年が離れているからこその尊さがある”年の差きょうだい”。今回は、大きいお兄ちゃん・お姉ちゃんをメロメロにさせている末っ子たちのエピソードを紹介。生まれたばかりの妹が大好きな当時13歳のお兄ちゃんは、妹の寝かしつけを担当。お母さんが様子を見に行くと立場が逆転し、妹がお兄ちゃんを寝かしつけていたという珍事件が…。別のご家庭でも、”野獣化してしまう赤ちゃん”として、15歳のお姉ちゃんの頬をずっとハムハムし続ける末妹に家族全員で夢中になるエピソードも。実際はどのような距離感なのか?年の差きょうだいたちの関係性について、あらためて振り返る。■「逆に寝かしつけられてるやん!」眠る兄にスリスリと顔を寄せる赤ちゃんお兄ちゃんが中学校から帰宅し、お母さんが家事をする間に子守をお願いしていた時のこと。家事を終えて戻ると、子守をしているはずの兄の方が寝ていて、逆に赤ちゃんだけが起きているのを目撃したお母さんが、その様子を思わず激撮。「小さな妹に癒されて眠くなったのか、スヤスヤと眠る兄と、そんな兄にスリスリと顔を寄せる妹の2人の姿が可愛くて、思わず動画を撮りました。息子は思春期ということもあり、普段はあまり動画や写真を嫌がるので、こっそり撮りました(笑)。そして動画を撮りながら『逆に寝かしつけられてるやん!』と思わず心の中でツッコミました(笑)」SNSには「2人の姿にとっても癒された」「元気をもらった」というコメントが寄せられていた。「内緒で撮った動画だったので息子に怒られるかなと思っていたのですが、沢山の温かいコメントを見て、照れながらもすごく嬉しそうにしていたのが印象的でした。こんなにも沢山の方からこの動画を見て癒されたと言ってもらえたことが本当に嬉しかったです。コロナ禍での妊娠、出産、そして11年ぶりの子育てと大変な事も多かったため、温かいコメントに、私自身もすごく元気をもらいました」13歳差のお兄ちゃんは、妹が生まれて対面した際、あまりの小ささにビックリしつつも、恐る恐る生まれたてでまだフニャフニャの妹を優しく抱っこしてくれていたという。「横に来ては一緒に寝たり、ほっぺたをツンツンしたりして『可愛い〜〜』とニヤけていました」。お兄ちゃんの1つ下にはお姉ちゃんがおり、「もうママになれるくらいミルクもオムツ替えもお風呂も全て完璧に育児をこなしています(笑)」とお母さん。「実は、上の2人と末妹はお父さんが違います。私のお腹に赤ちゃんがいると知った時は、戸惑いもあったかと思います。でも、日に日に大きくなるお腹を見て『まだかな?いつ生まれるの?』とか、『早く赤ちゃんに会いたいなぁ』と、2人とも妹が生まれてくるのをとても楽しみにしてくれていました。父親は違っても、3人は兄妹。妹が可愛くて可愛いくて仕方がないようです。そして『あなたたちもこんな風に愛されて育ったんだよ』『何歳になってもママにとってはずっと大切な宝物だよ』と伝えています。妹の成長を一緒に見守りながら、自分たちもこんな風に愛されて育ったというのが伝われば良いなと思っています」■次女が帰ってきた時だけ“猛獣”化、はむはむが止まらない0歳末妹にメロメロ続いて紹介するのは、15歳(取材当時)のお姉ちゃんが大好きな0歳の赤ちゃん。お姉ちゃんが学校から帰ってくると、ほっぺをスリスリ、お顔をはむはむするのが日課となっていた。その様子をお母さんが公開すると約300万再生の反響があり、「可愛すぎる」「たまらない…」「両者優勝」などのコメントが寄せられた。実はこちらのお母さんは、0歳から17歳までの異父兄弟姉妹を育てている。「子ども達に助けられっぱなし」と語るお母さんに、愛溢れる大家族の日常を聞いた。子どもさんは、長女17歳、次女15歳、三女8歳、長男5歳、次男4歳、三男3歳、四男2歳、四女0歳の8人きょうだい。末っ子の四女が生まれてから、上の子達は学校や幼稚園から帰宅してすぐに、四女の元へ行き、抱っこやらいい子いい子をするのが日課だったという。「その中でも、15歳の次女が帰宅する時間は、なぜかいつもミルクの時間で、私がミルクを作っている待ち時間に、ほっぺをつけてスリスリしたのがきっかけで、四女が次女のお顔を食べるようになったのですが、その姿がたまらなく可愛くて…(笑)。長女や私もやってみたのですが、なぜか全くやってくれなくて、次女にだけやるのがたまらなく、こんな可愛い姿は残したいなぁと思って動画にしました」それぞれが帰ってきてベッドを覗くとニコニコと嬉しそうに笑うが、次女さんが帰って抱っこをする時には「ちょーだいちょーだい!」と言っているかのように、猛獣になってしまうという。「私自身も11歳離れた弟、14歳離れた妹がいて、今でも可愛くて仕方がない特別な存在です。弟、妹が小さかった頃の思い出も沢山あるので、自分も、年の差の子どもがほしいと思っていました。まさか、8人の母になるとは、想像もしていませんでしたが…(笑)」とお母さん。「常に赤ちゃんがいる生活の我が家なので、思春期のお姉ちゃん達も、家にいる時はみんながリビングに居てくれて、寝るのも、寝かしつけをしてくれてるまま、そこで寝てしまうお姉ちゃん達なので、みんな一緒の部屋で寝ていたり、家族が一つの空間にいて話をしたり、笑っていたりと、母親としてはとっても幸せです。長女次女には、大変な思いをさせてしまっているなぁ…とは思います。もっと遊びたいんだろうな…と思うことはいつもです。上2人はパパが違うので、そういうことでも本当に苦労をかけてしまったのに、下の子達を可愛がってくれる2人には、なかなか言えませんが、感謝しています」
2024年04月04日ベビーカレンダーが企画した「2023年 赤ちゃんの名づけエピソードキャンペーン」の中から、親子やきょうだいで関連する名前「リンクネーム」の名付けエピソードを紹介します。親の漢字を1文字もらったり、きょうだいで同じ漢字を使ったりするリンクネーム。こんなリンクのさせ方もあるようでーー。紗彩(さあや)ちゃん三姉妹の末っ子として生まれた紗彩(さあや)ちゃん。ふたりのお姉ちゃんとのリンクネームになっています。 一番上のお姉ちゃんの名前はあやみちゃん、真ん中のお姉ちゃんはみさちゃんというそう。「あやみ→みさ→さあや」と、しりとりのようにつながるだけでなく、名前の一部に姉妹の名前で使われている音が入っています。強い絆で結ばれた三姉妹が末永く仲良くいてほしいという両親の願いが込められているそうです。 珠凛(じゅり)ちゃんパパの名前が「しゅん」、ママの名前が「りさ」。そんなふたりのもとに生まれたのが珠凛(じゅり)ちゃんです。 最初はふたりの名前を1文字ずつとって「しゅり」というリンクネームを考えていたそうですが、英語でも発音しやすい名前がいいと思い「じゅり」と名付けられました。 パパとママの名前に少しのアレンジを加えた珠凛ちゃん。「凛」という漢字は、お兄ちゃんの名前にも使われているそうですよ! 縁あって家族になった親やきょうだいとリンクする名付け、とても素敵ですね。 幼いうちは同じ家に暮らす家族も、年とともにそれぞれの道を歩み始めます。離れて暮らすようになっても、自分の名前から家族との絆を感じられるのではないでしょうか。 <調査概要>調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画した「2023年 赤ちゃんの名づけエピソードキャンペーン」対象:2023年1月1日〜10月16日の期間中に生まれた赤ちゃん募集期間:2023年9日25日〜2023年10月16日
2024年04月01日この漫画は書籍『わたし、迷子のお母さん ある日突然、母親するのが苦しくなった』(著者:らっさむ)の内容から一部を掲載しています(全13話)。 ■これまでのあらすじ子どものためにこれまで築いてきたキャリアを手放すことができず、子育ては一生続くわけじゃないのだからと、育休前と同様に仕事を頑張ろうと思っていた楓は、ずっとうしろめたい気持ちを抱えながら良い母親に見えるように演じていました。母親として失格なのではという気負いもあったのですが、どのように振るうのが正しいのか分からなかったのです。もちろん、いろはのことは愛しているのに、母としてうまく立ち回れない自分に対してモヤヤモヤした気持ちが積み重なっていたのでした。加持のお姉さんから聞いた、きょうだい育児に悩んだあるママの話。いつまでもダメな自分を拒絶して、理想ばかりに囚われていると、呪いはいつまでも解けないのかもしれない…。自分の中にある認められない部分を探し、受け入れてみればこれまでと違う世界が見えるかもしれない。楓のうしろめたさの原因は何なのか。気になる続きは書籍で! 『わたし、迷子のお母さん ある日突然、母親するのが苦しくなった』 著者:らっさむ(KADOKAWA) 「わたし、迷子のお母さん ある日突然、母親するのが苦しくなった」はこちら 子育てや仕事がうまくいかなくても「いい母親でいなきゃ」いけない…。そんな呪いに囚われてしまった会社員の楓は、一人娘のいろはの登園渋りに頭を悩ませていました。起業したばかりの夫は家のことに無関心で、閉塞感漂う自分の境遇に希望が持てない楓の苦悩は限界に達していたのでした。
2024年03月28日きょうだいで出かけるとき、どんなコーデにするか悩むところ。おしゃれキッズを調査してみると、全く同じアイテムで全身コーデを組むというより、素材や色、アイテム、テイストなど一部だけリンクさせているみたい。それでは早速、きょうだいの春コーデを拝見!GIRL SNAP 01絶妙なカラーリングがお見事!NAME:あっくん・4歳&ねっちゃん・1歳妹ちゃんは淡いグレー、お兄ちゃんは濃いグレーをまとい、グラデーションコーデにトライ。ちょっぴり背伸びしたベーシックカラーがタウンにお似合い♡ 妹ちゃんはスカーフや花柄のトップスでガーリーに、お兄ちゃんはストリートコーデ風に仕上げた異なるテイストが男女きょうだいならでは!item▼[older brother]ジャケット/キャラメル、トップス&ボトムス/ともにメインストーリー、ハット/ザラ、シューズ/ニューバランス[younger sister]オールインワン/ソーアプルーム、インナー/ハウスオンザヒル、ハット/ミーシャ&パフ、ソックス/コレジアン、シューズ/ヴァンズSPRING SNAP 02デニムリンクが今っぽい!NAME:アンちゃん・4歳&ゼンくん・2歳きょうだいのメインアイテムは今季トレンドのデニム。デザインが異なるデニムアイテムだけど、どことなく統一感のある感じがちょうどいい。お姉ちゃんのオーバーオールは小さなお花が春らしくてキュート! 弟くんのオーバーサイズのジャケットは、こなれ感があっていい感じ♡item▼[older sister]オールインワン/ザラ、トップス/トゥモローランド ボーイズ&ガールズ、ヘアクセサリー/カネル、シューズ/シエンタ[younger brother]アウター/ザラ、トップス/ロンハーマン、ボトムス/ヴィンテージ、シューズ/ニューバランスSPRING SNAP 03チェック柄パンツをシェアNAME:ときくん・4歳&さくくん・2歳ふたりのコーデを繋ぐのは『オーシャン&グラウンド』のチェック柄パンツ。ほんのり品が漂うアイテムに対し、トップスはスポーティなジャージとスウェットをチョイス。弟くんの鮮やかな赤のトップスが元気いっぱい!item▼[older brother]トップス/マーキーズ、ボトムス/オーシャン&グラウンド、ソックス/ブリーズ、シューズ/ニューバランス[younger brother]トップス/マーキーズ、ボトムス/オーシャン&グラウンド、ソックス&シューズ/ともにブリーズファミリーコーデを見るSPRING SNAP 04アイテムをリンクしたアメカジコーデNAME:夏芽くん・9歳&皐月くん・6歳『ポロラルフローレン』のジャケットや『ディッキーズ』のパンツなど、アイテム&ブランドを揃えた兄弟コーデは、赤、青、緑のキャッチーな色使いが素敵! 「キースヘリング」のTシャツや、キャップのワッペンなど、ユニークなアクセントにも注目したい。item▼[older brother]アウター/ポロ ラルフローレン、トップス/ヴィンテージ、ボトムス/ディッキーズ、シューズ/ニューバランス[younger brother]アウター/ポロ ラルフローレン、ボトムス/ディッキーズ、シューズ/瞬足\人気コンテンツ! ファミリーSNAP はこちらから/FAMILY SNAP
2024年03月19日私は、ホームセンターでアルバイトをしています。そこにいるスタッフの中に、とてもクセの強い年配のスタッフが3人います。クセ強3きょうだい!?1人は口が悪く、「頭がおかしい」とか「お前は他の会社では働けない」など、人格否定をしてきます。2人目は、私がトイレに行った後、なぜか毎回チェックをする年配スタッフです。トイレの後、紙ペーパーで手を拭くのですが、その手を拭いた水が少しでも飛び散っていたら、毎日のように「きれいにしろ!」「きれいに使え!」「お前、トイレの使い方が汚いんだよ!」などと言ってきます。「昔は……」おばさん3人目の中年女性は、在籍年数が長く、「昔はもっと厳しかった」「昔は、昔は……」などと、仕事中に昔の会社の話を長時間してきます。私は掃除の担当もしているのですが、その中年女性から「昔の掃除担当の人のほうが掃除も早く、きれいだった」と嫌みを言われることも。ハラスメントの嵐そんなクセが強い3人でも、昔からいるスタッフなので仕事はできる方たちだと思います。しかし暇な時間ができると、私に対するハラスメントの度合いが大きくなるように感じます。まとめそんな職場で働き続けるのは、つらくてしんどいですが、好きな仕事なので続けたいと思っています。あまり気にしないように仕事をこなし、ストレスが蓄積しないようにしたいです。また、新しいスタッフさんが入ったときは、そのクセ強3人を反面教師にして、やさしくわかりやすい指導をしていきたいと思っています。(40代/女性)※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。イラスト/きょこ著者/ウーマンカレンダー編集室40歳を過ぎて心と体の変化に戸惑い、悩むオトナ女子を応援するメディア「ウーマンカレンダー」の編集室です。オトナ女子がおこなっているコスパ良し!時短!ズボラでもできる!リアルなアンチエイジング情報をお届け。医師解説の記事も満載!
2024年03月14日広汎性発達障害(自閉スペクトラム症)中1娘と5歳下の弟の関係は広汎性発達障害(自閉スペクトラム症)のある中学1年生の娘には、5歳下の弟がいます。長男が産まれた時、私は発達障害がある姉がいる長男のことを心配していました。私が娘にかかりきりになって寂しい思いをしないか……発達障害があることで一般的な姉弟と違う関係になってしまうのではないか……姉弟関係がうまくいくのか、不安でした。会話が上手くいかなかったり、娘がイヤイヤ長男の相手をするという時期もありましたが、成長を重ねていき、2人は、私が想像していた以上に良い関係を築いてくれました。Upload By SAKURAしかし、娘が中学校に入学してからは、勉強や部活に忙しくなり……娘と長男が過ごす時間は少なくなりました。そして、今まで赤ちゃんだった次男が成長し、長男と次男が一緒に遊ぶことが多くなりました。Upload By SAKURA同時に反抗期真っ盛りの娘と私がもめることも増え……長男は、そんな様子をただ黙って見ていました。Upload By SAKURA母親の私がいうのもなんですが……長男は察することが得意。今何をしたらいいかや、言わないほうがいいことを、説明しなくても理解しています。そのため、私はついついしっかりしている長男に頼ってしまいます。Upload By SAKURAもしかして長男は寂しい思いをしてるかも?空気の読むのが上手な長男ですが、実は、3姉弟の中で生粋のママっ子。口には出しませんが、もしかしたら姉と弟のことで忙しい私に気を使って遠慮し、寂しい思いをしているかもしれない……。Upload By SAKURA私は、少しでもフォローになればと、休日に長男と2人で、出かけることにしました。Upload By SAKURA「ママとカフェに行きたい」という長男のリクエストで、2人でカフェに行くことになりました。カフェでのんびり食事をし、外を散歩することにした私たち。歩きながら私は、長男に話をしました。Upload By SAKURA日頃の感謝と、私の反省を長男に伝えると日頃の感謝と、私の反省を伝えると、長男は「いいんだよ」「ママは頑張ってるよ」と言ってくれ、こんな怒りんぼうな私をちゃんと見ていてくれることが、うれしくてたまりませんでした。それから私は、娘の話をしました。Upload By SAKURA私は、長男が小さな頃から、娘のことは説明していました。まだちゃんと理解できるまで、専門的な用語は使いませんが、娘の苦手な部分に関しては、隠さず話してきました。Upload By SAKURA私が娘に対して、厳しいことを言うことが多くなってから、私の本当の気持ちは娘に届きにくくなりました。「あなたのことが大好き」と娘に伝えても、反抗期の娘は無言……。自分の思いが伝わらないまま、声かけをしていくことがしんどくもなってきていました。せめて長男には、私が思っていること、考えていることをちゃんと分かっていてほしいと思いがありました。私は、娘への思いをそのまま伝え、長男にしてほしいことを伝えました。ありがたいことに、長男は理解してくれました。Upload By SAKURAそれから私は、定期的に長男と出かけるようにしています。長男が好きなゲームセンターに行ったり、公園で鬼ごっこをしたり、長男の話をゆっくり聞くようにしました。長男はいつもお出かけを楽しみにしてくれていて、2人きりの時間はとても楽しそうです。長男は、いつも私やきょうだいたちをよく見ていて、空気を読んで動いてくれます。しかし、しっかりしていても、まだ小学1年生。長男に甘えすぎないで、ちゃんと向き合う時間をこれからもつくっていきたいと思います。執筆/SAKURA(監修:新美先生より)発達障害のあるお姉さんとその弟さんとの関係について、詳しく教えて下さりありがとうございます。あーさんと弟さんのやり取りがほほえましく、ほっこり読ませてもらいました。一般的に、病気や障害のある方の定型発達のきょうだいは「きょうだい児」と呼ばれることがあり、さまざまな場面で我慢を強いられやすく、きょうだい児ならではのストレスがかかると言われています。とは言え、ご家庭ごとに事情は異なります。大切にしていくことは、障害などがありケアに手がかかるお子さんも、そうでないお子さんのことも、一人ひとりの人格を尊重していくことかと思います。負担が大きい場合は、それぞれの個室をつくる、別々に活動する時間を増やすなど、障害や病気のないほうのお子さんも、自分らしく過ごせる時間を確保することも大切です。SAKURAさんのご家庭では、姉弟仲もよく、弟さんがとても良く気がつくタイプで、自然にフォローしてくれたりするのですね。頼りになる分、負担がかかっていないかな、無理をしていないかなと心配になることもあったのかもしれません。弟さんとお母さん二人の時間をつくり、気持ちを聞いたり、子どもらしく甘えられる楽しい時間をつくるというのはいいですね。弟さんの場合は、負担に思っていることはなかったようですが、それでも、こんなふうな特別な時間が過ごせることはうれしかったことでしょう。前の記事はこちら(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
2024年03月06日「寒いよー、おなかすいたよー」と、真冬の近所の公園で言っていたのは、当時2歳の娘とよく遊んでくれていた小学3年生と1年生の姉と弟のきょうだい。「お昼ごはんを食べていないの?」と私が声をかけると、「食べていない。お母さんは寝ている」と言いました。薄い長袖1枚だけを着ている2人。私は育児放棄ではないかと疑い、それからその姉弟を気にかけるようになったのです……。 親は日中に寝ている?その姉弟はとても人懐っこくてよく笑い、一見、どこにでもいる小学生の姉弟のように見えました。しかし、よく見ていると公園にいる大人に誰でも話かけたりして、甘えたがる様子が伺えました。もしかして家で親に甘えられていないのかな、と感じる私。 夕方の公園で娘がその姉弟と一緒に遊んでいるときに「お母さんは家にいるの?」と聞くと、「いるよ。寝てるけど」という返事がほとんど。しかし、その姉弟からの家庭環境に対するSOSはないので、私は気にかける程度に留めていました。 初めて姉弟の母親と対面そんな日々が流れ、娘が4歳になったある日のこと。ショッピングモールのフードコートで食事をしていたときです。あの姉弟が少し離れた席から「Aちゃーん!(娘の名前)」と呼んでいるではありませんか。その横には姉弟のママと見られる人も。私は今まで姉弟が娘と遊んでくれたお礼を伝えるために席を立ち、どんな人か不安を抱えながら近づいていきました。 私が「いつも遊んでくださりありがとうございます」というと、姉弟のママは「こちらこそありがとうございます!」と満面の笑み。続けて「私、常夜勤の仕事で日中は寝ていて、公園に全然一緒に行けなくて。いつも遊んでいる話を聞いています」と明るい表情で教えてくれました。 私は、夜勤のために日中寝ているのは仕方ないことだと納得。育児放棄ではなくてよかった……とホッとしました。「もし日常で困ったことがあれば声をかけてください」と伝えた私。せっかく子どもたちが仲良くなったので、これからはその方とママ友としてお付き合いしていこうと思っています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! イラスト/まげよ著者:下園ひかり
2024年02月19日「ちょーだい」を覚えた赤ちゃんをご紹介! 生後9カ月の赤ちゃんが、かわいらしいサインを出していますよ♪「ちょーだい、ちょーだい」むちむちのおててで…♡生後9カ月の赤ちゃん。 おしゃぶりをくわえながら、座っていると…… おしゃぶりを取られちゃった!!すると……? 「ちょーだい、ちょーだい♡」じょうずにサインを出しています。 無事おしゃぶりを返してもらって一安心♪ また取られた!? またおしゃぶりを取られちゃった!でもすぐに…… 「ちょーだい、ちょーだい♡」 ちゃんとサインの意味がわかっているんですね♪じょうずに「ちょーだい」できました♡ 動画のコメント欄には 「かわいい! 腕が完璧なちぎりパン♡」 「ちょーだいちょーだいもかわいいし、おめめも、ほっぺも、ちぎりパンなお腕も、あんよも、全部がかわいすぎ!!」 「画面越しでも伝わってくる幸せオーラが素敵」 と、「ちょーだい」のサインだけでなく、ちぎりパンのようにかわいらしい腕にも注目が集まりましたよ♪ 赤ちゃん特有のムチムチしたおててで、「ちょーだい、ちょーだい」されたらたまりませんね♡ 画像提供・協力/@toradoshibabykさん
2024年02月12日アヒルのヨバンちゃんと、今は亡きゴールデンレトリバーのエースくんとの日常をX(Twitter)に投稿している、石川真衣(@ishikawamai5)さん。ともに暮らしていた2匹は、一緒に遊んだり、体を寄せ合って寝たりと、まるで、きょうだいのようでした。そんな2匹の幸せに満ちた1枚が、反響を呼んでいます。めちゃめちゃ嬉しそうに追いかけっこしてる!まるで童話に出てくる動物たちのようで、見ているほうも、つられて笑顔になってしまいます!投稿には、癒された人が続出。ネット上ではこのような声が届いていました。・「楽しい!」が伝わってくる。なんて生き生きとした写真なのだろう。・素敵な写真。なんか見ていて涙が出てくる…。・2匹ともすごい楽しそうで、いい笑顔。2匹の仲のいい様子からは、優しさや温かさが感じられますね。種を超えたきょうだい愛が伝わる1枚に、飼い主さんはじめ、多くの人の心を癒したことでしょう。[文・構成/grape編集部]
2024年02月01日■なんでも「半分こ」は理不尽!?もしかしたらごきょうだいの家でもあるのかもしれませんが、プレゼントをもらうとき、だいたい「こまめちゃんとのまめちゃんで使ってね」と言われることが多いです。もちろん、普段は仲良く「半分こ」して使っているんですが、今回のプレゼントはこまめが先輩に誕生日プレゼントを渡して、そのお返しでもらったものだったから、のまめが使うのはおかしいのでは? という考えになったらしい。先輩も、もしかしたらふたりで使う前提で多めにラッピングしてくれたのかもしれないし、詳細はわかりませんが「ふたりで使ってね」っていう言葉もちゃんと考えて伝えなきゃいけないなと思いました(汗)。
2024年01月27日私が2人目を考え始めたのは、上の子が1歳になったころ。私も夫も3人きょうだいで生まれ育ったので、「上の子にきょうだいを作ってあげたい」と漠然と考えていました。周りのママ友が妊娠したと聞くことが増えたタイミングで、子どもの年の差について夫と話し合い、もめました。「2歳差のきょうだいが育てやすく、子ども同士が遊べるからいい!」と意地になっていた私の体験談です。夫と家族計画を話してみた私も夫も3人きょうだい。結婚当初から子どもは2人から3人欲しいと言っていました。2人目を意識し始めたのは、長男が1歳になったころ。周りのママ友から妊娠報告を聞くことが増えたのです。2人目について意識することが増え、「私も夫もきょうだいと2歳差だから、2歳差が育てやすくてきょうだいでも遊べるからいい!」と思うように。 そこで夫に、2人目についてそろそろ計画をしたほうがいいと提案したのですが……。「子どもは授かりもの。計画して産むものじゃないよ」と楽観的な返答の夫。なぜ気持ちをわかってくれないのか、とイライラしました。 なぜ意地になっていたのだろう?夫が自然に妊娠するのを望むのなら、私だけでも妊活しようと2人目妊娠に向けてはりきっていました。しかし妊娠せず、2歳差にするにはあと数カ月しかない……!と、私はさらに焦るように。そんなとき夫が「長男に弟妹がいたら楽しいだろうけど、今は1歳の長男の子育てを精いっぱい楽しみたい」と言ったのです。 そのとき私はハッとしました。妊活を意識しすぎて、長男に向き合えていなかったと反省しました。「まだまだ甘えん坊の長男がお兄ちゃんになったからといって、急にひとりで何でもできるようになるわけではない」と、冷静になってようやく私は気づいたのです。 希望どおりの2歳差育児! でも…2人目になる娘を妊娠したのは、上の子が2歳になる前。学年は2つ違いになりました。希望していた2歳差育児ですが、甘えん坊の長男と負けん気が強い長女の性格の違いに振り回され、毎日大変です。 私は2歳差兄妹は一緒に遊ぶと思っていましたが、動くことが好きな長男と、動かずに遊びたい長女では、遊ぶ場所がそもそも違いました。「絶対2歳差がいい」とこだわっていましたが、今思うと2歳差だから良い面もあれば、2歳差ゆえの苦労もあり、子どもの年の差によって育てやすいということは一概に言えないと気づきました。 何歳差でも子ども同士遊ぶこともあれば、遊ばないこともあります。育てやすさも年齢差によって大きく変わることはないのだと、2人育児が始まって実感しています。子どもを授かることが奇跡なのだから、年齢差を考えても望み通りにはいかないということも経験しました。今後は子どもたちの成長を楽しみながら、子育てしていこうと思っています。 画/さくら著者:三宅ちよこフリーランスとして働きながら一男一女を子育て中の母。ファイナンシャルプランナーの資格を持ち、株や不動産投資を副業としている。ライターとして主婦のためのお得な情報や子育てに関する体験談を執筆している。
2024年01月24日年の差きょうだいの愛が、全身からあふれている動画……♡チョコレート、スーパー……自転車……「だいしゅき(ぎゅーーーー♡)」@rea.0222 長女と言葉のお勉強#まだまだ言えない2歳1ヶ月次男#言葉が遅いのかな…#次女の時はどうだったかな#子供のいる暮らし#長男長女の時の事は忘れた笑 ♬ オリジナル楽曲 - Rea0222※動画が再生できない場合はこちらのページでごらんください。相思相愛の年の差きょうだい♡言えない弟くんをいとおしそうに包み込むお姉ちゃんと、べったり甘える弟くん。すてきなきょうだい愛にコメント欄では……?「癒やされる」「2人ともかわいい♡」「自転車のしゃが好き」「自転車→電車になってもた(笑)」「お姉ちゃんのスーパーの声が特に好き♡」「うちの弟もそれくらいなんですけど、やってほしいな!!」優しい空気感に心が癒やされましたね♡とっても仲良しな2人、気になる普段の様子についてお話を伺ったのでぜひご覧ください。お母さんにお話を伺いました──5人きょうだいさんとのことですが、年齢を含めきょうだい構成を教えてください。お母さん長男が18歳の高校3年生、長女が14歳の中学2年生 (動画のお姉ちゃん)、次女が7歳の小学2年生、次男が4歳の年少(動画の男の子)、3女が1才6ヶ月です。──動画に映っているお2人の、普段の様子について教えてください。お母さんお姉ちゃんの作る料理が好きで、いつも「作って」とリクエストしたり、保育園のお迎えもお姉ちゃんと一緒に行くと、いつも私より先にお姉ちゃんの所に走って行って、ギュッと抱きしめたり……お姉ちゃん大好きな弟くんです♡──お姉ちゃんはお料理もできるんですね!おねだりする弟さんもかわいいですね♡動画の他に、印象深かったお子さんたちのエピソードを教えてください。お母さん動画の時は妹がまだ産まれていませんでしたが、今はすごくいいお兄ちゃんです。お姉ちゃんも大好きだけど妹も大好きな、優しいお兄ちゃんになってしまいました(笑)。──お姉ちゃんにかわいがってもらっていた分、妹さんにも優しくできるのでしょうね♡すてきなお話をたくさんお聞かせくださり、ありがとうございました。「Rea0222」さんのTikTokでは、仲良し5人きょうだいのさまざまな日常が投稿されています。かわいい様子に癒やされることまちがいなし。ぜひ他の動画ものぞいてみてくださいね!======================投稿主「Rea0222」さんTikTokrea.0222(取材・文=齋藤 優子)
2024年01月22日主人公・みちこは、浮気した夫との離婚を決意した矢先、二人目の妊娠が判明。さらには浮気相手の兄と思っていた男性が実は血縁関係はなく、きょうだいのフリをするよう、依頼されていたことがわかりました。行方をくらました相手の女を探すよう、みちこさんは“なんでも屋”に命令しますが…… なんでも屋に浮気相手の捜索を依頼。じつは高校の同級生と判明し… 夫の浮気相手は学生時代のサークルの先輩というのはわかっていたものの、当時からその女性に妬まれていたことを知ったみちこさん。ありもしない噂話を流したり、みちこさんを襲うよう企てていたりしていたそう。 皆さんの周りには、裏の顔を持つ女性はいますか? もしそんな女性が近くにいたら、どんなふうに対応しますか? 著者:マンガ家・イラストレーター サレ妻 みちこ
2023年12月21日きょうだい児とは?「きょうだい児」は、障害のある子どもの兄弟姉妹を指す言葉として使われています。保護者が障害のある子どものケアを行っていることで、きょうだい児はバランスを取るため、家庭内で優等生的な役割を演じることや、自分よりも他者を優先するようになることがあると言われています。そして、そういった状態が続くことで心身の不調や不登校などにつながる可能性も指摘されています。一方できょうだい児にはその環境から「他者への配慮ができるようになる」「責任感が強い」「自立した人になる」などのポジティブな面もあると言われています。こういったさまざまな面があるきょうだい児ですが、これまで注目されてこなかったこともあり、まだ支援制度などが整っていないというのが現状です。兄、弟、姉、妹のそれぞれの漢字の組み合わせで「きょうだい」という読み方があるため、漢字ではなくひらがなで表記される場合が多いので、本コラムでも「きょうだい児」と表記していきます。近年、きょうだい児についてメディアなどで取り上げられる機会も増えてきています。しかし現在までに国などの大規模な調査は行われておらず、日本全国にきょうだい児がどのくらいいるのかは、よく分かっていません。また、「ヤングケアラー(本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っている18歳未満の児童)」という言葉も注目されています。ヤングケアラーは直接的に家事や家族の世話をするという点できょうだい児とは異なっているものの、きょうだい児もヤングケアラーも、「ケアをする側」としての役割を求められがちで、「ケアが必要な存在」として認識されにくいという共通点があります。本コラムでは、きょうだい児の抱えやすい悩みや、保護者の関わり方などについて、発達ナビで行った「きょうだい児」に関するアンケート結果を交えて紹介します。また、小児科医として発達障害のお子さんやご家族と多く関わってこられた室伏佑香先生にもお話を伺いました。参考:学校教育における慢性疾患や障害のある子どものきょうだい支援の課題|滝島真優参考:障害のある児のきょうだいに関する研究の動向と支援のあり方|川上あずさきょうだい児への関わり方、どうしたら?発達ナビアンケート結果とエピソードのご紹介発達ナビでは、発達障害のあるお子さんのいるご家庭に「きょうだい児関係」のアンケートを実施しました。ここではアンケート結果と、保護者の方からお寄せいただいたお悩みやエピソードなどをご紹介します。Upload By 発達障害のキホン参考:「きょうだい児関係」アンケート&エピソード募集!コミックマンガエッセイ化も!きょうだい児がいる割合は、今回アンケートに回答いただいたご家庭のうち、約60%にきょうだい児がいるという結果になりました。内訳として、年上のきょうだい児(兄姉)がいる家庭と、年下のきょうだい児(弟妹)がいる家庭は29%で同じ割合でした。そして、年上と年下のきょうだい児両方がいるという家庭も2%でした。また、きょうだい児とは異なりますがきょうだい共に特性があるというご家庭は22%という結果でした。実際に読者の方から寄せられた、きょうだい児がいるご家庭のエピソードを紹介します。長男に障害があり、次男がきょうだい児です。長男に障害があると分かった時からは、きょうだいそれぞれが私(母)を独占できる時間を意識してつくるように心がけました。長男が宿泊活動で家にいない時には、次男は学校を休ませて一緒に旅行に出かけるようにしたり、長男が放課後等デイサービスに通っている間は次男のリクエストに可能な限り応えるようにして過ごしていました。思春期の頃はきょうだい共に荒れて殴り合いのけんかをしたこともありましたが、成人した今となってはお互いができることを尊重できるようになり、長男ができないことを次男がサポートするといった関係になっています。姉がきょうだい児で下の子に発達障害があります。下の子は一人になることに強い抵抗があり、きょうだい児である姉に対して執着し、姉も親を気遣って我慢している様子があり感謝と申し訳なさを感じています。下の子は姉に対して遊び相手としても心のよりどころとしても執着して、常にそばにいたがるので、姉は家庭で勉強もリラックスもなかなかできず学校の成績や宿題に影響が出ることもあります。しかし、遊びを断ると癇癪を起こすので、他のことがしたくても一緒に遊んでくれているのです。そのために疲れて体調を崩すこともありますが、「自分が遊びの誘いを断ることで家族が困るくらいなら自分が我慢すれば……」と話して相手を続けてくれているようです。できる限り親が遊び相手をするようにしていますが、仕事や家事などもあり、限界があるため姉は親を気遣ってくれています。下の子は時には他害することもあり、きょうだい2人だけにするのは危険なため親のどちらかが立ち合いのもとで遊ばせるようにしています。きょうだい児の悩み……結婚、親なきあとは?医師Q&A次に、きょうだい児がいる家庭が抱えやすい課題や、よくある悩みについて、保護者としてどのように関わっていけばよいのか、小児科医の室伏佑香先生に伺いました。(質問)障害がある子どもにどうしても手がかかってしまい、きょうだいに十分かまってあげることができず心苦しく思っています。(回答)お子さんに障害がある場合には、通院や療育などでどうしても障害のある子を連れて行かなければいけない場面や、家庭内でも介助や対応などが必要できょうだい児に寂しい思いをさせてしまうこともあるかと思います。ショートステイなどの福祉サービスを利用し、保護者ときょうだい児がゆっくりと向き合える時間を意識的につくっていくのもよいでしょう。Upload By 発達障害のキホン(質問)発達ナビのアンケートやその他調査などでからも、きょうだい児は、自分の人生を自分だけで決められないと感じたり、将来への不安があることもうかがえます。保護者としてどのように対応すべきでしょうか?(回答)きょうだい児の方は、進路や居住地、結婚についてなど、自分の思い通りに決断することに後ろめたさを感じてしまう方も多いようです。成長するにつれて保護者に話しにくい悩みも出てくることと思います。同じ立場で話し合えるきょうだい児の当事者会などへ参加できるようにサポートするのもよいでしょう。Upload By 発達障害のキホン(質問)親なきあと(親が障害のあるきょうだいの世話ができなくなった時)が心配です。親としてどのような準備ができるでしょうか。(回答)グループホームなど障害のある子どもの住まいや、公的な障害年金以外にも障害がある子どもが受け取れるお金の仕組み(金融機関などを活用する信託や、自治体が運営している障害者扶養共済など)などがあるので、さまざまな情報を整理して、準備しておくと良いですね。また、親なきあとに向けて、将来的に成年後見制度などを活用することも見すえ、障害のあるお子さんが自立できる支援体制を整えておくことが大切です。また、中には必要以上に責任を感じて自分が面倒を見なければならないと思ってしまうきょうだい児の方もいます。日ごろから家族でよく話し合って、福祉制度や活用できる支援に対する理解を深めておくといいでしょう。Upload By 発達障害のキホン参考:障害福祉サービスについて|厚生労働省参考:特定贈与信託|一般社団法人信託協会参考:障害年金|日本年金機構参考:障害者扶養共済制度(しょうがい共済)|厚生労働省参考:成年後見制度とは|厚生労働省きょうだい児支援の現状や今後の課題は?ここまで見てきたように、きょうだい児には特有の困難があります。しかし、障害の当事者や保護者への支援はさまざまありますが、きょうだい児を対象とした支援制度はまだ制度化されていないというのが現状です。そもそもきょうだい児についての大規模な調査などもこれまでのところされておらず、研究が進められている段階です。ある研究で実施された教師を対象にしたアンケートでは、忘れ物や学力の不振、友人関係などへの影響が出ているという回答や、精神面や健康状態についても影響が見られるという回答も見受けられました。また、きょうだい児自身の就職や結婚、親なきあとのへの不安なども指摘されています。そのような状況ではありますが、明確にきょうだい児を対象とした公的な支援はほとんどなく、既存の制度の活用や当事者会への相談など利用できる資源が限られています。そういったことからも、学校などの教育現場、医療や福祉の現場、行政などが連携したきょうだい児への支援制度を設立することが課題と言えるでしょう。参考:障害児・者のきょうだいが抱える諸問題と支援のあり方|柳澤 亜希子参考:学校教育における慢性疾患や障害のある子どものきょうだい支援の課題|滝島真優まとめきょうだい児とは障害のある子どもの兄弟姉妹について使用される言葉です。きょうだい児は家庭内で我慢を続けたり、将来への不安を抱えるなど、精神的な負荷も指摘されています。そのため、ショートステイなどの制度を利用しきょうだい児とゆっくり向き合う時間をつくることや、親なきあとを見据えて福祉制度の理解を深め、話し合っておくことも大事になります。また、家庭外でリフレッシュできる機会をつくることも大切です。きょうだい児の当事者会などもあるので、家庭から離れた場で相談したり、同じ立場の人ときょうだい児あるあるを語り合ったりといった活動をすることも心身の健康を保つ方法の一つです。きょうだい児の支援に関してはまだ公的な制度が整っていないのが現状ですが、保護者としては家庭内外でできることをしていくといいでしょう。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
2023年12月13日優しいお兄ちゃんと大人しい妹わが家の凸凹きょうだいは通常とても仲が良く、ケンカをしているところを見ることはほとんどありません。2人とももともと穏やかな性格で、特に兄のタケルは他人に向かって怒ることがなく、つらいことがあってもじっと耐えたり、一人で泣いたりする性格です。大抵はニコニコしていて、苦言を呈すときもウィットに富んだ上手な言葉遣いをするので、親の私が感心することもしばしば。しかし、そんなお兄ちゃんも、今までに2度だけ、妹、いっちゃんを激しくりつけたことがありました。叩いたりなどの暴力はなかったものの、双方のダメージが何日も尾を引きました。温厚なASDのお兄ちゃんを怒らせた原因とは?最初のケンカは兄のタケルが11歳、妹いっちゃんが5歳の時で、原因はゲームのことでした。いっちゃんが、兄のゲームのセーブデータを使って遊んでいたところ、保存してあった貴重なアイテムを失くしてしまったのです。このゲームでは冒険を繰り返しクリアしながら、武器や防具を強化していくというもので、いっちゃんが失くしたのは、兄タケルが80時間以上も費やしてつくった強化アイテムでした。この時ばかりはタケルも激怒!「おい! おい! おい! 何時間かかったと思ってるんだ!?」と腕を振り回して怒り、いっちゃんに謝らせていました。Upload By 寺島ヒロわざと失敗したのではないことは分かっていたので、やがてタケルもいっちゃんを解放したのですが、怒りは収まらず……!それから数日の間、何かにつけては「楽しくない」「気分が悪い」と仏頂面になっていました。タケルはASDの特性もあり、一度嫌なことがあると、例え解決しても、何日もその気分を引きずるようなことがあります。その兄の様子を見ては、いっちゃんも「しつこい……!」と不機嫌になるのでした。2度目のきょうだいゲンカは「あるある」な連絡ミス2度目のケンカは、ぐんと年齢が上がってタケルが19歳、いっちゃんが13歳の時です。2人が出入りしているインターネットのSNSグループの仲間でオフ会をすることになり、いっちゃんのところにその連絡が届きました。しかし、いっちゃんは誘われたのは自分だけだと思って、タケルには伝えなかったのです。主催者の方は、当然妹が兄に伝えて2人で来ると思って用意していたので、結局お兄ちゃんのタケルが約束を破った感じになってしまったんですね。「(主催者の方から)お兄ちゃんに伝えてとは言われなかったよ?」「参加したかったんなら、お兄ちゃんが主催者に言えばよかったじゃない!」今回はいっちゃんも生意気盛りの年齢。一度は謝ったのですが、ついつい抗弁してしまったことで、兄をさらに怒らせてしまいました。のちのち聞いてみると、明らかに「流れ」は2人で参加する感じだったのですが、「いっちゃんを連絡の窓口にする」「主催者からの伝言はタケルにも伝える」ということが明言化されていませんでした。そして、ASDの特性があるいっちゃんにとっては「言われてないことは、ないこと」なのです。この時も数日間、家の中の雰囲気がギスギスして大変でした。怒りをぶつけられてASD娘が学んだことさて、先日のこと、娘がやっているゲームのレベル上げを頼まれた私。ゲーム中にひとつしか手に入らない貴重アイテムを「使わないでね」と言われていたのに、うっかり使ってしまいました。ショックを受ける娘に、平謝りする私……。Upload By 寺島ヒロしかし、しばし後にいっちゃんは言いました。娘「イインダヨ……こういう事ってあるヨネ……。私もお兄ちゃんのゲームでアイテム失くしたことあるモン……。」私「え……?それもしかして5歳の時のやつ?」あんな幼かった頃のことを覚えていたんだ!と驚きました。そしてまた、あの時に怒られた経験で、いっちゃんが人を許すことができるようになったのかと、そのことにも驚かされました。怒ることの効能?私はあまり怒らないお母さんです。子どもたちがそうであるように、私自身も元々あまり他人に怒りをぶつけることがない性格なのです(コツコツ小言は言います)。怒らないなら怒らないで別にいいんじゃないかと思っていましたが、強い感情は記憶の強化に効くとも聞きますし、場合によっては、怒られたりする経験も悪くないのかもしれないなと思いました。執筆/寺島ヒロ(監修:室伏先生より)ヒロさん、きょうだいげんかのエピソードを詳しく共有いただき、ありがとうございます。タケルくんといっちゃんの可愛らしいご様子に、何度もくすっと笑ってしまいました。きょうだいげんかやお友達とのけんか、親御さんからするととても大変だけれど、ネガティブな感情をぶつけてしまった側、ぶつけられてしまった側どちらにとっても、人間関係を学んでいく上でとっても貴重な経験ですよね。前の記事はこちら(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
2023年11月27日シックストックス(CHICSTOCKS)から、スヌーピーのきょうだいをモチーフとした新作ソックスが発売。伊勢丹新宿メンズ館、伊勢丹新宿店では2023年12月2日(土)より発売される。スヌーピーのきょうだいを配した新作靴下新作ソックス「スヌーピーズ シブリングス(Snoopy’s Siblings)」は、文字通り、スヌーピーのきょうだいを配したソックス。帽子と髭がトレードマークのスパイクや、ぱっちりとした目と長いまつ毛が特徴的なベルといったスヌーピーのきょうだい5匹ソックスの履き口、かかと、つま先には、それぞれ異なるカラーを採用。また、シリーズに合わせた特別仕様の巻紙を使うなど、細かいディテールにもこだわっている。【詳細】シックストックス 新作ソックス店頭発売日:2023年12月2日(土)取扱店舗:伊勢丹新宿メンズ館 地下1階 紳士靴下売場、伊勢丹新宿店 本館3階 マ・ランジェリー、公式オンラインストア※公式オンラインストアでは11月24日(金)12:00~発売サイズ:S(22~24cm)、M(24~26cm)、L(26~28cm)カラー:アイボリー価格:各2,200円
2023年11月25日なぜ平日だけでなく、土曜日も利用するのか?Upload By べっこうあめアマミ私は当初、息子の放課後等デイサービス利用は平日だけを考えていました。なぜなら放課後等デイサービスの利用日数には限りがあるからです。私は在宅ですが仕事をしていますし、平日、息子が学校のあとに過ごす場所があることが最も助かると思っていました。しかし、息子の特別支援学校入学前、夫と放課後等デイサービスの利用日を話し合った時のことです。夫から、「土曜日を入れたほうがいいんじゃないか」という提案がありました。わが家には、息子より4歳年下の娘がいます。「娘には息子の事で我慢させてしまうこともあるかもしれないから、土曜日は娘だけのチートデイにしてはどうか」というのが夫の意見でした。それを聞いて、私も「確かに」と思ったのです。娘は毎日保育園に通っているので、平日の放課後等デイサービスがない日は、娘より息子のほうが早く家に帰ってくることになります。平日の放課後等デイサービスがない日は息子の日、そして土曜日は娘の日、そうやってそれぞれに向き合う時間をつくるのもいいのではないかと思ったのです。きょうだい児の娘にも、やりたいことを我慢してほしくないUpload By べっこうあめアマミ娘は今5歳。女の子向けのアニメにもハマっていて、映画やキャラクターイベントにも行きたいと言い出すお年頃です。そして、活発な娘は思いきり体を動かす公園や、動物と触れ合える場所なども大好きです。しかし、そういう場所に休日に行くと、どうしても混雑はまぬがれません。息子を連れて行ったらぐずってしまわないか、動きづらくならないかと不安もあります。しかも、息子は娘とは逆であまり動きたがらない性格なので、公園遊びなどのアクティブなことはあまりしないのです。そうなると、娘と息子、2人とも楽しめる場所というのはなかなか難しいものでした。しかし、土曜日に息子が放課後等デイサービスに通うようになってからは、娘が行きたい場所は、土曜日に心置きなく行けるようになりました。娘はきょうだい児だけど、できる限り好きなことをさせてあげたいし、息子がいるから……と、やりたいことを我慢させたくない。私にはそんな強い思いがあったので、土曜日は重要な意味のある日になったと思っています。親としても、混雑する場所やアクティブな遊びの場へ行く際に、子どもを2人連れていくよりも負担が減るので、助かっています。息子にもメリット、土曜日だからこそできる活動もUpload By べっこうあめアマミ土曜日の放課後等デイサービスは、息子にとってもメリットがあると感じています。土曜日は平日よりも時間が長いので、平日はできないようなプログラムが組まれることもあるのです。学校がある平日では行けない、ちょっと遠い所へのお出かけなどに連れて行ってもらえることもあります。お昼ごはんやおやつをみんなでつくる日もあります。このように、息子は息子で土曜日を楽しめているのではないかと思うのです。息子としても、妹につき合って苦手な場所に行くよりも、大好きな先生やお友達とのんびり過ごすほうがいいことだってあるかもしれません。日曜日は家族でのんびり過ごす日Upload By べっこうあめアマミ土曜日は娘のチートデイとして、娘がしたいことをする日にしているわが家ですが、日曜日はだいたい家族で一日のんびり過ごします。息子も行けそうな場所なら家族4人でお出かけすることもありますし、特に何もせず、家でゆっくりすることも多いです。そうして昼下がりに家族で夕飯の買い物に行って、近所のショッピングモールをぶらぶらしたり、または外食をしたり。そんな、家族水入らずの過ごし方をしています。放課後等デイサービスのおかげで、バランスのとれた一週間にわが家が放課後等デイサービスの利用を始めてから3年が経ちますが、一週間がうまい具合にバランスがとれて回っていると感じています。息子は小学1年生の頃より成長し、今ではそれほど苦手な外出先もないかもしれません。しかし、それでも娘は今後成長していくと共に、きょうだいと一緒の外出しかできないことに不満を感じたり、親も気がつかないうちに我慢をさせてしまうことがあるかもしれないと思うのです。今後も土曜日という娘のための日を維持していくことで、娘の発散になってほしいと思いますし、何かあれば普段は言えない気持ちを聞ける日になるといいなと思います。私たち家族の生活は、平日も土曜日も放課後等デイサービスに支えられており、先生方にはいつも感謝の気持ちでいっぱいです。これからも、放課後等デイサービスのお世話になりながら、子どもたちそれぞれに向き合っていきたいと思います。執筆/べっこうあめアマミ(監修:鈴木先生より)土曜日を娘さんの日にして、お子さんそれぞれに向き合う時間をつくったとのこと、とても良いアイディアだと思います。曜日が固定されていることは、こだわりのあるASDのお子さんにとってもいいことだと思います。外来で爪を噛んでいるお子さんにも「毎週土曜日は爪を切る日にしようね」とお話ししています。病気や障がいを持ったお子さんのきょうだいには、どうしてもストレスや負担がかかりがちです。特に入院されているお子さんの場合は、付き添いなどで保護者の手が取られてしまうので、きょうだいは甘えたい時に甘えることができません。その結果、きょうだいが腹痛や頭痛など心身症の症状を呈する場合もあります。子どもだけでなく、ご家族の一人が病気になった時も同じです。アマミさんのご家庭のように、放課後等デイサービスなども利用しつつ、家族みんなで協力してやっていくことが大切なのではないでしょうか。前の記事はこちら(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
2023年11月23日バロン(BALLON)の新作コレクションが、全国のセレクトショップほかにて期間限定で発売される。“ねこ”に感謝を伝える新作コレクション東京発のアロマブランド・バロンが贈る「WE LOVE CATS! 2023」は、愛らしい“ねこ”をモチーフとしたコレクション。人間にそっと寄り添ってくれる猫たちに感謝を伝えるべく、打ち上げの一部は公益財団法人「どうぶつ基金」に寄付される。“仲良しネコ兄弟”のサシェオーナメント注目は、満月の夜に生まれた猫の仲良しきょうだい“ルル”&“ララ”が主役のアイテムたち。二匹のフェイスをそれぞれ配したサシェオーナメントは、ラベンダーやレモングラス、ペパーミントのドライハーブが爽やかに香り、空間に癒しを与えながらキュートな遊び心を加えてくれる。マグカップ&ポーチもさらに、モノトーンでシックにまとめたマグカップやポーチ、巾着も登場。ポーチのマテリアルには、従来捨てられていた生地の端切れを生まれ変わらせたシャンブリック生地を採用し、温もりある表情に仕上げた。6種のギフトセット定番人気アロマバスソルト5種セット6種のギフトセットも見逃せない。「アロマバスソルトギフトセット(ねこラベル)」には、限定ボックスの中にバロンの定番人気アロマバスソルト5種をイン。気になる香りを一度に試すことができる。選べるハンドケアセット「ハンドケアにゃんにゃんセット」には、ハーバルブレンドのハンド美容クリームに加え、“ルル”or“ララ”の2種から選べるサシェ、ポーチをセット。バスソルト×サシェやハーブティーもさらに、アロマバスソルトのミニサイズ5種とサシェオーナメント、ポーチがセットになった「バスソルトポーチにゃんにゃんセット」や、ハーブティー6包が楽しめる「ハーブティーにゃんにゃんセット」を用意。自分へのご褒美や猫好きの友人へのプレゼントとしてチェックしてみては。【詳細】バロン「WE LOVE CATS! 2023」発売期間:2023年3月10日(金)~12月31日(日) ※アイテムにより引渡日が異なる発売場所:全国のセレクトショップ、バロン オフィシャルオンラインストア、バロン ZOZO店展開アイテム:・サシェオーナメント 2型 各1,650円・マグカップ 1型 2,222円・ポーチ (小)1,022円、(大)1,422円、(巾着)1,222円・アロマバスソルトギフトセット(ねこラベル) 3,855円・ハーブティーにゃんにゃんセット 4,822円・ハンドケアにゃんにゃんセット 2種 各5,022円・バスソルトポーチにゃんにゃんセット 2種 各5,822円
2023年11月12日結婚当初から、私たち夫婦は2人以上子どもが欲しいねと話していました。夫婦共に子どもが好きでしたし、夫は2人きょうだい、私は3人きょうだいだったため、きょうだいがいる家庭が当たり前だと思っていたのです。そんな私たち夫婦の共通認識に変化が起きたきっかけは、1人目の妊活でした。1人目の妊活夫は既婚の友人が多く、私との結婚前から友人の妊活話を聞くことがあったようです。そのなかで、友人が奥さんから「今日排卵日だからよろしくね」と言われてセックスするというエピソードを、「俺はそんなふうにプレッシャーをかけられるのは絶対に嫌だ」と話していました。 そんな夫の気持ちを尊重して約1年間は基礎体温と排卵検査薬から排卵日を予想し、排卵日前後にそれとなく私から誘っていました。 人生で一番つらい日々妊活を始めて最初の半年は特にストレスもなく過ごすことができていましたが、次第に夫は誘う私の手を眠いと言って払い除けるようになっていきました。そんな日もあるかと最初は気にしなかったものの、「勘弁してよ」「何? そんなにしたいの?」「んー(寝たフリ)」などと拒まれることが増え、次第に私は夫を誘うことが怖くなっていきました。 しかし夫との子どもが欲しかった私は何度も誘い、何度も拒否され……。女性としての自信を失い、愛されていないのでは? と思い悩む日々を送っていました。 子どもが欲しいと語る夫への提案拒まれる悲しさを夫に話すとその月は応じてくれましたが、私が言ったから仕方なくしているんじゃないかと思い、悲しみが消えることはありませんでした。それでも共通の友人に子どもが欲しいと語る夫。そんな夫に私が提案したのは不妊治療でした。 最初は反対していた夫でしたが、検査の結果私に問題はなく、夫が乏精子症と診断されたことから不妊治療へ協力的に。結局タイミング法や人工授精では授かることができず、体外受精で第一子を授かることができましたが、あんなにつらい思いをするのであれば、もう子どもは1人でいいと考えるようになりました。 妊娠、出産、そして2人目妊活へ夫は妊娠中も産後も私の体を気づかってくれ、穏やかに過ごすことができました。そして育児に積極的に参加する夫の姿を見るうちに、もう1人子どもが欲しいと思うように。しかし、妊活のつらい記憶からなかなか踏み出せずにいました。 そんなときに見つけたのが、生理日から排卵日を予測してくれる携帯のアプリです。夫にもアプリをダウンロードしてもらうことで、私が生理日を入力すると妊娠しやすい時期を夫に共有できるようになりました。そして、私からは誘わずに夫のタイミングで誘ってもらうことで2人目妊活に踏み出すことができたのです。 夫に拒まれ続けたつらい記憶から2人目妊活に踏み出せずにいましたが、アプリのおかげで数年ぶりに夫から誘われ、2人目妊活を始めることができました。夫も自分の態度のせいで私につらい思いをさせてしまった罪悪感から、2人目妊活を言い出せなかったそうです。授かることができるかはわかりませんが、ストレスを溜めず、ゆったりとした気持ちで過ごしていきたいと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:小谷 かずえ不妊治療を経て出産。現在3歳女児の母で元ウエディングプランナー。転勤族で九州在住し、ウエディング関係の記事や妊活に関する記事を執筆中。
2023年11月02日2023年10月18日、俳優の土屋神葉(つちや・しんば)さんがInstagramを更新。オフを満喫する姿を公開し、写真に反響が上がっています。共演歴のある作曲家の長谷川カオナシさんと食事をしたり、バンド『クリープハイプ』のライブに行ったりと、オフの日も感性を磨くようにしている新葉さん。ライブには、実姉であり俳優の土屋太鳳さんと参加!2人そろって笑顔の『姉弟ショット』を公開しています。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 土屋神葉(@simbatsuchiya_official)がシェアした投稿 2023年8月に、太鳳さんは音楽グループ『GENERATIONS from EXILE TRIBE』のメンバーである、歌手の片寄涼太さんとの子供を出産。現在は俳優と母親として活躍していますが、この日は1人の姉として、家族との楽しいひと時を過ごしたようです。2019年に映画『バンブルビー』で共演を果たすだけでなく、私生活での仲のいいエピソードも多い、神葉さんと太鳳さん。素敵な写真に対し、多くの人からコメントが寄せられました。・わー太鳳ちゃんだ!変わらず元気そうでよかった!・2人とも、かわいすぎて癒されました!素敵な写真をありがとうございます。・楽しそうで何よりです。そして、仲がよくてうらやましい!大人になるにつれて、自然と距離感が生じてしまうきょうだいは少なくありません。何歳になっても、こうして楽しい時間を共有できる土屋姉弟の姿に、多くの人が笑顔になったようです![文・構成/grape編集部]
2023年10月20日出産そして子育てに奮闘する小梅と、その夫で性格にやや難がある!?やっくんの物語です。電話をしている間に小梅の娘・麦ちゃんと姉がいなくなったことに気づいた小梅は、母に行き先を尋ねました。どうやら咲良は、麦ちゃんを連れて車で出て行ったようです。母は咲良に金銭的な援助を受けているため、「お姉ちゃんの言う通りにしてほしい」と言い出します。母は味方ではないと悟った小梅は、自分ひとりで麦ちゃんを探すと家を飛び出しました。咲良が行きそうなところは、やっぱりやっくんのところ。小梅は美容室へ向かい、やっくんが咲良に電話をするとーー。やっくんからの電話に出た咲良。やっくんからの電話を喜び、今日は新居に帰ってきてと伝えます。小梅とやっくんはまだ離婚すると決まっていませんが、咲良はすでに新居の準備を進めていました。咲良のペースに付いていけないやっくん。鬼気迫る様子に脅威を感じるものの、どうすることもできません。一方の小梅はやっくんから住所を聞き出し、娘の元へと急ぎます。ドアの前まで来ると、麦ちゃんの泣き声が……。ドアを叩くと咲良が顔を出しました。 子どもは私たちが育てると主張する姉 咲良の居場所を突き止めた小梅。部屋からは麦ちゃんの泣き声が聞こえるので、一刻も早く娘に会いたい……。しかし、咲良は部屋に入れたくない様子です。そこで小梅は、「私が離婚に応じなければ、離婚届を出せないよ?」と、自分がキーパーソンであり、自分がいないと2人が結婚できない事を匂わせました。やっくんと結婚したい咲良はしばらく考え、離婚届にサインすることを条件に小梅を部屋へ入れました。 麦ちゃんの元へ駆け寄る小梅。「お姉ちゃんは麦の伯母じゃない。夫の不倫相手に麦は渡せない」と咲良に伝えますが、麦ちゃんは私とやっくんで育てると聞きません。やっくんと咲良の2人で新生活を始めてほしいと小梅が言い返すも、小梅がシングルマザーになって子どもを育てられるはずがない、子どもには父親と母親が必要だと話します。1歳の子どもを育てながら仕事ができるのか?保育園に落ちたらどうするのか?贅沢な暮らしはさせられないよね?と小梅を質問責めに。 そして、自分とやっくんなら小梅にきょうだいを作ってあげられると言い出し……。自分たちと一緒にいた方が麦ちゃんは幸せになることを主張。やっくんだけでなく、麦ちゃんも差し出すように迫る咲良でした。 小梅とやっくんはまだ離婚話もしていませんが、咲良の暴走がどんどん激しくなっていますね。咲良の独りよがりの言動に周囲が振り回されていますが、小梅は麦ちゃんのことを思って手放すのか、それともシングルマザーとして育てていくのか。小梅の返事も気になるところです。 紙屋束実さんの連載は、以下のブログからもご確認いただけます。ぜひチェックしてみてくださいね。著者:マンガ家・イラストレーター 紙屋束実
2023年10月05日ひとりっ子の我が家は、学校での情報収集に躍起になっていました。何度か学校行事に参加するうち、お兄ちゃんがいるママと仲良くなり、何でも話す仲に。ですが、ママ友のある言葉がきっかけで疎遠になりました。ママ友と仲良くなりすぎて…ひとりっ子の我が家は、学校での情報収集に躍起になっていました。何度か学校行事に参加するうちに、お兄ちゃんがいるママと仲良くなりました。お兄ちゃんがいるので、勉強や学校生活についても先取りで教えてもらうことが多かったです。 何でも話す仲でしたが、違和感を感じるようになったのは夫婦生活のアドバイスをされたこと。うちはひとりっ子で満足しており、かつ私の健康面の問題があり2人目は難しいとお医者さんに言われていました。それなのにママ友は、「きょうだいはいいわよ」としつこく言うように……。 彼女と縁を切ることになったのは「きょうだいがいない〇〇くんがかわいそう」と言われたから。兄弟姉妹がいれば楽しいだろうと考えることはありましたが、ひとりっ子がかわいそうという偏見にびっくり。心の奥がすっと冷めるのを感じました。ママ同士は、子供同士の関係性で距離感を図るのが良いのかなと思いました。 ◇ ◇ ◇ ママ友同士、距離が近すぎると心地よい関係が壊れてしまうこともありますよね。ほどよい距離感で付き合いたいですが、仲良くなるとそれが難しいことも……。合わないと思ったら、少しずつ距離を置くという選択も必要ですね。 作画/森田家著者:伊藤和子パートで働く1児の母。
2023年09月22日レトルトや冷凍の食品トレイの匂いが気になる…嗅覚過敏のわが子たちわが家では、基本的に私がほとんどの食事を手づくりしています(たまに外食する事はあります)。夫がⅠ型糖尿病で食事内容に若干の制限があることと、子どもたちに嗅覚の過敏があり、レトルトや冷凍食品のトレイが電子レンジで温められたときの匂いを大変嫌うためです。Upload By 寺島ヒロスーパーのお惣菜やレトルト食品など出来合いで食べられるものを、いろいろ試して見つけ出すことができれば、私の家事の負担が減って良いかなーとは思います。でも、試しに買ってきたものを食べられないとなったとき、わが家の子どもたちは断固として残してしまうので、「食べ物を残すなんて!」という心理的負担に私が耐えきれず、結局いつも手づくりしてしまうのです。限界オカン、家事を放り出すの巻今年の3月、春にしては急に暑くなった日がありました。その暑さと疲れから、私には食事をつくるエネルギーがもう残っていませんでした。料理をするどころか、献立を考えるのも、お弁当を買いに行くのも面倒!と思った私は、夫に「今日は晩ごはんのこと考えたくない!お父さん、子どもたちと買い物に行ってなんか買ってきて済ませて!」とアバウトに言い放ち、暗い部屋で映画を観て寝落ちしてしまいました。夜中に目を覚ますと驚きの光景が……!少し寝てすっきりして、夜中に目を覚ますと……娘と息子が土気色(つちけいろ)の顔をして、オレンジの手元灯のみが照らす薄暗い部屋に並んで座っていました。四角いテーブルの一辺に並んで座っているのはちょっと異様な光景でした。Upload By 寺島ヒロ何があったのか夫に聞いてみた起きてきた夫に尋ねたところ、私が寝た後、子どもたちと一緒にショッピングモールに行き、それぞれが好きなレトルトカレーを選んで購入して、ご飯を炊いて食べたのだそうです。「ずっとごきげんだったよ?」という夫。娘と息子も、特に何かあったと認識しているわけではないらしく、私が起きていると気がつくといつも通りに会話をしてきました。しかし、明らかに元気がなく顔色が悪いのです。平気なつもりで体に不調が出てしまうその日から、2人の精神状態は大変不安定になってしまいました。息子と娘はそれぞれテストを控えていたのですが、息子は何度もストレスから嘔吐してしまい、脱水症状寸前に。娘も、今まで何も言っていなかったのに、「テストができなくて2年生に進級できなかったらどうしよう」と繰り返すようになり、寝つけなくなりました。テスト前日は2時間ほど布団の中で震えた後、薬を飲んで眠りにつきました。ルーティンが崩れたら体調も崩れる?どんなことでも、彼らは非常に繊細な感じがします。今回はテストは無事に受けられたものの、原因の分からないめまいや頭痛、だるさなどの体調不良に悩まされ、なかなか回復しませんでした。わが家の凸凹きょうだいには、私が目の前で料理して、その間ちょちょい話をして、一緒に食事をして、食べ終えたら「風呂に行きなさい」とか言う儀式がないとダメだったみたいです。ルーティンが完成しないと感じているのかもしれません。正直面倒なことこの上ないですが、こういうことも考慮して将来の自立について考えなければいけないのだなあと思うのでした。執筆/寺島ヒロ(監修:初川先生)ヒロさんの不調、そしてきょうだい2人の不調エピソードをありがとうございます。今年の夏は異様に暑かったですね。暑さにやられて、食事をつくるどころではない状態になるのも分かります(同じような思いをされた方も多いですよね、きっと)。さて、私はこれはルーティンが崩れたからきょうだい2人が不調になった面ももちろんあると思うのですが、そのほかにも要因がなかったかは検討してもいいかなと思いました。ヒロさんが不調で家事ができずに寝たことを2人はどう捉えたのか、それをお父さんは2人にどんな風に話したのか、そのあたりが気になりました。誰しも体調が悪くなることはありますが、それがすぐに治るものと捉えるか、何か良くないことが始まる前兆のように捉えるか、そのあたりは(大人だとニュートラルに捉えられますが)子どもだと悪いほうに捉えてしまうこともあるかもしれません。こういう場合に、例えば「いつもお母さんは元気とは限らないんだから、一人でも自分の食事くらい用意できるようになっておかないとね!」といった激励の言葉を仮にお父さんがかけたとすると、そのプレッシャーも感じてしまうかもしれません。そして、そもそもヒロさんが不調になるくらいの暑さなので、元々みんな調子崩しかけていたのかもとも思います。そこにテスト前という条件が重なっていたら、なかなかに厳しい状況だったのかなとも想像します。ルーティンを守ることは発達特性の強めのお子さん方が安定した日々の生活を営む上ではとても大事なことです。しかし、子どもは成長し、また親は歳を取ります。年月の経過以外にも今回のように突発的に何らかの出来事が生じることはあります。そうした場合に備えて、「ルーティンその2」のようなもの(非常用ルーティンのようなもの)を事前につくっておき元気なときに試しておくか、あるいは通常ルーティンにある程度の余白(柔軟に変更の入る余地)があるとよいのだろうなと感じました。ヒロさんがいつもいつも元気でいられたらいいのですが、それなしではきょうだいの安定が図られないのだとしたら、やはりそこには持続可能性という点で、長期的にリスクを抱えているようにも感じます。誰かが頑張ることで維持される仕組みは、実はそこが損なわれたときにみんなが苦しくなってしまう可能性があるのです。持続可能性という点から、ルーティンの点検をしてみることも、良い変化や気づきをもたらしてくれるかもしれませんね。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
2023年09月22日きょうだい児として育ったはちみつこさん。きょうだい児とは、障害や病気などを兄弟姉妹に持つ子どものこと。はちみつこさんにはふみちゃんという妹がいるのですが、子どものころから少し「あれ?」と感じることが多くありました。そんな矢先、「就職したはずの妹が解雇になった」と母親から電話を受けたはちみつこさん。結局ふみちゃんははちみつこさんが住むB市に引っ越すことが決まったものの、家賃はすべて母親持ち。自分とあまりにも違う扱いを不公平に感じ、はちみつこさんはふみちゃんへのイライラを抑えられません。はちみつこさんがふみちゃんにイラ立ちを募らせていたのは、当時の仕事上での待遇にも原因があったようで……?そして3年後。妹との関係は… しばらくの間ふみちゃんと距離をおいていたはちみつこさん。そんな2人の関係を変えるきっかけとなったのは、はちみつこさんの出産でした。母親から、ふみちゃんははちみつこさんにずっと憧れていること、女性としての幸せを望めない可能性があることなどを聞いたのです。親になったからこそ、母親のふみちゃんへの気持ちを理解できるようになったはちみつこさん。今ではピンチのときに助けてもらうなど、ふみちゃんを頼りにしています。まだふみちゃんを心配に思うこともあるはちみつこさんですが、限りある人生の中で、家族と暮らす「今」という時間を大切にしたいと思っているのでした。 はちみつこさんが感じたように、「親になって初めてわかった」という経験をしたことがある方は多いでしょう。たしかに、マイペースなふみちゃんとしっかりもののはちみつこさんに対し、母親の対応は平等ではなかったかもしれません。 ですが、母親はどちらの子のこともしっかりと愛していたはず。 人のきょうだい関係を羨ましく感じることもあるかもしれませんが、家族の存在は何にも代えがたいものです。 自分の家族だからこそ築ける、かけがえのない関係を大切にしていきたいですね。著者:マンガ家・イラストレーター はちみつこ
2023年08月31日発達障害の姉と妹は仲良し姉妹わが家には3歳差の仲良し姉妹がいます。自閉スペクトラム症、ADHDがある姉(現在中1)は、小1~小3は通常学級(小1は加配あり)、小4~小6は特別支援学級(情緒)、中学進学後も特別支援学級(情緒)に引き続き通っています。普段は素直で優しい姉ですが、こだわり強め、癇癪頻発、また特性から1日中しゃべり続けていることもあります。記憶力が良いため昔のことをよく覚えていて、特につらく悲しい記憶が抜けない面があります。以前交流級の男子数名からいじめにあったことがあり、学校へ行くことが怖く現在は不登校を選んでいます。妹(現在小4)は、周りをよく見ていて常に気配りできる子どもです。いつも自然に姉の面倒を見てくれていて、声かけのタイミングや話の聞き方は療育の先生より上手と思えるほどです。二人の関係は良好です。妹が姉のやりたいことを優先してくれることもありますが、妹が対戦ゲームをしたいときなどは、姉を誘って一緒に遊んでもらうこともあります。姉は話を聞いてもらいたいタイプなのですが、脈絡なく話してしまったり、話が飛び飛びになったりもするし、聞き取りにくいことも多々あります。それでも妹は相づちを入れつつ「ちゃんと聞いているよ」という姿勢で姉との会話を楽しんでいるようです。このように妹は話の聞き方一つにしても、親以上に姉への対応が上手だなと感じています。それは4歳の頃から自然に身についていったように思えます。Upload By ユーザー体験談4歳から自然と身についていた姉への「声がけの仕方」妹は小さい頃から”周囲の人を助けたい”と思う性格のようで、園や学校のお友達が困っていると自然と手助けをしていましたし、姉のフォローもいつもすすんでしてくれています。姉は話しかけられても気づかないことが多いのですが、妹は4歳くらいの頃から、姉に話しかけるときは姉の視界に入る場所に移動して名前を呼び、一旦注目させてから話すということを自然と行っていました。普段私がそのように話しかけている様子を見て、自然に習得したようです。妹が年長くらいになると、出かける際、姉に「〇〇(姉の名前)、□□(場所)に行きます。あわてないで準備します」などと姉に声がけをするようになりました。姉のパニックや癇癪に事前に気づいてくれるまた、妹は姉のパニックや癇癪に対して、落ち着くまでそっとしておいたほうがいいときと声がけをしてあげたほうがいいときの違いを感覚的に掴み、対応してくれます。それも妹が4歳頃から自然と行っていたように思います。姉がパニックや癇癪を起こしたときは、落ち着くまで待つのが1番の対応になります。妹はそのときも何も話しかけずただ待っています。そして、おさまったタイミングで、「落ち着けてよかった」など声をかけて、パニックや癇癪を起こしたことは責めません。ちゃんと落ち着けたタイミングを見極められていることもすごいことだなぁと思います。また、姉がパニックを起こしそうになる状態に気づくのがとても早く、先生がそれに気づかず進めていると、「〇〇(姉の名前)大丈夫?ちょっと休む?」と絶妙なタイミングで声をかけています。妹の声かけがもう1分遅かったら癇癪を起こしていただろうと思うことが何度もありました。癇癪を起こしてしまうと長いし、本人も周りもつらいので、一瞬の表情の変化や動きで気づいて助けてくれる妹にはとても助かっています。また姉も「ありがとう、ちょっと休みたいな」と妹の声がけだと素直に応じられることが多いです。Upload By ユーザー体験談姉のパニックを最小限に抑えてくれる妹のすばやい状況理解と対応以前療育施設で、姉と妹だけ別の部屋に案内されたときの話です。案内された部屋には、学校の机と椅子があり、その部屋に案内された時、一瞬姉の動きが止まりました。瞬時に妹はその動きに気づき「やばい!」と思ったそう。やはり姉が癇癪起こす直前の状態、体が強張る様子になっていました。いじめられて不登校になった姉は、学校を思い出させる机と椅子がとてもつらく、耐え難いものでした。療育の先生はそのことを知らなかったということもあり、異変の理由に気づきませんでした。私は、姉が学校の机と椅子が嫌なことを妹には話していなかったのですが、妹は姉が学校を連想したのかもしれないとすぐ気づき、部屋に入る前に「このお部屋は学校みたいだから〇〇(姉の名前)は苦手みたい」と療育の先生に教えてくれました。また姉には「この部屋はいやだよね。無理しなくていいと思うよ」と穏やかに声をかけていました。Upload By ユーザー体験談その後、妹が姉にその後の予定を話し、落ち着かせようとしてくれました。姉も一旦落ち着きかけたのですが、少しパニックになってしまったため、その日の療育はそのまま終わってしまいました。ですが、あのまま案内された部屋に入っていたら、1週間は荒れていたと思います。妹の気づきと素早い対応のおかげで、その日1日荒れる程度で済みました。これからも仲良し姉妹で!姉は少しでも過ごしやすいように、妹には好きを優先してほしいこのように妹には姉だけでなく、私もとても助けてもらっています。ただ、優しすぎて自己主張が苦手な面がある妹。いつも負担や我慢ばかりさせているかと思うと、親として申し訳ない気持ちもあります。ですので、母と妹2人で出かけたり、ぎゅーっと抱きしめることは欠かせません。Upload By ユーザー体験談親としては、二人がこれからも仲良し姉妹でいてもらいたいというのが何よりの望みです。姉は、素直で優しい部分はそのままで、気持ちのコントロールを徐々にできるようになってもらい、悲しみばかりに囚われず少しでも過ごしやすくなってもらいたいです。妹は……いつも自分の気持ちよりも相手のことを優先しがちなので、もっと自分のやりたいこと、好きなことを優先できるようにになってもらいたいです。サポートには本当に助かっていますが、妹には妹の人生があると思うので、その部分は我慢をさせないように親としても注意して見守っていきたいです。また妹は、家では姉をサポートし、学校では特別支援学級の子をサポートしているようです。本人も人を助けたい思いが強く、大人になったら姉の通う療育施設の先生になろうかなと話しているので、療育の先生になって支援が必要な子やその家族の支えになる存在になってくれればと思っています。イラスト/カタバミエピソード参考/naco.(監修:森先生)とっても良い妹さんですね。お母さんから妹さんへの配慮も、大変素晴らしいと感じます。発達障害のある子どもが成長するためには、親だけでなく家族全員の協力が得られるとより良いですよね。親だけではケアできない部分もあり、同年代のきょうだいからケアしてくれることは、とっても助かるでしょう。ただし、パニックや癇癪の対応は、大人でも疲れてしまうこともあるくらい大変なことです。「きょうだい児」がどんなに優秀でも、親はそれに甘え過ぎないことが大切です。「きょうだい児」にも、安心して家族に甘えたり、ときに反抗したりすることも必要です。「きょうだい児」とのコミュニケーションも大切にして、ときに親と2人っきりで甘えられる時間を意識的にとってあげること。「お世話をしてくれるから」でなく、「その子自身を愛している」こと、「その子のやりたいことを応援している」ことを、これからも今の調子でしっかりと伝えられるといいのではないかと思います。
2023年08月31日きょうだい児として育ったはちみつこさん。きょうだい児とは、障害や病気などを兄弟姉妹に持つ子どものこと。はちみつこさんにはふみちゃんという妹がいるのですが、子どものころから少し「あれ?」と感じることが多くありました。そんな矢先、就職したはずの妹が「解雇になった」と母親から電話を受けたはちみつこさん。心配になり一人暮らしをするふみちゃんの部屋を訪れると、そこは自分の部屋とは雲泥の差の広さと設備の部屋でした。しかも母親がすべて準備したと知りはちみつこさんは自分への愛情の差を感じます。退去日の迫った部屋の退去準備もままならないふみちゃんの荷造りを手伝い、部屋を後にしましたが、その後、マイペースすぎる妹との同居を母親から提案され……。ふみちゃんの就職が決まるまで金銭的なサポートはすると母親は言いますが、仕事が忙しく心の余裕がないはちみつこさん。「いいよ。」と答えることはできませんでした。次に母親が提案してきたのは… はちみつこさんが住むB市にふみちゃんを住まわせることにした母親は、不動産の本契約を2人で行ってほしいとお願いします。 「一緒に住むよりはいいか……」と受け入れたはちみつこさんでしたが、ふみちゃんは相変わらずマイペース。加えて働いているはちみつこさんより好条件の物件に住むようです。 これまでの不満が募っていたこともあり、つい母親に文句の電話をかけてしまうはちみつこさん。 結局母親の気持ちを尊重することにしたものの、ふみちゃんの理解できない言動の数々に思わず本人にイライラをぶつけてしまうのでした。沈黙を貫くふみちゃんが本当はどう感じていたのかはわかりませんが、今の状況を姉からよく思われていないことは理解していたはず。一方のはちみつこさんにとっては、母親から手厚いサポートを受ける妹を疎ましく思う気持ちがあったのでしょう。お互い思うところはあるかもしれませんが、家族は唯一無二の存在です。助け合えるのも家族だからこそ。2人が仲直りして、関係が修復できるのを祈るばかりです。著者:マンガ家・イラストレーター はちみつこ
2023年08月30日きょうだい児として育ったはちみつこさん。きょうだい児とは、障害や病気などを兄弟姉妹に持つ子どものこと。はちみつこさんにはふみちゃんという2つ下の妹がいるのですが、子どものころから少し「あれ?」と感じることが多くありました。そんな矢先、就職したはずの妹が「解雇になった」と母から電話を受けたはちみつこさん。急遽ふみちゃんに会いに行くことになったのですが……。居眠りを繰り返したことが原因で解雇されたというふみちゃん。妹は真面目だと思っていただけに、はちみつこさんにはその事実が信じられません。ですが、実はふみちゃんの居眠り癖は学生時代からあったようで……?久しぶりに会った妹の様子は… はちみつこさんがふみちゃんの体型以上に気になったのが、自分とは比較にならないほど広くてきれいな部屋でした。 母親がふみちゃんのためにいろいろ負担していたことを知り、はちみつこさんは妹への嫉妬心をにじませます。 一方のふみちゃんは部屋を退去しないといけない状況であるにもかかわらず、マイペースを崩しません。 そんなふみちゃんとの同居を母親に提案され、嫌な予感しかないはちみつこさん。「働きながらふみちゃんのサポートもしなければならないのでは……」と不安に感じてしまうのでした。 きょうだいのいる家庭では、親の愛情が平等ではないと感じたことがある人もきっといるでしょう。 親は同じように愛情を注いでいるつもりでも、子どもの性格によっては接し方を変えざるを得ない状況も。「なんで妹ばっかり」「私だけ愛情が薄い…」そんな言葉をもし子どもから掛けられたら、親としてはどう答えるのが正解なのでしょうか。 平等にしなければいけないとわかっていながらも、平等にするのが難しいきょうだい育児。 あなたが親なら、マイペースすぎるふみちゃんと、しっかりもののはちみつこさんのどちらとも平等に接することができますか?著者:マンガ家・イラストレーター はちみつこ
2023年08月29日忘れっぽい・片づけられない・口が達者な姉と、忘れられない・片づける・口下手な弟現在24歳の姉は、23歳のときに不注意優勢のADHD、15歳の弟は6歳の時に自閉スペクトラム症、13歳でLDと診断されました。姉の診断はつい最近ですが、小さい頃から忘れっぽい、片づけられない、そしてなにより口が達者でした。振り返ると特性があったと感じます。一方、弟はそんな姉とは正反対。いつまでも記憶が残り、几帳面で口下手、そして徹底してルールを守る性格です。昔はこの二人の間を取り持つのがとても大変でした。こちらを立てればあちらが立たず、まさに母である私は板挟み状態だったのです。姉を恐れる弟。母親を通して話しかけるようになったら姉が逆切れ。板挟みの私姉と弟は9歳年が離れています。そんな年齢差もあって、弟は姉を怖がって言いたいことも言えず、それが原因で癇癪を起こすことがありました……。姉が13歳くらい、弟が4歳くらいの頃のことです。弟が姉に話しかけたところ、姉が何かに夢中になっているタイミングだったようで、その際姉が「あーん?」「何?」とちょっと迷惑そうな、低い声で返事をしたそうなのです。その言い方が弟には怖かったようで、「もう少し優しく言って」とお願いしたそうなのですが、姉は特性もあって忘れてしまい、それから弟は返事が怖い、いつも怖い声の返事をされそうで話しかけられないと姉に怯えるようになってしまいました……。Upload By ユーザー体験談私からも姉に「優しく返事をして」とお願いしたのですが、何度言っても忘却の彼方。その後、弟は姉に話しかけたいときは私に「〇〇にこう言って欲しい」とお願いするようになりました。ですが、これに姉は「なぜ自分で言って来ないのか」と逆に腹を立てる始末。そして得意のよく回る口で弟を責め、弟はパニックに……。・弟は姉が何かに集中しているタイミングで声をかけない(4歳では難しかったと思いますが)・姉は怖い声ではなく、優しく返事をするという点がクリアできていれば防げていたんだろうな、と今となっては思います……。片づけられない姉 VS 絶対片づける弟また、弟は片づけが得意です。おもちゃを出してもキチンと片づけます。そんな弟と正反対の姉。やりたいゲームのカセットを探すために、持っているカセットを床に広げ、それを片づけないまま遊びだします。そうなると「今すぐ遊びたい姉 VS 何時までも出しっぱなしが許せない弟」です。お互い言葉の応酬となり、最終的には弟が大泣きして私が間に入ります。Upload By ユーザー体験談また、13歳で反抗期に入った姉は、警察さながら「片づけて」と取り締まる弟をよく思わず、さらに、私がキチンと片づける弟を褒める場面に出くわすたびにイライラしたようで、弟に対して、地味な嫌味を繰り広げていました。片づけが得意という弟も、まだ4歳です。片づけていても、欲しいパーツやミニカーがないと大騒ぎすることもあります。それを見た姉は、「片づけが上手いって言うのは、どこにどれがあるか分かっている人のことだよ。お前は片づけるのが下手!」と嫌な一言。この言葉には私も当然弟側に立ったのですが、どうしても年の離れた弟の肩を持つ私に対してもイライラするらしく、余計に口撃(口がよく回るので)が増えるだけになってしまいました。私は弟に、姉の言い方はよくないけれど、どこに何があるかわかるように、この箱にはミニカー、こっちはブロックをしまわない?などの助言をし、欲しい物がなくならない対応を提案したのですが、弟はこだわりが強く片づけ方を変えることは許してくれませんでした。このぶつかり合い、どうすれば解決できるのか……頭を抱えたものです。成長したきょうだい。24歳の姉、高校生になった弟とのトラブルは…今ではお互いに成長し、身体が娘より大きくなった弟は、言いたいこともズバッと言うようになりました。怯えていた幼い頃の姿はもうありません。ただ、片づけについては現在も正反対。二人とも自室があるのですが、姉の部屋は物が散乱し足の踏み場もない程ですが、弟はそれなりにきれいにしています。娘は客間に居座ることが多いのですが、それを息子は気に入らず「客間は、○○(姉の名前)の部屋じゃない。何でもやってもらえると思うなよ。自分の部屋をまず片づけろよ」と言っています。これに姉はうるさいなーという態度をとるくらいで、言い争いはありません。Upload By ユーザー体験談二人ともお互いの特性を理解し、今では仲が良くなりました。むしろ母はのけ者?最近は夜勤がある忙しい私のために二人して家事を分担して協力してくれたり、いつのまにか一緒に洋服を買いに行っていたり、ご飯を食べに行っていたり、ゲームの話を楽しそうに話したり……。むしろ母はのけ者扱いです。ここまで来るのにいろいろなストレスがありましたが、今なら「あんなこともあったよね」と笑い話ができる程になりました。Upload By ユーザー体験談二人きりの姉弟で、凸凹だらけ。だけど、できないところをできる人が埋めて上手くいくなら、協力しあって欲しいです。困っていることを声に出し周りに助けを求めることで、それに応えてくれる人が必ずいることを忘れずに、二人が前を向いて歩いて行ってくれることを母は願っています。イラスト/星河ばよエピソード参考/しのっぺ(監修:新美先生より)きょうだいそれぞれに特性が強いと、それぞれのこだわり・苦手ポイントがぶつかり合い、きょうだいげんかの収拾がつかないということはとてもよくありますね。一方にばかり我慢させたり、ひたすら対立しあったりしないしないよう、親としては両者の言い分をそれぞれ尊重したいものの、そう簡単にいかないこともありますよね。きょうだいでもモノや空間をできるだけ共有しないで、それぞれのテリトリーを確保するようにするというのは一つの方法です。それぞれ自分が尊重されているという実感が持てる状況で育つと、思春期を過ぎた頃には意外とほどよい距離間で、よい関係になっていくということはよく聞きます。一筋縄ではいかないものではありますが、教えていただいたエピソードのように、親御さんが両者の言い分を聞いて板挟みになりながらも、両方の思いを否定せず取り持っているうちに、いつの間にか関係がよくなってくれたというのはうれしいですね。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如・多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。SLD(限局性学習症)LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。
2023年08月29日きょうだい児として育ったはちみつこさん。きょうだい児とは、障害や病気などを兄弟姉妹に持つ子どものこと。はちみつこさんには2つ下のふみちゃんという妹がいるのですが、妹は4歳のとき、先天性疾患のため手術をし1カ月にも及ぶ入院生活を送りました。妹の入院に付き添って母親が不在の間、父親とともに祖母宅で心細く寂しい生活を送ったはちみつこさん。無事に帰ってきたふみちゃんとともに過ごすうち、少し「あれ?」と感じることが多くなっていき……。小さいころからおっとりした性格のふみちゃん。マイペースな妹に、はちみつこさんはときどき腹が立つこともあったようです。うちの妹ってなんか変…? 片付けができなかったり会話がかみ合わなかったり、次第にふみちゃんへの違和感を募らせるはちみつこさん。 妹にイライラする自分を責めたこともあるそうですが、大きなトラブルにならなかったのは、弟・しんたのおかげ。きょうだいが3人いたことでうまくバランスが取れ、母親が不在の中でも仲良く過ごすことができたようです。ところがその数年後、就職して家を出たはちみつこさんに母親から連絡が。 真面目な性格のふみちゃんが仕事を解雇されたとの話を聞き、はちみつこさんは急遽実家に帰ることにしたのでした。きょうだい間のバランスとは不思議なもので、誰かが欠けたら成り立たないという経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。はちみつこさんたちも、お互いが良い緩衝材になっていたのかもしれませんね。きょうだいとして、ときには喧嘩したり言い合ったりしたこともあるはずですが、きっとそれぞれが仲介役として仲を取り持ってきたのでしょう。ふみちゃんの解雇はびっくりする出来事ですが、今回もきょうだいの力を合わせて彼女を支えてあげてほしいですね。著者:マンガ家・イラストレーター はちみつこ
2023年08月28日きょうだい児として育ったはちみつこさん。きょうだい児とは、障害や病気などを兄弟姉妹に持つ子どものこと。はちみつこさんには、ふみちゃんという妹がいるのですが……?先天性の疾患で4歳のときに手術をすることになったふみちゃん。その間、はちみつこさんの生活はというと……。一番大変なのはふみちゃんだから…我慢しなきゃ 母親や妹に会えないだけでなく、夜は父親も不在という1カ月間を過ごしたはちみつこさん。 寂しさや心細さを感じますが、子どもながらに我慢しなければいけない状況だということはわかっていたようです。 ようやくふみちゃんが入院生活を終え母親と一緒に家に帰ってきたあとは、安堵の涙を流しながら眠るほどだったそう。そして何事もなく日常生活は元通り……。かのように思ったはちみつこさんですが、このころからふみちゃんに違和感を覚えるようになったというのでした。 環境の変化を受け入れるしかなかった、当時6歳のはちみつこさん。自分のわがままが大好きな両親を困らせてしまうことを、よくわかっていたのでしょう。そして小さい体で手術や長い入院期間に耐えたのはふみちゃんも同様。頑張る2人の娘たちを見て、両親もさぞ心を痛めたのではないでしょうか。全員にとってつらい時期だったかもしれませんが、乗り越えられたのはお互いを思い合えるはちみつこさんの家族だからこそ。 これからは、幸せいっぱいの生活が待ち受けていることを祈るばかりです。著者:マンガ家・イラストレーター はちみつこ
2023年08月27日