ブラッド・ピットが、ナショナル・ボード・オブ・レビュー(米国映画批評会議)賞で助演男優賞(『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』)を獲得。授賞式でブラッドの名前を読み上げたプレゼンターのブラッドリー・クーパーと、笑顔でハグを交わした。ブラッドは受賞スピーチでブラッドリーを「スウィートハート」と呼び、「今日は娘さんを寝かしつけた後に駆け付けてくれたんだ」とブラッドリーのよきパパぶりを称え、「ありがとう、ブラッドリー。きみのおかげでぼくは断酒ができた」と述べた。「断酒ができたことで、毎日がよりハッピーになった。大好きだよ。ほんとにありがとう」とうれしそうに語った。以前のブラッドは、アルコール依存症のせいでアンジェリーナ・ジョリーと離婚に至ったと報じられるほど、酒におぼれていたという。アンジーと破局後、ブラッドは「AA(匿名アルコール依存症の会)」に1年間通い、断酒に成功。そこにブラッドリーのサポートがあったというのは、初めて明かしたことだった。ブラッドリー自身も、かつてはアルコール依存症に苦しんだ。2013年、「GQ」誌に「29歳で断酒した。あのまま飲み続けていたら、人生を破壊していたと思う」と語ったことがある。(Hiromi Kaku)■関連作品:ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド 2019年8月30日より全国にて公開予定
2020年01月10日ディズニー・アニメーションの金字塔『眠れる森の美女』に隠されていた誰も知らない“本当の物語”を、ドラマティックに描き出した『マレフィセント』。その続編として、再びアンジェリーナ・ジョリーを主演に迎え、美しきヴィラン・マレフィセントの“究極の愛”を描いたファンタジー・アドベンチャー『マレフィセント2』。このほど、製作の裏側を解説した「視覚効果の世界」「翼をもつ妖精」「マレフィセントの起源」をはじめ、未公開シーンやNGシーンなどMovieNEXの豪華ボーナス・コンテンツ(デジタル配信・セルにも一部収録)の内容が明らかになった。■視覚効果の世界色彩豊かなムーア国や豪華絢爛で重厚感溢れるアルステッド国、“ダーク・フェイ”が住む雄大な世界などが圧倒的な映像美で描かれている本作。この映像では、この美しく壮大でファンタジックな世界がどのようにでき上がっていくのか、CGが施されていく制作過程を楽しむことができる。本作を製作するにあたり、監督のヨアヒム・ローニングはお城や街など実物のセットを作り、セットでの撮影にこだわったというが、そのリアルさにこれらの最新鋭の映像技術が加わることで、現実離れしたファンタジーの世界へと没入することも可能にした。キャストたちがブルーバックを背景に演じる姿にも注目して、VFXの技術の素晴らしさを堪能してほしい。■翼をもつ妖精本作に登場する、マレフィセントのような角がある翼を持つ生き物“ダーク・フェイ”という種族は物語のキーとなる存在だ。本映像では、マレフィセントを演じるアンジェリーナが、“ダーク・フェイ”たちが持つ翼の重要性や象徴、翼で表現する感情について解説し、飛翔シーンへのこだわりを語る。彼ら“ダーク・フェイ”は、種族の中でもジャングル、ツンドラ、森林、砂漠と違う生活スタイルで進化を遂げてきたため、それぞれ見た目や性格、飛び方を変えて特徴を表現しているといい、その撮影のメイキング映像を見ることができる。あのアンジェリーナが、ブルーバックのスタジオで風に吹かれて宙を舞う貴重なメイキング映像は必見!■マレフィセントの起源“ディズニー史上最凶”とも謳われる美しきヴィラン、マレフィセント。その唯一無二の存在がいかにして誕生したのか、その起原をアンジェリーナのインタビューとともに、紐解いていく。マレフィセントと同じ種族で、自然や環境と繋がりを持つ“ダーク・フェイ”と人間の関係性を通して、環境や多様性を問いかける深いテーマが描かれている点について、自身も慈善活動に取り組むアンジェリーナは何を語るのか。また、人間と“ダーク・フェイ”の描かれ方の違いについても解説しており、本映像を見ると、より深く本作のメッセージを理解できる映像となっている。■オーロラの結婚式ムーア国の女王となったオーロラ姫は、本作でフィリップ王子からの求愛を受け、結婚式を執り行うことになるが、本映像では、オーロラ姫役のエル・ファニングが婚礼シーンの撮影の舞台裏について語る。ゴットマザー・マレフィセントを演じるアンジェリーナとバージンロードを歩くシーンについての裏話や、大勢のエキストラが参加したその大規模な撮影の様子が明かされている。さらに、マレフィセントやカラスのディアヴァル(サム・ライリー)たちがオーロラ姫に送る、本邦初公開の貴重なビデオメッセージにも注目!惜しくも未公開となったシーンや、アンジーやエルなどキャストの素顔が詰まったNGシーンなど、本作の世界をもっともっと楽しめるコンテンツがたくさん収録。さらに、デジタル配信(購入)には限定の映像「リックスピットル」が収録されており、どちらも見逃せない内容となっている。『マレフィセント2』は2020年1月22日(水)より先行デジタル配信開始、2月5日(水)よりMovieNEX(4,200円+税)と4K UHD MovieNEX(6,000円+税)にて発売。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マレフィセント2 2019年10月18日より全国にて公開©2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2019年12月26日全世界で大ヒットを記録した『マレフィセント』の続編『マレフィセント2』が、早くも2020年1月22日(水)より先行デジタル配信開始、2月5日(水)にMovieNEXと4K UHD MovieNEXで発売されることが決まった。それにあわせ、この度、新しい予告編が公開された。ディズニー・アニメーションの金字塔として、半世紀以上も世界中で愛され続けている『眠れる森の美女』に隠されていた誰も知らない“本当の物語”を、ドラマティックに描き出した『マレフィセント』。その続編『マレフィセント2』は、再びアンジェリーナ・ジョリーを主演に迎え、美しきヴィラン・マレフィセントの“究極の愛”を描いたファンタジーアドベンチャーだ。舞台は、マレフィセントが“真実の愛”を見つけてから数年後。永遠の眠りから目覚めたプリンセス、オーロラ姫とフィリップ王子の結婚は、人間と妖精の間に平和をもたらし、世界を幸福に導くはずだった。しかしその婚礼には、マレフィセントとオーロラ姫の絆を引き裂き、妖精界を滅ぼそうとする恐るべき罠が隠されていた……。この度公開された映像では、結婚を報告するオーロラ姫に対して複雑な想いを覗かせたり、結婚の顔合わせで全力の愛想笑いを見せたりと、マレフィセントの“オーロラ姫への深い愛情”が垣間見える。前作に引き続き、美しきヴィランを演じ、製作にも携わったアンジェリーナ・ジョリーが、本作のテーマについて、「家族というのは決して“血がつながっているものでないといけない”ということではない」と語る通り、血の繋がりこそないものの、深い絆で結ばれているのが、マレフィセントとオーロラ姫。その絆の真価が、本作で試される。ボーナス・コンテンツには、劇場公開時には見られなかったアンジーの貴重な素顔も収録。 MovieNEXには、製作の裏側を解説した「視覚効果の世界」や「翼をもつ妖精」、「マレフィセントの起源」をはじめ、未公開シーンやNGシーンなどのコンテンツが多数収録される(デジタル配信・購入版にも一部収録)。『マレフィセント2』2020年1月22日(水)より先行デジタル配信開始2月5日(水)よりMovieNEX、4K UHD MovieNEX発売
2019年12月16日アンジェリーナ・ジョリー主演で10月に公開された『マレフィセント2』が、早くもデジタル配信、MovieNEXでもリリースが決定。新たな予告編も公開された。ディズニー・アニメーションの金字塔として、半世紀以上も世界中で愛され続けている『眠れる森の美女』に隠されていた、誰も知らない“本当の物語”を描く『マレフィセント』の続編『マレフィセント2』。マレフィセントが“真実の愛”を見つけてから数年後を舞台に物語が展開する。今回のリリースを記念して新たに公開された映像では、結婚報告するオーロラ姫に対して複雑な思い覗かせたり、結婚の顔合わせでは娘のために全力の愛想笑いをしてみたり。前作に引き続き、マレフィセントを演じたアンジェリーナは、本作のテーマについて「家族というのは決して“血がつながっているものでないといけない”ということではない」と語る通り、血の繋がりこそないものの、深い絆で結ばれている2人。マレフィセントのオーロラ姫への深い愛情が垣間見えるシーンだ。さらにMovieNEXには、製作の裏側を解説した「視覚効果の世界」や「翼をもつ妖精」、「マレフィセントの起源」をはじめ、未公開シーンやNGシーンなどの豪華ボーナス・コンテンツが多数収録(デジタル配信(購入)にも一部収録)。本作では、美しくファンタジックな世界観だけではなく、ダイナミックな映像や演出にもこだわって製作。特にマレフィセントが空を舞う飛翔シーンや、疾走感溢れるバトルシーンが見どころ。ボーナス・コンテンツではその貴重な撮影の舞台裏も楽しむことができる。『マレフィセント2』は2020年1月22日(水)先行デジタル配信開始、2月5日(水)MovieNEXリリース。(cinemacafe.net)■関連作品:マレフィセント2 2019年10月18日より全国にて公開©2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2019年12月16日『クロウ/飛翔伝説』『アイ,ロボット』『キング・オブ・エジプト』など、圧倒的映像美により独自の世界観を描いてきたエジプト出身のアレックス・プロヤス監督が1988年に手掛けたデビュー作が、監督自身の手でデジタル・リマスターされた『スピリッツ・オブ・ジ・エア』。この度、独創的な七変化を魅せるヒロイン・ベディの場面写真がシネマカフェに到着した。本作は、プロヤス監督のデビュー作。1988年のオーストラリア・アカデミー賞にて最優秀美術賞・最優秀衣装賞にノミネートされ、日本ではジョン・ヴォイト、アンジェリーナ・ジョリー、ジョゼ・ジョバンニ監督、相米慎二監督、根津甚八、竹中直人という錚々たる映画人たちが審査員を務めた「第1回ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」において、審査員特別賞を受賞。91年には正式に日本で劇場公開され、レイトショーでは12週間のロングランヒットを記録したものの、その後、長年に渡って観ることが難しい幻のファンタジーといわれてきた。赤い砂漠と紺碧の空の間に林立する巨大な十字架とぽつんと佇む一軒家。そこに住む足の不自由な兄フェリックスはこの場所ではないどこかへ飛び立とうと、飛行機づくりに明け暮れている。一方、偏執的な気質を持つ妹ベティは死んだ父の墓を守ることに執着している。茫洋であるのに隔離された2人だけの世界に、スミスと名乗る奇妙な逃亡者が現れ…。本作の登場人物はたった3人。ベティ演じるライズ・デイヴィスは、フランスで不条理演劇に出演した経験から本作の役を射止めた。劇中では、少女のような可愛らしい表情をしたかと思えば、白目をむいて床をのたうち回り、常軌を期す奇々怪々な行動が目を引き、観客を独創的なダークファンタジーの世界に引き込んでいく。この度解禁となった場面写真は、奇抜な衣装に身を包んだベティを捉えたシーンの数々。白いワンピースに身を包み、荒野の真ん中で楽器を奏でる穏やかな表情や、暗闇の中でランプに照らされた怪しげな顔には、真っ黒なアイメイクが施されている。恐ろしくも美しく七変化するベティのヘアメイクや衣装は必見。本作の監督プロヤスはベティのキャラクターについて、「長年、亡き父の遺言に残された理想に身を委ねてきた彼女。閉ざされた世界にいた彼女はスミスとの出会いによって、バランスが取れなくなってしまった。自分が何者であるか混乱しているんだ」と述べ、エキセントリックな衣装やメイクは「彼女の抱える戸惑いなどの精神状態を表現している」と語っている。ベティの喜怒哀楽を絶妙に描き出す衣装の数々にも注目だ。『スピリッツ・オブ・ジ・エア』デジタル・リマスター版は2020年2月8日(土)より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2019年12月09日パリ在住のカメラマン、松永学さんのイケメンスナップです。パリはすっかり冬景色。今回はオペラ座周辺で出会ったイケメンたち、パリ男子はいつも熱いです!写真・文 松永学マルコム 22歳 モデル–クルクルヘアーがイケてるマルコムはPSG(パリ・サンジェルマンFC)のサーポーターです。小さい頃からフットボールが大好きでプレーもしていました。パリ生まれの僕はもちろんPSGの大ファンです。パリの好きな場所はPSGのホームグラウンドのparc des princes!女性はやっぱりフィーリング重視です。ベルギー人の歌手のAngèleは今一番注目の女性です。日本には行ったことはないのですが、今日本のエージェントを探しているところです。近いうちに日本で仕事がしたいです。オルザ 24歳 モデル–ちょっと東洋風なオルザはカザフスタン出身です。2018年に初めて日本に行こうと思っていたのですがビザの関係で断念しました。僕はマンガ、『鬼滅の刃』の大ファンです! ほかにも好きな日本マンガはいっぱいありますよ。いつかは日本に行きたいですね。パリはマレ地区によく遊びに行きます。面白いものがいっぱいあって飽きませんね。ジェニファー・アニストンはテレビドラマ『フレンズ』で大好きになった女優さんです。ヴァンサン 24歳 ガイド–日本語で答えてくれたヴァンサンはフランス政府公認ガイドの資格を持っています。シャンパーニュで有名な街、ランスで生まれて高校の時から日本語の勉強を始めました。高校生の時、交換留学で日本人家庭に3週間ホームステイをしていました。日本史に興味があり、特に江戸時代の文化が大好きです。好物は煮込み料理、この時期になるとおでんが恋しくなります。鍋料理はもちろん大好きです。仕事を始めて、今の会社のインターンで1か月日本に滞在しましたが、東京の周りしか知らないんですよ。今度は関西のほうにも行ってみたいと思っています。日本のことばかり喋ってしまいました。僕はファッション好きなので恋人は一緒にショッピングできる人がいいですね。マキシム 26歳 コンサルタント–抹茶が大好きなマキシムは日本で本物のお茶を飲んでみたいと。日本の食事にはとても興味があります。甘辛い料理はあまりヨーロッパにはないので、そんな料理が大好きです。あと日本人はよく小鉢でいろいろなものを食べると聞いています。味のハーモニーは日本人は優れていると思います。パリはモンマルトル周辺が大好きです。歴史的なものも多く残っていて素晴らしいと思います。女性は強く、いつも自信を持って行動する人に惹かれます。女優で言えばアンジェリーナ・ジョリー、歌手でいえばビヨンセといったところでしょうか。ポール 25歳 デザイナー-黙々とデザインの型紙を切っていたポールはハンブルグ出身。僕はドイツのハンブルグ出身で1年前からパリに来て、いま人気の『botter』というブランドで働いています。日本には桜の季節に行ってみたいですね。友達はこの季節が最高だって言っています。モダンアートが好きなので、パリではポンピドゥセンターが大好きです。僕はドイツ人なのでバウハウスデザインに誇りを持っています。女性はユーモアがあって、ロングヘアで体がシェイプされた人、自分に厳しい人がいいですね。音楽は最近はアレサ・フランクリンばかり聞いています。ギヨーム 28歳 パティシエ–小雨の中で新しいお店の試食にやってきたギヨームはお菓子職人。僕は15歳の時から研修生で『ホテルプラザアテネ』、『ル・ムーリス』で働き、6年前から『ル・フーケ・パリ』でお菓子を作っています。パリはオペラ座界隈が好きです。いつも人が多く活気がありますね。ちょっと足を伸ばして大好きな『ホテルクリヨン』のバーにはよく行きます。理想の女性は人生をわけ合える方がいいです。食事の趣味が合う人は絶対です。日本にはいつか行きたいですね。新婚旅行で行けたらと思っています。ステファン 34歳 プレス–おしゃれなステファンはモードのプレスとして働いています。日本には3回ほど行ったことがあります。最初はヴァカンスでしたが、あと2回は仕事でした。日本で食べた牛肉に驚き、炭火焼き用の機械を購入しました。理想の女性は、自信を持っていて自由に振舞っている人です。例えばシャルロット・ゲンスブールなんて最高ですね。
2019年12月07日パリ在住のカメラマン、松永学さんによるイケメンスナップ。パリは気温が10℃くらいと、寒くなってきています。そんななか道端で出会ったイケメンたち!写真・文 松永学デンゼル 19歳 フリーター–僕の名前はデンゼルです、デンゼル・ワシントンは同じ名前で僕のヒーローです。長い間ノルマンディのカーンで、プロのフットボールチームでプレーをしていました。今はパリに住んでいますが、時間があるときは仲間とプレーをしています。パリのお気に入り場所はシャンゼリゼです。W杯などでパレードするのが僕の夢でもあったから。日本に行ったことはないですが、日本食では天ぷらが大好きです。格闘技が好きなので日本といえばカラテですね。タイプの女性は、忍耐深く静かでインテリで優しい人がいいですね。歌手のビヨンセが僕のアイドルです。フランソワ 23歳 学生–メガネイケメンのフランソワ君は新しいメガネを購入してご機嫌。メガネは2つ持っていて、2つとも同じような形です。今日はオペラのメガネ屋さんに来て日本製のメガネを買いました。今回すすめられた眼鏡も形が似ていますが、軽くて勉強もはかどりそうです。まだまだ学生としての勉強がたくさん残っているので、眼鏡は必需品です。女性ですか! 今は手いっぱいでちょっと考えられません。–そして、ホテル『ル・ムーリス』で働くパティシエたちです。コンタン 25歳 パティシエ–サントロペ、ロンドンで修行を続け今はホテル『ル・ムーリス』で働いています。「セドリック・グロレ」のスーシェフをやっています。パリの好きな地域はオペラ座周辺です。いつも地元民や観光客がたくさんいて活気があります。日本には5年前に旅行に行きました。特に沖縄は印象に残っています。女性は高くつかない人がいいです(笑)。タイプで言えばスカーレット・ヨハンソンですが、お金かかりそうですね。トム 24歳 パティシエ–『ピエール・エルメ』から2年前に「セドリック・グロレ」に来ました。日本に行ったことがないのですが、オペラ座界隈のうどん屋にはよく通っていて、日本食が大好きです。パリでは職場に近いチュイルリー公園が大好きです。ひと休みするには絶好の場所だと思います。女性は愛があれば全てOKです。あと僕が作ったお菓子を気に入ってくれる人かな。歌手のリアーナは大好きです。ユーゴ 22歳 パティシエ–ホテル『ロイヤル モンソー ラッフルズ』から、1年前にホテル『ル・ムーリス』に。日本には興味があります。もし行けるなら、日本の有名ホテルではどんなお菓子を提供しているか見て回りたいです。パリで好きな場所はモンマルトルです。都会にあっても村のような雰囲気でリラックスできます。サクレクールの高台からパリ全景を見ることができるので、僕はここにいるんだと実感できます。好きな女性のタイプは女優のシャルロット・ゲンズブールです。僕の母親と歳はあまり違わないのですが素敵ですよね。イヴァン 25歳 コンピュータエンジニア–イケメン撮影中に彼から話しかられました。僕はヴェルサイユで生まれ、南仏の香水の街グラースで育ちました。今はパリに住んでいます。写真を撮るのが大好きで、よく旅行してストリートの人々の風景を撮っています。最近ではパナマ、キューバに行きました。日本に行ったことはないのですが、いつかは写真旅行をしたいと思っています。クロサワ映画が大好きで彼の作品はたくさん観ました。女性は寛大で優しい人がいいですね。歌手のエイミー・ワインハウスは、パンクっぽい雰囲気で歌も素晴らしいですね。ヴァンサン 24歳 カメラマン–くるくるヘアに青い眼のヴァンサンはフォトグラファーです。僕はフォトグラファー&インスタグラマーです。フォロワーは1万を超えました。おもに、風景や時々人物を載せています。今日は撮られる側ですが、髪の毛は大丈夫でしょうか?日本にはいつか行ってみたいです。マンガで日本のことを知っているつもりですが、実際はどうなんでしょうか? 僕のインスタにも日本の写真を追加したいと思っています。パリの好きな場所は何といってもルーブル美術館です。いつも何かを発見できるので、ひとりでぶらっと行くこともあります。好きな女優ははアンジェリーナ・ジョリーです。キャラが強くていいですよね。
2019年11月30日全世界で空前の大ヒットを記録した『マレフィセント』の続編である『マレフィセント2』が現在公開中。この度、アンジェリーナ・ジョリー、エル・ファニング、ミシェル・ファイファーら3人のキャストが豪華集結して語り合う特別映像が公開された。ディズニー・クラッシック・アニメーションの金字塔として、半世紀以上も世界中で愛され続けている『眠れる森の美女』に隠されていた、“禁断の呪い”が生んだ究極の愛の物語を描いた『マレフィセント2』。本作でもマレフィセント役を再びジョリーが好演し、前作でファニング演じる美しきオーロラ姫と真実の愛を見つけたはずだったが、本作では“めでたしめでたし”では終わらない。『眠れる森の美女』の新たな伝説が描かれるのだ。オーロラ姫は前作で結ばれたフィリップ王子とめでたく結婚することに。しかし、フィリップ王子の母イングリス王妃が仕掛けた“罠”によって、マレフィセントとオーロラ姫の絆が引き裂かれ、究極の愛が試されることになる……。オーロラ姫の婚礼に隠された恐るべき罠とは?オーロラ姫を救うマレフィセントの究極の愛に、大きな感動が日本中を包み込む。公開された特別映像は、キャストそれぞれが『マレフィセント』の魅力を語っているもの。マレフィセントについて、「彼女は邪悪というより、イタズラ好きで限度を知らないんだと思う」といった発言が出ると、ジョリーが「イングリスのほうが邪悪だわ」と言い、ファイファーもファニングも「確かに」「正真正銘の悪だわ」と同意。またファイファーは本作の魅力について「それぞれの女性が持つ知性や心の闇に共感できるところね」と語り、ファニングは「マレフィセントを好きになると思う」と続け、「ある意味ディズニーのプリンセスね」と3人で盛り上がっている。豪華女優陣が揃った、大変貴重な映像だ。『マレフィセント2』公開中
2019年11月08日セリーヌ(CELINE)の2019年フォールコレクションより、「トリオンフ」の新作が登場。セリーヌを代表する「トリオンフ」は、シャープなラインがシンプルなフォルムを描くバッグ。その新色に、秋らしく穏やかな色調の「テラコッタ」「セラドン」が加わる。「トリオンフ」を象徴するのは、パリの凱旋門を取りかこむ“チェーン”から着想を得た、2つの“C”モチーフのクロージャー。温かみのある「テラコッタ」にはゴールドの、クールな「セラドン」にはいぶし銀を思わせるシルバーを採用した。なめらかなカーフスキンのボディに、クロージャーの輝きが上品さを添えている。なお最近、アンジェリーナ・ジョリー、アレクサ・チャンやルーシー・ボイントンをはじめとする最近海外セレブが、この「トリオンフ」バッグを着用。セレブにも愛されるアイコンバッグを、秋の色合いで身につけてみては。【詳細】トリオンフ 2019年秋新作展開アイテム:・トリオンフ シャイニーカーフスキン ミディアム(W22×H16.5×D7cm) 380,000円+税・トリオンフ シャイニーカーフスキン スモール(W17×H14×D5cm) 340,000円+税カラー:テラコッタ、セラドン・トリオンフ コーティングキャンバス スモール(W17×H14×D5cm) 240,000円+税【問い合わせ先】セリーヌ ジャパンTEL:03-5414-1401
2019年10月31日10月上旬、空港で日本のファンに囲まれるサム・ライリーを見て、感動と興奮を覚えた人も多いはず。なぜなら、彼が着ていたTシャツの絵柄は、伝説のロックバンド、ジョイ・ディヴィジョンのアルバムジャケットに使用されたもの。「お気に入りなんだ」と笑うサムは2007年、映画『コントロール』でジョイ・ディヴィジョンのボーカルだったイアン・カーティスを演じ、たちまち注目を集めた。出演の決め手は「自分に訴えかけてくるものがあるかどうか」それから7年後、サム・ライリーはディズニー映画『マレフィセント』に出演。さらに5年後、その続編に出演して初来日を果たしたわけだが、こうなる現在を予期していた?と訊くと、「完全に“ノー”だね(笑)」。以前は「俳優が生涯の仕事になることすら想像していなかった」という。「夢に見てはいたけどね。反省すべきか悩むところだけど、学校の先生の忠告をまるで聞かない子どもだったんだ(笑)。だから、ずっとハリウッドスターに憧れ続けてきたし、実際、19歳のときに俳優を目指した。けれどもうまくいかず、ロックスターとしての成功を望んだ。それも思うようにいかなかった僕が何年かして、映画でロックスターを演じることになった。ちょっと不思議な旅路だよね」。すでにドラマティックだが、それでもやはり“ハリウッドスター”とは縁遠かった様子。「『コントロール』が僕の人生を一変させたのは確か。でも、実際は目の前のことで精一杯だったんだ」と振り返る。「役を生きることに必死だったし、妻となる女性と恋に落ちるのにも忙しかった(笑)。(※共演のアレクサンドラ・マリア・ララと2009年に結婚)でも、完成した作品をカンヌ映画祭で披露したとき、観客の反応がすごくよかったんだ。のちの妻も…その時点で彼女は僕よりよっぽどキャリアを積んでいたのだけど、『これほど祝福されるなんて、滅多にないことよ』と言っていた」。「ただし、だからと言って将来についてよく考えるようになったかというとそうでもなく(笑)、僕は出演作を決めるとき、自分に訴えかけてくるものがあるかどうかを指針にする。だから、いままでの作品には僕自身の倫理観が反映されているものが多い。エージェントはそんな僕にイラついているけどね」。尊敬するアンジェリーナ・ジョリーとの共演では、『マレフィセント』の何が彼に訴えかけてきたのか。ずばり、マレフィセント役のアンジェリーナ・ジョリーだったという。「それまで大きなスタジオの作品に出たことはなかった。俳優を始めたころ、そんな機会もあったけど実現しなかった。だから、あまり期待はしていなかったのだけど、脚本を読んでみたら、ほとんどのシーンがアンジェリーナと一緒(笑)。彼女のことは『ジーア/悲劇のスーパーモデル』を観て以来、ずっと尊敬していた。だから、ぜひ共演したかったんだ」。尊敬する相手と芝居を交えるのに、マレフィセントとディアヴァルは理想的な役柄と言えるかもしれない。最強のヴィラン、マレフィセントと彼女に仕えるカラスのディアヴァルについて、「演じがいがあるのは確かだよ。ギャアギャアと熟年夫婦みたいに言い合うところもね(笑)。マレフィセントは彼をいろいろな姿に変身させて楽しむ。そんな状況から逃れ、ディアヴァルはどこかで巣を作って心穏やかに暮らせばいいのに。けれど、そうはしないところに2人の関係性がよく表れていると思う」と指摘する。マレフィセントとディアヴァルの関係は、幼い息子を持つサムの“助け”にもなったそうだ。「ディアヴァルの変身シーンを見た5歳の息子が、僕に尊敬の眼差しを向けてくれたんだ。やっとね(笑)。これだから、僕はディズニー映画が好きだ。実際、子どものころからいろいろなディズニー映画を観てきたよ。僕は四人兄弟の一番上だから、DVDを弟や妹に譲り渡すこともあった。『ライオン・キング』や『美女と野獣』をね。いまは息子と一緒に映画館へ行くことが多いかな。『モアナと伝説の海』や『リメンバー・ミー』を観たよ。僕と息子は同じくらいとっても繊細だから、一緒に泣くんだ(笑)」。作品に込められた現代社会へのメッセージ「いろいろなジャンルの映画が好きで、最新作よりはクラシック。クリストファー・リーヴの『スーパーマン』を何度も観るタイプで、『007』も『スター・ウォーズ』も昔のシリーズが好き。オーソン・ウェルズ、ヒッチコック、クロサワも愛している。“クロサワ”ってちゃんと発音できてた?きっと酷い発音だよね」と心配するが、発音は完璧。さらに、出演作の指針として挙げた「僕自身の倫理観が反映されているものが多い」。これは、一観客としても同じのようだ。「作品の中にポジティブなメッセージを込めることに、ディズニー映画は昔から成功してきた。『マレフィセント』もそう。真実のキスをするのは王子だけじゃない。愛は複雑なものだと、物語を通して示してくれるんだ」。「それに、いまの世の中は分断されている。EU離脱やアメリカの現状が示しているようにね。国のリーダーたちが特定の人々を、国が抱える問題のスケープゴートにしている。問題を単純化するために。それはすごく危険なことだ。そんな中、マレフィセントという存在は、同調するのではなく、違いを受け入れることの大切さを教えてくれる。気候の変動も深刻化し、人類が力を合わせて問題を解決しなくてはならなくなったいま、僕らはそれに気づくべきだ」。(text:Hikaru Watanabe/photo:You Ishii)■関連作品:マレフィセント2 2019年10月18日より全国にて公開©2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2019年10月24日10月18日より日米同時公開された『マレフィセント2』から、本当の母娘のように仲良しなアンジェリーナ・ジョリーとエル・ファニング、そしてサム・ライリーらキャスト陣のまるで家族のように和やかな撮影裏を捉えた特別映像が解禁となった。美しきヴィラン・マレフィセントと“純粋無垢なプリンセス”オーロラ、カラスのディアヴァルは、困難を乗り越えて“家族”のような絆で結ばれている。それぞれのキャラクターを演じたアンジー、エル、サムもまた、役柄と同じくまるで家族のように仲睦まじい。映像では、撮影現場ではアンジーとサムの子どもたちがセットで楽しそうに走り回っていたり、アンジーとエルは撮影の合間に卓球を楽しんだりと、アンジー自身もキャストたちの関係は「家族のようだった」と撮影を振り返っている。 エルも「前作の時と同じように、アンジーとサムと私の3人で楽しもうと思っていたわ」と語り、 お互いを信頼し合っていることが伺える。そんなキャストたちのリアルな仲の良さは、母娘のような真実の愛で結ばれているマレフィセントとオーロラ姫の姿からもスクリーンを通じて伝わってくる。製作総指揮も務めているアンジーは、今作について「 母と娘の物語が気に入っているわ。マレフィセントとオーロラ姫はぎこちない家族なの。失敗もいろいろとあったけど、ふたりの間にあるのは正直な関係よ。それが美しい家族を作っているわ」と断言する。本作を鑑賞した人からは、「マレフィセントがオーロラ姫を我が子のように愛しているのが印象的。現代社会においての家族のあり方に対する問いかけのようなものを感じました」「マレフィセントとオーロラの母娘としての愛を感じるシーンは泣きながら見てた」「血のつながりを超えた母娘の愛という深い物語がとにかく素晴らしくて泣いてしまった」など、家族愛に感動したという声がSNS上に溢れている。『マレフィセント2』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マレフィセント2 2019年10月18日より全国にて公開©2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2019年10月22日「ぴあ」調査による2019年10月18日、19日公開のぴあ映画初日満足度ランキングは、アンジェリーナ・ジョリーが『眠れる森の美女』のヴィランを演じ大ヒットしたディズニー実写映画の続編『マレフィセント2』が第1位になった。前作では“邪悪な妖精”として恐れられていたマレフィセントの本当の姿が描かれたが、今作では、さまざまな試練を乗り越えて穏やかに暮らしていたマレフィセントとオーロラ姫の絆を引き裂く出来事が。そして再び人間界と妖精界の争いが起こる。上映後のアンケート調査では「ハラハラドキドキして面白かった!」(15歳)、「エル・ファニングの透明感とアンジェリーナ・ジョリーの演技が素晴らしかった」(21歳)、「子供と一緒に観にきたので、平和的に解決しているところがディズニーらしいなと思った」(46歳)、「“母の愛”が描かれていて見応えがあった」(50歳)、「新しい物語なので前作よりワクワクしながら観た。マレフィセントの人物背景がよりわかった」(52歳)などの声が寄せられた。またディズニー作品が好きと話す人たちからは「実写化すると世界観が崩れることが多いけれど『マレフィセント』はブレないところが好き」「ディズニー作品の楽しさや精神が実写になっても受け継がれていて、ファンタジーの見せ方や心の優しさを描いているのがよかった」などの声もあがった。さらに前作を観ていない人も「想像してない展開に驚いた。キャストの演技はさすがだなと思った」と好評。出口調査では2014年公開の『マレフィセント』の満足度89.9点を上回る点数を記録した。1位『マレフィセント2』93.4点2位『映画スター☆トゥインクルプリキュア 星のうたに想いをこめて』92.5点3位『ガリーボーイ』92.0点4位『世界から希望が消えたなら。』91.7点5位『フッド:ザ・ビギニング』87.9点6位『スペシャルアクターズ』84.7点7位『アダムズ・アップル』84.5点8位『駅までの道をおしえて』84.2点9位『楽園』76.6点(本ランキングは、10/18(金)、19(土)に公開された新作映画9本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2019年10月21日10月19日、20日の全国映画動員ランキングは、トップ10に新作が4本ランクインするも、『ジョーカー』(全国327館)が公開3週目も首位を守った。アンジェリーナ・ジョリーが主演を務め、『眠れる森の美女』に登場するヴィランを主人公にした『マレフィセント2』(全国369館)は初登場2位に。シリーズ16作目を迎えた『プリキュア』シリーズの劇場版『映画スター☆トゥインクルプリキュア 星のうたに想いをこめて』(全国231館)は初登場3位になった。ドラマ『GTO』や『君のまなざし』を手がけた赤羽博監督による感動の人間ドラマ『世界から希望が消えたなら。』(全国214館)は初登場4位になった。公開2週目の『最高の人生の見つけ方』(全国348館)は先週2位から5位になった。そのほか瀬々敬久監督が綾野剛の主演で吉田修一の『犯罪小説集』を映画化した『楽園』(全国297館)が初登場10位に入った。公開14週目の『天気の子』(全国368館)は初めてベスト10から姿を消した。次週は『108~海馬五郎の復讐と冒険~』『キミだけにモテたいんだ。』『冴えない彼女の育てかた Fine』『ジェミニマン』『超・少年探偵団NEO -Beginning-』『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』『ロイヤルコーギー レックスの大冒険』『ロボット2.0』などが封切られる。全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『ジョーカー』2位『マレフィセント2』3位『映画スター☆トゥインクルプリキュア 星のうたに想いをこめて』4位『世界から希望が消えたなら。』5位『最高の人生の見つけ方』6位『記憶にございません!』7位『空の青さを知る人よ』8位『イエスタデイ』9位『HiGH&LOW THE WORST』10位『楽園』
2019年10月21日『アラジン』や『ダンボ』などなど、ディズニークラシック作品の実写化企画が続くなか、ついにこのジャンルにおいて続編作品が作られた。『眠れる森の美女』を基にした『マレフィセント2』である。前作『マレフィセント』は、実写化ブームの火付け役となった作品のひとつ。『眠れる森の美女』に登場するマレフィセントは、その風貌と邪悪さから、ディズニーヴィランズ(悪者たち)のなかでも最もおそれられているキャラクター。そこでアンジェリーナ・ジョリーを主演に迎え、おとぎ話のなかで悪役だと思われているマレフィセントのイメージをひっくり返していく内容が話題となり、大ヒットを果たした。凶悪な美しさを誇るマレフィセントは、一見すると冷たく感じるが、じつは誰よりも、“眠れる森の美女”オーロラ姫のことを保護者の目線で親身に想っている。今回のストーリーは、おとぎ話同様に、永遠の眠りから目覚めたオーロラ姫が、フィリップ王子のプロポーズを受け入れたとき、妖精界を滅ぼそうとする恐るべき罠が動き出すという内容。結婚式の日、危機が迫ったオーロラ姫を救うため、マレフィセントの愛が試される。『眠れる森の美女』では、マレフィセントの陰謀が打ち破られ、オーロラ姫がフィリップ王子と結ばれてハッピーエンドを迎える。本作も、マレフィセントがふたりの結婚を邪魔しようとするところは同じだ。しかしその裏には、結婚をめぐる罠からオーロラ姫を助けようとするマレフィセントの優しい心があったという逆転が面白いところ。それは、“理想の王子様と一緒になってめでたしめでたし”という、古くから信じられてきた女性の幸せのかたちへの疑問を呈する意味も持たせられているのかもしれない。多様性が重要視されてきているいま、新しい世代へ向けた、おとぎ話の現代的解釈にも注目してほしい。『マレフィセント2』公開中
2019年10月20日「語る価値のある物語ができるまで、私たちは待った」。アンジェリーナ・ジョリーが美しき最強のヴィランを演じ、いまや彼女の代表作となった『マレフィセント』に続編が誕生。冒頭のように語るアンジェリーナの言葉を裏づけるかのごとく、前作から5年の歳月を経た『マレフィセント2』は、時間の流れを感じさせる作品に仕上がった。シリーズを通して描かれる「オーロラの成長」「鍵になっているのは、オーロラ(エル・ファニング)の成長。前作のオーロラはまだ子どもで、子どもとの関係を築くマレフィセントの姿が描かれていた。続編では、若い女性になったオーロラとマレフィセントの関係が描かれる。結婚やその先の人生が絡む物語にもなっている。もし第3作ができるとしたら、オーロラは母親になっているかもしれない。そういった成長を描けるシリーズであるところも、私が『マレフィセント』を気に入っている理由なの」(ジョリー)。無垢なプリンセスだったオーロラは、いまや妖精の国の女王に。その傍らには、実の母親のように彼女を愛するマレフィセントの姿がある。続編では、そんな2人の絆が試される事態が発生し…。マレフィセントの心に平穏が訪れる日は来るのだろうか。「マレフィセントはエモーショナルなキャラクター。いろいろな意味で、自然の本質に近いのだと思う。花を咲かせたり、津波やハリケーンを起こしたり。美しくも厳しい自然と同じように、彼女にはいろいろな側面がある。気持ちを上手く抑えられず、かなり過激な形で表現することもある。それは前作で語られたように、傷つけられ、トラウマを背負ったからでもあるの。傷つけば、誰にでも変化は起こるもの。特に、女性は身体的な変化を経験する生き物。傷を受ければ、本来の柔らかさは失われていく」(ジョリー)。マレフィセントとディヴァルは「互いを理解し尽くしている」ただし、幸いなことに、マレフィセントには良き理解者がいる。それが、サム・ライリー演じるカラスのディアヴァルだ。マレフィセントの過激さが再び顔を出し得る続編でも、彼は彼女のそばに?少なくとも、日本公開を前に来日したアンジェリーナの隣には、サムがいる。これはいい兆候だ。「ディアヴァルには最初からマレフィセントの傷が見えていた。誰よりも早くね。と同時に、彼女の中にある温かさ、柔らかさにも彼は気づいていた。この作品を観る子どもたちも同じだと思う。子どもというものは実は洗練されていて、アンチヒーローを受け入れることができる。善悪は別々に存在しているのではなくグレーな領域があるのだと、彼らは完全に理解している」(ライリー)。「マレフィセントとディヴァルは完璧なペア。クレイジーでもあるけれど(笑)。ある作家が言っていた。『愛されるより大事なのは、理解されること』とね。彼らは互いを理解し尽くしているし、だからこそ遊び心をもって背中を押せるの」とアンジェリーナ。サムが同意する。「マレフィセントとディアヴァルには、台本に書かれている以上の関係性がある。今回の彼らは、長年結婚しているカップルのようでもある。口喧嘩したりしてね。個人的なことを言うと、僕は映画の中で死ぬことが多いから(笑)、同じ役を2度演じたことがない。でも、こうして2作目に戻り、役をさらに深められることになった。ディアヴァルがマレフィセントに向けるユーモアを深められることにワクワクしたんだ。続編には、彼が彼女に笑い方を指南するシーンがある。すごくチャーミングな場面なんだ。演じていても楽しかったよ」。メッセージは「自分の本質を受け入れること」マレフィセントを理解するのはディアヴァルだけなのか。試されるオーロラとの絆の行方は?「自分の本質を抱きしめ、受け入れること」。それが『マレフィセント2』のメッセージになっていると、アンジェリーナは言う。「家族というものは、血がつながっていなくてはならないわけじゃない。この世界で互いを見つけ合い、家族を作ることができる。私自身の家族も、1つの例になっていると思う。多様性が存在する世界には、互いを受け入れる強さがある。人と人を分断させることばかりに焦点を当てる人もいる世の中で、受け入れることの力を私は信じている」。メッセージを放ち続けることは、今後も必要とされるかもしれない。「オーロラが母親になっているかもしれない3作目」を、観客は目にする日が来るのだろうか。「マレフィセントには翼がある。なのに、2作を経てもまだ、特定の狭い場所でしか物語は展開していない。世界は広いのに…。翼を使えば、日本にだって来られるかもしれない。そうなったら、楽しいと思わない?」(ジョリー)。なんて素敵なアイデア。これには、初来日のサムも「“(日本語で)アンジーさん”がいいアイデアを出してくれたよ!」と感心するばかりだった。(text:Hikaru Watanabe/photo:You Ishii)■関連作品:マレフィセント2 2019年10月18日より全国にて公開©2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2019年10月18日「どうせ私なんて…」こんな言葉で自分に呪いをかけていませんか?自分をダメだなんて決めつけないで!あなたにも、映画の中のヒロインのような輝く魅力が眠っているんです。この連載では、様々な映画のヒロインをピックアップし、「ダーリン完全マニュアル」を監修するフォーチュン・ナビゲーター阿雅佐が、12星座別の「ヒロイン度」を分析します。さらに、あなたを映画のヒロインのように輝かせるセルフプロデュースのポイントも伝授します!■第27回マレフィセント『マレフィセント』『マレフィセント』監督:ロバート・ストロンバーグ出演:アンジェリーナ・ジョリー、エル・ファニング公開:2014年今回取り上げるのは、10月18日『マレフィセント2』公開で注目を集めるヴィラン、マレフィセントです。ディズニーアニメ『眠れる森の美女』では悪役だった彼女ですが、『マレフィセント』では今までのイメージを覆す魅力的な存在として描かれています。◎気になるストーリーは?むかしむかし、とある王国で念願のロイヤル・ベビー、オーロラ姫の誕生を祝うパーティーが開かれました。幸せな雰囲気があふれるその会場に、招かれざる邪悪な妖精マレフィセントが現れ、オーロラ姫が16歳になるとき永遠の眠りにつく呪いをかけます。呪いを受けつつもオーロラ姫は、幸せに包まれ美しい娘に成長していきます。その姿をいつも影から見守るマレフィセント。彼女には、姫に呪いをかけねばならないほどに、悲しい過去があったのです……◎マレフィセントってどんな女性?・もともとは心優しく純粋な性格・愛する人の裏切りにより、深く傷つき冷酷になる・復讐を実行する冷静さ、実行力がある・復讐を仕掛けた相手に心を寄せるようになり、人を愛する心を取り戻す悪役としてのイメージが強いマレフィセントですが、冷酷さの裏側に隠し持つ愛情の深さに思わず心を惹きつけられてしまいます。あなたにも彼女のような魅力が眠っているでしょうか? 12星座別に紐解いてみましょう。■牡羊座マレフィセント度55%牡羊座は意志が強く行動力のあるタイプ。愛する男性に裏切られるのはショックなことだけど、復讐心から呪いをかけるという発想はまずないでしょう。実行力という意味では、“普通の人が怯むようなことも一度決めたらやり遂げる”能力は十分。矛先はマレフィセントとは違いますが、その手腕だけは共通するかも。【セルフプロデュースのポイント】辛い体験を乗り越えるのは愛だとイメージする■牡牛座マレフィセント度30%牡牛座は穏やかなコンサバ女子。復讐心から人に呪いをかけることはないけれど、自分を裏切った男性の子供を“つい見守ってしまう”こともまずなさそう。自分の行為に対して報酬がない場合、積極的に動こうと思わないからです(報酬は物質的なもののみならず、愛情も含みます)。早々と気持ちを切り替え、次の相手へと視線を向けるでしょう。【セルフプロデュースのポイント】それでも割り切れない思いについて考える■双子座マレフィセント度50%双子座は器用なアイディアマンタイプ。万が一、復讐心にかられることがあれば、周囲の隙をつくほどの巧みさで呪いをかけることもできるでしょう。ただしそれは、マジックが趣味の少女が「上手にできた!」と喜ぶような、他意のないレベル。もともと復讐心を持ち続けるだけの気力胆力はないので、最初から“解ける”呪いにしておきそう。【セルフプロデュースのポイント】その行為が何のためのものなのか、そもそもの成り立ちに心を向ける■蟹座マレフィセント度85%蟹座は情に厚く母性の強いタイプ。自分を裏切った男性の子供に対しては、一言では言い表せない複雑な思いを抱くでしょう。仮に呪いをかけたとしたら、そもそも“愛情と背中合わせのかなり屈折した”呪いであったはず。その後、情をかけ、愛を持って接してしまうところはまさに蟹座。心の内に母を宿しているからこそ、放っておけないのです。【セルフプロデュースのポイント】自分はこれでいいのだと感じる■獅子座マレフィセント度50%獅子座は誇り高い女王様タイプ。愛した男性に裏切られたら、マレフィセント並みに怒りの炎を燃やしそう。ただしそれ以上に獅子座が貫こうとするのが“正しく生きていきたい”という思い。彼の子供に呪いをかけるといった邪な行為で、自分の人生を汚したくないと考えます。辛い体験を心にしまいこみ、次のステージへと踏み出すでしょう。【セルフプロデュースのポイント】人を愛することを諦めない■乙女座マレフィセント度70%乙女座は細やか、かつ正義感の強いタイプ。愛する人に裏切られたら、ポッキリ心が折れるでしょう。そのままではダメになってしまうので、生きるために復讐心を持つことはあり得るかも。彼の子供に心が動かされたとしても、マレフィセントのように“仲良くする”ことはできないでしょう。乙女座の愛は「そばにいて慈しむ」ことではなく、「正しく教育する」ことで表されるからです。【セルフプロデュースのポイント】愛の形について考えてみる■天秤座マレフィセント度15%天秤座は平和を愛する社交家タイプ。愛する男性に裏切られたのは辛いけど、友人やボーイフレンドに慰められながら次の恋を探すでしょう。あるいはすでに“次に気になる人”がいる可能性も。彼の子供に呪いをかける手間とエネルギーがあったら、次の幸せを探すために使ったほうが合理的だと考えるのです。【セルフプロデュースのポイント】愛することを恐れない■蠍座マレフィセント度95%蠍座は温厚な笑顔の奥に深い情緒を隠し持ったタイプ。愛する人に裏切られて復讐心を燃やすことは十分にあり得るでしょう。彼の子供に呪いをかけたにも関わらず、育っていく様子を見守るうちに、つい助けたくなってしまい…という、一見矛盾しているかのような屈折した執着も蠍座的。“最後は復讐心を乗り越えて愛で救われる”のは蠍座が目指すべき道。人生は長いです。いつか全てを許せるよう、今日も1歩を刻んでいきましょう。【セルフプロデュースのポイント】薄暗い闇の先に光は必ずあるとイメージする■射手座マレフィセント度5%射手座は伸びやかでナチュラルなタイプ。愛する人に裏切られたのは痛いけど、「復讐」という根気と集中力のいる“めんどくさい”方法は取らないでしょう。現代なら、職場を変える、引越しをするなど、環境をリセットさせることで次の人生へと歩を進めそう。彼の子供が大きくなったと風の便りで聞いても、さらりと流せるようになろうとします。【セルフプロデュースのポイント】愛情を伝える“熱”を持つ■山羊座マレフィセント度80%山羊座は目標のために黙々と努力をするタイプ。愛する人に裏切られ、自分だけが一方的に傷つくのはおかしなこと。結果として、その報復を考えることはあり得ます。必要なら“心を鬼にする”ことも辞さないのが山羊座。呪いをかけたはずの子供といつしか仲良くなることはまずないでしょう。どんなに辛く孤独でも、初志貫徹する道を選びそう。【セルフプロデュースのポイント】自分を縛る見えない枷を取り払う■水瓶座マレフィセント度10%水瓶座はクールな個人主義者。愛する人に裏切られたのは残念だけど、それを一生引きずるようなことはまずないでしょう。残りの人生を復讐に賭けるのはよほどの覚悟が必要。水瓶座は好奇心旺盛でワクワクする冒険に惹かれるタイプ。辛く苦々しい過去に縛られて生きるより、何が起こるかわからない未来を選び取りそう。【セルフプロデュースのポイント】その先に愛はあるのだと考えてみる■魚座マレフィセント度75%魚座は情感豊かで陶酔的なタイプ。愛する人に裏切られたら、ショックのあまり動転して彼の子供に呪いをかけてしまう可能性も。繊細な魚座の心は常に揺れ動くもの。復讐心がきっかけで関心を持つようになった彼の子供に対し、いつしか愛情が芽生えることはあるでしょう。苦しく波乱に満ちた状況を生き抜くためのバイタリティは、マレフィセントから学ぶべきかもしれません。【セルフプロデュースのポイント】喜びも悲しみも愛に満ちているとイメージする敵に回したら怖い…でも、心の底には深い愛を隠し持つマレフィセント。あなたも彼女のような強い心を持てる? まずは「セルフプロデュースのポイント」を試してみて!隠れたあなたの魅力を輝かせてみましょう☆■監修者紹介阿雅佐-agatha-(あがさ)古今東西の占いと心理学を駆使し、迷える子羊たちをナビするフォーチュン・ナビゲーター。会った人が皆幸せになるという風評から、幸運配達人の異名を取る。交友関係は多岐に渡り、有名人の“駆け込み寺”としても知られる。NTV「スッキリ!!」、CX「新堂本兄弟」、TX「スカ☆J」他テレビ出演多数。多数の著書をはじめ、「PASH!」「anan」「JUNON」などの雑誌記事・Webコンテンツを執筆する恋占いのエキスパート。テレビ・ラジオなど幅広いメディアで活躍中。今までに鑑定した人数はのべ1万人に及ぶ。また、小説『魔女たちの占いゲーム』(イースト・プレス)、『モデル♡マジック』(学研教育出版)を上梓するなど、作家としても活動している。■阿雅佐著『おそ松さん占い』TVアニメ『おそ松さん』公式ファンブック「われら松野家6兄弟!」を発行したPASH!編集部より、『おそ松さん』の占い本を発売♪阿雅佐の完全書下ろしによる本格占い本です。メインの占い以外にも、『おそ松さん』式心理テストや行動心理学コラムなども充実。早くも話題沸騰中!
2019年10月15日ディズニー・アニメーション『眠れる森の美女』の新たな伝説を描く映画『マレフィセント2』が10月18日に日米同時公開となる。ディズニーキャラクターの中でディズニープリンセスが圧倒的な人気を誇る中、実は密かに注目を集めているのがディズニー・ヴィランズ。悪役なのに人々の心をわしづかみにしている理由を、本作のヨアヒム・ローニング監督は「ヴィランたちは心の欲望のままに素直に行動する所が魅力だと思うんだ。思ったことをそのまま言うし、やりたいように行動する。ある意味、観客の願望を叶えてくれるんだ」と分析している。例えば、『アラジン』の悪役ジャファーは、アグラバー王国の宮殿で大臣でありながら、3つの願いごとが叶う魔法のランプを手に入れ王位に就くことを企んでいる。催眠術で王様を操ったり、ジーニーを脅して従わせたりするなど、王国を支配するためには手段を選ばないのだ。『リトル・マーメイド』の海の魔女アースラも、海の王国の支配者になるためにはどんな手も使う恐ろしい悪役。アリエルを美しい声と引き換えに3日間だけ人間の姿に変えてあげるが、実はアリエルを人質にして王の座を奪おうという計画があった。そして、『眠れる森の美女』のマレフィセントは、オーロラ姫の誕生日に自分だけ招待されなかったことに怒り、オーロラ姫に16歳の誕生日までに糸車の針に刺されて死ぬという呪いをかけるのだ。そんな極悪非道に見えるジャファーもアースラもマレフィセントも、実は欲望を手にするため真っすぐに行動しているだけで、そんな姿に意外にも人々からの共感を呼んでいる。ヨアヒム監督は「ヴィランたちのちょっと悪い一面に、意外と人々は解放感を感じているんだと思うんだ。僕たちは現実では本音を言えない時もあるけれど、ヴィランたちが心のままに好き勝手に振る舞う姿に惹かれてしまうんだろうね」と、愛すべき悪役たちの魅力を語る。本作『マレフィセント2』では、アンジェリーナ・ジョリー演じる悪役マレフィセントの新たな魅力がたっぷり。ヨアヒム監督は「娘のように想うオーロラ姫に幸せになってほしいと願っているんだ。でもオーロラ姫と一緒にいたいために人間界にいることで、自分を抑圧してしまうことになり、2人はあることがきっかけで離れ離れになってしまう。今回は母と娘のような関係をさらに掘り下げた物語になっている」と語る。オーロラ姫は前作で結ばれたフィリップ王子とめでたく結婚することに。しかしその婚礼には、真実の愛によって母と娘のように結ばれたマレフィセントとオーロラ姫の絆を引き裂き、妖精界を滅ぼそうとする恐るべき罠が隠されていた…。結婚式の日、迫り来る危機から愛するオーロラ姫を救うため、マレフィセントの“究極の愛”が試される。“ディズニー史上最恐”と謳われる美しきヴィラン・マレフィセントが背負った驚くべき運命とは?(C)2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2019年10月15日アンジェリーナ・ジョリーが、エル・ファニングにヴィンテージのダイヤモンドリングをプレゼントしたそうだ。『マレニフィセント2』のクランクアップの際に渡されたというその指輪は、3つの石があしらわれたカルティエのリングで、エルが演じたオーロラ姫のウエディングで使用されたものだという。「たぶんアンジェリーナは私がその小物を返したくないんだろうって思ったのかな?」と英タトラー誌に答えたエルだが、他にも姉ダコタ・ファニングと世話している馬のゴールディはカート・ラッセルからもらったものだそうで、「私たちと同じブロンドの毛の馬なの。とても礼儀正しくてね。ウエスタン鞍じゃなくイングランド鞍と付けて乗っているわ」と続けていた。ちなみに馬の名前はカートの妻ゴールディ・ホーンに由来している。そしてエルは今回アンジェリーナと初共演した14歳の頃の自分について、「本当に幼かったし緊張していた。最初にアンジェリーナに会った時、向こうは一番上の息子さんと一緒にいたんだけど、私はその緊張感をほぐすために彼女をぎゅっと抱きしめたの」と回想、今回の続編での共演はずっとスムーズにすすんだそうで、「私たちの会話もずっと大人っぽくなった。彼女に質問することも厭わなくなったしね」と続けていた。また、同新作は女性に向けた素晴らしいメッセージが込められているとして、「オーロラ姫はあらゆる事を受け止める若い世代の象徴、そして、その受諾を彼女なりの柔らかな仕方でするの」「女性たちへの素敵なメッセージだと思う。自分のフェミニンなところに満足していいんだっていうね」とエルは話してもいた。(C)BANG Media International
2019年10月15日ゲラン(GUERLAIN)から、人気のフレグランス現品とボディローションをセットにしたクリスマスコフレが登場。2019年11月1日(金)より、全国数量限定で発売される。クリスマス限定メイクアップコレクションと同日に発売されるクリスマスコフレには、全2種類の香りを用意。一つ目は、2019年2月に新登場した“桜”着想のフレグランス「アクア アレゴリア フローラ チェリージア」が主役。ベルガモットやウォーターメロン香る爽やかなシトラスノートは、時間と共に甘酸っぱいチェリーブロッサムへと移行。ラストはホワイトムスクやスミレが繊細で柔らかな余韻を残す、儚いフローラル シトラスに仕上げている。そしてもう1つは、アンジェリーナ・ジョリーにインスパイアされたロングセラー香水「モン ゲラン オーデパルファン」。彼女の持つ、自由で官能的な魅力は、世界中から集められた希少な素材で奏でる「フレッシュ オリエンタル ハーモニー」の香調で表現している。爽やかなベルガモットやラベンダー広がるトップノートに続くのは、オリエンタルなフラワーノート。ラストは深みのあるサンダルウッドやバニラで色っぽさを演出する。なおこれらの香水とセットになる75mlのボディーローションは、それぞれのフレグランスと合わせた香り付き。両者を重ね付けすることで、より華やかな香り立ちを楽しむことができる。【詳細】ゲラン「フレグランス クリスマスコフレ」発売日:2019年11月1日(金)価格:・「アクア アレゴリア フローラ チェリージア コフレ」8,900円+税<数量限定>内容:アクア アレゴリア フローラ チェリージア オーデトワレ 75mL(現品)、アクア アレゴリア フローラ ボディローション ベルガモット 75mL・「モン ゲラン オーデパルファン コフレ」8,500円+税<数量限定>内容:モン ゲラン オーデパルファン 30mL(現品)、モン ゲラン ボディローション 75mL【問い合わせ先】ゲランお客様窓口TEL:0120-140-677
2019年10月14日ディズニー・クラッシック・アニメーションの金字塔として、半世紀以上も愛され続けている『眠れる森の美女』の新たな伝説を描く『マレフィセント2』。『眠れる森の美女』のオーロラ姫といえば、ピンク色のふんわりとしたドレスを思い浮かべる人は多いかもしれない。だが、本作ではピンクドレスはもちろん、落ち着いた大人っぽいブルーのドレスや体のラインを美しく見せるベージュのドレスなど、様々なドレスが登場。ハリウッドのファッション・アイコン、エル・ファニングが着こなすドレス姿は必見だ。ディズニー・プリンセスの名にふさわしく、カラフルなドレスを身にまとっているオーロラ姫。演じるエルは、まず彼女のルーツである“森”の要素を取り入れ葉っぱのデザインが施されたブルーの大人っぽいドレス、次に『眠れる森の美女』で描かれ、エル自身の強い希望で再現した淡いピンク色のドレス、そしてオーロラ姫にプロポーズするフィリップ王子の母イングリス王妃から贈られたベージュ色のドレスなどを見事に着こなしている。どれも美しく華麗なドレスだが、ストーリーが進むにつれ、オーロラ姫の置かれた状況の変化がデザインに反映されて作られている。マレフィセントを演じたアンジェリーナ・ジョリーは、オーロラ姫のドレスについて「オーロラ姫は森で暮らしていたから、ファッションや生き方がとても自然と調和していたの。だから始めはナチュラルなドレス姿だったけれど、ストーリーが進むにつれて制限されたようなスタイルに変化していくのよ」と明かし、「ドレスは首元が詰まってウエストもコルセットでギュッと絞られ、髪型もかっちりとしたアップになる。人間の世界に放り込まれ、自然的なドレスから人工的なスタイルへと変化していくの」と解説する。プロポーズされ幸せムード満載の物語の序盤では、妖精たちがデザインしたような軽やかでふんわりしたブルーやピンクのドレスを身にまとっているオーロラ姫。しかし、オーロラ姫の婚礼に恐るべき罠が仕掛けられ、マレフィセントと離れ離れになってしまうと、人工的でカチッとした冷たい雰囲気のドレスへと変化していく。こうしたオーロラ姫の心境や状況によって変わっていくドレスにも注目してみると、物語をいっそう楽しめるはずだ。『マレフィセント2』は10月18日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マレフィセント2 2019年10月18日より全国にて公開©2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2019年10月13日アンジェリーナ・ジョリー主演の『マレフィセント2』がまもなく公開。この度、オーロラ姫が愛するフィリップ王子からプロポーズを受け、緊張の面持ちでマレフィセントに結婚を報告する本編シーンが解禁となった。“純真無垢なプリンセス”オーロラ姫(エル・ファニング)が、フィリップ王子(ハリス・ディキンソン)からプロポーズを受けるところから物語が始まる本作。解禁となったのは、オーロラ姫がそのプロポーズをマレフィンセントに伝えるシーン。オーロラ姫はプロポーズを恥ずかしがりながらマレフィセントに報告するが、彼女の答えはまさかの「NO」。祝福ムードに包まれるかと思いきや、マレフィセントは過去、愛によって傷ついた経験があり、愛によって幸せにはならないと、オーロラ姫を想うからこそ反対するのだ。そんな2人は血の繋がりこそないが、その絆はとても深く、オーロラ姫はマレフィセントを“ゴッドマザー”と呼び慕うほど。しかし、続編となる本作では真実の愛で結ばれたはずの2人の関係が危うくなる。アンジェリーナ・ジョリーは「マレフィセントとオーロラの関係に変化が起こる。オーロラは美しく清く正しいプリンセスだけれど、マレフィセントには再び邪悪な心が芽生えてしまうの」と明かしており、オーロラ姫の婚礼が引き金となって2人は離れ離れになることに…。まるで、本当の母娘のようなマレフィセントとオーロラ姫の関係は、どう変化するのだろうか。製作総指揮も務めているアンジェリーナは、本作で描かれているテーマは “家族”だと語っている。「家族と言うのは必ずしも血がつながっていなければならないものではないの。自分とは違う人であっても、お互いを受け入れることの大切さが大事だと感じてほしいわ。それは私自身が自分と子供たちとの関係の中で一番大切にしていることで、子供たちも私の人間性を欠点も含めて受け入れてくれているのよ」とアンジェリーナは明かし、まさに彼女の生き方そのものを体現するマレフィセントに注目だ。『マレフィセント2』は10月18日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マレフィセント2 2019年10月18日より全国にて公開©2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2019年10月11日ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーは、離婚における金銭面での和解にまだ時間が必要なようだ。2人は2016年に破局し、今年春には法的に独身となったものの、離婚は正式には成立しておらず、ブラッドはアンジェリーナの同意のもと、私的裁判官による離婚協議の継続を求める書類をロサンゼルス郡裁判所に提出したとザ・ブラストは報じている。郡裁判所は、2人が私的裁判官の費用を負担することを条件に協議継続を許可したという。一番の問題となっているのは、2人がゆくゆくは6人の子供達に継がせようと考え2011年に購入したワイナリー「ミラヴァル」だが、協議は合意へ向けて順調に進んでいるそうだ。一方でアンジェリーナは最近、ブラッドと破局した当時の心境を吐露していた。「今後の私の運命はわからないけど、今は転換期を迎えていると信じている。私のルーツに戻り、私自身に戻るような。自分を少し見失っていたから。ブラッドとの関係が終わり、別離が始まった頃にそうなったと思う。複雑な時だった。それまでの私を失い、なんというか、小さく、つまらないものになったような。そうは見えなかったかもしれないけど」そして、離婚となり悲しみの中にいたアンジェリーナは、健康上でも問題を抱えていたという。「深い真の哀しみを味わった。傷ついていた。その一方で、再び謙虚な気持ちになれたことは良かったわ。自分が小さくなったというこんな気持ちでもね。これが人間ということなのかもしれない」「その上、健康上の問題もあった。これら全てのことが私を落ち着かせ、生きていること自体がどれほど幸運かということを再確認させてくれるのね」(C)BANG Media International
2019年10月11日主演最新作『マレフィセント2』をひっさげ、米女優のアンジェリーナ・ジョリーが9度目の公式来日を果たし、取材に応じた。前作で自らの“真実の愛”でオーロラ姫の呪いを解いた、美しき妖精のマレフィセント。本作では自らのルーツを掘り下げ、オーロラ姫に注ぐ“究極の愛”が試されることに。最も強く訴えたいメッセージは、ズバリ「家族は血のつながりばかりではない」だとジョリーは断言する。「この世界には、お互いを見つけ出し、家族を作るケースも多々あるわ。わたしの家族がその代表例よね」。今月上旬に都内で開催されたジャパンプレミアには、韓国留学中の長男マドックス、長女ザハラを連れて、レッドカーペットに登場。固い絆で結ばれた家族像が、改めてファンの心に刻まれた。「ひとつになったとき、強くなれてこそ家族なの。その強さは多様性を受け入れ、認め合うことで生まれる。現代はとかく分断の時代だと言われているから」と家族の形を問いかける本作への思いを語る。オーロラ姫を演じるエル・ファニングをはじめ、おなじみのキャストが再集結しており「わたしたちって、クレイジーな家族よね。前作でまだ子供だったエルは、女優として成長した。マレフィセントがそうであるように、わたしも彼女のことを心から愛しているわ」と目を細める。本作ではオーロラ姫の婚姻も重要なテーマで「語るべきストーリーがあれば…、そうね。例えば、オーロラが母親になったとすれば、第3作を作る可能性は大いにある」とさらなる世界観の広がりを示唆した。インタビューには“クレイジーな家族”の一員で、今回が初来日となったサム・ライリーが同席。マレフィセントに仕えるカラスのディアヴァル役を前作から続投し「これまで、劇中で命を落としてしまう役柄が多かったから(笑)、同じ役を演じ、キャラクターをより深める作業はとても楽しかった」と振り返る。前作からの関係性も強まり、マレフィセントとディアヴァルのやりとりは、さながら夫婦漫才のようだ。「あはは、それは同感。けんかしながら長年連れ添う夫婦みたいだよね。2人のシーンは、コミカルな要素を盛り込める点も大きな魅力。今回は僕が彼女(ジョリー)に、晩餐会に向けて、笑い方を教えるシーンがあるんだ。とっても笑えるよ!」。この発言に、ジョリーも「互いをよく知り、理解しあっている。2人は完ぺきなコンビなの」と大きくうなずいていた。「マレフィセントとは一体誰なのか、どこから来たのかが明らかになるの」とインタビューを締めくくったジョリー。取材終了後、「墨絵師御歌頭(オカズ)」氏が映画をイメージし描き上げた巨大水墨画をバックに、フォトコールが行われ、ジョリー本人がマレフィセントの唇に赤い色を付け加えていた。取材・文・写真:内田 涼『マレフィセント2』10月18日(金)より全国公開
2019年10月08日「手術は順調に終わりました。出血もなかったようですし。ただ、腹腔鏡だったから、おなかのなかにガスを注入しての手術なので、おなかがパンパンで。食欲はあるのに、ご飯が食べられないですね」そう言うと、太宰牧子さん(50)は笑顔でおどけてみせた。「妊娠していたら、こんなだったんだろうなというぐらいパンパン」その前日の9月2日、太宰さんはリスク低減卵管卵巣摘出術(RRSO)を受けたばかりだったが、病室を見舞った記者を、ベッドではなく椅子に座って、出迎えた。とはいえ、さすがに術後の痛みは多少あるのだろう。椅子には浅く腰掛け動作もゆっくりだ。「明後日、姪のダンスのライブがあるので、見に行こうと思っています。脱走する(笑)」太宰さんは、エネルギッシュな人だ。実際、手術からまだ3日だというのに、外出許可をもらって、ダンスのライブに向かっている。その翌日に退院すると、9日、東京から京都まで新幹線で移動し、倫理委員会に出席。15日には、筑波大学附属病院で行われた「遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)教育セミナー講演」に登壇した。太宰さんは遺伝性乳がん卵巣がん症候群(以下・遺伝性がん)当事者だ。がんを抑制する遺伝子に変異があるため、女性の場合は一般の人に比べて乳がんや卵巣がんになりやすい。11年前、当時、40歳だった姉の徳子さんを卵巣がんで失い、自身も42歳で左胸に乳がんが見つかった。そのとき、遺伝学的検査を受け、遺伝性の乳がんと判明。左乳房の全摘手術を受けている。遺伝性がんといえば、ハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリーが、’13年に健康な両乳房を、’15年には両卵巣と卵管を予防切除し、連日、メディアで話題となった。太宰さんの今回の摘出も、乳がんの手術後、定期的に受けてきた婦人科の検査で、卵巣に変化が見られたための予防措置だ。執刀医の小林佑介医師(慶応義塾大学病院産婦人科)はこう話す。「太宰さんの場合、右の卵巣の一部が大きくなっているということで、緊急でMRIを撮りましたが、明らかに卵巣がんと指摘できる所見は見当たりませんでした。がんは発症していないという診断です。遺伝子の変異をお持ちの方だけができる、がん予防の手段としての卵管卵巣摘出術をしたわけです。こうした予防的摘出術は、当院でも太宰さんが20例目となります」日本では、太宰さんのように、がんが未発症でも予防的に、乳房や卵巣の摘出手術を受ける人はまだ少ない。遺伝診療ができる病院の数も、情報さえも少ないのだ。太宰さんは言う。「アンジー(アンジェリーナ・ジョリー)の報道が出たのは、乳がん手術から3年たち、乳房を再建したころです。これで遺伝性がんがメジャーになると思っていたら、どん底に突き落とされました。『がんにもなっていない乳房を切除するなんて』『お金持ちだからできる』『売名行為』などと、どこの番組でもアンジーを批判していたんです。遺伝性がんがどういうものかさえ、正確に伝えている報道は、ほとんどありませんでした」太宰さんは、翌’14年、HBOC当事者会NPO法人「クラヴィスアルクス」を設立。遺伝性がんの理解や情報交流を深めることで、当事者の抱える心理的、経済的、社会的問題を解決していこうと活動を続けている。乳がん、卵巣がん以外の遺伝性疾患の当事者団体とも連携し、ゲノム医療の課題解決に取り組むために「一般社団法人ゲノム医療当事者団体連合会」も立ち上げ、代表理事を務めている。「私、絶対、がんで死にたくないんです。もちろん、がんではないかもしれない卵巣を取るのは、正直、せつないですよ。でも、後悔はありません。今回、手術で取った卵巣は、病理検査に出しています。事前に確認できなかったがんが見つかったら、リスク低減術の重要性を再認識できるでしょう」毅然と言い放った目に、強い意志がみなぎっていたーー。リスク低減手術から数週間後、病理検査の結果が出た。「見つかったんです。両側の卵巣や卵管采に、目に見えないようなサイズのがんです」MRI検査でも確認できない微細ながんが、リスク低減手術を受けたおかげで発見できたのだ。もちろん手放しでは喜べない。「目に見えないがんとはいえ、見過ごすわけにいかないところが卵巣がんの怖さ。今後は卵巣がんの手術と標準治療を前向きに進めます」リスク低減摘出術では残した子宮も切除する。進行度を確定させるためにもリンパ節切除は欠かせない。術後は化学療法もはじまる。「また試練なのか、とは思います。乳がん、リスク低減摘出術、卵巣がん、すべてを体験しないと、遺伝性がんを支援する私の活動は、先に進めないということなのかな。とはいえ『遺伝性がん当事者からの手紙』写真パネル展も全国を回っています。寝てはいられません。絶対に乗り越えられる自信があります。支えてくれる医療者や当事者の仲間がたくさんいます。家族も応援してくれます。それが大きな勇気です。いま、とても幸せだなと感じています」
2019年10月07日9月2日、太宰牧子さん(50)はリスク低減卵管卵巣摘出術(RRSO)を受けたばかりだったが、病室を見舞った記者を、ベッドではなく椅子に座って、出迎えた。とはいえ、さすがに術後の痛みは多少あるのだろう。椅子には浅く腰掛け動作もゆっくりだ。「手術は順調に終わりました。出血もなかったようですし。ただ、腹腔鏡だったから、おなかのなかにガスを注入しての手術なので、おなかがパンパンで。食欲はあるのに、ご飯が食べられないですね」太宰さんは、エネルギッシュな人だ。手術からまだ4日だというのに退院すると、9日、東京から京都まで新幹線で移動し、倫理委員会に出席。15日には、筑波大学附属病院で行われた「遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)教育セミナー講演」に登壇した。太宰さんは遺伝性乳がん卵巣がん症候群(以下・遺伝性がん)当事者だ。がんを抑制する遺伝子に変異があるため、女性の場合は一般の人に比べて乳がんや卵巣がんになりやすい。11年前、当時、40歳だった姉の徳子さんを卵巣がんで失い、自身も42歳で左胸に乳がんが見つかった。そのとき、遺伝学的検査を受け、遺伝性の乳がんと判明。左乳房の全摘手術を受けている。遺伝性がんといえば、ハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリーが、’13年に健康な両乳房を、’15年には両卵巣と卵管を予防切除し、連日、メディアで話題となった。太宰さんの今回の摘出も、乳がんの手術後、定期的に受けてきた婦人科の検査で、卵巣に変化が見られたための予防措置だ。執刀医の小林佑介医師(慶応義塾大学病院産婦人科)はこう話す。「太宰さんの場合、右の卵巣の一部が大きくなっているということで、緊急でMRIを撮りましたが、明らかに卵巣がんと指摘できる所見は見当たりませんでした。がんは発症していないという診断です。遺伝子の変異をお持ちの方だけができる、がん予防の手段としての卵管卵巣摘出術をしたわけです。こうした予防的摘出術は、当院でも太宰さんが20例目となります」日本では、太宰さんのように、がんが未発症でも予防的に、乳房や卵巣の摘出手術を受ける人はまだ少ない。遺伝診療ができる病院の数も、情報さえも少ないのだ。太宰さんは、翌’14年、HBOC当事者会NPO法人「クラヴィスアルクス」を設立。遺伝性がんの理解や情報交流を深めることで、当事者の抱える心理的、経済的、社会的問題を解決していこうと活動を続けている。乳がん、卵巣がん以外の遺伝性疾患の当事者団体とも連携し、ゲノム医療の課題解決に取り組むために「一般社団法人ゲノム医療当事者団体連合会」も立ち上げ、代表理事を務めている。「私、絶対、がんで死にたくないんです。もちろん、がんではないかもしれない卵巣を取るのは、正直、せつないですよ。でも、後悔はありません。今回、手術で取った卵巣は、病理検査に出しています。事前に確認できなかったがんが見つかったら、リスク低減術の重要性を再認識できるでしょう」リスク低減手術から数週間後、病理検査の結果が出た。「見つかったんです。両側の卵巣や卵管采に、目に見えないようなサイズのがんです」MRI検査でも確認できない微細ながんが、リスク低減手術を受けたおかげで発見できたのだ。もちろん手放しでは喜べない。「目に見えないがんとはいえ、見過ごすわけにいかないところが卵巣がんの怖さ。今後は卵巣がんの手術と標準治療を前向きに進めます」’68年、東京都大田区で生まれた太宰さんは、1つ上に姉・徳子さん(享年40)、3つ下に妹(47)がいる3姉妹。結婚は’00年。32歳だった。子宝には恵まれなかったが、その分、姉の子どもたちを溺愛した。「’04年8月、姉が37歳のときでした。卵巣がんとわかって、すぐに手術をしたんです」普通は親指大程度の卵巣が、約19センチに肥大していたという。「その時点で、腹膜播種といって数千数万のがんが飛び散り、横隔膜にも転移していたんです」徳子さんのつらい闘病が始まった。太宰さんは、まだ幼かった甥と姪に毎朝、食事やお弁当を作って、面倒を見ながら、姉に付き添った。「姉も私も必死でした。’07年の11月には余命2カ月と宣告されましたが、姉は最期まで『生きたい』気持ちが途切れることがなかったです。遺伝学的検査の治験広告を見つけて、最初に興味を持ったのは、姉だったんです。でも、そのときの私は、姉を遮って、やめさせたんですね。正しい情報を集められなかった。いまはそう思います」家族の願いも届かず、徳子さんは’08年1月19日、永眠した。この経験が、太宰さんを変えた。「姉が亡くなってから、私もいろいろ調べて、姉妹で同じようながんを発症することがあると知りました。体の異変にナーバスになり、毎日気がおかしくなったように自分で胸の触診をしていたら、しこりに気づいたんです」6ミリほどのがんができていた。姉の死から3年後のことだった。「最初の病院では、初期のがんだし、温存手術でも大丈夫と言うのですが、やはり不安で……」妹と調べて、遺伝学的検査が実施されていることを知った太宰さんは、「がん研有明病院」に転院。そこで遺伝性がんとわかったのだ。「遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)は遺伝子の病気で、BRCAという遺伝子に変異がある状態です。BRCA遺伝子が機能していれば、がんは起きにくいのですが、変異があるため、がんが発症しやすいわけです」(慶大病院・小林医師)この遺伝子の変異で発症しやすいのは、乳がん、卵巣がん、腹膜がん、すい臓がん、前立腺がん、皮膚がんの6つ。全てのがんになりやすいわけではない。このBRCA遺伝子には1と2があり、太宰さんはBRCA1に変異があった。どちらの変異も80歳までに約70%の人が乳がんを、1の人は、44%の人が卵巣がんを引き起こす。一般的な卵巣がんの発症率は1%。つまり、太宰さんは普通の人より44倍、卵巣がんになりやすいことになる。そんな結果を聞いても、太宰さんは動じなかった。「遺伝性がんだとわかったときは、不安や恐怖より、原因がハッキリしたことで、逆に納得できました」すぐさま左胸の全摘手術をし、同時に転移していたリンパ節の切除もした。このとき、遺伝性がんの検査をしないまま、最初の病院で、温存手術で済ませていたら、乳房に繰り返しがんを発症する可能性もあった。「姉が発症前にこの検査をできていたら、リスクを最小限に抑えられたかもしれません。遺伝性乳がん卵巣がん症候群は常染色体優性遺伝形式(※)。親から子へ遺伝する確率は50%です」徳子さんが遺伝性だったかは不明だが、妹は検査の結果、陰性だとわかった。太宰さんは、甥や姪にも、自分が遺伝性がんであること、遺伝学的検査のことを話している。「子どもに、すべて話すのは酷かもしれないとも思いましたが、姉の壮絶ながんとの闘いを目の当たりにした彼らが、遺伝性がんについて、間違った知識を持つことのほうが怖かった。他人の曖昧な発言をうのみにして、恐怖を感じてほしくなかったんです。ただ……、私が乳がんになったと聞いて『死んじゃうの?』って、うっすら涙を浮かべた子どもたちのその顔は、忘れることができません」乳がんの手術を受けてから、太宰さんは、さまざまな乳がんの患者会に出席するようになった。そこで気づいたのが、遺伝性ということへの差別感情だ。「同じ乳がんなのに、空気が違うんです。『遺伝性なんてかわいそう』になっちゃうんですよね」「遺伝性だと、結婚するのは嫌だってことにならない?」「子ども、いるの?産むの、考えちゃうでしょ」などと、平気で言う人もいた。逆に、遺伝しないがんなのに、「うちはがん家系だから」と、言う人は普通にいた。「遺伝性ということは、人に言ってはいけない。現状の日本は、そんなレベル。だったら、当事者同士で、気にせず話せる会をつくりたいと思いました」こうして’14年に誕生したのが、当事者会「クラヴィスアルクス」だ。意味は「虹の世界を開ける鍵」。同年、太宰さんは近畿大学で行われた遺伝カウンセリング学会の市民公開講座で遺伝性がん当事者として登壇した。「そこで『名前は言わなくていい』と言われて、私は本名ではなく『患者さま』でした。でも、患者さまって言われるのが、すごく嫌で」太宰さんは、当時の主治医と、こんなやりとりをした。「なぜ、名前を言えないのですか」「何が起きるかわからないし、遺伝で差別を受けるかもしれない」ここで太宰さんに火がついた。「差別上等です!そんなことを気にしていたら、医療者や私たち当事者が、差別を助長していることになりませんか」「責任とれないから」と、繰り返す声を背中に、太宰さんはマイクを握った。「当事者会をつくりました、太宰と申します!」しかし、その勇気は実を結ばなかった。当時、新聞社の取材では忖度が働いたのか、実名で報道されることはなかった。当事者会も当初、匿名だったため、会員が入ってこない。「当然ですよ。誰がやっているかわからないような会に、『私も遺伝子変異がある』なんて言うはずがないですよね」’15年、検査会社から声がかかり、遺伝専門医らが集まる学会のランチョンセミナーでは実名登壇した。その後、『読売新聞』で、実名入りの記事が出た。「その途端、会の電話が鳴り、会員が増えはじめました」乳がんは、日本で毎年、約10万人が罹患する。そのうち10〜15%、1万〜1万5,000人が遺伝性といわれている。しかし、現在でも当事者会の会員数は全国で70人だ。「自分が遺伝性だと知らない人も多いでしょう。遺伝というと、拒否反応が出てしまう日本の社会を変えないと、難しいですね。自分の遺伝的な体質を知り、家族のがんや病歴をまとめ、共有することで健康管理ができます。遺伝をマイナスに捉えずに、知ることでリスク対策ができ、がん死を減らせることを知ってほしい」
2019年10月07日アンジェリーナ・ジョリーを再び主演に迎え、『眠れる森の美女』の新たなる伝説を実写映画化したディズニー映画『マレフィセント2』が10月18日に公開される。美しきヴィラン、マレフィセントの愛を描く同シリーズだが、今回は永遠の眠りから目覚めたオーロラ姫がフィリップ王子のプロポーズを受け入れるも、その結婚式の日にオーロラ姫に危機が迫り、マレフィセントの“究極の愛”が試されるという内容。実は2019年、毎月のようにディズニー映画が公開されるなか、これほど自由な作風のものものなく、「語れる価値がある物語ができるまで、私たちは待ったのよ」と自信を持って本作を送り出すアンジェリーナ。カラスのディアヴァル役、サム・ライリーとともに話を聞いた。○■家族は作ることができる「自分の家族がその一例」――本作はマレフィセントとオーロラ姫の究極の愛もテーマですが、ご自身が今回伝えたかったことはなんでしょうか?アンジー:家族というものは、血がつながっていなければいけないということは決してないということよ。この世界の中でお互いを見つけ合い、そして家族を作ることができるのだということが、伝えたいメッセージのひとつでもあったの。もちろん自分の家族がその一例であると思っているけれど、ダイバーシティーが妥当する世界、お互いを受け入れることができる世界を描きたかった。人と人を分断することだけに焦点を当てたがる人たちがいるけれども、そうではなくてお互いを受け入れる。そしてその強さというものがある。私はそれらを信じているので、それもまた皆さんに受け取ってもらいたいメッセージでした。――悪役のヴィランであるマレフィセントが、世界中で愛されている理由とは何でしょうか?アンジー:ひとつは、ある評判の影響で、彼女はヴィランとして見られているの。確かにアグレッシブにもなれるから、そういう風に見られていると思うけれど、彼女がどうしてそうなるのか、彼女がどうして戦わなければいけないか考えると、理由は決してヴィラン的なことではないのよね。サム:僕たちのなかには邪悪なところがあり、マレフィセント的なところを皆持っていると思う。それも理由としてはあるけれど、最終的にはアンジェリーナの魅力じゃないかな。彼女の演技力が多くの人を惹き付けていると思う。そこには抗しがたい魅力があったと思います。――そういったメッセージが伝わりやすかった要因のひとつに、おふたりの楽しい掛け合いもあったと思います。シリアスなりすぎない、そこで気をつけたことは何でしょうか?アンジー:マレフィセントの個性の強さのひとつは、彼女の持っている遊び心ではないかと思っているの。だから彼女と相対した時に、彼女を負かすことは難しいのではないか、それだけ彼女が強い心を持っているということでもあるのよね。ある著者が「愛されるということはあるけれども、それよりも大切なことは理解してくれること」という言葉を言っていて、クレイジーと思われるかもしれないけれども、この2人は完璧なペアなのよ。それはお互いを本当によく知っていてお互いを受け入れ合って、お互いを知り尽くしているからこそ、遊び心も持てて深い愛情と心の底からの理解を持っているのよ。サム:前作のときに演じながら気が付いたことは、マレフィセントとディアヴァルの関係は、書かれている以上のものがあるのではないかということ。つまり長年結婚をしているカップルみたいな、お互いに口喧嘩をしているような関係があるような気がした。だから今回、同じ役柄で戻ってくることがとても楽しみだった。それには理由が2つあって、僕は今までの映画で死んでしまう役が多かったので、同じ役を2回演じたことがなかったということ。もう1つは前に演じたキャラクターをさらに深めていく、特に2人の関係のユーモアの部分をさらに深めていくことは、とても楽しみだった。たとえばディアヴァルがマレフィセントにどうやって笑うかコーチしているシーンなど、すごく楽しかったし、チャーミングだったと思う。アンジー:今回の脚本のリンダが、ディアヴァルというキャラクターは、真実をいつも口にしているキャラクターであると言っていたわ。――続編が決まり再共演が決まった時、現場で涙を流されたと聞きました。アンジー:再会した時は普通にしかっただけで、涙を流したことはなかったわ(笑)○■マレフィセントは「自然の本質に近い」――マレフィセントもディアヴァルも、ディズニーヴィランズの中では異色のキャラクターになっていますよね。アンジー:私自身は、マレフィセントをすごくエモーショルなキャラクターとしてずっと見ているのよ。いろいろな意味で彼女は、すごく自然の本質に近い個性を持っている。それは母なる自然と彼女とのつながりを考えれば当然のことで、自然は美しかったり花を咲かせることと同時に、津波やハリケーンを起こすものでもある。それと同じようにマレフィセントは自分の気持ちを自分の中でうまく抑えることができず、それが発動してしまうとかなり過激な形で表現されてしまうこともあるわけよね。前作で生まれた時、彼女は無垢な存在だった。しかし傷つけられ、そして翼を奪われ、トラウマに。つまり、誰でも傷ついたり何かを失ったりすれば変化が起こるもので、特に女性の場合は本当にたくさんのことを経験する。身体的な変化はもちろんのこと、そのなかで何か大きく傷つくようなことがあると、自分が持っていた柔らかさが失われていくと思うの。サム:ディアヴァルは、最初の頃からマレフィセントの中にある温かさや、一見怖い外見なんだけれども、その中にある柔らかさにほかの人より早く気が付いていた男さ。たとえば子供で説明すると、子供というのは実は洗練されていて、アンチヒーローというものがかなり長い間、映画の中で存在していて、受け入れられてきたけれど、子供向け家族向けのエンターテイメントのなかでは、あまりアンチヒーローというものは定着していない。けれども実際人生を考えてみると、善悪というものは別々に存在しておらず、グレーのエリアというものがある。子供にはそういうものを完全に理解できる能力があるのさ。――ところで、マレフィセントと同じ種族の妖精・ウド役のMIYAVIさんは、アンジェリーナさんと交流があるそうですね。アンジー:家族ぐるみの付き合いで本当に仲がいいのよ。子供たちが同じ空手のクラスに何年も一緒に通っていて、ホリデーを一緒に過ごす仲でもあるの。今回、彼がキャスティングされ、私も本当にうれしかったけれど、彼が演じるキャラクターは、この世界を象徴するような役割。特に美しいと思ったことは、彼の演じているキャラクターはどんな役割も持てたけれども、子供の面倒を観るという役割は、それはすごく美しいし、素敵なことだと思いました。○■3作目は「オーロラ姫が母になったら、という物語」!?――続編になるとシリーズの呪縛にさいなまれてしまうことがありそうなところ、この作品は本当に自由な作風なので、最初に言われていたメッセージが明快に伝わっていますよね。上手くいった秘訣は何でしょうか?アンジー:ありがとう。すごくうれしいわ。この作品の特に感じてほしいところというのは、自分の持っている一番の本質を自ら大いに抱擁して受け入れるべきだということなのよね。それがいま言われたような自由さであったり、魂だと思うので、そのことの重要さを描いたものでもあるの。続編を作るにあたっては、機会があるからすぐ作ろうとしたわけではなく、語れる価値がある物語ができるまで、私たちは待ったのよ。そのひとつにオーロラの成長というものがある。前作ではまだ子供で、子供との関係値だったけれど、今回若い女性になったオーロラ姫との関係性が書かれていて、その年齢に当然つきものの結婚や人生などが関わってくる物語になっているの。ということは、もしかしたら3作目ではオーロラ姫が母になったら、という物語になるのかもしれませんが、そういうところが気に入っているのよ。サム:“アンジーさん”が重要なことを全部言ってくれたよ。1作目がオリジナル作品からゆるくベースを取って作られているけれど、基本要素をカバーしつつ、いろいろなキャラクターを自由に動かしていたよね。そこからいろいろと発展があり、僕自身、またあのキャラクターを演じることができてとてもうれしかったし、満足している。アンジー:シリーズが続いて行くと縛られてしまうという話があったけれど、たとえば2本作ったいまの段階では、国から出ていないけれど、私たちは“飛べる”のよ(笑)。せっかく世界がこれだけ広くて、まだ狭いところしか描いていないと考えたら、飛べるわけだから日本でマレフィセント、といういことも考えられるかもしれない。楽しいと思うわ。■プロフィールアンジェリーナ・ジョリー1975年6月4日生まれ、アメリカ・カリフォルニア州出身。父は俳優のジョン・ヴォイト。1999年、精神病の少女を演じた『17歳のカルテ』の演技が認められ、アカデミー賞助演女優賞を受賞。その一方、アクション超大作『トゥーム・レイダー』(01)のララ・クロフト役でアクション・ヒロインも演じ上げ、人気が爆発。前作『マレフィセント』(14)を含め多彩なジャンルの4作品で監督も務めるなど、映画人として大活躍中。プライベートでは、人権問題や女性の地位向上などに積極的に取り組み、慈善家としても活動。養子・実子あわせて6人の母親でもあり、ライフスタイルにも注目が集まる。サム・ライリー1980年1月8日生まれ、イギリス・ヨークシャー州出身。アントン・コービン監督作『コントロール』(07)で、夭折のミュージシャン、イアン・カーティス役に挑み、英国アカデミー賞ライジング・スター賞ほか数々の賞を受賞する。2014年、アンジェリーナ・ジョリー主演の『マレフィセント』でカラスのディアヴァル役を務め、話題に。そのほか、ニール・ジョーダン監督の『ビザンチウム』(12)、ミシェル・ウィリアムズ共演の『フランス組曲』(14)、ブリー・ラーソン共演の『フリー・ファイヤー』(16)、ミスター・ダーシーを演じた『高慢と偏見とゾンビ』(16)など、出演は多岐に渡る。
2019年10月07日女優のアンジェリーナ・ジョリーが、主演映画『マレフィセント2』(10月18日公開)を引っ提げ来日し3日、東京・六本木ヒルズ アリーナで開催されたジャパン・プレミアに登場。マレフィセントの名ゼリフ「well,well(おやおや)」を披露し、会場を沸かせた。また、さらなる続編に意欲を示した。前作『マレフィセント』でのプロモーション以来、5年ぶり9度目の来日を果たしたアンジー。1,100人の観客から歓声が沸き起こる中、長男マドックスと長女ザハラと3ショットでレッドカーペットを歩いた。その後、1人で再びレッドカーペットに登場。サインや写真撮影など、笑顔でファンサービスを行い、日本のファンを喜ばせた。イベントには、共演のサム・ライリーとMIYAVIも参加。レッドカーペットでのファンサービス後、3人は物語に登場する妖精の国・ムーア国の森をイメージした装飾が施されたステージに登壇した。アンジーは「みなさん来て下さったことを心から感謝しています。この作品をみなさんと分かち合えることをとてもワクワクしています。ぜひ楽しんでもらえたらうれしいです」と感謝。サムは「こんばんは! 温かい歓迎をありがとう!」と日本語を交えてあいさつし、MIYAVIは「日本語がちょっとわからないんですけど」と片言の日本語で笑いを誘ってから、「今日は素晴らしい夜になるように盛り上げていきましょう!」と呼びかけた。そして、アンジーは「私たちすべての中にマレフィセントというキャラクターがいると思います」と言い、「誰もが人生の中で傷ついたり、つらいことがあったり、迷子になった気持ちになったり、人と違うのではないかと感じたことがあると思う。それでも私たちは戦い、みんなが一つになって前に進んでいく。彼女は私たちの中にあるものですし、人に何を言われようと前進していく姿が彼女が表現しているものだと思います」と説明。また、本作のテーマについて「家族は血がつながっていなくてはいけないということはない。そして、私たちはみんなが一つになれたときこそ一番強くなれるというメッセージがある」と語った。さらに、「みなさんの心に響くような作品であったとしたら、再び『マレフィセント』の作品をお届けできるかもしれません」と第3作にも意欲を示したアンジー。最後に、「well,well(おやおや)」というマレフィセントの名ゼリフを披露すると、会場から歓声が沸き起こった。本作は、ディズニー・アニメーション『眠れる森の美女』に隠されていた“禁断の呪い”を描き、大ヒットを記録した『マレフィセント』(14)の続編。“ディズニー史上最恐”とも謳われる美しきヴィラン・マレフィセントの“究極の愛”を描く。
2019年10月03日『眠れる森の美女』から誕生したヴィランのその後を描いた映画『マレフィセント2』ジャパン・プレミア レッドカーペット・イベントが10月3日(木)、都内にて行われ、来日したアンジェリーナ・ジョリーが子どもたちとともに華やかに登壇し、集まった1,100名の観客が熱狂した。アンジー、マドックス&ザハラと笑顔はじけさせる1日(日本時間)に行われたワールドプレミアでは、パックス、ザハラ、シャイロ、双子のヴィヴィアン&ノックスの5人の子どもたちと登場したアンジェリーナだったが、ジャパン・プレミアでは、韓国の名門大学に進学していた長男のマドックス、そして長女ザハラが合流。アンジェリーナは、ふたりを両脇にギュッと抱き寄せ、シャイニーなシルバーのドレスに負けないほどの、輝く笑顔をはじけさせていた。また、思い思いの『マレフィセント』風コスプレを施したファンに、できるだけ多くコミュニケーションを取ろうとしていたアンジェリーナは、色紙にサインをしたり、スマホでの2ショット撮影に応じるなど次々と神対応を見せる。最後には「たくさんの“マレフィセント”が今日は来てくださった。皆さまにも愛をお届けしたいと思います」と満面の笑みでメッセージを届けていた。『マレフィセント2』は、大ヒットを記録した前作の『マレフィセント』のその後を描いたファンタジー・アドベンチャー。永遠の眠りから覚め、マレフィセント(アンジェリーナ)と母娘のように深い愛情で結ばれたオーロラ姫は、フィリップ王子の求婚を受け結婚を望んでいた。ところが、婚礼には、妖精界を滅ぼそうとする恐ろしい罠が潜んでいて…。9度目の来日、アンジーがお気に入りの場所は…主演のほか製作も務めたアンジェリーナは、作品に込めたテーマについて、「家族というものは決して血でつながっていなくてはいけない、ということではないことを込めました。ダイバーシティであることは、強さではあるということ。私たちは皆がひとつになれたときこそ一番強くなれる、というメッセージです」と心を込めて語る。前作『マレフィセント』でのプロモーション以来、9度目の来日となったアンジェリーナ。日本でのお気に入りの場所を聞くと、「最初に行くのはキディランド(笑)。日本は大好き。今回時間を空けすぎたので、次は期間をおかずに訪れたいと思います」とうれしいコメントを寄せる。この日はアンジェリーナのほか、出演するサム・ライリー、MIYAVIも顔を揃えた。初来日となったサムは、「初めてだけど、残念ながらずっとホテルにいた…。けど、日本の人は温かくて、親切で、すごく感動しています!」と気持ちを示し、健気に日本のファンに手を振るなどしていた。『マレフィセント2』は10月18日(金)より全国にて公開。(cinamacafe.net)■関連作品:マレフィセント2 2019年10月18日より全国にて公開©2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2019年10月03日女優のアンジェリーナ・ジョリーが、主演映画『マレフィセント2』(10月18日公開)を引っ提げ来日し3日、東京・六本木ヒルズ アリーナで開催されたジャパン・プレミアに登場。長男マドックスと長女ザハラとともにレッドカーペットを歩いた。前作『マレフィセント』でのプロモーション以来、5年ぶり9度目の来日を果たしたアンジー。1,100人の観客から歓声が沸き起こる中、長男マドックスと長女ザハラとレッドカーペットを歩き、3ショットのフォトセッションに応じた。その後、子供たちと別れ、1人で再びレッドカーペットに登場。サインや写真撮影など、笑顔でファンサービスを行い、日本のファンを喜ばせた。イベントには、共演のサム・ライリーとMIYAVIも登場。レッドカーペットでのファンサービス後、3人は物語に登場する妖精の国・ムーア国の森をイメージした装飾が施されたステージに登壇した。アンジーは「みなさん来て下さったことを心から感謝しています。この作品をみなさんと分かち合えることをとてもワクワクしています。楽しんでもらえたらうれしいです」と笑顔であいさつ。日本のお気に入りの場所を聞かれると「最初に日本に来てやることはキデイランドに行くこと」と答え、笑いが起こった。本作は、ディズニー・アニメーション『眠れる森の美女』に隠されていた“禁断の呪い”を描き、大ヒットを記録した『マレフィセント』(14)の続編。“ディズニー史上最恐”とも謳われる美しきヴィラン・マレフィセントの“究極の愛”を描く。
2019年10月03日アンジェリーナ・ジョリーら超豪華キャストが集結した『マレフィセント2』のワールドプレミアが、世界公開に先駆け、日本時間10月1日(火)に開催。エル・ファニングはオーロラ姫のルーツをイメージしたような淡いグリーンのドレスで登場し、話題をさらった。オーロラ姫を演じたエルは、アレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)による「グッチ(GUCCI)」のふんわりドレスで登場。ドレスや髪には花々があしらわれ、まるで“森”の中に眠る本物のオーロラ姫のような華やかさ。指先から手、ドレスにかけては糸車の針に刺された跡も細やかに再現されており、ひと際存在感を放ちながら、ファンからの歓声にキュートな笑顔を振りまいた。エルはアンジーとの再共演について、「前作を撮影した時は14歳で、今では21歳になったの。長い時間が経ち私も大きく成長したし、新しい経験もしたわ。アンジェリーナとの関係も変化し、前には話せなかったことも今は話せるようになり、一緒にワインも飲めるのよ。彼女は本当に憧れの女性だわ」と嬉しそうにコメント。オーロラ姫については「私は続編の出演も初めてだし、同じ役を再び演じることも初めてなの。前作に続いてオーロラ姫が大人の女性に成長していく姿を演じられたのは素敵な経験だったわ。オーロラ姫が誇り高い女性になっていく姿を見せたかったの」と明かし、その成長を見どころに挙げた。そして、『眠れる森の美女』の新たなる伝説を描いた本作で再び美しきヴィランを演じたアンジーは、“マレフィセント”を象徴するような美しい漆黒のドレスを身にまとって登場。子どもたちと一緒に写真撮影にも応じるアンジーはまさに“母の顔”。アンジーはエルやサムら共演者とも特別な絆で結ばれていることに触れ、「私達はクレイジーな大家族なの。サムとはセンチメンタルな気持ちになって、2人で泣いてしまったわ。それに役柄のせいか分からないけれど、エルを本当に愛しているの。特別な家族のような関係よ」と笑顔。さらにマレフィセントなどに仮装したファンを見て「子供や大人がキャラクターの仮装をして楽しんでいるのを見ると絆を感じるわ。マレフィセントの衣裳を着た人を見ると、ワイルドで少し邪悪な心を共有できる気がするの」と喜びを語っていた。この日は、アンジーとともに初来日予定の、マレフィセントの一番の理解者であるカラス・ディアヴァルを演じるサム・ライリー、冷徹な女王イングリスを演じたミシェル・ファイファー、ヨアヒム・ローニング監督ら豪華キャストが参加。会場はマレフィセントのツノやオーロラ姫の衣装に身を包んだ大勢のファンが駆け付け、レッドカーペットにキャスト陣が登場するたびに大きな歓声が沸き起こっていた。『マレフィセント2』は10月18日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マレフィセント2 2019年10月18日より全国にて公開©2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2019年10月03日