6月24日、お笑い芸人のたむらけんじ(46)と月亭方正(51)が関西のニュース番組「ミント!」(MBS毎日放送)に出演。雨上がり決死隊・宮迫博之(49)らの謹慎処分についてコメントした。発端は写真週刊誌「フライデー」が7日に「宮迫ら人気芸人が事務所を通さず、振り込め詐欺集団の忘年会に参加した」と報道したことだった。同誌の直撃に宮迫は「反社会的勢力とは知らなかった、ギャラはもらっていない」と弁明していた。だが24日、吉本興業は公式ホームページで宮迫ら11名の芸人を「本日をもって、当面の間、活動を停止し、謹慎処分とする旨を決定致しました」と発表。芸人らが否定していたギャラの受け取りについては「弊社が、複数回にわたり、該当タレントへのヒアリングや各自の記憶の整理、確認を丁寧に行った結果、(中略)、一定の金銭を受領していたことが認められました」と撤回した。たむらは宮迫が直撃を受けた3~4日後に直接話を聞いたと明かし、「『反社会的勢力だと直撃されて初めて知った』と聞いた。正直に『お金もらってしまってた。でも反社会的勢力とは知らなかった』と言っておけば、ここまで大きくはならなかったと思う」とコメント。涙を流し、こう続けた。「『お金をもらってないと嘘ついてた』ってなると、世間の皆さんは『じゃあ反社会的勢力って知ってたんじゃないですか』と、そこまで疑われてしまう。やっぱり嘘ってほころびを生む。なんで最初に言えなかったのかっていうのが、本当に悔しい」また方正は「人間嘘ついたら絶対あかん。11人をよく知っているけど、反社会的勢力と知らなかったというのは、絶対本当やと思う。嘘をついたこと、周りに迷惑をかけたことは本当に反省してほしい」と冷静にコメント。「今言うことではないですが」と前置きしつつ、「また戻ってきてほしい。先輩としてできる限り応援はしようと思っています」と語った。また、たむらは芸人と反社会的勢力の関係について「吉本はコンプライアンスの冊子を配って研修もし、定期的に楽屋にきて確認もしている。トラブルがあれば連絡できる24時間ホットラインもある。反社会的勢力だとわかっていたら絶対に仕事は受けない。いくらお金がもらえてもリスクが大きすぎる。芸人みんな行かないです」と強調した。
2019年06月24日お笑い芸人・たむらけんじ(45)が2月19日、自身のインスタグラムを更新。お笑いコンビ・和牛の水田信二(38)が生放送中に行方不明になったハプニングを明かし「休息を」と心配した。ABCテレビ『おはよう朝です』で歌謡のコメンテーターを務めるたむらは、放送終了後に「おは朝の生放送中に水田が行方不明に。捜索の結果、セットの裏で寝落ちてました」と舞台裏で腰かけたまま眠る水田の写真を投稿。「気づいた瞬間になぜか僕に抱きついてきた、可愛かったよ」としつつも、「#どんだけ働いてんねん #がんばれ #吉本さん水田に休息を」と3年連続でM-1グランプリで準優勝し、多忙を極める後輩の体調を心配した。ファンからは「たむけんさん優しい」「たむけんさんの優しさに思わず抱きついちゃったんですね」「後輩想いの優しい兄さんですね」とコメントが寄せられている。
2019年02月19日3月4日、演劇集団キャラメルボックス『鍵泥棒のメソッド』終演後に、原作映画の監督である内田けんじを迎えたトークイベント「鍵泥棒のメソッドのメリット」が開催された。初演、再演ともに出演している岡田達也司会のもと、脚本・演出の成井豊、2014年の初演に出演した多田直人、今回ゲストとして参加している久保田秀敏が登壇。5人それぞれの作品に対する思いなどが語られ、大いに盛り上がった。キャラメルボックス『鍵泥棒のメソッド』チケット情報この日に行われた公演は、キャラメルボックス31年の歴史の中でも初めての試みとなる「新人抜擢ステージ」。物語の主軸となるふたりを入団3年目の若手が演じるというチャレンジングなものだった。内田は「自分の子どもである作品が成井さんと結婚して、かわいい孫が生まれたよう。だから『何をやってもかわいい』というおじいちゃんのような気持ちで見ていました」と人一倍楽しんだ様子。それを受けて多田が「身内ながら、メンバーがみんな助け合って演じているのがいいなと思う」、岡田も「ドキュメンタリーな部分も見せていくのが劇団の強み」と話す。ゲストの久保田は「キャラメルボックスはセリフ回しがとにかく速い。最初はついていくのに必死でした」と告白すると、成井が「劇団をはじめて10年くらいは、たっぷり演技する力がないから速くなってしまっていた。それからゆっくりやってももつようになってきたけれど、今映像を見ると『遅い!』と思ってしまう」と、あえてテンポを速くして密度を上げていると明かす。『鍵泥棒のメソッド』も、初演に比べると5分ほど短縮されているという。内田が「自分が描いたキャラクターにぴったりすぎてはつまらない。自分でも『この人がやったらどうなっちゃうんだろう?』とワクワクするような人を選ぶようにしている」というキャスティングのコツを明かすと、成井がすかさず「内田さんは日本の芸能界全員の中から選べるからいいですよ! うちは劇団員の中からなんとか選ばないといけないんですから」と言い、会場はその日いちばんの爆笑に。とはいえ、成井も「わりと合っている役と、そうでもない役を交互に演じてもらうようにしている」「ベテランにこそ楽できない役を与える」と、劇団ならではのキャスティングの秘訣を語っていた。キャラメルボックスにとって、映画を原作とした舞台は初めてのこと。岡田や多田は初演時、「どうやって演じるべきか、映画を穴があくほど観ました」と振り返る。さらに多田が「行き着いた先は顔芸でした」と笑いを誘う。その顔芸は再演の畑中智行にも受け継がれているのだとか。さらに岡田が「千秋楽に向けて、ひとつでも笑いを増やしていけたら」と意欲を見せた。原作者も太鼓判をおす舞台版『鍵泥棒のメソッド』は、今後さらに面白さを増していきそうだ。東京公演は3月12日(日)まで。3月18日(土)から20日(月・祝)まで大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて上演。取材・文/釣木文恵
2017年03月06日安西慎太郎主演の舞台『幸福な職場~ここにはしあわせがつまっている~』 が、1月26日(木)に開幕する。その稽古場で、安西と作・演出のきたむらけんじに話を聞いた。舞台『幸福な職場』チケット情報本作は、劇団「東京フェスティバル」が2009年に初演し再演を重ねてきた、きたむらの代表作。全国初の心身障がい者雇用モデル工場となった日本理化学工業が初めて知的障がい者を雇用したときのエピソードをベースにしており、今作では知的障がいのある女の子・聡美のほのかな恋心という新たなエピソードが加わる。物語の舞台は昭和34年。大森(安西)は父親が病に倒れたため、急遽、チョークを製造する「蒲田理化学工業」の専務として働いていた。若造が上司になることを快く思わない久我(谷口賢志)や、大森に引き抜かれたものの作業に飽き飽きしている原田(松田凌)が働く工場には、先代に頼まれ住職(中嶋しゅう)も毎日顔を出す。そんなある日、近所の養護学校の教師(馬淵英里何)に頼み込まれ、知的障害者の聡美(前島亜美/SUPER☆GiRLS)が実習で働くことになり――。ストーリーから重い空気も想像していたが、稽古が始まってみると登場人物それぞれに奥深い魅力を感じ、心掴まれ、あっという間に物語に引き込まれた。安西は「(23歳の)僕自身より年上(28歳)で専務という役なんですけど、頑張って自分のランクを上げて年上を演じて、果たして魅力的になるんだろうかと思って。だったら若く見えたとしても会社を守る想いが強いところが見えればいいのかなって」。するときたむらは「すごく頼れる専務になってます。この感じが伝わるとお客さんもいい会社だねって物語の世界に入っていけるんじゃないかな」。稽古場では、キャストがきたむらに芝居のアイデアを出したり、台詞の背景を確認したりする姿も多く見られ、活気が溢れる。きたむらの演出について安西は「きたむらさんは役者の言葉を受け止めてくれるし、ダメ出しもどうやったらちゃんと役者の身体に入っていくかをすごく考えて話してくださる方。そこを諦めないでずっとやってくれるのでありがたいです。きたむらさんについていけば大丈夫だなって信頼させくれます」。きたむらも稽古は「順調すぎるくらい順調」と話し、「キャストの皆さんが本を深く読みこんでくれて、細かいところを丁寧に作っていくような作業をしています。コミュニケーションを取りながらいい形に向かっています」と笑顔。「安西さんの座組っていうやさしい雰囲気が出てます」(きたむら)という本作。公演は1月26日(木)から29日(日)まで、東京・世田谷パブリックシアターにて。取材・文・写真:中川實穗
2017年01月25日演劇集団キャラメルボックスの2017年第一弾公演が『鍵泥棒のメソッド』に決定した。本作は内田けんじ監督の同名映画(2012年公開)をキャラメルボックスが2014年に舞台化したもの。公演は東京と大阪で3月に開催される。キャラメルボックス『鍵泥棒のメソッド』チケット情報物語は腕利きの殺し屋・コンドウと売れない役者・桜井の人生がひょんな事から体が入れ替わり、事件に巻き込まれていく痛快アクションコメディ。キャラメルボックスにとっては、映画をそのまま舞台化するという初めての挑戦だったが、演劇ならではの手法や、舞台上で繰り広げられるスピーディな展開で初演は大成功を収めた。その人気作を来年、早くも再演。出演は畑中智行、実川貴美子、岡田達也ら劇団メンバーに加え、ゲストに文学座の石橋徹郎、若手人気俳優の久保田秀敏が決定。また、新しい試みとして「新人抜擢ステージ」を設定。入団2年目の山崎雄也と大滝真実を主演に据え、主軸が脇に回って支える未来のためのチャレンジステージを実施する。公演は3月2日(木)から12日(日)まで東京・サンシャイン劇場、3月18日(土)から20日(月・祝)まで大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて。「新人抜擢ステージ」は東京が3月4日(土)17:00と9日(木)19:00、大阪が3月19日(日)18:00の計3回。チケットは12月25日(日)発売開始。
2016年11月25日お笑いタレントのたむらけんじが主催するイベント『EVEMON GP!(エブマン グランプリ)』が1日、大阪市浪速区の朝日劇場で行われ、若手お笑いトリオ・なにわスワンキーズが優勝を果たした。同イベントは、たむらが2014年11月より毎週月曜日に行ってきたお笑いライブ『EVEMON TKF!』のファイナル。「大阪にはまだまだ名前を知られていない若手がたくさんいる」をテーマに大阪の若手芸人が多数出演し、それぞれの個性をアピールするネタを披露してきた。その集大成となる今回の『GP』には、これまでの出演者の中から観客の投票により選ばれた15組が出場。今年の『R-1ぐらんぷり』ファイナリストのおいでやす小田をはじめ、関西の新人賞レース常連の女性コンビ・尼神インター、千原ジュニアが“ブレイクしそうな芸人”と期待を寄せたことなどからお笑いファンの注目を浴びているコンビ・大自然などが火花を散らした。そんななか、なにわスワンキーズは"大阪のゴミ収集車"に情熱を燃やすおかしな男たちを描いたコントで爆笑をさらい、最高点を獲得。事前に発表されていた優勝賞金「100万円」を贈られるかと思いきや、表彰式で主催者のたむらから意外な"ネタばれ"が。「今日は4月1日、エイプリルフールですよ?」と実際の賞金は半額の「50万円」であることが明かされた。だが若手にとっては大金だけに、3人は素直に大喜び。若手からのツッコミを期待していた様子のたむらだったが、「そら『100万ちゃうやん!』ってリアクション、とりにくいわな(笑)」と苦笑していた。なにわスワンキーズは2013年結成で、こじまラテ、仲西隼平、前田龍二の3人組。吉本若手の本拠地「よしもと漫才劇場」への出演をかけたオーディションなどで腕を磨く、まだ無名に近いトリオだが「この優勝を弾みに、『キングオブコント』に出たい」と意欲を。しかし賞金の分配を巡り、「50万円を3人で等分すると1人16万6000円で2000円余る。この2000円を3人でどう分けるかが…」と頭を抱える一幕も。見かねたたむらが「そんなんで揉めるんやったら、俺がもう1000円出すわ!」と太っ腹な提案をし、「言ってみるもんですね!」と3人をさらに喜ばせていた。なお、優勝賞金はたむらをはじめ、ベテラン芸人の間寛平、フリーアナウンサーの宮根誠司らのポケットマネー。宮根はイベントの冒頭に登場し、賞金の一部をたむらに手渡しするサプライズで会場を盛り上げた。
2016年04月02日岩手県岩手郡雫石町のアトラクション施設、「けんじワールド」は、4月27日(土)~5月6日(月)まで、期間限定で営業を行う。営業時間は9時~18時(最終入場16時)まで。同施設は、最高1.5mの高波の出るプールや、1周300mの流れるプール、高低差11mのウォータースライダーなどの無料アトラクションをそろえた、ウォーターアミューズメントパークだ。水着で入れるワールプールや、エステ、レストランなどが設置。そのほか、「なめとこ山」とよばれる山の頂上から一気に滑り降りる「リバーライド」や、巨大なオカリナから水を吹き出す「渓流プール」、幼児用プールなども完備している。プール入場料金は、大人2,600円、小人1,600円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年04月25日堺雅人が主演する映画『鍵泥棒のメソッド』が15日(土)から公開されるのを前に、内田けんじ監督のティーチイン付き試写会が開催され、10~50代と幅広い年齢層が参加。撮影の裏話などが語られた。その他の写真本作は、貧乏役者・桜井(堺)が、転倒して記憶を失った伝説の殺し屋・コンドウ(香川照之)になりすましたことで、ある事件に巻き込まれていく姿を描いた作品。上映後のティーチインで、「登場人物3人のキャラが濃く、文字にもあらわれていたが、本人たちの字なのか」という質問に内田監督は、「桜井だけ、堺さん自身が書きましたね。ものすごく汚い字で一発OKだったんですよ。香川(照之)さんと広末(涼子)さんの字は書道家の方に書いていただきました。実際、広末さんの字はきれいで、メモ帳もとても細かく方なので、そのまま使わせてもらえばよかったな」と撮影での裏話を披露。また、内田監督の脚本がおもしろくて好きという参加者が「普段、どんなときにアイデアが浮かぶのか」と聞くと、「日ごろ、ノートを持って歩いてるんです。一度、持って行かずに定食屋さんに入ったら、座った瞬間にアイデアが浮かんで。水をもらった瞬間に、(テーブルにあった)アンケート用紙に一気に書き始めたら、店員さんが驚いてましたよ」と、脚本のアイデアが浮かぶ時について明かした。ティーチイン後に行なわれたアンケートでは、「堺さんの演技がすばらしく、表情豊かで引き込まれた。香川さんも、はまり役で大変よかった!」「細かい部分まで面白い。誰もが全てを納得して生きているわけではないけれど、自分の出来る範囲で一生懸命やって、それを受け入れて精一杯楽しんで生きていくことが大切だと良くわかった」「終始笑いっぱなし。堺さん、香川さん、広末さんが演じる3人の過去も未来も気になるストーリーでした」など、アツいコメントが続々と寄せられ、盛り上がりを見せたイベントとなったようだ。『鍵泥棒のメソッド』9月15日(土)よりシネクイント他 全国ロードショー
2012年09月14日連日映画ファンで賑わう第37回トロント国際映画祭にて、9月11日(現地時間)の夜、コンテンポラリー・ワールドシネマ部門に選出された内田けんじ監督の最新作であり、今週末より劇場公開となる『鍵泥棒のメソッド』が上映され、満席の会場は笑いの渦が巻き起こった。その後、現地入りした内田監督が登壇し、ファンに向けて撮影のエピソードを暴露。大盛況の舞台挨拶となった。「世界的な視野と注目すべきストーリー性をもつ作品」が選出される同部門への出品は、本作にとって名誉なことであるが、今年出品された作品の中でも群を抜いて早い段階でチケットが完売。先日ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞したキム・ギドク監督の『Pieta』(原題)やチェン・カイコー監督作『Caught in the Web』(原題)を差し置いての完売スピードの速さからもその期待値の高さがうかがえる。そしていよいよ当日、上映会場には序盤から笑いが起こり、終始笑い声に包まれての上映に。拍手が鳴り止まぬ中、内田けんじ監督が登壇した。Q&Aでは、観客から撮影エピソードについて質問があがると「キャストの演技が素晴らしく、演出しながら笑いを堪えることに必死だった」と明かした内田監督。さらに、「荒川良々が演じる工藤が小銭を掴んでパンチをするのはなぜか?」、「クッキーの缶の中に入っているお金はいくらですか?」という海外ならではの変わった質問もあったが、これに監督からは「クッキーの缶には2,000万円入っていました。本物のお金なんですよ!」と驚きのエピソードが飛び出した。ちなみに、この大金は紛失したら困るということで、撮影終了後すぐにプロデューサーが持ち帰ったとのこと。この嘘のような本当の裏話に、会場は大盛り上がりを見せた。最後に、早くも観客から「次の作品を早く観たいです。構想はありますか?」とのラブコールを受けた監督は、「頭の中には構想があるのですが、この作品がヒットしないと次の作品が作れないので応援して下さい(笑)」と援護を要請。次回作への意欲を覗かせると共に、会場を再び沸かせた。本映画祭のほかにも、マレーシア日本映画祭オープニング上映を始め12を超える海外の映画祭からオファーが相次いでいる本作。観客からは「最高でした!」、「ファンタスティック!」という大絶賛の声が最後まで監督に浴びせられていた。『鍵泥棒のメソッド』は9月15日(土)より全国にて公開。■関連作品:第37回トロント国際映画祭 [映画祭] 2012年9月6日から2012年9月16日までカナダ・トロントにて開催鍵泥棒のメソッド 2012年9月15日よりシネクイントほか全国にて公開© 2012「鍵泥棒のメソッド」製作委員会
2012年09月12日9月6日(現地時間)から開催となる第37回トロント国際映画祭からさらなる吉報!日本映画界を牽引する奇才、内田けんじ監督最新作『鍵泥棒のメソッド』がこのほど同映画祭の「コンテンポラリー・ワールド・シネマ」部門に正式出品されることが決定した。劇場デビュー作『運命じゃない人』が第58回カンヌ映画祭で喝采を浴び、世界にその名を知らしめた内田監督。騙し騙される仕掛けたっぷりのオリジナル・ストーリーと軽妙な人情劇を生み出す、類まれなる才能は国内はもとより世界各国で知られるところ。今回出品されるのは「世界的な視野と注目すべきストーリー性を持つ作品」を選出する部門であり、本年度のアカデミー賞外国語映画賞を受賞した『別離』が出品された部門でもある。昨日発表されたタナダユキ監督の最新作『ふがいない僕は空を見た』と同部門での出品となる。既に上海映画祭で最優秀脚本賞を受賞している本作は、トロント国際映画祭以外にもマレーシア日本映画祭のオープニング上映を始め、香港国際映画祭、バンクーバー国際映画祭、ハワイ国際映画祭、シドニー・メルボルン日本映画祭、フランス・パリのKINOTAYO映画祭など12を超える世界中の映画祭からオファーが殺到している注目作。「考え抜かれ、完璧に練られた構成の素晴らしい脚本」というジョバンナ・フルヴィ氏(トロント映画祭プログラマー)の太鼓判に加えて、映画評論家であり、数々の映画祭のプログラマーを務め、三池崇史や北野武など日本の監督を広く世界へ紹介したことで知られるトニー・レインズ氏からも「自分が作り出した登場人物たちをここまで愛せる監督は内田けんじ以外にいないし、それはとても素晴らしいこと。彼は複雑なプロットと鋭さの中に、登場人物たちをユーモアたっぷりに融合させ、エンターテインメント性の高い映画を作り出す。内田さんは、現代で最も先端を行く監督のうちの1人。いま一番、注目しています」と監督冥利に尽きる最大の賛辞が寄せられている。『鍵泥棒のメソッド』は9月15日(土)よりシネクイントほか全国にて公開。■関連作品:第37回トロント国際映画祭 [映画祭] 2012年9月6日から2012年9月16日までカナダ・トロントにて開催鍵泥棒のメソッド 2012年9月15日よりシネクイントほか全国にて公開© 2012「鍵泥棒のメソッド」製作委員会
2012年08月15日堺雅人が主演する内田けんじ監督の新作『鍵泥棒のメソッド』が、現地時間の9月6日(木)から開催されるトロント映画祭のコンテンポラリー・ワールドシネマ部門で上映されることが決定した。その他の写真『鍵泥棒のメソッド』は、貧乏役者・桜井(堺)が、転倒して記憶を失った伝説の殺し屋・コンドウ(香川照之)になりすましたことで、ある事件に巻き込まれていく姿を描いた作品。内田監督ならではの先の読めない展開と絶妙な笑いを盛り込んだ本作は、“世界的な視野と注目すべきストーリー性を持つ作品”をセレクションする本部門に選ばれた。トロント映画祭のプログラマー、ジョバンナ・フルヴィ氏は、「独特のキャラクタ-設定と、予想不可能な話が交差する展開は、現在の日本映画の素晴らしさを象徴しているようだ。俳優たちも素晴らしく、面白いだけでなく同時に感情に訴える演技をみせてくれる」と絶賛。また、映画評論家であり、数々の映画祭のプログラマーを務め、三池崇史や北野武など日本の監督を広く世界へ紹介したことで知られるトニー・レインズ氏も、「内田監督は複雑なプロットと鋭さの中に、登場人物たちをユーモアたっぷりに融合させ、エンターテインメント性の高い映画を作り出す。彼は、現代で最も先端を行く監督のうちのひとり。今一番、注目している」とコメントを寄せている。今年の上海映画祭では最優秀脚本賞を受賞した本作。既に、香港国際映画祭、バンクーバー国際映画祭など12を超える映画祭からオファーがきている。『鍵泥棒のメソッド』9月15日(土)よりシネクイント他 全国ロードショー
2012年08月15日6月24日(日)で閉幕した第15回上海国際映画祭にて、コンペティション部門に出品していた内田けんじ監督×堺雅人主演の最新作『鍵泥棒のメソッド』が、脚本賞を受賞!日本映画が脚本賞を受賞するのは、同映画祭史上初となる。ある日、銭湯で転倒し記憶を失った伝説の殺し屋と、一人の売れない貧乏役者、2人の男の人生が入れ替わるところから始まる予想不可能なストーリー。転倒した男の持っていた大金に目がくらみ、彼に成りすます貧乏役者・桜井に堺雅人、記憶を失い自分が桜井だと思い込んでいるコンドウに香川照之が扮するほか、役者として努力するようになるコンドウに恋をする婚活中の女性編集長・香苗に広末涼子が扮し、絶妙な笑いを生み出す。106の国と1,643の地域から集まった応募作品から選出された17作品で争われた同コンペティション部門に、日本から唯一選出された本作。オープニング・レッドカーペットでは、ジャッキー・チェンやトニー・レオンなど錚々たるアジアのトップスターが歩く中で、現地入りした堺さん、広末さん、内田監督は大歓声でもって迎えられ、舞台挨拶では200人以上のファンが駆けつけるなど、作品に対する期待の高さをうかがわせていた。今回の快挙を受け、脚本・監督を務めた内田監督は「映画の脚本は、映画が完成したときに完成するものだと思っています。この映画に参加してくれたスタッフ、キャスト全ての人に感謝しています。ありがとうございました」と感謝。緻密な計画のもと、二転三転していくストーリーが観る者を常に騙し、虜にしていく監督の作品だが、既にその脚本力はアジアで高く評価されており、前作『アフタースクール』のリメイク権に中国の映画会社2社からオファーがあり、そのうちの1社が権利を獲得、製作開発中であるほか、デビュー作『運命じゃない人』は韓国でリメイクされ『COUPLES』と言うタイトルで昨年公開されている。今回の受賞により、本作にもさらなる注目が集まることが大いに予想される。『鍵泥棒のメソッド』は9月15日(土)よりシネクイントほか全国にて公開。■関連作品:鍵泥棒のメソッド 2012年9月15日よりシネクイントほか全国にて公開© 2012「鍵泥棒のメソッド」製作委員会
2012年06月25日