「ぼくが生きてる、ふたつの世界」について知りたいことや今話題の「ぼくが生きてる、ふたつの世界」についての記事をチェック! (1/6)
ドイツ映画『ぼくとパパ、約束の週末』の一般試写会と上映後トークが11月5日に行われ、音楽とともにサッカーにも情熱を注ぐミュージシャンのGAKU-MCと精神科医の山登敬之氏が登壇。上映後に映画について語り合った。映画上映後、ステージに登壇したGAKU-MCは「とても楽しく拝見させていただきました」と笑顔。自閉症の息子の推しサッカーチーム選びに付き添うために、毎週末、サッカースタジアムに通うことになったパパの姿に、「主人公のお父さんが抱え持つ悩みに共感しました」と言う。「お金を稼がないといけないですし、奥さんのフラストレーションも解きほぐさないといけない。子どもの前では立派な父でなくてはいけない、といったことで。日本とドイツでは距離があるかもしれないですけど、似たような気持ちになったことがたくさんありました」と語るなど、娘2人息子1人の3人の子の父親として共感するところも多かったという。一方の山登医師は「これまで自閉症の人や家族を主人公にした映画というのは今までも何本かあって。有名なところでいうと(ダスティン・ホフマン、トム・クルーズ共演の1988年の映画)『レインマン』などがありましたが、子役が自閉症当事者を演じているのははじめて見ました」とコメント。山登敬之医師山登医師によると、自閉症という呼び方は「1943年に(アメリカの精神科医)カナーが提唱した“早期幼児自閉症”からはじまって、それから90年代には“広汎性発達障害”という名前になりました。それが(2013年に)変わって“自閉症スペクトラム障害”となりました。“広汎性発達障害”と呼ばれていたころは、アスペルガー症候群も、カナーが提唱した重度の自閉症も、それは別々に分けて、“広汎性発達障害”の中に入っていたんですけど、いまは自閉症のグループの中にまとまっています」という。その上で二大特長として「ひとつは独特の強いこだわり、そしてもうひとつは人間の心の動きがうまく読めないために、対人関係や集団適応に苦労すること」だという。本作での出張の多いジェイソンの父ミルコは、息子の世話を妻に任せっきりでしっかりと向き合ってこなかった。だが息子と一緒に週末の旅をする、という共通の体験を積み重ねていく中で、だんだんとジェイソンのことを理解していくようになる。同じ父親の立場として、GAKU-MCも「僕も基本的には毎週末にライブがあったので、なかなか子どもたちと遊ぶこともできなかったんですが、去年、思い立って末っ子を連れてエジプトからスリランカまでの旅に出かけました。やはりずっと子どもと付き合っていると、妻が『たまにはあなたも面倒を見てよ』と言いたくなる気持ちも分かるなと思って。それは特別な体験でした」という。映画を通して「こういうやり方を提示してくださったので。僕らも、もうちょっとポップに取り入れられたらいいですよね」と思いを語った。GAKU-MCは2012年に、「Mr.Children」の桜井和寿といったサッカー仲間たちとともに、音楽とフットボールで人と人をつないでいく「MIFA」という団体を立ちあげたり、桜井と組んだユニット「ウカスカジー」でサッカー日本代表の応援ソング「勝利の笑みを 君と」を発表したりと、サッカーと音楽が人生そのものといった日々を送っている。そのモチベーションについて尋ねられると「僕はミュージシャンになる前は、高校生までサッカー部に所属していて。サッカー選手になりたいという青春を送っていたんですけど、レギュラーになれなくて。自分の場所はここではないなとあきらめたんです。次に情熱を傾けられるものを探していたんですが、それが音楽であり、ラップであったわけです」とその経緯を説明。GAKU-MCそしてその後、音楽の世界で実績を積み重ねていったGAKU-MCの心に、ふたたびサッカーへの思いがわき上がった。「やはり当時好きだったサッカーをもう一度好きになりたいと思い、草サッカーをはじめました。そうすると、『Mr.Children』の桜井もそうですが、サッカーがいろんな人をつないでくれた」と語り、「いま、僕が付き合いのある連中は、みんなサッカーを通じて、一緒にボールを蹴っているような人たちが多い。音楽も簡単に人と人をつなげるということがありますが、サッカーも同じ側面があるので。サッカーと音楽を通して、皆さんをハッピーにするようなプロジェクトを推進していきたいなというのが僕の思いですね」と明かす。そんなGAKU-MC自身、世界各国のサッカースタジアムに足を運んだことがあるという。「ドイツのスタジアムはすてきなんですよ。ドイツのスタジアムはほぼサッカー専用なので、客席のすぐそばで激しい試合が行われている。あのダイナミックな感じがドイツのサッカーの魅力かもしれないですね」と語った。そして最後に山登医師がオススメするシーンについて「ジェイソンがバス停に座っているおばあさんに向かって、ここは僕のいすだというシーン」だという。「日本だったら、お母さんが子どもを我慢させるか、相手にお願いします、と頭を下げるところでしょうが、このお母さんは『あなたにこの子の苦しみが分かるのか!』というわけです。そこで席をずれて譲ってくれたおばあちゃんにダンケシェン(ありがとう)というのもとてもクールでしたね」とコメント。さらにGAKU-MCが「面白い映画を紹介していただき本当に良かったなと思います。自分の大好きな音楽とサッカーの、両方が詰まっているすてきな作品だと思うので。(本作のモデルとなったパパも)日本を舞台にしたパート2をつくりたいといってましたからね。その映画に日本のラッパーも入りこめるよう頑張りたいと思います」と意気込んでいた。『ぼくとパパ、約束の週末』は11月15日(金)より新宿ピカデリー、角川シネマ有楽町ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ぼくとパパ、約束の週末 2024年11⽉15⽇より新宿ピカデリー、⾓川シネマ有楽町ほか全国にて公開© 2023 WIEDEMANN & BERG FILM GMBH / SEVENPICTURES FILM GMBH
2024年11月06日サッカー大国ドイツから届いた父子の物語『ぼくとパパ、約束の週末』が11月15日(金)より公開。この度、本作のモデルとなった実際の父子のインタビューを独占入手、2人からのメッセージ動画と新たな場面写真も到着した。主人公は、全56のサッカーチームを自分の目で見て、“推しチームを決めたい”とドイツ中を旅する自閉症のジェイソン。そして、 多忙な仕事の合間を縫ってジェイソンと共に旅をする父のミルコ。2人の実話をもとに作られた本作はドイツ本国で公開されると、メジャー作品を押さえ100万人を動員する大ヒットを記録した。今回、日本公開直前のタイミングで実際の父子のインタビューが到着。息子のジェイソン・フォン・ユターツェンカと父ミルコ・フォン・ユターツェンカは、現在もスタジアム巡りを続けており、本作中でもワンシーンで出演もしている。また、ハリウッドでリメイクを制作するプロジェクトも進行中とのことで、映画の撮影についてや現在の心境などを聞いた。ジェイソン&ミルコ父子インタビュー≪取材・文/吉田可奈≫実際のミルコ&ジェイソン・ユターツェンカ父子(c) Credits beachten: Sabrina Adelina Nagel, siesah.de (Können textlich ins Bild eingebunden werden)――映画『ぼくとパパ、約束の週末』は、お父さんのミルコさん、自閉症の息子さんのジェイソンさんの実話をもとにした映画となります。今回映画化する際に、ミルコさんが一番大事にしたことを教えて下さい。ミルコ・フォン・ユターツェンカ(以下ミルコ):映画化のお話を頂いたときに、重要だと思ったことは3つありました。1つ目は、内容が歪んで伝えられないこと。2つ目はジェイソンのキャラクターが正確に再現されること。そして3つ目は苦しむことを見せる映画ではなく、観てくれた方が楽しいと思える作品にするということでした。とくに2つ目のジェイソンのキャラクターでは、彼がどのような才能を持っているか、そして彼がこだわる“持続可能性”や環境に対する情熱、我慢できることとできないことなどを、しっかり正確に伝えることを大事にしてほしいと制作サイドに伝えました。実際のミルコと・ジェイソン(c) Sabrina Adelina Nagel, siesah.de (Können textlich ins Bild eingebunden werden)――実際に映画のなかに存在したジェイソンを見て、どう感じましたか?ジェイソン・フォン・ユターツェンカ(以下ジェイソン):僕が最初に見たシーンは、電車の中で食事をするシーンでした。劇中でジェイソンはパスタとソースがくっついてしまい、パニックになってしまうんです。そのシーンがあまりにも現実と同じで、僕自身、恥ずかしくなってしまうくらいで(苦笑)。でも、それくらい迫真の演技だったんです。他のシーンには ポジティブなシーンもありましたし、全体的に素晴らしいと思いました。なによりも、自分のキャラクターを、客観的にみることができたのも、すごく良い経験になりました。――電車でパニックを起こしてしまうシーンでは、お父さんは周りの理解を得られず、周りの人に対して怒りますよね。ミルコさんは、ジェイソンさんの障碍をどのように受容してきたのでしょうか。ミルコ:僕がミルコの障碍を受容できるようになったのは、ふたりで旅をし始めてからだと思います。僕も、妻も自閉症と向き合うのは初めてだったからこそ、最初は、間違った対応をたくさんしてしまいました。それこそ、パスタとソースが触れて、パニックになり、何も知らない周りの人たちからいろいろ言われたときは、どうしていいかわからなかったんですよね。『ぼくとパパ、約束の週末』©Wiedemann & Berg Film / Photo by Nik Konietznyでも、今の私たちは、周りの言うことなどどうでもよく、ジェイソンがやりたいようにやらせてあげられるようになりました。というのも、自閉症の人が、社会において、きちんとした立ち位置、居場所を得なければいけないと思っているので、その第一段階として、親である私たち夫婦が、ジェイソンそのものをまるっきり受容しなければいけないと思ったんです。その決意は確固たるものなので、その気持ちが揺らぐことはないですね。現在、大人になったジェイソンは自立し、遠い地域に離れて暮らしていますが、もし私たちの助けを求めているのなら、すぐに飛んで行って助けてあげたいと思っています。ジェイソン:こうやって助けてくれた両親がいることに、僕はすごく感謝しています。でも、自閉症の人も1人の人間とし て、まっとうな権利をもっているからこそ、要求が満たされて生きる価値、自分が生きやすいように生きる権利があるんで す。それに、お父さんは全部のサッカーを見て、推しのチームを決めることを約束してくれたので、その約束は守らなくちゃいけないから、そこは感謝というよりも、当たり前のことですよね。ミルコ:おいおいおい!(笑)長距離の会場まで付き合ってあげているんだからそこは感謝してほしいんだけど!(笑)ジェイソン:あはは。『ぼくとパパ、約束の週末』©Wiedemann & Berg Film / Photo by Nik Konietzny――さて、おふたりは映画の本編にもゲスト出演をされていましたよね。撮影はいかがでしたか?ミルコ:実は、この映画化の話が出たときに、もし実現し、私たちが思うような素晴らしい映画だったら、私たちふたりも出演したいとお願いしていたんです。実際に出演が決まり、30秒ほどのセリフを頂いたんですが、驚くほど上手く話せなくて!(笑)そのせいで、私のシーンだけで何時間も撮影をしたんです。その間、ジェイソンや、ジェイソンを演じたセシリオくんが近くで遊んだり、スタッフさんが毛布を持ってきてくれたりといい休み時間になっていて(笑)。ジェイソン:お父さんは、撮影の前の夜からその4センテンスのセリフを一生懸命練習して寝たんです。それでもセリフを 忘れたり、言い間違えたりしていて、“4つしか文章がないのにそんなに大変だったのか”ということがとても印象的でした。ミルコ:頑張ったんですけどね(笑)。劇中の父子、後ろに座っているのが実際のミルコとジェイソン父子 (c) Wiedemann & Berg Film / Photo by Nik Konietzny――その苦労が実り、素敵なシーンに仕上がっていたので、観てほしいですね。さて、今作はハリウッドでのリメイクも決定しましたね。ミルコ:とてもうれしいです。アメリカでも、私たちのメッセージを伝えられることに大きな意味を感じています。ただ、アメリカでは“自閉症の治療”というものが経済活動のひとつになっていて、生まれ持った特性であるにもかかわらず“治る”と謳っている機関がたくさんあるんですよね。それはわたしたちとは違う見解であるので、間違った情報として伝わらないように制作してもらうように考えています。さらにマーク・ウォールバーグが私のことを演じてくれると知って、妻はすごく喜んでいます(笑)。――ちなみに、ジェイソンさんは日本代表チームに対してはどんな感想を持っていますか?ジェイソン:1人1人の選手についてはまだ知らないんですが、チーム全体としてはとても良いチームだと思っています。なかでも、カタールでのワールドカップの時に、ロッカーを綺麗に片付けたり、メッセージを残していたりと、謙虚さや社会に対する共感、思いやりというスピリットがとても素晴らしいと思いました。それもあって、いまは日本のナショナルチームのユニフォームが、唯一欲しいと思っているユニフォームなんです。いつか手に入れたいですね。実際のミルコとジェイソン (c) Sabrina Adelina Nagel, siesah.de (Können textlich ins Bild eingebunden werden)なお、2人からはメッセージ動画も到着。ともに本作の日本公開を喜び、ミルコは「事実がありのまま伝わるようジェイソンとわたしは全力を尽くし、ものすごく密接に制作に関わりました。だからものすごく喜んでいただいて、できたら続編もお見せできたらと願ってます」と語り、ジェイソンは「この映画によって、今の社会が日本の自閉症の人たちにとって、少しでも理解に満ちたものになれば本当に嬉しい」と願いを込めたコメントを寄せている。『ぼくとパパ、約束の週末』は11月15日(金)より新宿ピカデリー、角川シネマ有楽町ほか全国にて公開。劇中の父と息子、後ろに座っているのが実際のミルコとジェイソン父子 (c) Wiedemann & Berg Film / Photo by Nik Konietzny実際のミルコ&ジェイソン・ユターツェンカ父子 (c) Credits beachten: Sabrina Adelina Nagel, siesah.de (Können textlich ins Bild eingebunden werden)実際のミルコとジェイソン父子 (c) Sabrina Adelina Nagel, siesah.de (Können textlich ins Bild eingebunden werden)(シネマカフェ編集部)■関連作品:ぼくとパパ、約束の週末 2024年11⽉15⽇より新宿ピカデリー、⾓川シネマ有楽町ほか全国にて公開© 2023 WIEDEMANN & BERG FILM GMBH / SEVENPICTURES FILM GMBH
2024年11月04日お笑いコンビ・エルフの荒川が30日、自身のインスタグラムを更新した。【画像】エルフ荒川が可愛すぎるハロウィンコスプレ披露!「色々難しいなあって思うけど、」と綴り、最新投稿をアップ。何かあったのかとファンが心配になる書き出しだが、その後「てか待て自分に期待しすぎんなお前はそんなできた人間ではないのに何を偉そうに容量良くとか無理だからうん地べた這わんかい」と自分にカツを入れ、舌を出してポーズを決めているショットを投稿。「と、思ったらすごく元気がでてきたから、今日のわたし偉くね❓」と最強のポジティブマインドで投稿を締めくくった。 この投稿をInstagramで見る エルフ荒川(@khkhkhzk)がシェアした投稿 この投稿にファンからは「偉すぎる✨そして元気出た」「いや荒めろ生きてるだけで世界救ってるから」などのコメントが寄せられている。
2024年10月31日今回、ご紹介するのは、映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』。耳のきこえない母ときこえる息子の心に響く物語です。呉美保監督と原作者で作家・エッセイストの五十嵐大さんにお話をうかがいました。「素晴らしい方に主役を演じていただきました」左から、呉美保監督、五十嵐大さん【イケメンで観るドラマ&映画】vol. 205映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』の原作は、作家・エッセイストの五十嵐大さんによる自伝的エッセイ『ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと』(文庫化に際して『ぼくが生きてる、ふたつの世界』に改題)。五十嵐大さんは、コーダ(CODA、Children of Deaf Adultsの略。親のどちらか、あるいは両方がきこえない・きこえにくい、耳がきこえる子どもたちのこと )という生い立ちを踏まえて、社会的マイノリティに焦点を当てた執筆活動をしています。映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』のメガホンを取ったのは、2014年キネマ旬報ベスト・テン1位を獲得し、モントリオール世界映画祭最優秀監督賞を受賞した『そこのみにて光輝く』の呉美保監督。主演を務めるのは、『キングダム』シリーズ、『東京リベンジャーズ』シリーズなどの話題作から、作家性の強い監督作等、幅広い作品に出演し、2025年には吉田修一原作、李相日監督『国宝』の公開が控える吉沢亮さん。本作では、手話に挑戦し、耳のきこえない両親の元で育った息子・五十嵐大の心の軌跡を体現しています。呉美保監督ーーおふたりはいつ頃、初対面されたのですか?呉監督脚本作りの段階でお会いしました。五十嵐さん幻冬舎(原作の出版社)の会議室で3時間ほどお話をさせていただいたんです。時間的に会議室が使えなくなり、泣く泣く終わるほど、たくさんお話を聞いてくださいました。ありがたいなと思いました。呉監督伺ったことをそのまま表現できないかもしれないけれど、きちんと事実を掘り下げたうえでどこをチョイスするのか。原作以外の資料も読みながら、考えました。五十嵐さん初めてお会いした時、呉監督や脚本を手掛けた港(岳彦)さんがコーダについて真剣に耳を傾けてくださって、その真摯な姿に感動したことを覚えています。それもあって、この方たちなら大丈夫だと確信し、「根底に流れるテーマさえ変わらなければ、細部は自由にしていただいて構いません」とお伝えしました。呉監督そう言っていただけて、ありがたかったですし、身が引き締まる思いもしました。五十嵐大さん五十嵐さんセリフを手話に翻訳する現場に同席したり、舞台となっている地元(宮城県塩竈市)を一緒にシナハンしたりして、制作の過程を見ることができました。ただ、自分の書いた本がどのような映像になるのかは最後まで想像ができなくて、良い意味でドキドキしていたんです。でも、出来上がった映画は想像以上の仕上がりで、やっぱりお任せして間違いなかったと思いました。呉監督今回、企画の段階から、ろう者の役は、ろう者の俳優さんに演じていただくことは決めていました。オーディションではたくさんのろう者の俳優さんにお会いしました。ーー吉沢亮さんを起用された理由は?呉監督吉沢亮さんは、もともと好きな俳優さんでした。多くを語らず感情をおさえた演技がとても魅力的なんです。主人公の大を、吉沢さんなら自然体で演じてくださるだろうと、お願いさせていただきました。演技力が絶賛されている吉沢亮さん五十嵐さんコーダの仲間が、吉沢さんの演技を見て、「本物のコーダみたいだね」「手話が上手くてびっくりした」と言っていて、原作者としてもとてもうれしかったです。手話をただなぞるだけではなく、相手に伝わるようなものにするのは、一朝一夕にはできないもの。でも、吉沢さんの手話は驚くくらいナチュラルでした。撮影現場で吉沢さんに直接お会いして、「手話がお上手ですね」とお伝えしたら、「いやいや、とんでもないです!」と謙遜されていましたが、吉沢さんは相当な努力をされて、わずか数カ月で手話を身につけられたんだと思います。素晴らしい方に主役を演じていただいたなと。吉沢さんでなければ、映画が成立しなかったかもしれないと思いました。ーー吉沢さんが演技についてアドバイスを求めることは?呉監督撮影現場での彼のたたずまいは、まるで「職人」なんです。私がこのようにして欲しいと言うと「はい」とだけ答えて的確にその表現をしてくださる。多くを語らずとも求める以上のものを出してくれました。誠実さがある、すごい俳優さんだなと思いました。ーー原作の映画化について、先ほどの「根底さえ変わらなければ」というのは、具体的にはどのようなものでしょうか?五十嵐さんコーダやろう者は決してかわいそうな存在ではないというメッセージだけは変えてほしくない、と思っていました。例えば、思春期に主人公がお母さんとぶつかるシーン。あのシーンだけを切り取ると非常に悲しく映るかもしれませんし、悲劇的な演出をすることもできると思います。だけど劇中では、その後、お母さんがあっけらかんとした感じで「障害者の家に生まれたくなかったなんて言われちゃったよ」とお父さんに愚痴を言うんです。呉監督あれはかわいらしいシーンですよね。五十嵐さんそうなんです。ここでお母さんがメソメソ泣いていたら、胸が痛んで、話が変わってきてしまう。でも、映画ではそんな風に描かなかった。もちろん大変なことはそれなりにあるんですが、コーダの主人公もろうの両親も、かわいそうな存在ではなく、ひとりの人間として映し出しています。それこそがまさに、僕が伝えたいことでした。ろう者やコーダへの認識が変わると思いますので、ぜひ多くの方に観ていただきたいです。ーー最後に見どころを教えてください。呉美保監督この映画は、耳のきこえない両親のもとに生まれたコーダの物語ですが、誰もが成長過程に抱くであろう感情がたくさん詰まっています。自分のことのように共感していただけるといいなと。ぜひ劇場に足を運んでいただけると嬉しいです。インタビューのこぼれ話呉監督が吉沢さんの俳優としてのすごさの一端を明かしてくれました。「吉沢さんが手話を使うシーンとして初めて撮ったのは、父親との長い会話のシーンで、ワンカットで撮ったんです。踏切のタイミング、電車や車の通りがあるから、テイクを重ねるだろうなと予想していたら、吉沢さんの演技も手話も、電車や車のタイミングも完璧で、一発OKでした。吉沢さんは撮休(撮影が休みの日)も手話の練習にあてたいと言って、勉強されていました。現場ではクールな雰囲気でしたが、ものすごく努力をされる方だなと思いました。ご本人はそういうことを明かされたくないと思うのですが」Information映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』9月20日(金)より、全国順次公開監督:呉美保脚本:港岳彦主演:吉沢亮出演:忍足亜希子、今井彰人、ユースケ・サンタマリア、烏丸せつこ、でんでん原作:五十嵐大「ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと」(幻冬舎刊)企画・プロデュース:山国秀幸手話監修協力:全日本ろうあ連盟製作:「ぼくが生きてる、ふたつの世界」製作委員会(ワンダーラボラトリー/博報堂DYミュージック&ピクチャーズ/ギャガ/JR西日本コミュニケーションズ/アイ・ピー・アイ/アミューズ/河北新報社/東日本放送/シネマとうほく)配給:ギャガ©五十嵐大/幻冬舎 ©2024「ぼくが生きてる、ふたつの世界」製作委員会写真・鳥羽田幹太文・田嶋真理写真・鳥羽田幹太 文・田嶋真理
2024年09月20日『ナミビアの砂漠』山中瑶子監督、『ぼくのお日さま』奥山大史監督、『HAPPYEND』空音央監督、『若き見知らぬ者たち』内山拓也監督という世界が注目する新鋭監督の4作品の同時期公開を記念し、4名の夢の座談会が実現した著書「恐るべき新世代映画監督たち」が発売されることになった。いま世界が注目する4監督が、それぞれお互いの作品を観た監督たちが、影響を受けた映画、俳優について、作品のモチーフ、決定的なシーンをどうやって撮ったのかなど、細かい部分まで語り合った濃密な1冊となっている。また、座談会以外にも各監督の単独インタビューや、それぞれの作品に出演した主要キャストらのインタビューも掲載。10年後も語り継がれていくであろう日本映画の新しい波と熱狂が記録されている。【目次】『ナミビアの砂漠』●山中瑶子監督インタヴュー「わけのわからないものにばったり邂逅できるのが映画の良さ」●河合優実インタヴュー「同じ性別からの目線として、肯定も否定もしない」●金子大地インタヴュー「この映画はリアリティを追求しすぎていないところがいい」●寛一郎インタヴュー「現実とフィクションの際きわで面白いことをしている」『ぼくのお日さま』●奥山大史監督インタヴュー「池松さんで撮りたい、『ぼくのお日さま』を主題歌にしたい、スケート映画」●キャスト(&主題歌・音楽担当)コメント越山敬達/中西希亜良/池松壮亮/ハンバート ハンバート『HAPPYEND』●空音央監督インタヴュー「本当に悲惨なことが毎日起きている世界の中でも、ユーモアって絶対にある」●栗原颯人&日高由起刀インタヴュー「友情はかけがえのないものであり、儚いものでもある。だからこそ今の瞬間を大事にしていきたい」『若き見知らぬ者たち』●内山拓也監督インタヴュー「僕にとってフィクションであることがすごく重要だから、劇映画を作っている」●キャストコメント磯村勇斗/岸井ゆきの/福山翔大/染谷将太/滝藤賢一/豊原功補/霧島れいか●座談会内山拓也監督×空音央監督×奥山大史監督×山中瑶子監督キーワード:力(権力・圧力)、カメラの暴力性、三角関係、煙草、父親(父性)の不在、青春、別れ、音楽/映画の撮り方、職業としての映画監督について「恐るべき新世代映画監督たち」は発売中。定価:1650円(本体1500円+税)発売日:9月6日(金)発行:K&Bパブリッシャーズ『ナミビアの砂漠』は9月6日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。『ぼくのお日さま』は9月6日(金)~9月8日(日)テアトル新宿、TOHOシネマズシャンテにて3日間限定先行公開、9月13日(金)より全国にて公開。『HAPPYEND』は10月4日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。『若き見知らぬ者たち』は10月11日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:若き見知らぬ者たち 2024年10月11日より新宿ピカデリーほか全国にて公開©2024 The Young Strangers Film Partnersぼくのお日さま 2024年9月6日よりテアトル新宿、TOHOシネマズシャンテにて先行公開、9月13日より全国にて公開(C)2024「ぼくのお日さま」製作委員会/COMME DES CINÉMASナミビアの砂漠 2024年9月6日より公開©2024『ナミビアの砂漠』製作委員会HAPPYEND 2024年10月4日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開© Music Research Club LLC
2024年09月06日奥山大史監督と池松壮亮、越山敬達、中西希亜良らが組んだ『ぼくのお日さま』の北米公開が決定。9月20日からの台湾公開を記念し、イラストレーター、漫画家として台湾と日本を拠点に活躍する高妍(Gao Yan/ガオ イェン)から本作をイメージしたポスターとコメントが到着した。本作は5月に開催された第77回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門へ選出され喝采を浴び、すでに5つの国際映画祭で上映。今後、第49回トロント国際映画祭へ出品され、新たに第29回釜山国際映画祭、第72回サンセバスチャン国際映画祭への出品も決まっている。またこの度、アメリカの配給会社Film Movementの配給が決まり北米でも公開。台湾での公開を皮切りに、フランス、スペインなど世界15か国での公開が決まっている。台湾と日本を拠点に活躍し、マンガ「緑の歌 - 収集群風 -」(上下巻)」(ビームコミックス)では台湾のユースカルチャーをみずみずしい感性で描き出し、村上春樹の小説の装・挿画なども手掛ける高妍(ガオ イェン)は、本作を「雪と光の反射、柔らかな粒子と童話のような色合いで構成された『ぼくのお日さま』は子供たちの純真さと残酷さを繊細に描いた素晴らしい作品」と称賛。とても楽しく描き上げたというイラストは、優しい光に包まれた、雪が舞う氷上をタクヤとさくらの2人が手を取りながら、アイスダンスを練習する姿がメインビジュアルとして捉えられ、下部には2人のコーチである荒川の足元も共に描かれ、3人がともに過ごした雪の降る季節を、高妍ならではのノスタルジックなタッチで映し出した印象的なイラストとなっている。さらに、各界からの著名人からコメントが到着。小説家の朝井リョウは「雪になって、日差しになって、ずっとこの世界を見ていたい」、脚本家の宮藤官九郎は「こういう映画が好きな俺もいるんだなと気づかされたし、憧れるし、痺れました。」とコメント。俳優・映画制作者の斎藤工は「奥山大史監督が生み出す唯一無二の世界 今後もその世界を生涯追い続ける事になると思います」と監督に称賛を贈り、映画監督の行定勲は「大人になる直前の青春の入口に立ったあの頃を見事に描いた傑作」と、絶賛の声を寄せている。『ぼくのお日さま』はテアトル新宿、TOHOシネマズ シャンテにて9月6日(金)~9月8日(日)の3日間限定先行公開、9月13日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ぼくのお日さま 2024年9月6日よりテアトル新宿、TOHOシネマズシャンテにて先行公開、9月13日より全国にて公開(C)2024「ぼくのお日さま」製作委員会/COMME DES CINÉMAS
2024年08月31日呉美保監督、吉沢亮主演で、耳のきこえない母ときこえる息子の物語を繊細に紡いだ『ぼくが生きてる、ふたつの世界』が、来たるロンドン映画祭コンペティション部門、バンクーバー国際映画祭パノラマ部門に正式出品決定。呉監督のコメントとともに、新たな場面写真12点が一挙解禁された。現地時間10月9~20日に開催される第68回ロンドン映画祭(BFI London Film Festival 2024)は英国映画協会が主催するイングランド最大の映画祭。昨年は、濱口竜介監督『悪は存在しない』がコンペティション部門で最優秀作品賞を受賞。そのほか、『君たちはどう生きるか』(宮崎駿監督)、『怪物』(是枝裕和監督)、『PERFECT DAYS』(ヴィム・ヴェンダース監督)と話題作が上映されており、68回目を迎える今年の映画祭へも注目が高まっている。また、今年で43回目を迎えるバンクーバー国際映画祭での本作の上映は、北米プレミアとなる。昨年は『怪物』、『君たちはどう生きるか』、『悪は存在しない』ほか、『アンダーカレント』(今泉力哉監督)、『バカ塗りの娘』(鶴岡慧子監督)が上映された。呉監督は「上海国際映画祭に続いて、ロンドン映画祭コンペティション、さらにはバンクーバー国際映画祭への出品だなんて、これ以上の吉報があるでしょうか」と歓喜。「世界に羽ばたく我が子を送り出すような緊張と期待で、いつもカサカサの手のひらが珍しく汗ばんでいます」と緊張感を明かしつつも「日本での公開もあと少し、いよいよですよ!はじまりますよ!」と期待を込める。さらに今回、少年期から青年まで主人公の心の機微を映し出す、新たな場面写真12点が解禁。コーダ(Children of Deaf Adults/きこえない、またはきこえにくい親を持つ聴者の子ども)である、幼い主人公・大(4歳の大役:畠山桃吏)が母・明子(忍足亜希子)や父・陽介(今井彰人)と過ごす場面。母に黙っていた小学校での授業参観(小学3年生の大役:加藤庵次)も。そして何かと反抗してしまう中学生の三者面談、自分の未来に悩む大(吉沢亮)の姿など、複雑な心のうちが感じ取れる場面写真の数々。劇中、吉沢は中学生時代から成人していく主人公の五十嵐大を演じきり、自らの境遇の中で変化する母への思いを繊細に表現。また大の祖父(でんでん)、祖母(烏丸せつこ)、大が就職した編集プロダクション社長・河合(ユースケ・サンタマリア)ら大を取り巻く個性的な面々も写し出されている。『ぼくが生きてる、ふたつの世界』は9月13日(金)より宮城県にて先行公開、9月20日(金)より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ぼくが生きてる、ふたつの世界 2024年9月20日より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開©五十嵐大/幻冬舎 ©2024「ぼくが生きてる、ふたつの世界」製作委員会
2024年08月31日カンヌ国際映画祭オフィシャルセレクション「ある視点」部門に正式出品された『ぼくのお日さま』よりキャラクターポスターが解禁された。また「特別写真展」の開催も決定した。本作は、北海道の小さなスケートリンクを舞台に、アイスホッケー少年のタクヤ、フィギュアスケートを学ぶさくら、元フィギュアスケート選手でさくらのコーチ荒川の3人の視点で描かれる物語。解禁されたポスターは、デザイン会社Polarnoのアートディレクター相楽賢太郎と千葉陸矢が手掛けた。3人のキャラクターの印象的な写真の下には、地平線から昇るお日さまを抽象的に表したラインが描かれている。このラインは、フィギュアスケートのシューズのブレードを筆にして描かれたもので、氷上に刻まれる傷跡のような形状が、それぞれのキャラクターの心情を表現している。また、ポスターにはそれぞれ「言葉にしたい 想いが生まれた」「言葉にならない 想いを知った」「真っ白な想いに 憧れた」という、登場人物たちの繊細な心情を表したコピーが添えられている。さらに、本作の「特別写真展」の開催も決定。写真家・木村和平、フォトグラファー・持田薫による本作のスチール写真やメイキング写真が、8月31日(土)から9月18日(水)まで新宿北村写真機店B1F「ベースメントギャラリー」にて展示される。ポスタービジュアルで使用されている写真も本写真展で展示される予定だ。『ぼくのお日さま』はテアトル新宿、TOHOシネマズシャンテにて9月6日(金)~8日(日)の3日間限定先行公開。9月13日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ぼくのお日さま 2024年9月6日よりテアトル新宿、TOHOシネマズシャンテにて先行公開、9月13日より全国にて公開(C)2024「ぼくのお日さま」製作委員会/COMME DES CINÉMAS
2024年08月17日2024年・第77回カンヌ国際映画祭オフィシャルセレクション「ある視点」部門に正式出品された奥山大史監督『ぼくのお日さま』から、若葉竜也が演じる五十嵐が恋人・荒川(池松壮亮)のために夕食を作るほか、シーン写真5点が解禁となった。本作は、雪の降る街を舞台に、吃音のあるアイスホッケー少年のタクヤ(越山敬達)と、フィギュアスケートを学ぶ少女さくら(中西希亜良)、そして元フィギュアスケート選手でさくらのコーチ荒川(池松壮亮)の3人の視点で紡がれる物語。この度解禁されたシーン写真は、五十嵐が恋人・荒川のために夕食を作る様子や、夕食を待つ間、資料を整理しながらタクヤとさくらのためのレッスンプランを考えている荒川に興味津々の五十嵐。車で出かけた買い出しの帰りに2人で見せる笑顔や、風呂上がりの五十嵐の夜食タイムなど、いずれもささやかながらも幸せな日常の時間を切り取ったものに。荒川を側で支え、優しい眼差しで見守る青年・五十嵐を務めた若葉は、日本映画界には欠かせない俳優の1人。狂気的な殺人犯を演じ、その圧倒的な存在感を絶賛された『葛城事件』から、主演を務めた『街の上で』『ペナルティループ』ほか、『市子』『愛にイナズマ』など続々と話題作に出演。この春には「アンメットある脳外科医の日記」で、<変わり者の脳外科医・三瓶先生>として地上波のドラマに登場すると、その存在が「世界に知られてしまった」と絶賛の声が続出。関連ワードがSNSで続々トレンド入りするなど話題を呼んだ。今回は若葉のさらにまた新しい一面を捉えたシーン写真ばかりとなっている。8月19日(月)には越山敬達、中西希亜良、池松壮亮、若葉が揃って登壇予定のジャパンプレミアの実施も決定している。『ぼくのお日さま』は9月6日(金)~9月8日(日)テアトル新宿、TOHOシネマズ シャンテにて3日間限定先行公開、9月13日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ぼくのお日さま 2024年9月6日よりテアトル新宿、TOHOシネマズシャンテにて先行公開、9月13日より全国にて公開(C)2024「ぼくのお日さま」製作委員会/COMME DES CINÉMAS
2024年08月10日「結婚してないけど、何か?」自分らしく生きる女性の特徴って?親や親戚の集まり、仕事の場など、さまざまなシーンで「結婚しないの?」と言われることがあるかと思います。この一言で、せっかくの楽しい時間が気まずくなってしまうことも。ここでは、そんな質問に対して素敵に対応する方法を紹介します。紹介してもらえるかも「結婚しないの?」と聞かれたら「いい人がいないんです。誰か紹介してくれませんか?」と聞いてみましょう。期待以上の出会いがあるかもしれませんし、こう答えることで「結婚の話題は控えよう」と思わせることができるかもしれません。自分が人生、自分が主役「結婚はまだ?」という質問には「今、夢を追っているところなんです」などと前向きに答えてみましょう。キャリアを積んでいる女性なら「仕事で実現したいことがある」というのは非常に説得力があります。家事のスキルを磨きたい、趣味を楽しみたいなど、自分の人生における目標や楽しみをアピールするのもいいでしょう。結婚に対してネガティブだと伝える「結婚どう?」と聞かれたら「結婚に対して少しネガティブなイメージがあって」と率直に答えるのも一つの方法です。「結婚して幸せですか?」と聞き返してみることで、相手に考えさせる機会を与えることができます。結婚に対する悩みや問題を挙げつつ、自分がまだ結婚に踏み切れない理由を話すことで、穏やかに話を進めることができます。結婚と未来について真面目に考える「結婚したいけれど、社会の状況を考えると不安がある」とストレートに伝えるのもいいでしょう。とくに経済的な問題や社会的な現状に触れると、相手も深く考えさせられるはずです。結婚に対する周囲からのプレッシャーには、上手に対処しながら、自分のペースを大切にしていくことが重要です。結婚は人生の一大イベントのため、あなたが最も幸せだと感じるタイミングでするべきでしょう。(愛カツ編集部)
2024年08月03日この度、株式会社ユアネットは、まるで「生きてるだけでポイ活」できるiPhone向けアプリ「生きポイ-写真と歩数でポイントゲット!手軽で簡単ポイ活アプリ」(以下 生きポイ)をリリースしました。放置もOK!頑張らなくてOK!無理なく生活に溶け込むポイ活「生きポイ」は「堅実かつストレスなくポイントを稼ぎたい」というユーザーの声をもとに、日常生活で無理せずポイ活ができるという、まさに「生きてるだけでポイ活」を実現するために生まれたアプリです。具体的には写真を撮影したり、日常生活で気づかないうちに増えていた歩数をポイントに変えることができます。さらに、メインコンテンツとなる「いのちの炎(たまにアプリを開いて、たき火に薪をくべるゲーム)」では放置しても報酬獲得が可能なため、気張らずに続けられるのが大きな特徴です。いつもの何気ない生活にすんなり溶け込むような、他のアプリでは体験できない新しいポイ活を採り入れることができます。【楽天ポイントをもらうには?】各コンテンツの条件を達成するとメダルを獲得できます。メダルを一定数集めると楽天ポイントへ即時交換することができます。※楽天ポイント以外にも、交換先のラインナップは今後増やしていく予定です。【いのちの炎をできるだけ長く燃やし続けよう】・炎はだんだん小さくなり、何もしないと40分で消えてしまいます。定期的に薪をくべて出来るだけ長く燃やし続けよう!・アイテム「ねずのばん」を使えば、その間は何もしなくても火が燃え続けます。まとめて使えば最大10時間放置することができます。・炎が消えそうなときに通知でお知らせを受け取ったり、ウィジェットをホーム画面に設置することで、薪のくべ忘れ防止に役立ちます。・記録は1日ごとにリセット。その日の中で一番長く燃え続けた記録に応じて、翌日にメダルがもらえます。(30分ごとにメダル3枚、さらに6時間ごとにボーナスあり。)頑張り次第では1日で大量に獲得することも可能です。【写真を撮影してメダル獲得】・どんな写真でもOK!アプリのカメラで写真を撮るだけでメダルがすぐにもらえます。【歩数1,000歩からメダルに交換】・iPhoneが計測した歩数をメダルに交換できます。毎日1,000歩ごとに交換できるので、普段の生活で自然に増えていた歩数を有効活用できます。■サービス概要サービス名: 生きポイ-写真と歩数でポイントゲット!手軽で簡単ポイ活アプリ価格: 無料(出典元の情報/画像より一部抜粋)(最新情報や詳細は公式サイトをご確認ください)※出典:プレスリリース
2024年07月22日美のカリスマが「生き方」を初めて綴ったエッセイ新刊『冨永 愛 新・幸福論 生きたいように生きる』の重版が決定した。同書は主婦の友社から6月28日に発売され、発売から6日目での重版決定である。また、6月30日には同社のカフェスペースにおいて「出版記念トークショー&お渡し会」を実施。ファンにとって憧れの存在である冨永さんを目の前にして、涙を流す人もいたという。同書は、世界を舞台にトップモデルとして活躍し、演技の分野などでも幅広く活動している冨永さんの「幸せをつかむために心がけてきたこと」が綴られており、四六判、200ページ、定価は1,760円(税込)となっている。コンプレックスを抱えていても「わりと幸せ」コンプレックスだらけの子ども時代だったという冨永愛さん。10代で英語を話せないまま渡米し、出産、子育て、モデルとしての活動の旬の季節だった20代、自分にとって大切なものが見え始めたという30代を過ぎた今、コンプレックスが克服できていなくても、41歳の冨永さんは「わりと幸せ」だとしている。コンプレックスを抱えていても、現実に身動きが取れなくても、幸せになることはできる。苦しかった過去を癒やす方法をちゃんと知っている自分自身について、素直に嬉しいと語る。新刊は、冨永さんの今が詰まっており、「人生に迷っている誰かの背中を押せれば」との思いが込められた1冊で、巻頭には16ページの撮り下ろし写真も掲載されている。※出典:報道用資料
2024年07月16日俳優の吉沢亮が主演を務める、映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』(9月20日公開)の本ポスタービジュアル、本予告映像が5日に公開された。○映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』本ポスタービジュアル、本予告映像今回公開されたのは、主人公・五十嵐大(吉沢亮)が、故郷の宮城県に帰郷し、久しぶりに家族との時間を過ごした後、東京へ戻る前のひとときを切り取ったもの。本ポスターの撮影も、ティザーポスター同様、原作本の表紙を撮影した斎藤陽道氏が担当。「伝えられない想いが、あふれだす」というコピーとともに、数年ぶりに再会した母(忍足亜希子)との時間に少しぎこちなさを感じる息子と、息子と一緒にいることをうれしく思う母の表情が2人それぞれの想いを物語っている。本予告編では、久しぶりに帰郷した息子・大(吉沢亮)を駅まで見送る、母・明子(忍足亜希子)の姿が。「親父とばあちゃんによろしく」「わかった」と、きこえる息子ときこえない母が交わすのは手話での会話だが、大は「母のことが、恥ずかしかった」と述懐。母の話し方を友達から指摘され「授業参観に来てほしくなかった」と手話で伝える小学生の大の姿や、高校受験期に自らの苛立ちのまま「こんな家に生まれてきたくなかった」と思わず母にぶつけてしまい、愕然とする母の表情などが点描のように映し出されていく。そして「自分が何をしたいのか考える」と東京に行くことを家族に告げ、故郷から離れた大は、新たな出会いや違う環境の中で改めて“きこえる世界”と“きこえない世界”に生きる自分を見つめなおす。思い浮かぶのは少し年齢を重ねた母の後ろ姿と笑顔で、母と息子、家族の物語が優しく伝わる予告編となっている。(C)五十嵐大/幻冬舎 (C)2024「ぼくが生きてる、ふたつの世界」製作委員会
2024年07月05日呉美保監督、吉沢亮主演の『ぼくが生きてる、ふたつの世界』が9月20日(金)より公開。先月開催された第26回上海国際映画祭コンペティション部門に正式出品され、ワールドプレミア上映が現地でも高く評価された本作から、本ポスタービジュアル、本予告編が解禁された。『そこのみにて光輝く』の監督・呉美保が、9年ぶりの長編作品のテーマに選んだのは、コーダ(Children of Deaf Adults/きこえない、またはきこえにくい親を持つ聴者の子ども)という生い立ちを踏まえて、社会的マイノリティに焦点を当てた執筆活動をする作家・エッセイスト、五十嵐大による自伝的エッセイ「ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと」。大ヒットシリーズの話題作ほか幅広い作品に出演し、2025年には吉田修一原作、李相日監督『国宝』の公開が控える吉沢さんが、本作では耳のきこえない両親の元で育った息子・五十嵐大の心の軌跡を体現する。さらに大のろう者の両親、母・明子役に忍足亜希子、父・陽介役に今井彰人。ろう者俳優として活躍する2人が溢れんばかりの息子への思いを表現した。解禁となった予告編は、久しぶりに帰郷した息子・大(吉沢亮)を駅まで見送る、母・明子(忍足亜希子)が、「親父とばあちゃんによろしく」「わかった」という、きこえる息子ときこえない母が交わす手話での会話から始まる。2人にとっての日常だ。だが、子どものころの大は「母のことが、恥ずかしかった」。母の話し方を友達から指摘され、「授業参観に来てほしくなかった」と手話で伝える小学生の大の姿や、高校受験期に自らの苛立ちのまま、「こんな家に生まれてきたくなかった」と思わず母にぶつけてしまう本当の気持ちと愕然とする母の表情などが点描のように映し出されていく。そして「自分が何をしたいのか考える」と東京に行くことを家族に告げ、故郷から離れた大は、新たな出会いや違う環境の中で改めて“きこえる世界”と“きこえない世界”に生きる自分を見つめなおす。思い浮かぶのは少し年齢を重ねた母の後ろ姿、そして笑顔…母と息子の心に響く家族の物語が優しく伝わる予告編が完成した。また、本ポスタービジュアルは、主人公・五十嵐大が、故郷の宮城県に帰郷し、久しぶりに家族との時間を過ごした後、東京へ戻る前のひとときを切り取ったもの。本ポスターの撮影も、ティザーポスター同様、原作本の表紙を撮影した齋藤陽道氏が担当。「伝えられない想いが、あふれだす」というコピーとともに、数年ぶりに再会した母(忍足亜希子)との時間に少しぎこちなさを感じる息子と、息子と一緒にいることをうれしく思う母の表情が2人それぞれの想いを物語る。『ぼくが生きてる、ふたつの世界』は9月20日(金)より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開。※バリアフリー字幕&音声ガイド版予告編、ショート予告編は、7月12日(金)に公式HPアップ予定。※本作では、バリアフリー上映を実施します。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ぼくが生きてる、ふたつの世界 2024年9月20日より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開©五十嵐大/幻冬舎 ©2024「ぼくが生きてる、ふたつの世界」製作委員会
2024年07月05日吉沢亮、呉美保監督らが『ぼくが生きてる、ふたつの世界』のワールドプレミア上映のため上海国際映画祭に参加。計3回の上映はチケット発売とともに即日完売となり、観客から大歓声で迎えられた。6月14日(金)~23日(日)、中国・上海で開催された第26回上海国際映画祭コンペティション部門に正式出品された本作。主人公・五十嵐大を演じる吉沢さん、大の母親・明子を演じる忍足亜希子、呉監督、山国秀幸プロデューサーが映画祭にあわせて現地入り。6月21日(金)にはワールドプレミア上映と観客とのQ&Aや記者会見を実施、さらに22日(土)にはクロージングレッドカーペット、授賞式に参加した。呉監督、『Coda コーダ』からの影響明かす「勉強になることがたくさん」映画祭期間中、計3回(約1,200席)の正式上映がチケット発売とともに即日完売するほど現地での注目度が高まるなか、Shanghai Film Art Centerにて行われたワールドプレミアには吉沢さん、呉監督、山国プロデューサーが参加、満員の観客とともに鑑賞した。きこえない母ときこえる息子の繊細に紡がれる物語に涙を流す観客も多く、また時折笑いが起こるなど会場中がスクリーンに没頭。エンドロールに入ると、会場全体が大きな拍手で包まれた。舞台挨拶では冒頭、呉監督と吉沢さんが自己紹介をそれぞれ中国語で挨拶を披露すると、歓声があがり、続いて司会者からの「吉沢亮さん、デビュー15周年おめでとうございます!」という言葉には観客からも大きな拍手とお祝いの声が沸き起こった。吉沢さんは「僕がアクターを始めて15周年ということで、そんな記念すべき日に、こうやってたくさんの方に、この中国という場所で、みなさんとお会いできて、こうやって温かく迎えて頂いて、本当に幸せな日だなと。すごく嬉しいなと、喜びをかみしめております。(中国語で)謝謝!」と笑顔でコメント。また、呉監督は、アカデミー賞を受賞したアメリカ映画『Coda コーダ あいのうた』からの影響についての質問に、「私も『Coda コーダ あいのうた』(以下『コーダ』)が大好きで、何度か鑑賞させて頂いているんですけれども、この『ぼくが生きてる、ふたつの世界』に関しては、『コーダ』が日本で公開する前に企画を始めているんですね」と明かす。「そして、『コーダ』が公開されて、タイミング的にも、勉強になることがたくさんありました。そのひとつとしては、ろう者の役を本当のろう者の俳優さんにやって頂くということが、すでにされていたので、これはアジアという場所でも、ぜひとも実践をしたいなと思いました」と熱く回答。本作で、コーダの役どころを演じた吉沢さんは、出演を決めた経緯について「呉監督の過去の作品が大好きで、何回も観させて頂いていて、いつか、呉監督とご一緒したいなとずっと長年思っていました。そのタイミングで、今回お話を頂いて、ものすごくチャレンジングな役ではあるなとは思いつつ、その演じている役の状況だったり、まわりの環境はとても特殊ではあるんですけど、この作品で描いているのは、ものすごく普遍的な親子の関係というか、反抗期的なものであったり、でもその中に垣間見れる親子の愛みたいなことが、とても愛おしく感じて。すばらしい作品だなと思ったので、是非やらせてくださいと受けさせて頂きました」と答えると、会場からは再び大きな拍手が!舞台挨拶の後半、観客とのQ&Aでは続々と手が上がり、「自分が演じた役の中で一番気に入っている役はどれか」という吉沢さんへの質問には「(『東京リベンジャーズ』で演じた)マイキーとか聞こえてきて、中国の方にも伝わっているんだなと、なんだかすごく勝手にうれしい気持ちになりました」と話したうえで、「どの役もお話しを頂いて、すごく大好きだなと思ったからやらせて頂いていますし、どれが一番っていうと、なかなか難しいです」と回答。「全部好きですけど、でも本作の『大』という役は、今まで演じさせて頂いた中でも、もちろん手話だったり、コーダっていう環境だったり、事前に準備しないといけないことがすごく多かった分、なんだか愛着があるといいますか、作品を含めて、“五十嵐大”は、すごく大好きな役だなと思います」と話した。さらに、デビュー作から全て観ているという熱烈なファンからの「映画でベスト5を教えてほしい」という質問には「ベスト3にしましょうか」として考え込む吉沢さんに会場中が興味津々。「No.3は~」という度に歓声があがり、ラストのNo.1は「『ぼくが生きてる、ふたつの世界』!五十嵐大!」と即答し、会場は大盛り上がり。観客の温かく熱い反応に、喜びいっぱいのワールドプレミアとなった。吉沢亮「幸せな気持ち」上映ふり返り、公式記者会見に参加さらに6月21日(金)公式記者会見に参加。現地メディアから映画祭参加の感想を聞かれると、吉沢さんは「今回初めて上海国際映画祭に参加させていただいて、すごい緊張していたのですが、ワールドプレミアでお客さんたちと一緒に映画を見させてもらい、すごく良いリアクションをしてくれていたし、このシーンで笑ってくれるんだなぁとか、幸せな気持ちでした。舞台挨拶の時もとても温かい声援をくださって、来てよかった、本当に光栄だなと思いました」と笑顔。続いて、手話取得の苦労を問われると、「2か月くらい前から、手話の練習はさせていただきました。その中でただセリフの手話を覚えればよいだけでなく、相手の言っていることをきいて、それに表情でリアクションしたり、手話の中でも例えば『大丈夫』ということも、表情にのせることによって疑問形になってくるとか、表情管理も手話の表現になるという点がすごく大変でした」と述懐。「演技の上手い下手以前に、ちゃんと会話が成立している、という空気感がこの作品にはどうしても必要だったので、どうやってみせていくか、僕がどれだけ手話を上達できていくかが大変ではありました」と明かす。その努力には呉監督も、「手話を教えてくださる手話チームのプロの方たちが、みな驚くくらい吉沢さんのセンスがいいと言ってました。そして彼はあまりみせてないですが実はすごく努力をしてくれたのではないかと思います」と話した。そして、呉監督は本作がコンペティション部門に選ばれたことについては「それはもう、すごく嬉しいです。映画を作るということは、そもそもなかなか誰でもできることではないので、そんな贅沢なことをさせて頂いて、この映画が日本のみならず、まずは上海で、世界に発信できるということ、さらに、それがメイン・コンペティションに選ばれたことがすごく嬉しい」とコメント。「しかも今年の審査員長がトラン・アン・ユン監督というのは、もうちょっと震え上がってしまって、もう嬉しすぎて大興奮で来ました。そしてただただここで上映して頂く、こうやって、たくさんの方に観て頂いて、また感想などを聞くことができるっていうことで私は満足です」と感激の面持ちだった。現地記者が日本語で「すばらしい」と感想を伝える姿もあり、大変熱のこもった質問の数々に呉監督、吉沢さんともに言葉を尽くして答える様子が印象的。翌6月22日(土)のクロージングレッドカーペットには、吉沢さん、忍足さん、呉監督、山国プロデューサーが参加。吉沢さんは黒のタキシード、忍足さんは青のドレス姿で、吉沢さんが母・明子役の忍足をエスコートしながら登場。多くの報道陣に晴れやかな笑顔で応えていた。『ぼくが生きてる、ふたつの世界』は9月20日(金)より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ぼくが生きてる、ふたつの世界 2024年9月20日より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開©五十嵐大/幻冬舎 ©2024「ぼくが生きてる、ふたつの世界」製作委員会
2024年06月23日俳優の吉沢亮が21日、第26回上海国際映画祭に、主演映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』(9月20日公開)の呉美保監督、共演の忍足亜希子とともに登場した。同作は『ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと』 を原作にした映画。耳がきこえない両親から生まれた息子・大(吉沢)を主人公に、耳のきこえない母ときこえる息子の物語を繊細に紡いでいく。6月14日より中国・上海で開催された、第26回上海国際映画祭コンペティション部門に本作が正式出品され、吉沢、呉監督、忍足、山国秀幸プロデューサーが、21日にワールドプレミア上映と観客とのQ&Aや記者会見を実施、22日にはクロージングレッドカーペット、授賞式に参加。オフィシャルレポートが届いた。○■6月21日実施 ワールドプレミア舞台挨拶・Q&Aレポート映画祭期間中、計3回(約1,200席)の正式上映がチケット発売とともに即日完売するほど現地での注目度が高まるなか、6月21日(金)、Shanghai Film Art Centerにて本作のワールドプレミアを実施!吉沢亮、呉美保監督、山国秀幸プロデューサーは、満員の観客とともに着席し記念すべき上映を鑑賞しました。 きこえない母ときこえる息子の繊細に紡がれる物語に涙を流す観客も多く、また時折笑いが起こるなど会場中がスクリーンに没頭。エンドロールに入ると、会場全体が大きな拍手で包まれる中、吉沢亮と呉美保監督が舞台挨拶に登壇!冒頭、呉監督と吉沢亮が「ニーハオ」と名前をそれぞれ中国語で挨拶を披露すると、歓声があがり、続いて司会者からの「吉沢亮さん、デビュー15周年おめでとうございます!」という言葉には観客からも大きな拍手とお祝いの声が沸き起こりました。まず司会者から、映画祭参加の感想を問われると、吉沢亮は「個人的な話で申し訳ないんですけど、僕がアクター(俳優)を始めて15周年ということで、そんな記念すべき日に、こうやってたくさんの方に、この中国という場所で、みなさんとお会いできて、こうやって温かく迎えて頂いて、本当に幸せな日だなと。すごく嬉しいなと、喜びをかみしめております。(中国語で)謝謝!」と笑顔でコメント。呉監督は、アメリカ映画『Coda コーダ あいのうた』からの影響についての質問には「私も『Coda コーダ あいのうた』(以下『コーダ』)が大好きで、何度か鑑賞させて頂いているんですけれども、この『ぼくが生きてる、ふたつの世界』に関しては、『コーダ』が日本で公開する前に企画を始めているんですね。そして、『コーダ』が公開されて、タイミング的にも、、勉強になることがたくさんありました。そのひとつとしては、、ろう者の役を本当のろう者の俳優さんにやって頂くということが、すでにされていたので、これはアジアという場所でも、ぜひとも実践をしたいなと思いました」と熱く回答。そして本作で、コーダという難しい役どころを演じた吉沢亮は、出演を決めた経緯について「呉監督の過去の作品が大好きで、何回も観させて頂いていて、いつか、呉監督とご一緒したいなとずっと長年思っていました。そのタイミングで、今回お話を頂いて、ものすごくチャレンジングな役ではあるなとは思いつつ、その演じている役の状況だったり、まわりの環境はとても特殊ではあるんですけど、この作品で描いているのは、ものすごく普遍的な親子の関係というか、反抗期的なものであったり、でもその中に垣間見れる親子の愛みたいなことが、とても愛おしく感じて。すばらしい作品だなと思ったので、是非やらせてくださいと受けさせて頂きました」と答えると、会場からは再び大きな拍手が!舞台挨拶の後半、観客とのQ&Aでは、続々と手が上がり、「自分が演じた役の中で一番気に入っている役はどれか」という吉沢への質問には「(『東京リベンジャーズ』で演じた)マイキーとか聞こえてきて、中国の方にも伝わっているんだなと、なんだかすごく勝手にうれしい気持ちになりました」と話したうえで、「どの役もお話しを頂いて、すごく大好きだなと思ったからやらせて頂いていますし、どれが一番っていうと、なかなか難しいです。全部好きですけど、でも本作の『大』という役は、今まで演じさせて頂いた中でも、もちろん手話だったり、コーダっていう環境だったり、事前に準備しないといけないことがすごく多かった分、なんだか愛着があるといいますか、作品を含めて、“五十嵐大”は、すごく大好きな役だなと思います」と回答。さらに、デビュー作から全て観ているという熱烈なファンからの「映画でベスト5を教えてほしい」という質問には「ベスト3にしましょうか」として考え込む吉沢に会場中が興味津々。「No.3は~」という度に歓声があがり、ラストのNo.1は「ぼくが生きてる、ふたつの世界! 五十嵐大!」と即答し、会場は大盛り上がり! 最後は質問時間が足りなくなる程で、観客の温かく熱い反応に、喜びいっぱいのワールドプレミアとなりました。○■映画祭公式記者会見レポート21日(金)はさらに、上海国際映画祭の公式記者会見に吉沢亮、呉美保監督が参加! 現地メディアから映画祭参加の感想を聞かれると、吉沢亮は「今回初めて上海国際映画祭に参加させていただいて、すごい緊張していたのですが、ワールドプレミアでお客さんたちと一緒に映画を見させてもらい、すごく良いリアクションをしてくれていたし、このシーンで笑ってくれるんだなぁとか、幸せな気持ちでした。舞台挨拶の時もとても温かい声援をくださって、来てよかった、本当に光栄だなと思いました」と笑顔。続いて、手話取得の苦労を問われると、「2か月くらい前から、手話の練習はさせていただきました。その中でただセリフの手話を覚えればよいだけでなく、相手の言っていることをきいて、それに表情でリアクションしたり、手話の中でも例えば「大丈夫」ということも、表情にのせることによって疑問形になってくるとか、表情管理も手話の表現になるという点がすごく大変でした。演技の上手い下手以前に、ちゃんと会話が成立している、という空気感がこの作品にはどうしても必要だったので、どうやってみせていくか、僕がどれだけ手話を上達できていくかが大変ではありました」と吉沢。その努力には呉監督も絶賛を惜しまず「手話を教えてくださる手話チームのプロの方たちが、みな驚くくらい吉沢さんのセンスがいいと言ってました。そして彼はあまりみせてないですが実はすごく努力をしてくれたのではないかと思います」と紹介。そして呉監督はコンペティション部門に選ばれたことについては「それはもう、すごく嬉しいです。映画を作るということは、そもそもなかなか誰でもできることではないので、そんな贅沢なことをさせて頂いて、この映画が日本のみならず、まずは上海で、世界に発信できるということ、さらに、それがメイン・コンペティションに選ばれたことがすごく嬉しい。しかも今年の審査員長がトラン・アン・ユン監督というのは、もうちょっと震え上がってしまって、もう嬉しすぎて大興奮で来ました。そしてただただここで上映して頂く、こうやって、たくさんの方に観て頂いて、また感想などを聞くことができるっていうことで私は満足です」と感激の面持ちで会見は締めくくられました。現地記者が日本語で「すばらしい」と感想を伝える姿もあり、大変熱のこもった質問の数々に呉監督、吉沢亮ともに言葉を尽くして答える様子が印象的でした。翌22日(土)のクロージングレッドカーペットには、吉沢亮、忍足亜希子、呉美保監督、山国秀幸がプロデューサーが参加。吉沢亮は黒のタキシード、忍足亜希子は青のドレス姿で、吉沢が母・明子役の忍足をエスコートしながら登場!多くの報道陣に晴れやかな笑顔で応えました。(C)五十嵐大/幻冬舎 (C)2024「ぼくが生きてる、ふたつの世界」製作委員会
2024年06月23日株式会社佼成出版社(東京都杉並区)は、世界難民の日の20日である2024年6月20日に、絵本『ぼくたちのことをわすれないで ロヒンギャの男の子・ハールンのものがたり』(由美村嬉々・作/鈴木まもる・絵)を発刊します。詳細URL: 『ぼくたちのことをわすれないで ロヒンギャの男の子・ハールンのものがたり』表紙ミャンマーのラカイン州にくらす少数民族、ロヒンギャの人たちは、2017年8月に大規模な迫害を受け、今も約100万人が難民キャンプで暮らしています。本書は、国に帰ることができず、難民キャンプを出ることもできず、将来の夢を描くこともできない。そんな苦しく悲しい生活をおくる一人の少年・ハールンの目線から、ロヒンギャ難民の子どもたちの現状を伝える絵本です。ハールンたちにとって希望の光となる「学校」を作ってくれたのは、日本に暮らす、ひとりのロヒンギャ男性、アウンティン氏でした――。【あらすじ】ミャンマーで家族と共に平和に暮らしていた男の子・ハールンは、ある晩、火事に気づいて目を覚ましました。武器を持った男たちが村を襲ったのです。命からがら家を飛び出したハールンは、隣家のラヒームおじさんといっしょに三日三晩歩き続け、国境となるナフ川を渡って隣の国バングラデシュにたどりつきます。両親とはぐれ、悲しみにくれるハールンですが、難民キャンプに学校ができたことで笑顔を取り戻します。その学校は、日本でくらすロヒンギャ男性、アウンティン氏が私財で建てたものでした――。《中面見開き1》《中面見開き2》【本書の特色】1) 『バスが来ましたよ』の由美村嬉々さんと、『火の鳥 いのちの物語』の鈴木まもるさんがおくる、平和を考える一冊。2) 「学ぶことが平和を築く。子どもたちは未来を照らす灯り」というアウンティン氏の想いと、現在も難民キャンプで辛い生活を送る子どもたちを忘れないでほしい、という著者の願いが込められた一冊。3) 巻末に、長年ロヒンギャを撮影している写真家・新畑克也氏の写真と、根本敬・上智大名誉教授(ビルマ近現代史)による解説つき。4) 裏表紙にSDGs公式ロゴマーク掲載(4. 質の高い教育をみんなに/16. 平和と公正をすべての人に)《中面見開き3》《裏表紙》SDGs公式ロゴマーク掲載【著者紹介】★由美村嬉々(ユミムラ・キキ) 作/1959年、三重県生まれ。一般社団法人チャイルドロアクリエイト(R)代表理事。作家、編集者、絵本カタリスト(R)。全国で講演活動も行っている。老舗の児童図書・保育図書版元の元取締役。在任中は、出版事業本部長、企画開発本部長、東京家政大学特任講師を歴任。著書に『バスが来ましたよ』(アリス館)、『にじいろのペンダント』(大月書店)など。また木村美幸名義での著書に『これだけは読んでおきたいすてきな絵本100』『発達段階×絵本』(共に風鳴舎)、『100歳で夢を叶える』(晶文社)、『一冊の絵本 大人になった今だからわかること』(径書房)、『絵本で実践!アニマシオン 子どもの力を引き出す26のプログラム』(北大路書房)がある。★鈴木まもる(スズキ・マモル) 絵/1952年、東京都生まれ。「黒ねこサンゴロウ」シリーズで赤い鳥さし絵賞を、『ぼくの鳥の巣絵日記』(共に偕成社)で講談社出版文化賞絵本賞を、『ニワシドリのひみつ』(岩崎書店)で産経児童出版文化賞JR賞を受賞。 主な絵本作品に『ピン・ポン・バス』(偕成社)、『あなたがだいすき』(ポプラ社)、『みずとはなんじゃ?』(小峰書店)、『戦争をやめた人たち -1914年のクリスマス休戦-』(あすなろ書房)、『鳥は恐竜だった』(アリス館)、『火の鳥 いのちの物語』(金の星社)、「おとうさん・おかあさんのしごと」シリーズ(佼成出版社)など多数。また鳥の巣研究家として、全国で鳥の巣展覧会を開催している。【本書の概要】書名 : ぼくたちのことをわすれないで ロヒンギャの男の子・ハールンのものがたり発売日 : 2024年6月20日販売場所 : 全国書店・インターネット書店定価 : 1,650円(税込)体裁 : A4変型判/36ページISBNコード: 978-4-333-02924-2URL : 【会社概要】社名 : 株式会社佼成出版社代表者: 代表取締役 中沢 純一所在地: 〒166-8535 東京都杉並区和田2-7-1URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年06月18日俳優の吉沢亮が主演を務める、映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』(9月20日公開)の場面写真が2日に公開された。この度、同作の公開日が9月20日に決定。撮影場所にもなった、原作者・五十嵐大氏の出身地・宮城県では9月13日より先行上映される。さらに6月14日~23日、中国・上海で開催される第26回上海国際映画祭 コンペティション部門への正式出品ならびに、同映画祭でのワールドプレミアが決定した。ワールドプレミアは6月21日、コンペティション部門の最高賞となる金爵賞(きんしゃくしょう)の発表は、6月22日を予定。呉美保監督が現地入りし、21日に開催されるワールドプレミアで舞台挨拶を行うほか、レッドカーペットにも登場する。公開された場面写真は、吉沢が演じる主人公・五十嵐大の瞳が印象的なカットから、東京から故郷・宮城へと向かう車内、数年ぶりに故郷に戻ってきた大人になった大と子供のころの大が橋を渡るシーンなど、本作の空気感と大の心情が伝わるカットの数々となっている。少しぎこちない母・明子(忍足亜希子)と大の場面や、父・陽介(今井彰人)と母の愛情溢れる子供のころの家族写真など、“きこえる世界”と“きこえない世界”を行き来する大の人生を感じさせる、どこか懐かしく温かな瞬間を切り取っている。○■呉美保監督 コメントこの映画のワールドプレミアが上海国際映画祭コンペティション部門だなんて、これほどしあわせな幕開けがあるでしょうか。日本の片隅で人知れずもがきながら生きる男の子のささやかな心の機微を、アジアの、世界の、みなさまがどう受け取ってくださるのか、その反応をこの肌で感じに、さらには選ばれし新しい映画たちにも出会いに、いざ上海、行ってきます!○■徐昊辰:上海国際映画祭プログラミング・ディレクター コメントきこえる世界、きこえない世界、そして、そこに生きている1人のコーダ。呉美保監督は、優しい視線で彼の揺れ動く心の成長を静かに見守っている。"ふたつ"の世界は、"ひとつ"になった時、きっと一番幸せに違いない。こんな素敵な作品を上海国際映画祭でワールドプレミアができるとは、最高に嬉しい!【編集部MEMO】『ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと』 を原作にした映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』。宮城県の小さな港町で暮らす五十嵐家に、男の子が生まれた。両親、祖父母は“大”と名付けて誕生を喜ぶ。ほかの家庭と少しだけ違っていたのは、父・陽介と母・明子の耳がきこえないこと。幼い大にとって、時には母の“通訳”をすることも“ふつう”の楽しい日常だった。しかし成長とともに、周囲から特別な目で見られていることに戸惑い、苛立ち、母の明るさすら疎ましく思いはじめて、冷たい態度をとることが増えていく。心を持て余したまま20歳になり、逃げるように東京へ旅立つ大。そして数年後。“きこえない世界”と“きこえる世界”のふたつの世界を行き来するなかで、帰郷したある日、記憶の底に隠れていた母への思いもかけない気持ちがあふれ出す。(C)五十嵐大/幻冬舎 (C)2024「ぼくが生きてる、ふたつの世界」製作委員会
2024年06月02日呉美保監督、吉沢亮主演『ぼくが生きてる、ふたつの世界』の公開日が9月20日(金)に決定し、場面写真が解禁。また、中国・上海で開催される第26回上海国際映画祭コンペティション部門に正式出品されワールドプレミア上映されることになった。本作は、コーダ(Children of Deaf Adults)という生い立ちを踏まえて、社会的マイノリティに焦点を当てた執筆活動をする作家・エッセイスト、五十嵐大の自伝的エッセイ「ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと」を原作に、『ゴールド・ボーイ』『正欲』の港岳彦が脚本を担当。吉沢さんが、コーダである五十嵐大の心の軌跡を体現する。場面写真は、吉沢さんが演じる五十嵐大の瞳が印象的なカットや、東京から故郷・宮城へと向かう車内、数年ぶりに故郷に戻ってきた大人になった大と子どものころの大が橋を渡るシーンなど、本作の空気感と大の心情が伝わるカットの数々。さらに少しぎこちない母・明子(忍足亜希子)と大の場面や、父・陽介(今井彰人)と母の愛情溢れる子どものころの家族写真など、“きこえる世界”と“きこえない世界”を行き来する大の人生を感じさせる瞬間を切り取っている。第26回上海国際映画祭コンペティション部門に正式出品さらに6月14日(金)~23日(日)、中国・上海で開催される第26回上海国際映画祭コンペティション部門に正式出品されワールドプレミアが決定(英題は『Living in Two Worlds』)。1993年に始まった上海国際映画祭は、中国で唯一、国際映画製作者連盟公認の映画祭。日本映画が多く選出される映画祭としても知られ、日本特集や特別上映会などは人気を博し、昨年は熊切和嘉監督作品『658km、陽子の旅』が最優秀作品賞、最優秀女優賞(菊地凛子)、最優秀脚本賞(室井孝介)の3部門を受賞した。なお、本作のワールドプレミアは6月21日(金)、コンペティション部門の最高賞となる金爵賞(きんしゃくしょう)の発表は6月22日(土)に予定。また呉美保監督が、現地入りし21日に開催されるワールドプレミアで舞台挨拶を行うほか、レッドカーペットにも登場する予定。監督:呉美保よりコメントこの映画のワールドプレミアが上海国際映画祭コンペティション部門だなんて、これほどしあわせな幕開けがあるでしょうか。日本の片隅で人知れずもがきながら生きる男の子のささやかな心の機微を、アジアの、世界の、みなさまがどう受け取ってくださるのか、その反応をこの肌で感じに、さらには選ばれし新しい映画たちにも出会いに、いざ上海、行ってきます!徐昊辰:上海国際映画祭プログラミング・ディレクターきこえる世界、きこえない世界、そして、そこに生きている1人のコーダ。呉美保監督は、優しい視線で彼の揺れ動く心の成長を静かに見守っている。"ふたつ"の世界は、"ひとつ"になった時、きっと一番幸せに違いない。こんな素敵な作品を上海国際映画祭でワールドプレミアができるとは、最高に嬉しい!『ぼくが生きてる、ふたつの世界』は9月20日(金)より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ぼくが生きてる、ふたつの世界 2024年9月、全国にて公開予定©五十嵐大/幻冬舎 ©2024「ぼくが生きてる、ふたつの世界」製作委員会
2024年06月02日ゆぎ書房~世界を旅する翻訳絵本の出版社~(所在地:東京都八王子市、代表:前田 君江)は、翻訳絵本『ぼくのなまえはサンゴール』(定価:2,200円(税込:2,420円)、ISBN:978-4-910343-06-8)を2024年5月30日(木)に出版いたします。絵本表紙■あらすじ主人公は、スーダン内戦で難民となった少年サンゴール。物語の最大のテーマは「なまえ」だ。少年は一族の長老に「どこに行ってもおまえはディンカ(族)だ、どこに行ってもおまえはサンゴールだ」と励まされ、スーダンからアメリカへ向かう。安全だけれど慣れない大都会での生活、そして、「サンゴール」という名前を誰もきちんと呼んではくれず、学校でも名前をからかわれ、「ここでは、ぼくのなまえなんて なくなってしまったみたいだ。なんみんキャンプにかえりたい」と思い悩む。友だちと別れて難民キャンプをあとにする。「にどと あえないと わかっていた」■原作者について原作の絵はキャサリン・ストック、そして、物語を担当したカレン・リン・ウィリアムズとカードラ・モハメッドは、難民キャンプでの友情を描いた『ともだちのしるしだよ』(岩崎書店、2009年)の原作コンビでもあります。カードラはソマリア政変で難民となった両親の亡命先で生まれ、長年、難民支援にも携わってきました。■『ぼくのなまえはサンゴール』が翻訳された経緯『ぼくのなまえはサンゴール』の原書「My name is Sangoel」は、日本国際理解教育学会の特定課題研究(2016-18年)のひとつ「難民問題から国際理解教育を問う」の一環として収集された難民絵本(難民をテーマとした絵本)100冊余のうちの一冊でした。翻訳した小野寺美奈さん(東洋大学助教)、當銘美菜さん(目白大学専任講師)、山西優二さん(早稲田大学名誉教授)、前田君江さん(東京大学非常勤講師、ゆぎ書房代表)の4名は、同研究プロジェクトの絵本タスクチームとして、収集した絵本を用い、早稲田大学などで10回に及ぶ難民絵本の読みあい・語りあいワークショップを開きました。参加者は学生や研究者、難民支援に関わる人たち、ときに高校生や小学生も加わりました。英語絵本はメンバーで翻訳し訳文を添えて、参加者とともに読みました。『ぼくのなまえはサンゴール』もそうした作品のひとつでした。国際理解教育において、難民となってしまうこと、難民となった人たちのことを如何に学ぶかは、いま世界で起きている様々な問題すべてと関わる大きな課題です。この場合の「難民」とは、受け入れ国で難民認定されたかどうかに関わりなく、戦争や災害、気候変動、経済的問題によって住んでいる町や国からの移動を余儀なくされた人たち全てを指します。学校教育をはじめとする学びの場において「〇万人が移動し、〇万人が亡くなった」という概要のみを伝えることは、紛争や人の死が数字とデータのみに換算される危険性をつねに孕みます。他人ゴトではない「自分ゴト」として問題を捉えるための教材やワークを模索するプロジェクトの中で、絵本もまた有効な学びの素材として位置づけられました。小野寺さんらは、「絵本を読む人たちは、顔の見えない『難民』ではなく、『サンゴールくん』の物語として主人公に感情移入しつつ、彼が直面する出来事ひとつひとつを追体験しようとします。難解な解説書ではなく絵本だからこそ、参加者のみなさんが、サンゴールくんの置かれた状況を、物語の中から読み取ったり、絵から発見したり、心に浮かんだ疑問を率直に話し合ったりする様子がとても印象的でした」とワークショップでの様子を語っています。また、イギリス、アメリカ、オーストラリアなど出版された英語絵本には、難民となって受け入れ国で育った子どもたちを主人公にした作品が多く出版されている一方で、日本ではそうした絵本が翻訳以外には、ほとんどないことにも気づきました。さらに、2009年に刊行された原書絵本のあとがきで「現在の世界の難民は3,000万人」と記されていましたが、2022年には1億人を超えていたことも衝撃的でした(いずれもUNHCR発表による)。■『ぼくのなまえはサンゴール』から学べること絵本のなかで主人公は素晴らしいアイディアで自分のなまえを皆に伝え、クラスメートと打ち解けます。『ぼくのなまえはサンゴール』は、難民となることで直面する苦難だけでなく、自分や他者の文化、そして、アイデンティティをどう受け入れるかについて、子どもたちとともに考えていく、大きなきっかけになるに違いありません。絵本表紙_裏表紙■絵本概要書名 : ぼくのなまえはサンゴール著者 : カレン・リン・ウィリアムズ、カードラ・モハメッド[文]キャサリン・ストック[絵]小野寺美奈、當銘美菜、山西優二、前田君江 [共訳]ページ数: 32ページ価格 : 定価 2,200円(税込 2,420円)出版社 : ゆぎ書房ISBN : 978-4-910343-06-8発売日 : 2024年5月30日(木)URL : ■出版社概要ゆぎ書房~世界を旅する翻訳絵本の出版社~代表 : 前田 君江所在地 : 〒192-0362 東京都八王子市松木設立 : 2020年5月事業内容: 翻訳絵本の出版社URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年05月17日第77回カンヌ国際映画祭オフィシャルセレクション「ある視点」部門に正式出品される奥山大史監督作『ぼくのお日さま』のワールドプレミア上映となる公式上映が、現地時間5月19日14時に開際されることが決定。併せてカンヌ版ポスターも解禁された。デビュー作『僕はイエス様が嫌い』(19)で、第66回サンセバスチャン国際映画祭の最優秀新人監督賞を受賞した新鋭・奥山大史監督の最新作となる本作。田舎町のスケートリンクを舞台に、吃音のあるアイスホッケーが苦手な少年タクヤと、選手の夢を諦めたスケートのコーチ荒川、コーチに憧れるスケート少女さくらの3人の視点で紡がれ、雪が降りはじめてから雪がとけるまでの、淡くて切ない小さな恋の物語を描く。奥山監督が、撮影、脚本、編集も手掛けた。今年の第77回カンヌ国際映画祭は、是枝裕和監督がコンペティション部門の審査員として参加することでも話題になっており、また、オフィシャルセレクションへの選出は、今年は本作が日本作品で唯一となっている。そして、本作のワールドプレミアとなる公式上映は、カンヌ現地日程5月19日14時に開催されることも明らかに。本作は、「ある視点」部門の〈最優秀作品賞〉、〈審査員賞〉、〈監督賞〉などの賞の対象となり、これまで同部門では、黒沢清監督が2008年に『トウキョウソナタ』で〈審査員賞〉を、2015年に『岸辺の旅』で〈監督賞〉を、2016年には深田晃司監督が『渕に立つ』で〈審査員賞〉を受賞しているが、同部門で〈最優秀作品賞〉を受賞すると日本史上初の快挙となる。この度解禁となった「カンヌ版ポスター」は、共同製作のフランスで作られたもの。一面、氷がはった湖の上で、スケート靴を履いたタクヤ(越山敬達)、さくら(中西希亜良)、そして荒川(池松壮亮)の3人が、同じ方向にある「お日さま」を見つめる表情が切り取られている。本作の英題「MY SUNSHINE」のタイトルが記され、柔らかで美しい空気感が3人を包み込むビジュアルになっている。第77回カンヌ国際映画祭は、フランス現地日程5月14日(火)~5月25日(土)まで開催され、「ある視点」部門の授賞式はカンヌ現地日時の5月24日(金)に行われる。『ぼくのお日さま』は9月、テアトル新宿、TOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ぼくのお日さま 2024年9月、テアトル新宿、TOHOシネマズシャンテほか全国にて公開予定(C)2024「ぼくのお日さま」製作委員会/COMME DES CINÉMAS
2024年05月08日吉沢亮主演、呉美保監督9年ぶりの長編映画となる『ぼくが生きてる、ふたつの世界』が9月、公開決定。併せて新キャストとともにティザーポスタービジュアル、WEB限定超特報が解禁された。本作は、コーダ(Children of Deaf Adults/きこえない、またはきこえにくい親を持つ聴者の子どもという意味)という生い立ちを踏まえ、社会的マイノリティに焦点を当てた執筆活動をする作家・エッセイスト、五十嵐大による自伝的エッセイ「ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと」を基に映画化。原作本「ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと」(幻冬舎刊)吉沢さん演じる五十嵐大のろう者の両親役として、母・明子役に忍足(おしだり)亜希子、父・陽介役に今井彰人が決定。ろう者俳優として活躍する2人が溢れんばかりの息子への思いを表現する。忍足さんは「私は五十嵐大さんの家庭とは逆の境遇で、私は生まれつき きこえない子供で、きこえる親から生まれ、きこえる世界で育ちました。自分は何者なのか孤独感や苦悩と葛藤しながらも、きこえる世界ときこえない世界を行き来するという、同じ立場だからこそ、とても共感しました」とコメント、「コーダの世界をひとりでも多く知ってもらえる良い機会になれば見方も変わると思います」と明かす。さらに、ユースケ・サンタマリア、烏丸せつこ、でんでんなど個性豊かな俳優陣が脇を固める。併せて解禁となったティザーポスタービジュアルは、主人公・五十嵐大(吉沢さん)が故郷である宮城県から東京に向かう電車の中のひと幕を切り取ったもの。車窓をまっすぐに見つめる瞳には故郷への思い、そして未来への期待が込められている。この撮影をしたのは写真家・文筆家の齋藤陽道。五十嵐さんの原作の表紙も撮影しており、本作のポスター写真撮影も担当することとなった。さらに本作のWEB限定の超特報では、橋梁を走る列車の車窓、駅のプラットフォームには、故郷・宮城から上京するための列車を待つ五十嵐大(吉沢さん)が。きこえる世界の彼が見つめているのは、きこえない世界の母の後ろ姿。そして大を乗せた列車が新緑のトンネルをぬけ、これから経験していくであろう“ふたつの世界”をつなぐかのように進んでいく映像となっている。バリアフリー字幕版原作者・五十嵐さんは、「ふたつの世界に挟まれ、まるで揺蕩(たゆた)うように生きるコーダについて説明するのは、いつだって難しい。だからこそ、理解してもらうことを諦めていた時期もありました。でも、社会は少しずつ前進していて、ようやく、コーダが抱える葛藤にも目が向けられるようになりました」と胸の内を明かす。「子どもの頃の自分がいまの状況を目にしたら、『世の中は捨てたもんじゃないな』と思うかもしれません。完成した映画は、想像を遥かに超えるものでした。コーダの苦しみが描かれつつも、そこにあるのは普遍的な親子の愛情です。きこえない母ときこえる息子がどんな愛情を紡いでいくのか、ひとりでも多くの方に観ていただけることを願っています」と作品について語っている。なお、原作本は「ぼくが生きてる、ふたつの世界」に改題され、幻冬舎文庫より近日発売予定。『ぼくが生きてる、ふたつの世界』は9月、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ぼくが生きてる、ふたつの世界 2024年9月、全国にて公開予定©五十嵐大/幻冬舎 ©2024「ぼくが生きてる、ふたつの世界」製作委員会
2024年04月23日俳優の吉沢亮が主演を務める、映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』(2024年9月公開)のティザーポスタービジュアル、WEB限定 超特報が23日に公開された。同作は、作家・エッセイストとして活躍する五十嵐大氏の実録ノンフィクション『ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと』(幻冬舎刊)の実写化作。耳のきこえない母と、きこえる息子・五十嵐大(吉沢亮)の物語を点描のように繊細に紡いでいく。○■映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』キャスト明らかに五十嵐大(吉沢)のろう者の両親として、母・明子役に忍足亜希子、父・陽介役に今井彰人が決定。ろう者俳優として活躍する2人が息子への思いを表現している。さらにユースケ・サンタマリア、烏丸せつこ、でんでんなど個性豊かな俳優陣が脇を固める。あわせて公開されたティザーポスタービジュアルは、主人公・五十嵐大が故郷である宮城県から東京に向かう電車の中の一幕を切り取ったもの。車窓をまっすぐに見つめる瞳には故郷への思い、そして未来への期待が込められている。撮影をしたのは写真家・文筆家の齋藤陽道で、原作『ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと』の表紙も撮影しており、本作のポスター写真撮影も担当することとなった。WEB限定超特報では、橋梁を走る列車の車窓、駅のプラットフォームに故郷・宮城から上京するための列車を待つ五十嵐大(吉沢亮)が。きこえる世界の彼は、きこえない世界の母の後ろ姿を見つめる。そして大を乗せた列車が新緑のトンネルをぬけ、これから経験していくで“ふたつの世界”をつなぐかのように進んでいく。母のことを思いながら、未来への思いを馳せる大の表情から本作の物語を伝える映像となっている。○■忍足亜希子 コメントきこえない親から生まれ育ったコーダの五十嵐大さんの人生、撮影を通して私も親の気持ちで成長させていただきました。 私は五十嵐大さんの家庭とは逆の境遇で、私は生まれつきこえない子供で、きこえる親から生まれ、きこえる世界で育ちました。 自分は何者なのか孤独感や苦悩と葛藤しながらもきこえる世界ときこえない世界を行き来するという、同じ立場だからこそ、とても共感しました。 コーダの世界をひとりでも多く知ってもらえる良い機会になれば見方も変わると思います。 呉美保監督をはじめ吉沢亮さんと共に五十嵐大さんの人生を歩みながら、沢山のことを学ばせていただきました。○■五十嵐大 コメントふたつの世界に挟まれ、まるで揺蕩うように生きるコーダについて説明するのは、いつだって難しい。だからこそ、理解してもらうことを諦めていた時期もありました。でも、社会は少しずつ前進していて、ようやく、コーダが抱える葛藤にも目が向けられるようになりました。子どもの頃の自分がいまの状況を目にしたら、「世の中は捨てたもんじゃないな」と思うかもしれません。完成した映画は、想像を遥かに超えるものでした。コーダの苦しみが描かれつつも、そこにあるのは普遍的な親子の愛情です。きこえない母ときこえる息子がどんな愛情を紡いでいくのか、ひとりでも多くの方に観ていただけることを願っています。【編集部MEMO】『ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと』 を原作にした映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』。宮城県の小さな港町で暮らす五十嵐家に、男の子が生まれた。両親、祖父母は“大”と名付けて誕生を喜ぶ。ほかの家庭と少しだけ違っていたのは、父・陽介と母・明子の耳がきこえないこと。幼い大にとって、時には母の“通訳”をすることも“ふつう”の楽しい日常だった。しかし成長とともに、周囲から特別な目で見られていることに戸惑い、苛立ち、母の明るさすら疎ましく思いはじめて、冷たい態度をとることが増えていく。心を持て余したまま20歳になり、逃げるように東京へ旅立つ大。そして数年後。“きこえない世界”と“きこえる世界”のふたつの世界を行き来するなかで、帰郷したある日、記憶の底に隠れていた母への思いもかけない気持ちがあふれ出す。(C)五十嵐大/幻冬舎 (C)2024「ぼくが生きてる、ふたつの世界」製作委員会
2024年04月23日池松壮亮と若葉竜也の出演が発表されていた奥山大史監督の商業映画デビュー作『ぼくのお日さま』の公開が9月に決定。池松さんが「この世界の光の粒のような二人の才能に出会えました」と称賛する主人公の吃音をもつホッケー少年のタクヤと、フィギュアスケートを学ぶ少女さくら役のキャストが30秒予告とともに解禁となった。本作は、雪の降る街を舞台にタクヤとさくら、そして元フィギュアスケート選手でさくらのコーチ荒川(池松さん)の3人の視点で紡がれる物語。本作の主人公で、すこしばかり吃音をもつホッケーが苦手な少年のタクヤ役に大抜擢されたのは、本作が映画主演デビューとなる越山敬達。ドラマ「天狗の台所」にメインキャストとして初出演し、映画『スイート・マイホーム』『かぞく』に出演、アーティスト・演劇集団「EBiDAN(恵比寿学園男子部)」の研究生「EBiDAN NEXT」としても活躍する、フレッシュな才能溢れる14歳。越山敬達スケートは4歳から経験があったが、劇中で披露するアイスホッケーとアイスダンスは初めて挑戦したという越山さん。ホッケーはスケートと靴が違い、アイスダンスも音楽に合わせ多種の滑走を伴うが、持ち前の運動神経で、どちらも習得に必要とされる目安の時間の半分以下の日数で習得したという。そして、フュギュアスケートを学ぶ少女・さくら役には、本作が演技デビューとなり、フランス語、英語も堪能のマルチリンガルでもある12歳の中西希亜良。中西希亜良4歳から現在までフィギュアスケートを習い、シングルのほかに、アイスダンスでは全日本フィギュアスケートノービス選手権大会にも出場経験があるフィギュア上級者。本作出演のきっかけは、キャスト募集を知ったスケートのコーチからの勧めで応募し、100名以上が参加したオーディションを経てヒロインに大抜擢された。また、さくらの母親役として山田真歩、タクヤの友人役として潤浩(ゆんほ)が出演する。今回解禁となった30秒予告は、田舎町のスケートリンクでコーチの荒川が、タクヤとさくらに、ペアでアイスダンスを練習しようと提案するところからはじまる。吃音をもつホッケーが苦手な少年、選手の夢を諦めたスケートのコーチ、コーチに憧れるスケート少女。3人の雪が降りはじめてから雪がとけるまでの、淡くて切ない小さな恋の物語を映し出し、「ハンバートハンバート」による主題歌「ぼくのお日さま」があたたかく包み込む映像に仕上がっている。キャスト&監督よりコメント吃音をもつホッケーが苦手なタクヤ役/越山敬達(こしやま・けいたつ)タクヤ役を演じさせていただきました、越山敬達です。『ぼくのお日さま』は、僕にとって初の主演映画だったので、クランクインした時はこれまでにないほど緊張していました。ですが、すごく明るい現場で、キャストの皆さんやスタッフさんも優しい方ばかりだったので、一瞬で馴染めたし、撮影期間もあっという間に過ぎていきました。スケートをしながら何テイクも重ねたことは大変でしたがそれが報われる素敵な映像になっています。僕にとって『ぼくのお日さま』という作品が忘れられないように、皆さんにとってもきっと忘れられない作品になると思います!是非劇場に足を運んでみてください!!荒川に憧れるスケート少女さくら役/中西希亜良(なかにし・きあら)こんなすてきな作品に参加できて、本当に幸せで、ありがたくて、今でも信じられない気持ちです。演技もはじめてで緊張しましたが、奥山監督や池松さん、越山くん、そしてスタッフのみなさんがいつも助けてくれました。でもその分、スケートでは誰よりも頑張ろうと撮影に臨みました。とっても寒い冬の撮影現場でも、いつも心はあったかくて、この映画はそんな気持ちにさせてくれる作品だと感じています。たくさんの方に観ていただけたら嬉しいです。監督・撮影・脚本・編集/奥山大史主役となる二人を探すため、繰り返しオーディションを行い、スケートリンクにも度々足を運びました。その末に越山くんと中西さんに出会えたことは、本作にとって、この上なく幸せな出来事でした。スイッチを入れるべきシーンでは、グッと集中して役に入り込み、自然体でいて欲しいシーンでは、嘘のない無邪気さを見せてくれた越山くん。吹替やCGでは決して表現できない優雅な滑りを魅せ、初挑戦となるお芝居にもまるでスポーツのように粘り強く取り組んでくれた中西さん。この2人と池松さんの組み合わせだったからこそ生まれた奇跡のようなシーンが、本作には映っています。『ぼくのお日さま』は9月、テアトル新宿、TOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ぼくのお日さま 2024年9月、テアトル新宿、TOHOシネマズシャンテほか全国にて公開予定(C)2024「ぼくのお日さま」製作委員会/COMME DES CINÉMAS
2024年04月10日池松壮亮、若葉竜也が出演する映画『ぼくのお日さま』の劇中写真が公開された。本作は、雪の降る街を舞台に、吃音のホッケー少年・タクヤと、フィギュアスケートを学ぶさくら、そして元フィギュアスケート選手でさくらのコーチ・荒川の3人の視点で紡がれる物語。今回の写真は、池松さん演じる荒川が、フィギュアスケート選手時代をふり返るワンシーンで使用されている。真剣な眼差しで氷上を優雅に舞う様子、氷飛沫をあげながら回転ジャンプをする場面と、完成度の高い写真だが、うっかりすると見逃してしまうため、要注目だ。池松さんは出演に向けて、クランクインの半年前から練習を開始し、別作品のために行っていたピアノの練習と並行する形でスケートの練習も重ね、劇中では完璧なスケーティングを披露している。『ぼくのお日さま』は秋、テアトル新宿、TOHOシネマズシャンテほか全国にて公開予定。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ぼくのお日さま 2024年秋、テアトル新宿、TOHOシネマズシャンテほか全国にて公開予定(C)2024「ぼくのお日さま」製作委員会/COMME DES CINÉMAS
2024年04月01日映画『ぼくのお日さま』が、2024年9月13日(金)に公開される。池松壮亮が出演。雪の降り始めから雪が解けるまでの少年の成長を描く映画『ぼくのお日さま』は、雪の降る街を舞台に、吃⾳をもつホッケー少年のタクヤと、フィギュアスケートを学ぶ少⼥さくら、元フィギュアスケート選⼿でさくらのコーチ荒川の3⼈の視点で紡がれる物語だ。雪が降り始めてから溶けるまでの、淡く切ない小さな恋の物語を映し出す。池松壮亮が元フィギュアスケート選手のコーチにさくらのコーチで、夢に敗れた元フィギュアスケート選手・荒川は池松壮亮が演じる。池松は以前、奥山大史が手掛けたエルメス(HERMÈS)のドキュメンタリーフィルム『HUMAN ODYSSEY —それは、創造を巡る旅。—』に出演。その際、池松の佇まいに魅せられた奥山が『ぼくのお日さま』に大人の目線を加えたいと思ったことから、荒川というキャラクターが作られた。また、池松演じる荒川の恋人・五十嵐役として若葉⻯也が出演。五⼗嵐という役も、若葉への当て書きで作られたという。映画『ぼくのお⽇さま』登場人物タクヤ…越⼭敬達吃音をもつホッケーが苦手な少年。さくら…中⻄希亜良荒川にフィギュアスケートを学ぶ少女。荒川に憧れている。荒川…池松壮亮元フィギュアスケート選手でさくらのコーチ。五十嵐…若葉竜也荒川の恋人。監督は奥⼭⼤史監督を務めるのは期待の新鋭、奥⼭⼤史。大学在学中に制作した長編初監督作『僕はイエスが嫌い』で、史上最年少となる22歳で第66回サンセバスチャン国際映画祭の最優秀新⼈監督賞を受賞した。奥山が子どもの頃、フィギュアスケートを習っていたという経験から、「雪が降り始めてから雪が解けるまでの少年の成⻑を描きたい」という思いを抱き、映画『ぼくのお日さま』の制作がスタート。あたたかくて懐かしくて、しかしながら今まで誰も観たことのないような映画へと仕上げている。なお、『ぼくのお⽇さま』は第77回カンヌ国際映画祭のオフィシャルセレクション「ある視点」部⾨に正式出品。ワールドプレミア上映される。開催中の第26回台北映画祭では、⽇本史上初となる「審査員特別賞」「観客賞」「台湾監督協会賞」のトリプル受賞の快挙を果たした。主題歌はハンバート ハンバート主題歌は、ハンバート ハンバートが2014年に発表した8thアルバム「むかしぼくはみじめだった」の収録曲である「ぼくのお日さま」。監督の奥山は、映画のプロットを考える中で「ぼくのお日さま」と出会ったという。その歌詞を聞いた途端「主⼈公の少年の姿がはっきり浮かび、物語がするすると動きだした」と語る。これまで主題歌オファーがあっても全て断ってきたほどの大切な楽曲だったが、奥山からの手紙を読みオファーを快諾したそうだ。映画『ぼくのお日さま』あらすじ吃⾳をもつホッケー少年・タクヤは、「⽉の光」に合わせフィギュアスケートを練習する少⼥・さくらの姿に、⼼を奪われてしまう。ある⽇、さくらのコーチ荒川は、ホッケー靴のままフィギュアのステップを真似て何度も転ぶタクヤを⾒つける。タクヤの恋の応援をしたくなった荒川は、スケート靴を貸してあげ、タクヤの練習をつきあうことに。しばらくして荒川の提案から、タクヤとさくらはペアでアイスダンスの練習をはじめることになり……。【作品詳細】映画『ぼくのお日さま』公開日:2024年9月13日(金)※テアトル新宿、TOHO シネマズシャンテでは9月6日(金)~9月8日(日)まで3日間限定先行公開。監督:奥山大史脚本:奥山⼤史撮影・編集:奥山大史出演:越山敬達、中西希亜良、池松壮亮、若葉竜也、山田真歩、潤浩主題歌:ハンバート ハンバート配給:東京テアトル
2024年03月03日ハンバート ハンバートの代表曲と同名タイトルの映画『ぼくのお日さま』が、2024年秋に公開されることが決定した。『ぼくのお日さま』は、史上最年少で第66回サンセバスチャン国際映画祭の最優秀新人監督賞を受賞した奥山大史監督の商業デビュー作。雪の降る街を舞台に、吃音をもつホッケー少年のタクヤと、フィギュアスケートを学ぶ少女さくら、そして元フィギュアスケート選手でさくらのコーチ荒川(池松壮亮)の3人の視点で物語が紡がれる。奥山が子どもの頃に約7年間フィギュアスケートを習っていた経験から、「雪が降り始めてから雪が解けるまでの少年の成長を描きたい」と本企画がスタート。プロットを考える中でハンバート ハンバートの楽曲「ぼくのお日さま」と出会い、その歌詞を聞いた途端「主人公の少年の姿がはっきり浮かび、物語がするすると動きだした」という。一方、本企画をスタートさせる前後に、奥山が総監督を務めた「エルメス(HERMÈS)」のドキュメンタリーフィルム『HUMAN ODYSSEY ―それは、創造を巡る旅。―』で池松と撮影をともにしたことで、彼の佇まいに魅せられ、この物語に大人の目線を加えたいと思ったことから「夢に敗れた元フィギュアスケート選手のコーチ」という池松が演じたキャラクターが作られた。また、ハンバート ハンバートの楽曲「ぼくのお日さま」は、2014年に発表したアルバム『むかしぼくはみじめだった』に収録されている。これまで主題歌オファーがあっても断ってきたほど大切な楽曲だったが、奥山からの手紙を読んで、オファーを快諾したという。■池松壮亮 コメント奥山大史という凄まじい才能に出会い、対話を繰り返し、共感し合い、共犯できた全ての時間に感謝しています。この世界の光の粒のようなふたりの才能に出会えたことにも感謝しています。今作をともに創り上げたスタッフキャストと共に、この素晴らしい作品を届けることができることを幸せに思います。この世界の雪解けを予感させてくれるような、あまりにもピュアで、心に響く映画になりました。是非楽しみにしていてください。■佐藤良成(ハンバート ハンバート) コメント奥山監督から最初手紙をいただきました。今作ろうとしている映画は、私の曲の中の「ぼく」から物語がふくらんだもので、主題歌にもその曲「ぼくのお日さま」を使いたいと。脚本や前作も拝見して、彼と是非仕事したいと思い快諾しました。出来上がった作品は、どのシーンのどのカットも実に美しい光と色で、こんな絵を撮る奥山監督は恐ろしい人だなと思います。自分の曲がこんなにも素晴らしい映画となって生まれ変わるなんて、本当に幸せです。■佐野遊穂(ハンバート ハンバート) コメントとにかく映像の美しさが印象的でした。どこを切り取っても儚さが漂っていて、監督のキャラクターがそこに一番現れてるように感じました。この楽曲の「ぼく」や、タクヤ、荒川コーチ、それぞれに小さな救いがあったように、この映画がまた誰かのお日さまになれば嬉しい事だと思います。■監督・撮影・脚本・編集:奥山大史 コメントいつの日か、子どもの頃に習っていたフィギュアスケートの映画を作りたいと思っていました。でもなかなか作れずにいました。ただ思い出を映像にするだけでは映画にならない、と頭を抱える日々でした。そんな時、「ぼくのお日さま」という楽曲に出会い、惹かれるまま毎日聴くうちに、全く新しい物語が動き始め、時を同じくして、池松さんに出会い、この方の魅力を映し出すことができたら、映画になると確信できました。この作品で商業映画に初挑戦できたこと、嬉しく思います。どうぞご期待ください。<作品情報>『ぼくのお日さま』2024年秋公開予定公式サイト:「ぼくのお⽇さま」製作委員会/COMME DES CINÉMAS
2024年02月29日3月15日(金) からsong & supper BAROOMにて、Song Storytelling in BAROOM『星の王子さま Le Petit Prince 〜きみとぼく〜』が上演されることが決定した。今もなお、世界中から愛されているフランスの名作『星の王子さま』。朗読× 音楽の力を最大に生かしたシンプルな演出と耳馴染みのある音楽、出演者は王子さまと飛行士役の2名のみ。円形劇場ならでの臨場感、非日常を感じることのできる空間で『星の王子さま』の世界に没入できる時間をお届けする。キャストは日替わりとなっており、3月15日(金) は小島藤子×鮎川太陽、3月16日(土) は宮地真緒×今拓哉、3月17日(日) 小倉久寛×水夏希、3月22日(金) は沼尾みゆき×村井國夫、3月23日(土) は田野アサミ×渡部秀、3月24日(日) 彩乃かなみ×市毛良枝が出演する。『星の王子さま Le Petit Prince 〜きみとぼく〜』出演者■演出:小見山佳典 コメントそれぞれ個性豊かで魅力的な6組12人の出演者による『星の王子さま』。“本当のことは目に見えない”と、サン=テグジュペリは語りました。本当のことって何でしょう。本当のような嘘もあれば、嘘のような本当もある。本当だと嬉しいけれど、本当だと怖くもある。本当のことを言えない時もあるし、本当の自分なんてほんとはよく分からない。歌と語りで綴るBAROOM『星の王子さま』のステージで、“本当のこと”に思いを馳せていただけたなら幸いです。<公演情報>『星の王子さま Le Petit Prince 〜きみとぼく〜』【公演スケジュール】3月15日(金)〜3月17日(日)3月22日(金)〜3月24日(日)全日程 昼夜2公演:14:00 開演(13:15 開場)/ 19:00 開演(18:15 開場)演出:小見山佳典脚本:樋口ミユ【出演者】(王子さま×飛行士)3月15日(金) 小島藤子×鮎川太陽3月16日(土) 宮地真緒×今拓哉3月17日(日) 小倉久寛×水夏希3月22日(金) 沼尾みゆき×村井國夫3月23日(土) 田野アサミ×渡部秀3月24日(日) 彩乃かなみ×市毛良枝【チケット料金】全席指定:8,500円(税込)■先行受付2月16日(金)〜2月25日(日)()■一般販売2月26日(月)〜
2024年01月15日映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』が2024年9月20日(金)に公開される。監督は呉美保、主演は吉沢亮。耳のきこえない母ときこえる息子の物語原作は、実録ノンフィクション『ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと』。きこえない、またはきこえにくい親を持つ聴者の子ども「コーダ」という生い立ちを踏まえて、社会的マイノリティに焦点を当てた執筆活動をしている作家・エッセイスト五十嵐大による自伝的エッセイだ。映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』では、耳のきこえない両親と、そのもとで愛情をたくさん受けて育った耳のきこえる息子の心の軌跡を描く。幼い頃から両親に負い目を感じていた主人公・大は、変化していく出会いや環境の中で、“きこえる世界”と“きこえない世界”に生きる自分を見つめなおしていく。監督は『そこのみにて光輝く』『きみはいい子』の呉美保メガホンを取るのは、佐藤泰志による小説を綾野剛主演で映画化した『そこのみにて光輝く』や、中脇初枝の短編小説集を映画化した『きみはいい子』などで国内外にて高く評価される呉美保。9年ぶりとなる長編映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』で、誰もが共感する母と息子の物語を紡ぎ出す。なお、『ぼくが生きてる、ふたつの世界』はロンドン映画祭 コンペティション部門、バンクーバー国際映画祭 パノラマ部門へ正式出品される。主演・吉沢亮が難役に挑む主演は、『キングダム』シリーズ、『東京リベンジャーズ』シリーズといった話題作から、作家性の強い監督作まで幅広い作品に出演している吉沢亮。映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』では、耳のきこえない両親の元で育った息子という難役に挑む。また、主人公の両親役には、ともにろう者俳優として活躍する忍足亜希子、今井彰人がキャスティングされている。映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』登場人物紹介主人公・五十嵐大…吉沢亮宮城県の小さな港町で暮らす五十嵐家に生まれる。耳のきこえない両親から、沢山の愛を受けて育つ。幼いころには両親のことを友達にからかわれたり、思春期には苛立ちのまま家族に怒りをぶつけたりしてしまうことも。五十嵐明子…忍足亜希子大の母。ろう者。五十嵐陽介…今井彰人大の父。ろう者。河合幸彦…ユースケ・サンタマリア編集プロダクション社長。鈴木広子…烏丸せつこ大の祖母。鈴木康雄…でんでん大の祖父。脚本は『正欲』 『アナログ』の港岳彦脚本は、『正欲』 『アナログ』の脚本も手掛けた港岳彦が担当。才能あふれるスタッフ・キャストによって紡がれる母と息子の物語を、ぜひ劇場でチェックしてみていほしい。映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』あらすじ宮城県の小さな港町、耳のきこえない両親のもとで愛されて育った五十嵐大。幼い頃から母の“通訳”をすることも“ふつう”の楽しい日常だった。しかし次第に、周りから特別視されることに戸惑い、苛立ち、母の明るささえ疎ましくなる。心を持て余したまま20歳になり、逃げるように東京へ旅立つが……。【作品詳細】映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』公開時期:2024年9月20日(金)監督:呉美保出演:吉沢亮、忍足亜希子、今井彰人、ユースケ・サンタマリア、烏丸せつこ、でんでん脚本:港岳彦原作:五十嵐大「ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと」(幻冬舎刊)企画・プロデュース:山国秀幸手話監修協力:全日本ろうあ連盟配給:ギャガ©五十嵐大/幻冬舎 ©2024「ぼくが生きてる、ふたつの世界」製作委員会
2023年12月12日呉美保監督9年ぶりの最新作『ぼくが生きてる、ふたつの世界』が2024年に公開されることが決定した。本作は、作家・エッセイストとして活躍する五十嵐大の実録ノンフィクション『ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと』(幻冬舎刊)を原作に、呉監督が吉沢亮を主演に迎え、『正欲』『アナログ』(2023) の脚本を手掛けた港岳彦による脚本で作り上げた作品。『ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと』書影今年の9月に公開された『私たちの声』(2023) の一編、杏を主演にシングルマザーの日常を描いた短編映画『私の一週間』で8年ぶりに監督作を発表した呉監督。今回、『きみはいい子』(2015) から9年ぶりの長編作品のテーマに選んだのはコーダ(Children of Deaf Adults/きこえない、またはきこえにくい親を持つ聴者の子供という意味)。耳のきこえない母ときこえる息子の物語を点描のように繊細に紡いでいく。主演を務めるのは『キングダム』シリーズ、『東京リベンジャーズ』シリーズなど、今年6本の出演作品が公開された吉沢亮。本作では難役に挑戦し、耳のきこえない両親の元で育った息子・五十嵐大の心の軌跡を体現する。■呉美保監督 コメント原作を読み、きこえない両親に育てられた五十嵐大さんの人生に触れ、コーダならではの情緒と葛藤に、まだまだ知らない世界はあるのだなと無知を学びました。と同時に、親と子の極めて普遍的な感情にも触れ、自分自身の家族へのいつかの懺悔が一気に蘇り、これはマイノリティには留まらない、大いなるアイデンティティの物語だと、強く思いました。久しく映画作りからは遠ざかっていましたが、いつか復帰できるなら絶対にこの方と、と勝手に心に決めていたのは吉沢亮さんです。彼の、繊細かつ制御された芝居の奥底にある魂の叫びを覗き見たくて、さらにはまだ見ぬ新しい吉沢亮に出会いたくて、9年ぶりの長編映画に臨むに至りました。■吉沢亮 コメント感情の内側までも表現してくれる手話は口以上に多くを語り、言葉とはただ吐き出すものではなく、伝えるものであると言う、当たり前であるはずのことを改めて教えてくれました。コーダとして生まれた葛藤を抱えながらも、両親から沢山の愛を受けて育った五十嵐大さんの人生を、昔からご一緒したいと夢見ていた呉美保監督と共に丁寧に生きさせてもらいました。お楽しみに。<作品情報>『ぼくが生きてる、ふたつの世界』2024年 公開公式HP:五十嵐大/幻冬舎 (C)2024「ぼくが生きてる、ふたつの世界」製作委員会
2023年12月09日