長男が3歳のとき、夕飯にホッケの塩焼きを出しました。それまで骨のある魚は食べさせないようにしていたのですが、私はホッケなら骨が大きいから取り除きやすいと考え、初めて食べさせました。ちゃんと骨を取って与えたつもりだったのですが、ホッケを食べた直後に「のどが痛い」と泣き出した長男。駆け込んだ病院で、長男につらい体験をさせてしまうことに……。 夜間診療所へ駆け込む長男が「のどが痛い」と言い出したのは、ホッケを食べたすぐあとだったので、私は骨が刺さったのだとすぐにわかりました。当時の時刻は、午後6時半を過ぎたころでした。 すぐに病院に行こうと思いましたが、地元の耳鼻科や小児科はもう終わっている時間だったため、電車で30分ほどの場所にある夜間診療所の耳鼻科へ。電車の中でも、問診表を書いている間も長男は「痛い」と言いながら、涙目になっていました。 目視では見えず、衝撃の処置いざ診察室へ入ると、まずは先生がのどを目視。「骨のようなものが見えるけど、ちょっと見にくい」とのことでした。続いて先生が「鼻からカメラ入れますね~」と言って準備したのは、先端にカメラが付いたコードだったのです! 私は口からピンセットのようなものを入れて取るのだろうと想像していたので、少し驚きました。本来なら母親が子どもを抱いた状態で座り、処置を受けるそうですが、私は妊娠9カ月だったため抱くことができず、看護師さんが代わりに抱っこしてくれました。 カメラに涙が止まらない長男長男は恐怖でいっぱいの表情で、ずっと私を見ていました。カメラが鼻の中に入ると、長男は声も出せず、目から涙が溢れていました。私がホッケの骨を取り損ねたせいで、長男にここまでつらい思いをさせていまい、とても申し訳なく思いました。 結局、カメラには骨が映らなかったとのことで、撮影を中断すると「もう痛くなくなった」と言い始めた長男。念のため、もう一度カメラを入れて確認してもらいましたが、骨は見えませんでした。先生は「一度目にカメラを入れたときに取れたのではないか」とおっしゃり、長男もいつも通りの元気な様子に戻りました。 魚の骨には気を付けなければいけないとわかっていましたが、結局、私のミスで長男につらい体験をさせてしまいました。この出来事以来、私は骨のある魚は一切あげていません。小骨まで取った状態で売っている魚や、お刺身を使って調理しています。長男が自分で骨に気付けるようになるまで、このまま続けようと思います。 ※魚の骨が刺さったときの対処法……無理に取ろうとしたり、ご飯を丸呑みさせるのはNGです。受診の際は、耳鼻咽喉科に相談すると良いでしょう。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKO著者:土田えり子2人の男児の母。元記者で、現在はフリーランスとして企業のリリース記事や、自身の子育て体験談などを執筆中。
2021年07月24日カルシウムが豊富で生の魚を調理するよりも手軽、しかも長期保存OK。元気な骨を作るなら、魚の缶詰を利用しない手はありません。魚缶と、骨作りを助ける他の食材を組み合わせた、無敵の骨育レシピをご紹介します。最強の食材「魚缶」に、お助け食材をプラス!「食べ物で骨を元気に保つなら、魚を骨ごと加工した“魚缶”は理想的な食材です」とは、総合内科専門医の藤澤孝志郎先生。「カルシウムはもちろん、骨を形作るコラーゲンのもとであるタンパク質や、カルシウムを骨に吸着させてくれるビタミンDも豊富。ビタミンDは日光を浴びると体内で作られますが、日焼けを避ける人が多い昨今、不足する傾向に。魚缶なら効率よく補えます」一方で、骨作りに大事だけれど魚缶には含まれない栄養素も。「その代表が、骨の形成を助けるビタミンK。また、カルシウムの吸収を促すなどの作用があるビタミンCやマグネシウムも、魚缶には含まれません。これらを多く含む食材を魚缶と組み合わせるのが、上手な“骨育”のポイントです」今回は、とくにカルシウムが豊富なサケ中骨缶に、補助食材を掛け合わせた手軽なワンプレートごはんを、管理栄養士の美才治真澄さんに教えてもらった。魚缶に豊富に含まれる栄養素・カルシウム…おなじみのミネラル。骨入りの魚缶に豊富。骨といえばコレ、というミネラルがカルシウム。乳製品や大豆製品などに豊富だけれど、「とりわけ魚の骨に多く含まれます。魚の骨も軟らかく加工され、そのまま食べられる魚缶は、優秀なカルシウム源です」(藤澤先生)。・ビタミンD…カルシウムの、骨への吸着をサポート。カルシウムを骨に定着させるビタミン。「きのこなどにも含まれますが、魚缶のほうが含有量は断然多い。脂溶性のビタミンなので油と摂るのが理想ですが、魚缶には良質な脂質も多く、その点でも合理的です」(藤澤先生)・タンパク質…骨を構成している、コラーゲンの「もと」。「コラーゲンが中心にあって、そのまわりにカルシウムがあるのが骨の構造。主役であるコラーゲンを作るのはタンパク質なので、忘れずに摂りたいですね」(藤澤先生)。もちろん魚缶ならたっぷりと補給できる。+α、魚缶と掛け合わせたい栄養素・ビタミンK…骨作りの陰の主役。青菜や海藻で補って。骨を作る「骨芽細胞」の活性化を促す栄養素。「これがないと、カルシウムを摂っても“宝の持ち腐れ”に。ほうれん草やブロッコリー、海藻類など、ビタミンKが豊富な食材を必ず一緒に食べましょう」(美才治さん)・その他の栄養素(マグネシウム、ビタミンC、有機酸)…カルシウムの働きを底上げする栄養素を。他にも骨に関わる栄養素には、カルシウムの吸着を助けるマグネシウムや、カルシウムの吸収を促すビタミンCや有機酸が。「マグネシウムはナッツや雑穀から、ビタミンCや有機酸は野菜や柑橘類で補って」(美才治さん)サケ中骨缶カルシウムの量はダントツ。さくさくの歯ごたえも楽しんで。サケを三枚おろしにしたときに残る、真ん中の部分を加工したもの。ほぼ骨なので、当然カルシウムもたっぷり。ほろりと崩れる骨の食感を楽しむもよし、細かく砕いてペースト状にするもよし。汁にもカルシウムが多く含まれるので、余さず活用を。サケ中骨と刻みブロッコリーの蕎麦パスタ“骨ビタミン”の宝庫、ブロッコリーがたっぷり。ビタミンKとCがどちらも豊富に含まれるブロッコリーを使った、パスタ風蕎麦。ビタミンKは万能ねぎからも摂ることができる。「蕎麦は、十割蕎麦に近いものほどマグネシウムが豊富です」(美才治さん)材料/1人分茹で蕎麦…1人前(200g)、サケ中骨缶(汁も含む)…150g、ブロッコリー(小)…1/2個(100g)、万能ねぎ…8本(40g)、生姜(親指大)…1/2かけ、オリーブオイル…大さじ1/2、練り辛子…小さじ1、塩…小さじ1/6、こしょう…適量作り方1、ブロッコリーは茎の表面の硬い部分を除いて、全体を細かく刻む。万能ねぎは小口切り、生姜は千切りにする。2、フライパンにオリーブオイルを熱し、1を入れて2分ほど炒める。サケ中骨缶を汁ごと加え、練り辛子、塩、こしょうを加えて軽く混ぜて蓋をし、弱火で3分ほど加熱する。3、茹で蕎麦を2に加え、全体をかき混ぜてソースを蕎麦にからめる。ふじさわ・こうしろう総合内科専門医、Dr.孝志郎のクリニック院長。医学教育にも携わる。著書に『世界一効率よく若返る! 1日5秒骨トレーニング!』(ビジネス社)ほか。びさいじ・ますみ管理栄養士、フードコーディネーター。レシピ提案、調理&スタイリングに携わる。南米へ料理留学経験もあり、多国籍でユニークなメニューに定評が。※『anan』2021年5月26日号より。写真・大内香織料理作製、スタイリング・美才治真澄取材、文・新田草子(by anan編集部)
2021年05月22日管理栄養士で、おうちごはん研究家の金丸利恵です。スポーツで活躍するのに身長が高くなりたい、骨折を早く治したいなど、「骨」の成長にまつわるお悩みは多いのではないでしょうか。「骨」の強化には「カルシウム」を大量摂取すれば良い、と思われがちですが、「カルシウム」の吸収には、他の「ビタミン」や「ミネラル」のチカラが必要です。カルシウム豊富な食品は、吸収を助ける他の栄養素も含まれていることが多いので、カルシウム単体のサプリメントで補うより、自然の食品を取り入れたほうが、安心かつ効率的です。■カルシウムたっぷりおやつ、お弁当にも!今回はカルシウムが多い食品を複数組み合わせた「チヂミ」をご紹介します。乾物中心なので、材料をストックできるのが嬉しいところ。おかずとしてはもちろん、おやつやお弁当にも活用できますよ。■カルシウムたっぷりチヂミ調理時間 15分 1人分 299Kcalレシピ制作:金丸 利恵<材料 2人分> 小麦粉 40g 片栗粉 40g きび砂糖 小さじ1 塩 少々 昆布(刻み) 2g 水 100ml白ネギ(みじん切り) 大さじ2シラス干し 大さじ1干し桜エビ 大さじ1白ゴマ 小さじ1ゴマ油 大さじ2 酢 大さじ1 しょうゆ 大さじ1<詳しい作り方はこちら>■「骨」に「カルシウム」が重要なワケ人の姿を形作るのは骨格です。建物と同じく、骨組みが大きければ、背が高くガッチリした体形となりますよね。「骨」には、骨の中の骨髄で血液を作る、カルシウムを貯蔵する、などの役割があります。カルシウムは、筋肉の収縮や、神経伝達、ホルモンなどあらゆる生理活性に関わっているので、血液中に一定に保つように働きます。食事からのカルシウム供給が不足したり、動物性食品の食べ過ぎで体内が酸性に寄ると、中和するために、骨からカルシウムを溶かし出します。これを脱灰といい、多すぎると骨がもろく、骨折しやすい原因となります。カルシウムは高齢になるほど、食事からの吸収が低下するので、脱灰から骨粗鬆症を引き起こすことにもなります。成長期はもちろん、生涯を通して骨密度を高く保つのは重要なことなのです。■栄養もチームワークに勝るものなし!「骨」は一度作られたら終わりでなく、常に新陳代謝を繰り返しています。骨折しても、時間がたてば骨が元に戻るのはこの働きによるもの。成長期は骨を作る方が、カルシウムを放出するより多いため、骨量が増加し、どんどん大きくなっていきます。この時期にしっかりカルシウムを補給したいところですが、牛乳を毎日大量に飲むとか、簡単だからとカルシウム単体のサプリメントをいきなり使うのは、かえって状況を悪くすることも…。なぜならカルシウムを含め、ミネラルはバランスが大事だからです。◎マグネシウムをカルシウムの相棒にカルシウムはマグネシウムというミネラルとともに働き、カルシウム:マグネシウム=2:1から1:1の比率で摂取するのが良いとされています。牛乳はカルシウムの比率が高いので、海藻類やナッツ類など「マグネシウム」が多く含まれる食品も一緒に食べたほうが良いし、サプリメントも「マグネシウム」が配合されているものを選ぶべきでしょう。また、カルシウムの吸収を阻害するミネラルは「リン」。必須ミネラルですが、加工食品に食品添加物として使われているリン酸塩の摂取が多くなっているため、摂りすぎが心配されています。そもそもミネラルは体内でも吸収が悪いので、吸収率を上げたり、骨への沈着を助ける栄養素を一緒に摂取することが重要。栄養もチームワークに勝るものはない、ということですね。 ■覚えておきたい「骨」の成長を促す食材◎カルシウム:骨の材料「桜エビ」「煮干し」「昆布」「ワカメ」「切干大根」などの乾物、「シラス」「大根の葉」「小松菜」「ブロッコリー」など◎マグネシウム:カルシウムと共に骨形成をする「あおさ」「のり」「ひじき」「わかめ」など海藻類、「アーモンド」「落花生」「ゴマ」などナッツ類◎ビタミンD:カルシウムの吸収を助ける「きのこ類」全般、「イワシ」「鮭」「ニシン」「シラス」など魚類◎ビタミンK:体内に取り込んだカルシウムの骨沈着に役立つ「納豆」「海苔」「ひじき」「ほうれん草」「春菊」「モロヘイヤ」「ブロッコリー」◎タンパク質:コラーゲンはカルシウムを骨に吸着させる「手羽先」「豚肉」「ゼラチン」「卵」「大豆」「エビ」「魚類」全般今回ご紹介する「カルシウムたっぷりチヂミ」は、これらの材料を使っていますが、つけダレに酢をプラスするのもポイント。酢はカルシウムの吸収を良くしますので、少量でも料理にご活用ください。■骨の成長をサポートする「栄養素のチームワーク」 セノバス+ しかし、毎日お食事を準備する親御さんにとっては、あれもこれもと食材を準備して、料理するのは難しいもの。 セノバス+ は、骨の成長をサポートする栄養素の配合となっているので、栄養面へのアプローチが万全。頑張るお子さんと、応援する親御さん、どちらにも安心を与えてくれますね。■睡眠と運動が骨を育てる「骨」を成長させるには、お食事と同じくらい、睡眠と運動が大事です。寝ている間に成長ホルモンが分泌され、骨の成長を促してくれるからです。成長ホルモンは、寝入りと、その後のレム睡眠時に多く分泌され、日中は分泌が減りますので、夜更かししないこと、質の良い睡眠を得ることを心掛けていきましょう。また、「骨」に軽く刺激を加えることも必要。スポーツを毎日行ってるなら問題ありませんが、活動量が少ないお子さんは、外で軽い運動をするのがおすすめです。日光の光を浴びることで、皮膚下でビタミンDが合成されます。ビタミンDはカルシウムの合成を助ける栄養素でしたね。小魚、ナッツ、ワカメでマメに補充しようおやつにナッツ&小魚の小袋を食べる、味噌汁にカットワカメをプラスするなど、ちょこちょこ栄養補充していきましょう。加工品はリン酸塩が多いので、ウインナー、ハム、レトルト食品などは頻度を少な目にするのも気をつけたい点です。成長に重要な、栄養、休息、運動を、バランスよく取り入れていきたいですね。■可能性、伸ばす。全力で。成長期サポートサプリメント「セノバス+」スポーツキッズのママ達の声から生まれた、成長期のお子様の可能性をサポートするサプリメント「セノバス+」。伸びるチカラを効率的にサポートするアルギニンをはじめ、アミノ酸17種合計5,000mg高配合。さらにカルシウム・乳酸菌・ビタミン配合で日々の栄養管理も徹底サポート。さっぱり美味しいりんご味で毎日飽きずに飲むことができます。GMP認定工場による安心の国内生産。>>セノバス+について詳しくはこちら
2021年04月28日定期健診のお知らせに、「骨密度検査」のオプションを見たことはありませんか? よくわからないし、まだいいかなと受けていない人もいるのではないでしょうか。そこで骨密度と閉経との関係、いつから受けるといいかなど産婦人科医の駒形依子先生に聞きました。閉経後は骨粗しょう症のリスクが急上昇骨は肌と同じように新陳代謝で日々生まれ変わっており、骨吸収(古くなった骨を壊す働き)と骨形成(新しい骨をつくる働き)のバランスが取れて丈夫な骨を保つことができます。しかし、閉経で女性ホルモンのエストロゲンが減ると骨吸収の働きのほうが盛んになり、骨密度が低下。骨密度が低下して、ちょっとした衝撃でも骨折しやすくなる病気を骨粗しょう症と言います。「骨粗しょう症は転んだだけ、ぶつけただけで骨折したと、50代以降に症状が出てから骨密度検査をして判明することがほとんど。ですが、40代後半からは、年に1度は定期健診のオプションなどを利用して骨密度検査を受けておくと安心です。自分の骨密度を知り、年齢とともにどう変化するのかを知っておいてほしいと思います。検査で治療が必要となれば保険適用になり、折れにくくするケアができます」(駒形先生)骨密度の低下を放置すると簡単に骨折することも骨粗しょう症は、はじめは痛みがなく、骨がもろくなっていても気付かないまま進行することが多いので、「静かな病気」とも言われています。しかし、1度骨折すると悪循環に陥ると駒形先生は言います。「骨粗しょう症で一番折りやすいのが股関節の大腿骨です。重症だと人工関節をつける大手術を受けないといけなくなります。長期のリハビリもしないといけません。しっかりリハビリしないとバランスを崩しやすくなり、また転んで骨折、いう例も少なくありません。ほかにもちょっとぶつけただけで小指を骨折、肺炎になりせき込んだとき肋骨を骨折、という例も多いです。ただ、閉経するとすべての人が骨折しやすくなるというわけではなく、個人差があります。閉経時期が早い人は骨粗しょう症のリスクが早く訪れるので、とくに注意してほしいですね」(駒形先生)すぐできる骨粗しょう症予防は日なたぼっこ骨粗しょう症の予防には、カルシウムとビタミンDが有効です。カルシウムの吸収を助けるビタミンDは、適度に日光を浴びることによって体内で作られます。「その人の骨密度にもよりますが、予防として1日30分くらい日光を浴びてほしいと思います。直射日光でなくてもいいので、日焼け止めクリームや日傘なしで30分を目安に浴びる習慣をつけると良いですね。30分といっても、連続で浴び続ける必要はありません。日の当たる窓際でお茶を飲んだり、朝日を浴びたりする程度でOKです。朝日を浴びながらウォーキングなども良いでしょう」(駒形先生)まとめ外出するときは日焼け止めクリームは必須という方は多いと思いますが、骨粗しょう症予防のためには日に当たることも大切なんですね。天気の良い日の朝はウォーキングを習慣にすると良さそうです!取材・文/岩崎みどり(48歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重あごが悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中
2021年03月17日腸内環境改善やダイエットにも!骨と野菜のスープアパレルや雑貨、飲食などのブランドを展開するサザビーリーグは10月28日、新たに食のブランド「CHARBY BONE BROTH(チャービーボーンブロス)」を立ち上げたと発表した。ボーンブロスはニューヨークやヨーロッパなどの健康志向の人たちに人気のスープ。骨と野菜、スパイスなどを長時間煮込んだボーンブロスは、コラーゲンやカルシウム、グルコサミン、アミノ酸、ビタミンなどの栄養素がたっぷりと含まれている。手軽に良質な栄養素が摂取できることに加え、腸内環境や体質の改善、ダイエット効果も期待できる。「ロンハーマン カフェ千駄ヶ谷店」で提供中新ブランドCHARBY BONE BROTHのスープは、添加物が含まれていない餌で育てられた、安全な国産鶏を使用。最もおいしい味を求めて、研究を重ねた結果誕生した。毎日飽きずに、おいしく飲める。そんな思いを込められたボーンブロススープ。子供から大人まで安心して飲むことができる。現在、CHARBY BONE BROTHのスープは期間限定で、東京・渋谷区の「ロンハーマン カフェ千駄ヶ谷店」のメニューに登場している。あわただしい朝や食欲がないときに、手軽に栄養が取れる“飲むボーンブロス”と、ヘルシーに栄養を摂取できる具だくさんの“食べるボーンブロス”の2種類を用意。テイクアウトにも対応している。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社サザビーリーグのプレスリリース
2020年10月31日もし私が突然、自宅で息を引き取ったら…うちの猫はどんなリアクションをするだろう。Twitterユーザーのall mirth no matter(@ajlobster)さんはふとそんなことを考えて、ある実験をすることにしました。がい骨が描かれた人間サイズのクッションを投稿者さんがいつも座っているソファに置き、愛猫の反応を確かめることにしたのです。実験のお相手は猫の『ヘーゼル』。飼い主が突然『がい骨』になったら、猫は気味悪がって近付かないかもしれません。実際にがい骨のクッションを見たヘーゼルの反応は…。IT IS AS GOOD AS I WAS HOPING IT WOULD BE pic.twitter.com/nPO06ldfL8 — all mirth no matter (@ajlobster) October 12, 2020 私が望んでいた通りの嬉しい結果になった@ajlobsterーより引用(和訳)ヘーゼルはまるで投稿者さんに甘えるようにがい骨のクッションにくっついています。その様子を見た投稿者さんはとても嬉しかったようです。 pic.twitter.com/mlwnHsgupo — all mirth no matter (@ajlobster) October 13, 2020 この投稿は29万件近くの「いいね」が付き、コメントも多く寄せられています。・こんなかわいいシーンを今まで見たことないわ。・なんだろう…ものすごく幸せな気持ちなれた。・猫ががい骨を見上げている写真を見て涙が出た。またコメント欄には同じようにがい骨のおもちゃなどを使って猫の反応を見た人たちから「うちの猫も同じリアクションだった」という写真がたくさんシェアされています。ヘーゼルががい骨のクッションを本当に投稿者さんだと思っているのかどうかは分かりません。でももしそうだとしたら、姿かたちが変わっても愛猫がそばに寄り添ってくれると思うと心がほんわりと温かくなりますね。[文・構成/grape編集部]
2020年10月26日憂鬱な時期を、体質別養生で快適に。中医学や養生法に詳しい櫻井大典さんによる「Daily(デイリー)養生」。今回のテーマは「骨」です。体表にある器官と違って、直接目にする機会がないのが骨や内臓です。とりわけ骨は、大きなケガなどをしない限り、普段は意識にのぼることすらないのではないでしょうか。けれど、日々私たちの体重を支えていて、活動のためにはなくてはならない存在。今回は骨について考えてみましょう。骨が属しているのは歯と同じ「腎(じん)」のシステム。腎は五臓の中でもとりわけ重要な働きを担うところです。ストーブのように熱を起こして体を温めるほか、水分の分配をコントロールするなどさまざまな役割を持ちますが、同時に発育や成長、生殖を司る場所でもある。つまりエイジングと密接に関係しているところなのです。よって腎が弱ると、熱配分のアンバランスによる足腰の冷えやのぼせのほか、やる気や記憶力の低下など、いわゆる「老化」と呼ばれる現象が起きてきます。骨が弱ることもそのひとつ。高齢者は転倒で骨折しやすくなりますが、これも腎の力の衰えによって骨がもろくなるからなのです。将来の体のことも考え、腎の養生を習慣に。人は腎のエネルギー「腎精(じんせい)」を先天的に持って生まれてきますが、何もしなければそれは、年齢とともにどんどん減っていきます。腎を健康に保つには、この目減りしていく腎精を補うことがカギ。いくつか方法がありますが、腎の衰えは下半身から現れるので、まずは腰から下を冷やさないようにします。通勤途中のウォーキングなどで適度な刺激を与えるほか、夜は湯船に浸かって一日の冷えを取り除くようにします。デスクワークで座りっぱなし、という人はぜひ習慣に。そして、補腎(ほじん)に欠かせないのがやはり食養生です。筋や骨を強くする「強筋骨」の作用がある食べ物を摂りましょう。山芋、カリフラワー、キャベツ、ぶどう、いわしにうなぎ、たこ、牛すじ。変わったところではクジラ肉もいいでしょう。いずれも腎精を増やすのに有効ではありますが、腎の補強は短時間ではできないので、日々コツコツと食べることを心がけましょう。年齢とともに腎は確実に弱っていきます。とくに女性のほうが骨粗鬆症のリスクが高いことは、西洋医学でも指摘されているとおり。若いからまだ大丈夫と油断せずに、腎を養う生活は早めに始めるのが得策です。さくらい・だいすけ漢方専門家、国際中医専門員。完全予約制の漢方相談処「成城漢方たまり」で相談を行う。『体をおいしくととのえる! 食べる漢方』(小社刊)ほか、監修書、著書多数。※『anan』2020年9月23日号より。イラスト・原田桃子文・新田草子(by anan編集部)
2020年09月21日ドキッとさせる「美骨美人」になる7日間プログラム整骨院の院長が開発したメソッド「M・B・M」により、「美骨美人」になろうという新刊『モテ美骨』が発売された。掲載のプログラムにより、体の内側から美しくなり、ダイエット効果やさまざまな体の不調も改善されるという。著者はひかり整骨院院長で柔道整復師の溝渕博紀氏であり、新刊には『ドキッとさせる「美骨美人」になる7日間プログラム』という副題がつけられ、四六判で160ページ、1,400円(税別)の価格にて、合同フォレストより発売中である。代謝アップでダイエット効果も溝渕博紀氏は、女性の美しさは骨盤から作られていると語る。同氏が開発したメソッド「M・B・M」は、体幹トレーニングと骨盤矯正を行うインナービューティー法で、体の歪みをリセットする。自宅で簡単にできる7日間のプログラムであり、1つのトレーニングが3分で、3つのメニューを行う。骨版美人を目指せば、ホルモンが活性化し、代謝アップによりダイエット効果が得られ、美脚、美尻、美腰、美しい太ももが獲得できるという。また、冷え性、むくみ、腰痛、肩こり、頭痛、生理痛を改善する効果も期待できる。新刊では何歳からでもくびれボディを獲得することができ、体の内側から美しくなる方法が紹介されている。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※モテ美骨 - 合同フォレスト株式会社
2020年08月05日50代女性の10人に1人がかかっているといわれる「骨粗しょう症」は健康な老後にとっての大敵。そんな「骨粗しょう症」を防ぐためにも、生活習慣を見直し、骨密度を地道にコツコツ上げていこうーー。「骨粗しょう症とは骨密度が70%を下回った状態のことで『骨がスカスカになり、骨折しやすくなる病気』として広く知られています。ところが、病気が進行して背中や腰を骨折すると、約40%の人が5年以内に亡くなるという事実は、意外と知られていません。実は骨粗しょう症は、死にもつながる深刻な病気なのです」そう話すのは、骨粗しょう症から更年期障害まで、女性医療全般を専門とする太田博明先生。骨粗しょう症は女性がなりやすい病気の一つで、患者は閉経後の女性が多いという。「骨は皮膚と同じように新陳代謝を繰り返し、約5カ月で新しい骨に生まれ変わります。そして、約5年たつと全身の骨が入れ替わるのです。しかし女性の場合、閉経によって女性ホルモンのバランスが崩れると骨の新陳代謝のリズムが狂い始め、これが骨粗しょう症の引き金となります」そんな骨粗しょう症だが、生活習慣を変えれば予防はできる。「加齢による骨密度の低下は避けられませんが、80歳になっても背筋を伸ばして自分の足で元気に歩いている人もいます。骨粗しょう症は、食事や運動など、その人の生活次第で予防できる、生活習慣病なのです」そこで、太田先生が骨粗しょう症予防のために取り入れたい生活習慣を紹介。【1】どんなに忙しくても「5時間」は睡眠を取る「『寝る子は育つ』という言葉があるように、骨は夜寝ている間に作られます。骨の成長は、睡眠中に分泌される成長ホルモンと深い関係があるためです。最低でも、5時間以上は睡眠を取るようにしましょう」(太田先生・以下同)5時間以下の睡眠は骨密度の低下を招き、骨粗しょう症のリスクを上げるとの研究結果も出ている。【2】日光浴は日の高い時間帯に15分骨を作る三大栄養素の1つ、ビタミンD供給には日光浴がもっとも効果的。「窓越しではなく、必ず外に出て、顔と肘下が直接日光に当たるように。12時前後の日の高い時間帯に15分行うのが理想的。紫外線が弱く、肌の露出が少ない冬季は1時間ほど必要です。日の高い時間帯のウオーキングがおすすめ」【3】階段は自分の足で「下りる」ように階段の上り下りはウオーキング以上に骨への刺激になる。「骨は新陳代謝を経て作り替えられていきますが、状況に応じて骨格、骨の量、質、強度を調整していく特徴があります。つまり、骨に大きな負荷がかかる生活習慣を継続的に行えば、太く丈夫な骨に作り替えられていくのです」体力のある人は、エレベーターやエスカレーターではなく、積極的に階段を選びたい。「骨に体重がかかるので、下りのほうが効果があります。骨に負荷がかかるように、しっかりと体重をかけながら階段を下りましょう」【4】むやみに水分を取りすぎない骨の材料となるカルシウムは尿とともに排出される。何度も排尿するとカルシウムが排出されてしまうので、必要以上の水分補給は避けよう。「とくにカフェインは利尿作用が強いうえ、カルシウム吸収を妨げます。コーヒーは1日5杯程度までに抑えて」お酒の飲みすぎも骨粗しょう症リスクを高めるのでNG。「食事からのカルシウム摂取量が追いつかず、血液中のカルシウムの濃度が低くなると、それを補充するため骨のカルシウムが血液中に溶け出します。すると、骨を壊す破骨細胞が暴走して、骨粗しょう症のリスクが高まるのです」運動が苦手な人は、日常生活の中の動きを少し大きくしてみて。「たとえば、床に散らばっているものを拾い集めるのにも、膝をしっかり曲げてしゃがみ、テキパキと拾ってから立ち上がる。こうするだけでお尻、太もも、ふくらはぎの筋肉や骨を鍛えられます。ふだんの生活の中で、少しでも多く動くよう意識してみましょう」「女性自身」2020年4月21日号 掲載
2020年04月30日「骨は皮膚と同じように新陳代謝を繰り返し、約5カ月で新しい骨に生まれ変わります。そして、約5年たつと全身の骨が入れ替わるのです。しかし女性の場合、閉経によって女性ホルモンのバランスが崩れると骨の新陳代謝のリズムが狂い始め、これが骨粗しょう症の引き金となります」そう話すのは、骨粗しょう症から更年期障害まで、女性医療全般を専門とする太田博明先生。骨粗しょう症は女性がなりやすい病気の一つで、患者は閉経後の女性が多いという。実際に骨粗しょう症と診断されるのは、骨密度の検査で数値が70%を下回った場合だが、これといった自覚症状があるわけではない。そのため、骨折を機に検査を受け、そこで初めて発覚するケースが多い。「やっかいなのは、骨折をしても気づかない人がいることです。60代の患者さんで目立つのは、背中や腰の骨折ですが、この部位は痛みを感じにくく、違和感があっても整骨院や鍼灸院などで済ませてしまう人が多いんです」(太田先生・以下同)背骨は、椎骨という小さな骨が積み重なって首から腰までをつないでいる。骨粗しょう症になると、その椎骨の内部(椎体)がスカスカになり、自重に耐え切れず圧迫骨折してしまうというのだ。「椎骨は時間をかけてつぶれていくのでほとんど痛みを感じず、およそ3分の2の人は骨折したことに気づきません。そのまま放置していると2カ所目、3カ所目と骨折の連鎖(ドミノ骨折)が続き、背中がどんどん丸くなっていきます。最近身長が2センチ以上低くなったという人の半数は、椎骨の骨折をしている可能性があります」骨折をして初めて気づく人がいることからわかるように、骨粗しょう症は目に見えないところで進行していく病気。「食事や運動、生活習慣の見直しはもちろん大事ですが、『自分は対策できているから大丈夫』と過信する人ほど、気づかぬうちに発症していることがあります」骨折で受診し骨粗しょう症と診断されても“時すでに遅し”で、その後に介護生活を余儀なくされるケースは数えきれない。介護が必要となってしまった女性のうちの3割近くが、骨折・転倒と関節の変形などによる関節疾患が原因との調査結果も出ている。「それを防ぐために重要なのが、定期的な骨粗しょう症検診の受診です。検診では、専用の機械で骨密度を測定します。もっとも一般的なのが、超音波をかかとに当てて計測する測定法。ですが、この方法は正確性に欠けるため、腰椎と大腿骨頸部にX線を当てて計測する測定法のほうがより正確でおすすめです。市区町村で行っているところもあるので、まずは保健所に問い合わせてみましょう」検診の結果では、骨密度がパーセンテージで表示される。これは、20〜44歳の健康な成人の骨密度の平均値を100%としたときに、自身の骨密度がどの程度に相当するかを示すもの。70%以下の場合、骨粗しょう症と診断される。「骨密度の数値は、成人してからの生活習慣ももちろん影響してきますが、成長期である思春期にどれだけ骨量を増やせたかが重要なカギとなります。私はこれを“骨貯金”と呼んでいます」骨量は生後、成長スピードと比例して、18歳前後まで急速に増えていく。そこでピークを迎えたあとは少しずつ減っていき、閉経後に一気に減少する。「つまり、18歳までに骨量を増やして十分に“骨貯金”できている人は、閉経後に骨量が減っても、もともとの“貯金額”が多いので、骨粗しょう症のリスクは低くなります。小・中学生時代に運動不足だったり、過度なダイエットをしていた人は骨量が少なく、“骨貯金”の残高が少なくなっている可能性があります」自分の“残高”を確認するためにも、40代のうちから検診を受け始めよう。「65歳の時点で骨密度の数値が80%以上あれば安心です。私はこれを『65-80(老後もハッピー)運動』と名づけ、骨粗しょう症予防と検診の重要性を広めています。80%という数値は、老後も若々しく、健康に生きていくための指標でもあります」最近の研究で、骨の健康は全身の健康にもつながることがわかってきた。骨が運動などで刺激を受けると、骨の細胞からさまざまな物質が分泌され、全身の臓器の細胞を活性化させるのだ。さらに、骨は“見た目”にも大きく影響する。’11年にアメリカの医学専門誌に掲載された論文では、骨粗しょう症により眼窩が拡大し、下顎骨の骨量が減ると、顔面の皮膚がたるんでほうれい線などが際立つと報告されている。「骨粗しょう症の予防は、骨折を防ぐだけでなく、全身の健康や美しさにもつながります。骨の健康は、まさに“若さと美”の源ともいえるでしょう」「女性自身」2020年4月21日号 掲載
2020年04月30日50代女性の10人に1人がかかっているといわれる「骨粗しょう症」は健康な老後にとっての大敵。そんな「骨粗しょう症」を防ぐためにも、生活に運動を取り入れ、骨密度を地道にコツコツ上げていこうーー。「骨粗しょう症とは骨密度が70%を下回った状態のことで『骨がスカスカになり、骨折しやすくなる病気』として広く知られています。ところが、病気が進行して背中や腰を骨折すると、約40%の人が5年以内に亡くなるという事実は、意外と知られていません。実は骨粗しょう症は、死にもつながる深刻な病気なのです」そう話すのは、骨粗しょう症から更年期障害まで、女性医療全般を専門とする太田博明先生。骨粗しょう症は女性がなりやすい病気の一つで、患者は閉経後の女性が多いという。「骨は皮膚と同じように新陳代謝を繰り返し、約5カ月で新しい骨に生まれ変わります。そして、約5年たつと全身の骨が入れ替わるのです。しかし女性の場合、閉経によって女性ホルモンのバランスが崩れると骨の新陳代謝のリズムが狂い始め、これが骨粗しょう症の引き金となります」そんな骨粗しょう症だが、生活習慣を変えれば予防はできる。「加齢による骨密度の低下は避けられませんが、80歳になっても背筋を伸ばして自分の足で元気に歩いている人もいます。骨粗しょう症は、食事や運動など、その人の生活次第で予防できる、生活習慣病なのです」健康な骨を作り、骨密度を上げるには運動が不可欠。たとえ栄養バランスが完璧でも、運動不足では骨は育たない。そこで、太田先生が骨粗しょう症予防のための運動を紹介。「筋肉を鍛えるのが筋トレなら、骨を鍛えるのは“骨トレ”。骨トレでは骨に大きな力をかけていきます。骨は新陳代謝を経て作り替えられていきますが、状況に応じて骨格、骨の量、質、強度を調整していく特徴があります。つまり、骨に大きな負荷がかかる骨トレを継続的に行えば、太く丈夫な骨に作り替えられていくのです」【1】テレビを見ながら「フラミンゴ体操」両足をそろえて壁やテーブルに手をつき、片方の足を床から5〜10センチ程度上げ、1分間、片足立ち。「一日で左右の足それぞれ5〜6回ずつ行いましょう。とくに足の付け根の骨の骨密度アップに効果があり、下半身・でん部の筋肉も鍛えられ、転倒防止にも役立ちます。テレビを見ながら手軽にでき、体力のない人にもおすすめできる運動です」(太田先生・以下同)【2】家事の合間にも「かかと落とし」両足をそろえてまっすぐ立ち、かかとを上げてつま先立ちになり、肩の力を抜いて、一気にストンと落とす。「体重の負荷がかかとの骨から全身に伝わり、骨の新陳代謝を促します。家事の合間やドライヤーで髪を乾かしている間に行えばOK。一日で計50回程度(100秒)を目安に行って」ふくらはぎの筋肉を鍛える併用効果も期待できる。【3】水泳よりも「ウオーキング」水泳は心肺機能を鍛えるには有効だが、水中では浮力が働いているので骨に負荷がかからず、残念ながら「骨トレ」にはならない。「ウオーキングはつま先で地面を蹴りながら、かかとから着地し、足を前へ踏み出すたびに全身の体重が負荷としてかかるので、それが刺激となり骨の新陳代謝が活発になります。週5回、1日30分できればベストです」【4】湯船の中で手足の「曲げ伸ばし」入浴中にできる簡単な運動は、手・足首回しや、手足の曲げ伸ばし。水の中では骨への負荷は低いが、柔軟性を高める筋トレとしては有効だ。「筋肉を鍛えれば、骨も丈夫になります。筋肉と骨は、お互い隣り合わせの存在。骨の丈夫さは筋肉の量とも関連しているといわれており、筋トレもまた骨の健康には欠かせない要素です」加齢により骨が弱くなっている場合、少しの負荷でも骨には大きな衝撃となる。そのため、激しい運動よりも、簡単でも骨に負荷がかかる運動を毎日続けることが重要になってくる。「骨の新陳代謝が続く限り、何歳になっても骨密度は維持できます。そのために効果的なのが『かかと落とし』。体力のない人には、体の片側に重心をかけるだけの『フラミンゴ体操』がおすすめです。バランス感覚も養えるので、転倒防止の面でも役立ちます」「女性自身」2020年4月21日号 掲載
2020年04月29日50代女性の10人に1人がかかっているといわれる「骨粗しょう症」は健康な老後にとっての大敵。そんな「骨粗しょう症」を防ぐためにも、日ごろの食事を見直し、骨密度を地道にコツコツ上げていこうーー。「骨粗しょう症とは骨密度が70%を下回った状態のことで『骨がスカスカになり、骨折しやすくなる病気』として広く知られています。ところが、病気が進行して背中や腰を骨折すると、約40%の人が5年以内に亡くなるという事実は、意外と知られていません。実は骨粗しょう症は、死にもつながる深刻な病気なのです」そう話すのは、骨粗しょう症から更年期障害まで、女性医療全般を専門とする太田博明先生。骨粗しょう症は女性がなりやすい病気の一つで、患者は閉経後の女性が多いという。「骨は皮膚と同じように新陳代謝を繰り返し、約5カ月で新しい骨に生まれ変わります。そして、約5年たつと全身の骨が入れ替わるのです。しかし女性の場合、閉経によって女性ホルモンのバランスが崩れると骨の新陳代謝のリズムが狂い始め、これが骨粗しょう症の引き金となります」そんな骨粗しょう症だが、生活習慣を変えれば予防はできる。「加齢による骨密度の低下は避けられませんが、80歳になっても背筋を伸ばして自分の足で元気に歩いている人もいます。骨粗しょう症は、食事や運動など、その人の生活次第で予防できる、生活習慣病なのです」生活習慣の改善で見直したいのが、毎日の食習慣。骨粗しょう症予防では、骨を作る三大栄養素である、カルシウム、ビタミンD、タンパク質がしっかり取れているかがカギとなる。「カルシウムは骨の主成分であり、なくてはならない栄養素です。ビタミンDはカルシウムの吸収を高めたり、骨への沈着を助けたりする働きがあり、やはり欠かせません。そして、タンパク質は骨の体積の半分を占めるコラーゲンの材料となります」このうち、とくに日本人に不足しているのがカルシウムだ。そこで、太田先生が骨を若返らせる食習慣を紹介。【1】1日1杯は「牛乳」を飲む習慣を牛乳はコップ1杯(200cc)で約220ミリグラムのカルシウムを摂取できる。これだけで1日に必要なカルシウム量の約3分の1をクリア。「とくに就寝前に飲むのがおすすめ。就寝中は副交感神経が活発になり、その働きでカルシウムの吸収が高まるからです」(太田先生・以下同)【2】面倒くさくても、きちんと「3食」取る「朝食欠食者は骨密度が低いということがわかっています。骨の材料となる栄養素を十分に取るには1日2食では不十分。朝食には、ビタミンDが豊富な紅鮭、カルシウム豊富な牛乳・乳製品などを取り入れてみて」また大豆製品には、女性ホルモンと似た働きをする大豆イソフラボンも含まれているので積極的に食べよう!【3】ふだん飲む水を「硬水」に変えてみるふだん飲むペットボトル飲料を、お茶や清涼飲料水などから、硬水のミネラルウオーターに変えてみよう。「清涼飲料水は骨に悪影響をもたらします。多量の糖分が骨のコラーゲンを糖化させ、骨を劣化させるのです。代わりにミネラル豊富な硬水のミネラルウオーターを飲み、カルシウムを補給しましょう」【4】3時のおやつは「チーズ」に変更!乳製品の中でも、わずかな量にたくさんのカルシウムが含まれているのが、チーズ。「たとえば、プロセスチーズ1切れ(25グラム)だけで、158ミリグラムものカルシウムを摂取できます。まさに、最強の骨パワー食品。甘いものは、糖分が高く骨の劣化につながりますから、おやつを食べるならスイーツではなく、チーズを選んでみては」厚生労働省が推奨する、健康を維持するのに必要なカルシウムの摂取量は、1日に650ミリグラム(50歳以上の女性の場合)だが、50代女性の平均摂取量は485ミリグラムと、150ミリグラム以上少ない。「原因の1つは、飲み水。日本の水道水は軟水で、欧米で一般的な硬水と比べると、カルシウムなどのミネラルの含有量が2分の1近くでかなり劣ります。もう1つは、カルシウムが豊富な牛乳・乳製品の摂取が少ないこと。カルシウムは吸収されにくい栄養素で、実際に体に吸収されるのは摂取量の半分以下。小魚や小松菜といった野菜にもカルシウムは含まれますが、乳製品に比べると吸収される量が10〜20%少ないのです。乳製品なら効率的にカルシウムを吸収できるうえ、タンパク質も摂取できます」ほかにも、骨の健康を守ってくれるビタミンK、マグネシウム、亜鉛などのバランスよい摂取が必要だそう。「女性自身」2020年4月21日号 掲載
2020年04月29日「骨粗しょう症とは骨密度が70%を下回った状態のことで『骨がスカスカになり、骨折しやすくなる病気』として広く知られています。ところが、病気が進行して背中や腰を骨折すると、約40%の人が5年以内に亡くなるという事実は、意外と知られていません。実は骨粗しょう症は、死にもつながる深刻な病気なのです」そう話すのは、骨粗しょう症から更年期障害まで、女性医療全般を専門とする太田博明先生。骨粗しょう症は女性がなりやすい病気の一つで、患者は閉経後の女性が多いという。「骨は皮膚と同じように新陳代謝を繰り返し、約5カ月で新しい骨に生まれ変わります。そして、約5年たつと全身の骨が入れ替わるのです。しかし女性の場合、閉経によって女性ホルモンのバランスが崩れると骨の新陳代謝のリズムが狂い始め、これが骨粗しょう症の引き金となります」(太田先生・以下同)実際に骨粗しょう症と診断されるのは、骨密度の検査で数値が70%を下回った場合だが、これといった自覚症状があるわけではない。そのため、骨折を機に検査を受け、そこで初めて発覚するケースが多い。「やっかいなのは、骨折をしても気づかない人がいることです。60代の患者さんで目立つのは、背中や腰の骨折ですが、この部位は痛みを感じにくく、違和感があっても整骨院や鍼灸院などで済ませてしまう人が多いんです」背骨は、椎骨という小さな骨が積み重なって首から腰までをつないでいる。骨粗しょう症になると、その椎骨の内部(椎体)がスカスカになり、自重に耐え切れず圧迫骨折してしまうというのだ。「椎骨は時間をかけてつぶれていくのでほとんど痛みを感じず、およそ3分の2の人は骨折したことに気づきません。そのまま放置していると2カ所目、3カ所目と骨折の連鎖(ドミノ骨折)が続き、背中がどんどん丸くなっていきます。最近身長が2センチ以上低くなったという人の半数は、椎骨の骨折をしている可能性があります」椎骨の圧迫骨折を起こした場合、5年後の生存率は約60%。実はこの数字は、大腸がんや乳がん、子宮がんの5年生存率よりも低い。症状が進んで、足の付け根を骨折した場合は約50%とさらに下回る。「骨折により背中が丸くなると内臓が圧迫されて、さまざまな内臓疾患の引き金となります。足の付け根を骨折すれば、寝たきりの介護生活の始まりです。骨粗しょう症の人が骨折してしまうと、完治するまでに長い時間がかかります。その間に体力だけでなく精神的な活力も衰え、最後には命まで落とす人が出てくるのです」こうした生存率の数字を見ると、がんより怖い病気ともいえる骨粗しょう症だが、生活習慣を変えれば予防はできる。「加齢による骨密度の低下は避けられませんが、80歳になっても背筋を伸ばして自分の足で元気に歩いている人もいます。骨粗しょう症は、食事や運動など、その人の生活次第で予防できる、生活習慣病なのです」「女性自身」2020年4月21日号 掲載
2020年04月29日「骨粗しょう症とは骨密度が70%を下回った状態のことで『骨がスカスカになり、骨折しやすくなる病気』として広く知られています。ところが、病気が進行して背中や腰を骨折すると、約40%の人が5年以内に亡くなるという事実は、意外と知られていません。実は骨粗しょう症は、死にもつながる深刻な病気なのです」そう話すのは、骨粗しょう症から更年期障害まで、女性医療全般を専門とする太田博明先生。骨粗しょう症は女性がなりやすい病気の一つで、患者は閉経後の女性が多いという。「骨は皮膚と同じように新陳代謝を繰り返し、約5カ月で新しい骨に生まれ変わります。そして、約5年たつと全身の骨が入れ替わるのです。しかし女性の場合、閉経によって女性ホルモンのバランスが崩れると骨の新陳代謝のリズムが狂い始め、これが骨粗しょう症の引き金となります」(太田先生・以下同)骨の新陳代謝の仕組みで理解しておきたいのは、「破骨細胞」と「骨芽細胞」の働き。前者は古い骨を破壊し、後者は新しい骨を作る細胞だ。この両者の働きのバランスが取れているうちは、骨の量は保たれることになる。ところが、閉経により女性ホルモンが急激に減少すると骨を壊す破骨細胞の働きが活発になり、骨密度もどんどん低下してしまう。「女性ホルモンは『骨の守護神』ともいえる存在。破骨細胞の数を減らして、その働きを適度に抑え、さらに骨芽細胞の数を増やして活性化してくれるんです」日本人女性の骨粗しょう症の発症率は、50代で10人に1人、60代で3人に1人、70代では2人に1人と推定されている。気になるのは、同じように女性ホルモンが減少しても、骨粗しょう症になる人、ならない人がいること。そこにはどんな差があるのだろうか。「小柄で細身の体形の人は、そうでない人より発症しやすいといえます。理由は、体重が軽く、骨にかかる負荷が少ないと、低骨密度となるためです。骨の細胞は負荷がかかると活性化します。つまり、大柄で体重が重いと負荷が大きく、骨の新陳代謝が活発になり、骨密度も上がるということです。逆に痩せ型の人は骨にかかる負荷が低く、骨粗しょう症になりやすいのです」美に対する願望が骨粗しょう症のリスクを上げるケースも。「最近は美肌ブームから、日焼け止めクリームだけでなく、帽子や日傘、アームカバーなどで徹底的に紫外線を避けようとする女性が増えています。しかし、こうした過度の紫外線対策は骨粗しょう症を招く原因となります」骨の材料となる主な栄養素の一つがカルシウムだが、その吸収のために欠かせない栄養素がビタミンD。体内のビタミンDの80%は紫外線を浴びて皮膚で生成されており、その量は、食事から取るよりも4倍とはるかに多い。つまり、紫外線をカットしすぎると、せっかく骨の新陳代謝が行われても材料不足で健康な骨が作られなくなってしまうのだ。「ダイエットも危険要素。これまでに過度なダイエット経験のある人は、すでに骨粗しょう症予備群に入っているかもしれません。食事制限により骨を作るのに必要な栄養が不足するうえ、骨の守護神である女性ホルモンの分泌が低下してしまうからです」短期間で激痩せすると、生理が止まったり、不規則になったりすることがあるが、それは卵巣からの女性ホルモンの分泌が低下するため。また、女性ホルモンは脂肪細胞からも分泌されており、過激なダイエットで一気に脂肪が減ると、やはり女性ホルモンの分泌量が急激に減ってしまうのだ。「なお、骨粗しょう症には遺伝的な要因もあると考えられています。母や祖母に骨粗しょう症の人がいる場合は、よりいっそうの注意が必要です」「女性自身」2020年4月21日号 掲載
2020年04月29日キューサイ株式会社より3月1日発売「ケール青汁」でおなじみのキューサイ株式会社は、3月1日(日)に、機能性表示食品「骨カラキレイ」を新発売する。骨の健康に役立つ成分を配合することで、骨を丈夫に維持するためのサポートをするタブレットとなっている。1日たったの1粒でOK「骨カラキレイ」は、加齢とともに骨密度が低下しがちな女性の骨をサポートする機能性表示食品だ。骨の“新陳代謝”とも言える「骨代謝」は、「破骨細胞」によって古くなった骨が壊され、「骨芽細胞」によって新しい骨が作られるというサイクル。そのサイクルに関与する女性ホルモン「エストロゲン」は、加齢とともに減少するため、女性の骨はもろくなってしまう。「骨カラキレイ」は、女性ホルモンと似た働きをする「大豆イソフラボン」を配合することで骨の破壊を抑制し、骨の原料の一種「コラーゲン」の働きにより骨を強くする商品だ。1日1粒飲むだけで、骨を丈夫にすることが可能。内容量は30粒で、通常価格は2,430円(税込み)。キューサイ公式通販サイトでは、3月2日(月)より販売予定となっている。(画像はキューサイ企業サイトより)【参考】キューサイ企業サイト「骨カラキレイ」
2020年03月04日「骨のゆがみは、姿勢の悪さが大きな原因です。骨は連動していますから、立つ、座る、寝るときの姿勢に気をつけてバランスを整えれば、頭=目のまわりにも必ず影響してきます。なかには『骨が動くわけない』という人もいますが、実際にゆがんだりずれたりするわけですから、動かないわけはない。骨がゆがめば筋肉もゆがむし、その中に収まっている目や臓器にも影響が出ます。骨を整えることは、私たちの健康と美に直結しているのです」そう話すのは、美容矯正サロン「フォルム」院長であり、人体の構造を知り尽くしたゴッドハンド・清水ろっかん先生。まったく関係なく思えて、じつは骨盤のゆがみを正すことが「目の骨=眼圧」を正す最善策。全身の骨はつながっているので、骨盤がゆがむと背骨がねじれ、つられて首がねじれ、さらには顔骨を含む頭がい骨にまで影響してくるのだ。そこで骨盤をゆがみから守る、「美骨習慣」を紹介!【タオルを置いて椅子に座る】肛門をしめ、太ももをそろえて椅子に腰かけると、骨盤が立って正しい姿勢をつくれるのだが、タオルをくるくるっと丸めて座骨の下に置くと、それだけで勝手に骨盤が立ち、その姿勢を長時間キープしやすい。きちんとかかとがつく椅子の高さもポイント。ちなみに、自然と足が開いてしまう人は、骨盤が開いていて座骨を意識できていない証拠。【両ひざをそろえて横向きに寝る】あおむけで寝ると自然と足先が開き、つられて股関節も開き、骨盤のゆがみにつながりやすい。そこで横向きになり、両ひざをそろえて曲げた“胎児のポーズ”がじつは理想的。足が開いてしまう場合は、クッションをひざの間にはさんで寝るとよい。睡眠は生活時間の大半を占めるため、寝姿勢の改善こそ大きな効果をもたらす。【つま先を60度に開いて立つ】立っているときは、頭頂部から1本の糸でつられているイメージが基本。かかとをつけてつま先を60度開くと内ももの筋肉が使われ、股関節の開き=骨盤のゆがみを防ぐことができる。背すじを正しく伸ばすポイントは、肛門をキュッとしめておしり全体に力を入れること。電車内でも同様に立つようにし、足を開いてふんばるのはNG。【ベルトを逆に巻く】人間の体は地球の自転に影響されるので、知らず知らずのうちに右に回転しやすい。左の骨盤が前に出て、これが骨盤のゆがみにつながる。意識して右の骨盤を前に出すとバランスがとれてくるが、簡単な方法が、ベルトを通常とは逆に(ベルトの端が右を向くよう)巻くこと。筋肉のねじれも解消され、体幹のバランスもよくなってくる。【脚の内側の筋肉を意識して歩く】歩くときは背すじを伸ばし、足先はやや外に向け、大きな歩幅で1本の線上を進むイメージで。股関節が開かないようにするには、脚の内側の筋肉を意識するのがコツ。また、大切なのは重心で、かかとから足の人さし指に向けて体重を移動させるように歩くとよい。足の人さし指にテープなどを巻いて刺激すると、正しい重心がとりやすくなる。姿勢を整え、いつまでもクリアな人生を楽しむため、毎日の習慣にしよう。
2019年12月05日加齢とともに悩まされる、目の不調や病気あれこれ……。でもこれらは、目のまわりの骨を正しい位置に戻すことで改善されるという。自分で行うことができ、しかも驚くほど簡単。そんな“セルフ矯正”を毎日の習慣にしよう!まぶたの垂れ下がりや目の下のクマ、視力の低下、さらには緑内障など、目にまつわる不調や病気に悩む人は多い。そして、それは年齢を重ねるごとに実感を深めるので、目の使いすぎや老化による衰えだと思われがちだ。しかし、美容矯正サロン「フォルム」院長であり、人体の構造を知り尽くしたゴッドハンド・清水ろっかん先生は、「目のまわりの骨が大きく関係しているんです」と言う。「そのことに気づいたのは、目をぱっちりさせるための美容矯正がきっかけでした。施術をした人から、『視界までクリアになった』という声を聞いたのです。目の状態と目のまわりの骨には何か関係があるぞと予測し、研究した結果、多くの不調の原因は骨のゆがみにあることを確信しました」年をとると、目のまわりがくぼんだり、まぶたが垂れ下がって“目が小さくなった”という人が増える。「これは、加齢によって目のまわりの筋肉がゆるみ、それと一緒に頭がい骨の一部である眼窩骨が下がることで、眼窩(眼球のまわりの穴)がせまくなるのが原因のひとつ。眼球が収まるのに十分なスペースがなくなってしまうわけですから、結果、眼球に圧力がかかって、血流が悪くなります。当然、目の動きも悪くなるし、視神経も圧迫される。これが一連の不調のメカニズムだと、私は考えています」因果関係をさぐるため、日本眼科学会認定専門医である回生眼科院長・山口康三先生にも話をうかがってみた。目の状態は、血流と深い関係があるという。「血液には体じゅうに栄養や酸素を運ぶ大切な役割があります。その流れが滞れば、生活習慣病のリスクが高まることは知られていますが、当然、目にも影響があるわけです。ましてや目には毛細血管が多く、目の中を流れる血液の量は、脳の23倍もあるといわれるほど。視力低下。老眼、ドライアイ、緑内障、白内障、黄斑変性症、網膜症……挙げたらきりがありませんが、さまざまな目の障害が起こる可能性があります」(山口先生)では、どうしたら改善できるのだろうか。ろっかん先生は次のように語る。「眼窩骨を動かしてもとの位置に戻し、眼窩を広げればいいんです。ただ、眼窩に直接手を入れることはできないので、おでこなどまわりの骨を動かすことで広げていきます。実際、この矯正を行った患者さんからは、『視野が広がった』『ものがはっきり見えるようになった』『視力が上がった』『眼圧が下がってきた』など、具体的な報告が届いています。もちろん『目がぱっちりした』『まぶたが上がった』『クマが消えた』など、美容的な喜びの声もたくさんいただいていますよ」それほど多くの効果が伴う施術と聞けば、複雑に違いないと思うわけだが、なんとセルフで簡単に行えるという。「誰にでもできますよ。それに、目のまわりはデリケートなので、事故が起こらないためにも、じつはセルフケアはおすすめなんです」ろっかん先生がセルフ矯正施術を教えてくれた。【基本の矯正】アプローチすべき「眼窩骨」は目の奥にあっていじれないので、前に出て垂れ下がったおでこを持ち上げることで、せばまった眼窩を広げる。じんわり力を入れていくと、骨が動くのがわかる。眼球を押さないように注意して。(1)側頭部をギューッと押す両手のひらのつけ根を耳の上にあて、側頭部を手で包み込む。両側からギューッと挟み上げて20〜30秒、膨張した頭がい骨をしめる。血流があがり、骨を動かす準備ができる。(2)おでこを押し上げる両ひじをテーブルにつき、両手を眉の上にあてておでこを包み込む。ひじを固定した状態で、おでこと手のひらを密着させ、ぐっとおでこを押し上げ20〜30秒キープ。前に出た骨を正しい位置に戻す。(3)右手で眉間を押し上げる右手の親指のつけ根を眉間の右横(目頭のくぼみ)にあて、指先は頭頂に向ける。右ひじをついて固定し、手のひらをおでこに押しつけ、ぐっと持ち上げて20〜30秒キープ。垂れ下がった骨をもとに戻す。(4)左手で眉間を押し上げる左側も同様に行う。手のひらと骨がフィットするよう密着させ、(眼球にはいっさい力を加えることなく)骨にしっかりと圧をかけて、また、首が反って力が逃げてしまわないよう注意しよう。【目のまわりのシワ改善矯正】両手のひらのつけ根を頬骨にあて、上後方に引き上げると目尻のシワ改善に、下後方に引き下げるとほうれい線の改善につながる。どちらも10秒キープして3セット。視界をすっきりさせつつ、悩みに合わせたケアを。【目ヂカラアップ矯正】右手の親指の腹を右の目頭のくぼみにあて、左上方向に押して10秒キープする。これを3セット。左の目頭も同様に行う(左手の親指で右上方向に押す)。疲れ目に効くばかりか、目頭が開くことで目がぱっちり大きくなる。「骨は日々ゆがんでいきますから、毎日続けることが大切。目のケアになるだけでなく、美顔効果も期待できます。自分のタイミングでOKですが、一日のうちでいちばん状態が悪くなっている夜に行い、回復させて翌日を迎えるのがベストでしょう」(ろっかん先生)
2019年12月04日アンチエイジングのために筋肉トレーニングをする人は多いですよね。顔のたるみや、目の周りがくぼむなどの老け顔は、実は骨の老化が関係していることもあります。今回は、骨を鍛える方法についてご紹介します!筋トレの前に骨トレ!見た目の変化は骨密度の変化!?出典:byBirthいつまでも若々しくいるためには、筋トレ!と思う人も多いのではないでしょうか。実は、顔も骨密度が減ってしまうと、シワやたるみの原因になってしまいます。たるみは、肌の組織が老化するだけが原因ではなく、肌を支える顔の骨も関係しています。もちろん、顔の筋肉も。骨は、筋肉や皮膚の土台となる部分なので、土台が弱くなれば当然、肌もたるみます。さらに、骨が萎縮すると目の周りも落ち窪み、いわゆる「老け顔」に。アメリカの研究では、腰よりも顔の骨の骨密度のほうが約10%も減少することが報告されています。骨に刺激を与えなければ骨は強くならない!?出典:byBirthいくら食事でカルシウムを摂っていても、運動が足りていないと骨は強くなりません。骨は、骨芽細胞(血液中のカルシウムを吸収する)破骨細胞(使い古したカルシウムを破壊して血液中にもどす)の2つの細胞が、骨の代謝をしています。運動などで骨に負荷を与えると、骨を作る細胞がはたらきやすくなり、「骨を作ろう!」というメッセージを出します。また、刺激によりカルシウムが骨に沈着しやすくなり、骨が丈夫になります。逆に、何も負荷がかからない状態だと、「作らなくてOK」」というメッセージが出ます。特に、重力に逆らう、地面と垂直の「縦方向の負荷」で骨密度が増えます。骨ホルモン「オステオカルシン」の効果とは?出典:byBirth骨芽細胞から分泌されるオステオカルシン。カルシウムの吸着を良くするはたらきがあります。オステオカルシンの合成には、ビタミンKが関与しているため、骨トレする際はビタミンKもあわせて摂りましょう!最近の研究で、オステオカルシンは全身のさまざまな臓器を活性化することが分かってきました。オステオカルシンのはたらき神経細胞にはたらき、記憶力や認知能力を改善膵臓のはたらきを活発にして、インスリンのはたらきを良くする活性酸素を除去する効果(アンチエイジング)生殖力の増強皮膚組織と同じコラーゲンを作り、肌に良い影響を与える骨に力が加わると、骨が作られるだけでなく、オステオカルシンの分泌も増えます。オステオカルシンは、骨密度UPに良いだけでなく、全身に良い影響をもたらします。このようなはたらきから、「若返りホルモン」とも呼ばれています。食事から骨トレ!カルシウム・たんぱく質をしっかり摂とう!カルシウム出典:byBirth体内のカルシウムの99%は骨や歯に存在します。骨を鍛えるためには欠かせないミネラルです。◎カルシウムが豊富な食品牛乳、ヨーグルト、チーズ、干しエビ、小松菜、チンゲン菜、大豆製品などさまざまな食品に含まれていますが、吸収率が良いのは牛乳や乳製品です。効率よくカルシウムを摂りたい人は、牛乳や乳製品がおすすめです。たんぱく質体重1kgあたり1gが基準です。骨の土台となるたんぱく質は、ダイエットなどで不足しがちなので注意しましょう!魚介類は、カルシウムを骨に取り込む働きがある「カルシトニン」が含まれ、しらすや小エビなど骨ごと食べられるものは、たんぱく質だけでなくカルシトニンも豊富です。ビタミンも忘れずに!出典:byBirthビタミンDカルシウムの吸収を手助けするビタミンです。日光を浴びると、皮膚で合成されますが、紫外線が気になる人には向かないですよね。◎ビタミンDが豊富な食品生しいたけ、干ししいたけ、舞茸などキノコ類、鮭、いわしビタミンKビタミンKはオステオカルシンを活性化させます。◎ビタミンKが豊富な食品納豆(特にひきわり納豆)、しそ、モロヘイヤ、パセリ、豆類、海藻類納豆を日常的に食べている人は、そうでない人と比べてビタミンK摂取量が、なんと約2倍という調査結果もあります。脂溶性ビタミンなので、油と一緒に摂ると吸収率UPできます。骨に刺激を与える運動で骨トレ!出典:byBirth片足立ちフラミンゴ運動、とも呼ばれています。片足立ちを1分間キープします。両足おこなって、1日に3回。歯磨きの間や、ちょっとした待ち時間なんかにもできる方法ですね。足の付け根や、大腿骨の骨量が増えるという報告もあります。さらに、バランス能力、加齢による転倒予防のトレーニングにもなります。両足ジャンプ!出典:byBirth両足で垂直方向にボーンボーンとジャンプします。1日合計50回を目標にしましょう!縄跳びもおすすめですが、場所や手間を考えるとジャンプだけでも十分です。体反らし布団やマットの上にうつぶせになり、手を首の後ろで組みます。腰の後ろに手を置いてもOK。そのままゆっくり上半身を反らしていきます。胸が床から離れるくらいでOK。息を吐きながら5~10秒キープ。1日に10~15回しましょう。踵を地面にドン!両足をそろえて立ち、30度ほどつま先を開きます。両足のかかとを上げて、地面にトンと落とします。10回~20回、家事や仕事の合間におこないましょう。足の付け根に負荷がかかり、骨への刺激になります。また、ふくらはぎの筋肉強化にも◎。ドン!と強くしすぎると、膝や腰を痛めてしまうので、弱めから始めましょう。いかがでしたでしょうか。内面から若々しさを保つために、筋肉トレーニングだけでなく、骨を意識したトレーニングもしてみましょう!
2019年08月08日皆さんのお子さんは、骨折したことはありますか?近年、ちょっとしたことで骨折してしまう子どもが増えています。骨が弱い子どもは、将来的に骨粗しょう症になりやすくなるリスクもあるんです。そうならないために、子どものうちから意識的に骨を丈夫にしていくことが重要です。今回は、子どもの骨が弱くなっている原因や、骨を丈夫にするための生活習慣について紹介しましょう。骨折する子どもが増えている!?独立行政法人日本スポーツ振興センターが保育園児・幼稚園児、小学生、中学生、高校生を対象にした調査によると、2016年度の子どもの骨折は、25年前に比べて約1.4倍にも増えています。また、従来ではお年寄りに多いとされていた、加齢によって筋肉や骨、関節が弱くなり運動機能が低下する「ロコモティブシンドローム(運動器症候群、通称:ロコモ)」が、子どもの間でも増えているのだとか。埼玉県医師会が、平成22~25年に、県内の幼稚園児~中学生1,343人に運動器の検診を行なった結果、なんと約40%の子どもにロコモの疑いがあったそうです。こうした現状について、NTT東日本関東病院手術部長の大江隆史先生は、次のように述べています。昔だったら、子どもではあり得なかったような、関節の硬さ、体の硬さ、バランスの悪い子どもが現れていてそれが目立つようになってきている、というのが最近の子どものロコモティブシンドロームと言われる状態。例えば、すぐ転んで体の柔軟性がないばかりに骨折をしてしまう子どもや、体が硬くて普通にしゃがみ込めないという報告が出てきている。運動の機会が極端に減っている子どもがいて、運動する子供と全くしない子供、状況が二極化している。(引用元:TBSラジオ|転んだら即骨折!?ケガしやすい「ロコモ」な子供が増えている!)子どもの骨が弱くなっている原因子どもの骨が弱くなっている原因には、どんなものがあるのでしょうか?運動・食事・睡眠の3つの背景から解説します。・運動運動して骨に負荷をかけると、それが刺激となって、骨の成長はもちろん、筋肉・運動能力の発達や体力の向上、心肺機能の強化も促進します。しかし、最近の子どもは、放課後は塾や習い事に行かなくてはならなかったり、ゲームやインターネットなどの家にこもる遊びを好む傾向があったりすることから、運動不足になりがちです。そのため、骨がしっかりと育たず、些細なことで骨折しやすくなります。・食事原宿リハビリテーション病院 名誉院長の林泰史先生は、子どもの骨が弱くなっている原因として、野菜類や小魚類といったカルシウムをとらなくなっている点を挙げています。昔と比べて食生活は豊かになったものの、コンビニやファストフード店で食事を済ませることが増え、栄養バランスが崩れがちになっているのだそう。特に子どもには、栄養バランスのとれた健康的な食事を意識的に用意してあげることが大切です。・睡眠人は睡眠中、体の中でさまざまなホルモンを分泌しますが、その中で骨の成長に大きくかかわっているのが成長ホルモンです。成長ホルモンは、骨を強く成長させる役割があるため、子どもの頃からしっかりと睡眠時間を確保し、その分泌を促すことが大切。しかし、現代の子どもは幼少期から睡眠不足になりがちです。世界17の国と地域で、0〜3歳児の睡眠時間を調査したところ、日本の子どもの睡眠時間は最も短かったのだそう。これは、OECDが31ヶ国の15〜64歳の働く世代に向けて実施した調査でも同様。日本人の睡眠時間は31ヶ国の中で最短でした。日本人は、子どもも大人も睡眠時間が短いのです。明治薬科大学准教授駒田陽子氏は、その原因として、日本人が睡眠を重要視しない傾向にあることを挙げています。駒田氏いわく、日本人には寝る間を惜しんで働くことを美徳とする考えがベースにあるため、子どもに睡眠が大切だという意識も低くなってしまっているのだとか。また、欧米では子どもと親が別々の部屋で寝るのが一般的であるのに対し、日本は子どもと親の寝室が同室であることが多いため、親の就寝時間に子どもが左右されやすいという点も原因のひとつなのだそう。親が遅くまで起きていると、子どもも夜更かししたくなってしまうものです。子どもが早く寝られるよう、親も早く寝るように心がけるなど、子どもの睡眠時間をより意識して確保する必要があるでしょう。子どもの骨を強くするためのポイント子どもの骨を強くするためには、以下のポイントに注意しましょう。・カルシウム、ビタミンD、ビタミンKをとる先にも登場した原宿リハビリテーション 名誉院長の林泰史先生は、骨を強くするためにはカルシウムはもちろん、カルシウムを骨に吸着させやすくする、ビタミンDやビタミンKをしっかりと摂取することが大切だと述べています。各栄養が多く含まれている食材は、以下の通りです。普段の食生活に積極的に取り入れましょう。カルシウム……牛乳・乳製品、小魚、干しエビ、小松菜、チンゲン菜、大豆製品などビタミンD……鮭、うなぎ、サンマ、メカジキ、イサキ、カレイ、シイタケ、キクラゲ、卵などビタミンK……納豆、ホウレン草、小松菜、ニラ、ブロッコリー、サニーレタス、キャベツなど・適度に紫外線を浴びるビタミンDは、紫外線を浴びると体内でも作られるようになります。公益財団法人・骨粗鬆症財団は、夏なら木陰で30分、冬なら1時間程度の日光浴で、ビタミンDが十分に作られると述べています。熱中症や日焼け対策を忘れずに紫外線を浴びる習慣を作り、骨を強くしましょう。・運動習慣を作る公益財団法人・骨粗鬆症財団いわく、骨を強くする運動について、重量挙げといった骨にかかる力が大きく、繰り返しが多い運動は効果が高いのだそう。しかし、お子さんの体力的にも、あまり現実的ではないですよね。その場合には、ウォーキングや水泳といった骨にあまり負荷がかからない運動でも、継続して行なえば効果が出るのだとか。子どもの体力や興味に合わせた運動を習慣にし、骨を強くしていきましょう。***子どもの骨は、普段の生活習慣を工夫するだけでも強くすることができます。骨に良い食事や運動を取り入れて、親子で強い骨を作っていきましょう。文/田口 るい(参考)ミライマジン|子どものうちに丈夫な骨をコツコツ骨ラボ|食生活の変化と子供の骨づくりAll About|子どもの骨折の原因・症状・対処法MONEY PLUS|子供の骨折増加。骨が弱くなっている?その原因はTBSラジオ|転んだら即骨折!?ケガしやすい「ロコモ」な子供が増えている!THINK LIFE暮らしを豊かにする、住まい実例|快眠は人生を充実させる公益財団法人 骨粗鬆症財団|日光浴はどのくらい必要?産経ニュース|「老化」する小中学生つまづいて骨折和式トイレでかがめないこどもまなびラボ|“世界一寝不足” な日本の子ども。「11時間37分」が示す、眠りにまつわる切実な問題
2019年07月24日人生100年時代、少しでも長く動ける体でいる“コツ”は、“骨を意識すること”にアリ!日常生活の身のこなしを軽くしてくれる、簡単エクササイズをご紹介!「最近は老化の防止に筋力を鍛える人も多いですが、体を効率よく働かせるにはまず“骨の動きを柔らかくする”ことが大切です」そう話すのは、スポーツケア整体研究所代表の松村卓さんだ。松村さんは、骨を柔らかく動かすための「骨ストレッチ」を考案。これは体を動かす基本となるため、サッカー日本代表の中島翔哉選手をはじめ、トップアスリートも導入しているメソッドだ。松村さん自身、かつては陸上短距離で五輪出場を目指したアスリートだった。その経験から、骨の動きの重要性に行きついたという。「現役時代は筋トレに励みましたが、故障に悩まされ続けました。引退後も体の研究を続けるなか、硬化した筋肉を緩めて骨格を滑らかに動かすことで、体の可動域を広げられることに気づきました。これを維持できれば、高齢になっても自由に体を動かすことができるのです」(松村さん・以下同)私たちの体は、鎖骨や肩甲骨、背骨、骨盤など、骨の連動によって動いている。この連動を滑らかにし、同時に体を動かすために必要な深層筋肉(インナーマッスル)をつけてくれるのが「骨ストレッチ」だ。今回、松村さんに骨ストレッチの基本とあわせて、肩コリ・腰痛の改善に効果が望めるストレッチを教わった。寝起きの3分程度でできる簡単なものだが、骨ストレッチをしてから起き上がると、体の可動域が広がるため、ケガの予防にもなる。【骨ストレッチの基本ポーズ】1)片手の親指と小指をつないで輪を作る。小指と連動して薬指が曲がる人は無理に伸ばそうとせずそのままでOK。2)もう片方の手の親指と小指で手首を押さえる。手首の両側にある、骨の出っ張りの部分を押さえる。この基本ポーズがすべての骨ストレッチのベースとなる。【手首ブラブラ】体のこわばりをほぐす1)片方の手の親指と小指で輪を作り、もう片方の手で輪を作った手首にある骨の親指側を親指で、小指側を小指で押さえる。2)その手を胸の上におき、押さえられている手を左右に7回程度ブラブラ振る。反対の手も同様に行う。最初は手首が硬く揺れにくいかもしれないが、慣れてくると柔らかくなってくる。この動作で鎖骨が緩み、肩、胸の骨も緩めることができる。また、基本ポーズをとった状態で首を左右にねじると、首の可動域を広げることができるそう。【肘伸ばし】首・肩のコリをほぐす1)右の手のひらを内側にして基本のポーズをとり、左手の親指と小指で、肘の関節の出っ張りをグリグリ押さえる。右肩は布団についたまま。2)左手で右腕を押し上げるようにしながら、右腕を真上に伸ばす(右肩が布団から離れる)。この動作を7回繰り返す。反対の腕も同様に行う。肩回りの可動域が広がり、肩コリの予防・改善にもなる。【うつぶせ片脚パタパタ】股関節まわりを緩める1)うつぶせになり右手を顔の下に置き、左手の親指と小指で左腰の横の股関節の出っ張り部分、大転子を押さえ、左の足裏が天井を向くように膝を曲げる。2)膝を支点にして、左脚を外側にパタンと倒し、戻す。無理に力を入れず、脚の重みに任せる。7回繰り返す。右脚も同様に行う。膝をパタパタさせることで、脊椎の根元部分にあたる仙腸関節が緩む。これによって腰痛の予防になるという。“100歳まで自力で動ける体力作り”のため、目覚めの習慣に骨ストレッチを取り入れてみよう!
2019年06月05日「最近は老化の防止に筋力を鍛える人も多いですが、体を効率よく働かせるにはまず“骨の動きを柔らかくする”ことが大切です」そう話すのは、スポーツケア整体研究所代表の松村卓さんだ。松村さんは、骨を柔らかく動かすための「骨ストレッチ」を考案。これは体を動かす基本となるため、サッカー日本代表の中島翔哉選手をはじめ、トップアスリートも導入しているメソッドだ。松村さん自身、かつては陸上短距離で五輪出場を目指したアスリートだった。その経験から、骨の動きの重要性に行きついたという。「現役時代は筋トレに励みましたが、故障に悩まされ続けました。引退後も体の研究を続けるなか、硬化した筋肉を緩めて骨格を滑らかに動かすことで、体の可動域を広げられることに気づきました。これを維持できれば、高齢になっても自由に体を動かすことができるのです」(松村さん・以下同)私たちの体は、鎖骨や肩甲骨、背骨、骨盤など、骨の連動によって動いている。この連動を滑らかにし、同時に体を動かすために必要な深層筋肉(インナーマッスル)をつけてくれるのが「骨ストレッチ」だ。今回、松村さんに骨ストレッチの基本のポーズを教わった。【骨ストレッチの基本ポーズ】1)片手の親指と小指をつないで輪を作る。小指と連動して薬指が曲がる人は無理に伸ばそうとせずそのままでOK。2)もう片方の手の親指と小指で手首を押さえる。手首の両側にある、骨の出っ張りの部分を押さえる。「親指には力を制御する働きがあり、小指には力を出す働きがあります。試しに、親指を握って腕を回してみると、少し詰まったような感じがすると思います。反対に小指を折って腕を回すと、肩の可動域が広がることに気づくはず。車にたとえると、親指はブレーキで、小指はアクセル。この2つの指をくっつけると、体をニュートラルの状態にすることができます」
2019年06月05日骨の老化がしわやたるみといったエイジングサインの原因となることをご存知ですか?女性は閉経後、女性ホルモンが減少することによって骨密度が低下、頭がい骨が縮むことで老化サインが現れやすくなります。ここでは骨の老化とエイジングサインの関係と、骨の老化を遠ざける方法について詳しく説明していきます。肌のたるみやシワといったエイジングサインは、その8割が光老化が原因だと言われています。しかし、最近になってもうひとつエイジングサインの原因となる重要な要素が分かってきました。それが「骨密度の低下」です。ここでは、なぜ骨の強さの指標である骨密度がエイジングサインと関係しているのかといった点や、骨密度をキープしてシワやたるみを防ぐ方法について詳しく説明していきます。骨密度とお肌のエイジングサインの関連性出典:byBirth骨密度とは骨を構成しているカルシウムなどのミネラル類が、どのくらい骨のなかに存在しているかの割合を示す数値が骨密度です。骨密度が低いと骨の内部がスカスカの状態になり、骨粗しょう症や骨折が起こるリスクが高まると言われています。骨密度の高さは20歳ぐらいがピーク。年齢とともに緩やかに減少し、女性の場合閉経を境に急激に低下することが分かっています。顔の骨密度とエイジングサイン年齢とともに骨密度が低下すると、骨は縮んで小さくなります。よく高齢者の方が「身長が縮んだ」と言っていますが、これも骨が縮んだことによるもの。お顔の場合、骨が小さくなると、その上にある皮膚があまった状態になり、骨との間にすき間ができます。これがシワやたるみの原因となるのです。もともと顔の骨である頭がい骨は、脳や筋肉といった重要な器官を支えているため、体の中でも骨密度が高いパーツ。頬骨の骨密度は40代から低下しはじめ、目元のしわなどを引き起こします。また、下あご部分の骨密度は低下するのが特に早く、骨が縮みやすいのだそう。ほうれい線やブルドックライン、マリオネットライン、二重アゴといったエイジングサインが比較的若い年齢でも現れやすい理由はここにあるのかもしれません。実際に見た目年齢が若い女性の骨密度を図ると、同じ年齢の平均値よりもはるかに高い数値を維持している人が多いという報告もあるのだそうです。無理なダイエットでも低下する骨密度出典:byBirth「骨密度の低下は50歳過ぎに起こるもの。20代、30代には関係のないことでは?」と思っていませんか?でも、最近では無理なダイエットや偏った食事などによって、若いうちから骨密度が低い人が増えているのだそう。そのせいか、若いうちからたるみやシワに悩まされる人も増えているのです。20代で迎える骨密度のピークを高くしておけば、その後、徐々に骨密度が低下しても、その後も比較的、高い数値をキープできます。成長期に無理なダイエットをするのがNGであるのはもちろんですが、20代、30代でもカルシウムやたんぱく質、ビタミンなどを含むバランスのとれた食事と運動を習慣にして、骨密度を高く維持することが大切と言えるでしょう。骨密度を高めて若々しい見た目をキープする方法とは?出典:byBirthカルシウムだけじゃない!バランスのとれた食事丈夫な新しい骨が作られるのに大切な成分はカルシウムだけではありません。骨の代謝にはビタミンやたんぱく質なども重要。美容や健康にいいバランスのとれた食事は、骨のためにもいいと言えるのです。また、年齢と共に減少する女性ホルモンに似た働きをする大豆イソフラボンも、骨の代謝をサポートしてくれる成分。大豆イソフラボンは豆乳や納豆などから摂ることができます。こうした豆製品からは良質のたんぱく質を摂ることができるので、女性には特にオススメ。カルシウムは牛乳やチーズ、ヨーグルトといった乳製品に含まれていますが、乳製品が苦手な方は小松菜やチンゲン菜、ひじきや切り干し大根などからカルシウムを摂るようにしてみてはいかがでしょうか。骨に適度な衝撃を加える出典:byBirthお肌と同じように、骨も時間をかけて生まれ変わっています。骨には骨を作る細胞と壊す細胞があり、この2つが常に活動しながら骨を作り変えているのです。骨に適度な衝撃が加わると、細胞は「骨を新しく作って!」という指令を出します。そのため、カルシウムやミネラルを摂るだけではなく、骨に適度な衝撃を与える必要もあるのです。適度な衝撃を与えるために有効なのが、「かかとの上げ下げ運動」です。かかとを上げてつま先立ちになってから、ストン!とかかとを下げる運動を繰り返してみてください。骨にほどよい衝撃が加わり、骨の生成を促してくれます。この動作を1日30回×2~3セットを習慣にできればベスト。階段を降りる動作を繰り返してもいいでしょう。また、下あごの骨密度低下を防ぐためには、1日10分程度ガムをかむのが有効なのだそう。こんなちょっとした努力で骨密度をキープできるなら、試さない手はありませんね!1日10分の日光浴で骨を強化!骨の生成に必要なビタミンDは、日光に当たることで体内で生成されます。10~20分日に当たるだけでもOK。顔や体の肌は紫外線対策が必要なので、手のひらを日にかざして日光浴するのがおすすめです。日が差している時間帯にあまり外に出ないという方は、通勤の際、手の甲だけ日焼け止めを塗って、手袋をしないで出かけてみましょう!まとめ出典:byBirthたるみやシワのない若々しい肌を保つのに重要なポイントとなる骨密度。女性の場合、閉経後、骨密度が急激に低下するため、若いうちから高めの骨密度をキープしておくことが健康と美しさの基本になります。これからは、お肌のハリを保つケアだけではなく、お肌を支える土台となる骨の健康を考えたケアも習慣にしてみましょう!
2019年03月23日思い切り走ったり、ボールを蹴ったり……体を力強く動かすスポーツジュニアにとって、丈夫な体づくりは不可欠。その根幹となるのが“強い骨”です。骨の主な材料は、カルシウムとたんぱく質。たんぱく質が骨の土台を作り、その中にカルシウムがたくわえられることで、骨は形成されていきます。骨の中のカルシウムが多いほど強くて頑丈な骨になり、逆に不十分だとスカスカでもろい骨に。骨づくりに欠かせない栄養素を豊富に含む牛乳や乳製品は、意識しないと不足しがち。そこで今回のテーマは「骨づくりに効くカルシウム強化メニュー」。食事に牛乳や乳製品を添えるだけでなく、料理の中からも子どもの骨づくりを応援しましょう!生地の中にカルシウムをプラス!『ヨーグルトピザ』ヨーグルトを加えてカルシウムを強化した生地は、中はもっちり、まわりはカリカリ。混ぜたりのせたり、楽しくかんたんにできるから、子どもといっしょに作るのもおすすめです。■ 材料(直径15cmのもの2枚分)(A)薄力粉……1カップ弱(100g)(A)プレーンヨーグルト……1カップ強(210g)(A)ベーキングパウダー……小さじ1/2(A)塩……小さじ1/4ハム(1cm角)……3枚プチトマト(半分に切る)……2個ピーマン(輪切り)……1/2個ツナ(オイル漬け・缶汁をきる)……1/2缶ピザ用チーズ……50gピザソース(市販)……大さじ2サラダ油……少々■ 作り方(1)ボウルに(A)を入れ、泡立て器でよく混ぜる。(2)フライパンにサラダ油を薄くひき、(1)の半量を平らに流し入れて両面を中火で焼く。(3)いったん火を止め、ピザソースをぬり、具とチーズを半量ずつのせる。ふたをして弱火にかけ、チーズが溶けるまで加熱する。もう1枚も同様に作る。【栄養士より:ここがポイント!】・ピザ生地は、甘くないパンケーキミックスにヨーグルトを加えて作ってもかまいません。より気軽に作れますよ。・おすすめは、ゆで卵とにんじん&果汁ジュースをプラスしてあげること。果汁100%のジュースは果物が不足したときに代用できます。卵でたんぱく質をさらに強化。***ヨーグルトピザ1枚で、主食と主菜と乳製品をまとめてとることができます。オーブンを使わず、フライパンで作れてしまうのも嬉しいところ。サッと作れて手軽に食べられるので朝食にもいいかもしれませんね。■ 『かんたん! おいしい!ジュニアのためのスポーツごはん栄養満点パワーチャージレシピ』株式会社 明治(監修)/2017年、金の星社■ この書籍の監修者インタビューを掲載しています試合当日の朝食には「炭水化物をたっぷり」。スポーツ栄養学にもとづいたメニューとは?不足しがちな「たんぱく質」と「カルシウム」、朝ごはんに取り入れるコツ
2019年03月12日脚が太い、下腹が出ているのはもしかしたら「骨板の歪み」が原因かもしれません。スッキリしたお腹と脚になるために、骨板の歪みを改善する方法をご紹介します。ダイエットしても運動をしても変わらない「脚太とぽっこりお腹」。いつまでも変わらない原因はもしかしたら「骨板」が歪んでいるからかもしれません。今回は「脚太とぽっこりお腹」を改善するために、「骨板」の歪みを改善する方法をご紹介します。脚太とぽっこりお腹になる原因は骨板の歪み!?昔はスマートだったのにいつのまにか体型が崩れてる・・・それは骨板の歪みが原因で発生している可能性があります。ここでは骨板が歪むと体型が崩れる理由をご説明します。1. 血流が悪くなる骨板が歪むと血流がスムーズではなくなるので、「代謝の低下」や「むくみ」、「セルライト」が発生しやすくなるといわれています。マッサージで一時的に血流を良くすることは可能ですが、根本的に改善するには「骨板の歪み」を治すことが大切です。2. 内蔵の位置がずれる骨板が歪んで開いてしまうと、そこに「内臓」が移動してしまうので「ぽっこりお腹」の原因になります。腹筋運動をしても改善しない場合や、食後に下腹がぽっこりでるときは骨板の歪みを疑ってみましょう。3. 筋力の低下骨板の歪みにより「お尻や体幹部の筋力が低下」して、骨板周辺の筋肉が下や横に広がりながら「垂れる」ことがあります。特にお尻が横広がりになると、「でか尻」や「太ももが太く見える」ので、はやめに骨板の歪みを治すようにしてくださいね!骨板が歪むNGを習慣元々の骨格の影響もありますが、骨板が歪む原因の多くは「NGな生活習慣」だといわれています。ではさっそくチェックしてみましょう!1. 脚を組んでいる脚を組むと骨板の左右のバランスが崩れます。そうすると「片側の脚だけ太い」や「くびれの位置がずれている」、組んだ脚側のお尻が下に引っ張られて「垂れ尻」になる事があるのです。2. 猫背になっている猫背になると「骨板が後傾」しますので、お尻が垂れて下半身が太く見えたり、下腹がぽっこり出やすくなります。3. 片側重心になっている片脚立ちや踵重心により「筋力バランス」が崩れて「骨板が左右にズレてきます」。脚を組んだときと同様にくびれの位置がズレたり、左右で筋肉の発達に差がでてしまうことがあるかもしれません。4. カバンをいつも同じ肩にかけている肩がけカバンをいつも同じ肩にかけていませんか?カバンがズレないように無意識にバランスを取るので、毎日同じ持ち方だと癖がついてしまい、片側重心と同じような「骨板のズレやねじれ」が発生します。骨板の歪みを改善するメリット骨板の歪みを改善すると女性にうれしいメリットがありますので、ここでご紹介します。1. 姿勢がよくなる歪みを改善すると骨板が本来の「正しい位置」に戻り、「脊柱」が真っすぐになります。脊柱とは背骨のことで、歪みを改善することで綺麗な「姿勢を維持」しやすくなります。また、脊柱が真っすぐになるので「腰痛」の予防にも効果的です。2. 下腹がすっきりする骨板の歪みが原因で「内蔵」の位置が下がり、下腹がぽっこりと出てきてしまうことがあります。骨板の歪みを改善することにより、正しい位置に内蔵が戻るので「下腹がすっきり」するでしょう。3. 血流促進骨板の歪みにより神経が圧迫されて血流が悪くなりますが、改善することで血流がスムーズになり「むくみの解消」や「老廃物の除去」、「代謝の向上」が見込めます。4. くびれができる骨板の歪みを改善して「内臓の位置」が正しくなると、「骨板の上下のズレ」が解消されるので「くびれ」ができやすくなるといわれています。骨板のための正しい姿勢ここでは正しい立ち姿勢と座り姿勢をご紹介しますので、定期的にやって身体で覚えることをおすすめします。1. 正しい立ち姿勢壁に「後頭部」「肩甲骨」「かかと」をつけます。腰と壁の間に「手のひら1.5個分」の隙間があれば理想です。反り腰や猫背だと隙間がおかしくなるので、毎日実行して覚えるようにしてください。2. 正しい座り姿勢出典:byBirth椅子に座っときに、坐骨(ざこつ:座ったときに座面にふれるお尻の左右にある骨)を座面に対して真っすぐ立てます。背もたれに仙骨(せんこつ:お尻の割れ目の一番上にある骨)が触れるように深く座ります。坐骨と仙骨が常に触れていることを意識して座ってください。骨板の歪み改善に効果的な筋トレさてここで骨板の歪み改善に効果的な筋トレをご紹介しますが、ひどい歪みの場合は「整体」に行くことをおすすめします。お尻歩き床に座り上体を起こし脚を真っすぐ伸ばします。腕はランニングのように構えましょう。お尻だけをつかって前に進みます。10歩進んだら10歩下がります。お尻だけで進むのが難しいときは腕の反動や脚を使ってみましょう。お尻を持ち上げる出典:byBirthベッドの側面に背中を当てて体育座りします。手はお腹の上です。背中上部をベッドの上端につけて、すばやくお尻を高く持ち上げます。膝は90度で太ももとお腹、胸が同じ高さになるように調整しましょう。5秒キープしてゆっくり降ろします。繰り返しましょう。負荷が足りないときは、下腹あたりに重りをのせてやってみてくださいね!脚が太くなる・下腹がぽっこり出る原因の1つ、骨板の歪みの改善方法についてご紹介しました。大切なのは生活習慣の改善と、骨板を安定させるために筋トレをすることだと思います。骨盤矯正は比較的即効性があるので、長年悩んでいた人でも意外とあっさり解決できるかもしれませんので、今日からぜひやってみてくださいね!
2019年02月20日美骨ストレッチで痩せやすい体に12月14日、関節を緩めることで痩せやすい体を手に入れ、美と健康を取り戻そうという書籍『キレイも元気も痩せるもかなえる 美骨ストレッチ』が集英社より発売された。著者は「美骨師」でエステティシャン、ボディデザイナーのCHINO氏で、A5判ソフトカバー、112ページ、価格は1,400円(税別)であり、帯にはモデルのSHIHO氏による「体がきれいになりたい人はまずここから始めて!」というメッセージが付けられている。寝る前のわずか10分の美骨ストレッチ「美骨師」を肩書きとしているCHINO氏は和歌山と東京に会員制プライベートサロンを構え、自身が63kgから44kgへと減量に成功し、2万人以上の女性を施術しており、そのカリスマ的な施術から予約が難しい状態になっている。CHINO氏は施術を行うにおいて、関節を緩めることで筋肉が緩むことを実感し、さらにリンパや血液の流れがよくなり、痩せやすい体になることに着目。また、骨格や様々な身体機能が本来の状態に回復することで、美と健康を取り戻せることに気付いたという。新刊で紹介されている美骨ストレッチは、ゴルフボールを使用し、寝る前のわずか10分間を基本としており、顔のむくみ、バストのハリ、O脚、X脚、便秘、ヒップのたるみといった悩み別の美骨ストレッチも紹介。さらに肥満、拒食症、アトピーを乗り越えたCHINO氏がこれまでと今後について語っている。(画像はプレスリリースより)【参考】※キレイも元気も痩せるもかなえる 美骨ストレッチ/CHINO - 集英社の本 公式
2018年12月20日汗をかかずにほっそり体型に厳しいトレーニングや食事制限をせず、骨を意識することでシンプルに美しくやせられるという新刊「汗をかかずにほっそりする 骨美人ダイエット」が発売された。著者はボディバランストレーナーで運動嫌い専門トレーナー、「骨先生」の異名を持つ柴田郁恵氏であり、A5判並製で本文95ページ、1,200円(税別)の価格でサンマーク出版から発売中である。妊娠・出産で4サイズ太り元に戻した柴田郁恵氏1983年に所沢市に生まれた柴田郁恵氏は、子どもの頃から体が弱かったため、体質改善のためにバレエを始めている。また、日本女子体育大学では舞踊を学び、卒業後にはバレエ、ヨガ、ピラティスを指導。2013年に女児を出産、指導現場を離れたことから大きく体型が変わってしまうことになる。XSだった体型がLLとなった柴田氏は、産後1年半の間に体型を元のXSに戻すことに成功。4サイズダウンに成功するにおいて、特に意識したのが骨で、育児中の姿勢など、ふだんの動作を徹底的に見直したという。ポイントは「坐骨」「股関節」「鎖骨」の動かし方柴田氏は自身の体験から「骨美人ダイエット」を考案し、セミナーなどで指導を行っている。新刊では、著者自身が心がけたという「坐骨」「股関節」「鎖骨」の動かし方を変え、これらを本来の位置に戻し、記憶させることで体を変えていく方法が解説されている。坐骨で座ることにより、腹横筋を引き締め、骨盤底筋群を引き上げることで下腹のたるみと腰痛を改善。股関節の球体運動を取り戻すことで血液とリンパの流れを改善し、脚を細く、ヒップアップを図る。また、腕を鎖骨から動かすことで肩甲骨もよく動くようになり、二の腕のたるみを解消できるとしている。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※汗をかかずにほっそりする 骨美人ダイエット - サンマーク出版
2018年12月11日1日5分の距骨ケアで美しく健康に11月9日、足首にある距骨の歪みを1日5分間のケアで修整して美しく健康な身体を手に入れようという書籍『距骨を整えて美ボディメイク』が発売された。著者は柔道整復師で東京・千代田区の「フォルトゥーナ」、神奈川・茅ケ崎市の「壱番館整骨院」代表の志水剛志氏であり、722円(税別)にて主婦と生活社から発売されている。距骨のずれが健康や美容に悪影響を志水剛志氏はカサハラ式フットケアで知られる笠原接骨院の副院長を務め、2009年に独立開業。翌年にはホテルニューオータニ内店舗として、整体と鍼灸、美容を融合させた「フォルトゥーナ」をオープンさせている。距骨は足首の中央にある骨で、足の骨では唯一、筋肉が付着していない骨である。志水氏は運動や姿勢を保つために重要な位置にあるにもかかわらず、なぜ、距骨に筋肉がついていないのか疑問に思い、施術経験からその役割は二足歩行のためのベアリングのようなものだと考えるようになったという。志水氏は距骨のずれが身体全体の歪みを生み、猫背、O脚、X脚、下腹ぽっこり、ずん胴、外反母趾などの原因になるとしており、新刊では距骨のセルフケアにより、これらの悩みを解消し、くびれ、バストラインなどの改善を図るメソッドが紹介されている。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※距骨を整えて美ボディメイク
2018年11月14日延びていくご長寿人生を謳歌するためには“強い足腰”が欠かせない。骨がもろくなる「骨粗しょう症」の予防は、女性ホルモンの分泌量が減少し始める閉経前後から!「骨粗しょう症の患者の約80%が女性です。若いころの過度のダイエットなど生活スタイルの影響もあると思いますが、私の病院に相談に来られる方も増えていて、今日も58歳の方を診察したところ、骨年齢は80歳という結果でした」(矢吹先生)こう語るのは「ゆりクリニック」(東京都港区)の矢吹有里先生(48)。骨は古い細胞を壊す「骨吸収」と新たに骨を作る「骨形成」をバランスよく繰り返すことによって、骨密度を維持している。しかし……。「閉経を機に、骨吸収を抑制している女性ホルモンのエストロゲンが低下すると、10年ほどの期間で急激に骨密度が下がります。骨密度は20歳ごろにピークを迎えて、その後ゆっくりと下がっていくのですが、80%以上が正常で、それが70%未満になると、骨粗しょう症と診断されます」(矢吹先生)矢吹先生は、50歳になったら、すべての女性が骨の状態を調べてほしいと提案する。では、骨密度が低下した場合は、どのような治療を受けるのだろうか。「症状の進行を止める薬物治療がメインとなります。たとえば、骨吸収を抑制するビスホスホネート製剤には、毎日服用するもの、月イチでよいもの、年に1度約15分の点滴で効果があるものなど、いくつか種類があります」(矢吹先生)とはいえ、つえやシルバーカー(高齢者用の押し車)が必要になる生活は少しでも遅らせたいもの。「50歳からでも間に合います。毎日の食事や運動など、これまでの生活スタイルを改善して、骨粗しょう症を予防しましょう」(矢吹先生)そこで、矢吹先生と管理栄養士のコーゲヨーコさんに、具体的な4つの対策を教えてもらった。【対策1】運動「刺激を加えると骨形成が促進されます。手軽なところではウォーキングが効果的。背筋をまっすぐにして、おなかに力を入れてテンポよく歩きましょう」(矢吹先生)“1日8,000歩”など明確な目標を立てたほうが続けられる。「ストレッチにジョギング、ダンス。これらはジムでレッスンを受けてもいいでしょう。ただ水泳は、心肺機能や筋力を高めるにはよいのですが、浮力により骨への刺激が軽減されるため、骨粗しょう症対策には向いていません」(矢吹先生)【対策2】食事「骨といえばカルシウム。牛乳やヨーグルト、プロセスチーズなどの乳製品、ちりめんじゃこや干しエビなどの小魚の乾物が代表的食材です」(コーゲさん)そのほか、納豆や豆腐などの大豆製品、小松菜や、今の時季ならツルムラサキやモロヘイヤなど葉野菜、干しワカメやヒジキといった海藻類にも、多く含まれる。「ところがカルシウムは性質としてなかなか体内に吸収されにくい。乳製品では50%、葉野菜では20%しか取り込めません。そこでカルシウムの吸収を促すビタミンDや、ビタミンKを一緒に摂取することが重要になります」(コーゲさん)ビタミンDは、サンマやサケ、ブリなど魚介類を中心に、干ししいたけにも含まれる。「普通のしいたけでも、食べる前に30分〜1時間、天日干しするとビタミンDの濃度が高まります」(コーゲさん)ビタミンKは、緑黄色野菜や緑茶、納豆、海苔などに多い。「脂溶性ビタミンなので、油を使って調理するとさらに効果的です。複雑に考えるより、1日1食、和食にすることでも、これらの食材を使う機会が増えると思います」(コーゲさん)サプリや健康食品はどうしても足りない栄養素を補うイメージで。【対策3】嗜好品「たばこは骨を作るもとになるビタミンCを破壊します。過度の飲酒もカルシウムを体外に出してしまうので注意してください。またスナック菓子やインスタント食品、清涼飲料水にも含まれる食品添加物の『リン』を多く摂取すると、体内のカルシウムと一緒に体外に排出されてしまうので食べすぎないように」(コーゲさん)【対策4】日光浴「紫外線はシミやシワの原因にもなりますが、体内ではカルシウムの吸収を促すビタミンDを生成します。適度な日光浴は骨を丈夫にするといえるでしょう。猛暑日は避けるとしても、夏場は木陰で10分、冬場は30分〜1時間を目安に」(矢吹先生)50歳の人であれば人生これからが本番。30年、40年と折れない心で折れない骨を育てよう!
2018年08月09日メディアで人気の福辻鋭記氏が監修5月31日、歪んでいる骨を本来のあるべき形にしてやせようという「MAG MOOK 骨リセットダイエット。」が発売された。監修は日中治療医学研究会員で、日本東方医学会会員、アスカ鍼灸治療院院長の福辻鋭記(ふくつじとしき)氏である。福辻氏は美容の分野に鍼灸を取り入れた草分けであり、TBS「中居正広の金曜日のスマたちへ」や「日本の名医50人」、日本テレビ「人生が変わる 1分間の深いい話」など多数のテレビ番組に出演し、著作の累計部数は約400万部以上。雑誌では「VOCE」、「美的」などにも採り上げられている。読者モニター7名全員がダイエット成功新刊「MAG MOOK 骨リセットダイエット。」では、太る理由は骨にあるとしており、骨盤が開いているとヒップが大きく見えるだけでなく、脂肪が付きやすくなるとしているほか、背骨が歪んでいると10歳老けて見えてしまうなど、骨格の歪みがもたらす悪影響を挙げている。それらの問題に対し、バスタオルを巻いて作る枕を腰に当てて1日10分寝転ぶだけで、骨格をリセットして歪みを整え、O脚やX脚、緩んだ二の腕、バストの張りの問題などの解消を図る。読者モニター7名による2週間の体験では、全員がウエストが小さくなり体重が減少、最も効果が大きかったモニターではウエストがマイナス6.2cm、体重がマイナス2.2kgのダイエットに成功したという。同書は68ページで780円(税込)、マガジンハウスより発売中である。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※MAG MOOK 骨リセットダイエット。※MAG MOOK 骨リセットダイエット。 (マガジンハウスムック MAG MOOK)
2018年06月08日骨を作るほど、全身が若返る!?近頃アンチエイジングの新たな鍵として注目されているのが、“骨ホルモン”。その仕組みと増やし方を徹底解説!POINT1話題の物質「オステオカルシン」に注目!骨の役割というと、全身の骨格を作り、体を支えることが知られているけれど、実は体全体の美容や健康にも大きく作用していると、近年、明らかに。「そのカギとなるのが、『オステオカルシン』というホルモンです。これは骨を作る過程で分泌されるタンパク質で、血液中を巡り、心臓や肝臓など多くの臓器の働きを活性化します。また、血糖値を抑えるインスリンを分泌したり、活性酸素の量を減らす役割があることがわかってきました。こうした機能により、私たち人間の体に、さまざまなメリットをもたらしてくれます」(福岡歯科大学客員教授・平田雅人先生)代表的な効果は、下の5つ。「アンチエイジングやメタボ予防にもつながる、いわば“スーパーホルモン”。骨の健康に注目を!」・血糖値が下がるオステオカルシンには、インスリンを分泌し、糖代謝を高める役割と、インスリン自体の働きをよくするアディポネクチンの分泌を促す作用がある。結果、血糖値が下がり、糖尿病の予防と改善につながる。・シワ・たるみを防ぐ血糖値が下がるとタンパク質や脂肪の「糖化」が抑えられ、肌のコラーゲン線維が正しく構築される。一方、活性酸素を消去する働きもあり、コラーゲン線維の酸化を防ぐ。つまりツヤのある肌をキープできる。・代謝が上がるオステオカルシンはさまざまな臓器の機能を高めるので、代謝がアップ。免疫力が上がって、カゼをひきにくくなることなどが期待できる。腸も活性化されて消化・吸収を促し、肝機能が上がればメタボ予防に。・脂肪細胞を小型化中に脂肪を溜め込んでいる脂肪細胞。オステオカルシンにはそれを分解して小さくしたり、中性脂肪が増えて太った脂肪細胞を死に至らしめる働きがある。小さい脂肪細胞ほどアディポネクチンを分泌、脂肪を燃焼。・我が子を痩せ体質に妊娠中にオステオカルシンの濃度が高かったマウスの子は、脂肪細胞が小さく、生まれてから、たとえ高脂肪・高糖質の食事を摂ったとしても、太りにくいという研究結果がある。とくに女の子に影響が大きいそう。POINT2骨にもターンオーバーがあった!皮膚などと同じように、骨にも新陳代謝があり、およそ5年で全身が新しい骨へと変わるという。「骨がターンオーバーする時に活躍するのが、『破骨細胞』と『骨芽細胞』。古くなった骨の表面に破骨細胞がはりつき、骨の主成分を溶かして血液中に放出。次に溶けた骨の表面に骨芽細胞がくっついて、新しい骨を形成します。オステオカルシンが分泌されるのは、骨芽細胞が骨を作るタイミング。つまり、新陳代謝が活発に行われなければ、オステオカルシンも潤沢に分泌されないのです」ほとんどはカルシウムとともに骨の中に取り込まれ、血中で健康効果をもたらす骨ホルモンとして機能するオステオカルシンの量はごくわずか。いずれにせよ、「増やすためには、骨を強くする生活習慣が不可欠となります」POINT3骨ホルモンを出すには毎日の骨への刺激!オステオカルシンの分泌は「運動と食事につきる」と平田先生。「なかでもポイントとなるのが、骨に刺激を与える運動。骨に負荷がかかると、その力に耐えようと骨芽細胞が活発に動きだすからです。歩くだけでも刺激となりますが、衝撃を与えるほど促されるため、自重がかかる“かかと落とし”が効率的。また、骨を強くするといわれる背筋運動や生成に必要な栄養素も意識して。貯蔵できないので続けることが大切です」“かかと落とし”とは「背筋を伸ばして両方のかかとをできるだけ上げ、すとんと落とします。かかとにかかる負荷は、体重の約2倍。これを1日30回、毎日2週間行ったところ、30代の女性で1.4~1.5倍もオステオカルシンが増えたという調査があります。負荷は少し軽くなりますが、座りながらでも可」(平田先生)とのこと。毎日続けて骨ホルモンアップです。平田雅人先生福岡歯科大学客員教授、九州大学名誉教授。基礎歯学研究に長年従事。著書は『“骨ホルモン”で健康寿命を延ばす!1日1分「かかと落とし」健康法』(カンゼン)。ドルマンブラウス¥14,800(ノンブルアンペール/ノンブルアンペール自由が丘店TEL:03・3724・9022)パンツ¥21,000(ディレクトワール/アナディスTEL:03・5456・0567)フラットシューズ¥9,800(バニラムーン/ナンバー代官山店TEL:03・6277・5807)キャンパスパイピングショルダーバッグ¥25,000(ガブリエラブラッド/ナンバー代官山店)※『anan』2018年6月6日号より。写真・中島慶子スタイリスト・白男川清美ヘア&メイク・浜田あゆみ(メランジ)モデル・白石智美イラスト・kalo取材、文・保手濱奈美
2018年06月04日