前回のあらすじ(全6回)買い物に一緒に行くと急に怒り出し、お出かけを誘っても「あなたはのんきね」と言われたり。最近、ずっと妻がイライラしていて…。【夫side STORY②】妻の智美は去年ぐらいから言い方がきつくなり、最近では夫の私を見下すような発言も増えてきました。昔から他人と争うことが苦手で、妻と争うのは嫌だったので、できるだけスルーするようにしてきたのですが、棘のある言葉を受け続けるうちに自分の中にも沸々と怒りが溜まっていくように感じていて。それでも妻の気持ちを知りたいと話しかけるのですが…。私が話しかけても、成功率が極めて低い会話。いきなり「二人目」の話が出ても、そもそも最近の私たちには夜の生活すら満足にはなかったのです。昨日いきなり怒り出したと思ったら、翌日にはいきなり機嫌よく話しかけてくる妻。この前は、「家のローンがある」と外食を断ったくせに、妻が提案してきたのは…。身体の弱かった娘のために、妻に仕事を辞めてもらったという負い目もあり、普段の会話で差しはさまれる小バカにしたような言葉もできるだけスルーしてきたのです。しかしこの結婚は失敗だった――初めて妻に突き付けられた言葉に夫婦としての将来がまったく見えなくなってしまったのです。次回に続く!※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案:ウーマンエキサイト/作画・ タキノユキ
2020年10月31日■前回のあらすじママ友を作らないと誓っていたママ。子どもが2歳になり、ストレスだけが溜まっていくのだが…■子どもにまでイライラしてしまう…イヤイヤ期の子どもと二人だけで過ごす毎日。「怒ってはダメ」と思うけれど、イライラが止まらなくて…。そんなときママがピンクのパンダと出会う〜…?え。ピンクのちっこいパンダがいる!どういうこと〜?その理由とは…→次回に続く!
2020年10月31日【夫side STORY①】私は大輔。妻の智美と結婚して10年です。私は自分の評価も他人からの評価も、いつもずっと「可」といった感じで、すごく評価も受けない代わりに、マイナス評価もないという人生でした。仕事で注目される企画を出したり、スーパー営業マンにはなれなくても、コツコツと実績を積み上げそこそこ評価されるといった地位を確保。それは家庭でも同じでリーダーシップは取れないけれど、家族をしっかり支えていると思っていたのです。しかし、最近の妻の智美がいつもイライラしていて、家での時間を窮屈に感じ始めています。毎週、休みには買い物に一緒に行くのですが、そこで会うママ友の前では愛想がいい妻なのですが…。さっきまで普通にママ友と会話していたかと思ったら、私が話しかけると突然不機嫌になる妻。どこに地雷のポイントがあったかすら私にはわからなくて…。家事しても文句ばかり言われて…。それでも気を取り直して話しかけると、撃沈するという毎日…。子どもができても仕事をしたいと話していた智美ですが、生まれた娘が入退院を繰り返すことが多く、結局会社を退職せざるを得ませんでした。しかしそんな娘も大きくなるにしたがい丈夫になり、小学校に入学すると休むこともなくなりました。そんな不安がひとつ減ったと思ったら、今度は智美の様子がおかしくなっていったのです。次回に続く!※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案:ウーマンエキサイト/作画・ タキノユキ
2020年10月30日ピンクのパンダが親子を救う…かもしれない。2人目のママの登場です。■出産前、絶対ママ友は作らないと誓ったけれど…大泣きする子ども。どうして子どもは泣いているの…?理由がわからないママは…窓の外にはピンクのパンダ!次回、パンダとママが出会います。→次回に続く!
2020年10月30日みなさんこんにちは!どすこい母さんことケイコモエナです。以前日本に帰った際、お友達とその知人と一緒に話していた時の、なにげないつぶやき話です。どうぞお付き合いくださいまし。みなさんはもうご存知でしたか…。「にきび」も「そばかす」も、若い頃にしか使えないってっっ。日本語って繊細。勉強になりましたよ。しみじみ…。いやっっ。でも、ちょっとくらいいいんでない? いやっっ人の話を止めてまで訂正する?! そのあとに来る本題の流れを、何度か彼女の注意で遮られた私の気持ちーー! さらに訂正をされてお礼を言ってしまったので、彼女の親切心に火をつけてしまい、何度となく訂正をされるという、負のループ…。私は小さい頃から「話にはオチをつける」「人の話の腰を折らない、途中で取らない」「場の流れを止めない」、という雰囲気で育ったので、今も続いている友達は同じような価値観をもっている人が多いです。なので途中で遮られるのが苦手で…。海外生活でも、話をしているといちいち単語を直してくれる友達、はたまた、大まかなお話を分かってくれて直さず聞いてくれる友達、両方のタイプがいます。どちらもめちゃ親切なのですが、私は後者と一緒に過ごす方が断然楽しいです。あとみんなでワイワイ喋ってて、難しい単語が出てきたとき、こっそり私に教えてくれる人、はたまた、大きな声で「今の話、分かった?」とみんなの話を止めて確認してくれる人。こちらも両者共とても親切。だけど私は、後者には「やーめーてーーー! みんなの話を止めないでーー! みんなが私を見てるーーー!」と心の中で叫びます。ちなみに後者は私の義母です(笑)親切心からの言動なだけに、モヤモヤの落ち着け方がなかなか難しいですが、自分を励ましつつがんばろうと思った出来事でした。最後まで読んで頂きありがとうございました!それではまた次回に!
2020年09月09日家で習字や絵の具を使うと、タオルにべっとり付いて取れない…。そんな悩みを解決してくれるのは、やっぱり100均グッズなのでした。■これで親も子も、ぐっとストレスが減る(ハズ)!手を拭くだけだから、触り心地は気にならないよ。断捨離でタオルの量を減らしたので、「全滅」って言ってもさほどの量じゃないんだけどもね。「付いた墨を落とす方法」ってのもググったんだけど、汚れるたびにやるのは面倒だな〜と思って(汗)(おい)。汚してしまって「あーもう!」ってイライラして、それが原因で娘たちが「お母さんが怒るから習字やらない」となるのもイヤなので(あれ、言ってなかったかも)、「少しでもストレスがなくなるといいな」と思って買ってみたけど、わが家には大正解だったと思う。100円ショップのタオル、ラクチンだよ。
2020年09月05日私のところに寄せられる妻からの悩みで、「私が働き始めたら、夫が家事について文句を言うようになった」「新しく始めた仕事の話をすると、夫が不機嫌になる」というものがあります。妻が働き始めれば家計も助かるし、将来かかる子どもの教育費や老後のための蓄えにも余裕が出てくるでしょう。妻は良かれと思って仕事についたのに、なぜか不満そうな態度を見せはじめた夫に混乱するばかりだと思います。どうして、働き始めた妻に対して夫は冷たく当たるのでしょうか。■働き始めた妻に八つ当たりする夫の心理は?専業主婦だったり産休育休中だった妻が仕事を始めた途端、子どものようにすねて不機嫌になる夫。仕事で疲れている妻に「ごはん、まだできていないの?」「もっとちゃんと家事をやってよ」など、これまで口にしたことがないような文句を言い始める夫は少なくありません。妻は、そういう夫にイライラすると同時に、「今までと同じように家事ができなくて申し訳ないな」「やっぱり私、働かないほうがよかったのかな」などと以前より家事育児が満足にできない自分に罪悪感を抱え、私のところへ相談に訪れるわけです。しかし、夫の機嫌が悪いのは、妻が仕事で家をあけていたり、家事育児に不満があるからという理由だけではないケースがあります。それは、自分より楽しそうに働く妻への「嫉妬」です。妻が家事育児に専念していた頃は、「俺も仕事で大変だけど、妻も家事育児に頑張ってくれている」と夫は同志のような気持ちを持っていたと思います。妻が守ってくれている家は、唯一仕事と自分を切り離せ、リラックスできる居場所だったのでしょう。しかし、働き始めた妻が毎日楽しそうに仕事へ出かけるようになると、夫の中でモヤモヤした感情が芽生えるようになります。「俺は仕事がつらくて我慢ばかりなのに、どうして妻は楽しそうなんだ?」これまでは、仕事と家事育児と別々のフィールドで頑張っていたのに、妻も仕事を始めてとてもうまくいっている様子。そうなると、夫は自分の中で一番優先順位の高かった仕事という領域を侵され、自分の存在価値が脅かされているように感じるのでしょう。単に仕事がうまくいっている妻がうらやましいのです。そのため、「たいして稼いでもいないのに」「たかがパートだろう?」など、あくまでも仕事では自分の方が上だとアピールするために、妻をわざとおとしめるようなことも言ってしまうのです。■働く妻を妬む夫、嫉妬を買わない方法は?働く妻に対して不機嫌な態度をとる夫に対して、どのように対応したらいいのでしょうか。妻に嫉妬し、無意識のうちに不機嫌な態度をとったり、傷つけるような言葉を口にしてしまう夫は、もともとプライドが高く働き者で仕事人間、小さい頃は厳しく育てられたタイプに多いようです。繊細で傷つきやすい反面、感情表現や弱音をはくことが苦手で、妻にも弱みを見せることはほとんどありません。そのため、自分の仕事がうまくいっていないことや、職場の人間関係にストレスが多くてつらいといったことも話せないでいるのでしょう。そんな時に、妻の成功を見たり聞いたりすると、応援する気持ちよりも嫉妬の気持ちが勝ってしまうのです。怒りの感情の根底には、悲しみやさみしさが隠れています。夫がモヤモヤした怒りを感じているのは、妻に差をつけられて落ち込んでいる、自分の存在価値である仕事が否定されたように感じて悲しいといった感情からです。そういった複雑な気持ちが夫にあると認めたうえで、嫌みや傷つくような言葉を言われたら、「今、夫は仕事が大変で、私の成功を受け止める余裕がないんだわ」とあきらめて聞き流すのが一番です。また、なるべく摩擦が起きる原因を取り除くために、妻は仕事の話を家でしないようにするのがいいかもしれません。それが愚痴だとしても夫には自慢のように聞こえるかもしれないので、避けるのが懸命でしょう。仕事の話をしているわけでもないのに、夫が嫌な絡み方をしてきた時は「愚痴を聞いてほしい」サインかもしれません。そんな時は、「最近、どう? お仕事大変そうだね」と声をかけてみてはいかがでしょうか。私が相談を受けたケースでは、ずっとすねた態度をとり続ける夫に妻が「働いてみてあなたの大変さがわかったよ。本当にいつも頑張っているんだね」と声をかけたら、「大変なんだよ…」と夫が本音を見せたそうです。それから、夫はイライラしなくなり、関係が好転したというケースもあります。人間は、他の人から何を言われても、本人が自覚し納得しなければ変わることはありません。妻への嫉妬に無自覚なまま、怒ったり嫌みを言ったりする夫を変えることは難しいでしょう。それならば、妻が一番楽で快適に働くためにも、夫に「仕事って大変だよね。いつもありがとう」の気持ちを持って接してみてはいかがでしょうか。 エキサイトお悩み相談室で佐藤先生に相談する
2020年08月03日こんにちは、心理カウンセラーの佐藤栄子です。これまで、子育てや夫婦関係、ママ友トラブルや自分のココロの在り方についてなど、さまざまなテーマを心理カウンセラーの立場で取り上げてまいりました。そういった記事に寄せられた「もっと深掘りした内容が知りたい」「個々のケースで対応は変わるの?」といった皆様のお悩みにお答えする連載「ココロで読み解く『ママのお悩み相談室』」。今回は、 「『専業主婦はいいよな』夫の言葉にイライラ…プチモラハラ夫、どうすれば?」 という記事に寄せられたお悩みです。記事では、「専業主婦っていいよな」という不用意なプチモラハラ発言に対してどう対処すればいいかについてご紹介しました。しかし、記事のアドバイス通り夫に対して笑顔を切り返しているものの、毎日のこととなるとつらくモヤモヤする妻からお悩みのご相談が寄せられました。■質問:夫のプチモラハラに笑顔で切り返すのも限界に…病気を機に退職し、専業主婦になってから 「『専業主婦はいいよな』夫の言葉にイライラ…プチモラハラ夫、どうすれば?」 記事と全く同じ状況になり、ストレスで胃がおかしくなりました。記事での先生からのアドバイスで少し気が楽になりましたが、笑顔で切り返してはいるものの、やはり毎日のように「ずっと子どもと一緒に家にいられていいよなー」と言われるとモヤモヤします…。■回答:夫の嫌味の裏にある感情は「妻への甘え」「ずっと子どもと一緒に家にいられていいよなー」と毎日のように言う夫。そう言われても、妻はどうリアクションすればいいのか困りますよね。病気をきっかけに退職なさったということですから、体調を整えるために専業主婦の道を選ばれたのだと思います。しかし、それでストレスがたまってしまうのでは元も子もありません。アメリカの心理学者 アブラハム・マズローが提唱した「人間の欲求階層説」というものがあります。人間の欲求には以下のように5段階あり、1の低い階層の欲求が満たされると、2、3…と、高次の欲求に向かっていきます。1.生理的欲求(生きたい)2.安全の欲求(生命を安定維持したい3.所属と愛の欲求(社会や仲間に受け入れられたい4.承認の欲求(価値がある存在と認められたい)5.自己実現の欲求(自分らしく生きたい)出典:産業能率大学出版部 A.H.マズロー著 人間性の心理学 改訂新版)日本のような社会が成熟している環境であれば、1と2は満たされていて当たり前なので、人々は3以上の欲求に目が向いているのが日常でした。しかし、今回の新型コロナウイルス流行は「2.安全の欲求」を脅かすものであり、多くの人が今まで経験したことのない精神的な不安を抱えているのではないかと思います。もしかするとあなたの夫は、「仕事のため外出する=感染(生命)の危機にさらされる」という恐怖、心配を強く持ってしまったのかもしれません。または、夫はもともと仕事や人間関係など外の世界に不安や不満を抱えていて、それが新型コロナウイルス流行への不安から顕在化してしまい、あなたへの嫌味という形に変えてはき出されている可能性もあります。もし夫が、これまでは日常的にあなたに対して不満や攻撃的な感情を持っていなかったのであれば、この嫌味は「妻なら聞いてくれるはず」という甘えから生まれた、不安解消の八つ当たりかもしれません。■「仕事をしていない自分には価値がない」という思い込みが潜んでいる?さらに、あなた自身の心の声にも耳を傾けてみましょう。病気を機に退職なさったとのことですが、もしかすると「仕事を辞めた専業主婦の自分、お金を稼いでいない自分は、社会的に価値がない」と心のどこかで感じていませんか?そのため、夫からの「ずっと子どもと一緒に家にいられていいよなー」の言葉に傷ついているにもかかわらず、我慢して何も言い返せずにいるのではないでしょうか。オックスフォード大学の研究者が発表した論文「10年後になくなる職業」(原文:Carl Benedikt Frey and Michael A. Osborne 「THE FUTURE OF EMPLOYMENT: HOW SUSCEPTIBLE ARE JOBS TO COMPUTERISATION?」 )は日本でも大きな話題を呼びました。それに付随して、いろいろな立場から述べられた記事が多くありますので、一度は目にしたことがあるのではないかと思います。その中で「将来も残る仕事」の一つとしてよく挙げられているのが「人の命や感情に働きかける仕事、人と情感を交流させる仕事」です。育児はそのスキルを磨くのに最適な仕事といえます。人間の著しい成長を見守ることができるのは貴重な体験です。自分の今後の仕事にも何らかの形でつながるかもしれない良い機会ととらえ、この時間には価値があり、子育てをしている自分自身の価値も認めてあげましょう。子育ては大変なことも多いですが、そうやってどっぷりと子どもと過ごす時間を楽しんでいただきたいと思います。■夫の嫌味から逃げず、真っ向から向き合う夫の嫌味が甘えや八つ当たりであると理解しても、あなたがじっと我慢する必要はありません。それこそ、精神衛生上良くないことでしょう。「ずっと子どもと一緒に家にいられていいよなー」と言われたら真顔で「それ本気で言っている?」と聞き返してみましょう。そして、「仕事を辞めてでも本当に毎日子どもと一緒に家にいたい?」と夫に確認します。夫がしどろもどろになったり、「そんなことをしたら生活できないだろう」などとはぐらかすようなら、「冗談でもそのような言い方をされると傷つく」ときちんと伝えてもいいと思います。または「子どもと一緒に家にいるのが楽だと思っているのなら、あなたもそうしたいよね。それなら私も何か社会の役に立てそうなことがないか探してくるから、その間子どもと家にいてね」と伝えて、休日に子どもをお任せして出かけましょう。ハローワークで仕事を検索してみたり、興味が持てそうな資格はないか図書館で調べてみたり、ボランティアの登録をしたり、今できることを探してみてはいかがでしょうか。また、仕事や学習、ボランティア活動ではなくても、子どもの園・学校の役員や町内会の地域活動を夫のかわりに引き受けて、無理のない範囲で外に出かけていき、夫に子どもと過ごす時間を持ってもらうのもいいと思います。どんな形であってもいいので、今自分にできることを精一杯やりつつ、夫の不安な気持ちも理解して「一緒に頑張ろうね」という思いを伝えていけば、嫌味も少なくなってくるのではないでしょうか。夫の言葉をそのまま受け止めて自分を追い込まず、リラックスできるように少しずつ行動してみましょう。これからも皆さんのお悩みに答えていきたいと思います。お気軽に、下の読者アンケートにお寄せください。お待ちしております。
2020年07月31日孫フィーバーという言葉が生まれるほど、孫の誕生はうれしいもの。今回は、そんな嬉しさがゆえに周りが見えなくなり、暴走ぎみな義母が起こした事件をご紹介します!文・オリ子恐怖、孫フィーバー事件!抱っこ取り合い冷戦!? 赤ちゃんと二人きりになりたがる「初孫を見せに行った時。義母は初孫が本当にかわいくて仕方なく抱っこしたくてそわそわした様子。私が少しゴロンさせた隙に無言でぱっと取り上げ、泣いてるのに別の部屋に連れて行き、初孫との二人時間を勝手に満喫。私は、見えない部屋に連れて行かれるのが不安なので、隙を見計らって『おむつかな?』『おっぱいかな?』と言いながらわが子を取り戻しました。こんな感じの冷戦が3、4回続きました…。いったい二人っきりで何してたんだろう。キスとかされていたら嫌! 疲れるし、夫の実家にはもう行きたくないと、帰りの電車で心底思いました」(34歳・会社員)夢にまで見た初孫とのご対面ということで、お嫁さんがいると好きなことができないと思うのか、二人っきりの時間を作ろうとする義母。産後は、ママもホルモンなどの関係で「子どもを守らないと!」という思いが強いため、勝手に見えないところに連れて行かれたらイライラするのは当たり前。もう少し気を遣ってほしいですよね。やめて〜! 勝手に食事を与える「義実家に6か月の娘を連れて帰った時。義父と話していると、隣で遊んでいた娘がいない! あれ、と思ったらキッチンから義母の声が。「ご飯食べようね〜」と私の断りもなくご飯をあげようとしていてびっくり。家では徹底してスプーンもお皿もベビー専用にしているのに、義実家で使い古された食器で食べさせられると思ったら、ゾゾゾ! なにより離乳食を始めたばかりでアレルギーもあるし、もう少し気を遣ってほしい。そのうち勝手にお菓子もいろいろあげそうで不安」(35歳・その他)義母が勝手に好きなものを孫に食べさせてしまう事件、けっこうあるあるかもしれませんね。でも、アレルギーや虫歯対策に気を遣うママにとっては、子どもの命にも関わる大事な食事を勝手に食べさせられるなんてありえません! 夫から、事前に食事に気を遣っていることなどをうまく伝えてもらうと、もう少し違うのかも!?イラッ!「子育ては私のほうが詳しいの」上から目線発言「義母は保育士で、生まれたばかりの我が子を義実家に連れて行くとすぐ取り上げるように抱っこ。まるで自分の子のように義理の妹のA子に、『抱っこしてごら〜ん』と渡すと赤ちゃんが泣きだしたので、私とA子で『眠いのかな?』と話していたら、義母が『A子、なんで泣いてるでしょう!? うふふ』とまたもや私ではなくA子にクイズ出題。A子が『眠いから?』と答えると『A子にはまだわからないわね〜。答えは、あなたの抱っこに飽きたからよ〜。うふふ』と自慢げに義母。私の子育て新米ぶりを遠まわしにバカにするような言い方でした。そういうことをするから、私はあまりあなたのいる家に帰らないんです! と心の中で叫びました!」(30歳・その他)昔の子育ての価値観や認識を親世代から押し付けられることは、義母に関わらず実母との間にも起こり得ることですが、さらに親が保育士だと、悪気がなくても「あなた、まだ知らないと思うけど」なんて、上から目線の発言も増えてしまうのかも。子どもに何かあった時に心強い反面、ストレスを増加させる原因になってしまうケースもあるようです。事前の心構えで、孫フィーバー義母からのストレスを減らそう!好きで結婚した夫ですら価値観が違うのに、その親とわかり合うなんて至難の技。ましてや、大事な息子の子どもである孫となると、どうしてもかわいさのあまり周りが見えず、ママをイライラさせる行動をとってしまう義母も少なからずいるのではないでしょうか。どうしてもされたくないことは、事前にうまく伝える、また育児の先輩としての発言は、半分くらい聞いてあとは聞き流す、くらいの意識でいると、もう少しストレスを減らすことができるのかもしれません。ママは、ただでさえ子育てでストレスがたまりやすいので、できるだけ義母が原因でのストレスは最小限に抑えたいですね…。©Milan_Jovic/Gettyimages©romrodinka/Gettyimages
2020年07月07日子どもが言うことを聞かずにイライラ、夫の言動にイライラ。毎日イライラしている自分にイライラ……。多くのママが経験していることだと思います。イライラしたくない、心に余裕を持ちたいと思っていても、そう簡単にはできないものです。どうしたらできるだけイライラしない状態をつくれるのでしょうか。 そもそもイライラはなぜ起こる?イライラしているときとは、相手の行動に対して怒りを覚えているときだと思います。その怒りについて少し紐解いてみると、「相手が自分の思う通りに行動してくれていない」ことにイライラしていることがわかります。 さらになぜ「相手が自分の思う通りに行動してくれていない」ことにイライラしてしまうのか考えてみましょう。 それが悪いことだから?それが気に食わないことだから? いろいろと理由はあるかと思いますが、突き詰めると、「その状況において自分が自分の理想通りに行動できない」ことに苛立っていることがわかります。 たとえば、家事が非常に忙しいのに夫がスマホばかり見て手伝ってくれないことに腹が立ったとします。もし、家事がスムーズに自分のペースでおこなえていたら、夫がスマホばかり見ていてもそれほど気にならないはずです。一方で、夫が手伝ってくれたとしても、やり方が雑だったりすると、それはそれで腹が立ってしまうこともあります。いずれにしても自分が理想としている状態が叶えられていないことによってイライラ度は高まってしまうのです。 イライラの原因はまさかのアレ!?きっかけは夫や子どもだったとしても、イライラの原因は実は「自分」なのです。同じことを夫や子どもがやってもイライラしないことがあるのは、自分の心の余裕に関係しています。心に余裕があれば、マイナス面も想定した上で考えていた通りに行動できるので、イライラも少なくできるというわけです。 イライラしたときにやってはいけないことイライラしたときに、苛立ちのきっかけとなった夫や子どもに焦点を当てたままにしてしまうと、さらに苛立ってしまいます。相手はママが何にイライラしているのかを正確にはわかりませんし、わかったからといって瞬時に理想通りに振る舞ってくれることはほぼありません。 イライラしたら「自分が今一番叶えたい状態はなに?」と自分に問いかけてみましょう。夫や子どもにイライラしている状態をぶつけたいのか、とりあえず今の家事を片付けたいのか。いったん立ち止まることで、イライラして後悔することは少なくなるはずです。 人はイライラするものです。イライラすることが悪いのではありません。イライラして、無駄に相手を攻撃したり傷つけたり、さらには自分がそれによって疲弊してしまうことが避けるべきことです。そのためにも、イライラしたら、深呼吸して立ち止まってみてください。 著者:ライター メンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー カトウ ヒロコメンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー。また、フリーのWEBプロデューサー&ライターとして活動中。
2020年07月05日子どもとの良い関係性を保つためのヒントを日本女子大学 人間社会学部 心理学科 教授の塩崎尚美先生にお話しいただきました! 育児に関するプチイライラ解消法など、手軽に実践できる方法なども紹介しています。 子どもをしっかり観察!臨機応変な対応が肝 子育てをするにあたり、子どもの状態を観察しながら、その場その場で対応を変えていくことはとても重要なポイントになってきます。 例えば、子ども自身がママやパパに近くにいて欲しいときと、自分が好きなことをしたいので見守っていて欲しいというときがあります。そのため、ママやパパが子どもの状態を見極め、「今は関わってほしいと思っているのか、ほうっておいてほしいと思っているのか」ということを察知して、関わるということが一番重要になってきます。甘えたいときや不安になったときには子どもから近づいてきたり、求めてきたりするので、そういう場合は子どもの気持ちをしっかりと受け止めることが大切になります。 ただ、好きなことをしていたり、自分でしたいことを見つけてそれに取り組んでいたりするなど、ママやパパから離れていくときは手や口を出さずに少し離れたところから見守ることが重要になってきます。また、ここで注意してほしいのが、見守る=何もしなくてもいいわけではないということです。子どもは離れながらもママやパパの存在を気にかけ、笑顔を返してほしいというようなアイコンタクトを取ることがあります。そのため、そのときはママやパパ自身が笑顔を返す、声掛けをおこなうなど、子どもに「ちゃんと見ているよ」というのが伝わると、距離は離れていても子ども自身の安心感にもつながり、のびのびと取り組めるようになります。 イライラしたら実践したいプチストレス解消法子どもの状態を把握し、関わり方を臨機応変に変えていくことで、子育てに対するイライラの軽減につながりやすくなります。ただ、それでもイライラしてしまったら、そういうときは深呼吸をし、リラックスして気持ちを落ち着かせることが重要になります。 判断力が鈍ってしまうので、イライラしているときに子どもに関わろうと思っても、あまり良い結果につながりません。そのため、窓から空を見るなどでもいいのですが、その場で自分の気持ちを落ち着かせ、そこから何をすればいいかを考えてみてください。ママの心が落ち着けば、「子どもが何を求めているのか」が見えてきます。感情が高ぶっていると、子どもが何を求めているか見えてこないと思うので、瞬間的に気持ちを切り替えるという意味で、子育て中に「今イライラしているな」と思ったら、深呼吸や水分補給をして一呼吸置くことが大切です。また、糖分を摂るとイライラが収まるので、一口くらいのチョコレートを食べるというのもおすすめです。 子育ては毎日のことになるので、特にママさんは頑張りすぎないことが大切です。「イライラがちょっと溜まってきたな」と思ったらこのようなことを実践し、気持ちを少しでも切り替えられると子どもとの関わり方も良い方向に向きますよ。 「子どもと距離を置きたい」と思ったときは…イライラの解消法をしてもうまく気持ちを切り替えられないとき、1日中子どもと一緒にいるときなどは、子どもと距離を置きたいという思うこともあるかもしれません。「子どもと距離を置く」というと、少し罪悪感を持ってしまうかもしれませんが、自分の時間を作ることで気持ちをリフレッシュすることができ、「また頑張ろう! 」と新たな気持ちで子どもと向き合うことができます。そのため、月に1回や2回くらいは、旦那さんや両親など誰かに相談して子どもを見てもらう日を作るということもいいでしょう。 ご自分だけで頑張ろうとするのではなく、ほかの人の手もうまく借りて気持ちを切り替えながら、楽しく子育てに向き合っていただければと思います。 毎日の子育てはとても大変なことだと思います。家族のためにいつも笑顔でいたいけど、気分が落ち込んでしまう日やイライラしてしまう日もありますよね。ママがイライラしているときは、子どももそれを感じ取ります。上手に気持ちを切り替えながら、日々の子育てを頑張ってください。
2020年06月27日こんにちは。渋谷です。ようやく感染症の緊急事態宣言が解除となりましたね。まずは、よかったー!無事、子どもの幼稚園も再開となりました。※本記事は5月末時点の体験をもとに書かれたものですでも今回の感染症は、まだいろいろと侮れません! 引き続き緊張感を持って生活していきたいものです。■登園自粛で仕事がはかどらない!さて、なぜこんなにも私が喜んでいるのか。それはやはり自分の仕事がなかなかはかどらないところにありました。子どもは子どもで大変な時期。本当はお友だちと会いたいし外で遊びたい。だけど仕事はあるし構ってあげられない…進まない仕事。じゃれてくる子ども。イライラがたまって余裕がない毎日が本当にしんどかったんです。その結果、ついつい塩対応になりがち。本当はもっと優しいママでいたいのに…こんなママでごめんな…。仕事と罪悪感にさいなまれていたそんな時です…。■仕事でイライラするママに気遣いできる娘…そこにはおっとぅんの仕事着を着たみったん。私のお気に入りのぬいぐるみと自分のぬいぐるみをダンボールに入れて持ってきた、めちゃくちゃかわいい配達屋さんがやってきたのです。「はい! ママのだいすきなクマちゃんだよ! みーみのマミー(娘の大事なイルカのぬいぐるみ)もかしてあげるからおしごとがんばるんだよ!」気遣い最高かよ…と嬉しく思った反面、子どもでさえこんな風に周りを気遣いできるのに私ときたらイライラして…と自分のふがいなさに情けなくなったのでした。ママもみったんを見習ってもう少し大人になるね…自分の機嫌は自分で取りましょう。\渋谷さえらさんが作画!/「【実話】母に殴られる日々」が動画に! 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪
2020年06月23日出産した途端、授乳、抱っこ、オムツ替えの無限ループで、なかなか夜もゆっくり寝られないですよね。さらに、しばらくはガルガル期ということもあり、イライラモヤモヤすることが多いと思います。突然涙が止まらなくなったり、落ち込んだりすることもあるでしょう。そんな時、決まってかけられるのが「赤ちゃんが小さいからしょうがないよ」「子育てって大変だから」という言葉です。そう言われると「そうか、このイライラモヤモヤは育児のせいなんだ。もしかして、自分は育児ノイローゼなのかも…」と思うかもしれません。でも、それは本当に育児の大変さに対するイライラモヤモヤなのでしょうか? もしかしたら、原因は別にあるかもしれません。今回は、子育てママが勘違いしてしまう、育児が原因ではないイライラモヤモヤについてお話ししましょう。■そのイライラモヤモヤ、育児が原因ではないかも?育児は一生のうち何回も経験することではないし、少子化のため身近に相談できる人も少ないため、ひとりで悩むママは多いでしょう。育児は完璧にやらないといけない、良妻賢母でなければいけないと自分自身を追い込んでしまい、育児がつらい、苦しいと感じてしまうことも。確かに、出産によってママの生活は一変します。夜は授乳のために頻繁に起きなくてはいけませんし、ひとりの時間もなくなり食事もおでかけもままなりません。そもそも命を預かること自体の責任が重すぎて相当ストレスを感じますよね。それに加え、産後のホルモンバランスの変化から、自分以外の人やものに対して攻撃的になる、いわゆる「ガルガル期」もしばらく続きます。出産後のママからの「突然涙が止まらなくなった」「うまくできない自分を責めて落ち込んだ」「夫に当たり散らしてしまった」といった声は少なくありません。「もしかして私、育児ノイローゼなのかもしれない」と追い込まれている方もいるでしょう。そういった時、周囲はたいてい「仕方ないよ、育児が大変なんだから」となぐさめの言葉をかけてくれます。「そうか、育児が大変だから、私はこんなにイライラモヤモヤしているんだ」とママも納得するかもしれません。しかし、そのイライラモヤモヤは本当に育児だけが原因でしょうか? 子どもを育てる大変さだけが、ママを追い詰めているのでしょうか? 例えば1日、夫や親に子どもを任せてひとりで出かけても気が晴れない。夫がどんなに家事育児を分担してくれても、イライラが止まらない。そんな時は、育児が原因ではないかもしれません。■あなたのイライラモヤモヤは何が原因?直面しているつらい気持ちの原因が、育児かどうかをチェックする方法が一つあります。それは「誰(何)に責められていると感じるか?」を自分自身に問いかけてみるのです。もし、育児が原因なら、あなたを責めているのは「あなた自身」。「どうしてちゃんとできないんだろう」「子どもが泣いている理由がわからない」など、自分が思い描く理想の子育てができていないと感じ、自分を責めてしまうのです。日本には昔から、3歳までは家で親が子育てするのが望ましい、ミルクより母乳の方が丈夫な子どもが育つ、夜中の授乳や添い寝は必須といった「育児神話」が存在します。実際は、その全部もしくは一部はすでに科学的に間違いであると証明されていますが、もしかしたら、そういった育児神話にとらわれて、自分で自分を責めてしまっているのかもしれません。そんな時は、夫に「もう限界なので今日は家事をやめます」と放棄宣言をして、まずはぐっすり眠ること。また、短時間でもひとりの時間を作るなど工夫してみましょう。一方で、あなたを責めていると感じるのが自分以外の場合は、イライラモヤモヤの原因は育児ではなく、その人やものかもしれません。例えば、義母から「母乳で育てていないの?」と言われた、夜に子どもが泣いているのに夫は全く起きる気配がない、早く復職したいけれど保育園に入れなかったなどは、どれも育児に関係するイライラモヤモヤです。しかし、あなたが責められていると感じているのは、それを発した人や環境に対してではないでしょうか。自分で自分を責めているのか、他人から責められていると感じているのかをチェックすることで、あなたのつらいと感じている原因がはっきりしてきます。■イライラの原因が実母・義母にある場合の対処法育児を媒介として、他人に責められていると感じつらいのだとしたら、どうしてそう感じるのかをさらに深く自分自身に問いかけてみましょう。例えば、親が育児に口を出してきた時にカチンとしたのだとしたら、どうして素直にそのアドバイスを聞けないのかを自分に問いかけてみるのです。もしかしたら、親のアドバイスは古い常識で、今の育児とはもうかけ離れているのに、押し付けられていると感じているのかもしれません。もしくは、親がいつまでも自分を子ども扱いして、育児にまで指図しようとしてきているのを嫌だと思うこともあるでしょう。それまではつかず離れずの距離で実母や義母といい関係を築いていたのに、子どもが生まれた途端、いろいろ育児に口出しをされて仲がこじれたという話をよく耳にします。おそらくこれは、実母・義母に「育児の先輩」意識があるからでしょう。娘(嫁)の仕事や趣味、人間関係などはよくわからないけれど、育児は自分もかつてやったことがあるから、「余計な一言」を言ってしまうのです。裏を返せば、実母や義母は育児が唯一、遠慮なく口を出せる分野と思っているのでしょう。そういった時は、アドバイスされたことや行動が本当に正しいことなのかどうかを冷静に見極めることが大事です。それが、育児の古い常識であったり、ただの思い込みであったり、単なる習慣の違いだとわかったら、それに対して自分はどう振るまえばいいかを考えてみます。実母・義母には「今はもうそれは違うそうなので、保健師さんの指導に沿ってやってます。見守っていてくださいね」と直接もしくは夫を通して、きっぱりと伝えるといいでしょう。■イライラモヤモヤの原因が夫や環境にある場合の対処法イライラモヤモヤの原因が夫の言動や行動にあるようなら、実力行使に出てみてはいかがでしょうか。例えば、家事がおろそかになっていることを夫に注意されたとしたら、先でも紹介したように、「今、育児が大変で、体力も落ちています。倒れそうなので睡眠時間確保のために今は寝ます」と宣言するのもいいでしょう。育児は母親の担当という風潮が未だに残っていますが、夫もわが子の親です。どんどん弱音をはいて、どんどん頼って、育児や家事に巻き込んでいくようにすれば「家事をちゃんとしたら?」といった心ない言葉は出てこなくなるでしょう。また、育児に不親切な環境へのイライラもありますよね。気軽に預けられる先がない、保育園に入れられなかったなどが挙げられるでしょう。特に用事がなくても、地元の保育園の一時保育や保育ママなど、行政サービスを調べて利用してみるのがおすすめです。家族以外にも預け先を確保しておくことは、ママの気持ちの安定にもつながりますし、急遽お願いしなければいけないことが起こっても、預け慣れていればお願いしやすいですね。人に頼るのが苦手なタイプは「子どもが小さいのに他人へ預けるなんて…」と抵抗を感じる人もいるでしょう。しかし、夫婦共働きであれば、子どもを保育園などに預けたりと他人の手を借りるのは普通のこと。「長時間預けて、何かあったらどうするの?」といった言葉を口にする人もいますが、母親ひとりの育児の方が絶対に安全とは限りません。逆に、保育のプロに育児をお願いできて、自分はイライラモヤモヤから解放されるのですから一石二鳥ではないでしょうか。日本には「苦労してこそ子育て」といった風潮がありますが、育児の大変さと子どもへの愛情は、決して正比例ではありませんから、罪悪感を覚える必要はないのです。子育て中のイライラモヤモヤ、その原因が本当はどこにあるのか。ぜひ今一度、自分に問いかけてみてくださいね。 エキサイトお悩み相談室で佐藤先生に相談する
2020年06月12日「性格の治し方を教えてください(辛口求む)」と題する女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。自分の思い通りにならない事があるとすぐ腹を立てる性格が原因で、毎回恋愛が上手くいかず失敗し、そのたびに後悔している……というトピ主さん。「自分の性格が嫌いで治したい」ものの、「ただ我慢するだけでは長続きしないとも感じている」と語り、アドバイスを求めています。人に怒りをぶつける際には、なんらかの「目的」がある何度も反省を繰り返してきたにも関わらず、大切なパートナーにイライラや怒りの感情をぶつけてしまう行為がやめられない。まずは、その心理的理由を探っていきましょう。人が怒りの感情を発露する際には、以下に挙げられるような、色々な「目的」があると言われています。(1)自分の思いどおりにするため、相手に言うことを聞かせるため(2)言うことを聞かない相手を「罰する」ため、上下関係を思い知らせるため(3)自分の「メンツ」や「プライド」を保つため(4)相手の攻撃や傷つけられることを予知し、先んじて回避するため(5)別のところで溜まったストレスやフラストレーションを解消するため(1)のように自分の主張を通すために声を荒げたり、威嚇したりして怒るようなケースもあれば、(2)のように「次からは反抗するなよ」といった脅迫にも近い感情表現をする人もいる。あるいは、コンプレックスや気にしていることに触れられたときに、急にカッとなる(3)のようなケースや、(4)のように相手の攻撃を避けるために先に攻撃する、“逆ギレ”に近い怒り行動もあります。さらに、普段から満たされない感情や不満があり、正当に見える攻撃理由を見つけたときにそれを発散する(5)のような例も。八つ当たりに近く、相手側からすれば理不尽極まりないですが、こうした不満解消の目的で怒る人は意外に少なくありません。職場や学校などで承認欲求や自己実現欲求が満たされず、イライラして恋人や家族、年下の相手に当たり散らす……といったケースは大変よく見られます。「怒りをぶつける効果」を、育つ過程で学んできた可能性もトピ主さんが(1)〜(5)のどの傾向が強いのか、投稿内容だけでは判断できませんが、もしも仕事やキャリア、家庭環境など恋愛以外での悩みや不満があるならば、そちらの解決に努めることが性格面に変化をもたらす可能性もあるでしょう。また、「幼い頃から甘やかされて生きてきた」のが原因かも……という記述もありますが、確かにこれは大きな原因のひとつと考えられます。「怒ったりイライラしたりすれば、相手に言うことを聞いてもらえる」という経験を積み重ねてきたのかもしれません。のちの投稿では「喜怒哀楽すべての感情が激しいタイプ」という自己分析もされていますが、もしかしたら両親や祖父母、兄弟姉妹などにも、そのような性格の方がいたのではないでしょうか。ご自身を含め、怒ることで主張を通す家族の姿を見るなかで、そうした行動が有効であると無意識に学んできたのかもしれませんね。「視点を変えてみる」習慣を付け、「許す心」を磨いていこう行動の目的や性格形成要因を探ることも改善の一歩ですが、最後に、具体的な「怒りをぶつけないためのコツ」についても触れたいと思います。色々な方法がありますが、個人的には「相手の視点に立って、その出来事を捉え直すこと」+「必ずひと呼吸置いてから、対応する癖をつけること」が最も有効と考えます。怒りを感じたら、一旦、目線を相手側に移して「彼は今こういう状況だから、ああ言ったのかもしれない」等々と、想像を巡らしてみる。その上で「どう対処するのが最善か」を決め、それから落ち着いて行動に移す――。よければ、ぜひ試してみてください。また長期的には、「許す心を磨くこと」も肝要です。ここでは『内観法』と呼ばれる方法をご紹介しますね。定期的に「相手にしてもらっていること、してもらったこと」を振り返り、それに対して「自分は相手に何をしたか」「どんな迷惑を相手にかけたか」を考察します。その結果、「何事も“お互いさま”だな」という境地に至ることができれば、許しの心につながるはずです。我慢するくらいなら別れた方がマシだと思ってしまう……という記述もありますが、彼の側だって同じように、何か我慢していることがあるかもしれない。そのように視点を変えて考えてみる習慣を付けると、感謝の気持ちも生まれやすくなるでしょう。人と一緒に生きる上では意見が食い違うこともあるでしょうが、「怒りをぶつける」以外のコミュニケーション方法を少しずつ体得していけるといいですね。一番近くにいる相手と敵対するのではなく、“許しあえる関係”を築ければ、それはとてもかけがえのないものになると思います。応援しています。(外山ゆひら)
2020年05月25日前回 からのあらすじ(全3編)ある平凡な家族に忍び寄る感染症の影。休校で家にいるようになった小学生の娘はイライラと怒ってばかりで…不安な日々のなか、せめて娘とは笑って過ごしたい。以前のようにニコニコする娘を見て過ごしたい…そう思っていても、私の口から出てしまうのは「勉強した?」という言葉ばかり…。学校から出された宿題は1学年下のプリントだけで、私立の学校や塾に通う子どもたちのオンライン教育とほど遠い状況の我が家。どうすれば娘が勉強に関心を持ってくれるのか…私も焦っていました…。休校によってお友だちと遊ぶことができなくなり、大好きな習い事も中止に。私はテレワークながら会社の人とビデオ通話したり、LINEで友たちとつながっています。しかし子どもは誰ともつながっていない…このことにようやく私は気が付きます。私が心配していたのは娘ではなく、勉強が遅れること。そして「勉強しなさい」「早く寝て」「マンガばっかり読まないで」…私が日々口にしていたのは会話でも何でもなく、子どもに“ちゃんとした日”を送らせようとする命令としか娘には映らなかったのでしょう。勉強が遅れてしまうのはたしかに親として心配。でも目の前の子どもが何を感じていたのか、何にイライラしていたのか…私は気づけていなかったのです。→次回に続く 原案・ウーマンエキサイト編集部/イラスト・ とらん
2020年05月21日外出自粛の日々で、おうち時間が増えましたね。わが家の子どもたちも、小学校、保育園のお休みが続いています。子どもたちがそろって毎日家にいると、何かしら騒がしいです。旦那が土日仕事ということが多いわが家は、私が一人で子どもたちを見なければいけないことがほとんどです。そうなると、「ママ! きて!」「ママ! みて!」と二人から呼ばれ、なかなか自分の時間を持つこともできません。■子どもたちから頼られる日々を大切にしたいと思うものの…!?しかし、ママ! ママ! と来てくれるのもずっと続くわけではありません。9歳と3歳…あっという間に、寄ってきてくれなくなった…なんて日が来るかもしれません。そう思うと、呼ばれるのも愛おしく、この自粛の日々も、子どもたちと一緒にいられる時間として、大切にしたいなーと思い、なるべく子どもの声に耳を傾けたくなります。しかし、そんな考えもぶっ飛ぶぐらい、私がイライラしてしまう、子どもたちが言う、あるフレーズがあります。それは…「〇〇がなーい! 探して!」という言葉。娘は、ノートや定規などの文房具が見つからないと騒ぎ…息子は、おもちゃのパーツがなくなったと騒ぎます。 ■このやり取りが何度も続くと、イライラが爆発してしまうしかも、だいたい私が探すと、すぐ見つかることばかり。絶対あるはずとわかっているので、『自分で探して』と言うようにしているのですが、二人ともたいして探しもせず、すぐあきらめて私のところにやってきます。このやり取りが何度も続くので、ついイライラして怒鳴ってしまうこともあります。なんでもかんでもママが場所を知ってると思うなよ~!自分で何とかしなさーい!と放置してみるのですが、結局見つけきれず、悲しそうに私のところにやってくる子どもたち。その目にやられ、結局、「あぁ~もう!」と、また探す(笑)同じフレーズにイライラしているママさんが、他にもいると信じて、今日も私は、この要求に対応しています。
2020年05月21日買い物に出かけた帰りに、娘とよく訪れた公園の前を通りかかると、1人の女の子とママの姿が目に入りました。小さなお花をたくさん摘んでうれしそうな女の子。そんな女の子が、私の隣にいた時代もあったのですが…もう私の娘は小学生。そして今、娘の学校は休校になり、我が家の家庭にも少しずつ感染症の流行による影響が忍び寄ってくるように感じていました。TVは気持ちが暗くなりそうなニュースばかり。でも日々刻々と状況が変わるなか、少しでも情報を集めなければ…と私は今まで以上にTVやスマホから離れられなくなっていました。さらに、小学生になってから自己主張が強くなり始めた娘は、家にいる時間が増えたことで、これまで以上に些細なことで怒り、口ごたえも多くなり…。そしてニュースで目にする「教育格差」や「学習格差」の言葉。この機会をチャンスと捉えて勉強する子もいるでしょう。しかし我が家のように、まったく机に向かおうとしない子は、ここから大きく差が開く気がして、私はどうしたらいいのか先が見えない気分になり、私は娘と笑って話す機会すら失っていました。→次回(5/21)に続く 原案・ウーマンエキサイト編集部/イラスト・ とらん
2020年05月20日※本記事は外出自粛要請前の体験をもとに書かれたものですうちの夫は「待てない人」です。夫だけでなく、男性にはそういう方が多いのかも? しれませんが、お買い物、お出かけ、運転中、色んな場面で「待つのが苦痛なタイプ」なのです。例えば、ショッピングに行って買う服が決まらず、私たちが色々試着している時や、運転中、前の車がなかなか合流できずにいる時など、どんどんイライラしてくるのです。よく言えば「時間を大切にするタイプ」なのかもしれません。急いでいる時以外、基本的には待つことが苦痛でない私は「そんなにカリカリしないで。この人はなんでそんなに生き急いでいるんだろう…?」といつも疑問に思っていました。実際に夫にもきいてみたことがありますが、「自分は待てない人間だ」と自覚しているようでした。子どもが赤ちゃん時代には私だけが思っていたことでしたが、成長とともに子どもたちも不満を覚えるように。■「もっと見たい」私と子どもたち「待たされるのが辛い」という夫近場のショッピングモールならともかく、少し遠出しないといけないようなところには、家族みんなでいくものだと思っていたので、今までは週末に家族全員で行っていました。(まぁ、私が車の運転に自信がないのも理由のひとつではありましたが)でも、家族全員で行くと、何時間もかけて色んなお店をゆっくり見たい私たちと、用事が済んだらすぐ帰りたい夫の間で衝突が起こることが多々ありました。私たちは、「まだあのお店も見たかったのに…」と不完全燃焼になり、待たされる夫は「見るものもないのに、ずっと付き合うのが辛い…」と思い、お互いの不満が募っていきました。私だけの不満ならともかく、娘もそう感じているのなら、このままでいいわけがない。ただ、三人で行くにしても、夫はどう思うのか。なぜなら、夫は待たされるのが苦手なわりに、家族でのおでかけはとても好きなようだったから。■目的によっては「たまにはパパ抜き」も楽しいかも?!あらあら、案外すんなり事が運びそうです。夫の方も、この展開は願ったりかなったりだったりして?これまでは、家族全員のおでかけにこだわって、週末しか遠出できなかったのが、三人で行くとなると平日だって行けちゃう!今回はショッピングモールでしたが、そのうち小旅行だって行きたいな。これまで怖くてできなかった車の遠出もできるようになってきて、これからどんどん行動範囲を広げて、子どもたちと色んな思い出を作れたらなと思います。もちろん基本的には家族全員で行くのですが、目的によっては「たまにはパパ抜き」で、母子だけでおでかけするのも楽しいなと思います。
2020年05月19日感染症により、休園・休校の長期化、不要不急な外出の自粛要請で、子育て中のママやパパの負担やストレスは一層倍増しているでしょう。ちょっと気晴らしにお散歩やおでかけも難しい今、家の中でずっと子どもと相対していると、逃げ場がなくなって心が折れてしまいそうになることも。「子どもはかわいいし、きちんと育てたいと思っている。でも…」と悩む親は少なくありません。育児ノイローゼ、産後うつなどにならないためにはどうしたらいいのでしょうか?子育ての不安やイライラ、焦り、迷いを抱えるママやパパに向けて、内外出版社から新刊 『小児科医ママが今伝えたいこと! 子育てはだいたいで大丈夫』 が発売されました。著者は、小児科医で二人のママでもある、森戸やすみ先生。育児に悩むママやパパへ向けたこの本では、これまで信じられてきた育児神話の“本当のところ”や、とくにママがつらく感じる原因、自分らしくラクになれる子育てのヒントなどが、小児科医の視点でわかりやすく解説されています。●森戸やすみ(もりと・やすみ)先生小児科専門医。一般小児科、NICU(新生児特定集中治療室)などを経て、2020年6月1日、東京都台東区に『どうかん山こどもクリニック』を開業予定。『小児科医ママとパパのやさしい予防接種BOOK』(内外出版社)など著書多数。二子の母。Twitter: @jasminjoy Facebook: ■育児のトラブル・悩みはすべてママのせい?たとえば、おでかけ先や公共の乗り物の中で、子どもがなかなか泣きやまない。わが子がほかの子とうまく遊べなくて、つい手が出てしまう。せっかく離乳食を作っても、あまり食べてくれない。子育てではよくあることですが、そういう時になぜか決まって言われるのが「それって、愛情不足じゃない?」「もっと子どもには手をかけてあげないと」といった言葉です。とくに、子どもを保育園や学童に預けながら働いているママの多くは、家族だけではなくママ友や会社の同僚、よく知らない人にまで、同じようなことを言われた経験があるのではないでしょうか。実際、著者の森戸先生も、テーマパークで遊び疲れた娘さんが帰りの電車でグズったとき、たまたま乗り合わせた高齢のご婦人から「お母さん、もっと抱きしめてあげて」と諭された経験があるそうです。娘さんがグズったのは、森戸先生が抱きしめなかったからではなく、遊び疲れたからなのに。「それは本当に“親の愛情不足”が原因でしょうか?」と森戸先生は問いかけています。育児で何か問題や困ったことが起こったとき、人はどうしてなのかと原因を求めたくなるもの。しかし、子どもはそれぞれ個性がありますから、どの子にも当てはまる育児の定石はなく、大人の理屈では理解できないことも多いでしょう。一方、愛情というのも数値で測れるものではなく、親がどれほど子どもを愛しているかは目で確かめることはできません。そこで、「理解できない子どもの行動は、誰にも確かめられない親の愛情量に責任転嫁されているのではないか?」と、森戸先生は読み解きます。たしかに、親の愛情不足が原因としてしまえば、言った本人は間違いだと反論される心配もなく、自分に責任がないことも遠回しに主張できます。親に責任を押し付けることで、理屈の通らないことが解決できたと自己満足もできるわけです。しかし、子どもが泣いたりわめいたりすることと、親の愛情不足との因果関係は誰にもわかりません。子どもの数だけ個性もそれぞれで、グズってしまう原因もそれぞれ。それを、手っ取り早く原因を見つけたい大人が、こじつけているだけなのです。ところが、「小児科医をはじめ子どもに関わる専門家の中にも愛情の多寡(たか)の話をする人がいるのですから残念なことです」と森戸先生。たしかに、筆者もわが子を預けていた保育園の先生から同じようなことを言われたことがあったことを思い出しました。こういった周囲の「なんでもかんでも親の愛情不足が原因」というプレッシャーから、育児で何か困ったとき、「ほかの親ほど自分は愛情をかけてあげられていないのではないか」「もっと私がちゃんと子どもを見ていれば」と、無意識のうちに自分を責めてしまう方は少なくないでしょう。でも、それは周りからの勝手な押し付けであって、“親の愛情不足”と決めつけることは害でしかないと森戸先生は一刀両断。この言葉に、悪い夢からスッキリ目覚めたような清々しささえ感じます。■育児神話「根拠のないもの、気をつけたいもの」「子どもの問題は親の愛情不足が原因」と同じように、根拠なく信じられ続けている“育児神話”はたくさんあります。本書で紹介されているだけでも、以下のものが挙げられます。●3歳児神話「3歳までは家で母親の手で育てることが子どもの精神的な発育に一番良い」というイギリスの精神医学者ジョン・ボウルビィによる戦争孤児を対象とした調査報告(1951年)が元となっている考え●スマホ育児批判かつてはテレビやビデオ、パソコン、今はスマホといったメディアを使って子守りをしたり、親自身が夢中になることで、親子関係や子どもの心身の発育が阻害されるという日本小児科医会の提言(『スマホに子守りをさせないで!』(※1)●子どもの夜ふかし子どもは夜9時までに寝ないと、成長ホルモンが分泌されないために発達が遅れ、しかもキレやすくなるというもの●母乳信仰ミルク(粉・液体)よりも母乳の方が優れていて、どんな状況においても絶対に母乳のみで育てる方が赤ちゃんのためには良いという考え●離乳食を遅らせてアレルギー予防離乳食の開始を遅らせ、なるべく母乳だけで長く育てた方が、食物アレルギーの発症を予防できるというものいずれも、日本で一般的に信仰されている“育児神話”です。おそらく多くのママやパパが、これらのほとんど、もしくは全部を正しいと信じ、厳守しながら育児をしているのではないでしょうか。しかし、森戸先生はこれらに「すべてが根拠のあることなのでしょうか?」と疑問を投げかけています。たとえば、「3歳児神話」。精神医学者ジョン・ボウルビィが提唱していたのは、「子どもが育つ過程で、信頼できる大人との愛着関係を築くことが大事だ」ということ。それが、なぜか日本では「3歳まで母親の手によって育てられることが大事だ」にすり替わって信じられてきました。この3歳児神話はすでに国内外では否定されている考え方で、1998年の「厚生白書(平成10年版)」(※2)では「少なくとも合理的な根拠は認められない」とされ、さらに「母親と子どもの過度の密着はむしろ弊害を生んでいる、との指摘も強い」とされています。しかし、いまだにこの古い神話を信じている年配者は多く、「こんなに小さいのに保育園に行かせるなんて」「3歳までは家でお母さんが見た方がいい」といったことを言い、ママは根拠のない罪悪感を背負わされながら働くという事態がいまだに起こっているのです。それは、ほかの育児神話にも当てはまることだと本書は伝えています。たとえば、今のママはスマホから育児情報を得る機会が多く、小児科の予約をスマホでしたりお薬手帳のアプリを使ったりもします。スマホを使っているからといって育児をおろそかにしているわけではないし、息抜きにゲームをしたとしても一日中ではないのだから何も悪くないということ。子どもの夜ふかしがよくないのはたしかだけれど、その理由の一つとされてきた「成長ホルモンは夜10時〜翌2時に分泌される」というのは、今では間違いだとわかっていること。夜9時に寝るべき、早く寝ないとキレやすくなるという説に根拠はないということ。同様に、どんな状況でも母乳育児がいい、離乳食を遅らせたらアレルギーを予防できるという説も、間違っていることがいまでは明らかになっています。むしろ、離乳食に関しては、開始を遅らせることでかえってアレルギーのリスクが高くなることがわかっています。しかし、前述の「“親の愛情不足”ですべて片付ける問題」と同じように、小児科医や産婦人科医、看護師、保健師、保育園や幼稚園の先生といった普段から子どもと接している方でも、いまだにこれらの育児神話を唱える人は少なくありません。そういった専門家でさえ信じているのですから、夫や両親、兄弟、ママ友、会社の同僚が不用意に育児神話を持ち出してくるのも納得です。では、そんな古くさい育児神話とママはどう立ち向かえば良いのでしょうか?■今だから夫婦・家族と子育てについて考えようママが育児に不安を感じたり悩んだりするきっかけの一つに、ほかの人からの言葉かけがあります。たとえば「母乳なんでしょ?」「2人目は?」「こんな小さいのに連れ歩いて」「保育園に通わせるなんてかわいそう」など、挙げていけばきりがありません。子どもを生んでまず最初にびっくりするのは、こういった「余計なお世話」とも取れる不用意な言葉をかけてくる人が本当に多いことです。家族や友人ならまだしも、通りすがりの知らない年配者からも「今日は良いお天気ね」のノリで「私たちの頃はね…」と育児アドバイスが始まったりします。また、そういった言葉はほとんどの場合、お父さんではなくお母さんにだけ向けられるのも不思議です。それは、暗に「子育てのメインは当然、母親」という育児神話の押し付けが見え隠れしているようです。このようなママを悩ませる言葉や態度は、元をただせば前述した根拠のない育児神話がベースになっていることが多い印象です。森戸先生は、「そういった言葉はスルーしていい」と本書の「祖父母世代と親世代のギャップの埋め方とは」の章で解説しています。スルーしていい理由として、次の2つが挙げられています。 祖父母世代が育児をしていた頃の常識が、いまでは非常識となっていることが多い 育児はとてもナイーブで個人的な体験のため、各家庭で事情が違う大抵の場合、言葉をかけた側の問題ですが、相手が義両親や実両親の場合は、育児を手伝ってもらったり一生お付き合いを続けていく関係だからこそ、ことを荒立てられずにイライラ・モヤモヤしながら多くのお母さん、お父さんは我慢しているでしょう。そういった相手の言葉は聞き流す、適度に反論して距離をとるなどして、それでも改善が見られないなら、「育児で大変な時に、無理して会わなくてもいい」と森戸先生はバッサリ。育児の協力者は何も家族でなければいけないことはなく、幼稚園や保育園、保育ママ、ファミリーサポートなどの行政サービスを活用するなどで頼れる先をいくつも持っていた方が、子育てのストレスは軽減されることに気づかせてくれます。そういったことを夫婦で話すことも大切だと本書では伝えています。「育児は母親のもの」といった育児神話によって、これまでずっと子育てにおいて部外者扱い、戦力外通告をされてきたパパ。でも、いまはもうそんな考え方は古く、夫婦2人で子育てに関わっていく時代。パパも育児の当事者であり、同じ視点から、同じゴールに向かってどう子どもと関わっていくかを夫婦で話し合うことが、育児をもっとラクで楽しいものにしていくのでしょう。そのためにも「父親も育児参加できるよう排除しないで後押しを」と社会全体の意識改革も必要だと訴えています。■子育てでつらい、不安になったときは「子どもはかわいいし、初めてのことばかりで大変だけど、育児も毎日発見の連続で楽しい。でも、なぜかイライラ・モヤモヤしてしまうのはどうして…」そんな風にママやパパが悩み、「自分がおかしいと感じているのに『それは、おかしい!』と声を上げられない周囲からの育児プレッシャーが原因」と本書で読み解いてくれた森戸先生。そのほか、子どもの発達に関する疑問やお悩み、子育てメディアとの付き合い方、小児医療の正しい知識などを、小児科医として、また2人のお子さんのママとしての視点から、わかりやすく解説しています。読後は、心の中のモヤモヤがすっきりと晴れわたり、「子育てはだいたいで大丈夫よね!」と育児にたずさわるすべての人に安心と勇気を与えてくれる一冊となっています。■参考書籍 『小児科医ママが今伝えたいこと! 子育てはだいたいで大丈夫』 (内外出版社 森戸やすみ著 1540円(税込))朝日新聞の医療サイト『アピタル』の連載「小児科医ママの大丈夫!子育て」をまとめ、大幅に加筆したた1冊。●森戸やすみ先生1971年東京生まれ、埼玉育ち。1996年私立大学医学部を卒業し、医師国家試験に合格。専門的な学術書と手に取りやすい気軽な本の中間に位置するようなものを作りたいと考えている。<参考サイト>※1 公益社団法人 日本小児科医会: 日本小児科医会の提言(『スマホに子守りをさせないで!』) ※2 厚生労働省: 「厚生白書(平成10年版)」
2020年05月17日子どもが生まれると、お母さんは否応なく生活が一変しますよね。そんな妻を横目に、仕事も遊びも以前と全く変わらないペースで生活する夫。「どうして私ばっかり…」と、イライラ・モヤモヤすることはありませんか?そんな「子どもが生まれても生活ペースを崩さない夫」への対処法についてご紹介します。■夫が生活ペースを変えない理由は3つ子どもが生まれても、相変わらず仕事人間で飲みにも行き、毎日午前様。たまに早く帰ってきても、育児や家事を自分から進んで手伝うわけでもなく、テレビやゲーム。休日はゴルフや映画、ライブといった趣味のおでかけで、妻と子どもは置いてけぼり。そんな自分の居心地の良い生活ペースを夫が続ける理由には、以下の3つが考えられます。1つ目は、子ども中心の家庭内で「自分の居場所」を作ろうとしているのでしょう。家に帰っても、ゲームをして全く動かない、寝室にこもって出てこないなどはその表れです。子どもに侵食されない居場所を作っておきたいのでしょう。2つ目は、子どもができたからといって、仕事を早々に切り上げて家へ直行するとか、休日は子どもの遊び相手をするとか、「イクメンを気取る自分が恥ずかしい、格好悪い」と考えている場合。これは、バリバリ働いてこそ格好良いといった風潮が未だに根強い職場に勤務している男性に多いかもしれません。ですから、会社の雰囲気に流されて、家事や育児を手伝い始めるタイミングを逸し、そのままなんとなく以前と同じペースで生活して現在にいたっているケース。3つ目は、育児に漠然とした不安があって、手伝うことすら怖くて嫌、面倒くさいと考えている場合です。そのため、自分のルーティンを崩さないことで「自分はできないよ」アピールをしているのでしょう。子どもが生まれても夫が生活ペースを崩さないのは、主にこれらの理由が考えられます。■ワンオペ育児に罪悪感を持たない夫たち妻が子育てで四苦八苦しているのを見ていながら、生活ペースを変えない夫は罪悪感を覚えないのでしょうか?そこには、「共感力の欠如」があるからでしょう。女性に比べて男性は、共感する力が弱いと言われていますが、子どもが生まれても生活ペースを変えない夫というのは、妻の気持ちに寄り添う共感の気持ちが足りないのかもしれません。では、どうして夫は妻のつらい気持ちに共感できないのでしょうか? それは、妻に共感しなくても、生活ペースを崩さなくても、夫にとって問題なく毎日が送れているからです。妻が家事に育児に頑張っているからこそ成り立っている生活ですが、このようなタイプの夫は自分の都合の良いところしか見えていませんので、「俺が変わらなくてもできているから大丈夫だろう」と思っているのでしょう。できれば産後の生活について、生まれる前に夫婦で話し合っておきたいものです。「生活がこう変わるから、私一人では大変だと思う。生まれたらこういう風にしてほしい」とあらかじめ“巻き込む宣言”をしていれば、夫もある程度心づもりができたかもしれません。しかし、「わざわざ言わなくても、子どもが生まれたら当然、生活は変えてくれるだろう」とたかをくくっていた場合、産後「こんなはずじゃなかった!」と後悔することに…。では、これからでもできることはないのでしょうか?■どうしたら夫を育児シフトに変えられる?解決策としては、率直に夫へ「今まで1人で頑張ってきたけれど、もう限界です」と言ってみましょう。それがまず第一歩です。これまで生活パターンを変えなかった夫ですから、すぐに変わるのは難しいでしょうが、ただ共感力が低いだけで他者に対する想像力がないというわけではないなら、そこまで言えば「やっぱり大変だったのか、悪かったな」と意識するようになるでしょう。次は具体的に「美容院に行きたいから、今度のお休みの日は子どもと留守番をお願い」「寝不足だから少し休みたいの。数時間見ていてくれる?」と頼んでみます。妻に甘えて任せっぱなしにしていたことに気づき、罪悪感を覚えた夫なら、少しずつ譲歩してくれるようになるでしょう。しかし、それでも「俺は忙しいんだ」と育児に消極的な夫も中にはいます。そういうタイプはそもそも子どもとの生活が想像できず、どう接していいかわからないのかもしれません。特に子どもの頃、父親と出かけたり遊んだりした経験が少ない男性に多いようです。父親との楽しい記憶が少ないため、「自分も子どもの頃は我慢したんだから、子どもは我慢して育つもの」と思い込んでいる可能性があります。ですから、いきなり子どもと2人きりにするのではなく、最初はママも一緒に入って家族で行動するようにしてはいかがでしょうか。子どもとはどう接したらいいかママが手本を見せることで、パパも「子どもとはこういう風に接すればいいのか」「ここまでやっても大丈夫なんだな」といった経験を積み重ねることで、パパは育児に対する不安がだんだんと薄れていくでしょう。例えば、ゲーム好きな夫なら一緒にゲーム、サッカー好きな夫なら一緒に試合観戦したり、子どもをサッカーチームに入れて応援したりと、どんどん夫を巻き込んでいくのです。そうやって、少しずつ子どもと遊ぶこと、家族で遊ぶことは楽しいし、充実した時間が持てることを夫に経験させる機会を増やしていきましょう。ただし、夫に「子どもと一緒は楽しい」という感情まで強要してはいけません。「母親は子どもを愛して当然」「女性全員が母性を持っている」と決めつけられると窮屈さを感じるように、パパもイクメンを押し付けられるとつらく感じるかもしれません。まずは、夫と子どもが一緒に過ごすようになり、夫の生活ペースに「子どもとの時間」という視点を持たせることができたなら合格点。仮に、夫がつまらなさそうな反応をしていても、ワンオペ育児の脱却が一番の目的ですからOKとしましょう。出産からかなり時間がたち「夫の生活ペースを黙認してきたから、今さら言い出しにくい」という方は、例えば、子どもが保育園や幼稚園に入る、第2子が生まれる、復職するといったタイミングに合わせればいいと思います。そういう節目の時に、夫と改めて生活ペースを見直す話し合いを持つといいのではないでしょうか。生活ペースを変えない夫に対し「いつもいつも育児を私に押し付けて…」とイライラモヤモヤしていたら、夫にも子どもにも笑顔で接するのは難しいですよね。まずは、「ひとりで育児をするのはつらい」と本音をぶつけてみましょう。それがまずは第一歩です。 エキサイトお悩み相談室で佐藤先生に相談する
2020年04月22日子どもは休校、パパもママもリモートワークで在宅勤務。外出自粛要請で、24時間ずっと家族が一緒というお宅も多いでしょう。そんな毎日を送っていると、ちょっとしたことでモヤモヤ・イライラしてくるもの。特に、ママも頭を悩ませているのが、「ずっと家にいる夫」の存在ではないでしょうか?巷では“コロナ離婚”も増えていると聞きますが、今回は「ずっと家にいる夫にイライラするのはどうして? 夫の在宅ストレスを解消する方法」についてご紹介しましょう。■夫へのイライラの原因は? 理由は2つ24時間一緒にいる夫に対してイライラするのは、物理的な理由と精神的な理由の2つがあると思います。まずは、物理的な理由というのは、家事育児の増加。家族がずっと家にいるということは、ママは3食用意しなければいけませんし、子どもと自分だけの食事なら多少は手抜きでもOKだったものが、夫の手前、それができないこともあるでしょう。家族全員が3食、家で食事をするということは、その分いつもより多くの買い出しが必要ですし、たくさんの洗いものやゴミも出ます。人が多いと家も散らかりますし汚れやすくなるため、片付け・掃除もいつも以上にしなければいけなくなります。一方、精神的な理由というのは、ずっと夫が家にいるというプレッシャーです。いつもは、朝晩しか顔を合わせない夫がずっと家にいる。短時間しか顔を合わせない相手だから「目をつぶっていられたこと」が、24時間一緒だと気になってイライラしてしまうのでしょう。夫からの「散らかっているよね。少しは片付けたら?」「ごはん、まだ?」といった言葉や、脱いだままリビングに置きっぱなしの洋服、台所の流しにそのままになっている汚れた食器…。夫としたら“通常運転”の振る舞いでしょうが、妻にとってはプレッシャーの何ものでもありません。どんな相手でも、ずっと一緒にいると疲れますよね。例えば、仲の良い友だちと一緒の旅行でも、最後の方はギスギスしてしまうことってありませんか? いつもなら笑ってスルーできるところが、ずっと一緒だとできなくなってしまうわけです。■場所・時間の工夫で “ひとり時間” を確保基本的に、大人になったら他の人と24時間一緒にいることを快適だとは感じません。家族とはいえ個々の人間ですから、相手が夫でも同じです。家庭がうまくいくコツは、いかにひとりの時間を持てるかどうかなのです。しかし、外出がままならないこの時期、家の中にいながら、どう“ひとり時間”を作り出せばいいのでしょうか?例えば、1日3食の食事のうち、1回だけ別々にとるようにするのはいかがでしょう。ランチなら「手が離せないから先に食べてて」「仕事をしながら食べるから、仕事部屋で食べるね」など言いやすいですよね。食事の時間をずらす、場所を変えるなどでも、家の中にいながら夫と一定の距離をとることができます。もし、子どもが小さくひとりで食べられないようなら、交代でごはんを食べさせるようにすればいいでしょう。また、リモートワークをしている方は「今日は午前中にテレビ会議があるから」と夫と違う部屋にこもるのもいいでしょう。短時間でも別の部屋にいることで、物理的・精神的な距離を置くことができます。■外出自粛中の“かまってちゃん夫” はどう対処?妻が距離を取ろうとしても、「家族はいつも一緒」を強要し、あれしてこれしての“かまってちゃん夫” タイプだとそうはうまくいかないですよね。相手をしてあげないと機嫌が悪くなり、さらに妻のストレスが倍増することも。そんな夫の場合は、家族としてどう過ごすかを一度話し合ってみてはいかがでしょうか。夫が「家族は一緒に行動するのが当たり前」という価値観を曲げないなら、引き換え条件として家事育児の役割分担を提案してみましょう。普段は家事育児に協力的ではない夫でも、今は非常事態ですから、役割分担にも納得して引き受けてくれると思います。「私はごはんを作るから掃除をしてね」「洗濯物を干したいから子どもを見てくれる?」など、タスクを与えて別々のことをするように提案するのです。すると、同じ空間にいて別のことをしているので、精神的距離が保てます。“かまってちゃん夫” は結局、寂しがり屋なんですよね。家族と一緒にいる自分が好きなので、別々のことをしていても同じ空間にいれば満足するわけです。ただし、この場合は、夫の役割の出来にはあまり期待しないこと。「色物と白い物を一緒に洗って色移りした」「掃除をしたというけれど、角にはまだホコリが…」といったこともあるでしょう。しかし、一番の目的は夫と距離を取ることであり、家事育児の仕上がりではありません。その出来にイライラするのでは意味がありませんから、そこは目をつぶり、ひとりになれる時間を優先しましょう。■「夫にイライラ」罪悪感を持つ必要はありませんママの中には「家族そろってごはんを食べないなんて…」「自分も家にいるのに、夫に子どもを見てもらうのは気がひける…」と感じる方もいるでしょう。でも、本来はそういった罪悪感を持つ必要はないのです。実は、ママを追い詰めている理由の多くは、この「家族はこうあるべき」「妻はこうあるべき」「母親はこうあるべき」という自分で作り上げた理想の妻像、ママ像。そこに自分を当てはめて、少しでもはみ出したら「自分がいたらないからだ」「もっと頑張らなければ」と思ってしまいがちです。しかし、そんな思い込みや先入観に縛られて我慢を続けていては、夫をずっと好きでいたり、いつも笑顔で子どもに接するのは難しいでしょう。家族の形がぞれぞれであるように、いい妻、いい母も人それぞれ。居心地の良い距離感や関係性も、夫婦それぞれです。この機会に、家での生活の仕方について夫婦で話し合ってみてはいかがでしょうか。 エキサイトお悩み相談室で佐藤先生に相談する
2020年04月20日人気イラストレーターのしばたまさんが、フォロワーのみなさんから募集した実話のエピソードを漫画化!今回は…「感動するお話」です!忙しいと余裕がなくなってどんどん悪い方向にいってしまうときありますよね…。ご婦人の諭し方がすごいbyしばたま 『1万人がいいね!した 心ゆさぶる本当の話』 イラストレーターしばたまさんのInstagramに集まった、ほんわかゆるーいストーリーから衝撃的なオチや深く考えさせられる話が書籍化。日常の中で起こる心揺さぶられる珠玉のドラマたち!▼前回の記事を見る キュンとする話】「苦手なことがあっても得意でカバーすればいい」を教えてくれた男の子 【スカッとする話】強引な引き止めで結婚退職できない…パワハラ上司に意見したのは! 【感動する話】父が母にプレゼントした3本の赤いバラ。秘められた父の想いに涙! \「しばたまさん」の記事が動画になりました!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪
2020年04月04日なぜかイライラしてることが多い彼。「どうしたのかな?」と思えば、自分が原因だったということもあるものです。今回は、男がイライラする彼女の言動を4つご紹介します。彼のストレスの原因にならないように、気をつけたいですね。(1)デートプランに文句をつける『全部こっちに任せっきりのくせに文句言うとか、すごいムカつく』(28歳/販売)デートプランを完全に彼に任せたのに、文句をつけると彼はイライラしてしまいますよ。「何でもいいよ」と言ったなら、考えてくれた彼に文句を言ってはいけません。希望があるなら、先に言っておきましょう。(2)ドライブ中の「寝ててもいい?」『俺はお前の運転手かよ』(27歳/不動産)楽しいドライブも、帰り道は眠くなってしまいますよね。しかし彼が安全に気を使って運転してくれているのに、「寝ててもいい?」はNGです。寝ないように頑張って、それでも寝てしまうなら彼も許してくれます。しかし「着くまで寝ててもいい?」は彼をイライラさせてしまうので気をつけておきましょう。(3)会話中もスマホを手放せない『せっかくのデート中にスマホばっかりいじってるのはテンション下がるわ』(30歳/公務員)彼氏と会っているときもずっとスマホを手放せない女性もいます。LINEしたりSNSをチェックしたりする彼女にイライラする男性も少なくありません。デート中は彼氏に集中して、スマホはできるだけバッグの中に入れておきたいですね。せっかくのデートもイライラすることが多ければ、会ってもつまらないと思われてしまいます。(4)すぐに泣く『すぐに泣かれると話にならないからイライラする』(26歳/証券)ケンカしたときに、冷静に意見を言い合うことで、お互いへの理解が深まります。しかしすぐに泣いてしまう彼女に男性はイライラ。すぐに泣く彼女とは、話し合いもできません。「泣けばいいと思ってるの?」と彼氏のストレスになってしまいます。彼氏をイライラさせてしまう言動に心当たりはありませんか?いつもイライラさせていると、愛想をつかされてしまうかもしれません。デート中に彼氏の機嫌が悪くなることが多い場合、イライラの原因を作りだしていないか言動を見直してみましょう。(恋愛jp編集部)
2020年03月13日健康的な生活を送っていても、女性の大きなライフイベントの1つである出産後は、女性ホルモン値が激変するといいます。どのように変化するのでしょうか。【監修】女性医療クリニックLUNAグループ産婦人科医 小野寺真奈美先生久留米大学医学部卒業。日本産科婦人科学会専門医。日本医師会認定産業医。分娩後は女性ホルモン(エストロゲンとプロゲステロン)の分泌量が急激に減少するため、以下のようなさまざまな症状を訴える人も少なくありません。感じ方には個人差はありますが、多かれ少なかれ出産した女性はみなさん経験しています。なので、心配しないでくださいね。■感情の起伏が激しくなる出産後はどうしでも女性ホルモンの影響で心身のバランスが崩れがちです。心に大きな変化が生じる人はめずらしくありません。分娩して急にママとなり、やることは増える一方で精神的にも体力的にもゆとりはなくなります。その上ホルモンのバランスが崩れてしまって、ちょっとしたことでイライラしたり、急にできないことに落ち込んだりしてしまします。■不眠ホルモンの影響も一理ありますが、大きな要因としては、授乳で眠れないということがあります。授乳後の寝かしつけ、やっと眠ったと思ったらまた授乳と休まる暇がないことも多くあります。授乳後、寝つきがよい人はいいですが、人によっては寝つきが悪い人もいます。そうなると睡眠時間を確保できなくなり、それ以外でも多くのことが重なり不眠が生じてします。■生理が不安定になる分娩後に生理が再開するのにはまず排卵が回復します。その時期は、授乳していない方でおよそ3-4か月程度、授乳している方は6か月程度と言われています。生理の再開時期も個人差がありますが、中には1年以上かかる方もいます。ただ、月経が再開してからも不安定な方もいますので、心配であれば近くの産婦人科に相談してください。■髪質、肌質の変化女性ホルモンの急激な減少が髪質や肌質の変化の要因となります。髪質では、抜け毛や白髪といった変化が起こりますし、肌質ではアレルギー性皮膚炎や乾燥肌などといったことが起こります。そのような体の急激な変化に対する不安は、「ママになる」という急な環境変化なども関係してきます。そこに絡み合うホルモンは女性の体へ敏感に反応します。◼︎産後に抜け毛が増える理由とは?▼1.ホルモンバランスの変化先ほど述べたように、出産後は女性ホルモン(エストロゲン、プロゲステロン)の分泌量が激減します。結果、分泌量の大きな変化に体と精神が追いつかず、抜け毛という形になって表れることがあります。▼2.生活の変化分娩後は母体が完全に回復しないうちから育児に追われることが多いため、ストレスや疲労、睡眠不足が抜け毛を進行させてしまうことが多々あります。ホルモンの回復と共に徐々に戻ってきますが、環境ストレスも影響するため複雑です。また、育児に追われてなかなか自身のヘアケアまで対応が分娩前ほどできていないことも関係しています。「髪は女の命」という言葉があるように、抜け毛が増えて実年齢より老けて見られてしまい、気になる女性もいます。抜け毛に有効な対策方法はあるのでしょうか。抜け毛に有効な対策はあるの?▼▼1.ひとりでがんばりすぎない 現代は核家族化が進んでいます。女性が出産時に実家へ帰省するとしても1ヶ月程度。男性の育休取得も推奨されてはいますがほとんど取得できていない、もしくは取得できても長くてもほんの数ヶ月というのが現状です。生まれてきたお子さんはママとパパの二人の子どもです。一緒に協力してもらうことはそれだけで心の余裕を生むことにもつながります。そして、一番は女性の今の状況を理解が得やすいということです。赤ちゃんを守るために育児が最優先になるのはもちろんですが、一緒にいる時間の中で、女性の分娩後の急激な環境変化や身体的・肉体的変化への理解を得られやすくなる可能性があります。また、協力する中でお互いの本音を話し、一緒に悩み、情報を共有することが夫婦関係に好影響をもたらす材料となるかもしれません。一人ではないことがわかることで、心の負担も軽くなり、ストレスが軽減され、女性ホルモン値も安定に向かいやすくなります。▼1人の時間を確保するパパや他の方に協力してもらい、1人の時間を捻出することはとても重要です。まだ言葉を話せない赤ちゃんと1日中すごすと、ご自身の想像以上に心身ともにストレスがたまります。その結果、精神的にも肉体的にも疲れてしまうことも多々あります。少しでも余裕をもつためには一人の時間も大事です。たった数分から数時間、これが精神的・身体的余裕につながり、結果子育てへの向き合い方も変わってくると思います。核家族の現代では、地域のサポートもたくさんあるため、各自治体などでも聞いてみてくださいね。▼婦人科や産科、助産師さんや保健師さんに相談分娩後の悩みはどうしても尽きないです。産婦人科には、乳腺炎はもちろん、月経不順などで受診される方が多いです。しかし、他にも悩みはいろいろあるかと思います。そんなときは、近くの産婦人科はもちろん、助産師さんや地域の保健師さんなどに相談してみてください。いろいろな解決方法を教えてくれますよ。▼“戦場”であるバスタイムに使うシャンプーは時短アイテムをお子さんと一緒にお風呂へ入ると、ご自身のシャンプーがままならないままリンスやトリートメントすらできないケア不足状態が続いた結果、髪のパサつきやきしみに悩んでいませんか。しかも、お子さんがと一緒に使えるシャンプーがあればいいですよね。特に産後は体の皮膚も頭皮も敏感になっていることが多いです。分娩直後は育児が忙しく、ご自身の頭皮にまで気が回らないかもしれません。しかし、お子さんが1人で入浴できるようになるまでには、何年もの時間を要します。少しでも女性らしさを保つために今からご自身にフィットする、時短アイテムを見つけておいてみてはいかがでしょうか。◼︎編集部おすすめ:RETOIRO(リトイロ)1本でヘアからボディまで洗える、時短ケアできるオールインワン。天然由来成分99%配合で、低刺激処方なのでお子様にも安心。頭皮を優しく洗いうるおいを与え、頭皮環境を整えます。香りも鎮静と活力を与え女性のカラダのトラブルを癒す天然精油100%です。さわやかで癒しの香りに包まれて日々の疲れをとって。商品名:リトイロ リフレッシュ オールインワン シャンプー&ボディ容量:250ml通常価格:3,800円(税抜)+送料 ※1本入り 購入する
2020年03月10日人気イラストレーターのしばたまさんが、フォロワーのみなさんから募集した実話のエピソードを漫画化!今回は…「感動するお話」です!頼る人もそばにいなくて1人でいろいろ抱えていたんですね…。お母さんってじつはすごく孤独な職業でもあるのかもな~と思いました。1年目の、いわば新入社員の状態でバリバリこなさないといけなかったりするんですもんね、研修期間ほしいですね。byしばたま▼前回の記事を見る【ほっこりする話】 子どもの発熱で夜間病院へ…疲れ切った私が家で見たものとは!【スカッとする話】見知らぬおじさんから育児のダメ出し…私を救ってくれたのは【感動する話】新幹線で騒ぐ我が子…冷たい視線に耐え切れず席を立った、その時!\おすすめ動画もぜひご覧ください!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪
2020年03月08日■ 前回 のあらすじノイローゼのようなしんどい状態になっても「育児がつらい」と周りに言い出せないモチコさん。唯一、伝えられた夫は協力的だったのですが、そんな夫の優しさにすら追い詰められていき…。 「夫の想いすら重圧。母親失格におびえる日々… | 私、育児ノイローゼかも(2)」 ※今まさに育児がつらい渦中の方へ。読んでる最中に不安が増したりつらくなったりしたら、無理せず読むのはやめてくださいね。■「育児がつらい」毎日を乗り切るために大人と会っておしゃべりをする時間がほぼなくなり、娘と2人きりで過ごす毎日を過ごすうちに、育児がつらくなってしまった私。子ども好きだった私が、子どもとずーっと2人の生活が、本当にしんどい。その後、公園に行っても児童館に行っても、同じくらいの年齢の子を連れた親子には出会うことはできず、ママ友はできないままでした。でも大人と話したくて、私ができる範囲でした対策は…相手の負担にならない範囲で、大人と会う予定を入れました!それでも鬱々とした気持ちは晴れず…でもなんとか毎日しのいで過ごしていました。そして新しいママ友はなかなかできないまま、約半年が経ち…。その頃からイチコのプレ保育(親子で参加)が月一で始まったり、自治体の親子学級のようなものに参加したりして、少しずつ人と会う予定が増えていき、週2~3日ほどの頻度になりました。さらに二太郎を妊娠したことで、よく実家のお世話になるようになり、実家の家族と会うことが激増!そうなると、ノイローゼのような鬱々とした気持ちは少し軽くなりました。ただ軽くはなったもののなくなることはなく、やっぱりしんどさを感じながら過ごしていました。これがまったくなくなったのは…■育児のしんどさがなくなったきっかけは毎日送り迎えでママ友と会って話をする機会ができるようになってからです。話と言っても、立ち話をダラダラするのではなく、送り迎えの1日2回のタイミングでちょろっと話すだけ。それでも…二太郎はいるものの、イチコと離れる時間ができたのも良かったのだと思います。(当時二太郎は生まれたてホヤホヤ…。意思はないのでややこしさゼロでした!)こうして今まで感じていたような、鬱々とした気持ちも、強い育児のストレスを感じることもまったくなくなりました。むしろ…そしてそのまま今に至ります。育児、大変やけど楽しい!■同じように「育児がつらい」ママたちへ今、育児がつらいお母さん、たくさんいらっしゃると思います。私は「育児がつらい」と言うことができず、誰かに頼ることは上手くできませんでした。他のみんなはちゃんと育児できてる(ように見える)。さらに、母親って「常に子どもを受け入れる存在でなければいけない」といった見えない空気があるような気がしてしまうんですよね。そして「私より過酷な状況でがんばってる人だっているはず」と思うと、なかなか「つらい」と言いだせない…。「育児がつらい」と口に出すと、母親失格の烙印を押されてしまうような気がして。でも全然そんなことない! と思うんです。話が通じない相手と1日中一緒にいるなんて、普通に考えて大変!しかもその相手を育てなきゃいけないし、最低限の家事もしなきゃいけないし…体力的にも精神的にも疲れて当たり前だと思います。これが24時間365日…。「大変」「つらい」って言っていい!当時「育児がつらい」と感じていた私。今、同じように「育児がつらい」と思っている方に、私の体験から学んだことが少しでも役に立てば…と思います。●ひとつめ周りにはどんどん頼ってほしい実家、義実家、ママ友、自治体の相談機関、一時保育…。「育児の大変さ」は解決できないかもしれなくても、話を聞いてもらうだけ、共感してもらえるだけ、一緒に悩んでくれるだけでも気持ちは変わってくるかもしれません。●ふたつめ話相手となるママ友が欲しいときは、隣の校区の公園まで足を延ばしてみて!育児がつらかった当時はわかっていませんでしたが、校区によって子どもの数が全然違うんです! だから、当時隣の校区の公園まで足を伸ばしていたら、もしかしたらママ友が早くできていたかもしれない…と今となっては思います。●みっつめ自分を責めずに環境を変えてみてください私にとっては、大人の話し相手がいるだけで、育児は楽しいものに変わりました。つまり私は1人で育児をすることが合わなかったんだと思います。「育児そのもの」ではなく、「1人で育児すること」が。私は、大人の人やママ友と会話することで育児がつらくなくなりました。でも人と話すことにストレスを感じる人もいるでしょうし、一人になることや自然の中に身を置くことでストレスが発散される方もいるかと思います。また仕事に行く方がストレスが少なくなる場合もあると思います。人によって、ストレスを感じる環境、楽に感じる環境はきっと違うと思うのです。私がしてしまった「自分が悪い」、「私は育児向いてない」と自分を責めること。この自分を責めることをしないためにも、今いる環境のどこか1つでも変えて、少しでも明るく過ごせる時間を増やしてみてほしいなと思います。※この体験記に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。症状がつらいときには、専門家への受診をおすすめします。>> 【医師監修】それって育児ノイローゼかも?! 症状と解消法とは \モチコさんの人気記事が動画に!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪
2020年02月10日毎日同じように過ごしているつもりでも、女性の体には多かれ少なかれ変化が訪れます。生理前になると体調が悪くなったり、心が落ち着かなくなることはありませんか? それは、月経前症候群(PMS)かもしれません。生理前に感じる吐(は)き気もそのひとつ。ここでは、PMSが原因で吐き気が起こる理由や対処法をご紹介します。【監修】イシハラクリニック副院長 石原新菜 先生小学校は2年生までスイスで過ごし、その後、高校卒業まで静岡県伊東市で育つ。2000年4月帝京大学医学部に入学。2006年3月卒業、同大学病院で2年間の研修医を経て、現在父、石原結實のクリニックで主に漢方医学、自然療法、食事療法により、種々の病気の治療にあたっている。クリニックでの診察の他、わかりやすい医学解説と、親しみやすい人柄で、講演、テレビ、ラジオ、執筆活動と幅広く活躍中。著書に、13万部を超えるベストセラーとなった『病気にならない蒸し生姜健康法』(アスコム健康BOOKS)をはじめ、『「体を温める」と子どもは病気にならない』(PHP研究所)等30冊を数える。■生理前に吐き気を感じることもある月経前症候群(PMS)とは?▼月経前症候群(PMS)とは?生理の前の不快な症状は、月経前症候群(げっけいぜんしょうこうぐん)が原因かもしれません。「PMS」と表記されることも多い月経前症候群というワードは、女性なら一度は目にしたことがあるでしょう。生理が始まる前に体調を崩してしまうことを月経前症候群(PMS)といいます。その期間は生理前の3~10日間。生理周期や女性ホルモンのバランスが変わることが関係しているとされますが、実ははっきりとは原因がわかっていないのが現状です。それでも、生理のある日本人女性の約70~80%には何らかの月経前症候群の症状があり、さらに5.4%程度の人たちは日常生活に支障が出るほど重い症状なのだそう。PMS症状の重さや発症の日数は、20代よりも30代のほうが軽い傾向にあるという調査結果や、大人の女性よりも思春期の女性にPMSの症状はより多くあらわれるという報告もあります。▼月経前症候群(PMS)の症状月経前症候群(PMS)はつらいものだというイメージを持つ人は多いことでしょう。しかし、その具体的な症状までご存じですか?月経前症候群は、吐き気がしたり、頭やおなかが痛くなったりする体の不調に限らず、心にも影響を与えることがあります。イライラしたり、わけもなく不安になったり、勉強や仕事に身が入らなくなることも。月経前症候群の症状身体的症状……腹痛、頭痛、腰痛、胃痛、微熱、むくみ、おなかの張り、乳房の張り精神神経症状…情緒不安定、イライラ、抑うつ、不安、眠気、集中力の低下自律神経症状…吐き気、のぼせ、寒気、食欲不振、過食、めまい、倦怠感参考サイト:日本産科婦人科学会 「月経前症候群(premenstrual syndrome : PMS)」 日本女性心身医学会 「20~30歳代の主に就業女性を対象にした月経前症候群(PMS)に関する調査」 ■生理前に吐き気を感じる理由▼どうして吐き気があるの?PMSで起こる吐き気には、体内で生成される「プロスタグランジン」という生活活性物質の分泌が深く関わっています。生理前になるとプロスタグランジンの分泌が急激に増加し、子宮を収縮させて経血を排出する助けをします。このプロスタグランジンの分泌量が増えると、胃や腸をはじめとする臓器にまで影響することがあります。生理前や生理中に吐き気を感じるのは、プロスタグランジンの過剰な分泌により、胃腸が締めつけられることが原因なのです。▼ほかの症状はどうして引き起こされる?吐き気と同様に、プロスタグランジンの分泌が原因で起きる月経前症候群の症状に頭痛が挙げられます。生理が始まると、生理痛を引き起こす原因にも。プロスタグランジンは子宮を収縮させる働きを持つことから、陣痛促進剤としても使われています。▼吐き気をやわらげる方法プロスタグランジンの過剰分泌を抑えることが、吐き気の予防につながります。生理前になると、経血を排出するためにプロスタグランジンが分泌されるのですが、冷え性で血行の悪い人はプロスタグランジンが過剰に分泌されてしまうのです。吐き気をやわらげるためには、体を温めることが第一。1日の終わりには湯船にゆっくりつかる習慣をつけましょう。吐き気とおなかは無関係のようにも思えますが、おなか周りを温めて冷えを防ぐのがおすすめ。腹巻きやカイロを使うのもいいですね。■生理前に吐き気を感じたら妊娠を疑ったほうがいい?「そろそろ生理が来るはずだけど、吐き気がする…」こんなシチュエーションでは、つわりを連想し、妊娠の可能性が頭をよぎるのも無理はありません。実は、月経前症候群(PMS)の症状は妊娠の超初期症状と似ています。どちらなのか判断に迷ってしまうこともあるでしょう。▼妊娠している場合生理予定日を過ぎても生理が来なかったら妊娠を疑う人は多いことでしょう。しかし、妊娠超初期症状と呼ばれる体の変化は、生理予定日よりも前から起こるのだそう。妊娠超初期症状を感じるかどうかは個人差があるものの、眠気や熱っぽさ、めまいを感じたり、胃がむかむかして吐き気をもよおすことも。まさに、月経前症候群の症状とよく似ています。そうすると、生理前の吐き気は月経前症候群の症状なのか、それとも妊娠超初期症状なのかわからなくなってしまいますね。どちらなのかを知るためには、基礎体温を測ることです。月経前症候群であれば体温が下がっていますが、妊娠している場合はいつもより体温が高く、高温期が続きます。体温を測ってみれば、不快な吐き気が妊娠によるものなのか、PMSのせいなのかは一目瞭然です。しかし、普段から基礎体温をつけていないと判断できないのが玉にキズ。基礎体温をつけるのは妊活のためというイメージがありますが、それだけではもったいないでしょう。基礎体温を測ることで、ダイエットにぴったりのタイミングやお肌の調子がいい時期までわかります。体調管理や美容のためにも、基礎体温をチェックするのはおすすめです。▼つらいときは病院へ生理が始まれば症状が緩和されるのが月経前症候群の特徴です。しかし、大変なのは月経前だけだからといって無理にがまんすることはありません。普段通りの生活ができないほどつらいなら、病院で診察を受けましょう。病院では、薬を使った治療法と薬を使わない治療法があります。薬を使う場合は、つらい症状を緩和するための薬や漢方薬が処方されます。このほか、PMSの主な原因である女性ホルモンにアプローチするために低用量ピルを使い、一時的に排卵をストップさせて治療することもあります。薬を使わない場合はPMSの病状を把握するため、症状が出たときの記録をつけて対処します。どのような時期にどんな症状が出たかを知り、セルフケアにつなげます。カフェインやアルコール、喫煙を控えることも治療のひとつ。吐き気をはじめとする生理前の不快な症状を抑えるためにも、日常生活を見直してみるのも大切な対策方法です。参考サイト:日本産科婦人科学会 「月経前症候群(premenstrual syndrome : PMS)」 ■まとめ月経前症候群(PMS)はホルモンバランスの乱れのほか、ストレスも関係しているといわれています。生活を見直して心も体も快適に過ごせるよう、少しだけ自分に手をかけてみませんか?自分の体を知り、自分の体や心が喜ぶことをしてあげると、生理前のつらい吐き気だけでなく、ほかの不快な症状もやわらげることができるかもしれません。参考資料:・ 日本産科婦人科学会 ・ 日本女性心身医学会
2020年01月30日「何かお願いしても『後でやるよ』と言いながらやり忘れる夫」「問題が起こってどうしようもなくなってから、やっと取りかかる夫」…。そんな「後回し夫」にイライラすることはありませんか?「もう少し早く取りかかってくれれば、私もイライラしなくてすむのに…」「どうして問題が大きくならないと手をつけようとしないんだろう…」。夫に対して、そんな不満を持つ妻は少なくないでしょう。どうして夫は、自分に不都合なことほど後回しにしてしまうのでしょうか?■後回し夫「今、目の前」にあることしか見えない朝出かける前に「晩ごはんはカレーライスがいいな」と夫が言うから、カレーライスを用意したら、「あ、昼にカレーライス食べちゃった」って言われてがっかり…なんてことはありませんか?夫はこういう時、「晩ごはんはカレーライスがいいな」と言ったことはすっかり忘れていて、「カレーライスが食べたい」という欲求だけが残って、目の前のランチに選んでしまい、妻の怒りを買ってしまうわけです。男性は基本「今、目の前にあること」だけしか見えない、考えられない傾向にあります。仕事に行く前は頭が仕事モードになっていますから、それ以外のことは忘れてしまい、後から問題になるということになるのです。以前、 「男子ワールド炸裂「恐怖! わが子のポケットに大量のダンゴムシ…」理解不能な行動にママはどうする!?」 記事でもご紹介しましたが、これは、女性に比べ男性は「脳梁(のうりょう)」、つまり右脳と左脳をつなげる回路が少ないことから起こります。息子を育てているママは、日々実感していることではないでしょうか? 「部屋を片付けなさい」「宿題はやった?」と言っても、「後で…」「わかった!」と言ったままやらず…の繰り返しですよね。「後回し夫」は、その男の子がそのまま大きくなったわけです。さらに、男性は左脳優先で考える傾向が強く、「今、目の前のこと」を重要度が高いと思う順に感情抜きで理路整然と優先順位をつけ、その一番上から対応していきます。例えば、今日はゴミを出さないといけない日でも、朝の会議での発表が気になったら、ゴミ出しはすっかり忘れてしまうわけです。そして、「ゴミ出しをお願いしたじゃない」と妻に怒られて、ようやく「ゴミ出し」の優先順位が頭の中で上がるのですが、その時はもう遅い…というわけです。■家事育児「家のこと」は後回しにする夫、その理由は…家事や育児など、いわゆる「家のこと」は基本、男性の頭の中ではあまり優先順位が高くないようです。ただし、それは重要に思っていない、軽んじているというわけではありません。要は「やったことがないことが多く、わからない」から優先順位が低くなっているだけです。普段やっていない、見ていない、経験が浅いことで、先延ばしにしたらどんなトラブルに発展するかが想像できないのです。そのため「後回しにするから問題が起こったでしょ?」と妻から怒られても、「なるほど、そうだね」と口では言っても夫は理解してはいないので、また同じことを繰り返し、さらに大きなトラブルを招く結果に。あとは、いろいろ文句を言いながらも妻が家事育児を完璧にこなしているから、夫は「やらなくても、妻がどうにかしてくれるだろう」という甘えや安心感を持っているのでしょう。それがさらなる「後回ししたうえに忘れる」という行動につながるのです。例えば、電気を消し忘れていても、朝起きたらいつの間にか消えている。「あれ? 消した記憶はないけれど、きっと妻が消してくれたんだろう」といったことの積み重ねでしょう。ある意味、夫は妻を信頼しきっているともいえます。そんな「後回し夫」に妻はイライラ…。夫は、妻に怒られてようやく相当なトラブルになっているんだなと気づき、頭の中の優先順位を急いで書き換えるわけですが、それは一瞬です。そもそも、妻が考える「優先順位」と夫の考える「優先順位」の間には大きな隔たりがあるので、夫が妻の希望を先回りしてトラブルを回避することは永遠に訪れません。■後回し夫には「今すぐ」か「計画性」かでは「後回し夫」にイライラしない方法はあるのでしょうか? それは、夫に何かやってほしいことがある場合は、「今すぐ」のタイミングでお願いすることでしょう。例えば、ゲームをやってる夫に「あとで洗たく物を取り込んでおいてね」と頼んでも通じません。また「○月○日に実家へ行くからね」と早めに伝えても、忘れてしまう夫は多いでしょう。すぐやってほしいことは、その場に連れて行ってすぐ取りかかってもらう。出かける予定は、その直前にもう一度声がけをする、その場でスケジュール帳に記入させるなどで対策をしましょう。また、男性は計画性をもって予測や見通しが立つことは進んでやる傾向があります。さきほどの洗たく物の例で言えば「今日夕方から雨の予報だから、夕方までには洗たく物を取り込んでおいてね」という頼み方をすると、優先順位が上がってくるのです。ただし、目の前のこと、例えばゲームやスマホ、テレビなどに集中している時に声をかけてはダメ。そういう時は耳に入らないので、ちょっと気を抜いている時、ボーッとしている時を見計らって声がけしましょう。もし、夫の集中が途切れない時に声がけをしたら、そのあとに「○○やってくれた?」とLINEなどで念を押しておくと、やり忘れ、後回しが防げるようになり「頼んだじゃない!」「聞いてない!」といったケンカが予防できるのではないでしょうか。■夫の「後で」は永遠にこないまた、面倒なこと、例えば義両親や親戚との付き合いやトラブルなども、夫の頭の中の優先順位は下がります。「後で」と言いつつ、トラブルが大きくなるまでやらないパターンです。「後で」というのはとても便利な言葉で、期日がありません。そのため、夫が口にする「親には後で言っておくよ」「後で親戚と相談する」は永遠にこないと思って間違いありません。そのうち、問題が大きくなってどうしようもなくなってから「今やろうと思っていたんだ」と言い始めるのです。ですから、夫が「後で」と言った時は、「後っていつ? いつまでって言ってもらわないと困るんだけど」と期日を明確にしてもらうか、「じゃあ、いろいろ準備もあるから、来週末までにはお願いね」というように、こちらから理由とともに締切を設定する必要があるでしょう。それでも夫がのらりくらりとかわすようなら「私から言うよ」とした方がいいかもしれません。夫に任せてイライラを募らせるよりは、妻が引き受けたほうが意外にスムーズに解決することも多いでしょう。特に義両親や親戚付き合いの場合、夫を通すことで、自分の意図とは違う内容が伝わってしまって一層モメるケースもあります。そういった誤解を生まないためにも、「夫から直接やりとりしてと言われたので、ご連絡しました」と前置きしてお話しすればいいでしょう。この時、「夫から」と付け加えるのがポイント。この一言を伝えることで、義両親や親戚はあなたの言葉ではなく「夫の言葉」として受け入れるからです。例えば、子どもの初節句や七五三、入園式、運動会など、家族の節目の行事などでは、準備などを一手に引き受ける妻が一番大変ですよね。それなら面倒くさがりの「後回し夫」を通すよりは直接、義両親や親戚とやりとりし、余計なストレスを抱えない方がいいでしょう。 エキサイトお悩み相談室で佐藤先生に相談する
2020年01月27日みなさま、こんにちは、ご機嫌いかかがお過ごしでしょうか。どすこい母さんことケイコモエナです。さて、今回は見知らぬマダムに不意打ちで言われたワードにピリっと来たお話です。あまりにも予期せぬワードのチョイスに理解するのに数秒かかってしまいました。「かわいそうに」えっ? うちの子らを、かわいそう呼ばわりしましたか?えっ? この、私が、この子達をかわいそうな目に合わせてるって事ですか? パンが? どこが? 何が? え…?こういう一言に出会ったら、食い気味に「何が、かわいそうなんでしょうかっ?」とお聞きしたいもの。しかしこのマダムも責めるつもりで言ったわけではないのでしょう…。引きつった笑顔で聞き流しつつ、今日も「脳内どすこい」で気持ちをおさめるのでした。最後まで読んで頂きありがとうございました。ではまた次回!
2020年01月23日生活をする上で、人とのコミュニケーションをせずに過ごすことは不可能です。そのなかで誰かをイライラさせてしまう行動は取りたくないもの。今回は人をイライラさせる女性の特徴を紹介します。無自覚にやっているときもあるかもしれませんので、自分の行動と照らし合わせてみてください。(1)任せたクセに文句をつける『なんでもいいよって言ったくせにダメ出しされてイラっとした』(27歳/公務員)男女でよくあるのがこれです。男性が「何食べたい?」と聞いてきて「何でもいいよ」と答えたのに、彼の提案にはダメだしするパターン。これは男性側からしたら、かなりのイライラ行動。「文句を言うなら自分で決めてよ!」となってしまいます。(2)自分が一番じゃないと気が済まない『自分が一番じゃないと気が済まない子って子どもっぽくて嫌だな』(28歳/商社)常に自分が一番でいたい女性っていませんか?誰かが褒められたりすると、途端に不機嫌になる女性。そんな女性には魅力を感じませんよね。誰かが褒められたら「すごいね!」って言ってあげられる心の余裕を持ちましょう。そっちの方が人として何倍も魅力的に見えます。(3)約束事が守れない『平気で遅刻する子って人としてどうかと思う』(27歳/飲食)平気で遅刻する人、いますよね。「5分くらいなら、まあいいか」なんて甘えはいけません!小さな遅刻だとしても、そこで人間性を測る人も多いのです。ちりも積もれば山となるように、失態の積み重ねで誰かをイライラさせてしまうこともあるんです。大人として最低限の振る舞いは忘れないようにしましょう。(4)話のオチがない『ダラダラと話し続けてオチがない。何のために話したの?』(28歳/コンサル)女性相手なら通じるかもしれませんが、相手が男性だとしたら話は別。「ダラダラとムダな話をする人」と思われてしまいます。自分のことを話したくなる気持ちは分かりますが、自分勝手な振る舞いだと思われないように気をつけて。相手が楽しんでくれるように、最低限のオチを用意したり、メリハリをつけて話をするようにしましょう。相手にイライラを感じさせてしまうことは、自分にとってはデメリットしかありません。周囲に対する気配りを忘れずに、自分本位の行動はしないように気を付けましょう。(恋愛jp編集部)
2020年01月05日