肌着にも使えるサーマルは、肌触りもよく、昨今注目度の高いアイテム。今回ピックアップする『Name.(ネーム)』は、着心地も抜群!この春ぜひトライして。 『Name.』は、The work of art in the age of mechanical reproduction=“複製技術時代の芸術作品”をフィロソフィーに2010年s/sコレクションからブランドをスタートさせ、日常の中に潜む変化、本質、進化をデザイナー自らパターンに落とし込んでいるブランド。スタンダードになりがちなアイテムを時代に沿って「デコンストラクトとリコンストラクト=解体と再構築」を繰り返し、アイデンティティーを感じさせるクロージングを提案している。 そんなしっかりとした思いのもと、ものづくりを行なっている『Name.』のサーマルは、着ることでどんどんカラダに馴染んでいくのを感じられるはずだ。生地自体に凹凸があるので表情も豊か。どんなコーディネートにもすんなり馴染む、永久定番の一着として、これからの季節に活躍すること間違いなし。 たとえば、日差しのある暖かい日はさらりと一枚で着ても大人カジュアルなスタイルが完成!レイヤードに使うことで飽きることなく楽しむことができる。ボトムにデニムを組み合わせるのもいいし、パーカやミリタリー、マキシ丈のスカートにだってマッチする。アイデア次第でどんなファッションとも好相性! シンプルでベーシックだからこそ、質が大切でもある、サーマル。この春、良質な『Name.』のサーマルをクローゼットに加えて、大人のおしゃれを楽しみたい。 サーマル ¥14,000Name.(ファーザー) photograph:kimyongduckstyling:Mari Nagasakatext : Akira Watanabe
2018年03月28日日本テレビが「12月OA目標」の“ドラマ製作プロジェクト”を立ち上げ、ドラマ主題歌と企画プロデュースを福山雅治、脚本をバカリズムが担当する。福山さんは、吉高由里子主演の新水曜ドラマ「正義のセ」主題歌「失敗学」や、映画『名探偵コナン ゼロの執行人』主題歌「零- ZERO-」を次々と発表。アーティスト、俳優、写真家…と、クリエイターとしてさまざまな顔を持つ福山さんに、“主題歌から生まれるドラマ製作”を開局65年を迎える日テレが提案。「前から一緒にものづくりをやってみたかった」というバカリズムさんをプロジェクトメンバーに誘い、ドラマ脚本を担当してもらうことに。12月のドラマ完成までを追う特番もスタート!さらに、12月のドラマ完成までの製作過程を追う、謎の不定期特番「ご参考までに。」もスタート。初回はドラマのテーマや題材を決める“ご参考に”してもらうために、福山さんとバカリズムさんに、“ドラマのような人生を送る波乱万丈な人々”の密着取材VTRを見てもらい、スタジオの100人のドラマ好き女性の声も“ご参考に”しながらトークを展開し、実際にドラマ化できそうかジャッジしてもらう。「ベタな恋愛ドラマに、もの申す!」「ぶっちゃけ、不倫ドラマ見る?」「次回を見る、見ない、のポイントは?」など、スタジオトークは白熱!リアルな視聴者の生の声に圧倒される2人に注目だ。ドラマに出る人、作る人、見る人が一堂に会する、いままでにない、ちょっとディープな“ドラマ”トークバラエティーをお楽しみに。「ご参考までに。」初回は4月2日(月)23時59分~日本テレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2018年03月26日ついに、待ちに待った春到来! このシーズンは出会いと別れの季節。新しい環境がスタートし、ドキドキの方も多いのでは。 慣れない環境の中、自分の家は気持ちをゆったりと落ち着かせる事ができる大事な場所。そんな愛しのマイルーム、気分も新たに、新しいインテリアや雑貨を取り入れてみては?グッドルッキン&使い勝手もお墨付きのインテリア雑貨をご紹介。 『マーガレット・ハウエル』のデスクランプ「アングルポイズType 75™」 あの『マーガレット・ハウエル』がカラーカスタマイズした「アングルポイズType 75™」。アングルポイズは、1930年代にイギリスで生まれ、時代とともに進化を遂げてきたブランド。2004年に発表された「Type 75™」は、英国のプロダクトデザイナー、ケネス・グランジが、1930年代に製作されたアングルポイズのオリジナルランプに新たなデザインを加え、製作したものだ。マーガレット・ハウエルとアングルポイズとの取り組みは長きに渡り続いていて、マーガレット・ハウエルがデザインするクロージングのシンプルで機能的、オーセンティックかつタイムレスな魅力と、同じエッセンスを持ったアングルポイズのデザインクオリティが相まって、今やハウスホールドグッズには欠かせないアイテムの一つとなっている。『マーガレット・ハウエル』のデスクランプ「アングルポイズType 75™」記事はこちら 男性と女性、それぞれの理想を追求した究極のタオル。 世の中の定番を新たに生み出し、定番の基準値を引き上げるモノづくりを追求する『THE』から新たに登場したのは、細部にまでとことんこだわった究極のタオル。 男性は、柔らかさよりもごしごし拭けてしっかり水分を拭い取ってくれるボリューム感あるタオルを求め、女性は、ふんわりと肌に優しく、どこまでも柔らかく、肌にあてるだけですっと水を吸ってくれるタオルを求めている。理想のタオルの姿は、女性と男性で大きく異なるという点に着目し、男女それぞれが心地よく感じられるタオルを2種類開発。 男性向けの『THE TOWEL: WHAT A WONDERFUL TOWEL for GENTLEMEN』は柔らかく繊細な糸を通常のタオルの2倍の密度で織り上げ、毎日ごしごし使ってもへたらない、豊かなボリューム感のあるタオルに。女性の理想を追求した『THE TOWEL: WHAT A WONDERFUL TOWEL for LADIES』は、糸の撚り回数を抑えた「甘撚り」製法により、しっとりと柔らかな肌触りを実現。心地よい感触を楽しめる。 『THE』タオルの記事はこちら 毎日ぐっすり眠りたい。睡眠の環境を改善する安眠枕『BRAIN REST』 現代社会はストレスが多いだけでなく、生活スタイルが多様化したことで、理想的な睡眠を取れない人が増加している。睡眠不足が続くと、精神的にも肉体的にもさまざまな悪影響を及ぼす可能性が。こうした睡眠不足の要因として考えられるのは、脳のオーバーヒート状態。古来より健康の秘訣として頭寒足熱(頭を冷やし、足を温めること)が伝えられてきたように、睡眠は、脳を休めて全細胞を修復し、免疫力を高める大切な時間なのだ。 そこで睡眠の環境を改善するために誕生したのが、安眠枕『BRAIN REST』。この『BRAIN REST』には、大地が3億年かけて育んだヒマラヤのピンク岩塩と上質なフランキンセンスが用いられている。ヒマラヤのピンク岩塩は、人体と同じ割合で84種類のミネラルが含まれた、とても栄養価の高いアルカリ性の天然岩塩。一方フランキンセンスは、紀元前から神への捧げ物や瞑想などの儀式に利用され、黄金並みに貴重なものとして扱われてきた植物である。 『BRAIN REST』を使って眠りにつくと、岩塩の効果とフランキンセンスの香りがより深い睡眠へと誘い、脳をしっかり休めることができる。朝起きたとき、心身ともにすっきりと浄化された、今までに経験したことのない極上の目覚めを体験できることだろう。 『BRAIN REST』安眠枕の記事はこちら 誕生から愛され半世紀以上。今もなお愛され続ける『カリモク』“60Kチェア”! 1963年に誕生したKチェアは、カリモク60を代表する定番家具。Kチェアが誕生するまで、カリモクは主にアメリカへ輸出する家具の部品を生産していた。そこで習得した家具製造の技術を活かして生み出されたのが、このチェア。じつはカリモクが国内向けに生産した、一番最初の自社製品なのだ。古いものや日本のものづくりの良さに注目が集まる昨今、世代を超えて注目され続けるKチェアの魅力を探ってみた。 懐かしくて新しい普遍的なデザイン Kチェアの魅力は、なんといってもレトロモダンで飽きのこないデザイン。どこか懐かしい独特の存在感でありながら、現代の空間にも不思議とマッチし、モダンな空間はもちろん、和風、洋風、北欧風、どんなインテリアにもしっくりなじむ。また、広くないリビングに置いても圧迫感がないコンパクト設計は、メイドインジャパンならでは。 立ち座りのしやすさと適度な弾力 バネとウレタンクッションの二層式の座面は張りのある座り心地。一般的なソファが奥行き80cmから100cmなのに対し、Kチェアの奥行きは70cmとコンパクト。そのため背中と背もたれの間に隙間をあけることなく背中を落ち着けることができる。またアーム部分は手馴染みがよく、肘から指先までしっかり置くことができるので、肩の力を抜いてくつろぐこともできるのも魅力。 安心の3年保証やメンテナンス体制 アフターフォローがしっかりしていることも長く使われる理由のひとつ。購入したあとに万が一不良が見つかった場合は、3年間無料で修理、交換をしてもらえる。傷んだ部分はパーツのみ購入して取り替えることができるのもうれしい。また、背もたれ、座面、肘掛け、桟からなるシンプルな構造なので、自分で解体することができ、すき間に入ってしまったほこりや髪の毛をきれいに取り除けるというから、長く使い続けている人が多いのも納得! 『カリモク』チェアの記事はこちら 洗濯を楽しく!見せたくなるおしゃれランドリーグッズ。 カラフルなカラーリングが楽しいランドリーネットは、ホテル用品の専門メーカー『モリイチ』が開発。洗濯頻度の高いホテル使用に耐えられるよう、市販品よりも太いポリエステルでつくられているから耐久性はお墨付き。中の洗濯物をしっかり収納できるファスナータイプで、スクエア型なのでたたんだシャツ類をそのまま収められる。 洗剤はニュージーランド生まれのホームケアブランド『ecostore』をチョイス。洗練されたパッケージはジャケ買いしたくなるデザインで空間にも馴染む。濃縮タイプの液体洗剤は、清涼感のあるユーカリの香りで、衣類を清潔に洗い上げるだけでなく肌に優しい仕上がり。頑固な汚れには、酵素の力で洗浄力を高める洗濯用粉末洗剤「ランドリーパウダー」をプラスして。 『モリイチ』ランドリーネット、『ecostore』ランドリーアイテムの記事はこちら
2018年03月20日ハンドメイド作品の販売を気軽に始めやすくなっている今日このごろ、せっかく作品を売るなら、パッケージやグッズを作って、プロ級のクオリティまで高めたいものですよね。刺繍をしたり、革小物に加工したり、オリジナルパッケージを作ったり......。そんなアイデアを最新の機材を使って実験し、ときには教えあいながらものづくりを楽しめる、総合型ものづくりサポート施設〔Tschool(ツクール)〕が東京・立川に登場しました!ハンドメイドを製品レベルに!〔Tschool〕とは?〔Tschool〕は、ものづくりの学びの場を提供し、ものづくりの創業支援機能をもつ「総合型ものづくりサポート施設」です。今回は、試作品作りから製品まで仕上げられる数々の機材のなかでも、注目のソーイング加工やデジタル加工を中心に、〔Tschool〕でできることをご紹介していきます♪立川駅から徒歩約8分の場所に、多摩地区最大級のファブスペース〔Tschool〕があります。2階建ての建物のうち、1階が機材を使って製作できるスペース、2階が個室アトリエや教室、イベントが開催できるスペースになっています。さっそく施設の1階に入ってみると、そこにはたくさんの機材が......!豊富な縫製機材に大興奮!施設1階に入ってまず目につくのが、ミシンです。1階は「デジタルファブエリア」「ソーイングエリア」「ペイントエリア」「ウッドワークショップ」「ショーケース」の5つのエリアに別れていて、そのうちの「ソーイングエリア」が、縫製機材を扱うエリアです。このエリアでは、家庭用ミシンはもちろん、刺繍ミシンや工業用ミシン、裁断機や革漉き機まで取り扱っています。広い作業スペースで、ハンドメイドの子ども用品も、サクッと作ることができそうです。帆布や革など、厚手のものを縫うときは、手持ちのミシンだと難しいですよね。〔Tschool〕では、本格的な縫製ができる工業用ミシンも利用することができます。豊富に機材がそろっているので、新しいものづくりにも気軽に挑戦できそうですね♪〔Tschool〕代表の西川義信さんにお話を伺うと、マーケットでハンドメイドやクラフト作品を作って販売している人たちの中に、主婦が増えているのを目の当たりにし、そういった方々も積極的に利用できるようにとソーイングエリアを充実させたのだとか。家事の合間に〔Tschool〕へ行って、本格的な機材を使って製作したり、同じようにものづくりに興味のある人たちと交流できるなんて有意義ですよね。これは利用したくなります!工業用ミシンを使えば、家庭用ミシンでは縫えない革にも、しっかりと糸を通すことができます。デジタルファブでオリジナルグッズを作ろう!〔Tschool〕の「デジタルファブエリア」は、デジタル工作機械の種類も豊富。このように、刺繍だけでなく、転写やレーザーなどでも布製品へ加工することができます。さまざまな機材による加工方法を試しながら、オリジナルグッズを作ることができますよ♪転写前のエプロン。転写シート自体も〔Tschool〕でプリントアウトして作ることができます。布製品への加工以外にも、プリンターを使ったステッカー製作もできます!グッズとしてはもちろん、作品のパッケージのラベルとして使えば、クオリティも一気にアップしそうです♪こちらはUVプリンターを使って印刷したラベル。曲面になっているガラスのボトルにも、直接プリントをすることができるんです!このように記念品の製作に利用するのも良さそうです。「作品を売りたい!」と思ったとき、パッケージのクオリティが高いと手に取られやすくなりますよね。カッティングマシンでパッケージを切り取って組み立てれば、あっという間に製品レベルまで引き上げることができます。「ここでものづくりを学んで製作をすれば、いずれ自分のブランドを会社にすることができるかも......!?」そんな夢が広がりますね♪充実の施設を使いたおそう!他にも塗装ができる「ペイントエリア」や、木材の加工ができる「ウッドワークショップ」のエリアがあり、ものづくりのクオリティをあげる場所として多角的に利用することができます。機材の使い方がわからないという方も、機材操作講習を受講してから施設を利用できるので安心です♪23区内に多いファブスペースですが「通うには遠い!」という多摩エリアの方も、気軽に利用できるのがうれしいですね!〔Tschool〕外観2階のスペースには、3Dプリンターや、複合機、作品の撮影ができるフォトルームも完備!作業スペースとして好きにアレンジできる個室アトリエや、ワークショップの開催ができるスペースもあり、活動の幅を広げることができそうです。今まで趣味レベルだったハンドメイドの作品づくりも、製品レベルまであげることで、売り物にもなるし、技術を教えることもできるようになるかもしれません。〔Tschool〕でできた仲間とともに、ものづくりの可能性を広げてみましょう!〔Tschool〕施設概要●住所東京都立川市柴崎町2-7-9岩下ビル1・2階●利用時間STUDIO会員/9:00〜22:00(BOOTH会員/24時間)●会費STUDIO会員5,000円/月※機材使用料は別途時間毎にかかります申込・お問い合わせはこちら!
2018年03月20日昨年は『Family Song』が大ヒット。不思議な世界観のMVが話題になった。3度目の紅白出場も果たし、老若男女を虜にした星野源さん。「“無理をしない”というのが去年のテーマだったんです(笑)。無理をしそうになったら抑えて、あえて頑張らないようにしていたんですが、なんだかそれもつまらなくなってしまって…」仕事が大好きな星野源さん。音楽、俳優、文筆業とどの分野においても活躍めざましく、ものづくりには人一倍のこだわりもあるため、“無理をしない”ということを意識的にしないと、身がもたないのだ。そんななか、ある曲の制作がなかなか進まなかった。「秋以降、いろいろ行き詰まってしまって、これはなにか変えなきゃと思いました。守りに入って我慢するのではなく、もっと能動的になろうと決めたんです。思い切り遊ぶとか、未来を切り開くモードに切り替えるとか。そうしたら、年末に曲がすぐにできました」それが11枚目のシングル、どどどど……の『ドラえもん』だ。現在公開中の『映画ドラえもん のび太の宝島』の主題歌である。心がスキップするようなイントロ。子供のように手足をバタバタさせて踊りだしたくなる開放感あふれる曲だ。星野さんは今回、『映画ドラえもん』史上初めて、主題歌と挿入歌の両方を担当した。「劇中に流れる『ここにいないあなたへ』は、物語に沿った歌にしたので、主題歌は少し冒険して、『映画ドラえもん』のシリーズ全体を感じるものにしたいと考えました。タイトルもストレートに『ドラえもん』にできたら、すごく面白いなと思いついたんです」スーパーアイデアマン・星野源。普通なら思いつかない、思いついても“許可が下りないだろう”と敬遠してしまうようなことも、大胆にやってのけてしまう。これまでもラジオやテレビ、MVなど様々な場で、既成概念をぶち壊す、それもあり!?と驚く企画を実現させてきた。面白さの純粋な欲求が周囲の人間を台風のように巻き込んでいくのだろう。「のび太は、早撃ちと早寝の特技はあるけど(笑)、特別頭がいいわけでも強いわけでもない。『ドラえもん』はごく普通の子供たちが、未来では落ちこぼれのドラえもんと冒険をします。何者でもない自分も仲間に入れてもらえたような気がして、そういうところが小さいころから好きだったんです」そして、星野さんもこの歌で手招きする。一緒に冒険しよう何者でもなくても世界を救おう…と胸はずむ音にのせて。星野さんが物心ついたころにはすでにあり、いまなお続いている「ドラえもん」シリーズ。物語の舞台設定も、登場人物たちの性格も子供からお年寄りまで、みんなが知っている。「日本人のほぼ100%の人たちに知られていますよね。こんな漫画はほかにないと思います。藤子・F・不二雄先生(以下、藤子先生)の想像力が生み出した世界を見て、『こんな未来になったらいいな』とみんなが思った。それって、藤子先生が僕らの未来を作っているのと同じだと思うんです」そんな原作者の背中も見えてくるような歌にしたかった。歌詞には、藤子先生が自らの作風を称した「すこしふしぎ(SF)」や、5人のメインキャラクターの気質もワードに入れ込んでいる。間奏にはおなじみの「ぼくドラえもん」のフレーズを潜ませるなど、楽しい仕掛けがふんだんに。次世代に繋がる、わくわくした未来を届けている。ほしの・げん1981年生まれ、埼玉県出身。AB型。2010年1stアルバム『ばかのうた』でソロデビュー。最近の主な出演作品にドラマ『プラージュ』『コウノドリ』など。公開中の『映画ドラえもん のび太の宝島』の主題歌・挿入歌を担当。11枚目のシングル『ドラえもん』が好評発売中。ニットパーカ¥15,000(TOMORROWLAND tricot/TOMORROWLAND TEL:0120・983・522)ニットガウン¥42,000(YASHIKI/alpha PR TEL:03・5413・3546)シャツ¥15,000(AUGUSTE‐PRESENTATION PajamaLook/F.I.T)『映画ドラえもん のび太の宝島』、ただいま公開中!星野源さんが主題歌と挿入歌を担当した、ドラえもんの映画シリーズ第38作は、スティーブンソンの名作児童文学『宝島』をモチーフとした物語。大人が観ても感動できると、全国東宝系で好評公開中。(C)藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK2018※『anan』2018年3月21日号より。写真・大辻隆広(go relax E more)スタイリスト・TEPPEIヘア&メイク・高草木 剛(Vanites)取材、文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2018年03月19日イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)の新店舗「イッセイ ミヤケ キョウト(ISSEY MIYAKE KYOTO)」が、2018年3月17日(土)に京都・三条にオープンする。「イッセイ ミヤケ キョウト」は、オム プリッセ イッセイ ミヤケ(HOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKE)、イッセイ ミヤケ メン(ISSEY MIYAKE MEN)、バオ バオ イッセイ ミヤケ(BAO BAO ISSEY MIYAKE)を取り扱うメンズラインを中心としたショップだ。店舗デザインを手掛けたのは、プロダクトデザイナーの深澤直人。これまでme ISSEY MIYAKE / AOYAMAやオム プリッセ イッセイ ミヤケ 博多阪急にも携わってきた彼が、今回は歴史ある京都ならではの町屋に、イッセイ ミヤケのものづくりを調和させた。落ち着きのある佇まいの"墨色"に、暖簾や引き戸といった和の要素が際立つ。店内は、築132年の町屋を改装した2階建ての母屋の奥に、蔵(KURA)を設けた構成。蔵はギャラリーとなっており、イッセイ ミヤケのものづくりと京都を中心とした東西の文化を繫げていく、コミュニケーションスペースとなる。ここでは、季節の移ろいに合わせて様々な試みを発信していく予定だ。オープン時には、グラフィックデザイナーの田中一光の作品をモチーフにした3シリーズ目となる「IKKO TANAKA ISSEY MIYAKE」が特別展示される。【詳細】ISSEY MIYAKE KYOTOオープン日:2018年3月17日(土)営業時間:11:00~20:00住所:京都府京都市中京区柳馬場通三条下ル 槌屋町89TEL:075-254-7540取扱ブランド:オム プリッセ イッセイ ミヤケ、イッセイ ミヤケ メン、バオ バオ イッセイ ミヤケ
2018年03月19日日本語の「逢えた」を由来とする『Aeta』(アエタ)は、一つ一つの出会いを大切にして型にはまらない自由な発想から生まれた、丁寧なものづくりが信条。シンプルなデザインにまとめたバッグは粋なファッションを楽しむ大人に相応しく、レザーなど選び抜かれた上質の素材は装いを程よくリッチに仕上げてくれる。新しいコレクションでは丈夫で柔らかいディア・レザーとの出会いから生まれ、本来もつ特性を生かしながら上品で洗練されたラインナップが揃う。なかでも今春の装いを見違えさせてくれる異なるタイプのアイテム、ベーシックなショルダーとトレンド感のあるウエストポーチをピックアップ。ジップはシルバーカラーで大人っぽく。ベルトの装着は磁石で簡単に。この春のトレンド、90年代ファッションのキーアイテムである“ウエストポーチ”は真っ白なディア・レザーで作り、スポーティーなアイテムでありながら都会的な印象に。スマホにお財布、必要なものはちゃんと収納できるサイズ感でセカンドバッグを持つ必要もなく、これ一つで軽快に出かけられる。コーディネートの要となるキラーアイテムをいつもの着こなしにプラスして最旬スタイルを楽しんで。一着あればカジュアルもフォーマルも万能といわれるリトルブラックドレスのように、ブラックカラーのレザーバッグもあらゆる場面で便利に使える。ディア・レザーのワイルドな力強さとラフな雰囲気のあるポーチ風のデザインがマッチして、絶妙なバランスに。デニムスタイルに合わせてシンプルに持つのもかっこいいし、きちんとしたいお出かけの時にはスカーフを巻いたりキーチャームを付ければレディなムードへ。使い込むほどに魅力が増す、素材の良さを生かしたハイクオリティなバッグ、この春はベーシックORトレンド、どちらを選ぶ?ショルダーバッグ M¥34,000ウェストポーチ S¥32,000 Aeta(alpha PR)photograph:kimyongduckstyling:Mari Nagasakatext : Momoko Yokomizo
2018年03月19日イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)が古都・京都に路面店「ISSEY MIYAKE KYOTO」を3月17日、オープンさせる。©ISSEY MIYAKE INC. Photo by Masaya Yoshimura, Copist築132年の町屋を改装し、伝統と革新が融合する、「墨色」を基調とした落ち着きのある佇まいのショップが生まれた。手掛けたのは、腕時計から家電、インテリアに至るまで、卓越した造形美とシンプルに徹したデザインで、国内外を問わず活躍するプロダクトデザイナーの深澤直人。店内では、「オム プリッセ イッセイ ミヤケ(HOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKE)」「イッセイ ミヤケ メン(ISSEY MIYAKE MEN)」「バオバオ イッセイ ミヤケ(BAO BAO ISSEY MIYAKE)」の3ブランドを中心に展開する。©ISSEY MIYAKE INC. Photo by Masaya Yoshimura, Copistまた、2階建ての母屋の奥にはKURA(蔵)のギャラリーを常設。イッセイ ミヤケのものづくりと、京都を中心とする東西の人や文化を繋げていくコミュニケーションスペースとして、うつろいゆく季節に合わせ変化しながら、多様性に富んだ試みを発信。日本ならではの伝統技術と、イッセイ ミヤケの衣服への取り組みや精神が、見事に融合する"場"となる。ギャラリーではオープンに合わせ、グラフィックデザイナー・田中一光の作品をモチーフとした、3シリーズ目となる「イッコウ タナカ イッセイ ミヤケ(IKKO TANAKA ISSEY MIYAKE)」の特別展示を実施する。【店舗情報】ISSEY MIYAKE KYOTO住所:京都府京都市中京区柳馬場通三条下ル槌屋町89営業時間:11:00〜20:00
2018年03月16日東京・青山の国際連合大学中庭広場とANNEX ROOMにて、“良い生活”を探求するマーケット「Liver - Nordic lifestyle & Craft -」が、3月24日と25日の2日間にわたり開催される。Liverとは良い生活の探求者。良い生き方、趣味性のある生き方、粋な生き方などを世界中から集まった家具、デザイン、クラフト、アート、音楽、ドリンク、食を通して探求していく新たなコンセプトマーケットとなっている。2015年12月から始まった「ノルディック ライフスタイル マーケット(Nordic Lifestyle Market)」は、豊かな暮らしの探求をテーマに全8回開催され、2016年4月から始まった「トウキョウ クラフト マーケット(Tokyo Craft Market)」では、日本のクラフトやものづくりからアート、デザインなどを探求してきた。これらを統合し、“良い生活”を毎回掘り起こし、発酵させている。このマーケットに訪れた人が、自分のちょうど“良い”暮らしをモノやコトを通して感じられる空間を体験・実践することで、良い生活を探求するLiverとなってくれたらという思いがこめられたイベントだ。開催期間中は、国連大学の屋内スペース、コミュニティラウンジに、このLiverを体現するスペースとして「食とクラフト」をテーマに空間がつくられる。オーガニックや新鮮な食材を選ぶという習慣が浸透し、「どういった状況で」「誰と」「どんなものを使って」食事をするかということに注目が集まる中、今回は、本イベントに参加する陶器作家のプロダクトや、テーブルやチェアを中心に空間を作り、美味しい食事をしながら料理や器などのクラフトの話や、遠く離れた北欧のライフスタイルなどの話をする体験型の「クラフト カフェ(Craft Cafe)」ワークショップも開催。ワークショップで使用したお皿などは購入も可能。当日のメニューは、同時開催しているファーマーズマーケットの出店者のフルーツを使ったフルーツサンドと、食事のシーンに合わせたコーヒーをストックホルム ロースト トウキョウ(Stockholm Roast Tokyo)の加藤渉が提案する。また、イベント出店プロダクトの中から、プロダクトの素材や色にフォーカスを当てて厳選セレクトし、展示ブースを構成していく「Liverセレクターブース」も登場。普段ディスプレイでは一緒になることがないプロダクトが影響を与え合いながら、どのように新しい空間を作るのかを楽しむことができる。これらの空間は、建築の設計デザインを主として、建築的思考でデザインや現代美術の領域においても独創的な視点で表現し、建築設計、インテリア、会場構成・インスタレーション、家具・ディスプレイデザイン等多岐にわたる設計及びディレクションに従事する中島康一朗が手掛ける。本イベントにあわせて編集したライフスタイルマガジン 『a quiet day』(1,000円)も販売。今号のテーマを「Nordic Entrepreneurship」とし、北欧の起業家やクリエイターたちにインタビューし、そのマインドを探っている。24日が59店舗、25日が58店舗と過去最大の出店数になる今回。ちょうど良い暮らしをアシストしてくれるプロダクトを取り揃える店が一堂に会する。有名・無銘を問わずデザイン性と機能性を兼ね備えた1950~70年代を中心とした北欧のビンテージ家具や雑貨、また近年国内外で注目を集めるヨーロッパのインダストリアル&アンティークアイテムを取り扱う「Bellbet」や、1950年~60年代を中心に北欧・ヨーロッパのヴィンテージ家具を取り扱う「ミチオ オカモト ウェアハウス(MICHIO OKAMOTO WAREHOUSE)」など北欧にまつわるブランドはもちろん、1000年の歴史ある和紙産地、山梨県市川大門の和紙メーカー大直が、工業デザイナーの深澤直人と一緒につくった、紙の可能性を広げる日常品「SIWA|紙和」、リトアニアを旅して蒐めた陶器やかごなどの手仕事や、若手のデザイナーの仕事を紹介する外苑前の「LTshop」などクラフトのブランドなど見どころ盛りだくさん。他にも、家具では nonsense、MADE BY SEVEN -REUSE-、Modern Craft Council、ROUND ROBIN、to-mos、クラフトではpitea、Kauniste Finland、Taivas、NORTH BLESSING、まいにち北欧道具、natural line、ATE、LIFE AND BOOKS、krone、mujina木工房、GRASS BROWN、たつのこ、MAN MADE WORKS、La、AROMAVITA+、工房ぐるり、aya ogawa handmade ceramics、HARIO Lampwork Factory、In Vivo、北欧雑貨、anima garage、NORR LAND、WERDEN WORKS、brick & braid、木工家具ゆずりは、南米パラグアイクラフト、ROMEIRA、尾鷲(OWASE) woodworks、Kupica、aco wrap、ローショコラアートMIO、ラ・モニアーレ、Swedish Organic Cosmetics、木村硝子店、Koko Doko、Shadylane、FORSLAG DESIGN、LT SHOP、a quiet day、吉永哲子、LITEN BUTIKEN、AKIKO ESASHI、Life Of Fiber、本・音楽 / グリーンでは 、Sunny Boy Books、MAKIKO、ニジノ絵本屋、フードドリンクではStockholm Roast、Helsinki Dry Gin 、TOØL、フードクラフトでは薪窯焼きPizzaUNCLEKEN、good hood food、bob’s ribs、WINE BAR by Human Nature、monad、赤ねこが出店。なお、 Swedish Organic Cosmetics、木村硝子店、Koko Doko、Shadylane、FORSLAG DESIGN、LT SHOP、Sunny Boy Booksは24日のみ、吉永哲子、LITEN BUTIKEN、AKIKO ESASHI、Life Of Fiber、ニジノ絵本屋、赤ねこは25日のみの出店となる。春の日差しを感じながら、北欧の暮らしやクラフトを参考に“良い生活”を考えてみては。【イベント情報】Liver - Nordic lifestyle & Craft -会期:3月24日~25日会場:国際連合大学中庭広場&ANNEX ROOM住所:東京都渋谷区神宮前5-53-70時間:11:00~17:00入場無料Craft Cafeワークショップ会期:3月24日会場:国連大学屋内コミュニティラウンジ時間:14:00~、15:00~料金:2,500円
2018年03月16日ミナ ペルホネン(minä perhonen)の期間限定イベント「Dear Friend, Department」が、2018年3月28日(水)から4月2日(月)まで、伊勢丹新宿店にて開催される。「Dear Friend, Department」は、ミナ ペルホネンによる小さなデパートがテーマのイベント。"大切な人を思う気持ち"をコンセプトに、友人や家族のことを考えて選ぶのにぴったりの、日々の暮らしに寄り添うアイテムが展開される。ファッションのみならず、インテリアやフードといった様々なフィールドのものづくりに挑んでいる、ブランドの今が幅広く紹介される。ファッションファッションのコーナーには、2000種類を超えるアーカイブテキスタイルの中から厳選されたものに刺繍を重ねた、新たなデザインのファブリックが登場。それらを用いた、リネン100%の軽やかなコートなどの洋服が展開される。さらに、ポーター(PORTER)との初コラボレーションによるデイパックやポーチ、アンティパストとのコラボレーション靴下といった雑貨も取り揃えられる。ベビー&キッズブランドの人気ファブリックを使用したキッズアパレルも登場。親子で同じスタイリングを楽しめるようなラインナップが用意される。また、お宮参りなどの行事にぴったりの、コットンシルク素材に総刺繍を施したセレモニードレスや、ママに嬉しい使い勝手の良いバッグなども展開。リビングファッション以外に、家具やインテリア雑貨にも注目。ミナ ペルホネンのアーカイブ柄「bird」「noppara」「pacific」を刺繍した、特別なファブリックが張れる広島の家具メーカー「マルニ木工」が製作した"HIROSHIMA アームチェア"は、3種の張地、樹種からカスタムオーダーができる。また、ファブリックは、今回初のコラボレーションとなる「リバティ」の人気デザインに、ミナ ペルホネンのモチーフを繊細な刺繍で表現している。フードフードには、とらや(TORAYA)やピエール・エルメ・パリ(PIERRE HERMÉ PARIS)とのコラボレーション商品のほか、ミナ ペルホネンの青山の店舗「call」で取り扱われる食材も紹介される。まさに贈り物にぴったりの優しい商品が揃い、大事な人のことを思う温もりあふれる時間を過ごせそうだ。詳細「Dear Friend, Department」期間:2018年3月28日(水)~4月2日(月)時間:10:30~20:00※初日のみ、混雑緩和のため入場制限を実施。詳しい販売・入場方法に関しては、3月21日(水・祝)10:30より伊勢丹新宿店のウェブサイトに掲載。※最終日4月2日(月) は、18:00までの営業。入場料:無料場所:伊勢丹新宿店本館7階=催物場住所:東京都新宿区新宿3-14-1【問い合わせ先】伊勢丹新宿店TEL:03-3352-1111(大代表)
2018年03月15日フォート(_Fot)の2018年春夏コレクションを紹介する。フォートは、木をメインモチーフとして、シューズ、バッグ、アクセサリーを展開するブランド。木工職人が制作するなど、日本生産のものづくりにこだわっている。4シーズン目となる18年春夏コレクションでは、ブランドのアイコンである“木”を、まる・しかく・さんかくなどの幾何学的な形にこだわってカッティングしたアイテムが揃う。ボール型の“木”をあしらったトングサンダルシューズには、トング部分にボール型の木を取り付けたユニークなサンダルが登場。ソールやベルトがシンプルなので、足を通すとボール型の木がまるで浮かんでいるよう。ミニマルでモダンな印象の一足だ。バレエ風のレースアップシューズまた、バレエシューズ風の新作レースアップシューズもお目見え。足の甲の部分に穴があいたデザインが特徴だ。ソフトな履き心地に仕上がってる。曲げ木のテクニックを応用したショルダーバッグバッグには、サークル型のバッグの底部分に、曲げ木のテクニックを用いたウッドパーツを取り付けたショルダーバッグや、春夏らしいキャンバス素材にレザーハンドルを組み合わせたバケットバッグなどが登場する。木製の幾何学カッティングリングウッドのアクセサリーラインには、幾何学的なカッティングが特徴のリングが新たに加わる。ダークブラウンやブラウン、ベージュなど、種類の異なる木を使用したリングがラインナップする。詳細フォート(_Fot) 18年春夏コレクション展開時期:2018年2月~3月取扱店舗:スティーブン アラン、トゥモローランド、1LDKなど※店舗により取扱が異なる。アイテム価格:・wood ball 各39,000円・hole ballet 各37,000円・v ballet 35,000円・square toe heel 各46,000円・tape cork crepe 各36,000円・plywood bag circle shoulder 55,000円・canvas bucket 24,500円・key charm(circle/triangle/square) 各6,500円・card case 各10,000円・document case(A5) 16,000円・wood bloc ring cutting 18,000円【問い合わせ先】CHI-RHO inc. (キーロ)TEL:03-3710-9696
2018年03月12日パリ・ファッションウィークの公式スケジュール最終日となる3月7日、ビューティフルピープル(beautiful people)が2018-19年秋冬コレクションを発表した。パリでのコレクション発表は3回目となるが、今季は初めてショー形式での開催。同日の午前にショーを行ったシャネル(CHANEL)の会場グランパレ(Grand Palais)近くに、真っ白なランウェイの特設会場を設けた。先シーズンのテーマ“MAKE LOVE”のラブストーリーの続編かのように、今季のテーマは“偶然の出会い”と銘打ち、男女の出会いから交わりを、バイアスカットを用いて服で表現した。特にアウターが豊作で、ステンカラーコート、トレンチコート、ライダースジャケット、テーラード、ポンチョなど多岐に渡る。それらはメンズウェア発祥だが、対角線を意識したバイアスカットにより、体に拘束と解放を与えることで女性らしいシルエットを引き出す。一枚のブランケットのように見えるドレスやスカート、捻じるデザインで対角線を作ったドレス、ロング丈のプリーツスカートもバイアスカットによって流動的な美しいドレープが強調された。直線と曲線、ニットとニットの重ね着、表と裏を設けないリバーシブルのアイデアなど、さまざまな対峙をバイアスカットによって融合させ、絶妙なハーモニーを奏でる。一見クラシックで単純に見えるかもしれないが、非常に複雑なパターンで構成されており、パタンナーとして経験を積んだ熊切秀典の卓越した技が発揮されたコレクションだった。ランウェイで数秒目にするだけでは飽き足りず、ディテールまでしっかり見たいと好奇心を駆られるような“ものづくり”が基盤にある良質な服だ。熊切がパリで綴るラブストーリーの行く末を、引き続き見届けたい。
2018年03月12日母の日限定ギフトパッケージ2018年3月1日(木)より、「hibi 10MINUTES AROMA」母の限定ギフトパッケージの発売が開始された。「hibi」シリーズは、着火具の不要なお香で、手軽に香りを楽しめる商品。今回発売された母の日限定ギフトパッケージは、母親に香りのプレゼントをと考えている人におすすめの商品となっている。グリーンのリボンと金のチャームがほどこされて、特別感のあるパッケージは、5月13日まで全国の取扱店で購入が可能となっている。3種の香りでリラックス母の日限定ギフトパッケージには、「ひのき」「白檀」「桂皮」という3種の香りを用意。穏やかで心が落ち着く「ひのき」の香り、深みのある甘さが特徴の「白檀」、スパイシーな香りの「桂皮」。タイプの違う3種の香りでリラックスタイムを楽しめる。ヨーロッパでも人気を集める「hibi」の香りを、母の日のプレゼントにしてみてはいかがだろうか。「hibi」の誕生について「hibi」は、マッチ製造の長い歴史を持つ「神戸マッチ株式会社」と、革新的なものづくりを続ける老舗「株式会社大発」がタッグを組んで生まれた。着火具を使わず、マッチのように擦ることで火をつけるという新しい発想のお香である。お香の概念を変えるような斬新な商品となっている。(画像はプレスリリースより)【参考】※神戸マッチ株式会社のプレスリリース
2018年03月11日東急プラザ銀座では、「ホワイトデーマルシェ Produced by HINKA RINKA」を、3月12日から14日まで、地下2階の特設催事場にて開催。本イベントは、東急プラザ銀座3階から5階に位置する、東急百貨店が発信する大人のセレクトストア「HINKA RINKA」がプロデュースするホワイトデーシーズンの3日間限定マルシェ。国内外から厳選された人気の6店舗が出店する。マカロン5個入り(953円)/ アルデュール(ARDEUR)九州・博多が本店のマカロン専門店「アルデュール(ARDEUR)」からは、外はサクッと中はしっとりのマカロンを、一番人気の味、塩キャラメル・フランボワーズなど5種類の味を楽しめるアソートにした「マカロン5個入り」(953円)が登場。カカオマーケットアートガナッシュ16pc(5,100円)/ カカオマーケット バイ マリベル(CACAO MARKET by MarieBelle)ニューヨークで人気のチョコレート専門店「MARIEBELLE」のサブブランド、「カカオマーケット バイ マリベル(CACAO MARKET by MarieBelle)」は、こだわりの素材を生かした絵柄ごとに異なるフレーバーのアートガナッシュ「カカオマーケットアートガナッシュ16pc」(5,100円)を販売。目でも楽しめるお洒落なブック型のボックス入りで、ギフトにもおすすめ。ダイヤモンドBOX6個入(3,300円)/ デルレイ(DelReY)ベルギー・アントワープにて1949年創業の老舗ショコラティエ「デルレイ(DelReY)」からは、その芳醇な香り、風味に満ちた“食べるジュエリー”と称され、まさに宝石の都市として有名なアントワープの街が生み出した賜物と言われるダイヤの形をしたショコラの詰合せ「ダイヤモンドBOX6個入」(3,300円)がお目見え。口溶けの良いキャラメルガナッシュやバニラ風味のホワイトチョコレートガナッシュなど6種のダイヤモンドショコラを詰め合わせた、珠玉のスペシャルボックス。キラキラと輝くハートのホログラム入りで、高級感あふれるダイヤモンド型の2018年限定デザインのパッケージにも注目。カフェショコラ4コ(700円)/ プラリベル(Pralibel)チョコレート大国ベルギーより直輸入している、伝統技法とモダンなデザインを融合した新進気鋭のショコラブランド「プラリベル(Pralibel)」は、ベルギーならではのプラリネなどをメインに使用した、コーヒーカップ型の見た目にも可愛いショコラ「カフェショコラ4コ」(700円)を販売。菜と果(なとか) -野菜とフルーツのマカロン-(4個入り 1,000円、8個入り 2,000円)/ ラ・テ―ル セゾン(La Terre saison)素材は大地の恵み、自然の恵みを生かしたものづくりにこだわり、からだにやさしいお菓子づくりを目指す洋菓子ブランド「ラ・テ―ル セゾン(La Terre saison)」からは、野菜の自然な色を生かしたやさしい色合いの生地に、フルーツとミルクのコクが引き立つホワイトチョコレートのクリームをサンドした4種の味の「菜と果(なとか) -野菜とフルーツのマカロン-」(4個入り 1,000円、8個入り 2,000円)が登場する。ショコラーデ(7個入り 1,400円)/ ローエンシュタイン(LAUENSTEIN)ドイツ・バイエルン郊外にあるローエンシュタイン城の麓で作られるメルヘンなチョコレートブランド「ローエンシュタイン(LAUENSTEIN)」は、ドイツより直輸入したダークチョコレートをメインに、プラリネやリキュールを使用したショコラ「ショコラーデ」(7個入り 1,400円)を販売。東急プラザ銀座で、ホワイトデーの贈り物を探してみては。【イベント情報】ホワイトデーマルシェ Produced by HINKA RINKA会期:3月12日~14日会場:東急プラザ銀座 B2F特設催事場住所:東京都中央区銀座5-2-1時間:11:00~20:00
2018年03月09日資生堂が世界88の国と地域で展開している「SHISEIDO」は、2018年2月1日(木)から発売している※ミニサイズの限定メイクアップ「ルージュルージュ ピコ」、「ネイルエナメル ピコ」のポップアップストアを、2018年3月9日(金)~3月11日(日)まで、montoak(東京都渋谷区)で開催。今回のイベントは、和菓子にインスパイアされ開発された「SHISEIDO ピコ」が、和菓子屋「とらや」とコラボレーション。「SHISEIDO ピコ」を自由に体感・購入でき、カラフルな和菓子メイクが体験できるほか、会場内の茶屋で「とらや」の春の和菓子が楽しめます。入場は無料です。※全国のデパートを中心とした約200店と資生堂の総合美容サイト「ワタシプラス」で発売(発売元:株式会社資生堂インターナショナル)。“SHISEIDO POP-UP SHOP&CAFÉ PICO HANAMI” 概要期間・数量限定の「ルージュルージュ ピコ」、「ネイルエナメル ピコ」は、色とりどりのカラーを気軽に自由に楽しめるサイズと価格で大人気。誰かにシェアしたくなるこだわりの可愛らしいパッケージデザインで、ギフトとしても注目を集めています。小さなサイズに季節折々の魅力が詰まった和菓子をモダンに表現した本商品に、「飴細工」をテーマとした2月~5月定番発売品に続き、3月1日(木)に「さくら」、5月1日(火)に「初夏」がテーマの追加色が登場。“SHISEIDO POP-UP SHOP&CAFÉ PICO HANAMI”は、3月限定品の「さくら」をモチーフとした 3日間限定のポップアップストアです。「ピコ」を自由に試して購入でき、美容のプロによる「おすすめピコメイク」の施術も体験可能。さらに今回、「ピコ」と「とらや」が特別コラボレーション。お花見茶屋「PICO CHAYA」で、春をテーマにした「とらや」の和菓子が食べられる(有料)ほか、ピコ商品4品をお買い上げの方に「オリジナル花椿干菓子」をプレゼント(数量限定)。「とらや」とは室町時代後期の京都で創業し、五世紀にわたり和菓子屋を営んできた「とらや」。後陽成天皇の御在位中(1586~1611)より、御所の御用を勤めています。明治2年(1869)東京遷都にともない、 京都の店はそのままに東京にも進出。現在は国内に約80店舗を構えています。1980年にはフランス・パリに出店。以来、和菓子を通して日本文化を紹介。コラボレーションの経緯春は桜、冬は雪など、日本の四季の美しさを織り込んで表現された和菓子にインスパイアされ、SHISEIDOはピコを開発。今回、ともに、日本ならではの美しさを大切にし、繊細な技術によるものづくりを長らく行ってきた「SHISEIDO」と「とらや」がコラボレーション。季節を楽しむように和菓子やメイクを楽しんでいただきたいという思いで、ポップアップストアを開催。“SHISEIDO POP-UP SHOP&CAFÉ PICO HANAMI”コンテンツ紹介「SHISEIDO ピコ」のタッチ&トライ・購入1階の左右に位置するタッチ&トライブースは、色とりどりの「ピコ」を自由に試せるスペース。メイクアップリムーバーやルージュ用の使い捨てブラシ、ミラーも用意されているため、手元のみでなく、自分の唇に色をのせてお気入りカラーを見つけて。現在発売中の商品は、ポップアップショップにて購入可能。「SHISEIDO ピコ」4品を購入すると「オリジナル花椿干菓子」が貰えます(数量限定)。桜餅と大きなコスメが映えるフォトスポットタッチ&トライコーナーの奥には素敵なフォトスポットも!!大きな桜餅とルージュルージュ、ネイルエナメルのオブジェを持って写真を撮れば、小顔効果もばっちり?!お友達同士で記念写真をして、SNSにアップしてみてはいかがでしょうか。資生堂 TMC・BCによるメイクアアップ体験2階には、資生堂 TMC(トップメーキャップクリエーター)・BC(ビューティーコンサルタント)によるメイクアップ施術が体験できるスペースが。お好きな「ピコ」をプロに塗ってもらい、自分に似合う色を選んだり、それに合わせたメイクを教えてもらえたりと、充実した時間が過ごせそう。本ポップアップショップ限定で、とらや「和菓子メイク」も体験できます。お花見茶屋「PICO CHAYA」メイクアップブースの反対側には、お花見茶屋「PICO CHAYA」が。風情ある桜を眺めながら、イベント限定の「とらや」スペシャル和菓子プレート、単品を食せます(有料)。ショッピングのあとは、こちらで優雅なひと時を楽しんで。【“SHISEIDO POP-UP SHOP&CAFÉ PICO HANAMI”商品概要】 紹介・販売商品2月~5月数量・期間限定発売/テーマ「飴細工」・資生堂 ルージュルージュ ピコ全6色 2.2g 各 1,800 円・資生堂 ネイルエナメル ピコ 全6色 4mL 各 1,000 円3月数量・期間限定発売/テーマ「さくら」・資生堂 ルージュルージュ ピコ全2色 2.2g 各 1,800 円・資生堂 ネイルエナメル ピコ 全2色 4mL 各 1,000 円 紹介商品5月数量・期間限定発売(2018年5月1日発売)/テーマ「初夏」・資生堂 ルージュルージュ ピコ全2色 2.2g 各 1,800 円・資生堂 ネイルエナメル ピコ 全2色 4mL 各 1,000 円※価格は全て税抜き表記、編集部調べ。“SHISEIDO POP-UP SHOP&CAFÉ PICO HANAMI”詳細・イベント名:“SHISEIDO POP-UP SHOP&CAFÉ PICO HANAMI”・会場:montoak(東京都渋谷区神宮前6-1-9)・アクセス:東京メトロ千代田線・副都心線「明治神宮前」駅より徒歩3分・開催日程:2018年3月9日(金)~3月11日(日)11:00~19:00イベント詳細を詳しく見る
2018年03月09日さて、場所は変わって、青山スパイラルビルで開催されていた「ててて見本市」に行って来ました。「ててて見本市」から気になったものを紹介します。 「AYUKO HISHIKAWA Paper Accessory」山梨県の和紙メーカー「大直」とニューヨークで活動するハットデザイナー「AYUKO HISHIKAWA」さんデザインの和紙アクセサリーブランドです。「大直」さんの自社開発和紙「ナオロン」で作ったアクセサリーです。和紙アクセサリーは、金属と違い、存在感のあるデザインに、抑えた色合いがとても素敵でした。ボリュームがあっても、和紙なので軽いです。片耳は長めのデザイン、もう片耳は丸いデザインを組み合わせて左右アンシンメトリーに身につけます。 ネックレス、イヤリング(ピアス)、指輪、コサージュなど、ボリューム感があるのに、軽いつけ心地で、色も豊富です。 繊細なお花をモチーフに、大振りで華やかなデザインでもとても軽く、長時間つけていてもストレスがなさそう。アクセサリー自体は、日本国内の職人さんによって、ひとつひとつ、手作りで仕上げていらっしゃるということです。フォーマルにも、カジュアルにも、そして和装にも使えそうです。 株式会社大直SIWA事業部住所:山梨県西八代郡市川三郷町市川大門1569-1TEL:055-287-9314 SIWA Collection住所:東京都中央区銀座5-2-1東急プラザ銀座6階TEL:03-6264-5344営業時間:11:00 - 21:00「kousha」上質な使い心地の器をシンプルなデザインで生活へ馴染みやすく作る工房です。展示場で目を引いたのは、その美しい色と、可愛らしい形です。「FUTACK」という器のシリーズです。蓋として使う以外に茶托や菓子受にもなる蓋。写真のように、重ねることができるので収納にも便利。そして、手作りならではの、一つずつが微かに異なるのも、魅力です。作家飯高幸作がプロダクトデザインし職人たちの手で一つ一つ手作りしています。白、黒、青(ターコイズより青)の三色があり、全色欲しくなってしまいます。形は二種類。円柱型のシャープでモダンなイメージとコロンとした丸型。二人家族でも三色揃えたくなる、つまり、同じ色を揃えるより、違う色を使うことが、「同じ」出なくても「共有している」ことを感じ、生活を彩ることに繋がる、そんな器です。 kousha住所:埼玉県越谷市東大沢5-14-8TEL:048-945-4910「筒井時正玩具花火製造所(株)」花火です。子どもの頃に駄菓子屋さん(または、おもちゃ屋さん)で買って楽しんだ花火とは、すっかり見栄えが変わっています。おしゃれ!思わず目を引く花火。そして、ばら売りです。選ぶのが楽しくなりますね。すっかり子どもの気持ちになってしまいます。でも、それだけではありません。もっと目を引いたのは、線香花火です。 一番右手の線香花火が、一番親しみのあるタイプに近いですが、左に目を移すと、「スボ手牡丹」とあります。「スボ」とはワラスボのことで、その先に火薬をつけて火をつけて遊んだのが、線香花火のはじまりと言われていて、300年変わらない線香花火の原形ということです。さらに左に目を移すと、赤と白の水引に見立てた「祝い線香花火」があります。名前を入れることができるので、結婚式やおめでたい日のお祝いのお返しに良さそうです。オーダーができる線香花火とは、珍しいですね。 さらに左に目をやると、「蕾(つぼみ)」、「蕾々(らいらい)」とあります。両方とも、一年を通して楽しんでほしいということから、春夏秋冬をイメージした、桃色・水色・橙色・白色で染められています。蕾は各2本ずつで、蕾々は8本ずつ入っています。色、染め方、染料を選んで、オリジナルの線香花火を作ることができるのです。 写真にはないのですが、他にも、富士山の形をした花火や、動物の花火もあり、花火の進化を感じました。都会だとなかなか大きな花火をすることは難しいので、週末や夏休みなど、花火をできる場所を探して出かけるのも楽しそうです。 筒井時正玩具花火製造所(株)住所:福岡県みやま市高田町竹飯1950-1TEL:0944-67-0764
2018年03月05日表参道のアートスペース、アイ オブ ジャイル(EYE OF GYRE)で、ビズビム(visvim)クリエイティブディレクターである中村ヒロキによるヴィンテージコレクション「My Archive」展を開催。ミニチュアのティピー今年で設立18年目を迎えるファッションブランド、ビズビム。デザイン、素材、パターン、縫製、加工に至るまで、製造工程のあらゆる面を徹底的に掘り下げ、深く追求することで生まれたその製品は真のオーセンティック・プロダクトとして国内外で高い評価を受ける。同ブランドのクリエイティブディレクター、中村ヒロキは、日々ものづくりを行う上で世界中のさまざまな伝統工芸品を含むヴィンテージ・アイテムから多大なインスピレーションを受けてきたと公言し、2012年から『POPEYE』誌上で自ら愛する品々を紹介する連載を続けてきた。そこで取り上げられたアイテムは、まったくカテゴリーにとらわれることのない、東西の多岐に渡る時代、場所で生まれたものばかり。ネイティブ・アメリカンのレザー・モカシン、チベットの天然染色のブランケット、エチオピアの少数民族のハット、フランス・アルザス地方の羊飼いの傘、江戸時代の火消し半纏まで、そのすべてに中村が見出した「手仕事の美」が感じられる。本展では、連載をまとめた書籍『My Archive』の刊行に合わせ、中村個人のコレクション・アイテムの数々を展示、公開する。ブランドのものづくり、そして世界観の背景に迫る貴重な機会となっている。会期中には、トークイベントや商品の発売も予定。詳細はビズビム公式サイト(www.visvim.tv)にて。【イベント情報】My Archive会期:3月17日~4月12日会場:EYE OF GYRE住所:渋谷区神宮前5-10-1 GYRE 3F時間:11:00〜20:00【書籍情報】『My Archive』著者:中村ヒロキ発行所:株式会社マガジンハウス120ページ/265×265mm価格:3,800円
2018年03月05日中古物件を購入したり、持ち家をリノベーションしたい......。家族も家づくりに参加できるDIYを取り入れれば、コストも下がりそうだし、なにより愛着のわく家になりそうですよね。そもそも、リノベーションでDIYを取り入れることって、どの範囲で可能なのでしょうか?そこで今回は、数多くのリノベーション事例に携わってきた〔ブルースタジオ〕の石井健さんに、リノベーションの基本的なプロセスから、リノベーションにDIYを取り入れるためのポイントや注意点を伺いました!まずはリノベーションの基本的な流れを押さえよう!〔ブルースタジオ 〕石井健さん——中古物件や持ち家のリノベーションを検討している方にとって、まず気になるのがリノベーションのプロセスです。物件探しから始める場合、基本的にはどのように進めていくものなのでしょうか?石井健さん(以下石井さん):物件探しから始める方は、リノベーションを手がける会社に相談するところから始めます。マンションの場合、1年間で供給された新築の戸数より中古マンションの成約件数の方が多くなってるんです(※)。つまり中古マンションの人気が高まっているんですね。また、リノベーションの会社も増えていますよ。その中でも最近は、コンサルタント的に物件探しや資金計画から考えるところから始めて、デザインをして、工事を経て、納品というところまでを一貫して手がける「ワンストップサービス」を提供するところが多いです。一方で、持ち家のリノベーションを考えている方は、自分が気に入っているデザイナーや、工務店に直接頼む場合もあると思います。——リノベーションは素人が参加できない印象がありますが、DIYを取り入れやすい業者もあるのですか?石井さん:ありますよ。最近では、工事ができるだけではなく、デザインや備品の提供、物とそれにまつわる道具も一緒に提案してくれるような、DIYも取り入れやすい新しいスタイルの工務店も増えてきています。※:出典「首都圏マンション市場動向2016年(年間のまとめ)」(株式会社不動産経済研究所)予算が足りない!コストダウンのためにDIYを取り入れるなら?リノベーション時に、書棚を設置できるスペースのみを作った例。棚は受け渡し後に家主がDIYで作ったのだそう。(提供:ブルースタジオ )——リノベーションにDIYを取り入れる場合、コストを下げることは可能でしょうか? 石井さん:基本的に、DIYを取り入れることはアリなのですが、まずはじめに言っておきたいのが、必ずしも「DIY=安くなる」という訳ではないということです。「道具」「技術」「時間」この3つが足りないと、金額的にも労力的にもコストがかかりすぎてしまい、高くついてしまう場合があります。逆に、DIYをするメリットは「経験」にあります。家がどうやってできているのか、その作る過程に参加しながら、ものづくりを楽しむ。これを経験していれば、長く住む家にメンテナンスが必要になったとき、プロではなく自分たちでやる、ということもスムーズにできるのではないでしょうか。ちなみに海外では修繕費が高いので、家のメンテナンスはDIYが当たり前、トイレの修理もお手のもの、なんていう家庭も多いですよ。また、DIYを取り入れて「安くする」ためには、プロがやる施工の範囲と、自分たちがDIYでやる範囲をあらかじめ線引きしておくことが重要になってきます。例えば部屋の壁ひとつとってもそうです。断熱材を入れて……という作業は難しくても、ペンキや漆喰を塗ることなら自分たちでできるという場合は、ペンキを塗る一歩手前のところで引き渡してもらうようにしてもらうといいでしょう。リノベーション後に家主がDIYで取り付けた収納棚。(提供:ブルースタジオ )石井さん:さらに、コストがかかりやすいのが収納家具です。特に造作家具は時間も費用もかかります。DIYを取り入れてコストを下げるなら、壁に取り付けられる形だけ作ってもらって、そこに合わせて自分たちで作っていく方法がいいでしょう。時間の確保が難しい方も、収納家具であれば、少しずつ作り足して行きやすいのではないかと思います。道具の使い方や、技術がわからない場合は、最近ホームセンターやDIYショップでワークショップも開かれているので、そういったものに参加するといいですよ。〔DIYFactory〕なんかはいい例ですね。もし知り合いや近所にDIYが得意な人がいたら、その人達と一緒にDIYをして技術を身につけていくのもいいと思います。プロに任せた方がいいところは?法律にも注意!——DIYの腕に自信があったり、仲間がいるという方の中には、ほぼ最初からリノベーションをしてみたい!という方もいると思います。その場合、ここだけはプロに任せたほうがいいという注意点はありますか? 石井さん:法律の面でも絶対に素人がやっていけないことが電気工事です。日本の場合は資格が必要なので、無資格の人が配線を繋いだり、分電盤をいじったりということはできません。防火や採光、換気に関わることも同じくプロに任せましょう。一方で、高い技術を要するという意味でプロに任せたほうがいいのが、木材のフローリング。多少の隙間が気にならなければDIYで問題ありませんが、きれいに貼るのは意外と難しいんです。あとは、「見えないところ」もプロに任せたほうが安心ですね。骨組みや配管などは、壁で隠してしまうので、そこの施工が甘いと、水漏れなどのトラブルが起きることも。壁で隠しているので、それを取り外して修理するとなると、かなりの手間になってしまいます。〔ブルースタジオ 〕が設計したDIY可能な賃貸住宅《鵠ノ杜舎》(提供:ブルースタジオ )——DIYを取り入れる場合、業者選びの注意点はありますか?石井さん:材料の持ち込み(施主支給)の対応が大丈夫かどうかなど、DIYをどの範囲でやるか決めて、あらかじめ可能かどうか、そのプランを相談してから業者を決定したほうがいいと思います。持ち込みOKのところもあれば、NGのところもありますから。——結婚式のプラン決めと似ていますね。石井さん: そうですね。特に大手のリノベ会社は難しい場合が多いです。〔ブルースタジオ〕で頼む場合は?〔ブルースタジオ 〕が手がけた賃貸物件《Hut》は、自由度高くDIYできる。(提供:ブルースタジオ )——それでは、数多くのリノベーションを手がけてきた〔ブルースタジオ〕に任せた場合、どのようなことができるのでしょうか?石井さん:もちろんリノベーションにDIYを取り入れたい方は大歓迎です。〔ブルースタジオ〕では、先ほどいったように、「何のためにDIYをするのか」というDIYをする目的と、コスト面、施工現場との関係が円滑になるように、コントロールをしていきます。(提供:ブルースタジオ )石井さん:もし賃貸住宅も考えているなら、そういったDIYをしやすい賃貸物件を選んでみるのもおすすめですよ。壁を塗装したり、壁紙を貼ったり、棚の設置や、ビスを打つなど、かなり自由度が高いDIY可能の物件や、オーナーに事前相談すればDIYが可能になる物件も取り扱っています。自分らしいリノベ+DIYに挑戦してみよう♪石井健1969年福岡県生まれ。1992年武蔵野美術大学造形学部建築学科卒業。ブルースタジオ執行役員/建築家・不動産コンサルタント。日本のリノベーション・シーンの黎明期より数多くリノベーションデザインを手掛け、その傍らメディアへの露出、執筆活動も行うなど、活動内容は多岐に渡る。リノベーション+DIYは、必ずしもコストを抑えられる訳ではないようですが、リノベーション時にDIYをしやすい状態にしておけば、自分の手で家を作り上げていく楽しみができるかもしれませんね♪自分が持っている道具や、技術のレベルに合わせて、どの範囲でDIYを取り入れるかを決めることで、自分らしい家づくりをスムーズに行うことができそうです。賃貸でもDIYを楽しめる物件も増えてきており、気になるところ。ぜひ挑戦してみましょう!〔ブルースタジオ 〕ウェブサイトはこちら●ライター宇治田エリ
2018年03月01日ソフトバンクは、スマートフォンを新たな学びの場として提案する縦型動画コンテンツ「私立スマホ中学」を1日、公開した。同コンテンツは、スマートフォンの使い方が多様化する中で、データ容量を気にすることなくスマートフォンを使える料金プラン「ウルトラギガモンスター」を提供してきた同社が、新たなスマートフォンの使い方として提案するコンテンツだという。今回は、内村光良教頭を筆頭に、KAT-TUN、藤田ニコル、フィッシャーズ、叶姉妹、野性爆弾・くっきー、はじめしゃちょー、堀江貴文という豪華講師陣8名による、中学生への講義動画を公開。講師陣が自らの体験やこれまで語られてこなかった秘話などをもとに、人生における本当に大事なことの気づきや、中学生のうちから始めるべきことなどを講義する。今後も多様な経験やスキルを持った講師を増やしていく予定だ。内村教頭は、ホームルーム(HR)を担当。「夢を叶える3か条」として、「中学生の頃の自分に"これだけは伝えたい"という思い」を語る。中学生からは「内村先生のように面白くなるには?」「モテるためにはどうしたらいいですか?」「夢がなかなか見つからなくて悩んでいます」「内村先生にとって人生とは?」と素朴な疑問が飛び交う。道徳を担当するのは、アイドルグループ・KAT-TUNの3人。「不屈論~ギリギリでいつも生きて来たから~」をテーマに、"正直、長続きしないと思っていた"18年を振り返る。1月に活動を再開したKAT-TUNは、メンバーが3人抜けてギリギリだった状況から、どう復活に至ったのかを中学生に伝えていく。中学生からは「メンバーを増やす予定はありますか?」など率直な質問が寄せられ、メンバーは真剣な思いを伝えた。保健体育を担当する叶姉妹は、「愛と自分と未来」をテーマにグッドルッキングガイの攻略法を公開。「モテる女の子になる為にはどうしたらいいか?」「好きな人にどんなアプローチをすればいいのか?」と、悩める女子中学生たちから質問が集まった。ほか、社会担当の藤田ニコルは「キャラ論~13歳から始める自己プロデュース~」、体育担当のフィッシャーズは「新スポーツ"〇〇〇"爆誕!」、技術担当の野性爆弾・くっきーは「ものづくりって楽しい~!」、理科担当のはじめしゃちょーは「全ては実験から始まる」、社会担当の堀江貴文は「親より10倍稼ぐ方法」と、バラエティに富んだ授業を展開した。
2018年03月01日奨学金が返済できず、「自己破産」する人が過去5年間で延べ1万5,000人にのぼったと、2月12日「朝日新聞」が報道した。破産した人のうち半数は、保証人の親や親族だった。 「学生の2人に1人が利用しているといわれる『日本学生支援機構』の奨学金は、大部分が『貸与型』。つまり返済が長期にわたる“借金”です。また住宅ローンなどと違い、返済能力がわからないときに借りるため、返済不可能となるリスクがとても高いんです」 そう話すのは、’13年「奨学金問題対策全国会議」を設立し、著書に『「奨学金」地獄』がある岩重佳治弁護士だ。 「『借りたら返すのが当然』という声もありますが、この問題は個人の力で解決できるものではありません。『学費の高騰』『親の収入の減少』『雇用崩壊』といった、社会的要因が引き起こしているのです」(岩重さん) “奨学金地獄”という事態を避ける方法として、岩重さんは返済の必要がない「給付型奨学金」を勧めている。「給付型」の奨学金は、おもに民間企業や記念財団などが行っている。 《トヨタ女性技術者育成基金》では、将来ものづくりに関わるエンジニアをめざす女子学生(理系1年)に月5万円を、《鷹野学術振興財団》は、科学技術関係の学部や大学院生に向けて年60万円を給付している。 体育学を専攻し、スポーツ種目で自他ともに認める力量を有していることなどを条件に、月5万円以内(1年)を給付しているのは、《ヨネックススポーツ振興財団》。外食、ホテル、観光、医療・福祉などのホスピタリティ産業に就きたい学生に月2万円の給付をする《江頭ホスピタリティ事業振興財団》もある。 50年を迎える歴史がある《朝日奨学会》。新聞配達をしながら最大4年で520万円(ほかに給料を支給・冷暖房完備の部屋を無料で提供)を給付するという制度で、これまで9万3,000人もの学生が制度を利用しているという実績も。 いずれも条件が付いているが、国内には1万を超える独自の奨学金があるので、自分に合った制度がある可能性は高い。 また、地方自治体のなかには、“奨学金地獄”問題を解決するため、独自の支援策を展開しているところがある。 支援策の多くは、大卒者などの地方定住による“地域創生”を狙った「奨学金返還支援制度」で、現在、20県が運営している。 たとえば、富山県では《富山県奨学金返還助成制度》を’16年にスタート。県内の指定企業に就職することを条件に、奨学金を最大全額肩代わりしてくれる。ただし、その対象は理工系の大学院生や薬学部生にとどまる。 対象者の条件をぐんと広げたのが、秋田県の県内就職者(’17年4月以降)に向けた《奨学金返還助成制度》。 「県内の民間企業に就職する奨学金を返還する学生のほぼすべてに対して、最大で3年間60万円を援助します。他県の制度よりも、条件がゆるく、募集人員の制限がなく、正規雇用以外の方や既卒者も対象にしているのが特徴です」(あきた未来創造部担当者) 前出の岩重さんは、「給付型奨学金」についてこう語る。 「自治体や志望校、民間企業が取り組む『給付型』は、『成績優秀者』『指定校のみ』など条件が厳しいものが多く“狭き門”というのが現状ですが、自分に合うものがないか探してみてください」
2018年02月25日グルーガン(glue gun)とは、直訳すると「接着剤の銃」。拳銃のような形をしていて、スティック状の樹脂(グルースティック)を熱で溶かして先端から出し、接着させる工具です。手芸やDIYでは、「ホットボンド」と呼ばれることもあります。グルーガンは手を汚すことなく、木や紙からプラスチック、金属など幅広い素材を短時間に接着させることできるのが魅力です。そしてもうひとつ、人気の秘密が……!吐出して冷えると固まる特性を生かして、なんとグルー自体でいろいろな作品がつくれるのです。今回は、接着剤としての活用法に加えて、素材としてグルーを使った素敵なアイテムもご紹介します。グルーガンどこで買う?グルーガンは、ホームセンターや100均で、手軽に手に入れることができます。ホームセンターでは、1,000円以下のものから、1万円以上のプロ仕様!?のものまで、幅広い種類が販売されているようです。100円ショップ「ザ・ダイソー」の場合は、グルーガン本体が200円(税抜)でコードの長さは150㎝。「Seria(セリア)」と「Can Do(キャンドゥ)」は100円(税抜)で、コードは30㎝と短めでした。グルースティックはいずれも20本入りで100円(税抜)ですが、セリア、キャンドゥが透明一色だけなのに対し、ダイソーはピンクやブラウンなどカラー展開しています。ちなみにダイソーのグルースティックは直径7.5mmで、セリアは7mm。直径は違うものの、それぞれ、どちらの本体にも取り付けることができました。※2018年2月時点での情報です。グルーガン、どう使う?おすすめグルーガンDIY10選木材をくっつける!▲@maimai_o32グルーガンなら木材も簡単に接着できます。棚やチェストなどサイズが限られる市販品に飽き足らないなら、DIYに挑戦してみましょう!紙をくっつける!▲@miiiiiyuuuuu_wd結婚式などで大人気のフォトプロップス。切った厚紙にペーパーストローを付けるときにグルーガンを使うとスムーズです。持ち手にリボンをつけると、よりかわいい仕上がりに!布をくっつける!▲@by_maymグルーガンがあれば、針や糸を使わなくても、手芸品をつくることができます。お子様がお気に入りのキャラクターをチョイ足ししたら、きっと大喜びしてもらえるはず。ファーをくっつける!▲@samanthausagiyoko既製品をリメイクするときも、グルーガンは活躍してくれます。コットンのトートバッグにファーをつけるだけで、あたたかな雰囲気に。一気にオリジナリティも増し、冬のおしゃれがもっと楽しくなるかも!ガラスをくっつける!▲@korinon333接着が難しいガラス類もグルーガンが強い味方に。ビー玉をくっつけただけで、こんな素敵な作品に変身。適度な重さがあるので、ペーパークラフトにしてもいいかも!?金属をくっつける!▲@choco_sakuベアリングやボルト、ナットを組み合わせた人気のハンドスピナーづくりにもグルーガンは必需品です。夏休みの自由研究にもピッタリなので、お子様と一緒に挑戦してみて!身の回りのものをくっつける!▲@yuriko10428例えば、海岸で拾ってきた貝殻を造花やフリンジとグルーガンでつければ、洗練されたシェルリースに。そのほか、フォトフレームやジュエリーボックスなど、想い出のアイテムでハンドメイドに挑戦してみませんか?グルーガンで、スマホケースをつくってみる!▲@candyplanktonグルーそのものを素材として使うこともできます。リキュールネイルを使えば、こんな美しい色も自由自在!グルーガンを駆使して、素敵な模様を描き出すのがポイントです。グルーガンで、キャンドルホルダーをつくってみる!▲@summer_fm.3587こちらは、グルーとクッキングペーパーでつくったキャンドルホルダー。ろうそくの炎でライトアップすると、ロマンチックに輝きます。色付けはマニキュアや絵の具で。ハロウィンの仮装アイテムもグルーガンで!▲@brilas_koloro閃いたアイディアを実際に形にしてくれるのがグルーガンの魅力。遊び心が試されるハロウィンこそ出番です!こちらの髪飾りは蜘蛛の巣からぶら下がった蜘蛛がとってもキュート。いろいろな素材を接着してくれるだけでなく、グルーそのものが素材になるグルーガンが1台あると、ものづくりの幅がグンと広がります。お子様も交えて、DIYやハンドメイド、リメイクを楽しんでみてくださいね!
2018年02月23日日本のモノづくりにフォーカスするイベント「NIPPONものがたり」が、日本橋、新宿、玉川、横浜、大阪、京都の高島屋各店にて2018年2月28日(水)より開催する。「NIPPONものがたり」は、日本が誇る伝統と文化に革新的な要素を加え、今までにない“新しい価値”をプラスした魅力あるものづくりを提案する場所。今回は、高島屋のバイヤーがデニムの産地 岡山・児島を訪ねて、発掘した「日本が世界に誇るデニム」 の魅力をピックアップする。その中でも、まず注目したいのは、デニムの技術そのものを発信する「デニムアート」だ。生地そのものを額縁に入れて、デニムをアートとして販売。ミントデザインズ(mintdesigns)や、イージーンズ(e JEANS)の作品が揃う。同2ブランドがコラボレーションしたブラウスやバッグも販売される。また、世界最大級のテキスタイル見本市「プルミエールヴィジョン」で、肌触りの良さを評価するハンドル賞を受賞したウールデニム生地を使用したスプリングコート、パールを特殊な技術で藍染めした「インディゴパール」のアクセサリー、その輝きを添えた「ボナム」のヴィンテージデニムなど、稀少なデニムアイテムも会場に並ぶ。その他、創業100年の岡山帆布を使用した財布、軽くしなやかなパジャマなどからも、今まで出会ったことのないデニムの表情が垣間見える。【開催概要】「NIPPONものがたり」開催期間:2018年2月28日(水)~3月13日(火)開催場所:髙島屋各店にて販売(日本橋店、新宿店、玉川店、横浜店、大阪店、京都店)※アイテムによって期間・販売場所が異なる。■デニムアート販売売場:デニムスタイルラボ(日本橋・新宿・横浜・大阪・京都のみ)価格:「e JEANS」デニムアート 小(B5) 7,560円、「ミントデザインズ」デニムアート 小 10,800円 ※いずれも髙島屋限定■e JEANS×ミントデザインズ販売売場:デニムスタイルラボ(日本橋・新宿・横浜・大阪・京都のみ)価格:ブラウス 24,840円、バッグ 14,040円、パンツ 35,640円 ※髙島屋限定■リラ バイ スピック&スパン アクセサリー販売売場:デニムスタイルラボ(日本橋・新宿・横浜・大阪・京都のみ)販売期間:大阪店・京都店 2月28日(水)~3月13日(火)、新宿店 3月7日(水)~13日(火)、日本橋店・横浜店 3月14日(水)~27日(火)価格:ピアス 18,360円、リング 38,880円、ネックレス 19,440円■ボナム ※リメイク商品のため一点ずつ仕様が異なる。販売場所:デニムスタイルラボ 価格:ジャケット 88,560円 ※髙島屋限定(日本橋・新宿・大阪のみ)、パンツ 50,760円(日本橋・新宿・横浜・大阪・京都のみ)※価格は税込み。
2018年02月23日こんにちは!池尻大橋からALL YOURSというお店でDEEPER’S WEARというブランドを取り扱っている、木村 昌史(きむら まさし)がお送りします。毎回お騒がせしている24ヶ月連続クラウドファンディングチャレンジですが、今回はそのプロジェクトとは違うサイドプロジェクトを短期間で始めさせていただきます!僕らが利用しているおなじみのクラウドファンディングサービス「CAMPFIRE」で資金調達した3つのアパレルブランドが集まり、『(un)TREND』というイベントを3月10日(土)、11日(日)に開催することになったんです。本誌「Be inspired!」と手を組んで。今回のイベントのステートメントがこちら。トレンドを作ることが正解だったファッション業界。トレンドに乗ることが正解だった消費者。しかし、その“正解”は果たして「正解」なのか。今の時代、ファッションを楽しむ人々は、ファッション業界によって作られたトレンドではなく、SNSなどで出会った各々のアイコンをお手本にしたり、ただ自分の好きなものを追いかけたりし、ブランド側は次々と人権、アニマルライツ、環境などに配慮し、生産過程を考慮したものづくりをし始めている。「消費を煽るトレンドサイクルはいらないのではないか」そんなことを考えるイベント『(un)TREND(アントレンド)』を始めます。さぁ、押し付けられた「流行」から解放されよう。ALL YOURSWebsite|Web store|Blog|Facebook|Instagram|Twitter|FlickrTEL:090-6075-5854住所:〒154-0004 東京都世田谷区太子堂4-4-5 三軒茶屋リリエンハイム #1004
2018年02月23日トレンドがめまぐるしく回り続ける今、たとえば10年間、あなたの箪笥を支え続けている服はあるだろうか。いやそもそも、10年という月日を考えて作られる服がどれだけあるだろう。もし10年間着たいと思える服があるとすれば、それはもう服というより、思い出の媒介、アルバムのような役割すら帯びているはずだ。そんな人生に寄り添う服を作ろうというのが、“10 Years Clothing”と名付けられた、新進気鋭のブランド「10YC」。この今までにない挑戦の原動力は、意外なところにあった。「これって自分たちが作りたいものを作ってるだけなんですよ」。いったいどういうことだろう。10YCのスウェットを着て颯爽と現れた、10YC代表の下田さん10YCの仲間と一緒に住んでたことがあるんですけど、彼がある日、1万円近い値段出して買ったというTシャツを手にして、「これ一回洗っただけでヨレちゃったんだけど、お前の業界どういう仕事してんの?」って言ってきたんですその日を境に、自分が苦労して納品した服が、翌週にはセール品としてたたき売られている状況。それでも売れずに処分されていく大量の在庫。しかし次々と新しい服を納品しなければならない日常。セール時の値引を見込んで計算されている定価。それらのすべてに違和感を感じ始めた。だから仲間と「自分たちの作りたい服を作ってみよう!」となったんです。しかもクオリティが高くて、丈夫で、着心地も良いやつを。そこでそんな服を作るにはどうしたらいいのかってことで、“旅行も兼ねて”全国の紡績、編み、織り、裁断、縫製、染色の現場を訪ね歩きました。そこで出会ったモノ作りに熱い思いを持っている人たち。その姿勢から、大量生産・大量消費ではないモノ作りの豊かさを学んだんです。そしてこれは絶対に広めなくちゃいけないものだと思いました「自分たちの作りたいモノ」を作るという真剣な遊びを続けて約1年。クラウドファンディングでプロジェクトを公開するやその反応は上々。目標金額を大きく上回る支援の輪が広がった。10YCの創業メンバー。左から下田さん、根津さん、後さんだから結果的にブランドを立ち上げたんです。最初は起業しようなんて全く考えてなかったんですよ。始まりは仲間内のノリです。「なんか面白いことしようぜ」っていう「自分たちの作りたいモノ」が「みんなに求められるモノ」と重なったとき、下田さんたちはブランドの立ち上げを決めた。何かを作るなら良質で、できるだけ長く着てもらいたいという意味が込められたブランドは、今年から本格的に始動している。着る人にも豊かなモノ作りの世界を知ってほしい。職人の思いを纏う服そうして「着る人も作る人も豊かに」をコンセプトに立ち上げられた10YC。その製品は上質な生地を使い、下田さんたちが直接会って契約した、高い技術を持つ全国の工場で生産される。それらの工場とは直接やり取りをしているため、仲介にかかる費用を削減でき、その分の浮いた資金が品質向上のために使われている。大胆にも製造原価率の内訳をホームページ上で公開。同時に契約している生産現場を取材し記事にして発信している。消費者は製品の生産過程や、そこに込められている思いを考慮して購入を検討することができる。原価をオープンにしているのは、50%とか80%オフになっている服が本当はいくらなのかがお客さんにはわからないからです。業界外の人は服ができるまでにどんな工程があって、どれぐらいのお金が何に使われているのかを知れないじゃないですか。そこを知ってほしかったのと、あとは現場の人の熱い思いを伝えたかった。大量生産・大量消費じゃないモノ作りがちゃんとあるんだってことを知ってほしい。そういう豊かなモノ作りがあると知ったうえで着てもらいたいというのが、10YCの思いですPhoto via 10YC websiteある工場長の「モノ作りは効率じゃなくて想いだよ」という言葉に感化され、私たちに知られざる世界を伝えることにした10YC。業界の常識に当てはまらない、モノ作りの背景を感じることのできる服が、こうして生まれた。「自分たちの着たいものだから自信を持って届けられる」アパレルってトレンドや季節に合わせて短期で商品を回していくので、実は10年着られたら困るんですよね。でもうちは「10年着られる」と胸を張って言う。これは耐久性の話ではなく、10年という長期間でも着続けてもらえるというということなんです10年という経過に耐えうる品質があっても、そこに愛着が無い限り、その服を着続けることは確かにないだろう。今日も何気なく着てしまっている服。それが10YCの目指すところだ。長く着たいという愛着を持ってもらうために、いろんなことを考えています。たとえば3月からスタートする予定の「リペア」や「染め直し」のサービスがそれです。服のメンテナンスですね。「汚れたり破れたから捨てる」という前に、僕たちに預けてください、より良いものにしてお返ししますという感じです業界の常識と真逆の方向性を志す10YCの姿勢。その根源にあるのは、これまでのやり方をなぞるだけではダメだという意識の表れにあった。トレンドを追いかけて速く商品を回していくというのが、これまでの業界の常識でした。速さが命だったんです。でもここ最近はそれじゃ上手くいかなくなってきた。だからいろんなブランドが丁寧なモノ作りをしようとしているんですけど、トレンドを追い続けることに特化していた組織体制を変えるのはそう簡単じゃありません大量生産・大量消費の時代が過渡期を迎え、時代の転換点にある今、喫緊の課題は新しいモノ作りの指標を確立すること。トレンドに代わる「何か」。10YCにとってのそれはなんなのだろう。まあ僕ら作りたいものがいっぱいあるんですよ。これからどんどんシャツもパンツも作りたい。自分たちの作りたいモノを作っていくだけというか。だって、お客さんに自分たちが着たくないものは売れないでしょう?ただそれだけですね「自分たちの作りたいモノ」を作る。その姿勢をぶれずに持ち続けることで、10YCはどのような価値を創造していくのだろう。どのブランドも変化を迫られる厳しい時代のなかで、彼らの歩みはポジティブな空気であふれている。最初は内輪だけの面白いことから始めたら良いと思うんです。それに共感が集まれば、お金はクラウドファンディングでまかなえますし、それで起業して、結果的に失敗したって死ぬわけじゃないですから。まあ初めての起業だったので、びびってたところもありますよ。でも一人じゃ辛いことも、仲間がいれば支え合えます。みんなもう少し起業についてライトに考えても良いと思うんですよね「失敗しても死ぬわけじゃない」。そんな楽観が、これからの時代を作っていくのかもしれない。10YCWebsite|Instagram「着る人も作る人も豊かにする、未来のためのものづくり」の実現を目指し、2017年11月にローンチしたウェアブランド。製造委託先の工場と直接取引し、中間マージンを除くことで品質が良く長く着続けられる製品を提供しつつ、工場に適正な工賃を支払い、モノ作りの現場に利益を還元。「着る人も作る人も豊かに」する、持続可能なモノ作りのサイクルを構築している。
2018年02月23日2月21日、元SMAPの香取慎吾(41)が自身のTwitterを投稿。ネットショップ作成サービス「BASE」のテレビCMに出演すると報告した。 香取は「夢をあっさり現実にしましょう!!」というコメントとともに、BASEの公式アカウントをリツイート。BASEの公式アカウントには「香取慎吾さん出演のテレビCMがはじまります!」と明かされ、「BASEのオフィシャルメッセンジャーに香取慎吾さん@ktrsngofficalが就任されました!テレビCMも3月3日(土)より放映開始いたしますのでみなさんチェックしてくださいね〜!」というコメントとともに、香取の広告写真が掲載されている。 香取や元SMAPのメンバー草なぎ剛(43)、稲垣五郎(44)が開設しているファンサイト「新しい地図」の公式ホームページには、「より多くの方々に「BASE」を知ってもらい、全国のものづくりをしている方々を支援したいということから、自身でも絵画やオブジェの制作をする香取慎吾が「BASE」初となるオフィシャルメッセンジャーに起用された」と起用理由が明かされている。 これに対しファンは「CMおめでとうまたテレビで不意に会えるのがCMの楽しみだよ新オールフリーと共に応援してまーす」「テレビで会えるの嬉しい!!早く見たい」「慎吾君!CM決定本当にうれしいですおめでとう新しいCM決定おめでとー」「BASE様、慎吾を起用してくださりありがとうございますすみません、今までBASE様を知らなかったのですが慎吾がきっかけで知りました」「すごおい!慎吾ちゃんにぴったり!」「早速BASEをインストールしました!」と喜びや祝福の声が多く集まっている。
2018年02月21日ビズビム(visvim)のデザイナー、中村ヒロキのヴィンテージアイテムコレクションを展示するイベントが、2018年3月17日(土)から4月12日(木)まで、東京・表参道の「EYE OF GYRE」にて開催される。中村ヒロキは、世界中の様々な伝統工芸品やヴィンテージアイテムからインスピレーションを得て、ものづくりを行っているという。2012年からは、雑誌『POPEYE』でそのコレクションを紹介する連載を続けている。イベントでは、ネイティブ・アメリカンのレザーモカシンや、フランス・アルザス地方の羊飼いの傘など、中村が"手仕事の美"を見出した品々が展示される。また、トークイベントや商品の販売なども行われる予定だ。なお、本イベントは『POPEYE』での連載をまとめた書籍『My Archive』の刊行を記念して行われるもの。書籍でも、東西の多岐にわたる地域から収集された中村個人のコレクションが多数紹介されている。【詳細】イベント「My Archive」会期:2018年3月17日(土)~4月12日(木)時間:11:00~20:00場所:EYE OF GYRE / GYRE 3F住所:東京都渋谷区神宮前5-10-1TEL:03-3498-6990■書籍『My Archive』価格:3,800円+税著者:中村ヒロキ発行所:株式会社マガジンハウスサイズ:265mm×265mmページ:120P
2018年02月20日17日、都内で行われた映画『マンハント』(公開中)の公開記念舞台挨拶に福山雅治、桜庭ななみ、池内博之が登場。本作のために車の免許を取得したという桜庭が「(運転シーンを)カットされちゃった」と切ない想いを告白し、福山や会場を驚かせた。本作は、西村寿行の小説を高倉健主演で映画化した『君よ憤怒の河を渉れ』を、ジョン・ウー監督が再映画化したサスペンス・アクション。何者かにハメられた弁護士と、彼を追いながらも無実を確信した刑事が事件の真相に迫っていく姿を描く。壮絶なアクションシーンが話題となっており、福山は水上バイクのチェイスシーンのために免許を取得。ガンアクションに向けては「自分でも持ち慣れていない感じがあったので、撮影に入る前から銃を借りて、ずっと持ち歩いていた。家でも触ったりしていた」とクランクイン前から撮影用の銃を携帯して過ごしていたという。福山によるとウー監督の現場は「とにかくスケールが大きい」そうで、監督のひらめきによってシーンやセリフが変化していくことも多いとのこと。福山は「ものづくりの現場として純粋だと思う。僕はそういうのが結構、好きで。いつも新鮮な気持ちで現場にいられる」とコメント。「桜庭さんは2回、クランクアップしていますもんね」と予測不可能な現場について、桜庭に話を振った。桜庭は思い出し笑いをしながら、「大きな花束をいただいて『終わった、ありがとうございました!』と東京に帰ったんです。でも1カ月くらい経ってから『もう一回、岡山に来てください』と言われて。2回もクランクアップしました」と述懐。さらに桜庭は「今回、車の運転をするシーンがあったので、免許を取りに行かなければいけなくて。でもカットされちゃって…」と本作のために免許を取得したにも関わらず、バッサリとカットされてしまったことを激白。福山が「この作品のために!? 車の免許を!?」と驚くと、桜庭は「私、ブレーキを踏むと車が止まると思っていたんです。(撮影のときも)ブレーキだけ踏んで、車から出て行っちゃったんです」と天然な一面を見せて会場の笑いを誘っていた。
2018年02月17日フィンランドのスポーツブランド・カルフ(KARHU)と、パリのセレクトショップ・コレット(colette)がコラボレーション。シューズ「BREAKING BREAD FUSION 2.0」は2018年2月23日(金)よりビームス原宿店限定で取り扱われる。カルフは、フィンランドのヘルシンキのシューズブランド。北欧らしいカラーとシンプルなデザイン、独自の理論を活かしたものづくりが特徴だ。今回のコラボレーションでは、コレットのイメージカラーとフィンランド国旗をベースにデザイン。アイコンにはフィンランドの主食プッラピトゥコと、フランスの主食クロワッサンを採用し、自国の食文化を大切にするこだわりを表現している。インソールとシューズボックスにプリントされており、キュートに仕上がっている。アッパーにはパーフォレーションを施したフルグレインレザーを使用。シューレースは3種類用意されており、スタイルに合わせて付け替えたい。【詳細】カルフ×コレット BREAKING BREAD FUSION 2.0発売日:2018年2月23日(金)価格:24,000円+税サイズ:US 7.5〜11(全8サイズ展開)取り扱い店舗:ビームス原宿店
2018年02月08日鳥取の手仕事に触れ、食を楽しむイベント「co-tori」が今年も中目黒で開催。「TOTTORI craft」展、“鳥取県産”を集めた「co-tori商店」、食とお酒のイベントなど“鳥取”づくしの9日間。北は日本海、南には中国山地の山々が広がる、自然溢れる“鳥取”。自然に恵まれた風土を象徴する鳥取の手仕事を、鳥取の食とともに楽しむイベントとして、2013年に東京・中目黒でスタートした「co-tori(コトリ)」が、6年目の今年は、2月24日から3月4日まで開催。さまざまな企画が中目黒で展開される。「TOTTORI craft」展鳥取は民藝運動家 吉田璋也により、民藝の思想が実践された地。現在も「用の美」の精神と伝統の技術を学びながら、今の時代にあったものづくりの姿勢が根付く。工藝 器と道具 SMLで開かれる「TOTTORI craft」展では、1000年以上続く因州和紙の伝統を受け継ぎながら、現代の暮らしに生きる和紙づくりを行う「大因州製紙協業組合」の仕事や、鳥取民藝の父、吉田璋也が中国の青龍刀から着想してデザインしたという独特な形のデザインナイフをはじめ、焼き物好きや民藝好きにはおなじみの牧谷窯、山根窯、延興寺窯、因州中井窯、山口邦子の型染め、「かまわぬ」の鳥取てぬぐいが並び、鳥取の多彩な手仕事を紹介する。「タルマーリー」のビール2月24日、25日には鳥取の食材、食品などを販売するマルシェ「co-tori 商店」が今年初開催。鳥取らしさを感じられる割烹料理店「たくみ割烹店」の人気メニューのカレーや、鳥取の人気店「タルマーリー」のパンと地ビール、「福田養蜂場」の贅沢なはちみつ、「コウボパン 小さじいち」のパン、「大山くろぼく野菜畑」の有機栽培のお野菜、隠れた鳥取名産「もさえび」を使ったco-toriオリジナルのもさえび汁など、鳥取県産の珍しいものから人気なものまで、普段は鳥取でしか味わえないさまざまな味が2日間限定で中目黒に集まる。「co-tori 商店」は両日11時から17時までオープン。また、両日11時から12時には、鳥取・倉吉の「COCOROSTORE」店主 田中信宏の包丁研ぎワークショップを開催。また、「大塚刃物鍛冶」の包丁を用いた刃と柄のカスタムオーダーも、終日受付ける。3月3日には、鳥取を代表する酒蔵「山根酒造場」のコーディネートによる食と日本酒が楽しめる「co-tori 酒場」もオープン。鳥取県の自然豊かで特徴的な地形を、その土地の食材やお酒を使って表現し、風土を感じてもらうイベント。15時から20時まで酒粕入り水炊きやおつまみ、そしてさまざまな日本酒が楽しめる。さらにイベント会期中、中目黒のSIDE WALK STAND・PLAIN PEOPLE nakameguro・工藝 器と道具 SML・SOAKS・Meat & Bakery TAVERNの5つのお店で「co-tori カフェ」も開催。鳥取直送の食材を使った限定メニューが楽しめる。鳥取の風景(智頭町)鳥取県東部で生産され、地域の山の緑や川の清流に育まれた鳥取の伝統工芸品「因州和紙」のエキシビジョンも開催。木の皮を職人の手で漉いた素朴な紙は、独特の柔らかな質感がある。本企画展では、因州和紙を素材に作品を製作し、日本各地や世界で活躍する個性的なアーティストやクリエイターの作品を紹介。また、鳥取で親しまれている和紙灯りの取り組みや因州和紙が楽しめるスポットなどもご紹介する。東京で出逢う“小さな鳥取”へ足を運んでみては。【イベント情報】co-tori 2018会期:2月24日~3月4日会場:工藝 器と道具 SML ほか住所:目黒区青葉台1-15-1 AK-1ビル1F 時間:12:00~20:00、土日祝は11:00~20:00TOTTORI inshu-washi Exhibition ー因州和紙を知る、触れる、着る会期:2月24日~25日会場:DAYS –gallery-住所:目黒区上目黒1-7-5時間:11:00~18:00
2018年02月08日2017年4月28日に渋谷にオープンした複合施設、「SHIBUYA CAST.」。都会のど真ん中にあるこの場所で、血縁にも地縁にもよらない「拡張家族」になることを目的に、共に暮らし、共に働く集団がいる。名前は「Cift(シフト)」。現在のメンバーは39名。半数以上が起業をしていたり、フリーランスのような形で働いている。ファシリテーター、弁護士、映画監督、美容師、デザイナー、ソーシャルヒッピー、木こり見習いなどなど、全員の肩書きを集めると100以上に。大多数のメンバーがCift以外にも、東京から地方都市、海外まで、様々な場所に拠点を持っていてその数も合わせると100以上になる。メンバーのうち約半数は既婚者で、何人かは離婚経験者。2人のメンバーはパートナーや子どもも一緒にCiftで暮らしている。そうした“家族”も含めると、年齢は0歳から50代にわたる。バックグラウンドも活動領域もライフスタイルも異なる39人が、なぜ渋谷に集い、なぜ「拡張家族」になることを目指しているのか。本連載では、CiftのメンバーでありこれまでにBe inspiredで記事の執筆もしてきたアーヤ藍が、多様なメンバーたちにインタビューを重ねながら、新しい時代の「家族」「コミュニティ」「生き方」を探っていく。アーヤ藍Photo by Jun Hirayama第2回目は、「ものづくり系女子」として、執筆・講演活動やイベント企画、広報等の仕事を手がけている神田 沙織(かんだ さおり)さん。Ciftのなかでも、季節を感じさせるオーナメントを作ってくれたり、ユニークなイベントを次々と仕掛けています。Ciftの部屋は他の3人のメンバーとのシェアルーム。起業のパートナーでもある夫と1歳半の息子さんも一緒に、家族ぐるみでCiftでの暮らしを刻んでいます。神田 沙織さんPhoto by Jun Hirayama「自分の気持ちに嘘をつきたくない」。元丸の内OLから起業アーヤ藍(以下、アーヤ):まずは、さおたん(神田 沙織さんのこと)が今やっている「ものづくり系女子」について簡単に教えてもらえる? 神田 沙織(以下、神田):「かわいいものはかっこいい技術でつくられている」をキャッチコピーにしていて、かわいいっていう感性のものをかっこいい技術でどう実現していくか、逆に言うと、かっこいい技術を知っていれば、自分なりのかわいいものを作ることができる!っていうのをテーマにやってる。東京・神田に「Little Machine Studio」っていう場所をかまえていて、そこで個人向けの3Dプリンティングサービスをやっていたり、3Dプリンターに関する本を出したり、講演活動もやっていたりするよ。東京・神田の「Little Machine Studio」の様子アーヤ:始めたきっかけは? 神田:大学卒業後、最初に入った会社が3Dプリンターの製造コンサルをやっていて、そこに今の「ものづくり系女子」のきっかけがあるかな。 …とはいえ、当時は大真面目だったけど、今考えるとしょうもない理由で就職したんだけどさ。私、大分県南部にある港町の田舎で生まれ育って、そこから日本女子大に進学して、「女子大生」っていう肩書きみたいなものを満喫していたんだよね。それで「女子大生の次はじゃあ丸の内OLかな」って田舎者のミーハーな発想で(笑)。その頃ちょうどできた新丸ビルをリクナビで検索して出てきた会社を受けたら、そのまま通ったっていう。入社したら「営業やって」って言われちゃって…。 アーヤ:外回りだと丸ビルに居られないじゃん(笑)。 神田:そうなんだよね(笑)。私が就職したのが2008年で入社した年の冬にリーマンショックが起きたから、飛び回ってた営業の人もずっと会社にいるようになって。「じゃあ社内で何かしよう」って提案した新規事業が3Dプリンターを使った個人向けサービス。それまで個人向けは金額が小さいからやらなかったんだけど、リーマンショックの影響もあって「やってみろ」って言われて。Photo by Jun Hirayama私ずっと、田舎の狭い世界に生きづらさを感じて、ヤンキーみたいにすかして生きていたし、中学校の時にハマったL’Arc〜en〜Ciel(ラルクアンシエル)以外、夢中になったものって基本なかったんだけど、そのプロジェクトを任されてから一気にギアが入って、人生で初めて一生懸命になったんだ。毎日終電まで働いて、電車がなくなったら歩いて帰って、翌朝7時に起きてタクシーですぐ出社する…みたいな。 そんな風に4年くらい働いていくうちに転職もして「ものづくり系女子」として個人で執筆や講演の依頼をもらうようになったんだけど、転職先のボスから「お前、会社で働いているんじゃないのかよ。自分を売りすぎ」って言われてね。 会社員をしていると所属している企業や集団にとって良い回答をしないといけないじゃん。でも自分がやりたいこととかを聞かれたときに、自分が一番良いって思う回答をしたいし、自分の気持ちに嘘をつきたくはない。それで辞めちゃったんだよね。 そこから、ものづくり系女子とか3Dプリンターは、仕事ではなくて「自分ごと」にしようって決めたの。そこからアパレルプレスを経て、当時結婚2年目の夫と起業して今に至る…っていう感じかな。1日限定で、Ciftの自室を友人のファッションブランドのショールームにしたことも。Ciftで暮らし始めて、人生が楽になったアーヤ:Ciftに入ったきっかけは? 神田:もともとCiftのファウンダーであり、コンセプターであるけんちゃん(藤代 健介さんのこと)が家族みたいなものだったんだよね。Ciftの前身的なコミュニティ「PROTO(プロト)」にも私は入っていたし。夫もけんちゃんたちと会社を立ち上げているしね。▶︎コンセプター 藤代 健介さんインタビュー記事はこちらからアーヤ:Ciftに入ってみてどう? 神田:人生が楽になったよ。子育ても含めて、人生全体が楽になった。小さい頃から人並み外れて”好き放題”やるタイプで、社会人になってからもそうだったのに、ここ数年は無理していたなって、Ciftに入ってから気づいたんだよね。 アーヤ:無理? 神田:ひとつには、会社をやっていると、年単位で成長させていかないといけないし、そのための戦略や計画を立てないといけない。私、それまでは「1年後に予想もしないようなことをしていたい!」っていう性格だったから。真逆の発想というか…。 もうひとつは「いいお母さんになろう」って頑張ってた。子育てにいい環境とかもすっごく気にしてて、生まれる前から全寮制の私立中学とか調べてたくらい(笑)。子どもが産まれてから、ずっとブレーキをおろしたまま走り続けているような感覚だったんだよね。そのブレーキは世の中の“ふつう”みたいなものを内面化し過ぎたものだと思うんだけど。普通産後はこれくらい休むでしょ、とか、ふつうのママは…みたいなプレッシャー。別にそういうことを直接言われることってほとんどないし、気にしているのは自分自身でしかないんだけど。でも同じようなブレーキを、子育てという正解もないし答え合わせもしづらい営みの中で、どんなママでも、働き方を問わず、働いていなくても、感じているんじゃないかなと思うよ。アーヤ:そのブレーキから解き放たれたのはCiftでの暮らしが影響してる? 神田:Ciftに誘われた時、まだ子どもが生まれて間もなかったから、最初は迷ったんだよね。でも、けんちゃんから「子どもごとおいでよ!子どもは障壁にならないよ?」って言われて、ハッとしたんだ。未経験の子育てという一大事業への恐れを感じていたこととか、その恐れからブレーキをかけていたんだなって。だから、Ciftに入る決断をしたこと自体がひとつの解放だった。そしてCiftで暮らす日々のなかでも、解放のプロセスを実践しつづけているような感覚がある。 アーヤ:「子どもがいるから…」って遠慮してブレーキをかけることって、確かに周りのお母さんたちと接していても、結構あるような気がする。まだ1歳半の子どもさんにとっては、Ciftのメンバーってどんな存在にこれからなっていくと思う? 神田:それは私もぜひ息子にインタビューしたい(笑)。彼が名前を覚えて懐いているCiftメンバーは何人もいるし、最近は朝、共用キッチンで朝食をとるときに「だれか、いるかな?」って言いながら歩いて行ったり、保育園から夕方Ciftに帰る日は、「みんな、いるかな?」って足をぴょんぴょんさせていたりして。彼の中にもCiftでの暮らしや、Ciftの家族と紡いでいる人生が確かに存在しているんだなって。大げさかもしれないけど、胸が熱くなるよね。 まだまだ小さいけど、コミュニティの中で成長すること、そこで私や夫という親だけでなく、いろんな大人や他の子どもたちと関わって行くことが本当に楽しみ。旦那さんと息子さんとともに。Ciftでは家族揃って過ごすことも多い。今、息子は保育園に預けているけど、保育園は働く親が子供を預ける場所で、幼稚園は教育をする場所なんだよね。幼稚園だとお昼過ぎとかには終わってしまうから、子どもに「教育」を与えたいって思っても、うちみたいに共働きしている家だと幼稚園は選択できない。でもこれって、親や行政の、言ってみれば大人の都合じゃん。だから私はできるかぎり、出張でも取引先でも理解と協力をしてもらえるところには息子を連れて行くようにしてる。お勉強という意味での教育ではないけれど、結局は、周りの大人や仲間から学ぶことが、一番大きな人生の糧だと私は思うから。そういう意味でCiftも、私や夫とはまったく違うバックグラウンドの人たちが集まっているから、息子の可能性を無限大に広げられる、ある種の教育の場のようにも思っているよ。 それに、Ciftに住んでいるカップルやシングルのメンバーにとっても、子どもをもつことのシミュレーションにもなるような気がするし、今私が住んでいる部屋は、生後半年ぐらいの赤ちゃんがいる寺井 暁子(てらい あきこ)さんも一緒だけど、お互いの子どもを預け合うことで、「うわ〜2人子どもがいるのってこういう感じか!」って体感してみる機会もつくれる気がするし…いろんな可能性があるよね。 アーヤ:私もCiftで暮らすなかで、血が繋がっていない子でも、こんなに愛おしくなるんだなって知ったし、今から反抗期を迎えた時のことを想像して、泣きそうになるくらいだよ(笑)。Ciftメンバーの一人とともに、高山出張に行った際の写真家族に「完成」「定型」「正解」は存在しないアーヤ:シフトに入ってから、さおたんにとっての「家族観」って変わった? 神田:家族観は日々アップデートされるのを感じてる。…というか、自分のオリジナルの家族、両親と私と弟の「家族」はこれまでも今もよく機能しているから、家族についてこんなに意識して考えたことって今までなかった気がするんだよね。 自分が結婚して新しく作っている夫や子どもとの家族は、オリジナルの家族に比べたら、「まだまだこれから」っていう感じだけど、でも、作ろうとしている時点でできているとも言えるし。そういう絶え間無いあがきみたいなものを、今私はやろうとしているんだと思う。「完成」や「定型」、「正解」はなくて、家族であろうとする姿勢そのものが家族なんじゃないかなって、Ciftに暮らし始めてから強く思うようになったかな。 あと、拡張家族ってやっぱり革新的だと思ってる。私の結婚してからの家族、両親共働きに子ども一人って、都会にはよくいるペルソナだと思うんだけど、普通は、自宅の玄関を開けて外に出たら、自分の他に子どもが頼れたり、私たちが信頼して預けられる人って基本はいないと思うんだよね。でも、Ciftがやっている拡張家族って、玄関のドアを開けたら、そこにまた家族がいて、ドアを開けっ放しでも怖くないし、子どもも私も自由に行き来できる。その範囲をぐいぐい外に広げていきたいから、私は毎週のようにいろんな親子をとにかくCiftに招待しまくってるよ(笑)。Photo by Jun Hirayama子育ても夫婦関係も、「家族」のなかに閉じていくと、自分たちで自分たちを駆り立ててしまい、気づくと息苦しくなっていることは少なくない。共に暮らす仲間のなかに、子育ての“先輩”がいたり、逆にまったく未経験の“後輩”がいたりするなかで、「自分たちだけで背負いこむ必要はないんだ」と気付けたり、少し距離をおいて自分たちを見つめ直し、“縛られていたもの”に気づけることがあるのだろう。それは家族を「拡張」することの意義のひとつだと思う。次回の連載もお楽しみに!CiftWebsite|FacebookAyah Ai(アーヤ藍)1990年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業。ユナイテッドピープル株式会社で、環境問題や人権問題などをテーマとした、社会的メッセージ性のあるドキュメンタリー映画の配給・宣伝を約3年手掛ける。2017年春にユナイテッドピープルを卒業し、同年夏より「ソーシャル×ビジネス」をさらに掘り下げるべく、カフェ・カンパニー株式会社で精進中。
2018年02月08日