止まりました。今回はきょうだいゲンカの時に親がすべき対応と、うちの子どもたちのケンカが止まった方法をお伝えします。きょうだいゲンカが起こるのは「素」になるからうちの子たちの様子や、子どもの友達のママたちの話を聞いて感じるのは、学校や幼稚園では友達とケンカをすることがほとんどない子も、きょうだいとはケンカになることが多いということ。それは家では、それぞれが「素」になっているからだと思います。外では自分1人でできていることも、家では「ママやって~」と甘えてしまうのと同じで、外では友達に対して遠慮したり、ガマンできることも、きょうだいに対しては感情のままに行動してしまうようです。そう考えると、いつも外でがんばっている子どもたち、きょうだいゲンカはおおらかに受け止めてあげたいところ。理想的な親の対応は、双方の話をしっかり聞くことわが家できょうだいゲンカが起きた場合、基本的には自分たちで解決してもらいたいと思い、できるだけ介入しないようにしています。私が止めに入るのは「お兄ちゃんがぶった~」と娘が泣きついてくるタイミングが多いです。その時に気をつけているのは、一方的に息子を悪者にしないこと。泣かせた方が悪い、叩いた方が悪い、というように親がジャッジしてしまうと、不満が解消されず、ストレスからさらにケンカが増えてしまいます。そこで、どうしてそうしてしまったのか、双方から話を聞くようにしています。そして、「そうだったの、それはイヤだったね」と、どちらの気持ちにも共感してあげることで、子どもたちもお互いに相手の立場になり、気持ちを知ることができます。忙しい時には明るくピッピー!ポッポー!しかし、理想的な対応をいつもできるわけではなく、実際は繰り返されるきょうだいゲンカに、「いいかげんにしなさーい!」とイライラしてしまうことが多々あります。特に手が離せない時にケンカが起きると、双方から話を聞いて…などしている時間はとれません。うちでは夕飯作りの忙しい時間にケンカが起きがちで、困っていました。ある日、いつものように子どもたちが言い合いになりかけたので、咄嗟に私が大声で「ピッピー!そこまで!」と叫びました。すると驚いて顔を見合わせた子どもたち。「ママ何言ってるの~」「ピッピーって笛の音?ヘンなの~」と笑ってケンカは終わったのでした。それからは、「ポッポー!」と言ったり「ブッブー!」と言ったり。子どもたちが思わずふき出しそうな音をチョイスしてキッチンからケンカを止めています(笑)。お互いにちょっとしたことが譲れず、意地になってしまっているだけなので、気をそらすだけでも効果抜群。自分が手が離せない時の奥の手として、険悪になる前に明るく止めてしまうのもありだと思いました。一日中絶えないケンカにママの心が折れる…それでも外出自粛・休校休園が長引き、退屈な日々が続くと、ケンカが一日中絶えず起きるように。私にとってそれは大きなストレスでした。夜にはぐったりで、いつもは子どもたちと添い寝をしているのですが、くっつかれるだけでイライラするように。そこで子どもたちに、「ケンカばかりするから、一緒に寝たくない」と素直に話をしました。「そんなのイヤだ!」と大ブーイングでしたが、私は「ママは、〇〇(息子)を叩く子とも、〇〇(娘)を叩く子とも、一緒に寝たくないんだよ。今日は絶対に一緒に寝ない」と言い張りました。すると子どもたちは「ケンカしなかったら一緒に寝てくれるの?明日は絶対しない!」と言い出しました。プチご褒美でケンカがピタッとそうは言ってもどうせケンカするんだろうなと思いつつ、「じゃあ明日、ケンカが3回までだったら、一緒に寝るって約束ね」「わかった、ケンカは3ポイントまでね」と言って約束し、その日は別々に眠りました。そして、翌日。驚くことにケンカがピタっとなくなったのです。いつものように言い合いになると、「あ!ケンカの1ポイントがついちゃう!」と息子が気づき、娘も「そうだった!」と言って仲直りするのです。うっかり手が出てしまっても「今のは違う違う!」「ね!」と言い合ってケンカが続くことはなく、結局夜まで仲良く過ごしました。前日までいくら「ケンカしないで!」「いいかげんにしなさい!」と叱っても効果がなかったのに、びっくりです。今までは当たり前だった添い寝が、ケンカをしなかったご褒美のようになり、「今日はケンカが0ポイントだよ!寝る時ぎゅう~ってしてね」と大喜びするようになりました。ママの負担を減らし、家族の笑顔を最優先に私は普段「ケンカをすることで、相手との関わり方を学んでいくもの」と思っています。それを考えると、ご褒美のためにガマンして、きょうだいにやさしくするのは、決していいことではないとも思います。しかし長期休みの今は、ずっと家にいるので、外でがんばらなきゃいけない時間がない状況。プチご褒美のおかげで、ケンカをしないことが「兄妹、2人で力を合わせて頑張ること」に変わったことはよかったと思っています。プチご褒美は、ケンカしなかったら、「夕飯は子どもの好きなメニューにする」「おやつを一品プラス」などちょっとしたことでも充分。他にも、ポイントカードを作ってご褒美シールをためていくのも楽しそうです。高価なオモチャなどでなくても、ケンカにならないようにがんばるきっかけ作りになればいいのです。わが家でも寝る前の「ぎゅう」がマンネリになってきたら、プチご褒美の内容を変えて、子どもたちのケンカが少ない状況を今後もキープしていけたらいいなと思っています。今、ママたちは本当に大変な思いで毎日を過ごしていることと思います。中でもきょうだいゲンカのストレスは大きいもの。こんな事態なので、できる限りママの負担を減らし、家族の笑顔を最優先に、少しいつもの育児と考え方を変えてみるのもいいのではないでしょうか。私も引き続き工夫して、楽しいお家時間を過ごしていきたいと思います。<文・写真:ライターnicoai>
2020年05月14日登場人物ほにゅ:2018年2月生まれ。泣くのが得意。薄毛。飽き性。笑顔で母をノックアウトできる。つぶみ:ほにゅの母。すぐムリっていう。一応一生懸命取り組む。ぺー:ほにゅの父。効率的に動きまくる。優しい。声がでかい。ペットとの関係はきょうだい?それとも…?編集後記編集部員Yが最初に拝見したとき、つぶみさんの息子・ほにゅくんとネコちゃんとの関係がきょうだいみたいで、なんてかわいらしいのだろうと思いました。そのことをつぶみさんに伝えると「私にはライバルのようにも見えました」とのお返事をいただきました。ペットといえばハムスターしか飼ったことがない編集部員Yは、「なるほど!ライバル…!」と新たな子どもとペットの関わりを感じた気がします。「ブブブー」と威嚇(いかく)するほにゅくん。それに対して「やれやれ」と一息をつくネコちゃんとの関係にとてもほんわかさせられますね。余談ですが、最後のコマのは、つぶみさんがおまけで描いてくださった1枚です。今回もかわいらしく素敵なイラストをありがとうございました!(ままのて編集部)ままのて公式SNSアカウントままのてのTwitter・Instagramをフォローすると、最新マンガの更新情報をご確認いただけます。ぜひフォローしてください!つぶみさんが描くほにゅくん漫画が動画になりました!ままのてで大人気の育児漫画が動画でも楽しめるようになりました。今後もつぶみさんの漫画動画を随時更新していく予定です。その他の育児漫画や育児に関するお役立ち情報、生活の知恵がたくさん配信されていますよ。どの動画にも字幕が付いているので、赤ちゃんや子どもが寝ているときでも音声なしで楽しんでいただけます。ぜひチャンネル登録してみてくださいね。過去のエピソード著者情報
2020年04月28日新型コロナウイルスの影響で長らく園や学校に行けず、外にも出かけられない子どもたちのストレスは溜まる一方。子どもたちと四六時中向き合っているママも限界お疲れモード状態に。そんな中、家のリビングや庭にテントを張る【おうちテント】が注目を集めています。どうやら小さいテントが自宅の一角にあるだけで、兄弟げんかが収まったり遊びや勉強に集中できたりと良いことづくしなんだとか。この記事では、効果的なテントの活用アイデアをご紹介します。 こちら兄弟げんか対策本部! 休校&休園中の兄弟喧嘩対策本部です。 pic.twitter.com/aAKGUC27Qd— 今こっち (@gororin_dararin) April 10, 2020 Twitterでバズっている、今こっちさん(@gororin_dararin)考案の【やさしくなれるテント】。ストレスMAXで兄弟げんかが絶えない中、このテントを設置してみたところ効果があったそう。「1人しかはいれません/おこったりないたりしたら入ります/でてくるとふしぎなことにやさしくなっています/2人ではいりたいときはじゅんばんです」という注釈付き。入ってしばらくしたら「やさしくなった?」とママから声を掛けてあげると良いそうですよ。 モヤモヤしたら「社長室」に立てこもり出来た!警備会社ごっこブームだから、設定を「社長」にしたよw息子に「あぁ、タイムアウトスペースね」と流されたけど、社長(娘)は喜んでるよ(●´ω`●) pic.twitter.com/AQ38I3yCdZ— 桜 手洗いうがいstayhome (@sakura_aoitori) April 10, 2020 警備会社ごっこが流行中という桜さん(@sakura_aoitori)のお家では、【社長室テント】を設置。泣きたくなったりモヤモヤしたときに、好きなものを持ち込んで20分だけ立てこもり可能。外からの声かけも禁止された、完全なるパーソナルスペースです。時間が制限されているので気持ちの切り替えがスムーズにできそうですね。 旅行気分が味わえる「おうちキャンプ」 この投稿をInstagramで見る ✨✨Hayaty ✨(@konomimura)がシェアした投稿 - 2020年 4月月4日午前4時54分PDT Hayatyさん(@konomimura)のお家では、休園長期戦に備えてテントを設置。お気に入りのぬいぐるみを並べたり、クッションを持ち込んだりして快適さを追求したそうです。家の中でもキャンプ気分が味わえて楽しく過ごせそうですね。 ママの負担を減らしてくれるリビングテント この投稿をInstagramで見る Kaori(@asahinaluha)がシェアした投稿 - 2020年 4月月11日午後6時48分PDT 7歳の女の子と5歳と2歳の男の子がいるKaoriさん(@asahinaluha)のお家では、四六時中子どもたちと一緒の生活に疲れてきたママがリビングにテントを設置。子どもたちが中で遊ぶようになると、視界が遮られているだけでかなり気持ちが楽になったそう。3人もおもちゃをガッツリ持ち込んで大喜び。まさに一石二鳥ですね。 お庭に臨時の遊び広場が出現! この投稿をInstagramで見る maruru(@maruru5963)がシェアした投稿 - 2020年 4月月7日午後10時37分PDT 遊びざかりの2歳の息子さんを持つmaruruさん(@maruru5963)のお家では、お庭にテントを張り、メルカリで安く購入したというおもちゃを入れて臨時の遊び場に。なんだか秘密基地みたいで楽しそう!モールやラグなどの飾りつけもおしゃれで可愛いですね。 このように、休園・休校が続き時間を持て余した子どもたちへの対策にテントが大活躍しているそうです。いつものお家にテントが出現するだけで、なんだか新鮮でワクワクしますよね。まだまだ長く続きそうなコロナとの戦いですが、ご家庭にあるもので創意工夫しておうち時間を楽しく過ごしましょう! (※テントを設置する際は入り口を閉め切らず、3密を避けるようにしましょう)
2020年04月15日きょうだい児への支援を考えるお子さんの発達の心配や育児の悩みをサポートする「発達障害児家族支援講座」。第4回目は、「きょうだい児の気持ちって?~当事者の経験から~」をテーマに、・きょうだい児支援の現状・きょうだい児当事者の話・参加者の皆さま同士のグループトークを実施。LITALICOジュニアのジュニアサポート室・井田と、LITALICOジュニアで指導員をしている4名がきょうだい児当事者として登壇しました。障害のある子がきょうだいにいる子どものことを、「きょうだい児」と言います。初めに、きょうだい児支援の現状について確認しました。厚生労働省の「放課後等デイサービスガイドライン」に、父母の会の活動を支援したり、保護者会等を開催したりすることにより、 保護者同士が交流して理解を深め、保護者同士のつながりを密にして、安心して子育てを行っていけるような支援を行うことも望まれる。家族支援は保 護者に限った支援ではなく、きょうだいや祖父母等への支援も含まれる。特にきょうだいは、心的負担等から精神的な問題を抱える場合も少なくないため、例えば、きょうだい向けのイベントを開催する等の対応を行うことが望 ましい。と書かれているように、家族支援を行うことが望ましく、また家族支援には保護者だけでなく、障害がある子のきょうだいも含まれると書かれています。しかし、キャンプ等の居場所づくりや成人後の語り合いの場等が少しずつ始まっているものの、きょうだい児への支援は制度化されていないのが現状です。気を付けたいのが、きょうだい児の支援は、お子さんやご家庭の状況に合わせて考えてみることが大切だということ。「こうするのが正解」というものはありません。きょうだい児の気持ちきょうだい児がどんなことを感じているのか、気になるけれど直接聞くことができない、ほかに知る機会がないというお声をよく聞きます。今回の講座では、きょうだい児についてそれぞれのご家庭で考えるときの参考としていただくために、LITALICOジュニアで指導員をしている4名が、発達障害や身体障害のあるきょうだいがいる、きょうだい児当事者として話をしました。その一部をご紹介します。「今の仕事に出会えたこと。少しでも人の役に立てている実感や、やりがいを持ちながら仕事ができています。きょうだいがいることが仕事の活力になっています」「福祉の道に進もうと思ったきっかけをくれたことです。また、(障害のあるきょうだいがいることで)大人との関わりが多くあり、きょうだいのおかげで出会えた人たちがたくさんいます」「この業界を知り、働くことができていることです」「世の中にはいろいろな人がいることに早くから気付くことができました。先回りして行動する力が付いた気がします」「1対1で出かけたり、遊ぶ時間を設けてくれたりしたことが嬉しかったです。きょうだいともいろいろな場所へ連れて行ってもらい、さまざまな体験ができました」「自分の将来のことを全力で応援してくれました。常に(障害のある)きょうだいと同じように自分のことも大切に思い、対応してくれていたことが嬉しかったです」「行先は限られ、外出先も近場が多くはありましたが、きょうだいも一緒にいろいろな場所に連れていってもらえて楽しかったです。きょうだいの体調不良で急に予定が中止になることもありましたが、違う形で時間を作ってくれました」「家族の1番は常にきょうだいだと感じて、自分だけを見てほしいと思ったことがあります。母がきょうだいの入院に付き添っていていないことが多くあり、寂しい思いをしました」「『きょうだいは~だから仕方ない』『あなたが我慢しなさい』という気持ちを、なんとなく感じることがありました」「使えるサービスや資源をできるだけ活用して、頑張りすぎないで欲しいです。きょうだい児だから...と考えすぎないでいただきたいです」「保護者さまとお子さんの心身の健康を1番にして欲しいです。『頼れる人・場所・情報』をたくさん作っておいていただくといいと思います」「母を見ていて思うことは、保護者同士の繋がりが心の支えになっているということです。きょうだいが特別支援学校を卒業して10年以上経ちますが、まだ繋がりがあると聞いています。学校の仲間や通所先の仲間が多いと、保護者さまも心強いと思います」「中学生のときに詳しい話を聞きました。後から母に聞いてみたら、私がきょうだいについて質問するのを待っていたそうです。私自身は小学校2年生ぐらいから、他の家族との違いを感じ始めていました」「中学2年生ごろです。詳しいことは大人になってから聞きました。保護者さまからご質問いただくことがあるので、母に聞いてみたら、『いつ・どうやって』伝えるのが良いのか悩んだそうです。特に見えにくい障害だと、伝えるタイミングに悩まれるかと思いますが、私自身は保護者さまが伝えたいタイミングで良いのかなと思います」「きょうだいの身体の障害について小さいころから気づいていたので、母や父になんとなく聞いていたと思います」「両親は都度、私の質問に答えてくれていました。詳しく聞いたのは、高校生~大学生のころです」きょうだい児支援の講座を終えてUpload By 発達ナビ編集部きょうだい児にスポットをあてた場はまだまだ少なく、アンケートでも「当事者の方のお話を聴ける機会はなかなかないので、とてもよい時間でした」というお声をいただきました。今回お話してくださった方のお話は、それぞれ違う境遇や思いがありながらも、共通する部分があったのではないかと思います。「きょうだい」としてではなく、ひとりのお子さんとして接することや、1対1の時間をつくることの大切さ、ネガティブな出来事はゼロにはできないが、家族の楽しい時間を増やすこと…具体的なエピソードは違いますが、どの方にも参考にしていただけると思います。アンケートでも、「小さいころはよいこと嫌なことがあると思いますが、それを引け目に感じることがない工夫をしてあげたいと思いました」というお声をいただきました。また、当日は保護者さま同士のシェアもとても盛り上がりました。お話の中にもあったように、保護者さまの相談できる場所を増やすこと、心身の健康を保つことが、ご家族、ひいてはきょうだい児のためにつながっていくと思います。
2020年03月14日こんにちは。けえこです。長女ももは、生後4ヵ月頃からよだれが出はじめました。お兄ちゃんのりくは妹が大好きで、日ごろからおむつをつけようとしたり、布団をかけてくれたりと、たくさんお世話を頑張っていました。今回は、そんなももとりくが小さかったころのお話です。■下の子の面倒をみる兄はうれしそう!?妹の口からだらだらと流れるよだれを見て、あわててハンカチを取りに行き、「お兄ちゃんがよだれを拭いてあげるからねー」と丁寧に口を拭いていました。でも、集中すると口が開いてくる次男りくは、自分もよだれがだらだらと…。そのよだれは私が拭いていました。今では逆に長女の方がしっかりしてきて、次男の世話をあれこれと焼いています。朝は「りく兄ちゃん、ハンカチは持った!? ティッシュは? メダカのエサはあげた?(←朝のメダカのエサやりは次男の仕事)」と声かけをしています。次男も「うんうん。持ったよー。エサもちゃんとあげたよー」と嬉しそうにしています。仲よしなのは昔からちっとも変っていません。■兄弟仲よしの秘訣(ひけつ)は?ちなみにうちは長男、次男、長女の3人です。 「下の子が産まれたら下の子よりも上の子をかわいがりなさい」と、本で読んだことがありました。私も最初はそれを実行していました。でもね。それは私には何か違うような気がして…。私としては、下の子をかわいがってるところを上の子に見せた方がいいんじゃないかと思ったんです。その方が弟や妹はかわいいものなんだって伝わるような気がしました。そこで、長女が生まれたときは次男や長男の前で長女をいっぱいかわいがりました。そして上の子たちも同様にいっぱいかわいがりました。手伝ってくれたときはめちゃくちゃ褒めて、「ありがとう」と伝えました。この方が、私は気持ちが楽だったし、子どもたちもよく手伝ってくれるようになりました。成長してからは、私との時間も作るようにしましたよ。夜、寝る前は必ず子どもたち一人一人と今日一日にあったことをあれこれと話しましたよ。5分くらいなんですけどね。その時間が私も子どもたちも好きでした。たまに順番を間違えると、一番下のももが寝てしまってるというアクシデントもありましたが、ほぼ毎日、夜、寝る前に話してました。そのおかげかどうかは分かりませんが、今でも兄弟三人仲よしです。これからも仲よく楽しく過ごしていってほしいですね。
2020年02月27日きょうだいの中でどうしても合わない真ん中の子わが家は2歳違いの姉弟で、長女(中1)、次女(小5)、長男(小3)の3人の子どもがいます。きょうだい3人、差別をするつもりはないのですが、小さな頃から、真ん中の次女に関しては、「難しい」「合わない」「ムリ!」と思うことが多々ありました。夫に「あの子はどうしても私には育てられない」と訴えたこともあります。「母親失格?」と悩んだこともありました。長女は素直でいい子、第3子の長男は男子だからか、純粋にかわいいと思えます。対していつも頑固で言うことを聞かない次女のことは、いちいち憎たらしく感じるのです。次女は、「私を見て!」という思いがあって、それをうまく表現できずに反抗的な態度になっているのだと思います。そう分かっていても、私は優しく接することができないのです。でも、その子とてわが子、ずっとつき合っていかないといけないし、育てていかないといけない、親としての責任もある…。悩みながら今に至っています。いまだ解決したわけではないのですが、少しはましになったかな、というところまできたような気がしているので、私の経験を書いていきたいと思います。平等に接することができない…私って「母親失格?」「3人平等にしないと」と思いながらも、「どう考えてもできていない」と感じながら子どもに接してきました。そして、そんな自分に「私って母親失格?」と悩んでいました。でも、「自分がダメ親である」ということをカミングアウトすることになるのではないかと考えて、なかなか親しい友人にも相談できずにいました。きょうだい3人が同じことをしても、なぜか次女にだけイライラして「何してんの?」と怒り口調で言ってしまったり、次女のお菓子のゴミが床に落ちていたりすると、心の中では「私が自分で捨てればすむことなのに」と感じながらも、わざわざ次女を連れてきて「ちゃんと捨てなさい!」と捨てるまでにらんでいたり…。私が次女に対してとっているそういう態度について、本人も気づいていて、もしかしたら「姉や弟と比べて、自分への扱いが違う」と感じながら、心に傷を負っているかもしれません。そんな後ろめたさを抱えながら過ごしていたある日、次女に対して感情が爆発してしまいました。「あんたなんかおばあちゃんとこの子になりなさい!お母さんは一緒に住むのは無理だから!」と。自分で言いながら、頭の中では、相手をナイフでぐさぐさ刺しているような感覚がありました。このときに、自分自身が「これはまずいかも」と思い、「ダメ親である自分を隠している場合じゃない。なんとかしないと」と、複数の子どもがいるママ友に、「こういう気持ちってない?」と直接話をしたり、ラインやメールなどで聞いてみました。ママ友に初めて相談してみたら…「あるある~!」とそうしたら、かなりの割合で、「あるある~!」という声が返ってきたのです。「同じことやられても、上の子には腹が立つのに、下の子はなぜかかわいく感じてしまう」「下の子は何か言おうとしただけで、こっちの態度が怒りモードにスイッチオンしてる」「私も、みんなに聞いてみたかったけれど、言えなかった」そう、同じ悩みをもつ母親がたくさんいたのです。でもなんとなく「きょうだいに平等な感情を抱けないのはよくないこと」という思いからか、表に出せずいたとのこと。このとき、自分だけじゃないんだと知り、程度の差こそあれ、わが子と「合う・合わない」ということもあるんだと自分に言い聞かせることができました。じゃあ、なぜこの子とは合わないの?まわりの声を聞いて、「合わない子もいる」というのは自分だけではないということが分かり、少しホッとした私。でも、やはり、「なぜそういう感情になるのか?」ということは、知りたいと思いました。いろいろな意見がある中、多かったのは、「合わない子=自分と似ている」、つまり、「自分を見ているみたいでイヤ」という理由でした。落ち着いて客観的に考えてみると、私と次女も確かに性格的に似ているのかも…と思うところがいくつか出てきました。そして、私自身は、性格的なことや行動についてはもちろんですが、見た目の似ている度合いも関係してくるのかなと感じています。次女は、誰からもお母さん似と言われます。いつもいつも「似ている」と言われていると、どうしても自分自身との比較という対象になってしまうのかなと思うのです。今も解決したわけではないのですが…「似ている」ということは、「相手のイヤな面」=「自分のイヤな面」なわけです。そこが見えて、そこに気づかされることにイライラしてしまうのだろうと思います。つまり、見たくない自分や認めたくない面を突きつけられているという点で、落ち着かない気持ちになるのではないかと思うようになりました。それに気づいたことで、「自分ならこういう風に言われたら素直に聞けるかな」など、逆の立場に置き換えて考えてみようと、ひと呼吸おけるようになってきた気がします。もちろん今でも、次女とはぶつかることも多いです。イライラすることもあるし、そのときの気持ちや対応に「母親失格だ」と落ち込むこともいっぱいあります。でも、それが自分だけが特別にもつ「感じてはいけない感情」ではなく、まわりの子育て中のみんなにも「よくあること」だとわかった今は、まわりに相談することもできるようになり、同じような思いをもつママたちの感じ方を聞くこともできるようになったことで、少しは気持ちがラクになりました。そして、今回自分の気持ちを文章にしてみて、これから娘が大人になるにつれ、距離感やつき合い方もお互いに成長していくのかなという思いも出てきました。これからも、きっと次女とはバトルも多く、悩むことも多いとは思いますが、この関係を客観視できるように気持ちを落ち着けて、向き合っていきたいと思っています。
2020年01月14日どうもこんにちは、のばらです!皆さんはおやつなどの「わけっこ」、どうしてますか?大きさも均等で数がわかるものなら良いのですが、例えばケーキだったりメロンだったり、均等に分けるのが難しい時ってありますよね。そんな時の対処法。友人に教えてもらって参考になったので、皆さんにもご紹介させていただきます!本当なら…仲良く譲り合ってくれるのが一番なのですがね…!涙いまだに食べ物が絡むと壮絶なバトルを繰り広げる我が家の3姉弟には、しばらくこの方法にお世話になろうと思います…!
2020年01月10日タレントの横山だいすけ(36)が11月6日にブログを更新し、一般女性と結婚したことを報告した。《みんなーげんきー!?大事な報告もやはりこの言葉からでないと始まりません!》と切り出した横山は、《突然の報告になりますが、私横山だいすけは、本日11月6日婚姻届を提出し結婚致しました》とつづった。続けて、《お相手は一般女性の方となります。お付き合いは数ヶ月ですが、どんな時も、この人とだったら幸せな家庭を築けると思い、結婚の運びとなりました》と結婚を決意した経緯を明かした。この報告に横山のブログは祝福で溢れている。投稿から約1時間で700件以上ものコメントが寄せられた。《だいすけお兄さんご結婚おめでとうございます!!いつもみんなにパワーを与え続けてくれていたお兄さんが幸せになるのが本当に嬉しいです》《おめでとうを100回!だいすけお兄さん、ご結婚おめでとうございますビックリしました!と同時にすごく嬉しい幸せな気持ちになりました暖かい素敵な家庭を築いてくださいね。これからも応援してます!》《わあああ!!!!すごく嬉しいです!!!おめでとうございます!数え天狗も今日は祝福しながら数を数えていそうですね》08年から17年まで『おかあさんといっしょ』(NHK Eテレ)で歴代最長の「うたのおにいさん」を務めた横山。同番組の卒業時は、子供だけでなく親からも“だいすけロス”が巻き起こるほどの人気ぶりだった。卒業後はドラマやバラエティといった新たな分野にも挑戦。いっぽうで子供向けの番組や舞台でも精力的に活躍し続け、今でも “だいすけお兄さん”の愛称で親しまれている。「根っからの子供好きという理由で『うたのおにいさん』を志した横山さんは、自分の家庭を築く夢を長年抱いていたので喜びもひとしおでしょう。子育てについても、結婚相手と協力し合いながらのびのびと子供を育みたいようです」(テレビ局関係者)ファンからも盛大に祝福され、ますますの活躍が期待されそうだ!
2019年11月06日“だいすけお兄さん”こと横山だいすけ(36)が10月19日、ブログやTwitterでランドセルメーカー・セイバンの台風19号被害への寄付企画について拡散を呼びかけた。横山の取り組みを支持する声がネットでは上がっている。同日のブログで「ランドセルメーカーのセイバンさんから、台風19号の被害によりランドセルを使用することができなくなってしまった小学生の子どもたちに『天使のはねランドセル』を寄付されることが決定されました」と報告した横山。「セイバンさんのランドセル使用者に限定せず、被害にあった小学生すべてが対象です!」と明かし、同社のホームページを紹介した。さらに「台風の被害がニュースで多く取り上げられている場所、なかなか取り上げてもらえない場所、まだまだ被害は計り知れないですね」と述べ、こうつづった。「全国で沢山の子どもたちが大切なモノ、身の回りの物を失いました。そんな中でこういった災害支援は、子どもたちにとって・その家族にとって大きな励みになると思います!!笑顔に繋がると思います!!」そして「台風でランドセルを失ってしまった全ての小学生へ、ランドセルが届きますように!!」と結んだ。「横山さんは東日本大震災のとき、子供達を勇気づけるには本気で歌わなければと気付き、歌い方が変わったといいます。以降チャリティイベントにも積極的に参加。また17年7月の九州を襲った豪雨の際にはブログのコメント欄を開放し、被災地を勇気付けるようなメッセージを募っていました。横山さんにとってチャリティは切っても切り離せないものです」(芸能関係者)横山のツイートは現在1.7万ものリツイートと9,500件以上の“いいね”を記録し、《素敵な投稿を見つけました!だいすけお兄さん、拡散させてもらいますねっ!》《だいすけお兄さん素晴らしい どうかみんなが笑顔に戻れますように》《だいすけさんの想いが、被害にあわれた沢山の親子に届きますように…》と賛同する声が。さらにセイバンの取り組みを讃える声も上がっている。《佐用のときにもランドセルを寄付してくださり、ありがとうございました。休み明けに泥だらけの通信簿と宿題を持ってきたこども達。だけどランドセルはピカピカで、こども達はもちろんのこと保護者の方も教員も暖かい気持ちになりました》《今回の台風19号で被害を受けて悲しみくれている親子の皆さんの心に、温かい手をさしのべてくださり、ありがとうございます。子を持つ世代として心より感謝いたします》《まさしく、天使の羽ですね きっと、愛がいっぱい詰まっていますよ ありがとうございます セイバンさん》“愛のランドセル”を背負う小学生が、日本の明るい未来を背負うはずだ――。
2019年10月21日年の近いきょうだいがいると、毎日のようにケンカをしませんか?「ケンカするほど仲がいい」という言葉があるように、きょうだい間でケンカが勃発することは総じて普通のことなのですが、親からすると「うるさーい!」と言ってしまいたくなりますよね。そこで、心理カウンセラーであり、3人の子どもをもつ母でもある私が、きょうだいゲンカが早く収束するようになった方法をお伝えします。子どものケンカは子ども同士で…では解決が難しいわが家には8歳の長男、5歳の長女、1歳の次男がいます。1歳児に関してはまだケンカに参入することはありません。問題は上の子2人です。「おもちゃを貸してほしいのに貸してくれない」「ぶつかってきたのに謝らない」「やめてって言っているのにやめてくれない」など、子どものケンカあるあるは限りなく、いつもわが家ではどちらかが泣くという結末を迎えていました。ケンカが始まると、2人とも親に告げ口をしてくるタイプだったので、片方が「おもちゃを貸してくれない」と言ってくると、もう片方が「だって、まだ使い始めたばっかりだから!なのに邪魔してくるんだよ!」と言ってくる。子どものケンカは子ども同士で解決してほしいと思っていた私は、「それは2人の問題だから2人で解決して」と間には入ろうとしなかったのですが、最終的にはこじれるばかり。考えてみれば、まだ人生数年しか過ごしていない子どもにとって、自分の主張を通そうとするのは当然のことです。解決できるようになるためには、自分の気持ちを伝えたり、相手のことを考えるという感覚が必要です。しかしながら、「あなただって、反対の立場だったらイヤでしょう?」という言葉は、小さい子どもにとっては理解しにくいところ。子どもは多くを体験から学びます。言葉だけで想像しろというのは、非常に難易度の高い問題なのです。介入ではなく、気持ちの確認作業を行うそこで私は、それぞれが「相手の気持ちがわかる」ようにするにはどうしたらよいか考えました。私がとった作戦は「きょうだいゲンカが起こったときには、2人の話を聞き、相手の前でどんな気持ちなのかを聞かせる」というもの。例えば妹が「お兄ちゃんがおもちゃを貸してくれない」と言いにきたら、私は「そっか、おもちゃを貸してくれないから悲しくなったんだね」。兄が「だって、まだ使い始めたばっかりだから!なのに邪魔してくるんだよ」と言えば、「遊んでいるのに邪魔されるから、イヤだったんだね」という具合です。このあとに続くのは、たいてい妹の「でも私は1回も遊んでないよ!」です。ここにも反応するようにします。「1回も遊んでないから、遊びたいんだね」。そうなると兄は「僕が遊び終わったら貸してあげるよ」となるため、「貸してあげるつもりだから、待っていてほしいんだね」と話します。「でも今遊びたいの!」と妹。そこで私は「今遊びたいから、お兄ちゃんが今使っているのがイヤなんだね」と声をかける。こうして話をしているうちに、兄が「もういいよ、じゃあ3回使ったらまた貸してね」とおもちゃを妹に貸してくれます。いやいや、そんなにうまくいかないでしょ、と思われるかもしれませんが、たいていはこの時点ですでに2人とも落ち着いており、ケンカは収束しています。このやりとりの中には、2つのポイントがあります。言葉のオウム返しと感情の代弁ひとつ目は、子どもの話をよく聞くことです。話を聞いてもらうことで気持ちがスッキリすることは、大人でもよくあるのではないでしょうか。相手が何をしてくれるわけでもないのに、聞いてくれるだけで気持ちがラクになる。これは大人でも子どもでも同様なのです。スッキリする理由は、自分の気持ちをアウトプットすることで、自分自身が抱えている感情を整理することができるから。自分が何に対して怒っているのか、悲しんでいるのか、自分自身で何に悩んでいるのかを理解することができます。具体的に親が子どもに行うときには、①子どもの言った言葉をオウム返しにする②感情を代弁するオウム返しは、親は子どもの話をちゃんと聞いているというサインになります。子どもも話を聞いてもらっているとわかれば、落ち着きを取り戻すことができます。そして感情を代弁すること。子どもは心に湧き上がる感情に対して、相手にうまく伝えることができません。それを親が言葉にすることで、子どもは「自分の気持ちを理解してくれている」と安心することができ、さらにケンカしている相手に対して、感情を伝えることができます。どちらが悪いかの判断はせず、双方の気持ちを聞く2つ目は、どちらか片方だけの気持ちを聞くのではなく、双方に対して行うということです。親としては、きょうだいゲンカを見る限り、どちらが悪いか判断したくなることもあるでしょう。しかし親はどちらか一方の肩をもつのではなく、気持ちを確認し、代弁するだけです。大変そうに感じるかもしれませんが、これを繰り返すことで、同じようなケースが起こったときや反対の立場になったとき、相手の気持ちを理解することができるようになり、「じゃあどうしようか?」と、解決するためにどうすればいいかを考えられるようになっていきます。実際にわが家では、1年ほど前には「1日に何度ケンカするのだろう」と思っていたのが、今ではケンカをする回数が減り、1日平和に過ごす日も珍しくありません。ケンカになっても、自分たちで解決するので、親が入ることも少なくなりました。ちなみに、私は親は基本的に子どものケンカに介入すべきではないと考えていますので、子どもが親を必要としないケンカの場合には、危険が及ばないようにだけ見守っていけばいいと思います。親が止めに入ったり、ケンカ両成敗にするのは、子どもに不満を残すだけでなく、社会性を身につけるチャンスを奪ってしまうことになります。子どもはケンカを通して、相手の気持ちを考えたり、解決法を見出したりできるようになります。子どもの成長を阻害することのないよう、親としての役割を果たしていきたいところですね。<文・写真:ライター沖田かへ>
2019年10月10日こんにちは、かたくりこです。わが家の姉妹・長女こむぎ(3歳)と次女きなこ(0歳)の日常をお届けする「こむぎときなこ」の第4回です。幼いきょうだいがいる家はケンカが絶えないと言いますが、わが家の姉妹も例外ではなく、こんなことになっています。ケンカの原因はほとんどが物の取りあいです。とくに長女は、自分のおもちゃや道具を妹が無断で使うことが許せません。次女が手に取ったものを次々と取りあげて、泣かせてしまいます。「貸してあげて?」と諭しても「イヤ!!」のの一点張り…。しかし、次女も負けていませんでした。長女の本を破り、長女が丁寧に並べていた人形をなぎ倒し、おままごと道具をひっくり返して長女を泣かせます。こんな争いが1日数回ならまだしも、秒単位で起こるので親はたまりません…!そこでベビーサークルを用意して、それなりに一緒に遊べる年齢になるまで、別々の場所で遊んでもらうことにしました。ベビーサークルには長女が入ってるんですけどね(笑)机とイスをベビーサークル内に設置し、ねんど・リカちゃんセット・タブレットなどのおもちゃを一式揃えて「ここ、こむぎの部屋ね」と言うと、喜んでベビーサークル内に吸い込まれていきました。同じ部屋で遊んでいると細かいパーツのおもちゃを次女が口に入れてしまうこともあったのですが、それもある程度避けられるようになって良かったので、しばらくこのままでいきたいと思います!
2019年09月28日10月スタートの金曜ドラマ「4分間のマリーゴールド」で、4きょうだいの“末っ子”を演じる横浜流星の23歳の誕生日を、きょうだい役の福士蒼汰、菜々緒、桐谷健太がサプライズで祝福した。原作は、小学館の新人コミック大賞(青年部門)で大賞を受賞したキリエによる同名漫画。福士さんが、手を重ねた人の“死の運命”が視えてしまう特殊能力を持つ救急救命士・花巻みことを演じ、菜々緒さん演じる命の期限が1年後に迫った義姉・沙羅との恋を切なく描くラブストーリー。親の再婚を機に、沙羅と共にみことの義理の兄弟となった長男・廉を桐谷さん、末っ子・藍を横浜さんが演じる。この日、マリーゴールドのデコレーションと劇中の愛犬・シロとの2ショット写真がプリント加工された特製ケーキが登場すると、横浜さんは「すごい!」と目を輝かせて感激。だが、皆がバースデーソングを歌う前にろうそくの火を吹き消してしまい、桐谷さんから「早い早い!(笑)」とツッコミが入る場面も。“長男”桐谷さんが再びろうそくを付けて仕切り直し、バースデーソングでお祝い。“兄”と“姉”から愛情たっぷりの祝福を受けた横浜さんは「23歳ですがしっかりと高校生らしく、料理も一生懸命がんばります!」と笑顔で意気込み。「撮影が始まったばかりでまだまだ先は長いですが、最後までお願いします!」と頭を下げる“末っ子”を温かく見守る福士さん、菜々緒さん、桐谷さん。異色の組み合わせで早くも話題を呼ぶ本作で、“きょうだい愛”あふれるサプライズバースデーとなった。「4分間のマリーゴールド」は10月、毎週金曜22時~TBS系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2019年09月17日きょうだいゲンカ、止める?止めない?あんふぁんWebの「どっちだポン!」コーナーで「きょうだいゲンカ、止める?止めない?」と聞いたところ、約6割は「止める」、約4割は「止めない」と回答。それぞれの理由を聞きました。激しくなっていくので【止める】■ 姉妹ですが、最後には下の子が噛む、叩くなどして、いつも乱闘状態へ。激しくなりそうなら、止めに入ります。(ドドリゲスさん/36歳)■ きょうだいゲンカは難しいですよね。兄は口で攻めるから、弟は結局手を出す。叩き合っても取っ組み合いになっても基本的には止めませんが、物を使い出したらストーップ!!!です。ケガする前に一回止めています。あとはさりげなくケンカさせる環境も作ったりしています(笑)。きょうだいゲンカはたくさんしていい!と思ってる母なので。そのかわり、仲のいい時はほほえましいほど仲良しです!(まいまいさん/34歳)■ 姉(5歳)と弟(2歳)の2人兄弟です。弟がだんだんと凶暴化してきて、遊びがヒートアップすると暴力に発展してしまいがち…。一方、姉はマイペースで暴力は絶対にふるわないタイプなので、やられっぱなしで弟に泣かされることが多く悩んでいます。弟がひどいようなら止めに入っていますが、やられっぱなしの姉にどう教えたら良いか悩んでいます。(Tさん/42歳)■ どちらかが泣くか、どちらかが手を出した時点で止める。(ゆうけんさん/41歳)■ お友達にはなかなかハッキリと言えない性格の娘。 きょうだいゲンカくらいはさせたいと思っています。でも、ついこちらに余裕がない時は、うるさい!と怒鳴りつけて、止めてしまうことも…。自分達で解決できるようになってほしいのですが、なかなかうまくいきません!(アヤコさん/35歳)■ 9歳男の子、7歳女の子、5歳男の子の3人。 いつまででもケンカを続けるのでとりあえず、「うるさいーい!」で、止めてからそのあと理由を聞きます。(くみさん/33歳)■ 止めます。自由なことと、しつけがなっていない、ガマンがきかないことは別だと思うので。(すいすいさん/38歳)■ 13歳、10歳、6歳がガチでケンカします。それぞれ理由はあるかもしれないけど、ひたすらうるさい。ので、「うるっさーーーい!」で止めます。うるさいことや、人にケンカの声を聞かせて嫌な気持ちをさせることが悪いから止めるというのも充分止めるに値する理由だと思ってます。(ゆう子さん/41歳)■ 叩いたり手を出した時点で声がけする。泣いても助けない。当人同士でなんとかさせる。基本兄弟大好きな子たちだから、ひどく叩いたりしないし、泣いたら慰めるから声かけだけですんでるかな。(SAKIさん/35歳)■ 悪いことに気づかないので、ひと言助ける。下の子にも上の子にも平等にしてるつもりも、上の子に当たりやすい私。(むらさんさん/38歳)疲れるし、キリがないから【止めない】■ あまりにもヒドくなったら止めるけど、ある程度は静観します。(ゆうちょりんさん/33歳)■ どちらかが泣き出すまで止めない。途中で止めてもやめないし、こっちも神経質になるのは疲れるしキリがない。(ちーさん/40歳)■ 男の子きょうだいで毎日のように大ゲンカ。 やられてやり返して、痛さを覚えて加減を覚えていくものかと止めずに見ています。 さすがに腕や指を折りそうになったら止めますが。でも最終的には襖を壊して全員正座です。 (mieさん/36歳)■ 基本きょうだいゲンカは止めません。きょうだいのどちらかが親に言いに来ない限りは、子どもたちにまかせています。(きなこもっちさん/40歳)■ 長女9歳、長男4歳、次男3歳。男同士が、叩いた、蹴った、取った、取られた…でいつもやりあっています。基本、私は静観。なぜならキリがないから…。最後はママより怖い長女の喝!で終了(笑)。長女よ、いつもありがとう!(れいにいさん/40歳)投票期間/2019年7月31日〜8月21日<あんふぁんWeb編集部>
2019年08月26日だいすけお兄さんで親しまれる横山だいすけが、世界の名作をユーモアたっぷりに届けるミュージカル・コンサート『だいすけお兄さんの世界迷作劇場パート3 2019-20』の全国ツアーが幕を開けた。「横山だいすけ」チケット情報「皆と一緒に名作を旅したいと思うんだ。おいらの名前は孫悟空!」と、横山の元気のいい掛け声で、1部のミュージカル『西遊記』が始まった。他人の肉まんまで食べてしまうお調子者の孫悟空(横山)が、お猿のポーズを決めながら歌い、所狭しと舞台を駆け回り、客席を盛り上げる。いたずらが過ぎて、修行の旅にお供することになった孫悟空は、三蔵法師や豚の猪八戒、カッパの沙悟浄とともに珍道中を繰り広げる。驚かされるのは、横山をはじめとするキャスト全員の歌のうまさだ。横山の澄み切った伸びのある歌声は一段と会場に響き渡る。それに加え、大作ミュージカルに出演経験があるというのもうなずける、ほかのキャストも負けてはいない。特に孫悟空、三蔵法師、猪八戒、沙悟浄がアカペラで歌う「トルコ行進曲」のハーモニーは迫力満点だった。「世界迷作劇場の3回目になる今作は、歌のシャワーで音楽があふれています。セリフの量よりも歌のほうが多く、ミュージカルのイメージが強い。子どもたちが西遊記を知らなくても、僕らの表情や動きを見たら伝わると思いますし、音楽があるので、そのエッセンスが必ず届くはずです」と、横山も自信を見せる。孫悟空がにょい棒をマイクスタンドにしてロックンローラーのように歌う童謡「アイアイ」では、客席が大いに盛り上がった。「ロック調の歌は、今回、振り切った大きなチャレンジですね。会場中の子どもたちや大人に声を出してもらう。あの曲だけバーンと出たら、たぶん、子どもたちはびっくりしちゃう。でも、物語が積み重なっていく上での必然性のある曲なので、受け入れてもらえたと思います」自由気ままで、失敗ばかりしていた孫悟空が、人を助けるために奮闘していく。「歌の随所に『どんなことでも失敗を恐れずやってみよう』という言葉が入っているんです。僕だけではなく、色んなキャストがそれを歌っている。終演後、皆さんが『何かにチャレンジしてみようかな』と、前向きな気持ちになってもらえればうれしいですね」第2部のコンサートでは「地球ぴょんぴょん」「ぼよよん行進曲」などおなじみの曲に会場中が飛び跳ね、大きくジャンプする。その一体感に皆の笑顔があふれた。休憩なしで全速力のノンストップの公演に、横山は最後に舞台上で倒れ「もう思い残すことはありません」とおどける。「迷作劇場は、歌や舞台セット、照明、何もかもがパワーアップしすぎていて、手ごたえを十二分に感じた」という。この夏、ぜひ、体感してほしい。取材・文:米満ゆうこ
2019年08月06日きょうの鉄分葉酸ヨーグルト アロエ登場「きょうの鉄分葉酸ヨーグルト アロエ」が2019年7月23日(火)よりオハヨー乳業株式会社より発売された。数量限定発売の商品となっており、価格は税抜き110円。沖縄県を除く全国のファミリーマートで販売中だ。オハヨー乳業では今年3月、「みんなの保険ノート カラダと鉄分の話し」を公益財団法人 日本学校保健会の協力の下、全国の学校に無償配布する活動を行っている。また、過去に鉄分を売りにした商品を販売するなど、鉄分の大切さを積極的に広めている。きょうの鉄分葉酸ヨーグルト アロエの特長「きょうの鉄分葉酸ヨーグルト アロエ」は成人女性が1日に必要な鉄分と葉酸を補える商品となっており、現代人が抱える鉄分不足を解消してくれる。また、汗をかくことにより、鉄分やミネラルが排出される夏場、毎日の習慣として摂取しやすい、ライチ風味のフルーティーな味わいとなっている。アロエの葉肉も入っており、食感も楽しむことが可能だ。簡単に1日に必要な鉄分と葉酸を摂取できる「きょうの鉄分葉酸ヨーグルト アロエ」。朝の食卓やおやつの時間に活躍することが期待される。(画像はプレスリリースより)【参考】※オハヨー乳業株式会社のニュースリリース
2019年07月25日こんにちは!3人きょうだいの母、ニタヨメです。休日、夕食の準備をするまで時間があったのでゆっくり過ごしていました。すると次女からだるまさんがころんだのお誘いが。 もうちょっと休ませて…と、思いつつ一緒に遊ぶ事にしました。目次 1 親子で楽しく家遊び2 バッチリ決めポーズ、苦しそうなウインクと共に3 いつのまにか長男も参加4 自由すぎる2人5 ニタヨメさんのその他の記事はこちら!親子で楽しく家遊び 次女はダッシュで位置について 「おかーしゃんオニね!」と、嬉しそうです。あぁかわいい…!数分前、めんどくさいと思った自分を殴りたい! ずっと見ていたいその笑顔に背を向けて はじめることにしました。「だるまさんがころん〜…だ!!」バッチリ決めポーズ、苦しそうなウインクと共に振り向くとキメッキメの決めポーズ!!ウインクが上手に出来なくて表情が険しい。吹き出しそうになりつつも、また続けました。いつのまにか長男も参加その様子を見ていた長男もいつのまにか参加! ちらりと見ると、次女はまだポーズを決めています笑自由すぎる2人そしてまた振り向くと、 長男はサングラスをかけて決めポーズ!なぜ?! 次女はというと、動いてたのでツッコミが追いつかない状態でした。ルール完全無視なだるまさんがころんだでしたが楽しく遊べました。ライター/ニタヨメニタヨメさんのその他の記事はこちら!●ライター/ニタヨメ
2019年06月24日6月17日、横山だいすけ(36)がブログを更新。「ヨコヤマ革命を起こせ」というタイトルで、最新シングル「ハレルヤルーヤ」のMVを公開した。MVでの“ハードボイルド”な横山に、《全くもって歌詞が頭に入りません》《だいすけお兄さんやりやがったな》《家族に衝撃!!》とファンが騒然となっている。MVで横山は角刈りにサングラス、赤マフラーといった姿で刑事を熱演。“てるてる坊主刑事”として、晴れを願う子供のために奔走している。爆破や銃撃戦を盛り込んだ迫力満点なシーンは、まさに昭和の刑事ドラマを彷彿させる出来栄えとなっている。横山といえば、2008年から2017年までNHK教育テレビ(現:NHK Eテレ)「おかあさんといっしょ」で11代目「うたのおにいさん」を務めた。そんな横山が俳優転身後に出演したドラマは刑事ドラマ。「警視庁いきもの係」(フジテレビ系)や「刑事ゼロ」(テレビ朝日系)では爽やかな警察官を演じている。今回のMVでも振り切った刑事役を演じた横山。ファンからは《爆笑した》《2歳息子は真剣にずっと観てました》《子ども一緒にみて大笑い》《最高です!》と絶賛の声が続々と寄せられた。
2019年06月19日「上戸さんは3人きょうだいということもあって、第1子誕生後も『この子にも、なんとかきょうだいを産んであげたい』と熱望していました。そのため、事務所も徹底サポートを決断。『絶対に情報が漏れないように!』と“かん口令”を引いたほか、仕事もできるだけセーブするようにしていたそうです」(芸能関係者)6月11日、上戸彩(33)の第2子妊娠が発表された。来月には出産予定だという。上戸といえば、12年にEXILEのHIRO(50)と結婚。15年には、第1子となる長女(4)が誕生していた。それから4年。実は、上戸の願いをかなえたのは意外な“妊活”だった。上戸の知人がこう語る。「彼女は“子宝の秘湯”に通っていたそうです。14年に公開された映画『テルマエ・ロマエ2』で、ロケ地のひとつに群馬県の『宝川温泉』がありました。そこには“子宝の湯”と呼ばれる温泉があるのですが、撮影翌年になって上戸さんが本当に長女を出産したんです。彼女は、もともと休みになると温泉宿を訪れていたほどの“秘湯好き”。しかし、映画出演以降はさらに温泉への思いが強まったのでしょう。全国各地には宝川温泉以外にも別の“子宝の湯”がありますが、そこへ“願掛け”の意味も込めて出かけていたと聞きました」『テルマエ・ロマエ2』がきっかけで“子宝の湯”をめぐり、第2子を授かった上戸。さらにはママ友たちとの交流会も積極的に行うことで、情報交換も行っていたという。「HIROさんの手掛ける飲食店で、月1回ほど “ママ会”を開いているみたいです。お店の邪魔にならないように一般のお客さんのいない早めの時間を選んで、お会計もきちんと彼女が支払っているそうです。ママ会に来る友達のなかには、2人以上子どもを授かっている人も。そうした人たちから子育てについてアドバイスをもらっていたため、2児ママになるための“心の準備”も万全のようですよ」(音楽関係者)出産後は、赤ちゃんも連れて家族仲よく温泉旅行に出かける姿が見られるかも!?
2019年06月18日私は物心が付いたころから、母親からのきょうだい間の対応の差を感じていました。私はずっと「私は親からきょうだい差別を受けている」と思っていました。でも、大人になってからは「あれは、区別だったのかも」と思うことも。しかしどちらにしても、私にとってはつらい経験でした。 幼いころから感じていた「差」私は幼いころから、私と弟に対する母の対応に差を感じていました。例えば、おもちゃ。おもちゃ箱の中には、弟のプラレールやトーマスのおもちゃがたくさん詰まっていました。でも、私のおもちゃはないのです。弟のおもちゃで遊んだ記憶はあるのですが、自分のおもちゃで遊んだ記憶はありません。 私に向けられたものは、本棚に立てられた幼児教育の教科書だけでした。写真を見ても、これは私の記憶違いではなさそうでした。 弟は褒められるのに、私は…少し成長してからは、「弟は褒めてもらえるのに、私は褒めてもらえない」と思うことが多くありました。 例えば、学校のテスト。私が90点台を取ると、「どうしてこんな問題を間違えたの!? ちゃんと勉強しなかったからでしょ!」と怒られました。一方、弟が50点台を取ると、「ここも、ここも、できたね! 頑張って勉強したからだね! すごいね!」とやさしく褒められていました。それを見た私は大ショックです。私のほうが良い点数なのに、なぜ私は怒られるのか。なぜ弟は褒められるのか。 とてもつらかったことを覚えています。 母は私のことが嫌いなのだと思ったなぜ母は「きょうだい差別」をするのか。幼い私が考え出した答えは、「ママは私のことが嫌いだから」でした。「ママは弟のほうが好きなんだ」「私はいらない子なんだ」そんなことを考えると、つらくて悲しくてたまりませんでした。 しかし、今になって考えると、あれは「差別」ではなく「区別」だったのではないかと思うこともあります。母は私に「あなたは何でもひとりで、じょうずにできた。でも弟は何をやらせても遅いし、下手だった」と言っていたことがあるからです。 平等に接してほしかったもしかしたら母は、こう考えたのかもしれません。「姉には遊びより教育を与えたい。弟には教育より遊びを与えたい」「もし50点で良いと姉を褒めたら、姉がそれで良いと勘違いして怠けてしまうかもしれない。逆に、90点を取れないからと弟を叱るのは、弟には酷だ」 確かにその子の個性、その子の個性に合わせた対応をすることは大切なことです。しかし子どもの私にとって、それはとてもつらい出来事だったことに変わりはありません。 私も親となった今、子どもへの接し方の難しさがわかるようになりました。でもやはり、あからさまにきょうだい間の対応を変えることは、子どもの心を傷付けることに繋がると感じています。 子どもの個性に合わせた対応をした結果、傷つく可能性があるくらいなら、みんな同じように接してあげたいと感じます。私は現在第二子妊娠中です。第二子が生まれたあとは、自分のつらかった経験を思い出し、どちらも「差別されている」と感じないよう、平等に接してあげたいと思っています。著者:丸川朋一女の母。出産を機に仕事を退職。子育てのかたわら、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。現在第二子妊娠中。
2019年05月09日我が家は長男長女の高校生と、次男次女の小学生の4人きょうだいで大きい子と小さい子が混在しています。(末っ子次女と長男は12歳差があります!)そんな4人きょうだいの中の第一子、長男の卒業式での出来事です。長男は先に登校しているので、夫婦で高校へ。ついこの間、入学した気がするのにな~ぁ…とにかく可愛かった幼少時代。宿題忘れまくってた小学時代。反抗期がものすごくて家の中が嵐のようだった中学時代。そして高校生…それももう卒業です。しんみりしつつ式を見ていると…うとうとしてる長男発見!ほらほら~毎晩夜遅くまでゲームしてるから~~心底ホッとしたと同時に湧き上がる思い…一気に老け込んだ気分!!!長男は就職で春から家を出ます。ってことはもう社会人になるわけで…育児ひと段落と思ったらああ~~~なんか自分老けたわ~~~ってなっちゃいました(笑)。まだ長女・次男・次女がいるわけですし、もうしばらく頑張らないと!老けてる暇はないぞ~。私の母親業はまだまだつづくのです。
2019年03月09日兄弟姉妹のいる家庭では、子ども同士それぞれに秘めた思いがあるものです。「お姉ちゃん(お兄ちゃん)はいいのに、どうして自分はダメなの?」「長女(長男)だからって、どうして自分ばっかり我慢しなきゃいけないの?」といった言葉が、子どもの口から出てくることもあるでしょう。ママのなかには「もしかしたら私の接し方が、きょうだい差別を感じさせているのかも…」と不安になる人もいるでしょう。今回は、子どもたちにきょうだい差別を感じさせないための声がけ法について考えてみたいと思います。■ドキッとする子どもの言葉「きょうだい差別を感じさせているかも…」兄弟姉妹がいると「愛情に偏りが出ないよう気をつけている」というお母さんも少なくありませんよね。ただ、以下のような言葉を子どもが口にしたら、「不平等な扱いをしたつもりはないのに…」と不安になってしまうこともあるでしょう。・「お姉ちゃんばっかりひいきして、ズルい!」・「なんでお兄ちゃんはいいのに、私はダメなの?」・「弟なんていらない!」・「妹になりたい」子どもは、親の何気ない言葉を聞き逃さず、「ほかのきょうだいと自分は扱いが違うのだ」と敏感に感じることがあります。例えば、こんな言葉を子どもにかけたとしましょう。「お姉ちゃんはかわいいからモデルになれるかもね。あなたはパパに似たけど…」容姿について、直接的な優劣をつける言葉ではないので、ママに悪気はなかったのかもしれません。しかし、姉妹を持つ母としては少々デリカシーのない言葉といえるでしょう。こう言葉をかけられた子はどんな気持ちを抱くのでしょうか。言われた側は、容姿の優劣はもちろん「私よりママはお姉ちゃんが好きなんだ」という感情を抱くでしょう。何気なく放ったひと言でも、子どもは敏感にきょうだい差別を感じ取ります。そんな出来事が過去になかったでしょうか? 先に紹介した言葉を子どもが口にするようなら、ママ自身の言葉かけが間違っていたのかもしれません。■親子の「感情のズレ」あって当たり前と自覚するあるママは「お姉ちゃんは髪を結んだほうがかわいいけど、下の子はおろしたほうがかわいい」と思い、下の子の髪は結ばなかったそうです。親は良かれと思ってしたことでしたが、下の子はそのとき「私も結んでほしいのに、どうして?」と悲しい気持ちを抱いていたそう。このような感情のズレから、子どもに悲しみや寂しさを感じさせてしまうこともあります。また、きょうだいがいるママのなかには「長女だから我慢ばかりさせられた」「いつもお姉ちゃんばかりほめられた」といったきょうだい差別を感じて育った人もいるでしょう。その場合、「自分が長女でたくさん我慢してきた」と思っている人は、長子に対して甘くなってしまう傾向があります。また、「兄(姉)ばかりほめられた」という気持ちを抱いたことのある人は、無意識のうちに長子をほめることにブレーキをかけてしまうケースも。そんなあなたの態度に対して何も言わないからといって、子どもに不満がないわけではありません。かつての自分がそうであったように、子どもは何も言わず我慢をためています。ですから、「自分の子ども時代の感情を満たすために付き合わせてごめんね」と自覚し、反省することもときには必要です。きょうだい差別を感じさせてしまうのは、こうした親と子の感情の行き違いが引き金になっているケースも多いようです。■子どもの不満別、きょうだい差別をはねのける3つの方法わが子がきょうだい差別を感じているようなメッセージを発したら、どのような対応をすればよいのでしょうか。今からできることは「子どもの気持ちに意識を向け、望むとおりにする」ことです。わが子の言葉から何を不満に感じているかを読みとり、子どもの要望にこたえてあげるのです。それが、不満解消の近道となるでしょう。子どもの不満別に、以下のような声がけ、働きかけを試してみてください。【生まれ順についての不満】例:「お姉ちゃん(お兄ちゃん)になりたい!」「弟(妹)になりたい!」上の子になりたい、下の子になりたいと言うなら、まずは子どもがそう思う理由を探してみます。たいていは上の子だけにしがちなこと、下の子だけにしがちなことが原因のようです。例えば、「お姉ちゃんみたいになりたい!」と言うときは、上の子にしていることをそっくりそのまましてあげます。同じ髪形にしてあげたり、同じ洋服を買ってあげたり、同じ習いごとをさせてあげるのも良いでしょう。また、我慢することが多い上の子に「お姉ちゃん(お兄ちゃん)が欲しかった」と言われたら、我慢させることを一切やめ、思いきり甘えさせてはいかがでしょうか。【性差についての不満】例:「お兄ちゃんみたいに、男の子っぽい服が着たい!」妹が兄の服装やいで立ちを好み「自分も同じようにしたい」というときは「女の子なのに…」と考えず、好きなようにさせてあげます。黒い色を基調としたコーディネート、トレーナーにズボンなどのカジュアルな服装も満足するまで着させてあげます。また弟が「お姉ちゃんみたいな人形遊びがしたい」といったときも「男の子のくせに」とは言わず、まずはやらせてあげましょう。【外見を含めた個性についての不満】例:「お姉ちゃんみたいにかわいくないから」「弟みたいにできないから」もし、わが子がほかのきょうだいほど評価されていない、比べられて低く見られていると感じたら、「あなたはかわいい」「あなたはできる」と何度も口にしましょう。周囲から評価されなくても、ママさえ認めていれば、子どもがきょうだい差別を感じる度合いは薄まります。また、例えば上の子が「お兄ちゃんは足が速いからリレーが楽しみね」などと周囲から期待されていたとします。それを聞いた下の子が「お兄ちゃんばかりほめられる」と感じているようなら、「あなたの運動会も楽しみだね」「早く応援したいな~」と声がけをしてみましょう。そうすることで「ママは僕のことも気にかけてくれている」という気持ちが生まれ、きょうだい差別を意識しにくくなるはずです。「子どもの要求を何でも聞くわけにはいかない」と感じるママもいるでしょう。でも、ときには子どもがやりたいということを「うのみ」にし、思いっきりやらせてあげることも大切です。子どものやりたい気持ちは一時的な場合が多く、やってみたらどんなものかが分かり、満足して気がすむことがほとんどです。大切なことは、子どもの言葉を認めること、実際に一度経験させることだと思います。
2019年03月07日人気イラスト作家shirokumaさんの連載「おねーちゃんとおとーと」。きょうだいのほっこりする日常の一コマをお届け! お子さんたちのかわいいやりとりや仕草、表現に癒されちゃいます。 こんにちは。shirokumaです。 当時3歳の幼稚園児の娘と、0歳の息子のお話です。 なんでも一緒にやりたいおねーちゃんとおとーとは、最近……。 息子の体を後ろで支えてあげなくても、一緒に歩けるようになり、嬉しそうな2人です。 でも相変わらず、おもちゃは一緒に遊べません(笑)。 著者:イラストレーター イラスト作家 shirokuma2児の母。第一子の娘が1歳になった頃から子どもの日常を描きはじめる。第二子の息子が生まれた現在も、娘と息子との日常を描き続けている。
2019年01月16日きょうだいの多い親としての悩みの種は「きょうだいゲンカ」。きょうだいだからこそケンカすることもありますね。友達とはケンカなんてめったにしないわが子たちも、家ではきょうだいという甘えもあって小さなケンカは絶えません。特に小さい時期やケガをしそうなときは、親が仲裁や注意をしていますが、最近のわが家では、親は話は聞くけれど「ノータッチ」をベースに対応しています。きょうだいケンカの仲裁は、年齢や年齢差にもよるので、わが家の場合のうまくいった対応を紹介します。3歳までの対応…落ち着くまで引き離す3歳までのきょうだいケンカはモノの取り合いが圧倒的に多かったのですが、そんな時に有効だったのが「気をそらす」こと。3歳以下同士の場合、落ち着くまで引き離すのが一番。どちらに味方することなく、まさしく「仲裁」ということで、「まぁまぁ、まぁまぁ、落ち着いて」と間に入ってなだめることが多いです。結果、子どももその方が安心するようです。幼稚園児時期の対応…状況の確認と解説幼稚園時期の子どもの場合、「状況を確認して、解説する」ようにしました。まずは子どもの話を聞きますが、うまく伝えられないことの方が多いです。細かいことは置いておいて、状況をざっくり把握したら、「こうだったんだね」と状況を確認し、その上で「相手は痛いんだよ、相手はほしいんだよ、相手はこうだと思うんだよ」と相手の思いを説明するようにしています。3歳以下と幼児の場合は、上の子にお兄さん、お姉さんとしての対応をお願いしてみることも多いです。まだ、下の子は幼稚園にも入れないくらい小さい子なんだということを説明します。幼児同士の場合も、年長と年少の場合は、下の子はまだ「幼稚園に入ったばかりの〇〇組さんなんだよ。〇〇組さんのほかのお友達だったら、そういうことしていいのかな」と「年齢差」があるということを特に上の子に自覚してもらうようにお願いしてみます。その時は納得できなくても、あとで「〇〇(下の子)ちゃんはまだ小さいもんね!」と思いやりの言葉や態度につながることもありますよ。小学生時期の対応…本人たちに任せる小学生になれば、わが家の場合「ノータッチ」が基本です。話は聞いて「アドバイスはする」けれど、仲裁や親の判断を告げるようなことはほぼありません。といっても、言い合いが多いので、「うるさい」と伝えることはありますが。幼児と小学生の場合は、幼稚園時代と同様、上の子に下の子はまだ小さいのだということを認識してもらいます。また、小学生同士の場合は学年は違っても「本人たちに任せる」ようにしています。それは、小学生になればすでにお互いに学年の違いを認識しているということに加えて、私自身が上の子で「お姉ちゃんだから我慢しなさい、お姉ちゃんが悪い!」とケンカは上の子が折れるべきという親の対応で傷ついてきた経験もあるからです。小さい時は差が激しく、上の子に譲歩してもらわないと仕方がないことも多くあります。だからこそ、下の子が小学生になったなら、両成敗もしくは、どっちの味方もせず、本人にお任せを貫いています。こうすることで、今のところ上の子は「いつも自分ばかり叱られている感」は持っていないようです。年の差による対応の違い1歳差の場合は対等な対応になることも多いでしょうが、2‐3歳差の場合、この子は下なんだという意識を持ってもらうことで、上の子にお兄さん、お姉さんな対応を「お願い」してみることが多いです。4‐5歳差の場合は、未就園児と小学生ほどに離れているので、やっぱり上の子を「諭す」ことになります。6歳以上の年の差の場合になると、ケンカというより「モノを取られて返してくれない」「いたずらされた」という上の子の被害の訴えが多くなります。わが家では、あらかじめ、きちんと下の子が届かないところに自分が管理するべき・配慮するべきと教えていますので、上の子への注意となります。もちろん下の子にも、「ダメなこと」として教えますよ。きょうだいケンカへの親の介入は、後々に子どもの心にわだかまりを残すようなこともあると思うので、わが家では必要最低限にしています。ママ友同士できょうだいゲンカについて話してみると、いろいろとナイスな対応を聞くことができるかもしれませんね。<文・写真:フリーランス記者小柳結生>
2018年12月15日