なぎこさんは小さな会社でOLとして働く28歳。同じ職場の豊田ゆうぞうと3年前から付き合っており、この度めでたく結婚することになりました。お互いの実家に挨拶に行く2人ですが、ゆうぞうの実家は日帰りできないほどの距離。そこでなぎこさんはゆうぞうの両親の好意に甘え、義実家に一泊させてもらうことにしました。ところが緊張の中訪問した義実家は、まさかのゴミ屋敷……。気持ち悪い虫が出てきたり、手作りおやつに異物が混入していたり、なぎこさんのメンタルは崩壊寸前です。ゆうぞうと墓参りから帰ったなぎこさん。夕食は義母から煮物を教えてもらうことになったのですが……。予想通りのキッチンの惨状 キッチンでハエや見たこともない虫、放置された生ゴミなどを目の当たりにしたなぎこさんは、吐き気を催してしまいます。 「このままではまずい」と思ったなぎこさんは、すんでのところで持っていたマスクを装着。とりあえず臭いをシャットアウトできたことに安堵しますが、床はストッキング越しでもわかるほどぬるぬるです……。そして義母から「冷蔵庫から鶏肉を出してくれる?」との指令が。なぎこさんは覚悟を決めて冷蔵庫を開けますが、詰めに詰められた食材とそのきつい臭いに驚いてしまうのでした。 なぎこさんの「キッチンは怖すぎる」という予想は的中してしまったようです……。臭いはマスクで防げても、足の裏に感じるぬるつきや目の前の虫から逃げられるわけではありません。 ですが見方を変えれば、自分の知らないところで作られた料理を出されるよりは自分で作ったものを食べたほうが安心かもしれませんね。 なぎこさんにとっては過酷なミッションですが、安心して夕食を食べるためにはもう少しの辛抱! 料理の出来上がりまで頑張って耐えてもらいたいですね。著者:マンガ家・イラストレーター もち
2023年07月06日なぎこさんは小さな会社でOLとして働く28歳。同じ職場の豊田ゆうぞうと3年前から付き合っており、この度めでたく結婚することになりました。お互いの実家に挨拶に行く2人ですが、ゆうぞうの実家は日帰りできないほどの距離。そこでなぎこさんはゆうぞうの両親の好意に甘え、義実家に一泊させてもらうことにしました。ところが緊張の中訪問した義実家は、まさかのゴミ屋敷……。気持ち悪い虫が出てきたり義父の歯はほとんどなかったり、信じられない状況になぎこさんのメンタルは崩壊寸前です。義母が作ってくれたまんじゅうを食べたなぎこさん。口の中に異物を感じて、こっそり吐き出すとそこにはチリチリの毛が……! なぎこさんは今すぐ逃げ出したい気持ちでいっぱいになるのでした。義母に連れていかれた先にあったものとは…? なぎこさんが義母に連れていかれたのはご先祖様のお墓。意外にも、そこにはきれいに手入れされたピカピカのお墓がありました。 「先祖のお墓はいつもきれいにしておかないといけない」という義母の思いやりのある言葉を聞きながらも、「家をきれいにしてから言ってほしい……」とどこか釈然としないなぎこさんでした。 そして、実は帰省前に「義母から料理を教わりたい」と言っていたなぎこさん。そのことをゆうぞうから聞いていた義母は、意気揚々となぎこさんをキッチンへ招きますが、キッチンの中は想像通りゴミだらけでした……。 ご先祖が眠るお墓を心を込めて手入れする義母の気持ちは、とても立派なものですね。 ですが、お墓をきれいにできるということは、その気になれば家も片付けられるはずでは? と疑問の残る一幕でした。 義母が家を掃除しない理由はわかりませんが、誰かのために心を込めて手入れするという気持ちを今一度家の中にも向けてみてほしいと思わずにはいられません。著者:マンガ家・イラストレーター もち
2023年07月05日石井かなこさん(28歳)は、生後9カ月の娘・えなちゃんの母親。育休中に通うことになった近所のリトミック教室では、生後9カ月の女の子の母親・谷川さゆりさんと、1歳の男の子の母親・佐藤さとこさんと同じクラスでした。初回のレッスンからさゆりさんと意気投合したかなこさん。「義母にはいびられ、夫はモラハラで、自由に使えるお金がほとんどない」というさゆりさんの複雑な家庭事情を聞いたかなこさんは、さゆりさんを支えようと、頼まれるたびにお金を貸していました。しかし、実はさゆりさんの身の上話はすべて嘘で、義母はすでに亡くなっており、お金に困っている事実もありませんでした。かなこさんが街で偶然さゆりさん夫婦と遭遇し、さゆりさんの夫を責め立てたことをきっかけに、さゆりさんの身の上話や、お金を借りる理由はすべて嘘だったことが判明。嘘がバレてもなお、無理のある言い訳を繰り返し、自分が被害者かのように開き直るさゆりさんに、かなこさんは意気消沈していました。さゆりさんの嘘が次々と明らかになったものの、さゆりさんは「騙してないって! 私を困らせて楽しいの!?」と、あくまで自分は悪くないというスタンス。話し合いに同席していたさゆりさんの夫は、訳がわからず混乱していました。しかし、かなこさんとさゆりさんの話し合いの様子を見かね、さゆりさんを一喝。さゆりさんがかなこさんに借りていたお金を夫が返し、かなこさんはその場を後にしました。 信じていた人に裏切られたショックで不眠気味になり、4kgも体重が落ちてしまったかなこさん。簡単に人を信じてしまったことや、お金を貸してしまったことを反省しつつも、さゆりさんに対して「絶対に許せない」という気持ちでいました。 そして、さゆりさんと最後に会ってから1カ月ほど経ったころ……。 嘘つきママ友の真実… ある日、かなこさんの携帯に、さゆりさんの夫からのメッセージが届きました。そこには、「約束通りご報告させていただきます」と、さゆりさんとのその後が書かれていました。 さゆりさんは、かなこさんの他にも友人や知り合いからお金を騙し取っていたこと、家族の預金にも手を出していたことが判明。そして、世間話の内容や、経歴にいたるまで、さまざまな嘘をついていたのです。 話し合いを重ねるも、さゆりさんを信用することは到底できないさゆりさんの夫。婚姻関係を続けることは難しいと判断し、離婚することになったそう。 「石井さんからの告発がなければ、私と娘はもっと地獄を見ていたかもしれません」 さゆりさんへの感謝の言葉で、メッセージは終わっていました。 「さゆちゃん……そんなことまで……」 予想をはるかに超える真実に、絶句するかなこさん。 「あのとき、怒りに任せてさゆちゃん夫婦に声をかけていなかったら、私もえなちゃんもどうなっていたんだろう……そう考えると、ハッピーエンドでいいよね?」 大きなダメージを残し、さゆりさんとの友情は終わりました。 「人は真実と嘘が織り混ざると、真実を見失ってしまうこと。世の中には善人面した悪人がいることを知りました」 それから半年後、「無事に離婚が成立し、えなちゃんの親権も勝ち取った」と、さゆりさんの元夫から連絡が入りました。 「えなちゃんにとっては、これが一番だよね」とひと安心するかなこさん。 さゆりさんに裏切られ、一時はやさぐれてしまったかなこさんですが、少しずつ立ち直り、前を向こうと決めるのでした。 かなこさんの良心につけ込み、かなこさんを裏切り傷つけたさゆりさん。お金は返ってきたものの、かなこさんは大きなものを失ってしまったように思います。 さゆりさんを助けたいと思ったさゆりさんの気持ち自体に非はありません。今回の出来事を教訓とし、かなこさんにとって、本当に信頼できるママ友ができることを願うばかりです。 著者:マンガ家・イラストレーター もち
2023年07月04日なぎこさんは小さな会社でOLとして働く28歳。同じ職場の豊田ゆうぞうと3年前から付き合っており、この度めでたく結婚することになりました。お互いの実家に挨拶に行く2人ですが、ゆうぞうの実家は日帰りできないほどの距離。そこでなぎこさんはゆうぞうの両親の好意に甘え、義実家に一泊させてもらうことにしました。ところが緊張の中訪問した義実家は、まさかのゴミ屋敷だったのです……。リビングに通されたなぎこさんは、どこもかしこもゴミだらけ状態の義実家に早くも帰りたい気持ちでいっぱいです。そんな中、リビングで会ったのは……。歓迎されているけれど…素直に喜べない! なぎこさんのために鬼まんじゅうを作ってくれた義母。嫌な予感がしつつも断れないなぎこさんは覚悟を決めてぱくり。 意外においしいと思ったのも束の間、なぎこさんは口の中に異物を感じます。こっそり吐き出してみたところ、出てきたのはなんとチリチリの毛……。 想像もしたくない現実に、なぎこさんは今すぐ逃げ出したくなるのでした。 ただゴミに囲まれた空間で過ごすだけならまだしも、そこで食事をするとなれば余計に衛生状態が気になってしまいますよね。 今回は犬のカヌレによって救われましたが、初めて訪れた義実家、しかもゴミ屋敷という状況も踏まえると、なぎこさんにとって厳しい試練だったことでしょう。 育ってきた環境の違いというのは大きいもの。夫にこの状況が自分にとって辛いものであることがうまく伝えて、夫にフォローしてもらえるといいですね。著者:マンガ家・イラストレーター もち
2023年07月04日石井かなこさん(28歳)は、生後9カ月の娘・えなちゃんの母親。育休中に通うことになった近所のリトミック教室では、生後9カ月の女の子の母親・谷川さゆりさんと、1歳の男の子の母親・佐藤さとこさんと同じクラスでした。初回のレッスンからさゆりさんと意気投合したかなこさん。「義母にはいびられ、夫はモラハラで、自由に使えるお金がほとんどない」というさゆりさんの複雑な家庭事情を聞いたかなこさんは、さゆりさんを支えようと、頼まれるたびにお金を貸していました。しかし、実はさゆりさんの身の上話はすべて嘘で、義母はすでに亡くなっており、お金に困っている事実もありませんでした。かなこさんが街で偶然さゆりさん夫婦と遭遇し、さゆりさんの夫を責め立てたことをきっかけに、さゆりさんの身の上話や、お金を借りる理由はすべて嘘だったことが判明。嘘がバレてもなお、無理のある言い訳を繰り返し、自分が被害者かのように開き直るさゆりさんに、かなこさんは意気消沈していました。さゆりさんを信じていたかなこさんは、ショックを隠せず、「最初から騙すつもりで私に近づいたの?」とさゆりさんに尋ねました。するとさゆりさんは、「騙してないってば! 私を困らせて楽しいの!?」と、あくまで自分は悪くないというスタンス。 話し合いに同席していたさゆりさんの夫は、訳がわからず混乱していました。しかし、かなこさんとさゆりさんの話し合いの様子を見かねて、さゆりさんを一喝。さゆりさんがかなこさんに借りていたお金を夫が返し、かなこさんはその場を後にしました。 かなこさんは以前、さゆりさんから「リトミック教室のさとこさんから嫌がらせを受けている。さとこさんのせいでレッスンをやめていったママが何人もいる」と聞いていました。そんな話を裏付けるかのように、レッスンの際、さとこさんのよそよそしい態度が気になっていたかなこさんですが……。 ママ友に裏切られたストレスで… その後、さゆりさんはリトミックを辞めたようで、顔を合わせることはありませんでした。 そして、さとこさんの嫌がらせの話も、嘘だったことが判明。さゆりさんはさとこさんに、かなこさんの悪口を吹き込んでいたのです。 「やばい人に出会って騙された、バカなお人好し」 そのように見えるかもしれませんが、信じていた人に裏切られたかなこさんのショックはとても大きいものでした。ストレスで不眠気味になり、4kgも体重が落ちてしまいます。 「簡単に人を信じたこと。よかれと思ってお金を貸してしまったこと。反省することは多々ある」 そう振り返るかなこさんですが、さゆりさんのしたことは人として最低です。 「絶対に許しません」とかなこさんは、さゆりさんに対して憤りを感じていました。 「夫にも嘘をついていたのだから、もともとそのような人間だったのか。私の鈍感さを見抜いていたのか。さゆちゃんの話は、何が本当で何が嘘だったのか……」 さまざまな思いを巡らすかなこさん。最後にさゆりさんに会ってから1カ月、彼女から連絡がくることはありませんでした。 さゆりさんに裏切られたショックから、相当なダメージを受けたかなこさん。簡単に人を信じてしまったことを反省していましたが、かなこさんの行動は、純粋にママ友のことを思ってのことでした。結果的に騙されるかたちになってしまいましたが、相手を信じ、協力しようとしたかなこさんの気持ちは、責められるものではありません。 だからこそ、かなこさんの善意につけ込んださゆりさんの嘘は、許すことができないですよね。同年代の子を持つママ同士というのは、同じ悩みを話し合えたり、共感できたりすることが多い貴重な存在。そんなママ友から裏切られたかなこさんの心情を思うと、胸が痛みます。 著者:マンガ家・イラストレーター もち
2023年07月03日なぎこさんは小さな会社でOLとして働く28歳。同じ職場の豊田ゆうぞうと3年前から付き合っており、この度めでたく結婚することになりました。なぎこさんの両親への挨拶が済み、いよいよゆうぞうの家へ! ところがゆうぞうの実家は日帰りできないほどの距離。そこでなぎこさんはゆうぞうの両親の好意に甘え、義実家に一泊させてもらうことにしました。ゴミだらけの彼の実家で思わぬものが足元にやってきて、思わず叫んでしまったなぎこさんですが…。突然現れた虫に思わず悲鳴…! 大きな声で虫に驚いたことで、義母から「都会のお嬢様ね〜」と呼ばれたなぎこさん。自分の反応が過剰だったのかもしれない、と反省します。 それでも床にかりんとうらしきものが落ちていたり、ゴミが散乱していたり……。後からやってきたゆうぞうも、いつもと変わらない態度です。なぜこの状況で家族か和やかに会話ができるのか、なぎこさんには不思議で堪りません。 「こんなところで寝たくない…帰りたい…」と思うものの、口に出すわけにはいかないなぎこさん。諦めて義実家で過ごすことを決めたのでした。 いくら好きになった相手とは言え、育ってきた環境があまりに違っていては簡単に受け入れられないものなのかもしれません。 結婚するということは、家族同士の付き合いが始まるということ。 どうしても受け入れられないことがある場合は、トラブルにならないよう結婚前にしっかり話し合っておくことが大切かもしれませんね。 なぎこさんも感じた不満や心配はゆうぞうと話しあって、幸せな結婚に向けて準備を進めてほしいですね。著者:マンガ家・イラストレーター もち
2023年07月03日石井かなこさん(28歳)は、生後9カ月の娘・えなちゃんの母親。育休中に通うことになった近所のリトミック教室では、生後9カ月の女の子の母親・谷川さゆりさんと同じクラスでした。初回のレッスンからふたりは意気投合。「義母にいびられ、子どもを義実家の養子にしろと迫られている。夫はモラハラで、自由に使えるお金がほとんどない」というさゆりさんの複雑な家庭事情を聞いたかなこさんは、さゆりさんを支えようと、頼まれるたびにお金を貸していました。しかし、実はさゆりさんの身の上話はすべて嘘で、義母はすでに亡くなっており、お金に困っている事実もありませんでした。ある日、頭に包帯を巻いてレッスンに現れたさゆりさんは、「夫にお金を奪われ、お金を返せなくなった。頭のケガも夫の仕業」とさらに嘘を重ねます。本気で心配するかなこさんの様子に、「引き際かな」と考えたさゆりさんは、「夫にかなちゃんとはもう会うなと言われた」と伝え、ふたりはしばらく距離を置くことに。ある日、偶然さゆりさん夫婦を見かけたかなこさんは、さゆりさんの夫に声をかけ、DVやお金を奪ったことを責め立てました。しかし、さゆりさんの夫は何がなんだかわからない様子。さゆりさんはなんとかごまかそうと必死になりますが、夫に促され、さゆりさん宅で話し合うことになりました。すると、義母のこと、保険料金や携帯料金が払えないこと、頭のケガが夫の仕業ということ、すべてが嘘だったと判明します。 混乱するさゆりさんの夫に、さゆりさんにお金を貸していることを説明するかなこさん。それでもなお、さゆりさんは自分が被害者かのような口ぶりで、苦しい言い訳を続けたのです。 その様子を見て、「まともに取り合っちゃダメな人間だ……。悔しいけど……私、この人に騙されちゃったんだ……」と涙を流すかなこさんに、さゆりさんは……。 ママ友の裏切りにあぜん… 「さゆちゃん、これだけは聞かせて。最初から騙すつもりで私に近づいたの?」 かなこさんの問いに、「騙してないってば! しつこいよ! 私を困らせて楽しいの? もう帰ってよ」とキレるさゆりさん。 さゆりさんの裏切りにショックを隠しきれないかなこさんは、呆然とさゆりさんを見つめます。 さゆりさんの夫は、さゆりさんがかなこさんから借りたお金を返し、謝罪。「妻とはよく話し合ってから、改めて連絡いたします」と申し訳なさそうにかなこさんに伝えます。 「ちょっとなにそれ! 私を信用してないの!?」 「さゆりっ!」 温厚そうな雰囲気のさゆりさんの夫が声を荒らげ、「少し黙ってくれ」と一喝。かなこさんはお金を受け取り、さゆりさんの家を後にするのでした。 さゆりさんの話がすべて嘘だったとわかり、悲しみや戸惑いから、放心状態ともいえるかなこさん。さゆりさんに対し、「最初から騙すつもりで私に近づいたの?」と聞いたことからも、心のどこかでさゆりさんを信じたい気持ちが少なからずあったように思います。かなこさんの気持ちを思うと、胸が痛いですね……。 かなこさんはさゆりさんにかける言葉もない様子でした。考えたくもないことですが、皆さんはもし、信じてる人に裏切られてしまったら、相手にどのような言葉をかけますか? 著者:マンガ家・イラストレーター もち
2023年07月02日なぎこさんは小さな会社でOLとして働く28歳。同じ職場の豊田ゆうぞうと3年前から付き合っており、この度めでたく結婚することになりいよいよゆうぞうの家へ! なぎこさんはゆうぞうの両親の好意に甘え、義実家に一泊させてもらうことになったのですが……。家に着くとかなり年季の入った家のよう。義母に促されて家に入ると、なぜか家の中はゴミだらけで…。ゴミだらけの義実家は衝撃の連続 なぎこさんの足元を横切ったのは義母から「しらたま」と呼ばれる猫。 突然の猫の登場に驚きつつもなぎこさんは「猫ちゃんは好きなのでうれしいです」と義母に伝えます。しかし、義母によるとなんと猫は全部で7匹いるとのこと。 ちょっとした猫屋敷に驚く間もなく、続いて紹介されたのはあまり手入れされていない様子の小型犬2匹……。 「カワイイデスネ」と返すのが精いっぱいのなぎこさんでしたが、次の瞬間! 足元を虫が通り過ぎて行ったのです! 次々と出てくる生き物たちに、思わずなぎこさんは悲鳴をあげてしまうのでした。 長いことトリミングもしてもらっていなさそうなペットたち……。かわいそうに感じてしまいますね。 そして、そこに虫まで生活しているとなれば、なぎこさんが驚いてしまうのも無理はありません。 なぎこさんが義実家での1泊2日を無事に乗り切れることを祈るばかりです……。著者:マンガ家・イラストレーター もち
2023年07月02日石井かなこさん(28歳)は、生後9カ月の娘・えなちゃんの母親。育休中に通うことになった近所のリトミック教室では、生後9カ月の女の子の母親・谷川さゆりさんと同じクラスでした。初回のレッスンからふたりは意気投合。「義母にいびられ、子どもを義実家の養子にしろと迫られている。夫はモラハラで、自由に使えるお金がほとんどない」というさゆりさんの複雑な家庭事情を聞いたかなこさんは、さゆりさんを支えようと、頼まれるたびにお金を貸していました。しかし、実はさゆりさんの身の上話はすべて嘘で、義母はすでに亡くなっており、お金に困っている事実もありませんでした。ある日、頭に包帯を巻いてレッスンに現れたさゆりさんは、「夫にお金を奪われ、お金を返せなくなった。頭のケガも夫の仕業」とさらに嘘を重ねます。本気で心配するかなこさんの様子に、「引き際かな」と考えたさゆりさんは、「夫にかなちゃんとはもう会うなと言われた」と伝え、ふたりはしばらく距離を置くことに。ある日、偶然さゆりさん夫婦を見かけたかなこさんは、「ガツンと言わなきゃ」と息巻いて、さゆりさんの夫に声をかけました。 DVやお金を奪ったことを責め立てますが、さゆりさんの夫は何がなんだかわからない様子。さゆりさんはなんとかごまかそうと必死になりますが、夫に促され、さゆりさん宅で話し合うことに。すると、義母にいびられていること、保険料金が払えないこと、頭のケガが夫の仕業ということ、すべてが嘘だったと判明。無理のある言い訳を繰り返すさゆりさんに、かなこさんは……。 ママ友に騙されてたことに気付き… 「あの、ちょっと混乱しているのですが、さゆりがかなこさんにお金を貸していたのでは?」 さゆりさんは夫に、「かなちゃんが困っていたからお金を貸してあげた」と嘘をついていました。 「私、お金なんて借りてません! 私が貸しているんです! 21,000円です!」 夫の問いに大きな声で反論するかなこさんに、「どっちが貸してるとか、なんだっていいじゃん」と、逆ギレするさゆりさん。 携帯代が払えないということも含め、すべてが嘘だと悟ったかなこさんは、涙が溢れてきました。 「私は……さゆちゃんのこと好きだったし、友だちだと思ってた……」 「私も友だちだと思ってた。それなのに嘘つき呼ばわりして、家に押しかけてきてひどいよ……」 なぜか被害者面をするさゆりさん。そして、「私も悪いところがあったし、両成敗ってことで。また最初に行ったお店行こーよ!」と無理やり話を終わらせようとしました。 さゆりさんの言葉に「まともに取り合っちゃダメな人間だ……」と感じるかなこさん。 「悔しいけど……私、この人に騙されちゃったんだ……」 さゆりさんを純粋に助けたいと思っていたかなこさんには、つらすぎる現実なのでした。 すべての嘘がバレてもなお、無理やりな言い分でかなこさんを説き伏せようとしたさゆりさん。かなこさんはとてもショックを受けていますが、さゆりさんが素直に謝っていたら、かなこさんの気持ちもほんの少しは救われたのかもしれません。 さゆりさんは悪意があり、目も当てられませんが、図らずも友だちを傷つけてしまうことは、誰しもあるのかもしれません。そんなとき、さゆりさんのように見苦しい言い訳をせず、素直に謝りたいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター もち
2023年07月01日なぎこさんは小さな会社でOLとして働く28歳。同じ職場の豊田ゆうぞうと3年前から付き合っており、この度めでたく結婚することになりました。なぎこさんの両親への挨拶が済み、いよいよゆうぞうの家へ!ところがゆうぞうの実家は日帰りできないほど遠く街から外れている場所にあるとのこと。なぎこさんはゆうぞうの両親の好意に甘え、義実家に一泊させてもらうことになったのですが……。そんな2人が結婚することになりました。ワクワクしながら彼の家に向かったけれど…? 初めて行く婚約者の実家に、緊張した面持ちのなぎこさん。 そんな彼女の緊張を和らげるようにゆうぞうは、「素敵な夫婦になろうな。幸せにする、約束するよ」と声をかけます。 いよいよ到着したものの、ゆうぞうの実家を見たなぎこさんは驚愕。そこは見るからにボロボロのゴミ屋敷だったのです……! まさかとは思いつつも出迎えてくれた義母に促されるまま、なぎこさんは家の中へ。玄関先からすでに家の中はゴミが散乱した状態で、なぎこさんは心の中で悲鳴を挙げずにはいられないのでした。 これから家族になる義理の両親との初対面で、信じられない光景を目の当たりにしたなぎこさん。 当然口に出すことも、自分が片付けることもできない状況……。 義母は人が良さそうですが、結婚すればこの家がなぎこさんの義実家となります。 あまりの衛生状態の悪さに、なぎこさんもこれからの結婚生活に一抹の不安を感じてしまったかもしれませんね……。 皆さんなら、招待された家の衛生状態が気になったときどのように対応しますか?著者:マンガ家・イラストレーター もち
2023年07月01日もちもち食感のスイーツが好きな方必見!セブンイレブンの「和もっち巻き羽二重餅&粒あん」は、もちもちのどら焼き生地で羽二重餅と粒あんを包んでいるので、どこを食べてももちもち食感が楽しめますよ♪粒あんとムースの味わいもよく、絶品です♡パクっと食べやすい和もっち巻き羽二重餅&粒あん出典:coordisnap「和もっち巻き羽二重餅&粒あん」は6月14日よりセブンイレブンから発売されました。価格は151円(税込)です。パクっとワンハンドで食べやすい形状をしているのが特徴。手のひらサイズで、ずっしり感があり食べ応えがありそうです。もちもち食感がおいしいどら焼き生地出典:coordisnapどら焼き生地は、驚くほどもちもち食感。もっちり噛み応えがあり、ほんのり甘めでおいしいです♪全体のバランスが最高!出典:coordisnapスイーツに入っているお餅は固いイメージがあったのですが、こちらの羽二重餅は絶妙な柔らかさです。「もっちもち食感でおいしすぎる~!」と感じました♡粒あんは、あんこの粒感やホクホク感も楽しめる本格派。シュワっと口溶けのよい甘めのムースとの相性もよく、全体のバランスが最高です。気になるカロリーは?出典:coordisnap1個当たり213kcalです。もちもち食感で嚙み応えがあるので、満足度も高め。3時のおやつはもちろん、家事や仕事の合間に食べるのにも最適ですよ!もちもち食感のスイーツ好きさん必見です◎出典:coordisnapセブンイレブンの「和もっち巻き羽二重餅&粒あん」は、優しい甘さのどら焼き生地と、粒あん、口溶けのよいムース、もちもち食感の羽二重餅のバランスが最高です。もちもち食感のスイーツが好きな方は一度食べてみる価値ありですよ♪気になる方はセブンイレブンのスイーツコーナーで手にとってみてくださいね。※記事内の情報は執筆時のものになります。価格変更や、販売終了の可能性もございます。最新の商品情報は各お店にご確認くださいませ。<writer>どめさん(@chouchou.kitchen)食べること料理をすることが好き2児のママInstagram
2023年06月29日6月27日(火)、全国のローソン(「ローソンストア100」を除く)から、ローソンUchi Café(ウチカフェ)「お抹茶もちもちもち食感ロール」が発売。さらに同日、ローソン創業48周年を感謝してハピろー!メンバー監修商品「クロワッサンロール ショコラ」も発売となりました。今回は、この2つのロール型スイーツを実食したので、さっそくレポートをお届けします!どちらも魅力がいっぱい!■Uchi Café お抹茶もちもちもち食感ロール/6個入り 397円(税込)2021年7月に発売されて以来、毎年発売を待ちわびるファンも多い「もち食感ロール」シリーズの抹茶が今年も登場!「京都府産宇治抹茶」を使用して作られているので、抹茶好きも満足の商品です。まだ食べていない抹茶好きの人はぜひ食べてみて!「もちもちもち」…もち×3回の食感です!クリームやスポンジ、葛餅まで 抹茶尽くし!一番外側は、抹茶パウダーを使用したもちもち食感の生地です。抹茶のスポンジ、抹茶クリームとホイップクリーム。さらに中心には抹茶くず餅が入っています。まさに抹茶尽くし…!抹茶を色んな味わいで表現されているので、根強い人気も頷けますね。外側のもちもち食感の生地が、一番抹茶の味わいが濃い気がします。そこからやさしい味わいに…。コーヒーとも合いましたよ。■感謝還元チャレンジ記念商品 クロワッサンロールショコラ 192円(税込)この6月に創業48周年を迎えたローソンでは「感謝還元チャレンジ」を開催中。6/27からは、CMでおなじみのハピろー!メンバーと共同開発した感謝記念品を発売していますが、その中から、メンバーの川栄李奈さんが提案し、今回商品化したという「クロワッサンロール ショコラ」に注目!パッケージにも「ニューヨーク生まれ、パリで話題のまんまるクロワッサン」とあるように、パリで大人気で「ニューヨークロール」ともよばれているそう。クロワッサンのようなデニッシュ生地に、チョコレートの滴り落ちそうなトッピングが目を引きます!美味しさが計算されてる!?チョコレートクリームが下の方にギュっ!どこから食べようか迷ってしまいますが、まずはナッツが散りばめられた、上からガブリ。チョコレートのコーティングとクロワッサンとの相性が抜群。半分に切るとよく分かるのですが、チョコレートのクリームは下の方にギュッと詰まっています。チョコレートのコーティングがあまりない下の方はクリームと味わうように作られているんですね…!クリーム自体は甘々ですが、チョコレートのコーティングの無い部分と一緒に食べると、私にはちょうど良い甘さでした!チョココーティングの反対側にクリームが入っているので、甘さが丁度良い!\ありがとう48周年!感謝還元チャレンジ/クロワッサン大好きな川栄さんおすすめ商品の「クロワッサンロール ショコラ」ができました♪まんまるクロワッサンでかわいいです(^^) #ローソン #ローソン48周年創業祭 #ローソン感謝還元チャレンジ #ローソンしあわせドーン pic.twitter.com/FqaPVBihQO — ローソン (@akiko_lawson) June 27, 2023 ロールケーキの切り方 撮影のこぼれ話…「お抹茶もちもちもち食感ロール」は切り目が入っているので、横着な私は手でちぎれるかも!?と勘違い。下まで切れていないので、手では切れず…。しかもクリームがにょっと出てきてしまいました。ちゃんと一切れずつ、包丁で切りましょうね(笑)。クリームが包丁にくっついてしまうので、一回一回ふき取りながら切ると、断面がきれいですよ!
2023年06月28日ローソンの「ふわもちホットケーキメープル&マーガリン2個入」はコスパばっちり◎もちもち、ふんわり食感のホットケーキ生地と、甘じょっぱい味わいがおいしいメープル&マーガリンがたっぷり入って絶品ですよ!レンジで軽く温めて食べると、まるで喫茶店のホットケーキのような味わいが楽しめます♡コスパ抜群です!出典:coordisnap「ふわもちホットケーキメープル&マーガリン2個入」は6月20日よりローソンより発売されました。価格は127円(税込)です。1袋に2個入りでコスパ抜群◎店頭で発見して持ってみると驚くほどのずっしり感!「これは食べてみないと!」と思い購入しました。もちもちふわふわ両方の食感が楽しめる!出典:coordisnapホットケーキ生地は、もちもち食感で噛みごたえがあります。もちもち食感だけでなくふんわり感も感じられ、両方の食感が一度に楽しめます◎レンジで軽く温めるのがおすすめ出典:coordisnap中にはメープルシロップとマーガリンがたっぷり入っているのが確認できます。風味の良いメープルシロップと、塩気の感じられるマーガリンの組み合わせは間違いないおいしさです。そのままでもおいしいですが、レンジで軽く温めて食べるのがおすすめですよ。溶けたマーガリンがホットケーキ生地に染みて絶品♡甘じょっぱさが増して、よりおいしくなります!気になるカロリーは?出典:coordisnap1包装当たり425kcalです。カロリーが気になる方は、誰かとシェアして食べるのがいいかもしれません。しっかり甘めなので、ブラックコーヒーや無糖の紅茶と食べるのがおすすめです。喫茶店のような味わいが楽しめます出典:coordisnapローソンの「ふわもちホットケーキメープル&マーガリン2個入」はもちもち、ふんわり食感のホットケーキ生地と、甘じょっぱいメープル&マーガリンの組み合わせが最高♡おやつにも朝ごはんにもおすすめです!お家で手軽に喫茶店の味わいが楽しめますよ♡気になる方はローソンでチェックしてくださいね。※記事内の情報は執筆時のものになります。価格変更や、販売終了の可能性もございます。最新の商品情報は各お店にご確認くださいませ。<writer>どめさん(@chouchou.kitchen)食べること料理をすることが好き2児のママInstagram
2023年06月26日石井かなこさん(28歳)は、生後9カ月の娘・えなちゃんの母親。育休中に通うことになった近所のリトミック教室では、生後9カ月の女の子の母親・谷川さゆりさんと同じクラスでした。初回のレッスンからふたりは意気投合。「義母にいびられ、子どもを義実家の養子にしろと迫られている。夫はモラハラで、自由に使えるお金がほとんどない」というさゆりさんの複雑な家庭事情を聞いたかなこさんは、さゆりさんを支えようと、頼まれるたびにお金を貸していました。しかし、実はかなこさんの身の上話はすべて嘘で、さゆりさんの義母はすでに亡くなっていたのです。そんな事実を知るよしもないかなこさん。「月末に定期預金が満期になり、生活費も入るからまとめてお金を返せる」というさゆりさんの言葉を信じていました。しかし月末になると、さゆりさんは「義母と夫に見つかり、おろしたお金を全部取られたから、返せなくなった」と涙ながらに説明。そしてその日、頭に巻いていた包帯は、「夫の仕業によるケガ」と言うのです。さゆりさんの話は、借金を踏み倒すための嘘。本気で心配するかなこさんの様子に、「引き際かな」と考えたさゆりさんは、「夫にかなちゃんとはもう会うなと言われた」とさらに嘘を重ね、ふたりはしばらく距離を置くことになりました。 ある日、かなこさんが娘を預け、ひとりで買い物に出かけた際、偶然さゆりさん夫婦を見かけます。かなこさんは、「ガツンと言わなきゃ」と息巻いて、さゆりさんの夫に声をかけました。DVやお金を奪ったことを責め立て、「警察に行きましょう」と訴えますが、さゆりさんの夫はなにがなんだかわからない様子。さゆりさんはなんとかごまかそうと必死になりますが、夫に促され、さゆりさん宅で話し合うことに。 義母との話し合いも必要だと感じたかなこさんが、「義理のお母さんは、今いらっしゃいますか?」と尋ねると、さゆりさんは、10年前に亡くなったという義母の仏壇を指差し、「仏壇があるなら泊まってるようなもんだよね? ね?」と無理のある言い訳を繰り出して……。 パニック!嘘つきママ友の苦しい言い訳 「そんな無茶苦茶な……じゃあそのケガは?」 さゆりさんの言い分に、心底呆れるかなこさん。さゆりさんの頭のケガについて尋ねると……。 「玄関で滑って転んだの! その場には夫もいたのに、助けなかったからケガしたの! それってDVみたいなもんでしょ!?」 かなこさんは、「保険料が払えず、解約になってしまうからお金を貸してほしい」と言われていたことについても問いただします。 「嘘じゃないの! 保険があったらいいな〜って思ったの!」 もちろん納得できるはずもなく、「それって詐欺じゃん……」と思わず苦笑いしてしまうほど、あきれ返るかなこさん。 「違う! 嘘じゃない! 今は保険はないけど、あったらいいなって思ってるし、入ろうと思ってたの!」 嘘がバレてしまいパニックに陥るかなこさんは、苦しすぎる言い訳を繰り返すのでした。 さゆりさんの言い訳には無理があり、到底納得できる内容ではありません。身の上話はすべて嘘だったとバレてしまい、パニックになっているようですが、往生際が悪いですよね。 当事者同士では話が進まなそうな展開。さゆりさんの夫が間に入り、無事かなこさんにお金が戻るよう願うばかりです。 著者:マンガ家・イラストレーター もち
2023年06月23日石井かなこさん(28歳)は、生後9カ月の娘・えなちゃんの母親。育休中に通うことになった近所のリトミック教室では、生後9カ月の女の子の母親・谷川さゆりさんと同じクラスでした。初回のレッスンからふたりは意気投合。「義母にいびられ、子どもを義実家の養子にしろと迫られている。夫はモラハラで、自由に使えるお金がほとんどない」というさゆりさんの複雑な家庭事情を聞いたかなこさんは、さゆりさんを支えようと、頼まれるたびにお金を貸していました。しかし、実はかなこさんの身の上話はすべて嘘で、さゆりさんの義母はすでに亡くなっていたのです。そんな事実を知るよしもないかなこさん。「月末に定期預金が満期になり、生活費も入るからまとめてお金を返せる」というさゆりさんの言葉を信じていました。しかし月末になると、さゆりさんは「義母と夫に見つかり、おろしたお金を全部取られたから、返せなくなった」と涙ながらに説明。そしてその日、頭に巻いていた包帯は、「夫の仕業によるケガ」と言うのです。本気でさゆりさんを心配するかなこさん。しかし、さゆりさんの話は、借金を踏み倒すための嘘です。「お節介うざ……。タダ飯おいしかったけど、引き際かな」と考えたさゆりさんは、「夫にかなちゃんのこと話したら、『そんな闇金とはもう会うな』と言われ殴られた」とさらに嘘を重ね、ふたりはしばらく距離を置くことになりました。ある日、かなこさんが娘を預け、ひとりで買い物に出かけた際、偶然さゆりさん夫婦を見かけます。「あれが暴力夫……! 私がガツンと言わなきゃ!」と息巻くかなこさんは、さゆりさんの夫に声をかけました。 DVやお金を奪ったことを責め立て、「警察に行きましょう」と訴えますが、さゆりさんの夫は何がなんだかわからない様子。すべての嘘がバレてしまいそうなさゆりさんは、なんとかごまかそうと必死になりますが……。 ママ友の無理のある言い訳… 状況がまったくわからないさゆりさんの夫は、ひとまずかなこさんを家に上げることに。 さゆりさんは大声を出し、どうにかその場から逃れようとするも、夫はいたって冷静。かなこさんに話を聞こうと、「一体どういうことでしょうか」と問いかけました。 「あの……さゆりさんの義理のお母さんは、今いらっしゃいますか?」 「私の母なら10年前に亡くなっていますが……」 「いるよ!! ほら!」 夫の言葉を遮り、仏壇を指差すさゆりさん。 「亡くなっているんですか……?」 かなこさんの問いに「亡くなっているからなんだって言うの!? 仏壇があるなら、泊まっているようなものだよね? ね?」とさゆりさんは、無理のある言い訳をします。 「ほら! ご飯だって毎日あげてるの! お米が足りなくなっても当然でしょ!?」 仏壇に供えるご飯を指差し、さゆりさんは苦しい言い訳を重ねるのでした。 ついにさゆりさんの嘘が明らかになりました。苦しすぎる言い訳の数々にあきれてしまいますね。亡くなった母親について、訳のわからない話をする妻の姿に、さゆりさんの夫も悲しい気持ちになったのではないでしょうか……。 到底通用するとは思えないさゆりさんの言い分。さゆりさんが非を認め、かなこさんに誠心誠意、謝罪する日が来ることを願うばかりです。 著者:マンガ家・イラストレーター もち
2023年06月22日石井かなこさん(28歳)は、生後9カ月の娘・えなちゃんの母親。育休中に通うことになった近所のリトミック教室では、生後9カ月の女の子の母親・谷川さゆりさんと同じクラスでした。初回のレッスンからふたりは意気投合。「義母にいびられ、子どもを義実家の養子にしろと迫られている。夫はモラハラで、自由に使えるお金がほとんどない」というさゆりさんの複雑な家庭事情を聞いたかなこさんは、さゆりさんを支えようと、頼まれるたびにお金を貸していました。しかし、実はかなこさんの身の上話はすべて嘘で、さゆりさんの義母はすでに亡くなっていたのです。そんな事実を知るよしもないかなこさん。「月末に定期預金が満期になり、生活費も入るからまとめてお金を返せる」というさゆりさんの言葉を信じていました。しかし月末になると、さゆりさんは「義母と夫に見つかり、おろしたお金を全部取られたから、返せなくなった」と涙ながらに説明。そしてその日、頭に巻いていた包帯は、「夫の仕業によるケガ」と言うのです。「私が我慢すれば大丈夫」と話すさゆりさんに、「病院には行った!? 診断書は!? 実家は頼れない!?」とさゆりさんを心配し、何度も食い下がるかなこさん。どうにかさゆりさんを救う方法を見つけようとしていました。 しかし、さゆりさんの話は、借金を踏み倒すための嘘。本気でさゆりさんを心配するかなこさんの様子に、「お節介うざ……。タダ飯おいしかったけど、引き際かな」と考えたさゆりさんは、「夫にかなちゃんのこと話したら、『そんな闇金とはもう会うな』と言われ殴られた」とさらに嘘を重ね、ふたりはしばらく距離を置くことに。 かなこさんは、自分が介入することでさゆりさんの立場が悪くならないかなど、さまざまな考えが頭を巡っていましたが、さゆりさんの頭のケガを思い出し、「もう立場とか言っていられない段階。一刻も早くなんとかしないと」と、さゆりさんを救おうとする気持ちは固まっていました。 そんなある日、かなこさんが娘を預け、ひとりで買い物に出かけた際、偶然さゆりさん夫婦を見かけたのです!「あれが暴力夫……! 許せないっ! 私がガツンと言わなきゃ!」と息巻くかなこさんは……。 “DV夫”に仕立て上げられ、困惑 「こんにちは! 私リトミックで一緒の石井かなこと申します!」 勢いよく、さゆりさんの夫に話しかけるかなこさん。 「かなちゃん……!?」 この事態に、焦るさゆりさん。しかし、かなこさんの勢いは止まりません。 「さゆりちゃんのケガ、あなたがやったんですよね!? 奥さんを殴って、お金まで奪って、私のこと闇金だから会いに行くなって……どういうことですか!?」 「私にお金返せないなら、それでもいいです! でもさゆりちゃんには、返してあげてください!! もう解放してあげてください!」 嘘がすべてバレてしまいそうなさゆりさんは、「かなちゃん!? なっなに言ってんの!?」と、なんとかごまかそうと必死。 さゆりさんの夫は状況がさっぱりわからず、「なんのことですか?」と苦笑いです。 「しらばっくれないでください! さゆりちゃんはいつも泣いてました! 警察に行きましょう!」 かなこさんは、チャンスは今しかないと言わんばかりに、さゆりさんの夫を警察に連れて行こうとするのでした。 さゆりさんを救おうと、さゆりさん夫婦に話しかけたかなこさん。さゆりさんの夫は訳がわからず、困惑していましたね。 かなこさんにとって、さゆりさんの夫は暴力を振るい、お金を奪う最低な人。とっさの出来事とはいえ、「もしかしたら逆上するかもしれない」と思うと、さゆりさんの夫を咎めたかなこさんの行動は、勇気のいることですよね。偶然、娘を預けてひとりだったからこそ、できたことかもしれません。今回のかなこさんの行動で、さゆりさんの嘘が暴かれ、問題が解決することを願うばかりです。 著者:マンガ家・イラストレーター もち
2023年06月21日石井かなこさん(28歳)は、生後9カ月の娘・えなちゃんの母親。育休中に通うことになった近所のリトミック教室では、生後9カ月の女の子の母親・谷川さゆりさんと同じクラスでした。初回のレッスンからふたりは意気投合。「義母にいびられ、子どもを義実家の養子にしろと迫られている。夫はモラハラで、自由に使えるお金がほとんどない」というさゆりさんの複雑な家庭事情を聞いたかなこさんは、さゆりさんを支えようと、頼まれるたびにお金を貸していました。しかし、実はさゆりさんの身の上話はすべて嘘で、さゆりさんの義母はすでに亡くなっていたのです。さゆりさんが嘘をついていることなど知るよしもないかなこさんは、「月末に定期預金が満期になり、生活費も入るからまとめてお金を返せる」というさゆりさんの言葉を信じていました。しかし、月末になるとさゆりさんは、「実はね、お金返せなくなっちゃったの」とかなこさんに切り出しました。「義母と夫に見つかっちゃって。おろしたお金を全部取られて、生活費も減らされちゃって……」と涙ながらに説明するさゆりさん。そしてその日、頭に巻いていた包帯は、「夫の仕業によるケガ」と言うのです。 かなこさんは、さゆりさんを心配する気持ちから、「病院には行った!? 診断書は!? 実家に逃げられない!?」など矢継ぎ早に質問します。そして、「大丈夫。私が我慢すれば平和なのよ」と話すさゆりさんに何度も食い下がりました。 さゆりさんの話は、借金を踏み倒すための嘘。本気でさゆりさんを心配するかなこさんの様子に、「お節介うざ……。タダ飯おいしかったけど、引き際かな」と考えていたさゆりさんは、「私、しばらくかなちゃんちに行くのやめることにした」と言い出して……。 偶然遭遇した相手は…!? さゆりさんから夫のDVの話を聞いた日の夜。 「なんとしてでもさゆちゃんを救い出して、お金も取り返さなきゃ……」 かなこさんは、友だちをDVから救う方法を調べていました。さゆりさんの家に行くことや、通報することなどを考えたものの、「私が何かして、さゆちゃんの立場が悪くなったらどうする……?」とさまざまな考えが頭を巡るかなこさん。 しかし、「あんなケガをさせられて、もう立場とか言ってられない段階だよ。一刻も早くなんとかしないと……」と、さゆりさんを救おうとする気持ちは固まっていました。 日曜日、娘を預けて買い物にでかけたかなこさん。すると偶然、さゆりさんとさゆりさんの夫を見かけたのです。 「あれが暴力夫……! 許せないっ! 私がガツンと言わなきゃ!」 かなこさんが「一刻も早くなんとかしないと」と考えていた矢先、さゆりさん夫婦に遭遇。かなこさんは、さゆりさんの夫に忠告しようと決意するのでした。 ママ友を夫のDVからどうにか救おうと意気込むかなこさん。頭に包帯を巻いたママ友の姿を目の当たりしたら、助けたいと思うのは当たり前ですよね。しかし、家庭内で起きている問題を第三者が解決するのは、一筋縄ではいかないように思います。 さゆりさんの場合、DVの話は借金を踏み倒すための嘘ですが、かなこさんは勇気を出して、偶然遭遇したさゆりさんの夫に話しかけよう決意しました。皆さんはもし、かなこさんのようにママ友に暴力を振るっている当事者に遭遇したら、どうしますか? 著者:マンガ家・イラストレーター もち
2023年06月20日石井かなこさん(28歳)は、生後9カ月の娘・えなちゃんの母親。育休中に通うことになった近所のリトミック教室では、生後9カ月の女の子の母親・谷川さゆりさんと同じクラスでした。初回のレッスンでさゆりさんと意気投合し、ふたりはレッスンのあと、ランチに行くような間柄になりました。さゆりさんには、「義母にいびられ、子どもを義実家の養子にしろと迫られている。夫はモラハラで、自由に使えるお金がほとんどない」という複雑な家庭事情がありました。「お米が買えない」「生命保険の保険料金が払えない」と訴えるさゆりさんに、都度お金を貸していたかなこさん。「月末にはまとめて返せる」というさゆりさんの言葉を信じ、さらに追加で1万円を貸しました。しかし、実はさゆりさんの身の上話はすべて嘘で、さゆりさんの義母はすでに亡くなっていたのです。さゆりさんが嘘をついていることなど知るよしもないかなこさんは、できる限りさゆりさんを支えようとしていました。月末のリトミック教室の日、さゆりさんは頭に包帯を巻いた状態でレッスンに訪れました。「転んだだけで、大したことはない」と話すさゆりさん。しかしかなこさんは、「旦那さんとお義母さんに何かされたのでは」と心配していました。 その日もレッスンのあと、かなこさん宅に訪れたさゆりさん。かなこさんがランチを振る舞っていると、「実はね、お金返せなくなっちゃったの」とさゆりさんが切り出しました。 「月末に定期預金が満期になり、生活費も入るからまとめてお金を返せる」と聞いていたかなこさん。焦って問い詰めると、さゆりさんは、「そうなんだけど、義母と夫に見つかっちゃって。おろしたお金を全部取られてしまい、生活費も減らされちゃって……」と涙ながらに理由を説明しました。そして、「実は頭のケガも夫の仕業」と話し……。 心配するママ友を前に心の中では…※訂正:(誤)そんなこと行けないよ…→(正)そんなとこ行けないよ… 「病院には行った!? 診断書は!? 実家に逃げられない!?」など、さゆりさんを心配する気持ちから、矢継ぎ早に質問するかなこさん。 「かなちゃん、心配かけてごめんね。でも大丈夫! 私が我慢すれば平和なのよ」 さゆりさんは“ひどい扱いにも健気に耐える妻”を演じます。そんな様子に、「でも……!」と、簡単には引けないかなこさん。 「本当に大丈夫よ。だからお金はもう少し待ってね。ごめんね」 さゆりさんの言葉に納得できず、かなこさんは、「でも、それじゃ先がないよ……」と食い下がります。そんなかなこさんの様子に……。 「めんどくさっ……」「ちょっと盛りすぎたか? お金はこれで返さなくて済むけど、お節介うざ……。タダ飯おいしかったけど、引き際かな……」 心の中に良からぬ気持ちが溢れるさゆりさんは、「しばらく、かなちゃんちに行くのやめることにしたから……」とかなこさんに告げます。 「夫に『そんな闇金とはもう会うな』って殴られて……。ほとぼりが冷めたら遊びにくるね」 そう言ってさゆりさんは去っていったのでした。 さゆりさんの心の声、本当に信じられない内容でしたね。DVを心配するママ友に「めんどくさっ」とは、耳を疑ってしまいます。 本気でさゆりさんを心配するかなこさんは、警察に通報することや、DVシェルターの話などをかなこさんに提案しました。さゆりさんの場合、夫からのDVはでっち上げですが、もし本当にママ友がDVを受けていたら、かなこさんのように本気で向き合い、できる限り力になりたいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター もち
2023年06月19日石井かなこさん(28歳)は、生後9カ月の娘・えなちゃんの母親。育休中に通うことになった近所のリトミック教室では、生後9カ月の女の子の母親・谷川さゆりさんと同じクラスでした。初回のレッスンでさゆりさんと意気投合し、ふたりはレッスンのあと、ランチに行くような間柄になりました。さゆりさんには、「義母にいびられ、子どもを義実家の養子にしろと迫られている。夫はモラハラで、自由に使えるお金がほとんどない」という複雑な家庭事情がありました。「お米が買えない」「生命保険の保険料金が払えない」と訴えるさゆりさんに、都度お金を貸していたかなこさん。「月末にはまとめて返せる」というさゆりさんの言葉を信じ、さらに追加で1万円を貸しました。しかし、実はさゆりさんの身の上話はすべて嘘で、さゆりさんの義母はすでに亡くなっていたのです。さゆりさんが嘘をついていることなど知るよしもないかなこさんは、できる限りさゆりさんを支えようとしていました。月末のリトミック教室の日、かなこさんが教室に入ると、頭に包帯を巻いたさゆりさんの姿が。驚くかなこさんに、「転んだのよ! 大したことないから気にしないで!」と、苦笑いとも取れるような表情で、さゆりさんは答えます。 その様子に違和感を覚え、嫌な予感がしたかなこさん。「もしかして……旦那さんとかお義母さんになにかされた……? だとしたら、許せない……!」と、かなこさんはさゆりさんの夫や義母に対し、腹を立てていました。 その日もレッスンのあと、かなこさん宅に訪れたさゆりさん。かなこさんがランチを振る舞っていると、「実はね、お金返せなくなっちゃったの」とさゆりさんが切り出しました。 「月末に定期預金が満期になり、生活費も入るからまとめてお金を返せる」と聞いていたかなこさんが焦って問い詰めると、さゆりさんは「そうなんだけど、義母と夫に見つかっちゃって……」と理由を話しだし……。 演技派!?嘘の理由を泣きながら… 「旦那が『お前には必要ないだろ!』って。おろしたお金、全部取られちゃったの……」 泣きながらお金を返せない理由を話すさゆりさん。しかし、食事の手は止めません……。 「しかも、『お前には家計を任せられない』って生活費も減らされちゃって……」 「だって結婚前からしてる貯金でしょ!? だめだよそんなの! 取り返さなきゃ!」 夫を悪者に仕立て上げるさゆりさんの話に、何も知らないかなこさんは、口調に熱がこもります。 「取り返そうとしたの! でも突き飛ばされて……」 そして、頭のケガについて「実は夫に突き飛ばされてケガをした」と話しました。 「だからかなちゃん……ごめんね、不甲斐なくて……」 「ひどすぎる! 絶対許さない!」 かなこさんは、さゆりさんの夫に激怒するのでした。 さゆりさんは嘘を並べ、お金を返せない理由を話していますが、その間も食べる手を止めない様子は、かなこさんをバカにしすぎではないかと憤りを感じてしまいますね。 とはいえ、もし本当にさゆりさんの夫がお金を奪い、暴力を振るっていたのなら、決して許されない行為。かなこさんもさゆりさんの夫に対し、怒り心頭のようです。もし皆さんが、ママ友から夫の暴力を打ち明けられたらどうしますか? 著者:マンガ家・イラストレーター もち
2023年06月18日石井かなこさん(28歳)は、生後9カ月の娘・えなちゃんの母親。育休中に通うことになった近所のリトミック教室では、生後9カ月の女の子の母親・谷川さゆりさんと同じクラスでした。初回のレッスンでさゆりさんと意気投合し、ふたりはレッスンのあと、ランチに行くような間柄になりました。さゆりさんには、「義母にいびられ、子どもを義実家の養子にしろと迫られている。夫はモラハラで、自由に使えるお金がほとんどない」という複雑な家庭事情がありました。「お米が買えない」「生命保険の保険料金が払えない」と訴えるさゆりさんに、都度お金を貸していたかなこさん。「月末にはまとめて返せる」というさゆりさんの言葉を信じ、さらに追加で1万円を貸しました。しかし、実はさゆりさんの身の上話はすべて嘘で、さゆりさんの義母はすでに亡くなっていたのです。さゆりさんが嘘をついていることなど知るよしもないかなこさんは、できる限りさゆりさんを支えようとしていました。月末のリトミック教室の日、かなこさんが教室に入ると、頭に包帯を巻いたさゆりさんの姿が。驚くかなこさんに、「転んだのよ! 大したことないから気にしないで!」と、苦笑いとも取れるような表情で、さゆりさんは答えます。 その様子に違和感を覚え、嫌な予感がしたかなこさん。「もしかして……旦那さんとかお義母さんになにかされた……? だとしたら、許せない……!」と、かなこさんはさゆりさんの夫や義母に対し、腹を立てていましたが……。 お金を貸したママ友の「相談したいこと」とは レッスンが終わり、ランチをするため、ふたりはかなこさん宅へ。 「かなちゃん……相談したいことがあるんだけど……」 かなこさんの家に着くとすぐに、話を切り出したさゆりさん。 さゆりさんの頭のケガについて、嫌な予感がしていたかなこさんは、「とりあえず、ごはんの用意するから少し待ってて」と落ち着いて話を聞こうとしました。 かなこさんが料理を出すと、絶賛しながら夢中で頬張るかなこさん。 「それで……相談って?」 「相談……? あー……そうなの。聞いてくれる? 実はね……お金返せなくなっちゃったの」 「えっ!?」 「月末に定期預金が満期になり、生活費も入るからまとめてお金を返せる」と聞いていたかなこさんは、さゆりさんを問い詰めます。 「そうなんだけど……義母と夫に見つかっちゃって……」 さゆりさんはごはんを食べながら、のんきとも感じられるような口ぶりで話すのでした。 夫と義母のせいで、お金を返せないと話すさゆりさん。かなこさんはさゆりさんが身の上話を偽っていることを知りませんが、実際のところ、さゆりさんの夫はやさしく、義母はすでに亡くなっています。もしかすると、さゆりさんはもともとお金を返す気がなかったのでしょうか……。そうだとすれば、さゆりさんはかなこさんの善意を踏みにじることになります。 こういったエピソードを目の当たりにすると、“良い人すぎる”というのは、“悪い人に騙される可能性もある”と考えさせられます。しかし、本来ママ友は大切な存在のはず。さゆりさんが自分の過ちに気づき、ママ友を大切にできる日が来ることを願うばかりです。 著者:マンガ家・イラストレーター もち
2023年06月17日石井かなこさん(28歳)は、生後9カ月の娘・えなちゃんの母親。育休中に通うことになった近所のリトミック教室では、1歳の男の子の母親・佐藤さとこさんと、生後9カ月の女の子の母親・谷川さゆりさんと同じクラスでした。初回のレッスンでさゆりさんと意気投合し、ふたりはレッスンのあと、ランチに行くような間柄になりました。さゆりさんには、「義母にいびられ、子どもを義実家の養子にしろと迫られている。夫はモラハラで、自由に使えるお金がほとんどない」という複雑な家庭事情がありました。「お米が買えない」「生命保険の保険料金が払えない」と訴えるさゆりさんに、都度お金を貸していたかなこさん。しかし、実はさゆりさんの身の上話はすべて嘘で、さゆりさんの義母はすでに亡くなっていたのです。さゆりさんが嘘をついていることなど知るよしもないかなこさんは、できる限りさゆりさんを支えようとしていました。ある日のリトミックのレッスン後、いつものようにかなこさん宅でさゆりさんとランチをしていると、「もう1万円貸してくれない?」とさゆりさんにお願いされました。再三にわたりお金を貸していたこともあり、さすがのかなこさんも、「手持ちがないから貸せない」とちゅうちょします。 するとさゆりさんは、「来週でいいよ! 月末には満期になる定期預金からお金を返せる。でも、携帯代が払えないから、来週かなちゃんからお金を借りるまで携帯が使えない」とかなこさんに話しました。 事情を知り、「1週間も携帯使えないのは、さすがに困るよね……?」と心配になるかなこさん。そして、「月末に今までの分とまとめて返してくれればいいから」とさゆりさんに1万円を貸すことに。 さゆりさんも「月末にまとめて返すね!」と言っていましたが……。 不自然な怪我…!? 月末のリトミック教室の日、かなこさんが教室に入ると、頭に包帯を巻いたさゆりさんの姿が。 「わっ! どうしたのその包帯!? 事故!?」 さゆりさんの姿に驚き、かなこさんが尋ねると、「あーこれはね、転んだのよ! 大したことないから気にしないで!」と、苦笑いとも取れるような表情で、さゆりさんは答えます。 「さゆちゃん……なにか変……。本当に転んだのかな……」 かなこさんは直感的に嫌な予感がしました。 「もしかして……旦那さんかお義母さんに何かされた……? だとしたら、許せない……!」 かなこさんはさゆりさんを心配し、さゆりさんの夫や義母に対し、怒りをあらわにするのでした。 頭に包帯を巻き、リトミック教室に訪れたかなこさん。さゆりさんは「大したことない」と言っていますが、頭に包帯を巻く姿は、とても心配になりますよね。 さゆりさんはかなこさんに対し、身の上話を偽っていますが、かなこさんはそのことを知りません。まさか、ケガをしたことまで嘘だとは思いたくありませんが、今までの言動から「何か裏があるのでは?」と疑う気持ちが芽生えてしまいます……。皆さんは、さゆりさんのケガは本当だと思いますか? 著者:マンガ家・イラストレーター もち
2023年06月16日石井かなこさん(28歳)は、生後9カ月の娘・えなちゃんの母親。育休中に通うことになった近所のリトミック教室では、1歳の男の子の母親・佐藤さとこさんと、生後9カ月の女の子の母親・谷川さゆりさんと同じクラスでした。初回のレッスンでさゆりさんと意気投合し、ふたりはレッスンのあと、ランチに行くような間柄になりました。さゆりさんには、「義母にいびられ、子どもを義実家の養子にしろと迫られている。夫はモラハラで、自由に使えるお金がほとんどない」という複雑な家庭事情がありました。「お米が買えない」「生命保険の保険料金が払えない」と訴えるさゆりさんに、都度お金を貸していたかなこさん。しかし、実はさゆりさんの身の上話はすべて嘘で、さゆりさんの義母はすでに亡くなっていたのです。さゆりさんが嘘をついていることなど知るよしもないかなこさんは、できる限りさゆりさんを支えようとしていました。「リトミック教室で、同じクラスのさとこさんに嫌がらせを受けている」と、さゆりさんから聞いていたかなこさん。偶然、嫌がらせと思われる現場を目撃し、後日さとこさんに注意しようと考えました。 するとさゆりさんは焦った様子を見せ、大ごとにしたくないのか、かなこさんを必死で止めます。そして、自分を助けようとしてくれるかなこさんのやさしさに感謝しつつ、「えなが大きくなったらもうひとりのママだよって伝えるつもり」と話し、「だから……もう1万円貸してくれない?」と、かなこさんにお願いしたのです。 さすがのかなこさんも、「手持ちがないから貸せない」とさゆりさんにお金を貸すことをちゅうちょ。するとさゆりさんは、「来週でいいよ! 月末には満期になる定期預金からお金を返せる。でも、携帯代が払えないから、来週かなちゃんからお金を借りるまで携帯が使えない」とかなこさんに話しました。 さゆりさんの事情を知り、お金を貸すことをためらっていたかなこさんは……。 ママ友のやさしさを利用して… 「1週間を携帯使えないのは困るよね……」 さゆりさんを心配するかなこさん。 そして、「お金持ってくるからちょっと待って」と立ち上がりました。 「本当!? うれしい! でもいいの?」 歓喜するかなこさんに「月末にまとめて返してくれればいいからさ」とかなこさんは笑顔を見せ、お金を取りに行きました。 「……あるなら最初っから出せっつーの。せこいな〜」 かなこさんがその場を去ると、ボソッと毒を吐くさゆりさん……。 戻ってきたかなこさんは、1万円札をさゆりさんに渡しました。 「ありがとう! 月末に今までの分とまとめて返すね!」 さゆりさんの言葉に安心したかなこさんは、「よろしくね!」と応えるのでした。 かなこさんに悪態をつき、心の声が漏れるさゆりさん。かなこさんのやさしさを利用するような言い分に、心底呆れてしまいます。「月末にはまとめて返す」と言っていますが、さゆりさんの話はどこまで本当なのか、信用できないですよね。無事、かなこさんのもとにお金が返ることを願うばかりです。 著者:マンガ家・イラストレーター もち
2023年06月15日石井かなこさん(28歳)は、生後9カ月の娘・えなちゃんの母親。育休中に通うことになった近所のリトミック教室では、1歳の男の子の母親・佐藤さとこさんと、生後9カ月の女の子の母親・谷川さゆりさんと同じクラスでした。初回のレッスンでさゆりさんと意気投合し、ふたりはレッスンのあと、ランチに行くような間柄になりました。さゆりさんには、「義母にいびられ、子どもを義実家の養子にしろと迫られている。夫はモラハラで、自由に使えるお金がほとんどない」という複雑な家庭事情がありました。「お米が買えない」「生命保険の保険料金が払えない」と訴えるさゆりさんに、かなこさんは都度お金を貸していました。しかし、実はさゆりさんの身の上話はすべて嘘で、さゆりさんの義母はすでに亡くなっていたのです。さゆりさんが嘘をついていることなど知るよしもないかなこさんは、できる限りさゆりさんを支えようとしていました。以前さゆりさんから、「さとこさんから嫌がらせを受けている。さとこさんが私のあとに教室に入ると、私の靴だけ蹴散らされてる」と聞いていたかなこさん。ある日、リトミック教室に遅れて行くと、散らばっているさゆりさんの靴を見つけました。 教室に入ると、気まずそうに目を背けるさとこさんを見て、「嫌がらせは本当だったんだ。私が嫌がらせの現場を見たこと、気が付いてる」と確信します。 その日のレッスン終わり、かなこさんは、「さとこさんに注意しようと思って」とさゆりさんに話しました。するとさゆりさんは焦った様子を見せ、「絶対やめて! 私が我慢すれば平和に過ごせるの! 余計なことしないでよ!!」と、かなこさんの提案を受け入れず、「大丈夫」の一点張り。 そして、「でも、かなちゃんの気持ちすごくうれしいよ」とかなこさんに感謝の気持ちを伝え、「えなが大きくなったら『もうひとりのママだよ』って伝えるつもり」と話し……。 「大切に思ってる」なら、どうしてそうなる!? 「かなちゃのこと大切に思ってるよ……」 さゆりさんの言葉に感動し、胸が熱くなるかなこさん。 「だから……もう1万円貸してもらえない?」 もともとお金の貸し借りはしたくなかったかなこさん。さゆりさんやえなちゃんのためと、渋々お金を貸していたため、「貸したいのは山々なんだけど、今手持ちがなくて。ごめんね……」と伝えました。 「あー……そうなの? じゃあ来週でいいよ!」 冷たい視線で言い放つさゆりさんに、モヤッとするかなこさん。 「本当は手持ちはあるけど、もうお金の貸し借りはしたくないんだよ……」 そんなかなこさんの気持ちを知ってか知らずか、さゆりさんは話を続けます。 「いつも頼っちゃってごめんね。月末に私の定期預金が満期になるのよ。それで全額返せるからさ。よろしくね」 今まで貸したお金が返ってくることや、純粋にさゆりさんを心配していたこともあり、「よかったね!!」と喜ぶかなこさん。 しかしさゆりさんは、「義母のことで自分の携帯代までやりくりできなかった。携帯が止まるから、かなちゃんにお金を貸してもらえるまで、連絡取れなくなっちゃうからごめん」と話しました。 さゆりさんの話に、「そんな理由だったんだ……。1週間も携帯を使えないのはさすがに困るよね。えなちゃんと外出したりするだろうし……」とかなこさんは、心配を募らせるのでした。 「携帯が止まってしまう」と言われると、かなこさんが感じたように、心配になってしまいますよね。今や子育てにおいても、携帯(スマートフォン)での情報収集は必要不可欠ではないでしょうか。今までもお金を貸していたこともあり、ちゅうちょしていたかなこさんですが、気持ちは揺れているように感じます。 皆さんは、もしママ友に「お金を貸してほしい」と言われた場合に、「それならしょうがないか……」と納得できるような理由はありますか? 著者:マンガ家・イラストレーター もち
2023年06月14日石井かなこさん(28歳)は、生後9カ月の娘・えなちゃんの母親。育休中に通うことになった近所のリトミック教室では、1歳の男の子の母親・佐藤さとこさんと、生後9カ月の女の子の母親・谷川さゆりさんと同じクラスでした。初回のレッスンで、さゆりさんとは、子どもの名前や誕生日が同じなど共通点が多いことがわかり、意気投合。ふたりはレッスンのあと、ランチに行くような間柄になりました。さゆりさんと初めてランチに行ったとき、「さとこさんから嫌がらせを受けている。さとこさんが私よりあとに教室に入るとき、私の靴だけ蹴散らされている」と、さゆりさんから話がありました。さとこさんはやさしそうな雰囲気のママです。さゆりさんの話にとても驚いたかなこさんは、不安な気持ちを抱えたままレッスンに通っていました。さゆりさんには、「義母にいびられ、子どもを義実家の養子にしろと迫られている。夫はモラハラで、自由に使えるお金がほとんどない」という複雑な家庭事情がありました。「お米が買えない」「生命保険の保険料金が払えない」と訴えるさゆりさんに、都度お金を貸していたかなこさん。できる限りさゆりさんを支えようとしていました。 しかし、さゆりさんはかなこさんに嘘をついていたのです。 かなこさんに話していた自身の境遇を、かなこさんに起こっている出来事かのように夫に話しており、「かなちゃんにお願いされて、家に遊びに行ってるだけ。お金に困っているようなので1万円貸した」と夫に説明。そして、なんとさゆりさんの義母はすでに亡くなっていました。 さゆりさんが嘘をついていることなど、知るよしもないかなこさん。ある日、リトミック教室の入口で、散らばっているさゆりさんの靴を見つけます。かなこさんが教室に入ると、気まずそうに目を背けるさとこさん。「嫌がらせは本当だったんだ。私が嫌がらせの現場を見たこと、気が付いてる」と確信します。 その日のレッスン終わり、かなこさんは、「さとこさんに注意しようと思って」とさゆりさんに話しました。すると、「は!? 何考えてんの!? 絶対やめて!」と焦った様子のさゆりさんは……。 嘘ついているくせに!調子のいい言葉ばかり並べ… 「3人だけのリトミックだよ!? 関係こじれちゃったらどうすんの!?」 「さとこさんの嫌がらせを注意する」とかなこさんが伝えると、焦った様子のかなこさんは、かなこさんを必死に止めようとしました。 「靴くらい何よ! 私が我慢すれば平和に過ごせるの! 余計なことしないでよ!!」 さゆりさんを心配するかなこさんですが、さゆりさんは「大丈夫」の一点張り。 「でもかなちゃんの気持ち、すごくうれしいよ。いつも私のために怒ってくれてありがとう」 さゆりさんはかなこさんに感謝の気持ちを伝え、「えなが大きくなったらもうひとりのママだよって伝えるつもり」と話しました。 さゆりさんの言葉に感動し、言葉がつまるかなこさん。 「重いかな……? でもそれくらいかなちゃんのこと大切に思ってるよ……」 かなこさんはさゆりさんへの思いを語るのでした。 さゆりさんはかなこさんに身の上話を偽り、食事をごちそうになり、お金まで借りています。その上で、「かなちゃんのこと大切に思っているよ」とは、どういうことなのでしょうか……。 かなこさんはさゆりさんが嘘をついていることを知りません。「子どもにもうひとりのママだよって説明するつもり」と言われたら、「大切に思ってくれてるんだな」と感じてしまいますよね。かなこさんがさゆりさんの嘘を知ったら、傷ついてしまうのは目に見えているように思います。さゆりさんには、改心し、本当の意味でママ友を大切にしてほしいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター もち
2023年06月13日このお話は作者もちさんに寄せられたエピソードをもとに再構成しています。身バレ防止のため、脚色を加えてあります。 ■前回のあらすじはるはしげじの涙の訴えを「くだらない」と一蹴しました。本当に愛してるなら寝ずにしげじのために働けと言い放ちます。そして「遠くから応援してる」と離婚の意思の固さを見せたのでした。それから1年最後までご覧いただきありがとうございました!はるは改心したしげじとともに歩む人生を選びました。まだまだこれから山あり谷ありだと思いますが、どうか家族3人、幸せに暮らしていけますように!
2023年06月12日石井かなこさん(28歳)は、生後9カ月の娘・えなちゃんの母親。育休中に通うことになった近所のリトミック教室では、1歳の男の子の母親・佐藤さとこさんと、生後9カ月の女の子の母親・谷川さゆりさんと同じクラスでした。初回のレッスンで、さゆりさんとは、子どもの名前や誕生日が同じなど共通点が多いことがわかり、意気投合。ふたりはレッスンのあと、ランチに行くような間柄になりました。さゆりさんと初めてランチに行ったとき、「さとこさんから嫌がらせを受けている。さとこさんが私のあとに教室に入ると、私の靴だけ蹴散らされてる」と、さゆりさんから話がありました。さとこさんはやさしそうな雰囲気のママです。さゆりさんの話にとても驚いたかなこさんは、不安な気持ちを抱えたままレッスンに通っていました。さゆりさんには、「義母にいびられ、子どもを義実家の養子にしろと迫られている。夫はモラハラで、自由に使えるお金がほとんどない」という複雑な家庭事情がありました。「お米が買えない」「生命保険の保険料金が払えない」と訴えるさゆりさんに、都度お金を貸していたかなこさん。できる限りさゆりさんを支えようとしていました。 しかし、さゆりさんはかなこさんに嘘をついていたのです。 かなこさんに話していた自身の境遇を、かなこさんに起こっている出来事かのように夫に話しており、「かなちゃんにお願いされて、家に遊びに行ってるだけ。お金に困っているようなので1万円貸した」と夫に説明。そして、なんとさゆりさんの義母はすでに亡くなっていました。 さゆりさんが嘘をついていることなど、知るよしもないかなこさん。ある日、遅れてリトミックのレッスンに到着すると、散らばっているさゆりさんの靴を見つけます。かなこさんは、「さとこさんの嫌がらせは本当だったんだ」と動揺。 教室に入ると、気まずそうに目を背けるさとこさんに「私が嫌がらせの現場を見たこと、気が付いてる」と確信し……。 正義感の強いママに、なぜか… かなこさんがさとこさんの嫌がらせの形跡を見た日。いつものようにかなこさんの家にさゆりさんが訪れ、ランチを振る舞っている際、「さゆちゃん……」とかなこさんが話を切り出しました。 「今日さ、私、遅れて来たでしょ? 前にさゆちゃんが言ってたとおり、さゆちゃんの靴だけ蹴散らされてたの……」 「まじか〜かなちゃんが直してくれたの? ありがとね〜!」 かなこさんが用意した、熱々のあんかけ焼きそばを夢中で頰ばるさゆりさん。さゆりさんは話どころではない様子です。 「さとこさん……よそよそしかったし、私が嫌がらせを目撃したの、気が付いているんだと思う」 そして、かなこさんは決意を固めたような表情で、「私……さとこさんに注意しようと思って」とさゆりさんに伝えました。 「は!? 何考えてんの!? 絶対やめて!」 教室の雰囲気を壊したくない気持ちからか、さゆりさんは必死な表情でかなこさんを止めるのでした。 ママ友の嫌がらせを目撃したかなこさんは、本人に直接注意しようと決意しました。同じレッスンに通うママ同士。注意をしたら気まずくなってしまうかもしれないため、勇気のいる決断ですよね。まして、さゆりさんへの嫌がらせで、自分には直接関係のないこと。かなこさんの正義感は素晴らしいですね。 さゆりさんはかなこさんに嘘をついていたため、なんとも信用しがたい部分がありますが、純粋に心配しているかなこさんのためにも、嫌がらせの問題が穏便に解決するよう願うばかりです。 著者:マンガ家・イラストレーター もち
2023年06月12日このお話は作者もちさんに寄せられたエピソードをもとに再構成しています。身バレ防止のため、脚色を加えてあります。 ■前回のあらすじ「お前とゆうしを愛してる」と訴え離婚したくないと言うしげじ。しかしはるから返ってきた言葉は「言いたいことはそれだけか」でした。「それだけ」?「記入よろしくぅ!」 しげじの涙を見てもはるの決意はみじんも揺らがないようです。しげじ…とうとう離婚されてしまうのでしょうか…。次回に続く 「私の夫はビジュアル系」(全34話)は22時更新!
2023年06月11日石井かなこさん(28歳)は、生後9カ月の娘・えなちゃんの母親。育休中に通うことになった近所のリトミック教室では、1歳の男の子の母親・佐藤さとこさんと、生後9カ月の女の子の母親・谷川さゆりさんと同じクラスでした。初回のレッスンで、さゆりさんとは、子どもの名前や誕生日が同じなど共通点が多いことがわかり、意気投合。ふたりはレッスンのあと、ランチに行くような間柄になりました。さゆりさんと初めてランチに行ったとき、「さとこさんから嫌がらせを受けている。さとこさんが私のあとに教室に入ると、私の靴だけ蹴散らされてる」と、さゆりさんから衝撃の告白が。さとこさんは、一見するとやさしそうな雰囲気のママ。さゆりさんの話にとても驚いたかなこさんは、不安な気持ちを抱えたままレッスンに通っていました。さゆりさんには、「義母にいびられ、子どもを義実家の養子にしろと迫られている。夫はモラハラで、自由に使えるお金がほとんどない」という複雑な家庭事情がありました。「お米が買えない」「生命保険の保険料金が払えない」と訴えるさゆりさんに、都度お金を貸していたかなこさん。できる限りさゆりさんを支えようとしていました。 しかし、さゆりさんはかなこさんに嘘をついていたのです。 かなこさんに話していた自身の境遇を、かなこさんに起こっている出来事かのように夫に話しており、「かなちゃんにお願いされて、家に遊びに行ってるだけ。お金に困っているようなので1万円貸した」と夫に説明。そして、なんとさゆりさんの義母はすでに亡くなっていました。夫と話していたさゆりさんのスマホに、「保険料金の支払い大丈夫だった?」とかなこさんからメッセージが。一瞬何のことだかわからないさゆりさん……。「あ~はいはい。保険料金ね」と自分がついた嘘を思い出し、「かなちゃんのおかげで払えたよ!」と伝えます。 ふたりは「来週のランチも楽しみ♡」と同じことを考えていましたが、裏にある気持ちはまったく異なっていて……。 “嫌がらせ”を目の当たりにして…!? さゆりさんが嘘をついていることなど、知るよしもないかなこさん。翌週、リトミックのレッスンへ向かいました。 「すみません!遅れました!」 かなこさんは教室に遅れて到着。急いで中へ入ろうとすると、散らばっているさゆりさんの靴を見つけます。 「さゆりちゃんの靴……! さとこさんの嫌がらせ、本当だったんだ……!」 さゆりさんから聞いていた通りのことを目の当たりにし、驚くかなこさん。散らばった靴をそろえ、複雑な心境のまま教室に入りました。 「……こんにちは。遅れてすみません」 心なしか、ぎこちなくなってしまうかなこさん。すると、目が合ったはずのさとこさんが、不自然に顔を背けたのです。 「さとこさん……私が嫌がらせの現場を見たこと……、気が付いてる……!」 よそよそしいさとこさんの行動に、かなこさんはそう確信するのでした。 やさしそうな雰囲気のママが、子どもじみた嫌がらせをするなんて……。靴を蹴散らすという、にわかに信じがたい内容ですが、目の当たりにしたかなこさんは、とても驚いた様子でしたね。 そして、「気付かれた」と動揺しているかのようなさとこさん。ふたりには今後、気まずい空気が流れてしまいそうです。皆さんがもし、ママ友が嫌がらせした現場を見てしまったら、今後そのママ友とどのように接しますか? 著者:マンガ家・イラストレーター もち
2023年06月11日このお話は作者もちさんに寄せられたエピソードをもとに再構成しています。身バレ防止のため、脚色を加えてあります。 ■前回のあらすじ納得がいかないしげじに、息子が愛されていないことが耐えられないと説明したはる。自分が倒れるわけにはいかないから、ストレスの原因であるしげじと離れたいと言います。それでもしげじは言い返そうとするのですが…。俺だってストレスだったし…しげじ…。あとははるの審判が下るのを待つだけ…。次回に続く 「私の夫はビジュアル系」(全34話)は22時更新!
2023年06月10日石井かなこさん(28歳)は、生後9カ月の娘・えなちゃんの母親。育休中に通うことにした近所のリトミック教室で、生後9カ月の女の子の母親・谷川さゆりさんと出会い、子どもの名前や誕生日が同じなど、共通点が多いことがわかって意気投合。ある日さゆりさんから、「義母にいびられ、子どもを義実家の養子にしろと迫られている。夫はモラハラで、自由に使えるお金がほとんどない」という衝撃の告白がありました。そんなさゆりさんの状況に、かなこさんは、さゆりさんをできる限り支えようと心に決めます。後日、かなこさんの家で食事を楽しんでいると、さゆりさんから、「義母が家に来ていることもあり、お米が足りないのに買えない。1,000円貸してほしい」とお願いが。そしてその1カ月後、今度は「生命保険の保険料が払えないから、1万円貸してほしい」と頼まれました。かなこさんはお金の貸し借りに抵抗があったものの、「友だち同士、親同士、助け合わなくちゃ」という気持ちで、さゆりさんにお金を貸します。 さゆりさんがかなこさんに1万円を借りた日の夜。自宅でくつろぐさゆりさんは、夫との雑談の中で、「かなこさんにお願いされて遊びに行っているだけ」と嘘を話したのです! 続けて、「義母に子どもを養子によこせと迫られているらしい」など、かなこさんに話していた自身の境遇を、かなこさんに起こっている出来事かのように夫に話しました。 さらに、実はさゆりさんの義母はすでに亡くなっていたことがわかり……。 「楽しみ〜♡」意味がまるで違うふたり 妻が嘘をついているとは、夢にも思わない夫。やさしい妻と結婚し、子どもに恵まれたことに感謝し、「天国の母さんにも会わせたかったよ……」とひと言。 「そうだね〜」 さゆりさんは夫の言葉に、顔をひきつらせながら答えます。すると、かなこさんからメッセージが入りました。 「さゆりちゃん! 今日はありがとう! ところで保険料金、大丈夫だった?」 一瞬、何のことだかわからないさゆりさん……。 「あぁ! はいはい。保険料金ね」 自分がついた嘘を思い出し、「かなちゃんのおかげで保険料金払えたよ! 生活費が入ったら返すから安心してね。本当にごめんね!」とかなこさんに返事をしました。 安心したかなこさんは、「また来週もごはんしようね」と返信。 「うん! する♡ 中華がいいな〜」 さゆりさんはちゃっかり、食べたいメニューをリクエスト。 「来週……楽しみ♡」 同じ思いのふたりですが、裏にある気持ちはまったく異なります。純粋にさゆりさんとの時間を楽しみにしているかなこさん。しかし、さゆりさんはかなこさんに適当な嘘をつき、かなこさんのやさしさに甘えているだけなのでした。 自分がついた嘘すら、忘れていたさゆりさん。かなこさんはさゆりさんの話を真正面から受け止め、なんとか支えようとしていました。しかし、さゆりさんは本当に適当に、その場限りの言葉で話していたようです。かなこさんを思うと、許せないですね……。 かなこさんはさゆりさんを信用している反面、言いようのない違和感を覚えています。皆さんは、さまざまな人と関わるなかで、「なにか、違和感があるな……」と直感的に思ったことはありますか? 著者:マンガ家・イラストレーター もち
2023年06月10日