展覧会「恋する現代アート」が、7月24日から11月23日まで、長野・軽井沢のセゾン現代美術館で開催される。恋愛は、人類最古の叙事詩と言われる『ギルガメッシュ叙事詩』や、日本で平安時代に生まれた世界最古の小説『源氏物語』など、昔から存在する文学作品に登場する。そして、現代美術作品においても数多くの作家が恋愛をテーマに、また、恋愛からインスピレーションを得た作品を創作してきた。本展では恋愛の要素を中心に、「好きな人に切ないまでに深く想いを寄せること」だけでなく、「昔の場所や事物に思いをはせること」という広義の恋からも着想を得ながら、恋愛にまつわる作品や恋愛を彷彿とさせる作品が主観的に展示される。出展作家には、アンディ・ウォーホルと共にアメリカン・ポップ・アートの旗手として知られるロイ・リキテンスタインや、ニュー・ペインティングの代表的な作家で、近年は『バスキア』や『潜水服は蝶の夢を見る』など映画監督としての活動で知られるジュリアン・シュナーベルの他、A.R.ペンク、篠原有司男、エルズワース・ケリー、ロバート・ロンゴ、宇佐美圭司、箱嶋泰美、小林正人らが名を連ねる。軽井沢の森の中で作品に「恋」をして、一見難しそうな現代アートがいかに簡単で面白いかを感じてみては?【イベント情報】「恋する現代アート」会場:一般財団法人セゾン現代美術館住所:長野県北佐久郡軽井沢町長倉芹ヶ沢2140会期:7月24日~11月23日時間:10:00~18:00(11月は17:00閉館)※最終入館は閉館30分前料金:一般1000円、大高生700円、中小生300円休館日:木曜日(但し8月は無休)
2016年07月20日LA発のスニーカーブティック、アンディフィーテッド(UNDEFEATED)の新店舗が2016年7月15日(金)、アクアシティお台場にオープン。アンディフィーテッドは、ナイキ(NIKE)やリーボック(Reebok)、VANS(ヴァンズ)など、スポーツを背景としたブランドからセレクトされた、感度の高いスニーカーを中心に扱う。その他、西海岸に根づく文化やミリタリーな要素にスポーツカルチャーをミックスしたオリジナルアパレルも展開する。今回はオープンを記念し、東京エリア限定Tシャツを用意。ブランドロゴを真ん中に配したシンプルでスポーティなデザインで、胸元には、日本の家紋の一種「三つ葉葵」と「東京」の文字をさりげなくプリントした。その他、新店舗限定で15,000円(税込み)以上商品を購入すると、ハンドタオルなどのオリジナルノベルティがプレゼントされる。【詳細】アンディフィーテッド 台場ストアオープン日:2016年7月15日(金)住所:東京都港区台場1-7-1アクアシティお台場3F営業時間:11:00~21:00■TOKYO S/SL Tee CREST色:白、黒価格:5,500円+税・15,000円(税込)以上購入でオリジナルノベルティをプレゼント※数量限定、なくなり次第終了【問い合わせ先】TEL:03-6457-1705
2016年07月14日日本のファッションの未来を担うであろう若き才能たちに迫る連載、「ファッションの“未来”に聞く」。第2回となる今回は、コトハヨコザワ(kotohayokozawa)のデザイナーである横澤琴葉に話を聞く。1/2はこちらーー高い評価を得ながら、すぐにブランドをスタートさせず、企業勤めを選んだのはなぜですか?実は、エスモードを卒業するときに、2つプランがありました。ひとつは自分のブランドを持つこと、もうひとつは大手企業のデザイナーになることでした。もし一企業のデザイナーとして働くとなれば、一人でも多くの人に届けることができる大きな会社がいいって思っていたので。就活は全然やってなかったんですけど、一社だけ受けたら、ありがたいことに入れていただけました。会社に入社して、忙しいながらも自分のクリエーションについても、具体的に考える時間ができました。それまでは、自分で服を作って、その服を誰かが買ってくれて、それが継続していくなんてことは壮大なことすぎて想像すらできませんでした。卒業制作でいろんな方に評価いただいて、そのままブランドをやらないのは惜しいなと思う自分も正直いました。そういうのもあって、働きながら「ここのがっこう」に通いました。ーーそして自分のブランドを立ち上げるわけですが、ほんとにトントン拍子で伊勢丹にラックが並ぶまでになってしまいました。「こんな服じゃ審査もできない」って学生の頃は言われていた私の服が伊勢丹に並ぶなんて、ほんとに大丈夫かなと心配でした。誰か偉い人に怒られちゃうんじゃないかな、とか(笑)。でもふたを開けてみたら、初日に追加注目をいただいて、「ああよかった~!」って。結局3回くらい追加注文をいただきました。今回の伊勢丹での企画には、2つのコレクションを用意しました。デビュー当時からやっているプリーツのコレクションは、一日20着くらい作ることもあります。実は一着に掛かる時間は30分~1時間くらい。このコレクションには正解がないんです。ここはもうちょっとゆったりさせたいなとか、ここはもっと丸みをつけたいなって、その都度調整しながら自由に作っています。もう一つは、今回のポップアップのテーマである「ユニフォーム」を自分なりに解釈して、働く女性のためのボディスーツを作りました。ジャケットをばさっとはおって、タイトスカートの中にボディスーツを着て出勤する、90年代初頭のワーキングウーマンをイメージしています。ブランドで言えば、当時のDKNYやカルバンクラインみたいなスタイル、いつもは自分と同世代、もしくはもう少し若い子たちに向けて作っているのですが、今回はブランドの別の面を見せたいなと。でも根本は一緒で、その子たちが憧れる「働く女性像」を見せたかったんです。こんな女性は素敵だな、なりたいなって思えるようなスタイルを提案しようと思いました。ーーモードの世界では「ジェンダーレス」という言葉がひとつのキーワードになっていますが、横澤さんの服からは、女性らしさ、女性であることの喜び、そしてさらには反発といったものを感じます高校生の頃は、いわゆるモードの世界に憧れを持っていました。構築的で均整の取れたシルエットの美しさ、それらの多くは男性デザイナーによるものでした。当時の私にとってそれは絶対的なもので、超えられない壁として存在していたのですが、フィービー・ファイロを筆頭に大手メゾンで活躍している女性デザイナーに強く影響を受けました。彼女たちが作る服は、"不安定さ"や"弱さ"が、そのまま服として表れていました。私にとってそれはすごく助けになりましたし、男性的な完璧さを求めなくてもいいんだって思えるようになりました。でも、男性的か女性的かに限った話ではないんです。テーマをしっかりと掲げたロジカルなモノ作りを良しとする風潮って少なからずあると思うんです。でも私はもっと気軽に、「できました!」みたいなクリエーションが増えていっていいと思うんです。「なんでこういう服作ったの?」って聞かれても、「その時作りたかったんです!」としか言えない。私もうまく説明できないのですが、そういう直感的な共感性を頼りにしていて、だからお客様と繋がれたときはとても嬉しいです。ーー先ほど、「一着につき30分」という話が出ましたが、まさに直感的なアプローチですよね?速いから良いというわけでは決してないです(笑)。高校の頃から、ある程度の服作りは経験してきてるのですが、一着の服を作るのには膨大な時間と手間が掛かるんです。例えばシャツの襟ひとつを作るにしても、多くの工程があります。しかもすごく難しいんですよ。全然形が出ないんですよ、シャツの襟(笑)。こんなに大変な工程を経て作られる服が、世の中にはそれこそ数限りなく存在してるわけじゃないですか。それってほんとにすごいことだし、当時は「怖い」って思ってました。なので、私の服作りの方法として「明日何着ようかな、こういうのが着たいな、じゃあ作ろうっと」みたいなスピード感が反映できれば良いなと思っています。そういう一瞬一瞬の気分の移り変わりをディテールや縫製に宿したいです。ーー次の秋冬のテーマについて、教えてください祖母の洋裁店に並んでいた服のイメージと今の自分が持っている服への気持ちをミックスして提案しました。やっぱり祖母と似ているんです、買ってくる布地がそっくりだったり。ーー胸にトグルのようなものがたくさんついたコートが印象に残りました。これはダッフルコートのトグルをイメージして?自分でもわからないです(笑)。工芸用の粘度をインターンの子と一緒にこねていたら、なんか取っ手みたいのが出来上がって、「いいね、コートに置いてみよう」って。で、置くならわーってたくさん置きたいよねって(笑)。解釈はお任せします。見た人、手に取った人が「なんだろ、おもしろいな」って感じさせてくれればいいなって思います。ーー今後の展開としてどのようなヴィジョンを持っていますか?まず、近いうちにと思っているのが、プリーツのコレクションのように一年を通して提供できる新たなコレクションを生み出すこと。新しい素材、新しい縫製で、またアイコニックなピースを作りたいです。そしてやっぱり、スピード感にこだわりたいです。一着20分くらいで作れないかなって。自分らしい作り方でいいんだっていうのは、これまでの活動で少なからず得た自信でもあります。人が持つ"不完全さ"や"弱さ"を、自分なりに表現できる素材だったり、その素材に合う縫製だったりを突き詰めて、もう一度服作りの基本の部分に立ち帰ろうと思います。着やすくて扱いやすいし、普段に着られるんだけど、パッと見たときに弱いなりの存在感を持っているような服を作りたいです。ーー最後に、遠い未来についてのヴィジョンをお聞かせください。単純ですが5年後、10年後はもっとたくさんの人に届いてればいいなって思います。服っていいな、ファッションっておもしろいなって思ってくれる人をもっともっと増やしたいんです。雑誌に載ってるから買います、マネキンに着せてあるから買います、だとやっぱりさみしいじゃないですか。そこで何を選ぶか、朝から何を着るか考えるのが楽しいのにって思っちゃう。ファッションに興味ない人からしたら本当に余計なお世話だと思うのですが…(笑)でも究極を言うと、まさにそこなんです。一度、伊勢丹でのポップアップに来てくださったお客さんを逃したことがあったんです。そのお客さんは服作りにも興味を持っていて、めちゃくちゃ話が盛り上がって、「あたしにもこれ作れますかね」って言われたんで、ぶっちゃけて「作れますよ。全然作れると思いますよ」って言って、お客さんを逃してしまったことがあって。でもそれで良いんです。後々、その子からは直接連絡があって、今度インターンとして迎えることが決まりました。普通に考えたら「この服あなたでも作れますよ」って薦めることってお客さんを逃しているので、マイナスに考える人もいるかもしれないんですけど、広い意味で、それこそファッションという大枠で考えると、底上げになっていると思うんです。技術的なことなんかすっ飛ばして、誰もが明日着たい服を、今日作ることができる。そんな価値観もアリだなって思ってもらえるようになっていけばいいですよね。ちょっと壮大すぎますかね(笑)アンディ・ウォーホルは「15分で誰しも有名になれる」という言葉を残している。彼女の即時性へのこだわりは、既存のファッションへのアンチテーゼというよりも、単純に「今着たいから作る」という、いたってシンプルなものだ。そこにはロジカルな服作りに縛られない、彼女特有の人間らしさを見ることができる。7月27日からは銀座三越でポップアップもスタートする。朝から服を選ぶのが楽しくなる、ファッションがもっと楽しくなる彼女の服を、ぜひ間近で見てもらいたい。【イベント情報】<第1弾>The drama ~TOKYO制服~会期:5月25日から6月7日(会期終了)会場:伊勢丹新宿店 本館2F=センターパーク/TOKYO解放区<第2弾>The life ~TOKYO制服~会期:6月15日から21日(会期終了)会場:ジェイアール京都伊勢丹5F 特設会場<第3弾>The days ~TOKYO制服~会場:7月27日から8月2日会場:銀座三越3F ル プレイス プロモーションスペース
2016年06月24日アメリカの芸術家・アンディ・ウォーホル(Andy Warhol)のマスター・プリンターとして活躍したルパート・スミス(Rupert J. Smith)にフォーカスした展覧会「History on paper -Rupert J. Smith-」が、7月3日まで東京・表参道のhpgrpギャラリー トウキョウ(GALLERY TOKYO)で開催されている。hpgrpギャラリー トウキョウでは今年2月に、1960年代のアメリカンポップアートを集めた展覧会「History on paper」を3日間限定で開催。短い会期にも関わらず大きな反響を得た。そこで今回は、ポップアートの旗手として知られるアンディ・ウォーホルの「ハンマー・アンド・シックル」シリーズから正式なマスター・プリンターとして活躍し、すべてのタブロー、版画作品に携わったルパート・スミスにフォーカス。アンディ・ウォーホルが生前に制作し、発表する前に亡くなったためルパート・スミスの名義で発表したと言われる「ジャパン・シリーズ~アンディ・ウォーホルに捧げる」シリーズを、貴重な「Trial Proof」も含めた構成で展示する。【イベント情報】「History on paper -Rupert J. Smith-」会場:hpgrpギャラリー トウキョウ住所:東京都港区南青山5-7-17 小原流会館地下1階会期:6月17日~7月3日時間:12:00~20:00休廊日:月曜日、毎月最終日曜日
2016年06月19日展覧会「History on paper -Rupert J. Smith-」が2016年6月17日(金)から7月3日(日)まで、東京・表参道で開催される。本展は、アンディ・ウォーホル(Andy Warhol)の「ハンマー・アンド・シックル」シリーズ(1977)からアート・ディレクターとして作品に携わり、活躍したルパート・スミス(Rupert J. Smith)にフォーカスし、紹介するもの。彼は1987年のアンディ・ウォーホル他界まで、彼のすべてのタブロー、版画作品に携わった。会場では、「ジャパン・シリーズ〜アンディ・ウォーホルに捧げる」シリーズを貴重な校正刷も含めた構成で展示。モデル・山口小夜子や鉄腕アトム、キリンビールやニコンのカメラなど、日本に馴染みの深い被写体の作品が数多く並ぶ。なお、本シリーズは元々アンディ・ウォーホルが生前に制作し、発表する前になくなった為、ルパート・スミスの名義で発表したものと言われている。【開催概要】History on paper -Rupert J. Smith-開催期間:2016年6月17日(金)〜7月3日(日)場所:hpgrp GALLERY TOKYO (エイチピージーアールピー ギャラリートウキョウ)住所:東京都港区南青山5-7-17 B1営業時間:12:00〜20:00 ※月曜・毎月最終日曜閉廊TEL:03-3797-1507入場料:無料
2016年06月18日三越伊勢丹は6月15日より本格的に新作ランドセルの販売を開始する。そこでランドセルの売上動向や本年注目のランドセルについて、三越伊勢丹の担当バイヤーに話を聞いた。バイヤーによれば「ここ数年は三越伊勢丹のランドセル売上のトレンドは約110%で好調に推移している。本年も昨年を上回る売上を目指していきたい」と語る。また、売上ピーク時期については「昨年までは家族3世代が揃って買い物できる盆シーズン頃を想定しており、想定内で売上もたっていたが、さらに、お買場スタイリスト(販売員)の生の声によれば、お子様が夏休みに入ったタイミングで、一度お子様と下見をしてから購買しているケースが多いことから、今年はランドセルカタログの配布を例年よりも1ヶ月半ほど早く5月中旬から行い、また前年よりも3週間ほど早い7月6日からフルラインアップ体制を築く」という。同バイヤーによれば、今年の注目は、“アートなランドセル”だという。「ランドセルの見た目は同じだが、かぶせを開ければ、そこはアートの空間が広がっているといった具合だ。毎日使うランドセルだからこそ、お子様にはクリエイティブな感性を刺激していただきたい。そこで、ランドセルにも五感に訴えかけたアート性を持たせていきたい」と語る。三越伊勢丹オリジナルの「アンディ・ウォーホル ランドセル」(7万3,000円から8万3,000円)は、20世紀を代表するアーティスト、アンディ・ウォーホル(Andy Warhol)の作品をかぶせの裏に大胆に配したスタイリッシュな仕上がりだ。また、オロビアンコの創業者であるジャコモ・ヴァレンティーニが「風神雷神図屏風」で知られる“琳派”に着想を得て制作したという「Orobianco×Rimpa(オロビアンコ×琳派)ランドセル」(8万3,000円)は、“伝統的流派を現代風に昇華させた力強いメッセージを伝えたい”という想いが込められているという。さらにグラフィカルな“学”という文字と、“三日月”のデザインが施されたこのランドセルは、月の満ち欠けの始まりを表す三日月に未来への可能性が込められて制作されたという。このほか、ここ数年、不動の人気があるランドセルとしては、素材や内装デザイン、ボタンなどを自由にカスタマイズできる「パターンメイドランドセル(PATTERN MADE RANDOSERU)」(5万9,000円から7万3,000円)。ジップの引き手デザインが8種類、ボタンデザインも9種類から選択できるようになった。さらにネームプレートには子供の名前を刻印できるオプション(有料)も加わり、より豊富な組み合わせで愛着を持って使えるランドセルに進化しているという。
2016年06月11日アメリカ・ロサンゼルス発のスニーカーブティック「アンディフィーテッド(UNDEFEATED)」が代官山のフレッド シーガルに期間限定ストアをオープンする。期間は2016年6月3日(金)から29日(日)まで。第3弾となる今回も、ナイキ(NIKE)やリーボック(Reebok)、VANS(ヴァンズ)などのスポーツを背景としたブランドから厳選しセレクトされた、感度の高いスニーカーをラインナップ。また、特別にアンディフィーテッドが手掛けたスペシャルバージョン「UNDEFEATED X NIKE DUNK LUX」と「UNDFTD X ASICS GEL LYTE V」も展開する。さらに、フレッド シーガルとアンディフィーテッドがコラボレーションした、ロゴ入り&2WAY仕様のトートバックも登場。フレッド シーガル代官山店とアンディフィーテッドでの限定発売となる。【開催概要】アンディフィーテッド 期間限定ストア期間:2016年6月3日(金)〜29日(日)場所:フレッド シーガル代官山住所:東京都渋谷区代官山13-1 4号棟 Fred Segal MAN営業時間:11:00〜20:00■コラボトートバッグ 3,900円+税カラー:ブラック / ナチュラルサイズ:(約) 縦 38cm×横 36cm×幅 4cm※数に限りがあるため、なくなり次第終了。※アンディフィーテッドは、アンディフィーテッド楽天以外の販売。
2016年06月03日横浜みなとみらいにある「横浜美術館」では、横浜の地元企業である富士ゼロックスと横浜美術館のコラボによる企画展「複製技術と美術家たち-ピカソからウォーホルまで」が6月5日(日)まで開催中だ。本展では、1988年以来「版画もしくはそれに類する手段で複数制作されたもので、その時代の精神や文化を表徴する作品」を指針として、欧米と日本の重要な作家による版画、写真、コピー・アート(ゼログラフィーによる作品)、アーティストブックなどを収集した富士ゼロックス版画コレクションが展示される。その数は現在約950点を擁し、その中の約350点がまとまって展示されるのは本展が初めて。さらに、版画コレクションに加えて、横浜美術館が擁する150点が合わせて展示され、約500点の作品展示を通して、写真印刷や映像などの「複製技術」が発達・普及し、誰もが複製を通して美術を楽しむことができる時代に、ピカソをはじめ20世紀の欧米を中心とする美術家たちが、どのような芸術のビジョンをもって作品をつくっていったのかを検証する。中でも、ドイツの文芸批評家ヴァルター・ベンヤミン(1892年ー1940年)の写真や美術に関する考察や発言に注目し、彼が著作中で言及した写真や美術の作品を展示している。ベンヤミンの論文「複製技術時代の芸術作品」は、その後の美術、写真、映画の評論だけでなく、メディア論や社会学、思想研究に大きなインパクトを与えたが、ベンヤミンの著述に登場する代表的な写真家や美術家たちの実作品を、美術史の流れの中で鑑賞することができる貴重な機会となる。さらに、この企画展では、富士ゼロックスのクラウド発信型音声ガイドサービス「SkyDesk Media Trek(スカイデスク・メディアトレック)」を提供しており、自分のスマートフォンやタブレットに、専用アプリをダウンロードして、無料で音声による展示作品の解説を楽しむことができる。解説は担当学芸員が書き下ろし、作品を目の前にしながら、制作の背景や他の作品とのつながりを知ることができるので、美術史に疎くても安心して作品を鑑賞することができる。気持ちの良い初夏の週末、横浜みなとみらいにお出かけのついでに、ぜひ立ち寄ってみてはいかがだろう。(text:cinemacafe.net)
2016年05月28日ミュージカル「ラディアント・ベイビー~キース・ヘリングの生涯~」の稽古の模様が5月13日(金)、報道陣に公開され、主演の柿澤勇人、演出の岸谷五朗らが取材に応じた。柿澤さんは昨日亡くなった蜷川幸雄との思い出について語り、声を詰まらせた。アンディ・ウォーホルと並んで、1980年代のアメリカ現代アートを代表する存在とされるキース・へリングが31年という短い生涯を駆け抜けるさまを描き出す。この日は、オープニングに加え、キースがのちに恋人となるDJのカルロスと出会うディスコ「パラダイス」でのパワフルなナンバー、そして、全キャストで歌い上げるバラード「STAY」が披露された。岸谷さんはキースについて「これから人生いろんなことがある時期に亡くなってますが、駆け抜けた人生が魅力的」と語る。楽曲も多く、振り付けも複雑とあって「必死に戦ってます。丁寧に作って、いい感じに遅れています(笑)」とも。キースを演じる柿澤さんは「(稽古は)まだ第2幕に差し掛かった段階で、全貌がどうなるのか?みんなで探しています。熱い奴らが詰まって、80年代のいろんなものが混在したエネルギーが映し出されるんじゃないかと思います」と意気込みを口にした。昨日、演劇界の巨匠・蜷川さん死去のニュースが伝えられたが、岸谷さんは「ショックを受けていない演劇関係者はいないと思う。子どものころから見てたので…」と語る。さらに「演出家ってのは、やる前にはたくさん不可能があって、それを具現化していく仕事。本当にそれをものともせず、可能にしていった人でした」と語り、まさに本作でキースが時間が足りないと人生を駆け抜けていくさまに言及し「あの爆発的な蜷川さんの演出と共通してます。だからこそ、吠えるし、パワーを持ってないと作品作りができなかったんだと思います。僕らにはまだ芝居を作れる幸せがある。(蜷川さんが)見て、恥じない作品作れるように頑張りたい」と語った。柿澤さんは「海辺のカフカ」で蜷川演出を受け、世界ツアーにも参加した。蜷川さんの死について「いまでも信じられない」と悲痛な表情。「初演のときは、千本ノックでした(苦笑)。『死ね!このヤロー!』とか言われて、家に帰って泣いて、40度の熱出て…でも食らいついていきました。ムカついたけど、世界ツアーが成功したとき、『いい役者になったな』と言われて、励みになりました。いつも『自分を疑えよ』と言われてて、その言葉が胸にあります。あっちの世界でも僕の芝居を見て『相変わらず、つまんねー芝居してるな』って思われてるかも(苦笑)」と時折、言葉を詰まらせながら思い出を口にし「芝居を変えてくれた人、僕の考える世界を変えてくれた人です」と言い尽くせぬ感謝の思いを口にしていた。「ラディアント・ベイビー~キース・ヘリングの生涯~」は東京・シアタークリエにて6月6日(月)~22日(水)、大阪・森ノ宮ピロティホールにて6月25日(土)、26日(日)上演。(text:cinemacafe.net)
2016年05月13日ニューヨーク近代美術館MoMAのミュージアムショップ「MoMA DESIGN STORE」は、今年2月より株式会社ロフトが運営することとなり、4月20日(水)に渋谷、4月29日(金・祝)に池袋のロフト内に新店舗が新たにオープンした。新店舗ではオープンを記念し、限定商品や先行販売商品が登場する。限定商品には、MoMAのロゴがあしらわれた「MoMA ルート―ト」と、ランチボックスを入れるのに便利なサイズ感のDELI(2,916円)、肩掛けもできるTALL(3,997円)の2サイズが、オレンジとグリーンの2カラーで展開される。また、「Andy Warhol SKATEBOARD COLLECTION」とのコラボレーションで、限定モデルのアーティストスケートボードが誕生。MoMA Collectionに選ばれている、アンディ・ウォーホルの代表作品「32 Cambell’s Soup Cans」が描かれた、全世界100セット限定のプレミアムなアイテム(1,684,800円)や、1965年に制作された32個のキャンベルスープ缶の異なる彩色を施した19個の缶から成るシリーズより、8色がスケートボードになったアイテム(各33,696円。全世界各色4,000枚限定)も登場。そのほか、女優マリリン・モンローを描いた「Gold Marilyn Monroe」や、自身のセルフポートレート、カークラッシュや銃を描いたシルクスクリーンで知られる作品からデザインされたスケートボードも発売となる。いずれも数量限定のアーティな1枚だ。この機会をお見逃しなく。(text:cinemacafe.net)
2016年05月05日横浜美術館で企画展「複製技術と美術家たち-ピカソからウォーホルまで」が開催される。会期は、2016年4月23日(土)から6月5日(日)まで。富士ゼロックスと横浜美術館のコラボレーションで実現した企画展「複製技術と美術家たち-ピカソからウォーホルまで」。富士ゼロックスは、1988年以来版画コレクションとして、欧米と日本の重要な作家による版画、写真、コピー・アートなどを収集しており、現在は約950点を所有している。今回の展覧会では、版画コレクションからの約300点に加え、横浜美術館が擁する100点を加えた約400点が集結。写真印刷や映像などの「複製技術」が発達・普及し、誰もが複製を通して美術を楽しむことができる時代に、ピカソをはじめ20世紀の欧米を中心とする美術家たちが、どのような芸術のビジョンをもって作品をつくっていったのかを検証する。またドイツの哲学者、ヴァルター・ベンヤミンが言及した美術や写真の実作品を展示。特にベンヤミンの写真や美術に関する考察や発言に注目し、彼が著作中で言及した写真や美術の作例を紹介する。鑑賞できるのは、ベンヤミンが終生愛好したクレー、パリの古い町並みを写真に残したアジェ、さらにピカソ、ブラック、アルプ、マックス・エルンストなどの作品、ポール・エリュアールがマン・レイと共作した詩画集などだ。展内では、富士ゼロックスのクラウド発信型音声ガイドサービス「スカイデスク・メディアトレック」を活用し、来場者が持つスマートフォンやタブレット端末に音声ガイドを配信するサービスが提供される。解説を聞きながら、作品の美しさに酔いしれてみては。【概要】複製技術と美術家たち-ピカソからウォーホルまで会期:2016年4月23日(土)~6月5日(日)開館時間:10:00~18:00(夜間開館 5月27日(金)は20:30まで)休館日:木曜日 ※5月6日(金)、ただし5月5日(木・祝)は無料開館入場料:一般1,300円、大学・高校生700円、中学生400円、小学生以下無料、65歳以上1,200円(要証明書)
2016年04月25日アンディフィーテッド(UNDEFEATED)が4月21日、ナイキラボ(NikeLab)の定番スニーカー「ダンク ラックス(DUNK LUX)」とコラボレートした新作スニーカー「アンディフィーテッド × ナイキラボ ダンク ラックス(Undefeated x NIKE LAB DUNK LUX)」(1万8,000円)を発売する。1985年に登場した「ダンク ラックス」をもとに製作した同スニーカーでは、レザーのアッパーにスクリーンプリントのディテールを採用。形状記憶フォームの履き口が柔らかいサポートを提供し、Lunarlonドロップインミッドソールが快適なクッショニングを実現した。丈夫なラバーカップソールがトラクションを発揮している。取り扱いは、アンディフィーテッド東京、静岡、大阪、沖縄、横浜、アンディフィーテッド ZOZO、アンディフィーテッド 楽天となっている。
2016年04月21日ファッションドール「バービー(Barbie)」が、アンディ・ウォーホールとコラボレーション。2016年4月20日(水)より「バービー アンディ・ウォーホール#2キャンベルズスープ」が、伊勢丹新宿店、ジェイアール京都伊勢丹、日本橋三越本店にて発売される。アメリカンポップアートの第一人者ともいわれるアンディ・ウォーホールは、1960年代に「キャンベルスープの缶」や「ドル紙幣」をモチーフにしたユニークな作品を生み出してきた。ここからインスピレーションを得て、トマトスープTシャツを着用した「バービー」が誕生。上からはレオパード柄のフォックスファーコートを羽織り、黒のレギンスと白いフォックスレザーのロングブーツを身に着け、クールなムードに仕上げた。さらに、ファッションデザイナーのオスカー・デ・ラ・レンタともコラボレーション。こちらは白いウェディングドレスを纏い、エレガントな佇まいに。この「バービー オスカー・デ・ラ・レンタ ブライダル」は、280体限定での展開となる。【アイテム詳細】■バービー アンディ・ウォーホール#2キャンベルズスープ価格:8,400円+税発売日:2016年4月20日(水)※WEB先行予約 4月16日(土)10:00~(4月20日より順次配送)※店頭予約(該当店舗) 4月16日(土) ※電話予約不可販売予約数量:980取り扱い店舗:伊勢丹新宿店、ジェイアール京都伊勢丹、日本橋三越本店、伊勢丹オンラインストア、三越オンラインストア■バービー オスカー・デ・ラ・レンタ ブライダル価格:28,000円+税発売日:2016年4月23日(土)※WEB先行予約 4月16日(土)10:00~(4月23日より順次配送)※店頭予約(該当店舗) 4月16日(土) ※電話予約不可販売予約数量:280取り扱い店舗:伊勢丹新宿店、ジェイアール京都伊勢丹、日本橋三越本店、伊勢丹オンラインストア、三越オンラインストア【問い合わせ先】マテル・インターナショナル株式会社カスタマーサービスセンターTEL:03-5207-3620(受付時間 10:00~16:00)※月~金、祝除く。
2016年04月18日ニューヨーク近代美術館MoMAのミュージアムショップ、「MoMA デザインストア」は、渋谷と池袋のロフトにショップ イン ショップを開店。渋谷店は2016年4月20日(水)、池袋店は2016年4月29日(金・祝)にオープンする。オープンを記念し、両店では限定商品としてルートート(ROOTOTE)とのコラボレーションバッグが登場。また全世界数量限定で、アンディ・ウォーホルのアート作品を落としこんだスケートボードが先行発売される。ボードにはカラフルなスープ缶やマリリン・モンローが描かれた。【店舗詳細】・MoMA デザインストア 渋谷ロフトオープン日:2016年4月20日(水)住所:東京都渋谷区宇田川町21-1 1F・MoMA デザインストア 池袋ロフトオープン日:2016年4月29日(金・祝)住所:東京都豊島区南池袋1-28-1 西武池袋本店 9F■オープン記念アイテム・MoMA デザインストア×ルートート 2,700〜3,700円+税・ウォーホル スケートボード シリーズ 31,200〜1,560,000円+税 ※全世界数量限定発売
2016年04月18日ミラノのコレクションブランド「ポーツ 1961(PORTS 1961)」とアンディ・ウォーホル(Andy Warhol)がコラボレーションをしたカプセルコレクションが登場。原宿のセレクトショップ、1991downtownで2016年4月8日(金)より発売される。本コレクションは、ニューヨークのフォトグラファー、クリストファー・マコスが公私共に親交の深かったアンディー・ウォーホルを撮影したポートレートを使用して製作。アメリカのアーティスト、マン・レイ(Man Ray)の作品のオマージュとして、ウォーホルが女性のような姿で写し出された姿をネオプレーンのボンバージャケットやスウェットプルオーバー、そしてプリーツスカートへプリントされた。なお今回のコラボレーションは、2014年に世界7都市で開催された同作品の作品展開催の際に発表されたコレクションの第二弾となる。【商品詳細】ポーツ1961×アンディ・ウォーホル発売日:2016年4月8日(金)アイテム:・ボンバージャケット 84,240円・プルオーバー 51,840円・プリーツスカート 51,840円※価格は全て税込■ショップ情報1991downtown住所:東京都渋谷区神宮前5-12-14営業時間:12:00〜20:00TEL:03-6427-2724
2016年04月08日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週木曜日は、アート・ブックショップ「ナディッフ(NADiff)」各店がオススメする1冊をご紹介。今回は東京・清澄白河の支店、ナディッフ コンテンポラリィ(東京都江東区三好4-1-1 東京都現代美術館内)です。■『アートの入り口 美しいもの、世界の歩き方[アメリカ編]』河内タカ絵画や写真や音楽などの“私のお気に入り”を、数多くの著名なアーティストとの交友録を交えて語るのは、高校卒業後に渡米し、その後ニューヨークを拠点に現代アートや写真のキュレーション、写真集の編纂を多く手掛け、現在は東京でそれらの仕事を続けている河内タカ。アンディ・ウォーホル、パティ・スミス、ウィリアム・クライン、ジャクソン・ポロック、リチャード・プリンスなど、一度は名前を耳にしたことがあるであろうアーティストについて、著者の膨大な知識と記憶を通して語られるエピソードは、とてもリアリティーにあふれ、まるで当時のアメリカにタイムスリップしたような錯覚を覚える。ナン・ゴールディンの写真集制作に携わった際に、彼女が自身の写真作品への思い入れが強いために、突然泣き始めたり、怒ったりと、編集作業に大変骨を折ったと話せるのは著者ならでは。もともとはFacebook上の投稿だということもあり一編が短く読みやすい。また、登場する作品にはそれぞれカラー写真が添えられ、作品を知らない方にも理解しやすく美術解説書というよりは、ひとつのエッセイとして、多くの方に手に取ってもらえるだろう。現在、東京都現代美術館にて開催中「MOTコレクション コレクション・オンゴーイング」展(5月29日まで開催)では、本書に登場するウォーホルをはじめ、ロイ・リキテンスタイン、デヴィッド・ホックニーなど1960年代のポップ・アートと呼ばれる作品を鑑賞することが出来る。展覧会も合わせてご覧頂くことでいっそう理解が深まること間違いなし。【書籍情報】『アートの入り口 美しいもの、世界の歩き方[アメリカ編]』著者:河内タカ発行:太田出版368ページ/四六判言語: 日本語発刊:2016年2月25日価格:1,800円【展覧会情報】「コレクション・オンゴーイング」会場:東京都現代美術館 常設展示室住所:東京都江東区三好4-1-1会期:3月5日~5月29日時間:10:00~18:00(入場は17:30まで)休館日:月曜日(3月21日、5月2日、5月23日は開館)、3月22日料金:一般500円、大学・専門学校生400円、65歳以上・高校生250円、小学生以下無料
2016年03月24日米Intelは21日(現地時間)、同社の元CEO兼会長のアンディ・グローブ氏が死去したと発表した。79歳だった。死因は明かされていない。アンディ・グローブ氏は、ハンガリー出身のユダヤ系米国人で、ナチス・ドイツ占領下を生き抜き、旧ソ連による弾圧から逃れ、1956年から1957年に米国へ移民。カリフォルニア大学バークレー校で化学工学の博士号を取得し、フェアチャイルドセミコンダクターに入社した。1968年にロバート・ノイス氏とゴードン・ムーア氏が立ち上げたIntelに3番目の社員として入社。1979年に同社社長に就任。その後、1987年~1998年までCEO、1997年~2005年まで会長を務めた。Intelを世界最大の半導体メーカーにまで成長させるとともに、PC普及の立役者とされる。Intel CEOのブライアン・クルザニッチ氏は、「アンディは何度となく不可能を可能とし、数世代にわたる技術者や起業家、ビジネスリーダーに影響を与えた」とコメント。このほか、ビル・ゲイツ氏やティム・クック氏も追悼のツイートを投稿している。
2016年03月22日アメリカの1960年代以降の作品を集めた「History on paper」展が、2月15日から17日まで東京・南青山のエイチビージーアールビー ギャラリー トウキョウ(hpgrp GALLERY TOKYO)で開催される。現代アートの軸となり、芸術、音楽、ファッション、経済にまで影響を与えたアメリカンアート。同展では、ストリート・アートの先駆者として知られるキース・ヘリングや、アンディ・ウォーホルなど20世紀を代表する作家の作品が約15点展示される。【イベント情報】「History on paper」Keith Haring、Jasper Johns、Sol Lewitt、Robert Rauschenberg、Frank Stella、Andy Warhol会場:エイチビージーアールビー ギャラリー トウキョウ住所:東京都港区南青山5-7-17 小原流会館地下1階会期:2月15日~2月17日時間:12:00~20:00(15日のみ14:00~)休館日:月曜、毎月最終日
2016年02月14日69歳の誕生日に、3年ぶりとなるニューアルバム「★(ブラックスター)」を発表し、その2日後にこの世を去ったデヴィッド・ボウイ。文字通り、星になった希代の天才ミュージシャンは、俳優としてスクリーンでも異才を放つ存在だった。キャリア初期に実験映画への出演もあったが、本格的な俳優デビューを飾ることになったのが、1976年に公開された『地球に落ちてきた男』だ。不毛の大地と化した故郷を救うため、地球に舞い降りる宇宙人という魅惑的なキャラクターは、持ち前の美貌に加えて、星や宇宙に関する楽曲を数多く手がけていた当時のパブリックイメージと相まって、ボウイにぴったり。絶望的な未来を前に、精神をむしばまれる主人公の姿は、創作活動のプレッシャーから薬物に溺れた時期のボウイ本人にも重なり、痛々しくもリアリティを伴っていた。アルバム「レッツ・ダンス」でワールドワイドな商業的成功を手にした1983年には、大島渚監督の『戦場のメリークリスマス』に出演し、日本での人気・知名度はピークを迎える。同年にはトニー・スコット監督の『ハンガー』で吸血鬼、1986年公開のファンタジー大作『ラビリンス/魔王の迷宮』ではヒロイン(演じるのは当時16歳のジェニファー・コネリー)の弟をさらう迷宮の主と、いずれも“異界の住人”を好演。片や1991年に公開された最後の主演映画『ニューヨーク恋泥棒』では、イギリスからプレイボーイ役で軽妙な(微妙でもあった)演技を披露していた。こうした主演、助演級の作品に加えて、キテレツなFBI捜査官を怪演したデヴィッド・リンチ監督の『ツイン・ピークス ローラ・パーマー最期の7日間』、なりきり演技でアンディ・ウォーホルを完コピした『バスキア』、本人役で登場した『ズーランダー』など、「登場は一瞬でも、インパクトは絶大」な芝居も俳優・ボウイの大きな魅力。クリストファー・ノーラン監督の『プレステージ』では、発明家のニコラ・テスラを貫録たっぷりに演じ、共演したヒュー・ジャックマンのお株を奪った。さて、ボウイと映画にまつわるトピックとして注目したいのが、先日発表された第73回ゴールデン・グローブ賞のミュージカル/コメディ部門作品賞に輝いた『オデッセイ』。探査ミッション中の事故で、たったひとり火星に取り残された宇宙飛行士のサバイバルを描いた本作では、ボウイの代表曲である「スターマン」が絶妙なタイミングで流れ、物語をポジティブに押し上げる推進力になっている。また、ボウイの息子で映画監督のダンカン・ジョーンズ(『月に囚われた男』『ミッション:8ミニッツ』)の最新作『ウォークラフト』が、今年公開される予定だ。(text:Ryo Uchida)
2016年01月14日村上隆の現代美術作品を中心としたコレクションを展示する大規模展覧会「村上隆のスーパーフラット・コレクション―蕭白、魯山人からキーファーまで―」が、16年1月30日から4月3日まで横浜美術館にて開催される。村上隆は、平面性や装飾性といった造形的な意味のみに限定されるものではなく、時代やジャンル、既存のヒエラルキーから解放された個々の作品の並列性、枠組みを越えた活動を示す「スーパーフラット」という理念のもとに芸術活動を行い、世界のアート界に新たな概念をもたらした現代美術家。また、アーティストとしての精力的な創作活動の一方で、キュレーター、ギャラリスト、プロデューサーなどの活動も展開している。同展では、村上が独自の価値観で厳選し、収集した5,000点を超える村上隆のコレクションの中から、約400作品を展示。地域や流派といった既存のカテゴリーに分けて作品を展示するのではなく、感覚的、または機械的に並列することで、「スーパーフラット・コレクション」の意味について考えていく。中でも「村上隆の脳内世界」のセクションでは、グラフィティー絵画からアンティーク家具、陶製のビールジョッキ、ペタンクの玉などがカオティックに展示され、まるで村上隆の脳内を覗いたような不思議な体験をすることが出来る。「彫刻の庭」セクションのグランドギャラリーでは、大型彫刻やインスタレーションを展示。アンゼルム・キーファーや、奈良美智の作品も登場する。日本を始めとした東洋陶磁や近代陶芸、江戸期の書画や資料類が陳列される「日本・用・美」セクションでは、北大路魯山人や、曾我蕭白らの作品から村上隆の美の根源を探索する眼差しをたどる。「1950-2015」セクションでは、村上隆のコレクションの中でも主要とされる1950年代から現在までの国内外のアート作品を披露。アンディ・ウォーホルや、荒木経惟、篠山紀信、ホルスト・ヤンセン、ダミアン・ハースト、フリードリッヒ・クナス、畠山直哉らの作品がほぼ制作年に沿って淡々と展示される。その他、「スタディルーム&ファクトリー」セクションの参加型作品や映像インスタレーション作品は、価値の創造や成立、労働と対価などについて考察することが出来る。【イベント情報】「村上隆のスーパーフラット・コレクション―蕭白、魯山人からキーファーまで―」会場:横浜美術館住所:神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1会期:16年1月30日~4月3日時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)休館日:木曜日(※16年2月11日は開館)
2015年12月13日UHA味覚糖はこのほど、ビジュアルアーティストのアンディ・ウォーホル氏とタイアップした「味覚糖のどタブレット缶 アンディ・ウォーホル」第4弾(オープン価格、市場想定価格は税別200円前後)を全国で発売した。味覚糖のどタブレット缶 アンディ・ウォーホルは、ウォーホル氏と同社の「味覚糖のどタブレット缶」がコラボレーションした商品。缶パッケージにウォーホル氏のアートを使用した第1弾を2015年3月に発売し、続く第2弾を6月に、第3弾を9月に発売した。今回の商品は、30種類すべてがウォーホル氏のセルフポートレートと彼の名言でデザインされている。セルフポートレートは、撮影した写真をシルクスクリーンに転写して着彩していたものや、撮影された写真をそのまま使用したものなどがあり、多種多様な姿のウォーホル氏が見られるという。フレーバーは、ミント、グレープ、コーラの3種類。(C)The Andy Warhol Foundation for the Visual Arts, Inc.
2015年12月10日UHA味覚糖は、アンディ・ウォーホルのセルフポートレートと名言をパッケージにデザインした缶入りのどタブレット「味覚糖のどタブレット缶 アンディ・ウォーホル」の第4弾商品を、12月7日より順次発売すると発表した。フレーバーはミント、グレープ、コーラの3種。いずれも価格はオープン。想定小売価格は200円前後(税抜)。「味覚糖のどタブレット缶 アンディ・ウォーホル」は、同社が販売する缶入りのど飴「味覚糖のどタブレット缶」と、20世紀を代表するビジュアルアーティストの一人 アンディ・ウォーホルがコラボレーションした商品。2015年3月2日に発売された第1弾商品、2015年6月に発売された第2弾商品、[2015年9月7日に発売された第3弾商品]では、缶パッケージにウォーホルのアートを使用していた。今回発売する第4弾商品は、30種類全てがウォーホルのセルフポートレートと彼の名言でデザインされている。イラストレーターであり、画家であり、写真家であったウォーホルは、ビジネスアートとして制作した著名人の注文肖像画においては、撮影した写真をシルクスクリーンに転写し、着彩を施していた。彼自身のセルフポートレートでも同様の手法を取ったものや、撮影された写真をそのまま使用したものなど数多く存在し、写真の中に写るウォーホルも多種多様な姿が見られるということだ。
2015年12月07日今年9月に開幕した「アート オブ ブルガリ 130年にわたるイタリアの美の至宝」展も間もなく閉幕を迎えようとしている。アンディ・ウォーホルに「僕にとって、ブルガリのお店に行くのは最高のコンテンポラリーアート展に行くようなもの」と言わしめた、そのブランドの軌跡を振り返る本展の魅力と見どころをお伝えしたい。イタリアンジュエラーとして名高いブルガリであるが、そのルーツは19世紀、ギリシャに遡る。代々銀細工師の家系であった同家の11番目の子として生まれたソリティオ・ブルガリは、当時内乱で情勢が不安定であった祖国を逃れ、イタリア・ローマに移住。1884年にシスティーナ通りに初めて店を構えたのが、ブルガリのストーリーの始まりである。ブルガリの代表的なコレクションの中に、蛇であったりメダリオンであったりどこかエキゾチックな要素が登場するのはこのようなブルガリ創設の背景によるものもあるのだろう。その後、創業者ソリティオの次男ジョルジョがパリでフランスのジュエリーを学んだ経緯があり、いわゆるフランス的なデザインも手がけるが、1960年代に入ると、私たちが「ブルガリ」と聞いてイメージするような、エメラルドやルビー、ターコイズ、サファイヤなど貴石・半貴石の色石をカラフルに用いたデザインが主軸となっていく。本展の見どころの一つとして、本展初公開となるコレクション18点がある。例えば、ローマの敷石のパターンにインスピレーションを得た「パレンテシ」のネックスレス、ブレスレット、イヤリング。「パレンテシ」は1980年代にデビュー。連続的でグラフィカル、ふっくらとした曲線を持ち、建築的でボリュームのあるデザインはアイコニックであり、さらにモジュール式の実用性を兼ねた秀逸な仕上がりだ。更にブルガリを愛したエリザベス・テイラーのコレクションからも多くが出品されている。彼女だけのためにデザインされた唯一無二のピースであることはもちろん、映画『クレオパトラ』など当時の衣装と共に展示されており、ブルガリが銀幕のスターと共に歩んだ歴史を垣間見ることができるのも素晴らしい。誕生から40周年を迎える「ブルガリ・ブルガリ」ウォッチのヘリテージコレクションは、表慶館の中央のドームの部屋の2階に展示されているのだが、その展示スペースのしつらえにも楽しみを見つけることができる。ドームの天井を見上げると、宝石のカレドスコープが映し出されるプロジェクションマッピングが映し出されており、1階を見下ろせばドームの円周がアイコニックな「ブルガリ・ローマ」のベゼルで縁取られているのがわかる。今回はヘリテージコレクションだけでなく、この回顧展のために作られた「ディーヴァ」ネックレスも展示。翡翠、マザーオブパール、珊瑚を贅沢に用い、かんざしを彷彿とさせる美しい扇型をしている。その花のモチーフは日本の昔の着物地から着想を得ているということで、こちらをはじめ、1950年以降に東洋美術に強く影響を受け作られた“日本賛歌”のピースも多く展示している。ジュエリーそのもの、スケッチなど貴重な資料と共に、ブルガリの130年を回顧できる本展は今週末11月29日まで。イタリアの至宝を生み出した歴史をなぞる旅に出かけてはいかがだろう。【イベント情報】展覧会「アート オブ ブルガリ 130年にわたるイタリアの美の至宝」会場:東京国立博物館 表慶館住所:東京都台東区上野公園13-9会期:9月8日~11月29日時間:9:30~17:00※9月の土、日、祝、休日は18時まで開館、金曜日は20時まで開館(ただし、9月25日、10月9日、16 日、23日は除く)※10月2日、3日は22時まで、10月31日~11月2日は20時まで開館、入館は閉館の30分前まで休館日:9月14日、24日、28日、10月5日、13日、19日、26日、11月4日、9日、16日、24日観覧料金:一般1400円(1200円/1100円)、大学生・高校生800円(600円/500円)中学生以下無料※()内は前売り/20名以上の団体料金※障がい者とその介護者一名は無料。入館の際に障がい者手帳の提示が必要。
2015年11月25日20世紀のファッション界を席巻し「モードの帝王」とも呼ばれたサンローランの10年を描く映画『サンローラン』。この度、彼の名を不滅のものにしたとされるあまりにも有名なヌード写真をインスパイアしたポスターにモデルの栗原類が挑戦したことが明らかとなった。「僕たちは20世紀後半の2大アーティストだ」とアンディ・ウォーホルに称えられたイヴ・サンローランだが、新しいデザインを生み出すプレッシャーに苦しんでいた。ブランドのミューズ・ルルやお気に入りのモデル・ベティ、危険な愛人ジャックと刹那的な快楽を追い求めているうちに、ついにイヴは1枚のデザイン画も描けなくなってしまう――。本作の中でも印象的なシーンである、スタジオでサンローラン自らが香水の広告モデルとしてヌードの撮影を行う場面。当時のモード界に衝撃を与え、彼の名を不滅のものとしたとも言われるこの写真に挑戦したのは、自らもサンローランを愛用し、モデルとしてパリコレデビューも果たしている栗原さん。繊細さや内気な性格を持つという共通点だけでなく、日本のファッションシーンを引っ張る細身で美しい男性代用ということで今回の企画に抜擢された栗原さん。今月18日(水)の都内某所、サンローランのスーツに身を包みスタジオ入りした栗原さん。「サンローランは大好きなブランドの1つ、こうやって声をかけてもらえてとても楽しみにしていた」と意気込みを語り、その後、スタイリストによって付け髭などのメイクが施され、本人もびっくりのサンローランそっくりな姿へと変身。いよいよ撮影が開始されると、栗原さんの体の柔らかさが話題に。「ヨガやカポエラを習ってるんです」という話もありながら約40分にわたる撮影は和やかに終了した。そして撮影終了後の栗原さんに感想を伺うと、「サンローランの写真は全てアートだと思うので、そういう感じで僕もアート作品に関わることが出来て嬉しいです」と喜びを語り、「自分で言うのもなんですけど、サンローランにすごく似ていてびっくりしました。イヴ・サンローランに近づけたかな、と僕は思いたいです」とも話していた。また今回の撮影はフルヌードではなく下着だけは履いているという事について「“安心してください、はいてますよ”的な感じですよね」と少々笑みを見せつつ答えてくれた。そして、サンローランとの共通点について問われると、「共通しているのは痩せているところかなと思いました」と共通点も述べ、「お芝居も映画もすごく好きなのでハリウッド映画に少しづつでも進出していきたいと思っています。もう一つは、パチこれでサンローランのショーに出ることですね」と今後の展望についても語ってくれた。今回解禁された映像はそんな栗原さんの撮影模様と終了後のインタビューを収めた映像。撮影中はさすがモデルと思わんばかりの息を呑む美しい姿が映し出され、そうかと思うとさりげなくピースサインをして周りを和やかにさせるなど栗原さんらしい一面も見受けられるそんな撮影メイキングだ。「たくさんの人に見てもらって、いろいろな感想が聞きたい」とも話す栗原さん。サンローランのヌード写真と今回の再現写真をぜひ比べて見てみて。『サンローラン』は12月4日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:サンローラン 2015年12月4日よりTOHO シネマズ シャンテほか全国にて公開(C) 2014 MANDARIN CINEMA - EUROPACORP - ORANGE STUDIO - ARTE FRANCE CINEMA - SCOPE PICTURES / CAROLE BETHUEL
2015年11月20日20世紀のファッション界を牽引し、「モードの帝王」とよばれたイヴ・サンローランの彼の激動の10年間を描いた映画『サンローラン』の予告編が、ついに解禁となった。「僕たちは20世紀後半の2大アーティストだ」とアンディ・ウォーホルに称えられたイヴ・サンローランは、新しいデザインを生み出すプレッシャーに苦しんでいた。ブランドのミューズ・ルルやお気に入りのモデル・ベティ、危険な愛人ジャックと刹那的な快楽を追い求めているうちに、遂にイヴは1枚のデザイン画も描けなくなってしまう…。「モードの帝王」と呼ばれたサンローラン。“モンドリアン・ルック”“スモーキング”で華々しく世界的大ブレイクをした直後の1967年から、激動の10年間を描く衝撃の本作。そこには、華麗な成功の裏に隠された、命を削るほどの創造の苦しみとスランプがあった。2014年のカンヌ国際映画祭のコンペ部門出品をはじめ、セザール賞では最多10部門ノミネートされるなど絶賛を浴び、そのスキャンダラスかつ独創的な世界観には本国でも大ヒットを記録した。このたび解禁された予告編では、主人公のサンローラン役の人気実力派俳優ギャスパー・ウリエルが儚きイケメンぶりを発揮し、フェロモンたっぷりに熱演。世界的デザイナーとしてトップを走り続ける一方で、ナイトクラブなどの豪遊で酒や快楽に溺れ、突然のヌード写真の発表など、やがて全てが狂い始める様子が赤裸々に描かれていく。また、ゴージャスなファッションショーの様子や、『007 スペクター』の新ミューズのレア・セドゥ、『ある子供』のジェレミー・レニエ、そして名匠ヴィスコンティに愛された後年のサンローラン役のヘルムート・バーガーなど、「近年最高のキャスティング」と話題になった出演陣とともに、これまでのサンローランの映画を凌駕するかのような、甘美で退廃的な映像美を確認できる。なお、本作の公開日12月4日は、サンローランがパートナーのピエール・ベルジェとともに、オートクチュールのメゾン1号店をパリのスポンティーニ通りにオープンさせた記念すべき日。まずはこちらの映像から、より過激でスキャンダラスな彼の“天国と地獄”を覗いてみて。『サンローラン』は12月4日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年10月28日初のブランド公認として製作された映画『イヴ・サンローラン』に続くもう一つの物語…主演にギャスパー・ウリエルを迎え世界が熱狂した映画「SAINT LAURENT」(原題)がこの度、邦題を『サンローラン』とし、12月に日本でも公開することが決定した。「僕たちは20世紀後半の2大アーティストだ」とアンディ・ウォーホルに称えられたイヴ・サンローランだが、新しいデザインを生み出すプレッシャーに苦しんでいた。ブランドのミューズ・ルルやお気に入りのモデル・ベティ、危険な愛人ジャックと刹那的な快感を追い求めているうちに、遂にイヴは1枚のデザイン画も描けなくなってしまう――。20世紀のファッション界を席巻し、「モードの帝王」と呼ばれたイヴ・サンローラン。70年代半ば、絶頂期だったはずの彼に何があったのか。そこには、華麗な成功の裏に隠された、命を削るほどの創造の苦しみとスランプがあった。公には一切語られることのなかった“真実”に迫るため激動の10年間を描く衝撃作。徹底的に美を追求する一方で、彼の心が満たされることはなかった。やがてすべてを見失い始める…。2014年の「カンヌ国際映画祭」のコンペ部門出品をはじめ、セザール賞では最多の10部門にノミネート。同年のアカデミー賞にも仏代表として選出されるなど各所で大絶賛を浴びた本作。そのアーティスティックで独創的な世界観に映画評論家も舌を巻き、フランスでは大ヒットを記録した。出演者には、フランスで人気の超イケメン俳優ギャスパー・ウリエルがサンローラン役で主演を務める。そのほか、『アデル、ブルーは熱い色』で注目を集めたレア・セドゥ、名匠ヴィスコンティに愛された名優ヘルムート・バーガーが出演。本国フランスでは“近年最高のキャスティング”と話題になるほど、フランスで大人気の俳優たちが勢揃いする伝記映画。絶賛された映像美で描かれるイヴ・サンローランの真実をぜひ劇場で確かめてみて。『サンローラン』は12月4日(金)より、TOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2015年10月02日渋谷マークシティは、開業15周年を記念し、現代アートのプロデュースチーム「Walls Tokyo」とのコラボレーション企画展「ART MARKCITY」を開催する。会期は9月25日~10月12日。 展示時間は11:30~19:30。同企画では、渋谷マークシティ・4階アベニュー広場や一部店舗をミュージアム化。草間彌生氏、アンディ・ウォーホル氏などの有名作品から、日本人アーティスト・松山智一氏の作品を中心に、「WallsTokyo」がセレクトした30~40点を展示する。さらに、来店者がアートを身近に感じられるよう、キュレーターによる解説のほか、アーティストによるライブペインティングも実施するという。なお、「Walls Tokyo」は「現代アート」のセレクトショップ。アートをもっと身近なものにしたいというコンセプトに基づき、世界中からセレクトされた現代アートを適正価格(FARE PRICE)で提供するほか、ギャラリー運営を行っているとのこと。
2015年09月28日UHA味覚糖は、アンディ・ウォーホルのアートをパッケージにデザインした缶入りのど飴「味覚糖のど飴缶 アンディ・ウォーホル」の第3弾商品を、9月7日より順次発売すると発表した。フレーバーはミント、グレープ、コーラの3種。いずれも価格はオープン。想定小売価格は200円前後(税抜)。「味覚糖のど飴缶 アンディ・ウォーホル」は、同社が販売する缶入りのど飴「味覚糖のど飴缶」と、20世紀を代表するビジュアルアーティストの一人 アンディ・ウォーホルがコラボレーションした商品。2015年3月2日に発売された第1弾商品、2015年6月に発売された第2弾商品では、缶パッケージにウォーホルのアートを使用していた。今回発売する第3弾商品も、ウォーホルの膨大なアートアーカイブから新たに厳選した15種のアートがパッケージにデザインされている。これまで選定してきたアートと異なり、今回は、子ども好きのウォーホルが子ども向けに制作したアート「玩具シリーズ」やボッティチェリのヴィーナスをポップに表現したアートなど、カラフルでポップなアートがラインナップされている。また、毎回コンプリート前に商品が入れ替わるためコンプリートできないという声を受け、第2弾商品のアート缶30種が第3弾商品にも封入されるということだ。
2015年09月07日東京・六本木(東京都港区)の「テレビ朝日 umu」で7月19日~24日、「コカ・コーラ」ボトル100周年記念ワールドエキシビジョンツアー「コカ・コーラ ボトルアートツアー」が開催されている。同企画は、これまで多くのアーティストやデザイナーに影響を与えてきた「コカ・コーラ」の"コンツアーボトル"が、今年100周年を迎えることを記念して開催する。「コカ・コーラ」ボトルから発祥した世界的な巨匠のアート作品や歴史的な芸術品などを一堂に集めた展示会で、世界15カ国・ 17都市を巡回している。期間中は、アンディ・ウォーホルやノーマン・ロックウェル、クライヴ・ バーカーなどの巨匠たちの作品や芸術品を20点以上展示する。さらに、7月20日には日本初導入となるアルミニウム素材の「コカ・コーラ」スリムボトルをモチーフにした「アートスリムボトル」を日本独自企画として初公開した。同作品は、音楽、アート、ファッションなど国内の各界で活躍するhyde氏やニコライ・バーグマン氏、ミハラヤスヒロ氏らアーティストやクリエイターが手がけたもの。会場では来場者全員に同商品のサンプルを冷えた状態で配布。同商品を手にしながらの展示を楽しめるとのこと。そのほかにも、来場者の笑顔を撮影し、「コカ・コーラ」の広告と同じデザインのビジュアルをその場で作成できるデジタルコンテンツ「Coke&Me」も登場。できあがった映像は、TVCMで話題となったマリリン・モンローやエルヴィス・プレスリーのビジュアルとともに会場のモニターで放映する。開催時間は各日11時~19時で、入場は無料。
2015年07月21日東京・六本木のテレビ朝日umuにて、「コカ・コーラ」のコンツアーボトルから発祥した歴史的なアート作品を集めた展示会「コカ・コーラ ボトルアートツアー」が開催される。会期は2015年7月19日~7月24日。入場料は無料。コンツアーボトルは「暗闇で触っても地面で砕け散っていても『コカ・コーラ』のボトルだとわかるもの」をコンセプトに開発されたオリジナルのガラス製ボトル。独創的な形状の同ボトルは1915年の誕生以来、多くのアーティストの創造力を刺激し、アート、デザイン、ポップカルチャーに多大なる影響を与えてきた。本展はそんなコンツアーボトルの100周年を記念して、世界15カ国・17都市を巡回しているコカ・コーラ史上初のワールドエキシビジョンツアー。会場にはアンディ・ウォーホル、ノーマン・ロックウェル、クライヴ・ バーカーといった巨匠たちが同ボトルからインスピレーションを得て描いたという絵画など、20点以上の芸術品が一堂に会し、展示される。さらに日本独自コンテンツとして、7月20日から国内で初導入されるアルミニウム素材の「コカ・コーラ」スリムボトルをいち早く体験できるサンプリング企画も予定。また、hyde、ニコライ・バーグマン、ミハラヤスヒロといった人気アーティストらがこのスリムボトルをモチーフに創り上げたという一点ものの「アートスリムボトル」も初披露される。このほか会場では、体験型デジタルコンテンツ「Coke & Me」による撮影会も実施。本企画は来場者の笑顔を「コカ・コーラ」の広告ビュジュアルに当てはめ、TVCMにも登場したマリリン・モンローやエルヴィス・プレスリーなどのビジュアルとともに会場設置のモニターにて放映するというもの。本展はこれらの企画により「コカ・コーラ」の過去・現在・未来が体感できるという。
2015年07月08日