東京都港区のホテル、グランドハイアット東京に優雅で華やかな「マリー・アントワネット特別宿泊プラン」が登場!ネイルやシャンパンのサービス付き、ラグジュアリーなプランでお姫様気分に浸りましょう。何と1泊100万円のプランもありますよ。期間は2016年11月1日(火)~2017年2月26日(日)。プランの詳細やおすすめのポイントを紹介します。「マリー・アントワネット特別宿泊プラン」は1名40,000円からグランドルームまたはグランド エグゼクティブ スイートに宿泊するプランです。浴槽にバラの花びらを浮かべた「ローズバス」とボトルシャンパン「ルイロデレール・ブリュット」のサービス付き。さらに「Nagomi スパ アンド フィットネス」のマリー・アントワネットをイメージしたネイルサービスを受けられます。【宿泊料金(税金・サービス料・宿泊税別)】グランド ルーム:1名40,000円~84,000円、2名50,000円~94,000円グランド エグゼクティブ スイート:1名126,000円~170,000円、2名様136,000円~180,000円※1日2組限定、予約は宿泊日の3日前まで。※グランド エグゼクティブ スイートの場合は、客室にてネイルサービスを施術。別途10万円でラグジュアリーネイルに変更可能。●好きなデザインをチョイス!「マリー・アントワネット ネイルコレクション」ネイルサービスはマリー・アントワネットの歴史をネイルで表現した「マリー・アントワネット ネイルコレクション」から、好きなデザインを1つ選べます。「音楽とアートで描く優美なふるまい 生涯アートを楽しむ女性のために」「人形を愛する幼い少女の気持ちを忘れない女性の為に」「フランスの女王 心から女王である女性のために」などと題されたデザインジェルネイルの数々は、可愛らしさ、優美さ、女性らしさがテーマになっています。どのデザインにするか悩むのも楽しそう!1泊100万円!「マリー・アントワネット ラグジュアリーネイル 宿泊プラン」都内のホテルで唯一プライベートプールを備えた客室、プレジデンシャルスイートを利用する「マリー・アントワネット ラグジュアリーネイル 宿泊プラン」は、1泊100万円。1日1組限定の贅を尽くしたプランです。「ローズバス」と最高級シャンパン「ドン ペリニヨン」、客室でのラグジュアリーネイルサービスがセットになっています。ラグジュアリーネイルサービスには、ダイアモンドとパールを使用。ネイルの前後に Nagomi エステティシャンによる 60 分アロママッサージの施術も付いています。指の先まで優雅で豪華、まさにお姫様気分の特別なひとときを過ごせますよ。マリー・アントワネットの展覧会と特別メニューも要チェック●「ヴェルサイユ宮殿 監修 マリー・アントワネット展」「マリー・アントワネット特別宿泊プラン」は、森アーツセンターギャラリー 六本木ヒルズ森タワー52階で開催される「ヴェルサイユ宮殿 《監修》 マリー・アントワネット展」を記念したコラボレーションプランです。展覧会ではヴェルサイユ宮殿所蔵の絵画、愛用した食器や家具、革命期の資料などあわせて200点あまりを公開。マリー・アントワネットの生涯をたどる展示内容です。展覧会を鑑賞すれば、より中世フランスの世界観を肌で感じられるはず。会期は2016年10月25日(火)~2017年2月26日(日)です。●「フレンチ キッチン」で秘伝のレシピを再現グランドハイアット東京2階のダイニング「フレンチ キッチン」では、2017年2月28日(火)までマリー・アントワネットにちなんだ特別メニューを提供中。マリー・アントワネットが食したという秘伝のレシピをもとに、アフタヌーンティーや伝統的なフランス料理を再現します。ぜひ食べてみたいですね。「マリー・アントワネット特別宿泊プラン」に展覧会やダイニングの特別メニューを合わせ、中世フランスの世界観にどっぷり浸ってみませんか?■スポット詳細名称:グランドハイアット東京所在地:東京都港区六本木 6-10-3公式サイト:※「マリー・アントワネット特別宿泊プラン」は2016年11月1日(火)~2017年2月26日(日)
2016年11月01日現在、六本木ヒルズ森タワー52階で「ヴェルサイユ宮殿《監修》マリー・アントワネット展美術品が語るフランス王妃の真実」が開催されています。フランスだけでなくウィーンの美術館からも、肖像画をはじめ貴重な美術品約200点を集め、その波乱の生涯を辿ります。いま注目の展覧会を、さっそくアソビュー編集部員が取材してきました!見どころをご紹介!はじめに、展覧会のみどころをご紹介します。1つめは、とにかく豪華なファッション。時代のファッションリーダーでもあったアントワネットの、斬新できらびやかな衣装にご注目ください。2つめは、室内空間の再現。実際に使われれた家具などで浴室や居室を再現しています。アントワネットがおくった日常生活をリアルに感じられますよ。3つめは、スウェーデン貴族 フェルセンとの暗号ラブレター。今年1月に解読されたばかりの、貴重な資料です。暗号で交わされた愛のメッセージは必見ですよ。200点の美術品でたどる、波乱の一生それではさっそく、展覧会の会場へ!会場内に入ると、高級感あふれる真紅の壁があらわれます。ぐっとマリー・アントワネットの世界に引き込まれます。●14歳で政略結婚。そして異国の王太子妃へ第一章では、オーストリア皇女からフランス王太子妃となるまでの少女時代の様子を肖像画でみていきます。こちらの絵は、教科書でも見たことのある「1755年の皇帝一家の肖像」。子沢山で知られたオーストリア大公マリア・テレジア夫妻と12人の子どもたちの様子が描かれています。真ん中のゆりかごにちょこんと座っているのが、末娘であるマリー・アントワネットです。こちらも有名な肖像画。フランスへの嫁入り直前と推測される絵です。チェンバロを弾く姿が優雅ですね。この後1770年4月、アントワネットは14歳でウィーンを離れ、フランスへ嫁ぎます。オーストリア・フランス間の和平強化のための、政略結婚でした。続く第2章では、華やかな王家の結婚を伝える美術品が登場します。この大きなテーブル飾りは、1770年5月におこなわれた結婚式の祝宴で使われたものです。トルコブルーの大理石やブロンズが光る、豪華な作りですね。若く美しいアントワネットの評判はたちまちフランス中に広がり、大勢の民衆がヴェルサイユ宮殿に押し寄せ、その結婚を祝ったと言われています。●フランス王妃 マリー・アントワネットの誕生1775年、ルイ15世が天然痘で逝去するとルイ16世が即位、アントワネットはフランス王妃となりました。写真の左が、夫でありフランス国王となった19歳のルイ16世です。右のアントワネットもこのときまだ18歳。ルイ16世の王としての初めての言葉は「神よ守り給え、このように若くして国を治める私たちを!」だったと言われています。パリの華やかなファッションに魅了されたアントワネットは、たちまちドレスや装飾品の虜となります。フランス貴族のファッションリーダーとして、ダチョウの羽をつかったアクセサリーや派手なデザインのドレス、高く結い上げた髪型など、次々とあたらしいファッションで注目を集めました。そんな王妃の散財ぶりに、国民からの不満は、じわじわと高まっていくのでした。●豪華な家具や装飾品へのこだわりが、国家財政をさらなる危機にヴェルサイユをはじめとする宮殿の装飾に執着したアントワネット。莫大なお金をつぎこみ、当時の流行にあった家具調度品を揃えていきました。当時フランスがアメリカ独立戦争に介入したことで国家財政が厳しくなっていたにもかかわらず、王妃の散財は加速するばかりだったといいます。寝台の上掛けには、国王ルイとマリー・アントワネットの頭文字であるLLMAが入っています。アントワネットがとくに好んだ花柄の壁布。これもゴージャスなデザインですね。●王妃のプチアパルトマンを再現した空間王妃の浴室と居室は、実際に使われた家具を用いて、再現されています。これは浴室。白いふわふわのドレスを着ているのがアントワネットです。お付きの方の服装もかわいい…!壁紙のデザインや、家具の配色にセンスを感じますね。浴槽の蛇口ですらブロンドで、こんなにゴージャス。すごい…。東京駅のプロジェクションマッピングなどを手がけるNAKEDによる、図書室の再現も必見です。設計図をもとに、バーチャルリアリティで再現しており、図書館のなかにいるような感覚を味わえます。窓から宮殿の庭に出ていったりする演出もあり、とってもリアルですよ。アントワネットが過ごしたとされる居室は、グリーンを貴重とした空間になっています。寝台や、ナイトテーブルなど、リアルな生活を感じることができます。写真中央、奥にある寝台の脚部には、アントワネットがこよなく愛したとされるエジプト女性の人物像が施されています。さらに奥に進むと、王妃が好んだ食器が展示されています。ズラリと並ぶセーヴル食器のなかには、日本風デザインのものも。このお皿は、伊万里焼から着想を得たものと考えられています。日本の食器を好んだ母、マリア・テレジアに贈ったものだそうです。お母さん想いなんですね。1774年に、王妃がルイ16世によって与えられた「プチ・トリアノン」の様子もうかがえます。形式ばった宮廷生活を嫌ったアントワネットは、この私的な離宮の敷地内に池や田舎風の離宮を作らせ、牧歌的な暮らしを夢みました。ふたりの子どもとともに描かれたマリーの顔は、おだやかなお母さんそのもの。派手な暮らしばかりが伝えられるアントワネットですが、実は子煩悩な母親でもあったそう。とくに息子であるルイ・シャルルのことは「愛のキャベツ」と呼んで溺愛したそうです。かたくるしい宮廷から抜け出してごく親しい友人を招き、オペラや舞踏会を開き、大胆なファッションを楽しんだようです。しかし楽しい時間もつかのま。いよいよ革命が始まります。●国民の不満が爆発。フランス革命、そして悲劇の結末へいよいよ悲劇のエンドロールへと向かいます。国民の不満爆発のきっかけとなった大スキャンダル「首飾り事件」が起こります。アントワネットは詐欺の被害者でありながら、国民の信頼を失う結果になってしまいました。この頃には、国王と王妃を批判する風刺画がよく描かれるようになりました。国王はヤギにたとえられ、アントワネットは虎の体にメドューサの顔で描かれています。双頭の怪物であり、互いに身動きがとれない状態をたとえています。ひどい食糧危機への不満が爆発し、ヴェルサイユへ向かう女性たちの絵も見られます。遊興庁の建物に招集された国民議会に、パンを要求したと言われています。そして、バスティーユ監獄が占領されます。王権の象徴であったこの建物はたちまち民衆に包囲され、監獄司令官のド・ローネの首は槍に突き刺された状態で街中を引きずり回されました。この事件が王権崩壊の引き金になったと言われています。この頃王妃がスウェーデン公フェルセンとかわした秘密の恋文が残されています。黒塗りになっている部分は、今年2016年1月になってはじめて解読され、ふたりが親密な仲にあったことが明らかになりました。女性らしいやわらかい文字で、情熱的な愛の言葉が書かれています。ヴェルサイユを追われ、チュイルリー宮殿で過ごしていた王家が襲われたのは、1792年8月10日のこと。多くの犠牲者をだしたこの事件により、いよいよ王政は終焉を迎えます。事件の3日後には、国王一家はタンプル塔に投獄されてしまいました。暗く、ずっしりとした雲が空を覆う様子が、一家の悲惨な結末を表しているようです。塔のなかでも、国王はのちのルイ17世となる王太子の教育に熱心だったといわれています。ゲームや数学、そして書き方の練習をしていた記録が残されています。王太子の習字帖には「国民に愛される、国民に愛される…」と書かれています。1792年12月以降、家族と引き離されていたルイ16世は、1793年1月21日に断頭台へのぼります。そして1793年10月16日、ついにアントワネットも死刑執行の日を迎えます。16日、死の直前となった午前4時に、義理の妹に書かれた遺書が残っています。紙にびっしりと、小さな文字で悲痛な思いがつづられています。タンプル塔で暮らしていた時の肌着が、そのまま残されています。この頃には下着の洗濯にも自由が許されず、10日に1回程度だったと言われています。死刑当日に履いていたとされる靴も展示されていました。あれほどファッションを愛し、豪華絢爛なドレスに身を包んで暮らした彼女が最期に身に付けたのは、白の質素なチュニックでした。群がる民衆たちの好奇と憎悪にみちた表情とは対照的に、さいごまで気品を失わず静かに死に向かう王妃の姿が印象的です。贅の限りをつくした華やかな宮廷生活から、時代の波にのまれ、監獄、そして断頭台へ。波乱にみちたひとりの女性の一生を、ぜひご覧ください。■イベント詳細名称ヴェルサイユ宮殿《監修》マリー・アントワネット展美術品が語るフランス王妃の真実開催期間2016年10月25日(火)~2017年2月26日(日)開催場所森アーツセンターギャラリー〒106-6150 東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー52階開館時間10:00~20:00(ただし火曜日は17:00まで)※入館は閉館の30分前まで観覧料一般・・・当日1800円前売/団体1600円高校・大学生…当日1200円前売/団体1000円小・中学生…当日600円前売/団体400円※小学生未満は入館無料※団体料金は15名以上で適用。添乗員1名まで無料※障がい者手帳を持っている方と介助者(1名まで)は、当日観覧料が一般900円、高校・大学生600円、小・中学生300円お問い合わせ03-5777-8600公式HP
2016年10月30日ソフィア・コッポラ(Sofia Coppola)監督、映画『マリー・アントワネット』の特別上映会が11月4日から11月17日まで、TOHOシネマズ 六本木で行われる。同上映会は、六本木ヒルズ森タワー52階の森アーツセンターギャラリーで行われている「ヴェルサイユ宮殿《監修》マリー・アントワネット展 美術品が語るフランス王妃の真実」の開催を記念して行われるもの。同作は、フランス王妃マリー・アントワネットの“心”の軌跡を描き出した作品。14歳で嫁いでから37歳で処刑されるまでの波瀾万丈の人生を描いた映画となっている。王妃という最高の栄誉と贅を手に入れたマリーであるが、実際は24時間付き人がついて生活するほか、世界中から注目を浴び、ゴシップネタにされるなど、不自由な日々を送っていた。作中では、王室の豪華な衣装や風景が再現。アカデミー賞を2度受賞したデザイナーのミレーナ・カノネロがこの映画のために作った衣装が、宮廷の貴族達を彩る。また、高級靴ブランドとして有名なマロノ・ブラニク(Manolo Blahnik)が手掛けた靴や、老舗洋菓子メーカーのラデュレが用意したスイーツが魔法のような世界を創り出している。上映劇場はTOHOシネマズ 六本木のみ。上映期間は11月4日から11月17日で、チケットは1,100円となっている。上映時間等の詳細情報はTOHOシネマズ公式サイトにて。
2016年10月28日マリー・アントワネットの生涯に迫る「ヴェルサイユ宮殿《監修》 マリー・アントワネット展 美術品が語るフランス王妃の真実」が、17年2月26日まで六本木の森アーツセンターギャラリーで開催される。ヴェルサイユ宮殿の企画監修によるこの展覧会は、宮殿から持ち込まれた食器や家具などの愛用品をはじめ、故郷ウィーンに残る名画の数々、そして王妃が暮らした空間を原寸大で再現。200点に及ぶ美術品と資料が集められ、日本で初めての大規模な展覧会となった。オーストリア皇女として生まれ、天真爛漫な少女時代を送り、14歳でフランス国王ルイ16世と結婚。宮廷の華として栄華を極めた生活から一変、革命の波にのまれて37歳で処刑された悲劇の王妃。本展では歴史的な文脈で知る「マリー・アントワネットの生涯」から踏み込み、一人の女性として、彼女の人柄や生活の様子を生き生きと伝える構成となっている。結婚により飛び込んだ異国の宮廷のしきたりに馴染めなかったこと、世継ぎに恵まれずプレッシャーに耐えた日々。パリの華やかなファッションに魅せられておしゃれに夢中になったかと思えば、プライベート離宮のプチトリアノンで“憧れの田舎暮らし”に没頭してみたり。籠の中の鳥のような生活の中で、母として子育てに悩み、女として伯爵と恋に落ち、人生を謳歌したマリー・アントワネット。軽薄で浪費家の王妃として受けたギロチン処刑のインパクトの強さに隠れていた素顔が見て取れ、身近な存在に感じられる工夫が凝らされている。最期まで類稀なる美的センスと気品を失わなかったからこそ、後世でも幾度となく舞台や映画、漫画のモチーフに選ばれ、人々に支持されてきたのだろう。マリー・アントワネットがフランスの文化史に残した功績は大きく、香水一つをとっても、それまで一般的だったムスクの流行から、彼女の愛したバラの香りが世に広まったとも言われている。展示品が醸し出す“うっとり感”もさることながら、お土産のかわいさも見逃せない。ラデュレによる会場限定販売のマカロンボックス(税込3,575円)を始めとする「マリー・アントワネットコレクション」、あめやえいたろうのリップグロス型キャンディー「Sweet Lip」(全3種 各税込756円)など、乙女心をくすぐる可憐なグッズがそろう。【展覧会情報】「ヴェルサイユ宮殿《監修》 マリー・アントワネット展 美術品が語るフランス王妃の真実」会場:森アーツセンターギャラリー住所:東京都港区六本木6-10 六本木ヒルズ 森タワー52階会期:10月25日から17年2月26日(会期中無休)時間:10:00から20:00(火曜日、及び10月27日は17:00まで、入館は閉館の30分前まで)料金:一般1,800円、高校・大学生1,200円、小・中学生600円、小学生未満無料
2016年10月25日ラデュレ(Ladurée)からこの秋”マリー・アントワネット”コレクションが登場。2016年11月3日(木)より全国のラデュレ・ブティックにて発売される。以前からメゾン・ラデュレにインスピレーションを与えてきたというマリー・アントワネット。コレクションを彩るピンクと繊細なバラのつぼみのデザインは、マリー・アントワネットと彼女が愛した花々をイメージして作られた。本コレクションからは、マカロンボックスに加え、コンフィチュールや紅茶、ボンボン・ショコラが登場。さらに銀座店限定で、ルームキャンドルも発売される。バラとハチミツ、柑橘類が調和した、牧歌的で懐かしい香りとなっている。【詳細】ラデュレ 秋のコレクション”マリー・アントワネット”コレクション発売日: 2016年11月3日(木)発売場所:全国のラデュレ・ブティックアイテム:・マカロンボックス ”マリー・アントワネット”(8個入、10個入) 3,310円+税・コンフィチュール “コンフィチュール・ド・テ・マリー・アントワネット” 2,100円+税・紅茶 “テ・マリー・アントワネット”リーフ 2,700円+税・紅茶 “テ・マリー・アントワネット”サシェ 2,600円+税・ボンボンショコラ “コフレ・マリー・アントワネット” 3,200円+税・ギフトボックス “コフレ・カドー・マリー・アントワネット” 3,900円+税・ルームキャンドル “マリー・アントワネット” 価格 7,300円+税 ※銀座店のみ発売【問い合わせ先】ラデュレ カスタマーサービスTEL:03-4578-0846
2016年10月21日マリー・アントワネットの調香師の一族であるファージョン家が創設したオリザ ルイ ルグラン(Oriza L. Legrand)が9月1日、新作フレグランス「キュイール ドゥ エーグル ルシー オードパルファム」(100ml 1万6,500円)を伊勢丹新宿店にて先行発売する。今回発売されるのは、上流階級の人々が華やかで豪奢な日々を送っていたロシア帝国時代の黄金期にオリザ ルイ ルグランが生み出した、「キュイール ドゥ エーグル ルシー」に現代のテイストを加え再解釈したフレグランス。19世紀に人気を博した「キュイール ドゥ エーグル ルシー」は、ロシア帝国の紋章に双頭のイーグルがあしらわれていたことから「キュイール ドゥ エーグル ルシー(ロシアン イーグルのレザー)」と命名された。今回の復刻版では、ロシア皇帝が愛したその古き良きノスタルジックなアロマティックオリエンタルの香りを再現。まず始めにベルガモットやコリアンダーが香り立ち、次にカルダモンやローズドメイ、イモーテルの温かみのある絶妙なコンビネーションが、ラブダナムやベンゾインのバルサミックな香りに溶け合い、昔懐かしいサテン調のレザーを彷彿とさせる。時空を超え、ロシアの貴族が愛用した華やかな香りが蘇った。また、フレグランスはアール・ヌーヴォー調のアート作品のようなパッケージに収められている。なお、フレグランスは9月1日に伊勢丹新宿店にて先行発売された後、10月1日に全国発売される予定だ。
2016年08月31日グランド ハイアット 東京のフレンチ キッチンでは10月1日から17年2月28日まで、マリー・アントワネットをイメージしたスペシャルメニューが提供される。フレンチ キッチンでは、マリー・アントワネットが食したといわれる秘伝のレシピを再現したデザートが楽しめる「マリー・アントワネット アフタヌーンティー」(3,000円)を提供。マカロン、フィナンシェ、ストロベリーケーキ、日替わりケーキのスイーツアイテム4種に加え、フィンガーサンドイッチ、キッシュ、スモークサーモンといったセイボリーアイテム4種で展開される。セットの紅茶には、マリー・アントワネットが過ごしたヴェルサイユ宮殿の王の菜園で摘み採られた新鮮な林檎とバラを使い、セイロンティーに香りづけしたニナス(NINA’S)の紅茶「オリジナル マリー・アントワネット ティー」が用意された。また、マリー・アントワネットをイメージして伝統的なフランス料理を現代風にアレンジしたディナーコース「マリー・アントワネット スペシャルコース」(1万2,000円)も提供。ルビーグレープフルーツやパープルスイートポテトなどの彩り豊かな食材を使用することにより、マリー・アントワネットの華やかな世界観を料理で表現した。さらに、10月26日には8月末にリニューアルオープンするイベントスペースにて、マリー・アントワネットをイメージした食事や装飾を楽しめる一晩限りのディナーパーティー「マリー・アントワネット特別ディナー」を開催。当日は、マリー・アントワネットが食したといわれる秘伝のレシピで再現したデザートや、アフタヌーンティーで提供される「オリジナル マリー・アントワネット ティー」を楽しめる他、「マリー・アントワネット展」の観覧券や、「キッカ(CHICCA) メスメリック リップスティック」のマリー・アントワネットのように華やかでエレガントなレッドローズのリップなどのギフトも用意される。また、ドレスコードを“サムシング ローズ”とし、ゲストはバラをイメージしたアイテムを身に着けて参加。その他、『美術品でたどる マリー・アントワネットの生涯』を執筆した作家の中野京子も登壇し、マリー・アントワネットの魅力について語ってくれる。なお、定員は50名。
2016年08月30日東京都港区にあるグランドハイアット東京では、10月1日(土)より、マリー・アントワネットのレシピを再現したアフタヌーンティーや、伝統的なレシピをアレンジしたディナーが登場。10月26日には50名限定の、マリー・アントワネットの世界観を楽しめる一夜限りのディナーパーティーも開催されます。マリー・アントワネットの世界をイメージした特別メニューグランドハイアット東京の2階にあるオールデイ ダイニング「フレンチキッチン」では、森アーツギャラリーで今秋開催される『ヴェルサイユ宮殿《監修》マリー・アントワネット展』に合わせて、マリー・アントワネットが食したといわれる秘伝のレシピを再現したメニューが提供されます。マリー・アントワネットのように優雅で華やかなひと時を楽しめる、特別な企画です。●「マリー・アントワネット アフタヌーンティー」アフタヌーンティーでは、マカロン、フィナンシェ、ストロベリーケーキ、日替わりケーキのスイーツアイテム 4 種、フィンガーサンドイッチ、キッシュ、スモークサーモンなどを、セイボリーアイテム4 種とともに楽しむことができます。デザートの一部には、マリー・アントワネットが食したと言われている秘伝のレシピを特別に提供してもらい、当時の味を再現したスイーツが登場します。さらにセットの紅茶には、ヴェルサイユ宮殿の王の菜園でも摘み採られていた林檎とバラをつかったセイロンティーに香りづけした紅茶「オリジナル マリー・アントワネット ティー」が用意されています。●マリー・アントワネットをイメージした華やかなスペシャルディナーコース「マリー・アントワネットスペシャルコース」では、マリー・アントワネットをイメージして、フランスの伝統的なレシピを現代風にアレンジしたメニューが提供されます。ロブスターやフォアグラ、国産牛のフィレ肉をルビーグレープフルーツやパープルスイートポテトなど、彩り豊かな食材とともに使い、華やかなマリー・アントワネットの世界観を再現しています。マリー・アントワネットの世界観を楽しめる一夜限りのディナーパーティーを開催10月26日には50名限定のディナーパーティー「マリー・アントワネット特別ディナー」も開催されます。ホテル2 階イベントスペース「ドローイングルーム」にて、マリー・アントワネットが食したといわれる秘伝のレシピで作られたデザートや紅茶が楽しめる特別なパーティーでは、ギフトとして『マリー・アントワネット展』観覧券や、「オリジナル マリー・アントワネット ティー」も用意されます。会場では展覧会に合わせて出版された『美術品でたどる マリー・アントワネットの生涯』(NHK出版)を執筆した作家、中野京子氏もゲストスピーカーとして登場し、マリー・アントワネットの魅力を語ります。イベント情報名称:マリー・アントワネットをイメージしたスペシャルメニュー住所:東京都港区六本木6-10-3グランドハイアット東京フレンチキッチン(2階オールデイダイニング)電話番号:03-4333-8781(フレンチキッチン直通)公式サイト:マリー・アントワネット アフタヌーンティー提供期間:2016年10月1日(土)~2017年2月28日(火)※クリスマス期間、年末年始は除く提供時間:14:30(土・日・祝 15:00)~17:30料金:3000円(税・サービス料別)マリー・アントワネット スペシャルメニュー提供期間:2016年10月1日(土)~2017年2月28日(火)※クリスマス期間、年末年始は除く提供時間:18:00~21:30料金:12000円(税・サービス料別)マリー・アントワネット特別ディナー日時:2016年10月26日(水)19:00~21:10(受付開始18:30)会場:グランドハイアット東京2階「ドローイングルーム」料金:20,000円(税・サービス料込)募集人数:50名様ドレスコード:サムシングローズ(バラをイメージしたアイテムを身に着けての来場)申込み:公式 Web サイト オンラインショップより申込み
2016年08月29日「ヴェルサイユ宮殿《監修》 マリー・アントワ ネット展 美術品が語るフランス王妃の真実」が、10月25日から17年2月26日まで六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーにて開催される。オーストリアに生まれ、14歳でフランスに嫁ぎ、革命の波にのまれて37歳で断頭台の露と消えたフランス王妃、マリー・アントワネット。同展では、マリー・アントワネットがルイ16世と結婚後、フランス革命までの約20年を過ごしたヴェルサイユ宮殿の企画・監修のもと、その激動の生涯を辿る。出展されるのは肖像画の他、王妃が愛用した食器や漆器、家具、身に着けた衣服、革命期の資料など約200点あまり。彼女が断頭台で亡くなる前、幽閉中に身につけていた肌着やヘアバンド、断頭台にのぼる際に脱げたとされる靴なども展示される。さらに、ヴェルサイユ宮殿内にある王妃のプライベート空間「プチ・アパルトマン」の浴室、図書室、居室を、当時の装飾や実際に使われた家具などとともに原寸大で再現。消失してしまった図書室は、かつての設計図をもとにバーチャルリアリティで再現するなど、これまでにない展覧会となっている。【展覧会情報】「ヴェルサイユ宮殿《監修》 マリー・アントワ ネット展 美術品が語るフランス王妃の真実」会場:森アーツセンターギャラリー住所:東京都港区六本木6-10 六本木ヒルズ 森タワー52階会期:10月25日~17年2月26日(会期中無休)時間:10:00~20:00(火曜日、及び10月27日は17:00まで、入館は閉館の30分前まで)料金:一般1,800円、高校・大学生1,200円、小・中学生600円、小学生未満無料12
2016年08月10日展覧会「ヴェルサイユ宮殿《監修》マリー・アントワネット展 美術品が語るフランス王妃の真実」が、2016年10月25日(火)から2017年2月26日(日)まで、東京・六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで開催される。フランス王妃マリー・アントワネット(1755-1793)が暮らしたヴェルサイユ宮殿の企画・監修のもと、彼女の激動の生涯を辿る本展。肖像画はもちろん、王妃が愛用した食器や漆器、家具、身に着けた衣服、そして革命期の資料など、美術的、歴史的に貴重な品々200点あまりが展示される。最大の見所は、マリー・アントワネットのプライベート空間、「プチ・アパルトマン」を、 王妃が実際に使った家具や同時代の浴槽などとともに原寸大で再現した展示だ。 ヴェルサイユ宮殿以外で、この規模の空間再現がなされるのは、史上初の試みとなる。今では存在しない図書室部分は、東京駅の3Dプロジェクションマッピングなどで知られる、クリエイティブカンパニー・ネイキッドが担当。図書室部分を、パリの国立古文書館に保管されている設計図などをもとに、バーチャルリアリティで再現。連動した音や映像の演出で、まるで時空を超えるような不思議な体験を楽しめる。美術品や資料だけでなく、彼女が暮らした空間とその時代をも体感することが出来る本展。ヴェルサイユ宮殿の企画・監修だからこそ実現した、マリー・アントワネット展の集大成といええるだろう。【開催情報】展覧会「ヴェルサイユ宮殿《監修》マリー・アントワネット展 美術品が語るフランス王妃の真実」開催期間:2016年10月25日(火)〜2017年2月26日(日) ※会期中無休会場:森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ 森タワー52階)開館時間:10:00〜20:00※火曜日および10月27日(木)は17:00まで。※入場は閉館の30分前まで。観覧料:前売/団体:一般 1,600円、高校・大学生 1000円、小・中学生 400円当日:一般 1,800円、高校・大学生 1,200円、小・中学生 600円※小学生未満は入館無料。※全て税込価格。企画監修:ヴェルサイユ宮殿【問い合わせ先】TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
2016年07月17日ハーゲンダッツ ジャパンは12月9日、ハーゲンダッツスペシャルエディョン「アントワネット」と「オペラ」を、全国のコンビニエンスストアおよびハーゲンダッツオラインショップで発売する。期間限定での提供となる。「アントワネット」は、華やかでかわいらしい女性をイメージした4層構造のアイスクリームデザート。フランス・ボルドー産の赤ワインを使用した赤ワインアイスクリームの上に、赤ワインソースと銀箔(ぎんぱく)をあしらった。アイスクリーム中央には、食感のアクセントとなるスポンジケーキが入っている。アルコール分0.6%。「オペラ」は、2011年に発売を開始。今年は新たにマカダミアナッツを加えたバターアイスクリームと、コーヒーバターアイスクリームの2種類のアイスクリームを用いた。ラム酒香るコーヒーシロップを合わせたアーモンドクッキーを重ね、濃厚なチョコレートソースをあしらっている。上には金箔(きんぱく)をトッピングした。両商品とも、希望小売価格は400円(税別)。
2014年12月08日ハーゲンダッツ ジャパンは12月9日より期間限定で、ハーゲンダッツ スペシャルエディション「アントワネット」と「オペラ」を、全国のコンビニエンスストアおよびハーゲンダッツオンライン ショップで発売する。○冬を華やかに彩る、この時期だけの"至福"のアイスクリームデザート2品スペシャルエディション「アントワネット」は、華やかでかわいらしい女性をイメージしたアイスクリームデザート。フランス・ボルドー産の高級赤ワインを使用した赤ワインアイスクリームの上に、ローズピンク色の赤ワインソースと銀箔をあしらった。甘さ控えめのカスタードアイスクリームが赤ワインの香りをさらに引き立たせる仕上がりだという。アイスクリーム中央にある口溶け滑らかなスポンジケーキが食感のアクセントとなり、4層構造の奥深い味わいと華やかな見た目が"至福のひととき"を演出するという。アルコール分0.6%で、希望小売価格は432円(税込)。スペシャルエディション「オペラ」は、パリで人気の高いチョコレートとコーヒーのケーキ"オペラ"を表現したアイスクリームデザート。2011年の発売より好評を得ている商品の再登場となる。今回は、新たに香ばしく食感の良いマカデミアナッツを加えたバターアイスクリームと、香り豊かなコーヒーバターアイスクリームに、ラム酒で香り付けしたコーヒーシロップを合わせたアーモンドクッキーを重ね、さらに濃厚で香り高いチョコレートソースをあしらった。また、天面には金箔を施し、目にもリッチな味わいを楽しめる。希望小売価格は432円(税込)。
2014年10月06日兵庫県立美術館にて6日より、マリー・アントワネットの一生を辿る展覧会が開催される。彼女のファッションやライフスタイルに焦点を当て、紹介する。18世紀後期、14歳でウィーン・ハプスブルク家からフランス・ブルボン家に嫁いだ王妃マリーは、ヴェルサイユ宮殿に自分の趣味を持ち込んだ唯一の王妃だと言われている。彼女の愛用したドレスや装飾品、更に彼女が好んだ菓子やコーヒー、入浴習慣といったライフスタイルまでもが、貴族たちの憧れとなり、ロココ文化円熟期にあったフランスに流行を生み出した。専属のスタイリストを抱え、現代の日本円に換算して年間10億円にも及ぶ巨額の費用をファッションにつぎ込んだといわれるマリー。その華やかな宮廷生活が王家の財政を圧迫したと伝えられるが、その一方でシルクやレース、リボン、香水など「メイド・イン・フランス」製品の美しさを国外にまで広め、フランス経済の発展にも貢献していたという説もある。また、彼女は毎年約170着のドレスをオーダーメイドしていたというが、革命の混乱などによりドレスは現存していない。そこで本展では、当時より続く王室御用達のテー ラーであるプレル(Prelle)社や専門のアトリエによって、ドレスやヘアスタイルを特別に復元する。なお本展は9月11日からは岡山にも巡回する。【イベント情報】「マリー・アントワネット物語」展会場:兵庫県立美術館住所:兵庫県神戸市中央区脇浜南岸通1-1-1(HAT神戸内)会期:7月6日から9月1日時間:10:00から18:00(金・土曜日は20:00まで)料金:一般1,300円、池田理代子原画特典付きチケット1,700円(購入はオンラインのみ)休館日:月曜日(7月15日は開館、翌16日休館)
2013年07月04日フランス映画界の重鎮監督ブノワ・ジャコーの最新作『マリー・アントワネットに別れをつげて』で、王妃の朗読係シドニーを演じたフランス出身女優レア・セドゥーが来日。本作が、「『タイタニック』(97)に似ている」と評したジャコー監督の意見に彼女も同調した。その他の画像フランス革命勃発後のヴェルサイユ宮殿を舞台に、マリー・アントワネットの朗読係の少女が、心酔する王妃にギロチンの“身代わり”という非情な命を受けるストーリーの本作。朗読係の少女という新しい視点でヴェルサイユの裏側に迫る野心作で、愛憎や嫉妬、死の恐怖が渦巻くドラマの中、アントワネットの描写も従来の“悪女”という一方向ではない。「わたしも、この映画に出て彼女の見方が変わったわ」とレアも同意する。「学校で習ったこと以外は知らなかったけれど、ブノワ・ジャコーは必ずしも悪女として描いていないの。もろくてハートが弱い面も強調しているのよ。マリーの違う面が出ていると思うわ」。一方でジャコー監督は、「この物語は『タイタニック』(97)に似ている」と評した。「ええ(笑)。王政が崩壊して、体制が激変するの。当たり前だったことが一瞬でそうじゃなくなる、そういう意味での表現だと思うわ」。すなわちヴェルサイユ宮殿が沈没したタイタニック号のようなもので、絶対的だった対象が一気に崩れ去る時、拠り所を失った人々はパニック状態になるということだ。「よく理解できるわ。この作品はヴェルサイユ宮殿で暮らす人々の最期を描く悲劇で、自分に当てはめて考えれば大変な出来事。『タイタニック』(97)みたいなパニック状態になるシーンもあって。人間ドラマとしては共通していると思うわ」。レア自身、愛憎や嫉妬渦巻く女たちのドラマに魅力を感じたという。記憶に新しい『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』(11)のマシーンのような暗殺者役とは違い、死の緊張感に満ちた人間ドラマが交錯する中、内に秘めた感情を吐露するシドニー役は楽しかったという。「でも、どっちの役も好きよ。ただ、朗読係の方がイメージはしやすかったわ。アクション映画も大好きだから、また暗殺者役を演じてみたいけれど(笑)」。『マリー・アントワネットに別れをつげて』公開中取材・文・写真:鴇田 崇
2012年12月17日マリー・アントワネットの映画、と聞くと「また?」と思う人がいることでしょう。これまであらゆる形で描かれてきた、あまりにも劇的な彼女の人生。オーストリアのマリア・テレジアを母に持ち、後にルイ16世となるフランス王太子と14歳で結婚。18歳で王妃に。フランス革命の原因は、彼女の浪費にあるとも言われ、革命により断頭台に立ったマリー・アントワネット。その数奇な運命は、幾度も映画化されました。ところが、まだこんな視点から描くことが可能だったとは!と驚かされるのが、本作『マリー・アントワネットに別れを告げて』です。原作となっているのは、マリー・アントワネットに朗読係の女性がいたという史実にヒントを得て執筆された物語。フランスで最も権威ある文学賞であるフェミナ賞に輝いたベストセラー小説の映画化なのです。さらに、これまでの作品では、煌びやかなベルサイユでの日々が中心となっていることが多かったのですが、今回はバスティーユ陥落からの3日間を描いていて、宮殿内の混乱した様子、そしてカオスの中で明らかになる王妃の知られざる素顔を大胆に、ミステリアスにストーリー化しているのがユニークなところです。特に、本作を特別なものにしているのは、私たちがこれまで思いもよらなかった王妃の本音。王妃の寵愛を受け、瞬く間に重要人物へと上り詰めた“田舎娘”ポリニャック夫人への恋心が切なくも美しく描かれているのです。これを目撃していたのが、王妃にただならぬ憧れを抱いていた朗読係のシドニーだったというわけ。お気に入りのシドニーに、王妃はひとりの少女のように頬を赤らめながら「彼女は私に気に入られようとは思わないの。そんな自由なところが好き」とポリニャック夫人への恋心を語るのです。恋心に似た、もしかすると、ほぼそれと同様の好意を王妃に抱いていたシドニーは、王妃の気持ちに寄り添うのですが、それが後々、シドニーにとって絶望的なエンディングを招くことになろうとは。暴徒が迫りくる状況で、王妃はシドニーにとある提案をするのですが、それは王妃に好意を寄せる彼女にはあまりに残酷すぎるもので…。語られ尽くした感のあるマリー・アントワネットの物語に、斬新な解釈で挑んだ本作が、ベルリンを始めとする各国の映画祭で人々を虜にしたというのも納得です。フランス映画界の重鎮であるブノワ・ジャコー監督による熟練のストーリーテリングも魅力ですが、私が興味を持ったのはドレスの扱い。通常、マリー・アントワネットの映画では、絢爛豪華な衣装は必須。もちろん、本作にも数多く登場するのですが、実は今回はそこにあまり目が行きませんでした。混乱を極め、緊張の高まったベルサイユが舞台と言うこともありますが、実は最も煌めいているのが、王妃がポリニャック夫人に寄せる寵愛と、朗読係が憧れと共に王妃に向ける愛情だからかもしれません。煌めく恋心を前にすれば、どんな豪華な衣装にも勝ち目はなし。そんな表現を映像化したジャコー監督のストーリーテラーとしての力量、さすがです。私が唯一はっきり覚えているドレスと言えば、ポリニャック夫人が着ていた鮮やかな緑のドレス。金糸で花の刺繍があしらわれた、光沢のある美しい素材で仕立てられた目も覚めるようなドレスです。ベルサイユ内の空気が沈み始め、多くの人がモノトーンの衣類を身に着け始めたときに、ポリニャック夫人だけは「緑は希望の色だから」とマリー・アントワネットのためにこのドレスを身に着けて、王妃の前に現れるのです。実はこのドレスが、物語の終盤に朗読係の運命を左右することになるキーアイテム。王妃の恋心の強さ、それ以外のものは眼中にないという王妃の本音の象徴とも言えます。登場人物の気持ちを、単なるモノに投影させ、それを単なるモノから恋の象徴へと昇華させる手腕は実にお見事。意外性のあるドレスの扱いを見ていると、注目されるべきは物語そのもの、登場人物たちが抱く感情であるべきで、真のクリエーターには様々な技を通してそれができるのだと、つくづく感じさせられました。とはいえ、本作には主役級の存在感を持ったモノがもうひとつ登場しています。それは、歴史の舞台となったベルサイユ宮殿。今回は、何と実際の宮殿で、しかも通常では入場禁止となっている多くの場所でも撮影が許可されたのだとか。暗く沈むムードの中、逃げまどい、絶望する人々を静かに見つめ続け、最後まで残酷なほどに豪華さを失わなかった宮殿は、真の歴史の証人であり、ある意味ではもう一人の主役。そんな宮殿が、自らの懐で撮影されたマリー・アントワネットの物語を、フランス革命当時の223年前と変わらぬ様子でやはり静かに見守っていたのだと思うと、不思議な気持ちが。実際に史実を目撃していたベルサイユ宮殿で描かれる運命の3日間。この切なくも美しい歴史エンタテインメントをあなたはどう観るでしょうか。(text:June Makiguchi)■関連作品:マリー・アントワネットに別れをつげて 2012年12月15日よりTOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマ ほか全国にて公開© 2012 GMT PRODUCTIONS - LES FILMS DU LENDEMAIN - MORENA FILMS - FRANCE 3 CINEMA - EURO MEDIA FRANCE - INVEST IMAGE
2012年11月28日ひきつづき節電が呼びかけられる中、電気ポットの予備電力が気になっている人も少なくないはず。そんな中で2ケタ成長をつづけているのが「早くて便利でしかも節電できる」と注目の電気ケトル。実際に使い勝手が本当に良いのか、お手入れがラクなのか、電気ポットを使い慣れた人にとっては気になる部分も多い。そこでおすすめしたいのが、フランスのキッチン家電+調理器具ブランドティファールの「より使いやすく、安全」であることを追求した新機能搭載の電気ケトル「アントワネット0.8L」だ。とにかく、お茶を飲みたい、コーヒーをいれたい、と思ったらお水を必要な分入れてスイッチをONするだけ。入れる準備をしている間にあっという間にお湯が沸くので無駄が無い(*ただし、これは従来の機種も同様の機能を備えている)。今回さらに注目したいのは、3つの新機能だ。新機能その1:<ワンプッシュ安全ふた>ワンプッシュで簡単にロック操作ができるふた<ワンプッシュ安全ふた>を採用。取り外しも簡単かつ間口が広いので洗いやすくお手入れもラクラク。倒れると同時に注ぎ口が上を向くように設計されているので、湯こぼれも防止できて安心。新機能その2:<熱くなりにくい2重のボディ>ステンレス製内容器と本体(プラスティック製)の2重構造ボディだから、触れても熱くなりにくく安心。新機能その3:<蒸気が手に触れにくい安全設計>取っ手の近くからではなく、注ぎ口からのみ蒸気が出るので、お湯を注ぐ時に安心。その他、お水を入れずにスイッチを押しても通電が切れるので、空だきも防いでくれる点も安心だ。安心機能が揃った『アントワネット 0.8L』は、場所を取らないコンパクトなデザインも魅力。カラーは白を基調に、ホワイト、カフェオレ、シュガーピンク、スカイブルーの4種類を展開する。発売は9月上旬を予定。【商品データ】ティファール『アントワネット 0.8L』(0.8リットル)サイズ:幅210× 奥行 135 × 高さ210(mm)重量:940g(本体のみ)/1150g(全重量) 定格消費電力:1250W税込希望小売価格:9,975円お問い合わせ:株式会社グループセブ ジャパン ティファールお客様相談センター (ナビダイヤル)0570-077772取材/松浦明
2011年08月17日