国民に愛された大統領の波乱万丈な人生を描いた、名匠エミール・クストリッツァ監督最新作『世界でいちばん貧しい大統領愛と闘争の男、ホセ・ムヒカ』から、予告編が解禁となった。今回解禁された予告編には、南米ウルグアイの第40代大統領ホセ・ムヒカの波乱万丈の人生と功績、愛くるしい人となりが映し出されている。収入の大半を貧しい人々のために寄付し、職務の合間にはトラクターに乗って農業に勤しむムヒカ。まん丸な体と優しい瞳を持つ彼は、ペペという愛称で国民に親しまれていた。国民のより良い生活のために自己犠牲をいとわず、予想外の政策を打ち出す彼の姿に憧れメガホンを取ったのは、故郷ユーゴスラビアの混沌とした時代と庶民をパワフルに描き、世界三大映画祭で絶賛された名匠エミール・クストリッツァ監督。民族や宗教対立が郷を引き裂く悲劇に巻き込まれた彼は、トラクターに乗る大統領の存在を知り、「世界でただ1人腐敗していない政治家だ」と直感。2014年からムヒカの撮影を開始し、大統領としての任期満了する感動の瞬間までをカメラに収めた。映像の最後は「ムヒカさん、今の世界はどうですか?」というコピーで締めくくられ、波乱万丈の人生が終盤にさしかかった彼が語る言葉に期待が高まる予告編に仕上がっている。『世界でいちばん貧しい大統領愛と闘争の男、ホセ・ムヒカ』は3月27日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほかにて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:世界でいちばん貧しい大統領愛と闘争の男、ホセ・ムヒカ 2020年3月27日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほかにて公開©CAPITAL INTELECTUAL S.A, RASTA INTERNATIONAL, MOE/©CAPITAL INTELECTUAL S.A
2020年01月16日2019年も始まり10日ほど過ぎましたが、7月には東京オリンピックが開催されるなど、色々な予定が組まれています。その中には家計に直接的にまたは間接的に影響を及ぼすものもあります。2020年に予定されているイベントから家計に影響がある可能性ものを4点挙げて参ります。対策や注意点をご確認いただければと思います。 東京オリンピックは7月22日~8月9日に開催2019年7月22日から8月9日の日程で東京オリンピックが開催されます。開催期間は選手や観客の移動が多く見込まれ、交通規制も予定されています。2019年12月現在では具体的な規制内容は、首都高速道路の料金をオリンピック・パラリンピックの開催期間前後の日中に1000円上乗せする点以外は決まっていませんが、今後発表されますので、競技会場付近の交通を利用される方は情報の確認が必要となります。また、2020年に限り祝日も変則的となり、7月23日(木)が海の日(通常は7月第3月曜日)、7月24日(金)スポーツの日(通常は10月第2月曜日・旧体育の日)、8月10日(月)が山の日(通常は8月11日)に変更されます。なお、繰り返しの注意喚起となりますが、観戦チケットの入手やオリンピック・パラリンピックの選手協力を名目とした詐欺もまだまだ予想されますので、そのような内容の電話や郵便、訪問販売等があった場合は身元や内容をしっかり確認するようにしましょう。 キャッシュレス・ポイント還元・マイナンバーカードのポイント還元消費税増税の緩和やキャッシュレス決済の普及を目的として2019年10月から実施されているキャッシュレス・ポイント還元事業ですが、6月30日が期限となっています。無駄な買い物をしてはいけませんが、対象店舗では2%または5%還元となるため、大きな買い物を予定している場合は上手に利用していきましょう。また、9月以降の予定となっていますが、マイナンバーカード(紙の通知カードでなく、お住まいの市区町村で作成する写真入りのマイナンバーカード)を所有している人に対し、キャッシュレス決済をすると購入額に応じて、ポイント還元をすることが計画されています。2019年12月時点では正式な発表はまだですが、各種報道等をまとめると、還元率25%最大5000円となる可能性があるようです。 詳細は今後、各種ニュースや総務省のホームページなどで確認できるので、気になる方は覚えておきましょう。 4月から同一労働同一賃金が非正規雇用労働者等も対象に「働き方改革」や「人手不足」を多く耳にした2019年でしたが、その影響もあり2020年4月から同一労働同一賃金に関して有期雇用労働者、パートタイム労働者、派遣労働者等の非正規雇用労働者も対象となります。すでに賃金体系について変更を検討している企業やヒヤリングをしている企業もあるようですが、4月には賃金や労働条件が変わる可能性があります。 年収850万円以上は所得税が増税、自営業者・フリーランスは減税に2020年の所得税、2021年度の住民税から、年収850万円以上の給与所得者(会社員、公務員。団体職員等で給料を受け取っている人)については、給与所得控除額(給与所得者の経費的に差し引かれる額)が変更となるため増税となります。 年収850万円以下の給与所得者は影響がなく、自営業者・フリーランス等の方は基礎控除の減少のため減税となります。最終的な税額は、2020年分の源泉徴収票または確定申告書で確定されます。詳細を確認したい方は、税務署または市区町村の税務担当に問い合わせをしてください。 2019年は改元に伴う10連休があり例年と異なったカレンダーでしたが、2020年もオリンピックのため祝日が移動し、例年とは違った雰囲気の夏を迎える方も多そうです。上記以外にも、アメリカ大統領選挙で為替や株価に影響がある可能性も少なくなく、予定にはないイベントや災害などで制度や社会情勢は変わる可能性もあります。お忙しい中と思いますが、時々はニュースや市区町村の広報などを確認するようにしましょう。 監修者・著者:ファイナンシャルプランナー 大野高志1級ファイナンシャルプランニング技能士、CFP®(日本FP協会認定)。独立系FP事務所・株式会社とし生活設計取締役。予備校チューター、地方公務員、金融機関勤務を経て2011年に独立。教育費・老後資金準備、税や社会保障、住宅ローンや保険の見直し、貯蓄・資産運用等 多角的にライフプランの個別相談を行うとともにセミナー講師として活動しています。
2020年01月10日「若者よ、選挙に行くな」と題した動画が物議を醸している。7月21日投開票の参議院選挙を前に、「お笑いジャーナリスト」のたかまつなな(26)が投稿した動画だ。動画では中高年と思しき男女3人が「年金が破綻する?関係ないわ。だって私は貰えているもん」「教育予算が減っている?その分、医療費に回してもらえるからありがたいよ」などとカメラに向かって言う。さらに「年金を払いたくない。残業は嫌だ。給料が下がった。匿名でよくつぶやいているね」「でもあなたたちは選挙にはいかない」「だから私たちが政治を動かしているの」と代わる代わる若者を煽り、「あなたたち若者は存在しない人」「私たちは選挙に行く」「これでも、あなたは選挙に行きませんか」と言い放つ。この動画は7月15日時点で280万回以上再生され、Twitter上では《良い煽りだ》《これを観て、選挙にいこう!!》といった反響も。一方で、厳しい批判の声も寄せられている。タレントの麻木久仁子(56)は《若い人々に投票に行ってもらいたいからといって、あれはない。弊害の方が大きいですよ。偽りの対立軸に惑わされてどうするんだ》《妙な動画をありがたがって、何か良くなるというのかアタシにはわからん》とツイート。若者論研究を専門とする評論家・後藤和智氏(34)は《何度でも言うが、件の動画は、政治を選挙に、選挙を世代間闘争に隷属させる極めて悪質な煽動でしかないの》と厳しく批判。《高齢者医療と教育はトレードオフではない!高齢者の便益と若者の便益はトレードオフではない!》と呼びかけている。世代間対立を煽る側面もある「若者よ、選挙に行くな」動画には、実際に以下のような皮肉めいた反論も。《正しくは、『年寄りよ、選挙に行くな!』かと》《年寄りよ、選挙に行くな年金で買ったお酒飲んで寝ていてくれ!未来は未来のある若者にお任せ下さい!》政府統計によれば、’19年1月時点で65歳以上の人口は3562万人。50歳~64歳までを含めると5928万人になる。一方で18歳~29歳の人口は1500万人に満たない。若者が選挙に行かない理由について《圧倒的に年寄りが多いから若者が選挙に行ったって勝ち目ないのがわかってるからじゃない?》と、動画に疑問を呈するツイートも見られた。
2019年07月15日「多くの国民が、10月の『消費税増税』が予定通りに行われるかどうかを、気にしています。自民党の選挙公約が発表されましたが、公約が載った資料には、小さな文字でひっそりと『本年10月に消費税率を10%に引き上げます』と書かれているだけ。これで選挙に勝ったら、公約が信任されたといって、増税するつもりなのでしょうか?」(全国紙政治部記者)6月7日、自由民主党は夏の参議院選挙に向けての選挙公約を発表した。党本部で行われた会見で壇上に上がったのは、岸田文雄政調会長だ。「令和の時代になって初めて行われる国政選挙。令和時代の日本の姿を選ぶ選挙というのを念頭に、公約も作成を行いました。表紙にある『日本の明日を切り拓く(ひらく)』というタイトルはそういった思いと決意を込めさせてもらった」そう夏の参院選挙の意義を説明した岸田氏。この日、自民党が公開した資料は『令和元年政策パンフレット』と『令和元年政策BANK』の2つ。いずれも、自民党ホームぺージで閲覧できる。「『政策BANK』が公約の本体。そのなかから、強調したい項目を、6項目にわたって、“特だし項目”として、(『政策パンフレット』で)掲げさせてもらった」そう岸田氏が言うように、24ページある『政策BANK』は小さい文字だけでびっしり公約で埋め尽くされている一方、18ページの『政策パンフレット』は大きい文字と写真で構成されている。自民党が『政策パンフレット』で“重要項目”として掲げたのが、「力強い外交・防衛で、国益を守る」「強い経済で所得をふやす」「誰もが安心、活躍できる人生100年社会をつくる」「最先端をいく元気な地方をつくる」「災害から命・暮らしを守る」「憲法改正を目指す」の6項目だ。各項目で概要が説明されているが、どこにも「消費税」の文字はない。そもそも、『政策パンフレット』には一度も「消費税」という文字は出てこないのだ。「消費税」についての記載があるのは『政策BANK』のみだ。10月の消費税10%が明言されるのは、8ページ目。「2経済再生」という大項目で、5つめの項目である「財政・税制」の2つ目の文章。前出の政治部記者はいう。「要は、自民党は『消費税』を選挙の争点にしたくないということだと思います。よっぽど政治に興味を持っている人くらいしか、『政策BANK』なんて読まないでしょう。10月の消費税増税前の最後の選挙ですし、これだけの国民の関心事なのですから、消費税の増税が正しい政策だと思うのなら、『政策パンフレット』の方にも大きく記載するべきです。これでは“消費税増税隠し”と言われても仕方がない」この日の会見でも、岸田氏は自ら、増税について語ることはなかった。初めて触れたのは会見の開始から30分ほど経ってから。記者の質問を受けてのことだ。「リーマンショック級のできごとがない限り引き上げる。こういったことを再三強調してきました。少なくとも、現在、リーマンショック級のできごとには遭遇していないと、私は認識している」増税を争点化させたくない自民党。一方、野党5党派は、全国に32ある「1人区」の候補者の一本化に向けて動き出しているが、政策でのまとまりはなく、“増税反対”に対する熱量はバラバラだ。このまま波風が立つことなく、10月の消費税増税は行われてしまいそうだ。
2019年06月08日クリスチャン・ベイル主演×アダム・マッケイ監督×ブラッド・ピット製作の『マネー・ショート華麗なる大逆転』チームが再集結した『バイス』。この度、“副大統領”ディック・チェイニーの妻リン・チェイニーについてフィーチャーした特別映像がシネマカフェに到着した。父ジョージ・H・W・ブッシュ政権下では国防長官として、息子ジョージ・W・ブッシュ政権下では2001年~2009年まで副大統領を務めたディック・チェイニーをクリスチャン・ベイルが驚異の大変身で演じた本作。「次はブッシュだけど、その次は誰かしらね」とチェイニーに耳打ちする妻のリンは、「夫の影に隠れた野心家だった。チェイニーはリンにほれ込み、実際のかじ取り役は彼女が担っていたそうだ」と届いた映像で語るのは、監督のアダム・マッケイ。アメリカ同時多発テロ事件から38年さかのぼった1963年。若きチェイニー(ベイル)はろくに授業にも出ない酔っぱらいの大学生だった。イェール大学を退学となり、自らが育ったワイオミング州で電気工として働き始めたが、酒ぐせの悪さは相変わらず。警察の世話になった彼を引き取ったのは、成績オールAの才女である恋人リン(エイミー・アダムス)だった。「もう愛想が尽きたわ!」と罵声を浴びせるリンに赦しを請うたチェイニーは、ぼそっと「二度と君を失望させないよ」と誓うのだ。「リンには生き抜く本能があった。厳しい環境で育ったからね。愛想を尽かしかけても信じてた。リンは自分の欲望を追求したの。そして目標を全て実現したわ」とリン・チェイニーを演じ、アカデミー賞助演女優賞にノミネートされたエイミーは語る。下院議員選挙に出馬することになったチェイニーがタイミング悪く心筋梗塞で倒れた際、彼を救ったのは切れ者の妻リンだった。もともと話し下手なうえに、病院で静養を余儀なくされたチェイニーに代わり、選挙キャンペーンでマイクを握ったリンは、心に響くスピーチでワイオミングの市民を魅了、夫の勝利の女神となった。「リンが誰を選んでも、その男は大統領か副大統領になっただろうと言われる」とマッケイ監督が証言するように、女性が政界に進出することが難しかった時代に、夫を支えながらも自らの欲望を追求したリン。一介の電気工から副大統領まで夫を押し上げた妻のしたたかさと強さが、本作では存分に描かれている。『バイス』は4月5日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:バイス 2019年4月5日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開© 2018 ANNAPURNA PICTURES, LLC. All rights reserved.
2019年04月06日NMB48の吉田朱里が14日、今年の「AKB48選抜総選挙」が見送りになったことについて、ツイッターを通じてコメント。ファンから感激の声が上がっている。吉田は昨年の「第10回AKB48世界選抜総選挙」で4万6,837票を獲得し、前年の16位から14位にランクアップ。スピーチでは、「みなさんが入れてくださった票の中にはすごいたくさんのいろんな気持ちが詰まっていると思います。総選挙はそういった一票一票の気持ちを大切にできるイベントであってほしいと強く思いますし、私はそういった一票一票を増やし続けられるような人でありたい」と思いを語っていた。14日、ツイッターで「応援してくださるファンの皆様へ」と題し、メッセージをつづった画像を投稿。「総選挙がないのは寂しいし、今年こそNMB48メンバーの躍進が見たかったのが本音」としながらも、「総選挙が全てでは無いと思うし春からアパレル業も始まるし自分がやりたいことに全力に取り組む時間にしたい」と意気込みを記した。別のツイートでは、「春からのアパレルはもちろん。また新しく嬉しいお知らせも控えてるから楽しみに待っててね!!きっと喜んでもらえると思う!」「ためてたお金はみんなの好きなことに思う存分使って下さい」「私のためにいつもありがとう」と感謝のメッセージを届けた吉田。ファンからは、「なんでそんなに優しいの泣ける」「こちらこそいつもありがとう」「アカリンらしくて素敵です」「優しい言葉ありがとう」などの声が寄せられている。皆さんたくさんのコメントありがとうございます!春からのアパレルはもちろん。また新しく嬉しいお知らせも控えてるから楽しみに待っててね!!きっと喜んでもらえると思う!ためてたお金はみんなの好きなことに思う存分使って下さい????私のためにいつもありがとう。 pic.twitter.com/uLnE3mt2UT— 吉田朱里♡ (@_yoshida_akari) 2019年3月14日応援してくださるファンの皆様へ pic.twitter.com/NihnH3s4nL— 吉田朱里♡ (@_yoshida_akari) 2019年3月14日
2019年03月15日3月13日、AKB48のオフィシャルブログで『AKB48選抜総選挙』を2019年は実施しないことが発表された。2009年から毎年開催していた総選挙。48グループのメンバーもSNSなどでコメントを発表している。昨年の総選挙で2位にランクインしたSKE48の須田亜香里(27)は、Twitterで《AKB48選抜総選挙がないアイドル人生は初めて》と投稿。昨年の選挙を振り返りファンへ感謝しつづも《では皆様、 心置きなくもう一年 AKB48世界選抜総選挙2位の須田亜香里です!って言わせていただきますね!笑》とつづっている。須田は09年にSKE48にメンバー入り。初出馬の11年第3回総選挙では36位だったが、8回目の出馬となる18年の第10回総選挙ではついに松井珠理奈(22)に次ぐ2位の座についた。8年かけて徐々に伸ばした順位を2年間キープできることは、須田にとって予想外の喜びだったようだ。いっぽうで、「今年こそ」と総選挙にかけてきたメンバーからは落胆の声が漏れている。18年の総選挙を辞退したHKT48の村重杏奈(20)は《去年は、立候補しなかったのですが 正直、今年はするつもりでいました。総選挙が全てではないですが ファンの方と団結できるイベントなので、、去年、立候補しなかった事を今とても 後悔しています》と無念のツイート。村重は17年の総選挙では100位と圏外だったが、その後は「アジアで最も美しい顔100」にノミネートされるなどして知名度を上げていた。それだけに、今年の総選挙に期待していたようだ。また、HKT48の松岡菜摘(22)も《総選挙。一年に一度、いつもよりぐっと応援してくださる皆さんとの距離が近付くことが嬉しくて、ありがとうでいっぱいで。そんなイベントがないことはすごく寂しいです》とツイート。松岡は2017年の総選挙では59位、2018年は55位と上り調子だった。特に悔しさの滲んだ発言をしているのは、昨年の総選挙で5位を飾ったAKB48、STU48兼任の岡田奈々(21)だ。2019年の総選挙にて、ランキング上位をSKE48の松井や須田、HKT48の宮脇咲良(20)やNGT48の荻野由佳(20)などAKB48以外のグループのメンバーが占めていたことについて、岡田は「2019年の総選挙ではAKBが1位を奪い取る」と遺憾の意を表していた。岡田は今年の開催見送りについて《総選挙を通してファンの皆様の愛を感じたり自分自身も成長出来ました。去年“1位奪還”宣言をしましたがいつかまた開催されたとき絶対に実現させたいと考えてますもっともっと良い女になっていつか必ず…!》と熱い気持ちをツイートしている。またAKB48グループ総監督の横山由依(26)はラジオ番組で《今年がチャンスと思っているメンバーもいたと思うし、苦しさもあるけど、総選挙で変わることもあった。楽しみにしていてくださった方には残念な気持ちにしてしまったかもしれないけど、メンバーもスタッフも、みんなで楽しめることができたら》と発言。若手メンバーの忸怩たる思いは、総監督にも伝わっているようだ。
2019年03月14日毎年恒例の「AKB48選抜総選挙」が今年は見送りになったことを受け、SKE48の須田亜香里が13日、ツイッターを通じて心境をつづった。昨年の「第10回AKB48世界選抜総選挙」で15万4,011票を獲得し、自己最高の2位になった須田。ツイッターでは、見送りが発表された公式ブログを引用しながら、「皆!今年選抜総選挙ないって!」と呼びかけた。そして、「AKB48選抜総選挙がないアイドル人生は初めて」と明かし、「賛否の声もあるイベントだったかもしれないし私は選挙シングル以外はライトの当たらないポジションにいる期間も長くてファンの方を何度も悲しませたはずなのにそれでもよじ登ろうとする私を見て投票で力を貸してくれた全ての方へ改めて感謝しています!」とファンへの思いを記す。「では皆様、心置きなくもう一年 AKB48世界選抜総選挙2位の須田亜香里です!って言わせていただきますね!笑」と明るく振る舞い、「私たちアイドルに出来ること 私がしたいことは前向きに頑張る姿を見せる。それだけです」と一連のツイートを締めくくっている。須田の思いはファンにも届き、「流石の心構え」「強い心のメッセージ」「これに尽きる」「いつも元気をもらってます」「言葉の重みが違います」「それしかねえよな!」「ファンはそれを応援する!」など感動の声が寄せられている。
2019年03月14日アイドルグループ・HKT48の指原莉乃が13日、自身のツイッターを更新。AKB48グループの恒例イベント「AKB48選抜総選挙」が今年は開催されないことが同日、発表されたことを受けて心境をつづった。指原は「総選挙でみなさんに知ってもらえた自分としては…総選挙に向けて努力しているメンバーもファンの皆さんのこともわかっているので複雑です…。色々なことの整理、説明ができていない中での開催はもちろんできないので仕方がないと思っています」と心境を告白。続けて、「みなさんが周りに『応援している!』と胸を張って言えるようなグループでないといけないですよね。悲しい気持ちにさせてしまうことが多く…。パフォーマンスで笑顔にできるようにメンバー一同、気力を奮い立たせ、仲間を思いやり、頑張ります」とつづった。さらに、「いろいろなことへの説明がついていない~のところですが公式な見解ではなく私個人の受け取り方です」と補足した。指原は、2013年に初の1位に輝き、2015年から2017年まで前人未踏の3連覇を達成。2018年は出馬しなかった。
2019年03月13日3週間のお休みください人生で初めてアメリカ大使館を訪問し、面接を受けた私。アメリカ国務省が主催するIVLPなる研修プログラムなど、「どうせ通ることないや」と思っていたら、3週間後にまさかの「小野さんに決定しました」の連絡がありました。この頃、アメリカはオバマ政権で、LGBTが政策トピックだったこともあり、後押しされたのでしょう。さぁ、ここからが大変です。なにしろ、私は会社勤めのサラリーマン。世間的には働くシングルマザーというステータス。3週間も仕事を休むなど、普通はありえません。会社が了承してくれなければ、アメリカには行けません。当時勤めていた会社には、麻ちゃんとの結婚式の前にバレて(いや、自爆して#25 手さぐりのウエディング その2)いたので、カミングアウトは必要ないものの、いきなり「仕事を3週間も休ませてください」と言うのは、なかなか勇気が必要です。たまたま、昼休みに一緒になった上司に、切り出しました。「あのー、すいません。今度3週間ほど、仕事を休ませてもらえたらなー、と思ってるんですけど……」「は?どうかしたの?なに?病気かなにか?」「いや、全然元気なんですけど。どうやら、アメリカにLGBTのことについて勉強に行かせてもらえることになりそうで」「アメリカ!?なんだそりゃ?何しに行くんだ?っていうか、それは会社を辞めて留学するってことか?」「いや、そうでもなくて、ですね。えー。なんかですね、アメリカの国務省主催の研修に、推薦してもらっていたみたいで、実はこのあいだ、お休みいただいた時に、アメリカ大使館に面接を受けに行ってきたんですよ。そしたら、なんか通っちゃったみたいで」上司の目がまん丸になっています。無理もありません。私も上司も超庶民。近所のコンビニに、昼ごはんを買いに行こうとしている道すがら。海外なんて縁のない私たちには “国務省” も “アメリカ大使館” もパワーワード過ぎます。しばしの沈黙の後、上司が言いました。「お前……、なに言ってんの?」上司も驚いたと思うのですが、私の方がもっと驚いているわけで “人生、こんなびっくり体験があるもんだ” と思いつつ、上司にこうして話して、ようやく “あぁ、これ現実なんだ” と実感が少しずつ湧いてきました。そして、ありがたいことに「こんなこと一生に1回あるかないかだ、行ってきな!」と、上司や同僚たちは、私を送り出してくれたのです。それから出発までの半年は、大使館に呼び出されて説明を受けたり、訪問したいNPOや企業について調べたり、読んでみたい本のリストを作ったりとバタバタ。子どもが生まれてからこのかた、家を2日続けて空けたことがない私が、3週間も家を空ける。そのことに、私はとても緊張したのですが、オトコマエの麻ちゃんは「任せとけ!」と余裕の様子。小学校の高学年になっていた子どもたちも、「わー、アメリカ!お土産買ってきて!」と無邪気なもので、私は胸をなでおろしたのでした。とうとうアメリカへ旅立つ日がやってきました。旅の仲間は、2人の元国会議員と、日本のLGBT界を牽引するNPOの代表で、一流企業で働くエリートゲイ男性。そんな錚々たる方々に混じって、こんなおばちゃんが参加していることに、我ながら “なんで?” と思いましたが、ココは腹を決めるしかありません。離婚以来、期限が切れたままだったパスポートを更新し、真新しいスーツケースに荷物を詰めて、生まれて初めての3週間の研修の旅に、さぁ出発です。I have a dream!最初に着いたのは、ワシントンD.C.。折しも、キング牧師の「I have a dream」のスピーチが、ここワシントンD.C.で行われてから、ちょうど50年のタイミングで、街のあちこちで祭典の準備が進んでいました。思えば、50年前の黒人の権利が、今のようなものではなかったことと、LGBTのそれが重なります。英語の教科書で読んだスピーチから、まだわずか50年しか経っていないことに驚きつつ、まずは座学をみっちり受け、翌日の朝早くから視察が始まりました。視察1日目に訪れたのは、さまざまなLGBTキャンペーンを行っている有名なNPO。案内されたオフィスには、若い人が多く、活気に溢れていました。今でも日本では、LGBTをテーマにした大きなNPOはありません。私がアメリカに行った2013年当時、日本でLGBTに関わる仕事をしているのは、よほどの覚悟と志がある人のみ。それも、輝かしいキャリアをなげうって挑んでいるケースしか見たことがありませんでした。それがこのNPOでは、多くの当事者が自分のセクシャリティを隠さず、それどころか、それを生かして堂々と働いていました。私はもう、ただただ驚くばかりでした。「当事者以外のスタッフはいますか?」という私たちからの質問に、それまで控えめにしていた女性スタッフが、「このNPOには、さまざまな立場の人が働いています。私の場合は、私の母が結婚後に、自分がレズビアンだと気づいて、レズビアンとして生きるようになったんです。そんな母を応援したくて、このNPOに入りました」と言うのです。キレイな金髪を揺らしながら話してくれた彼女に、私は衝撃を受けました。「子どもが、親のセクシャリティを応援する?」「しかも、そのためにLGBTのNPOで働いている!?」そんな話、日本で聞いたこともありません。まだまだ日本では、「LGBTの人が子育てなんかしたら、子どもに悪い影響があるんじゃないの?」なんて心配をされていましたから、この目の前の若い女性の明るくて堂々とした姿に、心底驚いたのです。同時に、日本で子育てをしているLGBTファミリーの仲間の顔が、頭に浮かびました。彼女がLGBTの親について話す、こんな様子を伝えたら、どれだけ励まされるだろう。国が違っても、こんな風に明るくまっすぐに、親のことを応援したいと言う子どもがいることを、仲間に伝えたいと思いました。彼女に、自分も離婚をして、同性のパートナーと子育てをしていること。3人の子どもたちのことを話し、「仲間に、あなたのことを伝えたい」と拙い英語で必死に伝えたところ、メッセージ動画を撮らせてくれました。「セクシャリティがどうであるか?よりも、家族が愛し合い、思いやりを持ち合うことが大切」というメッセージを、生き生きと話してくれる彼女を見て、心が震えました。それは長い間、心の中で密かに、だけど熱烈に、望んでいた言葉でした。そんなメッセージを笑顔で話してくれる “LGBTファミリーの子ども” が、急に目の前に現れたのです。想像できないことにイメージを与えるその後も、衝撃は続きました。視察3日目には、どうしても行きたいとリクエストしていた、全米でも有名なLGBTファミリーのNPOへ。当時はボストンとワシントンD.C.に事務所を持ち、300万人のLGBTファミリーが参加しているNPOです。300万人ですよ。ものすごい数です。折しも、このNPOでは18回目となる「Family week」なるLGBTファミリーの一大イベントの準備をしている真っ最中。ビーチでのファミリー・ピクニックやキャンプ・ファイアー、親のためのテーマ・セッションなど、さまざまなイベントを1週間泊まりがけで体験できると聞き、ただただ圧倒されるばかりでした。ちょうどこの年のゴールデン・ウィークに、「にじいろかぞく」ではLGBTファミリーのピクニックを開催していました。青空の下で、さまざまなLGBTファミリーが語り合う様子を見て泣きそうになっていたのですが、自分たちのやっていることが、まだまだ本当にささやかであることを思い知らされました。ニューヨークでは、ニューヨーク州上院議員を務めるゲイの方のオフィスにお邪魔し、映画監督の夫と一緒に、2歳になる愛娘を育てている話を聞きました。また、乗り合わせた飛行機のキャビンアテンダントの男性からは、「今週、パートナーの男性と、養子を取る手続きに行くんだ」なんて話を聞かせてもらったりしました。研修では、都会だけでなく保守的な田舎にも行きます。オハイオでは、自分の連れ子2人と、同性パートナーの連れ子2人を育てているレズビアン・ファミリーに会いました。最も保守的だったオクラホマ州では、まだまだ根強くLGBTへの差別が残っているようでしたが、一方で地域に根付いたLGBTセンター(LGBTに関する情報センター)がありました。私がとても感動したのは、そのセンターにキッズルームがあったことです。カラフルな色のおもちゃや絵本が並ぶ部屋から、日常をともにする家族としてのLGBTの姿を感じることができたからです。怒涛のように過ぎていった3週間の研修。ワシントンD.C.からはじまって、ボルチモア、ニューヨーク、オハイオ、オクラホマ、最後はポートランド。おまけに数日、元議員の方と2人でサンフランシスコに立ち寄ることもできました。もちろんいい話ばかりではありません。アメリカのLGBTをめぐる課題なども、たくさん見聞きしてきました(このことについては、機会を見つけてお話ししたいと思います)。でも、これまで見たこともなかったLGBTファミリーのロールモデルを、現実に、目の当たりにさせてもらったことは貴重な経験でした。これまで“見たこともないから、想像できない”と思っていたことに、イメージが持てるようになったのです。日本の、それも狭い範囲でしか生活してこなかった私にとって、この旅はまさに人生のターニングポイント。“これでもか!” というほどの情報をもらい、私のテンションはメーターを振り切っていました。帰国してすぐに、子どもを産んだばかりのレズビアンの友人の家に押しかけ、アメリカで見聞きしたことを語りました。「にじいろかぞく」のメンバーも集まって、レズビアン・ファミリーに育てられた娘さんのメッセージビデオを見て、みんな半泣きになりながら、大いに盛り上がりました。「にじいろかぞく」には多くの仲間が集うようになっていましたが、その一方でボランティアを強要するようなことは避けたいと、私は積極的に“会”として組織化しようとしていませんでした。でも、この日のメッセージビデオが、気持ちを後押ししてくれました。「いつか、自分たちみたいな家族で育った子どもたちが“親のセクシャリティなんて、なんでもないことだ”って言ってくれたらいいよね」。頷きあう私たちに、一人が言いました。「私たちはさ、みんな『にじいろかぞく』の、もう一員だと思ってるからさ!」こうして「にじいろかぞく」は、さらに一歩前へ進むことになるのです。(つづく)Composition:Yoshiyuki Shimazu
2019年03月02日第91回アカデミー賞では俳優部門を総ナメし、計8部門にノミネートされている『バイス』。この度、クリスチャン・ベイル演じる米副大統領ディック・チェイニーの妻リン・チェイニーと、彼女を演じたエイミー・アダムスの激似写真をシネマカフェが独占入手。さらにアカデミー賞に6度目のノミネートとなったエイミーのコメントが到着した。『マネー・ショート華麗なる大逆転』のアダム・マッケイが監督し、ブラッド・ピットがプロデュースを手掛けた本作。ベイルがディック・チェイニーの20代から70代までを、体重を約20キロ激増して熱演、ゴールデン・グローブ賞では主演男優賞に輝いたことでも話題となった。そのチェイニーの妻、リンを演じたのが『アメリカン・ハッスル』や『メッセージ』のエイミー・アダムスだ。■「またクリスチャン・ベイルと共演できるのは魅力だった」エイミーが演じたリンは、のちに米副大統領となったディック・チェイニーとは高校時代からの付き合いで、成績はオールAだったという才女。チェイニーと結婚してからは彼を支え、選挙キャンペーンでは病院で静養を余儀なくされた彼に代わり、心に響くスピーチで夫の地盤ワイオミング州の人々を魅了するなど、切れ者の妻と知られている。「マッケイ監督が私を推してると、脚本を読む前の段階で聞いてたの。それにまたクリスチャン・ベールと共演できるのは魅力だった」とエイミー。「でも脚本を読んで難しい挑戦だと感じたわ。リンの20歳~70歳までを演じ分ける必要があるもの。それだけじゃなく同時に共感できる人物像にしなきゃならない。1つの事に全力で向かう女性よ。そして野心を持ち、信頼と尊敬を集めてる」と、ディック・チェイニーの妻役を引き受けた心境を語る。■アダム・マッケイほど「入念に準備する監督はいない」妻役をエイミーに決めたマッケイ監督は、「リン役は慎重に選ぶ必要があった。重要な役だから才能ある女優がよくてね。リンの愉快な人柄を表現できるユーモアを持っていて、一方で現実味のある演技ができる人だ。エイミーは初日から完ぺきだったよ!」とふり返る。夫を演じたベイルも、「エイミーは才能にあふれた大胆な女優なんだ。今回で共演は3度目だから、とても息を合わせやすかった」と“相性”の良さに触れた。エイミーは「この作品に参加を決めた時、彼(アダム・マッケイ)に伝えたわ。『現場で加わるセリフや、事実確認などの全面で、監督を信頼してる』ってね。そうすると自由に演技できる。彼ほど入念に準備する監督はいないわ。細部までこだわることで役が生き生きとして、皮肉も表現できるの。現場は驚きに満ちてる。それが好きだし監督を信頼してるの」と、全面的な信頼をもって撮影に挑んだことを明かしている。『バイス』は4月5日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:バイス 2019年4月5日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開© 2018 ANNAPURNA PICTURES, LLC. All rights reserved.
2019年02月11日映画『フロントランナー』のイベント「スペシャル・ファンスクリーニング 舞台あいさつ」を行ったヒュー・ジャックマン日本はもちろん世界的な人気を誇るヒュー・ジャックマンの最新主演作となる本作。1988年のアメリカ大統領選挙で、ジョン・F・ケネディの再来とも言われて当選確実とも言われたカリスマ天才政治家のゲイリー・ハートが、たった一つのスキャンダル報道で政界から消されるまでを描く。ヒュー・ジャックマンは主人公のゲイリー・ハートを熱演している。この日はファン向けのイベントに登場したヒュー・ジャックマン。開口一番、「こんばんは! ありがとうございます!」と流暢な日本語であいさつして「今回はこれまでの作品とだいぶ違う映画です。この映画を楽しむために、アメリカ政治のことを一切知らなくても楽しめると思いますよ。この映画はある男の話というより、ある歴史の瞬間を描いた映画です。1988年の事件を色んな視点から描かれているので、娯楽性も高いし色んな考えを持つと思います。監督も私たち全員も何か皆さんに影響を与えたいですね」とアピールした。ゲイリー・ハートという人物は、実在する人物で未だ健在。演じる前は彼と実際に会って演じる上での参考にしたそうだが、「ここ50年間で先見の明がある賢い政治家と言われながらも、彼は偉大なアメリカ大統領になれなかった男とも呼ばれています。僕が今まで演じてきた役の中で最も複雑な役でしたね」と明かしつつ、「他のキャストや監督のお陰で演じることができました」と共演者やジェイソン・ライトマン監督に感謝の言葉を口にしていた。ファン向けのイベントということで、イベント後半にはファンからの質問に答えるQ&Aコーナーも。本作の内容にちなみ、「もし大統領になったら何をしたい?」という質問に「大統領になったらひどいと思いますよ。心が優しすぎるので(笑)」と客観的に自分を見つめ、「誰かにお願いされたらすぐOKしちゃうので、僕が大統領になったらその国は半年で破産します(笑)。でもその半年はとっても楽しい半年ですけどね(笑)」と回答していた。映画『フロントランナー』は、2月1日より全国公開。
2019年01月23日選挙後も「支持者」第一のトランプ米国大統領(72)は、他国に譲歩する余地がなさそうだ。「圧力」のターゲットになるのは、同盟国・日本も例外ではない。そこで、私たちの生活への影響を検証。「米国中間選挙では、上院で共和党が、下院で民主党が過半数を占める“ねじれ現象”が起き、下院でトランプ大統領の政策・法案が通りにくくなりました。黄色信号がともった2年後の大統領再選に向けて、メキシコ国境の壁建設やTPP離脱などの際に使った“大統領令”という絶大な権限で、議会を通さず強引に政策を推し進めるでしょう」こう予測するのは、第一生命経済研究所・首席エコノミストの永濱利廣さん。『日本が売られる』(幻冬舎新書)の著書もある、国際ジャーナリストの堤未果さんも、同様の意見だ。「トランプ氏に対し、好き嫌いは大きく分かれますが、現実として米国内の景気が非常に好調で、生活が楽になったことへの評価は高い。他国に批判されようが、今まで以上にアメリカファーストを貫くはずです」(堤さん)“強固な信頼関係”の同盟国・日本も、ターゲットになる。専門家に、今後の日本への影響を占ってもらった。■原油価格高騰の影響は?「トランプ政権は核合意の離脱を表明し、イランに原油禁輸という経済制裁をしています。さらなる強硬姿勢に出たら、現在、一時的に適用除外の日本も、イランから輸入できなくなるかもしれません」(永濱さん)供給元が断たれれば、原油価格は高騰。あらゆるモノの値段に反映される。「漁船の燃料が上がるので魚も値上がりするし、農作物、とくにトマトやきゅうりなどのハウス野菜も値上げ対象に。牛や豚の飼料も輸送コストが上乗せされたタンカーによって運ばれてきますので、国産の肉や乳製品の価格にも影響がでます。クリーニング代、海外旅行の際の燃油サーチャージにも転嫁されるでしょう」(永濱さん)■米中貿易戦争でネット通販商品が高騰!関税をめぐる、制裁・報復合戦をくりかえす米中貿易戦争も懸念材料だ。経済評論家の平野和之さんが語る。「中国に覇権を奪われないよう、米国が矛を収めることは、あまり期待できません。影響は生活用品にも及びます。たとえば中国は段ボールを米国から輸入していましたが、貿易戦争の一環で、関税を上げて価格が高騰した。そのため日本から大量に仕入れています。いまでも高値傾向の段ボールの数が減り、さらに高騰を招く……。原油価格高による輸送コスト増も重なり、ネット通販の商品の値段にも影響が出てきそうです」(平野さん)
2018年11月15日「米国中間選挙では、上院で共和党が、下院で民主党が過半数を占める“ねじれ現象”が起き、下院でトランプ大統領(72)の政策・法案が通りにくくなりました。黄色信号がともった2年後の大統領再選に向けて、メキシコ国境の壁建設やTPP離脱などの際に使った“大統領令”という絶大な権限で、議会を通さず強引に政策を推し進めるでしょう」こう予測するのは、第一生命経済研究所・首席エコノミストの永濱利廣さんだ。『日本が売られる』(幻冬舎新書)の著書もある、国際ジャーナリストの堤未果さんも、同様の意見だ。「トランプ氏に対し、好き嫌いは大きく分かれますが、現実として米国内の景気が非常に好調で、生活が楽になったことへの評価は高い。他国に批判されようが、今まで以上にアメリカファーストを貫くはずです」(堤さん)“強固な信頼関係”の同盟国・日本も、ターゲットになる。専門家に、今後の日本への影響を占ってもらった。■日米2国間協議の影響で、コメが贅沢品に!?間もなくはじまる日米2国間による通商交渉では、非常に厳しい条件をつきつけられそうだ。経済評論家の平野和之さんが語る。「先の日米首脳会談で先送りされた日本車の輸入関税引き上げをチラつかせ、米国の穀物、牛肉の輸入量増大と関税引き上げを要求するはず」ここでもっとも懸念されるのは、日本人の主食である、コメ。「コメの種子は、開発に手間やコストがかかるため種子法で農家の開発費用は都道府県が負担していました」(堤さん)ところが、この日本の主食を守ってきた種子法が廃止されたというのだ。開発費用の補助を失い、自力で種子を開発することが困難となれば、農家は民間から高価な種子を買うしかない。「トランプ氏が推し進めているのは、コメの種子市場に、米国の大規模農場や、遺伝子組み換えや農薬開発などを手がけるバイオ企業を参入させることです。民間種子は開発費用も上乗せされるため、公共種子の10倍の値がつくケースもあります。米国がイラクやアルゼンチンなど他国で行ってきたように、国が守らず企業に主食をコントロールされるようになれば、コメは贅沢品になりかねません」(堤さん)■高額医薬品を押しつけられて、医療費自己負担5割時代にトランプ大統領は、TPPから離脱したことでビジネスチャンスを逸した、自国の医薬品メーカーの後押しもしていくという。「日本は国民皆保険で、基本、医療費は3割窓口負担。残りの7割は保険料と税金ですが、医療財政は厳しい。財源不足に追い打ちをかけるように、トランプ氏は米国医薬品メーカーの、抗がん剤などの高額医薬品や医療機器をもっと日本に買うよう、強く求めてくるでしょう」(堤さん)さらに、日本では2年毎に薬価が引き下げられるシステムだが……。「日本政府は今、一定条件を満たす新薬に後発薬が出るまで薬価引き下げを免除しています。今後、トランプ氏はアメリカ製薬業界を代弁し、『新薬は一定期間ではなく無条件でずっと値段を下げるな』と迫ってくるでしょう」(堤さん)日本の医療費財源を“食い物”にしようとするトランプ大統領。大きな負担となり、もはや「窓口3割負担」は維持できない。「フランスでは病気の種類や、受診先によって負担率を変えています。日本も国の有識者会議で同様の案もあります。いずれ『風邪のような軽症の場合はドラッグストアの薬で十分対応。それでも病院で受診するなら、5割負担』という時代が来るかもしれません」(平野さん)医療費の不安が、消費の落ち込みを招く可能性もある。これまで述べたようなトランプ大統領の「暴走」が続けば、景気が悪化する可能性も。来年は、5年に1度、公的年金の給付や負担の見直しが検討される「財政再計算」が行われる。「社会保障費全体の財源が厳しくなるでしょう。発表されている受給額割り増しの代わりに、年金受給開始年齢を70歳まで遅らせる案を加速させます」(平野さん)トランプ旋風は、日本も暴風域。安倍首相には、トランプ大統領と“お友達アピール”するばかりでなく丁々発止の交渉が求められる。
2018年11月15日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「アメリカ中間選挙」です。トランプ政権への国民の審判がなされるとき。11月6日(日本時間7日)にアメリカで中間選挙が行われます。中間選挙とは、連邦議会の議員選挙のことで、今回は上院100議席のうちの35議席と下院435議席すべてが改選されます。大統領の任期の半分の時期に行われるため、実質、大統領の約2年間の働きと与党に対する国民の評価が問われる選挙になります。トランプ政権を引き続き応援したい人は現与党の共和党議員に票を入れますし、異を唱えたい人は、野党の民主党に投票します。先日、歌手のテイラー・スウィフトさんが、地元テネシー州で民主党候補者への支持を表明し、話題になりました。テネシー州は共和党の強い地域。スウィフトさんは、この2年間が自分の思い描く未来と違ってきていることや、女性やLGBTの権利獲得の必要性を語り、ファンに投票を呼びかけました。アメリカでは、行政権を持つ大統領と、立法権を持つ連邦議会がはっきり分けられ、均衡を保っています。現在の議会は共和党の議員のほうが若干多いため、トランプ大統領の法案も議会では通りやすく、政策はスムーズに進められています。しかし、これが、野党優勢の議会になると、大統領の意思は通らず、「決められない政権」になってしまいます。事前の世論調査と専門家の見立てでは、上院は共和党が過半数を維持するものの、下院は民主党が多く議席をとるのではないかといわれています。そうすると、上院と下院でねじれが生じるので、議会決定のスピードは落ちることになるでしょう。また、下院には大統領を弾劾訴追する権利があります。下院が弾劾を求め、上院の3分の2が賛成したら、弾劾裁判が行われます。トランプ大統領には、ロシア疑惑、セクハラ問題など、数々のスキャンダルがありますから、選挙で民主党が勝てば、それらの訴追がなされ、トランプ政権が任期半ばで倒れる可能性もゼロではありません。大統領も実績を誇示するのに必死でした。これまで安倍総理は、トランプ大統領との仲の良さを世界にアピールしてきました。しかし、中間選挙の結果次第では、アメリカの次の政権を見据え、日本もスタンスを考えなければいけなくなると思います。堀 潤ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2018年11月14日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)#悩みについてさらに読んでみる。#社会のじかんをもっと知りたい。
2018年11月07日米国では中間選挙を目前に控え、大小様々な攻防が繰り広げられている。党の集会では場を盛り上げるための音楽が欠かせないが、ミュージシャンには民主党支持者が多いため、共和党の候補者に楽曲を使用されることを嫌うケースが少なくない。Hollywood Reporterによると、米国時間29日、ファレル・ウィリアムスはトランプ大統領に宛てて、自身の代表曲「ハッピー」を集会で使用することを禁じる通告書を送付した。これは、単なる「トランプ憎し」の感情による行動ではない。静かな、しかし激しい怒りがその書簡には満ちている。「ファレルはこれまでも、そしてこれからも、彼の楽曲を公の場で演奏または放送する許可をあなたには与えません」と、ウィリアムスの代理人を務めるハワード・キング弁護士は強い口調で通告した。27日朝、ペンシルベニア州ピッツバーグのシナゴーグ(ユダヤ教の礼拝所)で銃乱射事件が起きた。11人が死亡し、6人が負傷するという最悪のヘイトクライムとなったが、その数時間後に行われた共和党の集会で、トランプ大統領は「ハッピー」が流れる中、陽気に登場したのだ。「狂信的な国家主義者が11人もの大量殺人を犯したその日に、あなたは政治的なイベントで彼の『ハッピー』を流した。我々の国を悲劇が襲ったあの土曜日に、ハッピーなことなど一切なかった。そして、この歌をこのような目的で使用する許可を与えた覚えはない」キング弁護士は、ウィリアムズの同意なく楽曲を使用することは著作権と商標権の侵害にあたると警告。トランプ大統領はこの件について未だ反応を見せていないが、さすがにもう「ハッピー」のメロディと共に登場することは避けるだろう。
2018年10月31日トランプ大統領の妻、メラニア・トランプ夫人がABCニュースのインタビューで、自らを「世界でいちばんいじめられている人間」だと発言し、波紋を拡げている。選挙期間中、インターネット上でのいじめ問題に取り組むと公言していたメラニア。今回、アフリカ訪問中に行われたインタビューで、「ソーシャルメディアをどう考えていますか?選挙運動ではネット上のいじめ問題について話していましたよね。あなたの身に何かがあったのですか?もしくは何かを見たのでしょうか」と問われ、「私は世界で最もいじめられている人間だと言えるかもしれません」と答えたのだ。インタビュアーが少し面食らいながら、「あなたは、自分が誰よりもいじめられていると?」と聞き返すと、「その中の1人、というところですね。人々が私について何と言っているか、実際に目にしたことがあればわかってもらえると思うのだけど」と言葉をつないだ。メラニア夫人は今年5月から「Be Best(最高になろう)」というスローガンを掲げ、ネットいじめ防止のキャンペーンを展開している。インタビュアーが「あなたは大人ですよね。それに、自分は強い、とも言っておられましたが」と突っ込んだ質問を投げかけると、「このキャンペーンがソーシャルメディアをはじめとするオンライン上の言動に焦点をあてている理由はそこにあるのです。子どもたちには誰でも見られる場所での感情的な言動について教育する必要があると考えています。彼らが大人になれば、この問題にどう向き合うかを知るでしょう。これはとても重要なことです」と答えた。メラニア夫人は夫が大統領選に出馬して以来、インターネット上で数え切れないほどの誹謗中傷の矢面に立たされてきた。夫の過激な発言や施策に反感を持つ人々の怒りの矛先が、妻である彼女に向かってしまうのだ。また、移民である故の訛りをからかわれたり、「モデル時代にコールガールをしていた」という噂が一人歩きしたり、ファーストレディがソーシャルメディア時代の弊害とも言うべき“いじめ”の被害者であることは事実だ。今週、Instagramは機械学習の技術を用い、いじめ投稿を検出する機能を実装することを発表。外見や人格を攻撃したり、写真を並べて一方をけなしたりといった投稿が運営側に自動的に通報されるようになる。「ネットいじめ」の温床であるソーシャルメディアが本格的に対策に乗り出すことで、状況は改善してゆくのだろうか。
2018年10月12日米国時間6日、モンタナ州で行われた共和党集会でトランプ大統領は、お家芸とも呼べる自由奔放なスピーチで大喝采を浴びた。しかし、ネット中継を見ていた人々の視線は、大統領の後ろにいた少年が独占していた。その少年は、大統領のすぐ後ろの特等席に座り、事あるごとにカメラ目線で眉を吊り上げたり、しかめ面をしたりとやりたい放題。目を見開き口パクで「What?(何だって?)」とスピーチにツッコミを入れることも。Twitterは彼の話題で持ちきりとなり、「#plaidshirtguy(格子縞シャツの男)」というハッシュタグまで作られた。「君が誰かは知らないが、今や君は私のヒーローだ」「私たちみんなあなたが大好きだ!ここまで笑ったこと、ここ数年ないよ」「彼が成人したら、ビールをおごりたい!」行動からトランプ大統領の支持者ではないことは明かである上、主役であるはずの大統領を差し置いて、“格子縞シャツの男”がネットを席巻していることに広報担当者が業を煮やしたのだろう。女性が彼に近寄り何か囁くと、彼は連れ出され画面に戻ってくることはなかった。New York Timesがこの男性を特集している。彼の名はタイラー・リンフェスティ。17歳で、ビリングス・ウエスト高校に通っている。地元にトランプ大統領が来ると聞き、「スピーチを見逃すわけにはいかない」と友人と共に集会に応募した。その翌朝、VIPシートに当選したと報せるメールを受信。リンフェスティは友人と2人で集会へ出向くと、会場では主催者が拍手と喝采を指示してきたという。しかし、彼らはそれに従わなかった。眉を上げたり、ツッコミを入れたりといった行動については、「抗議しようと思ったわけではないんです。あれが彼が言っていたことに対する僕の正直な反応でした」と説明。会場から連れ出された後、シークレットサービスが彼の身元を照会し、「もう帰れ、戻ってくるな、ととても丁寧に言われました」。トランプ陣営はこの件に関してコメントは避けている。Twitterだけではなく、新聞社やテレビ局もこぞって彼を取り上げており、今やタイラー・リンフェスティはちょっとした有名人だ。
2018年09月11日カフェといえば「スタバ」! 世界中で人気を誇るアメリカのコーヒーショップ「スターバックス」。日本でもお馴染みのカフェですが、こちら本場アメリカでは、日本とは違う、ちょっとした特別感のあるシステムがあるんです。さて、それは一体どんな特別感なのでしょうか? 今回は、そんな米国スタバのちょっと違うシステムをご紹介します。注文の時に「アレ」を聞かれるんです!スタバって、ドリンクの種類も豊富ですが、それに加えて自分好みのトッピングなどをカスタマイズできるのがとっても魅力的なんですよね。「ホイップクリームは少なめで」「ソイミルクで」「〇〇シロップを追加で」など、注文する時の楽しい緊張感と、いかにも常連客風を吹かせたくなるようなワクワク感。ここがスタバの魅力でもあります。しかし本場、米国ではもう一つ、日本とはちょっと違ったワクワク感を味わえるのです。レジで注文を終えると、更に次のステップがあるんです。それは「アレ」を聞かれること。「Can I have your name? 」(お名前は? )と。なんと、名前を聞かれるのです! 日本ではこのシステムがないので、初めてこの質問をされた時、みなさん戸惑うようです。筆者もその一人でした。なぜ、この人は突然私の名前を聞くの? この人私のこと好きなのかしら? と、意表を突かれた質問をされて、おかしな勘違いをしました(笑)。米国スタバでは、注文を終えた客がレシートをもらうことは殆ど無いようで、注文ドリンクが間違いなく渡せるように、名前を聞いて、カップに表記してくれるのです。これなら、レシートでドリンク名を確認するよりも明確ですし、簡単ですよね。どうせなら、自分の名前もカスタマイズしてみる!?もし、みなさんも米国スタバに行くチャンスがあれば、ぜひこの楽しいワクワク感を味わってみましょう。その時に、ひとつだけ気を付けなければいけないことがあります。日本人の名前は、米国人にとっては聞き慣れない名前が多いようです。筆者自身もそうでしたが、日本ではよくある名前でなので、さらりと「YUKA(ユカです)」と言ってはみたものの、間違えた名前を表記されて渡されることが多々あります。「YUKI(ユーキー)!」と呼ばれたり「FUKA(フーカー)!」なんて、もう別物と化した時もありました。そこで、みなさんにオススメしたいポイントは、自分の名前もカスタマイズしちゃおう! ということです。米国人が聞き慣れているような名前で注文してみましょう。例えば、好きな俳優さんの名前でもいいですし、花の名前でもいいです。「ROSE(ローズ)」や「LISA(リサ)」など、自分でも簡単に言えて、好きな響きの名前にしてみましょう。これなら、間違いなく聞き取ってくれて、あなただけの特別オリジナルカップに仕上がりますよ!いかがでしたか? 今回は本場、米国スタバのちょっとしたスペシャル感を味わえる、お名前システムをご紹介しました。日本では、レシートで注文ドリンクを確認することが常識ですが、もし、日本でこのシステムを導入するとしたら、きっと苗字で名乗り、表記するのが自然かもしれませんよね。米国では、苗字でというよりも、お互いを下の名前でカジュアルに呼び合う、という文化背景が影響しているのかもしれません。この辺の文化の違いを体験してみるのも楽しいかもしれません。ぜひ、チャンスがあったら、自分の名前もカスタマイズ体験してみてください!Yuka RIverfieldPHOTO/Yuka Riverfield
2018年08月31日11日(現地時間)に開催されたトニー賞授賞式から始まった、ロバート・デ・ニーロのトランプ大統領に対する“口撃”。授賞式ではFワードでトランプ大統領を罵ってスタンディング・オベーションを受け、翌日には主要7か国首脳会談でトランプ大統領がカナダのトルドー首相に失礼な発言をしたとして、デ・ニーロがアメリカの一国民として謝罪した。トランプ大統領は歴史的な米朝首脳会談で多忙を極めていたようだが、ついにツイッターで反撃に出た。「ロバート・デ・ニーロとかいうIQが非常に低い男は、映画でホンモノのボクサーに頭を打たれ過ぎたようだ。昨夜彼を見たが、本当に殴られてふらふらな状態なんだと思わざるを得なかった」とツイート。デ・ニーロは1980年製作の『レイジング・ブル』のボクサー役で徹底した役作りを行い、アカデミー主演男優賞をはじめ、多数の映画賞を受賞した。トランプ大統領は続けて「経済はベストだし、雇用率も史上最高だ。多くの企業が我々の国に戻ってきている。彼はきっとそういうことを知らないんだろう。目を覚ませよ、ふらふらくん!」とツイートし、デ・ニーロに対抗した。これらのツイートは、前後にトランプ大統領がツイートした米朝首脳会談関係のものより、遥かに多い「いいね」の数を集めている。(Hiromi Kaku)
2018年06月13日6月10日(現地時間)、トニー賞授賞式でFワードを2回用いてトランプ大統領を批判し、出席者たちから拍手喝采を浴びたロバート・デ・ニーロ。まだまだ言い足りないのか、翌日には6月8、9日(同)にカナダで開催された主要7か国首脳会議でのトランプ大統領の言動をこき下ろしたという。「ETonline」によれば、この日デ・ニーロは、日本人シェフの松久信幸氏と経営しているレストラン「NOBU」のトロント店の着工式に参加。トランプ大統領が首脳会議でカナダのジャスティン・トルドー首相について「不誠実で弱い男」と発言したことを「恥である」「我が国の大統領の大バカな振る舞い」と切り捨て、トルドー首相や首脳会議の参加者に「申し訳ない」と謝罪した。これを受け、トロント市長のジョン・トリー氏は「今日のニュース(デ・ニーロがトランプ氏の代わりに謝罪したこと)を聞きました。デ・ニーロさん、あなたに伝えたい2つの言葉があります。Thank You!」と感謝の意を表した。デ・ニーロは、以前からトランプ大統領について「大バカ者」「人間らしさや慈悲の心が少しもない」「いかれている」など、たびたび公の場で批判している。(Hiromi Kaku)
2018年06月12日先週、ホワイトハウスを訪れ、非暴力的な麻薬犯罪とマネーロンダリングで20年以上服役しているアリス・ジョンソンの恩赦を与えてほしいと、トランプ大統領に直談判したキム・カーダシアン。キムは、アリスが罪を犯したことは事実だが、初犯なのに仮釈放で終身刑というのは「あまりにも不公平」と主張。トランプ大統領はアリスに恩赦を与えた。「E!News」によれば、恩赦を与えた理由としてホワイトハウスはまず「ジョンソン氏は過去の過ちの責任を取り、この20年間、模範囚でもありました。終身刑を言い渡されても、彼女は更生に努め、ほかの被収容者たちのお手本でいました」と刑務所でのアリスの素行が良かったことを挙げたという。そして、「刑務所長、ケース・マネージャー、職業訓練指導員らみんながアリスが恩赦を受けられるようにサポートする手紙を書いた」とのことで、恩赦が実現したことを伝えている。こうしてとんとん拍子に事は進み、アリスは6月6日水曜日(現地時間)に釈放され、晴れて自由の身に。迎えに来た家族たちと抱き合い、再会を祝った。現在68歳のアリスは曾孫もいる曾おばあちゃんだ。キムは朗報を聞いてSNSで「いままでで最高のニュース!」と喜び、アリスと電話で話したことも報告した。(Hiromi Kaku)
2018年06月07日5月30日水曜日(現地時間)、キム・カーダシアンがホワイトハウスでトランプ大統領と対談した。夫のカニエ・ウェストはトランプ大統領を愛と親しみを込めて「ブラザー」と呼び、すでに対談も果たしているが、キムはカニエではなく弁護士とともにホワイトハウスに乗り込んだ。いつもの露出度の高いファッションは封印し、この日は全身黒ずくめのパンツスーツ。足元のパンプスだけはド派手なネオンイエローのパンプスだった。キムが何を求めてホワイトハウスを訪れたかというと、1つはトランプ大統領の義理の息子で大統領上級顧問のジャレッド・クシュナー氏と「刑務所の環境改善」を話し合うため。そしてもう1つは、63歳のアリス・ジョンソンという服役囚の恩赦を求めるためだった。キムは2017年に、アリスが非暴力的な麻薬犯罪とマネーロンダリングで初犯にもかかわらず、仮釈放なしの終身刑で20年以上服役していることをツイッターで知った。「なんて不公平なの!」とツイートし、以来アリスをなんとかして刑務所から出そうと奮闘している。キムは会って話をしてくれたトランプ大統領にツイッターで感謝を述べ、「私たちはアリス・ジョンソンさんの未来は明るいと信じています。また、彼女や彼女みたいな人たちが、人生をもう一度やり直せますようにと願っています」と綴った。トランプ大統領がツイッターで公開したキムとの2ショット写真は、満面の笑みを浮かべるトランプ大統領とシリアスな表情のキムが対照的だ。(Hiromi Kaku)
2018年05月31日バラク・オバマ元米大統領と妻のミシェル夫人がNetflixと契約を交わし、今後数年に渡って映画やドラマ、ドキュメンタリーシリーズなどの製作を行うという。Netflixが発表した。オバマ氏は「(大統領在任中の)公務では、あらゆる人々と出会い、彼らを助けたり彼らの経験をたくさんの人と共有することに喜びを感じました。だから、私とミシェルはNetflixとパートナー関係になれて非常にうれしいです」と喜びのコメントを発表。そして、人々への共感や相互理解を深められるような物語を世界中の人に届けたいと抱負を語った。「Variety」誌によれば、オバマ夫妻とNetflixの契約金は明らかになっていない。しかし、バマ夫妻は今年3月に米大手出版社「ペンギン・ランダムハウス」と「回顧録」を出版する権利として6,500万ドル(70億円以上)の契約金を手にしたと報じられている。Netflixは昨年から、敏腕クリエイターを集めることに力を入れ、「グレイズ・アナトミー」のクリエイター、ションダ・ライムズ、「アメリカン・ホラー・ストーリー」、「glee/グリー」のクリエイター、ライアン・マーフィーとそれぞれ1億ドル(約111億円)、3億ドル(333億円)で契約を結んだ。(Hiromi Kaku)■関連作品:【Netflixオリジナル】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflixオリジナル】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング
2018年05月22日モンブラン(MONTBLANC)は、“最も愛されたアメリカ大統領”ジョン・F・ケネディ大統領へオマージュを捧げる「グレートキャラクターズ ジョン・F・ケネディ スペシャル エディション」の新色を2018年5月より発売する。ジョン・F・ケネディ大統領は、“アメリカ史上最も愛された大統領”として今なおその功績を讃えられている人物。ハーバード大学で学生時代を過ごし、アイビーリーグと呼ばれる名門私立大学のスポーツチームに所属。アイビーファッションに身を包んだ知的なルックスも、当時注目を集めた。卒業後はアメリカ海軍士官として活躍し、その後政治の世界へ。そんな華やかで高貴な人生を謳歌した、ジョン・F・ケネディ大統領へのオマージュを捧げるコレクションからは、万年筆、ローラーボール、ボールペンの3種類がラインナップする。バーガンディのボディの上で輝くゴールドのスリーリングは、兄のジョセフ、弟のロバートを含めたケネディ家の3兄弟を表現。また、海軍時代の階級章からインスピレーションを得てたリングも配している。クリップには「JFK」のロゴを刻み、万年筆のペン席にはアポロ計画の月面着陸の足跡をイメージしたパターンや月着陸船のモチーフをエングレーヴした。【詳細】モンブラン「グレートキャラクターズ ジョン・F・ケネディ スペシャル エディション」発売時期:2018年5月・万年筆(ペン先F/M) 108,000円+税・ローラーボール 91,000円+税・ボールペン 84,000円+税【問い合わせ先】モンブラン コンタクトセンターTEL:0120-39-4810
2018年05月14日アメリカのトランプ大統領が、不倫相手とされる女優にその事実をもみ消すため顧問弁護士を通じて約1,400万円の「口止め料」を渡していたとされる疑惑が浮上。真偽のほどは不明で、大統領は否定しているようですが、FBI(アメリカ連邦捜査局)が捜査を始めている模様。その動向に世界が注目しています。 ■日本でも「口止め料」を渡すことがある?日本でも政治家や芸能人など裕福な環境で暮らしている人は、トランプ大統領のように妻子がありながら関係を持ち、破綻後は多額の口止め料で相手を黙らせ、もみ消すことがあると聞きます。実際にそのようなことがあるのかは不明ですが、仮に行った場合、罪に問われるのでしょうか?法律事務所あすかの冨本和男弁護士に見解をお伺いしました。 ■「口止め料」は罪になる?「通常であれば罪になりません。まず、不倫は、配偶者に対する関係で民事上違法ではありますが犯罪ではありません。かつて姦通罪という不倫を処罰する規定がありましたが、戦後の刑法改正で削除されています。不倫相手に「口止め料」を渡すことも犯罪となりません。しかし、政治家が選挙で優位に立つために有権者に寄附をすることは公職選挙法で禁止されています。この場合、有権者を買収したとして犯罪(公職選挙法221条1項3年以下の懲役または50万円以下の罰金)になります。こうした規定は、政治家に有権者とのクリーンな関係を保たせ、選挙や政治の腐敗を防止するためです。したがって、不倫をしたのが政治家であった場合、自分に投票させるためにお金を渡しているわけではなく選挙で優位に立つためといえるかどうか微妙ではありますが、公職選挙法違反の罪となる可能性があると考えます」(冨本弁護士)不倫相手に口止め料を渡すことは、基本的に罪にはなりませんが、政治家の場合、選挙に絡んだ口止め料である場合は、公職選挙法に違反する可能性があるようですね。 ■口止め料の法的効力は?それでは、不倫のみならず、ありとあらゆるケースの「口止め料」はどうなのでしょうか?そして、法的効力は発生するのでしょうか?引き続き、法律事務所あすかの冨本和男弁護士に見解をお伺いしました。「口止め料を求めることは恐喝に当たり、違法です。逆に、口止め料を支払って約束させることは、公序良俗に反しない限り有効です。公序良俗というのは,社会的に妥当であることです。例えば、殺人現場を目撃されて口止め料を支払って約束させることは社会的に妥当ではなく、公序良俗に反し無効でしょう。しかし、製薬会社の開発担当者が退職する際、企業秘密を守らせるために退職金を多めに支払って秘密保持を約束させる、などといったことは社会的によく見られることであり、この場合の口止め料は有効です。不倫相手に口止め料を渡すことは、不倫関係を今後も続けていくためということであれば婚姻秩序・性道徳に違反し無効ですが、不倫関係を解消してお互いの家庭・生活を守るためということであれば有効となる場合があると考えます。口止め料を渡すことが有効となる場合、相手が約束に違反して漏らせば、口止め料の返還を求めたり、生じた損害について賠償請求することが考えられます。しかし不倫の場合、口止め料を渡す方にも問題があり自業自得とも言えますので、請求しても認められないかもしれません」(冨本弁護士)実際問題「口止め料」を支払うシチュエーションは少ないと思われますが、それを「渡す、もらう」という行為には違法性がない可能性が高いと思われます。ただし、「要求」することは、恐喝になる場合があります。なるべくなら、「口止め料」が発生しないような生活を送りたいものですね。 *取材協力弁護士:冨本和男(法律事務所あすか。企業法務、債務整理、刑事弁護を主に扱っている。親身かつ熱意にあふれた刑事弁護活動がモットー。)*取材・文:櫻井哲夫(本サイトでは弁護士様の回答をわかりやすく伝えるために日々奮闘し、丁寧な記事執筆を心がけております。仕事依頼も随時受け付けています)*画像はイメージです(pixta)トランプ大統領に浮上の不倫相手への口止め料疑惑…日本で支払ったら罪になる?はシェアしたくなる法律相談所で公開された投稿です。トランプ大統領に浮上の不倫相手への口止め料疑惑…日本で支払ったら罪になる?はシェアしたくなる法律相談所で公開された投稿です。
2018年04月18日アイドルグループ・HKT48の指原莉乃(25)が27日、自身のツイッターを更新し、「第10回AKB48世界選抜総選挙」に出馬しないことを表明した。指原莉乃昨年の総選挙で前人未到の3連覇を達成した指原。昨年の段階で「今年で最後」と明言していたが、このたび正式に「今年は総選挙には出馬しません」と発表した。続けて、「考えてみれば、総選挙が始まってから9年間。初めて客観的に総選挙をみることができますファンとして楽しむぞ~!」とつづり、「HKTのみんな、頑張れー!!STUのみんなもね」と所属するHKT48と昨年11月まで兼任していたSTU48のメンバーへエールを送った。今年の総選挙は、海外3グループが初参加し、「世界選抜」として開催。開票は6月16日に行われる。
2018年03月27日10回目となる今年の「AKB48選抜総選挙」が、6月16日に開催されることが29日、AKB48公式ブログで発表された。同時に、総選挙史上初めて公募することが発表されていた開催地の募集を開始した。「第9回AKB48選抜総選挙」で3連覇を達成したHKT48・指原莉乃21日に行われた「第3回AKB48グループドラフト会議」で発表された開催地の公募。昨年は、沖縄のビーチで開催予定だった開票イベントが悪天候のため中止となり、無観客で順位発表とスピーチが行われた。そのため、今回の公募は、「屋根があること」が条件となっている。ブログで発表された開催地募集条件は、以下の4つ。メールにて、条件を満たしている企業、自治体、団体の応募受付を開始した。(1)設備:屋根があること(2)イベント開催日:2018年6月16日(土) ※準備、撤収等の作業があるため前後数日使用できること(3)会場規模:数万人収容できるスペースがあること(4)宿泊施設:数万人規模に対応できるの宿泊施設があること
2018年01月29日歴史あるビルの1階に佇む、アメリカンな洋菓子店「スウィートレディジェーン」は、北海道の札幌市にあるアメリカンな雰囲気が魅力の洋菓子店。お店は、札幌景観資産に指定された歴史あるビルの1階にあります。ピンク×ブルーが印象的なお店の外観が、ビルの雰囲気にマッチしています。お店に入ると、カントリー調のアメリカンな空間が広がります。ショーケースには色とりどりの美しいケーキが並び、店内にはたくさんの焼き菓子も並んでいます。イートインスペースがあるので、店内でケーキや焼き菓子をいただくことができます。彩りが美しい! 「フルーツサラダのクラフティ」このお店おすすめの商品は、「フルーツサラダのクラフティ」です。クラフティとは、カスタードクリームを使って作られた焼き菓子のこと。8種類のフルーツがたっぷりとのせられたこのケーキは、みずみずしいフルーツの酸味や甘み・カスタードクリームの程良い甘さとのバランスが絶妙です。彩りも鮮やかで美しく、目にも楽しいケーキです。1枚1枚生地を手焼きしたこだわりの「ミルクレープ」「ミルクレープ」はテレビでも紹介されたことのある人気商品です。クレープ生地を何層も重ねて作るこのケーキ。このお店では、1枚1枚丁寧に生地を手焼きしています。もっちりとした厚めの生地と、甘すぎないクリームが織りなすハーモニーが魅力の「ミルクレープ」は、このお店の自信作。リピーターが多いのもうなずけます。アメリカサイズのボリューム「チョコチップクッキー」焼き菓子のなかで特におすすめなのは、「チョコチップクッキー」です。アメリカサイズのこのクッキーはとってもボリューミー! 大きなクッキーにチョコチップがざくざくと入っていて食べごたえ抜群です。テイクアウトして温めて食べてみると、また違ったおいしさを楽しむことができます。お土産用やプレゼントにするのにもぴったりです。北海道産の小麦を中心に、素材にこだわる「スウィートレディジェーン」では、ケーキや焼き菓子に使用する材料にもこだわっています。地元北海道産の小麦粉などを中心とし、できるだけ地元の材料を取り入れた商品作りをしています。アメリカンなスタイルもこのお店のこだわり。お店のイートインスペースでケーキや焼き菓子をいただきながら、アメリカンな雰囲気を堪能するのもおすすめです。南北線「さっぽろ駅」から徒歩約10分、地下鉄東西線「バスセンター前駅」から徒歩約7分、サッポロファクトリー3条館向かいのビル1階にお店はあります。ピンクの外観が目印です。アメリカスタイルのボリューミーなケーキやクッキーを楽しみに、足を運んでみてはいかがですか。スポット情報スポット名:スウィートレディジェーン住所:北海道札幌市中央区北3条東5丁目 岩佐ビル1F電話番号:011-219-0900
2017年12月07日「地球は“温暖化”などしていない。温暖化説は、中国が国益のためにでっち上げたデマだ!」 昨年の大統領選のときから、そんな発言を繰り返し、今年6月には、各国が温室効果ガス削減の目標を決めるパリ協定(※)から脱退を表明したトランプ米大統領。そんな大統領に、毅然として次のように反論するのは、元米副大統領のアル・ゴア氏(69)だ。 「世界中でゲリラ豪雨が頻発し、一方で干ばつは長引き、台風は年々強力になって各地で大きな被害を及ぼしています。深刻なのは温暖化によって溶けた南極やグリーンランドの氷が、毎年海面を上昇させ続けていること。このまま温暖化が進むと、海抜の低い地域に住む何百万もの人びとが、洪水の被害にさらされ、難民になってしまいかねません」(ゴア氏・以下同) 11月4日まで日本に滞在し、トランプ大統領が来日する直前に本誌インタビューに応えたゴア氏。クリントン政権下で’93年から8年間副大統領を務めた。’06年に公開されたドキュメンタリー映画『不都合な真実』で“地球温暖化”の危機を訴え、’07年にはノーベル平和賞を受賞。日本にも、エコブームを巻き起こした。 しかし、ゴア氏が語るようにその後も地球環境は悪化の一途。なんとか歯止めをかけようとする活動を追ったドキュメンタリー映画『不都合な真実2:放置された地球』が11月17日に公開。今回の映画の中では、ゴア氏がアメリカのマイアミで起きた大洪水の中を、長靴を履いて視察するシーンや、フィリピンのタクロバンを襲った巨大台風の被害者に話を聞く様子などが収められている。 「いま私たちが直面している、こうした気候変動は、もう何十年も前から科学者たちが予測していたことなのです。石炭を燃やすことで汚染が広がったり、温室効果ガスが排出されて地球が温暖化し、自然災害が増えたりすれば、これに対処するために莫大なコストがかかります。そう考えれば、おのずと合理的な判断ができるはずなんです」 トランプ大統領により危機が増している地球温暖化は、日本人にとっても人ごとではないと、ゴア氏は警告する。 「いまより平均気温が1度上昇するだけで大変な事態ですが、4度上昇すると、日本だけで3600万人も移住しなければならない。東京だけでも、1兆ドルの資産が失われるリスクがあるのです。また、熱帯地方でしかみられなかった感染症に、北半球でもかかる人が増えてきます」 デング熱など命に関わる感染症が日本でも蔓延しかねないという。経済発展を重視するあまり、自然の変化や科学者の忠告に耳を傾けてこなかったツケが、いま表れている。ゴア氏は安倍首相に“頼み事”があるという。 「私はトランプの意見を変えようとしました。ちゃんと科学に敬意を払う。大自然の声に耳を貸す。異常気象が毎日のように起きていること……。彼が気づくときが来ると思った。でもこれは間違っていました。彼は石炭業界の顔色を見すぎているのかもしれない。もうこれ以上私にはできない。でも、ほかの人ならできるかもしれない。トランプ自身が変われるよう、安倍首相に頼みたいと思います」 さらに私たちに、こんなメッセージを投げかけた。 「日本は、中国についで太陽光発電が多く、二酸化炭素の削減にとても貢献している。これには深く感謝します。しかし一方で日本政府は、石炭火力の発電所を発展途上国につくるために、多額の資金援助をしている。その資金源は、日本のみなさんの税金です。その資金で、空がまるで“下水”のように扱われているんです。私は日本のみなさんにお願いしたい。環境を汚染するような電力にお金を使うのではなく、未来のクリーンなエネルギーと、その技術革新にこそ資金を使うべきではないでしょうか。この分野で、アジアでは中国がリーダーシップをとろうとしていますが、できるなら日本には、それ以上のことをしてほしいと、心から願っています」 トランプ大統領の暴走を止め、クリーンなエネルギーのために資金を使うように日本政府を動かすことができるのも、日本国民の声だというゴア氏。一人ひとりがいま、できることを――。地球が致命的な打撃を受けるまで、残された時間は少ないのだから。 (※)2020年以降の温室効果ガスの排出削減について、各国の取り組みを決めた国際的なルール。’15年12月に開かれ国連の会議「COP21」で190ヵ国以上が合意し採択された。
2017年11月16日