18日午前、マツコ・デラックスに激似のやイタリア人男性の名前である「プレティネッテ」がSNSの検索ワード1位 プレティネッテ、2位 Platinetteと独占しネットやSNS上で話題となっている。 ことの発端はSNSでの『マツコ・デラックスを見た外国人が「イタリアにもほぼ同じ人がいる」と言うので見てみたら思った以上にマツコそのままだった』というツイートやプラティネッテさんの動画が拡散されたこと。さらに、この動画やSNSを見て実際にプラティネッテさんを検索し、似ていることから、「プレティネッテとは何者?」とさらに話題となった。 プレティネッテ(Platinette)さんとは、現在61歳でイタリアでテレビ番組のパーソナリティーやコメンテイターとして活躍しているという。CMも何本も抱えている売れっ子タレントなのだとか。仕事は元々音楽関係からラジオDJとしてメディアに出始め、毒舌で言いたいことをズバズバいう所が話題となりテレビ出演につながったそう。イタリアの人気ご長寿番組に出演をきっかけにイタリアでは知らない人はいない程の知名度を誇るようになったとか。 また、プレティネッテさんはドラッグクイーンと言われ、ドラッグクイーンとは“女装が好きな男性”という意味で女装家という点がまたマツコ・デラックスと共通であり、話し方や声、仕草までも似ていると話題だ。 SNS上では、「本当にそっくり!!」「似すぎててウソみたい」「想像以上だ…」「共演してほしい!」との声が上がっている。
2017年04月18日アディダス オリジナルス(adidas Originals)とイタリア インディペンデント(italia independent)がコラボレーションした「イタリアインディペンデントフォーアディダスオリジナルス(Italia Independent for adidas Originals)」アイウェアの2017年春夏コレクションが2017年5月以降より発売される。インスピレーションの源となったのは、アディダス オリジナルスが持つ表現豊かなストリートスタイル。アディダス オリジナルスが誇るスニーカーへの伝統も表現された。サングラスは、ボストンやウェリントンなど幅広いシェイプがラインナップ。近未来的な雰囲気が漂う細身のメタルフレームにブルーミラーレンズを採用したサングラスや、様々なシーンで活躍しそうなブラウンミラーレンズに、天地幅が深くブリッジが低いプラスチックフレームのサングラスなど、計10モデルが展開される。その他、細身で角ばったデザインが特徴の個性的で上品なアイフレームや、フロントの上下のカラーが異なり、下部がすっきりとしたブロータイプの雰囲気が感じられるアイフレームなど、計2モデルを展開。カラーを合わせると全32バリエーションとなる。アイテムは、1954年の創業以来、日本の眼鏡の産地である福井県・鯖江市でメガネフレームとサングラスの製品開発に取り組んでいる株式会社サンリーブによって製造される。また、名古屋・ラシック、イセタン羽田ストア、阪急メンズ大阪では期間限定ストアを展開。期間はそれぞれ、名古屋で2017年5月23日(火)から5月31日(水)まで、羽田と大阪はともに7月となる。【詳細】イタリアインディペンデントフォーアディダスオリジナルス 2017年春夏コレクション発売:2017年5月以降※期間限定ストアで先行発売取扱店舗:アイウェア専門店、一部アディダス店舗、アディダス 公式オンラインストア価格:12,000円~14,000円+税期間限定ストア:■ラシック住所:愛知県名古屋市中区栄3-6-1期間:2017年5月23日(火)~5月31日(水)■イセタン羽田ストア住所:東京都大田区羽田空港3丁目4期間:2017年7月■阪急メンズ大阪住所:大阪府大阪市北区角田町7番10号期間:2017年7月【問い合わせ先】サンリーブTEL:0778-53-1726
2017年04月11日ディーゼル(DIESEL)が、イタリアのサッカーチーム「AC ミラン」の公式ユニフォームを発表した。2016年9月30日に発表された両社による3年間のスタイル・パートナーシップに伴い、今回製作された2点のうち1つ目は、選手とスタッフのためのオフフィールドユニフォーム。ストレッチフリース素材のフーデットブレザーと、寒いときに着るカシミアのブルゾン、艶のあるブラックで加工を施したジョグジーンズ、オールラウンドのメタルジップが特徴のレースアップシューズが用意された。ジャケットにはハンドメイドによるバッジが施された他、ディーゼルのアイコンでもあるモヒカンや、ACミランを象徴する赤と黒のストライプも施された。2つ目は選手が移動中に着るオフサイトユニフォーム。メインはリバーシブルのサテン・ボンバー・ジャケットとなっており、片側はチームカラーとバッジでACミランが、もう片側は黒の背景にディーゼルとACミランの勇敢な姿勢や勝利、意志、決断が表現された。その他、チームが勝利した都市の旗や、チーム創立者の1人であるハーバート・キルピンのイニシャル、象徴的なキャッチフレーズである「red as fire」などの他、チャンピオンリーグでの勝利数である「7」や、ディーゼルの設立念である「78」、チャンピオンシップの勝利数「18」)、ACミランの創立年「1889」などの象徴的な数字も施された。最後には、レンツォ・ロッソのサイン「enjoy」の文字もあしらわれている。同ユニフォームについて、ディーゼルのライセンシングクリエイティブディレクターであり、同パートナーシップのクリエイティブを担当するアンドレア・ロッソは、「今回のコラボレーションは私たちにとって本当にチャレンジであり、このプロジェクトにおける私達のファッションとクリエイティビティに対する愛情と熱意を表現したかった。もちろん、サッカーファンとファッションファンは必ずしも一致しないということを念頭に置いた上で取り組んだ。デザイン段階で、私と私のチームは、この2つのグループをどのように結びつけられるか、また、スポーツにおいて非常に重要な要素である快適さについても探求した。私たちは、伝統的なテーラーリングとストリートウェアの世界をブレンドし、DIESELの3つの象徴的なスタイルであるロック、デニム、ミリタリーのテイストを加えた。こうして生まれたのがダイナミックなテーラーリングが特徴の『ヤング・フォーマル』なルック」と語っている。
2016年12月27日バランスマネジメントが日本総代理店を務める、世界のファッショニスタが愛用しているイタリア発のバッグブランド・MiaBag(ミアバッグ) から“デニム”コレクションが新たに登場しました。ワッペンが可愛い!! デニムライン同ラインは、デニム生地にゴールドを基調としたビジューやワッペンをふんだんに施したゴージャスなスタイル。今回取り扱いがスタートするアイテムは、ハンドバッグ、ショルダーバッグ、ミニショルダー、バックパック、トートバッグ、財布、の6種類。カラーはインディゴ、ブラック、迷彩が展開されます。他にないインパクトのあるデザインは、トレンドに敏感なファッショニスタ達の注目を集めること間違いなしです!ミアバッグ/Mia Bag / ハンドバッグ/DENIM BLUE型番:FSS16207-06販売価格:38,000円(税込41,040円)商品ページミアバッグ/Mia Bag / ショルダー/DENIM BLUE型番:FSS16205-06販売価格:38,000円(税込41,040円)商品ページミアバッグ/Mia Bag / ショルダーミニ/DENIM BLUE型番:FSS16206-06販売価格:28,000円(税込30,240円)商品ページミアバッグ/Mia Bag / 財布/DENIM BLUE型番:FSS16208-06販売価格:19,000円(税込20,520円)商品ページミアバッグ/Mia Bag / バックパック/DENIM BLACK型番:FSS16209-06販売価格:38,000円(税込41,040円)商品ページサッカーのあるファッションライフバランススタイル(BALANCE STYLE)URL住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷3-11-8 北参道スタイル1F電話番号:03-6459-2188営業時間:12:00〜19:30
2016年10月27日伊勢丹新宿店本館6・7階の催物場では10月2日まで、日伊国交150周年と伊勢丹創業130周年を記念したイタリアウィークの一環として、「イタリア展」が開催されている。イタリア展では、北から南まで、イタリア全土から取り寄せたイタリアンワインを「AGE=飲み頃の時期」「GRAPES=品種や地域」「FOCUS=注目キーワード」「STYLE=生産方法」の4つのテーマをもとに厳選し、ラインアップしている。「AGE=飲み頃の時期」ビンテージを切り口にして、若飲みに適したものや、熟成を愉しめるワインをセレクトした「AGE」。赤ワインの「ルーチェ・ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ 2007」(5点限り 税込1万9,440円)は、少雨に十分な日照量など、理想的な気候条件のもと育った2007年産ぶどうを用いた高い品質を愉しめるワイン。白のスパークリングワイン「メトード・クラシコ リゼルヴァ・ブリュット 2003」(60点限り 税込5,184円)は、イタリア・ヴェネト州北西部の自社畑で収穫したぶどうを用いて53ヶ月の長期間熟成した後、澱引きしてさらに8年熟成した。力強い香りと味わい、きめ細かい泡が愉しめる。「GRAPES=品種や地域」南北に長いイタリア固有の土着品種を中心に、個性豊かな品種にスポットを当ててセレクトした「GRAPES」。白ワイン「ペリケ 2013」(120点限り 税込3,456円)は、イタリア古来のぶどう品種“フィアーノ”を長期熟成し、旨味を引き立たせたワイン。シュール・リー製法を用い、瓶内熟成でアカシアの蜂蜜の香りが強調されている。赤ワイン「バローロ・デル・コムーネ・ディ・バローロ 2012」(60点限り 税込1万800円)は、8つのクリュ・バローロ(単一の畑から作られるぶどうのみで作られるワイン)をブレンドして造った一品。バラ、バニラ、スパイス、ローストしたオーク材のノートを伴う香りと、上品な味わいが特徴のワインとなっている。「STYLE=生産方法」伝統的な製法や先進的な取り組みなど、生産スタイルのこだわりにフォーカスした「STYLE」。白のスパークリングワイン「メラヴィリオーゾ」(1点限り 税込12万9,600円)は、日本初登場のワイン。有名醸造家のマッティア・ヴェッツォーラが1984年から構想した一品であり、日本語で「奇跡的にすばらしい」の意味を持つ、名実ともに最高傑作のワインとなっている。白のスパークリングワイン「フランチャコルタ M ブリュット」(60点限り 税込5,400円)は、生産者の「至高のフランチャコルタ(スパークリングワイン)を造りたい」という思いのもと、シャルドネとピノ・ネロを使ったワイン。持続性のある繊細な泡立ちが、とてもエレガントで長い余韻を堪能できる。「FOCUS=注目キーワード」国際的なワイン展「ヴィニタリー」や、「美食の地・北イタリア」といった注目キーワードからアプローチした「FOCUS」。「ブルネッロ ディ モンタルチーノ D.O.C.G.“カッシアノ” 2011」(60点限り 税込8,640円)は、2016年のヴィニタリーで5つ星を獲得したワインブランドで、サンジョヴェーゼ地方のぶどうを25日間のスキンコンタクト後36カ月熟成させたワイン。果実感とヴォリュームがありながらも、エレガントな味わいを愉しめる。白ワイン「ディピンティ ピノ・グリージョ」(60点限り 税込1,728円)は、かつてハンガリー帝国を統治していたハプスブルグ家の食卓といわれたトレンティーノ地方カンティーナ産のワイン。明け方の三日月のようなミネラル感が、遠い記憶を思い出させるワインとなっている。ワインは全て数が限られているためお早めに。
2016年10月01日皆様こんにちは! イギリス靴、アメリカ靴ときて…今回はイタリア靴です!!デザイン重視の華奢な靴?? イタリアの靴は上質な皮革でしっかりと作りこまれたものが多いんです!そんなイタリア靴の魅力をご紹介します! 「知ってるか? 靴ってやつはな…」バックナンバー第1回:靴の歴史は深い第2回:イギリス靴って何で凄いの??第3回:無骨? 質実剛健? 意外と歴史が深いアメリカ靴イタリアの靴の特徴イタリア靴の特徴と言えば、まずその色。日本ではビジネスシーンでも黒の革靴が一般的ですが、イタリアでは茶やグレーといった、とても透明感のある色彩の革靴が多く見られます。日本では良くも悪くもムラの無い、均一な製品が多いですよね。むしろ同じ製品に色むらがあると商品に出来ないといった、品質管理に厳しいお国柄なのかもしれません。イタリア靴は良質な皮革を染料で仕上げているため、独特なムラ感があります。それが逆に美しい革靴を産んでいるんですね!作りでは、イギリスやアメリカに代表されるグッドイヤーウェルテッド製法ではなく、マッケイ製法の靴が多く見られます。グッドイヤーウェルテッド製法に比べると耐久性が弱いといわれるマッケイ製法。一方で、靴の中と靴底を縫い付ける、ある意味で単純な作りにしているため、靴自体が非常に軽く仕上がり、返り(踏み込んだときの足への衝撃)も良く、履きやすい印象を持ちます。同時にウェルトと靴底を縫う必要がなく、靴底の張り出しを極限まで抑えることが出来るため、靴のデザインとしては靴底部分を非常にすっきりと仕上げることもできるんです。もちろん好みはあるかと思いますが、シュッとしたお洒落な靴を作るにはもってこいの製法というわけです。イタリア靴のここがすごい。イタリア靴はイギリスほど伝統にとらわれず、ある意味で自由に美しい靴が作られているように感じます。非常に面白いのが1925年創業のア・テストーニによるボロネーゼ製法。細かい作りは省きますが、ライニングが袋状になっており、中底がなく、靴自体が足に非常にフィットしやすい。固い中底を省くことで返りがマッケイ製法よりさらに柔らかいという特徴があります。1971年創業のシルバノラッタンツィ、こちらはノルベジェーゼ製法など非常に高い技術を手作業で行っています。歴史こそ長くはないものの、イタリア靴を語る上では外せないブランド!!また1945年創業のアルティオリ。こちらは「究極のお洒落」と言われるほど、美しい造形美を生み出し、2000年代、戦争をしていた両国の大統領がどちらも愛用していたなんて逸話もあります。1926年創業のマレリーは、その確かな技術からクリスチャンディオール、セリーヌ、ブルーノマリ、フェラガモなどのOEM生産を行っていたことでも有名です。そのほかにも、1990年創業のステファノブランキーニは、パティーヌと言われる手染めや個性的なデザイン、伝統にとらわれないデザイン性など他を圧倒するものがあります。もちろん、他にもたくさんあるイタリア靴。かっちりスーツというよりはジャケットを羽織る程度のオフィスカジュアル的な雰囲気に合いそうですね。しっかり作りこまれた靴も多く、上質な皮革をハンドメイドで作っているブランドも多くあります。伊達男じゃないと履けないようなイメージですが、是非一度挑戦してみてください!!「知ってるか? 靴ってやつはな…」バックナンバー第1回:靴の歴史は深い第2回:イギリス靴って何で凄いの??第3回:無骨? 質実剛健? 意外と歴史が深いアメリカ靴ライター:高見 雅治
2016年09月02日イタリア人写真家夫妻による知識の伝承をテーマとした写真展「TRANSMISSIONS people-to-people」が、9月2日から30日まで東京・銀座のシャネル・ネクサス・ホールにて、9月2日から9月22日まで伊勢丹新宿店本館4階のセンターパークにて開催される。2010年より5年以上に渡り、知識の伝承をテーマとした写真プロジェクトに取り組んできたティツィアーナとジャンニ バルディッツォーネ夫妻は、ヨーロッパからアジア、アフリカの各地へと旅をするなかで40種類を超える分野で100人以上の師弟に出会ってきた。そしてその関係性を深く探り、知識が伝えられていく過程で見られる感情や、創造への感動、個々の関係、交流から絆が芽生えていく様子などを、細かい表情の変化や動きの中にとらえ、写真におさめている。それぞれの写真は唯一無二でありながら、知識伝承という行為にある共通の不変性を鮮やかに描き出しており、伝統と革新、世代を超えた交流、文化的な多様性、遺産の保護など、見るものに様々な広がりを持って思いめぐらすきっかけを与えてくれる。同展では、そんな人類の文化的多様性の原動力となる、無形の文化と有形の技術を体現する人々の姿が写し出された作品の数々が展示される。【イベント情報】「TRANSMISSIONS people-to-people」会場:シャネル・ネクサス・ホール住所:東京都中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング4階会期:9月2日~30日時間:12:00~20:00入場無料会場:伊勢丹新宿店本館4階 センターパーク住所:東京都新宿区新宿3-14-1 伊勢丹新宿店本館4階会期:9月2日~22日時間:10:30~20:00入場無料
2016年08月22日日本だと「年寄りっ子は三文安い」という言葉がありますが、イタリアの祖父母のみなさんも、孫には大甘な人が多いです。ひとむかし前は、孫の教育や育て方、家庭環境にまで干渉してくる祖父母もめずらしくなかったようです。知人女性は、「長男の生後まもない時期に、超遠距離の義実家から『孫を見せにこい』としょっちゅう連絡してくる義父と折り合うのが大変だった」とボヤいていました。家族のつながりを大事にするイタリアの人々ですが、義実家との交流が時に苦痛になるのは日本と同じようです。ここでは、そんな彼らの「義実家とうまくやるコツ」についてご紹介します。 ■連絡に即レスしない三男に嫁いだ知人女性は、結婚3年後に妊娠しました。しかし妊娠中期に性別が女の子とわかったとたん、義母の異常な喜びように驚いたと言います。初めての女の子の孫のため、子供部屋に置ききれないほどのおもちゃや服、子供用家具が送られてきたそうで、一部返品したものもあったとか。さすがに怒ったご主人が義母をきつくたしなめたものの、あまり効果はありません。「妊娠8ヶ月ごろから義母が必要以上に私の世話を焼きたがって困った」と、振り回されて悩んだ二人が選んだのは「義実家からの連絡にすぐ出ない」ことでした。臨月近くは身体がつらくて起き上がれず、出産後は娘の世話に追われっぱなしの彼女。それもあり、連絡をもらってもその場で出ずに、2・3時間置いてこちらから連絡するように心がけたといいます。最初のうちはすぐ出ないことに文句を言われたそうですが、少し引いたスタンスの二人につられて、義母も今は落ちついているとか。 ■あえて夕食時にお邪魔するとある知人女性の義実家は、彼女の家から車で30分ほどの場所にあります。出産後、義両親の訪問回数が増えていき「子供の面倒と義両親への気遣いでヘトヘト。義両親は孫をかわいがりに来るだけだったから、正直言ってありがた迷惑。二人が帰った後でないと、家事を片づけられないのが一番のストレス」と当時を振り返っていました。義両親が帰った後ぐったりしてしまう彼女を見かねてご主人が提案したのは「訪問してもらうより、むしろこっちから向こうへ行く」ことでした。土日夜のどちらかに、子供を連れて義実家で「マンマの味の夕食」を取るのを目的にしたそうですが、これが功を奏したとか。「赤ちゃん連れだと手伝いが難しいけど『おふくろの味を食べたい』の一言で義母が喜んでくれるから、角が立たずにすむ。それに夕食どきだと、赤ちゃんがいるから夜は早めに帰宅したいという気持ちを受け止めてもらいやすい」と、前よりもだいぶストレスを減らすことができたといいます。 「義両親をうっとおしがるだけでは、根本的な解決にはならない。ムリのない範囲でうまくやるために何をするか、を考えた方が後々スムーズに行く」と語るご主人もいて、コミュニケーション上手なイタリア人らしい…と感心しました。上手な距離をつかむまでには骨の折れることもありますが、向こうとこちらの顔がうまく立つような「おつきあいのコツ」を探す価値は大いにあるようですね。
2016年07月22日出産が無事終わり、嵐のような「子育て3~4ヶ月目」に突入した新米ママのみなさんと、“髪の悩み”について話をしたときのことです。まだ30代前半のママさんが「妊娠中はおなかがつかえてシャワーを浴びにくかった。だからお風呂がおっくうになって、ひどいと週1、2くらいしかお風呂に入らなくても平気だった。そのせいか抜け毛が増えて髪もパサパサになって、今では苦労している」と嘆いていました。他のみなさんが「あれを試してみろ」「これを買え」といろいろアドバイスしているのをみて、日本でもイタリアでもみんな、苦労するところは一緒だな~と妙に共感したのを覚えています。髪に悩んだイタリアママのみなさんが実践した「美髪ケアのコツ」についてご紹介します。 ■オリーブの木のブラシ+オリーブオイルでマッサージ知人女性が44歳で2人目を妊娠した時、長男を出産したときに比べて髪のコンディションが悪かったそうです。シャワー後、髪にブラシを入れると、洗ったばかりなのにフケ&抜け毛が出る状態で、ドライヤーをやめて自然乾燥、ヘアトニックなどいろいろ試したそうですが変化はなし。「長男を出産した時は32歳だったから、まだ体力があったのかも。髪や肌の手入れに特別なことをする必要はなかったから」と、高齢出産のハンデを感じてばかりでした。悩む彼女に“オリーブの木でできたブラシ”と“オリーブオイル”で頭皮マッサージすることを勧めたのは、行きつけの美容室のオーナー。オーナー自身、妊娠中の髪トラブルをオリーブのブラシとオイルで乗り切ったといいます。「地肌への当たりが優しくて、髪をとかすだけで気持ちよかった。オイルも食用を使ったけど思ったよりベタつかず、髪が落ちついた」と、試してすぐ効果を実感。髪の状態は前よりも良くなるほどに回復したのだそう。今でも、シャワー前の頭皮マッサージは欠かさないようです。 ■ハチミツ+蒸しタオルでヘアパック妊娠をしてからしばらくすると「とにかく何をしても、根元から髪にハリがなくなりパサパサ。リッチタイプのシャンプーやコンディショナーを使っても効果なし」と、急激な髪の変化に悩んだ知人女性がいます。「ヘアエステも行ったけど、効果は一時的。定期的に受けられるほどお金が続かないから家でなんとかしたくて」と試行錯誤をくり返しました。最も効果が出たのは、シャンプーのあとに、好みの濃度に薄めたハチミツを髪に塗り、レンジで温めた蒸しタオルを頭に巻いて10分ほど蒸す方法だったそう。「待っている間バスタブにつかって身体を温めてから、ハチミツを洗い流して普通にリンスして終わり」とシンプルですが効果は大きく、1ヶ月過ぎたあたりから髪のコシがよみがえったといいます。「週に1、2回顔を蒸しタオルで温めてスキンケアしていたから、もしかして髪にも効果があるかもしれない」と思ったのがきっかけだったとか。 実感には個人差があると思いますが、身近な食材を使ったケア方法は取り入れやすいもの。ただ、オリーブオイルもハチミツも、人によってはアレルギーが出てしまう場合があるので、必ず、腕の内側などに塗ってパッチテストを済ませてから使うようにしてください。おなかが大きくなるにつれて、いろいろな不調が出てくるもの。しんどいのをこらえてまで美を追求する必要はありませんが、「なるべく身も心も健康で美しくありたい」と思うのは、ママになる女性に共通しているようです。できる範囲で美容に気を使ってみるのも、良いリフレッシュになりそうですね。
2016年07月21日イタリアでは、産後に外出を再開するママたちをよく見ます。「家にこもるのをやめてどんどん外にでる!」というアクティブな傾向が強い彼女たちですが、さすがに育児疲れは隠せないよう。「最近メイクがぱっとしない、いつも疲れてるように見えちゃう」と、あるママがグチるのを聞きました。とはいえ、そうは見えないキラキラ(に見える)ママもいて、エステとかスペシャルケアをしているの? と聞くと「そんなヒマはないわよ。メイクでなんとかするの」と笑っていたのが印象に残っています。ここでは、疲れていても美しくありたい! と願うイタリアママが実践している「メイクのコツ」についてご紹介します。 ■下地+パウダーで目の下のクマとばし双子を出産した知人女性は「産後、これほど体力が必要になるとは思わなかった」と、育児の大変さを毎日かみしめていました。「二人とも母乳で育てたせいか、食べても食べてもおなかが空く。子供の世話と家事に追われていたから、産後太りとはまったく縁がなかった」と語る彼女。そのかわり、疲れでやつれた顔に見えてしまい、仕事に復帰した後も同僚から心配されることがありました。一番困ったのは目の下に出るクマで、コンシーラーを使ってもあまり効果がなく、かえって老けて見えてしまうのが悩みだったそう。最終的に彼女が行き着いたのは、ピーチオレンジの下地にゴールドのパウダーを重ね、その上からファンデーションをつける方法。「くまが青っぽく見えるから、反対の色を重ねれば目立たなくなると思ったのがきっかけ。ゴールドのパウダーを上からつけることでぼかされて見えるから、最後にファンデーションをぬっても厚ぼったく見えない」と、その効果に驚かされたといいます。 ■白色ワセリンで自然なツヤ感銀行で働く知人女性が4年前に出産したときは「出産前は普通肌だったのに、産後急に乾燥肌になって困った」と肌の変化を実感したそう。とは言え、育児の合間にできるセルフケアは限られ「せいぜい週イチの長風呂が精一杯」と自分のことは後回しになりがちでした。それでも、ボディケアは市販のクリームでなんとかしのいだのですが、顔の乾燥はそうはいかず「メイクしてから2、3時間で頬の皮膚がポロっとめくれた」ほどで、皮膚科に行くこともありました。「ドクターはなるべくメイクを控えるよう言うけれど、オフィスで仕事している以上、そういうわけにはいかない」と試行錯誤した結果、基礎化粧品の後に白色ワセリンをつけてから下地を重ね、ファンデーションで薄くカバーする方法に落ちつきました。「これだとメイクが直接顔の皮膚に密着するのを防げるから、肌が乾燥しなくてすむ。時間が経つと自然なツヤが出てきて、くずれても汚くなく直すのがラク」と、ドレッサーにはワセリンのチューブを今でも常備しているそうです。 「家に帰ってきて、仕事や育児で疲れた自分の顔を見たときに気分が下がるのがイヤ。せめてメイクで気持ちを上げて、少しでも心に余裕のあるママでいたい」と語る人もいて、筆者も考えさせられたものです。育児の忙しい時期は、「ムリをしない」程度のゆるい心構えでいることもポイントのよう。普段のメイクに工夫をこらし、育児期間中でもキレイを楽しみたいですね。
2016年07月12日イタリアの人々は「子供は社会全体で育てるもの」という意識が強いように思います。公共の場で子供が騒げば、よそのおじちゃんおばちゃんが注意するシーンなどをよく見かけ、積極的に他人とコミュニケーションをとるイタリア人ならではだな、と思うことしばしばです。しかし、周りが積極的に育児協力してくれる環境とはいえ、マタニティブルーになるママも一定数います。実両親・義実家ともに遠距離で、夫と二人で子育てした経験のある知人女性は「慣れない子育てでストレスMAXになり、夫とケンカの毎日だった」と振り返っていたくらいです。ここでは、そんなイタリアのママたちが実践した「マタニティブルーを乗りこえるためのコツ」をご紹介します。 ■週1度「パパの日」を作る無痛分娩を経験した知人女性は、産後もわりと体力が残っていました。最初思っていたよりは子育てに苦労しなかったといいますが、2ヶ月ほど経ってからじわじわとメンタルが変化していくのを感じ、つらい時期があったそう。旦那さんがときどき「僕にできることがあればなんでも協力するよ」と声をかけてくれたそうなのですが、激務の旦那さんに子育てを手伝ってほしいとは言いにくく、自分の殻に閉じこもることが増えたといいます。ある週末「笑うことがめっきり減った」と旦那さんから叱られたのがきっかけで、二人は週に1回「パパの日」を作ることにしました。週に1度、最低半日は旦那さんが子供の面倒をすべて見て、彼女は好きなことをして過ごすのがルール。家事でもショッピングでも、思いついたものを自由にやれる解放感から「子育てのストレスが和らいだ」と効果てきめんだったそうで、マタニティブルーにどっぷり漬かることを避けられたとか。 ■魔法の言葉「まあいいか」をフル活用几帳面なタイプでわりと神経質な知人女性は、妊娠したときに事細かな「出産までのスケジュール」を立てて準備に余念がなかったそうです。しかし、体調の変化に伴ってスケジュールを変更することがしょっちゅうあり、妊娠4ヶ月目で早くもマタニティブルーに。「できることが減ってきて、立てた予定も大幅にくるっていく。夫に八つ当たりして“こんなはずじゃなかったのに”と思うたびに落ちこんだ」と、つわりも影響したストレスで3キロほどやせてしまったといいます。そんな彼女を救ったのは、先に出産していた妹の言葉でした。「出産してからのほうが大変よ。子供は何をしでかすかわからないから、毎日ピリピリしがち。今は何か起こっても『まあいいか』と受け止められるよう方向転換できたから、前より楽」と話す妹を見習って、彼女も「まあいいか」の一言を使うようになりました。「家事が滞ったりして、思った通りに生活できなくても、“まあいいか”の一言で現実を受け入れられる。だらしなくなりすぎないように気をつけることは必要だけど、以前より気持ちが軽くなった」と出産後もおおらかに構えることができ、子育てのストレスは少ないそうです。 「ホルモンバランスの乱れが原因とは言うけど、身体の調子が整うまで悠長に待ってはいられない。できることがあるならなんでもやってみたほうが、気分転換になってうまくいく」とマタニティブルーを語る人もいました。ついネガティブな方向に行きがちなマタニティブルーの時期、あえてポジティブな解決方法を見つけることこそ、赤ちゃんとママにとって一番良いようですね。
2016年06月15日日本でもイタリアでも、夏に向けて遅くまでお酒を飲む機会が増えてきました。とは言え、イタリアでは「お酒はスマートに」「酒は飲んでも飲まれるな」という暗黙のルールが徹底されていて、日本のような「飲んだら無礼講」「酒の上での出来事」などという言葉は存在しません。外食後バーにふらりと寄り、グラッパなど強めのお酒をクイッと飲んで、マスターと少しおしゃべりして帰宅する… というのが、「正しいお酒の楽しみ方」の一つだったりします。ここでは、そんなイタリアの人々の「お酒の作法」についてご紹介します。 ■ポテトチップで悪酔い防止イタリアのバーでは、カウンターの上にピーナッツ、種抜きオリーブ、ポテトチップが置いてあることが多いです。ある知人男性は「お酒が来る前に必ずポテトチップをつまむ」習慣があり、家から徒歩圏内のバーで出るポテトチップの種類を網羅しているほど。若い頃はオリーブをよく食べていたそうですが「塩辛さがかえって胃の負担になったのか、ある日酔いがまわってしまって周りに迷惑をかけたことがある」と気まずい体験をしてからは、どこのバーにも置いてあるポテトチップにシフトしました。胸焼けしないの?と聞いてみると「そうでもない。ポテトチップは揚げてあるから、飲む前の胃を油でコートできる。だから悪酔いしなくて済むことが多いよ」と語る彼。一つこだわっているのは、「ギザギザタイプのポテトチップを出すバーに行く」ことで、ギザギザのカットで表面積が広い分、少量で効率的に油をとれるのが気に入っているとか。 ■絶対失敗したくない時の秘策は炭酸系知人男性が今の奥さんと初デートした日のことです。「緊張しすぎたせいかお酒のペースが上がってしまい、自分の限界をこえたのに気がつかなかった。レストランを出て彼女を家に送って行く途中、意識がなくなってしまった」と急性アルコール中毒で救急搬送されたそう。よくフラれなかったね… とあきれましたが、転んでもタダでは起きないイタリア男性らしくなんとか次のデートにこぎつけた彼。「有名なレストランでリベンジすることにした」と、反省した彼が次に実行したのは「ほどほどに飲みたい日は、ビールやスパークリングワインの炭酸系アルコールをメインにする」ことでした。炭酸でおなかがふくれる上、グイグイ飲めないので量を調整するのが一番楽だといいます。以降失敗することはなくなり、初デートの醜態も水に流してもらって無事おつき合いにこぎつけることができたとか。今でも、ビジネスディナーのときにこの方法をよく使っているそうです。 「自分の限界を超えない」のが一番のマナーであることは、イタリアでも同じようです。「腹八分目は飲むときも同じこと。もうちょっと飲みたいなと思ったところでやめて、デザートへ進んでしまうのも一つの方法」と語る人もいて、自分も考えさせられました。自分流の「スマートに飲むコツ」を探しておけば、お酒の席が増える時期も安心して飲みに行けそうですね。
2016年06月12日エンポリオ アルマーニ(EMPORIO ARMANI)のスポーツライン、エンポリオ アルマーニ EA7が、リオデジャネイロ オリンピック/パラリンピックにおいて、イタリア代表チームにフォーマル及びスポーツウェアなどの公式ユニフォームを提供する。2012年のロンドンオリンピック、2014年のソチ冬季オリンピック・パラリンピックに続き、代表チームのユニフォームを担当する同ブランド。ユニフォーム一式は、センタージップ・ウォータープルーフのフード付きジャケット、Fratelli d’Italia=“イタリアの兄弟”と襟の後ろに刺繍された半袖、深目のポケットがついたカーゴパンツ、イタリア国旗カラーに白とブルーがあしらわれた2種類のランニングシューズなどで構成される。いずれのウェアも「EA7」のロゴ、ゴールドカラーの「ITALIA」の文字が配されているほか、トラックスーツには、前部分全面にホワイトカラーの「7」のグラフィックを大胆にデザイン。イタリアらしいデザイン性と、あらゆる状況下で選手達が快適で心地よくリラックスできるよう配慮された機能性を両立したユニフォームに仕上がっている。【問い合わせ先】ジョルジオ アルマーニ ジャパンTEL:03-6274-7070
2016年06月11日本格的なイタリア野菜がズラリ5月25日、本物のイタリア西洋野菜を豊富にそろえるストア「MERCATO -CONTADINO- 【ITALIAN VEGE】」が港区赤坂にオープンする。日本でも広く愛されるイタリア料理。本格的なレシピでオシャレな料理にチャレンジしたい!と思う人も多いのでは。しかしいくらレシピが本格派でも、使用する野菜が代替食材では台無しだ。プロのこだわりあちこちにそんな「本格志向」の人の声に応えるのがこの「MERCATO -CONTADINO- 【ITALIAN VEGE】」。「野菜のプロフェッショナルが料理のプロフェッショナルに鮮度抜群のイタリア西洋野菜を紹介する」がコンセプトで、スーパーや青果店などでは入手が難しいイタリアの野菜や国産・海外産希少品種などを取りそろえる。しかもそのどれもが、千葉県富里市の自社農場や提携農場などで採れたばかりのフレッシュなもの。農業のプロフェッショナルが選び抜いた、本物の野菜がズラリと並んでいる。こだわりの野菜をそろえれば、いつもの食卓が華やかに変身。野菜中心のヘルシーな献立を考えるのも楽しくなりそうなストア、ぜひ覗きにいってみて。(画像はプレスリリースより)【参考】※キャロット&ベジタブル株式会社プレスリリース※キャロット&ベジタブル株式会社
2016年05月24日社交好きなイタリアの人々ですが、日本人以上に第一印象はかなり気を使う人が多いなと思うことがしばしばあります。イタリア人男性とつき合い始めると、ほぼ毎週彼の友人知人に紹介されることが多く、初対面の私(しかも外国人)のために、彼らには服装も言動もかなり気を使わせたようでした。良い意味でも悪い意味でもコネ社会なイタリアで、「良い人、感じのいい人でいる」ことがこの国ではものすごく重要なのだ…とあらためて感じたのを覚えています。ここでは、そんな彼らの「初対面の第一印象をよくするコツ」についてご紹介します。 ■手のひらでジェスチャー「笑わないのを見たことがない」と、その明るさが誰からも愛される知人女性がいます。初対面の人と話すとき、気をつけているポイントはある?と聞いてみたところ「ボディランゲージやジェスチャーをいつもより多くやる」という答えがかえってきました。イタリア人は男女問わず、ジェスチャーを多用する人が多いのですが、確かに彼女と初めて会ったときはそのボディランゲージの豊かさにビックリしたものです。彼女が小さい頃、祖母と家で話していた時ほおづえをついていて「私と話すのは退屈?」と悲しそうに聞かれたことがあり、それから「おばあちゃんといる時間を楽しめるよう」ジェスチャーをよくやるようになりました。「自然と、普段の生活でもジェスチャーが多くなった」と笑う彼女ですが、実は初対面の相手だと緊張してしまうところがあり、それが表情に出ないよう気をつける意味でいつも以上にジェスチャーが増えるといいます。意識しているのは、大きく手を振ることやハイタッチなど、手のひらを相手に向けるものを使うこと。「手のひらからはエネルギーが出てるって言うでしょ。お互いの緊張がほぐれるよう、自分のエネルギーを届けるような気持ちでやるのがコツ」と語る彼女。おかげで、その後のコミュニケーションはとてもスムーズになるそうです。■TPOに合わせて香水を使い分け顔の広い知人男性は、初対面の相手と会う時、TPOに合わせて香水を使う習慣があります。仕事で新規の顧客と会うときはビター系、プライベートで新しい友人知人ができるような場所に行くときは柑橘系、初対面の女性とデートのときはマリンノートと、使うのは3種類。「普段づかいの香水はもちろんあるけど、初対面の人にはいい印象を持ってもらいたいからあえて別のものを使い分ける。匂いが他人に与えるイメージはけっこう大きいよ」というのが、彼のポリシーです。「ビジネスシーンなら落ちついた香りで信頼できそうなイメージ、プライベートなら食事や飲む機会が多いのでそれを邪魔しないフレッシュなイメージ、デートのときは爽やかな大人の男性のイメージ」を心がけていて、周りからも「いい香りがする。どこの香水を使っているの?」と聞かれ、話がはずむことが多いとか。「人間は中身が大事」とは言いますが、そこまで自分を知ってもらうためにも第一印象はバカにできません。普段は意識しないところに最初から気を使う人ほど、いいイメージを持ってもらうことに成功=友人知人を増やしやすいと言えるでしょう。自分なりのコツをつかんで、人の輪を広げてみてはいかがでしょうか。
2016年05月20日イタリア人の知人が近所で交通事故を目撃したときのことです。「バイクに乗っていた男性がかなり出血していた。すぐ救急車を呼んだけれど、いざと言う時は言葉が出にくいね」という彼の言葉に、自分なら的確に対応できただろうか…と考えさせられたものです。「イタリア人=陽気でお調子者」というステレオタイプなイメージがありますが、意外なほど冷静で危機管理が上手い人も少なくありません。公私ともに周囲から認められている人ほど、ピンチを切りぬけるためのコツを持っているようです。ここでは、そんな彼らが実践している「気の静め方」についてご紹介します。 ■ヒヤリ!で落ち着きを取り戻す入社7年で課長に抜擢された知人男性がいます。冷静沈着という言葉が似合うその落ち着きぶりからか、プライベートでも絶大な信頼を寄せられている彼。いつも穏やかでいられるコツは意外なところにあるそうで、新人だったころの経験が大きいとか。上司と一緒にコンペへ参加した時、雪による事故の影響で上司が当日大遅刻し、代わりに彼がプレゼンを行うことになりました。「それまでの人生で、あれほど緊張したことはない」と、待ち時間に少しでも落ちつくためコーヒーやガムなど試せることは全てやったそうですが、効果はゼロ。その場から逃げだしたい気持ちも相まって、トイレに行き、顔や手を洗ってみたものの気持ちは落ち着きません。ところが、一人になるためとりあえず個室に入った彼をリフレッシュしたのは「氷のように冷たい便座」だったそう。あせりでパニック状態の気持ちが一気に落ち着いたといいます。我に返り「今の自分にできる精一杯のことをする」と腹をくくったおかげで、プレゼンは無事終了しました。以来、緊張するシチュエーションではその感覚をいつも思い出して冷静さを保っているそうです。「冬、寝ているときにトイレに起きて便座が冷たいとものすごく目が冴えるだろ。あれと同じ原理だよ」と笑っていました。 ■脱力画像でクールダウン広告代理店で働く知人女性は、ミスが多いことで有名な後輩が自分の部署にやってきたときに「いろいろな意味で私も勉強になった」と語っていました。後輩がミスをするたび尻拭いをしなければならず、イラッとさせられることが日に1度や2度ではありませんでした。彼女の業務も途切れがちで、怒りが爆発しそうになるのを必死でこらえる一方だったといいます。それを劇的に改善したのは、同棲していた彼のスクラップブックでした。当時の彼は面白いコラージュを作るのにハマっていて、記事や写真の切りぬきをスクラップブックに大量にはさんだままだったそうです。「ある日それをテーブルから落としたの。散った切りぬきを拾い集めていたら偶然、ある政治家と水着美女が合体したコラージュができていたのに気がついた瞬間、笑いが止まらず、これは使えると思って、スマホで写真を撮ったの」という彼女。以来、怒りやイライラで頭に血がのぼっているのがわかるたびに、彼女は脱力画像を思い出すよう心がけています。「怒るのはくだらない、エネルギーのムダな消費」と瞬時に頭が冷えるので心に余裕ができ、前より仕事がやりやすくなったとか。 「土壇場でも冷静に行動できる」ことが、ピンチを救うポイント。パニック気味の心を覚ますのに「無関係なコト、モノ」に一瞬だけ気を取られるのは、かなりの効果を期待できそうです。コツをつかんでプライベートにも応用できれば、生活の困りごとを解消する近道になるかもしれませんね。
2016年05月07日本格的な春の訪れとともに人の心も開放的になるここイタリア。街のお店やレストラン、カフェも深夜遅くまで開いているところが増えてきました。そんな春先に、カフェでたまたま隣になった人と知り合ったおかげで、転職のチャンスをつかんだ知人がいます。その行動力に、共通の知人たちは拍手喝采していました。彼だけに限らず、新しい環境や人間関係を求め、その中に素早くなじんでいくのがとても上手なイタリア人を見ていると、まねしてみたいな〜と思うこともしばしばです。ここでは、そんな彼らがどのように「新しいことになじむコツ」をつかんでいるのかをご紹介します。 ■周りを巻き込むフリーのエンジニアとして働く知人男性は、仕事柄さまざまな国に赴任していました。言葉も文化も違う環境で働く中とは言え、かけ出しのころは失敗が多かったといいます。新しい環境に早くなじむため、いろんな仕事を引き受けた時期があり、その結果自分のキャパシティをこえ多くの人に迷惑をかけたこともあるそう。それ以来「今の自分ができること・できないことをきっちり把握するようにしている。自分にできないことがある場合は他の人を推薦し、巻き込んでいく。新しい仕事はみんなで作り上げる、というスタンス」という方針を通しています。「新しい環境に自分だけ…と思ってしまうと誰でも萎縮し、周りが見えなくなる。ひとりでなんとかしようと思わずに、積極的に他の人の協力を仰いでみるのが成功のコツ」だといいます。協力してくれた人との新しいつながりをきっかけに、そこから別の仕事に発展することもすくないとか。 ■雑談でコミュニケーション作り転職を重ねキャリアアップしてきた知人女性は、どんな環境に入っても1ヶ月くらいあればとけこめると豪語していました。コツは雑談することにあり「仕事中はさすがに私語をすることはないけど、コーヒーブレイクのときや昼休みは必ず、同じ場にいる人にちょっとでも声をかける」のが彼女の習慣です。とは言え「話がややこしくなりがちで、さらっと切りあげられない。場合によっては後味が悪くなることもある」と、恋バナ・テレビの話題・スポーツネタは避けているとか。短時間に、多くの人といろいろな話をすることで、自分の顔を覚えてもらうだけでなく社内の人間関係や全体像が見え「自分の立ち位置や仕事の進め方の方針を決めやすい」といいます。そうして知り合った人を新規プロジェクトに推薦したところ、大当たり。取引先から注文が相次ぎ、彼女のその年のボーナス査定はそれまでで一番良かったそうです。 歳を重ねるにつれて、新しい人・モノ・環境へなじみにくくなっていくものですが「新しいことを始めたり、新しい人と知り合うのは誰でも緊張するもの。その緊張をどれだけほぐせるかがキモ」と語る人もいて、イタリアの人たちの前向きさに頭が下がる思いでした。小さなきっかけを大きな成功へ変えるためにも、新しいことに一歩、二歩と、踏みだしてみてはいかがでしょうか。
2016年04月15日イタリアの人たちは、恋人やパートナーに「アモーレ(愛しい人)」「テゾーロ(私の宝物)」と呼びかけることが多いです。名前やあだ名などももちろんアリですが、1日のうち80%くらいはアモーレを使っているように思います。しかし、例外はどこにでもあるもので、こんなシーンに出くわしました。■とってつけたような愛情表現は逆効果友人から「新しくできたレストランでランチしよう」と誘われたときのことです。3席ほど向こうにいた年配のカップルが、女性の誕生祝いを楽しんでいました。男性は、さかんに「アモーレ、久しぶりにふたりきりになれて僕がどんなにうれしいかわかる?」「アモーレ、今日の君は本当にすてきだ」と、とんかつソース並みに濃厚な愛情表現をささやいていました。女性のほうはほほえみながら聞いているようでしたが、少しして友人が「あそこのカップルの男性、あやしいわよね。浮気してそう」とポツリとつぶやきました。「そんなことないんじゃない!?」と返事をした私がまちがっていた…とわかるのはそれから1時間ほどたってからです。小さな誕生日ケーキとシャンパンを食べおえたたあたりで、女性が「いつもはうちの猫にしかアモーレと呼びかけないあなたが、今日は私をアモーレと呼ぶのね、何年ぶりかしら」とポツリ。そのひとことをきっかけに彼女のイヤミが始まり、ラストは女性のスマホに入った彼の浮気現場写真の提示にまでエスカレートしていました。男性は、ひと目でわかるほど青ざめていました。女性はそのまま席を立ち、ボーゼンとしながらもお勘定を済ませ、あたふたと女性を追いかけていく気の毒な男性の姿に、私も友人もクギづけでした。「誰でも、いくつになってもアモーレって呼んでほしいもの。それがなくなったら相手の浮気を疑うべきなのよ」とドヤ顔で解説する友人。「そう呼ばせるために何か必要なことは?」と聞いてみると「自分からアモーレって呼びかければいいだけ。そうしたら相手もこたえてくれる」と単純明快な答えが返ってきました。「逆に、相手のことをアモーレって呼べなくなったら、ふたりの関係を考えなおしたほうがいいかもね」とつけ加える彼女の姿に、「さすが彼氏を途切らせたことがないだけのことはある…」と納得したものです。ちなみに、筆者がイタリア人彼氏から初めて「アモーレ」と呼ばれたとき、自分のことだとは思わなくてつい挙動不審に。周りにいた彼の友だちから「アモーレ、って呼ばれたことないの!?」と笑われながら「いままで大事にされてこなかったんだね」と同情され、複雑な気持ちになったのを覚えています。 「恋人やパートナーこそ特別扱いしたい。そして自分がいかに幸せか知ってもらいたい!」と誰かを愛することにとてつもなく積極的な人が多いのが、ここイタリア。そんな気持ちの現れが「アモーレ」という呼びかけににじみでるのかもしれません。彼氏に「特別扱いされたい。そんな風に呼ばれてみたい」と思ったことがあるなら、まずこちらからしかけてみるのもひとつの手です。
2016年03月29日ある有名な職人さんがテレビに出演していたとき、「自分が職人になるなんて思ってもいなかった。小さいころは飽きっぽくて、ひとつのことが続かなかったのに、苦手なことを得意にしたときから人生が変わった。たくさんの人に僕の作品をリクエストしてもらえるようになった」というコメントに、一流と言われる人は「人とは違う何か」をやっているのかも…と感じたものです。苦手なもの・こと・人間関係など、人生の中で「苦手」と思うシーンに誰しもぶつかるのは、ここイタリアでも一緒。それを克服できた人ほど、キャリアも自分もさらにステップアップできていることが多いようです。ここでは、そんな彼らが見つけた「苦手を得意に変えるコツ」についてご紹介します。 1.苦手→チャンスに方向変換会計士として働く知人女性は、新規顧客の担当が苦手だったのですが、同僚の代わりに大口の新規顧客を担当したとき「自分が変わった」そう。最初は辞退しようか迷ったそうですが「失敗したら事務所の信用に関わるけど、成功させたら自分の評価やキャリアをあげられる」と、考えかたを変えて引きうけることに。プレッシャーも相当だったんじゃない? と聞くと「うまくいかなかったら、と考えるヒマを自分に与えないのがプレッシャーに勝つコツ」という答えが返ってきました。さっそく、得意な分野と苦手な分野のふたつに仕事を仕分け、苦手分野を得意とする他の同僚の「早く片づけるコツ」を真似したところ、成果は上々だったといいます。顧客からも高評価をもらったことが自信につながり、新しいクライアントを担当することが得意になっていきました。この経験が生き、数年後に独立したときは多くの顧客が彼女についてきたとか。 2.好きでなくても、続けられることを探すコンサルタントの知人男性は、自分のキャリアを振り返って「自分がこの仕事を選ぶとは思ってもみなかった」と語っていました。彼は30代前半のころ仕事で手痛いミスをし、会社をやめてしばらく浪人していた時期がありました。その間、知人や友人から頼まれて彼らの仕事にアドバイスをしていると、気がつくと口コミで彼に仕事を頼みたいという人が増えたそう。「人に指図するのは正直言って苦手だった。でも、友だちから頼まれているという事情もあるし、応援したくて仕事を引き受け続けた」と当時を振り返る彼。これをきっかけにして仕事への意欲を取り戻し、コンサルタントとして活動するようになりました。「好きこそものの上手なれ、とは言うけど、好きだとか得意だとかいう仕事ばかり選べるわけじゃない。だから、続けるのが苦にならないことをまず探す」ことが、彼の得意分野を広げる方法だといいます。「できるようになればそれが得意になる時が必ず来る。好きになるのはそれからでも遅くない」と語っていました。苦手なことはやらずに、得意なことだけ続けていられれば話は簡単ですが、それだけではすまないのが人生です。苦手を得意に変えるためのコツを自分なりにつかんでおけば、仕事でもプライベートでも大いに役に立つというもの。できることから始めてみて、自分をステップアップさせるのも良さそうです。
2016年03月26日『ローマ法王の休日』『息子の部屋』などで知られるイタリアの巨匠ナンニ・モレッティ監督が、自身の体験を基に、すべての人にいつか必ず訪れる“親の死”という普遍的なテーマを描き出す『母よ、』。本作で、モレッティ自身を投影させた主人公の女性映画監督を演じたマルゲリータ・ブイは、“イタリア映画界のアカデミー賞”といわれる「ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞」主演女優賞を実に7度も受賞している超・実力派であることが分かった。映画監督のマルゲリータは、恋人ヴィットリオと別れ、娘リヴィアの進路問題も気になっている。さらに、兄(ナンニ・モレッティ)と共に入院中の母親・アダの世話をしながら、新作映画の撮影に取り組んでいるが、アメリカから呼び寄せた人気俳優バリー・バギンズ(ジョン・タトゥーロ)が参加した途端、思うように撮影が進まなくなり、大きなストレスを抱えるように。そんな中、マルゲリータは病院から母親の余命宣告を受けてしまう。何の助けにもなれない自分を嘆き、母が研究や仕事に捧げた年月が死によって無になると悲しむマルゲリータ。しかし、母はある“贈りもの”を遺してくれていた――。モレッティ監督が『ローマ法王の休日』以来、4年ぶりに手がけた本作は、前作『ローマ法王の休日』の製作中に最愛の母を亡くした経験から生まれた自叙伝的作品。2015年カンヌ国際映画祭コンペディション部門に出品され「エキュメニカル審査員賞」を受賞したほか、フランスの映画雑誌「カイエ・デュ・シネマ誌」の2015年ベスト1にも輝き、世界各国で高い評価を受けている。そんな本作で、モレッティがこれまでのように自分自身で主演を務めるのではなく、主人公の座を託したのがマルゲリータ・ブイだ。1962年生まれの54歳。1990年にイタリアの有名舞台の映画化『殺意のサン・マルコ駅』でデビューし、その後、『心のおもむくまま』(’95)、『もうひとつの世界(’98/未)、『イタリア的、恋愛マニュアル』(’05)、『題名のない子守唄』(’06)、『ローマの休日で~我ら佳き日々~』(’12)など幅広い作品に出演。なかでも、彼女の代表作として知られているのが2013年に公開された『はじまりは5つ星ホテルから』(’13)だろう。5つ星ホテルのクオリティを評価する覆面調査員の女性が、自分の生き方を見つめ直し、新たな人生の一歩を踏み出す姿を描いたドラマで、マルゲリータ・ブイは華やかなキャリアウーマンを演じ、話題となった。また、本作以外にも『ローマ法王の休日』や『夫婦の危機』とモレッティ監督作品の常連でもある。本作の主演にはマルゲリータ・ブイを強く希望したというモレッティ監督は、「主人公は女性の監督という設定にして、演じてもらうならマルゲリータ・ブイがいいだろうと考えていました。理由はとても単純で、私が主役を演じるよりマルゲリータ・ブイが主役のほうがはるかにいい映画になるからです」と語っており、絶大な信頼を寄せていることが分かる。確かな演技力で、どんな役でも変幻自在に演じてしまう彼女は、日本で言うところの大竹しのぶのような存在の実力派。母を看取らなければならない娘、仕事に向き合うキャリアウーマン、年ごろの娘を抱えた母など、さまざまな女性の姿を体現する本作の彼女にも、ぜひ注目してみて。『母よ、』はBunkamuraル・シネマ、新宿シネマカリテほかにて全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年03月14日イタリアの建築家でありデザイン・アーティストのアレッサンドロ・メンディーニ氏と、スウォッチのコラボレーションモデル「スポット・ザ・ドット」(SPOT THE DOT)が登場している。税込価格は9,720円。両者のコラボレーションは過去に5モデルを数えるが、再び手を取り合った。今回のスポット・ザ・ドットは、透明のプラスチックケースからカラフルなムーブメントエレメンツが見えるようになっている。シリコン製のストラップには、イエロー、グリーン、レッドなどのドットを散りばめた。ベースモデルはNew Gent(ニュージェント)で、防水性能は3気圧、サイズは幅41.00mm×厚9.85mm×高47.40mmだ。
2016年03月03日寒い冬は、ふとんからなかなか出られないもの。朝食をとる時間もなく、職場につくころは空腹でふらふら…というシーンは、日本だけでなくイタリアでもちょいちょい見られます。しかし、知人宅のパーティーに行ったとき「僕は冬でもすぐ起きられるよ」と豪語する男性がいました。「コツは何?」とその場にいたみんなが食いついていて、誰もが同じ悩みを抱えているのね…と思ったものです。誰もが「ふとんの誘惑」に苦労するこの時期ですが、ベッドから出られないと朝の貴重な時間をムダにしてしまいがち。ここでは、「すっきりと朝を迎えている人が実践しているコツ」についてご紹介します。1.夜は腹6分目+ホットミルクある知人男性が、転職してまもないときの話です。新しいオフィスで働きはじめて1週間と立たないうちに、寝坊で遅刻してしまったそう。おかげで来社していた顧客への自己紹介が遅れ、「上司の冷ややかな視線といったらなかった」と冷や汗をかいたといいます。「目覚ましは全部途中で止めてしまって意味がない。2月のまっただなかで寒くて、ふとんから出にくいのもこたえた」と、強制的に目をさますための方法に限界を感じた彼。悩んでいたとき、同棲している彼女がダイエットをはじめたそう。彼女に付きあって同じボリュームの食事をとりベッドに入ったところ、次の日の目覚めがスッキリ。「僕には少ない夕食だったから、寝る前にホットミルクを飲んだけど、それでも次の日の朝に空腹になって目覚めたんだ。起きるのに苦労しないなんて小学生以来だよ」と大よろこびだったとか。以来、彼のウィークデーの夕食は、腹6分目+ホットミルクのみ。休前日や週末だけ通常のボリュームで夕食を楽しむのが習慣になったそうです。2.あったかグッズでベッドの誘惑に勝つ!冷え性の知人女性はとにかく「寒くてベッドから出られない」ことに困っていました。「エアコンは嫌いだからつけてないし、部屋のオイルヒーターはあたたかくなるのに時間がかかりすぎる。子どもを学校に送らないといけないし、冬は無理やり起きるしかなくてストレスだった」と語る彼女。一方、ご主人は暑がりで、彼女の悩みにはあまり理解を示してくれなかったといいます。そんなときに友人からもらったアメリカ旅行のおみやげが「着る毛布」でした。「はやっているから」といわれても半信半疑だったものの、着てみると快適さに感動。「ベッドのすぐそばにこれをかけて、起きたらすぐに着る。ベッドのなかと同じくらいあたたかいから、起きるのが苦にならない」と、冬の朝をストレスなく過ごしています。いまでは子どもたちも着るようになり、自分で起きる習慣が身について助かっているとか。朝のスタートを気持ちよく切れたら、1日を過ごすためのモチベーションも右肩上がりになるもの。すんなり目覚めるための方法を見つけられれば、朝の時間を十分に活用することも、むずかしくありません。すてきな朝を迎えられるよう、できることから取りいれてみるのがよさそうです。
2016年01月24日クリスマス・年始のシーズンが終わり、スーパーやお店では早くも「バレンタインデー」を見越したディスプレイがはじまりました。オシャレにうるさい彼女を持つ知人男性も、この時期になるといつも悩む…と苦笑い。とはいえ、そんな彼女をよろこばせるプレゼントを毎年ちゃんと用意しているあたり、「さすがのセンスだな〜」と思わずにはいられません。相手に感謝や愛情を伝えるためのちょっとしたギフトを贈るのは意外とむずかしいもの。ここでは、センスとアイデアで上手に気持ちを伝えるために、イタリアの人たちが実践している「プチギフトを選ぶコツ」についてご紹介します。1.普段づかいのものをちょっとグレードアップエステティシャンの知人女性は、サロンに来るお客さんにプチギフトを贈ることがあるそうです。「気があったり常連になってくれたお客さんに、感謝の気持ちをこめて、たまにちょっとしたものを渡すわよ」と語る彼女。「エステサロンだから、化粧品をプレゼントするの?」と聞いてみると「それだと営業っぽくなって、人によってはかえって気を使わせてしまうでしょう。だから、ちがうジャンルにしているの」との答えが。取りだしたのは、デンタルフロス・歯ブラシ・歯みがき粉でした。彼女がギフト用にそろえているのは、特定の薬局へ行かないと買えないラインのもので、歯科医も推奨しているメーカーのものだそう。「口のなかは、外からは簡単に見えないものでしょう。それだけに、内側からもきれいになろうという意識を持ちつづけてほしい…という気持ちをこめているの」と語る彼女。歯ブラシなどの日用品は、スーパーやドラッグストアで手軽なものを買ってしまいがちです。それだけに、「いいものだとみんなよろこんでくれるのよ。あまり高いものでもないから、受けとってもらいやすいしね」と笑っていました。彼女のサロンが人気なのは、こういうところに理由があるのかも知れないな、と思ったものです。2.急なときにも使えるお助けグッズ管理職として働く知人女性は、スタッフにちょっとしたプレゼントをする習慣があります。誰かがミスした仕事をフォローしてうまく収めたときや、誰もやりたがらないけれど必要な仕事をしてくれたスタッフに、ねぎらいの意味をこめて何か贈るといいます。「食事をおごったりする人もいるけど、場合によっては負担になるでしょう。だから、仕事でもプライベートでも使えそうなちょっとしたものを渡すようにしているの」。彼女が最近渡したのは、男性には携帯用シューズクロス、女性には皮膚科医開発のリップスティックだそう。「両方とも消耗品だから、相手も気軽に受けとれるの。私の部署は営業職が8割を占めるから、身だしなみを整えるときに役に立ててもらえるし、プライベートでも使える。女性はこの時期、寒さで唇をやられがちだから、ケアの意味でも使いやすいでしょう」と語る彼女。入社数年で管理職になった実力を持つ彼女だけに、デキる人の気の配りかたは少しちがう…と感心してばかりいたことを覚えています。高いモノが相手の心をつかむわけではありません。ちょっとしたプレゼントでも、そこから伝わってくるのは、贈ってくれた人の心です。つまり、印象がアップするかしないかは“モノにこめられている気持ち”次第。それを心得るのが、ギフト選びの最大のコツといえるでしょう。
2016年01月22日パスタやピッツァがおいしいイタリア。イタリア人は粉ものが大好きです。食事のときには必ずパンも添えられ、パスタのときでさえパンを一緒に食べます。それなのに、なぜかグルテンフリーを意識した食材が多いのも事実。日本でも美や健康に敏感な人なら知っている、グルテン食の影響。頭痛や肩こり、肌荒れも、小麦のなかに含まれるグルテンが原因の場合があるそう。イタリアでは昔から小麦を多く食べる習慣があるせいか、そうした体調不良に悩む人も多く、グルテンフリー食材が豊富なうえ、簡単に買うことができます。たとえば、パスタ。大手メーカーからもグルテンフリーパスタが出ていて、手ごろな価格で購入できます。材料はトウモロコシ粉や米粉などです。味わいからアルデンテな茹で上がりまで、硬質小麦で作られた普通のパスタと遜色ありません。ほかにも、スナック菓子やスイーツ、冷凍ピッツァなど、一般的なスーパーマーケットでグルテンフリーのものを手軽に買えます。グルテンフリーは食品だけではありません。クスリやサプリメントにも、グルテンフリー仕様のものがあります。また、最近ではグルテンフリー食を用意しているレストランもあり、健康を意識する人たちのあいだで注目の的です。2015年11月にはグルテンフリーエキスポも開催されました。すでに次回、2016年11月の開催も決定しています。小麦粉でできたものを食べることの多いイタリアだからこそ、グルテンフリー食の良さが一般的に広がっているようです。日本でもイタリアのように気軽にグルテンフリー食材が買えるようになるといいですね。
2016年01月01日レモンには美容や健康によい成分が多く含まれています。そのため、イタリアにはレモンを活用した多くのレメディ(ナチュラルな治療)が存在し、それを毎朝の習慣にしている女子も。レモンに含まれるビタミンCには、脳神経や細胞を活性化させる働きがあるといわれています。また、体をアルカリ性に保ち、若々しい体づくりもサポートしてくれるのがとか。さらに、消化器官のデトックスを促す働きも期待できるようです。でも、やっぱり一番の関心は、レモンのダイエット効果。レモンに含まれる豊富なペクチンが、空腹感を抑えると考えられているからです。ペクチンは腸にも作用。善玉菌を促し、腸の活発な活動を支えます。1日の始まりである朝にレモンをとることで、こうしたレモンの効果を得やすくなります。イタリア女子のレモンの朝活方法は、とっても簡単。カップ1杯のお湯に、レモン半分のしぼり汁を加えて飲むだけです。好みではちみつを少し入れてもOK。ただし、ナチュラルに作られたオーガニックなものにしましょう。イタリア女子の朝活、あなたも試してみる?
2016年01月01日スウォッチ グループ ジャパンのスウォッチ事業本部は25日、イタリアのシンガーソングライター・Jovanottiとコラボレーションした時計「スウォッチ・アートコレクション"ジョヴァ・タイム"(JOVA TIME)」を発売した。ノーマルモデル(SUOZ220)と限定モデル(SUOZ220S)を用意し、いずれも本数限定となる。税込価格はノーマルモデルが9,720円、限定モデルが14,040円。ノーマルモデルの販売はスウォッチブティック銀座、スウォッチストア渋谷、スウォッチストア大阪となり、展開本数は40本、12月26日の発売。限定モデルの販売はスウォッチ公式オンラインストアで、12月25日の発売、展開本数は10本だ。Jovanottiはスカをベースとしたヒップホップやファンク、そして時にはクラシックミュージックをアレンジした曲調に、さまざまなメッセージを込めている。今回のジョヴァ・タイムでは、Jovanottiの情熱的なエネルギーをカラフルなデザインで表現したという。10本のみの限定モデルは、Jovanotti本人がデザインしたシリアルナンバー入りスペシャルパッケージタイプとなっている。ベースモデルは「New Gent(ニュージェント)」で、ケースはソリッドマットレッドプラスティック、ストラップはソリッドレッドシリコンストラップ。防水性能は3気圧、サイズは幅41mm×厚9.85mm×高47.4mm。
2015年12月25日イタリアのクリスマスシーズンは、12月8日の聖母マリア無原罪の御宿りの祝日から始まります。クリスマスの飾りつけも本格的にスタートし、町中がクリスマスモードに突入します。そんななか、ひと足早く11月ごろから店頭に並び始めるのが、クリスマスに欠かせない「パネトーネ」。イタリアでは「パネットーネ」「パンドーロ」などと呼ばれています。イタリアのクリスマスケーキという位置づけですが、ケーキよりパン生地に近いものをベースにしています。イタリア語でパンは「Pane(パーネ)」。それぞれの名前にその名残を感じられますね。パネットーネは、大きなパンを意味します。甘いブリオッシュのような生地をベースにして、レーズンやアンズなどのドライフルーツを混ぜてあるのが定番です。直訳すると、黄金のパンとでもいうようなパンドーロは、シンプルな生地だけを高さのある独特な八角形の星型に入れて焼き上げます。そして、食べるとき周囲に粉砂糖をたっぷりまとわせるのがお約束。ミラノのとあるパン屋さんで偶然に生まれたといわれているパネットーネ。海洋貿易で栄えた時代のヴェネツィアにあったといわれる、金箔をまとわせた円錐形のスイーツがパンドーロの始まりとか。どちらも他に諸説ありますが、いつのころからかクリスマスのお祝いに欠かせないものとなりました。2つともクリスマス前から、朝食代わりに、おやつや食後のデザートとして食べ始めます。クリスマスシーズンに人が集まれば、プロセッコやスプマンテのような発泡性ワインと一緒にいただくことも。店頭に並び始めると、クリスマスが来たなぁと感じるイタリアの季節の風物詩です。
2015年12月15日イタリアのクリスマスは日本のお正月のようなもの。家族みんなが集まって食卓を囲むのが習慣です。日本のおせちのようなスタイルではありませんが、それでも一定のルールがあります。イタリア人はクリスマスにどんなものを食べるのでしょうか。一般的には、24日のイブには肉を控える習慣があるので、魚料理を食べます。茹でたタコやイカ、ムール貝などにオリーブオイルや絞ったレモンをかけていただく海の幸のサラダは人気の前菜です。ムール貝をたっぷり使ったスープ、ホタテのグラタン、スモークサーモンなど前菜としてよく見かけます。パスタ料理ももちろん魚ベース。ボンゴレ・ビアンコ、イカスミ、スカンピのトマトソースなど、おなじみのパスタ料理が並びます。魚のお腹にハーブ類を詰めてオーブン焼きにしたもの、イカに香りパン粉を詰めてトマトソースで煮込んだもの、シンプルに魚介を焼いてオリーブオイルとレモンで食べるなど、メインも海の幸です。25日の正餐、ランチタイムは肉料理が並びます。さまざまな種類のサラミや生ハム、チーズを大皿に盛りつけた前菜は、みんなでおしゃべりしながらつまむのにぴったり。チーズにブドウジャムやはちみつをかけていただくこともあります。ウサギ肉の詰め物をしたパスタを、ていねいにとったスープに浮かべていただくトルテッリ・イン・ブロードも手がかかる料理で、クリスマスらしいもの。メインは七面鳥のオーブン焼きはもちろん、鴨肉のオレンジソースのようなジビエ料理もポピュラーです。とくに25日の食事は、13時ごろから始まり食後酒が出てくるのが17時ごろ、なんていうこともあります。お腹がはち切れそうなほど食べたり飲んだりしても大丈夫。翌26日は、聖人サン・ステファノの祝日でお休みだからです。クリスマスメニューに悩んだら、今年はイタリア風にイブは魚料理、クリスマス当日は肉料理にしてみては?
2015年12月14日日本ですっかり定着したボジョレー・ヌーヴォー。フランスのボジョレー地区でその年に収穫されたぶどうで作られた新酒で、ぶどうのでき具合を見るためのものとか。毎年11月の第3木曜日が解禁日とされ、市場に出回ります。イタリアのワインの新酒は「ヴィーノ・ノヴェッロ」。単に「ノヴェッロ」とだけ呼ばれることも多いのは、「できたて、生まれたばかり、新芽、若葉」という意味合いでこの言葉が使われているためです。新しいものなら何でもノヴェッロなので、しぼりたてオリーブオイルのことも新油ということで「オリオ・ノヴェッロ」「ノヴェッロ」と呼びます。イタリアでもフランスと同様に、法律で新酒の解禁日が定められています。10月30日なので、フランスより一足早くその年のワインを楽しむことができます。この時期になると店頭に地元産のノヴェッロがならぶだけでなく、各地で新酒祭りも行われます。イタリアで11月11日はサン・マルティーノの日。伝統的にはこの日がイタリアの事実上の新酒解禁日でした。「サン・マルティーノは、すべてのモスト(ぶどうの搾り汁)をワインに変える」という言葉もあるように、醸造を司る聖人の日です。昔はこの時期が、その年のワインの仕上がりを見るためのひとつの目安になっていたのでしょう。時代の流れと共に少しずつ早まり、11月6日を経て、2012年から10月30日が新酒解禁日に定められています。週末ごとにワイナリーへ足を運び、ノヴェッロのグラスを傾けつつ、地元産のチーズやサラミ、生ハムをつまむのもこの時期のイタリア人のお楽しみのひとつ。ノヴェッロはたいてい無料でふるまわれるので、気軽に訪ねて味見をして、気に入れば何本か購入します。次回のイタリア旅行は、ノヴェッロのシーズンにしてみては?
2015年11月04日高たんぱく、低脂肪、食物繊維を多く含む豆類は、積極的に食べたい食品のひとつ。なかでも、小豆(あずき)は、ポリフェノールやビタミンB2まであるので、体内の酸化を防いだり、不要なものを体の外に排泄してむくみを軽減させる働きもあるのだとか!なんとなく和菓子のイメージが強い小豆ですが、サラダやスープにするのもオススメ。実は、イタリアでは健康食材として「AZUKI」という日本名のままで販売されています。健康食品店で買えて、最近では普通のスーパーでも見かけるようになりました。その豊富な栄養素は、イタリアでも周知の事実。もともと豆類を多く食べるので、健康を気にする、ヘルシーなイタリア女子に密かなブームです。イタリア風の小豆の食べ方を紹介しましょう。・小豆のサラダひと晩水につけておいた小豆を40分ほど煮ておきます。せん切りにしたにんじん、みじん切りにして水にさらしたたまねぎ、ダイス状に切ったアボカド、4つ切りにしたプチトマトと小豆を混ぜ、塩、オリーブオイル、白ワイン酢で味付けしたらできあがり!・小豆のスープにんじん、じゃがいも、ズッキーニをダイス状に切り、ひと晩水につけておいた小豆と一緒にオリーブオイルで炒めます。材料の2倍程度になるように水を入れ、小豆が柔らかくなるまで弱火で30~40分煮るだけでほぼ完成!塩味を好みで調節して、仕上げにオリーブオイルを一筋だけ垂らしていただきます。小豆の旬は10月から2月にかけて。フレッシュな小豆は煮る時間も短くて済みます。今年の秋冬は小豆を食べて、むくみ対策をしたいですね。
2015年10月27日