クリス・プラット&キャサリン・シュワルツェネッガー夫妻に第1子女児が誕生した。どちらも2人の手と赤ちゃんの手を重ねている写真をインスタグラムに投稿し、報告。ライラ・マリア・シュワルツェネッガー・プラットと名付けたことも発表した。クリスは「こんなにうれしいことはない」と大喜びで「母子ともに健康」であることも伝えている。クリスのインスタにはエンタメ業界の仲間たちから祝福メッセージが殺到。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の監督ジェームズ・ガン、共演者のゾーイ・サルダナ、カレン・ギラン、ジョシュ・ブローリンや『ジュラシック・ワールド』の共演者ブライス・ダラス・ハワードらがライラちゃんの誕生を祝った。「ETonline」によると、パトリック・シュワルツェネッガーは早速ライラちゃんに対して“叔父ぶり”を発揮。記者に「赤ちゃんへの贈り物なんだ」とピンクのリボンがついたプレゼントを見せ、うれしそうだったという。おじいちゃんとなったアーノルド・シュワルツェネッガーら家族はすでに夫妻の家を訪れ、ライラちゃんに面会した。クリス&キャサリンは昨年6月に結婚。クリスには元妻アンナ・ファリスとの間に7歳の息子ジャックくんがいる。(Hiromi Kaku)
2020年08月11日2020年6月25日に公開となった最新作『ランボー ラスト・ブラッド』でも、強烈なアクションを披露しているハリウッドの生ける伝説シルヴェスター・スタローン。今年で御歳74歳を迎えてなお、その鋼の肉体は衰えを知りません。そんなスタローンの肉体を彼のキャリアとともに振り返りましょう。ただのマッチョと侮るなかれ!鋼の肉体に秘めた『ワンスアゲイン魂』スタローンというと『豪快アクション映画の人』というイメージをしがちですが、実は苦境から成り上がった『不屈の人』なのです。そして彼の肉体はその『不屈さの象徴』といっても過言ではないでしょう。 View this post on Instagram A post shared by Sly Stallone (@officialslystallone) on Aug 8, 2017 at 4:12pm PDTスタローンはニューヨークのマンハッタンでも治安の悪い、ヘルズキッチンという地区生まれ。生まれた時に、産婦人科医の誤った施術で顔の左側に麻痺が残ってしまいました。それが原因でいじめを受け、幼少期はスーパーヒーローコミックや映画に夢を抱き、学校の制服の下にコスチュームを着て通学していたこともあったそうです。 View this post on Instagram Can't believe I found this picture! This is me joking around in my small room in NYC with all the scripts I had written but had not even sold one..... Rocky was written three years later. A post shared by Sly Stallone (@officialslystallone) on Jul 25, 2017 at 10:19pm PDT両親の離婚を経て不良になり、無数の学校で退学処分を受けてきたスタローン。この頃、映画俳優のスティーブ・リーブスに憧れ、廃材から筋トレマシーンを自作して身体を鍛え、ボクシングを学び、肉体を作り上げていきます。高校卒業後は演劇学校に通い始めますが、顔面に麻痺の影響が残る無名のスタローンに、仕事はほとんどありませんでした。苦労したスタローンはポルノ映画に出演するなどして、極貧生活を食いつないでいきます。 View this post on Instagram I’ll never forget those hungry days When the world just seem to pass you by and never wave hello... Thank you everyone I count my blessings every day. A post shared by Sly Stallone (@officialslystallone) on Nov 8, 2018 at 3:19pm PSTそして1975年、彼が29歳の時に自身の境遇を重ねながら、わずか3日でとある脚本を書き上げました。必死の売り込みの結果、低予算で映画製作が決定し、1977年にはわずかな館数で公開の日の目を見ます。それこそが、あの名作『ロッキー』なのです。公開後、その感動的な内容が口コミで評判となり、主演のスタローンは爆発的な人気を得ました。まさにアメリカン・ドリームの体現者ですね。 View this post on Instagram And interesting picture. This is one hour before Rocky came out. Just 60 short minutes later , my whole world flipped upside down and would never be the same. I Thank you all for that… PS, I’d like to add that just 2 years earlier I worked as an usher at that theater and the one down the street called the Baronet... A post shared by Sly Stallone (@officialslystallone) on Aug 19, 2018 at 7:33pm PDTちなみに自身のInstagramでスタローン本人が投稿したこの写真は、『ロッキー』が公開される1時間前のものだそう。「たった60分後には、俺の世界はひっくり返って、元の世界には戻れなくなった。みんな、ありがとうな…」とコメントを添えています。1980年代に入ると彼は新たな伝説を打ち立てます。それが1982年公開のアクション映画『ランボー』です。ベトナム戦争の英雄だったランボーが、帰国後に迫害にあい、その悲しみと怒りを爆発させる本作で、スタローンは見事な肉体と哀愁の名演技を披露。計5作作られるほどの人気シリーズとなりました。その後、スタローンは1980年代の絢爛なアクションブームの代名詞的存在となり、その肉体もよりたくましく、ど派手なムキムキに仕上がっていきます。当時、同じ肉体派スターとして人気を二分していたのが、永遠のライバルであり親友のアーノルド・シュワルツェネッガーなのは有名な話ですよね。 View this post on Instagram Time to try to get back into action movie shape! Even though it's almost an impossible dream you just got to keep going forward. You're only as old as you feel. The brain is a muscle that should never ever stop being worked out! A post shared by Sly Stallone (@officialslystallone) on Jan 2, 2018 at 6:44pm PST次々とヒット作を飛ばし、ハリウッドのドル箱スターとして栄光をつかんでいったスタローン。このときのマッチョで豪快なイメージが、スタローンのパブリックイメージを作ったのかもしれません。そんなスタローンでしたが1990年代後半になるとかつてのような筋肉アクション映画ブームも下火となり、彼自身も『過去の人』というイメージがついて周り、出演作の興行もいまいちに…。髪型もさっぱりとショートにし、SF映画やサスペンス映画に多く出演。肉体も立派な筋肉は残しつつも、幾分スレンダーなシルエットが多い印象ですね。ナイスミドルな『いぶし銀スタローン時代』という感じでしょうか。スタローンを語る上で、この時代を推す人も少なくないのですが、本人的には不遇の時代だったようで過去の週刊朝日でのインタビューで「エージェントが持ってきた話だけでスケジュールを決めていく。気が付かないうちに8年間クズな映画に出ることになった」と語っています。すでに十分すぎるほどの栄光を手にしていたスタローン。しかし彼の中にある『チャレンジ精神』は消えていませんでした。 View this post on Instagram Getting ready for Rambo, Totally immersed in it! 100%. welcome to the jungle. @slystalloneshop #rambo @athleanx #healthylifestyle #mexico #heart @bradsiskind @gunnarfitness A post shared by Sly Stallone (@officialslystallone) on Sep 12, 2018 at 9:37am PDTなんと2000年代に入ると、60代にも関わらずハードなトレーニングを敢行。肉体を鍛え直し、興行・批評面でも高い評価を受けた、2006年公開の映画『ロッキー・ザ・ファイナル』、2008年公開の映画『ランボー/最後の戦場』を世に送り出し、表舞台に返り咲いたのです。その後は、1980年代のアクション映画ブームにオマージュを捧げ、同時代を駆け抜けたアクション俳優の同窓会的側面を持つ『エクスペンダブルズ』を2008年に発表。スタローンの肉体美を再び世間に見せつけました。現在は監督プロデュース業も巧みにこなす一方で、5人の美人な愛娘達との仲睦まじい日々をSNSで公開しているスタローン。ぜひ最新作でも、その不屈の人生が刻み込まれた肉体をその目に焼き付けてみてください。 View this post on Instagram A post shared by Sly Stallone (@officialslystallone) on Apr 12, 2020 at 2:32pm PDT[文・構成/grape編集部]
2020年07月10日今やネットを使えば、新作の映画情報はすぐに得られますが、かつては劇場に貼られたポスターと、そこに添えられた『キャッチコピー』が集客の大きな要でした。今でも、その映画の『香り』を表現する存在として愛されているキャッチコピー。中でも特徴的な名キャッチコピーを5つ紹介します。笑い、恐怖、筋肉!? 名画を巧みに表した名コピーの数々名キャッチコピー①これぞ《ビッグ1》まず紹介したいのは、1985年制作の映画『コマンドー』の「これぞ《ビッグ1》」というキャッチコピーです。このコピーは、伝説的筋肉アクションスター、アーノルド・シュワルツェネッガー主演の超豪快バトルアクションである本作を、まさにひと言で表した名文といえるでしょう。特殊部隊の伝説的指揮官だったジョン・メイトリクスは、引退し山奥で愛娘のジェニーと静かに暮らしていました。しかし、かつての仲間が次々殺される事件が発生。さらに悪の一団にジェニーが誘拐されてしまいます。怒りに燃えるメイトリクスは敵のアジトに乗り込んでいく…というのがあらすじ。その豪快さ、耳に残る吹き替えなどが愛され、カルト的人気をほこる映画と化している本作。実は本国版のポスターでは「Let’s Party!」のひと言しかありませんでした。しかし、日本版ポスターでは先述の「これぞ《ビッグ1》」に加え「許せない!! 奴らはただでは済まさぬ!」「怪力! 強烈パワー」など豪快すぎるコピーが大幅に増強されています。結果、映画『コマンドー』の魅力を本国以上に伝えてくれる結果となりました。名キャッチコピー②全員悪人次は邦画から「全員悪人」というコピーを紹介します。このコピー、一度は耳にした人も多いのでは?このコピーが付けられたのは、2010年公開の北野武監督のバイオレンス映画『アウトレイジ』。カンヌ映画祭でも高い評価を受け、合計3作も作られた人気シリーズ。劇中で飛び交う名優たちの『怒号』と『罵声』はある種、爽快感すら覚えるほどです。関東で一大勢力を誇る暴力団・山王会。その若頭である加藤は、傘下である池元組の組長・池元に親交のあった村瀬組を締めるよう苦言を呈します。池元は配下の武闘派・大友組をその任に就かせるが…というのがあらすじ。暴力団員たちの血で血を洗う抗争を、やりすぎな罵声とどこか軽妙なユーモアで見事に描いた本作では、登場する人物は、彼らを取り締まる警官ですら凶暴。このコピーは、そんな本作を4文字で表現しきった、実にパワフルな一文ではないでしょうか。名キャッチコピー③宇宙では、あなたの悲鳴は誰にも聞こえない次はSFホラーの金字塔から「宇宙では、あなたの悲鳴は誰にも聞こえない」という名キャッチコピーを紹介します。このコピーが付けられたのは、1979年公開、名匠リドリー・スコット監督、シガニー・ウィーバー主演の映画『エイリアン』です。漆黒の宇宙で未知の凶悪生命体との死闘を描いた本作。スイスの天才画家H・R・ギーガーが手がけた本作のエイリアン『ゼノモーフ』の艶めかしくも邪悪なデザインは有名ですよね。鉱物資源の採掘を終えた宇宙貨物船ノストロモ号は、とある信号を受信。クルーたちは渋々その信号のあった惑星に降り立つも、そこには異星文明の巨大な残骸と、胸を食い破られた異星人の死体、そして無数の『卵』があった…というあらすじです。閉鎖空間で襲い来るエイリアンの恐怖を鮮烈に描いた本作は、誰の助けも呼べない宇宙が舞台。登場人物たちの孤独な恐怖感を表したこのコピーは、原語版ポスターに描かれていた一文で、映画ファンの間では有名です。名キャッチコピー④バカも休み休みyeah!次はホラーから一転、1990年代に一世を風靡したコメディから「バカも休み休みyeah!」という、映画『オースティン・パワーズ』のキャッチコピーです。1998年の第1作目公開後、またたく間に人気を呼び、合計3作が作られた大ヒットコメディである本作。抜群のオーバーリアクションで笑いを誘う、主演のマイク・マイヤーズと、1960年代の華やかなファッションが魅力です。1967年、悪の科学者ドクター・イーブルを追っていた英国諜報部のエージェント、オースティン・パワーズ。冷凍睡眠を使って窮地を逃れた彼を追って、オースティンも冷凍睡眠へ。そして彼らは30年後の1997年に目を覚ます…というあらすじ。ノンストップでボケ倒す本作。「まったく…バカも休み休み…いや、もうそのままでいいか!」という観客の気持ちを見事に表現した愉快な一文ではないでしょうか。名キャッチコピー⑤僕たちは、世界で一番美しい魂を握りつぶそうとしていた最後は、全世界を感動で包んだ「僕たちは、世界で一番美しい魂を握りつぶそうとしていた」という、映画『グリーン・マイル』のキャッチコピーです。2000年に公開された本作。避けられぬ運命の最中に輝く奇跡は多くの観客の涙を誘いました。主演のトム・ハンクスをはじめとする演者の名演は高く評価され、本作はその年のアカデミー作品賞に輝きました。1935年、刑務所の看守であるポールたちの元にコーフィーという大柄な黒人男性が送られてきます。ポールたちは徐々に、彼に人の病を治せる不思議な力があることを知り…というのがあらすじです。無実であるにも関わらず、当時激しかった黒人への差別もあり、死刑判決を受けてしまったコーフィー。聖人のような力と並外れた慈愛を持った彼の命を自らの手で消してしまう苦悩が伝わる、美しいキャッチコピーです。時に2時間を超える映画をたった数行で表現しているキャッチコピー。まだ作品を観たことがない人に「見てみようかな…」と思わせる力は、やはりすごいと思わされますね。[文・構成/grape編集部]
2020年06月30日オトコの美尻で目の保養!映画評論ユニットのお杉とB子がナイスバディな男性の映画をご紹介します。男尻(だんじり)は硬さが大事、仕上げにロマンもね。お杉:『マジック・マイク』シリーズを語らないわけにはいかないわ。男性のゴージャスな肉体美祭りだったじゃない。B子:アダム・ロドリゲスのトゥワークダンスには目が点になりました。尻っぺタがぶるんぶるん揺れるんだもん。お杉:マシュー・マコノヒーのTバックも強烈だったよね。あのスタイルで開脚なんて、いつポロリするかヒヤヒヤ(笑)。B子:あの人、脱ぎたがりだから。お杉:マッチョなストリッパーたちが、消防士や兵士といったコスプレで女のファンタジーを満たしてくれるのは素晴らしい。イケてるお尻は大事だけど、お尻だけじゃロマンは完結しないから。B子:男性のお尻がチャームポイントとなったのって『アウトサイダー』あたり?初脱ぎしたロブ・ロウは当時、美尻を魅せる美男俳優という立ち位置だった。お杉:アイスホッケー選手を演じた『栄光のエンブレム』でも脱いでた。スポーツ映画ってシャワーシーンがあるから、要チェックよ。B子:刑務所映画もね(笑)。シャワールームで格闘したりするでしょ。『イースタン・プロミス』では、ヴィゴ・モーテンセンがサウナで殺し屋と戦うんだけど、マッパ!ポロリで撮り直しとかあったはず(笑)。お杉:ヴィゴのたくましい脚にも痺れた。アラゴルン様を演じたあとだけにあの全裸はショーゲキだったわ。売り出し中の若手の体当たり演技とは、ありがたみが違う。B子:中年過ぎても肉体がたるんでないのはさすがだよね。ヒップも引き締まってたもん。お杉:そう、男のお尻は硬さが大事。映画史を彩った男の全裸は数々あれど、私にとっての最上級は『ターミネーター』のアーノルド・シュワルツェネッガー。未来から全裸でやってきたターミネーターの降臨ポーズは、大事なところの隠し加減も含めて、完璧よ。B子:今は映像技術でヌードも作れるし、尻用ボディダブルに頼る男優もいるよね。ザック・エフロンとか。お杉:そうなの!?『恋人まで1%』のお尻、ザックのだと思ってたのに!『マジック・マイク』家具店を開く夢を持ちながら、ストリッパーとして享楽的な人生を歩むマイクの成長と恋を描く物語。主演チャニング・テイタムのストリッパー体験を活かした傑作。Amazon Prime Videoなどで配信中写真:Everett Collection/アフロ『アウトサイダー』オクラホマ州の片田舎に住む不良少年グループの苦々しい人生と恋を描く青春映画の金字塔。後に大スターとなるトム・クルーズが台詞がほとんどない脇役で出演している。ビデオマーケットなどでレンタル配信中写真:PictureLux/アフロ『イースタン・プロミス』助産師アンナは死亡した少女が遺した日記をきっかけにロシアン・マフィアの運転手ニコライと知り合う。彼には別の顔があり…。人身売買をテーマにした渋い犯罪ドラマ。TSUTAYAプレミアムなどでレンタル可お杉とB子小誌で「お杉とB子のMOVIE TALK」を連載中の映画評論ユニット。『愛の不時着』は完走したものの、いまだ七王国をさまよい中のお杉と、配信の犯罪ドキュメンタリーにハマっているB子。傑作から駄作まで鋭く、おかしく斬り込むよ。※『anan』2020年6月24日号より。イラスト・いいあい(by anan編集部)
2020年06月23日6月10日(水)のテレビ東京「午後のロードショー」はシャロン・ストーンが恋人の罪をかぶった主人公を演じる『グロリア』をオンエアする。大学時代にモデル活動をはじめ、『ロマンシング・アドベンチャー』シリーズなどに出演。1990年に公開されたアーノルド・シュワルツェネッガー主演のSF大作『トータル・リコール』に出演したことがきっかけで注目され、同作も手掛けたポール・バーホーベン監督の『氷の微笑』で演じた小説家役で世界的スターとなったシャロン・ストーン。近年では俳優業のみならずテレビシリーズ製作総指揮も務め、「エージェントX」を製作・主演と活躍の場を広げている。彼女を主演に迎え1999年に製作された本作は、『十二人の怒れる男』でベルリン国際映画祭金熊賞に輝き、その後も『評決』など作品が幾度もアカデミー賞、ゴールデングローブ賞にノミネートされている名匠シドニー・ルメットがメガホンを取り、ジーナ・ローランズ主演による1980年の映画をリメイクしたもの。シャロンのほか『嵐が丘』『ザ・インターネット』などのジェレミー・ノーサムらが出演する。ニューヨークでマフィアの会計士をしているジャック(ボビー・カナヴェイル)は組織の情報を盗み、密かにフロッピーディスクに保存していたが、それを知った組織のボス、ルビー(ジョージ・C・スコット)の片腕、ケビン(ジェレミー・ノーサム)は、その情報を取り戻すためジャックのアパートを襲撃。間一髪、7歳の息子ニッキー(ジーン・ルーク・フィゲロア)がジャックから渡されたフロッピーを手に外へ逃げ出すも、ケビンの部下に捕まってしまう。一方、ケビンの恋人のグロリア(シャロン・ストーン)がフロリダで3年の刑期を終え、故郷ニューヨークに戻ってくる。彼女は恋人ケビンの罪をかぶり服役していた。だがようやく外に出た彼女を待っていたのは、恋人ケビンの冷酷な裏切りだった。ケビンの部下がニッキーを殺そうと相談しているのを立ち聞きしたグロリアは、ニッキーを助けようと銃を片手にケビンたちを脅し金や貴金属を奪い、ニッキーを連れアジトから逃げ出す。家族の元へ返そうとニッキーのアパートに向かうが家族はすでに皆殺しにされ、ニッキーが父に頼るように言われていた叔父もまた彼らに殺されていた。ニッキーを連れ、途方に暮れるグロリアだったが…というストーリー。午後のロードショー『グロリア』は6月10日(水)13時35分~テレビ東京でオンエア。(笠緒)
2020年06月10日平日午後に映画をお届けするテレビ東京「午後のロードショー」枠の5月15日(金)放送回は、アーノルド・シュワルツェネッガー主演でフィリップ・K・ディックのSF小説を映画化した『トータル・リコール』をオンエアする。その映像が映画界のみならず多くのクリエイターに影響を与えた『ブレードランナー』。トム・クルーズ主演、スティーヴン・スピルバーグ監督のコンビで映画化された『マイノリティ・リポート』。ベン・アフレック主演、ジョン・ウー監督による『ペイチェック 消された記憶』。マット・デイモンを主役に迎えて映像化された『アジャストメント』など、発表した作品の多くが映画化されているフィリップ・K・ディックによる短編小説をベースに映画化した本作。その原作に『ターミネーター』では殺戮サイボーグを、『コマンドー』では超人的兵士を演じ、『プレデター』では異星人の戦士と戦ったかと思えば『レッドブル』ではソ連の刑事となってアメリカで大暴れ。当時アクションスターとして最盛期を迎えていたアーノルド・シュワルツェネッガーを主演に迎え、アクション要素を大胆に追加。『ロボコップ』『スターシップ・トゥルーパーズ』といったSFアクションから『氷の微笑』『エル ELLE』といったサスペンス、スリラーまで幅広く手掛けるポール・バーホーベンがメガホンを取った。西暦2084年。建設会社で働くクエイド(アーノルド・シュワルツェネッガー)は、見知らぬ黒髪の美女と火星の大地に立つという不可解な内容の夢に毎晩悩まされていた。夢が気になり仕方ないクエイドは、会社の同僚に反対されながらも、記憶を売るという触れ込みの疑似旅行体験会社「リコール社」を訪れる。そこでクエイドは火星旅行を希望するが、疑似体験は失敗。さらにその帰り道、謎の男たちに襲われる。なんとか自宅に辿り着くが、今度は妻のローリー(シャロン・ストーン)までもが襲ってくる。間一髪逃れたクエイドは謎の男から渡されたビデオレターで衝撃の真実を知る…。いまの自分の記憶は植えつけられた偽りの記憶であり、本当の姿は火星を牛耳る男・コーヘイゲン(ロニー・コックス)と戦うレジスタンスの一員だというのだ…というストーリー。午後のロードショー『トータル・リコール』は5月15日(金)13時35分~テレビ東京でオンエア。(笠緒)
2020年05月15日昼下がりの名作劇場として愛される「午後のロードショー」。5月1日(金)はアーノルド・シュワルツェネッガー、ヴァネッサ・ウィリアムズらが出演した『イレイザー』をオンエアする。利害関係にある第三者から重要証人を守るための証人保護プログラム。そこには時に証人の死を演出してまで過去を消去するスゴ腕のエージェントの存在があった。証人保護プログラムエージェントのジョン・クルーガー(アーノルド・シュワルツェネッガー)が担当することになったのは、大手兵器製造会社サイレス社に勤めるリー・カレン(ヴァネッサ・ウィリアムズ)。彼女は自社が開発していた最新鋭の兵器「EM銃」、別名“レール・ガン”の密売計画を知り事実を公表しようとしていた。しかし証拠のデータを手に入れたところ、計画に加担する政府関係者に気づかれ、命を狙われていたのだ。証人保護を拒否するリーだったが、自宅にいたところを問題の最新兵器で襲撃を受ける。ジョンはリーを救出すると、安全な場所に彼女の身柄を預け痕跡を消した。リーの安全を確保したのも束の間、証人保護プログラム下の証人が次々と殺されるという事件が発生。恩師のロバート・ドゥゲラン(ジェームズ・カーン)と共にロバートの証人の保護に向かうが、ジョンは内部に裏切り者がいると睨んでいた…というストーリー。ボディビルダーとして成功し1984年、のちにシリーズ化される出世作『ターミネーター』で主演。その後は『プレデター』『トータル・リコール』『ラスト・アクション・ヒーロー』『トゥルーライズ』とアクション大作に出演を続けてきたアーノルド・シュワルツェネッガーが、証人を守るため国家と対峙する主人公・ジョン役に。R&Bシンガーとしてグラミー賞に輝き、ミュージカル女優としてトニー賞候補にノミネートされ、女優としても「デスパレートな妻たち」などで知られるヴァネッサ・ウィリアムズが“証人”カレン役で出演している。多くの作品で扱われてきた証人保護プログラムをテーマに、シュワルツェネッガーならではのパワフルなアクションでスピード感ある作品に仕上げた『イレイザー』は、5月1日(金)13時35分~テレビ東京「午後のロードショー」枠でオンエア。(笠緒)
2020年05月01日アーノルド・シュワルツェネッガーが、おじいちゃんになる。長女のキャサリン・シュワルツェネッガーが、昨年結婚したクリス・プラットとの間に第1子を妊娠したという。アーノルドにとっては初孫。「People」誌などが報じた。クリスは2017年8月に元妻アンナ・ファリスと離婚することを発表し、2018年10月に離婚が成立。キャサリンとは2018年夏から交際を始め、昨年6月に結婚した。クリスにはアンナとの間に7歳半の息子ジャックくんがいる。クリスとキャサリンおよびシュワルツェネッガー家から妊娠の発表はまだないが、先週金曜日、ゆったりめのサロペットを着用し、お腹に少しふくらみが見えるキャサリンの姿が目撃された。母親のマリア・シュライヴァーとともに、愛犬を連れて散歩をしており、時折笑顔も見られた。キャサリンは作家としての本業も順調で、「キャサリン・シュワルツェネッガー・プラット」名義で執筆した「The Gift of Forgiveness」(原題)が「ニューヨーク・タイムズ」のベストセラー入りを果たし、現在バーチャルブックツアーを行っている真っ最中。数日前にはクリスとともに、自身が手掛けた子ども向け絵本の「Maverick and Me」(原題)の読み聞かせも行った。(Hiromi Kaku)
2020年04月27日平日午後に映画をオンエアするテレビ東京「午後のロードショー」枠の4月21日(火)本日放送回は、アーノルド・シュワルツェネッガー主演で、冷戦時代のソ連とアメリカの刑事が“バディ”を組むアクション大作『レッドブル』を放送する。未来から送り込まれた殺戮マシーンを演じた『ターミネーター』が大ヒット。当時のアクションスターに珍しく演技にコミカルさを取り入れた『コマンドー』。宇宙からの敵と生身で戦う主人公を説得力ある肉体で演じきった『プレデター』などでアクション俳優としての地位を確立する一方、『ツインズ』や『キンダガートン・コップ』などのコメディにも挑戦。俳優としての幅を広げ、00年代に入ると政治の世界へ進出。カリフォルニア州知事を務めたのち俳優に復帰。『ターミネーター』や『エクスペンダブルズ』シリーズなどいまもヒット作に出演を続けるシュワルツェネッガー。彼がアクションスターとして注目を浴びた80年代後半に製作された、異色の刑事アクション映画が本作。シュワルツェネッガーが演じているのは、モスクワの刑事・イワン。冷戦時代のソ連の特捜刑事ということで、非常に“堅物”なイワンが、アメリカで自分とは正反対の性格を持つ型破り刑事と“バディ”として、ともに犯人を追う。そのなかで感じるカルチャーギャップや、刑事としてのシンパシー、そこから生まれる政治背景を超えた友情が描かれていく。モスクワ警察特捜部の腕利き刑事イワン・ダンコ(アーノルド・シュワルツェネッガー)は米ソにまたがる麻薬密売組織の大ボス・ビクトルを苦労の末、ようやく追いつめるのだが、ビクトルは逮捕直前の一瞬の隙をつき逃走。悔しさとやりきれなさで悩むダンコだったが、数か月後、ビクトルが交通違反で検挙され、身柄を拘束されているとの連絡がシカゴから届く。ビクトルを連行するためアメリカに向かったダンコを迎えたのは、シカゴ市警の型破り刑事リジック(ジェームズ・ベルーシ)だった。ダンコとリジックの相性は良くなかったが、ダンコはとにかくシカゴ市警に向かい、ビクトルの身柄を引き受ける。だが、空港に向かおうとした矢先、ダンコは警官に変装した一団に襲われ、ビクトルを奪われてしまう。彼の手にはビクトルの所持品の鍵だけが残っていた…。決して犯してはいけないミスを犯したダンコは、モスクワからの帰国命令を無視してビクトル逮捕を誓う…というストーリー。午後のロードショー『レッドブル』は4月21日(火)13時35分~テレビ東京で放送。(笠緒)
2020年04月21日俳優の木村拓哉さんと工藤静香さんの長女であるCocomiさんが、2020年3月28日発売の『VOGUE JAPAN』の表紙モデルで芸能界デビューを果たし、大きな話題を呼びました。彼女のように、親が有名スターという芸能人は、海を越えたハリウッドにもたくさんいます。そんな将来の大スター、『2世セレブ』を特集します。モデルに俳優に経営者 才能を爆発させる2世セレブたちジョニー・デップの娘リリー・ローズ・デップ最初に紹介するのは、モデル業を中心に大活躍しているリリー・ローズ・デップです。彼女の両親は、映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズでもおなじみのイケメン俳優ジョニー・デップと、歌手であり女優のヴァネッサ・パラディです。リリーは世界的ブランド『シャネル』のトップモデルとして数々の広告を飾る一方で、気だるい女子高生店員役で映画『コンビニ・ウォーズ バイトJK VS ミニナチ軍団』などにも出演しています。イーサン・ホークとユマ・サーマンの娘マヤ・ホーク次は、女優のマヤ・ホークです。彼女の両親は、俳優のイーサン・ホークとユマ・サーマン。名優2人の血を引いたサラブレッドです。父親のイーサン・ホークは名作SF映画『ガタカ』の主演でも有名な名優です。母親のユマ・サーマンはクエンティン・タランティーノ監督の映画『キル・ビル』2部作で主演を務めたことでも有名ですよね。マヤ・ホークは、ファッションモデルとして活躍する一方で、人気ドラマ『ストレンジャー・シングス』のシーズン3に、陰謀に巻き込まれてしまうアイスクリーム店の店員役で出演し、世界的知名度を獲得しました。また、ミュージシャンとしても活躍しています。ジュード・ロウの娘アイリス・ロウ次は、2000年生まれの、ミレニアム世代を代表する超美人モデル、アイリス・ロウです。彼女の両親は、イケメン俳優のジュード・ロウ。アカデミー賞主演男優賞にノミネートされた映画『コールド・マウンテン』でも有名ですよね。母親はイギリス人女優のサディ・フロストです。ジュードのキリッとした顔立ちと目、サディのキュートでセクシーな口元のいいとこ取りな顔立ちをしたアイリス。2017年には『バーバリー ビューティ』の広告モデルにも選ばれるなど活躍を続けています。シュワちゃんの息子パトリック・シュワルツェネッガー次は、経営者と俳優の二足のわらじで活躍する超絶イケメンの、パトリック・シュワルツェネッガーです。その名からも分かる通り、彼の父親は映画『ターミネーター』シリーズなどハリウッドの伝説的スター、アーノルド・シュワルツェネッガーその人。母親も第35代アメリカ大統領のジョン・F・ケネディの姪であるマリア・シュライヴァーという超エリートです。10歳から子役として活躍し、2018年公開の映画『ミッドナイト・サン ~タイヨウのうた~』で映画出演ながら主演を務めるなどの俳優活動のかたわら、ピザのフランチャイズブランドのオーナーとしても活躍しています。スティーヴン・ボールドウィンの娘ヘイリー・ビーバー最後は、1996年生まれの美人モデル、ヘイリー・ボールドウィン(現・ヘイリー・ビーバー)です。彼女の父親は、アカデミー脚本賞を受賞した名作サスペンス映画『ユージュアル・サスペクツ』にも出演した俳優のスティーヴン・ボールドウィン。叔父は、映画『ブルージャスミン』の俳優アレック・ボールドウィンです。切れ長の目と輝く金髪が魅力的なヘイリー。なんと彼女は、あの世界的アーティスト、ジャスティン・ビーバーの奥さんでもあるのです。2017年にはイギリスの雑誌『Maxim』が選ぶ世界でもっともセクシーな女性の1位にも選ばれた美女なんです。すでにエンターテインメント業界で確固たる知名度と人気を誇っている2世セレブたち。日本でもその美貌や活躍が注目を集め、さまざまなコメントが寄せられています。【ネットの声】・イーサン・ホークとウマ・サーマンの娘、マヤ・ホークって血筋が強くないですか?・ジュード・ロウという魅惑の堕天使から生まれた天使が、アイリス・ロウ。・イケメンだなって思ったのが、パトリック・シュワルツェネッガー!シュワさんの息子!そりゃかっこいいわ。才能・容姿という、最強の遺伝子を受け継いだ2世セレブたち。両親の名に埋もれぬ才能を発揮している彼らの活躍から目が離せませんね![文・構成/grape編集部]
2020年04月15日ライアン・レイノルズ&ブレイク・ライヴリー夫妻、テイラー・スウィフト、アンジェリーナ・ジョリー、リアーナ、アーノルド・シュワルツェネッガーなど、新型コロナウイルス感染拡大の影響で食べものに困っている子どもたちや、最前線で戦う医療従事者などに寄付を行い、支援するセレブたちが増えている。日頃からチャリティー活動に熱心なジョージ&アマル・クルーニー夫妻も、6つの団体に合計1億円以上の寄付を行ったという。ジョージの代理人スタン・ローゼンフィールドが「USA TODAY」に明らかにした。内訳は、ジョージが役員を務めている「モーション・ピクチャー&テレビジョン基金」、「全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)基金」、「ロサンゼルス市長基金」にそれぞれ25万ドル(約2700万円)。この3団体に寄付することで、映画・テレビ業界で仕事を失い、生活が困難になっている人、ロサンゼルスの医療従事者やホームレスの人への支援を行った形。また、アマルの故郷レバノンのフードバンク、現在彼らが住んでいるイギリスの「国民保健サービス(NHS)」、2人が邸宅を構えているイタリアのロンバルディア州に合計で30万ドル(約3200万円)を寄付した。(Hiromi Kaku)
2020年04月10日世界中を魅了した伝説的作品『ターミネーター2』の正当な続編『ターミネーター:ニュー・フェイト』が、3月4日(水)よりブルーレイ&DVDリリース、2月12日(水)より先行デジタル配信開始となる。それに合わせ、ブルーレイ収録の特典映像の中から、T-800役のアーノルド・シュワルツェネッガーについて、ジェームズ・キャメロンやティム・ミラー監督、強化型スーパー・ソルジャー、グレース役のマッケンジー・デイヴィスら豪華キャスト陣が語る映像の一部が公開された。1984年にアクション映画の革命作として世界を騒然とさせた『ターミネーター』。そして、7年後の1991年に驚異のバージョンアップを遂げ、ビジュアルとドラマの両面で社会現象を起こした『ターミネーター2(T2)』に連なる本作。シリーズの生みの親ジェームズ・キャメロンが自ら製作に復帰し、シュワルツェネッガーとリンダ・ハミルトンのシリーズ主演の2人が揃って復帰したことや、若手注目俳優たちとの新旧キャストの共演も話題を呼んだ。シュワルツェネッガー「筋肉をアピールしなくていい作品は初めてだった」キャメロンは「アーノルドの続投も頼み込んだ。『本作に携わりたいのはもちろんだが、アーノルドが出ないなら難しい』とね」と彼の出演が必要不可欠であったと強調。シュワルツェネッガー自身も「キャリアの転機となったシリーズだ。筋肉をアピールしなくていい作品は初めてで、重要なのは顔の部分だった」と本シリーズへの思い入れを語る。また、本作でT-800は人間と同じように生活を送っているが、「人間らしさの加減の演技は難しい。随所で表現しないといけないし、『ちょっと人間的すぎる。もっと機械のぎこちなさを残して』など監督のティムの支持が頼りだ」と、ミラー監督への信頼を覗かせる。そんなミラー監督は、シュワルツェネッガーに対しては「彼はアクション映画の帝王。カメラに映る姿は圧巻だ。偉大な俳優は画面上で文句なしの存在感を発揮する」と絶賛を惜しまない。さらに、本作で登場した若手キャストたちもシュワルツェネッガーとの共演について興奮気味に語っている。グレース役のマッケンジーは、「彼を見た時は夢と現実が入り交じっているようだった“本当に彼だ”とね」と笑顔。未来の指導者ダニー・ラモスを演じたナタリア・レイエスも「共演できて本当に光栄」「目が合うと夢のようで現実と思えなかった。ずっと映画で見てきた世界的なスターだもの」と憧れの大スターへ熱い憧れの眼差しを向ける。最後にリンダも、「アーノルドには不思議な愛情がある。ずっと物語を共有してきたし、いろいろ思い出した」とコメントしており、シリーズを支えてきたシュワルツェネッガーとの絆を垣間見ることができる。『ターミネーター:ニュー・フェイト』は2月12日(水)より先行デジタル配信、3月4日(水)よりブルーレイ&DVDリリース。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ターミネーター:ニュー・フェイト 2019年11月8日より全国にて公開© 2019 Skydance Productions, LLC, Paramount Pictures Corporation and Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.
2020年02月06日海外セレブ御用達のプライベートチョコレートブランド「イヴァン・ヴァレンティン(YVAN VALENTIN)」から、バレンタインシーズンにしか一般販売されないチョコレートが登場。2020年1月16日(木)から順次、松坂屋名古屋店、ジェイアール名古屋タカシマヤ、西武池袋本店、そごう横浜店、阪急うめだ本店など全国14カ所で限定発売される。“海外セレブ御用達”イヴァン・ヴァレンティンアメリカ・ロサンゼルス発のイヴァン・ヴァレンティンのチョコレートは、バレンタインシーズンしか入手できないレアチョコレート。バレンタインシーズンには瞬く間に完売になるなど、“自分へのご褒美”にしたいチョコレートとして支持を集めている。マイケル・ジャクソンや、シャローン・ストーン、アーノルド・シュワルツェネッガーをはじめとするスターからも愛されており、五つ星ホテルなど限られた場のみで提供されてきた。ダーク チョコレートやヘーゼルナッツのプラリーヌチョコレートは、数種類のカカオをブレンドし、リキュールの効いた香りと後味を楽しめる「ダーク チョコレート トリュフ」をはじめ、繊細なカプチーノ本来の香りを閉じ込めた「カプチーノ チョコレート トリュフ」、オレンジリキュールが香るすっきりとした味わいの「ホワイト コアントローチョコレート トリュフ」、ヘーゼルナッツを細かく砕いたプラリーヌがまろやかで香ばしい「プラリーヌ ミルクチョコレート トリュフ」がラインナップ。アソートは、2個入り、6個入り、12個入り、24個入りの4種類を揃える。新フレーバー入りの限定パッケージが登場加えて、新フレーバーを楽しめる2020年限定パッケージも登場。限定パッケージには、摘みたてのラズベリーをそのまま頬張ったかのようにフレッシュな香りと甘みが広がる「RASPBERRY」と、フランス生まれのリキュール、コアントローとミルクが織り成す芳醇な味わいの「COINTREAU MILK」の2種類をアソートしている。さらに、日本上陸10周年を記念したオンライン限定ボックス「Sweet Sword 10th Tribute」も販売。過去に発売された中から人気の高かったフレーバーを10種選りすぐり合計20個詰め合わせた、スペシャルなボックスだ。【詳細】イヴァン・ヴァレンティン バレンタインチョコレート・2個入り 1,480円(税込)・6個入り 3,703円(税込)・12個入り 6,686円(税込)・24個入り 12,754円(税込)・2020年限定 各2個入り 2,571円(税込)・「SWEET SWORD 10th Tribute」YVANトリュフ20個入り 14,960円(税込) ※各百貨店ホームページ等のみでの受付。■イヴァン・ヴァレンティン2020年販売日程・松坂屋名古屋店:1月16日(木)〜2月14日(金)・ジェイアール名古屋タカシマヤ:1月17日(金)〜2月14日(金)・西武池袋本店:1月18日(土)〜2月14日(金)・そごう横浜店:1月22日(水)〜2月14日(金)・阪急うめだ本店:1月22日(水)〜2月14日(金)・大丸神戸店:1月22日(水)〜2月14日(金)・大丸札幌店:1月22日(水)〜2月14日(金)・横浜タカシマヤ:1月22日(水)〜2月14日(金)・大丸東京店:1月23日(水)〜2月14日(金)・バーニーズニューヨーク銀座店:1月24日(金)〜2月14日(金)・名古屋三越栄店:1月28日(火)〜2月14日(金)・日本橋三越本店:1月29日(水)〜2月14日(金)・東急百貨店渋谷駅・東横店:1月30日(木)〜2月14日(金)・玉川高島屋S・C:2月1日(土)〜2月14日(金)※日程は変更になる可能性あり。
2019年12月29日明るく朗らかで、弾けるような笑顔が魅力の英国女優エミリア・クラーク。世界的ヒットドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」の“ドラゴンの母”“カリーシ”デナーリス・ターガリエン役でお馴染み。映画『世界一キライなあなたに』や『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』などで彼女を知った人もいるだろう。今年最終章を迎えた「ゲーム・オブ・スローンズ」について彼女が何かしらを語れば、いまだに大きなニュースとなる中、12月6日(金)からは、デナーリス役に幕を下ろした後の初めての主演映画『ラスト・クリスマス』が公開される。「ワム!」のクリスマスの定番曲をモチーフにした本作では、エミリアの“新章”のスタートを実感できるはずだ。新人ながら異例の大抜擢!スターダムにのし上がる1986年10月23日、ロンドンに生まれ、オックスフォードシャーで育つ。劇場で音楽エンジニアをしていた父とキャリアウーマンの母のもとに生まれたエミリアは、幼いころから父の仕事を目にし、女優を目指したのも必然だったといえる。やがてコリン・ファースやピアース・ブロスナン、トム・ハーディ、グウェンドリン・クリスティー(ブライエニー役)などを輩出したロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズのドラマセンターで演劇を学び、2009年に卒業。TV映画などの端役を経て、2010年に「ゲーム・オブ・スローンズ」のオーディションを受けることになる。同作はすでにパイロット版(1話)が撮影されていたが、制作側の意向で撮り直しとなり、主要キャラのデナーリス役が「THE TUDORS~背徳の王冠~」などに出演していた中堅女優タムジン・マーチャントからエミリアへと変更となったのは、同作のトリビアでもよく語られる有名な話だ。また、オンライン映画データベースIMDbによると、実現はしなかったものの、「ゲーム・オブ・スローンズ」でスターダムにのし上がったエミリアがキャスティングで候補に上がっていた映画には、『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)のエージェント13(演じたのは「リベンジ」エミリー・ヴァンキャンプ)、『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』(2015)のアナスタシア(演じたのはダコタ・ジョンソン)、『スーサイド・スクワッド』(2016)のエンチャントレス(演じたのはカーラ・デルヴィーニュ)と錚々たる作品ばかり。そんな中で、ブリー・ラーソンやマーゴット・ロビーらも候補になっていた2015年『ターミネーター:新起動/ジェニシス』で映画史上最も有名な女性キャラクターのひとり、サラ・コナー役に抜擢されたのだから、人生はどう転ぶか分からない。強大すぎる!?「ゲーム・オブ・スローンズ」の影響力エミリアの人生といえば、今年3月、2011年と2013年に2度の大きな脳の手術を受けていたと「The New Yorker」誌に手記を発表し、脳の病気や損傷などから回復している人たちを支援するチャリティー団体「SameYou」の立ち上げをインスタグラムで発表したことも記憶に新しい。最初の手術の後は自分の名前さえも言えないほどの状態だったというが、リハビリに挑み、現在では完治したエミリアは、約8年間も公にすることなく「ゲーム・オブ・スローンズ」を最終章まで演じ切った。公表しなかったのは、周囲に“病気を抱えた人だから”と思ってほしくなかったと、最近も「ガーディアン」紙に語ったところだ。自身も4度ノミネートされ、エミー賞最多受賞記録を持つ「ゲーム・オブ・スローンズ」は、最終章に署名活動が巻き起こる一方、最終話でHBO歴代最高視聴率を記録するなど、その影響力は凄まじいものがある。英米ではデナーリスの別称である、ドスラクの女王を意味する「カリーシ」を赤ちゃんに名付ける人も急増したという。“狂王”と呼ばれた前・国王の末娘でありながら、国を追われ、王位を狙う兄の策略で幼くしてドスラクの王と政略結婚させられたデナーリス。やがて彼女は3匹のドラゴンと共に、奴隷たちを次々と解放し、ドスラクの騎馬民族と無敵のアンサリード(穢れなき軍団)を手に入れ、まさにカリーシとしてシーズンを重ねるごとに強く、時に迷いながらも頼もしくなっていった。ジョン・スノウや自陣の軍勢がピンチを迎えたときにドラゴンで駆けつける様は、痛快ですらあった。衝撃の最終章から約半年たち、エミリアが先月、第一章での撮影についてヌードシーンが多く、つらい体験をしたこと、そして“夫”役だったジェイソン・モモアへの感謝について、ポッドキャスト番組「Armchair Expert」(原題)で語ったことも注目を集めている。演劇学校を卒業したばかりの彼女は撮影開始当時23歳、ほぼ新人だったことから“作品にとって必要なこと”と自分に言い聞かせ、バスルームで密かに涙しながら撮影に臨んでいたとか。そんな状況に手を差し伸べたのがモモアで、「これはよくない」とはっきりと言い、撮影合間には「ローブを持ってきて。彼女が震えているよ」とスタッフに指示するなど、とても親身に、ひとりの人間として気遣ってくれたという。モモアは1シーズンのみの出演だったが、現在まで続く2人の仲の良さはこうした中で培われた信頼関係によるものだ。期せずしてか否か、イギリスの映画・テレビ監督による業界団体「ディレクターズUK」が、撮影で裸になるシーンや性的なシーンで“誰もが安心して仕事ができる”ようガイドラインを発表したばかり。BBCニュースでは、先のエミリアの発言とも関連づけて取り上げている。また、ジミー・ファロンのTVショーに出演した際には、最終章で映り込んでしまったあの“コーヒーカップ”の真相について語ったことも話題に(実はヴァリス役のコンリース・ヒルが持ち込んだらしい!)。こうしたトーク番組やインタビューなどでの、素のエミリアの明るさに救われたというファンは多いはずだ。※次の動画にはネタバレを含む表現があります。ご注意ください。怪演ジュード・ロウの娘役『ドム・ヘミングウェイ』(2013)ドラマでは無敵の女王だが、本作では父親役のジュード・ロウに四の五の言わせない娘役を演じた。主人公ドム・ヘミングウェイは12年間も服役していた破天荒な金庫破り。その間に妻は再婚し、がんで他界、エミリア演じる娘エヴリンからは底抜けに嫌われている。ジュードの怪演や脱ぎっぷりにも注目だが、エミリアはバンドのボーカルとしてわずかだが歌を披露するシーンも。デナーリスのプラチナブロンドとまるで印象が違う、明るい赤毛のエミリアもキュート。彼女の歌を聴きながら涙を浮かべる、どうしようもないダメ父ジュードの姿にも注目。最新作と全く違う時間軸『ターミネーター:新起動/ジェニシス』(2015)「ゲーム・オブ・スローンズ」でドラゴン誕生回の第一章10話などを手掛けたアラン・テイラー監督のもと、カリフォルニア州知事を退いたアーノルド・シュワルツェネッガーがカムバック。シュワ演じるターミネーターをオジサン(pops)と呼び、疑似親子のような関係を築いているサラ・コナー役に抜擢され、プロモーションで初来日もした。“元祖”のリンダ・ハミルトンとも、「ゲーム・オブ・スローンズ」の“敵役”で海外ドラマ「ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ」のレナ・ヘディとも異なる、エミリアらしいチャーミングさと芯の強さが覗くサラ・コナー像を体現。エミリア演じるサラの影響で、ぎこちないスマイルを何度も繰り出すシュワ=ターミネーターも見逃せない。だが、新3部作の1作目となるはずだったものの、興行と批評双方の不振から立ち消えとなり、ご存知のように『ターミネーター2』から続く正当な続編として最新作『ニュー・フェイト』が製作されている。賛否両論を呼んだヒューマンラブストーリー『世界一キライなあなたに』(2016)世界40か国以上で翻訳されるジョジョ・モイーズのベストセラー小説「ミー・ビフォア・ユー君と選んだ明日」の映画化でラブストーリーに初挑戦。表情豊かな八の字眉と、みつばちタイツや雨の日の長靴やビニール傘までかわいい個性的なファッションで、“尊厳死”を見つめた物語を盛り上げた。明るく天真爛漫で、1本筋が通った性格の主人公ルーは、まるで素で演じているのでは?と思うほどのハマり役。本作のシーア・シュアイック監督とは仲が良く、監督の息子のゴッドマザーになったとか。また、見事な化学反応を見せた共演のサム・クラフリンは、過去に「ゲーム・オブ・スローンズ」ジョン・スノウ役のオーディションを受けていたらしい!幼なじみを好演『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(2018)『スター・ウォーズ/エピソード3 シスの復讐』でダース・ベイダーが誕生し、帝国が銀河を支配し始めたころ、それに屈しない人々の反乱の萌芽を描いた「スター・ウォーズ」シリーズのアナザーストーリーで、若きハン・ソロ(オールデン・エアエンライク)の運命を大きく変えていく幼なじみキーラ役に。過去の経験から人の言動の裏にある真意や弱みを敏感に察知しながら、自身が生き延びるための方法を探り、笑顔の下に本音を押し殺すような、勇敢であり、したたかな女性を演じた。デナーリスよりも世渡り上手ではありながら、いま思えば、ラストシーンの表情が彼女に重なるような気も…。自身の思いも込めた『ラスト・クリスマス』(2019)「ワム!」の楽曲をモチーフに、女優エマ・トンプソンと俳優グレッグ・ワイズ夫妻が大切なメッセージとイギリスの“いま”を盛り込んで、甘いだけではない素敵なロマンティック・コメディを作り上げた。監督はリブート版『ゴーストバスターズ』や『シンプル・フェイバー』などのポール・フェイグが手掛け、終始幻想的なクリスマスの世界観に貫かれている。エミリアが演じるのは、人生がとっ散らかっているケイトという女性。サンタと呼ばれる店主(ミシェル・ヨー)のもと、クリスマスショップで小妖精の格好で働いているが、実家には帰らず、友人を訪ね歩いてはいつも何か“やらかし”、歌手になる夢もうまくいかない失敗続きの日々を送っている。そんな中でトムという青年と偶然出会うのだが、彼がまたとらえどころがなく、いまどきスマホすら持っていない(戸棚にしまってあるらしい!?)不思議な男性。『クレイジー・リッチ!』の御曹司役だったヘンリー・ゴールディングが、爽やかだが謎多き王子様のようなトム役でその魅力を炸裂させている。ケイトの母親役でエマも出演しており、この両親が移民の第一世代であることもポイント。イギリスのEU離脱(ブリグジット)にも絡み、LGBTQと家族についても触れ、多彩な人間関係を映しながら、“本当の自分”が分からなくなった主人公ケイトが自分自身を取り戻していく物語は、「SameYou」(あなたと同じ)という意味のチャリティーを行うエミリアにとっても大きな意味を持つ作品であることは確か。そして何より、「クイーン」の『ボヘミアン・ラプソディ』やエルトン・ジョンの『ロケットマン』、「ビートルズ」の『イエスタデイ』に続く、2016年のクリスマスに亡くなったジョージ・マイケルと「ワム!」の音楽映画ともいえるほどの楽曲の散りばめ方もファンにはたまらない。そんな『ラスト・クリスマス』でのエミリアは、全てを焼き尽くすようなドラゴンの炎ではなく、冬の空に輝く星のような、優しく瞬き続けるイルミネーションのような優しさに満ちたメッセージを伝えてくれる。(text:Reiko Uehara)■関連作品:ゲーム・オブ・スローンズ[海外TVドラマ]© 2012 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO® and all related programs are the property of Home Box Office, Inc.ラスト・クリスマス 2019年12月6日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© Universal Pictures
2019年12月04日ゲストの悩みに史上最強弁護士軍団が白黒つける「行列のできる法律相談所」の11月17日(日)放送回に、俳優の杉野遥亮がゲスト出演。さらに『ターミネーター:ニュー・フェイト』のアーノルド・シュワルツェネッガーもサプライズ登場する。今回はMCを「ナインティナイン」が担当。市來玲奈アナウンサーとともに番組を進行。「あの件、ちょっと気になっています!」をテーマにお届け。パネラーにはモデルからキャリアをスタートさせ、「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」「兄に愛されすぎて困ってます」「大恋愛~僕を忘れる君と」などのドラマや『キセキ -あの日のソビト-』『覆面系ノイズ』『L・DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。』などの映画に出演、注目度を上げてきた杉野さんをはじめ、甲斐よしひろ、福地桃子、滝沢カレン、東野幸治、後藤輝基、渡部建らが出演する。さらに大物ハリウッドスターがサプライズ出演。滝沢さんが憧れだというシュワルツェネッガーさんが、壁やぶりドッキリで滝沢さんの前に登場。号泣する滝沢さんとシュワルツェネッガーさんの初対面は予測不能の展開に。また杉野さんが克服したい人気アトラクションにも注目。今夜のゲスト、杉野さんは放送中のドラマ「俺の話は長い」に、主人公たちが通うバーのバーテンダー・駒野海星役で出演。屁理屈ニートの主人公を生田斗真が演じ、小池栄子、安田顕、清原果耶、原田美枝子、西村まさ彦らも出演する。「俺の話は長い」は毎週土曜22時~日本テレビ系で放送中。また杉野さんは福原遥とW主演する映画『羊とオオカミの恋と殺人』も公開を控えており、こちらは自殺願望のある引きこもり青年・黒須越郎と、カワイイ殺人鬼・宮市莉央がアパートのお隣同士として出会い、恋に落ちてしまうというストーリー。黒須を杉野さんが、莉央を福原さんが演じる。『羊とオオカミの恋と殺人』は11月29日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。今回サプライズ登場したシュワルツェネッガーさん主演の超人気シリーズ最新作『ターミネーター:ニュー・フェイト』は、1991年の世界的ヒット作『ターミネーター2』の正統な続編となり、人類の命運を握る女性ダニーを守る謎の戦士グレースと、女性の命を狙う凶悪に進化を遂げた最新型ターミネーターREV-9との壮絶な攻防や、サラ・コナーとT-800たちが人類と地球の未来をかけた壮絶な戦いを繰り広げる。『ターミネーター:ニュー・フェイト』は絶賛公開中。「行列のできる法律相談所」は11月17日(日)21時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2019年11月17日11月8日に封切られ、週末興行成績でぶっちぎりの初登場No.1をマークしたシリーズ最新作『ターミネーター:ニュー・フェイト』(公開中)。製作に「I’ll be back!」したジェームズ・キャメロンから、重責のメガホンを託されたのは、長編映画監督デビュー作『デッドプール』(15)で一躍ヒットメーカーとなったティム・ミラー監督だ。『ターミネーター2』(94)の世界観を踏襲した正当な続編とされる本作で、度肝を抜く超絶のアクションと泣けるドラマを両立させたミラー監督を直撃!メキシコシティの工場で働く21歳の女性ダニー(ナタリア・レイエス)が、未来から来た最新型ターミネーターREV-9(ガブリエル・ルナ)に襲われる。彼女を守ろうと激しいバトルに巻き込まれていく謎の女グレース(マッケンジー・デイヴィス)と、ターミネーターを宿敵として人生を送ってきたサラ・コナー(リンダ・ハミルトン)。さらにT-800(アーノルド・シュワルツェネッガー)もこの死闘に関わっていく。まずは、ケタ外れの超ド級アクションに仰天! そして、アーノルド・シュワルツェネッガーとリンダ・ハミルトンというレジェンドたちはもちろん、マッケンジー・デイヴィスたちニューフェイスも含め、見せ場がきっちり用意されている。そう、これが本当に観たかった『T2』の続編だ!――まずは、製作のジェームズ・キャメロンから、さまざまなリクエストがあったなかで、「ここだけは譲れない」と言われたポイントを教えてください。キャメロンからは、すごくたくさんリクエストをもらったよ。それは本作を作るうえでのルールみたいなものだ。たとえば未来からターミネーターが来る時、『ターミネーター』の1作目や2作目と同様に「(未来で)人間が勝っている状況にしたい」と言われた。でも、僕は「人間側が敗北しているほうがよりドラマティックだと思う」と提案したんだ。そしたらキャメロンが「君の意見もわかるけど、それでは意味がない」と絶対に譲らなかった。そういう点はいくつかあったよ。――ド迫力のアクションに大興奮しました。特に、C-5航空機(軍用超大型距離輸送機)の空中バトルから続く一連のシーンは、これまで見たことのないスケールのものでした。あのアクションシーンは、まだスクリプトができてなかった段階で、キャメロンから「大きな航空機でのバトルシーンを入れてほしい」と言われて「OK」と返事をしたものだ。――見ていて手に汗握るシーンとなりましたが、どんな点にこだわりましたか?軍用機のシーンは、実際にああいう動きが可能かどうかを、パイロットに相談したんだ。そしたら、オートパイロット状態で急降下すると、機体が平行に保とうとするという話になった。無重力状態になるのは一瞬で、そのあとは急に負荷がかかったり、ふっと軽くなったりを繰り返すと説明してくれた。そして、最後にテールが折れて、尾翼がバチンと折れてしまうんじゃないかと。まさに「実際に起こり得る」というかなりリアルな動きになったと思う。そのアクションのプリビズ映像を作り、それを役者に見せて演じてもらった。ただ、順撮りじゃなかったので、役者への説明が不可欠で、「今はこっちに重力がかかっている。でも、次はあっちにかかる」と、説明しながら撮影をしなければいけなかった。――毎回、新型ターミネーターの登場が楽しみですが、今回はREV-9のスペックが最強でした。彼のアクションでこだわった点についても聞かせてください。あまりにも最強すぎて何でもできてしまうと、観ているほうがバカバカしくなってしまう。REV-9はT-1000と同じような能力があるが、もっとパワーアップしているんだ。でも、彼は刃を出せるけど、それを投げたり飛ばしたりすることはできないし、金属を銃に変えることもできないようにした。だって、サラ・コナーやT-800、グレースの3人と戦うので、少し強いか、対等じゃないと、観ていておもしろくないでしょ。でも、あまり弱すぎると危険性がなくなるので、そのへんのバランスが難しかったよ。――今回、若い時代のサラ・コナーが登場しますが、28年後のサラは、顔のしわもそのままで、すごくカッコ良かったです。今はCGでシワを消すこともできたと思いますが、敢えてそうしなかったのはなぜでしょうか?キャラクターの顔はものすごく重要だと思う。サラは、怒りと復讐心に燃えているから、外見なんて全く気にしないはずなんだ。彼女は大きな悲劇を経験していて、それが顔にも表れてないといけなかった。だから若く見せようとか、シワを消そうということは一切考えなかったよ。アーノルドもそうで、全くいじっていない。そもそもキャメロンが、T-800について、皮膚だけは人間と同じように年をとるという設定にしてくれていたのが良かったと思う。以前、『ターミネーター4』(09)で、若いビジュアルにしたT-800が登場したけど、僕は変だと感じたから。――エドワード・ファーロング演じるジョン・コナーの登場シーンにもビックリしました。あのシーンはどのようにして作られたのですか?あのシーンは、ボディダブルで撮影し、あとで顔の部分だけデジタル処理をしたんだ。ただ、エディも実際に参加してくれて、声を出して台詞を話してくれたよ。だから、顔の表情などにも、彼の演技が反映されているんだ。――今回、アーノルド・シュワルツェネッガーとリンダ・ハミルトンというレジェンド2人を演出してみて、意外だった点を聞かせてください。そうだなあ。彼らが非常にいい人たちだったことかな。リンダとマッケンジーは、最初のほうは衝突し合う役柄だったけど、2人はとても相性が良かったようで、仲の悪い演技をするのが難しかったみたいだ。リンダはみんなとハグをしたり、キスをしたりして、スタッフのこともとても大事にしてくれた。そこは意外だったよ。また、アーノルドはあんなにタフなのに、女性にいろいろと命令されて動くのは全く気にならないらしい。ただ、そんな彼から、僕は「君はこの映画にぴったりな監督だ」と褒められたんだ。「監督は彼女たちの話を聞いているふりが上手いから」とね(笑)。いずれにしても、彼らは現場で常に笑っている楽しい人たちで、僕も今回の撮影をとても楽しめたよ。■プロフィールティム・ミラー1964年10月10日生まれ、アメリカ出身の映画監督でプロデューサー。短編アニメ『Gopher Broke』(04)で第77回アカデミー賞において最優秀短編アニメーション賞にノミネート。2016年、『デッドプール』で長編映画監督デビュー。2020年公開予定の『ソニック・ザ・ムービー』では製作総指揮を務める(C)2019 Skydance Productions, LLC, Paramount Pictures Corporation and Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.
2019年11月16日「どうせ私なんて…」こんな言葉で自分に呪いをかけていませんか?自分をダメだなんて決めつけないで!あなたにも、映画の中のヒロインのような輝く魅力が眠っているんです。この連載では、様々な映画のヒロインをピックアップし、「ダーリン完全マニュアル」を監修するフォーチュン・ナビゲーター阿雅佐が、12星座別の「ヒロイン度」を分析します。さらに、あなたを映画のヒロインのように輝かせるセルフプロデュースのポイントも伝授します!■第28回サラ・コナー『ターミネーター』シリーズ『ターミネーター』監督: ジェームズ・キャメロン出演: アーノルド・シュワルツェネッガー、リンダ・ハミルトン公開:1984年『ターミネーター2』監督: ジェームズ・キャメロン出演: アーノルド・シュワルツェネッガー、リンダ・ハミルトン公開:1991年今回取り上げるのは、11月6日に新作『ターミネーター:ニュー・フェイト』が公開され、注目が集まっている『ターミネーター』シリーズのヒロイン、サラ・コナーです。◎気になるストーリーは?1984年のLAに住む平凡な女子大生、サラ・コナーは、ある日突然命を狙われることに。サラを執拗に追跡するのは、未来から送り込まれた殺人サイボーグ・ターミネーター。彼は、人類と機械が対立する社会となった未来の地球で、人類を率いるリーダー、ジョン・コナーの母親となる人物サラを抹殺するためにやってきたのでした。そのターミネーターからサラを守るため未来から現れた革命戦士、カイル・リースとともに重傷を負いながらもターミネーターを撃退したサラは、カイルとの息子・ジョンを身ごもっていることに気づきます。ターミネーターとの死闘でカイルは命を落とし、残されたサラはやがて訪れる未来へ向けての戦いを決意し、自らも戦士となるべく行動を開始するのでした……◎サラ・コナーってどんな女性?・普通の女子大生だったが、自分の過酷な運命を知り、強くたくましい女性に変わっていく・謎の男と行動を共にするうち、相手に心を開き、愛するようになる・使命のためには過激な行動も辞さない、強い意志を持つ・厳しいトレーニングを重ねて体を鍛える、高い自己管理能力がある・計画のため準備を怠らない、地道で用意周到な性格普通の女子大生だったのに、強くたくましい女性に変貌していくサラ・コナー。あなたにも彼女のような魅力が眠っているでしょうか? 12星座別に紐解いてみましょう。■牡羊座サラ・コナー度80%牡羊座は好戦的なチャレンジャー。理不尽なことがあれば、泣き寝入りで終わらせたりはしません。自ら武器を取って戦う、そのために自分を鍛えるなど、万全の体勢で臨みます。恋ももちろんエネルギッシュ。正体不明の戦士として現れた男性と愛し合うようになるのは、ある意味当然の展開。サラと違う点は、時間をかけず短時間で反撃しようとするところ。長期展望をいかに受け入れるかが鍵となりそう。【セルフプロデュースのポイント】最終的な目標は何なのか考える■牡牛座サラ・コナー度70%牡牛座は現実的でバイタリティのあるタイプ。性質は穏やかですが、自分の領分を脅かされる危険があると態度を豹変させます。隠れアスリート気質の本領を発揮し相手を迎え撃ちます。戦いより寛ぎを愛するのが牡牛座のデフォルトですが、よく鍛えられた屈強な男は意外と好み。もっとも“使い勝手の良い”男とともに、今の生活を確保し、今後を切り拓いていこうとするでしょう。【セルフプロデュースのポイント】できることから確実に形にする■双子座サラ・コナー度45%双子座は何事も臨機応変に対処するタイプ。戦乱の世界に身を置くことになれば、平常時と違った決断を下すのは当然のこと。強くもないし戦いも苦手ですが、必要とあれば身につけようと頑張ります。もともと器用なタイプなので、コツさえつかめば体育会系以上に進化は早いかも。情報戦に強いため、今自分が誰につけばいいのかはリアルタイムで調査していそう。惚れたからといって、一人の男に尽くしたりはしないかも。【セルフプロデュースのポイント】10年後、20年後を見据えた行動を取る■蟹座サラ・コナー度50%蟹座は守るものがあると強くなれるタイプ。自分のために戦った前半戦はともかく、愛する人の子供の身ごもってからは誰より強靭に敵と立ち向かうことになるでしょう。『ターミネーター』は子供を守る母の戦いでもあります。そうなると、蟹座に勝るものはないと言えるかも。過酷なトレーニングも周到な準備も、自分一人のためならやらないけど子供のためならやり遂げてしまうのが蟹座なのです。【セルフプロデュースのポイント】脈々と受け継がれるものを受け入れる■獅子座サラ・コナー度90%獅子座は本能的にドラマティックな生き方を選択するタイプ。サラの置かれたシチュエーションは特殊すぎるけど、獅子座なら感覚的に通じるものがあるでしょう。目的のため徹底して自分を作り込む、そのクリエイト能力は獅子座のお家芸。ただし厳しいだけでは息が詰まるので、どこかにユーモアや娯楽を取り入れようとするかもしれません。【セルフプロデュースのポイント】なりたい自分を明確にイメージする■乙女座サラ・コナー度95%乙女座は真面目で使命感の強いタイプ。乙女座の表のイメージが“知的な図書委員”だとすると、その裏…いえ、真の姿はまごうことなき“戦う女”なのです。体を鍛えることに熱心で日々の努力が大好きという、自己管理の達人。いざというときの準備は怠らないし、大義名分があれば多少の無茶も厭いません。谷亮子さん、澤穂希さん、キム・ヨナさんといった名アスリートを多数配していることからも、納得できますね。【セルフプロデュースのポイント】ブレない軸を大切にする■天秤座サラ・コナー度55%天秤座は穏やかな平和主義者。しかしその大前提である正義が失われたとあれば、ただ微笑んでお茶を飲んでいるわけにはいきません。戦うために自分をメイキングしていくのは本意ではないけれど、いったん腹を括ればより効率の良いやり方を編み出しそう。システマティックに準備を重ね、目標達成を目指してコマを進めます。【セルフプロデュースのポイント】感情より理性でコントロールする■蠍座サラ・コナー度85%普段どんなにマイペースでも、いったん戦闘モードに入れば無慈悲な戦士に豹変するのが蠍座。「本気にさせると怖い」星座ナンバー1と言えるでしょう。壮大な目的のため日々自分を追い込むのは大変なことだけど、屈強なパートナー(好みです♡)とのめくるめく恋が後押ししてくれるなら話は別。彼を失った後も、壮絶な傷みを糧に立ち向かいそう。【セルフプロデュースのポイント】心の奥に刃を温存しておく■射手座サラ・コナー度60%射手座は冒険大好きなアウトドア派。戦うことは好きではないけれど、人生サバゲーみたいな状況では避けてもいられません。もともとアスレチック系は好きなため、体を使ってのバトルには適応力がありそう。苦手なのは、日々コツコツの地道な努力。ハマってる時は集中するけど、飽きてしまうのもまた早いのです。環境をマメに変えながら目標に挑むくらいがちょうど良いかも。【セルフプロデュースのポイント】楽しみながら続ける工夫をする■山羊座サラ・コナー度65%山羊座は芯の強い努力家タイプ。いったん心を決めたなら、どんなに辛くても最後までやり通します。体を作るための苦しい鍛錬も厭わないし、必要なら慣れない武器も使いこなせるよう頑張るのは鋼の精神力ゆえ。サラはかけがえのない恋をしたけれど、なんならラブ要素抜きでもやり遂げる可能性が。過程がどんなに苦しくとも、最後に笑えれば良いと思っているのです。【セルフプロデュースのポイント】使える体をキープする■水瓶座サラ・コナー度40%水瓶座はクールな感覚派。革命のようにガラリと変わる人生は嫌いじゃないけど、それを何十年も貫き通せるかというとまた別。サラは自分の運命を知って“キャラ変”しましたが、水瓶座の場合、その後2度3度と変わっていくかもしれません。過酷な努力をゲームとして楽しめればいいけれど、ただ黙々と我慢し続けることはしないでしょう。どこかで気持ちが冷めて、別の生き方を見つけそう。【セルフプロデュースのポイント】自由を得るための努力について考える■魚座サラ・コナー度35%魚座は愛のない人生には耐えられないタイプ。彼がいればどんな恐ろしい冒険にも立ち向かおうと頑張りますが、ポツンとひとりになってしまったら、モチベを維持するのは難しいでしょう。その後巡り会った男性と新たなパートナーシップを築き、今カレありきの人生へとシフトしていきそう。繊細で脆いハートの持ち主なので、厳しい鍛錬で戦う体を作るというのは余程の覚悟が必要に。【セルフプロデュースのポイント】たとえ目の前にはいなくとも、大切な人と繋がっていると信じる--------------------------自己管理の達人! 強い意志を持つ戦う女、サラ・コナー。あなたも彼女のように、かっこいい女性になれる? まずは「セルフプロデュースのポイント」を試してみて! 隠れたあなたの魅力を輝かせてみましょう☆■監修者紹介阿雅佐-agatha-(あがさ)古今東西の占いと心理学を駆使し、迷える子羊たちをナビするフォーチュン・ナビゲーター。会った人が皆幸せになるという風評から、幸運配達人の異名を取る。交友関係は多岐に渡り、有名人の“駆け込み寺”としても知られる。NTV「スッキリ!!」、CX「新堂本兄弟」、TX「スカ☆J」他テレビ出演多数。多数の著書をはじめ、「PASH!」「anan」「JUNON」などの雑誌記事・Webコンテンツを執筆する恋占いのエキスパート。テレビ・ラジオなど幅広いメディアで活躍中。今までに鑑定した人数はのべ1万人に及ぶ。また、小説『魔女たちの占いゲーム』(イースト・プレス)、『モデル♡マジック』(学研教育出版)を上梓するなど、作家としても活動している。■阿雅佐著『おそ松さん占い』TVアニメ『おそ松さん』公式ファンブック「われら松野家6兄弟!」を発行したPASH!編集部より、『おそ松さん』の占い本を発売♪阿雅佐の完全書下ろしによる本格占い本です。メインの占い以外にも、『おそ松さん』式心理テストや行動心理学コラムなども充実。早くも話題沸騰中!
2019年11月15日11月9日、10日の全国映画動員ランキングは、アーノルド・シュワルツェネッガー、リンダ・ハミルトンが再集結した『ターミネーター:ニュー・フェイト』(全国378館)が初登場で首位を飾った。先週トップの『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』(全国352館)は公開2週目は2位に。人気キャラクター“すみっコぐらし”初の劇場版アニメ『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』(全国114館)は初登場3位に入った。公開6週目の『ジョーカー』(全国329館)は先週2位から4位に。公開2週目の『マチネの終わりに』(全国324館)は先週3位から5位になった。そのほか新作では、長月達平の人気ライトノベルをテレビアニメ化した第1期の前日談を描く『Re:ゼロから始める異世界生活 氷結の絆』(全国79館)が初登場6位に。佐藤健、鈴木亮平、松岡茉優、田中裕子らが出演する『ひとよ』(全国268館)は初登場7位になった。次週は『i-新聞記者ドキュメント-』『アイリッシュマン』『エンド・オブ・ステイツ』『オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁』『影踏み』『殺さない彼と死なない彼女』『地獄少女』『ブライトバーン/恐怖の拡散者』『ベル・カント とらわれのアリア』などが封切られる。全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『ターミネーター:ニュー・フェイト』2位『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』3位『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』4位『ジョーカー』5位『マチネの終わりに』6位『Re:ゼロから始める異世界生活 氷結の絆』7位『ひとよ』8位『世界から希望が消えたなら。』9位『マレフィセント2』10位『冴えない彼女の育てかた Fine』
2019年11月12日話題の人気アクションシリーズ最新作『ターミネーター:ニュー・フェイト』(公開中)を引っさげ、仲良く来日したアーノルド・シュワルツェネッガーとリンダ・ハミルトン。1作目『ターミネーター』(84)で大ブレイクし、スターダムを駆け上がったシュワルツェネッガーとリンダに、あらためて「ターミネーター」シリーズを振り返ってもらいつつ、新作の名シーンの撮影秘話を聞いた。メキシコシティの工場で働く21歳の女性ダニー(ナタリア・レイエス)が、未来から来たターミネーターREV-9(ガブリエル・ルナ)に襲われる。彼女を守ろうと激しいバトルに巻き込まれていく、謎の女グレース(マッケンジー・デイヴィス)と、ターミネーターを宿敵として人生を送ってきたサラ・コナー(リンダ・ハミルトン)。さらにT-800(アーノルド・シュワルツェネッガー)もこの死闘に関わっていく。『デッドプール』(15)のティム・ミラー監督がメガホンをとった本作は、シリーズの生みの親であるジェームズ・キャメロンが製作に復帰し、『ターミネーター2』(94)の世界観を踏襲した正当な続編となった。――『ターミネーター4』(09)のリンダさんは、未来のジョン・コナー宛のビデオメッセージにて声のみの出演でした。今回、久しぶりに現場復帰をされ、最初に登場したシーンは実にクールでしたが、あのシーンをご自身で観た時、どんな感想を持ちましたか?リンダ:私は、自分の出演シーンは観たくないの。たとえば、自分の出演映画を観て「イエーイ!」と喜ぶようなことは一切やらないし(苦笑)。ただ、あのシーンは、すごくインパクトがあり、演じているのも楽しかったわ。――シュワルツェネッガーさんは、あのシーンを観た時、どう思いましたか?シュワルツェネッガー:僕は撮影当時、その場にはいなかったけど、ティム・ミラー監督からその映像がコメントなしで送られてきたんだ。その映像を観た時「すごい! サラ・コナーが戻ってきた」と思った。それは鳥肌が立つほど、本当に素晴らしいと思った。――どういうところが素晴らしいと思いましたか?シュワルツェネッガー:彼女の武器の扱い方も、自信に満ち溢れた表情もすごく良かったし、とてもいいシーンに仕上がっていて、僕もうれしくなったよ。また、実際にセットに入ってリンダを見た時、彼女が1年を掛けて、どれだけ肉体改造やトレーニングをしてきたかがよくわかったよ。彼女は情熱的な完璧主義者だ。『ターミネーター』で彼女は女性ヒーローもののアクションの水準を高め、続編『ターミネーター2』では、さらにそれを高みに上げた。これ以上は無理だろうと思っていたのに、今回はまた、そこを超えてきたよ。――サラ・コナーもT-800も、とてもパワフルで強いキャラクターですが、それだけに母としてのサラが慟哭するシーンや、いろいろな経験を積んできたT-800が自身の過去を静かにかみしめるシーンがとても切なかったです。リンダ:キャラクターは、強さや弱さを持っているほうが、人間としても興味深いと思うわ。私はあのシーンを演じるために、私の内面を一番悲しいところまで掘り下げていったの。あのシーンでは、木に座ったまま動けなくて、5時間ずっと泣き続けていた。でも、それも私の仕事だからね。シュワルツェネッガー:僕自身も、T-800というキャラクターがたどってきた変遷や進化を見てきて素晴らしいと思っていたし、自分自身も演じていて、とても楽しかったよ。T-800は、ターミネーターというマシンでありながら、彼女たちを守ろうとする。また、マシンなのに、人間の子どもを育ててきたことで、何かを学んだはずで、自分がサラから何を奪ったのかも理解できるようになっている。マシンなのに、痛みのようなものを感じているんだと思う。――お二人にとって、「ターミネーター」シリーズは、人生やキャリアにとってどういう存在になりましたか?リンダ:1991年に1作目に出演した時は、まさかこのキャラクターと35年間もつきあうことになるとは誰も思っていなかったはず。でも、今振り返ってみると、サラ・コナーを演じたことで、そのあとの私の人生が決まったようなものだから、まさに人生を定義づけてくれたキャラクターだったとは思っているの。『ターミネーター2』を演じて以降は、もうシリーズには戻らないと思っていたけど、それから28年が経ち、その間にサラが何をしていたのか、どこにいたのか、そしてどういうふうに変わったのかについて、非常に興味を惹かれ、そこを知りたいと思ったから今回、参加したのよ。シュワルツェネッガー:リンダはシリーズ3本に参加し、僕は5本に出演したが、「ターミネーター」シリーズは、僕も自分のキャリアにとって重要な作品となった。1984年に作られた1作目の制作当時は、低予算で作られたアクション映画以上のものになるとは思っていなかったが、ジェームズ・キャメロンの素晴らしい脚本と演出によって、タイムズ紙のトップ10にランクインするほどの成功を収めた。批評家たちから絶賛され、ただのアクション映画ではないという位置づけもされた。実際、1作目が公開されて以降、ハリウッドでのありとあらゆるアクション映画のオファーが僕のところに殺到し、以降、自分のキャリアが上昇していった。そういう意味では、自分の人生においても大切な作品となった。また、このシリーズは何十億ドルも稼ぎ出したことで、多くの人が関わることになり、観客を楽しませることができた。いろいろな意味で素晴らしいことだと思う。――シュワルツェネッガーさんは、プレミアでは、今回で「T-800を演じるのは最後になるだろう」と言われていましたが、それは本当ですか?シュワルツェネッガー:毎回自分にとっては「これで終わり」だと思っている。実際に、最後に死んだりしてきたし(笑)。でも、次回作があるかどうかは、観客のみなさん次第だとも思っているよ。これまで、伝えたい物語があったからこそ、シリーズが続いてきたし、僕たちが誇りに思う作品になったのだから。ただ、僕たちの物語は、これで終わりなのではないかなとは思っているけど、もしかして100歳になっても、僕のガイコツを使うかもしれないね(笑)。リンダ:アーノルドがいなくなったら、私も参加したくはないわ。でも、本当にファンの方や興行収入によるのかなとも思うわ。私も今回「これで終わり」と思って演じたけど、それを私が決められる話ではないし。また、オファーされたら「しょうがないなあ」と思うのかもしれないわ。■プロフィールアーノルド・シュワルツェネッガー1947年7月30日生まれ、オーストリア出身の俳優。1970年に『SF超人ヘラクレス』で映画デビュー。1984年に『ターミネーター』のターミネーター役でブレイク。『コマンドー』(85)、『プレデター』(87)、『トータル・リコール』(90)、『ターミネーター2』(94)、『トゥルーライズ』(03)などに出演。2003年~2011年まで米・カリフォルニア州知事を務めた。そのほか「エクスペンダブルズ」シリーズや、『大脱出』(13)などに出演。ジャッキー・チェンとの共演作『レジェンド・オブ・ヴィー 中国游記』が待機中リンダ・ハミルトン1956年9月26日生まれ、アメリカ出身の女優。1984年に『ターミネーター』のサラ・コナー役でブレイク。1987年にはテレビドラマ『美女と野獣』で主演し、エミー賞、ゴールデングローブ賞の主演女優賞にノミネートされる。『ターミネーター2』(94)で人気を不動のものにする。パニック映画『ダンテズ・ピーク』(97)も話題に。ジェームズ・キャメロンの元妻でもある
2019年11月12日1991年の世界的ヒット作『ターミネーター2』の正統な続編『ターミネーター:ニュー・フェイト』が11月8日(金)に日本公開され、週末動員&興行収入ランキングで『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』を超えて圧倒的な強さを見せつけ、初登場No.1の大ヒットスタートを記録した。11月9日、10日の週末土日2日間の成績は観客動員数32万8,321人、興行収入4億6,876万円を記録。初日を含めた3日間では観客動員数44万9,565人、興行収入6億3,728万円を達成。この記録は、週末ランキングで本作に次ぐ話題作『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』の213%超となる占有率となっている。客層は、親子連れや大学生、20代~30代カップルにまで広がり、『ターミネーター』シリーズの知名度の高さから大都市圏のみならず全国各地の劇場で高稼働、IMAXでの鑑賞も人気を博しており、早くもイベントムービーの様相を呈している。全米はじめ各国では11月1日に公開され、週末の全世界興行収入ランキングNo.1に輝き(11月10日までの全世界興行収入は約184億6,000万円、$1=108円換算)、世界26か国でNo.1スタート。映画批評サイト「ロッテン・トマト」のオーディエンス・スコアは85%と『ターミネーター3』(’03)以降最高評価を記録し、全世界でも『ターミネーター:ニュー・フェイト』旋風が巻き起こっている。壮絶アクションに、女性たちのドラマも熱い「グレースとダニーの関係性が…」先週、日本公開に併せてアーノルド・シュワルツェネッガー、リンダ・ハミルトンら主要キャストと監督が来日し、ジャパンプレミアが行われたが、その興奮冷めやらぬ中、SNS上には早くも鑑賞者の声が続出。「あの迫り来る恐怖と手に汗握る緊迫感、大迫力のアクションシーン!これは確かに『T2』の正統な続編だ」「なんかもう、なにもかもが最高だった。冒頭からあんな展開だとは。ドキドキしたわ」と、『デッドプール』のティム・ミラー監督が手掛ける壮絶なノンストップアクションへの驚嘆コメント。さらに、「全員がかっこいいし、ターミネーターでここまで泣くか!?ってくらいにウルウル。思い出し泣きで声が震えちゃった」「強い女性しかいないこの映画、最高でした」「グレースとダニーの関係性が…うおぉ…好き。予想以上にエモーショナル全開」「あそこまで驚愕して、震えて、泣ける作品に仕上がっていたとは…号泣してしまったw」などなど、未来から送り込まれたスーパーソルジャー、グレースが地球の命運を握る女性ダニーを身を挺して守ろうとする超絶にクールな姿や、シリーズのレジェンドT-800とサラ・コナーのエモーショナルなドラマに感動する人も後を絶たない。さらに注目はその客層。「親子3人で観てきました。20年かけて『T2』を何回も観ていて良かったこと。20年後にこんな楽しめるなんて思わなかった!」「親子連れが感想を語り合っていて微笑ましかった。ちびっ子が『サラ・コナーがね…』って言ってたのちょっと面白い」「子供の頃から親子で楽しんできたターミネーター。サラ・コナーに憧れる母にささやかな親孝行でチケットとポップコーン買ってやったぜ」と、リアルタイムで『ターミネーター』シリーズを観ていた親世代が、子どもを連れて親子で楽しんでいる様子も伺える。さらに、11月16日(土)にはCX系列土曜プレミアムにて『ターミネーター2』のオンエアが予定されており、さらなる盛り上がりと今後も落ちの少ない興行が期待されている。『ターミネーター:ニュー・フェイト』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ターミネーター:ニュー・フェイト 2019年11月8日より全国にて公開© 2019 Skydance Productions, LLC, Paramount Pictures Corporation and Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.
2019年11月11日『ターミネーター:ニュー・フェイト』で未来から人類を救うためにやってきた強化型スーパーソルジャー、グレース役を演じ、いま注目を集めるマッケンジー・デイヴィス。先日のジャパンプレミアにもアーノルド・シュワルツェネッガーやリンダ・ハミルトンらと登場し、大きな声援を浴びていたが、とりわけファンから感嘆の声が上がっているのが、その個性的なメイク。今回の来日には専属のメイクアップ・アーティスト、ジョー・ベイカーさんが帯同しており、“映え”メイクの数々をインスタグラムに公開している。劇中ではターミネーターと互角に戦えるほど、人間を遥かに超越した戦闘力を持つ未来のスーパーソルジャーを演じているマッケンジー。しなやかな身体から繰り出されるハードなアクション、ダニーを“マイ・ミッション”として懸命に守ろうとする姿に魅了される人が早くも続出中だ。マッケンジーはカナダ・バンクーバー出身、現在32歳。映画『オデッセイ』やNetflix「ブラック・ミラー」シーズン3「サン・ジュニペロ」のちょっぴり地味めなメガネ女子から、『ブレードランナー 2049』ではライアン・ゴズリングに迫る“美女”、『タリーと私の秘密の時間』ではへそ出しルックのベビーシッターを演じるなど変幻自在。178cmの長身で、メイクやヘアスタイル次第で印象がガラリと変わることから、ファッショニスタとしてもまさに注目度上昇中。先日の『ターミネーター:ニュー・フェイト』のジャパンプレミアでは、ターミネーターの瞳をイメージしたかのような赤のアイシャドーが印象的。80年代を意識したスタイルと、吸い込まれそうな彼女の青い瞳との対比が絶妙だ。このメイクを担当しているベイカーさんといえば、『ボヘミアン・ラプソディ』やNetflix「ザ・ポリティシャン」のルーシー・ボーイントンのメイク担当としても知られた存在。そのほか『アラジン』のナオミ・スコットや、『ジュラシック・ワールド』のブライス・ダラス・ハワード、「ユーフォリア/EUPHORIA」に出演中のモード・アパトーなども手掛けている。何と言っても特徴的なのが、そのメイクのアイディアの源。錆びた釘や交通標識に色鮮やかな昆虫、スタジオの「OnAir」ライト、タオル、ときにはガリ(生姜の甘酢漬け)やナスまでも!?まったく思いも寄らないものからインスピレーションを受けているのが面白い。例えば、東京でのメディア向け取材日には、錆びた釘を参考にしたという「マホガニー・モード」で、プレミアとは一転、シックで温かな印象に。なんと、韓国プレミアでは街角で見かけた交通標識からヒントを得たメイクで登場。北京のプロモツアーでは、ルームサービスに付いてきたガリがヒントになることに!ターミネーターっぽい「NANUSHKA(ナヌーシュカ)」のツーピースにもマッチ。上下左右に顔を振ってキメた後に、お茶目な笑顔を見せるマッケンジーもキュート。本作を機に日本でも人気が出そうなマッケンジー、その斬新メイクにも引き続き注目してみて。『ターミネーター:ニュー・フェイト』は全国にて公開中。(text:Reiko Uehara)■関連作品:ターミネーター:ニュー・フェイト 2019年11月8日より全国にて公開© 2019 Skydance Productions, LLC, Paramount Pictures Corporation and Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.
2019年11月11日アーノルド・シュワルツェネッガーとリンダ・ハミルトンの最強タッグが復活し、ジェームズ・キャメロンが製作に復帰した『ターミネーター:ニュー・フェイト』。この度、“サラ・コナー”を演じたリンダがニューヒロイン“ダニー”役にナタリア・レイエスを直々に選んでいたことを明らかに。併せてキャメロンやキャスト陣の証言が詰まったダニーのキャラクター映像も公開された。公開された映像で、キャメロンは「本人は気付いていないが、未来のカギを握る人物だ」と語るのは、ナタリア・レイエス演じる本作でシリーズ初登場となるニューヒロイン、ダニー。彼女もまたターミネーターとの壮大な闘いに巻き込まれていくことになる。リンダが直感「私は彼女がいい」ナタリアはリンダと対面したオーディション時、すでにダニー役に感情的に入り込んでいたようで、思わず泣き出してしまったという。シリーズのアイコン、サラ・コナーを演じるリンダは「オーディションで一緒に読み合わせをした時に、何か私の中のものが反応したの。“私に投票権はある? 私は彼女がいいわ!”とすぐに意見したの」と語り、ナタリアとの運命的な出会いによって、彼女を指名したことを明かした。彼女たちの様子を目の当たりにしていたティム・ミラー監督も「ナタリアはとても存在感があった。まさに思い描いていたダニーそのままだったよ。信じられなかったね」と、まさにニューヒロインにはナタリアしかいないと確信したことを明かす。リンダは「母親、 友人、コーチのよう」リンダに見事選ばれたナタリアは、リンダとの共演について「本作はサラのストーリーの延長線上にあるものだから、私はいつでも彼女にアドバイスを求めていた。彼女は母親、友人、コーチのようだった。私にとって大切な存在よ」と、劇中同様に常に傍にいたリンダの存在の大きさを語る。リンダ演じる初代ヒロイン、サラ・コナーといえば、第1作『ターミネーター』ではごく普通のウェイトレスのバイトをする大学生であったが、自身の運命と向き合い、物語の終盤では未来の人類抵抗軍のリーダー、ジョン・コナーを身ごもる。続く『ターミネーター2』では、ジョンを新たな脅威から守るべく、ターミネーターに果敢に戦いに挑んだ女性だ。キャメロンはサラについて「サラは何も知らないウェイトレスから壮大でダークな魂の旅に出る」と語るが、現代のメキシコ・シティの自動車工場で働くダニーもまた、ごく普通の日常から、突如現れたターミネーターREV-9の襲撃により壮大な闘いに巻き込まれていくという、大きな共通点を持っている。それを裏付けるように、映像内でもミラー監督が「かつてのサラ・コナーと重なる」と断言している。ナタリアは演じたダニーについて「若くて楽しいことが好きで、頑張り屋の女性よ。ターミネーターがなぜ自分を追うのかは分かっていない。サラ・コナーとグレースと一緒に助け合い、REV-9から逃げることが彼女の旅になるの」と、その魅力を語る。果たして、なぜダニーは最新型ターミネーターREV-9に命を狙われるのか。かつてのサラ・コナーのようなたくましい成長を見せてくれるのか。期待が高まる。『ターミネーター:ニュー・フェイト』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ターミネーター:ニュー・フェイト 2019年11月8日より全国にて公開© 2019 Skydance Productions, LLC, Paramount Pictures Corporation and Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.
2019年11月09日世界中で愛される人気シリーズのなかでも、革命的な衝撃を人々に与えたSFアクション映画といえば、1985年に公開された『ターミネーター』。その後、『ターミネーター2』も大きな話題となりましたが、「I’ll be back」の言葉通り、『ターミネーター:ニュー・フェイト』として再び帰ってきました。そこで、シリーズ初参戦を果たした注目のキャストにお話をうかがってきました。写真・黒川ひろみ(ナタリア、ガブリエル、マッケンジー)ナタリア&ガブリエル&マッケンジー!【映画、ときどき私】 vol. 276劇中で人類の命運を握る女性ダニーを演じたのは、コロンビア人女優のナタリア・レイエスさん(写真・左)。そして、ダニーの命を執拗に狙う最新型ターミネーター“REV-9”には、アメリカ人俳優のガブリエル・ルナさん(写真・中央)。さらに、ダニーを守るために未来から送り込まれた強化型兵士のグレースをカナダ人女優のマッケンジー・デイヴィスさん(写真・右)が演じています。国際色豊かな実力派俳優が揃った本作の撮影秘話やアーノルド・シュワルツェネッガーさんとのエピソードなどについて、語っていただきました。―今回は撮影のためにかなり過酷なトレーニングを積んで挑んだそうですが、「もうやめたい」と思うことはなかったのでしょうか?マッケンジーきつかったことはたくさんあったし、正直言って毎日やめたいと思ってたくらいですよ(笑)。―(笑)。マッケンジーさんはもともと運動が得意ではなかったと聞いているので、余計にそう感じたのかもしれませんね……。では、特に大変だったシーンを教えてください。ナタリア私にとってはすべてが挑戦だったけど、なかでもダムでのシーンが一番大変でした。夜間のシーンを撮らなければいけなかったので、約1か月半もの間、夜の6時から朝の6時まで水に濡れながら撮影していたんです。後半はそれでも間に合わなかったので、撮影時間はどんどん長くなるし、とにかく疲れ切っていました。そんなときは、「家で気持ちよく過ごすこともできるのに、私はここで何をしているんだろう?」とふと思った瞬間もありましたよ(笑)。でも、それ以上にやる価値があることだというのも感じていました。―確かに、あのシーンは見ているこちらも思わず力が入りました。マッケンジーさんはいかがですか?マッケンジー私もナタリアと同じシーンですね。夜間撮影では、大半が水中のシーンでしたが、一番大変だったのは、滝のようなところで車から出たり入ったり、綱をよじ登ったり、というのを朝の4時半に撮影していたとき。体が濡れて冷える、そしてひとつのシーンが終わったら乾かしてまた濡れる、みたいなことを繰り返していたんです。さすがにその途中で、「私はなぜこんな大変なことをする決意をしてしまったんだろう」と考えていましたが、と同時に「人生のなかでこんな素晴らしいことができるなんて!」とも思っていました。だから、この撮影は私にとっては、諸刃の剣みたいな感じでしたね。痛みは一瞬だけど、映画は永遠のもの―おふたりとも、そこまで追い込まれていたんですね。ガブリエルさんは撮影中にトラブルなどはなかったですか?ガブリエル実は、撮影の後半であばら骨2本にヒビが入ってしまったことがありました。最初は、痛いけど筋肉を傷めただけだと思っていたので、僕自身もケガには気が付いてなかったんです。そんななかでも、なんとか最後の1週間を演じ切ることができたのはよかったと思っています。ちなみに、僕がそのときに思い出していたのは、1985年にアーノルドが主演した『コマンドー』でのエピソード。有刺鉄線の柵の下をくぐり、泥のなかでひざやひじを傷つけながら撮影をしたのに、「カメラのフォーカスが合ってなかったので、もう1テイクお願いします!」と言われたことがあったそうなんです。それでも、「痛みは一瞬だけど、映画は永遠のものだ」と思ったというアーノルドの話を聞いていたので、僕もその言葉を肝に銘じながらがんばりました。―『ターミネーター』といえば、やはり裸で登場するシーンが話題ですが、撮影時で印象に残っていることはありますか?ガブリエルもちろん、思い入れはありますよ(笑)。というのも、僕にとっては、なんと初日の一番初めに撮ったのがあのシーンだったんです。普段は、現場に入ったらスタッフやキャストのみんなに自己紹介してから仕事を始めたいタイプなんだけど、今回はまだ全員に挨拶もできていないなか、いきなり服を脱いで撮影に入らなければいけなくて……。『ターミネーター2』のアーノルドとロバート・パトリックは地面にポージングした状態で登場しますが、僕らの場合は空から飛んでくるという設定。そのために、僕は空中で足を上にしたままワイヤーに吊られ、そこから1回転して地面でポーズを決めなければなりませんでした。もちろん裸でね(笑)。ターザンにでもなったような気分でしたよ。―それは、いろいろな意味でつらかったですね(笑)。マッケンジーさんも同じような状況でしたか?マッケンジー私の場合は、逆に撮影の終わりのほうにそのシーンを撮りました。だから、ずっと一緒に過ごしてきたよく知っているスタッフのなかで撮影ができたので、本当によかったです。しかも、この作品ではものすごく厳しい食事制限をしていたこともあり、裸のシーンを撮り終えたら、好きなものが食べられるとわかっていたので、終わったときは「やったー!やっと食べられる!」という感じで喜びのほうが大きかったですね(笑)。3人が見たレジェンドの素顔とは?―『ターミネーター』シリーズは世界的な人気を誇っていますが、日本でもアーノルドさんのファンは多いので、共演された印象や忘れられないやりとりなどを教えてください。ナタリア「レジェンド」と呼ばれている俳優と共演するのは、非現実のような気分でもあったので、どういう方なんだろうと最初は緊張していたんです。もちろんこれまで抱いていたイメージそのままのところもありましたが、ひとりの人間として自分の存在感や影響力の大きさをすごく理解されている方だと感じました。人柄も素晴らしいですが、気候変動に対して関心を持っていたり、移動手段をなるべく自転車にしたりと、世界のことをいつも気にかけている姿もリスペクトしています。ガブリエルエピソードはたくさんあるんですけど、今回はプロモーションで一緒にいたときの話をみなさんに教えますね。まず、僕はアーノルドほど負けず嫌いの人を見たことがありませんが、彼にとって重要なのは、つねに勝者でいること、そしてナンバーワンであること。それはちょっとしたくだらないゲームのときでさえも発揮されてしまうんですよ。みんなで韓国に行ったとき、指の力を測る機械のようなゲームがあって、彼のスタッフも「アーノルドはこういうタイプのゲームはやりませんから」と最初は言っていたんですが、僕が試してみたら、「スコアはいくつだった?」と彼が聞いてきたんです。「6.5でした」と答えたら、「ちょっと貸してみて」と言って機械を手に取りました。本当は指でピンと弾いて測定するものなんですが、彼はいきなり手でバーンと叩いたんです!当然、スコアはマックスの9.99。そして、それを見たアーノルドは、満足そうに「ほらね」と言っていましたよ(笑)。それ以外にも、チェスをしたときは相手に考える時間を与えずに進行してみたり、本来は駒から一度指を離したら動かしてはいけないのに「俺が意図していたのはやっぱりそうじゃないから」といって勝手にやり直したりしちゃうんです。たとえズルをしてでも、つねに自分が勝たないと嫌な人なんですよね(笑)。―子どもみたいで、お茶目なところがある方なんですね(笑)。マッケンジー私はガブリエルみたいなおもしろいエピソードではないんだけど、アーノルドは本当にいつも私たちをサポートし、とにかく励ましてくれました。まるで、よきチアリーダーのような存在だったと思います。実は今朝もみんなを集めて話をしてくれましたが、「この映画も、みんなのことも信じているよ」と言ってくれたんです。もちろん負けん気が強いところはありますけど、自分がしていることに対しては誠心誠意向き合い、献身的に力を注いでくれるのは素晴らしいことなので、そういう姿に感動しました。キャストのなかで最強なのはリンダ・ハミルトン―さすがですね。また、今回は28年ぶりに出演したリンダ・ハミルトンさんも抜群の存在感を見せていましたが、みなさんとアーノルドさん、リンダさんの5人のなかで、肉体的、精神的、知的を含めた総合的な観点から見て、誰が最強だと思うかを教えてください。ナタリア今回は私とマッケンジーとリンダという女性3人でのシーンが多かったですが、そのなかでリンダのすごさを目の当たりにすることがたくさんあったので、私はリンダですね。私たちができないと思うようなことでも彼女はこなしてしまうし、自分を律する強さも持っているんです。あとは、疲れることを知らないので、本当に尊敬しています!ガブリエル僕もリンダの資質については、その通りだと思うよ。でも、マッケンジーが本気になった姿を近くで見ていたから、僕はマッケンジーが一番かな。彼女は知的な意味でも、とても強い女性だと思います。マッケンジーありがとう。でも、私もリンダかな。というのも、体格はそこまで大きくないし、身長も私の胸くらいまでしかないのに、彼女と腕相撲をしたらまったくかなわなかったの!なんか、「骨が太くて強い!」って感じなんですよね(笑)。ガブリエル(笑)。さっきはマッケンジーと言ったけど、じゃあ腕相撲のときはリンダに賭けようかな。インタビューを終えてみて……。毎日やめたくなるほどつらいトレーニングと撮影を一緒に乗り越えてきただけに、絆の強さを感じさせる3人。とにかく仲良しでもあるので、和気あいあいとした雰囲気のなか、笑顔に包まれた楽しい取材となりました。とはいえ、劇中では容赦ない激しいバトルを繰り広げているので、お見逃しなく!世界の運命が変わる瞬間を目撃せよ!新たな衝撃にアドレナリン全開間違いなしの『ターミネーター』シリーズ最新作。史上最強にして最凶の新型ターミネーターと人類による圧倒的なアクションはもちろん、そのなかで生まれるドラマにも心を揺さぶられるはず。この興奮と感動は、ぜひスクリーンで体感してみては?ストーリーメキシコシティの自動車工場に弟と働いていたダニー。平穏な生活を送っていたが、ある日突然ターミネーター“REV-9”に襲われてしまう。そんな危機的状況から彼らを救ったのは、同じく未来から送り込まれてきた強化型兵士のグレース。かろうじて工場から脱出するものに、REV-9は執拗に追いかけてくることに。そして、ハイウェイで追い込まれたとき、サラ・コナーが現れ、行動をともにすることとなる。その後、メキシコから国境越えたサラ、ダニー、グレースを待っていたのは、あの男だった……。鼓動が高鳴る予告編はこちら!作品情報『ターミネーター:ニュー・フェイト』11月8日(金)全国ロードショー配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン© 2019 Skydance Productions, LLC, Paramount Pictures Corporation and Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.
2019年11月08日アーノルド・シュワルツェネッガー、リンダ・ハミルトン、マッケンジー・デイヴィスらキャスト陣とティム・ミラー監督(『デッドプール』)が来日し、盛り上がりを見せている最新作『ターミネーター:ニュー・フェイト』。映画の中ではサングラス姿でニコリともしないシュワが、ジャパンプレミアでは日本のファンの歓迎に笑顔を振りまく姿が印象的だった。それにしても、なぜ彼は映画の中でニコリともしないのか?そもそもターミネーターは敵なのか味方なのか…?今回は最新作を存分に楽しむために、いまさら聞けない伝説的シリーズ『ターミネーター』の基本の基に迫った。そもそも、ターミネーターって何者?“終わらせるもの”という意味を持つターミネーター(terminator)とは、ターゲットの生命を文字どおり“終わらせる”まで、徹底的に追い続ける殺戮マシーン。パッと見は人間と同じで見分けがつかないが、中身は機械。全身の骨格は特殊金属で人工の筋肉や皮膚がそれを覆っている。血液も流れ、銃撃されれば傷跡もつくが、決して屈しない。何度でも立ち上がり、ミッションを完遂=ターゲットを抹殺するまで、絶対に止まらないのがターミネーターだ。ボディビルダーから転身したシュワのハマり役にジェームズ・キャメロン監督が『タイタニック』や『アバター』といった超大作を生み出す以前、駆け出しのころに手掛けた『ターミネーター』(1984年/以下『T1』)にて初登場。同作は低予算ながら世界的に大ヒットとなり、カルト的人気となった。ボディビルの世界チャンピオンから映画俳優に転身し、少しぎこちなさが伺えるシュワルツェネッガーはハマり役となり、筋骨隆々の大男が、同情や慈悲など一切ない冷酷無比なマシーンとして殺戮を繰り返す姿は世界中に衝撃を与えた。さらに、2作目『ターミネーター2』(1991年/以下『T2』)では新タイプが登場。全身が液体金属からなり、変幻自在で触れた人間そっくりになることができ、ナイフのように指先を尖らせて相手をひと突きすることも。銃撃されてもボディに穴が開くだけであっという間に塞がってしまう。そんな、さらに強力なターミネーターに世界は再び震撼。彼らと人間を見分けるには、犬を飼うしかない(吠えます)。なぜ、未来からやってくる?そんなターミネーターは、2029年の未来から過去にやってくる。その未来とはなんと、人間と人工知能(AI)がコントロールする機械が全面戦争を繰り広げている暗黒の世界。いまでこそ、ソフトバンクのPepperやAmazonのAlexaなどが登場し、ドラマ「ドクターX」でも描かれているように医療の分野で活躍したり、人間とチェスや将棋で対決したりと実用化が進み、かつては夢物語だったAIとの共存は現実となっている。だが、あの天才物理学者ホーキング博士も死の直前まで危惧していたという、“AIが招くかもしれない未来”を描いているのが本シリーズ。軍事利用されたAIが思考能力を持ち、逆に人類を襲い始める…という、博士が想像していた未来の究極に最悪なパターンが物語の舞台となっている。ターミネーターは近未来のAIが創った!ターミネーターも、AI「スカイネット」がオール人類抹殺のために創り出したものだ。シュワが演じた旧型T-800というタイプから、より無敵な『T2』のT-1000に改良を施すなど、AIは常に進化。ターミネーター自体に組み込まれたチップにも高度な学習機能があり、人間と共に過ごせば過ごすほど人間について学んでいく。なぜ、サラ・コナーは戦うのか?恐ろしいターミネーターが、『T1』で未来からやってくるのは、1984年のロサンゼルス。未来で人類軍を指揮するカリスマ的なリーダー、ジョン・コナーを“生まれてこなかった”ことにするため、その母親となるサラ・コナー(リンダ・ハミルトン)を抹殺しに来たのだ。当時のサラは友達とルームシェアをし、レストランでアルバイトしたり、週末には遊びに出かけたりする、ごく普通の女子大生。シュワ演じるターミネーターが同姓同名の別人を次々抹殺していく中、そんなサラ本人の前には謎のイケメン、カイルも現れる。そのカイルこそ、未来のジョンが過去の母を守るために送り込んだ兵士。カイルから将来起こる機械との戦争について聞いたサラは、暗黒の未来を変えるためにカイルとターミネーターに立ち向かう。さらに2人は、激しくも短い恋に落ち…。やがてサラは男の子を出産するが、この子こそがジョン・コナー。ちょっとややこしいが、カイルが父親なのだ。そして10年後の1994年には、今度は10歳になったジョン(エドワード・ファーロング)を襲いにターミネーターT-1000がやってくる。『T2』で母となったサラが自ら銃の扱いや護身術を学び、たくましい兵士へと一変しているのはすべてはジョンを守り、未来を変えるためなのだ。「審判の日」とは?AI「スカイネット」が勝手に核戦争を仕掛け、人類に宣戦布告した1997年8月29日のこと。30億人もの命が一瞬にして奪われ、『T2』でサラは何度もその様子を悪夢として見る。「審判の日」を阻止するため、サラがとった行動は「スカイネット」を開発したIT企業「サイバーダイン社」を襲うことだった。しかし、それは未遂に終わり、サラは警察病院の精神科に収監、母と離ればなれになったジョンは里親のもとでグレかかり、ターミネーターT-1000には命を狙われることになってしまう。なぜ、「I’ll be back/アイルビーバック」が有名に?『T1』では、シュワ演じる殺戮マシーン・ターミネーターT-800に対抗するため、ジョンは優秀な人間の兵士カイルを未来から過去に送り込んだ。そして『T2』では、より強力になったターミネーターT-1000に対抗するため、“ジョン・コナーを守る”というミッションを自らインプットしたT-800を送り込む。こちらも、もちろんシュワが演じている。傍目にはかつてサラに襲いかかり、世間をも震撼させたターミネーターとまったく同じに見えることから、サラはもちろん観る者も、あの恐怖を否が応でも思い出すことに…。ターミネーターは何度も“戻ってくる”まさに“戻ってきた”ターミネーター。もともとは、『T1』で警察に保護されたサラを襲う際、「I’ll be back」と言い残して車で突っ込んできたことが始まり。『T2』ではサラとジョンを守るため、「I’ll be back」と言い残して警官隊に立ち向かい、逃走用の車両で戻ってくることから、伝説として語り継がれるセリフとなった。とはいえ、『T2』では少年ジョンの命令も絶対なため、少々お茶目な姿を見せるシュワ・ターミネーター。片足を上げろと言われたら「下ろしていい」と言われるまで上げっぱなし、「地獄で会おうぜ、ベイビー(Hasta la vista, baby)」なんて言葉も覚えてしまった。最新作『ニュー・フェイト』では何が起こる?『T2』で、ターミネーターT-1000とのバトルに勝利したサラ・コナーたち。T-800は自身の中に組み込まれたAIチップの危険性に気づき、自ら溶鉱炉に沈んでいった。これでAI「スカイネット」の暴走や「審判の日」は回避され、30億人の命は救われた、はずだった…。だが、『ニュー・フェイト』ではまったく新しいターミネーター・REV-9(ガブリエル・ルナ)が未来からやってくる!そのターミネーターもまたAIが創り出したもので、外側はT-1000のような液体金属、内側はT-800に似た骨格で、2体に“分離”するという超強者。破壊的なダメージを受けても、約30秒ほどで元の姿に。そして本人も予告編で言うように“全身が武器”状態。初めてシュワ・ターミネーターを目にしたときの“絶対に勝ち目はない”恐怖を、改めて思い出させるには十分な脅威となっていく。しかも、表情が豊かで人好きのする笑顔を見せることもあるから、なお恐ろしい。追う者、追われる者、守る者が新たな顔ぶれにその最新型ターミネーターの新たなターゲットとなるのが、メキシコシティの自動車工場で働く家族思いの女性ダニー(ナタリア・レイエス)。また、ダニーを守るために、手術を受けて強化型スーパー・ソルジャーに改造された人間の女性グレース(マッケンジー・デイヴィス)も未来から送り込まれてくる。なぜ、ダニーがターミネーターに狙われるのか、なぜ、グレースがダニーを必死に守るのかは最新作の大きな見どころの1つ。特にマッケンジー演じるグレースは、サラ・コナーや、『エイリアン』シリーズのリプリー、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のフィリオサなどに匹敵する強力ヒロイン誕生として大きな話題を呼ぶことになりそうだ。なぜ、最新作が“正当な続編”なのか『T2』以来、約30年ぶりにジェームズ・キャメロンが製作・ストーリーを担当、シュワ&リンダの再演が実現した最新作『ニュー・フェイト』。本作が“正当な続編”と呼ばれるのは、『T2』の物語からそのまま地続きになっていること。さらに、サラ・コナー役のリンダが同作ぶりに“戻ってきた”ことも重要なポイント。実はこの間、『ターミネーター3』『ターミネーター4』、そして『ターミネーター:新起動/ジェニシス』などが製作されたが、これらには“シリーズの生みの親”キャメロンは直接関わっていない。“シリーズの顔”シュワ・ターミネーターは全作に登場しているものの、カリフォルニア州知事時代の『ターミネーター4』では体は別人、顔だけ『T1』時のCGという形に。ストーリー的にも『ニュー・フェイト』との関連は見られない。「審判の日」が回避されたはずなのに、再び始まってしまったターミネーターとの死闘。その衝撃の運命を、スクリーンで見届けてみてほしい。『ターミネーター:ニュー・フェイト』は11月8日(金)より全国にて公開。(text:Reiko Uehara)■関連作品:ターミネーター:ニュー・フェイト 2019年11月8日より全国にて公開© 2019 Skydance Productions, LLC, Paramount Pictures Corporation and Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.
2019年11月08日アーノルド・シュワルツェネッガーの完璧な肉体と容赦ないアクションで贈る『コマンドー』(’85)の4Kニューマスターが劇場公開。シュールな日本語吹き替えセリフが印象的な本作の日曜洋画劇場版吹替版も公開される本作から、シュワルツェネッガー声優、玄田哲章による新録ナレーション版予告編が解禁となった。ストーリーかつて特殊部隊を率いた男、ジョン・メイトリックスの愛娘ジェニーが誘拐された。誘拐犯たちはメイトリックスを利用し、某国の首相暗殺を企んでいた。メイトリックスはジェニーを助けるため、行きがかりで行動を共にすることになった客室乗務員のシンディとともに敵のアジトを強襲する!今回、劇場公開される4Kニューマスター『コマンドー』は、日本語字幕版と、一度聞いたら忘れられない絶妙なセリフが炸裂する1989年1月1日に放送されたテレビ朝日・日曜洋画劇場編集版。シュワルツェネッガーの声をつとめるのはもちろん、先日の『ターミネーター:ニュー・フェイト』ジャパンプレミアでもシュワ本人と再会を果たしていたベテラン声優・玄田哲章だ。予告編映像には、コマンドーが「もっと好きになりますよ」という自信たっぷりの玄田さんの新録ナレーションが収められている。『コマンドー』4Kニューマスター テレビ朝日吹替版/日本語字幕版は11月22日(金)、23日(土・祝)、24日(日)、新宿ピカデリーにて特別先行上映(24日は応援上映)、11月30日(土)より立川シネマシティ・チネチッタ川崎ほかにて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年11月08日11月8日公開の映画『ターミネーター:ニュー・フェイト』のジャパンプレミアが6日、東京・新宿の歌舞伎町ゴジラ・ロードで行われ、アーノルド・シュワルツェネッガー、リンダ・ハミルトン、マッケンジー・デイヴィス、ナタリア・レイエス、ガブリエル・ルナ、ティム・ミラー監督、玄田哲章、神田松之丞が出席した。1984年に第1作が公開されて大ヒットを記録した『ターミネーター』。その後も続編が公開されて人気シリーズとなり、第6弾となる本作は、シリーズの伝説的キャストであるアーノルド・シュワルツェネッガーとリンダ・ハミルトンの最強タッグ、そして、伝説の生みの親でありながら、シリーズ最大のヒット作『ターミネーター2』以降、シリーズへの直接的な関与がなかったジェームズ・キャメロンが製作を担当。『ターミネーター2』の正統な続編を描いている。この日のイベントは東京・新宿の歌舞伎町にあるゴジラ・ロードにレッドカーペットが敷かれ、スペシャルイベントが開催。シュワルツェネッガーらキャスト陣と本作のメガホンを取ったティム・ミラー監督、そしてスペシャルゲストにシュワルツェネッガーの声を長年担当し、本人公認の吹替え声優でもある玄田哲章、芸能界きっての『ターミネーター』シリーズの大ファンという神田松之丞が登場した。シュワルツェネッガーは「東京の皆さん、今夜ここに来ることが出来て大変うれしく思います。前回来日した時に『I’ll be back』とお約束したのでまた戻ってまいりました」と日本のファンを喜ばせて、「今回はこのような素晴らしいキャストの皆さんやミラー監督と集まることができてうれしく思います。私たち全員がこの作品を愛しているように皆さんにも愛してもらいたですね」とアピールした。シュワルツェネッガーとはシリーズ第1弾『ターミネーター』から共演しているリンダ・ハミルトンは、映画のプロモーションとしては今回が初来日。「本当に私は日本に来れてとても幸せに思っています。ハリウッド以上に素晴らしいですね。ここにいるのがシュールな感じにさえ思えます」と驚きを隠せない様子で、「この映画はアクションやコメディーもたくさんあって、エモーションもたくさんあります。力強い素晴らしさも見えますし、素晴らしいキャストの皆さんと頑張り、お互いを高めあって作りました。誰一人欠けてもこの映画は出来なかったと思います」と作品の内容には自信を覗かせていた。映画『ターミネーター:ニュー・フェイト』は、11月8日より全国公開。
2019年11月07日映画『ターミネーター:ニュー・フェイト』ジャパンプレミアが11月6日(水)、新宿歌舞伎町ゴジラ・ロードにて行われ、来日したアーノルド・シュワルツェネッガー、リンダ・ハミルトンらが揃ってレッドカーペットを歩き、集まったファンとの交流を楽しんだ。シュワちゃん大はしゃぎ&リンダは涙もリンダは、ファンサービス中に日本のファンからの熱い思いを受け取り、感激のあまり思わず涙を流す一幕も。一方、アーノルドは大きな「シュワちゃん」コールに応えようと大はしゃぎ!フォトセッション時もキョロキョロし始め、しまいにはリンダにカメラマンのほうを向くようたしなめられ、大笑いし合う場面も見られた。さらには、途中、急に自身のスマホを取り出したアーノルドは、動画で多くのマスコミやキャスト陣と自撮りを行い、熱気のさまを収めようと躍起になっていた。『ターミネーター:ニュー・フェイト』は、1991年、日本でも大ヒットした『ターミネーター2』の正統な続編。メキシコシティの工場で働く21歳のダニーは、ある日、未来から来たターミネーターREV-9に襲われてしまう。同じく、未来からはダニーを守るため、スーパー・ソルジャーのグレースが送り込まれ、ターミネーターを宿敵として人生を送ってきたサラ・コナー(リンダ)も加わる。死闘を繰り広げながら、サラたちはいつしかT-800(アーノルド)にも近づいていき…。「“アイルビーバック”と約束したので戻ってきたよ!」いよいよ公開を間近に控えたプレミアとあって、アーノルドは「今夜来ることができてうれいです!前回“アイルビーバック”と約束したので戻ってきましたよ」と名台詞「I’ll be back」を用いながら親指を立てる仕草をして、ファンをさらに喜ばせる。「本当に、日本のファンを愛しています。映画はファンの皆さんの存在なしには成り立ちません。一番大切です。皆さんにも作品を愛していただきたい。アリガトウ」と最後は日本語で感謝を伝えた。リンダも、「コンニチワ」と日本語で挨拶。「いま、日本に来られてとても幸せ。ハリウッド以上に素晴らしいです」と感慨深げにステージからあたりを見渡す。「毎日すごく頑張って映画を作りました。お互い(キャスト、監督)なくしてはこの映画はできなかったので、ものすごく愛が込められています。愛をスクリーンで感じ取ってください」と作品愛を強く訴え、リンダスマイルを見せた。そのほか、ジャパンプレミアには、出演するマッケンジー・デイヴィス、ナタリア・レイエス、ガブリエル・ルナ、ティム・ミラー監督、さらにアーノルドの日本語吹替を務める玄田哲章、スペシャルゲストとして神田松之丞も出席した。『ターミネーター:ニュー・フェイト』は11月8日(金)より全国にて公開。(cinamacafe.net)■関連作品:ターミネーター:ニュー・フェイト 2019年11月8日より全国にて公開© 2019 Skydance Productions, LLC, Paramount Pictures Corporation and Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.
2019年11月06日人気アクションシリーズ最新作『ターミネーター:ニュー・フェイト』(11月8日公開)を引っさげ、アーノルド・シュワルツェネッガーやリンダ・ハミルトンら主要キャスト5名がそろって来日。11月5日にベルサール六本木で開催された記者会見に登壇した。T-800役のシュワルツェネッガーとサラ・コナー役のリンダがそろって来日するのは初となり、2人は長年築いてきた友情について語り合った。『ターミネーター:ニュー・フェイト』は、『ターミネーター2』(91)の世界観を踏襲した正当な続編となった。メキシコシティの工場で働く21歳の女性ダニーが、未来から来たターミネーターREV-9に襲われる。そこに現れたのは、ターミネーターを宿敵として人生を送ってきたサラ・コナーで、さらにT-800もこの死闘に関わっていく。シュワルツェネッガーは、リンダについて「1984年の1作目からずっと友情を築いてきたよ。僕が(カリフォルニア州)知事になった時も、彼女は就任式に参加してくれた。リンダは、1984年に女性のアクションヒーロー像の高い基準を作り、1991年の『ターミネーター2』で、それをさらに高みに上げた。28年近く経った今回も、彼女のアクションに圧倒されたよ」と彼女のアクションを心から称えた。リンダも「アーノルドとは35年来の友情を培ってきたわ。こんなに長い間、仲良くつきある俳優は他に見当たらないわ。お互いにユーモアを交えて会話ができるのは、2人の間にそれだけ歴史があるからだと思うわ」と笑顔で顔を見合った。会見には、共演のマッケンジー・デイヴィス、ナタリア・レイエス、ガブリエル・ルナも登壇し、3人ともハリウッドのレジェンドと言えるシュワルツェネッガーたちと共演できたことについて「感動しました」「素晴らしい経験になりました」と口をそろえて、感激していた。また、コロンビア出身の女優であるナタリアは「私は、ラテン系の人間の代表として参加させてもらったので、非常に責任を感じているの。ハリウッドでも多様性が叫ばれ、どんどん変わっていることを示したいわ」と力強く語った。
2019年11月05日おとな向け映画ガイド今週のオススメはこの4作品。ぴあ編集部 坂口英明19/11/4(月)イラストレーション:高松啓二この週末に公開の作品は21本(ライブビューイングを除く)。全国100スクリーン以上で拡大上映されるのは『ターミネーター:ニュー・フェイト』『ひとよ』の2本。ミニシアターや一部シネコンなどで上映される作品が19本です。この中から厳選して、おとなの映画ファンにオススメしたい4作をご紹介します。『永遠の門 ゴッホの見た未来』これまでの映画のように狂気が前面にでた感じでなく、世の中の無理解からも達観した求道者のようなゴッホです。最後の数年間、ゴッホは何を見て、どう考え、どう生きたかを、できるだけ、彼自身の視点で描こうとしています。そこが新鮮です。自撮りをしたかのようなアングルや、ドキュメンタリーのような映像が多く使われています。冬はアルルのアトリエに吹き込む木枯らしの音、夏は田園の虫の声、自然の音も印象的です。手を広げ、風のなかに身を委ねるゴッホ。精神病院に入院中、あんたは何を描くのだ、と問われ、「太陽の光」と即答します。漂泊の芸術家の数少ない理解者だったゴーギャンがパリに去ると、ゴッホは発作的に自分の耳を切り落とすという事件を起こします。そして長い入院生活。いわゆる閉鎖病棟で、退院には医者と牧師の許可が必要です。病がほぼ癒えたゴッホと牧師とのやりとりが意味深です。63歳のウィレム・デフォーが37歳のゴッホを演じています。年輪とキャリアがあってこその演技。この作品でヴェネチア映画祭最優秀男優賞を受賞、アカデミー賞にもノミネートされています。牧師役でデンマークの人気俳優マッツ・ミケルセンが出演しています。監督は自身が画家でもあり、『バスキア』がデビュー作のジュリアン・シュナーベルです。『ターミネーター:ニュー・フェイト』正統な『ターミネーター2』の続編、です。1と2を監督したジェームズ・キャメロンが製作者として復帰、アーノルド・シュワルツェネッガーとリンダ・ハミルトンも出演しています。1997年の「審判の日」は回避されたか? 未来社会の救世主、ジョン・コナーとその母、サラ・コナーはその後どうなったか???人類滅亡の危機は、まだ終わっていなかった……のです。今回は、未来に重要な役割を持つとされるメキシコ人女性ダニー、未来から送り込まれた「強化型女性兵士」のグレース、そしてサラ・コナー、この3人の女性が映画の中心です。もちろん、シュワちゃんもT-800型ターミネーターで元気なところを見せてくれます。そして新たな敵は、最新型ターミネーターREV-9。これが最強!なかでもサラ・コナーの登場シーンは、ただひたすらカッコいいんです。髪は銀色、鍛えられた身体、鋭い眼光、沈着冷静で滅法強い。演じるリンダ・ハミルトンは63歳。シュワルツェネッガー自身の72歳という実年齢もうまく活かしたストーリー展開は見事です。SFXやCG技術の進歩も第一作から35年、すさまじいものがあります。何よりも進んだのはコンピュータとAIが当たり前になった私達の意識かも知れません。『グレタ GRETA』NYの地下鉄で、身なりもきちんとした中年女性がハンドバックを忘れる。それを見つけた若い女性フランシスが、後日、家まで届けます。ふたりは仲良くなり、まるで親子のような付き合いが始まります。美しくて気品がある、孤独だが、生活には困っていない、60代の未亡人。愛する母を最近亡くしたばかりのフランシスにとって、放っておけない、少し甘えたい、そんな存在でした。その瀟洒な家に通ううちに、彼女はとんでもないものを見つけるのです。イザベル・ユペールとクロエ・グレース・モッツのサイコスリラー。思わぬ展開にぐいぐい引き込まれます。孤独のなかに狂気をはらんだマダム、イザベル・ユペールが、まじ怖いです。『国家が破産する日』このところ、史実に基づいた韓国現代史の暗部を暴く映画が続きます。『タクシー運転手〜約束は海を越えて〜』は光州事件を、『1987、ある闘いの真実』は韓国民主化闘争を描き、『工作 黒金星と呼ばれた男』は北朝鮮に潜入した韓国大物スパイを扱っていました。いずれも力作、問題作です。そして今回は、1997年の韓国経済危機をテーマにした経済サスペンスです。好景気の真っ只中だと国民が信じていたこの年。アジアの通貨危機が飛び火し、国家経済が破綻、韓国政府がIMF(国際通貨基金)に金融支援をもとめるまでにいたってしまったのはなぜか?その「国家破産」の危機に直面した政府内のごたごたと、現実は現実としてIMF交渉でなんとか韓国の国益を守ろうとする韓国側の特別チームの活躍を描いています。この手のドラマではありがちですが、危機が直撃する国内の中小企業の悲劇、逆にこれをチャンスとして富を得ようとする集団の物語も同時進行していきます。制作スタッフによれば「IMF経済危機は全国民の傷。それはまだ癒えていない」といいます。金利の高騰、倒産率の急上昇、解雇や雇用形態の悪化など、その後の韓国が直面した現実は厳しいものがあったのです。映画は歴史は繰り返される、と暗示して終わります。東京は11/8(金)からシネマート新宿ほかで公開。名古屋は11/9(土)からセンチュリーシネマで公開。関西は11/8(金)からシネマート心斎橋で公開。
2019年11月04日カリフォルニアで猛威をふるっている山火事の影響を受けて、現地時間28日に予定されていた『ターミネーター:ニュー・フェイト』のプレミアが中止になった。プレミアが行われるはずだったチャイニーズ・シアターのあるハリウッドまでは火の手が及んでいないが、業界人が多く住むブレントウッド地区を含むL.A.の北西部では、緊急避難命令が出ている。『ターミネーター:ニュー・フェイト』に出演するアーノルド・シュワルツェネッガーも避難した。パラマウント・ピクチャーズは、プレミアパーティで提供するはずだった食事を、赤十字に寄付すると発表している。『ターミネーター:ニュー・フェイト』11月8日(金)より全国公開文=猿渡由紀
2019年10月29日