アップルがUSB 3をサポートする「Lightning-SDカードカメラリーダー」の販売を開始した。同社のオンラインストアでの価格は3,500円(税別)。Lightning-SDカードカメラリーダーは、カメラで撮影した写真やビデオをiOSデバイスに取り込むためのLightning対応のカードリーダーだ。SDカードを差し込むとiOSデバイスの写真アプリが開き、iCloudフォトライブラリを使用している場合は、取り込んだ写真やビデオがiCloudに保存される。新しいLightning-SDカードカメラリーダーはUSB 3に対応する初のLightiningアクセサリであり、RAW画像やHDビデオといった大きなファイルも高速に転送できる。ただし、現時点でLightningポートがUSB 3に対応するiOSデバイスはiPad Proのみ。その他のiOSデバイスではUSB 2の転送速度になる。
2015年12月09日アップルがiPhone用のバッテリー内蔵型保護ケース「Smart Battery Case」を発売した。対応機種はiPhone 6sとiPhone 6。カラーはチャコールグレイとホワイトの2色。同社のオンラインストアにおける価格は11,800円(税別)だ。Smart Battery Caseは「シリコーンケース」と同じように、外側に柔らかいシリコーン、内側にiPhoneを保護するマイクロファイバーを用いており、丸みのあるiPhone 6s/6のボディにぴったりとフィットし、手に心地よく収まる。またケースを簡単に脱着できるように、ヒンジ部分にエラストマーを採用している。Smart Battery Caseの装着によってiPhone 6sのバッテリー動作時間は以下のように80%前後長くなる。連続通話時間:最大14時間→同25時間LTEでのインターネット利用:最大10時間→同18時間ビデオ再生時間:最大11時間→同20時間ケース内蔵バッテリーの残量はiPhoneの通知センターやロック画面で確認できるほか、ケースの内側にバッテリーの状態を示すLEDインジケータが用意されている。iPhoneに付属するLightning-USBケーブルを使ってiPhoneと同じように充電でき、ケースを装着した状態で「iPhone Lightning Dock」を利用できる。米国のいくつかの媒体が、早くもSmart Battery Caseの使用レポートを公開している。The Vergeの「Apple’s new $99 iPhone battery case doesn’t measure up」によると、iPhoneとSmart Battery Caseのどちらのバッテリーも100%の状態では、iPhoneはケースのバッテリーから使用するという。Smart Battery Caseの内蔵バッテリーの容量は1,877mAh。iFixitの分解レポートなどで明らかになったiPhone 6sの内蔵バッテリーの容量をわずかに上回るが、iPhoneを100%まで充電できないこともあると指摘している。内蔵バッテリーが空になったiPhone 6sにSmart Battery Caseを装着し、Smart Battery Caseが空になるまで充電したところ、iPhone 6sの内蔵バッテリーは72%だった。バッテリー容量と価格という点ではサードパーティの製品に軍配が上がる。だが、スリムなSmart Battery Caseは持ちやすく、Lightningケーブル1本で扱え、通知で簡単にバッテリー残量を確認できるなど、Appleデザインならではの使いやすさが長所であるとしている。
2015年12月09日世界エイズデーの12月1日、アップルはApple Store銀座、心斎橋、名古屋、福岡の4店舗でAppleロゴのカラーを"レッド"に変更した。同日アップルが販売するすべての製品、アクセサリの売上金額の一部が、世界エイズ・結核・マラリア対策基金へ寄付することがアナウンスされている。これは、例年ワールドワイドに実施されており、日本では、実店舗、オンラインストアともに、アップルが販売するすべての製品およびアクセサリの売上金額の一部が世界エイズ・結核・マラリア対策基金に寄付される。また、銀座、心斎橋、名古屋、福岡の4店舗では、この日のみ店頭に設置されたAppleロゴのカラーがレッドに変更されている。アップルは、エイズと戦い、エイズの無い世代を作り出すための活動を続ける(RED)の活動を以前よりサポートしている。(PRODUCT)REDを運営する(RED)は、ロックバンドU2のボーカリスト・ボノと、 国際NGOであるDATAのボビー・シュライバーが発起人となり、2006年1月26日、スイスのダボスで開催された世界経済フォーラムで提唱された。(RED)には、アップルをはじめ、ファッション系から金融系まで様々な企業がパートナーとして参加しており、(PRODUCT)REDという共通のブランドの商品の開発・販売にあたっている。活動を通じて得た収益の一部は「世界エイズ・結核・マラリア対策基金(グローバルファンド)」に寄付され、募られた基金は、エイズによって最も深刻な影響を受けている人々に教育や診療を提供するために使われる。(RED)に参加した企業からは、これまでに総額3億2,000万ドル以上、アップル単独でも1億ドル以上の資金が生み出されている。また、App Storeでは、ゲームデベロッパーであるフィンランドのSupercellと協力して「(RED)パック」を提供している。対象となるのは、「クラッシュ・オブ・クラン」「ブーム・ビーチ」「ヘイ・デイ」の3タイトルで、App内課金として購入できる。こちらは売上金額の中から収益分すべてが前述の「世界エイズ・結核・マラリア対策基金」に寄付される。名パックには、ゲーム内で(RED)への支援を表明できる期間限定のデコレーションアイテムも含まれている。これらのパックは、12月5日午前1時(日本時間)まで購入できる。
2015年12月01日アップルは19日、Apple Watch用の充電ドック「Apple Watch Magnetic Charging Dock」をオンラインのApple Storeで販売開始した。価格は税別9,500円。19日時点では、1営業日での出荷となっている。Apple Store実店舗でも販売予定。「Apple Watch Magnetic Charging Dock」は、円盤型の台の中央に磁気充電端子を備え、Apple Watchを充電できるスタンド。充電端子は立てることができ、Apple Watchを横向きでも、寝かせた状態でも充電できる。なお、Apple Watchを横向きに置いた場合は自動的にナイトスタンドモードに切り替わる。対応するApple Watchは、38mmケースと42mmケースの両方。同梱物は、Apple Watch Magnetic Charging Dock本体および、Lightning - USBケーブル。
2015年11月19日アップルが同社のオンラインストアにおいて、Apple Watch用の充電ドック「Apple Watch Magnetic Charging Dock」の販売を開始した。Magnetic Charging Dockは38ミリと42ミリの全てのApple Watchで利用できる。円盤形の台座の真ん中に、Apple Watch付属の充電ケーブルと同じ磁気充電端子が付いており、Apple Watchを置くだけで簡単に充電を開始できる。ドックの高さがあるため、バンドを広げて平らに置いた時にApple Watchが安定する。また磁気充電端子は立てられるようになっており、横向きに立てた状態でApple Watchを置くことも可能。横向きに置くとApple Watchは自動的にナイトスタンドモードに切り替わる。パッケージに含まれるのはApple Watch Magnetic Charging DockとLightning - USBケーブル。カラーはホワイト。価格は9,500円 (税別)だ。
2015年11月19日アップルは11月9日、タブレットiPadシリーズの新製品「iPad Pro」のオンラインでの販売を11月11日に開始すると発表した。またApple直営店、特定の通信事業者やApple製品取扱販売店などにおいて、今週後半から店頭販売も始まる。価格は下位モデルの32GB Wi-Fiが94,800円、上位モデルの128GB Wi-Fi+セルラーが128,800円となっている。カラーは、シルバー、ゴールド、スペースグレイの3色。オプションの「Apple Pencil」は11,800円。「Smart Keyboard」は19,800円 (チャコールグレイ、US Englishレイアウト)。iPad Pro Smart Coverが7,800円(チャコールグレイ、ホワイト)、iPad Pro Silicone Caseが9,800円(チャコールグレイ、ホワイト)となっている。iPad Proは、米Appleが9月に開催したスペシャルイベントで発表し、11月の発売を予告していた。12.9インチ (2,732×2,048、264ppi)の大きなRetinaディスプレイを装備し、ディスプレイ面積はiPad Air 2より78%も大きい。プロセッサはA9の高速版であるA9Xを搭載する。iPad Air 2に比べてCPU性能が最大1.8倍、グラフィックス性能も最大2倍向上した。3Dデザインの作成・レンダリングや、4Kビデオのマルチストリームの編集といったタスクでもスムーズに処理できるという。iPad Proは"プロ"のニーズに応えるiPadという位置づけであり、Apple自身がペン入力用のApple Pencilと、キーボードSmart Keyboardを用意した。Apple Pencilは圧力センサーと傾きセンサーを備え、新しいMulti-Touchサブシステムとタイミングコントローラを備えたiPad Proのディスプレイとの組み合わせで、ペンを使った豊かな表現を実現する。Smart Keyboardはカバーとハードウエアキーボードを兼ねており、Smart Coverと同じようにマグネットで簡単に着脱でき、折りたたみ方を変えることでカバー、スタンド、キーボードの3つのスタイルで利用できる。キーボード部分はファブリック素材にレーザーアブレーションによって一つずつキーが形成されており、わずか4ミリの薄さでもしっかりとした張力を持ち、安定して正確にタイピングできる。カメラは、背面のiSightカメラが8メガピクセル、前面のFaceTime HDカメラは1.2メガピクセル。Wi-Fi(802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.2、Touch IDを搭載。内蔵バッテリーは38.5Whで、最大10時間の使用が可能だ。本体サイズは305.7×220.6×6.9ミリ、重さは713グラム(Wi-Fiモデル)/723グラム(Wi-Fi+セルラーモデル)。
2015年11月10日アップルが同社のオンラインストアで第4世代の「Apple TV」の販売を開始した。価格は32GBモデルが18,400円、64GBモデルが24,800円。出荷予定日は販売開始時点で3~5営業日となっており、最も早い場合は10月31日に届く。第4世代のApple TVは米Appleが9月に開催したスペシャルイベントで発表し、10月末の発売を予告していた。同社は「TVの未来はアプリである」としており、Apple TVに新たにtvOSを搭載した。サードパーティ開発者がApple TV向けのアプリを開発でき、Apple TVのApp Storeを通じてユーザーに提供できる。ユーザーインターフェイスはフラットなデザインになり、また新たなインターフェイスとして音声デジタルアシスタント「Siri」が加わり、音声を使った操作や情報検索も可能になった。ハードウエアはCPUにA8を搭載、Wi-Fi機能が802.11ac(2x2 MIMO)をサポートする。ユーザーインターフェイスの変更に合わせて、付属のリモコンも「Siri Remote」に刷新された。Bluetooth 4.0でApple TVと接続。IRトランスミッタ、タッチ操作用のTouchサーフェス、Siri用のマイクを備える。また加速度センサーとジャイロスコープを内蔵し、簡単な動きによる操作もサポートする。第4世代Apple TVのパッケージには、本体、Siri Remote、Lightning-USBケーブル(Siri Remoteの充電用)、電源コードが含まれる。HDMI(HDMI 1.4に対応)でTVと接続するが、HDMIケーブルは同梱されていない。アクセサリ類は、Siri Remoteが単体で9,500円、動きのあるゲームなどでSiri Remoteを落とさないように手首と結ぶ「Remote Loop」が1,500円となっている。第4世代Apple TVはBluetooth対応のヘッドフォンやスピーカーをサポートしており、「Beats PowerBeats2ワイヤレスインイヤーヘッドフォン」「Beats by Dr. Dre Solo2ワイヤレスオンイヤーヘッドフォン」「Bose SoundLink Mini Bluetooth Speaker II」「B&O PLAY BeoPlay A9 mkⅡ」など、Apple Storeで販売されているBluetooth対応ヘッドフォン/スピーカーの互換Apple製品にApple TV(第4世代)が加わった。Bluetooth 4.1対応のゲームコントローラ「SteelSeries Nimbusワイヤレスゲームコントローラ」(8,400円)もApple TV(第4世代)をサポートする。
2015年10月27日アップルは、同社提供の音楽サービス「Apple Music」において、J-Popやアニソンなど邦楽コンテンツを強化した。木村カエラ、ASIAN KUNG-FU GENERATION、JUJUの最新タイトルや松田聖子、TM NETWORKなどの人気のカタログ、中川翔子やClariS、大原櫻子のアニソンを楽しむことができる。世界中で1,500万人のリスナーがいることが先日公表されたApple Musicで、邦楽コンテンツが強化された。23日よりソニー・ミュージックやビクターエンタテインメントなどのレーベルが参加し、木村カエラ、ASIAN KUNG-FU GENERATION、JUJUの最新タイトルや松田聖子、TM NETWORKなどの人気のカタログ、中川翔子やClariS、大原櫻子のアニソンを楽しむことができるようになっている。リスナーの趣味に合った、お勧めのコンテンツを表示してくれる「For You」にも「はじめてのJUJU」などのプレイリストが追加されている。この調子で邦楽コンテンツが増えていくなら、海外のリスナー向けにJ-Popのプレイリストが強化されるだろうし、「Radio」で流れている「トゥデイズ J-Pop」のほかに、最新の音楽トレンドを配信するラジオ「Beats 1」でもニューヨーク、ロサンゼルス、ロンドンに次ぐ、第4の拠点として、東京が選ばれるかもしれない。Apple Musicは今年の7月1日より提供が始まった。登録してから最初の3カ月は無料で全てのサービスを利用できる。無料期間が終わった後の利用料は「個人メンバーシップ」で月額980円、「ファミリーメンバーシップ」は1,480円となっている。
2015年10月23日映画『サウンド・オブ・ミュージック』の公開は1965年。つまり今年は制作・公開50周年であり、物語の舞台であり撮影地のオーストリア・ザルツブルクでは記念式典として10月17日、ガラ・コンサートが開催された。○あの子役たちも立派な大人にエプロンをつけた金髪ショートカットの女性が丘をかけあがり、大自然の中を美しい声でのびのびと歌う映画。それだけ聞いてもすぐに『サウンド・オブ・ミュージック』と分かる人も多いだろう。「え、知らない」という人でも、「ドレミの歌」ならおなじみなのではないか。これはミュージカル仕立ての映画『サウンド・オブ・ミュージック』の中で歌われる、同作の代表的な曲といっていい。公開以来、世界的なメガヒットを成し遂げたクラシックムービーである。50周年を祝うコンサートには、1,340人の観光客と世界12カ国から集められた50人にものぼる各種メディアの数々。ファンで埋め尽くされた会場の祝祭大劇場は、最後には舞台俳優と観客の大合唱となり興奮と感動に包まれた。また、会場には50年前の当時は子役であった長男フリードリッヒ役のニコラス・ハモンド、次女ルイーズ役のヘザー・メンジーズ、次男クルト役のデュアン・チェイス、そして四女マルタ役のデビ―・ターナーのほか、実際のトラップ家(映画の主人公)の末裔たちが駆けつけ、さらに盛り上がる。撮影秘話なども披露され、ファンにとっては忘れられない一夜となった。(C)2015 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.
2015年10月20日アップルは13日、Mac用のアクセサリ「Magic Keyboard」「Magic Trackpad 2」「Magic Mouse 2」を発表、同日より販売を開始した。いずれの製品も充電式のリチウムイオンバッテリーを内蔵し、従来のAA電池を中心としたデザインからより機能的なデザインに改められた。Lightningポートを備え、Lightning-USBケーブルで接続して約2時間で充電が完了する。フル充電で約1カ月の使用が可能。対応環境はOS X v10.11(OS X El Capitan)以降。BluetoothでMacと接続し(Magic Trackpad 2はBluetooth 4.0が必要)、Lightning-USBケーブルを使ってMacとのBluetooth接続のペアリングを行える。○Magic Keyboard表面全体にキーが配置され、ファンクションキー(メディアコントロールキー)が従来の横長の小さなキーから正方形の大きなキーに変更された。キーのシザー構造が改良されてキーの安定性が33%向上、キーごとの最適化が図られており、より快適なキー運びで正確な入力を行える。本体サイズは27.9(幅)×11.49(奥行)×0.41~1.09(高さ)センチで、重さは0.231キロ。価格は11,800円。○Magic Trackpad 2ボタン機構に感圧タッチを採用し、圧力の違いを検出する感圧センサーを用いた操作をサポートする。ガラスで覆われたタッチパネルが表面全体に広がり、どこを押してもクリックできる。内蔵バッテリ-になったことでより低いフォルムになり、スクロールやスワイプといったマルチタッチ操作をより快適に行える。本体サイズは16.0(幅)×11.49(奥行)×0.49~1.09(高さ)センチ、Magic Keyboardと並べてフィットするデザインになっている。重さは0.231キロ。価格は14,800円。○Magic Mouse 2内蔵バッテリーになって軽量化され、また底面のレールが改良されており、マウスを動かす時の抵抗が少なくなっている。電池室のふたがなくなった底面は、より正確かつ滑らかにマウスの動きをトラッキングできるようにデザインが最適化された。表面には最新のマルチタッチサーフェスを採用しており、スクロールやスワイプ、クリック、ダブルクリックといった操作をスムースに行える。本体サイズは5.71(幅)×11.35(奥行)×2.16(高さ)センチで、重さは99グラム。価格は9,500円。
2015年10月14日アップルは5日、仏・ラグジュアリーブランド「エルメス」とApple Watchのコラボレーションモデルとなる「Apple Watch Hermès」を発売した。3モデルをラインナップし、価格は138,000円(税別)から。「Apple Watch Hermès」は、9月9日(米国時間)に開催されたアップルのスペシャルイベントにおいて発表された製品。エルメスの職人が製作するレザーストラップと、アップルのデザイナーが設計した文字盤を組み合わせた特別モデルで、ケース裏蓋とストラップの裏面には、「Hermès」の文字が刻まれている。このモデル限定で、エルメスの代表的な腕時計である「クリッパー」、「ケープコッド」、「エスパス」からインスピレーションを得たデザインのWatchフェイスを内蔵している。○Double TourDouble Tourは、ダブルストラップを特徴とするデザイン。ケースサイズは38mmのみ。ストラップは、フォーヴ色のヴォー・バレニア、ブルー・ジーン、カピュシーヌ、エタン色のヴォー・スウィフトの4色を用意。価格は158,000円(税別)。○Simple TourSimple Tourは、馬のガースベルトの留め具を彷彿とさせるバックルを採用したクラシックなデザイン。ケースサイズは、38mmと42mmを用意。ストラップは、フォーヴ色のヴォー・バレニア、黒のボックスカーフ。38mmのみカピュシーヌ色のヴォー・スウィフトも用意している。価格は38mmのモデルが138,000円、42mmのモデルが158,000円(いずれも税別)。○CuffCuffは、乗馬の馬具にインスパイアされた幅広のデザイン。Apple Watchの心拍センサーが常に手首に接するように設計されている。ケースのサイズは42mm、カラーはとフォーヴ色のヴォー・バレニアのみの用意。価格は188,000円(税別)。○日本国内の取り扱い店舗日本の取り扱い店舗は、Apple Store 表参道、Apple Store 銀座、Apple Store 心斎橋、Apple Watch at Isetan Shinjuku、Dover Street Market Ginza、Hermès 銀座、Hermès 大阪御堂筋の7店舗。
2015年10月06日5日、アップルとフランスの老舗メゾン・エルメスとのコラボレーションモデル「Apple Watch Hermès」が発売となった。"Simple Tour"、"Double Tour"、"Cuff"の3ラインの展開で価格は138,000円(税別)から。「Apple Watch Hermès」は、9月9日のアップルのスペシャルイベントで発表された。Apple Watchのデザインと機能はそのままに、Hermèsのアイコニックなスタイルである繊細な仕上げのレザーベルトがあしらわれている。"Simple Tour"、"Double Tour"、"Cuff"という3ラインでの展開で、通常のApple Watchと異なりケースの裏蓋部分とストラップの裏側に"Hermès"の文字が刻まれており、このモデルのみで使用できるWatchフェイスが内蔵されている。Double Tourは38mmモデルのみで、フォーヴ色のヴォー・バレニア、ブルー・ジーン、カピュシーヌ、エタン色のヴォー・スウィフトの4タイプを用意。マルタン・マルジェラがクリエイティブディレクターを務めていた頃からの独特なデザインで、Hermèsの定番腕時計でも採用されている。価格は158,000円(税別)。Simple Tourは38/42mmモデルに、フォーヴ色のヴォー・バレニア、または黒のボックスカーフの2タイプを用意。38mmモデルではカピュシーヌ色のヴォー・スウィフトを選ぶこともできる。クラシックなエルメスのデザインで、馬具工房としての伝統を受け継いだ仕上がりとなっている。価格は38mmのモデルが138,000円、42mmのモデルが158,000円(いずれも税別)。Cuffは42mmモデルとフォーヴ色のヴォー・バレニアの組み合わせのみ。馬具から着想を得て、デザインされている。Apple Watchの心拍センサーが常に手首に接するよう、ストラップにはホールが穿たれている。価格は188,000円(税別)。取り扱い店舗は、Apple Store 表参道/銀座/心斎橋/at Isetan Shinjuku、Dover Street Market Ginza、Hermès 銀座、Hermès 大阪御堂筋の7店舗。本日より予約および購入が可能だ。
2015年10月05日アップルは10日、純正アクセサリとして、米国時間9日に発表された新型iPhone「iPhone 6s」「iPhone 6s Plus」向けのレザーケースおよびシリコンケースを、Apple Storeで販売開始した。レザーケースは、特殊ななめし加工と仕上げを施したヨーロピアンレザーを使用。iPhone本体を手がけたデザイナーがデザインしたもので、本体にぴったりフィットするという。裏地はマイクロファイバー素材。iPhone 6s/6s Plus向けに、それぞれミッドナイトブルー、サドルブラウン、ローズグレイ、ブラウン、ブラックの5色で展開する。直販価格はiPhone 6s用が税別5,800円、iPhone 6s Plus用が税別6,500円。シリコンケースもレザーケースと同じく、iPhone本体を手がけたデザイナーが担当。本体の音量調節ボタンやスリープ/スリープ解除ボタンにもフィットする作りという。裏地はマイクロファイバー素材。iPhone 6およびiPhone 6s向けのモデルと、iPhone 6 PlusおよびiPhone 6s Plus向けのモデルの2種類を用意。それぞれホワイト、チャコールグレイ、ストーン、アンティークホワイト、ブルー、ターコイズ、ミッドナイトブルー、ラベンダー、ピンク、オレンジ、(PRODUCT)REDの11色で展開する。直販価格はiPhone 6および6s用が税別3,800円、iPhone 6 Plusおよび6s Plus用が税別4,500円。
2015年09月11日アップルは10日、iPhone/iPod touch向けの新アクセサリ「iPhone Lightning Dock」を発表した。同日発表された新型iPhone「iPhone 6s」と「iPhone 6s Plus」にも対応する。直販価格は税別5,800円。Lightningコネクタ搭載のiPhoneおよびiPod touchシリーズに対応した専用ドック。USB端子や3.5mmイヤホンジャックを備え、対応端末を立てた状態で「iPhone Lightning Dock」に接続して充電・シンク(同期)が行える。本体にヘッドホンを接続し、端末内の音楽を聴いたりすることも可能。純正ケースを装着したままでも使用できる。カラーはシルバー、スペースグレイ、ゴールド、ローズゴールド。対応製品は、iPhone 5 / 5c / 5s / 6 / 6 Plus / 6s / 6s Plus、第5世代iPod touch、第6世代iPod touch。
2015年09月10日西田敏行や愛川欽也などがパーソナリティを務めた、人気深夜ラジオ番組「パック・イン・ミュージック」のオフィシャルブック『パック・イン・ミュージック』(2,500円)が、9月18日に発売される。1967年から15年間に渡り放送された「パック・イン・ミュージック」は、“ラジオブームの元祖”とも言われる伝説の深夜ラジオ番組。歴代パーソナリティは、西田敏行、愛川欽也、小島一慶、久米宏、吉田拓郎、南こうせつ、近田春男、おすぎとピーコ、山本コウタロー、野沢那智などの豪華メンバーが務め、番組終了時には終了に反対するリスナーの抗議デモが起こるほどの人気を集めていた。中でも放送開始から終了まで改編されることのなかった「金曜ナチチャコ・パック」の傑作選を4枚のCDに収録した「金曜ナチチャコ・パック 今、よみがえる伝説のスター投稿者・傑作選」も発売されている。今回発売される『パック・イン・ミュージック』は、今年の4月までTBSラジオの取締役を務めていた伊藤友治が手掛けたもの。番組の制作関係者や出演者への取材、調査を基に、「パック・イン・ミュージック」と“ラジオが最も熱く、若者が熱狂していた時代”が蘇る。また9月24日には、東京・神保町の書泉グランデにてトークイベントも開催される予定だ。【書籍情報】『パック・イン・ミュージック』著者:伊藤友治、TBSラジオ出版社:DU BOOKS言語:日本語並製/512ページ/四六判発行:9月18日価格:2,500円
2015年09月01日明治は9月1日、「デザート・ピッツァ アップル&カスタード」(税込453円前後)を全国で発売する。同商品は、もっちりとした生地に蜜漬けりんご、キャラメルチョコ、カリカリアーモンドを重ね、シナモンパウダーと十勝産パルメザンチーズをトッピングしたデザートピザ。加熱調理することで、りんごとカスタードの香りが広がり、とろけるキャラメルチョコとピザ生地の一体感を楽しめるという。同時に、「デザート・ピッツァ ショコラ&ドライフルーツ」(税込453円前後)をリニューアル発売。チョコレート風ソースを増量し、よりチョコレートのおいしさを味わえるとのこと。
2015年08月31日アップルは、同社が提供する音楽制作ソフト「Logic Pro X」の最新版となるバージョン10.2の提供を開始した。本バージョンでは今年1月に買収したCamel Audioのソフトサンプラー「Alchemy」が追加されたほか、Apple Musicの「Connect」機能を使った楽曲のアップロードに対応している。新規購入の場合、価格は23,800円。Mac App Storeでの販売となる。今回のアップデートでは、アップルが今年の1月に買収したCamel Audioのサンプルベースシンセサイザー「Alchemy」が追加された。Alchemyには多様な音を作るために、複数のシンセシス(再合成)エンジンと先進的なモーフィング機能が搭載されている。あらゆるタイプのエレクトロミュージックに対応した3,000以上のプリセットを搭載し、新採用のキーボードプリセットブラウザでは、探している音色を描写的キーワードを用いての検索が行える。トランスフォームパッドでは、最大8つのサンプルを読み込み、コントローラーから音色を変えることができる。また、シンセサイザーのマニュピレートやサウンドデザインの技術について完全に理解していなくても、新しいサウンドをクリエイトできるパフォーマンスコントロールが導入されている。別途ダウンロード利用できる14GBという膨大なコンテンツライブラリは、ヒップホップや、EDMなどのエレクトロニックミュージック向けのネタを多く揃える。さらにApple Musicの「Connect」機能に対応し、Logic Pro Xから直接、楽曲をアップリードできる(要Apple Music Connectアカウント)。Logic Pro Xのアップデートにあわせ、ライブ演奏用アプリケーション「MainStage」とiPad用コントローラー「Logic Remote」の最新版も公開。「MainStage」はバージョン3.2となり、こちらもAlchemyをサポート。新規購入の場合、価格は3,600円。Mac App Storeでの販売となる。「Logic Remote」の最新バージョンは1.2.2で、Alchemy用にタブ化されたトランスフォームパッドとX/Yパッドをタブで切り替え可能な「Smart Control」が追加されている。Logic Pro XとMainStageの旧バージョンのユーザーは無料でアップデートが可能。対応OSは、Logic Pro XがOS X 10.9以降で、MainStageはOS X 10.9.5以降。Logic RemoteはiOS 8.0以降に対応する。
2015年08月26日●iCloudミュージックライブラリとは8月14日に配信されたiOS 8.4.1では、修正された項目の中に「iCloudミュージックライブラリをオンにできない問題を解決」とある。これまでiTunes Storeで曲を買ったことがある人でも、iCloudミュージックライブラリについてはあまり意識してこなかった人も多いのではないだろうか。そもそもこれは一体どんな機能なのだろうか?○ユーザーのライブラリをクラウドへiCloudミュージックライブラリはApple Musicの機能として提供されるもので、一言でいえば「iCloudにアップロードしたiTunesライブラリ」のことだ。Apple Musicでは、ライブラリをクラウドにアップロードして解析することで、ユーザーがどんな曲を聴いているのかなどの嗜好を分析し、お勧めのプレイリスト作成などに利用している。そのためにライブラリをアップロードするのだ。Apple Musicでは曲やアルバム、プレイリストを「マイミュージック」に追加する場合、iCloudミュージックライブラリをオンにすることが求められる。ミュージックライブラリをオンにしなくても構わないが、その場合はユーザーがアップロードした曲は利用できず、iTunes Storeで購入した曲だけが対象となる。アップロードしたライブラリは、同一Apple IDを使用するMacやiOS機器10台までの間でストリーミング/ダウンロード再生が可能だ。なおiCloudミュージックライブラリをオンにするとき、ほかの機器のローカルライブラリの曲をアップロードしてライブラリに「結合」するか、クラウド側のライブラリでローカルのライブラリを「置き換え」するか選択できる。●iTunes Matchとの違い○iTunes Matchとは何が違うの?ユーザーのライブラリをクラウドにアップロードするというと、日本でも昨年からサービスを開始した「iTunes Match」がある。こちらは年間3,980円のサービスで、アップロードしたファイルがiTunes Storeで販売されている場合、ダウンロードするとファイルが元のファイルではなく、iTunes Storeで販売されている曲に置き換えられる。たとえば昔購入してMP3の128kbpsでリッピングしていたCDが、iTunes Matchでアップロードすると、AACの256kbpsとしてダウンロードできるわけだ。このとき、元のファイルの素性は問われずiTunes Storeで正規に購入した曲と同じ扱いになるため、一部では違法にダウンロードした曲を合法ファイルに置き換える「ロンダリング」とも言われていた。ユーザーがアップロードしたファイルがiTunes Storeで販売されているとき、AACファイルに置き換えられる点はiCloudミュージックライブラリでも同じだが、iTunes Matchでは著作権保護機能(DRM)のないファイルがダウンロードできるのに対し、iCloudミュージックライブラリでは、Apple Musicで配信されている曲の場合、DRM付きのファイルがダウンロードされる(手持ちにない、Apple Musicからダウンロードしたファイルと同じDRM)。このDRMは「ミュージック」アプリおよび「iTunes」上でしか再生できない(ほかのアプリから利用できない)というものだ。通常はそれほど気にする必要はないのだが、もしクラウドにアップロードしたからローカルのファイルを処分してしまってもいいや、とファイルを削除してしまうと、あとでダウンロードしたファイルがすべてDRM付きになってしまうわけだ。ローカルのファイルは捨てないように、バックアップをとっておこう。なお、iTunes MatchとiCloudミュージックライブラリを同時に利用していると、iTunes Matchが優先されるようだ。
2015年08月14日アップルは14日、iOSの最新版「iOS 8.4.1」の提供を開始した。iOS 8.4で提供された「Apple Music」のバグを修正する内容となっている。iOS 8.4.1では、定額制音楽ストリーミングサービス「Apple Music」のバグ修正と、セキュリティアップデート43件が提供される。主な改善点は以下の通り。iCloudミュージックライブラリを有効にできない問題Apple Musicがオフラインで再生可能な曲のみを表示するように設定されている際に、追加した曲が表示されない問題他のデバイスで異なるアルバムアートワークが表示される問題Beats 1を再生中に「ラブ」ボタンが機能しない問題アーティストが「Connect」に投稿する際に起こる複数の問題
2015年08月14日不二家は4日、「カントリーマアムまるごと果実(クランベリー)」「同 (アップル)」を発売した。○フルーツまるごとの食感を楽しめる、カントリーマアム2品「カントリーマアムまるごと果実」シリーズより、クランベリー味をリニューアル発売、アップル味を新たに発売する。チョコチップの代わりにドライフルーツを配合、1個(標準13g)当り食物繊維を約1g含み、健康志向の人におすすめだという。カントリーマアムならではのソフトな食感はそのままに、フルーツの味わいと食感を楽しめる品質に仕上げた。「カントリーマアムまるごと果実(クランベリー)」は、生地にクランベリーとレーズンを練り込んだ。2015年3月に発売した同名の商品よりもレーズンを増量し、よりフルーティな味わいにリニューアルしたという。「同 (アップル)」は生地にアップルの果汁と果肉・パインの果肉を入れ、フルーティな味わいに仕上げたとのこと。ともに7個(個包装)入りで、参考小売価格は各216円(税込)。
2015年08月04日アップルは、Apple Watchの新しいスポット広告(CM)を公開した。"Closer"と"Beijing"と題されており、日常生活での利用における、Apple Watchのパーソナルで多面的な能力を前面に打ち出している。"Closer"と題されたCMでは、Apple Watchというパーソナルなデバイスが我々にとって最も個人的な人間関係、すなわち親と子供の関係にどのようにフィットするか、あるいは役に立つかを表現している。子供の好きなアニメ番組で始まり、母親からの呼び出しに応え、ちょっとした問題をシンプルな絵文字を使って解決する様子を捉えている。アップルでは、Apple watchの大ファンだという保護者から、Apple Watchを使ってやれること・やれないことについてのヒアリングを行っているそうだ。このCMはまさにそういった生の声が反映された仕上がりになっている。もう一本の"Beijing"では、ベルリンから北京へ旅する2人の友人のストーリーが綴られている。手首につけたApple Watchから発信される情報を活用することで、新しい都市の探索を容易なものにしてくれるといった内容だ。現地通貨の換算から、現地のフードやレストラン情報の入手、歴史的・文化的な建造物を訪ねたり、地域社会との交流を試みたりと様々なシチュエーションでApple Watchは活躍してくれるというメッセージが込められている。
2015年08月04日●アップルは「擬似垂直統合」ビジネスモデルだ!直近のニュース記事をピックアップして、「家電的な意味で」もうちょい深掘りしながら楽しい情報や役に立つ情報を付け加えていこう……という趣向で進めている当連載。今回の題材はこれだ。アップル、第6世代iPod touch - iPhone 6と同様のA8チップ搭載 (7月16日掲載)ご存知の通りiPod touchは、「携帯電話網への接続機能を持たないiPhone」のようなものだ。前回にリニューアルしたのが2012年9月のことだから、3年近く刷新されていなかったことになる。3年間のブランクはとくにハードウェア面で大きく、新型と2012年モデルでは性能面で大きな差が生まれている。昨今のアプリを使うのであれば、ずっと快適な体験になることだろう。しかも、サイズは過去のものとほぼ同じ。128GBのフラッシュメモリーを搭載したモデルも用意されたから、なかなかお買い得なモデルと言える。○アップルは「擬似垂直統合」ビジネスモデルだ!そもそもiPod touchの存在は、アップルのiOSデバイス戦略と密接に紐付いている。他社製品とiOS機器の違いは、アップルが自ら設計したり、他社に特別なパーツをオーダーして調達するものが多い、ということにある。中核となるSoC(※)である「Aシリーズ」は自社開発の上、パートナーに製造を委託しているもので、他のメーカーは使えない。性能を数字でみれば、iPhoneもiPadも、Android端末に比べ特段優れた点はない。iOSとの一体設計がなければ、ここまで快適な製品にはならない。※システム・オン・チップ。CPUやGPUと周辺LSIを一つにまとめたものそして、アップルのiOS機器、特にiPhoneの特徴は、とにかく利益率が高いことだ。パーツコストは販売価格の3割程度と言われている。ただし、ここに宣伝や流通、在庫、研究開発などのコストが乗ってくるので、実際の営業利益率は3割、というのが定説だ。とはいえ、他社の倍近い利益率と言われており、アップルは圧倒的に商売がうまい。高い利益率を支えているのは、部材調達コストのコントロールである。アップルが自社独自のパーツを調達しているのは、そうするのが、もっとも価格を安く、安定的に調達する方法であるからだ。アップルは工場を持たず、生産委託の形でビジネスをしている。しかし実際には、半導体やボディの生産について、かなり初期設計の段階から関わり、独自に生産機械を調達し、生産委託工場に配置していたりする。工場を持たず、他社から供給されるパーツを組み立てて最終製品を製造するビジネスモデルを「水平分業型」という。そして、アップルは水平分業の代表、と言われることが多いが、筆者は間違いだと考える。工場こそ持っていないが、「バーチャルな垂直統合型」だと思っている。自社製品に特化した部品を一気に製造し、ソフトもそこに合わせてチューニングする。そうやって無駄を排除することが、利益率を高めるためには重要なのだ。思えば、アップル製品はバリエーションが少ない。スマートフォン製品においては、サムスンやソニー、LG電子に対して、数分の一のバリエーション数しかないのだ。それは、同社が少ないバリエーションで顧客をつかみ、利益率を高める戦略であることを示している。●「マイファーストiPhone」としてのiPod touch○「マイファーストiPhone」としてのiPod touch前置きが長くなったが、ここで話をiPod touchに戻そう。iPod touchでは、iPhoneに使われているSoCのうち、一世代前もしくは性能が劣るものが使われる。2012年秋のモデルではiPhone 4Sに使われていた「A5」が利用され、今年のモデルではiPhone 6に使われている「A8」が搭載されている。ともに、1年前に登場したiPhoneのSoCを低クロックで使っている。低クロックにしているのは、製造上その方が有利であり、コストダウンにもつながるからだ。新iPod touchと2012年モデルのパフォーマンスの違いは、ほぼSoCの進歩と歩調を合わせている、と考えて差し支えない。だが、ここで一つの疑問が浮かぶ。なぜ、2013年と2014年にはiPod touchの新モデルがなかったのだろう? 正確には、2013年には1モデルのみ、2012年版の廉価版が用意されたのだが、本格的な新モデルはなかった。ここで、アップルにおけるiPod touchの位置づけを理解しておく必要がある。iPodといえばアップルの音楽機器のブランドだが、ことiPod touchについては、必ずしもそうとは言いかねる。iPhoneの登場以降、アップル製品の魅力は「iOS向けのアプリ」になっていった。アプリ、特にゲームの市場は急拡大した。アップルとしても、この機会に巨大市場であった「携帯ゲーム機」へチャレンジしたい、という意志が強く働いていた。家庭で楽しめる低価格版iPhoneとして登場した、という側面がある。その性格が強く現れていたのが、2012年版のiPod touchだった。当時、アップル関係者は筆者にこう話した。「子供が最初に持つアップル製品がこれになる、と思っている。ネット機器としても、カメラとしてもこれを最初に触れる。だから本物じゃなきゃいけない」。iPhoneと同じ要素を持ちつつ、低価格な「マイファーストiPhone」としての位置づけが重要だったわけだ。そうした要素がもっとも強く、「一般市場への拡大」を意識していた製品だと言える。例えば、2012年版には専用ストラップの「iPod touch loop」があった。これが用意された理由は「カメラならストラップがあるのが当たり前だろう?」(アップル関係者)ということだった。しかし、その状況は2013年から2014年の間に、変化した。スマートフォンは高価格モデル一辺倒ではなくなり、Androidを中心に低価格製品が増えていく。長期契約に伴う割引などを使えば、ハイエンドスマホでも安く入手できるようになる。市場がアップルに求めているのは低価格iPhoneであり、iPod touchではない、という状態だった。そこで、アップルは一世代前のiPhoneを生産し続け、低価格機種として併売したり、プラスチックボディでシンプルな外観の「iPhone 5c」を製品化したり、というアプローチを採った。その製造にかかるコストと販売戦略を中心軸とした場合、iPod touchの新モデルを用意する意味は薄れていた。●久々に「音楽が軸足」のiPod touchに○久々に「音楽が軸足」のiPod touchにが、今年は違う。アップルはストリーミング・ミュージック・サービスである「Apple Music」を軸に、音楽ビジネスの再構築を行う。過去のiPodは「オフラインで音楽を聞くもの」だが、Apple Musicを軸にするなら「オンラインで常に使い続けることもできる機器」、すなわちスマートフォン的なものが必要になる。iPod touchは「ストリーミング時代の音楽プレイヤー」としての存在になるというわけだ。現在、多くの人が音楽をスマートフォンで聴いている。以前に比べれば専用機の必要性が低下しているのは間違いない。一方、スマートフォンは電話・ネットに関するライフラインとしての価値が高く、音楽などのエンターテインメント要素は切り分けたい、というニーズもある。iPod touchであれば、そのニーズに対応するにはぴったりだ。アップルは2014年に「低価格スマートフォン路線」からは一歩退く判断をしている。低価格iPhoneとiPod touchの共食いを気にする必要もなくなった。ならば、より音楽市場に向けたチューニングでiPod touchを出そう、という発想も頷ける。大量の音楽を貯めこむ人のために128GBモデルが用意され、コスト的に厳しい割にニーズが薄いストラップは削除された。アップルは例年、音楽系製品のリニューアルを秋に行っていたのだが、今回はApple Musicとの関係を強調する必要もあり、夏の発表になっている。現在、音楽シーンではストリーミングやアプリベースでの配信に軸足が移りつつあり、単品の音楽プレイヤーでは立ちいかなくなりつつある。ハイレゾに対応するにしても、アプリなどがあればより簡単になる。そういう存在の受け口としても、iPod touchは重要だ。Androidにおいても、同じようなものがあればそれなりに市場はできると思う。だが、スマートフォンそのものが低価格化していること、音楽などの「サービス連携」を考慮できる企業が限られていることなどから、AndroidでiPod touchのような存在を作るところは稀だ。国内で目立つのはソニーのウォークマンくらいだろうか。アップルとしては、音楽プレイヤー市場をテコに、AndroidユーザーにもiOS機器を買ってもらいたい、と思っているようだ。そういう存在として、iPod touchはかなり戦略的な意味合いのある製品、と言えそうだ。
2015年07月27日アップルは16日、「iPod nano」および「iPod shuffle」のカラーバリエーションを変更した。スペースグレイ、ゴールド、シルバー、ピンク、ブルー、Apple Store限定の(PRODUCT)REDの6色を用意。価格は、iPod nanoが17,800円、iPod shuffleが5,800円(いずれも税別)。iPod nanoは、2.5型マルチタッチディスプレイ(240×432ドット、202ppi)を搭載。16GBのストレージを装備し、内蔵バッテリーで最大30時間の音楽再生が可能。インタフェースは、Lightningコネクタ、Bluetooth 4.0。Nike+もサポートしている。本体サイズはW39.5×H5.4×D76.5mm、重量は31g。Apple EarPods、Lightningケーブルが付属。iPod shuffleのストレージ容量は2GB。内蔵バッテリーで最大15時間の音楽再生が可能。本体サイズはW31.6×H8.7(クリップを含む)×D29.0mm、重量は12.5g。Apple Earphones、USBケーブルが付属。
2015年07月16日アップルは16日、第6世代となるiPod touchを発売した。価格は、16GBモデルが24,800円、32GBモデルが29,800円、64GBモデルが36,800円、128GBモデルが48,800円(いずれも税別)。128GBモデルはオンラインのApple Storeおよび直営店のみ取り扱う。最新のiOS 8がインストールされており、音楽サービス「Apple Music」にも対応している。カラーはスペースグレイ、ブルー、ゴールド、ピンク、シルバーの5色と、Apple Store限定の(PRODUCT)REDを用意。第6世代となる新モデルは、iPhone 6シリーズと同様の64bitアーキテクチャを採用し、A8チップにM8モーションコプロセッサを搭載。従来モデルと比べ、CPUパフォーマンスは最大6倍、グラフィックス性能は最大10倍の高速化を実現した。M8モーションコプロセッサは、ジャイロスコープや加速度センサーで計測したデータをA8チップの代わりに処理することで、電力効率を向上させている。さらに、iPhoneの「ヘルスケア」アプリに歩数や移動距離などの計測データを記録する役割を担っている。カメラ性能もさらに向上。背面に8メガピクセルiSightカメラ、前面に1.2メガピクセルのFaceTime HDカメラを搭載。iSightカメラは、スローモーション撮影(120fps)、バーストモード、タイムラプスビデオ、パノラマモード(最大43メガピクセル)、1080p HDビデオ撮影が行える。FaceTime HDカメラは、バーストモードや720p HDビデオ撮影に対応している。どちらも、ノイズリダクションや顔検出の機能を強化している。ディスプレイは4型Retina(1,136×640ドット、326ppi)を採用。ワイヤレス機能はIEEE 802.11a/b/g/n/acとBluetooth 4.1。入出力インタフェースは、Lightningコネクタ、ステレオミニジャック、スピーカー、マイク。内蔵のリチウムイオンバッテリーは、音楽再生で最大40時間、ビデオ再生で最大8時間の利用が可能だ。充電時間は、高速充電で約2時間(バッテリー容量の80%充電)、完全充電で約4時間となっている。本体サイズはW58.6×H6.1×D123.4mmで、重量は88g。本体のほか、Apple EarPods、Lightning - USBケーブル、クイックスタートガイドが付属する。
2015年07月16日アップルは16日、iPod nanoとiPod shuffleのカラーバリエーションを刷新した。新たなラインナップは、スペースグレイ、ゴールド、シルバー、ピンク、ブルーに、Apple Store限定、(PRODUCT)REDの6色となっている。iPod nanoは、2.5インチディスプレイ(240×432、202ppi)に、16GBのストレージを搭載。インターフェースはLightningコネクタとBluetooth 4.0。また、Nike+をサポートする。サイズはW39.5×H5.4×D76.5mm、重量は31g。価格は17,800円(税別)。本体のほか、Apple EarPods、Lightning - USBケーブル、クイックスタートガイドが付属する。iPod shuffleは、2GBのストレージを搭載。内蔵のリチウムイオンバッテリーで最大15時間のオーディオ再生が可能。サイズはW31.6×H8.7(クリップ部含む)×D29.0mmで、重量は12.5g。価格は5,800円(税別)。本体のほか、Apple Earphones、USBケーブル、クイックスタートガイドが付属する。
2015年07月16日LINE MUSICは7月10日、6月30日にユニバーサル ミュージック(UMJ)を新たに株主に加えた新体制を発表した。LINE MUSICは、音楽市場のさらなる発展と活性化を目指し、エイベックス・デジタル(ADG)、ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)、LINEの三社共同出資により、2014年12月に会社を設立した。6月11日にサービスをスタートしたが、6月4日にUMJが新たに共同出資企業として、資本参加することに基本合意していた。6月30日に、SMEおよびLINEからUMJへ株式譲渡を行い、LINE MUSICは四社による共同出資となった。なお、株式譲渡後の持ち株比率は、ADG:20%、SME:33.4%、UMJ:13.2%、LINE:33.4%となる。また、同日、新たに取締役として、千葉龍平(ADG 代表取締役副社長)・田中宏和(UMJ 執行役員)の2名を選任している。
2015年07月13日アップルは1日、iTunesの最新版となるバージョン12.2の提供を開始した。最新版にアップデートすることで、Mac上でApple Musicが利用可能になる。Apple Musicは定額制の音楽配信サービス。サービス利用することで、Apple Musicカタログに用意された楽曲をストリーミング形式で視聴することができる。楽曲をオフラインで聴くことも可能。Apple Musicではプロが選曲したプレイリストが多数用意され、そのプレイリストは、エクササイズなどのシーンやそのときの気分に適したものから選べる。また、好みのアーティストの最新情報をチェックもできる。 サービス利用開始からは3ヶ月間は無料で利用可能。
2015年07月01日アップルは9日、公式サイトをリニューアルし、ページ上部の製品メニューバーから「iPod」と「iTunes」を削除した。メニューバーには新たに「Music」が追加されている。同社は、8日(米国時間)米・サンフランシスコで、開発者向けカンファレンス「WWDC15」の基調講演を行い、その後公式サイトをリニューアルした。同サイトの上部に設置された、製品メニューバーから「iPod」と「iTunes」の項目が削除され、「Music」が新たに追加されている。「Music」は、同基調講演で発表されたサブスクリプション型の音楽サービス「Apple Music」を解説するページとなっている。製品メニューバーからは削除された「iPod」「iTunes」だが、「Music」ページ内に、iPod、iTunesの専用ページへのリンクが貼られている。また、「ストア」ページでは、「iPodストア」が用意されており、販売が中止されるわけではないようだ。
2015年06月09日LINEは6月4日、エイベックス・デジタル(ADG)、ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)、LINEの三社共同出資によって設立したLINE MUSICについて、新たにユニバーサル ミュージック(UMJ)の資本参加に関して基本合意に至ったと発表した。LINE MUSICは、音楽市場のさらなる発展と活性化を目指し、2014年12月にADG、SME、LINEの三社共同出資により会社を設立。以降、定額制音楽配信サービス「LINE MUSIC」の提供開始に向け、ADGとSMEの持つコンテンツや音楽サービスの展開実績、LINEが持つユーザー基盤やスマートフォンサービスの開発・運営経験など、各社が持つ経営資源を活かしながら、協議・開発を行ってきた。今回、UMJが新たに共同出資企業として資本参加することに基本合意し、今後、四社でユーザーと音楽コンテンツの新たな接点や楽しみ方を創出することを目指し、事業を推進するという。なお、定額制音楽聴き放題サービス「LINE MUSIC」は近日中に公開を予定しており、サービスの詳細などについては、改めて告知するとしている。
2015年06月05日LINE MUSICは4日、ユニバーサルミュージック合同会社が同社に資本参加すると発表した。これにより、近日公開を予定している定額制音楽聴き放題サービス「LINE MUSIC」の取扱い楽曲が増えそうだ。LINE MUSICは、エイベックス・デジタル、ソニー・ミュージックエンタテインメント、LINEの3社共同出資によって設立された株式会社。ユニバーサルミュージック合同会社が資本参加することで、今後は4社でLINE MUSICの提供を目指していく。なお、同サービスの提供時期・詳細については、後日改めてアナウンスするという。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年06月04日