月曜深夜の映画番組「映画天国」。3月23日(月)放送回では、別れた元妻が再婚した夫婦を恐怖に陥れるスリラー『アンフォゲッタブル』を放送する。元夫、デイヴィッド(ジェフ・スタルツ)の再婚を知った前妻のテッサ(キャサリン・ハイグル)は、新しくデイヴィッドの妻となったジュリア(ロザリオ・ドーソン)に、自分の家族や人生感を盗まれてしまうような嫉妬と疑惑を抱く。やがて幸せな日々を送るジュリアに近づき、悪質な嫌がらせを繰り返し、ついに彼女を恐怖のどん底に突き落とす…という本作。デイヴィッド役には犯罪現場に残された被害者の骨から事件を解決に導いていく「ボーンズ」と呼ばれる捜査官たちの姿を描いた人気海外ドラマ「BONES -骨は語る-」をはじめ、ヒットメーカー、ジェリー・ブラッカイマーがクリス・ヘムズワース主演で描いた対テロ戦争の最前線で活躍したグリーンベレーの実話を映画化した『ホース・ソルジャー』などに出演するジェフ・スタルツ。元夫の再婚をきっかけに恐怖の存在へと変わっていくテッサ役には大病院で働く外科医たちの姿を描いた人気ドラマ「グレイズ・アナトミー 恋の解剖学」や、『プラダを着た悪魔』のスタッフによる『幸せになるための27のドレス』などのキャサリン・ハイグル。テッサに狙われることになるジュリア役には人気ファンタジーをクリス・コロンバス監督がメガホンを取って映像化した『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』や人気アメコミを映画化してシリーズ化も果たした『シン・シティ』などのロザリオ・ドーソン。また番組の企画「クイズ!佐藤梨那アナ 映画マイスターへの道」では近日公開予定の『ドクター・ドリトル』を取り上げる。同作はヒュー・ロフティングの児童文学「ドリトル先生」を新たに映像化するもので、ロバート・ダウニー・Jr.が動物と会話できる医者ドクター・ドリトルを演じるほか、藤原啓治、石田ゆり子、小野大輔、中村悠一ら豪華な吹き替えキャストにも注目が集まっている。映画天国『アンフォゲッタブル』は3月23日(月)深夜25時59分~日本テレビで放送。(笠緒)
2020年03月23日見たものすべてを記憶する“完全記憶脳”の女刑事の活躍を描く海外ドラマ「アンフォゲッタブル 完全記憶捜査」を鑑賞した認知科学者の苫米地英人氏が、「一級の専門家が監修している」と専門家視点で分析を行い、そのリアリズムとクオリティーに太鼓判を押した!その他の画像NY市警の女刑事キャリー・ウェルズが主人公の同作は、少女時代から現在に至るまで、目にしたものすべてを完全に記憶する“完全記憶脳”の彼女が、その能力で常人であれば見落とす証拠品や犯人の足跡を正確に炙り出して、次から次へと殺人事件を解決していく、異色の設定に目が離せないクリミナル・サスペンスだ。まず“完全記憶脳”について、脳科学分野での世界的権威・苫米地氏に解説をお願いした。「“超記憶症候群”といって実際にある症例ですが、自分の過去がとめどなくあふれ出してしまう傾向があります。たとえば30年前に食べた昼飯の内容を昨日のことのように思い出すとか(笑)。本人は大変です」。“超記憶症候群”は自分が実際に見て記憶したモノを思い出す症例なので、第三者の記憶が介入しているキャリーの場合は「ちょっと違いますね(笑)」と苫米地氏は指摘するも、「エンターテインメントの逸脱の許容範囲かな」として高い評価を下す。「バックに誰か、しっかりとした科学者がついていますね(笑)。基本的に科学的な検証を行った上で、自分の記憶以外も見るという第三者の視点、すなわちエンタメ的な逸脱を許しているので、一定の説得力をキープしているわけですよ」と専門家の視点でリアリズムとクオリティーに太鼓判を押す苫米地氏。すでに今夏、「シーズン2」放送も決定している理由もナットクだ。ちなみに苫米地氏、映画や海外ドラマをよく観るそうで、『メメント』(00)、『インセプション』(10)など“脳モノ”は「観ますね(笑)」とのこと。「恋愛モノ以外は観ます(笑)。実はスティーヴン・セガールとか個人的に古くからのつきあいで良く観ていますが、出会った奴は絶対に死ぬという、どれだけ単純な映画だってカンジですよ(笑)」と意外な趣味と交友関係まで明かす苫米地氏。ただ、同作は「群を抜いて他作品とは違う」という。「単純じゃないから。知的水準が高いので、日本のぬるい連ドラで慣れちゃっている人は、最初は観ていて疲れると思う。でも、最終的に得る感動は格段に上でしょう」と最後はしっかりと推していた。「アンフォゲッタブル完全記憶捜査」DVD-BOX13,650円発売中DVD好評レンタル中発売・販売:エスピーオー取材・文・写真:鴇田 崇
2013年04月05日