いつも何かと人を小馬鹿にしてくる義父。その対象は息子(夫)や娘(義妹)にだけではなく、息子嫁の私や娘婿にも被害があるのです。クイズに答えられないと小馬鹿にし、義父の中で一般常識とされることを知らないと鼻で笑うことも……。知識が多く、物知りだと自覚している義父の態度に腹が立っていました。しかし、まさかの逆転劇があり、義父が人を小馬鹿にすることが減ったエピソードをご紹介します。 徐々に気になりだした言動義父は新聞社に勤めているため知識が豊富でとても物知りだということは、夫と結婚する前からわかっていました。ためになる話やマナーについても詳しく、ひと言で言えば完璧主義者。夫と結婚し義実家に行く頻度も多くなり、食事やお酒を一緒に楽しむ時間が増えていくなかで、どんどん距離が縮まり義父の言動に「ん?」と思うことも増えてきました。 というのも、会話のなかで難しい言葉を使われたときに答えられず聞き直すと、「この言葉知らなかった? はい、すぐ調べてみよう」と言われたり、「問題です。これは何でしょう」とうんちくを出題され、答えられないと鼻で笑われ、「知らないかー、ちゃんと勉強しないとー」と小馬鹿にされ始めました。 自分の常識が一番正しい初めは自分の息子や娘だけを小馬鹿にしていた義父ですが、だんだんと息子嫁である私のことも小馬鹿にしてきました。小馬鹿にするといっても許せるレベルではなく、鼻で笑いあしらうタイプ。そんな義父とクイズ番組を見ながらお酒を飲んでいるとき、漢字の書き順が出題され家族皆で答えていると、義父ひとりだけ回答が違い、あとの4人は同じ回答でした。 私は内心「義父が外れたらおもしろい!」と思ってしまったのですが、まさかの本当に義父だけが間違えてしまったのです。義父は「俺はこれで何十年も書いてきた! そんなことあるはずがない!」と辞書を開きましたが、やはり辞書を見ても義父が間違えていました。「間違いもあるよなー」とボソッとつぶやいた義父。完璧主義者の義父が初めて恥ずかしそうに言ったため、とても意外で驚きました。 今までの思いをぶつける家族夫も実家に帰る前には毎回、「また今日も小馬鹿にされるんやろうな」「小さいときから小馬鹿にしてくる親父が嫌いだった」と言っていました。また、「いつか見返してやりたいと思っていた。それ以外はいい親父なんだけど」と言っていたので、今回初めて間違えた父を見て、夫は「誰だって知らないこともあるし、間違いもあるんやから小馬鹿にするのやめたら?」と笑い混じりに雰囲気が悪くならないよう伝えました。 それを聞いた義父の娘や義母も「昔からお父さんそうだもん。自分が間違えたら恥ずかしいでしょう!」と楽しそうに伝えていて、義父もやっと少し周りの家族が嫌な思いをしていたことに気づけたようです。 私自身も「物知りでないといけない!」とプレッシャーを感じていたため、義実家に行くのが苦痛になっていましたが、こんなまさかの逆転劇があるとは思ってもいなかかったため、驚きました。 完璧主義者のため、義父は自分をはじめ息子や娘が恥をかかないように教えていたのだと思います。その方法は家族を不快にさせていたため正しいとは言えませんが、実際に自身が間違えたときに悔しい思いをしたことを機に、人を小馬鹿にすることはグンと減り、私のプレッシャーも軽減しました。 著者:平山 光3歳と5歳の姉妹のママ。約1年の不妊治療を経て、無事第一子の妊娠が発覚。第二子は自然妊娠で授かる。アトピー症状のある第二子をきっかけに、自然食や自然治療法を勉強中。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター こちょれーと
2022年02月10日「#小学生トラブル話」第6話。3人のお子さんを育てるたぷりくさん。長男・すー太郎くんの友だちがおうちにやってきて起きたトラブルをマンガ化! 短期連載にてご紹介していきます。友だちに言い返せないすー太郎くんを心配するたぷりくさん。“Rちゃんからお菓子を持ってこないと遊ばないと言われた”と聞き、お菓子がないと遊ばないなんて、友だちじゃなくなるよ、とすー太郎くんを説得。その末にすー太郎くんはおやつを持たずに公園へ行ったのですが…… 子どもの友だちがわが家で…小学生トラブル編第6話 おやつを持たずに公園へ行き、門限いっぱい遊んで帰ってきたすー太郎くん。「Rちゃんになんか言われた?」心配していたたぷりくさんは早々にすー太郎くんに質問。 すると…… お菓子についてRちゃんから聞かれたすー太郎くんは、「持ってきてないよ」と返答。公園にはたくさんの子が来たため、男女で分かれて遊んだとのことでした。 トラブルにならなくてよかった、と安心していたたぷりくさんでしたが…… Rちゃんが再び、毎日のようにたぷりくさん宅へ来るようになってきたのです!さらに、すー太郎くんの兄弟が食べているおやつ、飲みかけのジュースまで欲しがるようになってしまいました! たぷりくさんはストレスを感じるようになり、これはもうRちゃんのお母さんと話した方がいいのかな……と悩み始め…… 次回、「いつもお腹が空いているみたいで」ついにRちゃんママに……!?
2022年01月28日付き合っていたころから夫は超がつくほどのせっかちな性格。ごはんは口の中に放り込むようにして数分で完食、歩く速度、家事のスピードなど夫は私にも異常な早さを求めてきます。そしてそのたびに喧嘩が勃発。お互い納得はしていないものの、ずっと喧嘩をし続けるのは疲れるため、いつも何となく仲直りを繰り返していました。そして、5年目の冬、子どもが生まれ子育てがスタートしてから、どうしても許せない出来事が起こったのです……。 唯一のリラックスタイムさえも……生後4カ月の息子を育てていたころ、よく泣く子で、夫がいない日中はトイレ、食事、睡眠すべてを我慢して、ひたすら息子を抱っこしながらあやす日々でした。唯一ひとりでゆっくりできる時間は、夫がいるときのお風呂タイム。 息子を夫にお願いし、15~20分ほどゆっくりお風呂へ入りリフレッシュすることで、何とか育児を頑張ることができていたのです。「ゆっくりお風呂に入っておいで」と最初こそ言ってくれていた夫も、せっかちな性格がそう簡単に変わるはずもなく……。 夫が自分ひとりで息子の面倒を見ることがプレッシャーだったのかもしれません。息子がよく泣いたある日、ついに夫が私のお風呂時間の長さに激怒! 「遅い! 風呂は5分で上がれ! それ以上時間をかかるなら髪を短くしろよ!」と怒鳴りつけてきたのです。 5年分の問題が明らかに睡眠と食事もままならないのにお風呂の時間さえも削られてしまったら、人間としての何かを保つことができなくなってしまうと夫に猛抗議。しかし、夫はとにかく早くしろの一点張りで、お互いの話はまったくまとまらず……。 夫が求めるスピード感までは達していないものの、交際中から夫のせっかちな性格になるべく合わせてきました。夫の行き過ぎたせっかちな強要に反発して喧嘩をしたこともありましたが、だましだまし関係を保ってきて5年。子育てというライフイベントでついに誤魔化しがきかなくなったのでした。 どうしても直せないことがお互いある夫といくら話し合っても、話は平行線のまま1週間ほど経ったある日、今度は違うことで夫婦喧嘩。夫は床に食べ物や飲み物をこぼしては、いつもそのまま放置してしまうのです。夫にそのことを注意すると「申し訳ないけど、こればかりは癖みたいなものでどうしても直せない」と言ってきたのです。 私は今がチャンスと思い「あなたが食べ物を床に落として掃除することがどうしてもできないように、私もお風呂時間をこれ以上早くすることはできない」と夫に伝えました。すると夫は驚いたように一瞬黙ったあと「そうだよな……。お互いどうしても直せないことがあるよな」と言ってくれたのです。 その後は夫からのせっかちな強要はなくなり、私も夫のできないことは指摘せず気づいたら代わりにおこなうなど、夫婦でお互いさまの精神を意識するようになったのでした。 私たち夫婦は今回のことに限らず、お互い直す努力はしたけれど、どうしても直せないこと、譲れない習慣や癖などがあります。今までは自分の意見を相手にただぶつけて喧嘩をするだけでしたが、夫と出会って5年目にしてやっと何かあってもお互いさまだからとお互いを尊重し合い、助け合うことのできるきっかけとなった体験でした。 監修/助産師 松田玲子著者:米久 熊代1歳児男児の母。人材会社や人事の仕事を経験し、夫の転勤を機に退職。現在はフリーランスとして前職関係の仕事とライターをしながら、プレママ・新米ママ向けブログを運営中。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター こちょれーと
2022年01月26日4歳の娘と生後5カ月の息子を育てています。わが家は田舎にあり、家から5分の義実家の近くには親戚なども多く、昔ながらの距離の近い近所づきあいがあります。そんな義実家だからこそ起きたのが、今回の衝撃的な出来事でした。 別室で授乳タイム息子が生後4カ月のとき、義実家にみんなで遊びに行きました。義実家で過ごすなかで息子の授乳の時間になり、いつものように別室を借りました。その別室は大きな窓があって、そこから庭に出入りできるようになっています。 私はその窓を気にするでもなく、いつものように授乳していると、「ドンドンドン!」と窓をたたく音がします。驚いていると外で「R(義母の名前)さん!」と声がしたので、義母のお客さんなんだなと納得。しかし授乳の真っ最中なので動けずにいました。 おじさん! しかも…入ってきた「玄関のほうに行くかな?」と思っていたそのとき、いきなり部屋の窓が開いておじさんが入ってきました。その部屋の窓が開いているとも思っていませんでしたし、おじさんが勝手に入ってくるとも思っていなかったので私はびっくり。慌ててめくりあげていた服を降ろし、息子がくわえている部分を隠し、咄嗟に「Rさんはリビングにいると思います」と言いました。 するとおじさんは「お? Rちゃんの孫か? おっぱいくれてるんか? 見せて見せて」とズンズン近寄ってきます。息子は授乳真っ最中。「え? いや、あの」と言うも、おじさんの勢いに圧倒されて私はパニックになり動けませんでした。 夫が飛び込んできた!おじさんが近づいてきたところで部屋に飛び込んできたのは夫でした。「あ! こんにちは!」と言い、「ちょっと今こっちの部屋使ってるんで、あっちにどうぞ!」とそのまま連れて行ってくれました。おじさんが出ていってドッと汗が出てきた私。 こちらのパーソナルスペースにズカズカと踏み込んでくるかのようなおじさんの勢いに、遅れて恐怖心が出てきました。あとで聞くと、夫は話声が聞こえて慌てて入ってきたそう。夫が入ってきてくれなかったら、どうなっていたのだろうと思うとゾッとします。 夫から「義実家はよく近所の人が勝手に家に上がっている」とは聞いていましたが、授乳中というタイミングでそれを目の当たりにし、とにかく驚きました。これからは別室でも、授乳ケープを使うなど油断しないようにしようと思っています。 著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。 イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター こちょれーと漫画家。6人家族で、双子を含む4姉妹のママです! 今は主にイラストを描いていますが、もとは紙面で漫画を描いていました。
2022年01月19日現在、6歳の男の子を育てています。子どもも大きくなり、夫と子どもの2人だけで義実家に行くことも多くなりました。ある日の帰宅後、子どもから「おばあちゃんはなんで僕に●●って聞いたのかな?」と言ってきたのです。その内容にびっくりした体験談です。 程良い距離の義母夫はひとりっ子で、孫は私たちの子どもだけでした。そのため、義母はとても子どもをかわいがってくれていました。子どもも義父母に懐いていたので、私がひとりで休みたいときや家の大掃除をしたいときなど、夫と子どもだけで義実家へ行くことが多かったです。 私も「いつも助かっています」と義母にメールを送るなどし、良好な関係を築いていたと思っていました。しかしある日、いつものように帰宅した子どもが私へ不思議そうに質問してきたのです。 パパとママ、どっちが好き?子どもは「今日、おばあちゃんに“パパとママのどっちが好き?”って聞かれたんだ~」と言ってきたのです。さらに「僕が、“どっちも好きだよ”って答えたら、“じゃあ怒ったときに怖いのはどっち?”って聞かれたんだ。“パパ”って答えたら、おばあちゃんがすごくびっくりしてたんだよ。なんであんなにびっくりしてたんだろう?」とのことでした。 義母は私が居ないとき、子どもにいろいろ聞いているようでした。私は義母が子どもにこっそり聞いていることも、内容にもモヤモヤ。特に「ママのほうが好きじゃない・怖い」という回答を期待しているようなやり取りが気になりました。 夫からさり気なく言ってもらう同じようなことが何回もあると私もイライラしてしまうため、夫に相談。結果、私から何か言うと角が立つ思い、夫から伝えてもらうことになりました。 そして、私が聞いたということではなく、夫が子どもから聞いたと言う形で、「子どもが不思議がるから、あまり両親を比べるような質問をしないように」と、サラリと忠告してもらいました。義母も私に伝わる可能性があると思ったのか、夫に忠告してもらって以降は子どもにあれこれ言わなくなったようです。 乳幼児のときと違って、子どもも大きくなりいろいろとわかる年齢になっていました。義母もまさか子どもがそのまま私に伝えていたとは思っていなかったようです。夫に忠告してもらって以降は、義母が子どもに私たち両親を比べるような質問をすることもなくなったので、これでよかったのかなと思いました。 著者:坂本ひろ子1児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。 イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター こちょれーと
2022年01月12日パントマイム・アーティストとして活動するが~まるちょばによる舞台『が~まるちょば LIVE 2022 STORIES “ PLEASE PLEASE MIME ”』が、1月7日に東京・紀伊國屋ホールにて開幕した。本公演は、2021年1月に行った『が~まるちょば LIVE2021 STORIES “PLEASE PLEASE MIME”』の再演。ソリストとして意味のある舞台芸術作品を届けることをテーマに、セットのないシンプルなステージの上で、言葉を使わず身体ひとつで物語を展開していく。本編は複数のショートスケッチと長編『指環』の2幕構成。後半に登場する『指環』は、これぞが~まるちょばと言えるストーリー性の高い長編。その名の通り〈指環〉を軸に、ある男性の人生の中で起こった出来事を描き、長い期間をかけて環境や感情が変化していく主人公はもちろん、彼に関わる登場人物との出逢いや成長もすべて一人で表現した大作だ。が~まるちょばは、2021年開催の2020年東京オリンピックの開会式で、ピクトグラムパフォーマンスを行ったことで知名度が一気に上昇。「この1年で、(自分のことを)初めて知っていただいた人たちに向けて、パントマイムってこういうものなんだと知ってもらうために、ちょっと工夫しなければいけない部分もあるかなと思っております」と、昨年にはなかったパントマイム・ショーの要素をオープニングに“ちょびっと”追加。身のトレードマークとも言えるモヒカン姿で、テレビなどでおなじみのパフォーマンスを披露。会場の笑いを誘い、が~まるちょばの世界へと引き込んでいった。さまざまな喜怒哀楽の形やキャラクターの個性や置かれている状況、感情の移り変わりを、声を発することなく、身体一つで表現する本公演は、まさにパントマイムの凄さを感じる圧巻のステージとなってる。◆が~まるちょば コメント昨年、東京都に緊急事態宣言が発令されたのが1月7日。やむなく3公演を中止にせざるを得なかった2021年の『PLEASE PLEASE MIME』でしたが、奇しくも1年後の2022年1月7日から満席のお客様を迎えて『PLEASE PLEASE MIME』の再演が実現します!舞台を観て頂けることのなんと嬉しいことでしょう!その喜びと、そしてパントマイムの醍醐味を受け取って頂ける様に、舞台の上で精一杯努めたいと思います。【公演概要】『が~まるちょば LIVE 2022STORIES “ PLEASE PLEASE MIME ”』作・演出・出演:が~まるちょば会場:紀伊國屋ホール(新宿区新宿3-17-7紀伊國屋書店新宿本店4F)公演日時:2022年1月7日(金)14:002022年1月8日(土) 14:00、18:30 ※18:30は追加公演2022年1月9日(日) 14:00※開場は開演の45分前料金:前売・当日5,000円(全席指定/税込)※未就学児入場不可※会場内ではマスクの着用を必須とさせていただきます。必ずご持参ください。チケット一般発売日:2021年10月23日(土)10:00~チケットぴあ: 公式サイト:企画・製作:ティアスエンド主催:サンライズプロモーション東京 / MY Promotionお問い合せ:サンライズプロモーション東京0570-00-3337(平日12:00~15:00)
2022年01月07日私と妻は、私の両親と同居して7年になります。同居当初は妻も必死に母に食らいつき炊事、洗濯、掃除と家事をこなしていましたが、次第に妻がおこなったことに対して母がやり直すように……。そんな母と妻の家事の出来事を紹介します。 家事の共有同居当初、母は妻に対して家事を一緒におこなう提案をしました。共有する家事は洗濯、掃除、食事の準備といったごく一般的な内容です。 ルールとしてはどちらかが洗濯をしている間はどちらかが掃除をするというような状況に応じた対応をし、食事の準備は一緒にするといった内容でした。妻は了承し、母に遅れをとらないようにと一生懸命でした。 母が突然…そんなある日、妻が部屋の掃除を終えて次の家事に取り掛かろうとしたとき、母が掃除機を持ち始めました。何か床にこぼしたのかと思っていたら、母は妻が掃除機をかけた場所をもう一度掃除しだしたのです。妻は「お母さん、そこの掃除は終わったよ」と言うと、母は「知ってるけどこのへんがちょっと……」と言いながら掃除をやり直しました。 それだけにとどまらず、妻が片付けたバスタオルを引っ張り出してまたたたんで並べ直したり、炊飯器に準備した米の水を入れ直したりと、日に日にやり直しがエスカレートしていきました。 自分でやらなければ気が済まないやり直しの日々で、妻はさすがに精神的に参ってしまいました。何が悪かったのかを聞くに聞けず、ついには家事に手を出すことができなくなってしまった妻。私はさすがにまずいと思い母と話をしました。 すると母は悪気があったわけではなく、これまで家事をこなしてきた手前共有するのが思ったより難しくて、自分でやらなければ気が済まないことに気づいたと言いました。 「共有」ではなく、「分担」に共有している状態だから相手のやっていることが気になるのではと思い、割りきって分担してはどうかと提案しました。もちろん私の担当も含めてです。自分の仕事が明確になり、相手がやる前にやらなければという気苦労もなくなると私は考えました。 母はしぶしぶ承諾し、分担の生活がスタート。妻は自分の担当の家事に積極的に取り組めるようになり、母も最初はもどかしさを感じていましたが次第に慣れ、以前のようなやり直すという行為はなくなりました。 長年家事をこなしてきた母と同じレベルで家事を共有することは、経験値の差などもあり難しいのかもしれません。私は分担という選択をしてよかったと思っています。私の分担は休日の掃除と夕食の準備ですが母に合わせようとも思わないですし、自分のペースで作りたい料理を作れるので楽しくおこなえています。 著者:佐藤 稜5歳と1歳の2児の父。サラリーマンとして働きながら副業としてライターを目指す他にブログ記事も執筆中。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター こちょれーと漫画家。6人家族で、双子を含む4姉妹のママです! 今は主にイラストを描いていますが、もとは紙面で漫画を描いていました。
2021年12月16日自分の住むマンションで聞こえ続ける子どもの泣き声。様子を見に行ったら、家に入れずに泣いている女の子が。なんとかしてあげたいけど……。同じマンションだからこそご近所さんとギスギスしたくない。でもほっとくわけにもいかない。思い切って声をかけたその後の展開についてお話しします。 近所で泣く子ども、どうしたらいい?3人の子どもを持つ兼業主婦です。わが家のマンションの世帯数は50世帯未満。だから顔見知りが多く、ご近所さんの付き合いもあります。ある日マンションの通路で「入れてよー、誰かいないのー」と泣き叫ぶ声が響いていました。 マンション内だし、余計なお節介かもしれないと思いましたが、雨で肌寒くなってきたのと、一緒にいたわが子が「おうちはいれないのかなぁ」との心配する声に仕方なく様子を見に行きました。 「塾に行かせて」電話ごしの親子喧嘩見に行くと、小学校低学年の女の子でした。家に鍵と携帯電話を忘れて、泣きくずれ精神的に弱っているようです。体がまだ小さくて、このまま立ち去れませんでした。幸い母親の携帯電話の番号を覚えていて、私の携帯でかけようとしたとき、「おしっこ!」とわが子。仕方なくわが家についてきてもらいました。 家で子どもたちとアニメを見せている間に母親に事情を話すと、「今仕事で、子どもは塾があるのでひとりで行くよう伝えてください」と言ってきました。女の子に携帯をかわると、「行けるはずないじゃん、つらすぎるよー」と電話ごしに口論になってしまいました。 「次は大丈夫です」と念を押された私私も小さい子どもが3人いたので、夕飯の時刻が近づき焦ってきました。でも女の子は泣いてらちがあかないと思い、私が塾まで送っていこうと提案。そこまで言うと、「わかりました。職場が近くなので迎えに行きます」とのこと。「職場近くなんかーい」と何度も心でツッコミを入れ、待つこと数分。 そして、「お世話になりました」と母親が迎えにきました。「娘は安心したと思います。でも次は大丈夫ですから」と念を押されました。ドアを閉めると、しばらく母親と女の子の言い争いが聞こえました。 それから何度もその子の母親と会いましたが、気まずい雰囲気でした。こんな形になったのは残念です。でも、わが子は女の子に「よかったね、ママがいてラッキーだよ」と言ってくれたので、「何も悪くない、お節介上等」と思うことにしました。もし逆なら、例えお節介でも見てくれる大人がいることで、子どもは安心すると思ったからです。 著者:巳村 糸8歳、5歳、0歳の子どもを持つママ兼保育士。趣味は旅行、レジャー、ショッピング。家族5人になり、軽自動車を手放して7人乗りの天井が見える車を購入。この夏は初のオートキャンプを計画中。 イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター こちょれーと漫画家。6人家族で、双子を含む4姉妹のママです! 今は主にイラストを描いていますが、もとは紙面で漫画を描いていました。
2021年12月09日夫は普段から家事や育児に積極的に取り組んでくれています。休日も家族でおでかけして楽しく過ごしていました。でも私は休日の朝、夫の振る舞いに少し不満に思うことがあって……。そんなことが続いていたとき、ある事件が起こったのです。 休日の夫は出発時間が迫ると…長男が1歳ぐらいのときの話です。夫は普段から仕事に加え、家事や育児も積極的にやってくれて、とても助かっていました。ただ私は少しだけ不満に思うことが……。それは休日の朝、それまでダラダラしていたのに、家族でおでかけする時間が近づくと、急に持ち帰りの仕事を始めること。 私は「まあ朝のほうが仕事のやる気が出るのはわかるし、夜にするのは疲れているから仕方ないか」と思っていたのですが、よく考えてみると夫は、前日の夜は遅くまでスマホや動画を見て過ごしているのです。そのため翌朝の寝起きが悪くなり、私が出発しよう思っている時間になってやっと目が覚め、仕事を始めることになってしまうのです。 出発したい時間を伝えてみたそうなると、出かける準備が終わっている私と長男は手持ち無沙汰になってしまいます。私はいつも休日は朝10時ごろを目処に出発して、公園などで1時間半ぐらい遊んだあとにランチをする、という段取りを頭の中で組んでいました。しかしよく考えると、それを夫にしっかり伝えていなかったということに気付いたのです。 私が伝えていなかったのが悪かったのかもしれないと思い、それからは前日の夜に「明日は◯時に出発しようと思ってるから協力してね」と伝えるようにしました。しかしその後も同じようなことが続いたのです。 長男に邪魔をされ怒る夫そんなある日、またおでかけの時間が迫ると仕事を始める夫に、長男が遊んでほしくてまとわり付いてきました。夫は長男に邪魔をされてイライラしている様子。そして「仕事してるから邪魔するなよ!」と長男に怒ったのです! 長男はびっくりして泣いてしまいました。そうなる可能性は夫も予想できたはずだし、長男は何も悪くないのに……。 私は夫に「夜に仕事をするのが大変なのはわかる。でもそれならもう少し早寝早起きをして、◯◯(長男)と私が準備をしている間に仕事をしてほしい。◯◯(長男)がいるときはなるべく家族の時間を大切にしたいから」と伝えました。夫は納得してくれ、その後はほぼ目標の時間に出発できるようになりました。 最初は出発したい時間だけを伝えていた私でしたが、家族の時間を大切にしたいという理由も伝えることで夫は納得し、その後の行動を改めてくれました。家族だからわかってもらえるだろうと思っていることでも、言葉にしないとわからないこともあります。自分の考えや気持ち、ときには理由もしっかりと相手に伝えることが大切だと思った出来事でした。 著者:今岡めい6歳と3歳の超わんぱく兄弟を育てるママであり、フリーライター。「子育てで一番大切なのは母親が笑顔でいること」「幼児期最大の英才教育は遊びである」をモットーに掲げ、日々テキトー育児を繰り広げている。 イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター こちょれーと漫画家。6人家族で、双子を含む4姉妹のママです! 今は主にイラストを描いていますが、もとは紙面で漫画を描いていました。
2021年11月25日YouTuberのはじめしゃちょー、YouTuberグループ「はじめしゃちょーの畑」メンバーのたなっち、凸、またぞうが15日、ライブ配信アプリ「17LIVE(ワンセブンライブ)」にて実施された『「はじめしゃちょー」オーディション開催記念ライブ配信』に登場した。17LIVEとはじめしゃちょーがタッグを組む初のオーディションイベント「17LIVE×はじめしゃちょー&畑チャンネル出演者募集プロジェクト」が16日より開催されることを記念し実施された今回の配信。はじめしゃちょーがライバーの配信にサプライズでコメントを行うコーナーや、『はじめしゃちょーの畑』の人気動画を当てるクイズコーナーなどが行われた。そして動画後半には、はじめしゃちょーと「畑」メンバーが、Twitterで寄せられた質問に回答。「一番楽しかった企画」として、はじめしゃちょーは「3億円の豪邸を購入した動画」を挙げ、2、3年ほど前から憧れていた家を購入できたことについて、「達成感というか、目標が一個クリアできた嬉しさがありました」としみじみと語った。一方、「一番キツかった企画」は、「事故物件に一人で泊まる」というもの。「なかなかそういうところに泊まる機会もないので、このチャンスを無駄にはできないと泊まった」と言い、「気がおかしくなるくらい頑張りました」と振り返った。そして最後に「17LIVE×はじめしゃちょー&畑チャンネル出演者募集プロジェクト」に参加するライバーに向け、はじめしゃちょーは「動画クリエイターさんもうちに来られたことがないので、かなりレアな経験だと思う」「本当に楽しんでほしい。お待ちしております」とメッセージを送った。
2021年11月16日母乳育児をしていた私は、卒乳は自然に任せようと考えていました。しかしなかなか1日の授乳の回数が減らないのを知った義母は、「長くても産後1年で断乳すべし」のポリシーで、断乳を強要をしてきたのですが……。 母乳育児をやめるタイミングわが家では生後5カ月ごろから離乳食を始めましたが、なかなか進まず子どもは母乳ばかり欲しがりました。昔は1歳までに断乳をしていることは知っていましたが、自然に子どもがおっぱいを欲しがらなくなるのを待つという卒乳という形があるのを知り、母乳をやめる時期は長い目で見ようと決めていました。 しかし、ある日、離乳食が始まっても母乳ばかり飲んでいる孫を見た義母は「なぜおっぱいばかり飲んでいるの!?」「離乳食をどんどん進めなさい!」と怒り始めるようになったのです。 エスカレートする断乳コールさらに義母は「1歳を過ぎたらおっぱいはただの水。栄養なんてない」「おっぱいなんて飲ませるくらいならジュースでも与えなさい」と言ってきたのです。昔は、1歳を過ぎたらおっぱいは水だと言う人もいたようですが、母乳を与えている私としては大変ショックでした。 私は子どもの精神的安定や親子のスキンシップのためにも、まだ断乳はしたくありません。それなのに、「1歳で母乳を飲ませているなんて孫がかわいそう」「まだ、おっぱいを飲んでいるなんて恥ずかしいわ」「おっぱいなんておいしくないでしょう」と言われ、私は涙が出ました。 その子に合った卒乳の時期で…1歳半を過ぎたころ、食べる量は少ないものの母乳以外の食べ物に興味が出てきたのか、自然と母乳の回数が減り、2歳を過ぎるころには自然に卒乳をすることができました。 義母にいろいろなことを言われ、無理にでも断乳をするべきなのかと悩んだ時期もありましたが、保健師さんにも相談をし、このまま子どものペースで卒乳を待つ形にしてよかったと心から思っています。卒乳の時期は、子どもの個人差がかなりあるということを身をもって知りました。 義母とは卒乳の件でギクシャクしていた時期もありましたが、子どもが卒乳をしたことで安心したようで、後日私に言い過ぎてしまったと謝罪がありました。なかなか母乳をやめない私と孫を見て焦ってしまったようです。「昔と今では断乳の考え方が違うのね~」と言って、2人目の母乳育児に関しては温かく見守ってくれました。今では笑い話になっています。 著者:神崎 ハナ2児の母。発達障がい児の育児に奮闘中。育児や健康に関する記事を執筆中のライター。教職員や福祉の資格を持つ。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター こちょれーと漫画家。6人家族で、双子を含む4姉妹のママです! 今は主にイラストを描いていますが、もとは紙面で漫画を描いていました。
2021年11月13日現在2歳の娘を育てています。住んでいるのは関東の田舎のほうで、近所には子どもよりおじいちゃん・おばあちゃんが多い地域です。それはそれでかわいがってもらえるので良いのですが、人によってはちょっとしつこい育児の先輩になったりもします。そんなしつこい子育てアドバイスを、波風立たせずに乗り切った体験談をお伝えします。 お隣は近所でも有名なおしゃべりおばさんわが家の隣に住んでいるのは、世話好きでおしゃべり好きなおばさんです。娘が生まれる前まではあいさつをして、ごくたまに少しだけお話しする程度の距離感でした。 娘が生まれてもしばらくは同じような距離感だったのですが、娘が1歳4カ月で外を歩き回るようになってから、その距離感が激変しました。 毎回育児アドバイスを延々と…ある日、歩けるようになった1歳4カ月の娘と家の前で遊んでいると、お隣のおばさんが家から出てきて話を始めました。ここから1時間、怒涛の育児アドバイスが始まりました。「布おむつのほうがいい」「私は孫も育てた」「歩き方が少し変だよ」などなど……。 しかもこれが1回きりではありませんでした。会うたび、しかもほとんど同じ話を毎回聞かされるようになったのです。偶然会うならまだいいですが、玄関を開ける音や車が帰ってきた音を聞いて急いで出てきているようで、週の半分以上は延々とアドバイスを聞いている時間がありました。 思い切って避けてみたさすがに週の半分以上、毎回30分~1時間の一方的なアドバイスを聞いていては、たまったものではありません。そんな状態で2週間も経つと我慢の限界がきました。そこで「もう我慢できない!」と思い、積極的に避けるようにしたのです。 まずは車をとめる場所を、お隣さんから見えない駐車場に変えました。また、2回に1回は「すみません病院の予約しているので」「これからお昼寝なので」など言いながら避けるようにしました。 会ったときはきちんとあいさつで乗り切った!これを数回繰り返すとさすがにお隣さんも察してくれたようで、車を駐めたり玄関を開けただけで飛び出してくることはなくなりました。 けれどもこれで終わりではありません。ゴミ出しなどでは時々会うので、そのときはとびきり元気に「おはようございます!」と言うようにしています。それを受けてなのか、お隣さんは娘に会ったときも今まで通りやさしく接してくれます。 育児中に無駄なイライラは溜めたくない一方で、娘をかわいがってくれるお隣さんを切り捨てることもしたくありませんでした。もしかしたら関係が悪くなることもあったかもしれませんが、結果としてお隣さんとはほどよい距離感に戻ることができました。思い切って嫌なところだけ避けてよかったなと思います。 監修/助産師REIKO著者:水田 真理アレルギー持ちな娘の母で元理科の塾講師。子育てはできるだけ家にあるもので、娘と楽しめるように日々創意工夫を実践。 イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター こちょれーと漫画家。6人家族で、双子を含む4姉妹のママです! 今は主にイラストを描いていますが、もとは紙面で漫画を描いていました。
2021年11月13日現在2歳の娘を育てています。住んでいるのは関東の田舎のほうで、近所には子どもよりおじいちゃん・おばあちゃんが多い地域です。それはそれでかわいがってもらえるので良いのですが、人によってはちょっとしつこい育児の先輩になったりもします。そんなしつこい子育てアドバイスを、波風立たせずに乗り切った体験談をお伝えします。 お隣は近所でも有名なおしゃべりおばさんわが家の隣に住んでいるのは、世話好きでおしゃべり好きなおばさんです。娘が生まれる前まではあいさつをして、ごくたまに少しだけお話しする程度の距離感でした。 娘が生まれてもしばらくは同じような距離感だったのですが、娘が1歳4カ月で外を歩き回るようになってから、その距離感が激変しました。 毎回育児アドバイスを延々と…ある日、歩けるようになった1歳4カ月の娘と家の前で遊んでいると、お隣のおばさんが家から出てきて話を始めました。ここから1時間、怒涛の育児アドバイスが始まりました。「布おむつのほうがいい」「私は孫も育てた」「歩き方が少し変だよ」などなど……。 しかもこれが1回きりではありませんでした。会うたび、しかもほとんど同じ話を毎回聞かされるようになったのです。偶然会うならまだいいですが、玄関を開ける音や車が帰ってきた音を聞いて急いで出てきているようで、週の半分以上は延々とアドバイスを聞いている時間がありました。 思い切って避けてみたさすがに週の半分以上、毎回30分~1時間の一方的なアドバイスを聞いていては、たまったものではありません。そんな状態で2週間も経つと我慢の限界がきました。そこで「もう我慢できない!」と思い、積極的に避けるようにしたのです。 まずは車をとめる場所を、お隣さんから見えない駐車場に変えました。また、2回に1回は「すみません病院の予約しているので」「これからお昼寝なので」など言いながら避けるようにしました。 会ったときはきちんとあいさつで乗り切った!これを数回繰り返すとさすがにお隣さんも察してくれたようで、車を駐めたり玄関を開けただけで飛び出してくることはなくなりました。 けれどもこれで終わりではありません。ゴミ出しなどでは時々会うので、そのときはとびきり元気に「おはようございます!」と言うようにしています。それを受けてなのか、お隣さんは娘に会ったときも今まで通りやさしく接してくれます。 育児中に無駄なイライラは溜めたくない一方で、娘をかわいがってくれるお隣さんを切り捨てることもしたくありませんでした。もしかしたら関係が悪くなることもあったかもしれませんが、結果としてお隣さんとはほどよい距離感に戻ることができました。思い切って嫌なところだけ避けてよかったなと思います。 監修/助産師REIKO著者:水田 真理アレルギー持ちな娘の母で元理科の塾講師。子育てはできるだけ家にあるもので、娘と楽しめるように日々創意工夫を実践。 イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター こちょれーと漫画家。6人家族で、双子を含む4姉妹のママです! 今は主にイラストを描いていますが、もとは紙面で漫画を描いていました。
2021年11月13日親の前でも暴言、暴力をふるう監督。役員をしているから自分の子を出してという親の子や、監督に贈り物を送る親たちの子を試合に出すえこひいきも酷い。もちろんそれを良く思っていない親もいるけど、通える範囲に移籍できるチームがなくて、みんな黙っている。わが子は小6だから最後まで所属するつもりだけど、何か親としてできることはない?というご相談をいただきました。今回もスポーツと教育のジャーナリストであり、スポーツ現場における暴力暴言指導の取材経験も豊富な島沢優子さんが、お母さんの相談にお答えします。(文:島沢優子)(写真はご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)<<他の親にわが子を注意されてイラっとする。監督に相談すべきか問題<サッカーママからのご相談>こんにちは。息子はもう最終学年でスポ少活動も残り少ないので、このままチームに居続けると思いますが、どうにかこの監督の事を相談したくてご連絡しました。3年生からスポ少に入っていて、スポ少以外にサッカースクール2つに入って練習していますが、他で教わっているのが気に入らないのと親がサッカー経験者なのが気に入らないのか、監督に試合に出してもらえず、親の前でも酷い暴言、軽い体罰などが見られます。特に監督に直接個人的に贈り物などをしている家庭や、親がスポ少役員をしているから試合に出してくれと相談している保護者がいて、その子たちが優遇されています。えこひいきがひどいです。歴代の卒団者の子ども達、保護者に聞いたところ、昔からこうみたいです。当然良しとしない方もいますが、移籍先がないので我慢していたようです。辞めさせたくても、他に移籍できるスポ少はなく、今からクラブチームにも行けず、子どもたちが可哀想です。他の学年の子たちはこの環境が続くわけで、環境改善のために何かできることはあるでしょうか。息子もそうですが、暴言や叩かれるなどの体罰で委縮しているようでサッカーを本心から楽しめていないようです。そんな子どもたちへのフォローの言葉などもあれば知りたいです。<島沢さんのアドバイス>ご相談いただき、ありがとうございます。ジュニア期は、子どもにサッカーの楽しさを伝え、主体性を重んじて自分で考え行動できるよう育ててほしい。そんな願いをもって、少年サッカーの育成環境が進化するよう働きかけてきました。暴力や暴言、パワーハラスメント的な指導は少しずつ薄らいできましたが、まだまだ残存するのが現状です。今回のご相談は、そのことを思い知らされる内容で、思わずため息が出てしまいます。これまで保護者の皆さんからの相談をたくさん受けてきましたが、およそ7割は不適切な指導をするコーチへの対応でした。そのなかでも、今回ここに書かれている指導者のふるまいが事実だとしたら、看過できるものではありません。お母さんにとって厳しい言い方になるかもしれませんが、ご理解いただけるとうれしいです。■少年サッカーの現場で起きている暴力の例まず、体罰があるのは大きな問題です。ご相談文に「親の前でも酷い暴言、軽い体罰」とあります。「軽い体罰」とはどんなものでしょうか?スポーツや教育界が2013年に暴力根絶宣言を行って以来、少年サッカーの現場で私が見聞きした暴力は以下のようなものです。1)頭を平手でバシっとたたく。2)頭をげんこつでゴツンと殴る。3)頬をバシッとビンタする。4)お尻をボコッと蹴る。5)拳で胸をガツンと強く衝く。6)ボールを至近距離から頭や体にドスンとぶつける。7)ペットボトルをさかさまにして、キャップのへりの部分で頭をゴツンと小突く――。これらは皆、親御さんによっては「軽い体罰」と表現されていました。例えば、7番目に挙げたペットボトルでの殴打。暴力指導を知った私はすぐに保護者を取材しました。が、その親御さんは「大した暴力ではない。いいコーチなんです」と庇っていました。その保護者と話した時、「頭を平手でたたくこともあると、他クラブのコーチから聞きましたよ」と話したら、その方は最初「(手を)パーでペシッとやるくらいですよ。大したことありませんよ」とおっしゃいました。■叩くコーチを容認していた保護者が数か月後に......さまざま話すなかで、私が「感情的になったり、ひどく怒ったときはどうですか?」と聞いたら「まあ、そりゃ少し力が入りますよね。(頭を平手で)バシッとやる(たたく)こともあります」と言ったのです。「バシッとやるんですよね。暴力ですよ。ペシッとたたいていれば、感情が高ぶるとバシッになるし、さらに進めば拳で殴って、よけた子どもを失明させたりしますよ」(私はこの件を経験して以来「バシっとたたく」というように、「バシッと」「ゴツンと」といった擬音をなるべく入れるようにしています)保護者の方は一瞬黙って「は?そんなん、仮定の話でしょ?」と焦ったようにおっしゃいました。ところが、その方は数か月後、ご自分から私に電話をかけてきました。コーチの暴力によって、お子さんは鼓膜が破裂したそうです。鼓膜破裂は自然治癒しましたが、その子はその間中耳炎になり長くサッカーも運動もできなくなった。結局チームを辞めたということでした。■「大したことではない」親が暴力やパワハラを容認する理由親御さんたちは「少年サッカー(少年スポーツ)例外主義」になっていないでしょうか。暴力もパワハラも「サッカー(スポーツ)の現場では仕方がない」と考えているようです。それは親御さん自身が、部活やスポーツの指導で暴力やパワハラを受けていることも影響しています。特に、そのようなひどい環境を生き抜いた方は、暴力等を潜在的に「大したことではない」と受け入れがちです。自分も耐えられたから大丈夫、と軽く考えてしまう。これは「生存者バイアス」と呼ばれるものです。仮に、1から7のような暴力(体罰)が、もし通う小学校の担任によるものだったら、どう対応されるでしょうか。担任に贈り物をしている家庭や、親が学校の役員をしているからと、担任が通知表に良い点を付けたり、劇の主役にされるなど優遇されたら、どんな気持ちになるでしょうか。保護者の方によく言われるのが「学校の先生ではなく、何も勉強していないボランティアでコーチをしている方にそこまで求められません」というものです。一見すると「まあ、そのくらい勘弁してあげようよ」と寛容に見えますが、ボランティアで指導しているコーチの方々に失礼な気がします。■暴力暴言、えこひいきはやってはいけない。今すぐ親にできる対策は(写真はご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)お母さんは「子どもたちへのフォローの言葉などもあれば知りたい」と書かれています。でも、そんな言葉はありません。「コーチは暴力をふるうけど、あなたのことを思ってやっているのよ」などと絶対に言ってはいけません。暴言も、暴力も、えこひいきも、やってはいけないこと。本当にフォローしたい(支えたい)のならば、チームはすぐにやめさせましょう。中学生までもう少しです。サッカースクールがあるのなら、そこでの活動のみに絞り、楽しく真剣に続け中学校でまたチームに入ればよいのではないでしょうか。そして、コーチの暴言や暴力、理不尽な運営の仕方については、日本サッカー協会の相談窓口にきちんと報告しましょう。暴力等根絶相談窓口★窓口の取扱対象となる範囲は下記のとおりです。1)対象となる行為者本協会に登録する個人(指導者、チーム代表者、審判、選手、本協会又は加盟団体の役職員)2)対象となる行為登録されたチームにおけるサッカーの活動現場で生じた対象者による暴力行為(直接的暴力、暴言、脅迫及び威圧等)3)窓口を利用できる人原則として、対象行為によって被害を受けた者又はその家族、関係者、代理人若しくはこれに準ずる者島沢優子(しまざわ・ゆうこ)スポーツ・教育ジャーナリスト。日本文藝家協会会員(理事推薦)1男1女の母。筑波大学卒業後、英国留学など経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。1998年よりフリー。『AERA』や『東洋経済オンライン』などで、スポーツ、教育関係等をフィールドに執筆。主に、サッカーを始めスポーツの育成に詳しい。『桜宮高校バスケット部体罰事件の真実そして少年は死ぬことに決めた』(朝日新聞出版)『左手一本のシュート夢あればこそ!脳出血、右半身麻痺からの復活』『王者の食ノート~スポーツ栄養士虎石真弥、勝利への挑戦』など著書多数。『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(池上正著/いずれも小学館)ブラック部活の問題を提起した『部活があぶない』(講談社現代新書)、錦織圭を育てたコーチの育成術を記した『戦略脳を育てるテニス・グランドスラムへの翼』(柏井正樹著/大修館書店)など企画構成も担当。指導者や保護者向けの講演も多い。最新刊は『世界を獲るノートアスリートのインテリジェンス』(カンゼン)。
2021年11月10日長男を出産して仕事復帰するにあたり、1歳で保育園に預けました。ようやく仕事ができると張り切っていましたが、度重なる長男の発熱。病児保育に預けていたのに、まさかの呼び出しに仕事を休むしかありません。夫は仕事を休めず、親も仕事をしていたため、夫にも親にも頼れない状況でした。初めての育児と仕事、自分なりに一生懸命やっていると思っていたのに、同僚からの心無い言葉に涙した私の体験談をお話しします。 1歳で仕事復帰! 保育園からの電話が…長男を出産して、1歳の誕生日から仕事復帰しました。保育園に預け始めるといろいろな病気にかかることはわかっていましたが、1週間ごとに保育園から「熱があります!」と職場に電話が……。 子どもが病気にかかったとき、夫にも頼れず、実家にも預けることができない状況でした。そのため、早退したり、病児保育に預けるため遅刻して行ったり、休まなければならなくなったりと、職場に迷惑をかけていることに申し訳なく思っていました。 同僚からの心無い言葉が…電話がかかってくるたびに上司に報告し、仕事を同僚にお願いして帰ることになるので、私自身も何度もこうなることに落ち込んでいました。そんなとき同僚の1人が、「育児も仕事も甘く考えてるんじゃないの?」と……。 私もできることならきちんと仕事をしたかったのですが、度重なる早退や休まなければならない状況にどうしようもなく、申し訳ない思いと悲しさで涙が溢れてきました。 理解ある上司に救われ、長男も元気にそのときの上司はお孫さんが生まれたばかりで、育児の大変さをわかってくれる方でした。「仕方ないよ!」と仕事内容も考えていただけたおかげで、なんとか仕事を続けることができたと思います。もし、病児保育がなかったら仕事を辞めていたかもしれません。 私は、2人目出産を機にまた迷惑をかけるかもしれないと、今までと同じ会社の中で勤務形態を変えることにし、正社員を辞め、パートへ切り替えました。すると、「子どもが小さいうちは病気にかかって、体が強くなっていく時期だからしかたない!」と、育児にも気持ち的に余裕が持てるようになりました。その後、長男はいろいろな病気にかかりつつも、3歳になるころにはあまり病気にかからなくなりました。 仕事復帰をしてからは想像以上に保育園からの呼び出しが多く、悔しい思いもしましたが、私にとっては育児と仕事を割りきることができたきっかけになったと思います。 監修/助産師REIKO著者:松田みさと長男と次男が15歳差の2男2女の母。仕事をしながら子育てに奮闘中。現在はライターとして、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。 イラスト制作者:イラストレーター こちょれーと漫画家。6人家族で、双子を含む4姉妹のママです! 今は主にイラストを描いていますが、もとは紙面で漫画を描いていました。
2021年11月05日息子が生後1カ月になるころに、初めて息子に会いにきてくれた義父と義母。孫の顔を見に来たのかと思いきや、お祝いも「おめでとう」の言葉もなく……。出産後に初めて義理の両親が家にきた際の驚きエピソードをご紹介します。 出産報告をしても、その後の連絡なし妊娠前は「孫はまだかな?」と頻繁に聞かれ、妊娠中には「赤ちゃん楽しみにしているよ」と言ってくれていた義父と義母でしたが、赤ちゃんが生まれた旨を夫が報告しても連絡は一切なし。最初のうちは、産後の私の体や気持ちを気づかってくれたのかな?とありがたい気持ちでしたが、今思うと義母と義父にはまったくそういう思いはなかったのだと感じます。 そして産後1カ月しても、義母と義父から何も連絡がなかったので、夫の提案で家に呼ぶことに。孫を楽しみにしてくれていたので、息子の機嫌のよい、起きている時間帯にきてもらうことにしました。 お祝いの言葉もなく…息子が生まれてから、初めての対面の日。義父と義母は手ぶらでわが家にやってきました。お昼時だったため、帝王切開の傷が痛むものの4人分のごはんを急きょ作りました。産後に初めて会ったのにもかかわらず「おめでとう」の言葉もなく、お祝いの品もなく、実母・実父との対応の違いに、私はショックを隠せませんでした。 そして、義父は家に来るなりくつろぎ始め、息子の様子はまったく気にしません。義母も息子には無関心で、テレビに夢中でした。義両親は、息子が起きていても寝ていてもまったく関わろうとしなかったのです。 タバコとお酒!?義父はランチが終わると近所のコンビニへ行き、タバコと缶のお酒を3本買って帰ってきました。すると、庭でタバコを吸い、リビングへ戻ってくると突然缶のお酒を飲み始めたのです。 義父は、息子の顔も見ず、抱くこともなく、そのままお酒を飲み終えて帰っていきました。それに対して、夫も義母も何も言わないのです。私は、何をしにきたんだろう?と嫌な気持ちになりましたが、夫の実家では普段の光景なのだと、私は悟りました。 義理の両親は、出産の報告に対しても連絡なし、赤ちゃんを見にきてもお祝いもなしでお酒を飲んで帰る姿にショックを受けました。生まれたことを喜び、接してくれた実家との違いを痛感。産後の気持ちが不安定なときだったこともあり、かなり落ち込みました。それ以来、義実家にはあまり期待をせずに程よい距離感で関わるようにしています。 著者:白田 よう保育士として働いていたが、出産を機に退職。やんちゃな男の子を育てながら、自身の体験談を中心に執筆中。 イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター こちょれーと漫画家。6人家族で、双子を含む4姉妹のママです! 今は主にイラストを描いていますが、もとは紙面で漫画を描いていました。
2021年11月04日ライブ配信アプリ・17LIVE(ワンセブンライブ)が、YouTuberのはじめしゃちょーとタッグを組む初のオーディションイベント「17LIVE×はじめしゃちょー&畑チャンネル出演者募集プロジェクト」を、16日より開催する。オーディション参加条件は、17LIVEで活躍中のライバーもしくは活動予定の女性で、オンラインオーディション開始時にアプリ内アカウントレベルが30以下であること。オンラインオーディションは16日から29日にかけて行われ、最終オーディションは12月中に実施予定。グランプリ受賞者は、YouTubeチャンネル『はじめしゃちょー(hajime)』にゲスト出演、準グランプリ受賞者は、はじめしゃちょーを含む7名の動画クリエイターのYouTubeチャンネル『はじめしゃちょーの畑』にゲスト出演することができる。さらに、アプリ内イベントで上位に勝ち残り、審査員から選ばれたライバーは、はじめしゃちょーのYouTubeチャンネルにエキストラとして出演することができる。また、同イベントの開催を記念し、はじめしゃちょーの17LIVE公式アカウントにて、“「はじめしゃちょー」オーディション開催記念ライブ配信”を15日(20:00〜)に実施。今回開催するオーディションのポイントについて、はじめしゃちょーがリスナーからの質問に回答する。
2021年11月01日夫の転勤を機に退職し稼げなくなった私に、夫は何かあるたびに「お前は稼いでないくせに」と見下してくるようになりました。私も働いていないことに対する罪悪感を抱くように。黙っている私に夫の言動はエスカレートしていったのです。 稼げない私を見下す夫夫の転勤先に子どもと一緒について行くため、私は勤めていた会社を退職し、わが家の家計は一馬力となりました。無駄づかいはせず毎月やりくりを頑張っていたため、毎月まとまったお金を貯金できていました。しかし、私が仕事を辞めたころから夫の厳しい家計チェックが始まったのです。 私がドラッグストアで購入した1,000円の化粧水さえも夫は無駄と言ってきたり、夫のリクエストで購入した夕飯の牛肉は「稼ぎのないお前は食べるな!」と、私だけ鶏むね肉を食べるように強要されることも。 私は最初こそ夫に抗議しましたが、何を言っても「稼いでから意見しろ!」としか夫は言わないのです。そんな毎日に、私は働いていないことに対する罪悪感をだんだんと抱くように……。喧嘩をしながらも夫の言うことを受け入れるようになったのでした。 言動はさらにエスカレート夫の言動はさらにエスカレートしていき、水道とガス代がもったいないからと私だけお風呂の時間を5分以内に制限されるように。5分が過ぎると早くお風呂から出るよう夫が催促をしにきて、「お前はこんなこともできないなんて、本当に無能だな」と言ってくるようになりました。そんな日々が続き、とうとうブチ切れてしまう出来事が起こったのです。その日、夫にテレビのリモコンを取ってほしいと私はお願いされましたが、ちょうど生後3カ月の息子のおむつ替え中で手が塞がっていたため、今は無理だと夫へ伝えました。すると「ごちゃごちゃうるせーな! お前ら(私と息子) は稼いでねえんだから、まずは俺の言うことを聞け!」と怒鳴ってきたのです。 私だけではなく、子どにも怒鳴った夫に私の怒りは爆発。慣れない育児や寝不足の日々も重なり、私は夫へ今までの不満をすべてぶつけ、最後は離婚すると切り出しました。 原因はプレッシャーだった「離婚」という言葉と今まで見たことのない私の怒りように、さすがの夫も冷静になったようで何度も謝ってきました。そして、夫は私に本音を明かしてくれたのです。「本当は自分の言動が異常だって気付いてた。自分(夫) ひとりで家族を支えなきゃいけないことが想像以上にプレッシャーで、自分でも感情をコントロールできなくて……」と、かなり追い詰められている様子の夫を見て私も仕事をすることを決意。 しかし、これからも夫の転勤は続くため、決まった場所で働き続けることは難しく……。夫と相談した結果、息子を家で見ながらフリーランスで働くことにしました。最初こそ育児と仕事の両立はうまくいきませんでしたが、現在は何とか軌道に乗ったのです。少しですが収入も増えたおかげで、夫と私の心にも余裕ができ、以前のような穏やかな日々が戻ってきたのでした。 夫が妊娠・出産のつらさを知らないように、私も夫が仕事や家族を養うことで感じるプレッシャーやストレスを本当の意味では理解できていないと思います。もしかしたら、そういった日ごろの私の態度が夫を暴走させてしまった理由の1つだったのかもしれません。自分が経験したことのないことでも想像力を働かせ、相手に寄り添う大切さを学ぶことのできた体験でした。 監修/助産師REIKO著者:米久 熊代0歳男児の母。人材会社や人事の仕事を経験し、夫の転勤を機に退職。現在はフリーランスとして前職関係の仕事とライターをしながら、プレママ・新米ママ向けブログを運営中。 イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター こちょれーと漫画家。6人家族で、双子を含む4姉妹のママです! 今は主にイラストを描いていますが、もとは紙面で漫画を描いていました。
2021年10月25日パントマイム・アーティストとして活動するが〜まるちょばが2022年1月7日(金)から、東京・紀伊國屋ホールにて、長編舞台芸術作品「が〜まるちょば LIVE 2022 STORIES“PLEASE PLEASE MIME”」を上演する。10月18日、が〜まるちょばが都内で取材会を開き、思いを語った。今年1月に上演された本作だが、コロナ禍で夜の3公演が中止になってしまった経緯がある。今回は、その再演。ストーリー仕立ての作品をメインにした構成で、ショートスケッチ5作品と名作長編作品の上演を予定している。ストーリー自体は大きく変えないというが「もっともっと面白いものにしたい」と、ブラッシュアップする意気込みを見せた。最近では、東京五輪開会式の“動くピクトグラム”のパフォーマンスで、話題となったが〜まるちょば。本人も「この1年で初めて知っていただいた方が増えた」と話すが、「オリンピックはオリンピックで、作品は作品。あれはパントマイムではない」。ただ、「あれを面白いと思ってくれた人は、僕の舞台も面白いと思ってくれる自負はあるので、ぜひ見に来て欲しい」とも話した。長引くコロナ禍。自粛期間中、どのような時間を過ごしていたか問われると「止まない雨はないというか、いつか舞台ができるだろうなという心持ちだった」と答え、「人と人との距離が離れ、世の中の仕事がリモートになっているけれど、僕のやっているパントマイムは、昔と同じ状況でないと成り立たないパフォーマンスなのだなと再認識した」。その上で「僕自身、舞台ができることがとても嬉しかったし、ありがたいと感謝をしている。お客さんにはぜひ舞台を見逃さないでほしい。見たいか見たくないか、面白くするかどうかは僕の責任ですが、見て後悔はしないと思う。ぜひ以前のようにエンターテイメントに力を貸してくれたらなぁと思います」と観客へのメッセージを述べた。東京公演は1月7日(金)14:00、8日(土)14:00/18:30、9日(日)14:00(開場は開演の45分前)。前売・当日ともに5000円(全席指定/税込)。未就学児入場不可。会場内ではマスクの着用が必須。また、急遽決定した2022年1月8日(土)18:30~の追加公演の詳細は後日発表。取材・文・撮影:五月女菜穂
2021年10月19日パントマイム・アーティストとして活動する、が~まるちょばが2022年1月7日(金)~9日(日)に東京・紀伊國屋ホールで「が~まるちょば LIVE 2022 STORIES“PLEASE PLEASE MIME”」を開催する。この度、本公演に向けた合同取材会が行われ、追加公演が決定した。今回のステージは、2021年1月に東京・紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAで行った「が~まるちょば LIVE 2021 STORIES“PLEASE PLEASE MIME”」の再演。が~まるちょばは、前回の上演時と取り巻く環境の変化を感じながら「この1年で僕のことを知った方が増えたので、パントマイムを知ってもらうための工夫も必要で、間口をちょっと広げたい」と話す。さらに「初めての方にはこんな世界もあるんだと知ってもらいつつ、今まで見て下さった人たちの期待にも応えたい。作品は育つし、育てなければいけないという感覚もあります」と重ねた。タイトルの「PLEASE PLEASE MIME」については、「どうかパントマイムを楽しませてくれ」という意味だが、「そのためには足を運んでくれる人が増えること、お客さんぎ喜ぶ様に作品を面白くしなくてはいけないという責任がある」と、パントマイム・アーティストとして込めた思いも明かす。最後に「僕自身も舞台ができることが本当に嬉しいし、ありがたい。感謝しています。同時にお客さんもこの機会を見逃さず、一期一会の舞台を大切にしていただけたら嬉しいです。観て後悔しないと思いますので以前のようにエンタテインメントに力を貸してもらえたら」とメッセージを送った。なお「が~まるちょば LIVE 2022 STORIES “PLEASE PLEASE MIME”」のチケットは、10月23日(土)10:00より各プレイガイドで販売。急遽決定した 2022年1月8日(土)18:30~の追加公演の詳細は後日発表となる。◆が~まるちょば プロフィール20 代の頃、神の啓示のようにパントマイムを天職と決める。ソリストとしての活動ののち、1999 年にが~まるちょばを結成。「サイレントコメディー・デュオ」として、パントマイムの固定概念を超えた演劇作品とショーで、世界の35カ国以上から招待されて公演を行う。2019年、約20年におよぶデュオ活動に終止符を打ち、ソロアーティストとしてが~まるちょばを継続する。2021年、東京2020 オリンピック開会式では、クリエイティブチームのクリエイターとして参加。ロック、バイク、革ジャンをこよなく愛し、その造詣は限りなく深い。■公演情報『が~まるちょば LIVE 2022 STORIES“PLEASE PLEASE MIME”』2022年1月7日(金)14時~2022年1月8日(土)14時~、(追加公演・18時半~)2022年1月9日(日)14時~※開場は開演の45分前会場:紀伊國屋ホール料金:前売・当日5,000円 (全席指定 / 税込)※未就学児入場不可※会場内ではマスクの着用を必須とさせていただきます。必ずご持参ください。チケット一般発売日:2021年10月23日(土)10:00~チケットぴあ: 公式サイト:
2021年10月19日全国農業協同組合中央会(JA全中)は、東京農業大学・株式会社共同通信社と共催で、シンポジウム「SDGs『国消(こくしょう)国産(こくさん)の日』を契機に、持続可能な食料生産・暮らしやすい地域社会について考え、行動する」を実施し、全国の農業高校や大学の生徒・学生ら約2,000人が参加しました。シンポジウムの第1部「国消国産の日」の宣言で、JA全中の中家会長は、「農家の減少や高齢化など、国内の農業生産基盤の弱体化、また、世界規模での自然災害の発生や人口増加による食料需給のひっ迫など、食を取り巻くリスクが年々高まっている」と指摘。さらに、コロナ禍により、約20の国が食料輸出を制限したことの経験などを教訓とし、JA全中は、「国民が必要とし消費する食料は、できるだけその国で生産する」とい「国消国産」の考え方に基づく消費者への理解醸成をすすめる契機として、「世界食料デー」に合わせ、10月16日をあらたに「国消国産の日」として制定することを宣言しました。※「世界食料デー(10月16日)」とは、1981年に世界の食料問題を考える日として国連食糧農業機関(FAO)の創設を記念し、世界各国が食料問題を考える日として、国連が制定した記念日。JA全中と包括連携協定を結ぶ東京農業大学の江口文陽学長は、「国消国産の意義をより多くの若者達が認識し、わが国の一次産業を活発なものにしていくことが重要だ」とし、国消国産の大応援団として、研究や生産振興をすすめていくことを表明しました。さらに、特別ゲストとして登場したJAグループお米消費拡大アンバサダーの松村沙友理さんは、「国消国産の主役は、日本人の主食であるお米と言っても過言ではない」とし、「日本のお米や農作物の魅力を発信していきたい」と語りました。また、テレビ東京スペシャルドラマ「農家のミカタ」(2021年10月23日(土)16時放送予定)で新規就農者を演じた松村さんは、「収穫する作業を体験しただけでも作物に対する愛情が沸き、日頃の農家の苦労や農作物への愛情をあらためて感じることができた」と農業への思いが変化をしたことなどを紹介。さらに「最近、日本の農業について考え、触れる機会が増えた。一人ひとりの消費者が『国消国産』を意識し行動するだけで生産者の支えとなり、農業の未来をつくることにつながる」と「国消国産」を自分の生活に置き換えることの重要性を訴えました。JA全中 中家徹会長東京農業大学 江口文陽学長左から東京農業大学 江口文陽学長、JA全中 中家徹会長、JAグループお米消費拡大アンバサダー 松村沙友理 氏第2部のリレートーク「動け!SDGsは行動だ!」では、大学生の「食」に関するSDGsの実践として、近畿大学「食品ロス削減推進プロジェクト」、九州産業大学「食品開発研究会」、東京農業大学「うつせみテクノ」の代表者らが実践事例を報告し、身近な食生活に関わる問題とその解決について考えました。第3部のパネルディスカッション「持続可能な食と農、地域を考える」では、東京農業大学で学んだ俳優の工藤阿須加さんが登壇しました。山梨県北杜市で農業を実践する工藤さんは、「コロナ禍で自分と向き合うタイミングがすごく増え、自分に何ができているかを考える機会が多くなった。これまで食に助けられてきた経験を、自分が伝えていくために、今はじめなければならないと考えた」と農業を始めたきっかけを紹介しました。また、同世代に伝えたいこととして、「とにかく考えること、思考を止めないこと、常に疑問を持ち深く考え、本質と向き合うことが、必ず誰かのためにつながる。これからの自分達の行動について、まず考えてみてほしい」と語りました。全国大学生協連 全国学生委員長の安井大幸さんは、「国消国産は、自分が口にするものを誰が作っているのか、どこから来たのかを考えることだと感じた。自分が口にするものが誰かの笑顔につながればいいなと思った。10年後の自分の身体を作るのは今の食生活であり、自分達のこうした行動がこれからの社会をつくっていくことにつながると思う」と述べました。パネリストの東京農業大学の上岡美保副学長は、「農業を営むことで多面的機能を維持し、地域の様々な課題の解決につながる」ことなどを紹介し、「国消国産」とSDGsの関係を意識することが重要だと指摘しました。最後に、コーディネターを務めた、共同通信アグリラボの石井勇人所長は、「消費・生産・地域はバラバラではなく、その結びつきは、ますます強まっている」とし、身近な生活でも持続可能性を意識して行動することを呼びかけました。表1: 俳優 工藤阿須加 氏全国大学生活協同組合連合会 全国学生委員長 安井大幸 氏東京農業大学 上岡美保 副学長共同通信アグリラボ 石井勇人 所長パネルディスカッションの様子【シンポジウム概要】名 称:「SDGs『国消国産の日』を契機に、持続可能な食料生産・暮らしやすい地域社会について考え、行動する」日 時:令和3年10月14日(木)13時30分~15時00分@オンラインスケジュール:第1部 開会あいさつ「国消国産の日」宣言全国農業協同組合中央会 会長 中家 徹東京農業大学 学長 江口 文陽JAグループお米消費拡大アンバサダー 松村 沙友理 氏第2部 リレートーク「動け!SDGsは行動だ!」(1)近畿大学「食品ロス削減推進プロジェクト」(2)九州産業大学「食品開発研究会」(3)東京農業大学「うつせみテクノ」第3部 パネルディスカッション<パネリスト>東京農業大学 副学長 上岡 美保俳優 工藤 阿須加 氏全国大学生活協同組合連合会 全国学生委員長 安井 大幸 氏<コーディネーター>共同通信アグリラボ所長 石井 勇人主 催:全国農業協同組合中央会、東京農業大学、株式会社共同通信社後 援:東京新聞、中日新聞、産経新聞社、西日本新聞社【登壇者プロフィール】松村 沙友理 氏表2: 工藤 阿須加 氏表3: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年10月15日当時私たち家族は双方の実家から遠く離れた県外に住んでいました。久しぶりに帰省した際、義父母の計らいで夫婦2人で外食に行くことになったのですが、帰宅するとチャイルドシートを積んでいないはずの義父の車で出かけた様子が見られて……。 ※コロナ禍前の体験談です※登場人物の名前は仮名です 息子を義父母に預けて夫婦で外食へ長男が1歳2カ月のときの出来事です。当時私たち家族は転勤のため、双方の実家から遠く離れた県に住んでおり、お盆休みを利用して久しぶりに帰省していました。その日は義父母が「〇〇ちゃん(長男)に晩ごはんを食べさせておくから、久しぶりに2人でゆっくり外食でもしておいで」と言ってくれたのです。 久しぶりの夫婦2人での外食、義父母の言葉に甘えさせてもらい、小さい子どもを連れては行きにくい焼肉でも食べに行こうと、私も夫も意気揚々と出かけていきました。 チャイルドシートに乗せずにドライブ!?おなかいっぱいになり満足して帰ると、ちょうど家の駐車場で息子と義父母の姿を見つけました。夕食は家で食べると言っていたのでどこに行っていたのかと聞くと、夕食後に義父の車で夜のドライブに行っていたと言うのです。 しかしその日は義父の車にチャイルドシートを付け替えておらず、まさかと思い聞いてみると、なんと後部座席に義母が座り、その膝の上に息子をのせてドライブしたというではありませんか! 私はびっくりして「それは危ないのでやめてください!」と少し強めに言いました。すると義母は「ごめんなさい」と謝ってくれたのですが、義父は悪びれる様子もなく家に入って行ってしまいました。 チャイルドシートの重要性私は家に入ってから義父母に、自分たちがどれだけ気をつけて運転していても後ろから衝突されたり、事故に巻き込まれたりする可能性があるということ、そうなった際にシートベルトを締めている自分たちだけ助かり、チャイルドシートを着用していない息子だけが亡くなってしまう可能性もあるということを伝えました。 重ねて、チャイルドシートの着用によって助かる命がたくさんあるということも。義父母もわかってくれたようで、それからは必ずチャイルドシートを着用させてくれるようになりました。 確かに義父母が子育てをしていた時代には、子どものチャイルドシートの着用は義務化されていませんでした。しかし2000年4月の道路交通法の改正により、現在は6歳未満の子どものチャイルドシート着用が義務づけられています。今回の件で、チャイルドシート着用の重要性を義父母に伝えられたのと同時に、私もその重要性を再認識できました。 著者:今岡めい6歳と3歳の超わんぱく兄弟を育てるママであり、フリーライター。「子育てで一番大切なのは母親が笑顔でいること」「幼児期最大の英才教育は遊びである」をモットーに掲げ、日々テキトー育児を繰り広げている。 イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター こちょれーと漫画家。6人家族で、双子を含む4姉妹のママです! 今は主にイラストを描いていますが、もとは紙面で漫画を描いていました。
2021年10月13日そろそろ家を買おうと決意し、住宅ローンの仮審査をしました。ところが私のまったく知らなかった夫のカードローンが発覚! そのローンを返済してしまわないと審査が通らないということでした。何よりもそんなクレジットカードを使っていたことが信じられず、家どころではない私。義両親と同居の家を買うはずが、それどころではなくなった私の体験談をお話しします。 家を買うために夫と私は同じ年で、30代半ばにさしかかるころ、そろそろ家を買おうかという話になりました。そのとき長男が5年生と長女が3年生。ちょうどアパートの契約も更新の時期だったので、更新せずに家を買うことにしました。 まだ新しい家に引っ越すのは先になりそうでしたが、アパートの更新の時期が近かったので一旦夫の実家に引っ越し、新しい家に義両親とともに同居することにしていました。新築では予算オーバーだったので、中古で十分広さのある家が見つかり、手続きを進めることに。 発覚した夫のカードローン家も見つかり、いざ手続きに入ると、住宅ローンの仮審査があります。車のローンも終わっていたので大丈夫だろうと思っていると、銀行から「1つ夫名義のカードローンが残っているので、その返済が終わらないと住宅ローンは手続きできません」と。 何のことだかわからず夫に話を聞くと、コンビニ払いにしているローンが40万ほど残っているとのこと。夫は急にタブレット端末やゲーム機などを買ってきたり、釣り道具がいつの間にか増えていたりしていたので、支払いはどうしたのかと思っていたのですが、クレジットカードを使用して通帳には残らないようにおこづいで返済していたというのです。その話を聞いて、私の中で家どころではなくなってしまいました。 私のとった行動はしかし、アパートの更新時期は迫っています。当初の予定を変更して、私は子どもたちと3人で私の実家に帰ることにしました。夫は義実家へひとりで帰ってもらい、ローンのことが片付くまで一緒に住めないことを伝えました。 荷物は義実家へ運んではいたものの、私と子どもたちの荷物は私の実家へ。子どもたちも、私の実家からなら転校せずに通えました。しばらくそんな生活をしていると夫から話がしたいと連絡があり、義両親とともに話をすることになりました。 夫と義両親との話し合い家も決まっていることなので話を進めたい義両親は、「息子のしたことだから、カードローンは立て替えるから完済しなさい」と。夫は「もうカードローンは使わない! ごめん」と謝ってくれました。 子どもたちのことや、家のこともあるのでこれ以上長引かせるのもよくないと、私も決心することに。夫のカードは私が没収し、持っていいのは通帳に記帳される家族カードのみにしました。 いくら夫婦でもお金の問題は信用問題。家を買うことがなかったら発覚しなかったのかと思うと、今でもゾッとします。それからは家族カードなので何か買うとわかるようになり、夫も大きな買い物をするときは私に相談するようになりました。立て替えてもらったお金は、月々義両親に返済し、無事に家を買うことができました。 著者:松田みさと長男と次男が15歳差の2男2女の母。仕事をしながら子育てに奮闘中。現在はライターとして、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。 イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター こちょれーと漫画家。6人家族で、双子を含む4姉妹のママです! 今は主にイラストを描いていますが、もとは紙面で漫画を描いていました。
2021年09月27日先日の東京オリンピック開会式で話題を集めたピクトグラムのパフォーマンス。その“中の人”を務めたHIRO-PONと20年間、パントマイム・デュオ「が~まるちょば」として活動した相棒のケッチが、デュオ脱退後初となるソロ公演、フィジカルコメディ舞台「ケッチスケッチ」を11月27日(土)、兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールで上演する。駆け出しのソロパフォーマーだった頃、初めて遠征したのも兵庫県だった。偶然の巡り合わせに「いいスタートが切れそうな予感!」と声を弾ませるケッチが、報道陣を前に見どころを語った。フィジカルコメディ舞台「ケッチスケッチ」 チケット情報が~まるちょばのサイレントコメディに対し、ソロ活動では「フィジカルコメディ」を掲げる。「シンプルだけど面白おかしいものを、言葉を使わず、身体表現で見せていく。技というよりもやっている僕を見てもらいたい」。カバンの空中固定、エスカレーターなどピエロでもお馴染みのパントマイムやクラウニング、さらにジャグリング、手品、即興の要素も盛り込みながら年齢や国籍を問わないパフォーマンスを展開する。「例えばマスクが中々手から外れなくて四苦八苦するとか。小さなことを一つずつ大切に、いまを生きるみたいな演技方法が好きなので多く取り入れたい」。何より得意なのがお客さんを巻き込んでの即興パフォーマンスだ。代表作「ペットボトル」はDX版をお届けする。2019年3月31日にが~まるちょばの脱退公演を終えると、4日後にはドイツで生活していた。その後、イギリス、フランス、イタリアを回り、フィジカルコメディについて学び直し、並行してワークショップや大道芸を行った。2020年3月からはフィジカル面の演出家としてオーストラリアの劇団で働き始めたが、間もなく新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて緊急帰国となった。時期こそ早まったものの「海外でソロのやり方を確立できたら日本でもやりたいと思っていたので。今回は海外で学んだことをショーに入れ込みながら、いま持てるエネルギーのすべてを出し切りたい」と気合十分に本番に挑む。子どもたちにも笑顔を届けたいと、下は4歳から入場可能とした。「まずは楽しんでいただきたいなというのが一番です。家に帰って真似できそうなこともたくさんあるので、ご家族に見せたり学校で真似したり。道具がほとんどなくても面白いことができるねと、楽しく朗らかに帰っていただければ。舞台上で大声を出すこともないですし、ご家族で安心して観に来ていただけたらと思います」。公演は11月27日(土)、兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールにて上演。チケット発売中。取材・文:石橋法子
2021年09月27日孫が生まれてから、まるで親代わりのような行動が目立つようになった義母。はじめは不満に思っていましたが、ある日義母の想いを知り、私の義母に対しての見方が少し変わりました。そんな私の体験談をご紹介します。※コロナ禍前の体験談です ベビー用品売り場で質問攻め私に子どもが生まれるまでは、程よい距離をとってくれる良い義母だと思っていました。妊娠したときもとても喜んでくれ、うれしかったです。 しかしある日、生まれてくる子どものベビー服を「一緒に見に行きたい!」と言われ、ベビー服の専門店に行ったときのこと。店員さんが服の特徴や着せ方を説明してくださったのですが、義母が狭い通路の後ろからぐいぐいと私を押しのけて前に出ていき、最前列に……。 店員さんへの質問も矢継ぎ早におこない、私はほとんど説明を聞くことができませんでした。少し不満に思いましたが、孫が生まれるのが楽しみなんだろうと我慢しました。 離乳食のセミナーに応募次に驚いたのが、ママを対象に募集をしていた市役所の離乳食セミナーに義母が応募していたことです。同居しているわけではないので同じ市ではなかったのですが、聞いたときにはびっくりしました。「孫が生まれるから参加したい」と言ったそうですが、「ママが対象のセミナーなので……」と断られたそうです。 義母は断られたことに怒っていました。義母としては、何十年前の知識で孫に離乳食を作ることに不安があったそう。その気持ちはありがたかったのですが、自分の役目を取られそうな気持ちになってしまいました。 義母の想いそんな義母ですので、子どもの服や靴もたくさん買ってくれます。私はあまり子どもの服にはこだわりがないので、いつもありがたく頂いていました。ある日、義母が話しているときに「本当は子どもがもう1人欲しかった」とポロリと漏らしました。 夫はひとりっ子でとても大切に育てられましたが、義母はもう1人子どもが欲しかったそうです。しかし、体が弱く、結果的にひとりっ子に。そのため、孫がかわいくて仕方ないとのこと。そして「嫌だったら言ってね」とも伝えられました。 正直、私は義母が対抗して子どものことをいろいろとやりたがっていると思っていました。実際は本当に孫が愛しくて仕方ないのだと知りました。嫌なことはきちんと伝えられる関係で、今後も義母とは付き合っていきたいです。 著者:竹内優実6歳と3歳の男児を育児中。時短と節約が大好きなアラフォー母。簿記2級・MOSマスター・初級シスアド取得。パソコンを活かした育児グッズの作成が得意。夫は激務の為、ほぼ一人育児中。 イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター こちょれーと漫画家。6人家族で、双子を含む4姉妹のママです! 今は主にイラストを描いていますが、もとは紙面で漫画を描いていました。
2021年09月26日かわいいかわいいわが子が誕生し、幸せいっぱいの日々。楽しかった里帰り出産も産後1カ月半で終わり、自宅である義実家に帰った私が感じたのは、義母に対する強烈な「違和感」でした。許したいのに許せない。義母に対し突然「ガルガル期」が始まるとは、思いもよりませんでした。 里帰り出産中の実母のスタンス里帰り出産をした私は、退院してから慣れ親しんだ実家で、家族の助けを借りながら子どものことだけを考えて過ごせる、幸せな日々を送らせてもらいました。布団に寝かせると泣いてしまう息子をほぼ24時間毎日抱っこしていましたが、里帰りが終わったら離れてしまうのだからと、母に「抱っこする?」と聞いた私への返答は「抱っこさせてくれるの?」でした。 「大事な赤ちゃんを抱っこさせてもらえてうれしい。本当にありがとう」と言ってくれたその気持ちに、自分はこの子を他の人に触らせたくないんだという自覚とともに、それを言わずとも理解して寄り添ってくれていた母に「ありがたいなぁ」という気持ちがこみ上げ、とてもうれしく感じました。 里帰り終了、義実家で覚えた違和感幸せな里帰りも終わり、自宅に戻った私。わが家は義実家完全同居のため、義理の家族と一緒に過ごす日々が始まりました。最初は初孫の誕生を歓迎し、喜んでくれる義両親に幸せな気持ちでいっぱいになりましたが、義母の「抱っこしてあげようか?」このひと言で私のなかの友好的な気持ちが一気に瓦解していきました。 私の気持ちは「抱っこしてもらわなくてもいい。でも抱っこしたいのを知っているから抱っこさせてあげてもいい」なのに、「私がお願いして抱っこしてもらう」ことに強烈な違和感を覚えたのです。せめて「抱っこさせて」と言ってくれれば、こちらの気持ちも違ったかもしれませんが、この言葉をきっかけに義母を敵視してしまう日々が始まりました。 加速する義母への嫌悪感の正体は…義母は無意識だったと思うのですが、ただでさえ他の人に子どもを触らせたくなかった当時の私は、「お世話を焼きたがっているのは義母自身なのに、“してあげる”というマウントをとられている」と感じてしまい、嫌悪感を抱きました。結果的に、家の中で義母となるべく距離をとるように。 もともと面倒見が良くやさしい義母と私の関係は良好でしたが、子どものことになると私は義母に対して壁を作るようになっていきました。 自分の心に素直に!私はイライラとともに、なんでこんなに嫌なんだろうと考え、たどり着いた答えが「ガルガル期」。ホルモンバランスの乱れによる警戒心の高まりでした。ホルモンバランスなんて自分ではどうにもできません。 私は夫に今まで感じてきたこと、それがどうしようもないことであることを相談しました。幸いにも夫は私の気持ちを理解してくれ、義母と息子が接触するときは基本夫が抱っこしたまま、そして私の嫌がる行為をしようとすると「まだお風呂入ってないじゃん」や「チューしたら虫歯になるから」と、息子だからこそきつく言って壁になってくれました。息子が2歳になった今、私の「ガルガル期」はだいぶ収まりましたが、それでもおでかけのときに「ばあばにチューは?」と言われるとイライラします。幼稚園に通いだした今は「ほかのお友だちにしてしまったらダメだから」と言って自粛させている毎日です。 産後はホルモンのせいで気持ちのバランスがおかしくなり、出産前には何とも思わなかったいろいろなことが気になるようになってしまう場合があるそうです。わが子を守りたい気持ちが強くなるからこそ生まれてしまうその感情は、もうどうしようもできないので、自己嫌悪に陥らずに自分の気持ちを大切に、楽しい育児をしていきたいです。 著者:しま のりあ2歳男児の母。フリーランスとして音楽関係の仕事をしながら、家事・育児に積極的な夫とともに楽しく子育て中。夢はマイホームを購入して、完全同居の義実家から抜け出すこと。 イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター こちょれーと漫画家。6人家族で、双子を含む4姉妹のママです! 今は主にイラストを描いていますが、もとは紙面で漫画を描いていました。
2021年09月14日新作アイス「ピノ こく旨キャラメル」が、2021年9月14日(火)より全国のコンビニエンスストアにて限定発売される。ロングセラーひとくちアイス「ピノ」シリーズから、キャラメルフレーバーが新登場。発酵バターを混ぜ込んだキャラメルアイスは、隠し味にフランス産ロレーヌ岩塩を使用することで、その甘さを引き立たせた。周りをミルクチョコでコーティングすることで、キャラメル・バター・チョコが混ざり合う“こく旨”な味わいを実現。こく深いキャラメルの味わいをしっかりと感じられる、濃厚なフレーバーを楽しむことができる。【詳細】「ピノ こく旨キャラメル」152円発売日:2021年9月14日(火)取り扱い店舗:全国のコンビニエンスストア限定【問い合わせ先】お客さま相談室TEL:0120-082-749※フリーダイヤル
2021年09月10日今では4児の父になった夫は、上の子2人が小さいときはまったく子どもの行事に興味がなく、小学校の入学式や運動会にも行かなくていいと言うほど。休日も子どもたちと合わず、ほぼ私のワンオペ状態でした。これならひとりで育てようかと、離婚を考えたことも。そんな夫があることをきっかけに激変、子煩悩パパになった体験談をお話しします。 子どもよりも自分を優先する夫夫とは同じ年齢で、私たちが長男を授かったのは24歳のとき。まだ若かったこともあり、仕事や友だちとの付き合いなど、何かと夫は自分の予定を優先していました。もちろん子育ては私のワンオペで、実家が近かったこともあり、私も子どもを連れて実家に行くことが多くなっていました。 その当時は、夫の休日は平日が多く、日勤と夜勤の不規則な勤務形態。仕事優先のため、あえて子どものために休みを取ることもなく、子どもたちとごはんを食べたり、ゆっくり話をしたりすることもありませんでした。 入学式に行かない!?長男の机やランドセルなどの準備をして、いよいよ入学式。日にちと時間を夫に伝えると、「夜勤明けだから行かない」と言うのです。私も仕事をしていて共働きですが、職場に休みをもらって行くようにしていました。私の中で入学式に行かないという選択肢はありません。 夜勤明けなら疲れているかもしれないけど、式ぐらいは出席できるのでは?と思っていたので、まさかの返答に驚きを隠せませんでした。説得して、渋々式には出席することに。息子の晴れ姿を見なくてもいいのかと、価値観の違いに悲しくなりました。 夫が変わったきっかけとは?長男と2歳違いで長女を出産。夫には子育てに関する違和感を抱きながらも、長女が小学校入学のタイミングで、家を買うことになりました。夫が長男だったこともあり、義両親と同居することに。同居には反対でしたが、私はずっと3人子どもが欲しかったので、3人目を条件に同居することを決めました。同居してすぐに義父がガンであることがわかり入退院を繰り返し、義母は義父の看病があるので、私は仕事をしながら家事や育児をしていました。 そんななか、同居1年で3人目を出産。産後思うように動けない私と、義両親はそれぞれに自分たちのことで精いっぱい。すると夫は自分の親の手前か、子育てに協力的になってきました。長男のサッカー部の部長を務めたり、審判の資格まで取ったり、子どもたちに寄り添うようになったのです。 その後、義両親とはうまくいかず別居しましたが、夫は子煩悩なパパになってくれました。夫に話を聞くと、「自分は義両親に子どものころあまり関わってもらっていなかった。だからどう子どもと接すればいいのかがわからなかった」と。今では次男も生まれ、次女、次男はパパっ子です。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKO著者:松田みさと長男と次男が15歳差の2男2女の母。仕事をしながら子育てに奮闘中。現在はライターとして、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。 イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター こちょれーと漫画家。6人家族で、双子を含む4姉妹のママです! 今は主にイラストを描いていますが、もとは紙面で漫画を描いていました。
2021年08月27日ゆうちょ銀行ATMは2万4,000局を超える郵便局のほか、駅やショッピングセンター、ファミリーマートなどにも設置され、しかも、利用手数料が休日でも無料。便利に使っている人は多い。だが、ゆうちょ銀行は’22年1月17日からさまざまな手数料を引き上げる。そんな、ゆうちょ銀行の引き上げられる手数料について、経済ジャーナリストの荻原博子さんが解説してくれたーー。【1】ATM利用手数料夜間も休日も手数料無料なのがゆうちょ銀行ATMの大きな魅力ですが、駅など郵便局以外に設置された約7,600台について、来年以降は時間帯によって手数料が必要になります。平日日中(8時45分〜18時)と土曜日日中(9時〜14時)は変わらず無料ですが、それ以外の夜間や休日の入出金は1回110円かかります。また、コンビニにあるイーネットATMも、手数料無料の時間帯をなくし、来年からは平日日中と土曜日日中が220円、夜間や休日が330円。ローソン銀行ATMは現状より110円値上げします。ただし、郵便局内のATMは変わらず、いつでも手数料無料です。ATMは選んで使いましょう。【2】「払込取扱票」を使った送金今、赤の払込取扱票は受取人が払込料金を負担するので、私たち利用者は無料。青の払込取扱票は、払込料金が原則152円です。ですが来年以降は、支払い方法によって手数料が分かれます。通帳・キャッシュカードを利用しゆうちょ口座から支払う場合は今までどおりですが、現金は110円加算されます。つまり現金払いの場合、赤の払込取扱票は110円、青だと262円です。払込取扱票は通帳・キャッシュカードを使う方法を、今から練習しておきましょう。【3】硬貨の利用手数料小銭でいっぱいの貯金箱を持ち込んだ経験はありませんか。ドキドキしたいい思い出ですが、来年からは手数料がかかります。まず窓口の場合、硬貨の種類にかかわらず50枚までは無料ですが、51〜100枚は550円、101〜500枚は825円、501〜1,000枚は1,100円で、以降500枚ごとに550円加算されます。硬貨を数えてもらった後で入金を止めても、手数料は必要ですし、現金で払います。ちょっと損した気分になりそうですね。「じゃあ、ATMで入金すれば」と思った方、残念ながらATMでは硬貨1枚目から手数料がかかります。1〜25枚は110円、26〜50枚は220円、51〜100枚は330円で、1回での取り扱いは100枚まで。また出金も硬貨1枚から手数料は110円。いずれも取扱いは平日7時〜18時、郵便局内のATM限定です。小銭交じりで入出金する習慣のある方は気を付けてください。最近はゆうちょ銀行以外でも手数料の引き上げが相次ぎ、さらに、頻繁にルールが変わります。知らない間に手数料を払ってしまうことのないよう、情報を把握すること。そして、生活費などをいつどこで出金するか“マイルール”を、その都度見直しましょう。
2021年08月20日お付き合いをスタートして3年10か月のカップルYouTuberの、「なごみ」さんと「こーくん」さん。飾らないありのままの関係や日常のひとときを配信しているおふたりに、SNSを始めたきっかけや想いを伺った。――おふたりが付き合いだしたきっかけは何ですか?こーくん:ユニバーサル・スタジオ・ジャパンにいたなごみにひと目惚れをして、声をかけたのがきっかけです。Twitterアカウントを交換したのに、最初のうちは、DMの返信がすごくそっけなかったよね。なごみ:最初は特別な感情があったわけじゃないから、冷たかったかも(笑)。それなのになぜか、こーくんと一緒に寝ている夢を見て…急にとても意識するように。それから何度かデートをして、こーくんから電話で告白してくれました。実は、私も同じタイミングで告白しようと思っていたから、こーくんから言ってくれて嬉しかったです。――どうして、カップルSNSを始めたのですか?こーくん:最初はInstagramにふたりの写真を気ままにアップしているだけで、本格的な活動はしていなかったんです。TikTokで“かわいい女の子が振り向く”という動画が流行っているのを見て、「なごみがやった方がかわいい!」と思い、試しに投稿したら本当にバズったんだよね。なごみ:当時はお互いに大学の授業などで忙しかったから、あまり更新していなかったのに、街中で声をかけられることが増えて驚きました。半年くらいでフォロワーが10万人になり、YouTubeへのお誘いをもらったんです。人前に出るのは得意じゃなかったけど、InstagramやTikTokのフォロワーさんから「YouTubeを始めてほしい」という声もあったので、ふたりで挑戦することにしました。――YouTubeを始めてから、おふたりの関係性や生活に変化はありましたか?こーくん:日頃から仕事の話をするようになりましたね。今後挑戦したいことや、撮影内容の話をしている時間がすごく楽しい。なごみ:最初の頃は髪がボサボサの寝起き動画とかが恥ずかしかったけど、今はもう慣れて、気にならなくなりました(笑)。私たちの動画は“素を届けたい”というのが基本にあるので、飾らずに、ありのままを届けています。だからこそ、喧嘩しているところを撮影したことも…(笑)。あと、こーくんの反応が面白いから、ドッキリが好き。仕掛けをひらめいたらメモしておいて、タイミングを見計らって仕掛けています。――YouTubeをやっていて良かったことはありますか?なごみ:だんだん応援してくれている人が増え、ファンの人に「何でも言い合える関係性が好き」と言ってもらえるのが嬉しいです。SNSで私生活をオープンすることに不安がゼロだったわけじゃないけど、この先もずっと一緒にいたいと思える、こーくんとだからこそ、動画配信してもいいと思ったし、YouTubeをきっかけに世界が広がったので、始めて良かった。こーくん:動画ごとにコメントをもらえるから、ダイレクトな気持ちを聞けて嬉しい。「学校へ行くのが憂鬱だけど、ふたりを見て頑張ろうと思った」とか「テスト勉強の合間に見て元気になった」とか、自分たちの活動がみんなのためになっていると感じられるのがやりがいになっています。――最後に、これからの展望を教えてください。なごみ:最近、東京へ引っ越したばかりだから、幅広いジャンルの仕事をしていきたいです。こーくん:SNSの流れは早いから、常に新しいものを取り入れて、いろいろなことに挑戦したい。まずはフォロワー150万人を目指します!なこなこカップル関西出身の「なごみ」と「こーくん」によるチャンネル登録者数117万人(7月中旬現在)のカップルYouTuber。TikTokのフォロワー数120万人。10代、20代の男女から人気があり、テレビや雑誌出演のほか、自身たちのファッションブランドを立ち上げるなど、幅広く活躍中。※『anan』2021年8月4日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)インタビュー、文・三谷真美(by anan編集部)
2021年07月30日