「コロナ禍の今年も、街中はクリスマスのキラキラしたムードで盛り上がっています。この時期、芸能人に限らず婚約発表や入籍が多いのは、映画やドラマ、CMなどでの『恋人と過ごすクリスマス』=『幸せ』という刷り込み効果があるためでしょう。半面、雰囲気に流されるまま大きな決断をすると、思わぬ失敗が待っているため“危険な季節”ともいえます」そう、「All About」恋愛ガイドの石田陽子さんが語るように、芸能人のクリスマスやイブの婚約発表・入籍ケースを調べてみると、たしかにその後の離婚・別居の確率は高い。【hyde:大石 恵】’00年12月25日に入籍。順調【杉田かおる:実業家】’04年12月24日にプロポーズ。’05年に離婚【益若つばさ:元モデル】’07年12月25日に入籍。’13年に離婚【羽田美智子:水中探検家】’09年12月24日にプロポーズ。’17年に離婚【アンジェリーナ・ジョリー:ブラッド・ピット】’11年12月25日にプロポーズ。’16年より離婚調停。’19年に離婚成立【中島美嘉:バレーボール選手】’14年12月25日に入籍。’18年に離婚【道端アンジェリカ:飲食店経営者】’17年12月25日に結婚報告。’20年に離婚協議中と報道【斎藤 司:一般人女性】’17年12月24日に結婚報告。順調【小倉優子:40代の歯科医師】’18年12月25日に入籍。’20年〜別居中?【バカリズム:夢眠ねむ】’19年12月24日に入籍。順調芸能リポーターの菊池真由子さんに、クリスマス婚カップルの素顔を聞きつつ、おせっかいながら、石田さんに別居・離婚に至った理由を分析してもらった。歌手の中島美嘉(37)とバレーボールの清水邦広選手(34)は’14年にクリスマス入籍をしたが、’18年に破局。「中島さんはもともとバレーボール好き。たまたまテレビで試合を観戦したときに清水選手を見て“この人だ!”と感じ、翌日実際に試合へ足を運んだそうです。情熱的な一面のある彼女が、一年でいちばん好きな季節がクリスマスということも、クリスマス入籍された理由でしょう」(菊池さん)石田さんは、クリスマス婚には一目ぼれの人ほど気をつけたほうがよいと語る。「最初に“好き!”という気持ちが高まりすぎると、しばらくして現実とのギャップに気づき、相手の嫌なところが気になってしまいがちです。家族になるというのは、夫婦が日々歩み寄る、地味な作業ですから……」(石田さん)中島と清水選手は、東京と大阪で離れて暮らす生活が長かったことが離婚の原因とされているが、遠距離結婚生活とクリスマス婚の組み合わせも危険な兆候だ。中島同様“すれ違い”を破局理由としていたのは、羽田美智子(52)と水中探検家のケース。’09年のクリスマスにプロポーズを受け、’11年5月5日のこどもの日に入籍してからも、それぞれ東京と沖縄を拠点に活動していたという。「クリスマスにプロポーズをするのは、ロマンチストで記念日を大切にする人が多いと思うのですが、そのような人は自分が誰かにとって特別でいたいという気持ちが強い傾向にあります。でも、遠距離ではそのことを実感しづらいので、結婚生活が困難になることが多いのかもしれませんね」(石田さん)ただし、羽田は元夫とよい関係が続いているよう。「もともと友人同士が恋人になった経緯がありますが、結婚生活を解消することで、仲のよい友人に戻り、いまでも定期的に連絡を取り合っているそう」(菊池さん)こうしたなか、クリスマス入籍であっても、特にこだわりを持っていないケースは、順調だったりする。「バカリズムさんは入籍日にこだわりがなくて、年内にしようということだけで決めていたそう。それなのにクリスマス婚についてかなり周りから言われるので“オレにとってクリスマスは特別な日じゃない!”と弁明していたようですよ」(菊池さん)今年も発表されるかもしれない、芸能人のクリスマス婚。聖夜の決断にはご注意を!「女性自身」2020年12月29日号 掲載
2020年12月18日ロマンチックなプロポーズをされるのが夢だったのに、現実は真逆だった……と嘆くそこのあなた。それ、むしろ相手を冷静に見極められる“いいプロポーズ”だったのかもーー!「コロナ禍の今年も、街中はクリスマスのキラキラしたムードで盛り上がっています。この時期、芸能人に限らず婚約発表や入籍が多いのは、映画やドラマ、CMなどでの『恋人と過ごすクリスマス』=『幸せ』という刷り込み効果があるためでしょう。半面、雰囲気に流されるまま大きな決断をすると、思わぬ失敗が待っているため“危険な季節”ともいえます」そう、「All About」恋愛ガイドの石田陽子さんが語るように、芸能人のクリスマスやイブの婚約発表・入籍ケースを調べてみると、たしかにその後の離婚・別居の確率は高い。【hyde:大石 恵】’00年12月25日に入籍。順調【杉田かおる:実業家】’04年12月24日にプロポーズ。’05年に離婚【益若つばさ:元モデル】’07年12月25日に入籍。’13年に離婚【羽田美智子:水中探検家】’09年12月24日にプロポーズ。’17年に離婚【アンジェリーナ・ジョリー:ブラッド・ピット】’11年12月25日にプロポーズ。’16年より離婚調停。’19年に離婚成立【中島美嘉:バレーボール選手】’14年12月25日に入籍。’18年に離婚【道端アンジェリカ:飲食店経営者】’17年12月25日に結婚報告。’20年に離婚協議中と報道【斎藤 司:一般人女性】’17年12月24日に結婚報告。順調【小倉優子:40代の歯科医師】’18年12月25日に入籍。’20年〜別居中?【バカリズム:夢眠ねむ】’19年12月24日に入籍。順調芸能リポーターの菊池真由子さんに、クリスマス婚カップルの素顔を聞きつつ、おせっかいながら、石田さんに別居・離婚に至った理由を分析してもらった。「まず言えるのは、SNSで幸せ自慢、とくにインスタグラムの世界でキラキラしたい人のクリスマス婚は要注意」と石田さん。SNSなどで、他人からの評価を気にしがちな人は、無意識に“映える”かどうかを結婚の決め手にしてしまう可能性があるのだ。自らの幸せそうな様子を世間に伝えたい人は、一般的にロマンチックなイメージがあるクリスマスに結婚、という考えが頭をよぎりやすいのかもしれない。石田さんが注目したのは、現在、離婚協議中と報じられている2児の母・道端アンジェリカ(35)。「道端さんは’17年12月25日に飲食店経営者と結婚したことをインスタグラム上で報告。しかし、’19年10月、彼女が男性といちゃついていたという理由で、夫が相手の男性を恐喝し、逮捕されました」(石田さん)そのような事件があったにもかかわらず、道端がセレブ生活をインスタグラムにアップし続けていたことが話題となった。「道端さんは婚前も、結婚してからも1週間に1回はドレッシーな格好でおいしいディナーを楽しみ、夫婦が男女に戻れる特別な日を作りたいと発言。セレブキャラなので多少のリップサービスは含まれているかもしれませんが、経済力のない相手は考えたことがないとも語っています」(菊池さん)“映えファースト”が苦い結果を生みそうだ。’18年12月25日に再婚した小倉優子(37)は、約1年後に別居。第3子を出産したが、現在も夫とは別居生活が続いていると報じられている。「ご自身のインスタグラムでの“夫ともうまくいっている”的なにおわせ投稿が話題の小倉さん。しかし、このまま離婚するのでは、という声も根強く聞かれます。小倉さんが素敵なママをアピールするのに、夫の存在が必要なのはわかりますが、もし友人や人の目を意識した気持ちがあるなら、心が疲れてしまいそう」(石田さん)道端、小倉ともにクリスマスの半年前にパートナーと出会い、スピード入籍した共通点がある。「半年のうちにどれだけお互いのことを理解できるでしょうか。クリスマスのような特別なイベントのときには、相手のことをよく知らないにもかかわらず、自分にとって最高の結婚相手だと思い込んでしまうんです。結婚に限らず、この時期に大きな決断をするときは、信頼できる人に相談したり、年明けを待つなどクールダウンの期間を作ったりすることが特に重要になると思います」(石田さん)さらなるスピード・スターは、交際2カ月で’05年に結婚した杉田かおる(56・’13年に再婚)。破局もこれまたスピーディーで、半年後のことだった。「あくまで一般論ですが、何らかの理由で入籍を急ぎたい状態だと、クリスマスの雰囲気の中で強引に決断を迫ることは考えられます。サプライズ演出があまりに素敵すぎる場合も、普通に考えると怪しいと疑ったりしますが、ロマンチックな雰囲気にのまれると舞い上がってしまうんですね」(石田さん)今年も発表されるかもしれない、芸能人のクリスマス婚。聖夜の決断にはご注意を!「女性自身」2020年12月29日号 掲載
2020年12月18日アンジェリーナ・ジョリーが、ドン・マッカリンの伝記映画を監督することになった。タイトルは『Unreasonable Behaviour』。マッカリンの自伝の映画化で、マッカリンはエグゼクティブ・プロデューサーも務める。現在、グレゴリー・バークが脚色作業を行なっているところだ。マッカリンはベトナムやカンボジアから戦地の悲惨な状況を世の中に伝えたイギリスの戦争写真家。2012年には彼についてのドキュメンタリーも公開されている。マッカリンは、ジョリーがカンボジアで撮影した映画『最初に父が殺された』を見て、彼女が監督にふさわしいと思ったようだ。今作はジョリーの監督4作目となる。ジョリーの次回出演作は、マーベルの『エターナルズ』。文=猿渡由紀
2020年11月20日パリ在住のカメラマン、松永学さんによるパリのイケメンスナップ。パリではなかなかマスクなしのイケメン探しは難しいですが、深呼吸の似合う男たちの登場です。写真、文・松永学アレクサンドル 27 歳 アニメーション配給会社-セーヌ川は寒いですが、アレクサンドルは陽に当たってリラックス。今、パリの右岸と左岸についてちょっと考えごとをしていました。セーヌは大好きで仕事が終わってから川沿いをよくジョギングしています。今日は寒いですが太陽が出て気持ちいいですね。こうして右岸から左岸を見ているとよくパリを理解できます。同じパリでも様子が全然違うし、人の思考も住む場所によってそれぞれなのです。日本のことはあまり知りませんが、僕の会社は日本のアニメ『ルパン三世』を配給しているので全編見ました。よくできたアニメでフランスでも人気がありますよ。スポーツはジダンの影響で小さい頃からサッカーをやっています。室内でやる5人制サッカーは今でも仲間とやっていますが、コロナの影響で体育館も閉鎖中です。女優ロミー・シュナイダーは理想の女性です。仲間からは渋いねと言われています。歌手のセザリア・エヴォラは大好きで良く聴いています。僕の周りでは「え、誰それ?」と言われます(笑)。マテオ 20 歳 ソルボンヌ大学学生-超ご機嫌のマテオは、今後の進路をカフェのテラスで考えています。晴れていると気持ちが良くてご機嫌です。今は大学で政治学と同時に音楽の講義も受けています。クラシックギターを昔からやっているのでその道もありかな? と思い始めています。クラシックギターをやっている時は真剣でこんな笑顔とは別人ですよ。日本のゲームは大好きです。特に小さい頃からテニスをやって育ったので、スポーツもののゲームをよくやっています。理想の女性はチャーミングで高貴な女性。スカーレット・ヨハンソンのような美貌をもっているとグッときます。ジョアン 31 歳 コスメチック販売-とても優しいジョアンはずっと美容関係で働いています。5年前からアメリカの『Kiehl’s』というスキンケア、ボディケア、ヘアケア製品を扱うマレのお店にいます。その前は美容師としてサロンやショー関係で働いていました。パリの好きな場所はお店のあるマレ地区。もともとゲットーで、今も名残りはありますが、いろいろな人がいて、かわいいお店が密集していて散歩するのが楽しいです。スポーツは10歳からスケボーをやっています。冬にはアルプスに毎年滞在して、スノーボードです。女性は愛嬌があって面白い人がいいですね。音楽はジャズシンガーが好きでニーナ・シモンやエイミー・ワインハウスの歌声にうっとりしています。エリー 21 歳 料理人-友達に会いに来たエリーはコルシカ島出身。コルシカ島はフランス人が夏のヴァカンス滞在をすることで人気です。今はシーズンが過ぎてしまったので、パリに遊びに来ました。友達もたくさんいるし毎日が楽しいです。水のある風景が好きなので、カナル・サンマルタンはよく行きます。人もいっぱいいて楽しそうだし。自由を感じます。コルシカのバスチアという街のレストランでは、伊勢海老の産地でもあるのでおいしいご飯が食べられます。コロナが終われば、来年は日本の人たちにも来てほしいです。女性は見かけより中身です。性格がチャーミングでお互い尊敬できる間柄ならベストです。カーラ・デルヴィーニュのファンですが、見かけだけではないですよ(笑)。テオ 26歳 レストランマネージャー-テオはいつも昼のサービスが終わってからお気に入りのカフェで寛ぎます。最近はマスク姿でお客さんに対応するので、いつもより疲れが出ています。お昼のサービスが終わったのですが夜も21時までしか営業できないので、また早めに夜のサービスが始まります。家に帰っている時間はないのでこうしてマスクなしでも寛げるカフェのテラスに毎日通って時間を潰しています。パリの好きな場所はベルヴィルです。いろんな人種文化がミックスされていて面白いです。マーケティングの勉強をしてから5年間この業界にいるので、日本の食文化にとても興味があります。特に大きな鍋をみんなで食べるアットホームな料理はいいですね。でもこの時期、衛生規制が厳しいのでフランスでは無理ですね。女性は理解がある人、自立している人、が理想です。女優ではアンジェリーナ・ジョリーは最高の女性です。ブリス 31 歳 バーマン-勤め先のライブハウスが休業中。ブリスは刺青マニアです。『Supersonic』というライブハウスでバーマンとして働いていますが、コロナ関係でいつ再開できるか目処が立っていません。もともとギターをやっていたのでここで交流できるミュージシャンと仲良くなるのも楽しくて、僕の天職だと思っています。少しずつ刺青を入れ始めて、今では上半身はほとんどを埋め尽くしています。背中には日本風モチーフ。前はアメリカンスタイルです。時間もお金もかかりますね。仕事に戻ってチップをいただかないと(笑)。女性は考え方が創造的で活動的な女性がいいですね。ブルース好きなので歌手のBig Mama Thorntonはよく聴く女性シンガーです。
2020年11月03日パリ在住のカメラマン、松永学さんによるイケメンスナップです。今回は、パリの中心パレロワイアル庭園にて昼間を楽しむ、ちょっと個性的な男たちです。写真・文 松永学枯れ葉が落ち始めたパリ。新型コロナウイルスの第2波の影響で、夜間の外出禁止措置が出ました。バスチャン 29 歳 インスタグラマー-パレロワイアルには「今日着る洋服を考え抜きました」とバスチャン、背景と似合っています。以前は化粧品会社『ランコム』の広報をしていましたが、3年前に退職して今はインスタグラマーです。パリのお気に入りの場所はパレロワイアル庭園、中心にあってもここは静かな佇まいで洗練されています。周りの建築やアート空間、庭園全てが完璧です。まだ行ったことのない日本は都会よりも田舎、山や海にとても興味があります。まだ知らないものがたくさんあるのでしょうね。女性はアグレッシヴな人より、静かでナチュラルな人がいいですね。女優のサラ・ポールソン! いつもはまり役が多くて見逃せない存在です。女性歌手は答えるのが難しいです。男性でもかまいませんか? ラッパーのドレイクはヘビーローテーションで聴いています。スポーツはほとんどしませんがジムで筋力トレーニングしています。詳しい内容は僕のインスタアカウント(@tbr_bastien)を見てください。ジェレミー 27 歳 文化庁経理担当-ひとりでカフェ中のジェレミーの職場はパレロワイアルにある文化庁です。日本には旅行で3回行きました。最後は2016年に3週間、東京だけに滞在していました。日本人の友達もたくさんできて、コロナが去ったらまたすぐにでも日本に戻りたいです。ファッションが大好きで特にブランド『sacai』のスタイルが気に入っています。あと、イタリアのベネチアを再訪問したいです。旅は大好きなので早く自由になる日が来るのを心待ちにしています。パリの好きな場所は職場があるこの庭園です。本当に静かで車の音が聞こえません。ベネチアも車がないので同じ理由で気に入っています。あとは画家のモネが大好きなのでジベルニー周辺の田舎もお気に入りの場所です。女性は優しくて、人の話をきちんと聞いてくれる人が理想です。女優ならカトリーヌ・ドヌーヴです、見かけたことはあるのですが直接お話ししたことはなくて。いつかお話しできたらいいなと思っています。エンゾー 19 歳 ファッションブランド研修生-速足で自撮り動画を撮影中のエンゾー はバッチリメイクをしてました。今僕はモード学校に通いながらブランド『KENZO』のデザインチームで研修をしています。ディプロマを取り僕が一番に影響を受けたマックイーンのようなデザインをしたいと思っています。ファッションがとにかく好きでハイヒールを履いたり女性ものの洋服コーディネイトをして自撮りをインスタにアップしています。まとまってくると何かが見えそうで、ひっきりなしに歩きながらも動画で思ったことを語っています。パリではポンピドゥセンター周りが大好きです。僕はコルシカ島生まれですが小さい頃パリに家族で引っ越してきて、ここがホームグラウンドになりました。ダウンタウンな感じ満載なのもとても気に入っています。女性はとにかく自由な人、働くのが好きな人、これが基本です。女優のサラ・ポールソンはルックスもスタイルも最高点をつけます。歌手のレディー・ガガも独自なスタイルで、彼女に洋服を提供するのが僕の夢です。アレクサンドル 22歳 ファッションブランド勤務-友達と待ち合わせ中のアレクサンドルはファッションブランドを渡り歩いています。今の職場、ファッションブランドの『AMI』に来てから1か月経ちました。デザイナーのAlexandre Mattiussiと働けるのはとても楽しいです。以前は『DIOR』にいました。ここではいろいろな体験をしました。なんと言っても魅力的な女性に会えたことが思い出に残っています。特に女優のジェニファー・ローレンスは美しく、僕に親切に対応してくれました。フランス人女優のカミーユ・コッタンはユーモアがあってとても魅力的でした。よく遊びに行くところはシャンゼリゼにある『Travellers Club』。会員制クラブで多くの出会いがあります。Païvaと呼ばれている素敵な館なので一見の価値がありますよ。メンバーと入れますので一緒に行きませんか?スポーツはハンドボール、バドミントン、そして小さい頃からやっているフェンシングは白ずくめのウエアで、身に着けるととてもいい気分になります。アダム 37歳 アーティスト画家-パレロワイアル庭園のカフェで打ち合わせ中のアダムはロンドン子です。僕は画家で、パリのギャラリーで展覧会をするので1週間滞在しています。ここパレロワイアルはパリに来るたびに何度も訪れている心地いい場所です。僕にとってのパリのベストスポットでしょうか。今回はすぐロンドンに戻りますが、次はイタリアのローマ行きを予定しています。モードが大好きなのでいつかは日本にも行きたいです。日本のギャラリーも探しているところです。女性はスタイリッシュでインテリ、コミュニケーション上手な人が魅力を感じます。女優ひとり上げるならアンジェリーナ・ジョリー。美貌と強さを持ち合わせている最高の女性ですね。女性シンガーソングライターのキム・ペトラス(Kim Petras)の歌声は大好きで作品制作中のBGMにもぴったりです。アダム 30 歳 ファッションブランド広報-友達と『cafe kitsune』でコーヒーを飲んでいたアダム はここに週1回は来ているとのこと。僕は今高級洋服ブランドの広報をしています。ブランド名は残念ながら決まりで言うことができません。ごめんなさい。3年前まで生まれたポーランドにいました。日本に行く事があったらHIROSIMA、NAGASAKI、そしてFUKUSIMAには絶対行きたいんです。僕が育ったポーランドも戦争で悲しいことをたくさん体験したので、そこの人たちがその後どんな生活をしているのか見てみたいです。パリではここも好きですが、左岸のサンジェルマン界隈が好きです。『Cafe de Flore』にもよく出向きます。スポーツは週5日は朝にジョギングをしています。理想の女性については答えられませんが、歌手のダリダの人生には心を打たれました。
2020年10月20日『ワンダーウーマン』『ワンダーウーマン 1984』の主演女優ガル・ガドット&監督パティ・ジェンキンスが、新たなプロジェクトで再びタッグを組むという。エジプトの女王・クレオパトラの伝記映画を、パラマウント・ピクチャーズと製作することが明らかになった。「Deadline」が報じ、ガル自身もSNSで報告した。「新しい旅に踏み出すのが大好き。新しいプロジェクトにワクワクして、人生に新しい物語を紡ぎ出すという興奮を感じられるのも最高。『クレオパトラ』は私が長い間伝えたいと思ってきた物語です。パティ・ジェンキンス、パラマウント・ピクチャーズ、アトラス・エンターテインメント、(脚本家の)レータ・カログリディスとチームで働けることには感謝しかありません」。ガルといえば、2004年に「ミス・イスラエル」に選ばれた美貌を誇り、絶世の美女として有名なクレオパトラに適役。クレオパトラを題材とした映画は、これまでに数々製作されており、1934年の『クレオパトラ』でクローデット・コルベール、1945年の『シーザーとクレオパトラ』でヴィヴィアン・リー、1963年の『クレオパトラ』でエリザベス・テイラーがクレオパトラを演じてきた。2011年にはソニー・ピクチャーズがアンジェリーナ・ジョリーを主役に据え、クレオパトラものを製作すると報じられたが、こちらは実現に至っていない。(Hiromi Kaku)
2020年10月12日ガル・ガドット主演、パティ・ジェンキンス監督のコンビで『クレオパトラ』が制作されることになった。脚本は、『アレキサンダー』の女性ライター、レータ・カログリディスが執筆する。製作配給はパラマウント。パラマウントは、ユニバーサル、ワーナー、Netflix、Appleなどのライバルを制して、権利を獲得している。クレオパトラの物語を再映画化することは、過去にアンジェリーナ・ジョリー主演でソニー・ピクチャーズが製作する話もあった。1963年のエリザベス・テイラー主演版は、フォックスが製作配給している。この映画は当時、史上最もお金をかけたものとなり、フォックスを倒産させそうにもなった。フォックスは、所有していた土地を売って、なんとか凌いでいる。文=猿渡由紀
2020年10月12日『コーヒーをめぐる冒険』や『ピエロがお前を嘲笑う』で知られるトム・シリング主演で贈る、第91回アカデミー賞外国語映画賞ノミネート作『ある画家の数奇な運命』。この度、トム演じる画家を目指す主人公・クルトの恋人を演じたパウラ・ベーアが、カラフルでキュートな50年代ファッションを身にまとうシーン写真6点が一挙に解禁された。ウエストを絞り、裾に向かってふっくらとする可憐なラインのスカートが特徴的な当時の最先端スタイル“ニュールック”ファッションをまとうクルトの恋人エリー。クラシックテイストの中にもモダンな隠し味も印象深く、エリーと同じ美術学校に通っていたクルトがひと目で恋に落ちたのも納得するキュートさ。本作の衣装を担当したのは、ガブリエル・ビンダー。『善き人のためのソナタ』でドイツ映画賞衣装賞にノミネートされた彼女は、映画人からの信頼も厚く、アンジェリーナ・ジョリーが監督第1作『最愛の大地』の衣装を彼女に依頼したことでも知られている。『ある画家の数奇な運命』はTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ある画家の数奇な運命 2020年10月2日 シネマズ シャンテほか全国公開©2018 PERGAMON FILM GMBH & CO. KG / WIEDEMANN & BERG FILM GMBH & CO. KG
2020年10月03日パリ在住のカメラマン、松永学さんによるイケメンスナップ。パリはここ数日季節外れの夏に戻りました。最後の夏はセーヌの辺りで過ごす男性たちに話を聞きました。写真・文 松永学ダミアン 21歳 医学部学生-ダミアンはこれからブラスバンドの練習を仲間とするので早めに取材してくださいと。僕は医学部の学生です、将来は脳外科の医者になりたいと思っています。今日は学校内のクラブでセーヌ川に音合わせにやってきました。メンバーは10人ぐらいでしょうか? 実は楽器をやり始めてまだ一年足らずなんですよ。でも音楽は大好きで日本人のアーティスト『Nujabes』は残念ながら亡くなってしまいましたが今でもよく聴いています。いつかは日本にも行ってみたいです。ウナギが大好きなんです。そういえば最近このセーヌ川でもウナギがいると聞いています。養殖できてパリの名産になればいいですね(笑)。女優エマ・ストーンはタイプです。映画『ラ・ラ・ランド』の音楽もとても良かったです。ティモテ 21歳 建築科学生-友達と寛ぐティモテはスポーツマンでした。スケートボードは4年前から、それからラグビーも仲間とチームを組んで、時々やっています。ラグビーはチームとの連携が大切なので、建築の仕事にも活用できると思います。尊敬する日本の建築、Tadao Andoも昔はボクサーだったという話は有名ですね。昨年の夏には待望の日本に2週間友達と一緒に行きました。東京、大阪、京都、金沢と周りましたが特に金沢が印象に残っています。まだまだ行きたいところがあるのでもう一度訪れてみたいと思っています。パリではトロカデロの風景、建築とエッフェル塔がマッチしていて素晴らしいです。スケートボードをやっているのでパレ・ド・トーキョーにもよく行きます。女性は一緒にいて楽しくて面白い人! 女優ではエマ・ストーンが一番のお気に入りです。エマニュエル 21歳 建築科学生-ティモテといつも一緒のエマニュエルは建築の情熱もあふれ出ていました。僕は南仏のニースから建築の勉強のためにパリに出てきました。すぐにティモテと友達になり一緒に日本にも行きました。日本のお寺回りは貴重な体験でした。これからの建築の未来に欠かせない木工技術がとても参考になりました。これからの建築はエコロジーを中心に素材も考慮する時代になっていくと思います。過去の街づくりの遺産も尊敬しています。特にオスマン様式時代のオペラ座中心の界隈、それと、フランソワーズミッテラン国立図書館を中心とした再開発地域も、整った街に仕上げていくのはパリの良さでもありますね。僕もスケートボードをやっていますが、小さい頃から南アルプスに毎冬行っているのでスノーボードが得意です。最近は、真っ白いキャンバスに自由にスノーボードでデッサンしている感覚になっています。実家南仏からはアルプスは近いので家族と毎年通っています。理想な女性はスポーツが一緒にできる人が良いです。でも僕は音楽バンドでドラムも担当しているので、歌がうまい女性もいいかなと思っています。カナダ人歌手のセリーヌ・ディオンの歌声は素晴らしいと思います。ファド 25歳 ウェブデベロッパー-セーヌ川辺りの柳の下で涼んでいたファドは日本が大好き。今はフリーランスでインターネットや電話のアプリケーションの開発をやっています。そのうち仲間と一緒に会社を作って展開していこうと頑張っているところです。両親はモロッコからの移民で僕はパリ生まれでフランス人です。尊敬するスティーブ・ジョブスも移民の血が流れている、僕のスーパースターなんです。日本に行ったことはないのですが、『ドラゴンボール』や『ONE PIECE』といった長編漫画の大ファンで、今でも連載が続いていて欠かせない僕の趣味の領域ですよ。いつもはこもって仕事をしているので、天気が良い日はセーヌ川沿いにピクニックしにやってきます。女性は背丈が大きくもなく小さくもなく、僕とバランスが取れる人でエスプリがあるかわいいい子を募集中です。音楽も大好きで、セネガル移民のパリ生まれのラッパーBoobaって知っていますか? ぜひ日本の方にも聴いてほしいです。アニー 24歳 内装工事技術者-ちょっとシャイなアニーは写真嫌い、サングラスのままならいいよって答えてくれました。僕の仕事は家の内装、特に水道周りの仕事をやっていますが、新型コロナウイルスのため、ロックダウン中はほとんどの仕事が3か月間もキャンセルになってしまいました。パリには老人のひとり暮らしも多く、そこで工事となると感染の可能性が大きくなるので、僕の会社自体も機能しなくなりました。幸いフランスは社会保障が手厚い国なので通常通り給料は発生していました。最近は最大の注意を払って感染しないよう、させないよう、衛生的な面とお客さんとの距離を踏まえて仕事も再開しています。パリは水のある風景が大好きで、今日はセーヌ川に来ましたが、いつもはサンマルタン運河で寛ぐことが多いですね。最近はパリの河川はきれいになりました。透明度が増して魚が泳いでいるのもこの目で見ることができますね。ゴミも少なくなってきましたよ。理想の女性? には答えられないですが、大好きなセレブリティはたくさんいます。ビヨンセ、シャキラ、ジェニファー・ロペス。それにアンジェリーナ・ジョリー。みんなカリスマ性があって大好きですよ。アレクサンドル 20歳 デザイン学生-ひとりでパリの風景をデッサン中のアレクサンドルの自慢は足が速いこと。僕はパリからそんな遠くないですが80km北上したコンピエーニュ出身です。大きな森と歴史的にも有名なお城があるところです。オワーズ川といってベルギーとフランス北部を流れるきれいな河川で育ちました。なので、水辺は安心して過ごせる大好きな場所です。パリでも、時にはひとりで水辺に何時間も過ごしています。コンピエーニュの仲間とはラグビーをやっていますが。僕は小柄なので人とはあまり接触しない、隙をぬっての走り屋なんです。日本にはまだ行ったことがないのですが、山や河川も多いとテレビ番組で見たことがあって、いつかはデッサン帳を持って旅したいと思っています。理想の女性像は特にありません。その人しか持ち合わせていない個性がある、それを自分が見つけることができて、尊重し合える人なら最高ですね。ナタリー・ポートマンの出る映画は全て観ているほど、個性的で大好きな女優です。
2020年09月19日「Disney+(ディズニープラス)」で配信開始となる映画『ゴリラのアイヴァン』。この度、ゾウのステラの声を演じたアンジェリーナ・ジョリーが赤ちゃんゾウのルビーの声を演じたブルックリン・キンバリー・プリンスと一緒に、お揃いのゾウの着ぐるみを着て台本の読み合わせを行っている貴重なショットが解禁。また、アンジェリーナとゴリラのアイヴァン役のサム・ロックウェルのインタビュー映像が公開された。このお揃いの着ぐるみは、ブルックリンがアンジェリーナと一緒に着るために用意したもの。アンジェリーナに見せるととても喜び、すぐに着て、そのまま台本の読み合わせを実施したという。アンジェリーナはこの日をふり返って、「私たちは本当にゾウの家族みたいになりましたよね(笑)。とてもキャラクターに入れ込んだから」とコメント。作品の空気感が伝わる、アットホームな雰囲気の中で収録が行われたことが伺えるショットとなっている。併せて、本作では製作スタッフにも名を連ねたアンジェリーナと主人公アイヴァンの声を演じたサムの単独インタビュー映像も到着。「人は人生のうち何度か本当に特別だと思える物語に巡り合うもの」と語るアンジェリーナは、「母親としてだけでなくアーティストとして“この世界に必要な映画だ”と直感的に感じた。あえて言うけど“不朽の名作になる”と感じた。物語が幾重にも折り重なって、メッセージが面白くてユニークで影響力がある。この世界に入り込むことで観客は成長できて、物事に対する見方や考え方がいい意味で変わる。とてもチャーミングな作品」と熱弁。また、サムは、「スタジオにはいつも楽しい笑い声が響いていた。動物たちでモールに行くシーンは大爆笑だ。みんなの掛け合いが最高で笑えるシーンだらけだ。最高にクールで本当にいい映画だよ」と現場での雰囲気のよさに太鼓判。さらに「行き詰っていたアイヴァンに、セカンドチャンスがめぐってくる。誰かを助けていいことができるチャンスだ。僕はそこに魅力を感じたんだと思う」とアイヴァンのキャラクターについても語っている。『ゴリラのアイヴァン』は9月11日(金)よりディズニープラスにて日本公開。(text:cinemacafe.net)
2020年09月10日『シンデレラ』『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』のリリー・ジェームズと、『君の名前で僕を呼んで』『ナイル殺人事件』のアーミー・ハマー共演で贈る心理サスペンス『レベッカ』が、10月21日(水)よりNetflixにて配信されることが決定。予告編が到着した。リゾート地・モンテカルロで運命的な出会いを果たし、恋に落ちた若い女性(リリー・ジェームズ)と、妻を亡くしたハンサムな男マキシム・ド・ウィンター(アーミー・ハマー)。やがて結婚を決めた彼女は、荒涼とした海岸沿いにある夫の豪華な大邸宅マンダレーに新妻として移り住むことに。新婚夫婦の夢のような時間は永遠に続くかと思いきや、亡くなったはずの優雅で洗練されたマキシムの前妻レベッカの影に苦しめられていき…。本作は、イギリス人作家ダフネ・デュ・モーリアが1938年に発表し、代表作となった小説を基に、新たな解釈で描く心理サスペンス。1940年には名匠アルフレッド・ヒッチコックがジョーン・フォンテインとローレンス・オリビエで映画化した。この度到着した予告編では、夫との甘いロマンスに酔いしれるリリー演じる新妻が、美しい大邸宅で、亡くなったはずの前妻レベッカの影に徐々に翻弄されていく様子が緊迫感たっぷりに映し出されていく。主人公には、レベッカを慕うあまり新妻に悪意を抱く家政婦ダンヴァース夫人(クリスティン・スコット・トーマス)の容赦ない洗礼が浴びせられる。さらには、香水や髪の毛など、亡き元妻レベッカの痕跡も至る所に残されていた。愛する夫にレベッカのことを尋ねてもはぐらかされるばかり、彼もまたレベッカの死に関して何か秘密を抱えている様子。果たして、彼の抱える恐るべき秘密とは?前妻の影に翻弄され次第に憔悴していく彼女の運命は…。併せて、熱い視線で夫を見つめる女と、彼女から視線を外しどこか別の場所に視線を移す男を写した、妖艶かつ不穏なキービジュアルも解禁されている。運命的な恋に落ちる女性を演じるのは、実写版『シンデレラ』で世界一有名なプリンセスを演じて日本でも脚光を浴び、人気ドラマ「ダウントン・アビー」でも知られるリリー・ジェームズ。その夫マキシムを演じるのは、『君の名前で僕を呼んで』や『ホテル・ムンバイ』、10月23日公開予定『ナイル殺人事件』にも出演する実力派アーミー・ハマー。さらに、『トゥームレイダー ファースト・ミッション』『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』などで幅広い役を演じてきたクリスティン・スコット・トーマスや、『マレフィセント』ではアンジェリーナ・ジョリー演じるマレフィセントに仕えるディアヴァル役で知られるサム・ライリーも参加。監督を務めるのは、トム・ヒドルストン主演でJ・G・バラードの近未来小説を見事に映画化した『ハイ・ライズ』や、ブリー・ラーソンはじめアーミー、サムら豪華キャストが出演した『フリー・ファイヤー』など、唯一無二の作品を世に送り出してきたベン・ウィートリー。衣装デザイナーは『ボヘミアン・ラプソディ』で英国アカデミー賞の衣装デザイン賞ノミネート歴を誇り、『インフェルノ』『ロケットマン』などの衣装も手掛けてきたジュリアン・デイ、プロダクションデザイナーは『アンナ・カレーニナ』『美女と野獣』など数々の名作のデザインを手掛けてきたサラ・グリーンウッドと、今年の賞レースでも注目を浴びそうな美しい劇中のファッションや造形も見逃せない。Netflix映画『レベッカ』は10月21日(水)より独占配信開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング
2020年09月09日ディズニー公式動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」で日本初公開される『ゴリラのアイヴァン』から、キャラクターポスターが到着。絵を描くことで大自然(ふるさと)への想いを表現したアイヴァンのペインティングをイメージしたカラフルなフレームに、愛らしいキャラクターたちがキメポーズを見せるポスターとなっている。今回公開されたのは9種類の動物キャラクターたち。コワモテだけど優しいハートの持ち主の主人公アイヴァン(サム・ロックウェル)、そしてサーカスいちの癒し系象ステラ(アンジェリーナ・ジョリー)。趣味はテレビ鑑賞、サーカスに住む野良犬ボブ(ダニー・デヴィート)、優雅と気品に溢れたプードルのスニッカーズ(ヘレン・ミレン)、みんなのアイドル的存在のルビー(ブルックリン・キンバリー・プリンス)。言いたいことははっきり言う派のニワトリ、ヘンリエッタ(チャカ・カーン)、真っ赤な消防車が大好きなウサギのマーフィー(ロン・ファンチズ)、ボールを上手に鼻先に乗せることが人生の醍醐味のアザラシ、フランキー(マイク・ホワイト)、そしてマイペースなおしゃべりさん、オウムのセルマ(フィリッパ・スー)。監督のテア・シャーロックは、そんなアイヴァンや仲間たちについて、「これはとてもスペシャルな映画で、私の心の中でとても特別な場所を占めています。特に、(この映画の)動物たちは、とても入念に(手間暇かけて)作られたキャラクターたちです。みなさんがこの映画を楽しんでくれると嬉しいです」とコメントを寄せている。ストーリー舞台は、郊外にあるショッピングモールの小さなサーカス。そこで飼われている400ポンドのシルバーバックゴリラのアイヴァンは、年老いたゾウのステラや野良犬のボブたちと仲良く暮らしていた。アイヴァンの仕事は、大きな体から出るパワフルな雄叫びで観客を驚かせて、喜ばせること。でも実際のアイヴァンはその外見とは裏腹に、優しく愛嬌のある可愛らしい魅力の持ち主だった。そんなある日、彼らの新たな仲間としてルビーという名前の赤ちゃんゾウがやって来る。どうやら野生の家族と無理矢理に引き離され、人の手に渡ったらしい。小さい頃から人間の手で育てられ、自らのルーツが曖昧なアイヴァンは、ルビーと交流を深めていくうちに、はるか遠いジャングルで過ごした日々の微かな記憶を蘇らせる。そしてアイヴァンは、自分の故郷(大自然)への想いを表現するために、絵を描き始めるのだった…。「自分はどこから来たのか?そしてどこに行くのだろうか?」胸の奥底に眠っていた野生動物としての自我に気づいたアイヴァンは、一度きりの人生を自分の手で切り開こうと立ち上がる。『ゴリラのアイヴァン』は9月11日(金)よりディズニープラスにて日本公開。(text:cinemacafe.net)
2020年09月03日実話を基にしたベストセラー小説から生まれた『ゴリラのアイヴァン』がDisney+(ディズニープラス)にて9月11日(金)より公開。この度、製作にも名を連ねるアンジェリーナ・ジョリーをはじめ、主人公のアイヴァンの声優を担当したサム・ロックウェル、アイヴァンの“親代わり”マックを演じたブライアン・クランストンらが出席したオンライン記者会見の模様が到着した。ゴリラのアイヴァンは郊外のショッピングモールで観客を喜ばせるのが仕事。マックが経営するサーカスでゾウのステラ、犬のボブをはじめとする仲間たちと一緒に幸せに暮らしたある日、野生の家族から引き離された子象のルビーと接したアイヴァンは、ほとんど記憶にないはずの“ふるさと”への想いを募らせ、それを絵で表現することに…。大抜擢された女性監督「2本の映画を同時に作るような体験」監督を務めたのは、英国演劇界の演出家で、『世界一キライなあなたに』で長編映画監督デビューしたテア・シャーロック。製作陣が求める「確固たるビジョンと独創性を持った監督」として大抜擢され、監督自身も原作の持つ秘められた深いメッセージに共感してオファーを快諾した。――この映画は感情的なニュアンスに満ちていますが、同時にテクノロジー面で非常に複雑でもあります。そこについて話していただけますか?テア・シャーロック監督:まずは、アンジーにお礼を言わせてください。アンジー、あなたがこれにかかわってくれて、とても嬉しかった。この映画を作るのは、2本の映画を同時に作るような体験でした。とてもテクニカルな映画だからです。私たちは、まず俳優さんに声の演技をしてもらうところから始めました。アニメーターたちが作業をするのに、それが必要だから。次にライブアクションの部分を全部撮影しました。その後にビジュアルエフェクトのシーン。動物だけが一緒にいるシーンです。それらのシーンは何度かやり直す必要がありました。俳優の声の細かなニュアンスを受けて、アニメーターが動物のパフォーマンスを変えることがあるのです。こういったテクニカルなことを、私はこれまでやったことがありませんでした。ポストプロダクションもまた大変でしたね。声の演技をやってくれた俳優たちもまだ近くにいてくれましたし、私と(脚本家)マイク・ホワイトは、このプロセスもすごく注意しながらこなしていました。原作本の感動がちゃんと伝わるためには、本当に注意してやらなければいけませんでした。キャサリン・アップルゲートが書いた本をわが子と一緒に読んだ時に自分が感じたことがそのまま伝わるようにするためにはね。子どもたちは、当時10歳と9歳でした。本を読んで、わが子はすごく感動していました。アンジー、あなたも同じ体験をしていますよね?でも、大人、そして親として、私は、ある部分を少し違うふうにしたいとも考えたんです。それで細かいところまで徹底して注意を払いました。ひとつは、ユーモアがそう。これはとても感情的でパワフルなストーリーではありますが、ユーモアも恐れずに、バランスよく入れていきたかったんです。「チャーミングで、息吹を感じられる、楽しい映画」――アンジェリーナ、あなたは今作で声の演技だけでなく、エグゼクティブ・プロデューサーも務めています。そこまで深くかかわりたいと思ったのは、なぜですか?アンジェリーナ・ジョリー:わが子のひとりが原作を読んで気に入って、ほかの子も読んで、私たちは、どうしてこれが特別なのか、話し合いました。なぜこれがこんなに自分たちの心に響くのかと。それで、この映画化の話がどこで進んでいるのか、製作はどんな状況にあるのかを、私は自分から探ったんです。自分もかかわりたいと思って。早期の段階の脚本も見せてもらいました。それらを読んで、マイク(・ホワイト)はとてもすばらしい仕事をしたと思いました。彼はこれを、明るくて楽しい、子ども向きのアクションにしたのです。もっとシンプルな話にもしました。この話は重いテーマを扱います。でも、チャーミングで、息吹を感じられる、楽しい映画でもあるんです。シリアスな話だけれども、パッケージはそう見えない。マイク、ディズニー、それにかかわったほかの人たちは、みんな、そうでなければいけないと理解していました。私はこの映画に深くかかわりたかったんです。大事なメッセージをもつ話だと思うから。この映画が、若い世代だけでなく、大人たちにも喜ばれる映画に仕上がったことを、本当に嬉しく思います。若い世代の人たちは、今、世界で何が起こっているかを、とてもよく知っています。動物たち、自然の生態、コンゴ、ゴリラ、ゾウなどに何が起こっているのかを。そして彼らはそのことに怒っている。動物をどう扱うべきなのかについて、はっきり物言いをしたいと。捕獲するならどうするべきなのか。密猟はもちろん反対。この映画は、彼らの言葉を代表するものなんです。アイヴァンのキャラクターが、それを象徴しています。(この映画を通じて)自分たちの行動で何かが変わるというのを見られるのは、とてもパワフルだと思います。――そのことについて監督にもお聞きしたいと思います。檻に入れられた動物の話でありながら楽しいものにするというのは、かなり難しかったのではないでしょうか?製作をする上で、これだけは避けようと思ったことは、何かありましたか?テア:ええ、そこは最初からすごく難しい課題でした。ドキュメンタリーみたいにしないことは大事でした。実在のアイヴァンについてのドキュメンタリーは、すでに作られているので。それに、このアニメーション映画は、ほかでもないディズニーで製作される。つまり、ディズニーらしいトーンでやる必要がありました。私、マイク、デザイナーのモリー・ヒューズは、最初からずっと見た目にも、ストーリー的にも、正しいトーンにするように、すごく注意しました。たとえば柵がどれくらい大きいかなどについてもそう。カメラが向けられた時、どう感じるかはすごく大事です。それはショットひとつひとつでも意識しています。編集でも。柵が全然見えないショットもあるし、柵を入れて、(アイヴァンが)閉じ込められているんだということを思い出させるようにしたショットもあります。映画全体の80%のシーンで主人公が檻の中にいるというのは、作り手にとって、かなり難しい状況なんです。そして、アイヴァンには夢がある。(象の)ステラから与えてもらった、ここから出たいという新たな夢があるということは、この映画でとても大切な部分です。それもあって、私たちは、映画の中で緑色をほとんど使わないことにしました。逆に、アイヴァンが子ども時代を思い出すフラッシュバックのシーンでは、緑がたっぷり出てきます。最後のシーンも。それ以外のシーンでは、デザイナーも、衣装デザイナーも、できるかぎり緑色を避けています。それに、じっくり見ていただけたらわかるけれども、「出口」の表示は緑なんです。それは良いシンボルではないかと思って、考えてやったことなんです。アンジェリーナ・ジョリー:それは興味深いですね。インパクトがあります。考えなかったけれども、それはとてもパワフルな選択ですね。お揃いの着ぐるみでアンジー&ブルックリンがコンビに――ブルックリン(『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』)は声のレコーディングをしている時、特別の衣装を着たのだそうですね?ブルックリン・キンバリー・プリンス:そうなんです(笑)。私は、アンジーに2回会ったことがあって、1回目は(アカデミーが主催する)ガバナーズ・アワード、2回目は放送映画批評家協会賞の授賞式でした。放送映画批評家協会賞で会った時、私はアンジーに、「レコーディングは、ゾウの着ぐるみを着てやりませんか?」と言ったんです。そして家に帰って、ママに「ママ、私とアンジーにゾウの着ぐるみを買って」とお願いしました。ママは、「私がアンジーにゾウの着ぐるみを買うの?」と言って(笑)。「でも、どのサイズにすればいいのかしら」って。アンジェリーナ・ジョリー:その日、現場に着いて、私は興奮しました。ブルックリン・キンバリー・プリンス:私はもうゾウの着ぐるみを着て、飛び跳ねていたんです。そして、到着したアンジーに、「いつ一緒に着るの?」って聞いたんです。パパには「暑すぎるんじゃないか」「アンジーはもうそんなこと忘れているんじゃないか」とか言われたんだけど。そしてアンジーは、「私のも用意してくれたの?」と言って、着てくれたんです。そしてふたりでゾウの着ぐるみを着たセルフィーを撮りました。暑くなりすぎちゃって、途中からは着ぐるみを腰に巻いてやることになったんですけど。それに、アンジーはイースターに、大人ゾウと赤ちゃんのゾウが鼻を寄せあっているぬいぐるみを私にプレゼントしてもくれました。アンジェリーナ・ジョリー:私たちは本当にゾウの家族みたいになりましたよね(笑)。とてもキャラクターに入れ込んだから。サム・ロックウェル「アイヴァンが何か教えてくれる」――サムへの質問です。コロナウィルスのせいで、私たちもアイヴァンのように、長い期間、閉じ込められた生活をすることになりました。この状況を乗り越える上で、アイヴァンから教わったことはありましたか?サム・ロックウェル:ああ、本当に、(脱獄映画の)『パピヨン』みたいですよね。いい質問ですね。どう答えていいかわからないですが、閉じ込められた生活についてアイヴァンが何か教えてくれることはたしかでしょうね。この実話のドキュメンタリーを見たら感動しますよ。本当に胸が痛くなります。これは本当の話なんです。だから、アイヴァンは、このことについて何か言いたいはずだと思います。ダニー・デヴィート:こういうパンデミックの中ではとくに、普段親しくしている友人や家族とつながりたくなりますよね。ソーシャルディスタンスをしなきゃいけない人たちとね。それが安全ですから。自分は、テレビもよく見たな。ブライアン・クランストン:今、何がヒットしているか、知り尽くしていましたね(笑)――ブライアンへの質問です。この役にどうアプローチしたのでしょうか?この役は完全な悪者でもなく、完全なヒーローでもありませんよね。ブライアン:マックは欠陥のある人間ですが、正しいことをしようという努力をする人でもあります。彼にとってアイヴァンはわが子のような存在。わが子を見捨てるようなことを、彼は絶対しません。それで彼は一生懸命考えました。ゴリラと一緒に生きるにはどうすればいいのかと。僕は、マックが心に抱えるものを、ニュアンスをもって表現しようとしました。彼のダメな部分も、恐れずに出そうと。そういうことを通して、観客は彼という人の、ちょっと弱い部分を理解してくれると思います。マックは、他人の前で、本当の自分じゃない人を演じているんです。だが、最後に、彼は一周して、本当の自分を受け入れることになるのです。僕と監督は、そういうことを話し合いました。もう、かつらも必要ない。ありのままの自分でいればいい。そしてアイヴァンが人生の次のチャプターに移ったことも、心から祝福しているんです。アイヴァンのような体験をまさにしている現代人たちへまた、ブライアン演じるマックの右腕で、動物たちの世話係ジョージを演じるのが『ニード・フォー・スピード』などのレイモン・ロドリゲス、そして、その娘のジュリアを演じているのが『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』でガモーラの少女時代を演じていたアリアナ・グリーンブラットだ。――アリアナ、あなたが描いた絵はこの映画にも使われたのですよね?アリアナ・グリーンブラット:そうなんです。学校がお休みに入った時、いくつか絵を描きました。それが映画に使われたんです。私にとって、とても素敵な機会でした。すごくクール。忘れられない思い出になります。――あなたのキャラクターがお父さんにキャリアにかかわる決意をさせるシーンは、とりわけ感動的でした。アリアナ:あれは本当に素敵なシーンだと思います。子どもだって変化を作り出せるんだということを語るシーンですから。私も、まだ子どもではあるけれども、変化を起こしたいと思っています。あのシーンで、子どもが大人に対して変化を起こそうと話すのは、すごくクール。レイモンドは素敵な共演者だし、それもクールでした。――レイモンへの質問です。先ほど、監督が、テクノロジーが駆使されたこの映画を作る苦労を語ってくださいましたが、あなたにとってはどうだったのでしょうか?あなたは過去にもスペシャルエフェクトが多用される映画に出ておられますが、この映画では、動物を相手にするシーンは、どのように撮影されたのですか?レイモン・ロドリゲス:今作は、本当にすばらしい人々に恵まれています。中でも、ブライアン・クラントンは、才能に溢れる、真に優秀な人だ。時々、ウォルター・ホワイト(「ブレイキング・バッド」で彼が演じた伝説的キャラクター)が出てきちゃって怖くなることもありましたけど(笑)。(現場で)アイヴァンを演じるベン・ビショップを見るのも面白かったですよ。彼がやった肉体や目の演技が活かされていましたから。ルビーを演じた人は、グリーンのゾウのコスチュームを着て現場を歩き回っていましたよ。しばらくすると、それが赤ちゃんゾウだと信じられるようになるものです。そういうふうに、実際のものがあるのは、ありがたかったですね。何もないところで、そこにあるかのように演じなきゃいけない経験もしてきたので、何かがあると本当に助かるんですよね。しかも、相手は人間ですし。本当の人間が演技をしてくれるんですよ。それは、僕らにとって大きな助けとなります。ここで、この映画のメッセージについて戻っていいでしょうか。僕らは(コロナで)家の中に籠もることを強いられ、アイヴァンに通じる体験をすることになりました。そこには、あらためて成長するような要素もありました。そして、この映画でアイヴァンは、人生の遅いステージになってから自分自身を発見することはあるのだと教えてくれます。僕らはまだこのジャーニーの途中にあります。今は、とても奇妙な時です。(ブライアンのように)パンを焼いたり、料理をしたりという人もいるし、僕はというと、植物の世話をしています。何かを植えたり。そして、自分の内側を見つめたり、この国自体を見つめたり。今はすごく普通でない時。これを乗り越えた後、僕らが少しだけでも成長していることを願います。アイヴァンはまさにそれを経験したと思います。ということで、この話は今、語るのに、とてもパワフルなものなんです。『ゴリラのアイヴァン』は9月11日(金)よりディズニープラスにて日本公開。(text:cinemacafe.net)
2020年09月01日ブラッド・ピットがドイツ人モデルのニコール・ポチュラルスキーと交際しているようだ。「ETonline」によると、水曜日、ベルリンからパリのシャルル・ド・ゴール空港にやってきたニコールが、ブラピがアメリカから乗ってくるフライトの到着を待っていたという。合流した2人は、パリ郊外にあるル・ブルジェ空港からプライベートジェットで一緒に南フランスへと向かったとのこと。ニコ・メアリーの名前でモデル活動をしているニコール。モデル業は順調のようで、最近では表紙を飾ったドイツ版「ELLE」誌9月号の画像をインスタグラムに載せ、「これ以上誇りに思えることはないし、こんなに素晴らしいチャンスをもらえて感謝しています」と綴っている。「アンジェリーナ・ジョリーに少し似ている」という声も聞こえてくるエキゾチックな顔立ちで、年齢は27歳。56歳のブラピとは29歳の差がある。一人息子がいるという。2016年にアンジェリーナと破局して以来、数名の女性と交際報道があったブラピだが、昨年12月には「ニューヨーク・タイムズ」紙に次のように語っていた。「この2、3年でぼくがデートした女性は何人って言われているんだろう。全部、正しくないんだけどね」。今回はキスをして、「ティーンエイジャーみたいにイチャついていた」という姿も目撃されている。(Hiromi Kaku)
2020年08月27日アンジェリーナ・ジョリーが製作にも名を連ねた、実話を基にした世界的ベストセラー小説の映画化『ゴリラのアイヴァン』が劇場公開から予定を変更し、ディズニー公式動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」にて日本公開されることが決まった。物語の主人公は、ゴリラのアイヴァン。400ポンド(約180kg)のシルバーバック・ゴリラで、郊外のショッピングモールで大きな声で雄たけびをあげ、観客を喜ばせるのが仕事。ゾウのステラ、犬のボブをはじめとする仲間たちと一緒に幸せに暮らしていたある日、ルビーと名付けられた赤ちゃんゾウがやってくる。ごく最近、野生の家族から引き離されたルビーに接したアイヴァンは、ほとんど記憶にないはずのふるさとへの想いに、身体の奥深くにある何かが揺さぶられ…。アイヴァンの声をつとめるのは『ジョジョ・ラビット』『スリー・ビルボード』のサム・ロックウェル、ゾウのステラを製作にも名を連ねるアンジェリーナ・ジョリーが担当。赤ちゃんゾウのルビーを『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』のブルックリン・キンバリー・プリンスがつとめ、犬のボブにダニー・デヴィート、プードルのスニッカーにヘレン・ミレン、ニワトリのヘンリエッタにはチャカ・カーン、アザラシのフランキーにマイク・ホワイト、ウサギのマーフィーにロン・ファンチズ、オウムのセルマにフィリッパ・スーら個性豊かな豪華俳優陣が集結。そして人間のキャストにも、レイモン・ロドリゲス、アリアナ・グリーンブラット、エミー賞受賞のブライアン・クランストンらが揃う。監督のテア・シャーロック(『世界一キライなあなたに』)は配信に先駆け、「世界は一瞬で変わってしまいました。世界中のすべての人々が、この100年には見たこともない人生を変える重大な経験を共有しています。このような状況で、実話から発想を得て作られた、キャサリン・アップルゲイトの愉快で独創的な物語を、ディズニープラスで世界に向けて配信できることを嬉しく思っています。ぜひ、真の友情を描く唯一無二のこの映画を通して、皆さんと喜びを分かち合えればと思います」とコメントを寄せている。『ゴリラのアイヴァン』は9月11日(金)よりディズニープラスにて日本公開。(text:cinemacafe.net)
2020年08月17日ディズニー公式動画配信サービス「Disney+ (ディズニープラス)」の8月のラインナップが発表。アンジェリーナ・ジョリー主演・製作の『マレフィセント2』、新型コロナウイルス感染症の影響により劇場公開から変更になった『アルテミスと妖精の身代金』などが日本初配信される。NEXT on ディズニープラス:8月の注目作品8月7日(金)~●実写映画『マレフィセント2』日本初ディズニーの名作アニメーション「眠れる森の美女」に登場する妖精マレフィセントを主人公に新たな伝説を実写化したシリーズ第2弾。アンジェリー・ジョリー、エルフ・ファニング続投に加えて、名女優ミシェル・ファイファーが参加。強く、美しい女性たちの闘いがはじまる。●ディズニー/テレビシリーズ「がんばれ!はたらくワンちゃん」日本初グーフィーとプルートの声を30年以上務めたディズニーレジェンドの1人ビル・ファー マーが、マイクから離れて彼が大好きな動物ーもちろん、犬たちに会いに出かけていきます。ビルと一緒に、人間の生活をより豊かにするためにがんばって働く犬たちに会いにいこう!●ナショジオ/バラエティ「仰天!海の底まる見え検証 シーズン1」見放題初8月14日(金)~●実写映画『アルテミスと妖精の身代金』日本初アイルランドの小説家オーエン・コルファーによる世界的ベストセラーとなったSFファンタジー「アルテミス・ファウル」シリーズをディズニーが実写映画化。これまでのディズニー作品にはなかった、まったく新しい“ダーク・ヒーロー”が主人公となる。●実写映画『ハワード -ディズニー音楽に込めた物語-』日本初『リトル・マーメイド』『アラジン』『美女と野獣』などの数々のディズニー映画に作詞家として参加し、アリエルに美しい声を与え、野獣に心を宿し、名曲の数々を生み出したレジェンド、ハワード・アシュマンのドキュメンタリー作品が日本初登場。●ディズニー/バラエティ「ウソつきはどっち!?」#1~15一挙配信日本初●ディズニー/ドラマ「ハイスクール・ミュージカル:ザ・ミュージカル」#10最終話●ナショジオ/ドキュメンタリー「パリ協定離脱に揺らぐアメリカ」見放題初●ナショジオ/バラエティ「カー・SOS 蘇れ!思い出の名車 シーズン1」見放題初●ピクサー/アニメーションシリーズ「フォーキーのコレって何?」最終話8月21日(金)~●実写映画『マジックに魅せられて』日本初夏のシーズンにぴったりのサマーキャンプの「マジック研究所」を舞台にしたディズニープラス オリジナルのコメディ作品。マジシャン候補の子どもたちとの出会いを通して、落ちぶれたマジシャンがマジックへの愛を再発見するハートウォーミング・コメディ。●ディズニー/テレビシリーズ「マペット大集合!」 #1 新エピソード/日本初1950年代に、ジム・ヘンソンによって創作された人形劇の一団マペットが登場する最新短編シリーズがディズニープラスで独占配信開始。カーミットをはじめとするマペッツが、毎回登場する豪華ゲストとトークを繰り広げるほか、料理、ゲーム、実験など豊富なバラエティ企画に挑戦する。●ナショジオ/ドキュメンタリー「ホスタイル・プラネット 非情の惑星 シーズン1」 見放題初8月28日(金)~●ナショジオ/ドキュメンタリー『ウソみたいなホントの話』日本初●スター・ウォーズ/アニメーションシリーズ「スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ シー ズン7」#12最終話●ナショジオ/ドキュメンタリー「海底に沈む第二次世界大戦の真実」見放題初●ナショジオ/ドキュメンタリー「ジェフ・ゴールドブラムの世界探求」#12最終話(text:cinemacafe.net)■関連作品:アルテミスと妖精の身代金 2019年秋、公開予定©2019 Disney Enterprises, Inc.マレフィセント2 2019年10月18日より全国にて公開©2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2020年07月25日5月15日(金)今夜の日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」枠では、番組公式サイトで募集した“みたい映画リクエスト”企画の第1弾として、特に女性から多くリクエストが寄せられたウーピー・ゴールドバーグ主演『天使にラブ・ソングを…』を放送する。スティーヴン・スピルバーグ監督の『カラーパープル』で映画デビュー、ゴールデングローブ賞主演女優賞を受賞すると、『ゴースト/ニューヨークの幻』でアカデミー賞、ゴールデングローブ賞の両方で助演女優賞に輝く快挙を達成。アニメ版『ライオン・キング』の声優やウィノナ・ライダー、アンジェリーナ・ジョリーらと共演した『17歳のカルテ』など様々な作品で知られるウーピー・ゴールドバーグの代表作にして、いまも多くの人々から愛される傑作コメディでもある本作。物語はネバダ州の小都市リノのクラブシンガー・デロリス(ウーピー・ゴールドバーグ)が、街を仕切っているヴィンス(ハーヴェイ・カイテル)の愛人としての生活に嫌気がさしつつあったある日、ヴィンスが組織の裏切り者を殺害した現場を目撃してしまい、命を狙われることに。サウザー警部(ビル・ナン)の計らいでサンフランシスコの修道院に匿われることになったデロリスは、“シスター・メアリー・クラレンス”として修道院で生活することになり、修道院長と衝突するなかで、ヘタクソな聖歌隊のリーダーを引き継ぐことに。ゴスペルの要素を取り入れ歌唱訓練を行うデロリス。やがて彼女たちの歌声は評判を呼び、ローマ法王が修道院を訪れることになるが、聖歌隊のニュースはヴィンスのもとにも届いて…というのが本作のストーリー。今後も「金ロー」では視聴者リクエスト企画を放送予定。第2弾として世界中で愛されるSF映画の金字塔『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズ3作を連続放送するほか、7月3日(金)にはスティーヴン・スピルバーグ監督による『レディ・プレイヤー1』が地上波初放送される。金曜ロードSHOW!『天使にラブ・ソングを…』は5月15日(金)今夜21時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2020年05月15日ライアン・レイノルズ&ブレイク・ライヴリー夫妻、テイラー・スウィフト、アンジェリーナ・ジョリー、リアーナ、アーノルド・シュワルツェネッガーなど、新型コロナウイルス感染拡大の影響で食べものに困っている子どもたちや、最前線で戦う医療従事者などに寄付を行い、支援するセレブたちが増えている。日頃からチャリティー活動に熱心なジョージ&アマル・クルーニー夫妻も、6つの団体に合計1億円以上の寄付を行ったという。ジョージの代理人スタン・ローゼンフィールドが「USA TODAY」に明らかにした。内訳は、ジョージが役員を務めている「モーション・ピクチャー&テレビジョン基金」、「全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)基金」、「ロサンゼルス市長基金」にそれぞれ25万ドル(約2700万円)。この3団体に寄付することで、映画・テレビ業界で仕事を失い、生活が困難になっている人、ロサンゼルスの医療従事者やホームレスの人への支援を行った形。また、アマルの故郷レバノンのフードバンク、現在彼らが住んでいるイギリスの「国民保健サービス(NHS)」、2人が邸宅を構えているイタリアのロンバルディア州に合計で30万ドル(約3200万円)を寄付した。(Hiromi Kaku)
2020年04月10日ディズニーが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響によって延期していた作品を含むマーベル映画の新しい全米公開日を発表した。今年5月1日に日米同時公開を予定していたスカーレット・ヨハンソン主演作『ブラック・ウィドウ』は、約半年後の11月6日に。アンジェリーナ・ジョリー主演の『The Eternals』は2021年2月12日。MCU初のアジア人ヒーロー「シャン・チー」が活躍する『Shang-Chi and the Legend of the Ten Rings』は2021年5月7日。今年ゴールデングローブ主演女優賞を獲得したオークワフィナも出演、トニー・レオンが悪役を演じる。前作のスコット・デリクソン監督が降板し、2月にサム・ライミ監督が契約交渉中であると伝えられた『ドクター・ストレンジ』の続編、『Doctor Strange in the Multiverse of Madness』は2021年11月5日。ナタリー・ポートマンがカムバックする『マイティ・ソー』第4弾『Thor : Love and Thunder』は2022年2月18日。ライアン・クーグラー監督、チャドウィック・ボーズマンらが続投の『ブラックパンサー』の続編『Black Panther 2』は2022年5月6日。ブリー・ラーソン主演の『Captain Marvel 2』は、これまで公開日が発表されたことがなかったが、2022年7月8日に決定。さらに、タイトル未定の作品が2022年10月7日に公開予定であることも明かされた。(Hiromi Kaku)■関連作品:ブラックパンサー 2018年3月1日より全国にて公開© Marvel Studios 2017 MARVEL-JAPAN.JP/blackpantherキャプテン・マーベル 2019年3月15日より全国にて公開ⒸMarvel Studios 2018ブラック・ウィドウ 2020年、日米同時公開©2019 MARVEL
2020年04月04日パリ在住のカメラマン松永学さんによるイケメンスナップ。フランスでも新型コロナウイルスの影響で学校閉鎖になるなど、影響が広がっています。しかし文句も言わずにパリを楽しむイケメン達、家にこもってはいられないようす。写真・文 松永学ブルーノ 28歳 バーマン–ブラジル出身のブルーノは日本食が大好き!僕はブラジルのサンパウロからやってきました。ラム酒ベースのカクテルが得意です。バーマンの仕事は情熱と人々との出会いが同時にあって、満足しています。サンパウロは日系の人たちもいっぱいいるので日本食のお店も多いんですよ。もちろん日本の文化にも興味があります。チャーミングで芯の強い女性に弱いです。女優にならアンジェリーナ・ジョリーですね。芯も通っていて美しく魅力的ですね。キーワン 24歳 バーマン–アニメ大好きなキーワンは話が止まりません。僕はイラン生まれのフランス人です。バーマンは2年前からやっていますが、その前はフォトレタッチの仕事をしていました。フォトショップは得意ですよ、何かあったらお手伝いしますよ。日本の魅力は大都会、料理、温泉と興味あるものばかりです。アニメはけっこう見ています。『ベルセルク』、『イニシャルD』が大好きです。まだまだたくさんあるけどそんなにいっぱい書ききれませんよね(笑)。パリは11区が庶民的でもあるしスタイリッシュな街で気に入っています。女性は自由な心を持っていてエスプリが効いている人に惹かれます。フランス女優のオドレイ・トトゥはその点がマッチしていて大好きです。トンバ 32 歳 バーマン–トンバはお母さんと2年後にはお店をやる計画とのこと。僕は西アフリカのコートジボワール出身です。フランスに出てきてホテル学校や商業ビジネススクールに行った後、レストランを転々として、今はブルーノとキーワンの3人チームでバーを回しています。多国籍でとてもいいチームワークで楽しいです。今地元のコートジボワールでも、母と兄でラウンジ風のお店を作る計画をしているところです。完成は2年後ですが、そのためにもバーのノウハウを勉強しています。コートジボワールは海が近く魚もたくさん獲れるので、日本人にとってもなじみやすいかもですね。ぜひ遊びにきてください。パリの好きな場所は、マレ地区にある地中海風レストラン『MALRO』がいい感じのお店ですよ。従兄弟がやっているんです。理想の女性は僕のお母さん! とても親切で、意地悪なんか絶対にしないんです。歌手のリアーナ、男優のオマール・シーは僕のヒーローです。カンタン 22歳 学生心理学専攻–カンタンの笑顔で、お店で一杯飲んでしまいました。僕はノルマンディのルーアン出身で、学生ですが週に25時間『Les Boissons de Rosie』というお店で働いています。将来学校を卒業したら医療機関がある大企業などで働きたいと思っています。アジアの文化が大好きなのでいつかは日本に行ってみたいと思っています。日本のアニメ好きでよくNetflixで見ています。パリは今年の1月から住み始めたばかりで、学校とアルバイトの往復ばかりで詳しくないんです。好きなタイプの女性は、インテリ、ユーモアのあるきれいな人がいいです。ジェニファー・アニストンはその点完璧な女性ですね。ジブリル 22歳 ソルボンヌ学生–マレからアルバイト先のパリの外れまで行くので「時間がありません」とジブリル。でも、話を聞かせてもらいました。スケートボード歴は10年になります。メトロは使わずもっぱらスケボーでパリ中を走っています。将来はスケボー関係のデザイングッズを作りたいので友達とプロジェクト中です。パリの好きな場所はベルヴィルです。大好きなスケボーショップがあるので良く行きますよ。女性は見かけより中身が問題です! きれいな人より個性が大事ですね。好きな女優はスカーレット・ヨハンソン! あ、外見も相当きれいですね(笑)。ジャン・シャルル 21歳 学生心理学専攻–ジブリルと一緒にいたジャン・シャルルもスケーター。でもまだ4年のキャリア。仲の良いジブリルとは一緒にいる時間が多いです。彼のほうがスケートのテクニックが素晴らしいのでいつも僕がついていく感じです。今彼とのプロジェクトで夢が広がっています。今はパリ郊外のナンテールの大学に通っています。近くのラ・デファンスは知っていますか? 高層ビルがたくさんあってちょっと東京みたいでしょ! 日本のガジェット(ガチャガチャ)が大好きで、日本に行ったら自販機で買いあさりたいです。女性は優しくて面白い人なら大歓迎です。女優のジェニファー・ローレンスがタイプです。マカン 23 歳 体育の先生見習い–マカンはスポーツ大好き! 高校の体育の先生目指しています。僕はフェンシングの選手でしたが怪我で断念しました。でも今でもフェンシングをはじめバスケットやバレーボールもやるので、今高校で体育教師の見習いをやっています。指導者になるために日々勉強中です。食べることが大好きで日本食ももちろん! たこ焼きのようなストリートフードを食べに日本に行ってみたいです。女性は明るくユーモアがあり、食べものの好みが合う人がいいですね。映画『ハリー・ポッター』が大好きなのでエマ・ワトソンは昔からお気に入りの女優です。
2020年03月14日10代のあどけない笑顔から始まり、表紙や巻頭ページの登場回数は多数。回数を重ねるごとに、大人の魅力を増していき、ananには欠かせない一人に。記念号の一枚はやっぱり、ビッグスマイルです!2020年3月に50周年を迎えるananとの思い出を女優・上戸彩さんに伺いました!初表紙は2005年、今では貴重な笑顔のピースサイン。以来スポーツウェアや着物姿などで度々表紙を飾ってくれた上戸彩さん。それらを並べるとananの歴史や時どきの流行が見て取れるとともにショートからボブ、ロングまで、上戸さんがいろいろな髪型をしてきたのも一目瞭然。「髪型がこれだけ変化しているというのは、それだけいろんな役をいただいたということでもあるんです。昔は特に、常に新鮮なイメージを求めていて、一つの作品がクランクアップしたらまず美容室に行って髪型を変えていました。鏡を見ると違う自分がいる、それが役から抜ける瞬間だったんです」さらに上戸さんの表紙には“幸せオーラ”や“ハッピー”“ポジティブ”などの言葉が並ぶことが多く、まさにその人柄を象徴している。「20代前半ぐらいまでは『歯を見せて笑ってください』なんて言われることも多かったんですが、ありがたいですよね、明るいイメージを持ってくださるのは。でも改めて過去の表紙をまとめて見ると、本当にいろんな企画に呼んでくださったんですね。特に思い出に残っているのは『二の腕・背中・肩甲骨。』特集で、背中を見せた表紙。ちょうど映画『昼顔』の公開のときでした。役以外で肌を多めに露出することが少ないので記憶に残っているんですが、それよりも北野先生役の斎藤工さんとの対談と、『昼顔』の脚本家・井上由美子さんの特別書き下ろしエッセイには胸を打たれました。ドラマが終わって映画が公開されるまでの3年間がこれによってぐっと縮まった気がして、作品への思いが一段と深まりました」anan50周年にちなんで、50歳の上戸さんをイメージしてもらった。「こういうお仕事をしているからこそ、より常識人でありたい。私が母親に感謝しているのは、芸能界に入った私をちゃんと甘やかさずに育ててくれたことなので、これからも驕らずに、そして自分の子供たちにも母のように甘やかさずに教えていこうと思っています。あとは、ほどよくお仕事をもらえていたらうれしいな。そのころはananの表紙を飾っている子のお母さん役なんかをやっていたりして!裏表紙でもいいので(笑)、またananに出させてください。そして、私はこれからもanan愛読者でいたいです」No.1505(2006年3月29日号)当時は20歳。この笑顔は世間から圧倒的支持を獲得。「昔は仕事で笑うことがすごく多かったけど、今ではさらに子供たちと一緒に笑う時間も増えて、家にいるときこそオンの時間なのかもしれない。家族と過ごしている時間が、私のハッピーの源です」No.1660(2009年5月27日号)「日本女子のたしなみ」特集では艶やかな着物姿で登場!「着物の文化が大好きだし、着物を着る仕事のおかげで、和のお作法を学ぶ機会もいただきました。映画『マレフィセント』でオーロラ姫の吹き替えをしたとき、LAで着物姿でアンジェリーナ・ジョリーと会えて感激!」No.2056(2017年6月14日号)しなやかで美しい背中を披露。大人の色気が話題に!「北野先生が秘めていた紗和への思いが綴られた『昼顔』の書き下ろしは、今でも心に残っているほど感動。巻頭ページでは柔軟性を大胆に見せた写真も撮っていただいたんですが、残念ながら掲載ならず…(笑)」うえと・あや1985年9月14日生まれ、東京都出身。女優。2003年、映画『あずみ』で初主演を務める。’20年4月スタートの連続ドラマ、日曜劇場『半沢直樹』(TBS系)に出演予定。ジャケット¥319,000シャツ¥120,000パンツ¥87,000パンプス¥95,000(以上プラダ/プラダ クライアントサービス TEL:0120・45・1913)※『anan』2020年3月11日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・平澤雅佐恵ヘア&メイク・中谷圭子(AVGVST)取材、文・若山あや(by anan編集部)
2020年03月08日現在発売中の『マレフィセント2』MovieNEXより、ボーナス・コンテンツの中から、アンジェリーナ・ジョリーが空中で華麗にスピンする<飛翔シーン>のメイキング映像がシネマカフェに到着した。美しくファンタジックな世界観が魅力の本作だが、マレフィセントが空を舞う飛翔シーンや疾走感溢れるバトルシーンなど、ダイナミックな映像も見どころのひとつ。今回到着した映像では、そんな迫力満点のシーンの撮影裏が明らかに。今回の飛翔シーンには、音叉(おんさ)型の装置で2本の棒の間に役者の体を入れて挟むと、前後左右360度どの方向にも動かせるという画期的な機材が使われたそう。映像では、ブルーのタイツを着たスタッフが装置を動かしている様子が覗ける。そんなシーンについて、マレフィセント役のアンジェリーナは「自分が装置の一部になった気がする。方向は私たちが決めて、彼らが合わせてくれる」と言い、「うまくいくときもあるし、大失敗するときもある」とコメント。また、マレフィセントのような角がある翼を持つ種族“ダーク・フェイ”たちが大勢で飛ぶ戦闘シーンでは、ブルーバックを背景に4人を同時に飛ばしながら撮影することも。ダーク・フェイたちは部族ごとに違う生活スタイルで進化を遂げているため、見た目や性格だけでなく、飛び方も変えて特徴を表現しており、第2班監督のサイモン・クレーンは「役者を飛ばす装置は1種類だけど、役者の動きは異なることを忘れちゃいけない」とそのこだわりを明かす。そして撮影のあとは、コンピュータ上で役者の動きに合わせて“翼”を作り出していく。特にアンジェリーナは、飛翔シーンの演出を非常に重視していたそうで、彼女が思い描く翼のアニメーションを実現するため、アンジェリーナと直接やり取りをするアニメーション・スーパーバイザーを雇ったという裏話も。アンジェリーナが真剣な表情でスタッフたちと話し合いする様子も映像には映し出されている。本映像の続きには、アンジェリーナがダーク・フェイたちが持つ翼の重要性や象徴、翼で表現する感情について解説するインタビューも収録。ほかにも様々なボーナス・コンテンツが楽しめる。『マレフィセント2』はデジタル配信中、MovieNEX発売中。(cinemacafe.net)■関連作品:マレフィセント2 2019年10月18日より全国にて公開©2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2020年02月11日アンジェリーナ・ジョリー主演『マレフィセント2』のMovieNEXが本日2月5日(水)リリース。この度、MovieNEXに収録されるボーナス・コンテンツの中から、NGシーンを映した映像が到着した。今回到着した映像では、前作から引き続きマレフィセントを演じるアンジェリーナ、オーロラ姫を演じるエル・ファニングら豪華キャストたちが、笑顔を見せたり、変顔を披露したり、本編では見られない素顔が覗ける。フィリップ王子役のハリス・ディキンソンとエルが笑顔を見せる映像から始まり、エルやディアヴァル役のサム・ライリーのダンス、ブルーバックを背景にアンジェリーナ、エル、サムの3人が笑顔をみせる貴重な場面など、楽しそうな撮影現場の様子が。さらに、衛兵に捕まるシリアスなシーンにもかかわらず、衛兵と一緒に転んでしまうNGや、キウェテル・イジョフォーが真面目に説明する傍らで思わず笑ってしまうアンジェリーナ、立ち位置を間違えたライリーに「彼女の立ち位置よ。私を避けてるのかと思った」とツッコミを入れる様子も収められている。なお、MovieNEXにはNGシーン以外にも製作の裏側を解説した「視覚効果の世界」や「翼をもつ妖精」、「マレフィセントの起源」をはじめ、未公開シーンなどの豪華ボーナス・コンテンツが多数収録されている(デジタル配信<購入>にも一部収録)。『マレフィセント2』は先行デジタル配信中、MovieNEXは2月5日(水)リリース。(cinemacafe.net)■関連作品:マレフィセント2 2019年10月18日より全国にて公開©2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2020年02月05日ディズニー・アニメーションの金字塔『眠れる森の美女』に隠されていた誰も知らない物語を、ドラマティックに描き出した実写映画『マレフィセント』。その続編として、再びアンジェリーナ・ジョリーを主演に迎え、美しきヴィラン・マレフィセントを描いたファンタジーアドベンチャー『マレフィセント2』が2月5日(水)にMovieNEXと4K UHD MovieNEXで発売、先行デジタル配信される。この記事では、『マレフィセント2』の伝えようとするメッセージに着目して、作品を紹介したい。本作で描かれるのは、妖精界を滅ぼそうとする恐るべき罠だ。永遠の眠りから目覚めたプリンセス、オーロラ姫とフィリップ王子の結婚は、人間と妖精の間に平和をもたらし、世界を幸福に導くはずだった。しかしその婚礼には、マレフィセントとオーロラ姫の絆を引き裂こうとする陰謀が隠されていた……。5年ぶりの続編となる本作では、主人公のマレフィセントに最大のピンチが訪れる。深い愛情を注いだオーロラ姫の結婚を祝う晩餐会で、ある策略に巻き込まれ「人間の王に呪いをかけた」と濡れ衣を着せられてしまうのだ。心身ともに傷ついたマレフィセントを救ったのが、彼女と同じ種族である“ダーク・フェイ”。しかし、彼らの存在こそが、人間vs妖精のバトルの引き金となってしまう。本作は「自分とは違う」存在との共生を拒むことで、争いが巻き起こってしまう現代社会が鏡のように映し出されている。ダーク・フェイは、マレフィセントとよく似た角と翼をもつ妖精の一団で、人間からの迫害を逃れ洞窟のような巣でコミュニティを形成している。来る第92回アカデミー賞では、赤いリップが印象的なマレフィセントをはじめ、ダーク・フェイたちの特殊メイクが注目され、メイク・ヘアスタイリング賞受賞が期待されている。ダーク・フェイは皆、それぞれに違った能力や才能を持った互いを認め合い、ときに衝突しながらも共生している。その様子をアンジェリーナ・ジョリーは「ダーク・フェイの美しさは、彼らが真の多様性を体現しているところにある」と評している。アンジェリーナ・ジョリー自身も、人権問題や女性の地位向上など幅広い慈善活動を行い、養子と実子を合わせて6人の母親として生きる姿が、多くの人々に感銘を与えている。そして、マレフィセントとオーロラ姫、マレフィセントと忠実なワタリガラスのディアヴァルとの関係性を通して、「血のつながりだけが、家族を定義づけるものではない」というメッセージ、そして、多様性を認め合う大切さや、異なる文化や自然との共生、家族の新しい形といった現代的な価値観を観客に提示しているのだ。MovieNEXには、アンジェリーナ・ジョリーが作品への想いを語る「マレフィセントの起源」や、製作の裏側を解説した「視覚効果の世界」、「翼をもつ妖精」など、未公開シーンやNGシーンなどのボーナス・コンテンツが多数収録(デジタル配信(購入)にも一部収録)される。『マレフィセント2』先行デジタル配信中2月5日(水)よりMovieNEX、4K UHD MovieNEX発売
2020年02月03日ディズニー・アニメーションの金字塔『眠れる森の美女』のヴィラン・マレフィセントの“究極の愛”を描いた『マレフィセント2』。この度、MovieNEXに収録されるボーナス・コンテンツの中から、オーロラ姫とフィリップ王子の壮大なブライダルシーンのメイキング映像が解禁、オーロラ姫役のエル・ファニングが撮影をふり返った。ムーア国の女王となったオーロラ姫は、フィリップ王子からの求愛を受け結婚式を執り行うが、今回解禁となった映像では、オーロラ姫役のエル・ファニングが、大勢のエキストラが参加したという“超”大規模なブライダルシーンの撮影の舞台裏や、マレフィセント演じるアンジェリーナ・ジョリーとの共演について語っている。「本物みたいな結婚式で特別な思い出になった」と撮影をふり返るエル。「裾がものすごく長いから助けがないと歩けなかった」というほどのゴージャスなウエディングドレスを身に纏った彼女は、まさにプリンセスそのもの。自身も「夢が叶ったわ。まさにオーロラ姫のドレスだった。脱ぎたくなかったわ」と、チャーミングな笑顔を浮かべる。そして、ゴッドマザーのマレフィセントを演じるアンジェリーナとバージンロードを歩くシーンについては、「忘れられない。魔法のような時間だった」と、名女優との共演に目を輝かせた。この映像の続きには、マレフィセントと同じ種族のウド役を演じたアーティストのMIYAVIが参列する姿や、マレフィセントやカラスのディアヴァルたちがオーロラ姫に送る、本邦初公開の貴重なビデオメッセージも収録されている。また、日本語吹き替え版には、前作に続いてオーロラ姫役を上戸彩が、新たにフィリップ王子役を俳優の小野賢章が務めるなど、豪華キャスト陣が美しくファンタジックな世界観にさらなる彩りを加えた本作。アンジェリーナが演じる、赤いリップが魅惑的なマレフィセントをはじめ、ダーク・フェイたちの特殊メイクが注目となり、第92回アカデミー賞メイクアップ&ヘアスタイリング賞にノミネートされている。『マレフィセント2』は2月5日(水)よりMovieNEXと4K UHD MovieNEXで発売、先行デジタル配信中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マレフィセント2 2019年10月18日より全国にて公開©2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2020年01月28日「日本では年間、約8万7,000人が乳がんと診断され、1万4,000人以上が亡くなっていますが、患者のうち約10%は進行の早い遺伝性の乳がんだと考えられています」こう話すのは、株式会社ゲノムクリニック代表取締役で婦人科医の曽根原弘樹先生。「一般的な乳がんは、厚生労働省が40代以上に推奨する2年に1度の検診でも、ステージ1の状態でよく見つかりますが、遺伝性の場合は、1年でステージ2になることがあります」発症年齢も早くなるようで、通常は30代後半から多くなるが、遺伝性だと20代でもなりやすい。「さらに、ふつうは乳房の片側だけに腫瘍ができることが多いのですが、遺伝性の乳がんは両胸に、同時にできることもあるんです」とても厄介な遺伝性の乳がん。しかし、曽根原先生は「遺伝性」だからこそ、対策できることもあるという。「この乳がんは体の設計図である遺伝子のうち、乳がんと深く関わる遺伝子が壊れている人が発症しやすい。言い換えると、壊れているかどうかを調べれば、罹患する前から発症リスクを知ることができるということです」そこで先生が始めたのが、遺伝性乳がんリスク検査サービスだ。「検査では、唾液から抽出した遺伝子を解析して異常がないかを調べます。検査期間は1〜3カ月。壊れていたら陽性で、発症リスクは最大で約70%になる。欧米の調査だと、約100人のうち1人には変異があるとの報告があります」検査では遺伝性の卵巣がんのリスクもわかるという。「卵巣がんも同じ遺伝子が密接に関与しているからです。陽性だった場合、最大発症リスクは約50%程度です」株式会社ゲノムクリニックのホームページと取材をもとに編集部が作成した発症リスクが次のとおりだ。【乳がん】一般的な日本人:9%乳がん遺伝子を持っている人:最大約70%【卵巣がん】一般的な日本人:1%乳がん遺伝子を持っている人:最大約50%アメリカではハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリーが同様の検査を受けて、「陽性」と判定され、’13年に両乳房の予防切除を、’15年には卵巣と卵管の切除を行っている。「彼女には、家系内に複数の乳がん・卵巣がん罹患者がいる濃厚な家族歴がありました。この検査は、医療機関でも受けられますが、対象は濃厚な家族歴のある人だけ。しかし、家族に乳がん罹患者がいなくても、突然変異で遺伝子が壊れていて、発症リスクが高い人もいる」そこで、曽根原先生は濃厚な家族歴がない人でも検査を受けられるようにした。「これまでに約50人が検査を受けましたが、全員『陰性』でした。『陽性』の判定が出た場合は、ステージ1で見つけられるよう、乳がん・卵巣がん検診の間隔を半年に1回行うことを推奨しています」さらに、曽根原先生はより多くの人が使いやすいように、サービスの利便化も図る。「現段階では、検査スタッフと対面しないと検査を受けられないので、遠方に住む人も自宅で受けられるように、唾液は郵送でやり取りして、カウンセリングは電話で行うサービスを計画しています。倫理委員会から許可が下りれば、年内にもスタートさせようと考えています(※)」早期発見できれば、生存率は高まる乳がん。一度、リスク検査を受けるか検討してはどうだろう。※現在、対面方式の検査料は3万9,500円(税別)。郵送方式の料金はまだ決まっていない。「女性自身」2020年2月4日号 掲載
2020年01月27日アンジェリーナ・ジョリーを主演に迎えたファンタジー・アドベンチャー『マレフィセント2』。本作の舞台は、大きな城がそびえ立ち人々が住むアルステッド国と、マレフィセントやカラスのディアヴァルなどの妖精たちが住むムーア国。色鮮やかで美しく、ファンタジックな二つの国は、最新の技術で前作を超える素晴らしい映像美で作り出された。今回はそんな世界観のもととなったコンセプトアートが公開された。マレフィセントら妖精たちが暮らす国は前作からアップデートムーア国の壮大な自然の中にマレフィセント(アンジェリーナ・ジョリー)がたたずむこのアートを見ると、マレフィセントに仕える忠実なカラス、ディアヴァル(サム・ライリー)からオーロラ姫(エル・ファニング)の婚約を聞くシーンなどが思い浮かぶ人も多いのでは?プロダクション・デザイナーを担当したパトリック・タトポロスは、ムーア国のイメージを崩さないように前作を見直してから制作に取り組んだというが、それと同時に、新しい城や街並みに合わせたデザインになるようアップデートしていると語る。また、アルステッド国にある王妃イングリス(ミシェル・ファイファー)の城については、ゴシック的な要素を取り入れた中世の城に仕上げたとタトポロスが言う通り、オーロラ姫のゲストルームとなった部屋や王が眠る王室は、煌びやかな装いと大きな家具やベッドが並ぶ豪華絢爛な造りになっている。本作の鍵を握る怪しげな実験室のアートも公開そして怪しげなこのアートは、妖精らしきものがビンの中に囚われてなにやら実験が行われている様子…。本作の鍵を握るこの実験室では、いったい何が行われているのか?気になる秘密は本編で確かめてみてほしい。美しいコンセプトアートがそのまま実写化されたような、壮大な映像美で製作された本作。MovieNEXには、より製作の裏側を見ることができる「視覚効果の世界」や「翼をもつ妖精」「マレフィセントの起源」をはじめ、未公開シーンやNGシーンなど、アンジェリーナを中心としたキャストたちの素顔を見ることができる、豪華ボーナス・コンテンツが収録されている(デジタル配信・購入にも一部収録)。『マレフィセント2』は2月5日(水)よりMovieNEXと4K UHD MovieNEXで発売、先行デジタル配信中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マレフィセント2 2019年10月18日より全国にて公開©2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2020年01月27日全世界で大ヒットを記録した『マレフィセント』の続編『マレフィセント2』が、本日1月22日(水)より先行デジタル配信される(2月5日(水)にMovieNEX(4,200円+税)、4K UHD MovieNEX(6,000円+税)が発売)。この度、配信開始にあわせ、約9分もの本編プレビュー映像が公開された。ディズニー・アニメーションの金字塔として、半世紀以上も世界中で愛され続けている『眠れる森の美女』に隠されていた誰も知らない“本当の物語”を、ドラマティックに描き出した『マレフィセント』。その続編『マレフィセント2』は、再びアンジェリーナ・ジョリーを主演に迎え、美しきヴィラン・マレフィセントの“究極の愛”を描いたファンタジーアドベンチャーだ。舞台は、マレフィセントが“真実の愛”を見つけてから数年後。永遠の眠りから目覚めたプリンセス、オーロラ姫とフィリップ王子の結婚は、人間と妖精の間に平和をもたらし、世界を幸福に導くはずだった。しかしその婚礼には、マレフィセントとオーロラ姫の絆を引き裂き、妖精界を滅ぼそうとする恐るべき罠が隠されていた……。公開されたプレビュー映像の見どころは、壮大なファンタジー世界の美しい表現。色鮮やかな花がひしめく美しい森や、本当に存在するかのようにリアルな妖精たち、映像では再現することが難しい水の粒など、最新鋭の技術を駆使して製作された映像美が楽しめる。視覚効果スーパーバイザーを担当したゲイリー・ブロジニックは、「(映像表現において)妖精の3人はどれも同じくらい難しかったです。今まで誰もやったことのないことにチャレンジするとき、完璧を目指すのは難しいことです。クオリティの高さや複雑なプロセスを必要としたので、結果がどうなるかは賭けでした」と、急激なVFXの技術の進歩に苦労しつつも、満足のいく仕上がりになったと、胸中を明かしている。『マレフィセント2』先行デジタル配信中2月5日(水)よりMovieNEX、4K UHD MovieNEX発売
2020年01月22日愛する人を守るため、本当の自分を隠して闘うディズニー史上最強ヒロインを描くファンタジー・アドベンチャー『ムーラン』。今年公開される映画の中で1つの大きな特徴といえるのが、本作のような女性監督×女性主人公の作品が多いこと。先日の第92回アカデミー賞ノミネート発表では監督賞候補に2年連続で男性監督ばかりが並び、物議を醸したが、ここ数年の女性監督の活躍ぶりは目覚ましく、昨年はマーベル初の女性監督作品『キャプテン・マーベル』やジェニファー・リーがクリス・バックと共同監督を務めた『アナと雪の女王2』など、世界中で大ヒットを記録した作品もあった。そして今年は、昨年を上回る勢いで女性監督による女性が主人公の作品が目白押しだ。『ムーラン』内面から溢れ出す強さを持つヒロイン4月17日(金)公開1998年に公開されたディズニー・アニメーションの実写化のメガホンを託されたのは、ニュージーランド出身のニキ・カーロ監督。『クジラの島の少女』(’02)で注目を集め、シャーリーズ・セロン主演『スタンドアップ』(’05)やジェシカ・チャステイン主演『ユダヤ人を救った動物園アントニーナが愛した命』(’17)などを手掛けてきた。『ムーラン』といえば、父の身代わりに、自らを“男性”と偽って戦地へ赴くというこれまでのディズニー作品とは一線を画した異例の物語が魅力的だ。それまでディズニーが描いてきたヒロインではなく、“一人の人間”として内面から溢れ出す強さと美しさを持つムーラン。父親を守るためについた嘘と真実の狭間で揺れる、リウ・イーフェイ演じるヒロインの心情を、女性監督がどのように描くのか。ニキ・カーロによる全く新しい『ムーラン』から目が離せない。『ブラック・ウィドウ』知られざる過去と生き様に注目5月1日(金)公開アベンジャーズ唯一の女性メンバー、ブラック・ウィドウ。『アベンジャーズ/エンドゲーム』では彼女の活躍ぶりと“選択”がマーベルファンを賑わせたが、満を持して単独作品の監督に抜擢されたのは、『キャプテン・マーベル』以降、マーベル作品では2度目の女性監督起用となったケイト・ショートランドだ。これまでも『さよなら、アドルフ』『ベルリン・シンドローム』など、過酷な運命を背負った少女や女性を主人公に据えてきた。スカーレット・ヨハンソンが演じるブラック・ウィドウは、頭脳・身体能力ともに優れた最強のエージェント。ナターシャ・ロマノフとして、ブラック・ウィドウとして、一人の女性からヒーローになるまでの彼女の知られざる過去と生き様を、ケイト監督がどのように彩ってくれるのか注目だ。『ワンダーウーマン 1984』パワフルで華麗な女性ヒーロー再び6月公開前作『ワンダーウーマン』に引き続き監督を務めるのは、パティ・ジェンキンス監督。ガル・ガドットを主演に迎え、アメコミ史上初の女性監督の起用に至った前作では、それまでアメコミ界での女性製作陣による功績が全くなかった(機会すらなかった)中、ハリウッドを揺るがす記録的大ヒットを打ち立てた。続編ではタイトル通り1984年を舞台にしており、前作で亡くなったはずのパイロット、スティーブ・トレバー(クリス・パイン)も帰ってくることが明らかになっている。パワフルかつ華麗な女性ヒーローをスクリーンに誕生させたジェンキンス監督は、続編でワンダーウーマンをどのようにパワーアップさせるのか、期待が高まる。上記のほかにもグレタ・ガーウィグ監督が名作「若草物語」を見事にアレンジした『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』や、キャシー・ヤン監督×マーゴット・ロビー主演の『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 Birds of Prey』が3月に公開。アンジェリーナ・ジョリーをはじめとする国際色豊かなキャストが揃い、『アベンジャーズ/エンド・ゲーム』後が舞台となる『エターナルズ/Eternals』(原題・11月6日全米公開予定)も中国出身のクロエ・ジャオ監督が手掛ける。女性監督が女性ヒロインを描くことがめずらしくなくなった現代、一人の人間として魅力的なキャラクターを描いた作品を映画館で見届けてほしい。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ムーラン(2020) 2020年4月17日より全国にて公開© 2020 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.ハーレイ・クインの華麗なる覚醒Birds of Prey 2020年3月20日より全国にて公開©2019 WBEI and c&TM DC Comicsブラック・ウィドウ 2020年5月1日より日米同時公開©2019 MARVELワンダーウーマン 1984 2020年6月より全国にて公開© 2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & © DC Comicsストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語 2020年3月より全国にて公開
2020年01月19日今年90歳を迎えるクリント・イーストウッド監督の、実に第40作となる最新作『リチャード・ジュエル』は、1996年のアトランタ爆破事件を描く実話サスペンス。『アメリカン・スナイパー』『ハドソン川の奇跡』など実在人物をめぐる“真実”を描き続けてきた巨匠が、「この物語は、今、我々の周りで起きていることとすごく似ている」と語るのは、同事件の第一発見者として数多くの人々を救ったはずのリチャード・ジュエルの物語。警備員として献身的な働きが讃えられ一躍ヒーローとなるが、数日後にはFBIの捜査情報が漏洩し、地元メディアが「リチャードを捜査中」と実名報道したことで状況は一転。爆弾犯扱いされたリチャードは、名誉もプライバシーも奪われてしまう。今回、その主人公リチャードを演じたポール・ウォルター・ハウザーの特別インタビューが届いた。イーストウッドからの特別なオファーを受け初主演本作の映画化に向けて、イーストウッド監督は「リチャード役にはポール・ウォルター・ハウザー以外考えていなかった」という。実話を基にしたマーゴット・ロビー主演の傑作『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』を観ていたイーストウッドは、迷うことなくキーパーソンを演じていたハウザーに出演オファーを送った。「映画の撮影でタイに滞在していたとき、クリント・イーストウッド監督が次の映画の主役のひとりに僕を考えているという電話をもらった。信じられなかった」とハウザーは言う。「キャスティングのジェフ・ミクラットと製作のティム・ムーアから『ほかの仕事は保留しておいてほしい。どうしても君に出演してほしい』と依頼された」と、そのオファーに驚いたそう。「3週間後タイから帰国した後、ワーナー・ブラザースの撮影所でクリント・イーストウッド監督に初めて会った。僕を見た監督は、少しニヤリと笑った。まるで僕に会った瞬間、彼の予想が完璧だったと証明されたかのように」と、初対面は「監督から自分がリチャード・ジュエルと思ってもらえたことは、僕にとっても安心する出来事」となった。そのミーティングの後で脚本を渡された。「もともと僕は、脚本を書いたビリー・レイの大ファンなんだ。僕が大好きな映画、ピーター・サースガード(&ヘイデン・クリステンセン)の『ニュースの天才』を書いている。だから彼が書いたセリフを演じられることは光栄だった。この脚本の強みは、重い物語のなかに可愛らしい瞬間や面白いシーンが描かれていることだ」とユーモアも交えた人物描写に惹かれ、「さらに映画のなかでは現実とは違い、リチャードが英雄として描かれているところが気に入った」とも言う。リチャードを等身大の人間として体現するやがてハウザーは役作りを進めた。「監督は、リチャードの声質や喋り方、また動き方や仕草をマスターするために、たくさんの映像を観てほしいと言った。『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』での僕の演技を観て、現実の男を演じられると思ってくれていたようだ。でも僕は有名なスポーツ選手や政治家などセレブリティを演じたわけではなく、すべてを完璧に真似する必要はなかった」と明かす。「僕なりの演技であっていいと思ったし、重要なのは脚本に敬意を払って演じることだった。でもたくさんの映像を観て学び、体重も増やしたよ」と、彼なりにアプローチを進めていったという。最も意識したことが、等身大の人間としてのリチャードを体現することだった。「僕が避けたかったのは、リチャードをアメリカ南部の典型的な田舎者として描くことだった。彼をただひとりの人間として演じたいと思っていた。南部なまりがあるのは、たまたま生まれた場所で身につけた副産物のようなものだ」。そして、リチャードの潔白を信じる弁護士ワトソン役のサム・ロックウェルを始め、「この映画に関わった人は全員、登場人物をリアルで地に足が着いた人間として描くことを目指していた」と、キャストもスタッフも等身大のリアリティを追求したとふり返る。実母ボビ、弁護士ワトソン氏との面会で得たものさらに、リチャードを演じる上でハウザーにとって欠かせないミーティングもあった。「リチャード・ジュエルを知る人、母ボビ・ジュエルと弁護士のワトソン・ブライアント氏に会った。僕らは数時間に及ぶ長いミーティングをして、リチャードについていろいろと教えてもらった」と、親密な会話を通して役作りを進めた。最も重要だったことが「この物語について彼ら自身がどう感じたかを尋ねること」だった。「何が真実なのか、何がねじ曲げられたのか」ハウザーは当事者の言葉に耳を傾けて空白を埋めていった。「僕らがわからなかったところを彼らに埋めてもらうことができた。しかもイーストウッド監督が僕のキャスティングに自信を持っているからこそ、ふたりは僕を信頼すると言ってくれた」といい、そうして現場に臨む準備が整っていった。サム・ロックウェルと初めて会った夜、ふたりで『レインマン』を観た!「サム・ロックウェルは僕にとって演技の英雄だ。共演は興味深い経験だった」というハウザーは、彼に対してさらにリスペクトを深めたようだ。「サム自身がロバート・デュバルやジーン・ハックマンに対して感じるものを、僕は彼に感じている」と敬意を込める。「彼に会えてとても嬉しかったし、僕が憧れとともに感じていた壁を壊してくれた。ただひとり人間や仲間として話すことができた」と、共に俳優として現場に臨む準備を進めていった。「サムに初めて会った夜、チョコレートとウイスキーを楽しみながら、彼のソファでダスティン・ホフマンとトム・クルーズの『レインマン』を観た。僕の人生のなかで最も不思議で最高の瞬間のひとつ」だったと告白する。「でもその瞬間がすばらしかったのは僕らが打ち解けるチャンスになったからだと思う」とハウザー。互いに異なるふたりの旅路を描く『レインマン』から、2人の関係性を確認していったという。「リチャードとワトソンのようにお互いの理解を深めていく。脚本の演技を考えていないときにただ一緒に過ごす瞬間が大きな影響を与え、スクリーン上の相性の良さを作り上げていってくれた」と、撮影前にサムと過ごした3日間は特別な時間となった様子だ。「人に対して温かい」俳優に最大の敬意を表するイーストウッドの演出ハウザーにとって、クリント・イーストウッドは雲の上の存在だ。ひとりの映画ファンとして、「僕が初めて観たクリント・イーストウッド映画は、ケビン・コスナーとともに主演を務めた『パーフェクト ワールド』だったと思う」とふり返る。成長した彼のお気に入りは、「アンジェリーナ・ジョリー主演の『チェンジリング』だ。ドラマ映画のお気に入りの一作だ。『ミスティック・リバー』や『ミリオンダラー・ベイビー』も忘れられないすばらしい映画だ。いろんな映画を観てきたけど、クリント・イーストウッド監督の映画は常にどこかで観てきている」という。そんな巨匠の現場に入ったハウザーは、監督の人柄について「監督はやさしく、自信があり、人に対しては温かい人だ」と、俳優たちを包み込むかのような人柄に魅了されたという。「だから彼を恐れる気持ちがあるなら、それは彼が映画製作のビッグネームで、物語を綴るマスターだからだ。彼はカウボーイにも見えるし、恋人にも見える。またファイターでもあり、映画を象徴する存在だ。そういう意味では圧倒されたよ」と、撮影現場のイーストウッドと、映画人なら誰もが敬愛する偉大なる存在であるイーストウッド、ふたつの顔を間近に体験することになった。「この映画における僕らの監督と俳優としての関係は、とてもオープンで率直なものだった。何か気に入らないことがあれば正直に伝えられたし、もう一度テイクをやらせてほしいとも言えた。監督も決して僕の意見をさえぎることはなく、僕が必要だと言うテイクを撮らせてくれた」と、俳優として最高のパフォーマンスを引き出されたと実感している。イーストウッド監督も「私が君を選んだのは、君を信頼していて、自分なりの選択をしてほしいからだ。自分を信じて、君なりの考えでこの役を演じてほしい」とハウザーに演技を委ねた。リチャード・ジュエルの1枚の写真に心を震わせた撮影が終わり、「リチャードが泣いている写真を見た」ハウザーは大きく心を動かされたという。「大人の男性が泣いている様子に感情を揺さぶられた。彼はただ泣いているだけではなかった」。「意志が強く、強い男であるイメージを保つことを大切にしている男が、公共の場で泣き崩れている」姿を目の当たりにして、「この事件が彼をどれほど傷つけたのかということに気がついた。彼は壊れてしまった。悪夢のような状況下で、彼ほどに壊れた男性をどう扱えばいいのか、またこのおぞましいほどの窮地から彼を救うためには何が必要なのか」を深く考えさせられたのだ。イーストウッド監督が24年前に起こった事件を描く本作で主役に抜擢されたハウザーは、SNSが定着し、情報の真偽が確認されぬままに世界に伝播していくいまだからこそ、この映画が重要だと指摘する。「この映画から感じ取ることができることがひとつあるなら、それは見た目で物事を判断してはいけないということだ。誰かに対して、勝手に予想を立てて壁を作り、決めてかかってはいけないということだ。その人についての事実を知るべきだし、誰と対するときも適正で万全の注意を払ってその人を知っていく必要がある」と、いまを生きる我々自身が情報に対して意識的に生きる必要があると力を込める。「さらに正義が明らかになるのはときに自分が思うよりも時間がかかると理解することも必要だ。この映画が描くリチャード・ジュエルの物語で、人々は正義になんか興味がなかった。彼らが気にしていたのは、謎を解明して事件を終わらせることだけだった」と締めくくる。ハウザーが体現したリチャード・ジュエルの姿は、いまを生きる全ての人に響くに違いない。『リチャード・ジュエル』は1月17日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:リチャード・ジュエル 2020年1月17日より全国にて公開© 2019 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED, WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2020年01月11日