ドラマーで、俳優としても活躍する金子ノブアキが3月31日(火)、ドラマーの師弟の狂気に満ちたやりとりを描き、アカデミー賞3部門に輝いた『セッション』の試写会に出席し、ドラマーならではの視点で本作について語った。アカデミー賞で作品賞を含む5部門にノミネートされ、J・K・シモンズの助演男優賞を始め3部門で受賞した本作。一流のドラマーを目指して音楽学校に入学した主人公と狂気に満ちた鬼教官との凄まじいまでのレッスンを描き出す。金子さんは本作を観終わって「そのままスタジオに(ドラムを)叩きに行った。ドラムが好きだからってよりも強迫観念で!追い掛けられるような感じだった」と明かす。映画を観た人の間でラストシーンの“衝撃”が特に大きな話題となっているが、金子さんはそれを「すがすがしいまでのクズっぷり(笑)」と表現する。本作は元々、ドラムを習った経験を持つデイミアン・チャゼル監督の実体験に基づいているが、この点についても金子さんは「極めて個人的な復讐を兼ねた作品ということですね(笑)。どんな人が元になってるんだよ!と思う(笑)」とあきれ気味に語り「僕も(この学校に)入学したかのような疑似体験を味わいましたが、おれは絶対に挫けるだろうと思った」と漏らし笑いを誘っていた。金子さん自身は、特定の師について勉強したわけではないが、父がドラマー、母が歌手という音楽一家に生まれており「小さい頃から現場で、親の背中を見て、ライヴを舞台そでから見ていたのがある種の英才教育だった」と漏らす。父は3年ほど前に他界しており、生前はドラムについて「ほとんど教わったことはなかった」とのことだが「いま、ライヴで父と同じモデルのスティックを使ってるんです。最初は(父の病気の)快気願いで使ってたんですがビックリするくらいしっくりきて、ずっと使ってます。ちょっと特殊なスティックなんですが、どうやってここにたどり着いたのか?もう聞けないけど(手にした時)武者震いしました。やはり、自分の最大の師は父。死してなお、教わることばかりです」と音楽を通じての父との絆を口にした。映画の中では、主人公が恋人よりもドラムを優先するシーンも出てくるが、金子さん自身は女性か?ドラムか?どちらを選ぶかと問われると「既婚者ですから」と前置きした上で「いままで、(ドラムを優先して女性を振るようなことは)なかった」と告白。「これからは都合が悪くなったらドラムに逃げようかな…?」とおどける。さらに「演奏がいいときはセックスもいいよね(笑)。(ドラムの方が)セックスよりもいい。ある種のオーガズムがある。ずっとドラムをたたいてると『ストイックですね』と言われますが、快楽なんですよね」と持論を展開し、会場を沸かせていた。なお、金子さんの新曲「The Sun」が4月1日(水)より配信となる。『セッション』は4月17日(金)よりTOHOシネマズ 新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年03月31日女優の新垣結衣が主演した映画『くちびるに歌を』から、合唱部のメンバーを演じた女子7人による期間限定ユニット「Lips! from映画『くちびるに歌を』」が誕生し、24日から楽曲の配信がスタートした。メンバーはいずれもブレイク中の若手女優ばかりで、仲村ナズナ役の恒松祐里、関谷チナツ役の葵わかな、辻エリ役の柴田杏花、長谷川コトミ役の山口まゆ、横峯カオル役の朝倉ふゆな、福永ヨウコ役の植田日向、神木マイ役の高橋奈々で構成。映画のキャンペーンで全国18都市をまわっている時に、メンバーたちが自主的に「Lips!」を結成。打ち上げでパフォーマンスを披露したところ、あまりの完成度の高さに「これで終わったらもったいない」と声が上がり、今回のデビューに至ったという。楽曲タイトルは「壁ドン ~拝啓、勇気を出せない君へ~(アカペラver.)」。映画の主題歌になったアンジェラ・アキの「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」のタイトルを意識しつつ、懐かしいメロディーにのせて、同世代の背中を押す告白応援ソング。生徒役のメンバーのあいだで「壁ドン」ポーズで写真を撮ることがはやっていたことから、「壁ドン」をテーマにすることが決定した。2月6日に行われた岡山キャンペーンのトイレの中で曲のサビ部分が誕生し、全国をめぐるうちに曲ができていき、ついには振り付けも完成したという。映画では部長役の恒松が全体をまとめ、音楽活動経験のある葵が楽曲制作を担当。声楽科に通う柴田が全員の歌唱指導、ミュージカル経験のある朝倉は振り付けを行ったという。さらに、山口もサビ部分の作詞にアイデアを出し、植田はムードメーカーとして盛り上げ、ピアノが得意な高橋は持ち前の音程で歌唱を支えるなど、それぞれが役割を分担して作り上げた。映画でメガホンをとった三木孝浩監督は、「プロモーションツアー中、合唱部女子キャストたちが何やら楽しそうな歌を歌ってるなぁとは思ってましたが、まさか自分たちで作詞作曲(さらには振り付けまで)した歌だったとは!」と驚きを明かし、「お遊びだけで終わらせるにはもったいないほどのクオリティーということでまさかまさかの配信デビュー(笑)」と、彼女たちの活躍を喜んだ。映画『くちびるに歌を』は、全国学校音楽コンクールの課題曲となった「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」の作者アンジェラ・アキのテレビドキュメンタリーを基にして、中田永一が書きおろしたベストセラー小説の映画化作品。臨時教師になったピアニスト(新垣)が、離島の中学生たちと共に、合唱コンクールを目指す物語。新垣が初の教師役でピアノの特訓に励み、新境地を開拓したことでも注目を集めていた。なお、楽曲はi-tunes、レコチョク、music.jp、amazon等で配信されている。(C)2015『くちびるに歌を』製作委員会 (C)2011 中田永一/小学館
2015年03月24日女優の新垣結衣が15日、長崎市で主演映画『くちびるに歌を』(公開中)の凱旋舞台あいさつを共演者と共に行った。イベントでは、歌手のアンジェラ・アキからの出演者に向けた手紙が披露された。全国学校音楽コンクールの課題曲となった「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」。同曲の作者であるアンジェラ・アキのテレビドキュメンタリーを基に作家・中田永一が同名小説を書き下ろし、新垣の主演で映画化された。臨時教師になったピアニスト(新垣)が、離島の中学生たちと共に合唱コンクールを目指す物語で、約1カ月半にわたってオール長崎ロケが行われた。満席の会場から「おかえりなさい、長崎へ!」と温かい拍手で迎えられた新垣と合唱部メンバー。新垣が「この土地があったからできた作品です、(ご覧になって)いかがでしたか?」と問いかけると客席から大きな拍手が上がり、「ひとつひとつが私の中では良い思い出でした」と撮影の日々を振り返った。続いて、本作合唱部と長崎出身合唱部の混合メンバーが主題歌「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」を力強い生歌で披露。全員がそろって歌う最後の舞台あいさつとなるため、涙を流しながら歌うメンバーが続出し、新垣は劇中と同様にその光景を優しく見守りながら一緒に口ずさんでいた。昨年秋にアメリカの音楽大学に留学し、無期限活動休止中のアンジェラ・アキ。イベント中盤にサプライズで読み上げられた手紙は、「親愛なる新垣結衣さま 合唱部のみなさまへ」という書き出しで始まる。映画のヒットを「まるで自分の事のようにうれしく、誇らしい気持ちでいっぱいです」と喜び、クランクイン前に新垣らがライブにきた時のことを「その時新垣さんは、ちょっと恥ずかしそうに『ピアノ猛特訓中です!』と話してくれました」と振り返りながら、「新垣さんのピアノ、本当にすてきでした」と新垣の努力をたたえた。手紙を受けて新垣は、「ビックリしました! アンジェラさんが歩んでやってきたことが、ドキュメンタリーとなって小説になって、こうやって映画化されたという、すべての始まりがアンジェラ・アキさんなのでとてもうれしいです」と感激。締めくくりのあいさつでは「長崎で撮影した、すごくキラキラした1カ月半は、自分のこれからの人生にとって誇りになりました」と万感の思いを伝え、「最後の舞台あいさつを長崎で行う事ができて本当に良かったです」と言い残して、思い出の地を後にした。■アンジェラ・アキの手紙全文親愛なる新垣結衣さま 合唱部のみなさまへお元気ですか?まずは「くちびるに歌を」の大ヒット、おめでとうございます!まるで自分の事のように嬉しく、誇らしい気持ちでいっぱいです。公開されてすぐに、私の方にも沢山の方々から、「観てきたよ!」とか、「感動して何度も泣きました!」などのコメントを頂きました。今は皆さんと離れた場所に暮らしていますが、この反響の大きさを皆さんと同じように、リアルな肌触りとしてしっかりと感じています。昨年の夏に、新垣さん、ナズナちゃん、サトルくんが、映画のクランクイン前に、私の仙台のライブに来てくれた時のことを、良く覚えています。その時新垣さんは、ちょっと恥ずかしそうに「ピアノ猛特訓中です!」と話してくれましたが、新垣さんのピアノ、本当に素敵でした。合唱部の皆さんには、これまでに全国各地を本当にたくさん回って、この映画と「手紙」という曲を、沢山の人達に届けてくれました事を心から感謝致します。撮影から全国プロモーションまで、きっと一緒に各地を回って行く中で、本当のクラス、"合唱部"として、より皆さん達の絆が深まっていったのではないかと想像しています。そして、その想いがこの作品に詰まっている事と思います。これからも、もっともっと沢山の人に届けられるよう頑張ってくださいね!心から応援しています。アンジェラ・アキ(C)2015 『くちびるに歌を』製作委員会(C)2011 中田永一/小学館
2015年03月17日新垣結衣が“ワケあり”の音楽教師に扮し、15歳の中学生たちと合唱に想いを託す、現在公開中の映画『くちびるに歌を』。先日3月15日(日)、オール長崎ロケを敢行した本作の大ヒットを記念し、主演の新垣さんと合唱部キャストが長崎に凱旋、舞台挨拶を行った。ピアノを弾けなくなり、臨時教師になったピアニスト(新垣結衣)が、合唱コンクールを目指す離島の中学生たちと出会い、深い悩みを抱えながらも前へと進んでいく本作。全編にわたり、五島を中心とした長崎でロケを敢行した新垣さんと合唱部メンバーが、満席の会場を訪れると、「おかえりなさい、長崎へ!」と温かい拍手で迎えられた。また、ロケをふり返り、「ひとつひとつが私の中では良い思い出でした」と語った新垣さん。そして、主題歌となった「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」を合唱部メンバーと長崎出身合唱部メンバーによる力強い生歌で披露。舞台挨拶で全員がそろって歌うのはこの日が最後とあって、歌いながら泣き出してしまう部員たちが続出。新垣さんも一緒に口ずさみながら、その様子を優しく見守っていた。さらに、サプライズで本作の原作のきっかけとなったアンジェラ・アキからの手紙メッセージが到着。新垣さんのピアノ演奏シーンへの称賛と、感謝が綴られた手紙に、新垣さんは「アンジェラさんが歩んでやってきたことが、ドキュメンタリーとなって小説になって、こうやって映画化されたという、すべての始まりがアンジェラ・アキさんなのでとても嬉しいです」と、驚きと喜びを表した。また、合唱部のナズナ役の恒松祐里は「悩んでるときや落ち込んでいるときに聴くと元気が出る曲です。この曲を歌うことができて、そして今日はお手紙までいただいて本当に感謝しています!」と「手紙」への想いを語った。最後の挨拶で新垣さんは「長崎で撮影した、すごくキラキラした1か月半は、自分のこれからの人生にとって誇りになりました。私も、人生でつらい波がやってきたときにこの作品を観て気をもらえる映画になったなと思います」とコメント。「みなさんにとっても、そういう作品になって欲しいと願っています」と語っていた。<アンジェラ・アキからの手紙>親愛なる新垣結衣さま合唱部のみなさまへお元気ですか?まずは「くちびるに歌を」の大ヒット、おめでとうございます!まるで自分の事のように嬉しく、誇らしい気持ちでいっぱいです。公開されてすぐに、私の方にも沢山の方々から、「観てきたよ!」とか、「感動して何度も泣きました!」などのコメントをいただきました。今は皆さんと離れた場所に暮らしていますが、この反響の大きさを皆さんと同じように、リアルな肌触りとしてしっかりと感じています。昨年の夏に、新垣さん、ナズナちゃん、サトルくんが、映画のクランクイン前に、私の仙台のライブに来てくれた時のことを、良く覚えています。その時、新垣さんは、ちょっと恥ずかしそうに「ピアノ猛特訓中です!」と話してくれましたが、新垣さんのピアノ、本当に素敵でした。合唱部の皆さんには、これまでに全国各地を本当にたくさん回って、この映画と「手紙」という曲を、沢山の人達に届けてくれましたことを心から感謝致します。撮影から全国プロモーションまで、きっと一緒に各地を回って行く中で、本当のクラス、“合唱部”として、より皆さんたちの絆が深まっていったのではないかと想像しています。そして、その想いがこの作品に詰まっていることと思います。これからも、もっともっと沢山の人に届けられるよう頑張ってくださいね!心から応援しています。アンジェラ・アキ『くちびるに歌を』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:くちびるに歌を 2015年2月28日より全国にて公開(C) 2015 『くちびるに歌を』製作委員会(C) 2011 中田永一/小学館
2015年03月17日先日行われた、「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2015」での『くちびるに歌を』上映会にて、共演した新垣結衣の感想を聞かれ、「ここだけの話、近くに行くといい匂いがするんです」と語り注目を集めた新星俳優・佐野勇斗。実は彼、「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」をきっかけに芸能界入りし、同作で役者デビューを果たしたが、俳優業とともにボーカルダンスユニット「M!LK」としても活動をしており、3月25日(水)にはシングル「コーヒーが飲めません」でCDデビューを控えているという異色の俳優だ。まもなく17歳ーーこれから大きな花を咲かせていく…かもしれない新星に、シネマカフェから7つの質問を投げかけてみた。アンジェラ・アキの楽曲「手紙」を課題曲とした全国学校音楽コンクールのドキュメンタリーから誕生した小説「くちびるに歌を」を、青春映画の名手・三木孝浩が映画化。長崎の五島列島の中学に臨時教師として赴任してきた元ピアニストと、合唱部の生徒たちの成長を瑞々しく描き出す。【1】映画『くちびるに歌を』の出演が決まった時の率直な感想を教えてください。佐野:お仕事自体初めてだったので、正直、嬉しさよりも自分がこんないい役をもらっていいのだろうかという不安の方が大きかったです。【2】本作では、本作では新垣さん演じる臨時教師・柏木ユキの教え子で、合唱部部長のナズナの幼なじみ・向井ケイスケを演じましたが、どんな役でしたか?佐野:ケイスケは普段はバカなことばかりして、おちゃらけているのですが、幼なじみ思いな、そして決めるところキメるちょっとカッコいい、そんな役です。普段からおちゃらけているところは僕そっくりなのですが、ケイスケのようにカッコいいことはできません(笑)!【3】新垣さん演じる主人公を通して合唱部、つまりは学生たちの姿を追いかけた作品でもあるわけですが、撮影現場の雰囲気や思い出などはありますか?佐野:家族のようにスタッフさん含め全員が温かく、仲の良い現場でした。撮影がお休みの日は、みんなでサッカー大会をするほどでした(笑)。【4】先日の「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2015」では、新垣さんについて「さすが大女優!」と語っていましたが、新垣さんや三木監督とは現場でどんな話をしましたか?佐野:僕は、笑顔を作るのがとても苦手で、新垣さんのように素敵な笑顔を作れるようになりたい!と思い、相談しました。「顔には表情筋というものがあって、それを鍛えてみればいいんじゃない?」とアドバイスをいただき、実践した結果、くちびる合唱部のみんなに「笑顔上手くなったね!」と言われるようになりました。監督には、全くの初心者の僕なのでとてもたくさん迷惑をかけてしまったと思います。それでも怒った顔一つせず、どこが良くなかったか言葉だけでなく、実際に演じて教えてくださり、本当にみんなのお父さんのように明るく優しく、太陽のような監督でした。三木監督の作品に携わることができてほんと幸せだと改めて感じます。【5】本作で役者デビューとなったわけですが、完成した映画を観た感想は?佐野:僕は2回観させていただいたのですが、正直、1回目は客観的に観ることができなかったです。でも、2回目に観た時は合唱部の成長していくストーリーと、ロケ地・五島列島の綺麗な景色に完全に引き込まれました。【6】俳優業のほかにも「M!LK」としての活動もありますが、今後の目標は?佐野:俳優として、もうひと回り、ふた回り成長して、また三木監督とそして合唱部のみんなとお仕事をさせてもらえるように自分を磨いていきたいです。そして、僕はボーカルダンスユニット「M!LK」というグループを組んでいるので、まずはこの5人で単独ライヴ、そしてゆくゆくは「NHK紅白歌合戦」に出られるようがんばります!!【7】最後に、見どころをどうぞ。佐野:向井ケイスケの見どころとしては、幼馴染ナズナと2人で帰るシーンがあるのですが、そこでキュンキュンしてもらえると嬉しいです(笑)!全体の見どころとしては、合唱部員の成長する姿はもちろん、どこか懐かしい五島列島の美しい景色にも注目してみていただきたいです。<佐野勇斗/プロフィール>1998年3月23日生まれ、愛知県出身。本作『くちびるに歌を』で役者デビュー。俳優業とともにボーカルダンスユニット「M!LK」としても活動をしており、3月25日にシングル「コーヒーが飲めません」でCDデビューを控えており、3月21日(土)にはお台場 VenusFortにてリリースイベントを開催予定。(text:cinemacafe.net)■関連作品:くちびるに歌を 2015年2月28日より全国にて公開(C) 2015 『くちびるに歌を』製作委員会(C) 2011 中田永一/小学館
2015年03月06日「ぴあ」調査による2015年2月27日、28日のぴあ映画初日満足度ランキングは、新垣結衣が主演を務める『くちびるに歌を』がトップに輝いた。2位に演劇に打ち込む高校生たちの青春を描いた『幕が上がる』が、3位に鉄拳のパラパラ漫画を、中村獅童と小西真奈美の共演で実写化した『振り子』が入った。その他の写真1位の『くちびるに歌を』はアンジェラ・アキのヒット曲『手紙 ~拝啓 十五の君へ~』をモチーフにした青春小説を映画化した作品。出口調査では「実際に合唱を聴き、原作を読んだとき以上に大きな感動に包まれた。困難に立ち向かう姿など、子どもたちの熱演に涙が出た」(60歳・女)、「自分も合唱部にいたので共感する部分が多くて、胸が熱くなった。新垣結衣も生徒たちも演技がとても自然体でよかった」(20歳・女)、「島特有のゆっくり流れる時間の様子が感じられ、じっくりと映画に入り込めた。新垣さんの今までにない役どころや、ドキュメンタリータッチの演出もよかった」(54歳・男)、「生徒それぞれが抱えている思春期の葛藤が、課題曲『手紙』とリンクし合って作品になっていて共感した」(26歳・女)、「原作との違いはあるが、実際に音として聴くと感動的で、島と海の色など景色も美しくて雰囲気のある良い映画だった」(48歳・男)などの感想が寄せられ、劇場には10代から70代までの幅広い世代が来場していた。2位の『幕が上がる』は、劇団“青年団”主宰の平田オリザによる同名小説を映画化した作品。観客からは「がむしゃらで、悩み、精一杯だった自分の青春時代を懐かしく思い出した」「高校生が稽古を通してどんどん演じることがうまくなっていく姿にホロッとしたり、時に笑ったりできる楽しい映画だった」「顧問役の黒木華も良い味を出していてよかった」などの声が上がった。(本ランキングは、2月27日(金)、28日(土)に公開された新作映画13本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2015年03月02日映画『くちびるに歌を』の初日舞台あいさつが28日、東京・新宿ピカデリーで開催され、新垣結衣、木村文乃、桐谷健太らが登壇した。『くちびるに歌を』は、全国学校音楽コンクールの課題曲となった「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」の作者アンジェラ・アキのテレビドキュメンタリーを基にして、中田永一が書きおろしたベストセラー小説の映画化作品。臨時教師になったピアニスト(新垣結衣)が、離島の中学生たちと共に、合唱コンクールを目指す。新垣が初の教師役でピアノの特訓に励み、新境地を開拓した。最初に、合唱部キャストが、アンジェラ・アキの主題歌「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」を披露。新垣は生徒たちの歌声について「回を重ねる度に良くなっていくし、毎回違うけど、何度聞いても飽きない。本当に素敵な思い出をくださってありがとうございます」と生徒たちを称えた。産休をとる教師役を演じた木村は、妊婦役に苦労したといい、「撮影初日が出産シーンで、(台風で)飛行機も飛ぶかどうかで大変でした」と激白。桐谷は、新垣と木村が演じた教師のどちらがタイプかと聞かれ「おおらかでやさしい女性、ぶっきらぼうで、時にはやさしい女性。どっちもどっちですよ」と明かすと、新垣は「(役柄の)柏木的には眼中にないでしょうね」とバッサリ言い放った後、「あ、でも、桐谷さんはすごくいい人ですよ。良いお兄さんでした」と笑顔でフォローした。1月16日から2月24日の横浜まで、全国17都市を合唱キャンペーンで回った12人の合唱部員役の生徒たち。彼らへのサプライズ卒業式として、新垣先生から一人ひとりに、はなむけのコメント入り卒業証書を授与することに。新垣は「私たちは1人じゃない。それはあなたたちに教わった、とても簡単でとても大切なことです」といったことが書かれた証書を読み上げ、代表の恒松祐里に手渡した。恒松は「これからもこの中学校を卒業したことを自信にして頑張っていきたいと思います」と感涙しながら宣言した。最後に新垣が本作に込めた思いを吐露。「撮影では、どんどん気持ちがふくらんでいくんです。生徒たちの歌声だったり、この作品に向き合っている姿勢だったり、それに影響されてなのか、撮影中にスタッフさんがあんなに涙することはないと思うし。いろいろと悩むことはあったけど、三木孝浩監督から『一歩前に出る勇気を与えられるような作品にしたい』というお手紙をいただいていて。私も今後、辛いことがあったら、この映画を見て、生徒たちに勇気をもらって進んでいきたいと思います」と力強く締めくくった。
2015年03月01日アンジェラ・アキの名曲から生まれた小説を映画化した『くちびるに歌を』が2月28日に公開。主演の新垣結衣をはじめ、木村文乃、桐谷健太、そして劇中の12人の合唱部部員役の俳優陣、三木孝浩監督が舞台挨拶に登壇。新垣“先生”による生徒たちへの卒業証書授与も行われた。教師役に初挑戦の新垣結衣、中学生の悩みにアドバイスアンジェラ・アキと、『手紙~拝啓 十五の君へ』を課題曲に合唱コンクールに挑む離島の中学生たちの交流を追ったドキュメンタリーから生まれた中田永一の小説を原作に、長崎県五島列島の中学にやって来たワケありの元ピアニストの教師と生徒たちの姿を描く。まずこの日は12名の合唱部のメンバーが登壇し『手紙』の合唱を披露し、映画を観終えたばかりの観客は本物の合唱部の歌声を堪能した。合唱部の面々は、全国各地を巡り合唱で本作のプロモーションを行ない、新垣も時折彼らと合流し全国を回ってきたが「回数を重ねるほどに良くなっていく。何度聴いても飽きないです」と生徒たちを称賛! 桐谷は、劇中のちょっと鬱陶しい男性教師さながらに「思わず僕も声が出てしまって、文乃に『邪魔』と言われたことがあった(笑)」と告白。これに木村が「今日は新垣さんと監督が『やめて』と言ってました(笑)」と明かし、部員たちはもちろん、教師陣を演じた大人キャストたちも仲の良い様子をうかがわせた。桐谷は、木村が演じハルコと新垣扮する柏木、どちらがタイプかと尋ねられると「どっちもです」と即答。さらに熟考し「大らかで優しい人でもたまにトゲがあったり、ぶっきらぼうでも自分の前ではかわいいところを見せてくれるし、どちらも好き。あとは僕がどう思ってるかより相手がどう感じているのか、双方の意見を…」と長々と語り、木村から「真面目か!」とツッコミが飛ぶ。新垣は「柏木先生的には眼中にないですね(笑)」とバッサリ。会場は笑いに包まれた。サプライズで行われた生徒たちの卒業式では新垣は「拝啓 中五島中学校合唱部のみなさま――」で始まる祝辞を読み、生徒ひとりひとりに言及。部長の恒松祐里に卒業証書を授与した。生徒たちは目に涙をためて新垣の言葉に耳をすませていた。新垣は改めて「これからつらいことがあったら、この映画を観てみんなの歌声に勇気をもらって進んで行きたい」と本作への特別な思いを吐露。会場は温かい拍手に包まれた。『くちびるに歌を』公開中
2015年02月28日映画『くちびるに歌を』が2月28日(土)に公開を迎え、主演の新垣結衣をはじめ、木村文乃、桐谷健太、劇中の合唱部の部員を演じた12名の若き俳優たち、そして三木孝浩監督が舞台挨拶に登壇。サプライズで生徒たちの“卒業式”が行われた。アンジェラ・アキが、自身が作詞作曲した「手紙~拝啓 十五の君へ~」を課題曲にして合唱コンクールに挑む離島の中学生たちと交流する姿を追ったドキュメンタリーから生まれた、中田永一の小説「くちびるに歌を」を映画化。長崎の五島列島から全国大会を目指す中学の合唱部の生徒たちと、島に帰ってきたピアニストの音楽教師が共に成長していくさまを瑞々しく描く。映画の上映後、恒松祐里、葵わかな、下田翔大、佐野勇斗ら合唱部の部員を演じた12名が制服姿で登場し「手紙~拝啓 十五の君へ~」の合唱を披露。部員たちは歌を届けるべく、全国各地の劇場を回っており、新垣さんも時折、彼らに合流してイベントに参加してきたが「回を重ねるごとによくなっていく。何度聴いても飽きないです。いまはもう、アンジェラ・アキさんの声を聴くとみんなの声が浮かんできます。ありがとう」と生徒たちを称えた。木村さんは合唱部の元々の顧問であり、産休中の教師を演じたが、自身で経験のない妊娠・出産について「そこをウソっぽく見せないようにしたくて、スタイルストさんが出産経験があったので、座り方などをひとつひとつ確認して動いていました」とふり返る。ちなみに、クライマックスの分娩室での撮影は、実は初日の撮影で行われたという。当日は、台風も近づいてきて、そもそも木村さんが乗る予定の飛行機が飛ぶのかも分からない状態だったそうで、スケジュールや条件など、かなりタイトで厳しい中での撮影であったことをうかがわせた。桐谷さんは、新垣さん演じる教師に思いを寄せる、ちょっと暑苦しい同僚教師を演じたが、生徒たちの合唱に感激したよう。これまでも合唱を聞いて「思わず声が出てしまって文乃に『邪魔』と言われた」経験があったそうで、木村さんによると「今日は新垣さんと三木監督から『やめて』と言われてた(笑)」とのこと。また桐谷さん自身は、新垣さん演じる柏木先生と木村さんが演じたハルコ先生のどちらが好みなのか?という問いに、質問が終わらない内に、食い気味に「どっちもです!」と即答。「大らかで優しい人もたまにトゲがあったりするし、ぶっきらぼうでも、自分の前だけでかわいいとこもあったりするし、どちらも好きです。あとは、僕がどう思っているかではなく、2人がどう思ってるか。双方の気持ちが…」と暑苦しすぎる本気の回答で、木村さんから「とりあえず…マジメかっ!」とツッコミが入った。新垣さんは「柏木先生的には眼中にないです」とバッサリと斬って落とし笑いを誘いつつ、桐谷さん本人に対しては「すごくいい人です。島での撮影に大人がずっといることが少なかったので、一緒にお酒を飲んだり、いいお兄さんです」と絶妙のフォローを入れていた。そしてこの日、12名の部員たちのためにサプライズで卒業式を挙行!新垣さんは「拝啓 中五島中学校合唱部のみなさま――」と祝辞を読み上げ、部員ひとりひとりに対して語りかける。部長として部を代表して卒業証書を受け取った恒松さんは、新垣さんの言葉に目を真っ赤にしつつ「歌以外の授業はしてないですが、これで卒業していいのかな…(笑)?」とおどけ、「この1年、すごく楽しくていい経験でした。この中五島中学を卒業したことを自信にこれからもやっていきます」と力強く“答辞”を述べた。改めて新垣さんは「三木監督からは『この映画を一歩前に出る勇気を得られる作品にしたい』という手紙をいただきましたが、そういう映画になっていると思います。これから、私も辛いことがあっても、この映画を観てみんなの歌声に勇気をもらって進んで行きたい」と語り、会場は温かい拍手に包まれた。『くちびるに歌を』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:くちびるに歌を 2015年2月28日より全国にて公開(C) 2015 『くちびるに歌を』製作委員会(C) 2011 中田永一/小学館
2015年02月28日「ゆうばり映画祭は世界遺産だと思います」――。世界中の映画ファン、映画関係者がオスカー像の行方に注目していた2月23日(日本時間)の昼過ぎ、先週19日(木)から5日間の日程で北海道夕張市で開催されてきた「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2015」が閉幕した。締めくくりとなる関係者やゲスト、ボランティアスタッフらが出席して行われていた“さよならビュッフェ”の席で、今年の「長編コンペティション」の審査員を務めたアレックス・ツァールテン(独/ニッポンコネクション・プログラムディレクター)は、冒頭の発言で出席者の喝采を浴びた。お金がなく、会場はお世辞にもキレイとは言えないし、報道陣やスタッフはおろか、ゲストの俳優陣や監督ですら宿は相部屋になることも…。それなのに一度、足を運ぶと「また来年も戻って来たい」と思わせる映画祭。それが「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」なのだ。「世界で一番、楽しい映画祭!」をテーマに繰り広げられた5日間にわたるお祭りを、ゲストやイベントでふり返る。<初日:2月19日(木)>ゲストはバスで夕張入り。街のあちこちに歓迎を示す“幸福の黄色いハンカチ”がはためき、人々は初めて夕張に足を運んだゲストをも「おかえりなさい!」という言葉で迎える。松田龍平、松尾スズキ監督、「ニューウェーブ・アワード」の増田セバスチャン、中村蒼らが開会式にも出席したが、このゆうばり流の歓迎にいきなりKOされたのが、「ニューウェーブ・アワード」女優部門受賞の松岡茉優。開会式での同賞の授賞プレゼンターを友人で昨年の受賞者でもある武田梨奈が務めた偶然も重なり、壇上で大号泣!夕張市民のハートを鷲掴みにした。その夜はゲストを招いての歓迎パーティが開かれたが、松田さん、中村さんといった人気俳優が、法被姿で壇上に上がって餅つきを行なうという貴重な一幕も!余談だが、「ニューウェーブ・アワード」で武田さんと共に昨年の第1回の受賞者になったのが「あまちゃん」の脚本家・宮藤官九郎と同作に出演していた東出昌大。今年の受賞者の松岡さん、そしてゲストで来場した松田さん、松尾さんも「あまちゃん」に出演している。加えて、ゆうばり“常連”であり、昨年、一昨年と連続でグランプリ受賞作に出演して夕張で誰よりも“持っている男”と囁かれ、今年も初日から来場していた津田寛治も1話のみとはいえ「あまちゃん」に出演しており、ゆうばり映画祭はここ2年、ちょっとした「あまちゃん」同窓会状態に…。果たして来年は…?<2日目:2月20日(金)>2日目以降、長編、短編、招待作品を問わず、計8か所での上映が本格的にスタート!来場するゲストも一気に増加する。監督作『お江戸のキャンディー』を引っ提げて参戦した広田レオナ、同作に出演する吹越満が夫婦揃って登場!昨年のグランプリ監督・竹葉リサ監督は、最新作『春子超常現象研究所』を携えて凱旋した。同作の主演でTV役というシュールな役柄を演じ、衝撃的な裸エプロン姿を披露している中村蒼も舞台挨拶に登壇するなど、次々と訪れるゲストに映画祭は盛り上がりを増していく。また、夕張を舞台にした名作で、昨年亡くなった高倉健主演の『幸福の黄色いハンカチ』上映および、同作や健さんにまつわる様々な企画イベントも好評を博した。<3日目:2月21日(土)午前~>『くちびるに歌を』の上映(3日目/21日)には劇中の合唱部員を演じた若手俳優の佐野勇斗(M!LK)が舞台挨拶に登壇したが、地元の中学校の1~2年生60名との大合唱が実現!主題歌であるアンジェラ・アキの名曲「手紙~拝啓 十五の君へ~」を歌った。<3日目:2月21日(土)夜~>映画祭名物の市民有志の主催による屋外での「ストーブパーティ」が開催。メイン会場のアディーレ会館前の駐車場で、ジンギスカンや鹿肉、温かい汁物などが振る舞われた。今年は会場の壁に映像を投影するプロジェクション・マッピングも行われ、会場は大盛況!飲食代は各々がカンパすることになっているが、今年は過去最高額が集まったという。これとほぼ同時刻に異様な盛況ぶりを見せたのが『劇場版 テレクラキャノンボール2013』と『劇場版 BiSキャノンボール2014』のトークショー付きの連続上映会。前者は東京から札幌へ向け、車とバイクでスピードを競いつつ、途中でテレクラやナンパ、出会い系などを駆使して女性を口説き落としていく男たちを映したドキュメンタリーで、後者はその設定を生かし、2014年7月のアイドルグループ「Bis」の解散ライブに密着した究極のドキュメンタリー。会場となったテント型のシアター“ホワイトロック”は満員御礼で入場できずに引き返す観客が続出した。<4日目:2月22日(日)>クロージングセレモニー&授賞式が開催され、各賞が発表。商業映画のみならずアダルトビデオの監督としても活動してきた森川圭監督が、自身の経験や取材を元にAVの撮影現場のメイクルームの様々な人間模様を綴った『メイクルーム』がグランプリ(長編)を受賞。50歳でのグランプリは過去最年長での受賞となり、これまでタランティーノ監督や入江悠監督など、若い才能を多く輩出してきた同映画祭に新たな1ページが刻まれた。<最終日:2月23日(月)>先述の「ファンタスティック・オフシアター・コンペティション部門」グランプリ受賞の『メイクルーム』と昨年より新設された「インターナショナル・ショートフィルム・コンペティション部門」のグランプリ作『今月のあの日』の再上映がアディーレ会館で行われた。アディーレ会館(旧市民会館)は老朽化で3月での閉鎖が決定しており、文字通り、この上映がここでの最後の上映およびイベントとなった。また、グランプリは逃したが、スカパー!の各チャンネルの編成担当がCSチャンネルが自局で放送したい作品を選ぶ「スカパー!映画チャンネル賞」を受賞した松居大悟監督『私たちのハァハァ』が観客投票による「ファンタランド大賞」にも輝き2冠を獲得。本作に関しては審査委員長の大森一樹監督が授賞式にてデジタル時代の新たな青春映画として「衝撃を受けた」と言及した。観客賞は昨年の『アナと雪の女王』をはじめ、大作揃いの招待作品が受賞する例が多く、奇しくもこの最終日に開催されていたアカデミー賞で「作品賞」「監督賞」など4冠に輝いた『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』も映画祭期間中に上映されていたが、こうした大作をおさえての邦画のコンペ作品の受賞は、同映画祭のみならず邦画界にとっても明るい話題と言えそう。ちなみに、今年の映画祭で最も多くの人の目に触れた作品は?それは各作品の上映前に流れる本映画祭のオープニング映像。夕張の街には『七人の侍』『猿の惑星』『サウンド・オブ・ミュージック』など数々の名作の看板が飾られているが、これらの名画の登場人物が人形で登場し、ドタバタ劇を繰り広げ、さらにクライマックスでは、映画祭のキャラクターで石ノ森章太郎デザインによるシネガー(※シネマ+タイガー)が、アディーレ会館の裏からゴジラのように姿を見せるという大迫力の映像となっている。こちらは、昨年、一昨年と同映画祭にも参加しており、斎藤工が声優で出演していることも話題を呼んだ人形劇『ニンジャ・セオリー』の飯塚貴士監督の手によるもの。短いながらも映画ファンの心をくすぐる映像にファンや関係者の間でも称賛の声が相次いだ。先述の「ストーブパーティ」然り、ゆうばり映画祭の楽しみは作品の上映のみにあらず!むしろ、上映後も映画談議に花を咲かせることができる観客、ファンとゲストや関係者の距離の近さが魅力と言える。会場近くで俳優や監督が観客らと気軽に話をしている姿もごく当たり前の光景であり、会場近くの居酒屋や飲食店に入れば、遅くまであちこちで鑑賞した作品や賞の行方について熱く語る人々の姿を見ることができる。これが可能なのは、市民やボランティアのみなさんのおかげ。夜遅くまで飲んでも、店の方が連絡を入れて市民の方が車で迎えに来てくれ、宿泊施設まで送り届けてくれるという、“呑ん兵衛”揃いの映画関係者にはなんともありがたい、驚くべきサービスもアリ!おかげで(?)ゲストも報道陣も肝臓が休まる日はなし…?なお、アディーレ会館の閉鎖に伴い、新たなメイン会場が必要となるが、そのための資金を募る「ゆうばり映画祭応援基金」の発足が映画祭期間中に発表された。現時点で、来年の開催自体は決定しているものの詳細は未定。最終日、夕張の人々は黄色いハンカチを手に再会を期して「いってらっしゃい!」という言葉でゲストを送り出してくれたが、会場やその他の課題を乗り越え、来年もまた無事に開催され、夕張の人々と再会できることを願いたい!まだ、夕張に足を運んだことがない方、一度来て「おかえりなさい!」と声を掛けられたら、その瞬間に「また来よう」と思うこと必至。映画三昧の日々を過ごすと、日常に戻りたくなくなることも必定。世界一、温かい市民が待つ、世界一楽しい映画祭、一度は訪れるべし。宿の確保だけはお早めに!(text:cinemacafe.net)
2015年02月25日新垣結衣・主演『くちびるに歌を』が2月21日(土)、「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2015」で上映され、本作でデビューを果たした、今年3月で17歳となる佐野勇斗が舞台挨拶に登壇。地元の夕張中学校の生徒たちと一緒に主題歌「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」を合唱した。アンジェラ・アキの楽曲「手紙」を課題曲とした全国学校音楽コンクールのドキュメンタリーから誕生した小説「くちびるに歌を」を、青春映画の名手・三木孝浩が映画化。長崎の五島列島の中学に臨時教師として赴任してきた元ピアニストと、合唱部の生徒たちの成長を瑞々しく描き出す。佐野さんは「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」をきっかけに芸能界入りし、現在は5人組ボーカルダンスユニット「M!LK」のメンバーとして活躍。本作では合唱部部長のナズナの幼なじみのケイスケを演じており、本作が俳優デビュー作となる。佐野さんは映画の衣裳の学生服姿で登場。改めて俳優デビュー作となった本作について「事務所に入って初めて受けたオーディションで右も左も分からない中で、三木監督が優しく教えてくださいました。初めてでこんなにいい経験させてもらっていいのか?と思うくらい素晴らしい経験でした」とふり返る。合唱シーンに関しては半年間もの練習を積んだ。普段、ボーカルユニットで活躍するだけあって、歌はお手のもの?と思いきや「ボーカルと合唱は全然違うんですよ!ハーモニーを合わせるのが難しかったです」とふり返った。ケイスケら男子部員の多くは、新垣さん演じる柏木先生目当てで合唱部に入部するが、佐野さん自身も新垣さんにメロメロのようで、新垣さんの印象を尋ねられると「かわいいです、ホントに!」とニヤニヤ。「ここだけの話、近くに行くといい匂いがするんです」と語り、会場は笑いに包まれる。最初に新垣さんと顔合わせをした時は、近寄りがたく、しゃべりかけることが出来なかったそうで、佐野さんは「さすが大女優!」と思ったそうだが、実はこれは、心を閉ざし生徒と距離を置く柏木先生という役柄に合わせて、生徒役の佐野さんらが距離感を掴みやすいようにとの新垣さんの配慮によるもの。柏木と生徒たちが徐々に距離を縮めていくのに合わせて、新垣さんも打ち解けて佐野さんらと話をしたそうで「僕たちが演技しやすいようにいてくれました」と美しさだけでなく、現場での立ち居振る舞いの面でも新垣さんにすっかり魅了されたようだ。この日は、地元・夕張中学校の1~2年生60名が佐野さんと一緒に主題歌「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」を熱唱。劇中の合唱部は12名だったが、その5倍の人数での大合唱に佐野さんは「こんな大人数で歌うのは初めてで、歌ってて感動しました!」と満面の笑み。会場は温かい拍手に包まれた。『くちびるに歌を』は2月28日(土)より全国にて公開。「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2015」は2月23日(月)まで開催中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:くちびるに歌を 2015年2月28日より全国にて公開(C) 2015 『くちびるに歌を』製作委員会(C) 2011 中田永一/小学館
2015年02月21日新垣結衣が主演を務める映画『くちびるに歌を』で合唱部の生徒を演じたキャスト12人が、19日に国分寺市立第三中学校の合唱部員20人と合唱し、そこに新垣、木村文乃、桐谷健太がサプライズで登場した。その他の写真映画は、島の中学校を舞台に、若い女性教師と合唱部の生徒たちの交流のドラマを爽やかに描いた作品で、イベント会場に登場した国分寺市立第三中学校の合唱部は2014年のNHK全国学校音楽コンクールの東京大会で銀賞に輝いている。イベントでは、映画に出演した恒松祐里、下田翔大、葵わかな、柴田杏花、山口まゆ、佐野勇斗、室井響、朝倉ふゆな、植田日向、高橋奈々、狩野見恭兵、三浦翔哉と合唱部員の総勢20人でアンジェラ・アキの『手紙 ~拝啓 十五の君へ~』を合唱することになったが、三木孝浩監督の「みんなの歌声を聞くのが楽しみです。でも僕よりもっと楽しみにしている人がいるんですよね」という声をきっかけに新垣たちが登場すると、知らされていなかった生徒たちは驚きの声をあげた。新垣は「今日はみんなの大好きな先生たちを連れてきました!今日も素敵な歌声を聴かせてください」、木村は「お久しぶりです。みんなの生歌を聴くのは初めてなので楽しみです」とあいさつ。生徒たちを見て「身長伸びたな~!」と驚きの表情を見せた桐谷は「今日はみんなのカラフルな歌声に合わせて、派手な衣装できました!楽しんで歌って!」とエールをおくった。合唱後、生徒たちの悩みに新垣たちがアドバイスすることになり、生徒から「将来なりたいものが見つからない」という悩みが寄せられると、新垣は「私も決まっていません!決めなくていいと思うよ。好きなことが見つかったらそれを目指して行動することが大事」とアドバイスした。『くちびるに歌を』2月28日(土)全国ロードショー
2015年02月20日2月28日公開の映画『くちびるに歌を』の特別授業イベントが19日、東京・国分寺の国分寺第三中学校で行われ、新垣結衣、木村文乃、桐谷健太、三木孝浩監督が出席した。全国学校音楽コンクールの課題曲にもなった『手紙~拝啓 十五の君へ~』の作者アンジェラ・アキのテレビドキュメンタリーをもとに中田永一が描き下ろしたベストセラー小説『くちびるに歌を』を三木孝浩監督が映画化した本作。主演の新垣結衣が初めての教師役に扮し、五島列島を舞台に顧問を受け持った合唱部の部員たちとの交流を描く。新垣たちが撮影中に訪れたという合唱の名門校・国分寺市立第三中学校で行われたこの日のイベント。サプライズで木村文乃や桐谷健太とともに登場した新垣は「皆さんの好きな先生たちを連れてきました! 素敵な歌声を聴かせていただいた撮影の時はありがとうございました」とまずは生徒たちに感謝の言葉。続いて合唱部キャスト12人と国分寺市立第三中学校の合唱部員20人による混声チームが『手紙~拝啓 十五の君へ』を合唱し、それを間近で聴いた新垣は「表情豊かで話を読んだような充実感があり、今日も素敵でしたよ」と感想を。一方の木村は「鳥肌が立って感動したんですが、隣から野太い声が聞こえてきて…」と桐谷に不満気だったが、当の桐谷は木村に構わず「何回聴いても良かったです。迫力も増して、ほんまありがとう!」と力強く言葉をかけた。この日は特別授業として、生徒たちの質問に新垣らが答えるというコーナーも実施。「将来が決まっていないのが悩み」という生徒に新垣は「私も将来は決まってません!でも決めなくてもいいんじゃないんですか?好きなことが決まってからそれを目指せばいいんですよ。見つけるために行動をすることが大事だと思います」と回答。また、「体育が苦手で恥ずかしい。どうすればいいんですか?」という生徒に対して「私も運動が苦手なタイプ。運動経験がほとんどなくて迷惑を掛けると思っていましたが、意外とみんな気にしてないですよ。私だったら迷惑だと思わない。だから大丈夫だと思います!」とアドバイスを送っていた。映画『くちびるに歌を』は、2月28日より全国公開。
2015年02月20日映画『くちびるに歌を』主演の新垣結衣が2月19日(木)、東京の国分寺市立第三中学校で行われた特別授業にサプライズ登場し、思春期女子たちの悩みに答えた。女子生徒から将来への悩みを打ち明けられた新垣さんは「私も将来、決まっていません」と驚きの第一声を発しながら「無理矢理決めなくてもいいと思うし、本当に好きな事が見つかった時にそれを目指せばいいと思う。それを見つけるために何か行動を起こすのは大事。どこか行くとか、誰かに会ってみるとか」とアドバイス。その女子生徒を見つめながら「でも大丈夫」と背中を押していた。また「体育などでのチームプレイが苦手」という女子生徒には「それは私も苦手」と共感を寄せながら「運動経験はほとんどなくて、迷惑かけると思っていたけれど、意外と皆は気にしていない。私だったら思わない」と断言。続けて「人の気持ちを考えるのは優しい。大丈夫、楽しくやればいい」とエールを送っていた。同作は、全国学校音楽コンクールの課題曲にもなったアンジェラ・アキの楽曲「手紙~拝啓 十五の君へ~」をモチーフにした作家・中田永一によるベストセラー小説の映画化。長崎県・五島にある中学校を舞台に、音楽の代理教師として赴任してきた孤独なピアニスト・ユリ(新垣結衣)と合唱部の生徒たちとの交流を描く。新垣さんをはじめ、木村文乃、桐谷健太の登場は、映画に出演した合唱部キャスト12名と同校合唱部員20名にはサプライズ。三木孝浩監督の呼びかけで新垣さんらが登場すると、合唱部員たちは黄色い声を上げての大興奮だった。「手紙~拝啓 十五の君へ~」の合唱を聴いた新垣さんは「皆の表情が豊かで、一つのお話を読んだかのような充実感。素敵でした」と溜息をつくと、木村さんも「鳥肌が立って感動した」と絶賛。ただ木村さんは「隣から野太い声が聴こえてきた」と桐谷さんのハミングに困り顔だった。映画『くちびるに歌を』は、2月28日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:くちびるに歌を 2015年2月28日より全国にて公開(C) 2015 『くちびるに歌を』製作委員会(C) 2011 中田永一/小学館
2015年02月19日新垣結衣が“ワケあり”の音楽教師役に扮し、『ホットロード』『アオハライド』の大ヒットも記憶に新しい青春映画の名手・三木孝浩監督のもと主演する『くちびるに歌を』。このほど、本作の主題歌であるアンジェラ・アキの「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」の映画Ver.ミュージック・ビデオが完成!三木監督自らが手がけ、未公開シーンの映像も含まれた感涙必至のMVとなっていることが分かった。本作は、長崎県・五島列島の中学校合唱部を舞台に、臨時教師としてやってきた悲しい過去を抱えるピアニスト・柏木ユキ(新垣結衣)と、15歳の生徒たちが、悩みぶつかりながらも前に進んで行く姿を、合唱を通して描き出していく爽やかな感動作。新垣さんは自身初の教師役で、ピアノにも初挑戦し、ショパンなどを猛特訓。また、木村文乃、桐谷健太、木村多江、石田ひかり、角替和枝、井川比佐志といった実力派俳優陣ががっちりと脇を固め、オーディションで選びぬかれた合唱部員役のフレッシュなキャストたちも熱演を見せている。本作の原作は、全国学校音楽コンクールの課題曲「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」の作者アンジェラ・アキのテレビドキュメンタリーをもとに、中田永一が書きおろし、本屋大賞にもノミネートされたベストセラー。アンジェラ・アキの代表曲となり通算100万ダウンロードを突破している「手紙」は、いまや合唱の定番曲でもあり、かつて“15歳”だったすべての人へ贈る感涙の激励ソングとしても親しまれている。三木監督が自身で監修した本ミュージック・ビデオには、時に優しく、時に力強いアンジェラ・アキの歌声と共に、予告編にも使用されていない、本作のストーリーに迫る未公開の本編映像も使用。離島の雄大な自然を背景に、誰にも話せない悩みの種や秘密を抱える15歳の生徒たちと、新垣さん演じる臨時教師との、みずみずしくも熱い心の交流を映し出している。『くちびるに歌を』は2月28日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月02日アンジェラ・アキの名曲「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」を元に生まれた映画『くちびるに歌を』の完成披露試写会が1月14日(水)に開催。主演の新垣結衣、合唱部の生徒を演じた生徒たち、三木孝浩監督が舞台挨拶に臨んだ。アンジェラ・アキさんが合唱コンクールに出場する長崎県五島の中学生たちと交流するドキュメンタリーをヒントに中田永一が描き下ろした同名小説の映画化。産休の教師の代理で赴任してきた元ピアニストの女性教師と合唱部員たちの交流を描き出す。この日は、最初に合唱部の生徒役の俳優陣による「手紙」の合唱の披露が行われ、その透き通った歌声に会場は温かい拍手に包まれた。歌う前は緊張していたという俳優たちは観客の反応にホッとした表情を見せた。新垣さんは「幕が上がる前から(様子を)見てたらソワソワしてて『緊張する』なんて声も聞こえてきて大丈夫かな?と思ってたけど歌い始めると体に沁みこんでましたね。私もそこに行きたいって思いました」と笑顔で語った。新垣さんはピアニストの役ということで「未経験だったので、撮影の3か月ほど前からピアノに触ること、ピアノの前に座ることから始めました。私自身、ピアノへの憧れはあったので(演じた)柏木の気持ちに寄り添えたんじゃないかと思います」と語る。三木監督はそんな新垣さんについて「技術的なことは誤魔かせるけど、佇まいの部分はやっている人ならではのものがある。ピアノを弾く姿はすごく美しいので、見どころとして見ていただければ」と太鼓判を押す。この日は、学生役の俳優陣から新垣さんに伝えたいメッセージが伝えられたが、男子生徒からは「好いちょっけんね!(=五島方言で「好きです」)」という告白や「男子生徒役の中で誰が好みですか?」という質問も。新垣さんは「そんなことばっかり考えて撮影してたの?」と先生の顔で語り、会場は笑いに包まれた。改めて作品について新垣さんは「柏木を通して15の自分を思い出していただければ」とアピール。会場は温かい拍手に包まれた。『くちびるに歌を』は2月28日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年01月14日女優の新垣結衣が1月14日に自身初となる教師役を務めた主演作『くちびるに歌を』の完成披露試写会に、生徒役で共演したキャスト陣とともに出席。合唱部顧問を演じた新垣は、「撮影中、皆さんの歌声に励まされたし、心を揺さぶられた。生徒たちが輝いていた」と手応えを示した。その他の画像アンジェラ・アキの名曲『手紙 ~拝啓 十五の君へ~』をモチーフに生まれた中田永一の小説を映画化。東京から故郷の長崎県・五島列島に戻り、中学校の合唱部顧問を務めることになった柏木ユリ(新垣)とコンクール出場を目指す15歳の少年少女の奮闘を描く。都内で行われた完成披露試写会には合唱部員を演じた恒松祐里、下田翔大、葵わかな、柴田杏花、山口まゆ、佐野勇斗、室井響、朝倉ふゆな、植田日向、高橋奈々、狩野見恭兵、三浦翔哉に加えて、三木孝浩監督(『僕等がいた』『ホットロード』)が駆けつけた。新垣は「観終わった後、監督に最初に伝えたのは『気持ちが良かったです』という言葉。ふわっとした清涼感がある。みんなが主役になれる映画なので、15歳の気持ちを思い出してもらえれば」とアピール。ピアノ演奏にも挑んでおり、三木監督から「ピアノに向かうたたずまいが、すごく美しい。作品の大きな見どころ」と絶賛されていた。この日は合唱部員を演じる12人の“生徒たち”が、映画のクライマックスさながらに『手紙 ~拝啓 十五の君へ~』を合唱。新垣は「撮影中もそうだったけど、どんどん歌声が良くなっている」と感激していた。『くちびるに歌を』2月28日(土)全国ロードショー取材・文・写真:内田 涼
2015年01月14日女優の新垣結衣、三木孝浩監督らが14日、東京・内幸町のイイノホールで行われた映画『くちびるに歌を』(2月28日公開)の完成披露試写会に出席した。全国学校音楽コンクールの課題曲となった「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」の作者であるアンジェラ・アキのテレビドキュメンタリーをもとに、作家・中田永一が『くちびるに歌を』として小説化。この原作を『ホットロード』(2014年)のヒットも記憶に新しい三木監督が映画化し、長崎・五島列島の中学校を舞台に、天才ピアニストだったとうわさされる臨時教員・柏木先生(新垣)と合唱部の生徒たちとの人間ドラマを描いている。登壇した新垣は、作品の感想を「監督に言ったのは『気持ちよかったです』という言葉でした。清涼感というか。すごく洗われるというか、力強いというよりはフワッとしているような。生徒たちがすごく輝いていた」と伝え、「柏木を通して15歳の自分を思い出していただければ」と観客に呼びかけた。この日は新垣、三木監督のほか、合唱部のキャスト12人(恒松祐里、下田翔大、葵わかな、柴田杏花、山口まゆ、佐野勇斗、室井響、朝倉ふゆな、植田日向、高橋奈々、狩野見恭兵、三浦翔哉)が勢揃い。クライマックスのシーンさながらに「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」の合唱を、満員の観客の前で披露した。オーディションで抜てきされた12人は撮影前、半年におよぶ合宿練習を経て、長崎での撮影合宿に臨んだ。新垣とは1カ月半の合宿ロケ生活を共にしたが、この日の生徒たちは撮影中に面と向かって伝えられなかった思いを「一行手紙」として、それぞれフリップに書き込んだ。佐野勇斗が掲げたのは、五島弁で相手に思いを告げる「好いちょっけんね」。これに新垣は「ありがとう」と返し、室井響からの「男子部員の中でタイプは誰ですか」には、「そんなことばっかり考えて撮影していたのか(笑)!」と一喝し、観客は大ウケ。「まだまだ皆さん変化しますから」と優しい言葉をかけながら、「選べませーん!」と男子生徒たちの熱烈アプローチをさらりとかわしていた。本作は新垣にとって初の教師役。さらに、未経験のピアノにも撮影前の3カ月前から練習に励んで撮影に臨んだ。新垣は「まずピアノを触ること、ピアノの前に座ることに慣れるところから始めました」と報告。「基礎練習をやっている時間がなくて、できるかぎりは努力して。ピアノに憧れはあったので柏木の気持ちには寄り添えたかなと思います」と撮影中を思い返し、「みんなの歌声も現場で聴けば聴くほどよくなるのでそれに刺激を受けて、負けないようにというか。私も一緒にという気持ちでやらせてもらいました」と生徒たちにも感謝した。合唱部のキャストはこの日を皮切りに、全国18都市をまわる「合唱キャラバン」をスタート。新垣は、「私はみなさんの声にすごく励まされたし、良い意味で心を揺さぶられた」と誇らしげに語りながら"柏木先生"の一面を伺わせ、「それを多くの人たちに届けてきてください。がんばれ!」とエールを送った。
2015年01月14日女優の新垣結衣が初めて教師役を演じる主演映画『くちびるに歌を』(2015年2月28日公開)の予告編で、ピアノ未経験だった新垣の演奏シーンが16日、初めて公開された。全国学校音楽コンクールの課題曲となった「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」の作者であるアンジェラ・アキのテレビドキュメンタリーをもとに、作家・中田永一が『くちびるに歌を』として小説化。この原作を『ホットロード』(2014年)のヒットも記憶に新しい三木孝浩監督が映画化し、長崎・五島列島の中学校を舞台に、天才ピアニストだったとうわさされる臨時教員・柏木先生(新垣)と合唱部の生徒たちとの人間ドラマを描いた。本作で初の教師役を演じた新垣は、未経験のピアノにも挑戦。撮影前から3カ月かけて練習に励み、劇中でショパンやベートーベンを弾くほどに上達した。今回公開された予告編にもそのシーンが収められ、鍵盤の指使いは素人とは思えないほど。新垣は「基礎を飛ばしていきなり曲の練習をしたり、苦労しかないんですけど…子供たちが合唱の練習を頑張っていてどんどん上達していくのを見て私も頑張らなくてはと思いました」と特訓の日々を振り返り、「ピアノ自体は好きなんですけれど、これでやっとプレッシャーから解放されるというのはあります(笑)」と本音を語った。また、動画ではそんな新垣演じる柏木の陰の部分も映し出している。「プロのピアニストらしかよ!」「すごかー!」と盛り上がる学生たちだったが、柏木は「私、ピアノは弾かないから」ときっぱり。生徒から「うちらのために弾いてください! お願いします!」と頼まれて渋々ピアノの前に座るも、柏木はやっぱり弾くことができない。「私のピアノは…誰も幸せにしない」というセリフから過去に何かがあったことを予感させ、生徒を「逃げるな!」と呼び止める場面では「私はもう逃げない。私も戦う!」という力強い言葉を残している。(C)2015 『くちびるに歌を』製作委員会(C)2011 中田永一/小学館
2014年12月16日現在公開中の『アオハライド』を始め『陽だまりの彼女』『ホットロード』など青春映画の名手として知られる三木孝浩監督が、ドラマ・映画・CMなどで活躍中の女優・新垣結衣を初の教師役で主演に迎え、新境地を引き出した『くちびるに歌を』。このたび、アンジェラ・アキの名曲「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」に乗せた爽やかな予告編とポスタービジュアルが解禁となった。舞台は、長崎県・五島列島の中学校。ある日、天才ピアニストだったと噂される臨時教員の柏木先生(新垣結衣)が、東京からやってくる。田舎の合唱部でコンクール出場を目指す中学生たちは、都会からやってきた柏木に憧れと期待を寄せるが、彼女にはピアノを弾けない理由があった。だが、やがて合唱部の顧問となった柏木先生は、コンクール出場を目指す部員に、“15年後の自分”へ手紙を書く課題を出す。そこには、15歳の彼らが抱える、誰にも言えない悩みと秘密が綴られていて…。その可憐なイメージから、どちらかと言えば守ってあげたくなるようなヒロインや、初々しい学生役の印象が強い新垣さんだが、今回初挑戦となった教師の柏木は、初対面の生徒に対してもクールに接するワケあり風の美人ピアニスト。トレードマークとも言える笑顔を封印、役作りのためにピアノ未経験ながら3か月かけてトレーニングに励み、ショパンやベートーベンの曲にも挑戦したという。今回解禁された予告映像では、そんな猛練習の成果である演奏シーンも登場。さらに、柏木の見守る生徒たちがそれぞれ抱える問題が明らかになり、15歳という多感な時期の少年少女たちの瑞々しい姿が五島列島の自然を背景に描き出されている。また、同じくこのほど解禁されたポスタービジュアルには、穏やかに微笑む新垣さんや生徒たちとともに「大っ嫌いなあなたたちが教えてくれたこと」という、ちょっとドキッとするコピーが登場。「私のピアノは誰も幸せにしない」と言った彼女が忘れられない過去とは?いつも元気に見える子どもたちがそれぞれ背負う、誰にも言えない悩みや心の傷とは?柏木と生徒たちは、心を通わせることができるのか…。まずはこの予告編から、新垣さんの天才ピアニストぶりとその新境地をご覧あれ。『くちびるに歌を』は2015年2月28日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年12月16日女優の新垣結衣が初めて教師役を演じる主演映画『くちびるに歌を』(2015年2月28日公開)の予告映像が14日、公開された。全国学校音楽コンクールの課題曲となった「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」の作者であるアンジェラ・アキのテレビドキュメンタリーをもとに、"乙一"名義でも多数作品を発表している作家・中田永一が小説『くちびるに歌を』を書き下ろした。この原作を、『ホットロード』(2014年)のヒットも記憶に新しい三木孝浩監督が映画化。長崎・五島列島の中学校を舞台に、天才ピアニストだったとうわさされる臨時教員・柏木先生(新垣)と合唱部の生徒たちとの人間ドラマが描かれる。今回公開された予告映像は、音楽の臨時教師として赴任した柏木が、生徒たちを前に「柏木です。適当によろしく」と無愛想に自己紹介するシーンからはじまる。そんな微妙な距離感から生まれた先生と生徒の関係。映像では、柏木と生徒たちが徐々に心を交わしていく様子が、主題歌「手紙~ 拝啓 十五の君へ」に乗せて描かれている。また、「逃げるな!」と生徒を叱りつつも「あんたは一人じゃなか」と方言を交えて優しく言葉をかけるシーンなど、初の教師役で女優として新境地を開拓する新垣の姿が映し出されている。新垣が演じる美人教師・柏木ユリは、ぼろぼろのトラックを愛用するようなぶっきらぼうな性格。事前にピアノの特訓に励み、「どんなに年齢を重ねようがその時その時で困難にぶつかることはあって、そんな心境や状況は柏木ユリやアンジェラ・アキさんの『手紙 ~拝啓 十五の君へ~』という曲の歌詞にとてもリンクするなと思います」という思いで演じた。合唱部員の生徒たちは全員オーディションで抜てきされ、半年におよぶ合唱練習の後、長崎での撮影合宿に臨んだ。新垣のほか、木村文乃、桐谷健太、石田ひかり、 小木茂光、角替和枝、井川比佐志らが出演。撮影はオール長崎ロケを経て、すでにクランクアップを迎えており、11月末の完成を予定している。(C)2015 『くちびるに歌を』製作委員会(C)2011 中田永一/小学館
2014年11月14日主演作『トワイライト ささらさや』や、スペシャルドラマで戻ってくる「リーガルハイ」でも話題の新垣結衣が、自身初となる教師役を演じる最新作『くちびるに歌を』から、特報映像が解禁。『僕らがいた(前・後編)』『陽だまりの彼女』、最近では能年玲奈主演『ホットロード』といった、若者の葛藤や繊細な内面を描き続けてきた三木孝浩監督が新たに贈る、感動作の映像がお披露目された。ある日、長崎県・五島列島の中学校に、天才ピアニストだったと噂される臨時教師・柏木ユキ先生(新垣結衣)が東京からやってきた。合唱部顧問に就任した柏木は、合唱コンクール出場を目指す部員に「15年後の自分」へ手紙を書く課題を出すが、その手紙には、15歳の彼らが誰にも言えずにいる悩みと秘密が綴られており…。原作は、全国学校音楽コンクール課題曲であった「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」で知られるアンジェラ・アキのテレビドキュメンタリーを基に中田永一が書き下ろした同名小説。読書メーターおすすめランキング1位にも輝いたベストセラーを、青春映画の名手である三木監督が映像化した。初公開となる本作の映像は、柏木先生が「適当によろしく」と教師らしからぬ、何か訳がありそうな、無愛想な態度で自己紹介するシーンから始まる。だが、その後、アンジェラ・アキが歌う主題歌「手紙」にのせて、柏木と生徒がぶつかり合いながらも、徐々に心を通わせていく様子が映し出されており、大自然の中で生徒が笑顔で活き活きと歌う姿と、それを見守る柏木先生の姿が印象深く伝わってくる。本作の主人公・柏木を演じる新垣さんは、今回初となる教師役、しかも音楽教師とのことでピアノの特訓に励み、新境地を開拓。また、全員オーディションで選ばれた“15歳”の生徒たちは、半年間に及ぶ合唱練習をした後、長崎県での撮影合宿に挑んだ。撮影に向け特訓を重ねる様子は、まるで『ウォーターボーイズ』や『スウィング・ガールズ』といった代表的青春ドラマを連想させ、本作から生まれるであろう次世代のスターが披露する特訓の成果にも期待したいところだ。また、共演には木村文乃、桐谷健太、石田ひかり、小木茂光、角替和枝、井川比佐志といった豪華俳優陣を迎えており、新垣さん演じる訳ありな音楽教師と、思春期を迎える生徒たちとどう向き合っていくのかにも注目。不器用に、そしてひた向きに頑張る生徒たちの姿には、誰もが通ってきた15歳の自分を重ね合わせてしまうこと間違いなし。思わず目頭が熱くなるような本作の、来年の公開が待ちきれない。『くちびるに歌を』は11月末、完成を予定。2015年2月28日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年11月14日日本での音楽活動を無期限停止することを発表したアンジェラ・アキが活動休止前に行った武道館ライブ映像が、12月7日(日)にTOHOシネマズ日本橋ほか全国の劇場7館で限定上映されることが決定した。2005年にメジャーデビューし、約10年の音楽活動を経て、アメリカの音楽大学に留学し、ブロードウェイ・ミュージカルに取り組むため、日本での活動を停止することを発表したアンジェラ・アキ。本イベントでは、8月4日に行われた武道館ライブの模様を、ブルーレイ&DVDリリースに先駆けて全国7館(TOHOシネマズ日本橋、ユナイテッド・シネマ豊洲、ユナイテッド・シネマ浦和、109シネマズ名古屋、TOHOシネマズなんば、ユナイテッド・シネマ札幌、ユナイテッド・シネマキャナルシティ13)で1夜限定で上映する。チケットは、プレリザーブ(先行抽選)が10月31日(金)より受付を開始する。『アンジェラ・アキ Concert Tour 2014 TAPESTRY OF SONGS-THE BEST OF ANGELA AKI in 武道館0804』12月7日(日)会場:TOHOシネマズ日本橋、ユナイテッド・シネマ豊洲、ユナイテッド・シネマ浦和、109シネマズ名古屋、TOHOシネマズなんば、ユナイテッド・シネマ札幌、ユナイテッド・シネマキャナルシティ13開映18:00料金:2600円(税込)プレリザーブ:10月31日(金)11:00AM~11月11日(火)11:00AM
2014年10月30日3月29日に公開される特撮映画『平成ライダーVS昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』の主題歌が、串田アキラ&仮面ライダーGIRLSによる「ドラゴン・ロード 2014」に決定した。「ドラゴン・ロード」は、1982年にリリースされた串田のシングルで、『仮面ライダーZX』のイメージソングとともに、特撮TVドラマ『10号誕生!仮面ライダー全員集合!!』のオープニングテーマに起用された楽曲。串田×仮面ライダーGIRLSによって新たに生まれ変わった「ドラゴン・ロード 2014」は、串田のオリジナルのボーカルデータと仮面ライダーガールズのボーカルがバトルするという映画にちなんだ"平成vs昭和ソング"で、ハードテンポな曲にアレンジされているという。同曲は、仮面ライダーGIRLSが3月19日にリリースするニュー・アルバム『exploded』に収録される。今回の「ドラゴン・ロード 2014」について串田は「『ドラゴン・ロード2014』はオリジナルの『ドラゴン・ロード』のマルチテープのボーカルトラックを使用してリミックスされています。以前の歌を新しい形にして皆さんに聞いていただくのは不思議な気持ちもしますが2014年版を楽しんでいただき、そして改めてオリジナル版も楽しんでいただけたらと思います」と語りつつ、映画『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』についても「素晴らしい仕上がりになっているそうなので私も観るのを楽しみにしています」と期待を寄せている。また、串田とタッグを組んだ仮面ライダーGIRLS代表の吉住絵里香は、「串田アキラさんが力強く歌われ、当時から多くの方に親しまれてきた楽曲『ドラゴン・ロード』が時代を超え、現代風のアレンジを加えてパワーアップしています。記念すべき映画の主題歌として発表できること、そしてKAMEN RIDER GIRLSとしてこの楽曲への参加を誇りに思います」と語っている。
2014年03月07日画家・黒田アキと小篠弘子によるトークセッションが11月26日、東京・銀座のKHギャラリーで行われた。2月23日まで同会場で開催されている展覧会「黒田アキ『宇宙庭園=コスモガーデン』+小篠弘子」のオープニングレセプションで行われたもの。2人はコラボレーションや今後などについて語った。トークセッションは「黒田先生は大御所中の大御所。現代のシャガールともいえる凄い人。でも、お話をしてみると、面白くて、いい『おっちゃん』で、楽しいことをしよう、ということになった」(小篠氏)、「僕も緊張したが、初めて会ったときから、昔から知っている人と話しているように感じた」(黒田氏)という出会いの印象からスタート。今回のコラボレーションについて、小篠氏は「通常のように、それぞれの作品を並べるのではなく、もっと違う、面白いことをしたかった。そこで、先生の作品の中に私(の作品)が入っていくようなものにした。私はコスモガーデンの中で、迷いに迷って、さまよっている感じだった。でも、迷うことも面白かった。迷うというのは、どこかにたどり着こうとすることだし、人生はいつも迷っているものだから。それがコスモガーデンのテーマなのかな、と思った」と説明。黒田氏はコスモガーデンについて「簡単に言うと、僕の頭の中。誰でも入ることができるが、答えは出したくないし、答えは出ないと思う。(見る人にも)迷ってほしいし、僕自身迷っている」と話した。また、小篠氏は来年の春に、パリで(画家小篠弘子として単独での)個展を開催することも発表。小篠氏は「黒田先生が違うジャンルの人とコラボレーションしているのを見てうらやましいなと思っていたが、今回はお互いに画家としてのコラボレーション。始めたばかりの新人と大家とのコラボレーションは、おこがましいことだし、何とかなるやろという思いもあったが、やってみて、やっぱりあかんやろと思った。でも、そのうち……」と、画家としての意気込みを語った。それに対して、若い頃からパコ・ラバンヌとカフェで語り合うなど、ファッションデザイナーとも親交があり、最近も若手デザイナーのモデルを務めたという黒田氏は「そのうち、僕もファッションをやります(笑)」と切り返し、会場を沸かせた。
2013年12月03日渋谷パルコにて14日、アーティストの清川あさみ、ミュージシャンで俳優の金子ノブアキを迎えたクリスマスオブジェの点灯式が行われた。今年は、清川プロデュースのグラフィックやオブジェを施した巨大プレゼントボックス、「デコマックス(DECO MAX)」が出現。点灯時間は10時から24時までで、期間は12月25日まで。この日の清川は、赤地に黒の模様が施された「アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQUEEN)」のクリスマスらしいワンピースに、黒いブーティという装い。一方、金子は細身のダークカラーのスーツに、白シャツと赤ネクタイ、サングラスというファッション。2人が登場すると、会場は一気に華やいだ。約5年前から友達同士である2人は半年に一度は食事に行くそうで、清川は金子について「人として男前。プライベートも男前」と絶賛。さらに今回のクリスマスオブジェについて、「空から降ってきたイケメン(金子)が収まる“ボックス”をイメージした」と語った。また、この巨大ボックスには清川セレクトの「クリスマスソング」を視聴できる10個のイヤホンジャックを設置。自分のイヤホンを差し込むことで、金子が作詞・作曲したパルコキャンペーンソング「シグナルズ(Signals)」や、英バンド・フェアーグラウンド・アトラクション(Fairground Attraction)の「パーフェクト(Perfect)」など計5曲を聴くことができる。同じ曲が流れるジャックが二つずつあるので、「カップルや友達と一緒に、どうせなら全曲聴いてほしい」と清川。清川と金子がスイッチを押すと、巨大ボックスのポップでカラフルな電飾が点灯。同時に、ボックスの中から雪やドライアイス、シャボン玉が飛び出した。この日は、グリーンランド国際サンタクロース協会の公認サンタクロースであるパラダイス山元も登場し、プレゼントの配布も行われた。清川が総合ディレクターを務めるクリスマスキャンペーン「ラブ・マックス・クリスマス(LOVE MAX! XMAS!)」は、全国のパルコ19店舗で展開中。金子やモデルの「点子」を起用した店頭ビジュアルやテレビCMが話題を呼んでいる。
2013年11月15日日本で有名なシンガーでも、世界では知られていないことがほとんど。実際、日本人とは感じ方に違いがあるのでしょうか?日本に住む外国人20人に、好きな日本の歌手とその理由を聞いてみました。■美空ひばり彼女の声、人生が好き。一生懸命人生と闘ってきた伝説の歌手だから(フランス/女性/20代後半)日本の代表格、美空ひばりさん。その歌声だけでなく、生き方までも共感を呼んでいるのですね。さすが往年のスターと呼ばれるだけあります。■浜崎あゆみ歌がうまくて、いつも中国でコンサートをしているから(中国/男性/20代後半)浜崎あゆみさんは中国に進出後、絶大な人気を誇っています。なので、当然のランクインではありますね。中国の情報を発信する「チャイナネット日本語版」では、「バービー人形そっくりな世界の美人たち」のひとりとしても挙げられました。■Mr.Children・歌はうまいし、かっこいいし、歌詞もいい(イギリス/男性/40代前半)・曲も歌詞も最高。思い出の曲がいっぱいある(シンガポール/男性/20代後半)ミスチルの良さを理解するだけでなく、「思い出の曲」とまでなっているなんて。心の奥深くまで響いている証拠ではないでしょうか。■宇多田ヒカル意義のある歌が多い宇多田さんが好き(ベトナム/女性/20代前半)歌に込められた意味は不思議と心に入りやすいもの。外国の方にも同じように聞こえているようです。■SMAP皆、頭が良くて歌が好きです(アルゼンチン/男性/20代後半)アイドルでありながら、コメディアン的な面白さも見どころのSMAP。この方、きちんと見てますね!■B’z、Yellow Monkey、矢沢英吉、EXILE矢沢英吉の「Loser」(「龍が如く3」のオープニングにも)、THE YELLOW MONKEYの「BRILLIANT WORLD」とかがいい曲だと思ったからです。「BRILLIANT WORLD」は私の結婚式にも流しました。EXILEの「Rising Sun」はとてもよかったです(イタリア/男性/30代前半)結婚式にまで流すなんて、一生の思い出としての選ばれし一曲なのでしょう。日本の歌をチョイスしてくれたことはうれしい限りです。■梶芽衣子「キル・ビル」という映画の影響(オランダ/男性/30代前半)映画で世界に広まった歌手のひとりですね。「和」の良さを知っていただけたということでしょうか。そのほか、「声がいい!」として挙げられたのは、■アンジェラ・アキ(フィンランド/女性/50代前半)■Gackt(タイ/女性/30代前半)■コブクロ(ペルー/男性/50代前半)(台湾/男性/20代後半)そして、最後にもうひとり■中島美嘉彼女の声のような素晴らしい歌声を他に聞いたことがないからです(ハンガリー/女性/30代前半)回答をいただいた方々は表面的な良さだけではなく、それぞれの深い部分まで理解しているようです。私たちがいいと思うものを同じように感じてもらえている。そう思うと、国と国は近いかもしれない、と思えてきます。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月29日今年2月に第一子を出産し、母となったアンジェラ・アキが、出産後初となる全国ツアー “アンジェラ・アキ Concert Tour 2012-2013 BLUE”を10月13日、埼玉・サンシティホールよりスタートした。アンジェラ・アキ 全国ツアー情報本公演は、5か月に及ぶロング・ツアーで、全国ツアーとしては3年ぶり。7月にリリースされた7枚目のオリジナル・アルバム『BLUE』をひっさげ、2台のピアノを中心にした特別編成によるステージで全国に歌を届ける。初日のサンシティホール公演は、チケット完売。ホールを埋め尽くした観客を前に、「自身最高の出来になったアルバム」と語る『BLUE』に収録されているTVアニメ「宇宙兄弟」エンディング・テーマになった「告白」を始め、「サクラ色」や「手紙 ~拝啓十五の君へ~」などヒット曲を披露。照明を駆使したステージ演出や彼女の軽快なトークで、観客は笑って、泣いて、歌って、充実した内容に大盛況だった。“アンジェラ・アキ Concert Tour 2012-2013 BLUE”は、3月3日(日)岡山シンフォニーホールまで全39公演。ツアーの合間には、年末恒例のスペシャルライブ“MY KEYS 2012”を、12月20日(木)神戸国際会館こくさいホール、26日(水)日本武道館で開催。今年は、デビュー・アルバム『HOME』を完全再現する。本公演のライブレポートをチケットぴあwebにて公開中。また、10月20日(土)に放送予定のトーク番組「原宿ネストカフェ」(TBS系列、土曜24:00~24:30)に出演予定。映画評論家のLILICOとの楽しいおしゃべりが聞けそうだ。取材・文:門 宏
2012年10月19日8月10日(金)・11日(土)に北海道・石狩湾新港樽川ふ頭横野外特設ステージで開催される、音楽フェス「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2012 in EZO」の出演アーティスト第4弾が発表になった。RISING SUN ROCK FESTIVAL 2012 in EZO 開催情報今回発表されたのは23組のアーティスト。Perfume、RADWIMPS、the GazettEら初参加組のほか、10年ぶり2度目となるGREAT3、1999年の初開催から毎年参戦の中村達也率いるLOSALIOSらの出演が決定した。23組のアーティストと出演日は下記のとおり。■8月10日(金)GREAT3、coldrain、GOMA & The Jungle Rhythm Section(for CAMPERS/通し入場券のみ)、笹木ヘンドリクス、[Champagne]、スガシカオ、TOKYO No.1 SOUL SET、Perfume、HEY-SMITH、RADWIMPS、レキシ(for CAMPERS/通し入場券のみ)■8月11日(土)ART-SCHOOL、ASIAN KUNG-FU GENERATION、アンジェラ・アキ、エマーソン北村、the GazettE、ザ50回転、後藤まりこ、曽我部恵一BAND、THE BOHEMIANS、UNISON SQUARE GARDEN、THE RiCECOOKERS、LOSALIOS先日は、今年再結成されたPRINCESS PRINCESSの参戦も発表され話題をふりまいた同フェス。8月の開催に向けて期待が高まる。チケットの一般発売は6月2日(土)10:00より。
2012年05月28日来年1月より放送されるNHK Eテレ新番組「アンジェラ・アキのSONGBOOK in English」で講師を務めるアンジェラ・アキが、番組放送を記念して1月11日(水)にベスト・オブ・洋楽カバー・アルバム『SONGBOOK』をリリースする。アンジェラ・アキの情報を見る番組で取り上げられる6曲に加え、これまでにカバーした洋楽の新曲&新録音バージョンなど、アンジェラの日本語詞による全12曲が収録される同アルバムは、ライフワークとして数々の洋楽日本語カバーを創り続けてきたアンジェラの集大成となるばかりでなく、アンジェラ史上初の“全曲ピアノ弾き語り”アルバムとなっている。中でも、アンジェラが「15歳の時にラジオで初めて聴いた、思い出の1曲」と言うビリー・ジョエル『Honesty』の日本語カバーは“日本初”とのこと。さらに、『SONGBOOK』というタイトルにかけてアルバムのブックレットは、全曲コード譜付きの「コードブック仕様」になっており、名曲を聴いて楽しむばかりでなくピアノやギターなどで弾いても楽しめる内容になっている。12月24日(土)の仙台サンプラザ公演に続き、毎年恒例の武道館ライブを12月26日(月)に控えたアンジェラ・アキは、今年の大晦日も“6年連続”となる紅白歌合戦出場が決定している。■アンジェラ・アキ『SONGBOOK』2012年1月11日(水)発売初回生産限定盤(CD+DVD):3200円/通常盤:3059円<CD収録曲>1 - Honesty (ビリー・ジョエル)※新曲2 - Will You Dance? (ジャニス・イアン)※新録音3 - We’re All Alone (ボズ・スキャッグス)4 - Material Girl (マドンナ) ※新曲5 - True Colors (シンディ・ローパー)※新曲6 - Without You (バッドフィンガー)※新録音7 - Today (スマッシング・パンプキンズ)※新録音8 - Kiss From A Rose (シール)※新録音9 - A Song For You (レオン・ラッセル)※新録音10 - Creep (レディオヘッド)11 - Still Fighting It (ベン・フォールズ)12 - It’s So Hard To Say Goodbye To Yesterday (ボーイズ・Ⅱ・メン)※新録音<初回盤DVD特典映像>NHK「SONGBOOK」番組収録オフショット『Honesty』、『We’re All Alone』ライブ映像
2011年12月15日