幕張メッセで3日間開催される「東京コミックコンベンション 2022」に、『スター・ウォーズ』シリーズのパルパティーン役で知られるイアン・マクダーミドが参加することが発表された。『スター・ウォーズ』シリーズのエピソード1~3、4、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』と長きに渡り同役を演じたイアン。トニー賞最優秀助演男優賞受賞の経歴を持ち、ロンドンの劇場アルメイダ・シアターの芸術監督も務めるなど、多岐に渡り活躍。今回イアンは、期間中全ての日程で来場し、当日は会場において写真撮影会およびサイン会等も予定されている。イアンのセレブチケットは、10月27日(木)10時より発売開始。さらに、先日来日が発表されたヘイデン・クリステンセンとのダブルショットで撮影ができるセレブチケットも発売される。ヘイデンは、ダース・ベイダーことアナキン・スカイウォーカーを演じており、作中で師弟関係にもある。「東京コミックコンベンション 2022」は11月25日(金)より幕張メッセにて開催。(cinemacafe.net)
2022年10月18日イアン・マッケラン(82)が、自分になりすました人物が詐欺行為を行ったとしてインスタグラムでファンに警戒を呼び掛けた。イアンによると、イアンになりすました人物と代理人を装った2人の女性が、イギリス・ケント州のプロモーター(イベント主催者)に接近。「イアン・マッケランによるプライベートサイン会」を提案したという。プライベートサイン会とは、本人がファンの前に姿を現すことはしないが、ファンが送ってきたものや写真にサインをして返送するイベント。「イアンにサインしてもらえるなら…」という思いから、75ポンドから100ポンドの費用を払い、写真やサインしてもらいたいものを送ったファンが数百人いるとみられている。イアンは被害に遭ったファンの人たちに「本当に心が痛みます。プロモーターができる限り迅速に返金するということを把握しています」と伝え、安心させた。「誤解のないように言っておきますが、私は有料のサイン会に出席したことはありません。チャリティー活動のためや、ファンの方から直接差し出されたものにのみ、サインします」とサインに対するスタンスを明確にした。「The Independent」によると、同イベント中、偽イアンは帽子をかぶりマスクをしていたため、プロモーターはニセモノであることを見抜けなかったという。サインを見て筆跡が「なにかおかしい」と気づいたファンがプロモーターに問い合わせたことから詐欺事件が発覚した。(Hiromi Kaku)
2022年02月14日「ABBA」がツイッターで「『ABBA』の5人目のメンバー?あり得たかもしれない…@イアン・マッケラン」とツイート。クリスマスムードあふれる動画を公開した。動画には、「ABBA」のメンバーのビョルン・ウルヴァースとイアン・マッケランがクリスマスツリーに挟まれたソファに座り、クリスマス模様のニットを編んでいる姿が映っている。「いまだに思っているんだよ、ビョルン。もともとのアイディア通りにやっていたら、『ABBA』はもっと人気が出ていたんじゃないかなってね。ほら、ぼくらが5人組だったらというやつだよ」とビョルンに語りかけるイアン。「そうだったかもしれない。知っての通り、その案はうまくいかなかったけどね。でも、毎年こうやって一緒に編み物をできるのはうれしいことだよ」とビョルンが返事をし、イアンも「本当だね」とうれしそう。そして動画は「きみがシェイクスピアをやりたくて、ぼくがたくさん歌いたいと願っていた若い頃を思い出すね」というイアンのジョークに満ちたセリフの最後にかぶせるように、クリスマスソングが流れだし、「ABBAとイアン・マッケランからメリー・クリスマス」というメッセージで幕を閉じる。ファンから「なんてかわいい2人」「ABBAになりたかったイアン笑」「2人とも大好き!」などのコメントが寄せられている。(Hiromi Kaku)
2021年11月29日先週金曜日(現地時間)、『ロード・オブ・ザ・リング』&『ホビット』シリーズでビルボ・バギンズ役を演じたイアン・ホルムが亡くなったことが発表された。同シリーズで監督を務めたピーター・ジャクソンは、Facebookにイアンに宛てた長文メッセージを投稿。イアンとの『ホビット』の撮影秘話を明かした。『ロード・オブ・ザ・リング』に引き続き、ビルボ役としてイアンに出演を依頼するため、監督はイアン夫妻をディナーに招いた。イアンは思いがけず「本当に申し訳ないけど、受けることはできない」と出演オファーを断ったという。驚いた監督が理由を尋ねると、パーキンソン病を患い、セリフを記憶することもできない。歩くことも難しく、撮影地のニュージーランドに行くことも困難で、「引退しているようなものだ」と言われたという。監督の母親とおじもパーキンソン病で何年も闘病していたため、この病気に理解のあった監督は、イアンの自宅近くで身体に負担がかからない撮影を提案。監督は「それなら、できそうだ」と承諾してくれたイアンの手を握り、涙ながらに感謝を述べたとのこと。「彼からは本当にたくさんのことを学んだ」と綴っている。同シリーズでレゴラスを演じたオーランド・ブルームは、インスタグラムのストーリーズで「伝説の人を失った。彼は『ロード・オブ・ザ・リング』のキャラクターの中では最も小さな(身体の)役の1人を演じたけれど、ぼくにとってはとても大きな存在だった」と追悼。イアン演じるビルボの甥で主役のフロド・バギンズを演じたイライジャ・ウッドは、ツイッターで「非凡で才能豊かで活気に満ちていたサー・イアン・ホルムが亡くなった。さよなら、おじさん」と別れのメッセージを送った。(Hiromi Kaku)
2020年06月22日ディズニー/ピクサーの『トイ・ストーリー4』に続く最新作『2分の1の魔法』の主人公少年イアンと兄バーリーが、アメリカのディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パークに登場することが決定した。イアンとバーリーは現地時間3月5日に開催予定の一晩限りの有料イベント「Disneyland After Dark: Pixar Nite」で華々しくデビューを飾った後、同パークにてミート&グリートを開始する予定で、夏には香港ディズニーランド・リゾートの散水パレードにも登場する予定だという。映画『2分の1の魔法』は、何をやっても上手くいかない少年イアンと、魔法オタクである兄バーリーとの兄弟の冒険を描く物語。トム・ホランド、クリス・プラットが声優を務め、3月13日(金)全国公開。※取材時の状況に基づいて記事化しています。ショー内容など異なる場合もあります。また紹介したイベント、メニューなどすべての情報は予告なく変更になる場合があります。詳細は公式サイトを参照ください。(C) Disney(text:cinemacafe.net)■関連作品:2分の1の魔法 2020年3月13日より全国にて公開©2019 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2020年02月19日英国が誇る名優ヘレン・ミレンとイアン・マッケランが待望の初共演を果たす『グッドライアー 偽りのゲーム』(原題:The Good Liar)が日本でも公開されることが決定。日本版予告編とポスタービジュアルも到着した。『RED』『ワイルド・スピード』シリーズなどに出演し、『クィーン』ではオスカーを受賞したヘレン。そして、『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』シリーズに出演、2度のオスカーノミネートもされたイアン。大英帝国勲章を授与され、Dameと Sirの称号を持つ名優2人が映画初共演を果たす本作は、『美女と野獣』(’17)の監督ビル・コンドンがメガホンをとる大人のサスペンス。イアン演じる“ベテラン詐欺師”のロイが、出会い系サイトでヘレン演じる夫を亡くしてまもない資産家ベティに狙いを定める。そして、全財産を騙し取ろうとするロイを世間知らずのベティは徐々に信用するように。しかし、単純な詐欺だったはずが、思いがけない事態へと発展し…と、至高のライアーゲームがいま幕を開ける――。早くもアカデミー賞ノミネートの声も高い本作。到着した予告編では、名優2人によるスリリングな駆け引きが繰り広げられる。また、ホームで争うようなシーンや、時折見せる鋭い表情など、怪しげな場面も。さらに、2人にとって重要な人物となるロイの相棒ヴィンセント役で「ダウントン・アビー」のジム・カーターが、ベティの孫スティーブン役で「クワンティコ/FBIアカデミーの真実」のラッセル・トヴェイが出演。予告編でもその姿を確認することができる。『グッドライアー 偽りのゲーム』は2020年2月7日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2019年11月15日幕張メッセで開催される「東京コミコン2019」の来日ゲスト第6弾として、ジュード・ロウとイアン・サマーホルダーが来日することが分かった。期間中、全ての日程で来場し、当日は写真撮影会やサイン会も予定されているという。『リプリー』(’99)でアカデミー賞にノミネートされ、一躍有名となったイギリス出身の俳優ジュード。世界的大ヒット作『シャーロック・ホームズ』シリーズでは、ホームズの助手ワトスン医師を演じ大ブレイク。さらに、近年では『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』の若かりし頃のダンブルドア役や、『キャプテン・マーベル』ヨン・ロッグ役も話題に。また、映画だけでなく舞台へも活躍の幅を広げており、シェイクスピア劇「ハムレット」でブロードウェイの舞台にも立った人気実力派俳優だ。一方イアンは、飛行機の墜落事故から生き延びた48名の南の孤島でのサバイバルからシーズンを重ね、様々な展開を見せ視聴者を楽しませた「LOST」、美形吸血鬼兄弟と女子高生ヒロインの三角関係を織りなす青春ファンタジー「ヴァンパイア・ダイアリーズ」などの大ヒットドラマに出演する人気俳優。そんないま人気の2人の俳優が、「東京コミコン」へ初参加する。「東京コミコン2019」は11月22日(金)~24日(日)幕張メッセにて開催。(cinemacafe.net)
2019年11月01日イアン・マッケラン(80)が『The Good Liar』(原題)のプレミアに出席した。イアンは同作で、出会い系サイトで裕福な未亡人(ヘレン・ミレン)に目をつける詐欺師を演じている。同作のプレミアに出席したイアンは、出会い系サイトでの出会いに対してとてもポジティブな印象を持っていると語った。「友人たちの中で最近交際相手を見つけた人たちは、みんなインターネットで出会っている。私がデートをし始めた頃にも出会い系サイトがあったら、いろんな面倒が省けただろうに」と自身が若い頃にはなかった新たな“出会い方”を羨望した。「オンライン・デートは全面的に支持しているよ。人々と出会うのを可能にする、文明的で簡単な方法だから」と出会い系サイトに賛成派のイアンだが、1つだけデメリットが気になって参加するには至っていない模様。「(登録すると最初から)私が相手に誰だかわかっちゃうことが難点。こっちは相手のことを知らないのに」と俳優ならではの悩みを明かした。「混み合った空間の中で、見知らぬ人と出会うのもスリルがあっていいけどね」と従来の出会い方のよさも語った。1997年にテイラー・ハックフォード監督と結婚しているヘレンも出会い系サイトの賛成派。「素晴らしいと思う。夜の11時を過ぎた騒々しいバーではわからないような、人々のユーモアや知的さとか、そういったものを発見できると思う」。(Hiromi Kaku)
2019年10月29日ビートルズの創成期を描いた舞台「BACKBEAT」が5月25日に開幕。それに先がけフォトコール(プレス向け撮影会)と囲み取材が行われ、取材には戸塚祥太(A.B.C-Z)、加藤和樹、辰巳雄大(ふぉ~ゆ~)、JUON(FUZZY CONTROL)、上口耕平、夏子、鈴木壮麻、尾藤イサオ、翻訳・演出の石丸さち子が出席した。【チケット情報はこちら】本作は、1994年に公開された伝記映画『バック・ビート』をイアン・ソフトリー監督自身が舞台化した作品の日本初演。ビートルズ結成時のベーシストで、デビュー目前に21歳で夭折したスチュアート・サトクリフ(戸塚)を中心に、親友ジョン・レノン(加藤)、ポール・マッカートニー(JUON)、ジョージ・ハリスン(辰巳)、ピート・ベスト(上口)、そしてスチュアートの恋人となる写真家アストリッド・キルヒヘル(夏子)ら若者たちの揺れ動く心を繊細に描く。今回の見どころのひとつは約20曲にものぼる舞台上での生演奏。しかし演奏ははじめ、戸塚が「絶望からスタートしたといっても過言ではない」と明かすほどのレベルから始まったそう。しかしこの日、前半の2シーンが披露されたフォトコールでの演奏は抜群の仕上がり。音楽が楽しい!5人で演奏するのが嬉しい!という思いが真っ直ぐに伝わる姿そして音を届けた。そこに至るまでをJUONは「だけど初めて5人で音を出したとき、すぐグルーヴしたよね」、上口も「初めての会話が“音”だったのでそれがすごくよかった」と、このメンバーだからこそ生まれた音があったと振り返る。さらに辰巳も「稽古の間ずっと(5人が)近くにいた。ビートルズさんの当時の映像を観ても常に距離が近いけど、僕たちも近い距離感でワイワイ作品をつくっていった」と本作で描かれるビートルズの姿に自分たちを重ね、笑顔を交わした。そうやって生まれた5人の演奏を加藤は「ライブなので何が起きるかわからない。でもそのライブ感はこの作品でしか味わえないものなので、そこをぜひ体感してほしい」と語る。そんな5人を翻訳・演出の石丸は「ビートルズは目指すには大きすぎるのですが、私たちは観客にビートルズを伝える架け橋。その架け橋は立派にできあがっています」と絶賛。1966年にビートルズの初来日公演で前座を務めた尾藤も「皆さんの成長がすごくて驚きました。ビートルズに負けない!」と太鼓判を押した。石丸が「長いこと演劇をやっていますが、こんな作品は観たこともないし、つくったこともない。細かなみんなの努力やコミュニケーションがあって、こんな素敵な作品が生まれた。このメンバーを誇りに思います」と語る本作は、6月9日(日)まで東京・東京芸術劇場 プレイハウスにて上演後、兵庫、愛知、神奈川を巡演。取材・文:中川實穗
2019年05月28日舞台『BACK BEAT』のフォトコールが東京芸術劇場 プレイハウスで25日に行われ、戸塚祥太(A.B.C-Z)、加藤和樹、辰巳雄大(ふぉ〜ゆ〜)、JUON(FUZZY CONTROL)、上口耕平、夏子、鈴木壮麻、尾藤イサオ、石丸さち子(翻訳・演出)が取材に応じた。同作は20世紀を代表する伝説のロックバンド・ビートルズが、もともと5人編成のバンドだったという、同バンド創成期のハンブルク時代を描いた、1994年公開の伝記映画『BACKBEAT』をイアン・ソフトリー監督自身が舞台化した作品。戸塚はビートルズ結成時のベーシストで、画家としても才能を発揮しながらメジャーデビュー目前の1962年に21歳で夭折したスチュアート・サトクリフを演じ、加藤はジョン・レノン、JUONはポール・マッカートニー、辰巳はジョージ・ハリスン、上口はピート・ベストを演じる。初日を前に戸塚は「準備万端です。バッチリです」と自信を見せ、「僕たち、スタッフさんから『ビートルズのみなさん』って呼ばれるんですよ。すごい気分が良くてなりきらせていただいています」と語る。辰巳も「令和のビートルズです」と新たなキャッチコピーを作っていた。「最初は絶望からスタートしていたといっても過言ではない」(戸塚)、「学生バンドかなみたいな」(加藤)というバンド演奏だが、今は戸塚も「不思議な感覚があったかもしれないですけど、今はこのスタイルに完全にフィットしている」という。上口が「初めての会話が音だった」と振り返ると、戸塚も「詩人だわ」と感心していた。「全国を回ってみなさんにみていただきたい」とライブツアーも希望した辰巳だが、「ほぼ弾けない状態から始まって。本当に最初に石丸さんの前で披露した時に『お前、まじか』という。目の奥が『本当に、ジョージ・ハリスンをやるのか』って」と苦笑。全員不安を抱えていたものの、できなさで言えば「トップ」と石丸に言われた辰巳は、「トップです!!」と訴える。しかし努力を重ねバンドとして成長したメンバーに、石丸は「すっごい努力でした。バンド同士でグルーヴを産んでからが、早かったですね。観客にビートルズを伝える架け橋なので、架け橋は立派に務めている」と太鼓判を押した。加藤は「毎回がライブで、20曲くらい生演奏なので、何が起こるかわからない。弦が切れたり演奏を間違ったり、ご愛嬌で許してもらって、このステージでしか味わえないので、体感してもらいたい」とメッセージ。戸塚も「とにかくロックに始まり、一時も速度を落とさずに最後の最後まで駆け抜けていきたいと思います」と意気込んだ。
2019年05月25日舞台『BACK BEAT』の製作発表が東京・新宿LOFTで15日に行われ、戸塚祥太(A.B.C-Z)、加藤和樹、辰巳雄大(ふぉ〜ゆ〜)、JUON(FUZZY CONTROL)、上口耕平、夏子、鈴木壮麻、尾藤イサオ、石丸さち子(翻訳・演出)が登場した。同作は20世紀を代表する伝説のロックバンド・ビートルズが、もともと5人編成のバンドだったという、同バンド創成期のハンブルク時代を描いた、1994年公開の伝記映画『BACKBEAT』をイアン・ソフトリー監督自身が舞台化した作品。戸塚はビートルズ結成時のベーシストで、画家としても才能を発揮しながらメジャーデビュー目前の1962年に21歳で夭折したスチュアート・サトクリフを演じ、加藤はジョン・レノン、JUONはポール・マッカートニー、辰巳はジョージ・ハリスン、上口はピート・ベストを演じる。暗転したステージに現れた5人は、まずジョン・レノン役の加藤がボーカルをとった「ロックン・ロール・ミュージック」、そして戸塚がボーカルを務め「ラブミー・テンダー」を披露。この演奏に、ビートルズの初来日武道館公演に出演した尾藤も「武道館でビートルズが一番最初にやった曲」と喜び、「これがかっこいいんですよ、グーです!」と絶賛した。戸塚も「バンドのマジックを初体験してしまった。自分の中に新しい命が生まれたみたいな。すっごい楽しかったです」と振り返り、加藤は「出る前もずっと一緒にバンドをやってきたかのような空気感で、みんなで気合い入れして歌って、俺たちバンドなんだなと思いました。稽古も重ねてきているにも関わらず、初めて一つになった瞬間だなと思いました。ここからさらにバンドのグルーヴを高めていきたいと思いました」と充実した気持ちを表した。劇中では20曲を披露するため、初心者の辰巳は現在1日8時間練習しているという。同じくドラムを始めたばかりの上口に加え、ふだんギターを弾いている戸塚がベースに、右利きのJUONが左手でピックを持ってギターに、など挑戦することばかり。今回の演奏では弦が切れるハプニングもあったJUONは「家でやったりして不安だなと思ってても、一緒に練習してると、さっきまで弾けてなかったのに弾けるようになっちゃう」と仲間と一緒に演奏することの喜びを表した。また上口は「ドラムの席って最高の特等席だなって改めて思いました。お客さんの反応も見れて、メンバーのテンションも見れて。いつもより走ってんぞ、とかわかりつつ」と笑顔に。グループでの仕事にベースを持ち込んでいいのか迷っているという戸塚は、A.B.C-Zでもバンドをやっては……という提案に、「塚ちゃん、楽器弾けるかなあ? 新しい一面をグループでも見せられたらいいですね」と新たな可能性を示した。このメンバーでのライブの可能性について聞かれると、辰巳は「やりたいですね」と意欲十分。加藤のライブに乱入したい、という希望には加藤が「そんなサプライズはウェルカムですけど、いいんですか? 逆に」と戸惑う。さらにCD化もどうか、というレポーターの提案に、辰巳は「僕、まだ個人的にCDも出してない。ふぉ〜ゆ〜っていうんですけど。ここが先か! メンバーごめんね!」と謝っていた。
2019年04月15日アイドルグループ・A.B.C-Zの戸塚祥太と、俳優の加藤和樹が出演する、舞台『BACKBEAT』のメインビジュアルが7日、公開された。同作は20世紀を代表する伝説のロックバンド・ビートルズが、もともと5人編成のバンドだったという、同バンド創成期のハンブルク時代を描いた、1994年公開の伝記映画『BACKBEAT』をイアン・ソフトリー監督自身が舞台化した作品。戸塚はビートルズ結成時のベーシストで、画家としても才能を発揮しながらメジャーデビュー目前の1962年に21歳で夭折したスチュアート・サトクリフを演じ、加藤はジョン・レノンを演じる。ビジュアルでは、戸塚、加藤、辰巳雄大、JUON、上口耕平による“5人のビートルズ”の姿が初公開。5人の姿を、ハンブルクでスチュアートと出会い恋人となる写真家・アストリッド(夏子)が撮影するビジュアルとなっている。東京公演は東京芸術劇場 プレイハウスにて5月25日~6月9日、兵庫公演は兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールにて6月12日~6月16日、愛知公演は刈谷市総合文化センター アイリス 大ホールにて6月19日、神奈川公演はやまと芸術文化ホール メインホールにて6月22日。
2019年03月07日アイドルグループ・A.B.C-Zの戸塚祥太と、俳優の加藤和樹が、舞台『BACKBEAT』に出演することが30日、明らかになった。同作は20世紀を代表する伝説のロックバンド・ビートルズが、もともと5人編成のバンドだったという、同バンド創成期のハンブルク時代を描いた、1994年公開の伝記映画『BACKBEAT』をイアン・ソフトリー監督自身が舞台化した作品。ビートルズ結成時のベーシストで、画家としても才能を発揮しながらメジャーデビュー目前の1962年に21歳で夭折したスチュアート・サトクリフ(戸塚)にスポットを当て、学生時代からの親友であり彼を敬愛していたジョン・レノン(加藤)、ポール・マッカートニー(JUON)、ジョージ・ハリスン(辰巳雄大)、ピート・ベスト(上口耕平)、そしてハンブルクでの運命的な出会いにより恋人となる写真家のアストリッド・キルヒヘル(夏子)ら、若者たちの揺れ動く心をストレートプレイで、初期ビートルズのサウンドに乗せて描き出す。翻訳・演出はオリジナルミュージカルの作・演出などにも高い評価を得ている石丸さち子が手掛ける。音楽は、自身のアーティスト活動と並行して様々なアーティストへの楽曲提供を行い、また石丸によるオリジナルミュージカル『ボクが死んだ日はハレ』の音楽を担い好評を博した森大輔が手掛ける。さらに鍛治直人、田村良太、西川大貴、工藤広夢、鈴木壮麻、そして1966年にビートルズが初来日公演を行った際に前座を務め、彼らの生の演奏を体感している尾藤イサオと、確かな実力と個性豊かなキャストが集結。東京公演は東京芸術劇場 プレイハウスにて5月25日~6月9日、兵庫公演は兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールにて6月12日~6月16日、愛知公演は刈谷市総合文化センター アイリス 大ホールにて6月19日、神奈川公演はやまと芸術文化ホール メインホールにて6月22日。○戸塚祥太 コメントジョン・レノンの親友であり、ジョンが認めた男、サトクリフを演じることができると知った時は嬉しすぎて、「やった! やったぞ!」と何度も心の中で叫びました。The Beatles関連の作品ということで、沢山の方の大切な記憶や体験、愛おしい楽曲群を汚すことなく、自分に与えられた役割を全うしたいと思います。改めてThe Beatlesの音楽に触れると、中学1年生の時に兄が持っていたベストアルバム「1」を、CDがボロボロになるまで聴いたことをふと思い出しました。訳もなく眠れない夜に寄り添ってくれた音楽を、今度は自分が演奏する番になり、不思議な縁を感じていますが、彼らの音楽をしっかり学んで演奏したいです。僕が演じるサトクリフは、みなさんが知っている世界最高のバンド、ジョン、ポール、ジョージ、リンゴのゴールデンメンバーに、「もともと居た」人間です。訳あってThe Beatlesからは離脱しますが、芸術の才能がズバ抜けていて、バンドではベースを担当。演じるにあたり、かなりハードルは高いですが、ROCK and ROLLで今までの自分を壊して、新しい自分、仲間、作品に出会い、それを1人でも多くの方と共有したいです。最高のBACKBEATを奏でるので是非劇場に遊びに来てください。もしよろしければ、Twist and Shoutしちゃってください!○加藤和樹 コメント世界的なバンドで、存在を知らない人はいないThe Beatles。彼らの結成初期の物語である今作に出演するということは音楽に携わる身として、役者として大変光栄なことでもあり、プレッシャーでもあります。しかし、信頼する石丸さち子さん演出の元、個性的で素敵なメンバーたちと唯一無二の作品にできるよう、持てる全てをかけて臨みたいと思います。今のこの時代に、彼らの音楽が、生き様が我々に伝えてくれるものを皆さまに届けられるよう頑張ります。○石丸さち子(翻訳・演出) コメント自分に似た者など、理解できる者など、どこにもいない! と感じる青春の孤独。だからこそ、選ばれた者たちがひとたび出会うと、友情はほとばしるように生まれます。スチュアートは魂の叫びを絵筆に託し、複雑な生い立ちのジョンはロックに夢中になっていました。この二人が運命的に出会い、芸術とロックと愛と友情に揺れて荒ぶる時代を、ライブ演奏とともに描きます。本作は、未来を渇望する若者の繊細な心理を炙り出すストレートプレイですが、音楽は止まることがありません、だってBeatlesの物語ですから。
2019年01月30日同性愛者のイアン・マッケランが、今年公開になる『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』のダンブルドアが、“あからさまには”ゲイとして描かれないと聞き、「悲しいことだ」と嘆いたという。「Time Out」誌のインタビューで語った。イアンといえば、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズや『ホビット』シリーズの魔法使いガンダルフ役でおなじみだが、その風貌や魔法使いのイメージから、『ハリー・ポッター』シリーズのダンブルドアだと思われることが多々あるそうだ。そんな話から、話題は『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』に。なぜ、同作のダンブルドアをはじめ、大作には同性愛者のキャラクターが少ないのか意見を問われたイアンは、「ハリウッドでは社会的な主張に目を向ける人はいないからね。だって、彼らはこの世界に黒人がいるってことを最近知ったし、いままでの歴史の中で、あらゆる方法を駆使して女性を虐げてきた。ゲイの男性なんか、存在しないんだよ」と皮肉たっぷりにハリウッドを痛烈批判。「私が思うに、『ゴッド・アンド・モンスター』(’98)をきっかけに、ハリウッドがついにゲイというのもいるんだと認め始めたんじゃないかな。ハリウッドなんて、半分がゲイなのに」と自身の主演作を挙げて説明した。イアンによればここ数年、ロンドンでは若いゲイの役者たちが「みんな、カミングアウトしている」とのこと。カミングアウトの先駆者イアンは、「これぞ未来だよね」と時代が変わりつつあることを喜んだ。(Hiromi Kaku)■関連作品:ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生 2018年11月23日より全国にて公開© 2017 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights © JKR.
2018年05月30日『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのガンダルフ役や『X-MEN』シリーズのマグニートー役など数多くの映画で重要な役を演じてきたイアン・マッケラン(78)が、毎日「死について考えている」という。人生を終えるために、すでに亡くなった後の予定が計画済みでさえあることを「The Sunday Times」紙が報じた。来月イギリスで公開されるイアンの俳優人生を描いたドキュメンタリー映画『McKellen: Playing Part』(原題)では、イアンが終活についてより深く語っており、その一部がすでに明らかに。まずはイアンが予定している葬儀とお別れの会(追悼会)は、宗教色の強いものにはしたくないと強調。同性愛を公言し、「宿泊ホテルに置いてある聖書の『同性愛は罪』と書かれたページは必ず破る」とも公言したイアンならではの意思。また、お別れ会は人生の終わりを「祝う」のにふさわしい場所である、「劇場」を希望しているそうだ。「入場料は無料だよ。美しい人たちに来てほしいね」。「ほかの俳優たちが老いて働けなくなってくるのを目の当たりにすると、ぼくもそうなるんだろうなと思っちゃうんだよね」とイアン。とはいえ、来年はヘレン・ミレンとの共演作『The Good Liar』(原題)の出演も控え、まだまだ俳優業のオファーはひっきりなした。(Hiromi Kaku)
2018年04月16日俳優のイアン・マッケラン(77)が「ハリー・ポッター」シリーズのダンブルドア役を断ったのは、その役を演じていたリチャード・ハリスから俳優として認められていなかったからそうだ。2002年にホグワーツ魔法魔術学校の校長役を演じていたリチャードが他界した時、後任をオファーされたイアンだが、リチャードから「技術は素晴らしいが感情に乏しい」と表現されたことがあるため、その機会を断ったのだという。「彼が他界した時、魔法使いのダンブルドアを演じていたんだ。僕ももちろん本物の魔法使い(『ロード・オブ・ザ・リング』三部作のガンダルフ)を演じていたわけだけど、『ハリー・ポッター』に出る気はないかって連絡を受けた時、どの役かは言われなかったんだ」「それで自分で考えてみて、できないと思ったんだよ。僕を後任として認めないと分かっている人を引き継ぐわけにはいかないからね」リチャードは「ハリー・ポッター」シリーズ2作に出演し、その後はマイケル・ガンボンが後任を務めていた。そして、ダンブルドア役を演じていた可能性はあるかと『ハードトーク』で尋ねられると、イアンは「たまにダンブルドアを見事に演じたマイケル・ガンボンのポスターを見ると、自分だと思うことがあるんだ。僕たちはしょっちゅう、互いのサインを求められるくらいだからね!」と答えた。(C)BANG Media International
2017年04月10日自伝を執筆していた俳優のイアン・マッケランは、過去を思い出すのがつらいという理由から、事前に受け取っていた100万ポンド(約1億5,600万円)を出版社へ返金したそうだ。『ロード・オブ・ザ・リング』のガンダルフ役で知られるイアンは、出版社ホッダー&スタウトンと自伝出版の契約を結んでいたものの、執筆を断念したことをオックスフォード文学フェスティバルの会場で明かした。「執筆活動に9カ月を取っておいたんだ。事前にしっかりとお金も受け取っていたよ。でもそのお金を返しちゃったんだ」「ちょっとつらかったんだよ。過去の人生を振り返ったり、今まで理解できなかったことをイメージするのが嫌だったんだ。自分の人生の中で起きていることを自分自身でもちゃんと理解していないんだ。それは役者人生には関係ないことだしね。だから、悪いけど断念したんだ」その一方でイアンは以前、あるインタビューの中でもともとシャイな性格のため、有名人であることは自分自身を勇気づけてくれるといい「シャイな性格で生まれて、今もシャイだとすると、有名人であることは自分自身に勇気を与えてくれるんだよ」「部屋に入ると、いろんな人が僕のところにやってきて挨拶してくれたり、演劇や映画が好きな人や僕のことを知っている人たちがなんで挨拶したかったのか説明したりしてくれるからね」と話していた。(C)BANG Media International
2016年04月07日誕生から130年たった現在もなお、絶大な人気を誇る名探偵シャーロック・ホームズを、『ロード・オブ・ザ・リング』『X-MEN』シリーズでおなじみの英国の名優イアン・マッケランが演じる『Mr.ホームズ名探偵最後の事件』。3月18日(金)より日本公開される本作から、待望の予告編映像が到着した。田舎に暮らしながら、93歳を迎えたシャーロック・ホームズは、自身を引退に追い込んだ30年前の未解決事件について決着をつけたいと思っていた。それは、ある夫からの、不可解な行動をとる妻への素行依頼。しかし、その謎解きは彼の人生最大の失態となってしまった。いま、10歳のロジャー少年をあらたな助手に迎え、老ホームズは最後の推理を始める――。“英国の至宝”イアン・マッケランが主演を務め、極上のミステリーとして全英・全米のホームズファンからも熱く支持された本作。ホームズの家政婦・モンロー夫人には、『ラブ・アクチュアリー』のローラ・リニー、謎のカギとなる日本人ウメザキにはハリウッドで大活躍する真田広之。名助手として、老ホームズを相手に利発さを発揮する少年・ロジャーには、天才子役マイロ・パーカー。監督を『ドリームガールズ』などで知られるビル・コンドンが務めている。この度解禁された予告編は、依頼主の妻の調査に乗り出したイアン演じる63歳のホームズが、ある重大なミスを犯したことにより、自らを引退に追いやった未解決事件を回想するところから始まる。引退によって、田園風景が広がる田舎に移り住み、ミツバチと暮らすホームズは、家政婦の息子・ロジャー少年と心を触れ合わせていくのだが…。93歳になったいま、改めてその事件に挑もうとするホームズ。真田さん演じる、ウメザキと対面するシーンも登場する。30年間、後悔を抱き続け、心を閉ざした93歳のホームズを、10歳の新たな助手ロジャーが解きほぐしていくようなシーンを観ることもできる今回の予告編。2人は、過去の未解決事件の真相にたどり着くことが出来るのか!?まずはこちらの映像から、マッケランの“名探偵”を確かめてみて。『Mr.ホームズ名探偵最後の事件』は3月18日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2016年01月19日『ロード・オブ・ザ・リング』のガンダルフ役などでおなじみの英国の名優イアン・マッケランが、世界一有名な名探偵シャーロック・ホームズに扮する『Mr. Holmes』(原題)が『Mr.ホームズ名探偵最後の事件』として2016年3月、日本公開されることが決定。イアン・マッケランがシルクハットにステッキを持ち、凜と立つポスタービジュアルも解禁となった。数々の事件をその頭脳で解決してきたが、いまや93歳となったシャーロック・ホームズ。だが、自身を引退に追い込んだ30年前の未解決事件について、決着をつけたいと思っていた。それは、ある男からの、不可解な行動をとる妻への素行依頼。しかし、その謎解きは、彼の人生最大の失態となる。いま、10歳の少年ロジャーをあらたな助手に迎え、ホームズは“最後”の推理を始める――。誕生からまもなく130年、現在も絶大なる人気を誇る不世出の名探偵シャーロック・ホームズを、『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』シリーズのガンダルフ、『X-MEN』シリーズのマグニートー役で知られる英国の大ベテラン、イアン・マッケランが演じる本作。監督を務めるのは『ドリームガールズ』などのビル・コンドン。さらに、『ラブ・アクチュアリー』などで知られるローラ・リニーや、日本が世界に誇る俳優・真田広之など豪華キャストが勢揃い。本年度の映画賞に数々ノミネートされている、ロジャー少年を演じるマイロ・パーカーの“名助手”ぶりにも注目だ。解禁されたメインビジュアルには、マッケラン演じるホームズがシルクハットを被り、凛と立つ姿が印象的なもの。探偵引退後の老いたホームズが、再び未解決事件に挑もうとする熱意と力強さを感じさせている。そして、その背後には、ホームズの姿としてすぐに思い浮かぶ、鹿撃ち帽とパイプ、ルーペを持った影も見ることができる。唯一無二の名優が演じる引退した老ホームズが未解決事件に再び対峙する濃厚なミステリーを、期待して待っていて。『Mr.ホームズ名探偵最後の事件』は2016年3月、TOHO シネマズシャンテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2015年12月24日ニューヨークで28日(現地時間)に、同性愛者など性的マイノリティであるLGBTの法的権利を求めるゲイ・プライド・パレードが開催され、『ホビット』シリーズのイアン・マッケランらが参加した。以前から同性愛者であることを公表しているイアンは、同様に同性愛者だと公表しているデレク・ジャコビと2013年からTVシリーズ「Vicious」(原題)で年配のゲイ・カップルを演じている。2人は共にレインボー・カラーのたすきをかけてパレードを先導した。パレードは毎年恒例のイベントだが、今年は、26日(現地時間)にアメリカ連邦最高裁判所が合衆国全州において同性婚を合法という判決を出した直後の開催ということもあり、例年以上の規模となった。マッケランとジャコビは判決が出た直後に、クィーンの名曲「We Are the Champions」をBGMに「よくやった、最高裁。そろそろ頃合いだ」と紙吹雪を撒きながら喜び、「結婚してくれる?」(デレク)「もちろん!可能になったんだから!」(イアン)とプロポーズを模したスケッチを動画をVineに投稿した。(text:Yuki Tominaga)
2015年06月30日「2002年にガンダルフとお別れしたつもりだった」と話すイアン・マッケラン。イギリスで“ナイト”に叙勲されて“サー”の称号を持つ名優は、いまではすっかり“ガンダルフ”として知られている。映画、テレビ、舞台でおよそ50年のキャリアを持つ彼は、『ロード・オブ・ザ・リング』から『ホビット 決戦のゆくえ』まで全6作に出演。その思い入れは誰よりも深い。「私の人生そのもの」と語るイアンに、シリーズ完結編が公開されたいまの気持ちを聞いてみた。「お別れは言わないよ。ガンダルフとして最後のアフレコが終わって帰ろうとしたときに、『ガンダルフ役はこれで最後ですね』と言われたが、その直後に『ああ、そういえば来週また戻ってきてもらわないと』と言ってた(笑)。だから、どうなるか分からないよ」と、ガンダルフを演じているときと同じようなお茶目な表情で笑う。当初、『ホビット』シリーズは、『パシフィック・リム』のギレルモ・デル・トロがメガホンを握る予定だったが、スケジュールの都合で降板。『ロード・オブ・ザ・リング』に続き、ピーター・ジャクソンが監督となり、2部作から3部作に変更された。「ニュージーランドには、おそらく10回は行った」と言うイアンは、「毎回戻るたびに、みんながそこにいる。まるで家族と一緒に仕事をしている感覚だった。ニュージーランドでの日々は、私の人生そのものだ」と話す。「本作のおかげでとてもよい友人ができた。私と同じイギリス在住の人もいる。つい先日は、ルーク(・エヴァンス)が私の自宅に来てくれた。マーティン(・フリーマン)の舞台『リチャード3世』や、リチャード(・アーミティッジ)の舞台『The Crucible』も観に行った。私が舞台のためにニューヨークに滞在しているときは、オーランドもブロードウェイに出演していたので、ルームシェアをしてたんだ。だから毎日会っていたよ」と、キャストたちの仲のよさを明かす。ビルボ役のマーティン・フリーマンは、BBCのドラマ「SHERLOCK/シャーロック」で世界的にブレイクし、大スターの仲間入りを果たした。そして、同じくBBCのドラマ「FARGO/ファーゴ」で、ゴールデン・グローブ賞にノミネート。その演技力には、イアンも一目置いているようだ。「マーティンは、演技スタイルをどんどん進化させていく役者だ。映画界にはスペンサー・トレイシー、ハンフリー・ボガート、マーロン・ブランドといった素晴らしい役者たちがいたが、その後、アル・パチーノ、ロバート・デ・ニーロなど、さらに演技を進化させた役者が存在し、彼らの演技スタイルが模倣されるようになった。マーティンは、そういう役者の一人だと思う。彼の演技を間近で見ることができて光栄だよ。“マーティン演劇学校”に入学して、演技のアドバイスをしてほしいと言っていたんだ。本気でそう思ったのさ。私たちの世代は、自分で演技のやり方を学ばなければならなかった。いまだにそう感じてるよ。マーティンは素晴らしい」と大絶賛。しかし「彼以外の連中はひどいものだけどね(笑)」とブラックジョークも。具体的にマーティンの素晴らしさを聞いてみると「彼はとてもリラックスしていて、同じくビルボを演じたイアン・ホルムのようなんだ。イアンが“役者としての使命は、自分がキャラクターについて知る限りのすべてを、監督のために提供すること”と言っていたのを思い出すよ。彼は同じシーンであっても、次のテイクでは違う演技を見せるものだと認識していたし、常にキャラクターを探求していた。監督は、それを編集してパフォーマンスとして作り上げる。これが役者と監督の関係であるべきで、舞台でのそれとは違う。驚いたことに、彼は私の声だけを頼りに演技をする場合にも、毎回違う、偶発的な反応をした。まったく頭が下がる思いだよ」と、名優イアンも感服する。そして、エルフを演じたケイト・ブランシェットとは、「お互いのことを愛してるんだ(笑)」と、相思相愛であることを告白。「彼女に結婚してほしいと言われたよ(笑)。そんなことを言われたら、たいていの男は決して忘れないだろうが…、もちろん彼女には旦那さんがいるがね」。「私とケイト、そしてヒューゴ・ウィーヴィングは3人組だったんだ。今回2人と一緒だったのは2週間だけだったが、それでも3人で楽しく仕事ができた。私たち3人はみんな、舞台俳優だからね。ケイトは偉大な映画スターだが、彼女の仕事の中心は、ご主人と一緒にシドニー・シアター・カンパニーを運営することだ。だから、彼女とは分かち合える話題がたくさんある。ピーターは、私たちの互いへの愛情が、キャラクターの関係にもぴったりだと考え、スクリーン上でも化学反応が起こることを可能にした。これは『決戦のゆくえ』で、ご覧いただけるだろう」。そして共演者だけでなく、この大規模なシリーズを成功させたジャクソン監督にも、絶大な信頼を置いているようで、「ニュージーランドがどこかを侵略することがあれば、ピーターが先導するべきだ(笑)」と、やや過激な冗談も飛び出した。「人柄が素晴らしい。彼は問題があったとしても、決してそれを表に出さない。いつも落ち着いていて、集中している。私には分からないほど数多くの仕事をこなし、天気の心配をしながら、現場では台詞の終わりや、抑揚について気を配っている。細かい部分まですべてを把握しているので、俳優の私たちはとても頼もしいと感じるよ。彼が最終的に『これでよし』と言ってくれたら、その決断を信頼できる。時にはそこに到達するまでに、相当な時間がかかることもあるけどね。彼はテイク数か多いことでも悪名高いんだ。クリストファー・リーが撮影初日にうなっていたよ(笑)。『260作の映画を撮った気分だ』と言ってたが、『それは君だけではないよ』と慰めた(笑)」。“世界で最も多くの映画に出演した俳優”としてギネス認定されている、現在92歳のクリストファーにそこまで言わせたとは、ジャクソン監督の尋常じゃないこだわりがうかがえるエピソードだ。「この大規模な作品に出演して、最も印象的だったのは、ピーターの頭の中だ(笑)。ショートパンツをはき、ソックスに靴というニュージーランド人のね(笑)」。最後に、ガンダルフから学んだことを聞いてみた。「さて、どうだろう。ガンダルフを通して。多くの人に影響を与えることができたのは嬉しいことだね。ガンダルフは象徴的な存在だった。原作が出版された当時は、“ガンダルフを大統領に!”というバッジがあったんだよ。彼のマインド、スピリット、7000歳などの要素を、私はスクリーン上で体現することができた。その結果、彼に対する愛情や、尊敬の念を私に向けてもらえたんだ。私自身は台詞を覚えて、ヒゲをつけて、キャラクターを演じるているにすぎないが、そういう意味では、これまで演じてきたどのキャラクターとも異なる」。「観客との間には、エモーショナルな絆があるものだが、この役の場合は、その絆がとても強いんだ。ファンは8歳くらいの子どももいるんだ。映画を観た後に、何度も自宅でビデオを見続ける。『オズの魔法使い』、『カサブランカ』、『ゴッドファーザー』など、人々がクリスマスになると必ず観る名作に出演することはいいことではないか、とよく言われたが、この映画もその仲間入りをした。多くの人々が夢中になり、何度観てもまた観たいと思える作品だ。だからこそ、全6作に出演できてよかったよ」。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ホビット 決戦のゆくえ 2014年12月13日より全国にて公開(C) 2014 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC. AND WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
2014年12月31日ピーター・ジャクソン監督が手掛ける『ホビット』シリーズ完結編『ホビット 決戦のゆくえ』(公開中)で、魔法使いガンダルフ役のイアン・マッケランが「とてもいいシーンだ」と熱弁する本編シーンの一部が20日、公開された。12月10日(日本時間11日)より、日本を含む世界37のマーケットで順次公開された本作は、興行成績でのランキングで、すべての国で初登場1位を記録。14日までの5日間で約147億円を稼ぎ出した。観客からも「最高のラストに号泣! ありがとう!」「感動しました! これで完結なんて涙が出ます!」など絶賛の声が寄せられている。そしてこのたび、ファン号泣の本編シーンの一部が公開された。世界を二分する壮絶な戦いのさ中、仲間たちが絶体絶命の状況に陥り、主人公ビルボ・バギンズがガンダルフに重要な任務を志願するシーンで、成長を遂げたビルボが垣間見れる。魔法使いガンダルフ役のイアン・マッケランも「とてもいいシーンだ。ガンダルフとビルボの関係において、これは極めて重要な瞬間だ」と熱く語る名場面だ。ビルボを演じたマーティン・フリーマンは「ビルボは、最初に登場した時と同じキャラクターだよ」と分析。「最後に偉大な戦士になったりはしない。でも、少しだけ率直さが増し、ためらいが少なくなる。それは単に、そうなるしかないからだ。だが、アクションは激しくなる。彼は剣さばきに関しては確実に上達しているので、彼なりの荒削りで即興的な形で戦闘に懸命に加わっていくからね」と話している。『ホビット』シリーズは、『ロード・オブ・ザ・リング』に登場する"中つ国"の60年前を舞台に、ホビット族のビルボ・バギンズが、魔法使いと13人のドワーフと共に、恐ろしい竜"スマウグ"から奪われた王国を取り戻す旅を繰り広げる物語。完結編では、強大な敵・冥王サウロン率いる闇の軍勢や、財宝をめぐる仲間同士の対立など困難が待ち受けている。(C)2014 Warner Bros. Ent. TM Saul Zaentz Co.
2014年12月20日『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのガンダルフ役や『X-MEN』シリーズのマグニート役でおなじみのイアン・マッケランが、ロンドンで1583年創業の由緒あるパブの購入手続きを進めている。マッケラン自身が行きつけのロンドン東部のライムハウスにあるパブ「ザ・グレイプス(The Grapes)」で、19世紀の文豪、チャールズ・ディケンズのお気に入りの店としても知られ、ディケンズの小説「互いの友」の中に“シックス・ジョリー・フェローシップ・ポーターズ・パブ”として登場する店だ。現在は1720年に建て替えられた店で営業が行われていて、重厚で伝統的な内装に趣がある。現在の女性オーナーはマッケランが手続きを進めていることを認め、購入理由は「近くに住んでいるからでしょう」と語った。マッケランは店のオーナーにはなるが、店に立つことはなく、営業のために人を雇う予定だという。(text:Yuki Tominaga)© Globe Photos/AFLO■関連作品:ホビット 思いがけない冒険 2012年12月14日より全国にて公開© 2011 WARNER BROS. ENTERTAINENT INC. AND LEGENDARY PICTURES■関連記事:「ホビット」2部作邦題決定!イライジャ・ウッド&K・ブランシェットらも再登場
2011年09月13日