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窪田正孝が主演する10月8日(火)スタートのNHKドラマ10「宙わたる教室」に、小林虎之介、伊東蒼、ガウ、田中哲司、木村文乃、中村蒼、イッセー尾形ら豪華俳優陣の出演が決定した。実話に着想を得た物語「宙わたる教室」の舞台は、東新宿の夜間定時制高校。年齢も抱える事情も様々な高校の生徒たちを小林虎之介、伊東蒼、ガウ、イッセー尾形が、彼らを見守るひと癖もふた癖もある先生役を田中哲司と木村文乃が、そしてこの定時制高校と思わぬ形で関わることになるJAXA職員を中村蒼が演じる。窪田演じる理科教師・藤竹叶の声かけで発足する科学部の「実験」を通じて、生徒のみならず、先生やJAXA職員までもが、自身の抱える古傷、障害、因縁と向き合い人生の再起に挑んでいく。小林虎之介負のスパイラルの中でもがき苦しむ不良生徒、柳田岳人役【役柄】東新宿高校定時制の2年生。読み書きが苦手なことを馬鹿にされ、中学から不登校になり、不良の道へ。負のスパイラルから抜け出すため二十歳で定時制高校に通い始める。あることをきっかけに退学を考え始めていたとき、新しく担任になった藤竹と出会う。【コメント】今回現場に入る前に、「捨てられた野良犬の様に」と言われたのが岳人を演じる1つの芯になっています。光が見えない暗闇を歩く岳人の前に藤竹が現れ、科学と出会う事で、止まっていた時間が動き出します。世代や境遇がまるで違う生徒達が共に成長する姿を楽しみにしていて下さい。伊東蒼自分の居場所を探し続けるSF小説マニア、名取佳純役【役柄】東新宿高校定時制の1年生。起立性調節障害で朝に活動できないことから夜間定時制高校に通い始めた。しかし定時制でも保健室登校を続けざるを得なくなっていたとき、藤竹からある誘いを受ける。【コメント】藤竹先生と高校時代の担任の先生が被る部分が多く、藤竹先生の言葉を身近に感じながら原作を読み進めたことを覚えています。私自身、沢山の“好き”や沢山の“興味”に救われてきたように、好きなことに救われ、探究心を膨らませる佳純を、大切に演じます。撮影初日からとても暖かく笑い声が沢山聞こえる現場で、みんなで実験をしたり、科学について語り合ったり、好きな食べ物の話をしたり、アットホームな雰囲気で日々撮影をしています!皆さんに楽しんでいただけるような作品を作っていますので、楽しみに待っていてください!!ガウフィリピン料理店を営む陽気な高校生、越川アンジェラ役【役柄】日本とフィリピンのミックス。夫と2人でフィリピン料理店を切り盛りする一方で、東新宿高校の定時制に通っている。2年生になり、勉強についていけなくなってきたとき、ある事件に巻き込まれる。【コメント】それぞれの理由で学業を諦めたけど、再挑戦する先生と生徒達の葛藤と勇気が織りなすこの作品に参加させて頂ける事をとても光栄に思います。育ち、環境、年齢が違う仲間で目標に向かって歩んでいく彼らの青春を多くの方に見守って頂き、そして誰かの希望を持つきっかけになれれば幸いです。田中哲司明るく振る舞うベテラン英語教師、木内泉水役【役柄】東新宿高校定時制のベテラン英語教師。アロハシャツに扇子を持つ姿からふざけていると見られがちだが、ときどき、格言めいた良いことを言う。定時制高校での教師経験が長く、自分のことを語ることが苦手な生徒たちに伝えたい、ある“思い”を持っている。【コメント】どんな境遇であれ学びたい気持ちは大事であり、夢中になるとはこんなにも眩しいものなのかと思いました。英語教師の木内は、衝突と失敗を繰り返し、いつしか仲間となり成長する生徒たちのサポートをします。このドラマで是非青春を味わってください。木村文乃クールな表情の下に迷いを隠す養護教諭、佐久間理央役【役柄】東新宿高校定時制の養護教諭。かつて救命救急の現場で看護師をしていたこともあり、生徒の命を最優先に考えた対応を心がけているが、過去の経験から生徒との向き合い方に迷いを感じている。【コメント】原作と脚本を読ませて頂いて、自分が学生の時に藤竹先生のような先生に会いたかったと素直に感じ、すぐに参加させていただきたいとお返事しました。作品を通して、ひとりじゃないよ、と心地良い距離感で伝えていけたらと思っています。中村蒼信念と立場の間で葛藤するJAXAのエリート、相澤努役【役柄】藤竹の大学同期でJAXAの准教授となったエリート。エリートの道を進み続けるために権威的な考えを受け入れる一方で、研究者としてのレールを自ら逸脱しようとする藤竹に苛立ちを感じ…。【コメント】過酷な環境で育ち年齢も性別もバラバラな登場人物達が科学にのめり込んでいく姿をみて原作も脚本も夢中になって読みました。老いも若きも関係ない。原作にある“その気があればなんだってできる。”大切なのはその心だと改めて強く思いました。僕の演じる相澤は藤竹とは対照的に組織の中で大きなプレッシャーを抱え葛藤しています。目まぐるしい日々を送る彼はいつしか純粋に科学を楽しむ気持ちを心の奥底にしまってしまいますが、彼なりにもがく姿を見届けて下さい。イッセー尾形誰にもぶつけられない怒りを内に秘めた最年長生徒、長嶺省造役【役柄】東新宿高校定時制の2年生。若い時に通えなかった高校で学び直すために定時制に入った76歳。かつて営んでいた町工場の技術に目をつけた藤竹から科学部に誘われるが…。【コメント】定時制にはなんとなく、もう一つの生活というイメージがあります。今のままでも結構なんだけれども、学ぶという姿勢に崇高なものを受け取ります。多少偏屈なキャラクターでも勘弁してもらえるんじゃないかな、なんて考えてます。あと、さまざまな世代や時代感覚が折り混ざって描かれますから、そのへんが楽しみです。ドラマ10「宙わたる教室」は10月8日(火)毎週火曜22時~NHK総合テレビ、18時15分~NHK BSP4Kにて放送(全10回)。[再放送] 毎週金曜0時35分~NHK総合テレビにて再放送。※木曜深夜(シネマカフェ編集部)
2024年09月02日イッセー尾形の一人芝居『イッセー尾形の右往沙翁劇場・すぺしゃる2024 in 有楽町』が、2024年12月6日(金) から8日(日) に東京・有楽町朝日ホールで上演される。「一人芝居」の第一人者として独自のスタイルで活躍を続けるイッセー尾形。年末の風物詩となった有楽町朝日ホールでの『イッセー尾形一人芝居』は今年で6年目の開催となり、今年つくった新しいネタを中心に、今も昔も愛される巷の“庶民あるある”をイッセー尾形ワールド全開で描く。演目は当日のお楽しみとなる。また、今年もロビーではイッセー尾形がこれまでに生み出してきたお面や人形などが勢揃いする「イッセー尾形作品展」と、写真家・浅田政志による公演写真の展示が行われる。■イッセー尾形 コメント今年もたくさん言葉や台詞を繰り出しましたけれど、首をかしげてまだうごめいている気がします。だからまた次なる世界が現れて、またもがくのでしょうね。つくづく、時代が続く限り人間にも終わりはないと感じる一年でした。さてロビーでは宮沢賢治の作品をビジュアル化した、勝手ながらの人形を広げてみます。笑って見ていただけたら嬉しいです。<公演情報>『イッセー尾形の右往沙翁劇場・すぺしゃる2024 in 有楽町』出演:イッセー尾形日程:2024年12月6日(金)~8日(日) ※全3公演会場:東京・有楽町朝日ホール公式サイト:
2024年08月29日「イッセー尾形の右往沙翁劇場in練馬」(主催:練馬文化センター(公益財団法人練馬区文化振興協会))が令和6年7月20日(土)、21日(日)に東京・練馬文化センターで開催されます。映画・ドラマ・舞台など数々の作品で唯一無二の存在感を放つ名優・イッセー尾形。多彩なキャラクターを演じる一人芝居の大人気シリーズが、タイトルを新たに練馬文化センターに帰ってきます。詳細: 公演チラシ「人間を知りたい」という飽くなき探求のもと、一筋縄ではいかないけれど、どこか愛おしい市井の人々を、温かい眼差しを持って生き生きと描き出す本シリーズ。今回も新作ネタたっぷりでお届けします!チケットは5月22日(水)まで練馬文化センターホームページ、チケットぴあで先行販売(抽選)の申込を受け付けています。6月2日(日)10:00から、一般発売(電話・WEB予約受付)を開始します。本公演はポータブル字幕機を使用したリアルタイム字幕サービスを提供します。■イッセー尾形よりメッセージ練馬お久しぶりです。新たな気持ちでやります!この年齢で新たな気持ちというのはどういったものでしょう?どきどきするとか?それはあるでしょうね。なんといっても新作ですし。もっとも新作しかやりませんけど。(笑)今回は短めネタを並べるつもりです。八つのネタがノンストップで展開します。走りきるイメージです。前回は一つ一つをじっくりやりましたが、一人芝居の醍醐味はまだ他にあんじゃないの?という挑戦です。この劇場は広いですから、一番奥まで届くようにダイナミックに演じたいです。その分予定していたイメージと変わるでしょう。これぞ練馬版新作です。むしろそうならなきゃあ!■公演概要公演名 :イッセー尾形の右往沙翁劇場in練馬出演 :イッセー尾形日時 :令和6年7月20日(土)19:00開演(18:15開場)7月21日(日)15:00開演(14:15開場)会場 :練馬区立練馬文化センター 小ホール所在地 :東京都練馬区練馬1-17-37アクセス :西武池袋線・西武有楽町線・副都心線直通、都営地下鉄大江戸線「練馬駅」中央北口より徒歩1分料金 :全席指定 一般5,500円 車いす席2,750円主催・お問い合わせ:練馬文化センター(公益財団法人練馬区文化振興協会)電話 03-3993-3311FAX 03-3991-9666メール info-neri@neribun.or.jp 企画協力 :イッセー尾形事務所公演チラシ■聴覚に障害のあるお客様のためのリアルタイム字幕サービスセリフなどの情報をお手元でご覧いただけるポータブル字幕機(台数限定)を無料でお貸出しします。ご希望の方は、上記の練馬文化センターお問い合わせ先(電話・FAX・メール)にお申込みください。お席は所定のエリアにてご用意させていただきます。■発売情報<先行販売申込期間(抽選)>練馬文化センターWEB先行 令和6年5月17日(金)10:00~5月22日(水)17:00チケットぴあ 令和6年5月17日(金)11:00~5月22日(水)11:00<一般発売>練馬文化センタープレイガイド・チケットぴあ令和6年6月2日(日)10:00~ 電話・WEB予約受付開始■プレイガイド<練馬文化センタープレイガイド>予約電話: 03-3948-9000(10:00~17:00)WEB : (要利用登録[無料])窓口 : 練馬文化センター・大泉学園ゆめりあホール(10:00~20:00)<チケットぴあ> (Pコード526302)■注意事項※窓口販売は、6月3日(月)10:00より行います。ただし、予約初日に予定枚数が終了した場合、取扱いはございません。※予約初日は座席をお選びいただけません。※車いす席、ヒアリングループ受信機をご希望の方は、予約電話(03-3948-9000)またはメール( info-neri@neribun.or.jp )までお申し込みください。※未就学児のご入場はご遠慮ください。※本公演は公演中止、延期以外でのチケットの払い戻しはいたしません。あらかじめご了承ください。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年05月20日『イッセー尾形一人芝居』が11月25日(土)~26日(日)に神戸朝日ホール(神戸市中央区)、12月1日(金)~3日(日)に有楽町朝日ホール(東京都千代田区)で上演される。市井の人々のわずかな出来事を瞬間的にとらえ、豊かに展開させる一人芝居。一人芝居の第一人者とも言うべきイッセー尾形は「自分の本分は一人芝居にあると思っていますから、それを定期的にやらせてもらえることは、やっぱりありがたいなと思います。僕としても1年の最後には“有楽町”があることが一つの節目で、次の年にまた乗り出していくサイクルになっています」と話す。芝居の中で描かれる人物はバラエティ豊か。どのように造形しているのか尋ねると、意外にも人間観察はしないという。「昔はね、観察をしにいったこともあるんですけど、面白くないんです。でも、観察した“風”に作った方がはるかに面白いと気づいてからは、僕の頭の中で人間を作っている。例えば〈頭を叩かれたから痛い〉〈喉が乾いたから水を飲む〉といった行為は万人の常識でしょう?だから、これを外すわけにはいかない。一方で、僕の知らないルールもいっぱいある。それは何なのだろうと想像していくことで、ネタができていく」といい、「それに、舞台上に出てきた人間が面白ければいいわけです。僕が人間観察をしたか、していないかという出処はどうでもいいんですよ、お客さんにとってはね」。そうして本番のギリギリまでネタを練る。「一番最後に思いついたものが一番面白いと信じている」からだ。今回の公演は、今年4月に近鉄アート館(大阪市阿倍野区)で立ち上げたネタを“成長”させていくという。「このネタはどこが面白かったのか。一旦引いて考えてみてね。どれだけネタが成長したか、あるいは成長しつつあるかを見て欲しい」と語った尾形。そして、「時代はますます混迷していくでしょうが、それに似合ったネタ作りになってくると思うんですね。混迷してるからこそ、半混迷のネタではなくて、時代より混迷したネタを作ってやろうと思って。で、それがちゃんとコメディになるようにしたい。笑うこと自体が一つの認識ですから。時代を笑ってやりたいですね」とも話し、まだまだ衰えない創作意欲を見せていた。 取材・文:五月女菜穂
2023年10月13日市井の人々の日常を独自の視点で切り取り、イッセー尾形がライフワークとしてきた一人芝居。その過去10年分のセレクト版を上演する、『イッセー尾形一人芝居 妄ソー劇場・すぺしゃる vol.4』(会場:有楽町朝日ホール)の上演が決定、イッセー本人に話を訊いた。イッセーは10年前にフリーに。それ以降は演出家を置かず、すべてをイッセー自身が担ってきた。「作品とじっくり向き合う時間は長くなりましたね。自己対話というか、毎回ノートを開く度に、ここが違う、ここはやっぱりこうしようと思いつく。だからそこはもう諦めています(笑)。いつだって進行形で、これでおしまいってものがない。すでにラインナップは決めていますが、やっている最中もいろいろ思いついて、その都度変換していくでしょうしね。ただ人間の捉え方は変わっていないと思うんです。気になる部分が変わってきたというか、視野が移動したのかもしれません」2022年はフリーになって10年、さらに古希(70歳)を迎えた記念の一年でもあった。「変わらなきゃいけないっていうのは、軽いプレッシャーとしてあるかもしれません。古希なんだから、もう二十歳じゃないんだから、みたいな(笑)。ただ年を取らない部分もあって、少年時代にザリガニを獲ったあの日の感じは、いつになっても新鮮に現れる。ただそれをそのままやってもなにも面白くないですし、演じているのはいつだって今の自分。つまりは今と過去を兼ね備えた一人芝居にしないといけない。過去一人芝居というかな(笑)。それが私の夢ですね」ここ10年における最も大きな変化と言えば、やはりコロナ禍。笑いを追求するイッセーの作品には、どんな変化があったのだろうか。「笑いっていうのはひとつの認識なんですよね。〇〇があるから笑うのではなく、その人は〇〇に対して笑うという認識をしたんだと。認識があるから笑うのではなく、笑いそのものが認識。そして人っていうのは生きているだけで面白いし、笑う対象、笑う認識のものだっていう確信が私にはあって。私はその〇〇を発見しないといけないんですよね。それって普遍的なことであり、時代に影響されること。ただ思うんです、コロナの前と後で、世の中たいして変わってねぇなぁって(笑)。そもそもコロナで全部変わっちゃったにしてはいけない、人間そんなもんじゃないだろうという気持ちもあるんです」コロナ前後のネタを織り交ぜ、ラインナップは当日までのお楽しみ。笑い納めはイッセー珠玉の一人芝居で!取材・文:野上瑠美子
2022年12月05日Amazon オーディブルにて、仲野太賀、イッセー尾形、藤木直人が、それぞれナレーションした村上春樹作品のオーディオブックの配信が、本日7月15日(金)よりスタートした。「神の子どもたちはみな踊る」/仲野太賀仲野さんが朗読するのは、1995年の阪神淡路大震災をモチーフに、兵庫県で育った村上さんがしたためた連作短編集「神の子どもたちはみな踊る」。表題作は、舞台をアメリカ・ロサンゼルスに移し、映画化もされている。仲野さんは「当たり前のものが当たり前でなくなり、記憶や感情があぶり出され、自分の弱さと向き合う必要が出てくるという経験は、この作品の中に限らず自然災害や紛争を目の当たりにする自分たちにも通ずるところがあると思います。聴く側の想像を邪魔せず物語に導けるように、距離感を大切に朗読しました」と収録をふり返っている。1995年1月、地震はすべてを一瞬のうちに壊滅させた。そして2月、流木が燃える冬の海岸で、あるいは、小箱を携えた男が向かった釧路で、かえるくんが地底でみみずくんと闘う東京で、世界はしずかに共振をはじめる…。大地は裂けた。神は、いないのかもしれない。でも、おそらく、あの震災のずっと前から、ぼくたちは内なる廃墟を抱えていた――。深い闇の中に光を放つ6つの黙示録。「東京奇譚集」/イッセー尾形イッセーさんが朗読するのは、2005年に発表したベストセラー短編集「東京奇譚集」。そのなかの珠玉の一篇「ハナレイ・ベイ」は、吉田羊主演で映画化されている。「現実ではありえないことを小説で実験している作品」と本作について表現したイッセーさんは、「何かを失った登場人物たちの綱渡りのような物語を聴くことで、スリリングな冒険を体験してください。この作品を知らない人にも、止められないほどのめり込んで聴いてもらえると嬉しいです」とコメントしている。肉親の失踪、理不尽な死別、名前の忘却…。大切なものを突然に奪われた人々が、都会の片隅で迷い込んだのは、偶然と驚きにみちた世界だった。孤独なピアノ調律師の心に兆した微かな光の行方を追う「偶然の旅人」。サーファーの息子を喪くした母の人生を描く「ハナレイ・ベイ」など、見慣れた世界の一瞬の盲点にかき消えたものたちの不可思議な運命を辿る5つの物語。「ねじまき鳥クロニクル―第3部 鳥刺し男編―」/藤木直人藤木さんは、「ねじまき鳥クロニクル ―第1部 泥棒かささぎ編―」「ねじまき鳥クロニクル―第2部 予言する鳥編」に続き、「ねじまき鳥クロニクル―第3部 鳥刺し男編―」を朗読する。僕の考えていることが本当に正しいかどうか、わからない。でもこの場所にいる僕はそれに勝たなくてはならない。これは僕にとっての戦争なのだ。「今度はどこにも逃げないよ」と僕はクミコに言った。「僕は君を連れて帰る」僕はグラスを下に置き、毛糸の帽子を頭にかぶり、脚にはさんでいたバットを手に取った。そしてゆっくりとドアに向かった。(本文より)なお今後、「1Q84」「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」「辺境・近境」のオーディオブック化が予定されている。(cinemacafe.net)
2022年07月15日「イッセー尾形の妄ソー劇場その5 ここまで来ればみんなおんなじ(笑)」(主催:練馬文化センター(公益財団法人練馬区文化振興協会))が2022年6月25日(土)、26日(日)に東京・練馬文化センターで開催されます。公演チラシマーティン・スコセッシ『沈黙-Silence-』をはじめ、映画・ドラマ・舞台など数々の作品で唯一無二の存在感を放つ名優・イッセー尾形が、多彩なキャラクターを演じる一人芝居のシリーズ。近年の東京の拠点会場である練馬文化センターで、第5弾の公演が決定しました。「人間を知りたい」という飽くなき探求のもと、一筋縄ではいかないけれど、どこか愛おしい市井の人々を、温かい眼差しを持って生き生きと描き出す本シリーズ。今回は東京初演となる新作を上演します。上演に向けてイッセー尾形は「今年の新作はいつものように雪子もあれば歌ネタも挑戦しますし、世の中に居そうな人たちばかりが登場してテンヤワンヤを繰り広げます。大問題を突きつけられてもなんとか死に物狂いで逃げ道を見つけ出す。これぞマンパワー!どんな時代でも、転んでもタダでは起きない人々がいる!今はますます転ばそうとする時代ですから、飛び上がっちゃいます!」と語っています。チケットは2022年4月29日(金・祝)より一般予約受付を開始します。■公演概要公演名 :イッセー尾形の妄ソー劇場 その5 ここまで来ればみんなおんなじ(笑)出演 :イッセー尾形イッセー尾形公式ホームページURL: 日時 :2022年6月25日(土)19:00開演/6月26日(日)15:00開演会場 :練馬区立練馬文化センター 小ホール所在地 :東京都練馬区練馬1-17-37アクセス :西武池袋線・西武有楽町線・副都心線直通、都営地下鉄大江戸線「練馬駅」中央北口より徒歩1分料金 :全席指定5,000円主催・問合せ:練馬文化センター(公益財団法人練馬区文化振興協会)03-3993-3311企画協力 :イッセー尾形事務所■一般発売2022年4月29日(金・祝)10:00~プレイガイド: 予約電話(03-3948-9000)WEB : (要利用登録【無料】)チケットぴあ: (Pコード511-599)練馬文化センター・大泉学園ゆめりあホール窓口 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年04月28日俳優のイッセー尾形が「創作の実験場」と捉える近鉄アート館で、恒例の一人芝居を5日間開催する。半世紀に渡り市井の様々な人々をコミカルに表現し、多くのファンを魅了してきたが、今回は「コロナと庶民でネタを創れるのは今しかない」と昨年新たに創作した7本に再び取り組むほか、日替わりの新作ネタ1本を加えた計8本を上演する。「この時代に皆が思っている意識を想像して作品にする。合っていれば笑いがくるし、合ってなければシーンとなる。シーンとしても平気なのがアート館でございます」とユーモアたっぷり。合同取材会で見どころなどを語った。『イッセー尾形の妄ソー劇場~文豪シリーズその5~日替わりプラス1』チケット情報昨年は現代の母子物語「新宿ロリータ」や「中華屋のおばさん」といった「大きく変化するものとしないもの」に注目したネタから、自身の深い逃避願望を反映した「雪子の冒険」、さらに批判される側の弁明に好奇心をくすぐられた「高速自転車男」などを生み出した。今回再び同じネタに挑むことで「作品が育ったところを観てほしい」。加えて日替わりの新作ネタは「どっこい、うっちゃる力」をテーマに創作中だ。「コロナ以降の願望ですが、僕らはいつの時代も攻め込まれるもので、その都度いろんなアイデアで乗り切ってきた。攻め込まれても攻め込まれても『えいっ!』とうっちゃる力が備わっている。同時に、因果関係抜きにともかく体験自体を笑っちゃう、おかしいから僕もお客さんも笑っちゃうというものを。それくらい意識が大きくなると信じています」。70歳を迎え「あと10年やり残さないように」との思いを抱く。「70歳だからでっかいことをではなく、心構えだけは謙虚に昔ながらの方法で。これでいいかの問いかけは大きく強くなっている」。本公演の副題には「やっぱみんな生きてるわあ」と付けた。「人間は最後の最後には逞しく大らかに笑って世の中を受け止める、性善説を説きたいんですね。僕にとっては他人の登場人物であり、他人であるお客さんがいて、他人がいるからこそ自分が在ることを何十年と経験してきた。そこから見れば、人間は性善説で間違いないし、生きてるわという実感を自分が持てなくても他者が必ず持ってくれる。そういう人間関係で生きてるんだろうな」との実感がこもる。最後に「コロナ禍では優良芝居です」と改めて一人芝居をアピールした。「今はスマホやテレビをつければ情報が全部現れる時代。想像している暇がないんじゃないかな。昭和27年生まれの想像で育った人間ですから、自分が芝居をやってる時ぐらいはスマホを忘れて想像してほしい。想像に出合い直す時代には一人芝居はうってつけだとおもいます」。大阪公演は4月13日(水)から17日(日)まで近鉄アート館にて。チケット発売中。取材・文:石橋法子
2022年03月31日人気音楽リズムゲーム「DEEMO」の劇場版アニメーション『DEEMO サクラノオト -あなたの奏でた音が、今も響く-』に濱田岳、渡辺直美、イッセー尾形、松下洸平、山寺宏一が出演することが分かった。全世界累計2,800万ダウンロードを突破するゲーム「DEEMO」。ピアノをコンセプトに据え、旋律の美しいクラシックからロック・ジャズなどジャンルにとらわれないオリジナル楽曲のクオリティの高さと、緻密に計算されたリズムやメロディから得られる圧倒的な演奏感でアジア圏を中心に大ヒットを記録。世界中の音楽ゲームファンを唸らせた。映画では、藤咲淳一が総監督を担当、「Production I.G」が製作をサポートするほか、錚々たる製作陣が集結。また、韓国・富川で開催される「富川国際アニメーション映画祭」長編映画部門への出品も決定しており、ワールドプレミアとして上映が予定されている。今回新たに出演が発表された濱田さんが演じるのは、アリス(CV.竹達彩奈)が落ちてくる不思議な城にいる猫のぬいぐるみ・ミライ。お調子者で常に元気、くるみ割り・匂い袋のアリスを取り巻く人形たち3匹のリーダーだ。渡辺さんが、3匹の中で一番冷静でオシャレ、ふわふわと宙に浮く匂い袋。イッセーさんが、くだらないジョークで周りをよくしらけさせるマイペースなくるみ割り人形。記憶をなくし、不安なアリスの心に寄り添う3匹を感情豊かに演じる。また、現在放送中の「最愛」に出演する松下さんが、両親を失い幼い妹と共に叔母の世話になる天才ピアニストのハンス。ベテラン声優の山寺さんが、アリスを指導するピアノ教師バレンスキー教授の声を担当する。▼コメント濱田岳かわいいビジュアルですが、口が悪くてほかのキャラクターにツッコミを入れるキャラクターなので、自分に“大事な役だぞ”と課して臨みました。皆さんの声が入っている状態でアフレコをさせて頂いたので贅沢な環境でした。皆さんの声で緊張をほどいてもらい、アリスのように背中を押して頂けました。日本のプロフェッショナルたちが集まって作った作品です。僕なりのミライを一生懸命やりました。楽しんでいただけたら嬉しいです。渡辺直美におい袋のキャラクターを落とし込むのに時間がかかりました。今までやったことのないキャラ。彼女の一言一言で話が紐解かれていくような。緊張して声がうわずったりもしちゃったけど優しい声でいきたいと思って、塩梅が難しかったです。最近は現実世界が大変すぎていろいろ考えながら見ちゃうけど、DEEMOに関してはどっぷり入れる。音ゲーをやってない人も、DEEMOを知らなかった人にも見てほしい。大人になって忘れてしまった感情を思いだすような作品です。イッセー尾形心の話かなと思います。心の中をのぞく、一回立ち止まって、自分と会話する、それができちゃう映画なのでは。新しいDEEMOが生まれます!これがDEEMOだ!映画館で心と対話する時間を大切にしてください。松下洸平人生初アフレコだったのでものすごく緊張したんですが、細かく指示があってやりやすかったです、勉強になりました。この作品は音楽と映画とゲームの要素が詰まった素晴らしいエンターテインメント映画になると思います。これをきっかけにアニメの世界だけじゃなく音楽の世界にも飛び込んでみようかなと思えるようないろいろな可能性を秘めた作品になっていると思います。『DEEMO サクラノオト -あなたの奏でた音が、今も響く-』は2022年2月25日(金)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:DEEMO サクラノオト -あなたの奏でた音が、今も響く-
2021年10月21日窪田正孝が変わり者の天才放射線技師を演じる主演ドラマ「ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~」の続編がこの秋、放送されることが決定。本田翼、広瀬アリス、浜野謙太、丸山智己、矢野聖人、山口紗弥加、遠藤憲一らが続投し、現在撮影中だという。現在「グランドジャンプ」(集英社)で連載中の同名コミックが原作となっている本作は、放射線科の“ラジエーションハウス”で働き、患者の病、ケガの根源を見つけ出す“縁の下のヒーロー”たちの戦いを描く物語。2019年4月期の月9枠で放送された前作は、最終話で個人全体視聴率8.3%(世帯視聴率13.8%)、特別編では個人全体視聴率8.8%(世帯視聴率15.6%)の高視聴率を記録。放送終了直後から続編希望の声が集まっており、今回同枠に帰ってくることが決定。主人公・五十嵐唯織役の窪田さんをはじめ、放射線科医・甘春杏役の本田さん、唯織にひそかに恋心を抱く若手放射線技師・広瀬裕乃役の広瀬さん、放射線技師・軒下吾郎役の浜野さん、威能圭役の丸山さん、悠木倫役の矢野さん、黒羽たまき役の山口さん、放射線技師長・小野寺俊夫役の遠藤さん、整形外科医・辻村駿太郎役の鈴木伸之、副院長・鏑木安富役の浅野和之、前院長・大森渚役の和久井映見も続投。前作では、アメリカで最も権威ある放射線科医・ピレス教授から、人工知能を使った読影補助ソフトの開発プロジェクトに誘われた唯織は、仲間たちに別れを告げ、渡米。杏はそんな唯織に「あなたが手出しできないくらい優秀な放射線科医になってみせます。だから…必ず戻ってきてください」と約束した。今作では、その約束から2年が経過。プロジェクトが一段落した唯織は、日本に帰国し、甘春総合病院への復帰を望んでいたが、新院長の方針でラジエーションハウスの規模が縮小され、黒羽たまき、軒下吾郎、威能圭、悠木倫は、それぞれ別の病院などに転職。そんな中、裕乃は、最近様子がおかしかった小野寺が認知症予備軍と診断されたことを知り、たまきや軒下らに助けを求めるが、たまきたちの反応は冷たい。同じ頃、唯織は前々院長の甘春正一を訪ね、杏がすでに甘春総合病院にいないことを知る。そんな折、杏はかつて唯織たちが命を救った世界的な写真家・菊島亨(イッセー尾形)の娘、妊娠中の森迫由美(森矢カンナ)が腹痛で苦しそうにしているところに遭遇。そしてそこに唯織が現れ…というのが第1話のあらすじ。今作にて地上波連続ドラマ7年連続主演、連続テレビ小説「エール」の主演後、ドラマ初出演および初主演となった窪田さん。「またあのにぎやかな仲間たちに会えるのが楽しみでなりませんでした」と続編放送決定時の心境を明かし、「新しい仲間も増えて、またラジエーションハウスが再始動し始めるようにワクワクしました。いい意味でみんな変わっていないし、それで挑戦する制作側の勇気も感じました。そして、また再びページをめくるたび、専門用語の長セリフがないかヒヤヒヤもしました」と今作について語る。また現在絶賛撮影中だという本作。「相変わらずみんながそろうとずっとおしゃべりが止まりません。鈴木雅之監督が“ラジハ”で1番大事にしているチーム感は2年経っても薄れることなく、むしろさらに強まっていると感じました」と現場の雰囲気を伝え、「病院を陰で支える放射線技師たちに光を当てた今作。彼らの働きがたくさんの患者さんを救い、見てくださる方々に元気を与えてくれると思います。新メンバーも加わってパワーアップした“ラジハ”を最後まで楽しんでもらえたらうれしいです」と視聴者へメッセージを送った。「ラジエーションハウスII~放射線科の診断レポート~」は10月、毎週月曜日21時~フジテレビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2021年05月19日佐藤浩市が、現在放送中のドラマ「トッカイ ~不良債権特別回収部~」のクライマックスのサプライズゲストとして出演することが明らかになった。“金融大河ドラマ”とも言える本作は、バブル崩壊後の日本、不良債権回収という難しいテーマながらも、ノンフィクション原作ならではの圧倒的リアリティや、伊藤英明をはじめエリート金融マンがヤクザらと対峙する迫真の演技、組織の中で闘う者たちの葛藤が垣間見える生々しいセリフが話題。いよいよドラマは後半戦に突入し、6兆7,800億円の回収を背負わされた知られざるトッカイの面々は、イッセー尾形演じる1兆円もの融資を受けていた“ナニワの不動産王”を追い詰めていき、さらには仲村トオル熱演の“頭脳戦で富を得る京都の怪商”との最終決戦が待ち受けるのだ。今回出演が明らかになった佐藤さんは、清武英利原作の映像化シリーズ第2弾「石つぶて」で主演を務め、『Fukushima 50』でも若松節朗監督とタッグを組んでおり、「コロナ禍の若松組を激励しにいきたい」と、カメオ出演を快諾した。なお、本番前のリハーサルでは別の役者が演じ、出演者たちにはシーン本番の撮影が始まるまで一切知らされぬままサプライズで登場!佐藤さんの出前持ち姿に現場は騒然となり、思わず「おはようございます!」と素で挨拶してNGを出してしまうレギュラー陣もいたそう。そんな佐藤さんが演じたのは、アルバイト店員がおらず、自ら出前に出向く店主。その姿は、ドラマのクライマックスで観ることができるようだ。佐藤さんと伊藤さんは、2009年放送の「ドラマスペシャル 警官の血」以来、12年ぶりの共演。伊藤さんは「佐藤浩市さんがサプライズでいらしてくださったことで、現場の熱量がぐっとあがり、それぞれスタッフキャストが高揚しているのがわかりました。何も知らされていなかったので本当に驚きましたが、本作に出演いただけたこと、そして久しぶりにお会いできたことがとても嬉しかったです」と佐藤さんの出演を喜び、「ここから、警察官や弁護士など、トッカイチームにも仲間が増えて、さらに一丸となって大きな岩である金丸(イッセー尾形)や仁科(仲村トオル)に向かっていきます。この作品はものすごく社会派ですが、同時に最高のエンターテインメントになっておりますので、最後までご期待ください」と見どころをアピールしている。連続ドラマW「トッカイ ~不良債権特別回収部~」は毎週日曜日22時~WOWOWプライムにて放送中(全12話)。3月4日(木)13時より第1話~第7話一挙リピート放送。(cinemacafe.net)
2021年03月03日夏川草介の人気小説を福士蒼汰主演でドラマ化する「神様のカルテ」の第二夜が2月22日放送。中村蒼演じる進藤が語る“現在の医療現場の姿”と、一止の恩師である古狐の最期に慟哭する“大狸”板垣を演じた北大路欣也の演技に胸打たれる視聴者が続出している。映画化もされたシリーズ累計330万部を超える大ベストセラー小説から、「神様のカルテ」「神様のカルテ2」「神様のカルテ3」「新章 神様のカルテ」の計4冊にわたる長編を2時間×4話、計8時間という大型スペシャルドラマ化する本作。夏目漱石を敬愛するゆえに話し方が古風で、周りからは変人と呼ばれている「本庄病院」勤務の5年目の内科医、栗原一止を福士蒼汰が演じ、世界を飛び回る山岳写真家でもある一止の妻・榛名に清野菜名。“怪獣”の異名を持つ外科医・砂山次郎に上杉柊平。病棟主任看護師を務める東西直美に大島優子。新人看護師・水無陽子に伊原六花。病棟看護師・御影深雪に上原実矩。救急看護師長の外村勝子に新山千春。一止が“自若”と呼ぶ循環器内科医の小山田英秋に村杉蝉之介。「御嶽荘」の住人で売れない画家の“男爵”に大倉孝二。“古狐先生”こと本庄病院内科副部長の内藤鴨一にイッセー尾形。“大狸先生”こと本庄病院消化器内科部長の板垣源蔵に北大路さんといった顔ぶれが共演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。2夜では一止の大学時代の同期・進藤辰也(中村さん)が本庄病院に加わる。大学時代、医学部の良心と呼ばれていたほどの進藤だが、休日に患者が急変しても電話に出ず、回診も短く済ますなど、患者や看護師と対立。一止とも衝突してしまう。一止に話を聞くと妻の千夏は小児科医となり娘も生まれ幸せな日々を送っていたが、産休明けに過労で倒れてからは仕事に没頭。子どもの面倒を見ていた進藤にも“仕事と両立できていない”と批判の声が上がったという。「日本の医療は医者とその家族を犠牲にしてやっと成り立っている。そんなのは狂ってる」という進藤のセリフに「進藤先生は、全然 間違ったことやってない。医者は働かされすぎ」「日本の医療は医者とその家族の犠牲のうえに成り立っている」のセリフにちょっとうるっときてしまった」「コロナ渦でこのドラマ見てたら医療従事者への感謝しかない」などの声が上がる。後半では一止の恩師である古狐こと内藤に悪性リンパ腫が発覚、進藤らの必死の治療の甲斐もなく内藤は息を引き取るという展開に。内藤と40年前、医学部時代に「この町に誰もが、いつでも診てもらえる病院を作る」という約束を交わした仲だった板垣は、棺の中に笑顔で眠る古狐に「当直終わったぞ」と語りかけ、「今までみたいにご苦労様でしたって言ってくれよ」と慟哭する…。このシーンにも「北大路欣也さんが流石の迫力」「大狸先生の棺の中の戦友(古狐先生)に語りかけるシーンは涙腺を崩壊させた」「事務長との話し合いのときの演技が、すごすぎて、魅入ってました」など、その演技に圧倒された視聴者からの声が続々と寄せられている。(笠緒)
2021年02月23日福士蒼汰主演で夏川草介のベストセラー小説をドラマ化する「神様のカルテ」が2月15日から放送開始。福士さんの演技に「新たな一面を見た」「躍進に期待」などの声が上がるとともに、看護師役で出演した大島優子にも多くの反応が集まっている。原作は良い医師とは何かを考え、患者と正面から向き合う、1人の若き医師の苦悩と成長を描いたシリーズ累計330万部を超える大ベストセラー小説。映画化もされた同名原作を新たにドラマ化する本作。信州の本庄病院に勤務する5年目の内科医で、夏目漱石を敬愛、話し方が古風で周りからは変人扱いされている内科医・栗原一止に福士蒼汰。一止の妻で世界を飛び回る山岳写真家の榛名に清野菜名。「本庄病院」で“怪獣”の異名を持つ外科医の砂山次郎に上杉柊平。救急看護師長の外村勝子に新山千春。新人看護師の水無陽子に伊原六花。同じく病棟看護師の御影深雪に上原実矩。病棟主任看護師の東西直美に大島優子。一止が“自若”と呼ぶ循環器内科医の小山田英秋に村杉蝉之介。一止と榛名が暮らす「御嶽荘」の住人で年齢不詳の売れない画家、“男爵”に大倉孝二。「御嶽荘」の住人で信濃大学大学院文学部に在籍しているという“学士”こと橘仙介に岡山天音。本庄病院の内科副部長で一止が“古狐先生”と呼ぶ内藤鴨一にイッセー尾形。本庄病院消化器内科部長で“信州のゴッドハンド”と呼ばれるほどの技術を持つ一止の師匠、“大狸先生”板垣源蔵に北大路欣也といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。1話では長時間の過酷な勤務をこなす一止がある日、大学病院に誘われ、最先端医療への興味を抱きつつも悩むなか、一度大学病院を紹介したものの、手術は難しいと断られ本庄病院に戻ってきた“癒しの安曇”こと安曇清子(風吹ジュン)との交流のなかで「良い医師とは何か?」を見つめ直していくストーリーを軸に、自らを大学院生と名乗る橘が、実は地元で神童と呼ばれるも大学には合格できず、そのことを母に言えないまま、母が天国に旅立ち、そのショックからオーバードーズして…といった様々なエピソードも絡めて物語が進んだ。独特の言葉遣いをする一止を演じた福士さんに、視聴者からは「しゃべり方がクセになる」「文豪を敬愛する医師!福士蒼汰の新たな一面垣間見た!」「役者、福士蒼汰さんのこれからの躍進に期待」などの声が。また「浦島さんを経て進化した福士さんがいる」「坊っちゃん語りを聞いてると、浦島さんが思い出される」と昨年秋に出演した舞台「浦島さん」を連想した視聴者も。また「福士蒼汰、大島優子キャストがいい」「優子さん、NICEな役頂いたなぁ~めっちゃいい」「一止先生を励ますのも、患者さんに良い対応する為の根回しを持ち掛けるのも、東西主任こと優ちゃん上手い」など、共演した大島さんにも多くの感想が寄せられている。(笠緒)
2021年02月15日次々と新たなスターが生まれるジャニーズJr.内のユニット、少年忍者の12名が主演を務める『WOWOWオリジナルドラマ 文豪少年!~ジャニーズJr.で名作を読み解いた~』関連番組が3月14日(日)、WOWOWプライムにて無料放送(WOWOWオンデマンドで見逃し配信)されることが決定した。本作は、夏目漱石、太宰治、芥川龍之介、江戸川乱歩、小泉八雲といった日本が誇る文豪たちの傑作小説群を新規に解釈した1話完結のオムニバスドラマ。過去の名作をただそのまま映像化するのではなく、現代的な視点で描いたり、異色の角度から捉えたりすることで、日本文学の持つ面白さを、若者を中心に幅広い世代に伝え、日本のエンタテインメント界の発展、継承に寄与、未来のクリエイターの誕生のきっかけにしようという野心的な試みだ。少年忍者は2018年に結成された、総勢22名のグループ。平均年齢16.7歳という若さだが、パフォーマンスに定評があり、次世代のエンタテインメント界を担っていくであろう才能が揃っている。今回がドラマ初主演であることはもちろん、初出演というメンバーもおり、彼らのエンターテイナーとしての経歴に大きな一歩を刻むシリーズになることは間違いない。また、物語の拠点となるブックカフェのマスター役には、イッセー尾形が決定。一人芝居・映画・ドラマ・ナレーションなど幅広く活躍する名俳優が、少年たちを物語の世界へと誘う案内人役を務め、シリーズ全体を引き締める。そして関連番組『文才少年!~ジャニーズJr.が文豪の心で番宣してみた~』は各話の主演を務める少年忍者12人が、ドラマの放送に先駆けて、それぞれの「文才」を活かして、各主演作の魅力を伝えるPR番組。メンバーたちは、与えられた2つのキーワードをうまく組み込みながら、即興でプレゼンを披露し、自身の主演作の見どころを制限時間20秒でアピールする。収録では思いがけないキーワードを引いて悪戦苦闘する中、一同が感心するほどのプレゼンも登場し、全力で主演作をアピールした。ドラマをすでに待ち望んでいる方だけでなく、ドラマの情報をこれからチェックする視聴者の方にも、出演者やドラマの内容に興味を持って頂ける親しみやすい番組となっているので、ぜひチェックしてほしい。【関連番組情報】『文才少年!~ジャニーズJr.が文豪の心で番宣してみた~』3月14日(日)11:15より、WOWOWプライムにて無料放送 / WOWOWオンデマンドで見逃し配信【番組情報】『WOWOWオリジナルドラマ 文豪少年!~ジャニーズJr.で名作を読み解いた~』(全10話)3月21日(日)より放送スタート ※第1話無料放送毎週日曜日23:00より、WOWOWプライムにて放送 / WOWOWオンデマンドで見逃し配信番組公式サイト: 番組公式Twitter:
2021年02月06日イッセー尾形が、ジャニーズJr.のユニット「少年忍者」の12人が主演するドラマ「文豪少年!~ジャニーズJr.で名作を読み解いた~」に出演することが分かった。本作は、日本が誇る文豪たちの傑作小説群を、新規に解釈した1話完結のオムニバスドラマ。名俳優のイッセーさんが今回演じるのは、物語の拠点となるブックカフェのマスター。そのブックカフェの棚には、なぜか本が置かれていない。しかし、悩みを抱えた少年たちが訪れると、マスターがそれぞれにふさわしい一冊を渡してくれる。少年たちがページをめくると、そこから、彼らの人生を少し変えるかもしれない新たな世界が広がる――。マスターは、少年たちを物語の世界へと誘う案内人となり、シリーズ全体を引き締める。イッセーさんは「丁度僕も文豪カバーなる一人芝居(「イッセー尾形の妄ソー劇場・文豪シリーズ」)に挑戦していたので驚きました!」と出演オファーをふり返り、「おそらく最年少共演でしょう!この五十年の差のカルチャーショック、存分に体感したいです。始めは言葉にならないだろうな」と「少年忍者」との共演についてコメントしている。そして、各話のあらすじも初公開。またポスタービジュアルは、各話の主演を務める12人が、それぞれ演じる小説を片手に微笑む姿が写し出されている。「文豪少年!~ジャニーズJr.で名作を読み解いた~」各話のあらすじ第1話「クモの糸」(芥川龍之介「蜘蛛の糸」より)少年刑務所に入所している神田(黒田光輝)。同室の犬山たちと、過酷な環境ながらも、だらだらとした緊張感の無い日々を過ごしていた。しかし、ある日、おばあちゃんの体調が悪いと知らされ、焦りを感じ始めていたところ、一匹の猫に導かれ、高い塀の上から垂れ下がっている一本のロープにたどり着く。そこには所長の蓮池が待っていて…。第2話「メロスを待つ男」(太宰治「走れメロス」より)メロスは友情に厚く、誰からも愛される正義の男。果たして、本当にそうなのか。王を怒らせたメロスの身代わりとして牢に入れられた男・セリヌンティウス(ヴァサイェガ渉)の視点から「走れメロス」を解釈する異色作。セリヌンティウスと見張り役の牢番。いま、まさに走っているはずのメロスについて、あれこれ、やりとりするうちに奇妙な友情が芽生えていく…。第3話「注文が多い店には気をつけろ」(宮沢賢治「注文の多い料理店」より)ここは、ある一族が、経済、文化などすべてを取り仕切っている町。一族の中でも上位の階級に属する少年カフス(小田将聖)とネクタイ(田村海琉)は、その立場を利用して、学校でも教師に命令口調で接するなど、生意気な振る舞いを続けていた。ある日、そんな2人の前に少女が現われ、一通の金色の封筒を差し出す。それは、特別な料理店への招待状――。第4話「罪と罰の散歩者」(江戸川乱歩「屋根裏の散歩者」より)人生に退屈している若者・郷田(川崎皇輝)。お金もなく、特に目標や夢も見つからない。唯一の興味は「犯罪」だ。ある日、公園で、謎の男から古ぼけた双眼鏡を渡された郷田は、周囲の人間を観察し始める。目に留まったのが、乱暴な男にいいように使われ不幸にしか見えない女。この世に「殺してもいい人間」は存在するのか。第5話「二百十日の二百十段」(夏目漱石「二百十日」より)学校とか、世の中は不公平だらけ。俺たち2人は、それを打ち破るんだ!と威勢だけはいいけれど、どこか、のんきな2人組、陸(安嶋秀生)と圭(檜山光成)が、なんと「階段部」を結成。目標はただ学校の屋上まで上ること。屋上に行けばきっといいことが起こるはず、と、大した根拠もなく、今日も校舎の階段を上り始めたが…。第6話「稲荷坂の秘密」(谷崎潤一郎「秘密」より)とにかく窮屈な世の中にうんざりして、刺激を求め、女装して町をぶらついていた信一(深田竜生)の前に現われたのは、赤いワンピースを着た金髪の女。何年か前、不思議な体験をさせてくれたあの女だ。気付いた信一はそっとアプローチ。その時から謎の女と秘密の部屋で過ごす信一の至福の日々が始まった。しかし、女の正体を知ろうとしてしまったために…。第7話「外科室のある洋館」(泉鏡花「外科室」より)医師の家系に生まれ、医大に通う高峰(織山尚大)。彼の心の中には、決して忘れられないひとりの女の面影があった。それは中学校のとき、一度だけ目を合わせたことのある保健室の先生・貴船。ある日、気の進まない合コンに参加していた高峰のもとに一本の電話が入る。それは人生を左右する運命の依頼だった…。第8話「少年と船」(森鷗外「高瀬舟」より)少年鑑別所に新たに送られてきた真鍋(北川拓実)。弟を殺したという重罪を犯したはずなのに、穏やかで優しげな様子に、担当教官・羽田は戸惑う。鑑別所の簡素な食事にさえ涙を流して喜ぶ。そんな真鍋の振る舞いに、上司の溝口と不倫関係にある羽田の心は次第に揺れ始める。第9話「雪おんなの風」(小泉八雲「雪女」より)突然、母が姿を消した。茂之(元木湧)が、最近、会話が少なくなってきていた父親を問い詰めると驚きの告白が。なんと、母は雪女で、父が約束を破ったから去ったというのだ。茂之は半信半疑のまま友達のクニオ、ヒロシと共に、父と母が最初に出会ったという山へ向かう。そこでは男がひとりでキャンプをしていて…。第10話「冬の青い日傘」(夢野久作「空を飛ぶパラソル」より)動画サイトで謎の白覆面男「ジャスティスマン・ザ・ホワイト」として登場、町の「民度チェック」などで、そこそこ人気者の真木(内村颯太)。なかなか再生回数トップを取れず、悔しい想いをしていたある日、女が飛び降り自殺する姿を目撃。特ダネとして投稿したところ、たちまちランクアップするが…。WOWOWオリジナルドラマ「文豪少年!~ジャニーズJr.で名作を読み解いた~」は3月21日より毎週日曜日23時~WOWOWプライムにて放送、WOWOWオンデマンドにて見逃し配信(全10話/第1話無料放送)。(cinemacafe.net)
2021年01月30日ジャニーズJr.内のユニット・少年忍者の12名が主演を務める『WOWOWオリジナルドラマ 文豪少年!~ジャニーズJr.で名作を読み解いた~』が3月21日(日)23時から放送される。この度、本作にイッセー尾形が出演することが決定。さらにポスタービジュアルが初公開となった。本作は夏目漱石、太宰治、芥川龍之介、江戸川乱歩、小泉八雲といった、日本が誇る文豪たちの傑作小説群を新規に解釈した1話完結のオムニバスドラマ。過去の名作をただそのまま映像化するのではなく、現代的な視点で描いたり異色の角度から捉えたりすることで、日本文学の持つ面白さを若者を中心に幅広い世代に伝え、日本のエンターテインメント界の発展、継承に寄与、未来のクリエイターの誕生のきっかけにしようという野心的な試みだ。少年忍者は2018年に結成された総勢22名のグループである。平均年齢16.5歳という若さだが、パフォーマンスに定評があり、次世代の才能が揃っている。今回がドラマ初主演であることはもちろん、初出演というメンバーもおり、彼らのエンターテイナーとしての経歴に大きな一歩を刻むシリーズになることは間違いない。先日、制作決定が発表されるとネット上では「少年忍者ドラマ初主演おめでとう!」「主演だなんて…嬉しすぎる」「文豪作品とジャニーズJr.のコラボがどんな作品に仕上がるか、とてもワクワクしてます!」といった喜びの声が上がるなど、すでに注目を集めている様だ。完成したポスタービジュアルには各話の主演を務める少年忍者12人が、自身の演じる小説を片手に微笑む。真ん中には「少年よ、名作を抱け。」のキャッチコピーが。また、物語の拠点となるブックカフェのマスター役にはイッセー尾形が抜擢。ひとり芝居・映画・ドラマ・ナレーションなど幅広く活躍する名俳優が、少年たちを物語の世界へと誘う案内人役を務め、シリーズ全体を引き締める。なお各話のあらすじも初解禁となった。各話のゲスト出演者などは追って解禁される。引き続き続報に期待しよう。イッセー尾形・コメント――本作の出演オファーを受けた際の気持ち丁度僕も文豪カバーなる一人芝居に挑戦していたので驚きました!なんとなく時代は、文豪をこの手に、ですね(笑)。――少年忍者の皆さんとのご共演についておそらく最年少共演でしょう!この50年の差のカルチャーショック、存分に体感したいです。始めは言葉にならないだろうな。――視聴者の皆様へのメッセージ力のある作品は別の作品を生み出すんですね!それはまた別の作品へとバトンタッチするかもしれない。そんなどこまでも続く繋がりを皆さんと共有できたらなんと素敵なことでしょう!『WOWOWオリジナルドラマ文豪少年!~ジャニーズJr.で名作を読み解いた~』3月21日放送スタート(予定)[第1話無料放送]毎週日曜日よる11時 WOWOWプライムにて放送(全10話)WOWOWオンデマンドで見逃し配信第1話「クモの糸」主演・黒田光輝(芥川龍之介『蜘蛛の糸』より)第2話「メロスを待つ男」主演・ヴァサイェガ渉(太宰治『走れメロス』より)第3話「注文が多い店には気をつけろ」主演・小田将聖&田村海琉(宮沢賢治『注文の多い料理店』より)第4話「罪と罰の散歩者」主演・川﨑皇輝(江戸川乱歩『屋根裏の散歩者』より)第5話「二百十日の二百十段」主演・安嶋秀生&檜山光成(夏目漱石『二百十日』より)第6話「稲荷坂の秘密」主演・深田竜生(谷崎潤一郎『秘密』より)第7話「外科室のある洋館」主演・織山尚大(泉鏡花『外科室』より)第8話「少年と船」主演・北川拓実(森鴎外『高瀬舟』より)第9話「雪おんなの風」主演・元木湧(小泉八雲『雪女』より)第10話「冬の青い日傘」主演・内村颯太(夢野久作『空を飛ぶパラソル』より)
2021年01月30日2月11日公開の映画『ツナガレラジオ~僕らの雨降 Days~』の完成記念トークイベントが20日、都内で行われ、西銘駿、飯島寛騎、醍醐虎汰朗、立石俊樹、ゆうたろう、板垣李光人、深澤大河、川野浩司監督が出席した。ラジオ番組『オールナイトニッポン i』(ニッポン放送)で配信中の若手俳優による webラジオ番組『@おしゃべや』。映画やドラマ、舞台などでも活躍している番組パーソナリティ10人による人気ラジオプログラムが、スタジオを飛び出してオリジナルストーリーによる映画が完成した。神奈川県伊勢原市の大山にある小さなラジオ局を舞台に、10人の訳あり男子たちの共同生活を描く。同イベントは応募抽選による一般客を招待しての先行上映会を予定していたが、新型コロナウィルス感染症拡大による緊急事態宣言を受けて無観客で実施された。本作は訳ありの若者10人がインターネットラジオを始めるというストーリーで、主演の西銘は「作品を通じてラジオの素晴らしさや思いを声に乗せて相手に届けるという大切さを学びました」と改めてラジオの素晴らしさを感じたといい、「上映されるのか不安に思っていましたが、届けられることができて奇跡だと思いました。元気を与えられる作品になっていると思うので、より多くの方に見ていただきたいです」とアピール。ゆうたろうも「この時期だから観る価値がある映画だと思います」とコロナ禍における本作の必要性を訴えた。イベントの後半ではファンからの質問に答えるコーナーを実施。「1番NGを出した人は誰ですか?」という質問に本人以外、6人のキャスト陣と川野監督はは西銘の名前を挙げた。川野監督はさらに「アドリブも入れてくれましたが、だいぶ滑ってましたね。(提案は)半分以上却下しました(笑)」とダメ出しするも「チャレンジはしてたんじゃないんですかね。イッセー尾形さんや田中真弓さんにも絡んでいたし、西銘くんが中心でしたから」とセリフの多い主演の西銘をフォローする場面も。当の西銘は「提案は大事ですからね。滑っても前向きに行く姿勢はイチ役者です」と胸を張りつつ「僕が軸で色々と起きていきますが、主人公が主人公なりに輝ける部分や魅力を伝えられるのでどんどん勝負していいんじゃないかとイッセー尾形さんから言われて勝負しましたが、監督からダメだと言われました(笑)」と苦笑いを浮かべていた。映画『ツナガレラジオ~僕らの雨降 Days~』は、2月11日より全国公開。
2021年01月21日福士蒼汰主演のドラマスペシャル「神様のカルテ」に出演する新たなキャスト、大島優子、上杉柊平、イッセー尾形、大倉孝二といった4名が明らかになった。メインキャストで出演した「七人の秘書」も話題となった大島さんが演じるのは、頭がよく優秀で、一止(福士さん)からも信頼の厚い「本庄病院」病棟主任看護師・東西直美。「24JAPAN」に出演する上杉さんが演じるのは、一止とは医学部時代からの腐れ縁で「怪獣」と呼ばれる外科医・砂山次郎。イッセーさんが、内視鏡の腕はピカイチの内科副部長・古狐先生(内藤鴨一)を演じる。「以前から医療作品に携わりたいと思っていた」と言う大島さんは、「病棟主任としてみんなの支えになれるように、そして人と人の命の繋がりを感じてもらい、明日の活力になっていただけるよう、丁寧に大切に演じていきたいと思っています」と意気込み、「本格的な寒さの二月、皆さんに心温まるお話をお届け致します。外出が難しい時節、どうぞ2時間、神様のカルテとお過ごしください」とメッセージ。上杉さんは「作品として楽しんで頂くのと同時に、困窮したこの時代に全ての人が自分の周りの大切にしたいことに少し目を向けられる様な世界になれたら、という願いを本気で込めて頑張りますので是非、ご覧下さい」とコメント。「さまざまな人間が生きておりますが、病気という試練においてこそ、その人の人間性が現れるなあと思いました」と物語の印象を明かしたイッセーさんは、「2020年。医療関係者にとりましても、それ以外の人たちにとりましても、見えぬ疫病との戦いはまだ続いています。そんな中でもこのドラマ、何か光明が見えるような、あるいはその予感でも見出せることができたらと、演じながら思います。観ている方々と共有できたらと願います」と語っている。また、一止が住んでいるアパート「御嶽荘」の住人で、年齢不詳の売れない画家・男爵役で名バイプレイヤーの大倉さんが出演。「医療現場の現実を知り、過酷さを痛感しました」と原作や台本の感想を語りつつ、「男爵は、掴みどころが無いようで、懐の深い人物に感じました。そのように近づけるよう、取り組みたいと思います」と話している。ドラマスペシャル「神様のカルテ」は2021年2月15日(月)20時~テレビ東京系にてスタート。(cinemacafe.net)
2020年12月27日『映画 太陽の子』が、2021年8月6日(金)に全国公開される。「太陽の子」が日米合作映画としてスクリーンに終戦75周年を迎えた2020年の終戦記念日8月15日(土)にNHK総合で放送され、SNSを中心に大きな反響を呼んだ特集ドラマ「太陽の子」。そんな感動のテレビドラマを、異なる視点で描き出す本作は、原爆開発を背景に、時代に翻弄される若者たちの苦悩と青春を、入念な歴史考証をもとに、よりリアリティのある描写で描き出す。ドラマ版とは異なる視点と結末が加わった、激動の時代を駆け抜ける若者たちの青春群像劇に注目だ。登場人物/キャスト主演は柳楽優弥主人公で京大物理学研究室の若き科学者・石村修を演じるのは、映画『誰も知らない』で第57回カンヌ国際映画祭 最優秀主演男優賞を日本人初・史上最年少で受賞、2021年公開予定の『HOKUSAI』でも主演を務める柳楽優弥だ。研究に勤しみながらも自らの行為に疑いを持ち、葛藤する姿を熱演する。有村架純&三浦春馬もまた修の弟であり、戦地で心に傷を負った軍人・裕之を演じるのは、『アイネクライネナハトムジーク』『天外者』で主演を務めた三浦春馬。そしてこのふたりの兄弟が秘かに想いを寄せる朝倉世津は、『花束みたいな恋をした』で好演した有村架純が抜擢された。そのほか、3人のメインキャラクターの脇を固めるキャストには、実力派俳優が終結。田中裕子、國村隼、イッセー尾形、山本晋也といった豪華な面々が揃う。なお『映画 太陽の子』は、日米合作ならではの豪華製作陣も魅力。映画『セカンドバージン』や NHK連続テレビ小説「ひよっこ」の黒崎博の監督のもと、音楽は「愛を読む人」のニコ・ミューリー、サウンドディレクターは「アリー/スター誕生」のマット・ヴォウレスが指揮。声の出演として、『ジョン・ウィック』のピーター・ストーメアなど、ハリウッドの第一線で活躍するキャスト・スタッフが集結する。主題歌は福山雅治「彼方で」主題歌は、福山雅治「彼方で」。福山は、過去に原子爆弾が投下された故郷長崎に現存する被爆樹木を通じ、「平和への願い、生命の逞しさ」を発信する“KUSUNOKIプロジェクト”のプロデューサーも務めている。映画主題歌に「彼方で」が決定したことについて福山は、「この歌は、旅立つ者にいつかまた巡り逢えると信じて生きてゆく、残された者の祈りの歌です。修、世津、裕之、三人の互いを愛する心が、時空を超え、平和と呼べる未来で出逢って欲しいと切に願いました」とコメントしている。『映画 太陽の子』あらすじ1945年の夏。軍の密命を受けた京都帝国大学・物理学研究室の若き科学者・石村修(柳楽優弥)と研究員たちは原子核爆弾の研究開発を進めていた。研究に没頭する日々の中、建物疎開で家を失なった幼馴染の朝倉世津(有村架純)が修の家に居候することに。時を同じくして、修の弟・裕之(三浦春馬)が戦地から一時帰郷し、久しぶりの再会を喜ぶ3人。ひとときの幸せな時間の中で、戦地で裕之が負った深い心の傷を垣間見る修と世津だが、一方で物理学に魅了されていた修も、その裏側にある破壊の恐ろしさに葛藤を抱えていた。そんな二人を力強く包み込む世津はただ一人、戦争が終わった後の世界を見据えていた。それぞれの想いを受け止め、自分たちの未来のためと開発を急ぐ修と研究チームだが、運命の8月6日が訪れてしまう。日本中が絶望に打ちひしがれる中、それでも前を向く修が見出した新たな光とはーー?【詳細】『映画 太陽の子』公開日:2021年8月6日(金)監督:黒崎博脚本:黒崎博出演:柳楽優弥、有村架純、三浦春馬、イッセー尾形、山本晋也、國村隼、田中裕子、ピーター・ストーメア、三浦誠己、宇野祥平、尾上寛之、渡辺大知、葉山奨之、奥野瑛太、土居志央梨、國村隼、田中裕子プロデューサー:コウ・モリ、土屋勝裕、浜野高宏エグゼクティブプロデューサー:井上義久、山口晋、佐野昇平、森田篤、松井智、有馬一昭、東原邦明共同プロデューサー:山岸秀樹、松平保久、淺見朋子ラインプロデューサー:小泉朋配給:イオンエンターテイメント
2020年09月12日柳楽優弥主演、共演に有村架純、三浦春馬らを迎えた日米合作映画『太陽の子』が来年、全国公開されることが正式決定した。戦況が激化し、最終局面を迎えた1944年。「どの国よりも早く、原爆を作る」という依頼を受けた京大物理学研究室。そこで研究に勤しむ実験好きの若き科学者・石村修(柳楽さん)と研究員たちは、託された国の未来のために情熱的に核エネルギーの研究を進める一方で、科学者として兵器開発を進めるべきなのか葛藤する。そんな中、戦地から修の弟・裕之(三浦さん)一時帰宅、そして兄弟が秘かに想いを寄せる朝倉世津(有村さん)も家を失い、幼なじみである修の家に住むこととに――。終戦記念日の8月15日、NHK総合で放送した国際共同制作特集ドラマ「太陽の子」は、戦時下の科学者の苦悩を描く青春群像劇。そんなTVドラマとは“違う視点”で描かれたのが本作、映画『太陽の子』だ。映画では、時代に翻弄された柳楽さん演じる修、世津、裕之、それぞれの想いが交錯する感動ドラマと共に、原爆開発の依頼を受けた修をはじめとする研究員の情熱と葛藤を臨場感たっぷりに、より深く描きだす。『セカンドバージン』や連続テレビ小説「ひよっこ」の黒崎博の監督のもと、3人のほかにもイッセー尾形、山本晋也、國村隼、田中裕子、声の出演でピーター・ストーメアが出演。音楽には『愛を読む人』のニコ・ミューリー、サウンドディレクターに『アリー/ スター誕生』のマット・ヴォウレスと、ハリウッドの第一線で活躍するスタッフも参加する。キャスト・監督コメント柳楽優弥このお話をいただいた時、戦争というものを僕達の下の世代にも伝えなければいけないと強く感じました。私が演じた修は、研究に対する情熱を燃やしながら自分の行為に疑いを持ち、葛藤していきます。彼の問いを意識しながら、監督と毎日話し合い、自分たちの中での答えを探しながら演じさせていただきました。前回のドラマでは、断片的だった物語の続きが映画ではしっかりと描かれます。科学者の苦悩や葛藤も描かれています。 当たり前だった日常や幸せを尊く思える今だからこそ、国内外多くの方にこの作品を見届けていただけたら嬉しいです。有村架純戦時中、どれだけの想いを抱えて皆様が生きておられたか、想像してもしても、計り知れません。人々が繋いできてくれた歴史に沿って、自分は生かされているんだと、私はこの作品に参加し改めて感じることができました。きっと当時も、今自分が見ている景色と同じように、太陽の光や緑豊かな木々、何もかも鮮明に映し出され感じ取っていたに違いないと思うと、生きてゆく日々が当たり前でないことを痛感しましたし、再び惨劇の場とならないよう願いたいと思います。是非、ご覧頂き、一緒に考えていけたら幸いです。監督・脚本黒崎博若者たちは今その刹那に命を燃やして生きる。その先に何が待っているかは誰にも分かりようがなく、だからこそ命は尊い。この映画にはそんな人生の一瞬一瞬が刻まれています。日本映画界の第一線を担う俳優たちと、「科学と人間」という巨大なテーマにじっくり向き合った、ひと夏の「格闘の記録」をぜひご覧ください。映画『太陽の子』は2021年全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:太陽の子 2021年全国にて公開予定©︎ELEVEN ARTS Studios / 2021「太陽の子」フィルムパートナーズ
2020年09月09日岡田健史が主演する新しいスタイルの時代劇「大江戸もののけ物語」の放送が決定。『愛唄 -約束のナクヒト-』の川村泰祐が監督し、本郷奏多、山田杏奈、森川葵、平尾菜々花、青山美郷、イッセー尾形らも参加することが分かった。新海一馬の寺子屋はいつも「学級崩壊」状態。救ってくれるのは勝気なお雛の「みんな、先生の言うことを聞いて!」の一喝。剣術も不得手で取り柄のない一馬だが、ひそかに妖怪研究に打ち込んでいた。幼いころ、蔵に閉じ込められたとき暗闇に潜む「異形の者」が一馬の危機を救い、妖怪の実在を信じるようになったのだ。あるとき、お雛の様子がおかしいことに気づいた一馬は、廃屋の中でお雛が不思議な土器(火焔土器)に話しかけているところに遭遇。一馬がお雛に渡されたまが玉を手にすると、土器が怪しく変容し、“天の邪鬼”と名乗る妖怪が突如現れた。肝を冷やす一馬だが、お雛は突然「死んだ母に会って、ひと言謝りたい」と自分の願いを明かす。一馬はお雛の願いをかなえるべく“天の邪鬼”やほかの妖怪たちと行動することになるのだが…。本作は、人情時代劇であり、妖怪ファンタジーであり、バディドラマでもある、幅広い世代が楽しめる新しいスタイルの時代劇。4月ドラマ「MIU404」、11月公開予定の『ドクター・デスの遺産 -BLACK FILE-』と話題作への出演が決定し、いま躍進著しい岡田さんが演じるのは、仲間や家族との絆で成長していく主人公・一馬。寺子屋で教える、気は弱いが心は優しい旗本の二男坊だ。「初めての時代劇ということで戸惑う事もたくさんありましたが、素敵なキャストの方々と、頼もしいスタッフの皆様のおかげで乗り越えることができました」と撮影をふり返った岡田さんは、「この物語には妖怪が出てくるのですが、ある意味今までの時代劇にはなかった表現の仕方に挑戦しているので、そこに注目して頂けると幸いです」と本作をアピールしている。また、一馬との交流を通じて自身の運命に立ち向かう天の邪鬼役を、近年では「ラブホの上野さん」『キングダム』が話題となった本郷さんが演じ、妖と人間とのファンタジックな交流を通して、成長していく2人の姿を感動的に描く。「大江戸もののけ物語」は7月17日より毎週金曜日20時~BSプレミアムにて放送(連続5回)。(cinemacafe.net)
2020年03月15日戸田恵梨香主演で焼き物の里、滋賀県・信楽(しがらき)に生きる女性陶芸家の波乱万丈な人生を描くNHK連続テレビ小説「スカーレット」。物語が後半を迎える中、“陶芸家の妻”ではなく、一陶芸家としての道を本格的に歩もうとする喜美子の環境が大きなうねりを見せた14~17週について、戸田さんからコメントが到着した。ヒロイン・川原喜美子を演じる戸田さんはもちろん、“腐れ縁”の幼なじみを演じる大島優子や林遣都らの好演、Twitterで「#八郎沼」なるハッシュタグを生み出した松下洸平演じる八郎とのやりとり、2月上旬からは伊藤健太郎、3月上旬からは稲垣吾郎が登場するなど、様々な話題を振りまいている本作。これまでをふり返って、特に「フカ先生(深野心仙役・イッセー尾形)とのシーンは忘れられないぐらい、自分にとって宝物」と戸田さん。「ずっとフカ先生との時間が続けばいいのになぁと、願わずにはいられませんでした」と自らも語るように、第14週以降、喜美子にとっても、彼女を見守る視聴者にとっても“しんどい”展開続きとなっている。新進陶芸家の夫を支えるも「愛情が本物だからこそ、しんどい」31歳になった喜美子は、陶芸展で金賞を受賞し新進気鋭の陶芸家として名の知れるようになった夫・八郎(松下洸平)を懸命に支えている。そんな中で、信作(林遣都)からは「いまの喜美子は喜美子じゃない」と言われてしまうのだ。「ハチさん(八郎)のことをただひたすら支えたい、フォローしたいという思いがから回ってしまうのが14週でした。ハチさんもそんな喜美子の思いを受け止めているんだけれど、それもハチさんにとっては苦しい…。ふたりの思いがどんどんと絡まっていく様が、演じていてけっこう苦しかった」と戸田さん。「いつも“ふたりとも間違ってない”というのが、しんどいんです」と語り、「喜美子と八郎の愛情が本物だからこそ、しんどいことってあるんだなと、この作品を通して知りました」と、夫婦だからこその試練だと明かす。そんなふうにギクシャクし始めた夫婦の間に、まさしく新しい風のように舞い込んできたのが、明るくて賑やかな松永三津(黒島結菜)。東京の美大を卒業後、全国の焼き物の産地を訪ね歩き、陶芸を勉強したくても女性であることから方々で断られてきた三津を、喜美子は八郎にも好影響を与えると考え、弟子として受け入れる。三津(黒島結菜)は「いなくちゃいけない存在だった」第15週での喜美子は、八郎が作品作りに悩む中、絵付け小皿の大量注文を受け、久しぶりにものづくりに対して燃える気持ちを思い出していく姿が印象的。「喜美子のこの姿がみたかった」と、戸田さん自身も熱くふり返っている。「ハチさんのことも支えたい、でも同時に、絵付け小皿もがんばりたいっていう2つの欲が同時に生まれて、どうバランスをとればいいのか喜美子はわからなかったけど、ハチさんが背中を押してくれました。だから、ハチさんのことは三津(黒島結菜)にまかせる、と喜美子が決断できたのだと思います」と言い、「喜美子と八郎がそれぞれ陶芸家として大きく一歩進んだ」週だと明かす。しかし、それをきっかけに三津の八郎に対する気持ちがふくれあがっていくことになり、視聴者をヤキモキさせることに…。戸田さんは、「いままで積み上げてきたハチさんとの関係、愛情や絆というものに自信があるから、『ここは口出ししなくてもいい』と判断する。それは『妻の強さ』かなあと思いました」と言う。「陶芸の師匠と弟子としても、女の意地っていうのがあるのかなと思いました。三津がもっと恋愛の駆け引きを仕掛けてくる子だったら、ハチさんがもうクビにしているはず」といたって冷静だ。「ちょこちょこっと三津から出るヒントになるような言葉をもらって、実際に作品をつくっていけるようになるから、やっぱり三津はふたりにとっていなくちゃいけない存在だったんだと思うんです」。「急に人が変わったようになる」喜美子を見かねた照子(大島優子)が…そんな中、喜美子は昔から大切にしている信楽焼のカケラの色合いを再現してみたい思いにかられ、八郎の後押しもあって昔ながらの薪で焼く穴窯を始めることに。しかし、そうそう簡単にはいかず、失敗が続いたことで大金を無駄にしてしまう。16~17週にかけての喜美子について、「穴窯を作ると決め、成功を目指し没入していくころから、急に喜美子の人が変わったようになるんです」と戸田さんは解説する。「今まではお金を大事に、家族のために一生懸命やってきた人が、家族がだめになってもやり続けるっていう狂気に似た熱意を持ちはじめるんです。ほんとうに自分がやりたいことと出会ったときって、いままで自分が積み上げてきたものもなかったことになるくらい、そっちに突き進んでしまうんだなと。天才になる人の片りんをみた気がしました」と、一度決めたら突き進む喜美子のキャラクターに思いを寄せる。また、16週では喜美子の家に照子(大島優子)と信作が集まり、夜通し語り合うシーンも注目を集めた。「この三人がそろうと、やっぱりこれこれ!という感覚になるんです。これが欲しかった!という感じ。一番落ち着くし、楽しいし、喜美子の人生の真ん中にあるのがこのふたり」と分析していた戸田さんだが、17週になると、窯だきに使うお金のことで意見が食い違った八郎が息子・武志を連れて家を出てしまい、心配した照子が喜美子に会いに来る。「第17週100回(1月30日)の放送で、照子が喜美子のもとにきて、『目え、覚ませ』と言ったとき、喜美子は『ひとりもええなあ』と返しました。このセリフが、17週まで演じてきた中で一番印象に残ったセリフです」と戸田さん。子どものころは頑固な父・常治に、結婚してからは夫の八郎に、「やりたいことがあるのでお願いします」と一度ことわりを入れてから物事を決めてきた喜美子だったが、窯だきにこだわり続けることで家族が離れ、皮肉にも“自由”を手に入れることになった。「一番衝撃的で、台本を読んだときに涙がとまりませんでした。『ひとりもええなあ』というのは、今までの自分の人生を全部否定するような言葉じゃないですか。今まで、ずっと誰かのために生きてきて、それが喜美子の幸せでもあって、心の支えでもあったのに…。こんな重い言葉があるのだと、鳥肌がたちました」。陶芸と家族、2つの大切なものを同時に手に入れることは、やはり難しいのか。こうなると、喜美子の前に節目節目に現れては“熱い気持ち”を思い出させてくれる芸術家・ジョージ富士川(西川貴教)の口癖「自由は不自由やで!」という言葉も、いっそう効いてくる。喜美子の陶芸人生はいま、かつてない局面を迎えているところだ。連続テレビ小説「スカーレット」は3月28日まで、月~土曜日午前8時~NHK総合ほかにて放送中(全150回)。(text:cinemacafe.net)
2020年02月01日毎クールに必ず1本はある、“お仕事ドラマ”。今年は特に豊作で、とりわけ同期や家族との関係、恋愛、結婚・育児との兼ね合いなど日常生活と社会の中で何かしらの課題を抱えた女性たちが、右往左往しながらも前を向いていく姿が数多く描かれた。北川景子の“万智”が自身の結婚生活と向き合う「家売るオンナの逆襲」(NTV)「私に売れない家はない!」や「GO!」の決め台詞を繰り出し、家を売りまくってきた不動産営業の三軒家万智(北川景子)。2016年のレギュラー放送を経て2017年5月のスペシャル版「帰ってきた家売るオンナ」で屋代課長(仲村トオル)と結ばれた万智は、2019年、2年ぶりにテーコー不動産へと戻ってきた。今回はライバル・留守堂(松田翔太)が登場し、2人の家売り合戦や、足立(千葉雄大)とのいわゆる“ふどうさんずラブ”も話題となったが、注目したいのは万智と屋代の結婚生活だ。結婚しても、“サンチー”こと万智の「家を売るために」昼夜問わずに猛進するところは相変わらず。いまでも「課長」、そして「三軒家くん」と呼び合っている。「私は課長のもとしか帰るところはありません、妻ですから」と話していた万智だったが、留守堂とのバトルが白熱するうちに家庭をないがしろにしてしまい、屋代の気持ちが揺れ動き(?)不倫騒動が勃発。いくら食事が用意してあっても、一緒に食べなくては意味がない。「人に家を売ってる間に、自分の家が崩壊しちゃう」と屋代がこぼしたのは本音に違いなく、万智は自分自身の問題に直面することに。家を売るため万智が顧客に向かって放った言葉が、時にはそのまま自分に返ってくることもある。社内で女性が輝くための「ウーマン・プロジェクト」が発足した際には、万智は女性だけが仕事と家庭を両立させながら“輝くこと”を要求されると言及。共働きの夫婦とは、共に働きながら、共に生きること。そんな思いから生じた提案が、ワーキングマザーと子どもを生まないことを選択した同僚の家選びを見事に取り持つことになった。留守堂との決着も含め、実は全ては、万智が万智のままでいながら「家を売る」ことと、妻であること(そして母になること)にどうバランスをとっていくか、という物語でもあった。この鮮やかなストーリーテリングはさすが大石静・脚本。1月からは吉高由里子主演「知らなくていいコト」が控えており、こちらも楽しみだ。吉高由里子の“結衣”に学ぶ、たおやかな働き方「わたし、定時で帰ります。」(TBS)吉高由里子が「定時で帰る」だけでなく、それぞれキャラの立った登場人物たちの働き方を描いた群像ドラマとしても話題を呼んだ本作。過去のトラウマから入社以来、残業ゼロ生活を貫いている東山結衣(吉高さん)が効率的に仕事をこなし、定時になるときっちり退社。行きつけの中華料理屋でビールを嗜み、恋人・諏訪巧(中丸雄一)との余暇も大切にする姿は、ノー残業デーであっても、なかなか定時に帰りづらい空気がある中で憧れをもって視聴者に受け入れられた。そんな結衣の周りには、部下にも自分にも厳しすぎるあまり、追い詰められてしまう三谷(シシド・カフカ)や、サービス残業どころか、深夜まで仕事をしてオフィスに寝泊まりする吾妻(柄本時生)、双子を出産後、育休明けでも以前と変わらず仕事ができることを証明しようとする賤ヶ岳(内田有紀)、SNSに撮影裏をアップしたことから炎上、クライアントと揉めて出社拒否になる新入社員・来栖(泉澤祐希)、クライアントからセクハラ・パワハラを受けている派遣のデザイナー・桜宮(清水くるみ)といった面々が。元婚約者・種田(向井理)はワーカホリックである一方、その弟・柊(桜田通)は引きこもり中。パワハラ発言を繰り返す福永部長(ユースケ・サンタマリア)は、論外の低予算で納期ぎりぎりの仕事を引き受けてくる。毎週描かれる、こうした働き方模様にも「自分を見ているよう」「耳が痛い」「リアル過ぎてつらい」などの声が寄せられた。結衣には、体を壊してしまった種田や、高度経済成長期から家族を顧みず仕事に没頭してきた父親に対する複雑な思いもある。自分自身悩みながらも、その都度たおやかに、腐ることなく1つ1つの問題に向き合っていく結衣の姿は、吉高さんの好演も相まって共感を呼んだ。何よりこのドラマのすごいところは、例え“ブラック上司”といわれた福永であっても、彼らがそれぞれに抱いている働く理由を否定しなかったことだ。働き方改革などの以前に、「何のために働いているのか?」への答えは十人十色であること、1人1人違っていて当たり前という大前提が、きちんと描かれていた。だからこそ、共に知恵を出し合い、協力し合い、補い合うのだと。このドラマに貫かれている、そんな包容性が観る者を惹きつけたのかもしれない。このドラマ以降、「きょうは定時で帰ります」と宣言する人が増えたように思うのは気のせいではないだろう。“凪”黒木華の人生リセットストーリー「凪のお暇」(TBS)コナリミサトの原作漫画同様、黒木華がフワフワ、モフモフのパーマで大島凪になりきった「凪のお暇」は、黒木さんや高橋一生、中村倫也らキャストたちのハマりっぷりもあって、2019年の夏を席巻した。職場の人間関係にSNS疲れ、母親からのプレッシャーなど、グサグサ刺さりまくった人は数知れず!?初回無料見逃し配信の再生数がTBSドラマの過去最高記録となったという。「物捨てて、引っ越ししたくらいで人生リセットできてたまるか」。その第1話の慎二(高橋さん)の言葉はもっともだ。しかし、空気を読むことに疲弊しきった凪はもう、そうするしかなかった。前の職場や彼氏=慎二とつながっているスマホを解約し、布団と自転車以外の家財道具を手放すほどの荒療治が彼女には必要だった。時には、“自分かわいさ”にスパッと断ち切ってもいい、そう凪が教えてくれた。ところが不思議なもので、そうして行き着いた先で自由気ままに生きているゴン(中村さん)や、同じように生きづらさを抱えている坂本さん(市川実和子)、毎日の暮らしを大事にする緑(三田佳子)、白石親子(吉田羊&白鳥玉季)、スナック「バブル」のママ(武田真治)らと出会うことができたのだ。こうした個性的な登場人物のキャラ立ちに加え、凪やゴンの節約料理や、凪のゆったりしたお暇ファッション、ゴーヤ、黄色の扇風機などの美術セットに音楽といった、世界観の作り方も巧みで、あのアパート「エレガンスパレス」が癒やしの魔法に包まれているかのようでもあった。凪たちが抱える現代の悩みの深刻さを、どこかファンタジーな世界が見事に中和してくれた。あのまま押しつぶされそうな空気の中で暮らしていたら、絶対に出会わなかったであろう人たちとの関わりの中で、凪はもちろん、似た者同士の慎二も変わっていき、ゴンも、坂本さんも、“アダハラ”(足立ハラスメント)とまで呼ばれた足立さん(瀧内公美)までも、それぞれに化学反応が起こって“おいしい空気”が伝播していく様子は、爽快で尊くもあった。そして、お暇には必ず終わりが訪れるもの。ちょっぴり頼もしくなった凪にさよならすることが、あれほど嬉しく、寂しく感じるとは思わなかった!“サクラ”高畑充希が見つけた本当の“力”とは「同期のサクラ」(NTV)空気を読みすぎて病んでしまった凪ちゃんの後にやってきたのは、最初から空気を読む気のない(?)、忖度知らずの主人公・北野桜(サクラ)だった。「過保護のカホコ」遊川和彦のオリジナル脚本のリアルとトンデモのボーダーをギリギリで演じられる高畑充希だからこそ体現できた役で、同期を演じた百合(橋本愛)、葵(新田真剣佑)、菊夫(竜星涼)、蓮太郎(岡山天音)という個性のバランスも絶妙だった。そもそも同期に目をつけるのは、新しい着眼点だ。たまたま同じ地域に住んでいた義務教育と、たまたま同じ偏差値だった高等教育を経て、一社会人となって出会うのは、出身地も、学歴も、価値観もバラバラ。ただ、その理由は様々だろうが、多かれ少なかれ、その場所で何かを成し遂げたいという夢を持って集ったはずだ。そんな同期社員たちの10年間という月日を、よりコメディタッチのHuluスピンオフも含めて丁寧に積み上げてきたことは、特に8話以降、“仲間”がサクラに向けて語る言葉に重みを与えてくれた。最終回の舞台は、2020年3月。副社長となった黒川(椎名桔平)の誘いを受けたサクラが花村建設に復帰するところから始まる。いままで、“それはおかしい”と思ったら「スゥーッ」と息を吸い、相手が誰であっても逐一、口にしてきたサクラ。そして、その度にサクラを説得し、巧みに手綱をとってきたのが人事部長だった黒川だ。そのサクラなりの正しさ、自分らしさは“力”があれば貫くことができる、という黒川にすっかり感化されたサクラは、会議でも自分の意見が通るようになり、かつてない高揚感を仕事で得ていく。だが、そんなサクラを心配して集まった同期とは衝突、サクラは孤独を実感することになる。「私には夢があります」と入社当時から言い続けてきたサクラの夢の一つ、「故郷の島に橋を架けること」は叶わなかった。だが、「一生信じ合える仲間を作ること」、そして「その仲間とたくさんの人を幸せにする建物を作ること」という夢はまだ消えてはいない。同期だけでなく、人事部時代から見守ってくれたすみれ(相武紗季)や、サクラに感化された隣人の脇田(草川拓弥)、そして偶然声をかけられた、かつての自分そっくりの内定者(美山加恋)の姿にも戒められるように、自分が持っている“力”=仲間に気づいたサクラには思わず拍手を送りたくなった。その“力”は「空気は読まないけど、人の心を読もうとするサクラが大好き」という百合の言葉にも集約されている。「はい、同期」と最後に写真を撮った後、それぞれ別々に歩んでいくラストシーンも「ひじょーにいい!」戸田恵梨香の“喜美子”、“女だてらに”に抗う「スカーレット」(NHK)NHK連続テレビ小説「スカーレット」は、滋賀県信楽を舞台に女性陶芸家・川原喜美子(戸田恵梨香)の人生を描いていくが、これがまた、かなり波瀾万丈な物語だ。戦後まもなく、両親と2人の妹と暮らす喜美子の家は貧しく、頑張り屋で、手先が器用で聡明な喜美子は子どものころから一家の働き手のひとりだった。お父ちゃん(北村一輝)は「女に学問は必要ない」という考えの持ち主で、幼なじみの照子(大島優子)や信作(林遣都)が高校へ進学する一方、中学を卒業した喜美子は15歳で単身、大阪へ。下宿屋で住み込みの女中をしながら、仕送りすることになる。下宿屋では、仕事に厳しい大久保さん(三林京子)にみっちり仕込まれながらも、個性豊かな人々と都会の生活の中で美術学校へ行くことを決める喜美子だったが、あるとき、お父ちゃんによって強引に信楽に連れ戻されることに…。大阪時代、特に大きな影響を喜美子に与えたのは、新聞記者としてバリバリ働いていたちや子(水野美紀)だ。報道も、陶芸も男性社会。「だから女は」「女のくせに」「女だてらに」、ちや子さんも相当言われてきたはずであり、喜美子はちや子にだけ本音の涙を見せたことも。地元の丸熊陶業で、日本画家のフカ先生こと深野心仙(イッセー尾形)のもと修行し、火鉢の絵付け師として働き始める喜美子だったが、なんと信楽初の女性絵付け師として会社のPRに利用されることに。新聞社から取材を受けるも、不本意ながら“マスコットガール・ミッコー”と名付けられてしまうのだ。やがて一人前の絵付け師になった喜美子に、並外れた陶芸の知識と技術を持つ、真面目で素朴な青年・八郎(松下洸平)との出会いが!陶芸にすっかり魅せられた喜美子と八郎は引かれ合い、八郎の作品が陶芸展で入賞したことで無事結婚。喜美子は、陶芸家となった八郎を支える日々を送ることに。この八郎は、お父ちゃんとは真逆ともいえるキャラクターだ。朝夕2時間、職務以外に2人きりで陶芸をしているところを誰かに見られたら「何を言われるか、わからん」「僕にとって川原さんは女や」と喜美子の身を案じる。しかし、いざ陶芸のことになると厳しい目も持ち、もの作りの基本のキを喜美子に伝えようとする。貧しさや運命のいたずらだけではなく、“お父ちゃん”をはじめとした旧態然とした価値観とも闘い続けてきた喜美子は、これからは八郎と二人三脚で陶芸に挑んでいくわけだが、果たしてどんなことが待ち受けているのか。自分のやりたいことを職業にし、食べていく難しさを、おそらくこれからも実感していくことになるはず。労働とその対価についても突っ込んでいくドラマだけに、今後の展開にも期待したい。ほかにも、大河ドラマ「いだてん」では、日本人女性初のオリンピック選手・人見絹枝(菅原小春)をはじめ、男性主体のルールや価値観の中で闘う女性スポーツの先人たちが描かれ、涙を誘った。また、前期の朝ドラ「なつぞら」では、日本のアニメーション黎明期にアニメーター・なつ(広瀬すず)が結婚・出産し、夫(中川大志)が家事を担うなど、結婚しながら仕事を続けていくことの難しさが語られていた。桜井ユキ主演の「だから私は推しました」は、30歳間近のOLがリア充を装う日々に疲れ、地下アイドルというのめり込めるものに出会ったことで人生が変わっていく異色の成長物語だ。ときに自分自身を重ねつつ、一緒に泣いて、笑って、救われて…。明日への活力と一歩踏み出す勇気をくれたドラマたち。年末年始に、改めてふり返ってみては?(text:Reiko Uehara)
2019年12月29日窪田正孝が天才放射線技師を演じて主演、本田翼、広瀬アリス、鈴木伸之らが共演する「ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~」の“特別編~旅立ち~”が6月24日にオンエア。次の月9に出演する中尾明慶の登場などに視聴者が沸いている。窪田さんが本当は医師でありながら診療放射線技師として甘春総合病院に勤務する五十嵐唯織を演じ主演、唯織が技師を目指す理由となる“約束”を交わしたヒロイン・甘春杏を本田さんが、唯織と共に新人放射線技師とななった広瀬裕乃を広瀬さんが、杏に想いを寄せ当初は唯織と対立していた整形外科医・辻村駿太郎に鈴木さん。甘春総合病院の放射線科“ラジエーションハウス”に勤務するギャンブル好きの技師長・小野寺俊夫に遠藤憲一、ラジエーションハウスで働く黒羽たまきに山口紗弥加、軒下吾郎に浜野謙太、威能圭に丸山智己、悠木倫に矢野聖人。放射線科の科長兼診療部長を務める鏑木安富に浅野和之、病院長・大森渚に和久井映見といったキャストが共演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。AI研究のため病院を辞めアメリカに旅立った唯織は機内で1枚の写真を見ていた唯織は世界的な写真家の菊島亨(イッセー尾形)と再会する。サンフランシスコ経由でアラスカに向かい、流星群を撮影する予定だという菊島との再会を喜ぶ唯織だが、菊島は唯織が意中の人に告白できないまま、また離れ離れになると知って憐みの目を向ける。そんな矢先、機内で急病人が発生。医療関係者を探すアナウンスに答えたのは乗り合わせていた東和医大の内科医・黒川守(中島歩)。彼もまた技師である唯織を邪険に扱うが、徐々に考えを変えていく。一方甘春総合病院には、高校球児の平山良平(前田旺志郎)がやってくる。右ヒジの痛みを訴える良平のレントゲン検査を始める小野寺だが、良平は本当は右ヒジが痛いわけでないと話す。去年はエースだった良平だがその後は不調に悩まされていた。良平の右耳の異常を見抜いた小野寺と裕乃たちは、唯織だったらどうするだろう?と思いながら良平と向き合っていく…というのが今回のストーリー。新作と回想シーンを織り交ぜ、改めてドラマ全体を振り返った構成に「最初から全話観ればよかった。」「続編もあるといいなぁ~」と続編に期待を寄せる視聴者からの投稿が続々。また今回は次期月9ドラマ「監察医 朝顔」から中尾明慶がクロスオーバー出演。「最初の方に写真取りに来たお医者さん役の中尾明慶は次の月9に出てくるお医者さんだったの!?」「すごい、繋がってる」「新しいスタイル」などの声が多数。また主題歌を歌う「MAN WITH A MISSION」のカミカゼボーイがプレゼント告知に出演。こちらにも「カミカゼボーイ祝月9出演」「カミカゼさん月9デビューおめでとうございます」など祝福の声が寄せられている。(笠緒)
2019年06月25日窪田正孝が主演を務めた4月クールの月9ドラマ「ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~」。後半、右肩上がりの盛り上がりを見せ、最終話は番組最高視聴率となる13.8%を記録した本作の「特別編~旅立ち~」が放送されることになった。「ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~」は、現在「グランドジャンプ」(集英社)で連載中の同名コミックが原作。最新刊8巻が発売中のコミックスの数は、累計100万部以上。ドラマは全11話で平均視聴率12.1%を記録、“ラジハロス”“五十嵐ロス”の声が相次いでいる。今回の「特別編~旅立ち~」には、第1話以来の出演となるイッセー尾形と、窪田さんとは朝ドラ「花子とアン」(2014年)以来の共演となる中島歩の2人がゲスト出演。イッセーさんが演じるのは、世界的な写真家として知られる菊島亨。第1話、頭痛を訴えて甘春総合病院に搬送されてきた菊島を、五十嵐唯織(窪田さん)が寄生虫に侵されていたことを突き止め命を救った。すっかり元気になった菊島は、流星群を撮影すべくアラスカに向かう飛行機で唯織と再会する。一方、中島さんが演じるのは、アメリカに旅立った唯織と同じ飛行機に乗り合わせた東和医大の内科医・黒川守。黒川は、機内で突然苦しみ出した外国人男性の処置にあたったものの、男性が発作を起こして既往歴すら答えられなかったため、原因を特定できずに苦戦してしまう。そんなときにたびたび的確なアドバイスをしてくる唯織に驚かされるが…。視聴者の皆様の大反響に対する感謝の意も込めて制作されることになった特別編に、期待が高まる。「特別編~旅立ち~」あらすじ「あなたが手出しできないくらい、優秀な放射線科医になってみせます。だから…必ず戻ってきてください」。五十嵐唯織は、杏(本田翼)との“新しい約束”を胸に、ラジエーションハウスの仲間たちに別れを告げてアメリカへと旅立った。その機内で1枚の写真を見ていた唯織は、不意に背後から「いい写真だね」と声をかけられる。その声の主は、世界的な写真家の菊島亨(イッセー尾形)だった。以前、唯織は頭痛を訴えて甘春総合病院に搬送されてきた菊島が、寄生虫に侵されていたことを突き止めていた。菊島はサンフランシスコ経由でアラスカに向かい、流星群を撮影する予定だという。同じ頃、甘春総合病院には高校球児の平山良平(前田旺志郎)がやってくる。右ひじの痛みを訴える良平のレントゲン検査を始める小野寺(遠藤憲一)。一方、良平が将来を有望視されている投手だと知った軒下は(浜野謙太)は、裕乃(広瀬アリス)にサインをもらってくるよう命じ…。菊島は、唯織が意中の人に告白できないまま、また離れ離れになると知って哀れみの目を向ける。そんな矢先、機内で外国人男性が突然苦しみだした。アナウンスで医療関係者を探すCAの鶴田夏葉(須藤理彩)や内田彩(東加奈子)たち。すると、乗り合わせていた東和医大の内科医・黒川守(中島歩)が男性の元へと駆け寄った。しかし男性は、発作を起こしていて黒川の質問にも答えられず。その様子をつぶさに観察していた唯織は、男性の腹部に発赤があることに気づくが…。「ラジエーションハウス特別編~旅立ち~」は6月24日(月)21時~フジテレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2019年06月19日窪田正孝が天才的診療放射線技師を演じ「月9」初主演を務める「ラジエーションハウス」の第1話が4月8日から放送開始。窪田さんの笑顔と“八重歯”に多くの視聴者から「可愛い」などの反応が殺到、「八重歯を鑑賞するための月9」と讃える声まで上がっている。「グランドジャンプ」(集英社)連載中の原作・横幕智裕/漫画・モリタイシによる同名コミックをドラマ化した本作。写真には必ず“真実”が写ると信じている診療放射線技師・五十嵐唯織を窪田さんが演じ、レントゲンやCTで病変を写し出す放射線技師と、その画像を読影し病気を診断する放射線科医が身を置く放射線科“ラジエーションハウス”を舞台にしたストーリーが展開する。ヒロインの放射線科医・甘春杏に本田翼、新人放射線技師の広瀬裕乃に広瀬アリス、ギャンブル好きの技師長・小野寺俊夫に遠藤憲一、ラジエーションハウスの面々として黒羽たまきに山口紗弥加、軒下吾郎に浜野謙太、威能圭に丸山智己、悠木倫に矢野聖人。整形外科医・辻村駿太郎に鈴木伸之、病院長・大森渚に和久井映見といったキャスト。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。唯織がアメリカで最も権威ある放射線科医から認められた後、帰国。幼いころから思いを寄せている幼なじみの杏が放射線科医として勤務する甘春総合病院で働き始めるところから物語は始まる。そして唯織が初出勤の前夜に出会った写真家・菊島亨(イッセー尾形)が搬送されてくるのだが、以前に受けた脳動脈瘤の手術の際に埋め込まれた金属のせいでMRIに影が出来てしまい病変が確認できない。さらに造影剤アレルギーもあって、万が一のことを考えた病院側は転院させようとするのだが…というのが1話のストーリー。放送中からSNSには「窪田きゅんのくちゃってなる笑顔が大好き」「クシャっとした笑顔がかわいい」「あのクシャッてなる笑顔がいい」など窪田さんの笑顔に魅了されたという声が続々投稿。また笑顔に覗く“八重歯”にも「窪田くんの八重歯は反則すぎる」「窪田の笑った顔半端ない…八重歯くそ可愛い」「八重歯を出してニヤって笑った窪田くんの顔面に癒されている」などたくさんの反応が集まっていた。「僕たちがやりました」「アンナチュラル」など出演する作品ごとに違う一面を見せてきた窪田さん。本作ではどんな新たな表情が見られるのか、「ラジエーションハウス」の今後の展開に期待が高まる。(笠緒)
2019年04月08日タレントで女優の篠原ともえが30日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた第31回東京国際映画祭の日本映画スプラッシュ部門選出作品『漫画誕生』(2019年公開)の舞台挨拶に、主演のイッセー尾形、大木萠監督らと登壇した。同作は、“近代漫画の父”と呼ばれ、現在に至る「漫画」を職業として確立した男・北沢樂天の半生を描いた作品。かつて一世を風靡した漫画家は、なぜ歴史から忘れられていったのか。失われた漫画の歴史とその謎がひも解かれる。北沢樂天を演じたイッセー尾形は「構えは小さい映画ですが、中身はみなさんの想像力でどこまでも大きくなる作品だと確信しております」と自信。樂天の妻・いの役を演じた篠原は「イッセーさんのお芝居に心のままについていくように心がけました」と明かし、「20代から60代を演じたので、いつもとは違った篠原ともえをお見せできることができてとてもうれしかったです」と笑顔で語った。同映画祭は多くの海外メディアも取材するため、どのイベントにも通訳が出席。篠原は日本語であいさつした後、「My name is Tomoe Shinohara…やらなくていいですか? 冗談です」とふざけて自ら英語に訳そうとし、観客の笑いを誘った。舞台挨拶には、秋月三佳、嶺豪一、櫻井拓也、祁答院雄貴、江刺家伸雄、榎本桜、木下愛華、藤原隆介も出席した。31回目となる今年の東京国際映画祭は、10月25日~11月3日の10日間にわたって、六本木ヒルズ、EXシアター六本木、東京ミッドタウン日比谷などで開催。映画祭の顔となる「コンペティション部門」では、国内外から集まった1,829本の中から16作品を選出し、日本からは阪本順治監督×稲垣吾郎主演『半世界』と今泉力哉監督×岸井ゆきの主演『愛がなんだ』の2作品が選ばれた。
2018年10月30日「嵐」相葉雅紀が主演する10月期ドラマ「僕とシッポと神楽坂」の主題歌が、「嵐」56枚目のニューシングル「君のうた」に決定したことが分かった。相葉さんが初の“獣医師”役に挑戦する本作は、たらさわみちによる同名漫画のドラマ化。東京・神楽坂を舞台に、そこで動物病院を営む若き獣医師・高円寺達也と、動物や飼い主たちの心温まる交流を描いたハートフルな物語だ。出演には、高円寺達也役の相葉さんのほか、広末涼子、趣里、「ジャニーズWEST」小瀧望、大倉孝二、イッセー尾形らが出演する。そんな本作の主題歌が、このほど「嵐」のニューシングルに決定。「君のうた」は、出会いや別れ、変わりゆくものと変わらないもの、全てをひっくるめての“日常”の愛おしさや、たいせつな人、もの、場所への想いを、温もりのある気持ちの良いメロディーに乗せて歌われた楽曲となっているという。この決定にファンからは、「早く聴きたいです」「コオ先生の優しさが感じられるステキな楽曲…ドラマと共にとっても楽しみです」「早くドラマも曲も見たいし聞きたいです」「よっしゃぁ!楽しみすぎるっ!」「素敵なタイトルですでに倒れそうです!早く聴いてみたいです」と期待の声が寄せられている。嵐 ニューシングル「君のうた」は10月24日(水)リリース。金曜ナイトドラマ「僕とシッポと神楽坂」は10月12日より毎週金曜日23時15分~テレビ朝日系にて放送(一部地域を除く)。(cinemacafe.net)
2018年09月12日東京・神楽坂を舞台に、動物病院を営む若き獣医師・高円寺達也と、動物や飼い主たちの心温まる交流を描いたハートフルな物語「僕とシッポと神楽坂」。主演を相葉雅紀が演じる本作に、この度広末涼子の出演が明らかとなった。■相葉雅紀の獣医師がはまり役!たらさわみち氏が集英社クリエイティブ「月刊officeYOU」で現在も続編を連載している本作は、東京・神楽坂を舞台に、動物病院を営む相葉さん演じる若き獣医師・高円寺達也と、動物や飼い主たちの心温まる交流を描いたハートフルな物語だ。徳丸先生という獣医師のもとで働こうとしていたところ、突然徳丸先生は達也に病院を任せ、姿を消してしまい、戸惑いながら奮闘を続けていく達也は、やがて「コオ先生」と呼ばれ、地域の人々と交流を深めていくことになる。■広末涼子が明るくも秘密を抱える女性を熱演!?そんなコオ先生こと、達也に請われ「坂の上動物病院」で動物看護師として働くことになる加瀬トキワを、広末涼子が演じることが決定した。女手一つでひとり息子の大地を育てるトキワは、最新鋭の設備を備えた「ナルタウン動物病院」で動物看護師を務めていたが、ある事情から「坂の上動物病院」で働くことになる。心優しく強い女性で動物看護師としての腕も確かなトキワだが、彼女には実は大きな“秘密”があるといった役どころである。広末さんは今回演じるトキワ役に対し「あまり表裏のない女性。きっと息子の大地といるときが一番“素”なのだと思いますが、すごく一生懸命で真っ直ぐで素直な人。とても魅力的な女性だし、共感できる部分も多いです。劇中のトキワは煮物が得意、なつもり、という役なのですが、インパクトの強いキャラクターなんです(笑)。そのあたりも楽しみにしていてください」とキャラクターの魅力を存分に語った。共演する相葉さんも、「広末さん演じるトキワさんは、ちょっとワケありなお母さんなのですが、すごく素敵に演じていらっしゃいます。優しくて包み込むような部分もありつつ、気の強いところもあって…幅の広いお母さんで、素敵だなって思っています。コオ先生とトキワさんが、どんな関係になっていくのか、楽しみにしていただけたらと思います」と期待をこめてコメント。■そのほか、豪華キャストが一挙解禁!さらに、脇を固めるキャストも一挙解禁された。達也の幼なじみのライター・名倉雅彦を演じるのは大倉孝二。そして「ナルタウン動物病院」の獣医師でトキワに思いを寄せる田代真一を村上淳が演じる。達也の家の近所にある、赤城出世稲荷神社の神主役には矢柴俊博。達也の母である高円寺貴子役にはかとうかず子がキャスティングされた。また、達也に神楽坂の病院を任せ、姿を消してしまう獣医師・徳丸善次郎を演じるのは、個性派俳優としても名高いイッセー尾形が抜擢された。幅広いジャンルで活躍する役者たちが、本作でどのような共演を見せてくれるのか、ストーリーと併せて、こちらの期待も大いに高まる豪華なキャスティングとなった。金曜ナイトドラマ「僕とシッポと神楽坂」は10月より毎週金曜日23時15分~テレビ朝日系にて放送(一部地域で放送時間が異なる)。(text:cinemacafe.net)
2018年07月07日アカデミー賞を主催している映画芸術科学アカデミーが、新会員候補928人に招待状を送付し、公式HPで名前を発表した。日本からは、俳優部門にアジアで高い知名度を誇る金城武、『沈黙 -サイレンス-』で高く評価されたイッセー尾形、短編映画&アニメ部門に『君の名は。』『星を追う子ども』の新海誠監督、『この世界の片隅に』『マイマイ新子と千年の魔法』の片渕須直監督、『未来のミライ』『バケモノの子』の細田守監督、『OH LUCY!』『もう一回』の平柳敦子監督、脚本家部門に「東京ヴァンパイアホテル」『ひそひそ星』の園子温監督、メイクアップアーティスト&ヘアスタイリスト部門に『沈黙 -サイレンス-』『SAYURI』の渡辺典子、音楽部門に『海街diary』『マクロスプラス』の菅野よう子、デザイナー部門に『海街diary』『誰も知らない』三ツ松けいこらが選ばれた。昨年は774人、一昨年は683人という数字に比べ、今年の会員候補数はさらに増加。かつては会員の多数が白人男性の高齢者であり、アカデミー賞の受賞者や候補者たちも「白すぎる」という批判を受け、ここ数年アカデミーは「多様性」の強化に取り組んでいる。「Variety」誌によれば、982人の候補者のうち38パーセントは有色人種であり、49パーセントは女性とのこと。この49パーセントの女性たち全員が会員になると、昨年まで全体で女性の割合は28パーセントだったのが、31パーセントになるという。(Hiromi Kaku)
2018年06月26日