クリント・イーストウッド監督によるヒューマンドラマ『ハドソン川の奇跡』(9月24日公開)で主演を務めたトム・ハンクスと、共演のアーロン・エッカート。本作でトムは、制御不能になった旅客機をハドソン川に不時着させ、乗客乗員155人全員の命を救った機長役を、アーロンは共に危機を乗り越えた副操縦士役を演じた。来日した2人にインタビューし、本作に懸けた思いや、イーストウッド監督との撮影エピソードを聞いた。"ハドソン川の奇跡"は世界中で報道され、チェスリー・サリー・サレンバーガー機長は国民的英雄だと称賛された。だが、本作はお涙ちょうだいの安っぽいアトラクションムービーにはなっていない。9.11の傷跡を入れ込みつつも、知られざる真実に斬り込む人間ドラマに仕上げたのは、名匠クリント・イーストウッドならではの成せる技だ。ミラクルな生還劇を称える報道の裏側で、なにゆえ機長たちは国家運輸安全委員会から激しく糾弾されたのか!?紆余曲折を経て、最後に浮き彫りにされる真のヒロイズムが静かで熱い感動を呼ぶ。その品格にうなるのだ。――まずは脚本を読んだ感想から聞かせてください。トム:脚本を読んで驚いたのは、この人たちがどのくらい精神的な負担を受けたのかという点だよ。あの日どうやって不時着して、どうやって人が降りたのかという一連のハドソン川の奇跡についてそのまま再現されていたけど、問題はそれからだ。彼らはその後、非常にストレスを感じていたんだよ。機長のサリーたちはすぐには回復できずに、何カ月間も悩まされた。また、死ぬかもしれなかった経験をした上に、国家運輸安全委員会からの追求を受けることになって本当に大変だった。その結果は全く想像ができなかったし、そこがまさにこの映画の素晴らしさだと思った。彼らはプロフェッショナルとして完璧にやったんだ。素晴らしいことを成し遂げたはずなのに仕事を失ったり、年金がなくなったりする可能性もあった。まさに窮地に立たされたんだ。感情的にすごく負担をかけられたことが、この映画での重要な要素となった。脚本家のトッド・コマーニキがそういう形で物語を書くことができなかったら、『ハドソン川の奇跡』という映画はうまくいかなかったと思う。――まさにハドソン川での不時着は、ベテランの機長ならではの英断がもたらした奇跡だと思いました。機長役を演じられてみて、どんなことを感じましたか?トム:機長のサリーはこれまでずっとパイロットをやってきて、キャリアも長いから、きっと直感に従ったんだと思う。実際、たった208秒の中で、どうするのかを判断しなければいけなかった。その結果、正しいことをやったと2人とも確信していたんだと思う。角度やスピードなどを頭の中で計算したのではなく、直感で感じたわけだ。そのことは実際に機長に会った時に彼の口から説明してもらったよ。その時の感情について説明するのは難しいけど、何が起こったのかという内容は全部話してくれた。――アーロンさんは、副操縦士役を演じるにあたり、どんなふうにアプローチをされましたか?アーロン:まずは素晴らしい脚本があったし、クリント・イーストウッド監督や周りのキャストも素晴らしかったから心強かった。それで演じるにあたり、パイロットがどういう仕事なのかということも勉強したし、自分でも飛行機に乗ってみたりもしたよ。また、僕も副機長のジェフ・スカイルズさんからいろんな話を聞いたんだ。サリーさんやジェフさんは、国家運輸安全委員会の質問を受けながら、自分は正しいことをやったとすごく自信をもっていたと思う。もちろん大変だったとは思うけど、心の中では信じていたんだ。――クリント・イーストウッド監督の演出はいかがでしたか?トム:クリント・イーストウッド監督といえば、アメリカ映画全体で見ても5、6本は歴史上に残るような素晴らしい映画を撮っている人でしょ。『ペイルライダー』(1985年)や『許されざる者』(1992年)や『ミスティック・リバー』(2003年)など、素晴らしく洗練された映画を作る方だ。でもその一方で彼自身は俳優として『ダーティハリー』(1971年)などにも出ているんだからすごいよね。彼はそんなにたくさん話す方じゃなくて、キャストの方に託してくれる監督だ。あまりこういうふうにやってほしいとかは言わないし、とにかく説明などをしない。ここでこうやって、ちょっとここを見て、というような漠然とした指示しか言わない。僕たちは現場でいろいろと試すだけなので、全然時間が無駄にならないんだ。だから彼とはこれからも何十本も映画を作っていきたいと思うよ。アーロン:僕も同感だ。イーストウッド監督は、いつも本当に楽に監督をやっているように見える。クルーとの関係性も素晴らしいし、そこにいれば家族の一員になるような感じなので、すごく仕事がしやすいんだ。だからこそ、役者のみんなも準備万端にして臨む。だってものすごく尊敬できるイーストウッド監督の現場だもの。彼は業界の中ではアイコンみたいな存在でしょ。素晴らしい俳優であり、監督でもあるから、最高のことをやりたいと思って現場に来る。でも、監督はたいしたことはないよという感じで、仕事なのにすごく楽そうにやっているんだ。――最新テクノロジーのコンピュータではなく、ベテランの機長という人間の判断が155人の命を救うという点が興味深いです。トム:テクノロジーは間違いなく僕たちの人生をすごく簡単なものにしてくれたよね。そのことは素晴らしいし、すごく良いことだとも思う。映画だって特殊効果が使えるからこそ、上からワイヤーなどで吊るさなくてもよくなったわけだから。技術的にすごいことは認めるけど、やっぱりコンピュータでやれることは限られているんじゃないかな。いろんなことを自動化できるけど、やっぱりどこかで人間が判断しなければいけないと思う。だって実際に、パイロットがコックピットにいなかったらどう思う?コンピュータを信じられる?もし、今回のようにバードストライクに遭った時どうなるのか?と問いかけずにはいられない。この先、99%自動運転でできるようになったとしても、1%はやっぱり人間を必要としていると思う。アーロン:素晴らしい答えだね。僕もそう思うよ。もちろん技術は素晴らしいし、びっくりするような進歩も遂げているし、実際に僕たちもその恩恵を受けてきた。でも、やっぱり人間の心が大事だよね。いつかすべて自動化されるかもしれないとも思いたいけど、やっぱりできないと思う。――ハリウッドで活躍されているお二人ですが、出演作はどんな基準で選んでいますか?アーロン:俳優として、いつも一番良い機会を僕は探っている。どこのスタジオで撮るとか、共演者も重要なポイントだ。僕の場合、自分自身がその役を演じていることが想像できた時、ほとんどの場合はそのオファーをお受けするようにしている。だからいつも脚本を読みながら考えるんだ。トム:僕はその作品のテーマにやる価値を見いだせるかどうかが大事かな。ストーリーそのものにとても興味があったり、どこかに行けることが魅力的に思えたりすることもあるけど、ほとんどの場合はテーマで決めているよ。それはものすごく歴史的な記録ものだったり、愛情がこもったものであったりもする。いずれにしても脚本を読んで素晴らしいと思えなければいけない。また、これまで自分がそのことを知らなかったと思えなければ面白いと感じないんだ。もちろん、俳優としてどれだけ経験が詰めるかというところも重要だ。実際、ものすごい量の脚本が生まれているし、脚本家の数だって相当多い。やっぱりみんなが映画を作りたいと思っているんだ。例えば小説としては良くてできていても、映画としてはうまくいかないという場合もあると思う。だから僕は、脚本を読んだ時の直感で決めているよ。■プロフィールトム・ハンクス1956年7月9日、アメリカ生まれ。『スプラッシュ』(84)に主演し、注目を集め、『ビッグ』(88)でアカデミー主演男優賞にノミネート。『フィラデルフィア』(93)で同賞主演男優賞を獲得し、さらに翌年『フォレスト・ガンプ/一期一会』(94)でも同賞を獲得。その後、『プライベート・ライアン』(98)や『キャスト・アウェイ』(00)でも同賞にノミネートされる。『すべてをあなたに』(96)では初めて長編映画の脚本・監督を担当し、出演も兼ねた。2013年にはノーラ・エフロン演出の「Lucky Guy」でブロードウェイ・デビューし、トニー賞など数多くの賞にノミネートされる。その他、2002年にAFIの生涯功労賞、2009年にチャップリン賞、2014年にはケネディ・センター名誉賞も受賞している。アーロン・エッカート1968年3月12日、アメリカ生まれ。『エリン・ブロコビッチ』(00)で注目される。『サンキュー・スモーキング』(06)でゴールデングローブ賞や主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)にノミネートされる。『ダークナイト』(08)ではハービー・デント(トゥーフェイス)役を演じた。主な出演作は、『ラビット・ホール』(10)や『世界侵略:ロサンゼルス決戦』(11)、『ラム・ダイアリー』(11)、『エンド・オブ・ホワイトハウス』(13)、『アイ・フランケンシュタイン』(14)、『エンド・オブ・キングダム』(16)など。(C)2016 Warner Bros. All Rights Reserved
2016年09月24日脚本家アーロン・ソーキン(『ソーシャル・ネットワーク』『スティーブ・ジョブス』)の監督デビュー作『Molly’s Game(原題)』に、ジェシカ・チャステインが主演することがわかった。イドリス・エルバも出演する。その他の情報原作は、モリー・ブルームが書いたメモワール。スキー選手だったが、オリンピック出場を逃したブルームは、ロサンゼルスでウエイトレスとして働く。しかし、企業家精神に目覚め、ハリウッドのエリートを対象にした高額のポーカーゲームを始めるが、最後にはFBIに見つかってしまう。チャステインの最新作は、現在北米公開中の『スノーホワイト/氷の王国』。次回公開作は、12月北米公開予定の『ザ・ズーキーパーズ・ワイフ(原題)』。エルバは、現在全世界で大ヒット上映中の『ジャングル・ブック』に声の出演をしている。次回公開作は、『スター・トレック Beyond』。文:猿渡由紀
2016年05月09日パソコンか携帯電話さえあれば、指1本動かすだけで、いつでもどこでも世界中とつながることができる――。現代では当たり前となったライフスタイルを生み出した1人である“カリスマ”の姿を、斬新な切り口で描いた『スティーブ・ジョブズ』。このほど、マイケル・ファスベンダー演じるジョブズと、セス・ローゲン演じるアップル社の共同創業者で親友のウォズニアックとの関係性がよく分かる本編シーンが、シネマカフェに到着した。“時代を変えた”といっても過言ではない3大製品、1984年発表のMacintosh、アップルを追われた1988年のNeXT Cube、アップルに復帰して発表した1998年のiMacの3つのプレゼンテーション“直前40分の舞台裏”を描くことで、ジョブズの人生に迫る本作。『ソーシャル・ネットワーク』のアーロン・ソーキンが手がけ、ゴールデン・グローブ賞を獲得した脚本は、見応えある会話劇であることも話題を呼んでいる。今回解禁されたのは、Macintoshの売上不振から退社に追い込まれたジョブズが、新たに立ち上げた「ネクスト」の発表会の舞台裏。アップル社の共同創業者であり親友でもあったウォズニアック(ウォズ)が懇願しているにも関わらず、ジョブズはプレゼンでのAppleIIチームへの謝辞を決して認めない、というシーンだ。相変わらず“上から目線”の態度のジョブズに、ウォズは「マシンを創り出したのは自分なのに、何もしていないジョブズがなぜ天才と言われるのか、君が何をしたのか」と憤慨。その言葉に対し、ジョブズは「オーケストラの演奏さ。君は音楽家としては一流だ」と言い放つが、そんなジョブズに絶望した様子を見せながら、ウォズはひと言、「今回の主役のNeXT Cubeはパソコン史上最大の失敗作だ」と告げるのだ。ウォズを演じたセス・ローゲンはこのときのやりとりを、「ウォズが背負った十字架」と呼ぶようになったと言う。「(大ヒット商品となった)iMacが出るまでのアップルでいちばん成功した製品はAppleIIで、僕のキャラクターが手塩にかけたマシンだ。ただ、徹底したコントロールはできなくて、Appleブランドではないハードウェアをいろいろ積めばよく動いたんだけど、スティーブは自分のコンピューターは“徹底したコントロールができなければだめだ”と言い張った。脚本では、『でも、消費者はこういうのを待ち望んでるんだ!』みたいなことをウォズは常に言う。でも、スティーブはその時点で、いくら稼ぎ頭でもAppleIIを忌み嫌ったのさ」と、当時のそれぞれの思いを説明する。「純血種でないこのコンピューターというのは、スティーブのビジョンと相容れないわけだし、彼はそんなことでプレゼンを骨抜きにしたくないわけだ。だから、『頼むやってくれないか?』『だめだ』『いいから、黙ってやればいいんだ』というのが、彼の要求の定番になってしまう。ウォズの背負った十字架だね。それが、アーロンとダニー(・ボイル監督)の手にかかると、この2人と2人の関係がどんなものかが、あの瞬間にバシッと出てくるんだよ」と、脚本と監督の手腕を絶賛する。かつて共にアップル社を始めたはずの、ウォズとジョブズの間に生じた亀裂の一片が垣間見られる本シーンに注目してみて。『スティーブ・ジョブズ』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スティーブ・ジョブズ 2016年2月12日より全国にて公開(C) Universal Pictures
2016年02月15日マイケル・ファスベンダーが本年度アカデミー賞「主演男優賞」にノミネートされている『スティーブ・ジョブズ』。このほど、ジョブズ役のファスベンダーをはじめ、同「助演女優賞」にノミネートされているケイト・ウィンスレットやダニー・ボイル監督ら豪華な面々が、それぞれ “スティーブ・ジョブズ”の人物像について熱弁を振るう特別映像が到着した。1984年、スティーブ・ジョブズは激怒していた。Macintosh発表会の40分前、「ハロー」と挨拶するはずのマシンが黙ったままなのだ。だが、「ハロー」はカットしようというスタッフたちの意見に絶対に折れないジョブズ。そこへ元恋人が、ジョブズが認知を拒む娘のリサを連れて現れる。混乱のなか、今度は突然胸ポケット付きの白いシャツを用意しろと指示するジョブズ。次々と繰り出す彼の不可解で強硬な要求に周りは振り回されるが、そのすべてには理由があった――。現代人のデジタルライフを変えた人物の1人であり、“カリスマ”と呼ばれた男、スティーブ・ジョブズ。今回到着したのは、ボイル監督と脚本のアーロン・ソーキン、主演のファスベンダー、アップル社のマーケティング担当ジョアンナ役のウィンスレット、同共同創業者ウォズニアック役のセス・ローゲン、同CEOスカリー役のジェフ・ダニエルズ、海外の映画評論家エルヴィス・ミッチェルの7名がディスカッションを交わす様子をとらえた映像。ジョブズの人生を、伝説的な3つのプレゼン“直前の40分間”に焦点を当てて描くという脚本でゴールデン・グローブ賞に輝いたソーキンは、「彼は“ディスクスロットが笑顔にみえる”と言っていた。人の製品に対する愛着を彼はよく理解していた」とその感性について考察。「いろんな意味でアーティストだ」(セス・ローゲン)、「想像力豊かな天才」(ジェフ・ダニエルズ)、「彼は周りの人々に言った。『君は何者?』『得意分野は何?』。彼のそういう面には感銘を受ける」(ケイト・ウィンスレット)と、俳優陣もそれぞれが思う“ジョブズ”像を次々と明かしていく。さらに「意思疎通の方法に革命をもたらした。偉大な業績だ」と話すボイル監督の言葉を静かに聞いていたファスベンダーは、自らが演じたジョブズについて「他の者に見えないことが彼には見えたんだ。世界を変えた者は多いが、彼の動機は金じゃない。革新そのものだった」と話し、しばし考えてから「すばらしい男だよ」と、ひと言つぶやく姿が印象的。名立たるキャスト、スタッフたちがそれぞれに魅せられ、深く考察させられた様子がよく分かる映像となっている。『スティーブ・ジョブズ』は2月12日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スティーブ・ジョブズ 2016年2月12日より全国にて公開(C) Universal Pictures
2016年02月09日2月28日(現地時間)に開催される第88回アカデミー賞のノミネートが14日に発表。『レヴェナント:蘇えりし者』が最多12部門で候補になり、ジブリ『思い出のマーニー』が長編アニメーション部門で候補になった。前哨戦の目玉の1つ、ゴールデン・グローブ賞(以下、GG賞)で作品賞など最多3部門を受賞した『レヴェナント:蘇えりし者』は作品、監督、主演男優、撮影など12部門にノミネート。GG賞ドラマ部門で主演男優賞を受賞したレオナルド・ディカプリオは、5度目のオスカー・ノミネートでついに悲願の受賞が叶うかが注目されている。次いで、作品、監督、撮影など10部門で候補になったのは『マッドマックス 怒りのデス・ロード』。GG賞ではミュージカル/コメディ部門で作品賞、男優賞を受賞した『オデッセイ』は作品、主演男優、脚色など7部門で候補になった。批評家からの人気が高く、賞レースで健闘しながらもGG賞では無冠に終わった『スポットライト世紀のスクープ』、同じく同賞で最多ノミネートを受けながら受賞は0に終わった『キャロル』、現在公開中の『ブリッジ・オブ・スパイ』は6部門、『マネー・ショート華麗なる大逆転』と記録的大ヒットを続けている『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』が5部門で候補になった。主演女優賞部門は『ルーム』のブリー・ラーソン、『ブルックリン』(仮題)のシアーシャ・ローナンという若手2人が候補になったのが新鮮。『マッドマックス 怒りのデス・ロード』や『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』が技術賞各部門で候補になり、GG賞脚色賞を受賞した『スティーブ・ジョブズ』のアーロン・ソーキンが候補入りしないなど、GG賞との違いも出た。今年は例年に較べて大本命作がなく、各映画賞によって結果が異なる状況が続いているが、先が読めないだけに、より楽しみなオスカー・レースが展開される。授賞式は2月28日(現地時間)、ロサンゼルスのコダック・シアターで開催される。主要部門候補は以下の通り作品賞『マネー・ショート華麗なる大逆転』『ブリッジ・オブ・スパイ』『ブルックリン』(仮題)『マッドマックス 怒りのデス・ロード』『オデッセイ』『レヴェナント:蘇えりし者』『ルーム』『スポットライト世紀のスクープ』主演男優賞ブライアン・クランストン(『Trumbo』原題)マット・デイモン(『オデッセイ』)レオナルド・ディカプリオ(『レヴェナント:蘇えりし者』)マイケル・ファスベンダー(『スティーブ・ジョブズ』)エディ・レッドメイン(『リリーのすべて』)主演女優賞ケイト・ブランシェット(『キャロル』)ブリー・ラーソン(『ルーム』)ジェニファー・ローレンス(『JOY』原題)シャーロット・ランプリング(『さざなみ』)シアーシャ・ローナン(『ブルックリン』仮題)助演男優賞クリスチャン・ベイル(『マネー・ショート華麗なる大逆転』)トム・ハーディ(『レヴェナント:蘇えりし者』)マーク・ラファロ(『スポットライト世紀のスクープ』)マーク・ライランス(『ブリッジ・オブ・スパイ』)シルベスター・スタローン(『クリードチャンプを継ぐ男』)助演女優賞ジェニファー・ジェイソン・リー(『ヘイトフル・エイト』)ルーニー・マーラ(『キャロル』)レイチェル・マクアダムス(『スポットライト世紀のスクープ』アリシア・ヴィキャンデル(『リリーのすべて』)ケイト・ウィンスレット(『スティーブ・ジョブズ』)監督賞アダム・マッケイ(『マネー・ショート華麗なる大逆転』)ジョージ・ミラー(『マッドマックス怒りのデス・ロード』)アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ(『レヴェナント:蘇えりし者』)レニー・アブラハムソン(『ルーム』)トム・マッカーシー(『スポットライト世紀のスクープ』)脚色賞『マネー・ショート華麗なる大逆転』『ブルックリン』(仮題)『キャロル』『オデッセイ』『ルーム』オリジナル脚本賞『ブリッジ・オブ・スパイ』『Ex Machina』『インサイド・ヘッド』『スポットライト世紀のスクープ』『ストレイト・アウタ・コンプトン』撮影賞『キャロル』『ヘイトフル・エイト』『マッドマックス怒りのデス・ロード』『レヴェナント:蘇えりし者』『ボーダーライン』長編アニメーション映画賞『Anomalisa』(原題)『The Boy and the Beast』(原題)『インサイド・ヘッド』『ひつじのショーンバック・トゥ・ホーム』『思い出のマーニー』(text:Yuki Tominaga)■関連作品:思い出のマーニー 2014年7月19日より全国東宝系にて公開(C) 2014 GNDHDDTKインサイド・ヘッド 2015年7月18日より全国にて公開(C) 2015 Disney/Pixar. All Rights Reserved.マッドマックス 怒りのデス・ロード 2015年6月20日より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開(C) 2015 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED映画 ひつじのショーン~バック・トゥ・ザ・ホーム~ 2015年7月4日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2014 Aardman Animations Limited and Studiocanal S.A.
2016年01月14日第73回ゴールデン・グローブ賞が10日(現地時間)、ロサンゼルスのビヴァリーヒルトン・ホテルで発表され、『レヴェナント:蘇えりし者』が作品賞、監督賞、主演男優賞の三冠受賞した。ゴールデン・グローブ賞はハリウッド外国人映画記者協会(HFPA)会員の投票によって決定するもので、最多3部門を受賞した『レヴェナント:蘇えりし者』は、荒野で狩猟中にクマに襲われ、重傷を負ったハンターの壮絶なサバイバルを描く作品。同作でドラマ部門男優賞を受賞したレオナルド・ディカプリオはこれが3度目のゴールデン・グローブ賞受賞だが、スタンディング・オベーションと鳴り止まない拍手に感極まった表情を見せていた。今回の受賞は悲願のアカデミー賞主演男優賞への追い風となりそうなだけに、2月28日(現地時間)のオスカー候補発表が楽しみだ。監督賞を受賞したアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥはスピーチで「映画作りはどれも大変だけど、今回は本当に大変だった」と苦難が続いた撮影をふり返りつつ、主演のレオとの仕事を「最高の経験だった」と語った。今年はノミネーションの段階から大本命作がなく、各部門で授賞はばらけたが、ドラマ部門は『レヴェナント:蘇えりし者』、ミュージカル/コメディ部門は作品賞と男優賞(マット・デイモン)が受賞した『オデッセイ』と2作が各部門を代表する受賞結果となった。ほかに、『スティーブ・ジョブズ』が助演女優賞(ケイト・ウィンスレット)、脚本賞(アーロン・ソーキン)を受賞。最多4部門5つのノミネーションを受けた『キャロル』は無冠に終わった。今期の賞レースで唯一、無敵の強さを誇っている『ルーム』のブリー・ラーソンがやはりドラマ部門女優賞に輝き、圧倒的な勢いを見せつけた。ミュージカル/コメディ部門で女優賞を受賞したのは『JOY』(原題)のジェニファー・ローレンス。『世界でひとつのプレイブック』(ミュージカル/コメディ部門主演女優賞)、『アメリカン・ハッスル』(助演女優賞)で受賞してきたジェニファーは「ここに上がれるのは、いつもあなたのおかげよ」とデヴィッド・O・ラッセル監督に感謝した。ミュージカル/コメディ部門男優賞はマット・デイモン、助演男優賞は『クリード チャンプを継ぐ男』で、伝説のロッキー・バルボアを演じたシルベスター・スタローンに輝いた。脇に回ることなどほとんどないスタローンだが、実質主役と言ってもいい存在感で物語を牽引して見事受賞。「ロッキー・バルボアは最高の“見えない親友”だ」とスピーチで語った。助演女優賞はケイト・ウィンスレット、そしてTV部門のリミテッドシリーズ/TVムービー部門の女優賞をレディー・ガガ(「AMERICAN HORROR STORY: HOTEL」原題)が受賞するなど、スターという肩書きにふさわしい大物の受賞が印象に残る結果となった。授賞結果は以下の通り。映画部門ドラマ部門作品賞:『レヴェナント:蘇えりし者』男優賞:レオナルド・ディカプリオ(『レヴェナント:蘇えりし者』)女優賞:ブリー・ラーソン(『ルーム』)ミュージカル/コメディ部門作品賞:『オデッセイ』男優賞:マット・デイモン(『オデッセイ』)女優賞:ジェニファー・ローレンス(『JOY』原題)助演男優賞:シルベスター・スタローン(『クリードチャンプを継ぐ男』)助演女優賞:ケイト・ウィンスレット(『スティーブ・ジョブズ』)監督賞:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ(『レヴェナント:蘇えりし者』)脚本賞:アーロン・ソーキン(『スティーブ・ジョブズ』)作曲賞:エンリオ・モリコーネ(『ヘイトフル・エイト』)アニメ作品賞:『インサイド・ヘッド』外国語映画賞:『サウルの息子』(ハンガリー)主題歌:「ライティングズ・オン・ザ・ウォール」(『007スペクター』)TV部門ドラマ部門作品賞:「MR.ROBOT/ミスター・ロボット」男優賞:ジョン・ハム(「MAD MEN マッドメン」)女優賞:タラジ・P・ヘンソン(「Empire 成功の代償」)ミュージカル/コメディ部門作品賞:「モーツァルト・イン・ザ・ジャングル」男優賞:ガエル・ガルシア・ベルナル(「モーツァルト・イン・ザ・ジャングル」)女優賞:レイチェル・ブルーム(「CRAZY EX-GIRLFRIEND」原題)リミテッドシリーズ/TVムービー部門作品賞:「ウルフ・ホール」男優賞:オスカー・アイザック(「SHOW ME A HERO」原題)女優賞:レディー・ガガ(「AMERICAN HORROR STORY: HOTEL」原題)助演男優賞:クリスチャン・スレイター(「MR.ROBOT/ミスター・ロボット」)助演女優賞:モーラ・ティアニー(「アフェア~情事の行方~」)(text:Yuki Tominaga)
2016年01月11日来年1月に決定する第73回ゴールデン・グローブ賞のノミネート発表が10日午前(現地時間)、ロサンゼルスのビヴァリー・ヒルトン・ホテルで発表になり、坂本龍一が『レヴェナント:蘇りし者』で作曲賞にノミネートされた。坂本さんは1987年の『ラスト・エンペラー』、1990年の『シェルタリング・スカイ』で同賞を受賞している。映画部門の候補は以下の通り。最優秀作品賞ドラマ部門『キャロル』『マッドマックス怒りのデス・ロード』『レヴェナント:蘇りし者』『Room』(原題)『スポットライト』(原題)ミュージカル・コメディ部門『マネー・ショート 華麗なる大逆転』『Joy』(原題)『オデッセイ』『Spy』(原題)『Trainwerck』(原題)最優秀男優賞ドラマ部門ブライアン・クランストン(Trumbo/原題)レオナルド・ディカプリオ(レヴェナント:蘇りし者)マイケル・ファスベンダー(スティーブ・ジョブズ)エディ・レッドメイン(リリーのすべて)ウィル・スミス(Concussion/原題)ミュージカル/コメディ部門クリスチャン・ベイル(マネー・ショート 華麗なる大逆転)スティーヴ・カレル(マネー・ショート 華麗なる大逆転)マット・デイモン(オデッセイ)アル・パチーノ(Dear ダニー 君へのうた)マーク・ラファロ(Infinitely Polar Bear/原題)最優秀女優賞ドラマ部門ケイト・ブランシェット(キャロル)ブリー・ラーソン(Room/原題)ルーニー・マーラ(キャロル)シアーシャ・ローナン(Brooklyn/原題)アリシア・ヴィカンダー(リリーのすべて)ミュージカル/コメディ部門ジェニファー・ローレンス(Joy/原題)メリッサ・マッカーシー(Spy/原題)エイミー・シュマー(Trainwreck/原題)マギー・スミス(The Lady in the Van/原題)リリー・トムリン(GRANDMA/原題)最優秀助演男優賞ポール・ダノ(ラブ&マーシー終わらないメロディー)イドリス・エルバ(ビースト・オブ・ノー・ネイション)マーク・ライランス(ブリッジ・オブ・スパイ)マイケル・シャノン(ドリーム ホーム99%を操る男たち)シルヴェスター・スタローン(クリード)最優秀助演女優賞ジェーン・フォンダ(Youth/原題)ジェニファー・ジェイソン・リー(ヘイトフル・エイト)ヘレン・ミレン(Trumbo/原題)アリシア・ヴィカンダー(Ex Machina)ケイト・ウィンスレット(スティーブ・ジョブズ)最優秀監督賞トッド・ヘインズ(キャロル)アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ(レヴェナント:蘇りし者)トム・マッカーシー(スポットライト(原題))ジョージ・ミラー(マッドマックス 怒りのデス・ロード)リドリー・スコット(オデッセイ)最優秀脚本賞エマ・ドノヒュー(Room/原題)トム・マッカーシー、ジョシュ・シンガー(Spotlight/原題)チャールズ・ランドルフ、アダム・マッケイ(マネー・ショート 華麗なる大逆転)アーロン・ソーキン(スティーブ・ジョブズ)クエンティン・タランティーノ(ヘイトフル・エイト)最優秀アニメーション映画賞『Anomalisa』(原題)『アーロと少年』『インサイド・ヘッド』『I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE』『映画 ひつじのショーン~バック・トゥ・ザ・ホーム~』最優秀外国語映画賞『The Brand New Testament』(フランス、ベルギー、リュクセンブルグ)『The Club』(チリ)『The Fence』(ドイツ、エストニア、フィンランド)『Mustang』(フランス)『サウルの息子』(ハンガリー)最優秀作曲賞カーター・バーウェル(キャロル)アレクサンダー・デスプラ(リリーのすべて)エンニオ・モリコーネ(ヘイトフル・エイト/原題)ダニエル・ペンバートン(スティーブ・ジョブズ)坂本龍一、アルヴァ・ノト(レヴェナント:蘇りし者)最優秀歌曲賞Love Me Like You Do(フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ)One Kind of Love(ラブ&マーシー終わらないメロディー)See You Again(ワイルド・スピード SKY MISSION)Simple Song #3(Youth/原題)Writing’s on the Wall(007 スペクター)ゴールデン・グローブ賞の結果発表は来年1月10日(現地時間)になる。(text:Yuki Tominaga)
2015年12月11日マイケル・ファスベンダーが、アップル社の共同設立者であり、iPhoneやMacなどでデジタルテクノロジーの常識を変えた、世界で最も有名なカリスマを演じる人間ドラマ『スティーブ・ジョブズ』。このほど、ジョブズと愛娘リサとの関係と父親としての知られざる顔が垣間見える、30秒の新予告がシネマカフェに到着した。パソコンか携帯電話さえあれば、指1本動かすだけで、いつでもどこでも世界中とつながることができる。現代では当たり前のライフスタイルも、この男がいなければ、きっとまだ実現していなかった…。ジョブズの生涯で、最も波乱に満ちた時期の3大製品──1984年のMacintosh、Appleを追われて作った1988年のNeXT Cube、Appleに復帰後に発表した1998年のiMacという重要な3つのフェーズで、人々の心を鷲掴みにしたジョブズの伝説のプレゼンテーション “直前40分の舞台裏”を描き出していく本作。『スラムドッグ$ミリオネア』のダニー・ボイル監督、『ソーシャル・ネットワーク』の脚本を手がけたアーロン・ソーキンがタッグを組み、主演を務めたファスベンダーは先日、LA映画批評家協会賞「主演男優賞」を受賞、アカデミー賞のゆくえを占うサテライト賞にもノミネートされている。今回の新予告映像の冒頭には、「誰もがコンピューターを持てたら」という言葉とともに見つめ合う男と少女が映る。コンピューターを操作する少女に優しく手を添え、やさしく見守る男こそ、スティーブ・ジョブズ。時代の寵児として波乱に満ちた人生を送ってきた彼にとって、常に娘リサの存在は大きかったという。「会社で上げる功績より、父親としてのあなたを見せて」とジョブズに語りかける部下ジョアンナ(ケイト・ウィンスレット)の言葉の通り、映像には父と娘の姿が次々と映し出されていく。そして、幼き日のリサに抱きつかれ、「頑張って」という言葉に目を閉じるジョブズ。誰もが知るカリスマの彼は、いったいどんな父だったのか?確執があったとされる父と娘の間に本当は何があったのか!?そんな彼の知られざる一面に迫り、1人の父親として人間味あふれるジョブズの姿を期待させる予告映像を、まずはこちらから確かめてみて。『スティーブ・ジョブズ』は2016年2月12日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スティーブ・ジョブズ 2016年2月12日より全国にて公開(C) Universal Pictures
2015年12月08日マイケル・ファスベンダーがアップルの創始者の故スティーブ・ジョブズを演じることで話題の映画『スティーブ・ジョブズ』。この度、本作の初映像となるファースト・トレーラーが解禁された。アップル社の共同設立者であり、デジタルテクノロジーの常識を変えた世界でも有名なカリスマ、ジョブズ。パソコンか携帯電話さえあれば、指1本動かすだけで、いつでもどこでも世界中とつながることができる現代のライフスタイルを生み出したと言っても過言ではない彼の、生涯の最も波乱に満ちた時期の3大製品――1984年のMacintosh、Appleを追われて作った1988年のNeXT Cube、Appleに復帰して発表した1998年のiMacという重要な3つのフェーズで、ジョブズが人々の心をわし掴みにした伝説のプレゼンテーション“直前40分の舞台裏”を描き出し、ただ単に人生を追うだけの伝記映画とは一線を画す仕上がりとなっている本作。原案は、ジョブズ本人や家族、関係者への約3年にわたるインタビューなどを基に執筆された唯一無二の記録本であり、ジョブズ自身が伝記作家ウォルター・アイザックソンに頼み込んで完成し、日本でも上下巻合わせ100万部を越えるベストセラーとなった同名著作だ。メガホンを取るのは、『スラムドッグ$ミリオネア』のダニー・ボイル監督。彼が『ソーシャル・ネットワーク』の脚本を手がけたアーロン・ソーキンとタッグを組み、『それでも夜は明ける』の高い演技力が世界中で評価されたマイケル・ファスベンダーがジョブズを熱演。共演には『タイタニック』や公開中の『ダイバージェントNEO』に出演しているケイト・ウィンスレットが名を連ねるなど、アカデミー賞常連の錚々たる面々が一挙集結した。今回解禁された映像は、「もしパソコンが美しく誰もが欲しがったら?そしてもし誰もが手に入れる事が出来たら?」というジョブズの問いから始まる。天才であり、変人であり、そして父親であるジョブズの様々な表情を映し出される。株価4億ドルという大企業のトップであった時代、天才でありながら誰にも理解されなかった時代、アップル社からの解雇、そして復帰…ジョブズの波乱に満ちた時代が次々に展開していくが、その背景に常にあるのは、娘であるリサの存在。時代のカリスマであったジョブズは、いくつの顔を持っていたのか。そしてその素顔とはなんだったのか。印象的でスタイリッシュな音楽と共に、ジョブズの人生がスピーディに描かれている映像となっている。『スティーブ・ジョブズ』は2016年2月より全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:スティーブ・ジョブズ 2016年2月、全国にて公開(C) Universal Pictures
2015年11月06日アップル社の共同設立者、スティーブ・ジョブズの生き様を描いた映画『スティーブ・ジョブズ』の予告編が初公開された。数々のアイテムを世に送り出してきた彼は映像の中で力強く語る。「ガレージで“未来”を発明できた」と。『スティーブ・ジョブズ』予告映像ジョブズは1976年にアップル社を創業し、誰もが持てるパーソナルコンピュータMacintoshを発表。その後も、iMac、iPhoneなど数多くの革新的なアイテムを発売しては人々をわかせ、多くの人のライフスタイルに多大な影響を与えてきた。このほど公開された映像では、ジョブズが強い意思と明確なビジョンをもって会社を拡大し、仲間を増やし、新商品を世に送り出す過程が、多くの人が目撃した“ジョブズのプレゼン”の裏側と共に描かれる。ジョブズ役のマイケル・ファスベンダーは若き日の彼から、晩年のジョブズまでをメイク、服装、喋り方を見事にコントロールして演じていく。熱意、カリスマ性、威圧感……何度も記録映像で観てきたジョブズがスクリーンに甦る。ジョブズは多くの人から賞賛を集める革命児である一方で、“問題児”とも呼ばれてきた。予告編でも彼は株価4億円の大企業のトップでありながら、仲間から非難され、拒否され、会社を追われる場面が描かれる。私生活も順調ではなく、生まれてきた子を自分の娘ではないと叫ぶ場面や、家族と言い争う場面も登場。かつて共に“未来”を追いかけた仲間から裏切られるジョブズの表情は苦悩に満ちている。本作は、『スラムドッグ$ミリオネア』のダニー・ボイル監督、『ソーシャル・ネットワーク』の脚本家アーロン・ソーキンがタッグを組み、栄光、賞賛、裏切り、苦悩が入り混じったジョブズの複雑で波乱に満ちた人生を巧みな構成で描き出す作品で、彼が生涯をかけて追い続けてきた“未来”の姿が垣間見える作品になりそうだ。『スティーブ・ジョブズ』2016年2月公開
2015年11月06日10月23日に全米公開され、早くも賞レースへの期待が高まる『スティーブ・ジョブズ』(原題『Steve Jobs』)の日本公開が、2016年2月に決定。併せて、初となるマイケル・ファスベンダーが演じる“ジョブズ”の場面写真が解禁となった。パソコンか携帯電話さえあれば、指1本動かすだけで、いつでもどこでも世界中とつながることができる。現代ではすっかり当たり前のライフスタイルを実現させた男、スティーブ・ジョブズ。本作は、アップル社の共同設立者であり、デジタルテクノロジーの常識を変えた世界で最も有名なカリスマ生き様の全てに迫った人間ドラマ。『スラムドッグ$ミリオネア』でアカデミー賞「監督賞」を受賞したダニー・ボイルと、『ソーシャル・ネットワーク』で同「脚色賞」を受賞したアーロン・ソーキンが強力タッグを組み、『それでも夜は明ける』『悪の法則』などで知られる演技派マイケル・ファスベンダーがジョブズを熱演。共演にはケイト・ウィンスレットやセス・ローゲンらが名を連ねている。原案は、ジョブズ本人、家族、関係者への約3年にわたるインタビューなどを基に執筆された唯一無二の記録本であり、ジョブズ自身が伝記作家ウォルター・アイザックソンに頼み込んで完成したという著作「スティーブ・ジョブズ」。日本でも上下巻合わせて100万部を越えるベストセラーとなっている。ただ単に、彼の激動の人生を追うだけの伝記映画とはどこか一線を画す本作。特に注目すべきは、新作発表会でジョブズが人々の心をわしづかみにした、3つの伝説的プレゼンテーションの〈直前40分の舞台裏〉を描いていることだ。それは、ジョブズの生涯で最も波乱に満ちた時期に発表された1984年の初代Macintosh、Appleを追われて作った1988年のNeXT Cube、Appleに復帰後に発表した1998年のあのiMacという、現在にも語り継がれる重要な3大製品の裏側。そこには、信念を貫き通す彼の生き様と驚嘆のビジネスセンスがあり、誰の人生にも、どんな仕事の場面にも生かせるヒントがあふれている。さらに本作では、元ガールフレンドが生んだ娘リサとの確執と和解という、プライベートにも真正面から切り込んでいることにも注目。裁判や認知などをへて、Appleコンピュータにその名をつけるほどに愛した、不器用すぎる親子愛が観る者の心を揺さぶる。すでに全米でも絶賛の声が寄せられており、アカデミー賞をはじめ賞レースの目玉となりそうだ。『スティーブ・ジョブズ』は2016年2月より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スティーブ・ジョブズ 2016年2月、全国にて公開(C) Universal Pictures
2015年10月29日アップル社の共同設立者スティーブ・ジョブズの半生を追った映画『スティーブ・ジョブズ』が2016年2月に公開されることが決定した。『スラムドッグ$ミリオネア』のダニー・ボイルが監督を、『ソーシャル・ネットワーク』の脚本家アーロン・ソーキンが脚色を手掛け、通常の伝記映画とは一線を画す人間ドラマを描き出す。その他の写真本作は、ジョブズ本人、家族、関係者への約3年に渡るインタビュー等を基に執筆されたウォルター・アイザックソンの同名著作をベースに、デジタルテクノロジーの常識を変えた世界的カリスマの姿を描いたドラマ。『それでも夜は明ける』での演技が世界で評価されたマイケル・ファスベンダーがジョブズに扮し、ケイト・ウィンスレット、セス・ローゲン、ジェフ・ダニエルズら豪華キャストが共演する。ジョブズは1976年にアップル社を創業し、企業ではなく個人がコンピュータをもつ“パーソナルコンピュータ”の開発に尽力。彼が生み出したMacintoshは、世界中に衝撃を与え、多くの人々の創作スタイルや人生を変えた。後に彼は自分でつくったアップル社を追われるも、その後に復帰。洗練されたデザインで人々を驚かせたiMacや、コミュニケーションの手段を大きく前進させたiPhoneを発表。一方で、名作を次々に発表するピクサー・アニメーション・スタジオの経営に携わるなど、生涯をかけて“まだ誰も見たことがないビジョン”を追求してきた。映画ではそんなジョブズの生涯を、彼の長い人生の中で、波乱に満ちていた3つの時期に焦点を当て、その時期の製品(1984年のMacintosh、1988年のNeXTCube、1998年のiMac)の新作発表会でジョブズが行った伝説のプレゼンテーション直前の“舞台裏”を描きながら、彼の偉大な足跡をたどっていく。さらに映画では、彼のプライベートにも大胆に切り込み、ジョブズと娘リサとの確執と和解など、これまであまり語られてこなかった彼の“真の人物像”をも描き出していく。脚本を手がけるソーキンは、『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』『マネーボール』など実話から“観客の心を掴むドラマ”を描き出すことに長けており、本作でも“天才”、“時代の寵児”と称されたジョブズの知られざる一面にも光があたることになりそうだ。『スティーブ・ジョブズ』2016年2月
2015年10月29日昨夜、『STEVE JOBS(原題)』のマスコミ試写に行ってきたのですが、まだその余韻を引きずっています。私の歴代のノートパソコンの90%は、アップル製品です。ケータイもこの7年間、iPhoneしか使っていません。なので皆さんは私を、“アップル好き”と呼ぶかもしれませんね。ご存じかもしれませんが、アップルの共同創始者のスティーヴ・ジョブスは、晩年はアップルユーザーの中で“神”と崇められていました。でも私は、スティーヴ・ジョブスのすべてが正しかったと考えてる人とは違います。実際、スティーヴ・ジョブスがアップルにいた時代に、彼と一緒に仕事をした友達が数人いますが、彼らは当時のことを悪夢だと言っていますよ。彼の下で働くことも、彼と一緒に仕事をすることも、とても大変だったみたいです。それから、“現実歪曲空間”もね(映画の中でも描かれています)。だから誰に聞いても“アップルの神”は欠点のある人間だったと言います。このスティーヴ・ジョブスの遺産とも言えるカリスマ性と才能のせいで、映画の製作は難航しました。映画スタジオが変更しただけでなく、たくさんのAリストスターがこの企画への参加を噂されましたが(レオナルド・ディカプリオ、クリスチャン・ベイル、ベン・アフレック、ブラッドリー・クーパー、マット・デイモンが、スティーヴ・ジョブスを演じると言われました)、実現しませんでした。報道によれば、スティーヴ・ジョブスの未亡人ローレン・パウエル・ジョブスが、この映画が製作されないようにたくさんの時間と労力を費やしたそうです。彼女は直接、映画に出演する可能性があるスターに電話をして、映画に出ないようにお願いしたんですって。そして映画の撮影が始まると、今度はアップルが、1984年のあの有名な広告を使用する権利を拒否しました。この映画で大きな役割を果たすものです。だからこの伝記映画が完成するまで、たくさんの苦労を乗り越えてきたことは間違いありません。私は製作陣が映画を完成させたことを、すごくうれしく思います。これを言うのは少し気が早すぎますが、本作は2016年のアカデミー賞の有力な候補になるでしょう。マイケル・ファスベンダー(スティーヴ・ジョブス役)が素晴らしいだけではなく、ダニー・ボイルの演出がハラハラドキドキですごいの。それからケイト・ウィンスレット、セス・ローゲン、ジェフ・ダニエルズもみんな、本当に素晴らしい演技を見せてくれます。この映画は、天才スティーヴ・ジョブスの人間的な面(や欠点)を中心に描いています。彼と一緒に仕事をした人との関係もね。もちろんスティーヴ・ジョブスの親友であり、アップルの共同創始者でもあるスティーヴ・ウォズニアックとの興味深い関係も見られますよ。私が本作で一番面白かったのは、ジョブスと娘リサとの複雑な関係を描いていた部分かもしれません。これまでもスティーヴ・ジョブスの晩年を考察した映画やドキュメンタリーはいくつかありましたが、どの作品も天才の“ゲスぶり”は描かれていません。でもこの映画では、彼のかなりのゲスぶりを見せています。でもアーロン・ソーキン(脚本家)とダニー・ボイル(監督)はユーモアを加えて描いているのが、とてもよかったですね。とにかくマイケル・ファスベンダーの演技が、言い表せないくらい素晴らしすぎるんです。今までもいい俳優だと思っていましたが、本作での演技にはぶっ飛びました。チャンスがあれば、この映画は絶対に見てほしいです。(text:Lisle Wilkerson)
2015年10月22日ハーマンミラージャパンは、同社の直営店「ハーマンミラーストア」において、高機能ワークチェア「アーロンチェア」の買取プログラムを開始した。買い取られた製品は、分解・修理・クリーニングされたのち「リファビッシュプロダクト」として販売される。このプログラムは、同社の企業理念のひとつである「製品を生命あるものとして捉える姿勢」を体現し、消費するだけでなく修理・再生を行うことで環境への負荷を軽減し、良い製品をより長く使用できる環境を提供するもの。買い取られたアーロンチェアは、同社のメンテナンス部によって分解・修理・クリーニングが行われたのち、「リファビッシュプロダクト」として生まれ変わるという。買い取りの手順は、申し込み後に届く発送用梱包箱にアーロンチェアを格納して発送すると、到着後1週間ほどで査定結果が郵送される。同封の必要書類に記載して返送すると、査定金額が銀行振り込みで支払われるとのことだ。なお、店舗への持ち込みや出張査定は行っておらず、発送のみの受付となっている。ちなみに、査定後の製品返送の場合は送料着払いによる発送となり、返送費用は申込者の負担となる。また、買い取り金額の目安は、「ポリッシュドアルミニウムベース」が上限4万円、「グラファイトカラーベース」および「チタニウムカラーベース」が上限3万5,000円、「アーロンチェア ライトシリーズ」が上限1万5,000円となっている。買い取りランクはS、A、Bの3つのランクに分類され(アーロンチェア ライトシリーズはS、Aのみ)、S(上限)は外装・内部メカニズム共にキズや不具合がないもの、AとBはキズや使用感、修理パーツなどによって決まる。ただし、商品の状態によっては買い取りできない場合があるということだ。なお、アーロンチェアは人間工学に基づいてデザインされた高機能ワークチェア。1994年に登場から20年以上を経た今もなお高い人気を誇り、世界中で700万人以上ものユーザーに愛用されている。その優れたデザイン性は高く評価され、ニューヨーク近代美術館において「永久コレクション」の地位を獲得している。また、日本国内では1996年度グッドデザイン賞のグッドデザイン金賞(オフィス・店舗用品部門)を受賞している。
2015年09月24日『アイ・ラブ・ルーシー』のルシル・ボールの人生を描く映画に、ケイト・ブランシェットが主演することになった。ボールの子供たちふたりがプロデュースを手がける。その他の情報映画は、ボールとデシ・アーナズの20年にわたる結婚生活に焦点を当てるものらしい。脚本は『ソーシャル・ネットワーク』のアーロン・ソーキンが手がけることになりそうだ。ボールとアーナズは1940年に結婚し、1951年に『アイ・ラブ・ルーシー』を共同プロデュースした。夫妻は1960年に離婚。夫妻のプロダクション会社デシル・プロダクションズは、ボールが引き継いだ。ボールは1989年に亡くなった。ブランシェットの次回公開作は、今年のカンヌ映画祭でプレミアされた『Carol』。来週始まるトロント映画祭では、ロバート・レッドフォード共演の『Truth』が上映される。文:猿渡由紀
2015年09月04日キューバの米海軍基地で起こった殺人事件をきっかけに、軍隊の正義と悪がむき出しになる法廷劇、『ア・フュー・グッドメン』。アーロン・ソーキンが脚本を手がけ、ブロードウェイでロングランを果たした今作は、トム・クルーズ主演の映画によってより広く知られるようになった。この作品が再び舞台に戻ってくる。しかも今回は、たった7人の出演者によって演じられることに。鈴木勝秀が演出を手がけ、ドラマ『ファーストクラス』や『昼顔平日午後3時の恋人たち』などで最近頭角を現している淵上泰史が初舞台にして初主演を飾る。舞台『ア・フュー・グッドメン』チケット情報公開ゲネプロの前に行われた取材で、「何の心配もない」と余裕の表情を見せる鈴木とは対照的に、「とにかく緊張しています」と淵上。淵上演じるキャフィ中尉とともに被告の弁護を務めるギャロウェイ少佐役の瀬奈じゅんは、「法廷シーンでは高揚感があります」と笑顔。事件の秘密を握るジェセップ大佐を演じる田口トモロヲは「ここまで大きな権力を持った役は初めて。『俺もとうとう(映画でこの役を演じた)ジャック・ニコルソンまできたか』と思いました」と報道陣を笑わせた。ゲネプロが始まると、ステージの空間は鉄条網が張られた高いフェンスによって囲まれ、他には小さな台がふたつ置かれているだけ。この究極にまで削ぎ落とされたセットが、ときにはキューバ基地の内側に、そしてときにはワシントンの法廷になる。鈴木が「想像をかきたてることこそ演劇の醍醐味」と語っていたとおり、セットが全く変わらないのに、キャストの振る舞いによって場面の変化がきちんと伝わってくる面白さがある。淵上演じるキャフィ中尉の、軽くてちょっと適当な感じが口のきき方や佇まいから伝わってくる。ところが彼は様々な真実を知るうち、初めて本気で正義のために戦う決意をする……。時間が経つほどに真剣な面持ちになってゆくキャフィだが、圧巻はやはりクライマックスの、法廷でジェセップ大佐と対決するシーンだ。音楽も入らず、照明も変わらず、これまで以上にストイックな空間のなか、ふたりが対峙する。若く必死なキャフィに、落ち着き払った大佐。ところが途中から、キャフィの言動に序盤の軽みが戻って来る。そこからの数分間は役の上での対峙にベテランの田口に若さで食らいつく淵上という構図が重なり、観る側も緊張と興奮がぐんぐん高まっていく。「若さ、体力、鮮度どれをとっても淵上くんにはかなわない。そのぶん、芝居でコテンパンにできたら」と冗談まじりの田口に、「思いっきりぶつかりたい」と淵上。ふたりの対決をぜひ目に焼き付けてほしい。公演は6月19日(金)から28日(日)まで東京・天王洲 銀河劇場にて。取材・文/釣木文恵
2015年06月19日トム・クルーズ主演映画で知られる軍事法廷サスペンス『ア・フュー・グッドメン』が、鈴木勝秀脚本・演出の舞台劇として新たに登場する。映画『ソーシャルネットワーク』、TVドラマ『ニュースルーム』の人気脚本家アーロン・ソーキンが手掛け、1989年にブロードウェイで上演されたオリジナル戯曲は20人以上の登場人物を要したが、鈴木はそれを7人の出演者のみで構築するドラマにブラッシュアップ。米海軍基地を舞台に奮闘する若き弁護士ダニエル役にTVドラマ『昼顔』で注目された新鋭、淵上泰史を抜擢し、紅一点の女性法務官ジョアン役を瀬奈じゅん、基地司令官のジェセップ大佐役を田口トモロヲが演じるなど、個性派による新鮮な顔合わせが実現した。舞台『ア・フュー・グッドメン』チケット情報6月19日の開幕を前に、公開舞台稽古が行われた。稽古場に入るや取材陣が見たものは、検察官ロス役の小西遼生、判事ランドルフ役の阿部丈二、被告人ドーソン役の平埜生成の3名による快活なウォーミングアップだ。海兵隊の物語よろしく、腹筋や腕立て伏せなど、顔を真っ赤にして息を弾ませるほどに入念に動く様子を、瀬奈が笑いながら見守っている。その横では初舞台にして初主演の淵上が、一心に台詞をつぶやき続けていた。演出の鈴木が所定の位置につくのに合わせて、各々もスタンバイ。演出家が自ら音響を操作して、海兵隊の訓練音を流す。それと同時に冒頭から立ち稽古がスタートした。いかにも鍛えられた海兵隊員のように、感情を見せず、声を張って堂々と事件を供述する平埜。彼の弁護人に志願するジョアンの熱意を、背筋の伸びた美しい立ち姿で表現する瀬奈。ダニエルの若さゆえの大胆不敵な勢いを、全身で軽快に見せる淵上。最小限のセットのみで展開する序盤は、各キャラクターの個性が観る側にはっきりと迫ってくる。ダニエルの友人ながら事前取引を持ちかけられても揺るがないロス役の小西は、瞬時に甘さを消す怜悧な瞳が魅力的だ。事件のカギを握るケンドリック中尉に扮した菅原永二も、少ない言葉の中に不穏なムードを漂わせ、気になる存在である。俳優の空間移動による場面転換、テンポのよい会話の応酬によって、スリリングな空気が見事に増幅していった。欠席の田口の代役を途中まで務めていた阿部が、判事として舞台中央に立つ。芯のある穏やかな声が響き、いよいよ緊迫の法廷シーンへ突入か……と思ったその時、鈴木が「じゃあここまで」とストップをかけた。取材陣に向けられた「続きは劇場にて」という微笑みまじりの言葉に、思わず脱力。たった7人による巧妙な会話劇、その濃さとスピード感にまんまとあおられてしまった。この後に控える手に汗握る法廷対決は、なんとしても劇場で確かめなければならない。映画ではジャック・ニコルソンの怪演が光ったジェセップ大佐を、田口がどう立ち上げてくるかにも期待したい。公演は6月19日(金)から28日(日)まで東京・天王洲 銀河劇場にて。取材・文:上野紀子
2015年05月28日アーロン・ソーキンによる傑作法廷サスペンス『ア・フュー・グッドメン』が6月、天王洲・銀河劇場で上演される。トム・クルーズの同名映画でも知られるこの作品だが、今回上演されるのは、演出の鈴木勝秀により20人に及ぶ登場人物を7人に絞り込んだ日本オリジナル版となる。舞台『ア・フュー・グッドメン』チケット情報弁護士・ギャロウェイ少佐役には「ミュージカルでは勉強できないような、しっかりと軸のあるストレートプレイの役柄をやってみたかった。お話を頂いた時、自分が変われるチャンスだと思いました」という瀬奈じゅん。検察官ロス大尉には「自分はミュージカル作品の出演が多いのですが、会話劇でありながらエンターテイメントでもあるスズカツ(鈴木勝秀)さんの作品が大好きだったので、お話を頂いて即快諾でした」という小西遼生。ミュージカル界で活躍するふたりがストレートプレイで顔を揃えたというのも興味深い。意外にも?今回初共演のふたり。しかしインタビューの中ではさまざまな共通点が見えてくる。まずはふたりとも「“法廷もの”が大好き!」「法定劇の魅力は、人の言葉から発するすごいエネルギー。また感情とセリフが全然違うことを言っていたりするんですよね」(小西)「そう、それが面白い。喜怒哀楽を表現するのって楽しいんですけど、喜怒哀楽を隠しながら表現することの楽しさも法廷劇の魅力ですよね。単純じゃない取引というか」(瀬奈)「あとは自分をコントロールできずに、ウワーってなってしまった状態での言葉のやりとりとか。この作品にはそういう魅力が詰まってる」(小西)「緻密に積み上げていくから、アドリブが効かない怖さはありますけどね(苦笑)」(瀬奈)作品中で裁かれるのは、米海兵隊基地で起きた殺人事件。弁護にあたった法務総監の若きメンバーたちは、事件の背後に軍隊内の“しごき”のための暗黙の制裁があったことを知り、「正義とは?」という問いに苛まれてゆくこととなる。作品のテーマについて語り合っていた際、瀬奈が例えに出したのが「SEKAI NO OWARI」の大ヒット曲『Dragon Night』。「あの歌詞じゃないけど、いじめた方にもいじめられた方にも正義があって、理解ができないながらも理解しようとする働きというか……見方によってはなにが正義かわからないことってありますよね」(瀬奈)「相反する別のものの真理が似ている、ということもよくあるわけで。あの歌が大ヒットしてるということは、そういうことをみんな感じてるんじゃないかなと。まさにこの作品に通じる主題ですよね」(小西)シンプルに答えが出る問題ではないけれど、観た人が色々なことを感じ取ってもらえたら-その想いはふたりとも共通。息詰まる攻防の中に、熱い情熱が息づく作品となりそうだ。公演は6月19日(金)から28日(日)まで東京・天王洲 銀河劇場にて。チケットは発売中。取材・文:川口有紀
2015年05月13日舞台『ア・フュー・グッドメン』が6月19日(金)より東京・天王洲 銀河劇場で上演される。舞台『ア・フュー・グッドメン』チケット情報同舞台は映画『ソーシャルネットワーク』『マネーボール』などを手がけた人気脚本家アーロン・ソーキンによる法廷サスペンス劇。トム・クルーズら豪華キャストによる映画化でも知られる作品だ。米軍海兵隊基地内で起こった殺人事件。被疑者の弁護人を務めるダニエルとジョアンは、事件が軍隊内の暴力的制裁「コードR」に関係していることを知る……。映画でトム・クルーズが演じたダニエル役にはTVドラマ『昼顔』で注目を集めた淵上泰史。淵上は今作が初舞台にして初主演。映画でデミ・ムーアが演じたジョアン役には瀬奈じゅん、ジャック・ニコルソンが演じたネイサン大佐役には田口トモロヲ。ほかに小西遼生、菅原永二、阿部丈二、平埜生成が出演する。上演台本・演出を手がけるのは鈴木勝秀。公演は6月19日(金)から28日(日)まで。チケットの一般発売は4月18日(土)午前10時より。チケットぴあでは一般発売に先がけてインターネット先行抽選を実施中、4月5日(日)午前11時まで受付。
2015年04月01日映画『ソーシャル・ネットワーク』、『マネーボール』で知られる脚本家、アーロン・ソーキン企画・総指揮による社会派ドラマの最終章『ニュースルーム3』がWOWOWで5月9日からスタートする。24時間体勢で世界の大事件と向かい合うニュース専門チャンネルACNの看板番組「ニュースナイト」。アンカーマンを務める反骨のジャーナリスト、ウィル(ジェフ・ダニエルズ)は元恋人のエグゼクティブ・プロデューサー、マック(エミリー・モーティマー)に複雑な思いを抱えつつも、共にニュースを作る中で再び惹かれ合い婚約する。しかし、その一方でACNはチャンネルとしての存続を危ぶまれる非常事態に巻き込まれていく。出演はほかにジョン・ギャラガー・ジュニア、アリソン・ピル、トーマス・サドスキー、デヴ・パテル、オリヴィア・マン。『ニュースルーム3』はWOWOWプライムにて5月9日(土曜 24:00~)スタート。全6話(第1話無料放送)。なお、シーズン3の放送に先がけ、3月27日からシーズン1、シーズン2を一挙放送。(C)2014 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO(R) and all relatedprograms are the property of Home Box Office, Inc.
2015年03月22日マイケル・ファスベンダーが、アップルの創業者の故スティーブ・ジョブズを演じることが正式に決定した。マイケルが主演するのは、ウォルター・アイザックソンが2011年に発表した伝記本「スティーブ・ジョブズ」を映画化する『Steve Jobs』(原題)で、『ソーシャル・ネットワーク』のアーロン・ソーキンが脚本、ダニー・ボイルが監督を務める。映画化が決定した際、まずはレオナルド・ディカプリオにオファーしたが、監督の予定だったデヴィッド・フィンチャーの降板を受けてレオが出演を辞退。マット・デイモン、ベン・アフレック、ブラッドリー・クーパーが候補に上がり、昨年10月にはクリスチャン・ベイルの起用が発表されたが、わずか数日で降板が発表された。ほかにはアップルの共同設立者のスティーブ・ウォズニアックをセス・ローゲン、マッキントッシュの元マーケティング担当のジョアンナ・ホフマンをケイト・ウィンスレット、アップル社の元CEOのジョン・スカリーをジェフ・ダニエルズが演じる。ジョブズの最初の妻・クリスアン役はイギリス出身のキャサリン・ウォーターストーン、マッキントッシュOSの開発にあたったプログラマーのアンディ・ハーツフェルド役はマイケル・スタールバーグ。撮影はすでにサンフランシスコで始まっている。映画の公開は2016年の予定。(text:Yuki Tominaga)
2015年01月30日ユニバーサル・ピクチャーズが製作準備を進めているスティーブ・ジョブズの自伝映画に、ジェフ・ダニエルズが出演することになるかもしれない。役柄は、元アップルのCEOジョン・スカリー。ダニエルズは、アーロン・ソーキンがクリエータ-を務めるテレビドラマ『ニュースルーム』でエミー賞に輝いた。この映画は、ウォルター・アイザクソンのベストセラーノンフィクション本をソーキンが脚色したもので、ふたりはビッグスクリーンで再びコンビを組むことになる。まだ正式なオファーは出されていないが、ダニエルズはダニー・ボイル監督の第一候補だそうだ。ジョブズ役にはマイケル・ファスベンダーが正式に決まり、スティーブ・ウォズニアック役はセス・ローゲンで進んでいる。ジョアンナ・ホフマン役にはナタリー・ポートマンが興味を示していたが実現には至らなかった。文:猿渡由紀
2014年12月10日俳優兼歌手のアーロン・カーターが2000年初頭にヒラリー・ダフとリンジー・ローハンに二股をかけ、親友だった2人の仲を険悪にさせた事件は当時メディアでセンセーショナルに報道された。アーロンはイケメンだが“最低の男”と世間に印象づけた当該事件だが、ここ最近になって突然アーロンが元カノのヒラリーに一方的に愛を告白し始めていると話題になっている。アーロンは今年に入って突然Twitterにて、「ヒラリー・ダフは素晴らしい」「運命の愛を失うような間抜けにはなってはいけないよ…僕みたいなね」「彼女を取り戻せるような良い人間になるために残りの人生を費やすよ。誰が何と言おうと構わない」などと未練タラタラの愛のメーセージを書き始めた。ヒラリーはこの一連の行動に対し「前に進んで欲しい」とコメントするなど戸惑いを表明しているが、アーロン側は全く引くつもりはないようだ。「HollywoodLife.com」によると、アーロンは4日、Instagramにてヒラリーが過去に主演を務めたドラマ「リジー&Lizzie」に自身が出演した回の画像をアップし、「メリー・クリスマス、リジー・マグワイア(ヒラリーが演じた女の子の名前)!」とメッセージを付け加えているという。交際から10年以上経った後のあまりに未練がましすぎるアーロンの行動だが、ヒラリーがその気持ちに応じる可能性はとても少ないだろう。二股をかけられたことを抜きにしても、アーロンの行動は少々気持ち悪すぎるというのが周囲の思うところなのではないだろうか。(text:cinemacafe.net)
2014年12月08日ナタリー・ポートマンが、スティーブ・ジョブスの伝記映画に出演を交渉しているようだ。役柄はわかっていないが、重要なキャラクターらしい。実現すれば、紆余曲折を経てきたこの映画に、はずみがつくことになりそうだ。その他の情報ウォルター・アイザクソンが書いたベストセラー本『ジョブス』の映画化権は、ソニー・ピクチャーズが取得、脚本家には『ソーシャル・ネットワーク』のアーロン・ソーキンが雇われた。二転三転した結果、監督はダニー・ボイルに決定、主演はクリスチャン・ベールにほぼ決まりかけたが、ベールは辞退。マイケル・ファスベンダーと交渉を始めたところで、先週、突然、ソニーがこのプロジェクトを手放し、業界を驚かせた。だが早くも月曜日にはユニバーサルが拾い上げている。ポートマンの次回作は、長編監督デビュー作となる『A Tale of Love and Darkness(原題)』。また、テレンス・マリック監督の作品も2本連続で撮影。いずれも来年の公開が見込まれている。文:猿渡由紀
2014年11月27日マイケル・ファスベンダーが、スティーブ・ジョブスの伝記映画への出演を交渉している。一度はクリスチャン・ベールに決まったと報道されたが、まもなくベールが辞退して、ソニー・ピクチャーズは次の候補を探していた。その他の情報原作は、ウォルター・アイザックが書いたベストセラー本『スティーブ・ジョブス』。アップルの共同創設者スティーブ・ウォズニアック役には、セス・ローゲンが決まっている。監督はダニー・ボイルで、脚色はアーロン・ソーキン。ファスベンダーは今年、『X-MEN:フューチャー&パスト』『FRANK -フランク-』に出演。来年北米公開の『Macbeth(原題)』では、主役マクベスを演じる。共演はマリオン・コティヤール。文:猿渡由紀
2014年11月06日クリスチャン・ベールが、ウォルター・アイザックのベストセラーノンフィクション本『ジョブス』の映画化に出演を交渉中だ。その他の情報ベールがこの映画でジョブスを演じるというニュースはかなり前にも流れたが、後に「まったく根拠のない噂」との否定説が出ていた。一時はレオナルド・ディカプリオが興味を示していたこともある。監督はデヴィッド・フィンチャーが話し合いを進めていたが、最終的にはダニー・ボイル監督に決まった。脚色は『ソーシャル・ネットワーク』のアーロン・ソーキンが手がける。撮影開始は、来年春を目指しているようだ。ベールの次回作は、リドリー・スコット監督の『エクソダス:神と王』。日本公開は2015年1月30日(金)。来年は、テレンス・マリック監督作2作品『Untitled Terrence Malick Project(原題)』『Knight of Cups(原題)』の公開が控えている。文:猿渡由紀
2014年10月16日『キック・アス』でダメダメなオタク・ヒーローを演じたアーロン・ジョンソンが、最新作『アルバート氏の人生』では一転、野心家な青年役で出演しているようだ。このほど、そんなアーロンからスペシャルコメントがシネマカフェだけに到着した。9世紀のアイルランド。モリソンズホテルでウェイターとして働くアルバート(グレン・クローズ)。人付き合いを避け、ひっそりと生活しているアルバートは、長年、誰にも言えない重大な秘密を隠してきた。それは、“彼”が貧しく孤独な生活から逃れるため、“女性”でありながら男性として生きてきたことだった…。『キック・アス』で注目を集め、『Anna Karenina』(原題)ではキーラ・ナイトレイと禁断の恋に落ちる将校を演じるなど、まさにスターダムを駆け上がっている真っ最中のアーロン。「変わった脚本や役柄を求められることが多いんです。できる限り作品ごとに変化を持たせたいんです」と自身の挑戦する姿勢を語る。本作で共演したグレンも、「アーロンは才能豊かな俳優よ。彼は仕事に意義を求めているの。俳優としてもっと成長したがっている。(『アルバート氏の人生』でも)彼は難しい役柄を求めて引き受けてくれたのよ」と称賛を送る。本作でアーロンが演じるのは、野心家のボイラー職人・ジョー。今回演じた役柄の魅力について「ジョーは、物凄く大きな夢や理想を持っているんです。僕はそういう役柄が大好きでとても共感できました。彼(=ジョー)は苦労続きで、前へ進めないでいる。それが夢の実現を邪魔しているんです。進もうとすれば、必ず彼は誰かに道を阻まれていますから…。そういう不遇な苦労をしています。僕とミア(・ワシコウスカ)の演じる役柄は、感情表現がとても自然な人だと映画を観ていただけると伝わると思います。それは感動的なくらい。こういう演技をしたときは、直感的に役柄を理解できたと感じられ、自分の演技に安心することができるんです」。そんなヘレン役を演じたミアについては「脚本の中に描かれたヘレンの印象ですが、おどけて皮肉を言ったり、生意気で人をイライラさせる女性という印象を受けました。ミアは見事にそういった女性を演じています。そしてミアは、さらにひとりの女性としての深みを持たせてもいるんです。ミアが演じるヘレンは、脚本よりも、情を感じさせたり母性的な愛情を感じさせてくれました」と撮影当時をふり返る。さらにアーロンは、本作でのグレンとの共演について「彼女は15年間も情熱的にこの作品を温めていました。それだけの強い信念を感じれば、一緒に冒険してみたいと思うものです」と役柄の面白さだけでなく、作品の持つパッションに惹かれたと明かしてくれた。来年は、『Anna Karenina』を始め、ブレイク・ライブリーやジョン・トラボルタと共演を果たす『Savages』(原題)に『キック・アス』の続編と続々と出演作が公開され、俳優としてさらなる飛躍の年となるはず。また、プライベートでは今年6月に23歳年上の女性との“年の差婚”を果たすなど、公私共に順風満帆なアーロン・ジョンソンから目が離させない。『アルバート氏の人生』は2013年1月18日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。■関連作品:アルバート氏の人生 2013年1月18日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© Morrison Filmsキック・アス 2010年12月18日よりシネセゾン渋谷ほか全国順次公開© KA Films LP. All Rights Reserved.
2012年11月30日今年11月に米大統領選挙での再当選を狙うバラク・オバマ現大統領が、『ダークナイト ライジング』の中でアン・ハサウェイが「一番のキャラクター」だとして、アンの演技を手放しで褒め称えた。映画プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタイン氏がコネチカット州の自宅で今月6日(現地時間)に開いたオバマ大統領の再選キャンペーンで同作に触れたオバマ大統領は、アンの演技を絶賛している。「バットマンの新作を観る機会があったんだ。アンは映画の中で一番のキャラクターだと思うよ。それが僕の個人的な意見だね」。ワインスタイン氏が開いた資金調達イベントにはジョアン・ウッドワードやアーロン・ソーキンらも参加しており、大統領からお褒めの言葉をもらったアン自身も参加していた。一皿3万5,800ドル(約280万円)分という豪勢なパーティには、ほかにも名司会者ジェリー・スプリンガーやUS版「VOGUE」誌編集長アナ・ウィンターらも出席している。アンは、トム・フーパー監督の新作ミュージカル映画『レ・ミゼラブル』で演じたファンテーヌ役のために髪をショートカットにしたが、その経験をキャットウーマンに扮した『ダークナイト ライジング』でのアクションスタント以上に「怖かった」と明かしている。「本当に怖かったわ。(『ダークナイト ライジング』では)窓からバク転したり、ビルから飛び降りたり怖いことも全部やったけど、自分の髪をあれだけ切られることが一番恐ろしいなんて思ってもみなかったわ」。■関連作品:レ・ミゼラブル 2012年12月28日(金)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開ダークナイト ライジング 2012年7月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURES FUNDING, LLC
2012年08月13日『イカとクジラ』などで知られる俳優のジェフ・ダニエルズが、『ジム・キャリーはMr.ダマー』の続編となる『Dumb&Dumber 2』(原作)の撮影を来年初めにも開始する予定だと明かした。ニュー・ライン社とワーナー・ブラザースが「続編制作への情熱を欠いている」ことに対して「とてもイライラしていた」というジムが続編への出演を降りた後、ジェフは同作がお蔵入りになったと語っていた。しかし今回、ジムは出演に関して考え直したようで、1作目でメガホンを取ったボビー&ピーター・ファレリー兄弟が脚本を書き終えるのを待っているとジェフが明かした。「今年中には完成できる予定のはずだったんだけど、脚本がまだなんだ。ジムは出演したがっているよ。僕もやりたいし、ファレリー兄弟もこの続編を撮りたがっているのさ。だから、みんな来年の初めには撮影を開始できればと思っているんだ」。2003年には1994年のオリジナル作の前日譚として『新 Mr.ダマー ハリーとロイド、コンビ結成!』が公開されたものの、オリジナル作に出演したキャストはキャストは登場していなかったため、今年初めにもピーターは、ボビーと共に同作の“初めての正式な続編”を制作することを発表していた。ジムがラスベガスのマジシャンを演じ、スティーヴ・カレルやスティーヴ・ブシェミらと共演した新作コメディー作品『The Incredible Burt Wonderstone』(原題)は、来年全米にて公開予定だ。一方のジェフは、『ソーシャル・ネットワーク』の脚本家アーロン・ソーキンが久々にTVドラマ作品に復帰することで注目を集めている「The Newsroom」(原題)に出演中だ。■関連作品:ソーシャル・ネットワーク 2011年1月15日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2010 Sony Pictures Digital Inc. All Rights Reserved.
2012年08月07日俳優のアーロン・エッカートが、『Olympus Has Fallen』(原題)に出演することが決まった。元シークレット・サービスのエージェントが、ホワイトハウスを占拠したテロリストと死闘を繰り広げるアクション映画で、アーロンはアメリカ大統領を演じるという。また、先に出演が決まっているジェラルド・バトラーは、本作のプロデュースも担当する。同作で脚本家デビューとなるクレイトン・ローテンベルガーとカトリン・ベネディクトの脚本を基に、『ザ・シューター/極大射程』のアントワーン・フークアがメガホンを取る予定。また同作と似たプロットの、ローランド・エメリッヒ監督による最新アクション大作『White House Down』(原題)では、ジェイミー・フォックスが大統領役に興味を示して出演を検討中だという。
2012年06月26日