ゆのさんは娘のゆらちゃん、夫の3人家族。1歳7カ月になった今では、ひとりで“ねんね”できるようになったゆらちゃんですが、ここまでの道のりはゆのさんにとって、決して平坦なものではありませんでした。ゆらちゃんが大泣きすると、泣き止ませたい一心で抱っこをするゆのさん。生後2カ月のゆらちゃんはまだ昼夜関係なく目を覚ますため、ゆのさんは睡眠不足で体力も精神も限界に……。ある夜、ようやく寝かしつけたと思ったら、2時間もたたないうちにゆらちゃんが起きて泣きだしました。大泣きするゆらちゃんを抱っこしながら、布団で横になって寝ている夫を見たゆのさん。自分だけ育児をしているという孤独感が強まってしまいます。そしてついに感情が爆発して夫の横で泣きだしました。泣き声で目を覚ました夫に、ゆのさんは泣きじゃくりながら、寝かしつけを代わってほしいことを伝えました。すると、夫はまさかの行動に出て――!? 目を覚ました夫の反応 やっと寝てくれたと思ったのに、すぐに目覚めて泣きだしたゆらちゃん。いつもと同じ夜でしたが、ぐっすり寝ている夫を見て、ゆらさんの目には涙が込み上げてきました。目を覚ました夫に「大丈夫?」と声をかけられますが、一体何から伝えればいいのかわかりません。そしてなんとか絞り出して伝えたのは次の言葉でした。 「少し、今、代わってほしい……。私、もう一生横になって眠れないかも」 夫はそれを聞いて、「ミルク作っていいかな?」と答えます。ゆらちゃんは小柄なので、できればおっぱいのあとに追加で育児用ミルクを飲んでほしいと思っていました。しかし夜中のミルクはいろいろ試しても飲んでくれず、あきらめた経緯があります。 育児用ミルクをあげようとする夫を不思議に思いながらも、「うまくいかなくても試行錯誤してもらえば、きっと育児の大変さもわかってくれる……」。そう言い聞かせて、何も言わずに任せることにしました。 当時を振り返り、ゆのさんは「産後のメンタルのコントロールができず、振れ幅がジェットコースターのようだった」と言います。助産師さん曰く、産後は体内のホルモンバランスが急激に変わるため、自律神経系に影響を及ぼすことがあるのだそう。特に産後1~3カ月は産後うつになりやすい時期なので、頑張りすぎないことが大切だと言います。つらいと思ったら早い段階で旦那さんや家族、行政、出産した施設など、周囲に相談できるといいですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター ゆの
2023年05月15日ゆのさんは娘のゆらちゃん、夫の3人家族。1歳7カ月になった今では、ひとりで“ねんね”できるようになったゆらちゃんですが、ここまでの道のりはゆのさんにとって、決して平坦なものではありませんでした。ゆらちゃんは出生時に、無呼吸発作などが原因で保育器の中で過ごしていました。「いつまた呼吸が止まるかわからない」という不安に駆られ、ゆのさんはゆらちゃんが大泣きすると泣き止ませたい一心で抱っこをするように。やがてゆのさんは体力も精神も限界に……。しかし、夫はそんなゆのさんのつらい状況に気付いていません。生後2カ月のゆらちゃんは眠りが浅く、1回の睡眠時間は2時間前後と短いため、ゆのさんはまとまった睡眠をとることができません。ゆらちゃんが泣いても起きることなく布団でぐっすり寝ている夫を見て、モヤモヤする気持ちを募らせていました。ある夜、ついに感情が爆発してしまい……!? どうしよう、どうしよう ゆらちゃんがやっと寝てくれて、久しぶりに布団に入れたゆのさんでしたが、考え事をしているうちにまた泣き声が聞こえてきて、結局眠れませんでした。生活リズムを記録しているアプリを確認すると、ゆらちゃんが眠りについていたのは2時間未満。想像以上の短さに、愕然としてしまいます。数字で現実を突きつけられたからか、なんとなく体も重くなった気がしますが、泣いているゆらちゃんを放っておくわけにはいきません。 「私は、おかーさんなんだから」 そう自分を奮い立たせてゆらちゃんのお世話をしますが、「また寝てくれなかったらどうしよう……」「これ以上寝不足になったら体調を崩しちゃうかも……」と、「どうしよう」ばかりが頭の中を巡ります。「おかーさん」になれてうれしかったはずなのに、理想とかけ離れた現実に直面し、そして目の前ですやすや眠る夫を見て、ゆらちゃんを抱っこしながら一緒に泣いてしまうゆのさん。妊娠したときに夫と大喜びした日のことや、初めて抱っこしたときの感動を思い出すと、「弱い自分が情けない」「こんなおかーさんで申し訳ない」という気持ちに……。ついに感情が爆発してこぼれ落ちていく涙を我慢できませんでした。 助産師さん曰く、生後2カ月になったころの赤ちゃんはまだまだ眠りが浅く、昼夜の区別もない時期で、夜に何度も目を覚ますことがあるそうです。そしてママが睡眠不足や育児疲れを感じやすい時期でもあるのだとか。そんなとき、隣で旦那さんがすやすや眠っていたら、孤独な気持ちになってしまいますよね。この時期は日中でも赤ちゃんが寝たらママも横になる、家族にも赤ちゃんのお世話を代わってもらうなど、できるだけママの体を休められるとよさそうです。早いうちにゆのさんが旦那さんに状況を伝えて理解してもらえるといいですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター ゆの
2023年05月13日助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本さんが、安全な赤ちゃんの寝かしつけやねんねについて教えてくれました。赤ちゃんがよく眠ってくれるから…と良かれと思ってやっている寝かしつけ方法が実は危険な場合も……!?添い寝をすると、赤ちゃんの変化に気づきやすくなり、身体をそんなに動かすことなく赤ちゃんのお世話をすることができます。ママの負担も軽減され、赤ちゃんも安心してよく眠ってくれるので、添い寝をしているという方も多いのではないでしょうか?。しかし、添い寝には危険が潜んでいることもあるんです。今回は、添い寝やねんねについてのお話しをしていきます。 どうして添い寝だと赤ちゃんがよく眠ってくれるの?抱っこしていたり、添い寝をすると寝てくれるのに、ベビーベットや赤ちゃん布団に置いて寝かせようとするとぱっちり起きてしまう……という経験をされている方は多いかと思います。 母乳育児をされている場合、泣いてもすぐに対応することができ、添い寝は夜間の授乳の負担を減らすことができます。 ママやパパがそばにいたり、手を握ったり、身体の一部をくっつけるなどのスキンシップで赤ちゃんが安心することがあります。お腹の中で聞き慣れたママの呼吸音や心音が聞こえることが、安心感につながることもあるようです。 また、月齢が浅い赤ちゃんは眠りが浅いのですが、添い寝をすることで眠り続けることができるという報告もあります。 実は危険も潜んでる!添い寝はSIDSのリスクが上がる?母乳育児がSIDS予防になる!米国小児科学会(AAP)は、乳幼児突然死症候群(通称SIDS)の危険性があるため子どもとの添い寝を控えるよう警告しています。しかしながら、赤ちゃんと一緒に寝ることがSIDS の危険要因であるかは未だ明らかではありません。 各国の関係団体は、赤ちゃんをママと別の布団やベットで寝かせることを推奨していますが、安全に一緒に寝る方法についても明確にしています。 また、添い寝は同床(一緒の布団やベットで眠る)を意味することが多いので、赤ちゃんの様子がわかるように、布団は別で同じ部屋のそばで寝る「同室寝」をすすめています。 母乳育児をしていると眠りが浅く、夜間覚醒する回数が多い傾向がありSIDSの予防になるといわれています。そのために、添い寝をする親子へは可能な限り母乳で育てることを推奨しています。 添い寝する時の寝具などの注意点では、実際に赤ちゃんを寝かしつける際にはどんなことに注意すれば良いのでしょうか?ここでは、注意すべき具体的事例をいくつかあげています。赤ちゃんを寝かしつけの際の参考にして下さいね。こんなことも!?という些細なことが、赤ちゃんにとっては命の危険につながる場合もありますよ。 •飲酒した母親(父親の場合も)は、寝入ってしまうと赤ちゃんの変化に気づきにくいので、添い寝をしない。 •寝具以外の場所で寝かしつけしない。 •両親の間に寝かせない。 •布団は硬いマットレスにして身体が沈まないようにする。(大人のマットレスの上に赤ちゃん用の硬いマットを敷くという方法も) •大人の布団は赤ちゃんにとっては重いためリスクが高い。同じ掛け布団にはせずに、赤ちゃんと別にして、児の体格に適切な掛物をかける。 ・赤ちゃんを暖めすぎず、厚着をさせたり重い布団を使用しない。室温を調節し、赤ちゃんが自由に動けるような着衣、寝具が大切です。 ・同床で授乳した場合、赤ちゃんが眠ったらベビーベットや布団に移動するようにする。 ・タオル類やぬいぐるみなどの窒息の原因につながるようなものを枕元におかない。 最近では、大人のベットの横に置く添い寝ベビーベットや、大人のマットの上において赤ちゃんのスペースを作るベッドインベッドなどもあるので、そういったものを利用するのもおすすめです。 まとめ夜間頻回に起きてしまうタイプの赤ちゃんであれば、添い寝はママの身体を休める方法のひとつです。 添い寝をされる場合は、安全対策を十分に心がけて上手に取り入れてくださいね。 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀
2023年05月12日ゆのさんは娘のゆらちゃん、夫の3人家族。1歳7カ月になった今では、ひとりで“ねんね”できるようになったゆらちゃんですが、ここまでの道のりはゆのさんにとって、決して平坦なものではありませんでした。ゆらちゃんは出生時に、無呼吸発作と低体重が原因で保育器の中で過ごしていました。「いつまた呼吸が止まるかわからない」という不安に駆られ、ゆのさんはゆらちゃんが大泣きすると泣き止ませたい一心で抱っこをするように。やがてゆのさんは体力も精神も限界に……。夫への不満、そして孤独感を深めていってしまいます。ある日の夜、ゆらちゃんをベッドに寝かしつけることに成功したゆのさん。夫に「何かあったらよろしく!」と伝え、自分の用事を済ませていると……。 「ええええぇぇぇん!」 ゆらちゃんが大泣きする声が聞こえてきました。 慌てて部屋に戻ると、対応を頼んだはずの夫は熟睡! 育児を手伝おうとしない夫に不満が込み上げてきます……。 止まらない夫へのモヤモヤ ※ソファで抱っこしたままママが寝てしまうと、ソファから赤ちゃんが落ちてしまう危険があります。ママが添い寝をしながら赤ちゃんに授乳する「添い乳」などにして、赤ちゃんの安全を確保しましょう。ただし、添い乳の場合は、ママが眠ってしまうと赤ちゃんに覆いかぶさってしまったり、鼻を圧迫したりする危険もあるので、注意しておこなってください。万が一眠ってしまいそうと思ったらおっぱいから赤ちゃんの口を離し、授乳をやめましょう。 夜泣きするゆらちゃんを抱っこし「寝ておくれ!」と心の中で唱えながら授乳するゆのさん。 授乳している最中、気持ちよさそうに寝ている夫を見ていると、「いいなぁ。眠くなったら横になってすぐ寝られて。朝までぐっすり眠れて……」と、うらやむ気持ちがふつふつと込み上げてきました。 一緒に親になったはずなのに、一緒に助け合って育児したいのに……。近くにいるのに助けてくれない夫に対し、寂しい気持ちになるゆのさん。 しかし、すぐに、「どんなに孤独でも、どんなにクタクタでも育児は待ってくれない」「私がお母さんだから、しっかりしなきゃ……!」と、自分をどうにか励まします。 それからゆらちゃんの夜泣きもおさまり、無事ベッドに置くことができたゆのさん。 「やっと横になれるー!」 解放されたゆのさんは、幸せを噛み締めながら布団に入りました。しかし……。 「今日もハードだったな〜。明日はもう少し早く布団に入れるよね…?」 と不安や心配事が頭の中によぎり始めます……。 「寝なくちゃ!」と思えば思うほど眠れず、余計なことを考えてしまうゆのさん。 そうこうしているうちに、ゆらちゃんがまた泣き始めてしまったのです。束の間の休みにも、眠ることができないゆのさんでした。 家事や育児を全部ひとりでこなすことは本当に大変なことですよね。寝る時間をしっかり確保できずにつらい気持ちを抱えている中、ゆのさんの目の前には気持ちよさそうに寝ている旦那さん。近くにいるのに余計に孤独を感じてしまうというのも無理はないですよね。早い段階で旦那さんにつらい気持ちを打ち明けられるといいですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター ゆの
2023年04月28日ゆのさんは娘・ゆらちゃん、夫・のっぽさんの3人家族。1歳7カ月になった今では、ひとりで“ねんね”できるようになったゆらちゃん。しかし、ここまでくるのにさまざまな苦労がありました。ゆらちゃんは出生時に、無呼吸発作と低体重が原因で保育器の中で過ごしていました。抱っこしていないと泣き叫ぶわが子を見て、「いつまた呼吸が止まるかわからない」という不安に駆られるゆのさん。その結果、常にゆらちゃんを抱っこしたまま生活するようになっていたのです。それにより疲労が蓄積し体力も精神も限界に……。そんなある日、夫の育児にもモヤモヤしてしまう出来事が起こったのです――。ゆのさんはネットで出会ったねんトレをやってみようと思いました。 ただ、ねんトレを試す前に「習慣や環境を整えることが大切」だと知り、さっそく、服装や家の光の調整、スキンシップにご機嫌でいる時間の把握など、4つのことを試してみました。苦戦しながらも時折見せるゆらちゃんの寝顔に癒されながら、なんとかこなしていました。 それから散歩にも挑戦します。しかし、外に出れば心配ごとは大きくなるばかり。次第に気持ちが後ろ向きになり、夫の育児への対応にも違和感を覚え始めます……。 なんでやらないの!? 徐々に増していく夫への不満 ※ソファで抱っこしたままママが寝てしまうと、ソファから赤ちゃんが落ちてしまう危険があります。ママが添い寝をしながら赤ちゃんに授乳する「添い乳」などにして、赤ちゃんの安全を確保しましょう。ただし、添い乳の場合は、ママが眠ってしまうと赤ちゃんに覆いかぶさってしまったり、鼻を圧迫したりする危険もあるので、注意しておこなってください。万が一眠ってしまいそうと思ったらおっぱいから赤ちゃんの口を離し、授乳をやめましょう。 「子育てって、お母さんって、こんなにも孤独なんだ…」 散歩中に育児の大変さを改めて痛感し、ネガティブな思考になっているゆのさん。 しかし「まだ2カ月だもんね!」とどうにか気持ちを前向きに切り替えて、できることから少しずつ始めようとしたころ、事件が起きてしまったのです! ある日の夜、いつものようにソファでゆらちゃんを寝かしつけしていたゆのさん。その日はいつも以上に待機時間が長く、疲れが溜まっていたゆのさんは寝落ち……。 数時間後、夫に起こされ、ゆらちゃんをゆっくりベッドに置きました。寝入りしていたゆらちゃんは、起きることなくスヤスヤと眠っている様子。その間に自分のことを済ませようと思ったゆのさんは、夫に、「何かあったらよろしく!」と伝え洗面台へ向かったのです。 しかし20分後……。 「えええぇぇぇぇえん!」 ゆらちゃんが泣き出してしまいました。 慌てて部屋に戻ると、夫は泣き叫ぶ子どもの横で熟睡しているではありませんか! この状況にゆのさんは困惑してしまいます……。 里帰り中は、夫が週末泊まりに来て、夜泣きの対応や、ミルク作りなど育児に協力的だったのに、いつからか夫はゆらちゃんの面倒を見なくなりました。 そのきっかけは、ゆらちゃんの成長。夫が抱っこをすると大泣きし、ミルクを飲ませようとしても拒否……。“とと見知り”になっていたわが子に心が折れ、それ以降、夫は夜泣きの対応もミルクをあげることもやめてしまったのです。 ますます「育児をひとりでできるようにならなくちゃ!」という気持ちがゆのさんの中で膨らみます。しかし、ワンオペ育児の現実はとても大変……。 「仕事で疲れているのはわかってる。わかってるけど、起きてほしいよ……」と、心の中で夫に助けを求めていました。 パパ見知りをされてつらい旦那さんの気持ちも理解できますが、それもゆらちゃんの成長の証。頑張って乗り越えてほしいですね。旦那さんはゆのさんの孤独や育児のつらさをわかっていないだけかもしれません。早い段階で旦那さんに、ゆのさんのモヤモヤした気持ちや孤独な感情を相談できるといいですね。2人で話し合ってまた育児を助け合ってできる日が来ることを願うばかりです。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター ゆの
2023年04月26日ゆのさんは娘・ゆらちゃん、夫・のっぽさんの3人家族。1歳7カ月になった今では、ひとりで“ねんね”できるようになったゆらちゃん。しかし、ここまでくるのにさまざまな苦労がありました。ゆらちゃんは出生時に、無呼吸発作と低体重が原因で保育器の中で過ごしていました。抱っこしていないと泣き叫ぶわが子を見て、「いつまた呼吸が止まるかわからない」という不安に駆られるゆのさん。その結果、常にゆらちゃんを抱っこしたまま生活するようになっていたのです。ゆらちゃんが泣かないように、ほとんどの時間をソファで過ごすゆのさん。休まないとダメだ!と、頭でわかっていても寝かしつけてもすぐに起きてしまうため「このままでいいか」とすぐにあきらめてしまいます。それにより体の疲労が蓄積され、とうとう体力も精神も限界に……! そんなときねんねトレーニングがあることを知りました。 子どものためにも、自分のためにも環境を変えないと!と思ったゆのさんは、ねんトレを始めることを決意します。が、しかし……!? 子育ての大変さを痛感 ネットで「ねんトレ前にする習慣や環境を整えるポイント」を知ったゆのさん。さっそく、気合を入れて4つのことを実践しました。 1つ目は、赤ちゃんに快適な温度・湿度・服装に整えることからスタート。「着せすぎは怖いし、薄着は風邪が心配だし……」とベストな洋服選びがわからず苦戦! 2つ目は、光の使い方に注意してみました。朝は、睡眠ホルモンを作るために朝日をしっかり浴びさせ、夕方は部屋の電気をオレンジ色に変更、そして夜はたまごライトを使用と徹底します。 3つ目は、親子のふれあいで心の安定をはかることに。「ゆらさん遊ぼう! 床に着陸するよ〜」と、声をかけながら床に置くゆのさん。ゆらちゃんは起きているときだけは、床に置いても泣かなくなってきたのです。それからスキンシップをとり、絵本を読んであげることにしました。 4つ目は、ゆらちゃんがご機嫌でいられる活動時間を把握。「生後2カ月でご機嫌でいる時間は、長くても1時間20分。それよりも起きている時間が長いと寝つきが悪くなるらしい……」と考えながら揺らしていると、寝かしつけを始めてたった10分で寝てしまったゆらちゃんに驚きます。 そして翌日は、ゆらちゃんの活動時間に合わせて散歩に挑戦することにしました。 「イチョウがきれいだね〜」と話しかけながら歩いていると、突然眠ってしまったゆらちゃん。そんな天使の寝顔をスマホで撮影しながら、どこに行こうかと目的地を考え始めますが……。 散歩に出るまでの準備がグダグダ、ベンチに座ったら起きてしまうかもしれないから歩き続けるしかない、人混みは怖い……と、疲れているせいかネガティブな思考に陥ってしまいました。赤ちゃんを散歩しているママにも話しかけられず、ゆのさんは「ひとりぼっち」な気持ちになり始めたのです。 赤ちゃんとの遊びに悩んだり、児童館に行く勇気がわかなかったり、ひとりぼっちのように感じてしまったりしながらも育児に奮闘するゆのさん。多くのママが、そんなゆのさんの心の声に共感されたのではないでしょうか。ママはひとりで抱え込まずに、夫や家族に「助けて!」と本音を言えるようにすることが大切なのかもしれませんね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター ゆの
2023年04月24日男性シンガーソングライター / トラックメイカーの“生活は忘れて”が、本日9月7日に配信リリースした新曲「くゆりくゆられ feat. ねんね」のMusic Videoを公開した。同曲は、メインボーカルに“くじら”や“みきとP”の楽曲にも参加する女性シンガー・ねんねを迎え、“空気の読み合い”をテーマに制作されたリズミカルなアップチューン。彼女の力強い歌声を存分に引き出しながら、独自のシニカルな視点と辛辣な言葉で描かれた世界観は、生活は忘れてのソングライター / トラックメイカーとしての素質を感じられる楽曲だ。公開されたMVは、風船(=個性や考え方)を持った主人公が、人の意見や流行など周りの空気ばかり読んで生きた末路をシニカルに描いたコラージュアニメーション作品に仕上がっている。生活は忘れて「くゆりくゆられ feat. ねんね」MV生活は忘れては、2020年2月にアーティスト活動を開始したSNS発の新人アーティスト。誰しもが生活の中で感じたことのある得体の知れない感情を、オリジナリティあふれる多様な楽曲で表現。追求された独自のアンニュイな雰囲気と、透明度の高い洗礼された唯一無二の声質によって生み出される“もう一度聞きたくなる”楽曲が魅力となっている。<リリース情報>生活は忘れて Digital Single「くゆりくゆられ feat. ねんね」Now On Sale生活は忘れて「くゆりくゆられ feat. ねんね」ジャケット配信リンク:関連リンク生活は忘れて YouTube::::
2022年09月07日助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本さんが、安全な赤ちゃんの寝かしつけやねんねについて教えてくれました。赤ちゃんがよく眠ってくれるから…と良かれと思ってやっている寝かしつけ方法が実は危険な場合も……!?添い寝をすると、赤ちゃんの変化に気づきやすくなり、身体をそんなに動かすことなく赤ちゃんのお世話をすることができます。ママの負担も軽減され、赤ちゃんも安心してよく眠ってくれるので、添い寝をしているという方も多いのではないでしょうか?。しかし、添い寝には危険が潜んでいることもあるんです。今回は、添い寝やねんねについてのお話しをしていきます。 どうして添い寝だと赤ちゃんがよく眠ってくれるの?抱っこしていたり、添い寝をすると寝てくれるのに、ベビーベットや赤ちゃん布団に置いて寝かせようとするとぱっちり起きてしまう……という経験をされている方は多いかと思います。 母乳育児をされている場合、泣いてもすぐに対応することができ、添い寝は夜間の授乳の負担を減らすことができます。 ママやパパがそばにいたり、手を握ったり、身体の一部をくっつけるなどのスキンシップで赤ちゃんが安心することがあります。お腹の中で聞き慣れたママの呼吸音や心音が聞こえることが、安心感につながることもあるようです。 また、月齢が浅い赤ちゃんは眠りが浅いのですが、添い寝をすることで眠り続けることができるという報告もあります。 実は危険も潜んでる!添い寝はSIDSのリスクが上がる?母乳育児がSIDS予防になる!米国小児科学会(AAP)は、乳幼児突然死症候群(通称SIDS)の危険性があるため子どもとの添い寝を控えるよう警告しています。しかしながら、赤ちゃんと一緒に寝ることがSIDS の危険要因であるかは未だ明らかではありません。 各国の関係団体は、赤ちゃんをママと別の布団やベットで寝かせることを推奨していますが、安全に一緒に寝る方法についても明確にしています。 また、添い寝は同床(一緒の布団やベットで眠る)を意味することが多いので、赤ちゃんの様子がわかるように、布団は別で同じ部屋のそばで寝る「同室寝」をすすめています。 母乳育児をしていると眠りが浅く、夜間覚醒する回数が多い傾向がありSIDSの予防になるといわれています。そのために、添い寝をする親子へは可能な限り母乳で育てることを推奨しています。 添い寝する時の寝具などの注意点では、実際に赤ちゃんを寝かしつける際にはどんなことに注意すれば良いのでしょうか?ここでは、注意すべき具体的事例をいくつかあげています。赤ちゃんを寝かしつけの際の参考にして下さいね。こんなことも!?という些細なことが、赤ちゃんにとっては命の危険につながる場合もありますよ。 •飲酒した母親(父親の場合も)は、寝入ってしまうと赤ちゃんの変化に気づきにくいので、添い寝をしない。 •寝具以外の場所で寝かしつけしない。 •両親の間に寝かせない。 •布団は硬いマットレスにして身体が沈まないようにする。(大人のマットレスの上に赤ちゃん用の硬いマットを敷くという方法も) •大人の布団は赤ちゃんにとっては重いためリスクが高い。同じ掛け布団にはせずに、赤ちゃんと別にして、児の体格に適切な掛物をかける。 ・赤ちゃんを暖めすぎず、厚着をさせたり重い布団を使用しない。室温を調節し、赤ちゃんが自由に動けるような着衣、寝具が大切です。 ・同床で授乳した場合、赤ちゃんが眠ったらベビーベットや布団に移動するようにする。 ・タオル類やぬいぐるみなどの窒息の原因につながるようなものを枕元におかない。 最近では、大人のベットの横に置く添い寝ベビーベットや、大人のマットの上において赤ちゃんのスペースを作るベッドインベッドなどもあるので、そういったものを利用するのもおすすめです。 まとめ夜間頻回に起きてしまうタイプの赤ちゃんであれば、添い寝はママの身体を休める方法のひとつです。 添い寝をされる場合は、安全対策を十分に心がけて上手に取り入れてくださいね。 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀
2022年05月18日こんにちは! 甥&姪大好きおばバカ平八です!今回は「双子のねんね事情」についてのお話です。わが家に双子が誕生するとわかった時、不安に思ったことの一つが「ねんね」についてでした。だって、ただでさえ大変な寝かしつけが同時に2人分!!双子って交互に泣いて、交互に起きるのかなぁ…。お互いの泣き声で起こし合うことになって大変そう…。上の子の寝かしつけでも四苦八苦だったのに、2人一緒に寝かしつけするなんて本当にできるんだろうかと気がかりに思っていました。さて現在。わが家の双子、あんこ&きなこのねんね事情というと…。意外にも起きない!!あんこが泣き叫ぶ声の中、きなこは気持ち良さそうに寝ています!しかも不思議なことに…。あんこが泣き止んで静かになり、寝やすくなったはずなのに大泣きするきなこ! なぜ!?どうやらお互いの泣き声が子守唄になるらしく、一方が泣くともう一方が寝るという“双子マジック”が起きています…。双子のベビーベッドはリビングにあり、お互いの泣き声はもちろんのこと、上の子たちの元気な叫び声を聞きながら育ってきたので、2人ともにぎやかな環境の方が落ち着いて寝られるのかもしれません。色々と心配していましたが、「案ずるより産むが易し!」ですね。
2021年05月22日ぬいぐるみが大好きだった次男。長女に買ったけれど全然遊ばなかったぬいぐるみは、次男が大切に使っていたのですが……!■ おともだちと眠りたい次男ねんねの時に、いつも次男はパンダとクマとリスのぬいぐるみを一緒に連れてきていました。この日も一緒に寝るつもりできれいに並べていたのですが、それを妹が狙っていました。次男がきれいに並べたぬいぐるみは、あっという間にぽんぽんと投げられてしまっていました。「これはお兄ちゃんの大事だからね」「もとに戻そうね」と並べ直しましたが、割と投げられたり、移動されたりすることが多かったです。つい触りたくなっちゃいますよねー。
2021年01月14日赤ちゃんが夜泣きをして、なかなか自分自身がゆっくり眠れないというママやパパは多いでしょう。親が寝不足で元気がなくなってしまうと、日中の過ごし方にも影響してしまい、生活全体の質が下がってしまうというリスクもありますよね。今回は、「ねんねトレーニング」の進め方について、書籍 『家族そろってぐっすり眠れる 医者が教える赤ちゃん快眠メソッド』 を元に医師でありママでもある森田 麻里子先生に、ねんねトレーニングの進め方や子どもの心への影響についてアドバイスをいただきます。医師 森田 麻里子先生1987年生まれ。東京都出身。医師。2012年東京大学医学部医学科卒業。12年亀田総合病院にて初期研修を経て14年仙台厚生病院麻酔科。16年南相馬市立総合病院麻酔科に勤務。17年3月に第一子を出産。小児睡眠コンサルタント。Child Health Laboratory代表 赤ちゃんの安眠サポート「ぐっすりBaby」公式サイト ■ねんねトレーニングとは「ねんねトレーニング」という言葉は聞いたことがあるという人も多いでしょう。【ねんねトレーニング(以下、ねんトレ)とは】2週間ほどかけて、赤ちゃんに一人で寝つくことを教えるトレーニング日本では添い寝文化があり、赤ちゃんを一人で寝かせることに罪悪感を持ったり、「トレーニング」と聞いて難しく感じたりする人も多いかもしれません。しかし、赤ちゃんが一人でスムーズに寝つくようになると、たとえ夜中に目を覚ましても、眠りに戻るためにママやパパを泣いて呼ぶことはなくなります。そしてねんトレは、子どもにとってもママもパパにとっても「眠りの質を高める」ことができる一生役立つスキルとなります。ねんトレの効果は、数多くの研究で証明されているのが特徴です(*1)。■ねんねトレーニングの具体的なやり方は?では、どのようなステップでねんトレをすればいいのか、具体的な方法についてご紹介したいと思います。▼いつから「ねんトレ」を始めればいいの?ねんトレは、生後6ヶ月以降に開始します。ほとんどの研究は、ねんトレは生後6ヶ月以上の赤ちゃんを対象にしています。この時期の赤ちゃんは、抱っこや母乳・ミルクがないと寝つかない場合、睡眠とそのような行動とのつながりが強くなっているためです。生後6ヶ月以降になると、「眠い」以外の理由では泣かなくなってくるため、夜寝つくときや夜中に泣くということは、「眠いのに寝つけないから」であることが多くなります。▼ステップ1、夜のルーティーンが終わったら部屋を出る●夜のルーティーンを行う ↓●赤ちゃんをお布団におろす ↓●子守歌を歌う ↓●「おやすみ」と言って部屋を出る「夜のルーティン」とは、赤ちゃんがスムーズに寝るために、寝る時間の少し前の決まった時間に決まった順番で繰り返し行動することをいいます。これにより赤ちゃんがリラックスし、赤ちゃん自身も「このルーティンが始まったら寝る時間なんだな」と条件づけられます。<生後6ヶ月以降の夜のルーティーン例>●部屋を薄暗くする●お風呂●母乳・ミルク●歯磨き●絵本●おやすみのごあいさつ●子守唄これはひとつの例ですが、このようなルーティーンを行うと、寝つきやすくなるということが研究でもわかっています(*2)。ルーティーンが終わったら、「おやすみ」と言って部屋を出ましょう。▼ステップ2、泣き続けたら、部屋に入って声をかける<「ぎゃー」「えーん」と泣き始めた場合>●時計を見て、部屋に入るまでの時間を測る ↓●泣き続け、落ち着く気配がなければ部屋に入る ↓●「大丈夫だよ」などと声掛けをする ↓●声をかけ終わったら、数十秒ほどで部屋を出るねんトレ初日であれば、赤ちゃんが泣いたらまずは約3分間、外で様子を見ましょう。それでも泣き止みそうになければ、赤ちゃんのそばに行きます。赤ちゃんへの声掛けは淡々と「ねんねだよ」「大丈夫だよ」と行い、「いつもと違う状況になっているけれど、これで大丈夫なんだよ」と伝えてあげます。<赤ちゃんが声をあげる、もぞもぞ反応するなどの場合>●何も反応せずそっとしておく▼ステップ3、部屋に入るまでの時間を少しずつ延ばす部屋を出てすぐにまた泣き始めたり、ずっと泣き続けている場合は、初日であれば次は5分程度待ってから部屋に入ります。ステップ2を繰り返したあと、再度泣く場合は、次は10分待ちましょう。このようにして、2日目、3日目と日がたつにつれてさらに時間を延ばしていくことによって、ねんトレが進んでいきます。<部屋に入る時間の目安(一番右が最大待ち時間)>1日目:3分 → 5分 → 10分2日目:5分 → 7分 → 12分3日目:10分 → 12分 → 15分▼ステップ4、寝つくまで繰り返す●ステップ2、泣き続けたら、部屋に入って声をかける↓●ステップ3、部屋に入るまでの時間を少しずつ延ばす↓●部屋に入るまでの時間は、最大時間(1日目は最大10分)を寝るまで繰り返す<夜中に目を覚まして泣いたとき>●部屋に入って声をかける(その日の一番短い時間から始める)↓●ステップ4、寝つくまで繰り返すママやパパが同じ部屋で寝ている場合は、完全に寝たふりをして、時間ごとに声掛けをしてあげましょう。■ねんトレは心の成長によくない?ここまでねんトレのステップについてみてきましたが、よくあるねんトレにまつわる不安のひとつに、「ねんトレは心の成長によくないのではないか」というものがあります。しかし、じつは、ねんトレは赤ちゃんの心の成長に悪影響を与えないことは、医学研究によって証明されています(*3)。泣いたら何がなんでもすぐに抱っこして泣き止ませなければ、心の成長に悪影響があるというわけではないのです。ママやパパが赤ちゃんが夜泣きするたびに目をさまし、睡眠不足になってしまうことの方が大問題。寝不足によってママやパパの元気がなくなってしまい、日中に笑顔で子どもと向き合えなくなってしまうことは、家族にとっても苦しいことに思えます。▼ねんトレを成功させるには【ねんトレ成功のカギ】「不安になってもブレずにトレーニングを続けること」ねんトレ中に一度不安になると、悪いことばかりを考えてしまって不安がどんどん大きくなり、ねんトレを中断してしまう原因になってしまいます。ねんトレに対する不安は、できる限りトレーニング前に解消しておきましょう。■「ねんトレが不安…」そんな声に森田先生がアドバイス!「ねんトレを始めたいけれど、不安で…」というママのために、森田麻里子(もりた・まりこ)先生からアドバイスをいただきました。――子どものギャン泣きに罪悪感をいだいてしまうママやパパに、「ねんねトレーニング」を行うアドバイスをいただけますか?赤ちゃんがギャン泣きしているのはやはり親としてつらいものですが、長期的に「何が家族全体のためになるのか」、ということを考えていただけたらよいのではと思います。今までとまったく違う寝かしつけ方法に変えたとしたら、赤ちゃんが泣くのは当然ですよね。これまでずっと続けてきた習慣が、ガラッと変わるわけですから。でも、そうして寝つくための新しい方法を身につけられたら、ママ・パパも赤ちゃんもぐっすり眠れるようになります。夜中も何度も授乳やミルク、抱っこをして、ママ・パパが日中フラフラになっているのと、夜中の授乳やミルク、抱っこをやめる代わりに日中笑顔で目一杯遊んであげられること。どちらが家族全員にとって良いでしょうか?――たしかにそうですね。でも、やはりギャン泣きされるとつらいときもあります。 そうですよね、ただ、赤ちゃんを泣き止ませるのはすべて親の責任というわけではない、と私は思います。赤ちゃんには個性があって、あまり泣かない子もいれば、すごく泣きやすい子もいます。もちろん、「おなかが空いた」とか「暑い」「寒い」といったような親が対応してあげられる理由で泣いているとしたなら、対応すべきだと思います。でも、どうやっても泣き止ませられないこともありますよね。赤ちゃんだって、泣きたいときがあるのではないでしょうか。手を変え品を変え必死にあやし続けて疲れてしまうくらいでしたら、そっと見守ってあげるだけでも良いと思います。 ついつい、とりあえず「泣き止ませることだけ」を目標にしてしまいがちですが、本当はどうするのが赤ちゃんやママ・パパにとって一番良いのか、考えてみていただけたらと思います。――心が折れて、ねんトレの最中に抱っこや添い乳をしてしまったら…。どうすればいいでしょうか?抱っこや添い乳自体が悪いとはまったく思いません。もしママやパパが困っていないなら、夜中に起きて抱っこや添い寝などで寝かし続けても良いのです。ただ、睡眠を改善するためには、「寝かしつけを変える必要なケースがある」というのはやはりあります。ご家庭の中で、ねんトレした方が幸せなのか、しなくてよいのか、ぜひ考えていただければと思います。赤ちゃんが泣いてしまうというのは、ママやパパにとってやはりつらいものです。でもママやパパが悪いことをして、赤ちゃんが泣いているわけではないですよね。「泣いてしまっているけれど仕方ない」、「この子も上手に眠れるようにがんばっているんだね、がんばれ!」と思えるようになると、ねんトレもうまくいくと思います。筆者自身も、子どもたちの夜泣きについて思い返してみると、連日子どもが寝ぐずりをして涙した深夜を思い出し、あの頃の自分にねんトレの存在を教えてあげたかったと思ってしまいます。子どもの夜泣きや睡眠事情については、子どもによってまったく異なり、解決するための正解はひとつではありません。そこが難しいところで、ついつい孤独をかかえてしまうママやパパも少なくないと思います。ねんトレを「する」、「しない」の正解はありませんが、ママやパパたちがぐっすり寝て、次の日に笑顔で過ごせることは、きっと子どもたちのためにもなるでしょう。そして、家族が笑顔ですごせることこそが、最高のゴールなのかもしれません。■医学書や医学論文に基づいた「最高の寝かしつけメソッド」 『家族そろってぐっすり眠れる 医者が教える赤ちゃん快眠メソッド』 医者である著者が、睡眠時間を延ばすテクニック、月齢別睡眠スケジュール、正しい夜泣き対策など、医学研究にもとづいた快眠メソッド、正しいねんねトレーニングの方法を具体的に掲載。赤ちゃんの寝つきをよくするための生活習慣や寝室環境を改善する方法、ママやパパが抱えがちなねんトレについての不安にまつわるQ&Aも掲載。<参考文献>*1)オーストラリアでの試験(2002)生後6カ月~1歳の赤ちゃん156人を対象に行われたランダム化比較試験。一方のグループにだけ段階的消去法(ご紹介したような部屋に入るまでの時間をだんだん延ばしていくねんトレ)、または寝かしつけに少しずつ手をかけないようにしていく方法でねんトレを行った。すると、ねんトレをしたグループでは2カ月後に70%が改善、何もしなかったグループで47%が改善した(*4)。*2)Mindell JA, Telofski LS, Wiegand B, Kurtz ES(2009) A nightly bedtime routine:inpact on sleep in young children and maternal mood, Sleep;32(5):599-606.*3)Price AM, Wake M, Ukoumunne OC, Hiscock H (2012) Five-year follow-up of harms and benefits of behavioral infant sleep intervention: randomized trial. Pediatrics; 130(4):643-51.*4)Hiscock H, Wake M(2002) Randomized controlled trial of behavioural infant sleep intervention to improve infant sleep and maternal mood,BMJ;324(7345):1062-5.
2020年03月08日こんにちは、きたあかりです。ムスメが生まれたばかりの頃、「赤ちゃんって最初は寝返りも打てないんだ」とその非力さに驚いていたものですが、今は「寝返りでどこまで行くんだ」と驚いています。クイーンサイズのすのこベッドに川の字で寝ている我が家。買ったばかりの頃はちょっと広めのベッドだな、贅沢しちゃったぜ…くらいに思っていましたが、新入りと一緒に寝るようになってからというもの決してそんな事はなく、様々なフォーメーションで陣地を取り合っています。今回はその一部をご紹介します。川の字型 三の字型さんかくちなみに最後のてつぼう型は添い乳したりすると時々なるやつで、夫が朝まで蹴られる以外は比較的平和なほうです。 これらのフォーメーションを数時間ごとに組み替えながら夜を明かしているわけですが、悪いことばかりではありません。熟睡していても、人のいる方に転がってぴたりと体の一部をくっつけて寝るムスメ。その小さな面積のぬくもりが、ちょっとしたご褒美なのでした。
2017年09月10日一日のほとんどをベビーベッドや布団の上で過ごす赤ちゃんにとって、安全で快適な布団選びはすごく重要です。我が家のベビーベッドから布団になったわけや、ねんねに関しての様々な疑問にお答え致します。ベビーベッド?お布団?どっちがいいの?我が家の体験談ベビーベッドが良いのか、それとも敷き布団が良いのか…悩むママが多いと思います。二人の子を育てた私の経験上、ママの寝る時の環境や目の届きやすい場所がポイントだと思いました。我が家の場合は、上のお兄ちゃんの時に自分たちがベットで寝ていたこともあって、出産後すぐにベビーベッドを購入。初めのうちはベビーベッドで寝てくれてたのですが、そのうち夜泣きなどでなかなか寝てくれず、結局自分たちのベッドで一緒に寝かせることに…。その後、寝返りをするようになってベッドから落ちたこともあって、すぐ敷き布団にシフト。下の妹の場合は、寝相が悪いお兄ちゃんが転がって潰さないようにベビーベッドに寝かせていました。しかし、当時2歳だったお兄ちゃんの寝かしつけとの兼ね合いや、夜の授乳などでお布団から起き上がったりするのが大変で、結局親子4人お布団で川の字に(笑)結局布団になってしまったけれど、ベビーベッドが必要だった期間もあったのは確か。兄弟がいたり、ペットを飼っていたりなど、環境や子どもの成長に合わせてその都度変えていきましょう。移動できるバウンサー&ベビーベッドってしってる?我が家の子どもたちのときは知りませんでしたが、小さな赤ちゃんを寝かせて育児をするときに、これがあったら便利だった!と思ったアイテムがあります。それは、バウンサーとベビーベッドが合体した『クレードル』!新生児~生後6ヶ月頃までの赤ちゃんにオススメの、ゆりかごの様なベビーベッドです。寝かしつけた後にベッドに移したら泣き出してしまった…なんて経験、絶対あるはず。クレードルなら起きかけてもぞもぞし出した時も自然な揺れで再び眠りについてくれるとか。さすが、バウンサーが人気のベビービョルンのアイテム。しかも、大きくて容易に動かせないベビーベッドと比べると、遥かにコンパクトで無駄のないサイズで軽量。家の中の移動も簡単にできます。ベビーベッドと比べると使用期間が短いですが、我が家の場合2人ともベビーベッドで寝てくれたのは新生児~2.3ヶ月のみ。場所を取らず、専用布団の用意の必要もないのでこちらの方が使い勝手が良さそう。これは新しい発見でした!お布団など寝具の疑問に◯✖️でお答え!・ベビーベッドにお気に入りのぬいぐるみは置いてもいいの?→✖️人形などが顔に覆いかぶさったりして、窒息する危険性があります。タオルも置いたり、ベビーサイドに掛けるのも危険。赤ちゃんの上に吊るしているベッドメリーも同様の危険があるので、設置する場所は気をつけましょう。・後頭部がハゲそうなので、うつぶせ寝で寝かしつけた→✖️うつぶせ寝は絶対にダメです!この時期にハゲたとしても絶対に生えてくるので、後頭部の心配はしないで大丈夫。・赤ちゃんの敷き布団はフカフカがいいの?→✖️柔らかな敷き布団は赤ちゃんの体が沈み込み、背骨のゆがみや関節が不自然な形になるなど、正常な発達の恐れがや股関節脱臼の危険性があります。また、うつぶせや横向きになった時に顔が沈み込んで窒息する恐れもあるとか。・ホットカーペットの上で寝ちゃった→✖️まだ動けない赤ちゃんをホットカーペットの上に寝かせると、脱水症や低温やけどになってしまう危険があります。赤ちゃんがホットカーペットの上で寝てしまったら、すぐにベッドに移したり、カーペットの電源を切って、お布団をかけてあげましょう。・ベビー枕って必要?→✖️ベッドお布団セットの中に枕が入っていることもありますが、枕は必要ないそうです。我が家は寝汗を吸収するために、薄いタオルを頭の下に敷いたりしていました。・睡眠中のいきみは心配しなくてもいいの?→◯赤ちゃんは寝ながら、腸の中でうんちをこねて、おしりの穴へと運ぶ運動をしてるので、特に心配しなくて大丈夫とのこと。赤ちゃんにとって眠りはとても大切な時間。赤ちゃんの快適な眠りをサポートできるように、ベビー布団や寝具を選びたいですね。寝る子は育つ!!たくさん寝て、大きくなってほしいですね♡
2017年01月07日新生児のころから子どもの寝つきが悪く、慢性的な寝不足に悩まされていました。そこで、子どもが寝返りできるようになったころ(5ヶ月ごろ)から、ゆるく「ねんねトレーニング」をはじめました。トレーニングといっても、主に実施したのは「生活習慣を整える」こと。現在2歳4ヶ月の息子は、そのときに実践していた生活習慣が身についているため、お昼寝や夜のねんねがとてもスムーズです。今回は、インターネットや書籍の情報を元に、自分でできる範囲で考えた自己流のねんねトレーニングを紹介します。■「生活習慣を整える」とは?赤ちゃんは、朝と夜の区別がつかないため、時間に関係なく泣いたり、おなかを空かせたり、眠ったりします。一般的に「3ヶ月ごろになると自然と生活習慣が整ってくる」と言いますが、“自然と”生活習慣が整うことはありません。朝起きる時間、遊ぶ時間、お昼寝の時間、食事の時間、お風呂の時間など、それぞれ親が整えてあげる必要があります。私の考えたねんねトレーニングのルールは4つです。朝は7時にカーテンを開けて起こすお昼寝は午前と午後の2回させる(1歳から午後のお昼寝のみ)お風呂は17時~18時に入れる夜寝る前は、寝室を薄暗くして過ごす最初は、夜寝かせるためにお昼寝を減らそうとしたのですが、これが逆効果。1日中機嫌が悪く、余計寝つきが悪くなってしまったので、午前と午後にしっかりとお昼寝をさせることにしました。<生後5ヶ月ごろの1日>7時 カーテンを開けて起こす 授乳してリビングへ移動8時 離乳食、授乳9時 お昼寝10時 子育て支援センターで遊ぶ、またはお散歩12時 帰宅、離乳食、授乳12時半 お昼寝15時 起床、授乳、室内遊び17時 お風呂、授乳18時 離乳食、授乳19時~20時 授乳、就寝いまは保育園に通っているので、お風呂の時間が18時~19時になっています。午前のお昼寝もしなくなりましたが、朝起きる時間と寝る時間、午後のお昼寝の時間はこのころとだいたい同じです。遊びやお昼寝に関しては、子どもの体力によってタイミングが異なると思います。子どもが機嫌良く過ごせるタイムスケジュールを探ってみるのがよさそうです。■「まだ寝ない!」というときのお布団への誘い方じょじょに遊びの楽しさを知ってくると、「もっと遊ぶ! まだ、寝ない!」という主張が強くなってきます。そんなときのためにしていることは、2つです。ひとつ目は、昼間に外で遊ばせること。保育園がお休みの土日は、必ず外出するようにしています。公園で遊ばせたり、スーパーでお買い物をしたり、電車を見に行くことも。できる限り自分で歩かせることを心がけています。午前中にクタクタになるまで遊ばせれば、お昼寝は楽ちん。お昼ごはんを食べながら寝てしまいます。ふたつ目は、おもちゃや絵本を「ひとつだけ」寝室に持っていくこと。夜寝る前に、「もっと遊びたい」と言いだしたときは、「ひとつだけお布団に持っていこうね」と言います。そうすると、自分の主張を半分聞きいれてもらえたからか、意外なほどすんなりと布団に入ってくれます。寝室は暗くした状態なので、布団のなかで遊びだしても、30分もすれば眠くなって寝てしまいますよ。たくさんのママの悩みの種でもある「ねんね」。私も子どもが寝てくれないために寝不足が続き、とても悩んだものです。このゆるい「ねんねトレーニング」をはじめてからは、お昼寝や夜の寝かしつけが少しずつスムーズにいくようになり、子育て自体がグッと楽になりました。なかなか寝てくれない夜があっても「まぁ、こういう日もあるよね~」と受けとめられるような気持ちの余裕もできました。母子ともに機嫌良く、余裕を持って過ごせる生活習慣は、ママの負担を軽くしてくれるもの。いい方法を見つけられるといいですね。
2016年06月20日現在妊娠中のプレママさん、「産休に入ったら、のんびりと部屋の配置でも考えよう」と思っていても、妊娠中は何があるかわからないものです。双子を妊娠し、ある日突然、管理入院になってしまった筆者が、自身の経験から「早目にこのように整えておくのが理想」という部屋の環境について紹介します。今回は、ねんね~はいはいまでの時期についてです。ねんね期の赤ちゃんに適した部屋生まれてすぐの赤ちゃんは、睡眠と授乳だけで過ごすことがほとんどです。ですから、赤ちゃんが安心して睡眠がとれる環境を準備してあげましょう。生まれてしばらくは寝返りをしないので、それほど広いスペースをとる必要はありません。ただし、万一の地震に備えて、赤ちゃんのねんねスペースの周囲に背の高い家具は置かないようにしましょう。なかには激しく泣くときに脚をバタバタさせながら移動する赤ちゃんもいます。そのため、ベッドの柵にはカバーを、床にはマットやシートを敷くと安心です。ジョイントマットだと、汚れたときに汚れた部分だけすぐに替えられます。カラーバリエーションも豊富なので、好みの雰囲気にお部屋を変えることができますよ。とは言え、赤ちゃんの成長は待ったなしです。出産前に部屋の片付けが完了していない方は、赤ちゃんの動きが少ないこの時期に済ませておくことをおすすめします。慣れない育児や睡眠不足でママも大変な時期ですが、家族や友人に協力してもらい、赤ちゃんが動き始める前に、不要な物を整理しておきましょう。寝返り・はいはいをはじめたら赤ちゃんが寝返り、はいはいを始めたら、いよいよ目が離せなくなります。以下の点に注意した部屋づくりを心がけましょう。・床や柱にささくれがないかどうかをチェックする。・使わないコンセントの穴にコンセントカバーをする。・赤ちゃんがカーテンを引っ張ってケガをしないようにする。・家具の角で打撲しないようにする。大人の目線ではなかなか気がつきません。ママやパパが、赤ちゃんと同じ目線ではいはいして、チェックしてみるとよいでしょう。ベビーサークルで赤ちゃんのスペースを囲って、思う存分動き回れる環境を作るのもひとつの手です。この場合も床にはマットやシートを敷いて、ケガを防ぐようにしましょう。ベッドにする? 布団にする?赤ちゃんのねんねについては、ベビーベッドにするか、布団を敷いて寝かせるかの2つで迷うかもしれません。これについては、ねんねの時期の赤ちゃんからすると、どちらでも問題はありません。どちらにするかは、周囲の状況から決めましょう。まだ小さいお兄ちゃんやお姉ちゃんがいる場合や、ペットを飼っている場合は、ベッドがおすすめ。夜も頻繁に授乳があり、添い寝が好きな赤ちゃんなら、布団がおすすめといったように、家庭の環境によって変わってきます。最初はベッドに寝かせていた場合でも、寝がえりが始まったあたりから布団に変える人も多いようです。そうしたことも考え、環境が許すのであれば布団で寝てみて、不便さを感じるようであれば、ベッドにするというのもひとつの方法です。はじめての夏や冬。温度管理は万全?赤ちゃんの体温調節機能は生まれてから少しずつ成長します。はじめての夏や冬は急激な温度の変化に気をつけましょう。暑いときの室温は25~27℃程度に設定し、エアコンを使うときは冷気が赤ちゃんに直接当たらないようにします。寒いときの室温は22~25℃程度、湿度は50~60%に保つようにしましょう(出典:産業医科大学病院総合周産期母子医療センター育児支援パンフレット)。湿度を保つことによって、インフルエンザの予防にもなります。赤ちゃんにとっての快適な環境は、ママにとっても快適な環境。落ち着いた気持ちで育児ができるよう、なるべく早く落ち着ける場所を整えられるとよいですね。(田中かなた<フォークラス>)
2016年03月13日