「子どもを預けたい」そんなとき選べるサービスは、今やひとつではありません。どんなシーンで、どのように預けたいのか、都合に合わせてさまざまな選択肢から選べる時代となりました。今回は多様化する子どもの預かりサービス3つに注目! その内容や特徴、費用についてご紹介していきましょう。■ベビーシッターは東京都で約450人! 業界最安値の「キッズライン」キッズラインは0~15歳までを対象に、当日予約もできるオンラインベビーシッターサービスです。「1時間1,000円から」の業界最安値を売りにしているので家計にも大助かりですが、サポーターと呼ばれるベビーシッターは身元・経歴確認の後、面談と徹底した研修をクリアした人だけが登録されているので「安かろう悪かろう」なんて心配もいりません。「いいな」と思うサポーターをプロフィールやレビューから選んで依頼し、直接メッセージのやりとりができるので「どんな人なのかな?」「うちの子を預けて大丈夫かな?」という不安も事前に解消しやすいのがメリット。都内では約450人、神奈川でも約200人と登録数が多いのも魅力です。病児保育にも利用できますが、サポーターにより症状の対応範囲が異なったり、原則、通院後の依頼をすすめているなどの記載もあるので利用の前に確認してみるといいですね。■プチ兄弟姉妹体験もできちゃう!? 子育てはシェア「アズママ」ご近所さんや子どもと同じ園・学校に通うママなど、友だちや知り合いと送迎・託児をサポートしあえるサービスが、アズママです。登録者数はすでに約5万人(2017年6月1日現在)!「子育てはシェアする」という発想のもとに生まれたアズママはご近所付き合いの活性化にもなり、親とは違う大人、自分の家とは異なる家庭環境を知ることができるので子どもにとって学びの場にもなるよう。子どもを預かってもらった人からは「自宅の別室でみてくれて安心。慣れてきたら図書館や公園に連れていってくれた」、預かった人からは「友人の子どもを預かることに。わが子は預かった子のマネをしてコップ飲みができるようになった」など、想像以上のメリットを感じている人が多くいました。登録料・手数料は無料。預かり費用は1時間500円~とルールはあるものの、互いの相談のうえ決めることができるようです。■子育てインターンを応援! 学生に預ける「スリール」子どもを預けるという意味で注目のサービスがスリールです。スリールではまず「受け入れ家庭」として登録することから始まります。誰を受け入れるのか… というと学生! 将来なりたい自分になるためのインターン活動として家庭での子育てを体験する学生に協力する、という珍しい保育形態となっています。保育の対象は2歳~小学3年生までで、学生のため平日の保育時間はおもに夕方以降が中心となるよう。期間は4ヶ月間で、毎回同じ学生が2人1組で受け入れ家庭のもとを訪れ、真剣に楽しみながら子どもをみてくれます。登録に5,000円、コミュニティー参加費として35,000~45,000円(月6回18時間程度の保育費)などの費用がかかります。また、受け入れ家庭では学生たちの進路相談や、仕事と育児の両立に関する不安などの相談にのることもあります。子育て家庭の代表であり、社会にでて働く先輩でもある私たちの言葉は、学生たちの心に響くものがきっとあるはず。受け入れ家庭は学生たちの背中をそっと後押しする大事な役目も担っているようです。こうした試みは、親にとっても子育てを通して他者とのつながりをもち、視野を広げるためのいい機会となってくれそうです。子どもを誰かにみてもらうサービスは多様化しています。身内以外の人にさまざまな形態で関わることで子ども自身の学びとなり、親もまた新たな気づきと成長を得られるのかもしれませんね。<参考サイト>・ キッズライン ・ アズママ ・ スリール
2017年07月12日