約20年前の世界的大ヒットシリーズ「24-TWENTY FOUR-」を、唐沢寿明主演で日本リメイクする「24 JAPAN」。仲間由紀恵が日本初の女性総理候補を演じることでも話題の本作から、予期せず併発した大事件に翻弄される獅馬家と朝倉家の面々を演じるキャスト陣が決定した。唐沢寿明も太鼓判! 木村多江&桜田ひよりが“日本版バウアー家の妻と娘”に総理候補暗殺計画を阻止する極秘任務にあたる中、同時に自身の娘が誘拐される事件も発生し、公私共に未曾有の局面に立たされる獅堂現馬。そんな現馬の妻で、なりふり構わず娘の捜索に奔走する獅堂六花(りっか)を演じるのは木村多江。「母の強さ」と「家族を守ろうとする気持ち」、ある理由から一時は別居していた夫との繊細な関係性を、誰もが認める卓越した演技力で丹念に表現していく。さらに、近年はアクション女優としても高く評価されている木村さんが新たなアクションに挑戦する場面もあるという。また、子役時代から圧倒的な実力を発揮し、唐沢さんとも木村さんとも共演経験のある桜田ひよりが誘拐される娘・獅堂美有(みゆ)を熱演。オリジナル版がスタートしたときにはまだ生まれていなかった17歳の若き演技派が、人気キャラクター・キムの日本版という大役に真っ向から挑み、「24」の歴史に新たな風を吹き込む。唐沢さんは「木村多江さんとは気心も知れていますし、演技も人柄も信頼できる方です。ひよりちゃんも若いのにお芝居がしっかりしていて、すごく安心だな、と思いました。実を言うと、『24 JAPAN』はオリジナル版を見ている人が多い作品なので、しっかりと演技のできる方々に囲まれて作っていけたらいいな、と思っていました。そういう点でも、安心して撮影に挑むことができますね」と、確かな手応えを感じている様子。「唐沢さんの妻役ということで、とても心強く感じました」と語る木村さんは、アクションシーンについても「実は、自分が結構アクション好きだということに気づきまして…。今もしっかりとトレーニングして、『いつでもオリジナル版より激しくアクションができるぞ!』という気持ちで頑張っておりますので、“どんと来い!”です(笑)」とコメント。そして桜田さんは、「もともと『24』の大ファンだった両親が『日本版に自分の娘が出るなんて信じられない!』と、すごく喜んでくれて…!」と語り「身が引き締まりました」と言う。唐沢さんとも、木村さんとも共演経験があるだけに「すごく安心できる環境です!」とコメントした。仲間由紀恵の運命を左右する存在!? 朝倉家メンバーも決定一方、仲間さんが演じる日本初の女性総理候補・朝倉麗の家族にも、実力派キャストが集結。麗と二人三脚で政治活動に勤しむ“良き夫”・朝倉遥平(ようへい)を演じるのは、唯一無二の存在感を放ち続ける筒井道隆。そして、「3年A組-今から皆さんは、人質です-」をはじめ話題作に多数出演しきた今井悠貴が息子・朝倉夕太(ゆうた)に、2019年に「ヤヌスの鏡」で連続ドラマデビューを果たした注目株・森マリアが娘・朝倉日奈(ひな)に扮し、家族思いの一家を構築。だが、この息子と娘の存在がやがて不穏な影を落とすことに…!?幸せを絵に描いたような朝倉家は、実は“驚愕の秘密”を抱えており、総選挙を目前に控えながら“予想だにしなかった大トラブル”に巻き込まれていく!テレビ朝日開局60周年記念連続ドラマ「24 JAPAN」は10月~放送予定(全24話 ※放送枠および、放送時間は未定)。(text:cinemacafe.net)
2020年06月24日HIPHOPメディアミックスプロジェクト「Paradox Live」にて、気高き孤高の実力派4人組ユニット・The Cat’s Whiskers(ザ・キャッツウィスカーズ)が歌う「MASTER OF MUSIC」のミュージックビデオがこのほど、YouTubeにてフル尺で公開され、4人のキャラクターを演じる声優陣、花江夏樹、寺島惇太、竹内良太、林勇もコメントを寄せた。同楽曲は2020年2月12日に発売される1stCD「Paradox Live Opening Show」に収録される。「Paradox Live」は、近未来の日本を舞台に、それぞれの音楽ジャンルで人気を博す4チーム「BAE(ベイ)」「The Cat’s Whiskers」「cozmez(コズメズ)」「悪漢奴等(あかんやつら)」が、自らの音楽でNo.1を獲るためにステージバトルに挑む姿を描くHIPHOPメディアミックスプロジェクト。先だって12月9日に公開された、BAEが歌う「BaNG!!!」は公開から3日で80万回再生を突破するなど注目を集めている。このたび公開された楽曲「MASTER OF MUSIC」は、バーのオーナーで大学教授の顔も持つダンディ系ラッパー・西門直明(さいもん・なおあきら CV.竹内良太)、バーのマスターを務める強面系ラッパー・神林ヨウ平(かんばやし・ようへい CV.林 勇)、「摩訶不思議スーパーハイパー系ラッパー」を名乗る謎のバーテンダー見習い・棗リュウ(なつめ・りゅう CV.花江夏樹)、バーのホールスタッフとして働く消極的な高校生ラッパー・闇堂四季(あんどう・しき CV.寺島惇太)という、同じバーに集った異色の4人組による楽曲。ピアノサウンドをベースにしたJazzyなメロディにのせてキャラクターたちが己の心の内をラップで語る。花江夏樹はその仕上がりについて「大人っぽい色気漂う雰囲気が魅力的なカッコイイ曲です。リュウくんはかなりトリッキーな歌い方をしていて、レコーディングの時に色々なパターンを試しながら収録しました」と語り、林勇も「独特なフロウを自分なりに挑戦して、今ある全てをラップに注ぎ込みました」と、「MASTER OF MUSIC」という自信あふれるコメントを寄せている。■西門直明(さいもん・なおあきら)役:竹内良太コメント竹内もこの日を心待ちにしておりました。西門としてコトノハとして、役作りの時間を頂いてから収録致しました! コトノハとしての聞き所…冒頭でしょうか…コトノハさんから滲み出る“色気”を歌い始めから存分に出しております。堪能して下さい。そしてThe cat’s Whiskersの4人それぞれが放つ言の葉に、心が揺れて頂けたら幸いです。それぞれが抱え持つトラウマ…何なのか気になりますね…。■神林ヨウ平(かんばやし・ようへい)役:林勇コメントドラマCDストーリーのイメージと合致しつつ、メロウでdopeで、もの凄くハイクオリティなサウンドになっています。声優だと妥協はせず、直接活躍するラッパーの方に指導して頂き、独特なフロウを自分なりに挑戦して、今ある全てをラップに注ぎ込みました。ドラマCDが好きな方も、ラップを本格的にやってる方にも楽しんでもらえるような曲に仕上がったと思うので、沢山の方に聴いて頂きたいです。■棗リュウ(なつめ・りゅう)役:花江夏樹コメント大人っぽい色気漂う雰囲気が魅力的なカッコイイ曲です。その中でリュウくんはかなりトリッキーな歌い方をしていて、レコーディングの時に色々なパターンを試しながら収録しました。リュウの魅力がたっぷり詰まった感じになったと思いますので繰り返し聞いて頂けるとうれしく思います!■闇堂四季(あんどう しき)役:寺島惇太コメントTCWの楽曲はとにかくオシャレでカッコいいです。4人の個性がラップの仕方やリリックにも表れているので曲を聴けばキャラクターの事をよりわかっていただけるのではないかと思います。四季くんは常にビクビクしていて気が弱い少年ですが彼の底にある強い気持ちをラップから感じ取っていただけるとうれしいです。(C)Paradox Live2019
2019年12月16日この時代の「モテる」とは?人気インフルエンサーやCMクリエイター、アナリストなど「モテる」の秘密を敏感にキャッチしている4人による、新・モテキーワード考察。「好感度」ってどうやったら生まれるかというと、「共感」で生まれるんです。「広告にとって、好感度は大事な要素の一つです。やはり、好感を持てる人がメッセージを発信しないと、見ている人は聞いてくれませんから。そんな好感を生むものが、“共感”です。初対面の人と話すときに、例えば、同じ映画の同じシーンが好きだと、共感が生まれて盛り上がることってあるじゃないですか。そんなふうに共通の話題があると一気に距離が近づくのと同じで、『あ、一緒だ!』とか『わかるわかる!』となることが、心を掴む大事なポイントになります。では“わかる”を作るにはどうすればいいかというと、“面白い”ものである必要があって、この場合の面白いは、ファニーではなく、昔の“いとおかし”や、英語の“interesting”。カッコいいや美しい、泣ける、驚きを感じるなど、相手に興味を持たせることが大切なんです。これは人間関係においても同じで、面白いを持っていて、共感力がある人がモテているんじゃないでしょうか」(クリエイティブ・ディレクター・篠原誠さん)モテる人は自分から動く。give give giveの精神が大切!「周りでモテているのは、人を楽しませることが好きで、相手を楽しませることで自分のテンションが上がる人。ポジティブで楽しそうな空気が漂っているところに人は集まると思うんです。私自身、“give give give”の精神で、少しでも楽しんでもらえるようにインスタグラムやYouTubeの生配信をたくさんアップしています。その人の熱量は数や量に表れると思うし、多くの人が見てくれているのも、そんな気持ちが伝わっているからだと感じます」(モテクリエイター・ゆうこすさん)どこかに優しい視点がある。絡んだ人が「誰も損しない」。「コミュニケーションをとるとき、根本にある視点が優しいか意地悪なのかで、人の印象はまったく違ってくると思います。前者のタイプの場合、たとえ少しキツいことを言ったとしても、ベースに優しさがあるので相手も傷つきにくいし、損した気分にならない。そういう人のほうが、気に入られますよね」(篠原さん)「今の若い人は、他者を傷つけることなく自分を表現する傾向があります。毒舌といえども本気ではなく、“茶番毒舌”じゃないと受け入れられません」(マーケティングアナリスト・原田曜平さん)人間関係のネットワークやしがらみに囚われていない。「疲れないで生きたい、と思っている日本の若い世代は、上の世代のようにリアル世界でのしがらみに囚われていません。軽めの対人感覚を持ち、嫌な相手はスルーもしくはドロップすればいいと考える。そのような諸外国と比べても世界最先端をいくライトでスリムなコミュ力は、時代にふさわしい新たなサービスや商品を考えるうえで重宝されるはず。また、昔は偉い人に認められることで承認欲求を満たす人が多かったのですが、今は“いいね!”をもらう相手が誰なのかよりも、数多くもらえるかを重視する人が増えました。その結果、フラットでリベラルな視点を持つ人が増えているし、モテる要素の一つになっていると思います」(社会学者・栗田宣義さん)「モテたい!」を隠さない人。「これまでは、モテる女性=相手に合わせて行動するとか、ぶりっ子だというイメージがあって、なかなか『モテたい』とは言いづらい風潮があったと思うんです。でも、人に好かれたいと思うのは当然のことだから、私は『別によくない?』と思うし、モテるためのテクニックを発信しています。そうして努力をして変わるにつれ、だんだんと周りの反応が変わってポジティブな空気が生まれたし、自分自身が生きやすくなりました。モテの電波は隠さなくていいんです!」(ゆうこすさん)しのはら・まことクリエイティブ・ディレクター。auの「三太郎」シリーズや、イケメン俳優がたくさん登場して話題の花王「アタックZERO」、「UQモバイル」など、好感度の高い数々のCMを手がける。桐谷健太さんが歌う「海の声」や菅田将暉さんの「見たこともない景色」の作詞も担当した。ゆうこすさんモテクリエイター。“モテクリエイター”という肩書を作り、インフルエンサーやYouTuberとして、メイクなどモテるテクニックを発信中。紹介したコスメが完売するなど、10~20代女性を中心に絶大な影響力を誇る。最新刊に『共感SNS 丸く尖る発信で仕事を創る』(幻冬舎)。はらだ・ようへいマーケティングアナリスト。若者やメディアを中心に、次世代に関わる様々な研究を行う。「マイルドヤンキー」「さとり世代」という言葉の生みの親。TVやラジオをはじめ、メディアでも活躍中。著書に『平成トレンド史 これから日本人は何を買うのか?』(角川新書)など。くりた・のぶよし社会学者。甲南大学文学部教授。博士(社会学)。主な研究テーマは化粧美容服飾と流行。『マンガでわかる社会学』(オーム社)、『社会学(図解雑学)』(ナツメ社)など著書も多い。『新社会学研究』(新曜社)にて、「ファッション&パッション」を連載中。※『anan』2019年6月26日号より。取材、文・重信 綾©Colin Hawkins(by anan編集部)
2019年06月19日人気インフルエンサーやCMクリエイター、アナリストなど「モテる」の秘密を敏感にキャッチしている4人に聞いてみた。今どきの、誰からもモテている人や支持を集めるモノやコトに共通している定義やキーワードって、いったい何ですか…?自分の世界観を持ち、とことん追求する。「丸く尖る」オタクな人。「趣味や好きなことをとことん突き詰めるという意味で、尖っている、芯のあるオタクの人はモテると思います。“これが好き!”と発信している人や、引き出しがいろいろある人のほうが、人は話しかけやすいですよね。それに、人間関係はキャッチボールだから、いくら相手のすごいところを褒めたりアプローチしたとしても、自分に何もなければ興味を持ってもらえない。特に同性の場合は、また会いたいかといったら、難しいですよね。自分が好きなことをハッシュタグや肩書としてたくさん持つことが大切です」(モテクリエイター・ゆうこすさん)「日本人は、“愛すべきバカ”という言葉があるように、“超”とか“バカ”が付くくらいまで度が過ぎると愛しちゃうんです。『アメトーーク!』の芸人もそう。それは、『自分だとこれだな』と自らに当てはめ共感できるからだと思います。ちなみに、『アタックZERO』のCMでは、洗濯バカを描きました」(クリエイティブ・ディレクター・篠原誠さん)例えると、レーダーチャートが4点平均になる人。「今は、何か一つでも才能があれば性格がめちゃくちゃダメでも許されるとか、容姿がいい=モテるという公式が成り立たない時代。極端なものでなく、モラルがあることや、全体的なバランス感覚のよさが求められます。万人に好かれるのは、ビジュアルと内面のバランスがほどよくとれている、例えるならレーダーチャートが4点平均になるような人。セクシュアルすぎないことや、親しみやすいと思わせる愛嬌があることが大切です」(マーケティングアナリスト・原田曜平さん)努力をしている人には「愛嬌力」がある。「努力をして頑張っている人だからこその“愛嬌力”があると思うんです。そういう人は、例えば失敗をして困ったときに、『どうしよ~!助けて~』と周りを頼っても、“あの人が言うならしょうがないな~”と、手を貸してもらいやすいはず。やっぱり、普段から人に頼ってばかりいる人の『助けて』とは質が違うし、同じようには愛されないですよね。自分の足で立ち、一生懸命やっていることが伝わるからこそ、周囲の気持ちを動かすことができるのだと思います」(ゆうこすさん)今の時代、「モテる」とは「ウケる」ということ。「これまでは、“モテる”という言葉は異性に対して使い、同性にモテる意味では“ウケる”が使われてきました。でも、ここ2~3年で、若い世代では異性への“モテ”という考えはほぼ消滅し、すべてが“ウケ”になりました。その背景には、戦争もあり激動の時代だった昭和とは違って、社会が安定し、平和が求められるようになったことがあります。特に女性は同性に嫌われると致命的です。人間関係で失敗しないための策として、コミュニケーション能力、つまり“ウケる力”を磨くようになったのです。その結果、今の若い世代は人とのコミュニケーションにおけるリテラシーがどんどん高くなっているし、それが不可欠な時代だといえます」(社会学者・栗田宣義さん)ゆうこすさんモテクリエイター。“モテクリエイター”という肩書を作り、インフルエンサーやYouTuberとして、メイクなどモテるテクニックを発信中。紹介したコスメが完売するなど、10~20代女性を中心に絶大な影響力を誇る。最新刊に『共感SNS 丸く尖る発信で仕事を創る』(幻冬舎)。しのはら・まことクリエイティブ・ディレクター。auの「三太郎」シリーズや、イケメン俳優がたくさん登場して話題の花王「アタックZERO」、「UQモバイル」など、好感度の高い数々のCMを手がける。桐谷健太さんが歌う「海の声」や菅田将暉さんの「見たこともない景色」の作詞も担当した。はらだ・ようへいマーケティングアナリスト。若者やメディアを中心に、次世代に関わる様々な研究を行う。「マイルドヤンキー」「さとり世代」という言葉の生みの親。TVやラジオをはじめ、メディアでも活躍中。著書に『平成トレンド史 これから日本人は何を買うのか?』(角川新書)など。くりた・のぶよし社会学者。甲南大学文学部教授。博士(社会学)。主な研究テーマは化粧美容服飾と流行。『マンガでわかる社会学』(オーム社)、『社会学(図解雑学)』(ナツメ社)など著書も多い。『新社会学研究』(新曜社)にて、「ファッション&パッション」を連載中。※『anan』2019年6月26日号より。取材、文・重信 綾©Fernando Trabanco Fotografía(by anan編集部)
2019年06月19日Be inspired!をご覧のみなさん、こんにちは。山脇 耀平(やまわき ようへい、25歳)と申します。EVERY DENIMWebsite|Facebook|Twitter|InstagramEVERY DENIMとは2015年現役大学生兄弟が立ち上げたデニムブランド。なによりも職人さんを大切にし、瀬戸内の工場に眠る技術力を引き出しながらものづくりを行う。店舗を持たずに全国各地に自ら足を運び、ゲストハウスやコミュニティスペースを中心にデニムを販売している。All photos by Jun HirayamaText by Yohei YamawakiーBe inspired! この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!「作り手」と「買い手」に新たな価値を。前代未聞の“移動型デニム工場”の設立に挑戦する兄弟。 2017年4月に「Forbes誌が選ぶ、アジアを代表する『30歳未満』」に選出された“デニム兄弟”が日本に存在する。二人の名前は島田 舜介(しまだ しゅんすけ、1994生まれ)...
2018年01月23日2017年4月に「Forbes誌が選ぶ、アジアを代表する『30歳未満』」に選出された“デニム兄弟”が日本に存在する。二人の名前は島田 舜介(しまだ しゅんすけ、1994生まれ)と山脇 耀平(やまわき ようへい、1992生まれ)。 彼らは大好きなデニムを「つくる人」にも「つかう人」にも価値を生み出していきたいと決意し、デニムブランド「EVERY DENIM」を2015年9月に立ち上げた。そしてブランド立ち上げから1年と9ヶ月経った今、前代未聞の“移動するデニム工場”を設立しようとしている。島田 舜介(弟)と山脇 耀平(兄) ものづくりは“純粋なカッコよさ”だけではないことを知った兄弟が作った最高のデニム兵庫県で生まれ、幼少期を過ごした兄弟。小さいころからジーンズが好きで、いつも父親のお下がりを履いていた彼らは「こんなに好きで毎日履いているジーンズがつくられている現場を、いつか見てみたい」と考え、弟の舜介氏が大学進学で“国産ジーンズ発祥の地”岡山に行くことをきっかけにジーンズ工場を初めて見学。そこで見た「ものづくりの現場」に圧倒され、“純粋なカッコよさ”を多くの人に知ってもらいたいの一つの思いで、2014年12月から工場の職人さんや経営者の方を取材して、ものづくりへの想いやこだわりを発信する活動を開始した。しかし、生産現場に足を運び取材を重ねる中で、日本のものづくりの問題点に気付く。それは、国内の服作りの規模が年々縮小していることや、産業構造上思うようなものづくりができていないことなど。自分たちは、本当に情報発信だけをしていていいのか。もっと直接的に、強く力になることはできないのか。ものづくりは“純粋なカッコよさ”だけではないことを知った兄弟は、自分たちが「ものをつくる人」と「ものをつかう人」のどちらに対しても価値を生み出していきたいと決意し、2015年9月にデニムブランド「EVERY DENIM」を立ち上げた。彼らの理想は、職人さんが作っていてワクワクする様な想いのこもったデニムを生み出すことと、そのデニムを多くの人に想いを込めて永く履いてもらうことだ。今ではもう4種類のデニムを製造、販売している。EVERY DENIMの新作 4thモデル「Brilliant」 モノを長く大切にするために思いついた「新しい販売方法への挑戦」「モノを長く愛用することの楽しさをEVERY DENIMを通じて知ってほしい」と語る背景には、日本のものづくりの現場を支えたいという想いがある。その楽しさに気づくには、生産者と使用者との繋がり、自分なりの軸で選択した責任、人から贈り物をもらった時の暖かさ、製品の質の良さなど、きっかけは様々である。これらのきっかけを作るために、兄弟は特に、服の販売方法にこだわりを持っている。そのために兄弟は店舗を持たず卸売もせず、全国各地の試着販売会などでの直接販売にこだわっているのだ。試着展示会の様子 そして、そんな兄弟は今、新たな小売のカタチに挑戦しようとしている。それは移動するデニム工場”えぶり号”だ。EVERY DENIMの製品をのせ日本各地を巡り、全国にデニムを届けるキャラバンになっている。このキャラバン特徴は3つ存在する。1.工場の雰囲気を体感できる 内装のテーマは「ミニ工場」。実際にデニム工場で使用されているミシンや工具をディスプレイし、ものづくりの現場の雰囲気が体感できる。2.その場で試着、購入できるAll photos by EVERY DENIMText by Ayane KumagaiーBe inspired! この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!メインストリームに負けない。マイノリティ集団がLevi’sとDazedと社会に訴えた「多様性のかっこよさ」 アメリカの老舗のジーンズブランドのLevi’s(リーバイス)。彼らをスポンサーに、イギリスのカルチャー誌Dazed and confused (デイズドアンドコンフューズド)の...
2017年06月15日専用のポールを使って歩きをサポートする、新感覚のノルディックウォーキングと、専用ジムも増え、ハマる人続出のボルダリング。これらのスポーツの魅力について、アウトドアフィットネス協会公認インストラクターで、ノルディックウォーキングやクライミングのレッスンを担当している箭内洋平さんにお聞きました。***Q. ノルディックウォーキングとウォーキングの違いって?A. 「一番の違いは専用のポールを使うこと。ポールを使うと、腕を振って歩く習慣をつけることができます。何も意識をしない状態で歩くと腕が振れないだけでなく、視線が落ちて猫背になり、太ももだけを使って歩くことになる。その結果、太ももが局部的に太くなってしまうなんてことも考えられます。これでは痩せたい人にとっては逆効果ですよね。ノルディックウォーキングでは股関節から大股で歩くことができて、消費量が普通のウォーキングより20~30%アップするともいわれています。腕をたくさん振ることで、腕の裏側や肩甲骨まわりの背中を引き締めることもできますよ」(箭内さん)。最近ではランニングフォームの改善や、怪我をしたアスリートのリハビリとしても注目を集めるノルディックウォーキング。ブームがくる予感!?Q. ノルディックウォーキングをもっと楽しむには?A. 「ノルディックウォーキングは公園など自然の多い場所を巡ることも多いですが、街でのウォーキングもオススメ。例えばゴール地点をパン屋さんや地元野菜の直売所などに設定して、それを目指して歩くのもいいと思います。スピードを緩めたり休憩地点を設けることで強度を調節できるので、誰でも気軽に始められる。楽しく歩いて、気付いたら体力がついてるって、嬉しいですよね」Q. ボルダリングをするとどんないいことがある?A. 各地に専用ジムが増え、盛り上がりをみせるスポーツだけど、一体どんな効果があるの?「腕はもちろん、脚、背中、お腹と全身の筋肉を使うので、全身の筋力をバランスよくつけることができます。登っているだけで有酸素運動にもなるので、シェイプアップの効果も。実際に受け持った生徒さんのなかには、20kg痩せたという人がいるほど。繰り返し登っていると、今日はちょっとカラダが重いな、股関節が硬くなったかもと、自分のカラダの変化に気付くきっかけにもなります。また、ボルダリングは初めにスタートからゴールまでのルートを把握し、頭のなかで手足を置く場所をシミュレーションします。頭を介して筋肉を動かすので、考える力も養われるのが特徴ですね」Q. 初心者でもいきなり登れるもの?A. 一見難しそうに見えるボルダリングだけど、壁の角度やルートの設定によって誰でも簡単に登ることができる。「大切なのは大人の気持ちを捨てて、しゃがんだり、体重移動したり、子供が木登りをするような感覚で楽しむことですね」ちなみに各ジムには必ずレンタルシューズが用意されているため、準備するのは動きやすいウェアのみ。気軽に挑戦してみよう!◇やない・ようへいアウトドアフィットネス協会公認インストラクター。ノルディックウォーキングやクライミングのレッスンを担当している。◇UVメッシュパーカ¥2,490タンクトップ¥1,500レギンス¥1,990(以上ユニクロ)シューズ¥11,000(ニューバランス/ニューバランス ジャパンお客様相談室)◇Tシャツ¥5,900パンツ¥10,000(共にマーモット/デサントTEL:03・5979・6042)◇撮影した場所:モリパークアウトドアヴィレッジ東京都昭島市田中町610-4アウトドアヴィレッジ11:00(土・日・祝日10:00)~20:00(※飲食店など一部店舗は異なります)PLAY 9:00~22:00(土・日・祝日~21:00)共に水曜休TEL:042・541・0700※『anan』2016年4月27日号より。写真・野呂知功(TRIVAL)スタイリスト・白男川清美ヘア&メイク・AKIモデル・吉田沙世文・黒澤祐美
2016年04月24日