先日の「MTV Movie&TV Awards」にて、『LOGAN/ローガン』で物語のカギを握る謎の少女を演じたダフネ・キーンとともに最優秀デュオ賞を獲得したヒュー・ジャックマン。このほど、彼が全身全霊で演じたウルヴァリンの“17年”の軌跡をたどった映像と、その歴史に終止符を打ったの記念すべきクランクアップの現場をとらえた特別映像が到着した。驚異的な治癒能力と高度な戦闘能力、全てを切り裂く超金属の爪を武器に持つ危険な男、ローガンことウルヴァリン。今回到着した映像では、最強にして謎めいた過去を持つ孤高のヒーローの、壮絶かつ壮大な物語が走馬灯のように映し出される。実は、2000年の『X-メン』に起用されたのは、撮影が開始されるほんの“数日前”だったというヒュー。その後、17年にわたり、9度も思い入れたっぷりに、このキャラクターを演じてきた。ヒューと同様にチャールズ・エグゼビア(プロフェッサーX)役を演じるのが本作で最後となるパトリック・スチュワートも、「ウルヴァリンはヒューと一心同体だ。彼と役が完全に融合している」と絶賛する。そして、ジェームズ・マンゴールド監督が「ヒューはかつてないほど貪欲に(キャラクターの)闇の部分を掘り下げた」と明かすように、“生身の人間”ローガンの心の葛藤を、ヒューは万感の思いを込めて体現した。貴重な撮影最終日の映像では、「私がこの役に出会ったのは、16歳の息子が生まれる前だ」と語るヒューの目にはうっすらと涙が…。そして、“GOODBYE LOGAN, THANK YOU HUGH!”とメッセージ入りのケーキがサプライズで登場し、「本作ほど大切な作品はない」と感慨深く語る様子が映し出されている。アメリカのエンタテイメント情報誌「The Hollywood Reporter」による「50人の偉大なスーパーヒーロー」で、ウルヴァリンがNo.1に選出されるほどキャラクターの人気を押し上げたのは、やはりヒューが演じていたからにほかならない。<ウルヴァリンの変遷>(1)『X-メン』(日本公開2000年10月7日)記念すべき、ヒューのウルヴァリンが初登場。プロフェッサーXことチャールズたちX-MENとも出会う。ウルヴァリン伝説の始まり。(2)『X-MEN2』(日本公開2003年5月3日)ミュータント撲滅を企てる元陸軍司令官ストライカーが登場。その陰謀を阻止するため、思想的に対立するプロフェッサーX陣営とマグニートー(イアン・マッケラン)陣営が協力する。(3)『X-MEN:ファイナル ディシジョン』(日本公開2006年9月9日)前シリーズ最終章。ミュータント治療薬「キュア」をめぐり、人類とミュータントの最終戦争が引き起こされそうに。ウルヴァリンの愛の結末にも注目。(4)『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』(日本公開2009年9月11日)『X-MEN』シリーズのスピンオフ第1作。ウルヴァリンの人気を受け、製作される。『X-メン』の。ウルヴァリン誕生の秘密を握るストライカーによって、過去の記憶が呼び戻される。(5)『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』(日本公開2011年6月11日)プロフェッサーXやマグニートーの若かりしころ(ジェームズ・マカヴォイ&マイケル・ファスベンダー)を描いた新シリーズ1作目にカメオ出演。前シリーズ3部作の前日譚。(6)『ウルヴァリン:SAMURAI』(日本公開2013年9月13日)『ウルヴァリン』シリーズ第2作。日本を舞台にウルヴァリンが活躍。TAOや真田広之らが出演し、日本各地で大々的にロケが行われ話題に。(7)『X-MEN:フューチャー&パスト』(日本公開2014年5月30日)旧シリーズ、新シリーズのキャスト総出演。過去と未来でのウルヴァリンの活躍がカギを握った。(8)『X-MEN:アポカリプス』(日本公開2016年8月11日)新シリーズの最終章。アルカリ湖の研究施設のシーンにカメオ出演している。そして本作では、「本当に全力を出し切った」と自信のほどを語るヒュー。無敵のスーパーパワーを失った1人の男が、邪悪な敵につけ狙われる少女を守るために死力を尽くし想像を絶する運命をたどっていく、彼の最後のウルヴァリンを見逃さないで。『LOGAN/ローガン』は6月1日(木)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:LOGAN/ローガン 2017年6月1日より全国にて公開(C) 2016 TWENTIETH CENTURY FOX
2017年05月10日全世界で興行収入が10億ドルを突破(4月13日時点)するというメガヒットを記録中の映画『美女と野獣』(公開中)は、1991年のアニメーション版をリスペクトしつつも世界観をより深く掘り下げる、ある意味大胆なシークエンスを加え、装い新たな実写版として登場した。ディズニー音楽の名匠アラン・メンケンが手掛ける楽曲の数々、エマ・ワトソン演じる神々しいまでに美しいベル、「ひとりぼっちの晩餐会」などの名場面を見事にひとつの作品に紡いだ巨匠が、『ドリームガールズ』(06)、『Mr.ホームズ 名探偵最後の事件』(15)などのビル・コンドン監督。公開を前に来日した監督に、これほどの大ヒット作となった理由を聞いた。――今回の実写版、ファンは待ち望んではいましたが、とてつもないヒットとなっています。ここまでの反響について、どう分析をされますか?最初に特報を打った際に9,000万ヒットをして僕たちは胸をなでおろしたけれど、あの音楽を人々は待っているとは思っていたよ。アラン・メンケンと昨晩食事をした際、やはり25年前に彼らが作り上げた音楽があまりにも素晴らしくて、その音楽が持っている力だという話をした。楽曲が人々の心を揺り動かし、みんなが大好きになった。その音楽にまた会えるということで関心を持ったと思うよ。だから答えとしては、音楽の持っている力だったと思うよ。――実写化にあたっては、具体的なコンセプトを皆で共有するなど、共通言語は何だったのでしょう?それは確かにあったよ。例えばまず、ある特定の時代設定を決め、リアリティーを前面に出すことも決めた時点で、ファンタジーであることはいったん置いてくんだ。俳優たちも、通常の映画のようにリハーサルを重ねて撮影をした。まったく普通のアプローチで、リアルな映画を撮ったんだ。イアン・マッケランも置時計の役ではあるけれども、普通の映画の現場のように参加してもらった。彼自身の顔はほぼ出ないけれど、たくさんの準備をした。キャラクターのバックストーリーも、リアリティーを重視したんだ。――例えば、ガストンの変化ですね。アニメーション版ではまぬけな悪という感じでしたが、実写版では狂気を感じました。その一方でベルの内面の美をも見抜いているという、魅力的なキャラクターになっていました。そう。現実に根差すとなると、俳優はもっといろいろな情報が必要になるものだ。根差すものがあって、初めて演技になるからね。’91年のあのキャラクターをそのまま映画にした場合、この世に存在しないような人になる。1日たりとも生きていられないような、ね。ガストンは自分の頂点を17歳で迎え、侵略した村人を軍事的に率いて、英雄となった。言ってみれば高校時代にアメフトのヒーローになって、それ以上うだつが上がらないような人なんだ。過去の栄光に囚われたような人で、そしてまた彼は戦争を体験しているゆえのトラウマもあるだろう。そういう情報をもとにルーク・エヴァンスは演じてくれたんだ。――一方で非人間のキャラクターもリアルでした。細かい話ですが、ルミエールの顔がロウではなく、燭台に変えた理由は何でしょうか?アニメーションだと、ロウソクのロウの部分が顔だよね?今回は実写だからリアルな部分で考えると、アニメーションはロウソクが顔だから、顔の上に常に火があるので、ロウが溶け出すことになるだろう?溶けたロウが目や口に入りやしないかということで、予期せぬ事態にもなりかねない。ロウソクは燃え続け、溶けたロウはどうなるかなど、突き詰めすぎることはよくないと思い、ルミエールの燭台については、初期段階で美術と話し合っていたよ。物語の設定を18世紀のフランスにすることにしたので、当時の資料を観ると、ともても燭台が細かく細工されていた。それを見ていて台の部分が顔になるよねって、決まったよ。――その一方で91年のアニメーション版に忠実でもありますよね。そういう意味で大切にしたシーンは、どこでしょうか?それは、たくさんあるよ。新しいシーンとしては野獣のシーンだけれど、彼の感情を感じてほしいから入れたんだ。古いシーンでは「ひとりぼっちの晩餐会」のシーンは、『美女と野獣』の象徴的なシーンでもあるからね。人々の記憶に刻まれて残っているシーンだから、そういうところは大切にしたところだよ。――最後にうかがいしますが、91年のアニメーション版以降に生まれたような若い世代には、本作をどう進めますか?若い女性には楽しんでほしいね。それはエマ・ワトソンの願いでもあるよ。自分の人生に対して自分が責任を持つこと、自分が仕切ることが大事というメッセージがある。自立心であったり、ほかの人の見た目や自分の見た目を気にしたりすることは重要ではないという基本的なことが、この物語の価値でもある。また今の世の中、いろいろな表面的なことが出回っているということもあるので、そういうことにとらわれないようにすることが重要だということを知ってほしいね。■プロフィールビル・コンドン監督1955年生まれ、アメリカ出身。イアン・マッケランとの『ゴッド・アンド・モンスター』(98)で、アカデミー賞脚色賞を受賞。同名ミュージカルを映画化した『シカゴ』(02)で、2度目のアカデミー賞にノミネート。ブロードウェイを描いた『ドリームガールズ』(06)では、ジェニファー・ハドソンがアカデミー賞助演女優賞を獲得した。そのほかの監督作品には、リーアム・ニーソン、ローラ・リニー出演『愛についてのキンゼイ・レポート』(04)、『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part1』(11)とその続編、『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part2」(12)、ベネディクト・カンバーバッチ、ダニエル・ブリュールが出演した『フィフス・エステート/世界から狙われた男』(13)などがある。(C)2017 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2017年04月26日俳優のイアン・マッケラン(77)が「ハリー・ポッター」シリーズのダンブルドア役を断ったのは、その役を演じていたリチャード・ハリスから俳優として認められていなかったからそうだ。2002年にホグワーツ魔法魔術学校の校長役を演じていたリチャードが他界した時、後任をオファーされたイアンだが、リチャードから「技術は素晴らしいが感情に乏しい」と表現されたことがあるため、その機会を断ったのだという。「彼が他界した時、魔法使いのダンブルドアを演じていたんだ。僕ももちろん本物の魔法使い(『ロード・オブ・ザ・リング』三部作のガンダルフ)を演じていたわけだけど、『ハリー・ポッター』に出る気はないかって連絡を受けた時、どの役かは言われなかったんだ」「それで自分で考えてみて、できないと思ったんだよ。僕を後任として認めないと分かっている人を引き継ぐわけにはいかないからね」リチャードは「ハリー・ポッター」シリーズ2作に出演し、その後はマイケル・ガンボンが後任を務めていた。そして、ダンブルドア役を演じていた可能性はあるかと『ハードトーク』で尋ねられると、イアンは「たまにダンブルドアを見事に演じたマイケル・ガンボンのポスターを見ると、自分だと思うことがあるんだ。僕たちはしょっちゅう、互いのサインを求められるくらいだからね!」と答えた。(C)BANG Media International
2017年04月10日アニメーション映画史上初めてアカデミー賞作品賞にノミネートされ、作曲賞と主題歌賞をW受賞したディズニーの名作アニメーション『美女と野獣』。エマ・ワトソン主演の実写映画の公開も近づく中、アニメーションと実写映画、両方の魅力に迫る特別映像が解禁となった。美しく好奇心旺盛なベルと、孤独な野獣の真実の愛を描く感動のストーリーと、ユニークなキャラクターたちによる愉快なエピソードの数々、そして、ミュージカル・ナンバーの代名詞ともいえるハワード・アシュマンとアラン・メンケンの美しい音楽が織りなすディズニー不朽の名作『美女と野獣』。また、ディズニー・アニメーションとしてはブロードウェイ・ミュージカルになった初めての作品でもあり、ロングラン大ヒットを記録した舞台としても幅広く深い人気を集めた、まさにディズニーの金字塔ともいえる作品。今回解禁となった特別映像では、冒頭、製作のドン・ハーンが本作のアニメーション映画化にあたり、要となる音楽を作曲家アラン・メンケンと作詞家ハワード・アシュマンに託したことを語る。この2人は『リトル・マーメイド』を成功に導いた名コンビで、全幅の信頼を寄せられていた。先日来日したことも記憶に新しいメンケンは、現在の存命者では最多となる8度のアカデミー賞受賞者で、「僕たちなら絶対に特別なものが作れるという直感があった」と当時を振ふり返っている。続いて特別映像は、実写版『美女と野獣』ベル役のエマと野獣役の英国美男ダン・スティーヴンスらが台本の読み合わせをしている貴重な現場を収めている。日本で劇場公開してから25周年となる節目の今年、ディズニーを代表する珠玉のラブストーリーが満を持しての実写映像化。重責のメガホンをとったビル・コンドン監督は、実写化するにあたりとても興奮した明かし、「名作にはリメイクは不要だが、あの作品の世界観に映像技術が追いついた」と力強く語っている。ベルと野獣のロマンティックな恋はもちろん、ろうそくのルミエール(ユアン・マクレガー)や、置き時計のコグスワース(イアン・マッケラン)、ポット夫人(エマ・トンプソン)とチップ親子らにも注目。愉快な「ひとりぼっちの晩餐会」も見事に再現されている。さらに、メンケンは新たに作詞ティム・ライスと組み3曲を書き上げ、より輝きを増した音楽が物語をドラマティックに彩る。なお、このエマらが登場するメイキング映像は、アニメーション版『美女と野獣』MovieNEXのボーナス映像として収録。本映像を含む、新たな6つのボーナス・コンテンツが収録されている。『美女と野獣』MovieNEXは発売中、デジタル配信中。実写映画『美女と野獣』は4月21日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:美女と野獣 (2017) 2017年4月21日より全国にて公開(C) 2016 Disney. All Rights Reserved.
2017年04月07日映画『ハリー・ポッター』シリーズの最初の2作でダンブルドア校長を演じていたリチャード・ハリス。3作目への出演も熱望していたものの、2002年に闘病の末、亡くなってしまった。以降、マイケル・ガンボンがダンブルドア役を引き継ぐことになったが、イアン・マッケランも同役のオファーを受けた1人だった。当時、『ロード・オブ・ザ・リング』で魔法使いのガンダルフを演じたばかりのイアンは、「(違う作品で)また魔法使いを演じる気にならなかった」と2代目のダンブルドア役を辞退した理由をシンプルに語ったが、詳しいことは口にしなかった。しかし、先日BBCのトーク番組「HARDtalk」に招かれたイアンは、この15年間明かすことのなかった本当の理由を告白。それは生前のリチャードが、イアンとデレク・ジャコビ、ケネス・ブラナーの3人の俳優の演技を「技術的には素晴らしいが情熱が感じられない」と形容したことだったようだ。この意見に「ばかばかしい」と言うイアン。リチャードの死後、「『ハリー・ポッター』シリーズへの出演に興味はありませんか?」と連絡を受けた彼は、リチャードの代わりのダンブルドア役のオファーであることをすぐに察したそうだ。「私を認めていなかった俳優の後を引き継ぐなんてことはできなかった」と吐露した。(Hiromi Kaku)
2017年04月04日『ハリー・ポッター』シリーズでハーマイオニーを演じたエマ・ワトソンを主演に迎え、ディズニー渾身の実写映画として新たに生まれ変わる『美女と野獣』。この度、本作でプレミアム吹き替え版を担当する、昆夏美(ベル役)と山崎育三郎(野獣役)が歌う日本版デュエットソングのPVが到着した。魔女によって野獣の姿に変えられた美しい王子。呪いを解く鍵は、魔法のバラの花びらが全て散る前に誰かを心から愛し、そして愛されること――。絶望の中、彼はベルという女性に出会う。自分らしく生きながらも心に孤独を抱えるベル。果たして、その王子の運命を変えることができるのか…?すでに全米公開を迎えている本作は、オープニング3日間で1億7千万ドルを突破し、『ハリー・ポッター』シリーズのオープニング記録を超えて“エマ・ワトソン史上最大ヒット”のスタートを切った。また、全世界ではすでに7億ドルを超え、『マレフィセント』や『シンデレラ』を超える大ヒットスタートを記録している。キャストにはベル役のエマや野獣役のダン・スティーヴンスに加え、ルーク・エヴァンス(ガストン役)、ユアン・マクレガー(ルミエール役)、エマ・トンプソン(ポット夫人役)、イアン・マッケラン(コグスワース役)ら、絢爛豪華な実力派スターが結集していることでも注目を集めている。本作の主題歌は、アリアナ・グランデ&ジョン・レジェンドによる、新しく生まれ変わったラブソング「美女と野獣」。実力派の2人がタッグを組んだこの楽曲のミュージックビデオ再生回数は、2週間で3,000万回を突破し、15か国のiTunesで1位にランクイン。日本でも週間USEN HIT洋楽ランキング1位獲得し、「鳥肌がとまらない」「胸キュンして癒された!」「曲聴いただけで涙が止まらない」など感動の声が早くも挙がっている。そしてこのほど到着したのは、そんな主題歌として現代に蘇らせた珠玉の名曲「美女と野獣」を、新しい歌詞でアレンジした日本版デュエットソング。アリアナ&ジョン版より柔らかなメロディで、より歌いやすいアレンジとなっている本楽曲は、ベルと野獣が互いの内面を理解し、愛を育てていく様子を捉えたシーンに、ミュージカル界で活躍する実力派の昆さんと山崎さんの歌声がマッチし、よりドラマチックなPVに仕上がっている。楽曲訳詞を担当したのは、社会現象を巻き起こした『アナと雪の女王』の「レット・イット・ゴー~ありのままで~」の訳詞も手掛けた高橋知伽江。セリフと同様な役割を持つミュージカルの歌曲は、訳詞も重要となっており、耳に馴染む心地よいフレーズと共に、キャラクターの心情を描き出す訳詞にぜひ注目しながら聴いてみて。なお、昆さんと山崎さんが歌う日本版デュエットソング「美女と野獣」は、4月19日(水)に発売される日本版オリジナル・サウンドトラックのスペシャル・トラックとして収録される。『美女と野獣』は4月21日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:美女と野獣 (2017) 2017年4月21日より全国にて公開(C) 2016 Disney. All Rights Reserved.
2017年03月30日米BOX OFFICE MOJOは3月17日~3月19日の全米週末興業成績を発表した。オープニング週末興収1億7,000万ドルを稼ぎ、『美女と野獣 (2017)』が堂々初登場首位にランクイン。1991年に製作され、アニメーション映画史上初のアカデミー作品賞ノミネートをはじめ、作曲賞と歌曲賞を受賞した名作を実写版でリメイク。主人公・ベルを"ハリー・ポッター"シリーズのハーマイオニー役で一躍有名になったエマ・ワトソン、野獣・王子役をテレビドラマ『ダウントン・アビー』でブレイクしたダン・スティーヴンス、野獣の恋敵・ガストン役を『ワイルド・スピード』や『ホビット』の出演で知られるルーク・エヴァンスが演じている。『ドリームガールズ』や『シカゴ』、『トワイライト』シリーズなどで数々の映画賞の受賞歴を持つビル・コンドン監督がメガホンを取り、脇役陣にもユアン・マクレガーやイアン・マッケラン、エマ・トンプソンら豪華俳優が名を連ねる。前週1位の『キングコング: 髑髏島の巨神』は2位。公開2週目で首位陥落となったものの、累計興収1億1,012万5,294ドルと1億ドルを突破した。3位『LOGAN/ローガン』も前週2位からワンランクダウン。以下のラインナップも、4位『Get Out(原題)』、5位『The Shack(原題)』、6位『レゴバットマン ザ・ムービー』とそれぞれ1位ずつ順位を下げた。その他今週初登場は7位の『The Belko Experiment(原題)』。『マンイーター』のグレッグ・マクリーンが監督、ガーディアン・オブ・ギャラクシー』で監督・脚本を務めたジェームズ・ガンが脚本を担当し、コロンビアの首都ボガタにある企業に務める80人のアメリカ人が殺し合いの実験を会社から命じられる様子を描いたバイオレンススリラーだ。
2017年03月21日アニメーション映画として史上初めてアカデミー賞作品賞にノミネートされ、いまなお愛され続けている不朽の名作を実写化する『美女と野獣』。このほど、主人公ベルと野獣を支え、2人の愛の行く末を見守るユニークなお城の住人たちのキャラクターポスターが一挙に解禁となった。魔女によって野獣の姿に変えられた美しい王子。呪いを解く鍵は、魔法のバラの花びらが全て散る前に誰かを心から愛し、そして愛されること――。絶望のなか、彼はベルという女性に出会う。自分らしく生きながらも、心に孤独を抱えるベル。はたして、その王子の運命を変えることができるのか?珠玉の名曲とともに長らく愛されてきたアニメーションを、エマ・ワトソンを主演に迎えディズニーが実写映画化する本作。自分らしく生きながらも、周囲から「変わり者」と呼ばれ心に孤独を抱えていたベルと、外見に囚われ本当の自分を見失っていた野獣との“真実の愛”が描かれていく。『美女と野獣』といえば、野獣に仕えるお城の住人たちの活躍も大きな見どころ。美しい王子を野獣の姿に変えた魔女の魔法は、お城の住人たちをも燭台や置時計などの調度品に変えてしまった。彼らの呪いを解くカギはたった1つ、野獣が“真実の愛”を得ること。自分たちの呪いを解くためにも必死にベルと野獣の仲を取り持とうとする彼らは、時には2人の背中を押し、すれ違う2人に助言を与え、互いが言えない本音を代弁する。今回解禁されたビジュアルは、そんな彼らの呪いにかけられた姿と、元の人間の姿の2バージョン。魅力的なサブキャラクターたちを演じるのは、いずれも実力派の超豪華俳優陣。城の給仕長ルミエール役には、『スター・ウォーズ』シリーズに出演し、『ムーラン・ルージュ』で披露した歌声にも定評があるユアン・マクレガー。ポット夫人には、『ハリー・ポッター』シリーズにも出演したアカデミー賞女優エマ・トンプソン。執事コグスワースは、『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』3部作を始め、数々の名作に出演するトニー賞受賞俳優イアン・マッケラン。さらに、6度のトニー賞に輝くブロードウェイの歌姫オードラ・マクドナルドも出演する。彼らは、王子の傲慢な態度に憤慨した魔女によって姿を変えられたにもかかわらず、なぜ、野獣に仕え続けたのか?実写版では、アニメーション版では語られなかった理由が野獣の知られざる過去と共に明かされる。◆ルミエール(ユアン・マクレガー):レディファーストな給仕長城の給仕頭。主人である野獣とともに魔女の呪いをかけられ、燭台に変えられた。人をもてなすのが得意。◆コグスワース(イアン・マッケラン):小言が多い生真面目な執事城の執事。置き時計に姿を変えられた。まじめで几帳面な性格で、野獣の機嫌を損ねないよう気を遣っている。◆ポット夫人(エマ・トンプソン):あったかくて世話好きの料理番城のキッチンをとり仕切る料理人。ティーポットに姿を変えられた。囚われの身になったベルを優しく励ます。◆プリュメット(ググ・バサ=ロー):ダンス好きのセクシーなメイド城で働くメイドの1人で、ルミエールの恋人。羽ぼうきに姿を変えられた。◆マダム・ド・ガルドローブ(オードラ・マクドナルド):ゴージャスな歌声の衣装係かつてはヨーロッパでも評判のオペラ歌手で、華やかな生活を送る歌姫だったが、洋服ダンスに変えられた。◆カデンツァ(スタンリー・トゥッチ):ちょっぴり神経質な音楽家オペラ歌手マダム・ド・ガルドローブを妻に持つ、少々神経質なマエストロ。王子の舞踏会で妻とともに音楽を奏でていたときに呪いにかけられ、ハープシコードに変えられた。『美女と野獣』は4月21日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:美女と野獣 (2017) 2017年4月21日より全国にて公開(C) 2016 Disney. All Rights Reserved.
2017年03月10日『ハリー・ポッターと呪いの子』がその年に上演された優れた演劇・オペラに与えられる、イギリスで最も権威あるオリヴィエ賞史上最多ノミネートを受けた。『ハリー・ポッターと死の秘宝』の19年後の世界を舞台に、ハリー・ポッター、ハーマイオニー・グレンジャー、ロン・ウィーズリーの子供たちがホグワーツ魔法魔術学校に入学して巻き起こるさまざまな事件を描いたJ.K.ローリング脚本による同作は、6日に発表されたノミネートで最優秀新作演劇賞を含む11の候補に挙がった。現在ロンドンで公演中の同作でハリー役を演じるジェイミー・パーカーは、『バリード・チャイルド』のエド・ハリス、『トラベスティーズ』のトム・ホランダー、これまで6度の受賞歴を持つイアン・マッケランらと最優秀主演男優賞をかけて争うことになる。また、音楽部門最優秀アチーブメント賞では、『ドリームガールズ』『ジーザス・クライスト・スーパースター』『スクール・オブ・ロック・ザ・ミュージカル』と並んでノミネートされている。そのほかにも『ハリー・ポッターと呪いの子』は、最優秀演劇振付賞にスティーブン・ホゲット、ライティング・デザイン賞にニール・オースティン、最優秀セットデザイン賞にクリスティン・ジョーンズ、助演男優賞にアンソニー・ボイル、助演女優賞にノーマ・ドゥメズエニがノミネートされた。ケネス・ブラナーが演劇界への功績を称えられることが決定している今年度の授賞式は、来月9日、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで開催される。(C)BANG Media International
2017年03月08日ディズニーの名作アニメーションをエマ・ワトソン主演で実写化する『美女と野獣』。この度、アリアナ・グランデとジョン・レジェンドが歌うエンドソング「美女と野獣/Beauty and the Beast」のミュージックビデオが本国ディズニーの公式YOUTUBEで公開された。主演にエマ、野獣役にダン・スティーヴンスを迎え、そのほかルーク・エヴァンス、ユアン・マクレガー、イアン・マッケラン、エマ・トンプソンらが共演する。日本語吹き替え版にはベル役に昆夏美、野獣役に山崎育三郎を始め、岩崎宏美(ポット夫人)、村井國夫(モーリス)、吉原光夫(ガストン)、藤井隆(ル・フウ)、成河(ルミエール)、小倉久寛(コグスワース)、濱田めぐみ(マダム・ド・ガルドローブ)、島田歌穂(プリュメット)、池田優斗(チップ)らミュージカル界の実力派が集結している。今回「美女と野獣」を歌うのは、日本はもちろん世界でも圧倒的人気を誇りヒット曲を連発、グラミー賞ノミネートの実績も持つアリアナと、グラミー賞&アカデミー賞の受賞経験もあり、数々のヒットアルバムを生み出すシンガー・ソングライターのジョン・レジェンド。タイトルトラックの「美女と野獣」をデュエットし、新たにレコーディングをした。公開されたミュージックビデオには『美女と野獣』を象徴とする“一輪の深紅のバラ”を彷彿とさせるドレスに身を包むアリアナとジョン・レジェンドの姿が。さらにエマ演じるベルとダン演じる野獣が華麗に踊るシーン、ポット夫人やチップなども登場し、映画さながらの美しい映像に仕上がっている。「美女と野獣 オリジナル・サウンドトラック<英語版>」は3月22日(水)よりリリース。『美女と野獣』は4月21日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:美女と野獣 (2017) 2017年4月21日より全国にて公開(C) 2016 Disney. All Rights Reserved.
2017年03月06日エマ・ワトソンをヒロイン・ベル役に迎え、野獣役に「ダウントン・アビー」の英国美男ダン・スティーヴンス、さらにユアン・マクレガー、エマ・トンプソン、イアン・マッケランら実力派俳優たちが集結する実写映画『美女と野獣』。このほど、ベルと野獣の前に立ちはだかるガストン(ルーク・エヴァンス)とル・フウ(ジョシュ・ギャッド)のキャラクターポスターが解禁となった。魔女によって野獣の姿に変えられてしまった美しい王子。呪いを解く鍵は、魔法のバラの花びらが全て散る前に誰かを心から愛し、そして愛されること――。だが、野獣の姿になった彼を愛する者などいるはずがなく、ひとり心を閉ざして暮らしていた。そんな絶望の日々に変化をもたらしたのは、聡明で美しい女性ベル。自分らしく生きながらも、周囲から「変わり者」と呼ばれ心に孤独を抱えていた彼女は、外見に囚われ本当の自分を見失っていた王子を少しずつ変えていくが…。“人とは違う”ことを自分だけの輝きに変えるベルと、“人とは違う”外見に縛られ、本当の自分を受け入れられない野獣。ベルはなぜ、そんな野獣を愛したのか?知られざる真実が明かされることになる本作。今回到着したのは、ベルと野獣の愛に横やりを入れるイケメン、ガストンと、彼につくお調子者のル・フウのキャラクタービジュアル。ガストンは村の英雄として崇められ、見た目はハンサムだが、腕っぷしの強さだけが自慢の男。自分がいつでも頂点におり、ほかの者は自分の下にいると考えるうぬぼれやで、自分には何の欠点もないと思い込む男。そんなガストンは村1番の美女・ベルに求婚するが、失敗の連続。断るベルに対しても、“どうして自分の妻になりたがらないのか、理解できない”という始末。そんな彼を崇拝するのは子分的存在のル・フウ。つねにガストンについて回り、彼のご機嫌をとってばかりいるお調子者だ。ガストンを演じる『ホビット』シリーズで知られるルーク・エヴァンスは、「ガストンとル・フウは映画にユーモアとコメディをもたらすんだけど、最終的には2人がそのまま映画の中の闇も表現するということ。それって演じていてすごく面白かったところだね。ひとつのキャラクターが明るさとユーモアと、最終的には物語を台無しにするような役割まで担っているわけだからね。そこが演じていて1番難しいところであり、面白いところだった」とコメントし、ル・フウ役のジョシュ・ギャッドとの悪役を、大いに楽しみながら演じた様子だ。また、『アナと雪の女王』でオラフの声を務めていたジョシュは、「いまの時代ほど、人を最初の見た目や印象だけで判断してはいけない、ということが大事な時代ってないと思う。人の見た目、前提、偏見などで判断してはいけない時代をね」と真摯にコメント。「みんな、人が何を考えているのか分かっていると思うことが多い。だけど、この映画は、それぞれの人には物語があり、歴史があり、家族がいて、何かしらの背景があるということを語っている。だから人を見た目だけで判断してしまう前に、それぞれに理解すべきことがあるんだということを描いていると思う」と語り、この作品が持ち合わせるメッセージとともに、劇中ではキャラクターたちのバックグラウンドにも迫ることに言及する。ルーク演じるガストンと、ジョシュ演じるル・フウの息の合ったコンビが物語をかき乱すことによって生まれるハラハラドキドキのアクションシーンと、歌やダンスは必見!ベルはなぜ、ハンサムな村の英雄・ガストンではなく、野獣を愛したのか?その理由に注目していて。『美女と野獣』は4月21日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:美女と野獣 (2017) 2017年4月21日より全国にて公開(C) 2016 Disney. All Rights Reserved.
2017年03月01日ディズニーの実写映画『美女と野獣』(4月21日公開)のプレミアイベントが23日(日本時間24日)、イギリス・ロンドンのスペンサーハウスで開催され、主人公のベル役を務めたエマ・ワトソンと野獣役のダン・スティーヴンスが登場。日本語吹き替え版でベルの声を担当する昆夏美と野獣役の山崎育三郎も参加し、エマとダンとの対面が実現した。故ダイアナ妃の祖先が建てたスペンサーハウスでディズニー映画のプレミアが開催されたのは今回が初めて。『ハリー・ポッター』のハーマイオニー役で知られ、本作で主人公ベルを演じているエマは、上品なグレーのドレス姿でレッドカーペットに登場し、自身の役柄について「(ベルとハーマイオニーは)2人とも本が好き、学ぶことが好き、そして自分の周囲の世界に対して好奇心に満ちていることが共通しているわ。『美女と野獣』の撮影が終了した日がちょうどハーマイオニー役に決まった日と同じで、まるで私のハーマイオニーとしての旅路が『美女と野獣』という終点にたどり着いたような不思議な達成感があったの!」と笑顔で語った。また、人気テレビシリーズ『ダウントン・アビー』で注目を浴びたダンは、シックなスーツ姿で登場し、本作について「(ベルと野獣)の間には、さまざまなレベルの出会いがあったと思うけど、特に野獣の場合、自分の容姿を恐れないベルに対し、最初に会った時から驚かされていました。彼女が野獣を見る視線はいずれ自分を愛してくれる視線というか…何かが違う視線であったのを野獣は感じていて、この時点から2人の物語は動き出したと言ってもいいと思うよ」と話した。その後、本作のメガホンを取ったビル・コンドン監督や、数々のディズニー音楽を手掛けた音楽プロデューサーのアラン・メンケンをはじめ、ガストン役のルーク・エヴァンス、ル・フウ役のジョシュ・ギャット、ポット夫人役のエマ・トンプソン、置時計に姿を変えられた城の執事コグスワース役のイアン・マッケランほか、豪華キャストも続々登場。さらに、日本語吹き替え版でベルの声を演じる昆と野獣役の山崎も参戦した。黄色のロングドレスとティアラを身に着けた昆は「大変光栄です。この美しいブルーのカーペットを歩けることまだ信じられないです!」と興奮気味にコメント。LANVINのフォーマルなスーツ姿で登場した山崎は「こういう経験はなかなかできないですし、日本代表として2人でこの地に立てたので、この空間を楽しみたいです」と話し、昆のドレス姿について「まさにベルですね。この子はベルなんだと世界中が気づくと思います!」と絶賛した。昆と山崎はエマとダンとも対面し、昆は「2人とも本当に優しくて暖かく私たちの事を迎えてくれました! 会った印象としてはダンもエマもそれぞれ野獣とベルにピッタリだと思いました」、山崎は「"ようこそ!"という感じで暖かく迎えてくれました。2人に会えて、同じ作品に携われてつながりを感じることもできました。想像以上に素敵な2人でうれしかったです」と2人とも感激していた。(C)2017 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2017年02月24日世界中で愛され続けている名作アニメーションを、ベル役にエマ・ワトソンを迎えて実写化する『美女と野獣』。このほど、エマ演じるベルと、ダン・スティーヴンス演じる野獣のキャラポスターが解禁となった。これまで数多くの愛の物語を描いてきたディズニー。その中でも、ヒロインが王子と出会い恋に落ちるというプリンセス作品は、時代を超えた人気を博している。白雪姫やシンデレラなど初期の作品は、運命の人と出会って恋に落ちるという夢のような物語が多かったが、その歴史を一変させたのが、この『美女と野獣』。「ベルはディズニーヒロインの中で、初めて独立した女性であり、王子様が現れるのをひたすら待っているのではなく、もっと自ら何か学ぶことのほうに興味があるキャラクターだ」と、『シカゴ』や『ドリームガールズ』に続き、本作を手がけるビル・コンドン監督は語る。つまり、自ら運命を切り開いていく女性ベルは、それまでのヒロイン像とは一線を画す存在。彼女を中心として描かれる愛の物語は、ディズニー史上画期的なものとなった。特に、ストーリー展開で最も斬新だったのが、恋に落ちる過程。野獣はかつて美しい王子だったが、魔女によって醜い姿に変えられてしまった。そんな彼の呪いをとくカギは“真実の愛”を知ること。醜い自分には到底愛など得られないと、城に閉じこもっていた野獣に対し、ベルはその恐ろしい姿に怯むことなく、1人の人間として接し、野獣のもつ本当の優しさに気づいていく。見かけではなく、目に見えない大切なものを見通せるベルは、野獣に寄り添い、彼の閉ざされた心の扉を開いていくのだ。単なる相手への恋心ではなく、心と心で繋がりあう“真実の愛”が描かれた物語はいまも多くの人々を魅了し、2人が心を通わせる様は美しいメロディと歌で表現され、ミュージカル作品としても高い評価を得た。ヒロインが王子に手を差し伸べ、心の扉を開いていく点も多くの女性から支持を受け、ベルは数多くのディズニープリンセスの中でも屈指の人気を誇っている。そんな繊細な演技が求められるベルを実写版で演じ切ったのが、エマ・ワトソン。『ハリー・ポッター』のハーマイオニー役で一世を風靡し、その後も女優として挑戦を続け、フェミニストとしても活動する彼女は、心の葛藤に悩みながらも真実の愛を貫くベルを見事に体現している。彼女自身、「ベルを物語に流されてしまうタイプではなく、自分の運命を自分でコントロールできるように描きたかった。先を見越して行動するような女性にしたかったの」と語っており、本作ではエマだからこそ実現できた、地に足のついたリアルなキャラクターを目にすることができそうだ。また、今回はアニメーション版では描き切れなかったベルや野獣のバックグラウンドが初めて語られることとなり、ベルと野獣の心の絆がよりドラマチックに彩られていく。ベルとの出会いによって次第に心を開いていく野獣役には、TVドラマ「ダウントン・アビー」で注目を浴び、『X-MEN』初のTVドラマ「レギオン」にも出演するダン・スティーヴンス。ほかにも、ルーク・エヴァンス(ガストン役)、ユアン・マクレガー(ルミエール役)、エマ・トンプソン(ポット夫人役)、イアン・マッケラン(コグスワース役)など、豪華な実力派スターが結集した本作。彼ら個性豊かなキャラクターたちが織りなす普遍の物語に、引き続き注目していて。『美女と野獣』は4月21日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:美女と野獣 (2017) 2017年4月21日より全国にて公開(C) 2016 Disney. All Rights Reserved.
2017年02月21日映画『ハリー・ポッターと死の秘宝』から19年後の世界を描いた舞台劇「ハリー・ポッターと呪いの子」が、イギリスの演劇情報サイト「WhatsOnStage」が毎年2月に開催する「WhatsOnStageアワード」で11部門でノミネートを受け、最多8部門で受賞した。2016年7月30日(現地時間)に幕開けした同作は、現在もなお上演中の大ヒット作。開幕前は『ハリポタ』ファンからハーマイオニー役に黒人女優がキャスティングされたことへの批判が殺到、それにJ.K.ローリングが「原作にハーマイオニーが白人だと書いたことは一度もない!」と反論するバトルも勃発したが、結果的にこのキャスティングは大成功だったようだ。ハーマイオニー役を演じたノーマ・ドゥメズウェニが「WhatsOnStageアワード」の助演女優賞を受賞したのだ。また、ハリー役を演じたジェイミー・パーカーは主演男優賞に選ばれた。ノミネートされていたのはイアン・マッケラン、ケネス・ブラナー、レイフ・ファインズ、舞台で活躍しているイアン・ハラードと強敵揃いの中、見事賞を勝ち取った。芸歴わずか3年、ドラコ・マルフォイの息子スコ―ピウスを演じた若手俳優アンソニー・ボイルも助演男優賞を獲得し、「ハリーポッターと呪いの子」の快挙に貢献した。ほかにも、ジョン・ティファニーが監督賞を受賞。演劇部門新作賞、舞台装置デザイン賞、照明デザイン賞、ビデオデザイン賞と合わせて計8部門を受賞し、「ハリーポッターと呪いの子」は圧倒的な強さを見せつけた。(Hiromi Kaku)
2017年02月20日主演にエマ・ワトソンを迎えた、ディズニーが贈る完全実写版『美女と野獣』。このほど、待望の日本版本予告が、世界が愛にあふれるバレンタインデーに解禁。アリアナ・グランデとジョン・レジェンドによる、新たに生まれ変わった主題歌もお披露目された。ひとりの美しい王子が、呪いによって醜い野獣の姿に変えられてしまう。魔女が残した一輪のバラの花びらがすべて散る前に、誰かを心から愛し、愛されることができなければ、永遠に人間には戻れない。呪われた城の中で、希望を失いかけていた野獣と城の住人たちの孤独な日々に変化をもたらしたのは、美しい村の娘ベル。聡明で進歩的な考えを持つ彼女は、閉鎖的な村人たちになじめず、傷つくこともあった。それでも、“人と違う”ことを受け入れ、かけがえのない自分を信じるベルと、“人と違う”外見に縛られ、本当の自分の価値を見出せずにいる野獣──その出会いは、はたして奇跡を生むのか…?主人公ベル役には、いまや人気若手女優の筆頭株となったエマ。また、ベルとの出会いで次第に心を開いていく醜い野獣役にはTVドラマ「ダウントン・アビー」で注目を浴びたダン・スティーヴンス。そんな2人を盛り上げるユニークなキャラクターたちには、ガストン役にルーク・エヴァンス、ルミエール役にユアン・マクレガー、ポット夫人役にエマ・トンプソン、コグスワース役にイアン・マッケラン、ベルの父モーリス役にケヴィン・クラインなど、絢爛豪華な実力派スターが結集している。今回の本予告編で注目すべきは、新しく生まれ変わったラブソング「美女と野獣」。日本でも高い人気を誇り、『SING/シング』にも参加している世界の歌姫アリアナ・グランデと、グラミー賞10度受賞の経歴を持ち『ラ・ラ・ランド』にも出演するシンガーソングライター、ジョン・レジェンドという実力派の2人が強力タッグ。数多くの人気アーティストとの共演経験があるジョンだが、アリアナとは今回が初めて。本作での夢のデュエット実現に「これは運命だと思う」と喜びを明かしている。『グローリー/明日への行進』の主題歌でアカデミー賞歌曲賞を受賞したことも記憶に新しいジョンは、「この歌と映画は、外見ではなく内面で人を愛することの大切さを語っています」と語っており、圧倒的な歌唱力を持つ2人が“真実の愛”を歌声でどのように表現するのか要注目。また、「人々の記憶に残る歌であり映画です。僕たちの歌がそれに応える出来栄えだと感じていただけたら、とても嬉しいですね」と、映画の公開を待ち望む世界のファンに向けてコメントした。この楽曲が使われた本予告編では、アリアナとジョンのパワフルな歌声が、ビル・コンドン監督が織りなす美しい映像世界とあいまって、ベルと野獣の愛の物語を一層ドラマチックに引き立てている。「この歌には、時を超えた素晴らしいものがあり、クラシックになっているのには、それだけの理由があります」と、ジョンは最大限の敬意を払って、この主題歌「美女と野獣」に挑んだ様子。ディズニー・アニメーション版のオリジナル楽曲はアカデミー賞とゴールデン・グローブ賞を受賞しており、数あるディズニー作品の中でも音楽の歴史を劇的に変えた曲の一つ。実写版では、それらを手掛けた作曲家アラン・メンケンが再び歌曲づくりを担当、『アラジン』『ライオンキング』の作詞家ティム・ライスとともに再び名曲を世に送り出す。ダンスシーンで使われていたことが印象深い本楽曲は、お互いを意識し始めたベルと野獣が一気に距離を縮め、曲が終わるごろには心通じ合う大切な存在にまで進展しているという、ディズニーきっての珠玉のラブソング。甘美なメロディ・ラインとストーリー展開が見事に融合した名曲だ。今回も、ポット夫人に扮する英国の大女優エマ・トンプソンが歌う劇中バージョンと、アリアナ&ジョンのデュエットバージョンを楽しむことができる。『美女と野獣』は4月21日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年02月14日エマ・ワトソン主演で贈るディズニー実写版映画『美女と野獣』。この度、本作の日本版ポスタービジュアルが解禁された。ひとりの美しい王子が、呪いによって醜い野獣の姿に変えられてしまう。魔女が残した一輪のバラの花びらがすべて散る前に、誰かを心から愛し、愛されることができなければ、永遠に人間には戻れない。呪われた城の中で、希望を失いかけていた野獣と城の住人たちの孤独な日々に変化をもたらしたのは、美しい村の娘ベル。聡明で進歩的な考えを持つ彼女は、閉鎖的な村人たちになじめず、傷つくこともあった。それでも、“人と違う”ことを受け入れ、かけがえのない自分を信じるベルと、“人と違う”外見に縛られ、本当の自分の価値を見出せずにいる野獣──その出会いは、はたして奇跡を生むのだろうか…?世界中で愛され続けている「美女と野獣」が、最高のスタッフとベル役にエマを迎えて実写映画化。キャストにはエマや野獣役のダン・スティーヴンスに加え、ルーク・エヴァンス(ガストン役)、ユアン・マクレガー(ルミエール役)、エマ・トンプソン(ポット夫人役)、イアン・マッケラン(コグスワース役)など、絢爛豪華な実力派スターが結集している。昨年の公開日決定から日々話題が絶えない本作だが、今回はついに日本オリジナルの本ポスタービジュアルが公開。映画の象徴ともいえる色鮮やかなイエローのドレスを身にまとった“ベル”と醜い“野獣”の姿が写し出されるビジュアルは、上部は背を向け、俯き、感慨深い表情を浮かべる2人が描かれ、一方で下部は本作で最も有名なボールルームでのダンスシーンを思い出させる煌びやかで躍動感がある愛に溢れたビジュアルと、対照的なものになっている。才能にあふれ、進歩的な考えを持ち、閉鎖的な村人たちに馴染めずにいる村娘ベルは、“人と違う” ことによる孤独と向き合い、かけがえのない自分の個性を信じる聡明な女性。そんな彼女が偶然出会い心通わせていくのが、魔女の呪いによって醜い野獣の姿に変えられてしまった王子。魔女のかけた呪い以上に、“人と違う”外見に縛られ、本当の自分を見失い、自身の価値を見出せずにいる。彼の姿は、一見パーフェクトに見えるベルの心の裏側にひそむ寂しさや不安の現れでもあり、“美女”と“野獣”は相反するように見えて、実は同じ思いを抱えているキャラクター。今回到着したポスタービジュアルでは、そんな2人が抱える孤独、理解しあえる相手に巡り合えた奇跡と愛を物語った仕上がりとなっているのだ。『美女と野獣』は4月21日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:美女と野獣 (2017) 2017年4月21日より全国にて公開(C) 2016 Disney. All Rights Reserved.
2017年02月07日ディズニーの名作アニメーションをエマ・ワトソン主演で実写化する『美女と野獣』。4月21日(金)からの日本公開を記念し、本作全編を「東京フィルハーモニー交響楽団」によるフルオーケストラ生演奏と合わせて楽しむライブ・オーケストラを開催することが決定。劇場公開中のディズニー映画作品での開催は世界初となる。いまなお愛され続けている不朽のディズニー・アニメーション「美女と野獣」を、主演にエマ、野獣役にダン・スティーヴンスを迎え、そのほかルーク・エヴァンス、ユアン・マクレガー、イアン・マッケラン、エマ・トンプソンらが共演するディズニー渾身の実写映画。スケールやクオリティにおいて世界がディズニーに求めた全てを兼ね備えた、新たに語り継がれる史上空前のエンターテインメントとして、いまからも大きな注目を集めている。現在、3D、4DやIMAXなど、さまざまな形が登場している映画の楽しみ方に加え、また1つ、ワンランク上のプレミアムな楽しみ方となる今回。実写版『美女と野獣』ライブ・オーケストラは、素晴らしい映像美とディズニー・アニメーションを代表する華やかでエモーショナルな音楽で世界中から期待の高い作品を、指揮ニコラス・バック、90名の「オーケストラ東京フィルハーモニー交響楽団」が、巨大なスクリーンに映し出される映像に合わせてサウンド・トラックを忠実にシンクロ演奏するシネオケ(R)のフォーマットで上映。ディズニーによる劇場公開中の映画作品での開催は世界初の試みとなる。1991年にアメリカで公開された『美女と野獣』といえば、アニメーション映画として史上初めてアカデミー賞作品賞にノミネートされただけでなく、同時に3曲が歌曲賞の候補にあがるという、音楽の持つ力が高く評価された作品でもある。オスカーを受賞したテーマソング「美女と野獣/Beauty and the Beast」を始め、「朝の風景/Belle」「ひとりぼっちの晩餐会/Be Our Guest」など、いまも世界中で愛され続けている名曲ぞろい。26年の時を経て実写化された本作には、アニメーション版に登場したすべてのミュージカルナンバーが使われているうえ、ディズニー音楽の巨匠アラン・メンケンが書き下ろした3曲の新曲が加わったのも大きな魅力。ストーリーにより深みを与える、美しくエモーショナルなナンバーを、ライブ・オーケストラで堪能できる、まとない機会となりそうだ。実写版『美女と野獣』ライブ・オーケストラは4月29日(土・祝)13時・18時開演、30日(日)11時・16時開演 の2日間4公演を東京国際フォーラム・Aホールにて開催。(text:cinemacafe.net)
2017年01月25日ドナルド・トランプ大統領の就任翌日の21日(現地時間)、世界60か国で女性の権利向上と差別をなくすことを訴える「ウィメンズ・マーチ」が開催され、各地でセレブたちが参加した。首都ワシントンD.C.のマーチにはマドンナ、ケイティ・ペリー、エマ・ワトソン、スカーレット・ヨハンソン、ジェシカ・チャステイン、クロエ・グレース・モレッツらが集結。マドンナは「愛の革命と反乱へようこそ。新たな独裁政治の時代に女性としてノーを突きつけるのよ。ここでは女性だけではなく、社会の弱者たちすべてが危機にさらされている」とスピーチ、最後に「絶望に落ち込むわけにはいかない。詩人のW.H.オーデンが第二次世界大戦前夜に書いたように『私たちは互いを愛するか、死ぬしかない』。私は愛を選ぶ。あなたたちは私と同じ?私と一緒に言って。私たちは愛を選ぶ。私たちは愛を選ぶ」と締めくくった。集まったセレブの中には姉・マギーと一緒のジェイク・ギレンホールの姿も。ヘレン・ミレンやウーピー・ゴールドバーグ、シンシア・ニクソンらと行進した。現在第2子を妊娠中のナタリー・ポートマンはロサンゼルスのマーチに参加。「私たちは全員フェミニストになるべき(We Should All Be Feminists)」と書かれたTシャツを着て、「私たちの新しい大統領に感謝したいです。大統領が革命を始めてくれました」と皮肉まじりにスピーチをした。同じく第2子妊娠中のマリオン・コティヤールは体調不良で行進への参加は断念。インスタグラムに「私のスピリットと心は、人権と自由、愛のために行進しているすべての女性と男性とともにあります」とメッセージを投稿した。サンダンス映画祭が開催中のユタ州パークシティではシャーリーズ・セロン、クリステン・スチュワート、ジョン・レジェンド、ベンジャミン・ブラット、ローラ・ダーンらが参加。ドリュー・バリモアの4歳になる娘・オリーヴちゃんはニューヨークのマーチに、父親のウィル・コッペルマン氏と参加。ウィルとは離婚したドリューだが、娘が父親に肩車されて手作りのメッセージを掲げる様子をインスタグラムにアップした。ロンドンでは77歳になるイアン・マッケランもマーチに参加。親友のパトリック・スチュワートが演じる『スター・トレック』シリーズのピカード船長が額に手を当てて苦悩する写真をプラカードにして掲げていた。同地ではレベッカ・ホールやシャーロット・チャーチらもマーチに参加した。(text:Yuki Tominaga)
2017年01月23日ディズニー・アニメーションの不朽の名作が、主演にエマ・ワトソンを迎え、ディズニー渾身の実写映画として新たに生まれ変わる『美女と野獣』。このほど、エマをはじめとする豪華キャスト陣から日本のファンに向けた“ニューイヤーコメント”が到着した。アニメーション版からのアカデミー賞に輝くアラン・メンケンとハワード・アシュマンによる歌曲に、メンケン&ティム・ライスの黄金コンビによる3つの新曲が加わり、さらに華やかでエモーショナルな音楽が、世紀の映像体験を盛り上げる本作。『ドリームガールズ』などで知られるビル・コンドンが監督を務めている。今回到着した映像では、ベル役のエマをはじめ、大ヒット英国ドラマ「ダウントン・アビー」シリーズで注目を集めた野獣役のダン・スティーヴンス、ガストン役のルーク・エヴァンス、そして『アナと雪の女王』オラフの声優でもお馴染みのル・フウ役ジョシュ・ギャッドが登場。エマからは「ディズニー『美女と野獣』の出演者からみなさんへ明けましておめでとう」とメッセージがファンに向けて贈られ、またジョシュは「新年の抱負はこうするといいよ!『美女と野獣』を誰よりも早く観に行く!」と彼らしくユーモアたっぷりに本作をプッシュ。それに対してダンも「それいいね!絶対見逃さないでね」と爽やかにアピールし、豪華キャスト陣の和気あいあいとした雰囲気が伺える映像となっている。思えば、実写版『美女と野獣』の主人公ベル役に「エマ・ワトソンが決定」とのニュースが世界をかけめぐったときの衝撃は、“一映画の主演女優の発表”というレベルを超えていたといえる。『ハリー・ポッター』シリーズのハーマイオニー役で世代や性別を超えた圧倒的な人気を誇る彼女は、その愛らしい容姿のみならず、いまや自分の意志を持った聡明な大人の女性としてカリスマ的存在となっている。その彼女が「4歳のときから夢中」と語る本作のベル役を演じることで、ベルは現代を生きる私たちにエールを贈る21世紀のヒロインとなった。また、ベルと共に本作で輝きを放つのは、ダン演じる野獣だ。魔女のかけた呪い以上に、自分を見失うことで自ら心に鍵をかけてしまう彼の弱さや悲しさに、誰もが共感せずにはいられないだろう。そんな彼の姿は、一見パーフェクトに見えるベルの心の裏側に潜む寂しさや不安の現れでもあり、“美女”と“野獣”は相反するように見えて、実は同じ魂を持つという深遠なドラマを浮き彫りにする。そして、その先に待つのは、“かけがえのない自分の輝きを信じよう”という、希望に満ちたメッセージだ。映像中の4人ほか、ユアン・マクレガー(ルミエール役)、エマ・トンプソン(ポット夫人)、イアン・マッケラン(コグスワース役)など、絢爛豪華な実力派スターが結集する本作。その公開がますます楽しみになるニューイヤーメッセージを、まずはこちらから確かめてみて。『美女と野獣』は4月21日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年01月13日先日、US版予告編が日本よりひと足早く公開されるや、24時間で1億2,700万回という驚異的な再生回数の新記録をつくった、エマ・ワトソン主演の『美女と野獣』。このほど、その待望の日本版予告編が解禁、さらにエマが本作について語るコメントも到着した。世界中から注目を集める、ディズニーの名作の完全実写化となる本作。先立ってアメリカで公開された予告編は、大ヒット作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の記録を超えて、映画史上歴代NO.1の1日の再生回数を記録した。そんな中、満を持して解禁となった日本版予告編では、エマ演じるベルをはじめ、孤独に心を閉ざす野獣(ダン・スティーブンス)や、町一番のハンサムで人気者のガストン(ルーク・エヴァンス)、そして燭台のルミエール(声:ユアン・マクレガー)、時計のコグスワース(声:イアン・マッケラン)、ポット夫人(声:エマ・トンプソン)など、野獣を支えるユニークな脇役たちの姿がついにお披露目。さらに、あの名曲「美女と野獣」とともに映し出される映像世界に思わず目を奪われ、心ときめく映像となっている。本作のプロデューサー、デヴィッド・ホバーマンは「私たちは観客が期待している全てを、そしてそれ以上のものを、物語と登場人物に加えました」と明かしており、またエマも「この世界中に知られていて、愛されているストーリーには、まだまだ広げられる可能性があると私たちは思ったの。最新作では、ストーリーをさらに広げて、深みを与え、細部を深掘りして…2017年にお見せできるのが待ち遠しいわ」とコメント。現代に寄り添ったアレンジが加えられていることを明かしている。そんなエマが演じるベルは、フランスの小さな村に住む美しい娘。読書と空想が大好きで、本の中で起こるロマンスや冒険をいつも夢見ており、周りの村娘と比べられ、時に“変わっている”と揶揄されることも。しかし、他人がなんと言おうとも“自分の価値観を信じて生きる”という素質も兼ね備えた女性だ。予告編でも、初めてその姿を現した野獣にもひるむことなく行動し、ポット夫人の「ご主人様を見た目で判断しないで」という言葉通りに、野獣が持つ本当の優しさに気づいていく様子が垣間見える。また、後半ではベルと野獣に迫りくる危機が描かれ、ベルの「怖くないわ」というセリフと共に、バラが1枚散っていく。バラが全て散る前に、“真の愛”を知ることができなければ呪いが解けない野獣と、恐れずに自分の信念を貫き通し、目に見えない真実を見通せるベル。そんな2人の出会いがもたらす奇跡に、期待は高まるばかり。エマは、「子どもはもちろん、大人になってからもみんなディズニー映画が大好きなのは、『何も心配いらない。きっと大丈夫』といったハッピーで楽観的な気持ちにさせてくれることで、子どものころ感じたある種の安心感にひたれるからだと思うの」とコメント。「そんなふうに、私に幸せと安らぎをもたらしてくれるディズニー映画にベル役として参加できて、本当に光栄に思うわ」と、本作のお披露目を前に心境を語っている。世界中で愛されている物語は新たな形となって、私たちを魅了してくれるに違いない。『美女と野獣』は2017年4月21日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年12月01日『裏切りのサーカス』の原作者ジョン・ル・カレと、“巻き込まれる”一般人を演じさせたら右に出る者はいないユアン・マクレガーがタッグを組んだ『われらが背きし者』が公開中だ。主演を務めるユアンといえば、『ゴーストライター』でヨーロッパ映画賞男優賞を受賞したイギリスを代表する人気俳優。本作では、ロシアン・マフィア(ステラン・スカルスガルド)との偶然の出会いから、世界を股に掛けた危険な亡命劇に巻き込まれていく、平凡な大学教授ペリー役を熱演。脚本に惚れ込んだユアン自ら、出演を熱望したという。いまや45歳の中堅俳優となったユアン。ロンドンの名門ギルドホール音楽演劇学校を卒業後、しばらくはTVドラマ界で活躍していた彼が、一躍世界にその名を広めるきっかけとなったのが、斬新な映像表現が話題を呼んだダニー・ボイル監督の大ヒット作『トレインスポッティング』。その後は『ムーラン・ルージュ』『ビッグフィッシュ』や、『スター・ウォーズ』新3部作では若き日のオビ=ワン・ケノービを演じるなど、超大作からアート系作品まで数多くの作品に出演し、現在もイギリスとアメリカの両国で活躍。出世作『トレインスポッティング』の続編『T2:Trainspotting』(原題)も、2017年1月27日(現地時間)に全英公開を控えている。なんと今年、日本では、そんな彼の出演作が3本連続で公開される。『われらが背きし者』に続き、ナタリー・ポートマンが製作と主演を務めたロマン・スペクタクル『ジェーン』が10月22日(土)より順次公開。『われらが背きし者』とは一転、髭と太眉で見事な悪役に大変身し、ナタリー扮するヒロインのジェーンを地の果てまで追い続ける、恐ろしいならず者集団のボス、ビショップを怪演している。一方、“ジャズの帝王”と呼ばれたマイルス・デイヴィスが創作活動を休止した、空白の5年間の真実に迫る『MILES AHEAD/マイルス・デイヴィス 空白の5年間』(12月23日より順次公開)では、マイルス・デイヴィスのカムバック記事を書こうと目論む、音楽誌記者デイヴに扮する。同作は、『アイアンマン』シリーズなどで知られるドン・チードルが監督・主演を務めた渾身の一作。ユアンは、破天荒なマイルスに振り回されながらも必死でついていく、愛すべきキャラクターを作り上げている。さらに、来年にかけてもユアンの活躍は目覚ましい。前作のファンも多く、いまから大きな期待が寄せられている『T2:Trainspotting』ほか、エマ・ワトソン主演でディズニーの名作アニメを実写化した『美女と野獣』では、蝋燭に変えられた召使いのルミエール役に。名優イアン・マッケランと掛け合いを見せた海外版ティザー予告編の再生回数は、公開24時間で9,180万回を突破し、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』を抜いてティザー予告編の初日再生回数記録を更新することになった。そして、目の肥えた海外ドラマファン&映画ファンが関心を寄せる、コーエン兄弟の大人気TVシリーズ「FARGO」の新シリーズ(シーズン3)の主演にも決定!なんと一人二役で双子の兄弟を演じ分けることになるという。また、役者としてよりいっそう精力的に活動するかたわら、監督デビュー作品となる主演作『American Pastoral』(原題)の公開も来年に控えており、とにかく話題が盛りだくさん!ますます活躍の場を広げる、この男から目が離せない。『われらが背きし者』はTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年10月21日エマ・ワトソンを主演に迎え、ディズニー・アニメーションの代表作を実写映画化する『美女と野獣』。このほど、待望の日本公開日が、アニメーション公開から25周年目という節目の年、2017年4月21日(金)に決定した。「白雪姫」から始まり、「シンデレラ」や「眠れる森の美女」など、今日に至るまでさまざまな“女性像”を題材にした物語を描き、観客に“あらゆる愛のあり方”を提示してきたディズニー。どの作品も、年月が経とうとも色褪せることなく、いまもなお愛され続けている。そんな数ある名作の中でもディズニー代表作品といえるのが、「美女と野獣」だ。アニメーション映画史上初のアカデミー賞作品賞ノミネートという快挙を成し遂げ、また作曲賞と歌曲賞をW受賞し、ストーリー、音楽、芸術性と映画として高い評価を得ている。また、魅力のもう一つが、主人公が近代的な女性として描かれている点。そのヒロイン像は根強い人気を誇っており、実写化の発表がされると、すぐに主人公ベル役のキャスティングの動向に世界中の注目が集まった。そして、見事に役を射止めたのが、『ハリー・ポッター』シリーズ以降も、『ブリングリング』『ウォールフラワー』『コロニア』など、幅広い役柄に果敢に挑み続けているエマ・ワトソン。知性にあふれ、心美しいベルをどのように演じきるのか、また、その歌声にも期待が高まっている。そして、野獣役には人気海外ドラマ「ダウントン・アビー」で一躍注目されることになったブルーアイズの英国美男ダン・スティーヴンス、ガストン役には『ガール・オン・ザ・トレイン』が控えるルーク・エヴァンス。さらに、エマ・トンプソン、ユアン・マクレガー、イアン・マッケラン、スタンリー・トゥッチ、『エクス・マキナ』『ハートビート』の日系女優ソノヤ・ミズノら豪華キャストが集結。監督を務めるのは、アカデミー賞をはじめ、数々の映画賞に輝くミュージカル『ドリームガールズ』や『シカゴ』を手掛けたビル・コンドン。本作の最大の魅力である音楽やミュージカルパートの演出がどのように実写化されるのか、いまからも楽しみだ。今回、日本公開日とともに解禁となったファーストビジュアルでは、雪が舞う中、霜が降りたガラスケースの中に、ひときわ美しい一輪の深紅のバラが咲いている。「白雪姫」の“真っ赤なリンゴ”、「シンデレラ」の“ガラスの靴”のように、本作を象徴し、また物語の重要なアイテムとなるのが、この“一輪の深紅のバラ”。寒々しく儚さも感じられるこのビジュアル、一輪のバラがどのようにストーリーに関わってくるのだろうか。まだ謎の多い本作だが、日本のみならず世界中から熱い視線が注がれている。『美女と野獣』は2017年4月21日(金)より全国にて公開(全米公開は2017年3月17日)。(text:cinemacafe.net)
2016年10月18日ディズニー映画『美女と野獣』の実写版『Beauty and the Beast』(原題)の映像が初公開された。2017年3月に公開予定の本作で美女・ベルを演じるエマ・ワトソンを一瞬だけ見せるという心憎い演出がなされている。雪の中そびえたつ巨大な城。約1分半のティーザーの半分は城の中の様子が映し出され、後半はベルがドアを開けるシーンから始まる。ユアン・マクレガー演じるルミエールが「見て、女の子だよ」と言うと、イアン・マッケラン演じるコグワースが「見りゃわかるよ、バカモノ」と応じる。2人の会話は声のみで語られ、姿は見えない。ルミエールは「もしかしたら彼女が…」と続け、「美女と野獣」のファンならわかるセリフのやり取りに本編への期待が止まらない。「Hello?」というベルの声とともに画面に大きく現れる、あの“魔法のバラ”と見られる一輪の赤いバラ。その“バラにベルが触れる姿”の一瞬しか見ることのできないエマの顔の下半分はバラに隠されて見えないものの、美しいプリンセス像を感じさせる。イギリスの人気番組「ダウントン・アビー」で端正な顔立ちと演技力で多くの女性ファンを獲得したダン・スティーヴンスが野獣を演じ、前述のイアンとユアン以外にも名女優エマ・トンプソン、スタンリー・トゥッチ、ルーク・エヴァンスら豪華キャストが脇を固めていることでも話題の本作。まずはもう少し詳細が明かされるであろう次の予告編を待とう。(Hiromi Kaku)
2016年05月24日23日(現地時間)、ウィリアム・シェイクスピア没後400年を記念したイベントがシェイクスピア出身地の劇場で行なわれ、ベネディクト・カンバーバッチらが出演、イギリス王室のチャールズ皇太子も参加した。23日、シェイクスピアの故郷であるイギリス中部のストラトフォード=アポン=エイヴォンの王立シェイクスピア劇場では、イアン・マッケランやジュディ・デンチ、ヘレン・ミレン、ベネディクト・カンバーバッチといった俳優たちが出演するイベントが開かれた。国内ではTVで生中継され、ヨーロッパ各地の映画館に配信されたイベントでは、「ハムレット」に出てくる有名な台詞「生きるべきか死ぬべきか(To be, or not to be)」をどう演じるべきかをディスカッションするという寸劇が行なわれた。ベネディクトや、現在ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーでハムレットを演じているパーパ・エシデュをはじめ、俳優たちがそれぞれのスタイルで台詞を言うが、誰も納得しない。ハムレットの扮装をしたジュディがイアンと議論しているところに「ちょっとひと言、いいですか?」と言いながら、客席からステージに上がってきたのはなんとチャールズ皇太子。デンマークの王子、ハムレットの気持ちがわかるのは自分だとばかりに、「生きるべきか死ぬべきか。…それが問題だ」と台詞を披露した。「それが」の後に一呼吸置いて「問題だ」を強調する台詞回しに、皇太子を見守っていたベネディクトたちが「なるほど!」と得心した表情を見せるという寸劇に、客席は大いに湧いた。(text:Yuki Tominaga)
2016年04月25日自伝を執筆していた俳優のイアン・マッケランは、過去を思い出すのがつらいという理由から、事前に受け取っていた100万ポンド(約1億5,600万円)を出版社へ返金したそうだ。『ロード・オブ・ザ・リング』のガンダルフ役で知られるイアンは、出版社ホッダー&スタウトンと自伝出版の契約を結んでいたものの、執筆を断念したことをオックスフォード文学フェスティバルの会場で明かした。「執筆活動に9カ月を取っておいたんだ。事前にしっかりとお金も受け取っていたよ。でもそのお金を返しちゃったんだ」「ちょっとつらかったんだよ。過去の人生を振り返ったり、今まで理解できなかったことをイメージするのが嫌だったんだ。自分の人生の中で起きていることを自分自身でもちゃんと理解していないんだ。それは役者人生には関係ないことだしね。だから、悪いけど断念したんだ」その一方でイアンは以前、あるインタビューの中でもともとシャイな性格のため、有名人であることは自分自身を勇気づけてくれるといい「シャイな性格で生まれて、今もシャイだとすると、有名人であることは自分自身に勇気を与えてくれるんだよ」「部屋に入ると、いろんな人が僕のところにやってきて挨拶してくれたり、演劇や映画が好きな人や僕のことを知っている人たちがなんで挨拶したかったのか説明したりしてくれるからね」と話していた。(C)BANG Media International
2016年04月07日『マッドマックス 怒りのデス・ロード』が、第88回アカデミー賞で「作品賞」「監督賞」など10部門にノミネートされ、日本でも各映画賞を総ナメにしていることから“復活”上映されることになり、再び熱狂を呼んでいる。本作は、石油も水も尽きかけた世界を舞台に、孤高の男マックス(トム・ハーディ)がフュリオサ(シャーリーズ・セロン)率いる美女たちとともに、砂漠の支配者イモータン・ジョーに反逆し、“不屈の精神”で自由のために爆闘する物語。ほかにも、2016年は冒頭から、トム・ハンクスが東西冷戦の影で知られざる活躍をした実在の弁護士に扮した『ブリッジ・オブ・スパイ』、巨大鯨のみならず広大な海との闘いを生き抜いた男たちの『白鯨との闘い』、無謀といわれても自らの夢を追いかけた男の実話『ザ・ウォーク』など、“不屈の精神”を抱き続けた男たちが大活躍。また、現在大ヒット中の日本映画『信長協奏曲』でも、小栗旬が自らの運命を知ってもなお、その信念のため、愛する人のため、仲間のために葛藤しながら、前を向く“信長”を好演している。そんな“不屈の精神”を持つ男たちが、これからもスクリーン上には続々と登場する。まず、アンジェリーナ・ジョリー監督作、文字どおりの『不屈の男アンブロークン』(公開中)では、素行の悪かった移民の少年がオリンピック陸上選手となり、第二次世界大戦中には47日間におよぶ太平洋での漂流を耐え抜き、日本軍の捕虜収容所で渡辺伍長(MIYAVI)から執拗な虐待を受けても、決して希望を捨てなかったルイ・ザンペリーニ(ジャック・オコンネル)が主人公となる。不屈の男の驚愕の半生に目を奪われるとともに、敵も味方も関係ない、“赦し”の物語であることを目の当たりにするはずだ。『オデッセイ』(公開中)でマット・デイモンが熱演する “火星にひとりぼっち”で取り残された男もまた、決してあきらめを知らない男だ。希望を捨てること=死を意味する火星にいながら、彼は持ち前のユーモアとスーパーポジティブな精神、植物学や科学の知識・技術を余すところなく発揮していく。そんな彼の“不屈の精神”を象徴するかのような(?)往年のディスコ・ミュージックも、一歩間違えば絶望的状況に陥る“長き旅”を盛り上げる。絶望的状況といえば、大戦中のアウシュヴィッツ=ビルケナウ収容所を舞台に、ハンガリー系ユダヤ人のサウルが偶然見つけた息子を“弔う”ために奔走する『サウルの息子』(公開中)。同胞の屍体処理に従事する特殊部隊“ゾンダーコマンド”であるサウルは、ユダヤ教の教義に則って、ラビ(聖職者)のもと火葬ではなく埋葬をするべく、収容所内で分業によって淡々と進められる非人道的な行為を背景に、ただ、息子が人間らしくあるために歩みを進めていく。また、2月12日(金)から公開中の、Apple社のカリスマ的創業者を描いた『スティーブ・ジョブズ』では、彼にしか見えないヴィジョンで世界を変えた男が、実娘リサと接するときには戸惑いを隠せず、持て余す様子が描かれる。そんな父親としてのジョブズの姿が、3つの有名なプレゼンテーションから描き出されていく切り口は独特。指1本動かすだけで、いつでもどこでも世界中とつながることができる現代のライフスタイルを生み出した男の、ひとりの人間としての姿をも浮き彫りにさせている。カリスマといえば、クリスチャン・ベイル、スティーブ・カレル、ライアン・ゴズリング、ブラッド・ピットという豪華スター俳優たちが華やかさを封印し、ウォール街を出し抜いたアウトサイダーを演じる『マネー・ショート 華麗なる大逆転』(3月4日公開)も注目だ。世界中を混乱させたリーマンショック前夜、いち早く経済破綻を予測し、バブリーなウォール街の常識や権威を敵に回した男たちもまた、あきらめることを知らず、自分自身の“嗅覚”と直感を信じていた。直感といえば、あの名推理でおなじみの“不屈の探偵”も忘れてはならない。『Mr.ホームズ名探偵最後の事件』(3月18日公開)では、今年76歳のイアン・マッケランが90歳を過ぎたシャーロック・ホームズを演じ、30年前に自身が引退するきっかけになった事件に再び挑む。その姿は、“不屈の精神”を持ちながらも、ベネディクト・カンバーバッチやロバート・ダウニー・Jr.が演じてきたホームズのイメージとはまるで違う、リアルな人間味を持つ。さらに、岡田准一と阿部寛が共演を果たす日本映画『エヴェレスト 神々の山嶺』(3月12日公開)では、標高8.848m、氷点下50度、最大風速は50m以上という極限の世界に魅せられた不屈のクライマーたちが描かれる。「孤高の天才」と呼ばれる者、その生き様にどうしようもなく惹かれていく者、それとは別の生き方を選ぶ者…。さまざまな思いが、世界最高峰の山嶺を前に交錯する。最高峰といえば、カトリック教会という世界的な“巨大組織”を前に、屈することなくタブーに切り込んだジャーナリストたちを描いた『スポットライト 世紀のスクープ』(4月15日公開)。マーク・ラファロ、マイケル・キートン、リーヴ・シュレイバーらに紅一点レイチェル・マクアダムスという面々が、性的虐待の被害者たちの声なき声を世に知らしめるために奔走する姿には、胸アツになること必至。そして、“今度こそ”悲願のアカデミー賞獲得かといわれているレオナルド・ディカプリオ主演、アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督の『レヴェナント:蘇えりし者』(4月22日)も控えている。レオが「これぞ渾身の演技」で体現するのが、19世紀、熊にのどを裂かれ、瀕死の重傷を負いながらも死の淵から蘇った実在のハンター、ヒュー・グラス。彼の原動力となるのは、怒りと復讐心、何よりこの世にいない息子への愛にほかならない。スクリーンから放たれる彼らの“不屈の精神”は、できるだけ“最短の道”を選び、堅実で欲がなく、高望みをしない、“さとり世代”ともいわれたりする現代人の心にも、何かを灯すことになりそうだ。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スティーブ・ジョブズ 2016年2月12日より全国にて公開(C) Universal PicturesMr.ホームズ名探偵最後の事件 2016年3月18日よりTOHO シネマズシャンテほか全国にて公開(C) Agatha A Nitecka / SLIGHT TRICK PRODUCTIONS
2016年02月13日『X-MEN』シリーズや『ロード・オブ・ザ・リング』3部作、『ホビット』3部作の名優イアン・マッケランが93歳のシャーロック・ホームズを演じる『Mr.ホームズ名探偵最後の事件』が3月18日(金)より公開される。また、同じく英国の人気俳優ベネディクト・カンバーバッチによる大ヒットドラマも『SHERLOCK/シャーロック忌まわしき花嫁』として劇場に登場する。奇しくも連続公開となった、新たな2つのホームズの物語に迫った。誕生からまもなく130年、アーサー・コナン・ドイルによって描かれた「シャーロック・ホームズ」シリーズは、いまなお褪せることのない魅力で新しい読者を獲得し続けており、パロディや派生作品も数多く存在してきた。そして、2016年の日本では、そんなホームズに新たな設定を施した2作品が相次いで公開される。まずは、老若男女から支持を集める大ベテランにして“英国の至宝”、イアン・マッケラン主演の『Mr.ホームズ名探偵最後の事件』。探偵業を引退し、老境に入ったホームズを描くというのは、これまでにない設定だ。田園の広がる田舎に移り住んだホームズは、ミツバチを飼いながら余生を過ごしている。本作では、住み込みの家政婦の息子で10歳の少年ロジャーとの心の触れ合いを描きながら、探偵引退のきっかけとなった30年前の未解決事件に再び挑んでいく。イアンが60歳代と90歳代のホームズを見事に演じ分けていることに加え、共演には『ラブ・アクチュアリー』のローラ・リニーや新鋭子役マイロ・パーカーに、日本から真田広之が参加。真田さんがホームズの日本滞在時に案内係を引き受け、さらにはある事件の重要な鍵を握る人物として、イアンとの共演を果たしているのも見どころだ。そして、『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』でアカデミー賞にノミネートされ、現在公開中の『ブラック・スキャンダル』ではジョニー・デップと共演するベネディクト・カンバーバッチの、大ブレイクのきっかけとなったTVドラマシリーズ特別編となるのが、『SHERLOCK/シャーロック忌まわしき花嫁』だ。ドラマシリーズでは、ネットや携帯を駆使して謎解きに挑む現代版ホームズという設定と、ベネディクト演じるシャーロックとマーティン・フリーマン演じるジョン・ワトソンとの絶妙なコンビが世界中の女性を惹きつけている。シリーズ最新作となるこの特別編の舞台は、1895年、ヴィクトリア時代のロンドン。蒸気機関車が走り、馬車が闊歩するベーカー街で、フロックコートに身を包んだシャーロックとジョンの前にある事件が発生する。生っ粋のシャーロッキアン(熱狂的な愛好家・研究家)のみならず、英国俳優ファンや映画ファンも魅了する2人のシャーロック・ホームズの姿を、スクリーンで目撃してみて。『Mr.ホームズ名探偵最後の事件』は3月18日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開。『SHERLOCK/シャーロック忌まわしき花嫁』は2月19日(金)よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:Mr.ホームズ名探偵最後の事件 2016年3月18日よりTOHO シネマズシャンテほか全国にて公開(C) Agatha A Nitecka / SLIGHT TRICK PRODUCTIONS
2016年02月02日今月10日にがんのため69歳で亡くなったロック歌手デヴィッド・ボウイさんが『ロード・オブ・ザ・リング』の役を得るためオーディションを受けていたと、出演者のドミニク・モナハンが明かした。同映画シリーズでメリアドク・ブランディバック役として登場しているドミニクは、デヴィッドさんとオーディションが行われたキャスティング事務所で鉢合わせたという。「僕は『ロード・オブ・ザ・リング』のオーディションをするために、ロンドンにあるキャスティング事務所ハバーズにいたんだ。オーディションを開催したジョン・ハバードと話すことになって、彼が僕に『かなりよかったよ。5分、10分待っていてくれ。フィードバックを伝えるよ』って言ったんだ」「僕は『ああ、オッケー。いいね』って思って、受付のところで座っていたんだよ。雑誌を読みながら待っていると、デヴィッド・ボウイが入ってきて、リストにサインして中に入っていったんだ」と振り返る。1986年作『ラビリンス/魔王の迷宮』にゴブリンの王役で出演したことのあるデヴィッドさんがどの役のためにオーディションを受けたかどうかははっきりとわからないというドミニクだが、おそらくイアン・マッケランが演じたガンダルフ役だったのではと推測する。ドミニクは「ガンダルフ役だったと思うよ。この役以外は考えられないよ」「他の役のためだったかもしれないけど、僕はデヴィッド・ボウイの大ファンだから、幸運にも今彼の息子と知り合いであること、そしてただ彼に直接会えることが僕にとってかなり特別なことだったよ」とハフィントンポスト紙に続けた。そんなドミニクの予想をよそに、ネット上でデヴィッドさんはヒューゴ・ウィーヴィングが演じたエルロンド役でオーディションを受けたのではと噂されている。(C)BANG Media International
2016年01月30日誕生から130年たった現在もなお、絶大な人気を誇る名探偵シャーロック・ホームズを、『ロード・オブ・ザ・リング』『X-MEN』シリーズでおなじみの英国の名優イアン・マッケランが演じる『Mr.ホームズ名探偵最後の事件』。3月18日(金)より日本公開される本作から、待望の予告編映像が到着した。田舎に暮らしながら、93歳を迎えたシャーロック・ホームズは、自身を引退に追い込んだ30年前の未解決事件について決着をつけたいと思っていた。それは、ある夫からの、不可解な行動をとる妻への素行依頼。しかし、その謎解きは彼の人生最大の失態となってしまった。いま、10歳のロジャー少年をあらたな助手に迎え、老ホームズは最後の推理を始める――。“英国の至宝”イアン・マッケランが主演を務め、極上のミステリーとして全英・全米のホームズファンからも熱く支持された本作。ホームズの家政婦・モンロー夫人には、『ラブ・アクチュアリー』のローラ・リニー、謎のカギとなる日本人ウメザキにはハリウッドで大活躍する真田広之。名助手として、老ホームズを相手に利発さを発揮する少年・ロジャーには、天才子役マイロ・パーカー。監督を『ドリームガールズ』などで知られるビル・コンドンが務めている。この度解禁された予告編は、依頼主の妻の調査に乗り出したイアン演じる63歳のホームズが、ある重大なミスを犯したことにより、自らを引退に追いやった未解決事件を回想するところから始まる。引退によって、田園風景が広がる田舎に移り住み、ミツバチと暮らすホームズは、家政婦の息子・ロジャー少年と心を触れ合わせていくのだが…。93歳になったいま、改めてその事件に挑もうとするホームズ。真田さん演じる、ウメザキと対面するシーンも登場する。30年間、後悔を抱き続け、心を閉ざした93歳のホームズを、10歳の新たな助手ロジャーが解きほぐしていくようなシーンを観ることもできる今回の予告編。2人は、過去の未解決事件の真相にたどり着くことが出来るのか!?まずはこちらの映像から、マッケランの“名探偵”を確かめてみて。『Mr.ホームズ名探偵最後の事件』は3月18日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2016年01月19日『ロード・オブ・ザ・リング』のガンダルフ役などでおなじみの英国の名優イアン・マッケランが、世界一有名な名探偵シャーロック・ホームズに扮する『Mr. Holmes』(原題)が『Mr.ホームズ名探偵最後の事件』として2016年3月、日本公開されることが決定。イアン・マッケランがシルクハットにステッキを持ち、凜と立つポスタービジュアルも解禁となった。数々の事件をその頭脳で解決してきたが、いまや93歳となったシャーロック・ホームズ。だが、自身を引退に追い込んだ30年前の未解決事件について、決着をつけたいと思っていた。それは、ある男からの、不可解な行動をとる妻への素行依頼。しかし、その謎解きは、彼の人生最大の失態となる。いま、10歳の少年ロジャーをあらたな助手に迎え、ホームズは“最後”の推理を始める――。誕生からまもなく130年、現在も絶大なる人気を誇る不世出の名探偵シャーロック・ホームズを、『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』シリーズのガンダルフ、『X-MEN』シリーズのマグニートー役で知られる英国の大ベテラン、イアン・マッケランが演じる本作。監督を務めるのは『ドリームガールズ』などのビル・コンドン。さらに、『ラブ・アクチュアリー』などで知られるローラ・リニーや、日本が世界に誇る俳優・真田広之など豪華キャストが勢揃い。本年度の映画賞に数々ノミネートされている、ロジャー少年を演じるマイロ・パーカーの“名助手”ぶりにも注目だ。解禁されたメインビジュアルには、マッケラン演じるホームズがシルクハットを被り、凛と立つ姿が印象的なもの。探偵引退後の老いたホームズが、再び未解決事件に挑もうとする熱意と力強さを感じさせている。そして、その背後には、ホームズの姿としてすぐに思い浮かぶ、鹿撃ち帽とパイプ、ルーペを持った影も見ることができる。唯一無二の名優が演じる引退した老ホームズが未解決事件に再び対峙する濃厚なミステリーを、期待して待っていて。『Mr.ホームズ名探偵最後の事件』は2016年3月、TOHO シネマズシャンテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2015年12月24日