ハ・ジョンウ、イム・シワンが共演、実話を基に描く『ボストン1947』が今夏、日本公開が決定。映画の舞台となった1947年4月19日に開催されたボストンマラソンに合わせ、解禁となった。1936年、ベルリンオリンピックのマラソン競技において、日本は世界新記録を樹立、金メダルと銅メダルを獲得し、国民は歓喜に沸いた。しかし、その2個のメダルには秘められた想いがあった。日本代表としてメダルを獲得したソン・ギジョンとナム・スンニョンは“日本名”の孫基禎と南昇竜として表彰式に立ったのだ。終戦と共に、彼らの祖国は日本から解放されたが、メダルの記録は日本のまま。1947年、ボストンマラソン。その2人がチームを組み、才能あふれる若きマラソン選手を歴史あるボストンマラソンに出場させる。<祖国の記録>を取り戻すために――。韓国で伝説の人となった金メダル選手ソン・ギジョンを演じるのは、『1987、ある闘いの真実』「ナルコの神」などに出演するハ・ジョンウ。ボストンで走る若手選手ソ・ユンボクには、「イカゲーム2」への出演も決まったイム・シワン。2人は本格的な訓練を受けて体脂肪を6%まで落とし、マラソン選手としてのリアルな肉体を作り上げた。さらに、ベルリンで銅メダルを獲得したナム・スンニョンに千の顔を持つ俳優として知られるぺ・ソンウ、ソ・ユンボクに想いを寄せるオクリムに「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」「無人島のディーバ」のパク・ウンビンが扮している。監督は、全世界で熱狂を巻き起こした『シュリ』『ブラザーフッド』のカン・ジェギュ。壮大なスケールで重厚なヒューマンドラマを描いてきた名匠が、スポットの当たることが少なかった祖国解放から朝鮮戦争の間の時代の真実に迫る。また、ボストンマラソンは世界でも長い歴史を持つ格式の高い大会で、東京やベルリンとともにワールドマラソンメジャーズ対象大会の1つ。先日4月15日に開催され、パリ五輪代表の大迫傑選手が出場し、話題となったことも記憶に新しい。独立以降、初めて韓国代表として参加した国際大会である1947年のボストンマラソンを舞台にした本作は、過去の悲しみと苦しみを、未来の喜びと勇気へと昇華させるように観る者の感情を揺さぶるだろう。『ボストン1947』は今夏、新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2024年04月19日韓国番組のMnet「BOYS PLANET」で活躍したイム・ジュンソ & チョン・イチャンが11月3日、東京に来日しファンミーティングを開催することが決定しました。全席指定、ハイタッチつき!「BOYS PLANET」は現在、全世界で注目を集めているZEROBASEONEを誕生させた番組であり、同じシリーズである「GIRLS PLANET 999」では、kep1erを誕生させた番組です。イム・ジュンソは「BOYS PLANET」に出演した当時、イム・タナカというニックネームが付くほど韓国で人気のコメディアン、タナカのものまねが話題になり、ハンサムなルックスの反面ユーモラスな魅力でファンを魅了し、前回行われた韓国ファンミーティングでは「BOYS PLANET」では見られなかったオーバーミー(Over Me))の舞台を筆頭に多様な歌とダンスパフォーマンスでよりアップグレードした実力を見せるなど、成功的な舞台を披露しました。チョン・イチャンは「BOYS PLANET」で特有の魅力的なボイストーンで自身の存在感を明らかにしました。視聴者たちにインパクトある実力を見せた彼は、7月直接プロデュースした新曲<Stranger>を公開するなどアーティストとしての活躍の場を広めています。2人は前回のイム・ジュンソ韓国ファンミーティングで、韓国の歌手10CMの「不動の初恋(My Ultimate First Love)」で呼吸を合わせた舞台の反応が良かったこともあり、そんな彼らが、東京・新宿にて「イム・ジュンソ & チョン・イチャン FANMEETING 2023」を開催します。パフォーマンスだけではなく、ジュンソ&イチャンのことをより知ることができるトークタイムやゲームを楽しめる時間も!特に、今回はチケットごとにハイタッチが付いており、彼らとファンが一対一で対面し、交流する時間も設けられます。彼らとの交流時間を見逃しなく!■公演概要<タイトル>LIM JUNSEO & JEONG ICHAN FANMEETING 2023<公演日程>2023年11月3日(金・祝)1部 OPEN 12:30 / START 13:002部 OPEN 17:30 / START 18:00新宿 BLAZE (東京都新宿区歌舞伎町1-21-7)<チケット代金>8,800円(税込) ※全指定席、ハイタッチ付き<チケット販売日程>受付期間:2023年10月5日(木) 20時~ (一般先着発売)(出典元の情報/画像より一部抜粋)(最新情報や詳細は公式サイトをご確認ください)出典:プレスリリース
2023年10月10日韓国番組のMnet「BOYS PLANET」で活躍したイム・ジュンソ & チョン・イチャンが11月3日、東京に来日しファンミーティングを開催することが決定しました。「BOYS PLANET」は現在、全世界で注目を集めているZEROBASEONEを誕生させた番組であり、同じシリーズである「GIRLS PLANET 999」では、kep1erを誕生させた番組です。ポスターイム・ジュンソは「BOYS PLANET」に出演した当時、イム・タナカというニックネームが付くほど韓国で人気のコメディアン、タナカのものまねが話題になり、ハンサムなルックスの反面ユーモラスな魅力でファンを魅了し、前回行われた韓国ファンミーティングでは「BOYS PLANET」では見られなかったオーバーミー(Over Me))の舞台を筆頭に多様な歌とダンスパフォーマンスでよりアップグレードした実力を見せるなど、成功的な舞台を披露しました。チョン・イチャンは「BOYS PLANET」で特有の魅力的なボイストーンで自身の存在感を明らかにしました。視聴者たちにインパクトある実力を見せた彼は、7月直接プロデュースした新曲<Stranger>を公開するなどアーティストとしての活躍の場を広めています。2人は前回のイム・ジュンソ韓国ファンミーティングで、韓国の歌手10CMの「不動の初恋(My Ultimate First Love)」で呼吸を合わせた舞台の反応が良かったこともあり、そんな彼らが、東京・新宿にて「イム・ジュンソ & チョン・イチャン FANMEETING 2023」を開催します。パフォーマンスだけではなく、ジュンソ&イチャンのことをより知ることができるトークタイムやゲームを楽しめる時間も!特に、今回はチケットごとにハイタッチが付いており、彼らとファンが一対一で対面し、交流する時間も設けられます。彼らとの交流時間を見逃しなく!■公演概要<タイトル>LIM JUNSEO & JEONG ICHAN FANMEETING 2023<公演日程>2023年11月3日(金・祝)1部 OPEN 12:30 / START 13:002部 OPEN 17:30 / START 18:00新宿 BLAZE (東京都新宿区歌舞伎町1-21-7)<チケット代金>8,800円(税込) ※全指定席、ハイタッチ付き<チケット販売日程>受付期間 :2023年10月5日(木) 20時~ (一般先着発売)チケット購入先: <主催・協力>主催:JX ENTERTAINMENT、HYPLE Entertainment協力:DISK GARAGE、PASSOVER 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年10月06日ディズニープラス オリジナル韓国ドラマ「最悪の悪」の主演チ・チャンウクと、ウィ・ハジュン、イム・セミが昨日、日本に到着。東京タワーをバックに和傘で3ショットを披露した。一同が訪れたのは、東京のシンボルともいえる東京タワー。ウェルカムギフトの和傘とともに記念撮影を行った。目の前に現れた大きな東京タワーを前に3人は大興奮!今回の作品で見せるシリアスな演技とは違い、笑い声も聞こえるほど仲良しな雰囲気も見せ、大盛り上がりの現場となった。自身のスマホでも撮影をするほど、東京タワーやギフトに大喜びの3人だが、都内某所での来日記念イベントで日本のファンとの交流が予定されており、ファンたちと会えることを楽しみにしている様子だ。本作は、1990年代を舞台に、潜入捜査官vs.江南連合リーダーの汗握る駆け引きから目が離せない、爽快アクションと予想せぬ展開が連続するノンストップ・クライムアクション。麻薬カルテルに潜入することを決意する主人公の刑事パク・ジュンモを演じるのは、日本でも根強い人気を誇るチ・チャンウク。これまでラブコメなどで好青年を演じてきたが、泥臭さ溢れた捜査官に扮し、激しいアクションで俳優としての新境地をみせる。さらに、大ブームを巻き起こしたドラマ「イカゲーム」での活躍も記憶に新しく、いま世界が注目する若手俳優のウィ・ハジュンとの豪華共演。そして「女神降臨」などの話題作にバイプレーヤーとして出演し幅広い演技力が光るイム・セミとの掛け合いも見逃せない。正義の警察官が悪の組織に潜入するハラハラドキドキの展開や、悪に手を染めるうちに真の正義と悪の境界が曖昧になっていくさま、さらに三角関係のロマンスなど、見どころ満載のストーリー展開が期待されている。「最悪の悪」は9月27日(水)より初回一挙3話、4話以降は毎週水曜2話ずつディズニープラス スターにて独占配信開始(全12話/最終週は3話一挙配信)。(シネマカフェ編集部)
2023年09月21日9月27日(水)より配信開始の「最悪の悪」よりメッセージ動画が到着。さらにチ・チャンウク、ウィ・ハジュン、イム・セミのキャラクターポスターも解禁された。到着した動画は、いよいよ今週来日する主演のチ・チャンウク(パク・ジュンモ役)、ウィ・ハジュン(チョン・ギチョル役)、イム・セミ(ユ・ウィジョン役)の3人からのメッセージ映像。映像では冒頭から声を揃えて、「日本のみなさんこんにちは~!」と日本語を披露。自己紹介とともに、それぞれが思う本作の見どころをコメントしている。“ロマンスの名手”といわれ、アジアの貴公子の異名をもつチ・チャンウクは「以前には全く見られなかった新しいキャラクターを披露するので楽しみにしてください!」と語り、初来日となるウィ・ハジュンは「皆さんにもうすぐ会えると思うので楽しみにしています!」と、日本のファンと会うことを楽しみにしている様子。イム・セミも、「『最悪の悪』に多くの愛と関心をお願いします!」と、作品愛溢れるメッセージを送った。併せて、ジュンモ、ギチョル、ウィジョンの横顔が映された新たなキャラクターポスターも解禁。潜入捜査で泥だらけのジュンモ、ライトに照らされながら力強い眼差しが印象的な犯罪組織のリーダー、ギチョル、麻薬保安官としての責務を果たすべく奮闘するウィジョン、それぞれのキャラクターの思惑が気になるヴィジュアルとなっている。「最悪の悪」は9月27日(水)よりディズニープラス「スター」にて独占配信開始(全12話/初回一挙3話、4話以降は毎週水曜2話ずつ配信、最終週は3話一挙配信)。(シネマカフェ編集部)
2023年09月19日チ・チャンウク、ウィ・ハジュン、イム・セミが、韓国アクションクライムドラマ「最悪の悪」の配信を前に来日することが決定。劇中の雰囲気がよく伝わるムードポスターが解禁となった。本作は、人間の欲望と道徳的曖昧さを浮き彫りにしたスリル満点のアクションクライムドラマ。1990年代の江南が舞台となる。この秋注目の本作を引っ提げて来日するのは、今年2月に横浜で開催されたファンミーティングで日本のファンを大熱狂させたばかり、“アジアの貴公子”とも呼ばれるチ・チャンウク(パク・ジュンモ役)、そして、シーズン2が決定している大ブームを巻き起こしたドラマ「イカゲーム」をはじめ、いま世界が注目する若手俳優のウィ・ハジュン(キチョル役)、さらにチ・チャンウク演じるジュンモの妻を演じ、「女神降臨」「天気がよければ会いにゆきます」などの話題作に出演しているバイプレーヤー、イム・セミ(ユ・イジョン役)の3人。9月21日(木)には都内での来日記念のトークイベントや試写会も予定されており、3人は日本のファンとの交流を楽しみにしているという。不穏な空気が漂う、ムードポスターも解禁にさらに、来日決定に合わせて、ドラマのワンシーンを映した3人のムードポスター。スーツに身を包み、睨みをきかせるパク・ジュンモ。黒塗りの車に乗り込んだキチョルと、妖艶な横顔のユ・イジュン。感情の読めない表情、そして彼らの視線の先にあるものとは?最後まで予想のつかない波乱の展開、そして“最悪の悪”とは誰なのか、結末が気になるものとなっている。ストーリー舞台は1990年代。韓国の江南、中国、日本の麻薬密売トライアングルを捜査するために捜査本部が設置された。主人公の刑事パク・ジュンモ(チ・チャンウク)は、田舎の刑事ながら捜査本部の一員となり、昇進を狙って麻薬カルテルに潜入することを決意する。さらに、ジュンモの妻で麻薬保安官であるユ・イジョン(イム・セミ)が自ら志願し、夫を助けるために奮闘。ジュンモは、江南の元DJで現在は犯罪組織のリーダーのキチョル(ウィ・ハジュン)の信頼を得るために彼の犯罪組織に順応していこうとするが、彼らはやがてジュンモに疑いを持ち始める――。「最悪の悪」を9月27日(水)より初回一挙3話、4話以降は毎週水曜2話ずつディズニープラス「プラス」にて独占配信開始(全12話/最終週は3話一挙配信)。(シネマカフェ編集部)
2023年08月28日キム・テヒがサスペンススリラーに初挑戦し、“最恐の悪女”を演じてブレイク中のイム・ジヨンと豪華共演するHuluプレミア「庭のある家」。この度、韓国で大反響を呼んだ2人の演技に釘づけになる本編映像が解禁となった。今回解禁となるのは、第2話の本編映像の一部。映像ではサンウン(イム・ジヨン)が警察で取り調べを受けた後、定食屋で食事をしながら義弟に電話で夫ユンボム(チェ・ジェリム)が亡くなったことを知らせる様子が映し出される。義弟に「死んだんです」と面倒くさそうに告げて電話を切った彼女は、コーラを勢いよく飲み下して無心で目の前のジャージャー麺を貪り続ける…。夫からDVを受けていたサンウンによる狂気すら感じるこの食事シーンについて、イム・ジヨンは「死んだ夫に対するサンウンの気持ちを象徴するシーン」と語っており、韓国でも放送後に「夫死亡定食」として大きな話題となった。一方、ジュラン(キム・テヒ)は、ずっと気になっていた異臭のする庭を一心不乱に掘り進め、ついに人の手を発見してしまう。その事実に衝撃を受けたジュランは、全身から力が抜け、呼吸が大きく乱れることに。異臭の原因が、自分の予想通りだったことに対してある意味で安堵し、喜びすら込み上げるような表情も見せ、複雑に交差する感情を見事に演じている。そして、そんな状況で家のチャイムが鳴り、ジュランの家を訪れたのは――!?この先に待ち受ける物語を期待させるシーンとなっている。Huluプレミア「庭のある家」はHuluにて全話一挙独占配信中(全8話・字)。(シネマカフェ編集部)
2023年08月16日「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」を手掛けたKT STUDIO Genie制作の韓国ドラマ「庭のある家」から、どこか儚げなオーラを放つキム・テヒと芯の強さを感じるイム・ジヨンの対照的な日本版ポスターが解禁。ポスター撮影メイキング映像も公開された。本作は、3年ぶりのドラマ復帰作となるキム・テヒと、「ザ・グローリー ~輝かしき復讐~」でヴィランを演じたイム・ジヨンが共演し、韓国の放送前に異例の世界190か国で展開が決まった注目作。今回解禁となる日本版ポスターは、消え入りそうなほど儚げで美しくもありながら、その表情からは恐怖と疑いが混ざった感情も読み取れるムン・ジュラン(キム・テヒ)と、視線の鋭さから芯の強さとどこか危うい雰囲気を感じるチェ・サンウン(イム・ジヨン)の2人の対照的な姿が写し出されたもの。また、併せて解禁となるポスター撮影の現場を捉えたメイキング映像では、対照的な表情を魅せる2人の裏側を覗くことができる。カメラマンからの「“死臭”かもという表情を見せてください」という要望にも即座に答え、不安と緊張感を醸し出すキム・テヒとイム・ジヨンの演技力もさることながら、撮影を終えるとにこやかに笑い合ったり、イム・ジヨンがキム・テヒに腕を組みにいったりと、本編とは違う和気あいあいとした様子がうかがえる映像となっている。完璧な家で絵に描いたような優雅な暮らしをしていたジュランと、貧しさと家庭内暴力で生きがいをなくしていたサンウン。マイホームの庭から漂ってきた“悪臭”をきっかけに正反対の2人が出会うとき、家庭に隠された<真実>が静かに掘り起こされる。Huluプレミア「庭のある家」は8月11日(金)より全話一挙独占配信(全8話・字)。(シネマカフェ編集部)
2023年08月02日韓国で放送され最終回が話題を呼んだばかりのキム・テヒ&イム・ジヨン共演の「庭のある家」、さらにイエル&パク・ヒョジュら共演の「ハピネスバトル」の2作品の貴重な“台本読み合わせ”の現場を捉えた映像が解禁された。この2作品は、「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」を手掛けたKT STUDIO Genie制作。8月11日(金)から全話一挙独占配信するHuluプレミア「庭のある家」は、3年ぶりのドラマ復帰作となる人気俳優キム・テヒと、「ザ・グローリー ~輝かしき復讐~」でヴィランを演じたイム・ジヨンが共演し、韓国の放送前に異例の世界190か国で展開が決まった注目作。一方、8月27日(日)から独占配信するHuluプレミア「ハピネスバトル」は、現代の闇をテーマに、ママ友同士のSNSバトルと主婦の謎の死の真相を描くサスペンススリラー。キム・テヒ×イム・ジヨン共演Huluプレミア「庭のある家」7月11日に韓国で最終回を迎えると、その衝撃的なエンディングにSNSでは「もらい泣きとか感動とかじゃなく!怖すぎて!泣いた!」「夜には観られないやつです」「他ドラマと一線を画すサスペンスだった」と興奮冷めやらぬ声が寄せられている。今回解禁となる台本読み合わせの映像では、「生来美しく、学生時代も美しく、今も美しいジュラン役キム・テヒさん」と紹介されて照れ笑いをするキム・テヒの「とても心配ですが、楽しみです。一緒に働けて光栄です」という挨拶からスタート。続いて「善人役も上手、悪人役も上手。何でもこなす百人力、サンウン役イム・ジヨンさん」と紹介されて笑うイム・ジヨン。「先輩の皆さんやスター監督と作家さん、スタッフに恵まれてとても光栄です。最善を尽くします」と挨拶し、すでに現場を楽しんでいる様子が確認できる。ジェホ役のキム・ソンオ、ユンボム役のチェ・ジェリムも紹介され、台本の読み合わせが開始。すると先ほどまでとは打って変わった雰囲気で、キャスト陣による迫力の演技合戦がスタート。「韓国で最も美しい女優」と評されるキム・テヒと「最強の悪女」が代名詞となったイム・ジヨンのシナジーがさく裂する掛け合いに、本編への期待が膨らむ。映像の冒頭にはキャスト4人からのスペシャルなビデオメッセージもあり、作品の魅力をアピールする。完璧な家で絵に描いたような優雅な暮らしをしていたジュランと、貧しさと家庭内暴力で生きがいをなくしていたサンウン。マイホームの庭から漂ってきた“悪臭”をきっかけに正反対の2人が出会うとき、家庭に隠された“真実”が静かに掘り起こされることに――。イム・ジヨンが「スリリングな緊張感をぜひ感じてほしい」と語る、本格サスペンス・スリラーが期待できそうだ。イエル&パク・ヒョジュら共演Huluプレミア「ハピネスバトル」本作には、「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」「私の解放日誌」のイエル、「今、別れの途中です」のパク・ヒョジュ、「ワン・ザ・ウーマン」のチン・ソヨン、「華麗なる誘惑」のチャ・イェリョン、「シュルプ」のウ・ジョンウォンといった実力派たちが集結。それぞれ出演した作品で強烈な印象を残す彼女たちの演技バトルも大きな見どころとなっている。日本での配信が決定すると、「サスペンススリラー私得でしかない」「気になってた」と期待のコメントが寄せられた本作。今回解禁される台本読み合わせの映像では、本編で繰り広げられるSNSバトルのようなバチバチした空気感とは違い、キャスト陣が笑い合いながら、終始リラックスした様子で台本の読み合わせをしている姿が映し出されている。監督からの「怒ったように」という指示に、イエル&パク・ヒョジュがおどけて怒りの感情を表すキュートなシーンも。読み合わせ後に4人に本作についてどんな作品なのか聞いてみると、「『ハピネスバトル』は幸せを競うドラマで、SNSを見比べて誰が一番本当に幸せなのか、そしてそれは真の幸せなのか、偽物の幸せなのか、という幸せの裏側が赤裸々に暴かれる」と明かした。ママ友のSNS戦争を描く物語がどのような展開を見せるのか、ますます期待が高まる内容になっている。Huluプレミア「庭のある家」は8月11日(金)全話一挙独占配信(全8話・字)。Huluプレミア「ハピネスバトル」は8月27日(日)第1~8話/9月3日(日)第9~16話独占配信(全16話・字)。(シネマカフェ編集部)
2023年07月19日6月30日(金)より公開するホン・サンス監督最新作『小説家の映画』の日本公開を記念して、ユーロライブ(東京渋谷区)にて、6月20日(火)特別試写会を実施。上映後に、俳優の筒井真理子をゲストに迎え、聞き手に元東京国際映画祭プログラミング・ディレクターの矢田部吉彦によるトークイベントが行われ、作品の見どころについて語った。主演映画『波紋』(荻上直子監督)でも注目を集める筒井さんは韓国の名匠ホン・サンス監督作品の大ファンとして知られ、6月28日(水)に発売が決定した「フィルムメーカーズ24ホン・サンス」(発行:オムロ)でも責任編集を務めている。迷いを抱えながら、人生の新たな可能性に向かって共に歩み出す女性たちの友愛と連帯を描く本作。筒井さんはすでに「3回鑑賞した」と言い、ホン・サンス監督の公私のパートナーであり、主演の「キム・ミニの笑顔が堪らない!」とコメント。矢田部さんも「あの笑顔を引き出せるのはホン・サンス監督だからですよね」と10作目となるキム・ミニとホン・サンス監督のコラボレーションを絶賛。さらに物語終盤にキム・ミニがみせる、多様な解釈が可能な複雑な表情について、筒井さんは「役者のリアル!キム・ミニに対するホン・サンス監督の信頼感がある」と、俳優としての視点から共感のコメントを寄せた。また、ホン・サンス作品への魅力を聞かれると、監督お馴染みの酩酊シーンが特に好きだという筒井さん。俳優たちは実際に撮影中に飲酒しているらしいという裏話を明かし、会場が笑いに包まれるひと幕も。そして「ホン・サンス監督は俳優に何をやってもいいという空間を創り出す。だから俳優たちは自分をさらけ出すことができるのではないか」と語り、「ホン・サンス監督作品は中毒みたいに観に行きたくなる」「常連のキャストが演じているので、自分の中で作品をつなげて物語を作ってしまう楽しみがある」とホン・サンス監督作品の魅力を語った。矢田部さんも約27年間の作家人生で30本もの映画を作り出す、ハイペースの製作スタイルを「こんな映画監督はホン・サンスの他に世界でひとりもいない!」とコメントした。そんなホン・サンス監督への並々ならぬ思いを抱える筒井さんが責任編集を務めた「フィルムメーカーズ24ホン・サンス」はその「作家論」と「作品論」を網羅した、ホン・サンス監督初の特集本となる1冊となっている。『小説家の映画』は6月30日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)
2023年06月21日『小説家の映画』の公開を間近に控えるホン・サンス監督の4作品のポスターを集めたポスター展の開催が決定した。『逃げた女』のキム・ミニと『あなたの顔の前に』のイ・ヘヨンが共演する『小説家の映画』の公開を間近に控える名匠ホン・サンス監督。6月20日(火)からは「ホン・サンス特集」(~7月6日)の開催が決定しているほか、現在開催中の「韓流映画祭 2023」でも7月21日(金)よりホン・サンスのデビュー作『豚が井戸に落ちた日』の上映が控えるなど、ますます注目が高まっている。この度、開催が決定したポスター展では、日米デザイナーによるホン・サンス監督4作品(『小説家の映画』(22)、『あなたの顔の前に』(21)、『イントロダクション』(21)、『逃げた女』(20))のポスターが展示される。『逃げた女』ポスター『逃げた女』以来、ホン・サンス監督の日本版ポスターを手掛けてきたのは、ウォン・カーウァイ監督『花様年華』(00)や『大いなる沈黙へ グランド・シャルトルーズ修道院』(05)、フレデリック・ワイズマン監督『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』(17)をはじめ、ヴィスコンティ、ソクーロフ、ダルデンヌ兄弟、アルモドバル、侯孝賢、大島渚、鈴木清順など、錚々たる巨匠監督たちの宣伝デザインを手掛けてきたグラフィックデザイナー、若林伸重(Akane design)。【アメリカ版ポスター】『あなたの顔の前に』そしてアメリカ版ポスターを手掛けるのは、独立系配給会社Cinema Guildのポスターデザイナーで、ホン・サンス監督作品やジャ・ジャンクー監督『海が青くなるまで泳ぐ』(20)、ワン・シャオシュアイ監督『Chinese Portrait』(18)など、アジアの映画監督たちとの一連のコラボレーションで知られるブライアン・ホン(Brian Hung)。ブライアン・ホンが手掛けた『逃げた女』のポスターは、定額配信サービス「MUBI」が選ぶ「2021年のベスト・ムービー・ポスター」に、『LAMB/ラム』や『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』、『スペンサー ダイアナの決意』といった話題作の海外版ポスターと並び選出され、注目を集めた。本ポスター展は、6月16日(金)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺をはじめ、特集上映が決定したStrangerや代官山 蔦屋書店、全国の一部劇場にて順次掲出を予定している。それぞれ異なるアプローチでデザインされたポスターから、想像力を刺激する深甚なホン・サンスワールドを堪能してほしい。ホン・サンス監督の最新作『小説家の映画』は各界の著名人からも、「外に出よう。会っただれかと、できるだけ率直に言葉を交わして、流れに身をゆだねよう。今スランプのただなかにいる小説家の私は、この映画を見て、すなおにそう思いました」(角田光代・作家)、「自分の陣地から離れてみること、会話を重ねることの可能性を示す映画」(酒井順子・エッセイスト)、「当たり前のように享受する『映画』たちがいかに多くの作為で武装しているかを如実に突きつけてくる」(深田晃司監督)、「『創り続ける』ということの、嘘や怖さを、静かに詰められる感覚だ」(西川美和監督)とアーティストの創作を巡る物語に共感と絶賛の声が届いている。『小説家の映画』は6月30日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2023年06月09日ホン・サンス監督最新作『小説家の映画』の公開を記念し、映画館Strangerにて<ホン・サンス映画祭>が開催されることが分かった。『逃げた女』のキム・ミニと『あなたの顔の前に』のイ・ヘヨンが共演し、女性たちの友愛と連帯の物語が描かれる本作。この度、開催が決定した特集上映「ホン・サンス特集」では、最初期・転換期・現在期の代表的作品9本をセレクトし、初期から現在までの変遷を通して特異な作家の現在地を探る。ホン・サンス監督の初期の名作『カンウォンドのチカラ』『オー!スジョン』、キム・ミニとの記念すべき初タッグ作『正しい日 間違えた日』、キム・ミニが韓国人俳優として初めてベルリン国際映画祭銀熊(主演女優)賞受賞という快挙に輝いた『夜の浜辺でひとり』。『それから』第70回カンヌ国際映画祭に2作品招かれたことでも話題となった『クレアのカメラ』と『それから』、第70回ベルリン国際映画祭銀熊賞(監督賞)受賞、2020年カイエ・デュ・シネマ誌が選ぶベストテン2位に選出され、女優の吉岡里帆も絶賛した『逃げた女』。『逃げた女』第71回ベルリン国際映画祭銀熊賞(脚本賞)受賞、未熟な若さゆえの痛みと愛おしさを、モノクロームで詩情豊かに紡いだ『イントロダクション』、韓国歴代の名監督とタッグを組んできた大女優イ・ヘヨンがホン・サンス作品に初主演を務め、第74回カンヌ国際映画祭オフィシャル・セレクション、2022年キネマ旬報外国語映画ベスト・テン第10位に選出された『あなたの顔の前に』の全9作品が上映される。『あなたの顔の前に』さらに、現在シネマート新宿で開催中の「韓流映画祭2023」で公開されるホン・サンス監督長編デビュー作『豚が井戸に落ちた日』上映時には、『小説家の映画』半券割引キャンペーンも実施される。どこにでもいる男女の戯れごとのようなやりとり、一見たわいのない会話をカメラに収めるホン・サンスの映像世界は、恋愛の真理、さらには人間や人生の本質をユーモアと詩情豊かな独自のスタイルで見せてくれる至福の映画体験。今年の夏は、長編デビュー作から日本公開最新作まで一挙に網羅できる貴重な<ホン・サンス映画祭>をぜひ体験してほしい。『小説家の映画』は6月30日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国にて順次公開。■映画館Strangerホン・サンス特集上映作品一覧カンウォンドのチカラ(1998)オー!スジョン(2000)正しい日 間違えた日(2015)それから(2017)クレアのカメラ(2017)夜の浜辺でひとり(2017)逃げた女(2020)イントロダクション(2021)あなたの顔の前に(2021)『小説家の映画』公開記念 映画館Stranger「ホン・サンス特集」は6月20日(火)~7月6日(木)映画館Strangerにて開催。(text:cinemacafe.net)
2023年05月24日2023イムヤック実行委員会は、10,000人以上が来場した人気イベントの第2弾、サーカス型ビアガーデン「imuyak イムヤック」の詳細情報をイベント開催に先立ち公開いたします。本イベントは、10周年を迎える「ピオレ姫路」屋上テラスにて2023年5月3日(水)~5月29日(月)に開催いたします。会場イメージ■開催期間imuyak vol.2 屋上テラス開催期間:2023年5月3日(水)~5月29日(月)開催時間:14:00~22:00(Food.L,o,21:00/Drink.L,O,22:00)imuyak マルシェ&蚤の市開催期間:2023年5月3日(水)~5月6日(土)開催時間:12:00~19:002023imuyak_ポスター日替わりで全国各地のレストランが出展し、様々な料理と自然派ワイン、お酒が楽しめるビアガーデンのほか、DJやライブなどの音楽演出、洋服や雑貨、マッサージや占いなど、あらゆるカルチャーが集結します。さらに今回はゴールデンウィーク中の5月3日(水)~5月6日(土)に1F芝生エリアでマルシェと蚤の市も開催!さまざまなジャンルの商品が並びます!また、1Fエリアではイベントも随時開催予定です。日替わりで出店者が変わる飲食ブース■異種パフォーマー集団“ASOBIBA~アソビバ~”出演決定ASOBIBA~アソビバ~は2020年に岡山で結成された異種パフォーマー集団です。各ジャンルの現役トッププレイヤーとして活躍しています。今回参加いただくメンバーは・大道芸人 たいき・ジャグラー NAAN・マジシャン honoka・フリースタイルけん玉 Isamu異なったジャンルのプレイヤーがこれだけ集まるのは全国的に見ても珍しいです。今回イムヤックに、5月3日~6日の4日間、ランダムに2組ずつマルシェ開催の芝生エリアに出演いただきます!週末にはイベント開催■ピオレ姫路屋上エリア5月3日(水)~5月29日(月)の開催期間中、全国から有名店を含めた飲食店が姫路に集結します!目玉の仕掛けとして、50人収容できるロングカウンターを造作。カウンター内には個性あふれるスタッフを。これにより従来のフードイベントにありがちな商品を渡して終了ではなく、対話をする。「人との出会いが人生に於ける最上の喜び」をコンセプトに、自然派ワインをメインに日替わりで変わる飲食ブースは毎日来ても飽きない内容です。まるで海外の音楽フェスやアジアのリゾートのような空間を期間限定で突如出現させる「イムヤック」が提案する新たな食のイベントをお楽しみください。■開催場所ピオレ姫路〒670-0927 兵庫県姫路市駅前町188番1TEL:079-226-0123(代表)■imuyak official site イムヤック公式ウェブサイト 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年05月01日ホン・サンスの映画『小説家の映画』が、2023年6月30日(金)より公開される。ホン・サンスが女性たちの友愛と連帯を描く『小説家の映画』映画『小説家の映画』は、韓国・ソウルから少し離れた閑静な町、河南(ハナム)市を舞台に、女性アーティスト同士の幸福なめぐり合いを描いた、友愛と連帯の物語。主人公であるジュニとギルスの2人をはじめ、創作活動に行き詰まったり、何かに挫折した女性たちを映し出し、偶然の出会いから人生の新たな可能性に向かって共に歩み出していく姿をほのかな幸福感とともに描写した。映画作家のホン・サンスが監督・脚本などを務める。尚、『小説家の映画』は2022年ベルリン国際映画祭で銀熊賞(審査員大賞)を受賞しており、ホン・サンスが監督を務めた作品としては、『夜の浜辺でひとり』の主演女優賞、『逃げた女』の監督賞、『イントロダクション』の脚本賞に続く、3年連続4度目の受賞となった。キム・ミニ×イ・ヘヨンがダブル主演『小説家の映画』でダブル主演を務めるのは、キム・ミニとイ・ヘヨン。一線から退いた女優ギルスと、執筆から遠ざかった小説家ジュニをそれぞれ演じる。加えて、ソ・ヨンファ、クォン・ヘヒョ、チョ・ユニ、キ・ジュボンといったキャストも名を連ねている。主人公ジュニ…イ・ヘヨンかつて名声を得ながらも内に葛藤を抱えた小説家。執筆から遠ざかっていたが、ギルスと偶然出会ったことでギルスに惹かれ、ギルスを主役に映画を撮りたいと持ち掛ける。ジュニを演じるイ・ヘヨンは、巨匠イ・マンヒの娘として生まれ、イム・グォンテクをはじめ多くの巨匠の映画に出演してきた他、『あなたの顔の前に』では2022年国際シネフィル協会賞主演女優賞を受賞した。主人公ギルス…キム・ミニ第一線から退いた女優。偶然出会ったジュニから、ギルスを主役にした映画を撮りたいと告げられる。ギルスは小説家が映画を作ることを「斬新でいい」と考え、ジュニと意気投合する。ギルスを演じるのは、パク・チャヌクの『お嬢さん』や、ホン・サンスの『逃げた女』などに出演した他、『あなたの顔の前に』ではプロダクション・マネージャーを務めたホン・サンスの公私にわたるパートナー、キム・ミニ。映画『小説家の映画』あらすじ長らく執筆から遠ざかっている著名作家のジュニが、音信不通になっていた後輩を訪ね、ソウルから離れた旅先で偶然出会ったのは、第一線を退いた人気女優のギルス。初対面ながらギルスに興味を持ったジュニは、彼女を主役に短編映画を撮りたい、と予想外の提案を持ち掛ける。かつて名声を得ながらも内に葛藤を抱えたふたりの思いがけないコラボレーションの行方は……。【詳細】映画『小説家の映画』監督・脚本:ホン・サンス出演:イ・へヨン、キム・ミニ、ソ・ヨンファ、パク・ミソ、クォン・ヘヒョ、チョ・ユニ、ハ・ソングク、キ・ジュボン、イ・ユンミ、キム・シハ製作・撮影・編集・音楽:ホン・サンス2022年/韓国/韓国語/92分/モノクロ・カラー/1.78:1/モノラル/原題:소설가의 영화/英題:The Novelist’s Film/字幕:根本理恵
2023年03月31日『逃げた女』キム・ミニと『あなたの顔の前に』イ・ヘヨンが初共演にしてW主演し、ホン・サンス監督が女性たちの友愛と連帯の物語を描いた『The Novelist’s Film』(英題)が邦題『小説家の映画』として6月30日(金)より公開決定、日本版ポスタービジュアルと予告編が解禁された。執筆から遠ざかった小説家ジュニと一線から退いた女優ギルスは、偶然の出会いを通じてたちまち惹かれ合い、ジュニはギルスを主役に映画を撮りたいと持ちかける。主人公の2人をはじめ、彼女たちの行く手に現れるのは、創作活動に行き詰まったり、何かに挫折した女性たち。アーティスト/表現者として成功を収めながらも、共に人知れず迷いを抱えた2人の女性が偶然の出会いを通して、人生の新たな可能性に向かって共に歩み出していく姿を映し出し、女性たちのめぐり合い、友愛と連帯の芽生えをほのかな幸福感にくるんで紡ぎ上げた。いまや世界有数の娯楽コンテンツ大国となった韓国エンターテインメント界で、作品を発表するたびに世界三大映画祭をはじめ国際映画祭の舞台で絶賛され、マイペースながら確固たる巨匠の地位を確立した映画作家ホン・サンス。人生の不思議なめぐり合わせや人間の深遠なる本質を覗かせる映像世界を発表し続けているホン・サンス監督の長編27作目となる『小説家の映画』は、女性アーティスト同士の幸福なめぐり合いを描いた友愛と連帯の物語。本作は2022年ベルリン国際映画祭で銀熊賞(審査員大賞)を受賞し、ベルリンでは『夜の浜辺でひとり』(主演女優賞)、『逃げた女』(監督賞)、『イントロダクション』(脚本賞)に続き、実に3年連続4度目の受賞を果たす快挙となった。キム・ミニ×イ・ヘヨンの至高のコラボレーションで魅せる映画体験日本でも大ヒットした衝撃作『お嬢さん』(パク・チャヌク監督作)で世界を魅了し、『正しい日 間違えた日』でホン・サンス監督作に初出演以降、『夜の浜辺でひとり』『それから』など7作品に出演、ホン・サンス監督の前作『あなたの顔の前に』ではプロダクション・マネージャーを担当し、本作で『逃げた女』(20)以来の主演女優として復帰した監督の公私にわたるパートナー、キム・ミニ。そして、巨匠イ・マンヒの娘として生まれ、イム・グォンテク監督をはじめ多くの巨匠たちの映画に出演、満を持してホン・サンス監督作に出演し主演を飾った前作『あなたの顔の前に』で2022年国際シネフィル協会賞主演女優賞、百想芸術大賞女性最優秀演技賞(映画部門)を受賞するなど、国内外で絶賛を博した大ベテランイ・ヘヨン。この韓国を代表する二大女優をW主演に迎えた。ホン・サンス監督は本作のキャスティングについて、「まず最初にキム・ミニを主役にしようと決めました。それからこの前の映画(『あなたの顔の前に』)で一緒に仕事をしたイ・へヨンに出演してもらうことに決めました」と語る。また映画を構想する際、俳優と舞台を最初に設定するというホン・サンス監督の特異な製作過程は本作でも健在で、「キャスティングは映画作りで最も重要なことかもしれません。今回はイ・へヨンに会って、小説家が自分の映画を作る、というアイデアを着想しました。人と会い、その人から印象を受け取り、それに刺激され想像力とアイデアを働かせて映画を作っていくのです」と製作秘話を明かす。イ・ヘヨンとの初共演について、キム・ミニは「俳優としてはこれが初めてでしたが、彼女が主演した『あなたの顔の前に』で私はプロダクション・マネージャーを務めています。ホン・サンスと仕事する俳優たちは、自分がどのような人物を演じることになるのかと大いに期待しています。小さな撮影チームですが、だからこそみんなで協力しあって、リラックスした雰囲気の中で撮影します」とコメント。イ・へヨンは「まわりにとても居心地の良い雰囲気を作り出す人で、一緒の仕事は素晴らしかったです。この映画は人間関係についての映画ですが、それについて彼女からたくさんのことを学びました」と語った。完成した日本版ポスタービジュアルは、かつて名声を得ながらも内に葛藤を抱えたジュニ(イ・ヘヨン)とギルス(キム・ミニ)が、レストランのテーブルで会話をしている様子を小さな女の子が見つめている場面。優しい印象を残す淡いピンク色の中で、2人が互いの立場に共感し、心の距離を近づけていく姿に、「小説家と女優、彼女たちの第二章。」というキャッチコピーが添えられ、彼女たちの人生の新たな幕開けを予感させる希望を内包したビジュアルとなっている。同時解禁となる予告編映像は、野の花を束ねているキム・ミニがカメラに向かってほほ笑む穏やかなシーンで幕を開ける。執筆から遠ざかった小説家ジュニと、一線から退いた女優ギルスの偶然の出会いから、惹かれあった2人の女性が人生の迷いを語り合い、友愛の感情が芽生えていく様子が切り取られている。小説家ジュニは「今日 偶然会ったギルスさんを主役に映画を撮りたいの」と告げ、女優ギルスも小説家が映画を作ることを「斬新でいい」と意気投合。2人の幸福な掛け合いを垣間見ることができる。また、場面写真には、ソウルから少し離れた閑静な町、河南(ハナム)市を舞台に、ソ・ヨンファ、クォン・ヘヒョ、チョ・ユニ、キ・ジュボンといったホン監督作品お馴染みのキャストも顔を揃え、主演女優2人を囲んだ絶妙のアンサンブルを楽しむことができる。予告編映像とともに、本編への期待が高まるものになっている。『小説家の映画』は6月30日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2023年03月28日ヤングスキニーの楽曲「ゴミ人間、俺」が、4月11日(火) 24時35分よりフジテレビでスタートするドラマ『クライムファミリー』の主題歌に決定した。ヤングスキニーは、YouTubeやTikTokで弾き語り動画を投稿していたシンガーソングライターのかやゆーが、SNS上でバンドメンバーを募集し、2020年に結成されたバンド。2022年10月にリリースされた「本当はね、」は、10代女性を中心に共感を呼び、TikTokでは総再生数が11億回を超えるなど、SNSを中心にバイラルヒットを記録している。このたび主題歌に起用された「ゴミ人間、俺」は、3月15日(水) に発売されたメジャー1stアルバム『歌にしてしまえば、どんなことでも許されると思っていた』の収録曲。なお彼らがドラマ主題歌を担当するのは今回が初となる。本ドラマは、本郷奏多演じる主人公・松田郷が、金をだまし取るために家庭教師を偽り、佐々木家に潜入するが、その一家は詐欺以上の犯罪に手を染める犯罪一家だったと判明することから始まる。お互いの本当の顔を知らず“ウソの家族”を演じ続ける犯罪一家を、悪人である主人公が、皮肉にも“正しい家族”へと正していってしまうブラックコメディードラマとなっている。併せて、主人公が潜入する佐々木家のキャストとして、大倉孝二、真飛聖、吉田美月喜、荒木飛羽の出演が発表された。<番組情報>火曜ACTION!『クライムファミリー』4月11日(火) 24:35~フジテレビで放送開始【放送日程】4月11日(火) 24:35~25:054月18日(火) 24:35~25:054月25日(火) 24:25~24:555月2日(火) 24:25~24:55※関東ローカル※各話放送終了後、TVer、FODなどで見逃し配信を実施【出演】本郷奏多、大倉孝二、真飛聖、吉田美月喜、荒木飛羽 ほかドラマ公式HP:ドラマ公式Twitter:ドラマ公式Instagram:<リリース情報>ヤングスキニー 1stフルアルバム『歌にしてしまえば、どんなことでも許されると思っていた』発売中ヤングスキニー『歌にしてしまえば、どんなことでも許されると思っていた』ジャケット●初回限定盤(CD+DVD):4,400円(税込)●通常盤(CD):2,970円(税込)【CD収録内容】※全形態共通1. ヒモと愛2. ゴミ人間、俺3. 本当はね、4. 美談5. コインランドリー6. 好きじゃないよ7. 夜のままで8. 東京9. らしく10. ごめんね、歌にして【DVD収録内容】※初回限定盤のみ■『保証はないけどあなたを幸せにできる気がするワンマンツアー Live at SHIBUYA CLUB QUATTRO』1. 東京2. ゴミ人間、俺3. ヒモと愛4. バンドマンの元彼氏5. ごめんね、歌にして6. 本当はね、7. コインランドリー8. また冬が終わって9. 憂鬱とバイト10. ロードスタームービー購入リンク:<ツアー情報>ヤングスキニー『歌にしてしまえば、どんなことでも許されると思っていたワンマンツアー』4月1日(土) 新潟・GOLDEN PIGS RED STAGE開場17:30 / 開演18:00(問)FOB新潟4月5日(水) 宮城・仙台darwin開場18:30 / 開演19:00(問)G.I.P4月8日(土) 北海道・BESSIE HALL開場17:30 / 開演18:00(問)SMASH EAST4月12日(水) 大阪・梅田CLUB QUATTRO開場18:00 / 開演19:00(問)Greens4月14日(金) 愛知・名古屋CLUB QUATTRO開場18:00 / 開演19:00(問)サンデーフォークプロモーション4月16日(日) 山梨・KAZOO HALL開場17:30 / 開演18:00(問)サンライズプロモーション東京4月18日(火) 香川・高松DIME開場18:30 / 開演19:00(問)DUKE4月20日(木) 広島・SECOND CRUTCH開場18:30 / 開演19:00(問)YUMEBANCHI(広島)4月22日(土) 福岡・BEAT STATION開場17:30 / 開演18:00(問)キョードー西日本4月27日(木) 東京・LIQUIDROOM開場18:00 / 開演19:00(問)サンライズプロモーション東京※チケットソールドアウト関連リンクOfficial HP::::(ヤングスキニー):(かやゆー):
2023年03月28日韓国で11月21日(月)から放送スタート予定のイム・シワンとキム・ソリョン(AOA)主演の最新作「なにもしたくない」(原題)をはじめ、実力派俳優3人が競演の愛憎劇「キルヒール」をKNTVにて日本初放送。また、イ・ドンウクとウィ・ハジュン競演の痛快アクションコメディ「バッド・アンド・クレイジー」をTV初放送する。イム・シワン特集■「なにもしたくない」(原題)2023年1月21日(土)~スタート「なにもしたくない」(原題)イム・シワンとキム・ソリョン主演で贈る最新主演作。人気ウェブ漫画を原作にした本作は、人付き合いが苦手な内向的な青年と、人生不幸続きで燃え尽き症候群のOL、どこか不器用な20代の男女がノスタルジックな海の街で出会い、自分と向き合い成長する姿を描いていく。また、KNTVでは1月はイム・シワン特集として、無慈悲な男の生き様を熱演したソル・ギョング共演作『名もなき野良犬の輪舞(ロンド)』、そして、頭脳明晰で気の利いた、人々の心をつかむ若き詐欺師を演じた『ワンライン/5人の詐欺師たち』(ともに2017)と主演映画2本も放送する。『名もなき野良犬の輪舞(ロンド)』■「キルヒール」2023年1月13日(金)~スタートさらに、テレビショッピング界を舞台に、3人の女の意地とプライドを懸けた熾烈な闘いを描く極上の愛憎劇「キルヒール」。本作はキム・ハヌル、イ・ヘヨン、キム・ソンリョンと豪華実力派3人による競演で話題となった。「キルヒール」ウ・ヒョン(キム・ハヌル)は、“uniホームショッピング”の看板MCになる夢を持っているが、不動の看板MCの座はオクソン(キム・ソンリョン)のものだった。ウ・ヒョンのキャリアは少しずつ下り坂になり、再起を夢見てライバル会社に移籍を試みるがあっけなく断られる。絶望的な状況の中、手を差し伸べたのは“uniホームショッピング”の専務モラン(イ・ヘヨン)だった。しかし彼女にはある目的があり…。■「バッド・アンド・クレイジー」2023年1月17日(火)スタートイ・ドンウクとウィ・ハジュン、初共演の2人がアクションからコミカル、ブロマンスと様々なシーンに挑戦し、見どころ満載。チャ・ハギョン(VIXXエン)がイ・ドンウク演じる出世のためなら悪事にも手を染める警部の後輩で、事件の真実を追う警察官という重要な役で存在感を放っている。「バッド・アンド・クレイジー」出世のためなら多少の悪事も厭わない野心家の警部リュ・スヨル(イ・ドンウク)は確信していた自分の昇進が流れてしまい、国会議員ト・ユゴンの従弟であるト・インボム刑事の事件を引き受けることに。一方、謎の男K(ウィ・ハジュン)は何をしでかすか分からない破天荒さと、度を越えた正義感の持ち主で、まさにスヨルとは“真逆”の人間だったが…。(text:cinemacafe.net)
2022年11月20日不倫関係にあった男性の殺人事件をきっかけに、ある主婦が衝撃の真相を解明するクライムミステリー映画『ハウスワイフの禁断の秘密』が、11月18日(金)よりHuluで配信。浮気が引き金となり大事件に発展する予告映像と、6分超えの本編映像がWEB初解禁となった。夫と息子がいながら、年下の魅力的な男性エリックと不倫関係にあるケンドラ(ジェシカ・モリス)。ある日、エリックが何者かに殺害されたことを機に、警察の捜査により彼に複数の恋人がいたという真実が次々に明らかになる。事件に関して夫や親友にも不審な点が浮上し、ケンドラは真相を求めて、ある行動に出る――。今回解禁となった予告映像は、主人公の主婦ケンドラが、セクシーな年下男性エリックと不倫をしてしまい、それがきっかけで畳みかけるように不穏な事件へとつながる、謎に満ちた映像となっている。また、同じく解禁された本編映像は、ケンドラがエリックが亡くなったことを知る重要なシーン。息子を乗せて車を運転していたケンドラはエリックの家の前を通りかかると、警察と救急隊員がおり、彼と思わしき遺体を運んでいる場面に遭遇する。動揺を隠せないケンドラは夫や友人に不安を打ち明け、全員悲しみにふけるが、どこか不穏な雰囲気が流れ、単純な事故や殺人ではなさそうな雰囲気を醸し出している。一体彼の身に何があったのか、事件の真相は何なのか、そして明かされる“禁断の秘密”とは…。ラストには衝撃の結末が待ち受ける。『ハウスワイフの禁断の秘密』は11月18日(金)よりHuluにて配信開始。(text:cinemacafe.net)
2022年11月18日ソン・ガンホとイ・ビョンホンが豪華共演を果たした航空パニックムービー『非常宣言』から本編映像が解禁、空港で不穏な雰囲気を纏うイム・シワン演じる謎の男を捉えたシーンが到着した。この度解禁された本編映像の冒頭では、トイレの個室から出てきて入念に手にこびりついた血を洗う、不穏な雰囲気を身に纏った男(イム・シワン)の姿が映し出される。手を洗い終えると、苦痛の表情を浮かべながら何かで切り裂いたような痛々しい脇の傷口の手当てを始める。その姿をトイレの個室から覗いていたのはイ・ビョンホン演じるパク・ジェヒョクの娘スミン。誰かに見られていることに気づいた男は、「すいません」と声をかけながら徐々に個室へと近づく。そして、男が個室のドアを開こうとしたその時、「スミン!」と娘を探しにきたジェヒョクが現れる。スミンは急いで父の元へと駆け寄り、何とかことなきを得るが...。空港に現れたこの男の正体、そして目的とは一体…!?親子に迫り来る魔の手と“地獄のフライト”へのカウントダウンとなるシーンとなっている。また、本作の前売券が11月18日(金)より各種販売スタート。韓国版ポストカード特典付きのムビチケ前売り券、映画前売券付きブロマイド3種、ポスタームビチケなど充実したラインナップとなっている。「エンタメプリント」で販売する映画前売券付きブロマイドは、あらかじめ申し込みサイトで購入手続き・決済を行った上で、映画の前売券が付いたブロマイドを大判の2Lサイズ(横178×縦127mm)の写真用紙に高画質でプリントするものとなる。販売価格は、1,700円(映画前売り券:1,500円、ブロマイド:200円の合計・税込)。『非常宣言』は2023年1月6日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:非常宣言 2023年1月6日より全国にて公開© 2022 showbox and MAGNUM9 ALL RIGHTS RESERVED.
2022年11月11日ザ・フォーク・クルセダーズの楽曲「イムジン河」の2022年最新バージョンを収録したCD作品が、9月28日にリリースされることが決定した。「イムジン河」はメジャーデビュー前のザ・フォーク・クルセダーズが1967年に発表した楽曲。1968年2月20日、メジャー発売前日に発売中止となったが、様々なアーティストに影響を与え、今日まで歌い継がれている。今作は1968年オリジナルバージョンを含むこれまでにザ・フォーク・クルセダーズによって発売された4つのバージョンに加え、ザ・フォーク・クルセダーズのきたやまおさむと同曲の作詞者である松山猛を筆頭に、イルカ、川崎鷹也、クミコ、坂崎幸之助(THE ALFEE)、清水ミチコ、杉田二郎、南こうせつ、森山良子、上柳昌彦(ニッポン放送パーソナリティ)による最新レコーディングバージョンも収録された集大成的な1枚となっている。またCD発売直後の9月30日には、音楽監督に高田連を迎えて『あの素晴しい歌をもう一度コンサート2022』が東京・東京国際フォーラム ホールAで開催される予定だ。きたやまおさむ コメント■生き残る歌「イムジン河」今回の新録は、私にとって五度目の「イムジン河」への参加となった。これを解説しておきたいと思う。まずは第一次の、アマチュアのフォークルのもので、300枚の私家版『ハレンチ』というアルバムに収録され、発売は1967年の秋の京都だった。初めて聞いた時(おそらく1966年頃)、「誰が祖国を二つにわけてしまったの」という松山猛のオリジナリティの高い歌詞が、私の心に鋭く突き刺さった。当時は2番までしかなく、下手な原語で一部を歌っていたが、やがて東京のコンサートで「大阪と東京の間でもし分断されていたら、今日この歌はここで歌えなかった」と私が述べたことを記憶する聴衆がいるほど、心に残る歌となっていった。次いで、プロになった第二次フォークルの「イムジン河」で、1968年、3番の歌詞を得てスタジオ録音された。「帰って来たヨッパラィ」に続く第二弾として、発売前から深夜放送で話題となったが、私たちはこれを「朝鮮民謡」だと思い込んでいて、その認識不足が朝鮮総連のクレームにつながった。原作者が半島におられたという事実があり、レコード会社は本社の意向を得て発売直前に中止を決断した。発売中止になってから会社と交渉を繰り返したが叶わず、30年以上も経って2002年に発売がようやく可能となったものだ。この2002年、第三次フォークルが坂崎幸之助の参加を得て再結成され、NHKホールの『新結成記念解散音楽會』で歌われた。このライブ盤には、分断されたものが結ばれることを願って私と加藤和彦による4番が加えられ、「イムジン河・春」として収録された。さらに、加藤和彦が自死で逝った後になってしまったが、故人の発案でパトリック・ヌジェ(Patric Nugie)がロマンチックなフランス語で歌ったバージョンが録音された。坂崎と私がメンバーとなった第四次フォークルによる『若い加藤和彦のように』というアルバム(2013年)に収録されている。そして今度のイムジン河・新録が五度目の「イムジン河」である。2002年の「春」をウクライナにおける戦争を意識して改変し、4番を作り上げた。評価はこれからだが、さまざまな意味の「和」に向けて、内容に相応しい形で集まった仲間たちによる、歌い分けて歌い継ごうというメッセージの溢れるものとなったと自負している。心より、ミュージシャンとその関係者に感謝したい。私は、これまで「イムジン河コンサート」を何度か開催し、これ以外にも多くの「イムジン河」の制作に関わってきたが、出会ってから50年以上を経て、いま改めて思うことがある。皆は当時、発売中止になってひどく悲しんだが、発売中止になったからこそ記憶に残り、歌はフォークルだけのものではなくなった。おかげで歌は翼を得て飛び立ち、歌詞にはヴァリエーションも生まれ、多くの歌手やミュージシャンによって歌い継がれるようになったと感じる。これは、「音楽は国境を越える」というメッセージを正しく体現している歌として、苦しい困難を常に生き残る、世界でも珍しい「生きている歌」なのである。最後に、この歌の如く、何があっても多くの人にできる限り生き残ってほしいと思う。<リリース情報>ヴァリアス・アーティスト『イムジン河』2022年9月28日(水) リリース価格:2,000円(税込)【収録内容】M01.「イムジン河」2022年新録音バージョンM02.「イムジン河」1967年『ハレンチ』収録バージョン(MONO)M03.「イムジン河」1968年オリジナル・シングル・バージョンM04.「イムジン河・春」2002年『新結成記念 解散音楽會』収録バージョンM05.「イムジン河」2013年『若い加藤和彦のように』収録バージョンM06.「イムジン河」1968年オリジナル・シングル・バージョン(カラオケ)M07.「イムジン河」2022年新録音バージョン(カラオケ)※既発楽曲は全て2022年最新リマスタリング<コンサート情報>『あの素晴しい歌をもう一度コンサート2022』9月30日(金) 東京・東京国際フォーラム ホールA開場14:00 / 開演15:00出演:きたやまおさむ / 坂崎幸之助 / 清水ミチコ / 南こうせつ / 森山良子 / ニッポン放送パーソナリティ 上柳昌彦 / and more音楽監督:高田連チケット購入リンク:公式HP:ザ・フォーク・クルセダーズ ユニバーサル ミュージックHP:
2022年08月03日ホン・サンス監督の日本公開最新作となる長編25作目『イントロダクション』と長編26作目『あなたの顔の前に』が、6月24日(金)より2本同時に公開。この度、2作品の予告編と場面写真が解禁となった。『イントロダクション』は、モラトリアムな時期をさまよう青年(シン・ソクホ)を主人公に、前作『逃げた女』の変奏ヴァージョンとしても楽しめるモノクロームの青春映画。予告編は、タイトルの「イントロダクション(Introduction)」が意味する「紹介」「序文」「入門」「導入」の文字とともに、主人公ヨンホが韓国とベルリンを舞台に、父、恋人、母との再会をめぐる3つの物語が重ねられ、そこで交わされる3つの“抱擁”の瞬間をとらえた映像となっている。一方、『あなたの顔の前に』は、中年女性サンオク(イ・ヘヨン)を主人公に彼女の心の深淵に迫るストーリー。監督の公私にわたるパートナーのキム・ミニがプロダクション・マネージャーを務めたことでも話題を集めた。予告編は、主人公サンオクの「私の顔の前にある全ては神の恵みです。今この瞬間だけが天国なのです」というモノローグで幕を開ける。長いアメリカ暮らしから、突如帰国した元女優のサンオクだが、帰国の理由を妹から尋ねられるも明らかにせず、その内面には深い葛藤が渦巻いていた…。捨て去った過去と向き合い、思い出の地を訪ね歩きながら、かけがえのない心のよりどころを見出していく、彼女のたった1日の出来事。本作でホン監督作品に初登場にして主演を飾ったイ・ヘヨンは、2022年国際シネフィル協会賞主演女優賞を受賞。心揺さぶる圧巻の演技の一端を見られる映像となっている。『イントロダクション』と『あなたの顔の前に』は6月24日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国にて2本同時順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:イントロダクション 2022年6月24日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国にて公開© 2020. Jeonwonsa Film Co. All Rights Reservedあなたの顔の前に 2022年6月24日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国にて公開© 2021 Jeonwonsa Film Co. All Rights Reserved
2022年04月15日ホン・サンスが監督を務める映画『あなたの顔の前に』が、2022年6月24日(金)にヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほかで全国順次公開。『イントロダクション』と同時公開となる。ホン・サンス監督による長編、キム・ミニがプロダクション・マネージャーに2022年ベルリン国際映画祭で『The Novelist’s Film』が銀熊賞(審査員大賞)を受賞し、3年連続銀熊賞受賞を果たしたホン・サンス。『あなたの顔の前に』は、『イントロダクション』と同じく2021年に発表された、ホン・サンスによる長編26作目となる作品だ。突如帰国した中年女性の心情とは?“たった1日の出来事”を描く“たった1日の出来事”を通して、ある1人の中年女性の心の深淵を描き出した『あなたの顔の前に』は、カンヌ国際映画祭オフィシャルセレクションに出品。公私にわたるパートナーのキム・ミニがプロダクション・マネージャーを務めたことでも話題を集めた。主人公は、突如アメリカから故郷へと帰ってきた女性、サンオク。家族や捨てたはずの過去、果たされることのない約束を前に、なぜサンオクは帰ってきたのか。生々しくスリリングな会話を捉えた約12分間にわたる長回しショット、そして“告白”など、複雑に揺らめくように描かれる心情描写に注目だ。<映画『イントロダクション』あらすじ>長いアメリカ暮らしから突然、妹ジョンオクの元を訪ねて韓国へ帰国した元女優のサンオク。母親が亡くなって以来、久しぶりに家族と再会を果たすが、帰国の理由を妹には明らかにしない。彼女に出演オファーを申し出る映画監督との約束を控えていたが、その内面には深い葛藤が渦巻いていた。サンオクはなぜ自分が捨てたはずの母国に戻り、思い出の地を訪ね歩くのか?捨て去った過去や後悔と向き合いながら、かけがえのない心のよりどころを見出していく、たった一日の出来事が描かれていく。主演はイ・ヘヨン主人公・サンオクを演じるのは韓国歴代の名監督とタッグを組んできた女優、イ・ヘヨン。観る者の心を揺さぶる演技によってミステリアスな主人公を体現し、2022年国際シネフィル協会賞主演女優賞を受賞した。本作がホン・サンス監督作品への初出演となり、ホン・サンスの長編27作目『The Novelist’s Film』でも主演を務めている。【詳細】映画『あなたの顔の前に』公開日:2022年6月24日(金) ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開監督:ホン・サンス脚本:ホン・サンス製作・撮影・編集・音楽:ホン・サンス出演:イ・ヘヨン、チョ・ユニ、クォン・ヘヒョ、シン・ソクホ、キム・セビョク、ハ・ソングク、ソ・ヨンファ、イ・ユンミ、カン・イソ、キム・シハ2021年/韓国/韓国語/85分/カラー/1.78:1/モノラル字幕:根本理恵配給:ミモザフィルムズ
2022年04月11日韓国映画の名匠ホン・サンス監督による映画『イントロダクション』が、2022年6月24日(金)にヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほかで全国順次公開。『あなたの顔の前に』と同時公開となる。ホン・サンス監督による長編第25作目映画『イントロダクション』は、韓国の映像業界の中で独自のスタイルを確立し揺るぎない国際的評価を築き上げてきたホン・サンスによる長編第25作目の作品。未熟な青年の人生を紡ぐ3つの再会と抱擁モラトリアムな時期をさまよう青年ヨンホを主人公に、思い通りにいかない人生の中でもがく、未熟な若さゆえの痛みや愛おしさを、3つの“再会”と“抱擁”の物語を通して描く。“イントロダクション”というタイトルには、紹介、入門、導入、序文といった、その全ての意味が込められているという。ホン・サンスの前作『逃げた女』の変奏ヴァージョンとも楽しめるモノクロームの青春映画となっており、観る者の想像を豊かに押し広げる語りを通して、主人公ヨンホの人生を史上豊かに紡いでいく。2021年の第71回ベルリン国際映画祭に出品され、前年に続き銀熊賞(脚本賞)に輝いた作品だ。<映画『イントロダクション』あらすじ>将来の進路も定まらず、まだ何者にもなれないナイーブな青年ヨンホ。韓国とベルリンを舞台に、折り合いの悪い父、夢を追って海外に旅立ってしまった恋人ジュウォン、息子の進路が気がかりな母との再会と三つの“抱擁”を通して、一人の若者の人生が紐解かれていく。誰もが経験する青年期の迷いや喪失、孤独を抱え、恋に夢に破れながらも、やがて心安らぐ温もりに満ちた瞬間が訪れる…。主人公ヨンホはシン・ソクホ主人公ヨンホを演じるのは、『逃げた女』で奇妙なインパクトを放っていたシン・ソクホ。『イントロダクション』では、繊細な演技で初主演を飾っている。その他、『お嬢さん』『逃げた女』のキム・ミニをはじめ、ソ・ヨンファ、キ・ジュボン、チョ・ユニといった、ホン・サンスによる監督作品ではおなじみのキャストが勢揃いしている。【詳細】映画『イントロダクション』公開日:2022年6月24日(金) ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開監督:ホン・サンス脚本:ホン・サンス撮影・編集・音楽:ホン・サンス出演:シン・ソクホ、パク・ミソ、キム・ヨンホ、イェ・ジウォン、ソ・ヨンファ、キム・ミニ、チョ・ユニ、ハ・ソングク配給:ミモザフィルムズ字幕:根本理恵2020年/韓国/韓国語/66分/モノクロ/1.78:1/モノラル
2022年04月11日2022年ベルリン国際映画祭で3年連続の銀熊賞受賞を果たした韓国の名匠ホン・サンス監督の日本公開最新作となる長編25作目『イントロダクション』(英題:Introduction)と長編26作目『あなたの顔の前に』(英題:In Front of Your Face)が、2本同時に6月24日(金)より日本公開されることが決定した。ベルリン国際映画祭銀熊賞(脚本賞)受賞!長編25作目2021年・第71回ベルリン国際映画祭で銀熊賞(脚本賞)を受賞した長編25作目『イントロダクション』は、モラトリアムな時期をさまよう青年を主人公に、前作『逃げた女』の変奏ヴァージョンとしても楽しめるモノクロームの青春映画。2022年にホン・サンス監督の最新作となる長編27作目『The Novelist’s Film』(英題)も、ベルリン国際映画祭で銀熊賞(審査員大賞)を受賞し3年連続銀熊賞受賞の快挙を果たし、さらなる注目が高まっている。将来の進路も定まらず、まだ何者にもなれないナイーブな青年ヨンホ。韓国とベルリンを舞台に父、恋人、母との再会と三つの“抱擁”の物語を通して、1人の若者の人生が紐解かれていく。主人公ヨンホに、『逃げた女』の“猫の男”役で奇妙なインパクトを放ち、本作の繊細な演技で初主演を飾ったシン・ソクホ。そのほか、キム・ミニをはじめ、ソ・ヨンファ、キ・ジュボン、チョ・ユニほかホン監督作品の常連キャストが顔を揃えた。この度、解禁された日本版ポスタービジュアルでは、主人公ヨンホが一人海から上がってくる姿に「Introduction【名詞】紹介。序文。入門。導入。」のキャッチコピーが添えられる。「イントロダクション(Introduction)」という言葉が持つ多様な意味を全て内包するために、あえて英語を採用したとホン監督が語るタイトルは、監督のフィルモグラフィーにおける初の英語タイトルだ。キム・ミニがプロダクション・マネージャー、イ・ヘヨンが主演2021年第74回カンヌ国際映画祭プレミア部門オフィシャルセレクションに招待された長編26作目『あなたの顔の前に』は、中年女性サンオクを主人公に一人の女性の心の深淵に迫るストーリー。日本でも、第17回大阪アジアン映画祭の特別招待作品として初上映された本作は、ホン監督の公私にわたるパートナーのキム・ミニがプロダクション・マネージャーを務めたことでも話題を集めた。本作でホン監督作品に初登場にして主演を飾ったのは、韓国歴代の名監督とタッグを組み、40年のキャリアを誇るイ・ヘヨン。観る者の心を揺さぶる圧巻のパフォーマンスでミステリアスかつ複雑な主人公を体現し、2022年国際シネフィル協会賞主演女優賞を受賞。最新作『The Novelist’s Film』でも主演を務めている。長いアメリカ暮らしから突然、韓国へ帰国した元女優のサンオク。母親の死後以来、久しぶりに家族と再会を果たすが、帰国の理由を明らかにしない彼女の内面には深い葛藤が渦巻いていた…。サンオクはなぜ自分が捨てたはずの母国に戻り、思い出の地を訪ね歩くのか?捨て去った過去や後悔と向き合いながら、かけがえのない心のよりどころを見出していく、たった一日の出来事が描かれていく。劇中の“告白”によって明かされるタイトルの意味に心揺さぶられながら、複雑で豊かな感情揺らめくサンオクの心の旅に、ホン・サンス監督の新境地がうかがえる珠玉のドラマが誕生した。同時解禁された『あなたの顔の前に』日本版ポスタービジュアルでは、静かに前を見据える主人公サンオクの“顔”と眠る妹を見つめる彼女の姿、そしてキャッチコピー「天国が隠された場所」が、サンオクの心の深淵を覗かせる印象的なビジュアルとなっている。『イントロダクション』『あなたの顔の前に』は6月24日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか2本同時全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:イントロダクション 2022年6月24日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国にて公開© 2020. Jeonwonsa Film Co. All Rights Reservedあなたの顔の前に 2022年6月24日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国にて公開© 2021 Jeonwonsa Film Co. All Rights Reserved
2022年04月04日「恋愛ワードを入力してください~Search WWW~」のイム・スジョンと「Sweet Home -俺と世界の絶望-」のイ・ドヒョンが主演する、スタジオドラゴン製作の新作ドラマ「メランコリア」(原題)が5月より日本初放送されることになった。本作は、様々な思惑に翻弄されながらも数学を愛した、教師と生徒の物語。名門私立高校の数学教師チ・ユンスを演じるのは、好評を博した「恋愛ワードを入力してください~Search WWW~」以来2年ぶりのドラマ主演となるイム・スジョン。心に傷を抱えた数学の天才高校生ペク・スンユを「ホテルデルーナ~月明かりの恋人~」「Sweet Home -俺と世界の絶望-」などで注目を集めるイ・ドヒョンが演じる。不正が横行する世界で深い傷を負った2人は、 愛する人を守るため復讐という難解な証明問題に立ち向かう。そして2人の間にできたわだかまりを解きつつ描く美しいラブストーリーに加え、 劇的な展開をも持ち合わせた独特な世界観。ヒットドラマ「女神降臨」「偶然見つけたハル」のキム・サンヒョプ監督が贈る、切なくも美しい純愛ラブロマンスとなる。あらすじ新しく数学教師としてアソン高校に赴任してきたチ・ユンス(イム・スジョン)は列車で偶然すれ違った青年ペク・スンユ(イ・ドヒョン)と校内で運命的に再会する。無口で内向的なスンユは、ユンスに数学の才能を見いだされ、徐々に心を開いていく。数学オリンピックの準備をしながら親密になっていくユンスとスンユだが、校内ではそんな2人の仲を不適切な関係だと怪しむ声が聞こえ始める。一方、同じく数学オリンピックの準備をするソン・イェリン(ウ・ダビ)。その陰には彼女の優勝を後押しする存在が…。「メランコリア」(原題)は5月1日(日)第1話、CS放送「Mnet」にて先行放送。5月より本放送スタート予定。※動画配信サービス「Mnet Smart+」では本放送&7日間見逃し配信で視聴可能。(text:cinemacafe.net)
2022年03月05日2020年ベルリン国際映画祭銀熊賞(監督賞)に輝いた名匠ホン・サンス監督、キム・ミニ主演の『逃げた女』。この度、本作の意味深なタイトルについて、また猫の“名演技”の撮影エピソードなどを、第70回ベルリン国際映画祭でホン・サンス監督自身が語ったインタビューが到着。併せて、監督と俳優たちが話し込む様子や、焼肉シーンのメイキング、現場で脚本を読むキム・ミニの写真など、現場での信頼関係が見える映画撮影中のメイキングシーンが一挙に公開された。今年で監督デビュー25周年を迎えるホン・サンス監督は、来月開催される第74回カンヌ国際映画祭の新部門カンヌ・プレミア部門に最新作にして26作品目『In Front of Your Face』(原題)が出品され、ハイペースで新作を発表し続けている映画作家。本作のタイトルについて、「逃げた女」(The Woman Who Ran)とは誰のことなのか。彼女は何から逃げているのか、尋ねてみると、「実は誰かは決めていなかったんです(笑)」と明かす。「私はこのタイトルが気に入っていて、とても満足しています。私がこのタイトルを付けたら、人々が映画を見て、どんなことをタイトルに関連づけるか推測もしてみましたが、私が何を望むのかはっきりさせる前に考えるのを止めました。私がただ言えるのは、そう感じることが好きだということだけです」と話しつつ、「もう少し考えてみるならば、おそらく、この映画のすべての女性たちが何かから逃げていると言えるでしょう。それは虐げられることからであったり、満たされないことからであったり...。でも、むしろそれははっきりさせない方がいいんです」と真意を明かす。映画を観ると「友情」と「孤独」という2つの言葉がテーマのように思われるが、「もし『友情』とは、私にとって何を意味するかを前もって定義してしまうと、私自身による『友情』の一般化、定義に適合するように、ディテールの断片を集めてこなければなりません。しかし、人生や生きるということは、どんな一般化をも常に超えていきます」とホン監督。「そのため、映画作りにおける私のアプローチは、あらゆる一般化や、あらゆるジャンルのテクニック、特定の効果に対するあらゆる期待を避けようと試みることです。ただ心を開いて、自分自身を信じ、これだと思えるものが現れた時に、ただそれを掴むと、いつも何かが生まれる」と独自のアプローチ法を語る。「私が望むのは、どんな意味付けもすることなく、いかに断片を集めてこられるかということ」と続け、「その断片を一つにする過程で、ある具体的なものが生まれて、その具体的なものが、多くの異なる人々にとって、多くの異なる意味をもたらすことができます」と続ける監督。さらに、本作の編集のプロセスについて「私の編集はとても速いです。なぜなら、撮影している段階で既に頭の中で編集しているので」とコメント。「撮影が終わってから、編集を終えるまでに通常で1日か2日です。そして、1週間くらい何もしないで待ってから、新鮮な目で再び編集したものに向き合います」と“極意”を明かす。また、印象的な猫のシーンについて、「猫が何かをするというシーンは脚本に書いてから、撮影場所に向かいました。実は、そのシーンは夕方に撮ろうと思っていました。夕方が猫を撮るには適していると思ったからです。最初に他のシーンを撮ろうとしていたのですが、映画にも登場した防犯カメラにあの猫がうろついているのが見えたので、クルーを集めて急いで下に降りて撮影をしました。だからこれは、ファーストテイクなんです(笑)」と、その裏側を語ってくれた。『逃げた女』はヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国にて順次公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:逃げた女 2021年6月11日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国にて公開© 2019 Jeonwonsa Film Co. All Rights Reserved
2021年06月21日名匠ホン・サンス監督の24作目の作品にして、公私にわたるパートナーの主演キム・ミニとの7度目のタッグとなる『逃げた女』。この度、ホン・サンス監督が銀熊賞(監督賞)に輝いた第70回ベルリン国際映画祭で、キム・ミニが語ったコメントが到着した。『正しい日間違えた日』で初めてホン・サンス監督作に出演したキム・ミニ。映画ファンに強烈な印象を残した『お嬢さん』(パク・チャヌク監督作)の翌年に出演した『夜の浜辺でひとり』の記者会見で、ホン・サンス監督がキム・ミニとの不倫関係を公言したことで韓国ではスキャンダルとして報じられたが、ベルリン国際映画祭では韓国人俳優として史上初の快挙となる銀熊賞(主演女優賞)に輝いた。以降、イザベル・ユペールとの共演作『クレアのカメラ』をはじめ、『それから』『草の葉』『川沿いのホテル』、そして本作『逃げた女』に続いて新作『INTRODUCTION』と出演を重ね、作品ごとに独特の魅力を発揮し、ホン・サンス監督作品には欠かせない大きな存在となっている。キム・ミニは監督との仕事について、「何よりも、私は明確に監督から受け取った脚本に従おうとしています。なぜなら、それを経て、役者として役をさらに上手く演じることができると考えているからです。可能な限り、脚本に忠実であろうと努力しますが、もちろん私なりの方法で解釈もします。監督の頭の中にあるものから、私があまりにも離れてしまった時は、監督がそう伝えてくれます」と明かす。「私たちには脚本があって、俳優たちの間にはセリフがあって、お互いにリアクションを引き出し合い、最大限の感受性を持ってそれに応えます。そして感情が生まれ、変化が生まれるんです。私たちはこの作業にとても集中しながら、脚本に忠実であろうと努めています」と、共に作品を作りあげていく過程と監督への信頼を語るキム・ミニ。本作『逃げた女』では、5年間の結婚生活で一度も離れたことのなかった夫の出張中、初めて1人になり、3人の女友達のもとを訪ね再会する主人公ガミを、シンプルで飾らぬファッションに身を包み、持ち前の自然体の魅力で好演。謎めく女性心理をスリリングにあぶり出した本作においても、最後まで目が離せない魅力を振りまいている。『逃げた女』はヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国にて順次公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:逃げた女 2021年6月11日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国にて公開© 2019 Jeonwonsa Film Co. All Rights Reserved
2021年06月16日ガイ・リッチー監督作、映画『ジェントルメン』が2021年5月7日(金)より全国公開される。ガイ・リッチー監督が“原点回帰” - 英国のクライム・サスペンスを描く映画『ジェントルメン』は、“一流の紳士(ワル)たち”が大金の利権をめぐり、スリリングな裏切り、駆け引き、騙しあいを繰り広げる痛快クライム・サスペンス。ガイ・リッチー監督が、デビュー作『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』『スナッチ』以来、晴れて地元ロンドンのクライム・ワールドに帰還した原点回帰作であり、すでに世界興行収入1億ドルを突破した話題作が、日本上陸となる。映画『ジェントルメン』あらすじロンドンに緊急事態発生。長年にわたる大麻の大量栽培/販売で財を成したアメリカ人ミッキーが、ビジネスを売却し、引退するというウワサに暗黒街に激震が走った。その利権総額なんと500億円。目の色変えた強欲なユダヤ人大富豪、ゴシップ紙の編集長、ゲスな私立探偵、チャイニーズ&ロシアン・マフィア、さらには下町のチーマーまでもが跡目争いに参戦。一筋縄ではいかないジェントルメン=一流のワルたちによるダーティでスリリングな駆け引きがまった―!キャスト/登場人物映画『ジェントルメン』で“一流のワル”を演じるのは、ハリウッドを中心に活躍する超豪華キャストたちだ。ロンドンの<マリファナ王>でありながら、その利権を500億円で売却することを宣言した主人公・ミッキー・ピアンソン役は、『インターステラー』を代表作に持つマシュー・マコノヒー。またミッキーの利権をめぐり、駆け引き&騙しあいを繰り広げるメンバーには、『キング・アーサー』のチャーリー・ハナム、『クレイジー・リッチ!』のヘンリー・ゴールディング、TVシリーズ「ダウントン・アビー」のミシェル・ドッカリー、『トータル・リコール』のコリン・ファレル、そして『コードネーム U.N.C.L.E.』のヒュー・グラントが結集する。<登場人物>・レイ(チャーリー・ハナム)…ミッキーの頼もしい右腕。・ドライ・アイ(ヘンリー・ゴールディング)…チェイニーズ・マフィア。・ロザリンド(ミシェル・ドッカリー)…ミッキーの妻。・マシュー(ジェレミー・ストロング)…ユダヤ人大富豪・ビッグ・デイヴ(エディ・マーサン)…ゴシップ紙の編集長。・ボクシング・コーチ(コリン・ファレル)…ボクシングジム経営者。・フレッチャー(ヒュー・グラント)…ゲスな私立探偵。ファッショナブルな衣装映画『ジェントルメン』は、その捻りをきかせたプロットや、映画団を喜ばす小ネタを散りばめたストーリーはもちろんのこと、ファッショナブルな衣装デザインも見どころだ。例えば主人公ミッキー・ピアソンが纏うのは、ウィンドウペンチェックとプリンス・オブ・ウェールズを使用した、伝統的な英国仕立てでありながら、モダンさも加えたオーダーメイドスーツ。またミッキーの妻であり、我の強い女性・ロザリンドは、“堂々と入ブランドを着こなす”タイプであることから、バルマン(BALMAIN)、ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)、ラルフ ローレン(Ralph Lauren)、キャロリーナ ヘレラ(Carolina Herrera)といった、名だたるブランドのピースを採用した。そして若いはぐれ者たちのグループを率いるボクシング・コーチ(コリン・ファレル)のチームには、古いやり方に反抗する彼らにぴったりのオリジナルのトラックスーツを作成。典型的な英国風のスーツ用生地を、モダンなキルト地にし、更にプリントを施して鮮烈な印象に仕立てただけでなく、ストリートウェアやスポーツウェアの要素も加えているのが特徴だ。ガイ・リッチー監督の強いこだわりなおこれらの衣装デザインを担当したのは、マイケル・ウィルキンソン。マイケルは、「ガイ・リッチー監督は、都会的で典型的な英国風のスタイルを求めていた。今回の作品は、すべての役の個性が強調されていた。だからこそ、衣装選びが楽しかったよ。ただ、ガイはありきたりでつまらないものを嫌いながらも、誇張しすぎには気を付けなければならなかった。どの役にしても、観客が共感できるレベルに留める必要があったんだ」と、ガイが衣装に掛ける並々ならぬこだわりも明かしている。【詳細】映画『ジェントルメン』公開日:2021年5月7日(金)より全国公開監督・脚本・製作:ガイ・リッチー撮影監督:アラン・スチュワート美術デザイン:ジェンマ・ジャクソン衣装デザイン:マイケル・ウィルキンソン編集:ジェームズ・ハーバート、ポール・マクリス音楽:クリストファー・ベンステッド出演:マシュー・マコノヒー、チャーリー・ハナム、ヘンリー・ゴールディング、ミシェル・ドッカリー、ジェレミー・ストロング、エディ・マーサン、コリン・ファレル、ヒュー・グラント配給:キノフィルムズ
2021年05月09日《text:西森路代》映画『ミナリ』への出演により、各国の映画賞で評価され、4月26日に行われる米アカデミー賞の助演女優賞にノミネートされているユン・ヨジョン。『ミナリ』ではアメリカで娘と息子と暮らす韓国人夫婦のもとに呼び寄せられ、韓国からやってきた一家のおばあちゃん役を演じている。しかし、このおばあちゃんが、幼い長男からすると、想像していた「おばあちゃんらしい」ところのない人物で、最初はうまくコミュニケーションができないのだが、次第に長男とおばあちゃんが打ち解けていく様子が描かれる。しかし、アカデミーの作品賞にもノミネートされているだけあり、単に温かい家族像を描くだけでなく、当時の移民の現実や、家族の中にある問題点などにもフォーカスが当てられ(ときには娘の存在などにフォーカスを当てないことで気になることすらある)、表に見える以上のことが込められているように思えて、後々まで、「あれはどういう意味があるのだろう」と考えを巡らせたくなる作品となっている。この『ミナリ』で重要な役割を演じたユン・ヨジョンは1947年生まれで、1966年から演技活動を開始。『パラサイト 半地下の家族』にも影響を与えたというキム・ギヨン監督の映画『下女』のセルフリメイク『火女』(1971年)に出演し、韓国の映画賞で新人女優賞や主演女優賞などを受賞した。同じ年には、韓国を代表する歴史上の悪女と言われてきた人物を描いたドラマ「張禧嬪」で主演するなど活躍。しかし74年に結婚し渡米。10年足らずで離婚して再び芸能界に復帰した。この結婚していた時代にアメリカ生活も経験しており、英語も習得。『ミナリ』では韓国からアメリカにやってきた役のため、英語を話すシーンは少ないが、ほかの作品でも英語を使う演技を見せることも多い。復帰後は、母親役、祖母役などを数多く演じている。「がんばれ!クムスン」、「棚ぼたのあなた」、「家に帰る道」など、ホームドラマへの出演も多く、何かしらの問題や悩みを抱えながらも、力強く生きる役も多い。一方で、映画の世界では世界的にも評価の高い監督、ホン・サンス作品の常連でもあり、2010年の『ハハハ』に始まり『3人のアンヌ』、『自由が丘で』などに出演。出演時間は少なくても、どこか印象に残る役を演じている。先述の『下女』をイム・サンス監督がリメイクした『ハウスメイド』では、主人公とともにハウスメイド役を演じ、この演技が認められ、韓国の青龍映画賞などで助演女優賞を受賞している。また、2015年の『チャンス商会~初恋を探して~』では、主人公のおじいちゃん・ソンチルと恋におちる花屋の女主人を演じた。2016年に主演を務めた映画『バッカス・レディ』は、『ミナリ』でユン・ヨジョンに興味を持った人にオススメしたい作品だ。この作品でユン・ヨジョンは、ソウルにある鐘路という地域の公園に集まる高齢者男性相手の売春で生計を立てるソヨンという主人公を演じた。こうしたソヨンのような女性は実際にも韓国に存在しており、彼女のような女性や、彼女が相手をする男性たちも含めて、高齢化社会の現実に迫った作品になっていた。同時に、ソヨンの暮らすアパートにはトランスジェンダーのティナ(アン・アジュ)、義足の青年ドフン(ユン・ゲサン)が暮らしており、またソヨンがひょんなことからフィリピン人の母親を持つ少年の面倒を見ることになったり、またソヨン自身が息子と生き別れていたりと、普段は見えにくい韓国社会の別の一面が描かれていた。近年、日本で公開される映画でユン・ヨジョンに出会う確率は高い。今年公開の『チャンシルさんには福が多いね』では、主人公のチャンシルが住む家の大家さんを演じ、主人公と不思議な連帯を感じさせる役になっていた。また『藁にもすがる獣たち』でも、ペ・ソンウ演じる主人公の母親役で出演。演技活動以外にバラエティ番組にも出演しているユン・ヨジョン。日本でもCSや配信で見られる「ユン食堂」シリーズでは、素の姿も見える。これらの番組では、『82年生まれ、キム・ジヨン』のチョン・ユミ、「梨泰院クラス」のパク・ソジュン、「チェオクの剣」や「イ・サン」などの時代劇で活躍のほか、昨今はバラエティへの出演も多いイ・ソジンらも出演しており、俳優の後輩たちとの関係性を見るのも楽しい。このように、ユン・ヨジョンは、ドラマでは、いわゆる橋田壽賀子作品のような大衆的なホームドラマの中でのどこにでもいそうな母親やおばあちゃんを演じ、映画では、社会的な意義のある作品や、作家性のある監督作品にも出演し、孤高の人物や自立した人物、一筋縄ではいかない人物などを演じていて、その活躍の幅は広い。しかし、どんな作品でも、どこかすんなりとは収まらず、何かをこちらに訴えかけるような役を演じているような印象がある。『ミナリ』のおばあちゃんらしくないおばあちゃん役は、これまでに演じてきた役とどこか重なるようでいて、また新たな役のようにも思える。『ミナリ』を見て興味を抱いたら、彼女の他の出演作を見て、様々な顔に注目してみるのも良いのではないだろうか。(text:西森路代)■関連作品:ミナリ 2021年3月19日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開©Photo by Melissa Lukenbaugh, Courtesy of A24
2021年04月23日映画『逃げた女』の公開を記念して、本作の監督ホン・サンスの過去の作品を上映する「HONG SANGSOO RETROSPECTIVE 12色のホン・サンス」がヒューマントラストシネマ有楽町とアップリンク吉祥寺にて開催されることが決定した。2021年ベルリン国際映画祭では、最新作『INTRODUCTION』が銀熊(脚本)賞を受賞し、2年連続して銀熊賞受賞に輝く快挙を果たしたホン・サンス監督。『豚が井戸に落ちた日』でデビューして以来、時流に惑わされることなく悠々と我が道を歩くことで国際的な評価を確立してきた。「HONG SANGSOO RETROSPECTIVE 12色のホン・サンス」と題した今回の特集上映では、日本最終上映となる『よく知りもしないくせに』『ハハハ』『教授とわたし、そして映画』『次の朝は他人』の4作品をはじめ、イザベル・ユペールとの初コラボ『3人のアンヌ』や、ジェーン・バーキンがカメオ出演している『へウォンの恋愛日記』。韓国では大ヒットした四角関係を描く『ソニはご機嫌ななめ』。加瀬亮主演の『自由が丘で』。キム・ミニとの初タッグ作で、前半と後半、2通りの展開で描く異色のラブストーリー『正しい日 間違えた日』。キム・ミニが韓国人俳優として初めてベルリン国際映画祭銀熊(主演女優)賞を受賞した『夜の浜辺でひとり』。第70回カンヌ国際映画祭に2作品招かれたことでも話題となった『クレアのカメラ』と『それから』と、12作品がラインアップされている。なお、6月12日(土)からユーロスペースで開催される特集上映「作家主義 ホン・サンス」では、『カンウォンドのチカラ』と『オー!スジョン』という、初期2本が連続上映される。ホン・サンス監督24作目となる『逃げた女』は、公私にわたるパートナーであり、『お嬢さん』で強烈な印象を残したキム・ミニとの7度目のタッグとなる話題作。夫と5年間、1日たりとも離れたことのない主人公の女性が、3人の女友達と再会するところから物語が展開していく、愛、結婚、これからについて、揺れ動く女性心理をスリリングにあぶり出すヒューマンドラマだ。「HONG SANGSOO RETROSPECTIVE 12色のホン・サンス」は5月14日(金)~27日(木)ヒューマントラストシネマ有楽町、5月28日(金)~6月10日(木)アップリンク吉祥寺にて開催。『逃げた女』は6月11日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)■関連作品:逃げた女 2021年6月11日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国にて公開© 2019 Jeonwonsa Film Co. All Rights Reserved
2021年04月22日