マリリン・モンローを筆頭に、ハリウッドには数多くの『セックスシンボル』と呼ばれる名女優・名俳優たちが存在します。1980年代、圧倒的な美貌を誇り、10代半ばで映画『青い珊瑚礁』でヌードを披露したブルック・シールズも、セックスシンボルと呼ばれた女優の1人。親日家としても知られるブルック・シールズは日本でも人気が高く、当時の彼女の活躍を知る人も多いはず。そんな永遠のセックス・シンボル、ブルック・シールズのデビューから現在までを、彼女が残した『伝説』とともに振り返ります。幼い娼婦役を演じた、映画『プリティ・ベビー』もともとキッズモデルとしてキャリアをスタートさせたブルック・シールズが、女優として脚光を浴びるきっかけとなったのが、1978年公開の映画『プリティ・ベビー』でした。同作で、12歳の娼婦という、今ならば問題視されそうな役柄を演じたブルック・シールズ。10代らしい可憐さと、怪しい色気のギャップは、ブルック・シールズだからこそ演じられたといっても過言ではありません。ブルック・シールズがヌードを披露した映画『青い珊瑚礁』『プリティ・ベビー』の出演により、美少女ぶりが話題になったブルック・シールズは、映画『青い珊瑚礁』で女優としての人気を確固たるものにします。撮影時、わずか14歳だったブルック・シールズが、劇中でヌードを披露したことで話題となった1980年公開の映画『青い珊瑚礁』。『プリティ・ベビー』に引き続き際どい作品ながら、ブルック・シールズの堂々とした演技力も相まって、いまだに『青春映画の金字塔』と称賛する声も目立ちます。ブルック・シールズ、史上最年少で『VOGUE』の表紙を飾る女優として成功したブルック・シールズですが、モデルとしてのキャリアもかなりのもの。例えば、1980年にファッション雑誌『VOGUE』の表紙モデルを史上最年少の14歳で務めたことはあまりにも有名な話でしょう。ブルック・シールズは、その後も『VOGUE』の表紙を飾っており、自身のインスタグラムでは当時を懐かしむように、写真を公開しています。 View this post on Instagram @vogueparis ❤️ November 1982 #fbf A post shared by Brooke Shields (@brookeshields) on Nov 22, 2019 at 1:37pm PST View this post on Instagram Vogue❤️ May 1981 photographed by the great #RichardAvedon, happy birthday! A post shared by Brooke Shields (@brookeshields) on May 15, 2019 at 7:49am PDTまた『ヴァレンティノ』や『カルバン・クライン』など世界的ブランドのモデルも務めるなど、トップモデルとして高い人気を誇りました。ブルック・シールズ、ジョージ・マイケルに『初めて』を捧げるつもりだった!?1980年代、その美貌から『アイドル女優』として人気を博したブルック・シールズ。彼女の圧倒的な美しさを前にしたら、男女問わず恋に落ちてしまいそうなものですが、意外にも失恋を経験したことがあるのだそうです。その相手が、バンド『ワム!』のヴォーカルとして知られる、歌手の故ジョージ・マイケル。ブルック・シールズは自叙伝『There Was a Little Girl: The Real Story of My Mother and Me』の中で、ジョージ・マイケルと同じ車に乗って帰った時の思い出を語っています。自叙伝に記されている内容によると、ブルック・シールズは車中でジョージ・マイケルに気持ちを打ち明けたものの、「キャリアに集中したい」といわれ拒まれてしまったのだとか。しかし、ジョージ・マイケルの対応はとても紳士的だったこともあり、振られてしまったものの気持ちが冷めることはなかったと自叙伝で明かしているブルック・シールズ。ジョージ・マイケルはゲイであることをカミングアウトとしていますが、身体の関係を持った女性も複数いることを自ら公言しています。もしもあの時、2人が関係を持っていたとしたら…世界一豪華なカップルが誕生していたのかもしれません。マイケル・ジャクソンとは大親友華々しいキャリアだけでなく、プライベートの交友関係も豪華だったブルック・シールズ。特に故マイケル・ジャクソンとは幼い頃からの知り合いで、授賞式ではカップルとして出席する姿がひんぱんに目撃されていました。ブルック・シールズ(左)とマイケル・ジャクソン(右)また、2009年にマイケル・ジャクソンが亡くなった際には、追悼式でブルック・シールズがスピーチをし「私たちは、もっとも自然で安心できる友情関係にあった」と語ったことも。2人が結ばれることはなかったものの、ブルック・シールズにとってマイケル・ジャクソンとの思い出は大切な宝物なのかもしれません。ブルック・シールズ、名門大学を首席で卒業女優として、モデルとして成功を手にしたブルック・シールズですが、人気絶頂だった1983年、名門『プリンストン大学』への入学を機に、活動を制限しています。1987年にはプリンストン大学を首席で卒業しており、容姿だけでなく勉学にも秀でたブルック・シールズは、まさに『才色兼備』という言葉がぴったりな存在です。ブルック・シールズの子供が美人すぎる1997年にテニス選手のアンドレ・アガシと結婚するも1999年に離婚しているブルック・シールズは、2001年に脚本家でテレビプロデューサーのクリス・ヘンチーと再婚しています。再婚後には2人の子宝にも恵まれ、長女のローワン・フランシス・ヘンチー、次女のグリア・ハモンド・ヘンチーは、幼い頃から美少女ぶりが話題に。家族そろってイベントに出席することもあり、仲よし家族であることが伝わってきます。ローワン・フランシス・ヘンチー(左端)とグリア・ハモンド・ヘンチー(右端)ジョニー・デップの娘であるリリー=ローズ・デップや、アーノルド・シュワルツェネッガーの息子であるパトリック・シュワルツェネッガーをはじめ、いわゆる『二世セレブ』の活躍が目立つ現在のハリウッド業界。ローワン・フランシス・ヘンチーとグリア・ハモンド・ヘンチーもまた、ブルック・シールズ同様にモデルや女優としてのデビューが期待されています。2020年現在、2人が芸能活動をスタートさせる予定はなさそうですが、もしもデビューした際には大きな話題を呼ぶことでしょう。ブルック・シールズの現在現在のブルック・シールズは、母親として女優として、充実した日々を送っている様子。彼女のインスタグラムには、幸せオーラあふれる写真が数多く投稿されています。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 View this post on Instagram Family affair last night at the premiere of @ImpracticalJokersOfficial: The Movie directed, co-wrote and produced by... my husband!! Your girls are so proud! : @gnpace / @cindyord A post shared by Brooke Shields (@brookeshields) on Feb 19, 2020 at 10:38am PST View this post on Instagram Monday morning glam A post shared by Brooke Shields (@brookeshields) on Apr 29, 2019 at 8:33am PDTまた、1980年代当時の美貌も健在で、50代とは思えない抜群のスタイルを披露することも。 View this post on Instagram A post shared by Brooke Shields (@brookeshields) on Aug 9, 2020 at 1:43pm PDT View this post on Instagram me (and my brows) at the @harpersbazaarus Fashion Gala @gnpace A post shared by Brooke Shields (@brookeshields) on Nov 20, 2019 at 9:09am PSTアイドル女優として一世を風靡し、現在もハリウッドの第一線で活躍を続けるブルック・シールズ。これからも永遠のセックスシンボルとして、多くの人の憧れの存在であり続けるのでしょう。[文・構成/grape編集部]
2020年09月11日アーリ(EARIH)が、2019年春夏コレクションのルックを公開。2018年春夏シーズンよりスタートし、今季で3シーズン目を迎えるアーリは、「Early rising in a holiday(休日に早起きする)」=最高の休日を過ごすための服をコンセプトとしたブランド。ディレクターは平野沙奈恵が務める。
2018年11月03日アーリ(EARIH)が、2018-19年秋冬コレクションのルックを公開。「early rising in a holiday」の頭文字を取った造語を用いた、アーリ。“最高の休日を過ごす服”、をコンセプトに自由で刺激的な毎日を送るため、さらに非日常をボーダレスにする大人のための日常着を提案している。
2018年06月26日90歳になった今も精力的に舞台を作り続けている演出家ピーター・ブルック。9月にパリで発表したばかりの『バトルフィールド』が早くも来日公演を行う。舞台『Battlefield』チケット情報「私は30年以上前、古代インドの叙事詩『マハーバーラタ』を演劇にしましたが、今回の『バトルフィールド』はその後の物語です。つまり、主人公ユディシュトラの疑問は『マハーバーラタ』の勇者アルジュナのように、“私は戦争をしない”ということではなくて、“我々は戦争をしてしまった”というところから始まっている。歴史をさかのぼることはできない、戦争は終わってしまった――これって、世界のあらゆる場所での真実でしょう?だとしたら今、我々に何ができるのか。ひとつの方法としては、それが人間の深い本性だと理解して、悔い改める。でも『マハーバーラタ』の『バトルフィールド』は、いや、それでは簡単すぎる、と語っているのです」劇場空間に入った途端、パーッと目に入るのはテラコッタ色というか赤に染まった床だが、物語が語られるうちに、これは大戦争で死んだ人々の血で染まった大地だとわかる。「インドでは昔から語り手はたったひとり。そういうやり方で、現代もそれが続いている。彼はそこに座って、百人の人々が彼を囲んでこれから何が起こるんだろうとワクワクしているんです。彼はたった一本、棒を持って、それを使って語り始める。“ここに王がいます”というように。私たちの演劇もやはり何らかの方法で物語を語るものでしょう。重要なのは、少ない人数の役者たちで――今回は4人ですが――多くの人物を演じる時は、まるでリレーのように次々に違う人物を演じる、ということですね。時には蛇や川までをも」大戦争の後の、哲学的な命題も突きつけられている物語だというのに、『バトルフィールド』は、意外なくらいに笑いに包まれる。「私は、神が人間に与えたもうた最も大きな贈り物は何かと考えた時、それは笑えることだろうと思うんです。笑いはすべてを救います。だからこそ演劇では、何か厳しかったり、困難だったり、悲痛なことがあっても、同時にいつでも笑うことができるのも大切だな、と。日本の方にも笑ってほしいですね」11月25日(水)から29日(日)まで東京・国立劇場 中劇場にて。チケット発売中。
2015年10月15日「そこに俳優さえいれば劇空間は生まれる」──“何もない空間”に豊穣な時間を創り出す現代演劇の巨匠、演出家ピーター・ブルックの『ザ・スーツ』が、11月にパルコ劇場にやってくる。昨年の来日公演でも絶賛された『魔笛』のクリエーションチームによる最新作(2012年4月パリで初演)である。ピーター・ブルックの『ザ・スーツ』チケット情報舞台のもととなっている南アフリカ出身の作家キャン・センバの小説は、奇妙な味わいの物語だ。妻の浮気現場に遭遇した主人公は、愛人が残した“スーツ”を、まるでお客でもあるかごとくに遇するよう、妻に命じる。裏切りの記憶をけして忘れないように。数客の椅子とテーブル、スチールの洋服かけだけというミニマムな装置。修練を積んだ俳優たちが、目の前の空間で生き生きと生き始める。椅子や洋服かけがあるときは空を見上げる窓なり、混雑するバス停となって、南アフリカの中流市民の、何気ない生活の断片が浮かび上がっていく。そこで起こる小さな悲劇──。罪のために、食事の時も散歩の時も“スーツ”をもてなし続けねばならない妻は、次第に追い詰められていく。愛したり、怒ったり、傷ついたり、そして孤独でもある人間。それゆえに起こる小さな悲劇を、ブルックは繊細な手つきでクローズアップしてみせる。遠い宇宙の彼方から未知なる生物の営みを観察するような、不思議な感動におそわれるステージだ。間違いをおかしてしまう人間のいとおしさを際立たせるところに、ブルック・マジックの真髄がある。物悲しい中にも時にユーモアを交えて進行する物語を、俳優の歌と3人のミュージシャンの生演奏が彩る。とりわけ生へのパッションを感じさせる、南ア出身の女優ノンランラ・ケズワの歌声が魅力的だ。ピーター・ブルックの『ザ・スーツ』は11月6日(水)から17日(日)まで、東京・PARCO劇場にて。チケット発売中。取材・文:進藤 芳
2013年09月09日