家の中で楽しめるエンタメや流行を本誌記者が体験する“おこもりエンタメ”のコーナー。今週は、過去の大事件のトラウマと闘う歌姫の物語『ポップスター』をご紹介します。■『ポップスター』11月6日DVD発売。3,800円(税別)。発売・販売元/ギャガ時は’00年。アメリカの学校で男子生徒が銃を乱射し、教師や生徒を次々と撃ち殺します。命を取り留めた少女セレステは長いリハビリ生活の後、教会の追悼式に呼ばれます。そこで歌った歌が全米の話題となり、悲劇を克服した歌姫に祭り上げられていきます。そして’17年、世界的歌手になった31歳のセレステの耳に、海外での乱射事件のニュースが聞こえてきます。過去のトラウマと闘いながら、彼女はステージに立つのですが……。スター特有の不安や孤独にさいなまれる様子を、主演のナタリー・ポートマンは女優魂全開で見せてくれます。セレステが歌う楽曲は、全曲、記者が大好きなSia(シーア)の書き下ろし。トップアーティストのシーアは製作総指揮にも名を連ねており、薬物・アルコール依存症などで苦しんだシーア自身の実体験が映画の根幹にあるに違いありません。音楽映画は『ボヘミアン・ラプソディ』の大ヒット以降、リアルなステージシーンが肝ですが、この映画でも、きらびやかなステージでのセレステのダンスパフォーマンスに圧倒されます。いったいナタリーはどれだけ練習したのだろう。そう思わずにはいられない圧巻のラストです。(文:西元まり)「女性自身」2020年11月24日号 掲載
2020年11月16日ルーニー・マーラ、ライアン・ゴズリング、マイケル・ファスベンダー、ナタリー・ポートマンらが豪華共演するテレンス・マリック監督の最新作『ソング・トゥ・ソング』。この度、パティ・スミスら有名ミュージシャンが本人役で多数出演することが明らかとなった。タイトルの通り“音楽”がテーマの本作。これまでのマリック監督作品でよく使われていたクラシック音楽から一転、本作ではポピュラー音楽がキャラクターを結びつける重要な役割を果たしている。映画の製作が始まるとマリック監督は少数のクルーと映画の舞台となる音楽の街・オースティンの3大フェスティバルに赴き、毎年夏に開催されているオースティン・シティ・リミッツ・フェスティバル、音楽祭、映画祭、インタラクティブフェスティバルなどを組み合わせた、大規模なサウス・バイ・サウスウェスト、インディ指向のファンファンファン・フェストで撮影を始めた。そして、本作に一緒に参加してくれるミュージシャンも幅広く集めたという。パンクのゴッドマザーとして知られるパティ・スミスは、ルーニー・マーラ演じる主人公のフェイに多大な影響を与える存在として重要な役割を果たしている。マーラは「彼女との出会いは、私が決して忘れることのできない、信じられないほど特別な体験だった。人生や愛について彼女の言いたいことを全部聞くことができてラッキーだった」とコメント。音楽監修のローレン・ミクスは「パティは深い愛やつながりを持つ戦士のようなアーティストと結婚する方法についてアドバイスするから、フェイにとって、よき師であり指導者となる。パティは本当に自然体で自分の人生について話していて、そういう意味では、この映画で素晴らしい存在になった」と語る。また、スウェーデンのインディ・シンガーソングライターのリッキ・リーは本作で演技に初挑戦し、ライアン・ゴズリング演じるBVの恋人の1人でミュージシャン仲間の役を演じている。ほかにも、「ブラックリップス」、「レッド・ホット・チリ・ペッパーズ」、イギー・ポップ、ジョン・ライドンらあらゆる世代の有名ミュージシャンが多数本人役で出演することになり、本作の見どころの1つとなった。また、フェイの参加するバンドのリードボーカル役を『トップガン』『バットマン フォーエヴァー』などのヴァル・キルマーが演じている。なお、11月13日(金)よりムビチケオンライン券の発売がスタート。購入者特典として海外ポスタービジュアル計8点の壁紙画像をプレゼントする。『ソング・トゥ・ソング』は12月25日(金)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ソング・トゥ・ソング 2020年12月25日より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開© 2017 Buckeye Pictures, LLC
2020年11月13日テレンス・マリック監督がルーニー・マーラ、ライアン・ゴズリング、マイケル・ファスベンダー、ナタリー・ポートマンら豪華俳優陣を迎えた『SONG TO SONG』が、邦題を『ソング・トゥ・ソング』として公開することが決定。併せて、ポスタービジュアルが解禁となった。音楽の街、オースティン。何者かになりたいフリーターのフェイは、成功した大物プロデューサーのクックと密かに付き合っていた。そんなフェイに売れないソングライターBVが想いを寄せる。一方、恋愛をゲームのように楽しむクックは夢を諦めたウェイトレスのロンダを誘惑。愛と裏切りが交差するなか、思いもよらない運命が4人を待ち受けていた…。『地獄の逃避行』『天国の日々』といった名作を生み出してきた巨匠、テレンス・マリックとアカデミー賞を3度受賞した名カメラマン、エマニュエル・ルベツキが挑んだのは、夢と愛を秤にかけ、幸せを模索する4人の男女の物語。恋愛、成功、夢、友情…一番欲しかったものは何か?そして自分はいったい何者なのか?リアル過ぎる彼らの人生の行き着く先にあるものとは!?美しい映像と音楽で彩られた、珠玉の感動作が誕生した。フリーターのフェイを演じるのは、『ソーシャル・ネットワーク』や『ドラゴン・タトゥーの女』などに出演し、『キャロル』では第68回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で女優賞を獲得したルーニー・マーラ。売れないソングライターBV役を、『きみに読む物語』や『ブルーバレンタイン』などに出演し、『ラ・ラ・ランド』では第74回ゴールデングローブ賞ミュージカル・コメディ部門で主演男優賞に輝いたライアン・ゴズリングが演じる。大物プロデューサーのクック役には、『X-MEN』シリーズや『それでも夜は明ける』に出演し、『SHAME -シェイム-』では第68回ヴェネチア国際映画祭で男優賞を受賞、第69回ゴールデングローブ賞ドラマ部門で主演男優賞にノミネートされたマイケル・ファスベンダー。ウェイトレスのロンダ役を、『水曜日のエミリア』や『抱きたいカンケイ』で主演を務め、『ブラック・スワン』では第83回アカデミー主演女優賞をはじめとする様々な賞を受賞したナタリー・ポートマンが演じ、主役クラスの豪華な面々が奇跡の共演を果たした。さらにリッキ・リー、イギー・ポップ、パティ・スミス、「レッド・ホット・チリ・ペッパーズ」など様々なミュージシャンが出演して映画に彩りを与えている。この度解禁されたポスタービジュアルは、レコードのジャケットのような背景に、主要キャスト4人の顔が写った1枚となっている。「夢が終わる。人生が始まる―」というキャッチコピーから、4人それぞれの人生が交錯し、変化していくさまが想像できる。『ソング・トゥ・ソング』は12月25日(金)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ソング・トゥ・ソング 2020年12月25日より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開© 2017 Buckeye Pictures, LLC
2020年10月05日グッチ(GUCCI)の最新メンズ テーラリング コレクションの広告キャンペーンに、ミュージシャンのエイサップ・ロッキー、 イギー・ポップ、タイラー・ザ・クリエイターが起用された。All imagery: Courtesy of Gucci撮影は、フォトグラファーであり映画監督でもある、ハーモニー・コリンが担当。今年の2月にロサンゼルスで撮影された同キャンペーンのイメージは、カリフォルニアのモダン建築の邸宅に、エキセントリックでクリエイティビティに富む彼らが集ったムービーとなっている。西海岸らしい雰囲気を際立たせる大胆な建築空間に、エイサップ・ロッキー、 イギー・ポップ、タイラー・ザ・クリエイターが登場するキャンペーンムービー。夜の芝生のテラスで、巨大なスパゲッティポットが置かれたキッチンテーブルを囲んで。グッチらしいユーモアとエレガンスを感じることができるムービーに。楽曲は、フレンチディスコのセローン(Cerrone)が使われており、それは、艶やかなテラードをまとった彼らが気ままに踊る姿とマッチしている。イギーのペットであるオウムのビギー・ポップと、その友達の鮮やかなブルーのコンゴウインコが出演しているというところも要チェックだ。アレッサンドロ・ミケーレのコメント 「3人ともこの撮影を心から楽しんでくれたと思います 。 彼ら自身がエキセントリックなので、すべてがエキセントリックなイメージに仕上がりました。明らかに楽しそうであり、またスタイルへの共通のこだわりにより一種の兄弟愛のような雰囲気が生まれました。彼ら3人が一緒にいるのはとても美しい眺めでした。それぞれ違っているように見えますが、実はとても似ているのです」「これはテーラリングの新たなストーリーです。この広告キャンペーンにおいて、私はさまざまな手法でエレガンスの表現に取り組み、彼らは私のアイデアをパーフェクトに体現してくれました。私はどこまでも自由に、思いもよらぬ方法でエレガンスを語りたいのです。エレガンスとは、おそらくその場やその時の雰囲気の中に息づくもの。男性のエレガンスが、予測不可能で風変わりなところに現れることもあるでしょう」CREDITSCreative Director: Alessandro Michele Art Director: Christopher Simmonds Photographer/Director: Harmony Korine Hair: Paul HanlonMake-up: Thomas De KluyverTalents: A$AP Rocky; Iggy Pop; Tyler, The CreatorVIDEO MUSIC“Supernature”Performed by CerroneWritten By: Marc Cerrone, Lili Marlene Premilovich, Alain WisniakPublished By: Kobalt Songs Music Publishing, Because Editions /Concord Music Publishing Courtesy of Malligator Préférence under license from Because Music>>その他のグッチの記事はこちらから
2020年09月30日第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品され、カンヌ・サウンドトラック賞最優秀作曲家賞を受賞、そのほか各国の映画祭での受賞、ノミネートを果たした『LETO -レト-』が、7月24日(金)より全国公開される。この度、本作の冒頭映像公開された。本作の監督は、無実の容疑で国に拘束され、現在もロシア政府の監視下にある前衛的な芸術家キリル・セレブレンニコフ。1年半の自宅軟禁のさなかに本作を完成させたという。物語は、ロシアの伝説的バンド「キノ」のヴォーカルであるヴィクトル・ツォイと、彼の音楽的才能を見出したロックシンガーのマイク・ナウメンコ、そしてその妻ナターシャの3人をモデルに、ペレストロイカ目前のレニングラードで、純粋に“自由”と“音楽”を追い求めた若者たちのひと夏が描かれていく。T・レックス「Broken Hearted Blues」、トーキング・ヘッズ「サイコ・キラー」、イギー・ポップ「パッセンジャー」、ルー・リード「パーフェクト・デイ」、デヴィッド・ボウイ「すべての若き野郎ども」など、70‘s~80’sのロックシーンを代表する名曲の数々が劇中を彩り、ミュージカルともMVともとれるユニークな映像演出でカヴァーされる点も見どころとなっている。この度、公開となった冒頭映像は、ロックのライブシーンと、音楽を愛する若者たち、そして、それに相反する80年代前半のソ連の規制に縛られた情勢が切り取られている。映像は、若い女性たちがライブ会場に潜入する場面から始まる。彼女たちを追っていく長回しのカメラはライブの臨場感が伝わるだけでなく、徐々に大きくなっていく音楽、まばゆいスポットライト、ロックを打ち鳴らすギターボーカルという順に視覚と聴覚を刺激する。厳しい統制下で、ロックの新しい波を取り入れようとした、音楽を愛してやまない彼らの純粋さ、無邪気さ、そして反逆への熱気に惹かれたというセレブレンニコフ監督は、「自由が個人的な選択、可能な選択と考えている世代のために、この映画を作ります。私の目的はこの自由の価値を捉え、強調することなのです」と語っている。また、本作には各界の著名人から絶賛コメントが寄せられた。■松尾レミ(GLIM SPANKY)ロックスターとは?大きな場所で沢山の観客を盛り上げる人をそう言うのかもしれないし、小さなバーで誰かの人生を歌で変えてしまう人をそう言うのかもしれない。私たちはいつだってロックを信じてきた。この映画は、それに憧れ表現すること、時代への葛藤、欲望、音楽への愛が入り混じる若者達への映画だと感じる。モノクロとカラー、フィクションとノンフィクションが混ざり合う壮大なMVでもあり、ドキュメントでもあり、青春の儚さに胸が締め付けられた。■斎藤工(俳優・フィルムメーカー)モノクロでお洒落にMV風に時折り文字や色を付けたり……それらに引っかかってしまっているのも束の間気がつくとその作為的な画の奥行き選曲やその表現方法に感覚が網羅されていくこのロシアのお洒落青春音楽映画は新たな映画様式を打ち出してしまったのかも知れない監督のキリル・セレブレンニコフが次作タルコフスキーの自伝のメガホンを撮ると言うのも大いに頷けるし、期待しかない劇中Iggy Popの「The Passenger」の描写とか最高過ぎたこのご時世に劇場体感の喜びを味わえる意義のある一作■鹿野淳(音楽ジャーナリスト/VIVA LA ROCKプロデューサー)安直だけど効果的な宣伝文句として言えば、「この映画は北側のトレイン・スポッティングであり、イアン・カーティスの物語である」。いつだって敗北の中にある品や誇りこそが美しい、それを教えてくれる新しいロック映画。■IMALU(タレント)80年代ロシアのアングラロック。また新しい音楽に出会えました!モノクロに映るシーンから想像してしまう、あの若者たちが集まるビーチやお家やライブはどんな景色だったんだろう...…!■Rei(シンガー・ソングライター/ギタリスト)恋とロックンロール。憧れと反骨。自分たちの表現を模索する彼らのPUREな姿に刺激されて、ついついわたしも曲を書いてしまいました。『LETO -レト-』7月24日(金)より全国公開
2020年07月16日クリニーク(CLINIQUE)人気のチーク「チーク ポップ」から“フラワーモチーフ”の限定カラーコレクションが数量限定で登場。クリニーク「チーク ポップ」が桜やハイビスカスデザインにクリニークの「チーク ポップ」は、きめ細やかなパウダーが、頬にピュアな血色感を与えてくれる人気のチークだ。ガーベラをモチーフにしたキュートなデザインも魅力で、幅広いカラーバリエーションで展開している。そんな「チーク ポップ」の中から人気の高い3色を厳選。通常のガーベラに代わり、特別な花のモチーフを型押し、限定デザインとして展開する。選べる3つのバリエーション人気NO.1「パンジー ポップ」は、明るさや透明感を引き出してくれる青み系ピンク。今回は、大輪の花を咲かせる「ピオニー(芍薬)」デザインで限定発売される。また、桜デザインで限定発売され、即完売となった「バレリーナ ポップ」が再登場。桜の花びらを想起させるペールピンクのパウダーには、可憐な「桜」を型押しした。コーラル ピンクの「ブラッシュ ポップ」には、鮮やかな「ハイビスカス」をのせて。南国の花特有の雰囲気とキュートなカラーで、ヘルシーな表情を演出してくれそうだ。ロングセラー“ふき取り化粧水”のキットもまた同日より、クリニークのロングセラー“ふき取り化粧水”「クラリファイング ローション」の特別なキット「3ステップ スキンケア セット」も限定発売。「クラリファイング ローション」は、化粧水の前に使用することで、肌トラブルの要因となる古い角質をすっきりとオフしてくれるスキンケア。いつものケアにプラスするだけで、透明感や浸透力を高めてくれる。限定キットでは、「クラリファイング ローション」を購入者に、洗顔ソープ、保湿化粧水や、角層ケア美容液、乳液などのミニチュアサイズをプレゼント。これ1つで夏のスキンケアがトータルで楽しめるお得なキットとなっている。さらに、カラフルなポーチとミニサイズのリップカラー「クリニーク ポップ シアー」も付属。「クラリファイング ローション」は、肌タイプに合わせて6種からチョイス可能だ。【詳細】発売日:2020年7月3日(金)〜全国数量限定発売クリニーク チーク ポップ(数量限定デザイン) 全3色 各3,300円+税クリニーク 3ステップ スキンケア セット 3,500円~5,600円※選択内容によって金額が異なる。セット内容例:クラリファイング ローション<現品>、フォーミング フェーシャル ソープ 30mL、ドラマティカリー ディファレント モイスチャライジング ローション プラス 15mL、モイスチャー サージ ハイドレーティング ローション 7mL、ターンアラウンド セラム AR 7mL、クリニーク ポップ シアー(ギフトサイズ)、オリジナル ポーチ※セットは〈スキンケアタイプ1/2(乾燥〜混合肌用)〉〈スキンケアタイプ3/4(混合〜脂性肌用)〉の2タイプを用意。※〈スキンケアタイプ3/4〉セットの乳液はジェル状乳液、ポーチの色はピンク。【問い合わせ先】クリニーク お客様相談室TEL: 0570-003-770
2020年07月10日第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に『万引き家族』などと正式出品され、各国の映画祭で多数の受賞&ノミネートを果たしたロックでポップな映画『LETO -レト-』。この度、音楽とモノクロの世界とアニメーションが融合した、本作を象徴するユニークな本編映像が解禁。音楽業界で活躍する著名人からもコメントが到着した。カンヌを始め世界中の映画・音楽ファンを大熱狂の渦に巻きこんだ本作。監督は無実の容疑で国に拘束され、現在もロシア政府の監視下にある前衛的な芸術家キリル・セレブレンニコフ。1年半の自宅軟禁のさなかに本作を完成させた。ロシアの伝説的バンド「キノ」のヴォーカルであるヴィクトル・ツォイと、彼の音楽的才能を見出したロックシンガーのマイク・ナウメンコ、そして、その妻ナターシャの3人をモデルに、ペレストロイカ目前のレニングラードで純粋に“自由”と“音楽”を追い求めた若者たちのひと夏を描く。T・レックス「Broken Hearted Blues」、トーキング・ヘッズ「サイコ・キラー」、ルー・リード「パーフェクト・デイ」、デヴィッド・ボウイ「すべての若き野郎ども」など70’s~80’sのロックシーンを代表する名曲の数々が、ミュージカルともMVともとれるユニークでスタイリッシュな映像演出でカヴァーされる点も音楽ファン垂涎の見どころ。今回解禁となった本編映像は、イギー・ポップの名曲「パッセンジャー」をバスの乗客たちが歌うシーンで、その映像と音楽に合わせて、遊び心満載のポップなアニメーションが施されている。ロケットやヘルメット、惑星や人工衛星などが散りばめられた、宇宙をイメージしたようなその空間は、規制にがんじがらめになった80年代当時のソ連の息苦しさを象徴しているかのよう。そんなバスから降り損ねたヴィクトル(ユ・テオ)は、天井から抜け出して自由を求めるように、宇宙服を脱ぎ捨てて手探りで進んでいく。シーンに合わせて歌い手が入れ替わる様子はまるでミュージカルだが、ポップなアニメーションが施された映像演出はまるでミュージックビデオ。モノクロの実物世界にアニメーションが施された映像は、斬新かつユニークで、でもどこか懐かしさもある、そんな不思議な感覚をもたらす映像となっている。「LOVE PSYCHEDELICO」のKUMIは、「世界のきらめきに人の心の揺らめきが光と影を与えて音楽が生まれる。美しい映画だった」とコメント。また、シンガーでエッセイストの野宮真貴は「人は歌い、恋をし、踊り、祈り、自由と希望と求めた…『LETO』はロシアの"Summer of love"。美しくてチャーミングでエネルギーに満ちた、この夏いちばんのサプライズ」と絶賛を贈っている。『LETO -レト-』は7月24日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:LETO -レト- 2020年7月24日 ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開© HYPE FILM, 2018
2020年07月09日映画『LETO -レト-』が、2020年7月24日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開。ボウイ&イギーポップなど80年代ロックの名曲が彩る青春バイオグラフィ第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品され、<カンヌ・サウンドトラック賞最優秀作曲家賞>を受賞した映画『LETO -レト-』。80年代文化統制下のソ連・レニングラードを舞台に、デヴィッド・ボウイ「すべての若き野郎ども」やイギー・ポップ「パッセンジャー」、T・レックス「Broken Hearted Blues」など、70~80年代のロックシーンを代表する名曲で彩る青春映画だ。物語のモデルとなったのは、ロシアの伝説的バンド「キノ」のヴォーカルであるヴィクトル・ツォイと、彼の音楽的才能を見出したロックシンガーのマイク・ナウメンコ、その妻ナターシャの3人。規制の中で“自由”と“音楽”を追い求めた若者達が、ロックスターたちの名曲を次々とカバー。まるでミュージカルのようなユニークな映像で展開される。監督は、前衛的な芸術家キリル・セレブレンニコフ。無実の容疑で国に拘束され、現在もロシア政府の監視下に置かれる自宅軟禁中に本作を完成させている。ストーリーときは1980年代前半。西側諸国(資本主義諸国)の文化は禁忌とされていたソ連時代のレニングラードでは、L・ツェッペリンや T・レックスなど西側のロックスターの影響を受けたアンダーグラウンド・ロックが花開こうとしていた。その最前線で人気を博していたバンド「ズーパーク」のリーダーであるマイクのもとにある日、ロックスターを夢見るヴィクトルが訪ねてくる。彼の才能を見出したマイクは、共に音楽活動を行うようになるが、その一方で、マイクの妻ナターシャとヴィクトルの間には淡い恋心が芽生え始めていた…。【詳細】『LETO -レト-』公開日:2020年7月24日(金)監督:キリル・セレブレンニコフキャスト:ユ・テオ、イリーナ・ストラシェンバウム、ローマン・ビールィク配給:キノフィルムズ/木下グループ
2020年06月29日フランク・オーシャンをはじめとする、現在の音楽シーンをリードする豪華アーティストによる31の名曲が彩る『WAVES/ウェイブス』。音楽を愛するトレイ・エドワード・シュルツ監督は、音楽が重要な意味を持つ物語として『ブギーナイツ』や『グッドフェローズ』などに影響を受けたと話している。これまで音楽が印象的な作品はたくさんあり、その中でも「音楽」と「青春」を組み合わせた作品は、一生に一度は観ておくべき名作揃い。今回は、選び抜かれた豪華楽曲がひとつの物語を紡ぎだし、曲や歌詞が登場人物の心の声を伝える青春音楽映画5選をお届け。未来を選べ!90年代最高の大ヒット青春映画『トレインスポッティング』(1996年)『スラムドッグ$ミリオネア』『イエスタデイ』などの監督ダニー・ボイルが、アーヴィン・ウェルシュの小説を映画化した青春ドラマ。ドラッグ中毒の主人公と仲間たちの希望の見えないハチャメチャな日々を、スタイリッシュな映像で活写する。いまや大スターとなった若き日のユアン・マクレガーが主演を務め、海外ドラマ「エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY」のジョニー・リー・ミラーらが共演。イギリスをはじめ、世界中が熱狂したポップな感性に魅了される。主な使用楽曲「ラスト・フォー・ライフ」「ナイトクラビング」イギー・ポップ、「ディープ・ブルー・デイ」ブライアン・イーノ、「トレインスポッティング」プライマル・スクリーム、「銀河のアトミック」スリーパー、「テンプテーション」ニュー・オーダー、「シング」ブラー、「パーフェクト・デイ」ルー・リード、「マイル・エンド」パルプ、「2:1」エラスティカ、「ボーン・スリッピー」アンダーワールド、「クローゼット・ロマンティック」デーモン・アルバーンアメリカのポップカルチャーの裏側を描いた傑作『ブギーナイツ』(1997年)『マグノリア』『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』『ザ・マスター』『ファントム・スレッド』と、アカデミー賞作品を多数手掛けるポール・トーマス・アンダーソン監督作品。70年代後半のアメリカで、ポルノ業界に革命を起こそうとした映画制作者たちの大所帯をめぐる、波乱に満ちた舞台裏ストーリー。レオナルド・ディカプリオが降板した主演はマーク・ウォールバーグが務めた。ゴールデングローブ賞助演男優賞(バート・レイノルズ)を受賞したほか、アカデミー賞では助演男優賞(バート・レイノルズ)、助演女優賞(ジュリアン・ムーア)、脚本賞(ポール・トーマス・アンダーソン)がそれぞれノミネートされた。主な使用楽曲「ベスト・オブ・マイ・ラブ」エモーションズ、「フライ・ロビン・フライ」シルバー・コンベンション、「ジャングル・フィーバー」チャカチャス、「心の扉をあけよう」メラニー、「ママ・トールド・ミー」スリー・ドッグ・ナイト、「愛に狂って」エルヴィン・ビショップ、「黒い夜」マーヴィン・ゲイ、「神のみぞ知る」ザ・ビーチ・ボーイズ、「ロックバルーンは99」ネーナ、「オーロラの救世主」エレクトリック・ライト・オーケストラ爽快!感涙!80年代を席巻した大ヒット曲の数々『シング・ストリート 未来へのうた』(2016年)『はじまりのうた』『ONCE ダブリンの街角で』のジョン・カーニー監督の半自伝的作品で、1980年代のアイルランド・ダブリンを舞台に、好きな女の子を振り向かせるためにバンドを組んだ少年の恋と友情を、1980年代ブリティッシュサウンドに乗せて描いた青春ドラマ。カーニー監督の音楽人生の原点とも言えるストーリーを、「ザ・キュアー」「デュラン・デュラン」「ザ・クラッシュ」「ザ・ジャム」など当時のヒット曲が彩る。主題歌を「マルーン5」のアダム・レヴィーンが担当していることも話題となった。主な使用楽曲「ステイ・クリーン」モーターヘッド、「リオ」デュラン・デュラン、「悪意という名の街」ザ・ジャム、「インビトゥイーン・デイズ」ザ・キュアー、「マンイーター」ダリル・ホール&ジョン・オーツ、「ステッピン・アウト」ジョー・ジャクソン、「ポップ・ミューヂック」M、「ゴー・ナウ」アダム・レヴィーン音楽と映像がシンクロする爽快アクション!『ベイビー・ドライバー』(2017年)『ショーン・オブ・ザ・デッド』『ホット・ファズ俺たちスーパーポリスメン!』などで知られるエドガー・ライト監督が、音楽にのりながら驚異の運転テクニックを発揮する若きドライバーの活躍を描いたオリジナル作品。主人公ベイビーを『きっと、星のせいじゃない。』で注目されたアンセル・エルゴートが、ヒロインとなるデボラを『シンデレラ』のリリー・ジェームズが演じるほか、ケビン・スペイシー、ジェイミー・フォックスといった実力派ベテラン俳優も共演。第90回アカデミー賞において3部門(音響編集賞、録音賞、編集賞)でノミネートされた。主な使用楽曲「Bellbottoms」ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョン、「Neat Neat Neat」ダムド、「Easy (Single Version)」コモドアーズ、「Early in the Morning」アレクシス・コーナー、「When Something Is Wrong with My Baby」サム&デイヴ、「Intermission」ブラー、「Radar Love (1973 single edit)」ゴールデン・イヤリング、「Brighton Rock」クイーン、「Baby Driver」サイモン&ガーファンクルミュージカルを超えたプレイリスト・ムービー『WAVES/ウェイブス』新進気鋭のスタジオ「A24」が放つ、超豪華アーティストによる31曲が物語を彩る<プレイリスト・ムービ>。ある夜を境に、幸せな日常を失った兄と妹。傷ついた若者たちが、再び愛を信じて生きる希望の物語。スクリーンいっぱいに躍動するサウンド、息を呑むほど美しい色彩と独創的なカメラワーク、登場人物の心情を疑似体験するストーリーテリングは、かつてない映画体験をもたらし、映画の持つ無限の可能性を感じさせる。豪華31曲のプレイリスト「FLORIDADA」「LOCH RAVEN (LIVE)」「BLUISH」アニマル・コレクティヴ「BE ABOVE IT」 「BE ABOVE IT -EROL ALKAN REWORK」「BE ABOVE IT ー LIVE」テーム・インパラ「MITSUBISHI SONY」「SIDEWAYS」「FLORIDA」「RUSHES」「RUSHES (BASS GUITAR LAYER)」「SEIGFRIED」 フランク・オーシャン「WHAT A DIFFERENCE A DAY MAKES」ダイナ・ワシントン「La Linda Luna」 ケルヴィン・ハリソン・Jr「LVL」 エイサップ・ロッキー「AMERICA」 ザ・シューズ「BACKSEAT FREESTYLE」 ケンドリック・ラマー「IFHY」 タイラー・ザ・クリエイター feat. ファレル・ウィリアムス「FOCUS」 H.E.R.「LOVE IS A LOSING GAME」 エイミー・ワインハウス「SURF SOLAR」 ファック・ボタンズ「U RITE」「U-RITE (LOUIS FUTON REMIX)」 THEY.「I AM A GOD」 カニエ・ウェスト「GHOST!」 キッド・カディ「MOONLIGHT SERENADE」 グレン・ミラー・オーケストラ「THE STARS IN HIS HEAD(DARK LIGHTS REMIX)」 コリン・ステットソン「HOW GREAT」 チャンス・ザ・ラッパー「PRETTY LITTLE BIRDS」 SZA feat. アイザイア・ラシャド「TRUE LOVE WAITS」 レディオヘッド「SOUND & COLOR」 アラバマ・シェイクス『WAVES/ウェイブス』は7月10日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ベイビー・ドライバー 2017年8月19日より新宿バルト9ほか全国にて公開トレインスポッティング 1996年、公開WAVES/ウェイブス 2020年7月10日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2019 A24 Distribution, LLC. All rights reserved.
2020年06月15日ポップなアートのリップの先行販売がスタートイヴ・サンローランは、情熱的なディープレッドのリップコレクション「ルージュヴォリュプテシャインコレクター」と「ルージュピュールクチュールコレクター」を6月12日から、オンラインブティックと表参道フラッグシップブティック限定で先行販売を開始した。これまでになかった、ポップでアイコニックなデザインが特長的だ。LOVEをテーマに、遊び心が満載「LOVE」は、サンローランのブランドを表す、唯一無二のワード。特別な愛の瞬間に火を付ける、情熱的で燃えるような唇に彩るリップスティックが登場した。「ルージュヴォリュプテシャインコレクター」は、鮮やかな発色で官能的な艶と潤いを与える一方、「ルージュピュールクチュールコレクター」はピュアな発色と美しい艶、付け心地の良さを追求している。TPOや気分によって、使い分けるのがおすすめだ。どちらも展開色は共通。危険な恋の「110パッションレッド」、秘密の恋の「114ローズウッドレッド」、消せない恋の「119クランベリーレッド」、禁断の恋の「120スパイシーレッド」の4色だ。品番は緊急電話番号などをイメージしており、細部にも遊び心が感じられる。6月19日より全国販売開始かつてないほどポップで遊び心が満載なパッケージデザインは、ポップアートの全盛期である1960年代に活躍したアーティスト、トム・ヴェッセルマンにインスパイヤされている。ハートやリップなど、愛を表すアイコンパーツが散りばめられており、まるでアートピースのような目で見ても楽しめるデザインだ。どれも税込み4,730円。6月12日の先行発売後は、6月19日より全国展開がスタートする。(画像はプレスリリースより)【参考】※イヴ・サンローラン公式サイト
2020年06月14日新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、公開延期となっていたジム・ジャームッシュ監督最新作『デッド・ドント・ダイ』が、6月5日(金)より劇場公開されることが決定。この度、本作に出演するビル・マーレイとティルダ・スウィントンが、豪華キャストの中でもジャームッシュ監督ゆかりのミュージシャンたちとの共演について語った。本作には、音楽をこよなく愛するジャームッシュ監督らしく、多くのミュージシャンも多数出演している。まずは、衝撃的な「コーヒー・ゾンビ」姿を見せてくれる「ゴッドファーザー・オブ・パンク」ことイギー・ポップ。ジャームッシュ監督が手掛けた、伝説のバンド「ザ・ストゥージズ」のドキュメンタリー映画『ギミー・デンジャー』(16)の主人公でもある。また、「酔いどれ詩人」の異名で知られ、グラミー賞2度受賞、ロックの殿堂入りもしているシンガーソングライターのトム・ウェイツ。ジャームッシュ監督とは親交が深く、『ダウン・バイ・ロー』(86)の主演をはじめ常連俳優としても知られる。グラミー賞ヒップホップグループ「ウータン・クラン」のリーダーであるRZAは、『ゴースト・ドッグ』(99)で映画音楽を手掛け俳優デビューも果たしており、本作へは『コーヒー&シガレッツ』(03)に続く出演。さらに、そういったベテランの常連組に加わり、本作ではフレッシュな新顔として輝けるポップ・スターのセレーナ・ゴメスも登場。ジャームッシュ監督の娘がもともとファンだったそうで、監督自身も彼女のヒット曲「Bad Liar」について「間違いなく見事な、草分け的なポップミュージック」と絶賛している。そのほかにも、監督からのラブコールでテーマソング「The Dead Don’t Die」を描き下ろしたグラミー賞受賞のカントリー歌手、スタージル・シンプソンまでも。ギターを引きずる「ギター・ゾンビ」に扮している。そして、本作のサウンドトラックを手掛けたのは、ほかならぬジャームッシュ監督が率いるバンド「SQURL」(スクワール)。これほどまでにミュージシャンたちと深く結びついている映画監督という点ではジャームッシュの右に出る者はいないかもしれない。今回、そんなジャームッシュ組の撮影現場の様子を、ビル・マーレイとティルダ・スウィントンが明かす特別動画が到着。これまで4作品でタッグを組んできたティルダは、「監督もミュージシャンだからその感覚で撮影をすることがよくあります。実際、撮影のセットではジャム・セッションのようになることが多い」と、ジャームッシュ監督ならではの現場の様子を語る。また、ビルも「撮影は楽しかった」「トム・ウェイツとは一緒に食事をしたよ、僕の発言に彼が笑うとすごくいい気分になった」と、彼らとの共演を楽しんだ様子。さらに、渋いハスキーボイスが特徴的で、歌詞にブラックユーモアを込める人物であるトム・ウェイツが、実は鈴の音のような笑い声の持ち主で、しかも笑い上戸だという、意外な一面も明かしている。『デッド・ドント・ダイ』は6月5日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:デッド・ドント・ダイ 2020年6月5日より全国にて公開Abbot Genser / Focus Features © 2019 Image Eleven Productions, Inc.
2020年06月05日不二家のポップキャンディをイメージした香水「ペコちゃんキャンディコロン」が、2020年6月11日(木)より新発売となる。不二家「ポップキャンディ」が香水に!不二家のロングセラー菓子“ポップキャンディ”は、キュートな見た目の棒付きキャンディだ。今回は、そのアイコニックなシルエットを香水のボトルに落とし込み、“ポップキャンディ”そっくりの香水を作り出した。本物そっくりのパッケージキャンディ部分は、ペコちゃんモチーフのキャップにアップデート。裏側には、ポコちゃんのフェイスを施した。鮮やかなレッドやブルーで染め上げたキャップは、陽気な雰囲気。ボトルのボディ部分には「PEKO CANDY」のロゴをあしらった。優しい香りのストロベリー&ソーダ香りも“ポップキャンディ”をイメージして、ストロベリーとソーダ2種類の香りを揃えた。キャンディのようでいて甘ったるすぎない優しい香りなので、デイリー使いしやすい。カバンに入れて持ち歩けるサイズなので、外出先でのお直しや、疲れた時の気分転換としても活躍してくれそうだ。【詳細】ペコちゃんキャンディコロン 全2種 各1,500円+税発売日:2020年6月11日(木)種類:ストロベリーの香り、ソーダの香り取扱店舗:全国の香水取扱店、ウエニ貿易 直販サイト
2020年06月04日アカデミー賞女優ナタリー・ポートマンが製作総指揮にも参加した渾身作『ポップスター』が6月5日(金)より全国公開。この度、主人公の“ポップスター”セレステを演じたナタリーのインタビュー映像が到着した。『ブラック・スワン』でオスカー女優となったナタリーが本作で挑んだ役は、スターとして華やかに活躍しながらも、メディアの暴力に脅えアルコールやスキャンダルに飲み込まれるセレステ。出演を決めた理由について、ナタリーは「脚本を読んで文章表現に心を奪われました。ブラディ(・コーベット監督)の人物描写やセリフや物語のテーマも魅力的でした。シーアの楽曲のレコーディング音声も聴いて、登場するポップソングも最高のものだと思いました。いい音楽でないとこの話は説得力がないですから。だから資料をもらった時点で迷わず参加を決めました」と当時をふり返って語る。さらに役作りについて、「ポップスに関するドキュメンタリーを観ました。ポップスターの生活とか家族関係や仕事場での人間関係がどんなものか理解するために。脚本の理解も深まりました。それから方言コーチのもとでスタテンアイランドの方言も特訓しました」と明かす。「歌はシーアのプロデューサー クリス・ブレイドと収録しました。振り付けにも力を入れています。15分間のショーの場面も区切らずに一気に撮影したんです。だから大変だったのですが楽しい準備でもありました」と、ポップスターになりきった熱演の裏側に触れた。ときに、家族にも暴言を吐いてしまうほど気性の荒いセレステ。その背景には、ポップスターとして活躍する苦悩が隠されている。そんなセレステをナタリーは「セレステはとても複雑なキャラクターです。モンスターのように豹変する時もあります。残酷で攻撃的な面もあれば、深い洞察力を見せたり誠実な一面も。置かれた環境や一緒にいる人の影響を受けていろいろな側面を見せる面白いキャラクターです。真実を突きつける人がいないと、若さを理由に好き放題できてしまう。そういうところが演じていて面白かったですね」と分析している。『ポップスター』は6月5日(金)より全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ポップスター 2020年6月5日より全国順次公開© 2018 BOLD FILMS PRODUCTIONS, LLC
2020年06月04日サーティワン アイスクリームは、イースター限定アイスクリーム「ポップ5(ポップファイブ)」を発売。期間は、2020年4月6日(月)から24日(金)まで。「ポップ5」は、ポップスクープサイズのアイスクリーム“5個”を、ワッフルコーンに入れることができる、“サーティワン アイスクリーム史上初”のメニュー。もちろん組合せは、好きなフレーバーを選ぶことが可能。カラフルでコロコロとしたアイスクリームが重なるその様は、まるで本物のイースターエッグのような可愛らしさだ。なおアイスクリームのトップには、イースターデザインの特別ピックもついてくる。その他サーティワン アイスクリームでは、イースターを祝した複数の特別メニューも同時展開。好きなアイスふたつに、無料でホイップクリーム&カラースプレーを乗せることができる「イースター ダブルカップ」や、カエルなどをモチーフにしたタマゴ型カップ入りアイス「イースター ハッピードール」などが展開される。【詳細】サーティワン アイスクリームのイースター限定メニュー発売期間:2020年4月6日(月)~24日(金)メニュー例:・ポップ5 900円(税込)・イースター ダブルカップ スモールダブル 490円(税込)/レギュラーダブル 710円(税込)・イースター ハッピードール 各480円(税込)※いずれも参考価格。店舗により価格帯は異なる。※全てなくなり次第終了。【問い合わせ先】B-R サーティワン アイスクリーム株式会社TEL:03-3449-0336
2020年04月04日パコ ラバンヌ(paco rabanne)の2020年春夏コレクションから、「レインボー ポップ(RAINBOW POP)」シリーズのバッグが登場。「レインボー ポップ」シリーズの新作バッグパコ ラバンヌの「レインボー ポップ」は、フロントにビッグハートをあしらったドット柄ドレスやレインボーカラーのハイネックセーター、グラデーションカラーのラップスカートなどが登場する、カラフルでポップなモチーフを起用したシリーズ。1970年代のスタイルからもインスピレーションを得て、夢のような世界観を作り出している。複数のパーツを繋ぎ合わせたデザインが特徴のパコ ラバンヌのバッグにも、そんなハッピーなムードを反映させたバッグが多数ラインナップ。メタリックなミニショルダーバッグ「MINI 69」は、ゴールドからシルバーへと移り変わる虹のようなグラデーションカラーが美しい。デイジーの花から着想したフラワーモチーフのクリアバッグは、春夏にぴったりの軽やかな仕上がり。ピンク色の丸いピースを組み合わせたバッグは、それぞれのパーツが揺れ動き、きらきらとメタリックな輝きを放つ。イメージビジュアルも公開なお、「レインボー ポップ」の発売に合わせて、Eathan James Greenによる撮りおろしのイメージビジュアルも公開されている。【詳細】パコ ラバンヌ 2020年春夏「レインボー ポップ」新作バッグ発売中 ※2020年3月現在販売店舗:パコ ラバンヌ各取扱店、パコ ラバンヌ公式オンラインストアアイテム例:・MINI 69 92,150円+税・SPARKLE 1969 118,850円+税・DAISY NANO 69 65,450円+税・1969 83,500円+税【問い合わせ先】エドストローム オフィスTEL:03-6427-5901
2020年04月02日ナタリー・ポートマンが主演、共演のジュード・ロウ、トップ・アーティストのSia(シーア)と共に製作総指揮もつとめた『ポップスター』。本作で、ポップスターのセレステの姉として、彼女を支えるエレノアを演じたステイシー・マーティンがナタリーについて語った。『ニンフォマニアック』でシャルロット・ゲンズブールの若き日を演じ、『グッバイ・ゴダール!』『アマンダと僕』などに立て続けに出演し注目を集めるステイシーは、『シークレット・オブ・モンスター』に続いて、ブラディ・コーベット監督作品に出演した。「彼の脚本はとても新鮮でした。重厚な内容だけれど、特有のユーモアがあって。一つの壮大な物語を読んでいるようで、ドキドキしました」と作品へ参加した当初の印象を語る。彼女が演じたエレノアは、セレステがスターになったきっかけの追悼曲を作曲し、歌手として活躍する妹をそばで支えていたが、アルコールとスキャンダルに溺れ、精神的に不安定になっていくセレステのストレスのはけ口となる存在でもあった。そんな役どころをステイシーは、「自分の人生にとって一番大切な人を失いかける事件を経験し、とても献身的な性格になったのです。事件の現場にいなかった罪悪感は生涯消えず、セレステにすべてを捧げます。セレステは蝶のように自由に飛び回り、エリー(エレノア)は地に足がついています。自分の内部から人格を形成するのではなく、他者を中心に自身の人格を作っていくというキャラクターを演じるのは、とても興味深い経験でした」と分析している。また、ナタリー・ポートマンとの共演について、ステイシーは「ポートマンはとても知的で一流の役者で、同時に演技には自由度がありました。例えば、セレステがショーに向かう直前のシーンで、私たちは皆少し緊張していました。長いシーンで、たくさんの間を正確に取らないとリアルな感じが出なかったから。それなのに彼女は、ものの見事にすべての間を正確に取って演技し続けたのです。あんなに高度なレベルで間を維持するのは難しい。彼女はセレステになりきっていました」と、その演技手腕を絶賛している。多くの人を魅了し脚光を浴びるスターの裏側に隠された影の存在を演じた、ステイシー・マーティンにも注目だ。『ポップスター』は4月3日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ポップスター 2020年4月3日よりTOHO シネマズ日比谷ほか全国にて順次公開© 2018 BOLD FILMS PRODUCTIONS, LLC
2020年03月26日アカデミー賞女優ナタリー・ポートマンとトップ・アーティストのSia(シーア)が仕掛ける最新映画『ポップスター』。この度、ナタリー演じるポップスターの少女時代と娘の二役を演じた、『トゥモローランド』から見事な成長を遂げたラフィー・キャシディの場面写真が到着した。ナタリー・ポートマンが出演する「クリスチャン・ディオール(Christian Dior)」の香水ブランド「ミス・ディオール」のCMに、大ヒット曲「Chandelier」が起用されているSiaが主題歌・劇中歌の全般を担当し、ナタリーやジュード・ロウらと製作総指揮にも名を連ねている本作。この度解禁となったのは、2015年のジョージ・クルーニー主演『トゥモローランド』から成長を遂げ、本作の第一部ではセレステ(ナタリー)の少女時代、第二部ではセレステの娘のアルビーの二役に挑戦しているラフィー・キャシディの新場面写真。同級生による銃乱射事件に巻き込まれたセレステは、犠牲者への追悼曲をきっかけに瞬く間に注目される。はじめはレコーディングすら慣れない様子であったセレステも、次第に煌びやかなメイクの奥から誰もが圧倒される眼光を覗かせ、人々を魅了するように。純粋な感性が成熟しないまま一躍スターダムへのし上がったセレステは、その活躍の中でメディアに消費されながら精神をすりへらし、アルコールとスキャンダルにまみれたポップスターへと変貌していく。そんなセレステの娘のアルビーは、母の“異常さ”に呆れながらも、不安定なセレステの心を支える存在だった。そんな二役を演じたラフィーについてナタリーは「二つの役を異なるキャラクターとして、驚くほど違って見えるように演じていた。興味深いのは、二人で一緒にいると、若い自分自身との対話のようだったこと」と、かつて『レオン』でブレイクした自身を重ねつつ絶賛を贈っている。『ポップスター』は4月3日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ポップスター 2020年4月3日よりTOHO シネマズ日比谷ほか全国にて順次公開© 2018 BOLD FILMS PRODUCTIONS, LLC
2020年03月22日ジム・ジャームッシュ監督映画『デッド・ドント・ダイ』が、2020年6月5日(金)より劇場公開。ジャームッシュ最新作はまさかの“ゾンビコメディー”2016年、バス運転手の何気ない日常を切り取った人間ドラマ『パターソン』と、イギー・ポップ率いる伝説のロックバンド「ザ・ストゥージズ」に迫る音楽ドキュメンタリー『ギミー・デンジャー』の長編2作を公開し、ジャームッシュ節の健在ぶりを見せつけた鬼才ジム・ジャームッシュ。その3年ぶりの新作となる本作『デッド・ドント・ダイ』は、まさかの“ゾンビ映画”だ。テニスラケットを振り回す「スポ根ゾンビ」、“コーヒー”という言葉を繰り返してさまようコーヒー・ゾンビ、酒の匂いを漂わせ酔っ払う「シャルドネ・ゾンビ」など、生前の物欲に従って行動するゾンビたちを映像化。アメリカの田舎町を舞台に、3人しかいない警察署に勤める保安官とゾンビの戦いを、ジャームッシュらしい独特のオフビート感と共にコミカルに描きだす。あらすじアメリカの田舎町センターヴィルに、何やら恐ろしくゾッとする影が・・・。3人だけの警察署で働くロバートソン署長とピーターソン巡査は、ダイナーでの変死事件を皮切りに、思わぬ事態に巻き込まれていく。次々と墓場から蘇えり、町に溢れる死者たち。どうやら生前の活動に引き寄せられているようだ。日本刀を携えて救世主のごとく現れた葬儀屋のゼルダも加わり、時間を追うごとに増殖していくゾンビたちに立ち向かう。彼らを待ち受けるのは、希望か、それとも絶望か・・・!?キャスト主要キャラに、アダム・ドライバー×ビル・マーレイ×クロエ・セヴィニーロニー・ピーターソン保安官代理役を演じるのは、前作『パターソン』に続き主役に抜擢されたアダム・ドライバー。また、主演作『ブロークン・フラワーズ』(05)のほか、『コーヒー&シガレッツ』(03)『リミッツ・オブ・コントロール』(09)など多数の作品に出演しているビル・マーレイがクリフ・ロバートソン保安官に扮し、アダムとバディをくむ。そして、最後の保安官ミンディー・モリソン役にクロエ・セヴィニー。盟友トム・ウェイツ、イギー・ポップ、ティルダ・スウィントンも出演また、『ダウン・バイ・ロー』(86)で主演を務めたトム・ウェイツ、映画『ギミー・デンジャー』ではその製作を自ら依頼したというイギー・ポップ、『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』(13)でヒロインのヴァンパイア役を名演したティルダ・スウィントンと、ジャームッシュ作品にゆかりのあるキャスト勢も出演。そのほか、セレーナ・ゴメス、ダニー・グローヴァー、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズら新たな豪華メンバーも作品を盛り上げる。漫画「100 日後に死ぬワニ」とコラボ!映画公開に先駆け、互いに“死”というテーマを持った漫画「100日後に死ぬワニ」(※)と映画『デッド・ドント・ダイ』のコラボレーションが実現。公開されたイラストには、ワニやネズミやニワトリをはじめとしたお馴染みの人気キャラクターたちが、映画のビジュアル広告を興味深そうに観ながら、“これ見る?”と会話を繰り広げる日常の一コマが切り取られている。※漫画「100日後に死ぬワニ」…漫画家/イラストレーターのきくちゆうき作、2019年12月12日から毎日19時にSNS投稿されている4コマ漫画。1日進むごとに、「死まであと○○日」とカウントダウンされる衝撃的なワニの余命宣告とは対照的に、のほほんとした何気ない日常を描いていくギャップのある内容に、日本全国で中毒者が続出。“X DAY”となる2020年3月20日のワニの行く末を、多くのファンが見守っている。カンヌ映画祭ではオープニング作品に『ストレンジャー・ザン・パラダイス』で新人賞、『ブロークン・フラワーズ』でグランプリ、『コーヒー&シガレッツ』で短編部門のパルムドールを受賞するなど、カンヌ国際映画祭映画祭の常連となっているジャームッシュ。2019年に行われた第72回カンヌ国際映画祭では、本作がオープニング作品として上映。長編部門でのパルムドール初受賞は惜しくも逃してしまったものの、「大爆笑!」「ゾンビジャンルへの楽しい試み」など熱いレビューが寄せられており、観客の心はしっかりとキャッチした模様だ。作品情報映画『デッド・ドント・ダイ』日本公開:2020年6月5日(金)※当初は2020年4月3日(金)から全国公開される予定だったが、公開を延期した。出演:ビル・マーレイ、アダム・ドライバー、ティルダ・スウィントン、クロエ・セヴィニー、スティーヴ・ブシェミ、ダニー・ローバー、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、イギー・ポップ、セレーナ・ゴメス、トム・ウェイツ
2020年03月20日鬼才ジム・ジャームッシュ監督が初めて手掛けるゾンビ・コメディ映画『デッド・ドント・ダイ』から、アダム・ドライバー、ビル・マーレイ、クロエ・セヴィニー、ティルダ・スウィントンという強烈な個性たちのキャラポス&キャラ動画が解禁された。平和な町センターヴィルに突如現れたゾンビたち…。彼らに立ち向かうのは、町でたった3人しかいない警官と謎に包まれた葬儀屋の女主人。解禁となるポスター画像には、それぞれ手に武器を携えた、人類の運命を託された(?)ヒーローの姿が!ゾンビ映画の凶器の定番!? マチェーテを手にして異常事態にも妙に落ち着き払った対応を見せるのは、アダム演じるロニー・ピーターソン巡査。また、警官チームのリーダーとして神妙な面持ちで猟銃を構える、ビル演じるクリフ・ロバーソン署長。そして、ゾンビ出現にパニックとなりながら猟銃を抱える、クロエ演じるミンディ・モリソン巡査。さらに、謎の葬儀屋ゼルダを演じたティルダ・スウィントンは黒いマントを羽織り日本刀を腰に携え、強烈なオーラを放っている。各キャラクターの後ろには、オドロオドロしい色で光り輝く満月を背に、イギー・ポップやサラ・ドライバー演じる“コーヒー・ゾンビ”が迫っている点にも注目。併せて解禁されたキャラ動画では、「ロニーやクリフに会いに行こう!」と銘打って、それぞれのユニークな個性が炸裂する本編シーンが紹介されている。ゾンビが這い出てきたであろう墓穴にうっかり転げ落ちるクリフ署長、ゾンビに囲まれたパトカー内で上司のクリフに「そっちこそ黙れ!」と言い返す、大人気ないロニー巡査、メガネに飛んだ血しぶきに恐れおののき絶叫を繰り返すミンディ巡査に、ゾンビに向かって、まさかのファッションチェックを始めるゼルダは日本刀で仕上げ…。豪華4人、強烈な個性の大渋滞といえるスペシャルシーンの連続となっている。『デッド・ドント・ダイ』は4月3日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:デッド・ドント・ダイ 2020年4月3日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開Abbot Genser / Focus Features © 2019 Image Eleven Productions, Inc.
2020年03月19日ナタリー・ポートマンが“ポップスター”を演じ、ジュード・ロウ、Siaと共に製作総指揮も務めた映画『ポップスター』。この度、ポップスターの壮絶な物語を描いた本作から、予告編と場面写真が到着した。今回到着した予告編では、銃乱射事件の悲劇が映し出されスタート。そんな壮絶な過去をきっかけに、それを乗り越え、華々しくステージで活躍するナタリー演じるセレステの姿が描かれる。一方で映像では華やかな世界の裏側も映し出す。ホテルの廊下に突如倒れこむセレステと、その様子に呆れ気味のジュード演じるマネージャーの姿…。彼女の実態は、ドラッグ、アルコール、スキャンダルにまみれ不安定で危険に満ちていた。そして、「人として扱われない、うんざり」と叫んだり、姉エレノア(ステイシー・マーティン)に泣きついたり、弱音を吐く様子も確認することができる。また場面写真では、神妙な表情で遠くを見つめる娘アルビー(ラフィー・キャシディー)との親子ショットをはじめ、銃乱射事件発生直前の様子も切り取られている。『ポップスター』は4月3日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ポップスター 2020年4月3日よりTOHO シネマズ日比谷ほか全国にて順次公開© 2018 BOLD FILMS PRODUCTIONS, LLC
2020年03月06日ビル・マーレイとアダム・ドライバーが鬼才ジム・ジャームッシュのもとでW主演する、愛すべきゾンビ・コメディ『デッド・ドント・ダイ』から、オールスターキャストが集結した日本版予告と、ポスター画像&場面写真が一挙に解禁された。先に解禁された海外版予告の字幕版を見た映画ファンからは、「これはwwwジム・ジャームッシュやりたい放題かよ」「楽しみしかなくて発狂しそう」「1億パーセント面白いと確信している」など、期待あふれる声が殺到している本作。今回、新たに日本版の予告映像が到着。「この平和な街に…ヤツらがやって来る」という、どこかノスタルジックな文字とともに、ゾンビのダイナー襲撃シーンから幕を開ける。現実社会に溢れる、一心不乱にスマホ画面に見入って歩行する“スマホ・ゾンビ”からインスピレーションを得たというジャームッシュ監督。本来は無個性であるゾンビに現代の世相を反映させた驚きの演出で、本格的なゾンビ映画の創造に挑戦!テニスラケットを振り回す「スポ根ゾンビ」、“コーヒー”という言葉を繰り返してさまよう「コーヒー・ゾンビ」、酒の匂いを漂わせ酔っ払う「シャルドネ・ゾンビ」など、生前の物欲に従って行動する生ける屍たちを映像化。奇想天外でユーモラスなゾンビたちは、「ウォーキング・デッド」のようにシリアスでもなく、『新感染ファイナル・エクスプレス』のように過激でもない、どこかトボけた滑稽さがあり、“もしも自分がゾンビになったら?”と思わず想像力を膨らませてしまう!?さらに、奇想天外なゾンビたちの大量発生に立ち向かうのは、これまたトボけた警官コンビ。ビル・マーレイが猟銃をぶっ放す衝撃シーンに加え、アダム・ドライバーがライトセーバーならぬナタでゾンビを斬り捨てる驚愕シーンも!「ゾンビを成敗しないと世界は終わる」と日本刀を携えたブロンド長髪のティルダ・スウィントンなど、ほかの映画では絶対に観られないコミカルな怪演を披露する豪華キャストたちも見逃せない。併せて解禁となったポスター画像では、まさにいま、墓から這い出てきたかのような生々しいゾンビの手が…。月夜に迫りくるゾンビの恐怖をかき立てるビジュアルだ。新たに解禁となった場面写真では、ティルダが道着で日本刀を構える姿や、セレーナ・ゴメスが友人たちとオタクグッズでいっぱいのホビーショップに立ち寄るシーン。ゾンビの襲来に怯えるダニー・グローヴァーとケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、まさかのゾンビ役で登場したイギー・ポップ、森で暮らす世捨て人を演じるトム・ウェイツの姿が切り取られている。ジョージ・A・ロメロ監督の古典的名作『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』にオマージュを捧げ、疾走感よりも牧歌的な緩やかさを選び取ったジャームッシュ。特有のオフビートなスタイルと相まった、唯一無二のゾンビ・ワールドとなっている。『デッド・ドント・ダイ』は4月3日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:デッド・ドント・ダイ 2020年春よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開Abbot Genser / Focus Features © 2019 Image Eleven Productions, Inc.
2020年03月06日ナタリー・ポートマンとトップ・アーティスト・Sia(シーア)がタッグを組み、ポップスターのリアルすぎる光と闇を描く渾身作『VOX LUX』(原題)が、邦題『ポップスター』として4月3日(金)より公開決定。併せてポスタービジュアルと初映像となる特報が解禁された。主人公セレステを演じるのは、『レオン』(’95)で大ブレイク、『ブラック・スワン』(’11)でアカデミー賞主演女優賞を受賞したナタリー・ポートマン。ハリウッドのトップ女優として君臨するナタリーが今作で挑むのは、銃乱射事件の生存者として追悼式で歌を歌ったことをきっかけに新進ポップスターへと上り詰めるも、度重なるスキャンダルで失墜、再起をかけたステージに臨むポップスターのセレステ。セレステの才能を見初め、彼女をトップスターへと導く敏腕プロデューサー役には、『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』の演技派俳優ジュード・ロウ。また、幼少期のセレステと、ナタリー演じるセレステの娘の二役には、『トゥモローランド』で一躍注目されたラフィー・キャシディ。かつてのナタリーにも重なり、キャリアを広げつつある17歳の彼女は、その繊細な演技でまったく異なる人物の二役を見事に演じあげた。そして、セレステの姉エレノアには、『ゲティ家の身代金』や『グッバイ・ゴダール!』のステイシー・マーティン。劇中ナレーションではウィレム・デフォーも参加する。さらに、主題歌・劇中歌の全般を担当するのは、世界的トップ・アーティストのSia。2017年9月から放送されているナタリー出演の「クリスチャン・ディオール(Christian Dior)」の香水ブランド「ミス・ディオール」のCMで、大ヒット曲「Chandelier(シャンデリア)」が起用されたことも記憶に新しい。監督・脚本は『シークレット・オブ・モンスター』(’16)で鮮烈なデビューを飾った若手気鋭のブラディ・コーベット。振り付けには『ブラック・スワン』が出会いとなったナタリーの夫バンジャマン・ミルピエが参加。ナタリーと共にジュード、Siaもエグゼクティブプロデューサーとして名を連ねた本作は、Sia提供の楽曲を歌い上げるナタリー演じるポップスターの壮絶な物語に、各映画祭で絶賛の嵐を巻き起こしている。この度解禁となったポスタービジュアルでは、ナタリー演じるセレステが、艶やかな衣装と奇抜なメイクに身を包み、ステージで力強くパフォーマンスする姿が写し出され、「炎上も賞賛も私の居場所(ステージ)」というコピーからも、ポップスターとして生きる彼女の揺るぎない信念と衝撃の予感、ナタリーの熱演を期待させるものに。さらに特報映像では、スターとして人目に晒され生きることの窮屈さに、『ブラック・スワン』の主人公のごとく感情を乱し怒鳴るセレステの様子が…。そして突如響く銃声。姉のエレノアの前で涙する様子や、華やかなステージパフォーマンスで人々を魅了する姿もあり、これまでにない新しいナタリーを目にすることができそうだ。『ポップスター』は4月3日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2020年01月24日鬼才ジム・ジャームッシュ監督の最新作『The Dead Don’t Die』が邦題『デッド・ドント・ダイ』として、4月3日(金)より公開決定。本日1月22日(水)のジャームッシュ監督67歳の誕生日を記念して、アダム・ドライバーにビル・マーレイ、ティルダ・スウィントン、セレーナ・ゴメスら豪華キャストがゾンビたちの大量発生に立ち向かう日本語字幕付き海外版予告が解禁となった。本作は、アダム・ドライバー演じるバス運転手の何気ない日常を切り取り、日本でも大ヒットした『パターソン』(2016年)以前からジャームッシュ監督が構想を温めていたという、3年ぶりの最新作。世界中からリスペクトされる鬼才がついにソンビ映画を手掛けたことでも話題となり、昨年の第72回カンヌ国際映画祭のオープニング作品として初披露されるや、「大爆笑!」(The Hollywood News)、「この世のものとは思えない、凄いキャスト」(Awards Daily)、「ビル・マーレイとアダム・ドライバー、最高の二人」(Nightmare On Film Street)、「ゾンビジャンルへの楽しい試み」(The Hollywood Reporter)などメディアから熱いレビューが続々と寄せられていた。今回解禁された海外版予告編は、アメリカの田舎町センターヴィルに、何やら恐ろしくゾッとする影が忍び寄るシーンから幕を開けるーー。3人だけの警察署で勤務するロバートソン署長(ビル・マーレイ)とピーターソン巡査(アダム・ドライバー)、モリソン巡査(クロエ・セヴィニー)は、ダイナーでの変死事件を皮切りに、思わぬ事態に巻き込まれていく。次々と墓場から蘇えり、町に溢れる死者たち。どうやら生前の活動に引き寄せられているようだ。ピーターソン巡査はライトセイバーよろしくナタを振りかぶり、ナイス・スウィングでゾンビの首を切り落としていく。葬儀屋のゼルダ(ティルダ・スウィントン)も道着をまとい、日本刀を携えて救世主のごとく現れ、ゾンビたちを斬りまくる!しかし、時間を追うごとに増殖していくゾンビたち。彼らを待ち受けるのは、希望か、それとも絶望か…!?まさに、オールスター・キャストの豪華ジャームッシュ・ファミリーが大集結した本映像。死後もなお生前大好きだったモノを求め彷徨う“コーヒー・ゾンビ”(イギー・ポップ)や、“シャルドネ・ゾンビ”など、奇想天外なゾンビたちに、ちょっぴり頼りない警官たちと住民たちが立ち向かう。ほかにはどんなゾンビが登場するのか、続報にも注目だ。『デッド・ドント・ダイ』は4月3日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:デッド・ドント・ダイ 2020年春よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開Abbot Genser / Focus Features © 2019 Image Eleven Productions, Inc.
2020年01月22日ピエール・エルメ・パリ(PIERRE HERMÉ PARIS)は、2020年バレンタインコレクションを2020年1月15日から2月14日まで販売。パッケージデザインは、パリを拠点に活動するクリエーターのフロランス・バンベルジェ(Florence Bamberger)が担当した。「アソリュティマン ド ショコラ(Assortiment de Chocolats)」(14個入り 税込5,670円)光り輝くジュエリーのようなショコラから心のこもったハート型のケーキまで、ユーモアと独創性あふれる本コレクション。デザインを担当したフロランス・バンベルジェは、ピエール・エルメの創り上げる、味覚の最上の喜び、色彩、心震わす芳香を、ポップでカラフルなスタイルの切手のデザインを通して遊び心いっぱいに表現した。口の中でソフトにとろける上質なショコラをアソートした「アソリュティマン ド ショコラ(Assortiment de Chocolats)」は、フロランス・バンベルジェによるポップな限定ボックスで登場。日本初登場となる、コルシカ産ネピタ(ミント)風味ガナッシュがブラックチョコレートに包まれた「フローラ」や、バナナとショウガ風味のパートドフリュイとプラリネをミルクチョコレートで包んだ「アラベラ」、新たな装いになった代表作「イスパハン」が並ぶ。オンラインブティック、サロン・デュ・ショコラ、そごう・西武の各店舗限定の詰め合わせもラインアップ。「クール ミロワール フレーズ ピスターシュ(Cœur Miroir Fraise Pistache)」(税込3,456円)バレンタインにふさわしい、愛らしいハート形のパティスリーは直営ブティック限定で登場。鮮やかな赤が印象的な「クール ミロワール フレーズ ピスターシュ(Cœur Miroir Fraise Pistache)」(税込3,456円)は、とろりとしたピスタチオ風味マスカルポーネクリームのほんのり香ばしい風味と、イチゴのコンポートのフルーティな酸味が、高貴な味覚のコンビネーションを生む一品。「トリュフ アソリュティマン(Truffes Assortiment)」(税込2,160円)※限定パッケージカラメル風味とヘーゼルナッツ風味の2種を詰め合わせた「トリュフ アソリュティマン(Truffes Assortiment)」(税込2,160円)は、限定パッケージで登場。また、カラメリゼした香ばしいナッツのプラリネを、ミルクチョコレートとビターチョコレートでコーティングした「クロッカン オ プラリネ(Croquants au Praliné)」(税込2,970円)は、伊勢丹新宿限定で発売される。「マカロン」(6個詰合わせ 税込2,808円)※限定パッケージマカロンは、バレンタインに合わせてショコラフレーバー中心のセットに。鮮やかな色合いのロランス・バンベルジェによるポップなハートをあしらった限定デザインボックスで登場。「キャレ ショコラ ノワール」カカオ56%ショコラノワール(税込2,700円)※限定パッケージ高級感がありながら手軽に食べられるスナック ショコラは、シンプルな味わいながらもピエール・エルメの独創性が光る、隠れた人気商品。「キャレ ショコラ(Carrés de Chocolat)」(税込2,700円)のショコラノワールとショコラオ レは限定パッケージで登場する。「プティ マスク アール プルミエ(Petit Masque Art Premier)」(税込1,404円)パリのケ・ブランリ美術館(旧アフリカ・オセアニア国立美術館)所蔵の古来より伝承される本物のお面を型取りしたマスク型チョコレートは、ピエール・エルメらしく、ショコラをダイナミックに表現した存在感のある作品。人の顔の大きさほどあるお面原寸大のチョコレートの他、贈り物におすすめな赤色のギフトボックスに入ったプチサイズ「プティ マスク アール プルミエ(Petit Masque Art Premier)」(税込1,404円)がラインアップ。この他にも、直営ブティック限定のマダガスカル産バニラとショコラのパウンドケーキ「ケーク ユルティム(Cake Ultime)」(税込2,160円)や、カラメル風味のビターチョコレートスプレッド「パート ア タルティネ プレニチュード(Pâte à Tartiner Plénitude)」(税込2,160円)など、バレンタインギフトにぴったりな商品がそろう。
2019年12月11日国内外のポップカルチャーが集結する大規模イベント「東京コミコン2019」が幕張メッセで開催されている。会場には多数のブースが設置されているほか、貴重なアイテムの展示や豪華ゲストが登場するイベントも開催。年々、規模を拡大しており、今年はこれまで以上の盛り上がりを見せそうだ。コミコンは、コミックやアニメーションなどのポップカルチャーを愛する人たちが集まる催しとして1970年代からスタートし、その熱はアメリカから全世界に拡大。現在はアメリカのサンディエゴで開催されているコミコンが最大規模として知られているが、世界各地で映画やコミックを愛する人たちが集まって交流を深めている。東京コミコンは、アップル共同創業者のひとりスティーブ・ウォズニアックが提唱したことからスタートし、2016年には先ごろこの世を去った巨匠作家スタン・リーを名誉親善大使として招聘。アメリカのコミコンを土台にしながら、東京独自のカラーを盛り込み、唯一無二の存在になるべく進化と改善を続けている。今年は『スター・ウォーズ』やマーベルなどが出展するほか、映画『ターミネーター2』に使用されたバイク、映画『スピード』に登場したGM社製バスなど貴重なアイテムを多数展示。連日、さまざまなステージも予定されており、オーランド・ブルーム、ジュード・ロウ、クリス・ヘムズワース、イアン・サマーホルダー、マーク・ラファロ、ルパート・グリント、ザッカリー・リーヴァイの来場が予定されている。コミコンの基本は“同好の士がひとつの場所に集う”こと。会場内では映画やコミック、映画が好きな人たちがコスプレを楽しんだり、記念撮影をしたり、グッズを購入しており、コミコンを通じて仲間をつくったり、この会場で年に1回再会する人も多い。今年は過去最大規模のイベントやゲストで開催されているため、総来場者数もこれまで以上に増えることが予想されている。東京コミックコンベンション2019(略称:東京コミコン2019)11月24日(日)まで幕張メッセ9・10・11ホール【関連リンク】 「東京コミコン2019」()
2019年11月23日いつの時代も人の心を豊かにしてくれるものとして欠かせないのは、創造力。本来は周囲に制限されることなく自由なクリエイティビティを誰もが持っているはずですが、社会に出ると、創造力を発揮させるのが難しいと感じている人も多いのでは?そこで、今回は世界中の著名人たちに「あなたはなぜクリエイティブなのですか?(Why are you creative?)」というシンプルな質問を30年以上も投げかけ続けているこちらの方に、“クリエイティブになるための秘訣”を教えていただきました。ドイツのハーマン・ヴァスケ監督!【映画、ときどき私】 vol. 268映画監督としてのみならず、ドキュメンタリー作家、プロデューサー、一流企業のCM製作など、幅広い分野で活躍しているヴァスケ監督。大学時代からクリエイティビティの意味について研究し始め、デヴィッド・ボウイやホーキング博士、ダライ・ラマ、ネルソン・マンデラといった超大物たちに、ときには突撃取材を敢行してきた強者です。日本からも北野武、オノ・ヨーコ、山本耀司、荒木経惟といった方々も登場しており、興味深い内容のドキュメンタリー『天才たちの頭の中 ~世界を面白くする107のヒント~』ですが、今回はそんな監督に逆取材をしてきました!Why are you creative?―やはりまずはお決まりの質問から始めたいと思いますが、今回は監督と同じスタイルで行きたいので、答えを書くための紙とペンも持ってまいりました。では、Why are you creative?監督(紙の左端に大きな楕円をひとつ書き)はい、まずはこれで。―これは!?ちょっと深すぎて私には理解が及ばないのですが、一体どういう意味でしょうか?監督アルファベットのO(オー)ですよ。これから質問ごとに一文字ずつアルファベットを追加して、ある英単語にしたいと思います。なので、次の質問をどうぞ!―なんと、いきなりクリエイティブな展開ですね(笑)。私にとって初めての取材形式となりますが、制限時間内に単語を完成させられるようにがんばります!監督(笑)。ジェフ・クーンズとハーマン・ヴァスケ監督―私も監督同様にインタビューを中心に活動しているので、この3~4年で300人以上の映画監督や俳優のみなさんに取材をしてきました。クリエイティブな方々のお話を聞くことが何よりも刺激的で楽しいのですが、その反面「私自身はクリエイティブではない」という強いコンプレックスが自分のなかにあることにこの作品を見て気がつきました。人は誰でも、いくつになってもクリエイティブになることは可能なのでしょうか?監督(アルファベットのBを書きながら)もちろんです。クリエイティブになるための秘訣は、自分のなかにある“子どもらしさ”とつねに繋がっていること。それは純粋無垢な気持ちや好奇心とも言えますが、それを意識していれば、18歳だろうと、100歳だろうと、つねに創造性豊かでいることができます。では、「創造性とは何か?」。辞書で引いてみると、「何もなかったところに新しく作ること」と定義されていますが、僕は実際にそれを体現した建築家のオスカー・ニーマイヤーに会ったことがあります。彼はブラジルのジャングルのなかに新しい都市を作った人で、会ったときはすでに102歳でしたが、本当に生き生きとしていて、おもしろいし、遊び心もあるし、年齢や時代を感じさせないクリエイティブさを持っていると感じました。そのほかにもご高齢で現役の方々にたくさん会いましたが、どなたも自分のなかにある子ども心と繋がっている方ばかり。つまり、それを失ってしまうことが、創造性を失うことでもあるのです。実際に行動に起こすことが何よりも大事北野武―ということは、誰のなかにもクリエイティビティは存在しており、それを生かすも殺すも自分次第。生まれながらにしてクリエイティブな人間とクリエイティブではない人間にわかれているわけではないということですね?監督質問を受け付けたので、次はSを書きますね。そうですよ!ただ、クリエイティブな人とそうではない人の違いはあります。クリエイティブではない人というのは、アイディアが浮かんだとき、それについて考えるし、他人に話もするけれど、実際の行動に起こさない人のことです。ダミアン・ハーストというアーティストが、「君のこの作品は僕にでも作れそうだ」とあるジャーナリストに言われたことがありますが、そのときに「でも、あなたは作ってはいませんよね?」と切り返したことがありました。そこにこそ、違いがあると考えています。つまり、クリエイティブではない人は、“自分にもできると思うけどそこで終わってしまう症候群”ということですね(笑)。だからこそ、周りにあらがってでも行動に移すことが大事なのです。―なるほど。非常にわかりやすい違いですね。監督僕は誰もがクリエイティブでいてほしいと思っているんですが、多くの人が自分の心のなかに気が小さい自分がいて、それが「いやいや!もし、こんなのを作っちゃったら周りからなんて言われてしまうだろう」とか「問題になって炎上してしまうかも!」と考えて、行動することをやめてしまうんですよ。もうひとつエピソードがありますが、広告界で有名なディレクターのジョージ・ロイスが「ジョージ、気をつけて(George, be careful)」という本を出版したときのこと。それは、彼の両親がいつもジョージに言っていた言葉だったといいます。そんなジョージが僕にサインした本をくれたのですが、そこには「ハーマン、無鉄砲であれ(Hermann, be reckless)」と書いてありました。彼は僕に「慎重になるのではなく、やってしまえ!行動に移すことが大事なんだ!」と伝えてくれたのです。映画のなかでもいろんな人の話がありましたが、みんなに共通して言えるのは、「自分は自分である。そして、人と違っても全然かまわない」ということ。クリエイティブにおいては、とにかくやってみるという行動力が必要だと思います。創造性を広げるヒントを感じて欲しいウィレム・デフォー―確かに、この作品を観ると、背中を押されるような感覚がありました。監督僕はこの映画を通して、そういった思いを多くの人と共有したいですし、それがみなさんにとって刺激になってくれたらうれしいです。実際、さまざまな場所で試写会を行いましたが、上映後にはいろいろな人が僕のところにやってきて、「いままで悩んでいたけれど、創造性が広がるヒントになった」といった声をたくさん耳にしました。そんなふうに、問題解決の糸口になったり、創作活動に対する姿勢を変える力がこの作品にあるのなら、作り手としては幸せなことです。―本作を観る前までは、クリエイティブであることを求められるのはアーティストや芸術などに関係する人たちだけだと思っていましたが、実はクリエイティビティには非常に多面的な意味があることがわかりました。それだけに、誰もがクリエイティブであるべきだと思いますが、世界中の人々がみなクリエイティブになったら、どんな世界に変わると思いますか?監督OBSときて、次の文字は〇(ここからは、みなさんもどんな単語が完成するか一緒にお考え下さい)。それはもちろん、よりよい世界になるだろうね!きっと、いまよりも彩り豊かになるんじゃないかな。いまあなたが着ている服みたいにね(笑)!―(驚)。実は、今日の個人的な裏テーマとして、自分が持っているなかで一番クリエイティブだと思う服(胸元にいろんな色が混ざった刺繍と特殊なデザインが施された黒地のトップス)を着てきました。まさか気がついていただけるとは思わなかったので光栄ですし、さすが監督です!監督(笑)。いや、いい服を選んできたよね。完璧なチョイスだよ!監督が思うもっともクリエイティブな人物とは?―ありがとうございます。では、次の質問です。これまでに1000人以上の著名人の方々にお会いになったということですが、そのなかで監督がもっともクリエイティブだと思ったのはどなたですか?監督(新たな一文字を書きながら)それは、やっぱりデヴィッド・ボウイですね。彼は非常に独創性にあふれた人だったので、亡くなってしまったことが残念でなりません。つねに新鮮なアイディアをどんどん生み出していましたし、人としても素晴らしい人でしたよ。僕は彼が70年代後半にイギー・ポップとベルリンに住んでいたときからの付き合いだったので、何度か取材をさせてもらうことができました。そのなかで、僕は窓のほうを向いて話していて、彼はソファでカメラに向かって答えているというシュールな構図にしましたが、あれはあるアーティストがBBCの取材を受けるときに、「人間が逆さまになって足が話しているような設定にしたらどうか?」という発想があったというエピソードを聞いて決めたもの。でも、そんなふうに、毎回違う何かをしようとする姿勢が本当に素晴らしいと思います。デヴィッド・ボウイとハーマン・ヴァスケ監督―あのシーンは非常に印象的でした。どの方も本当に大物の方々でしたが、突撃取材などもあったようなので、ハプニングに見舞われたことはありませんでしたか?監督OBS〇〇ときて、今度もさっきと同じ〇かな。もちろんありましたよ。そのなかでひとつ話すとしたら、のちに一緒に映画を作ることになった俳優のハーヴェイ・カイテルに会いたいと思っていたときのこと。雪が降っていて、すごく寒い1月のニューヨークでした。まず彼のアシスタントの電話番号を手に入れたので、そこに連絡してみると、「自分じゃわからないからマネージャーに連絡して」ということで、マネージャーに連絡すると、今度は「パブリシストに連絡して」と言われ、次は「私じゃなくてエージェントに」と言われ、25分以上かけてようやくたどり着いたのに、「いや、無理です」と断られてしまったんです。ジュリアン・シュナーベルとハーマン・ヴァスケ監督―見事なまでのたらい回しですね(笑)。その後、どうされたのでしょうか?監督その日に取材をしたジュリアン・シュナーベル監督に「今日はこんなことがあったんだ」とたまたま話をしました。そしたら、取材のあとにホテルに戻ると、部屋の留守番電話に「ジュリアン・シュナーベル監督の推薦があったので、木曜か金曜にハーヴェイ・カイテルを取材できますよ」とメッセージが入っていたんです。そのおかげで、一緒に映画を撮ることにもなるのですが、僕はクリエイティブなコミュニティに助けてもらうことが本当にたくさんありました。そこで、クリエイティブであることと同時に、寛容であることも大事なことだと改めて痛感したのです。「もう負けた」と思ったときに限って、「9回裏で大逆転して勝利!」みたいなエピソードが僕には数多くあるんですよ。ダライ・ラマ―それはやはり、これだけの方々から話を引き出せる監督の魅力もあると思います。少し話は変わりますが、劇中で1つ気になったことがあるのでお聞きしてもいいですか?エピソードの合間にたびたびお寺の鐘が鳴るような演出がされていましたが、日本では煩悩を取り払うために除夜の鐘を鳴らしたりします。もしかして、同じような意味が込められていたりしますか?監督(ひとつ文字を追加して)いや、そういう意図ではなかったけど、それは興味深いおもしろい話だね!つまり、僕は知らないうちに正しいことをしていたということが言えるんだね。クリエイティビティには世界と人を変える力があるジム・ジャームッシュ―そういうことになりますね。まだまだお聞きしたいことはたくさんありますが、そろそろ時間なので最後の質問です。日本人は他人と違うことを怖がり、周りと一緒であろうとするので、個人の創造性が失われやすいと感じています。本作では107通りのアドバイスが得られますが、監督から108個目をお願いします!監督まずは、ほかの人と違うということを恐れず、自分らしく生きることが大事なこと。そして、何でも周りの許可を得ようと思わずに、とにかくやってみることです。そうしないと、「あのときああすればよかった」と一生後悔し続けることになると思うので。映画のなかで、ネルソン・マンデラも言っていますが、クリエイティビティとは世の中だけでなく、自分自身を変える力も持っているのです。そして、女優のジャンヌ・モローも「創造性とは希望」と語っていましたが、クリエイティビティは変化を起こす唯一の方法でもあります。マイケル・ジャクソンも「クリエイティビティは世の中をよくするためのカギだ」と言っていたくらいですからね。―ということで、最後の質問でひとつ追加していただいてOBS〇〇〇〇〇となったので、あと一文字を入れていただくと完成だと思いますが(みなさん、おわかりになりましたか?)、オマケで一文字入れて答えを見せてください。監督まとめると、僕のクリエイティビティの源は「OBSESSION(執着)」です!―その心は?監督僕はこのテーマをライフワークとし、執着し続けてここまで来たから。なぜそこまでこだわるかというと、これだけ偉大な人たちの言葉を埋もれさせたくなかったし、もし本人が他界してしまったとしても、彼らの遺したものを次に伝えていくことが大事だと思ったからです。来年にはインスタグラムなどのSNSでも大きなキャンペーンを予定していますし、続編も製作するつもりなので、これからも楽しみにしていてください。ちなみに、僕のサインは逆さまに入れておくよ!―最後の最後までさすがです(笑)。今回はクリエイティブに富んだ時間をありがとうございました!インタビューを終えてみて……。終始まったく先が読めないヴァスケ監督の言動に、追いつけないながらも頭をフル回転させながら挑んだ今回の取材。「思うだけでなくやってみる」という監督のアドバイスに従って、この記事も通常のインタビュー記事とはかなり異なる進行と写真の構成にしてみました。私が刺激を受けた監督のクリエイティビティとユーモアが少しでも伝わればと思います!眠っているクリエイティビティを覚醒させよ!デヴィッド・ボウイ「人はなぜクリエイティブであるべきなのか」という問いに、さまざまな方向からヒントをくれる傑作ドキュメンタリー。自分のなかにいる“小さな自分”に打ち勝ち、クリエイティブに生きることに目を向ければ、この先の人生もよりカラフルなものに変えられるはず。まずは、いま頭に浮かんだことから挑戦してみては?クリエイティブな予告編はこちら!作品情報『天才たちの頭の中 ~世界を面白くする107のヒント~』10月12日(土)より、新宿武蔵野館ほか全国順次公開配給:アルバトロス・フィルム©2018 Emotional Network
2019年10月11日〔AwesomeStore(オーサムストア)〕のコスメブランド、《#036COS(アズコス)》をご存知ですか?〔AwesomeStore〕らしいポップなパッケージと、使いやすいカラー展開がうれしいコスメシリーズなんです♪パッケージがかわいい♡最初に注目したいのが、このパッケージ!アメコミのような雰囲気のあるデザインがかわいくて目をひき、思わずパケ買いしてしまいそう。フタはマグネットでついているので、簡単に開閉することができます♪《アイブロウパレット〈ナチュラルブラウン〉》●価格:490円(税別)まずはアイブロウから。フタを開けてみると、中には3色のパレットが入っていました。使いやすいナチュラルなブラウンカラーです。チップとブラシ、鏡が付いているので、メイク直しも簡単にできそう。中間色が1番やわらかく、発色しやすかったです。《アイシャドウパレット〈ブラウン〉》●価格:490円(税別)こちらはアイシャドウです。4色のパウダーが入っていて、アイブロウと同じくチップと鏡がついています。控えめな細かいラメがキレイで、簡単にグラデーションを作ることができますよ♪1番右側のカラーが少し青っぽく、ポイントになってかわいいです。《アズコス》を試してみて♪チップの使用感はどちらも少し固め。ですが、この価格でこのクオリティ。普段使いに十分使えるうれしい商品です♡この他にも、《アズコス》ではチークやリップなどの使えるプチプラコスメがそろっていますよ。気になった方はぜひチェックしてみてくださいね♪
2019年06月01日鬼才ジム・ジャームッシュ監督3年ぶりの最新作で、第72回カンヌ国際映画祭のオープニング作品&コンペティション部門作品として上映される『The Dead Don’t Die』(原題)が2020年の春、全国公開されることが決定した。2016年、アダム・ドライバーを主演に日本から永瀬正敏も参加、バス運転手の何気ない日常を切り取った『パターソン』、伝説のバンド「ザ・ストゥージズ」に迫る音楽ドキュメンタリー『ギミー・デンジャー』の2作を同時に発表したジャームッシュ監督。長年インディペンデント映画界に君臨してきた彼がソンビ映画を手掛けたことで、早くも世界中で話題沸騰中。キャストには、『パターソン』に続きアダム・ドライバー、本作でジャームッシュ監督と3度目のタッグとなるビル・マーレイほか、ティルダ・スウィントン、クロエ・セヴィニー、スティーヴ・ブシェミ、トム・ウェイツ、セレーナ・ゴメス、ダニー・グローバー、イギー・ポップ、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズなど、常連組から注目の若手まで、豪華な顔ぶれが集結している。日本でもスマッシュヒットした『パターソン』に続き主演に抜擢されたアダムとお馴染みのビルのオフビートなバディ感にも大きな注目が集まる本作。これまで、1984年の『ストレンジャー・ザン・パラダイス』がカメラドール(新人監督賞)、2003年『コーヒー&シガレッツ』が短編部門のパルムドールを受賞、2005年『ブロークン・フラワーズ』がグランプリを受賞し、そのほか『ミステリー・トレイン』(’89)『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』(’13)、『パターソン』などがコンペティション部門に、オムニバス『10ミニッツ・オールダー人生のメビウス』(’02)がある視点部門に出品されるなど、カンヌ常連でもあるジャームッシュ監督が、ゾンビ映画を引っさげ、ついにパルムドール受賞を果たすのか?5月14日(火)から開催される映画祭に合わせ、フランスでの公開もスタートする本作の受賞の行方と続報に注目していて。ストーリーアメリカの田舎町センターヴィル。3人だけの警察署で働くロバートソン保安官(ビル・マーレイ)とピーターソン保安官代理(アダム・ドライバー)は、いつもの他愛のない住人のトラブルの対応に追われていたが、突如、街にゾンビが出現、思わぬ事態に巻き込まれていく…。『The Dead Don’t Die』(原題)は2020年春、TOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年05月15日映画監督・ジム・ジャームッシュによる3年ぶりの最新作映画『The Dead Don’t Die(原題)』が、2020年春にTOHO シネマズ日比谷ほかにて全国公開される。Credit : Abbot Genser / Focus Features © 2019 Image Eleven Productions, Inc.2016年に、バス運転手の何気ない日常を切り取った『パターソン』と、伝説のバンド「ザ・ストゥージズ」に迫る音楽ドキュメンタリー『ギミー・デンジャー』を同時発表し話題となったジム・ジャームッシュ。最新作「The Dead Don’t Die(原題)」は、長年インディペンデント映画界に君臨するジム・ジャームッシュよる初のゾンビ映画として話題を呼んでいる。出演は、『パターソン』の主人公としても記憶に新しいアダム・ドライバー、本作でジム・ジャームッシュと3度目のタッグとなるお馴染みのビル・マーレイをはじめ、ティルダ・ スウィントン、クロエ・セヴィニー、スティーヴ・ブシェミ、トム・ウェイツ、 セレーナ・ゴメス、ダニー・グローバー、イギー・ポップ、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズら、常連組から注目の若手まで豪華な顔ぶれが集結。アメリカの田舎町センターヴィルで、3人だけの警察署で働くロバートソン保安官(ビル・マーレイ)とピーターソン保安官代理(アダム・ドライバー)は、いつもの他愛のない住人のトラブルの対応に追われていたが、突如、街にゾンビが出現しだし、思わぬ事態に巻き込まれていくといった内容。本作は、5月14日より開催されている第72回カンヌ国際映画祭のオープニン作品&コンペティション部門作品として上映され、ジム・ジャームッシュが初のパルムドール受賞を果たすのかにも注目が集まってる。【作品情報】『The Dead Don’t Die(原題)』監督:ジム・ジャームッシュ出演:ビル・マーレイ、アダム・ドライバー、ティルダ・スウィントン、クロエ・セヴィニー、スティーヴ・ブシェミ、ダニー・グローバー、 ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、イギー・ポップ、セレーナ・ゴメス、トム・ウェイツ提供:バップ、ロングライド配給:ロングライド2020年春 TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開
2019年05月15日MSGM(エムエスジーエム)の2019-20年秋冬ウィメンズコレクションが、2019年2月22日(金)、イタリア・ミラノにて発表された。ポップなハートモチーフブランドが得意とするグラフィカルなパターンは今季も健在。薔薇の花やブロックチェックなど様々な模様がピーズを彩る中、一際目を引いたのはハートのモチーフ。ファーストルックはその象徴で、ワンピースに散りばめた真っ赤なハート柄がポップなムードを醸し出している。ハートはパターンとしてだけでなく、ニットの胸元を切り抜くモチーフとしても起用。テーラードジャケットの襟やロングコートのサイドに配したブロークンハートも印象的だ。ビッグリボンで華やかに存在感溢れるリボンは、今季の特徴的なディテールの1つ。前述のハート柄ワンピースや、ピンストライプのブラウスは胸元に、ミニスカートはウエストに、大きなリボンが飾られている。アシンメトリーな襟元アウターは襟元にひと工夫。ダブルブレストのコートは、片方の襟から出したロングマフラーを背中に回しかけたり、オーバーサイジングなロングコートは、右の襟を左の襟に潜り込ませたり...。アシンメトリーな襟元のディテールが、アウターに個性的な表情をもたらしている。フットウェアはアクティブに足元には軽快なムードが漂っていて、ジップ付きのアッパーとアクティブなソールを組み合わせたボリューミーなブーツなどが登場。ポインテッドトゥのエレガントなストラップシューズも、ブランドロゴを配したレギンスを合わせることで、スポーティーな印象へとシフトチェンジしている。
2019年02月26日