卒乳後の美乳を目指したい全てのママに、自身も出産を経て子育て奮闘中の美乳研究家MACOさんの著書『垂れない! しぼまない! ママになっても美おっぱい!』から、MACO流メソッドを紹介します。おっぱいの仕組みや美姿勢キープの重要性をお伝えした 前回 に続き、今回は実践編。卒乳期のブラ選びと、育児の合間に簡単にできる卒乳期のケア&おすすめエクササイズを紹介します。■戸惑うママに朗報! 第二子からでも間に合う“美乳”への道「自分史上最大」おっぱいがあっという間にガラリと変化してしまいとまどう…そんなママたちに、「産後は美乳づくりの最大のチャンス! 元のおっぱいよりも、ふんわり大きくすることも夢じゃない」というMACOさん。いよいよ授乳期が終わり卒乳を迎えるころが、ママにとっては本格的な「美乳づくり」のスタート地点だといいます。「卒乳期のママがまずすべきは『ブラジャーの見直し』です。ブラは第二の皮膚! 卒乳後、本格的なおっぱいケアを始める時期はおっぱいが変動しやすくなっていますので、正しいブラジャーで形状記憶させる。これが産後美おっぱいの基本です」それではさっそく、MACO流・正しいブラを選ぶときのポイントを紹介します。<MACO流・正しいブラの選び方>【形状】・おっぱいを包み込むフルカップがおすすめ(もしくは、3/4カップ)・脇からの肉もしっかりホールドする、幅広のサイドベルトのもの・おっぱいをつり上げる太いストラップのもの・おっぱいをきちんと支えるワイヤー入りのもの【サイズ】・妊娠前を参考に、サイズに悩んだら大きめをセレクト・胸を張って背筋を伸ばして息を吸い込んだときにきつくないもの・アンダーバストはジャストサイズにほかに、周辺の脂肪をカップ内に入れ込んでしっかりホールドできる補正ブラもおすすめ。スポーツブラであれば、とにかくおっぱいを揺らさないホールド力重視のものを選びましょう。ちなみに、卒乳のタイミングについてMACOさんは、「ママのおっぱい目線で考えると、卒乳の目安はハリ感の有無だと思います。とはいえ、子どもが自然と母乳を飲まなくなるまで続けるのもすてきだし、これは人それぞれのタイミングでいいと思います」という意見。ママ自身と子どものペースをみながら、無理のない卒乳ができればいいですね。■鍵は僧帽筋(そうぼうきん)にあり!MACO流上半身エクササイズ正しいブラジャーで胸をしっかりホールドしたら、いよいよマッサージやエクササイズを解禁して、本格的な産後おっぱいケアをスタートさせましょう。MACO流オリジナル育乳メソッドは、小顔+美おっぱいを実現する“こがおっぱい(R)”メソッド。美おっぱいを目指すエクササイズとマッサージをすることで、もれなく小顔効果も期待できるというものです。「おっぱいと顔は首を通じてつながっていて、顔のたるみとおっぱいのたるみには関係がある」というのが、MACOさんの考え方。そのたるみのスタート地点をたどると、背中にある僧帽筋(そうぼうきん)という筋肉に行き当たりますが、これこそMACOさんが「こがおっぱい(R)筋」と名付ける筋肉になります。「僧帽筋が正しく働いていれば背筋が伸び、体の前面を引き上げてくれる=おっぱいを引き上げてくれます。“こがおっぱい(R)”メソッドは、この僧帽筋にアプローチするメソッドなのです」今回は、MACOさんオリジナルの卒乳メソッドのひとつ「こがおっぱい(R)筋(僧帽筋)ほぐし」を特別に紹介しましょう。●こがおっぱい(R)筋(僧帽筋)ほぐし育児の合間に数分でできるうえ、気分転換にもなる簡単エクササイズです。日々の抱っこや授乳で凝り固まった上半身をほぐすつもりでやってみましょう。1.椅子に腰かけ、背筋を伸ばす。肩甲骨を寄せ、肩だけを後ろに8回まわす2.体の後ろで手のひらを合わせて指を組み、腕をまっすぐに伸ばして、肩を後ろに8回まわすおっぱいだけでなく首や肩のコリもほぐれるから、毎日積極的に行いたいですね。背中や脇のハミ肉にも効くので、背中美人も目指せます。■MACO流・美おっぱいの定義MACOさんが提唱する「美おっぱい」には、具体的に以下の定義があります。1. 全身を見てバランスのとれたサイズ(巨乳と美乳は別)2. 垂れていないこと(肩とひじの真ん中にバストトップが理想)3. ほどよい弾力とハリ4. 明確なバージスライン(おっぱいのふくらみと胴体の境目が明確)5. しっとりとした美肌卒乳後すぐのおっぱいにこれら5つを課すのはハードルが高いかもしれませんが、“こがおっぱい(R)”メソッドには、卒乳準備期も卒乳後のエクササイズも多数用意されています。もっと詳しく知りたいなら、『垂れない! しぼまない! ママになっても美おっぱい!』を参考にしましょう!【お詫びと訂正】一部に不快な思いをさせてしまう表現があったことを深くお詫びいたします。テキスト・本文・画像ともに修正致しました。2019年6月14日<参考書籍> 『垂れない! しぼまない! ママになっても美おっぱい』 (PHP研究所/1300円+税)美乳研究家MACOが、自身のBカップをFカップに変えた実体験から開発した育乳メソッドを産後ママに向けてアレンジ。妊娠期から卒乳後まで、それぞれの時期に合わせた「ブラ選び」「保湿」「食事」「マッサージ&エクササイズ」の方法を解説。著者プロフィール 美乳研究家MACO大学卒業後、会社員を経てプロボクサー、スポーツインストラクターとして活躍。2011年、運動と食、美容の知識や指導経験をもとに、小顔美乳メソッド「こがおっぱい(R)」を考案し、自らの胸のサイズをBカップからFカップへと変化させた。現在は美乳研究家として活動中。健康運動指導士、小顔美容矯正士、調理師、保育士、健康・食育シニアマイスターなど資格多数。
2017年07月05日妊娠出産をきっかけに、女性は第二次性徴期以来のおっぱい変革期を迎えます。「できれば産後も美乳でいたい」というのは全てのママたちの願いですが、授乳・卒乳期を経ておっぱいがガラリと変化してしまうことも…!そんなママたちの不安に「産後は美乳づくりの最大のチャンス! 元のおっぱいよりも、ふんわり大きくすることも夢じゃない」というのは、美乳研究家でありながら保育士の資格経験もあるMACOさん。ご自身も出産を経て、現在子育て奮闘中です。そんなMACOさん流のメソッドを、ママの間で話題の著書『垂れない! しぼまない! ママになっても美おっぱい』から紹介します。■ノーブラ上等! 産後はおっぱい混乱期妊娠・出産はおっぱいにとっても大きな転換期。産後の育児は24時間休みなしであっという間に過ぎていきます。赤ちゃん優先の生活で、おっぱいはまるで母乳製造機! 授乳しやすいからと、マタニティブラやカップ付きキャミソール、ずっと家にいる日はノーブラで過ごしがちにもなることも。内心とまどいを感じるママもいることでしょう。とはいえ、授乳期のおっぱいは今までで一番サイズの大きなおっぱいです。授乳期はまだまだ敏感でもあるので、ここでムリなケアする必要はありません。まずはきちんとおっぱいの構造や状態を知っておいて、ふだん気にすべきポイントを押さえておくことが大切です。■産後は美乳づくりの最大のチャンスだけど…トラップがいっぱい!それにしても、産後に授乳を終えたおっぱいは、なぜしぼんだり垂れてしまいがちなのでしょうか。その理由は、おっぱいの構造にあります。おっぱいは、土台となる筋肉の上でじん帯と皮膚が乳房を支えています。筋肉や皮膚はケアで改善することができますが、おっぱいの内部にあるクーパーじん帯はゴムのようなもので、伸縮を繰り返しているとだら~っと伸び切ってしまいます。そしてなんと伸び切ったゴムが元に戻らないのと同様に、一度伸び切ったクーパーじん帯は完全には再生しないのです。そのため、日常的に「伸ばさない」、不必要に「揺らさない」ことが重要となりますが、産後ママの生活にはトラップがいっぱい。授乳や抱っこで前かがみの悪い姿勢になるだけでクーパーじん帯は引っ張られ、たれ乳や離れ乳のリスクは高まります。また、産後「自分史上最大」にサイズアップしたおっぱいは、授乳の役割を終えると元のサイズに戻っていきます。このときのおっぱいを風船に例えるとわかりやすいのですが、膨らます前は伸縮性があり、膨らみ切るとハリやつやが出てきれいなのに、そのあとに空気を抜くと伸縮性は弱くなり、しわしわに…。「もともとあんまり大きくないから関係ないわ」と思っていても、実は油断は禁物だとか。「小さめサイズであっても垂れます、離れます、はみ出ます」と、MACOさんは言います。■産後すぐの美おっぱい習慣、3つのポイント卒乳後の美おっぱいを目指すためには、まずは産後、ママが陥りがちな悪習慣を見直すことが大切です。そこで、これだけは押さえておきたいMACOさん流「美おっぱいへの道、3つのポイント」を紹介します。<産後すぐにとり入れたい美おっぱい習慣>1.授乳やオムツ替えをするときは姿勢を工夫する骨盤を立てて背筋を伸ばして座るのが基本。授乳のときは、授乳枕にタオルを挟むなどして、赤ちゃんをおっぱいの高さに合わせ、姿勢をキープ(ミルクをあげる場合も同様)。赤ちゃんの口元に乳首があれば、おっぱいを下に引っ張られることもなく美おっぱいをキープできるうえ、乳管がまっすぐになるので乳腺炎の防止にも。2.抱っこ紐やママバッグを持つときはおっぱいを保護する意識を持つ抱っこ紐&大容量のママバッグを持ったお出かけのときは、無意識のうちに大事なおっぱいを押しつぶしてしまわないよう注意。赤ちゃんの顔や頭でおっぱいが押しつぶされてしまうのは仕方がないにせよ、抱っこ紐やママバッグで脇のリンパを締め付けたり、おっぱいのふくらみを潰さないよう組み合わせを工夫。3.ベビーカーで散歩する時は大股歩きでお尻を使うベビーカーを押すときは、背筋を伸ばして手は肩幅に、肩が常に耳の下に来るような姿勢で歩く。赤ちゃんの安全を優先しながら無理のない範囲で大股歩き。後ろ足でしっかり地面を蹴りお尻を使うことで、運動不足の解消にも。ちなみに、「添い乳(夜間の添い寝授乳)」がおっぱいに与える影響について、MACOさんはこう言います。「美乳研究家の立場からは乳首が引っ張られ、形が崩れてしまうことが気になってしまいます。授乳後にげっぷができないこともあり、赤ちゃんの吐き戻しの危険もあって私はしませんでした。ですが、保育士の立場では賛成に近い意見です。特に1歳前後になれば昼間は少しずつママとの距離が離れてくるので、おっぱいは安全基地になってきます。夜、赤ちゃんがおっぱいにぴったりくっついて寝ることで安心して安眠につながるのであればアリだと思います」子育てを最優先にしながら、毎日のほんの少しの心がけで「美おっぱい」も意識する、そのバランス感覚を持ちたいですね。次回は卒乳期のケアと、おすすめのエクササイズを紹介します。【お詫びと訂正】一部に不快な思いをさせてしまう表現があったことを深くお詫びいたします。テキスト・本文・画像ともに修正致しました。2019年6月14日<参考書籍> 『垂れない! しぼまない! ママになっても美おっぱい』 (PHP研究所/1300円+税)美乳研究家MACOが、自身のBカップをFカップに変えた実体験から開発した育乳メソッドを産後ママに向けてアレンジ。妊娠期から卒乳後まで、それぞれの時期に合わせた「ブラ選び」「保湿」「食事」「マッサージ&エクササイズ」の方法を解説。著者プロフィール 美乳研究家MACO大学卒業後、会社員を経てプロボクサー、スポーツインストラクターとして活躍。2011年、運動と食、美容の知識や指導経験をもとに、小顔美乳メソッド「こがおっぱい(R)」を考案し、自らの胸のサイズをBカップからFカップへと変化させた。現在は美乳研究家として活動中。健康運動指導士、小顔美容矯正士、調理師、保育士、健康・食育シニアマイスターなど資格多数。
2017年07月03日