今回、ご紹介するのは、TVアニメ『薬屋のひとりごと』。後宮を舞台に、毒見役の少女・猫猫(マオマオ)が様々な難事件を解決する、謎解きエンタテインメントです。美形の宦官の壬氏(ジンシ)を演じ、人気沸騰中の大塚剛央(おおつか・たけお)さんにお話をうかがいました。「壬氏が完璧な人間ではないところにホッとしています」【イケメンで観るドラマ&映画】vol. 173『薬屋のひとりごと』の原作は、シリーズ累計3,100万部突破の大人気小説。現在の後宮ブームの先駆けとなった、後宮謎解きエンタテインメントです。舞台は、大陸の中央に位置するとある大国。主人公は、その国の帝の妃たちが住む後宮で下働き中の毒見役の少女・猫猫。彼女はかつて花街で薬師をやっていた稀代の毒好き。美形の宦官・壬氏から次々に面倒事を頼まれ、薬師の知識を生かして、様々な難事件を解決していきます。1月6日に第2クールの初回放送を迎え、謎解きの面白さ、映像の美しさとともに、猫猫と壬氏のじれったい関係にも魅了されるファンが急増している話題作です。ーー本作へ出演が決まったとき、どう思いましたか?大塚さん最初は私たちが生きている現代とは違う、ファンタジーの世界にどれくらい入り込めるのかなと思いました。実際演じてみると、自分が思っていた以上にすっと物語に入り込めたことに驚きました。ーー壬氏を演じる際に心がけていることは?大塚さん誰に相対しているのかというところは、意識して演じています。自分の素を見せられる相手なのか、自分の武器である美しさを利用すべき仕事相手なのか。猫猫に対して思わず素が出てペースを乱されるところなど、どこにいて誰と喋っているのかを意識して演じることで、壬氏の思考が見えたら良いなと思っています。ーー壬氏を演じる際、美しさと同時に、美しさを利用するような演技を心がけているそうですね。大塚さん壬氏は、自分の立場や見た目など、使えるものは何でも使うという覚悟を持って生きているような人物です。その覚悟は、物事を自分の有利なほうへ導く際、最大限に発揮されると思っています。第1クールは、艶やかなところと次第に素の部分を見せていくところの演じ分けを意識しました。視聴者の方々のほうが印象の変化を感じていただけているかもしれません。ーー第1クール全体を振り返ってみて、いかがですか?大塚さん1カットごとにこだわりがすごく、意図された演出があります。見どころしかないなと思いました。ひとりの視聴者として本作を楽しみましたし、見応えがありました。ーー特に印象に残っているシーンは?大塚さん後宮を遠目で切り取っている映像は、ひとつひとつのカットに意味が込められているんです。例えば、梨花妃(リファヒ)が子どもを亡くして泣いているシーンでは、雨が降っています。ほかのシーンの映像も内容によって色を意図的に演出されているんです。それに気づいたとき、思わず「なるほど」という声が出ました。ーー掛け合いのシーンを演じる際に、心がけていることは?大塚さん掛け合いのシーンを演じる方と一緒に収録をしていて、その方のお芝居に反応するということは、僕がほかの役を演じる際にも大切にしているところです。猫猫が壬氏になびかない様子は、猫猫を演じる悠木(碧)さんのお芝居に反応して演じました。高順(ガオシュン)とのやり取りで言えば、長年側にいてくれる相手に対するお芝居を小西(克幸)さんのお芝居を通して感じることができました。ーー悠木さんのお芝居で特に印象に残っているところは?大塚さん猫猫は常に感情をあらわにするキャラクターではありませんが、感情がぐっと上がったときの悠木さんのお芝居が印象に残っています。特に第4話で梨花妃の侍女に対して怒るシーンは、静かな怒りのなかにしっかり感情が乗っていて、目の前で拝見してすごいなと思いました。そこから、壬氏の「女って怖いな」というセリフにつながるんです(笑)。ーー猫猫とのじれったい関係に思わずひとりごとを言ってしまうファンは多いと思います。大塚さん僕もしょっちゅうひとりごとを言います。自宅や移動中など、セリフの練習も兼ねてひとりごとを言っています。仕事が終わった後、時間に余裕があれば歩いて移動して、仕事の反省点を口に出しながら整理して消化します。ひとりごとは自分のクセになっているのかもしれません。そのおかげか、僕はもやっとしたら、歩いて消化して「よし、終わり」となるので、気持ちを引きずりません。たまにひとりごとを言っているところを人に見られて「ん」という表情をされると、「あっ」と我に返りますが(笑)。ーーどれくらいの距離なら歩いて移動しますか?大塚さんMAPを見て1時間以内なら、歩いて移動しようと考えます。東京はせわしない場所ですから、なるべく外を歩いて空気を感じながら移動したいんです。健康のためというより、気持ち良く過ごすためにそうしています。ーー『薬屋のひとりごと』を観ていて、思わずひとりごとを言ってしまった瞬間はありますか?大塚さん面白くて「ふふっ」と笑ってしまったり、「なるほど」と思わず声に出して感嘆するときがあります。ーー本作は配信サイトでも常に上位をキープするほどの大反響を巻き起こしています。大塚さん放送が始まってから、ファンの方々や同業者の方々の反応がすごかったので、それほど大きな作品なんだと身に染みて実感するようになりました。自分が何か言われることよりも、作品に対するポジティブな意見を喜んでいます。視聴者の方々が見てくださり、物語を楽しんでいる。そのことに少しでも貢献できているのであれば嬉しく思います。ーー最後に、今後の見どころをお願いいたします。大塚さん登場人物が増えますが、埋もれることなく、それぞれを軸にした話が展開されます。あまり詳しくは言えませんが、ひとつのテーマをほかの登場人物の目線で見ると面白く、そのための演出も仕掛けてあると思います。猫猫と壬氏は、これまで以上に大きな事件に立ち向かっていきます。第1クールを見返しながら、第2クールを楽しんでいただきたいです。インタビューのこぼれ話まるで壬氏のようにイケメンな大塚さんですが、意外なところに共感しているそう。「高順のそばで気を抜いているところ、仕事はしっかりこなす一方でものぐさなところなど、彼が完璧な人間ではないところを見るとホッとしますし、リラックスして演じることができます。僕もものぐさなんです。仕事はきちっとこなすように心がけていますが、そのほかに関しては面倒なことをしたくないと思っています。仕事に出かけるときの服装やヘアスタイルも、清潔感があれば、特に気にしません。できるだけ寝ていたいですし、何もしなくて良いなら何もしたくないと思っています(笑)」(大塚さん)。InformationTVアニメ『薬屋のひとりごと』毎週土曜24:55~ 日本テレビ系にて全国放送中!※放送日時は予告なく変更になる場合がございます。放送終了後、各種配信プラットフォームでも順次配信!各地の放送&配信情報は、こちら声の出演:悠木碧、大塚剛央、小西克幸、種﨑敦美、石川由依、木野日菜、甲斐田裕子、潘めぐみ、小清水亜美、七海ひろき、斉藤貴美子、家中宏、赤羽根健治、久野美咲、名塚佳織、かぬか光明、桐本拓哉ナレーション:島本須美原作:日向夏(ヒーロー文庫/イマジカインフォス刊)キャラクター原案:しのとうこ監督・シリーズ構成:長沼範裕副監督:筆坂明規キャラクターデザイン:中谷友紀子色彩設計:相田美里美術監督:髙尾克己CGIディレクター:永井有撮影監督:石黒瑠美編集:今井大介音響監督:はたしょう二音楽:神前暁・Kevin Penkin・桶狭間ありさオープニングテーマ:Uru『アンビバレント』エンディングテーマ:wacci『愛は薬』アニメーション制作:TOHO animation STUDIO×OLM製作:「薬屋のひとりごと」製作委員会衣装協力:ジャケット¥69,300((A)crypsis/THE PR03-6803-8313)、シャツ¥23,650(EGO TRIPPING/Unscramble03-4361-8562)、ボトムス¥39,930(EGO TRIPPING/Unscramble03-4361-8562)、そのほかのアイテムは、スタイリスト私物写真・幸喜ひかり文・田嶋真理 スタイリスト・宇都宮春男 (YKP)ヘアメイク・RIE(TOKYO LOGIC)写真・幸喜ひかり 文・田嶋真理 スタイリスト・宇都宮春男 (YKP) ヘアメイク・RIE(TOKYO LOGIC)
2024年02月03日アイドルグループ・欅坂46が、17日に放送されるテレビ朝日系音楽番組『ミュージックステーション』(毎週金曜20:00~)に出演し、新曲「アンビバレント」をテレビ初披露する。欅坂46が『ミュージックステーション』に出演するのは5カ月ぶり。新曲は側転やでんぐり返し、空中逆上がり・フライトなど、迫力のあるパフォーマンスが見どころとなっており、長濱ねるは冒頭部分を「特徴的」と話す。さらに菅井友香は「サビ前に1列の木が崩れる振り付けがあります。あれは、人間関係のしがらみからの解放を表しています」と楽曲と振り付けに込められたメッセージを明かした。また、「クールな振り付けが多い中で、スカートを振るという女性的な振りも取り入れています」(渡辺梨加)、「今までの楽曲は一人称が“僕”だったのが、今回は“私”になり、振り付けも女性らしくなっています」(渡邉理佐)と、それぞれ今作での変化を語った。そして衣装についても、長濱は「インパクトのある衣装ですが、踊りやすいです」と感想を述べ、渡邉も「シルエットも綺麗で、お気に入りです」と明かす。さらに、ゆずがテレビ初披露となる同局系アニメ『クレヨンしんちゃん』の主題歌「マスカット」と「夏色」を歌唱。スタジオにはゆずを応援するため、しんちゃんも登場する。北川悠仁は「“マスカット”をキーワードに展開している歌詞と、ひとつの曲の中でいろんなジャンルの音楽に展開していくところがポイント」と話し、岩沢厚治も「痛快なスカからレゲエまで、曲の変化を楽しんでください!」と見どころを明かした。また、北川は「しんちゃんをご覧になる方が、スカッとして1週間の疲れが吹っ飛ぶような曲がいいと思い作りました。オープニングでしんちゃんたちが踊る姿をイメージしています。マスカットが好きなので、いつかそのタイトルで曲を作ろうと思っていたんです」と語った。その他にも、あいみょん、家入レオ、ジャニーズWEST、Perfumeが登場する。
2018年08月17日