みんなが「観たい!」と感じ、映画館へと足を運ぶ作品には、かならず理由があるもの。その“ヒット映画の方程式”を掘り下げます。まずは昨今の傾向と新作をご案内!「今日は映画でも観よう」と思ったとき、あなたはどうやって作品を選ぶ?スマホで検索して、SNSなどで話題になっているかどうかをチェックするのが手っ取り早いはず。では、いま話題になる映画とは果たしてどういうもの?まず筆頭は、海外で大ヒットした大作系。特にシリーズ&続編モノは、固定ファンが必ず足を運んでくれるのが強み。そして、スター・パワーもまだまだ健在!人気スターが出演していれば当然話題作となるし、好きな俳優が出ていれば、それだけでも興味が湧いてくるはず。また、アニメ先進国ジャパンとしては、アニメーション作品はやっぱり気になる存在。『アナ雪』や『君の名は。』のように、アニメならではの世界観や独特の技術を堪能できる作品が盛りだくさん。爆発的ヒットとなる映画も多く、今後ますます要チェックだろう。一方、撮影中から話題になる作品も。それは、人気小説やコミックの実写映画。公開前には書店に本が平積みされて目に留まりやすく、観れば誰かと話し合いたくなること間違いなし。話題になるには、ちゃんと理由(ワケ)がある。昨今のヒット映画の傾向から、注目作をご紹介します!この夏のマストは、大ヒット作のシリーズ&続編モノ夏は、気分がスカッとする“ブロックバスター(超大作)”を楽しむ季節。「M:I」シリーズと「ジュラシック」シリーズは夏の風物詩だし、老若男女が楽しめる『アントマン&ワスプ』は3 世代向き!女性ターゲットの『マンマ・ミーア!ヒア・ウィー・ゴー』や、超豪華キャストの『オーシャンズ8』も公開前からの話題作。ヒット確実なシリーズ&続編モノが目白押しの今年は、ハリウッドの興行収入記録が史上最高となる、という噂も!?『オーシャンズ8』【華麗にして緻密!犯罪もスタイリッシュじゃないとね】「真面目に生きていく」と誓って、刑務所から出所したデビー。しかし、6年近い服役中に綿密な強盗計画を練っていた!?ジョージ・クルーニー主演でリメイクされ、世界中で大ヒットした「オーシャンズ」シリーズの興奮が再び。主演のサンドラ・ブロックを筆頭にオスカー女優が3人に、歌姫リアーナ、人気コメディ女優ミンディ・カリングら豪華キャストの結束力で、観客を圧倒!彼女たちの鮮やかな強盗テクには惚れ惚れだし、舞台となるファッション界最大のイベント「メットガラ」の場面で主催者アナ・ウィンターらが次々に登場するのも楽しめちゃう♪華麗なる強盗集団を率いたダニー・オーシャンの妹デビーの実力は?監督/ゲイリー・ロス出演/サンドラ・ブロック、ケイト・ブランシェットほか8月10日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開。©2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., VILLAGE ROADSHOW FILMS NORTH AMERICA INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』【ハリウッドの頂点を極めるアクション演技は必見】ミッション失敗の責任を負ったイーサン・ハントは、再びCIAから疑われることに。暗殺者に狙われながら、世界の危機を救えるか?毎回、トム・クルーズの体を張ったハードコアなアクションが話題になる人気シリーズ第6弾。今回はなんとHALOジャンプ(高高度降下低高度開傘)に挑戦。また、第3弾で登場した婚約者が妻となっていることも判明するよ!監督/クリストファー・マッカリー出演/トム・クルーズ、ヘンリー・カヴィル、サイモン・ペッグ、レベッカ・ファーガソンほか8月3日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開。©2018 Paramount Pictures. All rights reserved.『マンマ・ミーア!ヒア・ウィー・ゴー』【人生に迷っても、道しるべを見つけて進もう!】母が営むヴィラを切り盛りするソフィは、妊娠中。「母親のように何もかも自力ではこなせない」と悩む。母ドナの友人から若き日の母親について教えられたソフィの前に、予想もしていなかった女性が現れる!?前作の大ヒットを受けて企画された続編で、主要キャストは続投。全編を彩るのは当然、「恋のウォータールー」をはじめとするABBAの名曲。監督/オル・パーカー出演/メリル・ストリープ、ピアース・ブロスナン、アマンダ・セイフライド、リリー・ジェームズほか8月24日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開。©Universal Pictures『アントマン&ワスプ』【世界を救うには、笑いのセンスも必要なのです!】ミクロなヒーロー、アントマンの活躍を描く人気シリーズ第2弾。身長1.5cmに縮むと同時に身体能力がUPするアントマンスーツの秘密が隠された研究所を狙う謎の敵に、アントマンとワスプが立ち向かう!マーベル・コミックの映画化だが、シリアス度が増すアベンジャーズ・シリーズとは違い、ジョーク満載。ライトな味わいが魅力で明るい気分になれる。監督/ペイトン・リード出演/ポール・ラッド、エヴァンジェリン・リリー、マイケル・ダグラスほか8月31日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開。©Marvel Studios 2018『ジュラシック・ワールド/炎の王国』【クローン再生しなくても、CG恐竜がいればいいよね!】ジュラシック・ワールドの惨劇から4年、恐竜が棲む島の火山が噴火。ワールドの運営管理者だったクレアは、恐竜保護を謳う財団の手引きで島へ…。CG恐竜の迫力に世界が驚愕した「ジュラシック」シリーズ第5弾。最新技術を駆使した映像美は大迫力だし、テーマでもあるクローン技術の是非についても一考させる。そして、さらなる続編にも期待大!監督/J・A・バヨナ出演/クリス・プラット、ブライス・ダラス・ハワード、ジャスティス・スミス、ジェフ・ゴールドブラムほか7月13日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開。©Universal Pictures※『anan』2018年7月18日号より。文・山縣みどり(by anan編集部)
2018年07月11日エミリー・ブラントが主演を務めた、アカデミー賞3部門ノミネートの傑作サスペンスアクション『ボーダーライン』の続編である『Sicario:Day of the Soldado』が、邦題を『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』として公開が決定した。■ストーリーアメリカ国内で市民15人の命が奪われる自爆テロが発生。犯人らがメキシコ経由で不法入国したとにらんだ政府は、国境地帯で密入国ビジネスを仕切る麻薬カルテルを混乱に陥れるという任務を、CIA特別捜査官マット・グレイヴァー(ジョシュ・ブローリン)に命じる。それを受けてマットは、カルテルに家族を殺された過去を持つ旧知の暗殺者アレハンドロ(ベニチオ・デル・トロ)に協力を要請。麻薬王の娘イサベルを誘拐し、カルテル同士の戦争を誘発しようと企てる。しかし、その極秘作戦は敵の奇襲や米政府の無慈悲な方針変更によって想定外の事態を招き、メキシコの地で孤立を余儀なくされたアレハンドロは、兵士としての任務、復讐、そして人質として保護する少女の命の狭間で、過酷なジレンマに直面することになる…。■前作監督に「圧倒された!」と言わしめた『ボーダーライン』続編とは6月29日より公開された全米では週末興収1900万ドルを記録し、『ジュラシック・ワールド/炎の王国』『インクレディブル・ファミリー』に続く第3位の好スタートを切った本作。任務遂行のためには手段を問わないCIA特別捜査官マット役には、『アベンジャーズ』シリーズのヴィラン・サノス役や『デッドプール2』のケーブル役で人気沸騰中のジョシュ・ブローリンが熱演。さらに、マットに雇われる一匹狼の暗殺者・アレハンドロ役には、『トラフィック』でアカデミー賞助演男優賞を受賞し、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』にも出演していたベニチオ・デル・トロが務める。カルテル間の内戦誘発のため、彼らが誘拐する麻薬王の娘・イサベル役には『トランスフォーマー/最後の騎士王』にも出演したイザベラ・モナー、さらにジェフリー・ドノバン(『ボーダーライン』)、CIA 副長官キャサリン・キーナー(『カポーティ』『ジョン・マルコヴィッチの穴』)らが脇を固めている。脚本は、『ボーダーライン』『最後の追跡』でアカデミー賞脚本賞に連続ノミネートされ、『ウインド・リバー』で全米4館スタートから6週連続 TOP10入りというロングラン大ヒットを記録したテイラー・シェリダンが務める。さらに監督は、世界的大ヒットゲーム「コール・オブ・デューティー」映画化にあたり、監督として現在契約交渉中とされる気鋭監督ステファノ・ソッリマがメガホンを取り、『ボーダーライン』の世界が、スケールアップして戻ってくる。前作を手がけたドゥニ・ヴィルヌーヴ監督に「ノックアウト! 素晴らしい続編に圧倒された!」と言わしめるほどの完成度を誇る作品に仕上がった本作。さらなる極限の緊迫感を、スクリーンで体感できそうだ。『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』は11月より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年07月11日ヒーロー映画やアクション映画には、PCの前に座りながらハッキングを行ったり、敵の動きをチェックしたりして主人公を影ながらサポートするキャラクターが必ずといっていいほど登場する。先日、続編タイトルが明らかにされた『スパイダーマン:ホームカミング』で、ピーター・パーカー/スパイダーマンの親友ネッドが憧れていたのも、そんな“椅子の男”だ。そこで今回は、見事なハッキングや情報収集力で仲間のピンチを救い、何なら気の利いた小道具(ガジェット)まで作ってしまう、天才的な椅子の男&女たちに注目。彼らはクールで孤高な“一匹狼”タイプから、ネッドのような癒し系まで実にさまざまだ。■クールでカッコいい女性の天才ハッカーたちまず、孤高派でみると、『ドラゴン・タトゥーの女』シリーズのリスベット・サランデルが一番に思い浮かぶ。スウェーデンで製作された『ミレニアム』3部作ではノオミ・ラパス、2011年公開のデヴィッド・フィンチャー監督作品ではルーニー・マーラが熱演を見せた。背中にはドラゴンのタトゥー、顔中のピアスにゴスメイク&パンクファッション…その一度観たら忘れられないビジュアルでもお馴染み。先ごろは、キャストを一新した待望の続編『蜘蛛の巣を払う女』の日本公開が発表されたばかり。次にリスベットを演じるのは、「ザ・クラウン」では英国女王だったクレア・フォイ!その変貌ぶりに、いまからも期待したい。また、孤高の女性ハッカーといえば、“シリーズ史上最凶の悪役”ではあったものの『ワイルド・スピード ICE BREAK』のシャーリーズ・セロンも挙げたいところ。超人気シリーズに初参戦したアカデミー賞女優は、タイトなブラックスーツにドレッドヘア、ヴィン・ディーゼル演じるドムに“ファミリー”を裏切らせるスゴ腕ハッカー、サイファーを怪演。強烈な印象を放っていた。■スパイアクション2大巨頭のハッカーは癒し系対決!?トム・クルーズが伝説のスパイ、イーサン・ハントを演じる『ミッション・インポッシブル』シリーズでは、ベンジー・ダン役を務めるサイモン・ペッグが3作目『M:I:III』に初登場。ベンジーからの指示で、イーサンが人だらけの上海の川べりを駆け抜けるシーンは見せ場の1つとなった。シリーズではヴィング・レイムス演じる、渋いベテランエージェントのルーサー・スティッケルがハッキングなどを引き受けてきたが、サイモン演じるベンジーもまた、最も“普通”っぽいキャラクターでイーサンの相棒的存在として定着。『ローグ・ネーション』に続いて最新作『フォールアウト』でも、抜群の“チーム力”でイーサンを徹底サポートする。一方、『007』シリーズは、2019年に「ハリウッド・ウォーク・オブ・フェーム」に名前を刻むダニエル・クレイグが、最新作『Bond 25』(原題)でダニー・ボイル監督のもとジェームズ・ボンドを続投することが発表されている。ダニエルがボンドになってから3作目の『007 スカイフォール』に初登場し、一躍人気をさらったのがベン・ウィショー演じる“Q”。ベン自身の人気も沸騰し、続く『スペクター』でも続投、『Bond 25』への出演もファンが心待ちにしている。メガネ男子で一見、繊細そうだが、やるときにはやる男。しかも、あの“パディントン”なのだから(!)母性本能はくすぐられっぱなし。■意外なところでは“筋肉系”のこんな人も…アメリカ独立記念日に、アーノルド・シュワルツェネッガーとジムで“筋肉対決”をしたことをインスタにアップしたヒュー・ジャックマン。“ウルヴァリン”はもちろん、大ヒットした『グレイテスト・ショーマン』で知られるが、2001年公開の『ソードフィッシュ』ではなんとFBIやNSAも恐れる“ハッカーの帝王”を演じていた。ギリギリの局面での高速タイピングシーンもこなすが、なぜかダンスのように見えてしまうのがヒューらしい!?さらに、「X-MEN」の“ストーム”や『キングスマン:ゴールデン・サークル』のクールなガジェット担当ジンジャーも記憶に新しいハル・ベリーとの艶っぽいシーンもある。また、「アベンジャーズ」シリーズの雷神ソーでお馴染みのクリス・ヘムズワースも、重厚な作品づくりで知られる巨匠マイケル・マン監督『ブラックハット』(’15)でスゴ腕のハッカー役を務めたことが話題となった。刑務所に収監中ながらFBIから協力を求められる、マサチューセッツ工科大(MIT)卒の天才プログラマーだが、シャツのボタンは胸まではだけているのがポイント。クリヘム演じるハッカーは、自身がつくったプログラムを悪用されたことにブチギレ(?)、原子炉爆破や金融市場の大混乱など今日的なサイバー犯罪に、ときにはその腕っぷしも利用しながら立ち向かっていく。■日本にも、カッコいいハッカーがいた!では、日本ではどうかといえば、映画『BLEACH』で主演・福士蒼汰との共演も話題の吉沢亮。「仮面ライダーフォーゼ」直後の2012年公開のSFミステリー『ぼくが処刑される未来』では、福士さんが“未来で殺人を犯す”容疑者として投獄されてしまう青年・浅尾幸雄役、吉沢さんが浅尾を助ける謎の天才ハッカー・ライズマン役に扮している。シャープなフォルムのメガネが印象的な吉沢さんは、クールな“椅子の男”となって福士さんを助けるのだが、その裏には悲しすぎる理由が…。2人の息はぴったりだが、それ以来の再タッグとなる『BLEACH』も期待が高まらずにはいられない。一方、女性ハッカーたちは主にTVドラマで活躍を見せてきた。2016年1月期放送の亀梨和也主演「怪盗 山猫」では、広瀬すずが学校ではいじめを受けながら、裏では「魔王」との異名をとる女子高生の天才ハッカー・高杉真央を演じた。出演が決まった当初こそ、ネットで「『ハッカーって?』って調べちゃいました」と語っていた広瀬さんだが、亀梨さん扮する山猫と対峙する場面での迫力や、その演技の振り幅は大きな注目を集めた。数多くの映画新人賞を総なめにした『海街diary』の後で、改めてその演技力を示した作品ともいえる。この夏はドラマ「チア☆ダン」への特別出演ほか、主演映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』、さらに2019年には連続テレビ小説100作目「なつぞら」のヒロインという大役が控えている。また、島崎遥香はディーン・フジオカが脅迫屋を演じた2017年10月期放送「今からあなたを脅迫します」で、脅迫仲間の“ギャル”ハッカー・栃乙女役を務めた。「ゆとりですがなにか」「スーパーサラリーマン左江内氏」、連続テレビ小説「ひよっこ」などの話題作で個性を発揮してきた島崎さんは、毒舌で謎多きギャルのハッカーがハマッた。主演のディーンさんはクランクアップ時、「ぱるるにイジられて、1クール過ごしました(笑)」と語っており、現場での雰囲気の良さが伝わってくるようだった。今年も、AbemaTVの「会社は学校じゃねぇんだよ」や鈴木保奈美主演「主婦カツ!」など活躍は続く。同じクール、山本美月は浅野忠信と神木隆之介がバディ役で初共演した「刑事ゆがみ」で、はみ出し者の弓神(浅野さん)を影で支える“裏のバディ”、敏腕ハッカーのヒズミを熱演した。これまでは明るい天然系のイメージそのままの役どころが多かったが、同作では過去の事件のトラウマから失語症になり、前髪パッツン、ダークなファッションに身を包んだハッカー役で新境地を見せた。ときには弓神が父親のように彼女の世話を焼く姿も印象的で、弓神との“因縁”が明かされた最終話には「迫真の演技」「もっと評価されてほしい」と称賛の声が相次いだ。その後の山本さんは、『去年の冬、きみと別れ』『友罪』、ディーンさん主演「モンテ・クリスト伯―華麗なる復讐―」など、かつてない二面性のある役や取り乱すような壮絶なシーンにも果敢に挑戦。2019年大河ドラマ「いだてん ~東京オリムピック噺~」への参加も決まっている。■今年大注目のハッカーは『オーシャンズ8』のリアーナ!新境地への挑戦といえば、歌手のリアーナを挙げずにはいられない。シリーズ最高の全米オープニングを記録した『オーシャンズ8』は、サンドラ・ブロックをはじめ、ケイト・ブランシェット、アン・ハサウェイ、ミンディ・カリング、オークワフィナ、サラ・ポールソン、ヘレナ・ボナム=カーターといった豪華女優陣の競演で話題。ちなみに、サンドラは『ザ・インターネット』(’95)で、ハッカーに全個人情報を乗っ取られるプログラマーを演じたことがある。2012年公開の『バトルシップ』で女優デビューしたリアーナは、『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』の“変身上手”な宇宙人・バブル役に続いて、この錚々たる面々の中で天才ハッカー・ナインボールを好演、これがまた超絶にカッコいいのだ。「メットガラ」の真っ最中に1億5000万ドルもの宝石強盗に挑む“オーシャンズ”を描いた今作では、PCひとつで家電から最高レベルのセキュリティシステムまでハッキング。通称の“ナインボール”は、彼女が大好きなビリヤードから取られており、ハッキングのお供となるトラックボールも“ナインボール”。人とコミュニケーションをとるのが苦手な一匹狼タイプだが、クールなふりしても仲間のことはしっかりと助ける、チームの要。しかも、ふだんはドレッドヘアにレゲエファッションやデニムとラフだが、本物の「メットガラ」さながらドレスアップするシーンも登場!そのギャップにやられる人も続出するに違いない。なお、ハッカーというわけではないが、“癒し系”で注目したいのが、『ジュラシックワールド/炎の王国』でオーウェン役のクリス・プラット、クレア役のブライス・ダラス・ハワードを支える恐竜保護グループ(DPG)のシステムスペシャリスト、フランクリンを演じたジャスティス・スミス(日本語吹替:満島真之介)。フランクリンはいまにも火山が大噴火しそうなイスラ・ヌブラル島にオーウェンらと同行するのだが、かなり臆病な性格で、ちょっぴり頼りない…。とはいえ、彼にしかできない見せ場もちゃんと用意されているので、最後まで見放さないで(?)見守っていてほしい。(text:Reiko Uehara)■関連作品:オーシャンズ8 2018年8月10日より全国にて公開© 2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., VILLAGE ROADSHOW FILMS NORTH AMERICA INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2018年07月10日全米で空前の大ヒット、目を見張る快進撃で世界の映画界を席巻したマーベル・スタジオ製作の『ブラックパンサー』。本日7月4日(水)、ついにMovieNEXがリリースされることに合わせ、MovieNEXに収録されるボーナス映像の中から、世界的大ヒットを支えたキャスト陣の意外な一面が見られる2つのNGシーン集が到着した。■“陛下”チャドウィックはシャイ!?キュートな「ごめん」1つ目の映像では、「ワカンダの国王」と「ブラックパンサー」の2つの顔を持ち、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』でも大活躍する主人公ティ・チャラを演じる、チャドウィック・ボーズマンのNGシーンが登場。作品の中では、驚きの身体能力を発揮すると同時に、持ち前の演技力でヒーローの葛藤を演じきるが、舞台裏では自身のNGに思わず「ごめん」と表情を崩す場面もしばしば。共演者たちから自然と笑いがこぼれる様子からも、彼のリーダーとしての存在感、そして現場のチームワークの良さがうかがえる。また、ティ・チャラの元恋人で女スパイのナキアを演じるルピタ・ニョンゴは「ワカンダよ、永遠に」と勇ましく叫ぶが、その瞬間に武器を何度も落としてしまい、ティ・チャラの妹シュリ役のレティーシャ・ライトの笑いを誘っている。■ “キルモンガー”マイケル・B・ジョーダンがお茶目に苦笑い迫力満点のアクションシーンが見せ場の作品だけに、撮影中にはアクシデントも続出。2つ目の映像で見ることができるのは、王位を狙う謎めいた男、キルモンガーを演じるマイケル・B・ジョーダンのNGシーン。外壁に爆薬を仕掛けようとするが、なかなか固定されず悪戦苦闘し、お茶目にごまかす姿も。さらに、ティ・チャラの母親ラモンダに扮するアンジェラ・バセットは「やっと面白くなってきたわ。ホント、退屈だったわ」と現場にダメ出し(!?)する貫録を披露。そのほかNGシーン集には、作品づくりに真剣に向き合うからこそ発生する思わぬハプニングに、つい動じてしまうキャスト陣の意外な素顔がたっぷり収録。撮影の合間に見せるノリノリすぎる様子は必見だ!なお、公式サイトでは、本作が世界中を席巻したワケを、ドキュメンタリー監督や各メディアのプロたちが語るコメントが公開中。こちらも合わせてチェックしてみて。『ブラックパンサー』は7月4日(水)よりMovieNEXと4K UHD MovieNEX、4K UHD MovieNEXプレミアムBOX(数量限定)リリース、デジタル先行配信中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブラックパンサー 2018年3月1日より全国にて公開© Marvel Studios 2017 MARVEL-JAPAN.JP/blackpanther
2018年07月04日『アベンジャーズ4』との仮題で進められていた『アベンジャーズ』シリーズ4作目の正式タイトルを、撮影技師のトレント・オパロックがうっかり漏らしてしまったようだ。トレントは『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』と、マーベル3作品の撮影技師を務めてきた。そして、継続して『アベンジャーズ4』にも起用されたことを明らかにしたのだが、自身の公式サイトで、撮影技師として関わった作品に『Avengers: End Game』と記載してしまった。トレントはこれまでに3つのマーベル作品に参加してきたこともあり、「Digital Spy」などのメディアはこれが『アベンジャーズ4』の正式なタイトルであるという信憑性はかなり高いと報じた。ことの重大さに気付いてしまったらしいトレントは、その後『Avengers: End Game』を『Avengers 4』に変更した。それがますます「怪しい」と憶測を呼んでいる。『アベンジャーズ4』はイギリスで2019年4月26日(金)、アメリカで5月3日(金)に公開予定。(Hiromi Kaku)■関連作品:アベンジャーズ 2012年8月14日より全国にて公開TM&© 2012 Marvel & Subs.
2018年07月02日全世界興収歴代9位というメガヒットを記録した超大作『ブラックパンサー』が、7月4日(水)よりMovieNEXで発売される。マーベル・スタジオ制作の単体ヒーロー作品としては史上最大の興行収入を達成した本作は、衝撃な展開でマーベルファンをザワつかせた最新作『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』に繋がる1本でもある。この度、本作MovieNEXに収録される充実のボーナス映像の中から、ブラックパンサーことティ・チャラを支える妹シュリの魅力に迫るボーナス映像、さらに、日本語吹き替え版の本編クリップ映像が到着した。アフリカの秘境にありながら、実は世界の誰もが創造しえないような最新テクノロジーをもつ超文明国ワカンダ。この国には、世界を破滅するほどのパワーを秘めた鉱石<ヴィブラニウム>が存在する。突然の父の死により、王位を継いだティ・チャラ(チャドウィック・ボーズマン)は、ワカンダの秘密を守る使命を背負い、漆黒の戦闘スーツをまとったブラックパンサーとして戦っていく。■天真爛漫なワカンダの王女にして天才科学者・シュリ力強い女性キャラクターが多数登場する本作で、特に人気を博しているのが、ティ・チャラの妹、すなわちワカンダの王女にして天才科学者であるシュリだ。彼女はヴィブラニウムの研究者であり、最新テクノロジーを駆使した数々のアイテムを作り出して、兄をサポートしてきた。ブラックパンサーのスーツも彼女が開発したものだ。ちなみに、日本語吹き替え版のボイスキャストを務めたのは「ももいろクローバーZ」の百田夏菜子で、ハリウッド声優の吹き替えに初挑戦したことも話題となった。シュリはティ・チャラに「首飾りの牙のなかに、(ブラックパンサーの)スーツが仕込まれている」と解説。このスーツがかなりのスグレモノで、「衝撃を受けるとナノマシーンが運動エネルギーを吸収して、スーツのなかに溜め込んでくれる」という。映像では、ティ・チャラがスーツをまとったボディに1度目のキックをお見舞いすると、そのボディは勢いよくはじき飛ばされてしまう。しかし、ティ・チャラが同じ箇所に2度目のキックを入れると、今度はエネルギーを溜め込んだスーツに、彼自身がふっ飛ばされるという展開に。「アハハハ」と大爆笑しながら記録映像を撮ったシュリと、「いますぐ消せ!」と命令するティ・チャラのやり取りが笑いを誘うシーンだ。■「彼女だけが王をからかうことができる」シュリ役を演じるのは、『レディ・プレイヤー1』や『トレイン・ミッション』など出演作が相次ぐレティーシャ・ライト。解禁されたボーナス映像によると、兄とシュリの関係性について「ティ・チャラは“実働部隊”で任務を遂行する。シュリは“頭脳”で、物語の核となる」と捉えているようだ。また、本作のメガホンをとり、共同脚本も務めたライアン・クーグラー監督が、「兄妹の関係性がかなり独特。彼女だけが王をからかうことができる」と笑顔で語っているように、この2人の気のおけないやりとりがなんとも愉快。シュリのほか、ティ・チャラの恋人でスパイでもあるナキアや、親衛隊隊長のオコエなど、女性キャラクターの活躍が目覚ましい本作。ボーナス映像には、今回解禁となった映像のほかにも、彼女たちの素顔や制作時の舞台裏を見ることができるメイキング映像やインタビュー映像が多数収録されている。『ブラックパンサー』は7月4日(水)よりMovieNEXと4K UHD MovieNEX、4K UHD MovieNEXプレミアムBOX(数量限定)リリース、デジタル先行配信中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブラックパンサー 2018年3月1日より全国にて公開© Marvel Studios 2017 MARVEL-JAPAN.JP/blackpanther
2018年06月29日マーベル・スタジオ最新作『アントマン&ワスプ』のワールドプレミアが、現地時間6月25日にアメリカ・ロサンゼルスにて開催。主人公アントマン/スコット・ラング役のポール・ラッド、相棒ワスプ/ホープ・ヴァン・ダイン役のエヴァンジェリン・リリーら豪華キャストが登場し会場を沸かせた。映画史上最小にして最強のヒーロー&ヒロインが贈る、ユーモアあふれるバディ・アクション・ムービー『アントマン&ワスプ』。7月6日の全米公開に先駆けて行われた今回のプレミアでは、レッドカーペットの会場となったチャイニーズ・シアターにはコスプレしたファンも大勢集まり、さらに会場の外にはこの日入れなかった多くのファンが詰めかけるなど、会場周辺は大盛り上がり。そしてまずレッドカーペットには、日本でも大人気の海外ドラマ「LOST」シリーズなどで知られるワスプ役のエヴァンジェリンが、シルバーのスタイリッシュなドレスで登場。「2人の関係がとても魅力的なの!」と話す彼女は、アントマン(スコット)との関係について「彼らは陰と陽とでもいうような正反対の関係で、たまにぶつかりあったりもする。賢くて鋭いワスプに対して、感情的で、ドジばかりふんでしまうスコットがちょっとかわいいの。そんな2人の微妙な関係がとてもいい感じなの」と見どころをアピール。製作を務めたケヴィン・ファイギは、「今年公開された『ブラックパンサー』、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』そして今回の『アントマン&ワスプ』は全く異なるテイストの映画」と断言し、「『インフィニティ・ウォー』を観た方は劇場を出たあとでちょっとショックが大きかったかと思いますが、今作のアントマン&ワスプを観たら、きっと明るい気持ちになりとても楽しめるものになっているのではと思います」と自信を見せている。そしてこの日一番の大歓声が巻き起こったのは、“最小にして最強のヒーロー”アントマンを演じるポールの登場時。ファンからのサインや写真撮影のリクエストに快く応じ、会場中を虜にしていた。「この作品を見れば、発見もたくさんあるし、それ以上に興奮することがいっぱいあると思う」そう語ったポールは、「とにかくビジュアルがものすごいし、面白い。もちろんマーベルファン、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』を見た人が興味深いって思うポイントもこの作品にはあると思うよ」と本作とアベンジャーズの繋がりをほのめかすコメントを残していた。ほかにも、会場には『レディ・プレイヤー1』などに出演する若手女優で、本作では謎に包まれた女性ヴィラン、ゴーストを演じるハンナ・ジョン・カメン、ハンク・ピム役のマイケル・ダグラス、その妻で本作での重要なキーマン、ジャネット・ヴァン・ダイン役のミシェル・ファイファー、そしてペイトン・リード監督などもレッドカーペットに登場。リード監督は、「この作品から、ローレンス・フィッシュバーンが加わってくれた。これまで機会がなかったんだけど、ずっと働きたいと思っていたからとてもうれしかったよ。そして、なんといってもミシェル・ファイファーだ!彼女は僕の夢のキャストで、ずっとジャネット・ヴァン・ダインをやってほしいと思っていた」と興奮気味語り、「こんな夢のキャストが脇を固めるこの作品は本当に素晴らしいよ!」と今回キャスティングに大満足していると話していた。『アントマン&ワスプ』は8月31日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:アントマン&ワスプ 2018年8月31日より全国にて公開©Marvel Studios 2018
2018年06月27日『ズートピア』の監督コンビが贈る、インターネットの世界を舞台に描かれる最新作『シュガー・ラッシュ:オンライン』。この度、本作の最新日本版予告映像が公開された。舞台はインターネットの世界。ある日、ヴァネロペが暮らすアーケード・ゲーム<シュガー・ラッシュ>が故障し、廃棄処分の危機に…。レーサーでありプリンセスのヴァネロペと、彼女の親友でゲームの悪役キャラクターだけど心優しいラルフは、<シュガー・ラッシュ>最大の危機を救うため、ゲームの世界から何でもありで刺激的だけど、恐ろしい危険も潜むインターネットの世界へ向かう。今回到着した予告編では、ヴァネロぺが“検索サイト”で「最高にヤバくてハッピーな場所」を探してもらうと、「OH MY DISNEY」にたどり着く。実在するサイトでもある「OH MY DISNEY」は、ディズニーキャラクターや映画だけに限らず、様々な作品の情報を一挙に見ることができる。そこでは、『スター・ウォーズ』シリーズからストームトルーパーやダース・ベイダーをはじめ、アイアンマン(『アベンジャーズ』シリーズ)、イーヨー(『くまのプーさん』)、ダンボ(『ダンボ』)など、いままでは叶わなかったディズニーキャラクターたちのまさかの共演が実現。さらに、「プリンセス専用の部屋」に迷い込んだヴァネロペが、白雪姫やシンデレラ、ラプンツェル、エルサなどのプリンセスたちに出会う場面も確認することができる。またキャラクターたちだけでなく、AmazonやYouTube、Twitterなどお馴染のインターネットサービスも登場。「ディズニー、ここまでやる!?」と思わずにいられない、インターネットの世界だからこそ実現できた奇跡の瞬間を、まずはこちらから覗いてみて。『シュガー・ラッシュ:オンライン』は12月21日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:シュガー・ラッシュ:オンライン 2018年12月21日より全国にて公開©2018 Disney. All Rights Reserved.
2018年06月26日スパイダーマン/ピーター・パーカーことトム・ホランドが、先週末6月23日(現地時間)デンバーで開催された「ACEコミコン」に参加した。トムは舞台裏とみられる場所で自分の動画を撮りながら、コミコンで楽しい時間を過ごしていることを報告。また、トムがスパイダーマンに就任してから初めての単独映画『スパイダーマン:ホームカミング』の続編に関する情報も明かした。タイトルは、前作と真逆の『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム/Spider-Man: Far From Home』(原題)になるようだ。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。トムは動画の中で、「『スパイダーマン2』に関する情報を何も教えることができなくてごめんね。ぼく自身もまだよくわからないんだ。混乱もしている。だって、ぼく、死んじゃったしね」と謝罪しながら、スパイダーマンとして出演した最新作『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の重要なネタをばらしてしまった。「でもね、『スパイダーマン2』の脚本をもらったよ。ものすごくワクワクしてる!」と脚本の表紙が見えるタブレットをカメラに向けたトム。そこには『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』のタイトルの文字が。同作はアメリカで2019年7月5日に公開予定。ジェイク・ギレンホールが悪役“ミステリオ”として出演することがうわさされている。(Hiromi Kaku)■関連作品:スパイダーマン:ホームカミング 2017年8月11日より全国にて公開© Marvel Studios 2016. © 2016 CTMG. All Rights Reserved.
2018年06月25日『ジュラシック・パーク』シリーズが、誕生25周年という節目を迎える2018年。新シリーズ3部作の2章にあたる最新作『ジュラシック・ワールド/炎の王国』がいよいよ日本上陸となる。そして本日6月21日は、主演を務めるクリス・プラットの39歳の誕生日!これを記念して、本作の撮影チームに彼が“逆”突撃インタビューする、爆笑連発の特別映像が解禁された。新シリーズ1作目の『ジュラシック・ワールド』に続き、本作で主人公のオーウェンを演じるのは、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズの主人公スター・ロード役で人気を博し、衝撃の『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』では同役でついに“アベンジャーズ”入りも果たしたクリス・プラット。ハリウッドスターとしてますます注目を集めているクリスだが、その人気の理由は、なんといってもその人柄!この度明らかとなった映像では、クリスの突撃インタビューを喜んで受ける撮影チームの面々に加え、クリスを中心に笑顔の絶えない、和気あいあいとした共演者やスタッフによる爆笑メイキング映像が収められている。■本日はクリス・プラットの誕生日!39歳を祝して特別映像を大公開最初に映し出されるのは、本作で初登場する恐竜保護グループ(DPG)のシステムスペシャリスト・フランクリンを演じたジャスティス・スミスとDPGの獣医・ジアを演じたダニエラ・ピネダだ。クリスとともに1作目の『ジュラシック・パーク』が公開された当時の懐かしい記憶を思い思いに語り合っている。続けて、インタビューされたのはスクリプターのケリー・クリーグ。脚本に関わる幅広い仕事を担う仕事柄、臨機応変な対応が必須となるのだが、突然クリスに投げかけられたケリーの母国語=ドイツ語のレクチャ―にも快く対応し、最後には仲良くハグする様子も。3番目にインタビューを受けるのはメイクのビビアン・ベイカー。クリスとは前作に続きタッグを組んでいて、メイク中のインタビューも息がピッタリの2人。クリスの冗談も軽くいなすビビアンに、3年にわたる2人の信頼関係が窺えるシーンとなっている。次に映し出しられるのは、セーフ・ダイバーのピート。身体を自由自在に動かすことが難しい水中での撮影において、キャストの命や演技を支える重要な役割だ。セーフ・ダイバー歴17年で、これまでトム・クルーズ主演の『ミッション・インポッシブル』シリーズや『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』なども手掛けたというピートに、クリスは「俺とトムの水中の動きに順位をつけると、俺の方がかなり上?それともはるかに上?」と無茶な質問を振り、ピートを困らせるお茶目なシーンも。最後に登場するのは、エッジアームドライバーのディーン・ベイリー。地面を走るシーンなどを撮影する際にカメラが上下しないように安定させる装置を操るポジションで、撮影中は俳優の傍にカメラを寄せるために上り道、下り道、でこぼこ道もクリスたちを追い回す。劇中で展開される大迫力の映像は、彼らの手腕によるといっても過言ではない。40歳を目前にしても、少年の心を宿らせた飾らない性格で誰にでも愛されているクリス・プラット。そんなクリスによって明らかにされた、和気あいあいとしたキャスト・スタッフ陣が全員一丸となって作り上げた超大作に注目が集まる。『ジュラシック・ワールド/炎の王国』は7月13日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年06月21日世界中が熱狂するサッカー「2018 FIFA ワールドカップ」(W杯)ロシア大会が、ついに開幕。そこで今回は、どんな局面においても圧倒的実力と安定感で期待以上のプレーを見せてくれる世界各国の名脇役=バイプレイヤーたちに注目。彼らがいるからこそ、値千金の“ゴール”が生まれる!いずれも、映画界には欠かせない名優たちばかりがそろった。<イングランド>まずはサッカー発祥の地から『レディ・プレイヤー1』での名アシストぶりも記憶に新しいサイモン・ペッグは、『スター・トレック』シリーズのほか、『ミッション:インポッシブル』シリーズでスーパースター、トム・クルーズ扮するイーサン・ハントの右腕ベンジー役としておなじみ。最新作『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』でもその活躍が楽しみだ。今夏はマーゴット・ロビーと共演した『アニー・イン・ザ・ターミナル』も控えている。『ミッション:インポッシブル3』にも出演し、主演作『おみおくりの作法』でも知られるエディ・マーサンは、『デッドプール2』で火の玉少年ラッセルがいたミュータント養護施設の理事長を怪演中。ロバート・ダウニー・Jr×ジュード・ロウによる『シャーロック・ホームズ』シリーズのレストレード警部でもある。女優では、『ハリー・ポッター』シリーズのベラトリックス・レストレンジ役で知られるヘレナ・ボナム=カーターがピカイチ。『アリス・イン・ワンダーランド』など元パートナーのティム・バートン作品の常連でもあり、豪華女優の競演が話題の『オーシャンズ8』では“何かをやらかしそうな”クセ者のファッションデザイナーを演じている。<アイルランド>親子鷹のグリーソン親子ほか技巧派多数残念ながらW杯には出場が叶わなかったが、アイルランドもまた名優の宝庫。『ピーターラビット』でウサギと激闘を繰り広げるドーナル・グリーソンは、『スター・ウォーズ』シリーズのハックス将軍から『アバウト・タイム』の好青年まで役の振り幅はお見事。実父ブレンダン・グリーソンと『ハリー・ポッター』シリーズにも出演している。ブレンダンは『パディントン2』では、強面封印(?)で刑務所のコック担当ナックルズを好演。また、「SHERLOCK/シャーロック」で人気のアンドリュー・スコットは『007 スペクター』、「ゲーム・オブ・スローンズ」のエイダン・ギレンは『メイズ・ランナー』シリーズへの参加でも知られる実力派。ジェシカ・チャステイン主演『モリーズ・ゲーム』のクリス・オダウドは、『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』でも演じたようなちょっぴり情けないオジサンがハマり役。<スウェーデン>北欧からはあの“最強一家”のパパ長男アレクサンダーが“現代のターザン”、四男ビルが“世界最恐のピエロ”として一躍有名になった名優ステラン・スカルスガルドは、北欧を代表する最強芸能一家の司令塔。『アベンジャーズ』『マイティ・ソー』シリーズといった娯楽大作から、コメディ、社会派までこなせるキャリア50年超えのベテラン。今年は『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』で引き続き“三賢人”の1人を演じるほか、主演を務めた大人のラブストーリー『男と女、モントーク岬で』が現在公開中。<アメリカ>クセが強すぎ!?ハリウッドの名脇役たち『スリー・ビルボード』でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされたウディ・ハレルソンは、近年では『ハンガー・ゲーム』シリーズや『猿の惑星:聖戦記』など超大作が続いており、次回作は『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』。新星オールデン・エアエンライク演じる若きハン・ソロと師弟関係になるベケットという大役を担っている。また、『スター・ウォーズ』俳優にして、『アベンジャーズ』シリーズから『キングスマン』、タランティーノ監督作品まで、数多くの作品で変幻自在の姿を見せるのがサミュエル・L・ジャクソン。ディズニー/ピクサー『インクレディブル・ファミリー』では前作に引きつづき、Mr.インクレディブルのヒーロー仲間フロゾンの声を務めるなど、声優の仕事も数多くこなす。ディズニー実写版『美女と野獣』で声を務めたスタンリー・トゥッチは、『プラダを着た悪魔』でもお馴染み。『トランスフォーマー』シリーズ、『ハンガー・ゲーム』シリーズなどの大作からアカデミー賞受賞作『スポットライト 世紀のスクープ』などまで幅広く活躍、最近はジェフリー・ラッシュ×アーミー・ハマーの『ジャコメッティ最後の肖像』で監督業も務めた。アカデミー賞といえば、本年度作品賞『シェイプ・オブ・ウォーター』にノミネート作の『君の名前で僕を呼んで』『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』と3作品の重要な局面に登場し、バイプレーヤーとして一躍知られるようになったのがマイケル・スタールバーグ。海外ドラマの「ボードウォーク・エンパイア」やユアン・マクレガー主演「FARGO/ファーゴ」シーズン3で目にした方もいるかもしれない。『ペンタゴン・ペーパーズ』には、“マット・デイモン似”俳優として知られ、「FARGO/ファーゴ」シーズン2で共演したキルスティン・ダンストと結婚したジェシー・プレモンスの姿も。『バトルシップ』『ブラック・スキャンダル』や海外ドラマ「ブレイキング・バッド」など、数々の作品で存在感を発揮している。さらに、『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』でアカデミー賞助演女優賞を受賞し、その後、『ドリーム』『シェイプ・オブ・ウォーター』と2年連続で同賞にノミネートされた名バイプレイヤーといえば、オクタヴィア・スペンサー。『gifted/ギフテッド』でも好演を見せており、目的に向かって突き進む主人公へのフォロー力は世界トップレベル。南米からは<メキシコ>弁の立つお調子者&<ブラジル>超絶イケメン両親がメキシコ移民で、米シカゴで生まれ育ったマイケル・ペーニャは、『オデッセイ』や『アントマン』などでの口達者な(?)キャラクターが印象深い。もちろん、この夏の『アントマン&ワスプ』では、アントマンことスコット・ラング(ポール・ラッド)の仲間ルイス役で名コンビぶりを再び発揮してくれるはず。また、『ラブ・アクチュアリー』の草食系同僚男子から『300』シリーズの筋骨隆々な金色の王までこなすのが、ブラジル出身のロドリゴ・サントロ。歴史大作『ベン・ハー』(2016年版)ではイエス・キリスト役を演じたほか、『フォーカス』では詐欺師たちのターゲットになる大富豪、海外ドラマ「ウエストワールド」でも重要な“ホスト”を演じており、カリスマ性あふれる姿で観る者を釘付けにする。<オーストラリア>悪役もハマる実力派ばかりオージーからは“攻守”の切り替えが見事な2人をチョイス。スティーヴン・スピルバーグという“名将”たっての起用だった『レディ・プレイヤー1』、さらに『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』での悪役で知られるベン・メンデルソーン。その一方で、『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』で吃音症を克服した英国王ジョージ6世を演じた姿は新鮮だった。ジョエル・エドガートンは、『レッド・スパロー』では妖艶なスパイに翻弄されるCIAを演じたかと思えば、Netflixオリジナル映画『ブライト』では“オーク”の警官に、『ラビング 愛という名前のふたり』では平穏な結婚を望む朴訥な夫に扮した。ホラー作品『ザ・ギフト』で監督や脚本家としても実力を発揮、ニコール・キッドマンやラッセル・クロウが出演する新作も待機する。<韓国>層が厚く、名優ぞろい圧倒的な層の厚さを誇る韓国勢では、まず映画『焼肉ドラゴン』のキャスト陣に注目。真木よう子、井上真央、桜庭ななみの父親を演じるキム・サンホは『ビューティー・インサイド』『海にかかる霧』など、母親役のイ・ジョンウンは『母なる証明』『哭声/コクソン』『オクジャ/okja』などで知られる名脇役。また、『新感染 ファイナルエクスプレス』での活躍で大きな注目を集めたのが、マ・ドンソク(国籍はアメリカ)。今年は「SHINee」ミンホと共演した『アンダードッグ 二人の男』、マタニティコメディ『グッバイ・シングル』、アツい刑事役で主演した『犯罪都市』と3作が公開され、人気上昇中だ。そして、名優ソン・ガンホ主演で1980年に実際に起こった光州事件を描いた『タクシー運転手』、ヒョンビンの相棒を務めた『コンフィデンシャル共助』などのユ・ヘジン。昨年は日本映画『鍵泥棒のメソッド』を原案にした主演作『LUCK-KEY ラッキー』が本国で大ヒットした。<日本>新世代のバイプレイヤーたちに注目サッカーを愛した大杉漣をはじめ、遠藤憲一、田口トモロヲ、松重豊らの「バイプレイヤーズ」が人気を博した日本では、今回、その次の世代たちに注目。「モンテ・クリスト伯―華麗なる復讐―」でディーン・フジオカに復讐される“小物男”を演じた新井浩文は、『葛城事件』から『百円の恋』『バクマン。』『銀魂』『斉木楠雄のΨ難』など、その振り幅には定評がある。松田龍平主演『泣き虫しょったんの奇跡』では、ちょっと“うっとうしい”棋士を演じるというから楽しみ。『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』が公開中の安田顕もまた、大泉洋らの「TEAM NACS」のメンバーでありつつ、ドラマ「正義のセ」の検察事務官・相原から『銀魂』の村田鉄矢まで、ジャンルを問わず縦横無尽の変身を見せ、常にインパクトを与えてくれる存在だ。元モデルで、飄々とした独特の存在感が売りの渋川清彦は、コミカルな役柄はもちろん、「モンテ・クリスト伯」でのような悪役もこなせることで知られる。何と今年は、主演作2本に加え、『パンク侍、斬られて候』『ルームロンダリング』『菊とギロチン』『泣き虫しょったんの奇跡』などが続々公開に。『ピンポン』のアクマ役や「西遊記」(’06年版)の老子役が印象深く、これまで様々なキャラクターを演じてきた大倉孝二は、池松壮亮主演『君が君で君だ』でなんと坂本龍馬に扮する。『空飛ぶタイヤ』や『劇場版ポケットモンスターみんなの物語』『検察側の証人』など出演作が目白押しだ。『空飛ぶタイヤ』では、4歳のときから子役として活動し、名バイプレイヤーへと成長した浅利陽介がすべての始まりとなるトレーラー脱輪事故の被害者家族を熱演。この夏の最注目日本映画の1つ『劇場版コード・ブルードクターヘリ緊急救命』でも、さらに成長した姿を見せてくれるはず。ここに挙げた俳優たちは、まだまだほんの一部。あなたのお気に入りのバイプレイヤーは見つかった?(text:Reiko Uehara)■関連作品:空飛ぶタイヤ 2018年6月15日より全国にて公開予定ⓒ 2018「空飛ぶタイヤ」製作委員会パディントン2 2018年1月19日より全国にて公開© 2017 STUDIOCANAL S.A.S All Rights Reserved.マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー 2018年8月24日より全国にて公開ⓒ Universal Picturesハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー 2018年6月29日より全国にて公開© 2018 Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reservedミッション:インポッシブル/フォールアウト 2018年8月3日より全国にて公開© 2018 Paramount Pictures. All rights reserved.インクレディブル・ファミリー 2018年8月1日より全国にて公開© 2017 Disney/Pixar. All Rights Reserved.焼肉ドラゴン 2018年6月22日より全国にて公開© 2018「焼肉ドラゴン」製作委員会泣き虫しょったんの奇跡 2018年秋より全国にて公開予定©2018『泣き虫しょったんの奇跡』製作委員会©瀬川晶司/講談社ピーターラビット(2018) 2018年5月18日より公開アントマン&ワスプ 2018年8月31日より全国にて公開©Marvel Studios 2018デッドプール2 2018年6月1日より全国にて公開© 2017 Twentieth Century Fox Film Corporation All Rights Reserved
2018年06月19日ディズニー/ピクサーが贈る、世界中の観客を魅了したヒーローたちの待望の最新作『インクレディブル・ファミリー』がいよいよ8月1日(水)に、日本公開される。この度、全米公開を前に、ハリウッドにて現地時間6月5日(火)、超豪華プレミアが盛大に開催された。■会場は“インクレ”カラーで大盛り上がり!プレミアに参加したのは、監督・脚本のブラッド・バードをはじめ、アカデミー賞俳優でもあり、『アベンジャーズ』シリーズへの出演で絶大な人気を誇るサミュエル・L・ジャクソンら前作からの続投キャスト。会場となったエル・キャピタル・シアターには、映画のイメージカラーの赤色と黄色に彩られたレッドカーペットが登場し、かわいいインクレディブ・スイーツやコスプレをしたファンなども駆けつけ、会場は大盛況。ブラッド監督は、「彼らはヒーローというより普通の家族です。たまたまスーパー・パワーを持っているだけなんです」と、本作では家族の日常とスーパー・パワーが描かれていることについてコメント。また、サミュエルは「皆さんが長い間待ち望みにしていた作品だと思います。前作ができた頃ある程度の年齢だった人には、もう何人か子どもがいると思います。その子どもと、今回の作品を一緒に観に行きたいと思うのではないでしょうか」と続編を待ち望んだファンに向けてメッセージを送った。■スーパー・パワー全開!超絶アクションシーンも解禁また、今回、プレミアにあわせて解禁となったのは、前作の最後に登場した敵・アンダーマイナーの巨大ドリルを止めるべく、ヒーロー家族がスーパー・パワーを駆使して奮闘するアクションシーン。Mr.インクレディブルと妻のイラスティガール、そして前作でも登場した氷を操るフロゾンが、それぞれのスーパー・パワーを駆使するシーンも!さらに長男のダッシュ、長女のヴァイオレットもそれぞれのパワーを全開に危機に立ち向かう。切迫した状況の中でも無邪気にはしゃぐ可愛らしいジャック・ジャックの様子も必見だ。ヒーロー家族のスーパー・パワーを活かした戦いが次々と繰り出されていく、スピード感たっぷりの映像は、それぞれキャラクターたちの活躍が期待できる映像になっている。世界中のファンが待ち望んだシリーズ最新作。この夏、 壮大なスケールと超絶アクション、そして絶妙なユーモアで描かれる一家団結アドベンチャーを是非チェックして。『インクレディブル・ファミリー』は8月1日(水)より全国公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:インクレディブル・ファミリー 2018年8月1日より全国にて公開© 2017 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2018年06月07日マーベル発の人気シリーズ第2弾『デッドプール2』(公開中)を引っさげて、俺ちゃんことライアン・レイノルズが来日。映画のキャンペーンとしては初来日となったライアンを迎え、「俺ちゃん“中の人”バスツアー」と題したユニークなツアーが開催された。ライアンが演じるデッドプールは、マーベル史上最も過激で、口が悪く、無責任という異色のヒーローだ。今回は未来からやってきたマシーン人間ケーブル(ジョシュ・ブローリン)からミュータントの少年ラッセルを守るために、特殊能力を持つ仲間たちと力を合わせて戦っていく。『デッドプール2』のラッピングバスに乗り込んでスタンバイしていると、ライアン・レイノルズがさわやかな笑顔で登場。デッドプールよろしく、ノリノリに放送禁止用語も入れ込みながら、本作の撮影裏話から、『デッドプール』シリーズの続編、愛妻ブレイク・ライヴリーのネタ、日本の好きな映画監督や作家の話まで、多岐にわたってたっぷりとインタビューに答えてくれた。この日は、渋谷のスクランブル交差点を闊歩したり、『ウルヴァリン:SAMURAI』(13)のロケ地である増上寺でコスプレした“俺ちゃん軍団”と共にヒット祈願を行ったりと、ライアンはご満悦だった。――ヒーロー映画がたくさんあるなかで、『デッドプール』がここまで愛されている理由をライアンさんはどう捉えていますか?『デッドプール』はコミックの中でも非常にユニークな作品で、他のヒーローものではできないことをやっている。言葉使いも下品だし、非常にダーティな部分もあるし、非道徳的でもあるが、だからこそ共感を呼ぶキャラクターだと思う。――コメディのセンスがとても素晴らしいのですが、一番影響を受けた人やコメディアンや作品などを教えてください。一番影響を受けたのは父だと思う。彼はまるで手榴弾のようにユーモアをお見舞いするから。僕は4人兄弟の末っ子で、辛い時やいじめられた時は、ユーモアなどで切り抜けてきたんだ。言ってみれば、自己防衛手段だね。それはデッドプールに通じるところがあると思う。うちの父親はとても面白い人とは言い切れないけど、非常にユーモアのセンスを持ち合わせていたし、コメディも好きだった。だから父親を通して、成長過程でバスター・キートン、ハロルド・ロイド、マルセル・マルソー、ジャック・ベニーなどのコメディ作品を観てきたよ。ちなみにジャック・ベニーは、本作に出演しているよ。その後は、不謹慎な笑いを広げるビル・マーレイ、チェビー・チェイス、エディ・マーフィなどのコメディを観て、モノマネをよくしていたよ。僕自身は35歳くらいで、ようやく自分のスタイルを確立できた感じだ。――他の映画の小ネタが散りばめられている本作ですが、今回入れたかったけど、入れられなかったネタがあれば教えてください。入れられなかったネタはカタログができるほどあるよ(笑)。けっこう辛辣なディズニー・ネタのジョークもあったけど、ちょうどポストプロダクション中に、ウォルト・ディズニーが、21世紀フォックスを買収することになり、ディズニー系のネタは全部諦めたんだ。でも、僕や2人の脚本家(レット・リースとポール・ワーニック)は、イースターエッグ(小ネタ)を散りばめるのが大好きだから、1回観ただけではわからないようなネタをたくさん仕込んだよ。背景にも隠れているし、数秒しか登場しないカメオ出演のシーンもある。――『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(14)の監督や『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(公開中)の製作総指揮を務めるジェームズ・ガンさんと、「アベンジャーズ」とのクロスオーバーについてやりとりをされていましたね。もし、実現するとしたら、どんな内容になりそうですか?そもそもデッドプールがアベンジャーズのメンバーとやっていけるのか?という点が引っかかる。デッドプールは口が悪いし、モラルがないし、くそったれだし(苦笑)。まあ、僕の判断で決められる話ではないし、ディズニーが決めることだろうけど。チームとしては無理だけど、たとえばアベンジャーズの1人とペアを組む作品なら、カッコいい映画ができるかもしれない。でも、僕が彼らのチームに入ったら、、みんな5分以内に僕を殺すと思うよ(笑)。サノス(『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の悪役)となら共演できるかも。彼が指をパチンと鳴らせば、デッドプールが消えるとか(笑)。――SNSでのファンのコメントなどは、チェックされていますか?ネットでのファンの書き込みはよく読んでいるよ。だって、『デッドプール』はファンが作ってくれた映画だから。僕は2004年からフォックスに「『デッドプール』を映画化してくれ」と言い続けてきたのに「絶対に無理」と言われ続けてきた。でも、たまたま僕たちが作ったテスト映像がリークされ、ネットに流れた時、ファンのみなさんが「ぜひとも映画を作ってくれ」と声を上げてくれたんだ。フォックスはその反響を無視できなくなり、結果的に映画が作られた。僕はもうファンの方々に感謝しかないよ。――奥様のブレイク・ライヴリーに、本作について、何かアドバイスをもらったりしましたか?妻にはいろんなことを相談するし、本作でのデッドプールとヴァネッサとのやりとりは、自分たちとの関係を反映している部分が多いんだ。いろいろと歌のチョイスについてもアドバイスをもらったりしている。でも、映画についてはすべてを彼女に語りたくはなかった。なぜなら、彼女が初めて映画を観た時の反応を楽しみにしていたから。ちょうど2週間前にNYで初めて上映会があったけど、彼女は観て泣いてくれたし「感動した」とも言ってくれた。――デッドプールというキャラクターは、日本の影響を受けていると公言されていますが、具体的に影響を受けた作家などについて教えてください。僕は日本のカルチャーからすごく影響を受けているし、日本の尊敬しているアーティストはたくさんいるよ。まずは、黒澤明監督だ。彼が残した遺産はものすごく大きい。実は『デッドプール』の次の映画は、黒澤監督の作品からヒントを得ているんだ。また、僕が一番好きな作家は村上春樹で、彼の影響を受けてNYマラソンに参加したくらいだ。特に『ノルウェイの森』や『海辺のカフカ』が大好きだ。――『デッドプール』シリーズに続き、『Xフォース(仮)』にも期待が寄せられていますが、実際に進行しているのでしょうか?ドリュー・ゴダード監督と脚本を練っている最中だ。かなり大規模な作品になりそうだけど、僕がすごく尊敬している監督だから楽しみだよ。監督とは、『Xフォース(仮)』を今までのヒーローものではなかったようなことをやりたいとか、違うジャンルの映画にしたいとか、いろんなアイデアを出し合っているよ。■プロフィールライアン・レイノルズ1976年10月23日、カナダ出身。TVコメディ「ふたりの男とひとりの女」(98~01)で人気を博す。『ウルヴァリン: X-MEN ZERO』(09)で初めてデッドプールを演じた。主な出演作は『あなたは私の婿になる』(09)、『[リミット]』(10)、『グリーン・ランタン』(11)など。『デッドプール』(16)でゴールデングローブ賞主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)にノミネートされた。私生活では、スカーレット・ヨハンソンと離婚後、ブレイク・ライヴリーと再婚した。■著者プロフィール山崎伸子フリーライター、時々編集者、毎日呑兵衛。エリア情報誌、映画雑誌、映画サイトの編集者を経てフリーに。映画やドラマのインタビューやコラムを中心に執筆。好きな映画と座右の銘は『ライフ・イズ・ビューティフル』、好きな俳優はブラッド・ピット。好きな監督は、クリストファー・ノーラン、ウディ・アレン、岩井俊二、宮崎駿、黒沢清、中村義洋。ドラマは朝ドラと大河をマスト視聴写真3枚目以降=(C)2018Twentieth Century Fox Film Corporation
2018年06月06日先週のライアン・レイノルズの来日で、さらにその勢いを加速させた『デッドプール2』が、ついに6月1日(金)より日本公開。映画ランキング7週連続1位を記録していた『名探偵コナン ゼロの執行人』を抑え、初登場第1位の座を奪取!これで公開83か国すべての国で初登場1位を記録したことになったが、 R15+指定で下ネタや超過激なシーンもありながら、女性客が数多く訪れているという。■『グレイテスト・ショーマン』も超えて俺ちゃん、ご満悦!全国746スクリーンで公開を迎えた本作。前作同様の R15+指定にもかかわらず、金土日の初日3日間で動員37万1,955人、興行収入5億3671万3,800円となり、50億円以上の興収をあげた“俺ちゃん”のライバル(?)ヒュー・ジャックマン主演『グレイテスト・ショーマン』の初日3日間の105%、前作『デッドプール』の113%となる、ぶっちぎりの大ヒットスタートとなった。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』でさえ劇場版コナンには勝てなかったこともあってか、公式Twitterも「強敵・江戸川コナンちゃんを破ってNo.1発進」と喜びをツイートしており、最終成績も前作越えは確実。どこまで数字を伸ばすことができるのか、俺ちゃんの記録更新に注目が集まっている。客層としては、ハイティーンから20代の男女が圧倒的に多く、女性客もたいへん多く来場し、満席となる劇場が続出中。今回、プロモーションのため初来日を果たした主演・脚本・製作のライアンは、スペシャルイベントに集結したコスプレ軍団を「世界で一番、日本のコスプレがクレイジー!」と絶賛したが、各地の映画館にはコスプレ姿の観客も登場。終映後のロビーは即席の撮影会と化し、デップー人気を改めて証明している。また、“爪野郎”ウルヴァリンことヒュー様の渾身作『グレイテスト・ショーマン』はリピーターが続出し、一大ブームとなったが、今度は俺ちゃんが『デッドプール2』大旋風を巻き起こしている様子。ファンからも「あと最低5回は劇場で見たいと思います!」「間違いなく今年イチ劇場で笑った。声 出して笑った。素晴らしいファミリームービーだった。」「笑いすぎて喉痛いし体熱いwwwwwwwww」「クソ面白かった♪」と絶賛ツイートが続々、早くもリピーターが増殖中だ。映画としてのクオリティの高さに触れるコメントも多く、エンターテインメント性と質の高さを両立させた作品として、早くも熱狂的な支持を獲得しているといえる。■豪華でもったいない?まさかのカメオ出演と映画の小ネタ満載まず、本作で注目したいのは、贅沢すぎるというか、もったいないというか、びっくりするほどの大物カメオ出演があること。詳しくは、ぜひ劇場で確認いただくとして、冒頭からヒュー公認の『LOGAN/ローガン』いじりあり、デップーが「X-MEN」の一員であることを改めて認識するシーンもちらり。このシーンでは誰もが「あっ!」と思うのに、デップー本人だけが気づいていないというオチ。また、特殊能力を持ったメンバーを急きょ募集して結成した「Xフォース」には、予告編映像にもあるように、『IT/イット “それ”が見えたら終わり』で世界的にブレイクしたビル・スカルスガルドが強酸を口から吐くツァイトガイストとして参加。そして、“透明人間”バニッシャーとして、あのスター俳優が一瞬だけ登場!最近、私生活はいまひとつだが、プロデュース業が絶好調のあの人、といえば、ヒントになるだろうか。さらに、特殊メイクによってひと目では彼と分からないスター俳優も…。ちなみにその人は、とあるマーベル映画の最新作にもカメオ出演をしている。さらに、ケーブル役のジュシュ・ブローリンが『アベンジャーズ』のサノスであることや、彼のデビュー作『グーニーズ』に引っかけたネタから、『ムカデ人間』などのB映画ネタなど、相変わらず遊び心はたっぷり。バーブラ・ストライサンドが監督と主演を務め、ゴールデン・グローブ賞で女性初の監督賞を受賞したミュージカル『愛のイエントル』への言及もあり(バーブラはジュシュの継母)、『レディ・プレイヤー1』とも重なるような80年代ポップカルチャー愛からくる小ネタも満載で、見ながら「うそぉ~~!」「これ、知ってる!」「えー、そこまで言う!?」といった心のツッコミを入れられるのも、本作の醍醐味の1つだ。■中の人はデップーそのもの!?あのブレイク・ライヴリーが「泣いて感動した」そんな楽しい笑い(?)を随所にまぶしつつ、下ネタや過激発言多め、それでいてアクションはキレキレでかっこいい“俺ちゃん”ことデップーの中の人といえば、先日来日したライアン・レイノルズ。カナダ出身で、現在41歳。『ブレイド3』で注目を集め、『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』でもウェイド・ウィルソン/デッドプールを演じ、2010年「ピープル」誌が選ぶ「最もセクシーな男」に選ばれるなど、前作で大ブレイクする以前は肉体美俳優としても知られた。今回の日本でのプレスツアーは、異例ともいえる観光バス貸し切りで渋谷のスクランブル交差点やウルヴァリンがバトルした増上寺へ。日本観光もすっかり楽しんでいた様子だ。空港でのファンサービスの丁寧さも話題となり、『ワンダー君は太陽』で偶然来日していた同じカナダ出身の天才子役ジェイコブ・トレンブレイが“デップー探し”をしていると知るや、2ショットを披露するなど、もしかして、めちゃくちゃいい人!?6月5日(火)放送の朝の情報番組「スッキリ」に登場した際には、ウエンツ瑛士と「黒ひげ危機一髪」をノリノリで初体験。ライアンが負けてしまうと、かつてヒュー様も行ったからか、罰ゲームで“人乗り”腕立て伏せも!ここでも対抗心が丸出しだった。プライベートでは、2008年にすでに人気女優だったスカーレット・ヨハンソンと結婚したが、2010年に離婚。そして、DCのヒーロー映画『グリーン・ランタン』で共演し、やはり「ゴシップガール」の人気者だったブレイク・ライヴリーを射止め、2012年に結婚したライアン。現在は2児に恵まれ、“おしどり夫婦”として知られている。NYプレミアで本作を観たブレイクは「『泣いて感動した』と言ってくれたよ!!」とか。■ファミリー映画であり、やっぱり「X-MEN」映画前作が、実はラブストーリーだったならば、本作はファミリー映画。デップーは特別な力を持つミュータントの少年ラッセルを何とかして守ろうとし、前作では見られなかったケーブルやドミノ、コロッサス、そして忽那汐里演じるユキオら仲間たちと共闘する。さらに、少々真面目なことをいうと、「X-MEN」シリーズがこれまで一環して描いてきた差別や迫害についてのメタファーはもちろんのこと、今回は子どもの虐待や、その負の連鎖などの点にも触れていることだろう。なぜ、デップーや仲間たちは命をかけて、あの少年を守らなければならないか。彼がヒーローを名乗る理由がそこにあり、だからこそ、こんなにハチャメチャでも、最後には泣ける映画となっているのだ。『デッドプール2』は全国にて公開中。(text:Reiko Uehara)■関連作品:デッドプール2 2018年6月1日より全国にて公開© 2017 Twentieth Century Fox Film Corporation All Rights Reserved
2018年06月06日無責任“俺ちゃんヒーロー”の大暴れを描くシリーズ最新作『デッドプール2』を引っさげ、初来日を果たしたライアン・レイノルズが取材に応じ、見どころや製作の舞台裏、さらに妻で女優のブレイク・ライヴリーとの夫婦関係について語ってくれた。■テーマは「家族」ひょっとしてイイ話?『アベンジャーズ』『スパイダーマン』といったマーベルヒーローの中でも、異彩を放ちまくるウェイド・ウイルソン/デッドプール(ライアン)が本作では、なんと人助け!恋人のため「善良な人間になる」と誓い、未来からやって来た殺人マシーンから、特殊能力を秘めた少年を守ろうと奮闘する。テーマはずばり「家族」…って、ひょっとしてイイ話なの?デッドプールのくせに?「それは見てのお楽しみだけど、確かに疑似家族の姿を通して、僕らなりに伝えたいメッセージはあるよ。もちろん、相変わらず、やりたい放題で、ほかのヒーローなら絶対な無理な言動もOKっていう特権がある。キャプテン・アメリカじゃないからね(笑)。大げさに世界や銀河を救ったりはしない。1人の少年に手を差し伸べるだけだ。もちろん、ファイトシーンは見どころだよ。1作目はザコキャラ相手に銃を使っていたけど、今回はケーブルっていう強敵が現れて、ナイフを使った接近戦が増えた。首の血管が浮き出るような、より危険な肉弾戦なんだ」■失敗作も笑い飛ばす!「自分で自分を笑えることが大切」前作を観ているファンなら、ライアン本人が過去に主演したヒーロー映画『グリーン・ランタン』のことを失敗作だと認めているのは、ご承知のはず。実は本作でも、そんな『グリーン・ランタン』いじりは健在である。「自分で自分を笑えることが大切だし、自虐的にネタにできるのは役得だよね(笑)。こればっかりは、好きでやってるよ!」とライアン。ただし、デッドプールを演じる上でのトレーニングや肉体改造には余念がない。「だって、もう41歳だからね。撮影中にケガなんかしたら、それこそ痛々しくて笑えないよ…。何より、100%デッドプールになりきるには、心身ともパーフェクトな状態でなければいけない。ファンに、ごまかしは通用しないからね」■編集中にディズニーがフォックスを買収!辛辣ジョークもお蔵入りに80年代のポップカルチャーをベースにした“小ネタ”の数々も『デッドプール2』の目が離せないポイント。「今回も脚本家チームと知恵を絞って、まるでイースターエッグのように随所に散りばめているよ。1度や2度見た程度じゃ、すべてをチェックはできないはず」と胸を張る一方で、「法的な理由でNGになったネタも、山ほどあるよ。それに編集のタイミングで、ディズニーがフォックスを買収したせいで、撮影してあったディズニーに対する辛辣なジョークは捨てざるを得なかったんだ」と舞台裏を明かす。ただし、ガッカリする必要はなし!誰もが知るハリウッドの超A級スターが(しかも2人も!)、ぜいたく過ぎるカメオ出演を果たしているので、ぜひ見つけてほしい。これこそ、本当に1度や2度見ただけでは、気づけないかも。■ぶっちゃけ、アベンジャーズ入りに興味ある?ディズニーによる買収劇によって、デッドプールが『アベンジャーズ』に参戦する可能性もゼロではなくなった。ライアン本人は、ぶっちゃけ興味ある?「うーん、個人的にアイディアは浮かばないな。そもそも、デッドプールがアベンジャーズの一員として、うまくやっていけるはずないしね。きっと、仲間入りした5分後には、誰かが僕のこと、殺したくなっちゃうよ(笑)。ただ、アンサンブルは無理でも、誰か1人とペアリングするというのは、アリじゃないかなあ。クールだと思うよ」『デッドプール2』では未来から来た強敵のケーブルを倒すため、特殊能力者をかき集めたスペシャルチーム“Xフォース”が大活躍!そして、その“Xフォース”を軸にした新たな映画の企画も動き出している。「いままさに、才能あふれるドリュー・ゴダード監督と一緒にアイデアを練っている段階。『デッドプール』とは、また全然違うテイストにしようって話をしているところだよ。日本で撮影するのもいいね。『ウルヴァリン:SAMURAI』みたいにさ」■妻と一緒に「メットガラ」に行くのは、勇気が必要?ウェイド・ウイルソン/デッドプールとヒロインのヴァネッサとの恋愛模様も気になるところ。ライアンいわく「お互いを見つけあった、完ぺきなカップル」だといい、さらに「僕と妻のブレイクの関係性が反映されているかもね」とおのろけ発言も。ライアンは脚本にも携わっているので、この言葉にうそはないだろう。「僕ら夫婦は年齢が離れているから、ミレニアム世代の彼女に意見を求めることもあるよ。例えば、『君たちの世代は、バーブラ・ストライサンドって知ってるの?』とかね。ただ、あまりに映画の内容を話し過ぎたりはしない。彼女が完成した映画に、どんなリアクションを示してくれるか楽しみだからね。『デッドプール2』をNYプレミアで観た彼女は、『泣いて感動した』と言ってくれたよ!!」ちなみに「自分自身にとってのヒーロー的行動は?」と聞くと、「妻と一緒にメットガラに行くことだね」とポツリ…。世界中のセレブが集まるファッション界最大のイベントも、デッドプール=ライアン・レイノルズにとっては、勇気が試される時間のようだ。『デッドプール2』は全国にて公開中。(photo / text:Ryo Uchida)■関連作品:デッドプール2 2018年6月1日より全国にて公開© 2017 Twentieth Century Fox Film Corporation All Rights Reserved
2018年06月04日その霊能力のために、楽屋では霊視を求める先輩芸人たちが行列をつくることもあるという、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の“霊がよく見える”ピン芸人・シークエンスはやとも(26)。『ポップな心霊論』は、彼が人生で見てきた霊たちや霊現象などを紹介していくコラム連載! 【幽霊に恥ずかしい思いをさせられました】 以前、この連載でもお話ししたように、三度の飯より映画が好きな僕。映画館にも足しげく通っていて、新作のチェックも欠かしません。 そんな僕が最近、大熱狂したのが、公開中の『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』。内容のネタバレは避けますが、オチが本当におもしろくて。賛否両論らしいんですけど、僕は最高だと思いました。 興奮冷めやらぬままトイレに立ち寄ったんですが、洗面台で手を洗っているとき、隣にいた見知らぬおじさんが「いやあ、よかった。最高だったな!」と声をかけてきたんです。 「これは『アベンジャーズ』のことを言ってるな」と瞬時に察した僕。思いがけず同志に出会えたうれしさから「本当に最高でしたね!」と返事をしました。と、そのとき。トイレの奥から別の男の人が歩いてきて、おじさんの姿に重なるように手を洗いだしたんです。 そう。そのおじさん、幽霊だったみたいなんですよね。僕の能力だと、幽霊の声はかろうじて聞こえても、こっちから何かを伝えることはできないので、おじさんは返事もなく消えていってしまいました。 ちなみに、後からやってきた男の人は、1人で話していた僕を不審そうに見ていました。幽霊には無視され、生きてる人には白い目で見られ……。二重に恥ずかしい思いをしました。 【お知らせ】はやともさんへのファンレター・心霊相談は、〒112-8011東京都文京区音羽1-16-6光文社・女性自身編集部「ポップな心霊論」係まで!
2018年06月03日人間たちが知らないゲームの裏側の世界を舞台に、“悪役”なのにヒーローになりたいラルフと“ひとりぼっち”の少女ヴァネロペの冒険と友情を描いた大ヒット作の最新作『シュガー・ラッシュ:オンライン』。このたび、シンデレラや白雪姫からアナ&エルサ、モアナまで、歴代のディズニープリンセスが一堂に会するスーパーレア場面写真がお披露目された。本作の舞台はインターネットの世界。ヴァネロペが暮らすアーケード・ゲーム機<シュガー・ラッシュ>が故障し、廃棄処分の危機に。<シュガー・ラッシュ>を救うため、レーサーでありプリンセスのヴァネロペは、8ビットゲームの心優しき悪役キャラクターで親友のラルフと共にインターネットの世界へと向かう。なんでもありで刺激的だけど、その反面、恐ろしい危険も潜むのが“インターネットの世界”。その冒険で、性格や見た目は正反対ながら大親友の2人の友情はどうなってしまうのか。そして彼らは、<シュガー・ラッシュ>を救うことはできるのか…。このたび解禁された写真では、ヴァネロペとシンデレラ、白雪姫、アナとエルサ、ベル、モアナなど歴代のディズニープリンセスたちが同じシーンに登場!さらに劇中では、『スター・ウォーズ』シリーズからC-3POやストームトルーパー、『アベンジャーズ』シリーズからはアイアンマンをはじめとするキャラクターの登場が報じられており、まさに夢の国の裏側に迷い込んだような、インターネットの世界ならではの驚きの共演が実現しているという。前作は、クッパ(「スーパーマリオ」シリーズ)、ベガ(「ストリートファイター」シリーズ)、ドクター・エッグマン(「ソニック」シリーズ)など、人気ゲームの“悪役”キャラクターたちが登場し、話題を呼んだが、監督の1人フィル・ジョンストンは「ヴァネロペとラルフがインターネットの世界を探検しているうちに、新しいキャラクターに出会うことになるんだ」と語っており、今回解禁された歴代プリンセスのほかにも、さらなるキャラクターの登場がありそうだ。『シュガー・ラッシュ:オンライン』は12月21日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:シュガー・ラッシュ:オンライン 2018年12月21日より全国にて公開©2018 Disney. All Rights Reserved.
2018年05月31日すでに各国で大旋風を巻き起こしているヒーロー映画『デッドプール2』のジャパンプレミアが5月29日(火)、東京・六本木ヒルズアリーナで行われ、来日中の主演俳優ライアン・レイノルズと、日本人キャストの忽那汐里が出席した。■『デッドプール2』ってどんな映画?『アベンジャーズ』『スパイダーマン』といったマーベルヒーローの中でも、その無責任な“俺ちゃん”ぶりで異彩を放つデッドプールの大暴れを描いたシリーズ最新作。恋人のため「善良な人間になる」と誓ったウェイド・ウイルソン/デッドプール(ライアン)は、未来からやって来た殺人マシーンのケーブルから、彼に命を狙われる少年を守ろうと奮闘。特殊能力をもったメンバーを集め、スペシャルチーム“Xフォース”を結成する。■初来日したライアン「日本のファンのコスプレが最高だよ」デッドプールの移動手段として、おなじみのイエローキャブ(黄色いタクシー)に乗って、初来日のライアンが会場入りすると、ファンが大歓声でお出迎え。アドトラックの荷台に寝そべった全長7メートルの巨大“デップー涅槃”像とも対面を果たし、ご機嫌だった。「本当は前作のタイミングで来日したかったんだけど、別の作品を撮影していてね…。でも、こうして新作と一緒に初めて日本に来られて、うれしさ2倍だよ!」と大喜びのライアン。「プロモーションでいろんな国に行ったけど、日本のファンのコスプレが最高だよ。みんな、本当にクレイジーだね!」と会場を真っ赤に染めたファンを沸かせていた。ちなみに日本で「デッドプール」が、“デップー”の愛称で親しまれている点については、「初めて知ったけど、クールだね」とまんざらでもない様子だった。■“日本代表” 忽那さんが堂々のレッドカーペットキュートな特殊能力者・ユキオ役で、ハリウッド超大作に抜てきされた忽那さんは、映画のイメージカラーである赤を基調にしたドレスで登場し、レッドカーペットで堂々たる存在感!「ニューヨーク(のプレミア)の熱気に、東京も負けていないと思います。ユキオのコスプレをした女の子ともお会いできて、本当にうれしい」とファンとの交流を満喫した。ライアンとの共演について「本当にすてきな方。アドリブもたくさんあり、勉強になりました」とふり返ると、当のライアンは「本当のこと、言っていいんだよ」とおどけて見せていた。■なんとToshI(X JAPAN)が登場!ヒーロー集団“Xフォース”に電撃参戦?ステージには、『デッドプール』の大ファンだという人気ロックバンド「X JAPAN」のToshIがサプライズ登場し、会場のボルテージは最高潮に。ToshIさんは「大好きな映画なので、ものすごく興奮しています。今日はファン代表として、ここに立たせていただきました」とあいさつし、ライアン&忽那さんと一緒にまさかの“Xポーズ”を披露!即席版のヒーロー集団“Xフォース”が結成され、映画のヒットを祈願した。『デッドプール2』は6月1日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:デッドプール2 2018年6月1日より全国にて公開© 2017 Twentieth Century Fox Film Corporation All Rights Reserved
2018年05月29日6月1日の『デッドプール2』日本公開に先立ち、“デップー”、“俺ちゃん”の愛称で親しまれるデッドプール役のライアン・レイノルズが、5月28日ついに初来日。成田国際空港には、彼を一目見ようと300人ものファンが詰めかけた。『アベンジャーズ』『スパイダーマン』など、マーベルヒーローの中でも最高に個性的なデッドプール。全世界に“デップー旋風”を吹き荒らした常識破りの無責任ヒーローを創り上げたライアンは、「僕はあの映画を作ろうとして、ほぼ11年の人生をかけた」とふり返り、想いの強さを語っていた。また前作では、ゴールデン・グロー ブ賞コメディ/ミュージカル部門の作品賞にノミネートされた初の実写版スーパーヒーロー映画として称賛され、ライアンも最優秀男優にノミネートと大きな話題に。今作では、オープニング・テーマ曲を歌う世界的歌姫セリーヌ・ディオンや、元サッカー選手デヴィッド・ベッカムといったビッグネームとのコラボが話題に上がっている。そんな日本でも情報解禁される度に大きな話題となっている『デッドプール2』を引っさげ、ライアンが来日!来日前には、俺ちゃんが西郷隆盛の銅像に寄り添う画像をSNSに投稿し、日本へ向けて出発したと報告も。成田空港にはファン300人が2Fまで埋め尽くし、中にはコスプレをしているファンや、NYのプレミアにまで出向いたというファンも。そしてついにライアンがファンの前に登場すると、黄色い声援が響き渡った。また、ライアンは写真やサイン、握手など丁寧に応える姿も見られ、「ようこそ、日本へ!」という呼びかけには、「Thank You」と笑顔を見せる場面もあった。なお、ライアンは翌29日にはレッドカーペットイベントの参加を予定だ。『デッドプール2』は6月1日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:デッドプール2 2018年6月1日より全国にて公開© 2017 Twentieth Century Fox Film Corporation All Rights Reserved
2018年05月28日先日公開された中国での人気がさらなる後押しとなり、世界興収は16億682万9103ドル(約1757億円)、世界興行収入第5位となる驚異的な記録を樹立した『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』。この度、キャプテン・アメリカ役のクリス・エヴァンスが、アイアンマン役のロバート・ダウニーJr.との関係性などについて語った貴重なインタビューコメントを、シネマカフェが入手した。アメリカ・中国と同様、先日公開された日本でももちろん話題となっており、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)史上最速の興収30億円突破を記録し、熱狂の渦に包まれている。そんな我々を熱狂させるMCUは今年で記念すべき10周年を迎えた。このわずか10年の間で映画シリーズとしてはNo.1の興行収入を記録し、数々の人気キャラクターやスター俳優を輩出してきたMCU。その全ての原点ともいえるのが、2008年公開の『アイアンマン』だ。当時、ヒーローのイメージとはかけ離れていたロバート・ダウニーJr.がアイアンマン/トニー・スターク役に決まったことが報道されると、大きなニュースとなったが、いざ公開されてみれば観客からは絶賛の嵐。ロバート本人にとってはもちろん、マーベル・スタジオにとっても代表作となり、それ以後のMCUを軌道に乗せた1本となった。また、トニー・スタークと共にアベンジャーズ結成のころからチームを引っ張ってきたもう1人が、クリス・エヴァンス演じるスティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカ。スティーブとトニーは、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』で互いの正義感の違いから決裂…。スティーブがアベンジャーズを去っており、2人の関係性は全世界のファンが注目をしているポイントの1つとなっている。■クリエヴァ、ロバートは「ものすごく寛大な俳優」そんなチームを支える2人だが、演じる俳優自身はというと、スティーブ役のクリスはロバートについて「ほかの出演者たちを気づかうという意味で、ものすごく思慮深いんだ。特に僕に対してね」と前置きし、「このシリーズの出だしのころ、僕はとてもナーバスになっていたけど、彼の優しさや温かさや助力のお陰で、僕は色々な意味で助けられたし、自信や方法論やサポートを授けてもらったよ。彼は、ものすごく寛大な俳優で、いつも相手を称賛してくれる」と2人の深い関係性を明かす。また、「彼がこの映画に出ていなかったとしたら、僕はすっかり自分を見失っていただろうね。本当の意味で、まるでこの作品の父のようだよ。この作品を動かしているのは彼さ。その事実は、他の映画以上に今回の映画にとても深く息づいているね」と、本作では特になくてはならない存在だとも。劇中ではたびたび衝突してきた2人だが、俳優自身は強い絆で繋がれているようだ。■「自分がこのクラブの一員になれたと感じられる」さらに、「毎日のように数多くの俳優たちが出入りしているけど、その全員が自分は歓迎されていると感じられるように、彼はしっかり気を配っているんだ」と撮影でのロバートについてもコメント。特に、これまで共演のなかった人々に対しては特に気を配っているそうで、「そういう人々にとって、ほかの映画で見たことのある俳優が20人も30人もいるような撮影現場に足を踏み入れるのは、ものすごく緊張するものさ。だけど、僕らは毎日彼のもとで休憩をとったり、長めのランチをとったりしている。そうすると、すぐに、自分がこのクラブの一員になれたと感じられるんだ」と、現場でも仲間を引っ張るリーダー的存在となっているそうだ。見事なチームワークを気づいてきた彼らだが、今後、再びアイアンマンとキャプテン・アメリカの共闘する姿を見ることはできるのか?見事な連携で敵を圧倒する2人の姿が待ち遠しい。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー 2018年4月27日より全国にて公開© 2018 MARVEL
2018年05月23日全米ではオープニング3日間の興行収入が驚異の2億5千万ドルを突破し、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』を抜く全米の歴代映画史上No.1の大ヒット記録を達成したマーベル・ スタジオ最新作『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』。中国でも『ジュラシック・ワールド』を抜き、堂々の歴代第4位、第3位の記録を持つ『フォースの覚醒』の目前に迫り、世界中で大ヒットとなっている。■日本でも公開から17日間で30億円を突破!日本では、先月全米と同時に公開され、公開から17日間で30億円を突破。“マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)”史上最速の記録を達成した。さらに、現在も記録を伸ばし、公開4週目までで興収は33億3,968万8,500円、動員は224万817人を突破(5月20日現在)し、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』の日本での興行収入を早くも超える形に。また先日は、東京ではチケットが即完売した本作の絶叫&応援上映を実施。本格的なコスチュームに身を包んだ熱心なファンなど、男女問わず幅広い層のファンが来場したが、ほとんどの人がすでに2回以上観たという中、すでに10回以上劇場に足を運んでいるという強者も!そして上映が始まると、キャラクターが登場するたびに割れんばかりの熱い歓声が起こり、絶体絶命のアベンジャーズたちへ本気のエールを送るなど、まさに会場は一体感に包まれていた様子。■世界中で爆発的ヒットの秘密は“劇中以外”にあった!?ロバート・ダウニーJr.やクリス・エヴァンス、クリス・ヘムズワース、スカーレット・ヨハンソン、マーク・ラファロらに加え、英国で絶大な人気を誇る俳優ベネディクト・カンバーバッチなど、全員主役級のスターたちが“劇中以外”で見せる仲睦まじい姿…それも愛されるシリーズへ押し上げた一因なのかもしれない。例えば、撮影現場やプライベートでもじゃれあう姿がしばしばみられ、ロバートのSNS上では、アベンジャーズオリジナルメンバーがアベンジャーズチームの意を込めたお揃いのタトゥーを入れる様子が投稿されたり、ジェームズ・コーデンのバラエティ番組にキャストが総出で出演した際もからかい合ったりと、劇中に負けないくらい仲の良い掛け合いを見せている。さらに、今回シリーズ初参戦となる『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』チームのクリス・プラットは、「ロバート・ダウニーJr.は素晴らしいリーダー」と絶賛し、また「ほかのキャストとの時間を大切にする。彼のベースキャンプにみんなを招き、音楽を聴きながらヤギの丸焼きなんかしたんだ!(笑)俳優の中でもチャンピオン級の別格だよ!」とインタビューで答えている。そんな仲の良さ、チームワークの良さも、撮影現場とファンの熱気を大いに盛り上げているにちがいない。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー 2018年4月27日より全国にて公開© 2018 MARVEL
2018年05月21日アイドルグループ・嵐の櫻井翔と、女優の広瀬すずが21日、福岡・太宰府天満宮に訪れ、博多区内の映画館で行われた『ラプラスの魔女』(公開中)大ヒット御礼舞台挨拶に登場した。同作は小説家・東野圭吾のデビュー30周年記念作品で発行部数は28万部を突破し、原作権の獲得には12社が競合したという。連続しておきた不審死の調査を担当することになった地球化学の研究者である大学教授・青江修介(櫻井)は、謎の女・円華(広瀬すず)とともに行動をともにする。『ラプラスの魔女』では地図アプリのマピオンとタッグを組み、観客は全国323劇場のポイントに投票、数の多かった18劇場の中から、抽選で選ばれた劇場に櫻井と広瀬が登場するという「青江教授の化学キャンペーン」を実施していた。5日に大阪で行われた舞台挨拶で、2人が訪れる劇場を決定する抽選が行われたところ、「T・ジョイ博多」が選ばれた。舞台挨拶に先駆けて、更なる大ヒット祈願のため、2人は学問・文化芸術を祀る“太宰府天満宮”を参拝。同所を訪れたのは2人とも初めてだったという。おみくじでは櫻井が吉、広瀬は小吉という結果となった。舞台挨拶では、過去に訪れた際の福岡での思い出を語った2人。太宰府天満宮を参拝してきたことを伝えると、客席からは驚きの悲鳴が起こった。もし『ラプラスの魔女』の続編が作られたら……という話題には、共に「是非やりたい!」と意欲を見せた。○櫻井翔コメント既に81万人以上の方に『ラプラスの魔女』をご覧いただけたとのことでビックリしましたし、とても嬉しいです。福岡はコンサートで度々来ますが、『ヤッターマン』の際にも舞台挨拶で福岡に来たので、自分の中では、「舞台挨拶×福岡」というイメージがあります。福岡では北京五輪前に取材で来た際に、長浜の屋台でおでんを食べて過ごしたことが思い出深く残っています。大宰府天満宮では、おみくじを引いて「吉」が出ましたが、「安産」と書いてあって、どう捉えて良いのかわからなかったです(笑)。広瀬さんは人をよく観察されているなと思いました。初日に言われた「~なんつって」という口癖は、メンバーでも気づいていませんでしたが、自分の出演番組を見ると度々言っていました(笑)。東京ミッドタウン日比谷で行った完成披露の最後に、階段上で監督や広瀬さん、福士さんなど皆さんが円になって自分を待っている光景は、まるでアベンジャーズのようでした(笑)。もし続編があれば、ラプラスがフランス人ということにちなみ、フランスで撮影したいと思っています!○広瀬すずコメント福岡に来たのは、今回で2回目です。前回も映画の舞台挨拶で来たため外には出られなかったので、いつかプライベートで来たいといつも思っていました。太宰府天満宮には行けて嬉しかったです。空も真っ青でとても綺麗でした。プロモーションを通して、櫻井さんはどんなに数が多くても一つ一つの取材に対して丁寧に答えていて、隣でバラエティ番組を見ているような感じでした。もし続編があったら、アクションをやりたいです。1年前に撮影した作品がこうして、素敵な作品になったので、色々なところに届いて欲しいです。
2018年05月21日『お笑い』→『海外ドラマ』→『マンガ』→『ラジオ』の4ジャンルを週替わりで、そのスペシャリストが“最推し番組”を指南する『今週の萌えガタリ』。今週は『海外ドラマ』ということで、『BAILA』『日経エンタテインメント!』ほか各種媒体に映画・海外ドラマのレビューやコラムを連載中の今祥枝さんが最推しドラマを紹介! 【最推し海外ドラマ】『ブラックライトニング』 ハリウッドでは、アメコミを原作としたヒーローものの映像化作品が百花繚乱!公開中の『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は、おなじみのヒーローが大集結する一大イベントムービーとなっています。 でも、アメコミってキャラクターが多すぎて難しそうとか、何作品もチェックしないと物語がわからないからと、腰が引けてしまう人も多いかも。そこで入門編としておすすめなのが、お気楽かつ単体で楽しむことができるドラマ『ブラックライトニング』です。 ブラックライトニングは、アメコミ界のヒーローの中では、若干マイナーなキャラクターで、正体は高校の校長として地域の人望も厚いジェファーソン・ピアース。彼が育った地区は犯罪や殺人が多く、父親を殺された過去があり、9年前にヒーローを引退したという設定です。 このジェファーソンがいい味を出していて、中年の悲哀をまといつつ、包容力のあるキャラクターは好感度満点!学校では生徒の目線に立って、時に厳しく、しかし愛情を持って接する姿には、どこか懐かしの金八先生のようなノリも感じられたり。 一方、家庭では2人の娘、アニッサとジェニファーの良き父であろうと努力し、愛する元妻リンとは復縁を熱望中。そんな中、かつてブラックライトニングが鎮静化させたはずのギャング集団100(ハンドレッド)が再び活発化。街の治安は悪化の一途をたどる現状に、住人たちからブラックライトニング待望論が盛り上がります。ジェファーソンはニーズに応える形で、渋々ながらも覆面ヒーローとして復活を遂げることに。 ブラックライトニングは、電気を操り、電撃を食らわせて相手を倒すスーパーヒーローです。中年になったジェファーソンは、もう年だから「肉体的にも精神的にも辛い」と弱音を吐きまくり。さらに、倒しても倒しても悪には限りがなく、以前のようなハードなヒーローライフに戻ったら、元妻との復縁が遠のくことも懸案事項。ですが、長女・アニッサの「学校の生徒だけが、私たち家族だけが安全なら、それでいいの?パパは同胞を見捨てるの?」という、強い正義感に心を動かされ本気になります。 後に、アニッサはサンダーとして覆面ヒーローの仲間入りを果たすのですが、父娘でビリビリと悪者相手に電撃を放つ絵面のかっこよさ!誰が見ても正体を見破られそうなコスチュームで、派手に見えを切りながら、生身の人間らしいアクションを繰り広げるくだりは、うおおおおっと手に力が入ること間違いなし。 ありえないほどドラマの質が向上し、複雑でハイエンドな作風が好まれる昨今。家族と力を合わせて、あくまでも街単位の平和を守ろうとするピアース一家の物語は、シンプル・イズ・ベスト。「正義ってかっこいい!」と、素直に興奮し、心からエールを送りたくなる快作です。
2018年05月21日バンダイスピリッツ(BANDAI SPIRITS)のアメコミ&洋画フィギュアを一挙に展示するイベント「TAMASHII Comic-Con –タマシイ コミ魂-」が、2018年5月25日(金)から27日(日)まで、東京・渋谷の複合施設・渋谷キャスト内で開催される。バンダイの大人向けアメコミ&洋画フィギュアが集結会場には、バンダイスピリッツのハイターゲット向けフィギュアブランド「タマシイ ネイションズ(TAMASHII NATINONS)」が「造形」「可動」「彩色」といった技術を凝縮したシリーズ「S.H.Figuarts」を中心に、アメコミと洋画のキャラクターフィギュア約300点が集結。2018年公開の新作映画キャラをフィギュア化した新作も展示『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』や『パシフィック・リム:アップライジング』、『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』、『ニンジャバットマン』など、2018年公開の新作映画のキャラクターフィギュア、イベントで初披露となる「TIGER&BUNNY」の新作フィギュアなど、様々なアイテムが展示される。特別カラーの「アイアンマン マーク 3」など開催記念アイテムもまた、イベント開催を記念して、人気の「アイアンマン マーク 3」に特別なカラーリングを施した「アイアンマン マーク 3 –ブルーステルス-」や、映画『スターウォーズ/フォースの覚醒』バージョンの「C-3PO(The Force Awakens)」、特別価格の「バットマン(JUSTICE LEAGUE)」などが販売予定となっている。開催概要「TAMASHII Comic-Con –タマシイ コミ魂-」開催期間:2018年5月25日(金)〜27日(日)時間:10:00〜21:00(最終入場は20:30) ※25日(金)のみ12:00オープン会場:渋谷キャスト内スペース、ガーデン住所:東京都渋谷区渋谷1-23-21入場料:無料
2018年05月19日女優のナタリー・ポートマンが、『アベンジャーズ』第4弾にカメオ出演する可能性があるようだ。ナタリー・ポートマン(C)BANG Media International「マイティ・ソー」シリーズでジェーン・フォスター役を演じているナタリーが、「アベンジャーズ」シリーズの次回作でマーベル・シネマティック・ユニバースに復帰する可能性があることを監督の1人であるアンソニー・ルッソが示唆した。ジェーンはまだ生きているのかという質問にアンソニーとジョーのルッソ兄弟は、計画を明かしてしまうことになりそうだからといって回答することを渋った。ジェーンは2013年公開の『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』を最後にマーベル映画に姿を現していないものの、以前ナタリー本人はシリーズに復帰するつもりがあるとしてこう話していた。「参加できて素晴らしい作品よ。1人の俳優として、全くスケールの違うものだから」「こういう映画を作る時って、ブルーのスクリーンでの仕事がすごく多くて、ファンタジーにあふれてるの。イマジネーションを壮大に広げないとだめでしょ」そして2016年のインタビューでは、マーベル映画での自分の役目は終わったとしながらも、「分からないわ。いつかあるかもね。『アベンジャーズ7』とかに頼まれたりしたら。分からないけどね」と答えていた。(C)BANG Media International
2018年05月15日最強ヒーローによる究極のチーム・アベンジャーズと、最凶最悪の“ラスボス”サノスとの壮絶なバトルで話題騒然となっている『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』。この度、10年におよぶ“マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)”史上初めての絶叫&応援上映が決定した。全米では、オープニング3日間の興行収入が2億5千万ドルを突破し、全米の歴代映画史上NO.1の大ヒットを記録。その勢いのままに、公開からわずか11日間という最速で世界興収10億ドル(約1,090億円)を突破するという、またもや映画史を塗り替える偉業を達成した。5月11日からは中国でも公開されており、さらなる記録の更新が期待されている(すべてBox Office MOJO調べ。1ドル=109円換算)。もちろん、日本も世界に負けず劣らずの熱狂ぶり。公開から10日で25億円を突破し、動員171万8,327人、興行収入25億5,434万4,100円(5月6日現在)。これはMCU最速の記録となっている。そんな中、このたびMCU史上初の全国5大都市で絶叫&応援上映の同時開催が決定!応援上映とは、上映中も観客が自由にキャラクターへの声援や拍手を贈ったり、衝撃的なシーンで絶叫したりでき、会場が一体となって盛り上がれることから、昨今、人気を集めている上映スタイル。自身の推しヒーローの登場に絶叫するもよし!最凶の敵サノスに立ち向かうアイアンマンたちへ声援を送るのもよし!相変わらずなガーディアンズのヤツらや、アベンジャーズメンバーのユニークなやり取りに大笑いするのもよし!すでに劇場で鑑賞した人たちの中には、心揺さぶられる展開にもかかわらず、声に出したい思いを抑えて、ただ震えて堪えた人も多いかもしれない。ぜひこの機会に感情をオープンにして、本作を大いに楽しんでみては?『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー 2018年4月27日より全国にて公開© 2018 MARVEL
2018年05月12日スカーレット・ヨハンソン、クリス・エヴァンスら『アベンジャーズ』出演陣が映画にちなんだタトゥーを入れた。ロバート・ダウニー・Jrのインスタグラムより(C)BANG Media Internationalスカーレット(ブラック・ウィドウ)、クリス(キャプテン・アメリカ)、ジェレミー・レナー(ホークアイ)、ロバート・ダウニー・Jr(アイアンマン)、クリス・ヘムズワース(ソー)ら同シリーズ1作目のオリジナルメンバーがおそろいのタトゥーを入れたという。これは今回タトゥーは入れなかったマーク・ラファロ(ハルク)を合わせた6人のオリジナルメンバーのマーベル出演10周年を記念したかたちだ。ジェレミーはインスタグラムを通して、実際に施術している動画も投稿し、「アベンジャーズ全員にタトゥーを入れる勇気ある男。ジョシュア・ロード。素晴らしい一日だ」と担当したタトゥーアーティスト、ジョシュアに感謝。また、エヴァンスも同様の動画と共に「タトゥーをありがとう、ジョシュア・ロード!僕たち全員と同じタトゥーを自身に入れてくれたことにも。あとはラファロを酔って気絶させるだけだ」とジョークを交えて記した。一方、ロバートはエンターテイメント・ウィークリーのインタビューでこう答えていた。「オリジナルのアベンジャーズ6人中5人がタトゥーを入れたんだ。そして6人目は僕ら全員にそれを入れてくれたタトゥーアーティスト本人となった。マーク・ラファロを除外させた奴さ。(アベンジャーズ全員がタトゥーを入れるという)アイデアはヨハンソンのものだよ。彼女とエヴァンスがニューヨークで入れたんだ。そして例のジョシュ・ロード、すごい男さ。彼がロサンゼルスに飛んで、僕とレナーに入れてくれた。その後へムズワースを僕らが力ずくで説得して、彼も入れたというわけさ」(C)BANG Media International
2018年05月11日『コンフィデンシャル/共助』でド派手なアクションを披露したばかりのヒョンビンが、詐欺師だけをダマす詐欺師を演じる主演作『スウィンダラーズ』。このたび、予告編映像と本ビジュアルが解禁となった。韓国で実際にあった史上最大のマルチ商法詐欺事件をモチーフに制作された本作は、希代の詐欺師を捕まえようと集まった“詐欺師アベンジャーズ”5人と“エリート検事”による予測不可能ケイパームービー。その予告編とビジュアルが解禁された。予告編では、スーツ姿で意味ありげに、にやにやと笑うファン・ジソン(ヒョンビン)が登場。そして彼が「詐欺師だけをダマす詐欺師」ということをキャッチしたエリート検事パク・ヒス(ユ・ジテ)は、屋上での格闘の末、「目的は同じだ」と言いながらファン・ジソンと手を組むことに。そこで、チームプレーを提案し、プロの詐欺師らが手を組み作戦開始!疑いと駆け引きの連続、予測不能な心理戦、そして「誰も信じるな!」というテロップが重なり、大どんでん返しの展開が期待できる映像に仕上がっている。また、併せて解禁された本ビジュアルは、札が舞い散るなか、札を手にしているヒョンビンを中心に「AFTERSCHOOL」のナナら《詐欺師をダマす詐欺集団》“詐欺師アベンジャーズ”の5人と、ユ・ジテ演じる“エリート検事”の姿が。『オーシャンズ』シリーズや『グランド・イリュージョン』シリーズ、『10人の泥棒たち』、『華麗なるリベンジ』のように“詐欺師”を題材として作られた作品はいくつもあるが、“詐欺師を捕まえる詐欺師”という一線を画す新鮮なコンセプトで、いままで感じたことのない新たな愉快・痛快・爽快の犯罪アクション・エンターテイメントを期待できそうだ。『スウィンダラーズ』は7月7日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スウィンダラーズ 2018年7月7日よりシネマート新宿ほか全国にて公開© 2017 showbox and DOODOONG PICTURES ALL RIGHTS RESERVED.
2018年05月10日『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』が世界中で大ヒット、『アベンジャーズ』の元祖メンバーたちがプライベートでおそろいのタトゥーをいれるなど、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)関連のおめでたいニュースが続く中、残念な事件が起きてしまった。ロバート・ダウニー・Jr.が着用した『アイアンマン』のコスチュームが、盗難被害に遭ったのだ。コスチュームが保管されていた小道具倉庫のオーナーは、今年2月中にはあったことを確認しているというが、最近になって盗難が発覚。火曜日(現地時間)、この事件は建物侵入窃盗事件としてロサンゼルス市警察(LAPD)に報告され、現在捜査が行われているそうだ。LAPDは盗難に遭った時期を「2月から4月25日」と発表している。盗まれたこのコスチュームは、2008年にMCUシリーズ第1弾として製作された『アイアンマン』でロバートが着用したもの。その価値なんと、約3,300万円(32万5,000ドル)。コスチュームのほかにも数点小道具がなくなっているとのことだが、LAPDは詳細を明らかにしていない。犯人の目星は付いていないもよう。(Hiromi Kaku)■関連作品:アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー 2018年4月27日より全国にて公開© 2018 MARVEL
2018年05月10日『アベンジャーズ』シリーズ3作目の『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』が世界中で大ヒットしていることを受けて、ウォルト・ディズニー・カンパニーのCEOボブ・アイガーがファンを喜ばせる発言をした。『アベンジャーズ』シリーズは、来年5月公開予定(アメリカ)の4作目をもって完結すると言われていたが、アイガーは火曜日(現地時間)に行われた電話会議で「キャラクターの人気、この映画の人気を考えると、これ以上『アベンジャーズ』の映画を作らないと決定するべきではないと思う」とコメントし、4作目以降も製作を続ける可能性を示唆したのだ。現在公開中の『インフィニティ・ウォー』は、世界興収がたった11日間で10億ドルを突破。それまでの『スターウォーズ/フォースの覚醒』の12日間という記録を破り、歴代最速の10億ドル超えを記録したのだ。マーベル・シネマティック・ユニバースの作品は、2008年の『アイアンマン』から始まり、今年10周年という節目を迎えた。アイガーは現在「次の10年におけるマーベル映画について構想中」で、「『アベンジャーズ』とは別のシリーズの製作も考えている」とのこと。(Hiromi Kaku)■関連作品:アベンジャーズ 2012年8月14日より全国にて公開TM&© 2012 Marvel & Subs.アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー 2018年4月27日より全国にて公開© 2018 MARVEL
2018年05月09日