こぎん刺しの楽しい!かわいい!を発信する、こぎんウェブマガジン koginbank(事務局:東京都台東区、編集長:石井 勝恵)は、初心者もストレスなく楽しめる「綿こぎん布」の再生産実現に向けたプロジェクトを、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」にて2022年12月5日(月)まで実施しています。「CAMPFIRE」クラウドファンディングサイト クラウドファンディング告知画像■青森の伝統工芸 こぎん刺しこぎん刺しは、江戸末期の青森県津軽地方の農民が、衣類の保温や耐久性を確保するために布に針で刺し詰めた刺し子模様にはじまります。布目に沿ってステッチを入れるので、高度な技術を必要とせず、初めての人も美しい刺し子模様を実現できる手芸の一つとして多くの方に親しまれています。■背景昨年の販売開始から幅広く愛好者に好評いただいているオリジナル綿こぎん布の再生産を開始しました。しかし、コロナ禍による経済の停滞や戦争の影響で原材料が昨年費1.3倍に高騰し、小さな市場での小ロット生産は、価格の高騰が消費者にダイレクトに響きます。そのため、伝統文化を手軽に楽しめる素材の実現のため、現在クラウドファンディングを実施中です。おかげさまで、開始からわずか10日で目標金額の50万円を達成しました。しかし期間満了まで、こぎん刺しや菱刺しという楽しめる伝統工芸の認知を広げるべく、プロジェクトを継続しております。■特徴*初心者が使いやすい布こぎん刺しや菱刺しは、布目を数えて布に模様を作るのが最大の魅力です。布目の数えやすさ、模様の見やすさと、手に握りやすい適度な固さと厚さを叶え、針通りの良いストレスフリーな布を実現。*小幅で扱いやすい布昨今は、実用的な小物制作でこぎん刺しや菱刺しを楽しむ傾向です。布の裁断のための広いスペースを必要とせず、裁断手間も省ける、布幅37cmでの規格提供。koginbank綿こぎん布での制作の様子明治時代のこぎん刺しの着物(背面)■リターンについて3,000円:生産した綿こぎん布(幅37cm×長さ80cm)5,000円:こぎん刺しの模様プリントを制作するcgin-Tのプロジェクト特製Tシャツ30,000円:江戸末期から明治の頃の実際に衣類として使われたこぎん刺し・菱刺しの東京での鑑賞会へご招待※数には限りがございますのでご了承ください。■プロジェクト概要プロジェクト名: スッキリ気持ちいい布づくり。青森の伝統工芸こぎん刺しを次の世代へつなげる!期間 : 2022年9月30日(金)~12月5日(月)URL : <製品概要>商品名 : 綿こぎん布サイズ : 幅370mmカラー : 赤・青・生成り素材 : 綿100%販売場所: koginbankオンラインショップ( )■事業主概要商号 : koginbank編集部代表者 : 編集長 石井 勝恵事務局 : 〒111-0051 東京都台東区蔵前4-26-6 板橋ビル1F設立 : 2017年7月事業内容: 青森の伝統刺し子 こぎん刺し・菱刺しに関する情報発信及び商品の企画販売URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年10月20日東急プラザ銀座のクリスマスイルミネーションイベント「クリスマス クロッシング(Xmas Crossing) ~交差が織りなす出会いと繋がり~」が開催。期間は2020年11月4日(水)から12月25日(金)まで。東急プラザ銀座、初となる屋外イルミネーション本イベントでは、東急プラザ銀座初となる屋外イルミネーションを実施。数寄屋橋交差点に面したメインエントランスにて、津軽こぎん刺しアーティストの山端家昌とコラボレーションしたクリスマスイルミネーションを展開する。イルミネーションのモチーフとなったのは、津軽こぎん刺しの伝統的な柄“コギン(kogin)”。中でもメインエントランスの頭上で、銀座の夜空に煌びやかに輝く“コギン”柄を組み合わせたクリスマスツリーは必見だ。また、開催期間中は山端監修のこぎん刺し模様をあしらったディスプレイを館内各所に展示するほか、館内店舗にて買い物をしたゲストに自宅でこぎん刺し体験が出来る「こぎん刺しキット」をプレゼントする企画も実施。是非この機会に東急プラザ銀座へ足を運んでみて。【詳細】東急プラザ銀座「クリスマス クロッシング ~交差が織りなす出会いと繋がり~」開催期間:2020年11月4日(木)~12月25日(金)開催場所:東急プラザ銀座 メインエントランスおよび館内各所住所:東京都中央区銀座5-2-1※点灯時間等は公式サイトを確認。【問い合わせ先】東急プラザ銀座TEL:03-3571-0109(代表)
2020年11月07日7月1日からアンジェ20周年を記念して始まった「日本のいいもの集めました」もいよいよ終盤。いいもの第8回東北地方から届いたのは3種類のこぎん刺しです。東北の民芸品だったの!?私とこぎん刺しの出会い母が東北の生まれだからか、なんだか昔から馴染みのある刺し子。母が手芸をする人だったので、ふきんを始め、巾着やポーチなどがお家にゴロゴロあり、私自身もその影響で小学校の家庭科クラブで刺し子をやったりして、身近な存在でした。小学生でもできてしまうようなシンプルで手作り感が強いイメージだった刺し子の印象を、良い意味で覆してくれたのが、こぎん刺しでした。最初の出会いは、京都の雑貨屋さん。「かわいい!北欧っぽい柄なのに、なんでがま口仕様なんだろう?北欧のもの?日本のもの?」と色々見ていたら、なんと、青森県弘前の民芸品と。民芸品に見えないモダンなデザインに一目惚れして小さなポーチを購入したのでした。10年経つのにいまだ現役それには訳がありました。10年近く愛用中のこぎん刺しポーチそこから10年近くも、そのポーチは形が崩れることなく、未だに現役選手。大抵のものは、長い月日が立つと経年劣化じゃないですが、使ってなくても色がぼやけたり、生地が弱くなったりしてしまうことが多いですが、こぎん刺しのポーチはそんなことがありません。今回のいいもの20選を機に調べてみると、なるほど、その訳にも納得。もともと、「こぎん」の発祥は、現在の青森県西部に位置していた津軽藩。その歴史は江戸時代にまでさかのぼります。当時の厳しい倹約令により、東北の農民たちが綿や絹を身につけられなかった中、野良着として身につけられたのが、唯一自給自足できた麻。その麻を使った小巾(こぎん)という農民が着る単衣の短い労働着に麻糸を刺し、補強した着物を刺しこぎんと呼ばれていたのが、いつの間にか「こぎん」呼ばれるようになったのだそう。限られた資源の中、耐久性と厳しい寒さを凌ぐための知恵から生まれたこぎん刺し。農家の女性たちがひと針ひと針丁寧に刺した文化が、 現代にもその知恵と工夫がしっかりと受け継がれ、長く長く使えるものとして愛用されるようになっているんですね。そういった背景を知らずに使用していましたが、そういった背景を知ると、なお一層、愛おしいアイテムに思えてきます。ひと針ひと針…昔から変わらないその技法こういった、歴史の長いこぎん刺しですが、今では現代風にアレンジされた図柄もたくさんありますが、弘前こぎん研究所のこぎん刺しは、伝統的な文様を用い、昔の東北の冬仕事同様に、布目に合わせて、ひと針ひと針職人さんが丁寧に刺繍を施しているのだそう。機械では表現できない、人の手仕事から生まれる優しい温かみはやっぱり魅力。そして、東北地方の寒い冬を乗り越えるための知恵と工夫が、冬の長い北欧の考え方と通ずるものがあり、北欧ライクな現代の感覚にもすんなり馴染む民芸品になっているのかもしれませんね。今回アンジェに登場のこぎん刺し美しい文様は存在感があるので、小さな手提げは、壁に飾っても良さそう。長いお付き合いをしてくれるこぎん刺しが、お気に入りの一品になりますように。 【ご紹介したアイテム】青森県の伝統工芸品であり、独自の幾何学模様の刺繍が美しい、「津軽こぎん刺し」。ランチタイムや近所へのお出かけにさっと持ち出せる手付き小袋(トートバッグ)です。⇒ 弘前こぎん研究所 こぎん刺し 手つき小袋 ミニトートバッグ 【アンジェ別注】 【ご紹介したアイテム】青森県の伝統工芸品であり、独自の幾何学模様の刺繍が美しい、「津軽こぎん刺し」。お化粧品や文具を入れたり、バッグの中の小物整理に便利な、新小物入れです。⇒ 弘前こぎん研究所 こぎん刺し 新小物入れ ポーチ【アンジェ別注】 【ご紹介したアイテム】青森県の伝統工芸品であり、独自の幾何学模様の刺繍が美しい、「津軽こぎん刺し」。こちらは朱肉付きのがま口印鑑ケースです。⇒ 弘前こぎん研究所 こぎん刺し ハンコ入れ 印鑑ケース 【アンジェ別注】 =文:田口= ■暮らしのはなし スタッフのお気に入り
2020年07月27日2012年7月、食品衛生法が改正され、飲食店が牛の生レバー(通称・レバ刺し)を客に提供する行為が禁止になりました。みなさんも、現在は食べることができないことを知っているのではないでしょうか? 死者が出たことで禁止に禁止となった原因は、2011年に焼肉チェーン店が提供したユッケを食べて複数人が亡くなった事件がきっかけでした。ユッケなどの食肉を食べた客が次々と食中毒になり、5人が死亡。それを受けた記者会見で焼肉チェーン店の社長が「生食用の牛肉はありません」「法律で禁止するべきだ」と叫び、物議を醸しました。結局焼肉チェーン店は営業禁止命令を受け、そのまま倒産。そして事態を重く見た国が、食品衛生法を改正し、牛の生レバーなど死亡する可能性がある危険な食べ物の提供を禁止としました。 提供する店は今でも当時から愛好家が「法律で禁止するのはおかしい」と声を上げていましたが、法改正が断行されることになります。もう食べることは許されないのですが、禁止されればされるほど、食べたくなるのが人間というもの。なかには法律違反と知りながら提供する店もあるようです。昨年10月には、京都府の居酒屋が牛の生レバーを「あかんやつ」と称し提供していたことが発覚し逮捕。そして今年9月にも、大阪府内の飲食店店主が秘密裏に牛の生レバーを出しており、逮捕されました。いずれも警察が情報を聞きつけ、内偵のうえ御用となりましたが、違法と知りながら食べた客はお咎めを受けていません。本来ならば、罰せられるべきであるような気もするのですが。詳細を法律事務所あすかの冨本和男弁護士に質問してみました。 客側は罰せられないの?冨本弁護士:「罰せされません。店主が逮捕されたのは、牛の生レバーの提供が食品衛生法に違反するためです。食品衛生法は、食品の安全性を確保するための法律です。食品衛生法は、衛生上危険な食品の提供を禁止していますが、自ら食べることについてまでは禁止していません」 犯罪になる食品衛生法は提供を禁止としており、違法と知りながら食べることについては禁止していないそうです。提供する人間がいない以上食べることもないということなのでしょうが、本来ならば違法を申告するべきで、少々おかしいような気もします。ファンが多い「レバ刺し」は提供すれば売れることは間違いないだけに、店で出したくなる気持ちは理解できなくもありませんが、違法である以上それはできません。客側も「食べても無罪」という認識ではなく、「違法なことをしている」と考えるべきではないでしょうか。 *取材協力弁護士:冨本和男(法律事務所あすか。企業法務、債務整理、刑事弁護を主に扱っている。親身かつ熱意にあふれた刑事弁護活動がモットー)*取材・文:櫻井哲夫(本サイトでは弁護士様の回答をわかりやすく伝えるために日々奮闘し、丁寧な記事執筆を心がけております。仕事依頼も随時受け付けています)続発する「レバ刺し」違法提供食べた側は無罪なの?はシェアしたくなる法律相談所で公開された投稿です。続発する「レバ刺し」違法提供食べた側は無罪なの?はシェアしたくなる法律相談所で公開された投稿です。
2019年11月20日まとふ(matohu)の2019年春夏コレクションが、「Amazon Fashion Week TOKYO 2019 S/S」2日目の2018年10月16日(火)、東京・渋谷ヒカリエにて発表された。ブランド“第3章”がスタート昨シーズン、日本の美意識をコンセプトに2010年よりスタートしたシリーズ「日本の眼」が完結したまとふ。今季、新たなシリーズの開幕として発表の場に選んだのは、映像+プレゼンテーション形式という真新しい手法だ。物語の始まりは、青森・津軽オープニングを飾ったのは、大画面で映し出されたドキュメンタリー映像。「手のひらの旅」と冠した今回のプロジェクトの舞台は、青森・津軽。そこでは麻の粗い目に糸を通して、繊細な幾何学模様を描く“こぎん刺し”が、江戸時代から伝わる伝統技術として親しまれている。そしてその美しさに魅了されたデザイナーの堀畑裕之と関口真希子が、実際に刺し子が作業をする現場を訪れて、今季のコレクションとなるデザインのアイディアを膨らませていくというストーリーだ。3人のモデルによるプレゼンテーション映像が終了すると、会場に現れたのは3人のモデル。伝統を守り続ける刺子との交流を通して生まれたアイディアが、全く異なる雰囲気を持つ3パターンのクリエイションとなって視覚化される。アイコニックな「長着」にこぎん刺しを1人目のモデルが纏うのは、ブランドのアイコニックなワードローブ「長着」。羽根のように軽やかな印象を与えてくれるその素材は、試行錯誤の末に使用したというシルク素材。本来こぎん刺しには不向きなキメ細かなテキスタイルには、同じく繊細なシルク糸を通して、美しいグラデーションを描いた幾何学模様を実現させた。現代のワードローブへとアップデート続いて登場したモデルは、胸元に真っ赤なこぎん刺しをアクセントに配したジャケットを披露。本来寒さをしのぐため、裏着として使用されていたこぎん刺しであるが、無駄のないすっきりとしたシルエットや、首元をほんのりと隠す上品な襟のデザインなど、現代の要素と融合することで、洗練されたワードローブへと昇華している。こぎん刺しにオマージュを捧げて最後に現れたモデルは、こぎん刺しが彩るひし形の幾何学模様からインスピレーションを得たという、カットジャカードのジャケットを纏って登場。立体感を帯びた純白のジャカードは、まるでレースのように軽やかさを帯び、フレッシュな印象を与えてくれた。こぎん刺しをモチーフにしたニット&ワンピースもその他にも会場には、こぎん刺しをモチーフにしたニットやエレガントなワンピースなど20体のワードローブがマネキンに着せられて登場。先ほどのドキュメンタリー映像を見終わったこともあってか、“この洋服はどれほどの過程を要したのだろう”と、思わず作り手に想いを馳せながら、まじまじと眺めてしまう。日本の伝統文化や作り手との交流を大切にして生まれる、丁寧なワードローブ。ブランドが大切にしている根幹を、ひとつひとつのピースを通して感じ取ることができるコレクションとなった。
2018年10月19日まとふ(matohu)がスタートさせた新ブランド「まとふ プロジェクト(matohu project)」から、津軽の伝統工芸「こぎん刺し」を使った「コ-ギン ステッチ(CO-GIN STITCH)」が登場。2017年秋より、まとふ表参道本店で発売する。「まとふ プロジェクト」は、まとふがアートディレクションする新ブランド。各地の手仕事や工芸など失われつつある技術に目を向け、現代のファッションと融合させることで、新たな命を吹き込んでいく企画だ。今回は、江戸時代津軽地方で生まれた、伝統工芸「こぎん刺し」に着目。麻の野良着を暖かく丈夫にするため、太い綿の糸を刺繍‟刺し子”をしたことに起源を持つ「こぎん刺し」は、柳宗悦も高く評価したほど美しい手仕事が宿っている。「こぎん刺し」を施した襟とカフスを自由に取り換えられるアイテムを用意。繊細なデザインがあしらわれたそれぞれのパーツは、専用のシャツのみならず、ニットやドレスの襟元に加えたり、ジャケットの袖口から覗かせたり…とアクセサリー感覚で楽しめる。男女ともに使えるユニセックス仕様なのも嬉しいポイントだ。【アイテム詳細】まとふ「コ-ギン ステッチ(CO-GIN STITCH)」発売時期:2017年秋取り扱い店舗:まとふ 表参道本店住所:東京都渋谷区神宮前5-9-25 1FTEL:03-6805-1597
2017年04月10日伊勢丹新宿店にショップを構える「バジーレヴェントット(BASILE 28 VENTOTTO)」「ベータ(β)」「アルチザン(ARTISAN)」、「ギャバジンK.T(Gabardine K.T)」の4ブランドは、青森の伝統技法「こぎん刺し」を現代のファッションに昇華させたアイテム各種を販売する。販売期間は10月15日から10月21日まで、販売場所は本館4階ステージ#4。この取り組みは、日本の伝統や文化にスポットを当てた「イセタン ジャパンセンセィズ(JAPAN SENSES)」とのプロモーションの一環。「こぎん刺し」は、その昔、青森県津軽地方で、綿の栽培が困難であったことと、「農業倹約分限令」によって農民の衣類に制約があったことにより、農民達が目の粗い麻布でできた着物(こぎん/小布)に麻糸を差し込み、布目を補強して保温性を高める工夫を凝らしたことによって生まれたものだ。やがて明治に入ると、刺繍糸に木綿糸を使用するようになったばかりか、女性達の美意識も高まり、様々な模様が誕生。更に昭和には、柳宗悦らによる民藝運動をきっかけに、色とりどりの糸や布がこぎん刺しに用いられるように、今なお人々を魅了するものへと発展を遂げたのだ。今回のプロモーションでは、胸元に銀糸でこぎんを刺したウール混ワンピース(アルチザン/7万2,000円)、アシンメトリーな布地の切り替えに箔プリーツを施したスカート(アルチザン/4万8,000円)、ダッフルにあえてこぎんを刺したコート(バジーレヴェントット/18万円)など、斬新なアイテムがそろう。中には、異素材ミックスのアイテムもあり、こぎん刺しの新たな魅力が垣間見えるラインアップとなっている。更に、本館4階の「ワイズ(Y’s)」でもこぎん刺しアイテムが披露される。黒の地にあえて白い糸を刺すことで、日本の伝統技法とワイズの感性を巧みに融合させたロングジャケット(16万円)などの粋なアイテムがそろう。ロングジャケットは、地素材が2重(ダブルガーゼ)になっているため、布目を数えながら、こぎんを刺すにはかなり高い技術が要求されるという。高度なテクニックを有した匠の技を、ぜひ店頭で間近にみてほしい。また、ワイズのこぎん刺しアイテムは、ロングジャケット以外のものも含めECでも販売される。
2014年10月06日牛生レバーの規制により、レバ刺しそっくりに加工されたこんにゃくレバーが非常に注目されています。ゴマ油で食べると、まるで本物のレバ刺しのような食感と味わいとのことで、大変人気だそうです。こういった代替食品は古くからあるもので、カニカマボコやマーガリンなども代替食品やコピー食品のひとつですね。さて今回は、そんな本物に近い味や食感の代替食品、さらには身近にある食材を紹介します。■本物そっくりの代替食品●ウナギのかば焼きそっくりの山芋かば焼き最近は稚魚の不漁でウナギの値段が高騰していますが、安価でおいしく食べたい人にぜひ試してもらいたいのが山芋を使ったウナギもどき。山芋と豆腐などをすり合わせたものにノリを貼り付けてこんがりと焼き、ウナギのタレとさんしょうをかければ見た目はかば焼きです。フワっとした食感もたのしめます。「ウナギは小骨があるのがちょっと……」という人にもオススメです。●大豆ナゲット大豆をミキサーで砕いたものをかためて衣をつけて揚げると、見た目も食感もチキンナゲットそっくりになります。ケチャップやマスタードをつけて食べるともう鶏肉か大豆かわかりません。大豆なので子供さんも栄養たっぷり摂ることができます。実際に市販されているチキンナゲットの中には、鶏肉のすり身に大豆をくわえているものもありますよ。●アナログチーズ乳成分ではなく、植物性油から作られたチーズの代替食品。見た目はクリームチーズそのもので、並べられても見分けがつかないレベルです。ベジタリアンの人や牛乳の成分にアレルギーがある人でもチーズの食感を楽しむことができます。ただ、日本ではあまり流通していないので、手軽には入手できません。●さっぱり風味の豆腐白子ペースト状にした豆腐を特殊な方法で固めた代替食品。石川県の日本海藻食品研究所が作り出されたものです。外側がほどよい硬さで、中はトロトロしているので、ポン酢で食べるとまるで本物の白子のような食感を楽しめるそうです。●プルプル食感 ゼラチンのフカヒレゼラチンをほぐしたフカヒレのような形に加工して作った代替食品です。本物のフカヒレもゼラチン質なので、食感はほとんど変わりません。とにかく本物のフカヒレと比べて非常に安価なのが魅力的です。また、ほかのフカヒレの代替食品としては、春雨を使った物や、エイなどの別の軟骨魚を使ったものもあります。■身近にある意外な代替食品たち●がんもどきその名の通り、鳥の雁(がん)に似せて作られた食品ですが、最近では知らない人も多いのではないでしょうか?●カズノコお正月料理などでおなじみのカズノコ。国産のカズノコは貴重で最近は海外からニシンの卵を輸入してつくられています。また、粒状のニシンの卵の中には、キャペリンという魚の卵を着色しているものもあります。●サケの塩焼き市販されているサケの加工食品の中には、サケではなくマスが使用されているものが多くあります。缶詰などもカラフトマスが使われていることがほとんどのようです。●コーヒーフレッシュコーヒーフレッシュは生クリームの代用食品です。コーヒーには生クリームではなく、コーヒーフレッシュを入れるのが当たり前だという人ももしかしたらいるかもしれませんね。●回転ずしの寿司ネタご存じの人も多いと思いますが、安く提供されている回転ずしの寿司ネタの中には、別の魚が使用されている場合があります。例えばヒラメとされているのがナマズだったり、マグロがマンボウだったりします。味も食感も非常に似ているので気づかない人も多いですよね。規制により食べることのできない牛生レバーに似た食感のこんにゃくや、値段が高騰するウナギの変わりに楽しめる山芋かば焼きなどは、それらが好物な人は助かりますね。ただ、非常に似た味というだけなので、本物には及ばない部分もありますが、そこはガマンで(笑)。こういった本物とは違う食品を味わい、本物との差を楽しんでみるのもおもしろいかもしれませんね。(貫井康徳@dcp)
2012年10月20日ぐるなびウエディングはこのほど、「牛レバ刺し」 が7月1日から食品衛生法に基づき提供が禁止されることに関連し、レバ刺し好きの人の恋愛観・結婚観について調査を実施し発表した。調査期間は6月23日~6月24日、調査対象は10代~40代までのぐるなび会員の男女で、男性565名、女性592名。今回の調査では、全体の半数近い45.8%の人がレバ刺しを「かなり好き」「好き」と回答。この”レバ刺し好き派”を”アンチレバ刺し派”と比較し、レバ刺し好きの人の特徴や恋愛観・結婚観を考察している。まず食事に関する質問で、レバ刺しを「かなり好き」と答えたレバ刺し大好き派では、お酒好きの割合が71%と突出して高かった。アンチレバ刺し派は41%だったので30%も多い結果に。また、居酒屋から高級フレンチまで、あらゆる分野の飲食店で食事をする機会もアンチレバ刺し派に比べ多く、「女子会」や「男子会」といった同性との飲み会に出席する率も52%とアンチレバ刺し派の35%に比べ高かった。美味しいものへの探求心にあふれ、「人との交流」と「美味しいものを食べること」を大事にするライフスタイルがうかがえると分析している。次に恋愛体質に関する質問で、これまでに付き合った人数を聞いたところ、「これまで付き合ったことがない」という人はアンチレバ刺し派の8.3%に比べてレバ刺し大好き派は2.8%と少なく「5~9人と付き合った」(31.5%)、「10人以上と付き合った」(16.5%)と アンチレバ刺し派に比べて多くの恋を経験していることがわかった。また、「もしレバ刺しが食べられるとしたら、レバ刺しと○○、どちらを優先させるか」という質問では、約50%が「仕事の飲み会よりはレバ刺し優先」と回答したのに対し、「お目当ての異性からのデートの誘い」があれば大好きなレバ刺しを我慢してもいいと回答した人が87%に上り、恋愛を優先する恋愛体質であることがわかったという。結婚願望に関する質問においても、「絶対に結婚したい」「できれば結婚したい」と前向きな回答がレバ刺し大好き派で76.7%、アンチレバ刺し派は59.7%と差が見られた。レバ刺し大好き派は結婚にも積極的な傾向が見られるとしている。次に「大好きな人と別れなくてはならなくなったら?」との質問では、アンチレバ刺し派の人には「しばらく恋愛しない」と答えた人が41.8%と多かったのに対し、レバ刺し大好き派は28.2%だった。逆に「諦めて別の相手を探す」は55.3%とアンチレバ刺し派の42.2%より多く、たとえ大好きだった人との恋でも引きずらずあっさりしているようだと分析している。さらに女性の回答者に男性の好みについて聞いたところ、少数派ではあるものの「草食系男子」についてレバ刺し大好き派の女性はアンチレバ刺しの女性に比べ「好み」だと答える人の割合が約2倍だった。また、レバ刺し大好き派の女性は自分を「肉食系」だと認識している割合が78%と高い、という結果も。調査結果から同サイトでは「社交的で情熱的。恋愛・結婚に積極的。友達も大事にし、食費は惜しまない…。レバ刺し好きは、明るい人間関係や、活発な経済を担っている人たちと言えるかもしれません」と分析している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月02日プロモが運営する韓国料理屋「チヂミのおいしい店 明洞房(みょんどんぼう)」は、7月1日より「牛レバ刺し」にそっくりな新メニュー「明洞房オリジナルレバ刺し」の発売を開始する。7月1日より、焼肉店や居酒屋の人気メニュー「牛レバ刺し」の、飲食店での提供が禁止となる。6月12日の厚生労働省よる正式発表以降、「食べ納め」をしようと、多くの人が「牛レバ刺し」を提供する店を訪問しているという。同店ではこの「牛レバ刺し」人気を受け、「牛レバ刺し」を細部まで忠実に再現した「明洞房オリジナルレバ刺し」を販売開始する。「明洞房オリジナルレバ刺し」の正体は、韓国で昔から食べられているという伝統家庭料理「묵(ムク)」。どんぐりやソバ、緑豆の澱粉を豆腐状に固めたもので、最近では、どんぐりの美容効果から美容食品としても注目されている。同店では、この「ムク」を使用し、「牛レバ刺し」特有のとろっとした“見た目”、独特なシャクっとした“食感”、そして濃厚な深い“味わい”の3要素を、独自の製法で見事に再現した。その再現力は、本場の味・素材にこだわり、韓国から直接食材を取り寄せている同店ならではのもの。「牛レバ刺し」好きも思わず納得の、自信を持って勧められる仕上がりになっているという。「明洞房オリジナルレバ刺し」はホームページ上で6月29日より受け付けを開始し、7月1日より店頭とホームページ上での販売を開始する。■「チヂミのおいしい店 明洞房(みょんどんぼう)」住所:愛知県名古屋市緑区桶狭間切戸2412番地(大型駐車場完備、R23号線有松インター降りてすぐ)営業時間:11:30~14:30/17:00~23:00定休日:毎週月曜日(月曜が祝日の場合は営業し、翌日休み)【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月29日こんにゃく関連商品製造・販売のハイスキー食品工業は、”レバ刺しそっくりなこんにゃく”「マンナンレバー(R)」に、市販用の新商品「元祖マンナンレバー」を追加、7月10日に発売する。全国のスーパー店頭で販売するほか、インターネット通販も行う。参考価格は358円。マンナンレバーは昨年8月の発売以来、「レバ刺しそっくりのこんにゃく」として数多くのメディアで紹介され、生レバーの代用品として大きな反響を受けたという。今回新たに登場した「元祖マンナンレバー」は、開封して水気を切れば、あとは盛り付けるだけと調理不要。添付のごま油と塩をからめると、レバ刺しそっくりの味と食感を手軽に楽しめるとのこと。同社独自の脱アルカリ技術(製法特許)を用いたこんにゃく素材のため、こんにゃく特有のにおいを解消。あく抜きもいらず、また食中毒の心配もいらないという。容量は食べ切りサイズの60gとなっている。なお、商品名に元祖と冠するのは、同社の特許技術を用いて作られた初めての製品であること、また「マンナンレバー(R)」は同社の登録商標であることから、類似品との区別するためとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月18日震災からもうすぐ1年。クリエイティブユニットのkvina(クビーナ)が東北の魅力を伝える展示「Mi amas TOHOKU(ミ アーマス トウホク)」をロゴスギャラリーにて開催する。Kvinaは作家の小林エリカさん、グラフィックデザイナーの田部井美奈さん、写真家の野川かさねさん、イラストレーターの前田ひさえさんによるクリエイティブユニット。震災後「つながるひろがる東北応援プロジェクト」を発足し、仙台を拠点にする編集プロダクション「SHOE PRESs(シュープレス)」とともに、その活動のひとつとして「Mi amas TOHOKU」プロジェクトを発足。東北の企業とボーダーこけしグッズを製作、販売し、売上金を寄付することで被災地を支援する活動を続けてきた。Mi amas TOHOKUは、かつて岩手に暮した宮沢賢治も学んだエスペラント語で、「東北が好き」を意味する。徐々に希望を取り戻し始め、その姿を全国の人に見てほしいという「SHOE PRESs 」を中心とする現地の人々の思いから、kvinaのメンバーがそれぞれ現在の東北を旅行。ガイドブックを製作し、少しずつ復興している沿岸部の街、温かな祭り、おいしい食べ物、守り続けられる民藝、震災を機に立ち上がった地元の人々の活動を見つめ、その魅力を伝える。東北ガイドブック2012「Mi amas TOHOKU 東北が好き kvina×SHOE PRESsの観光案内」(私家版) 1,050円展示ではガイドブックで使用した、kvinaメンバーによる作品や写真を展示。「Mi amas TOHOKU」のボーダーこけしグッズや福島プロジェクト“ライフク”のピンバッチ、青森のセレクトショップ「STABLES」のセレクト商品、「SHOE PRESs 」が編集した書籍、各地域が出しているパンフレットや地図などを販売する。また、青森の伝統的な民藝「こぎん刺し」を体験するワークショップやミュージシャンのアン・サリーさんとともにライブ&トークショーも開催。kvinaを通して東北の魅力を改めて確認し、東北を訪れることで観光から復興支援を目指す今回の展示。復興についてもう一度考え直すきっかけにもなりそうだ。東北が好き「Mi amas TOHOKU」会期:3月9日(金)~21日(水) 10:00~21:00(最終日は17:00まで)会場:ロゴスギャラリー 東京都渋谷区宇田川町15-1渋谷パルコPART1 B1Fお問い合わせ:ロゴスギャラリー 03-3496-1287(10:00〜20:00)※3月16日(金)はイベント準備のため、14:00~15:30クローズ。※入場無料企画制作:パルコ協力:kvina・SHOE PRESs・高橋亜弥子・西村亜希子・mokka・オープニングアクト「Mi amas TOHOKU 東北が好き」日時:3月9日(金) 19:00〜20:00予定(18:30開場)出演・演奏・歌:VOQ映像・スライド:西村亜希子+kvina・こぎん刺しワークショップ「Mi amas AOMORI 青森が好き」日時:3月10日(土) 14:00~参加料:1,000円(材料費込み)定員:10名予約:メールのタイトルを「こぎん刺しワークショップ」と明記の上、お名前、人数、連絡先をご記入し、logos-g@parco.jp宛にご予約ください。返信のメールをもって予約を完了いたします。 ※予約の定員数に達し次第受付を終了させて頂きますのでご了承ください。・ライブ&トークショー「Mi amas FUKUSHIMA 福島が好き」日時:3月16日(金) 16:00~18:00予定(開場15:30~)出演:アン・サリー、LIFEKU、kvina取材/赤木真弓
2012年03月08日