NHK Eテレ「おはなしのくに」では、青木崇高、もう中学生、荒川良々が一人芝居する新作3本を放送する。読み聞かせや読書の楽しさを伝える、幼稚園・保育所から小学校3年生向けの番組「おはなしのくに」。2月~3月には、新作となる「ごんぎつね」、「注文の多い料理店」、「一休さん」を放送。「ごんぎつね」『犯罪都市 NO WAY OUT』『ミッシング』の公開を控える青木さんが今回一人芝居する作品は「ごんぎつね」。演じるのは、いたずら好きなキツネの“ごん”、“ごん”にうなぎを盗まれる男・兵十(ひょうじゅう)。2人のすれ違いから、自分の気持ちを伝え、相手に理解してもらうことの大切さと難しさを伝える。「ごんぎつね」さらに、宮沢賢治の名作「注文の多い料理店」をもう中学生さんが案内。もう中学生さんのイラストで創り出される世界観にも目が離せない。一休さんの大人時代と子ども時代を荒川さんが演じる「一休さん」は、「つの字問答」と「ついたての虎」のとんち話2本となっている。▼NHK Eテレ「おはなしのくに」放送日程・青木崇高×「ごんぎつね」放送予定:2月8日 (木)午後4:50~5:00再放送予定:2月26日 (月)午前9:15~9:25・もう中学生×「注文の多い料理店」放送予定:2月22日(木)午後4:50~5:00再放送予定:3月4日(月)午前9:15~9:25・荒川良々×「一休さん」放送予定:3月7日(木)午後4:50~5:00再放送予定:3月11日(月)午前9:15~9:25(シネマカフェ編集部)
2024年02月01日児童文学作家・新美南吉の最期を描いた戯曲『君は即ち春を吸ひこんだのだ』が、2023年11月7日(火)より新国立劇場小劇場にて上演される。本作は昭和初期の愛知県を舞台に、29歳の若さでこの世を去った新美南吉の最期の6年間を6度の3月の風景で描いた戯曲。南吉と彼をとりまく人間模様から日本人らしい心の機微を繊細に描き出し、「日本の劇」戯曲賞2014[主催:(公社)日本劇団協議会]において最優秀賞を受賞。彼の生誕110年記念となる本年に、2016年の初演以来7年ぶりに上演となる。新美南吉は、国語の教科書でも馴染み深い「ごんぎつね」を18歳の若さで執筆、「手袋を買いに」など今なお残る名作を生み出し、雑誌「赤い鳥」で作品を発表する機会に恵まれた早熟の童話作家。そんな南吉と周囲の人々が織りなす人間模様を軽妙でリズミカルな台詞で描いたのは、2022年に文学座で初演され岸田國士戯曲賞最終候補作品となった『文・分・異聞』でも注目を集めた劇団温泉ドラゴン所属の原田ゆう。緻密な演出で、作品世界を丁寧に舞台上に立ち上げるのは、2022年読売演劇大賞優秀作品賞を受賞したKAAT神奈川芸術劇場プロデュース『ライカムで待っとく』の演出をはじめ、演劇からミュージカルまで幅広い作品を手掛けてきた田中麻衣子。登場人物たちの温かな眼差しが、他人へ向ける素朴な優しさをそっと思い出させる。花の香りが漂う優しくも切ない世界を瑞々しい芝居で贈るのは、新国立劇場演劇研修所第17期生7名。8月の朗読劇『ひめゆり』を経て2作目として挑む。彼らは2021年4月に入所、コロナ禍により活動が制限された中でも2年半の厳しい研鑽を積み、3年次である今年度『舞台芸術のあしたへ―国立劇場6館研修修了者合同公演―』にも出演し、舞台人としてさらなる成長を続けている。本公演、そして2月の修了公演と、舞台での実践的な経験を積み、国内外で活躍する俳優への道の一歩を踏み出す彼らがどのように演じるのか、若い役者たちに期待したい。新国立劇場演劇研修所 第17期生公演『君は即ち春を吸ひこんだのだ』稽古より『君は即ち春を吸ひこんだのだ』は、2023年11月7日(火)から12日(日)まで、東京・新国立劇場小劇場にて上演される。【あらすじ】1938年(昭和13年)の3月、愛知県半田市。 新美正八(南吉)は「ごんぎつね」などを世に出していたが、文筆業で生計は立てられず、やっとの思いで女学校の教職に就くことができた。幼いころから身体が弱い正八を心配する父や継母、幼馴染みや、教え子の女生徒……。正八の傍らにはいつも誰かがいたが、満たされぬ思いもあった。文学への情熱が沸く一方で、正八の身体を静かに蝕んでいく病魔……。1938年から1943年、6年分の3月を描いた物語。<公演情報>新国立劇場演劇研修所 第17期生公演『君は即ち春を吸ひこんだのだ』作:原田ゆう演出:田中麻衣子出演:新国立劇場演劇研修所第17期生飯田桃子、小林未来、佐々木優樹、田崎奏太、立川義幸、根岸美利、樋口圭佑2023年11月7日(火)〜12日(日)会場:東京・新国立劇場小劇場チケット情報:公式サイト:
2023年10月26日『ごんぎつね』といえば、国語の教科書に掲載されている児童文学の定番。ごんという名前のキツネが、いたずらの罪悪感から償いの品を兵十(ひょうじゅう)の家に届け続けたら、ある日火縄銃で撃たれてしまう…という悲しい物語です。漫画家の安堂友子(@tomokoandou)さんは、そんなエンディングとは別のストーリーをX(Twitter)に投稿しました。『ずるずる続いたごんぎつね』兵十は、ごんの行いに気付きながらも、償いの品を受け取り続け30年!火縄銃で撃つこともなく、ごんが加齢による疲労から倒れるまで、いい思いをし続けました。その後、過剰に受け取った償いを返すかのように、兵十はごんの面倒を見て、ともに長生きするハッピーエンドに!孤独だった両者が一緒に暮らし、『幸せな老後』となるストーリーが反響を呼んでいます。・これ、もう親友だろ。一緒に大往生しろ。・ちょうど子供の宿題が『ごんぎつね』の音読で、泣く用意をしていたのに…!・ごんちゃんを撃たなかった世界線、ハッピーエンドで好き。この結末がよかった。・野生のキツネの寿命を考えると、ごんちゃんは妖狐レベルだからしゃべれるんだな。生きているうちに、謝罪の気持ちが兵十に伝わったごん。悲劇を回避できた未来は、多くの『ごんぎつね』ファンの願いでしょう![文・構成/grape編集部]
2023年09月28日先日「おでかけ」で紹介した『ごんぎつね』、『手ぶくろを買いに』の「黒井 健 絵本原画の世界~物語との出会い~」展、ご招待券をペアで10組20名様にプレゼント! 本展、掲載記事は こちら>> 画業40年記念「黒井 健 絵本原画の世界 ~物語との出会い~」展 会期:2012年3月14日(水)~26日(月) 時間:10時~20時 (24(土)は21時閉場、最終日17時閉場、入場は閉場の30分前迄) 会場:松屋銀座 8Fイベントスクエア 入場料:一般1,000円(700円)、高大生700円(400円)、中学生以下無料 ( )内は前売料金 前売り:チケットぴあ(Pコード765-069)、ローソンチケット(Lコード39649) お問い合わせ:松屋銀座 03‐3567‐1211(大代表)【プレゼント応募は終了しました】【応募方法】メールにて、下記要件を記入しouchistyle@excite.co.jpまでメールしてください。応募締め切り3月14日(水)まで。メール件名 『黒井 健 絵本原画の世界~物語との出会い~」展』招待券希望メール本文 (1)お名前、(2)郵便番号、(3)ご住所※記入事項に間違いがありますと、発送できない可能性があります。くれぐれもお間違いのないようご注意ください。【留意事項】応募多数の場合、抽選とし当選は発送をもってかえさせていただきます。おうちスタイル編集部でメールを確認出来次第、順次発送いたします。【応募要項】・ご応募に際しお客様に入力いただいた情報は、ご希望いただきましたエキサイトの各種サービスのお知らせメールの送付のために、利用させていただくほかは、抽選・当選者へのプレゼント発送にのみエキサイト(株)にて使用いたします。・正確な情報をご入力いただけない場合およびご登録の内容によって任意項目が空欄である場合、サービスの全て又は一部の提供ができない場合がありますのでご了承下さい。・当選に関する個別のお問合せへの回答はいたしかねますので、ご了承ください。・当選の権利を譲渡することはできません。・プレゼント発送に際しては、ご連絡いただいた氏名・住所等をエキサイト(株)と契約している発送業者、または賞品手配を委託している賞品提供会社にて使用させていただきます。・ご連絡いただいた内容について、開示・訂正・追加・削除・利用停止・消去・第三者提供停止またはお問い合わせを希望される場合は、下記までご連絡ください。エキサイト株式会社 ヘルプセンター エキサイト株式会社個人情報保護管理者
2012年03月05日2012年3月14日(水)から松屋銀座で『ごんぎつね』、『手ぶくろを買いに』、「ころわん」シリーズなどの絵本作品で知られる黒井健氏の「黒井 健 絵本原画の世界~物語との出会い~」展が開催される。本展では、黒井健氏の創作活動40年の軌跡を「作家や物語との出会い」をテーマとした作品で振り返る。教科書でおなじみの新美南吉作品や宮沢賢治作品など優れた文学に触れて生み出された代表作をはじめ、長年にわたり描こうとの想いをつのらせてきた「銀河鉄道の夜」からの描き下ろしも展示される。また、あまんきみこ、間所ひさこ、パール・S・バックらの児童文学作家、武田鉄矢、山田太一ら俳優や脚本家とのコラボレーション作品も必見だ。心温まる作品が約150点、是非子どもと一緒に訪れてみてはいかがだろうか。黒井 健(くろい けん)プロフィール 1947年、新潟市に生まれ。新潟大学教育学部卒業後、出版社で絵本の編集に携わる。1973年、イラストレーターとして独立。76年に初めての絵本『あめってあめ』(矢崎節夫作)を出版。その後、「ころわん」シリーズ(間所ひさこ作)や『ごんぎつね』(新美南吉作)など数多くの絵本の挿し絵、カヌーで旅したミシシッピ川や宮沢賢治を題材にした画集などを出版。83年、雑誌「詩とメルヘン」に掲載した一連の作品で第9 回サンリオ美術賞受賞。2006年、『またたびトラベル』(茂市久美子作)で第20 回赤い鳥さしえ賞受賞。画業40年記念「黒井 健 絵本原画の世界 ~物語との出会い~」展 会期:2012年3月14日(水)~26日(月) 時間:10時~20時 (24(土)は21時閉場、最終日17時閉場、入場は閉場の30分前迄) 会場:松屋銀座 8Fイベントスクエア 入場料:一般1,000円(700円)、高大生700円(400円)、中学生以下無料 ( )内は前売料金 前売り:チケットぴあ(Pコード765-069)、ローソンチケット(Lコード39649) お問い合わせ:松屋銀座 03‐3567‐1211(大代表)こちらの招待券を10組20名様にプレゼント!詳しくは こちら>> 取材/おうちスタイル編集部
2012年02月29日