昨年12月15日(金)より公開され、週末興行ランキング4週連続No.1となる大ヒットとなっている『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』。国内興行収入は60億円、観客動員数は400万人を突破し、日本中にSW旋風を巻き起こしている本作から、世界各国で撮影されたロケ地の舞台裏が明かされる特別映像が公開となった。「スター・ウォーズ」のロケ地といえば、映画の公開とともに注目を集め、ファンたちが“聖地巡礼”として詰めかける人気スポットとして話題となる。例えば、『エピソード4/新たなる希望』などに登場した惑星タトゥイーン。そのロケ地となったチュニジアのマトマタには、ルークが生まれ育った家などがそのまま残されており、世界中からファンが押し寄せる人気スポットになっている。そして本作でも「スター・ウォーズ」ならではの印象的な惑星が登場する。メガホンを取ったライアン・ジョンソン監督は「スター・ウォーズ」の世界を作り上げるため、「まず話し合うのはシリーズの世界観をどう描くか」だと語り、撮影は1日おきに新しいロケ地へ移りながら行われたと話す。■マーク・ハミルがカメオ出演する“カント・バイト”特に注目は、本作の中でもひときわ美しく、たくさんのクリーチャーやキラキラした世界が描かれる惑星カントニカの都市カント・バイト。この惑星は、ストームトルーパーの脱走兵フィン(ジョン・ボイエガ)と新キャラクターのローズ(ケリー・マリー・トラン)が訪れる場所で、きらびやかで豪華なカジノが登場する。マーク・ハミルがBB-8にコインを入れまくる酔っ払ったエイリアンとしてカメオ出演している、と報道でも話題となっているこのカジノ。ロケ地となったのはクロアチアのドブロブニク。そこで撮影されたのはカーチェイスのシーンだ。監督が「街路でスピ―ダーを破壊したときは、すごい映像になると確信したよ」と言う通り、車が宙に舞うように破壊される中、美しい街並みをフィンとローズが駆け抜けていくシーンは圧巻。一瞬も目が離せないハラハラドキドキのシーンとなっている。実はライアン監督は以前、ドブロブニクを過去に訪れたことがあったそうで「小ぢんまりとしていて城壁があり、要塞都市的なところで、カント・バイトの街並みの撮影には完璧だった。地球上で最も美しい街のひとつだよ」と大のお気に入りの様子。新3部作の監督にも決まっているライアン監督が一度訪れた国をロケ地に選んでいるということは、本作のプロモーションだけで2回も訪れている日本が、「スター・ウォーズ」のロケ地となる可能性も…?いつもカメラを持ち歩きシャッターを切っていたライアン監督だけに期待していたい。■壮絶なクライマックス!白と赤の惑星クレイト惑星クレイト、カイロ・レン(アダム・ドライバー)率いるファースト・オーダーとレジスタンスが繰り広げる、ラスト近くの壮絶な戦闘シーンが撮影されたのは、ボリビアのウユニ塩湖だ。戦闘機が地面近くで飛ぶと、地面が“赤く”染まり、とても美しく印象的な戦闘シーンが描かれている。ファースト・オーダーがレジスタンスを追い詰め、レイア(キャリー・フィッシャー)やポー・ダメロン(オスカー・アイザック)たちは必死に抵抗しようとするが…。手に汗握る戦闘シーンを“赤”のアクセントがビジュアル的にもさらに盛り上げ、決死の展開が繰り広げられる。これまでの「スター・ウォ-ズ」でも見たことのない、美しくも象徴的な戦闘シーンに注目だ。■ルークが身を隠していた惑星オクトー!あのポーグの生息地伝説のジェダイ騎士ルーク・スカイウォーカーが身を隠していたオクトーのロケ地となったのは、世界遺産にも登録されているアイルランドのスケリッグ・マイケルだ。前作『フォースの覚醒』のラストシーンで、ルークとレイが出会った場所でもあり、キュートな可愛さで世界中で大人気となっているポーグが棲む島でもある。ここでの撮影期間は2日間だったが、高い崖の上から腕木を湾に張り出させ、ルークが住んでいる家を実際に作り上げるという驚異的な撮影を行った。マーク・ハミルは360度海に囲まれた美しい島からの景色に、「初めて見る景色だ。魔法にかけられたように別世界に入り込んでしまう」と絶賛。レイを演じたデイジー・リドリーは「また来られて嬉しいわ」と言いながらも、ルークがふり返るとフォースに圧倒されたかのように、よろけてしまう可愛らしいNGシーンも。この惑星オクトーでルークとレイにどんな展開が待ち受けているのかは本作の重要ポイント。ライアン監督はこうした様々なロケ地での撮影について「この映画を見るとすべてがリアルな世界に根差しているという感覚が伝わってくるんだ。『スター・ウォーズ』の世界を定義する上で大きな位置を占めているのは、手を伸ばせば触れられそうだと感じられることだよ」と、リアルな感覚を追求して作り上げたことを自信を込めて語っている。『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2018年01月12日アダム エ ロペ(ADAM ET ROPÉ)とエドウイン(EDWIN)の女性向けデニムブランド「サムシング(SOMETHING)」による「サムシング フォー アダム エ ロペ(SOMETHING for ADAM ET ROPÉ)」より新作アイテムが登場。2018年1月9日(火)より順次発売される。「サムシング フォー アダム エ ロペ」2018年初リリースとなる第1弾は、大きく広がった裾がポイントのデニムパンツ「フレンチヌーボーフレア」だ。フレンチヌーボーの特徴であるダブルフロントやハイウエストといったポイントはそのままに、ワイドなシルエットにチェンジして、90年代のエッセンス纏ったモデルへとアップデートさせた。カラーはワンウォッシュ、ユーズドブルー、アイボリーと3タイプを用意。気分や装いに応じて様々なコーディネートが楽しめそうだ。続く1月31日(水)より発売となる「フレンチヌーボーデニムジャケット」は、ボーイッシュなサイジングに仕立てた、ゆったりとしたシルエットのアウター。ボトムス同様にワンウォッシュ、ユーズドブルー、アイボリーと3色揃うので、セットアップで合わせたり、あえて違う色味にチェンジしたり、着こなしのアレンジが楽しめる。【アイテム詳細】「サムシング フォー アダム エ ロペ(SOMETHING for ADAM ET ROPÉ)」2018年春夏・フレンチヌーボーフレア 12,000円+税発売日:2018年1月9日(火)カラー:ワンウォッシュ、ユーズドブルー、アイボリーサイズ:25インチ、26インチ、27インチ・フレンチヌーボーデニムジャケット 19,000円+税発売日:1月31日(水)カラー:ワンウォッシュ、ユーズドブルー、アイボリーサイズ:フリー
2018年01月08日2017年公開された映画作品の中でシネマカフェライターが選ぶNo.1をご紹介!黒豆直樹:『マンチェスター・バイ・ザ・シー』喪失や心の傷を癒すでも乗り越えるでもなく、痛みを抱えたまま、それでも生きていく主人公の姿を丁寧に、丁寧に、誠実に描いた名作! 年末年始、同じ面々ばかりのバラエティに疲れたらぜひ。『マンチェスター・バイ・ザ・シー』(C) 2016 K Films Manchester LLC. All Rights Reserved.内田涼:『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』夏のLA取材から追いかけ続けた『SW最後のジェダイ』も最高ですが、応援の意味も込めて傑作アニメ『KUBO』をイチ推し。日本の伝統文化と西洋ファンタジーの融合、そして家族の絆を描く内容が感動的…という意味では、とってもSW的な作品でもあります。『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』(C) 2016 TWO STRINGS, LLC. All Rights Reserved.赤山恭子:『夜は短し歩けよ乙女』自分の中のアニメーションの概念を変えてくれた作品。お酒を呑む場の愉しさや、フワフワした気持ち、果てしなく続くような夜のときめく予感を、あらゆる手法で散りばめてくれた。スクリーンで観るのも最高だが、深夜にワインをやりながら観るのに適した、神がかった1本。『夜は短し歩けよ乙女』(C) 森見登美彦・KADOKAWA/ナカメの会新谷里映:『女神の見えざる手』ジェシカ・チャステインの演じるロビイスト、エリザベスのプロフェッショナルな姿に惚れました。敵にも味方にもしたくない女性だと言われていますが、エリザベスの強さ、逞しさ、潔さ、仕事に生きると決めた女の生き様、格好良かった!『女神の見えざる手』(C) 2016 EUROPACORP ー FRANCE 2 CINEMA渡邉ひかる:『ダンケルク』映像体験として注目されがちだが、アンサンブル劇としてすっかり心を奪われて何度も鑑賞。陸で絶望し、空で身を削り、海の混沌に希望を見出そうとする登場人物が全員愛おしいミラクル。まるで英国俳優の宝石箱。映像の魔術師ノーランは配役の魔術師でもあった。『ダンケルク』(C) 2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED.明美トスト:『ワンダーウーマン』女子パワー全開なおかつ美しくそして究極にカッコ良くキメてくれた『ワンダーウーマン』!映画自体の良さは無論、このレベルのスーパーヒーロー作品を初めて女性監督が作り、空前の大ヒットとなったというのも最高に嬉しいニュースでした!『ワンダーウーマン』(C) 2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.AND RATPAC-DUNEENTERTAINMENT LLC牧口じゅん:『光』河瀬直美作品の中では『あん』とともに大好きな作品。映画の音声ガイドに焦点を当て、映像表現を言語化することの難しさ、素晴らしさを実感。“見えない”ことを追体験させてくれながら、今一度、映画の存在価値や魅力について気づかされた。エンディングが最高!『光』(C) 2017 “RADIANCE” FILM PARTNERS/KINOSHITA、COMME DES CINEMAS、Kumie賀来比呂美:『Remo(レモ)』役を得るために女装ナース・レモに扮した俳優志望の主人公が、一目ぼれした女医に近付くべく病院に潜入。医療知識ゼロのまま一目置かれる優秀なナースに! ゴツいながらも美しく陽気なレモ姐さんが贈る“レモンティック”なインドのタミル語ラブコメディ。とにかく楽しい♪冨永由紀:『沈黙-サイレンス-』隠れキリシタン、密入国した外国人宣教師、彼らを弾圧する側、それぞれの正義を描いたスコセッシの演出。ロドリゴ・プリエトの美しい映像。重厚な物語の中にほんの一瞬差し込まれたアダム・ドライバー×片桐はいりの日米個性派共演は忘れがたいインパクト。『沈黙-サイレンス-』 Photo Credit Kerry Brown石井隼人:『まともな男』スイスの鬼才ミヒャ・レビンスキー監督日本初紹介作。よかれと思ってついた嘘から、中年パパが雪山で四面楚歌状態に。角度を変えればスリラーにもコメディにもなる作りは、まさに「人生はクローズアップで見れば悲劇だがロングショットで見れば喜劇」そのもの。『まともな男』(C) Cultural Life & PLAN B FILM. All Rights Reserved編集部:『はじまりへの旅』“普通じゃない”登場人物たちに、ここまで説得力を持たせる映画としての完成度の高さにアッパレ!とにかくポジティブでストレート。賑やかで楽しくて、愛に溢れた“奇跡”のような作品。『はじまりへの旅』(C) 2016 CAPTAIN FANTASTIC PRODUCTIONS, LLC ALL RIGHTS RESERVED.(text:cinemacafe.net)
2017年12月30日アダム エ ロペ(ADAM ET ROPÉ)は、アニエスベー(agnès b.)とコラボレーションして、メンズ用フーディとウィメンズ用ニットを2018年1月5日(金)より発売する。2017年6月にも行われた、アニエスベー(agnès b.)とアダム エ ロペ(ADAM ET ROPÉ)とのコラボレーション。ボックスロゴを配したTシャツはどこか懐かしい趣とモダンなエッセンスに満ち溢れ、発売前より話題を呼んだ。新年1発目となる新作は、同じくこのボックスロゴをフーディに起用。シンプルなフーディトップスの中央に、真っ赤に染めたロゴをのせた。ウィメンズ用のニットには、パリの本店で使用されていたショッピングバッグのロゴを起用。クルーネックのニット地の上に、大胆にブランドロゴをあしらっている。また、象徴的な「b.」のワンポイントを胸元に取り入れたバージョンも。ウィメンズのニットはSサイズのみの展開で、カラーはブラックとホワイトの2色。メンズのフーディも同様にブラックとホワイトの2色を揃え、サイズはM、L、XLサイズと3型揃える。【アイテム詳細】アダム エ ロペ×アニエスベー発売日:2018年1月5日(金)■ウィメンズ・インターシャニット 25,000円+税サイズ:Sサイズのみカラー:ブラック、ホワイト取扱店舗:アダム エ ロペ直営店※オンラインストアではフーディも発売。■メンズ・フーディー 17,000円+税サイズ:M、L、XLサイズカラー:ブラック、ホワイト取扱店舗:アダム エ ロペ直営店、オンラインストア
2017年12月28日世界180カ国以上で愛されているビール「コロナ・エキストラ(CORONA EXTRA)」を楽しめるバーが、標高1,450mの雪山にオープン。白馬八方尾根スキー場のうさぎ平テラス内に「コロナ エスケープ テラス」が、Hakuba47のゲレンデの中腹に「コロナ エスケープ バー」がそれぞれ2018年3月31日(土)まで期間限定でオープンする。これまでリゾートビーチフェスティバル「コロナ サンセッツ フェスティバル」やライブイベント「コロナ サンセッツ セッション」など、お酒とともに音楽などを楽しめる“非日常的な空間”を提案し続けてきた「コロナ・エキストラ」。冬の訪れとともに展開するのは、北アルプスの雪山を望む絶景テラスだ。白馬八方尾根スキー場に設けられた「コロナ エスケープ テラス」からは、戸隠連峰や浅間山、美ヶ原や八ヶ岳連峰など北アルプスの美しい山々が見渡せる。そこでは、キンキンに冷やしたコロナが用意されているので、ビールを片手にウィンタースポーツで火照った身体をクールダウンすることが可能だ。金曜、土曜に限り営業時間が延長されるので、音楽とともにたくさんの星が瞬く白馬の夜空や夜景を楽しむことも。「コロナ エスケープ バー」も同様に、銀世界の中でほっと一息つける穏やかな空間となる。この冬は都会から離れて、“大人の冬遊び”を楽しんでみては。【イベント詳細】・コロナ エスケープ テラス開催期間:2017年12月23日(土)~2018年3月31日(土)営業時間:10:30~15:30※営業時間、期間については降雪状況により変動する可能性有。会場:白馬八方尾根スキー場 うさぎ平テラス内住所:長野県北安曇郡白馬村大字北城4487-12アクセス:八方尾根ゴンドラリフト「アダム」山頂駅・コロナ エスケープ バー開催期間:2017年12月23日(土)~2018年3月31日(土)営業時間:11:00~15:30会場:Hakuba47 WINTER SPORTS PARK 住所:長野県北安曇郡白馬村神城24196-47アクセス:クワッドリフト LineC 降り場前
2017年12月28日『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のその後を描く、3部作の2作目となる『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』。先週末、国内映画ランキングで2週連続の1位を獲得、累計観客動員数は早くも211万人を突破し、累計興収は32億円を超えた。最終興収が116億円を超えた『フォースの覚醒』と同様、日本が、いや世界が、“SW現象”に再び沸き立つ一方、公開前に多くの批評家から「最高傑作」と絶賛された本作が、ファンの間では評価が賛否真っ二つに分かれるという現象も見られている。前作『フォースの覚醒』に匹敵するほどの熱狂に世界が染まる12月15日より全国公開され、公開前日の前夜祭を含めた週末4日間ですでに累計動員100万人、累計興行収入16億円超えという、この冬No.1の圧倒的スタートを切った本作。天皇誕生日の祝日とクリスマスイブとなった先週末、公開2週目もその勢いは止まらず、因縁(?)のライバル『映画 妖怪ウォッチエンマ大王と5つの物語だニャン!』も寄せ付けず、2週連続で首位を獲得。公開10日間で累計動員数は211万9,325人、累計興収は32億円304万7,400円(12月24日現在)を突破。これから年末年始に向けて、さらなる盛り上がりを見せることが確実視されている。これは前作『フォースの覚醒』と比べても遜色ない数字だという。日本と同じく12月15日に公開され、歴代2位となる週末興収2億ドル超えという記録的なオープニングとなったアメリカでも、2週連続週末興収第1位を獲得し、オープニング記録歴代1位を持つ『フォースの覚醒』に匹敵するほどの熱狂が巻き起こっている状況だ。その一番の理由としては、ファン層の拡大だろう。『フォースの覚醒』で初めて「スター・ウォーズ」の世界に足を踏み入れた10~20代の若い世代や、親子2代(3代も!?)にわたるファンなどファミリー層が数多く見られ、長い人気を誇るシリーズならではの幅広い客層を呼び込んでいる。現在、東京・汐留の日本テレビにて開催中の「衝撃のスター・ウォーズ展」も大盛況らしく、12月22日(金)~24日(日)までの来場者数は6,000人を突破。日本ではここでしか体験できないVR体験や、スタンプコーナーなどが人気を博している。さらに12月29日(金)からはIMAX3D、年明け1月5日(金)からはMX4Dと4DXでダークサイドバージョンの公開もスタートし、上映方式や映画館ごとの来場者特典もさまざまに展開中。すでに何度もリピート鑑賞しているファンも後を絶たない。「スター・ウォーズとはこうあるべき」に縛られない“衝撃”に賛否かかつてのファンが『エピソード4 新たなる希望』や『エピソード5 帝国の逆襲』に大興奮したように、新世代のファンたちが目を輝かせて見守っている本作。だが、往年のファンを中心に、「光か、闇か」という本作のキャッチコピーさながらに賛否が真っ二つに分かれているという。アメリカでは、あまりの“衝撃”ゆえに、“「スター・ウォーズ」正史から『最後のジェダイ』を外そう”と署名を募っているファンもいるほど。脚本も手がけたライアン・ジョンソン監督は、「フォース」や「ジェダイ」について、そして“伝説のジェダイ”ルーク・スカイウォーカーについて新たな物語を紡ぎ出したが、その点に賛成できないファンがいるのも、当然といえば当然かもしれない。思えば『帝国の逆襲』で、それまで宿敵とされた暗黒卿ダースベイダーが“新たなる希望”ルークの父親だったことが明かされたときにも、全世界が騒然となったのだから…。もちろん、本作の“衝撃”を認めている人は数多い。レイ、フィン、カイロ・レンなど魅力的なキャラクターたちの成長もあり、それこそ“レジェンド”と呼ばれるルーク(マーク・ハミル)やレイア(キャリー・フィッシャー)との新旧キャストの共演には心震える場面が多数。特に、キャリーは昨年12月27日に急逝し、本作『最後のジェダイ』が遺作に。しかも、ハン・ソロ(ハリソン・フォード)は『フォースの覚醒』の劇中で亡くなっているので、彼ら3人が揃って同じスクリーンに登場することはもはや叶わない。だからこそ、ファンは何度でも足を運び、本作の名場面をしっかりと目に焼きつけたいのだ。そして、旧3部作から思いがけない“ゲスト”が登場することもファン心をくすぐっている。また、『フォースの覚醒』は話題になっていたから観て、とりあえず楽しめたけれど、『最後のジェダイ』ってどうなんだろう…と様子を見ていた層の中には、ファン同士で喧喧ごうごうとなっている状況に「いったいどういうこと?」「『最後のジェダイ』の衝撃って結局何なの?」と改めて興味を持った人たちも多いだろう。否定的であれ肯定的であれ、双方の意見を目にしたり、詳しく解説するレビュー記事を見たり、ウィリアム&ヘンリー英国王子やジョセフ・ゴードン=レヴィットらがカメオ出演してるって?と聞けば、1度確かめてみようとなったはず。新しいキャラクターたちが魅力いっぱい!ユーモアもたっぷり前回登場して人気者となったBB-8 が、今回はポー・ダメロン(オスカー・アイザック)の相棒として、時にはフィン(ジョン・ボイエガ)とローズのお供として大活躍を見せている。もちろん新キャラクター・ポーグも「かわいい!」と公開後も大人気で、チューバッカ(ヨーナス・スオタモ)との名コンビぶり(!?)など、本作には意外と“笑える”シーンが多いことも新規ファンには親しみやすいポイントだ。また、ベトナム系アメリカ人のケリー・マリー・トランが大抜擢された新キャラクターのレジスタンスの整備士ローズ、ベトナムを代表する有名女優でありNetflixオリジナル映画『ブライト』にも出演しているベロニカ・グゥ演じるローズの姉ペイジをはじめ、フォースを持たない人々の活躍が本作では色濃い。昨年のスピンオフ『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストリー』を彷彿とさせ、“衝撃”の「スター・ウォーズ」を貫くテーマの1つとなっている。カイロ・レン=アダム・ドライバーという“闇”に落ちる人が続出!?本作で気になるのは、レイ(デイジー・リドリー)は何者かという問題と、ジェダイとして彼女の成長、そして彼女とコインの裏表のようなカイロ・レン(アダム・ドライバー)との対峙だ。まさに「光か、闇か…」の選択を迫られる展開であるのに、レイとカイロ・レンのシーンには“え、胸キュン映画?”と思うようなシチュエーションが多々登場しており、なんとカイロ・レンを演じるアダムの鍛え上げられた上半身裸の姿もちらり。レイとカイロ・レンこと本名ベンは、何者かになりたい焦燥感や、自分の居場所を探し続ける苦悩を抱える者同士。同じ孤独を知る者同士。お互いを意識している様子もあり、反発し合いながらも分かり合えるのはお互いしかいない、「あなたのことは、ほかの誰より私が知っている」と言わんばかり。Twitterなどを見ると、昨今の胸キュンムービー並に(?)胸キュンする、そんな2人の関係にドキドキする人が多い様子。何より、中盤の見どころの1つ、レイとカイロ・レンの共闘シーンは、荒削りな2人のたぎるフォースが目に見えるかのようで、手に汗握る興奮を誘う屈指の名シーンとなっている。そして、カイロ・レンがレイに手を差し伸べる際の「頼む(Please)」という言葉は、おそらく彼の本心。「君と一緒なら、僕は戦える」…というのだから!また、カイロ・レン演じるアダムのルックスは、ダース・ベイダーのように長身で屈強。ブロンドと青い瞳の伯父ルークの青年時代とは対照的でありつつ、終始、不安げで鬱屈し、その瞳に恐れと悲しみをたたえ、闇に堕ちきれずにいる姿は母性本能をくすぐる。演じるアダムは、今年、遠藤周作の小説をマーティン・スコセッシ監督が映画化した『沈黙ーサイレンスー』、永瀬正敏とも共演したジム・ジャームッシュ監督の『パターソン』、チャニング・テイタムと兄弟役を演じたスティーヴン・ソダーバーグ監督の『ローガン・ラッキー』など出演作が続々公開され、全く違ったキャラクターを見事に演じ分けていた。窮地の宣教師からカイロ・レンまで演じられる、巧みで繊細な演技力に改めて魅せられた人は数知れず。「カイロ・レンが美しすぎた」「アダム・ドライバーは最高の演技」「ますます好きになった」といった声のほか、作品に対しては否定的でも「アダムのカイロ・レンだけは別」という声も聞かれている。ディズニーが贈る2作目の「スター・ウォーズ」は確かに、さまざまな“衝撃”を有しているといえそうだ。(text:cinemacafe.net)
2017年12月26日ビオトープ(BIOTOP)から、コンバース(CONVERSE)「ジャックパーセル(JACK PURCELL)」の別注スリッポン第3弾が登場。ビオトープの東京店・大阪店・アダム エ ロペ(Adam et Ropé)全店にて、2018年1月2日(火)から順次発売される。90年代に発売された希少モデルジャックパーセル。ビオトープの別注モデルでは、アイコニックなつま先のスマイルを残しつつ、キャップトゥなしのモデルを採用する。2015年の1月に発売された第1弾は、スエード素材を採用し、アウトソールをブラックにしたモノトーンデザイン。2016年1月発売の第2弾は、アッパーに高級感と耐久性のあるスムースレザーを用いて、ネイビー1色で仕上げた。第3弾となる今回は、好評を博した第2弾と同様の素材を使用し、カラーリングをアップデート。ホワイトのソールとブラックのアッパーがコントラストを生む、洗練された1足が完成した。インソールにプリントされたWネームが、ビオトープの別注モデルであることを証明してくれる。【詳細】CONVERSE "JACK PURCELL" for BIOTOP 第3弾発売日/展開店舗:・2018年1月2日(火)/ビオトープ大阪・2018年1月3日(水)/ビオトープ・2016年1月12日(金)/アダム エ ロペ全店、オンラインショップ価格:14,000円+税カラー:ブラックサイズ:ウィメンズ 22.5〜24.5cm、メンズ 24.5cm〜29cm【問い合わせ先】ジュンカスタマーセンターTEL:0120-298-133
2017年12月24日日本でクリスマスと聞くと、色とりどりのイルミネーションにツリー、そしてサンタがプレゼントを届けてくれる、ワクワクイベントというイメージが強いですよね。でも、こんなハッピーな日の裏には、実は恐ろしい話が隠されているのです……。そこで今回は、占い師の脇田尚揮さんに、“クリスマスにまつわる怖い話”をご紹介いただきます。文・脇田尚揮■クリスマスに七面鳥を食べる、きっかけは?クリスマスに欧米でよく食べられている七面鳥。私たち日本人も、クリスマスのディナーといえばチキンを思い浮かべますよね。実はこの習慣、キリスト教の影響ではないんですよ。実は、17世紀にヨーロッパからアメリカへ大量に移民が流れた際に、アメリカ先住民のインディアンが、冬場で食べ物に困ってた移民たちへ、七面鳥を振舞ったのがきっかけなのだとか。当時、移民たちから、餓死者も相当数出ていました。クリスマスに七面鳥を囲む人々の周りには、餓死した移民たちの怨霊がいるかもしれません……。■クリスマスツリーは悪の根源だった…?クリスマスツリーの代表といえば、“もみの木”ですよね。このもみの木は、“生命力の象徴”であるとともに、実は旧約聖書に登場する最初の人間・アダムとイブが近づいてはいけないとされた“知恵の木”の象徴ともされているのです。とすると、もみの木にはアダムとイブをそそのかした蛇“サタン”が潜んでいるということにもなるのです……。実はツリーは邪悪な側面も持っているのかもしれません。■ツリーに飾るオーナメントの隠された意味クリスマスツリーには、様々なオーナメントを飾りますよね。これらひとつひとつに意味が込められているのです。ボールは、旧約聖書に出てくる“知恵の木”の実であるリンゴを、特に赤色のボールはキリストが流した血を表していると言われています。また、ひいらぎは新約聖書にてキリストが処刑の際に頭にかぶった、いばらの冠を意味しているみたいです。家に何気なく飾りつけているものが、実は深い意味をもっているのです。■いい子でいればプレゼントをくれるサンタさん、でも悪い子は……子ども達が大好きなサンタクロースのおじさんは、靴下の中に欲しいものを入れておいてくれますよね。でも実はヨーロッパのいくつかの国では、いい子だけしかプレゼントを貰うことができず、それだけでなく、“悪い子”はとてつもなく惨いお仕置きをされた挙句、食べられてしまうという言い伝えがあります。このサンタは「クランプス」と呼ばれ、恐怖のサンタクロースとして子供たちを怯えさせているのだとか。日本の“なまはげ”に近しいものがありますね。いかがでしょうか。今では、家族や恋人たちと祝い合う幸せな行事になっていますが、クリスマスには意外と怖い話が潜んでいるのです。(C) Brent Hofacker / Shutterstock(C) Roxana Bashyrova / Shutterstock(C) Africa Studio / Shutterstock(C) Milles Studio / Shutterstock
2017年12月24日マーベル史上最も過激(やりすぎ)で無責任な異色のヒーローが帰ってくる『デッドプール2』(仮題)が、2018年6月公開。この度、またも“俺ちゃんワールド”炸裂な特別画像が公開された。到着したのは、先日解禁となった「デッドプールと油彩画法を学ぶ絵画教室」で絵画に目覚めたと思われる第2弾の画像。今回デップーが餌食にしたのは、ヨーロッパ美術史のルネサンス期の巨匠ミケランジェロが、システィーナ礼拝堂の天井に描いた「アダムの創造」。旧約聖書の「創世記」に記された神が、最初の人類たるアダムに生命を吹き込む場面を表現したとされている「アダムの創造」だが、俺ちゃんの手に掛かると、指先からアダムに生命を授けるために伸ばされた神の指は、『デッドプール』エンドロール後のおまけ映像で「続編ではケーブルが出てくるよ」と発表し、ファンたちを熱狂させた相棒ケーブルの銃口へと変化。そして、神と同じように伸ばされたアダムの左腕は、デップーのケーブルに向けられた銃口に指を突っ込む姿となってしまう。神への冒涜以外の何物でもないこの画像。巨匠スタン・リーが、「この役のために生まれてきたみたいだ」と絶賛するほどハマリ役のライアン・レイノルズがこの画像をSNSに投稿すると、世界中から多くの反応が。さらに、米ディズニーが21世紀フォックスを買収したことが発表されると、ライアンはシンデレラ城を背景に連行されるデッドプールの画像を「どうやら、マッターホーン(ディズニーランドのアトラクション)を吹っ飛ばすことはできないらしい」とコメントを添えてツイートしており、その反応はまさにデップーそのもの…?果たして、次にデップーの餌食となるのはどの絵画になるのか?そして、パロディ画像で描かれ続けているケーブルの登場シーンとは――?『デッドプール2』(仮題)は2018年6月、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2017年12月20日食べてアツアツ、湯気でほっこり、体が温まって嬉しい料理といえば、やっぱり鍋!欅坂46の原田葵さん、小池美波さん、長沢菜々香さんが試食した、体内から体をポカポカにしてくれる“あたため食材”を使ったレシピをご紹介。これで冬を乗り切ろう。食材選びにひと工夫で。温め度合いが上がります。お鍋に材料を入れて、火にかければ出来上がり。友達と一緒に食べるのはもちろん、一人も楽しい鍋。せっかくならば、新陳代謝や血行を促進してくれる食材を使って、もっとポカポカになるお鍋にしたい!ということで、お料理に加え食材の効能にも詳しい調理師の井澤由美子先生に効果的に体を温めてくれる食材&鍋のレシピについて、伺いました!「タンパク質と食物繊維が一緒に食べられて、なおかつ栄養のバランスもよく摂れる鍋は、忙しい女子の味方です。鍋というと、ついついあれこれ材料の種類を増やしがちですが、食材は少なめにしたほうが、味が濁らずおいしく食べられます。より効率的に作るコツは、発汗作用がある生姜、内臓を温めてくれる根菜類など、体を温める食材を使うこと。さらに、薬味をいろいろ用意するのもポイント。味や香りに変化が出て食べること自体が楽しくなりますし、“薬の味”と書くだけあって、それこそ代謝を促すなど、体にプラスの効果を与えてくれます」ということで、サッと作れておいしい、女子好みの鍋レシピを1つご紹介。体ポカポカ要潤鍋【材料(1人分)】鶏手羽…3本カブ…2~1個にんじん…1/3本おろし生姜…小さじ1/2~1塩麹…小さじ1葛…小さじ2(水大さじ1で溶いておく)【作り方】鶏手羽は塩麹とポリ袋などに入れ、揉んでなじませる。カブは茎は葉を3cmほどつけて縦に5mm幅切り、葉はみじん切りにし、水に5分放して砂を落とし、ザルにあげる。にんじんも5mm幅に切る。鍋に葉以外の材料と水3カップを加えフタをし、中火で15分ほど煮込み、水溶き葛を溶き入れる。とろみがついたらおろし生姜を添える。みじん切りにした葉を、薬味として加えて食べても。 いざわ・ゆみこ調理師、国際中医師。テレビや雑誌などで活躍。おいしい鍋レシピをまとめた新著『爆ラク!小鍋』(主婦の友社)が発売中。こいけ・みなみ1998年11月14日生まれ、兵庫県出身。「とにかく冷え症!常に足を手でさすっています。最近は足用の小さなこたつを導入し、寝るときに使用中。ちなみに毎週土曜日は“鍋の日”。家族で鍋を囲んでます」ニット¥16,000エプロン¥9,000(共にサロンアダムエロペ/ジュンカスタマーセンターTEL:0120・298・133)ネックレス¥2,000(ビームスライツ/ビームスライツ 渋谷TEL:03・5464・3580)ながさわ・ななこ1997年4月23日生まれ、山形県出身。「常に体が冷えているので、今冬は体質改善をしたい!最近はおがくずに入る〈酵素風呂〉に通っているのですが、少し汗をかきやすくなった気が…」ニット¥14,000ネックレス¥3,800(共にビームスライツ/ビームスライツ 渋谷)エプロン¥9,200(サロンアダムエロペ/ジュンカスタマーセンター)はらだ・あおい2000年5月7日生まれ、東京都出身。「お母さんが作ったジンジャーシロップをお湯で割ったのを飲んだり、小豆がゆを食べたり…。季節を問わず、体を温めることをやってます。今欲しいのは小豆カイロ」ニットワンピース¥12,000(ビームスライツ)イヤリング¥1,500(マシュールコゼット?)共にビームスライツ 渋谷エプロンはスタイリスト私物※『anan』2017年12月20日号より。写真・内田倫紘(The VOICE)スタイリスト(欅坂46)・武政ヘア&メイク・高松由佳調理、スタイリング(料理)・井澤由美子取材、文・河野友紀撮影協力・UTUWA(by anan編集部)
2017年12月18日3週連続で「スター・ウォーズ祭り」を放送中の「金曜ロードSHOW!」。その最終週であり、シリーズ最新作『最後のジェダイ』公開日でもある今夜は2015年に公開された『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』をノーカットで地上波初放送する。本作は“サーガ”のエピソード7にあたり、本日劇場公開されたエピソード8『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』に直接つながる物語。2015年に公開され世界中で大ヒットとなったのは記憶に新しい。ルークとダース・ベイダーとの死闘から30年後の未来。ルークは姿を消してベイダーが率いていた帝国軍の残党は軍隊「ファースト・オーダー」を結成、ルークを倒し再び銀河を手に入れようと暗躍し始めていた。対するレイア姫が将軍を務める「レジスタンス」のパイロット・ポーは、ルークの居場所を示す地図を求めてある村を訪れるが、そこにカイロ・レン率いるファースト・オーダーが現れる。ポーは相棒のBB-8に地図を託し逃がしてファースト・オーダーの捕虜になるが、ファースト・オーダーの残虐さを目の当たりにして不信感を抱いたある兵士が彼を救出、脱走を計る。ポーは彼に“フィン”と名付けるが2人が乗った戦闘機は攻撃され惑星ジャクーの砂漠に不時着。墜落現場でポーを見失ったフィンは彼のジャケットを着てジャクーの中心部を目指す。その頃、ジャクーに住む少女・レイはBB-8を偶然拾う。市場でフィンと出会ったレイだがファースト・オーダーの急襲を受け、その市場にあった伝説のスターシップ「ミレニアム・ファルコン」に乗ってジャクーを脱出、レジスタンスの本部を目指す。そして旅路の途中、ミレニアム・ファルコンの元の持ち主であるハン・ソロとチューバッカと出会うことになる…というストーリー。新たな主人公・レイ役には本作で大抜擢されたデイジー・リドリー、ジェダイを滅ぼそうとするカイロ・レン役には『沈黙-サイレンス-』などのアダム・ドライバー。フィン役には『デトロイト』の公開も控えるジョン・ボイエガ。そしてハン・ソロ役のハリソン・フォード、レイア役のキャリー・フィッシャー、ルーク・スカイウォーカー役のマーク・ハミルら前シリーズのキャストも続投する。本作の続編となる『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』も12月15日(金)本日より公開。『最後のジェダイ』を見てから本作を復習するもよし、本作を観てから『最後のジェダイ』を鑑賞しても気分が盛り上がること間違いなし。金曜ロードSHOW!『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』は12月15日(金)21時~日本テレビ系で放送。(笠緒)■関連作品:スター・ウォーズ/フォースの覚醒 2015年12月18日より全国にて公開(C) 2015 Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights
2017年12月15日「光か、闇か…」。公開を間近に控える『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の重要なテーマとなるのが、前作でフォースを覚醒させた主人公レイの決断だ。そして、思い悩む彼女に、手を差し伸べるのがフォースの暗黒面を継承するカイロ・レンである。■レイとカイロ・レンは、孤独を抱いた「コインの裏表」「本作が描く壮大なドラマの中心にいるのが、レイとカイロ・レンの2人なんだ。いまは正反対の立場にいるけど、彼らを隔てる境界線はとても脆いもの。どちらの心の中にも“光と闇”が存在し、ある種の孤独を抱いているという点では、似た者同士ともいえる。まるでコインの裏表みたいにね」。そう語るのは、カイロ・レンを演じるアダム・ドライバー。約2年ぶりにプロモーション来日を果たし、インタビューに応じた。ダース・ベイダーを崇拝し、赤い十字のライトセーバーを操るカイロ・レンは、前作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』で父親であるハン・ソロを自らの手で殺し、その後に対決したレイには、敗北の痛手を負わされてしまった。その胸中が穏やかでないのは、言うまでもない。「恐らく、いまでも心の中で“光と闇”のバトルが繰り広げられているんじゃないかな。人間の内面には、グレーな部分がたくさんあるからね。特にカイロ・レンは、若くて未熟。自分の行いが正しいと盲信しているから、こうありたいと願う自分と、そうはいかない現実の折り合いをつけることに苦しんでいる。自分の父親を殺したという事実も重くのしかかっているしね。俳優としては、こういう複雑で多面的なキャラクターを演じるのは、興味深いし楽しんでいるよ」。■マーク・ハミルとの共演は「とてもシュール」カイロ・レンと、伝説のジェダイ騎士であるルーク・スカイウォーカーの関係性も『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』では注目すべきポイントだ。かつて師弟関係にあった2人の間に、何があったのか?ルークが長年行方不明になっていた理由も、明らかにあるはずだ。「スター・ウォーズ」シリーズ参戦が決まり、「撮影中はその事実を忘れようと努力していた」というアダムだが、さすがにルーク役のマーク・ハミルと共演すると「自分が巨大プロジェクトの一員であることを思い知らされた」とふり返る。「僕も幼い頃から『スター・ウォーズ』に夢中になった一人だからね。それだけに、現場でマークの姿を目にするのは、とてもシュールに思えたんだ。自分が同じ映画に出演しているなんてね…。まあ、彼にはそんなこと関係ないと思うけど(笑)。マークという人物を表すなら、クールという表現がぴったりだ。とても気さくで、いつでも相談相手になってくれたし、どんなことでも話してくれた。映画をより良いものにするため、共演者やスタッフと深いつながりを持つよう意識しているんだ。決して満足しない、若々しい大志は、僕にとって大きなインスピレーションになったよ」。■名匠と次々タッグ…「限界を突き詰める監督と仕事がしたい」幅広い演技力で、高い評価を集めるアダムは近年、マーティン・スコセッシが遠藤周作の小説を映画化した『沈黙-サイレンス-』、ジム・ジャームッシュ監督の『パターソン』、スティーブン・ソダーバーグが映画界に復帰した『ローガン・ラッキー』など名だたる監督とのタッグが相次いでいる。次々舞い込むオファーに対し、どんな基準で応えているのだろうか?「いまの状況については、俳優としてとても幸運だと思っているよ。基準、っていうのはおこがましいけど、より良い作品づくりを目指して、限界を突き詰める監督と仕事がしたいと思っている。今回、脚本と監督を務めたライアン・ジョンソンも、まさにそんな人物なんだ。これだけの超大作にも関わらず、革新的なアプローチで、あえて“あいまい”な人間性にスポットを当てている。観客の知性と想像力を信じているからなんだ。実際、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は、非常に新鮮な作品に仕上がった。こんな『スター・ウォーズ』、誰も見たことないはずだよ!」。(text:Ryo Uchida/photo:You Ishii)
2017年12月14日編集MとライターKの勝手に見どころ予想!映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』について熱く語り合います。ライターK:やってきましたね、この季節が。『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』、ついに公開です!!編集M:もう待ちくたびれたよ!ライターK:物語は前作の『スターウォーズ/フォースの覚醒』(’15)のラストで、レイ(デイジー・リドリー)が、長年姿を消していたルーク(マーク・ハミル)を捜し出し、神妙な面持ちでライトセーバーを差し出すところから始まるわけですが。編集M:わけですが?ライターK:我々が小誌でスター・ウォーズ大特集をやった2年前と同様に、製作側が情報漏洩を防ぐべく、メディアに対しても超厳戒態勢を敷いているので、内容に関する情報を何もいただけていない状況です。編集M:さすがね。ライターK:というわけで、見どころを勝手に予想したいと思います!編集M:今回は『スター・ウォーズエピソード5/帝国の逆襲』(’80)の「わたし(ダース・ベイダー)がお前(ルーク)の父親なのだ」を超える衝撃的真実が明かされるんでしょ?マーク・ハミルが脚本を読んだ時に大層驚いたって。ライターK:そうです、そうです。ライアン・ジョンソン監督も、インタビューで本作の主なテーマを「この作品は三部作の2作目という位置づけだから、『帝国の逆襲』がそうであったように、登場人物たちをもっと深く掘り下げ、彼らが立ち向かわなければいけない最も困難な状況を作り出し、そしてその困難にどう対処していくかを見届けること」と、語ってるんですよ。その最も困難な状況こそが衝撃なのではないかと。編集M:やっぱりあれ?レイがダークサイドに落ちるっていうやつかな。ポスタービジュアルが解禁された時、噂になったよね。ライターK:ライトセーバーの色、ダークサイドカラーの赤になっちゃってましたもんね…。その可能性は高いと思います。その他にも、「フォースの覚醒」では謎に包まれたままだったレイの過去や両親に関する話が本作で明かされていくのは確かなはずなので、そこも見どころかと。編集M:「フォースの覚醒」の頃から、レイの父親はルークなんじゃないかっていう噂があったよね。ライターK:はい。ネットでは最近ダース・シディアス(エピソード1~6に登場したシスの暗黒卿=簡単に言うと、ダークサイドの一番えらい人で、一連の銀河内乱の元凶)がレイの祖父なんじゃないかという話も出ています。ライトセーバーの使い方が一緒とか、レイのフォースが覚醒するシーンでシディアスの声が聞こえてくるとか…。編集M:それが事実だったら、衝撃。ライターK:ダークサイド落ちが予想されるレイに対して、アダム・ドライバー演じるカイロ・レンが、ライトサイドに戻ってくるという説も濃厚なようですよ。編集M:ハン・ソロ(ハリソン・フォード)とレイア(キャリー・フィッシャー)の息子ね!自分の父親を殺めた最低男!!私、ハン・ソロが死んだとき泣いたもの。ライターK:でもなんか、悪者になりきれてないというか、良心が残っているような感じがしましたもんね。編集M:あと、新キャラの“ポーグ”見た?予告が解禁された時、ほんの一瞬しか映ってないのに、かわいすぎるって話題になってたよね。ライターK:いやぁ、もう悶絶でしたよ。どんな役なのか楽しみで仕方ないです。予告ではチューイの横に座ってましたけど、ハン・ソロを失ったチューイの心を埋める存在になってくれたらいいなと、勝手に。編集M:他にも、フィン(ジョン・ボイエガ)はジェダイなのかとか。ライターK:ファースト・オーダー(前作、本作におけるダークサイド組織)の最高指導者スノークの正体とか、気になること山盛りですね。編集M:公開が楽しみだわ。ライターK:でもその前に、公開日のチケット争奪戦に勝たなければ。編集M:May the Force be with you…!監督/ライアン・ジョンソン出演/デイジー・リドリー、ジョン・ボイエガ、オスカー・アイザック、キャリー・フィッシャー、マーク・ハミル、アダム・ドライバーほか12月15日(金)、全国ロードショー。(C)2017 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.2年前、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の公開を記念し、小誌で大特集を組んだ時の担当コンビ。以来、どっぷりハマった編集M。ライターKは学生時代、EP1のロケ地チュニジアまで一人旅したほどのオタ。※『anan』2017年12月20日号より。文・菅野綾子(by anan編集部)
2017年12月14日いよいよ公開となる『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(12月15日公開)はズバリ! 年末年始映画の話題を独占する本当の、大マジの衝撃作だった。容易には先が読めない展開に、予想をはるか超えたアイデアの数々で、観る者を大翻弄! 2時間30分以上が秒で終わったのではないかと錯覚するほどSW映画として秀逸で、SFアクションとしても爽快! そしてなにより、オールドファンだけに目線が向いていない感も新しかった。前作フォースの覚醒の際は、新たなファン層取り込みと最後まで言いながら、中身はオールドファンありがとうのサプライズ。昨年の『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』では、スピンオフと言いながら、クライマックスでダース・ベイダー卿の大暴れとレイア姫の登板で本線との連続性をアピールするなど、なんだかんだ言って往年のファンのほうを向いていた。が、それだけに終始しない展開が、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の大きな魅力だった。ネタバレは避けたいのでストーリーの丁寧な説明は控えるが、前作フォースの覚醒の後の物語で、ファースト・オーダーの容赦ない攻撃が増すなか、レイア姫を中心としたレジスタンスが立ち向かい、それと同時に主人公のレイが伝説のジェダイ、ルーク・スカイウォーカーの元を訪れ、銀河に平和を取り戻そうとする物語だ。おなじみの『スター・ウォーズ』の枠組み残した展開で進行するものの、これが一筋縄ではまったくいかない。この夏、「D23 Expo」で初めて解禁となったメイキング映像で、フィン役のジョン・ボイエガが「すべては逆の方向に行く」と言っていたが、その言葉の真の意図はともかくとして、練りに練られたストーリーに誰もが驚くに違いない。しかも、その衝撃の展開の数々は、いきなり冒頭のシーンでやって来る。突然の予想外の展開に「え?」となるほど強烈だった。この脚本を手がけた人物は、監督も兼任したライアン・ジョンソン。『LOOPER/ルーパー』などを手がけた新鋭で、まさかあの『BRICK ブリック』を撮った同一人物が、これだけのスペース・オペラを撮るまでに出世するとは、映画ファンも驚いたに違いない。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』は新たなファン層も取り込み、旧来のファンも納得させる必要があったが、そこでの大成功を受けて、今回の脚本には自由度を大いに感じる。J.J.エイブラムスの作った礎を元に、サーガのさらなる可能性を模索して、調整して、試して、勝負を賭けた。たとえば"笑い"が多い点も、今作の特徴だ。もともと同シリーズには、C-3POやR2-D2などちょっとしたお笑い担当がいて、基本は戦争の映画をマイルドにする役目を担っていたが、最新作では、その担当も回数も明らかに増している。本作を紹介する際に、いろいろな表現が踊るだろうが、史上もっとも小ネタが多いSWと言ってもいいはず。そして笑いが多いということは、芯はシリアスであるということ。これが戦争映画であるということを改めて思った次第だ。ライトセーバーバトル、宇宙船の移動の瞬間、空間のデザインなど、随所に映像的なアレンジが見て取れた点も新鮮だった。やはり、現代版SWの第2作目ということで、実に新たなビジュアルが多いので、隅々まで見逃せない。また、オールドファンの最大の感心事は、マーク・ハミルの登場だ。先日筆者がインタビューした際にも「『フォースの覚醒』の話を受けた時に、ハリソンとキャリーとまた一緒に大暴れできると思ったけれど、僕は共演シーンが一切なくてね(笑)。最後にひとりだけのシーンで、しかもフードをかぶって振り向くだけでセリフもない。そういうことは若干、あったけれども(笑)、またみんなと会えてうれしかったよ」と言っていたが、この言葉から推測して裏を返すと、今回は活躍するということになるだろう。新たなファン層には、アダム・ドライバー演じるカイロ・レンに注目。2年前、キャスリーン・ケネディをインタビューした際、「今後はカイロ・レンのキャラクターに変化が」と言っていたが、今作を経て新時代の『スター・ウォーズ』を象徴するようなキャラクターになっていくかもしれない。彼の目だけで語るストイックな神演技も、ますます凄まじくなっていて圧巻だ。ただ、前述のようにある意味三部作の真ん中ということで、自由度が高いということは間違いなく、『スター・ウォーズ』の本当の勝負はこれからだ。次の監督はJ.J.が再登板するが、J.J.自身も映画で自身の経験に基づくようなオリジナル脚本で勝負した経験は少なく、かつてジョージ・ルーカスが自分のことを作品に込めたように、今度はJ.J.が『スター・ウォーズ』をシメなくてはいけない。ファンや会社に望まれる映画だけでなく、攻めの姿勢で次回作エピソード9を作ってほしいとも思うが、一方でフォースの覚醒のような"安全なところ"でいいとも思うので、筆者のようなファンとは勝手なものである。しかし、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は、そこまで思い至らす、誰かと話題を共有したくなるほどの映画であるということだ。これが戦争映画であることを改めて意識したと前述したが、映画の最後にウォルト・ディズニー・スタジオという文字が出た時、そうかディズニー映画だった、と思ってしまうほどの衝撃も待っていることもまた真実だ。早くも次回作への期待をはせながら、新たなる『スター・ウォーズ』の世界を目撃してほしい。(C)2017 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.
2017年12月13日『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』のワールドプレミアが12月10日(日本時間)、ロサンゼルスにて開催。先日はスケジュールの都合で来日が叶わなかったレイ役のデイジー・リドリー、日本を盛り上げてくれたルーク役のマーク・ハミルやカイロ・レン役のアダム・ドライバーらキャスト陣、ライアン・ジョンソン監督、製作のキャスリーン・ケネディらが勢揃いした。本作のプレミア会場となったのは、ロサンゼルスのシュライン・オーディトリアム。1906年に建設され、過去にはアカデミー賞やプライタイム・エミー賞、グラミー賞、アメリカン・ミュージック・アワードなどの授賞式が行われており、歴史的な“衝撃”をもたらす本作のプレミアの会場にぴったり。会場には約300mの報道陣がレッドカーペットが敷かれ、約400名もの世界各国から集結した。レッドカーペットには本作で新たに登場し、ファンから熱い視線を集めている巨大なAT-M6もお目見え。レジスタンスの基地をイメージしたようなゲートも設置され、会場一体がまさに「スター・ウォーズ」の世界を再現したかのような雰囲気に。そこに、“伝説のジェダイ”ルーク・スカイウォーカー役のマーク・ハミル、フォースが覚醒した主人公レイ役のデイジー・リドリー、ダース・ベイダーの意志を継ぐカイロ・レン役のアダム・ドライバーに、フィン役ジョン・ボイエガ、マズ・カナタ役ルピタ・ニョンゴ、スノーク役アンディ・サーキス、ハックス将軍役ドーナル・グリーソン、Cー3PO役アンソニー・ダニエルズ、キャプテン・ファズマ役グウェンドリー・クリスティー、チューバッカ役ヨーナス・スオタモ、本作に新登場するローズ役ケリー・マリー・トランや、ローラ・ダーン、ベニチオ・デル・トロ、メガホンを取ったライアン・ジョンソン監督らがレッドカーペットに次々に登場した。マーク・ハミル、熱いファンの支えに感謝「本当に特別なこと」まず、華やかな美しいドレスに身を包んだデイジーが登場すると、割れんばかりの大きな拍手と歓声が!「スター・ウォーズ」愛溢れる会場の熱気を感じ、「『スター・ウォーズ』をこんなに皆さんが大切に思ってくれていて嬉しいわ。これからも人々の心に響く作品にしたい」と笑顔のデイジー。「残念ながら日本には行けなかったのですが、今日がロサンゼルス、この後ロンドン、そして上海を回ります。こうやって世界を回れることはとても面白い経験です。それぞれの国のファンが少しずつ違うのですが、ファンのみなさんが寄せてくれる『スター・ウォーズ』愛は、どの国も同じく大きなものがあります」と各国のファンに向けてコメントしてくれた。さらに、「スター・ウォーズ」を象徴するキャラクター、ルークを演じたマークが登場すると、会場のボルテージは最高潮に。マークは集まった報道陣の多さに“衝撃”を受けた様子だったが、終始笑顔でファンサービスに応えるなど、ここでも神対応。熱いファンを前に「言葉に表せないよ!僕もこの目で見ていても信じられないぐらいだよ!」とコメント、「ファンの方々の熱狂は昔から変わらない。『スター・ウォーズ』が彼らの人生の大事な一部になっているんだよ。ファンの方々から人生で苦しいときに『スター・ウォーズ』のおかげで勇気付けられて乗り越えられたというような話をたびたび聞かせてもらうんだ。本当に特別なことだよ」と、彼らへの感謝の思いを明かした。カイロ・レン役のアダムも「小さなお子さん連れの家族も来ていることが一番嬉しいですね。とにかく、本作を見たくて首を長くしていたファンたち同様、僕たちも本作をお見せすることが出来て興奮しています!」と激白。今後の「スター・ウォーズ」を担っていく存在となったライアン監督も、「こうやってファンのみなさんに直に接して、ファンのみなさんの『スター・ウォーズ』への情熱と期待をひしひしと感じています。みなさんにもついに作品をお見せすることが出来て最高に幸せです」とコメントし、まさしく「スター・ウォーズ」愛に溢れたワールドプレミアとなった。また、ついに本作が初上映され、“衝撃”の「スター・ウォーズ」の全貌を目にした鑑賞者からは、SNS上に絶賛の声が続々。「あまりにもエキサイティングで驚かされる作品だ。思った通りにはならない、予想外の衝撃的な展開というのは正しかった」「本当に衝撃的で驚かされる作品だった。しかし同時にエモーショナルで素晴らしい瞬間がたくさんあり最高だ」「いままで私たちが知っていたルーク・スカイウォーカー以上に素晴らしい姿が見られる。もちろんレイとカイロ・レンも素晴らしい仕事をしたのは言うまでもない」「ライアン・ジョンソン監督は『スター・ウォーズ』史上最高の映画を作り上げた」など、「スター・ウォーズ」史上最高傑作の声も聞かれている。日本版予告編では、困惑するレイにカイロ・レンが手を差し出すようなシーンもあったが、レイはダークサイドに落ちてしまうのか?光と闇に揺れ動くレイ、カイロ・レン、そしてカギを握るルークの運命は?その謎は、まもなく日本でも明らかにされる。『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は12月15日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年12月11日20世紀を代表する芸術家であり、死後約半世紀を過ぎても多くの人を惹きつけてやまないアルベルト・ジャコメッティ。その最後の肖像画の創作過程をジェフリー・ラッシュとアーミー・ハマーのコンビで描いた『ジャコメッティ 最後の肖像』。本作の監督を務めるのは、『プラダを着た悪魔』『バーレスク』での個性的なキャラクターから『ハンガーゲーム』『トランスフォーマー』などの超大作シリーズまで幅広く出演し、俳優としても確固たる地位を築いているスタンリー・トゥッチ。彼以外にも、俳優と監督、二足のわらじで活躍する才人たちの最新作が、いま続々と公開を迎えている。『ジャコメッティ 最後の肖像』スタンリー・トゥッチ:2018年1月5日(金)全国細く長い人物彫刻や、油彩、素描、版画など様々な作品を残したジャコメッティが晩年、18日間にわたって取り組んだ肖像画の制作過程を描いた伝記ドラマ。1964年、パリで個展が始まったばかりのアルベルト・ジャコメッティ(ジェフリー・ラッシュ)はアメリカ人作家の友人ジェイムズ・ロード(アーミー・ハマー)に「肖像画のモデルになってほしい」と声をかけた。巨匠の創作を間近で見ることができると、名誉と好奇心を感じたロードは彼のアトリエへ向かう。たった1日という約束で始まった肖像画制作だが、来る日も来る日も描いては消してを繰り返すジャコメッティ。本能と信念のままに生きるジャコメッティに翻弄されつつも、創作過程と日々の出来事を尊敬の念で観察するロードとの18日間のセッションの行方は…?ジャコメッティの大ファンであったトゥッチが、10年かけて脚本を完成させ、ついに長編監督5作品目となる本作を完成させた。トゥッチといえば、ハリウッド版『Shall we Dance?』で、オリジナル版で竹中直人が演じたラテンを愛するダンサー役を演じ、コミカルな演技が注目を浴びた。『プラダを着た悪魔』ではヒロインのアン・ハサウェイを叱咤激励する編集責任者ナイジェルを好演、『美女と野獣』では音楽家カデンツァ役を務めていたことも記憶に新しい。『パーティで女の子に話しかけるには』ジョン・キャメロン・ミッチェル:公開中1977年、ロンドンの郊外。「セックス・ピストルズ」や「ラーモンズ」、パンクファッションも大好きだが内気な少年エン(アレックス・シャープ)。彼は偶然迷い込んだパーティーで、不思議な魅力を放つ女の子ザン(エル・ファニング)に出会う。パーティで女の子にうまく話しかけることができなかったエンは、自身の大好きなパンクに共感してくれるザンとたちまち恋に落ちてしまう。しかし、ザンは遠い惑星から来た異星人。彼らに残された時間はたった48時間。大人たちが決めたルールに反発しながら、2人は大胆で危険な逃避行に出る。本作の監督ジョン・キャメロン・ミッチェルは、オフブロードウェイのミュージカル「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」で監督・脚本・主演を務め、映画版(’01)と合わせて非常に高い評価を得たことで知られる。『オリエント急行殺人事件』ケネス・ブラナー:公開中イスタンブールで休暇を取ろうとしていた名探偵エルキュール・ポワロ(ケネス・ブラナー)。だが、イギリスでの事件解決を頼まれ、急きょオリエント急行に乗車しロンドンへ向かう。出発した列車でポワロに話しかけてきたアメリカ人の富豪ラチェット(ジョニー・デップ)は脅迫を受けているという。警護を頼まれたポワロだったが、あっさりとお断り。その深夜、オリエント急行が雪崩のため脱線事故を起こして立ち往生している中、車内では殺人事件が起こっていた。鉄道会社のブークから捜査を頼まれたポワロは乗客1人1人から話を聞き始める。彼らの証言から次々と明るみになっていく数々の事実。完璧なアリバイがある彼らは、ポワロの腕を持ってしても犯人像がなかなか浮かび上がらない。殺人犯は乗客の中にいるのか、それとも…?英国の演劇界・映画界を代表するベテランであり、最近では『ダンケルク』にも海軍中佐として出演していたケネス。彼もまた俳優として数多くの作品に出演する一方で、監督としても『ヘンリー五世』『ハムレット』などのシェイクスピア作品から、近年はマーベル・スタジオの『マイティー・ソー』やディズニーの実写化作品『シンデレラ』などで成功を収めている。『スーサイド・ライブ』ジャンカルロ・エスポジート:「モースト・デンジャラス・シネマグランプリ2017」として公開中視聴率の低迷に悩む放送局WBC。司会を務めるアダム(ジョシュ・デュアメル)の番組で、ある日、精神的に追い込まれた視聴者が自殺をするという衝撃的な事件が起こってしまう。アダムは事故が起きた責任を感じ、罪悪感に打ちひしがれていたが、これが高視聴率をマーク。調子に乗ったプロデューサーのイラナ(ファムケ・ヤンセン)は自殺の瞬間を生放送する、という飛んでもないリアリティー番組を企画する。アダムは反対しながらも、番組構成を自分でやるという条件のもと番組は放送を開始していくことに。案の定、過激な内容は物議を醸すが、制作サイドの思惑通り視聴率うなぎ上り。だが、内容はどんどんエスカレートしていき…。大人気ドラマ「ブレイキングバッド」の悪役ガス・フリングでお馴染みのジャンカルロ・エスポジートが、『ジャングルブック』での声優、『マネーモンスター』「ゲットダウン」などに出演する一方で、監督にも挑戦。過激で危険なテーマに挑んでいる。『ジャコメッティ 最後の肖像』は2018年1月5日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年12月10日ひとり暮らしの独身女性が友だちを呼ぶ時、カンタンにできるテーブルコーディネイトが知りたい!今回はクリスマスの女子会編。テーブルコーディネイト勉強中の保育士・小阪由佳さんが、簡単にマネできるテクニックをイケメンコーディネーターの中野瑞貴さんに教えてもらいます!文・小阪有花テーマは、女子会クリスマス!中野今回のテーマはクリスマスです。クリスマステーブルコーディネートは、2パターン紹介したいと思います。まずは、女子会クリスマスパーティー風コーディネートです。女の子がワイワイしながらのパーティなので、手軽でポップがテーマになっています。小阪女子会なので、気取らず、簡単かわいいが良いです。中野かわいくしたいけど、時間はかけたくないし、片付けも簡単なのが良い。そんな思いを形にしたテーブルコーディネートを紹介します。ザッツクリスマス! のポイントはなんと紙皿?小阪クリスマスですねー! まさにポップですね。小阪紙皿とは驚きです! 紙皿でいいんですね!中野紙皿はデザインが非常に豊富で安価なところが長所です。女子が気兼ねなくパーティーを開くのにかわいくてうってつけ。気取って立派なお皿を買う必要はありません。片付けも楽ですし、女子会には、おすすめです。中野パーティーは後片付け、特に洗い物が面倒ですもんね!それを省けるのは最高です。なんでリンゴをツリーに下げるの?小阪クリスマスは、リンゴのイメージがあります。でもなんでリンゴなんだろう?中野ヨーロッパではリンゴをツリーに掛けることが多く、元々は、アダムとイブにも登場した「知識の樹の実」を表しています。昔は本物のリンゴの実をかけていたのですが、ある年リンゴが不作の年が訪れ、リンゴが飾れなければ、オーナメントを作ってしまえ! と、リンゴをはじめとしたオーナメントができたんです。小阪最初は本物を吊り下げてたんですか!? 存在感ありますね(笑)。そういう歴史の話ができるのも楽しいですね!中野ここでもやはり使われるのがランチョンマットです。小阪かわいいランチョンマットですね!中野雪の結晶を赤で表現してるところがクリスマスぽいですよね。イベントカラーというものがあって、クリスマスは赤、緑、金が入っているとそれっぽく見えるんですよ。小阪はい! かわいくていっぱい写真とりたくなりますね。中野今回は、すぐに準備し片付けも簡単な女子会をイメージしたクリスマスコーディネートをしました。次回は、カップルで過ごすクリスマスをテーマにテーブルコーディネートしようと思います。小阪次回も楽しみです!よろしくお願い致します!Information中野瑞貴さんTV、メディアで紹介されている、イケメンによる紅茶教室「プライベートサロン シェシカ」の講師。テーブルコーディネーター1級、テーブルウェアフェスティバル2017テーブルコーディネートコンテスト2作品入選。こさかゆか/保育園プロデューサーリバイバルミーティング代表。チャイルドカウンセラー、家族療法カウンセラー、幼児食インストラクター、ベビーシッター資格習得。 2004年ミスマガジングランプリを獲得し芸能界デビュー。グラビアアイドルとして活躍後、2009年に引退。現在は子どもの心スペシャリストとして活動中。(C)Youngoldman/Gettyimages
2017年12月08日「スター・ウォーズ」シリーズ最新作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(12月15日公開)の来日会見が7日、都内で行われ、ルーク・スカイウォーカー役のマーク・ハミル、カイロ・レン役のアダム・ドライバー、ライアン・ジョンソン監督、プロデューサーでルーカスフィルム社長のキャスリーン・ケネディが登壇した。前作「フォースの覚醒」でレイがルークにライトセーバーを渡したラストの直後から描き、シリーズ史上最大の"衝撃作"と言われている同作。キャスリーンは、「最も衝撃的なポイントは?」という質問に、「この映画の素晴らしいところは光と闇の緊張感がある。レイは衝撃的な変身を遂げる。ルークとの関係、カイロ・レンとの関係を通して、自分は何ものなのか探っていく。これが最も衝撃的なのではないか」と、ヒロイン・レイの変化を挙げた。ルーク役のマークは「自分に役がまた回って来て仕事がもらえたことが一番の衝撃だった。ジェダイになると年金のプランまでついてくるんだと安心しています」とユーモアたっぷりに答え、会場から笑いが。アダムは、演じたカイロ・レンにどんな変化があったのかという質問に「答えられません」と返し、監督が「いい答えだね」と反応すると、マークも「内容に一切触れられない映画を宣伝するは厳しい」と加えた。また、マークは「ジョージ・ルーカス監督と一緒に旧3部作を撮っていた時代から格段に技術的に進化している」と新3部作の技術の進歩に言及。その上で、「技術が進化した現在、進化しすぎたことによって逆に昔に戻ろうという風潮も一部ある気がする。そういった意味で今回の『スター・ウォーズ』もなるべく実際のセットで撮影をしようというのがあった」と語った。続けて、「一番驚いたのは映画作りの過程がこれほど大がかりなものになっているというスケール。クリーチャー、衣装、セット…ものすごい数のスタッフがものすごい分業でやっている」と言い、「それを見て、自分は巨大なモザイク画の一つのかけらにすぎないと思った」と話した。イベントでは、“動く浮世絵”を手掛ける瀬川三十七氏による「スター・ウォーズ浮世絵動画」がお披露目され、4人は大感激。マークは「旧3部作でジョージ・ルーカス監督は崇拝する黒澤明監督から影響を受け、日本の文化を多く取り入れている。日本の伝統的なアートで新しい『スター・ウォーズ』の世界を描いていただいて非常に光栄」と喜び、「自分用にコピーはいただけないのでしょうか!?」とお茶目におねだりして笑いを誘った。
2017年12月07日上品な装いにもカジュアルな装いにも合う、キルティング。見た目のかわいさはもちろんのこと、着たときのあたたかさが嬉しい。今冬のワードローブに加えたくなるアイテムが揃いました。街中でも存在感を放つたっぷりボリューム。シンプルだけど、丸みのあるコクーンシルエットとひざ下まで隠れる長め丈がキュート。異素材との切り替えのおかげで着膨れ知らず。コート¥95,000(ヴィクトリアアンドレヤノヴァ/ジャーナルスタンダード レリューム 表参道店TEL:03・6438・0401)タートルネックニット¥33,000(クローク/デューンTEL:03・5738・0885)パーカ¥24,000(フィル ザ ビル/シックTEL:03・5464・9321)パンツ¥51,000(アキラ ナカ/ハルミショールームTEL:03・6433・5395)ベロアキルティングで足元から女性らしく。デートにぴったりな色合い。ラウンドトゥと程よい高さのヒールが可憐。シューズ、ヒール高4.5cm¥26,000(プリティ・バレリーナ/エフイーエヌTEL:03・3498・1642)カシミアソックス¥7,800(マルコモンドTEL:03・6805・0812)思わず目を奪われる大胆なキルティング使い。カジュアルに決まるセットアップ。表面が軽く起毛しているため、しっとり柔らか。トップス¥22,962 スカート¥24,814(共にワークノットワーク/ワークノットワークアーバンリサーチ キッテ 丸の内店TEL:03・6269・9170)鮮やかな色使いはまるで‘60s。スポーティなラップスカートは、大きなポケットもアクセントに。¥26,000(アストラット/アストラット 新宿店TEL:03・5366・6560)スニーカー¥5,800(コンバース/コンバースインフォメーションセンターTEL:0120・819・217)上品なフラワー柄で女性らしく華やかに。サイドの切り替え部分からは、シックな小花柄がチラリ。ウエストマークできるベルト付き。ジャケット¥59,000(ミュラー オブ ヨシオクボTEL:03・3794・4037)ロンパース¥25,000(アダム エ ロペTEL:0120・298・133)※『anan』2017年12月13日号より。写真・多田 寛(DOUBLE ONE)スタイリスト・仮屋薗寛子ヘア&メイク・Nagisa(W)モデル・花梨(by anan編集部)
2017年12月07日「スター・ウォーズ」シリーズでルーク・スカイウォーカーを演じる俳優のマーク・ハミルが7日、都内で行われた最新作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(12月15日公開)の来日会見に出席。昨年12月に亡くなり、同作が遺作となったレイア姫役のキャリー・フィッシャーについて語った。マーク・ハミルマークは「彼女が19歳のときに出会い、本当に長い付き合い。彼女の存在は唯一無二。私たちにとってかけがえのない人。愛してやまない存在でした」とキャリーへの思いを語り、「自分の中で彼女は今も生きている感じがしてならない。彼女が出演している映画を見ると、余計に彼女が今でもそこにいるのではないかと思ってしまう」と話した。そして、「この映画が遺作となったことで、映画自体が感傷的なムードで覆われるのは残念」と言い、「彼女のモットーのように、日々を精いっぱい楽しんで生きるというメッセージをみなさんも心にとめて映画を楽しんでいただけるとうれしい。彼女もうれしく思ってくれると思う」と呼びかけた。さらに、「映画でルークとレイアの兄妹を演じたように、彼女と僕はよくケンカをしては仲直りといった感じで、実際の兄妹さながらに付き合ってきた」とマーク。「彼女のことを今でも心から愛していますし、かけがえのない存在です」と思いを伝えた。会見には、カイロ・レン役のアダム・ドライバー、ライアン・ジョンソン監督、プロデューサーでルーカスフィルム社長のキャスリーン・ケネディも登壇。監督は「彼女の今回の演技はとても美しいもので、それ自体がキャラクターに対する素晴らしいトリビュートになっている」とキャリーの演技を称賛し、「ファンの方たちは喪失感を感じていると思いますが、今回の演技を見て少しでも悲しさが薄れることを願っています」と語った。
2017年12月07日ついに来週公開される待望のシリーズ最新作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の来日記者会見が12月7日(木)、都内で行われ、マーク・ハミル、アダム・ドライバー、ライアン・ジョンソン監督、製作を手がけるキャスリーン・ケネディが出席した。全米興収ランキング歴代No.1、ここ日本でも興収116億円の大ヒットを記録した前作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の“その後”を描く新たな物語。フォースを覚醒させた主人公レイと、長年行方不明だった伝説のジェダイ騎士、ルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)の運命的な出会い。そして、父親ハン・ソロを殺して、フォースの暗黒面へと落ちたカイロ・レン(アダム・ドライバー)にも試練が訪れる…。光と闇がひとつになる瞬間、フォースにまつわる衝撃的な真実が明らかになる。■もう待てない!『最後のジェダイ』はどうなっちゃうの?いまだベールに包まれた本作については、マークは「具体的なことは何も言えないから、プロモーションが大変だよ」と嘆き節。それでも、記者たちは、あの手この手で内容に踏み込んだ質問をぶつけたが、「今回、カイロ・レンは仮面をつけていない時間が多いんですか?」(記者)、「答えられないよ」(アダム)、「いい答えだね」(ジョンソン監督)とネタバレ防止の鉄壁ガード!そんななか、ルーカスフィルムの社長であるケネディは、「明確には言えないけど、ルークやカイロ・レンとの関係性を通して、レイが衝撃的な“変身”を遂げるわ。自分とは何者なのか、探っていくの」と重要なヒントを与えてくれた。■「きっとキャリーは、映画を楽しんでほしいと望んでいる」(マーク)昨年末に亡くなり、本作が遺作になってレイア役のキャリー・フィッシャーについて、マークは「出会ったのは、彼女が19歳の頃。ずっと一緒にいて、ときにはケンカもしたけど、いまは美しい思い出だけが残っている」としみじみ。「彼女の死によって、センチメンタルな雰囲気がつきまとうけど、きっとキャリーは、映画を楽しんでほしいと望んでいる。日々を大切に、楽しんで生きた女性だからね」とアピールした。ライアン監督も「彼女がすばらしい演技が、レイアというアイコンへのトリビュートになっている。もちろん、本作が遺作になるなんて、誰も思っていなかったけどね。映画を見ることで、ファンの皆さんの喪失感が癒されればいいなと思うよ」と語っていた。■気が早いけど…、次の“新3部作”も気になる!先日には、次回作『スター・ウォーズ/エピソード9』公開後に、ライアン監督の手によって“新たなる3部作”が製作されることが発表されたばかり。この件について、ケネディは「内容については、まったく未定。新年早々に、アイデアを出し合う会議を行う予定よ。どんな内容になるかわからないけど、40年以上愛されている『スター・ウォーズ』の魅力を大切にした作品になるはず」とのこと。「長いプロデューサー人生でも、彼とのタッグは最高の経験。今後、彼にメガホンを託すことは、ルーカスフィルムやディズニーにとって、明るい未来になるわ」とライアン監督に、全幅の信頼を寄せていた。『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は12月15日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年12月07日「スター・ウォーズ」シリーズ最新作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(12月15日公開)のレッドカーペット・イベントが6日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われ、来日したルーク・スカイウォーカー役のマーク・ハミル、カイロ・レン役のアダム・ドライバー、ライアン・ジョンソン監督、ルーカスフィルム社長のキャスリーン・ケネディが登壇した。会場には、スター・ウォーズのキャラクターに扮した熱狂的なファンなど約1,000人が駆けつけ、来日したマークやアダムらがレッドカーペットに登場すると大盛り上がり。4人はゆっくりと歩きながらサインや写真撮影などに応じ、ファンを喜ばせた。その後、4人はステージに登壇。子供の頃から同シリーズの大ファンだったというライアン監督は「この作品はスター・ウォーズファンが作ったスター・ウォーズ映画。それを早く見たいとワクワクしてくれていて、スター・ウォーズファンがここに集まっていることに感激しています」と興奮気味に話し、「映画をぜひ楽しんでください」と呼びかけた。同シリーズの“象徴”であり本作でも物語のガキを握るルークを演じるマークは、高校時代に2年間住んでいたという日本を「自分にとって特別な場所。第二の故郷」と表現。「日本のファンのみなさんはどこの国のファンよりもいつも熱心に応援してくれて、ありがとうございます」とファンに感謝した。前作「フォースの覚醒」でレイがルークにライトセーバーを渡したラストの直後から描き、衝撃作"と言われている同作。ルークが島に身を潜めていたのはカイロ・レンが関係しているのかと聞かれると、マークは「カイロ・レンはルークの甥っ子。子供の頃はかわいかったのですが成長にするにつれていろいろあり、自分は孤島に逃れていくのですが、この30年間何をしていたのか今は言えません。来週お楽しみに」と伝えた。カイロ・レンを演じたアダムは「曖昧さ」をポイントに挙げ、「監督が手掛けたすばらしい脚本。監督は観客のみなさんの知性を信じているので、曖昧さを表現している」と説明。そして監督は、作品のヒントを求められ、「希望は常にある。つぶされかかっていたとしても希望は決して手放してはいけない」と語った。最後に、マークが日本のファンに向けて、心に刻んでおきたい合言葉を贈ることに。「5、4、3、2、1」というカウントダウンに合わせて、マークが「ショウゲキノ(衝撃の)スター・ウォーズ!」と叫ぶと、会場は大きな歓声に包まれた。
2017年12月06日全世界待望のシリーズ最新作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』のレッドカーペットイベントが12月6日(水)、東京・六本木ヒルズアリーナで行われ、来日中のマーク・ハミル、アダム・ドライバー、ライアン・ジョンソン監督、キャスリーン・ケネディが出席した。■マーク・ハミルが39年ぶりのプロモーション来日キャスト陣による世界各国のPRツアー、そのスタート地点に選ばれたのが日本だ。さらに今回は、ルーク・スカイウォーカーを演じるレジェンド俳優のマーク・ハミルが、映画のプロモーションとしては、39年ぶりの来日(劇場公開1作目となる『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』以来の来日)を果たしただけに、駆け付けたファン約1,000人は大熱狂していた。「コンバンワ、ジャパン!世界中を見渡しても、日本のファンほど熱心に迎えてくれる国はない。高校時代に横須賀に住んでいたし、僕にとっては特別な場所だよ。当時、もっと日本語を勉強して、流暢にしゃべれるようになっていれば、あのまま日本で俳優になっていたかもしれないね(笑)」。■アダム・ドライバー「カラオケ行きたい」一方、カイロ・レンを演じるアダム・ドライバーは、日本で何をしてみたいか問われると「カラオケ」と即答。「何を歌うかって?そうだな。どんな歌がいいかな?まず、歌ってみてよ」とイベントMCに無茶ぶりする、お茶目な一面も見せた。本作では、ルークと“甥っ子”カイロ・レンの関係性にも踏み込むことになりそうで「僕の甥っ子は、子どもの頃は可愛かったけど、成長するにつれて、問題を抱えてしまったんだ。一体、何があったか?それは来週公開される映画を見てのお楽しみだよ」(マーク)、「この作品の魅力は、いい意味でのあいまいさを脚本に盛り込み、観客の知性に委ねている点だ。衝撃的な展開かどうかは、ぜひ皆さんに判断してほしい」(アダム)と言葉を選びながら、作品をアピールした。■『最後のジェダイ』はいよいよ来週15日(金)公開全米興収ランキング歴代No.1、ここ日本でも興収116億円の大ヒットを記録した前作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』に続く新たな物語…。長年行方不明だった伝説のジェダイ騎士、ルーク・スカイウォーカーと対面し、ライトセーバーを手渡したレイ。父親ハン・ソロを殺して、フォースの暗黒面へと落ちたカイロ・レン。「光か、闇か…」。それぞれが進むべき道と“自分の居場所”を探し求める戦いと冒険の第2章がいま、幕を開けようとしている。全国32の劇場では、14日(木)18時半より先行上映が行われる。『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は12月15日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年12月06日「スター・ウォーズ」シリーズのルーク・スカイウォーカー役を務める俳優のマーク・ハミルが6日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われた最新作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(12月15日公開)のレッドカーペット・イベントに登場。「日本は第二の故郷」と言い、日本に住んでいた高校時代について語った。マーク・ハミル「スター・ウォーズ」シリーズの“象徴”であり本作でも物語のガキを握るルークを演じるマーク。映画のプロモーションでの来日は37年ぶり、プロモーション以外では2008年の「スター・ウォーズ セレブレーション・ジャパン」以来となった。マークがレッドカーペットに登場すると、ファン約1,000人が駆けつけた会場の熱気は一気にヒートアップ。マークは、サインや写真撮影などファンサービスに気さくに応じ、投げキスをしたり、手でハートマークを作ったり、お茶目なポーズや表情でファンを楽しませた。ステージでは「こんばんはジャパン!」と大きな声であいさつ。「高校時代に2年ほど日本に住んでいたこともあり、日本は自分にとって特別な場所。第二の故郷」と日本への思いを語り、「日本のファンのみなさんはどこの国のファンよりもいつも熱心に応援してくれてありがとうございます。みなさん一人ひとりのもとにフォースがありますように。アリガトウゴザイマス!」とファンに感謝の思いを伝えた。そして、「高校時代に横須賀に住み、横浜の高校に通っていた。週末になると東京に遊びに行ったり、京都やスキーに行ったり、各地を訪れたのでたっぷり見た感じがある」と日本を満喫したというマーク。「その頃、俳優になれるくらいのレベルの日本語が話せていたら、そのまま日本に住み続けて日本で俳優活動していたと思う」と日本愛あふれるコメントでファンを喜ばせた。前作「フォースの覚醒」でレイがルークにライトセーバーを渡した衝撃のラストの直後から描かれる最新作。イベントには、カイロ・レン役のアダム・ドライバー、ライアン・ジョンソン監督、プロデューサーのキャスリーン・ケネディも登場。さらに、カイロ・レン、ストームトルーパー、BB-8、R2-D2、C-3POも駆けつけ、映画の世界観を再現した。
2017年12月06日『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のその後を描いた“衝撃”の最新作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の公開に先立ち、このほどルーク・スカイウォーカー役のマーク・ハミルが来日。成田空港には約400人のファンが詰め掛け、熱烈な歓迎を受けた。前作『フォースの覚醒』では約30年ぶりにスクリーンに登場し、『スター・ウォーズ』シリーズの“象徴”にして、本作でも物語のカギを握る最重要人物である“伝説のジェダイ”ルーク・スカイウォーカー。先月公開された動画では、「東京でお会いするのを楽しみにしています」とメッセージを残し、この来日宣言に日本中のファンから喜びの声が上がっていたが、この度そんなマークが来日!成田空港の到着出口には、本シリーズに登場したキャラクターに扮したファンや、ライトセーバーを掲げる人、R2-D2やC-3POといったドロイドになりきる人たちも見られすでに熱気に包まれていた。そしてついに、マークが登場すると歓喜の悲鳴が上がり、「実は高校生の頃には神奈川県に住んでいて、アメリカンスクールに通っていました。その後も日本には訪れたこともあり、そのたびに日本のファンはとても応援してくれるので非常に楽しい時間を過ごせています。日本に帰ってくることができて最高の気分です」とマークはコメント。そして、時間が許す限りファンひとりひとりと対話し、サインや2ショット写真、集合写真にも気軽に応じるなど、神対応を見せていた。また、シリーズ史上最大の“衝撃作”である最新作の内容については、「それだけはいまこの場ではどうしても話せないことになっているんです」とやはり内容については明かせないと話し、「日本の熱心なファンに会えて本当に嬉しいです。『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』を是非楽しみにしていてください。フォースと共にあらんことを」と最後に日本中のファンに向けてメッセージを残した。さらに同便には、ダース・ベイダーの意志を継ぐカイロ・レン役のアダム・ドライバーも。アダムもマーク同様、日本のファンひとりひとりのサインや写真撮影に対応していた。なお、2人は同日来日したライアン・ジョンソン監督、ルーカスフィルム社長のキャスリーン・ケネディとレッドカーペット・イベント、来日記者会見に参加する予定だ。一体ここでは何が語られるのだろうか?『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は12月15日(金) より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年12月05日マーベル史上最やりすぎ、R指定の過激なヒーロー作品として話題を集めたデッドプールの続編『デッドプール2』が、2018年6月1日(金)に日本で公開される。前作デッドプールおさらい『X-MEN』シリーズのスピンオフ作品にあたり、1991年にコミックに登場して以来、ファンが長年待ち続けたデットプール。世界のためでも、人類のためでもでもなく、自分のためだけに闘う、無責任で自己中心的なアンチヒーローを描いた作品だ。前作は、20世紀のFOX映画史上、最高のオープニングを記録し、3週連続No.1という記録を樹立。デッドプールのキャラ『デッドプール』は、特殊部隊の精鋭だったウェイド・ウィルソン。突然末期ガンを宣告されたことを機に、悲惨な人体実験の被験者となるが、意思とは裏腹に不死身の肉体を手に入れる。そこから自ら作ったユニフォームで“デッドプール"名乗って戦う。自身を実験台にし人生を滅茶苦茶にした男に復讐を果たすことを決意するが…というお話。ウェイドは、能天気で無責任、口から飛び出すのは毒舌ばかり、子供のようなギャグが大好きで、すぐにブチ切れる。美女には弱く、自分のことを“俺ちゃん"と呼び、ハローキティグッズを愛用するお茶目な一面もある。『デットプール2』のあらすじ『デッドプール2』のストーリーは、デッドプールの前に、未来からやってきた強敵マッチョなクソ野郎・ケーブルが現れたことから始まる。恋人のヴァネッサの期待に添えるように"良い人間"になろうと決めたデッドプールは、ケーブルの狙う謎の力を秘めた少年を守ることを決意。特殊能力を持つメンバーを集めた最強“鬼やば”チーム・Xフォースを結成することに。しかし実際に集まったのは、二刀流剣士シャッタースターや、単なる求職中の中年男性・ピーター、"運の強さ"を能力と言い張るドミノなど。前作からのハチャメチャ振りも相変わらず健全な第2作では、立ちはだかる強敵に打ち勝つことはできるのか…?!おふざけなストーリーの中でも、思わず目を奪われる激しいアクションシーンは必見だ。お茶目なパロディ映像も『デッドプール2』リリース解禁前には、本作らしいブラックユーモアを散りばめた特別映像が公開された。舞台となるのは、デッドプールと油彩画法を学ぶ絵画教室。実は日本でも1990年代前半に放送され、人気を集めたテレビ番組「ボブの絵画教室」のパロディのようだ。画家ボブ・ロスのトレードマークとも言える白シャツにGパン(もちろんシャツはイン)にアフロヘアーまで真似。しっかり“しごいた"筆で、“おしっこ色"から描き始めると瞬く間に芸術的な絵に。そして、「“白い粉"の中を転げまわりたい」などと俺ちゃん節全開で進行していく。いずれにしても完成した絵は、アメリカ人画家ノーマン・ロックウェルの感謝祭の七面鳥をオーブンから出している家庭の風景を描いた絵のこれまたパロディーで、なんと子供たちに料理を振舞うお母さんに扮してノーマン本人も登場。サポートする父親は、相棒のケーブルで、その料理を楽しみに待つ子供達にウィーゼル、コロッサス、ブラインド・アル、ネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッド、ヴァネッサ、ドーピンダー。そして、デッドプール2から登場するドミノというクセが強すぎる家族がお目見え。更に壁にはなんとマーベル・コミックスの巨匠スタン・リーの姿も見られる。『アダムの創造』も茶化すデッドプールにかかれば、『アダムの創造』も茶化す。アダムの創造は、旧約聖書の『創世記』に記された、神が最初の人類たるアダムに生命を吹き込む場面を表現したとされている神聖なもの。システィーナ礼拝堂の天井に天才ミケランジェロが描いた有名な作品だ。それが相棒ケーブルの銃口へと代わり、神と同じように伸ばされたアダムの左腕は、デッドプールに向けられた銃口に指を突っ込む。本来なら指先からアダムに生命を授けるために伸ばされた神の指だ。1作目の『デッドプール』では、エンドロールの後に「続編ではケーブルが出てくるよ」と発表していたのだが…。ディズニー/ピクサーアニメーション『トイ・ストーリー』風!?パロディ予告神聖な『アダムの創造』を茶化す彼には怖いものなし。さらに彼の茶化す対象となったのは、本作の配給会社である20世紀FOXの買収を発表した、ディズニー/ピクサーアニメーションだ。予告動画では、『トイ・ストーリー』風のシーンが組み込まれており、“あの保安官”に扮したデップーとケーブルが登場。彼らの靴底にはしっかりデッドプールの本名「WADE」の名前が記されている。そして、『トイ・ストーリー』では絶対にありえない“キン○マ攻撃”まで……。そんなふざけた場面とは一転して、圧倒的な強さを見せつけるアクションシーンや新キャラ・ドミノの姿もみることができる。オープニング・テーマ曲に、世界の歌姫セリーヌ・ディオン!『デッドプール2』のオープニング・テーマ曲を担当するのは、過去にグラミー賞5冠、アカデミー賞2冠を獲得した世界的な歌姫セリーヌ・ディオン。1年2カ月振りの新曲となる「アッシュズ」が起用された。ミュージックビデオの中では、壮大なメロディに合わせて美しい歌声を披露するセリーヌ・ディオンの周りを、主役さながらにスポットライトを浴びて踊りまくるデッドプールが登場。パフォーマンスの最後には、"素晴らしすぎた"を理由に、もう一度撮り直しを要求する無茶なデッドプールの姿も映し出されている。キャストライアン・レイノルズが引き続きデッドプール役を演じ、プロデューサーも兼任する。監督は『ジョン・ウィック』の共同監督デヴィッド・リーチ。そのほか、ジョシュ・ブローリン演じるケーブルや、ザジ・ビーツ演じるドミノなど新キャラも登場する。作品詳細『デッドプール2』監督:デヴィッド・リーチ出演:ライアン・レイノルズ、ジョシュ・ブローリン、ザジ・ビーツ、ブリアンナ・ヒルデブランド、モリーナ・バッカリン、T・J・ミラー公開:2018年6月1日(金)© 2018 Twentieth Century Fox Film Corporation© 2018 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved
2017年12月02日世界最大級のオンラインストリーミングサービス・Netflixのオリジナル映画『Death Note/デスノート』が現在配信中だ。本作はご存じ、日本のマンガ界が誇る大場つぐみ(原作・原案)と小畑健(作画)による少年ジャンプの大人気コミック『デスノート』の待望のハリウッド実写映画版で、あの『HEROS/ヒーローズ』の「ヤッター!」という決めゼリフでおなじみのマシ・オカがプロデューサーを務めていることでも注目の一作。そんな本作で主人公ライト・ターナー役を演じる若手俳優のナット・ウルフは、日本版『デスノート』(06)の藤原竜也の演技力も参考にしたという。――アメリカでも原作は超有名だそうですが、そもそも本作に関わる前に『デスノート』の存在そのものはご存知でしたか?いや、知らなかったよ。ただ、僕の若いいとこや大親友が『デスノート』の超ファンでね。アニメや漫画などを全部知っていたと思うけれど、僕は観ていなくてね。でも今回、脚本を手にしてすごくよかったし、何よりも監督のアダム・ウィンガードのファンだったから興味を持てたよ。作品に出る前にチェックしておかなくてはと思って、『デスノート』の漫画やアニメをチェックした。ところがチラ見くらいのつもりが、結果的にドハマリしてしまってね(笑)。おかげで猛烈にファンになってしまったよ。――どこがよかったのですか?観る者に道徳観を問うところかな。何が正義であるか。あとはライトとLの頭脳戦だよね。原作ではそこが一番面白いと思ったところで、今回の作品でもそうだったよ。――日本版『デスノート』(06)も観たそうですね。藤原竜也さんの演技がすごかったでしょう?藤原さんもだけれど、ほかの人も素晴らしかったと思う。マンガアニメキャラを実写で演じることはすごく難しいことだし、僕はそのまま丸呑みにするよりトーンを参考にしたよ。――おっしゃるように本作は頭脳戦が見ものではありますが、共演者と敵対するキャラクターを演じる際、日本の撮影現場では本番中相手との距離を置く方もいるそうで、L役のラキース・スタンフィールドさんとは、どう過ごしていましたか?俳優が演技のためにすることって時に「そこまで?」と思うこともあるけれど、今回は自然な感じで最初の1カ月くらいお互いに距離を置いていたよ。もともと同じシーンが少なくて、撮影現場で一緒になることが少なかったからね。ちょうどダイナーでの直接対決のシーンが、始まって1カ月後くらいにあってね。そこでふたりとも溜めに溜めていたテンションを解放して、演技をぶつけ合ったかな。そこからグッと距離が近づいたかな。――ところでライトの行動って、ある意味では共感はしますよね? とても良くないことではありますが、「行け! 行け!」みたいなことも思ってしまう。そのあたりの価値観については、どう考えますか?僕もそこが面白いなと思っていて、良いことなのか悪いことなのかは、観ている人が考えることだよね。「行け! 行け!」と思うけれども、行き過ぎだろう、とかね。ライトは白黒でしか世界を見ていないけれど、世界はグレーでもっと複雑なことを知っていく。その道程が面白いと僕は思ったよ。ただ、微妙なところで彼は終わってしまうけれども(笑)。――さて、初来日だそうですが、『デスノート』が生まれた国という意味で、感じるものは?いろいろな場所にプロモーションに出かけたけれど、監督をはじめ一番楽しみにしていた場所こそ日本だったよ。『デスノート』は独特な発想の物語で、それこそが日本ならではと感じたかな。映画の元になっている物語の核でもある面白い方法で人の願いを実現するというテーマは、日本的な感覚で掘り下げているものだと思う。何が正義か、とかね。――神や悪魔などという構図は、もともとアメリカっぽいものなので、デスノがそちら側で映画化されることのほうが、より自然ではあるとも個人的には思いました。確かにね。ただ、この道徳観を問う物語は、どこの国に置き換えても通じるものだとは思うけれどね。何が正義でそうでないかというテーマは、アニメでも漫画でも映画でも強い作品としていきていくよね。だからこそ、今回の作品を多くの人に観てほしいよ。■プロフィールナット・ウルフ1994年12月17日生まれ。アメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルス出身。2003年、オフ・ブロードウェイで子役として俳優デビューした後、2005年、母親のポリーが監督、脚本を務めた『The Naked Brothers Band: The Movie』で映画デビュー。以後、『ニューイヤーズ・イブ』(11)、『ハッピーエンドが書けるまで』(12)、『きっと、星のせいじゃない。』(14)などで着実にキャリアを積み、今後の活躍が嘱望される若手俳優のひとり。音楽活動も熱心で、弟のアレックス・ウルフと組み、ナット&アレックス・ウルフ名義で数々のシングルをリリース。現在はニューヨーク市に在住。
2017年12月01日映画を超えた史上空前のエンターテインメント『スター・ウォーズ』。その最新作となる『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』から、あの『スター・ウォーズ』のメインテーマ曲に乗せたワクワクが止まらない新映像が公開。早くも注目度上昇中の新キャラクター・ポーグが、チューバッカによって強制退場させられる(!?)シーンも登場する。日本でも社会現象級の大ヒットとなった『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のその後が語られる本作。前作『フォースの覚醒』で“フォースを覚醒させた”レイ、“ダース・ベイダーの意志を継ぐ決意をした”カイロ・レン。“光”と“闇”の間で揺れ動く2人に、“伝説のジェダイ”ルーク・スカイウォーカーは何をもたらすのか…。■『スター・ウォーズ』メインテーマにワクワクが止まらない!人気キャラ続々登場の新映像このたび公開された映像は、『スター・ウォーズ』のメインテーマに合わせて人気キャラクターが次々に登場する。ライトセーバーの使い方を学ぶレイに、ミレニアム・ファルコン号に再び(久々に)乗り込むルークの姿も。カイロ・レンも赤いライトセーバーを掲げ、コロコロとしたドロイド BB-8は前作と変わらずキュートな姿を披露している。そして、銀色の鎧をまとったキャプテン・ファズマの「お前を待っていた」とのセリフにもゾクゾク!これまでシリアスな予告編が多かった本作だが、短いながらも『スター・ウォーズ』の印象的なメロディに乗せ、フィンの雄たけびや興奮の戦闘シーンにワクワクが連続する映像となっている。そんな映像のラストに登場するのは、公開前にも関わらず、さまざまなグッズが発売され、BB-8を超える人気者になるのでは?とうわさされている新キャラクターのポーグ。愛くるしい大きな瞳に小さなフサフサの体で、すでにファンの心を鷲掴みにしているポーグだが、可愛い声で鳴く姿にイライラしたのか、チューバッカによって画面から強制退場させられてしまうのだ!チューバッカの新しい相棒的な存在に思われていたポーグだが、2人の関係はあまり良好ではないのかも…?そんなチューバッカとポーグのコミカルなコンビは、何度でもループして見たくなるほど。■アダム・ドライバー「どちらの中にも“光”と“闇”の両方が存在している」いまだ多くの謎に包まれている本作は、レイがルークと出会いライトセーバーを渡した直後から描かれるが、レイの家族とは誰なのか?希望を体現していたルークがダークサイドに落ちてしまうのか?など、さまざまな憶測が飛び交っている。レイを演じたデイジー・リドリーは、「レイがルークを説得するところから物語が描かれていくわ」と明かしている。「ルークをレジスタンスに連れ戻そうとしているの。でもルークはレイに冷たく当たるのよ。そうしているうちに想像もしなかった驚くべき出来事が起きるのよ」とも語り、どうやら衝撃の展開が待ち受けているようだ。また、ライトサイドの誘惑を断ち切れず光と闇に揺れ動くカイロ・レン。ダース・ベイダーを継ぐ決意をしたはずだが、強大なフォースを手にしたレイとは一体どんな関係に発展していくのか。演じたアダム・ドライバーは、「本作の壮大なストーリーの中心にいるのがレイとカイロ・レンだ。2人は正反対の立場にいるけれど、それを分かつ境界線はとても細く、どちらの中にも“光”と“闇”の両方が存在している。実は彼らはかけ離れた存在ではないし、お互いがほとんど自分自身の裏側なんだ」と意味深に語り、2人は表裏一体の関係であることに触れている。かつて、ルークとレイアの父アナキン・スカイウォーカーが、不安や恐怖に支配されてダークサイドに落ち、ダース・ベイダーとなってしまったように、レイも強大なフォースに困惑し、行き場を失った不安からダークサイドに落ちてしまうのか…。あるいは、カイロ・レンがライトサイドに戻ってくる…という衝撃の展開もあるのか?本作の公開が、ますます待ち遠しくなってきた。『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は12月15日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年11月30日あたたかく、見た目にもインパクトを添えるボリューミーなファーは、この冬のマストハブ。小動物のような愛らしさが魅力の吉岡里帆が、ふわふわのファーに身を包んで登場!キレイめスタイルをほどよくカジュアルダウン。エレガントな印象のシルクのトップスに、光沢感のあるテーパードパンツ。シンプルなシャツスタイルも、ファージレを合わせることで異素材の立体感が引き立つ。ロングジレ¥223,000(スプラング/ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店TEL:03・5786・0555)シャツ¥21,000(カディーアンドコー/ギャルリー・ヴィー 丸の内店TEL:03・5224・8677)パンツ¥39,000(ロゼ アンナ)ブーツ¥54,000(ロック)共にジャーナル スタンダード 表参道TEL:03・6418・7958イヤリング¥8,700(ドミニク デナイブ/シップス 有楽町店TEL:03・5252・7748)セットアップを邪魔しないトータルバランスが鍵。ストライプが目を引くパジャマ風のセットアップには、ファー小物でボリュームを持たせるのが好バランス。色が切り替えになったマフラーは、ドレッシーにも、ラフなスタイルにもマッチ。フェミニンなピンクのサンダルも、さし色として重宝しそう。ファーマフラー¥15,000(バンディッツロンドン/アメリカンラグ シー 新宿フラッグス店TEL:03・5366・5425)シャツ¥38,000パンツ¥35,000(共にバナナタイム/オー! ショールームTEL:03・5774・1408)ファーサンダル¥8,000( エミュ/ジャーナル スタンダード 表参道)ミニマルなジャケットを、ダークトーンと合わせてモードに昇華。毛脚の長いファーアウターと、繊細なチュールスカートのコントラストが印象的。ヘアはコンパクトにまとめて、ファーのボリューム感を際立たせて。ファーコート¥264,000(スプラング フレール/アメリカンラグ シー 新宿フラッグス店)ニットジャケット¥110,000(ヴェロニク ルロワ/アダム エ ロペTEL:0120・298・133)チュールスカート¥30,000(ビリティス・ディセッタン/ビリティスTEL:03・3403・0320)ラメニットブーツ¥18,000(ユナイテッドアローズ/ユナイテッドアローズ 銀座店TEL:03・3562・7798)鮮やかなターコイズブルーが文句なしにキュート!明るいカラーが溢れる今シーズンは、個性の強い色同士を合わせるのもトレンド。モンスターのようなもこもこのブルーファーバッグが、華やかな装いの切り札に。ファーバッグ¥110,000(ラドロー/ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店)プルオーバーパーカ¥12,000(ジャーナル スタンダード/ジャーナル スタンダード 表参道)クロップドパンツ¥43,000(アンスクリア/デミルクス ビームス 新宿TEL:03・5339・9070)よしおか・りほ1993年1月15日生まれ。京都府出身。‘18年1月スタートのドラマ『きみが心に棲みついた』(TBS系)に主演。また、主演映画『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』が‘18年公開予定。※『anan』2017年12月6日号より。写真・土屋文護(TRON)スタイリスト・木津明子ヘア&メイク・Rie(by anan編集部)
2017年11月29日俳優のハリソン・フォードが19日、カリフォルニア州で交通事故を起こした女性を救ったという。ハリソンはカリフォルニア州ルート126を走行中、前を走っていた女性の車が道路から外れて事故を起こしたことで、すぐに救助に向かったとのことだ。ハリソンは車から出られなくなっていたその女性を、駆け付けたほかのドライバーたちと共に救出したそうで、運転していた女性はその後に到着した救急隊員から治療を受けたものの、軽傷だけで済んだという。そんなハリソンだが、2015年公開の『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』ではハン・ソロ役を続投し、劇中で息子のカイロ・レン(アダム・ドライバー)に殺されていた。しかし来月に公開を控える『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』では、監督のライアン・ジョンソン曰く、未だハンが重要な位置を占めるという。「ハンの存在感は作品全体にあるんだ」「カイロは間違いなく基盤から外れている。『フォースの覚醒』の最後での敗北もあるけど、それ以上に自らの父親を殺したという行為がね。掘り下げるのがとても興味深いよ」「頭の中でそれをどうとらえているのか。どういう状況にあってあんなことをしたのか。そして彼への影響はってというところとかね」(C)BANG Media International
2017年11月21日