「お丸山ホテル」が、栃木県さくら市に2021年4月下旬に開業されます。「お丸山ホテル」は、栃木県さくら市喜連川のホテル「ホテルニューさくら」をリニューアルする形で開業。温泉地「喜連川温泉」や、現在整備が進められている、かつて桜の名所として知られていた「お丸山公園」の魅力を改めて発信する観光拠点として、新たなスタートを切ります。館内は、グレーを基調とした落ち着きのあるデザインにリニューアル。 壁面の一部には大谷石をあしらい、木の温かみを感じる国産木製家具を配置するなど、居心地良く安らげる空間を創出。また、“日本三大美肌の湯”として知られる喜連川温泉源泉掛け流しのお風呂を楽しめる大浴場は、露天風呂とサウナ、 井戸水を使用した水風呂を新たに設置。日帰り入浴も可能となっており、ホテル近隣でゴルフやフットゴルフなどのスポーツを楽しんだ後に利用することも出来ます。【詳細】お丸山ホテル開業時期:2021年4月下旬(段階的にリニューアル)住所:栃木県さくら市喜連川5445-1【問い合わせ先】セブンハンドレッドクラブTEL:028-686-0700
2021年04月13日フォークデュオ「さくらしめじ」が4月4日(日)、『春しめじのお花しin 中野サンプラザ』を開催した。1部では『おふたり編』、2部は『おなかま編』として行われた本公演の第2部をレポートする。この約1年の間、多くの配信ライブを行ってきたさくらしめじ。有観客でのライブは久しぶりだということに加えて、今回は「お芝居と歌」によるステージという新たな挑戦をするということで自然と期待は高まる。ステージには中央に大きな木がそびえたつほか、ブランコに滑り台、ベンチ。どこかの公園だろうか。そしてステージの真ん中には「きのこ」がどこか意味ありげに存在感を放っている。定刻を迎え、暗転すると、ピアノのメロディと共に「しあわせのきのこの話って知っている?」とさくらしめじの話す声が聞こえる。きのこに向かって幸せを送ると、とってもきれいな花を咲かせる、その花を見ると、幸せになれるらしい……という話だ。ステージ中央にあるきのこはどうやらその「しあわせきのこ」のようだ。ステージ上に登場し、きのこを見つけた田中雅功と髙田彪我はどうすれば花を咲かせることができるのか思案する。幸せなときのことを思い浮かべて念を送ってみるが変化はない。公園に遊びに来たお仲間たち――コスプレをしたバンドメンバーや、客席にいるきのこりあん(さくらしめじファンの総称)に協力してもらうも変わらずだ。幸せなときのことを思い浮かべるって何を思い浮かべていた?と彪我に向かって問いかける雅功。彪我「そんなの決まってるじゃん。こうやって雅功と歌ってるときのことだよ」雅功「マジで?ほんとに?僕も全く同じことを考えてた!」と声を弾ませるふたりに思わず客席からも拍手があふれ出す。雅功「よかったら一緒に歌いませんか?目の前にこんなにたくさんのお客さんがいるんだし!」彪我「みなさんが歌っていいよ、って言うなら歌いますよ!」雅功「みなさん盛り上がれる準備はできていますか?」と2人に応えるように、会場からは割れんばかりの拍手が。そうして始まった1曲めは『えそらごと』。ギターを手に歌い、跳ね、客席にも手拍子を促し、空気を高めていく。ギターを置き、タオルを手にした2人が続けて歌い出したのは『Bun! Bun! BuuuN!』。客席にもタオルが揺れ、風を作り、会場内には一体感が生まれていく。雅功ははしゃいだようにすべり台に上り、彪我も笑顔でタオルを回す。少し遠のいていたライブの空気感を思い出させてくれるようだ。2人の仲が険悪に……そんな2曲目が終わったところで、きのこが何やら楽しげな音を発する。「歌によって幸せが届いたのかもしれない。もっと歌えばきのこに幸せが届くんだ!」という彪我。雅功がきのこに歌いかけるようにして『風とあるがままに今を歩こう』がスタートさせる。そんな雅功に倣うようにして彪我もきのこへ歌を届ける。続いて演奏されたのはドラマ『高嶺のハナさん』の主題歌も決定した『ストーリーズfeat.ひらめ』。きのこに寄り添うようにして背中合わせにして座り、歌う2人の姿はどことなく優しい雰囲気を放っている。そのまま『だるまさんがころんだ』へ。距離がありながらも、2人向かい合って歌う様子は微笑ましく、ほっこりとする。これだけ温かな曲が送られたのだから、きのこも何かしらの反応を示すだろうと思われたが、期待は外れる。「そもそも幸せってなんなんだ?」と深い話をし始める雅功。幸せって自分たちが何かわかっていないと届けられることができないんじゃないか?と思案する雅功をよそに彪我はきのこに話しかけているばかりで雅功の話は聞き流してしまっている。それがきっかけで2人の仲は険悪に……。雅功が「彪我はなんでも人任せなんだよ!」と怒れば彪我は雅功を「周りを見ずに突っ走ってばかり」と非難をする。「もう一回言ってみろよ!」と雅功は彪我の胸倉をつかみ、一触即発の空気に!先ほどまであんなに仲良く歌っていたのに、雅功は「お前の顔なんか2度と見たくない」と言い、彪我は黙って姿を消してしまう。さくらしめじの歌がみんなを幸せにし、その幸せパワーできのこに花が咲かせる……という単純な話ではないのだ。歌なら気持ちが伝えられる一度ステージから立ち去った2人はエレキギターを手に再び登場し演奏したのは『たけのこミサイル』。歌の最中もケンカは収まらない。言葉だけではなく、ギターの音、互いの歌声で殴り合っているようだ。圧倒されたかのように、シンと静まり返る客席。声を発することは禁じられた公演だが、それさえも演出のひとつのように感じられる。ひとり、ステージに現れた雅功は強がりを言う。「ひとりのほうが気楽だな」しかし、そんなのは本心じゃない。静かな中野サンプラザに、雅功の小さな寂しい言葉が響く。本当はケンカをしたいわけじゃない。謝るきっかけさえあれば。後から姿を現した彪我も何か言いたげだ。でもうまく言えない。「言いたいことはきっと似たようなことだよね」と彪我。「じゃあ、歌わない?歌だったら伝えられるかと思って」。言葉の代わりにギターのどこか物悲しい音色が響く。『またたび』だ。彪我のギターに雅功のギターの音色が重なる。音に少しずつ温かみが戻ってきたような気がする、のは2人の演技に魅せられているからだろうか。そして『別れた後に僕が思うこと』。別れた恋人への想いを歌った曲だが、今は雅功と彪我の「謝りたくてもうまく謝れない気持ち、すれ違う気持ち」を表現しているかのようだ。切なげに雅功が歌い上げる「好きだよ。ありがとう。ごめんね」。2人に必要な言葉が、歌の中にはあった。2人の仲直りには『My Sunshine』。夜明けを現すような照明の色が会場を彩り、2人を、客席を照らす。ようやく向かい合い、2人で「一緒に歌う楽しさ」を嚙みしめる。そして、青々と葉を茂らせていた大きな木には、ピンク色の花が咲き誇る。2人で歌うのが一番!「2人でギターを弾いて2人で歌っているときが一番だわ」と雅功が言えば彪我も「だね」と微笑む。そして「大好きなみんなもいるし」と笑顔で客席を見回した。雅功が伝えるのはこの1年の葛藤と愛だった。「会いたくても会えない日がずっと続いていて。でもそんな中でも時間が止まっていたわけじゃない。僕たちの中でもみんなの中でも、ちゃんと時間は流れていて、歌いたい、会いたいけど会えないっていうその時間が僕たちの想いをもっともっとつなげてくれたんじゃないかな、って思ってる。みんなでまた笑って会える日、僕たち、みんながずっと信じてくれていたからこそ、今日こうやって会えたんだよね」。最初の「そもそも幸せってなんだろう?」の解答でもある。一度失いかけたことによって、大切なものは何か改めて実感する。それはこの1年を多くの人が感じていたことなのかもしれない。そして雅功が「ふたりでここにいるみんなに向かって今一番歌いたい歌を思いっ切り歌いたい!」として本編ラストにさくらしめじが演奏したのは『会いに行こう』。会場はピンク色の照明で照らされ、ステージ上には色とりどりの紙吹雪、いや、花びらが舞う。2人となり合わせで歌い切ると、会場は温かな拍手で包まれた。そんな拍手に答え、深々とおじぎをする2人。客席に小さく「せぇの」と言いながら「ありがとうございました」という2人の仲の良さそうな様子に演技だとわかっていたが、思わずホッと胸をなでおろしたきのこりあんも多いのではないだろうか。そんな2人の歌声を、ギターをもっと聞きたい、と暗転するとすぐにアンコールの手拍子が響き始めた。アンコールに応えて再びステージに登場したさくらしめじの衣装にも桜が彩られていた。「この手拍子のアンコールも久しぶり」と雅功が笑顔をはじけさせると彪我も大きく頷いた。彪我は「バンドでライブをするのは1年半ぶりぐらい?本当に久しぶりで。それに久しぶりの中野サンプラザ。会場も嬉しいですし、バンドで編成でできるのも嬉しいですし実は中野サンプラザでバンドをやるのがひそかに夢だった」と充実した表情を見せると、雅功も「わかります!」と大きくうなずき、2人で微笑み合う。そして「みなさんのおかげです、ありがとうございます!」とファンに向けて感謝の気持ちを伝えた。また、雅功は「中野サンプラザ自体に思い入れがある」と語る。「中野サンプラザで(ワンマンライブを)やるのは2回目なんですけど前回のときもめちゃくちゃ楽しくて最高のライブができました。でも僕の中では『もっとできたな』というのがちょっとあって。今回は1部、2部と通して最高だった。みんなの顔も久しぶりに見られて、僕たちのやりたい歌をいっぱいやれてこうやってしゃべりたいことをいっぱいしゃべれて、という環境があるのはすごく嬉しくてありがたいなと思います」と感慨深げに、想いを込めて、客席に向けて伝えた。また、さくらしめじの口からはこれからについてのたくさんのお知らせが行われた。ひとつは7月16日に、Zepp DiverCityでワンマンライブ開催決定のこと。さらに彪我の次期朝の連続ドラマ『おかえりモネ』への出演、『ストーリーズ(feat.ひらめ)』のドラマ主題歌決定、さらに雅功の「プリ小説byGMO」で連載中の小説『302の音』について……とこの1年の歩みの成果を現すように盛り沢山だった。特に、Zeppでのライブは昨年中止になった分思い入れが強い。「やりたくてやりたくてやりたくて仕方がなかったzeppでのワンマンライブがようやく実現する」とふたりからの強い気合いが感じられた。雅功は本編での自身との言葉と重ね合わせるように「本当に長かったな、と。みんなとこうやって顔を合わせる日まで本当に長かったな、と。今、心から思っています」と語った。「でも、この時間があったから僕たちはもっともっと強くつながれたんだな、と思います。あの時間が僕たちの歌をもっともっと深いものにしてくれた。僕たちは高校を1年前に卒業しているんですけど、こうやってみんなで集まって笑って、過ごしていける一瞬一瞬をこれからも作っていきたい。高校を卒業するときらめきがなくなるよね、みたいな話を友達がしてるんですけど、そんなことはないんだぞ、とステージに立ってこれからも叫び続けたいなと思います」という雅功の言葉から始まったアンコール1曲目は『青春の唄』。「夢を夢で終わらせないように全力で踏みしめていこう」という歌詞はさくらしめじのこれまでであり、これからを現しているのかもしれない。そして、ライブは最後の曲へ。『みちくさこうしんきょく』では雅功が客席に向かって「みなさん、立ってみますか!」と呼びかける。彪我も客席に向かって楽しげに歌う。曲に合わせて手を振る会場、さらに雅功は「声には出せないけど、心の中で歌って!」とステージのギリギリのところに立ち、客席の『声』に耳を傾ける。「大丈夫、ちゃんと聞こえてるから!」と客席からの声に笑顔をはじけさせた。「また、会いたいよ、顔見たいよ、という人は7月のzeppで会いましょう。またみんなで盛り上がって楽しんで、完全燃焼しましょう!楽しみにしていください!」と再会を約束した。お芝居と歌で見事に自分たちの世界観を表現し、新たな魅力を見せつけた。きのこりあんとの絆を再確認し、次の約束もしたさくらしめじ。彼らはまた次の舞台でさらに大きくなった姿を魅せてくれるに違いない。-SET LIST-1. えそらごと2. Bun!Bun!BuuuN!3. 風とあるがままに今を歩こう4. ストーリーズ5. だるまさんがころんだ6. たけのこミサイル7. またたび8. 別れた後に僕が思うこと9. My Sunshine10. 会いに行こうENCORE12. 青春の唄13. みちくさこうしんきょく取材・文/ふくだりょうこ、撮影/鈴木友莉
2021年04月05日「お丸山ホテル」が、栃木県さくら市に2021年4月下旬に開業する。「お丸山ホテル」は、栃木県さくら市喜連川のホテル「ホテルニューさくら」をリニューアルする形で開業。温泉地「喜連川温泉」や、現在整備が進められている、かつて桜の名所として知られていた「お丸山公園」の魅力を改めて発信する観光拠点として、新たなスタートを切る。館内は、グレーを基調とした落ち着きのあるデザインにリニューアル。 壁面の一部には大谷石をあしらい、木の温かみを感じる国産木製家具を配置するなど、居心地良く安らげる空間を創出する。また、“日本三大美肌の湯”として知られる喜連川温泉源泉掛け流しのお風呂を楽しめる大浴場は、露天風呂とサウナ、 井戸水を使用した水風呂を新たに設置。日帰り入浴も可能となっており、ホテル近隣でゴルフやフットゴルフなどのスポーツを楽しんだ後に利用することも出来る。【詳細】お丸山ホテル開業時期:2021年4月下旬(段階的にリニューアル)住所:栃木県さくら市喜連川5445-1【問い合わせ先】セブンハンドレッドクラブTEL:028-686-0700
2021年04月01日「卓球戦国時代と化した20××年の東京」を舞台に、高校生たちが激しいピンポンバトルを繰り広げるエンターテインメントプロジェクト『FAKE MOTION』。EBiDAN所属の人気若手俳優が集結し、2020年4月期にドラマ第1弾『FAKE MOTION -卓球の王将-』、2021年1月期に第2弾『FAKE MOTION -たったひとつの願い-』が日本テレビほかで放送され、4月19日からは、品川プリンスホテルステラボールにて舞台『FAKE MOTION -THE SUPER STAGE-』も上演される。次々と新たな展開を重ねる同プロジェクトはさらに、3月25日&26日の2日間、東京ガーデンシアターにて「FAKE MOTION 2021 SS LIVE SHOW」を開催。超特急、DISH//、M!LK、SUPER★DRAGON、さくらしめじ、ONE N’ ONLY、原因は自分にある。、森崎ウィン、板垣瑞生、 宮世琉弥など総勢29名が大集結する。イベントはライブと生の芝居のパートを予定しており、ライブパートではドラマで流れている主題歌や各高校のテーマソングをメンバーがパフォーマンス。まふまふプロデュースの主題歌や、 布袋寅泰プロデュース・作曲の楽曲など、観客の前での初パフォーマンスとなる。芝居パートはドラマのシーズン2の3カ月後という設定で、3公演とも毎回少しずつ違う演出に。Huluストアにてライブ配信&見逃し配信も予定している。今回は、リハーサル中の佐野勇斗(M!LK)&古川毅(SUPER★DRAGON)にインタビュー。恵比寿長門学園(通称:エビ高)のリッツこと高杉律を演じた佐野、コウ様こと桂光太郎を演じた古川の2人はともにシーズン1から作品を引っ張っているが、プロジェクトの広がりについてどう捉えているのか。○■声じゃなくて、拍手で反応を——今回は『FAKE MOTION』に出演されたEBiDANの皆さんが大集合でのイベントということで、やると聞いた時はどのような感想を持ちましたか?佐野:EBiDANメンバーとこんな風に集まれることもなかなかないので楽しみですし、『FAKE MOTION』の曲で、ドラマのメンバーで歌って踊ることができるのは夢のようだと思います。古川:今までのライブとも違って、『FAKE MOTION』というプロジェクトを通して全然違う形で音楽を届けることになるので、すごく面白いです。見てる方たちも、テレビの中のキャラクターが目の前に出てきたみたいな感覚になるんじゃないかな? ヒーローショーのような感覚でも楽しめていただけるんじゃないかと思いました。——古川さんは、演じたコウ様を意識して歌ったりもするんですか?古川:僕は、「桂光太郎が出る」と聞いているので(笑)。僕じゃなくて、桂光太郎へのオファーです。桂光太郎として歌います(笑)佐野:もう、ベテラン俳優さんの域じゃないですか! 僕は、たまに佐野勇斗が出てきちゃいます(笑)。リハーサルでも「皆さ〜ん!」って、完全に佐野勇斗でした。古川:会場にいるのは”み!るきーず”(M!LKのファン)だけじゃないから(笑)——役に入っての煽りだと、どのような感じになるんですか?佐野:それはまあ、結構クールに……。古川:こじらせ煽り?佐野:どっちで来るのか、楽しみにしていてください(笑)——リハーサルをやっていて、楽しいと思ったところや、いつもと違うと思ったところはありますか? 普段のメンバーともまた違うメンバーとパフォーマンスを見せることにもなると思います。佐野:先輩方と一緒に歌う機会がなかなかないので、勉強になります。特に今までEBiDANを作ってきた先輩方のリハーサルをこんな間近で生で見せてもらえるなんて、すごくいい機会。古川:本当に、最初からいた(森崎)ウィン君とかと一緒にできるのも、なかなかないよね。ウィン君はEBiDANの先輩でもあるし、俳優としても先輩だから、一緒に歌って踊ることに、すごく感慨深いものがあります。佐野:ただ、いつもと違う雰囲気かというと、あんまりそういう感覚はないかも。古川:『FAKE MOTION』という作品のキャラクターもあるから、いい意味で個人プレーでよい感じがある。高校やキャラクターの感じを出せば「『FAKE MOTION』だ」と思っていただけるだろうから、楽しんだもん勝ちなのかな、という気持ちです。佐野:以前だったら、ライブで他のグループとのシャッフルをやったときに違う気持ちもあったんですけど、『FAKE MOTION』があったことで、皆と仲良くなれて、いつもの感覚でいられるのかもしれません。——主題歌の「FAKE MOTION」を歌うことなどは予告されていて、観客の皆さんもきっと声を上げたいと思うんですが、新型コロナウイルス感染防止のため声を出せない状況でもあります。佐野:僕たち歌の途中でセリフがあるんです!「負ける気がしねえな」のあと……きっと盛り上がっていただけるとは思うんですけど、声じゃなくて、拍手とかで反応してもらえたら!古川:本来だったら、「キャ〜!」と言っていただけるのかなとか想像できるんですけど、実際にそうじゃないと考えたら、ちょっとドキドキするよね。佐野:なんかもう、負ける気しかしない!(笑) でもそこは、心の中では「キャ〜!」となってくれていると信じて!○■すぐこじらせる2人——今回はライブだけでなく生のお芝居もあり、ドラマの3カ月後を描くんですよね。どんなところが見所ですか?佐野:僕たちは、旅に出ているんだよね。——シーズン2で、卓球戦国時代を鎮めるために全国に旅に出ている様子が描かれていましたね。古川:台本を読んだときは、びっくりしました(笑)佐野:2人で消えてしまって……でも、再登場はおいしかった(笑)古川:あのヒーロー感、かっこよく編集していただいて嬉しい限りでした。今回は2人はまた旅に出ていて、もちろん各学校にもドラマがあり、それが集約していく。ドラマで培った内容も反映されて、これまであまり絡んだことない人と絡むところもあったので、そこは見所です。佐野:かなり動きもあるので、結構時間も少ない中で大変ではあるんですけど、面白いです。古川:それで、僕たち(リッツ&コウ様)はまたこじらせる(笑)佐野:すぐ、こじらせよる。絶対一緒にいない方がいいもん!(笑) あとは松陰さん(北村匠海)が出てくるのか出てこないのか、どうなるのかも見所です。古川:「松陰さん」って、未だに言いにくいでしょ?(笑)佐野:なかなか一発で「松陰さん」と言えないんですよ。「まつくげさん!」ってなる(笑)——ちなみに今までドラマ、オンライン朗読劇などでいろいろ衝撃的な展開もありましたが、お二人がびっくりしたのはどんなシーンでしたか?佐野:僕らはシーズン1が物語として大きいので、1のことを言わせてもらいますね。あの〜、やっぱり……旅に出るところはびっくりしましたね。古川:シーズン1じゃなくない!? めっちゃ考えて全然違うことでしたけど(笑)佐野:あ、コウ様のギフテッドのスターゲイザー特訓シーンはびっくりしました!古川:僕は、シーズン2で人が亡くなったりと、より深刻な状況に変わったことに驚きました。でも、シーズン1の最後でもシーズン2への伏線はあって、そういった変化も含めて『FAKE MOTION』の世界観に深みが出たのかなと思います。あと1番驚いたのは、ドラマの中でうちのメンバーの(志村)玲於がダンベルを持っていたこと(笑)。実際に20kgくらいの重いダンベルを持ってたらしいんです。佐野:マジで!? ヤバい!古川:そこに驚きました(笑)——最後になりますが、今回は配信でも見られるということで、このご時世に皆さんもこれまでに配信ライブなどを精力的にされてきたことも踏まえて、新しい発信の仕方について思ったことをうかがえれば。佐野:会場に行きたくても来ることができないという方も多いと思うのですが、そういう方たちも家の中でスマホ1台で見られるのは、すごくいいことですよね。ライブやステージが身近になるし、僕らとしても近くに感じられる。もしこういう状況が収まっても、続けられたらと思いました。古川:去年は僕らのグループもオンラインライブで色々な挑戦をして、新発見がたくさんありました。どのアーティストもプレイヤーとしてオンラインライブを体験して、ファンの皆さんも配信で見るということに、いい意味で慣れて来たとも思うんです。オンラインライブが定着したからこそ、配信でも生でも楽しんでいただけたら嬉しいです。■佐野勇斗1998年3月23日生まれ、愛知県出身。2015年、映画『くちびるに歌を』で俳優デビューを果たし、ドラマ『砂の塔~知りすぎた隣人』(16年)、『トドメの接吻』(18年)、映画『ミックス。』(17)などで注目を集める。映画『青夏 きみに恋した30日』(18年)、『凜-りん-』『小さな恋のうた』(19年) 、ドラマ『俺たちはあぶなくない~クールにさぼる刑事たち』(20年)などで主演を務め、2021年はドラマ『ドラゴン桜』、映画『かぐや様は告らせたい2〜天才たちの恋愛頭脳戦〜(仮)』などに出演する。■古川毅2000年2月27日生まれ。東京都出身。2015年にSUPER★DRAGONのメンバーとしてデビュー。2018年に資生堂・シーブリーズのCMキャラクターに抜てきされ、ドラマ『兄友』(TBS系)で俳優デビューを飾った。以降は、ドラマ『3年A組 -今から皆さんは、人質です-』(NTV・19年)、『FAKE MOTION -卓球の王将-』(NTV・20年)、映画『犬鳴村』(20年)などに出演。
2021年03月25日スターバックス(Starbucks)は、「さくら咲いた ベリー フラペチーノ」を2021年3月24日(水)から4月13日(火)まで全国のスターバックス店舗(一部除く)で数量限定発売する。ストロベリー感UP!のさくらフラペチーノスターバックスの新フラペチーノのは、2021年2月に登場した「さくらふわり ベリー フラペチーノ」を“ストロベリー風味をアップ”させてアレンジしたドリンクだ。爽やかな香りのさくらストロベリーソースを混ぜ込んだ、ミルクベースのフラペチーノに、新たにパウダー状のフリーズドライイチゴをプラスした。口どけなめらかなラズベリーパンナコッタはそのままに、さくらとバニラ風味のスポンジクラムもトッピング。口に入れると、甘酸っぱいストロベリーの味わいが広がり、春気分を満喫できる。やわらかなピンクとホワイトがミックスしたビジュアルは、さくらの花を想起させる華やかな仕上がりとなっている。【詳細】スターバックス「さくら咲いた ベリー フラペチーノ」Tall 590円※トールサイズのみ販売期間:2021年3月24日(水)~4月13日(火)※なくなり次第終了取扱店舗:全国のスターバックス店舗(一部除く)【問い合わせ先】TEL:0120-336-388(10:00-18:00 年中無休、国際電話、IP 電話からは 03-5745-5890)
2021年03月25日10代のもどかしい恋や切ない別れ、明るい未来への真っ直ぐな眼差しを歌ってきた、さくらしめじの田中雅功と髙田彪我。ハタチを目前とし大人への階段をのぼり切ろうとしている今、リリースされるのが2021年3月10日発売の2ndミニアルバム『ボタン』である。初期楽曲のアコースティックバージョンあり、SNSで話題となったシンガーソングライターとのコラボ曲あり、インスタライブを通してファンと作り上げた曲ありの充実の内容は、幅広い世代を満足させる完成度だ。今日は2人に、制作秘話や注目ポイントはもちろん、アーティストとしての現状や未来の希望などを、たっぷりと聞かせてもらった。初期の人気曲は、今だからこその歌い方で魅力再発見――2021年3月10日に、2ndミニアルバム『ボタン』が発売されました。まずは、タイトルに込めた思いをお話しください。雅功“ボタン”って結構いろんな意味がある言葉です。花の牡丹、レコーダーなんかについている押せるボタン、服についているボタン……。――確かに最初にタイトルを聞いたとき、「『ボタン』って、どのボタン?」と思ってしまいました。雅功そういうことを踏まえて、複数の意味を込めてタイトルにしました。というのも、去年から急に、今まで出来ていたことができない、会いたい人に会えないっていう状況に、世の中的になったじゃないですか。僕ら含めてみんな、気持ちが沈みがちになることが多かったと思うんです。だからこのミニアルバム『ボタン』で何かが変えられたらなと、願っています。――状況を変えるひと押しの『ボタン』ですね。雅功更に、僕らの曲を聴いた人と僕たち、もしくは聴いた人同士がそれぞれ、『ボタン』でつながれたら、つなぎとめられたらすごいなって。そういう人と人との懸け橋のような、服の布を合わせるボタンのような、ミニアルバムにしたかったんです。――素敵な思いを込めたタイトルだったんですね。この『ボタン』には6曲が収録されていて、うち3曲は以前リリースされた曲のアコースティックバージョンです。例えば『きみでした』は2015年に出された曲ですが、当時と今との違いは何でしょうか?彪我今回、アコースティックバージョンということで、改めて制作していったんですけど、新しく歌う際に歌詞の意味をもう1度、2人で考え直してみたんですね。すると、2015年の『きみでした』リリース時とは違う考え、とらえ方が生まれてきました。――お2人の成長と共に、新たに見えてきたものがあったんですね。彪我当時は「ちょっとまだ好きかどうかわからないけど、これは恋なのかな?」っていう、芽生えたばかりの感情に戸惑う、甘酸っぱい曲だと思っていたんです。でも今回は、失恋って見方もできるんじゃないかって話になりました。そういう新たな視点からこの曲を見つめ直すことによって、同じ曲なのに全く違う曲を制作しているようで、楽しく新鮮な気分で作業が進められました。因みにMVも、今回の解釈で新しくつくりました。――歌い方も、大人っぽくなっていました。雅功アハハ、改めて歌うからには、やはり成長を少しでも見せたかったんです。歌もギターもひと工夫してレコーディングしました。――ギターの工夫は、主にどんなところを?彪我アコギってやっぱり、いろんな表現ができます。それらを引き出すため、優しく弾いたり、強く弾いたり……ギターの繊細な表情を意識してレコーディングしました。雅功ただ僕らは今回、たまたま『きみでした』の解釈を失恋という形に収めましたが、すべての人に失恋曲として聴いてほしいとは思っていません。僕らは今回、アコースティックバージョンを作るうえで、1つの曲でもいろんな考え方ができるっていう可能性に気づけて、それがとても大きな発見だったんです。だから『きみでした』がぜんぜん失恋に聴こえない人もいるだろうし、なんならそういう風に聴いてもらいたい。つまりは、自由にしてもらいたいんです。――解釈が歌い手と違ってもいいって、目からウロコなファンも多いのでは?雅功アコースティックバージョンは、比較的シンプルなサウンドです。自由度が増すので、理想的な形になったと思います。MVの話も先ほど出ましたが、今回のMVは1回見ただけでは結局どういうことなのか、あまり明確になっていません。僕が脚本をさせてもらったんですが、監督と一緒に、「考える余地を残したいね、ストーリーや結末を見た人それぞれが想像できる作品にしたいね」ってずっと話していたんです。MV公開後、私はこういうストーリーだと思う、私はこうだと思うっていろんな感想を持ってくれた人たちがいるのをSNSで見て、すごく嬉しかったです。余白がある作品ってすごく魅力的ですよね――音楽の良さは、余白があることですよね。雅功そうですね、余白がある作品ってすごく魅力的です。1から10まで出す側が説明するものは、ちょっと自分本位じゃないですけど、うーん……。僕らはみんなでつながり合う音楽っていうのを結成当初から大切にしていて、「みんなでさくらしめじだ」って、ずっと言っていたんです。だから余白は必要で、これからは更に必要になってくるんじゃないかな。みんなで一緒に音楽を作るっていう感じを、もっと出せたらなってって思います。――では次に『またたび』についてお伺いします。これにもまた、今だから表現できたことがあったのではないでしょうか。彪我『またたび』リリース時は、「野良ネコとボク」みたいな可愛らしい、でもちょっと切ない曲だと思っていました。ただ今、改めて見るとこれは「ネコとボク」ではなくて家族のことを思う歌なのかなと。サビの歌詞で「温かい家族とか大切な言葉とか」「ぎゅっと抱きしめてくれる人はいるのかな」って、ネコに問いかけるように言っているけど、実は自分が問われているのかなと感じました。雅功この『またたび』っていう歌もアコースティックバージョンにするうえでメチャメチャ2人で話し合ったんですが、先ほどの『きみでした』の新たな失恋解釈と同様、どこかに新たな視点、明確な違いを残したいというのが、共通の思いとしてあって。『またたび』は、彪我の言った通りネコとボクの日常話っていう解釈がリリース時にあったけど、今回もっと奥を見たいねって話になりました。――奥を見る、というのは裏の設定を読むということでしょうか?雅功『またたび』の歌詞の中の一人称の男の子は、何歳で、どういう子で、どういう家族がいて、どういう思いでネコとしゃべっていたんだろう。そもそもなんでこの男の子は、ネコに執着しているんだろうって、彪我と2人で話して詰めていきました。その結果、ネコっていうものを介して自分を見つめ直しているっていう結論になりました。だからネコと自分をちょっと重ねちゃっているんだろうし。――1人でフラッとしているネコと自分を重ねている……確かにそうですね。雅功ネコと自分を重ねて、家族や友達を思ったり、自分にとっての大切な人をまた思い返しているんじゃないかなって、2人で話しました。そういう新しくて明確な解釈が出来たことによって、歌も大いに変わるんじゃないかと。――お2人で、物語の世界観を新たに作ったんですね。彪我そうですね、世界観は広がっていきましたね。話せば話すほど。――それによって演奏も歌も変わった自覚はありますか?彪我全然違いますね。ここをこう表現しようって2人で決めると、自然とそっちに持っていこうというか、そういう表現をしようってなるし、お互いの意見も出てくるし。――方向性がブレなくなるうえ、お互いの交流が活発になる。彪我そういうものを含めて、アコースティックバージョンにしたのは、すごい良かったなあって思いました。――アコースティックバージョンって、シンプルなぶん、演奏力・歌唱力がより問われる気がします。彪我そこは真剣勝負ですね。難しいところもいっぱいありましたが、そこは2人で息を合わせて、はい。さくらしめじの力を見てもらいましょう(笑)――長くやっているお2人だからこそ、できた表現なのだと思います。彪我いやあ、そうなんですかねえ。――『かぜいろのめろでぃー』については、アコースティックバージョンが先行配信されていて、それとは別にボタンバージョンが収録されています。どういう思いでボタンバージョンを作られたんですか?彪我ボタンバージョンは、ちょっと楽器が増えた構成になっていて、その他の細かいところも、結構こだわって制作しています。雅功この『かぜいろのめろでぃー』自体がすごく面白い曲なんです。『きみでした』と『またたび』は結構、ストーリーができている曲ですが、『かぜいろのめろでぃー』はそうではない。ずっと抽象的というか、心の奥を言葉にした歌詞なんです。そこが今回、この曲と向き合ううえで、すごく面白いところでした。――面白いと同時に、難しそうです。雅功『きみでした』と『またたび』は新しい解釈で歌いましたが、『かぜいろのめろでぃー』は理解を深めて歌ったと言ったほうが正しい気がします。中学3年生だったリリース当時にはわからなかったことが、今はちょっとずつわかってきて、ひとつひとつの言葉に「これってどういう意味だ」「この言葉がここにある理由は何だろう」って、お互いに問いかけ合いました。例えば「風」はこの曲のテーマですが、最初のサビと最後のサビの「風」は同じ形なのか?どういう風に気持ちが変化していっているのを書いた歌詞なのか?ここの熱とここの熱は違うのか、逆に同じところはあるのか?――そんなに細かく!雅功歌詞を分解して、彪我と2人で理解を深めていきました。結構サウンドは静かな曲ですが、2人話しているときは大盛り上がりして。彪我「ヤバい!こういうことか!」って、叫びました。――ずっと歌ってきた曲で、そんなに熱くなれるってすごいですね。彪我長く歌ってきた曲でも新発見があるのが、さくらしめじの曲の魅力。僕らがまだ見つけられていない部分も、多分、この3曲にあると思います。それは今後歌っていく中で、見つけていきたいです。――今までライブで演奏してきた『かぜいろのめろでぃー』の、思い出ってありますか?彪我僕は弾き語りも好きですが、バンド演奏が大好きなんですね。なので『かぜいろのめろでぃー』も、バンドでやるのが好きで。細かい所ですが、2Aメロでブレイクが入るところがあるんですけど、そこがバンドだと一斉にキュッ止まって、また再開します。そこが、みんなで一体になって音楽を作っている感じがして、すごく好きです。――それはまたマニアックな!バンドのグルーブ感が心地いいんでしょうね。彪我因みに弾き語りでやると、この曲は2人の歌の掛け合いが結構多いんですが……。――確かに!いつも息がピッタリだなって思っていました。彪我Bメロとか特に、ずっとハモリで歌ったり、掛け合いで歌ったりするんですけど、さくらしめじの2人の仲じゃないと、歌えないなあってちょっと思ったり(笑)自分たちでね、ちょっと思っちゃったりします!ステージ上はお互いの気持ちが目線でわかります!――ライブでお2人で演奏しているとき、お互いの考えていることって、わかるんですか?彪我わかる?雅功わかると思う。彪我本当?雅功わかっていると思う。――目を合わせたら伝わる、という実感があるとか。彪我たまにはこう……ありますね。例えば去年の12月末にやった忘年会ライブで、リクエストを募るコーナーがあったんですが、普段は雅功が歌うところを僕が歌う、みたいに歌い分けをゴチャゴチャにして歌ったんですよ。雅功その場でパートを交換してね。彪我ステージ上で、即興でやりました。そのときは目線で「次、歌えよ」って伝えて、「ええ~っ」ってなりながら歌ったり(笑)そう考えると結構、ステージ上で目線でわかることって、たくさんあるかもしれないです。――「あ、今、ギターミスっちゃった」とか、失敗を伝えたり?雅功そうですね。たまにギターの弦が切れてしまうことがあるんですが、そういう時は、「あの~、ごめん。弾いて」みたい目線を……あとは「次のオチのところ宜しく」みたいな目線を送ったりとか。いろいろやってますねえ。彪我ステージ上での、たいていの相手の気持ちはわかるかな……?雅功たまに「ちげーよ」っていうときもある(笑)「それは求めてねーよ」って。彪我アハハハ。僕は「ここ、ガンガン行ってほしい!」っていうときに、雅功が煽りに行ってくれることは、結構あります。だからまあまあ意思疎通、出来てるんです、多分。――長年一緒にやってきて、お2人も大人になって、前よりもどんどん合うようになったのでしょうか。彪我そうですね~。雅功ずーっと一緒にいるから、あんまりピンとはこないんですけど。まあずっとこんな感じだった気もするし、なんか深まっていった気もするし。彪我ファンの人、きのこりあんたちが一番わかっているんじゃないかな。雅功確かに!――2人の歌唱力、演奏力。作詞作曲力というのも上がっているので、そこでより息が合うっていうのも、あるのかもしれません。彪我曲を作るときも「このフレーズいいよね」って思ったヤツが、たまたま合致することはあります。雅功僕が彪我に、「こういう曲作ったんだけど、どうすればいいかな」って相談することもありますし。彪我そういう意味では、二人三脚というか。2人で歩んでいけているのだと思いますね。新曲は人気アーティストやファンとのコラボ曲!――新曲『別れた後に僕が思うこと』は、SNSで恋愛系の投稿が人気のニャンさんが、作詞に参加されています。雅功ニャンさんに元となる詩を書いてもらって、それを僕が歌詞にして、アレンジャーの永塚健登さんにブラッシュアップしてもらいました。ニャンさんはおっしゃる通り恋愛系の投稿をSNSでたくさんされていて、「一緒にお仕事しませんか」とお声がけしました。ニャンさん、僕、永塚さんの3人の恋愛観が上手い具合にリンクした、切ない失恋ソングになったと思います。――なぜ、失恋ソングを作りたい、歌いたいと思ったんですか?雅功アハハハ、何でですかね。彪我うーん、そうですね~。雅功今回『きみでした』も失恋ソングとして歌いましたが、それは昔とのギャップというか変化を見せたいというのが、第一にあったんですね。それとは別で、恋愛の曲でニャンさんとお仕事出来るのであれば、心に響く失恋の曲がいいなと思いました。――レコーディングはいかがでした?彪我今回の収録曲の中で、1番難しかったかもしれません。というのも、リズムが結構跳ねているというか、細かいというか……言葉が割と、タタタタッと詰まっている曲なんです。歌詞の表現も大事なので、ちゃんとハッキリ聞こえるようにっていう基本を抑えつつ、リズムにも遅れられないしで、ハードでした。――「向き合うには既に遅い感情」とか、胸に刺さる歌詞が素敵です。雅功ニャンさんって本当に、共感を呼ぶ詩を書く方なんです。読んでいて「ああ、確かにな」って思うし、切なくなる。今回、作詞に関わっていただいて嬉しいし、良いものが出来上がったという満足感もすごいです。――雅功さんが特にお気に入りのフレーズはありますか?雅功「胸には埋められない穴だけが残ったんだ」っていうところは、すごくニャンさんが出ていると思い、絶対に歌詞に入れよう、入れる意味があるって思いました。そうしたら永塚さんが素晴らしい感じに収めてくれて。僕的にはすごく聴いてほしいポイントになりました。――お2人はもうすぐ20歳とはいえ、今は10代。10代の失恋って、すごく重たくないですか?2人アハハハハ!雅功確かに!友達も言ってましたね、つらいって。彪我この曲の主人公は失恋をしてしまって、すごく切ないんだけど、歌っていて「素晴らしい表現だな、素敵な曲だな」って思いました。――この曲も何年かしたらまた、違ったとらえ方ができそうですね。彪我そのためにも、ずっと歌い続けていきたいです。――そして『ストーリーズ』ですが、こちらは『ポケットからきゅんです!』で話題になった、ひらめさんとのコラボレーション!2人そうなんですよ~。彪我さくらしめじは、女の子目線の曲というのがほとんどないんです。なので女の子の気持ちを想像して作ってみようと思ったんですが、頑張って努力すればするほど、男くさいというか、なり切れない部分が出てきてしまいました。そうしたら、TikTokでひらめさんが僕らの『きみでした』をカバーしてくださっているのを見て、ひらめさんいいじゃないですか、きゅんですという感じで猛アタックをしまして(笑)そうしたらこの曲を提供していただくことになりました。――ひらめさんは、すごく女の子の共感を呼んでいる方ですものね。理想的な人選でした。彪我更に僕らは、SNSを関連付けた曲も作ってみたいなと思っていたんですね。ひらめさんは歌詞の中に「LINEの既読無視」などの現代的なワードを入れる方なので、そういう面でも、ひらめさんは素敵だな、最高だなって思います。――この『ストーリーズ』、女の子目線で歌ってみていかがでしたか?彪我実は最初は、いざ歌うにあたってどう歌えばいいんだろうって、悩みました。それがレコーディングで、女の子らしさを無理に出さずに、ありのまま、歌詞の通り歌うのが伝わりやすいんじゃないかってことになったんです。それで歌ってみたらやっぱり、この『ストーリーズ』という曲は、ストレートに歌うほうがいいんだって気づきました。――雅功さんはいかがでしたか?雅功今回、レコーディングにひらめさんが参加してくれて、同じ日に一緒にレコーディングをしたんですが、男の僕たちが女の子目線の曲を歌い、そこに女の子のひらめさんの声があることによって、メチャメチャ可愛い曲なのにちょっと切なくなって。色んな可能性が感じられる曲になったと思います。――曲の厚みが増したんですね。雅功あと僕、すごく好きな歌詞があって。Aメロで「信号が青に変わる」っていう部分があるんですけど、ただの風景描写と思いがちじゃないですか。でも青に変わるのは信号だけじゃなくて、気持ちの部分もそうなんじゃないかって、女の子の気持ちになると見えてくるんです。そうなると続きの「あなたに近づいてゆく」も、更にドキッと来ます。Aメロ最初にふさわしい、素晴らしい歌詞だなって思います。――恋心が、芽生えて加速していくのがわかります!ひらめさんとのお仕事で、他にも何か学んだことや感じたことはありますか?彪我実は他のアーティストさんのレコーディングに立ち会うこと自体が初めてだったんですが、ひらめさんはこんな感じでやってるんだ、すごいなって思いながら見ていました。また、ひらめさんがこの『ストーリーズ』に参加することによって、雅功もさっき言っていましたが、輝きが増すというか、ポップな印象が強くなったので、歌のパワーを感じました。雅功ひらめさん自身が持っている可愛さっていうのが、すごくって。僕らが真似してできるワケじゃないんですけど、世界観の出し方とか、伝え方みたいなところは、勉強させてもらいました。――人気の曲になりそうですね。彪我色んな人に歌っていただきたいです。きのこりあんがいたから、できた曲でした――そして最後に、『会いに行こう』についてお聞かせください。さくらしめじ2人での作詞作曲ですが、どのように制作したんでしょうか。彪我『会いに行こう』は、昨年の自粛期間中のインスタライブで、きのこりあんと一緒に作った1曲なんです。なので「作詞/作曲:さくらしめじ」とありますが、本当は「さくらしめじ&きのこりあん」って表記をしたいくらいで。――きのこりあんがいたから、できた曲なんですね。彪我自粛期間中って、大切な人さえなかなか会えないから、こういう曲を作ろうっていうきっかけになったし、この歌詞が生まれました。――人に会えない状況では、ボタンの掛け違いも起きがちです。お2人が考える大切な気持ちを伝える方法を、あればぜひ教えてください。雅功歌ですかね……。彪我一緒に聴いて、一緒に歌って。雅功歌って、ストレートに思っていることを言えるのがいいんです。好きな人に、ダイレクトに「好き」って言えるのがベストかもしれませんが、難しいじゃないですか。でも歌にしたら言える、伝えられることって、たくさんある。メロディが乗るからこそ、ハーモニーがあるからこそ、心の垣根がなくなると思います。――直接の言葉では難しいけど、歌なら言えることがある。彪我それはありますよね。ぜひぜひ、みなさんにも「歌で気持ちを届ける」ことをやってもらいたいです。――たくさんの人がさくらしめじの曲を歌って、気持ちを伝えられたら素敵ですね。最後に、このアルバムを聴くきのこりあんたちに、メッセージをお願いします!彪我いろんな人の支えがあって、出来上がったミニアルバムです。そういう意味でも、僕らは1人じゃないですし、この『ボタン』で皆さんとつながりたいと思っています。ぜひよろしくお願いします!雅功僕らの10代最後の時間は、コロナの自粛期間とかぶってしまいましたが、だからこそ強くなれたこともたくさんあり、『ボタン』はそれを忘れないための大切な1枚になりました。僕たちはみなさんと一緒に成長していきたいですし、また直接会ってラララッて歌える日を楽しみにしています。これからもさくらしめじをよろしくお願いします!さくらしめじのサイン入りチェキを3名様にプレゼント!応募方法ぴあ音楽編集部Twitterをフォロー&本記事ツイートをRTしていただいた方の中から抽選でプレゼントいたします。当選者の方には、ぴあ音楽編集部アカウントよりDMをお送りします。ぴあ音楽編集部Twitter()対象ツイート:※当選後、お届け先ご住所のご連絡ができる方のみご応募ください。個人情報につきましては、プレゼントの発送以外には使用いたしません。※当選発表は、賞品の発送をもって代えさせていただきます。【応募締め切り】2020年3月24日(水) 23:59まで※期間中は何度でも応募可能です。撮影/杉映貴子、取材/藤坂美樹、構成/中尾巴
2021年03月10日アート・キャンディ・ショップのパパブブレ(PAPABUBBLE)から、桜モチーフのキャンディ「さくらミックス」が登場。2021年3月15日(月)より、パパブブレ直営店などで販売される。“移りゆく桜の景色”から着想したキャンディ“世界一おもしろいお菓子屋さん”をコンセプトに、シーズンごとにユニークなキャンディを展開するパパブブレ。新作の「さくらミックス」には、満開の桜、青空に散る桜吹雪、葉桜など、桜の移りゆく景色からインスピレーションを得た絵柄のキャンディを詰め合わせた。フレーバーは、甘さが引き立つように塩を効かせた「桜ミルク」や、さくらんぼの「佐藤錦」、香り豊かな「紅茶」など。フルーツフレーバーと「紅茶」フレーバーを一緒に食べれば、フルーツティーのような味わいを楽しむこともできる。桜&さくらんぼフレーバーのグミまた、毎年人気の桜モチーフグミ「さくらバブレッツ」も同日発売。「桜」「さくらんぼ」の2フレーバーがセットになっている。初登場となる9個入りは、より一層華やかなビジュアルなので、春ギフトとしても活躍してくれそう。【詳細】■さくらミックス発売日:2021年3月15日(月)※中野店、大丸東京店、相鉄ジョイナス店は3月4日(木)より先行発売販売店舗:パパブブレ直営店、LINEギフト※オンラインショップではさくらセットとして販売。価格:BAG 593円+税、S瓶 815円+税、M瓶 2,343円+税、小分け(7g×10袋) 1,343円+税■さくらバブレッツ発売日:3月15日(月)販売店舗:パパブブレ直営店価格:2個入り 269円+税、9個入り 1,065円+税※各商品の取扱・在庫状況は直接店舗へ問い合わせ。
2021年03月07日伊藤久右衛門は、「さくら抹茶パフェ」「さくら抹茶スイーツプレート」をリニューアル。宇治本店・JR宇治駅前店・祇園四条店にて2021年3月1日(月)より発売する。リニューアルして登場する「さくら抹茶パフェ」は、抹茶餡をしのばせた「さくらきんとん」をメインに、宇治抹茶パフェをさくら色で彩った春限定パフェ。さくら色の白玉、さくら色の寒天、さくらアイスをのせ、鮮やかなさくらクラッシュゼリーの下にはライスパフを敷いて食感と味わいにアクセントを効かせた。自家製抹茶ゼリーや抹茶蜜の深緑がさくら色と調和した、鮮やかな色彩が目を引く。「さくら抹茶スイーツプレート」は、抹茶スイーツや桜風味のスイーツを一度に楽しめる贅沢なプレート。春限定の「さくら抹茶だいふく」「つぶつぶ苺抹茶ロールケーキ」「さくらアイスクリーム」といったスイーツに、桜の塩漬けを飾った「宇治抹茶チーズケーキ」や「宇治抹茶アイスクリーム」といった定番スイーツを組み合わせた。「ミニパフェ」には桜色の白玉をトッピングし、華やかに仕上げている。【詳細】伊藤久右衛門 春限定メニュー「さくら抹茶パフェ」「さくら抹茶スイーツプレート」発売日:2021年3月1日(月)取扱い店舗:伊藤久右衛門 宇治本店・JR宇治駅前店・祇園四条店価格:・さくら抹茶パフェ 単品 1,390円(税込)、お茶セット 1,790円(税込)・さくら抹茶スイーツプレート 単品 1,690円(税込)、お茶セット 1,990円(税込)
2021年02月28日暖かくて春らしい陽気の日が増えてきました。もうすぐさくらが咲く時期ですね。食卓もピンク色やさくらのアイテムを取り入れると、一気に春仕様に! そこで今回は、春らしさを演出した「さくらちらし寿司」の作り方をご紹介しましょう。去年、私の調理アイテムに加わったのが、このさくらの花びらの型抜きです。いつものちらし寿司でも、これでハムやソーセージを型抜くと、簡単に春を演出できるお役立ちアイテムです。ただ型抜きをしただけで子どもも喜んでくれるので、一石二鳥! 私としては、さくらの花の形ではなく、花びら一枚の形が気に入っています。ちなみに、骨を強くする栄養素としてはカルシウムが有名ですが、カルシウムだけとっていても丈夫な骨は作られません。カルシウムを骨にくっつける働きをするビタミンDも必要になります。ビタミンDが多い食材にきのこがありますが、とくに干ししいたけには豊富に含まれています。ちらし寿司に干ししいたけは欠かせません。お子さんの健やかな成長への願いも込めて、ぜひ作ってみてはいかがでしょうか。■さくらちらし寿司レシピ制作:管理栄養士 長 有里子<材料>※米2合分<酢飯> 米 2合 A酢 大さじ4 A砂糖 大さじ3 A塩 小さじ1<具材> 干ししいたけ 4枚 にんじん 60g 水と干ししいたけの戻し汁を合わせたもの 200ml 醤油、みりん 各大さじ1・1/3<錦糸卵> 卵 2個 砂糖 大さじ1・1/2 塩 少々サラダ油 適量<トッピング> 魚肉ソーセージ 1本 みつば 適量<作り方>1、米を硬めに炊く(寿司の分量の水加減にする)。炊き上がったら、炊飯器に<A>の調味料を合わせたものを入れて混ぜ合わせる。2、干ししいたけは水で戻し、細切りにする。にんじんも細切りにする。これらをフライパンに入れ、水と干ししいたけの戻し汁を合わせたもの、醤油とみりんを入れ、水分がなくなるまで煮る。3、(2)を(1)に入れて混ぜ、粗熱をとる。4、卵に砂糖と塩を入れて混ぜ、サラダ油を熱したフライパンに何回かに分けて薄く流し入れ、両面を焼く。取り出して細切りにする。5、魚肉ソーセージは薄切りにし、型抜きで抜く。6、(3)を器に盛り、錦糸卵をのせ、型抜きをしたソーセージと刻んだみつばをのせる。型の形はいろいろあるので、お気に入りを見つけて、ぜひ試してみてくださいね!
2021年02月28日スターバックス(STARBUCKS®)のSAKURAシーズンがスタート! 期間限定ビバレッジとして「さくらふわり ベリー フラペチーノ®」「さくらふわり ベリー ミルク ラテ」が、2月15日より発売中。左から「さくらふわり ベリー フラペチーノ®」(Tall ¥590 ※ストロベリー、ラズベリー果汁5%未満)「さくらふわり ベリー ミルク ラテ」(Short ¥450 / Tall ¥490 / Grande ¥530 / Ventii® ¥570 ※ストロベリー果汁5%未満)販売期間:「さくらふわり ベリー フラペチーノ®」〜4月13日、「さくらふわり ベリー ミルク ラテ」〜3月16日※写真はイメージです今回登場するのは、さくらの風味に2種類のベリーの甘酸っぱさがアクセントになった「さくらふわり ベリー フラペチーノ®」と、ほっとする味わいの「さくらふわり ベリー ミルク ラテ」の2つのビバレッジ。「さくらふわり ベリー フラペチーノ®」は、さくらストロベリーソースを混ぜ込んだミルクベースのフラペチーノ®に、ほんのり甘酸っぱく滑らかな食感のラズベリーパンナコッタをブレンド。さくらとバニラ風味のスポンジクラムに、フリーズドライのストロベリーを合わせたトッピングは、ふんわりと咲き誇るさくらを表現しており、春の訪れを感じながら心癒されるビバレッジに仕上げられている。もう一方の「さくらふわり ベリー ミルク ラテ」は、さくらの花のパウダーとストロベリー果汁を混ぜ込んだ“さくらストロベリーソース”に温かいミルクを合わせ、ふんわり優しい味わいで心あたたまるホットビバレッジ。春の兆しを感じながらも、まだ寒い日々が続くこの時期のブレイクタイムにぴったりの一杯に。販売期間は、「さくらふわり ベリー フラペチーノ®」が4月13日まで、「さくらふわり ベリー ミルク ラテ」が3月16日までとなる。ただし、どちらも限定ビバレッジのため、なくなり次第終了となる。取り扱いは、全国のスターバックス店舗(一部店舗を除く)にて。また、2月17日からは、春気分高まる、SAKURAシリーズの様々なグッズが発売。第1弾は、“Sakura Breath(桜の息吹)”をイメージしたデザインのアイテムがお目見え。桜の息吹に、爽やかな春の訪れを感じるアートワークが印象的なタンブラーやマグカップ、風呂敷、コットンバッグなどが登場する。こちらも2つの限定ビバレッジと合わせてチェックしておきたい。なお、現在スターバックスは、安全対策を一層強化し、サービスを限定して営業中。感染予防への取り組みについての詳細はこちら()にて。>>その他のスターバックスの記事はこちらから
2021年02月16日コンマティーから新作ドリンク「comma さくらピーチラテ」が、2021年2月15日(月)より全国のコンティ―などで発売される。「comma さくらピーチラテ」は、桜の香りと桃の果実感、ピンクのビジュアルで春らしさを表現した1杯だ。優しく、ほんのり甘い果実感あふれる桃ベースに、ピンク色のストロベリーミルクを注ぎ込んだ。トップには、たっぷりの生クリームとともに、桜の花びらを模ったピンク色のクレープ生地がトッピングされている。【詳細】「comma さくらピーチラテ」発売日:2021年2月15日(月)販売店舗:全国のコンマティー、コンマ TOGO価格:M サイズ650円+税、Sサイズ 600円+税※ナタデココ OR タピオカトッピング(トッピングなし -70円、ホイップなし -50円)
2021年02月15日チーズガーデンから「御用邸さくらチーズケーキ」が登場。チーズガーデン全店で、2021年3月16日(火)から4月27日(火)までの期間限定で発売される予定だ。「御用邸チーズケーキ」の"さくら"フレーバー「御用邸さくらチーズケーキ」は、チーズガーデンのロングセラー「御用邸チーズケーキ」の"さくらフレーバー"。数種類のチーズをブレンドした生地に、さくらの餡をたっぷり練り込んで焼き上げた。さくらの餡の中には、細かく刻まれた"塩漬けのさくらの葉"が混ぜ込まれているため、さくらの風味を存分に堪能できる。さくら独特の塩味が、チーズのコクや濃厚さをより一層引き立たせてくれる。パッケージには、柔らかいピンクカラーの桜を描き、華やかな見た目に仕上げた。さくらフレーバーのスイーツを通じて自宅でお花見気分を味わうのはもちろん、大切な人への季節の挨拶などにもおすすめだ。詳細「御用邸さくらチーズケーキ」販売予定期間:2021年3月16日(火)~4月27日(火)販売店舗:チーズガーデン全店、オンラインショップ価格:1,450円(税込)■店舗情報 チーズガーデン直営店・那須本店 (栃木県那須郡那須町高久甲喰木原2888)・東京ソラマチ店 (東京都墨田区押上1-1-2 東京スカイツリータウン・東京ソラマチ 2階)・塩原珈琲 (栃木県那須塩原市下田野531)・那須ガーデンアウトレット店 (栃木県那須塩原市塩野崎184-7 那須ガーデンアウトレット内)・THE OVEN (栃木県那須塩原市下田野532-171)・東武大田原店 (栃木県大田原市美原1-3537-2 東武百貨店大田原店 1階)・とちぎグランマルシェ店 (栃木県宇都宮市川向町1-23 宇都宮パセオ とちぎグランマルシェ内)・佐野プレミアム・アウトレット店 (栃木県佐野市越名町2058 佐野プレミアム・アウトレット 270区画)・東武池袋店 (東京都豊島区西池袋1-1-25 東武百貨店池袋店 本館B1階4番地)・二子玉川東急フードショー店 (東京都世田谷区玉川2-21-1 二子玉川ライズ・ショッピングセンター B1)・リトル (東京都墨田区押上1-1-2 東京スカイツリータウン・東京ソラマチ 1F イーストヤード10番地)・横浜髙島屋店(神奈川県横浜市西区南幸1-6-31)・松坂屋名古屋店 (愛知県名古屋市中区栄3-16-1 松坂屋名古屋店 本館B1)・阪急うめだ店 (大阪府大阪市北区角田町8-7 阪急うめだ本店B1)・エヌカカオチョコレート (栃木県那須郡那須町高久甲5240-2)※最新情報は公式ホームページおよび各商業施設にて確認【問い合わせ先】チーズガーデンTEL:0120-540-224(9:00~17:00)
2021年02月12日佐野勇斗や古川毅、板垣瑞生、森崎ウィン、北村匠海らが出演する「FAKE MOTION 2021 SS LIVE SHOW」が3月25日(木)から26日(金)、東京ガーデンシアターで開催される。『恵比寿学園男子部(EBiDAN)』×マルチクリエイター『まふまふ』×漫画家『おげれつたなか』の超豪華布陣で2020年に始動した総合エンタテインメントプロジェクト『FAKE MOTION』。ドラマ『FAKE MOTION -卓球の王将-』は日本テレビにて2020年4月期深夜に放送、オンエア中は毎週「#FAKEMOTION」「#卓球の王将」がSNSのトレンドにあがるなど、卓球を通して高校生の“友情”や“悩み”“葛藤”を描き、その熱い展開が話題をさらった。コロナ禍でもそのプロジェクトは精力的に展開し、オンラインで応援上映ファンミーティングやオンライン舞台(朗読劇)を開催、さらに2020年9月には「東京ガールズコレクション」にてアパレルブランド「FAKE MOTION」を発表している。1月20日からは、シーズン2となるドラマ『FAKE MOTION -たったひとつの願い-』が毎週水曜深夜24:59~日本テレビほかにて放送中。若手最注目俳優・板垣瑞生を主演に迎え、エモ度100%の成長&青春ストーリーを展開している。そんなビジュアルと演技力を兼ね備えた期待の若手俳優の“登竜門”としての地位を築いた「FAKE MOTION」プロジェクトのイベントが「FAKE MOTION 2021 SS LIVE SHOW」だ。シーズン1ドラマ「FAKE MOTION -卓球の王将-」、シーズン2ドラマ「FAKE MOTION -たったひとつの願い-」に出演する超特急、DISH//、M!LK、SUPER★DRAGON、さくらしめじ、ONE N’ ONLY、原因は自分にある。、森崎ウィン、板垣瑞生、宮世琉弥など総勢29名が大集結する。イベントではライブと芝居のパートを予定しており、ライブパートではドラマで流れている主題歌や各高校のテーマソングをメンバーがパフォーマンス。まふまふプロデュースの主題歌『FAKE MOTION』を佐野勇斗、古川毅、北村匠海、森崎ウィン、板垣瑞生、松尾太陽が、薩川大学付属渋谷高校のテーマソング『Beat of ENERGY』を草川拓弥、小笠原海、村田祐基、船津稜雅、松尾太陽の超特急のメンバー、そして現在放送中のドラマで流れるエビ高連合軍のテーマソング『覚醒』(布袋寅泰プロデュース・作曲)を板垣瑞生、佐野勇斗、古川毅、田中洸希、吉澤要人が披露するなど、イベントに出演する29名全員が名曲の数々を熱く演じる予定だ。また芝居パートでも、超貴重な「生」の芝居を体験できる。こちらも29名全員が登場して繰り広げる、ステージ上でドラマさながらの熱くて泣ける新しい卓球青春ストーリー。ライブならではの、その日、その瞬間、その場でしか見られない「生」の緊張感を楽しみにしてほしい。本日より「FAKE MOTION」公式FCにてチケット先行受付がスタート。さらに今回のイベントは、HuluストアとBARONにて同時配信も決定(詳細は後日発表)。メンバーと一緒に、リアルで&オンラインで「FAKE MOTION」のエンタテインメントを楽しもう。薩川大学付属渋谷高校・小松武明役:船津稜雅(超特急リーダー)コメント「まさかドラマ作品がイベントに発展するとは…!きっとそれぞれキャラクターに化けて色の違うパフォーマンスになるのではないかと!個人的にお芝居を生で披露するのも好きなので楽しみです!(^o^)総勢29人の男子達が一堂に会して、君の方へ曲がる!」■イベント情報「FAKE MOTION 2021 SS LIVE SHOW」3月25日(木)開場17:00 開演18:003月26日(金)開場11:30 開演12:30 / 開場17:00 開演18:00会場:東京ガーデンシアター出演(予定):【恵比寿長門学園】佐野勇斗 古川毅 橘柊生 田中洸希 吉澤要人 田中雅功 髙田彪我 北村匠海【薩川大学付属渋谷高校】草川拓弥 小笠原海 村田祐基 船津稜雅 松尾太陽【八王子南工業高校】森崎ウィン 板垣瑞生 矢部昌暉 泉大智 ジャン海渡【浅草雷門高校】池田彪馬【天下布武学園】草川直弥 宮世琉弥 大倉空人【謙信ソルト電子工学院】関哲汰 山下永玖 上村謙信 高尾颯斗 沢村玲【信玄明王高校】志村玲於 杢代和人チケット代:全席指定 8,800円(税込)※未就学児入場不可チケット販売:FAKE MOTION FC受付 受付期間:2月11日(木)12:00~2月15日(月) 23:59入金期間:2月19日(金)13:00~2月21日(日) 23:00
2021年02月11日フォークデュオのさくらしめじ(田中雅功、高田彪我)のカレンダー『さくらしめじオフィシャルカレンダー2021.4→2022.3』(SDP 2,000円)が、3月19日に発売されることが決定。合わせて、表紙と収録カットが公開された。3月10日にミニアルバム『ボタン』をリリースし、4月4日には東京・中野サンプラザでワンマンライブを開催予定のさくらしめじ。田中が昨年12月に『302の音』で小説家デビュー、高田が春放送のNHK連続テレビ小説『おかえりモネ』で主人公の幼馴染役というメインキャストに大抜擢されるなど、個人でも活動の幅を広げている。カレンダーをプロデュースするのは、日本のモード界で注目されているファッションブランド「kudos(クードス)」「soduk(スドーク)」を手掛ける工藤司氏。デザイナー、フォトグラファー、スタイリストとして活動し、最近では出版レーベルも立ち上げた新進気鋭のクリエーターだ。さくらしめじ側からオファーしたところ、もともとファンだったという工藤が快諾し、コラボレーションが実現した。表紙は少し背伸びした表情の2人が、kudosのスーツを身にまとい不思議の国に迷い込んだようなファンタジックなイメージで撮影。収録カットからは、温泉旅行をしているかのようなリラックスした表情を見せつつも大人の色気が漂う着崩した浴衣姿、息の合ったかわいい2ショットが公開された。結成当時中学1年生だったさくらしめじも昨年高校を卒業し、2021年度には20歳に。少しずつ大人へと向かっている2人の青春ともいえるような、“オトナ未満、コドモ以上。”のきらめく瞬間を工藤氏が捉えたカレンダーとなっている。田中は「今までの成長と、これからの期待を全て、時と共にカレンダーという形で表現しました」とカレンダーに込めた思いを話し、「僕達だけでは気づけなかったものや表現しきれなかったことを工藤さんに引っ張ってもらいながら最高の形で残すことができました」と工藤氏に感謝した。「僕たちが20歳に向かって進んでいく、そんな1年を工藤さんと共にカレンダーに投影しました」と語った高田は、「これからも様々な挑戦を繰り返し、さらに前へ進んでいきますので、ぜひこのカレンダーを手に取って広がっていく可能性を感じていただけたらうれしいです」と呼びかける。工藤氏は「カメラを向ける前の2人は本当に少年と大人を行き来した空気を持つ普通の男の子たち。洋服を着替え、一度カメラを向けたらそこにはさっきとは別人かと思うほどに、とびきり魅力的なさくらしめじがいた」と撮影を振り返り、「12カ月の彼らの奇跡みたいなキラキラを“きのこりあん”にぜんぶ届けられたらいいなと思いながらシャッターを切りました」と、さくらしめじのファンである“きのこりあん”へメッセージを送った。(C)SDP
2021年02月09日スターバックスのチルドカップシリーズに新作「さくらバニラ with ストロベリージェリー」が登場、2月9日より期間限定で発売される。期間限定「スターバックス さくらバニラ with ストロベリージェリー」(180g / 希望小売価格219円)今回発売される「スターバックス さくらバニラ with ストロベリージェリー」は、華やかなさくらとバニラの香りにクリーミーなミルク、そして、ストロベリージェリーを合わせた、春にぴったりのデザート飲料。サクラの季節ならではの、気分も高まる贅沢な味わいに仕上げられている。取り扱いは、全国のコンビニエンスストアにて。なお、一部の店舗では、取扱いがない場合も。>>その他のスターバックスの記事はこちらから
2021年01月26日フォークデュオ、さくらしめじの田中雅功(たなか・がく)が1月23日(土)に自身初となるソロワンマンライブ「さくらしめじ田中雅功、18歳最後の日」を無観客という形で開催し、東京・下北沢のライブハウスSHELTERから生配信を行った。翌日の1月24日(日)に19歳の誕生日を迎える雅功にとって、タイトル通り「18歳最後の日」となるソロライブは、18時18分に始まり、19時19分に終演。アコースティックギターの弾き語りと、柿澤秀吉(G)と足土貴英(B)を従えたバンドスタイルで、中学〜高校〜現在までを辿るように全10曲をプレイし、19歳の第一歩を力強く踏み出した。蒼い光をバックに、たった一人でステージのセンターに登場した雅功は、現在はライブのみでしか聴けない未音源曲「天つ風」をアコースティックギターの弾き語りのスタイルで歌唱。少し緊張した面持ちながらも“君”の全てを肯定するかのような優しい歌声で視聴者を包んだ雅功は、「初めてのソロです。彪我は今、家で家族と見てると思います。画面越しですが、皆さん一緒に楽しんでいただければと思います」と挨拶した後、2015年6月に2ndシングルとして出荷された片想いソング「きみでした」ではダイナミックな歌声と切実なロングトーンを響かせ、甘酸っぱい微風を運んだ。続いて、昨年12月に「302の音」で小説家デビューした雅功は、ここでオリジナルの朗読を披露。幼い頃に見たテレビアニメに影響を受けた男の子が、「いつかこんな素敵な恋をしよう」と誓い、「この笑顔をずっと守りたいと思うくらい大切な彼女ができた」という報告を果たした……かと思いきや、突然、「なんてな!全部、フィクションだよ!」と絶叫。「守らないといけなもの……あるわ!非リア充としてのプライドがな!!」と吠え、彪我が作った「たけのこミサイル」をバンドスタイルでリア充に向けて発射。ステージ上は彼の姿が見えないほどのピンクのスモークが充満する中、「ずっと彪我がやってたけど、俺もやってみたかったんだ」と本音を吐露。アコギのストロークから始まるベースが効いたアップナンバー「おたまじゃくし」は久しぶりの演奏で、ふと中学生時代の表情を垣間見せる瞬間もあった。「彪我見てるかな?今日の衣装には、野音ライブの時の彪我の衣装も入ってるんです。だから、ソロだけどソロじゃない」というMCを経て、同世代のマルチクリエイターであるVaundyの「不可幸力」をカバー。ダークでシリアスなラップを披露し、これまでに見せたことのない大人の表情と愛と憎が不穏に交錯するフロウを見せてくれた。さらに、サイケデリックでカオティックなムードから、四つ打ちのダンスロック「いーでぃーえむ」を気だるそうに頭を振りながら歌うと、ステージ上は “EDM”ならぬ “えだまめ”カラーの緑のランプとスモークで満ち、妖艶で不思議なムードとなった。ここで、年末年始に一人部屋で引きこもってる時に作ったという新曲「レイ」を初披露。心から漏れた独白のようなロートーンから始まるギターロックで、雅功はまるでロックバンドのギター&ヴォーカルのようなクールでカッコいい佇まいを見せた。ここから一気に終盤戦へ。爽やかながらも蒼い切迫感も漂う「かぜいろのめろでぃー」では、大人と子供の間で揺れ動く聴き手の迷いや不安をも肯定しながら背中を押し、「てぃーけいーじー」は柿澤と足土のコーラスも加わり、まるでパンクバンドのようにパフォーマンス。拳を突き上げたくなるような熱く激しいサウンドとなっており、アコギを弾きながら飛び跳ねた雅功は汗だくのままで大きな笑顔を浮かべた。最後に「一人でやるライブも楽しいし、二人でやるライブも楽しいし、思った以上に早く二人でライブがしたいなと気づきました。ここで吸収したものをさくらしめじに還元できたらいいなと思います。19歳はアーティストとして、もっともっと表現の幅を広げていきたいし、強く大きくなっていきたい」と目標を語り、「青春の唄」を汗を飛ばしながら熱唱。音楽に対する情熱にせっつかれるようなエモーショナルな歌声を放出。刹那の今、この瞬間の大切を体現。一人でのライブを高い熱量の中で終えた彼は、翌日からは10代最後の1年間が始まる。この日、朗読やラップに挑戦した彼は、これからどんなアーティストになっていくのか。1年後にはきっと、さらに成長したステージを見せてくれるだろう。なお、さくらしめじは、この日に披露した「きみでした」「かぜいろのめろでぃー」のアコーティックバージョンを収録した2枚目のミニアルバム「ボタン」を3月10日にリリース。4月4日には東京・中野サンプラザでのワンマンライブ開催も予定。また、本公演は1月30日(土)23:59までアーカイブ視聴が可能となっている。-SET LIST-1. 天つ風2. きみでした3. たけのこミサイル4. おたまじゃくし5. 不可幸力(cover.)6. いーでぃーえむ7. レイ8. かぜいろのめろでぃー9. てぃーけいーじー10. 青春の唄【アーカイブ情報】田中雅功ソロライブ「さくらしめじ田中雅功、18歳最後の日」2021年1月30日(土)23:59までアーカイブ視聴可能■視聴チケット:4,400円(税込)※1月23日(土)00:00より当日料金※1月30日(土)19:19まで視聴チケット購入可能★購入特典:田中雅功からの18歳最後のメッセージ動画■視聴チケットの購入・詳細はコチラ:
2021年01月26日●「あのイケメンは誰?」と話題に「新年の頭にネクストブレイク候補を発掘する」、マイナビニュース恒例の年始企画を今年も実行。年々、他サイトで似た記事も増えてきたが、ここでは「とびきりフレッシュな先物買い」という観点から10人の若手俳優を紹介していく。セレクトのポイントは、最近の出演作品で見せた可能性、出演予定のラインナップ、業界内の評価。近年、若手俳優の躍進が目立つだけに、早い段階からチェックしておきたい。○■『恋する母たち』で輝いた“3人息子”1人目は、昨年あまりの大抜てきと熱演に業界内が沸いた超新星・奥平大兼(17)。演技経験ゼロでオーディションすら初めてながら、長澤まさみ主演映画『MOTHER マザー』で祖父母を殺害する17歳の少年役に起用され、圧倒的な存在感を見せた。秋には『恋する母たち』(TBS系)でドラマ初出演。「成績優秀だが引きこもり」「キャリアウーマンの母とは不仲だが、血のつながりのない父親とは仲がいい」「実は同性愛者で同級生に好意を抱いている」という劇中随一の難役をこなしてさらに評価を高めた。「全国武道空手道交流大会 形」で優勝した経歴があり、さらにピアノも弾けるなどの多才さも含め、ブレイクしない理由が見当たらない。2人目は、同じ『恋する母たち』に出演していた“3人息子”の1人・宮世琉弥(16)。同作では、家庭をかえりみないエリート弁護士の父に反発する一方、母に優しく振る舞い離婚をすすめたほか、ラッパーとしての才能に目覚める高校生を演じた。昨年は『レンタルなんもしない人』(テレ東系)、『言の葉』(フジテレビTWO)、『あのコの夢を見たんです。』(テレ東系)に出演。今年は1月から『青のSP―学校内警察・嶋田隆平―』(カンテレ・フジテレビ系)、『FAKE MOTION ―たったひとつの願い―』(日本テレビ系)に出演するなど順風満帆だ。東日本大震災の被災者だけに、ちょうど10年となる今年に期するものがあるだろう。3人目も、同じ『恋する母たち』に出演していた藤原大祐(17)。同作では、名門高校の落ちこぼれ生徒で、父が不倫相手と駆け落ちし、母の新たな恋に複雑な思いを抱く高校生を演じた。昨年は、『おじさんはカワイイものがお好き。』(読売テレビ・日テレ系)では主人公の部屋に居候する甥でアメリカ帰りの大学生、『中3、冬、逃亡中。』(ひかりTVチャンネル+)では虐待を受けた両親を殺害して孤独な30代女性と逃亡する中学生役も演じた。さらに『痛快TV スカッとジャパン』(フジ系)、『栄光ゼミナール』CM、配信舞台『青春cm2』などにも出演して経験を積み、今年も『愛のまなざしを』で映画デビューが予定されている。○■ドラマよりも劇的な人生を送る23歳4人目は、2018年に『怪盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』(テレビ朝日系)で主演を務めた結木滉星(26)。昨年は『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』(読売テレビ・日テレ系)、『私たちはどうかしている』(日テレ系)などにゲスト出演したほか、秋には『危険なビーナス』(TBS系)の主要キャストに抜てきされ、「あのイケメンは誰?」と話題を集めた。さらに配信ドラマ『僕だけが17歳の世界で』(ABEMA)、『安全なビーナス』(Paravi)、映画『青の生徒会 参る!season1花咲く男子たちのかげに』、『カルピスウォーター』CMにも出演。今年は1月から『ミヤコが京都にやってきた!』(ABCほか)への出演が決まっているが、これは序の口であり、どれだけ作品数を重ねられるか楽しみだ。5人目も、スーパー戦隊シリーズの『騎士竜戦隊リュウソウジャー』(テレ朝系)で主演を務めた一ノ瀬颯(23)。デビューからわずか2か月、もちろん俳優デビュー作となる快挙だった。「浪人生活を経て合格した大学に手続きミスで入れず、専門学校生活を経て、再受験して受かった青山学院大学の入学式でスカウトされる」という紆余曲折も含めて、ドラマティックな人生にスターらしさを感じさせる。さらに驚くべきは昨年、『特捜9』(テレ朝系)で刑事ドラマ、『アンサング・シンデレラ』(フジ系)で医療ドラマ、『この恋あたためますか』(TBS系)でラブコメ、『麒麟がくる』(NHK)で大河ドラマと、連ドラの主要ジャンルを次々に経験したこと。名前通り、はやてのように現れた超新星であり、今年もその勢いは衰えないだろう。6人目は、年をまたいで2クール放送中の『監察医 朝顔』(フジ系)に鑑識役で出演している藤原季節(27)。昨年は映画『his』『佐々木、イン、マイマイン』での演技が評価されて、第42回ヨコハマ映画祭 最優秀新人賞を受賞した。今年は『青天を衝け』(NHK)で大河ドラマ初出演。吉沢亮が演じる主人公・渋沢栄一に影響を与える藤田東湖の子で水戸藩士の藤田小四郎を演じる。さらに主演作『のさりの島』と『くれなずめ』の映画2作が控えるなど順調そのもの。抑えた演技も熱情を表現することもでき、自然体もトリッキーもこなす役者肌であり、ドラマでの大役がもっと増えていくはずだ。●『おかえりモネ』出演決定で知名度急上昇も○■「令和初の仮面ライダー」がブレイクへ7人目は、『仮面ライダーゼロワン』(テレ朝系)で主演を務めた高橋文哉(19)。「令和初の仮面ライダー」「初の21世紀生まれ主演ライダー」というトピックスからも話題を集めた。その後、秋には『先生を消す方程式。』(テレ朝系)でメインの生徒役に抜てき。田中圭や山田裕貴と対峙するシーンも多く、貴重な経験を積んだ。さらに『アニメ カピバラさん』(テレ東系)のナレーションも担当したほか、『東京ガールズコレクション』にも出演。今年は1月から『夢中さ、きみに。』(MBSほか)に出演するが、10代ながら調理師免許を持ちフレンチが得意など、バラエティでのオファーもあるはずだ。8人目は、メンズノンノモデルの中川大輔(22)。昨年は8月まで『仮面ライダーゼロワン』で仮面ライダー迅を演じたあと、『極主夫道』(読売テレビ・日テレ系)では暴力団の組員を演じる振り幅の大きさを見せた。今年も1月から『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』(日テレ系)への出演が決まっている。メンズノンノモデル先輩の坂口健太郎や成田凌に続いていけるのか、期待値は高い。さらに、今春に建築を学んでいた美大を卒業したほか、『メンズノンノ ウェブ』で漫画を連載していた過去も持つなどのマルチな才能があり、バラエティでの活躍も期待できるかもしれない。9人目は、フォークデュオ「さくらしめじ」のメンバーとしても知られる高田彪我(19)。2015年秋に出演した『5→9~私に恋したお坊さん~』(フジ系)で女装男子を演じ、終了直後の『家族ノカタチ』(TBS系)では主演・香取慎吾の義弟を演じ、ともに「かわいい」とネット上で話題を集めたが、以降はドラマ・映画への出演が少なくなっていた。昨年も『FAKE MOTION-卓球の王将-』(日テレ系)に出演したくらいだったが、今年は朝ドラ『おかえりモネ』(NHK)への出演が決定。しかも清原果耶が演じるヒロインの同級生というブレイクに近いポジションだけに、一気に知名度を上げるチャンスだろう。○■『恋つづ』の純愛で魅せた長髪イケメン最後の10人目は、昨年2作のドラマ出演で一気にブレイク候補に躍り出た渡邊圭祐(27)。まず『恋はつづくよどこまでも』(TBS系)で血が苦手な新人看護師役を演じ、香里奈が演じる年上女性とのピュアな恋模様で盛り上げた。さらに『MIU404』(TBS系)ではインパクト十分のNowTuber(YouTuberがモチーフ)を演じて最後まで物語を盛り上げた。今年は1月に『直ちゃんは小学三年生』(テレ東系)、3月に映画『ブレイブ 群青戦記』が予定されている。もともと『仮面ライダージオウ』(テレ朝系)で仮面ライダーを演じた長髪の似合う正統派イケメンだけに、今年以降ドラマ出演が増えていくはずだ。いずれもイケメンなのはもちろん、若手俳優の出演枠を勝ち取るポテンシャルを秘めた逸材ばかり。若き俳優たちが熱く切磋琢磨する姿を一年間追いかけてみてはいかがだろうか。木村隆志 きむらたかし コラムニスト、芸能・テレビ・ドラマ解説者、タレントインタビュアー。雑誌やウェブに月20~25本のコラムを提供するほか、『週刊フジテレビ批評』などの批評番組にも出演。取材歴2000人超のタレント専門インタビュアーでもある。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超え、ドラマも毎クール全作品を視聴。著書に『トップ・インタビュアーの「聴き技」84』など。 この著者の記事一覧はこちら
2021年01月03日フォークデュオのさくらしめじ(田中雅功、高田彪我)が29日、「きのこりあんの集い Vol.5 〜お久しぶりでございます。〜」を開催した。さくらしめじは今年コロナウィルスの影響により度々オンラインライブを開催してきたが、今回は久しぶりとなる有観客でライブを実施。2部では有観客と併せ、生配信も同時に行った。今回は2部のライブをレポートしていく。「きのこりあんの集い」は2016年以降、同タイトルで “忘年会ライブ”として毎年12月29日に行われており、今年で5回目となる。冒頭、2人は「ずっと会えるのを楽しみにしていました! 僕たちときのこりあん(さくらしめじのファンの総称)が集まれば、今までの嫌な事や不安な事なんか全部吹っ飛んじゃう、そうでしょ!」と語り掛け、約1年ぶりとなる観客との再会を喜んだ。今回のライブは、中央にこたつが置かれたステージを360度観客が取り囲んだ会場で、事前に集められたリクエスト曲の即興演奏や、メドレーの披露などが行われた。楽曲「しめじ体操」では客席とアイコンタクトを取りながら一緒にダンスを楽しんだり、MCの際には客席の反応を拾いながらトークを進行するなど、久々となる観客とのコミュニケーションを楽しむ2人。感染症対策のため、オーディエンスは声援等を上げての応援は禁止されていたものの、終始笑顔と拍手で2人を応援し、ライブを盛り上げていた。リクエスト曲演奏の際には、併せて寄せられたコメントも読み上げられ、さくらしめじとファン双方の信頼関係が垣間見えるような、心温まるやり取りが満載に。「(2人が)生きがい」というコメントに対しては、高田は「こんな事を言って頂けるなんて、本当に僕らは幸せ者ですね」と静かに、噛み締めるように呟いていた。また「コロナで大変な中、さくらしめじの曲を聴くと頑張ろうと思えます。2人もコロナに負けず頑張ってください」という2人を気遣うメッセージには、優しい笑顔を浮かべ、嬉しそうな様子を見せていた。○セットリストM1:風とあるがままに今を歩こうMCM2:ひだりむねM3:菌カツ!M4:届けそこねたラブソング(リクエスト楽曲)MCM5:いくじなし(リクエスト楽曲)MCM6:ヒットソングメドレーM7:しめじ体操M8:たけのこミサイルM9:同じ雲の下MCEN1:会いに行こうEN2:みちくさこうしんきょく撮影:鈴木友莉
2020年12月31日激動の2020年、暗いニュースが多かった1年の締めくくりは、ほっこり笑顔で過ごしたい。そんな思いをかなえてくれたのは、さくらしめじの忘年会ライブ「きのこりあんの集い Vol.5 ~お久しぶりでございます。~」だった。12月29日、大手町三井ホームで行われたこのライブは2部制をとっており、1部は有観客ライブ、2部は有観客&配信ライブという演者にとってはハードなスケジュール。しかしまだ10代とはいえ、さくらしめじがファーストシングルを出して早や6年、田中雅功と高田彪我は、プロの本気を見せつけてくれた。2020年12月29日18時30分・時間ピッタリに始まったさくらしめじの2020年最後のライブ「きのこりあんの集い Vol.5 ~お久しぶりでございます。~」は、暗闇から現れた雅功と彪我のギター演奏で幕開けた。ライトが灯ると、決して大きくはない居間を模したステージ中央に、ドンとコタツがあるのがわかる。そのコタツをバックに2人が歌うは、「風とあるがままに今を歩こう」。青春のひたむきさ、未来への不安、前向きな心を保つ強さ──さくらしめじの世界観がギュッと詰まったこの1曲は、まさにオープニングにふさわしい。途中のギター間奏ではお互いを見つめ合い、笑顔で曲を続ける。「僕の色とか夢のかたちとかまだ見えないけど中途半端な僕らだから感じれることもあるのかな」という歌詞には、等身大の2人をそのまま感じた。曲が終わって、まずはファーストMC。「どうもみなさん今晩はー!」「皆さん元気でしたか~⁉」「配信のみんなも元気かな?今日は配信のみんなも一緒に、この会場にいるつもりで、みんなで楽しんでいこうね!」と、テンション高く語りかける2人。やはり少人数でもお客さんを入れてのライブは、心が浮き立つようだ。この日の衣装は、雅功はパーカの上にブルーベースでオレンジのラインが入った長めのパッチワーク風ジャケットを重ね、ベージュベースにオレンジのニットの折り返し部分がアクセントになったパンツを合わせていた。彪我はオレンジのTシャツの上に、シャツ地やニット地のカラフルな異素材パッチワークのジャケットを重ね、片方だけ茶系に紫のラインが入った濃いグレーのパンツを着用。キュートだけどちょっとエッジが効いている、さくらしめじのイメージにピッタリなデザインだった。「僕たちときのこりあんのみんなが集まれば、今までの嫌なことなんか、不安なことなんかは、全部、吹っ飛んじゃう。そうでしょみんな⁉」「それでは次の曲に行きましょう、『ひだりむね』!」そんな雅功の掛け声で始まった「ひだりむね」は、ことさら美しいハーモニーが特徴だ。幼い恋のもどかしさを表現した歌詞だが、歌い方には円熟味さえ感じる。幼い少年だったはずのさくらしめじが、プロとしてのテクニック、表現力を、このデビュー以来どれだけ磨いてきたのかがわかる。ステージを囲むように立つ観客に、くるくると回りながら、時に目を合わせながらパフォーマンスする姿には、余裕すら感じられた。「ひだりむね」から間髪入れずにノリノリで始まったのは、「菌カツ!」。「毎日収穫キノコノコノコキノコを食べれば頭よくなる~」……1stアルバムに入ったこの曲を、昔は可愛さいっぱいで歌っていたが、今では大人の余裕と茶目っ気で魅せる。会場のファンも手拍子をし、時に歌に合わせて拳を振り上げ、ひとつになっていく。疾走感たっぷりで最後まで演奏し、2人同時ジャンプでフィニッシュ!!全力で3曲駆け抜けた後は、MCタイムに。「疲れちゃうね、いったん座っていいですよ、皆さん」と言った雅功だったが、すぐに「あの~、ちょっと座ってもらったところ悪いんだけど……みんなビックリしすぎて立っちゃうかもしれない」と何やら大発表を匂わせる。「え?何?」と心配そうな顔をする彪我に、「言ってもいいかな、言ってもいいかな」とためにためて発表したのは……3月10日のセカンドミニアルバム「ボタン」発売のお知らせ!直後「気絶している人いない⁉」とボケる雅功だったが、結局、水筒をひっくり返すほど周りが見えなくなったのは、当のご本人というオチに。雅功がこぼした水を拭いている間、彪我が「ボタン」の詳細をチラリと解説。「計6曲収録されて、あの曲のアコースティックバージョン、まだCDに入っていなかったあの曲、あのSNSでとても有名なシンガーソングライターさんとのコラボ曲、色々入ってお得になっています!」と誇らしげ。告知の後、話題を変えてという調子で彪我が、「あの~。この2部が始まる前に、この急須、真ん中に急須があるのを注いでみてって言われたんだけど。一番怖いのが、飲んじゃダメだよって言われてたんだけど……注いでみて」といきなり発言。「え?何?怖いんだけど」と戸惑う雅功にカップを握らせ、コタツの上の急須を傾けると、注がれたのは金平糖!「なんか毎年、水じゃない、お茶じゃないものが急須に入っているけど、とうとう固体になったね」と雅功。「去年は味噌汁だったんだけどね……金平糖はちょっと和な感じでね、縁起がいい気がしません?」と我が道を行く彪我。そんなミニコント的な流れで、ここはひとまずお開きに。雅功の「次は、みんながお待ちかねのヤツをやります!」の言葉で始まったのは、LINEで募ったリクエスト曲でくじを作り、引いた曲を即興で弾くというミニイベント。まずくじ1本目の曲は、「届けそこねたラブソング」。「リクエストバージョンだと思ってくれたら、嬉しいなと」と彪我が言う通り、2人とも探り探りでギターを奏で始める。しかし曲が始まってしまえばじょじょにエンジンがかかり、切なくもキラキラとした青春の失恋ソングを歌い上げた。そしてここで、アドリブと思われる雅功のおふざけが。ギターで即興メロディを弾き、彪我に歌うように促し始めたのだ。彪我は「え?そんな曲あったっけ?」と戸惑いながらも、ラップまじりでファンに対しての感謝を歌う。終わった直後は「何この曲―!」と叫んだ彪我だったが、してやったりの雅功は笑顔。プロの遊びを見せてもらったようで、ファンもきっと得した気分だっただろう。そしてリクエスト2曲目は、なんとファーストシングルの「いくじなし」。久々なのか音の確認に時間がかかり、一度始まりをしくじったのち、再度スタート。しかし流れに乗れれば、やはり思い入れたっぷりに歌ってくれる。ただ途中で「ヤバイ、このままだとお互い投げキスすることになる!」となり、あれよあれよという間に終盤、お互い&ファンに向かって投げキッス!思わず拍手をする会場に、最後はギターで盛り上げ、ジャンプで〆た。突然、久しぶりの曲が出てくるかもしれないこの企画。見る方は面白くともやる方にとってはプレッシャーなはずだが、リクエストにはどちらも熱いメッセージが添えられており、さくらしめじとしては手ごたえと共に嬉しさも感じていたはず。ファンも演者も大満足となった。「曲っていうのは、人の脳みそに、直接語りかけてくるものじゃないですか……そこで僕らはこんなものを作ってきました。ヒットソングメドレー!」。MCをはさんでの次のミニイベントは、今年のヒットソングをさくらしめじで歌う、カバーメドレー。まずは今年のメガヒットといえばこれ、彪我による「香水」(瑛人)!高音を聴かせる彪我に、雅功はコーラスで合わせる。そしてサビが終わると、すかさず「キンモクセイ」(オレンジスパイニクラブ)が始まり、続けて「恋人ごっこ」(マカロニえんぴつ)。他人の曲ながら、2人とも完全に自分のものにして歌えている。そしてギター間奏を挟んだ後は、「Make you happy」(NiziU)。そして「ポケットの中に何か入っている⁉」という雅功の小芝居の後は「ポケットからきゅんです」(ひらめ)、からの「夜に駆ける」(YOASOBI)。最後は、事務所の先輩であるDISH//の「猫」のアコースティックバージョン!9曲休みなく歌い上げた。「たくさんカバーをつなげてみました!」と笑い合う雅功と彪我。そこから雑談的なMCに入ったが、雅功の「友達って大事だなって思った。今まで会えたじゃん、会おうと思ったら。でも会えなくなってさ、電話とかLINEとかすると、あー、友達って大事だったんだな~って」という言葉が、印象に残った。コロナで会えない友達、人によっては親・親戚、そしてファン……いつだって世の中の明るい面を探して歌うさくらしめじだからこそ、暗くならずに「自分が持っているものの大切さ」を、ストレートに話してくれたのが、なんだか胸を打った。MCの後は、ガラリと雰囲気が変わり「皆さん、恥ずかしがらずに!皆でやっちゃったら普通のことだから!」という言葉の後、会場が立ち上がり、始まったのは「しめじ体操」!! さくらしめじとファンが、手拍子と手の振りで一体化して楽しむ、究極のファンソングだ。ギターを置いた2人がカメラに近寄り目線をバッチリ合わせたり、四方のファンたちにステージを回りながら笑顔を振りまいたりで、ライブで一番の盛り上がりとなった。そして続くは、ギターを持ち直しての「たけのこミサイル」。エレキギターを手にした彪我が「この2020年、我慢してきたこと、ブッ放す準備はできているかーい⁉OKそれじゃ一緒に、ブッ放そうぜーっ!!!」と会場を煽り、エレキギターを激しくかき鳴らす。勢いよく始まった曲に、雅功の地声に近い太い歌声が乗る。激しめの曲調にテンションは爆上がり!「嫌なことを全部、ブッ放して」とがなる2人の姿は、1曲前の「しめじ体操」と正反対!このふり幅のすごさも、さくらしめじの特徴なのだ。雅功のギターソロが始まり、次の曲は「同じ雲の下」。力強いメロディに「1人じゃない、1人じゃなかった」という歌詞が流れていくが、2020年の終わりに心の底まで染み込んでいく。本来ならば会場も大盛り上がりで飛び跳ねるところだが、やはりコロナ対策なのか、ファンはすべて椅子に座り動かない。しかし熱い歌、熱いパフォーマンスから、目が離せていないのはわかる。心動かされているのは、配信のファンも一緒だからだ。「あの、みんなに1つ謝らなきゃいけないことがあって。せっかく座ってもらったんだけど、また立たせちゃうかもしれない……」と、先ほどと同じパターンで始まるMC。今度はどんなサプライズ発表かと思いきや、「実は4月4日のしめじの日に、なんと僕たち、中野サンプラザでワンマンやります!」とのビッグニュース!彪我によれば「これは僕らも、さっき聞きました」とのこと。ファンにとっては何よりのちょっと遅いクリスマスプレゼント、もしくはちょっと早いお年玉の気分となった。その後は2人の来年の抱負の発表となり、会場内につるされた丸い掛け軸を、紐を引っ張って広げ大公開。「開いた心、そのままで」(彪我)、「目指すのは作詞作曲リード曲」(雅功)。色んなものに心が開けた2020年だったから、2021年もそのまま開き続けたいという彪我と、来年は自分の作った曲をA面にしたいという雅功。ワンマンライブの発表の後だからか、ファンのからの期待のまなざしも、いつも以上に信頼にあふれている。そろそろライブも終盤。「最後の最後まで、今日こうやってみんなと、配信も含めて、集えたことに、喜びを感じて歌いたいと思います。また絶対来年もみんなと会うから、楽しみにしていてください!」との雅功の言葉に拍手が起き、止んだ後に始まったのはnote限定公開の1曲・「会いに行こう」。きっと気力も体力も限界に近い中、笑顔で歌い、力強さを保つ2人。若さと言えばそれまでだが、とにかく「伝えたい」という気持ちの大きさ、そしてお客さんの前で歌っているという事実が彼らの喜びを支えているのだろう。「会いに行こう」というタイトルは、今だから特にとても象徴的だ。「次で最後の曲です!」の前振りでイントロが流れたのは、「みちくさこうしんきょく」。もう何百回、何千回と歌った曲であろうこの曲を、背中合わせでいきぴったりの演奏で魅せる。最後の一瞬まで全力な彼らに尊さすら感じる。「配信を見ている、君も歌おう」と曲終わりのラララララララ……をカメラ前で歌う雅功。そして会場に向かって語りかける2人。「みんな歌って~!」と言うが、もちろんマスクをしているファンは歌えない。しかし「聞こえるよ!みんなの声が届いているよ!」と雅功。そう、2人の声がファンの胸に届いているように、ファンの心も確かに2人に届いているのだ。曲の終わった後の盛大な拍手が、何よりの証拠だった。「楽しかったですか~⁉ありがとうございました~!」(彪我)、「今年は皆さんのおかげで、さくらしめじ、色んな事があったけど、乗り越えることができました。3月10日はミニアルバムを出すし、4月4日には中野サンプラザでワンマンもできる。それも皆さんのおかげだと心の底から思っています!」「来年は彪我が20歳、僕も来年度で20歳になるので、来年は僕らが皆さんを引っ張って、色んな景色を見せられたらと思います!」(雅功)──そしてライブの最後は、お約束の一本締め。「いよ~(パン!!)」とキメて、全力でファンに手を振り、たくさんの「ありがとうございます~!」と共にハケていく2人……。いつだってひたむきで、明るい未来を見せてくれるさくらしめじ。ライブの後はいつも、飛び切りの贈り物をもらった気になる。2021年もさくらしめじの曲を聴いていれば、きっと大丈夫。寂しいとき、悲しいとき、辛いときに、そっと寄り添う気持ちを届けてくれる。そんな思いが胸に明るく残った、素敵なライブだった。取材・文 / 中尾巴
2020年12月31日フォークデュオさくらしめじとシンガーソングライターの大石昌良による無観客の配信ツーマンライブ「おおいしめじ。感動の再会ライブ!」が12月5日(土)に開催された。大石昌良は、アコースティックギターの弾き語りで日本一を目指すソロのシンガーソングライターとしての活動に加え、オーイシマサヨシ名義でアニメ『けものフレンズ』主題歌の「ようこそジャパリパークへ」や『SSSS.GRIDMAN』主題歌の「UNION」などの大ヒット曲を生み出し、Tom-H@ckとのデジタルロックユニット・「OxT(オクト)」としても活動中。兼ねてより大石を「憧れの人」と公言し、多大な影響を受けてきたさくらしめじの熱烈なオファーが実り、2019年3月8日には東京・WWWにて行われたツーマンライブ『ダブルでワクワク!さぁ!集まれダブダブ!』で初の対バンが実現。その後はお互いにLINEを送り合い、今年の8月1日(土)に配信されたバスライブ「さくらしめじ東京の街からライブしまーす‼」では、大石がトークゲストとしてリモート出演するなど交流を深めてきた。オープニングで揃ってステージに上がった二組は、明るく元気なタイトルコールを経て、「おーいしめじの“おーいし”の方です」「“めじ”の方です」「“し”の取り合いやな」と冒頭の挨拶で笑わせ、大石はさくらしめじのスタッフにもらったというグッズTシャツに言及。スタッフという文字が入ったロングの黒Tシャツに「完全にスタッフ扱いやんけ!」とクレームを入れた。さらに、真っ白な衣装に身を包んだふたりに挟まれた大石は、「白、白、黒で、オセロだったら俺、白になってんで」と突っ込んで笑わせたあと、「それにしても、ふたりは大人になったね」としみじみと語り出し、「貫禄出過ぎちゃって。ふたりの伸び代がありすぎて、そろそろ出る杭を打っとかなあかんかなっていうくらい。リハを見たけど、シンプルに上手くなった」と褒めると、ふたりは照れながら「ありがとうございます」と笑顔で返答するなど、和気あいあいとした空気の中で、約2年ぶり2度目のツーマンは幕を開けた。トップバッターを務めたさくらしめじは、4thシングル「ひだりむね」の収録曲で、12月7日(月)に過去の楽曲をアコースティックバージョンでセルフカバーするリバイバル企画の第2弾として配信リリースする「またたび(Acoustic Version)」で、温かくノスタルジックなムードを届け、アコギデュオの新境地に挑んだナンバー「My Sunshine」では一転して勢いよく駆け出すようなパフォーマンスで高揚感を煽った。ここで、雅功が「僕らの憧れ、最高に尊敬している大石さんとの2回目のツーマンライブ。超嬉しい!画面越しだけど、どんどんテンション上げていきたい。みんなで一緒に遊びませんか?」と呼びかけ、ツアー移動中のふたりの遊びから生まれた未音源のレア曲「しりとり」でユニークなしりとり合戦を展開。大石が「僕の曲の中でも非常に難易度が高い」と語った「幻想アンダーグラウンド」のカバーでは、これまでに見せたことのないメランコリックかつ大人の表情を見せると、彪我は2年前には弾いてなかったエレキギターに持ち変え、アコギとエレキのアンサンブルで「青春の唄」「たけのこミサイル」とロックナンバーを連発。彪我はダークな切迫感を湛えたギターソロも披露し、袖で見ていた大石を驚かせた。そして、最後はふたりともギターを置き、体全体を使って歌って踊る「しめじ体操」の時間に突入。曲の終盤に彪我が「この曲はみんなで踊った方が楽しいよね」と言い出すと、雅功が楽屋にいた大石を無理矢理ステージに引っ張りあげ、大石は苦笑いを浮かべながらふたりの間に入って踊らされ、「なんやこれー!」と声を上げた。さくらしめじのスタッフTシャツから白シャツにネクタイ、ストライプのパンツという衣装に着替えた大石は、ストロークからスラップ奏法、そしてアルペジオと様々な演奏スタイルを織り交ぜつつ、ヴォーカリゼーション的にもウィスパーやホイッスルボイスなど多彩な表現が詰まった「ファイヤー」で、ダイナミックにライブの口火を切った。ヴォーカルにエフェクトのかかったスペーシーなダンスロック「キウイ畑の宇宙船」で視聴者の想像力を広げた。その後のMCでは、さくらしめじについて、「息子くらいの歳の差がある、若い才能溢れるふたりが自分に憧れてくれるのはすごいことです。まだまだ負けてられへんし、すごく刺激的な夜になってます」とコメント。ファンキーなアーバンソウル「ボーダーライン」では、ギターのボディを叩いて様々なビートを鳴らし、超絶技巧の演奏が盛り込まれた「トライアングル」ではシャツのボタンが飛ぶほどの白熱したプレイを見せ、「おおいしめじ〜!」と絶叫。そして、20年ほど前に天国に旅立ってしまったという愛犬への思いを描いたバラード「涙が止まらない」で優しくも温かい感動を誘い、ラストにスキャットやギターソロ、コミカルなプレイを盛り込んだミュージカル調のジャズナンバー「ピエロ」で独自のエンターテイナーぶりを遺憾無く発揮。彼の口から発せられるトランペットソロでは「ジングルベル」のフレーズも飛び出した。最後に大石がさくらしめじを再びステージに招き入れ、さくらしめじの「ひだりむね」と大石の「おはよう」をコラボ。「ひだりむね」は大石のリクエストだったようで、「ふたりが特にピュアな時代の曲でしょ。俺も混ざりたいなと思って。ちゃんとキラキラの中に入れたかな」と問いかけると、さくらしめじのふたりは「最高でした。感無量です」と即答。さくらしめじが「またぜひやりましょう!」とお願いすると、大石は「呼ばれたらすぐに行くよ。これを思い出にせずに繋げて、この輪をどんどん広げたい」と3回目のツーマンの開催を約束し、感動の再会ライブは大団円を迎えた。なお、さくらしめじは12月29日(火)に1年ぶりの有観客となるワンマンライブ「きのこりあんの集い Vol.5 〜お久しぶりでございます。〜」を大手町三井ホールにて開催する。毎年恒例の忘年会ライブで、二部構成となっており、第2部のみ生配信を予定している。大石は来年1月5日(火)自身の誕生日に、オーイシマサヨシ名義でオンラインワンマンライブ「世界が君を必要とする時が来たんだ」を開催する。また、本公演の視聴チケットは12月8日(火)まで購入可能で、同日の23:59までアーカイブの視聴が可能となっている。【setlist】●さくらしめじM1.またたび(Acoustic Version)M2.My SunshineM3.しりとりM4.幻想アンダーグラウンド(大石昌良カバー)M5.青春の唄M6.たけのこミサイルM7.しめじ体操●大石昌良M8.ファイヤー!M9.キウイ畑の宇宙船M10.ボーダーラインM11.トライアングルM12.涙が止まらないM13.ピエロ●おおいしめじM14.ひだりむねM15.おはよう
2020年12月07日田中雅功と髙田彪我からなるフォークデュオ“さくらしめじ”が11月14日(土)に開催された、さくらしめじ×SHIBUYA TSUTAYAキャンペーンを記念した朝の配信ライブ「#シブツタしめじ 最終出菌!? おはようライブ presented by SHIBUYA TSUTAYA」に出演した。さくらしめじ×SHIBUYA TSUTAYAキャンペーンでは、10月15日(木)〜11月14日(土)の1ヶ月間限定でSHIBUYA TSUTAYAのレンタルフロアの担当店員にさくらしめじが任命され、彼らが選んだCDやDVDを手書きPOPで紹介したり、シブツタで撮り下ろした写真を展示。オフィシャルグッズの販売も行われ、たくさんの来場者が訪れたことを記念してキャンペーン最終日にオンラインでのライブイベントの開催が実現した。当日はオープン前のSHIBUYA TSUTAYA7階にあるブックカフェ「WIRED TOKYO」から生配信を敢行。土曜日の午前8時45分という朝早い時間にもかかわらず、さくらしめじは「おはようございま〜す!!」と元気いっぱい挨拶で登場した。まずは、朝の登校や出勤の風景を描いた『スタートダッシュ』を披露。まさに“おはようライブ”の名にふさわしい幕開けだ。続く『はじまるきせつ』で甘酸っぱいラブストーリーを展開すると、雅功が「しょっぱなから楽しいです。最高です」と感想を述べる。また、彪我は「こんなに朝早くライブすることないですよ。初めてです。嬉しくて仕方ないですよ」とコメント。幼き日の思い出を詰め込んだ『だるまさんがころんだ』と、最新アルバム『改めまして、さくらしめじと申します。」に収録された『合言葉』『風邪とあるがままに今を歩こう』を連続で披露した。また、二人はレンタルフロア店員としてお勧めしたい作品を紹介。彪我がアニメ『五等分の花嫁』の魅力について、「全部です。全部!可愛い!最高!」と熱く語ると、雅功はthe peggiesのアルバム『NEW KINGDOM』を挙げて、「何もかもが最高です!10代にはぜひ聴いてほしいアルバムです。」とコメント。彪我は「好きなことについて語ると気分良くなっちゃうね。シブツタサイコー!」と声を上げて喜んだ。そして、10月15日に配信リリースした切ないラブソング『きみでした Acoustic Version』を歌唱すると、彪我は画面の向こうの視聴者に向かって「皆さん、目覚めてますか?今から、俺が朝食を食らわしたる!」と投げかけ、卵かけご飯=TKGをテーマにした『てぃーけーじー』を元気いっぱいに歌い上げる。『えそらごと』を披露した後、「あれ?ヤバイ。もうこんな時間?準備しなきゃ」と慌ててステージを降りる雅功。すると、レンタルフロア店員の制服を着たぬいぐるみマスコットを使ってミニコントを展開する。彪我店長が新人の雅功にあいさつをしっかりとトレーニングすると、実際に真っ白の衣装からシブツタの制服に着替えた二人が登場。「みんなも一緒に体をほぐそう」と呼びかけ、『しめじ体操』を思い切り歌って踊り、「いらっしゃいませ!SHIBUYA TSUTAYAへようこそ!」という挨拶でライブを締めくくった。この日のエンディングでは、さくらしめじ×SHIBUYA TSUTAYAキャンペーンの延長も発表!さくらしめじオフィシャルグッズ販売&おみくじキャンペーンは、SHIBUYA TSUTAYA 2Fにて、11月30日(月)営業終了まで開催されることが決定した。なお、本公演の模様は11月17日(火)23:59までアーカイブ視聴可能となっているので、見逃した方もぜひチェックしてほしい。レポート:永堀アツオカメラマン:鈴木友莉<「#シブツタしめじ 最終出菌!? おはようライブ presented by SHIBUYA TSUTAYA」setlist>M1.スタートダッシュM2.はじまるきせつM3.だるまさんがころんだvM4.合言葉M5.風とあるがままに今を歩こうM6.きみでした(Acoustic Version)M7.てぃーけーじーM8.えそらごとM9.しめじ体操【ライブ情報】◆配信ライブ「#シブツタしめじ 最終出菌!? おはようライブ presented by SHIBUYA TSUTAYA」11月17日(火)23:59までアーカイブ視聴可能視聴チケット: 3150円(税込)【さくらしめじ×SHIBUYA TSUTAYAキャンペーン概要】◆さくらしめじおすすめレンタル作品の展開/写真などの展示場所:SHIBUYA TSUTAYA 3F期間:10月15日(木)〜11月30日(月)営業終了までフィルム写真撮影:守谷拓真◆さくらしめじオフィシャルグッズ販売&おみくじキャンペーン場所:SHIBUYA TSUTAYA 2F期間:10月15日(木)〜11月30日(月)営業終了まで※開催期間は予告なく変更・終了となる場合があります。※「さくらしめじの☆ラッキーみくじ☆」は無くなり次第終了となります。
2020年11月17日フォークデュオのさくらしめじ(田中雅功、高田彪我)が14日、オンラインライブ「#シブツタしめじ 最終出菌!? おはようライブpresented by SHIBUYA TSUTAYA」を行い、アンコールを含め全9曲を披露した。今回はタイトルの通り、朝8時台から生配信のライブを行い「生で"おはよう"のパワーを届けております! 僕たちもこんなに朝早くからライブをやる事は初めてです」と元気いっぱいな笑顔と共にライブをスタートさせた。セットリストも「スタートダッシュ」「風とあるがままに今を歩こう」「てぃけーじー」など朝に相応しいポジティブな空気に満たされた楽曲を選曲。2人の柔らかい歌声とアコースティックギターの音色を楽しみながらも、週末の朝を気持ち良く迎えられるようなひと時を過ごせるライブとなった。またMCでは今回のライブ会場が書店という事で、2人がそれぞれおススメの作品を紹介するコーナーも。高田は自粛期間中にハマったというアニメ『五等分の花嫁』を紹介したが、好きな気持ちを抑えられないといった様子をのぞかせながらも、作品やキャラクターの魅力について熱っぽく語る。これを受けた田中は「途中で話が頭に入ってこなかった」と困惑する様子を見せ、オーディエンスからも「(高田が)何言ってるか分からない」とSNSを通じてコメントが来てしまい、高田は「結構分かりやすく説明したつもりなのに…」と焦っていた。○セットリストM1:スタートダッシュM2:はじまるきせつMCM3:だるまさんがころんだM4:合言葉M5:風とあるがままに今を歩こうMCM6:きみでした(Acoustic Version)M7:てぃけーじーM8:えそらごとMCM9:しめじ体操撮影:鈴木友莉
2020年11月14日2014年、中学生フォークデュオとして結成した当時は、あどけない笑顔がずいぶんと幼く見えた「さくらしめじ」の高田彪我と田中雅功。2020年、彪我の19歳の誕生日である10月23日に開催された配信ライブ「それでも進むから、少しの勇気を。」は、なんと21時スタートという、さくらしめじ初の夜ライブ。もう子供じゃない、でも完全な大人でもない繊細な、そして貴重な時期を駆け抜けつつあるふたりの、「今」をレポートしてみよう。配信時間の少し前にログインすると、モニターには暗い散歩道の画像。しばらくすると、いきなりムービーが始まった。明るい日差しだが、どうやら小雨が降っている中、傘をさした彪我が歩いている。どこかの山の中といった風景で、カメラマン役らしい雅功が姿を見せぬまま「次はどこに行くの?」と語りかけると、「食料調達をしに狩りへ行きます……あ、キノコ!食べれるやつかなあ。食べれなそうだね」と彪我。「本当に食料調達をするつもりなんだ!」とからかい半分な声の雅功。そして始まったときと同じくらい唐突に終わるムービー。これは何かの前振り?約束の時間になると、モニターには暗闇の中でライトアップされる、猫じゃらしなどの野草があらわれた。今回のライブは、自然の中でのパフォーマンスになる様子。リリリリ……という虫の声をバックに、ふたりの声が響く。「さくらしめじ、夜の配信ライブ。『それでも進むから、少しの勇気を。』」──。暗闇に輝くキノコのライトと、星のように見える無数の小さなライトが可愛い、屋外のステージ。茶系のシャツにボタニカル柄のベスト、えんじのパンツの雅功。衿と袖口がボタニカル柄な黒系シャツと、茶色いパンツの彪我。フォークロア調のふたりの衣装が、周りの雰囲気としっくりと合っている。1曲目はアコースティック・バーションの「きみでした」。甘さと力強さが混じるふたりの声、心に直接響くようなギターが心地よい。「夜の配信」を意識してか、高すぎないテンションがじんわりしみる。曲終わりでキノコ柄のアクリル板をはさんで、向かい合うふたり。ギターの音だけを合わせスムーズに2曲目「まよなかぴくにっく」へ。高音を聴かせる彪我、それを支える雅功の低音。「大好きカバンに詰め込んで一番星を見つけだそうおっきなハシゴをひっかけて目指すは三日月夜空を歩こう」……まさに特別な夜にピッタリな、可愛らしい歌詞だった。2曲続けて思い切りパフォーマンスした後で、「どうも、さくらしめじです!皆さんこんばんは~」とMCが始まった。そして今日はキャンプ場からのライブですと、彪我が発表。なるほど、開始前のムービーは、昼間のキャンプ場だったのか。それにしてもモニター越しとはいえ、大自然の中でのライブは抜け感があって気持ちいい。しかし「いつもだったら、『こんにちは~!(ハイテンション)』で始めるけど、今日は夜だから、ね。いつも9時って何してる?」と雅功が振ると、「何していると思う?」と返す彪我には笑ってしまった。「彼女か!」とすかさず突っ込む雅功に、ファンも頷いていたことだろう。「僕たちさくらしめじが、今日は画面越しではありますが、色んな気持ちを皆さんと共有したい、1つになりたいと思います」と雅功がMCを締めくくり、3曲目「届けそこねたラブソング」が始まった。初めてのキス、初めての別れの曲なのに、ネガティブな感情がない、力強く明るい失恋ソング。自分よりも大切なものを見つけた相手のきらめきを、素直に受け入れいるいさぎよさがまぶしい。さくらしめじの、何があっても明日は今日より素敵なはずと信じる世界観は、初恋真っただ中の10代はもちろんだが、いくつかの恋を経た大人の心に、更に刺さるかもしれない。続けて演奏された「きのうのゆめ」は、勇気を出したい「僕」の片思いの切なさを描いた曲だが、ふたりの気持ちが乗っているのがわかる。ファンの心をわしづかみにするハーモニーに、学生は共感し、大人は忘れていたものを思い出しそう。上手いだけではない、雅功の言っていた「色んな気持ちを皆さんと共有したい」を、まさに実感できる1曲だった。雅功がギターを調整している間に、MCに入る彪我。「この自然の中で、僕らさくらしめじがライブをできるのを、光栄に思っています。そして自然に見まもあられら????……噛んだね?」ととぼけてみせる。歌っているときのカッコよさと、天然MCのギャップは、やっぱり彼の大きな魅力。次の曲「かぜいろのめろでぃー」では、畳みかけるような歌詞のコーラス部分をさらりとこなし、デビュー以来着実に積んできたキャリアを垣間見せるふたり。子供から大人になっていく過程の不安、好きな人を応援したい気持ち──今の年齢の彼らを、象徴するような歌詞だった。曲終わりでモニターが暗くなり、たき火の映像が入り、雅功のナレーションが重なる。「自分を出せば、仕切りたがり、出しゃばりだと言われる。何も言わなければ、消極的だ、人任せだと言われる──」。モニターはステージ上のライティングのアップや、キノコのライトのアップなどに切り替わり、その間にも雅功のナレーションは続く。「いつからだろう、そんなことを気にし始めたのは。いつからだろう、欲しいものがあっても、駄々をこねず諦めるようになったのは──」。誰かに話しているというよりも、自分に言い聞かせるような語り口である。「きっと、ここに生い茂る木々たちは、そんなことをちょっとも考えたことないんだろう。不思議と、ここにいると、音楽を聴くと、自分が自分でいられる気がする。明日もまた、変わらない日常が、移り変わる街の景色が、訪れるんだろう。せめて、今日くらいは、自分が自分として、いられるように……」。そして暗闇をはさんで、モニターはステージへ。激しいギターから始まった曲は「でぃすとーしょん」。バックバンドも入った立体的な音の激しい曲調に、ふたりの歌い方も変わる。声に太さが加わり、巻き舌も駆使し、高音も交え、腹に響いていく。「さくらしめじ=優しい曲」と思っていた人は、足元をすくわれた気分になるかもしれない。先ほどのナレーションは、この曲のバックグラウンドとなるフラストレーションを表現したのか。戸惑う年齢のイライラを叩きつけるような曲だった。7曲目となる「青春の唄」は、ふたりのギター、ふたりの声だけのパフォーマンスに再び戻るが、力強い方向への歩みは止まらない。後悔をしたくない、思い出になる前にやりきりたいという、若さゆえのもどかしさや焦りを歌う。後半、ふたり笑顔で一瞬目を合わせ、そして歌に戻るところに、曲への思い入れが見えた気がして、ライブ配信の醍醐味を感じた。キャンプファイヤーのような炎の前で、ギターを奏でながら始まったMCは、彪我のノンビリおしゃべりから。「僕らさくらしめじは、心はいつでも、この炎のように燃え上がっております、いえーい!」「非常に楽しい、こんなに楽しい。いいねえ本当に」と崩さないマイペースに、横で雅功が大きな笑顔を見せる。「失敗したときってさ、結構、落ち込むじゃないですか。そんなときに、僕たちから皆さんに届けたい言葉があるんです」と彪我──そして始まる「ケセラセラララ」。どんな悩みも飛んでいきそうなポジティブさが、見えないファンに対して惜しみなく与えられる。そして曲中で再度、彪我のMCが挟まれたが、ここでも期待を裏切らない。「『ケセラセラララ』、この言葉がどんなに便利なのか、僕は思い知らされました。先ほどですね、僕はある過ちを犯してしまいました。リハーサルの終了時に、キノコのアクリル板を、もう1つあったのを、足を滑らせて割ってしまいました」。笑いながらギターを弾き続ける雅功。それをしり目に天然トークを続ける彪我が「この言葉を知ってるからこそ、このステージに立っていられる!その言葉は、『ケセラセラララ』!」──曲に戻ってまた歌うふたり。始まってしまえば力強いハーモニーは美しく、心を打つ。「ああ、お気に入りのボードを割ったのは取り払えない!そんなときに、これを歌えばいいんだ!!!!!」との彪我の振りから入るのは、ギターを置いてハイテンションで歌う「Bun! Bun! BuuuN!」。雨のしたたる中で走りながら歌う雅功。モニター前のファンも一緒にはしゃげるようなテンション。手を振り回しながら歌う、張りのある各々のソロパートが、お祭り感を盛り上げる。「回せ、回せブンブンブンブーン!」──ふたりピッタリくっついて、モニター=ファンに目線を合わせて歌ったりと、ファンサービスもバッチリ。〆の「よっほーーーい!!!!」の後は、顔を見合わせて「ありがとうございます!」。そして夜の雨が降る中、ゆらぐ炎の前の演奏が、幻想的だねと嬉しそうなふたり。最後の曲前には、雅功がリードするMCが入った。「あと2ヵ月したら2020年が終わります。もちろん僕としては、生でライブをやりたい熱量は変わらないんですけど、同時に、この配信ライブっていうものへの熱さも、どんどん上がってきていて。『配信でもいろんなものを届けられるんじゃないか』って、彪我と話してきました」。確かにライブ配信の完成度は上がり続けているし、独自の良い点もある。生ライブのできないもどかしさはあれど、腹をくくって今できることを盛り上げていくのは、まさにライブタイトル「それでも進むから、少しの勇気を。」そのままだ。「これからも僕らさくらしめじは、いろんなことに挑戦したいし、その挑戦した先で皆さんが笑顔になってくれれば、幸せです」(彪我)、「(今日のライブは)一瞬だったけど、その一瞬を最後の最後までみんなと心の底から楽しめたらなと思います」(雅功)。こんな印象的な言葉から続いたのは、未発表曲「天つ風」。過去に1回だけ公演で演奏したことあるとはいえ、ほぼ知られていないこの曲。「天つ風この曇った空のその先にいる君の元へ」「響けもっと歌おうもっとこの手のひらの雪が溶けないように」という歌詞の部分は、まるでさくらしめじとファンの関係のよう。ふたりの絡み合う歌声が、このライブがもうすぐ終わってしまうという残念さと、めいっぱい楽しんだという喜びを盛り上げてくれた。「天つ風」の余韻に浸っていると、モニターでは火のそばでふたりがしゃがみ、マシュマロを焼く、アンコール・ムービーが始まった。そこで初めて、雅功が「お誕生日おめでとうございます」とお祝いを言い、彪我は「あら、あららららら!ありがとうございます!」とちょっと照れ気味でお礼を返す。そして「カメラに向かって豊富でも」と促す雅功に応えて、「あと1年で20歳になるということで、自立した人間になれるよう、身の回りの整理整頓をしていきたい」と、彪我式ナゾ理論の本領発揮!思わず「ちっちゃ!自立イコール整理整頓なの?」と突っ込む雅功だが、その後はふたりで仲良くマシュマロを食べ続けるのであった。「お腹も満たされて、心も温まりました」(彪我)、「最後に、皆さんのアンコールにお応えして……」(雅功)。雅功の顔についたマシュマロを取るなどしながら、ふたりで相談。そして決まったアンコール曲は、2017年のファーストアルバム「さくら〆地」に収録されている「みちくさこうしんきょく」。さくらしめじの王道、悩んで回り道をしても、横道にそれてしまっても、目指した未来に進んでいこうという人生応援ソング。しかしふたりの表現力がどんどん伸びてきているため、曲自体も成長し、説得力が増している気がする。「さあ、キャンプの会場に来ているみんな、歌おう!」と煽る雅功、「こうしてみんなで歌ってる瞬間を、辛いときほど思い出してください!」と彪我。突然のウィルスでいろんなものが厳しく、キツい状況になっている今、回り道も横道もいつもよりきっと多い。でもひと休みをはさんで、すべて楽しむ覚悟で歩けば、きっとたどり着ける未来があるはず──そんな気持ちでモニターを見つめていたら、いつのまにか曲の終わりに。そして万感の思いを込めたであろう、ふたりのシンプルな挨拶が。「ありがとうございましたー!」「さくらしめじの田中雅功と」「高田彪我でした」「みんなまた会いましょう、ばいばーい!」。エンディングのムービーは、キャンプ場で楽しむふたり。火を熾す彪我。コーヒーをひく雅功。雨の中で歩くふたり。そして手書きのメッセージ。「少しの勇気で、みんなとすすめるんだ。だから、また会おう」──そう、私たちは何度でも、またふたりに会いに行く。【setlist】M1.きみでした(Acoustic Version)M2.まよなかぴくにっくM3.届けそこねたラブソングM4.きのうのゆめM5.かぜいろめろでぃーM6.でぃすとーしょんM7.青春の唄M8.ケセラセラララM9.Bun! Bun! BuuuN!M10.天つ風EN1.みちくさこうしんきょく撮影/鈴木友莉、取材・文/中尾巴※高田彪我の「高」は、「はしごだか」。
2020年10月26日フォークデュオのさくらしめじ(田中雅功、高田彪我)が23日、オンラインライブ「それでも進むから、少しの勇気を。」を行い、アンコールを含め全11曲を披露した。これまで東京の観光地を巡るライブバスを活用するなど、"観る・聴く"だけではない新たな体験を楽しめる斬新なオンラインライブの形を提示してきた彼らだが、今回は「夜のキャンプ場」での公演を実施。冒頭の「自然から得られるエネルギーはたくさんある」(高田)、「今回のライブはスペシャルです。皆さんとは画面超しですが、自然の空気感や感情などを一緒に感じて楽しめたらと思います」(田中)という2人の言葉の通り、今回のライブは金曜日の夜に相応しい、緩やかな時間を体感できるライブとなった。まず開演前にはたっぷりと時間をかけ、森の画像と併せて「今週もお疲れ様でした。肩の力を抜いてゆっくりお楽しみください」とメッセージを表示。さらに鈴虫の音など"森のサウンド"のみを流し続け、画面越しにオーディエンスの気持ちを“夜のキャンプ場”へと誘い込む演出が取り入れられた。ライブが始まると、温かみのあるイルミネーションライトがぽつぽつと灯る中、木で作られたステージやキャンプフラッグを飾り付けたテント風のステージの上で、ゆったりとしたギターの音色に優しく柔らかな歌声を響かせる。15日に配信リリースしたばかりのバラード「きみでした Acoustic Version」、シンガーソングライターのコレサワ提供による大人の失恋ソング「届けそこねたラブソング」、エモーショナルなメロディと歌詞がじんわりと心に響く「かぜいろのめろでぃー」などを披露した。一方、キャンプファイヤーの炎越しに演奏されたスパイシーなメロディと歌声が印象的な「でぃすとーしょん」、疾走感のあるメロディに2人の力強いハーモニーが印象的な「青春の唄」など、バラエティに富んださくらしめじの音楽性も楽しむ事ができるセットリストとなっていた。またMCでは観ているオーディエンスを癒し、元気づけるようなトークが展開された。「なるようになる」という意味の「ケセラセラララ」を唄う前のMCでは、高田がステージセットの1つを壊してしまったことを告白し「失敗したときは落ち込みますよね。そんな過ちや失態もこの“ケセラセラララ”という言葉があるおかげで、今、元気にステージに立てました!」と自身の失敗エピソードを明かしつつ曲紹介を行った。そして「毎日、生活しているといいこともあれば、嫌なこともある。このライブを見て、少しでも明日はいいことがありそうだなって思ってくれたら、僕らは幸せですよ」と口にし、「生のライブへの熱量は変わらないけど、配信ライブへの熱もどんどん上がってきてます」(田中)「皆さんが笑顔になってくれるよう、これからもいろんなことに挑戦してきたいです」(高田)と今後のオンラインライブに対して、更なる意気込みも見せていた。本公演の視聴チケットは11月1日21時まで購入可能で、同日の23時59分までアーカイブが視聴できる。○セットリストM1.きみでした(Acoustic Version)M2.まよなかぴくにっくM3.届けそこねたラブソングM4.きのうのゆめM5.かぜいろめろでぃーM6.でぃすとーしょんM7.青春の唄M8.ケセラセラララM9.Bun! Bun! BuuuN!M10.天つ風EN1.みちくさこうしんきょく
2020年10月24日第276飯「納豆としめじのオイルパスタ」■材料(2人分)重曹小さじ1スパゲッティ150gサラダ油適量生唐辛子1/2本(なければ乾燥の鷹の爪でもよい)にんにく(みじん)1片しょうが(みじん)少々しめじ1/2パック・・・小房に分けておくきゅうり1/2本・・・・・小さめの乱切りセロリ1/2本・・・・・胡瓜と同じくらいの乱切りサラダチキン100g・・・・・1口大のそぎ切り納豆1パック塩・こしょう適量醤油適量ごま油適量<トッピング>ごま・大葉・海苔など■作り方【1】熱湯を沸かした鍋に重曹とスパゲッティを投入。吹き出しそうになっても慌てず火加減を調節する。大きめの鍋だと安心。【2】サラダ油を熱したフライパンに生唐辛子、にんにく、しょうがを入れ、弱火で炒めて香りを移す。【3】2にカットしたしめじ、きゅうり、セロリ、サラダチキンを加え軽く炒め、納豆、塩・こしょう、醤油で軽く味付けをする。【4】茹で上がったパスタを絡め、もう一度サラダ油を回しかけ、塩・こしょう、醤油で味を調え、ごま油で風味をつける。【5】お皿に盛り、ごま・大葉・海苔などお好みのトッピングをかけて完成。【お知らせ】辻仁成さんによる新連載の人生相談「悩めるマダムたちへ――JINSEIのスパイス!」がスタートしました。人生経験豊富な辻さんが、恋愛から家事・育児、夫への愚痴まで、みなさんの日頃の悩みにお答えします!お悩みは、メール(jinseinospice@gmail.com)、Twitter(女性自身連載「JINSEIのスパイス!」お悩み募集係【公式】@jinseinospice)、またはお便り(〒112-8011 東京都文京区音羽1-16-6『女性自身』編集部宛)にて絶賛募集中。性別と年齢、居住地を明記の上、お送りください。【YouTubeでもレシピ動画公開中!】
2020年09月29日フォークデュオのさくらしめじ(田中雅功、高田彪我)が1日、オンラインライブ「さくらしめじ東京の街からライブしまーす!!」を行い、アンコールを含め全13曲を披露した。この日のライブはタイトルにちなみ、さくらしめじがバスの中から、渋谷・原宿・東京タワー・レインボーブリッジなど東京都内の様々な風景をステージ代わりにしながら、ギターによる弾き語り生配信を実施した。またこの様子はオンラインだけではなく、バスの外のモニターとスピーカーを通しても楽しめる仕様に。たまたまバスに遭遇した人々がその様子をTwitterなどのSNSへ投稿をする様子も多くみられ、ファンだけではなく、さくらしめじを知らない通行人も巻き込みながらライブが作り上げられていった。さくらしめじの2人は、バスに揺られて時によろめく姿を見せながらも、居合わせた通行人に対して手を振ったり「あんなところにラーメン屋さんあったっけ?」「クレープがおいしそう」など思い思いに、移り変わる景色を楽しむ余裕を見せながら、終始楽しそうにパフォーマンスを行う。合間には映像と電話によるゲストも登場し、さくらしめじのMVに出演し、何度か彼らのライブにも足を運んでいるという女優・永野芽郁などからのリクエスト曲も演奏された。オーディエンスからは「家にいながら、ライブに加えて2人と一緒に東京観光も楽しめる」といったコメントがSNSを通じて多数寄せられ、これを受けて2人もライブの仕上がりに手ごたえを感じた様子。ライブ終盤、田中は「1年前まではこんなライブをするとは思っていなかったし、直前までできるか不安だったけど、実際にやってみて観ている方からも嬉しいコメントを沢山頂けた。今回のライブは僕たちの一種の"決意表明"。僕たちはこれからも皆さんが想像できない事をどんどんやっていきたいし、不可能を可能に変えるフォークデュオ・さくらしめじになりたい。これから先も、もっとみんなでビックリできる楽しい事をどんどんやっていきたいので、楽しみにしていてください!」とオーディエンスに向けて力強く宣言した。写真:鈴木友莉○セットリストM1 朝が来る前にM2 My SunshineM3 ひだりむねM4 かぜだよりM5 てぃーけーじー(#さくらしめじ東京2020 ver.)M6 さんきゅうM7 スタートダッシュM8 青春の唄M9 同じ雲の下M10 靴底メモリーM11 合言葉M12 えそらごとAN1 風とあるがままに今を歩こう
2020年08月02日2人組フォークデュオ・さくらしめじが14日、渋谷・duo MUSIC EXCHANGEにて無観客配信ライブ『「しめたん」6周年スペシャル! ~6(む)言のままじゃいられない!!~』を実施した。毎年結成日である6月14日に行われている本ライブだが、今回はコロナウイルスの影響により急きょ無観客での配信ライブとして行われた。本年は高田彪我・田中雅功の2人による、さくらしめじの”ほっこりした優しい空気感”を土台に、6年間のキャリアの中で培ってきた様々な音楽性をバランスよくミックス。田中が原作を担当した、動物が主役の幻想的な紙芝居のストーリーがライブ進行のベースとなっており、話の内容に合わせてセットリストが組まれ、俳優としても活躍する2人の語りも織り交ぜられた。音楽をただ聴くだけではなく、"さくらしめじ”という世界観で作り上げられた空間を感覚的に味わえる構成となっており、映像越しながら、グイグイと見ているものを引き込む魅力を持つライブとなった。ライブでは、視聴者のボルテージを一気に高みまで引き上げる「スタートダッシュ」、元気いっぱいなサウンドが響き渡る「先に言うね」と疾走感ある2曲のポップチューンを立て続けに披露。そこから雰囲気を一転させると、緊張感のあるギターコードに合わせ、悩まし気な掠れ声や、2人の高音のハーモニーが観客を高みへと引き上げる「でぃすとーしょん」、激しいアップテンポのロックチューン「たけのこミサイル」で、休みなくオーディエンスのボルテージを揺さぶっていく。合間には早弾きをはじめとした激しいギタープレイや、「やっとできる! やっと! 画面の向こうの君、その想いを叫べ!」という高田による激しいシャウトなども。楽曲の激しさも相まって熱が急上昇したオーディエンスたちは、熱い声援やコメントが次々と寄せ、大きな盛り上がりを見せた。その後、静かなギターの弾き語りと共に「夕空小道」がスタートする。低くも伸びやかに言葉を紡ぎ上げる田中のボーカルに高田のハーモニーが美しく重なり、切なさで胸を締め付けられるようなメロディが響き渡る。さらにコミカルな「しめじ体操」、「一緒に運動するよ!」という呼びかけで始まりタオルを振り回す「Bun! Bun! BuuuN!」と、軽快なアップテンポチューンへ。また語りを挟み、静かにスタートした「届けそこねたラブソング」、2人の伸びやかで優しい歌声とメロディーに心が温かくなる「会いに行こう」が続けて披露される。歌唱を終えた高田が「今日は本当にありがとうございます、最高の日でした!」と感謝の気持ちを口にすると、前向きな気持ちにさせてくれる楽曲「風とあるがままに今を歩こう」がラストナンバーを飾った。全ての演奏を終えた2人は「ありがとうございました!」と口にしながらギターをかき鳴らし、進行のベースとなっていた絵本も「明日も楽しい事をしようね」という一言で締めくくられる。彪我が作曲したという優しいエンディングテーマ曲と共にエンドロールが流れ出し、ライブは一旦幕を閉じた。しかし、ファンからはアンコールを求めるコメントが続出。2人は「アンコールありがとうございます!」と嬉しそうに登場し、高田は「僕らだってまだここにいたい!」と正直な胸の内を吐露。田中は「コメントで寄せられたような言葉は、普段のライブではなかなか聞けない。お客様も普段のライブでは口に出せない応援も、コメントだから言える。これは配信ならでは。皆さんを近くに感じる事ができる」と噛み締める。さらに田中が「実は、アンコールのコメントがなかったら、自分たちでコメントを書いて促そうと思っていたんです。沢山のアンコールを皆さんから頂けて、本当に恵まれているし、最高です」と明かすと、高田も「きのこりあん(さくらしめじのファンの総称)は良い人が多いよね」と誇らしそうな笑顔を返す。田中は「ずっと2人で話していたんですが、きのこりあんは人として素敵な人ばかり。いつも支えられていますし、感謝しています。皆さんのコメントを観て、画面越しでも伝わるものってあるんだなと思いました」と、言葉を1つ1つ選ぶようにしながら、丁寧に語り掛けた。アンコール曲「えそらごと」「みちくさこうしんきょく」では、紙芝居に使われていたフレームの中に、2人が手書きで書いた「またみんなで会おう! 6周年もよろしく!」という紙が挟み込まれ、笑顔で手を振る2人の姿と共にこの日のライブは幕を閉じた。6年目を記念した今回のライブは、配信という形で視聴者と本人との物理的な距離はありながらも、観ている者の心を満たしてくれるような温かいひとときを紡いだライブとなった。○セットリストM1 スタートダッシュM2 先に言うねM3 でぃすとーしょんM4 たけのこミサイルM5 夕空小道M6 しめじ体操M7 Bun! Bun! BuuuN!M8 届けそこねたラブソングM9 会いに行こうM10 風とあるがままに今を歩こうEN1 えそらごとEN2 みちくさこうしんきょく
2020年06月15日サマンサタバサプチチョイス(Samantha Thavasa Petit Choice)が、人気作品『カードキャプターさくら』とコラボレーション。2020年6月1日(月)から、全国のサマンサタバサグループ展開ブランド取り扱い店舗で発売をスタートする。作品の世界観を詰め込んだアクセサリー“通学リュック”風ショルダーバッグ&桜色ウォレットコラボレーションアイテムは、作品の世界観をブランドらしいキュートな世界観で再現しているのがポイント。友枝小学校に通う、主人公・さくらの通学リュックをイメージしたショルダーバッグは、落ち着いたブラウンに、“星の杖”のモチーフをさりげなく飾って。また“桜色”に染まるロングウォレットやカードケースは、<クロウカード編>でお馴染みの“封印の杖”とブランドロゴを並べた、大人かわいいデザインに仕上がっている。“夢の杖”モチーフのウォレットやチャーム<クリア編>の世界観を体現したウォレット&カードシリーズは、クリーンなホワイトに“夢の杖”をポイントにのせた上品なデザイン。またお財布のジップにつけて楽しめるチャームには、ケロちゃん&スッピーや、さくらのコスチュームのモチーフがラインナップする。“魔法の杖”のネックレスもそのほかサマンサタバサグループのブランドからも、コラボレーションアイテムが続々と登場。サマンサシルヴァ(SAMANTHA SILVA)からは、各シリーズで物語のカギを握った“魔法のスティック”モチーフのネックレスがお目見え。またサマンサベガ(Samantha Vega)は、“さくらのコスチューム”をイメージしたファン心くすぐるハンドバッグなどを展開する。詳細サマンサタバサプチチョイス×『カードキャプターさくら』発売日:2020年6月1日(月)※5月22日(金~)サマンサタバサ公式オンラインショップにて先行発売中。※6月20日(土)~7月3日(金)有楽町マルイイベントスペースにて限定ストアオープン。取扱:全国のサマンサタバサグループ展開ブランド取り扱い店舗
2020年06月01日高校生フォークデュオ・さくらしめじが3月30日、LINE LIVEにより生配信のライブを開催した。実際のライブ会場同様に多くのオーディエンスたちと共に大いに盛り上がりを見せた同ライブ。本来はLINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)にて、結成5周年企画のラストを飾るワンマンライブを開催予定だったが、昨今の社会事情により中止となった中、メンバー・スタッフが検討した結果、生配信の開催が決定した。この日は2人のアコースティックギターによる弾き語り形式で開催されたが、5年という活動の中で培われてきたテクニック、表現力、2人の作り出す呼吸によって、高校生とは思えないグルーヴ感を醸し出し、既存曲もリリース時よりもさらに進化。これまで以上にオーディエンスの胸に刻まれるようなコーラスとギターを力いっぱい響かせた。また少し低くなった田中雅功の声と、高田彪我のやや高めのハーモニーのバランスも絶妙で、ヴォーカルにも少年から大人に向けた安定感が出てきており、高校3年間を経て“より聴かせるコーラス”へと進化を遂げている事も見逃せない所となった。○ライブが始まるかと思いきや、始まったのは本格的な卒業式今回の生配信ライブは、タイトルを「さくらしめじがこのままだと留年!? そりゃ困る! 世界イチHAPPYな卒業式! やりまーーーす!!!」と銘打ち、会場は実際の廃校となった学校の体育館を使用している。冒頭、パッハベルのカノンが静かに流れる中「ただいまより、さくらしめじ 高校卒業式を開催いたします、卒業生入場」というアナウンスの声が流れるとブレザーを着たさくらしめじが体育館のドアから登場。神妙な面持ちで2人が会場の来賓(視聴者たち)に向けて一礼をすると、拍手が鳴る中、実際の卒業式のように1人づつ体育館の中へと歩き出す。ライブが始まるかと思いきや、本格的な卒業式が目の前で展開されるという意外な展開に「本気の卒業式だ!」「感動」などのコメントが次々と寄せられていく。その後“卒業式に参列している参列者”目線として彼らを見守るようなカメラワークが展開されていく中、ステージ前に置かれたパイプ椅子に2人が到着し、「礼、着席」という掛け声とともに丁寧にお辞儀をして椅子に腰掛ける。「卒業証書、授与」のアナウンスが流れ、卒業証書が読み上げられ、彪我・雅功の順番で卒業証書を受け取ると、コメント欄には、拍手の絵文字と共に「おめでとう」の文字が次々とアップされる。そして「卒業生の言葉」では2人が視聴者たちの方へ向き直り、3年間2人が行ってきたライブの振り返りを、卒業式の定番である言葉の掛け合い形式で行った。卒業証書授与の場面では、緊張のためか歩く際に手足が同時に出てしまったり、返事の声が上ずったりしてしまう姿も。卒業生の言葉では、真面目に一生懸命やっているはずだが、どこかユルさとシュールさを感じさせる空気となってしまい、さくらしめじらしいかわいらしさが多々見られた事から、視聴者たちのツッコミや感想の掛け合いも活発になっていき、ライブ会場のように“みんなと一体となって楽しむ”という空気感がどんどん作り上げられていく。その後「卒業生合唱。歌唱・田中雅功、伴奏・高田彪我」のアナウンスが流れると、彪我が伴奏キーボードを演奏する「合言葉」が始まる。弾き語りというシンプルな形だからこそ、2人のヴォーカルや伴奏の力強さや伸びやかさ、美しさが際立ち、絶妙なハーモニーが会場に響き出すと、会場の空気が一気に塗り替わっていった。かと思えば、またユルさとかわいらしさ全開の「しめじ体操」MVが流れた後、アーティストのオーイシヨシマサが映像で登場し、「良きライバルとしてやっていきつつ、イベントとかも一緒にやろうね!」と卒業する2人へ笑顔でメッセージを送る。続けてスタッフ、バンドメンバーなど2人にゆかりのある人たちからのお祝いメッセージが映し出されると、視聴者も拍手の絵文字やコメントでそれを見守り、本物の卒業式さながらの雰囲気となった。○体育館でさくらしめじによる“弾き語り生配信ライブ”がいよいよスタート程なくすると画面が切り替わり、本来は渋谷公会堂で身に着ける予定だった衣装に着替えた2人が登場。先ほどまで卒業式をしていたステージを背に、学校の机の上には水やタオル、キノコのライトを小道具に据え、昨年の夏ツアー中に自身で書き下ろした「青春の唄」を皮切りにライブがスタートした。さくらしめじの中でも人気の高い「ふうせんはなび(卒業式ver.)」では、まさに今の季節のような柔らかい春の日差しを思わせるヴォーカルに、小気味良さを感じるギターセッションで、合間には彪我によるテクニカルなギターの単音早弾きも。「しめじの配信みようよ、クラスのみんなで」「みんなと早く会いたいな」など、この日限りの特別バージョンの歌詞も織り込まれた。続けて、優しさと切ないメロディがオーディエンスの心を揺さぶる「だるまさんがころんだ」「かぜいろのめろでぃー」を続けて披露。そして挨拶をしてMCタイムに入ると、2人は冒頭の卒業式を振り返る。「緊張した」と口にしていた彪我だが、本来であればワンマンライブを行っていたであろう事に触れ、中止となってしまった中で出来る事を考えた結果、今回の生配信ライブに至った事を明かし、「皆さんの心に歌をとづけられるのは嬉しい事です。ありがとうございます」とオーディエンスへの感謝を表す。雅功も「正直、本当に悔しくて、ライブをやりたかった」と、デビュー5周年という節目を締めくくるライブが出来なかった事に対して辛い胸の内を明かし、「次は6周年、その後は10周年、20周年、30周年……。まだまだ僕たちには明日があります。みんなと楽しい日々をこれから一緒に作り上げていけたらと思っています」と、目を潤ませながら力強くオーディエンスへ呼びかけた。また生配信ライブという事で多くのオーディエンスから寄せられた卒業祝いコメントに目を通したした2人。彪我は感極まったのか目元を潤ませる様子を見せ、「今日という日も、さくらしめじとして音楽を届けられることが、すごく幸せですよね」と一言。その姿を見て雅功がフォローするように明るく「1曲目から(彪我が)涙目だったね」と茶化すと、彪我は負けじと「泣いてないですよ」と返しながらも、「ライブが始まる前から(オーディエンスたちから)コメントを頂けたのが嬉しすぎて……」と、実はライブ前から感極まってしまっていた事を明かした。そして雅功の「卒業式が無くなってしまった方もいると思いますが、僕たちから卒業証書の代わりに、音楽を届けられればと思います」という言葉に、彪我も「4月から新生活がスタートしますが、嫌なことがあったとしても、良い事があるかもしれない。何事も巡っていきます。そんな中、大切なのは今を大事にするのが大切なんじゃないかな……と僕たちは思っています。今を大切にしたいという想いを込めて、歌いたいと思います」と、3月4日にリリースされたばかりの3ndアルバム『改めまして、さくらしめじと申します。』から「風とあるがままに今を歩こう」を披露した。新生活に向けて不安を感じている人々の背中を後押しするような歌詞を、力強くい伴奏とコーラスで歌い上げる。演奏を終えるとコメント欄には拍手の絵文字と共にオーディエンスからは「ありがとう」というコメントが次々と投稿される。そのままゆったり情緒的なメロディーに乗せ、2人の気持ちと、さくらしめじを支えてきたきのこりあん(さくらしめじのファン)との事を歌った「イントロダクション」を静かに歌唱し終えると、笑顔で目配せをしてから「ありがとうございました」と口にして深々頭を下げ、カメラの前から姿を消した。○生配信ライブでは珍しい“アンコール”コメント欄には次々と「ありがとう」の言葉が上がる中、「アンコール!」の一言が出た途端、それに呼応して次々とアンコールを求めるコメントで埋め尽くされていく。しばらくすると、再びさくらしめじが画面に登場し、生配信ライブでは珍しいアンコール公演が実施された。嬉しさを隠せない様子で「アンコール、ありがとうございます!」「いや嬉しい!」「皆さんのアンコールのおかげで、もう少しだけ高校生でいられます」と口にしつつ、雅功は「配信でもアンコールを頂けて、ライブをみんなで作っている感じがすごく(良いね)」と感極まった様子を見せる。彪我は「卒業をして、高校生じゃなくなったけど、これも成長の一環。これからも成長していかなければと思う所はたくさんある」と語る。雅功は「先ほどの歌でも歌いましたが、僕たちは“青春の第一歩目”をいつまでも歩んで行きます。皆さんも一緒に歩んで着いてきてくれれば……いや、着いてきてください!」と強気なお願いから一転、おちゃめな様子でファンにお願い。卒業式パートで合唱した「合言葉」をアンコール曲に選び、今度は弾き語りバージョンで披露した。さくらしめじとオーディエンスの関係性を末永く約束するようかのように、2人は優しく、そして切ないヴォーカルとギターを会場に力いっぱい響かせながら歌い上げた。改めて最後に満面の笑顔で「ありがとうございました!」とお礼を言い、深々お辞儀をした所でこの日の配信は終了となったが、コメント欄には次々と「ありがとう!」「卒業おめでとう」「大好き」などのコメントがアップされ、ライブ会場さながらの大きな一体感と感動が最高潮に達していた。なお、本公演は4月13日23時59分まで、LINE LIVEにてアーカイブ映像が公開されている。視聴にはLINEコイン、またはLIVEコインが必要。○セットリスト【式次第】・卒業証書授与・合唱「合言葉」・しめじ体操・弾き語りライブ【弾き語りライブ】M1.青春の唄M2.ふうせんはなび(卒業式ver.)M3.だるまさんがころんだM4.かぜいろのめろでぃーM5.風とあるがままに今を歩こうM6.イントロダクションEN1.合言葉
2020年03月31日本格派ティーストア「ジ アレイ(THE ALLEY)」の春限定ドリンク「さくら香るソイティースムージー」「さくらソイ抹茶ラテ」が、2020年3月20日(金)に発売される。「さくら香るソイティースムージー」は、香り高いジャスミン入りの小山緑茶にさくらを合わせたソイティースムージー。抹茶豆乳クリームとあずきを加え、まろやかな味わいに仕上げた。トップには、桜餅をイメージして、桜の葉で包んだ豆乳プリンを載せている。一方「さくらソイ抹茶ラテ」は、上品な風味の抹茶を使用した、ふんわり桜の香る抹茶ラテだ。北海道産大豆から作った豆乳で、ほっと安らぐような優しい味わいに仕上げた。また、好みのドリンクに仕上げられるカスタムミルクに、「豆乳ミルクティー」が登場。ジ アレイこだわりのお茶に注げば、まろやかな豆乳の味わいが、茶葉の芳醇な香りを引き立ててくれる。【詳細】ジ アレイ 春限定ドリンク〈期間限定〉発売期間:2020年3月20日(金)〜展開メニュー:・さくら香るソイティースムージー(Mサイズ・コールド) 680円+税・さくらソイ抹茶ラテ(Mサイズ・マイルドホット / ホット) 600円+税・〈カスタムミルク〉豆乳ミルクティー Mサイズ・コールド / マイルドホット / ホット 500円+税、Lサイズ・コールドのみ 600円+税
2020年03月21日