「と◯た◯ろ◯」とは、誰のことか分かりますか。ヒントは国民的アニメ、『ちびまる子ちゃん』(フジテレビ系列)の登場人物。ちびまる子ちゃんは、家族や学校のクラスメートなど、多くの登場人物がいます。本記事で出題した「と◯た◯ろ◯」は、ある愛称で呼ばれるシーンが多いことから、本名があまり知られていない人物です。次章で、気になる正解を発表していきます。正解は…鼻が特徴的な「まる子のクラスメート」正解は「とみたたろう(富田太郎)」。ブー太郎の愛称で呼ばれている、まる子のクラスメートです。ブー太郎のチャームポイントは、何といっても「鼻」。豚のような鼻であることや、好きな食べ物が豚肉と豚まんであること、語尾に「ブー」を付けて話すことから、ブー太郎というニックネームになりました。なお語尾に「ブー」を付けて話すという設定は、後付けであったそうです。まる子のクラスメートには、ブー太郎と同じようにニックネームで呼ばれていることが多く、本名があまり登場しないキャラクターはほかにもいます。例えば「はまじ」。はまじの本名は「浜崎のりたか」といいますが、基本的にははまじと呼ばれています。この機会に苗字や愛称しか知らない、ちびまる子ちゃんのキャラクターがいないか、チェックしてみましょう。※この記事で紹介した正解はあくまで一例です。[文・構成/grape編集部]
2023年08月08日「の◯の◯す◯」とは誰のことでしょう。ヒントは、国民的アニメに登場するお父さん。しかし「の◯の◯す◯」は、クレヨンしんちゃんの野原ひろしなど、そのほかの国民的アニメに登場するお父さんの中では、少し印象が薄いかもしれません。「の◯の◯す◯」の正解を、次章で見ていきましょう。「もう少し悩みたいな」という人は、ストップしてください。正解は…厳しくも優しい〇〇〇のお父さん!正解は「のびのびすけ(野比のび助)」。アニメ番組『ドラえもん』(テレビ朝日系)の主人公(一説では副主人公)である、野比のび太の父です。昼間は仕事で家を空けているためか、作中ではお母さん(野比玉子)とのび太のやりとりに比べると、登場頻度はやや少ないように感じられます。また人物の特徴においても、あまり知られていないことが多いかもしれません。・不器用・チェーンスモーカー・野球好き・画家の才能がある・オチ要員のび助は非常に不器用であり、運動音痴。自動車教習所で教官に、サジを投げられてしまったこともあるそうです。チェーンスモーカーであり、これまでに何度も禁煙に失敗しています。作中ではのび助がテレビを見ているシーンも多くあり、見ている番組のほとんどが野球です。応援している球団の勝敗によって、機嫌が変わります。絵の才能があり、若い頃は画家を目指していたという過去があります。作中においてのび助は「オチ要員」として描かれるケースが多いことも特徴。のび太たちだけでは、どうにもならない状況に陥ると、フラグ回収要員としてのび助が登場します。『ドラえもん』を始め、長寿アニメは主人公だけでなく、周囲のキャラクターにも細かい設定が盛り込まれています。この機会に、一人ひとりのキャラクターを深堀してみてください。※この記事で紹介した正解はあくまで一例です。[文・構成/grape編集部]
2023年08月08日注目クリエイター・可哀想に!さんによって生み出されたおぱんちゅうさぎ。ピュアで人間味もある内面性こそが、おぱんちゅうさぎの真の魅力。クスッとしたり、ホロリときたり…。たった2コマで魂が揺さぶられまくり!1、誰かのために命がけ!?まるでようせい。正義感が強く、お人好し。困っている人を放っておけないおぱんちゅうさぎは、あらゆる困りごとを一生懸命サポートしてくれる街の小さな救世主。ただしちょっぴりドジっ子なので、ついやりすぎてしまったり、しわよせが自分に降りかかってきたりと、親切が裏目に出るケースも…。身を挺して人々を守っても、誰にも気づかれないこともしばしば。それでもめげることなく、自分のなすべきことを粛々と続けているのが偉いところ。もしかしたら、今日もどこかであなたのことをこっそり守ってくれているのかも?2、いつかの出来事のようで。まるでじぶん。おぱんちゅうさぎの毎日には、ほんのり悲しい“あるあるネタ”が満載。洗濯物を干した日に限って雨が降る、みんなで木陰に座っていると自分の場所だけ日が当たる…など、誰もが一度は経験したことがあるような出来事が次々と身に降り掛かる模様。また、前方の席が当たって喜んでいたのに、ステージが全然見えない…など、推し活に勤しむオタクの心に突き刺さる“オタクあるある”も。思わず“可哀想に!さんってもしや身近にいる?”と疑いたくなるほど何から何まで共感しすぎて、膝打ちがボンゴ状態になるはず。3、なんだか報われない。ふびんもえ。スポーツ観戦で負けそうなチームを応援したり、売れないアイドルを支えたくなったりと、可哀想だと感じるものに人は心惹かれるもの。日々頑張って生きているのになぜか報われないおぱんちゅうさぎは、まさにそんな“不憫萌え”を体現する存在。いいことが起こりそうだと期待してはうまくいかずに打ちひしがれ、他者への配慮に欠けた不条理な世界にやるせない気持ちにさせられ…。時にぽろりと涙を流しながらも一言も文句を言うことがないそのひたむきな姿を、ギュッと抱きしめてあげたくなる人も多いのでは?※『anan』2023年8月9日号より。©KAWAISOUNI!文・真島絵麻里(by anan編集部)
2023年08月06日国内にとどまらず、海外でも人気が急上昇している話題のキャラクター“おぱんちゅうさぎ”。見るものの心をギュッと掴んで離さない、その底ナシな魅力を徹底分析しちゃいます。おぱんちゅうさぎって?白いおぱんちゅを纏い突如現れたキャラクター界の風雲児。愛らしい風貌&独特な世界観で、沼落ちファンが続出!注目クリエイター・可哀想に!さんによって生み出されたおぱんちゅうさぎ。そのいたいけなビジュアルから想像するほっこりした世界観とは裏腹な、悲哀が滲む日常を描いたイラスト&マンガがSNSで大人気に。昨年末の本誌「NEXT! 2023」特集にブレイク寸前なキャラクターとして登場した際は、無言の登場ながらも強烈すぎるインパクトを残し多くの反響を呼んだ。テレビCMに抜擢されるなど注目度は右肩上がりで、今年1月にはK‐POPグループ・Stray Kidsの日本版MVへのコラボ出演が実現。国境を超えた活躍でファンを増やし続けている。そこで今回は、おぱんちゅうさぎの人気の秘密を深掘り。ただかわいいだけじゃない、心の深~く柔らかな部分にグサッとササる理由とは?知れば知るほど、トリコになること間違いなし!作者・可哀想に!さんって?“おぱんちゅうさぎ”や“んぽちゃむ”などのキャラクター作品に加え、自身の経験や気づきを描いたシュールなアニメーションも大人気のクリエイター(CHOCOLATE Inc.所属)。SNSの総フォロワー数は300万人超え。おぱんちゅうさぎの基本情報をおさらい!どこか謎めいて、だからこそ好奇心が刺激されるおぱんちゅうさぎワールド。ここではキュートな2頭身ボディに隠された秘密や、日頃の交友関係に迫ります。1、おぱんちゅうさぎのひみつ。おぱんちゅうさぎは地球在住。組み立てに失敗した不安定すぎるベッドや、パンツ型の小粋なフロアライトがある部屋に住んでいることが作品内で明らかになっている。みんなを助けたり励ましたりするために日々奔走しているというが、頑張っても報われないのが辛いところ。毎日泣きそうになりながらも健気に生きている、おぱんちゅうさぎに幸あれ!2、コロコロ変わるひょうじょう。言葉では多くを語らないけれど、心の動きがしっかり伝わってくる豊かな表情がおぱんちゅうさぎのチャームポイント。今にも涙がこぼれ落ちそうなウルウルの瞳や口角がきゅるんと上がったぷっくり唇をはじめ、全身を使って喜怒哀楽を表現する姿に思わずキュン!3、個性豊かなキャラクターたち。【脱帽カッパ】悪気のない鈍感さがかえってギルティ。おぱんちゅの生活を語る上で欠かせないのが、食や遊びを共にする愉快な仲間たち。大親友の脱帽カッパは、おぱんちゅのスペースを侵害したり気遣いをスルーしたりと、悪気はないが絶望的に気が利かないのが難点。【着衣グマ】仲良しに見えるけど実はケンカ続行中!?毎日トレーナーを着ている着衣グマは、おぱんちゅの幼なじみ。一緒に歩道を歩くと必ず幅寄せしてくるため、壁に押し付けられたおぱんちゅの側面が汚れまみれに…。今までに3回ケンカして、2回仲直りしているそう。4、誕生日は8月2日。今号の発売日である8月2日は、おぱんちゅうさぎの誕生日。8(ぱん)2(つ)にちなんで下着を新調したり、おぱんちゅうさぎカラーでコーディネートしたりして、お祝いしましょ※『anan』2023年8月9日号より。©KAWAISOUNI!文・真島絵麻里(by anan編集部)
2023年08月06日意外と難しい穴埋めクイズに挑戦!「は〇わ〇ず〇こ」の〇に文字を入れると、ある人物の名前になります。穴埋めクイズは直感が大切なので、まずはヒントなしで考えてみてくださいね。どうしてもわからない人にはヒントをどうぞ。・国民的アニメの登場人物・主人公のクラスメイトでお金持ち・口癖は「ベイビー」もうわかりましたよね!それでは正解を発表します。正解は...クイズの答えは「はなわかずひこ(花輪和彦)」です。答えを聞いてもピンとこない人も、国民的な知名度の漫画・アニメ『ちびまる子ちゃん』(フジテレビ系)に登場する「花輪くん」と聞くとわかるのではないでしょうか。下の名前はあまり知られていないようです。花輪くんは、ちびまる子ちゃんの主人公「まる子」のクラスメイトの1人です。お金持ちのお坊ちゃんで「ヘーイベイビー」「セニョリータ」といった口癖があり、外国かぶれのキザな一面があります。しかし、お金持ちであることを自慢することはありませんし、誰に対しても紳士的で優しい性格なので、誰も嫌味には感じておらず女の子からはかなりモテています。ちびまる子ちゃんの登場人物の中でも人気が高く、花輪くんをメインに描かれたストーリーも多くあります。ちびまる子ちゃんは、日本人なら誰もが一度は見たことのある漫画・アニメでしょう。最近見てないなという人も、大人になってから見てみると子供の時とは違った目線で楽しめるかもしれません。※この記事で紹介した正解はあくまで一例です。[文・構成/grape編集部]
2023年08月06日ある人物の名前の一部が〇で隠されているので、見える部分から推測して人名を答えましょう。「の〇ら〇ま〇り」誰のことかわかりますか。ある国民的アニメの登場人物ですよ。主人公ではなく途中から登場した人物ですが、主人公との関わりが強くそのかわいらしさとキャラの強さにファンも多いです。最大のヒントは、「主人公の妹」です!もう分かりましたか。それでは、正解を見ていきましょう。正解は...答えは「のはらひまわり(野原ひまわり)」です。アニメ『クレヨンしんちゃん』(テレビ朝日系)の主人公「野原しんのすけ」の妹です。クレヨンしんちゃんのアニメは1992年から放送されていますが、ひまわりが登場したのは1996年からです。茶髪の天然パーマで、子供の頃の母・みさえとそっくりな見た目だけでなく、「光りもの好き」「イケメン好き」という性格まで受け継いでいます。また、0歳児とは思えぬ判断力や身体能力の持ち主でもあります。「ひまわり」という名前は一般公募で決まったものですが、アニメのストーリー上では兄のしんのすけが命名したことになっています。ひまわりは兄のしんのすけを慕っており、しんのすけは妹のひまわりのことを大切にしています。仲良しで強い絆で結ばれた兄妹の姿がなんとも微笑ましいですね。※この記事で紹介した正解はあくまで一例です。[文・構成/grape編集部]
2023年08月05日で○す○ひ○と○。まるで暗号のように見えますが、空欄を正しく埋めればあるアニメキャラクターの名前が浮かび上がります。とにかく優秀で、名脇役ともいえる彼。さぁ、誰のことか分かりましたか。正解はアニメ『ドラえもん』に登場する永遠のライバル正解は「できすぎひでとし(出木杉英才)」です。藤子・F・不二雄氏による漫画を原作としたアニメ『ドラえもん』(テレビ朝日系列)に出てくる優等生といえば、イメージが浮かびやすいでしょうか。「出木杉くん」という呼び名は知っていても、「フルネームは初めて耳にした!」という人も多いのかもしれませんね。アニメ『ドラえもん』に登場する出木杉くんは、学業優秀でスポーツも万能という優等生キャラです。また彼の魅力は、それだけにはとどまりません。アニメで見る機会はなかなかありませんが、実は料理も上手なのだとか。外見はイケメンで性格は誠実。これ以上ないほど「何でもできすぎる」のが彼の特長です。作中では、落ちこぼれである野比のび太との対比で描かれることも多い出木杉くん。アニメのヒロイン的存在であるしずかちゃんといい雰囲気で、のび太が嫉妬するようなシーンも多く描かれています。とはいえ、最終的にしずかちゃんと結婚するのはのび太のほう。過去に公開された映画において、嫉妬の感情も見せずさわやかに2人を祝福した姿は、まさに「できすぎ」といえそうです。※この記事で紹介した正解はあくまで一例です。[文・構成/grape編集部]
2023年08月04日の○ら○ろ○。「○」を文字で埋めると出てくる名前は誰のものでしょうか。思い付いた文字を入れてみてください。おそらく国民の多くが知っている有名人です。もしかすると世界にもファンがいるかもしれません。ヒントは「元気な子供が2人」「サラリーマン」「いつも陽気でいざという時には頼れるお父さん」「奥さんと仲良し」。とくに長男は元気すぎるという印象が強いお子さんです。正解は「のはらひろし」正解は「のはらひろし」でした!アニメ『クレヨンしんちゃん』(テレビ朝日系)の主人公・野原しんのすけのお父さん、野原ひろしのことです。問題を見てすぐに分かった人は、もしかしてクレヨンしんちゃんファンでしょうか。野原ひろしは安月給といわれつつ、しっかり働いて一家を養うお父さんです。息子のしんのすけ、娘のひまわり、奥さんのみさえたちと毎日楽しそうに暮らす姿は、時にユニークで、時に頼もしいですよね。テレビアニメでは元気いっぱいで破天荒なしんのすけにいつも振り回されているように見えますが、映画では一家の大黒柱として、その判断力や行動力で大活躍することもあります。そんな二面性も魅力の野原ひろし。「こんなお父さんがいたら毎日が楽しそう」と思わせてくれる、素敵なキャラクターです。※この記事で紹介した正解はあくまで一例です。[文・構成/grape編集部]
2023年08月03日○を埋めたら誰かの名前が出てくる人名当てクイズ。この問題を見て「ちょっと難しいかも」と思った人はいませんか。しかし、実はこの人、国民の多くがよく見ている人物です。おそらく、ほとんどの人が顔を見れば「あっ!」となるはず。ただ、フルネームで呼ぶ機会はあまりないかもしれません。名前を知っている、といってもフルネームを知っている人は少ないよう。おそらく、苗字だけで呼ぶことが多いでしょう。一体誰のことなのでしょうか。正解は「まるおすえお」正解は、アニメ『ちびまる子ちゃん』(フジテレビ系列)に登場する「まるおすえお」でした。作中ではよく「まるおくん」と呼ばれています。ちびまる子ちゃんといえば国民的アニメともいえるご長寿人気アニメです。まるおくんもよく登場しているため、小さな頃からまるおくんを見かけている人も多いでしょう。成績優秀なまるおくん。クルクル模様の眼鏡が印象的です。体育や歌は少し苦手でも、礼儀正しく賢い男の子として描かれています。コミカルな描写をされることも多いキャラクターですが、学級委員としてクラスのために頑張る一面もある努力家です。主人公のまる子と仲がよく見えるため、噂になったこともあるようです。口癖の「ズバリそうでしょう」も有名なまるおくん。これからもちびまる子ちゃんの世界を楽しく彩ってくれるでしょう。[文・構成/grape編集部]
2023年08月02日これはとあるアニメに登場するキャラクターのフルネームです。少女漫画が原作で、1990年からスタートしたアニメは幅広い世代に愛される国民的作品となりました。アニメ自体の知名度は高いですが、あだ名で呼ばれるキャラクターも多く、フルネームまで知っている人はあまりいないかもしれません。正解は『ちびまる子ちゃん』に登場するあのキャラクター!正解は「ながさわきみお(永沢君男)」。さくらももこ原作の漫画『ちびまる子ちゃん』に登場するキャラクターです。主人公の「まるちゃん」こと「さくらももこ」が通う小学校のクラスメイトのひとりで、玉ねぎのような形の頭をしているのが特徴。公式サイトのプロフィール紹介によると「暗くてひねくれもの」とのことで、クラスメイトと話している時も意地悪な発言をしたり、仲が良い友人である藤木くんにも冷たい態度を取ったりすることもしばしば。とはいえ性格が悪いというわけではなくちゃんと良心も持っていて、自分の意地悪な言動を後々反省していたり、弟の面倒をよく見たりといった一面も持っているキャラクターです。『ちびまる子ちゃん』では主人公のクラスメイトという脇役の立ち位置だった永沢君ですが、実は1993年に『ちびまる子ちゃん』のスピンオフ作品である『永沢君』というタイトルの漫画の主人公にも抜擢されています。毒のある一言で場の空気を変える癖のあるキャラクターながら、後にスピンオフ作品の主人公まで務めることになった永沢君。一風変わったキャラクター性が長く愛される理由なのかもしれません。[文・構成/grape編集部]
2023年08月01日国民的アニメとして、思い浮かべるものは何でしょうか。本記事で人名当てクイズとして出題するのは「の◯ら◯さ◯」。国民的アニメの登場人物です。人物から連想できるものは「ゲンコツ」でしょう。日本人ならば誰もが知る「お母さん」であるこの人、一体誰なのか考えてみてください。正解はあの国民的「お母さん」正解は「野原みさえ」。「しんのすけー!」といいながらゲンコツしているところを、連想する人も多いのではないでしょうか。ご存じのように野原みさえは、アニメ番組『クレヨンしんちゃん』(テレビ朝日系)というアニメの登場人物です。その歴史は長く、1990年8月に『Weekly漫画アクション』にて連載されたのが始まり。1992年にテレビ朝日で放送が開始されて以来、一気に国民的アニメになりました。誰もが知る国民的お母さんである、野原みさえ。埼玉県春日部市在住の29歳です。腕っぷしの強さが特長で、クレヨンしんちゃんファンの間では「日本最強の主婦」と称されています。熊本県阿蘇地方にて、三姉妹の次女として誕生したそうです。母親という立場上、しんのすけを叱る場面が多々見られるものの、みさえ自身もやらかすことが多く、そこが魅力でもあります。人名当てクイズをきっかけに、人物について深堀してみると、意外と知らなかった事実が分かるかもしれません。野原みさえをきっかけに、ほかの野原家についても調べてみてください。[文・構成/grape編集部]
2023年07月31日普段はダメダメなのに、いざとなったら頼りになるキャラクターって魅力的ですよね。このようなキャラクターは多くのアニメに登場します。本記事で人名クイズとして出題する「の◯の◯た」もまた、いざとなると勇気があり、強い正義感をもつキャラクターです。「の◯の◯た」とは、誰なのでしょうか。次章では、正解を発表していきます。正解は国民的アニメの副主人公正解は「のびのびた(野比のび太)」。ご存知のとおり、藤子・F・不二雄原作の漫画・アニメ作品『ドラえもん』(テレビ朝日系)の登場人物です。連載初期はのび太が主人公とされていたようですが、後に作者へのインタビューにて、副主人公であることが明かされました。ここからは、野比のび太について詳しいプロフィールを紹介していきます。のび太は野比家(父・のび助、母・玉子)の一人息子として誕生。眼鏡がトレードマークの男子小学生であり、主人公・ドラえもんとは固い友情で結ばれています。のび太は、普段はドジで怠け者、テストで悪い点をとって担任や母親に叱られるキャラクターです。しかし長編や映画では、窮地に追いやられても強い正義感と勇敢な姿勢を見せることもあります。正しく「いざとなったら頼れるキャラクター」といえるでしょう。人名当てクイズを皮切りに、ドラえもんの登場人物「野比のび太」について解説しました。のび太だけでなく「もう知っているよ」と思っていたキャラクターでも、改めてプロフィールを深堀してみると面白いですよ。[文・構成/grape編集部]
2023年07月28日表現の多様さにゾゾッ!こわ~いアニメーションの世界。話題の新作『オオカミの家』をはじめ、ホラーアニメーションの魅力や世界各国の注目作品を、土居伸彰さんがナビゲートします!観る人を恐怖に陥れる手のひら返しの作品たち。見慣れた世界が突如ひっくり返り、平穏が脅かされることがホラーの一定義。アニメーションはファンタジー空間を作り上げ、世界観が強いほど観る人は入り込むものですが、上手なホラーアニメーションの作り手は、その力量と、“描く世界が作り物にすぎない”という意識の両方を持ち合わせており、観る人をのせておきながら手のひらを返す力が卓越しています。『コララインとボタンの魔女』は、その代表格です。また、ホラーの名作は人形アニメーションに多い。理由としては、人間を人間としてではなく人形のように扱う人と対峙する恐怖を描く時にハマること。また、『火宅』などを手掛ける人形アニメーションの巨匠・川本喜八郎監督の作品がそうであるように、表情を変えない人形の感情を人間が勝手に読み取り、少しでも怖いと感じた瞬間にめちゃくちゃ怖く思えたりする点が挙げられます。人間の認識を書き換えてしまうほどの力がアニメーションにはあります。その点でいうと今敏監督の『PERFECT BLUE』は、編集を活用することで、夢と現実の狭間がよくわからなくなるという作用を作り出しています。また、今の時代の人形アニメーションは、造形力を生かし、普段は目を向けないようなダークな感情を作り上げた作品が多いです。『マイリトルゴート』は、現代における虐待の話を可愛い人形を使うことでオブラートに包んで表現すると同時に、可愛いものはグロテスクでもあるということを明らかにしていて面白いです。『オオカミの家』の監督はチリ出身の2人組で、ドイツ系移民のコミュニティであるコロニア・ディグニダでの児童虐待などを一貫して取り上げている。今作ではカルト的な集団の中で洗脳され、精神的に逃げ出せない人たちの心象風景を、部屋全体のコマ撮りで表現しました。低予算の作品が新たな表現の可能性を見つけることも。『ソウル・ステーション/パンデミック』は、主体性を失い人を傷つける人たちをゾンビとして描き出しており、低予算ゆえのぎこちない動きをしたキャラクターだからこそ生み出せる世界観を掘り当てました。『整形水』は、CGモデルを駆使した低予算アニメーションのフォーマットと、整形という素材が見事にマッチした作品。今作の登場は、アニメにおけるB級ホラーが発明された瞬間と言ってもいいでしょう。さまざまな怖さが堪能できるアニメーション作品『コララインとボタンの魔女』日常の裏にある領域とダークサイドを写す。好奇心の強い少女コララインは、家の中で封印されたドアを見つける。それはもう一つの世界への入り口で…。「人の目をボタンに変えるなど、人が本能的に嫌だと感じるところを見事に捉える造形力が魅力」。Blu‐ray¥2,200発売・販売元:ギャガ©Focus features and other respective production studios and distributors.『火宅』この世の諸行無常と逃げ場のない恐ろしさ。菟名日処女(うないおとめ)は2人の青年に愛されるも選べずに入水。死後もなお地獄の炎に焼かれ続ける。「この世自体が理不尽な地獄であるということを映像で表現」。『川本喜八郎 作品集 4K修復版』に収録。Blu‐ray¥5,280発売・販売元:TCエンタテインメント©有限会社川本プロダクション『PERFECT BLUE』ストーキングに殺人事件。アイドルの恐怖を描く。アイドルから女優に転身した霧越未麻を襲う、悪夢のような出来事を描く。今敏監督のデビュー作。「キャラクターをリアルな造形にすることで不気味な雰囲気に」。Blu‐ray 通常版¥6,270販売元:NBC ユニバーサル・エンターテイメント©1997MADHOUSE『マイリトルゴート』児童虐待など社会的問題も盛り込んだ可愛く怖い作品。グリム童話『狼と七匹の子山羊』がモチーフ。監督は『モルカー』の見里朝希。「見里監督は人のドロドロとした気持ちとその犠牲者を造形化する力があるからこそ可愛いホラーも描ける」。※虐待など暴力描写あり。『オオカミの家』偏った価値観を描く異物感しかない映像に衝撃を受けます。ピノチェト軍事政権下のチリに実在したコミューンに着想を得たストップモーションアニメ。「人間の表現が特徴的で、登場人物のスケール(大きさ)の違いで支配関係を描く。監督の一人が家具、一人が壁画のコマ撮りを制作、それらが合わさることで人々の混乱する心が追える」。8/19~シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開。©Diluvio & Globo Rojo Films, 2018『ソウル・ステーション/パンデミック』人を人と見ない社会をゾンビの世界で表現。深夜のソウルで繰り広げられる人間とゾンビの死闘。「何かに支配され集団的に動くゾンビと尊厳が失われた世界観は、監督がソウル駅のホームレスと、それに気づかず行き交う人々に着想を得たもの」。DVD¥4,180発売・販売元:ブロードウェイ©2016 NEXT ENTERTAINMENT WORLD & Studio DADASHOW All Rights Reserved.『整形水』外見至上主義に対する絶望と悲しみ。イェジは誰もが美しくなれる整形水で別人へと変貌するが、周囲で不審な出来事が起こり始める。「人気ウェブトゥーンが原作。こういう方向性の作品がどんどん出てきてほしいと思う傑作です」。DVD¥5,170発売:東映ビデオ販売:東映©2020 SS Animent Inc. & Studio Animal & SBA. All rights reserved.どい・のぶあきニューディアー代表。インディペンデント作家の研究や、海外作品の配給など世界のアニメーション作品を紹介する活動に携わる。和田淳監督のTVアニメ『いきものさん』(MBS/TBS系)、映画『半島の鳥』など作品のプロデュースも行っている。※『anan』2023年7月26日号より。取材、文・重信 綾(by anan編集部)
2023年07月25日動画配信サービス「ディズニープラス」は、「ディズニー」「ピクサー」「マーベル」「スター・ウォーズ」などのブランドが定額で観られるだけでも強力だけど、実はほかにも注目作が盛りだくさん!渾身のおすすめを紹介します。「スター」と「ナショジオ」に通好みな作品が満載。まず注目したいのが、ディズニープラス内にある「スター(STAR)」というブランド。「ここに入っているのは、ディズニープラスの日本やアジアのオリジナル作品や、アカデミー賞に輝く作品を数多く手がけるサーチライト・ピクチャーズの映画、エッジーな作品で知られるアメリカのテレビ局FXのドラマなど。また、ABC系列で放送されている作品もあり、『グレイズ・アナトミー』など人気ドラマが定額で観賞できるのは大きい。これまで日本に入ってこなかった作品も、ここではたくさん観られます」(映画、海外ドラマ著述業・今祥枝さん)「『スター』に入っているディズニープラスのオリジナル作品は、独自コネクションがアツい。例えば韓国ドラマ『カジノ』は、マ・ドンソク主演の映画『犯罪都市』のカン・ユンソン監督作で、主演は『オールド・ボーイ』のチェ・ミンシク。しかも、今作で25年ぶりにドラマ復帰!また、BTSのオリジナル作品がディズニープラスで観られるのも貴重です」(anan・編集S)ほかにも、「ナショナル ジオグラフィック」のチャンネルを開くと、さらなる世界が広がり…。「ここにはネイチャー系ドキュメンタリーが大量に入っている。どれもおすすめです」(今さん)『一流シェフのファミリーレストラン』(2022)なんてことない話でこれほど引き込むのは、もはや“技”。今期の賞レースに絡んでくることが業界誌などで予想されている、FXのドラマ。ニューヨークの三ツ星レストランで腕を振るっていたカーミーは、地元・シカゴに戻り、兄が遺したサンドイッチ店を立て直すためキッチンに立つが…。「最近はVFXを使うなどした大型のドラマもたくさんありますが、これは本当に小さなサンドイッチ店の物語。カーミーとスタッフのいがみ合いなど、言ってしまえばなんてことない話を、俳優の演技とセリフ、演出で、エンターテインメントとしてきっちり魅せる。大人の作品です」(今さん)7月26日、シーズン2独占配信。© 2023 Disney and its related entities『ガンニバル』(2022)「日本のドラマもすごい!」と評判になるのも納得。ディズニープラス「スター」日本発オリジナル作品で、同名コミックを実写化したドラマシリーズ。ある村の駐在所に左遷された警察官の阿川(柳楽優弥)は、「この村では人が喰われるらしい」という噂を耳にする。「監督は、ポン・ジュノ作品で助監督を務めた経験のある片山慎三さん。キャストは柳楽優弥さん、笠松将さんなど実力派揃い。原作よりも突き抜けた狂気を感じさせる柳楽さん演じる阿川や、謎が積み重なり不穏さが増す展開に引き込まれる。『日本からもすごいドラマが出てきた!』と話題になるのも納得の作品です」(編集S)© 2023 Disney『アトランタ』(2016)『アトランタ』の3人を愛さずにはいられない!ラッパーのチャイルディッシュ・ガンビーノとしても知られるドナルド・グローヴァーと、映像作家のヒロ・ムライが手がけるFXのコメディドラマ。「ドナルド演じるアーンと、従兄弟でラッパーのペーパー・ボーイ、2人の友達のダリウスのユルい関係性がたまらない。オフビートながらも、アメリカの社会問題やブラックカルチャーへのオマージュなどが盛り込まれていて、考察意欲を掻き立てます。昨年、フィナーレとなるシーズン4が配信。これがまた最高で、ずっと3人の物語を観ていたい(泣)」(編集S)© 2022 FX Productions, LLC. All rights reserved.『フレーミングホット!チートス物語』(2023)実話がもとのサクセスストーリー。懸命な主人公を応援したくなる。スナック菓子「チートス」の人気フレーバーを考案して、大手菓子メーカーの用務員から重役へ。そんなアメリカン・ドリームを成し遂げたメキシコ系アメリカ人男性の実話をもとにした、サーチライト・ピクチャーズの映画。「ベースは、一つの商品が完成するまでのドラマと彼のサクセスストーリーですが、メキシコの文化や、アメリカ社会でのヒスパニック系の生きづらさもナチュラルに取り入れられている。困難を明るくたくましく乗り切る主人公を、応援したくなります」(今さん)© 2023 20th Century Studios. All right reserved.『バツイチ男の大ピンチ!』(2023)離婚した男性のドタバタ劇と思いきや…。見応えたっぷり。離婚したばかりのトビーは、出会い系アプリで新たな相手を求めることに。そんな日々を楽しみ始めた矢先、元妻のレイチェルが幼い2人の子どもを置いて姿を消してしまう。これもFXのドラマ。「トビーの、どうにも不器用な感じが情けなくもおかしくて。中盤までは『離婚した男性のドタバタ劇』と思うかもしれませんが、それが女性の視点に変わる瞬間がきます。男性には見えにくい部分、とくに出産に関する問題はレイチェル役のクレア・デインズの熱演に思わずもらい泣き」(今さん)© 2022 Disney and its related entities『私たちの人生レース』(2023)スーツ姿のイケメンも登場。ほどよく心をくすぐる恋愛もの。ディズニープラス「スター」オリジナルの韓国ドラマ。家柄も学歴も平凡なユンジョは、弱小PR会社で働いていたが、大手企業のブランド採用に挑戦することに。「やる気も実力もある女性が、能力ではなく機会均等をアピールするための“多様性枠”で採用されたのだと色眼鏡で見られる設定が、非常に現実的。でも全体のトーンは軽やかなので、気負わず観られます。また、東方神起のユンホ演じるドンフンほか、スーツ姿のイケメンが登場するのも夢があります(笑)」(今さん)© 2023 Disney and its related entities『リミットレス with クリス・ヘムズワース』(2022)限界への挑戦ぶりがすごい!“ソー”ファンは必見です。ナショナル ジオグラフィックのドキュメンタリー。マーベル映画では、雷神ソーを演じていることでもおなじみのクリス・ヘムズワースが、健康で長生きするための秘密を探るべく、体を張って過酷な課題に挑戦する。「クリヘムが超高層ビルの上でクレーン歩行をしたり、北極圏の海で泳いだり…。『映画を撮りながらこんなことしていたんだ!』とまずはそこにびっくり。数々の挑戦は、もはや別世界。気分転換にもおすすめです」(今さん)© 2023 Disney and its related entities『カジノ』(2022)骨太で濃厚なサスペンス。ソン・ソックも出ています!ディズニープラス「スター」オリジナルドラマ。フィリピンを舞台に、カジノ王ムシク(チェ・ミンシク)の生き様を描く。「ムシクは情の厚さで人を懐柔したと思ったら、急に冷徹になる。そのコワさをチェ・ミンシクが見事に演じています。物語も裏切りが横行し、誰が敵で味方なのかと常にハラハラ。今作には、ドラマ『私の解放日誌』でブレイクしたソン・ソックが刑事役で出演。蒸し暑そうなフィリピンの空の下、困り眉をさらにひそめる様子も個人的見どころです」(編集S)© 2023 Disney and its related entities『アニタ:ディレクターズカット』(2022)’80年代の香港の風景とともに心に染み入る。1980年代以降に香港で絶大な人気を博し、子宮頸がんのため40歳という若さで亡くなった歌手アニタ・ムイ。その生涯を描いた映画のディレクターズカット版。「彼女の歌手としての軌跡はもちろん、恋愛やチャリティ活動、さらにはマフィアとのトラブルなど、当時の香港芸能界ならではの描写もあって興味深い。同じく今は亡きレスリー・チャンとの交流にもホロリ。香港のノスタルジックな風景も素敵です」(編集S)© 2023 Disney and its related entities『BTS:PERMISSION TO DANCE ON STAGE‐LA』(2023)7人揃ったライブは胸アツ。美しい映像で何度も観たい!ディズニープラスには、BTSのオリジナルコンテンツがバリエーション豊富にラインナップ。「LAコンはオンラインでも配信していましたが、『BTS:PERMISSION TO DANCE ON STAGE‐LA』ではバックステージの様子も観られたり、ディズニープラス独自のカメラということで映像がものすごくキレイだったりと、また新たな楽しみが。J‐HOPEやSUGAのドキュメンタリーも創作の裏側など見応えあります」(編集S)© 2023 Disney and its related entities掲載作品は、すべてディズニープラスで配信中視聴には、月額990円、年額9900円の2プランがあり。詳しくは今 祥枝さん映画、海外ドラマ著述業。『日経エンタテインメント!』『小説すばる』『BAILA』「クーリエ・ジャポン」で連載中。著書に『海外ドラマ10年史』(日経BP)がある。米ゴールデングローブ賞の国際投票権を持つ。編集Sananエンタメ担当。ディズニープラスをはじめ、ほとんどの動画配信サービスに加入しているエンタメマニア。ホラー、ミステリー、アジア・ノワールを偏愛。推しを絞るのは難しいけど、殿堂は真田広之先生とニコツェ。※『anan』2023年7月26日号より。取材、文・保手濱奈美(by anan編集部)
2023年07月23日ミュージシャンが歌う姿を大袈裟にデフォルメしたり、芸能人をロボットに見立てて動いたりと、独自のものまね芸で爆笑を巻き起こすものまねタレントのコロッケさん。実は、自身の芸風はディズニー作品から大きな影響を受けていると教えてくれた。エンターテインメントのお手本たち。――タレント・コロッケさん。「ディズニーとの最初の出合いはミッキーマウスのデビュー作『蒸気船ウィリー』。僕、ネズミ年生まれなのでミッキーが大好きなんですよ。この頃のミッキーは、今よりも少し自由奔放なところがいいですね。僕のちょっとふざけた芸風はいたずら心いっぱいのミッキーにインスパイアされています。『ファンタジア』はミッキーが魔法をかけて、ほうきが動き出すシーンが、いま観ても斬新。この作品はクラシックの名曲とアニメーションを融合していて、その画期的な作風にも驚きました。自分のコンサートでは、ものまねとオーケストラを組み合わせたステージを披露することがあるのですが、そのアイデアはここから来ているんですよ。花が自由に動いたり、恐竜が音に合わせて戦っているように見えたり。現実ではありえない動きに心掴まれました。本人がするはずのない動きをする、という僕のデフォルメ的表現もここから生まれたんです」ディズニー作品の魅力はなんといっても、躍動感のある動きにあると言う、コロッケさん。「止まっていても動きの余韻を感じたり、足を一歩踏み出すだけでも首がカックンと動いたり。ディズニーキャラクターにしかない動きがたくさんある。それをどうやって再現できるかと練習してきたことが表現の幅に繋がったと思っています。操り人形が動き出す瞬間に心がときめいた『ピノキオ』、部屋で大はしゃぎしていたおもちゃが男の子が入ってきた瞬間ぴたりと動きを止める『トイ・ストーリー』など、とにかくキャラクターの動きに目がいってしまう。子どもに体をつかまれたウッディが目だけをキョロキョロと動かすところなんてたまらないです」動きにフェイントをかけたり、歌いながら顔を激しく動かしたりするコロッケさんのパフォーマンスは、ディズニーがお手本。そして、ディズニー作品を観ていると、人として忘れてはいけないことにも気付かされるという。「人間も動物もおもちゃも、みんな等しく愛情たっぷりに描かれているんですよね。誰かを思いやり、助け合うことの素晴らしさを思い出させてくれます」【Disney】『蒸気船ウィリー』(1928)いたずら心いっぱいのミッキーマウスが魅力的。貨物船をご機嫌で操縦するミッキーマウス。ミニーマウスが持っていた楽譜と楽器を山羊に食べられてしまったため、動物を楽器に見立てて、演奏を始めてしまう。冒頭の口笛シーンはウォルト・ディズニー・アニメーション作品のオープニングロゴタイトルとして使われている。© 2023 Disney【Disney】『ファンタジア』(1940)魔法の力でほうきが動き出す瞬間にワクワクする。クラシックの名曲にアニメーションを融合。セリフはなく、映像、色彩を通して物語が語られる革新的な作品。指揮は“音の魔術師”として知られるレオポルド・ストコフスキー、演奏は世界屈指のオーケストラのフィラデルフィア管弦楽団が担当。© 2023 Disney【Disney】『ピノキオ』(1940)「星に願いを」は大好きな曲。これだけはふざけずに歌います。玩具屋の店主ゼペットは男の子の操り人形にピノキオと名付け、自身の子どものようにかわいがる。本物の人間になることを夢見るピノキオの心象を名曲「星に願いを」が豊かに表現。「ものまねアレンジでカバーしようと試みたこともありますが、まじめに歌っています」© 2023 Disney【PIXAR】『トイ・ストーリー』(1995)おもちゃやぬいぐるみたちの、コミカルな動きがたまらない。アンディのお気に入りのおもちゃだったカウボーイ人形のウッディとバズ・ライトイヤーがタッグを組み、冒険を繰り広げる。“もし、自分の知らないところでおもちゃが動いていたら?”という空想を完璧な世界観で形に。誰もが子ども時代の自分と重ね合わせて観られる作品。© 2023 Disney/Pixar掲載作品は、すべてディズニープラスで配信中視聴には、月額990円、年額9900円の2プランがあり。詳しくはCroket1960年生まれ、熊本県出身。’80年『お笑いスター誕生!!』(日本テレビ)でデビュー。五木ひろし、美川憲一、谷村新司など300種類以上のものまねレパートリーを持つ。ものまね番組の出演のほか、全国各地でコンサートや座長公演を務めるなど精力的に活動し、新境地を開拓し続ける。※『anan』2023年7月26日号より。取材、文・浦本真梨子構成・野尻和代(by anan編集部)
2023年07月23日多彩な声色を使い分け、今やディズニー作品を語るのに欠かせない声優となった山寺宏一さん。約40年近くのキャリアの中で思い出に残る作品を貴重な裏話とともに振り返ってもらった。共に歩んできた思い出深い作品。――タレント、声優・山寺宏一さん「初めてディズニー作品に参加したのは、1992年日本公開の『美女と野獣』。その1年ほど前に野獣役のオーディションがあったんです。当時、僕はまだ若手でしたし、ベテランの声優さんたちが数多くエントリーしていたから、ダメ元で受けてみたんですよ。野獣は低くて野太い声ですし、迫力も必要。何度も練習しましたね。合格の連絡をいただいた時は『まさか自分が!』と。野獣の声はほぼ加工なしで自分の声をそのまま使ってもらっているんです。映画を観た先輩から『山ちゃん、野獣の声とってもよかったよ』と感想をいただけたのも嬉しかった。この時、声優として自信がついた気がしました。そしたら、次にドナルドダックのオーディションがあると聞いて。それまで日本ではいろんな声優さんがドナルド役を演じていましたが、僕、友達にやり方を習ったことがあって、ダックボイスができたんですよ。それをオーディションで披露したら『すごい!じゃあダックボイスでセリフをしゃべってみて』と。いやいや、無理だろうと思ったけど(笑)、『あなたができなかったら日本でする人いないから』って言われて。本国から発声マニュアルをいただいて、3か月くらい徹底的に練習しました。その甲斐あって、ウォルト・ディズニー・カンパニー本社からお墨付きをいただいて、30年近くやらせてもらっています。長くやっていてもドナルド役は毎回苦労する難役ですね。ディズニー作品には人間以外の個性的なキャラクターが数多くいますから、発声方法もアプローチも変わってきます。例えば『リロ&スティッチ』に出てくるエイリアンのスティッチ。彼の場合も独特の発声をマスターするのに苦労しました。スティッチは特に日本での人気が高く、沖縄を舞台にした『スティッチ!』というテレビシリーズも作られたんです。チャレンジという意味では『ロジャー・ラビット』のロジャー・ラビット役も。声もテンションも高いので冒頭のシーンだけで声がかれそうに(笑)。また、ミュージカル映画『メリー・ポピンズ』は、歌のハードルが高かった作品。僕が演じたバートの歌『チム・チム・チェリー』は、キャラクターソングとは違って正統派で歌い上げないといけない名曲で必死に練習しました。“スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス”の早口は、今では歌えないかも(笑)。こうしてさまざまな役を演じさせていただいたおかげで自分の役幅が広がったと思っています」そして、山寺さんとディズニー作品を語る上で忘れてはならないのが、『アラジン』に登場するランプの魔人ジーニー。「ユーモアに富んだ口調でジョーク好き。さらに、子どもから老人、女性などさまざまな声色を駆使するエンターテイナーなジーニーは、本当に魅力的な役。僕、声優になる前はものまねタレントになりたいと思っていましたから、この役こそ自分の力を120%発揮できると思ってオーディションに臨んだんです。ジーニーは天才コメディアンで俳優のロビン・ウィリアムズに当て書きして作られた役ということもあってファンが多い。吹き替え版でその魅力が半減しないよう、ロビン・ウィリアムズに負けないぞという気持ちでやってます。ディズニー作品は本国の声優陣がアカデミー賞俳優ということも少なくなく、吹き替えの声優にも高い表現力や演技力を求められます。『ムーラン』の守護神ムーシューは、エディ・マーフィが声を担当していますから豪華ですよね。実写版『アラジン』はウィル・スミスがジーニーを演じたことで話題になりました。この作品の日本公開をきっかけにウィル・スミスとイベントで共演したのもいい思い出です。そうそう、僕はコンサートなどでジーニーの十八番『フレンド・ライク・ミー』を歌わせていただくことが多いのですが、『アラジン/ジャファーの逆襲』『アラジン完結編/盗賊王の伝説』など、スピンオフ作品にも隠れた名曲が多いのでぜひ聴いてみてほしいです。ディズニー作品に携わっていると、ジーニーのように長い付き合いになるキャラクターも少なくない。過去の自分に負けないよう、表現力を磨き続けようと思えるのもディズニー作品のおかげですね」こうして役と向き合いながら、力をもらっているという山寺さん。「『シュガー・ラッシュ』はゲームの中の悪役にスポットライトを当てた珍しいストーリー。不器用だけど心優しいラルフが仲間はずれの少女ヴァネロペと出会い、友情を築き上げる。演じていてすごく心が温まります。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』は、はみ出し者たちがそれぞれの弱さを補い合いながら、銀河を守るために戦う姿に勇気をもらえる。失敗ばかりの僕も誰かの役に立てるかもしれない。ディズニーやマーベル・シネマティック・ユニバースなどのキャラクターを演じているとそういうふうに前向きな気持ちになるんです」【Disney】『アラジン』(1992)陽気な魔人ジーニーを魅力たっぷりに演じた当たり役。砂漠の国アグラバーに暮らす貧しい青年アラジンは洞窟の奥に眠るランプの魔人ジーニーと出会う。ランプの力を使い、悪名高い魔法使いジャファーと戦いながら、ジャスミン王女の心を射止めようとする。2019年には実写版も公開。© 2023 Disney【Disney】『美女と野獣』(1991)ハンサムな王子のイケボと、野獣の唸り声が聞きどころ。魔女の魔法で恐ろしい野獣の姿にされてしまった美しい王子。人を愛し、愛されなければ永遠に獣のまま。心を閉ざし、絶望の日々を送っていた野獣に光を与えたのは、聡明で美しい女性ベル。二人の出会いが互いの運命を変えていく。© 2023 Disney【Disney】『ダックテイルズ』(2017~2020)ドナルドダックのかわいい甥っ子たちが大活躍!ドナルドダッグの伯父スクルージ・マクダックと3つ子の甥っ子ヒューイ、デューイ、ルーイが主人公のテレビアニメシリーズのリブート版。オリジナルは1987年に放送開始。山寺さんは30年にわたってドナルドダックを担当。© 2023 Disney【Disney】『リロ&スティッチ』(2002)不思議なスティッチ語がクセになるハートフルな作品。ハワイ・カウアイ島に暮らすリロは両親を亡くした孤独な少女。ある日宇宙からの逃亡者であるエイリアンのスティッチと出会い、一緒に暮らし始める。破壊することしか知らなかった暴れん坊のスティッチはリロとの交流で人を思う心を知る。© 2023 Disney【MARVEL】『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014)チャーミングな悪役ヒーロー、ピーター・クイルの魅力が炸裂。Marvel’s Guardians Of The Galaxy..Peter Quill/Star-Lord (Chris Pratt)..Ph: Jay Maidment..©Marvel 2014幼い頃に地球から誘拐され、宇宙のトレジャーハンターとなったピーター・クイル。刑務所に収容されたピーターは4人の凶悪犯たちと銀河の危機を救うため立ち上がる。はみ出し者たちがヒーローになる冒険活劇。© 2023 MARVEL【Disney】『シュガー・ラッシュ』(2012)厄介者扱いされてしまう悪役の知られざる一面を描いた傑作。悪役に嫌気がさし、自分のゲームを飛び出したラルフ。ヒーローとして活躍できるゲームを探して、お菓子の国のレースゲーム「シュガー・ラッシュ」へ忍び込む。そこで仲間はずれにされていた少女ヴァネロペと出会い、友情を深めていく。© 2023 Disney【Disney】『ロジャー・ラビット』(1988)笑わせることが生きがいの映画スターが名探偵と駆け回る!舞台はアニメーションと実写が交錯する街トゥーンタウン。殺人の容疑者になったロジャー・ラビットは、追っ手から逃れた先にいた探偵エディと共に、真犯人を捜すことに。実写とアニメーションをCGで合成した画期的な作品。© 2023 Disney【Disney】『メリー・ポピンズ』(1964)名曲揃いで楽しい気持ちにさせてくれるミュージカル映画。ジョージ&ウィニフレッド夫妻のやんちゃな子どもたちの元にやってきた不思議な力を持つ家庭教師メリー・ポピンズ。山寺さんが吹き替えを担当したバートはメリーの昔からの友達。彼が歌う「チム・チム・チェリー」はアカデミー賞歌曲賞を受賞。© 2023 Disney【Disney】『ムーラン』(1998)ムーランを陰で支える守護神、ムーシューの活躍から目が離せない。ファ家の一人娘ムーランは父の身代わりとなり、男性と偽って国の命運を左右する戦いに身を投じていく。山寺さんが声を吹き込んだムーシューは茶目っ気いっぱいの赤竜でムーランの守護神。アメリカではエディ・マーフィが声を担当。© 2023 Disney掲載作品は、すべてディズニープラスで配信中視聴には、月額990円、年額9900円の2プランがあり。詳しくはKoichi Yamadera1961年、宮城県生まれ。幅広い声色を使い分け、「七色の声を持つ男」といわれる。’85年のデビュー後、アニメの吹き替えのほか、エディ・マーフィなど多数のスターに声を当ててきた。ディズニーの名曲で構成された『フレンズ・オブ・ディズニー・コンサート』にも出演。※『anan』2023年7月26日号より。取材、文・浦本真梨子構成・野尻和代(by anan編集部)
2023年07月22日魔法のように変幻自在、でも、いつも私たちの心に寄り添って、最高の夢を与えてくれるディズニーが、創立100周年を迎える今年は、全国各地で100周年を記念したイベントが開催中。足を運べば、そのマジカルな世界観を全身で体感できる!ディズニー・アニメーション・イマーシブ・エクスペリエンス巨大スクリーンでディズニー映画に没入!名作の中に入り込んだかのような体験ができる展覧会の後期展示がスタート。東京シティビュー内スカイギャラリーにまでエリア拡大し日本オリジナルコンテンツも公開。森アーツセンターギャラリー&スカイギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52F)開催中~8月31日(木)チケット事前予約制ディズニー・オン・アイス 100 Years of Wonderあの人気者たちが、氷の上を華麗に舞う。1981年から続き、全世界75か国以上で愛されている、氷上のミュージカルショー「ディズニー・オン・アイス」。アクロバット演出や色とりどりのコスチュームなど、見どころがたくさん!今年は、特別なプラチナの衣装も登場するとか。今月から9月まで、名古屋ほかで開催予定。ディズニー100 特別編成『塔の上のラプンツェル』ラプンツェルファン必見の特別編成!ディズニー・チャンネルでは、100周年を記念した特別編成「ディズニー100 特別編成」を毎月最終土曜日に放送中。7月はディズニー長編アニメーション第50作記念作品となる映画『塔の上のラプンツェル』やテレビシリーズ『ラプンツェル あたらしい冒険』などを放送する。初回放送は7月29日(土)12時~15時45分。Disney100 CHARACTER PASSPORT 100周年記念 デジタルスタンプラリー全国各地で集まるスタンプでグッズもゲット!全都道府県のお店や施設、映画館、オンラインサイトなど計1万か所以上で行われるデジタルスタンプラリーが今月からスタート。二次元コードからアクセスしてスタンプを集めると、さまざまな商品が抽選で当たる。12月27日(水)まで。The Wonder Movie CAFE映画館のような店内で楽しむカフェタイム。ディズニーの映画制作に使用されたアートが飾られたカフェには、ここだけでしか味わえないフードやドリンク、オリジナルグッズが。期間ごとに店内装飾も切り替わるので、何度も足を運びたい。東京都渋谷区神宮前4‐12‐10 本館B3BOX cafe&space 表参道ヒルズ店11時15分~20時50分Disney100 THE MARKET圧倒的な品揃えに心が躍るマーケット。100周年を記念した、全国巡回中の国内最大級ショッピングイベント。ディズニー、ピクサー、マーベル、スター・ウォーズの、多彩なアイテムが勢揃い。会場に飾られるプラチナの巨大スタチューも要チェック。ディズニー ミュージック&ファイヤーワークス美しい音楽と花火のコラボレーションは圧巻。ディズニーの名曲と花火がシンクロする日本初のエンターテインメント。楽しい思い出作りになること間違いなし!9月2日(土)の茨城・国営ひたち海浜公園の他、山口、大阪、宮崎、沖縄でも開催される。ブロック指定・指定席 大人¥8,800ほかディズニー100 フィルム・フェスティバル名作をスクリーンで観られる貴重なチャンス。ディズニー・アニメーションの名作8作品を上映する特別イベントが、10月から全国100か所の映画館で開催される。100年にわたって作られてきた全61作品の長編アニメーションから、どの作品が上映されるのか、ラインナップの発表が待ちきれない!ディズニー・オン・クラシック~まほうの夜の音楽会 2023名曲を、最高の歌と演奏で味わう贅沢。ディズニー作品やテーマパークの音楽を、一流ボーカリストとオーケストラの生演奏で楽しむことのできる音楽イベント。今年のテーマは“With You ~愛を奏でる”で、アニメーション映画『美女と野獣』にスポットをあてたプログラムになるとか。9月より、全国32都市で開催。©2023 Disney※『anan』2023年7月26日号より。(by anan編集部)
2023年07月22日ディズニー映画の変遷や魅力を深く知れるのが、初期から制作され続けている短編作品や、1話完結のシリーズ作品。それらを楽しむために押さえたいキーワードと、おすすめの作品を紹介。ディズニー映画の世界をもっと楽しむための珠玉の短編作品ガイド。「『ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ』設立当初からウォルト・ディズニーは、短編作品で腕を磨きながらアニメーションの世界に革新を与えてきました。そのスピリットを受け継ぎ、1世紀にわたり、ディズニーは時代を先取りするような最高の技術と情熱を注ぎ込んだ短編の傑作を世に輩出しています」と、映画ライターのよしひろまさみちさん。さらに動画配信サービスが普及したことで、ジャンルの幅が広がり、自由度が増していると話す。「人気長編作品に登場するキャラクターのスピンオフのほか、ドキュメンタリーなど、ディズニー好きにはたまらないバラエティ豊かな短編がディズニープラスで配信されています。1本数分〜数十分と短いながら見応えのある作品ばかりで、気軽にディズニーの世界観を堪能でき、ディズニー・アニメーションの歴史をアーカイブ的に振り返れるのも魅力です」クラシック作品はディズニー・アニメーションの原点。ディズニー・アニメーションの黎明期を支えたのが、一枚一枚手描きするセル画を用いて制作された短編のクラシック作品。「『蒸気船ウィリー』は当時は珍しい、映像と音楽を融合した“トーキー・アニメーション”として成功しました」(よしひろさん)『骸骨の踊り』から『みにくいアヒルの子』まで、美しい音楽と愛らしいキャラクターで描いた『シリー・シンフォニー』シリーズも映画史に残る不朽の名作揃い。「この時代の短編は、ディズニー作品の金字塔と呼ばれるものが多く、古今東西のクリエイターたちに大きな影響を与えた、いわばアニメーションの原点です。セル画ならではの手馴染みに色あせない魅力を感じられます」【Disney】『蒸気船ウィリー』(1928)ミッキーマウスのスクリーンデビュー作。ミッキーが世界的なスーパースターとして知られるきっかけとなったモノクロ作品。蒸気船の舵を取りながら陽気に口笛を吹くシーンが有名で、ウォルト本人が担当したミッキーの声にも注目。© 2023 Disney【Disney】『三匹の子ぶた』(シリー・シンフォニー)(1933)当時のアニメ業界に新風を巻き起こした伝説の短編集。1929年から’39年に、ディズニー・スタジオの若きクリエイターたちが作り出した『シリー・シンフォニー』75本の短編のうちの一つ。有名な童話をもとに描かれた作品も多い。© 2023 Disney【Disney】『ドナルドの魔法使い』(1952)ハロウィンの夜が舞台。魔女が正義の味方!?魔女のヘーゼルが空を飛んでいると、お菓子をもらいに来た甥っ子たちにイタズラをするドナルドを発見。3人と協力し、魔法の力を使ってドナルドに一泡吹かせようと画策する。© 2023 Disney短編作品は映像新時代を切り拓いてきたショーケース。最近の短編作品は、次世代を担う若手クリエイターたちを育てる場として有効活用している。「特にピクサー・アニメーション・スタジオは、新作を出すたびに作品を効果的に見せるための新技術を開発しています。短編だからこそ新しいことにどんどんトライできる。長編の本編に併せて最新の短編も劇場公開されることが多いのですが、短編の『BAO』でアカデミー賞を受賞したドミー・シー監督は、『私ときどきレッサーパンダ』の監督に抜擢され話題に。短編は、新しい才能を発掘したり、先進的な技術を実験的に試す、ショーケースとして重要な役割を果たしているんです」多くの作り手にチャンスを与えるために、短編にフォーカスした配信限定のプロジェクトも始動。「可能性を発掘するアーティスト養成プログラム『Pixar Spark Shorts』や、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオで働く誰もがアイデアを提出できる『ショート・サーキット』など、革新的な作品も発表できる場が増え、短編の幅はさらに広がっています」【PIXAR】『BAO』(2018)中華まんに命が宿る!親子の絆を描いた傑作。『インクレディブル・ファミリー』と同時上映され、アカデミー賞を受賞。人間のお母さんに育てられた中華まんの成長物語。反抗期を迎えた中華まんに、母親がとった衝撃の行動とは。© 2023 Disney/Pixar【PIXAR】『殻を破る』(Pixar SparkShorts)(2020)ディズニー史上初。LGBTQを主人公にした作品。アーティストの養成を目的としたピクサーの短編プログラムより。『殻を破る』は、両親へのカミングアウトに悩む同性愛者を描いた、実話に基づくお話で内容が新鮮!© 2023 Disney/Pixar【PIXAR】『ゲーリーじいさんのチェス』(1997)ディズニー/ピクサーが短編に力を入れ始めた原点。初めて劇場で公開された短編で、『バグズ・ライフ』と同時上映。1人2役でチェスに興じる老人のお話。老人の表情が実になめらかに描かれ、当時のCGアニメーションに一石を投じた意欲作。© 2023 Disney/Pixar【Disney】『愛犬とごちそう』(2014)愛犬の視点から描いた、愛をテーマにした物語。『ベイマックス』と同時上映。飼い主に恋人ができたことで、ジャンクフード好きの愛犬の食生活は一変。やがて破局を迎え、憔悴した飼い主を見て、愛犬がある行動を起こす。© 2023 Disney【Disney】『ショート・サーキット』(2020‐2021)初監督作品が勢ぞろい。実験的なショート作品集。アーティストが自分のアイデアを自由に披露できる短編シリーズ。現在はシーズン1、2合わせて20作品を配信。なかでもボディ・ポジティブをテーマにした『リフレクト』は世界中で話題に。© 2023 Disney【Disney】『リトル・プリン(セ)ス』(Disney Launchpad)(2021)ディズニーが新世代の若き映像作家たちを支援。様々なバックグラウンドを持つ映像作家たちの短編作品の制作を支援するプロジェクト「Disney Launchpad」。なかでも『リトル・プリン(セ)ス』は、バレエや人形遊び好きの中国人少年との友情物語を描いた注目作。© 2023 Disney掲載作品は、すべてディズニープラスで配信中視聴には、月額990円、年額9900円の2プランがあり。よしひろまさみちさん映画ライター、フリーエディター。テレビや雑誌など様々なメディアで映画を紹介。コラムやインタビューの執筆も多数。子供の頃からアニメーションが好きで、ディズニー映画にも精通。※『anan』2023年7月26日号より。取材、文・鈴木恵美構成・野尻和代(by anan編集部)
2023年07月22日今後も見逃せない作品が続々と登場するディズニー。劇場公開&ディズニープラスだけで配信される最新オリジナル作品から、注目作を厳選してご紹介。アニメーションからマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の新作まで、幅広い作品が揃っています!『マイ・エレメント』8.4 Roadshow「火」と『水』、正反対の性質を持つ二人が起こす化学反応。ピクサー最新作は、火・水・土・風という4つのエレメントが暮らす都市「エレメント・シティ」が舞台。主人公は、アツくなりやすいけれど、家族思いな“火”の女の子エンバーと、涙もろくて、心優しい“水”の青年ウェイド。二人の出会いが、“エレメントの世界”に起こす奇跡の化学反応とは…?それぞれのエレメントたちのユニークな暮らしぶりや、ピクサーらしい、とびきりカラフルで目を見張るような映像美など、見どころがたくさん詰まっている!8月4日全国ロードショー。© 2023 Disney/Pixar. All Rights Reserved.『ウィッシュ』12.15 Roadshowディズニーの歴史の集大成となる、100周年記念作品!ディズニーが100年にわたって描き続けてきた“願いの力”をテーマに描いたドラマティック・ミュージカル。どんな願いも叶うとされるロサス王国。願いの力を知らない主人公のアーシャは、王国に隠された暗い秘密を知ったことで、国を救うために恐ろしいヴィランに立ち向かう。アーシャの相棒であるヤギのバレンティノや、星の姿の“スター”など、彼女を取り巻くキャラクターたちも気になるところ。世界的ヒット・ソング・ライターのジュリア・マイケルズが手がける劇中曲「This Wish」にも注目だ。12月15日全国ロードショー。© 2023 Disney. All Rights Reserved.『マーベルズ』11.10 Roadshow“アベンジャーズ”に並ぶ!?最強チームを結成!圧倒的パワーを誇るキャプテン・マーベルが帰ってくる!’19年公開の『キャプテン・マーベル』の続編がついに公開に。まだ物語の詳細は明らかにされていないが、彼女のスーツをデザインしたモニカ・ランボーと、アベンジャーズオタクの高校生ミズ・マーベルとタッグを組む模様。パク・ソジュンがどんな役柄で出演するのかも楽しみ。11月10日全国ロードショー。© 2023 MARVEL『ピーター・パン&ウェンディ』NOW on streamピーター・パンとウェンディと共に体験する、胸躍る冒険と成長。世界中で愛されている名作アニメーション『ピーター・パン』が、新たなストーリーで実写映画に。ピーターとフック船長の過去や、「大人になりたくない」と願うウェンディの心情など、アニメーションとは一味違う深い人間ドラマが描かれる。ウェンディ役のミラ・ジョボヴィッチの娘エヴァー・アンダーソンのフレッシュな演技にも注目。ディズニープラスで独占配信中。© 2023 Disney Enterprises, Inc『ホーンテッドマンション』9.1 Roadshowディズニーランドの人気アトラクションが実写映画化。「ホーンテッドマンション」の実写映画が登場。ニューオーリンズのとある館に引っ越したギャビーと息子のトラヴィスは、そこで怪奇現象に遭遇。彼らを救うためクセ強めの心霊エキスパートたちがやってきて…という恐ろしくも笑える物語のよう。監督を務めるのは、なんと元ディズニーランドのアルバイトだというジャスティン・シミエン。9月1日全国ロードショー。© 2023 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.『シークレット・インベージョン』NOW on stream地球に静かに忍び寄る危機とは?MCU新作のサスペンススリラー。MCUドラマシリーズの最新作が配信に。アベンジャーズの創設者ニック・フューリーが、人間に擬態する能力を持つ宇宙人スクラル人による地球侵略を阻止するために暗躍する、本格サスペンススリラー。“この人は本物なのか、それとも擬態したスクラル人なのか…?”。第1話から敵味方がわからないスリリングな展開で、目が離せない!ディズニープラスで独占配信中。© 2023 MARVEL『スター・ウォーズ:アソーカ』8.23 on streamジョージ・ルーカスの熱望で生まれた、アソーカ・タノの物語。かつてアナキン・スカイウォーカーのパダワン(弟子)であった戦士アソーカ・タノを主人公にしたオリジナルドラマシリーズがまもなく配信に。そのモデルは『もののけ姫』のヒロインであるサンで、日本とも深い縁のあるキャラクターだ。帝国崩壊後の銀河を舞台に、アソーカの激動に満ちた新たな物語が紡がれていく。8月23日からディズニープラスで独占配信。© 2023 Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reserved.『Magic of Disney’s Animal Kingdom ディズニー・アニマルキングダムの魔法』シーズン2 NOW on streamパークには約300種の動物が!飼育員たちの愛情にも心打たれる。アメリカ・フロリダ州のウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートにある、自然と動物がテーマのテーマパーク「ディズニー・アニマルキングダム」。ナショナル ジオグラフィックが手がける今シリーズは、同パークとエプコット内のアトラクション「シー・ウィズ・ニモ&フレンズ」の裏側に密着し動物たちのリアルな生態を捉えたもの。ディズニープラスで独占配信中。© 2023 National Geographic Partners,LLC.『ムービング』8.9 on stream親から子へ受け継がれる特殊能力。韓国の人気ウェブトゥーンが実写化!韓国の人気ウェブトゥーンを原作としたドラマがまもなく配信に。秘密工作員の両親から特殊能力を受け継いだ3人の若者の人間ドラマが、大迫力のアクションシーンとともに描かれていく。主人公の、空中に浮く能力を持つ高校生ボンソクを演じるのは、イ・ジョンハ。他に、コ・ユンジョン、キム・ドフン、ハン・ヒョジュらが出演。8月9日からディズニープラスで独占配信。© 2023 Disney and its related entitles『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』NOW on stream圧巻の映像美で描かれる、驚異の海の世界に没入しよう!ジェームズ・キャメロン監督『アバター』の続編が早くもディズニープラスに登場。惑星パンドラの一員となった元海兵隊員のジェイクは平和な家庭を築いていたが、ある日人間が現れたことで住む場所を追われることに。ジェイク一家が身を寄せる海の部族の世界を、今まで見たことのない“水”の表現で描き出し、称賛を集めた。ディズニープラスで見放題独占配信中。© 2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.ディズニープラスの視聴には、月額990円、年額9900円の2プランがあり。※『anan』2023年7月26日号より。(by anan編集部)
2023年07月21日『トイ・ストーリー4』では声優としての出演も果たしたチョコレートプラネットのお二人に、積年のピクサー愛を語っていただきました。――ピクサー映画『トイ・ストーリー4』の日本語吹き替え版で、松尾さんはダッキー役、長田さんはバニー役で出演されています。ダッキー&バニーは、見た目は可愛いのに喋ると毒舌で。息の合った掛け合い含め、お二人にピッタリな役でしたね。二人:ありがとうございます!長田庄平:本格的な声優に挑戦したのはこの作品が初。セリフがはみ出しちゃって口の動きと合ってなくても、映像で調整してもらったり。監督の指導やCG技術でなんとかしていただいた感じです。松尾駿:初日なんて、練習で終わったよね。でも本当に僕らをうまくのせてくれたと思います。――特に難しかったところは?長田:オリジナルでもアメリカのコメディアンが声の出演をしているんですが、そこに寄せすぎずに声色を決めたり、セリフの掛け合いを自然に見せるところですね。松尾:そもそも英語の聞き分けができないから、オリジナルを理解するのもすごく大変でした。長田:でも完成作を観た時は、動きとセリフがピッタリだったし、いつも観ていたピクサーのアニメーションにまさか自分が出ているなんて…と感動。その後、声優の仕事をいただくようになったのも『トイ・ストーリー4』で鍛えてもらったからこそ!松尾:オーディションに通った時のサプライズ映像で、監督たちから「ようこそディズニーへ」って言われたんです。だからこれで僕らは、ディズニーファミリー!長田:つまり“ディズニー吉本”。松尾:“大阪吉本”とか“東京吉本”とかあるけど、僕らは“ディズニー吉本”です!(笑)他に山口(智充)さんや渡辺直美、亜生(ミキ)とかもいるけど、コンビで堂々と出たのは僕らぐらいかな。――お子様もご覧になりました?長田:はい。ただ、うちの息子は、『カーズ』にハマってて。今はそっちをひたすら観ています。松尾:僕は、もしかしたら声だけでパパだってわかるかもしれない、と思って観せたけど全然わからなかったみたい。ダッキー&バニーよりもMr.ポテトヘッドの方が好きだし。でも、いつか気づいてくれて「わっ!」ってなるといいな。――お二人は、ピクサー映画が好きだと聞きました。長田:僕は全作品観ていますが、最初は『トイ・ストーリー』。フルCGでは初めての長編アニメーション作品だと聞いて観てみたら、めちゃくちゃ画像のクオリティが高く、物語もしっかり作り込んでいてリアルで、衝撃を受けました。それ以来すっかりピクサー映画の大ファンになりました。松尾:僕は、初めて付き合った彼女とデートで行った映画が『モンスターズ・インク』だったんです。お台場の映画館でした。――ピクサー映画で好きなキャラクターを教えてください。長田:もちろん一番愛着があるのはバニーですが、昔から『ウォーリー』の主人公・ウォーリーが好きで。地球でゴミ拾いをするウォーリーが、イヴに一目惚れする話なんですが、セリフがほぼなくても泣けるぐらい感動しました。松尾:僕は『カールじいさんの空飛ぶ家』。絵も綺麗だし、カールじいさんの優しさに感動して、映画館と、DVDでも2回観ました。――いつも映画は映画館で?松尾:普段映画はあまり観ないけど、ピクサーの作品は特に映画館で観たくなるんですよね。――それほどピクサーの世界観に魅了されているということですね。長田:なんなら僕は東京ディズニーリゾートで、ピクサー映画をモチーフにしたアトラクションには全部乗ってますよ。唯一の友達、向井(慧/パンサー)と東京ディズニーシーに行った時は、二人で“トイ・ストーリー・マニア!”に乗ったんですが、ゲーム性もあってすごい面白かったです。松尾:僕は先週、子供の誕生日で“トイ・ストーリーホテル”に泊まりました。ホテル前や中庭に人気のキャラクターがたくさんいて、めっちゃ楽しかった!――お互いをピクサー映画のキャラクターに例えるなら?長田:松尾は『トイ・ストーリー』シリーズのハム。見た目も、愛されキャラなのも松尾っぽい。松尾:ハムめちゃくちゃ好き!長田さんは『トイ・ストーリー4』に出てきたデューク・カブーン。他のキャラよりも1つ上のギアが入ってる感じで、嫉妬するぐらい面白かった。もし実写化する時は、長田さんにやってほしいです。長田:なんだよ、実写って!松尾:でも僕らが実写版をやるなら、やっぱりダッキーとバニーか。長田:そこを実写にするなら、ヒヨコとウサギのおもちゃだから!松尾:長田さんも「実写やりたいです」って言っておいた方がいいよ。じゃないと実写化した時にやらせてもらえないからね。長田:だから、実写の意味!(笑)チョコレートプラネットのMY BEST「ピクサー」『モンスターズ・インク』(2001)カラフルで個性豊かなモンスターたちはピクサーの看板キャラ!人間の子供を恐れているモンスターからなる“モンスターズ・インク”に、ある日、人間の女の子ブーが迷い込み大騒ぎに。サリーとマイクは、どうにかブーを人間界に帰そうとするが…。「吹雪のシーンでサリーの毛並みがぶわーっとなびくリアルな映像にびっくり」(松尾さん)『ウォーリー』(2008)史上最大のスケールで贈る29世紀のラブストーリー。人間が見捨てた29世紀の地球を舞台に、何百年もの間たった一人でゴミ処理をするロボット・ウォーリーが、突然現れた真っ白なロボット・イヴと出会い新たな人生の目的を見つける。「ウォーリーの感情がすごく人間くさくて愛らしくて。涙が止まらない感動作です」(長田さん)『カールじいさんの空飛ぶ家』(2009)人生の素晴らしさを教えてくれる愛と感動の人生讃歌。妻に先立たれた78歳のカールじいさんは、住み慣れた家に無数の風船を結び、大空へ飛び立つことに。少年ラッセルと不思議な犬ダグと共に、冒険の旅が始まる。「とにかく絵や色が綺麗で、ピクサー作品の中でも特に泣ける物語。もう少し年を取ったらまた観たい」(松尾さん)『トイ・ストーリー4』(2019)チョコレートプラネットの二人が新キャラ・ダッキー&バニーを好演。ウッディやバズの仲間になった、手作りおもちゃのフォーキーが逃げ出してしまう。フォーキーを捜しに出たウッディを待ち受けていたのは、スリルあふれる冒険。「3で完結したと思いきやまた新たなキャラクターによるスリル満点の物語が。ダッキー&バニーにも注目」(長田さん)©2023 Disney/Pixar掲載作品は、すべてディズニープラスで配信中視聴には、月額990円、年額9900円の2プランがあり。チョコレートプラネット『ヒルナンデス!』(日テレ系)火曜レギュラー他、多数のバラエティ番組でMCを務めている。写真右・松尾 駿(まつお・しゅん)1982年8月18日生まれ、神奈川県出身。ブルゾン¥46,200(J.プレス オリジナルズ/J.プレス&サンズ 青山 TEL:03・6805・0315)Tシャツ¥8,580(オールド ソルジャー/メイデンカンパニー TEL:03・5410・9777)パンツ¥30,800(ニート/にしのや TEL:03・6434・0983)シューズ¥80,300(パラブーツ/パラブーツ青山店 TEL:03・5766・6688)写真左・長田庄平(おさだ・しょうへい)1980年1月28日生まれ、京都府出身。ブルゾン¥41,800(グッドネイバーズシャツ/ユナイト ナイン TEL:03・5464・9976)シャツ¥33,000(インディヴィジュアライズド シャツ/メイデンカンパニー)Tシャツ¥5,940(メデン)パンツ¥34,100(キクス ドキュメント.) 共にHEMT PR TEL:03・6721・0882シューズ¥72,600(パラブーツ/パラブーツ青山店)CHOCOLATE PLANET LIVE TOUR 2023「PLANET TRAIN」開催中!過去最大規模の全国7都市ツアー!チケット絶賛発売中!ご購入は〈FANYチケット〉まで。※完売している会場もございます。あらかじめご了承ください。※『anan』2023年7月26日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)スタイリスト・井田信之ヘア&メイク・宮坂和典取材、文・若山あや(by anan編集部)
2023年07月20日子供の頃から多くのディズニー作品に触れ、家にはキャラクターグッズがわんさか!生粋のディズニー好き、吉川愛さんが魅力を語り尽くす。幼少期からディズニー・アニメーションをこよなく愛する吉川愛さん。ハマったきっかけは、現在、実写映画も公開中の人魚姫の物語。「最初に好きになったディズニープリンセスは『リトル・マーメイド』のアリエル。人間に興味を持ち、自分も歩いてみたいと憧れるアリエルがかわいくて。アリエルになれる衣装キットを買ってもらい、人魚の格好でポーズも真似していました。それが5歳の頃で、同時期、『ピーター・パン』にも夢中になり、ティンカー・ベルの妖精の粉が欲しくて、サンタさんにお願いしたほど。届いたプレゼントは、残念ながら、ティンカー・ベルとは関係ないブレスレットでしたが(笑)。親泣かせな子供ですよね。でも、どうしても欲しくて、4年ぐらい連続でお願いした覚えがあります。他にも、小さい頃はディズニー・チャンネルでいろんな作品を観て過ごし、家に帰ったら即、ディズニー・チャンネルをつけるのが習慣でした(笑)」登場キャラクターへの憧憬に加え、誰もが口ずさみたくなる劇中の名曲も吉川さんを魅了した要因。「ディズニー作品はどれも曲が素晴らしくて!『ピーター・パン』の『きみもとべるよ!』が好きで、東京ディズニーランドの『ミッキーのフィルハーマジック』でこの曲が流れてくるとウキウキします。『リトル・マーメイド』のアリエルの心情を歌ったナンバー『パート・オブ・ユア・ワールド』も大好きで、就寝時、ディズニーのヒーリングミュージックを聴いているのですが、『パート・オブ・ユア・ワールド』が流れる瞬間は毎回、『はぁ』って、胸がギュッとなります」ディズニープリンセスに憧れ、楽曲に心を奪われ、夢中になった幼少期から、作品に求めるものは癒しへと変わってきているよう。「『白雪姫』や『シンデレラ』『塔の上のラプンツェル』など、プリンセス作品は大好きで憧れ。でも、いま心に刺さる作品を挙げるなら、『ベイマックス』など、愛らしい癒し系キャラクターが登場するものが多いかも。家にもベイマックスの大きなぬいぐるみがいますが、ベイマックスが実在したら、疲れたときにギュッと抱きしめて、頭をポンポンしてほしい(笑)」さらに、年齢を重ねるにつれ、「ストーリーの奥深さに気づいた」と、作品の受け取り方にも変化が。「例えば、昔は『美女と野獣』を観ても、ベルがかわいいとか、野獣が怖いとか、内容を深く理解せず、表面的な描写に目がいっていたけれど、いま観ると、こんなにも愛に溢れた作品なんだと感動します。自分がまるでベルになったかのように野獣のいいところを見つけて、感情移入してしまう。小さい頃は、キーアイテムである1輪のバラの意味もよくわからなくて(笑)。ストーリーに注目して、二人の深い愛の物語なんだと知ると、より好きになりました」一昨年公開の『ラーヤと龍の王国』日本語吹き替え版ではプリンセスのラーヤの声に挑戦した。ディズニー愛が深すぎるゆえのプレッシャーも感じたと、当時を振り返る。「オーディションに受かったときはこの上ない喜びとともに、『本当に私がラーヤでいいのか』と正直、不安にもなりました。でも、やるからには全力で、強く、たくましいラーヤを表現したいと思い、普段から声を低めに、男勝りな口調を意識してみたり。強いプリンセスが登場する作品を観て、研究し、吹き替えに臨みました」ラーヤを演じたことで、新たな気づきや学びもあったという。「ラーヤは心を許した友達に裏切られ、人を信頼できなくなってしまったけれど、シスーに出会い、信じることの大切さを知る。それこそ私も仕事柄、人に言えないことも多いですし、信用することが難しかったり、周囲に対して壁を作ってしまうこともあったかもしれません。でも、信じることで見える世界は変わるし、心のモヤモヤが晴れたりする。疑いから入るのではなく、信じてみて、自分をさらけ出すことも大事なのだと、ラーヤから教わった気がします」吉川さんのMY BEST「ディズニー・アニメーション」『ピーター・パン』(1953)ネバーランドに妖精の粉…。夢と憧れを与えてくれる人気作。公開は70年前。夢と冒険の楽しさが詰まった、色褪せることのない不朽の名作。「キャラクターたちが空を飛んでいる姿が気持ちよさそうで、私も飛んでみたいとワクワク。寝ている間にピーター・パンやティンカー・ベルがやって来るんじゃないかと空想するのも楽しかった」『リトル・マーメイド』(1989)アリエルに憧れて、ディズニー・アニメーションの虜に。原作はアンデルセン童話の『人魚姫』。人間のエリック王子に恋した人魚のアリエルは、美しい声と引き換えに人間となり、エリック王子に会いに行くのだが…。「繰り返し観た、思い入れの強い作品。大好きなアリエルに会いたくて、東京ディズニーシーにも何度も足を運びました」『ベイマックス』(2014)キュートな見た目に癒される!ディズニー作品の中で一番泣いた傑作。兄を失い、心を閉ざした少年とケア・ロボットの心の交流を描いた感動作。「ベイマックスは優しい大型犬みたいで本当にかわいい。クライマックスは涙なしでは観られず、こんなに泣いたのは初めてというぐらい号泣。でも、コメディ要素もあり、まさに笑って泣ける物語です」『ラーヤと龍の王国』(2021)強く気高いプリンセスの声に挑戦。私にとっては一生の宝物。龍の王国を舞台に、国に平和を取り戻すため奮闘する少女の戦いと成長を描いた物語。主人公・ラーヤの日本語吹き替えを吉川さんが務めた。「ディズニー作品に携わることができるなんて夢のような経験で。ただ、戦闘シーンの“うっ”といううめき声には苦戦しました(笑)」©2023 Disney掲載作品は、すべてディズニープラスで配信中視聴には、月額990円、年額9900円の2プランがあり。よしかわ・あい1999年10月28日生まれ、東京都出身。3歳で芸能界入りし、数々のドラマや映画で活躍。現在、ドラマ『真夏のシンデレラ』(フジテレビ系)に出演中。10月より上演される舞台『レイディマクベス』にも出演。トップス¥41,800ワンピース¥181,000(共にカナコ サカイinfo@kanakosakai.com)※『anan』2023年7月26日号より。写真・柴田フミコスタイリスト・木村真紀ヘア&メイク・窪田健吾取材、文・関川直子撮影協力・バックグラウンズ ファクトリー(by anan編集部)
2023年07月19日アリエルやベルなどのプリンセスをはじめ、世界中で愛されるキャラクターを生み出している、ディズニーのアニメーター、マーク・ヘンさん。先日来日されたタイミングで特別にお話をうかがうことができました。レジェンドアニメーター、マーク・ヘンさん特別インタビュー。マーク・ヘンさんがウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオでアニメーターとしてのキャリアをスタートさせたのは1980年のこと。以降、ディズニーの“顔”であるミッキーマウスをはじめ、『リトル・マーメイド』のアリエルや『美女と野獣』のベルなど、6人のプリンセスを担当。スタジオでは“プリンセス・ガイ”とも呼ばれている。「アニメーターになりたいと思うようになったきっかけは、7歳の時に観たディズニー・アニメーションの『シンデレラ』でした。物語に登場するキャラクターたちが、実際にいるようなリアリティに魅了されたのです。その頃のアニメーションといえば、ギャグを言って走り回る、といったものが一般的でしたが、シンデレラはある状況に置かれていて、そこにはちゃんと意味がある。『シンデレラ』を初めて観た時に、心から彼女の味方になって応援したいという気持ちになったのは、私にとって本当に魔法のような出来事で、アニメーションが持つ説得力を感じました」スタジオでは、とくに2人の偉大なアニメーターからディズニー・アニメーションの神髄を受け継いだという。「『シンデレラ』などを手がけていたエリック・ラーソンとマーク・デイヴィスです。エリック・ラーソンは特別な感性を持っていて、キャラクターに個性や誠実さを吹き込むことに長けているアニメーター。彼が私のメンターとなり、約6年にわたっていろいろと教えてくださいました。一方、マーク・デイヴィスは、“ドラフト・マン”と呼ばれるほど絵を描く才能に秀でています。彼と直接仕事をする機会はありませんでしたが、彼からプリンセスの担当を引き継いだこともあり、たくさんのインスピレーションを受けました」確かに、ディズニー・アニメーションのキャラクターは個性が立っていて、だからこそ魅力的。でも、どうしたらそれを表現できるのだろう。そう尋ねると、マークさんは「それが魔法の一部なのです」と微笑みながら、インスピレーションの源を教えてくれた。「アーティストとして行うのは、世の中や人々をよく観察する、ということです。例えばエリック・ラーソンは『ピノキオ』で猫のフィガロを担当した時に、キャラクターを作り上げるうえで、彼の甥っ子を参考にしたといいます。アニメーターは単純に絵を描くということだけでなく、キャラクターに演技をさせることも重要です。そのためにはどんな個性を持ったキャラクターなのか、それぞれに見極め、表現していく必要があります。ウォルト・ディズニー自身も『白雪姫』に登場する7人のこびとを、全く同じ性格にしてもよかったはずなのに、そうしなかったわけですよね。それはウォルトが7人それぞれに個性があるということを大切にしていた表れでもありますし、キャラクターへのアプローチの仕方として、今に繋がるディズニー・アニメーションの基礎的な哲学になっています」とくにマークさんが手がけてきたようなプリンセスたちは、その時代を生きる世界中の女性の夢や希望、そして励みとなり、愛され続けている。プリンセスを描くにあたり、キャラクターの価値観のアップデートなど、何か意識していることはあるのだろうか。「主人公であるプリンセスたちは、常に魅力的に描く必要があり、それはいつの時代も変わりません。ただ、時代とともに変わってきたこともあって、それは、初期のプリンセスは今と違って“反応的”な姿勢だったということです。まず彼女たちに何かが起こって、それに対して行動していく。しかし、アリエル以降のプリンセスは、行動が自発的になっています。自分たちで決断を下し、その結果として状況が変わる。キャラクターとして強く、より魅力的になっていると思います」そこには、女性たちをエンパワーメントしたいという思いが込められている?「観客のみなさんにインスピレーションを与えたいと願っているので、その意味では『イエス』になりますが、そうは言いながらも私たちが一番大切にしているのは、キャラクターの説得力です。『こういうキャラクターがいるんだ』と信じて支持してくださること。みなさんを勇気づけるようなキャラクターになっていたとしたら、それは意図的ではなく、説得力を重視した結果だと思います」マークさんは、世界一有名なキャラクターといえるミッキーマウスを描いてきた一人でもある。描く時のポイントを聞くと、「ミッキーマウスを描くのは、実は難しい。耳の位置がずれたり、鼻が少し大きかったりするだけで、ミッキーマウスにならないのです。とても繊細であると同時に、アニメーターにとって寛容なキャラクターでもあります。というのも、これまで数々のアニメーターがミッキーマウスを描いてきましたが、その個性を反映しながらも、毎回ミッキーマウスとして完成する。私が描くミッキーマウスは、1940年代後半くらいのイメージです。時代とともに進化していますが、個人的にはその年代のテイストが、気に入っています」『ミッキーのクリスマス・キャロル』(1983)ミッキーマウスを担当。ミッキーマウスが30年ぶりにスクリーンに登場!ディケンズ原作の『クリスマス・キャロル』を、おなじみのディズニーのキャラクターたちが熱演。©2023 Disney『アラジン』(1992)ジャスミンを担当。王女・ジャスミンと出会い、一目ぼれした貧しい少年のアラジン。身分違いの恋に悩むなか、願いが叶うランプを手に入れるよう、そそのかされ…。©2023 Disney『プリンセスと魔法のキス』(2009)ティアナを担当。貧しくも、夢を叶えるために働くティアナ。ある日、プリンセスのドレスを着た彼女の前に、「プリンセスのキスで魔法が解ける」というカエルが現れ…。©2023 Disney掲載作品は、すべてディズニープラスで配信中マーク・ヘンさん1980年、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオに入社。その年に『キツネと猟犬』の制作に携わる。’83年には『ミッキーのクリスマス・キャロル』でミッキーマウスを担当。また、『美女と野獣』『アラジン』『プリンセスと魔法のキス』などで、プリンセスのアニメーションを手がける。※『anan』2023年7月26日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)取材、文・保手濱奈美(by anan編集部)
2023年07月19日2023年7月18日(火)から、TVアニメ『呪術廻戦』第2期の放送を記念して、全国のファミリーマートでは「ファミリーマート×呪術廻戦コラボキャンペーン」を実施。▼2023年10月17日開始の最新コラボキャンペーン情報はこちら!キャンペーンでは、期間中(7月18日~8月7日)、コラボ商品の販売やオリジナルグッズのプレゼントなど、さまざまな企画が展開されます。中でも、対象のお菓子を3点購入すると、オリジナルA4サイズクリアファイルが1枚もらえる企画は、先着で商品がなくなり次第終了なので、欲しい人は急いでください!7/18~先着で「呪術廻戦」オリジナルグッズがもらえる!対象お菓子を買うと、先着順でファミマ限定の描きおろしコラボイラストを使ったオリジナルグッズがもらえる「菓子コース」は、7/18(火)からの第1弾、8/1(火)からの第2弾があります。第1弾はオリジナルA4サイズクリアファイル全5種、第2弾はオリジナルステッカー全5種。先着でクリアファイルがもらえる「菓子コース 第1弾」<期間> 2023年7月18日(火)~8月7日(月) ※景品がなくなり次第終了。<内容> 「カントリーマアム」「アポロ」「アルフォート」などの対象のお菓子を3点購入するとクリアファイルが1枚もらえます。オリジナルの「呪術廻戦」A4クリアファイルは全部で5種類。対象のお菓子を3つ選び、好きな柄のクリアファイルをもってレジに行けばOKです。対象店舗には各種類5枚ずつ置いてありますが、先着順で、なくなったら終了となるので、早めのチェックが必要です。筆者が18日の11時ごろに訪れた店舗にはまだ5種類残っていました。店舗により一部取り扱いのない場合があります。お菓子6つでクリアファイル2つもらえます5種類いずれのデザインでも五条悟をはじめ、キャラクターたちがファミマの商品と思しきものを持っているのが面白いです。さすがファミマとのコラボキャンペーン、オリジナルのイラストです!クリアファイルの裏5種類もあるとどれにするか悩みますが、やはりここは王道、かつ、我が家の小学生にも絶大なる人気を誇る「五条悟」デザインに。かっこいいですね・・・!先着でステッカーがもらえる「菓子コース 第2弾」<期間> 2023年8月1日(火)~8月7日(月) ※景品がなくなり次第終了。<内容> 入手方法は第1弾と同じ。対象のお菓子を3点と、欲しいステッカーをもってレジに行けばOK。こちらは、学生が夏休みに入っている期間となるので、時間に自由なキッズたちがこぞって押し寄せる、なんてことも!?欲しい人は急ぐに越したことはなさそうです!美味しさ特級クラス!?コラボ商品も見逃せない!さらに、呪術廻戦ファンにはたまらない、美味しさ“特級クラス”の7種類のコラボ商品が登場。五条悟や夏油(げとう)などの人気キャラクターの能力や個性などに着想を得た個性的なビジュアルです!その中から、18日、朝の時点で入手できた2点についてご紹介します!無下限チョコドーナツ 138円(税込)五条悟の術式「無下限呪術」を表現した∞の形に生地を絞り出したチョコドーナツ。米粉とブラックココアパウダーを配合した生地はギュッと引き締まっていて、包丁で切ろうとしたらぎっしりとした手ごたえがありました。食べるとドーナツをコーティングしている砂糖が、ところどころじゃりっとして甘く、子どもでも食べやすい味のドーナツです。かなりずっしりと重みがあるので、小さいお子さんだったら、∞の輪っかを1つずつ分けて食べてもよさそうです!<栄養成分表示(1個当たり)>熱量 487kcalたんぱく質 2.9g脂質 36.5g炭水化物 37.2g‐ 糖質 36.1g‐ 食物繊維 1.1g食塩相当量 0.6gまっ黒水まんじゅう 黒ごま 158円(税込)夏油傑(げとうすぐる)の術式「呪霊躁術」に必要な呪霊を取り込むための真っ黒い「呪霊玉」をイメージした水まんじゅうです。作中ではこの呪霊玉、全くおいしくない代物のようでしたが、こちらの水まんじゅうはとっても美味しい!周りの景色を写すほどツルっとした黒い球体は、少し動かすだけでぷるぷる揺れてとても柔らかく、スプーンですくって食べられるほど。これは、寒天とくず粉が入った生地だそうで、涼し気な雰囲気が夏にピッタリ。この生地にも、水まんじゅうの中のこし餡にもごまが練り込まれていて、日本茶と一緒に食べたくなる和菓子な一品となっています。<栄養成分表示(1個当たり)>熱量 174kcalたんぱく質 1.8g脂質 3.9g炭水化物 32.9g食塩相当量 0.02g「ファミペイ」で限定グッズが当たるなど、他にも盛りだくさん!さらに、嬉しいことに、上に紹介した、クリアファイルがもらえる「菓子コース」も、「コラボ商品コース」も、ファミリーマートのアプリ「ファミペイ」を使用して対象商品を購入し、スタンプをためると、抽選で缶バッジセットやビッグタオルなどのキャンペーン限定グッズが当たるプレゼントキャンペーンも同時開催。また、店頭や「ファミペイ」WEB予約限定のオリジナルデザインのグッズや物販アイテムも展開されているので、ファンは見逃せません。五条悟、ファミリーマートのチーフ・最強・オフィサー(CSO)に就任!このコラボキャンペーンでは、最強呪術師「五条悟」氏がファミリーマートのチーフ・最強・オフィサー(CSO)に就任し、キャンペーンを盛り上げるべく、店内放送やSNSでの情報発信などが彼を通じて提供されるそうです。要チェックですね!なお、今回のコラボキャンペーンは第1弾で、9月以降もさらなるコラボ企画が予定されているとのこと。そちらもお楽しみに!▼2023年10月17日開始の最新コラボキャンペーン情報はこちら!
2023年07月18日TVアニメ『【推しの子】』の大ファンのオーイシマサヨシさんと米村姫良々(きらら)さん。なぜ『【推しの子】』がこれほど見る者の心を掴むのか、対談で考察します。推しキャラや名言についても熱弁!(米村さん、アイのピンクのステージ衣装で登場)オーイシマサヨシ(以下、オーイシ):はじめまして、オーイシマサヨシです。…って、なんだこの完成度の高い衣装はっ!?撮影ないのに心意気!米村姫良々(以下、米村):ありがとうございます。衣装さんがご厚意で作ってくださったんですよ~!――おふたりとも原作漫画からの『【推しの子】』ファンだと聞きましたが、ハマったきっかけを教えていただけますか?オーイシ:僕はヲタ友のSnowManの佐久間大介くんがきっかけです。「めちゃくちゃいい漫画があるんですよ」って言われて1巻読んだら見事にハマりました。そのときから『【推しの子】』応援団長なんですけど、今回は劇中歌「サインはB」を作らせていただいています!米村:私も1巻を読んで面白すぎて…、でもあまりにも先が気になってしまうので何巻か進んでから一気に読みたいなと思っていたんです。オーイシ:わかります!サスペンス要素も謎解き要素もあって惹きつけられるからなあ。米村:だけどアニメが始まったタイミングでたまらず一気読みしました!いまも毎週漫画で最新話を追いかけてます。――数々のエンタメに触れてきたおふたりが心奪われるほどの魅力は特にどのような部分に感じられますか?オーイシ:すごい部分がたくさんありすぎて…。まずショービジネスの描写のリアルさ。アイドルの裏側、恋愛リアリティショー、芸能コースのある高校の雰囲気…。それは原作の赤坂アカ先生の徹底したリサーチがあってこそ。そのリアリティには鳥肌が立ちます。米村:私はまだ芸能界の裏側みたいな部分はわかりませんでしたが、リサーチの細かさに驚いてます。オーイシ:まあ、裏であんなふうに糸を引いてる存在は実際にはいないと思いますけど(笑)。何より脚本の素晴らしさ!アニメ史上類を見ない初回90分。そこで「これはただのアイドルものじゃない、復讐劇なんだ」ということを描き切っている。現代の人って忙しいから“1話切り”する人も多いでしょ。だから1話でしっかり世界を提示しないと2話、3話とついてきてくれないんですよね。米村:私も1話だけ見ることもあります。でも、今回はすでに漫画で物語を知ってるのにもかかわらず、毎週楽しく全話食い入るように見てます!オーイシ:それは脚本、キャスト、音楽とチームがひとつになって原作のエッセンスを凝縮してるから。…といろいろ言いましたけど、とにかく面白いから!ブームの理由はそれに尽きます。――魅力的なキャラクターの中でもおふたりの推しキャラは?米村:私はアイちゃん。特に「サインはB」が流れて、会場の熱気が再現されたライブシーンには引き込まれました!オーイシ:あの曲、作ってよかった~!同じアイドルとして、アイのようになりたいですか?米村:う~ん…でも私は子供2人の母をやりながらアイドルなんて絶対できないので…。オーイシ:そこかいっ(笑)。米村:アイはそんな秘密を完璧に隠し通して、アイドルとして夢を見せてくれる。才能はもちろんその覚悟も含めてすごいです。オーイシさんは誰推しですか。オーイシ:僕も永遠の推しはアイだけど…いまは可愛い元天才子役・有馬かな単推しです!米村:…あ、いいと思います。オーイシ:いま、なんか3秒くらい間があった…!?米村:あはははは。でも、かなちゃん推し多いですよね。あのちょっと自己肯定感が低いかんじが推したくなるっていうか。オーイシ:まさに!天才子役として売れた過去があるのにその後伸び悩んで…そのトラウマがありますから。僕も21歳で音楽デビューして大変な時期もあったけど、アニソンに出合っていまがあるから…有馬かなの気持ち、すごいわかる。たとえ褒めてもらってもその裏の本音を察知して落ち込んだりね(笑)。米村:そういう心情の描写も細やかですよね。私もハロプロの中でも研修生期間が史上最長で、その間に悩むことも多かったから、かなちゃんに共感します。でもかなちゃん同様私も自己肯定感低めだからこそ、自信あふれるアイに憧れます。重ね合わせて好きになるというよりは、憧れて好きになるタイプなんですね。オーイシ:そういうことかぁ。なら現役アイドルとしてアイに憧れてアイドルグループ結成を目指すルビーのことはどう見てますか?米村:ルビーはアイの後継者を夢見ていますが、それを目指せる自己肯定感の高さがすごい!行動力もあってSNSも頑張ってて…考えてるだけで行動できていない自分を反省しちゃいます。オーイシ:もう十分行動しとるわ、そんな完成度の高い衣装(笑)。あーでも確かにSNSの描写もリアルですよね。――おふたりは芸能人としてSNSとどう付き合っていますか。オーイシ:僕は息をするようにエゴサしてます(笑)。なかにはグサッとくる言葉もありますよ。「こういう見た目のオタク、うちの大学に5人いる」とか(笑)。個性勝負のアーティストにとってはネガティブな言葉だけど、トークのネタにしたり、なんとか楽しんでます!…ってそんな、気の毒な人を見る顔すな(笑)。米村:あっいえいえ(笑)。私の場合は褒めというより冷静な意見を知りたいときに、エゴサしています。というのもファンの方は私がどんな顔してようと何してようと「可愛い」「面白い」って言ってくれるんです。その言葉はありがたいんですけど、過信しちゃいけないと思って。オーイシ:大人!自分は若いとき批判的な意見には真っ赤になって反論してました。「俺の音楽がそんなわけねえ!」って(笑)。でも自己肯定も視野が狭くなると「うぬぼれ」になっちゃう。謙虚さも周りを見る冷静さも持っていてこそ、ほどよい自己肯定感を保てますからね。――作品中でも周りの評価や、才能ある同世代に影響されて揺らぐ姿が繊細に描かれています。そういった心情に関する部分で印象的なシーンはありますか。オーイシ:SNSにまつわるシーンですね。特に恋愛リアリティショーで炎上したとき、インフルエンサーのMEM(メム)ちょが言う「謝罪は日本人の道徳的には正しいけど、炎上対策としては下の下なんだよ」ってセリフは刺激的だけど、自己肯定感を守るという意味ではリアルな処世術と言えるのかもしれないな。米村:私はアイがドラマ撮影のシーンで「ここではたった一人、カメラに可愛く思ってもらえばいい」って言う場面が衝撃でした。私にとってMV撮影とかでカメラに可愛く撮ってもらうのって本当に難しいことだから、その一言でアイの天才ぶりを再確認して憧れが尊敬の域に…!あとライブでの笑顔が評判になったとき「なるほど、コレ(この笑顔)がイイのね覚えちゃったぞ~」って言う場面も天才だなと。オーイシ:あのシーンは狂気じみたアイの魅力にぞくっとしますよね。最後にかな推しの僕としては「有馬かなキュンキュンポイント」も…(笑)。かながステージからアクアを見て「あんたの推しの子になってやる!」って言うシーンには、ぐっときました。自分の中から生まれる自己肯定感って崩れやすいけど、こうして他人が照らしてくれることで生まれる自己肯定感って強いなって僕も日頃から思っているから。「サインはB」のフレーズにある「ちゃんと見えてる君のサイリウム」はそういうことだったりします。――最終回を迎えましたが、早くも第2期の制作決定が報じられました。オーイシ:この先も面白くなっていくのでアニメ化楽しみです。米村:最後までとなるとシーズン4、5…?でもまだの方はまず1期を。アイやルビーから元気と勇気をもらって、前向きな気持ちになってほしいです!オーイシマサヨシ2001年にバンド「Sound Schedule」でデビュー。その後、大石昌良としてソロデビュー。アニソンシンガーのカタカナ名義でアニソンも数多く手掛け、『【推しの子】』の劇中歌「サインはB」が人気に。米村姫良々(きらら)(OCHA NORMA)2004年4月30日生まれ、愛知県出身。ハロー!プロジェクト「OCHA NORMA」のメンバー。座右の銘は臥薪嘗胆。7月26日「ちょっと情緒不安定?…夏」を含む最新シングルが発売。アニメが好き。TVアニメ『【推しの子】』原作は、赤坂アカと横槍メンゴによる同名漫画(2020年より『週刊ヤングジャンプ』にて連載中)。伝説的な人気を誇る夭逝のアイドル・アイと彼女の子で双子のアクアとルビーを中心に、華やかだがシビアで残酷な芸能界やアイドルの世界をリアルに描いた作品。各配信サイトで配信中。©赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・【推しの子】製作委員会※『anan』2023年7月19日号より。取材、文・大澤千穂(by anan編集部)
2023年07月17日今年4月から放送され一気に人気に火がついたTVアニメ『【推しの子】』。そのヒットの裏には思わず感情移入してしまうリアルな心の揺れが。見る者の心を掴むその作品世界に迫ります!精緻で魅惑的なビジュアル、愛とミステリーが溶け合うめくるめく物語、胸打つ音楽。圧倒的な作品力で日本のみならず世界を虜にしているアニメ『【推しの子】』。物語は、天才的なアイドル・アイと彼女の双子の隠し子、アクアとルビーを軸に進んでいく。芸能界、そして“アイドル”という存在を通じて紡がれるストーリーの中で、特に支持されているのは、登場人物の複雑な胸の内をリアルに描き出している点。全11話の放送が終わって間もないいま、改めて本作の魅力について“自己肯定感”という視点から掘り下げていきます。『【推しの子】』を象徴する自意識を読み解く。『【推しの子】』の魅力は強い光を放つキャラクターとストーリーにあり。そこで、第1期で展開した物語の概要と主要キャラクターたちをざっくりご紹介。アクア&ルビーの声優から見た、キャラクター分析もぜひチェック!STORY:白熱の全11話をプレイバック!第一話:アイ推しのふたりが、推しの子として転生!産婦人科医・ゴローのもとに最推しのアイドル・アイが妊婦として訪れた。主治医として彼女を見守るゴローだったが、何者かに殺され、気づけばアイの息子・アクアに転生。双子の妹もゴローの患者・さりなの生まれ変わり。だがある日、アイはふたりの前で殺されてしまう。芸能界編 第二話~第四話:成長し芸能界の扉を開いた双子の運命が回りだす。芸能プロ“苺プロ”を営む斉藤ミヤコに育てられた双子。ルビーはアイドル志望で、アクアと共に芸能科のある高校に進学する。アクアはアイを殺した人物を特定すべく暗躍。昔のツテで元天才子役・有馬かなを通じ彼女が出演中のドラマのプロデューサー・鏑木勝也に近づこうとする。恋愛リアリティショー編 第五話~第八話:同世代の才能との出会いと恋愛リアリティショーの裏側。鏑木からアイの情報を得るため、アクアは彼の関わる恋愛リアリティショーへの出演を決める。そこで出会ったのは同世代の俳優・黒川あかね。真面目で番組映えしない彼女は、焦りから共演の女子に軽傷を負わせてしまう。ふたりはすぐ仲直りしたが、SNSは大炎上に発展していく。ファーストステージ編 第九話~第十一話:新生「B小町」デビュー!初代センターは誰!?新生「B小町」としてアイドルデビューを決めたルビー。メンバーは有馬かな、アクアがリアリティショーで出会った人気配信者・MEM(メム)ちょ。でもかなは過去のトラウマからアイドル活動に自信が持てなかった。そこに上がった「センターを誰にするか」問題。3人の結論は…?CHARACTERアイ:嘘と秘密に包まれた伝説の天才アイドル。アイドルグループ「B小町」のセンターで、アクアとルビーの母。自信あふれるパフォーマンスと笑顔、そして“嘘”の愛でスターダムを駆け上がるが、不幸な生い立ちゆえ本物の愛を知らずに育ってきた。彼女はなぜ16歳で母になったのか、なぜ殺されなければいけなかったのか。その謎がいまも人を惹きつける。アクア:最愛の人の復讐を誓う頭脳明晰な美少年。アイの息子。前世ではアイ推しの産婦人科医で担当医のゴローだったが、何者かに命を奪われ、“推しの子”として転生。見た目はアイ似の美少年だが、中身は冷静な成人男性(推定アラサー)。復讐を使命として生き、そのためなら手段を問わない。仲間のためにひと暴れするような一面も。本名、愛久愛海(あくあまりん)。asアクア:大塚剛央さん一見冷静な彼の行動原理にはアイの存在がある。頭脳明晰でアイ譲りの外見を持つアクア。無敵にも思える彼だけど、「自己肯定感では0点かも」と分析するのは成長後のアクアを演じる大塚剛央さん。「そもそも自己肯定感を測れるところにいるのかも疑問です。同じ双子でも妹のルビーは自分の人生を大切に、憧れを実現しようとしている。その自意識の差に、“自己肯定感”において、ふたりの違いが表れている気がします。アクアは、自分にできることとできないことを客観視した上で、それを実行するだけというふうに僕は感じています。演じるにあたって、彼の判断や行動の理由を考えますが、アクアの原動力のほぼ全ては、アイなのではないかと思っています」おおつか・たけお10月19日生まれ、東京都出身。2020年、第14回声優アワードで新人男優賞を受賞。代表作に、TVアニメ『風が強く吹いている』の蔵原走など。7月から放送のTVアニメ『AIの遺電子』(須堂光)、『SYNDUALITY Noir』(カナタ)に出演中。ルビー:母・アイの背中を追ってアイドルの道を走る!アイの娘で、アクアの双子の妹。前世ではアイに憧れ、同じ病院の医師であるゴロー(アクアの前世)に懐いていた難病の少女だった。現世ではアイ譲りのルックスを武器に、前世では実現できなかったアイドルの夢を叶える。自信満々で前向きな性格だが、ときに前世のつらい記憶が影を落とすことも…。本名は瑠美衣(るびい)。asルビー:伊駒ゆりえさん自分を信じて全力で進む。それがルビーの輝きの秘密。ルビーの自己肯定感を点数で表すと「90点」と答えてくれた伊駒ゆりえさん。「作中でも初仕事で『嘘は、いやだ』と述べるなど、自分の考えを言い切る場面が多くあります。一方『ルビーかわいい』でエゴサしたり(笑)。自分の考えを肯定し、またアイ譲りの容姿にも自信があるんだと思います。満点にしなかったのは、前世の記憶や環境が今後彼女をどう左右するか未知数だから。でもいまルビーは自分を信じて前向きに進んでいる。それが彼女の輝きの源でしょう」伊駒さん自身も、ひたむきなルビーに力づけられることも多いそう。「やりたいことを大切に、全力で取り組む。私もそんな人でいたいです!」いごま・ゆりえ2月24日生まれ、東京都出身。今作が初のレギュラー作品で、メインキャラクター。文化放送『A&G NEXT STEP HOOOOPE!』水曜パーソナリティ。夢はディズニープリンセス、目標とする声優は山寺宏一さん。愛称ごまちゃん。まだまだいる!個性豊かなキャラクターたち有馬かな“十秒で泣ける”元天才子役。演技力がピカイチの自信家。アクアやルビーの1学年上の先輩で、芸能界の厳しさを教えたり面倒を見てくれる。再起を図るべく、新生「B小町」に加入する。MEM(メム)ちょアクアやあかねと共にリアリティショーに参加していた人気配信者。明るく陽気に振る舞うみんなのまとめ役。元々はアイドル志望。アクアの誘いで新生「B小町」に加入することになる。黒川あかね劇団所属の俳優。リアリティショーでのとある過ちがSNSで大炎上し、絶望の淵に立たされるがメンバーと共に乗り越える。その後アクアと交際。アイを完璧にトレースできる演技力。TVアニメ『【推しの子】』原作は、赤坂アカと横槍メンゴによる同名漫画(2020年より『週刊ヤングジャンプ』にて連載中)。伝説的な人気を誇る夭逝のアイドル・アイと彼女の子で双子のアクアとルビーを中心に、華やかだがシビアで残酷な芸能界やアイドルの世界をリアルに描いた作品。各配信サイトで配信中。©赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・【推しの子】製作委員会※『anan』2023年7月19日号より。取材、文・大澤千穂(by anan編集部)
2023年07月17日今回、ご紹介するのは、TVアニメ『BLEACH 千年⾎戦篇-訣別譚-』。最終決戦にふさわしい実⼒派キャスト&スタッフ陣で挑む、ファイナル・シリーズの第2クールです。森田成一さん(黒崎一護役)、杉山紀彰さん(石田雨竜役)、梅原裕一郎さん(ユーグラム・ハッシュヴァルト役)、武内駿輔さん(アスキン・ナックルヴァール役)にお話をうかがいました。「本当に隅々まで楽しんでいただきたいです」左から、武内駿輔さん、森田成一さん、杉山紀彰さん、梅原裕一郎さん【イケメンで観るドラマ&映画】vol. 148『週刊少年ジャンプ』で連載され、シリーズ累計発⾏部数は 1億3000万部を超えるなど、完結後も世界中で根強い⼈気を誇る『BLEACH』。2004年10⽉より放送を開始した TV アニメは、これまでに 360話以上が制作され、⻑編劇場アニメも4作を数えます。そしてついに、シリーズの最終章・千年⾎戦篇のアニメプロジェクトがスタート。監督とシリーズ構成は、数々の作品で卓越したビジュアルセンスを発揮してきた⽥⼝智久氏。キャラクターデザインの⼯藤昌史氏、⾳楽の鷺巣詩郎氏は、最初期からアニメ『BLEACH』を⽀え続けるオリジナルメンバー。アニメーション制作もこれまでのシリーズ同様、studio ぴえろが担当します。千年⾎戦篇では、千年の⻑きにわたり死神たちが背負っていた因縁。その宿業と秘められた真実がついに紐解かれ、黒崎⼀護の最後の戦いが描かれます。森田成一さんーーこれまでに、森田さん、杉山さん、梅原さん、武内さんが4名でインタビュー取材を受けたことはあるのでしょうか?杉山さん初めてですね。梅原さん初めてです。武内さんはい。ーー梅原さん、武内さんは、森田さん、杉山さんと取材を受けるのは緊張しますか?森田さんいや~、そんなわけないでしょう(笑)。杉山さん今をときめくおふたりですから。武内さん森田さんと杉山さんは、このように、とても気さくな方で。現場にいらっしゃるときは話しかけてくださいますし、梅ちゃんはすれ違っただけでも挨拶してくれるんです。本当にお優しい先輩方なので、とても演じやすい現場です。杉山さんとんでもない。森田さん良い後輩ですね。太字で書いておいてください(笑)。ーーほかのタイミングでもおふたりは森田さんと杉山さんを褒めていらっしゃいました。杉山さんあらま。武内さん当然のことです。本当にそう思っていますから。杉山さんイケメンなだけじゃなくて、優しいんですよ。梅原さんいやいや(笑)。森田さん僕はイケメンが好きで、梅原くんや武内くんの顔がタイプなんです。梅原さんうれしいです。ありがたいです(笑)。武内さんそれは知らなかった(笑)。森田さんずっと言っているじゃないですか。現場にふたりがいると、観目麗しいというか、景色がいいなって思います。杉山さんスタイルもいいなと。森田さん『BLEACH』は最初からベテランの声優の方々が揃っていらっしゃるから、いつも恐縮しているわけですよ。役柄も中身もぜんぶ隊長格で、ものすごく強い方ばかり揃っているんです。武内さん長年、ご一緒されていても、そうなんですね(笑)。森田さん第2クールの先行上映会で観た、第14話・第15話の(⼤塚)明夫さんのセリフまわしなんて、本当にヤバいです。杉山さんすごい存在感でしたね。武内さんかっこよかったですね。あのシーンは、明夫さんと一緒に録られたんですか?梅原さんいいえ。明夫さんが先に録られていたので、僕は明夫さんの声を聞きながら録ることができました。武内さん明夫さんは、梅ちゃんのことが大好きなんですよ。森田さんやっぱりね。梅原さんキャラとして戦わないといけないのに、勝てる気がしないですよね。森田さんそういうお歴々の方々がたくさんいらっしゃるなかに、おふたりのようなピチピチの方がきてくれるとうれしくなってしまうんです。杉山紀彰さんーー第2クールの収録をされて、いかがでしたか?森田さん一護は、原作では語られなかった部分で、出番が増えています。それはアニメオリジナルというだけではなく、本当は実際に起こっていた出来事、久保先生の頭の中にしっかりあってあえてマンガに描かなかったところを描いているんです。それゆえに、今回は誰も知らない部分の一護を描かなければなりませんでした。これまではマンガ原作をガイドとして進んでいくことができましたが、今回はこれから一護はどうなるんだろうということが分からない状態でやっていったので、その部分はすごく大変でした。ですが、久保先生がずっと現場にいてくださったので、久保先生に事細かに質問し、監督や音響を含めた全員といっぱい話をしながら、ここはどういうものなんだ、どういうところにいて、重力や湿度はどれくらいなど、詳しいところまで聞いて納得した上で収録を行いました。非常に濃密なシーンでしたし、そこに隠されている秘密は『BLEACH』という内容を揺るがすようなものが出てくるので、僕はドキドキしながら演じました。ーー現場に久保先生がいらっしゃるのは、心強いですね。森田さんありがたいです。現場になじまれていて、もはや普通にスタッフです(笑)。ヤバいですよ。久保先生の前を挨拶しないで通り過ぎてから、「あ、久保先生だった!」と気づくことがありますから。梅原さんオーラを消していらっしゃいますからね。武内さんそうなんですよ。森田さんこの前、久保先生が言っていたんですが、以前は先生が現場に来るとみんながかしこまって挨拶していたけれど、最近、先生が現場にいることが当たり前になって、田口監督をはじめ、みんながだいぶフランクな感じらしいよ(笑)梅原裕一郎さん杉山さん先生の現場へのなじみ方がすごくて。朝、おはようございますと言いながら現場に入ると、先生がスタッフのみなさんのなかに普通に混じっていらっしゃるんです(笑)。アニメ化に際し、ここまで原作者の先生ががっつりと監修してくださることは珍しいと思います。先生はコントロール・ブースの後ろにいらっしゃるので、このシーンはどれくらい感情を入れたら良いかということも即、確認が取れるんです。先生の感覚で見てくださっているので、それも合わさって、アニメのクオリティが元々高いにもかかわらず、より一層上がっていると感じています。最初のアニメシリーズから、先生は演者に任せてくださる部分も多くて、流れ上このシーンはこのように見せたいというように、要所要所でアドバイスをいただくような感じなので、演者としては方向性がつかみやすくてありがたいです。梅原さん第1クールのときは緊張ばかりで、あまり余裕がなかった部分も多いんですが、第2クールに入って、少しだけ緊張が解けました。杉山さん全然、それを感じさせない。落ち着いてお芝居をされていたから。梅原さんめちゃくちゃ緊張していました。特に第2クールに入ってハッシュヴァルトとして、比重が増えていくところも難しかったです。こんな若造がやっていいのか、貫禄がなければいけないキャラクターなのに僕自身の貫禄のなさで、作品がぶれたら嫌だな、などいろいろ考えました。ーー森田さんが梅原さんをじっと見つめていらっしゃいます(笑)。森田さん梅ちゃんからこういう話を聞くのは初めてなので、すごく興味深くて。梅原さん絵がとにかくきれいなので、そこに乗っかるような気持ちで演じました。森田さん第1クールのとき、梅原くんは、確かに緊張しているんだろうなとは感じましたけれど、そう言いながらもすごく落ち着いていて、ハッシュヴァルトが持っていなければいけない資質が出ていたと思います。第2クールに入って、そこがさらに美しく無理なく出ていると思いました。ご自身では若造と仰っていましたけれど、十分な芸歴もあるので、ハッシュヴァルトの迫力や怖さがしっかり出ていて、正直かっこいいなって感じました。梅原さんうれしいです。ありがとうございます。武内さん梅原さんもおっしゃっていましたが、あの『BLEACH』に自分が参加させていただくということで、僕らの陣営が年代的にも若いんですよね。だけど、最後の敵となる。まず、歴代の『BLEACH』の強敵に並ばなければならないし、さらに彼らを超えるくらいの強さを持った集団をやらなければならないというプレッシャーがありましたが、森田さんの気遣いにすごく助けられました。森田さんは現場にいちごのモチーフの差し入れを持ってきてくださるんです。森田さんはそうおっしゃっていませんが「いちごだよ、一護だけにね」みたいな洒落っ気みたいなものを感じると、僕らも肩の荷が下せるというか、現場の空気がやわらかくなるような気がするんです。それはすごく大事なことで、こういう方が一護を演じていらっしゃるから、長年良い連携を取れている作品なんだなと感じました。そういう作品に参加できてうれしいですし、頑張らなきゃいけないなと思いました。武内駿輔さんーー最後に、『BLEACH 千年血戦篇-訣別譚-』の見どころをお願いいたします。武内さん田口監督の手によって、『BLEACH』の世界観にまた新しい色がついたんじゃないかなと思います。原作では描き切れなかった部分がさらにパワーアップして描かれているので、読者の方にもすごく喜んでいただけるポイントが多いと思います。『千年血戦篇』を観て『BLEACH』を知った方、これから『BLEACH』を知る方は、素晴らしいアニメーションのクオリティと音響、劇伴(※映画やテレビドラマなどで流れる音楽のこと)もこれまでのシリーズの楽曲がアレンジされて入っているなど、変わらないところは守りつつ、時代に合わせて変化している。スタッフ陣の志の高さを感じられる作品です。ぜひ気軽にご覧いただきたいです。梅原さんキレイな絵が良く動きます。劇場版のような戦闘の迫力に、まずはぐっと心を惹かれると思います。今回は『訣別譚』ということで、石田雨竜の話もあります。物語としてはまだ序盤で、ここからさらに続きが気になる展開となっていきます。飽きさせない作りになっていますので、最後まで見届けていただきたいです。杉山さん第1クールは、素晴らしいクオリティでお届けできたと思います。第2クールの第14話と第15話を拝見したところ、絵がキレイで音も素晴らしい。第1クールから引き続き、見どころ満載なのですが、第2クールも冒頭からスタイリッシュな映像美や演出がありまして。かっこいいという言葉が真っ先に出てくるような演出が多々あります。物語の本筋、キャラクターの魅力、音楽の素晴らしさと一緒に映像美のスタイリッシュさも合わせて意識して観ていただけると、さらに物語に没入できて楽しめると思います。森田さんお三方が言った通りで、本当に隅々まで楽しんでいただきたいです。今回は新規で作られているシーンが非常に多くて。一護の修業シーンやこれまで出していなかったバトルシーンなどが追加されています。それらが『BLEACH』のなかで大きな意味を持っています。僕が知り得るなかでも、一護の修業はどういうものだったのか、その修業にどのような意味があったのか、これを本当に考察して分かると言葉がなくなるんです。それぐらいの秘密を持っているので、原作を読んで最後まで物語を知っている方でもこれまで知りえなかったところ、やっと謎が解けるところがたくさん出てきます。そこをしっかりと観ていただきたいです。『千年血戦篇』が始まって、『BLEACH』という作品が日本のみならず、海外での反響が非常に高いことを実感しました。これほどまでに『BLEACH』が海外で受け入れられていることに驚きましたし、国内外の反響を含めた第2クールでの盛り上がりというものも、『BLEACH』を応援してくださる方々にとっては大きな見どころだと思いますので、それらも含めて楽しんでいただけたら最高だなと思います。インタビューのこぼれ話『BLEACH』の収録現場は、とても和気あいあいとしたものだそう。「杉山くんは、パソコンやデジタルに強いので、そういう話をします。伊藤健太郎とは酒の話をしています。くだらない話ばかりしています(笑)」(森田さん)。InformationTVアニメ『BLEACH 千年血戦篇-訣別譚-』放送情報7⽉8⽇(土)より、毎週⼟曜23:00〜テレビ東京系列ほかにて放送開始︕配信情報7⽉9⽇(⽇)より、毎週⽇曜12:00〜最新話配信(⾒放題・都度課⾦配信)Lemino / アニメタイムズ / Disney+ / アニメ放題 / U-NEXT /d アニメストア / バンダイチャンネル / TELASA / J:COM オンデマンド/milplus / au スマートパスプレミアム / Hulu /Paravi / FOD / ABEMA / DMM TV / ひかり TV / RakutenTV / Google Play /HAPPY!動画 / MOVIEFULL7⽉13⽇より 毎週⽊曜 24:00〜最新話配信(無料)ABEMA / TVer / ネットもテレ東 / ニコニコチャンネル / ニコニコ⽣放送※配信開始⽇は予告なく変更となる場合がございます。詳しくは各配信サービスの情報をご確認ください。声の出演:森田成一、折笠富美子、伊藤健太郎⼤塚明夫、野坂昌也、置鮎⿓太郎、稲⽥徹、朴璐美、立木文彦、中尾隆聖楠⾒尚⼰菅⽣隆之、杉⼭紀彰、梅原裕⼀郎、武内駿輔、⽵達彩奈、松岡禎丞、⼩野友樹、花江夏樹原作・総監修:久保帯⼈「BLEACH」(集英社 ジャンプコミックス刊)監督:⽥⼝智久©久保帯⼈/集英社・テレビ東京・dentsu・ぴえろ写真・幸喜ひかり文・田嶋真理 ヘアメイク・河口ナオ/Nao Kawaguchi(森田さん)村澤柚香/Yuzuka Murasawa(杉山さん)宇津野里美/Satomi Utsuno(addmix B.G/梅原さん)小園ゆかり/YUKARI KOZONO(武内さん)スタイリスト・ちなみちよ/MICHIYO CHINA(森田さん)笠井時夢/TOM KASAI(梅原さん)写真・幸喜ひかり 文・田嶋真理 ヘアメイク・河口ナオ/Nao Kawaguchi(森田さん) 村澤柚香/Yuzuka Murasawa(杉山さん) 宇津野里美/Satomi Utsuno(addmix B.G/梅原さん) 小園ゆかり/YUKARI KOZONO(武内さん) スタイリスト・ちなみちよ/MICHIYO CHINA(森田さん) 笠井時夢/TOM KASAI(梅原さん)
2023年07月15日夫はアクション系アニメが大好きで、5歳の長男に早くも夫のお気に入りのアニメを見せ始めてしまいました。そのアニメはシリーズを合わせると何百話もある超長編。おもしろさにハマってしまった長男は、テレビのリモコンを常に手に持っている状態に……。 長男にアニメを見せ続ける夫「このアニメは義務教育だ!」と意味不明な主張をしていた夫。確かにそれは素晴らしいアニメで、私自身も小学生のころによく見ていました。長男には今までもテレビを見せることは多々あったのですが、このアニメは一度見始めたら続きが気になって仕方がないようです。 いつも夜8時には寝室に行くのですが、キリのいいところまで見せたい夫と、キリのいいところまで見たい長男に押され、ダラダラ見せ続けるようになってしまいました。 長男の様子に明らかな変化が…そのアニメを見せ始めてからというもの、長男は朝起きてトイレを済ますと真っ先にリモコンの元へ駆け寄り視聴をスタート。朝ごはんを食べるときは消すものの、着替えも歯磨きもせず、また視聴……。私にキツく言われるまで、自分からはなにも朝の準備ができなくなってしまいました。 保育園から帰宅後も、すぐにアニメを見始めるのが日課に。大好きだった外遊びの回数もめっきり減ってしまいました。朝や帰宅後のすべての状況を夫に説明したところ、「ここまでハマるとは思わなかった」と言い訳を始める始末。 テレビ視聴のルールを設定!このままダラダラとテレビを見るのは良くない、という意見は夫婦で一致したため、長男を交えて、テレビを見るときのルールを決めました。 テレビは“やることがすべて終わってから”見ること!です。朝は保育園に行く準備がすべて終わってから、夜は寝る準備やワークなど、すべて終わってからしか見られないことにしました。 長男が納得した上でルールを決めたおかげか、支度もスムーズにできるように。今回の一件は、「自分の行動に責任を持つ」「子どもにどういう影響を与えるか考える」ということを私と夫の間で改めて確認した出来事となりました。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:鬼頭いちか5歳と2歳の男の子の母。パワフルな義両親と敷地内同居中。貿易関連の資格を多数保有。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2023年06月26日大人気アニメ「美少女戦士セーラームーン」。その最後にして最大の戦いが、《前編》《後編》にかけていよいよ上映。劇場版「美少女戦士セーラームーンCosmos」にて、セーラースターヒーラー/夜天 光役を演じた佐倉綾音さんにお話を聞きました。同じくセーラースターライツ/スリーライツである、セーラースターファイター/星野 光役の井上麻里奈さん、セーラースターメイカー/大気 光役の早見沙織さんとの関係性についても語ってくれました。佐倉綾音セーラースターヒーラー/夜天 光初めて作品に触れても、懐かしくも新しい。3人の中では一番やんちゃで、シニカルな一面もあるセーラースターヒーラー/夜天光。天性のあざとかわいさを、佐倉綾音さんが魅力たっぷりに演じた。「夜天は水瓶座のB型なんですけど、私もまったく一緒。私はある程度ルールに則って生きているつもりでも、なぜかはみ出してしまうんですけど、夜天もはみ出したくてはみ出している感じはなくて、根っからの自由人。だけど守るべき人や信じているものはちゃんとある子なので、気持ちは理解しやすかったです。ただひとつ、自信家というところは正反対ですけど(笑)。私は自分に自信がないので、夜天の自信家なところは羨ましいな、眩しいな、と思いながら演じていました」3人の中で一番、末っ子っぽい夜天と、3人の中で一番年下の佐倉さんは、その関係性も似た部分が多い。「夜天は末っ子気質の中にあざとさと小悪魔的なところを持ち合わせているのが個性で、セーラースターライツの中ではスパイス的な存在。実際、(井上)麻里奈さんは体育会系なイメージがあるし、(早見)沙織さんはいつも冷静で知的だし、私は二人に比べればやんちゃ。関係値はとても近かったかもしれませんね。演じる上で気をつけたのは、3人の違いをはっきりつけるということ。星野を中心に、落ち着いていて知的な大気と比べると、少し傍若無人に見えてもいいから少年ぽさを出すことを大事にして夜天を演じました」夜天を通して「美少女戦士セーラームーン」という作品を知ったという佐倉さんだが、「人が強く生きていくために必要なものが詰め込まれた、バイブル的な作品」と、その魅力を語ってくれた。「生きていると絶望する瞬間ってあると思うんですけど、うさぎちゃんはそんな時でも絶対に諦めない心を持って、愛に突き進んでくれるんです。そんな姿を見ているとすごく元気が出るし、忘れかけていたものを取り戻せる気がします。私みたいに初めて作品に触れても、懐かしくも新しい、不思議な感覚になれるんですよね。なので、まだ触れたことないよという方も、改めて『美少女戦士セーラームーン』を知るきっかけになる一作になったんじゃないかなと思います」劇場版「美少女戦士セーラームーンCosmos」描かれるのはシリーズ最終章〈シャドウ・ギャラクティカ〉編。平穏が訪れたはずの月野うさぎたちの世界に、宇宙全体をも巻き込む最大の危機が押し寄せる。究極の選択を迫られるうさぎは、最後に何を選ぶのか。原作・総監修/武内直子監督/髙橋知也脚本/筆安一幸キャラクターデザイン/只野和子キャスト/三石琴乃、林原めぐみ、水樹奈々、井上麻里奈、早見沙織、佐倉綾音ほか《前編》6月9日、《後編》6月30日全国公開。やてん・こうアイドルとしてはあざとかわいさを武器に人気を確立。モデルとしても活躍しているが、普段はシニカルで、時に周りもびっくりするほどの毒舌を吐くことも。末っ子気質の愛されキャラ。さくら・あやね2010年に声優デビュー。代表作に『僕のヒーローアカデミア』麗日お茶子役、『五等分の花嫁』中野四葉役、『新幹線変形ロボ シンカリオン』速杉ハヤト役、『進撃の巨人』ガビ・ブラウン役などがある。※『anan』2023年6月14日号より。写真・魵澤和之(まきうらオフィス)ヘア&メイク・尾関真衣(addmix B.G co.,ltd.)取材、文・尹 秀姫撮影協力・バックグラウンズ ファクトリー(by anan編集部)
2023年06月09日ファン心酔、ビギナーもときめく!大人こそ観てほしい美しい世界と物語、強いメッセージの数々…劇場版「美少女戦士セーラームーンCosmos」の魅力とは?セーラースターライツ/スリーライツである、セーラースターファイター/星野 光役の井上麻里奈さん、セーラースターヒーラー/夜天 光役の佐倉綾音さんと共に、セーラースターメイカー/大気 光役を演じた早見沙織さんにお話を聞きました。早見沙織セーラースターメイカー/大気 光人として大事なことを教わった作品です。落ち着いた雰囲気のセーラースターメイカー/大気光を演じた早見沙織さん。「大気さんは自分の中に一本の軸があって、ブレない人。大人の余裕があって、知的でスマートで紳士的で、でも戦う時は華麗で…。そんな凛とした大気さんの魅力を、どうにか声でも表現できたらいいなと思いながら演じました」子どもの頃から「美少女戦士セーラームーン」を観て育ったという早見さん。まさか自分が大気光を演じることになるとは、想像もしていなかったとか。「私にとっては、オーディションを受けられたことだけでも記念すべきことだなと思っていたんですよ。だから今もまだ夢を見ているみたいな気持ちです。こうして取材を受けたり、完成した映像を観てようやく“私の声で大気さんが動いてる!”って実感が湧いてきました。子どもの頃は変身シーンが好きで、リハーサルで変身シーンを見ただけでテンションが上がりました。セーラースターライツではタップダンスの要素が入っているのですが、それがまた新しい感じがして、嬉しかったですね。しかも3人の登場があって1つの変身シーンが完成するので、3人ならではの深い関わり合いが見て取れてかっこいいんです。アフレコでは井上(麻里奈)さん、佐倉(綾音)さんがいてくれて心強かったですし、安心感をもらいました」「美少女戦士セーラームーン」は、大事なことを教えてくれた大切な作品。「人として大事なことや、生きていくためのパワーになってくれるものを教えてくれていたんだなって、今になって思います。ファンの方は、ちょっと気持ち的につらい時とかに、エネルギーをもらえるんですよね。最終章は、観る側にとってもハードな物語ではあるんですけど、だからこそ私も全身全霊を込めました。幼少期にこの作品からもらったいろいろなものをここに込めて、パワーを添えさせてもらう気持ちで臨みました。ずっと応援してくださった方はもちろん、久しぶりに触れる方にも『美少女戦士セーラームーン』はずっと私たちのそばにいてくれたんだよ、と思わせてくれる作品です。ちょっとパワーをもらいに行くつもりで、最後の戦いを見届けてください」劇場版「美少女戦士セーラームーンCosmos」描かれるのはシリーズ最終章〈シャドウ・ギャラクティカ〉編。平穏が訪れたはずの月野うさぎたちの世界に、宇宙全体をも巻き込む最大の危機が押し寄せる。究極の選択を迫られるうさぎは、最後に何を選ぶのか。原作・総監修/武内直子監督/髙橋知也脚本/筆安一幸キャラクターデザイン/只野和子キャスト/三石琴乃、林原めぐみ、水樹奈々、井上麻里奈、早見沙織、佐倉綾音ほか《前編》6月9日、《後編》6月30日全国公開。たいき・こう学力テストで水野亜美を抑えて1位になるほどの頭脳派。3人の中では常に落ち着いていて、控えめな性格。冷静で知的だが、どこかどっしりとした雰囲気を持つ、セーラースターライツのまとめ役。はやみ・さおり2007年に声優デビューし、『鬼滅の刃』胡蝶しのぶ役や『SPY×FAMILY』ヨル・フォージャー役など出演作多数。CVとして歌ったキャラクターソング「可愛くてごめん」は韓国でも人気に。ジャケット¥80,300パンツ¥39,600(共にdaichiogatainfo@daichiogata.com)シャツ¥26,400(ユートリークinfo@uttrykk.com)リング、右手親指¥17,600左手中指¥16,500(共にナナグinfo@nanagu.co.jp)リング、左手人差し指¥23,760イヤーカフ¥25,080(共にノムグ)※『anan』2023年6月14日号より。写真・魵澤和之(まきうらオフィス)スタイリスト・桶田圭織ヘア&メイク・樋笠加奈子取材、文・尹 秀姫撮影協力・バックグラウンズ ファクトリー(by anan編集部)
2023年06月09日シリーズ30周年。伝説の最終章が、ついに劇場で描かれる――。劇場版「美少女戦士セーラームーンCosmos」に欠かせないキャラクター、セーラースターライツ/スリーライツをセーラースターメイカー/大気 光役の早見沙織さん、セーラースターヒーラー/夜天 光役の佐倉綾音さんと共に演じた、セーラースターファイター/星野 光役の井上麻里奈さんにお話を聞きました。井上麻里奈セーラースターファイター/星野 光憧れの人との共演は、奇跡を超えたなにか。’90年代のテレビシリーズ放送当時、乙女たちのハートを鷲掴みにしたキャラクター・セーラースターファイター/星野光を演じた井上麻里奈さん。「まさか私が星野さんを演じることになるなんて、思ってもみませんでした。星野さんから自分の声帯を通した声が出てくるというイメージが湧かなくて(笑)。なぜ私に決まったのか不思議で仕方がなかったです。かつて乙女たちの恋心を煩わせた星野さんを演じさせていただくのは非常に責任重大だなと思いながら、大切に演じさせていただきました」原作コミックスもアニメのDVD‐BOXもキャラクターソングCDも持っているほど、筋金入りの「美少女戦士セーラームーン」ファン。それだけに、参加できる喜び以上に、プレッシャーもあった。「私にとっては、幼少期の自分を作ってくれた特別な作品。それだけに、プレッシャーもありました。だって、あのうさぎちゃんと会話しているんですよ!はたして三石(琴乃)さん演じるうさぎちゃんと自分が演じる星野さんが対等に見えるだろうかという不安は常にありました。星野光がかっこよくなければこの作品は成り立たないという想いがあったので、演じ終わって音響監督さんから『かっこよかったよ』と言っていただいた時は、本当に救われましたね」印象深いのは、星野がつぶやいた“銀河一、身分違いの片想い”という言葉。「この台詞は、私の三石さんに対する想いとも重なるんです。『美少女戦士セーラームーン』で育ってきた私にとって、三石さんは手が届かない、神のような存在。その距離は、銀河ほども離れているんです。それが今、声優という職業を通してうさぎちゃんと星野としてご一緒することになるだなんて、当時の自分は想像もしていませんでした。もはや奇跡を超えたなにかだなって(笑)。今回、出演が決まってまたコミックスを読み返して、アニメに触れて、実際に演じてみて思ったのは、この作品では子どもの憧れなだけじゃなく、愛の大切さという普遍的なテーマも描かれているということ。だから全世界、全世代の人々の心に刺さるんだなと改めて感じました」劇場版「美少女戦士セーラームーンCosmos」描かれるのはシリーズ最終章〈シャドウ・ギャラクティカ〉編。平穏が訪れたはずの月野うさぎたちの世界に、宇宙全体をも巻き込む最大の危機が押し寄せる。究極の選択を迫られるうさぎは、最後に何を選ぶのか。原作・総監修/武内直子監督/髙橋知也脚本/筆安一幸キャラクターデザイン/只野和子キャスト/三石琴乃、林原めぐみ、水樹奈々、井上麻里奈、早見沙織、佐倉綾音ほか《前編》6月9日、《後編》6月30日全国公開。せいや・こういつも女子に囲まれている人気者であるものの、本人は至ってクール。細身だが運動神経抜群で、アメフト部に入って活躍するほど。すれ違った月野うさぎのことが気になり、つい目で追ってしまう。いのうえ・まりな2004年に声優デビュー。『進撃の巨人』アルミン・アルレルト役や『僕のヒーローアカデミア』八百万百役、『ゆるキャン』各務原桜役など、性別や年齢を問わず様々な役を演じている。※『anan』2023年6月14日号より。写真・魵澤和之(まきうらオフィス)スタイリスト・ナミキアキヘア&メイク・MAKI(TOKYO LOGIC)取材、文・尹 秀姫撮影協力・バックグラウンズ ファクトリー(by anan編集部)
2023年06月09日