8月31日(木)までの期間、アリスのファンタジーレストランの都内5店舗で「カラフル・アリスフェス」が実施されています。カラフルなフード&ドリンク、アリスの世界観を楽しみましょう。同時開催のスタンプラリーで各店を回れば、プレゼントももらえますよ。店舗ごとのメニューをご紹介します。「カラフル・アリスフェス」とはアリスのファンタジーレストランは、児童小説『不思議の国のアリス』をモチーフにしています。今回の「カラフル・アリスフェス」は、都内の5店舗で実施。店舗ごとに異なるキャラクター×テーマカラーにそってメニューが用意されています。5店舗、全5色のメニューを制覇するのもおすすめです。●スタンプラリーを同時開催「カラフル・アリスフェス」と同時開催されるスタンプラリーでお店を回れば、ドリンクやグッズがもらえます。1回目の来店で「次回の来店時に1ドリンクサービス」、2回目の来店で「次回の来店時に会計から20%オフ」のサービスが。都内の5店舗中3店舗(すべて異なる店舗)に来店すれば、アリスのオリジナル絵皿がもらえます!各店舗のキャラクター×テーマカラーのメニュー●迷宮の国のアリス(東京・中央区銀座)「アリス×ブルー」をテーマに、鮮やかな“アリスブルー”のメニューがそろいます。話題のブルースイーツ、青いサラダを食べてみませんか?シロップを注ぐと色が変わる不思議なカクテルも登場します。●フード「ローストポテトとマッシュルーム、ベーコンのサラダ~アリスブルーのファルファッレと共に~」(1,200円)は、ブルーのリボンと、小さくなったアリスが大きなティーカップの中に浮かんでいます。レモンフレーバーのドレッシングで味の変化も楽しめますよ。デザートにはブルーソルベとチョコミントアイスにオーシャンブルーゼリー、ブルーローズのホイップを合わせた「Alice's Tears Chocomint Ice」(800円)をどうぞ。●ドリンクハーブティの「アリスの涙の湖」にお花のシロップを注ぎ、「雲」のコットンキャンディと「星」のシュガーを溶かして飲むのは「ルナティック・ハニームーン・キャンディ」(1,150円)。ほかにも「Are you Alice?」(980円)、「シークレット・ドロップス・オブ・トーキングフラワー」(880円)などフォトジェニックなドリンクがそろっています。【迷宮の国のアリス】所在地:中央区銀座8-8-5 太陽ビル5FTEL:03-3574-6980URL:●舞踏の国のアリス(東京・渋谷)テーマは「ハンプティ・ダンプティ&うさぎ×オレンジ」。思わず写真を撮りたくなるキュートなメニューばかりです。エッグベネディクトやうさぎモチーフを飾ったカクテルを堪能しましょう。●フード「ハンプティダンプティのエッグベネディクト」(1,180円)を注文すると、スタッフが“ハンプティダンプティの魔法のお唄”を歌いながら料理を運んでくれます。デザートは時計モチーフが飾られた「白うさぎさんからのPresent~カリカリブリュレのグラスパフェ~」(680円)をどうぞ。●ドリンクアイスキャンディーをうさぎの大好物、にんじんに見立てて丸ごとドリンクの中へ!「ハンプティダンプティのBroken Egg」(980円)は、フレッシュでフルーティな味わいのドリンクです。「時計うさぎのSUMMER VACATION!」(1,380円)は、ふわふわ綿あめで作ったうさぎが目を惹きますよ。【舞踏の国のアリス】所在地:渋谷区宇田川町16-9ゼロゲートB1FTEL:03-3770-2750URL:●魔法の国のアリス(東京・新宿区西新宿)「マッドハッター×グリーン」のテーマに合わせ、爽やかなグリーンのフードとドリンクがずらり。パクチーを使った料理、ほろ苦デザートなど大人っぽいメニューでティーパーティを楽しみましょう。●フード「帽子屋さんのお茶会~アリスが唄う冷製ジェノベーゼ~」(1,200円)にはパクチーがどっさり。独特の香りを楽しめる個性的なパスタに仕上がっています。マッドハッターにちなんで帽子があしらわれているデザートは「帽子屋さんのティーパーティー~抹茶づくしのふわとろティラミス~」(780円)。和のテイストただようティラミスです。●ドリンクノンアルコールカクテル「魔法の国のフルーツフェスティバル」(980円)は、マスカット、ライム、ミントを使ったモヒート風です。アルコール入りなら「マッドハッターのサマーバカンス~女王の森でひと休み~」(1,050円)で決まり。ヨーグルトリキュールをベースにフルーツキウイを加えています。「塩の華」と称されるフルール・ド・セルを加えていただきましょう。夏らしく、元気になれそうな味わいです。【魔法の国のアリス】所在地:新宿区西新宿1-5-1 新宿西口ハルクB3TEL:03-3340-2466URL:●絵本の国のアリス(東京・新宿区歌舞伎町)華やかな色合いのメニューは、「チェシャ猫×ピンク」がテーマ。お友だちと一緒にワイワイ盛り上がれる、可愛くて美味しいデザート、カクテルがそろっています。●フード「夏のフルーツたっぷり・桃とココナッツのムース」(980円)はチェシャ猫をあしらった、大胆なデコレーションのムースケーキ。桃、パイナップル、マンゴーなどフルーツをたっぷり食べられます。●ドリンクピンクのグラデーションが印象的なのは、「チェシャ猫のにやにやスマイル」(850円)。ピーチ&ローズフレーバーのドリンクです。混ぜるとパステルピンクになりますよ。「チェシャ猫のゆめふわパフェドリンク」(1,280円)は、ふわふわホイップをたっぷりのせたパフェドリンクです。いちごミルクの甘酸っぱさがたまりません。【絵本の国のアリス】 所在地:新宿区歌舞伎町1-6-2T-wingビルB2TEL:03-3207-9055URL:●古城の国のアリス(東京・池袋)「ハートの女王×レッド」がテーマ。ハートの女王様のお城をモチーフにした店内装飾も要チェックです。真紅のメニューが目にも鮮やか。●フード「きれいなバラにはとげがある!?女王様からの挑戦、ピリ辛トリッパ」(1,480円)は、本格的なトリッパの煮込みをカジュアルに楽しめる1皿。女王様の怒りの炎で煮込んだトリッパを、マフィンの間に挟んでいます。デザートのおすすめは真紅のパフェ「レッドクイーンズパフェ 真紅の饗宴 バニラの香りで」(850円)。●ドリンクドリンク2種「赤の女王様のファンタジックガーデン」(1,180円)と「ハートのジャックと過ごす、夏のひと時」(1,050円)も真紅。ハートなどアリスらしいモチーフが散りばめられています。【古城の国のアリス】住所:豊島区南池袋2-16-8 藤久ビル東3号館B1TEL:03-3985-2193URL:何色、どのキャラクターのメニューが食べたいですか?ぜひ各店舗をめぐり、スタンプラリーでグッズを手に入れましょう。開催概要「カラフル・アリスフェス」開催期間:2017年7月1日(土)~8月31日(木)開催店舗:アリスのファンタジーレストラン 都内5店舗URL:
2017年07月03日ディズニー映画『ふしぎの国のアリス』にインスパイアされた雑貨や食器「DISNEY Collection Alice’s Curious Garden」がアフタヌーンティー・リビング(Afternoon Tea LIVING)から登場。2017年7月13日(木)より発売される。2016年6月には、映画『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』の世界観を描いたアイテムが登場し、好評を博した。今回のテーマは、アリスの空想の世界“ワンダーランド”と“現実の世界”にでてくる2つのガーデン。新アイテムとして、アウトドアシーンで楽しめる角型3段ランチボックスが登場。保冷バッグ・レジャーシート・メラミン食器などがセットになっており、アリスの不思議な世界観に迷いこんだような気分で楽しめるピクニックアイテムが揃う。またお部屋で楽しめるグッズも勢ぞろい。ディフューザーには、上部に取り付けられた石膏にアリスやチェシャ猫、白ウサギのシルエットが刻まれている。また数量限定のアートボートでは、2つのガーデンを表現した。そのほか、マスキングテープやノートセットなどの文房具、アリスや白うさぎをモチーフにした、レースデザインのポーチやミラーも。ベビー用品も充実。白うさぎやトゥイードル・ディーとトゥイードル・ダム、マッドハッターといった人気キャラクターの衣装がそのままよだれかけになって登場する。【詳細】DISNEY Collection Alice’s Curious Garden発売日:2017年7月13日(木)販売店舗:全国のアフタヌーンティー・リビング※アリスのアイテムのみを4,320円(税込)以上購入した先着5,000名には、『ふしぎの国のアリス』がテーマの特別トランプがプレゼントされる。【問い合わせ先】TEL:0800-300-3312(フリーコール)
2017年06月24日おとぎの国でティータイム! 優雅な時間を楽しんで「Café Otogi」は、おとぎの国をコンセプトにした元町にあるカフェ。お店の外観、内観、こだわりのインテリアはもちろん、スイーツにもおとぎの国の要素が感じられます。バリエーション豊富な魅力たっぷりのスイーツが揃うカフェで、おとぎの国のティータイムを体験してみませんか?食べる前に写真を! こだわりデザインのスイーツ「ヘンゼルとグレーテルのお菓子な家」(734円)は、食べるのがもったいないほどデザインにこだわりが感じられるスイーツ。ヘンゼルとグレーテルに出てくるおかしの家を再現し、童話の世界に入り込んだような気分になれます。食べる前にはぜひ記念撮影を!フォトジェニックなお菓子の家は、友人に見せても話題が盛り上がること間違いなしです。シュワっと甘いドリンク! 魔法の言葉で完成させて「ビビディ・バビディ・ブー」(820円)は、カラフルな色合いがキュートなドリンク。ピンク、イエロー、ブルーの3色の綿あめを、真っ白なラムネソーダに溶かして飲みます。綿あめを溶かすのは、鮮やかな濃いブルーの特製シロップ。綿あめの上からシロップをかけるときは、ぜひ魔法の言葉を唱えてみてください。期間限定なのでお早めにどうぞ!少しずついろいろ楽しみたい人にぴったりのスイーツ「アリスのティーパーティー」(1,782円)は、ひと口サイズになった8種類のスイーツが楽しめるセットです。華やかなティータイムを連想させるデザインのスイーツたちに、見た目も味も大満足!少しずついろんなスイーツを楽しみたい、欲張り女子におすすめのスイーツです。おとぎの国の主人公になりきって、ティータイムを思いっきり楽しんでください。スポット情報スポット名:Cafe Otogi住所:兵庫県神戸市中央区北長狭通3-12-4電話番号:078-954-7797
2017年06月10日ニューヨークで2016年に発表された「アリス アンド オリビア by ステイシー・ベンデット(alice + olivia by Stacey Bendet)」のアイウェア コレクションが、2017年4月7日(金)より日本で順次発売される。2002年に設立したalice + olivia by Stacey Bendetは元々、完璧なパンツを作りたいというステイシーの個人的な探求心から生まれたもの。その後レディ・トゥ・ウェア、ガウン、シューズ、アクセサリーやハンドバッグのコレクションを含むフルライフスタイルブランドへと成長した。周りの世界のあらゆるものからインスピレーションを受け、ステイシーは大胆な色、個性的なプリント、幅広いディテールを取り入れ、ドラマチックで力強いコレクションを生み出している。注目すべきは、ハリウッドのセレブリティ間での人気ぶり。ビヨンセ、グウィネス・パルトロー、ケイティ・ペリー、サラ・ジェシカ・パーカー、ミシェル・オバマ、そしてテイラー・スウィフト等が愛用している。登場する「アリス アンド オリビア by ステイシー・ベンデット」のアイウェアは、オーバーサイズのキャットアイ、スクエア、80年代風のラウンドフレームなどの大胆なシェイプが特徴。ベンデットは、オーバーサイズで存在感のあるサングラスが自身のシグネチャーになっており、まさに「Stacy Face」を連想させるアイテムが並ぶ。スワロフスキークリスタルやステンレススチールスタッズ、そしてポップなカラーは印象的なシルエットにアクセントを加えている。ステイシーは長い間アイウェアに情熱を傾けているので、今回のアイウェアの展開はブランドにとって自然な流れのように見える。なお、彼女はアイウェアの展開について、次のようにコメントを残している。「アイウェアは私のパーソナルスタイルの重要な要素です。アイウェアカテゴリーに取り組むことは、長い間、私のプライオリティリストにありました。最初のコレクションのデザインは信じられない程楽しい経験でした」。日本では、ベンデットがかねてより愛用しているクラシックでオーバーサイズなラウンド型“ステイシー”フレームを含む8スタイルが展開される。【概要】アリス アンド オリビア by ステイシー・ベンデット(alice + olivia by Stacey Bendet)発売日:2017年4月7日(金)発売場所:アリス アンド オリビア 表参道店、オンラインストア価格帯:33,000~83,000円+税
2017年03月06日期間限定オープン株式会社ビルジャンは、期間限定ショップ「水曜日のアリスPOPUPSHOP」を梅田ロフトにオープンした。「水曜日のアリス」は、「不思議の国のアリス」の世界観をテーマとした不思議でかわいいコンセプトショップ。現在、東京・大阪・名古屋・福岡に店舗を展開中だ。2017年2月1日にオープンした「水曜日のアリスPOPUPSHOP」は盛況で、最初の週末には入場期制がかかるほどだったという。「水曜日のアリスPOPUPSHOP」「水曜日のアリスPOPUPSHOP」は、SNS映えするフォトスポットがたっぷり。有名な「小さな入り口」や「トランプ兵」「女王の椅子」など、限られたスペースの中にもたくさんの空間演出が施されている。今回オープンした「POPUPSHOP」は、関西では初の試み。「水曜日のアリス大阪」はアメリカ村・心斎橋に店舗がある。同店では、カラフルな「水曜日のアリスポップコーン」やアリスが物語の中で飲む「DrinkMeミニサイダー」などのヒットアイテムも販売。ホワイトデーにぴったりのお菓子もある。バレンタイン限定商品「水曜日のアリスベルギー産チョコレート入り巾着」はバレンタイン限定商品。オリジナルデザインの巾着にチョコレートが入ったかわいい商品だ。価格は500円(税抜き)となっている。(画像はプレスリリースより)【参照】※関西初!人気のコンセプトショップ「水曜日のアリス」が梅田ロフトにPOPUPSHOPが2月1日オープン!
2017年02月27日絵本界デビュー作となる『ふしぎなえ』をはじめとする初期三部作から最新作まで選りすぐりの約90点が展示される展覧会、「安野光雅の仕事」が3月3日から26日まで京都の美術館「えき」KYOTOにて開催される。1926年、島根県津和野町に生まれた安野光雅は、1968年に『ふしぎなえ』で絵本界にデビューして以降、独創性あふれる作品を次々と生み出してきた画家。美術のみならず科学、数学、文学、歴史などにも造詣が深く、豊かな知識と卓越したセンスを持つ安野の作品は国内のみならず世界各国で翻訳されている。同展ではそんな安野のデビュー作から始まり、草花を描いた水彩画『野の花と小人たち』や、ヨーロッパの町並みが描かれた『旅の絵本』シリーズ、切り絵を用いた『昔咄きりがみ桃太郎』といった数々の作品が紹介される他、2017年運行予定の「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」の車内に展示される安野の作品の中から2点を初公開する。【イベント情報】「安野光雅の仕事」会期:3月3日~26日会場:美術館「えき」KYOTO住所:京都府京都市下京区 烏丸通塩小路下ル東塩小路町 京都駅ビル内ジェイアール京都伊勢丹7階隣接時間:10:00~20:00(入館は19:30まで)会期中無休入場料金:一般900円(700円)、高大生700円(500円)、小中生500円(300円)※( )内は優待料金。対象:エムアイカード、JR西日本グループ会社カード(一部除く)所有者、ICカード購入者、前売および10名以上の団体、障害者手帳を提示した本人と同伴者1名まで。
2017年02月22日女優の広瀬すずさん(18)の姉で同じく女優として活躍している広瀬アリス(22)さんに熱愛が発覚しました。報じたのは『週刊文春』。記事によると、アリスさんの交際相手はプロバスケット選手の田中大貴さん(25)とのこと。田中大貴さんは192cmの長身で“バスケ界の王子”と言われるほどのイケメン選手。双方の所属事務所は二人の交際を公式に認めており、ネット上でも二人の交際を応援する声が多く上がっていますが、一方では妹のすずさんと比較するコメントも多く見られ、姉妹の好感度の差が浮き彫りになっています。●広瀬アリスの熱愛発覚で妹・すずの好感度の悪さが浮き彫りに!?『アリスは好きだから応援したい!これが妹ならめちゃ叩いてるけど』『いいじゃん!お似合い!妹と違って好感度が高いから応援したくなっちゃう』『相手の男、王子とか言われてるけど正直そこまでイケメンじゃない気が……でも顔で選んでないってことだから妹とは違って性格良さそう』『広瀬アリスより相手の男のほうが収入低そうだけど、そういうこと気にしないあたり好感度高い』『交際を公表するのは潔くていいね。妹は成田凌との交際をひた隠しにしてたけどね』『皆アリスだから応援しよう!ってなってるけど、これ広瀬すずだったらボロクソに叩かれてただろうな。好感度って大事ね』『妹より断然好感度がいい。笑顔が素敵』『広瀬すずの熱愛はなんか遊びって感じがでちゃうけど、アリスちゃんの場合は真剣に交際してる感じがある』『妹より姉のほうが美人だよね』『アリスちゃんはしっかりして真面目そうなのに、なぜ妹は失言を繰り返すんだろうか』『妹はとんねるずの番組でスタッフを軽視するような発言をして以来嫌い。アリスちゃんはこれからも応援してます♪』などなど、アリスさんの熱愛報道を受け、ネット上ではなぜか妹のすずさんへのバッシングが相次ぐ事態となっております。意外なところで好感度の差が浮き彫りになってしまった二人ですが、今後の女優としての活躍に注目したいですね。【画像出典元リンク】・広瀬すず(@Suzu_Mg)(Twitter)/●文/ぶるーす(芸能ライター)
2017年02月09日毎年著名なオーケストラや演奏家を招いて行われる「東芝グランドコンサート」。2017年は、ドイツと日本の血を引き、国際舞台で幅広く活躍しているピアニスト、アリス=紗良・オットが登場する。幼いころ、どうしてもピアノが習いたいと両親に直訴し、5歳のときに「ピアニストになる」と決意。それ以来、人気と実力を兼ね備えたアーティストに成長した今に至るまで、ひとときもピアノと離れることはない。そんな彼女は、モデルのような体型で、エキゾチックな容貌の持ち主。ステージには裸足で登場してくるような超個性派だ。3月に開催の「東芝グランドコンサート2017」では、いまもっとも勢いのある指揮者のひとりとして注目を集めているクシシュトフ・ウルバンスキが指揮するNDRエルプフィルハーモニー管弦楽団(ハンブルク北ドイツ放送交響楽団)と共演し、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番を演奏する。「クシシュトフ(・ウルバンスキ)には6~7年前に初めて出会い、意気投合しました。指揮者ですから、もちろん見識があり、作品全体を俯瞰する能力に長けているわけですが、ソリストとしての私の意見にもしっかり耳を傾けてくれます」以来、食事をしたり、音楽談義をしたりをしたりするほどに。「いつも新鮮な視点をもって作品を探求する人で、ベートーヴェンのこのコンチェルトでも、私に新たな意見を提案してくれました」実は、アリスはこのコンチェルトの第1楽章と第2楽章は調性も内容も表現もまるで異なるため、どのように気持ちを切り替えて演奏するべきか悩んでいた。するとウルバンスキは、あまり楽章間の時間をおかず、続けて演奏するべきだといったのである。「目からウロコでした。本番でそれを実施したら、とてもうまくいったのです。短調から長調への移行がスムーズで、ごく自然につながりました。以後、間をおかずに弾いています」アリスは、子どものころから「自分のアイデンティティ」について悩んできた。ドイツ人なのか日本人なのか、自分は何者なのか、さまざまな悩みが彼女の内面にずっと居座り続けている。しかし、ピアノを弾くことで自己を表現する手段を得、心が解放された。「私は音楽によって救われたのです。ピアノは自己表現の大切な手段。ことばを話すよりも的確に自分を表現することができます」そんなアリスのピアノは情感豊かで雄弁、聴き手の心にストレートに語りかけてくる。これはベートーヴェンのピアノ協奏曲のなかで唯一短調で書かれた作品。アリスは「最初はダーク。それが徐々に光輝き、リズムも多様性を増し、幻想的になっていくところが魅力」と語る。オーケストラとの対話に注目したい。取材・文:伊熊よし子
2017年01月11日京王プラザホテル2階のオールデイダイニング・樹林では1月6日から31日まで、『不思議の国のアリス』をモチーフにしたスイーツブッフェ「3時のスイーツパーティ ~魅惑のストロベリー~」を提供する。昨年10月よりスタートし、テーマ性のあるスイーツが好評を得た『不思議の国のアリス』がテーマのスイーツブッフェ。1月は“魅惑のストロベリー”というテーマをプラスし、新しくなったスイーツブッフェを提供する。トラディショナルスイーツゾーンではホテルの伝統スイーツの他、トランプ柄の「女王のフルーツサンド」やパウンドケーキ、物語に登場するチェシャ猫をイメージしたケーキや、「双子&うさぎのシュークリーム」などのアリスの世界観たっぷりのスイーツを展開。グラスデザートゾーンでは、イチゴクリームとマシュマロが入った「眠りネズミのクープ」や、カラフルなジュレが輝く「Drink me!」といったグラススイーツが用意される。また、“ストロベリー”をテーマとした1月のおすすめゾーンも設置。いちごをたっぷりと使用した「ストロベリータルト」や、もちもち食感が楽しい「ストロベリーシフォンケーキ」、いちごクリームをたっぷりと使った「ストロベリーロールケーキ」などが提供される。なお、予約の上、“アリス”にちなんだアクセサリーや衣裳を身につけて来店すると、プチギフトを貰えるサービスも実施されている。
2017年01月07日パイインターナショナルから、1月16日(月)に書籍『はじめてのなぜなにふしぎえほん』が刊行されます。『はじめての なぜなにふしぎ えほん』とは空はどうして青いの?虹はどうしてできるの?魚はどうやって眠るの?どうして夢をみるの?時計っていつできたの?家で、外で、学校で、子どもが初めて出会う、身近なふしぎの「なぜ?なに?」について、「しぜん」→「いきもの」→「からだ」→「せいかつ」の順にイラストでわかりやすく解説した絵本です。誌面イメージ~あとがきより~「知っていること」よりも「知らないこと」のほうが、ずっとずっと、たくさんある。この絵本には、そんなガイドブックのような役割があります。初めて出会う不思議の秘密から、思いがけない楽しい冒険の始まりときっかけになれたら嬉しいです。もちろん、子どもだけではなく、大人にとっても。著者:てづかあけみ1967年神奈川県生まれ。横浜育ち。日本児童出版美術家連盟会員。グラフィックデザイン事務所を経て1998年よりフリーランスのイラストレーターとして活動。書籍、雑誌では語学関連の挿画多数。雑貨などのイラストも手がける。監修:日本科学未来館書籍概要書名:『はじめてのなぜなにふしぎえほん』商品ページ仕様:A4判変型(240×210mm)/ハードカバー/96Pages(FullColor)定価:(本体1,800円+税)ISBN:978-4-7562-4853-4C8771発売日:2017年1月16日発売元:パイインターナショナル書籍に関するお問い合わせ株式会社パイインターナショナル〒170-0005東京都豊島区南大塚2-32-4TEL:03-3944-3981HP
2017年01月06日ぶどうの木・銀のぶどうから、クリスマスケーキ「ふしぎの国の苺たち」が登場。完全予約販売で、2016年12月20日(火)まで予約を受け付ける。2016年のテーマは「不思議の国のアリス」。物語のワンシーンを想起させる、トランプやティーカップ、うさぎ、時計のモチーフをトッピング。あわせて大粒の苺を贅沢にのせて、クリスマスパーティーにぴったりな華やかなデザインに仕上げた。苺は、デコレーション部分だけでなく、見えない中身の部分までぎっしり。スポンジと生クリームとの相性を考え、苺を2段・スポンジを4弾と積み重ね、黄金バランスを生み出した。また「ふしぎの国の苺たち」には、2016年版イヤープレートも付属。ツリーを飾ったパーティーのシーンが描かれた、銀座ぶどうの木オリジナルのダビダ製イヤープレートは、クリスマス気分をさらに盛り上げてくれそう。【アイテム詳細】ぶどうの木・銀のぶどう「ふしぎの国の苺たち」 5,616円予約期間:~2016年12月20日(火)引き渡し期間:2016年12月15日(木)~12月25日(日)取扱い店舗:銀座ぶどうの木、首都圏百貨店内の銀のぶどう※予約は店頭または電話で受付。【問い合わせ先】ぶどうの木・銀のぶどう本社お客様窓口TEL:0120-207-730
2016年11月20日旬の人気キャラクターのグッズが必ず当たるHappyくじに、ディズニーキャラクターが登場!今年は『ふしぎの国のアリス』やエマ・ワトソン主演で実写化される『美女と野獣』シリーズが新登場し、「Disney クリスマス オーナメント 2016」と題してクリスマスツリーを彩るオーナメントとなって全国のファミリーマート、サークルK、サンクスで発売される。今回のディズニークリスマスオーナメントくじでは、本くじのために描き下ろされたイラストをフィギュア化した全20種類のオーナメントがラインナップ。「クリスマスパーティー」をテーマに、ディズニーキャラクターたちがタキシードやドレス、マントなどをまとって思い思いに正装したり、お揃いの赤いバラを持っている姿は、ほかではみることができないオリジナル仕様。全て台座付きのため、フィギュアとしてディスプレイすることもできる。また、ラインナップには、ミッキーマウス&フレンズ、『くまのプーさん』、『トイ・ストーリー』シリーズに加え、2つのシリーズが新登場。まず1つは、『ふしぎの国のアリス』シリーズ。アリスを筆頭に、白うさぎ、チェシャ猫、マッドハッター、3月うさぎが並ぶ。そしてもう1つ、2017年の実写映画が期待されている『美女と野獣』から、ベル、野獣、コグスワース&ルミエール、ポット夫人&チップが登場。フィギュア化が珍しいキャラクターたちはファン必携だ。オーナメント以外にも、特賞としてミニー、アリス、ベルの「スノードーム賞」や、各シリーズのキャラクターが一度に揃う「スペシャルコンプリートBOX」も。さらに、各店で最後の1枚のくじをひいた方が手にできる「ラスト賞」は、巨大なミッキーの自立型ぬいぐるみ。ミッキーの衣装も完全オリジナルデザインで、全高約68cmのBIGサイズは、プレミアム感満載だ。「Disney クリスマス オーナメント 2016」は、11月19日(土)より、全国のファミリーマート、サークルK、サンクス限定で1回700円で発売(一部お取り扱いのない店舗もございます)。(text:cinemacafe.net)
2016年11月18日レスポートサック(LeSportsac)は、不思議の国のアリス(Alice in Wonderland)をモチーフにしたコレクション「ハウス・オブ・ハックニー×レスポートサック(House of Hackney× LeSportsac)」を2016年11月9日(水)より日本限定で発売する。これまでディズニー ミニーマウスや人気コミック・『ピーナッツ』とコラボレーションしてきた、レスポートサック。今回は、19世紀のアーティストC.F.A. Voyseyが描いた、不思議の国のアリスのデザインを起用した。アリスや白うさぎ、チェシャ猫、ハートの女王など、アイコニックなキャラクターたちが、ファンタジーな世界観を創り上げる。ラインナップは全2種。「カードギンガム(Card Gingham)」は、ギンガムチェックの上に、キャラクターたちとトランプのモチーフを描き、ユーモアと愛情に溢れるデザインに仕上げた。裏地には、パープルカラーを採り入れ、不思議の国のイメージへとリンクさせる。一方、薔薇が咲くイングリッシュガーデンを描いた「ブリティッシュガーデン(British Garden)」は、大人っぽいドローイングで描かれた草花がキャラクターたちと融合され、シックなムード。裏地もモスグリーンカラーをチョイスし、クラシックな佇まいだ。カードギンガムからは、スペシャルスタイルでラッフル付きポーチ「レクタンギュラー コスメティック」が登場する。同コレクションは、ロンドン発のインテリア・テキスタイルブランド「ハウス・オブ・ハックニー(House of Hackney)」のテキスタイルを使用。伝統とモダンを融合させたアイコニックなデザインで定評のある「ハウス・オブ・ハックニー」ならではの、ユーモア溢れるコレクションに仕上がっている。【アイテム詳細】レスポートサック「ハウス・オブ・ハックニー×レスポートサック」発売日:2016年11月9日(水)<日本限定発売>取扱い店舗:全国レスポートサック店舗及び、公式オンラインストア<アイテム例>■カードギンガム・スモール クレオ クロスボディ ホーボー 12,500円+税・レクタンギュラー コスメティック 5,000円+税■ブリティッシュガーデン・ミディアム ウィークエンダー 21,000円+税【問い合わせ先】レスポートサックジャパンTEL:0120-141-333参考URL:
2016年11月10日TBSの出水麻衣アナウンサーが、11月19日放送の同局系クイズ番組『世界ふしぎ発見!』(毎週土曜21:00~21:54)で、5,895mの高さを誇るアフリカ大陸最高峰のキリマンジャロ登山に初挑戦し、登頂に成功。番組でも初めての成果となった。このほど、出水アナが報道陣の取材に応じ、過酷な挑戦の感想を語った。高尾山しか登ったことがなかったという山初心者の出水アナは、今回の話を聞いたときは「ただただ呆然とした」というも、不安よりも「新しいものにチャレンジしたい」という思いが強く、決意したという。事前に冒険家の三浦雄一郎と三浦豪太のジム「ミウラドルフィンズ」で4日間トレーニングを行ってから本番を迎えたが、その挑戦は「簡単なものではなかった」と振り返る。精神的に一番苦しかったのは、山頂を目指した最終日だったという。「4,600mのキャンプ地から夜11時に出発し、朝日の時間まで酸素が薄い中、延々歩かなければいけなくて、5,000m過ぎると一歩足を踏む出すのがこんなに大変なのかと…」と過酷な道中を振り返り、「今まで仕事を放り投げたいと思ったことはなかったんですが、そのときばかりは後悔というか…」とつらい心境を明かした。『世界ふしぎ発見!』は12年前にもキリマンジャロ登頂に挑戦したが、そのときは時間切れで達成できず、今回、当時を経験している菅沼直之ディレクターも参加。出水アナは、最終日前日に、菅沼ディレクターから「12年越しのチャレンジなんです。その景色を見たいし、お茶の間のみなさんにも見せてあげたいし、その頂上で今、氷河がどうなっているのか調査したい」という熱い思いを聞き、「私がアタックできなかったら映像持って帰れないし…手ぶらでは帰れない」と気合が入ったという。そして、夜明け前に頂上への中継地点ステラ・ポイントに到着。そこで人生初の御来光を拝んだ後、1時間くらいかけて最も高い5,895mのウフル・ピークを目指し、見事達成した。「仕事で泣いたことはなかったんですが、喜びなのか、達成感なのか、滝のように涙が出た」とその瞬間を振り返り、「一番印象に残る仕事になった」としみじみ。出水アナ自身、「ライフワークになっている」と語る同番組の旗を頂上で掲げられた喜びも語り、「番組に少しだけ恩返しができたかな」と笑った。「人生観が変わるっていうと定型文すぎますが、自分の中で何か変化はある」と出水アナ。「自信になった。これからどんなつらいことがあっても乗り越えていけるんじゃないかと思う」と話し、「肝が据わったのか緊張しなくなった」という変化も明かした。さらに、一緒に登ったポーター(荷物を持ってくれる人)の優しさに触れ、「自然に手を差し伸べられる人になりたいと思い、それ以降、優しくなった」とも。また、山頂で見た運河の美しさと、それが徐々に減っているという危機についても述べ、「この景色を守っていきたい」と語った。
2016年11月07日『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』のブルーレイやDVDがおさめられたMovieNEXが本日リリースされたのを記念して、本作のメイキング映像が公開になった。アリスが鏡を抜けて再びワンダーランドに向かうシーンを“撮影の映像”と“完成の映像”を並べて紹介。撮影に1週間、完成までに1年半を要した人気シーンの“裏側”が初披露される。公開されたメイキング映像『アリス・イン・ワンダーランド』シリーズは、ルイス・キャロルの小説の世界観を基に、主人公アリスが不思議な国“ワンダーランド”で冒険を繰り広げる作品で、『…時間の旅』ではアリスが親友のマッドハッターの危機を救うために再びワンダーランドを訪れ、時間をさかのぼる危険な旅に出る。このほど公開になったのは、アリスが書斎にある鏡を通り抜けて部屋に入り、そこで懐かしい“ある友人”と再会するシーン。本シリーズには摩訶不思議なキャラクターや舞台が次々に登場し、アリスのサイズも縦横無尽に変化するが、ここでもアリスは現実の世界よりも小さくなったり、奇妙なキャラクターと会話をしたりと“ワンダーランド”を再訪したことがわかる場面になっている。映像は、“加工をする前の撮影した映像”と“完成映像”を常に比較できる状態で収録。何度も観ると、デジタル合成のブルーバックを背景に撮影が行われつつも、物理的な動きやアクションを重視しているショットがあったり、アリスを演じるミア・ワシコウスカの目線の動きを制御するポイントが的確に動いていること、撮影したフレームサイズとは異なる大きさで撮影素材が使われているカットがあることなどがわかる。本作は全編に渡って、俳優たちの動きとデジタル映像が“境い目”がなく混ざり合っており、MovieNEXで繰り返し本編を観賞することで、制作手法を想像したり、スタッフたちが細部まで作りこんだ“こだわりの画”を楽しむこともできそうだ。『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』MovieNEX発売中デジタル配信中
2016年11月02日鬼才ティム・バートンが「不思議の国のアリス」の“その後”の物語を描いた、『アリス・イン・ワンダーランド』から6年。待望の続編『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』は、お馴染みマッドハッター役ジョニー・デップをはじめ、アリス役のミア・ワシコウスカ、赤の女王役のヘレナ・ボナム=カーター、白の女王役のアン・ハサウェイらが続投、新たに時間の番人“タイム”役にサシャ・バロン・コーエンを迎えた。今回、製作を務めたティム・バートンに代わってメガホンをとったのは、『ザ・マペッツ』で“マペット(操り人形)”たちと人間が共存する世界を描いたジェームズ・ボビン監督だ。そして、ボビン監督のもと、前作の世界観を引き継ぎながらも、また新しいワンダーランドの創造を任されたのは、ピーター・ジャクソン監督の『ロード・オブ・ザ・リング』三部作や『ホビット』三部作などに携わり、『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』でアカデミー賞に輝いたプロダクション・デザイナー、ダン・ヘナ。本作では、再び不思議の国、ワンダーランドへと誘われたアリスが、親友マッドハッターの悲しみの原因を探るため“時間の旅”に向かうのだが、この新たな冒険をファンタジー世界の名手、ダン・ヘナはどのように構築したのだろうか?まさに“時を越えて”読み継がれているルイス・キャロルによる原作を、「私も子どものころに読んでワクワクしていた」と語るダン。「ですが、子どものころに感じていたことを、映画に携わるにあたって実際に視覚化するということはなかなか大変でした。本作の脚本を読んだときに、ちょっと“奇妙な感じ”が印象に残ったんですが、とにかく素晴らしいものでしたので、それを基にものづくりをするということには非常にやりがいを感じました」と、脚本に触れた際の心境を明かす。「前作の『アリス・イン・ワンダーランド』では多くのデジタル・オペレーションを使っていて、今回はそれを参考にしつつも、前作に比べてよりフィジカルな部分が多くなりましたね。自分たちの手で新たに作ったものと、デジタル・オペレーションとを組み合わせて素晴らしい作品ができたと思っています。従来的なファンタジーの世界から一歩踏み出した、ワクワクすると同時に奇妙な感じもする、この『アリス』の世界で、ものづくりができたことは本当に楽しいことでした」と、試行錯誤の末の撮影をふり返った。監督が本作のワンダーランドで目指したのは、実際に手にとることができそうな“リアルさ”だ。過去、子ども時代のマッドハッターが家族と暮らしていたハイトップ帽子店をはじめ、ウィッツエンドの街並みや、子ども時代の赤の女王や白の女王が暮らすお城、現在のマッドハッターや赤の女王の家など、今回はキャラクターたちの個性や心情とともに、彼らのリアルな日常が垣間見えるかのような世界が広がっている。ダンも「前作ではデジタル環境をより多く使用していましたが、今作では実際に人が出たり、入ったりできるセットをつくり、大道具という以上に、その中でお芝居ができる“環境”そのものをつくりました」と明かす。「それは、作品の世界をつくる上で、役者さんたちにとっても手助けになったのではと思っています。実際に手で触れられる環境でお芝居をすることで、グリーン・バックのときとは違った気持ちで違ったアプローチができたのではと思います」と、その手応えを力強く語る。一方で、アリスが時間の流れをさかのぼる旅は、現実にはあり得ない、最もファンタジックなもの。「“時間の旅”の部分は、いろいろ考えて一番工夫をこらしました」とダンは言う。「時間の流れを波と捉え、そこから海の中を突き進んでいくような見え方を作っていきました。時間の波を進んでいく際に、その波の中に過去のできごとが走馬灯のように見えるかたちにして、ある場所からある場所への二点間の移動であると同時に、時間の流れの中を旅しているんだ、ということを表現するのに非常に注力しました」と、そのコンセプトに言及。過去へとさかのぼる旅は、同時に過去への執着や後悔などもまた浮き彫りにさせることを見事に表現してみせた。また、見れば見るほど、細部まで作りこまれていることが分かるタイムの城についても、「永遠に動き続ける、という象徴的で巨大な時計を軸に、非常に大きなものとして具体的にセットに盛り込んで表現するということが大きな目標のひとつでした」と、ダンは語る。「城そのものに関しては、巨大なメカニズムになっていて、床や天井という仕切りが見えるわけではないのですが、何層にも分かれていて無限の大きさを感じられるようなものを表現しなければなりませんでした。そして、機械仕掛けの巨大な時計ですね。ねじやスプリングなどの部品という細かい部分までもデザインしました」と苦労をにじませながら、「城の中には、タイムの小さい部屋のようなものがあり、そこでは彼自身がリラックスしていられるような空間として作りました」といった“遊び心”も忘れない。「広大なスペースを感じさせ、海の真ん中にあるような雰囲気で、タイム自身が時間の波の中に存在するというような、いろいろな要素が盛り込まれた複雑さがそこにはあります。それをどう表していくのか、自分の中でも課題となっていました」と、“時間”という形のないものと、その番人タイムの城の表現に挑んだ難しさをふり返るダン。時間の波を果敢にくぐり抜けていくアリスの姿は、父親の跡を継ぎ、大海原で船を操る現実世界でのアリスにも重なっている。『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』MovieNEXは11月2日(水)より発売(同日、ブルーレイ・DVDレンタル開始)※10月26日(水)先行デジタル配信開始。(text:cinemacafe.net)
2016年10月25日ティム・バートンが製作・監督を務め、「不思議の国のアリス」のその後を描いて大ヒットを記録した『アリス・イン・ワンダーランド』から早6年。その続編として今夏公開された新たな冒険物語『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』が、早くも11月2日(水)にMovieNEXで登場する。さらに前作と、いまなお根強い人気を誇るディズニー・アニメーションの『ふしぎの国のアリス』の2作も、同日にMovieNEXにて発売。この3作品は、映画の枠を超え、ポップカルチャーにおいて不動の地位を確立した、ディズニーの『アリス』の物語をまとめておさらいするチャンス。シネマカフェでは、それぞれの見どころを裏話とともにご紹介する。■ウォルト・ディズニー念願のアニメーション化!『ふしぎの国のアリス』(’51)好奇心の強い少女アリスが、白うさぎを追いかけて“ふしぎの国”に迷い込み…というストーリーでお馴染みの、言わずと知れたディズニー・アニメーションの人気作。原作は、世界で最も愛読されている物語のひとつ、ルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」。実は本作は、ウォルト・ディズニーがアニメーション化を熱望し続けた作品ではあったものの、世界的ベストセラーが原作ということもあり、実際の製作までなんと14年もかかっている…という裏話も。結果的に、悩み抜いたウォルトとスタッフたちの手によって、原作を尊重しつつも独特な世界観がミュージカル・ファンタジーとしてでき上がった。のちに実写作品でジョニー・デップが演じて人気を博したキャラクター、マッドハッターも、もちろん登場しているので要チェック!■ジョニー・デップ×ティム・バートンの黄金コンビでメガヒット!『アリス・イン・ワンダーランド』(’10)最新作『ミス・ぺレグリンと奇妙なこどもたち』も話題を呼んでいる鬼才ティム・バートンが、ルイス・キャロルの原作に独自のオマージュを捧げ、“アリスのその後の世界”を描いた本作。バートンならではの美しくも奇妙な世界観、そして個性的すぎるキャラクターたちが観る者を引きつけ、日本でも興行収入118億円超えの大ヒットを記録した。主人公は、美しく成長した19歳のアリス(ミア・ワシコウスカ)。白うさぎによって不思議の国へ導かれ、奇妙な住人たちと出会い…というところまではアニメーション版と共通するが、本作では国を支配する残忍な赤の女王(ヘレナ・ボナム =カーター)を倒すため、なんとアリスが運命をかけた戦いに巻き込まれていく!自分が何者か見いだせず悩んでいた少女が、冒険を通して“戦う女性”として活躍する、まったく新しいアリスの物語となった。そして忘れてはならないのが、幾度となくバートンとタッグを組んできたジョニー・デップの存在。世界中にファンを持つカリスマ俳優が演じたマッドハッターは、アニメーション版以上にビジュアルも性格も奇抜ながら、デップの魅力も手伝って大人気のキャラクターとなった。ちなみに、本作では奇妙な世界観を表現するために、マッドハッターの目は3倍の大きさに、赤の女王の頭は4倍の大きさに加工されている。まるでアリスの内面を映し出したような、奇妙だが現実感も備えた見事な世界観は、こうした細部のこだわりからでき上がっているのだ。■マッドハッターを救うためアリスが過去にさかのぼる!『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』(’16)前作から6年ぶりに満を持して登場した新作では、あのマッドハッターが“悲しい過去”にとらわれてなんと命の危機に!アリスはさらに成長し、船長として大海原で活躍するまでになったが、再び導かれるように不思議の国へ。そして、友人マッドハッターを救うべく、禁断の“過去へさかのぼる”時間の旅へと出発する。奇妙な住人たちは引き続き登場し、本作では宿敵・赤の女王と、新たに時間の番人タイム(サシャ・バロン・コーエン)という脅威がアリスの前に立ちはだかる。さらに「赤の女王の頭はなぜ、大きいのか」「なぜ、あれほどまでの暴君になったのか」という秘密も、彼女の切ない過去と共に明かされる。果たして、アリスはマッドハッターを救い、自らの運命も切り開くことが出来るのか!?不思議の国の美しくも奇妙な世界は、さらに色鮮やかにパワーアップ。そして、誰もが縛られがちな“時間”や、過去への後悔という普遍的で深いテーマを、迫力満点な冒険を通して描いた作品として、そのドラマ性は前作よりも高い評価を得ている。ちなみに、本作では過去をさかのぼることで若いマッドハッターが登場するが、特に“アリスに会う前”の彼は性格も異なるため、髪の色や髪型、服などには微妙な変化が。真ん中で分けてなでつけたようなヘアスタイルで、髪のウェーブも少しゆるめ。まだそこまでの“マッド”さがないところに注目だ。過去、現代、そして前作も含めて、いろんなマッドハッターを比較してみるのも面白いだろう。ルイス・キャロルの原作に始まり、ウォルト・ディズニー渾身のアニメーション版、さらに、それらの世界観を受け継ぎつつも、迫力の映像美やより現代的なテーマで時代と共に進化してきた実写映画。こうして、あらためて作品を見返すことで、ディズニーが生み出してきた“アリス”の世界の魅力を堪能できるはず!秋の夜長に、まとめてイッキ観してみるのはいかが?『ふしぎの国のアリス』『アリス・イン・ワンダーランド』『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』は11月2日(水)よりMovieNEXで登場。『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』は10月26日(水)よりデジタル配信開始(ほか2作品はデジタル配信中)。(text:cinemacafe.net)
2016年10月23日夏に公開され、好評を博した『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』のデジタル配信が26日(水)から始まり、来月にはブルーレイやDVDがおさめられたMovieNEXが発売されるのを記念して、本作の未公開映像が公開になった。ファンの間でも人気の高いキャラクター“赤の女王”の恐ろしくも、思わず笑ってしまうシーンだ。公開された未公開シーン『アリス・イン・ワンダーランド』シリーズは、ルイス・キャロルの小説の世界観を基に、主人公アリスが不思議な国“ワンダーランド”で冒険を繰り広げる作品で、『…時間の旅』ではアリスが親友のマッドハッターの危機を救うために再びワンダーランドを訪れ、時間をさかのぼる危険な旅に出る。このほど公開になった映像に登場する赤の女王は、かつてワンダーランドを支配していた恐ろしい女王。美しい白の女王は妹だが、彼女のことを憎んでいる。未公開シーンは、赤の女王が植物でつくられた新たな住みかで、時の番人タイムから受け取ったオルゴールを眺める場面で、よく観ると、斬首刑を模したオルゴール人形が妹の白の女王になっている。それを見て不敵な笑みを浮かべる赤の女王は恐ろしいが、どこか奇妙で思わず笑みがこぼれるのではないだろうか。なぜ、赤の女王はここまで妹のことを憎んでいるのか? なぜ赤の女王は他の人よりも“ほんの少し”だけ頭が大きいのか? 彼女が怒りっぽい理由は? これらの疑問が『…時間の旅』ではついに明らかになる。劇中でアリスは、ハッターを救うために時間を“逆方向”に旅するため、赤の女王だけでなく、白の女王やハッターなどおなじみのキャラクターの過去が語られる。MovieNEXには、この他にも貴重なボーナスコンテンツが収録されており、より深くワンダーランドの現在と過去を存分に楽しむことができそうだ。『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』10月26日(水)先行デジタル配信開始11月2日(水) MovieNEX発売
2016年10月20日ジョニー・デップ×ティム・バートンで贈る『アリス・イン・ワンダーランド』のシリーズ最新作、『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』が、10月26日(水)より先行デジタル配信開始、11月2日(水)にはMovieNEXが発売されることが決定。また今回の発売に合わせて、個性的なキャラクターたちが登場する予告編も到着している。舞台は前作から3年後。亡き父の後を継ぎ、船長として大海原でたくましく活躍するアリス。しかし、厳しい現実に直面し再び不思議の国、ワンダーランドへと誘われる――。そこにいたのは、悲しい過去に心を奪われ、帰らぬ家族を待ち続けるマッドハッター。大切な友、マッドハッターを救うため、アリスは “時間をさかのぼって過去を変える”ことを決意する。そこに待ち受けるのは、ワンダーランドの住人たちの秘められた真実と、時間の番人“タイム”との戦いだった…。キャストには、お馴染みのマッドハッター役ジョニーやアリス役のミア・ワシコウスカを始め、赤の女王役のヘレナ・ボナム=カーター、白の女王役のアン・ハサウェイ、そして本作のキーとなるタイムにはサシャ・バロン・コーエンが出演している。また、日本語版吹き替えには、深田恭子が白の女王を前作から続投するほか、タイムを滝藤賢一、ほかにも平田広明、朴ロ美、茶風林ら豪華俳優陣が集結している。本作のテーマは「時間」。アリスは時間をさかのぼり“タイム”と戦う。冒頭ではアリスは自分の時間をどう使うべきか、あまり注意を払っていない人物、そして亡き父を想って嘆く過去にとらわれた人として描かれている。しかし、アリスは時間は何かを奪うが同じように何かを与えてくれると学んでいく。それを理解することで、アリスは時間と向き合い、いまこの時を共にする人=母を大切に思うようになる。「いまという時間に感謝することができれば、将来後悔する原因や、喪失感は生まれない」…それが、ボビン監督のシンプルなメッセージとなっている。アリスが学ぶこのレッスンは、ある意味いま、誰もが迷ったり悩んだりしている、仕事と人生と愛する人々との間の“バランスを取る”ということについての現代の物語でもあるのだ。今回発売されるMovieNEXには、ボーナスコンテンツも収録。ディズニーが贈るファンタジー・アドベンチャーの代表作であり全世界で話題を呼んだ本作を、ぜひMovieNEXでお楽しみあれ。『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』MovieNEXは11月2日(水)より発売(同日、ブルーレイ・DVDレンタル開始)※10月26日(水)先行デジタル配信開始。(cinemacafe.net)
2016年09月06日ヒルトン東京2階の中国料理 王朝では、9月5日から10月31日までの平日ランチタイムに、ホテル1階のマーブルラウンジで開催中のデザートフェア「アリスとハートの女王様からの挑戦状」に合わせて、マーブルラウンジの15種類のデザートと、アリスの物語をコンセプトに王朝が用意した10種類の点心・軽食の食べ放題をセットにした「秋のアリスデザート&点心ランチ」(4,000円)を開催する。デザートでは、トランプたちがハートの女王様の機嫌を損なわないように白いバラを赤いペンキで塗るエピソードから着想を得た「赤く塗っちゃえロールケーキ」や、いつも不機嫌な女王様の口癖「首を切っておしまい!」をイメージした2段重ねのチェリーシュークリーム「ルリジューズ」などを用意。王朝のキッチンからは、アリスを不思議の国へと導いた白ウサギがモチーフの「白ウサギの海老蒸し餃子」や、カブのような見た目が可愛らしい「不思議の国の蒸し餃子」の他、「黒豚入り春巻き」や「鶏肉入りカレー揚げ団子」などが登場する。なお、デザートのブッフェ台はマーブルラウンジと同様にダヴィッド・ギマレスがプロデュース。「不思議の国のアリス」の物語後半でアリスとハートの女王様が繰り広げる様々なエピソードから発想を得て、可愛いだけではない、ちょっぴりダークでひねくれた大人のアリス・ワールドが表現される。また、9月1日から30日まで、時間の経過とともに姿を変える月の美しさを前菜からデザートまで全7品で表現する「中秋の名月特別コース」(1万5,000円)が提供される。9月15日の中秋の名月を迎えるにあたって提供される同コースでは、天使海老の葱ソースや、牛すねの醤油煮などの盛り合わせで月の宴を表現する「中秋満園」から始まり、月灯りで黄金色に輝く水面を塩玉子ソースで表現し、そこに黒アワビを浮かべた「半月昇江」や、錦絲卵で包んだ焼売を満月に見立て、そこで戯れるウサギを点心で描いた「明珠戯兎」などを提供。ポークスペアリブの柔らか煮に卵黄と四川山椒を添えた「月輝夜光」では、夜空に満月が昇っていくまでの情景を表現した。また、オマール海老とタラバ蟹を炒めた「月満堂堂」の後は、満月に見立てた炒飯に岩海苔の餡をかけることで湖面に映り込んだ月がその姿を消していく様が表された「翠湖映月」が提供され、月の宴は終焉を迎える。最後には、マンゴープリンを覆うガラスの器を外した瞬間、銀色のアラザンの粒がマンゴープリンの周りに転がり込む晴れやかな演出で満天の星空に輝く満月が表現された。
2016年09月04日ティム・バートン監督とジョニー・デップ主演で全世界で大ヒットを記録した究極のファンタジー・アドベンチャー『アリス・イン・ワンダーランド』と、ディズニーを代表する名作アニメーション『ふしぎの国のアリス』が、この度MovieNEXで11月2日(水)に新発売されることが決定した。現在公開中の『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』の前作となる『アリス・イン・ワンダーランド』。本作は19才のアリスがワンダーランドに迷い込み、摩訶不思議な住人たちと出会い、想像を絶する冒険を経て自分自身の未来を見出していくまでを描いた究極のファンタジー・アドベンチャー。バートン監督&ジョニー主演で贈る本作は、日本はもちろん全世界で大ヒットを記録した作品だ。そして同時発売となる『ふしぎの国のアリス』は、世界の125の言語で翻訳されているルイス・キャロルの名作「不思議の国のアリス」と「鏡の国のアリス」を原作に1951年に製作。ウォルト・ディズニーの第13作目となる長編アニメーションで、製作翌年のアカデミー賞作曲賞にもノミネートされている。製作から半世紀たったいまもなお、愛され受け継がれている作品だ。ディズニーの代表作とも言えるこの2作。スマホやタブレットなどでいつでもどこでも楽しむことが可能だ。『アリス・イン・ワンダーランド』『ふしぎの国アリス』MovieNEXは11月2日(水)より同時発売※2作品共にデジタル配信中。(cinemacafe.net)■関連作品:アリス・イン・ワンダーランド 2010年4月17日より全国にて公開(C) Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.
2016年08月11日「不思議の国のアリス」の第2弾『アリス・イン・ワンダーランド』が絶賛公開中ですね。観にいかれた方はいるでしょうか。アリスの話は言葉遊びが多く、小さい頃の私には内容がよく分からなかったのですが、シンデレラや白雪姫といったプリンセスの物語にはとても憧れました……!中でもお話に登場するお城は、想像力をかきたてる重要な存在。そんなお話の原点ともいえるお城が実在することをご存じでしょうか。頭の中で描いていた景色が目の前にあらわれたら、きっとあの頃のようにときめいてしまうはずです!シンデレラ城のモデル「ノイシュバンシュタイン城」Photo by Pinterest「灰かぶり」としても知られるシンデレラ。ディズニーランドにあるシンデレラ城にとても良く似ていて、モデルにもなったといわれているのがノイシュバンシュタイン城です。ドイツ南部の小高い丘の上にあるこのお城はとても有名な観光スポットで、耳にしたことのある人もいるかもしれませんね。Photo by Pinterest城内には見事なシャンデリアや壁をうめつくす絵画、ゴシック様式の家具などお城らしい豪華さで想像を裏切りません。口コミではこの内観以上に、近くにある橋から見る真っ白なお城の外観に圧倒される人が多数!誰が撮っても絵葉書になるような、美しい写真が撮れるようです。見学をする際、事前に麓(フュッセン)のチケットセンターでツアーチケットを購入します。ミュンヘンからお城のあるフュッセンまでは列車で約2時間。そこからお城まではバスで10分程度。徒歩でものぼれますが、おすすめは馬車なのだとか。馬車でゆっくりのぼっていくと、プリンセス気分を味わえるみたいですよ。眠れる森の美女の城のモデル「ユッセ城」Photo by Pinterest「眠れる森の美女」の主人公であるお姫様が目覚めたお城のモデルとされるのが、フランスにあるユッセ城です。魔女の魔法で長い眠りについていた美しいお姫様が、王子様のキスによって目覚めた場所。ユッセ城は歴史的建造物の多い地域にありますが、正面に流れる川や背後の森、季節によって咲き乱れる庭園の花などが「おとぎの国の物語」に迷い込んだ錯覚に陥りそうですね……。Photo by Pinterest城内には、物語のワンシーンやかつての暮らしを再現した人形の展示も。そしてお城のそばには結婚式を行えるチャペルがあります!現在はこちらで挙式ができるかどうかは不明ですが、近くにある古城ホテルでの挙式は可能で、ウエディングドレスのままユッセ城など近郊の古城めぐりフォトツアーに出かけることも可能です。ユッセ城はこの地域の中心都市・トゥール駅から車で約50分の場所にあります。交通機関の少ない不便な場所なので、古城めぐり1日ツアーに参加すると便利です。ちなみに1年のうち、11月中旬~2月中旬の間だけ休館するのでご注意を!白雪姫の城のモデル「アルカサル」Photo by Pinterest白雪姫にでてくるお城のモデルになったといわれているのが、スペインにあるアルカサル。お城のあるセゴビア旧市街はとてもきれいな街ですが、お城がたっているのはなんと100m以上の断崖絶壁!下から見上げるお城は周りを森で囲まれており、少し厳かな雰囲気もただよっています。 Photo by Pinterest口コミでは「ステンドグラスがきれい!」「歴代の王様の彫像がずらっと並んでいて圧巻」という意見のほか、「展望台の頂上にのぼると隣町まで見渡せる広大な平野が広がり、最高の見晴らし!」という人も。日本では見る機会の少ない「地平線」も楽しめるようです。セゴビアは首都マドリードから高速列車で30分でつきます。近場なのでスペイン観光のついでに、日帰りツアーを予約して1日だけセゴビアを堪能するのもいいですね!生で目にすると「本当にあったんだ……」と言葉を失ってしまうほどの存在感を放つお城たち。今年はプリンセス気分で海外旅行を企画してみてはいかがでしょうか。参考:トリップアドバイザー、travel.jp、EVC
2016年07月31日公開中の映画『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』が日本でも公開され、好評を博している。本作は、『アリス・イン・ワンダーランド』の“続編”という位置づけだが、製作者たちは“新しい物語”を描くことに注力したようだ。キャストと監督が語る特別映像が公開になった。公開された特別映像『アリス・イン・ワンダーランド』シリーズは、ルイス・キャロルの小説の世界観を基に、主人公アリスが不思議な国“ワンダーランド”で冒険を繰り広げる作品だが、このほど公開になった映像でジェームズ・ボビン監督は「新しい物語だ。新しい役柄や世界を披露したい」と語る。前作はまだ少女のアリスが、ワンダーランドでの冒険を通じて成長し、自分の意思で自身の進むべき道を選び取るまでが描かれたが、本作では“時間”をテーマに大人に成長したアリスが現在の自身の環境を見つめなおしていくドラマが、ワクワクする冒険と共に描かれる。さらに“時間を逆行する冒険”というモチーフを取り入れたことで、前作に登場したキャラクターを“そのまま”使うのではなく、過去や変化になったきっかけをイチから創造。前作を観ていない観客でもすべてのキャラクターの事情や変化が楽しめるのが大きな特徴だ。映像には、色鮮やかなワンダーランドや歯車がひしめきあう“タイムの城”など華麗な本編カットや、ミア・ワシコウスカ、ジョニー・デップ、アン・ハサウェイらのインタビューを収録。前作とは異なる展開や、人物造形の一端を垣間見える映像がたっぷりと収録されており、なぜスタッフたちが長いインターバルを経て、“新しい”作品を製作したのかが伺える内容になっている。『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』公開中
2016年07月13日いま、貧富の差は世界中で問題となっています。もちろん、日本の貧困問題も深刻です。しかし、世界にはもっと苦しんでいる国があることをみなさんはご存知でしょうか。例えば、毎日の食事にありつけなかったり、人として生きていく最低限の安全すら保障されなかったり……。過酷な状況下で、幼い命がどんどん失われているのです。主に、どの国が貧しさに耐えているのか?ちょうどアメリカの情報サイト『Gazette Review』が2016年最も貧しい国を発表したので、状況を見てみましょう。参考までに、それぞれの国の一人あたりのGDPを国名の横に入れています。一般的に、国の富はその人口で割った国で生産されるすべての財・サービスの購買力で一人当たりの国内総生産(GDP) により測定されているのです。要するに、これは国内における一人あたりの購買力を意味します。■10位:ギニア(52,571円)523.10ドル1990年代には鉱業と農業が成長したギニアですが、それ以降経済成長が見られません。農民は時代遅れの農業から抜け出すことができないままでいます。■9位:エチオピア(50,752円)505.00ドル興味深いことに、歴史的にエチオピアは比較的裕福な国として知られています。大規模な政治改革によって、経済成長とその安定性を手に入れました。その結果、2007年以降、エチオピアは南サハラ周辺諸国の中でも上位の豊かさを誇っています。しかし、そういった事実にも関わらず、国民一人あたりのGDPはたったの50,752円のままです。その理由は、国民の多くが発達していない従来からの農業に依存しているという事実にあります。■8位:ガンビア(49,104円)488.60ドルガンビアは、国土が11,000平方キロメートル、人口180万人のアフリカ大陸最少、最貧国のひとつです。経済を成長させるべく奮闘していますが、国民のほとんどが農業と漁業に従事していることから、経済成長を難しくしています。農業も漁業も天候に左右されます。それにより、季節によっても経済効果が左右されてしまうのです。■7位:コンゴ民主共和国(48,662円)484.20ドルコンゴは人口7,700万人と、アフリカで2番目に大きな国です。しかし、コンゴの場合、人口が多いことは必ずしも良いことではありません。近隣のより良い国に行くことができないだけなのです。コンゴは天然資源が非常に豊かな国です。土壌も肥沃で、水源も多くあり、森林も豊かです。それなのに、貧しさから抜け出すことができないのは、その腐敗した政治制度に理由が多くあります。国民の大部分が失業者なのです。■6位:マダガスカル(46,531円)463.00ドルどんな貧しい国でも、経済の安定性を目指しています。しかし、マダガスカルはそうではありません。過去20年以上もの間、国民の生活水準は下がり続けています。人口が2,000万人もいるのに、GDPは一向に上がらないのです。その理由は、工業や農業における技術の未発達にあります。人口が増え続けているのに、技術に投資するだけの経済力がないという悪循環に陥ってしまっています。■5位:リベリア(45,657円)454.30ドル第二次リベリア内戦は、実に1999年から2003年まで続き、当然経済状況をも悪化させる結果となりました。その後も国の経済のほとんどは農業に依存しており、2010年になっても、国民の80%が1日の生活費が125円しかないという結果になっています。■4位:ニジェール(41,747円)415.40ドルニジェールは、いくつかの分野において世界で最も発達の遅れている国としても知られています。教育や幼児の死亡率の減少に力を入れているものの、経済発展がみられません。ニジェールでは金やウラン、石油などの天然資源事業と農業が経済の中心です。しかし、いずれも天候に左右されやすく、安定しないのが現実です。■3位:中央アフリカ共和国(33,486円)333.20ドル中央アフリカ共和国も、リベリア同様長い間続いた内戦によって国民が犠牲となっています。政治が安定しない深刻な状況が続いているのです。国の輸出収入の45%がダイアモンドでまかなえているものの、それ以外のほとんどはインフラが整備されていない脆弱な農業に依存している状況です。■2位:ブルンジ(26,843円)267.10ドルブルンジの歴史もまた、暴力と政治的紛争を繰り返してきました。そのため、自国を再生するための取り組みはされているものの、結果に結びついていません。国民の実に67%が貧困に苦しんでいます。紛争によって少ない土地は荒廃し、悪天候も重なって農業による経済効果が得られない状況です。■1位:マラウィ(22,763円)226.50ドルいま最も貧しい国はマラウィ。人口1,600万人と、アフリカでもっとも小さな国のひとつです。教育、医療、インフラなど、生活環境に必要なほとんどの分野の質が世界標準以下となっています。国の主要事業である農業も、未だに原始的な方法を用いています。そのため、病気や怪我などによる人口減少も深刻な問題です。*人生は楽しいことばかりではありません。時々、生きていることがつらいと感じることもあるでしょう。物事がうまくいかないと嘆くこともあるかもしれません。しかし、私たちの知らないところでは、日々自分の命を守ることすらままならない人々も存在するのです。だからといって、そういった人と比べて自分が幸せだと感じるのではなく、事実を知って、いまの自分の状況に感謝することもときには大事なのではないでしょうか。(文/hazuki) 【参考】※Top 10 Poorest Countries in the World – 2016 List-Gazette Review
2016年07月10日『アリス・イン・ワンダーランド』シリーズの新作『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』(公開中)のキャストやスタッフが主人公アリスについて語るインタビュー映像がこのほど、公開された。前作から6年の時を経て公開される本作では、再び美しくも奇妙な"ワンダーランド"へ誘われたアリス(ミア・ワシコウスカ)が、悲しい過去に心を奪われた友人マッドハッター(ジョニー・デップ)を救うべく、"時間をさかのぼる冒険"へと出発する。イギリス出身のジェームズ・ボビン監督は、本作のベースとなった、同じく英国のルイス・キャロルによる小説『不思議の国のアリス』と『鏡の国のアリス』を「イギリス人にとってDNAの一部のようなもの」と紹介。アリスについては「家父長支配的だったビクトリア朝時代の社会において、新しい考え方を持った人物。当時から、古風な社会に暮らす現代的な女性といったキャラクターでした」と話す。また、「ルイスが人々に理解してもらいたかったのは、アリスはそれ以前の世代とは全く異なる世代の女性であり、現状に耐えるようなことはしないということ」と推察。「アリスの世代は婦人参政権論者として育った世代だったので、彼女らがあらゆる意味で世界を変えた。それは僕にとって重要」と社会的な背景も踏まえて語る。そんなキャロルの作風を取り入れつつ、ティム・バートンが作り上げた前作のキャラクターたちを主体に、彼らがどうなったか、過去に何があったのかを描く本作。前作終盤で成長の兆しを見せたアリスは、本作では、船長として大海原を航海するほどタフなヒロインへと進化した。ミアも、自身が演じる成長したアリスを「自己が確立された女性像」と評価。「冒頭で、アリスが船長として航海していたことから強くなり、自分自身のことがよくわかるようになっていたのに、イギリスに戻り、自分に求められていることがあまりにも程度の低いことだったと知りがっかりするというのが良い。自分にはそれ以上の価値があり、幸せでいられるだけでも、自分がやりたいことをやれるだけでも良いと思っているというアングルが良い」と話し、「アリスみたいなキャラクターが、若い子供たちや女の子たちにとって最初の接点になるなら、とても素晴らしい」と期待を寄せる。製作を務めたスザンヌ・トッドは、本作について「現代の女性が共感できる、20代女性のための要素も含まれている」とアピール。「アリスは自分のキャリアでやりたいことをわかっており、集中して取り組んでいますが、同時に家族関係にも対処しなければならず、母親との関係を再構築していかなければなりません」と説明し、これは「20代の時に両親と自分の間によく起きるもの。その年頃のすべての若い女性にとって分岐点となるので、現代の女性はアリスの旅路に共感すると思います」と語る。このほか、映像では赤の女王役ヘレナ・ボナム=カーターが「信じた道を進み自分自身を旅する」、白の女王役アン・ハサウェイが「人の上に立つ人物。夢を追い不可能を可能にする」といった言葉で、それぞれアリスを表現。本編のシーンと共に映されるインタビュー映像から、おのおのが抱くアリスへの思いが伝わる。(C)2016 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved./Disney.jp/Alice-Time
2016年07月04日公開中の映画『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』の特別映像が公開になった。日本オリジナル版の映像で、スマートフォンの画面を模した縦型の動画で、映画のタイトルにもなっている“時間”がモチーフになっている。公開された特別映像このほど公開になった動画は、スマートフォンの中に流れていた時間が“おかしく”なり、アリスが親友マッドハッターを助けるために冒険に旅立つ、というもの。アイコンが並ぶホーム画面や、メッセージアプリにアリスやハッター、白の女王らが登場する。映画ではアリスは時間をさかのぼる旅に出るが、時間の番人タイムから、過去の出来事を変えてはならないと警告される。彼女が過去を変えてしまえば、時の流れが“おかしく”なり、ワンダーランドが危機に陥るからだ。しかし、アリスが時間をさかのぼる目的は親友ハッターを過去の悲しい出来事から救うこと。ワンダーワンドの時間は正しく流れ続けるのか、それとも今回の動画のように“おかしく”なってしまうのか?ちなみに今回の特別動画には“隠れミッキー”も仕掛けられているそうだ。『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』公開中
2016年07月04日2016年7月2日、3日の全国映画動員ランキングは、『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』(全国354館)が初登場1位になった。その他の画像本作は、『アリス・イン・ワンダーランド』を監督したティム・バートンが製作を担当したファンタジー。ジョニー・デップ、ミア・ワシコウスカ、アン・ハサウェイらが続投し、サシャ・バロン・コーエンがタイム役で出演。懐かしい仲間たちと再会したアリスが体験する時間をさかのぼる不思議な冒険を描く。2位は『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』(全国289館)。3位の『ズートピア』(全国342館)は公開11週目を迎えるもTOP3内にとどまっており大ヒット中だが、配給は7月15日(金)で上映終了を発表している。そのほか初登場5位に『それいけ!アンパンマンおもちゃの星のナンダとルンダ』(全国184館)が入った。全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』2位『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』3位『ズートピア』4位『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』5位『それいけ!アンパンマンおもちゃの星のナンダとルンダ』6位『貞子vs伽椰子』7位『64-ロクヨン- 後編』8位『日本で一番悪い奴ら』9位『クリーピー 偽りの隣人』10位『デッドプール』
2016年07月04日「不思議の国のアリス」のその後を描いた映画『アリス・イン・ワンダーランド』が、7月1日(金)今夜放送の「金曜プレミアム」に登場する。同作は全世界で愛され続けるルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」の“その後”を『シザーハンズ』『チャーリーとチョコレート工場』『ダーク・シャドウ』などで知られるティム・バートン監督とジョニー・デップ主演のコンビで映像化した作品。その“絵本”の世界をそのまま実写にしたような独特の映像美は公開当時大きな話題となり、多くの人を魅了。映画だけでなくファッションや音楽といった様々な分野にもその影響が波及したのも記憶に新しい。19歳に成長したアリス(ミア・ワシコウスカ)は、パーティーを抜け出し、白うさぎを追いかけて大きな穴に落ちてしまう。行き着いた先は「ワンダーランド」。そこでアリスは、マッドハッター(ジョニー・デップ)、白の女王(アン・ハサウェイ)、赤の女王(ヘレナ・ボナム=カーター)など、まか不思議な住人たちと出会う。マッドハッターは、アリスこそがワンダーランドの独裁者・赤の女王による支配を終わらせることのできる“救世主”だと信じていた。いつの間にかワンダーランドの運命を背負ってしまったアリスは、赤の女王との戦いに巻き込まれていく―というストーリー。未だ熱狂的なファンが多い本作だが、続編となる最新作『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』も7月1日(金)本日から全国公開中。今夜放送の『アリス・イン・ワンダーランド』の“はじまり”の物語を描く作品で、悲しい過去に心を奪われ、帰らぬ家族を待ち続けるマッドハッターを救うため、時間を遡ったアリスを待ち受ける、秘められた真実と“時間の番人”タイムとの戦い。はたして、マッドハッターを救うことはできるのか? そして、運命に逆らい過去を変えることはできるのか――。アリスやマッドハッターら主要キャストたちが再集結し、物語のキーとなる<時間>を司るタイム役をサシャ・バロン・コーエンが演じている。『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』鑑賞の前に前作を観て予習してみては?金曜プレミアム『アリス・イン・ワンダーランド』は7月1日(金)21時~フジテレビ系で放送。(笠緒)■関連作品:アリス・イン・ワンダーランド 2010年4月17日より全国にて公開(C) Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.
2016年07月01日オネエ系映画ライター・よしひろまさみちさんの映画評。今回はジョニー・デップの好演も印象的だった『アリス・イン・ワンダーランド』の続編『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』です。***みんな大好きジョニー・デップのキテレツ姿!いろいろやってるけど、『アリス・イン・ワンダーランド』のマッドハッターは特に強烈で、主役のアリスを食っちゃってたわよね~。そのハッターが、続編では死の床。ついに食われたアリスが満を持しての主役になったのよ〜。「そうなの。今回のアリスは、すごく成長して、ある意味、マッドハッターよりもマッドなことを平気でするの」と言うのは、前作からアリスを演じているミアちゃん。「アリスは2年もの間、船長として世界を旅していて、力のある立場の女性になっているの。女性が活躍できる時代じゃないだけに、その稀少な価値を理解して自分を愛しているのよ。そういう自立した女性を演じること、そして彼女を掘り下げることができたのは、私にとって最高の経験だったわ。ぶっちゃけ、今回のアリスの方が、演じていて楽しかったのよね(笑)。でも前作は前作で、私にとって特別な作品。だって、あの作品から、私のキャリアはガラッと変わったんだもの(笑)」そうそう。あそこから人生変わっちゃったわよね〜。ぶっちゃけ忙しセレブすぎて人まで変わっちゃいそうだけど「世間で言われるほど私自身はそれほど変わらないのよ」とミアちゃん。おごりがないのね!!「やっぱり今でもオーストラリアに自宅があるからかな。子供の頃はあちこち転居していたから、むしろ今の方がずっと落ち着いているくらい。弟とシドニーに越して3年だけど、家族のいるキャンベラと行ったり来たりしてるのよ。もちろん仕事のときは別の国にいるけど、今はスカイプでいつでも顔を見て話をできるから、常に家族と一緒って感じ。いい時代よね〜」超大作も小規模の作品も出まくりの助だから、世界を股にかけて大活躍。そういえば、加瀬亮くんと共演した『永遠の僕たち』なんてすごくいい映画だったじゃない!「亮のことはリオって呼んでたんだけど、すごい俳優よね。あの作品はガス・ヴァン・サント監督や彼のような個性的な人たちと一緒に仕事できたから、様々なことを学べたわ。これからも規模にかかわらず出演したいし、もっと女性監督との仕事もできたらいいな、って思ってるの。たとえばジェーン・カンピオン監督(『ピアノ・レッスン』)とか。彼女が大好きなの!」◇ミア・ワシコウスカ1989年10月14日、オーストラリア・キャンベラ生まれ。子役から活躍し、2010年の『アリス・イン・ワンダーランド』で主役に抜擢されて以降、ハリウッドのA級女優に。(C)Theo Wenner / Art Partner /amanaimages◇前作の監督ティム・バートンがプロデューサーとして参加したワンダーランドの“はじまり”の物語。監督/ジェームズ・ボビン出演/ミア・ワシコウスカ、ジョニー・デップほか7月1日より全国ロードショー。(C)2016 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.※『anan』2016年7月6日号より。インタビュー、文・よしひろ まさみち(オネエ系映画ライター)
2016年06月30日アリスが戻ってきた。前作から3年後を描いたシリーズ2作目『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』では、時間に奪われた大切なものに執着する親友マッドハッターを救うために再び冒険の旅に出る。前作から6年の月日を経て、すっかりたくましくなったアリスを演じるのは、もちろん、ミア・ワシコウスカ。女優としても、女性としても、すっかり成長した彼女が、どんなアリス像を見せてくれるか、ファンとしては気になるところだろう。来日したミアに、作品に寄せる思いを聞いた。映画の冒頭、船長として勇ましい姿を見せるアリス。時代背景となる19世紀には、男性を率いるパワフルな女性は少なかったはず。「アリスが最初に登場するとき、とても強さを持って描かれているところがとても気に入っているの。2年ほどの航海で船長という役目を立派に果たし、自分が誰であるかも確立しているし、経験からくる強さも持ち合わせている。ところが帰郷してみると、当時のイギリス社会が彼女に期待するものがとても低くて。でもアリスはそれに流されず、自分の価値は自分で決めるものだという感覚を持ち続けたまま、自分の決めた道を歩み続けていく。これはぜひ、30、40代の女性にも受け取ってもらいたいメッセージね」。今回で2回目となるアリス役も、これまでの役選びを見ても、役との結びつきがとても強いことが感じられるミア。撮影後、離れがたいと感じる役柄もあるのでは?「それぞれの役によって変わるけれど、ときには“やっと終わった、嬉しい”と、すぐに役から離れられることもあるわ。必ずしも役が嫌いだというわけではないの。例えば、『ジェーン・エア』のように、衣装がとてもきつくて、“やった!終わった”と思う役もある。もちろん、キャラクターと離れがたくて終わったときに喪失感を覚えるものもあるわ。アメリカで最初に出演した『In Treatment』というTVシリーズでは、ソフィーという女性の人生を、演技を通して追うことで、彼女の友達になったような気がしていたの。とても別れがたかったわ」。では、アリスは?「アリスはとても好きな役。特にこの2作目は演じていてとても楽しかったの。でも、衣装の着心地があまり良くなくて。毎日、シートベルトでもするみたいに、がっちり着込んでいたの。1作目も衣裳がとてもきつくて、それに比べれば今回のほうが楽だったわ。パンツルックも多かったし。オリエンタルなドレスも、スカートに見えて、実はフレアの太いパンツだったのよ。だいぶ動きやすくかったわね。今回は走ったり、跳んだりも多かったから、そのためだとも思うけれど、アリス自身も自由が反映されているとも言えるわ。とはいえ今回も、着たらそのまま衣裳を縫われてしまったり、座らないでと言われたり。すごく肉体的につらい面があった。そういう意味では、撮影が終わったとき、感傷的にならずにすんだわね(笑)」。作品の前半では、父を失い、“時間は大切なものを奪う泥棒”と考えているアリスだが、冒険を通して、時や過去への執着を解き放ち、成長していく姿が描かれていく。もし、アリス同様、時間は残酷なものだと考える女性たちがいるとしたら?「本作には時間に関する素晴らしいメッセージが込められているから、ぜひ観て欲しいわ。過去を正そう、変えようとするのではなく、過去から学ぼうとすることで自由を得ることができるし、いまこの瞬間を生きる、いま持っているものを大切にすることができる。それが、人が時間との間に築くことができる健康的な関わりだと思うの。もともと人には、そういう感じ方をする習慣がないと思うので、ぜひ学んで欲しいわ」。では、ミアには変えたい過去はない?「ないわ!もう、いまはね(笑)。もちろん、ああすればよかった、こうすればよかったと考えることはたくさんある。いまと違っていたらと思うことは誰にでもあるでしょう?でも、いまの私は時間と健康的な関係を持てていると思うわ。起きたことを悩むよりも、受け入れて先に進むほうがいいと思うから」。時間が大きなテーマとなっている作品だけに、この6年間、ミアがどんな時間を過ごしてきたのか気になるところ。「最高の6年間だったわ。多くの素晴らしい映画に出演し、作品が私を違う場所、違う時代へと連れて行ってくれた。それにプライベートも充実しているわ。実はずっと両親と住んでいたんです。映画の仕事が入れば、海外に行かなくちゃいけないから、自分の家は必要なかったの。でも、いまはやっと独り立ちして、自分の家と呼べる場所がシドニーにあるの。自分だけの場所を持つことができたことも誇らしいわ。仕事もたくさんしたけれど、仕事と離れたところで、自分の人生もしっかり確立しはじめることのできた6年だったわ」。その間には、短編2作で監督も経験。女優に新しい視点は加わったのだろうか。「短編を手掛けたおかげで、また違ったカタチでクリエイティビティというものを掘り下げることができたわね。例えば、視覚的に。実は、演技の部分はあまり考えなかったの。素晴らしい俳優をキャスティングしていたので、俳優たちは本能的に必要なものをわかってくれていると信頼できたから。だから、演技に対する不安を持たずに、カメラの裏側に立つわくわく感を味わうことができた。もちろん、不安がなかったわけではないわ。でもそれは、カメラの前で演技をするのとは全く違う種類の不安ね。人に観られるわけではないので、無心になって製作に没頭できたの。そんな経験を通して、大きな報酬を得たと思うわね」。深いクリエイティビティを発見したというミアの、ますますの活躍に期待!(text:June Makiguchi/photo:Nahoko Suzuki)
2016年06月30日