猛暑を通り越して酷暑、少し涼しくなったかなと思ったら台風上陸と、天候に左右されそうな今年の夏休み。どこかへ出かけたり、映画館で過ごすのもいいけれど、とにかく“おうちでゆっくりと過ごしたい”というあなたには、気軽に楽しめる配信サイトの海外ドラマやオリジナル作品はいかが? “平成最後の夏”に、シネマカフェライターがオススメする1本を紹介します!舞台は男女の立場が完全逆転した世界!痛快ラブコメ『軽い男じゃないのよ』…賀来比呂美あらすじセクハラ発言は日常茶飯事、女性を見ればあいさつのごとく口説かずにはいられない独身貴族のダミアン(ピエール・ベネジット)。ある日、作家の親友のアシスタント、アレクサンドラ(マリー=ソフィー・フェルダン)と出会い、目を付けるが、冷たくあしらわれてしまう。その直後、美女たちに気を取られながら歩いていると標識柱に激突し、意識喪失。目を覚ますと、そこは男女の立場が逆転した別世界だった。戸惑いながらも徐々に適応していくダミアンは、この世界では傲慢な女流作家となっているアレクサンドラのアシスタントになり…。ここがポイント!多くの女性が経験してきた性差別やセクハラなどを、男性が受ける対象になった別世界が舞台。「#Me Too」や「#Times Up」運動が盛んになり、「フェミニスト」たちが台頭するいまだからこそ観たい作品だ。立場の弱い男性たちの権利向上のため、現実世界では聞き慣れない「マスキュリスト」も登場!とはいえ堅苦しさは全くなく、コメディタッチに描かれていて気軽に観られる。プレイボーイの主人公ダミアンが、別世界で求められる“男らしさ”を追求し、全身脱毛したりお尻にパッドを入れる姿はもはや憎めない。細部に散りばめられている“男女間の逆転”に気付けば気付くほど、楽しめる!胸をえぐられる展開に釘付け「THE SINNER 記憶を埋める女」…渡邉ひかるあらすじ愛する夫、かわいい息子と共に訪れた湖で、平凡な主婦コーラ(ジェシカ・ビール)が1人の青年をめった刺しに。現行犯で逮捕されるコーラだったが、殺害した相手は顔見知りですらなく、なぜそのような凶行に及んだのかは彼女にも分からない。不可解過ぎるコーラの事件に関心を持った刑事ハリー(ビル・プルマン)は、真相を探るべくコーラの過去や心の奥底に迫っていくが…。ドイツの人気作家ペトラ・ハメスファールの小説を、ジェシカ・ビール製作総指揮&主演でドラマ化したミステリー。ここがポイント!平凡な主婦で優しい母親だった女性が青年を刺して血まみれに。衝撃的過ぎる冒頭からいきなり、「なぜ?」で頭の中がいっぱいになる。主人公に扮したジェシカ・ビールの大熱演、ミステリードラマらしい謎の充満、赤裸々で繊細な人物描写、胸をえぐられる展開が素晴らしくシーズン2も作られているが、コーラの事件はシーズン1全8話できっちり決着。言い換えれば、全8話見なければ解決しないので、お家にこもれる夏休みを利用して一気に見るのが健全。でないと、「なぜ?」を抱えながら仕事したり、勉強したりするハメになってしまうのでご注意を。元恋人が参戦!英国版テラハは地獄絵図!?「“ex-エックス”オン・ザ・ビーチ」…上原礼子あらすじHuluで配信中の恋愛リアリティー番組「“ex-エックス”オン・ザ・ビーチ ~戦慄のバカンス~」は、簡単にいってしまえば、ビーチリゾートを舞台にしたイギリス版の「テラスハウス」。男女4人ずつのシングルが新しい恋を求めて風光明媚なビーチに集結、ゴージャスなヴィラで共同生活を送り、タブレットに送られてくるメールの指令通りにデートを重ねていきます。しかし!“ex(エックス)”とは「元の~」という意味。なんと参加者全員の元カノ、あるいは元カレが1人ずつメンバーに加わっていき、夢のようなバカンスが一転、修羅場どころか、地獄絵図と化すことに!ここがポイント!どこまでも広がる青い空と海に、突然、まるでホラー映画のような不気味な音楽が重なり、黒雲が立ちこめる…そんなオープングから始まる本作。こうした観察系の恋愛リアリティ番組は数あれど、ここまで本音丸出しで、下品で、エグいのはかつてないほど。キレイごとは一切なし!海から仰々しく現れる元カノ&元カレたちは、ひどい別れ方をしてそれきりだった人もいれば、元サヤを狙う人、新しい恋を目の前で見せつけたいという人も。メンバーの中にはわざわざややこしく引っかき回す人もいれば、女性陣ほぼ全員に手を出すゲスな遊び人まで、実にさまざま。よく言われる覗き見の感覚のみならず、カラッと晴れたビーチとは裏腹の、愛憎、嫉妬、不安をむき出しにする彼らの生々しい姿に打ちのめされ、見始めたら止まりません。夏休みのおうち女子会の“酒の肴”にもオススメ。イッキ見した後は、ぜひ熱い恋愛論を交わしてほしいと思います。(text:cinemacafe.net)
2018年08月11日映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』が、2019年5月31日(金)に世界同時公開。日本はもちろん、北米、中国、台湾、インドなど世界各国にて週末の映画の興行収入ランキングで1位を獲得した。2014年公開のハリウッド版ゴジラ『GODZILLA ゴジラ』の続編『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』。前作の監督であり、近年では『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』をヒットに導いたことも記憶に新しいギャレス・エドワーズに代わり、『X-MEN: アポカリプス』の脚本などで知られるマイケル・ドハティが監督を務める。ストーリー本作の物語の舞台となるのは、『GODZILLA ゴジラ』から5年後の世界。復活した神話時代のモスラ、ラドン、キングギドラらの怪獣たちとゴジラの戦い、それによって引き起こされる世界の破滅を阻止しようとする未確認生物特務機関・モナークの活躍を描く。この単なる伝説にすぎないと思われていた古来の圧倒的な力をもつ生物たちが再び目覚め、世界の覇権をかけて争いを始めたとき、全人類の存在すらもが危ぶまれてゆくーー。人類vs海獣の戦い⁈予告編では、ドビュッシーの名曲「月の光」をBGMに、暗雲漂う空に向かって光線を放つゴジラ、幻想的な羽を羽ばたかせるモスラ、戦場となった都市上空を飛行するラドン、そしてそのシルエットのみが稲妻によって写し出されるキングギドラと、これまで日本のゴジラシリーズに登場してきた怪獣の姿が。この予告映像を披露したアメリカ・サンディエゴの「コミコン」会場では、監督のマイケル・ドハティが、前述の怪獣に加え、更なるサプライズがあると明言。果たしてどの怪獣が味方で敵なのか、あるいは人類vs怪獣という構造になるのか。同映像の中ではモスラらしき怪獣と邂逅する少女の姿があり、その関係性も本作の重要なポイントとなりそうだ。キャストマディソン・ラッセル役(ミリー・ボビー・ブラウン)エマとマークの学者の両親も持つ娘。落ち着きがあり大人びている。母の研究に興味があり、行動を共にする。演じるのはNetflixのオリジナル作品「ストレンジャー・シングス 未知の世界」でその名を世に轟かせたミリー・ボビー・ブラウン。エマ・ラッセル役(ヴェラ・ファーミガ)元モナークの幹部で、純古生物学者。マディソンの母親であり、マークの元妻。マーク・ラッセル役(カイル・チャンドラー)コロラドで生活する動物学者。エマの元夫。演じるのは『マンチェスター・バイ・ザ・シー』のカイル・チャンドラーが演じる。芹沢猪四郎役(渡辺謙)特別研究機関モナークに所属する生物科学者・芹沢猪四郎博士。父は被爆者。放射線が生物にどう影響を与えるか調べている。初代ゴジラに出てきたキャラ芹沢大助のオマージュが込められている。演じるのは前作に続き渡辺謙だ。ヴィヴィアン・グレアム博士役(サリー・ホーキンス)ヴィヴィアン・グレアムは、芹沢猪四郎博士と同じモナーク所属の古生物学者。サリー・ホーキンスが前作から続投する。その他、ブラッドリー・ウィットフォード、シャン・ツィイー、トーマス・ミドルディッチらが出演する。日本語吹き替え版キャスト日本語吹き替え版キャストにも、豪華な顔ぶれが。劇中のメインキャラクターには、芦田愛菜、木村佳乃、田中圭といった、日本を代表する俳優達が声を吹き込んでいく。<吹き替え版キャスト>マディソン・ラッセル役(芦田愛菜)エマ・ラッセル役(木村佳乃)マーク・ラッセル役(田中圭)日本版主題歌に[ALEXANDROS]映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』の日本版主題歌を担当するのは、人気ロックバンド[ALEXANDROS](アレキサンドロス)。人類愛を壮大なロックバラードで表現する新曲「Pray」を提供し、作品の世界観を盛り上げる。また以前ゴジラをイメージした楽曲を制作するほど、大のゴジラファンという川上洋平(Vo&Gt)は、今回の主題歌の担当について「いつの日か何でもいいからゴジラの映画の作品に関わりたいと思っていたのでとても嬉しく思います。」と喜びのコメントを寄せている。ギャラリー エックス バイ パルコでは企画展渋谷・ギャラリー エックス バイ パルコでは、企画展「GODZILLA GENERATION 生賴範義・開田裕治・西川伸司 3ILLUSTRATORS’ 咆吼」を開催。同作『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』にフューチャーするほか、本編に登場するキングギドラ、モスラ、ラドンにスポットを当てて、昭和、平成、新世紀を舞台に怪獣絵師3人によって描かれた怪獣たちを一堂に会する。また、生賴が描く平成VS映画ポスターの実寸大巨大複製原画とその構図を模索したラフスケッチ、開田と西川による『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』の描き下ろし原画展示も行う。会場では、限定グッズも販売する。作品情報『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』日米同時公開:2019年5月31日(金)共同プロデューサー:アレクサンドラ・メンデス撮影監督:ローレンス・シャー美術監督:スコット・チャンブリス音楽:ベン・マクリアリー編集:ロジャー・バートン衣装:ルイーズ・ミンゲンバックVFX監修:ギヨーム・ロシェロンキャスト:カイル・チャンドラー、ヴェラ・ファーミガ、ミリー・ボビー・ブラウン、サリー・ホーキンス、渡辺謙、チャン・ツィイー他日本語吹き替え版キャスト:芦田愛菜、木村佳乃、田中圭 他製作:レジェンダリー・ピクチャーズ、ワーナー・ブラザース日本配給:東宝原題:Godzilla: King of the Monsters■企画展「GODZILLA GENERATION 生賴範義・開田裕治・西川伸司 3ILLUSTRATORS’ 咆吼」期間:2019年5月31日(金)~6月9日 (日)時間:11:00~20:00※最終日18:00終了会場:GALLERY X BY PARCO住所:東京都渋谷区宇田川町13-17 スペイン坂路面入場料:500円(税込)※オリジナルノベルティ付き※小学生以下無料・※ノベルティは無くなり次第終了。※ノベルティの進呈は有料での入場が対象。
2018年07月26日(写真:代表撮影/ロイター/アフロ) 19日に英国ヘンリー王子とメーガン・マークルの結婚式が挙行された。その一部始終は全世界に生中継され、新婦の装いをはじめ、聖ジョージ礼拝堂の荘厳な美しさや豪華なゲストの顔ぶれに人々は釘付けとなった。 数多ある見どころの中でも、密かに注目を集めていたのが新婦が手にしたブーケだ。ヘンリー王子の母親である故ダイアナ妃が愛したわすれな草、スイートピー、スズランなどの可憐な小花をペールピンクのリボンで束ねたクラッチブーケ。その中にはヘンリー王子自身がケンジントン宮殿の庭園で採取した花の小枝も含まれていたという。 ロイヤルウエディングでは普通の結婚式とは異なり、ブーケトスは行われない。結婚式の翌日、サセックス公爵夫人となったメーガンは、ウェストミンスター墓地にある無名戦士の墓にブーケを供えた。これは100年ほど前から続く伝統の行為だ。 現女王であるエリザベス2世の母であるエリザベス・ボーズ=ライアンが、1923年にヨーク公アルバートとウェストミンスター寺院で結婚式を挙げた。その際、道中にあった無名戦士の墓に手にしていたブーケを突如捧げたのだ。事前に取り決めがあったわけでもなく、第一次大戦中ルースの戦いで没した兄、ファーガス・ボーズ=ライアンを偲んでの、ごく自然な行為だった。 それ以降、エリザベス女王、その妹マーガレット王女、従姉妹のアレクサンドラ王女がこれに倣い、王室の花嫁は自身のブーケを無名戦士の墓へ手向けることが慣習となった。チャールズ皇太子の妹アン王女、ダイアナ妃、そしてキャサリン妃も同じようにブーケを捧げている。
2018年05月21日奇妙で刺激的な話題のラブストーリー『心と体と』!【映画、ときどき私】 vol. 157ハンガリーのブダペスト郊外にある食肉処理場。マーリアは代理職員として働くことになるものの、コミュニケーションを取るのが苦手なため、周囲となじめずにいた。そんななか、彼女のことを気にかけていたのは、片手が不自由な上司のエンドレ。しかし、2人もまたうまくかみ合わないままだった。ところがある日、マーリアとエンドレはまったく同じ夢を見ていることを知り、急接近することに。それぞれに孤独を抱える男女が繰り広げる不思議な恋愛模様の結末とは……。そこで今回は、この一風変わったラブストーリーを生み出したこちらの方に、本作の見どころなどについて聞いてきました。それは……。ハンガリーが誇る女性監督イルディコー・ エニェディ!監督にとっては、なんと18年ぶりの長編作品となったものの、ブランクを感じさせることなく、世界中の映画祭をにぎわせてきましたが、そのなかで作品に込めた思いや裏側を語ってもらいました。まずは、長編を発表するまでにこれほどの時間がかかった理由は?監督ヨーロッパのテレビシリーズに着手していたり、大学で教えていたりしていたのもあるけれど、実は製作費がなかなか集まらなかったというのもあるの。しかも、ハンガリーの映画の助成金が3年間もストップしてしまったりしていたのよ。その結果18年のブランクとなりましたが、怖さや不安を感じたことはありませんでしたか?監督もちろん、とても不安だったわ。でも、脚本を書いているときからすごく楽しい気分だったし、撮影が始まってからは不安や苦しみとかはまったくない状態だったわね。本作はベルリン国際映画祭で最高賞となる金熊賞の受賞だけでなく、アカデミー賞外国語映画賞へのノミネートなど、大きな反響を巻き起こしたことでも話題に。ご自身ではこの結果をどのように感じていますか?監督こんなふうになるとはまったく思ってもいなかったわ!というのも、この作品はエンターテインメント性の高い作品ではないので、周りからはメジャーな映画祭に出品するのは不可能じゃないかといわれていたくらいなの。でも、それが私のやりたいことだったから、大きな映画祭に出してみようと決断したのよ。だから、そこで賞をいただけたことは本当にうれしいことなんだけれど、私にとっては賞をもらったことだけではなくて、たくさんの観客がこの作品を理解してくれたということのほうが幸せなことだったわ。この作品はすでに92カ国で配給が決まっているんだけれど、たくさんの国の人が私の意図通りに理解してくれたらそんなうれしいことはないわね。素晴らしい俳優陣のなかでも印象的なのは、マーリアを見事に演じきった新星アレクサンドラ・ボルベーイ。彼女を見つけるのに5か月かかったそうですが、決め手となったものは何ですか?監督アレクサンドラに決まる前には才能のあるいろいろな俳優たちとも話をしたんだけれど、彼女にしかなかった要素としては、力強さと弱さを同時に持っているということ。というのも、マーリアというのは恥ずかしがり屋ですごく孤独だけれど、同じくらいすごく強い性格でもあるからなの。そんな部分を表現できるのはアレクサンドラしかないと思ったので、彼女をキャスティングしたのよ。また、マーリアの相手役であるエンドレを演じたゲーザ・モルチャーニは、まるでベテラン俳優のような存在感を放って熱演していますが、なんと彼の本業はベテラン編集者という驚きのエピソードも。俳優でも難しいと思われる役どころにも関わらず、演技初挑戦の素人である彼をキャスティングした意図は?監督ハンガリーのプロの俳優のなかにこの役にばっちり合っている人がいなかったというのが理由のひとつよ。だから、どうしてもアマチュアのなかから選ばなければいけないというのがあったの。それで、すごく仲が良かったというわけではないけれど、知り合いだったゲーザをキャスティングしたのよ。彼のパーソナリティにはカリスマ性があるし、ユーモアのあるところも毒舌なところも気に入っていたわ。あとは、「もしかして彼は何か秘密を持っているんじゃないか?」と感じさせる風貌というのも私にとってはすごく大事なことだったわね。では、彼を演出する際に気をつけたことはありましたか?監督アマチュアというのは、撮影に慣れていないので、肉体に大変なのはもちろん、役柄に入り込んでしまうとうまく抜け出せなくなってしまって精神的にもつらくなってしまうことがあるの。だから、私たちはとても注意深く彼を扱うようにしていたわ。本作では同じ夢を見る2人が描かれていますが、他人と無意識に繋がった経験が監督にもありますか?監督私自身はそういう経験はないけれど、ほかの人から聞いた話によると、同じように潜在意識でつながったことがあるというのは聞いたことがあったわ。ちなみに、今回撮影をしていたときに制作部の男の子が脚本を読みながら顔色が青くなったので聞いてみたら、「僕にもこの経験があるんだ」と言っていたことがあって驚いたわね。脳が他人とコネクトするということについてはいま研究中のようだけど、人の夢を覗くことはもしかしたらいつか可能になるかもしれないわね。私が脚本にこの要素を入れたのは、この男女が恋に落ちるには何か力強い作用が必要になるだろうと思ったからなのよ。それでは最後に、ananwebを読んでいる女性へ向けて伝えたい思いをメッセージとしてお願いします!監督まずは恐れずに思い切ってやってみるということね。もしかしたら、人にばかにされるかもしれないし、傷つけられるかもしれないけれど、ときには心の殻に閉じこもるよりも苦悩するほうがいい場合もあるのよ。だから、「何があっても、自分の人生を思いっきり生きてください」ということを言いたいわね。生きるうえでの痛みと人の温もりを感じる!つい忘れがちな優しさやピュアな気持ちが心にも体にも染み渡る本作。人生では思い通りにいかないことのほうが多いけれど、まっすぐに誰かを思う気持ちを持ち続けていれば、きっと新たな道が開けるのだと感じられるはず。胸がざわめく予告編はこちら!作品情報『心と体と』4月14日(土)より新宿シネマカリテ、池袋シネマ・ロサほか全国順次公開配給:サンリス2017 (C) INFORG - M&M FILM自分なりにがんばっているのに、職場でも好きな人ともうまくいかないときってありますよね?そこで、そんな悩める女子たちにオススメの映画をご紹介します。不器用ながらも一生懸命な女子が主人公の注目作とは……。
2018年04月14日ザック・エフロンが新しい恋を見つけたようだ。『ベイウォッチ』で共演したアレクサンドラ・ダダリオとそれぞれ愛犬を連れ、ペットショップで買い物する姿が目撃された。「E!News」などが報じた。ペットショップデート以前にも2人はすでに恋愛関係であることをほのめかしていた。今月16日、32歳の誕生日を迎えたアレクサンドラ。当日、ザックはSNSに膝の上に彼女を乗せて腰に手をまわしている親密なツーショットを掲載。「お誕生日おめでとう。きみは堅実で、魅力的で、賢くて、クリエイティブで愛すべき人の1人だ。あと、これまでの中で最もレアなポケモンだね!」とベタ褒めコメントを添えた。この投稿を見て、ファンからは「素敵なカップル」、「付き合ってるの?」などのコメントが殺到。アレクサンドラも「ありがとう、ザック!!!!」とのお礼コメントの最後にハートの絵文字でザックの祝福に応えた。『ベイウォッチ』が製作された2017年からすでに2人の恋は始まっていたもようだが、アレクサンドラは同年の「MTV Movies & TV Awards」で、「彼は映画の中での恋のお相手だから、みんながそう思うのも理解できるわ。でも、ザックと私は本当にイイ友だちなのよ」と友だちであることを強調していた。ザックは2016年にそれまで2年ほど付き合っていたデザイナーのサミ・ミロと破局。アレクサンドラは『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』で共演したローガン・ラーマンとの交際が報じられたことがある。(Hiromi Kaku)
2018年03月30日大人の好奇心をくすぐる新ライフスタイルショップ「エイ・ディ・ネール(A.D. NÉEL)」が、3月1日、横浜・みなとみらいのマリン アンド ウォーク ヨコハマ(MARINE & WALK YOKOHAMA)にオープン。100歳を超えても絶えることのない探求心を持ち続けた女性冒険家アレクサンドラ・ダヴィッド=ネール(Alexandra David-Néel)にインスパイアされた同ブランドは、「日常に冒険心を!」をコンセプトに、冒険に憧れつつも日常の世界からなかなか一歩踏み出せない、そんな気持ちを持ち続けている全ての人に向けたライフスタイルショップ。「歴史・自然・人・科学・冒険・生き物」という6つのカテゴリーでセレクトされたユニークなアイテムが集結し、個性豊かなストーリーを持ち創り手の熱い想いが込められた商品のみならず、匠の技術や地場産品、産業廃棄物から再生された什器や商品、クラウドファンディングから誕生した商品、さらには楽しい会話で商品を勧める接客ロボットや旅に関する情報やイベント、個性的な博物館情報まで取り扱う。平凡な日常から一歩踏み出したかのような、思わずワクワクしてしまう「冒険リアルポータル」を味わうことが出来る。エイ・ディ・ネール×ミズ「ステンボトル」(2,700円)オープン時には、ブランドオリジナルのフレグランスシリーズとステンレスボトルを限定販売。フレグランスシリーズは、アッサムティの香りをベースに、シナモンや天然のジンジャー・ナツメグなど数十種類が複雑に混ざり合った個性的な香り。ステンレスボトルは、プロスノーボーダーにより2008年にアメリカでスタートしたアクションスポーツウォーターボトルブランド「ミズ(mizu)」とのダブルネーム。タウンユースからキャンプシーンまで幅広く活躍する。その他、クリエイターや匠とふれあい作る楽しみを味わいながら、オリジナルの香りやインテリア小物を手に入れられる多彩なワークショップも開催予定。マリン アンド ウォーク ヨコハマに新たに加わった、まるで“博物館”のような非日常感が楽しめるショップに足を運んでみては。【店舗情報】エイ・ディ・ネール(A.D. NÉEL)オープン:3月1日住所:神奈川県横浜市中区新港1丁目3番1号 マリン アンド ウォーク ヨコハマ(MARINE & WALK YOKOHAMA)営業時間:11:00〜20:00
2018年02月26日ハンガリー映画『心と体と』が、2018年4月14日(土)より新宿シネマカリテ、池袋シネマ・ロサほか全国にて順次公開される。“同じ夢”を見た男女、幻想的な愛と孤独の物語物語の舞台は、ハンガリー・ブダペスト郊外の食肉処理場。主人公は、コミュニケーションが苦手で職場になじめない代理職員のマーリア。もう一人の主人公であり、片手が不自由な上司のエンドレは、彼女を気に掛けるが、二人はうまく噛み合わない。そんな不器用な二人が急接近するきっかけは「同じ夢を見た」ことだった。情緒漂う雪山で神々しさすら放つ「鹿」の夢。なぜ二人は同じ夢を見たのか?現実と夢が混じり合う幻想的なタッチで描く、孤独な男女の少し不思議で刺激的なラブストーリー。ハンガリーの鬼才、イルディコー・エニェディが監督監督を務めたのは、長編デビュー作『私の20世紀』(89)がカンヌ国際映画祭でカメラドール(最優秀新人賞)を受賞した、ハンガリーの鬼才イルディコー・エニェディ。彼女が長いブランクを経て製作した18年間ぶりの長編映画となる本作は、ベルリン国際映画祭において最高賞の金熊賞を含む4冠を達成。さらに、本年度アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされているほか、ヨーロッパ映画賞で主演のアレクサンドラ・ボルベーイが最優秀女優賞を獲得するなど、賞レースで快進撃を続けている。作品情報映画『心と体と』原題:Testről és lélekről/英題:On Body and Soul公開日:2018年4月14日(土) 新宿シネマカリテ、池袋シネマ・ロサほか全国にて順次公開監督・脚本:イルディコー・エニェディ出演:アレクサンドラ・ボルベーイ、ゲーザ・モルチャーニ、レーカ・テンキ、エルヴィン・ナジ2017© INFORG - M&M FILM
2017年12月28日「政府は、新しい天皇陛下となられる皇太子さまの『即位の礼』を19年秋に行う方向で調整を進めています。外国からの賓客も大勢招かれ、盛大なものになることでしょう」 そう語るのは、宮内庁関係者。政府は年明けにも菅義偉官房長官をトップとする準備組織を設置し、譲位・即位に向けた準備を本格化させていくという。 12月9日、雅子さまの54歳のお誕生日に発表されたご感想には、こんなご心境がつづられている。 《これから先のことを考えますと、身の引きしまる思いが致しますが、両陛下のお導きをいただきながら、皇太子殿下をお支えしつつ務めを果たしていくことができますよう、努力を重ねて参りたいと思っております》 このお言葉通り、雅子さまは“新皇后”に向けての努力を密かに重ねられている。本誌は、それを裏付けるエピソードをキャッチした。ある外務官僚は、本誌にこう明かした。 「まったく報道されていませんが、実は皇太子さまと雅子さまは11月30日に、千代田区にある在日ルクセンブルク大公国大使館をお忍びで訪問されたのです」 ルクゼンブルクのアンリ大公と長女のアレクサンドラ王女が、国賓として日本に滞在していたのは、11月下旬のことだった。 「基本的に、アンリ大公のおもてなしは、“同格”である天皇陛下と美智子さまがなさいました。もちろん皇太子さまと雅子さまも宮中晩餐会には出席されましたが、その場では、ご挨拶程度しかされず、親しくお話しする機会はほとんどなかったと思います」(前出・宮内庁関係者) 皇太子ご夫妻がルクセンブルク大使館を訪問されたのは、宮中晩餐会の3日後。前出の外務官僚が続ける。 「ご訪問の目的は、離日直前のアンリ大公と懇談されるためでした。ご到着は午後3時ごろ。大公と王女に迎えられた皇太子ご夫妻は、まず大使館の1階に飾られている写真をご覧になったのです」 写真は、写真家やエッセイストとしても人気があり、国際的に活躍するハービー・山口氏が、ルクセンブルクの街並みを撮影したものだった。 「明るい雰囲気で写真をご覧になった後、皇太子ご夫妻と大公と王女は、お茶とお菓子を楽しまれながらお話しをされたそうです」 宮内庁のHPには、皇太子ご夫妻の日程も記載されているが、ここに11月30日の大使館ご訪問についての記載はない。だが、前出の宮内庁関係者は言う。 「その情報を聞いてから該当部署などに確認したところ、確かに皇太子ご夫妻は、アンリ大公とお会いになっていたことがわかり、私も非常に驚きました。皇太子ご夫妻が、お忍びで大使館を訪問され、相手国の元首と会談をされたわけですが、こうしたケースはこれまでにはなかったことだと思います」 この“前例なき会談”は、皇太子さまと雅子さまが強く望まれたことだったという。宮内庁関係者が続ける。 「皇太子ご夫妻はお代替わり後を見すえられ、『私どもも、日本の皇室とご縁の深い、ルクセンブルクの王室との関係を大事にしたいと考えています』と、天皇陛下と美智子さまに相談され、お許しを受けたそうです」 いわば“直訴”によって、実現したものだというのだ。 「ご婚約以来25年、雅子さまにとって“皇室外交”は夢であり続けたと思います。そして皇位継承が目に見える時期になったいま、ついに動き出されたのではないでしょうか。これまでのご活動から、雅子さまの目指されている皇室像も、おぼろげながら見えてきます。その未来の構想の1つが、世界の恵まれない子どもたちを救うというものなのです。 先日のお誕生日にも《広く世界に目を向けても、困難な状況に苦しんでいる人々が数多くいることに心が痛みます》と、国際的な協力が大切だと訴えられました。ルクセンブルク大公国との絆を深められることも、その第一歩とお考えになられたのでしょう」 きっと大使館での懇談では、国民との関係の両国の差についても語りあわれたに違いない。
2017年12月28日ギャビー・ダグラス(写真:Shutterstock/アフロ) 2012年のロンドン五輪で、アフリカン・アメリカン女性として初めて女子団体・個人総合で金メダルのダブル受賞を果たしたギャビー・ダグラス(21)。貧しい家庭に生まれながらも、家族の愛と自身の努力で成功を収めたダグラスのサクセスストーリーは映画の題材にもなった。そんな彼女が、チームドクターからのセクハラ被害を訴え、騒動となっている。 事の発端は、ダグラスの元チームメイトであるアレクサンドラ・レイズマンが、医師のラリー・ナサールに性的嫌がらせを受けていたことを告発したことだった。ダグラスはこれを受け、「女性には慎ましい装いをする責任がある。刺激的な服装は、悪い人間を引き寄せる」とTwitterで反応。この発言が被害者を辱めたとして批判の的となり、ダグラスは謝罪に追い込まれた。そして同時に、ダグラス自身も被害に遭っていたことを告白したのだ。 「辱めるような意図はありませんでした。あなたたちが何を着ていようとも、誰かに嫌がらせや虐待を正当化する権利を与えることなど決してないのだから。私達がレオタードを着ていたことが原因で、ラリー・ナサールにセクハラされたわけじゃない。私はこれまで、自分の体験を公にしてきませんでした。長年に渡り、沈黙を守るように飼い慣らされてきたからです。正直に言って、とてつもない痛みを伴う体験もありました。大きな一歩を踏み出したチームメイトたちを、私は心から支えます」 ナサールは15歳だったレイズマンに小物などをプレゼントし、いい人であることを印象付けた。その後遠征先で、16歳だったレイズマンのホテルの部屋に押しかけ、無理矢理マッサージを施すなどのセクハラを繰り返していたという。ナサールは現在、児童ポルノ所持で逮捕、拘禁されており、性的暴行でも起訴されている。
2017年11月22日女優の広瀬アリスが29日、東京・六本木で開催中の第30回東京国際映画祭で行われた主演映画『巫女っちゃけん。』(2018年2月3日公開)の舞台挨拶に、グ スーヨン監督、主題歌を担当する歌手のアレクサンドラ・スタンと共に出席した。「特別招待作品」として上映される『巫女っちゃけん。』は、神社の娘で腰掛け巫女をしているしわす(広瀬)の物語。しわすは、ひょんなことから5歳の少年・健太の面倒をみることに。そして、神社の裏側や礼節・作法のハウツーを織り交ぜながら、しわすが女性として成長していく姿を描く。広瀬は「この役オーディションなんです。台本をいただいたときにすごい自分に合ってるなと思いながらお芝居をした」と告白。撮影ではアドリブが全部OKになり、「大丈夫かな」と思いながら本編を見たそうで、「ひと言で言うとガサツ。ひどいなと思いながら見ました」と自身の演技を笑い、「自由すぎて、MEGUMIさんに『ババア』と言い、(仁村)紗和ちゃんに『ブス』と言い、ひどいことをいろいろ言っちゃってすいません」と申し訳なさそうに謝った。そして、「日本人の方も、神社や巫女の世界を知らない方が多いと思う。その世界をコミカルにおもしろくロックな感じで描いているので、日本の方にも海外の方にも楽しんで見ていただきたい」と呼びかけた。監督は「自由というか、台本を読み込んで作って来ていただいているので、よっぽどのことがないと文句を言わない」と言い、「勘がいい役者さんという最たるな彼女。そんなに話をしないんですけど、くみ取み取ってやってくれる。放置プレー」と、広瀬の役者としての勘を評価。「だらしない巫女さんですが、巫女が成長していく姿を見て、穏やかな気持ちになってもらいたい」と語った。
2017年10月29日『ワイルド・スピード』シリーズや『セントラル・インテリジェンス』など、昨今のアクション超大作に欠かせない“ザ・ロック”ことドウェイン・ジョンソンが主演する『ベイウォッチ』。10月25日(水)のブルーレイ&DVDリリースを前に、ザック・エフロンの筋肉美に惚れ惚れする特典映像の一部がシネマカフェに到着した。ドウェインと『ダーティ・グランパ』『ネイバーズ』シリーズのザック・エフロン、『カリフォルニア・ダウン』のアレクサンドラ・ダダリオに、TV版「ベイウォッチ」のデビッド・ハッセルホフ、パメラ・アンダーソンらが競演し、闘うライフガード(水難救助隊)として海を舞台にド派手なアクションを展開する本作。さらに、人気海外ドラマ「クワンティコ/FBIアカデミーの真実」の“ミス・ワールド”女優プリヤンカー・チョープラーが敵役を演じることでも話題。『ワイルド・スピード』同様、本作も熱い仲間との絆、ファミリーで悪に立向かう姿を描いており、ドウェイン率いるセクシーダイナマイト軍団VS麻薬組織のホットなバトルが刺激的。全米では、『美女と野獣』『エイリアン:コベナント』を抑えて初登場3位、興行収入5,600万ドルのヒットを記録した痛快アクション・コメディだ。撮影のために肉体改造をした出演者たちの肉体美も見逃せないが、今回公開されたのは、ブルーレイ&DVD収録の特典映像から「映画のための体作り」の一部。監督のセス・ゴードンは「誰もがうろたえる上級コースを用意した」と自信満々。そんな極限コースにトライしたのが、2つの金メダルを持つ元オリンピック選手の新参者マット・ブロディを演じたザック。鍛え上げられたバッキバキの“エイトパック”を披露しながら、細いバーをつかんで、次から次へと腕力のみで飛び移る!さらには巨大なタイヤを持ち上げたり、懸垂したりと、次々と立ちはだかる困難なミッションに果敢に挑んだザックが、「あのコースは難しかったよ。翌日、全身が筋肉痛だった。上腕二頭筋も動かない」と、笑い飛ばす姿が男前すぎ!「彼しかできなかった。スタントにも無理!」と、監督やドウェインが称賛するザックの雄姿を見逃さないで。『ベイウォッチ』ブルーレイ+DVDセット【劇場版+完全版収録】は10月25日(水)より発売。同日レンタル開始。(発売・販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント)(text:cinemacafe.net)
2017年10月23日「2016年サンダンス映画祭」ワールドシネマコンペティションドラマ部門審査員特別賞をはじめ、世界各国で数々の受賞を果たした『ゆれる人魚』の日本公開日が、2018年2月10日(土)に決定。あわせてキービジュアルと予告編が公開された。人魚の姉妹が海からあがってくる。辿りついたのは80年代風のワルシャワのナイトクラブ。ふたりはワイルドな美少女。セクシーで生きるのに貪欲だ。一夜にしてスターになるが、ひとりがハンサムなベース・プレイヤーに恋してしまう。たちまちふたりの関係がぎくしゃくしはじめ、やがて限界に達し、残虐でちなまぐさい行為へとふたりを駆り立てる。ユニークなビジョンと革新的デザインで、世界中のファンタスティック映画ファンを魅了したポーランド映画『ゆれる人魚』(英題:『THE LURE』)。ポーランド映画界大注目株の女性監督、アグニェシュカ・スモチンスカ監督長編デビュー作である本作は、共産主義時代下であった1980年代のポーランドを舞台に、ハンス・クリスチャン・アンデルセンの「人魚姫」にツイストを加えた、ふたりの肉食人魚姉妹が少女から大人へ成長する物語をエネルギッシュでワイルドに描くホラー・ファンタジー・ムービー。9月7日(木)に邦題決定が発表され際には、SNS上でこれまでの“人魚の姿”と全く違う人魚の尾尻と、バスタブに人魚が入っているというミスマッチな設定が話題となり、今回これを受けて本作のキービジュアルはその衝撃画像を採用することに決定した。あわせて公開された予告編では、ナイトクラブで歌う人魚姉妹の姿からスタート。そして、人間に恋をした妹と、人間を食べる姉…。対照的な2人の姿も映し出され、何とも奇妙な映像となっている。なお、10月28日(土)より公開劇場にて本作の劇場前売券が発売開始。前売特典は、本作のオープニングイラストを手がけたポーランドの若手注目女性画家アレクサンドラ・ヴァリシェフスカが描いたビジュアルと、日本版ポスターデザインをセットにした特製ステッカーとなっている。『ゆれる人魚』は2018年2月10日(土)より新宿シネマカリテほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年10月19日世界最大級のクラシック音楽祭「ラ・フォル・ジュルネTOKYO 2018」が2018年5月3日(木・祝)、4日(金・祝)、5日(土・祝)に東京で開催される。クラシック音楽の祭典が丸の内・池袋で2005年の日本初開催以来、延べ780万人が訪れた「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」。2017年に開催された「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン『熱狂の日』音楽祭2017」では舞曲をテーマに壮大な音楽の歴史が紹介されるなど、毎年テーマに沿った内容でイベントが展開されている。2018年はイベント名称を新たに「ラ・フォル・ジュルネTOKYO 2018」と変更し開催。これまでの東京国際フォーラムでの開催に加え、池袋の東京芸術劇場を中心に池袋西口公園、南池袋公園など新たに池袋エリアも会場として広げ、例年より規模を拡大して、新たな挑戦が行われる。異文化との出会いから生まれた音楽テーマは「UN MONDE NOUVEAU―モンド・ヌーヴォー 新しい世界へ」。異文化との出会いから生まれた様々な音楽にフォーカスを当て、壮大な歴史の中で作曲家たちの心を揺さぶった様々な出会いについて、音楽を通して表現していく。合唱団とオーケストラによる迫力満点の演奏や初登場アーティスト今年初開催となる池袋エリアでは、東京芸術劇場内の3会場で53公演を開催する。4日(金・祝)に行われる「グレチャニノフ:ミサ・エキュメニカ」は、池袋でしか聴けない注目の公演。合唱、オルガン、オーケストラ、独唱を総動員したミサ曲の中で抜群の存在感を発揮する、エカテリンブルク合唱団の大地を揺るがすような重低音は必聴だ。また、イベント初登場となる、ロイヤル・ノーザン・シンフォニア注目のピアニストであるラルス・フォークトが芸術監督の英国室内オーケストラや、ヨアヒム・コンクールを制覇したヴァイオリン奏者のアレクサンドラ・コヌノヴァ、新星ヴァイオリニストのアレーナ・バーエワといったクラシックのアーティストにも注目だ。多彩なワールドミュージックその他、中世の地中海沿岸の多彩な音楽をベースに、独創的な音楽を奏でるカンティクム・ノーヴムや、フランスの若年層から支持を集めるピアース・ファッチーニ&トリオ、ユダヤ音楽クレズマーを代表するクラリネット奏者と弦楽カルテットのアンサンブル・ヨム&クアチュール・イクシィなど、様々なワールドミュージックのアーティストも参戦し、「ラ・フォル・ジュルネTOKYO 2018」ならではのパフォーマンスで盛り上げる。キッズ用プログラムや無料コンサート子供達が楽しめるキッズ用プログラムも用意。「0歳からのコンサート」や「キッズのためのシネマ・コンサート」など、親子で一緒に生演奏を体感できる貴重な機会となっている。また、アマチュアや音大生を中心としたコンサートや、公園出演アーティストによるサプライズコンサートが東京国際フォーラム地上広場やホールE、池袋西口公園、南池袋公園で開かれたり、無料コンサートが開かれたりと、期間中は街中が音楽一色に。散歩しながら音楽を楽しめる。詳細「ラ・フォル・ジュルネTOKYO 2018」開催日:2018年5月3日(木・祝)、4日(金・祝)、5日(土・祝)会場:■丸の内エリア東京国際フォーラム、大手町・丸の内・有楽町■池袋エリア東京芸術劇場、池袋西口公園、南池袋公園チケット販売場所:東京国際フォーラムボックスオフィス、東京芸術劇場、LFJチケット販売サイト、チケットぴあ、指定プレイガイド公演数:約400公演(有料公演約194、無料公演約200)
2017年09月09日自身の名を冠したコスメを大ヒットさせ、「世界で最も稼いだセレブ」(米「Forbes」誌調べ)に最年少(発表時19歳)でランクインしたカイリー・ジェンナーを始め、副業でも成功を収めるセレブが増えている。もちろん、彼らの世界的な知名度が大きな助けになっているが、もう1つの傾向として、逆にセレブ本人のイメージを前面に出し過ぎないパターンが成功を導く場合も多い。■リース・ウィザースプーンリース・ウィザースプーンは2015年にライフスタイルブランド「Draper James」を始めた。アメリカ南部ルイジアナ州出身の彼女が子どもの頃から慣れ親しんだサザン・スタイルの服やバッグ、インテリアや家庭用品を展開している。素敵な暮らしぶりをSNSで公開し、ライフスタイル・ビジネスに参入するセレブ女性は後を絶たないが、ただおしゃれなだけでは生き残れないし、扱う商品にいちいちセレブ本人を連想させるロゴや顔写真があっては、購買層は限られてしまう。その辺りを心得たデザインは、大人の女性でも抵抗なく着られるほどよいガーリー・テイストで手堅い人気。ブランド名は尊敬する祖父母のミドルネームをつなげたもの、というエピソードなど、好感度を上げるさりげないアピールも上手だ。■スカーレット・ヨハンソン昨年10月、パリのマレ地区にポップコーン専門店「Yummy Pop」を開店、初日は自ら店頭に立ったスカーレット・ヨハンソン。フランスでポップコーンといえば定番の塩味だけ、そして人気はそれほど高いとは言えないが、だからこそ様々なフレーバーのグルメポップコーンに勝機ありと見た様子。3月に破局を発表したフランス人の夫と一緒に始めた。トリュフとパルメザン&セージ風味、ストロベリー&クリーム、メープルシロップ、チョコレート・ストロベリーを中心に、クリスマスやバレンタインデーには限定フレーバーやハート型ボックス入りも販売、パリのスナックとして定着しつつある。店舗やパッケージはトリコロールをあしらい、こちらもやはりどこにもスカーレットの名前や写真はない。■キアヌ・リーブスリースにしてもスカーレットにしても、扱うものに対する思い入れがしっかりあることが見て取れるが、好きを極めて採算度外視にも見えるビジネスを展開したのはキアヌ・リーブスだ。大のバイク好きで知られる彼は2014年に友人のバイク・デザイナー、ガード・ホリンガーとカスタム・バイクのメーカー「Arch Motorcycle」を設立したが、今年7月に今度は出版社「X Artists’ Books」を立ち上げた。昨年キアヌが出版した詩集「Shadows」(原題)で組んだアーティストのアレクサンドラ・グラント、デザイナーのジェシカ・フリーシュマンと3人で、独創的で多分野にまたがる内容のアーティスト・ブックの出版に取り組む。キアヌは「本を読んで、思考したり想像したり、旅をする喜びのため」と起業の理由を「Los Angeles Times」紙上で語っている。カスタム仕様のバイクもアーティスト・ブックも、妥協を許さない作りゆえに、手頃な価格での量産、万人受けは難しい。それでも、自分が心から気に入ったものを世間に伝えたいという情熱はあっぱれだ。知名度を適度に使いながら、最終的にはそこに頼り過ぎずに商品の魅力で勝負する。王道ながら、実はなかなか実現の難しいセレブのサイドビジネス・スタイルだ。(text:Yuki Tominaga)
2017年08月24日『ワイルド・スピード ICE BREAK』から『モアナと伝説の海』まで、ハリウッドで大活躍を続けるザ・ロックことドウェイン・ジョンソンが主演を務め、全米で大ヒットを記録した『ベイウォッチ』が、10月25日(水)よりブルーレイ&DVDリリースされることになった。熱血ライフガードのミッチ・ブキャナン(ドウェイン・ジョンソン)が、カリフォルニアのビーチを舞台に、生意気な新人ライフガードのマット(ザック・エフロン)と衝突しながらも、ベイエリアの未来を脅かす犯罪計画にともに立ち向かっていく姿を描く本作。『カリフォルニア・ダウン』では地震と闘い、『ワイスピ』ではテロリストと闘うなど、最近の大作アクションには欠かせない存在となっているドウェインは、今回も海を舞台にド派手なアクションを展開!本作では闘うライフガード(水難救助隊)を熱演する。また、新米ライフガードを演じる『ダーティ・グランパ』『ネイバーズ』シリーズのザック・エフロンも惜しげもなく肉体美を披露し、TV版「ベイウォッチ」でミッチ・ブキャナンを演じていたデビッド・ハッセルホフも参戦。同じくTV版「ベイウォッチ」に出演していたパメラ・アンダーソン、『カリフォルニア・ダウン』ではドウェインの娘役を演じていたアレクサンドラ・ダダリオ、さらに海外ドラマ「クワンティコ/FBIアカデミーの真実」で人気を博す美女プリヤンカー・チョープラーが魅惑的な悪役を演じている。撮影のために肉体作りをしたという、出演者たちの肉体美には注目。また、『ワイスピ』同様、本作も熱い仲間との絆、ファミリーで悪に立ち向かう姿を描いており、ドウェイン率いるセクシーダイナマイト軍団VS麻薬組織の迫力のアクションは必見。全米では『美女と野獣』『エイリアン:コベナント』を抑え全米初登場3位、興行収入5600万ドルのヒットを記録している。『ベイウォッチ』ブルーレイ&DVDは10月25日(水)よりリリース(※同日レンタル開始)。(text:cinemacafe.net)
2017年08月18日Netflix版マーベルシリーズの集大成と言えるNetflixオリジナルドラマ「Marvel ザ・ディフェンダーズ」が、本日8月18日(金)より全世界同時オンラインストリーミング開始。この度、配信に合わせた特別予告編と、新たな画像が到着した。「デアデビル」「ジェシカ・ジョーンズ」「ルーク・ケイジ」「アイアン・フィスト」に出演する4人のヒーローたちが集結する本作。究極の感覚を武器に戦う盲目の弁護士“デアデビル”ことマット・マードック(チャーリー・コックス)、驚異の身体能力を持った美しく孤独な私立探偵“ジェシカ・ジョーンズ”(クリステン・リッター)、人体改造により銃弾をも弾く鋼の肉体を手にした“ルーク・ケイジ”(マイク・コルター)、そして壮絶な修行で獲得した最強の拳“アイアン・フィスト”ダニー・ランド(フィン・ジョーンズ)が、それぞれの過去や苦悩を抱えながらも、「ディフェンダーズ」として力を合わせ、NYに蔓延る強大な悪に立ち向かう様子を描いていく。このほど公開された画像と特別予告編には、その名前とビジュアル以外は謎に包まれていたディフェンダーズたちの宿敵、アレクサンドラ(シガニー・ウィーバー)の姿が。「闇に光をもたらし、死のある場所に命をもたらす――」と、シガニーがゆっくりと語っていく本映像からは、凄まじい重圧感とどんな恐ろしいことも意に介さない凶悪に満ちている。このアレクサンドラの意味深な言葉は、NYを未曽有の危機にさらそうとしていることを示唆しており、4人のヒーローたちが力を集結しなければならない理由はどうもここにありそう…。ファンの間では、マーベルシリーズの中でも“最強最悪のヴィラン”誕生とうわさされているアレクサンドラ。納得のいく迫力に仕上がっている。Netflixオリジナルドラマ「Marvel ザ・ディフェンダーズ」はNetflixにて独占配信中。(cinemacafe.net)
2017年08月18日結婚するならイケメン・高学歴・高収入…と、理想は高く持ちたいところ。でも、そんな「ハイスペック男子」のまわりには、同じようにハイスペック女子たちがひしめき合っている状況で、そこから結婚を勝ちとるには策略や努力が必須です。Amazonプライム・ビデオで放送された『バチェラー・ジャパン』が近頃注目を集めていますが…。一人の男性をめぐる女性たちのバトルって、自分が参戦するのはちょっと怖いけど傍から眺めるだけなら思わずハマっちゃうほどの面白さがありますよね。■日本初上陸ドラマ!女たちの苛烈なバトルこの8月、世界80ヶ国で大ヒットしたと話題のトルコドラマ『オスマン帝国外伝~愛と欲望のハレム~』が日本初上陸!なんでもこのドラマ、『バチェラー・ジャパン』も真っ青、トルコを中心に東地中海を支配したオスマン帝国の皇帝、“スレイマン大帝”の寵愛をめぐる女たちの苛烈な闘争劇を描いた歴史ドラマなんです。■いい性格してるわ…肉食系ヒロイントルコの宮廷ドラマと言っても日本ではあまりなじみがないですよね。日本でよく見られている中国、韓国の宮廷ドラマとくらべて、一番に違うと感じる点、それはヒロインのキャラクター。日本でヒットしているドラマのヒロインと言えば、「優しくておしとやか」といったイメージだけど、このドラマの場合は積極的で気持ちいいくらいに肉食系!「あんた、いい性格してるわ…」と思わずつぶやいてしまうほどの野心に満ちたヒロインが、繰り出してくる直球の誘惑術。すごい、こんなにあからさまに…。病気のふりしてわざと倒れこんで皇帝に抱きかかえられるヒロイン。こんなベタな手を恥ずかしげもなく…!悩ましげなダンスで皇帝を誘惑したり…「あざとすぎ!」と驚くけれど、ここまで思い切りやれば間違いなく好意が伝わりそう。好きな人に気持ちを伝えるのが苦手な人は、このドラマを見て肉食スイッチをONにしてみては?■華麗なる男・スレイマン一世女たちがその愛を勝ち得ようと猛烈アピールする一人の男=スレイマン一世って実はすごいんです。数多くの軍事的成功を収めてオスマン帝国を最盛期に導いたとされ、英語では「壮麗帝(the Magnificent)」のあだ名でも呼ばれているそう。思わず見初められたいと思ってしまうほど、権力も富も実力も十分に持ったまさに「ハイスペック男子」ですね。そんなスレイマンをもっと知りたいなら、以下のマンガや書籍でも楽しめますよ。●美麗なイラストでスレイマンに酔う篠原千絵先生の『夢の雫、金の鳥籠』●がっつり歴史を読み解いてみるオスマン帝国 イスラム世界の「柔らかい専制」でも、やっぱり華やかな映像と音楽で女たちの宮廷劇に浸りたい。そう思ったらこのドラマをチェック!オスマン帝国外伝~愛と欲望のハレム~【STORY】トルコを中心に東地中海を支配したオスマン帝国の第10代皇帝スレイマン。世界的に“スレイマン大帝”で知られている彼のハレム(後宮)に、奴隷として献上されたアレクサンドラ(後のヒュッレム)。彼女のハレム入りをきっかけに、スレイマンの寵愛をめぐる女性たちの苛烈な闘争劇を描いた歴史ドラマ。放送日時:8月7日(月)スタート(月~金)深夜0:00~深夜1:00制作:2011年/トルコ/全48話/字幕出演:ハリット・エルゲンチュ(スレイマン)、メルイェム・ウゼルリ(ヒュッレム/アレクサンドラ)、オカン・ヤラブク(イブラヒム)ほか(C)Tims Productions
2017年08月07日Huluプレミアにて8月8日(火)より独占配信されるトルコ発の大ヒットドラマ「オスマン帝国外伝~愛と欲望のハレム~」。このほど、世界80の国と地域で放送され、全世界8億人が熱狂したという本作待望の予告編映像が、シネマカフェに到着した。16世紀、オスマン帝国を46年という長きに渡り支配し、最盛期に導いた第10代皇帝スレイマン大帝と、ハレム(後宮)にて皇帝の寵愛を受け、後に皇妃にまでのし上がった美女アレクサンドラ(後のヒュッレム)を中心に、嫉妬と欲望、そして愛が渦巻く宮廷物語を見事に描き出した本作。まさにトルコ版「大奥」ともいえる超大作で、約1,200坪の敷地に23のメインセットを設営、約3万種類もの布を使用し、栄華を誇った当時の宮殿の様子を再現。さらに、25名のデザイナーが常駐し、2,500着以上の衣装と1,000種類以上の装飾品を制作、豪奢で華やかなハレムを作り上げている。今回解禁された予告編では、歴史に刻まれた世紀の愛憎劇がついに幕を開ける。父・セリム1世逝去により、第10代皇帝スレイマン大帝が誕生する一方、家族や恋人を失った絶望のなか、大帝のハレムに献上されるため、オスマン帝国に奴隷として連れてこられたアレクサンドラが、ハレムの中でのし上り、生き抜くことを決意した瞬間が描かれていく。また、彼女に待ち受けるハレム内での女同士の熾烈な戦い、さらには皇子ムスタファを産み、皇帝妃として君臨するマヒデブランの座を狙うため、妖艶な魅力で着実にスレイマンの寵愛を受けていくアレクサンドラと、嫉妬に狂っていく皇帝妃マヒデブランとの泥沼劇も垣間見える。美しい女性たちが集う華やかなハレムの内側で繰り広げられる、プライドをかけた女たちの戦いとともに、その名を歴史に刻んだ1人の女性の生き様と決意が伝わる、見応えたっぷりの予告編となっている。絶世の美女であるだけでなく、したたかさも持ち合わせるアレクサンドラ。果たして、彼女はどのような作戦で宮廷でのし上っていくのか、その運命に注目していて。「オスマン帝国外伝~愛と欲望のハレム~」は8月8日(火)よりHuluプレミアにて独占配信スタート。※8月8日(火)~8月12日(土)1話ずつ配信、以降8月19日(土)~毎週土曜5話ずつ新エピソード追加予定。CS「チャンネル銀河 歴史ドラマ・サスペンス・日本のうた」では8月7日(月)より月曜~金曜、24時~スタート。(text:cinemacafe.net)
2017年07月28日Huluでは、これまでほとんど日本に上陸することのなかったトルコ発の大ヒットTVドラマ「オスマン帝国外伝 ~愛と欲望のハレム~」(字幕版)を、Huluプレミアにて配信することになった。舞台は16世紀。皇帝セリム1世が逝去し、皇太子スレイマン1世が第10代皇帝に即位、今後46年にわたる華麗なるオスマン帝国統治の歴史が始まる。スレイマンの即位と同じころ、ルテニア(現在のウクライナ)では、タタール人による襲撃が続いていた。ある小さな町の司祭の美しい娘アレクサンドラ(後のヒュッレム)は、目の前で家族、そして恋人を皆殺しにされる悲劇に襲われる。その美しい美貌で命拾いしたアレクサンドラは、捕虜となり、幼なじみのマリアとともにオスマン帝国のハレムに献上される奴隷となった。全てに反抗的な態度でいたアレクサンドラだが、ある夜、夢枕に立った両親の言葉に後押しされ、このハレムで生き抜くことを決意。生き抜くためには皇帝スレイマンの側女に選ばれるしかないと考えた彼女は、ある夜の宴で妖艶な舞を披露し、彼の心を掴む。やがてアレクサンドラは、スレイマンの寵愛を得ることに成功し、“人を楽しくさせる者”との意味を持つ「ヒュッレム」の名を賜る。さらに、皇子を身ごもったヒュッレムは、皇妃となることを望み、スレイマンとの結びつきを強くするためイスラム教に改宗、あらゆる知恵を絞り着実にハレムの中でのし上がっていく。しかし、そこには数知れない陰謀と嫉妬が待ちうけ、女同士の熾烈な権力争いがあった…。本作は、オスマン帝国を長きにわたり支配し、最盛期に導いた第10代皇帝スレイマン大帝と、ハレムにて皇帝の寵愛を受け皇妃にまでのし上がった美女ヒュッレムを中心に、嫉妬と欲望、そして愛が渦巻く宮廷物語を見事なまでに描き出したTVシリーズ。目を見張るような美女たち、そして色とりどりの煌びやかな衣装も含め、まさにトルコ版「大奥」ともいえる超大作だ。トルコ国内で放送がスタートすると、瞬く間に人気を博し、トルコ国内の主要TVアワードおいて、最優秀ドラマシリーズ、最優秀歴史ドラマ、最優秀男優賞、最優秀美術監督賞など、多数の賞を総なめに。さらに、トルコのみならず、中東・東欧・アジア・北米を始めとする、世界80か国以上で放送され、各地でトルコブームを巻き起こし世界的大ヒットドラマとなった。なお、CSチャンネル「チャンネル銀河 歴史ドラマ・サスペンス・日本のうた」でも、同時プレミア放送が決定している。奴隷から皇妃にまでのし上がった女性アレクサンドラこと“ヒュッレム”を演じるのは、トルコ人の父とドイツ人の母を両親にもつ、トルコを代表する女優メルイェム・ウゼルリ。2016年ベイルート国際映画祭の海外ドラマ部門最優秀主演女優賞、トルコGQ誌にて「2012年ウーマン・オブ・ザ・イヤー」を受賞するなど、美貌と実力の両方を兼ね備えた彼女は、今後ハリウッドでの活躍も期待されている。今回、本作の日本への輸出が決まったことで、制作会社TIMES PRODUCTIONSの代表で、本作プロデューサーは、「日本での配信を大変嬉しく思います。トルコの大型歴史ドラマが日本で初めて配信されることは、我々にとって初の快挙となります」と日本進出に喜びを明かす。「本作が世界各国で成功した要因を1つに絞ることはできませんが、全世界の人々が共感し得る物語であり、力強い作品であることだと思います。また、豪華な衣装や舞台美術が、(トルコ国内で)新たな社会現象を巻き起こしたほど独創性にあふれていたことも強調したいです」と、その魅力に言及。さらに、「皇帝の偉業を伝えつつ、1人の人間としての内面を描いています。悲惨な失敗や成功を経て、帝国全土と世界を支配していく偉大な皇帝が、愛する1人の女性だけは支配できずにいる」と語り、本作を「壮麗な愛の物語」と位置づけた。また、Huluチーフコンテントオフィサーは、「トルコのドラマが世界中で大ブームだと2年以上前に耳にしてからいろいろな作品を検討して参りました」という。「世界史の教科書に出てきたあのオスマン帝国で実はこんなことが起きていた…いちど観始めたら止められないパワーを持つこの新鮮なエンターテインメントをぜひ多くの方々にご堪能頂きたいと思います」と、コメントを寄せている。年間100か国以上に3億ドルあまりのTVドラマを輸出している、隠れた“ドラマ輸出大国”トルコ。そのクオリティの高さが、早くも注目を集めている。「オスマン帝国外伝 ~愛と欲望のハレム~」は8月8日(火)Huluプレミアにて独占配信スタート。CS「チャンネル銀河 歴史ドラマ・サスペンス・日本のうた」では8月7日(月)より月曜~金曜24時~スタート。(text:cinemacafe.net)
2017年06月28日「デアデビル」からはじまり、「ジェシカ・ジョーンズ」「ルーク・ケイジ」、そして「アイアン・フィスト」と登場してきたマーベルとNetflixの共同製作によるオリジナルドラマ。このほど、彼ら4人のヒーローがNYを守るために結集する「Marvel ザ・ディフェンダーズ」のキーアートビジュアルが解禁となった。本作は、研ぎ澄まされた究極の感覚を武器に戦う盲目の弁護士“デアデビル”ことマット・マードック、驚異の身体能力を持つ美しき毒舌私立探偵“ジェシカ・ジョーンズ”、人体改造により銃弾をも弾く鋼の肉体を手にした“ルーク・ケイジ”、そして壮絶な修行で獲得した最強の拳を有する“アイアン・フィスト”ダニー・ランドの4人のヒーローが、“ディフェンダーズ”として結集。孤独に戦ってきたヒーローたちが、それぞれの過去や苦悩を抱えながらも力を合わせ、NYにはびこる強大な悪に立ち向かうマーベルの最新ヒーローチームを描く。出演は、“デアデビル”/マット・マードックに『博士と彼女のセオリー』でも知られるチャーリー・コックス、“ジェシカ・ジョーンズ”に「ブレイキング・バッド」「23号室の小悪魔」のクリステン・リッター、“ルーク・ケイジ”に『ミリオンダラー・ベイビー』「グッド・ワイフ」のマイク・コルター、そして“アイアン・フィスト”/ダニー・ランドには「ゲーム・オブ・スローンズ」のフィン・ジョーンズというお馴染み、実力派の4人。先に公開された予告では、これまでバラバラに活動をしていた4人の出会いと、“ディフェンダーズ”としてチームを組んでいく過程が初めて映し出されると共に、それぞれのパワーが活かされたダイナミックかつクールなアクションシーンが大きな話題となった。また、ファンの注目を集めたのは、ディフェンダーズたちの行く手に立ちふさがる最強のヴィラン“アレクサンドラ”の存在。未だ多くの謎に包まれているアレクサンドラを演じているのは、『エイリアン』シリーズのリプリー役でも知られるベテラン女優シガニー・ウィーバー。映画史上最悪の敵ともいえるエイリアンをねじ伏せてきたシガニーが演じるヴィラン“アレクサンドラ”とは、いったいどれほどまでに恐ろしい相手なのか?映像でも、「仲を深めるほど あなたたちは簡単に破滅する」と、4人のディフェンダーズたちを挑発する様子も伺える。ほかにも「デアデビル」シーズン2に登場した美女刺客エレクトラ(エロディ・ユン)、「ルーク・ケイジ」から刑事ミスティ・ナイト(シモーヌ・ミシック)、「アイアン・フィスト」から武術の達人で女性ファイターのコリーン・ウィング(ジェシカ・ヘンウィック)、そして全作に出演している看護師クレア・テンプル(ロザリオ・ドーソン)ら、各作品の人気キャラクターがクロスオーバーして登場、4人と共に新たなマーベルユニバースのドラマを紡いでいく。NYの街を守る新たなマーベルヒーローチームの活躍を、楽しみにしていて。「Marvel ザ・ディフェンダーズ」は8月18日(金)よりNetflixにて全世界同時配信開始。(text:cinemacafe.net)
2017年06月23日CSチャンネル「チャンネル銀河」では、7月よりスタートする「世界の歴史ドラマ」第1弾「クイーン・メアリー 愛と欲望の王宮」に続き、その第2弾として、8月からトルコドラマ「オスマン帝国外伝~愛と欲望のハレム~」(原題「Magnificent Century」)を放送することが決定。世界第2位の輸出規模を誇るドラマ大国・トルコの作品が、日本に初上陸することになった。物語は、1520年、父セリム1世が逝去し、皇太子であったスレイマン1世が即位するところから始まる。同じころ、ルテニア(現在のウクライナ)の小さな町の司祭の娘アレクサンドラは、タタール人の襲撃によって家族を皆殺しにされ、一緒にいた恋人とも死に別れる。捕虜となった彼女は、幼なじみのマリアと共にオスマン帝国のハレムに献上されるため、奴隷船に乗せられていた。ハレムに入ったアレクサンドラは、ハレムで生き抜く決意をする。スレイマンの寵愛を得ることに成功し、ヒュッレムの名を賜った彼女はイスラム教に改宗。スレイマンの寵愛を独占する彼女は、スレイマンの右腕であるイブラヒム、母后ハフサ・アイシェ、皇帝妃マヒデブランと皇子のムスタファの存在を疎ましく思うように。そして、ヒュッレムはあらゆる知恵を絞りながら熾烈な権力争いに身を投じていく――。オスマン帝国を最盛期に導いた第10代皇帝スレイマンとそのハレムを舞台に、愛と欲望渦巻く宮廷闘争劇を描く本作。なんと、日本でのトルコドラマの放送は今回が初めてとなる。海外ドラマといえば、日本では米国や英国の連続ドラマや韓流ドラマがイメージされるが、実は、トルコはドラマの輸出規模が米国に次いで世界第2位。100か国以上に年間約3億ドルのTVドラマシリーズを輸出する、隠れたドラマ輸出大国なのだ。主な輸出先は中東やアラブ諸国、バルカン半島などの近隣国で、中南米の一部にも輸出されている。また、松雪泰子が主演し、芦田愛菜の出世作ともなった坂元裕二脚本のドラマ「Mother」(日本テレビ系列)が昨年、トルコでは「ANNE(アンネ=母という意)」というタイトルでリメイクされ、大ヒットに!トルコはドラマリテラシーが高いと言われており、同作の虐待シーンなども忠実に描写されたという。視聴率も女性を中心に好調で、すでにクロアチア、マケドニア共和国、イラン、イラク、チリ、ウルグアイ、アルゼンチンでの配給が決まっているとか。そんなトルコ発のドラマとして日本で初放送される本作は、「トルコテレビ賞」において最優秀ドラマシリーズ、最優秀歴史ドラマ、最優秀男優賞、最優秀美術監督賞などの多数の賞に輝いたクオリティの高さが売り。今回のチャンネル銀河での放送は1stシーズンにあたる48話だが、トルコ国内では大ヒットを受け、2ndシーズン78話、3rd シーズン92話、ファイナルシーズン93話とシリーズ毎に話数を増やし、合計311本にも及ぶ超大作となっている。トルコ国内のみならず、中東、東欧、アジアを始め、2014年には北米にも進出を果たし、世界80か国以上で放送、日本でいうなら「おしん」並の大ヒットとなっている。トルコ国内ではその人気ぶりから、新しくオープンするホテルやレストランなどの名前には、本作にちなんで、オスマン帝国時代の地名がつけられたり、アクセサリーや洋服にオスマン帝国のデザインなどが使用されるなど、“OTTOMANIA(オットマニア)”(旧オスマン帝国=OTTOMAN EMPIRE+マニア=MANIAの造語)と呼ばれる社会現象にまで拡大。すでに日本国内でも、Twitterなどでは「壮麗なる世紀」というタイトルで話題となっており、ファンにとっては満を持しての放送で、日本でもブームを呼ぶことは必至。さらに、本作のキーパーソンとなる、スレイマン大帝が寵愛したヒュッレムを演じた女優メルイェム・ウゼルリは、本作で大人気を博し、以来、話題作への主演が続くトルコの人気女優。国内のドラマ大賞のみならず、2016年ベイルート国際映画祭の海外ドラマ部門最優秀主演女優賞、2012年「GQ Turkey“Woman of The Year”」などを受賞。母国ドイツをはじめ、エジプト、アラブ諸国、セルビア、パキスタンなど女性ファッション誌の表紙を飾るなど、彼女の美貌と人気も世界クラスとなっている。「オスマン帝国外伝~愛と欲望のハレム~」は8月7日(月)0時~「チャンネル銀河 歴史ドラマ・サスペンス・日本のうた」にて放送(全48話)。第1、2話ダイジェスト版は8月4日(金)0時~、8月6日(日)18時~放送予定。(text:cinemacafe.net)
2017年06月18日2018年11月2日全米公開予定の『X-MEN: Dark Phoenix』(原題)に出演するキャストや監督が明らかになった。「Deadline」などのメディアが報じている。『X-MEN: Dark Phoenix』はソフィー・ターナー演じる若きジーン・グレイが物語の中心として描かれる。なんと、『X-MEN:アポカリプス』を最後に「ミスティーク役を卒業する」と宣言していたジェニファー・ローレンスが引き続き出演するようだ。マイケル・ファスベンダー(マグニートー役)、ジェームズ・マカヴォイ(プロフェッサーX役)、ニコラス・ホールト(ビースト役)、アレクサンドラ・シップ(ストーム役)、タイ・シェリダン(サイクロップ役)、コディ・スミット=マクフィー(ナイトクローラー役)も前作からの続投が決定とのこと。そして現在、悪役のリランドラにジェシカ・チャステインの名前が上がっており、交渉中だという。また、『X-MEN:ファイナル ディシジョン』で脚本家、『X-MEN:フューチャー&パスト』『X-MEN:アポカリプス』でプロデューサー兼脚本家として『X-MEN』シリーズに携わってきたサイモン・キンバーグが初の映画監督デビューを飾ることも決定。サイモンは引き続き脚本、プロデューサーも担当する。撮影はカナダのモントリオールで今月末から10月中旬に行われる。(Hiromi Kaku)
2017年06月15日7月28日(金)から9月3日(日)まで、千葉・舞浜アンフィシアターで上演される「ライブ・インパクト『進撃の巨人』」。同作の新たなビジュアルが発表された。【チケット情報はこちら】今回、新たにビジュアルが発表されたのは、エレン・イェーガー(三浦宏規)、ミカサ・アッカーマン(佃井皆美)、アルミン・アルレルト(阪本奨悟)、リヴァイ(遠藤雄弥)の4人。また、同作の出演者がコメントを発表。エレン・イェーガー役の三浦は「今現在は55公演のロングランに耐えられる体づくりと、しっかりと原作を読み込むことに専念し、エレンを自分に落としていっている最中です」。原作の人気キャラクターで、今回初めてビジュアルが発表されたリヴァイ役を務める遠藤は「先日の、ビジュアル撮影の時に、立体機動装置、団員の服に袖を通し、身が引き締まる思いでした。他の共演者の皆さんのビジュアルを拝見して、本当に楽しみで仕方ありません」とそれぞれコメントを寄せている。『ライブ・インパクト「進撃の巨人」』は人気コミック『進撃の巨人』初舞台化作品。キャスト総勢150人で壮大な物語を再現。演出を宝塚歌劇団で演出家デビュー、2013年の退団以降は海外で活動してきた児玉明子。ムーブメント・ディレクターを、スタジオジブリ作品の舞台化『Princess Mononoke~もののけ姫~』で注目を集めたアレクサンドラ・ルターが務める。チケットは発売中。
2017年04月10日東京・世田谷区砧公園にある世田谷美術館では、4月22日(土)~7月2日(日)までの期間、「エリック・カール展The Art of Eric Carle」を開催する。アメリカを代表する絵本作家エリック・カールは、「はらぺこあおむし」や「こぐまくん こぐまくん なに みているの?」「パパ、お月さまとって!」など、豊かな色彩と心をひきつけるストーリーで、世界中の子どもたちを魅了する絵本を手掛けてきた。代表作「はらぺこあおむし」が誕生してから、およそ50年になるが、いまなおその世界観は輝きを失うことなく、世界中で愛されている。本展は、2部構成となっており、「はらぺこあおむし」や「こぐまくん こぐまくん なに みているの?」などを含む約160点の原画や作品と、パウル・クレー、レオ・レオニなど、関連のある作家の作品も交えて紹介する。色の魔術師と呼ばれるカールのコラージュによる手仕事の魅力を、多数の原画で展示するほか、アーティストとしての側面にフォーカスしながら、絵本を超えた仕事や日本との結びつきなど作家としての歩みをたどる。会期中、子ども向け、大人向けと多彩なイベントが開催されるので、併せてチェックを。毎週土曜日13時~15時には、1回100円で気軽に工作に参加できるワークショップが、子どもたち向けのおはなし会「みて きく エリック・カール えほんの せかい」は会期中4回予定されている。またエリック・カール美術館館長のアレクサンドラ・ケネディ氏が登壇する開催記念講演会が4月23日(日)に行われる。さらに、エリック・カールの絵本「うたがみえる きこえるよ」にちなみ、室内楽コンサートと、ワインと軽食を楽しむ歓談の2部制で構成される大人向けのイベント、美術と音楽の対話「音が見える!?ちょうちょと魔笛」が5月28日(日)に開かれる。行楽シーズンに入るこれからの週末に、砧公園に散歩へ出かけがてら立ち寄ってみてはいかが?(text:cinemacafe.net)
2017年04月08日人気コミック『進撃の巨人』を初めて舞台化する『ライブ・インパクト「進撃の巨人」』の概要、スタッフ・キャストが発表された。キャスト総勢150人で再現する壮大な舞台。7月28日(金)から9月3日(日)まで(7月28日~30日はプレビュー公演)、全55公演で12万人の動員を見込む大規模公演だ。ライブ・インパクト「進撃の巨人」チケット情報主人公エレン・イェーガー役を演じるのは三浦宏規。バレエダンサー出身で、17歳にしてミュージカル『テニスの王子様』の人気キャラクター跡部景吾を演じた注目の若手俳優だ。ヒロインのミカサ・アッカーマン役にはアクロバットやダンスパフォーマンスなど抜群の身体能力を持つ佃井皆美。アルミン・アルレルト役にはシンガーソングライターとして活動中、舞台は7年ぶりとなる阪本奨悟をキャスティング。演出を手がけるのは宝塚歌劇団で演出家デビュー、2013年の退団以降は海外で活動してきた児玉明子。ムーブメント・ディレクターとして、スタジオジブリ作品の舞台化『Princess Mononoke~もののけ姫~』で注目を集めたアレクサンドラ・ルターが起用された。また、本公演のプロデューサーとして、漫画「進撃の巨人」の原作担当編集 川窪慎太郎の参加も決定。川窪は「今まで、たくさんの方から『「進撃の巨人」の面白さの核は?』と聞かれてきました。その都度、自分なりに答えてきたのですが、どこかしっくりこない気持ちが残っていました。ですが連載から7年半が経ち、ようやく僕の中で『諫山創が生み出す物語の、面白さの核』を掴めた気がします。その答えを『ライブパフォーマンス』という形で皆様にお伝えすべく、舞台化に挑戦したいと思っています。楽しみにしていただけたら嬉しいです」とコメントを寄せている。公演は千葉・舞浜アンフィシアターにて。チケットの一般発売は4月9日(日)午前10時より。
2017年02月06日年末から2月にかけて、さまざまな視点からLGBT (レズビアン/ゲイ/バイセクシャル/トランスジェンダー)について描いた作品が続々と公開される。LGBTをテーマにした映画は近年増加し、『キャロル』や『チョコレートドーナツ』などのように高い支持を集める作品も多い。LGBTを取り巻く事実、現状について、まずは映画を通して理解を深めてみよう。■『ストーンウォール』LGBT解放運動のきっかけとなった“反乱”描く/公開中インディアナ州から、N.Y.グリニッジ・ビレッジのクリストファー・ストリートへとやってきたダニー(ジェレミー・アーヴァイン)。ゲイであることで両親に見放され、恋人のジョーにも裏切られ、追われるように故郷を出た孤独なダニーを受け入れたのは、この街で暮らすレイだった。彼らの部屋に住まわせてもらい、常に陽気に歌い踊りながら、たくましく生きていく仲間を得たダニー。身を寄せ合うように暮らすゲイやレズビアン、ドラァグ・クイーン、政治活動家のトレバーらと出会うが…。1969年に起きた実際の事件“ストーンウォールの反乱”を描いた本作。監督は、ゲイをカミングアウトしているローランド・エメリッヒ。N.Y.の「ストーンウォール・イン」に集まるマイノリティの若者たちが、差別に耐えかね、ついに立ち上がる!■『タンジェリン』全編iPhoneで撮影!L.A.のトランスジェンダーの女性たちを描く/1月下旬公開太陽が照り付けるロサンゼルス、ウェストハリウッド。クリスマス・イブ、街角のドーナツショップで1個のドーナツを分け合う2人。28日間の服役を終え、出所間もない娼婦シンディは、自分の“留守中”に恋人が浮気したと聞き、ブチ切れる。一方、歌手を夢見る同業のアレクサンドラはそんな親友をなだめつつも、夜に小さなクラブで歌う自分のライブのことで頭がいっぱい。さらに、彼女たちの仕事場の界隈を流すアルメニア人移民のタクシー運転手ラズミックも巻き込んで、それぞれのカオティックな1日が、けたたましく幕を開ける――。Fワード炸裂なのに、ホロリとさせられる聖なる夜のL.A.狂騒曲。アメリカ・インディペンデント界の気鋭監督ショーン・ベイカーが、2人のトランスジェンダーの女性たちの日常をリアル&ポップに描いたまったく新しいガールズムービーだ。■『ハンズ・オブ・ラヴ手のひらの勇気』実話から生まれた勇気ある感動作/公開中20年以上、刑事として働いてきたローレルは、ある日、ステイシーという若い女性と恋に落ちる。年齢も、取り巻く環境も異なる2人だったが、徐々に関係を築いていき、郊外に中古の一軒家を買い、一緒に暮らし始めることに。やがて、ローレルは病いに侵され余命半年という宣告を受けてしまう。自分がいなくなった後も、ステイシーが2人の大切な家で暮らしていけるよう、遺族年金を彼女に遺そうとするローレル。だがそれは、同性パートナー同士では法的に認められていなかった。病いと闘いながら、平等な権利を求めて闘う決心をしたローレルの訴えは、やがて社会的なムーブメントへと拡大していく――。アカデミー賞受賞のジュリアン・ムーア、そして製作も務めたエレン・ペイジが演じたレズビアンのカップルが向き合う愛と勇気の物語。限られた余命の中で、愛する人に何を残せるか。彼女の勇気が全米を動かしてゆく。■『彼らが本気で編むときは、』生田斗真と桐谷健太が恋人同士に/2月25日(土)公開小学生のトモは、母親ヒロミと2人暮らし。ある日、突然ヒロミが家出をしてしまい、独りきりになったトモは、叔父・マキオの家に向かう。マキオはリンコという美しい恋人と一緒に暮らしていた。リンコは性別適合手術を受けたトランスジェンダーの女性だ。リンコの美味しい手料理に、安らぎを感じる団らんのひととき。トモは母が決して与えてくれなかった家庭の温もりや愛情を注いでくれるリンコの存在に戸惑いながらも、3人での共同生活が始まった――。荻上直子監督が、男性とトランスジェンダーの女性のカップルと、育児放棄された少女の不思議な共同生活をたっぷりの愛で描く本作。生田斗真がトランスジェンダーの女性という難しい役どころに挑戦した、愛と癒しの物語となっている。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ハンズ・オブ・ラヴ手のひらの勇気 2016年11月26日(土)より、新宿ピカデリー、角川シネマ有楽町ほか全国にて公開(C) 2015 Freeheld Movie, LLC. All Rights Reserved.
2016年12月30日アメリカで人気のクリスマスショー『ブロードウェイクリスマス・ワンダーランド』の日本初公演が12月16日(金)、開幕した。『ブロードウェイクリスマス・ワンダーランド』チケット情報アメリカでは伝統的なクリスマスの風物詩となっている“クリスマスショー”。1933年の初演以来、80年以上の間ニューヨークの冬の名物となっている『ラジオシティ・クリスマス・スペクタキュラー』をはじめ、各地でさまざまなショーが上演され、幅広い年代に楽しまれている。そんなクリスマスショーのなかでも人気の『ブロードウェイクリスマス・ワンダーランド』が、このたび日本に初上陸した。ブロードウェイのプロデューサーが、会場となる東急シアターオーブにふさわしいアレンジを加えたという本公演は、まさにクリスマスに必要なものすべてが詰まっている。舞台には巨大なツリーやクリスマスカード、プレゼントやラッピングのリボンが登場し、「White Christmas/ホワイト・クリスマス」、「Let it Snow/レット・イット・スノー」、「Joy to the World/ジョイ・トゥ・ザ・ワールド(諸人こぞりて)」、「Santa Claus is Coming to Town/サンタが街にやってくる」など、お馴染みのクリスマスソングの数々を、ミュージカル界で活躍するシンガーたちが歌う。スタイル抜群のダンサーたちがラインダンスやタップダンスを軽快に踊るなか、貫禄たっぷりのサンタクロースが登場し、会場のクリスマス気分も最高潮に。さらに、舞台の上にはスケートリンクまで出現。「When a Child is Born/ウェン・ア・チャイルド・イズ・ボーン」や「Carol of the Bells/キャロル・オブ・ザ・ベル」といった、力強くも繊細に響く歌声にあわせて、アレクサンドラ・シャウマンとルーカス・ルジツキのペアが優雅に紡ぐアイスダンスに魅了される。また、初日に続いて24日(土)には、フィギュアスケーターで女優の本田望結がスペシャル出演し、ソロスケーティングを披露する。「Deck the Halls/ひいらぎかざろう」にあわせて自ら振り付けを手がけ、クリスマスを意識した真っ赤な衣装についてもリクエストしたとのこと。公演に先駆けて行われたプレスコールでは、「ブロードウェイクリスマス・ワンダーランドの日本初公演に参加させていただくことがとても嬉しいという気持ちと、物語を壊さないようにきれいに滑れたらいいなと思います」と意気込みを語った。ひらひらと可憐に舞うその姿は、ショーをさらに盛り上げることだろう。ほかにも、心躍る“クリスマスプレゼント”が随所に散りばめられた『ブロードウェイクリスマス・ワンダーランド』。会場を出るときには、心にポッと明かりが灯されたような温かい気持ちになり、そこまで気に留めていなかったクリスマスが急に待ち遠しくなった。公演は12月25日(日)まで、東急シアターオーブにて。本田望結は12月24日(土)の16:30公演に出演。取材・文:とみたまい
2016年12月16日映画『タンジェリン』が、2017年1月28日(土)より渋谷シアター・イメージフォーラム他で順次公開。『タンジェリン』は全編iPhoneで撮影されたまったく新しいガールズコメディー。犯罪行為が日常茶飯事のロサンゼルスに生きるトランスジェンダー2人の、エネルギー溢れる1日を描いた。主人公シンディと友人のアレクサンドラを演じるのは、当時まったく無名だったが、全米公開時に大きな話題を集めたマイヤ・テイラーとキタナ・キキ・ロドリゲス。本作の見どころのひとつである、実生活でも親友同士の二人の息がぴったりとあった演技に注目したい。二人は強烈な存在感でスクリーンを支配し、完璧なコンビが爆笑と感動を生む。トランスジェンダーという複雑な役を演じ、歌声も披露したマイヤは、初演技ながらその演技力が高く評価され、今年初頭におこなわれたインディペンデント・スピリット賞の助演女優賞、ゴッサム・アワードのブレイクスルー俳優賞、サンフランシスコ映画批評家協会賞助演女優賞をはじめ、数多くの映画賞を受賞。トランスジェンダーの俳優が主要映画賞を受賞するという史上初の快挙を果たした。同じく本作が初演技のキキも、インディペンデント・スピリット賞にて『キャロル』のケイト・ブランシェットや『ルーム』のブリー・ラーソンなどのアカデミー賞受賞女優たちと並んで主演女優賞にノミネートされている。2人が繰り出す痛快なマシンガントークと絶妙な掛け合いが刺激的な爆笑コメディー、新時代のトランスジェンダー女優たちのありのままの姿を映し、映画史に歴史を刻んだ本作に期待が高まる。【詳細】映画『タンジェリン』公開日:2017年1月28日(土) 渋谷シアター・イメージフォーラム他にて全国順次公開監督:ショーン・ベイカー出演:キタナ・キキ・ロドリゲス、マイヤ・テイラー、カレン・カラグリアン、ミッキー・オヘイガン、アラ・トゥマニアン、ジェームズ・ランソン配給・宣伝:ミッドシップ2015年/アメリカ/英語・アルメニア語/88分/カラー/シネスコ/原題:Tangerine ©2015 TANGERINE FILMS, LLC ALL RIGHTS RESERVED■ストーリー太陽が照り付けるロサンゼルスのクリスマス・イブ。街角のドーナツショップで1個のドーナツを分け合うトランスジェンダーの2人。28日間の服役を終え、出所間もない娼婦シンディは、自分が留守中に恋人が浮気したと聞きぶち切れる。歌手を夢見る同業のアレクサンドラはそんな親友シンディをなだめつつも、その夜に小さなクラブで歌う自分のライブのことで頭がいっぱいだ。さらに、彼女たちの仕事場の界隈を流すアルメニア人移民のタクシー運転手ラズミックも巻き込んで、それぞれのカオスな1日が幕を開ける。
2016年12月10日昨年の東京国際映画祭をはじめ、世界中の映画祭を席巻したまったく新しいガールズ・ムービー『タンジェリン』。全編iPhoneだけで撮影された、ポップで刺激的なロサンゼルスのクリスマスマス・イブをとらえた予告編とポスタービジュアルが解禁となった。監督、脚本、撮影、編集、プロデュースまでもこなすアメリカン・インディ界の気鋭ショーン・ベイカー監督が、3台のiPhoneを使用した斬新な撮影方法で、トランスジェンダーの女性たちの友情と恋愛をリアル&ポップに描いた本作。監督が企画リサーチ中にストリートで知り合ったトランスジェンダーの女性2人を、そのまま主演に起用。実生活でも親友同士らしい「F」ワード満載の掛け合いと下ネタが満載ながら、iPhoneから覗く視線が躍動感とリアリズムを後押しする。このたび、その予告篇映像が解禁。舞台となるのは、オレンジ色の太陽が降り注ぐ、真夏のようなロサンゼルスのクリスマス・イブ。28日間の服役を終え、晴れて街に戻って来た娼婦シンディとその親友アレクサンドラは、なじみのダイナーでお祝いムードで会話を繰り広げるが、自分の“留守中”に恋人が“オンナ”と浮気したと聞かされたシンディは、ブチ切れ、街へ飛び出すことに。そんな気性の激しいシンディが周りを巻き込みながら、「オンナなんかに絶対負けない」と大暴れする様子が、iPhoneを駆使した自由自在で、疾走感あふれる映像によって次々映し出されていく。一方、歌手を夢見るアレクサンドラはそんな親友をなだめつつも、実は夜に小さなクラブで歌う自分のライブのことで頭がいっぱい。さらに、彼女たちの仕事場の界隈を流すアルメニア人移民のタクシー運転手ラズミックも巻き込んで、彼女たちのドタバタなクリスマス・イブが更けていく――。ロサンゼルスの街の片隅で、厳しい現実に立ち向かいながらも、“真実の愛”を求めて駆け回る主人公たち。そのほとばしるエネルギーと生きるパワーが伝ってくる予告編を、まずはこちらからご覧あれ。『タンジェリン』は2017年1月下旬、渋谷シアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2016年11月19日ロサンゼルスのウェストハリウッドを舞台に、トランスジェンダーの女性2人の日常や切ない友情と恋愛を、3台のiPhoneによる斬新な撮影方法でリアルかつユーモラスに描いた『タンジェリン』(原題:Tangerine)。昨年の東京国際映画祭でも上映され、話題を呼んだ本作が、2017年1月下旬より全国順次公開されることが決定した。太陽が照り付けるロサンゼルス、ウェストハリウッド。クリスマス・イブ、街角のドーナツショップで1個のドーナツを分け合うトランスジェンダーの2人。28日間の服役を終え、出所間もない娼婦シンディは、自分が留守中に恋人が浮気したと聞き、ブチ切れる。一方、歌手を夢見る同業のアレクサンドラはそんな親友をなだめつつも、その夜に小さなクラブで歌う自分のライブのことで頭がいっぱい。さらに、彼女たちの仕事場の界隈を流すアルメニア人移民のタクシー運転手ラズミックも巻き込んで、それぞれのカオティックな1日がけたたましく幕を開ける――。そんな主人公たちの日常を、アナモレンズを装着したiPhone5sでとらえ、シネスコサイズに仕上げた本作。昨年の第28回東京国際映画祭ではスクリーンから放たれるその並々ならぬ熱量に多くの映画ファンが驚愕し、圧倒された。また、アメリカの映画批評サイト「Rotten Tomatoes」では97%の高評価を獲得、『パシフィック・リム』などで知られるギレルモ・テル・トロ監督も「大胆にして、美しい!」と絶賛を贈っている。監督から脚本、撮影、編集、プロデュースまでこなすアメリカン・インディ界の気鋭ショーン・ベイカーは、複雑なトランスジェンダーの世界を描くため、L.A.の裏通りを歩き回って協力者を求め、そこで出会ったのが、本作で役者として登場するキタナ・キキ・ロドリゲスとマイヤ・テイラー。ベイカーは、彼女たち自身が体験したことや友人たちから見聞きしたことをベースにして脚本を書き上げ、iPhoneならではの自由自在なカメラワークで、彼女たちが生きるリアルなストリートの空気感を捉えることに成功した。超低予算を逆手にとった創意工夫の発想を、独創的な映像世界へと昇華させ、世界各地の映画祭を席巻した本作。下ネタ満載の爆笑コメディながら、最後に待ち受ける切なく美しい友情のかたちには、ホロッとさせられるところも…。iPhoneがとらえたストリート・ムービーに、注目していて。『タンジェリン』は2017年1月下旬、渋谷シアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2016年11月02日