映画『シサㇺ』が2024年秋に全国公開される。主演は寛⼀郎。アイヌと和人との歴史を描く映画『シサㇺ』映画『シサㇺ』は、“アイヌ”と当時の本州系日本人を指す“和⼈”との歴史を描いた作品。武家に生まれた若者が、異なる⽂化や⾵習に触れ、それらを理解することによって⼰の⼈⽣を⾒つめ直してゆく⼈間ドラマとなっている。物語は、「蝦夷地(えぞち)」と呼ばれた現在の北海道を領有していた松前藩が、アイヌとの交易をおこなっていた史実を基にした。町全体が「イオル(アイヌの伝統的⽣活空間)」という考えのもと、アイヌと和⼈が共⽣してきた認識をもつ北海道⽩糠町で多くの場⾯を撮影。セット建設から撮影まで、町からの全⾯⽀援・協⼒のもと製作されている。主演は寛⼀郎、蝦夷地に向かう武家の若者役に主演は、2018年の映画『菊とギロチン』でキネマ旬報ベスト・テン新⼈俳優賞に輝き、以降も阪本順治監督の『せかいのおきく』や、北野武監督の『⾸』など、次々と話題作に出演する寛⼀郎が務める。蝦夷地に赴き、文化や風習に触れることでアイヌの持つ精神や理念に共鳴していく武家の若者を演じている。主人公・孝二郎…寛一郎松前藩藩士の息子。兄の敵討ちを誓い、蝦夷地に赴く。アイヌの文化や風習に触れることで、アイヌの精神やリネンに共鳴していくようになる。栄之助…三浦貴大孝二郎の兄。使用人の善助の不審な行動を見つけたことで、善助に殺されてしまう。善助…和田正人孝二郎が復讐を誓う敵。和人に反発心を抱くアイヌの青年…坂東龍汰複雑な事情を抱えたアイヌの女性…サヘル・ローズ孝二郎の幼なじみ…古川琴音孝二郎の母親…富田靖子孝二郎の先輩の松前藩士…緒形直人脚本・尾崎将也、監督・中尾浩之脚本を担当したのは、阿部寛主演のドラマ『結婚できない男』や朝ドラ『梅ちゃん先⽣』などを⼿掛けた尾崎将也。映画『シサㇺ』では⽇本語とアイヌ語の台詞を混在させながら、現代社会における“不寛容”が暴⼒へと繋がってゆくプロセスを丁寧に紡ぎ出している。監督は、歴史エンターテインメント番組『タイムスクープハンター』で監督・脚本を務めるなどした中尾浩之。手掛けたSF⼩説『ブルバスター』がアニメ化されるなど、その活躍は多岐にわたる。映画『シサㇺ』あらすじ江⼾時代前期、北海道南⻄部にある松前藩は、アイヌとの交易品を主な収⼊源としていた。松前藩藩⼠の息⼦・孝⼆郎(寛⼀郎)は、兄の栄之助とともに、交易で得た品を他藩に売る仕事をしていたが、ある夜、使⽤⼈・善助の不審な⾏動を⾒つけた栄之助が善助に殺されてしまう。兄の敵討ちを誓った考⼆郎は善助を追って、蝦夷地へと向かうー。【作品詳細】映画『シサㇺ』公開時期:2024年秋監督:中尾浩之脚本:尾崎将也出演:寛一郎、三浦貴大、和田正人、坂東龍汰、平野貴大、サヘル・ローズ、藤本隆宏、古川琴音、山西惇、佐々木ゆか、要潤、富田靖子、緒形直人
2024年03月29日〈アイヌ民族衣装の着用を蔑んだり、揶揄する投稿に大きな怒りを覚えると同時に、同胞の失望と悲しみを思うとき胸が張り裂ける思いです。こうした発言は、アイヌの尊厳を著しく傷つけられるものであり、強く批判の意を表します〉北海道アイヌ協会の大川勝理事は12月20日、協会のホームページで繰り返しアイヌ民族への差別的発言を行ってきた自民党の杉田水脈衆議院議員(56)に対して、上記のような怒りと悲しみを表明した。杉田氏は落選中の2016年、自身が参加した国連の女性差別撤廃委員会について記したブログ記事で、〈チマチョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場〉〈存在だけで日本国の恥さらし〉などと、在日コリアンやアイヌ民族を侮辱するような記述を行っていた。この件をめぐっては今年9月、札幌法務局が“人権侵犯”と認定したことは記憶に新しい。しかし杉田議員は、反省するどころか自身のX(旧ツイッター)で、〈人権侵犯の対象となったブログはアイヌ民族について書いたものでない。女子差別撤廃委員会に参加していた左派の活動家について書いたもの〉とまで言及。その後も、政府のアイヌ文化関連事業の関係者に対し、〈公金チューチュー〉と侮辱的な発言をしたり、〈(アイヌの)踊りを海外で踊るだけでお金が出る〉などと揶揄するネット言論人のYouTube番組を、自身のXで投稿。さらに、自身のYouTube動画でも、〈逆差別、エセ、そしてそれに伴う利権差別を利用して日本を貶める人たちがいます〉〈差別がなくなっては困る人たちと戦ってきました〉などと投稿を続けている。「〈アイヌ民族のコスプレ〉なる表現は、アイヌ民族を辱めるものであって、たんなる誹謗中傷よりも、かなり雑な“差別・偏見”だと思います」そう指摘するのは、差別問題について取材を続けているノンフィクションライターの安田浩一さんだ。「〈アイヌを名乗ればさまざまな優遇政策がある〉〈アイヌ民族なんてそもそも存在しない〉などという認識を持った人たちが一部にいますが、“アイヌ民族”が歴史的に存在していることは日本政府が認めているわけです。さらに遡れば、先住民としてアイヌ民族が差別・搾取されてきた歴史があり、それを踏まえて成立したアイヌ施策推進法などを根拠に、さまざまな支援策が実施されるのは当然のこと。にもかかわらず、アイヌ民族の存在まで否定するのは差別や偏見以外の何ものでもありません」■差別を正当化するために“特権”を生み出した杉田氏は、アイヌ協会が助成事業を不正に使用しているとして、〈公金チューチュー〉などと発言しているが、内閣府は「過去に一部、不適切な事業執行があった」とは認めたうえで、「再発防止策を講じた。現在、不正はない」と見解を示している。「そもそも、不正の問題と民族の問題は分けて語られるべきです」(安田さん、以下同)歴史的に虐げられてきたアイヌ民族への福祉政策として、生活困窮者への学費や生活に関する支援制度は存在する。しかし、それらはアイヌ民族というだけで支給されるものではなく、あくまでも困窮者への支援だ。「アイヌであるだけで、さも何か優越的な権利が自動的に発生するなんてことは存在しません。ありもしないデマを流布させることによって、アイヌに対する差別を正当化させているにすぎません。いかにして、差別を差別でないと言い張ることができるのか。そのために、“アイヌの特権”あるいは“在日コリアンの特権”というものが生まれてきた、僕はそのように思っています」大きな問題は、こうしたデマを振りまいて社会を先導しているひとりが、国会議員の杉田水脈氏であるという点だ。なぜ、議員でありながら、差別を助長する発言を続けるのか。「一定の“お客さん”がつくからでしょう。つまり、それが票に結びつくと思っている議員もいるのです。むしろ自民党が、杉田さんのような議員を利用してきたことが問題です」加えて日本では、こうした差別発言に関してなんら罰則がないことも問題だという。「2016年にヘイトスピーチ解消法が成立しました。同法ではヘイトスピーチをなくすための努力義務が設けられていますが、罰則規定はありません。罰則がないから何を言ってもいいと考えている人は議員の中にも少なからずいると感じます」マイノリティの権利を“逆差別”“特権”などと言って迫害する社会が助長されれば、やがてそれは自身の身にも降りかかってくるのだ。
2023年12月28日北海道白老温泉にあるポロト湖畔に佇む温泉旅館「界 ポロト」では、2023年4月1日から2024年2月29日の土日に、「アイヌ伝統歌『ウポポ』を奏でるひととき」を開催します。アイヌ民族の伝統音楽や歌舞は、文字や五線譜ではなく、先人から口伝いで、今日に受け継がれる「口承文芸」です。界 ポロトでは、独特の節回しや、メロディー、リズムを、伝承者から直接耳で聞いて、真似ながら学び、歌い継ぐという「口承文芸」を実体験できるプログラムを用意しました。本取り組みは、2021年より界全施設で実施している、職人・生産者など、各分野の文化の担い手と共に行うご当地文化体験「手業のひととき」の一環で行います。界 ポロトでは、2022年12月から開始しましたが、2023年4月以降も継続開催します。「手業のひととき」とは「手業のひととき」とは、地域の文化を継承する職人や作家、生産者の方々など各分野の文化の担い手に出会い、その希少な技を間近で見たり、舞台裏を知ったりできるご当地文化体験です。「界」では、ブランド発足以来、「その地域、その季節ならではのおもてなし」を提供しています。その過程で、界のスタッフは職人や作家、生産者の方々から、ご当地の文化や手仕事を教わり、その地域に一層愛着を感じるという経験を重ねてきました。その経験から「ぜひお客様にも、地域の文化を継承する職人や作家、生産者の手業に触れて欲しい」という思いを抱き、2021年より界全体で「手業のひととき」を開催しています。これまでに界全体で700名を超える利用がありました。詳細URL : [ ]{ }界 ポロトの「手業のひととき」の特徴1歌い継ぐとは?を実際に体験界 ポロト館内のロビーにある暖炉で、アイヌ文化の伝承者である髙橋志保子氏から、アイヌ民族で受け継がれてきた歌「ウポポ」を教わります。髙橋氏も先人から、歌い継ぎで教わった歌。アイヌ語の意味や、歌われてきたシーンの解説をはさみつつ、パワフルな声量と独特の節回しで、お手本が披露されます。歌の全体のイメージがわかったら、歌い継ぎは短い一節からはじめます。耳でキャッチした旋律と歌詞を、口ずさんでいくのを何度か繰り返します。コツがつかめたら、参加者同士で、合唱や輪唱にも挑戦します。手拍子にも後押しされながら、自分の声がアイヌ民族の伝統音楽に溶け合うのを楽しみます。2アイヌ口承文芸の種類や内容を深く知る座談会アイヌ文化の口承文芸で受け継がれる物語や歌には多くのジャンルがあります。代表的なのはユカラやカムイユカラ、ウポポやイフムケです。それらの口承文芸に見られる特徴や文化の背景を学びます。また、形式的な話のみにとどまらず、これまでの人生でどのように歌を伝えてきたかといった伝承者自身の歩みや今の想いといった踏み込んだお話にも耳を傾けます。参加者も自由に質問ができ、時には、着用しているアイヌ衣装や装飾品にほどこされた模様の意味合い、誂えたときのエピソードに話が及ぶなど、直接対面で、手ほどきを受けるからこそ分かる文化のありのままの姿に、触れることができます。上記の様子がわかる動画はこちらからご覧ください。[ ]{ }3宿の中や周囲で「ウポポ」の世界観に触れられる歌い継ぎを体験する前後の時間で、宿内や隣接している「ウポポイ」、ポロト湖の散策などからも文化の片鱗を感じられ、アイヌ民族の世界観への理解を深められます。特に、アイヌ民族の歌を、自分も口ずさめるようになった後は、歌に登場する場所やモノが、より一層鮮やかに目に飛び込んでくる感覚を味わうことができます。旅に出て、本物に触れたり出会ったりするからこそわかる、貴重な学びを得ることができ、充実したひとときを過ごせます。「手業のひととき」を担当する髙橋志保子氏<プロフィール>旧(財)アイヌ民族博物館、(公財)アイヌ民族文化財団で長年にわたりアイヌ文化の実践普及業務に携わってきました。特に古式舞踊、ムックリ演奏などの芸能部門に精通し、1970年日本万国博覧会における古式舞踊の演舞を始め、2007年第58回全国植樹祭(苫小牧)において天皇・皇后両陛下ご臨席の記念式典においてムックリ演奏など、国内及び海外公演に多数参加しています。また、2015年には「白老町指定無形民俗文化財伝統文化継承者」に認定され、2017年には、「(公財)アイヌ民族文化財団アイヌ文化奨励賞」を受賞しています。「手業のひととき」にご協力いただいた一般社団法人白老アイヌ協会について<協会概要>協会員の親睦や生活の向上、アイヌ文化の伝承と振興、発展などを目的に設立されました。前身の北海道ウタリ協会白老支部時代から積極的にアイヌ文化の振興に努め、北海道内で最も活発な活動を展開してきました。白老町には、国立アイヌ民族博物館を含む国立の民族共生象徴空間(ウポポイ)が開設され、アイヌ文化の復興と振興を行っています。一般社団法人白老アイヌ協会は国立の施設とも連携し、伝承者の育成や文化継承の振興を中心に、アイヌ文化の理解を広める活動にも取り組んでいます。<コメント>「一般社団法人白老アイヌ協会では、アイヌ文化が正しく理解されるよう、さまざまな取り組みを実施しています。界 ポロトとも協力体制を築き、界 ポロトの実施する事業にも全面的に協力させていただいています。その中で、この「アイヌ伝統歌『ウポポ』を奏でるひととき」にも、白老地区でもっとも優れたウポポの伝承者である髙橋志保子を派遣し、協力をさせていただいています。」「アイヌ伝統歌『ウポポ』を奏でるひととき」概要期間:2023年4月1日~2024年2月29日の土日時間:20時~21時場所:界 ポロト暖炉料金:1 名6,000円(税込、宿泊費別)定員:1日3組まで(1組2名より催行)予約:[界 ポロト公式サイト]{ }にて1週間前までに要予約モデルスケジュール<1日目>12:00ウポポイ見学展示鑑賞(基本展示室「ことば」ブース)などに口承文芸やウポポについての展示があります13:30伝統舞踊鑑賞(開催日により実施時間は異なります)15:00界 ポロトにチェックイン16:00ご当地楽「イケマと花香の魔除けづくり」17:30ご夕食20:00手業のひととき「アイヌ伝統歌『ウポポ』を奏でるひととき」<2日目>08:00ご朝食10:00ポロト湖散策(ウポポに登場する場所・モノを巡る)12:00チェックアウト「界」とは「界」は星野リゾートが全国に展開する温泉旅館ブランドです。「王道なのに、あたらしい。」をテーマに、季節の移ろいや和の趣、伝統を生かしながら現代のニーズに合わせたおもてなしを追求しています。また、その地域の伝統文化や工芸を体験する「ご当地楽」や、地域の文化に触れる客室「ご当地部屋」が特徴です。現在、全国各地に展開しており、2022年11月には、「界 玉造」が島根県・玉造温泉にて改装を経て再開業、「界 出雲」が同県・出雲ひのみさき温泉に、「界 雲仙」が長崎県・雲仙温泉に新規開業しました。[ ]{ }界 ポロト(北海道・白老温泉)コンセプトは「ポロト湖の懐にひたる、とんがり湯小屋の宿」。湖にせり出した、とんがり屋根の湯小屋が特徴的です。また、全ての客室が湖に面し、その広がりを眼前に感じることができます。まるでポロト湖の懐にひたるような一体感を感じる湯浴みが楽しめます。〒059-0902 北海道白老郡白老町若草町1-1018-94/客室数 42室[ ]{ } 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年02月15日公益財団法人アイヌ民族文化財団(所在地:北海道札幌市)は、アイヌの歴史、伝統、文化等について正しい理解と認識を深める契機とするため、2023年2月中旬より、名古屋、大阪、埼玉の3会場で、「イランカラ(プ)※テキャンペーン 見て、触って、感じるアイヌ展 ピ(リ)※カ広場」を開催します。※(プ)・(リ)は小文字イランカラ(プ)テキャンペーン 見て、触って、感じるアイヌ展 ピ(リ)カ広場今回、展示を見るだけではなく、触ったり、体験を通じて、若年層やヤングファミリー層にもアイヌの文化や歴史を理解してもらうイベントとなっています。アイヌが使用していた小刀や儀礼具などの展示のほか、ステージでは、アイヌの弦楽器・トンコリの生演奏や、アイヌ語や文化に関するトークイベントを実施します。体験コーナーとしては、民族衣装の試着やアイヌ文様のしおりづくりなど、お子様から大人まで気軽に参加できる企画もございます。また、アイヌの人々に親しまれていた野草茶・エント茶を試飲いただけるコーナーも用意いたします。また、ご来場アンケートにご協力いただいた方に、先着で、コンビニ弁当も倒さずに入れられる「オリジナルロゴ入りレジバッグ」をプレゼントいたします。なお、企画によって一部会場のみで実施するものもございます。詳しくは特設サイトをご覧ください。【イベントのポイント】(1)名古屋、大阪、埼玉の3会場で開催します。(2)アイヌの貴重な工芸品を展示します。アイヌの弦楽器・トンコリは実際に触っていただけます。(3)ステージでは、アイヌの弦楽器・トンコリの演奏や、アイヌ語やアイヌ文化に関するトークイベントを実施します。【開催概要】■タイトル「イランカラ(プ)テキャンペーン 見て、触って、感じるアイヌ展 ピ(リ)カ広場」■会場・日時名古屋会場:2月18日(土)・19日(日) 11:00~17:00KITTE名古屋・イベントスペース(名古屋市中村区名駅1丁目1番1号)大阪会場 :2月25日(土)・26日(日) 11:00~17:00なんばCITY・ガレリアコート(大阪市中央区難波5丁目1番60号)埼玉会場 :3月4日(土)・5日(日) 11:00~17:00アリオ川口・センターコート(川口市並木元町1番79号)【内容】◎【名古屋会場】【大阪会場】アイヌの人々に親しまれていた野草茶「エント茶試飲配布」*数量限定、無くなり次第終了◎【埼玉会場】アイヌ語とアイヌ文化に関する「関根摩耶さんトークイベント」出演:関根摩耶(せきね まや)さん北海道平取町二風谷生まれ。各種イベントや講演などでアイヌ文化を発信。YouTube「しとちゃんねる」運営中。(両日とも)<1回目>13:50~ <2回目>15:20~トークイベント◎【名古屋会場】【大阪会場】【埼玉会場】アイヌの弦楽器 辺泥敏弘さん「トンコリ生演奏」演奏:辺泥敏弘(ぺて としひろ)さん東京都出身。北海道釧路のアイヌにルーツを持つ。「Peteトンコリ工房」を設立し、製作・演奏活動を行う。(両日とも)【名古屋会場】【大阪会場】<1回目>12:30~ <2回目>14:00~ <3回目>15:30~【埼玉会場】<1回目>12:00~ <2回目>13:30~ <3回目>15:00~トンコリ演奏◎コンビニのお弁当も倒さずに入る オリジナルロゴ入りレジバッグ アンケートプレゼント*先着プレゼント 想定数が無くなり次第終了◎ウポポイPRキャラクター トゥレッポん登場*複数回登場いたします。◎大型モニターによるアイヌ映像放映◎民族衣装試着体験*参加料無料 先着順受付◎「アイヌ文様しおりづくり」ワークショップ*参加料無料 先着順受付◎「タイトルロゴや北海道の野生動物と一緒に写真を撮ろう」 ARフォトフレーム※ARアプリ「COCOAR」のダウンロードが必要です◎アイヌ工芸品展示アットゥ(シ)※(樹皮衣)、イタ(盆)、マキリ(小刀)など展示します。※(シ)は小文字◎民族共生象徴空間(ウポポイ)紹介コーナー【特設サイト】 ※新型コロナウイルスの感染拡大や社会情勢、荒天等により中止または延期される場合がございます。予めご了承ください。※イランカラ(プ)テキャンペーンとは、アイヌ語の挨拶「イランカラ(プ)テ」(こんにちはの意)を「北海道のおもてなし」のキーワードとして普及させ、アイヌ文化への興味・関心を抱いてもらうことを目的に2015年から展開しているキャンペーンです。【ご来場に関してのお願い】■マスクの着用をお願いします。■手指消毒をお願いします。■発熱、咳、くしゃみ、全身痛、下痢などの症状がある場合はご来場をお控えください。■飛沫感染防止の為、大声での会話はお控えください。■会場内の録音・録画はご遠慮ください。■会場内が混雑した場合、入場を制限する可能性がございます。予めご了承ください。【チラシ】チラシ表面チラシ裏面【お問い合わせ先】公益財団法人アイヌ民族文化財団所在地 : 札幌市中央区北1条西7丁目プレスト1・7電話 : 011-271-4171ホームページ: ※ホームページ内に「お問い合わせフォーム」がございます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年02月07日北海道白老温泉にあるポロト湖畔に佇む温泉旅館「界 ポロト」では、2022年12月1日から2023年3月31日の土日に「アイヌ伝統歌『ウポポ』を奏でるひととき」を開催します。アイヌ民族の伝統音楽や歌舞は、文字や五線譜ではなく、先人から口伝いで、今日に受け継がれる「口承文芸」です。界 ポロトでは、独特の節回しや、メロディー、リズムを、伝承者から直接耳で聞いて、真似ながら学び、歌い継ぐという「口承文芸」を実体験できるプログラムを用意しました。本取り組みは、2021年より界全施設で実施している、職人・生産者など、各分野の文化の担い手と共に行うご当地文化体験「手業のひととき」の一環で行います。「手業のひととき」とは「手業のひととき」とは、地域の文化を継承する職人や作家、生産者の方々など各分野の文化の担い手に出会い、その希少な技を間近で見たり、舞台裏を知ったりできるご当地文化体験です。「界」では、ブランド発足以来、「その地域、その季節ならではのおもてなし」を提供しています。その過程で、界のスタッフは職人や作家、生産者の方々から、ご当地の文化や手仕事を教わり、その地域に一層愛着を感じるという経験を重ねてきました。その経験から「ぜひお客様にも、地域の文化を継承する職人や作家、生産者の手業に触れて欲しい」という思いを抱き、2021年より界全体で「手業のひととき」を開催しています。これまでに界全体で300名を超える利用がありました。詳細URL : [ ]{ }界 ポロトの「手業のひととき」の特徴1歌い継ぐとは?を実際に体験界 ポロト館内のロビーにある暖炉で、アイヌ文化の伝承者である高橋志保子氏から、アイヌ民族で受け継がれてきた歌「ウポポ」を教わります。高橋氏も先人から、歌い継ぎで教わった歌。アイヌ語の意味や、歌われてきたシーンの解説をはさみつつ、パワフルな声量と独特の節回しで、お手本が披露されます。歌の全体のイメージがわかったら、歌い継ぎは短い一節からはじめます。耳でキャッチした旋律と歌詞を、口ずさんでいくのを何度か繰り返します。コツがつかめたら、参加者同士で、合唱や輪唱にも挑戦します。手拍子にも後押しされながら、自分の声がアイヌ民族の伝統音楽に溶け合うのを楽しみます。2アイヌ口承文芸の種類や内容を深く知る座談会アイヌ文化の口承文芸で受け継がれる物語や歌には多くのジャンルがあります。代表的なのはユカラやカムイユカラ、ウポポやイフムケです。それらの口承文芸に見られる特徴や文化の背景を学びます。また、形式的な話のみにとどまらず、これまでの人生でどのように歌を伝えてきたかといった伝承者自身の歩みや今の想いといった踏み込んだお話にも耳を傾けます。参加者も自由に質問ができ、時には、着用しているアイヌ衣装や装飾品にほどこされた模様の意味合い、誂えたときのエピソードに話が及ぶなど、直接対面で、手ほどきを受けるからこそ分かる文化のありのままの姿に、触れることができます。3宿の中や周囲で「ウポポ」の世界観に触れられる歌い継ぎを体験する前後の時間で、宿内や隣接している「ウポポイ」、ポロト湖の散策などからも文化の片鱗を感じられ、アイヌ民族の世界観への理解を深められます。特に、アイヌ民族の歌を、自分も口ずさめるようになった後は、歌に登場する場所やモノが、より一層鮮やかに目に飛び込んでくる感覚を味わうことができます。旅に出て、本物に触れたり出会ったりするからこそわかる、貴重な学びを得ることができ、充実したひとときを過ごせます。「手業のひととき」を担当する高橋志保子氏<プロフィール>旧(財)アイヌ民族博物館、(公財)アイヌ民族文化財団で長年にわたりアイヌ文化の実践普及業務に携わってきました。特に古式舞踊、ムックリ演奏などの芸能部門に精通し、1970年日本万国博覧会における古式舞踊の演舞を始め、2007年第58回全国植樹祭(苫小牧)において天皇・皇后両陛下ご臨席の記念式典においてムックリ演奏など、国内及び海外公演に多数参加しています。また、2015年には「白老町指定無形民俗文化財伝統文化継承者」に認定され、2017年には、「(公財)アイヌ民族文化財団アイヌ文化奨励賞」を受賞しています。「手業のひととき」にご協力いただいた一般社団法人白老アイヌ協会について<協会概要>協会員の親睦や生活の向上、アイヌ文化の伝承と振興、発展などを目的に設立されました。前身の北海道ウタリ協会白老支部時代から積極的にアイヌ文化の振興に努め、北海道内で最も活発な活動を展開してきました。白老町には、国立アイヌ民族博物館を含む国立の民族共生象徴空間(ウポポイ)が開設され、アイヌ文化の復興と振興を行っています。一般社団法人白老アイヌ協会は国立の施設とも連携し、伝承者の育成や文化継承の振興を中心に、アイヌ文化の理解を広める活動にも取り組んでいます。<コメント>「一般社団法人白老アイヌ協会では、アイヌ文化が正しく理解されるよう、さまざまな取り組みを実施しています。界 ポロトとも協力体制を築き、界 ポロトの実施する事業にも全面的に協力させていただいています。その中で、この「アイヌ伝統歌『ウポポ』を奏でるひととき」にも、白老地区でもっとも優れたウポポの伝承者である高橋志保子を派遣し、協力をさせていただいています。」「アイヌ伝統歌『ウポポ』を奏でるひととき」概要期間:2022年12月1日~2023年3月31日の土日時間:20時~21時場所:界 ポロト暖炉料金:1名6,000円(税込、宿泊費別)定員:1日3組まで(1組2名より催行)予約:[界 ポロト公式サイト]{ }にて1週間前までに要予約モデルスケジュール<1日目>12:00ウポポイ見学展示鑑賞(基本展示室「ことば」ブース)などに口承文芸やウポポについての展示があります13:30伝統舞踊鑑賞(開催日により実施時間は異なります)15:00界 ポロトにチェックイン16:00ご当地楽「イケマと花香の魔除けづくり」17:30ご夕食20:00手業のひととき「アイヌ伝統歌『ウポポ』を奏でるひととき」<2日目>08:00ご朝食10:00ポロト湖散策(ウポポに登場する場所・モノを巡る)12:00チェックアウト「界」とは「界」は星野リゾートが全国に展開する温泉旅館ブランドです。「王道なのに、あたらしい。」をテーマに、季節の移ろいや和の趣、伝統を生かしながら現代のニーズに合わせたおもてなしを追求しています。また、その地域の伝統文化や工芸を体験する「ご当地楽」や、地域の文化に触れる客室「ご当地部屋」が特徴です。現在、全国各地に展開しており、2022年11月には、「界 玉造」が島根県・玉造温泉にて改装を経て再開業、「界 出雲」が同県・出雲ひのみさき温泉に、「界 雲仙」が長崎県・雲仙温泉に新規開業します。[ ]{ }<星野リゾートのコロナ対策>星野リゾートでは「3密回避」と「衛生管理」の2つの対策軸を掲げ、温泉やプールのリアルタイムな混雑状況の見える化サービスや、新しいビュッフェスタイルの提供など、各施設において従来のサービスを進化させています。また、お越しいただく皆さまが安心して過ごせるような様々な滞在コンテンツを用意してまいります。※詳細内容は下記よりご確認ください。[ ]{ }界 ポロト(北海道・白老温泉)コンセプトは「ポロト湖の懐にひたる、とんがり湯小屋の宿」。湖にせり出した、とんがり屋根の湯小屋が特徴的です。また、全ての客室が湖に面し、その広がりを眼前に感じることができます。まるでポロト湖の懐にひたるような一体感を感じる湯浴みが楽しめます。〒059-0902 北海道白老郡白老町若草町1-1018-94/客室数 全42室[ ]{ } 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年11月23日株式会社ユサブル(本社:東京都中央区、代表取締役:松本 卓也)は、最新刊「アイヌのことを考えながら北海道を歩いてみた 失われたカムイ伝説とアイヌの歴史」(カベルナリア吉田著)を2022年7月14日に全国書店及びネット書店にて発売します。「アイヌのことを考えながら北海道を歩いてみた 失われたカムイ伝説とアイヌの歴史」カバー「ゴールデンカムイ」の大ヒットを受けて注目を浴びているアイヌ文化。アイヌと切り離せない北海道開拓の歴史。旅作家・カベルナリア吉田がアイヌとカムイの記憶を求めて、北海道ゆかりの地63か所をすべて自分の足でみてまわった7年がかりの旅の記録です。アイヌと北海道開拓の関係、明治以前のアイヌと和人の交流・衝突の歴史が北海道の各所に残っています。完全に観光地化された場所からアイヌが100年前にみた景色を感じられる場所まで、総点数370枚以上の写真とともに紹介しています。ここまで徹底的にアイヌゆかりの地を歩いて周った紀行本は日本初です。アイヌに興味のある方、北海道の歴史に興味のある方、北海道旅行の参考にしたい方、すべての方に手にとっていただきたい1冊です。【書籍概要】書籍名 : 「アイヌのことを考えながら北海道を歩いてみた失われたカムイ伝説とアイヌの歴史」定価 : 1,980円(税込)発売日 : 2022年7月14日版型 : 四六判並製 240p発売店 : 全国書店及びネット書店Amazonリンク: 【会社概要】商号 : 株式会社ユサブル(カブシキガイシャユサブル)代表者 : 代表取締役 松本 卓也(マツモト タクヤ)所在地 : 〒103-0014 東京都中央区日本橋蛎殻町2-13-5 美濃友ビル3FTEL : 03-3527-3669業種 : 新聞・放送・出版・広告・印刷上場先 : 未上場従業員数 : 10名未満会社URL : IR情報 : 公式ブログ: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年07月12日子どもから大人まで幅広いエキストラと、映画をサポートするボランティアスタッフ募集北海道 東川町では、現在1903年に生まれ19歳の若さで亡くなったアイヌ文化伝承者、知里幸恵(ちり・ゆきえ)さんをモデルにした映画『カムイのうた』の製作を進めています。この度、本映画に出演するエキストラを募集します。アイヌの血を引く知里幸恵さんは、文字を持たず、失われつつあったアイヌの伝統文化口承叙事詩「ユーカラ」を初めて日本語で表現した「アイヌ神謡集」を書き上げ、わずか19歳で夭逝しました。彼女の業績はアイヌ民族の人々に大きな自信と誇りを与えました。本作品は、彼女の生きた姿をモチーフとして、明治・大正期、土地や生活を奪われ衰亡の危機に瀕していたアイヌ民族の生き様や伝統・文化を雄大な北海道の自然の中に描き出す作品です。この度、以下の通り本映画に出演するエキストラを募集します。募集要項 (撮影場所:北海道内)(1)7月10日(日)@共和町8:00位〜17:00位(予備日7月12日(火))【大正時代の軍人】*男性2名(30歳〜45歳くらい)坊主になれる人(2)7月16日(土)@札幌7:00位 〜 18:00位【大正時代・女子職業学校の女学生】*女性30名(15歳〜19歳位) 髪の長さが肩以上ある方(3)7月17日(日)@夕張7:00位〜18:00位【大正時代・汽車の乗客】*男性10名(20歳以上)刈り上げの方優先*女性8名(20歳以上) 短髪NG*女児2名(7歳)*男児2名(5歳・10歳)坊主可能な方*学生男子1名(15歳〜19歳位)刈り上げできる方(4)7月18日(月) 祭日 @札幌7:00位〜18:00位【大正時代の女学生】*女性26名(15歳〜19歳)髪の長さが肩以上ある方(5)7月19日(火) @札幌7:00位〜18:00位(一部の方はもっと早く終わります)【大正時代・街の通行人】*男性11名(20歳以上)刈り上げ可能な方優先*女性4名(35歳以上)髪の長さが肩以上ある方*女学生2名(15歳〜19歳)刈り上げできる方*女児1名(5歳)*男児1名(10歳)*赤ちゃん1名(6)7月21日(木)@旭川14:00 〜 17:00位【サブ主人公の赤ちゃん】 *女の子の赤ちゃん(1歳未満)(7)7月22日(金)@札幌7:00〜17:00位【明治時代・飯場の番人】*男性3名(30歳〜45歳)刈り上げ可能な方(8)7月31日(日)@小樽7:00〜18:00位【大正時代の大学生】*男性1名(19歳〜22歳)刈り上げ可能な方・坊主の方(9)8月6日(土)@東川町7:00 〜18:00位【大正時代・上野駅の乗客】*男性13名(20代以上)刈り上げの方優先*男子学生3名(18歳〜22歳)刈り上げできる方*女性13名(20歳以上)髪の長さが肩以上ある方*女学生4名(15歳〜19歳)髪の長さが肩以上ある方*男児2名(5歳・10歳)坊主可能な方*女児2名(5歳・10歳)刈り上げできる方(10)【ボランティアさん】現在から8月半ばまで、旭川でチセ(アイヌの人の家)造りのボランティアさんを同時募集中です。期間内、1日でも大丈夫です是非ご参加ください。壁となる笹を刈ったり、その笹を壁としてとりつけていく作業となります。内容をご確認いただき下記まで申し込みお願いします。お問い合わせ・応募先制作会社:シネボイス kamuinonageki@yahoo.co.jp (助監督・桑原)090-1420-0040(助監督・桑原)修正「カムイのうた」エキストラ募集要項(株式会社シネボイス).pdf : 発表キャスト・吉田美月喜(よしだ・みづき):テル役・望月 歩(もちづき・あゆむ):一三四(ひさし)役・阿部進之介(あべ・しんのすけ):トッカラム役・島田歌穂(しまだ・かほ):エンネッコン役・加藤雅也(かとう・まさや):兼田教授役 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年06月24日北海道東川町は大雪山文化発信の一環として、川村カ子トアイヌ記念館監修のもと、アイヌ文様エコバッグを民間事業者と協力して商品化しました。本商品は、町内事業者のくりや株式会社によるプロデュースのもと、東川町オフィシャルパートナーでもある、愛知県名古屋市のアパレルメーカー・クロスプラス株式会社と協働で開発しました。2月4日より東川町内の「東川ミーツ せんとぴゅあ店」にて販売をいたします。アイヌの人々に「カムイミンタラ(=神々の遊ぶ庭)」と呼ばれて親しまれてきた旭岳を含む、大雪山国立公園を有する東川町。この自然豊かな大雪山の文化を守り、広く知ってもらうために、アイヌの人々をテーマにした映画、「カムイのなげき(仮)」を2023年に公開を目指して制作するなど、大雪山文化発信に力を入れています。その一環として、この度旭川市にある「川村カ子トアイヌ記念館」の代表を務める川村久恵氏監修のもと、アイヌ文様入りのオリジナルエコバッグを商品化。町内事業社でもあるくりや株式会社がプロデュースし、町のオフィシャルパートナーでもある婦人服アパレルメーカーのクロスプラス株式会社に制作を依頼しました。2月4日より、東川ミーツせんとぴゅあ店(東川町北町1丁目1番2号)にて販売予定です。商品概要Lサイズ 800円(税込)、Mサイズ500円(税込)ブルー/ベージュの2色展開Lサイズ(ブルー)Lサイズ(ベージュ)折りたたんでコンパクトに持ち運びができる川村カ子トアイヌ記念館大正5年(1916年)、川村イタキシロマにより開設された私設資料館が前身となる、日本最古のアイヌ文化の資料館。アイヌ民族が使った生活用具や衣装など、二代目館長の川村カ子トが多数収集したのも含め、約500点が展示されている。また、独特の文様が特徴的なアイヌ衣装の無料貸出しや、民族楽器ムックㇽの演奏、古式舞踊なども見ることができる。日本遺産構成文化財の一つである「上川アイヌに関する資料一式」を所蔵・展示。HOME of 川村カ子トアイヌ記念館公式ホームページ : くりや株式会社代表者:代表取締役社長栗岡 大介所在地:北海道上川郡東川町西町3丁目8番14号設立:2021年2月9日事業内容:事業会社の経営・自治体の運営に関する各種コンサルティングくりや株式会社 : クロスプラス株式会社愛知県名古屋市西区花の木に本社を置く、婦人服及び子供服を扱う会社。服づくりから、売場づくりまで、スタッフ200名を超える充実の企画チーム体制で、レディス・メンズ・キッズの衣料品からファッション雑貨を年間5,000万枚以上企画・生産し、専門店をはじめとした様々なチャネルへのODM・OEM販売する総合アパレルメーカー。代表者:代表取締役社長山本大寛所在地:名古屋市西区花の木3-9-13設立:1953年4月(1951年8月創業)事業内容:衣料品・服飾雑貨全般の企画製造、専門店・店舗・EC等への卸売及び百貨店等での小売クロスプラス株式会社 – CROSS PLUS : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年02月04日北海道東川町は、1903年に生まれ19歳の若さで亡くなったアイヌ文化伝承者、知里幸恵(ちり・ゆきえ)さんをモデルにした映画、「カムイのなげき(仮)」の製作を決定しました。東川町が企画し、「写真甲子園0・5秒の夏」の菅原浩志氏が監督します。本映画は、アイヌ文化と共に、大雪山国立公園を有する東川町が「大雪山文化」を次世代に伝えることを目的にしています。来年からロケをスタートし、2023年秋の公開を目指しています。古くから、神(カムイ)が宿る厳しくも美しい大自然と共存してきたアイヌ⺠族の人々。彼らは明治以降の北海道開拓に大いに貢献し、差別・迫害と戦い続けて来ました。アイヌの血を引く知里幸恵さんは失われつつあったアイヌの伝統文化(口承叙事詩“ユカㇻ”)を 日本語に訳した「アイヌ神謡集」を書き上げ、わずか 19 歳で夭逝しました。彼女の業績はアイヌ⺠族の人々に大きな自信と誇りを与えました。映画「カムイのなげき」は、彼女の生きた姿を元に、明治・大正期、土地や生活を奪われ衰亡の危機に瀕していたアイヌ⺠族の生活や伝統・文化を、雄大な北海道の自然の中に描き出す創作物語です。本作は、菅原浩志監督の前作、「写真甲子園 0.5 秒の夏」(2017 公開)に続き、北海道東川町が さまざまな機関・団体と連携して“オール北海道”で作り上げていく映画として、製作を進めます。撮影は来年2022年7月からスタートし、旭岳を中心とした東川町内だけではなく、北海道各地でも行う予定です。現在、製作費2億5千万円を集めることを目標に、東川町がふるさと納税、企業版ふるさと納税で寄付を募っています。知里幸恵さんについて知里 幸恵(ちり・ゆきえ)は、1903年(明治36年)に生まれ、1922年(大正11年)に亡くなった、北海道登別市出身のアイヌ女性です。19年という短い生涯の中で、言語学者金田一京助の協力のもと『アイヌ神謡集』を完成させ、口語伝承のアイヌの言葉を日本語に翻訳し、文字に残しました。消滅の危機に追い込まれていた、アイヌ伝統文化の復権復活へ重大な転機をもたらしたことで知られています。スタッフ監督・脚本:菅原 浩志(「ぼくらの七⽇間戦争」「写真甲子園0・5秒の夏」「早咲きの花」「ほたるの星」「北の残照」「ヌプリコロカムイノミ」)プロデューサー:作間 清子撮影:上野 彰吾美術:長 寿恵編集:時任 賢三助監督:桑原 昌英企画協⼒:写真⽂化⾸都「写真の町」北海道東川町みなさまからのご支援、お願いいたします。「カムイのなげき(仮)」の映画製作にあたり、多くの個人及び企業様の協賛をお願いいたします。本事業へのご支援につきましては、個人版ふるさと納税、企業版ふるさと納税にてご支援をお願いいたします。詳しくは、各サイトよりご参照ください。ご支援への特典映画『カムイのなげき』にご⽀援いただいた皆様には特典をご⽤意いたしております。■1,000 万円以上特設サイト:ロゴ(⼤)、映画内エンドロール:ロゴ(⼤)、ポスター:社名(⼩)、フライヤー:社名(⼩)、無料上映会放映権:10 回、DVD:100 枚(映画完成から約1年後)■500 万円以上特設サイト:ロゴ(⼤)、映画内エンドロール:ロゴ(⼤)、無料上映会放映権:3回、DVD:50 枚(映画完成から約1年後)■100 万円以上特設サイト:社名(中)、映画内エンドロール:社名(中)、無料上映会放映権:1回■30 万円以上特設サイト:社名(⼩)、映画内エンドロール:社名(⼩)法人のみなさまひがしかわ株主制度 | 東川町のまちづくりに参加しませんか : 個人のみなさまひがしかわ株主制度 | 東川町のまちづくりに参加しませんか : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年12月15日宇梶静江さん(87)は、詩人で、アイヌの解放運動の先駆者であり、俳優・宇梶剛士さん(58)の母でもある。生まれ育った北海道浦河郡では、道を歩けばはやしたてられ犬をけしかけられ、まともに学校にも行けなかった。23歳で東京に出て、アイヌ開放活動を始めてから四半世紀の間、手ごたえを得られずに苦悩していたとき、目の前に現れた「古布絵」。それは天啓だったーー。上京後は、喫茶店のウエートレスをしながら、定時制高校に通った宇梶さん。青春を謳歌しながら、どこかでこんなふうに考えていた。「もう、アイヌのことなんて忘れてしまおう」一目で同胞とわかる人とすれ違うことが何度もあった。でも、互いに目をそらすのが常だった。そして、差別のなかった夫と結婚。子宝にも恵まれる。平穏に暮らしながら、でも、静江さんのなかで「何かが違う」という違和感が募っていた。その後、「浦川恵麻」のペンネームで詩を書き始めた。「でも、内心では忸怩たる思いもあって結局ね、アイヌの詩を書けないわけ。アイヌを表現したいのに、『アイヌだ!』と言われてしまうのが怖くて書けない。そんな自分が許せなかった」35歳になったある日、静江さんは激しい頭痛とめまいに襲われる。病院へ駆け込むと、脳炎の一種「眠り病」と診断された。働きすぎや過度のストレスが原因とされる大病だ。検査を受けながら、生まれて初めて、死を意識していた。「やっぱり死んだら、先に逝ってしまった母ちゃんや姉ちゃんのもとにいきたかった。そのためにはアイヌらしい自然な形で死を迎えたい、そう思ったんだ」東京で暮らしながら、ずっと抱え込んできた違和感が、いよいよ臨界点に達しようとしていた。〈ウタリたちよ、手をつなごう〉72年2月8日、朝日新聞の家庭欄には、こんなタイトルの投稿が掲載された。「ウタリ」とはアイヌの言葉で、同胞、仲間の意味だ。その内容は、まず自らがアイヌだという告白に始まり、アイヌがさまざまな差別に苦しんできたこと、さらに首都圏に暮らす同胞に向けて、ともに語り合う場を持とうと呼びかけるものだった。そう、静江さんはついに「私はアイヌです!」と声を上げたのだ。「生きるか死ぬかという思い、それぐらいつらい公表だったよ」反響は大きかった。「私もいわれなき差別を受けてきました」「勇気ある発言に驚きました」と、多くの便りが寄せられた。しかしほとんど、和人からのもの。同胞の反応は冷ややかだった。「せっかくアイヌであることを隠し平穏に暮らしてきたのに、なぜ寝た子を起こすようなまねを!」。なかには「自分だけいい格好して、いったい何さまのつもりだ!」と怒鳴られることも。それでも、静江さんは諦めなかった。「このままではアイヌは前に進めない」と、果敢に動き続けた。 73年には「東京ウタリ会」を設立し、アイヌの権利獲得のための活動を始めた。連日、都議会に出向くなどした結果、75年、東京都で初のアイヌ実態調査が行われた。さらに都に掛け合い、職業安定所にアイヌのための職業相談員を置くことを認めてもらった。自らが相談員になって、あちこちの会社に求人の有無を聞いて歩いた。新聞へ投稿した38歳から還暦を過ぎるまでのおよそ四半世紀。成果は乏しく、彼女は悩み続けていた。95年の暮れ。静江さんは「もっとアイヌの文化を深く知らなくては」と、つてを頼って札幌へ。「あれは4月、札幌のデパートで催されたボロ布、古布の展示会を見に行って。幼いころ、よくボロ布を繕って着たりしてたから懐かしくてね。でもそこで、雷に打たれるような衝撃を受けたんです。『え、布で絵が描けるの!?』って。描きたくても紙も鉛筆もなくて地面に棒で描いていた子供時代を思い出してね。瞬間的に、幼いころから探し求めていたものが見つかったとわかったんです」すぐに作品制作に没頭した。真っ先に描いたのは、アイヌの村の守り神、見開いた真っ赤な目が特徴的なシマフクロウ。赤い目に「アイヌはここにいるよ、見えますか?」という思いを込めたのだった。以降、作品の展示と併せて「アイヌに生まれて」と題した講演活動も行ってきた。「63歳にしてカムイが古布絵に導いてくれた。本当に感謝です」「女性自身」2020年12月29日号 掲載
2020年12月21日ここ数年で「多様性」という言葉が頻繁に使われるようになっているものの、言葉だけがひとり歩きしているように感じることがあるのも事実。そこで、日本国内に存在する文化の多様性を映し出した注目作をご紹介します。それは……。海外でも話題の『アイヌモシㇼ』【映画、ときどき私】 vol. 330北海道阿寒湖畔のアイヌコタンでアイヌ民芸品店を営む母親のエミと暮らしている14歳の少年カント。アイヌ文化に触れながら育っていたが、1年前に父親を亡くしたことがきっかけとなり、アイヌの活動から距離を置いていた。アイヌコタンの中心人物で父親の友人でもあったデボは、来年には高校進学で故郷を離れることになっていたカントに、アイヌの精神や文化を教え込もうと試みる。徐々に理解を示すカントの姿に喜ぶデボは、密かに育てていた子熊の世話をカントに任せることに。しかし、実はこの子熊は“イオマンテ”と呼ばれる熊送りの儀式のために飼育していたのだった……。ニューヨーク・トライベッカ映画祭の国際コンペティション部門において、長編日本映画史上初となる審査員特別賞を受賞した本作。タイトルの『アイヌモシㇼ』とは、「神の国」という意味を持つカムイモシㇼと対をなす言葉で「人間の国」という意味があります。そこで、作品に込めた思いについて、こちらの方にお話をうかがってきました。福永壮志監督長編2作目となる本作は、国内外で注目を集める福永監督が5年もの歳月をかけて完成させた意欲作。今回は、北海道で生まれ育った監督だからこその経験や長年の海外生活で得た視点ついて語っていただきました。―アイヌという題材は繊細なことなので、批判されるかもしれないという不安が当初はあったそうですが、実際周りの反応はどうでしたか?監督最初は、各映画制作会社からはまったく興味を持ってもらえなかったですね。「おもしろいね」と言ってくれる人がいても、現実的にお金を集めて映画にするということに対して可能性を見てくれる人はなかなかいませんでした。特に、僕は俳優ではなく、現地の人に出演をお願いしようと考えていましたから。制作のパートナーを見つけることもそうですし、一時は撮れるかわからない状況に陥るほど資金集めには苦労しました。―なかなか厳しいスタートだったんですね。では、アイヌのみなさんのリアクションはいかがでしたか?監督現地に直接行ってお話を聞いてみると、過去に「アイヌのことを記事にしたい」とか「写真を撮りたい」と言った人たちのなかに失礼な態度を取った人がいたことがあり、そこに対する警戒心を抱いている方もいらっしゃいました。そんなふうに人によって反応はさまざまでしたが、きちんと作品の真意を伝えることで、ひとりずつ徐々に信用してもらっていったという感じですね。本当に、ひとつひとつの積み重ねでした。―今回は、阿寒湖のアイヌコタンに暮らすみなさんが実際に出演されていますが、説得にも時間がかかったのでしょうか?監督海外のインディペンデント作品では、俳優ではない人に出演してもらって撮ることはわりとありますが、日本ではそういった作品はまだまだ少ないので、最初はあまりわかってもらえないところもあったと思います。でも、「アイヌの役をアイヌの人で撮ることに意味があるんだ」という僕の思いを伝えて、理解してもらうことができました。内面の下地があるおもしろい子だと感じた―その結果、アイヌの方々のいまがリアルに映し出されていたと思いますが、なかでも初めての演技にして見事な存在感を放っている主演の下倉幹人くんが素晴らしかったです。彼との出会いについて教えていただけますか?監督はじめは彼のお母さんであり、本作に母親役でも出演している下倉絵美さんと知り合い、阿寒湖へ行くたびに幹人くんとも会っていました。そのときから口数は少ないけど、考えていることや感じていることはたくさんあって、内面の下地がすごくある子なんじゃないかなと。幹人くんは特に目が印象的なんですが、それはきっと彼の繊細で感受性豊かな心の表れなんだろうと思います。―ということは、幹人くんありきでこの脚本を書かれたところもありましたか?監督実は、最初に脚本を書いていたときの主人公は青年だったんです。それを途中で少年の設定を変えたんですが、そのときにこの役は幹人くんしかいないなと。そこから彼と遊んだり、話をしたりするなかで距離を縮めていきました。カメラの前で彼がどれだけ自然な状態でいられるかを最優先事項にしていたので、それを基準にすべてを決めていきましたし、スタッフの人数も最小限で撮影しています。―そのなかで新聞記者役と先生役だけは、リリー・フランキーさんと女優の三浦透子さんを起用されています。このキャスティングの意図を教えてください。監督観光客の役などは釧路の市民劇団の方々にお願いしたんですが、この2つの役に関しては、“外からの視点”を持ちながら中の人間と接するという少し違う役割があったので、そこで求められているものを表現できるのはプロの役者さんしかいないと思い、おふたりにお願いしました。役者ではない人たちのなかにスッと入り込むのは簡単なことではありませんが、おふたりとも現地の方々との距離を縮めながら自然に演じてくださったので、適役だったと思っています。アイヌと距離があることはもったいないこと―監督は北海道のご出身ですが、「アイヌ」という言葉をタブーのように感じながら思春期を過ごしたとか。北海道の方々にとってもアイヌは、近いようで遠い存在なのでしょうか?監督そうですね。地域差もあるとは思いますが、僕が学生時代だったころは、“聞きたくても聞いてはいけないこと”のような印象があり、距離がありました。ただ、いまでは学校でもアイヌのことについてももう少しきちんと取り上げていると聞きましたし、マンガや国立博物館もできたりして、最近は「アイヌ」という言葉を聞く機会が以前に比べると増えているとは思います。―この作品を作る過程でさまざまなリサーチもされたと思いますが、ご自身が抱いていたアイヌに対するイメージは大きく変わりましたか?監督それはだいぶ変わりましたね。少なからず、前は彼らの現実の姿とは違うイメージをどこかで持っていたとは思うので。でも、そういった先入観はこの作品の制作を通して、なくなりました。これまではいろいろな理由からアイヌに対して距離がありましたが、それはなんてもったいないことなんだろうと感じましたし、本当にたくさんのことを学ぶことができました。とはいえ、知った気になってしまってはいけないと思いますし、映画に出演していただいたみなさんとの関係性もできたので、アイヌのことはこれからも少しずつ学び続けたいと思っています。何も知らずに来てしまったことに気づかされた―そのなかでも、新たに得た気づきとは何ですか?監督まずは自分の文化やルーツとどう向き合うかという葛藤や悩みは、誰にでも共通して言えることなのではないかということですね。ただ、アイヌの場合は他の多くの民族に対して人数が少ないので、「自分がやらないとその文化がなくなっていってしまう」という危機感の感じ方は違うと思います。それに比べると、アイヌ以外の日本人である僕たち和人(わじん)はたとえ着物の着方を知らなくても、能や歌舞伎といった伝統芸能ができなくても、それを継承している人が他にいるということがわかっていて、そういった危機感を感じることはなかなかないですから。―確かにそうですね。監督がアイヌを撮りたいと思われたのは、アメリカに渡ったあと、ネイティブアメリカンについて興味を持たれたときだそうですが、アメリカ人とネイティブアメリカンとの関係性に惹かれるものがあったのでしょうか?監督まずアメリカではネイティブアメリカンの存在がもっと身近にあり、そもそも彼らの土地を奪っていまの自分たちがいるという認識がしっかりとあるのを感じました。アメリカ人のネイティブアメリカンに対する向き合い方や意識の高さは、日本におけるアイヌの状況とはまったく違うんだなと。そして、ネイティブアメリカンの精神世界や考え方について興味を持つうちに、自分が生まれ育った北海道にも先住民のアイヌがいるのに、何も知らずに来てしまったことにもふと気づかされ、恥ずかしいと思いました。そこで、もっとアイヌのことを学びたいと思いましたし、これまでアイヌについてきちんと撮られた映画がなかったので、アイヌの人がアイヌを演じる映画を作ることに意味があると感じて、いつか作りたいと考えるようになりました。自分が経験したマイノリティの差別が作品に繋がっている―アメリカに行ったことで、日本人とアイヌのことやご自身のことについて改めて考えるきっかけになったんですね。監督そうですね。もし、アメリカに行っていなかったら、この作品は撮っていなかったかもしれません。去年日本に拠点を移すまで、16年間向こうで活動していましたが、そのなかでアジア人としてマイノリティであることでの差別や偏見を受けたこともありました。そういった経験を通して感じた気持ちや憤りが、1本目の『リベリアの白い血』でも今回の作品でもマイノリティを題材に選ぶということに通じていると感じています。―なるほど。そういったご自身の経験が作品の根底と繋がっているんですね。監督僕は普遍的な人の姿や本質をきちんと描いた作品なら、観る人のバックグラウンドに関係なく感動を与えられると思っています。そうすることで差別や偏見をなくすことにも繋がるのではないかなと考えていて、それはなぜかというと、登場人物に感情移入して映画を鑑賞する体験は思いやりの気持ちを育むと思うからです。僕自身、自分とは全く違う世界の物語なのに感動できる作品に触れてきたので、今度は逆の立場から映画を通じてそういうことが少しでもできたらいいなと願っています。―それでは、いままであまり身近なことと受け止めてこなかったアイヌ以外の日本人が、これからアイヌの方々とどのように向き合えばいいのか、ご意見をお聞かせください。監督やはりまだまだ歴史認識が浅いと思うので、まずはアイヌの土地を奪っていまがあるということを理解し、それを心にとどめたうえで一緒に何ができるかを考える必要があるのかなと思っています。いまアイヌの人たちが置かれている現状を変えようとしたときに、彼らだけでは解決できない問題も多いと思うので、僕たち和人も一緒に向き合っていけたらと。だからといって「政治活動をしましょう」とかといったことではなく、日本の問題のひとつとして身近に考えてほしいということを伝えたいです。知ったうえで何をするかは個人の選択なので、まずは知ることから始めるのが大事だと思っています。知られざるアイヌの世界に触れる!これまで教科書やニュースのなかでしか目にすることがなく、どこか遠いものとしてとらえられていたアイヌ。彼らの多様性に満ちた文化や自然の美しさ、そして「アイデンティティとは何か?」に触れることで、同じ日本人として守るべきものの大切さに気づかされるはずです。まずは、この作品で“知る”という一歩を踏み出してみては?琴線に触れる予告編はこちら!作品情報『アイヌモシㇼ』10月17日(土)より、渋谷ユーロスペースほか全国順次公開配給:太秦©AINU MOSIR LLC/Booster Project
2020年10月16日自然×アイヌ文化×デジタルアートの体験型観光として誕生した、「阿寒湖の森ナイトウォークKAMUY LUMINA(カムイルミナ)」が2019年7月5日(金)、北海道・釧路市の阿寒湖畔に誕生しました。「阿寒湖の森ナイトウォークKAMUY LUMINA(カムイルミナ)」とは?Moment Factory社がその土地の文化と自然をもとに創り上げる、体験型観光コンテンツ「ルミナ・ナイトウォーク」シリーズの世界10作目となるのが、この「阿寒湖の森ナイトウォークKAMUY LUMINA(カムイルミナ)」です。この「カムイルミナ」はアイヌの人々との共同制作によって創りあげられた、体験型ネイチャーデジタルアートです。この体験では、夜の阿寒摩周国立公園の森を、アイヌ文化がもとになったストーリーを歩きながら楽しむことができます。「KAMUY LUMINA(カムイルミナ)」の舞台舞台は、北海道・釧路市「阿寒摩周国立公園」。日本一酸素濃度が高い地として知られており、アイヌ文化とともに成長してきた歴史を持つ、重要な土地。このコースは夜だけでなく日中も歩いて楽しむことができます。夜とは違った神秘さを体験してみるのもアリかも…?「KAMUYLUMINA(カムイルミナ)」オリジナルストーリーアイヌの世界では動物に対する、大切な儀式や作法が存在します。それをないがしろにした人間たちにアイヌの神である、カムイは怒り、人間界と隔絶してしまいました。しかし、村の守り神のシマフクロウは、人間たちにチャンスを与えるために小鳥のカケスにカムイへの伝言を頼みます。しかし、カケスは森一番の歌声を持ちながら、リズム感が全くないのです。人間たちの助けがなければカムイに伝言を届けることができません。さぁ、皆さんでカケスのサポートをしながら神秘の森の冒険を始めましょう。「KAMUY LUMINA(カムイルミナ)」コース紹介森の入り口~ENTER THE FOREST~この森の入り口で、冒険の道しるべとなる「リズムスティック」を手にします。この「リズムスティック」はアイヌの杖をモチーフに作られており、暗い夜の道を照らし、リズムを刻む、大切なアイテムとなっています。ゾーン1「守り神~THE PROTECTOR~」ここでは、村の守り神のシマフクロウが登場し、飢饉が訪れた人間界をカムイに救ってもらうために、カムイにメッセージを届ける使者を探しています。ゾーン4「マリモのメッセージ」このエリアに到着すると、まず目に入るのが阿寒湖の天然記念物、「マリモ」です。この湖のほとりのマリモの森から、茂みの間を覗くとそこには神秘に満ちた、月明かりと満天の星空が参加者を包み込みます。ゾーン5「カムイの世界~LAND OF THE KAMUY~」いよいよ、カムイの世界に近づいてきた参加者たち。次第に辺りは幻想的な空間に包まれ、人間界を離れていくのがわかります。「リズムスティック」を頼りに奥へ奥へと進みましょう。ゾーン6「警告~A WARNING~」エネルギーのホットスポットと呼ばれる、泥火山の「ボッケ」のエリアに、カムイからの警告が響き渡ります。「ボッケ」の硫黄臭が嗅覚を刺激し、究極の没入感を演出しています。ゾーン7「リズムにのせて~A COLLECTIVE RHYTHM~」カムイの教えを心に刻み、進んでいくとその先にはフクロウが。カムイの教えを伝え、動物たちの魂を人間界に戻すために、リズムスティックを使い、返事をリズムで刻みましょう。ゾーン8「フクロウのもとへ~THE RETURN~」ついに、隔絶されていた動物たちの魂はこの世界に戻り、元の自然を取り戻すことに成功しました。またいつの日か、フクロウに会える日を楽しみにし、お別れへ…「KAMUY LUMINA(カムイルミナ)」開催概要【開催期間】2019年7月5日(金)~2019年11月10日(日)*冬季は積雪のため休業し、翌春より再オープン(2020年は5月下旬~11月上旬開催予定)【開催時間】7月19:30~22:30|8月19:00~22:30|9月18:00~22:30|10月17:30~22:30 | 11月17:00-21:30(予定)*日没30分後からのスタートのため、日毎に若干の時間変動があります。【会場】阿寒摩周国立公園内阿寒湖温泉ボッケの森遊歩道【スタート地点】阿寒観光汽船「マリモの里桟橋」北海道釧路市阿寒町阿寒湖温泉1丁目5-20*阿寒湖温泉街、阿寒バスターミナルより徒歩約5分【所要時間】約45分(歩行距離 約1.2 km)【諸注意事項】◆ 雨天決行(荒天の場合は中止とすることがあります。)コース内での傘の使用は不可(チケットブースでレインコートを販売しています。)◆ 舗装されていない森の中の遊歩道を歩くため、スニーカーなど歩きやすい靴でご参加ください。◆ 写真撮影は可能ですが、フラッシュの使用は禁止となります。「KAMUY LUMINA(カムイルミナ)」入場料大人(中学生以上) 前売2,700円|当日3,000円子供(小学生) 前売1,350円|当日1,500円※未就学児は無料、障がい者優待料金あり予約・購入先・KAMUY LUMINA公式サイト()での事前購入・KAMUY LUMINAチケットブース・阿寒湖地区各ホテルのフロントイベント情報イベント名:阿寒湖の森ナイトウォークKAMUY LUMINA(カムイルミナ)催行期間:2019年07月05日 〜 2019年11月10日住所:北海道釧路市阿寒町阿寒湖温泉1丁目5-20
2019年07月24日北海道白老郡白老町のアイヌ民族博物館で、アイヌの儀式「チュプカムイノミ」が開催される。日時は6月1日(土)9時~9時30分まで。入場料は、大人750円、高校生550円、中学生450円、小学生300円。同儀式では、ポロチセ(伝統家屋)を会場に、村人の健康を自然の神々に祈願する。自然神をあがめるアイヌならではのもので、”チュプ”は太陽を、”カムイ”は神を、”ノミ”は儀式を意味するという。そのほか、同館では「ポロトの週末」と題して、各種イベントを開催。「湖畔のキッチン」では、伝統的なアイヌ料理を湖畔に設置されたキッチンで調理して味わえるという。また、アイヌ伝統楽器トンコリの音色を楽しめる「ポロト湖の響き」、アイヌの祭礼、世界観について語る「エカシとの語らい」なども実施する。同館は、建物の名称や儀式名、楽器名など、聞きなれないアイヌの言葉があふれている。良く使われる言葉には、「イランカラプテ=こんにちは」、「イヤイライケレ=ありがとう」、「チェプ=魚」、「チカプ=鳥」、「エカシ=長老」、「スイウヌカラアンロー=また会いましょう」などがあるとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年05月30日