息子が泣き出すと、わが家のパパはいつもママ任せにして「おっぱい欲しがってるよ!」と言っていました。しかし、あることをきっかけにパパの固定概念が崩れたのです。今回はそのときのことをお伝えします。 産後は疲れやすさと寝不足で体がクタクタ息子はとてもかわいくて、ずっと見ていても飽きません。しかし、産後の体はとても疲れやすく、自分でもコントロールができないほど心まで不安定になっていきました。 おむつ替えや授乳に抱っこ、前かがみの姿勢を1日に何度も繰り返し、腰も首もガチガチ。息子がやっと寝て「さぁ休もう」と思ったらまた泣いてしまう……の繰り返しでクタクタでした。 赤ちゃんが泣く理由はたくさんある!生後3カ月ごろ、赤ちゃんが泣く理由として「おなかが空いた」や「おむつを替えてほしい」などがあることは、わが家の新米パパも理解していたようです。中でも、おっぱいを与えると高確率で泣きやむと思っていた夫は、息子が泣くたびに「おっぱいだって!」と言い、すぐに私に抱っこを交代させようとしていました。 立って抱っこしてほしいとか、他にも理由があることを伝えても、夫には「ママじゃないと泣きやまない」という固定概念があって困りました。 おばあちゃんが抱っこしたら泣き止んだ実母や義母が息子に会いに来たときのことです。実母や義母が大泣きしている息子を抱いて、少し揺れながら室内を歩いているとピタッと泣きやみ、気持ち良さそうに眠りについていました。 その様子を見た夫が「あ、泣きやんだ……」とひと言。ママ以外の人に抱っこされて泣きやむ息子を見て、「おっぱいだけが理由じゃないんだ……」と、やっと理解してくれたのです。 パパはイクメンに、息子はパパっ子になってくれた!「赤ちゃんは、ママのおっぱいのにおいに安心する」という話を聞いた夫は、「それなら俺のにおいにも慣れたら安心するかな?」と、冗談まじりにも積極的に関わりを持つようになってくれました。すると、意思表示をし始める月齢の時期には、息子のほうからパパを求めるようになっていったのです。 その後、息子は夫が帰宅すると、かすかに聞こえるドアの音にもすぐ反応して、玄関まで出迎えるようになりました。さらに、初めて覚えた言葉も「パパ」で、どんどんパパっ子になっていきました。 息子が泣いたとき、少し見ていることもできなかった夫がイクメンになったのは、「ママじゃなきゃダメ!」という固定概念にとれわれなくなったことがきっかけでした。 イラストレーター/ムチコ著者:高橋四葉4児の母。自然分娩2回、帝王切開2回を経験。現在子育てに奮闘しながら自身の体験をもとにした記事を執筆中。監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2023年04月01日夫の仕事は毎日のように残業があり、出張も多く激務です。わが家には5歳の息子と0歳の娘がいて、私はワンオペ育児をしています。夫の仕事が忙しいことは理解しているので、夫が休みの日も含め、私がワンオペ育児になることは仕方がないことだと思っています。しかし夫が、自分はしっかり育児をしている「イクメン」だと思っていたことが、夫のある発言で判明したのです! ほとんど育児に参加しない夫夫は休みの日の前日に遅くまで仕事をしていることが多いため、休みの日は昼前に起きてきて、午後からも気づいたら横になって昼寝をしています。育児は私がどうしても手が離せないときに、私からお願いをすればしてくれる、といった状況。 例えば、娘のおむつ替え。普段からやり慣れていないからか、おむつがズレていて、後から漏れてしまうことも頻繁にあります。その後の処理をするのは決まって私。実は第1子である息子が赤ちゃんのときからその調子で、夫はおむつ替えを数回しかしたことがないのです。 会社の後輩の話を聞いた夫は…そんな夫がある日、「この前3人目の子どもが生まれた後輩(男性)、おむつ替えを1度もしたことないらしいよ! ありえないよね!」と、後輩のことを何もしていないパパだと嬉々として話し始めました。自分のことを棚に上げている夫の様子に驚いた私。そして「いや、パパも同じようなもんだよ。パパだってそんなにやったことないじゃん……」と、つい正直に言ってしまったのです。 しかし、私の発言に夫はもっと驚いていました。続けて、「俺はおむつ替えしたことあるから! 後輩は抱っこもあまりしないし、子どもと遊ぶこともそんなにないらしいよ! 俺は抱っこもするし、子どもと遊ぶじゃん」と言うのです。私からすれば、夫はおむつ替えだけでなく、抱っこも遊びも積極的にしているわけではありません。 人と比べず自分自身を見つめなおして!夫は後輩と自分を比べて「俺はイクメンだな」と言うので、私は「人と比べて自分はできている、という考え方は違うのでは?」と伝えました。また実際、私が普段どれだけの育児をしているのか具体的に伝え、私は夫のことをイクメンだと思っていないことも伝えました。すると夫は「たしかにイクメンではないか……」とつぶやき、理解してくれたようでした。 そもそも私は、ワンオペ育児に不満を感じていたわけではありません。夫にはもっと育児に参加してほしいのですが、仕事が忙しいからできてなくても仕方ないと納得していたのです。しかし夫が「俺は十分に育児に参加している。自分より育児をしていないパパはたくさんいるのだから」と安心しているのであれば、それは不満に思います。 家庭環境は人それぞれで、親子の関わり方や考え方もさまざまだと思います。私は夫に、他の家庭と比べずに「自分自身の子どもとの関わり方はどうなのか?」を考えてほしいのです。また、私も「ワンオペ育児は仕方ない」と思って、何でも自分だけでおこなってしまっていたことが、夫をこのように勘違いさせてしまった一因だったと反省しています。これからは夫に任せられる育児は少しずつ任せて、“一緒に”子育てをしていきたいと思います。 作画/キヨ著者:海原えめ5歳息子と0歳娘を育てるアラフォー母。2児のワンオペ育児に奮闘する毎日。サービス業で働きながら、幼児食インストラクターとして活動している。
2023年03月25日外面がいい人が、家庭でもいい人だとは限りませんよね。 そこで今回は、裏表の激しい夫を描いた漫画「夫と義母から詰められる嫁からの反撃」を紹介します!『夫と義母から詰められる嫁からの反撃』専業主婦のモモは、夫のタロウと義母にひどい扱いを受けていました。タロウは家事育児をモモに任せっきりなのに、外ではイクメンアピールに余念がありません。それでも子どものために堪えてきたモモでしたが、そんな中タロウの浮気まで発覚。我慢の限界を迎えたモモは、ある行動にでます。浮気の証拠で上映会出典:Youtube「Lineドラマ」興信所を使って浮気の証拠を集めたモモ。そしてタロウの家族や職場の人を呼び、証拠をまとめた動画を上映します。慌てたタロウは上映会を止めさせようとしますが、時すでに遅し。こうして、これまでイクメンぶっていたタロウの化けの皮が剝がされるのでした。イクメンぶっていたのに外ではいい夫ぶっていたものの、本性をバラされてしまったタロウ。外面があまりにも良すぎる人には注意したほうがいいのかもしれませんね。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。
2023年03月21日「人鳥」。この漢字をあらわす動物はなんでしょう。「ひとどり」「にんちょう」。そんな鳥はいたでしょうか…。じつは、みなさんも絶対に見たことがあるはずの動物です!ヒントは、動物園や水族館で人気のアイドル的存在、よちよち歩き、つぶらな瞳…。理由になるほど!答えは「ぺんぎん」立ち上がって二足歩行する姿が人間のように見えたことから、「人のような鳥」という意味合いで「人鳥」という漢字をあてたそう。読み方はじんちょう 。中国語で「つま先で立つガチョウ」に由来した「企鵝(きが)」という書き方もあります。たしかに言われてみれば、あれだけ背筋をピーンと伸ばしているような鳥は珍しく、お腹のぽっこりした人がエッサホイサと歩いているように見えるかも…。ただ、これも直立状態で歩行しているわけではなく、膝を90度に曲げて空気椅子のような状態で歩いているのだそうです。ペンギンはイクメンちなみに、皇帝ペンギンはメスの産んだ卵をオスが孵化するまであたため続ける「イクメンな鳥」で知られています。それも2〜3か月ほど飲まず食わずで立ったまま。絶食状態で最終的にはへろへろに!そのあいだメスは何をしているかというと、ヒナのために遠くまで泳いでエサを獲ってくるのだそうです。しかもこれらが行われているのは、冬期の平均気温マイナス50度の強い風が吹く南極大陸の環境下ですから、皇帝ペンギンは鳥のなかでももっとも過酷な子育てをする鳥とも言われています。あの愛らしい姿からは想像できないほど、ハードモードな育児体制。そんな背景も頭にいれながら動物園や水族館へ行くと、ペンギンたちへの見る目が少し変わりそうですね。[文・構成/grape編集部]
2023年02月04日ケチ&なんちゃってイクメンな夫・ソシャ男。妻・S子さんに内緒で子どものためのお金を使い込み、87万円もソシャゲに課金していたことが判明。その後もこっそりとソシャゲを続け、ソシャゲ内で知り合ったぽよよ姫と対面し、一夜を明かしたことで感染症になってしまったソシャ男。度重なる身勝手な行動により家族には見放され、職場でも叱られてばかりでした。さらに、課金のためのお金を稼ぐため、万引きを企てます。ところが万引きは失敗に終わり、警察署で事情を聞かれる始末。身元引受人として深夜に呼び出されたS子さんは、あまりにもみっともないソシャ男の姿に吐き気が止まりません。取調室を出てから、ソシャ男への詰問を始めます……。どれだけケチでも、自分の夫がまさか犯罪にまで手を染めるとは思わなかったS子さん。元々離婚はする気でしたが、この事件が決定打となったようです。 もうたくさん!子どもを犯罪者の娘にさせる気はない! これまで広い心でソシャ男の自分勝手を許してきたS子さんですが、さすがに人の道に外れた行いをする夫とは、これ以上一緒にいられません。「今すぐ書いて。離婚届」 と強くソシャ男に指示します。 この期に及んでもなお、自分のことしか考えられないソシャ男。「そんなこと言ったって……。俺はどうやって生きていけばいいんだよ」 と離婚を渋ります。 「自称イクメンの家事ができるパパなんでしょう!?」 「自分の世話くらい自分でやれよ!!」 あくまで「自称」なので、家事ができないからと言って、S子さんの意志が揺らぐことはないでしょう。もういい大人なのですから、真面目に働いていれば自分ひとり生きていくなんてたやすいこと。ソシャ男は慰謝料や養育費を請求されてもおかしくない立場ですが、それをしないS子さんのやさしさすらわからないのでしょうか。 何よりも、本当にイクメンなのであれば、子どもたちのことをまず心配するのではないでしょうか。S子さんに「少しくらい娘のたちのことを考えてあげなよ!」と言われ、ようやく離婚届に記入を始めたソシャ男。 ソシャ男と結婚したことでS子さんはしなくてもいい苦労をたくさんしてきましたが、これからは娘たちと家族3人、穏やかに生活してほしいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター あこ三国一のテキトーで面倒くさがり。絵が苦手なのになぜか絵を描いています。将来の夢は旅人。▶あこさんの連載マンガをまとめて読む!
2023年02月03日妻の気持ちを思いやることができず、身勝手な行動をとる最低な夫っていますよね…。 ときには反撃に出ることが必要かも!?今回は実際に募集した、「ダメ夫に制裁を下したエピソード」をお届けします。偽イクメン夫を公開説教育児に全く協力しない「偽イクメン」な夫を公開説教した話です。うちにはもうすぐ1歳になる子どもがいます。夫は会社や実家ではイクメンぶって格好つけていますが、家で育児をしたことは全くありません。腹が立ったので、ある週末に、私が夫と同じ会社にいた頃の友人達に声をかけ、家に遊びに来てもらいました。夫は同僚の女性たちに対し「いやーほんと育児って大変でさぁ…」とわざとらしく格好つけていたのですが…。私はすかさず「そうだよね!いつもちゃんと子どもあやして、おむつ替えて、離乳食作って、沐浴させて、怪我とかしないよう見張って、毎日夜泣きのたびにあやしてくれるもんね!ほんと助かってるよ、ありがとう!ところでそろそろ子ども、ご飯の時間だからはいこれ!いつもやってるからできるよね?」と、離乳食を夫の目の前に叩きつけました。夫はとたんにタジタジになりながら、「……あ、あれ、まだミルクじゃなかったっけ」と…。子どもの成長すら見ていないのか!とみんなの前で怒りの説教。出典:lamireその様子を見て、夫の実情を察した友人たち…。「奥さんに教えてもらって今日からちゃんと育児しろ!」と口々に夫へ説教。夫は完全に縮こまってしまっていましたが、反省したのかそれ以来、以前より育児に参加するようになりました。(女性/主婦)あなたの周りでもこんなこと、ありませんか?自分勝手な行動をとる夫とは、一緒に暮らすのも一苦労。夫婦は一生をともに過ごす間柄ですから、確かな信頼関係を築いていきたいものですね。以上、ダメ夫に制裁を下したエピソードでした。次回の「ダメ夫エピソード」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。"
2023年02月03日《いつも応援してくださってる皆様へ。この度、新しい命を授かりました》《母子共に健康に過ごしております》1月29日、Instagramにこう綴ったのは山本美月(31)。’20年8月に瀬戸康史(34)と結婚した山本はこの日、第一子妊娠を発表した。「山本さんと瀬戸さんは’19年にデートが報じられた際の、カフェでお互い黙々とイラストを描くことに没頭していた様子が話題に。そして結婚の際には2人して白のスーツに身を包んだ姿を公開し、《共通の趣味や似た感覚を持つ私達なりの、優しさであふれた、穏やかな家庭を築いていきたいと思います》とコメントを発表していました」(スポーツ紙記者)結婚から2年5ヵ月での第一子妊娠に、夫の瀬戸は大喜びだろう。というのも、瀬戸はかねてインタビューなどで“子供好き”を公言してきた。そんな瀬戸は、これまで俳優業でも子供と縁の深い役柄を演じている。’18年のドラマ『透明なゆりかご』(NHK総合)では産婦人科の院長役、そして’21年の『男コピーライター、育休をとる。』(WOWOW)では新米パパの役を演じている。そのため、すでに撮影現場で“イクメン修行”をしていたようだ。「瀬戸さんはドラマの撮影を通して『赤ちゃんと接するとき、こちらが怖がっているとダメだ』と学んだといいます。さらに『男コピーライター、育休をとる。』では育児の実践面について身につけ、赤ちゃん用ドーナツ型クッションの使い方やミルクのあげ方など、分からないことがあればすぐに自分から聞いていたそうです。“子育て指南”に積極的な瀬戸さんに、現場では現役ママが『もっとこうしたほうがいい』とアドバイスすることもあったといいます」(テレビ局関係者)ドラマでの“育児経験”がパパとしての糧になりそうな瀬戸。もともとイクメンの資質があるようだ。「瀬戸さんのお父さんは家事を積極的にするタイプ。その背中を見て育ったため、瀬戸さんも家事は苦じゃないそうで、特に皿洗いや洗濯などを積極的にしているといいます。また奥さんである山本さんの気分転換の方法も心得ていて、2人でよくドライブをしているそうです。お互いアニメ好きということもあり、ドライブ中は新旧問わずアニソン縛りのセットリストを一緒に楽しんでいるといいます」(前出・テレビ局関係者)’22年12月、「CLASSY. ONLINE」のインタビューで「家族のことを思うと頑張れる」と語っている瀬戸。公私ともに活躍に期待だ。
2023年01月30日mamagirlWEBだけで読める小説「シンデレラmamaガール」。 第一子を出産して4カ月の新米ママ・木部さらさ。 ママ友たちとの楽しいひと時。しかし赤裸々なトークに、さらさはある不安を抱いてしまう……。第三話:男の弱さと女の勘(…いや、やっぱだめだ)携帯をポケットにしまうものの、宗太の顔がゆがんだ。子どもはかわいいけれど、想像以上に大変な生活、すれ違う夫婦生活。それから解放されるような、何かそんな時間が欲しかった。ゲームをしているときは忘れられていたものの、それすらもさらさの顔色を伺いながらしなくてはいけない状況。どこかやましい気持ちを心の奥にしまい、気晴らしするだけだ、と思うと罪悪感がなくなる。宗太は携帯を取り出すと……(…ごはんを食べるだけならいいか)沙彩のlineを開いた。宗太「返事遅れてごめん。了解」後ろめたさを振り切るように、コンビニへと足を進めた。………月日は流れ…-。(うわー!なんだか感慨深い…)いつもお世話になっている商業施設の子ども広場で、ハーフバースデー撮影会が開かれていた。ひなたも今日で生後6カ月。インスタで有名なバースデーフォトデコレーションのママが大きなケーキをモチーフに作った背景に子どもを寝かせ、自由に携帯で撮影できるというものだった。インスタで見つけたハーフバースデー用の衣装にリボンのヘアバンドを付けたひなたが、さらさのカメラに向かって笑う。ニイナ「ひなちゃんかわいい~!もうさ、あっという間にハーフバースデーだったね」ニイナが金髪のロングヘアを揺らしながら、さらさの耳元でにっこり微笑む。さらさ「うん!げんこつやまのたぬきさんの歌詞状態が毎日6カ月…よく頑張ったよ、私たち」その時、ふとさらさの頭に、宗太の顔がふっと浮かぶ。(がんばったといえば…宗太もか)大げんかをした日から、宗太は見違えるように育児を手伝ってくれるようになっていた。夜遅くて帰れない日も、翌朝のゴミ捨てや小さなことを手伝ってくれる。(いつも優しくできないけど、宗太もがんばってるんだよね)(今日は優しくしよう)心がふっと軽くなったとき、美咲がさらさの肩をちょんちょんと叩く。美咲「次の人、すごいこっち見てる(笑)」さらさ「あ!すみません…」気が付くと、後ろに行列ができていた。さらさとニイナと美咲は写真を撮り終えると、いつものカフェへと向かった。子どもにご飯を食べさせ終えると、3人一斉に抱っこして寝かしつけをする。少しぐずり気味の息子に、美咲がボソっとつぶやいた。美咲「こんなに大変なのに…男の人って意外と子どもが騒いでも寝れるよね」ニイナ・さらさ「わかる!」声が揃い、思わず3人で笑ってしまう。ニイナ「子どもを産んで6カ月。まだ消えぬパパへの不満」さらさ「ほんとだよね(笑)あーもう、今日こそは優しくできそうと思ったのに!この会話でまた不満が出てきちゃう」美咲「ごめん、ごめん。でもいつまでも男の人って独身気分よね」ニイナ「ねー、夜だってこっちは疲れてるのに求めてくるし」呟いたニイナが思い出したようにさらさを見やる。ニイナ「で、夜は始めたの?」さらさが、ひなたの背中をトントンしながら首を横に振る。さらさ「全っ然!でも、もう6ヶ月だしそろそろ良いのかな…とは思ってはいるんだけど、最近パパ出張多いしなかなかね」ニイナ「出張!?」さらさ「そうなんだよ。でも出張が多くて手伝えない分悪いと思ってるのかイクメンにはなりつつある」ニイナ「そりゃ、怪しいな」さらさ「え!?」ニイナ「浮気してると、男の人って優しくなるらしいよ」さらさの顔が固まる。美咲がくすっと笑った。美咲「ニイナさん、脅しすぎ。しない人は、しないっていうし気にしなくても大丈夫よ」ニイナ「でも、どうやって処理するの?男の人って女とは違うでしょ」美咲「誘い待ちだったりしてね」ニイナ「あーなるほど!木部家のパパは、シャイボーイなのか」さらさ「誘い待ちとか、やめてよー」さらさは笑って見せたが、ニイナの言う通り少し引っかかることがあった。急に多くなった宗太の出張を少し不思議に思うことがある。(まさかね……)心の不安をかき消すように、ひなたの背中をさすった。その夜……。ベッドで携帯をいじりながら、検索欄をタップする。(毎度、毎度、気にしすぎなんだけど…)「セックスレス」と検索欄に打つと、第二候補ワードに「浮気」がでてくる。(ひいいいい、検索するたび気になることが増えてしまう)その時、宗太がさらさに背を向けて寝る。さらさの胸に少し寂しさが押し寄せる。(本当にしたくないのかな…美咲さんの言う通りまさか誘い待ち…とか?)ママ友の言葉を思い出して、勇気を振り絞る。宗太の大きな背中に顔をうずめ、Tシャツの裾をひっぱった。宗太「……卒乳してから」宗太が優しく、さらさの手を握って自分のお腹にそのまま腕を回した。さらさの女性としてのプライドが少し傷ついた。さらさ「そうだったよね」何も思っていないような素振りを見せながらも、さらさのモヤモヤは晴れない。(どうして…みんなしてるのに。もしかして、私のこと女性として見れないとか?)さらさ「あのさ、宗太」宗太「ん?」さらさ「まさか…私たちってセックスレスじゃないよね?ただの卒乳待ちだよね」宗太「…ん」宗太は振り返らず、さらさの手をぎゅっと握る。宗太「もう寝ろよ」さらさ「え?」宗太「夜泣きでお前も疲れてんじゃない。もう、寝よ」もやもやが晴れないものの、宗太が手を握ってくれてぬくもりは感じる。さらさ「わかった」寝ようと、宗太の手を優しく払う。宗太「おやすみ」さらさ「おやすみ」(大丈夫だよね、大丈夫)さらさは、そっと目を閉じた。………さらさ「ん……」(夜泣きもしてないのに、なんか起きちゃった)ぐっすり寝れたのか、珍しく目が冴えてしまう。(えーせっかくひなたが寝てるのに、寝れないなんて…!)(今、何時だろう)何時に起きてしまったか見ようと、自分の携帯を取ろうとする。すると…(ん……?)横に並んでいた、宗太の携帯がlineでも受信していたのか光っている。一度も宗太の携帯を見たことがなかったさらさだが、妙に気になる。(でも、人の携帯を勝手に見るのはよくないよね)気にせず、自分の携帯を取る。同時に、悩みのタネであるセックスレスのことを思い出してしまった。ニイナの浮気を疑う言葉も心のどこかに引っかかっている。突然多くなった出張、最近のイクメンぶり、セックスレス…-(宗太のこと信じてる。信じてるけど…)ぐっと考えたあと、宗太の携帯を手にとった。(ほんとごめん、これから家族として円滑に過ごせるために確認だけ、宗太)悪いとおもいつつ、携帯を手に取る。テキトーに考えたパスを入れ、3回目ではずれる。Lineのアイコンをタップした、その時…-(……これって)つづく あわせて読みたい🌈私とはセックスレスなのに…夫が後輩と秘密のLINE発覚!どうすべき!?
2023年01月19日ケチ&なんちゃってイクメンな夫・ソシャ男。妻・S子さんに内緒で子どものためのお金を使い込み、87万円もソシャゲに課金していたことが判明。その後もこっそりとソシャゲを続け、ソシャゲ内で知り合ったぽよよ姫と対面し、一夜を明かしたことで感染症になってしまったソシャ男。さらに感染対策を怠ったことで家族にまで感染症をうつし、S子さんと娘たちは我慢の限界。離婚を決意したS子さんは「あの日」のことをソシャ男に問い詰め……。感染症になったことで保健所に行動履歴を問われるも、頑なに自分の行動を明かそうとしなかったソシャ夫。S子さんはソシャ夫のそんな言動を見逃しません……。離婚を渋る理由まで自分勝手なソシャ男…! 離婚を渋るソシャ男に「保健所に自分の行動履歴を明かせなかった理由」を問いただすS子さん。正直にソシャゲ内で知り合ったぽよよ姫と飲みに行ったことは認めたものの、あろうことかソシャ男はぽよよ姫にまで罪を擦り付けようとします……。 「それでも父親なの?その前に人間なの?」とS子さんが冷静に非難するのももっとも。いつまでも離婚を認めようとしないソシャ男に「不貞も慰謝料もどうでもいいから早く別れたい」と告げるS子さん。 これまで家族をないがしろにしてきたソシャ男に、S子さんの意志を覆す術はおそらくないでしょうね……。 しかもソシャ男が離婚したくない理由は「イクメンパパの肩書きを捨てたくない」という自分勝手なものでしかありません。 最後の最後まで自分のことしか考えられないソシャ夫。家族に縛られず、思う存分1人の生活を満喫したいなら、離婚してからにしてほしいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター あこ三国一のテキトーで面倒くさがり。絵が苦手なのになぜか絵を描いています。将来の夢は旅人。▶あこさんの連載マンガをまとめて読む!
2023年01月12日ケチ&なんちゃってイクメンな夫・ソシャ男。自宅にS子さんの会社のスタッフが来ていると知ると、イクメンな俺を盛大にアピール。その後、WEB会議があるからと自室に向かいます。WEB会議の声が大き過ぎるため、ボリュームを下げるよう、ソシャ男の部屋に向かうS子さん。すると「そういやソシャ男先輩、あの件ってまだ奥さんにバレてないんですか?」という会話が聞こえてきて……。 ソシャ男の会話は筒抜けで… 「あの件ってどの件だよ。心あたりがあり過ぎるわ〜」 S子さんに聞かれているとは知らないソシャ男は、ペラペラと話し続けます。 「奥さんに内緒でゲームに課金してるって話、バレてないんですか?」 「バレないバレない。うちの頭良くないからさ。現金で課金したら気付かないもん」「あいつマジ口うるさいからバレたらやべーわ」 S子さんは「……は? ……は?」と怒りでワナワナし、その一部始終を見ていた会社のスタッフは、気まずそうに帰っていきます。 S子さんはソシャ男の部屋に入り「……WEB会議が終わったら話があるからリビングに来てね」と宣告。 そして会議終了後……。 「じゃ、そこ座って」 ソシャ男への尋問がスタートしたのです。 妻の悪口を平気で言っていることも、妻にバレないように課金をしていることも、どちらもアウトなソシャ男。こんな話を聞いてしまったら、到底許す気にはなれませんよね。 著者:マンガ家・イラストレーター あこ三国一のテキトーで面倒くさがり。絵が苦手なのになぜか絵を描いています。将来の夢は旅人。
2022年11月18日ケチ&なんちゃってイクメンな夫・ソシャ男は、ソシャゲにハマり過ぎて仕事にも影響が。オーナーに説教されている途中で、ゲームの開始時刻が迫り、携帯片手にトイレに駆け込んでゲームを始めます。ゲーム後もトイレに閉じこもり続け、プライベートチャットで憧れのぽよよ姫に告白したソシャ男。告白を断られて食い下がっていると、さすがに不審に思ったオーナーにトイレから出るよう言われます。ソシャ男がどう言い訳しようかと考えていると、「オーナー、大変です!!」とほかのスタッフがやってきて……。 慌ててやってきたスタッフは… 「クラスターかもしれません」 そのスタッフの話では、昨日休んでいたスタッフが新型コロナに感染したらしく、そのほかのスタッフでも熱が出ているようだとのこと。 オーナーは「とうとううちの店もか……」と頭を抱えますが、従業員やお客さんのことを考え、少しの間店を閉めることを決断します。 「休みってことは……俺の給料どうなるんだ?」 ソシャ男はとりあえず聴取を逃れられたことにホッとするも、不安になります。 そして自宅に帰ると、S子さんとS子さんの会社のスタッフが、サンプル作りをしていました。 すると、なんちゃってイクメンのソシャ男は本領を発揮して……。 「大変そうだね。俺も手伝おうか。あ、お迎えも任せてよ!」と思ってもいないことを言い、さらにはノンアルコールカクテルを作って振る舞い、ウェブ会議があるからと自室に向かいます。 会社の人たちは「めちゃくちゃ良い旦那さんだね!」「おもしろくてやさしい〜」とほめてくれますが、「いや……本性を知ったらびっくりすると思うよ」とS子さん。 しばらくするとWEB会議が始まりますが、声が大きいためもう少しボリュームを下げてもらうよう、S子さんがソシャ男の部屋に向かうと……。 「そういやソシャ男先輩、あの件ってまだ奥さんにバレてないんですか?」 耳を疑うような会話が聞こえてきたのです。 外面だけはいいソシャ男にうんざりするS子さん。本性がわかっていると、自分のパートナーをほめられてもうれしくないですよね。 著者:マンガ家・イラストレーター あこ三国一のテキトーで面倒くさがり。絵が苦手なのになぜか絵を描いています。将来の夢は旅人。
2022年11月17日あこさんの友人に起きた、体験談です。ケチ&なんちゃってイクメンなS子さんの夫・ソシャ男。S子さんの心はすでに冷めきっていました。ソシャ男との出会いは、とあるレストラン。その後2人は付き合うようになったのですが……。 デートではいつも… ソシャ男はクーポン好きだったり、記念日の食事がファミレスだったりと、ケチなところもありましたが、S子さんは幸せになれると思い、結婚しました。 その後、2人の娘を授かりますが、ソシャ男のケチっぷりに拍車がかかっていきます。 さらにソシャ男は典型的な、なんちゃってイクメン。外面だけは良く、家ではずっとスマホゲームをしている姿に、S子さんの心は冷めきっていました。 ある日も、娘たちをお風呂に入れる間、キッチンの鍋を見ていて欲しいとS子さんが言っても返事がなく、ソシャ男がいる部屋のドアを開けると……。 「わっ、なっなっなんだよ!?」 ソシャ男はなぜかひどく慌てた様子。 不自然なそぶりのソシャ男を見てS子さんは「何? あの慌てよう。怪しい〜」と疑惑を持ったのです。 外面だけ良くて、実際は育児・家事に協力的でない夫の姿を見続けていたら、妻の心が離れていくのは当然ですよね。 著者:マンガ家・イラストレーター あこ
2022年11月11日育児中のママたちからは、「夫が育児に協力してくれない」「育児は母親の役割だと思っている」「私が忙しく動き回っているのに夫はスマホをいじってばかり」という不満の声をよく聞きます。そんな育児中のママたちの悩みである夫をどうしたら“育児に協力的な夫”に変えられるのかについてお話しします。 やってほしいことを細かく伝える私が忙しく家事や育児をしているとき、夫にあれをやってほしいな、と思っても全然してくれなくてイライラすることがよくありました。そもそも男性というのは、多くの場合は“察する”ことが苦手なもの。「言わなくてもわかるだろう」は通用しないのだとこのとき思いました。 夫にやってほしいことがあるときは、ストレートに「○○をやって」と言うことが大事なのです。伝え方にもポイントがあり、育児に不慣れな夫には「赤ちゃんをお風呂に入れて」だけじゃ不十分。「お風呂に入れる前にバスタオルと肌着とパジャマを用意してね。お風呂から上がったらすぐに保湿クリームを塗ってね」と、私にとっては当たり前のことでも、夫には事細かに伝えることが大事だと感じました。 夫のやることにダメ出ししない夫が抱っこをしたら「そんな抱き方じゃダメよ」と注意、おむつ替えをしたら「おしりがちゃんと拭けてない」など、ダメ出しをしてはいけないと思った私。 赤ちゃんといつも一緒にいるママと比べたら、夫は抱っこやおむつ替えなどが下手で当たり前。夫なりに一生懸命頑張っているのにダメ出しばかりされたら、やる気をなくしてしまうのではないかと思いました。 夫に赤ちゃんのお世話をお願いしたときは、どんなに手際が悪くても口や手を出さず見守る。そのうえで、「ありがとう、こうするともっとうまくできるかも」など、“アドバイス”として伝えてあげると、パパも前向きに受け止められると思いそれを徹底しています。 夫に赤ちゃんを預けてみる普段仕事で家にいない夫は、赤ちゃんと2人きりになる時間がほとんどありませんでした。だからどうしても「育児は妻の仕事、自分はお手伝い」という気持ちが抜けきらないのだと思います。 だからこそ、“赤ちゃんと2人きりの時間”をつくってあげることが大切。赤ちゃんと2人きりの場合、いつも頼りっぱなしの妻はいないので、夫は自分であれこれ考えてお世話をしなければいけません。それが育児に対する自信にもつながり、赤ちゃんと2人きりで過ごす大変さがわかって、より育児に協力的になってくれると私は感じたのです。 赤ちゃんのお世話が不慣れな夫に預けるのは、心配でしたが、私だって最初は同じように不慣れだったはず。夫を信じて任せてみよう! と思い任せました。だんだん赤ちゃんのお世話に慣れてきたら、夫に預ける時間を増やしていこうと考えています。 わが家の夫は、これらを実践していくうちに、だんだん育児に協力的になっていきました。 “イクメン”というのは育てるもの! ママの言動1つで、パパはよくも悪くも変わると痛感。これからも夫をうまく育児に巻き込んで、夫婦で協力して育児をしていきたいです。 イラストレーター/ライコミ
2022年10月30日育児中のママたちからは、「夫が育児に協力してくれない」「育児は母親の役割だと思っている」「私が忙しく動き回っているのに夫はスマホをいじってばかり」という不満の声をよく聞きます。そんな育児中のママたちの悩みである夫をどうしたら“育児に協力的な夫”に変えられるのかについてお話しします。 やってほしいことを細かく伝える私が忙しく家事や育児をしているとき、夫にあれをやってほしいな、と思っても全然してくれなくてイライラすることがよくありました。そもそも男性というのは、多くの場合は“察する”ことが苦手なもの。「言わなくてもわかるだろう」は通用しないのだとこのとき思いました。 夫にやってほしいことがあるときは、ストレートに「○○をやって」と言うことが大事なのです。伝え方にもポイントがあり、育児に不慣れな夫には「赤ちゃんをお風呂に入れて」だけじゃ不十分。「お風呂に入れる前にバスタオルと肌着とパジャマを用意してね。お風呂から上がったらすぐに保湿クリームを塗ってね」と、私にとっては当たり前のことでも、夫には事細かに伝えることが大事だと感じました。 夫のやることにダメ出ししない夫が抱っこをしたら「そんな抱き方じゃダメよ」と注意、おむつ替えをしたら「おしりがちゃんと拭けてない」など、ダメ出しをしてはいけないと思った私。 赤ちゃんといつも一緒にいるママと比べたら、夫は抱っこやおむつ替えなどが下手で当たり前。夫なりに一生懸命頑張っているのにダメ出しばかりされたら、やる気をなくしてしまうのではないかと思いました。 夫に赤ちゃんのお世話をお願いしたときは、どんなに手際が悪くても口や手を出さず見守る。そのうえで、「ありがとう、こうするともっとうまくできるかも」など、“アドバイス”として伝えてあげると、パパも前向きに受け止められると思いそれを徹底しています。 夫に赤ちゃんを預けてみる普段仕事で家にいない夫は、赤ちゃんと2人きりになる時間がほとんどありませんでした。だからどうしても「育児は妻の仕事、自分はお手伝い」という気持ちが抜けきらないのだと思います。 だからこそ、“赤ちゃんと2人きりの時間”をつくってあげることが大切。赤ちゃんと2人きりの場合、いつも頼りっぱなしの妻はいないので、夫は自分であれこれ考えてお世話をしなければいけません。それが育児に対する自信にもつながり、赤ちゃんと2人きりで過ごす大変さがわかって、より育児に協力的になってくれると私は感じたのです。 赤ちゃんのお世話が不慣れな夫に預けるのは、心配でしたが、私だって最初は同じように不慣れだったはず。夫を信じて任せてみよう! と思い任せました。だんだん赤ちゃんのお世話に慣れてきたら、夫に預ける時間を増やしていこうと考えています。 わが家の夫は、これらを実践していくうちに、だんだん育児に協力的になっていきました。 “イクメン”というのは育てるもの! ママの言動1つで、パパはよくも悪くも変わると痛感。これからも夫をうまく育児に巻き込んで、夫婦で協力して育児をしていきたいです。 イラストレーター/ライコミ
2022年10月30日この記事では、育休を取得してくれたものの家事も育児も手抜きばかりだったパパが、ママが病気になったことによって心を入れ替えたという体験談をご紹介しています。パパをイクメンにするには、ママの弱さを見せることも大切だと感じたそうです。育児休暇を取得する男性が少しずつ増えてきている昨今ですが、本当に育児ができている男性は想像以上に少ないように感じています。 実は、私の夫も育休取得当時はダメダメパパでした。そんな夫がイクメンに進化していった軌跡をご紹介します。 育休を取得してくれた夫私の夫は、私が妊娠する前から「絶対に育児休暇をとる!」と息巻いていました。実際、田舎の地方公務員だった夫は産後1カ月は有給休暇をとり、その後半年間は育児休暇を取得してくれました。 妊娠期間中は頼りになる夫だと思っていて、周囲からは「育児休暇を取ってくれるなんてすごいね。いい旦那さんだね」とうらやましがられて鼻高々でした。しかし、赤ちゃんが生まれた直後、夫の知られざる本性が露わになったのです……。 1から10まで言わないと動かない夫退院後、赤ちゃんと一緒にわが家に帰ってまず驚いたのは、部屋の汚さでした。部屋の片づけをお願いしたのですが、夫は何もしていませんでした。これには私も大激怒。すぐに物を片づけるように夫の尻を叩きました。 ところが、「何をどこにどう置くのか、ひとつひとつ教えてくれないとわからない」と夫はブツブツ文句を言います。こまごま指示しないと動かないなら……と、産褥期という言葉も忘れ、私がひとりで部屋の片づけをしたのでした。 夫より先に仕事に復帰、しかし予想外の出費がかさんで貧窮したわが家では、私が産後1カ月半で仕事に復帰することになりました。 そのころには、夫ひとりで赤ちゃんのお世話ができるようになっていました。しかし、私が仕事から帰ってくると、夫は私に赤ちゃんを押しつけてぐうたら。しかし、夫は「育児休暇をとったイクメンパパ」と言われ、鼻高々になっていました。 夫が目覚めたきっかけは「その辺の父親よりは育児もできるし、家事もしている」と言って開き直っていた夫でしたが、ある出来事がきっかけで心を入れ替えてくれました。 それは、私が慣れない育児と仕事でうつ病になったことです。昼を過ぎると熱が出る日が続き、ついには耳も聞こえなくなって食べ物の味もわからなくなってしまいました。このことによって病院の先生や看護師さんの指導を受けた夫は、育児はもちろん、家事も真面目にこなしてくれるようになったのです。 ママは意外と弱くて頼りない存在だということを、もっと早く夫にわかってもらえたら……と、今でもたまに振り返ります。ママは育児に一生懸命になりがちですが、夫をイクメンにするためには「もう限界」と、投げてしまうことも必要だと思いました。 イラストレーター/Michika著者:鏡 環2歳の息子の母。現在第二子妊娠中。元高校教員。うつ病と闘いながら夫と二人三脚で育児に励む。
2022年10月30日アイドルグループ・A.B.C-Zの戸塚祥太が25日、主演舞台『今度は愛妻家』の大阪・カンテレ本社で行われた取材会に出席した。同作品は2002年に初演され、14年に再演、10年には豊川悦司・薬師丸ひろ子の夫婦役で映画化もされた人気作。8年ぶりの上演となる今作では、カメラマンで“ダメ夫”の主人公・北見俊介を戸塚が、だらしない夫を朗らかに支える妻・さくらを三倉佳奈が演じる。北見は、妻に甘えるあまり乱暴なセリフを吐くわがまま亭主。戸塚は「これから旅行に出かける奥さんに『俺のメシ(の支度)はどうすんだよ?』とか言うんですよ。どうしてそうなるのか全然理解できない!」と呆れながらも、ある出来事をきっかけに抜け殻のように無気力な生活を送ることになる北見の心の動きには「すごくわかる」と共感。「僕でも心が空っぽになっちゃうと思う」としみじみ語り、「いろんな“愛おしさ”が詰まっている物語。観てくれたお客さんそれぞれが何かを持ち帰って、心の痛みをちょっとだけ癒す手助けができたら」と作品の魅力を話した。また、タイトルにちなみ「結婚したら“愛妻家”になりそう?」との質問が飛ぶと、「愛妻家になりたいし、その可能性はあります」と即答。現在のところ「結婚願望はほぼない」らしく、結婚はまだ先のようだが、「自分の子どもには出会いたい」とパパ願望は強いよう。今作で共演している関西ジャニーズJr.内のユニット・AmBitiousのメンバーで現役高校生の後輩・浦陸斗がかわいくて仕方がない様子で、「僕が楽屋で毎日言うくだらないことに、全部いい感じで返してくれる」「稽古期間の(演技の)成長がハンパなかった」などベタ褒め。「自分に子どもができたら、しっかり向き合ってあげたいし時間を割いてあげたい。イクメンになりたいです!」と笑顔で宣言していた。大阪公演はあす26日から30日までCOOL JAPAN PARK OSAKA WWホールで、11月5・6日には宮城公演が仙台・電力ホールで行われる。
2022年10月25日EXILEの松本利夫、タレントの魔裟斗、元プロサッカー選手の大久保嘉人らが19日、都内で行われた「第12回イクメンオブザイヤー2022」授賞式に出席した。育児を積極的に行う男性=イクメンを応援するイクメンプロジェクトを推進する厚生労働省後援のもと、育児に奮闘する著名人を表彰する「イクメンオブザイヤー」。第12回を数える今年は、エンターテインメント部門で松本利夫(EXILE)、スポーツレジェンド部門で魔裟斗と大久保嘉人、アナウンサー部門でフジテレビの榎並大二郎アナウンサーとTBSの蓮見孝之アナウンサーがそれぞれ受賞した。昨年のMAKIDAIに続き、EXILEから松本が今年のエンターテインメント部門を受賞。「生まれて来た時に初めて抱っこをした時に親としての実感が湧きました。我が子の手を握った時に子供が握り返してくれて、その時に子どもから『よろしくね』と言われたような気がして感動したことを覚えています。隣にいた妻も大粒の涙を浮かべていて、父親として心からこの子を守り家族を幸せにするんだと決意しました」と息子が誕生した当時のことを懐かしそうに振り返った。育児については「妻とコミュニケーションをとりながら苦労とか大変とか思わず楽しむことが大切だと思っています」と楽しむことの重要性を強調。育児の共同作業者でもある妻には「嘘をつかない、隠し事をしない、言いたいことはちゃんと伝えるようにしています。それに、できるだけ妻が望んでいることをしてあげてるようにしてます」と話した。育児に奮闘する世の男性には「子育てを大変と思わず楽しんで頑張って欲しいです」とエールを送った。昨年現役を引退し、現在はタレントとして活動している大久保嘉人。魔娑斗とともにスポーツレジェンド部門を受賞した。「4人の子どもに恵まれ、生まれる前から子どもたちとは友だちの関係を築きたいと思い、友だちのような関係で子どもたちを育てています」と明かし、「子どもと友だちみたいなので、僕が長男みたいな感じ。それを見ている嫁はいつも怒っていますね(笑)」と苦笑いも。育児に対しては「完璧を求めると終わりがありません。何が起きても妻と楽しみながらやることで成長していくと思います」と子どもと一緒に自身も成長しているといい、「楽しさを考えながらやっていって欲しいですね」とイクメンに勤しむ父親にアドバイスを送った。また、11月にカタールで開催されるサッカーW杯の日本代表について触れ、「本気のドイツやスペインと戦ったことがなかったので、初戦で勝ち点1や勝利すれば間違いなく決勝トーナメントに進出できると思います。それを楽しみに日本が1つにまとまって応援できたらと思っています」と森保ジャパンにエールを。さらに前日引退を発表した中村俊輔に対しては「日本サッカー界を盛り上げてくれた一人なので引退は寂しいです」と引退を惜しむも、「家が近くなので仲良くしています。これからは子どもたちにサッカーを教えてくれると思うので、近所付き合いも仲良くしていきたいですね」と話していた。
2022年10月19日10月19日は「イクメンの日」。積極的に育児をする男性を指す言葉としてすっかり定着した“イクメン”だが、男性の育児休暇を推進するべく“パパが育児を楽しみ・頑張る日”として「イクメンオブザイヤー実行委員会」によって2011年に記念日が制定された。一般社団法人日本記念日協会の公式サイトによると、日付の由来は10(トウサン=父さん)と19(イクジ=育児)の語呂合わせから成り立っているという。そして“イクメン”とは、「子育てを楽しむだけでなく、ママを幸せにできちゃうパパのこと」と記されている。そんな子供の育児に積極的なのは芸能人も同じ。そこで、これまで本誌が目撃してきた子供とのふれあいを振り返りたい。■堺雅人10月17日に公開された日本マクドナルドの新CMで、父親役を演じている堺雅人(49)。出演にあたってのインタビューでは、「ハッピーセットはよく買いますね。子供のハッピーセットを非常に羨ましく思いながら見ております」と語っている。プライベートでは、21年3月下旬、当時2歳だった娘を連れて関東近郊にある人気アニメのテーマパークに訪れていた。混雑時でもフードコートの席をすぐに見つけ、娘と同じメニューを仲良さげに食べていた堺。また、娘が遊具スペースで遊んでいる際は、近くの柵に腰をかけて優しく見守っていた。楽しそうな娘の様子を逃すまいと、スマートフォンで熱心に動画撮影をする姿はよきパパそのものだった。また、今年4月には、長男が有名私立小学校に入学したという堺。本誌は昨年12月、堺が妻の菅野美穂(45)と二人三脚で子供の受験に奔走してきたことを報じている。20年に大ヒットした主演ドラマ『半沢直樹』(TBS系)以降、仕事をセーブしつつ育児を優先させてきたようだ。■小栗旬現在、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で主役・北条義時を好演している小栗旬(39)。ドラマは残すところ10話となり、最終章に突入しようとしている。いっぽうプライベートでは、7月に第4子が誕生したと報じられたことも記憶に新しい。大河の撮影も忙しい今年5月下旬の夕方。この日は仕事が早く終わったのだろうか、都内の広々とした公園で子供たちと元気よく遊んでいた小栗。第3子を抱っこして第2子と競走する姿もあり、“ちょんまげ”のように束ねていた髪がピョコピョコと揺れていた。当時、公園に居合わせた男性はその良きパパぶりを本誌にこう明かしていた。「私たちが鉄棒でトレーニングしていたら、小さな子供がやってきました。お子さんが鉄棒で遊び始めたところ、背の高いパパが追いかけてきて『順番を守らなきゃダメだよ』と優しく諭していました。『どうぞ使ってください』と鉄棒を譲ると、パパは『すみません。ありがとうございます』と丁寧に頭を下げてくれました。『すごく感じがいいな』と思い、顔をよく見ると小栗旬さんでした」公園で遊んだ後、手慣れた様子で2人の子供を前後のチャイルドシートに乗せた小栗。颯爽と帰っていく後ろ姿からは、家族を大切にしていることが伺いしれた。■DAIGO現在放送中の料理番組『DAIGOも台所~きょうの献立何にする?~』(ABCテレビ/テレビ朝日系)が好評のDAIGO(44)。初回放送の冒頭では、「家庭で、台所で戦力になりたい」「娘のお弁当を1人で作る」と目標を掲げていた。妻の北川景子(36)と5回目の結婚記念日を迎えた21年1月11日。2人がいたのは、たくさんの雛人形が並ぶデパートの催事場だった。記念すべき娘の初節句を祝うべく、ベビーカーを押しながら真剣な眼差しで雛壇を選ぶ北川。そんな妻に寄り添うように、DAIGOはすぐそばで店員の説明を聞き、ときおりベビーカーの娘に笑顔を見せていた。■市村正親1年以上別居を続けてきた元妻の篠原涼子(48)と、21年7月に離婚を決断した市村正親(73)。いっぽう13年には「イクメンオブ ザイヤー」を授賞するなど、父親として2人の息子に寄り添ってきた。21年10月から上演されたミュージカル『オリバー!』では、当時13歳だった長男との初の親子共演も話題を呼んだ。そんな子煩悩な市村の姿を本誌も見てきた。20年7月下旬、有名私立小に通う当時小学3年生の次男とともに、保護者同伴の説明会に向かった市村。正午過ぎに説明会が終わり、そのまま帰宅するかと思いきや、今度は入れ替わるように当時小学6年生だった長男を連れて再び説明会へ。説明会を終えると、市村は楽しそうに話す長男の手をしっかりと握りしめながら帰路に就いたのだった。それぞれのやり方で子供と向き合う芸能人たち。子供とのふれあいが、仕事に邁進するパワーの源なのかもしれない。
2022年10月19日元々は夫にいろいろしてあげることが好きだった私。家事は自分のやり方やこだわりがあり、特に家事をしない夫に対して不満はありませんでした。ところが、子どもを出産したことがきっかけで疲労が蓄積し、だんだん家事をしない夫に対してイライラするように……。私がいかにして夫をイクメンに変えたのか、その方法をご紹介します。まずは真剣に話し合いを女性は出産する前に長い妊娠期間があります。そのため、夫よりも親としての実感や子どもに対する愛情が早く芽生えやすいように感じました。はじめはそれほど感じていませんでしたが、いざ出産を終えると、お互いの家事・育児の認識に対してギャップが生まれることに……。 今までの家事に加えて夜間の授乳や夜泣きの対応など、休む暇もなかった私。そんな私の状況を目にしていながら、特に何も手伝ってくれない夫に嫌気がさすようになりました。「このままでは産後クライシスになる!」と思った私は、夫に自分の気持ちを打ち明けました。少しは子どもの面倒を見てほしい、休日は私も休ませてほしい……。 夫はそこまで私が思い詰めていたとは気づかなかったらしく、素直に謝ってくれました。まずは真剣に今後どうしたいのか、話し合う場を設けることが第一歩だと思いました! とにかく褒める! 褒めまくる!今まで家事・育児を何もしてこなかった夫に、完璧を求めるのは無理な話。そのため、私は夫がすることに寛容でいるよう心がけました。 おむつ替えは私の3倍の時間がかかり、皿洗いは雑で泡がついていることも……。それでも言いたいことをぐっと我慢して、とにかく褒めます! 誰だって褒められて嫌な思いをしませんよね。特に夫は頼りにされると喜ぶタイプなので、「いつもすごく助かる!」「さっすがパパ!」など少々大袈裟に褒めるようにしています。 すると、頼まなくても自らやるべきことに気づいて行動するように。ここまで成長するとは思っていなかったので、本当にうれしい驚きです。 子どもが夫に懐くようになった子どもが生後5カ月になったころ、パパとママの区別がだんだんつくようになったらしく、子どもが夫にも懐くようになりました。喃語しか話さないものの、明らかに夫を意識してニコニコしている子どもを見て、夫はうれしかった様子。子どもフィーバーにはならないタイプだと思っていましたが、子どもの写真を携帯の待ち受けにするほど子ども好きになっていました。 そして、休日はベビーカーで近所を散歩したり、泣いたら抱っこをしてあやしたりするなど、すすんで子どものお世話をするようになりました。今では立派なイクメンになったと思います。 最初はハードルが高いかもしれないと思っていたイクメン。わが家の場合はちょっとした工夫で変わることができました。今後もさらなる成長を期待して、イクメン育成期間をもう少し延長しようと思います! イラスト/sawawa監修/助産師 松田玲子著者:中原けいこ2歳男児の母。妊娠を機に金融機関からライターへ転向。現在第2子妊娠中。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆。
2022年10月02日育休中、育児はもちろん家事もほとんど私が引き受けていました。土日の休みは夫も娘の面倒は見ますが、家事はほぼしませんでした。私の復職が迫ったとき、「このままでは私の負担が大きくなってしまう。けれども、夫には自主的に行動をしてほしい」と思い、私なりの方法で夫に家事・育児分担を促し、育児が少しラクになった話をお伝えします。 復職後の仕事と家庭の両立に悩む日々娘の保育園の入園が決まり、いざ復職が近づいてくると、「仕事と家庭の両立ができるのだろうか」という不安に悩まされました。久しぶりの仕事に対する不安だけでなく、育休中はほぼすべての家事を私がおこなっていたため、復職後に夫がすぐ分担してくれるとは思えなかったのです。 そこで、「掃除機をかけて!」「お風呂を洗って!」と、こちらが言ったことをするのではなく、夫自身が自らやろうと思ってくれる方法はないかと考えました。 1週間の家事・育児の洗い出しをする最初に考えたことは、「私がどのような家事や育児をしているのか、夫がわかっていない内容があるのではないか?」ということでした。まず、家事・育児の見える化を図るため、私が1週間おこなっている作業をメモしました。 なぜ1週間かというと、土日に発生するイレギュラー家事(塩素系洗剤を使って徹底的にお風呂を洗うなど)も含んで、記録をしたかったからです。 メモに、おむつ替えや離乳食作り、掃除機をかける、ゴミをまとめる&捨てる、夕食の献立を考えて買い物など、実際に私がおこなっていることを逐一記録しました。そして最終的にはエクセル表で一覧にし、表頭欄に「ママ」「パパ」とそれぞれの列を作りました。 家事・育児分担表の完成と活用法家事・育児分担表が完成したら表を印刷し、夫がリラックスをしているときに「もうすぐ私も復職するから家のこと見直したくてさ! わが家でやっていることを表にしてみたから、パパが普段から自分でやってるよ~って箇所をチェックしてね」とお願いしました。 自称イクメンの夫はハッとした様子でした。おむつ替えや休日の子どもとの入浴以外の家事・育児を、ほとんどやっていないことに気づいたようです。その結果、自主的に行動するようになってくれました。それだけでなく、食洗器やドラム式洗濯乾燥機などの便利家電グッズの導入にも積極的になり、スムーズな復職を果たすことができてよかったです。 家事・育児分担表を作成してよかったこと1週間細かくメモを取り、エクセルで表を作る作業は面倒でもありましたが、効果は絶大でした。私がガミガミ言わずとも、夫に気づきを与えて行動を起こさせることができ、とてもよかったです。 また、表には私が普段おこなっている家事・育児について書いてあるため、その中から夫自身ができそうなことをピックアップできたことも成功の秘訣だったと思います。 家事・育児分担表は、「プライドが高く、指示されることがあまり好きでない」という夫の性格でも自主的に行動する手はないかと考えて作ったものでした。この表をきっかけに夫のモチベーションや行動が変わり、頼りがいのあるパートナーとなりました。復職に向けての悩みが1つ軽減されて本当によかったです。 監修/助産師 REIKOイラストレーター/eriつぃん著者:江原みか一女の母。化粧品会社で美容講師やマーケティングを経験。育休中に英語の勉強を再スタート。美容・英語・子育てのジャンルを中心にライターとして活動中。
2022年09月30日夫婦ではじめての育児の大変さや苦労を分かちあいながら、半年間の育休期間を終えたパパ社員。この半年間を振り返って、男性が育児に参加することの必要性をつよく感じたようです。育休から復帰時期が近づくにつれて生じた不安や父親としての役割などについて、詳しく話を聞きました。【育休取得パパのプロフィール】開発部エンジニア2022年1月に長男が生まれる育休復帰後、ままのてアプリの開発に携わる男性の育休は必要?ずばり男性の育休取得は必要だと思いますか?絶対に取るべきだと思いますね。取れるなら、絶対に取るべきという考えです。2週間とか短い期間で取るという人も取らないよりは良いと思いますが、やっぱり最低でも3ヶ月。理想は半年ぐらいは絶対に必要だと個人的には思いますね。半年ぐらいが理想だと感じたのはなぜですか?子どもの成長や生活スタイルにもよるかもしれませんが、実際に育休3ヶ月時点で「もし今、育休が終わってたらどうだろうね」と妻と話したことがあるんですが、「絶対無理!」という結論でした(笑)。赤ちゃんってどうしても夜間対応が発生するんですよね。仕事しながら育児で夜間起きていると、かなり無理があると思うんです。夫婦ふたりで疲れがたまっていく一方なので、日中は寝て過ごすぐらいでいないと身体に無理が生じると思いました。あと、赤ちゃんの首がすわるかどうかの時期は結構親が神経を使うころでもあります。なので、半年育休をとって良かったねっていうのがうちの考えですね。会社に前例がなかったり人員が不足していたりして、どうしてもパパが育休を取得できない場合もあるかもしれません。そういった場合にはどのような対応が必要だと感じましたか?もしパパが育休を取得できない場合は、妻以外の誰かに育児を割り当てられるようにサポートの人手が必要だなと思います。お互いの両親でも良いし、シッターさんなども検討しても良いかもしれません。妻ひとりで育児をするのは持続可能じゃないと僕は感じました。仕事復帰への不安育休から仕事への復帰時期が近づいてきて不安などはありましたか?やはり不安が大きかったです。仕事柄リモートが多いので大体家にいるんですが、リモート勤務は今までの育休期間中の生活に仕事が加わってくるだけなんですよね。どう回していこうかと、今もまだ手探り状態というか…赤ちゃんが泣いていたら、抱っこしながらスタンディングデスクで仕事をするという場面もあります。まだ利用の検討段階ですが、一時保育や市が運営しているファミリーサポートなど近所で子どもを預かってもらえる施設がないか探しているところです。父親として存在するから、育児をする育児に積極的に参加するパパを「イクメン」と呼びますが、ご自身でイクメンを意識することはありますか?意識したことはないですね。というのも、育児はどうやっても人手不足なんですよね。夫婦ふたりで育児をしても人手不足だと感じたので、妻ひとりで回すのは大変だとこの半年間で思いました。なので、イクメンだから育児をするというよりは、この場に父親として存在するから育児をする、育児に参画するのは当然という気持ちが大きかったです。最後に、育休取得を検討しているパパに向けてメッセージをお願いします。特に産後間もないころは、本当に妻があまり動けない状態でした。そうしたら、やるやらないではなくて、僕がやらざるを得ないみたいな期間がしばらく続き、もうそれは夫であり父親だからやるべきだと感じました。男性の育休は必要だと思います。このインタビューは2022年8月時点のものです。パパが育休を取得してみた1・2はこちらからパパモードもOK!ままのてアプリ「ままのて」アプリには、パパ向けに赤ちゃんの週数や月齢にあったメッセージが届くパパモードもあります。妊娠記録や育児日記など新機能も充実し、より毎日のココロと身体に向き合えるようになりました。医師監修のQ&Aや体験談が豊富なので、「プレママ・ママ・パパにぴったりのアプリ」と好評です。赤ちゃんに出会える日を楽しみにしながら、ママの体調変化や赤ちゃんへのメッセージ、妊婦健診などの大切な予定をままのてアプリに記録してみませんか。
2022年09月12日仕事と自分にしか興味がなく、家でも家事や育児は妻任せの夫。妻は夫が娘の1歳の誕生日さえ忘れるほど、娘への関心がないことが許せず、ついに離婚を決意した。娘の1歳の誕生日に、実家へ戻った妻。そこへ夫が突然やってきて、これまでのことを謝罪した。しかしそれはどれも妻への謝罪で、的外れな話ばかり。妻が許せなかったのは、娘への態度や言動だった。 いま、夫とは一緒にいたくない。車で駅前まで送る。その車中、妻は「正直、カズ君の話を聞いても"気持ち"は揺らがなかった」「お互い、別の道を歩んだ方がいいんじゃないかってこと」と本心を告げた。 妻が離婚を考えていたことを知り、これまでの自分の言動に涙を流しながら後悔した夫。その後、駅前で今夜泊まるところを懸命に探して……。 「結ちゃんの話が全然出てこない」ママ友に指摘されたのに… 駅前で数軒ホテルをあたったけれど、どこも満室だった。仕方なくマンガ喫茶に入る。 狭い部屋の中、夫はゴロンと寝ころんで、妻と娘、近所のママ・美田さんのことを思い返す。 「話の中に結ちゃんのこと、全然出てこないよね」 「きっと他にもいろいろあるんだよ」 妻の機嫌が悪くて、その原因がわからないと相談したとき、美田さんはそう言っていた。彼女の言う通りだった。美田さんは、「偽善のイクメンパパ」だったこと、見抜いてたんだ。 当時の夫は「自分は妻のために頑張っている」「家事も育児も手伝っているし、妻をリフレッシュさせてあげたし、他のパパよりできている」と思っていた。 でも、妻の機嫌が悪かった本当の理由はそこじゃなかったんだ……。 妻に「娘に関心がない」と離婚を切り出されるまで、自分が娘を見ていなかったなんて、考えてもみなかった。でも、実際久しぶりに会った娘は、思っていたよりもずっと小さかった……。 自分がどれだけ娘を見ていなかったのか思い知り、夫は後悔する……。 著者:マンガ家・イラストレーター ちなきち
2022年09月04日仕事と自分にしか興味がなく、家でも家事や育児は妻任せの夫を見限り、娘を連れて実家へ戻った妻。すると夫が突然実家へやってきて、これまでの自分の心情を涙ながらに伝えた。妻を見下し、自分が優位に立ったつもりになっていたと、涙を流しながら謝罪した夫。 しかし妻が許せなかったのは、自分への態度ではなく、娘への関心がなかったこと。 夫は妻が妊娠中、テレビを観ながら「自分の子ども育ててるのに"イクメン"っておかしいだろ。なに当たり前のこと言ってんの」と言っていた。 しかし、娘が生まれたあとの夫は、お世話をしないばかりか関心すら持たなかった。 気まぐれに手を出しては「俺イクメンになるぞ!」と言いながら、家事も育児もやったつもりになっていた。 「カズ君にとって結は、私の機嫌をとるためのツールだったんでしょ?!」 「あなたはずっと結を"自己肯定感を高める道具"にしてたの!」 これまでの悲しかった胸の内を打ち明けた妻は、さらに本音をこぼした。 「ずっと寂しかった……」 「結が成長する喜びを、ずっと一人で噛みしめてきた……」 「でも、本当はカズ君と分かち合いたかった……」 「カズ君はいつか変わってくれる」ずっと期待していた。妊娠中も、生まれたあとも。 でも、その思いが叶うことは一度もなかった。 小さな期待は、いつも裏切られてばかり。 悲しさが積み重なって、もう我慢の限界……! 妻はさらに思いを告げる。 著者:マンガ家・イラストレーター ちなきち
2022年08月24日仕事と自分にしか興味がなく、家でも家事や育児は妻任せの夫を見限り、娘を連れて実家へ戻った妻。すると夫が突然実家へやってきて、これまでの自分の心情を涙ながらに伝えた。実母に否定され続け、自分に自信がないと言っていた妻を見下し、嫌がることをしていた。自分が優位に立ったつもりになっていたと、夫は涙を流しながら謝罪した。 しかし妻が許せなかったのは、自分への態度ではなく「娘のこと」だった。 妊娠中から、仕事を言い訳にしてお腹の赤ちゃんのことを知ろうとしなかった。里帰り中、何度誘っても会いに来なかった。生まれたあともお世話をしようとしなかった。でも、妻の機嫌を取るために中途半端にお世話をして、やったつもりになっていた。 「カズ君にとって結は、私の機嫌をとるためのツールだったんでしょ?!」 「あなたはずっと結を"自己肯定感を高める道具"にしてたの!」 思いもよらなかった妻の言葉に絶句した夫。さらに衝撃的な言葉を伝えられて……!? 「イクメンっておかしいだろ」自分の言葉にハッとして 妊娠中にテレビを観ながら夫が言っていた言葉、 「自分の子ども育ててるのに"イクメン"っておかしいだろ。なに当たり前のこと言ってんの」 「同じ価値観の人と子育てできるだって、嬉しかった」という妻。しかし夫は、自分の言葉も覚えていなかった。 娘が生まれたあと、夫は娘の世話をせず、関心を持たず、気まぐれに手を出しては「俺イクメンになるぞ!」と言いながら家事も育児もやったつもりになっていた。 耳が痛い事実を聞かされた夫。妻はさらにこれまでの思いを伝えた。 著者:マンガ家・イラストレーター ちなきち
2022年08月23日長女を出産したころ、夫は仕事で帰りが遅く、私はいつもひとりで家事や育児をこなす日々を過ごしていました。ワンオペ育児に不満がたまる中、長女が生後10カ月のときに職場復帰。家事や育児にフルタイム勤務が加わり、私はストレスがたまる一方で…… ワンオペ育児に不満がたまる日々ワンオペ育児に不満がたまる中、私は夕飯づくりに時間がかかりイライラ。その横でのんびりしながら「何をそんなにイライラしてるの?」と言う夫の言葉にさらにイライラが増し、「代わりに食事くらい作ってよ! 私は家政婦じゃないし!」と言い残し、家を飛び出してしまいました。 人生最初で最後のプチ家出衝動的にバッグだけ持って家を飛び出し、行くあてもなく車に乗ってドライブ。何となく近所の高台にある公園に行き、自動販売機で買ったコーヒーを飲みながら夜風にあたって冷静さを取り戻しました。不満がたまっていたとはいえ、当たってしまったことや、いくら夫がいても子どもを置いてきてしまったことなどを反省……。 家を出てから2時間ぐらいたったので家に帰りました。これが私にとって、人生最初で最後になるであろうプチ家出です。家に帰ってみると作りかけの食事はそのままでしたが、夫は長女に離乳食のストックをあげてお風呂に入れてくれていました。 話し合いで家事・育児を分担長女を寝かしつけたあと、きちんと夫婦で話し合いをしました。仕事から帰ってひとりで長女の相手をしながら食事を作って食べさせ、お風呂に入れて寝かしつけ。食事の片づけに洗濯物にと、ワンオペ育児に疲れていたこと、それが当たり前だと思っている夫にイライラが募っていたことなど伝えました。 夫は、「短時間でもひとりで家事や育児をしてみて大変だった。いつもひとりで全部させて申し訳ない」と言ってくれました。とはいえ、仕事が終わって帰る時間が遅いことは変わらないので、食事の片づけや洗濯物をたたむなど急いでしなくてもいい家事を分担することに。これが夫がイクメンになる1つのきっかけとなった1日でした。 その後は、家事や育児を一緒にしてくれるイクメンになった夫。料理だけは苦手で滅多にしてくれませんが、アイロンがけや掃除機をかけてくれるなど頼もしい存在です。不満をためて爆発してしまうより、夫婦で話し合って協力体制を作ることが大切だと実感しました。 イラストレーター/さくら監修/助産師 松田玲子著者:小林更紗中1・小4・2歳の三姉妹の母。通関士資格保有。長女が小学生になるタイミングで、勤めていた通関業者を退職。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2022年08月12日長女を出産したころ、夫は仕事で帰りが遅く、私はいつもひとりで家事や育児をこなす日々を過ごしていました。ワンオペ育児に不満がたまる中、長女が生後10カ月のときに職場復帰。家事や育児にフルタイム勤務が加わり、私はストレスがたまる一方で…… ワンオペ育児に不満がたまる日々ワンオペ育児に不満がたまる中、私は夕飯づくりに時間がかかりイライラ。その横でのんびりしながら「何をそんなにイライラしてるの?」と言う夫の言葉にさらにイライラが増し、「代わりに食事くらい作ってよ! 私は家政婦じゃないし!」と言い残し、家を飛び出してしまいました。 人生最初で最後のプチ家出衝動的にバッグだけ持って家を飛び出し、行くあてもなく車に乗ってドライブ。何となく近所の高台にある公園に行き、自動販売機で買ったコーヒーを飲みながら夜風にあたって冷静さを取り戻しました。不満がたまっていたとはいえ、当たってしまったことや、いくら夫がいても子どもを置いてきてしまったことなどを反省……。 家を出てから2時間ぐらいたったので家に帰りました。これが私にとって、人生最初で最後になるであろうプチ家出です。家に帰ってみると作りかけの食事はそのままでしたが、夫は長女に離乳食のストックをあげてお風呂に入れてくれていました。 話し合いで家事・育児を分担長女を寝かしつけたあと、きちんと夫婦で話し合いをしました。仕事から帰ってひとりで長女の相手をしながら食事を作って食べさせ、お風呂に入れて寝かしつけ。食事の片づけに洗濯物にと、ワンオペ育児に疲れていたこと、それが当たり前だと思っている夫にイライラが募っていたことなど伝えました。 夫は、「短時間でもひとりで家事や育児をしてみて大変だった。いつもひとりで全部させて申し訳ない」と言ってくれました。とはいえ、仕事が終わって帰る時間が遅いことは変わらないので、食事の片づけや洗濯物をたたむなど急いでしなくてもいい家事を分担することに。これが夫がイクメンになる1つのきっかけとなった1日でした。 その後は、家事や育児を一緒にしてくれるイクメンになった夫。料理だけは苦手で滅多にしてくれませんが、アイロンがけや掃除機をかけてくれるなど頼もしい存在です。不満をためて爆発してしまうより、夫婦で話し合って協力体制を作ることが大切だと実感しました。 イラストレーター/さくら監修/助産師 松田玲子著者:小林更紗中1・小4・2歳の三姉妹の母。通関士資格保有。長女が小学生になるタイミングで、勤めていた通関業者を退職。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2022年08月12日子どもが生まれ、生活を子ども中心にシフトせざるを得なかった私。一方で、夫は産前と変わらないペースで仕事を続け、家事や育児にはあまり参加してくれず。そんな夫が積極的に家事を手伝い、イクメンに変わるまでの話をお伝えします。 ワンオペ育児がつらい!子どもが生まれてからも、夫の仕事は相変わらず激務。朝早くに出勤し、帰宅は夜遅くで、私が寝てから帰ってくることもあるほど。土日は好きな時間まで寝ているので、私はひとり、育児や家事に追われている状態でした。 初めのころは、「夫は仕事で疲れているから」と自分に言いきかせていました。しかし、だんだんと疲労が積み重なってきてしまい……。限界を迎えた私は、夫に「もう少し育児や家事に時間を割いてほしい」「ワンオペ育児がつらい!」と訴えました。 私が夫にやった2つのことどうしたら夫が育児や家事に協力してくれるだろう、と考えた結果、私は夫に対して2つのことを実践することにしました。 1つ目は、わが家の現状をありのままに伝えること。夫が仕事に出ている間に家で何が起こったか、何に困っているのか。感情的にならないように、事実として起きていることをありのままに話しました。すると、夫は自分がいない時間に家でどんなことが起きているのか、関心を寄せるようになりました。 2つ目は、私の話を聞いたうえで、夫に何ができるのか考えてもらうことです。話をしたあとで、私は「何かできそうなことはない?」と夫に尋ねるようにしました。その結果、夫は「早く帰るようにする」「育児や家事の時間を作るようにする」と、家事や育児を自分事として捉えてくれるようになりました。 夫に対してやらなかったたった1つのこと逆に、夫に対してやらなかったことが1つあります。 それは、具体的に指示を出すことです。家事や育児には流れがあります。流れを理解していないと、効率的に動くことはできません。私は、夫にまずは家事や育児の流れを理解してもらい、そのうえで仕事の状況や体力も踏まえて、可能な範囲で家事や育児に協力してほしい、と思っていました。そのため、あえて具体的に指示は出さず、自分でできることを考えさせたのです。 今では、夫は平日は洗濯、ゴミ出しなどを自発的にしてくれるように。また、土日は子どもを連れ出して一緒に遊んだり、遊び相手になったり、寝かしつけをしてくれたりするようにもなりました。 育児や家事をひとりですべてこなすのは難しく、夫婦の協力は不可欠だと思いました。当然のようにこなしているように見えても、実際はとても大変な思いをしています。パートナーにその思いが伝わっていないこともあります。 そんなとき、パートナーの協力を得るためには、言葉を選ぶ必要があると私は思いました。今回の件を通じて、人はやはり自発的に動くときが一番変わるのだと学びました。 著者/nanoka22作画/こいでちゃこ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター ちゃこ漫画のお仕事をしています。インスタグラムでグルメ備忘録を更新中。
2022年07月29日株式会社PHP研究所(京都市南区・代表取締役社長 瀬津要)は、2022年7月20日に『男が心配』(奥田祥子著・1,100円税込)を発売します。世界経済フォーラム(WEF)が発表した男女平等度を示す「ジェンダーギャップ指数」2022年度の総合ランキングで、日本は146カ国中116位と報じられました。男女平等への取り組みが続く日本社会において、男性の幸福度は女性より低く、その差は世界一だという調査結果も出ています(「幸福度白書」OECD、How’s Life? 2020)。本書は、ジャーナリスト奥田祥子氏が、20年以上にわたって独自取材を行い、幸福度の男女格差の正体に切り込むルポルタージュです。のべ1000人以上のインタビューをもとに、「男性の生きづらさ」に迫ります。『男が心配』表紙生きづらさの根底にある「男らしさ」の呪縛著者は新聞記者時代から、「結婚できない男たち」「仮面イクメン」「男の更年期」「無自覚パワハラ」など、独自の切り口で男性の生きづらさを追い続けてきました。男性の生きづらさの根底にあるのが「男らしさ」の呪縛であり、それが今や「呪い」と化すほど深刻化していることが心配でならないと、本書「はじめに」で述べています。本書でいう「男らしさ」とは、ジェンダー規範と呼ばれるものです。「出世して社会的評価を得なければならない」「妻子の経済的・精神的支柱であるべき」といったことが、社会が激変し、「男性が大黒柱」であり続けることが困難になった今なお求められていることを、1000人に及ぶインタビューで著者は目の当たりにしました。本書を執筆したのは、苦しんでいる男性の声をすくい上げたいという思いに衝き動かされたからです。継続的インタビューで浮き彫りにする「リアル」定点観測ルポである本書は、全取材対象者のうち、500人を超える男性に継続的にインタビューを行っており、最長は21年にもおよびます。膨大なインタビューデータを分析してテーマごとに類型化し、各人が抱える問題の本質に肉薄。生きづらさからの解放の方策を考察します。本書に登場する男性は、どこにでもいる市井の人々である。職場の上司・同僚・部下であり、夫・父・息子であり、もしかするとあなた自身であるかもしれない。「男らしさ」の呪縛から解放され、生きづらさを少しでも軽減するための方策を、一緒に考えていただければ幸いである。(本書「はじめに」より)『男が心配』について本書の構成●第1章モテ信奉「モテる男でなければならない」という「男らしさ」規範から逃れられず、結婚したいのにできない男たちの深層●第2章定年後幻想「生涯現役」へのこだわりが招く末路を、仕事や男としての性、夫婦関係などを着眼点としてそれぞれ分析●第3章イクメン神話育児について、積極的に関わる父親も、そうでない父親も、それぞれが一人で抱えてきたつらさの理由●第4章ケアメン礼賛可視化されにくい母親や妻を介護する男性の苦悩を追う●第5章出世圧力「男は出世しなければならない」というプレッシャーがサラリーマン人生に影を落とす実態を探る●第6章『男』の呪いを解く社会学的知見も交えて、「男らしさ」という「呪い」を解くためのヒントを提案著者略歴奥田祥子(おくだしょうこ)京都府生まれ。近畿大学教授、ジャーナリスト。博士(政策・メディア)。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科博士課程単位取得退学。読売新聞記者を経て、2017年から近畿大学教授。2000年代初頭から「結婚できない男たち」「仮面イクメン」「男の更年期」「無自覚パワハラ」など独自の切り口で男性の生きづらさを追い、対象者一人ひとりへの最長で20年余りに及ぶ継続的インタビューを行う。『男性漂流』(講談社)は大反響を呼び、台湾や韓国でも翻訳出版。『捨てられる男たち』(SBクリエイティブ)、『「女性活躍」に翻弄される人びと』(光文社)、『社会的うつ』(晃洋書房)、『夫婦幻想』(筑摩書房)など著書多数。日本文藝家協会会員。書誌情報タイトル:男が心配著者:奥田祥子価格:1,100円(10%税込)判型・製本・頁数:新書判並製248ページISBN978-4-569- 85221-8レーベル:PHP新書発行:PHP研究所 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年07月20日娘が生まれたあとも、仕事と自分にしか興味がなく育児を他人事のように思っている夫。家族に関心がなく、育児も家事も妻がやって当然だという態度に、妻は悶々としていた。娘の結ちゃんに、離乳食をスケジュール通りに食べさせていたある日、突然「俺がやる! イクメンになるには、これくらいできないと!」と夫が言い出し、離乳食を食べさせはじめた! しかし、ベェーッと吐き出してしまう結ちゃん。娘が食べないのは、この離乳食の味せいだと、信じられない言いがかりをつけてきて……?!離乳食のせいにする「イクメンになりたい」夫 ※初めて子どもに与える食材は、食材単体で赤ちゃん用スプーン1さじから試して、少しずつ食べられるものを増やしていきます。 「この離乳食、まずいんじゃない?!」 食欲のわかない色、舐めたけれど味がしなかった。頂きもののベビーフードのほうがおいしそう。 手作りの離乳食を作るのが、どれだけ大変か知る由もない夫は、心無い言葉を吐き続ける……。 離乳食の進め方を調べもせず、一度自分が上手に食べさせられなかったという理由で、手作りした離乳食を悪く言って、市販品を何も考えずにたべさせようとする夫。 もしアレルギーがあったら、命に関わるかもしれないのに……そんなこと、微塵も考えていない。 上辺だけの「イクメン」を取り繕っても、なんの意味もないのに。妻は夫にドン引きするしかなかった……。 著者:マンガ家・イラストレーター ちなきち
2022年07月02日娘が生まれたあとも、仕事と自分にしか興味がなく育児を他人事のように思っている夫。家族に関心がなく、育児も家事も妻がやって当然だという態度に、妻は悶々としていた。娘の結ちゃんに、離乳食をスケジュール通りに食べさせていたある日、夫が信じられないことを言い出して……!? 突然「イクメンアピール」しはじめた夫、だけど…… 妻が離乳食をあげようとすると、 「待って、俺がやる!」 「俺もイクメンになるには、これくらいできないと!」 そう言って食べさせようとした夫。 しかし、何度か食べさせようとしたものの、ベェーッと吐き出してしまう結ちゃん。 「この離乳食さ、まずいんじゃない?!」 娘が食べないのは、この離乳食の味せいだと、信じられない言いがかりをつけてきて……?! 著者:マンガ家・イラストレーター ちなきち
2022年07月01日