「月影番外地」の第7弾公演 『暮らしなずむばかりで』が、2023年1月18日(水) から29日(日) まで下北沢ザ・スズナリにて上演される。「月影番外地」は、「劇団☆新感線」の女優・高田聖子が、劇団公演とは違った新しい試みに挑戦しようと「月影十番勝負」として1995年に立ち上げたユニット。それから12年間、気鋭の作家、演出家、俳優に勝負を挑み続け、2006年の「十番勝負」で決着を迎えたが、「やっぱりまだ続けたい!」という高田とスタッフとの思いが結実して2008年「月影番外地」として復活した。第7弾公演は“五十路の逆噴火物語”。能見(高田聖子)は、同居していた母が亡くなり小さなアパートを借りて一人暮らしを始めた。アパートの大家である逆巻(宍戸美和公)は、能見が入居した203号室を老後自分で暮らす部屋にするらしく、何かと様子を見に来る。そして能見の隣の部屋には、庄司(松村武)という男性が住んでいる。ひょんなことからこの3人は知り合い、50代に相応しいテンションで仲間になった。その後、3人は50代には相応しくない理由で夏休みの小学生のような冒険に出ることになるが、その過程でそれぞれの大人としての秘密が垣間見えていく……。脚本は『くじけまみれ』『つんざき行路、されるがまま』『どどめ雪』の福原充則、演出は福原と4度目のタッグとなる木野花が務める。チケットは好評発売中だ。<公演情報>月影番外地 第7弾『暮らしなずむばかりで』2023年1月18日(水)〜29日(日) 下北沢ザ・スズナリ作:福原充則演出:木野花出演:高田聖子 / 宍戸美和公 / 森戸宏明 / 信川清順 / 田村健太郎 / 松村武■チケット料金全席指定:6,000円(前売り / 当日共)チケットはこちら:問合せ:サンライズプロモーション東京0570-00-3337(全日12:00〜15:00)
2022年11月11日俳優の成田凌が主演を務めた映画『くれなずめ』(21)が、映像配信サービス・dTVで配信スタートした。『バイプレイヤーズ』や『ちょっと思い出しただけ』などの松居大悟監督が脚本を書き下ろした舞台劇を、自らメガホンをとって映画化した本作。友人の結婚披露宴で余興を行うため、久しぶりに集まった高校時代の仲間たち6人。劇団を主宰する欽一、役者の明石、既婚者となった“ソース”こと曽川、サラリーマンの大成、地元のネジ工業で働く“ネジ”こと水島、そして影は薄いが心優しい吉尾と、それぞれ人生を経ながらも学生時代のノリで盛り上がるムードは相変わらず。かつて高校の文化祭で披露した赤フンダンスを全力で踊った余興はダダ滑りでしたが、めげない6人は二次会が始まるまでの3時間をやりすごす場所を探す。そんな中、ふと始まる高校時代の思い出話。楽しかった日々や苦い記憶に思いを馳せていると、吉尾がぽつりと「俺、5年前に死んだ?」という衝撃の告白をする。もともと舞台作品だったことから、主に6人の仲間たちの会話劇で展開する今作。群像劇を得意とする松居大悟監督ならではの独創的なシナリオに挑んだのは、実力と個性を兼ね備えたキャスト陣だ。キーパーソンとなる吉尾には、『カツベン!』『弥生、三月君を愛した30年』などの成田凌。誰からも愛されるヘタレな吉尾を、自然体なムードで演じ切る。また、昔から世渡り上手な欽一役に『おもいで写真』『あのこは貴族』の高良健吾、自信過剰でリーダー気質の明石役に『AWAKE』『あの頃。』の若葉竜也、お調子者のムードメーカー・ソース役に『ロマンスドール』の浜野謙太、後輩キャラの大成役に『佐々木、イン、マイマイン』の藤原季節、熱い心を秘めたネジ役に『アルプススタンドのはしの方』の目次立樹。繰り広げるテンポのいい掛け合いと共に、徐々に明かされていく6人の過去に注目だ。
2022年10月03日劇団☆新感線の高田聖子が立ち上げたユニット「月影番外地」の公演『暮らしなずむばかりで』が、2023年1月18日(水)から下北沢ザ・スズナリで上演される。同居していた母が亡くなり、一人暮らしを始めた能見(高田聖子)。習い事でも始めたいが「『これを最後の趣味として一生続けたい』と思うと、簡単に選べない」と思っているうちに人生に迷い、散歩の途中で立ち尽くしてしまうことが増えた。しかし、いざ立ち尽くしてみると、道を聞かれるなど忙しい。それで能見は“立ち尽くす”を趣味にしてみた。そして、アパートの大家の逆巻(宍戸美和公)、隣の部屋に住む庄司(松村武)らと出会ってーー。脚本は福原充則、演出は木野花。その他、森戸宏明、信川清順、田村健太郎が出演する。月影番外地としては、2019年の『あれよとサニーは死んだのさ』以来の公演。高田は「コロナ禍に、月影としてオンライン公演などをした方がいいんだろうか、果たしてしたいんだろうか、一体何をしたらいいんだろうかと、もやもや考える時間を過ごしていました」と心境を吐露しつつ、「そのもやもやを少しでも払拭したいし、突破したい気持ちがあった」。チラシには「五十路の逆噴火物語」というコピーが書かれているが、高田は「福原さんや木野さんから見た、今を生きるすべての人の中の“何か”が暴れ出すような、マグマのように溜まっていたものが吐き出せる場になったらいいな」と語る。今回が月影番外地に初出演となる松村武。「達者な役者さんが集うカンパニーだと常々思っていたので、オファーは喜んでOKでした」。高田との共演は初めてだが、同じ奈良県出身ということで「言葉も人との距離感も、奈良の人やなぁ〜という印象で見ていました。一緒にいて、なんかほっとします」と笑いつつ、「(高田は)紀伊國屋演劇賞個人賞を受賞した『どどめ雪』(2016)も素晴らしかった。今の演劇界を代表する女優さんの一人だと思います。胸を借りるつもりで挑みます」。2023年最初の舞台。2022年を振り返ってもらうと、松村は「徐々に戻っていくだろうと思っていたのに、もしかしたらずっとこのままなのではないか、前提を変えていかなくてはいけないのではないかと思わされた年だった」と話す。「飲んで話すことも減った。そもそも飲まへん文化になったり、演劇が『マスクをとった人間をみる媒体』になっていったりするかもしれない」と危機感も感じていた。高田は「コロナの影響で、キャストや公演日程が変更になったりと振り回された一年でした。未だに本番が始まる直前までマスクをつけて稽古をしているので、いざ本番でマスクをとったとき、人の顔の下半分が持つパワーはすごいなと」。漢字では「立」という一文字を挙げて「立ってはいるけど、動けなかった。2023年は一歩踏み出したい」と話し、「みんなが元気に集まれることを目指して、頑張ります」。公演は1月29日(日)まで。取材・文:五月女菜穂
2022年09月27日松居大悟監督が自身の実体験をモチーフに書いた完全オリジナル舞台劇の映画化『くれなずめ』より、松居監督をはじめ、成田凌、高良健吾、若葉竜也、浜野謙太、目次立樹ら出演キャストが集結したインタビュー映像が公開された。映像では、まず成田さんが初めて脚本を読んだときのことをふり返り、続いて高良さんは、その内容があまりにも面白く、楽しみすぎたあまり、思わずキャスト名に名前が連なっていた浜野さんに電話するも、浜野さんはまだ知らされてなかったというハプニングがあったことを告白。また、キャスト全員揃って赤フンで踊るシーンをふり返り、前貼り作業に皆で試行錯誤したという仲良しトークを展開させたり、成田さんが「苦痛ですよ」と語るダンス練習では、高良さんと若葉さんがダントツで下手と暴露されたり。ほかにも、ラストシーンの撮影秘話やリハーサルをふり返る様子も収録されている。そして、著名人から本作へコメントも到着。小説家の原田マハは「あの過去を変えられたら。もう一度やり直せたら。そんな思いを胸にくすぶらせているすべての人に見てほしい」と語り、「ドレスコーズ」志磨遼平は「松居大悟の、ゴジゲンの、そして演劇のすごさが見事に詰まった映画でした」と絶賛している。『くれなずめ』はテアトル新宿ほか全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:くれなずめ 2021年5月12日よりテアトル新宿ほか全国にて公開(C)2020「くれなずめ」製作委員会
2021年05月29日俳優の成田凌が主演を務める映画『くれなずめ』(4月29日公開)のメイキング映像が13日、公開された。同作は、松居監督自身の実体験をモチーフに書かれた完全オリジナルの舞台劇を映画化した。高校時代に帰宅部でつるんでいた6人の仲間たち(成田凌、若葉竜也、浜野謙太、藤原季節、目次立樹、高良健吾)が、友人の結婚披露宴で余興(赤フンダンス)をやるべく5年ぶりに集まった様子を描く。久しぶりに出会った彼らは、その余興の後、“披露宴”と“二次会”の間の妙に長い“狭間”の時間を持て余しながら、昔の思い出に想いを馳せる。今回公開されたのは、ポスタービジュアルにも採用された、成田ら6人がバンド“太陽族”による楽曲「誇り」を“熱唱するシーンの撮影中の模様”を切り取ったもの。劇中ではカラオケボックスで合唱シーンが登場するが、本映像はそのシーンを改めてメイキング用として別途記録したものとなる。松居監督自身も大好きだったと語るこの楽曲を、それぞれの想いを込め身体全体を使って表現する姿に、キャラクターのイメージや関係性を想像させる熱い映像となっている。
2021年05月13日成田凌を筆頭に個性派かつ実力派の俳優たちを迎えた映画『くれなずめ』。この度、ポスタービジュアル撮影時に熱唱する成田さんら6人の熱い姿を切り取ったメイキング映像が解禁された。松居大悟監督自身の実体験をモチーフに書かれた完全オリジナルの舞台劇を、錚々たるメンバーと共に映画化した本作。解禁となったのは、本作のポスタービジュアルにも採用されている、成田さん、高良健吾、藤原季節、若葉竜也、浜野謙太、目次立樹の6人がバンド「太陽族」による楽曲「誇り」を“熱唱するシーンの撮影中”を切り取ったもの。劇中には、この楽曲をカラオケボックスで合唱するシーンが登場するが、本映像はそのシーンを改めてメイキング用として別途記録。松居監督自身も「大好きだった」と語るこの楽曲をそれぞれが全身全霊で、身体全体を使って表現する姿は、彼らが演じるキャラクターのイメージや皆の関係性を想像させる熱い映像に仕上がっている。『くれなずめ』はテアトル新宿ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:くれなずめ 2021年5月12日よりテアトル新宿ほか全国にて公開(C)2020「くれなずめ」製作委員会
2021年05月13日若手実力派監督として注目を集めている松居大悟監督の最新作は、自身の劇団で上演していた舞台を映画化した『くれなずめ』。タイトルは、日が暮れそうでなかなか暮れないでいる状態の「暮れなずむ」を命令形に変化させた造語で、「前へ進もうとしてもうまく進めないでいる」という意味が込められているのだとか。そこで、そんな話題作について、こちらの方々にさらなる見どころをうかがってきました。成田凌さん&前田敦子さん【映画、ときどき私】 vol. 376友人の結婚式で再会した高校時代の同級生6人の現在と過去が交錯して描かれている本作で、主演を務めているのは、優柔不断だが心優しい吉尾を演じた成田さん。そして、かつて吉尾が想いを寄せていたミキエを前田さんが演じています。今回は、初共演となったおふたりに、お互いの印象や忘れられない青春時代の思い出などについて、語っていただきました。―映画化に関して、当初は監督も半信半疑だったそうですが、成田さんが出演したいと手を上げたことで動き出したとうかがっています。出演したいと思った理由から教えてください。成田さんこの企画の話を聞いて、脚本を読んでみたらこれはおもしろいなと素直に感じました。そこで、一気に気持ちが上がったので、すぐに監督が主宰している劇団「ゴジゲン」の舞台を観に行かせていただきました。舞台が終わった後、監督に挨拶させていただいたんですが、初対面にもかかわらず「やらせてもらいます!お願いします」と伝えて連絡先を交換することに。その2日後には、監督とご飯に行きました。そこからすぐに動き出して、バタバタと始まっていった感じです。―すごいスピード感で進んでいったんですね。前田さんはどのような経緯ですか?前田さん私は脚本を読む前に監督が声をかけてくださったんですが、「最終的な判断は男子たちと決めます」と言われていたので、ドキドキして待っていました。決まったときは、オーディションに受かったみたいでうれしかったです。前田さんのおもしろさと迫力に驚かされた―今回初めてご一緒されてみて、お互いの印象はどのような感じでしたか?成田さんこんなにおもしろい方だとは思いませんでしたね。前田さんといえば、僕にとっては高校生のときに写真集を買った方ですから。前田さんえー!本当に?いま初めて聞きました。恥ずかしいです。成田さんなので、まずは「あー、前田敦子さんだ!」と思いました(笑)。前田さんあはは(笑)。成田さんもちろん、これまで前田さんのお芝居を見たことはありましたが、あくまでも観客として楽しませていただいていただけなので、どういう方なのかはまったく想像できていませんでした。でも、ここまでおもしろいとは……。本当に驚きました。―そのなかでも、前田さんのどんなところがおもしろかったのでしょうか?成田さんまずは、迫力がすごかったです。迫力がありすぎて、前田さんにビンタされるシーンで、僕がよけまくってしまい、めちゃくちゃNGを出してしまう事態に(笑)。アップで撮影したり、いろいろな角度から撮ったり、何テイクも重ねたんですが、結果的には引きのショットしか使われませんでした……。前田さんそんなこともありましたね。成田さん あのシーンでは、役としてというよりも、普通に成田凌として前田さんの迫力に負けてしまったんですよね(笑)。結局、合計で20回くらいビンタされたと思います。器用で瞬発力のある成田さんに刺激を受けた―それだけ前田さんも本気だったということですよね。成田さんストロークがあってからのビンタだったので、やられました。前田さん成田さんと最初のシーンがビンタからだったんですが、監督が「もう一回!」と何度もおっしゃるので、成田さんには本当に申し訳ないなと思いながらやりました。最後には、顔が真っ赤になってましたよね?成田さんいやいや、手も痛かったと思うので、こちらこそ申し訳なかったです。―前田さんは、成田さんと共演されてみて、刺激を受けた部分はありましたか?前田さんありましたね。成田さんは前から共演してみたかった方なので、まずはすごくうれしかったです。役によって全然違う印象を受けていましたし、本当に器用で瞬発力がある方なんだなと。あとは、すごくいろいろと考えていらっしゃっていたので、現場での過ごし方も含めて、「ザ・まじめな役者さん」というくらいまじめな方だと思いました。成田さん共演者の若葉竜也くんからも、「一番まじめだよね」と言われてめちゃくちゃ恥ずかしかったです。こういうタイプの作品なのに、自分だけそんなにもまじめにいてしまったのかと。というのも、男性陣で初めてリハーサルをしたとき、集合時間には誰も来てないし、「休憩時間が終わります」と言われてもゲラゲラ笑っているような現場の雰囲気だったんです。でも、本来すごくまじめな高良健吾さんを筆頭にみなさんがあえてそうしていたので、自分だけまじめにしている場合じゃないなと反省しました。ちゃんとしなきゃと思いすぎていたのかもしれないですね。つねに夜中のテンションみたいだった(笑)―出演者のみなさんからは、本当に楽しい現場だったという声が多く上がっているようですが、現場はどのような雰囲気でしたか?成田さんその前に改めて前田さんに聞きたいのは、現場でわちゃわちゃしていた僕たちを見てどう思っていたかということです。つねにあんな感じでふざけていたので感覚が麻痺してましたけど、大丈夫でしたか?前田さんみなさんすごくハイでしたよね。特に、下ネタで笑っていたときはあまり近くで聞いてはいけないかなと思って見ていました(笑)。成田さん子どもみたいな下ネタでしたよね……。前田さん「そんなことがおもしろいの?」と思うくらい箸が転げても笑いが止まらないみたいな状態でしたけど、男性たちがすごく楽しそうだったので、見守っていました。成田さんつねに夜中のテンションみたいだったと思います(笑)。前田さん確かに、そんな感じでしたよね。自分は自分でいいんだと気がついた―いまは何でも白黒はっきりさせたくなる世の中なので、劇中の「何でもはっきりさせようとするな」といったセリフが響きました。おふたりは白黒はっきりさせたいタイプですか?成田さんわりと何でもはっきりさせたいほうかもしれないですね。でも、この作品を撮ってから、いろいろな枠組みにカテゴライズされてしまうことからは避けたいなと思うようになりました。「もっと自分は自分でいいんだよ」と。よりおおらかな気持ちでいられるようになったと思います。前田さん確かに、成田さんがおっしゃっているように、自分で自分を枠にはめてはいけないし、するべきではないですよね。といいつつ、なあなあな感じは嫌なので、私もはっきりさせたいタイプかなとは思います。―また、登場人物たちが過去の後悔と向き合い続けている姿も描かれていますが、やり直したいことや塗り替えたい過去はありますか?成田さんもう一度学生時代に戻ったらどうかなという興味はありますけど、そのなかでも塗り直したい思い出は、仲間内で「絶対にウケるよね」と言って文化祭の舞台に出たときのこと。男子だけで、AKB48さんの真似をして3、4曲踊ったんですけど、びっくりするぐらいスベりました。あれは、なしにしたいなと思います(笑)。劇中でも似たシーンがあるので、当時のことがフラッシュバックしました。前田さんそんなことがあったんですね(笑)。私にとっては、AKB48が青春のすべてだった―今回は、制服姿も印象的でした。ご自身の青春時代を思い出すこともありましたか?前田さん私は中学2年生でAKB48に入ったので、学生時代はある意味逃げて終わってしまったようなところがありました。なので、もう少しちゃんとした青春時代を送っていたらどうなっていたかなと思いますね。私にとっては、本当にAKB48が青春のすべてだった気がします。ただ、学生のときに誰とも恋愛しなかったことは後悔しています。制服デートもしてみたかったので、それがけっこう心残りですね。成田さんはしていましたか?成田さんはい、していました。ただ、高校時代は3年間ずっと同じ彼女と付き合っていたこともあって、ほかの女子とはまったく関わり合いがなかったです。前田さんすごい一途だったんですね。純粋な子どもといることが何よりも癒しになる―相変わらずお忙しい毎日だと思いますが、おふたりが癒しを感じる瞬間があれば、教えてください。前田さん私が癒されるのは、自分の子どもといるときです。成田さん確かに、現場に子どもがいるだけでも違いますよね。最近も現場に赤ちゃんがいることがありましたが、かわいくてたまらなかったです。時間が押すことがあっても、みんなニコニコしているので、待ち時間も癒しになっているほど。緊張感があるなかでもふとそういう瞬間を得られるので、子どもの力はすごいなと思います。前田さんそうですね。子どもって本当に純粋なので、何にも染まっていないというのはこういうことなのかと、毎日気づかせてくれます。どんなに疲れていても、何でも楽しそうにしている子ども見ていると、それにつられて笑顔になれますし、余計なことを考えなくていいんですよね。子どもといるだけで、気持ちの切り替えができています。インタビューを終えてみて……。初共演ながら息の合ったやりとりを見せる成田さんと前田さん。現場での楽しい雰囲気がひしひしと伝わってくるほど、取材も笑いの絶えない時間となりました。ぜひ、舞台裏での出来事も踏まえたうえで、おふたりのシーンにも注目してみてください。優しさと切なさに心が揺さぶられる!前に進みたくても、いろんな障害でうまく進めないことはあるけれど、人生においては誰もがそんな思いを味わっているんだと感じさせてくれる本作。くれなずんでいる彼らとともに笑って、泣いて、愛おしい時間を一緒に過ごしてみては?予想を遥かに超える驚きのラストも必見です。写真・大内香織(成田凌、前田敦子)取材、文・志村昌美成田凌ヘアメイク:須賀元子(星野事務所)/スタイリスト:伊藤省吾(sitor)ジャケット¥53,240、パンツ¥50,160/共にナヌーシュカ(ヒラオインク 03-5771-8809)、他スタイリスト私物前田敦子ヘアメイク:菊地弥生(ひつじ)/スタイリスト:清水けい子(アレンジメントK)ストーリー高校時代に帰宅部の仲間だった6人が、友人の結婚式に参加するため、5年ぶりに集まった。学生時代に文化祭で一緒にコントをしたことをきっかけに仲良くなった6人は、卒業後も毎年集まってはバカ話をして楽しく過ごしていたが、ある出来事を境に疎遠になっていたのだ。結婚式で披露する余興の打ち合わせで、これまでと変わらない楽しい時間を過ごす6人。本番では、渾身の赤フンダンスを披露するものの、昔のようにバカをやれず、盛大にスベってしまう。そして、ふとした会話で過去を思い出す彼らは、やがてそれぞれの胸にしこりを残した5年前の“あの日”を振り返ることとなるのだった……。引き込まれる予告編はこちら!作品情報『くれなずめ 』5月12日(水)より、 テアトル新宿他にて全国ロードショー配給:東京テアトル©2020「くれなずめ」製作委員会写真・大内香織(成田凌、前田敦子)
2021年05月11日アラサー男子6人が友人の結婚式で再集結し、披露宴と二次会の狭間の時間に起きる奇跡を描く映画『くれなずめ』の新たな公開日が5月12日(水)に決定した。本作は、かつて松居大悟監督自身の実体験をモチーフに書かれた完全オリジナルの舞台劇の映画化。今回、新公開日決定と合わせて、スマートフォンのアプリ「HELLO! MOVIE」を使用したオーディオコメンタリー付きの上映も5月21日(金)より開始が決定。コメンタリーには、主演の成田凌をはじめ、高良健吾、若葉竜也、浜野謙太、目次立樹、松居監督らが参加。本編を観ながら撮影秘話や裏話が同時に楽しめる。『くれなずめ』は5月12日(水)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:くれなずめ 2021年5月12日よりテアトル新宿ほか全国にて公開(C)2020「くれなずめ」製作委員会
2021年05月10日主演の成田凌をはじめ、若葉竜也、浜野謙太、藤原季節、飯豊まりえ、城田優ら注目キャストが出演する映画『くれなずめ』より、友人の結婚披露宴で披露する余興の赤フンダンスを練習するシーンの撮影前のリハをとらえたメイキング映像が到着した。「赤フンダンス」は、成田さん扮する吉尾ら、高校時代に帰宅部でつるんでいた6人の仲間たちが、結婚式で「ウルフルズ」の楽曲「それが答えだ!」に乗せて披露するダンス。本メイキングは、その前に公園で練習するシーンとなっており、音楽はなく、6人それぞれが思い思いに踊っている。実は、ダンスに関してはほぼ未経験だったというキャストたち。“誰が一番下手か”で盛り上がったそうで、スタッフは「最終的には、高良さんと若葉さん、どっちが下手かで争ってた」と語っており、和やかで楽しさいっぱいの映像だ。『くれなずめ』は4月29日(木・祝)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:くれなずめ 2021年4月29日よりテアトル新宿ほか全国にて公開(C)2020「くれなずめ」製作委員会
2021年04月24日松居大悟監督自身の実体験をモチーフに書かれた映画『くれなずめ』の完成披露舞台挨拶が4月15日(木)、テアトル新宿で行われ、成田凌、高良健吾、若葉竜也、浜野謙太、藤原季節、目次立樹、前田敦子、松居監督が出席した。個性的で実力派の最旬俳優たちを迎えた本作。主演の成田さんが演じたのは、演劇の道に進んだ吉尾役。「久々にみんなでこうして集まって…。眺めちゃう!」と、勢揃いした“旧友”たちを見渡し笑顔。撮影も「最高な日々を送りすぎて逆に不安になったくらい。撮影前に1週間のリハ時間があったけれど、そこから徐々に関係性が出来上がっていく感があってワクワクしました」と充実の表情を浮かべた。劇団を主宰する舞台演出家・欽一役の高良さんは、脚本のあまりの完成度に、読んですぐに浜野さんに電話してしまったそう。しかし「ハマケンさんはまだ作品にキャスティングされていることを知らず…。伝える順番を間違えた」と苦笑。それでも「普段そういうことを僕はしないので、それくらいに面白い脚本だった。ラストに至っては崇高な気すらした」と松居監督が生み出したストーリーに太鼓判を押していた。ソース役の浜野さんは、もともと松居監督と旧知の仲。だが「僕は共演者の方々のファンなので、撮影中に緊張する時がありました。そんなときに監督のところに行くと、彼も緊張していて『お前に割く時間はない!』みたいな態度を取られた」と苦言。しかし「普段とは違う、そんな監督としての姿にもグッときました」と惚れ直した様子。役者・明石役の若葉さんは、役作りについて「一緒の時間を共有する中で共通言語を見つけていきました」と回想した。藤原季節はムードメーカーを自負!?そんな中、大成役の藤原さんは、高良さんからもらったという洋服と成田さんからもらった靴を履いて登壇。ところが「サッカーをしてきました!みたいな靴になっている」(成田さん)、「そんな服じゃなかったはず」(高良さん)と2人から突っ込まれ、若葉さんからも「あまり似合っていないね…」といじられる始末。しかし、当の藤原さんは「僕はいじられていません!」とムードメーカーを自負し「撮影は凄く楽しくて、みんなのことを大好きになりました。 みんなの魅力を言えるくらいの発見もありましたから!」と満面の笑みだった。ネジ工場で働く作業員・水島勇作役の目次さんは、松居監督作の舞台版の出演者でもある。「(舞台版よりも)メンバーがずいぶん男前になった」と明かすも、「掛け合い、テンポ感、ノリ。すべてにおいて舞台版に負けずとも劣らない阿吽の呼吸があった。すごい人たちとやったんだと改めて思いますね」と映画版キャストの魅力と底力に目を丸くしていた。前田敦子の気迫に成田凌が後ずさり「20回くらい撮り直しました」強い女・ミキエ役の前田さんは、成田さんをビンタするシーンをふり返る。「お互い痛かったですよね」と成田さんに尋ねると、「実は僕がビンタを避けてしまって。前田さんが大振りかぶりで歩いてくるので、怖すぎちゃって」と前田さんの気迫に押されたと告白。前田さんが「2、3歩くらい歩いて“バン!”だったので(笑)」とシチュエーションを解説すると、成田さんは「それを僕が怖がってつい避けちゃって(笑)。それで監督が怒っちゃって。20回くらい撮り直しました」と苦労した模様を語った。恐縮する成田さんに前田さんも「申し訳なかったです…」と明かした。このキャスト陣をまとめた松居監督は「僕と一緒にやっていた友達に向けて作った作品で、それがこんな豪華なキャストで、こんなにたくさんの人に観てもらって。僕と友達の時間が肯定されたようで嬉しい」としみじみ。主演の成田さんも「僕ら6人が楽しくやった作品が皆さんに楽しく届いたらなお良い。映画を観た後に、外の空気を深く吸って“今日も生きているな”と思ってもらえたら嬉しい」と期待を込めていた。『くれなずめ』は4月29日(祝・木)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:くれなずめ 2021年4月29日よりテアトル新宿ほか全国にて公開(C)2020「くれなずめ」製作委員会
2021年04月16日ドラマ「バイプレイヤーズ」シリーズや映画『アズミ・ハルコは行方不明』『アイスと雨音』などの松居大悟監督が、成田凌を筆頭に個性派かつ実力派の俳優たちを迎えた映画『くれなずめ』。本作の主題歌となっている「ウルフルズ」の「ゾウはネズミ色」とコラボしたMusic Videoが完成。そのサビ部分で構成されたティザーバージョンがWEBにて限定公開された。高校時代につるんでいた仲間たちが友人の結婚式で再集結する本作は、松居監督が「ウルフルズ」のことが大好きだった友達との実体験を基に描いた作品。友達への手紙のような作品だからこそ、松居監督からのたってのリクエストを「ウルフルズ」が快諾して主題歌「ゾウはネズミ色」が書き下ろされた。劇中で6人が披露宴で踊る「ウルフルズ」の名曲「それが答えだ!」のアンサーソングを意識して作られた楽曲で、何度でも嚙み締められる、味わい深い映像となっている。ウルフルズ「ゾウはネズミ色」は 4月28日(水)より各配信サイトで配信開始。『くれなずめ』は4月29日(木・祝)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:くれなずめ 2021年4月29日よりテアトル新宿ほか全国にて公開(C)2020「くれなずめ」製作委員会
2021年04月13日ウルフルズが、成田凌主演の映画『くれなずめ』のために書き下ろした新曲「ゾウはネズミ色」を4月28日に配信シングルとしてリリースする。映画『くれなずめ』は、監督の松居大悟とウルフルズのことが大好きだった友だちとの実体験をもとに描かれた作品で、劇中では成田ら6人がウルフルズの名曲「それが答えだ!」をバックに赤フン姿でダンスを披露するシーンも収められている。本楽曲は松居からのリクエストをウルフルズが快諾する形で、「それが答えだ!」のアンサーソングを意識して作られた。あわせて公開されたジャケットアートワークは映画の夕景シーンから切り取られた、映画の世界と強くリンクした味わい深いジャケットになっている。「ゾウはネズミ色」は4月29日の映画公開に先駆けて配信がスタート。また明日4月11日14:00より、トータス松本がDJを務めるFM COCOLO「Got You Osaka」にて先行オンエアされる。なおウルフルズは、デビュー30周年プレ・イヤーを記念したコンサート・シリーズ『ウルフルズ road to 30th anniversary LIVE 2021 「よんでコールミー」』を5月5日よりスタートさせる。<リリース情報>「ゾウはネズミ色」4月28日 配信スタートウルフルズ「ゾウはネズミ色」ジャケット<ライブ情報>『ウルフルズ road to 30th anniversary LIVE 2021 「よんでコール・ミー」』●5月5日(水・祝) フェスティバルホール(大阪)開場17:30 / 開演18:30●6月5日(土) オリンパスホール八王子(東京)開場17:00 / 開演18:00※4月1日(木)より「J:COMホール八王子」に名称変更。●7月2日(金) 刈谷市総合文化センター・大ホール(愛知)開場18:00 / 開演19:00ゲストミュージシャン:Gt.桜井秀俊(真心ブラザーズ) / Key.浦清英入場チケット料金:8,000円(税込)※全席指定※未就学児入場不可<コンサート当日、会場窓口にて3,000円キャッシュバック>※小学生、中学生、高校生、専門学生、大学生(大学院生を含む)の方がキャッシュバック対象です。※自動車学校、予備校生、カルチャースクールはキャッシュバック対象外です。※入場後の受付はいたしません。必ず、会場入場前に窓口にて学生証(コピーは不可)をご提示ください。※小学生は、保険証など年齢確認のできる身分証(コピーは不可)を必ずご提示ください。※学生証は顔写真無しでOK。※受付は会場窓口のみの対応になりますため、公演中止の際はキャッシュバックできませんので、予めご了承ください。関連リンクウルフルズ 公式HPウルフルズ Official Twitterトータス松本 レギュラーラジオ番組:FM COCOLO 「Got You OSAKA」
2021年04月10日松居大悟監督自身の実体験をモチーフに書かれた完全オリジナルの舞台劇を、成田凌、若葉竜也、浜野謙太、藤原季節らで映画化する『くれなずめ』。この度、本作のメイキング写真が公開された。高校時代、帰宅部でつるんでいた6人が、友人の結婚披露宴で余興をやるべく5年ぶりに集まり、披露宴と二次会の狭間の時間に起きる奇跡を描く本作。到着した写真では、そんな余興のために仲間たちが集まった後、カラオケボックスで熱唱する成田さんの姿や、明石(若葉さん)の頭にあるという“ハゲ”を皆で確認する場面など、くだらないけど楽しすぎるシーンの撮影の狭間が写し出されている。また社会人になった後、おでん屋台で吉尾(成田さん)と欣一(高良健吾)がサシのみするシーンの終了後、リラックスしておでんを頬張る場面や、披露宴会場で松居監督が演技指導をする様子も切り取られている。『くれなずめ』は4月29日(木・祝)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:くれなずめ 2021年4月29日よりテアトル新宿ほか全国にて公開(C)2020「くれなずめ」製作委員会
2021年04月10日成田凌を筆頭に個性派かつ実力派の俳優たちを迎えた映画『くれなずめ』から、5年ぶりに友人の結婚式で再結集したアラサー男子6人たちの貴重な瞬間を切り取ったシーン写真7点が解禁された。高校時代、帰宅部でつるんでいた6人の仲間たちが、友人の結婚披露宴での余興の後、“披露宴”と“二次会”の間の妙に長い“狭間”の時間を持て余しながら、昔の思い出に想いを馳せる。 「しかし吉尾(成田さん)、お前ほんとに変わんねぇよな。なんでそんなに変わんねぇの? まあいいか、そんなのどうでも」。友人がある日突然、死んでしまったことを認めたくない仲間たち。この微妙な“狭間”の時間に起こる出来事は見るものの予想を超えていくーー。この度解禁するシーン写真は、友人の結婚式が終わった後、吉尾が高校時代一緒に清掃委員を務めていたミキエ(前田敦子)と再会し、それを冷やかす様に5人が遠巻きに眺めるシーンが。また、文化祭の打ち上げをしていたカラオケボックスで、彼ら6人組が怖がっていたヤンチャな同級生・松岡(城田優)と鉢合わせてしまいドギマギする様子も。ソース(浜野謙太)が妻(内田理央)とともに夕飯の買い物をしていたときに、全く予想していなかった内容の連絡を受け、動揺する姿のほか、ある瞬間、抑えきれなくなった感情を爆発させる明石(若葉竜也)の姿など、楽しい記憶ばかりではないけれど、絶対に忘れたくない貴重な瞬間を切り取ったものに。高校時代、清掃委員を務める吉尾こと成田さんの学ラン姿も収められている。『くれなずめ』は4月29日(木・祝)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:くれなずめ 2021年4月29日よりテアトル新宿ほか全国にて公開(C)2020「くれなずめ」製作委員会
2021年02月14日成田凌を筆頭に、高良健吾、若葉竜也、浜野謙太、藤原季節、目次立樹を迎えた松居大悟監督の最新作『くれなずめ』。この度、本作の公開日が4月29日(木・祝)に決定、さらに6人が揃ったポスタービジュアルと予告映像、「ウルフルズ」が本作のために書き下ろした主題歌が解禁となった。予告編は、高校時代からの仲間である6人が、意気消沈して披露宴の会場を後にする姿から始まる。披露宴の余興として「ウルフルズ」の楽曲「それが答えだ!」をバックに、全員で“赤フン衣装”を身につけたダンスを披露するも大スベりしてしまい、招待客から一斉にドン引きされてしまったのだ。「あれやって二次会行けます?」と大成(藤原季節)は動揺、それに対して「俺ら素人なんだしさ、一生懸命やったんだからそれで良くない?」と、のほほんと答える吉尾(成田凌)。披露宴会場の裏口にたむろする彼らは、このなんともやるせない“二次会が始まるまでの微妙な狭間の時間”を持て余し、他愛ないやりとりで時間を潰していた。その後、切り取られているのは彼らの過去の姿。12年前、高校生の時に「真剣に掃除してよ!」と清掃委員長(前田敦子)に怒鳴られたことや、カラオケ店で不良に絡まれたり、落ち込んだ時にわざとふざけて変顔していた吉尾の姿だったりと、“しょーもない”、でも、とても最高に楽しかった仲間たちとの記憶。しかし、映像はその楽しかった過去の思い出から、一転して“今”の世界へ。余興の練習をするために皆で集まっていたカラオケボックスで「ずっと気になってたんだけど、もしかして俺って…」と言い出す吉尾と、それを大声で遮る仲間たち。その後に映し出されるのは、卒業して大人になった彼らが過ごしてきた吉尾との何気ない時間。披露宴と二次会の間の“今”と、“過去”の時間が交錯する中、これまで6人それぞれの人生に立ちはだかり、目を背けていた現実を映し出すようで…。松居監督たっての希望で実現した主題歌主題歌は、松居監督たってのリクエストで実現し、本作のためにトータス松本が書き下ろした「ウルフルズ」の新曲「ゾウはネズミ色」。松居監督は「ありがとう以上の言葉があればいいのにって何度も思いました。間違い続けて、映画『くれなずめ』を作ってよかったです」と熱い感謝をコメント。主演の成田さんも「ドラマの現場で初めてトータス松本さんとお会いしたときに、『くれなずめ見たで』って言ってくれて、『どんな曲がいいと思う?』って言ってくれたんです。すごくおしゃれで最高な返事をしてくれて、とてもテンションが上がってずっと出来上がりを楽しみにしていました」と打ち明ける。「初めて聴いた時は、身体に染み込みながら響ききった感じがして、映画終わった後のエンドロールの風景で、曲が入るのかって思ったら鳥肌が立ちました」と大絶賛するこの曲は、トータスさんが、劇中で6人が赤フン姿でダンスを披露する曲「それが答えだ!」の「アンサーソングを意識して作りました」という。「あれから約20年経って、『答えとは何か』と言えるようになっているかというと全然そんなことはない。生活していく上で色んなことは学ぶけど、『答え』には辿り着かないということが、昔よりもさらによく分かってきた。だけど『そういうもんなんじゃないの』と思っています」とコメントを寄せている。成田凌&若葉竜也&高良健吾らカラオケでシャウト!解禁となったポスタービジュアルは、久々の再会を果たした後、カラオケボックスで熱唱する6人の姿を切り取ったもの。「思い出にするくらいなら忘れてやる」「過去を書き換えろ」という、寂しさを強がりで吹き飛ばそうとする男たちの熱情が感じられる、インパクトのある熱いビジュアルとなっている。『くれなずめ』は4月29日(木・祝)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:くれなずめ 2021年4月29日よりテアトル新宿ほか全国にて公開(C)2020「くれなずめ」製作委員会
2021年02月03日成田凌が主演を務める映画『くれなずめ』の公開が4月29日(木・祝)に決定。さらにポスタービジュアルと予告映像、ウルフルズが本作のために書き下ろした主題歌も合わせて解禁されている。物語は高校時代、帰宅部でつるんでいた6人の仲間たちが、友人の結婚披露宴で余興(赤フンダンス!)をやるべく5年ぶりに集まるところからスタート。久しぶりに出会った彼らは余興の後、“披露宴”と“2次会”の間の妙に長い“狭間”の時間を持て余しながら、昔の思い出に想いを馳せる。「しかし吉尾、お前ほんとに変わんねぇよな。なんでそんなに変わんねぇの?まあいいか、そんなのどうでも」彼らは認めなかった。友人がある日突然、死んでしまったことを。この微妙な“狭間”の時間に起こる出来事は見るものの予想を超えていく。本作はかつて松居大悟監督自身の実体験をモチーフに書かれた完全オリジナルの舞台劇を、錚々たるメンバーと共に映画化したものだ。予告編はまず高校時代から仲間である6人が、意気消沈して披露宴の会場を後にする姿を映し出す。ウルフルズの楽曲『それが答えだ!』をバックに、披露宴の余興として全員で“赤フン衣装”を身につけたダンスを披露するも大スベりしてしまい、招待客からドン引きされてしまったのだ。「あれやって2次会行けます?」と、大成(藤原季節)は動揺、それに対して「俺ら素人なんだしさ、一生懸命やったんだからそれで良くない?」と、のほほんと答える吉尾(成田凌)。余興後、披露宴会場の裏口にたむろする彼らは何ともやるせない“2次会が始まるまでの微妙な狭間の時間”を持て余し、他愛ないやりとりで時間を潰す。続いて切り取られているのは彼らの過去の姿。12年前、高校生の時に「真剣に掃除してよ!」と清掃委員長に(前田敦子)に怒鳴られたことや、カラオケ店で不良に絡まれたり、落ち込んだ時にわざとふざけて変顔していた吉尾の姿だったり“しょーもない”、でも、とても最高に楽しかった仲間たちとの記憶。しかし、映像はその楽しかった過去の思い出から、一転して今の世界へ。余興の練習をするために皆で集まっていたカラオケボックスで「ずっと気になってたんだけど、もしかして俺って…」と、突如言い出す吉尾と、それを大声で遮る仲間たち。そして卒業して大人になった彼らを取り巻いてきたシビアな現実が映し出される。一体、吉尾という存在は何なのか?披露宴と二次会の間の“今”と過ぎ去った“過去”の時間が交錯する中、これまで6人それぞれの人生に立ちはだかり、目を背けていた 現実に立ち向かっていく様子を切り取っている。主題歌は本作のためにトータス松本が書き下ろしたウルフルズの新曲『ゾウはネズミ色』。松居監督のリクエストで実現したという。この曲は劇中で6人が赤フン姿でダンスを披露する曲で『それが答えだ!』のアンサーソングを意識して作られている。ポスタービジュアルは久々の再会を果たした後、カラオケボックスで熱唱する6人の姿を切り取ったもの。「思い出にするくらいなら忘れてやる」「過去を書き換えろ」という寂しさを強がりで吹き飛ばそうとする男たちの熱情が感じられる、単なる青春ものとは一線を画す、インパクトのある熱いビジュアルだ。タイトルの『くれなずめ』は「暮れなずむ」を変化させ、命令形にした松居監督自身による造語。日が暮れそうでなかなか暮れないでいる状態が転じて、前へ進もうとしても障害があってうまく進めないでいる状態を形容している。本作は、笑いとヤセ我慢と切なさが同居した青春の残りカスが心に刺さる作品となっている。キャストから主題歌へのコメントは以下。成田凌松居監督と2人で「やっぱ主題歌はウルフルズさんがいいよね」「バカなふりして聞いてみたらどうですか?」なんて話していました。ドラマの現場で初めてトータス松本さんとお会いしたときに、「くれなずめ見たで」って言ってくれて、「どんな曲がいいと思う?」って言ってくれたんです。すごくおしゃれで最高な返事をしてくれて、とてもテンションが上がってずっと出来上がりを楽しみにしていました。初めて聴いた時は、身体に染み込みながら響ききった感じがして、映画終わった後のエンドロールの風景で、この曲が入るのかと思ったら鳥肌が立ちました。最後に面白い仕掛けもありますし、主題歌いいし、ほんとちょっとしか出てない人たちがものすごく豪華で最高の瞬間を与えてくれます。自分の作品にこんなことをいうのは照れくさいけど、期待してもらって良いと思いますので、観てください!松居大悟(監督)「ウルフルズは世界一だよ」普段はモゴモゴしてるくせに、ウルフルズと岡本太郎の話をする時だけまっすぐな瞳で呟くアイツが、なんだか恥ずかしかった。友だちへの手紙みたいな映画だから、そのバンドの曲で、下手くそなりに一生懸命、赤フンで踊りたかった。体はだらしなくて口が半開きだったのは、余裕がなかったからだよ。過去を振り返ってばかりだからこそ、映画の最後にはそのバンドの最新曲が流れたらたらいいなぁなんて、成田君と夢みたいな未来を夢見ていた。トータスさんは、ウルフルズは、この作品の編集版を見て、「書き下ろす」って言ってくれたんだ。『ゾウはネズミ色』なんてとんでもない名曲、どんだけお前のことわかってるんだよ。聞いた?なに?モゴモゴすんなよ。お前へのラブソングじゃねぇよ調子乗んなよ。みんなに見られるのはちょっともったいないけど、「やっぱりウルフルズは世界一だな」ってなるよ、きっと。本当にありがとうございます。ありがとう以上の言葉があればいいのにって何度も思いました。間違い続けて、映画『くれなずめ』を作ってよかったです。トータス松本(ウルフルズ)劇中の「それが答えだ!」は、パパイヤ鈴木さんが振り付けを担当してくれた曲。PV用に皆で歌番組の現場とかでも空き時間に通路でずっと踊りの練習していた当時の思い出が蘇ってきました。映画の登場人物が嬉々としている姿が、若い頃の自分達をみているようで、嬉しくもあり、自分のことのように恥ずかしく思いました(笑)。主題歌「ゾウはネズミ色」はそんな「それが答えだ!」のアンサーソングを意識して作りました。あれから約20年経って、「答えとは何か」と言えるようになっているかというと全然そんなことはない。生活していく上で色んなことは学ぶけど、「答え」には辿り着かないということが、昔よりもさらによく分かってきた。だけど「そういうもんなんじゃないの」と思っています。主題歌でかかる僕らの曲は、映画を観た後味を汚さないようにしないといけないのが大事。役者もみんなすごい良いし、ユーモアがあって面白い映画になっているので、この「ちょっとねじ曲がった青春群像劇」を楽しんでください。『くれなずめ』4月29日(木・祝)全国公開
2021年02月03日友人の結婚式で余興(赤フンダンス)を披露するため、久々に集まった高校時代の旧友たちが歩く、結婚式の披露宴から二次会までの狭間を描いた映画『くれなずめ』。この度、本作に出演する前田敦子、城田優、飯豊まりえ、滝藤賢一ら10名のキャストが明らかになった。本作は、かつて松居大悟監督自身の実体験をモチーフに書かれた完全オリジナルの舞台劇を、成田凌、高良健吾、若葉竜也、浜野謙太、藤原季節、目次立樹を迎え映画化。今回の第2弾キャスト発表では、若手からベテランまで、バラエティに富んだ顔ぶれが明らかになった。気が強く責任感がある高校時代の同級生で、主人公・吉尾と一緒に清掃委員をしていたミキエを前田敦子。吉尾ら6人組が怖がるヤンチャな同級生・松岡を城田優。吉尾たちが余興を披露する結婚式場のウエディングプランナー・弘美を飯豊まりえ。ソース(浜野さん)の妻・愛を内田理央。清掃委員の後輩役で小林喜日と演技初挑戦となる都築拓紀(四千頭身)。ほかにも、滝藤賢一、近藤芳正、岩松了、そして今回、「赤フンダンス」の振付も担当したパパイヤ鈴木らが参加する。いつも怒っているミキエ役の前田さんは「映画の中と負けないくらい、現場での6人も一瞬で青春を取り戻したかのように無邪気で無防備に高め合っていて、とにかく楽しそうで、うらやましかったです」と撮影中について明かしている。そんなミキエについて松居監督は「初恋の子は周りから馬鹿にされていて、何も言えないことが悔しかった。何年も経った同窓会で会うと、その子の中身は何も変わらないのにみんなの目が丸くなるぐらい綺麗になっていて、ほら見たことか、と昔の自分と肩を組みたくなる。ミキエには前田敦子さんしかいない、と思っていました」と話し、ほかのキャストたちについても「何気ない瞬間を彩る素晴らしい役者陣にも出て頂きました。飯豊さん、内田さん、小林さん、都築さん、パパイヤさん。城田さんは大暴れしてくれて、滝藤さんは無駄遣いを楽しんでくれて、近藤さんはゴジゲン旗揚げから見てくれていて、岩松さんはその息子さんと僕と一緒に劇をやっていて。劇団公演のときはメンバーが後ろを向いて出していた声だったのに、全てに命が宿り、映画になりました」とコメントしている。『くれなずめ』は2021年GW、テアトル新宿ほか全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:くれなずめ 2021年GW全国公開(C)2020「くれなずめ」製作委員会
2020年12月21日映画『くれなずめ』が2021年5月12日(水)より公開される。主演は成田凌。結婚式の披露宴と二次会の“狭間”を描くコメディ物語の着想源となったのは、監督を務める松居自身の実体験。もとはオリジナル舞台劇として公演されていた作品を、映画作品として昇華させたのが本作だ。ストーリーの鍵を握るのは、様々な狭間に立つアラサー男子6人。結婚式の“披露宴から二次会までの狭間”の時間に繰り広げる、笑いと感動、驚きが同居したストーリーが描かれる。<あらすじ>⾼校時代、帰宅部でつるんでいた6⼈の仲間たちが、5年ぶりに友⼈の結婚披露宴で「⾚フンダンス」の余興をやるべく集まった!めちゃくちゃ恥ずかしいダンスをやりきった披露宴と、⼆次会の間の妙に⻑い時間を持て余しながら、⾼校時代を思い出す・・・「しかし吉尾、お前ほんとに変わんねぇよな。なんでそんなに変わんねぇの? まあいいか、そんなのどうでも」6⼈は今までも友達で、これからもずっとずっと友達でい続けるのだろうと思う。そう、たったひとりを除いては・・・。この微妙な“狭間”の時間に起こること、それは⾒るものの予想を超えていく。主演・成田凌をはじめ高良健吾ら6人の主要キャスト友人の結婚式をきっかけに集結する、アラサー男子6人組を演じるのは、今を時めく人気俳優。『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』『窮鼠はチーズの夢を見る』で主演を務めた成田凌や、『アンダー・ユア・ベッド』の高良健吾ら、豪華キャストの顔ぶれがそろう。<登場人物>・主人公・吉尾和希…成田凌・舞台演出家の藤田欽⼀…高良健吾・舞台役者の明石哲也…若葉竜也・サラリーマンの曽川拓(ソース)…浜野謙太・会社員の田島大成…藤原季節・ネジ工場で働く水島勇作(ネジ)…目次立樹6人組を取り巻く登場人物/キャストまたそんなアラサー男子を取り巻く、登場人物にも多彩なキャストが勢ぞろい。城⽥優や前⽥敦⼦をはじめ、都築拓紀(四千頭⾝)、パパイヤ鈴木ら個性豊かな顔ぶれがそろう。・⾼校時代の同級⽣で、主⼈公の吉尾と⼀緒に清掃委員をしていたミキエ…前⽥敦⼦・吉尾ら“6⼈組”が怖がるヤンチャな同級⽣・松岡…城⽥優・吉尾たちが余興を披露する結婚式場のウエディングプランナーの弘美…飯豊まりえ、・6人組のひとり“ソース”の妻・愛…内⽥理央・吉尾とミキエが務める清掃委員の後輩…⼩林喜⽇、都築拓紀(四千頭⾝)そのほか「⾚フンダンス」の振付も担当したパパイヤ鈴⽊に加え、滝藤賢⼀、近藤芳正、岩松了らが参加する。主題歌はウルフルズ「ゾウはネズミ⾊」主題歌は、本作のためにトータス松本が書き下ろしたウルフルズの新曲「ゾウはネズミ⾊」。松居大悟のリクエストによって実現した同楽曲は、劇中で6⼈が⾚フン姿でダンスを披露する曲「それが答えだ!」のアンサーソングを意識して制作したという。【詳細】『くれなずめ』公開日:2021年5月12日(水)※2021年4月29日(木・祝)公開予定だったが、公開を延期。監督:松居大悟脚本:松居大悟出演:成⽥凌、若葉⻯也、浜野謙太、藤原季節、⽬次⽴樹/飯豊まりえ、内⽥理央、⼩林喜⽇、都築拓紀(四千頭⾝)/城⽥ 優、前⽥敦⼦/滝藤賢⼀ 、近藤芳正、岩松了/⾼良健吾主題歌:ウルフルズ「ゾウはネズミ⾊」(Getting Better / Victor Entertainment)配給・宣伝:東京テアトル
2020年12月06日